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大分県 大分県

平成26年 第3回定例会(9月) 09月02日−01号




平成26年 第3回定例会(9月) − 09月02日−01号







平成26年 第3回定例会(9月)



      平成二十六年

             大分県議会定例会会議録(第一号)

      第三回

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平成二十六年九月二日(火曜日)

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 議事日程第一号

                         平成二十六年九月二日

                             午前十時開会

第一 会議録署名議員の指名

第二 会期決定の件

第三 第八五号議案から第一一五号議案まで及び第一号諮問

   (議題、提出者の説明)

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 本日の会議に付した案件

日程第一 会議録署名議員の指名

日程第二 会期決定の件

日程第三 第八五号議案から第一一五号議案まで及び第一号諮問

     (議題、提出者の説明)

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 出席議員 四十一名

  議長     近藤和義

  副議長    桜木 博

         阿部英仁

         志村 学

         古手川正治

         後藤政義

         竹内小代美

         土居昌弘

         嶋 幸一

         毛利正徳

         油布勝秀

         衛藤明和

         濱田 洋

         三浦 公

         末宗秀雄

         御手洗吉生

         井上伸史

         麻生栄作

         田中利明

         三浦正臣

         守永信幸

         藤田正道

         原田孝司

         小嶋秀行

         馬場 林

         尾島保彦

         玉田輝義

         深津栄一

         酒井喜親

         首藤隆憲

         平岩純子

         江藤清志

         久原和弘

         小野弘利

         元吉俊博

         荒金信生

         佐々木敏夫

         戸高賢史

         吉岡美智子

         河野成司

         堤 栄三

 欠席議員 一名

         吉冨幸吉

 欠員   二名

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 出席した県側関係者

  知事        広瀬勝貞

  副知事       二日市具正

  副知事       太田豊彦

  教育委員長     松田順子

  公安委員長     高橋治人

  人事委員長     石井久子

  代表監査委員    米浜光郎

  労働委員会会長   麻生昭一

  総務部長      島田勝則

  企業局長      森本倫弘

  病院局長      坂田久信

  教育長       野中信孝

  警察本部長     奥野省吾

  企画振興部長    日高雅近

  福祉保健部長    平原健史

  生活環境部長    冨高松雄

  商工労働部長    西山英将

  農林水産部長    工藤利明

  土木建築部長    進 秀人

  会計管理者兼会計管理局長

            阿部恒之

  参事監兼財政課長  長谷尾雅通

  知事室長      岡本天津男

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     午前十時三分



○近藤和義議長 開会に先立ち、先般新たに副知事に就任されました太田豊彦君からご挨拶があります。太田豊彦君。

  〔太田副知事登壇〕



◎太田豊彦副知事 おはようございます。

 去る七月二日付で県議会の選任のご同意をいただき、同日付で副知事を拝命いたしました太田豊彦でございます。

 もとより微力ではございますが、皆さんのお力添えを賜りながら、広瀬知事のもと、二日市副知事とともに県勢の発展のために全力を尽くす所存でございます。

 近藤議長を初め、議員各位におかれましては、何とぞ温かいご指導、ご鞭撻、よろしくお願いいたします。(拍手)

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     午前十時五分 開会



○近藤和義議長 ただいまから平成二十六年第三回定例会を開会いたします。

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○近藤和義議長 これより本日の会議を開きます。

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△諸般の報告



○近藤和義議長 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。

 まず、監査委員から、地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定により六月及び七月の例月出納検査の結果について文書をもって報告がありました。

 なお、調書は朗読を省略いたします。

 次に、知事から、地方自治法第百八十条の規定に基づく訴え提起前の和解についてなど三十五件の報告及び書類の提出がありました。

 なお、報告書等は、いずれもお手元に配付の議案書の末尾に添付してあります。

 次に、会議規則第百二十五条第一項ただし書きの規定により、お手元に配付の表のとおり議員を派遣いたしました。

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△議員派遣報告

一 目的

   第九回九州・沖縄未来創造会議出席のため

二 場所

   佐賀県

三 期間

   平成二十六年九月一日

四 派遣職員

   三浦公、小野弘利、河野成司

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○近藤和義議長 以上、報告を終わります。

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○近藤和義議長 本日の議事は、お手元に配付の議事日程第一号により行います。

