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熊本県 天草市

平成22年 2月 定例会(第1回) 02月18日−04号




平成22年 2月 定例会(第1回) − 02月18日−04号







平成22年 2月 定例会(第1回)



         平成22年第1回天草市議会定例会会議録

1.議事日程(第4号)
                    平成22年2月18日(木曜日)午前10時開議
 第1 一般質問
    1.浜 崎 義 昭 君
      (1)ヤイラギダムの水確保について
         ?地下水脈の利用
      (2)羊角湾生態系調査について
         ?稚魚・生物等調査
      (3)水俣病対策について
         ?大検診と市の姿勢
      (4)経済対策について
         ?天草市の実態
    2.楠 本 千 秋 君
      (1)市民サービスについて
         ?循環バスについて
         ?定員適正化計画について
      (2)観光行政について
         ?キリシタン館は観光施設では
         ?ヘルスツーリズムについて
          ・「天草を健康と観光の島に」
         ?天草宝島観光協会について
    3.藤 ? 正 博 君
      (1)オリーブの島づくりについて
         ?オリーブの島づくり支援について
         ?企業社会貢献事業について
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2.本日の会議に付したる事件
   議事日程のとおりである。
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3.出席議員は次のとおりである。(29名)
  2番 野 嶋 健 一 君             3番 浜 崎 義 昭 君
  4番 古 賀 源一郎 君             5番 中 尾 友 二 君
  6番 宮 下 幸一郎 君             7番 勝 木 幸 生 君
  8番 若 山 敬 介 君             9番 蓮 池 良 正 君
  10番 船 辺   修 君             11番 中 村 三千人 君
  12番 鎗 光 秀 孝 君             13番 赤 木 武 男 君
  14番 田 中   茂 君             15番 松 江 雅 輝 君
  16番 池 田 裕 之 君             17番 脇 島 義 純 君
  18番 平 山 泰 司 君             19番 中 村 五 木 君
  20番 楠 本 千 秋 君             21番 宮 下 重 康 君
  22番 平 石 水 穂 君             23番 大 塚 基 生 君
  24番 本 田 武 志 君             25番 吉 川 ? 澄 君
  26番 江 浦 政 巳 君             27番 ? ? 昭 臣 君
  28番 藤 ? 正 博 君             29番 北 野 鋼 一 君
  30番 池 田 次 人 君
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4.欠席議員は次のとおりである。(1名)
  1番 濱   廣 昭 君
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5.説明のため出席した者の職氏名
  市長      安 田 公 寛 君   副市長     古 田 勝 人 君
  教育長     岡 部 紀 夫 君   総務部長    鶴 田 謹 一 君
  財務部長    森     孝 君   企画部長    金 子 邦 彦 君
  健康福祉部長  田 代 隆 一 君   市民環境部長  田 口 修 司 君
  経済部長    野 嶋 義 澄 君   建設部長    久保山 義 教 君
  水道局長    山 上 良 一 君   教育部長    嶺     力 君
  病院局次長   森 田 勝 善 君   会計管理者   宮 下 一 成 君
  牛深支所長   中 原 誠 也 君   有明支所長   堀 口   仁 君
  御所浦支所長  脇 島 榮 志 君   倉岳支所長   木 本   光 君
  栖本支所長   原 田   茂 君   新和支所長   浦 田   亨 君
  五和支所長   池 ? 一 彦 君   天草支所長   山 口 義 久 君
  河浦支所長   大 平 健 次 君   総務課長    梅 川 三 郎 君
  財政課長    酒 井 秀 則 君   秘書課長    金 子 正 秀 君
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6.職務のため出席した事務局職員の職氏名
  首席審議員
          濱   仙 明 君   議事調査係長  森 下 洋 一 君
  議会事務局長
  庶務係長    平 山 高 広 君   主任      谷 口 哲 也 君
  主査      石 田 健 作 君




              午前10時00分 開議

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○副議長(野嶋健一君) おはようございます。

 定足数以上の出席でありますので、再開いたします。

 これより、本日の会議を開きます。

 議事日程は、お手元に印刷配付してあるとおりであります。

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△日程第1 一般質問



○副議長(野嶋健一君) 日程第1、一般質問を行います。順次質問を許します。

 3番浜崎義昭君の質問を許します。

          [3番 浜崎義昭君 登壇]



◆3番(浜崎義昭君) おはようございます。日本共産党の浜崎義昭です。発言通告に従い一般質問を行います。

 ヤイラギダムの水確保について、羊角湾生態系調査について、水俣病対策について、経済対策について、以上4点について質問いたします。

 まず、最初に、ヤイラギダムの水確保についてであります。天草の水道事業は、給水原価が県内水道事業で最高値の水を使っています。無駄にはできません。しかし、漏水も多く発生しています。現在、水道管の交換作業が緊急に行われています。今まで市の水道事業は漏水があっても、利用者がその分も負担しているため、水道局には損失が出ない仕組みになっています。一般に言われる漏水、渇水期、渇水期の水不足と、水量と、そして未給水地区の対象の必要水量は1日3,600トンです。この3分の2は、漏水をなくすことができ、それで確保ができます。あと1,300トンは、不足する分については、地下水源を利用すること。それで、水不足の解消のために地下水源の利用が考えられるのではないかと、いうことがあります。それについてお伺いいいたします。

 二つ目に、羊角湾生態系調査についてお伺いいたします。2000年天草市の産業生産額は2,412億円でした。2006年には、2,029億円とわずかな期間でみてもマイナス15.9%、383億円も減少しています。その原因が基幹産業である天草の豊かな自然を資源にした農林水産業の衰退にあることをあらわしています。林業を除く2000年の農水産生産額は174億3,600万円、2006年で115億5,100万円と、6年間で34%も落ち込んでいます。羊角湾事業の淡水湖をつくる締め切り工事が69年10月に着工されました。群生していたアマモが瞬く間になくなりました。農林漁業の環境を傷め続けると、天草、雲仙天草国立公園の中枢とも言うべき羊角湾でアマモが消え、環境の劣化が進み、このままでは天草の自然体系が崩れかねません。現在、天草の藻場の現状調査はどのようになっているのか。そして、生物の現状調査はどのようになっているのか。干拓の石積み放置現状調査は、ヘドロはどのようになっているのか、お伺いいたします。

 三つ目に、水俣病対策についてお伺いいたします。1956年5月1日、チッソ水俣病工場附属病院が原因不明の中枢神経疾患が多発していると水俣保健所に報告して、水俣病が公式確認されて以来、既に54年がたとうとしています。公式確認の当時、多くの劇症性患者、胎児性患者の発生にもかかわらず、加害企業、チッソは、有毒性を知りながら有機水銀を含む工場排水を垂れ流し続けました。当時、自民党政府はチッソを一貫して擁護し、その工場排水が原因であることを否定し、被害者の発生拡大を防止できたのに、その対策を怠りました。1968年まで、チッソはアセトアルデヒドを生産し続けたのです。汚染された魚介類を多食したことにより、重篤な健康被害が不知火海沿岸全域に広がりました。海は、つながっています。排水が止まっても、すぐに有機水銀がなくなるわけではありません。魚は、広範な地域に売られています。水俣病の被害は世代を超えて及んでおり、その深刻な影響がどこまで広がるのかは、今日もなお、解明されていないのであります。これまで偏見と差別のもとで手を挙げて救済を求めることさえできずに苦しんできた被害者たちが、最高裁判決に励まされ、救済を求め始めます。05年2月に39人で発足した不知火海患者会は、水俣、芦北、天草御所浦、鹿児島出水市をはじめ、不知火海沿岸各地に急速に広がります。公健法の認定申請や新保険手帳の交付など、今日まで新たに救済を求めている被害者は約3万2,000人、ノーモア・ミナマタ国賠訴訟の原告は、2,000人を超えています。「子どものころから転びやすく、仕事も続かずに苦しんできたが、それが病気のせいだとは全く知らなかった」「水俣病のためにいじめに遭い、夫ともうまくいかずに何度も自殺を図った」「からす曲がり、こむら返りや手足のしびれがずっとあったが、水俣病ではないと言い聞かせてきた」「水俣を離れず、ずっと忘れようとしてきた」など、被害者の訴えには、救済を拒んできた根深い偏見や差別が示されています。被害者自身が不自由な体を押して、集落の一軒一軒に配った検診を呼びかけるチラシを見て、初めて、何の情報もなかった、政治解決も知らなかったという被害者の声は、これまで沿岸住民のところまで足を運んで救済を図ろうとせず、被害者を置き去りにしてきた行政に真剣な反省を迫るものです。水俣病は、過去の問題ではありません。半世紀を超えた、今なお救済を求めることさえできずに苦しんでいる多くの潜在患者がいます。天草の潜在患者を救済していくためには、天草市長自らが先頭に立って、天草全域を公健法による認定申請指定地域にするよう働きかけていく必要があります。市長の英断を求めます。

 四つ目に、経済対策についてであります。生産基盤の衰退は、流通経済にも波及します。第一次・二次産業の生産衰退が個人企業所得と賃金収入の減少及び家計消費を冷え込ませています。事業所数は、99年2,194所から07年1,815所と、8年で379所が消滅しました。従業員も、8,854人から7,946人と908人が職を失いました。売り場面積は、大型店舗の進出で13%増になっていますが、中小店舗が空き店舗になり、その傾向は金融不況の中で、さらにシャッター通りが深刻化しています。市として、本市の経済状況の実態について、どのように把握しておられるのか伺います。

 経済対策の一環として、大型魚船、商船受け入れについて、その体制はどこまで進んでいるのか伺います。

 大型客船の乗船報告についてお伺いいたします。つい最近、大型客船が入港しました。その大型客船に市の職員が乗船されていたと聞いておりますが、その報告はあったのかお伺いいたします。

 商店街の要望についてです。周辺地域、本渡銀天街も含め、大型店の進出で急激に冷え込んでいるのは御承知のとおりであります。この冷え込んだ商店街の対策として、市として何を考えて、どういう方向に進めようとしているのか伺います。

 第一次産業、漁業・農業への対応策について、市の対応は第一次産業の対策はどのように考えておられるのかお伺いいたします。

 以上です。



○副議長(野嶋健一君) 水道局長。

          [水道局長 山上良一君 登壇]



◎水道局長(山上良一君) おはようございます。ただいまの御質問に対し、ヤイラギダムの水確保についてお答えをいたします。

 天草南部地域の地層は、頁岩や砂岩が広く分布するとともに、山が海岸部に迫るなど、急峻地形であり、地下水を蓄えるような地形、地質条件ではありません。そのようなことから、牛深地区の渇水期に安定的に供給する大量の地下水を取水することは困難であると判断しております。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。

          [経済部長 野嶋義澄君 登壇]



◎経済部長(野嶋義澄君) おはようございます。私の方から羊角湾の生態系調査についてお答えをさせていただきます。質問内容では、天草全体も含めたところの回答をですね、させていただきたいというふうに思っています。

 まず、1点目の藻場及び生物の現状調査はされているのかというお尋ねでございますが、羊角湾に関しましては、羊角湾の干拓事業に着手の折に調査されているかはですね、定かではございませんが、その後、平成10年に締切、堤防の捨石を含め、周辺の藻場の生物、水生生物の状況調査がされております。また、この藻場調査につきましては、現在、路木ダムの関連で、海域環境調査が現在行われているというような状況であります。

 次に、干拓の石積みの堆積土の現況調査はされているのかというお尋ねでございますが、羊角湾締切堤防の水位、堆積土の状況調査はされておりません。また、市の沿岸域の藻場調査につきましては、国の委託を受け、過去に県が実態調査をされたというふうな事例はございます。

 また、市単独での藻場調査につきましては、以前本渡地区でですね、実施した事例がありますが、他の地域においては、実施はされていないというのが現状でございます。

 生物調査につきましても、干拓、干潟におけるこのような調査というのは、実際行われていないというようなところが現状です。

 2点目の経済対策についてお答えをいたします。

 経済状況の把握というようなところでございますが、世界的な景気の後退の中、議員が指摘されますように、空き店舗は増加していますし、事業所の減少というのはあっております。また、一昨年からあります国の景気対策の緊急補償制度の申請状況あたりも増えておりますので、こういうふうな状況を見たならばですね、やっぱ地域の状況というのはかなり厳しい状況かなというふうに認識はしております。

 その中で、大型漁船の受入態勢についてのお尋ねでございますが、まず、大型漁船や商船の受け入れの取り組み状況につきましては、前回も回答しておりますが、他港、実際、長崎漁港あたりにおける給水・給電施設の実態調査や牛深地域でのですね、漁業関係団体とのですね、協議を重ねまして、その後、県あたりについてですね、協議を行っているというのが現状であります。

