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熊本県 天草市

平成22年 6月 定例会(第3回) 06月07日−01号




平成22年 6月 定例会(第3回) − 06月07日−01号







平成22年 6月 定例会(第3回)



          平成22年第3回天草市議会定例会会議録

1.議事日程(第1号)
                  平成22年6月7日(月曜日)午前10時開会
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期の決定
 第3 市長の施政方針説明
 第4 報告第1号 繰越明許費繰越計算書の報告について(平成21年度天草市一般会
          計)
 第5 報告第2号 繰越明許費繰越計算書の報告について(平成21年度天草市簡易水
          道事業特別会計)
 第6 報告第3号 繰越計算書の報告について(平成21年度天草市水道事業会計)
 第7 報告第4号 天草市土地開発公社の経営状況の報告について
 第8 報告第5号 財団法人天草下島北部地域観光振興公社の経営状況の報告につい
          て
 第9 報告第6号 株式会社くらたけの経営状況の報告について
 第10 報告第7号 株式会社うしぶかの経営状況の報告について
 第11 報告第8号 株式会社リップルランドの経営状況の報告について
 第12 報告第9号 株式会社プラスファイブの経営状況の報告について
 第13 報告第10号 有限会社愛夢里の経営状況の報告について
 第14 議第70号 天草市御所浦町教育特区学校審議会条例を廃止する条例の制定につ
         いて
 第15 議第71号 天草市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正す
         る条例の制定について
 第16 議第72号 天草市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定
         について
 第17 議第73号 天草市税特別措置条例の一部を改正する条例の制定について
 第18 議第74号 天草市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について
 第19 議第75号 天草市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制
         定について
 第20 議第76号 天草市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条
         例の制定について
 第21 議第77号 天草市立小・中学校設置条例の一部を改正する条例の制定について
 第22 議第78号 工事請負契約の締結について
 第23 議第79号 工事請負契約の締結について
 第24 議第80号 天草市土地開発公社の解散について
 第25 議第81号 熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について
 第26 議第82号 和解及び損害賠償の額の決定について
 第27 議第83号 宇の区域の変更について
 第28 議第84号 字の区域の変更について
 第29 議第85号 市道路線の廃止及び認定について
 第30 議第86号 平成22年度天草市一般会計補正予算(第1号)
 第31 議第87号 平成22年度天草市浄化槽市町村整備推進事業特別会計補正予算
         (第1号)
 第32 議第88号 平成22年度天草市病院事業会計補正予算(第1号)
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2.本日の会議に付したる事件
   議事日程のとおりである。
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3.出席議員は次のとおりである。(30名)
  1番 本 田 武 志 君             2番 松 江 雅 輝 君
  3番 鶴 戸 継 啓 君             4番 濱 洲 大 心 君
  5番 福 嶋 啓 子 君             6番 奈良? 利 幸 君
  7番 黒 田 忠 広 君             8番 浜 崎 義 昭 君
  9番 古 賀 源一郎 君             10番 中 尾 友 二 君
  11番 宮 下 幸一郎 君             12番 勝 木 幸 生 君
  13番 若 山 敬 介 君             14番 蓮 池 良 正 君
  15番 船 辺   修 君             16番 中 村 三千人 君
  17番 鎗 光 秀 孝 君             18番 赤 木 武 男 君
  19番 田 中   茂 君             20番 池 田 裕 之 君
  21番 脇 島 義 純 君             22番 平 山 泰 司 君
  23番 中 村 五 木 君             24番 楠 本 千 秋 君
  25番 大 塚 基 生 君             26番 吉 川 ? 澄 君
  27番 江 浦 政 巳 君             28番 ? ? 昭 臣 君
  29番 北 野 鋼 一 君             30番 池 田 次 人 君
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4.欠席議員は次のとおりである。(なし)
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5.説明のため出席した者の職氏名
  市長      安 田 公 寛 君   副市長     古 田 勝 人 君
  総務部長    鶴 田 謹 一 君   財務部長    酒 井 秀 則 君
  企画部長    金 子 邦 彦 君   健康福祉部長  田 代 隆 一 君
  市民環境部長  田 口 修 司 君   経済部長    野 嶋 義 澄 君
  建設部長    久保山 義 教 君   水道局長    山 上 良 一 君
  教育部長    坂 本 安 敏 君   病院事業部長  森 田 勝 善 君
  会計管理者   嶺     力 君   牛深支所長   中 原 誠 也 君
  有明支所長   堀 口   仁 君   御所浦支所長  長 塚 信 弘 君
  倉岳支所長   木 本   光 君   栖本支所長   倉 田   徹 君
  新和支所長   浦 田   亨 君   五和支所長   池 ? 一 彦 君
  天草支所長   山 口 義 久 君   河浦支所長   大 平 健 次 君
  総務課長    金 子 正 秀 君   財政課長    平 嶋 弘 一 君
  秘書課長    宮 ? 哲 彦 君
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6.職務のため出席した事務局職員の職氏名
  首席審議員
          濱   仙 明 君   議事調査係長  森 下 洋 一 君
  議会事務局長
  庶務係長    平 山 高 広 君   主任      佐 尾 秀 和 君
  主査      石 田 健 作 君




              午前10時00分 開会

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○議長(本田武志君) おはようございます。定足数以上の御出席でありますので、これより平成22年第3回天草市議会定例会を開会いたします。

 直ちに、本日の会議を開きます。

 議事日程は、お手元に印刷配付してあるとおりであります。

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 諸般の報告



○議長(本田武志君) 諸般の報告。

 議事に入ります前に、御報告申し上げます。平成21年度1月分から平成22年度4月分までの「例月出納検査結果報告書」が提出されましたので、議会事務局に保管いたしております。必要な方は御閲覧ください。

 次に、去る5月25日、東京都において開催されました第243回熊本県市議会議長会、並びに、翌26日に開催されました第86回全国市議会議長会定期総会に出席いたしましたので、その概要につきまして御報告いたします。

 まず、熊本県市議会議長会では、会長あいさつのあと、議事に入り、新任議長の紹介、会務報告及び意見交換、並びに、次回開催日程等についての協議が行われ、次回は荒尾市において10月4日に開催することが決定されました。

