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熊本県 天草市

平成20年 3月 定例会(第2回) 02月25日−01号




平成20年 3月 定例会(第2回) − 02月25日−01号







平成20年 3月 定例会(第2回)



          平成20年第2回天草市議会定例会会議録

1.議事日程(第1号)
                 平成20年2月25日(月曜日)午前10時開会
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期の決定
 第3 市長の施政方針説明
 第4 報告第2号 専決処分事項の報告について
 第5 報告第3号 専決処分事項の報告について
 第6 報告第4号 専決処分事項の報告について
 第7 議第3号 天草市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について
 第8 議第4号 天草市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
         の制定について
 第9 議第5号 天草市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定
         について
 第10 議第6号 天草市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正す
         る条例の制定について
 第11 議第7号 天草市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制
         定について
 第12 議第8号 天草市国民宿舎あまくさ荘条例を廃止する条例の制定について
 第13 議第9号 天草市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について
 第14 議第10号 天草市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
 第15 議第11号 天草市市民憲章等審議会条例の制定について
 第16 議第12号 一般貸切旅客自動車運送事業(限定)「御所浦町旅客自動車運送事
         業」補助条例を廃止する条例の制定について
 第17 議第13号 天草市後期高齢者医療に関する条例の制定について
 第18 議第14号 天草市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条
         例の制定について
 第19 議第15号 天草市倉岳老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定につ
         いて
 第20 議第16号 天草市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の
         制定について
 第21 議第17号 天草市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
 第22 議第18号 天草市下浦町簡易水道事業分担金徴収条例を廃止する条例の制定に
         ついて
 第23 議第19号 天草市楠浦町簡易水道事業分担金徴収条例を廃止する条例の制定に
         ついて
 第24 議第20号 天草市金ケ丘地区簡易水道事業分担金徴収条例を廃止する条例の制
         定について
 第25 議第21号 天草市志柿町宇土地区簡易水道事業分担金徴収条例を廃止する条例
         の制定について
 第26 議第22号 天草市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定について
 第27 議第23号 天草市教育委員会の委員の定数を定める条例の制定について
 第28 議第24号 天草市学校規模適正化審議会条例の制定について
 第29 議第25号 天草市立小・中学校設置条例の一部を改正する条例の制定について
 第30 議第26号 天草市就学指導委員会条例の一部を改正する条例の制定について
 第31 議第27号 天草市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について
 第32 議第28号 天草市立学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定につい
         て
 第33 議第29号 天草市体育館条例の一部を改正する条例の制定について
 第34 議第30号 天草市学校施設の開放に関する条例の一部を改正する条例の制定に
         ついて
 第35 議第31号 天草市運動広場条例の一部を改正する条例の制定について
 第36 議第32号 天草市社会体育夜間照明施設条例の一部を改正する条例の制定につ
         いて
 第37 議第33号 天草市水道事業企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部
         を改正する条例の制定について
 第38 議第34号 天草広域連合の処理する事務の変更及び規約の一部変更について
 第39 議第35号 あらたに生じた土地の確認について(有明町)
 第40 議第36号 字の区域の変更について(有明町)
 第41 議第37号 あらたに生じた土地の確認について(久玉町)
 第42 議第38号 字の区域の変更について(久玉町)
 第43 議第39号 あらたに生じた土地の確認について(牛深町)
 第44 議第40号 字の区域の変更について(牛深町)
 第45 議第41号 あらたに生じた土地の確認について(楠浦町)
 第46 議第42号 字の区域の変更について(楠浦町)
 第47 議第43号 あらたに生じた土地の確認について(新和町)
 第48 議第44号 字の区域の変更について(新和町)
 第49 議第45号 あらたに生じた土地の確認について(河浦町)
 第50 議第46号 字の区域の変更について(河浦町)
 第51 議第47号 あらたに生じた土地の確認について(河浦町)
 第52 議第48号 字の区域の変更について(河浦町)
 第53 議第49号 あらたに生じた土地の確認について(河浦町)
 第54 議第50号 字の区域の変更について(河浦町)
 第55 議第51号 市道路線の廃止及び認定について
 第56 議第52号 平成19年度天草市一般会計補正予算(第6号)
 第57 議第53号 平成19年度天草市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
 第58 議第54号 平成19年度天草市介護保険特別会計補正予算(第3号)
 第59 議第55号 平成19年度天草市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
 第60 議第56号 平成19年度天草市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
 第61 議第57号 平成19年度天草市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
 第62 議第58号 平成19年度天草市国民健康保険診療施設特別会計補正予算
         (第3号)
 第63 議第59号 平成19年度天草市国民宿舎特別会計補正予算(第1号)
 第64 議第60号 平成19年度天草市病院事業会計補正予算(第3号)
 第65 議第61号 平成20年度天草市一般会計予算
 第66 議第62号 平成20年度天草市国民健康保険特別会計予算
 第67 議第63号 平成20年度天草市老人保健医療特別会計予算
 第68 議第64号 平成20年度天草市介護保険特別会計予算
 第69 議第65号 平成20年度天草市後期高齢者医療特別会計予算
 第70 議第66号 平成20年度天草市公共下水道事業特別会計予算
 第71 議第67号 平成20年度天草市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算
 第72 議第68号 平成20年度天草市農業集落排水事業特別会計予算
 第73 議第69号 平成20年度天草市漁業集落排水事業特別会計予算
 第74 議第70号 平成20年度天草市浄化槽市町村整備推進事業特別会計予算
 第75 議第71号 平成20年度天草市簡易水道事業特別会計予算
 第76 議第72号 平成20年度天草市国民健康保険診療施設特別会計予算
 第77 議第73号 平成20年度天草市歯科診療所特別会計予算
 第78 議第74号 平成20年度天草市埠頭事業特別会計予算
 第79 議第75号 平成20年度天草市斎場事業特別会計予算
 第80 議第76号 平成20年度天草市一町田財産区特別会計予算
 第81 議第77号 平成20年度天草市新合財産区特別会計予算
 第82 議第78号 平成20年度天草市富津財産区特別会計予算
 第83 議第79号 平成20年度天草市病院事業会計予算
 第84 議第80号 平成20年度天草市水道事業会計予算
 第85 熊本県後期高齢者医療広域連合議会議員の補欠選挙
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2.本日の会議に付したる事件
   議事日程のとおりである。
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3.出席議員は次のとおりである。(29名)
  1番 宮 下 重 康 君             2番 田 中   茂 君
  3番 浜 崎 義 昭 君             4番 野 嶋 健 一 君
  5番 古 賀 源一郎 君             6番 中 尾 友 二 君
  7番 宮 下 幸一郎 君             8番 勝 木 幸 生 君
  9番 若 山 敬 介 君             10番 蓮 池 良 正 君
  11番 船 辺   修 君             12番 中 村 三千人 君
  13番 鎗 光 秀 孝 君             14番 赤 木 武 男 君
  15番 松 江 雅 輝 君             16番 池 田 裕 之 君
  17番 脇 島 義 純 君             18番 平 山 泰 司 君
  19番 中 村 五 木 君             20番 楠 本 千 秋 君
  22番 大 塚 基 生 君             23番 本 田 武 志 君
  24番 吉 川 ? 澄 君             25番 江 浦 政 巳 君
  26番 ? ? 昭 臣 君             27番 藤 ? 正 博 君
  28番 濱   廣 昭 君             29番 北 野 鋼 一 君
  30番 池 田 次 人 君
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4.欠席議員は次のとおりである。(1名)
  21番 平 石 水 穂 君
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5.説明のため出席した者の職氏名
  市長      安 田 公 寛 君   副市長     吉 添 圭 介 君
  教育長     岡 部 紀 夫 君   総務部長    鶴 田 謹 一 君
  財務部長    田 口   學 君   企画部長    金 子 邦 彦 君
  健康福祉部長  矢 田 勝 行 君   市民環境部長  生 嶋 隼 人 君
  経済部長    奈良崎 利 幸 君   建設部長    山 下 秀 文 君
  水道局長    黒 鶴 進 治 君   教育部長    新     勲 君
  病院局次長   森 田 勝 善 君   会計管理者   山 下 誠 喜 君
  牛深支所長   戸 谷 洋 典 君   有明支所長   加々見 孝 美 君
  御所浦支所長  脇 島 榮 志 君   倉岳支所長   橋 詰 孝 一 君
  栖本支所長   原 田   茂 君   新和支所長   山 下 富 康 君
  五和支所長   井 上 英 二 君   天草支所長   西 岡 恒 幸 君
  河浦支所長   大 平 健 次 君   総務課長    梅 川 三 郎 君
  財政課長    森     孝 君   秘書課長    嶺     力 君
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6.職務のため出席した事務局職員の職氏名
  首席審議員
          田 代 隆 一 君   議事調査係長  濱   仙 明 君
  議会事務局長
  庶務係長    林   泰 裕 君   主査      谷 口 哲 也 君
  書記      石 田 健 作 君




