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熊本県 宇城市

平成21年 9月 定例会(第3回) 09月08日−03号




平成21年 9月 定例会(第3回) − 09月08日−03号







平成21年 9月 定例会(第3回)




         平成21年第3回宇城市議会定例会(第3号)

                           平成21年9月8日(火)
                           午前10時00分 開議
1 議事日程
 日程第1 一般質問

2 本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり

3 出席議員は次のとおりである。(29人)
  1番 福 田 良 二 君            3番 橋 田   章 君
  4番 ? 永 雄 一 君            5番 ? 田 幸 夫 君
  6番 大 嶋 秀 敏 君            7番 尾 ? 治 彦 君
  8番 藤 木   保 君            9番 椎 野 和 代 君
 10番 橋 田 和 征 君           11番 河 野 一 郎 君
 12番 坂 本 順 三 君           13番 中 村 友 博 君
 14番 山 岡 ? 二 君           15番 野 田   寛 君
 16番 松 下 倫 三 君           17番 西 村   智 君
 18番 栗 ? 秀 人 君           19番 長 谷 誠 一 君
 20番 松 野 孝 敏 君           21番 永 木 伸 一 君
 22番 入 江   学 君           23番 堀 川 三 郎 君
 24番 末 松 立 身 君           25番 米 村 和 雄 君
 26番 中 山 弘 幸 君           27番 古 川 紀 満 君
 28番 石 川 洋 一 君           29番 岡 本 泰 章 君
 30番 楠 田   浩 君

4 欠席議員は次のとおりである。(1人)
 2番 河 野 正 明 君

5 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
 議会事務局長   村 田 一 朗 君
 書    記   河 村 孝 義 君   書    記  小 川 康 明 君

6 説明のため出席した者の職氏名
 市長       篠 ? 鐵 男 君   教育委員長    今 村   弘 君
 総務部長     佐 藤 守 男 君   君企画部長    古 川 明 生 君
 市民環境部長   河 田 信 之 君   健康福祉部長   吉 村 和 廣 君
 経済部長     中 野   透 君   君土木部長    前 田 典 洋 君
 教育部長     川 ?   誠 君   会計管理者    千葉? 孝 穂 君
 総務部次長    松 田 立 秋 君   企画部次長    高 橋 正 博 君
 市民環境部次長  前 田 信 幸 君   健康福祉部次長  ? 本 敬 義 君
 経済部次長    佐 藤 増 雄 君   土木部次長    中 岡 秀 男 君
 三角支所長    木 下 敏 幸 君   不知火支所長   松 本 優 子 君
 小川支所長    藏 野 恭 敬 君   豊野支所長    大 杉   止 君
                      農業委員会
 市民病院事務長  平 中 孝 子 君            志 水   勉 君
                      事務局長
 監査委員事務局長 浦 ? 一 成 君





               開議 午前10時00分

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○議長(末松立身君) これから、本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(末松立身君) 日程第1、一般質問を行います。順番に発言を許します。

 まず、26番、中山弘幸君の発言を許します。



◆26番(中山弘幸君) 愛市同志会の中山でございます。通告に従いまして、質問させていただきます。

 篠?市長が誕生して、はや半年が過ぎました。選挙期間中篠?市長は、宇城市はハコモノを造りすぎて、このまま行けば財政が破綻して夕張市のようになる。だから市長を代えなければならない。ハコモノ、財政破綻、夕張市、この聞こえの良い3点セットが、行政にあまり詳しくない市民の皆様に深く浸透し、篠?市長が誕生しました。しかし、宇城市の財政状況は、国が示した財政健全化判断基準に照らして健全であることは、3月議会において複数の議員からの質問で明らかになりました。また、今議会に提出されているとおり、平成20年度決算においても健全であることが報告されております。

 昨日、永木議員の質問にもあったように、今どこの自治体も厳しいのは事実であります。その厳しい中、合併協議会で決められたことを、知恵と英知を結集して最小の経費で実現してきたのが阿曽田市政でありました。ハコモノの議論は、次の議会でじっくりすることにしますが、例えば豊野支所にしても、3億円の基金を持ち込んで設計図までできていた計画を、誰が縮小したり止めることができたでしょうか。篠?市長にできたでしょうか。

 また、阿曽田市長のトップダウンを批判されました。昨日、河野議員の質問にもあったように、今はスピードが求められる時代であります。これが社会に変化がなく、安定している、いわゆる治世の時代であれば、皆さんの意見を聞いてから判断しますでも十分通用します。しかし、今の時代は乱世の時代であります。社会のルールがどんどん変わり変化し、変化することによって社会が発展していく時代であります。今回民主党が政権をとりましたが、政権が変われば政策も変わります。それにも迅速な対応が求められてきます。トップダウンとはどういうことか。それは、すべて自分で責任を取るという意味であります。

早速質問に入りますが、1項目目は、昨日永木議員からも質問がありましたし、このあと橋田議員からも質問がありますので、割愛させていただきます。

 行財政の改革について質問に入ります。行政運営から経営という考えのもと、平成17年9月、第1次行政改革大綱が策定されました。その後、平成18年3月、行財政集中改革プランが策定され、それをもとに宇城市では改革が断行されてきました。篠?市長も行財政の改革をうたっておられますが、基本的な考え方と具体的な手法、そしてそれを実現するために最も重要なことは何か。

 もう1点は、平成20年度決算における財政健全化に関する法律に掲げる判断指標とその他の財政指標が示す数値に対する見解をお尋ねします。健全であるのか、そうでないのか、はっきりとお答えいただきます。



◎市長(篠?鐵男君) 中山議員の質問にお答え申し上げます。

 行財政改革の基本的な考えと具体的な手法についてのご質問でございますが、財政の現状を徹底的に見直し、宇城市の財政規模に見合った施策を実行するということであります。そのためには、行政組織の望ましい在り方や明確な財政計画を立て、それに基づき行政を推進するということであります。改革すべきは積極的に改革を進めます。例えば、施設の統廃合、民間委託、指定管理者制度の導入、不要な市有地の売却など十分な議論を加えた上で取り組んでまいります。

 なお、平成20年度決算における決算数値につきましてご説明いたします。普通会計の財政指標の主なものについて、平成19年度と平成20年度を比較し、ご説明いたします。

 まず、実質赤字比率、連結実質赤字比率は何れも黒字のため該当しません。

 次に、平成20年度決算に基づく実質公債費比率は、対前年度比0.4ポイント増の16.9%となっておりまして、単年度比率につきましては、平成19年度、平成20年度とも17%を超えていますので、平成21年度決算以降、17%を超えるのは必至の状況であります。

 次に、将来負担比率につきましては、前年度比168.5%から161.7%へ6.8ポイント改善されております。このことは、国により分母となる普通交付税が増額され標準財政規模が伸びたためで、改善されてはいますが、県内の市町村の中では下位に位置しております。

 なお、健全化判断指標とは別ですが、経常収支比率につきましては、平成20年度は、対前年度比マイナス3.8%の93.6%となっておりますが、市レベルにおいては、目標値は87.5%以下が望ましいとされています。

 次に、財政調整基金の平成20年度末現在高14億5,672万2千円ですが、合併時の平成16年度末の財政調整基金残高は18億2,627万9千円でございまして、4年間で3億7,000万円の減となっております。財政調整基金につきましては、宇城市の標準財政規模、約172億円の20%、約34億円の確保が望ましいとされております。

 今後、中長期的な視点にたちまして、行財政改革に取り組んでまいる所存でございます。



◆26番(中山弘幸君) 健全であるのか、そうでないのかという答弁がありませんでしたが、その点が1点と、いろいろ行政改革のことを述べられましたが、それは当然のことでありまして、私が聞きたかったのは、それを行うために最も必要なことは何か、それを私聞きたかったわけですが、その2点、再度答弁をお願いします。



◎市長(篠?鐵男君) 健全化判断上は、基準値以下で健全と判断されるということであります。



◆26番(中山弘幸君) もう1点は答弁がなかったわけですが、私は、行政改革で最も大切なことは、私は意識改革だと思っています。これしかないと思っております。これができない限り、行財政の改革ができるはずがないと思っております。その第1条件は、やはりそのトップの率先であると私は確信しております。また、意識改革につきましては、あとで聞きますので、先へ進ませていただきます。

 次に、組織機構について質問をいたします。篠?市長はマニフェスト、また3月の所信表明で支所機能の充実を上げられました。また一方では、所信表明の中で合併効果の一つとして、適正な職員定数の見直しと支所の縮小は避けては通れないと、相反することを言っておられます。市長が言われる支所機能の充実とはどういうことなのか。

 もう1点は、昨日西村議員からイオンモールにあります行政サービスセンターについて質問がありまして、費用対効果や廃止した時の影響を考慮して、代替案などを含めて検討したいということで、廃止を前提ということでいいのでしょうか。

また代替案として、どのようなことが考えられるのか。

以上、3点をお尋ね申し上げます。



◎市長(篠?鐵男君) 質問にお答えいたします。

 宇城市における職員数は、合併時670人でありましたが、平成21年4月1日現在573人であり、97人の減となっております。また、平成21年4月1日現在の係長以上の割合が約45%を占めている現状であります。

 昨日、河野議員に答弁しましたが、私は市長就任に当たり、本年3月議会において、「まちづくりや防災、産業、文化、コミュニティ、そして住民サービスの拠点としての役割を担う支所機能は、ある程度充実させる必要がある」と所信表明をしたところでございます。私はあまりにも急ぎすぎた本庁への業務移管と急激な職員数の減によって、支所機能の低下が生じたものと考えております。

支所の職員が減少したことによりまして、市民、特に弱者である高齢者や一人暮らしの方々からは、「地元の支所で安心して相談できる体制づくりをしてほしい」また、「住民の要望への迅速な対応ができる体制づくりをしてほしい」などの意見を多数聞いたところでございます。また、市長就任後につきましては、嘱託員の方々や地域住民の皆様からは、支所機能が低下したことにより、災害時における対応など不安の声が多く寄せられるようになりました。このようなことで、支所を含めまして、市全体の組織を見直すよう指示したわけでございます。

 組織検討の内容につきましては、昨日、河野議員に答弁しましたとおりでございますので、省かせていただきたいと思います。

 私は、支所機能とは、市民生活の安心・安全と利便性、緊急性を考慮したものでなければならないと考えております。

 行政サービスについてお答えいたします。行政サービスセンターの見直しについては、昨日答弁申し上げましたとおりでございますが、当初の利用見込みより大きく下回っており、このまま継続することは無理ではないかと感じているところでございます。いろいろご提案をいただきましたが、この厳しい経済・財政状況の中で、継続について、なかなか市民の皆様の理解が得られないのではないかと思っております。従いまして、見直し、廃止の方向で検討せざるを得ないのではないかと考えております。



◆26番(中山弘幸君) 代替案のところで、もう1点だけ、代替案、どういう代替案が考えられるのか、その点をお尋ねします。



◎市長(篠?鐵男君) ご答弁申し上げます。

証明書の自動交付機等の購入、2番目はコンビニ収納など、いろいろな機器等をそろえたいと思っております。



◆26番(中山弘幸君) もともと合併協議会で本庁方式が決められております。支所を縮小するわけですから、ある程度の機能が低下するのは当たり前のことであります。それを否定することは、本庁方式を否定することであります。問題は、それをどれだけの人が困っておられるかということであります。少なくとも私のところには、あんまりそういう声は届いてはおりません。また、支所の職員に聞いてみましても、窓口に来られて少しの時間待っていたことは時々あるが、常時ということではない。強いて言えば、「課を統合して壁をなくして、みんなが助け合える環境ができればもっとお客様に対して迅速な対応ができる」ということでした。また、「お年寄りに対する相談業務などは重要である。また、道路維持などの迅速に対応できる体制ができれば良い」などがありました。職員が減ってどうですかと聞いてみますと、皆さんとても前向きで、少ないなりに頑張っておられます。私の感覚では、皆さん既に550人体制がインプットされているという感じを私は受けております。大切なことは、限られた人員でどうやって住民サービスを低下させないようにするか。この先頭に立って陣頭指揮を執るのが、私は市長の仕事であると思っております。職員の皆さんは前向きなのに、どうも市長一人が改革に逆行しているように思えてならないのですが、市長、いかがですか。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 今、中山議員からご指摘ありましたので、十分拝聴して私自身も謙虚に対応していきたいと思っております。