 次に、全国市議会議長会定期総会では、会長あいさつ、開会行事のあと、永年勤続議員に対する表彰が行われ、引き続き、議事に入り、一般事務及び会計報告、並びに、各委員会からの報告があり、いずれも原案のとおり承認・認定されました。議案審議では、部会提出議案26件、会長提出議案3件が審議されましたが、いずれも地域振興にとって重要な案件であることから、異議なく、原案のとおり可決され、政府・国会議員に対し、強く要望することが決定されました。

 以上、御報告を申し上げます。

 なお、永年勤続議員に対する表彰では、本市からは、永年勤続15年以上の表彰を吉川?澄議員と浜崎義昭議員が、また永年勤続10年以上の表彰を江浦政巳議員と平石水穂前議員がそれぞれ受賞されました。

 よって、これより表彰状の伝達を行います。

 吉川?澄議員、浜崎義昭議員、江浦政巳議員、演壇の前にお進みください。

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○議長(本田武志君) 表彰状。

 天草市。

 吉川?澄殿。

 あなたは、市議会議員として15年、市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第86回定期総会にあたり、本会表彰規程により表彰いたします。

 平成22年5月26日。

 全国市議会議長会会長 五本幸正。[表彰状伝達]

          (拍手)



○議長(本田武志君) 表彰状。

 天草市。

 浜崎義昭殿。

 あなたは、市議会議員として15年、市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第86回定期総会にあたり、本会表彰規程により表彰いたします。

 平成22年5月26日。

 全国市議会議長会会長 五本幸正。[表彰状伝達]

          (拍手)



○議長(本田武志君) 表彰状。

 天草市。

 江浦正巳殿。

 あなたは、市議会議員として10年、市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第86回定期総会にあたり、本会表彰規程により表彰いたします。

 平成22年5月26日。

 全国市議会議長会会長 五本幸正。[表彰状伝達]

          (拍手)

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◎議会事務局長(濱仙明君) 引き続き、市長から感謝状の贈呈が行われます。



◎市長(安田公寛君) 感謝状。

 吉川?澄殿。

 あなたは、牛深市議会議員及び天草市議会議員として、長年にわたり地方自治の振興と住民福祉の向上のため尽力され、もって、行政に寄与された功績は誠に多大であります。よって、ここに深く感謝の意を表します。

 平成22年6月7日。

 天草市長 安田公寛。[感謝状贈呈]

          (拍手)



◎市長(安田公寛君) 感謝状。

 浜崎義昭殿。

 あなたは、牛深市議会議員及び天草市議会議員として、長年にわたり地方自治の振興と住民福祉の向上のため尽力され、もって、行政に寄与された功績は誠に多大であります。よって、ここに深く感謝の意を表します。

 平成22年6月7日。

 天草市長 安田公寛。[感謝状贈呈]

          (拍手)



◎市長(安田公寛君) 感謝状。

 江浦正巳殿。

 あなたは、本渡市議会議員及び天草市議会議員として、長年にわたり地方自治の振興と住民福祉の向上のため尽力され、もって、行政に寄与された功績は誠に多大であります。よって、ここに深く感謝の意を表します。

 平成22年6月7日。

 天草市長 安田公寛。[感謝状贈呈]

          (拍手)



○議長(本田武志君) 以上で表彰状の伝達及び感謝状の贈呈を終わります。

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○議長(本田武志君) ここで、市長から発言の申し出があっておりますので、これを許します。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) おはようございます。諸般の報告をいたします。

 最初に、去る5月23日に発生いたしました豪雨によります市内の被害状況等につきまして御報告を申し上げます。

 23日の雨量は、河浦町の宮野河内地域では、降り始めから23日の23時までに300ミリを超える雨量を観測いたしております。各部門の主な被害状況でございますが、土木部門では、河川や道路の損壊など被害額がおおむね1億3,000万円となっております。農政関係では、農地及び農業用施設の被害額がおおむね3,000万円、林務水産部門では、林道の損壊、山地崩壊などおおむね7,000万円などとなっております。各地域の被害状況では、本渡、牛深、新和、河浦地域の被害が多い状況でございます。幸い人的被害や住家の被害は発生いたしておりません。なお、今回の豪雨に係る被害への応急対策や災害復旧に伴います補正予算を今議会に追加提案をさせていただくために、現在準備をいたしておりますので、御理解をいただきますようお願い申し上げます。

 次に、家畜伝染病口蹄疫に対する本市の対応について御報告申し上げます。

 本市では、5月13日に宮崎県えびの市で4例目が発生し、県内の防疫体制が強化されたことを受けまして、5月17日に天草市家畜伝染病対策本部を設置いたしました。同日、対策会議を開催し、畜舎周辺の消毒用消石灰3,000俵を畜産農家全戸に無償配布することを決定し、実施いたしております。また、天草管内へのウイルスの侵入を防ぐために、関係各社の御理解を得て、19日に牛深港と中田港のフェリー発着場に自主消毒ポイントを設置いたしております。さらに、28日からは天草空港の到着口にも自主消毒ポイントを設置したほか、上天草市、苓北町と合同で天草5橋1号橋の三角側に自主消毒ポイントを設置して、防疫体制を実施いたしております。なお、富岡港では苓北町が、口之津港では南島原市がフェリー発着場に自主消毒ポイントを設置し、それぞれ防疫体制を敷いておられます。6月4日にはえびの市で、感染は終息したということで、周辺の移動制限区域と搬出区域が解除されましたが、口蹄疫は一旦発生いたしますと畜産業への大きな被害が想定されますので、熊本県や関係機関と連携を図りながら、当分の間、防疫体制をとってまいりたいと考えております。

 次に、県営路木ダム建設事業につきましては、議員の皆様方をはじめ、住民の皆様にも何かと御心配をおかけしてまいりましたが、今般、いよいよ本体工事への着工の運びとなりました。これもひとえに多くの皆様の御理解と御協力のたまものと感謝を申し上げる次第でございます。今後は、ダム事業の促進を図りますとともに、市といたしましても、牛深地区と一町田地区で施工いたします関連事業を推進し、平成26年4月の供給に向けて最善を尽くしてまいりたいと考えております。

 次に、去る5月13日、佐賀県嬉野市において開催されました第106回九州市長会総会の概要につきまして御報告を申し上げます。

 会議は新任市長、再選市長の紹介等の開会行事のあと議事に入り、会務報告に続いて、平成21年度決算報告、平成22年度予算がそれぞれ承認されました。引き続き、各県から提出された議案の審議があり、行政関係6件、社会文教関係6件、経済関係7件、緊急決議1件の合計20議案が承認され、全国市長会への提出議案の決定につきましては、会長、副会長及び総会議長へ一任することが承認されました。

