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熊本県 天草市

平成20年 3月 定例会(第2回) 03月06日−03号




平成20年 3月 定例会(第2回) − 03月06日−03号







平成20年 3月 定例会(第2回)



          平成20年第2回天草市議会定例会会議録

1.議事日程(第3号)
                  平成20年3月6日(木曜日)午前10時開議
 第1 一般質問
    1.平 石 水 穂 君
    (1)下田地区まちづくり交付金事業について
       ?ふれあい館ぷらっとの管理と利活用について
       ?下田温泉の再構築の方策について
    (2)国道389号事業促進について
       ?下田2号トンネル工事の進捗状況について
       ?開通後の騒音や交通安全対策はどのように考えていますか
       ?下田から高浜までの389号の国道改良計画は進んでおられますか
       ?389号の事業推進に向けて地元に期成会を
    (3)大江教会、崎津教会とその地域の世界遺産登録について
       ?昨年1月23日に文化庁から長崎のキリスト教関連遺産と天草の教会群
        等も暫定一覧表に追加する事が望まれると発表され1年、天草市の登
        録に向けての現状は
       ?今後の住民や教会への対応策は
       ?登録された後、2つの地域の振興計画は
    (4)耕、畜連携の農業の推進について
       ?大江地区の畜産環境整備リース事業と環境対策について
       ?畜産者と耕作者との循環型農業の推進について
    2.? ? 昭 臣 君
    (1)地域資源「夕陽」をいかしたまちづくりについて
       ?夕陽展望所について
       ?俳句、川柳コンテストについて
       ?サンセットラインのルートについて
       ?キャッチフレーズの公募について
       ?ルート名について
       ?協議会復活について
    (2)熊本天草幹線道路及び天草島内の道路整備について
       ?熊本天草幹線道路について
       ?上島中央地区広域農道の有意義な利用について
       ?本渡〜牛深間について
       ?道路整備実現の為のプロジェクトチーム結成
    3.赤 木 武 男 君
    (1)道路特定財源(暫定税率)について
       ?本市の影響と暫定税率の必要性について
       ?国道・県道および熊本〜天草間の整備促進に関連して
    (2)納税等の収納方法について
       ?コンビニや公金クレジットカードサービスの収納業務の導入について
    (3)資源ごみの持ち去りについて
    (4)障害(しょうがい)という表記について
    4.藤 ? 正 博 君
    (1)天草市の交通整備について
       ?御所浦〜龍ヶ岳町間の架橋建設の進捗状況と完成時期の見通しは
       ?第2瀬戸大橋の着工時期と完成時期、工事費の概算、工法について
       ?上天草と八代間の架橋建設に対しての天草市としての取り組みについ
        て
       ?三県架橋の見通しについて
       ?天草市内の公共交通(航路、バス路線)等、市民の足の確保について
       ?広域農道松島町〜下浦町の進捗状況と完成時期について
       ?天草市の市道・林道・農道・里道の補修や路肩の草刈などの管理状況
        について
       ?天草市全域での道路改良工事や整備で、地域間格差はないか
       ?国道266号線倉岳町〜龍ヶ岳町間の改良工事の遅れ原因と、完成予定は
       ?倉岳町浦地区の県道の歩道の改良工事の着工完成時期は
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2.本日の会議に付したる事件
   議事日程のとおりである。
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3.出席議員は次のとおりである。(30名)
  1番 宮 下 重 康 君             2番 田 中   茂 君
  3番 浜 崎 義 昭 君             4番 野 嶋 健 一 君
  5番 古 賀 源一郎 君             6番 中 尾 友 二 君
  7番 宮 下 幸一郎 君             8番 勝 木 幸 生 君
  9番 若 山 敬 介 君             10番 蓮 池 良 正 君
  11番 船 辺   修 君             12番 中 村 三千人 君
  13番 鎗 光 秀 孝 君             14番 赤 木 武 男 君
  15番 松 江 雅 輝 君             16番 池 田 裕 之 君
  17番 脇 島 義 純 君             18番 平 山 泰 司 君
  19番 中 村 五 木 君             20番 楠 本 千 秋 君
  21番 平 石 水 穂 君             22番 大 塚 基 生 君
  23番 本 田 武 志 君             24番 吉 川 ? 澄 君
  25番 江 浦 政 巳 君             26番 ? ? 昭 臣 君
  27番 藤 ? 正 博 君             28番 濱   廣 昭 君
  29番 北 野 鋼 一 君             30番 池 田 次 人 君
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4.欠席議員は次のとおりである。(なし)
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5.説明のため出席した者の職氏名
  市長      安 田 公 寛 君   副市長     吉 添 圭 介 君
  教育長     岡 部 紀 夫 君   総務部長    鶴 田 謹 一 君
  財務部長    田 口   學 君   企画部長    金 子 邦 彦 君
  健康福祉部長  矢 田 勝 行 君   市民環境部長  生 嶋 隼 人 君
  経済部長    奈良崎 利 幸 君   建設部長    山 下 秀 文 君
  水道局長    黒 鶴 進 治 君   教育部長    新     勲 君
  病院局次長   森 田 勝 善 君   会計管理者   山 下 誠 喜 君
  牛深支所長   戸 谷 洋 典 君   有明支所長   加々見 孝 美 君
  御所浦支所長  脇 島 榮 志 君   倉岳支所長   橋 詰 孝 一 君
  栖本支所長   原 田   茂 君   新和支所長   山 下 富 康 君
  五和支所長   井 上 英 二 君   天草支所長   西 岡 恒 幸 君
  河浦支所長   大 平 健 次 君   総務課長    梅 川 三 郎 君
  財政課長    森     孝 君   秘書課長    嶺     力 君
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6.職務のため出席した事務局職員の職氏名
  首席審議員
          田 代 隆 一 君   議事調査係長  濱   仙 明 君
  議会事務局長
  庶務係長    林   泰 裕 君   主査      谷 口 哲 也 君
  書記      石 田 健 作 君




              午前10時00分 開議

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○議長(宮下重康君) おはようございます。

 定足数以上の御出席でありますので、再開いたします。

 これより、本日の会議を開きます。

 議事日程は、お手元に印刷配付してあるとおりであります。

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△日程第1 一般質問



○議長(宮下重康君) 日程第1、一般質問を行います。

 順次質問を許します。

 21番平石水穂君の質問を許します。

 21番平石水穂君。

          [21番 平石水穂君 登壇]



◆21番(平石水穂君) おはようございます。

 ただいま議長の御了承をいただきましたので、私、21番平石水穂でございます。私は、天草町出身の議員でありますので、今回は、天草町の現状と諸問題を中心に市民の負託と信頼に的確に負えますように、通告に沿って一般質問を行いますので、市長及び関係部長の皆様の簡潔明瞭なる御答弁をお願いを申し上げます。

 まず初めに、先月20日には、天草支所庁舎が落成を行うことができました。西岡支所長を先頭に、職員の皆さんも25日から新たな気持ちで業務に就き、天草町町民にとりましては、28年の思いがかない、大変喜んでおられます。安田市長初め、議員の皆様にお礼と感謝を申し上げます。そして、支所庁舎建設基金2億8,000万円を財政調整基金に積み立てることもできたのも田口財政部長のおかげであります。ありがとうございます。また、御所浦支所庁舎も非常に古うございます。1日も早い建設をお願いするところであります。

 さて、あと20日余りしますと、天草市も発足し3年目に入ります。安田市長におかれましては、日夜献身的な公務遂行に対し心より感謝を申し上げますとともに、職員の皆様方におかれましては、この2年間戸惑いも多い日々ではなかったかと思いますが、今後とも市民の福祉向上のため、事業を推進されますようにお願いを申し上げます。

 また、本日は、熊本県知事選挙の告示日、今後天草が発展しますよう願う一人であります。

 まず、1点目に、下田地区まちづくり交付金事業についてお伺いをいたします。平成19年度から22年度までの事業で、現在事業推進が図られ、広場やふれあい交流館ぷらっとの完成を間近に控えておりますが、ぷらっとの管理と利活用をどのように検討されておるのかお伺いをいたします。あわせて、下田温泉の再構築の方策について。天草の中でも、いや九州の中でも、下田温泉は天然温泉として700年以上の歴史と伝統のある誇れる温泉であります。この下田温泉を活気あふれる温泉街へ向け、どのように再構築を目指しておられるのかお伺いをいたします。

 2点目に、国道389号事業促進についてお伺いをいたします。

 下田2号トンネル、772メートルの工事が地権者や地域の皆様の御協力と御理解をいただき、工事が進められておりますが、現在どの程度の進捗状況であるかお知らせをお願いいたします。

 また、現在は、騒音対策や交通安全対策を実施しておりますが、トンネル開通後の騒音や交通安全対策はどのように考えておられるのかお伺いをいたします。

 次に、下島で国道の改良がまだ済んでいないのが、下田から高浜までの区間であります。市民の生活路、命の道路であると同時に、観光客も多く通行する道路であります。多くの方々が安全・安心で快適な国道の早期完成を願っている中、389号の国道改良計画は現在どのように進めておられるのかお伺いをいたします。

 また、国道389号の事業促進のために、天草町におきまして期成会をつくり、促進すべきと考えますが、市長の見解をお伺いをいたします。

 3、大江教会と崎津教会とその地域の世界遺産登録についてお伺いをいたします。

 昨年、1月21日に文化庁から長崎キリスト教関連遺産とあわせ、天草の教会群等も暫定リストに追加することが望まれるとの発表がされ、はや1年、天草市はこの登録に向け、現在どのように計画、振興されているのかお伺いをいたします。

 ?、私は、大江に住み、キリスト教の信者であります。住民や教会への御理解が非常に難しい状況でありますが、その対策は。

 ?、2つの地域が登録された後、その地域の振興計画を今示し、理解を深めることが必要かと考えますが、振興計画はありますか。

 4番目に、耕、畜連携の農業推進についてお伺いをいたします。

 大江地区の畜産環境整備リース事業と環境対策について。畜産環境リース事業等でふん尿処理施設を導入したが、処理施設は十分に機能しておりますか。また、豚舎の現状把握と指導はしておられますか。以前に比べ水質悪化が懸念されておりますが、河川の水質検査はされておりますかお伺いをいたします。

 ?、畜産者と耕作者との循環型農業の推進についてお伺いをいたします。大江地区においては、現在、養豚が1万5,000頭飼育されており、それらから出る堆肥が有効されてない状況であります。そこで、畜産農家と耕作農家の連携が必要で、完熟した堆肥の生産を高め、その堆肥が耕作農家に十分活用され、畜産農家と耕作農家と地域が一体となって循環型農業の推進を図るために、大江地区におきましては、土壌改良プロジェクト委員会を立ち上げ、推進活動を推し進めております。市は、この活動を側面から支援をされますようにお願いをいたしまして、1回目の質問といたします。

 再質問は折衷方式にて行いますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) 質問事項の世界遺産登録についてと、耕、畜連携の農業の推進については、私の方から答弁をいたしまして、残りにつきましては、担当部長に答弁をいたさせます。

 まず、1点目の世界遺産登録に係る市のこれまでの取り組みについてでございますが、長崎県が提案いたしました長崎の教会群とキリスト教関連遺産が、昨年、世界遺産登録の暫定一覧表に登録された結果、国内には世界遺産登録の候補が7件となりまして、それぞれ登録のために必要な調査、保存管理計画の作成が進められておるところでございます。世界遺産に登録される資産は、国指定重要文化財、あるいは同等の評価が前提条件となりますが、大江教会、崎津教会とも文化財指定はなされていません。また、建造物そのものも国指定は困難との文化庁の見解もあり、天草市では、教会を含めた集落景観について、同じ国指定である重要文化的景観の選定を目指し、昨年から文化的景観学術検討会を設置いたしまして、崎津教会と漁村景観、大江教会と農村景観について、歴史・文化の共通性から一体のものとして着手をしたところでございます。取り組みの周知につきましては、両地域において、教会信者代表の方々、地区代表者会、住民への説明会、さらに、ことし2月には、地区の区ごとに座談会を開催し、富津地区155名、大江地区114名の参加をいただいたところでございます。市民や職員への周知措置といたしましては、昨年9月2日にシンポジウム、12月9日に講演会も開催しております。なお、大江小学校、倉岳中学校、ロータリークラブ、市民講座への講演依頼に応じまして、担当職員が世界遺産や歴史・文化についてお話をし、理解を深めていただくよう取り組んでおります。

 次に、2点目の今後の住民や教会への対応についてでございますが、まず、住民への対応でございますが、今後の取り組みといたしましては、3月16日に大江漁村センターで講演会を開催する予定でございます。また、20年度は、世界遺産に関する写真パネル展示会や講演会を開催することといたしております。ほかに職員研修や市民団体からの講演依頼にも積極的に対応してまいりたいと考えております。2月に開催した地区ごとの座談会では、推進団体が必要ではないかとの地域住民の方々からの御提案をいただき、既に富津地区では、地区振興会と区長会などを中心に推進団体結成について協議がなされ、結成準備が進みつつあると伺っております。今後、大江地区におきましても、住民主体での取り組みに期待しているところでございます。このような取り組みや団体からの研修等の要請には、協力・支援を実施してまいりたいと考えております。市といたしましては、まず重要文化的景観の選定を受けまして、世界遺産登録の対象としての資格を得ること、このことに全力を注ぎ、長崎県が世界遺産登録申請を行う際に、天草の資産も含めていただけるよう、市民とともに取り組んでいきたいと考えております。

 次に、教会への対応でございますが、大江教会、崎津教会は、福岡司教区に属しております。取り組みを進める上で、地元、神父様及び福岡司教区の御協力はぜひとも必要でございますので、御理解をいただきますよう、市といたしましてもきちんとした対応をしてまいりたいと考えております。

 登録されたあとの2つの地域振興計画についてもお尋ねでございました。重要文化的景観や世界遺産登録制度そのものは地域の保護・保全が目的でありまして、この趣旨に沿った景観の保護や景観上重要な構造物の保護等について、文化財保護法に合致した取り組みを行っていく所存でございます。登録後の地域の振興計画につきましては、世界遺産登録の影響を想定しながら、個別に検討すべきであり、また、行政だけの取り組みでは持続性の問題もございますので、今後、地元住民の方々と十分に話し合いながら取り組んでまいりたいと存じます。世界遺産登録まではまだまだ長い道のりがありますし、最終的に選考されるかどうかも現在わかっておりません。しかし、地域、天草にとりましても、地域振興の大きなチャンスでございますので、市を挙げて取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 次に、耕、畜連携の農業の推進についてのお尋ねでございますが、私も議員御指摘のとおり、循環型農業の推進と畜産環境に対する取り組みにつきましては、その必要性を認識いたしております。天草市でも、関係する法律の遵守はもとより、改善策につきましても必要な手当てを行っているところでございます。

 また、天草町大江地区では、昨年より始まりました土壌改良プロジェクトの活動にも大いに期待しているところでございます。詳細につきましては、担当部長の方から答弁をいたさせますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。



○議長(宮下重康君) 経済部長。

          [経済部長 奈良崎利幸君 登壇]



◎経済部長(奈良崎利幸君) 1点目の下田地区まちづくり交付金事業についてお答えをいたします。

 下田温泉ふれあい館ぷらっとの管理についてでございますが、将来的には、指定管理者制度を導入する方針でございますので、一定期間、市の直営で管理をし、この間、指定管理者移行のための資料収集に努めてまいりたいと考えております。現在、下田地区には、ふれあい館のほか、温泉広場、さくら公園を整備しているところでございますが、これら3施設は一体的に管理をしていきたいというふうに考えています。また、委託可能な業務につきましては、民間委託を行い、効率的な管理と経費節減に努めてまいりたいと思います。地域に密着した施設でございますので、管理委託につきましては、地元の人が中心となって管理できるような団体に委託をできますよう、現在協議を行っているところでございます。ふれあい館は、地域及び地域住民の語らいの場となるとともに、来館者への観光案内のほか、観光情報の提供や発信、各種観光体験ができる施設でもあります。たくさんの人が集い、交流を深め、下田地区の賑わいを創出する施設としての役割を担っております。そのため、宝島観光協会や観光関係団体・機関とも連携をし、名前のとおり、天草観光のプラットホーム的な施設となりますよう、その機能を十分発揮させていきたいというふうに考えております。

 施設の利活用についてでございますが、ふれあい館は、観光案内所の機能も備えておりますので、西海岸地域はもとより、天草全域の各種観光資料や観光イベント、季節の旬の情報を常備するとともに、天草webの駅など、インターネットを利用した情報を提供し、観光情報センターとしてお客様のいろんなニーズにお答えしてまいりたいと考えております。

 また、オープンスペースや多目的スペースを活用し、パネル展や物産の展示により、天草観光の魅力をアピールしていきたいというふうにも考えております。会議室や多目的ホールは、地元の方の会議や集会はもちろんでございますが、各種団体や企業の研修、セミナーなどに利用をしていただき、旅館やホテルと連携した活用を促進していく考えでございます。