 このことについては、昨日からのご質問にお答えしているとおりでございます。宇城行政改革集中プランにより、平成22年度には550人体制まで持っていく計画でございますが、合併協議会における新市建設計画における削減計画を考慮し、平成26年度に550人体制に持っていくことと考えております。市民の皆様が早急な職員減によって不便な思いをされていることからすれば、新市建設計画の合併から10年で670人体制から550人体制にするという基本路線に戻すことはやむを得ないものではないかと考えたところであります。



◆26番(中山弘幸君) それではもう1点、サービスセンターの件ですが、昨日の答弁で、証明書の発行で1日平均11件、目標の23%、税金等の納付が1日11人で目標の44%、年間の3,262万円。また、何かの要件で来られたお客様が3,769人ということでありました。確かに、1日の平均11人という数字だけを見れば少ないかもしれません。しかし、設置の目的はそれだけではないはずであります。市民の利便性の向上、そしてさまざまな宇城市の情報の発信、また職員の意識の向上など、効果は計り知れません。また、現在は核家族が増え、夫婦共働きの家庭も多いと聞いております。

 そういう中で、午後7時まで年中無休で開いている宇城市の行政センターがあるということは、市民にとってこれほど心強いことはないのでありませんか。これこそ篠?市長が提唱されている市民の目線に立った行政ではないかと思います。先ほど自動交付機の設置やコンビニとか話がありました。ほかに、例えば支所窓口の延長とかも考えられますけれども、そうした場合、また新たな経費も生じます。

 現在、サービスセンターは賃貸料が発生しておりません。わずかな実費だけがかかっています。また、職員は新たに採用せずに、市民課の中で対応をされています。また、イオンの存在は旧小川町時代から地域経済に大きく貢献をしております。また、宇城市になってからもサッカーアカデミーにも寄附をいただいておりますし、また更なる要請もなさると聞いております。また、宇城市の食と物の祭典にも大きく多大なる協力をいただいております。さらには、フットボールセンター横に市民が自由に利用できる芝生広場も整備中であります。

 このように、地域に貢献する企業との連携、良い意味での協力関係を構築するということは、宇城市の発展にとって大切なことであると私は思っておりますけれども、市長はその点はどのようにお考えですか。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 いろんな提言を今いただきました。その辺については十分検討して、今組織検討委員会が立ち上がっておりますので、検討させまして、12月の議会にきちっと報告をさせていただきたいと思います。

 また、企業との共同でという、力を貸すということでありましょうか、あるいは共に宇城市の発展のために良い方向に持っていくということでしょうか、私自身はそういう方向に考えておりますが、より地元企業と共々に手を取って、宇城市の発展のために全力を尽くしていきたいと思っております。



◆26番(中山弘幸君) 次に、職員の採用に移らせていただきます。これまで宇城市では行財政集中改革プランに沿って、合併協議会で決定された職員削減計画をスピードアップさせ、5年間で120人の削減計画を実行してきたために、職員の採用は最小限度に抑えてきました。その背景には、合併後10年目から毎年約4億円、5年間で20億円の地方交付税が削減されることがあります。さらに、合併後15年目の平成31年度には、平成20年度と比べると約30億円の交付税削減がされると予想されております。だからこそ、阿曽田前市長は職員の皆さんにはご苦労をかけるけれども、10年間で110人の削減計画では間に合わないということで、あえて5年間に前倒して実行をしてこられたわけであります。それを篠?市長は、宇城市の財政は危機的状況にあるといいながら、今回職員を採用するということは、職員削減計画はスローダウン。これは改革に逆行すると私は思っておりますけれども、市長のお考えをお尋ねします。



◎市長(篠?鐵男君) 中山議員のご質問にお答えいたします。

 まず、職員採用については、議員ご承知のとおり、今年度大卒行政職と高卒一般職を合わせて10人程度、資格職として保健師2人程度採用予定であります。職員採用については、宇城西部五町合併協議会での新市建設計画の中に盛り込んでありました財政計画の中では、合併後10年間は退職者の2分の1を補充しながら約110人を削減していくという計画がありました。しかし、合併後宇城市は総務省が策定した行政改革推進の指針を受け、集中改革プランを策定し、671人の職員を5年間で550人にするという削減率18%の計画に基づき、団塊の世代の定年退職者や希望退職者などがあり、採用も調整し、削減計画が進行しておりました。

 私は、この職員管理計画については、支所のサービス機能を落とさない人員配置ができればもっと緩やかにしてもいいのではないかとの考えから、合併時の新市建設計画と集中改革プランも考慮に入れ、職員削減計画を見直すこととさせていただきました。今後は、現計画であった「平成22年度に550人体制」から「ゆるやかなスリム化」を行い、方向を変え、平成26年度に550人体制にしたいと考えております。

 また、人件費のことについてですが、議員がおっしゃるように、現在のところ地方交付税が27年度から毎年4億円ずつ減額されます。5年間で20億円が減額の予定であります。私としては職員計画については、市民サービスの急激な低下を避けるため、ゆるやかなスリム化に移行したいと考えておりますので、人件費の削減も緩やかになることになりますが、今後の人件費の推移については、細心の注意を払い、非常勤職員等の削減、施設の統廃合、事業の見直しを推進してまいります。



◆26番(中山弘幸君) 市長は「ゆるやかなスリム化」といわれますが、所信表明では一刻の猶予も許されないと言っておられますよ、矛盾してませんか。また、昨日の河野議員の質問の中で、青年会議所に出されたマニフェストで「ここ2、3年が勝負」といっておられます。そして、20億円の削減目標が人件費で9億円の減、施設の統廃合・民営化等で6億円の減、そして他事務事業の見直しなどで5億円の減。この数字は、河野議員も言われましたが、阿曽田市政の時と同じであります。はっきり言って、施設の統廃合や民営化、また事務事業の見直しや補助金の削減、そういうのはそう簡単には私は進まないと思っています。だからこそ、人件費の抑制しか方法はないと私は思いますよ。市長のゆるやかなスリム化は、財政危機と言われることに対しまして、明らかに逆行して矛盾しています。阿曽田市政を夕張市と批判しておきながら、私はおかしいと思いますが、いかがでしょうか。

 平成20年9月に作成されました宇城市の将来の財政見通しでは、平成20年度の地方交付金が約99億円です。これが合併10年後の平成26年には90億円になり、合併15年目の平成31年には約67億円になる見込みであります。

 そういう中でも、必要な事業は実行していかなければなりません。市長はこの現実をどのようにお考えであるか、お尋ねしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 私は、あなたと私の考え方、毛頭出発点が違いますから、私の考え方は、大変厳しいと判断をしております。だから、職員に対しても今以上に頑張っていただき、来られる市民の方々に優しく接していく、そういう方向に考えを持っておりますから、私は今の私の考え方に沿って、宇城市の今の財政状況を判断をし、計画してやっております。



◆26番(中山弘幸君) ですから私は、厳しいから職員削減計画のスローダウンは逆行していませんかと言ったわけです。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 今言われたことはごもっともです。しかし、市民の方々の、お年寄りの方々の現状を察した時に、あるいは宇城市の方々の思いというもの、区長の意見を十分拝聴しますと、あまりにもいっぱいに急激に減らしたらいかんという指摘を受けましたので、その辺を精査しながら、今検討しているところであります。



◆26番(中山弘幸君) 次に、事業の見直しについて、質問に移ります。篠?市長は、選挙戦の中で今後予定されているさまざまな事業費を総額200億円、本当に市民の暮らしに必要なのかと批判されました。市民の皆さんは、当然さまざまな事業が見直されると信じて1票を投じた方もおられると思います。しかし、今のところはすべて継承されております。それどころか、逆に増えているのが現状であります。例えば、松合地区の下水道も80%の同意があればやると言われる。また、大田尾の海岸整備事業、それに海東小学校が小野部田小学校も、その頃は計画に上がっておりませんでした。市長は、具体的にどの事業が市民の暮らしに対して必要じゃないと思っておられるのか、お答えを願います。



◎市長(篠?鐵男君) 事業の見直しについての質問にお答えいたします。

 選挙マニフェストにおいて、大型事業等について事業計画を再検討することを申し上げてきたことは、ご指摘のとおりでございます。そのことに対し、どう考えるかとのご質問でありますが、市長に就任しましてからも、そのことは常に考え、多方面から検討を加え熟慮の上、決断をしております。私は宇城市の財政状況、市民の皆さんの声がどこにあるか、今後の進むべき方向を良く見極めた上で事業は計画すべきですし、実行すべきだと思っております。既に事業に着手、進行中のものは、行政の継続性ということを考えれば、中途で取り止めるわけにはいきません。中止することの影響なども考慮しなければなりません。しかし、いかなる事業であっても見直せるものは見直し、常に検討を加えていく考えに変わりはありません。なお、市民の皆さんの安全確保、暮らしを守るための、例えば海東小学校、小野部田小学校改築などにつきましては、耐震診断結果が出て、早急に整備しなければ生徒、子どもの安全が脅かされことが判明しましたので決断したものであります。

 また、災害対策として、長年の懸案でありました市中心部の排水対策事業については、市民生活の影響、市の財政負担も良く検討した上で判断いたしました。

 私の行政運営の基本であります「不要、不急なものはつくらない」「節約できるものは節約する」を念頭に、人に優しいまちづくり、誰もが笑顔で暮らせるまちづくりのために、宇城市の身の丈に合った事業、施策を進めてまいる所存でございます。



◆26番(中山弘幸君) 市長、当然必要なものはつくらなければなりません。ですから、私が聞いてますのは、「不要、不急なもの」は、どの事業ですかと私は聞いているんですが、市長。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 不要についての質問ですが、この議場で私が、職員がやってこられた結果を今ここで表明するわけにはいきませんので、お許しいただきたいと思います。



◆26番(中山弘幸君) 私に言わせれば、これらの事業はすべてが必要なものばかりだと私は思っております。なぜなら、地域の要望として宇城市に持ち込まれているからであります。この中にいろいろ書いてあります。このチラシの中に、選挙時のチラシにいろいろ書いてあります。豊野小学校や豊福南部地区の農村集落排水事業、長崎久具線、この長崎久具線は、中分署の移設によって必要になった道路ですよ、命の道路ですよ、こういうものも書いてあります。また、小川のインターは正式に決定をしました。その他、戸馳大橋の架替えや松橋駅周辺整備、公共施設の耐震化、また道路整備や各地区の要望事項の33億円などは、どんなに財政が厳しくても、これは優先順位を付けて財政の許す範囲の中でやっていかねばならない事業であります。だからこそ、早めに人件費を削減をしなければ、市民の皆様に迷惑をかけることになるんです。そこで、本当に繰り返しになりますが、私が言っているのは、職員削減計画をスローダウンし、事業の見直しは今のところない、逆に増えている状況、これをどうしたら財政がよくなるのか。市長、最後に答弁をお願いします。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 例えば一例ですが、スマートインターチェンジはゴーをかけました。しかし、あの路線、そういうものについては見直しを今やっております。と申しますのは、現状のままがベストなのか。あるいは路線を変えることによって5億円も代わるんですよ。ですから、そういう点は真剣に議会の皆さんに提供して、話し合いを今後進めていきたいというのが、私は第1点です。

第2点目は、戸馳大橋ですが、10億円、20億円、30億円という言葉で簡単に言ってますけれども、財政状況のこの厳しい状況の中で、それだけ簡単に言える状況ではありません。ですから、私は財政的にもう1回チェックを今指示しております。財政規模によって、どの方法でやるかということは、今後決めていきたいと思っております。



◆26番(中山弘幸君) 次に、意識改革についてに、質問に移ります。

これまで宇城市では、前阿曽田市長の提唱で、意識改革、行政改革、財政改革の3点セットを進められてきました。篠?市長の意識改革にかける基本的なお考えをお尋ねします。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。質問の要旨の第1点、市長の基本的な考え方についてと、第2点手法については、関連がありますので、一緒にお答えさせていただきたいと思います。

 職員の意識改革ということですが、まず私は、住民の皆さんの声、職員の声を反映させた施策づくりを目指しています。職員の意識改革については、毎週金曜日に幹部職員会議を開いておりますので、その場で私の思いなどを伝え、幹部職員から部下への伝達を図っています。