              午前10時01分 開会

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○議長(宮下重康君) おはようございます。定足数以上の御出席でありますので、これより平成20年第2回天草市議会定例会を開会いたします。

 直ちに、本日の会議を開きます。

 議事日程は、お手元に印刷配付してあるとおりであります。

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△諸般の報告



○議長(宮下重康君) 諸般の報告。

 議事に入ります前に御報告いたします。平成19年度12月分の「月例出納検査結果報告書」が提出されましたので、議会事務局に保管いたしております。必要な方は御閲覧を願います。

 ここで、市長から発言の申し出があっておりますので、これを許します。

 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) おはようございます。諸般の報告をいたします。

 まず、牛深市民病院での医院長を含む医師の退職予定に伴いまして、後任の医師確保を進めておりますが、その状況について御報告を申し上げます。

 議員の皆様も既に御存じのことと思いますが、新院長が内定いたしております。氏名は秋山泰廣医師で、年齢は65歳、診療科は外科でございます。現職は、熊本市にあります病院の副院長で、就任時期は4月1日を予定いたしております。

 なお、ほかの医師の確保の状況でございますが、現在、熊本大学や県内の病院など各方面の協力を仰ぎながら進めているところでございます。本年2月から内科診療の医師を1名採用いたしており、内定した新院長及び非常勤の医師の確保が済んでおります。また、このほかに、今日現在で内科医、外科医、それぞれ1名から内諾を得ております。

 これらの医師の確保により、今までどおりの診療体制を維持していくことが可能となりますので、御心配をおかけしておりました救急医療への対応や人口透析の治療も続けてまいることができます。

 今回、病院運営の中心となる新院長が内定したことが大きな力となったと考えており、牛深市民病院の診療体制維持を確実なものとするため、さらに全力で取り組んでまいります。

 次に、スクールバスの交通事故について御報告いたします。

 去る2月21日午後4時35分頃、新和支所方面からみまして、新和町大宮地の大宮地橋手前約200メートル付近で、新和小学校から大宮地方面に向かって走行中のスクールバスの右前方に、本渡方面から新和方面に向かっていた軽乗用車が衝突いたしました。

 事故の報告を受けた学校では、職員を事故現場に急行させ、状況把握を行いました。バスには児童16名が乗っており、直ちに保護者に連絡をとるなど、必要な措置を行い、児童は保護者とともに帰宅いたしました。また、当日の夜は、児童の各担任が各家庭と連絡をとり、児童の様子を尋ねるなどして、心身の状況把握に努めました。翌日22日に、登校後直ちに健康観察を行いましたが、バスに乗っていた16名のうち、風邪のため欠席した1名を除き、出席した15名は、身体の異常もなく、食欲もあるとのことでございました。さらに、学校では教育相談を実施し、身体の異常、心のストレス等についてカウンセリングを行っております。児童につきましては、今後とも学校及び保護者の方々と連絡を取り合いながら、経過観察を続け、体調の把握及び心のケアに努めてまいります。

 また、スクールバスの運行にあたりましては、事業者と連携を図り、より一層安全な運行に努めてまいりたいと考えております。

 最後に、天草支所の新庁舎が完成し、去る2月20日、多数の御来賓の方々に御出席をいただき、落成式を執り行いました。また、本日、始業前に開所式を執り行い、本日から新庁舎での業務を行っております。環境の整った新たな支所庁舎を住民の皆様の心のよりどころとしていただくとともに、私を初め職員一丸となって、充実した行政サービスの提供に全力で取り組むよう決意を新たにしたところでございます。

 以上で、諸般の報告を終わります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(宮下重康君) 日程第1、会議録署名議員の指名。

 会議録署名議員に、3番浜崎義昭君、16番池田裕之君を指名いたします。

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△日程第2 会期の決定



○議長(宮下重康君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 本定例会の会期を、お手元に配付の会期日程表のとおり、本日から3月18日までの23日間とすることに御異議ありませんか。

          [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(宮下重康君) 御異議なしと認めます。

 よって、本定例会の会期は、23日間とすることに決定いたしました。

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△日程第3 市長の施政方針説明



○議長(宮下重康君) 日程第3、市長の施政方針説明。

 ここで市長から施政方針について説明がありますので、御清聴願います。

 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) ここに議長のお許しをいただき、第2回天草市議会定例会の開会にあたり、平成20年度の施政運営に対します私の所信の一端を申し上げ、議員の皆様、市民の皆様の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げます。

 天草市が誕生いたしまして、早いもので3年目を迎えます。私は、昨年、市議会議員の皆様方に御審議を賜り、「第1次天草市総合計画」を策定いたしました。平成20年度は、この総合計画を本格的に実動に移す年にしたいと考えております。

 総合計画においては、「日本の宝島“天草”の創造」を基本理念とし、6本の施策の柱と29の主要施策を掲げ、この施策に基づき取り組みを始めたところでございます。これらの施策に加え、総合計画に掲げた地域別整備構想の具現化を図るため、新規事業である「いきいき地域創造事業」に取り組んでまいります。この事業は、市としての一体性を保ちつつ、各地域の実情に応じた柔軟性ある施策の展開を図るという分権的な考えのもとに、各地域の特性を伸ばし、不足する点は補完し、機能的で魅力ある地域を築いていこうというものでございます。そのために“機能拠点ゾーン”“有明海ゾーン”“不知火海ゾーン”“東シナ海ゾーン”“海洋拠点ゾーン”の5つの地区別構想を踏まえながら、具体的な計画を地域ごとに策定し、事業化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 また、総合計画に掲げた各種施策を実行していくためには、行政改革を推進し、財政基盤を強化することが必要でございます。このため、“10年後の天草市を見据えた持続可能な行政運営の確立”を目標とする「第1次天草市行政改革大綱」に基づき、職員定数の適正化を初め、住民ニーズに的確かつ迅速に対応し、効果的・効率的な事務等を行うための組織機構の見直し、経費節減等に取り組み、着実に改革を推し進めてまいります。

 私は、さきの市長選挙に臨み、7つのプロジェクトと50の施策を掲げた「ローカルマニフェスト(地方版政策宣言)」をまとめさせていただきました。マニフェストの公表から約2年、本年は私の任期の折り返しにあたりますので、各政策宣言の進捗状況をお示しし、市民の皆様方に検証していただくことにいたしております。