 大型客船の市の職員が乗船したというふうなことでございますが、これは昨年9月10日に大型客船のパシフィックビーナスが牛深沖に寄港しました。この際、9月8日から神戸港から職員4名が乗船しているというふうな状況です。その目的でございますが、牛深支所では、生き生き地域創造事業で、港づくり整備計画策定事業に取り組む計画がございます。このプロジェクトのメンバー3名と商工観光担当の職員1名が乗船しております。乗船して、乗船客に天草の観光地やグルメ等をPRするとともに、観光客船の誘致を、今後、港づくり及びまちづくりに活用するための情報収集を行ってきたということで、そういうふうな趣旨でですね、乗船したということです。報告につきましては、出張復命が行われておりますし、市長へも報告を行ったというようなところでございます。

 次に、商店街の要望などについてお答えしますが、議員御提言のとおり、景気のの低迷、そして大型店の出店により大きな痛手を受けているのはですね、どこの商店街でも同じというふうなことであります。市としましても、地元商店街の活性化についてですね、まあ短期資金の融資制度として、空き店舗対策、設備投資に対する利子補給、そして商店街のイベント補助等をですね、支援を行っているというふうなところであります。そして、短期資金につきましては、周年で利用できるようにですね、今、金融機関と調整を行っているというふうなところでございます。

 また、先ほど言いました、国の景気対応の緊急補償制度が一昨年の10月から始まっておりますが、業種も793に拡大されておりますので、その認定作業についてはですね、申請があればすぐ対応できるように速やかな認定作業を行っているというふうな状況であります。

 次に、第一次産業への対応でございますが、農林水産業の振興が第二次産業、第三次産業の振興に寄与し、魅力ある観光地としての天草観光振興に貢献するものと認識しておりますので、今日まで各種の施策を展開しているところでございます。しかしながら、高齢化による就業人口の減少や景気の低迷による生産物価格の下落、そして生産資材の高騰など、農林漁業従事者の所得状況は厳しい状況だということで認識をしております。地域の活性化は、農林水産業の振興が基本と考えておりますし、経済的な側面だけでなく、地域の環境保全や集落機能の維持の面からも重要な位置を占めていると認識しておりますので、現在まで実施してまいりました各種施策の充実に加え、後継者育成の事業、そして価格安定事業の拡大、販路拡大など、生産者の方が安心して生産できる対策を今後も検討していきたいというふうに考えております。

 また、地域特性を生かした新規作物の導入、産品のブランド化などにも積極的に推進し、地域経済の振興に努力していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○副議長(野嶋健一君) 健康福祉部長。

          [健康福祉部長 田代隆一君 登壇]



◎健康福祉部長(田代隆一君) 私の方から水俣病対策についてお答えをいたします。

 昭和49年9月1日に施行されました公害健康被害の補償等に関する法律、いわゆる公健法の指定地域は、熊本県内では、水俣市と芦北郡となっております。昨年7月に水俣病被害者救済特別措置法が成立し、被害者の早期救済が進められていくものと考えております。特別措置法第37条では、指定地域等に居住していた者に係る調査・研究を国が行うことが規定されております。法律に基づき、まず、調査手法の開発が進められると県から説明を受けております。今回の民間の一斉検診は、法律に定められた国による調査ではなく、国がこれをどのように位置づけていくか、明らかにされていない中で、国以外の者が行う任意の調査結果をもとにした判断をすべきではないと考えておりますが、一刻も早く水俣病被害者の方々が救済されるよう、今後も国・県の動向を見据えて対応していきたいと考えております。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) はい、順次、順番にしたがって質問します。

 ヤイラギダムの水確保についてでありますが、天草地域の地層については、山が沿岸部に迫るなど、急傾地形であり、地下水を貯めるような地形、地質条件ではないということでありましたが、この天草地域の地層についてですね、後で申し上げますが、その地下水脈の調査などはですね、行ったのかお伺いいたします。



○副議長(野嶋健一君) 水道局長。



◎水道局長(山上良一君) お答えをいたします。

 先ほども申しましたように、牛深地区の地層は大量の地下水を蓄えるような地質条件ではないために行っておりません。天草地域で地下水盆が形成されているのは、下島北部の佐伊津町から五和町の一部にかけての地域のみとなっております。

 以上です。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 後でということで言いましたけど、平成7年第1回定例議会においてですね、牛深の市議会ですね、3月6日招集です。牛深市長の諸般の報告で、「異常渇水時に水源確保のため、内の原削井業務−−ボーリングですね−−につきましては、地下150メートル水源に当たり、本年1月26日から常時1日600トンの水を第二ヤイラギダムに送水しているところであります。」との報告があります。地層がですね、大量にまあ地下水を蓄えるような地質条件ではないと、地質調査はまあ行っていないということですが、大量の地下水を1カ所のみじゃなくてですね、そこに限定するんじゃなくて、数カ所という方法もあると思いますが、いかがでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 水道局長。



◎水道局長(山上良一君) そのことにつきましても、地下水脈が限られております。井戸、ボーリング1カ所当たりの水量も多くは見込めないということで、安定的に大量の水量を供給することは困難と判断をいたしております。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 後で今までの経過をですね、報告しますが、漏水問題について、先ほども述べましたように、現在、水道工事、漏水対策工事が行われています。その工事の進捗状況、そしてこの事業、対策事業ですね、漏水対策事業において、漏水水量は、どのくらい確保されるのかですね、お伺いいたします。



○副議長(野嶋健一君) 水道局長。



◎水道局長(山上良一君) 牛深地区の有収率は、平成20年度で85.69%となっており、漏水対策としましては、老朽管の敷設かえや漏水調査による修繕を行いながら有収率を上げるように努めているところでございます。今年度は、牛深町、久玉町の一部について漏水調査を実施しましたところ、1日約100トンの漏水が判明をいたしましたので、修繕工事によって漏水防止を行ったところでございます。ちなみに、目標年度の平成30年度には、約95%の有収率を想定いたしております。

 以上です。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 95%の有収率である、まあトン数としてはですね、どのくらいになるのかまだわからない状況だと思うんですよね。先ほど言ったようにですね、先ほど言いました、これは平成7年−−あ、平成6年の方から言いますね。平成6年第1回定例議会の3月7日招集です。これは一般質問の中で、旧牛深市長がですね、答弁されている内容です。「温泉開発の水源開発調査で、調査は専門業者に委託をしまして、地表・地質踏査、電気探査、放射能測定などの方法で行いました。地表・地質踏査は、市内約8キロメートルを幅約5キロメートルの範囲で約40キロ平方メートルの範囲で踏査し、堆積物の分布状況や岩石の性質を推察するなどし、電気探査は、地層や岩石や電気的性質の違いを利用して、地下物質の構造を推定するものであります。放射能測定は、市内道路に沿って延長62キロメートル、629カ所をガンマ線測定を実施したものであります。その結果、市内4カ所を有望地点として得られたデータによって、最優先順位をつけた報告を受けたのであります。最優先地点は、久玉内の原で字平河内地区を中心とした市の北北西から南南東方向に走った断層に沿った一帯であります。この地点で温泉掘削をする場合は、断層破砕帯、深度580メートル、820メートル間と推定され、この地下水は十分熱せられていないおそれがあることから、断層破砕帯は深い砂岩層、800深度820メートルから1,000メートルをすると、地下水を、温泉水−−これは温泉水、温泉を掘るときの内容ですけど、温泉水として考えられ、掘削深度も800から1,000メートル必要との判断が示されています、これはですね、内の原の温泉掘削のときの状況ですね。で、相当の量が見込まれると。で、水温は高くないけど、水量は見込まれるということも言われているんですね。そういう調査自体はなぜ行わないのかお伺いいたします。



○副議長(野嶋健一君) 水道局長。



◎水道局長(山上良一君) やすらぎ温泉の用水場あたりも調べてみましたところ、深さは1,000メートルでございます。用水量は1日平均約70トン程度だというふうに聞いております。

 以上です。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 今度は平成7年2月第2回定例議会ですね、6月12日招集ですね。これについて、諸般の報告で、「温泉掘削の報告でコンサルタントと契約金額7,992万8,000円で契約締結し、平成7年6月現在で掘削深度は850メートル、水温は43度、引き続き1,000メートルまで掘削する。有水量も1分間当たり200リットル、1日当たり280トン、成分はアルカリ及び単純温泉、泉質である。」と報告されています。アルカリ単純泉というのはですね、普通どこでも売られている飲料水ですね、ペットボトルで、あれと全く同じ成分なんですよね。こういう掘削をして、少ない金額でこういうですね、水が確保すると、できるというのもできるんでですね、その辺では、全体的なそういう本当にこういうあちこちですね、ボーリングしたり、調査すれば、その水脈が先ほど答弁では全く調査されてないし、そういう初めからですね、そういう水量を見込めないということなんでですね、じゃなくて、ちゃんとした調査をすればできるのかなと思うんだけど、どうでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 水道局長。



◎水道局長(山上良一君) 先ほど申し上げたとおりでございます。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) このままずっと続いてもですね、押し問答になるんでですね、次に、羊角湾生態系調査について行います。

 先ほどの答弁で、水産資源の保護・育成、藻場の果たす役割が重要であることは認識されるということです。関係機関と協議を踏まえながら対応するということですが、天草市が中心となって藻場造成事業に本格的に取り組むこと、そして、そのための特別チームとか、予算措置は考えられないのかお伺いいたします。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 藻場造成につきましては、現在も、市としましても産卵場や稚魚の育成場として重要な役割を果たすということでですね、認識をしておりますし、藻場造成を図るために、築磯の事業や木材漁礁の設置等をですね、現在も行っておりますし、過去アマモの移植試験等も行った経緯もございます。御所浦地区につきましては、ひじきを対象としてですね、藻場造成試験を計画しているところでございますし、こういうふうな取り組みもですね、今後とも各関係機関と協議しながらですね、順次進めていくというふうに計画しております。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 次に、あの藻場、この前のさっきのですね、質問で農業用水を求め、淡水湖をつくる締め切り工事が69年10月に着工されました、干拓事業です。群生していたアマモが瞬く間になくなり、漁民は羊角湾と漁場を守れという裁判闘争を含む−−会場でも、など激しい抵抗抗争を繰り広げております。その中で、水深12メートルのところ、6メートルの沈み堰と干拓の積み石堰を放置したまま工事は中断され、97年7月、国営羊角湾開発事業は正式に廃止されました。6メートルの沈み堰は、ヘドロの貯留物に転化、別の状態に変化しています。このような事態の中で、?津漁港の水揚げ高も減り続けてきました。沈み堰など取り除くことで、今後羊角湾の漁場再生につながることが期待されますが、沈み堰など取り除く事業が重要課題だと思います。引き続き事務局である農政局と検討していくということですが、沈み堰などを取り除くという方向性での検討と理解してよろしいですか。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) この件につきましては、もう河浦の合併前の河浦の時代からですね、重要な事項としてですね、検討されてきたというようなことを認識しております。我々もその連絡調整会議の中あたりではですね、十分にその現況調査あたりから始めなければならないというふうな議論もしておりますし、農政局に提案をしているというようなところでありますので、そういうことで御理解いただければと思います。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) その調整とかいろいろあるんだけどですね、その天草市として、そういうふうな方向、沈み堰を取り除くという方向性での考え方は持っておられるのかどうかお伺いいたします。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 取り除くというふうなところもですね、いろいろ私の方にも意見あたりも賛否両論ですね、寄せられております。そこあたりもですね、十分にですね、精査しながら私どもも判断していくことというふうに考えております。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) ぜひ前向きの検討を関係機関と行うよう要望いたします。

 次に、生態系を守り育てていくことの重要性については十分理解されていると思いますが、天草の生態系は守り育てていくことが、天草の第一次産業の衰退に歯止めをかけ、住民の生活の、そして利益に反映されます。今後も持続的に生態系調査、そして藻場調査などを行うことが重要だと思いますが、いかがでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 私も先ほどいいましたように、そのように認識をしております。そのためにはですね、私どもも今後ともですね、ソフト事業としてですね、藻場再生とかですね、そういうふうな面につきましては、十分な配慮をしていきたいというふうに考えてます。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 生態系を守り育てていくことが、この天草のですね、将来、未来にかかってくるといっても過言ではありませんので、ぜひ本気で取り組むことを要望いたします。