 まず、来庁者への接遇、礼節を重んじること。責任ある行動、法令遵守、自分自身の能力向上、努力する姿勢などです。また、全職員に対して相談したいことがあれば、「いつでもどうぞ」、「気軽にどうぞ」ということで、気軽に入れる市長室を目指しています。

意識改革の取組として、係長以上の職員を対象とした人事考課評価者研修会、管理職の考え方やスキルの習得を図るための管理職研修会、リーダー養成・コミュニケーション能力開発を図る中間管理職研修会、偏見や差別の解消に向けた人権研修会、部下の指導・育成を目的とした指導者研修会などを実施いたしております。

また、私は職員の心の健康も重視しています。合併後4年半が経過しましたが、職員環境や業務内容の変化等により、心の病を訴える職員が依然として後を絶たない状況にあります。研修会の開催や外部の機関への相談業務も始めました。

このようなことから、職員厚生における健康管理対策については、組織としての健康づくりに努めているところであります。

また、先般、不正経理問題に対し、部長級に文書訓告、次長級に口頭訓告を行い、全職員に対し、再発すれば厳罰をもって処分することを職員訓示として行いました。職員の意識改革、資質向上対策を図るよう指示したところでございます。

最後に、私は人と人とのコミュニケーションを第一に考え、自由な発想と提言をいかして、生き生きと心通う職場づくりが必要であると考えております。コミュニケーションを図るということは、思いを共有することの第一歩でございます。このような観点から、職員との想い、あるいは心を一つにして、宇城市のまちづくりに向かって共に努力してまいりたいと考えております。



◆26番(中山弘幸君) 市長は、今自分の思いを幹部職員に伝えるといわれましたけれども、あまり市長のそんな、いろんな話は聞こえてきません。また、政策広報、絆を廃止されました。ホームページや広報紙を見ても、一切市長のメッセージは出てきません。いろんな場面で市長のあいさつを聞きますが、市長ご自身の言葉で話されたことを、私は聞いたことがありません。自分の想いを自分の言葉で伝えなければ、人を動かすことはできないと思います。

 また、今回外部機関への職員の派遣を中断されるということでありますけれども、これは単純に職員が足りないから引き上げるということでありますか。そうであるならば、余りにも短絡的ではないでしょうか。職員教育や国や県、そして民間との人的ネットワークの構築などの観点からも、これは是非とも続けるべきだと私は思っておりますが、市長はそれくらいの先行投資もされないのか、その点、1点だけお尋ねします。外部職員の派遣の中断。



◎市長(篠?鐵男君) 私の説明が悪かったんでしょうか。やめるということじゃなくて、継続的に検討していくということでご了解をいただきたいと思います。



◆26番(中山弘幸君) 私は、トップリーダーたるものは、自らの旗を掲げてこそ、それに共鳴するものが周りに集まってきてリーダーを支え、目的が達成されるものだと私は思っております。今、大河ドラマの「天地人」が放映されておりますが、悪人役の徳川家康という方がおります。徳川家康は、若い時は大将でありながら、常に先頭になって相手陣営に切り込んでいったと言われております。大将が先頭を走るからこそ、兵隊もわれ先にと突進していくものだと私は思っております。これこそが、私は意識改革の原点だろうと、そう確信をしております。

 続きまして、入札制度改革に移らせていただきます。篠?市長は、マニフェストにも公明公正な入札を掲げられ、また3月の所信表明でも最重要課題として、市民から疑問をもたれないよう、また業者の適正な競争を確保するよう、公明公正な入札に努めると言われました。これには、市長のよほどの強い思いがあるのだろうと私は思いますが、一体どのような具体策を考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

どのような考え方を持っているかということでございますが、私は公平公正な運営をやっていくというのが、私の基本的な考え方です。

 と申しますのは、私には今、その相談をする立場の副市長もおりませんし、自分で決断をしなければならない、大変厳しい環境におります。しかし、私は職員を信頼してます。職員がいろんな業者との関連をチェックして、これは今こういう環境でなければ入札できないという書類がぴしゃっと上がってきます。そして、担当課の中で検討します。その説明を受けて、私は部長、担当職員等々の話し合いをしながら、どれがベストかと慎重に考えて、良い結果を私は出していると、そう信じております。



◆26番(中山弘幸君) だから、具体的にどういったことをされていくのかと。そのお気持ちは良くわかります。具体的に、制度的にどの辺をどう変えていこうと思っておられるのか。まず具体的な考えがあれば、是非お聞かせいただけたらと思います。



◎市長(篠?鐵男君) ちょっとはやり過ぎまして、勉強したことを言っていませんでしたので、ここで勉強したことを報告いたします。

 入札制度改革についての質問にお答えします。公共工事は、経済活動や市民生活を営む上で基礎となる社会資本の整備を行うものであり、発注者の市は、適正な施工を確保するとともに、社会資本の整備を効率的推進する責務があると思っております。また、市民の貴重な税金を使うものであり、税金の無駄にならないように、明朗で効率的にしなければなりません。そして、入札、契約にあたっては、公正で市民に開かれたものとし、さらに大手企業者に比べ弱い立場に置かれている中小企業の営業と権利を守ることが必要と思っております。

 マニフェストに掲げました公明公正な入札制度の確立につきましては、私の政治的な基本的方針として確約したものであり、市民から疑念を持たれないよう、公正性、透明性、そして競争性の更なる確保と入札事務の効率化を図っていきたいと思っております。

宇城市におきましては、平成20年9月5日付けで条件付き一般競争入札事務手続処理試行要領を策定し実施しております。

また、今年8月には、2年に1回行う格付けも済ませたところでございます。今後は電子入札など方法はいろいろありますが、費用の面、あるいは事業の効率化等も含め、十分に検討したいと思っております。

 私は、偏らない指名業者選定により公明公正な入札を行い、先進的で公明な入札制度の構築を目指すとともに、市民から信頼が得られる公共事業の推進と建設業等の健全な発展に努めてまいりたいと考えております。



◆26番(中山弘幸君) なかなか具体的なことが出てきませんが、1点だけ、条件付き一般競争入札の件でお尋ねします。これは昨年制定されまして、昨年は数件の試行が行われておりますが、たぶん本年はまだ1回も行われていないと思います。これによりますと、設計金額が5,000万円以上の土木建築工事一式となっておりますが、これまでそれの金額の物件が何件か出ておりますけれども、市長、なぜその試行をされないのか。その理由をお尋ねします。



◎市長(篠?鐵男君) 私の努力が足りないのか分かりませんが、基本的には工期がどうしても間に合わないという結論1点であります。



◆26番(中山弘幸君) それは答えになってません、市長。あと答弁はいいですけども、たぶん今現在2億円ぐらいと5,000万円ぐらいの、たぶん土木工事の指名が通知されていると聞いております。これも一般競争入札ではありません。先の臨時議会で提案されました物産館の入札も2億3,000万円でありましたが、これも一般競争入札ではありませんでした。なんと、落札率が98%を超えておりました。これは、適正な競争と言えるかと、私は疑問に思います。仮に、5%の落札率が下がれば1,150万円の税金が節約できたはずになります。今回の2億円の土木工事が、仮に5%下がれば1,000万円の税金が節約できます。入札の中で、いつも問題になりますのが、業者談合と官制談合であります。私は、これを防ぐには条件付きの一般競争入札しかないと思いますが、その点市長の認識はいかがでしょうか。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 その問題につきましては、いつも職員との対話の中で、論戦の中で問題になります。ですから私は、どうしてもやっぱり公平公正にしなくちゃいけない。そのためには、そういう制度を、採用すべきじゃないかということでありますが、最終的にはどうしても日にちが足りないということになります。それはもちろん2億円の工事で、本当に幾つでも割った方がいいんじゃないかということも再三申しますけれども、仕事の内容を検討、職員はきちっと検討してまして、どうしても駄目だと、間に合わないということになりますので、私は正直に申しまして公平公正に仕事をやっております。これはあとの、今質問されたあとの問題は業者間の問題ですから、私には言わないでください。



◆26番(中山弘幸君) 最後にもう1点質問します。今後、学校建築や耐震補強などの相当の建築物件が出てきます。現在、宇城市にはAランクの建設業者は少ないと聞いております。地元業者に影響が少ないと思われますので、このAランクの事業につきましては、是非とも条件付きの競争入札を導入すべきではないかと思います。そうすれば必ず相当金額の税金が節約できると思いますので、最後市長、その点ご答弁をお願いします。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 明確な答弁は避けたいと思います。

 ただ、地元業者の育成についての質問にお答えいたします。宇城市におきましては、地元事業者の発展なくして本市の発展はありえないと考えております。地元事業者の育成につきましては、市内産業の活性化や雇用の創出に大きく寄与することから、市内事業者の受注機会の拡大に取り組んでおります。私は、公共工事等の発注につきましては、従来から地元事業者優先を基本としているところであり、地元でできる工事、測量設計及び物品の調達につきましても地元業者を最優先に指名するよう心がけているところであります。これはきちっとやっております。



◆26番(中山弘幸君) 市長、その地元業者の育成は分かります。私が言っているのは、小さい仕事は地元育成しなければなりませんけれども、地元に影響がない、例えば建築のA1の仕事、その辺はあまり影響がありませんので、是非とも条件付きの一般競争入札を導入していただきたいという質問であります。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 趣旨は十分わかりました。今後十分検討しながらやっていきます。



◆26番(中山弘幸君) 時間がありませんので、地元事業者の育成は次回に回しまして、最後に島原三角フェリーの件を質問いたします。市長は、三角島原フェリーの航路の再開につきましては、マニフェストでも明記されております。また、選挙戦で市長の支持者は、篠?さんが市長になったらすぐにでも再開できますよと、応援演説をされました。それを聞いて、篠?市長を支持された方もたくさんおられると聞いております。三角の皆さんも期待しておられますし、私も地元議員として期待をしております。市長はそれなりの裏付けがあり、何かの施策があるものと思いますが、どのような形で再開されるのかをお尋ねしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

私も一日も早く実現するように精一杯努力をしていかなきゃならんという強い思いでおります。しかし、今皆さんご存知のとおり、経済情勢、いろんな環境が変わってきておりますから、この辺はどうすべきか悩んでおります。ですから、皆さんに十分相談をし、宇城市がどこまで協力できるか、どの段階でどれだけ出せるかという方向性がきちっと決まれば、これは簡単にいけると思いますが、しかし、今の宇城市の財政状況からすると、なかなか厳しいと判断をいたしておりますから、大変私は結論的には早急に完結はできないと。しかし、時間をかけて粘り強くやっていくことこそが、市長の責任であると自覚をいたしております。



◆26番(中山弘幸君) 地元の方々も大きな期待をしておられますので、一刻も早く再開できるように、よろしくお願いします。

時間も参りましたので、最後に2点ほど市長にお願いをしておきます。一つは、青年会議所に回答されましたマニフェスト、ホームページを見ましたけどもなかなか見にくいので、できましたらお配りいただければと思いますが。やっぱりマニフェストは、広くやっぱり公表するものだと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 それともう1点、これはちょっと聞いた話ですけども、市長は市民との対話を掲げられておりますけれども、あるところの嘱託員さんのところが、第1回目は出て来られましたが、2回目以降出て来られないという話があっておりますので、それ本当ですかね。できれば是非とも参加していただきたいという要望があっておりますので。



◎市長(篠?鐵男君) 基本的にはすべて出て行くというのが私の姿勢ですから、しかし、その時にどうしても二つ、三つ重なった時には出られないという場合もありますから、その辺は許していただきたいと思います。



◆26番(中山弘幸君) 時間もまいりましたので、これで私の一般質問を終わらせていただきます。



○議長(末松立身君) これで、中山弘幸君の一般質問を終わります。

 ここでしばらく休憩します。

             −−−−−−−○−−−−−−−

               休憩 午前11時01分

               再開 午前11時11分

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(末松立身君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 次に、3番、橋田章君の発言を許します。



◆3番(橋田章君) 皆さんおはようございます。こんにちはと言うべきかもしれませんけれども、今日は2009年9月8日であります。私事ではありますけれども、私の59回目の誕生日でありまして、私にとりましては、非常に記念すべき良き日にここに一般質問できますことを、心から皆様方に感謝を申し上げたいと思います。

