議事ロックス -地方議会議事録検索-


熊本県 宇城市

平成17年 3月 定例会(第1回) 03月09日−02号




平成17年 3月 定例会(第1回) − 03月09日−02号







平成17年 3月 定例会(第1回)



                    
          平成17年第1回宇城市議会定例会(第2号)

                           平成17年3月9日(水)
                           午前10時00分 開議
1 議事日程
 日程第1 一般質問

2 本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり

3 出席議員は次のとおりである。(74名)
  1番 吉 冨 元 浩 君           2番 稲 葉 茂 見 君
  3番 大 嶋 秀 敏 君           4番 益 田 和 成 君
  5番 田 端 好 隆 君           6番 尾 ? 治 彦 君
  7番 松 本 民 雄 君           8番 五 嶋 映 司 君
  9番 藤 木   保 君          10番 右 山   剛 君
 11番 前 川 克 己 君          12番 椎 野 和 代 君
 13番 久 保 洋 行 君          14番 橋 田 和 征 君
 15番 稲 田   覺 君          16番 河 野 一 郎 君
 17番 坂 本 順 三 君          18番 中 村 友 博 君
 19番 山 本 輝 博 君          20番 元 田 幸 一 君
 21番 坂 ? 改 輝 君          22番 平 野 保 之 君
 23番 山 岡 ? 二 君          24番 野 田   寛 君
 26番 深 田 義 實 君          27番 緒 方 市 男 君
 28番 正 垣 安 博 君          29番 松 下 倫 三 君
 30番 西 村   智 君          31番 ? 島   晃 君
 32番 栗 ? 秀 人 君          33番 宮 ? 正 光 君
 34番 長 谷 誠 一 君          35番 松 野 孝 敏 君
 36番 亀 田 靖 紘 君          37番 上 村 宏 一 君
 38番 北 岡 宏 一 君          39番 村 田 幸 博 君
 40番 緒 方 幸 一 君          41番 入 江   學 君
 43番 有 馬 俊 一 君          44番 中 村 勝 也 君
 45番 末 松 立 身 君           46番 原 田 正 義 君
 47番 清 水   忠 君          48番 米 村 和 雄 君
 49番 坂 本   茂 君          50番 宮 中   叶 君
 51番 川 本 盛二郎 君          52番 深 水   格 君
 53番 枝 村 範 嗣 君          54番 中 山 弘 幸 君
 55番 鯛 瀬 優 一 君          56番 豊 田 紀代美 君
 57番 岩 ? 紘 一 君          58番 古 川 紀 満 君
 59番 沖 村 昭 夫 君          60番 石 川 洋 一 君
 62番 岡 本 泰 章 君          63番 米 田 隆 男 君
 64番 福 田 俊 男 君          65番 豊 田 茂 稔 君
 66番 北 園 國 光 君          67番 宮 田 研 藏 君
 68番 坂 田 清 一 君          69番 清 成 澄 人 君
 70番 高 橋 節 夫 君          71番 中 内   孝 君
 72番 岩 ?   卓 君          73番 小 石 義 輝 君
 74番 西 岡 ミチ子 君          75番 楠 田   浩 君
 76番 坂 本 勝 藏 君          77番 吉 野 不二夫 君

4 欠席議員は次のとおりである。(3名)
 25番 谷 川 敏 勝 君          42番 堀 川 三 郎 君
 61番 松 本 一 誠 君

5 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
 議会事務局長  吉 田 耕 治 君
 書    記  河 村 孝 義 君   書    記  松 田 きよみ 君
 書    記  平 井 親 美 君   書    記  坂 本 優 子 君

6 説明のため出席した者の職氏名
 市長       阿曽田   清 君   教育長     吉 ?   潔 君
 教育委員長    山 田   毅 君   総務企画部長  上 野 和 範 君
 市民部長     沖 村   清 君   福祉部長    米 村   諭 君
 経済部長     鉄 石 憲 一 君   土木部長    土 村 千佳雄 君
 教育部長     丸 目 季 廣 君   総務企画部次長 河 田 信 之 君
 三角支所長    尾 ? 基 雄 君   不知火支所長  坂 ? 秀 直 君
 松橋市民  
          松 田 節 子 君   小川支所長   村 本 憲 昭 君
 センター長 
 豊野支所長    宮 村 成 信 君   市民病院事務長 千葉? 孝 穂 君
                      農業委員会 
 会計課長     川 上 輝 幸 君           増 田 幸 一 君
                      事務局長  
 監査委員事務局長 浦 ? 一 成 君

 





               開議 午前10時00分

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(楠田浩君) ただいまから本日の会議を開きます。

             −−−−−−−○−−−−−−−



△日程第1 一般質問



○議長(楠田浩君) 日程第1、一般質問を行います。順番に発言を許可します。

 まず、10番、右山剛議員。



◆10番(右山剛君) 議席番号10番、右山剛です。

 ただいまみんなでおはようございますのあいさつを交わしましたけれども、おはようございますと言わないと調子が出ませんので、私の方でごあいさつ、おはようございます。

 まず、阿曽田清氏が若さの利点をフルに活用され、選挙区くまなく歩き選挙活動をされて、めでたく初代の宇城市長に就任されました。心からお慶び申し上げます。さて、私は松橋町出身の議員であります。通告にしたがって、市長と教育長に質問をいたします。

 その前に、私の質問内容をよくご理解いただくために、私の生き方なり、議員活動の中核に据えていることについて述べさせてもらいたいというふうに思います。私は学校の教師をしておりました。教師生活の後半、20年間は今言う人権教育、同和教育に専念していました。その間、たくさんのことを学ぶことができました。そして悟りました。権力が持つものの不正や差別は絶対に許してはいけないということであります。それは長い間同和教育の実践をしていく中で、身体的、精神的、あるいは社会的、経済的に弱者と言われている多くの方々との出会いがありました。その人たちの生活現実に、深く接することができました。そこで私の胸に刺さった大きな事実があります。例えば我が国の経済が好転し、景気がよくなっても、そういう被差別側におられる方々のところには、ずっとずっと後になって、その恩恵も小さなものとして回ってくる事実であります。逆に景気が悪くなると、その方々の生活を直撃するような厳しい生活現実があるということを身にしみて感じとってきました。8年前、我が松橋町で不祥事が起きました。松橋町のトップの町長が収賄容疑で逮捕されました。各報道機関は、全国版でその事実を報じました。私を含めた市民は、驚き、怒り、悲しみの極みでありました。事実、先月、もっと前ですかね、相良村で同じような不祥事が起き、今、相良村村民の人たちはものすごくきつい気持ちを持っておられるというふうに認識しています。その報が報じられたとき、松橋町の町民の多くの方々が8年前のことを彷彿されていたのではないかというふうに思います。私は、そういう権力者による不正不合理、そいつは絶対に許さないというものを私の議員活動の中核に据えているということをご理解お願いしたいというふうに思います。

 そこで、まず市長にお尋ねします。昨日の市長の所信をお聞きし、ある程度の市長の考え方が理解できましたけれども、ただ所信表明その他の資料だけでは、私は我が身を通して確認しなければ納得しないところがありますので、若干の質問をします。

 我が国はようやく情報開示の、公開の開示の取り組みが高まってきました。そして、政治家自ら律していく風潮が出てきたことについて、高く評価している者の一人であります。しかし、残念ながら未だに多くの国会議員、県会議員、市町村議員や公的機関の役員や職員が贈収賄事件、公金横領で刑事的責任や社会的な責任をとって辞職されています。また、学歴を詐称されてた方や女性問題で国民の不信をかい、要職を離れたり辞職された方もおられます。初代市長については人間的に信頼されるかどうか、宇城市民一同に関心の深いところであろうというふうに思います。そこで阿曽田市長は贈収賄事件、公金横領、学歴詐称、女性問題に一切関係していないことについての答弁をまずはお願いします。

 後の質問は、質問席からさせていただきます。よろしくお願いします。



○議長(楠田浩君) 市長、阿曽田清君。



◎市長(阿曽田清君) ただいまの右山議員の質問に対して答弁申し上げます。

 質問書には書かれておりませんでしたので、明解な答弁ができるかどうかわかりませんが、一言で言うならば、今ご質問のあった件については、一切ございません。



○議長(楠田浩君) ここで、議長として申し上げます。一般質問は通告制でありまして、手元にあります通告とは甚だかけ離れた感じがいたしますので、通告に従って答弁ができるように、質問者も誠意を持って質問していただきますようご指摘をしておきます。

 質問、どうぞ。



◆10番(右山剛君) はい。私の質問は、市長の理念とその施策であります。理念というのは、その人の生き方を含めた姿勢をどうするかということであろうというふうに思います。今の議長の注意は、取り消してほしいというふうに思います。



○議長(楠田浩君) 質問をされないのでしたら次に進みますが 、されますか、されませんか。議長の質問にきちんと答えて、発言しないのかするのか、そこのところを答えて下さい。しないんでしたら、自席に帰って下さい。



◆10番(右山剛君) 発言を続けます。

 次に、宇城市は5町が41協議項目を承認し、合併協定書を確認しました。そして、熊本県の決定、総務大臣の告示となり、1月15日宇城市が誕生しました。その41協議項目と阿曽田市長の選挙公約との整合性についてお尋ねします。41協議項目を遵守しながら、諸々の公約を実現されるのか、お尋ねいたします。



○議長(楠田浩君) 市長、阿曽田清君。



◎市長(阿曽田清君) ただいまの質問についてお答えいたしますが、41項目に沿うて、そのような選挙公約に基づくマニフェスト出しましたものがそれに、41項目に沿うた形で実行されるのかということでありますが、私が出しましておりますマニフェストそのものは41項目と整合性は保たれておるというふうに理解をいたしております。



◆10番(右山剛君) はい。



○議長(楠田浩君) 10番。議席番号を言って下さい。「はい」だけではわかりませんとこの前申し上げたでしょう。会議規則第51条、挙手をして、「議長」と挙手をして、自分の議席番号を言うと。質問しているからいいと思われるかもしれませんが会議録に残らなければなりませんので、そういうことを会議規則にちゃんと規定してあるわけです。そのことを遵守して下さい。



◆10番(右山剛君) 議長、あまり横暴ではないですか。



○議長(楠田浩君) 横暴じゃないですよ。会議規則。



◆10番(右山剛君) 一般質問を指名して、そして連続して質問しているわけです。当たり前じゃないですか。



○議長(楠田浩君) 続けて下さい。10番、右山剛君。



◆10番(右山剛君) 続けます。

 ここに私あてにきたマニフェストという選挙のハガキがあります。そして、選挙活動をされた選挙講演会の阿曽田清氏の政策が載っております。その中から質問をいたします。

 まず、私はマニフェストの言葉を知ったのは、元民主党党首菅代表であったというふうに記憶しております。その当時、マニフェストという言葉は聞き慣れない言葉で、すぐ広辞苑を開いてみましたら、マニフェストとは宣言、宣言書、特にマルクス・エンゲルスの共産党宣言と記してありました。その後、各政党や有識者たちによっていろんな論議があり、結局、政治公約をより国民にわかりやすく、具体的数値目標あるいは期間を記して国民に出すのがマニフェストというふうに広く国民は理解していると思うんですけれども、これだけのただ項目を並べただけではマニフェストというのはマニフェストになっていないと思うんですけれども、市長、いかがですか。