 下田温泉の再構築の方策についてでございますが、現在、取り組んでおります下田地区まちづくり交付金事業は、地域の活性化と賑わいのある温泉街を形成するのが目的でございます。今後、これらの施設を生かして、下田温泉の活性化を図るためには、まず、受入体制の準備が重要となってまいります。行政、観光関係団体、地域団体、地域住民が連携をし、おもてなし講座の開催やボランティアガイドの育成、ソフト事業の充実などを通して受入体制を整備してまいりたいと考えています。

 また、キリシタン史跡や五足の靴などの魅力的な歴史を生かした観光客誘致が重要であることから、例えば、天草宝島観光協会が五足の靴来島100周年記念キャンペーンなどを実施いたしておるところでございます。このプランは観光客に好評であり、旅行関係者からも高い評価をいただいておりますので、今後とも地域と協働し、観光客の誘致活動に努めてまいりたいと考えております。

 下田温泉は、開湯700年以上の歴史を持つ天然温泉でございます。これまでも天草観光の中心に据え、観光振興を図ってまいりました。今後、平成23年春の九州新幹線の開業を見据え、熊本・阿蘇・天草観光推進協議会や鹿児島、熊本、長崎3県が連携した誘客活動にも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、4点目の耕、畜連携の農業の推進についてでございます。

 天草町大江地区におきましては、畜産環境リース整備事業で堆肥化施設、浄化処理施設等の整備を平成15年度に1カ所、平成16年度に2カ所、平成19年度に2カ所、計5カ所の養豚農家が事業を実施しておられます。大江川流域に12戸の畜産農家が集中しているという特殊な状況は十分に認識をいたしておりますので、関係機関と連携をし、事業完了後も処理の実態把握と適正な管理を目的として排水の水質検査の実施や各関係機関で現地確認、指導及び研修会の開催などを実施しております。それぞれの畜産農家の浄化処理方法に違いもございますが、コンポストセンターの活用も視野に入れ、今後も関係機関と連携し、巡回指導の強化や訪問など助言・指導活動を通じて適正処理と良質な堆肥生産技術向上及び農家の環境意識向上を推進してまいりたいと考えております。

 河川の水質についてでございますが、18年度及び19年度に大江川の水質検査を年3回実施いたしており、水質につきましては、16年度と比較いたしますと、特に大きな環境変化はございませんが、生物化学的酸素要求量(BOD)などに増加の兆しがございますので、平成20年度におきましては、大江川で箇所数を増やして水質検査を実施し、状況を的確に把握したいと考えております。

 畜産農家と耕作者の連携による循環型の農業振興についてでございますが、市では、有機質の活用や化学肥料の削減、減農薬栽培による環境への負荷の少ない循環型の農業を推進いたしておるところでございます。天草町大江地区は、現在12戸の畜産農家で約1万5,000頭の豚が飼育されております。この豚舎から排泄されるふん尿は膨大であり、既存のコンポストセンター及び各農家で堆肥を生産されております。ただ、養豚から生産された堆肥は、窒素成分の比率が高く、作物によっては使いがたい面があり、一部でストックが発生していることは承知をいたしております。天草町大江地区では、土壌改良プロジェクト委員会を昨年度から結成をなされ、環境問題とあわせて土壌分析や完熟堆肥生産技術、土壌改良資材試験、ジャガイモのソウカ病対策など地域を挙げて取り組んでいただいております。市といたしましても、環境保全と耕、畜連携の循環型農業に自発的に取り組まれるプロジェクトに対しまして支援をいたしてまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 建設部長。

          [建設部長 山下秀文君 登壇]



◎建設部長(山下秀文君) 国道389号の事業促進についてお答えいたします。

 国道389号は、本市の西海岸を通る主要な幹線道路でございます。延長約37キロのうち、天草町下田北から妙見浦までの約3.6キロが未整備区間でございます。この区間の改良計画は、早期事業効果の発揮に向け、工事 ―― 工区を設けて計画され、1工区が下田北地区から鬼海ヶ浦地区の間の2キロ、2工区が鬼海ヶ浦から妙見浦までの約1.6キロとなっており、現在、1工区で事業が進められております。事業実施の下田南2号トンネルの進捗状況でございますが、トンネルは、鬼海ヶ浦地区から掘削され、延長772メートルのうち、約400メートルが掘削されております。

 次に、開通後の騒音、交通安全対策はどのように考えているかとのことでございますが、県では、周辺の地形や車両通行の状況など、発生する騒音の程度が異なるため、設計段階での想定が難しいとのことでありまして、開通後に騒音測定等の調査を行いながら対応を検討していきたいとのことであります。

 また、トンネルの出入口や旧道の交差点などの交通安全対策につきましては、設計段階で交差点協議を県公安委員会や旧天草町と行っております。今後の供用開始の前には、天草警察署の立ち会いで路線表示や警戒標識の設置協議を行いますので、安全通行の確保はできるものと考えております。

 次に、2工区の鬼海ヶ浦から妙見地区の改良計画でございますが、県では、2工区の整備計画につきましては、現在、事業実施中の1工区の進捗状況をみながら取り組んでいく計画でございます。

 次に、国道389号の事業促進に向けた地元の期成会の立ち上げについてでございますが、御承知のように、合併前に国道389号の整備促進期成会がございましたが、解散し、現在は国道266号、389号、主要県道を合わせた国県道の整備促進期成会に合併されております。住民の方から、国道389号の整備状況について情報が遠くなったとか、御意見をいただいておりまして、今後、国道の整備状況につきましては、まちづくり協議会や区長会などを通じ、住民の方々に進捗状況など、定例的にお知らせをしてまいりたいと考えております。

 また、本道路は、天草西海岸の幹線道路でございまして、また、観光道路でもありますので、事業が早期に完了するよう要望を続けてまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) それでは、再質問を行います。

 まず、下田地区のまちづくり交付金事業のことでありますが、今回、天草市が合併をいたしまして、特に下田温泉は、この合併に対して期待を非常に強く持っておったところであります。やはり多くの方々においでをいただいて、下田がもっと活気づくようにという思いでありましたけれども、その前に、下田温泉センターとか、公衆浴場等も下田地域の皆さん方に委託をしておるわけでありますが、何と言っても地域住民のやっぱり意識改革がどうしても必要であると思います。そういうことを踏まえて、下田地域の振興策、市長の意気込みをもう一度お尋ねをいたします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 平成19年度におきまして、先ほど御説明を申し上げましたふれあい館ぷらっとのほかに、温泉広場、さくら公園が完成する運びとなっております。下田地区まちづくり交付金事業を推進する中で、ワークショップを中心に住民の皆さんが下田地区の将来について幾度となく真剣に討論をされ、その成果が実を結ぼうとしておるところでございます。下田地区まちづくり交付金事業の一方の柱はハードの整備でありますが、もう一方の柱は、人や文化、歴史、景観、温泉街の風情といったソフトの活用でございます。この2つの柱をうまく融合させまして、賑わいのある下田温泉を創造していこうというのが大きな目標でございます。ハード整備が終盤を迎えまして、今度は、これらを活用して下田地区の賑わいをつくり出していくという仕事に移ります。そういった意味で、ソフト面の振興に比重が移っていくことになりますが、下田地区を活性化させるには、地域住民がどうかかわっていくか、そこに住む人の力がかぎとなってまいります。これまで以上に難しい作業になりますが、住民の皆様の地域への深い愛着や熱意、そして自分たちの思いを形にしたいという自信がエネルギーとなり、必ず成し遂げていただけるものと思っております。

 言うまでもなく、下田地区を中心とする天草西海岸地域は、本市観光の重要なゾーンでございます。市といたしましても、総合計画にあげました6つのまちづくりの基本方針の一つである魅力ある観光地づくりを実現するためには、このゾーンの観光振興と地域の活性化が必要不可欠と考えておるところでございます。

 今後とも、行政の責任と役割を果たし、効果的な観光振興事業の実施に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) 次にですね、交流館ぷらっとの活用であります。

 まず、天草市へ研修や視察等でお越しをいただいた方々が、とてもこう使いやすい、利便性の高い施設である。この施設には、先ほどありましたように、パソコン等や会議室、また研修等が実施できる管内の設備ができておりまして、プロジェクターの完備、ビデオ等も設備も充実しております。この施設を観光目的ではなく、天草市においでいただいた方々、また市役所においでいただいた方々がこの施設を利用していただいて、そして一泊下田温泉に泊まっていただく、そういうことを旧町のときから考えておったところでありますけれども、ぜひ観光客ばっかりじゃなくて、市においでになった方々も、ぜひ下田温泉のこのぷらっとを活用していただいて、研修を深めていただくようにお願いするところであります。研修の始まる前や休憩時間に足湯に入ってリフレッシュして会議研修等ができるという、どこにもない施設でございますので、どうか市長初め、いろんなところにアピールをされて多くの方々に活用されますようにお願いをいたすところであります。そういうことで、多額のお金をかけていただきましたので、どうか市の方でもこの交流館のさらなる活用に対して御努力をお願いをいたしまして、次の国道389号の事業推進についてお伺いをいたします。

 ただいま部長の方から御説明をいただきましたけれども、2号トンネルが今、400メートル以上掘削をされておるというようなことでございますが、このトンネルの、普通は見学会というのがあるわけであります。これも事業の促進、いろいろ地域の皆さん方に御迷惑かけている分について、皆さん方に喜んでいただくということで見学会等をこれまで私たちの旧天草町ではやってまいりました。

 また、現在建設中に実施している騒音対策の設備、これはトンネルの完成後、すべて撤去されると思いますが、トンネルの完成後の騒音は、近くの住民にとりましては生活のリズムを壊してしまう懸念が高いところであります。被害が住民に出る前に、完成後も騒音対策をとっていただけるように、県にですね、ぜひ申し出をしていただきたい。先ほどの答弁では、トンネルが開通後、状況を調査し、そして県は騒音対策をされるということでありますけれども、やはり当初からこの騒音対策をされて、そして、これでも騒音がする。そういう状況で、またそれに追加していくというような、そういう手法をですね、県の方に、安田市長、ぜひ申し入れを今のうちからして、完成と同時に一応の騒音対策をされるようにお願いをいたします。

 また、合併して2年間になりますが、389の情報が全く ―― 先ほどもありましたように、入っておりません。2市1町で期成会をつくったとお聞きしておりますが、2号トンネルが完成する前に、下田工区が、工区で工事が発注できるようにすべきと考えますが、その対応はされておるのかお伺いをいたします。

 現在、この389号の図面を私が持ってまいりました。(国道389号線改良部分の図面を提示)これ図面は皆さん見たこと、安田市長、見たことあると思いますが、下田、この区間が非常にですね、道路が悪うございます。市民の皆さん方の普段の生活道路、観光道路にしてもですね、今、ここがあまくさ荘なんです。あまくさ荘ですね。あまくさ荘のここから今トンネルをここまで掘っているんです。772メートル。工事が、ここも、ここも、ここも、ここも、ここも残っているんです、まだ。389の期成会が天草町のときありましたけれども、この389の期成会でこの工事の早期着工をですね ―― 今トンネルやってますが、2年間の間に何をこのことで、期成会で、熊本県、国土交通省に安田市長はお願いしたのか。その点についてお伺いをいたします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 工事のトンネル等の見学会につきましては、県とよく御相談を申し上げて、できれば実現できるように努力をしてまいりたいと思います。

 そして、2点目の騒音対策でございますが、先ほどお答えいたしましたとおりではございますけども、完了後ではなくて、工事中、施工中にでもですね、できることがあるとすれば、それはやっていただきたいということで申し入れを行っておきたいというふうに思います。

 それから、先ほど議員御指摘のとおり、389号を含めまして、天草管内の国道等の整備に関しまして、これまでは2市13町で対応をしておりました。合併によりまして、合併後は、2市1町での対応ということで、個々にその対応をしておくのではなくて、もう2市1町で協力をしてやりましょうということで、天草地域国県道路整備促進期成会というものを設けまして、より強力に事業推進にあたっていただくために努力をしておるところでございます。昨年におきましても、県に対しまして、ただいま抱えております389を初め、各道路につきまして要望活動を行ってきたところでございます。ただいまお示しいただきました道路の整備状況等については、現在行っていただいております分については、よくよく把握をしておりますし、一日も早く全線開業ということになりますように ―― 全線開通ということになりますように、今後とも、この期成会を通じて私どもは要望活動を続けてまいりたいと、今のところ考えておるところでございます。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) 次にですね、交流館 ―― 今、安田市長から、見学会については貫通後について、になろうかと思いますが、その点についてもよろしくお願いをしときますけれども、騒音対策、このことにつきましてはですね、実は、あの地域が住民の理解をいただいて早期着工ができたと。普通3年半かかる用地交渉が、旧町のときには1年3カ月ですべて済ませてしまって、移転も済ませてしまって、あのトンネル工事が始まる。それは地域の皆さん方の、本当の国道の早期完成という、そういうことで大事な財産を手放してできたものでありますし、完成後、非常に車の騒音で寝ることができないお年寄りの方々もおられます。本当に間近なところに家がありますので、完成後じゃなくて、強く県の方に安田市長は申し入れをしていただきたいと思います。

 先ほど部長の方から、地元の期成会のこともありました。そのことについても、市長を通して期成会をつくり、期成会をつくることによって、皆さん方の意識も高くなりますし、今後の用地交渉についてももっともっと早く進むのではないかなと思っております。

 先ほど言いました2号トンネルのことでありますが、772メーター、非常に1本の線になるわけでありますが、このトンネルの中にですね、広域ネットワークのケーブルを今のうちから敷設をすると非常に経費も安くかかりますし ―― なりますし、そういう点についてケーブルのトンネル内敷設については、部長はどのように考えているのかお伺いをいたします。



○議長(宮下重康君) 建設部長。



◎建設部長(山下秀文君) ケーブルとか水道管につきましては、占用物件でございますので、トンネルあたりの占用もですね、過去許可されたケースがございます。そういうことで、トンネルの中にケーブルとか水道管を入れる場合には、完成前の段階から事前協議をして占用の申請をしていただけば、可能ではなかろうかなと考えております。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) 天草町におきましては、いっぱいトンネルがありまして、水道管あたりの布設は、もう1本のパイプを発注して、もう工事の完成と同時に、完成する前に発注し、開通前に、もうそういうのをしてしまった経緯もございますので、できるだけ ―― そういう形をしますと、あとのメンテナンス関係もですね、故障なくできますので、できたらそういう形でそれぞれの部で協議をいただきたいと思います。

 次に、世界遺産のことについてお伺いをいたしますが、先ほど市長は、これまでの市の文化課の取り組みをお話をされたかなと思っております。市は、これまで登録を申請することだけに主眼を置いてやってきたんではないかといっても、私は言い過ぎではありません。例えば、大江、崎津の住民や教会関係者に対して、2つの地区がなぜ世界遺産に登録されるようになったのか。この地域の価値をぜひ知ってもらいたい。そして、こういう価値のあるところに生活をしているんだということを住民の皆さん方によく説明をすべきではないかなと私は考えます。現在、住民の皆さん方、また教会関係者に対して、本当に今市長が答弁されたように、順調に私は進んでないと思いますが、市教育委員会を初め、これまでの計画を見直し、地域住民が納得する環境整備をすべきと考えますが、市長はどのように進められるのかお伺いをいたします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 先ほど答弁の中でも申し上げましたが、現在、富津地区、大江地区、それぞれに、区ごとに座談会を開催し、久しく住民の皆さん方に世界遺産とはどういうものであるかといったこと等も、その価値につきましても言及しながら説明会を開催しているところでございます。世界遺産本来の価値といったものは、私は、世界の人々が共有し、次世代に引き継ぐべき人類共通の宝物と認められることだと考えておるところでございます。大江、崎津の教会と集落が世界遺産となり、宝物と認められれば、国・市等の行政や地域住民が一体となって守ろうとする。そういう機運が恐らく高まってくるでしょうし、地域住民にとりましては、大きな誇りとなってくるものと考えられます。また、世界遺産登録先進地の現状をみまして、今まであまり知られていなかった対象については、登録を契機として、多くの人がそこに目を向けることにもなってまいりますし、実際に訪れる人が増えてくるだろうというふうにも考えております。このような機会は、地域の様々な取り組みの可能性を広げ、地域振興に必ず役立つものと期待をしているところでございます。こういった点にも、世界遺産登録の大きな価値があるものと考えておるところでございます。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) 教会は、信者の心のよりどころであります。また、祈りの場であります。また、これまで弾圧や復活を乗り越え、脈々と語り継ぎ、守ってきたのであります。世界遺産になることで、これらが壊される、傷つかれる可能性があります。それはハード面だけでなく、ソフト面においても同様であります。そうなれば、世界遺産になることは全く意味がないということになります。そうならないためにも、この祈りの場を守り育てていくためにいくつかの課題があると考えます。

