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大分県 大分市

平成19年第1回定例会(第1号 3月 5日)




平成19年第1回定例会(第1号 3月 5日)





 
第1回大分市議会定例会会議録 (第1号)


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平成19年3月5日


   午後1時37分開会


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出席議員


  1番    二宮純一


  2番    挾間正


  3番    小手川恵


  4番    廣次忠彦


  5番    福間健治


  6番    大久保八太


  7番    宮邉和弘


  8番    井上香龍


  9番    安東房吉


 10番    篠田良行


 11番    日小田良二


 12番    指原健一


 13番    桐井寿郎


 14番    田?潤


 15番    首藤?憲


 16番    矢野久


 17番    下村淳一


 18番    二宮博


 19番    藤田敬治


 20番    工藤哲弘


 21番    安部剛祐


 22番    野尻哲雄


 23番    永松弘基


 24番    板倉永紀


 25番    足立義弘


 26番    仲道俊寿


 27番    三浦由紀


 28番    河越康秀


 29番    長田教雄


 30番    秦野恭義


 31番    阿部剛四郎


 32番    田島八日


 33番    福崎智幸


 34番    衛藤良憲


 35番    小嶋秀行


 36番    井手口良一


 37番    荻本正直


 38番    徳丸修


 39番    河内正直


 40番    後藤淳夫


 41番    高橋弘巳


 42番    藤沢達夫


 43番    今山裕之


 44番    吉岡美智子


 45番    衞藤三男


 46番    渡部義美


 47番    油布忠


 48番    後藤一裕


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欠席議員


 なし


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出席した事務局職員


 局長     宮脇邦文


 次長     森卓男


 総務課長   清水勝


 議事課長   指原正廣


 議事課長補佐 後藤陸夫


 政策調査室長 房前賢


 主査     中村義成


 主査     明石文雄


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説明のため出席した者の職氏名


 市長  釘宮磐


 副市長  磯?賢治


 収入役  久渡晃


 教育長  秦政博


 水道事業管理者 渕野善之


 消防局長   川野登志之


 総務部長   衛藤嘉幸


 総務部参事兼総務課長  井上英明


 総務部参事兼契約監理課長  安東清


 企画部長   秦忠士


 国体推進部長  田仲均


 財務部長   藤田茂利


 市民部長   高野雅之


 市民部参事兼鶴崎支所長  三浦能成


 市民部参事兼稙田支所長  安部信孝


 福祉保健部長  阿部俊作


 福祉保健部参事兼大分市保健所所長  井原誠


 環境部長   関貞征


 商工部長   中尾啓治


 農政部長   佐藤日出美


 土木建築部長  田邊信二郎


 都市計画部長  首藤憲治


 都市計画部参事  矢野貞夫


 下水道部長  大山晴久


 教育委員会教育総務部長  三股彬


 教育委員会学校教育部長  大戸愼一郎


 水道局管理部長  林光典


 総務部次長  神矢壽久


 企画部次長  吉田元


 財務部次長兼財政課長  城内健


 市長室長   脇文洋


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  議事日程  第1号


    平成19年3月5日午前10時開会


第1 会期の決定


第2 議長の辞職許可について


第3 議第1号から議第41号まで一括上程(市長の提案理由説明)


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  本日の会議に付した事件


日程第1 会期の決定


日程第2 議長の辞職許可について


議長の選挙


日程第3 議第1号から議第41号まで一括上程(市長の提案理由説明)


 ◇―――――――――――――――――◇


○議長(長田教雄) ただいまから平成19年第1回定例会を開会いたします。


          午後1時37分開会


○議長(長田教雄) これより本日の会議を開きます.