 国の平成20年度の予算編成は、歳出改革を軌道に乗せる上で極めて重要な予算であり、歳出の抑制と所管を越えた予算配分の重点化・効率化を実施することとされております。

 この中で、地方財政対策につきましても、人件費や投資的経費、一般行政経費の各分野にわたり厳しく抑制するとともに、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額を確保することとされており、地方財政計画の歳出に、地方が自主的・主体的に取り組む地域活性化施策に必要な特別枠「地方再生対策費」が創設されております。

 この「地方再生対策費」が創設されたことに伴い、平成20年度の天草市の予算につきましては、地方交付税は3%増となっております。しかし、自主財源の根幹となる市税は、天草地域の経済の低迷により、個人所得分に係る市民税の伸びが期待できず、また統合中学校の建設や広域ネットワークの整備などで歳出が増加することにより、不足する財源につきましては、財政調整基金からの繰り入れによる予算編成となっております。

 このように、厳しい状況にあることから、平成20年度の予算編成におきましても、行政改革を強力に推進し、限られた財源の重点的・効率的な配分に努めております。

 次に、平成20年度の主要施策について申し上げます。

 まず、「豊かな産業づくり」でございます。

 天草市の発展を支え、活力ある地域をつくるためには、雇用の場を創出するなど、若者などが安心して定住できるための環境を整えることが重要でございます。このため、農林水産業を初め、各種産業の振興に力を注ぐとともに、企業誘致等にもなお一層取り組んでまいります。

 農業につきましては、国の「食料・農業・農村基本計画」に基づき、担い手の育成・確保を初め、経営安定対策、生産基盤の整備などの各種施策を展開し、農家所得の向上を図ってまいります。

 本市の基幹作物であるデコポンにつきましては、生産量が順調に増加しており、引き続きリースハウス事業に取り組むことにより、経営の安定化を図ってまいります。

 また、JA等の出資会社の農林水産物直売所建設を支援することにより、地産地消の促進や少量多品目農家の育成を図ってまいります。

 さらに、農地保全につきましては、農業者や地域住民で構成する組織が農地や農道等を保全する、“農地・水・環境保全向上対策事業”などを推進するとともに、天草黒牛を放牧することにより、耕作放棄地の減少に努めてまいります。

 このほか、イノシシによる農作物への被害を防止するため、有害鳥獣捕獲奨励金を引き上げ、捕獲活動を積極的に支援するとともに、解体処理施設の建設を進めてまいります。

 また、地域の実状にあわせて圃場等の農業生産基盤の整備を図るとともに、用排水路や農道等の維持管理を支援し、生産性の向上に努めてまいります。

 さらに、都市住民の田舎暮らし体験や都会に出ていた人たちが出身地や出身地の近隣地域に戻って生活するU・J・Iターンを支援するため、空き家や農地の情報発信や体験ツアーなどを実施することによって、天草の魅力を広く宣伝し、交流人口の拡大に努めてまいります。

 林業につきましては、水資源の涵養や地球温暖化対策などの公益的機能の充実を図るとともに、林業経営者の生産や販売の安定に寄与するため、生産性の向上と天草産材の需要拡大を図ってまいります。

 水産業につきましては、県や漁協と連携し、マダイやヒラメなどの有用魚種の種苗放流を積極的に行うなど、「つくり育てる漁業」を推進することによって、水産資源の保護や資源回復に努め、水産資源の持続的利用を図ってまいります。

 また、魚礁設置等による漁場整備を初め、御所浦町にあります水産研究センターでは、カキの試験養殖や藻場造成試験に取り組み、資源を育てる漁場づくりを推進してまいります。

 さらに、漁港漁場整備長期計画に基づき、漁港・漁場・漁村の総合的な整備を実施し、水産物の安定供給を支える漁村の形成を図るとともに、漁港海岸の整備により、漁港の安全性の確保を図り、漁港機能の向上と利便性の確保を目指してまいります。

 商工業につきましては、地場産業の振興や企業誘致になお一層取り組み、雇用の場の創出に努めてまいります。

 地場産業の振興につきましては、地元企業のニーズの把握に努め、経済関係の機関・団体との連携のもと、事業拡大、経営基盤強化などを支援してまいります。また、自信を持って全国に推薦できる商品を認定する「天草謹製」の全国展開に向けた取り組み支援や、物産振興協会との共催による物産展や商談会などの開催、農林水産物を含めた“天草ブランド”の確立や活用についての検討を進め、販路の拡大を図ってまいります。

 企業誘致につきましては、昨年度に立地協定を締結した誘致企業3社を支援するとともに、企業誘致に取り組む組織の充実を図り、国や県、天草出身者の方々との連携を強化し、積極的な誘致活動を展開してまいります。

 次は、「魅力ある観光地づくり」でございます。

 観光産業は、裾野の広い総合産業であることから、天草をさらに魅力ある観光地として発展させ、地域経済の活性化や雇用の場の創出を図っていかなければなりません。そのため、「社団法人 天草宝島観光協会」との連携や運営支援を行い、特定の地域や年代層などにターゲットを絞り、それぞれにテーマ性のある観光キャンペーンを展開するとともに、地域資源を生かした観光商品の開発、ボランティアの観光案内人との協力を進め、積極的に誘客活動を展開し、観光客の増加を図ってまいります。

 昨年の秋から取り組んできました「五足の靴来島100周年記念キャンペーン」は、旅行代理店や旅行雑誌社の評価が高く、観光客にも好評で、天草の新たな魅力の発見につながりました。今後も、天草に息づく歴史や文化、多様な自然や食、地域に息づく人々の生活文化などの素材を磨き上げ、観光資源に育て、継続的に集客が図っていけるよう、戦略的な観光キャンペーンを展開してまいります。

 さらに、多様化する観光ニーズを踏まえながら、国や県と連携し、長期滞在型観光を初め、環境を守りながら自然を楽しむエコツーリズム、農山村の自然や文化に親しむグリーンツーリズムなど、地域の特性を生かした参加・体験・学習型の観光に取り組んでまいります。

 また、この4月には、まちづくり交付金事業で整備を進めてきました“天草宝島国際交流会館ポルト”を初め、“天草文化交流館”“下田温泉ふれあい館ぷらっと”と“足湯”がそれぞれオープンいたします。関係者や地域の皆様と知恵を出し合い、多くの方々に訪れてもらえるよう取り組んでまいります。

 さらに、主要な観光施設である天草切支丹館及び城山公園の整備につきましても、平成21年度の完成を目標に事業を推進してまいります。

 次は、「快適な生活環境づくり」でございます。

 すべての市民が安心して暮らせる快適な生活環境は、私たちが心豊かに生活する上での基本であり、次のような施策を展開し、暮らしやすい快適な生活環境づくりを推進してまいります。

 水道事業につきましては、浄水施設等の更新や中央監視システムを導入することで、水道施設の効率的な管理・運営に努め、安全で上質な水の安定的供給を図ってまいります。また、水道の未普及地域の早期解消に努めるとともに、路木ダム建設をなお一層促進し、牛深・河浦地域の慢性的な水不足解消に努めてまいります。

 水道料金につきましては、利用者の皆様方に御理解をいただけるような合理的な料金体系を構築し、負担の公平性の確保と水道財政の健全化に取り組んでまいります。

 公営住宅の整備や改修につきましては、「天草市住宅マスタープラン」を策定し、各地域の実情や特性にあわせた住宅政策を計画的に推進してまいります。

 消費生活の支援につきましては、消費生活相談員を設置し、市民の皆様からの相談に応じておりますが、年々、複雑・多様化する問題に対応するため、今後も各地区に出向いて消費生活講座を開催し、消費者保護に努めてまいります。