 時間がありませんので、水俣病対策について質問いたします。

 特措法が既にすべて患者救済につながるものだと思われているようですが、大きな間違いであります。特措法について、すべての水俣病被害者の救済がされるわけではありません。ぜひその水俣病被害者のですね、救済を特措法で救われていけるのかどうか。認識の違いなんでですね、市長、どういうふうに思われているんですかね。特措法で本当に水俣病の患者の救済がされると思っていますか。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) このたびの特措法では、新政権下の中で、その救済法の中身、これが具体的に議論されてくるというふうに思っております。どの範囲で、そしていつ行うかといったことは明記をされておりません。国が実施される調査・研究の推移を注視してまいりたいと考えております。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 特措法はですね、最高裁判決を無視して被害者の救済のことは何も決めずに、加害企業を消滅させるためにつくったものであります。宮本水俣市長ですね、先の市長選で再選されました。宮本水俣市長が、熊本県内の天草市、芦北町、津奈木町、鹿児島県出水市、長島町など被害者が多く出ている地域の自治体の首長さん、長さんに呼びかけて、汚染者負担原則を堅持し、補償の完遂と地域経済・社会の安定に資するようにと、要望を呼びかけています。環境大臣や各政党にもそれを提出するよう行動を起こしました。天草市は、その呼びかけについてどのように対応されたのかお伺いいたします。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) この呼びかけを具体的に受けまして、私どもも水俣市と歩調を合わせているというところでございます。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 水俣市と歩調を合わせるということであればですね、この特措法に水俣市もですね、おかしいということで、議会でも決議しているんですよね。で、不知火海沿岸住民のですね、健康調査の結果、水俣病の被害が特措法が想定している枠内にとどまらない深刻なものであることを明らかにしているんですね。国の椎葉特殊疾病対策室長も大検診の現場に国から派遣されて、検診の様子について詳細にわたって診断を行っている現状を見ておられます。先ほどですね、部長の答弁では、国の動向、そして民間の医師団による一斉検診については、どうもちょっとおかしいみたいな言い方に受け取ったんでですね。この2月ですね、13日付けの各社の読売、朝日、熊日ですね、この新聞報道で、「民間医師団による診断書と公的診断書の双方を採用する」との、これ報道なんですよね。で、民間の医師団による一斉検診についての認識を伺いますが、「国以外の者が行う任意の調査結果をもとにした判断をすべきではないと考えております。」と、先ほど部長の答弁で言われましたが、これ長年にわたって患者さんと向き合ってきた医師団や、水俣病の専門家による検診について、どのような認識を持っておられるのか伺います。



○副議長(野嶋健一君) 制限時間5分前です。

 健康福祉部長。



◎健康福祉部長(田代隆一君) 先ほども申し上げましたように、今回の民間の一斉検診は、法律に定められた国による調査ではなく、まだ国がですね、それをどのように位置づけしていくか。確かに、先ほどおっしゃった2月13日付の新聞には、「第三者診断結果を採用する。」という、環境省の方針を出されましたけども、まだこれは新政権下で決定された正式な事項じゃないと私ども認識いたしておりますので、これを国の政策決定事項でありますので、市としての見解はちょっと控えさせていただきたいというふうに思います。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) この天草にですね、多くの潜在的患者がおられるのにですね、国・県に対して、そして対象地域として認定するよう、この働きかけをなぜできないのか。そして、これだけ民間の診断書もですね、医師の診断書、長年これだけ水俣病に関係してこられた人たちの診断結果も採用するという方向でおられるのに、そういう状態のときに、今、対象地域を拡大してくれ、自分たちのところもこういう潜在的患者がいるんだよということを、なぜ、国・県とかですね、働きかけていくことができないのか。市長、どうでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) 先ほどもお答え申し上げましたが、国が実施されております調査・研究の推移を注視しながら、必要があれば、国・県へも働きかけをしてまいりたいというふうに思っております。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) まあ必要があるんですね。すべての被害者を救済することが、今、早急に求められています。対岸の火事という認識を持っておられるのではないか。そういうふうにとれるんですね。市長が天草市の最高責任者として、住民の命を守る責任があります。地方自治法の第2条に、地方公共団体は、地方公共の秩序を維持し、住民及び滞在者の安全、健康及び福祉を保持することとされています。ぜひですね、その立場で潜在的患者がこれだけ大検診の結果ですね、まだこれからも大検診を行っていきます。そのたびごとに、この本渡にもいらっしゃるんですよ。で、牛深にもいらっしゃるんですよ。そういう方々を救済するという立場で、市長の認識としてですね、やっぱり、その第一番目に住民の命を守る立場に立つかどうかということで、再度国に対してですね、要望するなり、地元のその大検診の結果をどういうふうに訴えるかということをですね、やっぱり市長は率先してですね、していかなきゃいけないと思っているんですよね。で、いかがですか。その辺は。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) 御指摘されるまでもなく、私どもの役割は、市民の命を守るということは第一義的な問題だというふうに考えております。先ほど来申し上げておりますとおり、必要に応じて、国・県への働きかけをしていかなければならないというふうに思います。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) ぜひですね、必要性があるんでですね、早急に市長がこの住民の命を守る立場に立ってですね、働きかけていくよう要望しときます。

 四つ目の経済対策について質問いたします。

 無担保・無補償制度はもちろん、地域の特色に応じたPR活動。例えば、かまぼこ、干物、そのほかの加工品など、天草ならではの特産品の発掘や既存商品の売り出しなど、どんどんですね、この天草のPRをしていく必要があります。その辺でPR活動について、今後どのようにするのか、一つですね。

 それと畜養をできる水槽づくり、これは一番手っ取り早いですね、方法として、前回も汚水の問題で、いろいろ取り上げたときにですね、漁民の方々の獲ってきた魚がですね、死滅するような状況が生まれているということで報告しました。それで、海水の汚濁で捕獲した魚種が死滅する状況をなくすために、一時的に畜養できるような水槽の設置、そして果樹の冷温冷蔵庫の補助、これは果樹の一時的保存を各農家で行うことで、まあ自分とこで収穫したものを保存して、それを出荷する、収益を増やすことにつながる事業です。こういったことをその事業として、天草市として取り組むのかどうかお伺いいたします。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 農産物、水産物、それに加工食品等のですね、PRにつきましては、おのおの関係団体あたりが主体となって取り組まれておりますが、水産物あたりにつきましてもですね、熊本の四季の魚支援事業というふうな事業あたりではですね、私どもも支援をしておりますし、農産物につきましても、直売、そしてインターネットあたりを使ったですね、販売方法等の利用について助成をしております。そして、それらを含めたですね、天草全体の産業というふうなとらえ方でですね、天草の産業雇用創出協議会という協議会をつくりまして、全産業を網羅した合意でですね、今取り組んでおります。その中でですね、商談会等も数回行っておりますし、現実、今月も商談会を行います。そういうふうな商談会、そして出向いて交渉されます、その旅費あたりもですね、手当をしてますので、そういうふうな取り組みをですね、今後も続けていくというふうなことでですね、PR活動は、充実させていくというふうに考えております。

 畜養の補助でございますが、汚水対策というようなことも含めて畜養しといてというような話だと思いますが、これは一般的には、もう業者自らがですね、今、個割りのいけすを所持されて出荷調整をされているのが現状じゃないかというふうに思ってます。ただ正式に施設整備をするということになりますと、ある程度のやっぱり補助事業というようなことになりますので、そこにつきましてはですね、地域の住民の方、漁業者の方々、それにそこの地域の関係団体等でですね、まずは協議していただいてというようなことになると思いますので、そこのところはですね、御理解いただきたいというふうに思います。

 3点目でありますが、果樹の低温、まあ冷蔵というふうなことですが、デコポンあたりの低温貯蔵して夏場に出しましょうというふうな話だと思いますが、これにつきましては、昨年度、昨年度といいますか、今年度の補正予算でですね、JAあまくさについて、冷温の貯蔵庫の支援事業を行っております。それに基づきましてですね、まずは、JAあまくささんの方でですね、取り組みをされるというふうになっておりますので、その効果あたりをですね、検証しながらですね、今後、発展させていくというふうなことになろうというふうに思います。



○副議長(野嶋健一君) 浜崎義昭君。



◆3番(浜崎義昭君) 第一次産業の対応について、水産資源の増殖につながる藻場の育成、海浜の土壌改良、干潟生物の再生、木材漁礁、無用な築堤の撤去、そして耕作放棄地の活用などに集中する投資が必要であります。このような事業は、不況にあえぐ地元経済を底上げするものになると期待しています。ぜひですね、以上、一般質問、各、述べましたが、質問した事項について、市長の英断を期待いたしまして、私の一般質問を終わります。

 ありがとうございました。

                 (拍手)



○副議長(野嶋健一君) 以上で、3番浜崎義昭君の質問を終わります。

 次に、20番楠本千秋君の質問を許します。

 ここで、10分間休憩いたします。

              午前10時51分 休憩

−−−−−−−−−−−−−−−− ○ −−−−−−−−−−−−−−−−

              午前11時01分 再開



○副議長(野嶋健一君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 20番楠本千秋君の質問を許します。

          [20番 楠本千秋君 登壇]



◆20番(楠本千秋君) おはようございます。20番新政クラブ、楠本千秋、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 私は、これまで多くの一般質問、提言等をさせていただきました。市民の健康対策、子どもたちの教育環境、地域の安全・安心の取り組み、渋滞対策、環境問題、これらすべて市民サービスにつながるものであります。市長は、行政は最大のサービス産業であると、思いがあり、職員一丸となって住民福祉に取り組んでおいでになっております。まず、そのことに関して、まず、感謝を申し上げたいと思います。

 今回、私は、その市民サービス、それと観光行政についてお尋ねをいたします。

 まず、1点目の市民サービス、巡回バス、昨年の10月より本渡市内を市民の足として回っておりますけども、いろんなお話を聞きますので、まず、この経緯と、動いていますので、この利用状況について、まず部長にお尋ねをいたします。

 市民サービスの2点目、職員の定数化、毎年60名も退職されておるような状況で、かなり定数減っておりますけれども、5年、10年を見据えた計画がありますので、そのことをお知らせいただきたいと思います。

 次に、観光行政についてお尋ねをいたします。

 1点目のキリシタン館、今順調に進んでいると思うんですけども、いろんなこれも声を聞きます。そして、キリシタン館は、昭和41年の8月にオープンをしております。このキリシタン館が今まで果たしてきた役割について確認をさせていただきたいと思います。そして、進捗状況を御説明お願いしたいと思います。

 2点目の、これは昨年の新聞記事でありますけども、天草を健康と観光の島にしたいと。天草のホテルと旅館で早朝ウォーキングや低カロリーの朝食のセットプランを始めたというような記事が載っておりました。このこと内容につきましては、あとで御紹介したいと思いますけども、今回の予算に天草型ツーリズムとして河浦ニューツーリズム、宮南半島ツーリズムというのが予算計上されておりますので、その内容についてお伺いをいたします。

 3点目の天草宝島観光協会、3年経ちますけども、これもいろいろお話をお聞きします。今回の予算に1億3千幾らの予算が計上されておりますので、その内容についてお伺いしたいと思います。

 これで1回目の質問を終わります。



○副議長(野嶋健一君) 企画部長。

          [企画部長 金子邦彦君 登壇]



◎企画部長(金子邦彦君) 私の方から循環バスの導入経緯と利用状況についてお答えをいたします。

 公共交通の再編につきましては、平成20年度に天草市公共交通連携協議会において策定いたしました、公共交通総合連携計画に基づきまして、平成21年度から3年間で取り組んでいるところでございます。この計画を作成する上で、市民の方から公共交通に対する御意見を伺っておりますけれども、その中で、本渡地域以外の方から本渡バスセンターに着いた後の主要施設、買い物であったり、病院等へ巡回する移動手段を確保して欲しいとの要望が多く出されました。そこで、昨年の10月1日から産交バスさんにお願いをいたしまして、本渡市街地を巡回する路線バスの運行を開始しております。今回は、今年2月までの試験運行という位置づけをしておりますけれども、3月以降は路線バスでの運行として継続することといたしております。巡回バスは、本渡バスセンターを基点として、右回り、左回りの2種類のルートがあり、それぞれ平日が15便、土曜・日曜・祝日が10便運行されております。利用状況は、1カ月に1,600人前後で推移し、1便当たり2名の方に御利用をいただいております。今後、運行コースの拡充も含めた利便性の向上と市民の方への周知を図ることで、利用者増に努めてまいりたいというふうに考えております。また、昨年11月に実施いたしました、利用者調査の地区別利用者数では、本渡市街地の方が3割、それ以外の地区の方の利用が7割となっておりまして、周辺部の方の利便性の向上という当初の導入目的にあった利用状況になっているというふうに感じております。

 続きまして、ヘルスツーリズムに関連して、河浦ツーリズム事業、宮南ツーリズム事業について、それぞれの支所で取り組んでいただいておりますけれども、いきいき地域創造事業の一環として取り組んで行っておりますので、まとめまして、私の方からお答えをさせていただきます。

 まず、河浦ニューツーリズム事業でございますけれども、これは余暇時間の過ごし方が多様化し、特に都市住民の中には、農村・漁村での体験希望者が増加をいたしております。そこで、河浦支所では、都市部の児童・生徒を対象に、夏休みや冬休みなどの長期の休みを利用し、地元の旅館や海上コテージ、バンガローなどに宿泊しながら、農業・漁業体験等を通じ、都市部の住民の皆様と農業、そして漁業、農業、農村部ですね、そういったところの住民の方が触れ合うことにより、地域活性化を図る目的でモニターツアーを計画をいたしております。

 また、宮南半島ツーリズム事業につきましても、都市住民を対象に新和町の海や緑の村などの自然を活用し、食や仕切り網漁業体験等の地元住民の皆様方との交流を楽しみながら、健康を維持、回復、増進するために、魅力あるツーリズム商品を開発することといたしております。