○議長(楠田浩君) 市長、阿曽田清君。



◎市長(阿曽田清君) 詳しく数字を挙げて細かく書くというところまで本来ならばすべきだったろうと思いますが、限られた紙面でございますので、最低限わかりやすく理解できる範囲内にとどめて出させていただいたわけであります。



○議長(楠田浩君) 右山剛君。



◆10番(右山剛君) ということは、マニフェストの体裁を欠いておったということであろうというふうに思います。そこで、この中に「強く、やさしい」という言葉が掲載されております。私はこの「強く、やさしい」という言葉のイメージをきちんとまとめるというか、捉えきることができません。具体的に市長の諸施策の中にどういうような形で「強く、やさしい」という言葉を挿入されたのか、お尋ねします。



○議長(楠田浩君) 市長、阿曽田清君。



◎市長(阿曽田清君) 「強く、やさしい新市を」といいますのは、強いというのは災害に強い地域、あるいは強い産業を興していく、あるいは足腰の強い農業を育成していく、強い体力、強い精神力、そういった強い教育を行っていくという強さを持つ地域に仕立てていきたい。そしてもう一方、やさしいというのは、恵まれない方々や日の当たらない産業、遅れた地域、そういう人や産業や地域に対して行政は特に意を用いてやっていかなければならない。そういう意味で強く、やさしい新市をつくっていこう、強くなくては生きていけないと、されど、やさしくなくては生きている価値がない、そんな宇城市を目指したいということで、先ほど申し上げました「強い、やさしい」というのはどんなものかということを言えば、そういう内容のものを宇城市は目指したいということであります。



○議長(楠田浩君) 10番。



◆10番(右山剛君) 結果から私の意見を申しますならば、一口で言うならば非常に残念であります。なぜならば、私は市長の著書を読ませていただきました。あなたが20年ほど前に書かれた「熊本復興のルーツを探る」という本であります。その中の一節に、大変感銘を受けました。栄光と祝福のうち誕生した三角港の陰には、明治16年熊本監獄の三角出張所を設置し、300人の囚人を工事に従事させ、69人もの犠牲者があったという悲しい事実を忘れてはなりませんという一節であります。私はここを読み、すぐ脳裏をかすめたのが戦中、朝鮮から強制連行され、北は北海道、東北、そして我が九州、長崎、福岡に炭鉱に従事され、厳しい生活、労務を強いられた人たちの話を聞いたことを思い出しました。三角港の工事は、明治17年5月から20年6月に完成しているとお聞きしております。皆さん、3年間の間、風雨寒風吹き、荒波を被りながら厳寒のもと、また真夏の灼熱の日々の中で従事を、労務を強いられたその人たちのことを思うとき、本当に感謝の念といいますか、衷心から哀悼の意を表したいという気持ちが湧いてきました。

 20年前、感性鋭い持ち主の阿曽田清氏が何で先ほど「強い、やさしい」ということについて、そういうふうな発想になっていくのか、理解に苦しみます。市長は所信表明のときに、これからは地方分権、地方自治の時代ですということを言われました。まさにそのとおりであります。であるならば、主役は市民であります。弱者に対して施しではなく、人間が人間の尊厳をお互いに守りながら、宇城市民一人一人が意見を持ち、積極的に宇城市建設に参画できる条件整備をしていくのが行政の役割じゃないですか。古代ギリシャでスパルタという都市国家がありました。ご承知のように、国家を、強い国をつくる、強い産業をつくる、そしてギリシャを制覇した時期がありました。しかし、もろくも潰れ去って行きました。いかがですか。強い宇城市というのは、市民一人一人がきちんと自立し、人の前で意見を言う、お互いにそれを認めながら、高め合いながら宇城市をつくっていくのが本当の強さ、やさしさを保障する行政の責務ではないかというふうに思うんですけれども、再度このことについて市長の答弁を聞きたいと思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 右山議員のご高説承りますと、私が申し上げていることとどこがどう違うんだろうかなと。逆に私が思うところと右山議員がおっしゃるところ、同じようなことを言っていらっしゃるんじゃなかろうかなという感じがいたしました。やさしい新市という捉え方は、いわゆる弱い立場の人々というのは高齢者の方々や障害を持つ方々、そういう方々に対してより思いをはせて行政をやっていかなければならない。日の当たらない産業、どんなにどんなに努力しても、その努力していくには自立するために支援をしていかなければ自立に向かわない、あるいは遅れた地域というのは同じ生活環境を供していくためには、それなりの遅れた地域に対しては、行政は特に意を用いて政策を講じていかなきゃならないということを申し上げておるわけでありまして、むしろ右山議員おっしゃっておる、より自立し、自活していけるように行政は意を用いて支援していかなきゃならない、そういうことを私は申し上げたわけでありますし、強いというのは、やはり自立していくために農業も足腰の強い農業をどうやってつくっていったらいいかとか、そのための施策を行政でどう支援していったらいいか。そういうひとつのそれぞれの強さというものをバックアップしていってこそ、はじめて自立・自活し、そして発展していけるという私は考えを持って述べたところでございますので、議員の申される点と私が目的とするところの大きな違いというのはないのではないかなと感じを持ったわけでございます。



○議長(楠田浩君) 10番、右山剛君。



◆10番(右山剛君) そのことで、また質問するつもりはありませんけれども、市長、よく聞いて下さい。今回の選挙で私自身、5町を回りました。本当に目を、耳を疑うような地域がありました。あなた方の方に協力はするけれども、電話をしないで下さい。名前を出さないで下さい。あるところでは、昼間は出てこられないけれども、薄暗くなったらぞろぞろと出てこられます。いいですか。強いというのは自分自身がきちんとした考えを持ち、自立する一人一人が強くならなければ、絶対宇城市の土台が強くならないということであります。その上に立って、先ほど市長が言われるような日の当たらないところ、弱いところに特に目を注ぎ手立てをしていくという、そういう施策でなければならないというふうに思うし、要は言論の自由、民主主義の一番根幹をきちんとやっぱり宇城市の中で樹立してほしいという思いをお願いし、この項の質問を終わります。

 次に、好きな言葉として「水飲む身、井掘る人を忘れず」と読むんですかね、私は漢文は余り、余りというより全然読めないという部類ですけれども、要するに水を飲むときに井戸を掘った人を決して忘れてはならないと、阿曽田市長自身が新聞に書いておられました。意味は、先人の苦労を忘れないとか、先人の業績に対して畏敬の念を抱くということであろうというふうに思います。その人の好きな言葉とか、座右の銘というのは、常にその言葉を意識して自分の言動を戒める言葉であると私は認識していますが、市長の見解をお尋ねします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 今の私の信条、それは中国の文化大革命の折のとう小平のスローガンで出されておったということでございまして、今、右山議員ご説明されたとおりでございます。水を飲むときには井戸を掘った人のことを忘れてはならないということで、今、ご説明あった内容であります。今日あるのは自分だけで今日あるのではない。親や先祖、そういうあるいは周りの方々のおかげで今日あるんだということを忘れてはならないということは、自分の生き様もそうでありますが、いろんなことを為すにしても、いろんな物事を起こすにしても、その時点のただ1点だけではなくて、それまでのまつわるいろんなことがあってできあがってきているんだということを絶えず意識して取り組んでいかなくてはならないという意味で、それを信条としていたしておるところでございます。



○議長(楠田浩君) 10番。



◆10番(右山剛君) 今、市長が言われたことが、まさにあなたの生き方の真実であるとするならば、大変矛盾を感じます。なぜなら、今回の選挙の相手、松田利康氏は宇城市の誕生まで3年間合併協議会の会長をされ、まとめ役として苦労に苦労を重ねて井戸を掘ってこられました。途中、三角と小川の井戸は掘らないようにと、松田氏を日頃信頼されている方々がダンプを持って砂利で潰そうとされたことがありました。にもかかわらず、松田氏の芯は微動だにせず、両手を広げて阻止されました。続々と出る難問題を克服して、ようやく合併が成就したのです。他の市町村合併では立ち上げては崩れた事例の多くあることも市長は認識されていると思います。ちなみに松田氏の座右の銘は、「九仞の功を一簣に虧く」であります。この意味は、何事も成就するには細心の心配りをし、最後の最後までそのことに傾注することであると解釈しています。この現実を前にして、「水飲む身、井掘る人を忘れず」というあなたの座右の銘の言葉をどう説明されますか、お尋ねします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 今、右山議員お話しされていることは、私はそれはちょっと私のするのとは違うと思うんですが、今日まで議会の皆さんや行政の方々、あるいは市民の方々、もちろん5町の町長さん方が努力されて創り上げてこられたこの新しい宇城市。この宇城市を、この皆さん方が創り上げられたものというものを私は大事にして、そしてそれなりの創り上げてこられた経過というものを尊重して、そしてそれをこれからの新市の中で私は生かしていこうと、そういうこと。それがすなわち、この新市を創り上げてこられた方々に感謝をし、忘れてはならない。その思いを受けて、新しい新市づくりに頑張っていきたいと。それがこの信条の言葉で私はなかろうかなというふうに思っております。



◆10番(右山剛君) 私は、このマニフェストとか、後援会資料は、その施策。



○議長(楠田浩君) 挙手をして下さい。



◆10番(右山剛君) はい。



○議長(楠田浩君) 10番、右山剛君。



◆10番(右山剛君) ただいま市長の苦しい答弁を拝聴いたしました。私は出会いを大切にし、やはりその人の人間性をとことん知り、そしてその人の事業について協力していきたいという人間であり、もっと謙虚な自分をさらけ出してほしいというふうに思いました。

 では、具体的な質問に入ります。マニフェストの中に「新たな感性」の項目の中に、長寿社会白寿への誘い、白寿へのお誘いの構築を掲げられています。後援会資料でも、もう少し詳しく「予防健康の構築と早期発見のMRIの無料化を60歳以上に実施して、県下トップの健康立市を目指します」とあります。このことについて、宇城市の予算措置等を勘案した詳しい説明をお願いします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 人生の中で一番幸せなことは健康であるということだと思います。その健康づくりというものに行政は力を入れていかなきゃならないということから、健康立市づくりをやっていこう。そういう意味で掲げさせた中で、健康、それから医療、保健、介護、これがそれぞれ独立された形でやられていくんじゃなくて、健康と保健と医療と介護がそれぞれ連携を保ち、リンクされた形の中で健康づくりを進めていかなきゃならないと思っております。その健康という観点の中では、自ら健康を維持するためにいろんな努力をされておりますけれども、予防という観点から検診の中に、脳ドッグの検診というのはまだ全国的に行われておりません。この脳ドッグの検査は、右山議員も心配されておられるのは検診料、非常に高い。だから逆に検診を受ける方々が少ないということで、検診料負担が無料化するということは財政的に圧迫するのではないかというようなご指摘だろうと思います。その点、これから十二分検討していかなきゃならないことではありますが、この脳ドッグの検診も議員ご承知のとおりに、2年か3年に1回検診すればいいことであります。したがって、血圧の高い方々というのは、そういうものはきちっとやっぱり受けておられる方が予防になるんではないかなということでもありますし、既に何らかの病気をお持ちの方については、治療と合わせての健康保険が使えるということでもございます。そういう意味で、今、MRIが据わっておりますのが宇賀岳病院と三角の済生会病院にそれぞれ設置されております。この病院と今後詰めながら、検診の費用についてどれくらいの検診料で済むのかということを詰めてまいりたいというふうに思っております。少しでも脳の検診をすることによって、脳溢血や脳卒中等を防ぐことができれば、医療費が今度は少なくなってくるし、介護費も少なくなってくるというようなことになりますと、トータル的に私は負担が少なくて済むという事態になっていけるようにいたしたいなというふうに思っているわけで、そういうMRIの無料化と、全国的に初めてでございますから、その点はこの松橋地区がですね、福祉特区まで受けております。受けておる中で、そういう取り組みというのは、ある意味では私は福祉特区ならではのことではなかろうかなというふうにも思っておりますので、これから十二分に導入の手法について検討してまいりたいというふうに思います。現在のところ、そういうところでの回答にさせていただきたいと思います。