 なお、口蹄疫への対応についての緊急決議については、日向市長から説明があり、九州全体の問題として早急に、強く国へ要望することに決定をいたしました。

 また、道州制関係では、九州府推進機構準備検討委員会が設置され、委員に選出されましたので、道州制の導入に向けて引き続き調査・研究・啓発活動を行うことになっております。

 次に、去る5月30日、第26回天草国際トライアスロン大会を開催いたしましたが、天候にも恵まれ、昨年の記念大会を上回る883人の選手の参加をいただき、大きな事故もなく、盛会裏に終了することができました。早朝より御協力をいただきました多くのボランティアの皆様、そして本田議長をはじめ、議員各位に対しまして心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。

 最後に、ユメールの指定管理者でございます株式会社プラスファイブのパート職員が酒気帯び運転の道路交通法違反で逮捕されました件につきまして、御報告を申し上げます。6月3日夜、パート職員が五和町の国道を自家用車で運転中、対向車線を越えて国道沿線の田に転落する自損事故を起こし、警察の取り調べにより飲酒運転が発覚し、逮捕されたということで報告を受けました。飲酒運転の撲滅はもちろんのこと、交通安全につきまして日頃から指導を行っているところでございますが、市民の信頼を損なうことのないよう、再発防止に向けて職員に指導を徹底するよう指示をいたしました。

 以上で、諸般の報告を終わります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(本田武志君) 日程第1、会議録署名議員の指名。

 会議録署名議員に、4番濱洲大心君、28番??昭臣君を指名いたします。

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△日程第2 会期の決定



○議長(本田武志君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 本定例会の会期を、お手元に配付の会期日程表のとおり、本日から25日までの19日間とすることに御異議ありませんか。

          [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(本田武志君) 御異議なしと認めます。

 よって、本定例会の会期は、19日間とすることに決定いたしました。

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△日程第3 市長の施政方針説明



○議長(本田武志君) 日程第3、市長の施政方針説明。

 ここで、市長から施政方針について説明がありますので、御清聴願います。

 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) ここに議長のお許しをいただき、平成22年第3回天草市議会定例会の開会にあたり、市政運営に対します私の所信の一端を申し上げ、議員の皆様、市民の皆様の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。

 私は、先の市長選挙におきまして、市民の皆様の御信任をいただき、引き続き2期目の市政を担当させていただくことになりましたが、その使命の大きさに、改めて身の引き締まる思いであります。そして、市民の皆様の負託にこたえるよう全力で市政に取り組む決意であります。

 さて、昨年は、リーマンショックに端を発する世界同時不況により、我が国は生産、消費ともに大きく影響を受け、経済は長期の低迷が続いております。経済成長の伸びが著しい中国、アジアを中心とした景気の回復基調や国の緊急経済対策などにより、景気持ち直しの兆しは見られるものの、雇用や所得は引き続き低水準で推移しており、依然として厳しい状況下にあります。

 このような中、今回の市長選挙におきまして、活力ある産業と安心・安全な暮らしの実現に向けて、今こそ天草の底力を結集して、「日本の宝島天草」を築くことを市民の皆様に訴えてまいりました。私としましては、これまでの前期基本計画の主要施策の実施状況、効果等について検証しながら、今後、4年間の後期基本計画を策定し、引き続き「日本の宝島天草の創造」の実現に向け、各種施策を推進してまいりたいと考えております。

 また、こうした状況の中で、地方分権を実現するために、行財政改革の推進は、地方自治体として優先して取り組むべき重要な課題と認識いたしております。第1次天草市行政改革大綱に基づき、職員数の適正化を進めるとともに、推進に当たっては、市民サービスの維持・向上を主眼に置き、効率的・効果的な行政運営を可能とする組織・機構の段階的な見直しや、職員1人1人が市民の皆様から信頼される質の高い職員を目指した研修の充実に努めてまいります。

 また、本年は、第1次行政改革大綱の最終年度となりますので、進捗状況や効果等の検証を踏まえて、第2次行政改革大綱を策定いたしますが、人口減少が続く中で、10年後の普通交付税の一本算定を見据え、事業の見直しなど行財政改革の徹底した取り組みにより、財政の更なる健全化を推進してまいりたいと考えております。

 国の平成22年度の地方財政対策につきましては、地方税収や地方交付税の原資となる国税収入が落ち込む中で、社会保障関係経費の自然増や公債費が高い水準で推移することなどにより、財源不足の大幅な拡大が見込まれております。このため、極めて厳しい財政運営を強いられている地方の切実な声を踏まえ、地方単独事業の実施に必要な歳出として、地方交付税の中に地域活性化・雇用等臨時特例費が創設されているところでございます。

 本市の平成22年度予算につきましては、当初予算において骨格予算を組ませていただき、今回の補正予算において肉付け予算として編成をさせていただきました。この予算編成において、第1次天草市総合計画を尊重しながら、ローカルマニフェストの基本理念の実現に向け、限られた財源の重点的、効率的な配分に努め、各種施策を推進してまいります。

 次に、平成22年度の主要施策について申し上げます。

 まず、「豊かな産業づくり」でございますが、厳しい経済状況の中で、活力ある天草の創造を実現するには、農林水産業をはじめ各種産業の振興を図り、雇用の場を創出するための施策を積極的に推進し、地域経済を活性化する必要があります。とりわけ、基幹産業であります農林水産業の振興はその大きな柱でありますので、重点的に施策を実施いたしてまります。

 そこで、農林水産業を核にして、第2次産業・第3次産業との連携による第6次産業の創出を図るため、市民・農業者・企業・団体などが、オリーブ栽培を通じた地域振興やオリーブの加工、商品開発・販売などの取り組みを行う、「オリーブの島づくり」を推進し、天草における新産業モデルとして、オリーブ栽培に積極的に取り組んでまいります。

 また、今年度から試行されております、国の米戸別所得補償モデル事業や、野菜などの価格安定対策にも取り組み、農家所得の向上と経営の安定を図ってまいります。また、耕作放棄地の実態把握を行い、放棄の状況に応じた対策を講じ、再生に努め、耕作放棄地の有効利用と農産物の生産拡大を図ってまいります。