 さて、宇城市合併して5年目を迎えているわけでありますけれども、昨今の宇城市、あまり良いニュースがないように思います。そこで今日は、まずは明るい話題からご質問をさせていただきたいと思います。

 皆さんもご承知おきのように、本年4月、柔道の総本山である講道館館長並びに全日本柔道連盟会長に就任されました上村春樹氏に対する授与式について、お伺いをいたしたいと思います。

 上村氏は、小川中出身でありまして、八代東高校、明治大学を卒業され、全日本選手権では、1973年、75年に優勝をされ、同じ年、世界選手権無差別級で初優勝をされたところであります。また、1976年、皆さんもご存知のとおり、モントリオールオリンピック無差別級の金メダリストであります。88年ソウル、92年バルセロナ、両オリンピックの日本男子監督でもあります。全柔連では、男子強化部長と強化委員長を歴任され、2006年から専務理事をされているところであります。また、2007年から国際柔道連盟理事、日本オリンピック委員会理事を務められ、昨年の北京オリンピックでは、日本選手団の総監督をされたわけであります。宇城市におきましても、この時は本庁並びに各支所に懸垂幕を掲げられ、上村春樹氏にエールを送られたところであります。このように、輝かしい功績を修められ、今回の就任に至られたんじゃないかと考えるところであります。この宇城市から、世界に名を残すすばらしく偉大な人物が誕生いたしましたことは、正に私たち宇城市民の誇りであり、日本の宝であると思います。

 さて、今月19日にその祝賀会が開催される予定であり、その中で授与式が行われるということでありますけれども、その受賞内容につきましては、先般市長の行政報告の中で、市民栄誉賞を授与するとの報告がありましたけれども、私はこれ是非、名誉市民の称号を授与していただきたいと強く切望するところであります。ちなみに、宇城市名誉市民条例の第2条に、称号を贈る条件として、宇城市に居住し、または居住したことのあるもので、広く社会文化及び産業開発等の向上発展に寄与し、市民が郷土の誇りとして尊敬する者に対して、この条例の定めるところにより、宇城市名誉市民の称号を贈ることができるとあるわけであります。

 なお、今月19日には、第21回交通安全県民大会がウイングまつばせで開催され、その基調講演といたしまして、「私の人生」ということと題して、上村春樹氏がお話をされるということであります。

 それから、3年後には、中学校の日本武道が必修化される予定でありまして、宇城地区の中学生の体力向上、心身の鍛練と融和を図り、併せて宇城地区の柔道発展に大いに期待ができるんじゃないかと考えております。正に、上村春樹氏は、この名誉市民にふさわしい人物であると私は確信をしております。宇城市にとりまして、第1号の宇城市名誉市民の称号を授与されることを強く希望いたすところでございます。市長のお考えをお伺いをいたしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) 答弁前に、橋田議員の誕生日おめでとうございます。

 答弁に入らせていただきます。橋田議員の質問にお答えいたします。

 ご質問の、宇城市小川町出身の上村春樹氏の経歴につきましては、橋田議員が言われましたとおりであります。上村春樹氏の講道館館長及び全日本柔道連盟会長に就任されましたのを受けまして、宇城市におきまして、祝賀会の実行委員会が結成され、9月19日に祝賀会が開催されることになりました。私は、この祝賀会に当たり、市としましても市民栄誉賞を授与させていただくことにしました。

 この表彰につきましては、9月19日に開催されます祝賀会の中で市民栄誉賞を授与することにしております。

 また、ご要望の宇城市名誉市民の称号授与の件でございますが、今回の市民栄誉賞決定について、上村春樹氏に対し、既に通知をしているところでございますので、今後選定に向けて検討してまいります。



◆3番(橋田章君) 市長は、日本武道の一つである空手道に精通され、有段者であるとお聞きをしているところでありますけれども、日本武道というのは、「礼に始まり礼に終わる」、すなわち、これは日本人の心の基本であり、日本文化の私は礎であると思っております。市長、あと10日ございます。是非、今議会追加提案をされ、議員の皆様の同意を得て、名誉市民の称号を再度お考え直すお考えはないのか、お伺いをいたしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。なかなか厳しい質問でございまして、悩み苦しみます。しかし、市民栄誉賞ということでございますので、市広報に掲載することはもちろんのことでございますが、当然、市民の皆様に上村春樹氏の功績を知っていただくために、ご本人の協力をいただければ、いろんな対策を講じたいと思っております。どうか、市民栄誉賞でご了解をいただければと思います。今回は、どうしてもやっぱり無理でございます、報告してますからね。



◆3番(橋田章君) どうしても「市民栄誉賞」というお言葉でありますけれども、実は、私、上村春樹さんとは同級生であります。是非「名誉市民」あと10日ございますので、どうにか市長が連絡せんだったら、私の方から連絡して「こういうことになった」と報告できますので、再度お考え願えたらと思っています。市民の皆様に上村氏の功績を知ってもらうために、市役所の玄関ロビー空きスペースに上村氏の功績を称えたパネル等の展示の設営等お願いをいたしたいと思うところであります。また、ちなみに各旧町の「名誉市民」の方も数名いらっしゃいますけど、それも併せて、そういったお考えはないのかお伺いをいたしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 このパネルをつくるということは本人のご了解をいただかなければなりませんので、このことについてご了解をいただければ、当然宇城市としましても市役所で対応したいと思っております。



◆3番(橋田章君) はい、ありがとうございます。

 それでは続きまして、2番目の宇城市基本構想基本計画についてご質問をさせていただきます。篠?市長におかれましては、就任から約半年を迎えられ、市長のマニフェストに沿って、第3子からの保育料を6歳まで無料化されました。これは9月から実施されているわけでございますが、この対象者約250世帯であります。それから、敬老会の復活、これは75歳が対象だということでありますけれども、75歳以上104歳まで9,185人いらっしゃるところであります。こういうところ、早速実践をされ、市民の皆様から大いなる称賛を私は得ていらっしゃるんではなかろうかと考えているところであります。

 さて、議員の皆さんもお手元の資料をご覧いただきたいと思うわけでありますけれども、第1次宇城市総合計画基本構想が、今5年目を迎えているわけでございますが、この基本構想につきましては、地方自治法第2条第4項で、「市町村は、その事務を処理するに当たっては、議会の議決を経て、その地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想を定め、これに即して行うようにしなければならない」とあるわけであります。これにつきましては、平成17年6月の定例会で採決をされているところであります。

 さて、本年は合併して5年目の節目の年であり、宇城市の将来を左右すると思われる重要な年であります。基本計画や行革大綱の総仕上げの年でもあります。また、その計画の総括を踏まえて、次のステップとなる第2次の計画を策定する非常に重要な年でもあります。このような大事な年に、篠?市長の手腕を市民の方々は大いに期待をしておられると思いますので、これまでの歩みは止めることなく、着実に宇城市が発展し、市民のための施策が展開されるように、基本構想、基本計画についてご質問を申し上げたいと思います。

 市長は、前期基本計画をどのように総括されているのか。また、それを後期基本計画策定にどういかされるのか、お尋ねをいたしたいと思います。併せて、平成22年度からの後期基本計画がスタートしますが、宇城市将来に向けて、市長の責務は非常に重大なものであると思っております。

 そこで、後期基本計画の方針、ビジョンと市長が特に力を入れたい施策があれば、お尋ねをいたしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) 後期基本計画の基本的な考え方について、お答えいたします。

 宇城市では、第1次宇城市総合計画基本構想のもとに、第1次宇城市総合計画前期基本計画が平成17年度から平成21年度まで策定されています。今年度は、前期基本計画の最終年度になり、第1次宇城市総合計画後期基本計画の策定を行います。

 後期基本計画は、厳しい財政状況の中、市民と行政それぞれの責任と役割を再認識しながら、効果的、効率的な行政サービスを展開するために、戦略的な計画策定を求められていると理解しております。

 前期基本計画については、新市建設計画で定められた「誰もが暮らしやすい都市づくり」「誇りあるふるさとづくり」「力強い産業づくり」を基本目標に施策を展開されており、市町村合併直後の混乱をうまくまとめ、調整されたものと思っております。

 しかしながら、一方では市民の一体感欠如や中心部と周辺部での格差が広がっているとの見方もあり、宇城市全体の均衡ある発展を図る必要があるのではないかと考えております。今回、後期基本計画の方針として、「市民が安全で安心していきいき暮らせる活力と調和のとれたまちづくり」を掲げ、宇城市民としての一体感の醸成と人と人とのコミュニケーションを第一に、市民の自由な発想と提言をいかしながら「いきいきと心の通い合う地域づくり」「暮らしやすい環境づくり」を進めていきたいと考えております。特に、次の3点を計画策定の基本としたいと考えております。

 第1点目が、「健全な財政の確立」で、宇城市の財政規模に見合った施策を行います。

 第2点目が、「教育・子育ての充実」で、保護者の子育てに係る経済的な負担を少しでも和らげ、子どもを産み育てやすい環境づくりを行います。また、学校教育については、教育現場の意向を踏まえて、子どもの学力向上に努め、施策面では老朽校舎の改築・耐震化を計画的に実施します。

 第3点目は、「安全・安心なまちづくり」で、地震台風などの自然災害に強いまちづくりと各分野の地域福祉の充実を図ります。

 これらを念頭に置き、今後5か年間の後期基本計画の策定を行ってまいります。



◆3番(橋田章君) 市長が今、後期基本計画、具体的にお話になりました。是非、それを文章化されて、実践をしていただきたいと願うものであります。

 続きまして、後期基本計画における農業振興策についてお伺いをいたしたいと思います。今日の農業を取り巻く情勢は、後継者や高齢化の問題、所得や営農問題、基盤整備、流通や販路、農産物の需給率や安心・安全の問題など課題が山積しております。私も、農業に従事する者の一人として、非常に危ぐしているところであります。解決に向けては国の政策に期待しなければならないところもありますけれども、宇城市における農業基盤整備、特に危ぐされるのが農業用水対策であります。

 今、1か月余り雨が降っておりませんで、稲作農家につきましては出穂、穂ずる域の時期でありまして、非常に水を必要としている時期でもあるわけであります。このように、豊川校区や河江校区の旧干拓地における用水対策をどうするのか。これについては、第1次宇城市総合計画の3の8の3の中に、「地域の特性に応じた農産物づくり」と基盤の整備の中の施策内容の1に、「平坦水田地域の基盤整備に施設園芸作物の高品質化や作物転換を図るための排水改良などの基盤整備を推進します。また、排水機場などの土地改良施設の適切な維持管理や安定した農業用水の確保など、営農に配慮した生産基盤の整備を推進します」中でも、「整備が遅れている旧干拓地や塩害で被害を受けている地域については、緑川用水とその他の新規水源の確保による総合的な整備を促進します」と書いてあるわけであります。

 そこで、お手元の「塩水化対策検討会資料」をご覧をいただきたいと思うわけでありますが、ご覧のとおり、塩水化問題が非常に深刻化しているところであります。そこで、県の単独事業でありますけれども、農業用水再利用対策モデル事業が、今年度実施されるところでありますが、その目的の中に、宇城地域において、これ宇城地域限定であります。宇城地域において、施設園芸等に必要な良質な農業用水を確保するために、排水路の水の浄化や雨水の利用を行うための施設をモデル的に整備するとともに、確保した農業用水の水質や作物生産等について検証を行うと、目的に書いてございます。先ほど申しましたけれども、これは県の単独事業でありまして、総事業費5,000万円。何回も申し上げますが、これ宇城地域限定でございまして、しかも日本で初めて取り組む事業とのことであります。是非、日本初のモデルとして、早急に取り組んでいただきたいと願うところであります。

 しかしながら、この事業は維持管理が非常に高くかかるために、市の助成、補助を強く要望いたしたいと思うわけであります。この問題に対しましては、農業問題に対しましては、昨日、永木議員が農業は基幹産業であるということで、市長のご答弁をお伺いしたところであります。今申しましたけれども、この事業というのは塩水化対策でありまして、抜本的な用水の確保、解決にはならないところであります。