◆10番(右山剛君) 私はこれを出されるときに4町で60歳以上は何人ぐらいおられて、その何%ぐらいが受診されて、費用はどのくらいかかるのか、具体的な調査をされ、これならば政策に揚げるという視点がないという、それは非常に欺瞞性のあることであろうというふうに思います。松橋町の老人医療70歳以上、障害を持つ方は60歳以上になりますけれども、20億を超えております。予算措置ができないでいろんな操作をしながら毎年捻出をされておられる状態です。4町で老人医療、概算して80億超えるんじゃないかというふうに推測するんですけれども、それにこのMRIを導入されてどれだけの負担増になるか。全体的なことをこれから勘案するとおっしゃるけれども、現実の厳しさ、所信表明で言われたとおり、国・県の、あるいは三位一体の中で、削減される中で非常に台所は厳しい中でそれを皆さんの協力を得てやっていくというふうに言われたんですけれども、かたやこういう事業をぽんと持ってこられて、果たして実現可能かどうか、非常に不安を思い、気持ちは非常に大切なことであろうと思うけれども、そういうふうな気持ちを抱いております。

 時間がないので、先に進みます。

 地震対策についてお尋ねします。市長のマニフェストの中にも安心安全な都市づくりを掲げられていました。ご承知のとおり、我が国では阪神大震災に続いて、新潟中越地震、そしてスマトラ沖の大地震で起きた津波による未曾有の大惨事が起こりました。国民は改めて地震の怖さを認識しています。全国の防災世論調査では、86%の人たちが地震に不安を持っていることが判明しています。残念なことに、宇城市を縦断するように布田川・日奈久断層が走っております。このことについては、以前松橋町議会で質問しました。しかし、宇城市が誕生し、現在職員は多忙を喫しております。そしてお互いの名前、あるいは性格、長所短所、それぞれまだはっきりわからないような状況が進む中で、こういう状況の中で地震が発生した場合どういう状態になるか非常に不安を覚えますので、質問の通告をしました。市長はこの布田川・日奈久断層についてどのような認識をしておられますか。そして、現在できている範囲内で結構でございますので、防災態勢のことについてご説明をお願いしたいというふうに思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 今のご質問でありますけれども、先般の新潟中越地方の大震災、お話ありましたスマトラ沖の大地震、この大津波で多くの方々の犠牲者が出たわけでありますが、今回の中越地震の震源になりました地域は、国の地震調査委員会が指定しています全国98ヵ所の活断層に指定されておりませんで、活断層による地震ではないと報告されています。それに比べ、宇城市は布田川・日奈久断層帯の中部に位置し、今後30年の間に地震の発生する可能性は、その最大値で6%と我が国の主な活断層の中で10番目の高いグループに属しています。その際の地震の規模は、最大でマグニチュード7.5程度で、震度6以上の強い揺れが起きる可能性があります。このような中でございますので、災害に強いという、その強さというものを主張してきておりましたのも、私すぐ右山議員の質問に対して宇城市管内の防災態勢がどうなっているかということで検討いたしましたら、まだ極めて不十分な態勢であるというのが事実でございます。例えば危機管理担当者の明確化をしたり、情報伝達の通報手段、そういうものがまだ十分でなかったり、地震発生に伴っての出動計画、市民への防災意識の啓発、災害に強いまちづくり等の震災発生を予期した事前対策、あるいは救急医療体制、救援物資体制の救援活動体制、あるいは避難するためのオープンスペースの確保としての防災場の整備、あるいは最小の人的・物的被害でくい止める宇城市地域防災計画の素案、そういうものがまだ成案に至っておりません。そういうものを県と早く協議を進めてつくりあげてまいりたいというふうに思っておりますし、その一翼を担っていただく消防団の協力体制をどう強化していくかというためにも、防災意識の確立、そういうものも消防団の方々に図ってまいりたいというふうに思っております。また、高齢化社会でございますので、弱者に対しましては災害初期の緊急措置の迅速化を図るために、民生委員等の地域団体への要請や緊急かつ実践的に行う訓練等もあわせて必要ではなかろうかなというふうに思います。これから万全の対策が取れるよう、震災を含めた防災活動を積極的に市としては取り組んでまいりたいというふうに思っております。早急に確立いたしたいと思います。



◆10番(右山剛君) ありがとうございました。はい。



○議長(楠田浩君) 10番、右山剛議員。



◆10番(右山剛君) 議長、もう少し元気よく指名して下さい。

 ありのままの現状を報告していただき、ありがとうございました。できるだけ早急に整備し、宇城市民安心して暮らせるような、そういう態勢を整えてほしいというふうに思います。ちなみに県に相談してとおっしゃられましたけれども、なんと熊本県は防災力は全国の37位であります。頼りにならないということであります。東海地震、あるいは南海地震、そういう地域においては、市議会自らが財政要求、手立てを求めて国に陳情するとか、やはり自らの地は自ら守るということで、果敢な取り組みを、県はあてにしないような積極的な取り組みをぜひお願いしたいというふうに思います。

 時間が迫ってきているわけですけれども、通告しておきましたので教育長に2、3お尋ねします。まずはご承知のように、中央教育審議会がゆとり教育の見直しを答申しました。そのことについて、教育長はどういう見解を持っておられるか、お尋ねします。



○議長(楠田浩君) 教育長。



◎教育長(吉?潔君) それでは、右山議員さんのご質問に答弁をいたします。

 ご存知のように、現在の学習指導要領は完全学校週5日制の下、平成14年4月から小中学校に導入されました。ここでは、基礎基本をしっかりと身につけ、自ら学び、自ら考える確かな学力と豊かな心と健やかな体を持った児童生徒を育てるというか、生きる力を育むことが目標であり、ねらいです。文部科学省は、その目標・ねらいは誤ってはいなかったし、これからも変更するつもりはないと言っております。ただその目標並びにねらいが十分に達成されているかどうかが、問題であろうと述べています。そのために、目標・ねらいを達成するための道筋や取り組み方などは常に修正していく必要があろうかと私は考えています。そういう趣旨で、学習指導要領の全体の見直しが進められると受けとめています。具体的に申しますと、文科省は学習指導要領見直しの観点といたしまして、世界トップレベルの学力の復活を目指した教科内容の改善、二つ目が学習内容の定着を目指した学習指導要領の枠組みの改善、三つ目が学ぶ意欲を高め理解を深める授業の手立て、そういうことなどについて初等中等教育のカリキュラムの改定の方向性として私は賛同しているところでございます。この見直しが学校現場が混乱しないような方向でぜひ見直しをお願いしたい。また、最近の子どもは実地体験が非常に乏しゅうございますので、生きる力を育むという学習指導要領の理念を大切にしながら、その理念を生かしながらの見直しをしてほしいと願っているものでございます。

 以上でございます。



○議長(楠田浩君) 10番。



◆10番(右山剛君)  時間がありませんので、意見をもう止めますけれども、教育委員会にお願いします。先ほど市長にもお願いしたわけですけれども、今、地方分権、地方自治の時代です。国の教育方針を遵守しながらも、宇城市の個性豊かな教育を目指してほしいというふうに思います。現在の柿塚県教育長も各市町村教育委員会が主体的な教育を積極的に推進してほしいと表面では言っております。やればいいわけですよ。教育長も高い報酬を受けておられます。もっと自信を持って、宇城市の教育は任せておけというような覚悟でやってほしいというふうに思います。今後の改定については、教育現場の先生方や子ども、保護者等々の意見も十分聞き、十分な対応をしてほしいことを要求しておきます。あと、1分か2分あります。最後に、子どもの学力観についてお尋ねします。吉?教育長は、宇城定着テストを創設して、宇城の小中学校全校で全教科にわたって実施しておられると聞いています。その意図、目的はどこにあるのか。このことを含めて、教育長の学力観をお尋ねします。現場では子どもたちは、またテストですか、教師は教える時間が削減された。採点また集計、評価、大変な作業を強いられています。県教育委員会がテストをやっています。なぜこのテストで満足されないで、宇城だけ、全国でも珍しいと思うんですけれども、宇城定着テストなるものを導入されたのか、お尋ねします。



○議長(楠田浩君) 教育長。あと1分しかありませんので、まとめて下さい。



◎教育長(吉?潔君) はい。今、お尋ねのことについてお答えいたします。

 学力についての基本的な考えといたしましては、知識・技能に加えまして 、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断して行動し、よりよく問題を解決する資質と能力を高めるということが学力であろうと捉えております。宇城地区の基礎基本の定着度調査をやっているがいかがかというお話でございますが、宇城市全体で40校の小中学校がございますが、基本的には宇城全体の学校間の学力につきましての格差が付かないように、また学年、学級との格差が付かないように。そのためには、定着度を調査することによって指導の不備な点を補うことができると、こう考えまして、校長会とタイアップしまして進めているところでございます。今後も格差是正のために、よりよい評価問題を作成し実施していきたいと、このように考えているところでございます。

 以上です。



◆10番(右山剛君)  ありがとうございました。

 これで終わります。



○議長(楠田浩君) これで、10番、右山剛議員の一般質問を終わります。

 ここで、5分間休憩します。

             −−−−−−−○−−−−−−−

               休憩 午前11時01分

               再開 午前11時07分

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(楠田浩君) ただいまから、再開します。

 次に、66番、北園國光議員の発言を許可します。



◆66番(北園國光君) 私は、旧不知火町出身で議員になりましてから15年と6ヵ月、現在4期目でございます。4期目の66番、北園でございます。ただいまから2点についてお尋ねをいたします。

 第1点は、組織改革であります。現在、宇城市には本庁の中に松橋市民センターという名の支所がございます。市民センターと呼ぶそうでございますが、機能的には支所そのものであります。これは合併によって、行政機構の統廃合によって簡素化をすることにより、特別職や一般職の経費を最小限に削減して、浮いた予算を一般市民の事業費に組み込むと、そういう合併の趣旨に反する現在の事態であろうと私は思います。この松橋市民センターの設置は、昨年の9月か10月であったと思いますが、新市の組織機構をどうするかということで松橋の方から他の4町に支所があるのに、なぜ松橋に支所がないかと。同じにしなさいという松橋の委員の方の強硬な主張によるものでございました。合併の離脱も辞さないという姿勢でございましたので、私たちは反対でございましたけれども呑まざるをえなかった。ご承知のように、宇城市は松橋が中心でございます。松橋が離脱したならば、この5町合併、4町合併も成り立たないわけでございます。そういうことで、松橋の強行主張により本庁の中に支所がある、本庁の中に、一つの屋根の中に総務課が二つある、税務課が二つある、その他の課も二つある、こういう変則的な市庁舎の組織になっておるわけでございます。こういう組織は、1日も早く単純明快に一つずつにしなければならないと私は思うわけでございます。その点について、今後新市長はどう取り込もうと考えておられるのか。その点についてお尋ねをしたいと思います。