          午後1時37分開議


○議長(長田教雄) 日程に先立ちまして、諸般の報告を行います。


 諸般の報告は、お手元に報告書を配布してありますので、これにより御了承をお願いいたします。


 本日の議事は、お手元に配布の議事日程第1号により行います。


 ◇―――――――――――――――――◇








◎日程第1 会期の決定





○議長(長田教雄) 日程第1、会期の決定の件を議題といたします。


 お諮りいたします。


 今期定例会の会期は、本日から19日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(長田教雄) 御異議なしと認めます。


 よって、会期は、本日から19日までの15日間と決定いたしました。


 しばらく休憩いたします。そのままでお待ちください。


          午後1時38分休憩


 ◇―――――――――――――――――◇


○副議長(渡部義美) 休憩前に続いて会議を開きます。


          午後1時39分再開


 ◇―――――――――――――――――◇








◎日程第2 議長の辞職許可について





○副議長(渡部義美) 日程第2、先ほど長田議長から議長の辞職願が提出されましたので、御報告いたします。


 次に、議長の辞職の許可を議題といたします。


 まず、その辞職願を事務局長に朗読させます。


○事務局長(宮脇邦文) 読み上げます。


      辞職願


 今般、一身上の都合により議長を辞職いたしたく、許可願います。


    平成十九年三月五日


      大分市議会議員 長田教雄


  大分市議会副議長 渡部義美 殿


 以上でございます。


○副議長(渡部義美) お諮りいたします。


 ただいま朗読のとおり、長田議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○副議長(渡部義美) 御異議なしと認めます。


 よって、長田議長の辞職を許可することに決定いたしました。


 ◇―――――――――――――――――◇








◎議長の選挙





○副議長(渡部義美) ただいま議長が欠員となりました。


 お諮りいたします。


 この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○副議長(渡部義美) 御異議なしと認めます。


 よって、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。


 これより議長の選挙を行います。


 議場の閉鎖を命じます。


     〔議場閉鎖〕


○副議長(渡部義美) ただいまの出席議員は、48名であります。


 投票用紙を配布させます。


     〔投票用紙配布〕


○副議長(渡部義美) 投票用紙の配布漏れはありませんか。


     〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○副議長(渡部義美) 配布漏れなしと認めます。


 投票箱を改めさせます。


     〔投票箱点検〕


○副議長(渡部義美) 異状なしと認めます。


 念のため申し上げます。投票は、単記無記名であります。投票用紙の裏面に被選挙人の氏名を記載の上、議席順に順次投票願います。


 なお、衛藤良憲議員から、地方自治法第118条の規定により準用する公職選挙法第48条に基づく代理投票の申し出がありましたので、代理投票を認めることにいたしました。


 また、投票を補助すべき者は、副議長において、議会事務局職員、森卓男次長及び清水勝総務課長を指名いたします。


 それでは、議席順に投票をお願いいたします。


     〔各員投票〕


○副議長(渡部義美) 投票漏れはありませんか。


     〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○副議長(渡部義美) 投票漏れなしと認めます。


 投票を終了いたします。


 議場の閉鎖を解きます。


     〔議場開鎖〕


○副議長(渡部義美) これより開票を行います。


 会議規則第32条第2項の規定により、開票立会人に、7番、宮邉和弘議員、33番、福崎智幸議員、43番、今山裕之議員、以上の3名の方を指名いたします。


 よって、3名の方は、立ち会いをお願いいたします。


     〔投票点検〕


○副議長(渡部義美) 選挙の結果を報告いたします。


   投票総数  48票


 これは、先ほどの出席議員数に符合いたします。


 そのうち、


   有効投票  46票


   無効投票  2票


  有効投票中


    三浦由紀 議員  36票


    大久保八太 議員  4票


    井手口良一 議員  4票


    長田教雄議員  2票


 以上のとおりであります。


 この選挙の法定得票数は、12票であります。


 よって、三浦由紀議員が議長に当選いたしました。


 ただいま議長に当選されました三浦由紀議員が議場におられますので、本席から会議規則第33条第2項の規定により告知いたします。


 この際、新議長に就任のごあいさつをお願いいたします。


○議長(三浦由紀)(登壇) 皆さんこんにちは。ただいま皆様方の御推挙によりまして大分市議会議長をさせていただくことになりました、自由民主党の三浦由紀でございます。


 大変光栄に思いますと同時に、その重責を感じているところでございます。


 今まで流れてきました大分市議会の伝統を守りつつ、しっかりとした議会運営に努めてまいりたいと考えておりますが、皆様方ごらんのとおり、若輩者でございます。そのためには、皆様方の御協力が必要でございます。今まで以上の御指導を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


 ありがとうございます。(拍手)