○副議長(野嶋健一君) 総務部長。

          [総務部長 鶴田謹一君 登壇]



◎総務部長(鶴田謹一君) 私の方からは、天草市定員適正化計画の趣旨等についてお答えをいたします。

 総務省が人口及び産業構造により分類いたしました類似団体の中で比較したときに、本市の職員数は合併後多い状況にありましたので、定員適正化計画を策定し、簡素で効率的な行政運営を目指し、職員数の削減を図ってまいりました。現在の天草市定員適正化計画では、平成18年度から平成22年度までの5カ年間で職員総数1,567人を220人削減し、1,347人とすることといたしておりまして、本年4月1日の時点では、職員総数が1,348人となる見込みでありますので。概ね目標は達成できるものと考えております。

 なお、定員適正化計画では、普通会計職員を平成27年4月1日で800人以内、平成32年4月1日で650人以内とする目標を掲げているところでございます。

 以上です。



○副議長(野嶋健一君) 教育部長。

          [教育部長 嶺 力君 登壇]



◎教育部長(嶺力君) 天草キリシタン館につきましてお尋ねでございますので、私の方からお答えをさせていただきます。

 天草キリシタン館は、郷土の歴史や民族・文化などを学習できる教育文化施設としての一面、また、本物の優れた資料等を展示・公開することによりまして、多くの人々を呼び込める観光施設としての一面の両面の役割を持っているというふうに考えております。教育文化面では、郷土の歴史を学ぶための小学校高学年生の見学受け入れや、キリシタン史の研究者、大学生の研究に情報を提供するなどの支援をいたしております。昭和41年8月の開館から、平成20年度末までの約43年間の入館者数は約370万人でありまして、このうちの9割以上は天草市外からの方々であるという実態からしまして、天草観光の拠点施設として、観光振興や地域振興に大きな役割を果たしているものと考えております。

 次に、天草キリシタン館整備工事の進捗状況でございますが、建築工事や機械設備工事、電気設備工事につきましては、90%から95%の進捗でございまして、3月上旬には竣工検査を受ける予定でございます。なお、展示工事は70%、外溝工事は10%程度でありますが、4月末から5月末の完成を見込んでおりまして、6月を開館準備期間としまして、7月開館を目指して準備を進めておるところでございます。

 以上でございます。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。

          [経済部長 野嶋義澄君 登壇]



◎経済部長(野嶋義澄君) 天草宝島観光協会の予算の内容を回答いたしますが、平成22年度予算総額は1億5,000万程度となる見込みでございます。その中で、市の補助金は1億3,690万3,000円を今議会に計上しております。会費、事業費、事業収入等の収入はこれに1,300万円程度見込まれているというような状況です。

 支出面では、人件費や会議費など協会の庶務的経費であります運営費が7,020万円、そして観光客の誘致の事業費につきましては7,970万円となっております。

 事業費の主な内容につきましては、九州新幹線全線開業対策事業と天草お宝伝説と題した3年計画がありますが、この3年計画の旅行観光商品開発事業、そして修学旅行の誘致事業を二本の柱として観光促進事業を実施する予定であります。

 具体的には、各市の宿泊プランの提供事業、そして長期滞在観光促進事業、それに自然生活文化活用事業、グルメキャンペーン事業、フィルムツーリズム事業等、それらのPR事業など、多種多様な観光振興事業に取り組む計画になっています。なお、新幹線対策に伴う主要な事業につきましては、市観光協会、そして関係自治体等の連携が必要でございますので、関連予算につきましては、6月定例会でですね、また御相談をさせていただくということで予定をしております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) それでは、2回目の質問ですので、まず、巡回バスについてお尋ねをいたします。

 資料を持ってきてますので、後ろにもわかるように、前後ろに張ってきました。これが、今、市内を回っておりますポスター、後ろの方はそのポスターの巡回コースを写真で持ってきております。街中を、この赤線ですけども、回っておりますけど、右、左ちゅうんですかね。どうして同じコースなのか。まず、その単純な質問で申し訳ありませんけども、別にそのコースはほかには検討されなかったのかですね。まず、その経緯についてお聞かせいただきたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 企画部長。



◎企画部長(金子邦彦君) コースの決定の経緯についてお答えしたいと思います。

 先ほど申し上げましたけれども、これを実施する際に、市民の方からの御意見・要望を伺っておりますけれども、その中で、公共施設・商業施設や医療機関等へのコースの要望がございましたので、それを設定しておりまして、また、利用される際に、例えば、病院にかかったあとで商業施設に行って買い物されたりというふうなことが想定されましたので、これらの利便性というのを考えまして、右回りで回って医療機関で降りて、そしてまたもとに返る時は、また左回りで回るというふうな、そういったことを想定いたしまして、右回り、左回りというコースを設定をいたしました。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 先ほど、利用状況も御説明をいただきました。月1,600名程度で、市内の方が3割、それ以外が7割と、導入目的に合っているというお話。で、右回りが朝からですね、夜までですね、15回。左回りが15回。例えば、箱の水の停留所にはですね、1日30回とまるんですよ、30回。土日は10回ですけどですね。で、1週間にするとですね、百何十回ですか、回ってくる。で、近頃ちょっと人数も増えているみたいですけども、当初は、空バスが1日30回、通っていたと、それを見た周辺の人たちはですね、「町ん中の人は、動かれんちゃよかっじゃってなあと。もうちょっと周辺の方にも回してもらえんたろかい」と言う声を何回かお聞きしました。

 皆さんのところにはですね、どういった声が届いているのかですね、まず、お聞きしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 企画部長。



◎企画部長(金子邦彦君) 昨年11月に巡回バスの方の利用というのを乗り込みをして調査したり、バスセンターで調査してるんですけれども、その中での回答といたしましては、確かに、議員御指摘のように、目的地が少し遠いというふうな意見があったわけですけれども、それは、おそらく、例えば五和から来られた方が、南地区に病院とか、市民センターとか、保健センターございますので、そういったところにですね、少し、こうもう少し距離を延ばして欲しいといったふうなですね、御意見というのは出ております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) もう一つ持ってきました。同じやつですけれども、これは都市計画図面であります。色がついているのが中心部だというふうに理解してもらってよろしんですけども、この中での位置からするとですね、今お話がありましたように、南の方には回っておりませんし、南の方にもおっしゃるようにですね、いろんな公共機関があります。北の方もまだまだ十分なスペースがあるんです。市長にお伺いしますけども、地域のこの高齢化がですね、進む中でですね、市民サービスや観光客の利便性を含めてですね、交通手段の今後いろいろ検討されると思いますけども、市長のお考えをですね、お聞きしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) 公共交通の今後のあり方についてでございますが、自家用車の普及、それから御指摘のように、少子化あるいは高齢化によりまして、公共交通の衰退がこう続く中でですね、高齢化といった問題を取り上げますと、やはり天草市においては、市民の皆様の福祉の向上といった側面を考えますと、公共交通をもっと充実をさせていかなければならないというふうに考えておりますし、また、観光地であるということも考慮いたしますと、天草を訪れていただきます方々に対するサービスといった面からも、やはり公共交通網の充実といったものは大変私は重要な課題であるというふうに考えておりまして、常にそのような観点から、一つは高齢者の皆さん方のことを考える。そしてまた、天草を訪れる皆さん方のことを考えながら今後関係機関と協議を進めながら、より充実した公共交通機関の体系づくりに取り組んでまいりたいというふうに考えております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) ぜひ地域の人の声を聞いて、高齢者の声を聞いてですね、そういう対応をぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 次、定員適正化計画についてお尋ねをいたします。

 類似団体の中でという、比較という言葉がありましたけども、その類似団体と比較すると、そのどのような状況であるのかをですね、お伺いしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 総務部長。



◎総務部長(鶴田謹一君) お答えをいたします。

 平成20年4月1日現在での人口1万人当たりの普通会計職員は、類似団体の平均が82.18人となっている中で、本市は118.60人となっており、類似団体128ありますけれども、多いほうから8番目となっております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 今年3月の退職者が53名という御案内いただきましたけども、天草市でのですね、この新規の雇用状況というのはどういう状況なのかですね、お伺いしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 総務部長。



◎総務部長(鶴田謹一君) 医師や看護師あるいは看護教員など、専門的な業務に従事する職員以外の、いわゆるその一般事務職につきましては、毎年5人程度採用をいたしております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 行政改革大綱での定員適正化計画が平成32年に650名と、それが目標だとおっしゃられましたけども、この32年の目標をですね、あと5年ほど延長していただけると、その延長した5年に退職される方が約200名おいでになります。その目標が5年延長されると、今職員を今年5名採用したと。その状況というのは、職員の年齢別状況をいただいておりますけども、18歳が2名、20歳が1名、21歳が1名、22歳が4名、で、23歳が5名という今天草市の一般職員の状況であります。こういう当然今年5人採用された方には、当然20歳、21とおいでになると思いますけども、こういう状況で本当に市民サービスが充実できるのか。で、僕が先ほど言います5年目標を延長していただくと200名、この10年で200名入れようと思ったらですね、5名じゃなくて15名、20名採用できるんですよ。そして、その目標を延長したときに、目標人数の650とか700とかという数字になっていくんです。そうすると、職員の構成バランスもそんなに変にならないと思うんですけども、部長いかがでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 総務部長。



◎総務部長(鶴田謹一君) 確かに、ただいま説明いたしましたように、合併いたしましてからの毎年の職員採用が5人程度で採用しておりますので、今お話がありましたように、非常にその23歳以下の職員の構成というのは、非常に少ないのが現状でございます。本市におきましては、採用の枠も30歳までというふうに引き上げておりますし、確かに、だからといって年齢での採用というのはできません。ただ、私どもも何らかのこういう工夫はさせてもらっておりますけれども、今、議員から御指摘がありましたように、見直しをする中で、何らかの対応ができるのも一つの方法かというふうには考えております。今後、職員構成がいびつな形にならないようなことも含めまして、十分ここらについては検討をしてまいりたいというふうに考えております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 市長にお尋ねします。

 今のお話の中で、市長の考えといいますか、どのように今後は対応されるのかお伺いしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) 現在の定員適正化計画は、第一次行政改革大綱に基づいて策定されたものでございます。そしてまた、その目的は、先ほど総務部長の方からお話しましたとおり、この5カ年の計画、18年から22年までの間は予定通り、ほぼ予定通り達成されたというふうに思っております。今後、23年度からは第二次行政改革大綱に基づいて、新たに職員の適正化計画を作っていかなければ、策定していかなければならないと考えておりますので、その中で見直すべきことは見直していかなければならないと思います。類似団体と比較してということをよく言われますけども、先ほど来お話が出ておりますとおり、あくまでも類似団体は総務省が規定します人口要件と産業構造要件による類似団体、そこと比較しておるわけでございますが、天草市の場合は、広い面積を有するということと、その中に集落が多く点在するという特異性を持っております。そのようなことを考えますと、見直しも含めて今後の計画づくりをしていかなければいけないというふうに考えております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) ぜひ見直しをしていただいてですね、若者の職場、それの提供だと、そういう見方でもどうぞ定員を、若い人たちを雇っていただきたい。そして、将来の天草市が元気であるようにお願いしたいと思います。

 2点目の観光行政についてお尋ねをいたします。

 41年から370万人観光客の誘致の多大な貢献、御案内いただきました。確か多い年には10万人以上の入館者があったと記憶しております。昭和41年から40年近く観光課が管理運営する施設として歩んできております。新市天草市になって教育委員会の方に管理が移っておりますけども、この教育委員会で管理をする意義といいますか、何か、部長何かお話をいただければと思いますけど。