 また、議員控え室の建設についてお尋ねをしたいと思います。この議員控え室は、確か昨年の夏頃であったと思いますが、旧5町の議長と議会運営委員長で組織する新市の議会設置検討会の中で出てきた話だと聞いております。当初は、議員控え室棟、常任委員会棟、5棟建設で、予算は、総予算は1億数千万円だという話でございました。私たち不知火町議会では、これは無駄金であると。1年3ヵ月の在任特例の期間中に1億数千万円を使う、そういうことはできないということで反対を決定したわけでございます。後で聞いた話でございますが、周り、他の3町もこれには反対であったと聞いております。しかしながら、現実には議員控え室というのができているわけでございます。この議員控え室建設に至った経過を伺いたいと思います。これは、市長は当時関与しておらせませんので、総務企画部長に聞いた範囲内での答弁をお願いしたいと思うわけでございます。よろしくお願いします。

 後の質問は、向こうでやります。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 北園議員にお答えをいたします。

 旧5町が合併し、宇城市を誕生させることにつきましては、平成14年4月に法定協議会である宇城西部五町合併協議会を設置し、41項目の合併協議項目がすべて合意されましたので、合併協定書締結、廃置分合の申請等を経て、平成16年10月5日に総務大臣の官報告示があり、去る1月15日に宇城市が誕生したところでございます。松橋市民センターの取り扱いについての経緯につきましては、合併協議会において協議がなされ、住民サービス低下を招かないよう十分配慮した新市における事務機構及び組織整備方針が承認されました。この方針の中で、組織機構の統廃合は順次段階を追って整備を行い、本庁、支所の機能及び事務分担についても平成17年度から順次時間的要素を考慮しながら段階的に進めると規定されておりまして、三角支所、不知火支所、小川支所、豊野支所、松合出張所の位置づけとともに、松橋市民センターの位置づけがなされたところでございます。

 以上のような経過でございますが、現在の組織を今後も存続していくということではなく、職員の削減計画や行財政改革とあわせて、段階的に本庁、支所、市民センター、出張所の機能とあり方と不都合な点については、適宜見直しながら機構改革を進めていく考えでございます。



○議長(楠田浩君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(上野和範君) お尋ねの議員控え室の建設の経緯についてご説明を申し上げます。合併事務局からの資料に基づきましてご説明を申し上げます。

 新市議会の施設整備及び議会運営につきましては、旧5町の議会議長、議会運営委員長及び議会事務局長の15人で構成をされる宇城市市議会設置検討協議会におきまして、縷々協議を重ねて検討されておられたところでございます。執行部といたしましても、施設整備につきましてはこの議会設置検討協議会の決定事項を踏まえ対応してきたところでございます。その中でご質問の議員控え室の件でございますけれども、検討協議会では仮議場の近くに新たに設置するか、既存の本庁の部屋等を活用するか、賛否両論がありまして、議論を重ねられたということでございます。最終的には、既存の部屋やロビーを利用した場合、ウィングまつばせを利用される市民の皆さんに大変ご迷惑をおかけすることになり、市民側の立場に立てば好ましいことではないという結論に達し、新市議会を効率的に運営するためには仮議場の近郊に会議室を兼ねた控え室を設ける必要があり、最小限度で安価な方法により設置することが決定されたということでございます。執行部といたしましても、この協議会の決定を踏まえ、在任特例期間中までの15ヵ月間につきましては、プレハブづくりの会議室兼控え室を設置したところでございます。15ヵ月間のリース料811万1,250円、控え室と仮議場間の通路工事63万円、合わせまして874万1,250円をかけ設置したわけでございます。

 以上が、仮設会議室についての経過でございます。



○議長(楠田浩君) 66番。



◆66番(北園國光君) ただいま市長から組織改革については、今後検討していきたいという趣旨の答弁がありました。この本庁の中に支所があるという自治体は、全国でも例がないと聞いております。なぜこういうことになったのかと思うわけでございますが、窓口係を本庁の中に置いたならば、別に松橋の市民だけに対応する、そういう窓口を同じ庁舎内につくる必要はないと私は思います。ただ職員の削減等につきましては、職員の身分保障の問題もありますので、定年退職等の自然職員の減を待たなければなりませんけれども、組織改革についてはできるだけ早く人員削減ができるような組織に変えていただきたいと思います。

 また、議員控え室については、議会設置検討協議会でつくるということで決定されたということでございますが、この議員控え室、広い部屋と狭い部屋があるそうでございます。私は中に入っていませんのでわかりませんが、なぜこういうことになったのか。今回の5町合併は人口の多い少ないにかかわらず、財政規模の大小にかかわらず、あるいは議員定数の多い少ないにかかわらず、すべてを横並びした対等合併であります。対等合併であるにかかわらず、一部の町の人が狭い部屋に入る、肩身の狭い思いをする、そういうことがあってはならない。そういうことをしてはならないと思うわけでございます。対等合併の趣旨に則って、狭い部屋の解消をお願いしたいと思うわけでございますが、その点についてお尋ねをいたします。



○議長(楠田浩君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(上野和範君) 先ほど経過について申し上げたところでございまして、その中で部屋の、これは議員数に応じたところでの部屋の配置といいますか、そういうものが決められたというふうにお伺いをしているところでございます。



○議長(楠田浩君) 66番。



◆66番(北園國光君) 議員控え室につきましては、議員の定数に即した形での部屋割りだという答弁であります。しかしながら、広い部屋の隣に、隣の狭い部屋に入るんです。どうしても気持ちの上で肩身の狭い思いがするんではなかろうかと私思うわけでございます。ですから、5町の対等合併を考える上で、対等な立場で議論をできるように、対等な議員控え室にしていただきたい。強く要望いたします。

 また、組織改革については今後できるだけ早く取り組んでいただきまして、真の行政サービス、いわゆる職員削減によって出てきた、行政コストの削減によって出てきた予算を市民のための事業費の予算に回すと、そういう本来の姿に早くなるように市長も努力していただきたいと要望して、私の質問を終わります。



○議長(楠田浩君) これで、66番、北園國光議員の一般質問を終わります。

 ここで、13時まで休憩します。

             −−−−−−−○−−−−−−−

               休憩 午前11時23分

               再開 午後 1時00分

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(楠田浩君) 会議を再開いたします。

 引き続き、一般質問を行います。

 32番、栗?秀人議員の発言を許可します。



◆32番(栗?秀人君) 32番、栗?秀人でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告しておきましたやさしいまちづくりの推進について、二つ目、5町合併前の施策の継承について質問をいたします。

 このたび、宇城市長にご当選されました阿曽田清市長のご就任を衷心よりお慶び申し上げますとともに、心からご就任に対し敬意を表したいと思います。おめでとうございます。

 私は、宇城市民の一人として、希望とお願いを申し上げたいと思います。そして、私が通告いたしました質問に移りたいと思います。現在、国・県、市町村の財政状況のみならず、非常に厳しい環境にあることはご承知のとおりでございます。国において三位一体の改革、地方分権の推進、交付税の減額、年金改革等、これからの市町村は自らが力を付け、自立の方策を考え努力しなければならない時代を迎えているというふうに思っているものでございます。新宇城市のスタートの前途も多難な環境にあると言っても過言ではないと思います。どんな厳しい状況にあっても、市民の幸せを求め全身全霊最善の努力をする使命を市長には与えられたというふうに考えております。市民の期待に応えてもらうためにも、それ相当の覚悟と信念を持ってリーダーシップを発揮してもらいたいと願っているところでございます。厳しいことを言いますけれども、執行部においては市長の後ろ姿を見て仕事をするではなく、真っ正面から目を見て真剣に論議を重ね、検討を重ねて、実施実行の職場環境をつくってもらいたいと願うものであります。民間活力を活かし、市民の活性化を図るのは、政治の最も重要な施策であります。宇城市は自然に恵まれ、社会的諸条件にも恵まれております。海、港あり、JR駅二つあります。高速道のインターチェンジもあります。国・県道の道路が無数に走り、交通網の要所であります。執行部、議会、市民の三者が一体となって新市宇城の発展のために努力すれば、市民の幸せは確立されると信じております。ご理解をいただき、市長におかれましてはよろしくお願いいたします。

 それでは、質問に移ります。

 まず一つ、やさしいまちづくりについて市長に質問をいたします。私は町議6年間、やさしいまちづくりを目指して推進をしてまいりました。議会活動において、やさしいまちづくりを中心に活動をしてきた一人でございます。私の理念としましては、弱者は当然のことでありますが、弱者だけにやさしさを求めるものではありません。老若男女、弱い者も、健常者も、合わせて市民のための住環境づくりにおいて、ハード事業、ソフト事業等においても計画や検討の時点において、市民生活の立場に立ってやさしいまちづくりの理念を基に事業計画と実施計画等について取り組んでいただきたいと望むものであります。奇しくも阿曽田市長は強くやさしい新市をつくるとマニフェストで提唱されております。市長の理念をお聞かせいただきたいと思います。

 あとは、質問席から質問をいたします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 栗?議員にお答えいたします。

 本格的な高齢化社会の到来により、高齢者、障害者の自立と社会参加への機運が高まっている中、周囲の建物や道路、あるいは教育や雇用の均等においては、高齢者、障害者の自立や社会参加を妨げる様々な障害が存在する状況にあります。このような状況に鑑みて、高齢者、障害者をはじめ、市民誰もが自立し、住み慣れた地域社会で共に心豊かで潤いのある生活を営むことができるようなやさしいまちづくりを進める必要があります。このため、ハード面では公共の建物、市公園等施設のバリアフリー化、あわせ施設内の各種器具のユニバーサルデザイン化を進める計画であります。ソフト面では、高齢者、障害者等が住み慣れた場所で自立した生活ができるよう、高齢者福祉計画、障害者福祉計画等に基づき、高齢者、障害者のニーズに対応できる各種支援事業サービスの提供を行っていきたいと考えております。

 以上のサービス提供を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。



○議長(楠田浩君) 32番。



◆32番(栗?秀人君) 市長に再度お尋ねいたします。

 私のやさしいまちづくりの理念と奇しくも阿曽田市長の強くやさしい新市をつくるマニフェストの提唱について、再度市長の理念をお尋ねいたします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 強くやさしい宇城市をという、そのやさしい宇城市というのは、先ほども右山議員にお答えをいたしたわけでありますが、弱い立場の人々、遅れた地域、あるいは日の当たらない産業等々に意を用いた支援、行政は配慮していかなければならないということを申し上げました。弱い立場というのは、高齢者の方々のみならず、子どもたち、あるいは障害を持つ方々、そういう方々に対して何不自由ない生活のできるような環境をつくっていかなきゃならないと。それが私は弱い立場の人々に対する行政面のある一面の対応だろうと。もちろんそういう方々の生活基盤、所得という面の働く場というものも提供していかなきゃなりませんが、まずはそのようなハードの面における対応というものが、まだこの宇城市全体では十分であるとは言い難いと思っております。新しくできた公共施設等々につきましては、バリアフリー化がなされておりますけれども、それ以前にできておる建物については、まだ整備されてないという状況でありますので、その点は再点検を行っていきたいというふうに考えております。



