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平成24年 第3回定例会(9月) 09月04日−01号




平成24年 第3回定例会(9月) − 09月04日−01号







平成24年 第3回定例会(9月)



平成二十四年九月四日(火曜日)

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 議事日程第一号

       平成二十四年九月四日

           午前十時開会

第一 会議録署名議員の指名

第二 会期決定の件

第三 第八五号議案から第一一四号議案まで及び第四号報告

   (議題、提出者の説明)

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 本日の会議に付した案件

日程第一 会議録署名議員の指名

日程第二 会期決定の件

日程第三 第八五号議案から第一一四号議案まで及び第四号報告(議題、提出者の説明)

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 出席議員 四十三名

  議長        志村 学

  副議長       元吉俊博

            小野弘利

            久原和弘

            三浦正臣

            守永信幸

            藤田正道

            原田孝司

            小嶋秀行

            馬場 林

            尾島保彦

            後藤政義

            竹内小代美

            玉田輝義

            深津栄一

            酒井喜親

            首藤隆憲

            吉冨幸吉

            平岩純子

            江藤清志

            古手川正治

            土居昌弘

            嶋 幸一

            毛利正徳

            油布勝秀

            衛藤明和

            濱田 洋

            三浦 公

            末宗秀雄

            御手洗吉生

            桜木 博

            麻生栄作

            田中利明

            渕 健児

            近藤和義

            阿部英仁

            井上伸史

            荒金信生

            佐々木敏夫

            戸高賢史

            吉岡美智子

            河野成司

            堤 栄三

 欠席議員 なし

 欠員   一名

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 出席した県側関係者

  知事        広瀬勝貞

  副知事       二日市具正

  副知事       小風 茂

  教育委員長     岩崎哲朗

  公安委員長     合原真知子

  人事委員長     石井久子

  代表監査委員    米浜光郎

  労働委員会会長   麻生昭一

  総務部長      奥塚正典

  企業局長      堤  隆

  病院局長      坂田久信

  教育長       野中信孝

  警察本部長     大沢裕之

  企画振興部長    塩川也寸志

  福祉保健部長    永松 悟

  生活環境部長    直野清光

  商工労働部長    山本和徳

  農林水産部長    阿部良秀

  土木建築部長    畔津義彦

  会計管理者兼

            平田茂雄

  会計管理局長

  財政課長      長谷尾雅通

  知事室長      草野俊介

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     午前十時三分



○志村学議長 開会に先立ち、先般新たに警察本部長に就任されました大沢裕之君からごあいさつがあります。大沢裕之君。



◎大沢裕之警察本部長 八月七日付をもちまして警察本部長を拝命いたしました大沢裕之と申します。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

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     午前十時四分 開会



○志村学議長 ただいまから平成二十四年第三回定例会を開会いたします。

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○志村学議長 これより本日の会議を開きます。

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△諸般の報告



○志村学議長 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。

 まず、監査委員から、地方自治法第百九十九条第九項の規定により東部振興局など二十四カ所の定期監査について、また、同法第二百三十五条の二第三項の規定により六月、七月及び八月の例月出納検査について、それぞれ結果に関する報告がありました。