○副議長(野嶋健一君) 教育部長。



◎教育部長(嶺力君) 議員御承知のとおり、市内には、天草ロザリオ館など旧市町から引き継ぎました資料館等が11館ございます。こういった資料館がお互いに連携を図ることによりまして、教育文化面、観光振興面等に相乗効果があるというふうなこと。また、資料館には、市民の皆様からお預かりをしました貴重な資料をはじめですね、いろいろなこう貴重な資料がございまして、そういった貴重な資料を取り扱う専門的な知識を有しております学芸員が教育委員会の部局の方におりますので、そういった観点から合併を契機としまして、天草キリシタン館につきましても教育委員会の方の所管にしたところでございます。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 部長の立場での説明、保存されております貴重な資料、専門的な知識、十分理解できます。そこで市長にお尋ねをしますけれども、市長が目標に挙げておられます年間観光入込客数1,000万人がこの前の評価でCという状況であります。質疑の折にもいろいろなお話がありました。市長として、はっきりこれからの館のあり方というのをもう1回説明をいただきたいと思いますけども。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) 年間入込数1,000万人という10年目標を掲げておりますが、それに向けて環境の整備を今行っておるところでございます。その一環にキリシタン館は位置づけてあるわけでございますが、今観光に関するその考え方、ニーズ、そういったものが大きく変換されようといたしております。これまでは大量に大型バスでやってきて、見る観光、これが主流であったわけでございますけども、これからは本物志向、学習する、体験する、そういう観光に大きく転換されようといたしております。その流れの中にどうやれば対応できるのか、いったことで考えていきますと、私は、天草キリシタン館は、やはり本物をきっちりと、そしてその本物を軸に学習をするということを主においた施設であるべきだというふうに思っておりますし、また、そのような管理のあり方が、果たして教育委員会が適当なのか、あるいは観光課が管理するのが適当なのかといったこと等含めまして、今しばらくその開館後推移を見極めたいというふうに考えております。教育部長が申しましたとおり、島内には優秀な博物館が、ロザリオ館、コレジオ館はじめ点在するわけでございまして、その辺をネットワークしながら、やはり全島博物館構想ということもございます。そういう中で、キリシタン館の果たすべき役割、そして管理のあり方についてもですね、全部ほかの資料館と一緒がいいのか、それとも別々がいいのか、あるいは指定管理に持って行くべきなのか、そういったことは今後検討を加えさせていただければ大変ありがたいというふうに思います。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) はい、ありがとうございます。ぜひ7月のオープンに向かってですね、いろんな目線で、官民一体となって取り組んでいただきたいと思います。その中で一つお願いをさせていただきたいと思いますけども、天草市における学芸員、どうしても不足しているような気がしますので、先ほどの職員採用の中で、やはり専門知識を持った人をですね、今御所浦の件、世界遺産の件いろいろありますので、ぜひ優秀な学芸員をですね、採用していただいて取り組んでいただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

 次に、先ほどのヘルスツーリズム、天草を健康と観光の島にしたいと取り組んでいらっしゃる方をちょっと取材をしましたので御紹介をさせていただきたいと思います。これは、この方が病気をされたそうです。その病気から克服といいますか、回復する努力の中で生まれたアイデアというような感じを受けました。お客様と一緒に観光案内から準備運動、そしてウォーキング、そして帰ってからの低カロリーの食事と、先日−−2月に入ってからですけども、県下の女将さんたちが集まって、その研修会もあったとお聞きしました。コースがおもしろいんですけどですね。初心者コースというのがまずありましてですね、これは本渡運動公園を5周されるそうです。1周700メートルですので3.5キロ、Bコースというのは中級程度のコースだということで、西の久保公園までバスで移動しましてですね、その移動中観光案内とか、いろいろなお話して、着いて準備運動されて、これ40分間西の久保公園でウォーキングをされると。Cコースというのがありましてですね、これはちょっと上級者向けといいますか、元気な方向けということですけども、十万山の入り口までバスで行きまして、当然その間いろんな観光案内とか何とかされて、そして入り口から登って帰ってくると。当然行く前には準備運動されて、途中でいろんなケアをしながら一緒に歩かれると。そういうコースをつくっておいでになります。新聞記事が出たときには、200名という11月20日の新聞でしたので、200名という数字が出てましたけども、先日お伺いしたときには800名を超えておいでの利用者がおったと。やはり健康志向の方が多いんだなと、感じました。3月11日には、十万山のそのコースですね、ツワ取りをしながらという企画をされている。そして、もっと驚いたのは、今お話がありました7月1日オープンのキリシタン館、これを散策するコースも7月からオープンするというお話をされていました。この民間におけますこの取り組み、どのように部長、認識されるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 旅行という非日常的な楽しみと、特定の地域に滞在して健康の回復維持等をですね、行うというような医学的な要素をかけ持った今回の旅行スタイルということで、ヘルスツーリズムというようなとらえておりまして、まさにやっぱり天草観光といいますか、雲仙天草観光圏が目指しております滞在型の旅行商品だなというふうには考えております。今、議員報告されたように、民間でももう取り組み始まってますし、天草自体やっぱり温泉、自然、レクリエーションスポーツ施設等もございます。それに食材をとりましても豊富な食材もございますので、そういうことあたりがですね、土台としてありますんで、このヘルスツーリズムというのはですね、今後天草観光としてはですね、積極的に取り組んでいくべきものだというふうに認識をしております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 天草を健康と観光の島にしたい。いいですね。市長にお伺いします。すごい助っ人の企画じゃないかなと思うんですけども、行政やあるいは観光協会等で何らかの支援ができないものか。市長のお考えをお伺いします。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) ただいま御案内のとおり、民間の施設の皆様方がヘルスツーリズムに取り組んでおられます。また一方、私ども行政でもトライアスロン、あるいはウォークラリー、あるいは健康マラソンといったことでスポーツ関連のレクリエーション、イベントを多数持っております。そういうことを考えました折に、この民間の皆さん方をどう応援するかということでございますが、より多くそういう行事、イベント等をですね、提供するということも一つの応援の方法だろうというふうに思っておりますし、また、宝島観光協会等々と連携を図りまして、新しい観光商品の開発、例えば、そのヘルスツーリズムの中に、人間ドッグを組み合わせるといったこと等も当然考えられることだろうというふうに思っておりまして、これはまだこれからますます発展をしていくだろうというふうに思います。市を挙げて応援をさせていただきたいというふうに思います。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) はい、ありがとうございます。ぜひ天草を健康と観光の島にと取り組んでいただきたいと思います。

 最後になりましたが、社団法人天草宝島観光協会、19年7月1日の設立からの3年間の取り組み、成果といいますか、先ほど予算ではお聞きしましたけども、そのこの3年間の成果をお知らせいただきたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 成果としまして、まず、挙げられるのは、昨年4月に認定を受けました雲仙天草観光圏の指定というふうに考えております。全国で30カ所の観光圏の認定があっておりますが、この事務局というのは、社団法人または財団法人であることが条件というふうなことでありましたんで、法人化したことによりまして、この観光圏の受け皿が整ったのかなというふうに思ってますし、広域観光の推進母体として、重要な役割を担っていくもんだというふうに考えております。

 2点目としまして、法人の特性を生かした事業展開が可能になったということでですね、思っております。観光というのは、産業のすそ野が広く、多種多様な産業の連携を図るということになりますが、それもやっぱり横の連携というのが本当に重要なことと思います。そのために、やっぱり機動性、そして業務執行のスピード性というのが武器となってきますので、そこをやっぱり法人化したことによってですね、スピード性を確保するようになったということで、あらゆるやっぱ商品開発とか情報の提供あたりでですね、提携も含めたところでですね、成果が出ていくのかというふうに思ってます。

 あと1点としましては、市民や民間団体との連携が強化されたということを考えています。ボランティアによります観光案内人の会を結成したほかですね、旅館組合、飲食業組合、そして特にこのごろ地区振興会あたりともですね、連携をしてイベント、そして観光ルートの開発あたりも取り組んでおりますので、このような取り組みをすることによってですね、観光資源を十分に利活用した施策が打っていけるんではないかと思ってます。

 そのほかにですね、3種の旅行業の免許も取得しておりますんで、それによります着手型の旅行商品の展開、そして修学旅行の誘致事業等をですね、重要な部分ではないかと思ってます。修学旅行につきましてはですね、平成20年が15件だったのが、もう来年度22年につきましては、もう22件というふうなですね、着実な歩みを歩んでいると。来年度はもう予定が入ってますんで、そういうふうな数字も出ておりますんで、着実な歩みを歩んでいるのかなというふうには思ってます。ただ、数字的にですね、出てくるのは観光統計なんですが、全国的にやっぱりこの景気の冷え込みでですね、減少しております。17年度の総入込客数が250万人でございましたが、20年度につきましては237万人として、減少をしているというような状況は現実にございます。ただ他の地域の状況と比較しますと、やはり減少の程度がですね、若干低く抑えられているのかなと思ってますんで、そこあたりも含めたところでですね、やっぱり観光協会の役割というのは、一定の下支えが作用しているのかなというふうに考えております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 観光圏の指定、雲仙天草観光圏ということですけど、このどの範囲なのかを教えていただきたいと思いますし、それといろいろ成果をお聞きしましたけども、いろいろなところで違ったお話もお聞きします。例えば、「観光協会が発行するパンフレットやチラシ、印刷物がやたらと多いんじゃないの。」「いろんな企画が外部に丸投げされているんじゃないですか。」というようなお話も聞きますので、その観光圏と今のその状況というのがですね、認識されている部分でお話をお伺いしたいと思いますけど。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 観光圏の範囲でございますが、長崎の島原半島のですね、雲仙、南島原、島原の3市と宇城、上天草、そして苓北、そして天草市のこの範囲であります。これで連携をとってですね、滞在型、2泊、3泊の滞在型の観光事業を進めていくというような事業であります。

 パンフレット等につきましては、以前もそういう意見をいただいたところでございますが、この分野につきましてはですね、やはり何といいましても、専門的な知識とかですね、見せ方とかいろいろありますんで、そういう部分については、職員自らする部分とですね、やはり専門業者に委託した方がいい部分というのがあろうかというふうに思ってますし、現実に私どももそういうことでですね、二つの手立てをしているところであります。ただ、観光協会としてもですね、人員が限られておりますんで、重点的にはですね、その観光客の誘致事業の方に人員の重点配置をして事業を実施したいというふうな思惑をもっていらっしゃいますし、このようなパンフレット作成というふうな部分についてはですね、外部に委託というふうな部分も出てきているんじゃないかと思ってます。ただ、この観光という部分につきましては、情報発信というのは十分に重要なですね、要素でもございますんで、今後ともですね、紙ベースの情報だけではなくてですね、ICTあたりの情報化をですね、駆使したですね、方法等もありますんで、そこあたりは皆さんに御理解していただけるような方法等をですね、私どもも中に入って協議しながらですね、進めていかなければならないというふうに考えております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 市長にお伺いをします。平成20年6月議会で、社団法人天草宝島観光協会への職員出向者の果たす役割について質問をさせていただきました。市長は、そのとき、3年という期限つきで6人の職員を派遣している。その大きな使命は、自主運営、いわゆる自立するためとおっしゃいました。もう間もなく3年を迎えるんですけども、今成果でお聞きしますように、観光圏も指定を受けて、島原、南雲仙ですか、とかあの辺周辺から、天草、上天草という連携をする中で、市職員がその約束どおり引き上げられると自立できるのかなと、ちょっと心配があります。天草が活力ある天草市であるためには、どうしても大きなウエートを占めるのがやっぱし観光行政ではないかと思います。その辺を踏まえて、市長、どのようにお考えをなさっているのか、お伺いしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) 確かに、あの議員御指摘のとおり、3年前に6人の職員を派遣をさせていただき、まあ期限付きだと、3年間でということで派遣をいたしました。昨年2名を帰っていただきまして、4名体制にいたしました。今年、今回さらに2名を現在のところ引き上げさせていただこうというふうに計画をいたしております。そしてまた、先ほど来お話が出ておりますとおり、観光圏に指定を受けたということで、この観光圏指定を受けた中で、社団化された観光協会を持っておりましたのが天草市の宝島観光協会のみでありましたので、今ここに事務局機能を置かしていただいております。したがいまして、南島原市、島原市、雲仙市、そして上天草市、苓北町、あるいは宇城の宇城市、この辺との連携を考えました折に、あと2名だけしばらくの間、残させていただこうというふうに考えております。ゆくゆくは当然のことながら全員引き上げさせていただきたいというふうに思っておりますが、この観光という事業が大きくこう変遷する中で、私は観光協会の果たす役割といったものは、ますます大きくなってくるだろうというふうに思いますし、全国の中でも先駆けて社団化された、法人化されたといった効果が今後間違いなくこの天草の観光をリードしてくれるものというふうに確信をいたしております。



○副議長(野嶋健一君) 楠本千秋君。



◆20番(楠本千秋君) 自主運営のためにも、ぜひ協会の職員体制の充実、そして自ら企画・運営して会をまとめていっていただきたいと思います。

 今回、市民サービスと観光行政についてお話をさせていただきました。市長は、12月議会において、これからの4年、天草市の舵取りを力強く表明されました。この街が、この天草市が高齢者に優しく、健康で心豊かな街であって欲しいと多くの市民が願っております。安田市長には力強いリーダーシップをお願いしまして、私の一般質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。

                 (拍手)



○副議長(野嶋健一君) 以上で、20番楠本千秋君の質問を終わります。

 ここで、昼食のため休憩いたします。午後は1時から再開いたします。

              午前11時51分 休憩

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              午後1時00分 再開



○副議長(野嶋健一君) 再開いたします。

 午前に引き続き、一般質問を行います。

 28番藤?正博君の質問を許します。

          [28番 藤?正博君 登壇]