○議長(楠田浩君) 32番。



◆32番(栗?秀人君) 次に、高齢社会に進む現在の本市において、高齢化率等が24.9%と聞いております。高齢者の数においても、75歳以上が人口8,105人、80歳以上4,644人。平均年齢、男が78.8歳、女が84.6歳というふうに高齢化が進んでおると。また、そのように長寿の方がたくさんお住まいであるということをお聞きしておるところでございます。なお、現在特老等の老人ホームに希望されておる方が100名程度入所待機されているというような状況だということをお聞きしているところであります。今日の日本の繁栄の基礎となり、また日本の経済、文化の振興のために貢献されました高齢者の方々の最後のやさしい、楽しい生活をしていただくためには、行政がさらなる施策の努力の必要があるんじゃないかというふうに思います。これには、当然先ほど申し上げましたように、民間活力を活かしながら行政は施策の指導をしていただくべきじゃないかというふうに考えておるところであります。また、このような高齢化が進む中には、当然認知症(痴呆症)やそのようないろいろの病、あるいは病気にかかられるというふうな、進行につながると思います。そういう意味では、グループホーム等の認可もこれまでは県の認可でございましたが、県のお話、調査によりますと、平成18年からは市の認可になると。町村はこれまでどおり県の認可であるけども、市のグループホームの認可については市の認可になるという見込みであるというふうなことを聞いております。そういうことでありますと、先ほど申し上げましたように高齢化が進むといろいろの病もそれぞれの多岐にわたる病気にかかられるということからしますと、グループホームの待機者も現在入所待ちであるということもお聞きしておるところでございます。そういうことで、今後市長の施策として福祉向上のためには、積極的な対応を望むものでありますし、そのような市の認可ということに平成18年からなるということを県の方からお聞きしましたので、市長の取り組みのお考えをお尋ねいたします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 栗?議員仰せのとおりでございまして、グループホームの件につきましては、現在宇城市として5事業所に8ヵ所、72名の定員でありますが設置されております。その72名の定員の中に、宇城市からは41名の方が入所されております。今仰せの18年からというようなお話でありますが、想定されます介護保険法の改正によりますと、新しく創設されます地域密着型サービスの中にグループホームを位置づけられておりますので、そのような形で18年度以降から市が指定をするということになるであろうというふうに見込んでいるところであります。宇城市としては、地域密着型サービスという観点から、できるだけ地元の方々に入所いただくということで進めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(楠田浩君) 32番。



◆32番(栗?秀人君) 次に移りたいと思います。

 5町合併前の施策の事業の継承についてお尋ねをいたします。これまで合併前に各町村それぞれの長期計画、あるいは中期計画、即対応しなければならない事業等の計画、それぞれ積極的な調整を行ってきたところであります。なお、中長期計画につきましては、新市に引き継ぐというようなことで新市建設計画もあるようでございますが、既に旧町時代に長期的な計画を論議をした事業等につきまして、新市長はその継承につきましてどのようなお考えであるか、お尋ねをしたいと思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 基本的には、旧町で取り組んできた長期事業につきましては、その成果が表れるまで継続する必要があると考えております。しかし宇城市となった今、広い観点から地域のバランスや均衡ある発展に留意することも重要であり、厳しい財政事情を踏まえて事業内容等を再度検討し、あるいは見直しを行う必要があるものもあるかと存じます。旧5町の継続事業につきましては、最大限の努力をしてまいりたいと思いますが、事業工期の長期化等も含めて検討することも必要ではないかと思っております。ご承知のように、新市となる前の宇城西部五町合併協議会で新市建設計画を策定しておりましたが、策定後社会情勢が大きく変化しており、現在財政計画を含めてその見直し作業を実施しているところでございます。諸般の事情をご賢察の上、ご理解を賜りたいと思います。



○議長(楠田浩君) 32番。



◆32番(栗?秀人君) 再度市長にご確認をしておきます。ただいまのご答弁の趣旨は十分理解いたします。地域においてはそのような旧町での取り組みについて、既に地域住民あるいは地域団体において、前向きの期待をしておるところでございます。どうかそのような地域の要望なり各種団体の期待については、必ず新市の趣旨を十分地域に反映できるような取り組みをぜひお願いしたいというふうに思います。市長の考えをお尋ねいたします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 地元のご意見等は真摯に受けとめながら、かつ新しく新市になりました以上、その総合的な新市のあり方というようなものもあろうかと思います。財政等を見極めながら実施してまいらなきゃならんと思っておりますので、その点どうぞご理解をいただきたいと存じます。



○議長(楠田浩君) 32番。



◆32番(栗?秀人君) 以上をもちまして、通告しました一般質問を終わります。



○議長(楠田浩君) これで、32番、栗?秀人議員の一般質問を終わります。

 ここで、10分間休憩します。

             −−−−−−−○−−−−−−−

               休憩 午後1時22分

               再開 午後1時30分

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(楠田浩君) 会議を再開します。

 続きまして、6番、尾?治彦議員の発言を許可します。



◆6番(尾?治彦君) まずは、阿曽田新市長、ご就任おめでとうございます。新しく誕生したこの宇城市の将来を新市長に期待をする市民の皆さんの思いが強うございますので、よろしくお願いいたします。

 6番、尾?治彦、旧三角町戸馳の出身であります。なにぶん1年生議員ですので大変緊張いたしております。暖房の方も今日はちょっと暑いのかしりませんけれども、汗が出てきておりますので。

 それでは、通告にしたがいまして一般質問に入りますが、質問席から質問をさせていただきます。

 私は義務教育の中の小学校課程ぐらいは学校が歩いて通える距離にあるのが当然のことだと考えています。しかし、過疎化による若者人口の減少、少子化の進展により、1学年で単式の学級が編成できない複式学級の対象になり、学校統合をするところが全国的に増えています。児童生徒がそれぞれの地域と学校とを行き交う通学、設定された通学路を安全かつ心身的や経済的等、いろんな角度から検討され通学路が決定されていると思います。そして、これらを結ぶ手段として徒歩通学があり、自転車通学をはじめとするバス利用等の乗り物による通学があります。旧三角町において、1中学校、2小学校を基本とする学校統合計画を策定して、順次学校統合が進められているところでありますが、旧三角町の条例で平成17年4月の戸馳小学校と三角小学校の統合が決定をしていて、通学専用のスクールバス運行ということで昨年夏から計画が進められていて、三角町最終の12月議会でスクールバス車両購入までは決定をしています。そこで、第1点として戸馳小学校と三角小学校の統合について、スクールバスの運行が地域住民との公約でありましたが、スクールバス運行計画の現在の状況とこれからの見通し、新学期の運行計画はできているのか、お尋ねいたします。



○議長(楠田浩君) 教育委員長。



◎教育委員長(山田毅君) ただいまの尾?議員の質問でございますが、先だって戸馳小学校の閉校式に出席させていただいたわけでございますけれども、今お話のようなことで大変切実な願いがあるようでございます。この戸馳小学校のスクールバスにつきましては、3月末に納車予定ということになっています。その後のことにつきましては、教育部長の方から説明をさせていただきますので、よろしくどうぞお願いします。



○議長(楠田浩君) 教育部長。



◎教育部長(丸目季廣君) スクールバスの運行につきましては、事務的な面から教育部長からお答えいたします。

 スクールバスは3月末に納車の予定でございまして、その運行につきましては直営でなく委託によって実施の予定でございます。現在、業者を選定するための事務も進めておりまして、提案書等に基づいて業者を選定し、最終的には入札により委託業者を決定したいと思っております。その後、業者と学校、教育委員会で路線の具体的な時間等の話し合い、さらには試運転を行いまして、安全が確保され次第、4月初めには実際に子どもさん方を乗車させて登校等の手順等の指導も行いながら実施する予定となっております。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) 旧三角町教育委員会からの説明の中にもですね、3月上旬車両の納車、中旬にはもう運行委託の入札があり、下旬には試運転及び試乗ができるようなことの説明があっておりました。当然、住民の皆さんもですね、そういう気持ちでおったわけですよ。それが、やはりこの1月15日に新市に誕生しまして、非常にこのあわただしい時期にですね、今思うとがですね、果たしてこれからの業者選定が行われて、もう新学期が1ヵ月を切っとるわけですよ。それが今から請負業者に運行を委託するということで、何か問題が出た場合はどうなるのか、心配な点が、また住民の中で不安なところが吹き出てきております。先ほど教育長のお話の中にもございましたとおり、市の閉校式は、式典の方は挙行していただきまして、大変ありがとうございました。しかしその中にもですね、まだ賛成ではないという人たちの声もかなり強うございます。そこら辺も考えていただいてですね、私も以前から旧三角町の議会でも質問をしてまいりましたが、このあわただしい時期の統合は1年でも延ばした方がいいんではないかというようなことも今までも申してまいりました。だからその辺のことも考えていただいてですね、このあと1ヵ月残された中で入札、それから業者の選定があって、最終的なスクールバスの運行まで。業者の選定等もですね、他の土木工事等の入札とは違った性格のものだと思われますので、やはり小さい子どもたちを運んでもらうわけですから、安心して任せられるような業者の選択もお願いしておきたいと思います。そこら辺はどういう考えをしてあるのか、お尋ねいたします。



○議長(楠田浩君) 教育部長。



◎教育部長(丸目季廣君) ご心配の点についてお答えいたします。

 運行につきましては入札をしなければならない状況もございます。また、年度の前に入札をするというようなことで、債務負担行為で議決をお願いし、そしてその後入札をするというようなことをしております。そういったことで、債務負担行為の議決が3月の11日には議決をいただく予定ではなかろうかと思います。そうしまして、14日には指名委員会をし、入札をし、決定というようなことになるわけでございまして、その点はこの予定からいきますと遅れることなく十分対応できると思います。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) 期間的に問題はないということでございますが、私が思うとはですね、12月の旧三角町の議会のスクールバス車両購入の入札時点で、運行の計画まではしとくべきじゃなかったかと思うとですよ。当然、17年4月ということは期日が決まっとったわけですからね。そこら辺を考え方がですね、町からこの新市に移行する時点で、やはり申し送りとか内容的な、町の教育委員会から市の教育委員会に移るわけですから、その辺がうまくできていないのではないかという気持ちがありますよ。その辺をですね、しっかり考えていただきたいと思います。

 さっきの債務負担行為というのをですね、私が勉強不足かわかりませんけれども、説明の方を1回お願いしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。



○議長(楠田浩君) 教育部長。



◎教育部長(丸目季廣君) 三角町からの引き継ぎ事項の中で、やっぱり1月中旬ないし2月に業者を決定して下さいということはうたってあるわけですけれども、先ほど申しますように債務負担行為の議決をいただいた後でないと入札ができないもんですから、本日3月の定例議会というような形になったという次第でございます。そういったことでご理解いただきたいと思います。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) その債務負担行為というとがですね、どういうふうなことなのかをですね、説明は難しいでしょうか。



○議長(楠田浩君) 教育部長、債務負担行為についてのきちんとした説明をして下さい。



◎教育部長(丸目季廣君) 債務負担行為と申し上げますのは、スクールバスの運行委託を委託する場合が4月1日から1年間というような形が普通一般的ですが、そういったときに入札をいたしたいといったときに、年度の手前でございますので債務負担の議決をいただかなければ入札関係が、予算が確保、ないもんですから、できないというような状況です。そういったことで、債務負担行為の議決ということです。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) 説明ありがとうございます。第10号議案の中の予算書の中で債務負担行為が出ておりますので、これから議会に諮られると思いますので、その辺はよろしくお願いをしたいと思います。

