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大分県 大分市

平成19年第4回定例会(第1号12月 3日)




平成19年第4回定例会(第1号12月 3日)





 
第4回大分市議会定例会会議録 (第1号)


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平成19年12月3日


   午前10時23分開会


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出席議員


  1番    二宮純一


  2番    挾間正


  3番    小手川恵


  4番    廣次忠彦


  5番    福間健治


  6番    大久保八太


  7番    宮邉和弘


  9番    ?野博幸


 10番    安東房吉


 11番    篠田良行


 12番    日小田良二


 13番    指原健一


 14番    桐井寿郎


 15番    田?潤


 16番    矢野久


 17番    下村淳一


 18番    二宮博


 19番    藤田敬治


 20番    工藤哲弘


 21番    安部剛祐


 22番    野尻哲雄


 23番    永松弘基


 24番    板倉永紀


 25番    足立義弘


 26番    仲道俊寿


 27番    三浦由紀


 28番    河越康秀


 29番    長田教雄


 30番    秦野恭義


 31番    阿部剛四郎


 32番    田島八日


 33番    福崎智幸


 34番    衛藤良憲


 35番    小嶋秀行


 36番    井手口良一


 37番    荻本正直


 38番    徳丸修


 39番    河内正直


 40番    後藤淳夫


 41番    高橋弘巳


 42番    藤沢達夫


 43番    今山裕之


 44番    吉岡美智子


 45番    衞藤三男


 46番    渡部義美


 47番    油布忠


 48番    後藤一裕


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欠席議員


  8番    井上香龍


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出席した事務局職員


 局長      宮脇邦文


 次長      安東泰延


 次長兼総務課長 久長修治


 次長兼議事課長 指原正廣


 議事課長補佐  後藤陸夫


 政策調査室長  房前賢


 議事記録係長  中村義成


 主査      明石文雄


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説明のため出席した者の職氏名


 市長  釘宮磐


 副市長  磯?賢治


 副市長  久渡晃


 教育長  足立一馬


 水道事業管理者  渕野善之


 消防局長  関貞征


 総務部長  衛藤嘉幸


 総務部参事兼総務課長  井上英明


 総務部参事兼契約監理課長  安東清


 企画部長  秦忠士


 国体推進部長  田仲均


 財務部長  城内健


 市民部長  安部信孝


 市民部参事兼鶴崎支所長  三浦能成


 市民部参事兼稙田支所長  小林知典


 福祉保健部長  阿部俊作


 福祉保健部参事兼福祉事務所所長  神矢壽久


 環境部長  児玉一展


 商工部長  吉田元


 農政部長  佐藤日出美


 土木建築部長  田邊信二郎


 都市計画部長  中尾啓治


 都市計画部参事兼駅周辺総合整備課長  木崎康雄


 下水道部長  大山?久


 会計管理者  藤田茂利


 教育委員会教育総務部長  三股彬


 教育委員会学校教育部長  豊田正孝


 水道局管理部長  林光典


 市長室長  日小田順一


 財政課長  佐藤耕三


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  議  事  日  程  第1号


    平成19年12月3日午前10時開会


第1 会期の決定


第2 議第97号から議第117号まで一括上程(市長の提案理由説明)


第3 議第106号審議(委員会付託省略)


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  本日の会議に付した事件


日程第1 会期の決定


日程第2 議第97号から議第117号まで一括上程(市長の提案理由説明)


日程第3 議第106号審議(委員会付託省略)


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○議長(三浦由紀) ただいまから平成19年第4回定例会を開会いたします。


          午前10時23分開会


○議長(三浦由紀) これより本日の会議を開きます。


          午前10時23分開議


○議長(三浦由紀) 日程に先立ちまして、諸般の報告を行います。


 諸般の報告は、お手元に報告書を配布してありますので、これにより御了承をお願いいたします。


 また、本日の説明員中、井原福祉保健部参事兼大分市保健所所長は、公務のため欠席する旨の届け出がありましたので、御了承願います。


 本日の議事は、お手元に配布の議事日程第1号により行います。


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◎日程第1 会期の決定





○議長(三浦由紀) 日程第1、会期の決定の件を議題といたします。


 お諮りいたします。


 今期定例会の会期は、本日から17日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 御異議なしと認めます。