 なお、調書は朗読を省略いたします。

 次に、知事から、地方自治法第百八十条第二項の規定に基づく訴え提起前の和解についてなど三十七件の報告及び書類の提出がありました。

 なお、報告書等は、いずれもお手元に配付の議案書の末尾に添付してあります。

 次に、会議規則第百十八条第一項ただし書きの規定により、お手元に配付の表のとおり議員を派遣いたしました。

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△議員派遣報告

 その一

一 目的

   大分県の大雨・洪水警報に係る災害状況についての協議出席のため

二 場所

   大分市

三 期間

   平成二十四年七月九日

四 派遣議員

   原田孝司、酒井喜親、吉冨幸吉、古手川正治、毛利正徳、麻生栄作、志村学、元吉俊博、井上伸史

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 その二

一 目的

   第二回大分県議会災害対策連絡協議会出席のため

二 場所

   大分市

三 期間

   平成二十四年七月十七日

四 派遣議員

   酒井喜親、平岩純子、毛利正徳、衛藤明和、麻生栄作、志村学、元吉俊博、井上伸史、堤栄三

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 その三

一 目的

   衆議院災害対策特別委員会被害状況調査同行のため

二 場所

   日田市、中津市

三 期間

   平成二十四年七月十八日

四 派遣議員

   麻生栄作

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 その四

一 目的

   参議院災害対策特別委員会被害状況調査同行のため

二 場所

   日田市

三 期間

   平成二十四年七月二十日

四 派遣議員

   後藤政義

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 その五

一 目的

   第三回大分県議会災害対策連絡協議会出席のため

二 場所

   大分市

三 期間

   平成二十四年七月二十七日

四 派遣議員

   後藤政義、酒井喜親、平岩純子、毛利正徳、衛藤明和、麻生栄作、元吉俊博、堤栄三

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 その六

一 目的

   第四回大分県議会災害対策連絡協議会出席のため

二 場所

   大分市

三 期間

   平成二十四年八月二十一日

四 派遣議員

   尾島保彦、衛藤明和、麻生栄作、志村学、元吉俊博、井上伸史、戸高賢史、吉岡美智子、堤栄三

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○志村学議長 以上、報告を終わります。

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○志村学議長 本日の議事は、お手元に配付の議事日程第一号により行います。

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△日程第一 会議録署名議員の指名



○志村学議長 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第百十六条の規定により小嶋秀行君及び井上伸史君を指名いたします。

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△日程第二 会期決定の件



○志村学議長 日程第二、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から二十日までの十七日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○志村学議長 ご異議なしと認めます。

 よって、会期は十七日間と決定いたしました。

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△日程第三 第八五号議案から第一一四号議案まで及び第四号報告(議題、提出者の説明)



○志村学議長 日程第三、第八五号議案から第一一四号議案まで及び第四号報告を一括議題といたします。

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第八五号議案 平成二十四年度大分県一般会計補正予算(第三号)について

第八六号議案 平成二十四年度大分県電気事業会計補正予算(第一号)について

第八七号議案 平成二十四年度大分県工業用水道事業会計補正予算(第一号)について

第八八号議案 大分県税条例の一部改正について

第八九号議案 大分県国民健康保険財政調整交付金条例の一部改正について

第九〇号議案 大分県介護職員処遇改善等促進基金条例の一部改正について

第九一号議案 大分県動物の愛護及び管理に関する条例の一部改正について

第九二号議案 大分県産業振興条例等の一部改正について

第九三号議案 県道路線の認定について

第九四号議案 工事請負契約の変更について

第九五号議案 訴えの提起について

第九六号議案 工事請負契約の締結について

第九七号議案 大分県立学校の設置に関する条例の一部改正について

第九八号議案 工事請負契約の締結について

第九九号議案 職員の特殊勤務手当支給条例の一部改正について

第一〇〇号議案 平成二十三年度大分県病院事業会計決算の認定について

第一〇一号議案 平成二十三年度大分県電気事業会計利益の処分及び決算の認定について

第一〇二号議案 平成二十三年度大分県工業用水道事業会計利益の処分及び決算の認定について

第一〇三号議案 平成二十三年度大分県一般会計歳入歳出決算の認定について

第一〇四号議案 平成二十三年度大分県公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇五号議案 平成二十三年度大分県母子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇六号議案 平成二十三年度大分県中小企業設備導入資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇七号議案 平成二十三年度大分県流通業務団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇八号議案 平成二十三年度大分県就農支援資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一〇九号議案 平成二十三年度大分県林業・木材産業改善資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一〇号議案 平成二十三年度大分県沿岸漁業改善資金特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一一号議案 平成二十三年度大分県県営林事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一二号議案 平成二十三年度大分県臨海工業地帯建設事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一三号議案 平成二十三年度大分県港湾施設整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について

第一一四号議案 平成二十三年度大分県用品調達特別会計歳入歳出決算の認定について

第四号報告 平成二十四年度大分県一般会計補正予算(第二号)について

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(参照)