 その次にですね、やはりこの統合がですね、行政主導で行われているという残念なところがあると思います。学校統合が教育施設設備等の整備充実を図るものであるならば、今回の統合する三角小学校の場合がですね、把握しておるかはわかりませんけれども、まず三角北小学校との統合、さらに三角東小学校の統合と段階的な統合をしてあるわけですよ。今回が最終の統合になるわけで、この三角町、旧三角町の統合計画のですね、最終的な三角小学校の教育施設設備等の整備充実が不足をしているのが現状であります。この前の閉校式の中でもお願いをいたしましたけれども、校舎・体育館の老朽化やまた耐震性、今度統合による児童数と施設の規模の問題からみても建て直しが当然考えられると思います。先ほども言われたように、三角町の教育委員会からの提言という形で申し入れはしてあると思って質問しておりますが、提言はしてあるのか。そしてそれを市の教育委員会で把握して新生三角小学校の新校舎の建設計画はどうなっているのか、お尋ねします。



○議長(楠田浩君) 教育部長。



◎教育部長(丸目季廣君) 校舎建設の経緯及び計画の策定状況についてお答えいたします。

 新校舎建設の要望は、統合当初、平成10年度の北小学校統合からあっておりまして、特に今おっしゃいますとおり体育館は旧三角町の小学校では児童数が最も多い中に533?と狭く、法的には919?を必要とします。また天井高も基準より低い不適格体育館となっております。それで体育館の建て替えの要望が最も、今、議員さんおっしゃいますとおり強かったということを伺っております。それで、三角町での振興計画及び過疎計画も新校舎建設計画等の策定がなされております。平成17年度から基本計画策定に入り、平成18、19年度で建設するとされています。しかしながら、現在地での建設には高規格道路の建設計画の関係上もありまして、具体的には決定されてないという状況でございます。また、統合小学校建設に関する国庫補助金の6年度内の着工、さらには過疎地域自立特別措置法の指定に伴う過疎債等も計上済みでございます。

 このような計画どおり実施する上で、今後早めに熊本天草高規格道路建設対策特別委員会をはじめといたします関係部局、地域の方々及び保護者等との協議を進めて、建設用地の決定、基本設計などの作業を進める予定といたしております。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) 旧三角町のときからのやはり高規格道路との兼ね合いですね。高規格道路のその計画のずれ、遅れがあるとですよね。だからもう規格道路のことは考えは外していただいて。できればですね、当然移転新築も当然なことだと思いますので、そこら辺もよろしくお願いしたいと思います。

 それとですね、学校統合と合わせて閉校した後の学校用地の利用の問題も大きなところがあると思います。先ほども言いましたとおり、行政主導型で統合が行われて、統合ばかりを急いでですね、跡地の利用は進んでいないのが現状だと思います。他町村はわかりませんけれども、三角町の場合は学校統合、学校跡地が何ヵ所も空いていて、大変住民の皆さんからはもったいないんじゃなかろうかという意見があります。そこら辺をですね、どう考えておるのか。今後の学校跡地利用についてですね、お尋ねをいたします。



○議長(楠田浩君) 教育部長。



◎教育部長(丸目季廣君) 今、ご指摘ありましたとおりでございます。今後ともですね、私たち、今、おっしゃるような形で、さらに検討を進めてまいりたいと思います。まだこの間統合したばかりでございますので、統合をいろいろする上でのいろいろなことというのはまだしてないという状況でございます。今後検討を進めたいと思います。ご理解方お願いいたします。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) この一般質問の中のですね、通告してないような内容もですね、当然出てくると思います。昨日、何本か電話もいただきましたけれども、最初の打ち合わせができている内容ばかりではないと思いますので、そこら辺はご勘弁をお願いしたいと思います。

 その学校統合というのと跡地の利用というのはですね、例えば戸馳小学校の場合を考えますと、旧隣の中央町のやすらぎ交流体験施設のようなですね、小学校の校舎をリニューアルして宿泊滞在ができるような施設の利用も考えられると思いますので、場所的に戸馳小学校というのはそういう考え方をしていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それでは、次の合併全般についてということでですね、まず第1点目に旧町ごとの懸案事項をどう処理していくのか。優先順位が出てくると思われますけれども、そこら辺も含めて、また旧町の振興計画をどのように新市計画に生かしていく考えであるのか、午前中の質問とダブルところも多々あるかと思いますけれども、市長、よろしくお願いいたします。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 先ほど栗?議員の質問に対しまして答弁いたしました内容と重複する部分が多数あるかと思いますが、よろしくお願いを申し上げます。

 議員もご承知のとおり、合併前に旧5町が資料を持ち寄り、宇城西部五町合併協議会がまとめて作成しました新市建設計画書があります。この計画書は、旧5町での振興計画の懸案事項であります。継続事業も含まれており、内容的にも計画には十分反映されたものと理解しております。そのため、私は旧5町の振興計画にあります継続事業については、旧5町の内部で十分議論されたものでありますので、前向きに取り組まなくてはと思っております。しかし議員もご承知のとおり、平成16年1月に国の三位一体の改革によって、交付税や国庫補助金等が旧5町を合わせますと前年に比べ8億円削減された状況であります。このように社会情勢は大きく変化しており、厳しい財政状況の中、担当部署におきまして財政計画の見直しとともに新市建設計画の見直しも余儀なくされているところであります。そのため、継続事業の取り組みについては先ほど答弁しましたとおり、最大限の努力はいたしますが、ある程度の見直しが出てくるのではないかと思っております。厳しい財政状況を認識していただきまして、どうぞご理解を賜りたいと思っております。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) 新市建設計画ですか、西部五町合併協議会から出されている内容等もですね、やはり長期的な計画とか、やはり至急行っていただかなければならないような内容があると思います。先ほどの学校の新校舎建設、スクールバスの運行とかもですね、当然統合によって進められている内容ですよ。それももう、もうすぐあと1ヵ月後の新学期が始まるときには、スクールバスは運行してもらわないかんところがあると思います。そこら辺はやはり、至急でもしていただかなければ、この前から言うとりますけれども、なかなかこの学校の統合がすんなりいかなかったところはその辺もありますので、住民感情も考えていただいて、旧町の懸案事項は優先順位が当然出てくるかと思いますけれども、住民の気持ちを考えて進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 それと、次にですね、午前中の北園議員とダブルところが出てきておりますけれども、松橋の市民センターについて、やはり無駄ではないかという、表現が悪いですけれども、そういう住民の声を多々私も耳にします。機構改革が必要ではないかと思います。午前中の答弁をいただいておりますけれども、やはりこのできたことについてはもう何も言えないところが当然あると思います。しかし機構改革をですね、やはり考えていただいて。今回の合併で本庁が距離的に不便になる、三角あたりは支所の配置は当然なことだと思います。本庁の中にですね、支所機能を持った市民センター、松橋の市民センターというのは、実際に利用する市民も戸惑う。それと本庁と支所機能が重複をしていますので、住民の合併に対する期待として、やはり行政経費の削減と行財政運営の効率化を求める声が大きいようですので、そこら辺は逆行していると思いますので、再度市長にお願いをしますけれども、そこら辺もまたもう一回答弁をお願いしたいと思いますけれども。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 松橋市民センターの件につきましては、先ほど述べたところでございます。基本的には、組織改革とあわせて事務量並びに要員計画、そういうもの等もよく精査をして、そして行財政改革を9月ぐらいまでには事務局案のたたき台もつくっていこうというふうに思っておりますし、議会の意向も受けながら、よく協議をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。



○議長(楠田浩君) 6番。



◆6番(尾?治彦君) 早急な機構改革が必要ではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。やはりですね、この町村合併、合併して宇城市が誕生してですね、住民の願いは5町の町長の中で話し合いができて、選挙がないような宇城市誕生が一番望んでおられたところだと思います。しかし選挙という形になってですね、阿曽田市長が誕生したわけですから、皆さんの期待を背負って、新市の行く末を、将来を期待する部分が多いのでですね、十分そこら辺は考えていただいて、これからの新市の運び方をよろしくお願いをしたいと思います。

 私は1年生議員でまだ質問が3回目でございますのでうまく気持ちも言えませんでしたけれども、時間もまだ残っておりますけれども、以上で質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。      



○議長(楠田浩君) これで、6番、尾?治彦議員の一般質問を終わります。

 ここで、休憩します。

             −−−−−−−○−−−−−−−

               休憩 午後1時57分

               再開 午後2時10分

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(楠田浩君) 休憩前に引き続き、再開します。

 48番、米村和雄議員の発言を許可します。



◆48番(米村和雄君) 私は小川町選出48番、米村和雄でございます。合併後、初めての定例会にこのような機会を与えていただきました先輩議員の方々、また同僚議員の方々に感謝を申し上げます。

 私は宇城市にかける思いと今後の取り組みについて、選挙公約に掲げるマニフェストについてどう取り組んでいかれるのか。また、好条件に位置する宇城市の活力を創出するために、産業基盤の整備、人材の育成にどう取り組んでいかれるのかお伺いをいたしたいと思います。ご承知のように、宇城市が誕生いたしまして、まだ2ヵ月であります。そして、阿曽田市長が誕生して10日余りでございます。したがいまして、今回私は阿曽田市長の選挙公約に基づく政治姿勢、新生宇城市づくりの抱負、あるいは産業基盤の整備、人材の育成などについての方針、構想など、大局的な視点から質問いたしたいと思います。その前に、去る2月27日、激しい選挙戦末、見事に当選されました初代の宇城市長に就任されました阿曽田市長に対しまして、衷心からお祝いと期待を申し上げる次第であります。

 宇城市は産業をはじめ、教育文化や行財政など、それぞれに異なった5つの町が合併し、行政の事務事業をはじめ幾多の課題を抱え、今、スタートを切ったところであります。もちろん、論を待たず、地方自治体に限らず、企業も、そして各種の機関や団体などでもすべて創業者は苦難の洗礼を受けます。どうか阿曽田市長におかれましては、これから健康には十分注意され、そして宇城市の発展のために公平に清く正しく日々の激務に臨んでいただきたいと思います。

 ところで、今、私は先般の選挙戦における阿曽田市長の公約が鮮明に頭をよぎっております。環境保全など、5つのキーワードとモデル新市構想など、12項目にわたる政策の方針であります。そして選挙翌日、2月28日のNHKテレビで、さらに3月1日の熊日新聞で阿曽田市長の抱負が報道されました。新市の将来像を描くための新市構想審議会の設置、健全財政運営のためのバランスシートの作成と監査法人の導入、行財政改革のための予算面でのスクラップ・アンド・ビルド及び職員の事務量の掌握、透明な行政を進めるための情報の公開、そして環境創造型市政と職員の意識改革などであります。そうした一連の阿曽田市長の抱負は、一般的な事務事業の羅列ではありませんでした。その事務事業の推進の基盤となる行政の本質に迫るものであります。それはまさに、移り変わる時代の流れの中で現実を直視し、将来をきっちりと見据えた抱負だと私も共感いたしました。そして、その抱負から私たちは阿曽田市長が新生宇城市にかける並々ならぬ熱意と決意を痛感し、希望と期待を抱いた次第であります。そこで、これまでの選挙戦を通して阿曽田市長が公約されましたことやテレビや新聞で述べられました抱負を基本に、新生宇城市にかける思いをまず述べていただきたいと思います。