 そこで、一つ提案でございますけれども、氷川や球磨川の用水の利用が考えると思いますが、市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。担当部長でも結構です、どちらでもお伺いいたしたいと思います。



◎市長(篠?鐵男君) 私の方からお答えして、詳細にわたっては担当部長から、また答えます。ただいまのご質問にお答えいたします。

 施設園芸の多い平坦水田地域におきましては、土地改良施設の適切な維持管理や農業用水の確保に努め、生産コストを図る必要があります。海抜ゼロメートル地帯の不知火、松橋、小川地区の干拓地帯は、地下水の塩水化が進み、農業用水の確保が緊急の課題であります。総合的な対策といたしまして、新たな水源確保が必要だと思われます。今後は関係機関と連携し、事務レベルで調査をしてまいります。

 本年度、全国で初めて取り組みます単県農業用水再編利用対策モデル事業は、現在事業説明会を開催したところでございます。導入した後、施設の維持管理は地元負担となります。市からの補助につきましては、非常に厳しい財政状況であり、施設補助の農業補助金全体の中で見直しを含め、検討してまいりたいと考えております。



◎経済部長(中野透君) ただいまの質問に、詳細について説明を申し上げます。

 今、市長が申しましたとおり、不知火、松橋、小川の干拓地帯は、地下水の塩水化が進み、農業用水の確保は喫緊の課題であります。

 本年度、県の単独事業で農業用水再編利用対策モデル事業に取り組みます。現在、5地区で事業説明会を実施しております。事業内容は、雨水利用の貯水施設、排水路等の水質浄化のろ過施設を有効利用する事業等でございます。

 しかしながら、長期的・全体的な対策としまして、新たな水源確保が必要だと思われます。先ほど、橋田議員が申されました2点につきまして、まず第1点、氷川用水は、熊本県と農業用水の協定によりまして、松橋町は城ノ迫、妙見ため池、小川町は、高倉、谷口ため池に分水し、農業用水として利用しております。年間350万tですが、期別に許可水量が決められておりますが、上流地区の上水道や土地改良区にも許可されており、現在水量不足であり、度々の調整会議によりまして、許可水量が制限されている状況であります。

 また、球磨川用水の利用につきましては、余剰水、農業用水への用途変更等、ハードルは高いと思われますが、関係機関と連携し、事務レベルで調査をしてまいりたいと思います。

 いずれにしましても、農業用水対策につきましては、継続して取り組んでまいりたいと思っております。



◆3番(橋田章君) 市長のご答弁、経済部長のご答弁のとおり、後期基本計画の農業振興策の中に、是非盛り込んでいただくようお願いをいたしたいと思います。

 これは話はちょっと変わるんですけれども、農業用水関連でございますので、少しお話をさせていただきたいと思うんですけれども、農業用水の水質浄化のエコバイオブロックの施工が、8月の臨時議会で約100万円程度だったかと思うわけでありますが、可決をされまして、新たな取組に期待をしているところであります。是非、これは今後も継続して取り組んでいただきたいと願うところであります。

 また、市役所前の用水でございますけれども、この企業が国の助成を受けて、事業費約3,000万円かけて水質浄化の実験を行う予定と聞いております。これは、非常に用水浄化のために、すばらしい私は取組だと思っております。そうすることで、少しずつでありますけれども用水をきれいにすることで、宇城市の安心・安全、高品質、大きく言えば日本一の農産物目標を達成するために非常に重要不可欠なものじゃなかろうかと考えておりますので、今後とも是非、継続して取り組んでいただきますようお願いを申し上げたいと思います。

 それから、続きまして、排水対策であります。昨今の気象状況につきましては、皆様もご存じのとおり、ここ数年集中的、非常にこうゲリラ豪雨が襲っているわけでございます。農地、ハウス等のみならず、住宅まで床下、床上浸水等が毎年のように来ているところで、非常に心配をしているところでありますが、ここで小川地区の冠水地帯の解消策についてお伺いをいたしたいと思います。

 まずは第1点、県営北新田湛水防除事業の現状と進捗率についてお伺いをいたしたいと思いますが、これはJR鹿児島本線でございますけれども、上の方でございまして、河江地区、それから北新田地区、それから住宅密集地地帯であります江頭地区など、広範囲の冠水地区がありまして、改良はそこに住まわれる市民皆さん方の長年の懸案事項であるところでございます。

しかしながら、最近、予定よりも若干事業が停滞しているのではないかと感じますけれども、その辺についてお伺いをいたしたいと思います。

 それから第2点目、今度はJR鹿児島本線より下の方でございますが、これは現在、排水機場が松橋、小川につきましては12機場ございます。大雨が降った時は、本当に我々農家は助かっているところでありますけれども、先ほど申しましたように、ゲリラ豪雨時間雨量50mmとか70mmとか降ったときにでは、その排水能力では到底排水能力がないわけであります。

 そこで、市長ももうご存じかと思いますけれども、八代平野や私はあえて宇城平野といいますけれども、その約中間に五丁川というのがあるんです、これは土木部管轄だと思うんですけれども、五丁川の下の方に排水機場があるわけなんです。これが十分活動しますと、我々の地区、あるいは豊川校区も非常に冠水する機会が少なくなってくるように思います。実際、私も現場で農業してますから良くわかるんですけれども、ほとんど五丁川に、これ水流れるんです。ですから、市長、是非、先般建設経済常任委員会でそこ視察に行ったんですけど、空きスペースがございます。もう1基できるですね。関係部長、課長と現場を見に行っていただいて、是非もう1基ここに排水機場をつくっていただくならば、非常に我々は助かりますので、その辺のことについて、もう担当部長で結構でございますので、ご答弁をお願いをいたしたいと思います。



◎土木部長(前田典洋君) 橋田議員のご質問にお答えいたします。

 ご質問の五丁川地区につきましては、低地であります。そのため、満潮時において不知火海の潮位が高くなっております。自然排水ができない状況になっております。この満潮時の五丁川の増水による道路の冠水や家屋の浸水被害を軽減させるため、五丁川排水機場が昭和62年に設置されております。設置後23年が経過し、ポンプ等の能力低下も考えられますとともに、五丁川流域の開発等も進み、流入水量もかなり増加している現況と思われます。安全で安心な住みよい社会を目指すためにも、防災対策の一環として、また地域住民の生命財産を守る上でも排水機場の維持管理は極めて重要であります。これまで再三にわたり地域住民の方からご要望をいただいておりましたが、今回平成21年度から、県の方で国庫補助事業としての採択を受け、河川への流入状況や周辺地区の浸水状況などの調査を実施していく運びとなっております。

 今後は、現有ポンプの能力等の検討も十分なされた上で、整備が進められていくと伺っているところでございます。



◆3番(橋田章君) よくわかりました。是非、早急にもう1基排水機場を建設いただくように、強く願うところであります。部長、一応頑張って県の方に交渉していただくならばと思っております。

 それから、ここで再質問させていただきますけれども、先般、これは小川地区で第2回嘱託員会議がございまして、その質問事項の中に、先ほども申しましたけれども、北新田のこの排水機場、できるわけでありまして、砂川の堤防は本当に大丈

夫なんだろうかと。一昨年、私も雨降った時は排水機場まわるんですけれども、本当砂川の堤防から手を洗うような感じの水量だったわけであります。あの時は時間雨量70mm降ったかと思うわけでありますけれども、だから、心配するのは、この砂川堤防、天井川でございまして、地域住民の方々は本当に堤防が壊れないだろうかと、非常に不安がっていらっしゃるところであります。これも是非、県の方に調査依頼をお願いを申し上げたいと思うわけでございます。

 それと、関連でございますけれども、南新田のところに、JRよりちょっと上なんですけれども、そこに排水機場があるわけですけれども、その排水機場のポンプが砂川の河川が6.2mですか、6.2mまで上がると自動的にストップするんですよ。ストップしますと、上住吉、下住吉、それと干拓と水が流れてきますから、非常に冠水する状況が厳しくなってきているということでございますので、是非、ポンプが止まらないようにするわけにはいかないのか。この2点について、ご答弁をお願い申し上げたいと思います。



◎経済部長(中野透君) お答えいたします。

 まず第1点目、北新田の湛水防除事業の経過等でございますけれども、事業年度は平成4年度から始まり、平成24年度までの計画となっております。総事業費29億7,410万円でございます。本年度は、導水路工187mを施工いたします。これで導水路工はほぼ完了するわけでございます。

 遅くなった理由といいますのは、JRがありまして、平成22年度に新幹線が通過をいたします。その後、JRの暗渠工を施工するということで、完了が24年度となったところでございますし、23、24年度にポンプの製作及びポンプの据え付け、除塵機の設置等をする予定でございます。これで、永年の懸案でありました河江地区等及び北西部地区の冠水被害が、ある程度解消されるものと思っております。

 それから、第2点目、ご質問の南小川の排水機場の設定の件でございますけれども、その設定している関係上、河川水位が上昇すれば自動的にポンプが停止いたします。私たちも現地に行って、それを自分の目で確認はしております。ご指摘のように、砂川左岸の南新田地区の冠水が心配されますし、また平成24年度完了の県営北新田湛水防除事業で排水機を設置しますので、河川水位がまた高くなり、これまで以上に心配されると思われます。近年は、梅雨時期の集中豪雨だけではなく、ゲリラ豪雨で河川水位が急激に上昇するため、施設造成時の排水可能設定値では対応できない状況にあります。

 その対策としまして、早速関係機関と協議をしまして、9月中旬、砂川左岸の新田地区等の関係流域の区長に対し、県による冠水対策の説明会を開催するよう計画しております。

 また、お尋ねの排水ポンプが増えるために、砂川堤防の強度調査につきましては、土木部及び関係機関と協議をしてまいりたいと思っております。



◆3番(橋田章君) 是非、これは部長、各関係機関とタイアップされまして、砂川堤防が決壊がないように、早急の強度調査を県の方に依頼をしていただきたいと思います。

 それから、次の質問に入りたいと思いますけれども、もう時間があと20分しかございませんので、宇城市行政改革大綱につきましては、昨日の河野一郎議員、それから先ほどの中山議員のご質問と重複するかと思いますので、省略をさせていただきたいと思います。

 しかしながら、最後に一言、お話させていただきたいと思うわけでありますが、安定した財源の裏付けがなければ、昨日永木議員もおっしゃいましたけれども、絵に描いた餅になりかねません。実現に向けた財政計画案、できれば数値を示した説明をお願いしたいと思ったんですけれども、先ほども申しておりましたけれども、重複いたしますので割愛させていただきますけれども、本年度の12月定例会で公表されるということでありますので、それを是非期待して精査したいと思っております。

 続きまして、小中学校の耐震対策についてお伺いをいたしたいと思います。このことにつきましては、昨日永木議員が質問され、教育委員長がご答弁をなされたところでありますけれども、その数値についてはお話ございませんでしたので、私の方からここで数値をあげさせていただきたいと思うわけでありますが、文科省の耐震基準、旧の耐震基準でありますけれども、これが0.3。その後、中国大地震等ございまして、新たに文科省が新基準を策定されたところでありまして、これが0.7、IS値が0.7ですね。海東小学校、議員の皆様は、皆さんこの前この表をご覧、持っていらっしゃいますので、その耐震強度は分かるかと思うわけですけれども、執行部の皆様はご存知ないと思いますけれども、海東小学校に至りましては0.03なんです、0.03。文科省の基準は0.3ですよ、旧が。今は0.7というようなことですけれども、0.03。それから小野部田小学校が0.09であります。文科省の旧のIS値よりも、かなり10分の1ぐらい低いわけであります。そういった観点から考えましても、是非早急に、海東小学校、小野部田小学校につきましては改築をお願いしたいということでございますけれども、昨日の答弁の中でも、市長及び教育委員長の方でご答弁なされましたけれども、今回の補正でも1億3,600万円予算計上、仮校舎のリース料なんですけれども、できております。子どもたちが、安心して勉強できる施設、環境整備をスケジュールどおり、のっとってスムーズに実施されることを心から強く願っておるところでございます。

 併せて、時間ありませんので、中学校についても併せてご質問をさせていただきたいと思います。中学校につきましても、小川中学校0.28であります。小川中学校の技術教室、これが0.29。これに際しましても、0.3以下なんです。この点について、教育委員長のお話を伺いたいと思うわけでありますけれども。中学校に際しましては、耐震補強なのか改築なのか。そして先ほど申しましたように、海東小学校、小野部田小学校についても併せて、時間がございませんので、簡単によろしゅうございますので、ご説明をお願いいたしたいと思います。