○副議長(渡部義美) それでは、新議長が決定いたしましたので、議長と交代をいたします。


 しばらく休憩いたしますので、そのままお待ちください。


          午後2時1分休憩


 ◇―――――――――――――――――◇


○議長(三浦由紀) 休憩前に続いて会議を開きます。


          午後2時3分再開


 ◇―――――――――――――――――◇








◎日程第3 議第1号から議第41号まで一括上程(市長の提案理由説明)





○議長(三浦由紀) 次に参ります。


 日程第3、本日提出されました議第1号から議第41号までを一括上程いたします。


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 議案


 番号      件名


 議第 1号 平成19年度大分市一般会計予算


 議第 2号 平成19年度大分市国民健康保険特別会計予算


 議第 3号 平成19年度大分市老人保健特別会計予算


 議第 4号 平成19年度大分市国立公園高崎山自然動物園事業特別会計予算


 議第 5号 平成19年度大分市財産区特別会計予算


 議第 6号 平成19年度大分市交通災害共済事業特別会計予算


 議第 7号 平成19年度大分市公共下水道事業特別会計予算


 議第 8号 平成19年度大分市土地取得特別会計予算


 議第 9号 平成19年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計予算


 議第10号 平成19年度大分市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算


 議第11号 平成19年度大分市農業集落排水事業特別会計予算


 議第12号 平成19年度大分市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算


 議第13号 平成19年度大分市介護保険特別会計予算


 議第14号 平成19年度大分市下郡土地区画整理清算事業特別会計予算


 議第15号 平成19年度大分市三佐土地区画整理清算事業特別会計予算


 議第16号 平成19年度大分市坂ノ市土地区画整理清算事業特別会計予算


 議第17号 平成19年度大分市水道事業会計予算


 議第18号 平成18年度大分市一般会計補正予算(第3号)


 議第20号 平成18年度大分市介護保険特別会計補正予算(第2号)


 議第21号 大分市景観条例の制定について


 議第22号 大分市土砂採取規制条例の制定について


 議第23号 大分市交通遺児奨学手当条例及び大分市立少年自然の家条例の一部改正について


 議第24号 大分市助役定数条例等の一部改正について


 議第25号 各種委員会の委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について


 議第26号 大分市特別会計条例の一部改正について


 議第27号 大分市手数料条例の一部改正について


 議第28号 大分市感染症診査協議会条例及び大分市予防接種事故調査会条例の一部改正等について


 議第29号 大分市道占用料条例の一部改正について


 議第30号 大分市特定公共賃貸住宅条例の一部改正について


 議第31号 大分市立幼稚園条例の一部改正について


 議第32号 大分市清心園条例の廃止について


 議第33号 大分市立大分高等専修学校条例の廃止について


 議第34号 大分県市町村会館管理組合規約の変更に関する協議について


 議第35号 由布大分環境衛生組合規約の変更に関する協議について


 議第36号 事務の委託の協議について


 議第37号 字の区域の変更について


 議第38号 字の区域及びその名称の変更について


 議第39号 工事請負契約の締結について(大洲園処理場プラント改造工事)


 議第40号 包括外部監査契約の締結について


 議第41号 市道路線の認定について


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○議長(三浦由紀) この際、提案理由の説明を求めます。


 釘宮市長。


○市長(釘宮磐)(登壇) 提案理由の説明に入ります前に、ただいま17代大分市議会議長に選出をされました三浦由紀議員に心からお喜びを申し上げます。


 どうぞ今後ともよろしく御指導をお願いいたします。


 それでは、提案理由説明に入らせていただきます。


 本日ここに、平成19年第1回大分市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸議案の概要を御説明申し上げます。


 まずその前に、私は、市長就任以来今日まで、「市政オープン宣言」のもと、開かれた市政の実現を基本姿勢としながら、市民一人一人の真の豊かさと幸せの実現に努めてまいりましたが、この間、議員各位並びに市民の皆様から多くの励ましと温かい御支援をいただきましたことに対しまして、心から感謝を申し上げます。


 早いもので、今定例会が私にとりまして任期最後の議会となりますことから、これまでの4年間を振り返り、所信の一端を述べさせていただきたいと存じます。


 4年前、本格的な地方分権時代を迎え、その受け皿づくりを一日も早く進めなければならないという強い思いを持って市長に就任いたしましたが、当時は、国、地方を通じた厳しい財政状況を背景として国の三位一体改革がスタートし、地方では平成の大合併が進められていた時期であり、大分市もまた、市税収入の伸び悩みなどで厳しい財政運営が続く中、旧佐賀関町、旧野津原町との合併協議が本格化しておりました。