 よって、会期は、本日から17日までの15日間と決定いたしました。


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◎日程第2 議第97号から議第117号まで一括上程(市長の提案理由説明)





○議長(三浦由紀) 次に参ります。


 日程第2、本日提出されました議第97号から議第117号までを一括上程いたします。


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 議案     番号


 議第 97号 平成19年度大分市一般会計補正予算(第3号)


 議第 98号 平成19年度大分市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)


 議第 99号 平成19年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計補正予算(第2号)


 議第100号 平成19年度大分市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)


 議第101号 平成19年度大分市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)


 議第102号 平成19年度大分市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)


 議第103号 平成19年度大分市介護保険特別会計補正予算(第1号)


 議第104号 平成19年度大分市下郡土地区画整理清算事業特別会計補正予算(第1号)


 議第105号 平成19年度大分市水道事業会計補正予算(第2号)


 議第106号 土地買収について


 議第107号 大分市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について


 議第108号 大分市地域特別賃貸住宅条例の制定について


 議第109号 大分市手数料条例の一部改正について


 議第110号 大分市保健所及び保健福祉センター条例の一部改正について


 議第111号 大分市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部改正について


 議第112号 大分市交通災害共済条例の廃止について


 議第113号 公の施設に係る指定管理者の指定について


 議第114号 字の区域の変更について


 議第115号 工事請負契約の締結について((仮称)佐賀関市民センター新築工事)


 議第116号 工事請負契約の締結について(大分市立松岡小学校普通教室棟及び大分市立松岡幼稚園合築工事)


 議第117号 市道路線の認定について


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○議長(三浦由紀) この際、提案理由の説明を求めます。


 釘宮市長。


○市長(釘宮磐)(登壇) 本日、平成19年第4回大分市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました諸議案の概要を御説明申し上げます。


 まずその前に、市公葬につきまして御報告申し上げます。


 去る10月30日、我が国を代表する日本画家として、深い精神性と生命観をたたえた数々の秀作を世に出され、日本画壇の重鎮として長きにわたり日本美術の振興に寄与された名誉市民故?山辰雄先生の公葬をとり行いました。当日は、先生のお人柄をしのぶ各界各層にわたる多数の方々の御参列をいただく中、厳粛裏にこれを営むことができました。


 ここに、改めて47万市民とともに故?山辰雄先生の偉業をしのび、心から哀悼の意を表しますとともに、議員各位並びに市民の皆様方の御協力に、衷心よりお礼申し上げます。


 次に、最近の市政の諸事項について御報告申し上げます。


 最初に、「チャレンジ!おおいた国体」のリハーサル大会についてであります。


 本大会開催の前年に当たる今年度は、大会運営のノウハウの蓄積や課題の検証を図ることを目的として、各競技団体などと連携を図りながら、4月の高校野球から11月のボウリング競技まで、選手、監督7,074名、競技役員等4,612名が参加する中で、本市で開催される12競技すべのリハーサル大会を実施いたしました。


 各会場では、市民ボランティアや競技補助員として高校生など1,933名が参加し、市民との協働による大会運営が図られるとともに、来場者も延べ1万3,000名を超えるなど、リハーサル大会としても大いに盛り上がったところであります。


 秋田県で開催されました秋田わか杉国体が閉幕し、いよいよ大分国体の開催まで300日を切りましたが、今回のリハーサル大会を通して、関係機関との連携や会場へのアクセスなど、懸案の課題はおおむね整理できたものととらえております。


 来年の本大会に向けては、多くの市民の皆さんにボランティア活動や花いっぱい運動、そして環境美化活動などへの参加の輪を広げ、市民挙げて温かいおもてなしの心と万全の体制で臨んでまいりたいと考えております。


 次に、中国武漢市との交流についてでありますが、武漢市からは、8月から3度にわたり武漢市郷鎮長訪日視察団が本市を訪問し、安心、安全な農産物の生産や経営などの農業政策研修や地域の特性を生かした栽培、加工施設の視察を行っていただいたところであります。