 地産地消につきましては、あまくさ型地産地消推進協議会によりますモデル事業の推進や、市内の児童・生徒を対象にした米作り体験や野菜栽培体験、料理教室などを実施し、啓発活動の推進を図ってまいります。

 次に、林業につきましては、持続可能な森林の管理・経営を確保するため、森林認証の取得を推進し、天草産の木材需要拡大と、森林の健全化を図ってまいります。

 水産業につきましては、つくり育てる漁業の推進を基本に、関係機関との連携を図りながら、種苗放流を始め、漁場環境の保全及び藻場の調査研究を実施し、漁業生産力の向上を図ってまいります。また、水産物の生産及び流通拠点であります漁港の整備につきましても、漁業集落の環境整備を含め、機能的な漁港の整備に取り組んでまいります。

 次は、「魅力ある観光地づくり」でございます。

 観光は、経済波及効果や雇用創出効果の高い総合産業であることから、天草を更に魅力ある観光地として発展させ、交流人口を増やすことは、極めて重要であります。

 雲仙・天草観光圏整備計画の推進につきましては、圏域の特性を生かした滞在型観光への転換を図るため、国際的にも競争力のある転地・滞在及び交流型の観光圏を整備し、観光客の来訪と滞在の促進を図ってまいります。また、圏域には、ジオパークという新しい観光の可能性をも秘めた宝の原石があります。これに磨きをかけ、圏域全体にわたる魅力的な旅行商品の開発や農山漁村部での体験型の観光ツーリズムを強化し、地域全体の魅力を高めてまいります。

 更に、今後はジオパークの範囲を天草全域に広げ、各関係市町と協力して推進体制を整備し、関連資産の調査、情報発信やPR活動を行い、天草ジオパークとして、世界ジオパークネットワークへの認定申請を目指し、取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 また、平成23年春の九州新幹線全線開業を控え、九州新幹線に接続した天草地域の観光振興及び日常生活における移動の利便性の向上を図ってまいります。そのために、新幹線の停車駅であります鹿児島県の出水駅から牛深への交通アクセスの改善と、天草の南の玄関口であります牛深を起点としました天草周遊バスの運行事業に取り組んでまります。平成23年度には、牛深ハイヤ祭りが40回目の節目を迎えますので、これを記念イベントとして位置づけ、内外に広くアピールしてまいります。

 天草キリシタン館につきましても、本年7月1日に開館いたしますので、天草の観光面における中核施設、歴史や文化を学べる拠点施設としての位置づけをし、県内外からの観光客の誘致や地域振興に努めてまいります。

 また、天草は、早くに南蛮文化が開化するなど特有の歴史や、日本ジオパークに認定されるような恵まれた自然環境など、現代の教育旅行に求められる多くの素材を有しておりますので、これらの素材を生かした教育旅行の誘致、合宿や大会の誘致も積極的に推進し、交流人口の増加を図ってまいります。

 ヘルスツーリズムの推進でございますが、観光という非日常的な楽しみと、特定の地域に滞在し、健康を回復・維持・増進するための医学的な要素を掛け持つヘルスツーリズムという新しい旅行スタイルは、天草の資源を生かした新しい観光となりうる大きな可能性を秘めています。天草の新鮮でおいしい食材、温泉、イルカ、自然、さらに医療・健康施設等を活用したヘルスツーリズムを推進し、健康づくりと観光を産業として結びつけ、交流人口の拡大を図ってまいります。

 次は、「快適な生活環境づくり」でございます。

 ゆとりと潤いのある生活、私たちが心豊かに生活する上で基本となる、快適な生活環境づくりを推進するため、次のような施策を展開してまいります。

 まず、水道事業につきましては、より安全で安心な飲料水の供給に取り組んでいるところですが、共同水源等を利用した未普及地域においては、近年、水不足や水質の悪化等による生活への支障が懸念されており、早急な対策が必要であろうと考えております。水道事業の拡張計画や小規模水道施設補助金等、関連事業を考慮しながら、均衡あるサービスの提供を図るよう、普及の推進に取り組んでまいります。本市南部の水源確保につきましては、路木ダムの早期完成に向けて、県と連携しながら推進してまいります。

 次に、市民の健康増進の関連では、天草市健康増進計画や天草市食育推進計画に基づき、運動、食改善、健診をリンクした保健事業を展開してまいります。また、特定健診、特定保健指導については、未受診の人への周知・啓発に取り組み、受診者数の拡大に努め、生活習慣改善のための支援を早期に実施してまいります。また、人間ドック、各種がん検診への補助や、健康教育・健康指導などの事業を通じて、疾病の発症や重症化を予防し、市民の健康増進と医療費の節約につながるよう取り組んでまいります。

 乳幼児医療費助成制度では、子供たちの健全育成や子育て支援の充実のために、名称を子ども医療費助成事業と改め、医療費の無料化の範囲を小学校3年生までに拡大し、保護者負担の軽減を図ります。また、子供たちへの発達支援を目的とした5歳児健診を開始し、健診時に保護者からの子育てに関する悩みや相談事をお伺いし、不安解消の手助けにつなげたいと考えております。

 市立4病院につきましては、病院事業の経営形態を本年4月から地方公営企業法の全部適用へ移行し、安定した経営基盤の確立と安全・安心の医療提供を目指して新たなスタートを切りました。

 本年1月から平成25年度末までの期間を対象とした熊本県地域医療再生計画では、天草医療圏をモデルとした医師確保対策が盛り込まれておりますので、医療体制向上のため、県及び関係医療機関との協議や連携を図りながら取り組んでまいります。

 福祉では、地域福祉の推進を図るため、身近な福祉課題、生活課題を地域全体で共有し、解決できるよう、町内会、ボランティア、福祉関連施設・事業所などに至るまでの地域見守りネットワークを構築していきたいと考えております。

 また、地域の要援護者・地域支援者、避難所、危険地域、集会所、医療機関等を記入した、住民支え合いマップ「あいの天草見守りマップ」の作成を進めてまいります。

 障がい者福祉につきましては、障がいを持つ方が地域の中で安心して暮らせるよう、関係機関の連携を更に深め、さらなる福祉サービスの充実に努めてまいります。

 子育て支援につきましては、子供の発育・発達や子育てに関する相談窓口を明確にし、専門的で適切な支援、行政サービスを受けることができる体制を構築するため、子育て支援の中核となる「子ども未来センター」の設置に向け、現状の把握、分析に取り組んでまいります。