 人間の幸せの原点は健康にあります。健康に対する自己決定力を高め、個人の健康の保持・増進に取り組みやすい地域社会を形成していくという、ヘルスプロモーションの考え方に基づき策定いたしました「天草市健康増進計画」や「天草市食育推進計画」に沿って、「自分の健康は自分で守る」という意識の高揚を図りながら、保健事業を展開してまいります。メタボリックシンドロームの該当者や予備軍を割り出して指導する特定健診・特定保健指導を新たに導入し、生活習慣病の予防に取り組んでまいります。また、引き続き、35歳から70歳までの5歳刻みの節目に人間ドッグを受診される方の費用の一部を助成し、病気の早期発見や早期治療を促し、健康保持につなげてまいります。さらに、科学的根拠に基づいた運動教室を開催し、健康増進と医療費の抑制に努めてまいります。

 母子保健につきましては、妊婦健康診査の健診費用の補助回数を増やし、妊娠・出産に係る経済的負担の軽減と母子の健康の保持を図ってまいります。

 また、心臓の動きを正常に戻すために電気ショックを与える自動体外式除細動器(AED)を、小・中学校や図書館、老人福祉センターなどの市の施設91箇所に設置するとともに、AEDの取り扱いや心肺蘇生法が学べる応急手当講習会を消防本部と連携して開催し、救命率のアップに努めてまいりたいと考えております。

 75歳以上の方々を対象とした後期高齢者医療制度につきましては、実施主体であります熊本県後期高齢者医療広域連合と連携しながら、医療の給付、医療費通知、保健事業などのサービスの向上に努めてまいります。

 乳幼児医療制度につきましては、就学前までの乳幼児を対象に医療費の一部負担を助成し、乳幼児の健康保持と子育て支援を図ってまいります。

 医療体制の充実につきましては、現在、「市立病院等の経営のあり方等に関する審議会」を設置し、市立の病院や診療所が今後の地域医療においてどのような役割を担うべきかなど、各方面にわたって検討を加えていただいており、本年の夏頃には答申をいただける予定でございますので、その答申を踏まえまして、今後の市の方針を決定してまいりたいと考えております。

 福祉につきましては、「天草市地域福祉計画」や「地域福祉活動計画」に基づき、地域住民がお互いに地域で支え合い、地域における福祉活動の実践や基盤づくりが推進できるよう、市民・社会福祉協議会・行政の連携をなお一層深め、すべての人が生涯にわたり、生きがいを感じながら暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。

 障害者福祉につきましては、「天草市障害者福祉計画」に基づき、障害者の特性や生活状況に応じた福祉サービスの充実に努め、障害者の方々が地域の中で安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。

 高齢者福祉につきましては、高齢者や家族が抱える悩み、不安などを解消するための相談事業や、各種福祉サービスを支援するための高齢者支援センターの利活用を促進するなど在宅福祉の充実を図り、高齢者の方々が健康で自立した生活を地域で続けられるよう支援してまいります。また、外出の機会が少ない方を対象に、生きがい活動通所事業や外出支援サービス事業、食の自立支援事業等を推進し、生きがいづくりと社会参加を進めてまいります。

 子育て支援につきましては、天草市次世代育成支援行動計画の後期行動計画を平成21年度に策定することとしており、子どもの健全育成や子育て家庭を市全体で支援するための調査を実施してまいります。また、乳幼児を持つ親子に交流の場を提供する“つどいの広場事業”に子育てアドバイザー1名を増員し、子育てや悩みの相談に応じる体制を充実させてまいります。

 防災につきましては、地域防災計画のさらなる充実を図るとともに、自主防災組織の育成支援、消防関係の資機材の整備や防火水槽の設置などにも取り組み、市民の皆様の生命や財産を災害等から守ってまいります。

 文化振興につきましては、「文化振興計画」や「全島博物館構想計画」に基づき、心豊かで、文化を身近に楽しめる環境整備を推進してまいります。

 また、世界遺産登録推進につきましては、崎津教会や大江教会及びその周辺集落の国指定「重要文化的景観」への選定を目指すなど、世界遺産登録に必要な要件を整備し、熊本県や長崎県とともに連携を図りながら、実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 次は、「地域を担う人づくり」でございます。

 地域づくりの基本は、“人づくり”にあると考えております。市民一人一人が「地域の将来を見据え、自分たちの地域は自らがつくる」という郷土意識と主体性を持って地域づくり活動に取り組んでいただくことが、本市の振興発展につながってまいります。

 「まちづくり協議会」と「地区振興会」が各地域に設立されて2年余りが経過する中で、各地域で様々な地域活動が展開されておりますが、各地域間には、依然として地域活動に対する温度差があるようでございます。このようなことから、引き続き視察研修の実施や地域づくり講演会などを開催し、地域を担うリーダー的人材の確保・養成に努めてまいります。また、地域づくり担当職員の研修により、地域活動のサポート役を務める職員の資質向上に努め、地域づくり活動を支援してまいります。

 自治組織と行政とが手を携えて地域の課題解決にあたるとともに、地域づくりに対する行政としての支援のあり方を模索しながら、これからも「市民と行政との協働によるまちづくり」を推進してまいります。

 男女共同参画社会の実現につきましては、本年3月に策定いたします“天草市男女共同参画計画”に基づき、女性リーダーの育成や市の審議会等における女性委員の登用などに努め、すべての人が共に生きる社会づくりに取り組んでまいります。

 教育につきましては、教育基本法や教育関係法の改正に伴い、教育委員の役割の明確化や教育行政の地方分権化が図られるとともに、教育委員定数の弾力化や保護者が必ず教育委員に含まれなければならないなどの改正がなされております。本年4月の法施行にあわせ、保護者や地域の住民の皆様の意向をなお一層教育行政に反映させるよう努めてまいります。

 学校教育につきましては、信頼され、開かれた学校づくりに今後とも取り組むとともに、学校訪問指導の計画的な実施や研究指定校としての研究成果の全学校への普及などにより、学力の向上を図ってまいります。また、学習指導補助教員の配置によるきめ細やかな指導の充実や学校司書の配置による児童生徒の読書活動の推進を図ってまいります。いじめや不登校問題に対しましては、いじめ・不登校対策会議を中心とした取り組みの充実を図るとともに、スクールカウンセラーや教育相談員を配置し、適切な指導や支援を実施してまいります。

 学校規模の適正化につきましては、倉岳地域の3小学校を統合し、この4月に倉岳小学校として開校するほか、本渡地区の3中学校を統合して新設する中学校の建設工事にも着手し、地域との調和や環境に配慮した学校建設を進めてまいります。また、さらなる教育効果の向上や、まちづくりに配慮した全市的な学校配置を検討するため、今議会に御提案いたしております「天草市学校規模適正化審議会条例」に基づく審議会を設置し、平成21年度を目途に学校規模適正化計画の策定に向けて取り組んでまいります。

 学校施設につきましては、耐震化対策や安全のための環境整備を計画的に実施してまいります。また、学校給食につきましては、食育の推進を図るとともに、地産地消の推進や衛生管理体制の充実を図り、安全安心な給食の提供に努めてまいります。

 生涯学習につきましては、「生涯学習推進計画」に基づき、市民がいつでも、どこでも、自由に、多様な学習の機会から選択して学べる環境づくりに努めてまいります。また、家庭教育の自主性を尊重しながら学習の機会を提供するなど、家庭教育の支援に努めるとともに、放課後に、子どもたちが安全で健やかに活動できる場所を確保するために、「放課後こどもプラン」を策定し、子どもたちの健全な育成に努めてまいります。

 スポーツ振興につきましては、「スポーツ振興計画」に基づき、総合型地域スポーツクラブの設立に取り組み、継続的にスポーツを楽しめる環境づくりや、競技力の向上を図ってまいります。