 一方、本市からは、10月30日から11月2日までの間、農政部長を初め、市内農産品加工企業2社が武漢市を訪問し、第4回中国国際農業博覧会に参加しました。博覧会では、武漢市から提供された展示ブースにおきまして、安心、安全な本市農産品の情報発信と市場調査を行ったところであり、大分市ブランドの販路開拓に向けたステップとすることができました。


 また、11月27日から30日までの間、武漢市長の招聘によりまして私が武漢市を訪問し、第5回武漢市人民政府国際諮問顧問団会議に出席いたしました。会議では、本市のごみ分別収集やごみ減量預金制度などの実践例を紹介し、地球環境の保全に市民協働で取り組んでいる実情を報告させていただいたところであります。


 今後とも、経済、産業、文化、教育など、幅広い分野での交流を深めてまいりたいと考えております。


 次に、トップセールスについてであります。


 今日、自治体のトップが地元の特産品を直接PRすることにより販路拡大の効果を上げてきており、私も、市長として先頭に立って積極的にPRを行っていくことが重要ととらえ、その第一弾として、去る10月26日に熊本城築城400年祭でにぎわう熊本市を訪問し、「熊本ゆかりの大分観光宣伝の夕べ」に出席をいたしました。


 会場には、テレビ局、新聞社、旅行社などの皆さんをお招きして、豊後肥後街道の今市の石畳や鶴崎の法心寺など、本市と熊本とのゆかりの深さを知っていただくとともに、関アジ、関サバ、とり天などの賞味会もあわせて実施いたしましたが、非常に高い関心が寄せられたところであります。


 翌土曜日と日曜日には、熊本城内におきまして「鶴崎踊」を披露するとともに、観光特産品ブースを開設し、大いに本市を売り込んでまいりました。


 引き続いて、11月12日から13日にかけては、本市の農水産物の販路拡大を目指し、大阪市を訪問いたしました。


 今回、JA大分市とJFおおいた佐賀関支店が初めて共同で開催した大分市農水産物「うめぇもん」商談会に出席し、大阪、京都の青果、水産市場や量販店、百貨店の関係者に対して、ニラ、ミツバ、オオバ、水耕セリ、関アジ、関サバなどの消費、販路拡大に向けたお願いをいたしてまいりました。


 商談意見交換会では、出席者からの情報提供や貴重な御提案なども出され、大変実のあるものとなったところであります。


 また、JAとJFの女性部の皆さんによる大分の食材を使った手料理を市場関係者や仲卸、バイヤーの方々に試食していただくとともに、より多くの皆さんに大分の味を知ってもらうため、百貨店など大阪市内6カ所で試食宣伝を行い、大変好評を博したところであります。


 今後とも、機会をとらえ、私自身が先頭に立って本市を全国に売り込んでまいりたいと考えております。


 最後に、歩行者天国についてであります。


 去る11月22日の午後7時から市中心部の中央通りで全6車線を使った歩行者天国が開催され、多くの市民でにぎわいました。一昨年、昨年の歩行者天国は、それぞれ中央通りの片側3車線での開催でありましたが、関係機関の御協力により今回初めて全車線で実施することができ、東西商店街の回遊性が大いに高まったところであります。


 当日は、11月22日が「いい夫婦の日」であることから、これにちなんで、100組の御夫婦への花束の贈呈や記念撮影等のイベントを初め、中央通りでのイルミネーションの点灯、各店舗の営業時間延長に加え、商店街が共同で集客イベントを実施するなど、さまざまな取り組みが行われました。


 商業者の皆さんが、商店街や各店舗の枠を越え一体となって実施した今回の試みは、中心市街地商店街の活性化に向けた取り組みを大きく前進させたものと考えております。


 それでは、予算議案について御説明申し上げます。


 まず、一般会計補正予算についてでありますが、今回の補正予算は、退職手当等の人件費の調整のほか、市債の繰り上げ償還金等を中心に編成いたしました。


 公的資金の補償金免除による繰り上げ償還につきましては、これまで、本市を初めとする地方公共団体が強くその実施を要望してまいりましたが、平成19年度から平成21年度までの臨時特例措置として実施され、過去に借り入れを行った高金利の地方債の繰り上げ償還による公債費負担の軽減が図られることになります。