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△日程第一 会議録署名議員の指名



○近藤和義議長 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第百二十三条の規定により麻生栄作君及び酒井喜親君を指名いたします。

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△日程第二 会期決定の件



○近藤和義議長 日程第二、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十八日までの十七日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○近藤和義議長 ご異議なしと認めます。

 よって、会期は十七日間と決定いたしました。

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△日程第三 第八五号議案から第一一五号議案まで及び第一号諮問(議題、提出者の説明)



○近藤和義議長 日程第三、第八五号議案から第一一五号議案まで及び第一号諮問を一括議題といたします。

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第八五号議案 平成二十六年度大分県一般会計補正予算(第二号)

第八六号議案 平成二十六年度大分県港湾施設整備事業特別会計補正予算(第一号)

第八七号議案 平成二十六年度大分県電気事業会計補正予算(第一号)

第八八号議案 大分県の事務処理の特例に関する条例の一部改正について

第八九号議案 工事請負契約の変更について

第九〇号議案 工事請負契約の変更について

第九一号議案 工事請負契約の変更について

第九二号議案 物品の取得に係る契約の変更について

第九三号議案 薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備について

第九四号議案 大分県幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について

第九五号議案 母子及び寡婦福祉法の一部改正に伴う関係条例の整備について

第九六号議案 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について

第九七号議案 おおいた子ども・子育て応援県民会議条例の一部改正について

第九八号議案 大分県病院事業の設置等に関する条例の一部改正について

第九九号議案 海岸の占用料等及び海底の土地の使用料等の徴収に関する条例の一部改正について

第一〇〇号議案 大分県立学校の設置に関する条例の一部改正について

第一〇一号議案 平成二十五年度大分県病院事業会計決算の認定について

第一〇二号議案 平成二十五年度大分県電気事業会計利益の処分及び決算の認定について

第一〇三号議案 平成二十五年度大分県工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について

第一〇四号議案 平成二十五年度大分県一般会計歳入歳出決算の認定について

第一〇五号議案 平成二十五年度大分県公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇六号議案 平成二十五年度大分県母子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇七号議案 平成二十五年度大分県中小企業設備導入資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇八号議案 平成二十五年度大分県流通業務団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇九号議案 平成二十五年度大分県林業・木材産業改善資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一〇号議案 平成二十五年度大分県沿岸漁業改善資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一一号議案 平成二十五年度大分県就農支援資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一二号議案 平成二十五年度大分県県営林事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一三号議案 平成二十五年度大分県臨海工業地帯建設事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一四号議案 平成二十五年度大分県港湾施設整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一五号議案 平成二十五年度大分県用品調達特別会計歳入歳出決算の認定について

第一号諮問 退職手当支給制限処分に対する異議申立てに関する諮問について

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(参照)

報第九号 訴え提起前の和解について

報第一〇号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の算定について

報第一一号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく資金不足比率の算定について

報第一二号 公益財団法人大分県自治人材育成センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第一三号 公立大学法人大分県立芸術文化短期大学の経営状況を説明する書類の提出について

報第一四号 公立大学法人大分県立芸術文化短期大学の平成二十五事業年度の業務実績に関する評価結果について

報第一五号 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団の経営状況を説明する書類の提出について

報第一六号 大分高速鉄道保有株式会社の経営状況を説明する書類の提出について

報第一七号 大分航空ターミナル株式会社の経営状況を説明する書類の提出について

報第一八号 公立大学法人大分県立看護科学大学の経営状況を説明する書類の提出について

報第一九号 公立大学法人大分県立看護科学大学の平成二十五事業年度の業務実績に関する評価結果について

報第二〇号 公益財団法人大分県地域保健支援センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第二一号 公益財団法人大分県臓器移植医療協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第二二号 公益財団法人大分県生活衛生営業指導センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第二三号 一般財団法人大分県中小企業会館の経営状況を説明する書類の提出について