 一つとして、観光客はもちろんのこと、テレビなどマスメディアなどからも多くの電話や問い合わせが教会の主任神父様に直接お願いをしている。こういう状況であります。これらの対応さえできない状況の中で、まずいことばかりが多い状況であります。今後、報道関係、観光客を含め、この件に対し、どのような対応をされるのかお伺いをいたします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) ただいま議員御指摘のようなことが懸念されることは、十分私どもも承知をいたしております。先進事例と申しますか、つい最近、世界遺産に登録をされました、例えば、島根県の岩見銀山の事例等々をですね、しっかりと検証しながら、そういう事態が発生しませんように、前もって十分に準備を進めさせていただきたいと思っております。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) 全国各地方は、財政危機など、何とか乗り越えて、あの手この手の施策を行っておりますが、天草市においても同様の状況であります。そんな中で、この天草市は、世界遺産登録という大きなブランドを手に入れようとしておるわけであります。これは、多くの地方が手に入れたくても入れられない貴重な財産であります。ブランド化、ブランド化と騒がれる昨今でございますが、そのブランド化が、それも世界規模のブランドが天草に舞い込んでくるわけであります。有効活用し、地域住民が少しでも豊かになることを望む中で、先日、せっかくのブランドが ―― ブランドである世界遺産の話が、今週の1本の報道番組で傷つけてしまったことになります。天草の恥をさらす結果となりましたけれども、しかも、せっかくの全国放送なのに、世界遺産の話題など全く報道されませんでした。安田市長は、その中で、世界遺産が登録される可能性がある、大きな変革もありますと。そういう波が来るので、その世界遺産にあわせて、多くの観光客にそういう遺物等を見てもらう。そのために、そういう建て替えが必要だということをなぜ発言されなかったのか。ただ、住民に説明したと。そういうことじゃなくて、やはり私たちは、こういう世界的なブランドを前にして、もっともっと全国ネットの番組にそういう世界遺産の話を、安田市長、私は出すべきだと。非常に残念でなりませんけれども、その点について、どのようにこのブランドを育んでいく考えかお伺いをいたします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 先日の報道番組は、報道会社の報道の趣旨が全く今回の世界遺産とは異なるものでございました。前段階で取材を受けておりますのは、恐らく45分程度受けておりますが、その中で世界遺産についてもお話をしたことは事実でございます。しかしながら、そういったものは、報道趣旨、伝えようとすることと違うということで、恐らくカットされて、趣旨にあった部分だけを報道されたものというふうに思っております。いずれにいたしましても、世界遺産につきましても、明るい話題として、そして天草を開く話題として全国に放映できるような、そういうチャンスがあればと私も思っております。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) ぜひですね、こういうブランドが天草に今こう出てきておりますので、機会をとらえて、私たち天草島民が誇れるものでありますので、ぜひその点よろしくお願いをしておきますが、このことについて、最後でございますが、熊本県の対応について若干お伺いします。

 先般、長崎県の金子知事に安田市長、苓北の田嶋町長お会いされたと聞いて、新聞等にも報道をされております。この席になぜ、その熊本県の潮谷知事が同席されなかったのか。これは、天草が世界遺産に登録されるという状況の中で、熊本県としての対応が私は不十分ではないかなと思わざるを得ません。もっと天草に対して、県は目を向け、協力体制をより強固なものにすべきと考えますが、市は、また市長は、今後県に対してどのように働きかけをするのかお伺いをいたします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 県の対応についてお尋ねでございますが、平成19年、度熊本県は文化課、そして天草市と一緒に長崎県の会議への出席や、12月の長崎県金子知事を私と苓北の田嶋町長とが訪問した折に、担当の職員は同席をしていただいております。今回、長崎の教会群とキリスト教関連遺産を世界遺産として提案する主体は、あくまでも長崎県であることから、熊本県としては、直接この世界遺産登録についての取り組みができるわけではございません。しかしながら、天草の教会を長崎が構成資産の一部として検討対象とするための必要最小限の条件である重要文化的景観選定、この取り組みにつきましては、世界遺産登録を前提とした内容によるよう指導・協力を現在受けておるところでございます。平成20年度からは、熊本県教育庁文化課内に、世界遺産登録に向けた専従班が新設されておりますので、天草市としましても、熊本県に対して、一層の指導・協力要請をしてまいりたいと存じております。

 また、本日、きょうでございますけども、熊本県の招聘によりまして、世界遺産登録担当の主任調査官が天草を現在視察されておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(宮下重康君) 21番平石水穂君。



◆21番(平石水穂君) 世界遺産のことについては、私が申すまでもなく、天草、日本に教会、キリスト教がきまして450年、この間、天草のキリスト教の復活が140年になるわけであります。本当に、熊本県の天草、九州の天草ということよりも、ヨーロッパから見て、なぜキリスト教が日本のあの端の小さな片田舎にキリスト教が400年以上も守り育ててあったかということが、世界遺産に登録される、その価値なんです。そのキリスト教というのが、そこの地域に存在するからその価値があるわけでありまして、日本じゃなくて、ヨーロッパから見て、天草のこの片田舎にこういうものがあるということで、世界的に見て、その評価をされておるわけであります。そういうことを考えたときに、もう一度、崎津、大江の地域の皆さん方に安田市長、もっと、また教会にも積極的にごあいさつされて、そしてこのブランドをですね、天草の宝物と、私はぜひすべきだと思いますけれども、ただ行政だけが一方的に進んでいる感があります。また、地域住民の皆さん方の中にも意識がまだない方もおられますけれども、もっと



○議長(宮下重康君) 制限時間5分前です。



◆21番(平石水穂君) 積極的にですね、そのことについて、市は説明し、そして地域を挙げて、この世界遺産が登録ができますように御努力をお願いをいたします。

 次に、耕、畜連携の農業振興でございます。先ほど部長の方から、本当にありがたいお言葉をいただきましたけども、大江地区には、畜産業ということで後継者がたくさん残っておりまして、安定した第1次産業であります。しかし、平成16年に法改正がありまして、畜産環境の整備等で多額の投資をし、さらに昨今、原油高の影響もありまして、トウモロコシなど穀物の飼料も高騰しております。経営も非常に圧迫をしておる中でありますけれども、多額の投資により、新しいふん尿処理場を導入しているはずなのに、完全に処理をされてない状況下にあると思います。市としても、側面から御指導・支援をお願いしたい。

 先ほど申しましたように、大江地区には1万5,000頭の養豚が飼育されておりますが、豚1頭当たり人間10人前のふん尿を出すと言われておりますので、計算しますと、大江地区には15万人の人が住んでいるということになるわけであります。15万人のふん尿をどうして処理をすればいいのか、大変養豚農家の人たちも困っておるのが現状であります。どうか、この地域が世界遺産のこともありますけれども、養豚農家と耕作者が一体となって、そして経営がもっともっと良くなるように、市の方におかれましては、ふん尿対策について御指導を願いたい。

 先ほど部長からありましたように、大江地区におきましては、土壌改良プロジェクト委員会というのを立ち上げて約1年なります。現在まで55回の研修会、視察を重ね、延べ600人の方々が参加をされました。これらの経費は、すべて個人負担で実施されておるのであります。地域一体となって、この温暖な気候を利用し、農業の振興に向けて日夜皆さん方努力をされておるわけであります。市としても、大江地区が有効な完熟堆肥を生産し循環型農業へ進めるように、市としても、協力・助言を賜りたいと思います。先ほど、経済部長から詳しくこのことについては答弁がございましたので、何とぞ御協力をいただきますようにお願いを申し上げ、これで私の一般質問は終わりますが、答弁された内容については、これまでは言いっぱなしの状況があります。途中経過等は、ぜひ報告されますように望みます。

 これで、私の一般質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。

               (拍手)



○議長(宮下重康君) 以上で、21番平石水穂君の質問を終わります。

 ここで、10分間休憩いたします。

               午前11時01分 休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−

               午前11時10分 再開



○議長(宮下重康君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 次に、26番??昭臣君の質問を許します。

 26番??昭臣君。

          [26番 ??昭臣君 登壇]



◆26番(??昭臣君) 改めておはようございます。26番、政友会の??昭臣でございます。通告にしたがいまして一般質問を行います。

 本日は2点の質問でございますが、タイトル的にはですね、両方とも2度目になりますので、多少重複するところがあろうかと思います。しかし、まあ、あくまでも一歩踏み込んでですね、さらに視野を広めての質問でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。

 本年は、原油高、株急落、急速な円高と、波乱の幕開けとなりました。ニューヨークの原油先物相場は、市場初めて1バレル100ドルという歴史的な高水準、2003年の年初に32ドル近辺だったときと比べると、5年で約3倍、1バレル50ドルを突破したのが2004年9月下旬ということですので、約3年3カ月で大台に達したということになります。株価も1月4日、日経平均株価は1万4,691円41銭と、昨年終値より616円37銭安でスタート、昨日3月5日現在、1万2,972円6銭で年初の株価までなかなか回復しない状況でございます。

 他方、現在の景気拡大局面は、月例経済報告の判断では、丸6年続いたことにあり、戦後最長を更新したという報道もあるわけですが、景気回復の恩恵を受けられない人には強い不満が募っています。

 政府の判断と国民間の差はさらに広がり、格差社会から格差拡大社会、格差拡大社会へ突入するものと思われます。ようやく政府与党が疲幣した地方に目を向け始めましたが、ただ国の財政は厳しく、どこまで手当てできるのか全くわかりません。地方は、自ら自立の道を見出すよりほか道はないと思われます。我が天草市も、このままでは大半が壊死するはずでございます。合併して2年、地方の悲鳴が連日聞こえてまいります。今こそ知恵を結集し、自助努力して、独自の活性化策を実現しなければならないと思います。私の以前からの持論でございますが、疲弊していく地方を救うためには、地域資源を生かしたまちづくりと、地域の経済発展と観光振興に欠かすことのできない道路の整備こそが最善の方策であると信じております。

 そこで、本日は次の2点についてお尋ねいたします。

 1、地域資源「夕陽」を生かしたまちづくりについて。2、熊本天草幹線道路及び天草島内の道路整備についてでございます。

 1点目、夕陽についてお尋ねいたします。夕陽については、18年9月議会の一般質問でもお尋ねいたしましたが、再度お尋ねいたします。

 前回の質問に対し、夕陽展望所の設置についての御答弁は、「見込まれる集客効果や他の観光素材と組み合わせた観光商品の開発などについて、調査・研究をしながら極力整備を進める方向で検討したい」ということでした。やっと本年1月、日本の夕陽百選の認定地に、すばらしく立派な表示サインが立ちましたが、今後の取り組み方・方針についてお尋ねいたします。

 また、五足の靴来島100周年を記念して、俳句、川柳、詩のコンテストができないものかのお尋ねに対し、前向きに検討する旨のお答えでございました。100周年記念関連での成果と俳句コンテストの実施の可能性についてお尋ねいたします。

 さらに、今回、新たにお尋ねでございますが、天草西海岸サンセットラインのルートについて具体的にお尋ねいたします。常識的には、牛深方面から県道35号線を通り、河浦、天草町への国道389号線へ連結と思いますが、明解なる御見解をお答え下さい。

 次に、夕陽のキャッチフレーズの公募がお願いできないものかお尋ねいたします。毎回引き合いに出します愛媛県双海町は、「沈む夕陽が立ち止まる町」でございます。

 次に、このラインのルート名も天草西海岸サンセットラインと、天草のみを打ち出すのか、鹿児島・長崎も含めたライン名にするお考えなのかもお尋ねいたします。ちなみに、双海町は、「夕焼け小焼けライン」のようでございます。

 次に、サンセットライン観光開発協議会なるものを復活させ、一連の懸案事項に早急に取り組むべきではないでしょうか。そのためには、どうしても協議会の復活が急務だと思いますが、設立のお考えはないものか、あわせてお尋ねいたします。

 2点目、熊本天草幹線道路及び天草島内の道路整備についてお尋ねいたします。

 揮発油税の暫定税率、道路特定財源が連日のようにテレビ、新聞を賑わさせております。道路特定財源の暫定税率をめぐる議論がいろいろなされていますが、特定財源の暫定税率廃止の場合、18年度決算ベースで道路整備に充てる税収が県予算で98億円、県内の48市町村で計58億円目減りし、天草市でも4億9,000万円の道路財源が入らなくなるとございました。しかし、10年間の道路財源が確保されれば、建設機運が再び高まることは必至なので、今後の天草道路の計画についてお尋ねいたします。

 まず、熊本天草幹線道路について質問いたします。この問題についても再質問になりますが、ここにきて天草島民の意気込み、熱意、機運がやっと盛り上がってまいりました。市政だより天草3月号とともに、熊本天草幹線道路及び第2天草瀬戸大橋の早期実現を求める島民集会趣意書及び熊本天草幹線道路路線図が各家庭に配布されました。その趣意書の中ほどに、「熊本天草幹線道路は、天草の未来をつなぐ、夢をつなぐ必要不可欠な道路です。1号橋から本渡まで残り25キロメートル、現在のペースで進むと25年から30年はかかると予想される今、天草島民一体となり、一日も早い完成を目指し、一致団結し、天草の熱い思いを行動によって示そうではありませんか」とございます。まさに、その通りだと思います。この機運を爆発的に、一気に強力的に推し進めるべきであります。東国原宮崎県知事の「どげんかせんといかん」が流行語大賞になりましたが、私に言わせると「どがんこつのあったっちゃ急いでせんばつまらん」天草市の運命を担った幹線道路のはずであります。昨年、松島〜有明バイパス13.3キロメートルが開通し、幾分か時間短縮になりましたが、本渡〜熊本市間の90分構想には程遠いものがございます。熊本県の広報である「県からのたより」では、道路関係予算の内訳で、道路の新設改築で427億円計上されておりますが、熊本天草幹線道路にはどれぐらいの額が配分されているのでしょうか。今後の具体的な構想、取り組みとあわせて教えていただきたいと思います。

 次に、上島中央地区広域農道の有意義な利用についてお尋ねいたします。旧新和町時代の平成3年ごろの話と聞いておりますが、新和町に横島という離島がございます。その離島に新和町から橋を架け、さらに横島から旧本度市下浦戸の崎に橋を架け、上島中央地区広域農道につなぐ構想があったやに聞いております。その広域農道のことで、今月2月18日、天草地域振興局の農林水産部農地整備課を訪ねました。説明によりますと、天草市立本渡東中付近から知十橋までの全長2万2,873メートル、広域農道分1万8,473メートル、5工区に分け、進捗率90.4%、21年度開通予定ということでございました。この素晴らしい広域農道を有効に生かす手だてはないものでしょうか。

 なぜこれを申し上げるかと申しますと、御承知のように、我が国は世界一のマグロ消費国でございますが、今、天草下島でマグロ養殖の動きが活発になっております。新和町大多尾沖では、国内最大級の養殖施設の計画が進んでいるわけですが、フル稼働のときの輸送経路は、天草瀬戸大橋のみですし、さらなる渋滞が考えられます。その天草瀬戸大橋に関しては、旧本渡市時代から平山泰司議員が非常に熱心に取り組まれているということですが、平成19年9月、天草市議会定例会でも質問をなさっております。これに対し、安田市長の答弁は、「平成23年春の九州新幹線全線開通に向け、建設促進については一日も早い事業化になるように、あらゆる機会を使って要望を続ける」とございました。第2天草瀬戸大橋は、それこそ「どがんこつのあったっちゃ急いでせんばつまらん」橋でございますし、早期の着工、完成は信じて疑わないわけですが、それが完成したとしても、果たして渋滞が解消できるのか危惧いたします。最善の方法はないものかと考えるとき、先に述べた上島中央地区広域農道と県道26号線を連結するため、瀬戸海峡を橋で結ぶ架橋構想は全く不可能なことでしょうか、お尋ねをいたします。

 今後、天草瀬戸大橋のさらなる渋滞を招かないためにも、迅速な対応が必要だと思いますが、御見解をお尋ねいたします。

 次に、牛深〜本渡間についてお尋ねいたします。

 これも前回お尋ねいたしましたが、久玉隧道から牛深市街地へ降りる区間以外に、この譲り合い車線が21年度には完成予定だそうでございます。あと二、三カ所譲り合い車線ができれば、本渡〜牛深間は随分と時間短縮され、熊本〜牛深間120分構想は現実味を帯びてきます。ぜひ早期に実現していただきたいと強く望むものでございます。人口は減っても車の通行量は多く、一台ののろのろ運転のあとに何十台も列をなすことが多い現状ですが、本年1月31日、牛深でも黒マグロの養殖生けすを公開しております。現在、牛深港沖合のブリミーの生けすでは、完全養殖と並行して天然稚魚も養殖、2010年早々にも出荷を始め、3年後には年間7,000匹を出荷、10億円の売り上げを見込むといいます。輸送経路までは把握をしておりませんけれども、さらなる渋滞も考えられます。本渡〜牛深間の今後の取り組みについても改めてお尋ねをいたします。