 その結果、補正額は20億6,300万円となり、補正後の一般会計予算総額は、1,548億4,000万円となったところであります。


 歳出の主なものについてでありますが、総務費には、4億7,482万6,000円を計上いたしております。


 その主なものは、退職手当等の人件費の追加及び仮称佐賀関市民センター建設事業について事業進捗に応じた調整を行うとともに、住民票の写しなどの証明書を自動交付するためのシステム開発に伴う経費の計上であります。


 衛生費には、1億4,105万8,000円を計上いたしております。


 その主なものは、佐賀関、野津原両地区の水道料金激変緩和に対する水道事業会計への繰り出し金の計上であります。


 また、資源プラスチックの収集回数につきまして、平成20年4月から週1回収集へ拡充する措置をいたしたところであります。


 教育費には、3億6,526万円を計上いたしております。


 その主なものは、退職手当等の人件費の追加、大分市営陸上競技場等の指定管理者制度導入に伴う経費及び平成20年9月に供用開始いたします仮称東部共同調理場調理等業務の民間委託に伴う経費の計上であります。


 公債費には、公的資金の補償金免除による繰り上げ償還金、7億2,635万8,000円を計上いたしております。


 次に、歳入についてでありますが、今回の補正予算の主な財源といたしましては、国庫支出金1,335万7,000円、繰越金13億741万5,000円、市債6億8,220万円を計上いたしております。


 続きまして、特別会計補正予算についてでありますが、国民健康保険特別会計には、一般被保険者療養費及び老人保健医療費拠出金の追加など、4億2,700万円を計上いたしております。


 公共下水道事業特別会計には55億7,600万円、水道事業会計には53億1,200万円を、それぞれ計上いたしております。


 いずれも、公的資金の補償金免除による繰り上げ償還金が主なものとなっております。


 その他の特別会計につきましては、事務費及び事業費の調整が主なもので、その補正額は、6億8,100万円となっております。


 次に、一般議案の主なものについて御説明申し上げます。


 まず、議第106号は、土地買収についてであります。


 これは、仮称たけなかの里住宅用地として、9,987.84平方メートルの土地を大分県土地開発公社から購入しようとするものであります。


 議第107号は、大分市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定についてでありますが、地方自治法施行令第167条の17の規定に基づき、長期継続契約を締結することができる契約に関し必要な事項を定めようとするものであります。


 議第108号は、大分市地域特別賃貸住宅条例の制定についてでありますが、地域特別賃貸住宅の設置及び管理に関し必要な事項を定めようとするものであります。


 議第112号は、大分市交通災害共済条例の廃止についてであります。


 民間の損害保険の普及充実や加入者数の減少などを総合的に勘案し、平成20年4月1日をもって廃止しようとするものであります。


 議第115号は、工事請負契約の締結についてでありますが、老朽化した佐賀関支所及び佐賀関公民館の移転施設となります仮称佐賀関市民センターの建設について、工事請負契約を締結しようとするものであります。


 その他の議案につきましては、その都度担当者より説明いたさせます。


 何とぞ慎重御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。


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◎日程第3 議第106号審議(委員会付託省略)





○議長(三浦由紀) 次に参ります。


 日程第3、ただいま上程いたしました議案のうち、議第106号については、先議を要しますので、会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに審議いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 御異議なしと認めます。


 よって、本案は、委員会付託を省略し、直ちに審議することに決定いたしました。


 本案に対する質疑はありませんか。


     〔「なし」「3番」等と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 3番、小手川議員。


○3番(小手川恵)(登壇) 議第106号、土地買収について質疑をいたします。


 地方自治法第96条には「地方公共団体の議会は、次に掲げる事件を議決しなければならない」と定められております。その第8号には「条例で定める財産の取得又は処分をすること」とあります。大分市条例では、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条で「法第96条第1項第8号の規定により議会の議決に付さなければならない財産の取得又は処分は、予定価格20,000,000円以上の不動産若しくは動産」−−1件5,000平方メートル以上の土地とされています。この地方自治法、大分市条例に基づき、今回106号議案が提案をされたものです。