◎教育委員長(今村弘君) 今の橋田議員のご質問にお答えする前に、海東小学校とか小野部田小学校のIS値の具体的なことを公表しなかったのは、そこに学んでいる子どもたちとか保護者に不安を与えたらいけないというようなことで、具体的な数値はお示ししなかったわけでございます。そして、大幅に下回っているというような表現でしておりましたので、その点はひとつご承知おきいただきたいと思います。

 それでは、ご質問にお答えいたしますけれども、海東小学校、小野部田小学校の改築に関しましては、昨日永木議員のご質問にお答えしたとおりでございます。一晩経った現在も全く変わっておりませんので、どうぞご安心ください。

それで、それから、今後のスケジュールにつきまして、もうちょっと具体的に事務局の方から示されましたので、そのことについてお知らせしておきたいと思います。

 まずは、今後のスケジュールといたしましては、本年11月ごろから敷地内に校舎建設、仮設校舎の建設に入ります。そして、3月上旬までに完成させて、まずその仮設校舎に移動する予定でございます。その後、平成22年度において、現在の校舎を解体した後、新校舎建設に移行することになります。平成22年度中に新校舎を完成させるために、短い期間ではありますが、本年度内に基本、それから実施設計を済ませたいと考えております。これは、海東小学校、小野部田小学校ともに同様のスケジュールでございますので、このスケジュールよりも早くはなっても遅くはならないと、事務方の方にお願いしておきたいと思っております。

 それから、今のご質問にはございませんでしたけれども、両小学校には体育館がすぐ横にございますので、そのことについて、もうちょっとご説明申し上げておきたいと思いますが、海東小学校の体育館は耐震診断の結果、安全とされる基準IS値0.7に達しておりませんので、改築と合わせ補強工事を行います。それから、小野部田小学校体育館に関しましては、新基準で建設されており、耐震性に問題はありませんが、本年度外壁の傷みの補修と屋根の防水工事を実施いたしたいと考えております。

 あと、小川中学校の件に関しましては、教育部長の方からお答えいたします。



◎教育部長(川?誠君) 小川中学校の耐震補強対策ということでのご質問でございます。お答えをいたしたいと思います。

 小川中学校には、体育館を含めて8棟の建物がありますが、そのうち6棟が旧耐震基準で建設をされております。教育委員会で実施をいたしました耐震診断の結果では、6棟中、教室棟と技術教室棟が大規模な地震で倒壊の危険性があるとされるIS値0.3を下回っております。管理特別教室棟は0.3は上回っているものの、比較的安全とされる0.7を満たしておりませんでした。すなわち、3棟が耐震性に問題があるということでございます。小川中学校校舎につきましては、平成17年度に実施いたしました優先度調査でも芳しくない評価を受けていたことから、当初予算において実施設計の委託料と補強工事の費用を確保させていただいております。今回、耐震診断の結果を受け、現在その3棟については、急ぎ実施設計を行っているところでございます。

 今後につきましては、設計が完了次第、補強工事を行う計画で、工事を終えますのは、来年、平成22年度になりますが、11月ごろを予定しているところでございます。



◆3番(橋田章君) 今、教育委員長、それから部長の方からご答弁ございましたけれども、スムーズに実施されるよう、切にお願いを申し上げておきたいと思います。

 それから、あと9分となりましたけれども、今度は5番の新型インフルエンザ対策について、ご質問をさせていただきたいと思います。

 今、これは世界中、いや日本中で猛威を振るっているわけでありますけれども、先般、厚生労働省は9月下旬、今回の新型インフルエンザによる国内の患者数は、年内に約2,500万人、人口の20%に達すると、推計罹患率に基づく流行値の量が発表されたところであります。

 また1日には、県の新型インフルエンザの流行も宣言されたところでありますけれども、宇城市において現在何人ぐらいの罹患者がおられるのでしょうか。ご説明をいただきたいと思います。また、新型インフルエンザに対する予防策及び対処方法について伺いたいと思いますけれども、この問題に際しましては、早急に宇城市新型インフルエンザ対策本部を設置していただくことを強く願うところであります。担当部長のお考えをお伺いをいたしたいと思います。



◎健康福祉部長(吉村和廣君) 新型インフルエンザ対策について、橋田議員の質問にお答えいたしたいと思います。

 今回の新型インフルエンザは、議員もご承知のとおり、今年5月16日に国内初めての新型インフルエンザ感染者が確認されて以降、徐々に拡がりを見せておりましたけれども、一時的に一応沈静化傾向でありました。そして、再度県内各地におきましても、保育園、学校等で7月10日以降、患者数が県内で591人となったことが、今日9月7日現在で報告がされているところであります。

また、議員も先ほどお話がありましたように、今後の見通しにつきましても、厚生労働省の見解では、これから10月中旬ごろに新型インフルエンザの流行がピークに達するということが予見、予想をされているところでございます。

 そこで、ご質問の新型インフルエンザに対する予防策ということでありますが、ただいま質問がありました宇城市においての感染者数でありますが、医療機関から保健所に報告がありました分でございますが、今日現在で、宇城市内で34人の方が医療機関から保健所の方に報告がなされております。

 それでは、宇城市民への対策でありますが、ただいま申し上げましたことの状況を踏まえまして、ご指摘のありましたとおり、新型インフルエンザ対策本部を現在立ち上げております。本部長に篠?市長をはじめ、各関係部長、それから支所長、計13人と、対策会議を関係課長15人で今構成をしておるところでございます。その中で、庁内体制の整備ということで、業務継続計画、行動計画マニュアルを策定いたしまして、感染防止、拡大防止の対策を講じてまいりたいと考えているところでございます。

 また、今までに対応してきました部分を申し上げますと、6月1日に全市民の方々に新型インフルエンザの予防チラシを配布してきたところでございますが、再度、全世帯の方々に今後も予想されますので、予防策のチラシ配布を行いまして、啓発を図ってまいりたいと考えております。

 併せまして、庁舎及び各施設におきましても、消毒等液を配置いたしまして、来庁者の方々に対しましても、その予防対策を講じてまいりたいと考えております。



◆3番(橋田章君) 時間が余りありませんので、続いて第2項目の保育園、小中学校の対策マニュアルについてお伺いをいたしたいと思います。

 新学期が始まり、早々に宇城管内におきましては、不知火小学校が学級閉鎖をされまして、また小川中学校の部活動の生徒の中にも患者が発生したということでありまして、今後患者数が非常に急激に増える可能性が危ぐされるところであります。この集団感染、先般NHKで放送があってたんですけれども、約70%が高校生以下という報道でありましたけれども、徹底した対策マニュアルが非常に早急に望まれると思いますけれども、現在どのような取り組みをなされているのか、お伺いを担当部長にお伺いをいたしたいと思います。



◎健康福祉部長(吉村和廣君) 橋田議員の質問にお答えいたします。今までの保育園の対処法でございますが、今まで対応してきた分について、説明をさせていただきます。

 保育園、児童館につきましては、感染症に対しての有効予防手段であります手洗い、うがいについては、日常保育の中で実施をしてきておるところでございます。さらに、今後の流行に対応するため、保護者への園だよりを通じまして、家庭でも手洗い、うがいの習慣付けを呼びかけるとともに、感染予防、感染拡大防止の周知を行っておるところでございます。特に、0歳児から3歳児未満の児童に対しましては、細心の注意を払いながら、現在対応をしているところでもあります。

 また、7月10日から季節型のインフルエンザ対応に移行した情報によりまして、保育園、児童館の安全管理マニュアルの中にもあります「感染症対応」が示されております。それに準じて、また当然熊本県等からの情報を共有いたしまして、その都度感染予防対策を行ってまいりたいと考えております。

 それから、毎日各保育園、これは公立、私立も含めましてでございますが、現場からの状況を把握しながら、お互いその確認、提供に努めているところでございます。



◆3番(橋田章君) 時間がまいりましたので、あとの小中学校の対策マニュアルについては、明日入江議員の方から新型インフルエンザのご質問なさるというので、そちらの方でご答弁いただいて、私は勉強に代えさせて、本日は省略いたしたいと思います。

 最後になりましたけれども、今部長のご答弁の中で、新型インフルエンザ対策本部が設置されたということでありますけれども、これが機能するためには、市役所の関係の人だけじゃなくて、医療機関及び保健所と各関係機関と連携し、宇城市民の皆様が安心して暮らせるように、万全の対策をお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。



○議長(末松立身君) これで、橋田章君の一般質問を終わります。

ここでしばらく休憩します。

             −−−−−−−○−−−−−−−

               休憩 午後0時13分

               再開 午後1時15分

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○議長(末松立身君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 次に、9番、椎野和代君の発言を許します。



◆9番(椎野和代君) 日岳会の椎野です。通告に従いまして、教育振興、商業・農業振興、行政と市民による協働のまちづくりの3点について質問します。

 まずはじめに、教育振興についてお尋ねします。

 今、世界的にインフルエンザがまん延の時期にきている時、各小学校の先生、保護者、地域、保健所、県の教育委員会との緊密な連絡網を築かなければなりません。また、異常気象、ゲリラ豪雨による自然災害がこの地域に発生する危険性が高まる中、学校と地域の人と一緒になって、危険な場所、避難場所の確認、通学路の点検などを行う必要があります。子どもたちは両親や家族の深い愛情に包まれて学校に通い、先生方の熱いまなざしのもと知識を得、豊かな感性を身に付けています。友だちとの学校生活の中で、自分を表現すること、相手を認めること、協力し合って暮らすことの大切さを覚え、社会性を身に付けていくのです。子どものしつけ、教育に対する保護者の考えはそれぞれ違います。学校の教育方針を理解してもらい、同じ認識を持って子どもたちの心と体の成長を育んでいかなければなりません。その要である教育委員会の教育長の不在は、学校の先生、保護者、そして市民の皆さんも憂いています。教育長の不在を、どう受け止めていらっしゃるのかをお尋ねいたします。



◎市長(篠?鐵男君) 椎野議員の質問にお答えいたします。

 椎野議員のご指摘のように、本年2月21日から教育長が不在となっており、児童生徒のみならず、教職員や保護者、地域の方々など各方面にご迷惑とご心配をおかけしております。

 教育長は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律において、教育委員会の権限に属するすべての事務をつかさどるとされており、教育委員会の事務を統括し、所属の職員を指揮監督する、いわゆる教育委員会の事務執行責任者でございます。教育に関する諸問題に先頭に立って取り組む立場にあります。

 この教育長は、教育委員の中から教育委員会が任命することになりますが、その教育委員については、地方公共団体の長が議会の同意を経て任命することとなっております。

 宇城市では、昨年12月の市議会定例会において、宇城市教育委員会委員定数条例を改正し、定数を6人としており、本年3月23日からは、3人が欠員の状態でございます。

 教育委員会は、一般行政部門から独立した行政委員会であり、合議制で運営されるものでありますので、欠員が生じているのは好ましくないと思っております。現在、欠員となっている委員を補充すべく人選を進めているところでありまして、できるだけ早期に人事案を提案し、議会の同意をいただきたいと考えております。

 なお、新型インフルエンザ対策をはじめとした課題や懸案事項だけではなく、教育委員会が担っている役割はとても大きく、事務執行に遺漏があってはなりません。

 そこで、法及び教育委員会の規則にのっとり、教育部長が職務代理者として教育長の職務を行っておりますが、私としては大変心苦しく思っております。



◆9番(椎野和代君) 市長の胸の痛みが良く分かります。

 そこで、もう一人、教育委員長に今の教育現場での教育長不在の状況をどうとらえていらっしゃるか、お聞きしたいんですが。



◎教育委員長(今村弘君) 突然、椎野議員さんから、教育長不在の現状をどうとらえているかということで、頭はまとまっていませんけれども、思いつくままちょっと申し上げてみたいと思いますが、まず、一刻も早く決めていただきたいということでございます。といいますのは、今市長の方からもありましたように教育長の職務というのは非常に大きなものでございまして、そして幅も非常に広うございます。教育、スポーツ、科学、文化というように非常に幅が広くございますし、そういうことに対して、機敏にきちっと対応していかなければいけませんし、一刻も早く決めていただきたいというのが現状でございますが、特に、学校現場あたりに与える影響というもの、これ教育長がいるといないでは、学校の先生方に与える影響力というのは非常に違います。私たちは人事権も何もありませんし、あまり私たちの言うことは聞きませんけれども、やっぱり教育長の言うことはぴしゃっと聞きますし、ぴりっとやっぱりするところがございます。市役所の職員の方も、教育長がいるのといないのはずいぶん違うんじゃないかという気がするわけですね。今まで発足してから積み重ねてきた教育というのが、本年度は私はステップの年だと思っていたんですよ。それで、教育長を中心にして今まで積み重ねてきたことを今度は最終的に締めくくりをする5年目になりますからね、そういう年じゃないかと思っております。そういうふうに、非常に大きくございますし、学校の現場とか職員に与える影響も非常に大きいということですね。