 次に、この一連の諸問題に取り組むため、また、実現のため、天草瀬戸大橋問題も含めたプロジェクトチームの結成はできないものかお尋ねをいたします。

 道路特定財源をめぐって、にわかに注目を集めたところがあります。皆さんも御存じの方が多いと思いますけれども、2月3日の読売新聞によりますと、その場所は福岡県八女市の朧大橋、民主党の管直人代表代行が無駄遣いの象徴として取り上げたわけですが、自民党の古賀誠選対委員長の選挙区にあり、地元では「誠橋」とも呼ばれていると指摘しております。住民は、約130世帯、460人、鉄道はもちろん、路線バスも走っていないということでございます。全長293メートル、福岡県が5年かけて整備し、2002年春完成、橋の事業費は43億円、約半分が道路特定財源による国からの補助金ということでございます。新聞記事では、取材で訪れた平日昼間の約1時間で通った車は2台であったと報じております。ここで、この橋について議論をする気は全くございません。ただ思うことは、最優先道路よりも、そうでないと思われる箇所が政治力により現に完成している事実であります。また、道路特定財源の一部を国土交通省職員の宿舎建設やスポーツ用具の購入にも充てられていた事実が発覚したり、さらにはマッサージいすを初め、考えられない用途が次々に報道されております。朧大橋や無駄遣いと思える備品より、だれが考えても熊本天草幹線道路が絶対最優先されなければならないはずであります。まず、何が何でも熊本天草幹線道路の90分構想の早期実現、そして東回りの県道26号線、西海岸の国道389号線が整備されてこそ、天草宝島の明日があると信じております。渋滞が激しい上天草市の大矢野、1号橋から弁当のヒライまでの3.7キロは、18年度から事業を着手していますが、あとのルートは決定していないと思われます。天草五橋の2号橋から5号橋を結ぶ区間などは、国などの整備基本計画で計画路線にとどまっており、着工のめどは立ってないと聞き及んでおります。上天草市も一体となり、プロジェクトチームをつくるべきだと思いますが、御見解をお尋ねいたします。

 御答弁後、再登壇をお願いいたします。



○議長(宮下重康君) 経済部長。

          [経済部長 奈良崎利幸君 登壇]



◎経済部長(奈良崎利幸君) 地域資源「夕陽」を生かしたまちづくりについてお答えをいたします。

 天草市には、日本の夕陽百選の中に、牛深地区の小森海岸、黒石海岸、天草町地区の西平椿公園及び鬼海ヶ浦展望所が選定をされています。また、海岸線から見る水平線に沈む夕陽だけではなく、眼下に島々を望む山頂からの夕陽のパノラマなど、四季折々に美しい夕陽を眺望するスポットにも恵まれております。これを観光資源として生かし、本市の観光振興につなげていくことは、非常に重要なことであると認識をいたしております。現在、夕陽百選選定地には、順次表示サインを設置し、観光ポイントとしての観光客への周知を図っているところでございます。平成20年度は、観光パンフレットや観光マップなどに夕陽のポイントや情報を掲載し、積極的にPRをしてまいりたいと考えております。夕陽という観光素材を生かすため、宝島観光協会とも連携をし、観光商品としてどう売れるのか、また、どのような観光ルートの可能性があるのか、五足の靴キャンペーンなど、本年度実施しました事業の成果や課題を検証しながら効果的な活用を図ってまいりたいと考えております。

 平成18年9月議会において、議員から、五足の靴来島100周年とあわせて、感動の夕陽を題材に俳句などのコンテストを行ってはどうかとの御提言をいただきました。それらを参考としながら、天草宝島観光協会では、平成19年9月から平成20年2月までの五足の靴来島100周年記念キャンペーン「五足の靴と歩く天草」の中で、短歌・フォトコンテストが実施をされております。また、同じく記念行事として、市では、第22回五足の靴懸賞全国短歌大会や第5回五足の靴ウォークラリーを実施するとともに、天草ロザリオ館におきまして、五足の靴100周年記念特別展を実施し、「五足の靴」は新たな天草の魅力となったところでございます。今後も、より効果的な観光資源の開発や情報発信を進めるために、必要に応じて俳句など、コンテストの実施を検討させていただきたいと考えております。

 天草西海岸サンセットラインにつきましては、昭和39年に国道の整備促進と観光振興を目的に、長崎・天草西海岸・長島・阿久根観光開発協議会として発足をし、その後、サンセットライン協議会と名前を変えたという経緯があります。市としては、一つのルートではなく、海岸線から東シナ海が一望できる山頂までの帯状の地域ととらえて検討することを考えております。平成23年度春に九州新幹線鹿児島ルートが全線開業することにより、熊本や鹿児島が関西圏から日帰り可能なエリアとなり、マーケットの拡大が期待できます。市では、鹿児島、天草、長崎という九州西海岸の観光ルートが重要な観光コースとなるものと注目をしております。今後、長崎県、鹿児島県の関係自治体や観光協会と連絡をとりながら、観光ルートづくりを積極的に行ってまいりたいと考えております。

 その中で、サンセットラインの名称、キャッチフレーズの公募、あるいは協議会の組織づくりの必要性についても、関係機関と十分に協議をしてまいりたいと考えております。

 次に、上島中央地区広域農道の有意義な利用についてでございます。上島中央地区広域農道につきましては、天草下島及び上島地域の広域営農団地整備計画に基づき、営農団地内の基幹となる農道の整備を行い、農業生産の近代化と農産物の流通の合理化を図り、あわせて農村環境の改善に資することを目的として、昭和57年度から県営事業で整備が進んでおり、平成21年度に開通する予定となっております。開通後は、農業生産の近代化並びに柑橘類を初めとする農産物はもとより、海産物の流通にも大きく貢献するものと期待をいたしておりますが、議員御指摘のように、上島中央地区広域農道の有効利用を図るためには、本基幹農道へのアクセス道路の整備が必要であると考えております。今後、天草地域振興局並びに建設部と連携を行い、アクセス道路の整備促進に向け検討を行ってまいりたいと思います。

 次に、上島中央地区広域農道と県道26号線を連結する本渡瀬戸海峡をまたぐ架橋建設の実現についてでございますが、振興局とも協議を行いましたが、架橋建設には多大の事業費が必要であり、農林水産省所管の農道整備事業では、投資効果等の面で事業化は極めて困難であるとのことでございました。



○議長(宮下重康君) 建設部長。

          [建設部長 山下秀文君 登壇]



◎建設部長(山下秀文君) 熊本天草幹線道路についてお答えいたします。

 熊本天草幹線道路は、計画延長が約70キロでありまして、国土交通省が32キロ、熊本県が38キロを担当しております。進捗状況でありますが、国土交通省の施工区間では、熊本宇土道路3.8キロが整備区間として指定され、現在、用地買収、農業用水路等の付け替え工事に着手しております。県施工では、松島〜有明間13キロが昨年まで開通しております。平成18年3月には、新天草1号橋を含む大矢野バイパス約3.7キロが整備区間の指定を受け、本年度より用地取得に向けた地元説明会が進められております。また、第2天草瀬戸大橋を含む本渡道路の約4キロメートルは、平成16年3月に調査区間に指定され、現在、整備区間の指定に向け、各種調査が昨年に引き続き実施されております。現在、計画区間約70キロのうち、供用区間が約19%、整備区間として事業実施区間が約11%、調査区間が約41%、残り20キロメートルが計画路線となっております。

 次に、議員御指摘の「県からのたより」の中の熊本県の道路関係予算、道路の新設改良予算427億円の配分ですが、熊本天草幹線道路へは、約32億円が配分されております。国・県でも、熊本天草幹線道路の整備は重要な課題であると認識されておりますが、仮に、整備区間である熊本宇土道路や大矢野バイパスが完成したとしても、全体では30%程度の整備率でございます。今後の整備促進には、大矢野バイパスと本渡道路など、複数の区間を同時に施工する2工区制の導入が必要であり、このためには、財源の確保が重要であると考えております。

 次に、国道266号の牛深〜本渡間の譲り合い車線の整備についてでありますが、県では、牛深市街地から久玉トンネルに向かう延長約1キロメートル区間で譲り合い車線の整備に着手され、平成21年度の完了を目途に、事業を実施中でございます。譲り合い車線の整備は、牛深〜本渡間の時間短縮を図る有効な事業と認識しておりまして、今後も新たな箇所の選定を行い、整備していただくよう要望してまいりたいと考えております。

 次に、道路整備のためのプロジェクトチームの結成についてでありますが、熊本天草幹線道路、国道266号、国道389号、県道26号など、道路などの整備促進は、緊急の課題でございます。現在、天草島内の国県道の整備促進のため、国県道整備促進期成会が組織され、この中で協議・調整や要望活動を行っておりますが、今後さらに効率的な要望活動を進めるために組織の充実を図る必要があり、関係市町と協議を進めてまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 26番??昭臣君。

          [26番 ??昭臣君 登壇]



◆26番(??昭臣君) いろいろと前向きな御答弁ありがとうございました。私、聞き間違い ―― 700とおっしゃらんだったですね、70、700じゃなかったですかね。700キロておっしゃったですか。僕の間違えかな。700キロとおっしゃったのかなと思って、ひょっとしてなっとったら訂正下さい。もし僕が間違ってたらお詫びします。

 1点目の夕陽についてですが、平成20年度は、観光パンフレットや観光マップなどに夕陽のポイントや情報を掲載し、積極的にPRしていきたいと考えているということでございますが、実行していただけるものだと確信をいたしております。宝島観光協会とも連携を密にしてですね、夕陽を生かした観光振興のため、積極的に効果的な活用を図っていただきたいと思います。

 次に、五足の靴の来島100周年記念ですが、確かにこう、全国短歌大会とかですね、手元にもいろいろありまして、いろんな良い物が載っております。これとか、フォトコンテストも実施いただきまして、これなんかもっと話したいんですが、もう時間がございませんので、割愛させていただきますが、私、個人的には短歌はちょっと難しいのかなというか、俳句、川柳が簡単かなと思うんですが、俳句もまた季語がいるから難しいと思うんですけど、まあ観光客が、その感動して、その夕陽を見て、一句そこで読みたいと、例えば、「情熱の沈む夕陽に明日託す」とか ―― あんまりようなかですけど、そういうもの一句書いたやつを投函できるようなポストをつくってですね、そして、その四季に分けてコンテストを実施し、入賞者に天草の特産物を送るとか、あるいはその特賞、最優秀賞には、石碑にその碑文を書いて、こう次々建てていくというようなことを前回に申し上げたんですけども、それは一朝一夕にいきませんけども、それもぜひまた検討していただきますようにお願いします。必要に応じてコンテストの実施を検討するということでございますので、期待をいたしております。

 一つのルートではなく、帯状という見解でございますが、これとかですね、サンセットラインの名前 ―― 名称ですね、キャッチフレーズ、協議会等含めて今後の問題としたいと思います。毎回同じ事言うかもしれませんけども、私は、瀬戸内海初め、ほかのところで夕陽が売れてですね、天草の西海岸で夕陽が売れんということは絶対にないというのが僕の持論でございます。金もかからないしですね、これもひょっとして前回言った時はお詫びします。双海町ばっかりいいますが、双海町の年間行事予定表、この裏が小さいんですが、[双海町の観光マップを提示]夕陽の時刻表って、1月1日から12月31日までこう書いてあるんですよね。こういうのなんかもですね、大体時間は変わらんわけですけど、こういう時刻表何かも書いたりとか、いろんなことのアイデア、夕陽に関しては、なんもですけども、いっぱいあると思いますので、よろしくお願いいたします。

 五足の靴来島100周年記念キャンペーンで、29日の質疑の中で奈良崎部長より報告があったわけですが、泊まりが3,500人増えたと、8,000人増えて、泊まりの方が約1万5,000円の経済効果だと、日帰りが3,000円 ―― 3,007円とおっしゃったと思うんですが、その経済効果が7,600万円の効果があったというふうにおっしゃったんですが、確かにですね、一昨日、その天草市の観光統計がちょっと手に入ったんですが、毎年減るんですよね。16年に入り込みが281万ぐらいだったのが、今またどんどん減ってですね、270万、前年は273万2,000になっております。8,000人ばっかり減っとるんですけど、泊まりもですね、16年31万だったのが、どんどん下がってたんですが、本渡はですね、5,000人ぐらい減っております。4,894名減っとるんですが、天草市では増えてるんですよ。ということは、やはりこういうふうな効果があったのかなというふうに思います。しかし、宿泊はですね、どうしても11%、入り込みに対して11しかないもんですから、これやっぱり何としても上げていかなん。私の場合、どうしても夕陽は金に ―― 例えば、入り込み客数が100万人増えたとします。100万人増えて3,000円で30億 ―― 野嶋議員、間違とっときは教えて下さいね。時々けた間違いしますから。宿泊の場合は、まあ1割、30万ぐらい増えたら45億の経済効果と。だから、泊まっていただくための施策をいろいろ考えて、これはもうわかっておることなんですが、例えば ―― 早口ですみませんが ―― 函館は500万人来る中で300万人宿泊というんですね。私、これはびっくりしました。湯布院でも、400万で100万泊まらんわけですから。天草全体でも500万来て67万ぐらいしか泊まらん中で、500万来て300万。つまり、夜景だと思うんですよ。夕陽も十分に宿泊につながると思いますし、宿泊の ―― 先ほど来、平石議員の方からも話が出ておりましたように、やっぱり下田の700年の歴史のそういう宝もございますし、やっぱり大いにですね、夕陽につながることをやっていくべきではないかというふうに思います。五足の靴来島100周年で、確かに努力の結果は認めますけども、100年に1回だからですね、まあもっといろいろできたんではないかなというふうに、やっぱりこう思うわけですよ。奈良崎部長は何でもできますし、利口な方ですから、利口な方ですから過大なる期待も持っておりますので、よろしくお願いいたします。

 うまく生かしてるなと思う事例が一つあるんですけども、NHKの皆さん御案内のNHK大河ドラマ篤姫ですね、篤姫館というのが1月の6日の放映にあわせてオープンしております。これに、新聞によりますと、鹿児島市本港と呼ぶんだと思うんですが、新町の商業施設の一画にオープンして、開館セレモニーでは、主演の宮崎あおいがテープカットしております。1月の12日まで無休でやるそうでございますけども、2月の20日に46日目にして5万人を突破したと、これを比例式ですると1年間で40万になるわけです。目標は20万だそうですから、篤姫館という、そのうまく生かす、私は恥ずかしながら知りませんでした。篤姫さんというのは。しかし、そのだれも知らない、僕だけしかわかりませんが、知らないものでも時流によってそれを生かす。これはもう大事なことだと思うんですよ。たまたま二、三年前に我が牛深市、当時の牛深市の近くで、茂串海岸で武蔵の巌流島の決闘があったんですが、恐らく市外はおろか、天草でも茂串はあんまり知ったもんおらんじゃないのかと思うんですね。これはまあ過ぎたことですけども、どうでもいいですが、何とかこういうふうに生かしたいと。あんまり時間がないのと、せかせかとですね。実は、もう一つ、長島をちょっと事例を言わせていただきます。実は、これがなかったら言うや、言わなかったと思うんですが、毎年1月の末に長島と牛深で交遊会をします。牛深は旧牛深市です。向こうは昨年から長島町の5,000名 ―― 約ですね、東町7,000名、合併して1万2,000名ですが、新長島町としてやっておるんですが、第8回、一昨年の18年の1月の折に、私が夕陽に関してるる熱く語り、最後に、愛媛県双海町に行くんだと。ぜひ長島町も一緒にやろうじゃないですかということをお話ししましたところ、長島の旅館組合長の竹之内さんとおっしゃるんですが、この方が私も連れていってくれということで、19名の内の1名ついてこられたんですが、何とことしの交流会の席でですね、「??さん、夕陽はどがんなったかな」と。「わしがとこはどんどん進みよるぞ」とおっしゃるわけですよ。どうしたんですかて、これ陳情書をまず出して、そして町に出して、町が県を動かし、ことし2,000万、来年度に3,000万をかけて夕陽の ―― ちょっと見にくいと思うんですが、[上がり浜周辺の図面を提示]国道の横にですね、鹿児島よかとこ100選に選ばれた上がり浜というんですが、こういうふうに車もとめるような駐車場、これが、私が去年、おととし言うて、もうこんなしてできよるわけですね。だから、やはりだれかがやってもらわんと、なかなか個人でできるということはございませんので、宝である夕陽をぜひですね、これも、まあいっぱいいろいろ言うたがいいですし、黒の瀬戸も、長島の宣伝するわけじゃないんですが、やっております。そして、牛深からみると風力発電がですね、いっぱいできているのが見えると思うんですが、聞いてみると、九電工が28基、現在あるのが4基だそうですが、32基が一斉に回るのがことしの6月だそうです。それができたら、あの一帯をですね、コスモスを植えて、生駒高原を上回るような高原をつくるというようなことをおっしゃっておりました。そういうことで、私たちも天草 ―― 長島が天草というのをこのとき初めて知ったんですが、唐熊港に、「遣唐使の漂流のうちに、肥後の国、天草郡西中島(長島)」とあるんですが、まあそういうふうな御縁もございますし、ぜひ一緒に開拓できればというふうに思います。残念ながらですね、施政方針の中に、安田市長の施政方針の中に、夕陽の「夕」の字も出てこなかったもんですから、何とか安田市長のですね、夕陽に対する思いをですね、すみませんが、取り組みに対してお聞かせいただければと思います。