 地方自治法第96条の議決権は、議会の権限中最も基本的なものであります。議会での議決によって普通地方公共団体としての意思が決定されるものであります。その決定なくして、財産は取得も処分もできるものではありません。今回の土地買収議案は、本日議決をされて初めて地方公共団体の意思として9,987.84平方メートルの土地を大分市の財産として取得するものであります。


 ところが、本日議決をする前に、この土地に11月6日から16日にかけて既に5棟の市営住宅の基礎工事が行われています。先日現地に出向いてまいりました。ごらんになっている議員さんもいらっしゃるかもしれませんが、改めて見ていただきたいと思います。こうした形で5棟については既に基礎工事が終わり、ブルーのビニールシートで覆われています。用地取得の議決を経ずに市営住宅の建設に着手をしていることがおわかりだと思います。


 これは、地方自治法違反、そして大分市条例違反と私は考えるものですが、どうでしょうか。見解を求めます。


 また、執行部が仮に違反ではないとするならば、その根拠になる法律や条例をこの場でお示しください。


 2点について答弁を求めます。


 仮に違反ではないとしても、このような工事の進め方は、正常な職務執行と言えるのでしょうか。あわせて見解を伺います。


 議会の議決権の侵害とも言える執行部の職務執行のあり方を見過ごすことはできません。このような事態を引き起こした経過及び責任の所在を明らかにした上で議第106号が提案をされたのならまだしも、用地取得以前の工事着工について議会への公式な説明責任も果たさず議案提案をすることは、いかがなものかと考えます。


 このような事態を引き起こした経過、責任の所在を明らかにすること、そして、議会の議決権の侵害に当たるのではないかと指摘をするものですが、この点についても明確な答弁をしていただきます。


 市長としての説明責任を果たすことを釘宮市長に求めますが、お答えを願います。


 以上で最初の質問を終わります。


○議長(三浦由紀) 田邊土木建築部長。


○土木建築部長(田邊信二郎)(登壇) 小手川議員さんの議第106号、仮称たけなかの里住宅用地の買い取り議案に関する御質問にお答えをいたします。


 本議会に上程しております用地の買収議案の議決前に一部上物工事に着手しておりましたことについて、この場をおかりいたしまして深くおわび申し上げますとともに、今後、このようなことのないようにしたいと存じます。どうも申しわけありませんでした。


 地方自治法違反、条例違反ではないかとのお尋ねでございますが、直ちに法に触れるという考えはいたしておりませんが、議会に対する説明が不十分であり、不適切であったと深く反省をいたしております。


 当住宅建設につきましては、地区の過疎対策、子育て支援、また、小学校の複式学級の解消の一助を目的として、義務教育終了前の者がいる世帯を入居要件とする案で市営住宅10戸を建設するものでありますが、地域性を生かし、竹中地区の魅力を十分に引き出す仕掛けやコスト縮減を図るため、企業に高度な発想と合わせて豊富な経験を期待し、公募型コンペティション・デザインビルド方式、いわゆる設計施工一括発注方式により事業者を決定をしております。また、その建設用地につきましては、用地取得から造成工事までを一括して県の土地開発公社に委託しておりましたが、このほどその事業費が確定し、議決に付すべき要件を超えておりますことから、今議会に議案として提案いたしたところであります。


 しかしながら、建設候補地が変更し、建設用地の確定がおくれ、また、農振除外手続などに時間を要しましたので、来年4月の新学期に入居できるよう早期に建設をいたしたいことから、当議案について先議をお願いいたした次第でございます。


 なお、用地の買い取り議案の議決前に住宅建設に着手していることにつきましては、用地が議決を要する案件であることは念頭に置きつつも、既に住宅建設の事業者も決定しておりましたことから、4月の新学期に間に合うよう早期の完成を図るため、用地の造成工事と重複し、手戻りとなる部分を施工していましたが、直ちに工事をとめたところでございます。


 本件に関しましては、議員の皆様に対しまして現状等の説明が十分でなかったことにつきましては重ねて深くおわび申し上げますとともに、今後、このようなことのないよう、説明責任を果たしてまいりたいと考えております。