 私は、地方分権時代にあっては、自主、自立の市政を確立することが不可欠だと考え、中央依存からの脱却、行政依存からの脱皮を市職員や市民に訴えながら、いかにすれば大分市がこの厳しい時代に生き残れるか、夢と希望を持てるまちになれるかということを念頭に、市政の刷新と財政の健全化、市民協働のまちづくりに全力で取り組んでまいりました。


 市政改革では、まず職員の意識改革に取り組み、コスト意識の醸成や政策形成能力の向上、庁内の分権化などを進めてまいりました。また、行政改革を断行し、職員給与の適正化、事務事業の見直しとあわせて、ごみ収集業務や学校給食共同調理場の調理業務についても、民間委託にめどをつけることができました。こうした取り組みにより、平成19年度までの累計で270億円を超える改善効果が見込まれており、平成22年度までの財政収支においても、就任時に危惧された基金の枯渇は、避けられる見通しとなりました。


 さらに、市民サービス向上の面でも、本庁1階におけるフロアマネジャーの配置や税証明の発行、国保、年金の受付開始に続いて、年度末、年度始めの繁忙期における土日の窓口開設につきましても実現できる運びとなりました。


 市政のもう1つの柱である市民協働のまちづくりでは、まず、市政のあらゆる情報を市民に公開し、大分市の現状や課題等について行政と市民が情報を共有することが必要であると考え、平成15年から毎年「財政収支の中期見通し」を公表するとともに、「おでかけ市長室」などを通じて厳しい財政状況を市民にお知らせし、理解と協力をお願いしてまいりました。


 また、市民と行政とが1つの目標に向かって一体となって取り組む、特色のあるまちづくりとして「日本一きれいなまちづくり運動」を提唱させていただきましたが、一昨年8月の「全市いっせい ごみ拾い大作戦」では、多くの市民ボランティアの参加をいただき、これまでのギネス記録を大幅に更新することができたことは、市民の大きな誇りとなりました。こうしたまちをきれいにしようという機運の盛り上がりが、ごみのポイ捨て等の防止に関する条例や自転車等の放置の防止等に関する条例の制定という形で結実したものと考えております。


 そして、今年度は、「地域コミュニティーの再生」「市民の健康づくり」「安心・安全のまちづくり」の3つを主要テーマに掲げて取り組みを始めました。


 まず、「地域コミュニティーの再生」では、「地域まちづくり活性化事業」「ご近所の底力再生事業」「地域力向上推進事業」の3つを新たに立ち上げましたが、住民の皆さんが知恵を出し合う中で地域の特性を生かした事業が展開されており、地域の一体感が生まれつつあるなど、コミュニティー再生への確かな手ごたえを感じているところです。


 「市民の健康づくり」は、「自分の健康は自分で守る」という意識を市民の間に広く浸透させていくことを目指したものですが、健康づくりに取り組む民間の71団体を組織化した大分市民健康ネットワーク協議会の設立や健康づくり指導者の養成などを通じて広範な市民運動へと広がりつつあり、将来の医療費の増嵩を抑制することにもつながっていくものと期待しております。


 「安心・安全のまちづくり」もまた、「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識を高める中で行政と地域住民とが協働し、それぞれが役割を分担しながら地域における防災・防犯体制の充実強化を図っていくことを目指したものですが、自治会における自主防災組織の結成率も70%を超え、98名の防災士が誕生するなど、地域防災力は着実に強化されてきております。


 さらに、市民参画のもと策定された市民協働基本指針は、市民と行政との連携、協力のあり方を示すものであり、今後の市民協働のまちづくりを進める上で大きな役割を果たしていくものと考えております。


 さて、平成17年1月に実現した旧佐賀関町、旧野津原町との合併は、将来を見据えた都市づくりをともに進めていこうとする高い志と熱い思いが推進力となって実現できたものであり、地方分権の受け皿として機能するとともに、県都、中核市としての責任を果たすことができました。もとより、合併はゴールではなく、新たなまちづくりのスタートであり、この間、佐賀関、野津原両地域が醸し出す「いやし」のイメージを大事に育てながら、地域の活力を高める取り組みを精力的に進めてまいりました。