 また、スポーツ振興や地域の活性化を図るため、実業団や学生の合宿誘致を進めてまいります。

 次は、「機能的な社会基盤づくり」でございます。

 九州西岸地域の交流拠点都市としての機能を発揮するためには、陸・海・空における交通体系の整備が不可欠であり、また、広大な市域を誇る本市の一体性を高めるためには、道路や情報通信網などの社会基盤の整備を図る必要があります。

 熊本天草幹線道路につきましては、昨年の松島有明道路の完成に伴って、上津浦〜合津間13.3キロメートルが開通し、新1号橋を含む大矢野バイパスや宇土道路についても事業着手がされております。天草瀬戸大橋は、上島・下島の交通拠点であり、この橋周辺の交通渋滞を解消するには、第二天草瀬戸大橋の建設が急務であります。熊本天草幹線道路の整備促進、第二天草瀬戸大橋の早期事業着手につきましては、住民決起集会も予定されており、官民一体となり、整備促進を関係機関に強く要望してまいります。

 九州西岸軸構想の基幹道路となる島原・天草・長島道路等の整備促進につきましては、その早期実現のために「島原・天草・長島架橋建設促進協議会」の事務局を本市が担うこととし、より一層主体的に取り組んでまいることにいたしております。

 道路整備につきましては、国・県道や御所浦架橋の整備促進を初め、日常生活に密着した生活関連道の改良や維持補修を実施し、住民生活の利便性の向上に努めてまいります。

 海上交通につきましては、“御所浦・水俣航路”の維持対策として、天草海上タクシー協会が事前予約制で週3回の運航を本年1月から始めており、その経費の一部を市が補助いたしておりますが、引き続きこの事業に取り組み、海上交通手段の確保を図ってまいります。

 また、“本渡・熊本航路”につきましては、生活航路として、また、平成22年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を控え、観光客の増加を図る上でも欠かせない重要な交通アクセスの一つであることから、熊本県や熊本市と協力して航路存続に取り組んでまいります。

 情報化の推進につきましては、本庁・支所・学校・公民館などの公共施設を光ファイバーで結ぶ高速通信網の整備を完成させ、住民サービスのなお一層の向上を初め、教育の充実、地域活動の活性化、行政事務の効率化などを図ってまいります。

 また、観光産業を初めとする各種産業や地域活動等の活性化を図るため、「天草Web(ウェブ)の駅・情報タワー」の構築に引き続き取り組むとともに、天草Webの駅の会員を募集し、インターネットや携帯電話を活用して地域情報等の発信に取り組んでまいります。

 次は、「環境と共生のまちづくり」でございます。

 天草地域におきまして、昨年4月、観測史上初の光化学スモッグ注意報が発令されました。中国大陸の大気汚染などが原因と言われており、地球規模での環境汚染が身近に及んでいることを実感させられた事例であり、資源循環型社会や環境に配慮した経済システムの構築に向け、さらなる取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 このような取り組みの一つとして、生活排水汚泥や生ごみなどの有機性の資源であるバイオマスを、エネルギーや堆肥として活用するために策定した「天草市バイオマスタウン構想」に基づき、バイオマスセンターの建設等の基本方針の検討に入ります。

 牛深し尿処理場につきましては、今年度から来年度にかけ基幹的施設整備を行い、機能の維持を図ってまいります。

 国の「循環型社会形成推進基本計画」の改定を踏まえ、廃棄物の適正処理を初め、ゴミ排出量の削減や資源化率の向上を図るとともに、廃棄物の不法投棄対策にも取り組んでまいります。

 さらに、引き続き、住宅用太陽光発電システムの設置者に対し補助を行い、新エネルギーを利活用したまちづくりを推進してまいります。

 下水道や浄化槽などの生活排水処理施設につきましては、快適な生活環境を確保し、海や河川の水質保全を図る上で欠くことのできない社会基盤であるため、地域の実情に応じた整備を推進してまいります。

 以上、平成20年度の施政方針につきまして申し上げてまいりました。

 最後に、私の尊敬する詩人、坂村真民さんの「すべては光る」という詩を御紹介いたします。

  光る

  光る

  すべては

  光る

  光らないものは

  ひとつとしてない

  みずから

  光らないものは

  他から

  光を受けて

  光る

 私は、空と海の間に生まれた島、天草には、宝が無尽蔵にあると信じています。

 その一つ一つを見出し、見直し、丁寧に磨き上げることそのものが地域づくりであると思っております。市民の皆さんと協働で天草を光り輝く宝島にするために、全力を傾注することを改めて決意いたしまして私の所信といたします。

 議員の皆様、市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。

 御清聴ありがとうございました。

               (拍手)

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△日程第4 報告第2号から日程第84 議第80号まで一括上程



○議長(宮下重康君) 日程第4、報告第2号から日程第84、議第80号まで、以上81件を一括議題といたします。

 報告第2号から順次提案理由の説明を求めます。

 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) 平成20年第2回天草市議会定例会に御提案いたします議案は、専決処分事項の報告が3件、条例関係が31件、その他の議決事項が18件、予算関係では、平成19年度補正予算が9件、平成20年度当初予算が20件の合計81件でございます。

 それでは、順次提案理由につきまして御説明を申し上げます。

 最初に、議案書その1の1ページからお願いをいたします。

 まず、報告第2号から報告第4号まで、3件の専決処分事項の報告については、いずれも公用車によります交通事故でございまして、議会において指定されております事項につきまして、それぞれ専決処分をいたしましたので御報告をするものでございます。

 まず、報告第2号は、本庁別館近くの中村町の交差点におきまして、公用車が相手方の自動二輪車と出会い頭に接触し、双方の車両に損害を与えた事故でございます。幸いにも人身への被害はあっておりませんが、過失割合は、公用車が70%で、相手方自動二輪車の修理費用8,820円を損害賠償金として支払うものでございます。

 次に、議案書の3ページの報告第3号は、牛深地区のくたまふれあいセンター駐車場におきまして、公用車が方向転換をする際にハンドル操作を誤り、駐車中の相手方車両と接触事故を起こしたものでございます。過失割合は、公用車が100%で、相手方車両の修理費用13万6,150円を損害賠償金として支払うものでございます。

 次に、5ページの報告第4号は、富津郵便局付近におきまして、公用車が対向車との離合のためバッグした際、停車中の相手方車両に接触した事故でございます。過失割合につきましては、公用車が100%でございまして、相手方車両の修理費用2万1,000円を損害賠償金として支払うものでございます。

 なお、3件の損害賠償金につきましては、全額を全国市有物件災害共済会が補てんすることになっておりますが、議会開催ごとに交通事故の報告をさせていただかなければならないことにつきまして、大変申し訳なく思っております。日ごろから交通違反や交通事故につきましては、様々な機会をとらえ、十分注意するよう指導いたしておりますが、今後もより一層安全運転に心がけ、事故防止に努めてまいりたいと考えております。誠に申し訳ございません。

 次に、条例の制定・改廃につきまして御説明を申し上げます。なお、一部改正等につきましては、参考資料1になりますが、条例等新旧対照表をあわせて御参照いただければと存じます。

 最初に、議案書の7ページ、議第3号天草市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定についてでございますが、本件は、職員の自主的な能力開発や国際ボランティアへの参加のための休業を可能とすることを目的に、国家公務員の自己啓発等休業に関する法律が制定され、地方公務員法の一部改正が行われましたので、本市におきまして、職員の自発的な大学等における就学及び国際貢献活動を行うための休業につきまして、条例で規定するものでございます。

 次に、11ページの議第4号天草市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び14ページの議第5号天草市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、この2件につきましては、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴う所要の改正でございます。