 次に、力強い産業の振興策について質問をいたしたいと思います。賢者は「豊かな教育文化は豊かな経済の上に花咲く」と活法いたしております。私も同感であります。したがいまして、その経済活動の源泉となる産業の振興は、何よりも大事と存じます。幸い、私たちの宇城市は気候的にも地理的にも、産業振興のための自然的条件に恵まれております。ご承知のように、現在農業の低迷、商工業の伸び悩みなど、悲観的な声が多く聞かれます。しかし、先般世界銀行が50年後の世界各国の経済力を予測しておりましたが、それによりますと1位中国、2位アメリカ、3位インド、4位日本でありました。世界の約200国の中で第4位であります。決して悲観するには及ばないと思います。私たち宇城市民が、この宇城市の恵まれた諸条件を生かし、創意工夫をこらし、英知を絞れば、必ずや見違えるように発展していくものと確信をいたします。そして新市長がこれまで築いてこられました人脈と政治手腕を発揮されれば、九州の中央に位置するこの宇城市は眠れる獅子が立ち上がるごとく、活力に満ちてくる宇城市と思います。そこで宇城市の今後の産業の振興について、農業、商業、工業とそれぞれ項目ごとにその方針と構想をお尋ねいたしたいと思います。もちろん、先ほど申し上げましたように、新市が誕生してまだ2ヵ月、市長が就任されてわずか10日余りであります。それに本格予算もまだ計上されておりません。したがいまして、具体的な主要施策などは今後に委ねるといたしまして、今回は合併いたしましたばかりの宇城市の人たちへ希望と理解を与えるためのビジョンをお聞かせ願いたいと思います。

 それでは、まず第1に農業の振興について、そしてその方針をお尋ねいたしたいと思います。先日の熊日新聞に50年後の世界の人口は、現在より26億人も増え、91億人に達すると報道されておりました。現在でも、世界的には食糧不足で約8億の人たちが飢餓に苦しんでおります。今後世界的にはさらに食糧不足が深刻になると予測されます。このため、我が国では平成6年から11年までの6年間にウルグアイラウンド対策として約6兆800億円の巨費を投じて、農業改善事業をはじめ中核農家の経営規模拡大など諸々の事業を推進してまいりました。さらに平成11年、食料・農村・農業基本法を設定し、一段と農業の振興に力を注いでまいりました。これに呼応いたしまして、現在国も県も市町村も足腰の強い農家の育成を目指し、いろんなハード事業とソフト事業を有機的に進めております。私たちの小川町でも、これまで農業関係予算は一般会計予算総額の約10%、5億数千万円を毎年投入してまいりました。しかしながら、国全体としては食糧自給率はまだ40%未満です。世界第35位であります。それに比べドイツの食糧自給率は99%です。誠にうらやましいかぎりであります。したがいまして、今後とも農業の振興は行政の最も大きな課題だと存じます。ましてや熊本県は我が国の食糧基地でもあり、私たちの宇城市は、さらにその中で中核であります。現在、宇城市でも農地の基盤整備、農地の集積、農業法人化、地産地消、安全な農産物の生産等々、総合的に取り組んでおります。今後、さらに東アジアや中核都市への流通対策、あるいは直販所の充実や後継者育成など、取り組んでいかなければならないと思います。そこでこうしたことを踏まえ、阿曽田新市長は今後の宇城市の農業の振興のためにどのような方針を、方針と構想をお持ちか、お伺いいたしたいと思います。

 次に、商業の振興について、市長の方針なり構想なりをお伺いいたしたいと思います。数年前に小川町では大型店の進出に伴い、地元の商業者の方々へ商業に関するアンケート調査を行いました。その結果、104の事業所から回答をいただきました。その内の80%の事業主が、今後も現在の商売を続けていきたいと答えております。そして、商業振興の対応策として、商店街の組織のまとまりの強化、売り出し、スタンプなどの強化、駐車場、歩道の整備、イベントの強化、共同仕入れ、共同利用の強化など挙げております。なお、地元行政と商工会への期待として、助成の拡充、商業ビジョンと地域振興ビジョンの策定、個店の経営指導の強化などを挙げております。このことから伺えることは、地元商業者の人たちが今後とも自分の商業経営について意欲を持っており、さらに行政や商工会に対して大きな期待をかけていることが伺えます。合併いたしまして、宇城市の平成14年度の年間商品販売額は約880億円です。県内市町村で第4位であります。現在、地元商業者は、今申し上げましたように行政や商会や商工会に大きな期待を抱きながら、自らも高齢者への物品の配達サービスあるいは伝統文化、行事の継承と商売の連携、異業種間交流など努力を続けております。こうした現状を踏まえ、今後の宇城市の商業の活性化のために、阿曽田市長はどのようなビジョンをお持ちか、お伺いをいたしたいと思います。

 次に、工業の振興策について、市長のビジョンをお伺いいたします。ご承知のように、今や我が国は完全に工業国に変身いたしました。したがいまして、地域の農業や商業を発展させるためにも、雇用と消費を創出する企業の立地は必要不可欠であります。先ほど申し上げましたように、私たちの宇城市は我が国の食糧基地の中核であります。ですから、農業と直接、間接に関係する企業の誘致も考えられます。また先端技術、IT関係の精密工場などは、緑豊かな地方が適地であります。その候補地は宇城市には数多くあります。今、精密工場に限らず、ほとんどの製造業は過密都市ではなく、地方へ立地をいたしております。なお、企業の進出は人脈も見逃せません。ご存じの八代市のYKK工場が八代に進出したきっかけは、八代出身の人物とYKK副社長との偶然の談話がきっかけであります。そこで、宇城市の活性化のために、地場企業の振興とともに企業誘致なども含め、工業の振興についての阿曽田市長の抱負をお伺いいたしたいと思います。

 次に、宇城市における人材の育成について、その方針と構想をお伺いいたしたいと思います。この人材の育成には、二つに分けてお尋ねいたしたいと思います。一つは、宇城市全体としての人材の育成について。二つは、宇城市役所職員の人材育成についてであります。

 まず、宇城市全体の人材の育成について、ビジョンをお伺いいたしたいと思います。やはり産業の発展も教育、福祉の向上も、それに携わる人間の能力に左右されることは周知のとおりであります。ですから、古今東西を問わず、時代のため先駆者や賢者は人材の育成に最も意を注いでまいりました。古代ギリシャのソクラテス、江戸時代の黒田藩の米百俵など、よく引き合いに出されます。人材こそが地域を起こし、国を繁栄させる源泉であります。先の選挙の遊説の折りに、宇城市における人材の育成をお聞きいたしました。そこで、阿曽田市長の宇城市における人材の育成についての抱負をお伺いいたしたいと思います。 

 最後に、宇城市職員の人材育成について、市長のビジョンをお伺いいたしたいと思います。先日、3月1日付けの熊日新聞に職員の意識改革についての阿曽田市長の談話が掲載されておりました。来庁者へのあいさつ、電話の応対など、接遇態度を見直すことから始めてほしい。自分が変われば職場も変わり、住民サービスの向上に繋がるはず。市役所が企業の見本になる組織になれば、そういう談話でありました。実は福岡県の人口1万人余りの赤池町、平成4年民間企業の倒産にあたる財政再建団体に指定されましたが、職員と住民の意識改革によって10年後の平成13年に見事に黒字へ転換し、財政再建団体から脱却いたしております。ご承知のとおり、現在の宇城市の財政状況、その弾力性を示す経常収支比率と公債費比率は、まさに黄信号であります。手放しの状態では、危機的状況に迫ってまいります。したがいまして、バランスシートや監査法人の導入、あるいは事業の重点的選択や職員の意識改革と能力の向上は最も大事なことであり、急がねばならないことだろうと思います。企業は人也、市役所も人也であります。そこで私は最も大事な職員の人材育成は、三つの要素が必要と思います。一つは、事務能力の向上であります。いつ、誰から、何を聞かれても担当事務については即答できる能力の向上であります。二つは、見識の向上であります。住民と接遇する中で、いろんな問題を話し合う場合、その問題の本質を見抜く眼力であります。ただ単なる知識ではなく、つまり見識の向上であります。三つは、人間関係性の向上であります。職員は芸術家ではなく、公務員です。市民相手が仕事であります。この人間関係性、つまり接遇が最も大事と存じます。つまり阿曽田市長が言われておりますように、まず接遇態度から見直し、さらに見識の向上、事務能力の向上へと積み重ねていけば、私たちの宇城市は日本のモデル的な市に発展することは間違いないと思います。そこで最後に、阿曽田市長へ職員の人材育成についてどのように考えておられるのか、抱負をお伺いいたしまして、私の一般質問を終わります。再質問は、質問席で行いたいと思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 米村議員の質問にお答えいたします。

 米村議員、35分間格調高い演説をお聞かせいただきまして、大変敬意を表します。英国ではマニフェストは国民との契約と言われております。ご承知のとおり、12のマニフェストを掲げてまいりました。今後市民に約束した政策を一つ一つ実行してまいりたいと思います。このマニフェストについてはいろいろ異論もあろううかと思いますが、私は市の財政に及ぼす影響が最小限で済む手法を取り込む考えをもって考えたところであります。

 まず、市の財政については監査法人の導入を行いまして、新市のバランスシートを作成し、それを公表し、実態を明らかにするとともに、無駄のない効率的な運営に心がけてまいりたいと思っております。

 農林水産業につきましては、変化に富んだ自然条件や立地条件等の地域性を生かし、生産性の向上を図ることを目的にJAと連携を取りながら消費者ニーズにマッチした産品のブランド化を確立してまいりたいと思います。

 また企業誘致については専属の職員を配置し、従来の企業誘致の形態だけでなく、新しい部門のベンチャー企業やバイオ関連の企業誘致を積極的に推進していきたいと考えております。

 環境保全については、市民一人一人が美しい郷土宇城市を創出するため、新しい視点での事業展開を図り、今後ボランティア奉仕団体、NPO法人の育成や活動についても検討し、実践してまいりたいと思っております。

 次に、市民から期待されています60歳以上のMRI検査無料化についてでありますが、高齢者が明るく楽しく元気に過ごしていただくため、今まで地方自治体では取り組まれていない脳ドッグのMRI検査を2ないし3年に1回程度実施する計画で検討に入れたいと思います。MRIというハイレベルな検診によって、早期発見、早期治療の健康チェックが可能になり、健康な高齢者づくりに多大な貢献が得られるものと確信しております。さらに受診者のアップにもつながり、相乗効果として老人医療費及び介護費等の削減が図られるものだと考えております。また福祉特区の認定を受けている地域として、一人でも多くの市民が健康で心豊かな人を増やすよう努力してまいります。なお、その他の生活環境に影響を及ぼすライフライン等インフラ整備については、環境に留意して従来どおり実施してまいる所存であります。

 次に、教育文化については、教職員の指導力の向上を図るとともに、国際化に対応した外国語会話人口を高める人づくりも講じてまいります。また教育環境の整備についてでありますが、耐震対策のため校舎等の現状把握や調査を行い、耐震補強工事による安全な教育現場と教育環境の整備に努めてまいります。

 子育て支援の充実については、統一した保育支援を作成して、保育サービスを充実させ、保育クラブ等を育成するとともに、家庭教育の支援策を模索していきたいと思います。なお、文化行政については、伝統文化を後世に引き継ぐため、新しい視点での事業の展開を考えてみたいと思っております。

 最後に、男女共同参画社会の実現のため担当部署に指示し、支援策を試みたいと思っております。

 このように最小の経費で最大の行政効果を上げるため、市民や職員からもアイデアを募集し、時代にふさわしい新しい政策を展開し、宇城市に住んで最高と市民が誇りに思える事業を着実に推進してまいります。