 防災につきましては、今回、防災マップを作成し、市政だより(6月1日号)とともに全世帯に配付をいたしました。今後も、自主防災組織の育成支援や消防関係資機材の整備、防火水槽や消火栓の設置を進め、地域消防力の維持に努めるともに、地域における災害への備えを強化し、安心安全なまちづくりを推進してまいります。

 文化振興では、世界遺産登録を推進するために、関係機関・団体と連携をとりながら、?津教会と漁村景観については本年、大江教会と農村景観については平成23年に、重要文化的景観指定への申出を行うとともに、長崎県と連携しながら、県内初の世界遺産登録を目指して、重点的に取り組みを進めてまいります。

 次は、「地域を担う人づくり」でございます。

 地域づくりの基本は、郷土意識を持ち、地域資源を生かしながら主体的に地域づくり活動に取り組んでいただくことが重要でございます。まちづくり協議会と地区振興会が誕生し、5年目を迎えますが、各地域で健康づくりや子育て支援、地場農産品の加工販売やまち歩きの実施など、住民主体の地域づくりが着々と進められております。住民自治組織のさらなる強化を図るため、座学や実務研修、まちづくり講演会などを実施し、地域リーダーの育成や地域活動を支援するコミュニティ主事の資質向上も図ってまいります。

 各地区振興会では、現在、地区の将来像を示す地区振興計画の策定作業が進められておりますので、新たな財政支援制度を立ち上げ、その実現を支援してまいります。

 男女共同参画社会の実現につきましては、市民意識調査を実施するとともに、各種啓発事業を展開し、すべての人が共に生きる社会づくりを実現する施策の推進を図ってまいります。

 教育関連では、学校教育におきまして、学校訪問指導の計画的な実施や、研究指定校としての研究成果の全学校への普及などにより、確かな学力の向上に向けた支援を行いますとともに、学習指導補助教員や学校司書を継続して配置することにより、きめ細かな指導の充実、児童・生徒の読書活動の推進を更に図ってまいります。いじめや不登校問題に対しては、天草市教育相談事業を中心とした取り組みの充実を図り、教育指導アドバイザーや教育相談カウンセラーによる適切な指導や支援を実施してまいります。

 また、小学校三、四年生を対象に、天草の伝統・文化・自然・歴史等と触れ合う体験活動を充実し、ふるさとを再発見する「ふるさと体験事業」を新たに実施してまいります。

 学校規模の適正化につきましては、天草市学校規模適正化推進計画に基づき、保護者や地域の皆様の御理解を得ながら、学校の適正配置を進め、教育効果の向上と教育環境の整備を図ってまいります。

 学校施設につきましては、耐震化対策に重点を置き、特色ある教育活動が展開しやすい環境整備に努めてまいります。今年度は、楠浦小学校、牛深小学校、仮称でございますが、五和中学校建設の推進と施設整備を図ってまいります。

 市立図書館につきましては、市民の読書活動を推進するため、本年度、祝日を試行的に開館し、開館日及び開館時間の見直しを行いますとともに、蔵書の充実も図ってまいります。

 スポーツ振興につきましては、さまざまなライフスタイルに対応できるスポーツ環境の整備に努めるとともに、引き続き、総合型地域スポーツクラブの設立や健康増進のためのニュースポーツなど、普及にも取り組んでまいります。

 国際交流につきましては、現在、姉妹都市を締結いたしております米国のエンシニタス市との交流を促進するとともに、日本・ポルトガル修好150周年を契機に、本市の歴史的資産であるキリシタン文化、南蛮文化と関わりの深いポルトガルの都市との交流を推進し、未来を担う青少年の育成に努めてまいります。

 次は、「機能的な社会基盤づくり」でございます。

 九州西岸地域の交流拠点都市としての機能を発揮するためには、道路や情報通信網などの社会基盤の整備を図る必要があります。

 来春には、九州新幹線が全線開業いたしますが、新たな人の流れを天草に呼び込むためにも、熊本天草幹線道路の重要性がますます高まってまいります。現在、熊本宇土道路、宇土道路及び新天門橋を含む大矢野バイパスが事業着手されており、第二天草瀬戸大橋を含む本渡区間については、熊本天草幹線道路検討委員会からの提言があっておりますので、事業主体である県との協議を進め、早期に事業着手に向けて関係機関に強く要望してまいります。

 また、天草地域の振興・発展と九州西岸地域の交流拠点都市としての機能を発揮するためには、島原・天草・長島連絡道路の整備促進は切り離せない課題であります。関係機関と連携し、国などへの要望活動等を積極的に行い、早期実現に向け取り組んでまいります。

 情報化の推進では、平成21年度に公共施設の光ファイバ接続が完了し、高速通信環境によるネットワーク化が図られました。今後は、民間通信事業者にこの光ファイバ網を貸し出すことによって、放送・通信面での環境の向上・充実を図ります。更に、熊本県地域医療再生計画によって構築される各種医療システムにも、医療機関等との連携により本市の光ファイバを有効活用できるように検討してまいります。

 また、情報通信技術を駆使して地域が抱える課題を解決するツールの一つとして構築してまいりました「天草Webの駅・情報タワー」の基盤となるシステムが完成しましたので、今後、利活用の促進とともに、インターネットや携帯電話を活用した、地域情報等の双方向発信に取り組んでまいりたいと考えております。

 次は、「環境と共生のまちづくり」でございます。

 国においては、世界各国が協調して地球温暖化防止への取り組みを加速的に進めるため、地球温暖化対策推進大綱を策定し、国、地方公共団体、事業者、国民といったすべての主体がそれぞれの役割に応じて総力を挙げて取り組むことを求めております。

 本市におきましても、廃棄物やバイオマスの有効利用による低炭素社会バイオマスタウン天草の実現を目指すため、天草市バイオマスタウン構想に基づき、昨年度から重点プロジェクトとして、老朽化している本渡衛生センター、牛深し尿処理場の更新施設であります、し尿・浄化槽汚泥、生ごみの再生処理を行うバイオマスセンターの建設用地の選定作業を行っておりまして、本年度は、建設候補地を選定し、用地の取得に向けた取り組みを進めてまいります。