 議第4号では、育児のための短時間勤務制度の導入について、議第5号では、育児休業取得者の職務復帰後の給与の取り扱いなどにつきまして、それぞれ所要の改正を行うものでございます。

 次に、23ページの議第6号天草市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、今回の改正は、看護師や検査技師などの報酬額を改めるとともに、新たに設置いたします天草文化交流館長などの報酬額を定めるものでございます。

 次に、26ページの議第7号天草市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、財政健全化を図るため、特殊勤務手当の見直しを行うとともに、議第4号によります育児短時間勤務制度の導入に伴う、特殊勤務手当の支給額の算定方法の特例を定めるものでございます。

 次に、27ページ、議第8号天草市国民宿舎あまくさ荘条例を廃止する条例の制定についてでございますが、本年4月に国民宿舎あまくさ荘を民間譲渡することに伴いまして条例を廃止するものでございます。

 次に、28ページ、議第9号天草市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本年4月から後期高齢者医療制度が導入されることに伴い、新たに特別会計を設置するとともに、国民宿舎あまくさ荘の民間譲渡に伴いまして、国民宿舎特別会計を3月末で廃止するものでございます。

 続きまして、29ページの議第10号天草市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、今回の改正は、国民健康保険税の徴収方法と賦課方式及び税率の改正でございます。

 地方税法の改正によりまして、平成20年度から世帯主の年金から保険料を天引きする特別徴収制度が定められました。本市の場合は、対象者への周知期間や準備期間を考慮し、本年10月の年金支払い分から実施することといたしております。

 次に、賦課方式でございますが、医療分・介護分ともに、現行は所得割、資産割、均等割及び平等割の4方式で賦課をいたしておりますが、このうち資産割につきましては、市外に所有している固定資産及び各種金融資産は資産割の対象外となっているため、不公平感があることなどから、廃止といたしております。そのため、医療分では、資産割を廃止した3方式といたしております。また、介護分では、資産割の廃止に加え、被保険者が複数いる世帯が少なく、平等割の効果が薄いことから、平等割を廃止した2方式といたしております。また、税率につきましては、均等割及び平等割を引き下げて、資産割のない世帯の負担が大きく増えることのないよう配慮をいたしたところでございます。

 なお、本年4月から75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度の創設に伴いまして、国保税の賦課区分が現行の医療分と介護分の2本立てから後期高齢者支援金などの分を加えた3本立てになりますが、後期高齢者支援金分などの賦課方式、税率などにつきましては、地方税法の関連の政令等の公布後に定める必要がありますので、改めて御提案をさせていただきます。

 今回の改正等の概要につきましては、別冊の参考資料2としてまとめておりますので、御参照いただければと存じます。

 次に、34ページ、議第11号天草市市民憲章等審議会条例の制定についてでございますが、本件は、市民憲章や市のシンボル等を制定するにあたり、必要な事項を検討していただくため、審議会を設置するものでございます。

 続きまして、36ページの議第12号一般貸切旅客自動車運送事業「御所浦町旅客自動車運送事業」補助条例を廃止する条例の制定についてでございますが、本件は、合併後5日間に限って適用があった条例でございます。本来はもっと早い時期に廃止しなければならなかったもので、廃止条例の御提案が遅れまして、大変申し訳ございません。

 次に、37ページ、議第13号天草市後期高齢者医療に関する条例の制定についてでございますが、後期高齢者医療制度の施行に伴い、高齢者の医療の確保に関する法律の規定によりまして、市で対応することになる事務や保険料の徴収に関する事項につきまして規定するものでございます。

 次に、43ページの議第14号天草市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、後期高齢者医療制度の創設に伴いまして、老人保健法の題名が高齢者の医療の確保に関する法律となったことによりまして、所要の改正を行うものでございます。

 次に、44ページの議第15号天草市倉岳老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、浴室の利用を廃止いたしましたので、利用料金につきまして削除するものでございます。

 次に、45ページの議第16号天草市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、平成17年度の制度改正に伴う介護保険料の増加に対し、平成20年度もこれまでと同様に保険料率の据え置きなど、激変緩和措置を講じるため所要の改正を行うものでございます。

 次に、47ページの議第17号天草市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本年4月から、高齢者の医療の確保に関する法律により特定健康診査等の実施が義務付けられることに伴い、所要の改正を行うものでございます。

 続きまして、48ページの議第18号から51ページの議第21号までの4件は、本渡地区における簡易水道事業に係る分担金の徴収条例を廃止するものでございますが、すべての地域で既に事業も完了し、分担金の徴収も所期の目的を達成しているため、議第18号で下浦町、議第19号で楠浦町、議第20号で佐伊津町金ケ丘地区、議第21号で志柿町宇土地区につきまして、それぞれの簡易水道事業の分担金徴収条例を廃止するものでございます。



○議長(宮下重康君) ここで10分間休憩いたします。

            午前10時54分 休憩

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            午前11時07分 再開



○議長(宮下重康君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き提案理由の説明を求めます。

 安田市長。

          [市長 安田公寛君 登壇]



◎市長(安田公寛君) 引き続き、提案理由の御説明を申し上げます。

 52ページの議第22号天草市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本市の市営住宅等の入居者及び周辺住民の生活の安全と平穏の確保等を目的に、本市の3つの市営住宅条例につきまして、入居者及び同居者などから暴力団員を排除するため、所要の改正を行うものでございます。

 次に、54ページの議第23号天草市教育委員会の委員の定数を定める条例の制定についてでございますが、教育委員会の委員の定数は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして5人となっておりますが、同法の一部改正がなされ、本年4月から、教育における地方分権の推進の観点から教育委員の定数が弾力化されるとともに、教育委員への保護者の選任が義務づけられました。そのため、委員定数を6人に改めるものでございます。法の定数を超えて定数を定める場合は、条例を新たに制定する必要がありますので御提案するものでございます。

 次に、55ページの議第24号天草市学校規模適正化審議会条例の制定についてでございますが、児童生徒の減少に伴い小規模校や複式学級が増加傾向にあるため、よりよい教育環境の整備を図るための学校規模適正化につきまして審議していただくため、審議会を設置するものでございます。

 次に、57ページ、議第25号天草市立小・中学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、本渡中学校、佐伊津中学校及び本町中学校の3校を平成22年3月31日で廃止し、平成22年4月1日から新たに本渡中学校という名称で設置するなど、所要の改正を行うものでございます。

 次に、58ページの議第26号天草市就学指導委員会条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、教育委員会事務局の事務分掌の見直しに伴う所要の改正でございます。

 次に、59ページの議第27号天草市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、学校教育法の一部改正に伴う所要の改正でございます。

 次に、60ページの議第28号天草市立学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、牛深学校給食センターが来月完成の予定でございますので、現在の牛深学校給食センターと魚貫学校給食センターを廃止し、新たに牛深学校給食センターを設置するため、所要の改正を行うものでございます。

 次に、61ページ、議第29号天草市体育館条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、倉岳町の浦小学校、宮田小学校及び棚底小学校の統合に伴いまして、現在の浦小学校と宮田小学校の体育館を社会体育施設とするため、所要の改正を行うものでございます。

 次に、62ページの議第30号天草市学校施設の開放に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、学校教育法の一部改正に伴う所要の改正でございます。

 次に、63ページの議第31号天草市運動広場条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、倉岳町の3小学校の統合に伴いまして、浦小学校及び宮田小学校の運動場を社会体育施設とするとともに、旧亀川中学校の校舎跡地につきましても、社会体育施設とするため、所要の改正を行うものでございます。