報第二四号 公益財団法人大分県産業創造機構の経営状況を説明する書類の提出について

報第二五号 公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の経営状況を説明する書類の提出について

報第二六号 公益財団法人日田玖珠地域産業振興センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第二七号 大分ブランドクリエイト株式会社の経営状況を説明する書類の提出について

報第二八号 株式会社大分国際貿易センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第二九号 公益財団法人大分県総合雇用推進協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第三〇号 公益社団法人大分県農業農村振興公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第三一号 一般財団法人大分県主要農作物改善協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第三二号 株式会社大分ボール種苗センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第三三号 公益社団法人大分県畜産協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第三四号 公益財団法人森林ネットおおいたの経営状況を説明する書類の提出について

報第三五号 公益社団法人大分県漁業公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第三六号 公益財団法人大分県建設技術センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第三七号 大分県土地開発公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第三八号 大分県住宅供給公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第三九号 公益財団法人暴力追放大分県民会議の経営状況を説明する書類の提出について

報第四〇号 県有地の信託に係る事務の処理状況を説明する書類の提出について

報第四一号 大分県長期総合計画の実施状況について

報第四二号 大分県地域福祉支援計画の策定について

報第四三号 大分県次世代育成支援行動計画の策定について

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○近藤和義議長 提出者の説明を求めます。広瀬知事。

  〔広瀬知事登壇〕



◎広瀬勝貞知事 冒頭、先月、広島市におきまして大規模な土砂災害が発生いたしました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。そして、被災地の一日も早い復興を願っております。

 今回の土砂災害は、多くの土砂災害危険個所を抱える本県にとりましても他人事ではなく、出水期前の点検、応急対策、土砂災害警戒区域の指定、危険個所の県民への周知など、気を引き締めて、しっかりと取り組んでまいります。

 平成二十六年第三回定例県議会の開会に当たり、県政諸般の報告を申し上げ、あわせて今回提出しました諸議案の概要について説明申し上げます。

 初めに、県政諸般の報告を申し上げます。

 その第一は、芸術文化、スポーツの振興についてです。

 芸術の秋、いよいよ県立美術館が十月末に完成します。この美術館の建設に当たっては、県民の皆様の思いを込めて、「五感を刺激する美術館」、「自分のリビングのように気楽に立ち寄れる美術館」、そして「県民とともに成長する美術館」というコンセプトをつくっていただいたところですが、まさに、それにふさわしい施設の誕生です。

 この完成に合わせて、県民の皆さんとともに完成を祝う「OPAM誕生祭」を十一月二十三日から三十日にかけて開催することとしており、期間中は記念式典を初め、館内見学ツアーや美術館とオアシスひろば21をつなぐペデストリアンデッキの渡り初めを実施するとともに、高山辰雄賞ジュニア美術展の優秀作品を展示いたします。

 来年四月二十四日の開館記念展では、「モダン百花繚乱「大分世界美術館」 大分が世界に出会う、世界が大分に驚く」と題して、ターナーやルソー、ミロ、ダリなど十九世紀から二十世紀の欧州モダン巨匠作家の名画と田能村竹田や福田平八郎、高山辰雄ら県出身巨匠の作品を展示することとしております。

 先日、館長による発表に立ち会いましたが、私も胸躍るような気持ちで伺ったところであります。

 秋はまた、スポーツの季節でもあります。国内では、今後、二〇一九年ラグビーワールドカップ日本大会や二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックなど国際的なスポーツ大会が予定されております。

 ラグビーワールドカップ日本大会につきましては、アジアで初めての開催であり、一都市で開催されるオリンピックと違い、広く全国で開催されることから、本県にとってもチャンスであります。ラグビー関係者を初め、県内での大会誘致に向けた機運も高まってきており、本年十月末の開催地立候補の期限に向けて、前向きに検討していきたいと考えております。

 東京オリンピック・パラリンピックにつきましても、事前キャンプ等の誘致による地域活性化が期待されることから、本県としましても、市町村や競技団体などと連携しながら、しっかりと取り組んでまいります。