報第九号 訴え提起前の和解について

報第一〇号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率の算定について

報第一一号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく資金不足比率の算定について

報第一二号 公立大学法人大分県立芸術文化短期大学の経営状況を説明する書類の提出について

報第一三号 公立大学法人大分県立芸術文化短期大学の平成二十三事業年度の業務実績に関する評価結果について

報第一四号 公立大学法人大分県立芸術文化短期大学の中期目標に係る事業報告について

報第一五号 公立大学法人大分県立芸術文化短期大学の中期目標期間の業務実績に関する評価結果について

報第一六号 財団法人大分県文化スポーツ振興財団の経営状況を説明する書類の提出について

報第一七号 大分高速鉄道保有株式会社の経営状況を説明する書類の提出について

報第一八号 大分航空ターミナル株式会社の経営状況を説明する書類の提出について

報第一九号 公立大学法人大分県立看護科学大学の経営状況を説明する書類の提出について

報第二〇号 公立大学法人大分県立看.護科学大学の平成二十三事業年度の業務実績に関する評価結果について

報第二一号 公立大学法人大分県立看護科学大学の中期目標に係る事業報告について

報第二二号 公立大学法人大分県立看護科学大学の中期目標期間の業務実績に関する評価結果について

報第二三号 財団法人大分県地域保健支援センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第二四号 財団法人大分県腎バンク協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第二五号 財団法人大分県生活衛生営業指導センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第二六号 財団法人大分県中小企業会館の経営状況を説明する書類の提出について

報第二七号 公益財団法人大分県産業創造機構の経営状況を説明する書類の提出について

報第二八号 財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の経営状況を説明する書類の提出について

報第二九号 財団法人日田玖珠地域産業振興センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第三〇号 大分ブランドクリエイト株式会社の経営状況を説明する書類の提出について

報第三一号 株式会社大分国際貿易センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第三二号 財団法人大分県総合雇用推進協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第三三号 公益社団法人大分県農業農村振興公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第三四号 財団法人大分県主要農作物改善協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第三五号 株式会社大分ボール種苗センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第三六号 公益社団法人大分県畜産協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第三七号 公益財団法人森林ネットおおいたの経営状況を説明する書類の提出について

報第三八号 社団法人大分県漁業公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第三九号 財団法人大分県建設技術センターの経営状況を説明する書類の提出について

報第四〇号 大分県土地開発公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第四一号 財団法人大分県公園協会の経営状況を説明する書類の提出について

報第四二号 大分県住宅供給公社の経営状況を説明する書類の提出について

報第四三号 公益財団法人暴力追放大分県民会議の経営状況を説明する書類の提出について

報第四四号 県有地の信託に係る事務の処理状況を説明する書類の提出について

報第四五号 大分県長期総合計画の実施状況について

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○志村学議長 提出者の説明を求めます。広瀬知事。

  〔広瀬知事登壇〕



◎広瀬勝貞知事 平成二十四年第三回定例県議会の開会に当たりまして、県政諸般の報告を申し上げ、あわせて今回提出しました諸議案の概要について説明申し上げます。

 まず、県政諸般の報告であります。

 この梅雨どきのたび重なる豪雨は、本県にも大きなつめ跡を残しました。改めて、とうとい命を落とされた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

 県では、被災後直ちに災害救助法を適用し、あわせて自衛隊に災害派遣を要請するなど、住民の救助、援護に全力で取り組んでまいりました。また、生活に不可欠な民営水道施設の被害にもいち早く支援を決定し、復旧を進めたところであります。

 このたびの災害では、短期間で二度にわたり被災したことから、住民の皆さんの心の動揺も大きいのではないかと心配されましたが、県や市の社会福祉協議会の募集に応じて一万人に及ぶボランティアが支援に駆けつけていただき、被災者の大きな支えとなりました。

 このボランティアを初め、県内外から物心両面の温かいご支援、ご協力を賜りました皆様に対しまして、また、タイ王国など海外からの義援金に対しましても、心から感謝を申し上げます。

 今回の豪雨災害は、広域で、かつ多様な分野に被害が及び、被害総額は五百二億円に達しています。このため、対策の実施に当たっては、関係部局が連携し、全庁を挙げて取り組む必要があると考え、被災直後の七月六日に水害対策会議を設置し、被災者の支援や道路、河川などの応急的な復旧に取り組んできたところであります。

 この水害対策会議は、被災地にも赴き、市長や町長を初め、担当職員とも率直に意見、情報交換を行うなど、市や町との連携にも力を入れています。そうした中でいただいた意見、要望を踏まえ、応急復旧から本格的な復旧へと段階を着実に進めていくため、先般、大分県復旧・復興推進計画を策定したところであります。

 その第一は、被災者の住宅再建支援です。

 河川のはんらんなどにより多くの住家が被害を受け、全半壊や床上浸水は千二百棟を超えました。しかし、数も多く最も支援が必要とされる半壊住宅は、国の生活再建支援制度では対象とされておりません。県では、平成十八年度から、その半壊住宅への支援を含め、国の制度を補完する県独自の制度を創設し、県民の安心確保に努めていますが、今回、これにより幅広く被災者を支援いたします。