 さらに、庁内におきましても、各部局連携を密にし、スムーズに事業が推進できるようしてまいりたいと考えております。


 以上でございます。


○議長(三浦由紀) 3番、小手川議員。


○3番(小手川恵)(登壇) 市長の答弁があるのかと思って再質問の時間がちょっとおくれましたけれども、市長はあくまでも答弁に立つつもりはないような表情をされておりました。市長、私は、それはちょっとおかしいのではないかというふうに思います。


 やはり、議会の議決権、これを釘宮市政が重く見てるのか見てないのかということが今回の議案にありありとあらわれているわけです。先ほど土木建築部長は、深くおわびをいたしますというふうに言われました。しかし、私ども、建設常任委員会に所属していませんが、建設常任委員会での報告事項の中にも、一部こういう工事の着手をしたという説明もしていない、それから、議会運営委員会の席でも、こういう状況があったけれども、議員の皆さん大変申しわけない、急いで建てたかったからこういう状況があった、不手際があったけれども認めてもらえないかということでの説明もしていない、そして、この本会議場でこういう質疑をされなければならない、と。これは、過去にこうしたやり方があったのであれば、私は、お示し願いたいというふうに総務部長に求めます。


 なかったのであれば、こんな不手際、そしてこんな、直ちに法に触れるものではないと考えるというふうに言われましたが、直ちに法に触れるものではないということは、一体どういった条例や法律に基づいて判断をしたのか、この点について、再度部長、答弁を求めます。


 それから、最後の1点は、私は市長に答弁を求めたいんですが、市長として、議会の議決権というものをどういうふうに考えているのか、今、大分市議会では、執行部と、それから議会は車の両輪であると、議決権の拡大を議会を挙げて求めている最中です。それなのに、法律で定められた15項目の議決権のうちのその1項目について議決権を侵害するような事態が生じたということについて、市長はどういう責任のとり方をするのか、こうした事態を引き起こしたことについて、担当部局とどういう責任のとり方をするというような指示をしているのか、その点について市長に答弁を求めて再質問といたします。


○議長(三浦由紀) 衛藤総務部長。


○総務部長(衛藤嘉幸)(登壇) 契約締結部局としてお答えをします。


 小手川議員さんの再質問にお答えします。


 今までこういったことがあったかということでございます。私どもとしては、地方自治法96条、232条、それから議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例、そういったものに基づいて事業を進めておりますが、本市が建設工事の契約を締結するには、施工に要する予算の定めと用地が確保されているということが当然ながら重要であります。これは一般論ですけど、一方で、住民からの強い要請等があって工事の完成を急ぐ場合で、土地所有者の本市への譲渡というような意向が確約書等によって書面で明らかになっている場合には、工事着手前の取得を基本としながらも、用地の取得前であっても工事請負契約の締結があることもあるというものでございます。


 今回の場合には、市議会と市の関係で、説明責任がきちんと果たされていなかったというように私も思っております。もうちょっときちんと、常任委員会なり、また、議会運営委員会なりで報告をしておくべきであったというように思っております。


 もちろん、市議会と執行部は車の両輪でありますし、市議会のほうは、これまでも市議会の議決権の拡大等でやっぱりその役目も十分果たされております。そういったことを重く受けとめておりまして、今後こういったことのないように、私どもとしてもきちんと各部局徹底をするようにしたいと思っております。


 以上でございます。


○議長(三浦由紀) 釘宮市長。


○市長(釘宮磐)(登壇) 小手川議員の、竹中の土地取得の件について市長としてどのような考えを持っておるのかということについて、私の思いを述べさせていただきたいと思います。


 今回の議案提出に際して、これが議会で議決を経る前に、事前に着工していたという事実については私も承知をいたしておりまして、このことについては、大変申しわけないという思いでございます。


 今後こうしたことが再度起こらない、二度と起こらないための庁内でのこうした手続についてきちっと検証をし、そして再発が起こらないように、このように処理をしてまいりたいというふうに考えております。