 次に、ごみの減量・リサイクル等の資源化につきましては、これまで、ごみ排出量の5%削減、資源化率20%を挙げ、ごみ分別の徹底を進めまして、削減、資源化率共に目標の達成が図られたところでございます。今後は、燃やせるごみの大半を占めます生ごみの分別収集を、バイオマスセンターの稼働時期にあわせて市内全域へ拡大し、平成25年度までに、更にごみの排出量3%削減、資源化率10%向上を目指してまいります。

 また、レジ袋削減・マイバッグ運動の推進につきましても、事業者の御協力を得ながら市内全域での取り組みを進め、市民の皆様の消費行動段階からのごみ発生の抑制に努めてまいります。

 菜の花プロジェクトとして取り組んでおります、菜種油等の廃食用油の有効利用につきましては、軽油にかわるバイオディーゼル燃料として、ごみ収集車などの公用車に使用いたしております。今後は、廃食用油の回収体制とBDFの変換装置の拡充を図り、市内の循環バスやスクールバス、船舶等への使用拡大や、JR三角線に運行予定の菜の花列車への燃料供給など、BDFの普及促進に努め、環境にやさしい天草の取り組みを市内外にアピールしてまいります。

 更に、自然環境保全のための海岸漂着ごみ・不法投棄ごみ対策といたしまして、天草クリーンアップ事業を実施し、海岸漂着ごみ清掃のボランティア団体等の活動継続への支援、不法投棄防止啓発による海・川の自然環境と景観保全に取り組んでまいります。

 また、家庭や職場などで身近な花いっぱい運動を展開し、市民の環境に対する意識の高揚を図り、潤いのあるまちづくりを推進します。美しい景観は、観光においても重要な要素でありますので、地域ごとに特色ある花を選定し、植栽するなど、景観からの魅力ある島づくりに取り組みたいと考えております。今年度は、花の選定など事業推進に向けた計画を策定してまいります。

 次に、住宅用太陽光発電システムの導入推進につきましては、昨年から設けられた国・県の補助制度と本市補助金との併用により、経費負担の軽減が図られ、設置戸数が急増している状況でございますので、今後も国・県と歩調を合わせ、普及推進に取り組んでまいります。

 また、大規模太陽光発電施設につきましても、国・県をはじめ、各研究機関、企業等との連携を図り、導入策の検討や公共施設等への設置の可能性、更に発電した電気の活用方策など、太陽光エネルギーの有効利用に関し、あらゆる方向性について調査研究してまいります。

 また、平成23年7月の地上アナログテレビ放送終了に伴って発生します地上デジタルテレビ放送難視聴地域につきましては、国・放送事業者との連携を取りながら、受信施設の新設・改修体制等の充実を図るなど万全の対策をとり、地上デジタルテレビ放送への円滑な移行に努めてまいります。

 以上、主要施策の概要を申し上げましたが、本年度は、私にとりまして新たな4年間のスタートの年であります。そしてまた、天草市にとりましては、新市の基盤整備であったこれまでの4年間を踏まえ、新しい事業展開に踏み出す節目の年として位置づけております。

 天草市づくりの基本理念として掲げております「日本の宝島 天草の創造」を更に推し進めていくために、豊かな自然、歴史と文化、そして人々の努力によって作り出された農林水産物などの天草の素晴らしい宝に、私たち1人1人が誇りを持ち、更に磨きをかけ、活用していかなければなりません。そして、経済発展や開発だけに目を向けるのではなく、自然や文化を守ることにより、精神的な豊かさや文化度を高め、市民の皆様の幸福量を増やすことで、安心・安全に生活し、訪れる人が住みたいと思う、活力に満ちた天草市をつくるため、全力を傾注することを改めて決意して私の所信といたします。

 議員の皆様、市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。

 御清聴ありがとうございました。

          (拍手)

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△日程第4 報告第1号から日程第32 議第88号まで一括上程



○議長(本田武志君) 日程第4、報告第1号繰越明許費繰越計算書の報告についてから日程第32、議第88号平成22年度天草市病院事業会計補正予算(第1号)まで、以上29件を一括議題といたします。

 報告第1号から順次、提案理由の説明を求めます。

 市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) 平成22年第3回天草市議会定例会に御提案いたします議案につきまして、順次、提案理由の御説明を申し上げます。

 最初に、議案書の1ページの報告第1号と4ページの報告第2号の繰越明許費繰越計算書の報告についてと、6ページの報告第3号繰越計算書の報告についてでございますが、いずれも平成21年度に予算措置をいたしておりましたが、本日、議席に配付いたしております平成21年度繰越明許費繰越計算書に係る繰越理由書に事業ごとの繰越理由などを記載いたしておりますが、報告第1号の一般会計で43件、報告第2号の簡易水道事業特別会計で3件、報告第3号の水道事業会計で2件を、それぞれ平成22年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令及び地方公営企業法の規定によりまして、議会に御報告をするものでございます。

 次に、8ページの報告第4号から14ページの報告第10号までの7件につきましては、市が設立いたしております2つの公社及び市が2分の1以上出資いたしております5つの法人の経営状況につきまして、それぞれ別冊の報告書のとおり、公社の理事会や各会社の総会で事業報告や決算等を済ませ、御承認をいただきましたので、地方自治法の規定によりまして、議会に御報告するものでございます。

 それぞれの経営状況につきましては、様々な経営努力がなされておりますが、長引く経済不況等によりまして、経営状況は厳しい状況下にございます。

 そのような中、株式会社うしぶかにおかれましては、経営努力によりまして利益を確保され、株主配当が行われることになり、市に対しては150万円配当される見込みでございます。

 また、株式会社リップルランドにつきましては、本年3月末をもちまして、リップルランド公園の指定管理業務が終了いたしましたので、会社を清算することとし、現在、その手続きを進められているところでございます。

 これまで地域の活性化と雇用の創出という第3セクターの大きな使命を十分果たしてこられたと思っております。株式会社リップルランドの設立及び運営等に御尽力をいただきました方々、歴代役職員、出資者、そして地域の皆様には深く感謝を申し上げたいと思います。