 また、福祉の分野では、厳しい財政事情の中にあって、不妊治療費に対する助成やこどもルームの増設など、子育て支援策の充実に努めてまいりましたが、そうした努力が、全国主要都市を対象に行ったNPO法人の次世代育成環境調査で「子育て環境日本一」という評価を得ることになったものと考えております。また、障害者自立支援法の施行に伴う本人負担の軽減策を全国に先駆けて実施いたしましたが、この本市の取り組みが他の多くの自治体に波及し、結果として、国においても補正予算によって是正措置を講じることにもつながったものと思っております。


 一方、「夢と希望の持てるまちづくり」への取り組みとして期待の大きい総合社会福祉保健センターや駅南の複合文化交流施設につきましては、施設機能や規模などの基本構想について本年度内に策定委員会からの答申をいただくこととなっており、大南、大在、坂ノ市の各支所の建てかえにつきましても、地元の合意が得られるなどの諸条件が整うことで着手への道筋が開けるものと考えているところであります。


 この4年間を私なりに総括いたしますと、行政改革の断行による財政の健全化や市民協働のまちづくりによって市政の各分野において着実な前進を見ることができたと実感しておりますが、とりわけ、市民、NPO、企業などの総参加によるまちづくりの機運が高まったことは、何にも増して大きな成果であると確信いたしております。


 ここまでたどり着くことができましたのも、議員各位を初め、市民皆様の御理解、御協力のおかげであり、改めて感謝申し上げる次第であります。


 本年4月には地方分権改革推進法が施行されることになり、地方分権は、新たな段階に入ろうとしております。このことは、自治の範囲が拡大するという面では歓迎すべきものではありますが、同時に、自主、自立の責任がより厳しく問われる時代の到来を意味しております。


 これから本格化する国の財政再建への取り組みが地方財政に与える影響は依然不透明であり、加えて、少子・高齢化や人口減少社会、地域間格差の拡大など、地方を取り巻く環境も厳しさを増しております。


 全国的には、既に財政破綻もしくは危機的状況にある自治体が相当数ある中、本市の場合には、この4年間の改革、改善への取り組みの成果もあり、財政健全化への足がかりを得たところでありますが、市政の重要課題は、なお山積しております。


 今年度緒についたばかりの「地域コミュニティーの再生」「市民の健康づくり」「安心・安全のまちづくり」は、協働のまちづくりのかなめとなるもので、さらなる推進が求められるところであり、子育てしやすい環境づくりなど福祉の充実、楽しく学びみずから考える力を育む教育の実現、かけがえのない地球環境を守り、次世代へ引き継ぐための環境対策も極めて重要です。


 また、地場産業の育成強化や農林水産業の振興、地域資源を生かした特色ある地域づくり、中心市街地活性化基本計画の策定と魅力ある都心づくり、合併建設計画に基づく諸事業の推進などは、大分市の活力を維持する上で欠かせません。さらには、支所機能の強化による地域内分権の推進など、課題は、市政のあらゆる分野にわたっております。


 こうした諸課題の解決に向けて不断の取り組みを迫られておりますが、希望と明るい未来の展望を切り開いていくためにも、自立への基盤づくりを着実に進めていかなければなりません。あわせて、次の世代に何を伝え、何を引き継ぐことができるのかを市民の皆様とともに考え、ともに行動していくことが強く求められておりますが、その先導役を担うことが今の私に課せられた使命だという強い思いから、次期市長選への再出馬を決意し、表明させていただいたところでございます。


 市政は市民との協働で進められていくべきものでありますが、大分市民には先人から受け継いだ不屈のチャレンジ精神と連帯感、英知があり、想像力とエネルギーに満ちています。その市民力を結集し、改革と活性化を推進してこそ分権時代の自立する新しい大分が形づくられていくものと確信しております。


 市民一人一人に「時代の要請に応じて、何をしなければならないのか、何ができるのか」を呼びかけ、これを自主、自立へのエネルギーとして昇華し、従来にも増して力強くリーダーシップを発揮しながら、10年先を見据えた「大分新時代のまちづくり」をともに実現してまいりたいと考えておりますので、議員各位、市民皆様の御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げます。