 それからまた、今日午前中に中山議員の質問の中にもありましたし、市の基本計画でございますか、その中に学力の充実というのが掲げてございました。だから、その学力を充実させるためには、やはり教育長がしっかりと現場あたりを指導してしていかなければ、それはなかなかかなわないものじゃないかと思いますし、そのほか、もうしばらくしましたら今度は教育予算の編成にかかるんでしょう、ですね。そして、その中に教育委員の考え方が反映されないというのはおかしいんじゃないかと私は思いますし、教育長は教育委員でございますからね、だから私たちの考え方とか意見とかも取り入れて、そういう予算執行にあたっていただけるわけなんですよ。だからそれもできなくなりますね。

 それと、今度はもうしばらくしたら人事異動が始まります、先生方の。だから、各学校に適材適所の配置はどうするかというのはやっぱり教育長が中心になって進めるわけなんです。学校の実態とか職員構成とか、そういうのをきちっとして教育事務所と何というか、交渉をしながら、そこの学校に更に充実するような教員配置あたりもしなくてはいけないわけでございます。そういう大事な仕事を教育長の権限の中にはございますので、私たちはできないわけです、そういうことは、できません。一教育委員はできません、教育長しかできません。そういうようなことからましても、もっといろいろ学校現場あたりではいろいろな問題がございますので、インフルエンザとか、そういうのはもちろんございますが、今問題になっております高知の、校舎の禁煙問題あたりどうするかというようなことあたりも、ほかの阿蘇市あたりは結果が公表されたらすぐ対策を打たれましたね。それは皆さんもご存じと思いますけれども。そういうのは、やはり教育長を中心にしてやらなければできないんだと、私は思っておりますので、どうぞ、またほかにもいろいろございますので、教育長は絶対必要でございますので、是非ひとつ速やかに決定していただきますように、よろしくお願いしておきたいと思います。



◆9番(椎野和代君) 今委員長のお話で、いかに教育委員会に支障を来たしているのかということが良く分かりました。私は、教育長の不在は、私たち議員にも責任があると思っています。議員として、教育委員会の存在を軽んじているのではないかとさえ思えます。議員である前に一人の市民として、子どもを持つ親として、学校教育のことを真剣に考えるべきです。純真無垢な子どもたちを自立した社会人に育てる責任が私たち大人にはあるのです。心と体の成長を育み、環境を整えてあげる役割を担うのが教育委員会なのです。教育長の人事案に同意しないということは、小中学校の子どもたち5,000人、小中学校の先生500人、保護者、そして地域の皆さんが教育委員会を心のよりどころにしている思いを無視することだと思います。子どもたち、先生方、保護者の皆さん、地域の皆さんの思いを受け止め、1日も早く教育長を決めるべきだと私は思います。議員の皆さんにも考えてほしいということをお願いしておきます。

 次に、総合型スポーツクラブの設立の目的、意義、そして展開をどう図っていくのかということをご質問いたします。

 今、総合型地域スポーツクラブが、平成20年に不知火町で設立されて活動しています。今年は小川町でも設立に向けて準備が進められていますが、内容が市民に良く理解されていないため、設立準備委員会も苦慮されています。

 改めて総合型地域スポーツクラブの設立の目的、意義、そして展開をどう図っていくのかをお聞きします。



◎教育部長(川?誠君) 椎野議員のご質問にお答えをいたします。

 まず、総合型地域スポーツクラブの概要について申し上げます。

 総合型とは、三つの多様性を包含していることを示しています。さまざまなスポーツを愛する人々が行う種目の多様性、もう一つは、子どもから高齢者までの世代や年齢の多様性、そしてもう一つでございますが、初心者からトップレベルまでの技術の多様性であり、それぞれのし好、レベルに合わせて参加できるという特徴をもっています。この総合型地域スポーツクラブは、こうした多様性を持ち、日常的に活動の拠点となる施設を中心に、会員である地域住民個々のニーズに応じた活動が質の高い指導者のもとに行われるスポーツクラブを言います。

 次に、総合型地域スポーツクラブの設立の目的と意義について申し上げます。総合型地域スポーツクラブは、地域住民が年齢、性別に関係なく、誰もが気軽にいつでも、どこでも楽しく手軽な料金でスポーツを楽しむことができます。また、活動拠点となるスポーツ施設を持ち、定期的、継続的なスポーツ、文化活動もできるということであります。そして、個人個人のニーズに応じた指導も行われ、体育指導員、体育協会、種目協会など関係団体と連携を図り、複数のスポーツ、文化活動にも親しめる環境整備を努めながら、そのことにより地域住民が集うことができ、地域の活性化にも寄与できるとともに、健康、体力づくりに大いに役立つものであると考えます。

 先ほど椎野議員がご指摘ありましたように、現在、不知火の総合型地域スポーツクラブというのが立ち上がっておりますので紹介をしたいと思いますが、不知火総合型地域スポーツクラブでは、体育指導員、体育協会、種目協会等の役員が中心となってクラブを設立するために、広報等で会員の募集をし、また既存の団体等に地域スポーツクラブに勧誘を行い、スポーツ教室を開催しながら、その教室に参加された受講生がクラブ会員となり、平成20年度に設立をされております。

 平成20年度の実績でございますが、会員が現在359人、延べ1万2,500人の参加があっている状況であります。ただ、小学生対象の種目では、学校の部活動と重複している児童もいるということでございます。

 また、平成20年度の10月にNPO法人化を取得し、運営面では、市や体育協会からの補助金と平成21年度からはスポーツ振興福祉助成金(toto助成金)でありますが、これで運営をしている状況であります。将来的には指定管理者にも取り組んでいくということであります。

 今後の課題でありますが、クラブの安定化を図るため、会員数の確保やクラブ数を増加させる手立てや現在夜間中心の教室を昼間に広げることで高齢者の加入を図るということも必要ではないかと考えています。また、指導者の不足というのも深刻な問題でありまして、この指導者の育成及び発掘が急務でもあると考えております。さらに、会員同士の交流とクラブ間の交流を図れるように推進することも必要であると思っています。

 今後の展開でございますが、先ほど不知火のクラブが設立されていると申し上げましたが、現在では松橋で平成20年度、小川で平成21年度に準備委員会が設立をされ、現在研修会や視察等を行い、地域住民や関係団体の意識高揚を図りながら、平成22年度をめどに設立に向けて取り組んで今いるところでございます。また、三角、豊野地域では、現在学習会などを通じて準備委員会の立ち上げに向けて啓発をしていくと考えているところでございます。そして、全地域で設立できた後、市民が一人でも多く参加できる宇城市総合型地域スポーツクラブとしての組織体制の確立に努力してまいりたいと考えています。

 なお、総合型地域スポーツクラブの主役は、地域住民の皆さんであるということで、地域の皆さんが各地域で育み発展させていくことが必要不可欠でありますが、それぞれの地域でクラブが定着できるまでは、行政といたしましては支援していくことももちろんでありますが、設立後においても地域の皆さんが中心になって運営できるよう指導するとともに、アドバイザーとして地域・クラブとの連携を図り、組織体制の強化に取り組んでまいりたいと考えております。



◆9番(椎野和代君) 今のお答えを聞いて、不知火総合型地域スポーツクラブが思いもよらず活発な活動を続けているということに驚きました。そして、執行部の人もその地域スポーツクラブの振興に向けてすごく努力をされているんだなというのが分かり、私もこのスポーツクラブの設立と展開を希望するものですので、本当うれしく思います。私は、この総合型スポーツクラブが宇城市全体に広がって設立できれば、生涯スポーツに親しむことができますし、子どもから大人まで一緒にスポーツをすることで異世代間の交流が図られ、仲間づくりや地域コミュニティの形成にもつながると思います。私が調べた石川県かほく市では、4年前から取り組んでいまして、順調な成果を上げています。また、東京都新宿区は、総合型地域スポーツクラブに文化クラブも含めて、総合型スポーツ・文化クラブとして立ち上げて、地域のさまざまな分野の人材が交流し活動することで、地域コミュニティを進めています。支え合うまちづくりを進めているということです。宇城市でも是非行政がかじ取りとなって、宇城市全体の設立を目指してほしいと思います。

 次に、2番目の行政と市民による協働のまちづくりについての質問に入ります。宇城市は合併して4年になります。毎年同じ時期、同じ内容で開かれているイベント、行事、啓発活動ですが、だんだん集客数が減ってきていると感じています。この現状をどう受け止め対策を講じていられるのでしょうか、お尋ねいたします。



◎市長(篠?鐵男君) 椎野議員の質問にお答えいたします。

 行政主催の各行事は、イベント、啓発活動と幅広い範囲で取り組んでおります。椎野議員が近年、いろいろな行事に参加され、参加者が少ないことに危ぐをされていることは、私も同感であります。各行事、イベントについては、年間67の予定があり、それ以外にも取り組むものがあり、合計70以上の行事、イベントを市民の皆様に知っていただきたい、見ていただきたい、聞いていただきたいとの思いで行っております。イベントの全日程を通して見る人は、多くはない場合もありますが、ポイントポイントで見聞きする人もおられます。また、自主的な参加者と参加要請による参加者の割合は、一概には申せませんが、半々程度かと思います。

 参加者減少の要因は、行事、イベントの当日、天候や会場の広さ、駐車場の関係などいろいろな条件があるかと思います。それに内容によっては、少々マンネリ化現象も関係するのではないかと思っております。もっと興味を引くような工夫が必要ではないかと思います。

 各々の行事について、内容の見直しを含め、全体に指示をしたいと考えております。



◆9番(椎野和代君) 先月、各5町でふるさと祭りがありました。そして、4月、フラワーフェスタがあったんですが、そのふるさと祭り、フラワーフェスタに関しては、毎年大勢の観客で賑わっているのですが、私が今年になって出席したもので、先日の広域連合の職員意見発表会とか生涯教育フェスティバル、伝統芸能大会、慰霊祭、食とモノの祭典などは、毎年集客数が減っているように感じています。

 資料を見せていただいたところによりますと、70以上の行事・イベントを行っていることがわかりました。その中のスポーツ大会や文化祭を、さっき総合型地域スポーツクラブが各五つの町で立ち上がって、不知火町でも今度NPO法人を立ち上げて事務局を置くというほどに活発化になっておりますので、各五つの町の総合型地域スポーツクラブの拠点を、どこか一つ、不知火なら不知火町に置いて、その中でスポーツクラブ、文化協会が一緒になって1年間のスケジュールを組んでイベント行事を開くならば、行政が担当するイベントや行事も減ってきて、もっと工夫したイベントを開催する、集中もできるイベントを開催することができるんじゃないかなと思いますので、ゆくゆくはNPO法人を立ち上げた、その総合型地域スポーツクラブの方に、スポーツ大会と文化祭などは委ねた方がいいんじゃないかと私は思うんですけれども、そっちの方はどう感じられますでしょうか。ちょっと市長にお伺いしたいのですが。



◎市長(篠?鐵男君) お答えいたします。

 突発的だったので、また私自身確たる答えの持ち合わせはございません。しかし、ご指摘のような大切な問題でございますので、今後十分検討していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。



◆9番(椎野和代君) 行政も職員が少なくなって、仕事の量も増えてくると思いますので、将来はこの行事、イベントにつきましては、ほかの団体、組織の連携も考えて運営していかれたらどうかと、私は思っています。