 2点目の道路でございますが、道路について、るるお答えをいただきました。要するに、道路整備があまりにも遅いからと、だれもが急がないかんと思うわけですが、やはりプロジェクトチームが必要だと思うんですね。我々、牛深、鹿児島、長崎、熊本、3時間です。今、鹿児島、3時間かかりません。串木野から高速ですかね、高規格ですかね、乗りますと計算上2時間半で行くんですよね。どんなに、「遠かもんな」、必ず「遠かもんな」とおっしゃいます。どんなに遠いかと言いますとですね、隣に二浦町てあるんですよ。きょう地元の方がおいでですから、そこに北海道から嫁いでいる人がおります。その奥さんを熊本空港まで送っていくと、その奥さんは、千歳空港の近くだそうで、向こうが早いというんですよ、帰ってくるのよりも。だから3時間というのは、とんでもない時間だと思うんですね。念のために、私も間違いじゃなかったろうと思って一昨日聞きにいきましたら間違いないと。ただ、熊本から千歳までの直行便はなくなったけども、福岡からはあるんだと。するとさらに、また北海道の方は千歳から高速道路ができて、また早くなったというわけですよ。2時間何分で行くそうです。計算上はですね。だから、やっぱり我々がですね、もっともっとその道路に対して我々全体になってですね、一丸となって今盛り上がっておりますが、ぜひその道路に関して関心を持ち、熱意を持ってやればできるんじゃないかというふうに思います。

 最後に、また安田市長に一つですけども、本渡瀬戸海峡をまたぐ架橋構想の実現は極めて困難と、それはもう当然かなとも思うんですけども、上島中央地区広域農道をですね、生かすためには



○議長(宮下重康君) 制限時間5分前です。



◆26番(??昭臣君) わかりました。

 やっぱり下島の牛深、河浦、天草、これが、もし農産物がですね、瀬戸大橋を通って、右折して広域農道を通るとは決して考えられません。そうであれば、その立原、新和町の碇石、小宮地、県道26号線、大門港をまたぐ橋というのが、それでこそ生きてくるというふうに思うわけでございます。ここに関してですね、大変難しい問題と思いますけども、市長のお考えを今一度お尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(宮下重康君) 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) お答えをいたします。

 夕陽についてでございますが、大小120余りの島々が連なる私たちのこの天草は、雄大な海や島なみに沈む夕陽が望め、美しい自然の営みを体感できる恵まれた地域でございます。天草の夕陽は、天草らしい景観をつくり出すとともに、それぞれの地域の暮らしや文化を映し出してきた大切な宝でもございます。この夕陽は、天草観光の魅力と質を高める可能性を秘めた資源と考えておりますので、積極的なPRと利活用を図っていきたいと思います。長島町の夕陽展望所整備の例を御紹介いただきましたが、市では、まず美しい夕陽を眺望できるポイントの特定や夕陽眺望状況、周囲の景観、観光活用の可能性など、夕陽に関する調査をしたいと考えております。この資料をもとに、各種媒体を利用したPRはもちろんでございますが、夕陽100選選定地以外にも拠点となる夕陽のポイントから、順次目印となる観光サイン、あるいは情報板の設置をさらに進めていきたいと考えております。

 展望所の整備につきましてでございますが、場所によっては、自然の地形をそのまま生かした方が良いところなど様々な形態が考えられます。展望所整備にあたっては、ソフト面の研究とあわせて、広域的な連携面からも検討させていただきたいと考えております。また、九州新幹線の全線開業に向けた鹿児島、天草、長崎というサンセットライン観光ルートづくりの中で、日帰りだけではなく、宿泊に結びつくような旅行商品の開発など、身近なところから夕陽を生かした施策を検討してまいりたいと考えております。

 次に、道路でございますが、現在の道路整備につきましては、多くの過大が山積いたしております。上島中央地区広域農道と県道26号線を連結する架橋につきましては、上島と下島、東海岸地域とのネットワークなどを考えますと、将来的には検討していかなければならない課題であると考えておるところでございます。



○議長(宮下重康君) 26番??昭臣君。

          [26番 ??昭臣君 登壇]



◆26番(??昭臣君) 3回目です。

 時間がちょっと迫っておりまして、また早口のように、早口になりますが、夕陽に対し、誠意ある御答弁を感謝を申し上げます。行政がある程度リーダーシップをとっていけばですね、民間は必ず追従するはずでございますので、よろしくお願いを申し上げます。

 また、大門港の橋に対しましても、将来的に検討していかなければいかない課題だというふうなことでございますが、どうか前向きに検討していただきますようにお願いをいたします。

 それから、また一つ余分なことかもしれませんが、まちづくりには、3つの環境が必要だというふうなことを聞きます。自然環境、社会環境、心の環境。夕陽はもちろん自然環境でございますが、社会環境と心の環境でまちづくりに成功した事例をですね、お話ししたいと思います。皆さんも御存じだし、1月のテレビで放映で見たもんですから、あまりにも感動的だったもんですから、御存じの方は復習の意味で聞いていただければと思います。その町は、2001年合併しない宣言をして有名な福島県矢祭町でございます。そのとき、関心したのは、プランも奇策も戦略も何もなかったとおっしゃるんですね。ただ、職員が手伝ってくれたということを言っていらっしゃいました。人員削減で、助役さん自らですね、トイレ掃除をする姿がテレビで放映をされておりました。これ、矢祭町ですよ。助役さんが掃除をですね、されておりました。矢祭町もったいない図書館というのが昨年の1月14日に開館したそうですけども、それがですね、本当にこれもまちづくりなんだと思ったんですよ。本屋も図書館もないと。さらに、その予算が1円もないというわけですね。図書購入費がないと。予算がないので本を無料で寄贈してくれる人を募ったそうですが、何と、その送料も寄贈者負担だと。町長は、人口7,000人だから一人3冊。三七、二十一。2万か3万冊寄ればいいんだと思ったらしいんですが、全国から届いた善意がですね、1カ月で100万冊、3カ月で ―― 失礼しました。1カ月で10万冊です。2カ月で20万、最終的には、寄贈者が3,500人で、寄贈本が30万冊寄ったそうでございます。必死にまちづくりに取り組む矢祭の姿に共感をした人々が全国にいたということですが、要するに、自ら汗を流すところはそれなりの応援があるんだというようなことを言っておられました。予期せぬ出来事が起こったそうですが、発端は、ガラスに刻んだ本の寄贈者の名前であったといいます。それを見にですね、みんなが次々と訪れて第二の矢祭町になったと。もっと言いたいんですが、もうとにかく図書館づくりでもまちづくりはできたということです。根本町長の最後の言葉です。「全国の自治体に負けておられるかと思った」と、「役場の職員諸君が努力をして ―― 役場の職員諸君が努力をして、そして奮闘しているときに、住民、町民の皆さんが非常にそれを評価した」と。「それを段々進んで、町民が私たちもできることは手伝うというところまできたのは大きかった」ということをおっしゃっておりました。矢祭が過去に例がない地域再生の姿を見せたわけでございますが、私たち、天草市も大いに学ぶところがあると思います。

 確かに言うのは簡単でですね、10の自治体をまとめるのは、だれが市長をやっても大変だと思います。安田市長の先日の施政方針で、平成20年度は総合計画を本格的に実働に移す年にしたいとおっしゃっておりました。また、任期の折り返しにあたるので、各政策宣言の進捗状況を示し、市民の皆様に検証してもらう旨の発言もございました。建設的な意見、議論はあっても、天草市が良くなることに対し、だれ一人として反対するものはいないと思います。どうか安田市長におかれましては、力強いリーダーシップのもと、実力を大いに発揮していただきますようお願いを申し上げ、私、??昭臣の一般質問を終わらせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。

               (拍手)



○議長(宮下重康君) 以上で、26番??昭臣君の質問を終わります。

 ここで、昼食のため休憩いたします。

            午前11時56分 休憩

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            午後1時00分 再開



○議長(宮下重康君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 14番赤木武男君の質問を許します。

 14番赤木武男君。

          [14番 赤木武男君 登壇]



◆14番(赤木武男君) 公明党の赤木武男でございます。通告にしたがいまして一般質問を行います。今回は4つのテーマで質問をいたします。1つ目に、道路特定財源について、2つ目に、納税等の収納方法について、3つ目に、資源ごみの持ち去りということにつきまして、4つ目に、「しょうがい」という表記について質問をさせていただきます。

 それでは、最初に通告の1番目ですが、今国会で与野党の大きな対立点になっているガソリン税など、道路特定財源の暫定税率の廃止に伴う影響等についてお伺いをいたします。

 道路特定財源は、1953年に制定され、道路整備費の財源等に関する臨時措置法に基づき、翌年の1954年からガソリンに係る揮発油税が道路特定財源とされたことに始まります。道路整備によって利益を受ける自動車の利用者が整備費を負担すべきとの考えが根拠になっております。現在、国内のガソリン価格は、1リットル当たり150円前後ですが、そのうち約3分の1程度の約54円はガソリン税となっており、本来の税は約29円ですから、約25円上乗せされていることになります。その一方、暫定税率が廃止され、ガソリン価格が25円安く引き下げられることは、車を保有する人にとっては確かに大変うれしいことであります。家計負担を軽減することにもつながります。しかし、その穴の空いた財源を明確にしないで暫定税率を廃止したならば、今後道路整備に関連する事業全体への影響が大変危惧されるところであります。政府与党が昨年12月7日にまとめた道路特定財源の見直しについては、今後10年間を見据えた道路整備中期計画費用の上限を59兆円とし、道路特定財源は2008年度予算案で、国の予算分約3.3兆円と、地方予算分約2.1兆円の合わせて約5.4兆円が見込まれております。これは、国による道路整備事業投資の約6割を担っていることになり、このうち暫定税率分は、国分で1兆7,000億円、地方分で9,000億円、合わせて2.6兆円と、道路特定財源の48%を占めております。この暫定税率分が仮に廃止されますと、道路特定財源は半減し、生活を支える基盤である道路整備は足元から大きく揺らぎ、熊本〜天草間の道路整備も含め、既存の道路の維持補修など、極めて厳しくなることが予想され、市の財政も大きな減収となってまいります。熊本県の場合でも、約100億円の減収となり、県内市町村分の約60億合わせ、160億円が県全体としての減収分になります。さらに、暫定税率分を原資とする地方道路整備臨時交付金もなくなり、国庫補助金や地方債発行も道路事業の予算規模に対応して減少することにもつながり、道路整備予算全体としては、税収減の数倍の減少となってまいります。1月22日の衆議院本会議でも、我が党の太田代表の質問に答えた増田総務大臣は、住民の日常生活に重大な影響が生じることが懸念されると述べ、福田首相も、福祉・教育など、住民サービスの見直しにつながる恐れがあるとしています。地方にとって、道路は災害時や救急医療時など、まさに命の道であり、公共交通が十分でない地域にとっては、住民の足である自動車を走らせる上で欠かせない生活施設でもあると受け止めております。その一方、道路特定財源の暫定税率を廃止すればガソリン代が25円安くなるなどとして、民主党の国会議員はガソリン値下げ隊なるものを立ち上げたりして世論をあおってきました。そして、地方における道路整備は従来の水準を維持するなどと説明をしておりますが、そのための明確な財源はいまだに明確に示されておりません。また、参議院で徹底した論議が交わされるものと期待をいたしておりましたが、民主党や社会党は、予算審議をここ4日、5日の2日間連続のボイコットをしており、審議拒否を行っております。国民の生活を守り、経済を支える予算審議でありますので、徹底した審議が行われることを今後期待をいたしたいと思います。

 そこで、まず1点目にお伺いをいたしますが、この暫定税率への影響は、県はもとより、天草市にとりましても財政的に大変な不安があります。本市の減収分は、18年度の決算ベースにすれば4億9,000万円と示されておりますが、現在の道路整備計画も含め、全体的な市の道路行政に及ぼす影響と、またどういった状況に陥る可能性があるのかお伺いをいたします。

 2点目に、道路整備に伴う暫定税率の必要性について、どのように認識をされておられるのか。あわせて、起債の返済と最低限必要な道路維持の維持管理を行うのに、仮に、他の予算、いわゆる福祉予算や教育予算などへの影響も危惧をいたしますが、どのような影響が出る可能性があるのかお伺いをします。

 3点目に、国道や県道の整備及び第2天草五橋、高規格道路などの建設促進にあたっては、どのような影響があると認識をされているのか。また、施政方針では、第2天草五橋の第1号橋や大矢野バイパス、宇土道路などは既に事業に着手されている旨の御説明があり、午前中にも??議員の方から「どがんあってんつくらんばいかん」ということも含めて質問がありました。計画や今後の見込み等について、補足説明があれば追加答弁をお願いをいたします。

 4点目に、上島と下島を結ぶ第2瀬戸大橋の建設についてでありますが、現在の瀬戸大橋は、朝夕大変な混雑をしており、瀬戸大橋の上での交通事故も平成18年度で16件、19年度は18件と、合わせてこの2年間だけでも34件もの事故が発生しており、さらなる渋滞を引き起こしております。市民の皆様から以前にも増して、第2瀬戸大橋の早期建設に向けた待望論が高まってきております。施政方針でも、第2瀬戸大橋の建設は急務であり、整備促進を関係機関に強く要望していくとのことでありました。しかし、これまでにも整備促進の要望活動を展開されているにもかかわらず、なかなか建設への道筋が見えてきません。なぜ進まないのか。そして、その壁はどこにあるのかということであります。地元の情熱や建設に向けた活動展開がいまだに足らないのか。理由はそれぞれあると思っております。十数年も要望をこれまで重ねてきているのに、その望みはいまだつながりません。そういった中、第2瀬戸大橋建設促進に向けての地元の団体の方が署名運動とともに、一口100円の募金運動を展開をされておりますが、このことは、地域住民にとって命の道路の確保を目指し、天草の地域発展のための思いが込められた究極の行動でもあると受け止めております。そこでこの際、第2瀬戸大橋建設と熊本〜本渡間の整備促進に向けて、市長を先頭に地元の建設促進協議会や建設促進期成会など、各種団体や関連する自治体の議員団、ちなみに県選出国会議員は11人おられますが、総力挙げて、関係する省庁のトップに対して直接陳情活動を展開してみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。私は、今、国で道路特定財源の議論が交わされているこの時期に、できれば今月の末までにという思いもありますけれども、市民の思いを込め、強力な陳情活動は大変効果的だと認識しておりますが、市長の考えをお伺いをいたします。

 次に、通告の2番目、納税等の収納方法についてお伺いをいたします。

 現在、全国各地では、様々な方法によって市税や国保税、軽自動車税のほか、上下水道使用料なども含め公金の収納業務が行われております。そこで、まず、公金クレジットサービスについてお伺いします。

 この制度は、一昨年の11月施行の改正地方自治法により、地方自治体の公金のカード払いが可能になりました。これは、生活に密着し、だれもが日常的に利用しているクレジットカード決済への幅を広げ、公共料金や税金等をカードで支払うことによって、住民の利便性とともに、サービスの向上と収納率のアップ、さらにはコスト削減につなげていけるというものであります。現在、東京を初めとして、大阪府や宮崎県、横浜市、仙台市、藤沢市など公金クレジットカードサービスを導入して収納業務が行われております。特に、先進的なのが三重県の玉城町であります。人口1万5,000人の玉城町では、住民税や上下水道料金、軽自動車税、国民健康保険税、保育料、住宅使用料などをクレジットカードサービスで支払うことができることのほか、町立病院あるいはケアハウスなどでは、それぞれの窓口で直接クレジットカード払いが可能になっており、あわせて12種類の税や公共料金に利用できるようになっております。[クレジットカード払いの仕組みに関するパネルを提示]これは東京都の水道局の事例なんですが、これがまあ市民の方になります。で、この市民の方が水道局に申し込みを、クレジットカードでの支払いを申し込みますと、水道局は期日がきますとカード会社に対して料金の請求を行うようになります。このカード会社が、利用者の使用料金を立てかえて、水道局に払うということになります。その後、カード会社から市民の方に水道料が請求されまして、市民の方がカードでカード会社にお金を支払うという、このようなシステムであります。こういったことを利用すると、多分経費的にはほとんどかからないのではないかと思っております。そこで、これまでにも住民の方からコンビニやインターネットを活用したクレジットカードによる支払方法はできないかとの問い合わせもきていると思いますが、これまでの要望状況についてお伺いします。また、公金クレジットサービスは、次第に導入している自治体が増えてきておりますので、導入に向けて検討していただけるかどうか、お伺いをさせていただきます。