 引き続いて、提出いたしました議案の概要について御説明申し上げます。


 平成19年度は、市長選挙の年に当たりますことから、当初予算は、人件費や扶助費、公債費などの義務的経費や継続事業を中心とした骨格予算として編成いたしました。したがいまして、新規事業や政策的経費は選挙後の肉づけ補正予算により措置することとなりますが、早期に執行を要する経費や事業を効果的に進めるために必要と判断されるものにつきましては、当初予算に盛り込んだところであります。


 その結果、平成19年度の一般会計当初予算の規模は1,401億4,000万円となり、前年度の当初予算と比較いたしますと、6.1%の減となっております。


 財源といたしましては、市税が三位一体改革による所得税からの税源移譲や定率減税の廃止に伴う増収が見込まれますものの、地方譲与税や地方交付税の大幅な減額に加え、扶助費などの社会保障関係費や公債費の増嵩が想定されますことから、年度間の調整財源であります基金を40億円活用することとしております。


 編成に当たりましては、各部局が自主、自立的な判断のもとに予算編成を行う分権型予算制度を引き続き実施することとし、今回新たに、部局ごとに予算調整チームを組織し、義務的経費も含めた事務事業全般にわたる見直しを進めるなど、徹底したコスト意識のもとに、重点的、効率的な財源の配分を行ったところであります。さらには、行政改革への取り組みとして、業務執行方式の見直しを初め、給与の適正化、行政評価に基づく各種事務事業の見直しを行うとともに、特別会計におきましても、独立採算を基本に経営改善を図ったところであります。


 こうした取り組みにより、全体として18億9,000万円の財源を捻出し、新たに取り組む事業や子育て支援事業などに再配分したところであります。


 続きまして、歳出の主なものについて御説明申し上げます。


 総務費では、新たな時代の行政運営の指針となる新総合計画を策定するほか、10月の稼動を目指して、戸籍電算化事業に取り組みます。


 また、平成20年の大分国体開催に向けリハーサル大会を開催するほか、大分トリニータを市民とともに側面から支援するホームタウン推進事業を引き続き実施します。


 さらに、県知事、市長等の地方選挙や参議院議員選挙の執行経費のほか、アートプラザ立体駐車場の整備について所要の措置をしております。


 なお、一般会計総体の人件費につきましては、団塊世代の大量退職期を迎え退職手当が増加するものの、給与構造改革や業務執行方式の見直し等による職員数の減などにより、前年度当初と比較して約2億円の減となっております。


 民生費では、3歳未満児の児童手当を拡充するほか、高齢者ワンコインバス事業を引き続き実施するとともに、障害児を受け入れる児童育成クラブに対し新たに助成を行うこととしております。


 また、清心園を平成20年4月から民間事業者へ移譲するための経費や、後期高齢者医療制度に係る準備経費についても措置しております。


 衛生費では、不妊治療費助成事業をさらに拡充して実施するとともに、新たに、食に関する総合的な行動指針となる食育推進計画を策定します。


 また、大分市民健康ネットワーク協議会との協働により健康づくりの推進や啓発を行うとともに、8月5日にNHK夏の巡回ラジオ体操を1万人規模で開催し、「健康づくり日本一」を目指す大分市を全国にアピールしたいと考えております。


 このほか、保健所及び大洲園処理場につきましては、いずれも平成19年度末の完成を目指し、その進捗を図ってまいります。


 農林水産業費では、リース方式による園芸施設整備への助成のほか、野津原地域においては「まるごと田舎暮らし協働体験事業」、佐賀関地域においては「関のうまいもん開発及び流通支援事業」に取り組んでまいります。


 商工費では、新たな産業の創出や活動を支援する大分市産業活性化プラザ事業や産学連携を軸とした人材育成事業に取り組むとともに、中央通りでの歩行者天国を規模を拡大して実施いたします。


 また、まちづくり三法の見直しを受け、民間主導により新たな中心市街地活性化を図ることを目的に設立されるまちづくり会社に出資することとしております。


 土木費では、大分駅周辺総合整備事業や三佐北ほか3地区の住環境整備事業を引き続き実施するとともに、敷戸住宅の建てかえを推進してまいります。


 また、大分市景観計画に基づき、市域の一体的な景観形成と保全を行う景観形成推進事業に取り組むこととしております。


 消防費では、自主防災組織の結成や地域防災指導者の養成をさらに進めるとともに、高規格救急車の配備や耐震性貯水槽の新設を行うなど、引き続き消防力の強化を図ってまいります。