 次に、条例の改廃につきまして御説明を申し上げますが、条例等新旧対照表を参考資料1にまとめておりますので、御参照いただければと存じます。

 最初に、15ページの議第70号天草市御所浦町教育特区学校審議会条例を廃止する条例の制定についてでございますが、本件は、構造改革特別区域法に基づき、平成17年4月から旧御所浦町の認可を受け、株式会社により設置されておりました勇志国際高等学校が、本年4月1日から学校法人化され、同校に係る所管が天草市から熊本県に移管されたことに伴い、同校に係る学校評価の審議等の事務を行う天草市御所浦町教育特区学校審議会を廃止する必要があり、御提案するものでございます。

 次に、16ページの議第71号天草市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、非常勤職の見直しと新規設置でございます。現在、実施いたしております乳幼児健康審査に加えて、就学前までにもう一度保護者が子育ての相談や接し方について、あるいは軽度発達障がいに気付き、その子に適した支援等ができるよう5歳児健康診査を実施するため、専門的な知識を有する方を配置し、保護者の養育への不安や発達上の問題に随時対応しながら、集団生活や家庭生活における支援について、適切にアドバイスすることなどを目的として、現行の心理判定員を月額の非常勤職員と、日額の乳幼児精神発達健康診査心理判定員とに区分し、子育て支援のさらなる充実を図るものでございます。

 次に、平成20年4月から地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、教育委員会の事務の管理・執行状況の点検・評価を実施し、公表いたしておりますが、今年度からは教育に関して学識経験を有する方の御協力を得て、点検・評価のより一層の客観性と透明性の向上を図るため、教育委員会事務点検評価員を設置するものでございます。

 次に、17ページの議第72号天草市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、雇用保険法の一部改正に伴い、法に規定する短期雇用特例被保険者の定義の表現が改正されましたので、市職員の退職手当に関する条例及び水道事業と病院事業の企業職員に係る給与の種類及び基準に関する条例とあわせて、条例に引用いたします法律の条項が繰り下げられたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。

 次に、18ページの議第73号天草市税特別措置条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、過疎地域自立促進特別措置法に規定します、固定資産税の課税免除を行った場合における、交付税措置の対象となる資産の取得期限が、平成23年3月31日まで延長され、あわせて、対象業種の見直しが行われたことに伴い、課税免除の適用期限の延長と対象業種の変更を行うものでございます。

 次に、19ページの議第74号天草市立保育所条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、本年3月に御所浦北保育所の移転完了に伴い、所在地の変更をすべきものを失念し、今回、所要の改正を行うものでございます。

 今後は、このようなことがないよう、十分注意をしてまいりたいと存じます。大変申し訳ございませんでした。

 次に、20ページの議第75号天草市乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、子育て支援の拡充と乳幼児医療費の助成対象年齢を小学校就学前の満6歳から小学校3年生までの満9歳とし、本則中の「乳幼児」の表現を「子ども」に改めるものでございます。

 なお、施行期日につきましては、システムの改修及び受給者証の再交付事務並びに市民への周知期間などを考慮し、本年10月1日からといたしております。

 次に、21ページの議第76号天草市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、議第75号で御説明いたしました「乳幼児医療費」を「子ども医療費」に名称を変更することに伴い、現在、乳幼児医療費の対象者は、就学前までとなっておりますので、重度心身障害者医療の対象につきましては、就学前に勧奨を行い、認定後、医療費助成申請に基づき、重度心身障害者医療費で助成を行っております。今回の乳幼児医療費の名称の変更と助成対象年齢の拡大に伴い、重度心身障害者医療の受給資格者の要件を、県の補助対象事業との整合を図り、熊本県重度心身障害者医療費助成事業費補助金交付要領に定める「満1歳以上の者」に改めるものでございます。

 なお、今回の改正によりまして、対象者の方の助成額等に変更は出てまいりません。

 次に、22ページの議第77号天草市立小・中学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、学校規模適正化推進計画に基づきまして、来年4月1日に新和小学校と大多尾小学校を統合することに、保護者や地域の皆様方などの御理解が得られたことから、条例を改正するものでございます。

 次に、23ページの議第78号及び24ページの議第79号の工事請負契約の締結についてでございますが、2件とも耐震診断結果により、補強不能となりました小学校の校舎棟建設に係る工事請負契約の締結でございます。

 なお、2件の工事請負契約に係る工事概要や関係図面等を参考資料2にまとめております。どうぞ御参照いただければと存じます。

 最初に、議第78号は、楠浦小学校校舎棟改築工事に係る契約でございます。

 市内業者からなります5つの特定建設工事共同企業体によります指名競争入札を5月28日に行い、同日に仮契約を締結いたしております。契約の金額は3億523万5,000円、契約の相手方は、天草市久玉町新久玉5708番地7、北時・鶴田特定建設工事共同企業体、代表者、北時建設株式会社、代表取締役北時正彦氏でございます。

 工事の完成予定日は、平成23年3月15日でございます。

 工事の概要でございますが、鉄筋コンクリートづくり、2階建て、延べ床面積1,705平方メートルの校舎棟の建設でございます。

 次に、議第79号は、牛深小学校校舎改築工事に係る契約でございます。

 市内業者からなります5つの特定建設工事共同企業体によります指名競争入札を5月28日に行い、同日に仮契約を締結いたしております。契約の金額は5億3,130万円、契約の相手方は、天草市南新町3番地1、吉永・有江特定建設工事共同企業体、代表者、株式会社吉永産業天草支店、支店長吉永禮子氏でございます。

 工事の完成予定日は、平成23年3月15日でございます。

 工事の概要でございますが、鉄筋コンクリートづくり、3階建て、延べ床面積2,849平方メートルの校舎棟の建設でございます。



○議長(本田武志君) ここで10分間休憩いたします。

              午前11時04分 休憩

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              午前11時14分 再開



○議長(本田武志君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き提案理由の説明を求めます。

 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) それでは、提案理由の御説明を申し上げます。

 議案書の25ページをお願いいたします。

 議第80号天草市土地開発公社の解散についてでございますが、本市土地開発公社は、保有地を本年3月に処分を完了したことに伴い、保有地もなくなり、今後の事業継続の必要性もなくなったことによりまして、公社の理事会で解散の同意が得られましたので、解散手続に入るものでございます。土地開発公社を解散するには、公有地の拡大の推進に関する法律の規定によりまして、議会の議決を経る必要があり、御提案をするものでございます。