 次に、通告の3番目、資源ごみの持ち去り行為等についてお伺いします。

 熊本市では、資源ごみのステーションから、ホームレスの方が生活資金の一部に充てるため持ち去りという行為が行われておりました。そこで、昨年の10月にステーションからの資源ごみの持ち去りを禁止する条例を施行し、ことしの4月からは違反者に罰金を科すことを明らかにしております。この持ち去り行為の状況について調べてみますと、全国的にも資源物の所有権は自治体にあるとのことを明確にした上で、持ち去ることを禁止する条例を制定し、罰則規定を設けている自治体もかなり見受けられます。そこでお伺いいたしますが、本市の場合にも持ち去り行為が行われていると受け止めておりますが、その実態について把握はされているのかお伺いをいたします。また、美化委員さんなどに対する聞き取り調査などは行われておられるのかお伺いします。

 あわせて、本市では、資源物回収活動補助金交付要綱が定めてあり、収集した資源物の売却金をPTAや子ども会を初めとして、各地区の自治組織などに対しまして、収集活動費として住民に還元するための補助金が交付されております。こうした補助金にも少なからず影響も出てくる可能性もありますが、特例として、一部の団体は除いたとしても、資源物の持ち去り行為についてどのような認識を持っておられるのかお伺いをいたします。

 次に、通告の4番目、「しょうがい」という表記についてであります。

 私は、3年前になりますが、平成16年12月議会の旧本渡市議会の一般質問で、漢字の「障害」という表記は、「障」の字も「害」の字もいずれもネガティブなマイナスイメージの漢字で表されているので、平仮名に改める考えはないかと質問をさせていただきました。答弁で安田市長は、「障害」という表記については、常々関心を持っていた一人であるとして、大学教授の講演事例を引用されて答弁をいただきました。そして、市長は、合併し新しい新市が誕生すれば、すべての項目について見直しを図ってまいりたいという答弁もいただいておりました。今日、ノーマライゼェーションの社会を目指していく上で、しょうがい者に対する差別や偏見をなくしていこうとする心のバリアフリーが課題の一つにあげられております。国の法令や他の公共団体の条例等に基づく制度や法人などの固有名詞については、そのままの表記となることも考えられますが、熊本県は、ことしの1月の21日から表記を平仮名の「しょうがい」と改め、組織の名称や各種資料などの表記を変更いたしております。そこで、心のバリアフリー化に対しては、しょうがい者に対して、より不快感を与えないように、また、人権尊重の観点からも市が率先して配慮していくべきだと受け止めております。この際に、再度表記を改めることを提案しますが、いかがでしょうか。また、しょうがい者という表記を改めるということであれば、その時期についてもお伺いをします。さらに、具体的には、担当係の名前だけではなく、市が作成、発行している福祉関連の文書、市のホームページ上の表記、そして「しょうがい」という表記については、行政にかかわらず、社会福祉協議会を初め、NPOや民間も含めて心のバリアフリーに取り組むべきだとも思います。行政が先頭に立って旗振り役をしながら啓発活動に努めていかれる。そんな期待もいたしておりますが、どのように考えておられるのかお伺いいたします。

 また、「障害」という言葉が単語で、あるいは述語として用いられ、人を直接的に形容するような場合は、平仮名にこだわることなく別の表現、例えば、視覚障害者を「目を不自由な方に」するなど、可能な限りほかの言葉で表現しても良いのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 これで1回目の質問を終わります。



○議長(宮下重康君) 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) お答えいたします。

 質問事項の第2天草瀬戸大橋の建設促進に向けての関係機関に陳情活動を展開してはどうかという点につきましては、私の方から答弁をいたしまして、残りにつきましては、担当部長から答弁をさせていただきます。

 熊本天草幹線道路第2天草瀬戸大橋の建設促進のため、これまでも行政で組織します熊本天草幹線道路整備促進期成会と、民間団体で組織されている熊本天草幹線道路整備促進協議会、この両者が供に力をあわせて要望活動を行ってきております。現在、地元の団体の方々が一体となって、熊本天草幹線道路の早期整備促進のため、署名活動や募金活動に取り組んでいただいております。第2天草瀬戸大橋を含む熊本天草幹線道路の完成を住民の方々が強く望まれていることでございまして、市としたしましても、大変重く受け止めておりますし、その活動に心から感謝を申し上げております。議員の御提言も含めまして、早期整備促進のため、行政といたしまして、あらゆる方策を通じまして、総力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 建設部長。

          [建設部長 山下秀文君 登壇]



◎建設部長(山下秀文君) 特定財源についてお答えいたします。

 御承知のように、道路特定財源は、燃料の消費や自動車の取得、保有に着目し、自動車利用者の適正な税負担を求めている制度でございます。まず、暫定税率が廃止された場合の市の道路行政に及ぼす影響や可能性についてお答えいたします。

 道路の整備は、地域経済の発展や利便性の向上に欠かすことのできない社会基盤の整備でございます。そのためには、多額の予算が必要でございます。自主財源に乏しい天草市においては、道路特定財源の歳入、平成18年度決算で約10億5,000万円は、非常に大きい収入源でございます。仮に、暫定税源が廃止されますと、議員御指摘のように、税収で4億9,000万円の減収になると試算しております。また、道路特定財源を財源とする国の交付金や起債にも影響しますので、さらに3億3,000万円の収入減が見込まれ、合わせて約8億2,000万円の収入の減が考えられるところでございます。18年度決算では、道路の建設費、道路の維持管理費が21億4,000万円でございましたが、仮に、暫定税率が廃止された場合は、13億2,000万円に抑えなければならないと推定しております。これは約4割の事業費の削減に相当しまして、非常に厳しいものと受け止めております。道路整備は、これまでのようにできなくなりますし、事業の休止や延期といった事態も予想されるものと認識しております。

 次に、道路整備の ―― 整備に伴う暫定税率の必要性の認識と他の予算への影響についてでありますが、道路特定財源の必要性については、計画的な道路の整備のため必要な制度と認識しております。また、暫定税率の延長は必要と考えております。福祉や教育といった他の予算に及ぼす影響についてでございますが、市民生活に必要な道路の整備は必要であり、財源不足分を福祉や教育など他の予算から補てんするとなると、市民生活全般において影響が及ぶものと考えられます。

 次に、国道や県道の整備や地域高規格道路の建設に及ぼす影響でありますが、県では、約100億円の減収が見込まれ、深刻で重大な問題であると認識されております。20年度の予算は、暫定税率維持を前提とした予算を編成されており、廃止されると、予算の見直しを言及されております。仮に、暫定税率が廃止されますと、かわりの財源の確保ができなければ、国道や県道の改築、維持管理すら十分できなくなり、特に、県事業である熊本天草幹線道路については、事業の遅延や凍結も予想されるなど、心配されております。暫定税率の廃止は、まだわからない状況でありますが、今後も本当に必要な道路づくりとコスト縮減に努め、また、税源移譲を国に求め、税金を地域経済の発展に有効に使うよう努めてまいりたいと考えております。

 熊本天草幹線道路の進捗状況でございますが、これは先ほどお答え申し上げたとおりでございます。



○議長(宮下重康君) 会計管理者。

          [会計管理者 山下誠喜君 登壇]



◎会計管理者(山下誠喜君) 御質問2点目の納税等の収納方法についてお答えいたします。

 公金クレジットサービスにつきましては、コンビニ収納などと同じく、税金など公金の支払い方法に対する国民の多様なニーズに基づいて制度化されたものであり、分割納付や24時間いつでも納付ができるというメリットがございます。しかしながら、システム改修に要する経費の問題や、どれだけの納税者の利便性につながるかなど、費用対効果を検証して導入を検討しなければならないと考えております。

 なお、市民の皆様からの同制度に対するお問い合わせは、コンビニでの支払いに関しては若干あっておりますが、クレジットカードによる支払いにつきましては、現在までのところはございません。



○議長(宮下重康君) 市民環境部長。

          [市民環境部長 生嶋隼人君 登壇]



◎市民環境部長(生嶋隼人君) 資源ごみの持ち去りについてお答えいたします。

 まず、持ち去り行為の実態についてどのように把握しているのかとの御質問でございますが、全国的にも資源物の持ち去りに関する事案が発生していることや、熊本市においては、持ち去りを禁止するとともに罰則規定を設けた条例を制定・施行するなどの動きがあっていることも承知をいたしております。天草市全体として、持ち去り事例の調査は行ってはおりませんが、環境美化推進員さんや区長さんから数件の情報があっております。状況といたしましては、今回の収集日には出してある新聞紙等の量が少ないのだがどうしたのかということで、環境美化推進員さんや区長さんに聞き取りや現場で調査をしました結果、誰が持ち去ったのかはわかりませんでしたが、ステーションの状況について、しばらく様子を見てもらいました。その後は、持ち去りは発生いたしてはおりません。

 次に、持ち去り行為に対し、どのような認識を持っているのかとの御質問でございますが、各ステーションについては、区において管理していただいておりますので、そこに収集された資源物は、委託している収集業者等以外の人による持ち去りはできないものと認識をいたしております。



○議長(宮下重康君) 健康福祉部長。

          [健康福祉部長 矢田勝行君 登壇]



◎健康福祉部長(矢田勝行君) 「障害」という表記を平仮名に改める考えはないかについてお答えいたします。

 御質問にございますように、障害の「害」という漢字の表記については、害悪、公害などマイナスのイメージが強く、障害のある方や御家族、関係団体の皆さんから、自分や家族の呼称に「障害」の文字が使われることについて、大変残念に感じておられることは承知をしております。本市におきましては、本年4月から新たに作成する公文書や広報、ホームページなど、変更可能なものから障害の「害」の文字を平仮名表記に改めるようにしております。また、「障がい」の表記のPRや啓発活動におきましても、天草市社会福祉協議会を初め、障がい福祉サービス事業者等の関係者へも周知を図り、啓発活動を行ってまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) 2回目の質問をさせいていただきます。

 まず、道路特定財源について質問します。

 熊本県におきましては、2月の13日に平成20年度の一般会計当初予算が発表されておりました。この予算は、今回県知事選がありますので骨格予算となっておりますが、新たな新知事のもと、6月に肉づけ予算が行われました場合には、九州新幹線建設事業負担金なども含めまして、必要不可欠な予算計上だけでも380億円程度の財源不足が見込まれておりまして、財政調整基金の4基金を取り崩して穴埋めしても、残高、基金残高は19年度末の375億円から約25億円に落ち込む見込みであります。21年度以降の予算編成は極めて困難な状況になることから、自治体の倒産を意味します、夕張市のように、熊本県自体が赤字財政再建団体に転落する可能性も見え隠れする状況にもあります。こうした中、暫定税率廃止という問題も抱え、地方財政の先行きは、ますます不透明になってきておりますが、暫定税率が廃止になれば、これからの地方財政にどのような影響を及ぼす可能性があるのかお伺いをします。

 また、県の財政破綻は何としても避けてもらわなければなりませんが、仮定すれば、本市への影響は、総合的にはどう予測されるのかお伺いをさせていただきます。



○議長(宮下重康君) 財務部長。



◎財務部長(田口學君) 暫定税率が廃止された場合の天草市の財政に及ぼす影響についてでございますが、まず、暫定税率の廃止に伴う減少分につきましては、基本的には普通交付税で措置されることが原則でございますが、国の財政状況や交付税の総額から期待できないものと思われます。

 次に、平成18年度の財政指標からみた影響の中で、経常収支比率は94.8%から96.3%、1.5ポイント高くなり、財政の硬直化が進むことになります。実質公債費比率でも17.8%が17.9%と0.1ポイント高くなり、協議団体から許可団体に近づくことになります。このようなことで、地方財政に及ぼす影響は大きなものとなり、現下の厳しい地方財政状況から、多くの地方公共団体におきましては、行政改革を進め健全化を図られている中で、その速度が遅いものになるかと思っております。

 次に、熊本県が早期健全化団体や再生団体になった場合の影響でございますが、熊本県も財政健全化に努力されている最中でございますので、そのような団体に移行するものとは考えてはおりませんが、もしも早期健全化団体や再生団体になった場合の影響につきましては、熊本県も、さらなる財政健全化に取り組むことによりまして、県独自の補助事業の大幅な削減や県サービスの大きな低下が予想され、県下の自治体の財政運営を含め、県民生活に大きな影響を与えるものと思っております。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) それでは、県は先ごろ、道路特定財源についてお願いというチラシを出しましたけれども、マスコミ報道のこの投稿欄には様々な賛成、反対の記事が掲載されておりました。意見が出るということはそれだけ関心事が高いというふうに受け止めておりますが、本市の「市政だより天草」にも掲載をされました。どういう思いを持って掲載をされたのか、その思いをお伺いしたいと思います。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 3月1日号「市政だより天草」掲載記事にどんな思いを込めたのかという御質問でございます。「市政だより天草」掲載記事には、今回、道路特定財源について考えてみましょうということで掲載をさせていただいております。市民の方々に、これまで道路特定財源が道路建設に果たしてきた意義について御紹介すると同時に、道路特定財源や暫定税率とは何かをわかりやいように説明をいたしまして、仮に暫定税率が廃止された場合の、天草市の財政に及ぼす影響等のデメリットやガソリンの値下げ等の市民生活へのメリットなどを紹介いたしまして、道路特定財源について考えていただく契機になればと作成したところでございます。

 天草市では、本当に必要な道路づくりやコスト縮減に努めまして、税源の移譲を国に要望し、税金をできるだけ有効に地域経済の発展のために使っていきたいと考えておるところでございます。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) 私は、この天草地域の道路整備も随分まだまだ遅れているように受け止めております。以前は、この天草地域にも観光バスや、その修学旅行生あたりもたくさんこう来ておりましたけれども、最近ではあまり見ないようになりました。その要因を聞いたんですが、いわゆる旅行代理店などがですね、この道路整備の遅れから、天草地域、阿蘇地域を避けているということをお伺いしました。それは、道路が渋滞に巻き込まれてまいりますと、その後の旅行行程に影響が出る恐れがある。例えば、列車とか飛行機なんかに乗れなくなってくるということも聞きました。以前は、阿蘇地方あたりは内牧温泉あたりもコースに入っておりましたが、今は大変寂れてきているというふうにも伺っており、大分の方にコースを向けているという話も聞いております。この天草も、道路整備が進まないと観光という面でも随分心配されますけども、道路整備に伴う観光産業への影響についてどう受け止めておられるのかお伺いします。



○議長(宮下重康君) 経済部長。



◎経済部長(奈良崎利幸君) 本市では、魅力ある観光地づくりとして、観光客の誘致促進、観光拠点の整備、観光施設の整備を進めておりますけども、観光客の入り込みを図る上で、陸、海、空の交通網の整備が大変重要であろうかと認識をいたしております。中でも、天草は、自家用車での来島やレンタカーで島内をまわられるなど、車で移動する観光客が大変多く、観光振興と道路整備は切り離せないものだと認識をしております。

 近年、国道389号線の改良や地域高規格道路松島有明道路などの整備が進められていますが、天草地域の道路事情は、まだ観光地としては満足できないものがございます。そのため、さらに天草管内の道路整備が急務であり、道路整備の遅れは、天草の観光産業の発展にも大きく影響があると考えております。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) それではですね、最近のこの道路特定財源については、国の方では廃止というよりも一般財源化という意見が次第に出始めてきております。一般財源化としますと、いわゆるそれぞれの自治体や県で、施策が、考え方が違うということからですね、前回、菅副代表ですかね、宮崎の方に行かれて調査をされておりましたけれども、いわゆる一般財源化しますと、宮崎の方から大分の方に向かって道路をつくったとしても、大分の方が宮崎に向けて道路をつくらないと。そういうことになってくると、一般財源化すると総合的なルートが確立できない可能性があるということも、私は受け止めております。

 だから、一般財源化すべきではないんじゃないかなというふうに個人的には認識しておりますが、この最後に、安田市長に、この暫定税率の廃止についてコメントがありましたらお伺いをさせていただきたいと思います。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 道路インフラが整っております都市部と違いまして、地方には、真に必要な道路がまだ数多く存在しておると考えております。例えば、天草市におきましても、天草島民の長年の悲願である地域高規格道路である第2天草瀬戸大橋や、あるいは新天門橋など、熊本天草幹線道路の早期整備促進あるいは島原・天草・長島連絡道路、御所浦架橋、国道226号の倉岳町〜龍ヶ岳町間や、国道389号の下田南バイパス、主要地方道等の改良・維持など、まあ数々あげられるところでございます。仮に、暫定税率が廃止されると、国県事業であるこれらの事業は、凍結あるいは休止が予想されておりますし、天草市において、歳入減については、十分に歳入不足を補うための財源の確保はできないものと考えております。過去に整備した市道等の起債の償還や道路の維持補修に追われ、道路の新設改良はできない恐れがあり、仮に8億2,000万円の減収分を他の予算から補てんすれば、いわゆる福祉や教育などの市民生活に直接関係する部門に多大な影響を及ぼすと考えられております。道路整備の財源確保や暫定税率の延長につきましては、昨年の本市議会でも、道路整備の促進及び財源の確保に関する意見書を採択していただいたところでございます。また、熊本県市長会や全国市長会及び全国知事会でも同様の要望がなされてきております。