 また、携帯電話やIP電話からの緊急通報に対して発信位置を特定するシステム、及び災害時における各種の情報を電子メールにより配信するシステムを整備します。


 教育費では、公民館類似施設の整備を進めるほか、新年度における幼稚園統廃合地区での通園助成を行うとともに、複式学級の学習支援のため新たに非常勤講師を配置することとしております。


 また、仮称東部共同調理場の建設を初め、松岡小学校、上野ケ丘中学校及び神崎中学校の校舎の建設、鶴崎中学校の運動場整備につきましても、その推進を図ってまいります。


 なお、今年度から市民との協働によるまちづくりとして重点的に取り組んでおります「地域コミュニティーの再生」「市民の健康づくり」「安心・安全のまちづくり」につきましては、より事業効果が上がるよう体系化した上で、それぞれ必要な予算を盛り込んでおります。


 次に、特別会計についてでありますが、国民健康保険及び介護保険の給付費等の増加や坂ノ市土地区画整理事業の清算に係る新たな特別会計の設置などにより、予算総額は1,242億2,300万円となり、前年度当初予算と比較いたしますと、0.4%の増となっております。


 水道事業会計は、浄水場整備事業費や佐賀関地区及び野津原地区の整備事業費のほか、大分川ダム建設に伴う水道水源開発施設整備事業負担金の計上が主なもので、予算総額は200億7,400万円となり、前年度当初予算と比較いたしますと、3.6%の増となっております。


 一般会計、特別会計及び水道事業会計を合わせた市の予算総額としては2,844億3,700万円で、前年度当初予算と比較いたしますと、2.7%の減となっております。


 次に、平成18年度一般会計補正予算についての御説明を申し上げます。


 今回の補正額は、5億8,200万円の追加で、これを既決予算と合わせますと、1,536億7,700万円となっております。


 その主なものは、国民健康保険特別会計への繰出金のほか、国の補助事業の追加内示に伴う住宅管理費や県工事負担金の追加計上であります。


 なお、特別会計につきましては、国民健康保険及び介護保険の各特別会計で事業費及び財源の調整を行い、総額で1億7,200万円の減額をしております。


 次に、一般議案の主なものについて御説明申し上げます。


 まず、議第21号は大分市景観条例の制定についてでありますが、これは、良好な景観の形成に関し基本理念を定め、市、事業者及び市民の責務を明らかにするとともに、景観に関する施策の実施について必要な事項を定めようとするものであります。


 議第22号は大分市土砂採取規制条例の制定についてでありますが、土砂の採取について必要な規制を行うことにより災害を防止し、もって市民の生活環境の保全を図ろうとするものであります。


 議第24号は大分市助役定数条例等の一部改正についてでありますが、地方自治法の一部が改正され、助役にかえて副市長を置き、また収入役を廃止し、一般職である会計管理者を置くこととされたことなどに伴い、関係条例について所要の改正を行おうとするものであります。


 議第32号は大分市清心園条例の廃止についてでありますが、施設の老朽化などにより民間事業者への移譲を検討してまいりました清心園について、このたび移譲先が決定したことに伴い、平成20年4月1日付で廃止しようとするものであります。


 議第33号は大分市立大分高等専修学校条例の廃止についてでありますが、近年の入学者数の減少や縫製関係企業からの求人数の激減などもあり、一定の役割を終えたものと判断し、平成21年度末をもって廃止しようとするものであります。


 その他の議案につきましては、その都度担当者より説明いたさせます。


 何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。


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○議長(三浦由紀) 以上で本日の日程を終了いたしました。


 お諮りいたします。


 あすから8日までの3日間は、議案考案のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(三浦由紀) 御異議なしと認めます。


 よって、あすから8日までの3日間は、本会議を休会することに決定いたしました。


 次の本会議は、9日午前10時に開きます。


 本日は、これにて散会いたします。


          午後2時31分散会











地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する





  平成19年3月5日





大分市議会 議長 長田教雄











      議長    三浦由紀











      副議長   渡部義美











      署名議員  廣次忠彦











      署名議員  仲道俊寿