 県政諸般の報告第二は、人口減少社会を見据えた地域づくりについてであります。

 今後の人口減少社会への対応が国でも地方でも強く求められております。人口減少社会では、まず何より、誰もが住んでよかった、住んでみたいと思うような、心豊かな暮らしのできる地域をつくっていくことが大事であります。そのためには、種々、対策を考えていかなければなりませんが、中でも、地域に定着するための仕事づくりが欠かせません。

 農林水産業は、県内一円に仕事の場をつくっていくという意味でますます重要になっていきます。

 農業においては、これまで、県内生産者の育成強化とあわせ、企業誘致で千七百八十四人の新たな雇用機会をつくってまいりました。

 林業では、高性能機械の導入や製材施設の整備などで効率化を図りながら、若者にとっても魅力ある林業を目指していきます。

 水産業でも、関あじ、関さば漁をやってみようという若者に対する漁船のリース制度の活用や、漁業者による直接指導など、後継者の確保育成に取り組んでおります。

 もちろん、商工業も重要であります。経済の土俵を広げ、雇用を確保するため企業誘致を行ってきており、平成十五年度からこれまでに一万五千四百七十八人の新たな雇用機会を創出してきました。

 仕事づくりでは、地元の中小企業の支援も大切であります。県内製造事業所の二五%、雇用の一四%を占める食品産業につきまして、ことし二月に「おおいた食品産業企業会」を立ち上げ、現在七十一社の会員が品質、衛生管理などに携わる人材の育成や販路開拓に取り組んでおります。先月二十二日には食品オープンラボを開設したところであり、商品開発力の向上なども行っていきます。

 あわせて、経営規模や雇用の面で地域を牽引するような企業の育成にも力を入れます。七月に三社を支援企業に認定し、現在追加募集を行っており、できるだけ多くの地域リーディングカンパニーを創出していきます。

 もう一つ、ビジネスプラングランプリによるベンチャー企業の育成やスタートアップ支援など創業支援も大事なことだと考えております。七月の末にシリコンバレーを訪れましたが、産・学・ベンチャーキャピタルによる起業家への支援システムについては大いに参考になりました。

 そして、「おんせん県おおいた」としては、観光を積極的に展開し、交流人口をふやし、関連産業を振興させていくことも重要であります。

 先月二十一日に大分県の外国人観光客の六割を占める韓国で観光プロモーションを行いましたが、二十五日には韓国のLCCティーウェイ航空によるソウル線就航を発表することができました。

 既に発表させていただいたジェットスター・ジャパンによる関西線の運航とあわせまして、国内外からの観光誘客の好機と捉え、観光のさらなる発展につなげてまいります。

 今後とも、新たな産業政策により、若者を引きつける、魅力ある仕事づくり、雇用の場の確保に全力を挙げてまいります。

 次に、先般、二十五年度決算を取りまとめましたが、このご報告をいたします。

 二十五年度は、九州北部豪雨災害からの復旧・復興に引き続き全力で取り組むとともに、喫緊の課題である景気・雇用対策にも力を注いでまいりました。その結果、投資的経費は二年連続で増加し、歳出全体では二十一年度以来四年ぶりに増加しました。

 必要な対策にしっかり取り組んだ一方で、企業業績の回復などによる県税の増収や行革実践力の発揮によりまして、実質収支の黒字幅が拡大し、単年度収支は二年ぶりの黒字となりました。

 財政の弾力性を示す経常収支比率も、人件費や公債費といった義務的経費の減少や県税収入の増加などによりまして、三年ぶりに改善いたしました。

 また、財政調整用基金残高は、前年度末から九億円上積みの四百四十三億円を確保しました。

 他方、県債残高は、復旧・復興や国の大型補正の受け入れにより例年以上に繰越事業が生じたことから、前年度を四十二億円上回る一兆五百三十九億円となりましたが、臨時財政対策債を除く県債残高は十二年連続で着実に減少させています。