◆28番(藤?正博君) 28番創和会、藤?です。貴重な時間と発言の場をいただきましてありがとうございます。

 平成22年度の天草市の目玉事業として、熊日、西日本、朝日新聞などにオリーブの島づくり支援事業3,200万円、オリーブ苗の購入や商品開発に必要な経費の半額補助、企業や法人や個人に補助との記事が掲載されていました。目玉事業であるとすれば、天草市の総力を挙げて取り組むオリーブの島づくり支援事業、大きなプロジェクト事業になっとばいなと期待に胸を膨らませてどきどきしながら新聞を読みました。先日の質疑の中でも、オリーブ事業について、いろいろな角度より貴重な論議が交わされました。議員控え室でもいろいろオリーブについての話を聞かせていただき、大変勉強になりました。

 はじめに、安田市長のオリーブの島づくりの具体的な計画、構想、どのように事業展開の青写真をお持ちでスタートされるのか、詳しくお聞かせください。

 次に、天草市内でオリーブの木を見かける機会が少ないし、ほとんどの方がオリーブに関しての知識が少ないような気がします。新規作物導入ですので、担当部署では綿密にいろいろの角度より、事前調査をされて、オリーブ生産によって天草の島おこしができるとの確信のもとに、「平成22年度の大きな目玉事業です。」と、胸を張ってマスコミ発表をされたことと思います。支援事業に取り組まれるようになったかの経緯、事業の内容、将来目指そうとしておられる目標についてお聞かせください。

 日本全国で農地の荒廃、休耕田が年々拡大の一途です。天草市でも大きな問題です。昨日の支所長さんの各町での問題点、課題としても提起をいただきました。22年度耕作放棄地解消緊急対策事業も新規事業として予算の中に組まれております。農家にとりましては、オリーブの島づくり支援事業は、大変貴重な事業です。農家の方と耕作放棄地対策で話をしますと、「先祖伝来の大切な農地を荒らしたくはないけれども、無理してつくっても赤字やもね、何かつくれば儲かったなかっどかいな」と切実な相談を受けます。農家にとっての新規作物との取り組み判断材料、基準は10アール、1反当たりオリーブをつくればどれくらいの収益が上げられるのかです。植えてその年から収益が上がるのが一番いいのですが、果樹の場合は何年かは費用がかかり、その後に収益が見込まれると思います。当然、オリーブを天草の基幹産業として伸ばしていくには、担当課では10アール当たりの収支の計画を示して、事業の推進、展開をされると思います。オリーブづくりの収支見込をお示しください。

 あとの質問事項につきましては、折衷方式で質問席よりさせていただきます。



○副議長(野嶋健一君) 市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) オリーブの島づくりにつきましては、私から答弁し、事業の概要と経緯等につきましては担当部長から答弁をいたさせます。

 オリーブの島づくりについてでございますが、オリーブは世界的に平和の象徴として認知されており、ヨーロッパにおいては食品、医薬品として生活に不可欠なものとなっております。また、健康志向など現在のニーズに合っていますことから、当市におきましても数年前から着目し、栽培法やオリーブオイルの活用について検討してきたところでございます。こうした中、天草市におきましては、地元企業と県外企業のオリーブ事業への参入が相次いだことにより、オリーブの島づくり支援事業を実施し、オリーブを生かした産業振興や地域振興の気運を高めるときだと判断をしたところでございます。具体的には、オリーブ栽培支援事業とオリーブ産業振興事業を実施し、オリーブオイルの精製、オリーブオイルを使った特徴ある料理の創作、オリーブを使った健康食品や化粧品などの商品開発などを進めていく計画でございます。

 また、本事業は一次産業、二次産業、三次産業のすべてを網羅し、地元の農産物や海産物なども広く活用できる天草型の六次産業として発展する可能性も高く、天草における新しい産業として今後積極的に推進してまいる覚悟でございます。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。

          [経済部長 野嶋義澄君 登壇]



◎経済部長(野嶋義澄君) 私の方から事業の概要とこれまでの経緯、それに収支の見込みについてですね、回答させていただきます。

 この事業の支援順につきましては、今市長が申し上げたとおり、オリーブの栽培事業とオリーブの産業振興事業というふうな2本立てで事業を起こしまして、産業振興と地域振興を目指すというようなものであります。オリーブの栽培事業につきましては、耕地の再生や土壌改良、そして苗代等を対象に事業費の50%、10アール当たり10万円を限度として補助する計画で今御提案をしております。

 一方、オリーブの産業振興事業では、事業化を目指す企業などによる搾油機を使ったオリーブオイルの精製や商品の開発、そして販路の開拓などを想定しておりまして、その設備投資等にですね、事業費の50%、上限1,000万円を補助するというようなところであります。対象者につきましては、両事業とも市内に住所を有する個人・団体、そして企業、それに市外の新規参入の協定あたりを結んだですね、企業あたりを対象として支援をするということでございまして、本議会に21年度の補正で400万円、新年度で3,200万円を御提案しているというところであります。

 主にこの事業を計画した経緯でございますが、オリーブに関しては、私どもも先進地と言われてます小豆島等も視察に行って見てきましたし、その中で、作業に比較的手間がかからず、事業者や農業者だけでなくて、一般市民や地区振興会などの、地区振興団体でも取り組みが可能であろうというふうに考えましたし、これらを使った産業振興や地域振興は狙えるなということでですね、取り組んだというふうなところでございます。

 私どももこのオリーブにつきましては、数年前からですね、このオリーブオイルに注目しまして、健康・安全・安心というふうなことをテーマにですね、セミナーやオリーブオイルを使った料理講習会なども開催してきたところであります。それに加えて、先ほど言いましたように、小豆島にも行ってきましたし、九州でも大丈夫かというようなことでですね、長崎県の長与町にもですね、栽培現場を視察させていただいというふうなところでございます。そういうふうなところをしとる中でですね、福岡の方の九電工さんが農業参入ということで、提案をされましたし、地元の企業さんもですね、現実にもう農地を購入してというふうな御提案があったもんですから、この機会に支援事業を実施するということでですね、計画をしたというふうなところであります。

 あと収支につきましてはですね、これは資料自体がもう香川県といいますか、小豆島がもう中心でございますので、香川県小豆島のですね、例を用いてですね、その研修のときの数字を持ち出してまいりますと、大体成木で1本10キロなるそうでございます。10キロから多いと20キロぐらいなるそうです。そうすると反に50本そうですから、大体500キロと思います。私たちも天草でということでですね、少なめに見積もって350キロぐらいはですね、採れるんじゃないかというふうに考えております。そうしますと、小豆島では、漬物用がキロ当たりの1,200円、オリーブオイル用がですね、キロ当たりの600円と聞いておりますんで、それから肥料等農薬あたりもですね、果樹に比べると3分の1というふうなことを聞いてますんで、5万円程度を経費として差し引いてもですね、収益は10アール当たり16万から30万円ちょっとぐらいですね、の収益が得られるんじゃないかというふうに思ってます。デコポン等がやっぱり70万円、80万円というふうな金額ですし、ポンカンについても40万円程度というふうなことが言われてますが、まあ栗については10万円程度というふうなところもございますんで、そのことあたりをですね、含めてですね、判断してもらうのかなというふうに思っています。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 答弁ありがとうございました。それで、オリーブの苗をまず買ってきて、それを植えることからのスタートだと思っておりますけれども、苗屋さんに聞きますと、みかんにも大きいのではザボン、小さいのではきんかんがあるように、多種多様な品種があるということでお聞きしました。世界中ではオリーブの品種だけで1,200品種あるそうです。四国の香川県だけでも60品種植えてあるそうです。「あなたはどの品種にしますか。」と聞かれました。天草に合う収益性の高い推奨品種をまず教えていただきたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 小豆島で言えばですね、ミッションという品種、それでマンザニロ、ルッカ、ネバディロ・ブランコというこの4種類がですね、主力だそうでございます。天草に合うかというようなところもありますが、これ先ほど言いました長与町もですね、見せていただいたんですが、長与町においてもこの4種類をですね、主な品目としてとらえていらっしゃいますんで、天草でもこの品目をですね、主な品目として、まずは推奨していくものかなということで考えております。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 植えてから5年後であるとか、10年後にしか実がならないというようなことを聞きますけれども、そういったことを想定しますと、品種の選定がこう間違っていたら、品種が間違いでしたので収益性が上がりませんというふうなことになりかねませんので、品種の選定、天草にあった品種の選定というのは、非常に慎重にしていただかないと大変なことになるかなということで考えております。そういったことで、天草に合った品種の選定というのをなるべく早く決めていただいて推進をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

 それとオリーブの苗、品種が決まりましたら、次に植えつける圃場の選定ですが、日当たり、水はけ、農地であれば水田であるとか、畑であるとか、いや山林などいろいろありますけれども、どんなそれぞれ土質が違いますけれども、天草のどんな条件の土地を考えておられるのでしょうか。

 それと10アール当たり50本という基準を聞きましたけど、−−4メーター間隔ぐらいでいいのですかね。−−そういった植え付け基準あたりも調査をしておられたらお知らせください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) オリーブに適した気候といいますか、気温は平均気温が16度から18度、そして年間降雨量が1,000ミリ、日照時間が200時間以上が望ましいというふうなことをお聞きしております。2,000時間ですね、2,000時間以上がですね、望ましいと聞いております。天草の平均気温は16.3度でございますので、気温は問題ありませんし、日照時間につきましては、1,899、1,900時間程度ございます。ただ年間降雨量が2,000ミリというふうにありますんで、これにつきましては、降雨量が2倍というふうなことが心配でございます。ただ先ほど言いましたように、小豆島がこういう状況ですので、その心配のために長与町に行きましたが、長与町では、順調に育っているというふうな状況ですので、これもクリアができるかなと思いますが、まずは排水対策が十分整っていかなければいけないんじゃないかということで考えております。

 そして、あと小豆島での聞き取りによりますと、果樹栽培をされていた圃場であればですね、大方大丈夫でしょうというふうなことも聞いております。

 そして、10アール当たりの本数ですが、先ほども言いましたように、大体50本ということを小豆島ではお聞きしています。それでやっぱり植えつけるときに密植して、あとで間切りというふうな方法もあるとかいろいろ聞きますが、最終的には50本から60本というふうに話を聞いております。そして、やっぱり風通しがいいようなですね、圃場の形成をするというふうなこともお聞きしているというふうな状況であります。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) オリーブにしてもですね、適地適作というのは当てはまるかと思うわけですけども、適地適作に植えないと、所得の向上にはつながらないというようなことで考えております。何か今説明聞いとると、めちゃくちゃな説明なんですけども、よそで見て来て、実がなっとったけん、みかんのでくっとこっであれば大丈夫ですというような大ざっぱなこう説明だったと思いますけれども、例えば、雨量、気温は確かにですね、天草の場合、年間平均15度Cの条件に合っておりますけども、降水量がどこん専門家に聞いても大体1,000ミリ程度のところが適作なんですよという、指導しか聞いたことなかっですね。で、世界各国スペインとかイタリアとか、あっちの気象条件をお聞きしても、乾燥地、どっちかと言えば乾燥地の方がいいんですよて。その雨量の多かところに植ゆっというとは、非常に問題がありますよというような説が多いということで、御指導を受けますけども、部長自ら認めておられますように、1,000ミリでよかところに天草は2,000ミリの降雨量があるわけですね。だけん、そこをクリアしないと、その本当に産地になっていくのかなと、非常に心配をしております。で、デコポンとか何とかのように、非常にこう収益率の高い作物であればハウス栽培をして、その中につくってすれば雨量対策はできるわけですけども、小豆島あたりに聞いても、そのハウスでオリーブをというのは考えられんというようなことですので、そういったことからすると、非常にこう心配な面が、クリアしていかなければいけない面があるっていうのは、私のとらえ方ですけども、その辺わからんことばわかれということもできませんので、まあちょっと綿密なですね、調査なり、本当に大丈夫ですよと自信を持って、その1,000ミリでよかところに2,000ミリの雨というとは、もう大問題だと思いますので、そこら辺は慎重な対応をお願いします。

 それと植えつけ場所ですけれども、みかんのでくっとこっとか、果樹のでくっところはよかっばなという、この前も質疑の中でもありましたように、粘土質のところは水はけが悪いということですので、だめ。例えば、五和のゴルフ場跡地あたりは地質的にはオリーブ栽培には、専門家の方から見らせれば不適地だというような指摘もあるわけですけれども、そこら辺、本当にゴルフ場が空いとるけん、そこにオリーブばつくりますというようなことで、成功していただければ幸いですけども、そこで大変、泥の質、土質については、心配されますので、そこら辺の検討もお願いしたいと思います。