 暫定税率の廃止や一般財源化については、議員と同じく道路特定財源の趣旨や、地方自治体に及ぼす影響の大きさや市民生活全般にわたる影響を考えますと、反対でございます。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) それでは、次に、納税等の収納方法について再度お伺いをします。

 現行の納付方法では、本庁や支所、郵便局などで午後5時まで受け付けてはもらえますが、銀行は午後3時までに入金しなければ納付できないようになっております。一方、先ほど述べましたクレジットサービス、あるいはインターネットバンキングなども含めた収納方法が導入されますと、コンビニや銀行に行かなくても、24時間いつでも納付できることが可能になります。宮崎県は、今年度からヤフーを指定代理納付機関として認定し、ビザカードやマスターカードを利用した県民を対象に、インターネットを使った自動車税のカード払いをスタートしております。今年度の納付率は、前年度と比較して1.2%アップしたと伺っておりますし、インターネットによる納付時間帯は午後10時と聞いております。また、自動車税が平均4万円と高額な負担を分割やリボルビング払い、いわゆる毎月決まった金額を返済するという方法によって、住民負担の軽減を図っております。こうした結果からも、行政サービスの向上とともに、収納事務に対する業務の効率化が見込めるものと私は期待をいたしております。そして、これまで金融機関、郵便局、市の窓口などの払い込みに限られていたものが、今後クレジットカード払いという新たなバリエーションが追加されるということになりますと、住民にとっても、その納付の選択肢というのは広がってくると思っておりますが、このクレジットサービスについて再度市長の考えをお伺いさせていただきます。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) クレジットカードサービスについては、大変便利なシステムであり、住民の多様なニーズに呼応した制度導入であろうと考えております。先ほど会計管理者が申し上げましたとおり、費用対効果をしっかりと見定めまして、導入を検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) それでは、次に、コンビニの収納についてお伺いさせていただきます。

 このクレジットカードサービスというのは、地方自治法の改正によりまして、まだ1年4カ月しか経っておりませんので、全国的には、まだ取り組み、導入は少ないかもしれませんけれども、このコンビニ納入につきましては、もう既に全国の各自治体で数多く実施がされております。特に、熊本市は、コンビニで水道料金の収納事務を平成16年10月からスタートしており、昨年の4月からは軽自動車税の収納もスタートをしております。今後、市民税や固定資産税にも広げていくという熊本市の意向でありますけれども、今後、天草市においても、そのコンビニでの納付ができるように検討していっていただけるか、その辺も再度市長の方にお伺いをさせていただきたいと思います。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) コンビニ収納は、市民の皆様の利便性を図る有効な納付手段でありますので、来年度、基幹系システムの完了にあわせまして、導入に向かって考えてまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) それでは、全国的には、今、携帯電話を使ったモバイルバンキングという導入も、いろんな面で進んできておりますので、今後、そういう時期がくることも、長い時間かかるとは思っておりませんので、できれば今後モバイルバンキングあたりも活用できるか、その辺も検討していただけるように要望をいたしておきます。

 そして、次に、資源ごみの持ち去り行為について再度お伺いします。

 フリップを用意しました。[資源物契約単価に関するグラフを提示]これは本渡地区清掃センターの不燃ごみのグラフですが、1トン当たりの単価を表しております。これは平成14年、いわゆるスチール缶は700円だったものが現在2万4,000円まで上がっております。そして、アルミ缶は、当初1,200円だったものが現在2万5,000円まで高騰しております。これはアルミ缶で約20倍、スチール缶で約34倍に高騰しております。そして、この裏には、また資源ごみ、いわゆる仕わけしていただいてる分の単価なんですが、アルミプレス、アルミプレスで平成14年が3万5,000円でありましたけれど、11万5,000円、約3.3倍。そしてスチール缶が ―― スチールプレスですけども、1,200円が今3万円となりまして、約25倍。これは、グラフ的にそんなに上がってないようですけども、こちらの単価の幅の関係でこういった感じになっています。実際は、これは3.3倍、こちらは25倍ということに、要するに資源物というのは上がっております。この資源ごみの持ち去りの背景には、経済発展を続けております今の中国の、中国向けの輸出がここ数年、取引価格の上昇ということで、随分高くなってきたと、そういう要因があると思っております。それで、これからも何らその持ち去り行為というか、そういう部分に対しまして対応しなければ



○議長(宮下重康君) 制限時間5分前です。



◆14番(赤木武男君) また、この持ち去りというのが広範囲に及ぶ可能性がちょっと危惧されます。そこで、注意書きなどを書いた看板等の設置も必要であると思っておりますが、今後の対応について、まずお伺いをいたします。



○議長(宮下重康君) 市民環境部長。



◎市民環境部長(生嶋隼人君) お答えいたします。

 資源物の持ち去り行為を防ぐ方法といたしましては、環境美化推進員さんへの説明会を毎年年度始めに開催しておりますので、そのときに説明することはもちろんでございますが、広報等を通じまして、啓発をしていくことが必要だと考えております。なお、年度始めには、環境課職員が各ステーションを巡回して現場指導を実施しておりますので、そのときにも持ち去りの防止についてお願いをしてまいりたいと考えておるところでございます。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) 指導は、年に1度、当初、年度当初にされているということでありますけれども、実際、私が調べさせていただきましたけれども、1、2月の状況を執行部の方には渡しておりますが、1月の3日に8カ所、2月4日には20カ所から、その資源ごみが持ち去られておりました。ごそっとなくなっているわけですね。で、収集業者の方がいくと、本来は入っているはずの収集ケースがその現場にないと。普通、入れてれば重いんですけれども、軽いもんだから飛ばされて、それを探すのに時間がかかったという話もありました。こういった行為が、今後広範囲なエリアに広がってくるということを大変危惧しておりますので、今後、この持ち去り行為についての条例化等についての考えをお伺いをさせていただきます。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 条例化につきましては、美化推進員さん、あるいは区長さん等に十分にお尋ねをし、現状を把握いたしまして、条例等をどの時期で作成すべきか、その時期も含めまして検討させていただきたいというふうに考えております。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) 条例を制定するのは、検討していくというお話ですけれども、現段階でその時期というのは、まだ考えておられないのか、再度質問をさせていただきます。



○議長(宮下重康君) 安田市長。



◎市長(安田公寛君) 被害が発生する前にという議員のお考えでもございますので、よく現状を把握いたしまして、その時期も含めまして検討させていただきたいというふうに考えております。できるだけ早い時期にというふうに思ってます。



○議長(宮下重康君) 14番赤木武男君。



◆14番(赤木武男君) 今、市長の答弁、ありがとうございます。できるだけ早い時期にということでありますので、私は、これ大変危惧しているところがございます。この条例を制定してきた各自治体の状況をみてみますと、いわゆるその収集、回収業者あたりとのトラブルとかいろんな問題が出てきて、裁判沙汰になるような時期になって条例を定めてきている。私は、そういった時期になる前に、なるべく穏やかにというか、その市民の皆さんが安心できるようにですね、早めに条例の制定をしていただくように要望をいたしておきます。

 次に、表記、「障がい」という表記でありますけれども、この4月から早速取り組んでいただけるということで感謝をいたします。しかし、この私が平仮名の表記を提案してから、もういわゆる3年が経過をしてきております。県下でも、既にもう10市町村以上がこの平仮名に表記を変えております。今回、県が表記を変えたから取り組むというんではなくて、今後もですね、様々な施策の上で情報を収集していただきながら、必要な部分は導入した方がいいという姿勢に立たれるのであればですね、提案を直ちに様々な視点からですね、取り組んでいただきたいと。早期に取り組んでいただきたいという思いを込めまして、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。

               (拍手)



○議長(宮下重康君) 以上で、14番赤木武男君の質問を終わります。

 ここで、10分間休憩いたします。

            午後1時50分 休憩

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            午後2時01分 再開



○議長(宮下重康君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き、一般質問を行います。

 27番藤?正博君の質問を許します。

 27番藤?正博君。

          [27番 藤?正博君 登壇]



◆27番(藤?正博君) 創和会の藤?です。大変貴重な時間をいただきありがとうございます。道路関係につきましては、前の3人の方々もそれぞれ質問いただきましたので、私はなるべく簡潔に質問をしたいと思ってはおります。

 天草市スタートして2年経過、幾つかの天草市政の弱点が浮き彫りになってきました。その一つが、道路網の均衡のとれた改良や整備です。道幅が狭かったり、舗装が傷んでいたり、路肩の草が生い茂っていたり、道路の整備の遅れや改良工事の急がれるところもたくさんあります。合併後、明らかに進んでいないと市民の皆さんが痛感されている道路建設改良工事や第2瀬戸橋や御所浦架橋の建設促進などについて、具体的に路線名や場所、事業内容をあげて質問します。

 1番目に、天草市御所浦町から上天草市龍ヶ岳まで架橋建設計画が進められています。なるべく詳しく進捗状況と完成予定について御報告下さい。

 2点目、第2瀬戸大橋の着工時期と完成は何年何月何日になるのかお聞きします。安田市長は、「市民との約束、天草の創造」の中で、PFI手法の導入を掲げておられますが、財源の確保、橋を架ける工法もいろいろあると思います。現在、考えておられる工法等、どれぐらいの建設費が見込まれるのか。試算なり計画があればあわせて教えて下さい。橋が完成するまでの不便を少しでも解消する方策としての改良工事の案も ―― 現在の橋の改良工事の計画案も提言されておりますが、どこまで進んでいるのでしょうか。

 3点目、上天草と八代とを結ぶ架橋建設計画があります。天草市とのかかわりはどのようになっているのかお聞きします。

 次に、三県架橋見通しについてですが、島原・天草・長島を結ぶ架橋建設の計画がありますが、天草市の負担金などのかかわりと、今後の見通しなどについて見解をお聞かせ下さい。

 5点目、天草市内全域の海上交通の定期船やフェリー、バス路線、天草空港を起点としての空路など、市民の足の確保はされているとの認識でしょうか。そうでないとすれば、具体的な不便解消策をお示し下さい。

 次に、広域農道で、上天草市松島町から天草市下浦町に通じる道路が工事中ですが、この道路は、着工されたのはいつからで、現在の進捗率と工事費の総額、完成予定を教えて下さい。

 7点目、天草市内の市道、林道、農道、里道についてですが、補修、草刈りなどをして、市民の生活道路として利便性を図ることが大切な仕事の一つと考えます。合併2年を経過して、路肩の草刈りなど管理が悪くなったとの声を聞きます。市道、林道、農道などの管理規定、年間何回草刈りをされるのか、どんな条件で業者との委託管理になるのか等についてお答え下さい。

 次に、天草市全域の道路改良工事や整備などでの地域間格差がないか、均衡ある道路整備がされていると考えておられるのかについて、見解をお聞かせ下さい。

 9点目ですが、国道266号線の天草市内の改良工事、完成予定についてお聞きします。本線は、牛深から倉岳、上天草市龍ヶ岳、三角に通じています。倉岳と龍ヶ岳の約6キロの区間だけが全然手つかずのまま残っています。倉岳宮田地内の改良工事が済み次第、倉岳〜龍ヶ岳間の工事に着手されると安心していました。しかし、今のところ工事の着手どころか、工線も決まっていないと聞きますが、天草市と熊本県との話し合いはどこまで進んでいるのでしょうか。具体的な改良工事計画と完成時期についてお答え下さい。

 10点目。次に、県道59号有明倉岳線についてお聞きします。倉岳町浦新町から引地地区に県道が通じています。一昨年までは、少しずつですが改良工事もされてきました。平成19年度は工事がされませんでした。あと残り500メートルくらいの区間に歩道を設置すると、大変安全で利用しやすくなります。特に、町内では歩行者も多い地区です。小中学生の通学路でもありますので、周辺の人は大変待ち望んでおられますが、いつごろ着工、完成の予定でしょうか。また、同じ線で名桐から投石間の急カーブの局部改良についても今後の計画をお示し下さい。

 以上、10項目についての道路と交通網の整備計画と、今後の対応策について質問します。特に、御所浦から龍ヶ岳間の架橋建設、第2瀬戸大橋、県道59号線の歩道の設置の件につきましては、完成時期につきましては、期日を示して、市民の皆さんに喜んでいただけるような明確な答弁をお願いします。

 以上です。



○議長(宮下重康君) 建設部長。

          [建設部長 山下秀文君 登壇]



◎建設部長(山下秀文君) 天草市の交通整備についてお答えいたします。

 まず、1点目の県道龍ヶ岳御所浦線の架橋建設の進捗状況についてお答えいたします。県道龍ヶ岳御所浦線は、計画延長6.2キロメートルで、第1期事業と第2期事業に分けて計画されております。現在実施中の第1期事業は、御所浦本島から横浦島を結ぶ御所浦第2架橋 ―― 約900メーターですが ―― を結ぶ延長2.5キロでございます。事業費約100億円程度で、平成20年代の後半の事業完了を目指して進められております。本年度は、横浦島の市道取りつけ護岸と、嵐口橋の橋脚工事、また用地買収が行われておりまして、進捗状況は事業費ベースで約17%でございます。第2期事業の横浦島から龍ヶ岳町を結ぶ御所浦第3架橋を含む約3.7キロの整備は、第1期事業の進捗状況を勘案し、具体化に向けて取り組んでいく予定でございます。

 2点目の第2天草大橋の着工と完成時期、事業費等についてでありますが、熊本天草幹線道路の本渡道路約4キロメートル区間は、平成16年3月に調査区間として指定を受け、整備区間の指定に向けて各種調査が行われておりますが、着工や完了の時期、概算事業費及び工法等については未定でございます。また、早期事業着手するための他の事業方法、例えば、PFIなどの検討でございますが、県では、第2天草瀬戸大橋の建設は、地域高規格道路熊本天草幹線道路としての建設が最良であると判断されたものであります。

 次に、7点目の天草市の市道や林道 ―― 農林道、里道の補修や草刈りなど管理状況についてでございますが、市道の管理、点検・補修については、職員、また専門の業者に委託して実施しておりますが、市道は全長2,060キロメートルと広範囲でございます。住民の方々の身近な道路で、比較的安全に作業ができる草刈り作業等について、市道清掃ボランティアとして多くの市民の方々の御協力をいただいております。里道につきましては、受益者の方々に管理していただき、必要に応じて原材料の支給を行っており、また、災害による被災した場合には、市で対応いたしております。農道や林道につきましては、広域農道や広域幹線林道は、市で管理を行い、その他の農道等については、受益者の方々で管理をしていただいております。

 8点目の天草市全域での道路整備の地域間格差についてでありますが、天草管内の国県道の改良につきましては、限られた県予算の中で、各道路の果たす機能や交通量、防災上の観点など、総合的に勘案し、総合的に判断し、整備が進められております。国道では、国道266号の倉岳町から龍ヶ岳町間、国道389号の天草町の下田南区間が未改良区間となっており、地方道では、本渡〜牛深線、有明〜倉岳線、本渡〜苓北線が振興局管内の平均改良率を下回っております。一般県道は、全般的に遅れている状況にあると思っております。国県道の整備につきましては、今後も、県に対し整備促進を強く要望してまいりたいと考えております。

 9点目の国道266号の倉岳町から龍ヶ岳町間の改良事業についてですが、望薩峠付近では、平成14年度から継続して工事着手に向けた各種調査が実施中でございます。県では、現在施工中の上天草市区間の3カ所の事業の進捗状況を踏まえ、事業採択に向けて国と調整を行う予定でありますが、市といたしましても早急に事業着工できますよう要望してまいりたいと考えております。

 10点目の倉岳町浦地区の県道有明倉岳線の歩道改良及び急カーブの解消工事についてでございますが、歩道未整備区間の名桐大橋から440メーターの区間につきましては、用地買収が難航しているということで、休止していると聞いております。今後、地域の方々の御意見や御要望を踏まえて、歩行者の安全確保のために事業の再開を要望してまいりたいと考えております。また、急カーブの解消工事は、拡幅を含めた検討を要望してまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 企画部長。

          [企画部長 金子邦彦君 登壇]



◎企画部長(金子邦彦君) 私の方からは、上天草と八代間の架橋建設について。それと三県架橋の見通しについて、天草市内の公共交通の現状についてお答えをしたいと思います。

 まず、八代〜天草間の架橋建設につきましては、平成元年に天草、八代、水俣、芦北、人吉、球磨地域の全自治体で八代天草架橋建設促進期成会を立ち上げ、八代市が事務局となり、国及び県に対する建設促進に向けた要望活動を実施してきたところでございます。また、平成18年度から19年度にかけましては、新幹線と各地域間交通アクセス強化のための調査業務を実施し、九州新幹線開業をにらんだ熊本県南部の交通アクセスの連携強化のための調査を行っております。