 このように本県財政は改善しつつありますが、地方財政をめぐる環境はなお厳しいものがありまして、行財政改革の手綱を緩めるわけにはいきません。

 今後とも、行革実践力を最大限に発揮しながら、新たな時代に対応できるよう、財政基盤の強化に努めてまいります。

 次に、提出しました諸議案の主なものについて、その内容を説明申し上げます。

 初めに、一般会計補正予算案であります。

 今回補正します額は二十七億九千四百三十二万千円であり、これを既決予算額に加えますと五千九百四十八億三千七百四十一万七千円となります。

 以下、事業の主なものについて説明申し上げます。

 まず、航空路線の拡充であります。先ほどのティーウェイ航空が九月から新たに運航するソウルー大分線の路線定着を図るために、大分空港着陸料や空港ビル施設使用料に対し助成します。また、ジェットスター・ジャパンが十月から新たに運航する関西ー大分線の路線定着を図るため、搭乗者数に応じた奨励金を交付するとともに、大分空港着陸料に対し助成をいたします。これにより、県民の利便性向上や観光振興、地域活性化につなげていきます。

 二つには、地域資源を生かした六次産業化の推進です。県産牛生産企業が食品産業企業会と連携して行う新商品の開発などに必要となる加工設備の整備に対しまして助成し、食品産業全体の底上げを図っていきます。

 三つには、決算剰余金の一部を芸術文化基金に積み立て、今後、県立美術館での魅力ある企画展や芸術文化ゾーンを核とした事業展開などに活用することとします。

 芸術文化の振興には、安定的で持続性のある財源の確保が必要であり、今後は、毎年度、決算剰余金の一部を芸術文化基金に積み立てていきたいと考えています。

 四つ目は、グローバル人材の育成です。

 文部科学省のスーパーグローバルハイスクールに指定された大分上野丘高等学校において、APUや企業などと連携し、語学力だけではなく、国際的に活躍できる意欲と力を持ち合わせたグローバル人材を育成するとともに、これを核に他校にも成果を広げていきたいと思います。

 最後に、二十五年度の決算剰余金につきましては、条例に基づき三分の一相当額、八億千八百二十八万円を財政調整基金及び減債基金にそれぞれ積み立てるとともに、残余については、今後の県有施設の計画的な保全等に備え、県有施設整備基金に七億千五百三十二万円余を積み立てます。

 以上が歳出でありますが、これに対する歳入予算は、国庫支出金三億三千九百万円余、繰越金二十四億五千四百万円余であります。

 次に、港湾施設整備事業特別会計補正予算案であります。

 佐伯市内に新設されるバイオマス発電所の燃料となるヤシ殻の輸入に備えまして、佐伯港の埠頭用地の拡大整備に向け、測量等を実施するものであります。この発電所の稼働により、直接雇用の創出や物流など経済活動の活性化が大いに期待されます。

 次に、予算外議案について説明申し上げます。

 第九四号議案大分県幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、認定こども園法の一部改正に伴い、国の参酌基準等をもとに、幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定めるものであります。

 第一〇〇号議案大分県立学校の設置に関する条例の一部改正につきましては、高校改革推進計画に基づき、県立別府青山高等学校、県立別府羽室台高等学校及び別府市立別府商業高等学校を発展的に統合し、新たに県立別府翔青高等学校を設置するとともに、県立玖珠農業高等学校及び県立森高等学校を発展的に統合して、新たに県立玖珠美山高等学校を設置し、県立玖珠農業高等学校及び県立森高等学校を廃止するものであります。

 以上をもちまして、提出しました諸議案の説明を終わります。

 何とぞ、慎重ご審議の上、ご賛同いただきますようお願い申し上げます。



○近藤和義議長 これをもって提出者の説明は終わりました。

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○近藤和義議長 以上をもって本日の議事日程は終わりました。

 お諮りいたします。明三日から五日まで及び八日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○近藤和義議長 ご異議なしと認めます。

 よって、明三日から五日まで及び八日は休会と決定いたしました。

 なお、六日及び七日は、県の休日のため休会といたします。

 次会は、九日定刻より開きます。

 日程は、決定次第通知いたします。

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○近藤和義議長 本日は、これをもって散会いたします。

     午前十時二十六分 散会