 なお、参考資料2に、本市土地開発公社の解散までのスケジュールをまとめておりますので、御参照いただければと存じます。

 次に、26ページの議第81号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更についてでございますが、本件は、熊本県後期高齢者医療広域連合議会の議員に関する変更で、広域連合の議会の組織及び連合議員の選挙の方法と議員の任期について、一部変更するものでございます。改正内容は、議員を構成市町村の議会の議員及び首長の中から、構成市町村で1人を選挙し、広域連合全体では、議員総数を現行の32人から45人とするものでございます。

 施行期日につきましては、地方自治法の規定に基づき、県知事の許可のあった日から施行し、施行日以後に広域連合から構成市町村へ通知される広域連合議員の一般選挙から適用することになっております。

 次に、28ページの議第82号和解及び損害賠償の額の決定についてでございますが、本件は、漁港施設の管理上の瑕疵により発生いたしました事故に係る和解及び損害賠償の額の決定でございます。

 事故の状況及び経緯でございますが、平成19年8月19日の午後8時55分頃、本市が管理いたします五和町二江漁港内におきまして、本市在住の女性が公衆トイレを利用される際に、暗渠排水路の点検口の劣化した鉄ぶたに足を取られ、右下腿に切挫創を負われる事故が発生いたしております。鉄ぶたの劣化とふたがずれていたという、本市の管理上の瑕疵に基づくもので、保険会社の見解も、本市の管理上の瑕疵が100%とのことでございましたので、相手方と補償交渉をいたしておりましたが、和解及び損害賠償の額につきまして、5月7日に仮示談を取り交わしたところでございます。

 なお、本件に係る損害賠償金につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補てんされることとなっております。

 次に、29ページ、議第83号と30ページの議第84号字の区域の変更についてでございますが、議第83号は、平成17年度から県営土地改良事業により、整備を進めてまいりました深海町、羊角湾周辺2期地区中山間地域総合整備事業五反田工区が、今年度をもって完了することによる換地処分に伴い、また、議第84号は、新和町小宮地の県道改良工事に伴い、それぞれ字の区域の変更を行うものでございます。

 なお、位置図や字区域の変更図を参考資料2にまとめておりますので、御参照いただければと存じます。

 次に、31ページの議第85号市道路線の廃止及び認定についてでございますが、今回御提案いたしますのは、熊本県の路木川河川総合開発事業に伴います路線の見直しによりまして、2路線を廃止し、新たに2路線を認定するものでございます。

 なお、位置図を参考資料2にまとめておりますので、御参照いただければと存じます。

 次に、補正予算につきまして御説明申し上げます。今回の一般会計及び特別会計の補正予算の概要につきましては、別冊の補正予算関係資料にまとめておりますので、あわせて御参照いただければと存じます。

 議案書の32ページをお願いいたします。

 議第86号平成22年度天草市一般会計補正予算(第1号)でございます。今回の補正予算は、骨格予算となりました当初予算の肉付け予算として編成するもので、予算の編成に当たりましては、ローカル・マニフェストに掲げました基本理念「日本の宝島天草の創造」の実現に向け、各種施策を展開していくための経費を補正予算として提案するものでございます。

 既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ13億5,780万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を500億775万9,000円とするものでございます。

 最初に、歳入の主なものでございますが、款14.国庫支出金では、特定広域漁港整備事業費1,350万円、小学校建設事業費4,730万8,000円を増額し、款15.県支出金では、保育所等緊急整備事業費5,866万8,000円、中山間地域等直接支払制度推進事業費1億2,979万4,000円、水産資源回復・基盤整備交付金2,522万5,000円、緊急雇用創出交付金1億598万5,000円を増額し、款18.繰入金では、財政調整基金繰入金を4億7,142万4,000円増額し、款21の市債では、道路橋梁整備事業債4,630万円、小学校施設整備事業債2億640万円を増額いたしております。

 次に、歳出の主なものでございますが、款2.総務費では、宝島づくりパートナーシップ推進交付金事業4,638万2,000円、宝島づくりチャレンジ支援交付金事業1,000万円を増額し、款3.民生費では、災害時要援護者避難対策事業600万1,000円、保育所等緊急整備事業8,800万2,000円を増額し、款4.衛生費では、子ども医療費3,212万4,000円、住宅用太陽光発電システム設置費補助金3,300万円、天草クリーンアップ事業として不法投棄対策に7,040万円、海岸漂着物対策に500万円、なお、この海岸漂着物対策としては、各支所にも款2の総務費に緊急対応事業として、総額900万円を計上いたしております。款5.農林水産業費では、中山間地域等直接支払推進事業1億7,458万8,000円、オリーブの島づくり推進事業4,211万円、漁村再生交付金事業2,476万5,000円、崎津漁港漁業集落環境整備事業4,527万円、款6.商工費では、新幹線開業対策事業8,020万円、それぞれ増額し、款7.土木費では、橋梁維持補修事業4,630万円、都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業1,840万円を、款9の教育費では、楠浦小学校改築事業5,858万9,000円、牛深小学校改築事業1億3,670万8,000円、ジオパーク推進事業及び環境整備事業に総額で3,327万円を増額補正いたしております。

 また、議案書35ページの第2表では債務負担行為の補正を、36ページの第3表では地方債の補正を、それぞれ計上いたしております。

 次に、37ページの議第87号平成22年度天草市浄化槽市町村整備推進事業特別会計補正予算(第1号)でございます。今回の補正は、今後の排水処理計画の策定や既存の処理区における水洗化促進を図る上で、必要な浄化槽の既存データを管理システムへ入力するための経費を補正するものでございます。

 既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ164万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1億7,338万1,000円とするものでございます。

 次に、39ページの議第88号平成22年度天草市病院事業会計補正予算(第1号)でございます。今回の補正は、国の緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用し、医療事務に関する資格取得など、人材の育成と養成を図ることを目的に補正するものでございます。

 病院事業収益及び病院事業費用をそれぞれ366万円増額し、補正後の予定額をそれぞれ37億9,706万円とするものでございます。

 以上で、提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。

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○議長(本田武志君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。

 明8日から10日までは議案研究等のため休会いたし、次の本会議は11日午前10時から質疑の予定となっております。

 また、16日は一般質問となっておりますので、質問希望者は本日の会議終了後直ちに通告し、質問順位の抽選をされるようお願いいたします。

 本日は、これにて散会いたします。

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              午前11時28分 散会