 第二は、農林水産業、商工業等への支援であります。

 被災した農林水産業に対しましては、既に融資利率や保証料率を大幅に引き下げた金融支援を実施しておりますけれども、特に農業では被災による債務拡大が心配されます。返済が困難な償還元金を借りかえて負担を平準化するアシスト資金を準備するほか、既存の圃場整備償還金に加えまして、被災農地の復旧に伴い新たに発生する負担について、その軽減を図るため、償還繰り延べと低利融資により被災農家を支援いたします。

 第三は、学校施設の復旧であります。

 今回の災害が激甚災害の本激に指定されたことによりまして私立学校に対しても公立学校と同様に国の財政支援が行われますけれども、このたびの私立学校の被害の甚大さを踏まえまして、公立学校と同等の補助率となるように国庫補助に県費を上乗せして助成をいたします。

 第四は、道路や河川など社会資本等の復旧であります。

 公共施設の被害額は四百四十億円を超えるなど大規模な被害となったことから、本格復旧に当たり優先順位をつけて着実に取り組みます。道路では、幹線道路や生活支援道路のほか、集落の孤立を招くおそれのある路線を優先し、河川や砂防では、人命、財産の保全や営農など産業活動の再生に資する施設を優先して復旧いたします。特に早期復旧が必要なものは、災害査定前の事前着工制度なども活用いたします。あわせて、市町では人員が不足し、その確保が困難なことから、県職員を派遣するとともに、市町の復旧事業を県として積極的に受託します。その上で、県で不足する人員につきましては九州各県に八名の応援を求めているところであります。

 このほか、被災状況に応じて、原形復旧にとどまることなく、防災機能を高める改良復旧を進めます。

 今後は、この復旧・復興推進計画をしっかりと進捗管理しながら、迅速かつ着実に成果を上げてまいります。

 次に、提出しました諸議案の主なものについて、その内容を説明申し上げます。

 初めに、一般会計補正予算案であります。

 今回の補正は、豪雨災害からの復旧、復興に向けて取り組む事業を中心に編成いたしましたが、特に緊急を要する事業について、あわせて計上したところであります。補正額は三百五十四億四百五十三万九千円であり、これに既決予算を加えますと六千二百十七億七千二百三十三万九千円となります。

 以下、その内容について説明申し上げます。

 まず、豪雨災害への対応ですが、約三百五億円を計上しています。

 多くの住宅や施設が浸水による被害を受けました。そこで、国の生活再建支援制度が対象としない住宅の半壊や床上浸水に対し、また、制度が適用されない市町村における被災住家に対しても県独自の住宅再建支援金を給付するほか、老人福祉施設や児童福祉施設の復旧経費に対し助成いたします。

 次に、農林水産業や商工業等に対する支援であります。

 農林水産業では、農地の復旧を急ぐ一方、きめ細かな営農指導とあわせ、被災農家の経営安定を図る低利の特定災害対策緊急資金について保証料を軽減するとともに、既往借入金の償還を借りかえにより平準化するほか、表土流出や泥水流入等の被害を受けた園芸産地の生産力回復を図るため、土壌改良等に対し助成いたします。

 林業においては、原木の確保に欠かせない林道、作業道の早期復旧が急務であります。そこで、国庫補助の対象とならない林道の復旧に対し県独自の支援を行うとともに、作業道の復旧についても、森林所有者の負担を一〇%に軽減するため、県、市町村で上乗せして助成をいたします。

 また、漁場に流出した大量の流木、土砂などにより漁業被害をこうむった中津市、宇佐市で漁港の航路しゅんせつ等を実施するとともに、漁場の流木撤去や海底に堆積した流木除去に対し助成をいたします。

 商工業に対しては、県制度資金について、既に八月六日から融資利率及び保証料率を大幅に引き下げて、実質金利を一・二五%としたところであります。また、工場用地の被災について、市町村等による給排水施設などの復旧に対する助成制度を創設し、支援をいたします。

 観光では、災害発生に伴う風評により大量の宿泊キャンセルが発生するなど観光客が減少しております。そのため、既存事業を活用した福岡圏域での観光キャンペーンなどに加え、秋の行楽シーズンに向けて、関西圏、首都圏に対しても県内観光地の元気情報を積極的に発信してまいります。

 今回の補正予算の大宗は、甚大な被害を受けた公共土木施設、農地、農業用施設や林地等の早期復旧のための予算であります。今年度実施する事業費として、災害復旧事業及び災害関連事業等で約二百八十二億円を計上したところであります。