 次に、64ページの議第32号天草市社会体育夜間照明施設条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、社会体育施設とする宮田小学校運動場の夜間照明施設につきまして、条例に新たに追加するものでございます。

 次に、65ページの議第33号天草市水道事業企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本件は、水道事業企業職員について、議第5号と同様に、育児休業取得者の給与などの取り扱いを規定するものでございます。

 続きまして、その他の議決事項でございますが、18件ございます。

 まず、66ページ、議第34号天草広域連合の処理する事務の変更及び規約の一部変更についてでございますが、広域連合で共同処理をいたしております電子計算業務につきまして、本年4月1日及び8月1日と段階的に廃止をいたしますので、処理します事務及び規約につきまして一部変更を行うものでございます。

 次に、68ページから85ページまでのあらたに生じた土地の確認についてと字の区域の変更についての16件でございますが、それぞれ漁港及び港湾にかかわる各種事業に伴う埋め立てによりまして新たに土地が生じましたので、それらの土地の確認と字の区域の変更を行うものでございます。議第35号と36号が有明町の楠甫漁港、議第37号と38号が久玉町の牛深漁港、第39号と40号が牛深町の牛深港、第41号と42号が楠浦町の大門港、第43号と第44号が新和町の中田港、議第45号と46号が河浦町の上平港、議第47号と48号が河浦町の一町田港、議第49号と50号が河浦町の富津港でございます。

 続きまして、86ページの議第51号市道路線の廃止及び認定についてでございますが、本件は、河浦町の河川改良工事による橋の架け替え工事の完了、宮野河内の県道のバイパス及び倉岳町宮田の国道バイパスの完成に伴いまして、1路線を廃止し、新たに6路線を認定するものでございます。今回の認定によりまして、市道の路線総数は3,209路線、総延長は206万5,004.6メーターとなります。なお、議第35号から議第50号までのあらたに生じた土地の確認について及び字の区域変更についての16件に係る位置図、字図、求積図などと、議第51号の市道路線の廃止及び認定についての位置図につきましては、参考資料3にまとめておりますので、御参照いただければと存じます。

 次に、議案書その2をお願いいたします。

 予算でございますが、平成19年度補正予算が9件、平成20年度当初予算が20件、合計で29件を御提案するものでございます。

 最初に、議案書その2の1ページ、議第52号平成19年度天草市一般会計補正予算(第6号)でございますが、広域ネットワーク整備事業、職員の退職手当の追加、決算見込みによります各事業費の調整等の補正予算を御提案するものでございます。既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれに8,122万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を497億5,044万6,000円とするものでございます。なお、天草市高度情報化に係る事業費につきましては、参考資料4として本日お手元に配付をさせていただいておりますので、御参照いただければと存じます。

 次に、8ページの議第53号平成19年度天草市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)でございますが、国保税額の減収及び拠出金の額の決定などに伴いまして、予算総額を153億5,027万円とする補正予算でございます。

 次に、11ページの議第54号平成19年度天草市介護保険特別会計補正予算(第3号)でございますが、電算システムの改修と給付費などの過不足の調整のため、予算総額を95億5,891万5,000円とするものでございます。

 次に、14ページ、議第55号平成19年度天草市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)及び16ページの議第56号平成19年度天草市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)でございますが、それぞれの会計におきまして、工事関係の繰越明許を計上する必要が生じましたので補正をするものでございます。

 次に、18ページの議第57号平成19年度天草市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)でございますが、補助事業等におきまして執行残が生じましたので、歳入歳出それぞれ減額し、予算総額を18億5,273万4,000円とするものでございます。

 次に、21ページの議第58号平成19年度天草市国民健康保険診療施設特別会計補正予算(第3号)でございますが、診療所の患者数の減に伴う診療収入の減額等のため、総額を2億639万8,000円とするものでございます。

 次に、23ページ、議第59号平成19年度天草市国民宿舎特別会計補正予算(第1号)でございますが、昨年の12月1日から民間譲渡へ向けまして休館いたしましたので減額補正をし、総額8,151万1,000円とするものでございます。

 次に、25ページの議第60号平成19年度天草市病院事業会計補正予算(第3号)でございますが、一般会計で支出する退職手当に、病院に勤務した経験のある者の退職手当につきまして応分の負担をするなど、収益的収入及び支出の予定額を36億8,288万円とするものでございます。

 なお、平成19年度の一般会計及び各特別会計における補正の内容等につきましては、別冊の天草市補正予算書、天草市病院事業会計補正予算書及び補正予算の概要を御参照いただきたいと存じます。

 続きまして、平成20年度の当初予算でございます。

 最初に、議案書26ページ、議第61号平成20年度天草市一般会計予算でございますが、予算編成の基本的な考え方並びにその概要につきまして御説明を申し上げます。

 まず、国の平成20年度の地方財政対策につきましては、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入の伸びが鈍化する中で、社会保障関係費の自然増や公債費が依然として高い水準であることなどにより、大幅な財源不足が生じるものと見込まれ、国の歳出予算と歩みを一にして地方歳出を見直すこととし、職員定員の減や給与構造改革等による給与関係経費の抑制や地方単独事業費の抑制を図り、これらを通じて、地方財政計画の規模の抑制に努めることとしております。一方、喫緊の課題であります地方の再生に向けた自主的・主体的な地域活性化施策の充実等に対処するため、安定的な財政運営に必要な地方交付税及び一般財源の総額を確保することを基本として、地方財政対策が講じられております。

 次に、本市の財政状況でございますが、歳出におきまして、依然として人件費、扶助費、公債費の義務的経費の割合が高く、歳入におきましては、市税等の自主財源比率が低く、地方交付税等に依存した財政運営となっております。そのような中、昨年、地方公共団体の財政健全化に関する法律が公布され、実質公債費比率などの4つの財政健全化判断比率に応じて、一定の基準以下の団体にあっては、早期健全化計画の策定、外部監査の導入などが義務付けられるなど、再生のための新たな制度も創設されておりまして、さらなる健全財政運営に取り組む必要がございます。このため、定員適正化計画に基づく職員数の削減による総人件費の抑制や地方債発行額の抑制などにより、将来の義務的経費の削減に向けた行政改革を強力に実行し、健全財政の運営に努めてまいります。

 そのような中、平成20年度の本市一般会計の予算規模でございますが、494億6,760万円と、前年度予算と比較いたしますと2.4%の増となっております。歳入面では、地方再生対策費が創設されたことに伴い、地方交付税は総額の増額が確保されましたが、収入の基幹であります市税は依然として地域経済の低迷などにより減少し、財源の確保が厳しい状況でございます。そのため、地域経済の活性化に必要な歳出は確保しながらも、徹底した歳出の見直しを行いましたが、なお不足いたします財源につきましては、やむを得ず財政調整基金の取り崩しによる予算編成となっております。

 一方、歳出面では、義務的経費であります人件費は、職員給与費は減少いたしておりますが、退職者数の増加に伴う退職手当の増加に伴い、人件費総額は前年度とほぼ同額となっております。扶助費につきましては、障害者自立支援法に伴う関係経費や私立保育所運営負担金、重度心身障害者医療費等の対象人員の減少によりまして、前年度より減額いたしております。投資的経費につきましては、総額では、前年度より9.1%の増額となっておりますが、補助事業が大幅に増額した半面、単独事業費は逆に大幅に減少いたしております。なお、投資的経費の予算計上にあたりましては、国、県補助金の積極的活用に努めるとともに、地方債の発行につきましても、地方交付税措置のある有利な地方債を活用いたしまして、後年度負担をできるだけ少なくするような予算措置といたしております。その他の経費につきましては、補助費等におきまして、後期高齢者医療制度の創設に伴い、後期高齢者医療広域連合負担金が増額いたしております。繰出金では、国民健康保険特別会計及び老人保健医療特別会計に対する繰出金は、後期高齢者医療制度の創設に伴い減少いたしておりますが、後期高齢者医療特別会計への繰り出しが新たに発生をいたしております。