 どうぞよろしくお願いいたします。


○議長(三浦由紀) 田邊土木建築部長。


○土木建築部長(田邊信二郎)(登壇) 小手川議員さんの再質問にお答えをいたします。


 議会議決前に着工の件でございますけれども、我々、工事をするに当たり予算をお願いをし、議会のほうで議決をしていただきました。その中で、用地買収、工事というふうに手順を踏んでいくわけですが、先ほど私が申し上げましたように、手順的に逆になったということでおわびを申し上げました。当然、この案件につきましては事前に説明を十分し、議決を経るべきであったと考えております。


 以上でございます。


○議長(三浦由紀) 3番、小手川議員。


○3番(小手川恵)(登壇) 私は、市長の答弁にも、それから田邊部長の答弁にも十分納得できるものではありません。


 最初の質問の答弁の中で、とにかく間に合わせたかったと、用地買収がおくれたりいろいろしたことがあるというふうに言われました。ただ、議会の議決を経ずして工事着工をすることについては、当初から予定されていたのではないかというふうに思えます。それは、資料の中ではっきり見ることができます。


 「用地取得に関する覚書」を土地開発公社と釘宮市長の間で平成19年2月19日に結んでいます。この第4条に「乙の再取得時期は、平成19年12月25日までとする」とはっきり書いています。これは、ことしの2月19日に結んだものです。そうであれば、再取得の時期は19年12月25日までですから、当然工事が来年3月末までにできるということが間に合うのかどうなのかということははっきりしてたはずです。途中でわかったことではないはずです。それを1点、指摘をしておきます。


 それから、公募型で随意契約で設計業者とそれから建設業者を決定しました。工事請負に係る覚書を結んだのが平成19年10月18日、この日に大分市は、課長名で大分県土地開発公社に対して「竹中第2住宅建設用地の事前使用について」という伺いを出しています。そして、11月1日に事前使用を許可しますよという返事をもらっています。こうしたことを建設常任委員会にきちんと報告をしてきたのでしょうか。私は、していないと思います。ということは、議会で、この場で議決を経る前に工事に着工するということについては事前の想定事項ではなかったのかなというふうにうかがい知ることができます。うっかりとした手続上のミスではありません。


 私は、こうしたやり方をやった執行部に対して、やはりはっきりとした責任の所在、なぜこういう状況に陥ったのか、これに対して再度検証していただき、そして、処分すべき者は処分していくという姿勢に立ってこそ、次の再発を防止する唯一の手段だということを指摘をして、再々質問といたします。


○議長(三浦由紀) ほかにありませんか。


     〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 以上で質疑を終結いたします。


 これより討論に入ります。


 討論はありませんか。


     〔「なし」「はい」等と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 3番、小手川議員。


○3番(小手川恵)(登壇) 討論をいたします。


 議第106号、今回の議案の提出に至る経過について、それから、さまざまな手続上の不備または法律や条例に違反するのではないかというような指摘を質疑の中でしてまいりました。これについて市長から、今後こういうことがないようにしたいというような答弁もありました。答弁については十分納得できるものではありませんが、今後の執行部のきちんとした手続を踏んでいただくことを強く要望しておきます。


 なお、今回の議案は、過疎化対策のための市営住宅建設用地を取得するための議案であり、土地取得そのものには私どもは反対するものではありません。


 以上です。


○議長(三浦由紀) ほかにありませんか。


     〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 以上で討論を終結いたします。


 これより、議第106号について、起立により採決いたします。


 本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。


     〔賛成者起立〕


○議長(三浦由紀) 起立全員であります。


 よって、本案は、原案のとおり可決されました。


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 議案     番号     結果


 議第106号 土地買収について 原案可決


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○議長(三浦由紀) 以上で本日の日程を終了いたしました。


 お諮りいたします。


 あす4日から6日までの3日間は、議案考案のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 御異議なしと認めます。


 よって、あすから6日までの3日間は、本会議を休会することに決定いたしました。


 次の本会議は、7日午前10時に開きます。


 本日は、これにて散会いたします。


          午前11時5分散会











地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する


 平成19年12月3日





大分市議会 議  長  三 浦 由 紀











      署名議員  後 藤 淳 夫











      署名議員  油 布   忠