 今回の補正では、豪雨災害以外にも緊急性の高い事業を計上いたしました。

 まず、県立美術館の建設について、本体建設工事の発注に向け、債務負担行為を設定するとともに、隣接地の取得に係る建物等の移転補償費を計上いたします。

 大分トリニータへの支援も大きな課題であります。

 大分トリニータは、県民の元気の源の一つであり、また、地域経済活性化にも大きな役割を果たしています。加えて今季は、J1昇格に向かって県民の期待にこたえる成績を上げております。そうしたことが県民、サポーターや経済界の支援にもつながり、予想以上に広がっていることから、行政としても三位一体の一翼を担っていきたいと思います。そこで、これまでもトリニータ支援を行っている財団法人大分県文化スポーツ振興財団が設置するスポーツ振興のための基金に助成し、この基金の活用によりトリニータを支援するとともに、地域スポーツの振興も図ります。

 また、先般、十四万トンの大型クルーズ船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」の来年四月の別府港入港が発表されました。客船の大型化に伴い、別府港第四埠頭の接岸施設を増強し、あわせて、新たにターミナル施設を別府市とともに整備いたします。

 さらに、環境・エネルギーの分野では、防災拠点施設への再生可能エネルギーの導入などを進めるため、国の補助金を受け入れて基金に積み立てるとともに、それを有効活用する事業計画を策定いたします。加えて、未利用木質資源の有効利用や森林施業の効率化を図るため、森林整備加速化・林業再生基金を活用し、林地残材等を燃料とするバイオマス発電施設の整備に対し助成いたします。

 このほか、二十三年度決算剰余金の一部を、条例に基づき財政調整基金及び減債基金に積み立てます。

 これら歳出に対する主な歳入予算は、国庫支出金百八十九億千七百十余万円、繰入金三十三億千四百余万円、繰越金二十五億五百余万円、県債九十二億千百万円であります。

 以上が今回提出しました一般会計補正予算案でありますが、七月の豪雨災害に対しては、特に緊急を要した避難所の設置や食料品、寝具の供給などの救助対策費、災害援護資金や災害復旧に向けた調査費について、総額七億七百八十万円を専決処分により措置したところであり、第四号報告として承認を求めるものであります。

 ここで、今後の財政運営について一言申し上げます。

 先般、二十三年度決算を取りまとめました。二十三年度は中期行財政運営ビジョンの最終年度でありましたが、財政調整用基金残高は十六年度以降では最大となる四百五十五億円を確保し、また、県債残高も臨時財政対策債を除く実質的な残高は十年連続で減少させております。こうした行革の成果は議員並びに県民の皆様のご指導、ご協力のおかげでありまして、改めて厚く御礼を申し上げます。

 ちなみに、今回編成した災害対策の補正予算は過去最大の規模となり、専決処分と合わせた一般財源は二十三億円を要しましたけれども、これまで着実に積み上げた財政調整用基金を活用することで積極的な対応をとることができました。

 今後も、復旧・復興推進計画に沿って機動的な対策を講じる一方、常に財政収支を見据え、事務事業の厳選と新たな施策の構築に取り組み、県民一人一人が安心して暮らし、将来に向かって挑戦できる大分県の実現に向けて、財政基盤を強固なものに整えてまいります。

 次に、予算外議案について、主なものを説明申し上げます。

 第八八号議案大分県税条例の一部改正につきましては、個人県民税に係る寄附金税額控除の対象として、特定非営利活動法人地域環境ネットワークに対する寄附金を指定するものなどであります。

 第九七号議案大分県立学校の設置に関する条例の一部改正については、高校改革推進計画に基づき、山香農業高等学校及び日出暘谷高等学校を発展的に統合し、新たに日出総合高等学校を設置するものであります。

 以上をもちまして、提出しました諸議案の説明を終わります。

 何とぞ、慎重ご審議の上、ご賛同いただきますようお願い申し上げます。



○志村学議長 これをもって提出者の説明は終わりました。

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○志村学議長 以上をもって本日の議事日程は終わりました。

 お諮りいたします。明五日から七日まで及び十日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○志村学議長 ご異議なしと認めます。

 よって、明五日から七日まで及び十日は休会と決定いたしました。

 なお、八日及び九日は、県の休日のため休会といたします。

 次会は、十一日定刻より開きます。

 日程は、決定次第通知いたします。

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○志村学議長 本日は、これをもって散会いたします。

     午前十時二十五分 散会