 次に、債務負担行為でございますが、牛深し尿処理場焼却処理施設整備事業ほか3件を計上いたしております。

 次に、地方債におきましては、庁舎整備事業ほか20件を計上いたしております。

 以上、平成20年度の天草市一般会計予算の基本的な考え方等につきまして御説明を申し上げましたが、当初予算の詳細等につきましては、別冊になりますが、平成20年度天草市一般会計予算書及び平成20年度当初予算の概要を御参照いただきたいと存じます。

 次に、35ページ、議第62号平成20年度天草市国民健康保険特別会計予算でございます。国民健康保険事業に要する経費を総額で139億4,004万3,000円計上いたしております。この中では、制度改正に伴う後期高齢者医療制度への支援金等も新たに計上いたしております。

 次に、40ページ、議第63号平成20年度天草市老人保健医療特別会計予算でございますが、老人保健医療事業に要する経費を総額で15億7,424万9,000円計上いたしております。

 次に、43ページ、議第64号平成20年度天草市介護保険特別会計予算でございますが、介護保険事業に要する経費を総額で87億7,893万3,000円計上いたしております。

 次に、47ページ、議第65号平成20年度天草市後期高齢者医療特別会計予算でございますが、本年4月から創設されます後期高齢者医療事業に要する経費として、総額で12億1,726万1,000円計上いたしております。

 次に、50ページから各下水道事業関係の当初予算でございますが、議第66号で、平成20年度天草市公共下水道事業特別会計予算を総額で18億2,982万7,000円とし、54ページの議第67号で、平成20年度天草市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算を総額で5億4,391万円といたしております。58ページの議第68号で、平成20年度天草市農業集落排水事業特別会計予算を総額で6,360万7,000円とし、62ページの議第69号で、平成20年度天草市漁業集落排水事業特別会計予算を総額で10億2,748万9,000円としております。66ページの議第70号で、平成20年度天草市浄化槽市町村整備推進事業特別会計予算を総額で1億8,705万4,000円と定め、それぞれにおきまして環境整備のため施設管理や施設整備などに努めてまいります。

 次に、議案書70ページの議第71号平成20年度天草市簡易水道事業特別会計予算でございますが、総額で21億529万8,000円とし、市内各所の簡易水道の安定供給化に努めてまいります。

 次に、74ページ、議第72号平成20年度天草市国民健康保険診療施設特別会計予算は総額1億8,424万4,000円、77ページの議第73号平成20年度天草市歯科診療所特別会計予算は総額4,591万8,000円を、御所浦地区の地域医療の確保のためそれぞれ予算計上をいたしております。

 次に、80ページの議第74号平成20年度天草市埠頭事業特別会計予算では、倉岳町の棚底港及び新和町の大宮地港の埠頭用地の管理などに要する経費を総額1,461万8,000円、83ページの議第75号平成20年度天草市斎場事業特別会計予算では、斎場事業に要する経費を総額1億1,168万5,000円、それぞれ計上いたしております。

 次に、86ページの議第76号平成20年度天草市一町田財産区特別会計予算、89ページの議第77号平成20年度天草市新合財産区特別会計予算及び92ページの議第78号平成20年度天草市富津財産区特別会計予算は、それぞれの財産区管理会の運営に必要な経費を計上いたしております。

 次に、95ページ、議第79号平成20年度天草市病院事業会計予算でございますが、市内4箇所にあります病院事業の経費といたしまして、収益的収入及び支出の予定額を収入支出それぞれ35億1,880万4,000円とし、資本的収入及び支出の予定額を収入2億5,107万円、支出を4億119万1,000円とし、不足額を過年度分損益勘定留保資金で補てんすることといたしております。

 次に、議案書99ページの議第80号で、平成20年度天草市水道事業会計予算でございますが、収益的収入及び支出の予定額を収入15億1,702万9,000円とし、支出を14億9,191万8,000円とし、資本的収入及び支出の予定額を収入4億4,610万6,000円、支出12億7,937万8,000円とし、不足する分につきましては、過年度損益勘定留保資金などで補てんすることといたしております。

 なお、平成20年度の一般会計、特別会計及び病院・水道の企業会計における予算の内容・説明などにつきましては、別冊の一般会計予算書、特別会計予算書、病院事業会計予算書及び水道事業会計予算書並びに平成20年度当初予算の概要を御参照いただきたいと存じます。

 以上で、平成20年第2回天草市議会定例会に御提案いたします議案等の提案理由の説明を終わりますが、どうぞよろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。

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△日程第85号 熊本県後期高齢者医療広域連合議会議員の補欠選挙



○議長(宮下重康君) 日程第85、熊本県後期高齢者医療広域連合議会議員の補欠選挙を行います。

 熊本県後期高齢者医療広域連合(以下、「広域連合」という)は、本市を初め県内全市町村で構成し、平成20年4月から施行される後期高齢者医療制度の運営主体となる特別地方公共団体です。広域連合は、平成19年2月1日に設置されました。広域連合議会議員の定数は32人となっています。県内市町村の長及び議員のうちから市長区分8人、町村長区分8人、市議会議員区分8人、町村議会議員区分8人から構成されています。今回、市議会議員区分に1人の欠員が生じたため、候補者受け付けの告示を行い、届出を締め切ったところ2人の候補者がありましたので、初めての広域連合議会議員の選挙・投票となります。この選挙は、広域連合規約第8条の規定により、すべての市議会の選挙における得票総数により当選人を決定することとなりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人への告知は行いません。

 そこでお諮りいたしますが、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することとしたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

          [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(宮下重康君) 御異議なしと認めます。

 よって、選挙結果報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票数までを報告することに決定いたしました。

 議場の閉鎖を命じます。

               (議場閉鎖)



○議長(宮下重康君) ただいまの出席議員数は29人であります。

 候補者名簿及び投票用紙を配布いたさせます。

               (投票用紙配布)



○議長(宮下重康君) 配布漏れはありませんか。

          [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(宮下重康君) 配布漏れなしと認めます。

 投票箱を改めさせます。

               (投票箱点検)



○議長(宮下重康君) 異状なしと認めます。

 念のため申し上げます。投票は単記無記名でありますので、お間違えのないようお願いいたします。

 なお、投票される場合は、被選挙人の氏名をはっきり記載願います。

 それでは、職員の点呼は、これを省略し、順次投票を願います。

               (投票)



○議長(宮下重康君) 投票漏れはありませんか。

          [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(宮下重康君) 投票漏れなしと認めます。

 よって、投票は終了いたしました。

 議場の閉鎖を解きます。

               (議場開鎖)



○議長(宮下重康君) 開票を行います。

 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に6番中尾友二君、27番藤?正博君を指名いたします。

 よって、両君の立ち会いを願います。

               (開票)



○議長(宮下重康君) 選挙の結果を報告いたします。

 投票総数29票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。そのうち有効投票29票、無効投票0票、有効投票中、渡辺俊雄議員18票、益田牧子議員11票。以上のとおりであります。

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○議長(宮下重康君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。

 明日26日から28日までは議案研究等のため休会いたし、次の本会議は29日午前10時から質疑の予定となっております。

 また、3月6日は一般質問となっておりますので、質問希望者は本日の会議終了後直ちに通告し、質問順位の抽選をされるようお願いいたします。

 なお、通告書の提出期限は明日の午後4時までとなっておりますので、よろしくお願いいたします。

 本日は、これにて散会いたします。

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              午前11時45分 散会