 それと今新聞紙上で見る限りでは、五和町のゴルフ場跡地に、旧跡地に予定をされるということなんですけども、あそこのゴルフ場跡地が80町歩か90町歩あっとですかね。で、それが非常に虫食い状態で、利用のしにくい状態だということで聞いて、今までもう10年近くなっとでしょうかね、あそこが空き地のままでほったらかされてきた一つには、その虫食い状態というのが非常に問題で、計画が立てにくいというようなことがあったと思うわけですけども、今度新聞で見る限りでは、そこを4町歩か企業が入ってこられるということで、その企業が入ってこれらるところは、一番よかところば4町歩まとめて利用しますと、それはまあ、ありがたい話なんですけども、ゴルフ場全体80町歩、90町歩の利用計画を立てる、何か立っとれば幸いですけども、何も立てん状態で一番よかところば企業にはいどうぞ、お使いくださいということで、果たしていいのかなという、これはいらん心配かもしれんばってんですね、そういった点についての計画あたり、詳しくお聞かせください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) まず、土壌関係といいますか、降水量関係のことですが、先ほども言いましたように、私どももそこが心配だったもんですから、九州管内で圃場があるところを見に行ったということで、小豆島で果樹栽培のところならばいいですよということであったもんですから、長与町というところはですね、果樹の園地がありまして、そこがもう廃園になっていたところを段々畑です。そこをですね買い取られて一人の女性がですね、栽培を始めていらっしゃると。それが成功されているのでですね、そこ行って見てきましたんで、私が言いますように、その果樹の園地であればですね、ほとんど天草の園地も階段状でございます。それで排水対策はですね、整えるかなというふうなところでですね、小豆島が言われたとおり、やっぱり果樹の跡地ならばいいですよというふうなところで考えているというようなところでございます。

 ゴルフ場の跡のですね、場所につきましては、九電工さんが進出されるというようなですね、こっちに農業参入されるというような話の中でですね、圃場の提案をしてくださいということだったもんですから、10カ所程度ですね、ほかにも御提案はしたんですが、その中で条件的にはですね、やはり九電工さんも今後ですね、地域貢献として増やしていきたいと、地域の方に勧めてですね、そのために、やはり実証法としてですね、1枚の圃場であらゆるやっぱり排水からですね、植栽、苗あたりのですね、どれがいいとか、そういう実証法としてですね、研究をしながらですね、そしてその成果をもって天草に広めていきたいというふうなことを考えていらっしゃったもんですから、ある程度の広さが1枚で確保できるというようなところでですね、私たちの10カ所程度の提案の場所からそこを選ばれたということです。それで土壌的にはですね、確かにその最適というふうなところじゃないですから、あと暗渠排水あたりを施した方がいいとかですね、盛り上げた方がいいとか、そういうふうなことをですね、今検証されるためのですね、工事も行ってますし、そういうふうなところでですね、実証法というふうなとらえ方であそこを選ばれたというところでございます。そのゴルフ場跡地の利用というのは、まずはそういうところでですね、1枚で確保できるというところでですね、まずはあそこのゴルフ場を確保、確保というか、選定されて、今植栽に向けて工事をされているというような状況であります。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 議会の予算もなんも通らん、議会じゃ何も説明なかて工事ばしてよかっですか。

 それとゴルフ場の全体的な計画の中の位置づけはどがんなっとかも説明をください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 工事につきましては、九電工さんですね、自前の資金で工事をされておりますし、その中でですね、市としましてもで、農地整備の最高100万円というふうな、50%補助の100万円というのは、既存の補助事業でございます。その事業を使われるだけでありまして、あとの金額についてはですね、自腹を、自腹といいますか、自主財源でですね、されてますんで、今議会には提案をしていないというところであります。



○副議長(野嶋健一君) 企画部長。



◎企画部長(金子邦彦君) ゴルフ場の跡地につきましては、企画部の方で担当しておりますので、私の方から説明したいと思います。

 実は、ゴルフ場の全体は、90町歩の取得をしているわけでございますけれども、この管理につきましては、私たちの企画部、それと経済部、そして五和支所、で、県の方はですね、企業立地地域政策課、こういったところからなります天草下島北部地域観光振興公社、そこで管理をいたしております。今、藤?議員御指摘のように、全体の計画がない中で、部分的に貸し出していいのかというふうな疑問もございましたので、昨年暮れに一応私たちの方の公社の会議を行いまして、実は、その4ヘクタールというのは、旧五和町時代にアロママキシムというような企業の進出予定ございまして、一団地として造成した地域でございまして、そこの部分だけは、本登記で市が所有しておりましたので、そこを貸し出すということで協議をしました。その中で、どうしてもリゾート法の枠組みがまだかぶっておりますけれども、今回の事業が、先ほど経済部も申しましたように、オリーブの植栽とあわせて、観光とか、そういったものとあわせて事業を実施するということで、このリゾート法で取得した土地に抵触はしないんじゃないかというふうな判断をもって貸し出しをするということを決定をいたしております。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 何か事務的手続きとかいろんなことじゃ、何か企業ありきみたいな感じがせんでもなかですばってん、きょうはオリーブに関してのみ突き進んでいきます。オリーブは、根が浅く、横に広がる性質をもっているため、できたら風の強いところは避けたがよいとも苗屋さんの話なんですけども、その点についての対応策あたり、お聞かせください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 議員おっしゃるとおり、直根というのがありませんので、横根ですから、風に弱いというふうなところあります。そういうこともありまして、栽培等につきましてはですね、熊本県の農政部あたり、そして農研センターあたりとですね、十分に研究を一緒にしてですね、栽培技術あたりも確保しながらですね、進めていくというふうに協議をしておりますんで、何といいましても、オリーブ栽培というのは、香川県しかしていないような状況だったもんですから、熊本県としてもですね、今回本腰を入れるというようなところでありますので、県、そして今後は農協等もですね、連携しながら栽培技術あたりは確保していこうと思ってます。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 一般に桃栗3年柿8年、梅はしいかで13年との言葉がありますけれども、オリーブの種をまくなり、挿し木苗から何年で実をつける計画なんでしょうか。5年後に実がなるようになり、一般的にいう成木になるのに10年ぐらいかかるとか、実生でした場合は15年見とかんと実はならんですよというような話を聞きますけれども、その辺の検討はどの辺につけたらいいのかなというのが非常に心配です。

 それとオリーブを植えつけて、何年後からその1本の木、もしくは10アール当たりから何キロオリーブの実ができるか、その年次計画みたいなことがありましたら、そういった指標をお示しいただきたいと思います。

 それとちなみに、分かりやすい話からすればオリーブの実を、例えば何キロちぎってけえば1升、1.8リットルの油ができるのか。そういったことがお聞かせ願えればつくる方でもですね、大変参考になりますのでお願いします。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 今現在ですね、オリーブ栽培で使われている主要は挿し木でございます。挿し木でですね、3年生、挿し木をして3年生のですね、木を苗として使われるのが一番多いようなことを聞いております。植えまして、2年後ぐらいからですね、実がなりだすというふうなことをお聞きしております。ただ成木になりますのはですね、10年生ぐらいからが成木ということですから、植えて2年目からなりまして、7、8年ぐらいからある程度取れ始めて、10年生で成木、大体10キロ、よかったら20キロぐらいというふうなことを、私どももお聞きしているというようなところであります。

 あとですね、一升ですね、一升ですかね、はい、このオリーブオイルというのは、普通のオイルと違いまして、普通のオイルは、例えば菜種とか、椿あたりというのは、熱を加えて搾るんですが、これは果実をそのまま搾ってですね、抽出する油でございまして、オリーブの実からですね、油の含有量が大体14%か15%から18%、20%、まあ種類によって違うそうですが、あるそうですので、まあ18%ぐらいあると想定すればですね、10キロ絞れば1升ぐらいにはなるのかなというふうに思ってます。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 計画であるとか、予測であるとか、指標であるとか、事前調査を不十分なままにですね、予算だけつけてオリーブの島づくり支援事業がスタートした場合、それにおつき合いをして農家の皆さんが植えられた場合、農家の場合は夢を食べて生活はできませんので、くどいようですが、生産者の方の立場に立ってですね、支援事業をぜひ推し進めていただきたいということをお願いしときます。

 それとオリーブ商品開発の半額補助となっています。どのような想定に基づいての計画なのでしょうか。詳しくお願いします。どのような天草での商品開発を目指しておられるのでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 補助の内訳、半額補助の内訳でございますが、10アール10万円というような数値はですね、先ほど言いましたが、10アール当たり50本程度の苗木が必要であるということを想定しております。それで3年生の苗にしますと、大体2,000円から3,000円というのが相場であります。小豆島では2,000円ですが、運搬賃等も加えますと若干高くなるかなと思ってますんで、大体2,500円ぐらいの苗になると思ってますんで、それを50本というふうなところで金額を積算しております。それと反に、反といいますか10アール当たりですね、肥料費がですね、大体小豆島で1万円程度というふうなことを聞いてますので、その1万円、そしてあと土壌改良とかですね、耕地の再生等がですね、大体6万円から7万円というふうなことを想定してですね、それらを合計しますと大体20万円程度が必要というふうなことになると思いますので、その半額を10万円ということでですね、単価は設定をしているというようなところであります。

 あと商品につきましてはですね、オリーブオイルを使った健康食品とかですね、料理、そして化粧品等がありますし、小豆島の方では漬物あたりもつくられてますんで、そういうものあたりをですね、商品化を目指してですね、いただければというふうに考えてます。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) これはもう単純な質問ですけど、新聞によりますと、参入企業の苗代や加工場、商品開発費なども半額の補助金を上限枠内で出しますと新聞記事には書いてありますが、間違いありませんか。



◎経済部長(野嶋義澄君) はい。



◆28番(藤?正博君) であれば、企業による社会貢献事業ということで、こう大々的に取り上げていただいて、私たちも注目をしているんですけども、その企業の貢献、社会貢献事業も、しかも天草においてしていただくということで、これはもう大歓迎すべきかなということでとらえております。でも、今までのこうお答えを聞いていると、天草市が少ない財源の中から企業へ対しての貢献事業にならんばよかばってんなていうような心配が出てきますけれども、その点は大丈夫なのでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) まずはですね、今回取り組んでおります事業は、天草市においてオリーブ栽培をですね、広げていくというような事業であります。皆さんがマスコミで知られたのは、九電工が天草で農業参入するというふうな、そういうプレス発表に基づいたですね、記事しか出てませんので、何かそれとこう私どもが今度出発する事業とが錯綜しているような感じがしますが、私どもの考えているのは、天草で産業化できるというようなことを考えましたもんですから、オリーブの島づくりの事業を展開するということで。ただ、その九電工さんにつきましてはですね、1月の21日にもう農業参入の協定をですね、天草市とでですね、県知事立会いのもとにですね、協定を結ばせてもらったというふうなところでございます。その中で、社会貢献事業の一環として取り組むというような姿勢をもたれておりまして、その社会貢献というのは、3つというふうなことで、私どもは伺っております。一つは、オリーブ事業を通じた地域の活性化ということ。そして2番目には、遊休地農地の解消と。そして3番目に、農業の担い手、後継者の育成を目指しているということでですね、まずは、オリーブを広める手立てとして3年間実証法を使って、そして直営農場でですね、100ヘクタール、天草にとってオリーブが最適なのかということあたりもですね、含めて研究・調査あたりもしてですね、4年目からにつなげたいというふうな思惑をもっていらっしゃいます。先ほども言いましたように、この私たちがしているオリーブの島づくりの支援事業といいますのは、九電工さんもその対象となり得る企業ということでありまして、そのほかに地場の企業さんもございますし、私たちが想定してます地域の個人農業者、団体という、そういう幅広い方を対象としている事業であります。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) もう協定も結んであるということですけども、それと地元からも参入企業の申し出があるということなんですけども、市内外からどれぐらい、何社からそういった具体的な話があっているのか、わかったら教えていただきたいということと、農家でオリーブを生産をしても、みかんなどのようにちぎってそれを青果市場に出して現金収入にかえるというようなことがなかなかできない要素があるということを聞いております。であれば、オリーブの実を参入企業の加工工場に依頼してオリーブをオイルにするとか、漬物にするとかというようなことも想定されるわけですけれども、生産農家と天草市と加工工場建設予定の参入業者との契約関係、そういったことが、こういったことを考えておりますというようなことがありましたら、教えていただきたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 今ですね、農業参入というか、オリーブに参入するというふうにされておりますのは、今、九電工さん、そして地元の共栄ファームさん、そしてあと1社意欲を持っていらっしゃるのがですね、横浜にも会社がありますボレイさんという会社がありますが、そこはもう以前からですね、オリーブオイルの事業あたりを一緒にやってみませんかという提案をされている企業ですが、そこあたりがですね、想定されるのかなと思ってます。ただ、あとですね、この協定を結んだとか、そういうふうなですね、新聞報道があった以降ですね、やはりうちにも1町ぐらいの農地があるとか、そういうふうなですね、農業者の方、そして地域の方々からですね、どうにかならんかというふうな問い合わせはあっているような状況です。