 次に、2番目でありますが、宇城市の活力を創出するため、地域の特性を生かした独自の産業振興に取り組まなければならないと思いますが、具体的には次の目標を掲げ、力強い産業の振興に努めてまいりたいと考えております。まず、農林水産業の振興ですが、本市は山間地から島しょ地域まで、変化に富んだ立地条件に恵まれ、日本一の生産を誇るデコポン、花の島と言われる戸馳の胡蝶蘭、そして県下一の生姜、メロンが生産され、その名声についてはご承知のとおりであります。近年、フルーツたまねぎ、ばってんなす、イチゴののぞみ等は、オンリーワンとしての産地化が図られつつあるところであります。今後は活力ある農業形成のため、新品種や作物の開発を図り、特色ある産地づくり、オンリーワン、ファーストワンの適地適作を目指したいと考えており、その実現に向け行政も一体となって支援する所存であります。また、地産地消を進めるため、ファーマーズマーケットや農産加工所の支援も図っていきたいと考えております。

 次に、商業の発展につきましては、現状打開は極めて厳しい状況にあるのは事実であります。それぞれの地域の中での商業のあり方は、地域にあった振興策を考え、ゾーンごとに行政、商工会、農業団体との連携を図りながら、再生に向けてのプロジェクトを立ち上げて推進いたしたいと考えております。

 次に、工業界におきましては経営者の方々と協議会を設置し、製品の販売拡大や受注機会をつくって経済団体との経済交流会を図ってまいりたいと考えております。

 さらに地域観光の基盤であります宇城市は、優れた自然、歴史、文化、農林水産品等の多彩な観光物産資源に恵まれておりますが、その活用が十分生かせておりません。観光は多くの雇用を生み出す分野でもあります。これから産業として位置づけ、観光協会の設立も図り、観光資源の発掘等の諸施策の推進も図る必要があります。これまで旧町単位だった観光情報や地域イベント情報を一つにまとめた宇城市の広域観光の視点に立った観光マップ等もつくってまいりたいと考えております。

 次に、人材育成の件についてお答えを申し上げますが、ご指摘のとおり市役所内の人材育成、それから宇城市民の人材育成、これは手法は分けてやらなきゃならないことだと思いますが、一番その発信源であります市役所の職員の皆さん方の人材育成が最も急務だろうと思います。その一つは、やはり意識改革であろうと思います。これから市役所がどういう改革を柱に掲げていくかということの中の私は意識改革は一つであり、二つ目にはやはり地域を起こしていく産業改革というのがあるだろうし、3番目にはいわゆる財政改革というのが、その三つがやはり3本の柱になるのではなかろうかなというふうに思っております。その中で一番大事なのが、意識改革。すなわち、その意識改革の中におきまするのは、まさに市役所の職員の人たちがいかに意識を変えるかということになろうかと思います。その意識改革の基本になるものは、人に変われと言う前に自分が変わるということは、自分自らが努力すればできることでありますから、人に変われと言う前に自分が変わることへの努力を行えば、それぞれの人もまた自分自身を変えていく努力をしていくことによって、人も変わり、職場内も変わる。そういうことを職員の皆さん方に申し上げておるところであります。したがって、変え方にも人それぞれあろうけれども、みんな同時に変えていただきたいというのは、まずはあいさつから、あるいはお客様に対する接遇の仕方から、電話の応対1本から、きちっとやっぱり市役所から発信してほしいということを今申し上げておるところでありまして、それぞれの支所におきましても、全部回りましてそのような訓辞をしてきたところでございます。少しずつそういう変わり方が現れてきているのかなと、今自ら感じておるところでございますが、それを徹底して市民の皆さん方が市役所の方々は変わったなと、そう思われるようにこれからも強く指示してまいりたいというふうに思っております。今後、職員の皆さん方の資質向上についてはいろんな仕掛けをしていかなきゃならん、仕組みをつくっていかなきゃならないと思っております。私が農協長をいたしておりましたときに一番感じましたのは、やはりこの点でございました。したがって職員の皆さん方の意識改革というものを進めてきたところでありますが、その意識改革をやりながら、同時にその職員の方々の質的レベルアップも図らにゃならないということで、これは中央会が統一して行っております資格試験というのが農業団体にはございます。いわゆる初級、中級、上級というものがありまして、それをすべてのものに受験を義務づけました。したがって、初級資格を取得していなければ、係長にはなれません。中級の資格試験に通っておかなければ、課長にはなれません。部長なり、参事以上になろうと思うならば、1級の資格試験、上級の資格試験、この資格を取得するということがあくまでも前提条件ですということを一つの資格試験の基準要綱として出させていただきました。そうしますと、もう既になっている方は3年以内に取ることということで義務づけましたので、一気に資格試験が今まで30名か40名しか受験していなかったものが、200名ほどの受験に現れて、それだけみんな勉強するようになりました。今、農協は500名体制、正職員500名体制であります。私が就任いたしましたときは、670名体制でありました。そういう中での支所統廃合を行いながら、そして人材のそういう一つの育成というものを図ってまいりましたので、市役所におきましてもそのような質的向上のための資格試験といいますか、基準づくりをひとつやっていくことも検討してまいりたいというふうに思っております。



○議長(楠田浩君) 48番。



◆48番(米村和雄君) 今、縷々ご紹介ございましたけれども、1に絞ってお伺いいたしたいと思いますけれども、産業振興の発展のために確か阿曽田市長、選挙期間中、市は市なりの風格を持ったまちづくりをしたいと何遍もお伺いをいたしましたけれども、その中でぜひ松橋駅に急行が止まるような市にもっていきたい。そしてまた、よそから訪れた方々がすぐ宿泊ができるシティホテルあたりもぜひ建設を将来考えていきたいというふうにお伺いをいたしましたけれども、そこら辺のお考えをお聞かせ願いたいと思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 今、米村議員から思いのお話がありました。この場で答弁をいたすということにつきましては、その思いを話すことはできるわけでありますが、今、市長になったばかりでございまして、そういうところにきちんと話を詰めていきまして、そしてある程度ですね、詰めが、できた時点で正式にご報告をすると。あるいは取り組んでこの程度まで来ているという中間報告等ができましたらいたしたいというふうに思っておりますので、議会で答弁するというのは会議録にきちんと残りますので、そういう意味で本日は、思いはまさに実現させたいという思いでございますが、具体的なことにつきましては本日は答弁を避けたいと、避けさせていただきたいと思います。



○議長(楠田浩君) 48番。



◆48番(米村和雄君) はい、わかりました。

 それからですね、これもまた答弁できるかわかりませんけれども、人材育成の中でこれから先、国際化社会を迎えるわけでございますけれども、そういう中で宇城市においては外国語が話せる人材を多く育成をしたいということも考えの一端にあるようでございますけれども、そこら辺の問題も将来の課題として考えておられるのか、お伺いいたしたいと思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 外国語会話人口を県下一まで高めていこうということの今のご質問でありますが、そのようにいたしたいというふうに思っております。このことについては議会の方々にもひとつご協力賜りたいと思いますが、宇城市は福祉特区を受けております。私は教育特区をなぜ受けないんだろうかなと。教育特区を受けて、そしていろんな少人数学級の問題やら、あるいは外国語講座のカリキュラムの編成なり、あるいは高校における国際化コースを設けたりといったようなことと教育特区ということも国に申請をして指定を受けながら、外国語会話人口の非常に多い将来の国際化に備えた地域、宇城市をつくってまいりたいというふうに考えております。



○議長(楠田浩君) 48番。



◆48番(米村和雄君) 政治はですね、希望を持たなければいけないと思います。また、希望が実現するように努力するのが私たち政治に携わる者の使命だと思いますけれども、人材育成の中で農業大学あたりの誘致も一応視野に入れて、今後取り組んでいかれる思いもあるのか。そしてまた、そういう熊本県の中で宇城市は特に農業立市でございますし、農業の先端を行かなければいけないと思いますけれども、そこら辺の思いを込めまして、今後宇城市の農業の発展のためにどのような力を入れて取り組んでいかれる思いなのか、お伺いいたしたいと思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 農業大学校の話が出ましたけども、確かにこの宇城市は県下の中でJAにおきましても菊池に次ぐ宇城が2番目に販売高を持つところでございまして、そういう意味では果樹施設園芸を中心とする地域としては県下トップであろうというふうに思っております。菊池は畜産が約70%を占めております関係から販売高がガッと上がっているんですが、畜産を除けば、むしろ我が宇城の方が県下でトップだろうというふうに思っております。農業におきましても、人が産地をつくる時代でございますから、その農業に携わる人材育成というのは非常に必要だろうと理解をいたしております。農業に対する大学をというようなことでございました。自分自身の腹案を持っておりますものの、これもある程度市長になりましてまだ10日目でございますから、少し見回しをした上で、ある程度目途が浮き彫りになってきた時点で、その時点でまた、米村議員再度質問をしていただきたいと。今日のところはあまり勇み足になりますと、その後進めにくくなりますので、その時期にまたご質問にお答えをいたしたいというふうに思います。



○議長(楠田浩君) 48番。



◆48番(米村和雄君) はい、わかりました。そうすると、今までですね、市長はJAの組合長をされておりました。その組合長の職にある時代に、非常に先ほどご案内ございましたとおり、農産物のばってんなすとか、あるいはフルーツタマネギあたりを開拓されておりますけれども、今後市長になられまして宇城市の農業のためにそこら辺まで行政の立場で手助けできるものなら、新しい品種の改革まで手助けしていかれる思いなのか、お伺いいたしたいと思います。



○議長(楠田浩君) 市長。



◎市長(阿曽田清君) 今のご質問につきましては、先ほどご答弁を申し上げたとおりでございます。JAの組合長として新しい品種、新作物を導入しなければ新しい産地は生まれないということで、フルーツタマネギ、あるいはばってんなす、さらにはイチゴでのぞみという品種を見つけたわけでありますが、これが徐々に産地化してきておるというところでございまして、まだ誕生して2年とか3年でございます。これを本格的に定着させるならば、オンリーワンという産地になっていくんじゃないかと思います。それですべて片づくわけじゃありませんで、今ご指摘のとおり、果樹の分野においてもそうでございます。果樹や柑橘、あるいは落葉果樹、その他作物につきましても、メロン等につきましても、新品種、新作物というような観点の中で、これから試験場ですとか、あるいは種苗会社ですとか、そういうところと共同開発をしていく、これはJAではなかなかできませんので、行政サイドからひとつ今回は支援を一層、国の研究所なり、あるいは県の試験場あたりとも連携を取り、そして種苗会社や農協あたりとも連携を取りながら、市がむしろ一歩進んで新しい品種、新作物のですね、開発等に支援していこうというふうに思っておりますので、一層スピードは上がっていくんじゃなかろうかなと、JAと共々押し進めてまいりたい。そして生産者にですね、元気づく産地づくりを行っていこうというふうに考えております。



○議長(楠田浩君) 48番。



◆48番(米村和雄君) ぜひですね、そういう方向で、今まで組合長としてできなかった分、今度は行政の立場で組合に援助ができる分はぜひ援助をしていただきまして、宇城市の経済発展のために。行政はですね、経済が発展しなければ活気は起きないと思います。そういう意味で、今、市長申されましたとおり、今度は行政の立場でぜひ農業の振興に力を注いでいただきたいというふうに思います。そしてまた、今回6万4千の市民の方々が本当に合併してよかったと、阿曽田市長を初代の市長に選んでよかったとみんなが言われる、希望の持てる宇城市の建設のために一生懸命頑張っていただくことを要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。



○議長(楠田浩君) これで、48番、米村和雄議員の一般質問を終わります。

 以上で、本日の一般質問は終了しました。本日はこれで散会します。

             −−−−−−−○−−−−−−−

               散会 午後3時02分