 次に、島原・天草・長島架橋建設構想、いわゆる三県架橋につきましては、平成6年に地域高規格道路の候補路線として指定され、平成10年には国の「21世紀の国土のグランドデザイン」、翌年には、第5次九州地方開発促進計画において位置づけられたところでございます。国におかれましては、平成12年度以降、鹿児島県長島町や長崎県南島原市口之津町において、地震観測調査や船舶航行調査などが実施されるとともに、具体的な事業化を見据えた設計調査が続けられておりまして、平成18年度に公表されました道路整備中期ビジョンにおいては、牛深〜長島の間の天草長島架橋が地域高規格道路の候補路線の中の高進捗区間として位置づけられているところでございます。今後の見通しでございますけれども、昨年の総決起大会の折の国土交通省からの説明によりますと、現在、道路構造の検討等が国土交通省の研究機関や九州大学で行われているとのことでありまして、今後とも、地元の熱意を盛り上げ、早期実現に向けて取り組んでいかなければならないと考えております。そのための建設促進期成会の負担金といたしまして、天草市が102万円、上天草市が20万円、苓北町が6万円を負担しているところでございます。

 次に、天草市内の公共交通機関の現状について御説明いたします。

 まず、海上交通では、御所浦地域からの交通手段として、棚底〜本渡港への定期船航路や水俣への乗合海上タクシーによる不定期船航路があり、ほかには、熊本市と天草市を最短で結ぶ高速船マリンビューが就航する本渡〜熊本航路及び天草市と他県を結ぶ3つのフェリー航路と、多種多様な海上航路がございます。次に、陸上交通におきましては、天草市全域に64系統の路線バスが運行しており、主に高齢者の方の買い物、医療機関への受診や学生さんの通学の交通手段として利用されております。次に、空路につきましては、平成12年3月に天草空港を開港し、天草エアラインが天草から福岡・熊本への便など1日7往復を運航し、天草と都市圏を結ぶ重要な高速交通機関となっております。

 以上、本市の公共交通の現状について述べましたが、どの交通事業者の経営も、利用者の減少及び燃料の高騰の影響を受け、厳しい経営状況にあります。いずれの交通手段も市民の方にとりましては、生活交通機関として必要であり、また地域及び観光振興を図る上で大変重要であると考えております。

 こうした現状を踏まえまして、市といたしましては、まず海上交通におきましては、来年度から本渡〜熊本航路に就航しております高速船マリンビューの航路維持対策として、観光費と地域振興費あわせまして3,500万円 ―― うち500万円は熊本県からの補助を受けることとしておりますけれども ―― 事業を予定し、九州新幹線全線開通を見据えた観光振興及び安全・安心な運航の継続による市民の方の利便性の向上を図ることといたしております。

 次に、フェリー航路につきましては、行政、フェリー事業者及び旅館組合等で天草地域フェリー航路利用促進協議会を設立し、鹿児島、長崎県への最短ルートである3航路が連携したPR事業を行うことで、利用者の増加を図る考えでございます。

 次に、定期船航路対策といたしましては、御所浦から棚底、本渡港間に5つの事業者が就航されておりますが、時間帯変更等の利用者からの要望も出ていることから、今年度から運輸支局や事業者を交えた意見交換会を行っております。さらに、この航路が国庫補助の対象になるよう、補助要件の緩和についても国の方に要望してまいりたいと考えております。

 次に、御所浦から水俣間の航路対策につきましては、ことし1月から天草海上タクシー協会が週3回の乗合タクシー事業を実施しておられ、この事業に対し、天草市が補助を行っております。本事業につきましては、来年度も継続していきたいと考えております。

 また、陸上交通対策といたしましては、路線バスにおいて、利用者の減少などにより市の補助金も増加しており、全体的な再編を行ってまいりたいと考えております。そこで、昨年10月に施行されました地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき新設されます国の補助事業を活用するため、協議会を設立し、平成20年度に公共交通総合連携計画の策定のための調査事業を実施し、平成21年度から、この計画に基づき、利便性の高い公共交通の再編事業を実施していく予定でございます。

 最後に、空路対策でございますが、開港当初から利用促進協議会で利用者に向けた各種事業を行っております。また、平成19年度から熊本県・上天草市・苓北町と協調し、天草エアラインの機材維持費に対しての補助を行い、機体の安全性の確保による安心・安全運航の維持を図っているところでございます。

 以上、申し上げましたように、公共交通に対する各種事業を実施しながら、市民の方にとりまして利便性の向上及び安心・安全性の確保、また、島外からの観光客の方に対して、利用しやすい公共交通機関の再編に努めてまいりたいと考えております。



○議長(宮下重康君) 経済部長。

          [経済部長 奈良崎利幸君 登壇]



◎経済部長(奈良崎利幸君) 広域農道下浦町〜松島町の進捗状況と完成時期についてお尋ねでございます。上島中央地区広域農道につきましては、天草市下浦町と上天草市松島町を結ぶ全長18.473キロの基幹農道でございます。本農道は、昭和57年度から県営事業で総事業費249億6,000万円をかけ整備中でございます。平成18年度末の進捗率は、事業費ベースで90.4%、未整備地区は、有明地区の橋梁3カ所となっており、平成21年度には全線開通する予定でございます。



○議長(宮下重康君) 27番藤?正博君。

          [27番 藤?正博君 登壇]



◆27番(藤?正博君) 2回目の質問をさせていただきます。

 御所浦架橋につきましては、長年の島民の悲願が一日でも早く実現するように、天草市は全力で取り組んでほしいと切望する次第であります。

 次に、第2瀬戸大橋につきましては、もっと具体的に、市民に理解していただけるような早期完成の施策を考えていかないと、天草市の活性化や発展は遠のいてしまうと考えております。

 3点目の上天草と八代との架橋、4点目の三県架橋につきましては、事業費を抜きでの感想は、天草も、九州全体も飛躍的に伸びる大きな期待の持てる架け橋になると考えています。

 5点目の天草市の交通体系を考えるとき、安田市長は、天草市の観光客の入り込み客を500万から1,000万人に伸ばすと約束していただいていますが、天草市の総合計画 ―― あのういただいたわけですけども ―― りっぱな総合計画ができているわけですけども、その中の128ページに、港湾利用者の平成17年から22年までの5年間での伸びは563人です。天草空港利用者の伸びは5年間で2,827人です。海と空からの5年間の入り込み客の増加は、年間平均で687人です。安田市長の1,000万人の構想と総合計画との数字の開きが大変大きいようですが、計画立案はどのようにしてなされたのか大変疑問に考えております。

 今回の定例会の予算の中で見ても、地方バス補助金が補正で約3,400万円、一般会計の中でバス補助金が1億9,700万円、空港関係補助金約3,300万円、航路補助金を合わせて3,000万円、御所浦町のバス・福祉タクシーの補助金などを合わせて2,300万円、合計でちょっと調べただけでも3億2,000万円になります。このほかにも出てくると思います。多額の補助金を支出されています。しかし、利用をされる一般市民の方の公共機関に対して「安心や不便解消が十分ですか」とお聞きしますと、不満を持った方がいっぱいです。特に、車を運転できない人にとっても「安心です」と言われるような交通体系の確立は急務だと考えております。この点について、どのようにお考えでしょうか。

 6項目めの上島地区の広域農道については、計画されてから完成まで30年近くの時間がかかりそうですが、来年度完成との答弁を信じて待ちます。完成後の有効活用策が今後重要になってくると考えております。

 7点目の道路の管理については、市道、林道、里道それぞれ市民の生活に一番直結した道路ですので、十分調査、把握をしていただいて、市民との協働による管理体制の見直しあたりも急務だと考えています。

 8点目の天草市の道路の現状は、側溝のふたが壊れて車の損傷事故の賠償や、道幅が狭くて学校給食車による民家との接触破損事故などが報告がありますように、市道や県道の改良工事の遅れがあります。そして、天草一円の道路の状況の中では、市の計画の中で示されている癒しのゾーン、不知火海ゾーンと位置づけられたゾーンの中の地域が特に遅れていると、私は思っております。道路改良工事などの地域間格差が確実にあります。今後の解消方策をお聞かせ下さい。

 9項目めの国道266号線の改良工事につきましては、残り区間、天草市倉岳町側の区間が約3.5キロ、上天草市側の区間2.5キロ、合計6キロが完全に手つかずで残っておりますが、合併後の2年間、改良工事が ―― くどいようですが、全くされていません。天草市よりの強い働きかけをお願いします。

 10項目め、県道59号倉岳有明線につきましては、歩道を設置して安全の確保が一日も早くできるよう県への働きかけをお願いします。

 局部改良工事については、この区間は、天草の市内の中でも極端な急カーブで交通の難所地点です。これまでも急な7つのカーブのうち、2つは改良されましたが、あと5つのカーブが残っています。急カーブの局部改良工事に着手のための計画・施工をお願いします。

 2回目の質問を終わります。



○議長(宮下重康君) 建設部長。

          [建設部長 山下秀文君 登壇]



◎建設部長(山下秀文君) 2点目の第2天草瀬戸大橋の早期完成を図るための施策でございますが、第2天草瀬戸大橋の建設につきましては、熊本天草幹線道路の調査区間として指定されておりますので、この事業計画により進められております。今後とも整備区間格上げと事業促進を国県に要望してまいりたいと思っております。また、今後さらに地元地域住民の方々も加わっていただき、要望活動を展開してまいりたいと考えております。

 次に、7点目の道路管理体制の見直しについてでございますが、現在、職員による道路の巡視や業者委託による補修業務など、適切な維持管理に努めておりますが、今後さらに効率的で経済的な業務の執行に努めてまいりたいと考えております。また、ボランティア活動の啓発を行い、市民協働の維持管理に努めていく必要もあるかと考えております。

 8点目の市道や県道の改良工事が遅れている箇所の解消方策についてでございますが、市道の改良につきましては、地域の状況を配慮し、効率的・効果的な改良に努めてまいります。県道の改良につきましては、道路改良事業、交通安全施設整備事業、災害防除事業など、多種の事業に取り組み、早期整備を図られるよう県に要望してまいります。

 9点目の国道266号の改良事業の早期着工につきましては、今後とも天草地域国県道路整備促進期成会及び市から県及び県議会に要望してまいります。



○議長(宮下重康君) 企画部長。

          [企画部長 金子邦彦君 登壇]



◎企画部長(金子邦彦君) 三県架橋の構想についてお答えをしたいと思います。

 よく会議のときにですね、お話をしますと、天草に来たときに、どうしても牛深に行って、そこから今度は帰ってくる手段しかないと。そのときに、やはり道路が混雑していると、もうそこの地域には、やっぱりさすがにというふうな抵抗があるというようなお話をよく聞きます。そのような中で、やはりそこに橋が架かって、次の地域と連携がされるといったことを考えますと、天草にとりましても非常に大切な橋だと、構想だというふうに考えております。長崎県、そして熊本の天草、そして鹿児島、この3地域が大きく飛躍するためには、この三県架橋の構想というのは、なくてはならない重要な構想であるというふうに考えておりますので、今後とも3県、そして地元の自治体踏まえて要望活動を積極的に展開していきたいというふうに考えております。

 次に、バス路線等の公共交通機関についてでございますけれども、この件につきましては、19年度補正予算をあげておりますけれども、この大きな原因というのは、18年度には大体62万人を超える方が利用されておりましたけれども、19年度は60万といったことで、利用者が2万3,000人程度減っておられます。産交さんの経常経費というのはほとんど上がっていないわけでございますけれども、やはり乗り込みの収入が減少したと。これをカバーするために、今補助を出しているわけでございまして、天草の人口が減少していきますと、こういった公共交通機関の維持というのが、さらに厳しくなるだろうというふうに考えています。

 その中で、議員御指摘のように、観光振興あたりで来られた方が乗りやすいようなバスの路線の編成というのが非常に大切ではございますけれども、これを逆に、観光客のためだけを考えますと、間を少し飛ばしていったりしなければならないと。そうすると、今度は地元の方の利用というのが非常に厳しくなるということで、私どもも、その再編については大変苦慮しているところでございますけれども、ただ単に、バス、そして船といったことで、個々に対応していては、なかなかそこら辺のアクセスとかつなぎができませんので、先ほどお答えいたしましたけれども、国の方が地域公共交通の再生及び活性化の法律というのをつくられましたので、この補助金等を利用しながらいろんな交通事業者の方を交えました協議会を立ち上げまして、連携の中で利用促進が図られるような対応をですね、していきたいというふうに考えております。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(宮下重康君) 27番藤?正博君。

          [27番 藤?正博君 登壇]



◆27番(藤?正博君) 3回目の質問をさせていただきます。

 第2瀬戸大橋建設促進につきましては、2年間、たくさんの議員の方々もいろいろの角度から早期建設や渋滞の改善策について、建設的で貴重な提言をしていただいてきました。しかし、誠に残念ですが、公式の答えは、合併2年経過、平成20年3月6日現在、「整備区間指定に向けての調査中です。着工や完了時期、事業費、工法などは未定であります」。これが答えです。「無念です」としか言葉がありません。市民の不便解消はどのようにとらえて計画・立案されているのか、大変心配です。今すぐにはだめであるなら、長期計画で救われるかと計画書を穴の開くほど見せていただきました。また総合計画に戻りますけども、この125ページに道路の整備促進、現状と課題という項目があり、中に「天草市は、道路を重点的に整備する必要があります」と書いてあります。次に、「国県道の整備促進につきましては、地域を結ぶ主要道路、国道、県道、御所浦架橋を含む龍ヶ岳〜御所浦線についても早期完成に向け強く要望活動を行っていきます」とはっきり書いていただいております。次に、「市道の整備につきましては、本市の発展に欠かせない生活の道路である。市道の新設や拡幅・改良を行い、住民の日常生活の利便性の向上と安全を確保します」と書いてあります。で、「えらいよか計画やもね、市民の不便も、困っておられる現状も十分わかって計画してあるもね。何も問題なかやっか。ちゃんと促進しますと書いてあるもね」と、これを見る限り思われる人もあるかと思います。しかし、実際の現状は計画とは大違いで、国道改良につきましては、倉岳と龍ヶ岳間は2年間改良工事は手つかずで1センチも工事はされていません。県道工事に関しても、20年以上毎年少しずつされていた改良工事も完全にストップしてしまいました。県や市の予算の関係で、今まで100メートル改良工事がされていたが、半分の50メートルしかできないとのことならば、地域の皆さんにも説明できますが、手つかずの状態です。合併までの平成17年度までは、5年、10年と確実に継続して進められていた県道や国道の改良工事が完全にストップしてしまうのはおかしな話です。天草市は、合併前に比べて熊本県に甘くみられているか、県に対しての、俗に言われるパイプが細いのか、切れているのか。それか、考えられることはもう1点、天草市より積極的な県への働きかけをしていないとしか考えられません。道路の整備促進に対しての天草市の計画・対応そのものに大きな問題があります。

 一例を挙げますと、またこの計画書に返りますけれども、天草市内の市道が実延長で2,046キロあるそうです。最近は、何キロかまた増えて60キロという、2,060キロぐらいという説もあります。そのうち、改良されている延長が約3分の1の740キロです。基本計画の中で、平成18年度から平成22年度の4年間で市道の未改良の1,306キロの改良を計画され、4年間の市道の改良目標は18キロです。1年に4.5キロ改良しますとなっています。この計画でいきますと、天草市の市道で未改良の1,306キロの改良工事が済むのは約290年後になります。「天草市の発展に欠かせない生活道路」と計画の中で明記されていますが、天草市の発展は290年後になるのでしょうか。天草市の基本構想の初めに「この総合計画は、天草市における最上位の計画として位置づけます」とはっきり書いてあります。「市道の改良工事を行い、住民の利便性の向上と安全を確保します」との市民の皆さんとの約束の実現は290年後になるのでしょうか。こんな ―― 私からのお願いですけども、こんな立派な冊子でもなくてもいいと思います。白黒のコピーのザラ紙の基本実施計画書でいいと思います。市民の皆さんに理解していただき、協力していただけるような道路や瀬戸橋や整備促進、公共交通の充実に向けての具体的な計画をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。

               (拍手)



○議長(宮下重康君) 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) 天草市の行政運営は、第1次天草市総合計画に基づき、日本の宝島天草の創造をまちづくりの基本理念として推し進めているところでございます。豊かな産業づくりや魅力ある観光地づくり、交通網の整備をあげた機能的な社会基盤づくりを初めとする6つの基本方針と、その実現に向けての行政改革や財政健全化計画の取り組みに基づき、29の主要施策ごとに天草市の財源や職員といった行政資源を効率的、効果的に運用していくことといたしておるところでございます。交通網の整備につきましても、重要な課題であると認識しておりますので、財源等の効率的運用の中で十分に検討してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(宮下重康君) 27番藤?正博君の質問を終わります。

 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。明日も午前10時から一般質問を行います。

 本日は、これにて散会いたします。

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              午後2時47分 散会