 そして出荷といいますか、今、議員おっしゃるとおりですね、みかんであれば、なればそれをすぐ食べれますから、すぐお金になるというふうなところですが、これは量としてまとまって、油として絞ったり、漬物として漬けないと金になりませんから、どっかで集荷して加工の業者が必要というふうなことになると思います。ただ、企業さんはですね、今のところ油まで搾って製品化したいというふうなところを持っていらっしゃいますから、そういう事業者も出荷の対象として考えられますし、苗屋さんあたりもですね、小豆島の苗屋さんあたりもですね、自分の苗を販売しながら栽培方法等の指導もしながらですね、できた青果物は引き取ってもいいですよとか、そういうシステムもあってますんで、その出荷体制についてはですね、今後の検討課題かなというふうには思ってます。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) オリーブ生産の場合は、天草市ではこう全く未知の作物導入ですので、取り組み農家にとっては大変大きなリスクを覚悟での取り組みになると思いますし、冒険でもあると思います。そういった場合、果樹生産の技術指導者が新規作物の場合、大変重要になってきますけども、その点の対応について、苗屋さんが来てゆっかせらっでよかっですばいと言われたっちゃ、苗屋は苗売っとが商売で、そん苗ん売れしゃがすればよかわけですので、というような、今までのパターンというのは、非常に苦い経験を農家の方はたくさんしておられるわけですよね。だっでん売っときゃよかこっば言うえっ、そうするばってん。ああこら何年か後にゃ、せっかくあっじゃったばってん、なん、がんばらしたばってん、気候条件の悪して雨ん多かけんこれはだめですもんとか、なってもですね、苗屋さん任せでは、おら非常に言い方は悪いでしょうけども、心配ですので、その辺の指導体制というのを確立していただかんと、なかなかこういったものが10年、20年、30年定着していくためには難しかっじゃなかっかな、小豆島の苗屋さんがそがんしょっちゅう来て教えてくっだっとかなという心配がありますけど、その点もうちょっと具体的に教えてください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 先ほども言いましたように、栽培管理につきましてはですね、熊本県の農政部あたりがもう本腰を入れてくれています。実際、もう香川県の方に研修にも行かれてますし、農研センターあたりでもですね、そういうふうな動きの中でですね、取り組みを始められているというような状況がありますんで、今後ですね、私どもも勉強しますが、県の指導員あたりとですね、そこのところはうまく連携をしながらですね、進めていかなければならないというふうには考えてます。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) そういった技術指導というのは大変重要になってきますし、また、関係団体、特に農協あたりがですね、今まで農家とは密接な関係でいろんな指導体制、果樹あたりはしていただいているわけですけども、そういった協調推進体制について、どこまでどがん形で具体的に進んでいるかをお聞かせください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 今後はですね、農協あたりとも、質疑の中でも申しましたとおり、出荷あたりの集中的な集荷あたりをしてですね、値決め交渉までしていただけるような体制あたりをとれるのが一番いいのかなと思ってますが、まずはですね、まずそこまでの協議はしてませんので、今後そのようなですね、方向あたりも検討していくというようなことになると思います。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) オリーブ支援事業について、地区振興会も取り組める事業ということでお聞きをしましたけれども、どのような形で地区振興会が取り組んでもらえるような形を想定なのか教えてください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 地区振興会ですね、今51ありますが、その中でもですね、耕作放棄地あたりを使ってサツマイモをつくっていらっしゃるような団体もございます。我々が想定しているのはですね、道路沿い、河川沿いの除草等を夏場されているところがあります。その雑種地あたりをですね、そういう雑種地をただ単に除草されるよりもですね、オリーブあたりを植えられてですね、その手入れをされながら荒廃したその雑種地あたりの管理をするということで取り組んでいただければですね、最終的には、その果実を結んで、それが収入源になるというようなところができないかということでですね、想定をしております。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) オリーブ生産農家にしても、地区振興会で安心して取り組めるようにするためにも、やっぱりもうちょっときめ細かな体制づくりというのが必要かと思いますので、その辺早急にお願いしたいと思います。

 何か現時点での話を聞いて、私の取り越し苦労かもしれませんけども、何か参入企業とか、県に依存するとか、苗屋さんに依存するというふうな依存度が強すぎて、参入企業の場合は、採算が合えば続けますし、採算が合わん場合は、はい、さよならで打ち切ることは簡単にできるわけですね。ところが、天草市でもそうなんですよ。天草市でも支援事業を始めて、あんまりぱっとせんば打ち切ることはできるわけですね、天草市であっても。ところが、オリーブの島づくり支援事業に農家なり、その振興会で取り組んだ場合は、5年とか10年、20年、長い年月とそん荒れとっところにつくれば実んなるもねじゃなかっですよね。やっぱりちゃんと肥培管理をして、せんとその所得にはつながらんわけです。そういったことで、私の考えでは、そのそれと取り組まれる方は、人生をかけての取り組みになるというような、そういった方々がたくさん期待をされているわけです。そういったことで、そういった人は簡単にやめることはできんわけですよね。天草市が支援事業を打ち切ったけん、ほんなら、ならやめますていうわけにはいかんわけですよ。だけんその辺の本当に支援事業としてですね、大丈夫なのかということをもう一度確認いたします。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) はい、私どももですね、そういうことあたりを心配したところでですね、先進事例を研修してまいったところでございます。議員おっしゃるのはですね、十分わかります。私も果樹あたりをですね、つくったところで、高接ぎすれば切って、高接ぎすれば切ってというような経験をもってますし、その残りの園地がまだみかん山というふうな状況で残ってます。それは十分にわかっておりますんで、そういうことあたりをですね、十分に踏まえたところで先進地も見てきましたし、今後の計画あたりも練っていこうというふうに思ってます。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) はい、ありがとうございました。オリーブ支援事業の事業開始についてお聞きします。既にもう企業さんは、九電工さんは事業を開始されているということでお聞きしましたけれども、当初予算の概要8ページのオレンジマーク新ということでは、オリーブ島づくり支援事業3,200万円、企業及び市民が行うオリーブ栽培及び新商品開発などを支援し、新しい六次産業の創出を図ると書いてありますが、この事業は、もちろん議会で承認後、平成22年4月1日、天草市の目玉事業としての事業開始であるということの理解の仕方でいいのでしょうか。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) 今、事業の着手状況ですが、九電工さんは先ほど言いましたように、着手されていますし、地元のですね、共栄ファームさんもですね、現実もう事業には着手されております。それはもう先ほど言いましたように、既存の農業の土地改良事業のですね、小規模の土地改良事業の補助金がありますんで、その既存の事業を使ってですね、されてます。あとですね、今回提案してますのは、21年度で400万円の部分と、そして新年度部分としてますが、400万円の部分についてはですね、今議会後ですね、苗木等の手当というふうなところでですね、3月からですね、実動するというふうなことになろうと思います。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 今、おっしゃっていただきましたように、平成21年度の一般会計の補正予算でも400万円組まれております。それには何て説明してあるかというと、オリーブ栽培を通じた新商品開発のための支援との説明がこうきちっと書いてあるわけですけども、始まってもおらん事業になんで補正予算ばつけんばつまらんとかな。1本のオリーブの木も植わっとらん、支援事業では植えられてもおらん、で、もちろん1個の実もなっとらんわけですけども、にもかかわらず、その補正予算で、21年度の予算として新商品開発のための支援として明記してありますけども、誰に、何を支援をされるのか。誰のための補助金なのか。400万円の内容についてお聞かせください。



○副議長(野嶋健一君) 経済部長。



◎経済部長(野嶋義澄君) これはですね、結局、当面考えられるのはですね、この400万円というのはですね、10アール当たり10万円というような上限を組んでますから、その分のですね、事業です。だから先ほど言いましたように、土壌改良、農地の再生、そして苗木の補助、だけん植えるための補助をですね、今回の補正の予算でさせていただくということです。なんせオリーブが植栽できるのがですね、3月から4月の上旬というふうにもう期間がこれ決まってますんで、植物ですから、そういうことを考えるとですね、今年度の補正でですね、まずはその植えるための予算をお願いしたというようなところであります。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 何か一般的にいう新商品の開発、なら何で苗木代の補助とか、そん植えつけ費用とか、まあちょっと人が見てわかるような書き方はできなかったのか。まあそういう気がいたします。

 そういったことで、事業もしていないのに新商品開発の補正予算が組まれるという、普通、私の常識ではあんまりそういう常識はないわけですけども、あくまでもですね、農家は何かをつくって生産をして、それを販売して、所得を上げていかんばその飯は食えんわけですし、生きていけないわけです。そのためには、どがんわかりにくい、どこからがスタートかオリーブ事業というのは、一般的には新、22年度の事業に新て書いてあれば22年度から始まっとかなというのが一般常識ですので、その辺はやっぱり常識も大事にしていただきたいなという、わかりやすさというのは必要かと思います。

 それと天草市の支援事業でですね、そういったことで、すがる気持ちで生き残りをかけてオリーブ事業に取り組みたいと、先ほどあったように、問い合わせもあっているということであるということは、もう非常に天草の農業は厳しい現実にあるわけですよね。そういった厳しい現実があって、すがる思いで農家は取り組むのだということは肝に銘じて事業を推進をお約束をお願いしたいと思います。

 市長にお聞きします。農家や地区振興会の皆さんがオリーブの島づくり事業に安心して取り組み、生活できる島づくりを目指される力強い確約をお願いしたいと思います。



○副議長(野嶋健一君) 市長。



◎市長(安田公寛君) お答えをいたします。

 オリーブ栽培の事業につきましては、オリーブの島づくり事業につきましては、日本の中で、今回、この天草をオリーブ栽培の拠点に、そういうふうに位置づけられるような形の事業につくり上げてまいりたいというふうに思っておるところでございます。御承知のとおり、農地の約3分の1以上が耕作放棄地という厳しい状況の中で、今回、企業の参入、あるいはさまざまな条件が整いまして、オリーブという気運が高まってきたところでございますので、これを活用いたしまして、このチャンスを生かして、天草市全体として取り組むべき、私はそのように覚悟いたしております。そして、天草の基幹産業でありますこの一次産業と二次産業、三次産業、この全体を網羅するところで、天草型の六次産業といった、新たな産業の創出といったものが将来的に雇用を生み、天草の第一次産業、天草全体の経済を豊かにしていくものというふうに確信をいたしておりまして、その覚悟で取り組みたいと、したがいまして、その指針を示す意味からも、基本条例の制定も含めまして、今後議員の皆様方の御協力をいただきながら強力に推進していければというふうに考えておるところでございます。



○副議長(野嶋健一君) 藤?正博君。



◆28番(藤?正博君) 御答弁ありがとうございました。ちなみに、特産品開発支援事業であるとか、商品開発についての経験したことからの実例なんですけれども、倉岳町にブラジル原産のシモンイモを導入して、農家の皆さんと取り組みを始めてからちょうど22年になります。ようやく全国ブランドというか、健康食品倉岳シモンとして少しは認知されてきたのかなというような感がしております。この事業につきましても、天草市の力強いバックアップがあればですね、健康食品シモンは、これからも大きく成長を続けていくということで、私は確信をしております。そういったことで、これまでシモンイモと取り組み、汗を流してこられた皆さんに、シモンイモばつくってきてよかったないともっともっとこう喜んでいただけるようにしていきたいなということで考えております。で、それと同じ意味でですね、オリーブの木が成木になり、産地づくりができ、一定の評価を受けるのには



○副議長(野嶋健一君) 制限時間5分前です。



◆28番(藤?正博君) はい。20年前後の年月が、私は当然かかると、5年、10年で勝負のつくような果樹ではないというような、私はとらえ方をしております。そういったことで、近所の皆さん、70前後の方なんですけども−−平均年齢が−−そういった顔ぶれの方々とそういったことで話をしながらいろいろ勉強しているんですけども、その人たちの話ではですね、「5年、10年、20年ぐらいかかるけん、だっでん真似ばせんけんよかかもしれん」とか、「おお自分たちの代にはちょっと間に合わんばってん、子や孫の代にはためになっどもん」とか、「長く金にならん方がその間夢ば見らるっでよかっかな、夢は続くし、楽しみやもね。つくってみゅうかい」ということでですね、非常にこうわかったようなわからんような話をしながら皆さんと一緒にこうオリーブを植えつける畑の開墾に汗を流しているところであります。

 大変こう貴重な時間と発言の場をいただきましてありがとうございました。皆様に心よりお礼と感謝を申し上げ、私の一般質問を終わります。

 ありがとございました。

                 (拍手)



○副議長(野嶋健一君) これで、28番藤?正博君の質問を終わります。

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○副議長(野嶋健一君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。

 ここで、お諮りいたします。

 明日19日は一般質問となっておりましたが、本日をもって通告者全部の質問を終了いたしましたので、明19日は休会といたしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(野嶋健一君) 御異議なしと認めます。

 よって、明19日は休会といたすことに決定いたしました。

 ここで明日以降の日程について御連絡いたします。明19日から25日までは委員会審査などのため休会とし、次の本会議は、26日午前10時から会議を開きます。

 なお、建設経済委員会は現地調査のため22日午前9時から、市民環境委員会は22日午前10時から、また文教厚生委員会は現地調査のため23日午前9時30分から、総務企画委員会は23日午前10時からそれぞれ開会しますので、よろしくお願いいたします。

 本日は、これにて散会いたします。

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              午後2時00分 散会