 次に、職員として居住している場所、地域で、職員はどのくらいの貢献を成しているかという問題について質問をさせていただきます。私は、8月26日、宇城管内、市町、職員意見発表会を聞きに行きました。宇城市からは、門さん、北川さん、小原さんの3人が発表されました。3人とも地域に密着し、地域活動に携わり、時代に即した業務の進め方をしなければいけないと発表していました。ほかの町の発表者も地域の人がお互い支えあうことの大切さ、市民の目線、市民の立場になって仕事をしなければならないこと、市役所は一つしかない、民間のようにサービスを選ぶことはできないので、必要なサービスは何なのかを真剣に考えなければならないことなど、市民の思いを受け止めようという気持ちがあふれている発表会でした。

 宇城市役所の職員として、地域の中での貢献をどう考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。



◎総務部長(佐藤守男君) 市職員として、地域にどう貢献するか、どう考えるかということでございますが、市職員として地域に貢献することは、まず大事なことであります。消防団活動をはじめ、青年団活動、4Hクラブ、婦人会活動、体育活動、行政区役員などさまざまな地域の役割があるかと思います。

 ご指摘の地域活動への参加につきましては、職員として積極的に非常に頑張っている職員も多くいるとは思います。しかし、諸般の事情で参加できない職員もおります。職員一人一人が自己と地域の関わりの意識を再点検してみる必要があるかと思っております。職員自ら身近な地域活動、社会教育活動に関心を持ち、地域活動を支えるための運動に積極的に参加するよう、いつも機会をとらえて勧めてまいりたいと思っております。いろいろな会議、いろいろ部長会議とか、そういう場では申し上げておりますし、今後もそういう機会をとらえて勧めてまいりたいと思っております。

 また、宇城市では、昨年「宇城市教育の日」が定められております。教育関係の職員に限らず、こうした取組の意義を理解し、学校、家庭、地域のつながりを一層緊密にすることで、その役割も出てくるものではないかと思っております。



◆9番(椎野和代君) 職員が地域の中に入って活動することは、地域コミュニティの形成につながると、私は思っています。公務員自らの声で、「公務員の職場環境は厳しくなってきたが、民間に比べるとまだ厚遇されている。これまでの公務員像から脱却し、住民ニーズに目に見える形で応えていかなければいけない」という公務員を自分から、自らを戒める声も聞きました。これからはインフルエンザの流行やゲリラ豪雨などの自然災害の発生が高まる危険性がある中で、行政としては地域の情報をいつも把握しなければならない立場にあると思います。地域の中に職員が入っていくことで、人と人とのつながりを深めていくことが大切だと私は思いますので、もっともっと地域の中での活動を期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 次に、商業・農業振興についての質問に入ります。経済不況が深まる中、各家庭の収入は10年前より平均で100万円も年収が減少していると言われています。収入が減れば、買い物も控えざるを得ません。消費は伸びなくなります。宇城市の基幹産業である農業も消費減退の波に押され、価格は下がり、原油高騰で経費は上がりました。その上、異常気象で農産物の収量も落ちています。商業に携わっている小売店の売り上げも落ちる一方です。大量仕入れ、大量販売する大型店、大手スーパーと肩を並べて競争することを余儀なくされています。

 行政として、商業・農業の振興に尽力され、今事業として進められている地域振興券「うきうき商品券」の交付事業、田園観光都市の推進、道の駅物産館の建設についてを質問いたします。

 最初に、地域振興券事業は、消費者と商工会、小売業者ですが、その両方の意向をどう受け止めて進めていらっしゃるのかということをお尋ねいたします。



◎経済部長(中野透君) お答えいたします。

 今回の地域振興券事業は、市民の生活支援と小売業の振興に直接つながるものとして、付加価値のある商品券を直接市民に発売し、それが流通することで、宇城市内で消費拡大を促すことを狙ったものであります。

 本事業には、5月の初旬から宇城商工会と数回にわたり商工振興策として協議を進めてまいりました。まず、事業を実施するために、商工会の事務局との間で準備会議を立ち上げ、他市町村の取組や熊本県内の先進地であります阿蘇市と八代市の振興券の実施状況の視察研修を行い、内容方法等を協議し、その後商工会理事、各部会長及び地域婦人会会長などの26人の構成によります実行委員会で具体案を検討してまいっております。

 今回の地域振興券は、「うきうき商品券」とネーミングを付け、20%の付加価値を付けることとしました。1冊500円券の12枚つづりを2万冊、総額1億2,000万円分を直接市民の方々に販売するものであります。また、高齢者や障がい者、さらに休日にしか購入に行けない方々のために、消費者からの直接申し込みによる抽選方式を採用することとしました。これは、先進地視察の時、発売日に購入者が集中し、一部のものしか購入できなかったという弊害が発生をしておりました。今回は、宇城市民の世帯が平等に購入できる機会を提供することとしているところでございます。また、できるだけ多くの人に行き渡るように、1世帯10冊、商品券6万円までを販売限度額としました。

 一方、この事業が小売業者にとって利益のあるものでなければなりません。商品券の使用を制限することは、消費者への魅力がなくなります。地域振興券が大型店や量販店のみに購入者が集中することへ対処し、同時に消費者にとって魅力的であり、しかも中小小売店への支援策も図っていく必要があります。

 今回の地域商品券事業が効果的に推進できますよう、今後も鋭意検討してまいりたいと思っております。



◆9番(椎野和代君) 今お答えの中で、商品券の使用を制限することは、消費者への魅力がなくなるとのお答えがありましたけれども、私から見れば、2割増のおまけ付きの商品券という2割増、1割よりも2割なんだから、すごい十分魅力を感じると思うんですよね。それに、12月の暮れに向けての振興券の販売ですので、大型店で買い物する人は、もうすごい、阿蘇とか、天草とかの数字では5、60%とおっしゃいましたけれども、私は今回の宇城市の場合は80%以上になるんじゃないかと。私さえも女性の立場から毎日買い物する身ですので、心配しています。小売店の人も同様な心配をされていらっしゃるんですよ。経済部長、ちょっと計算してみてくださいよ。あのね、5,000円のときは2割増だったら1,000円だから1,000円のおまけ付きで6,000円ですよね。1,000円のおまけなんだけど、最高の5万円、限度額の5万円を買うと1万円プラスで1万円もおまけが付いてくると絶対3万も4万、高い金額を買いたいと思いますよ。5万円買えば1万円も余分な買い物ができるんだから。だから、もう少し、5万円で極端な計算すると、5万円を買うと、みんなが5万円買ってしまうと2,000世帯にしか回りませんでしょう。半分にすると4,000世帯。1万円の限度額にすると1万世帯に行き渡るんですよ。ということは、大型店に行く人もいるし、1万世帯だったら地元の店に行く人の割合が多くなるということなんですよ。2,000世帯、4,000世帯だったらば、絶対大型店とかに買い物行くと、その8割だったら1,600世帯、400世帯が地元に買い物することになりますけど、1万世帯になると、もっと多くの人が地元を利用してくれるという計算になると、私は思うんですよね。だから、今小売業者の要望として上がってきているのは、1世帯で購入できる商品券の限度額を下げてほしい。多くの世帯に買ってもらえるようにしてほしいということが一つと、補助金の2,000万円分だけでも地元の店で使ってほしい。行政が2,000万円の補助金を出して、この券を販売する、その補助金の部分も同じ宇城市民だから、小売業者、私たちにも潤う部分もあってもいいんじゃないかという声が高いんですよね。だから、もっと振興券のその2,000万円の部分を色分けした振興券を

つくるか、色分けするということですよ、2,000万円分を。1億円は青だったら2,000万円分は赤にして、その赤の部分は絶対地元のお店を利用してくださいという、市民にお願いをするということはどうかなと考えますし、年末に向けての事業なので、大型店は更にプラミアムを上乗せ、サービス部分を上乗せして消費者の、この大型店への誘導を図るんじゃないかなと、私は思っています。それに向けて、商工会としても対策を考えてはいらっしゃるんですけど、大型店への消費者の流れを食い止めることというか、もう流れが大きいことはわかっていますので、ずっと協議会で話し合いを進めて、ほぼ要綱も固まったということを聞きましたけれども、小売店としてはもうちょっと協議の場がほしい、協議してほしいという声が上がっていますので、中小小売店への支援方策も図っていく必要があると、私は思います。是非、協議の場を設けてほしいのですが、その点はどうでしょうか。



◎経済部長(中野透君) ただいま限度額の件でございますけれども、先ほど申しましたように、第1回の実行委員会、これは26人で編成をしておりまして、各支部の商工会及び理事さんがお集まりになっております。その中でいろいろ限度額についても議論がありました。議論があった中で全会一致で、一応今回は5万円、付加価値を付けて6万円にしようということで決定したわけでございます。

 そういうことでございますので、一応、実行委員会でいろんな問題等は検討しているところでございますので、そのご意見につきましては、次回の検討委員会で伝えて議論したいと思います。

 また、これは一つ付け加えますけれども、ひとつやはり私の思いとしては、消費者に消費意欲というものをかき出して、そして地域商店街でつかっていただくというのが一番大事でございますので、先日、地域婦人会の会長さんにお願いにまいりました。それから、皆さんの力で消費者に意見を言っていただいて、話をしていただいて、できるだけ各地域で、地域の商店街で使っていただきたいということをお願いに行きました。快く、それじゃ今度の地域婦人会の役員会があるから、それに来て、またお話をしていただけませんかという言葉がありましたので、この16日役員会がありますので、地域婦人会にもお願いに行って、地元の商店街でできるだけ使っていただきたいというお願いを申し上げ、また地域婦人会の皆さんが地域の市民の方々にそのお願いをし、そのサイクルというものが動くような形というのを精一杯努力をしていきたいと思います。



◆9番(椎野和代君) 婦人会の理解は、必ずや得られると思います。市の財源2,000万円を使っての事業なので、消費者だけでなくて小売業者にとっても利益のある事業にしてほしいと思いますので、是非協議を重ねていただくことをお願いしておきます。

 次に、田園観光都市としての成果と、これからの構想をどう考えているのかということに対してお尋ねをいたします。この質問をするのは、一つには国土交通省が8月に「九州圏広域地方計画・アジアとともに発展し、活力と魅力あふれる国際フロンティア九州」という計画書を出しました。そして7月には、雲仙・天草観光圏の中に、宇城市が入ったからです。私は、5月に宮崎の高千穂峡天岩戸に行きました。そこで、「大満足・九州3日間の旅」というツアーの人たちに出会いました。東京から福岡空港に着いて、直接宮崎の天岩戸神社まで直行し、その後阿蘇で1泊、2日目は熊本城、天草・松島の民俗資料館を見て島原に泊まり、長崎、福岡を観光するという日程でした。阿蘇から天草に行くのに、宇城市は素通りの、この日程表を見てがっかりしました。かと言って、宇城市にも寄ってくださいという、大きな声で言える観光スポットもあまり自信を持って言える場所がないので、私はPRすることができませんでした。今、都会の団塊の世代には、九州の穏やかな癒やされる緑の空間が人気だそうでして、宇城市の歴史遺産、観光スポットをもっとPRして、宇城市に立ち寄ってもらう工夫が必要だなと思いましたので質問いたします。



◎経済部長(中野透君) お答えいたします。

  宇城市になりまして、宇城市では、宇城総合計画の都市・農村計画の中で、「潤いと安らぎのある田園環境づくり」として、環境に配慮した田園景観の保全を進めることをうたっております。地域が持っている資産、特性を最大限に活用し、新たな観光振興の取組が必要であると思っております。

 宇城市といたしまして、このような観光が持つ多面的機能を活用した個性溢れる魅力的なまちづくりを進めていくために、これまで花のまちづくり運動、フラワーフェスタ、食とモノの祭典、花のバスツアーなど観光振興事業を宇城市民の方々と協働して進めてまいりました。このような現状の中で、新たな観光資源の発掘や既存観光資源の見直しを行うために、本年度「観光商品化事業」を行うことといたしました。この事業は、旅行業者に委託し、その指導を受け、三角地区から発信する体験型観光などの着地型観光商品を三角地区の市民自らが観光商品を開発し、その商品を販売ルートに乗せるというものであります。

 また、今年度7月に宇城市の三角地区が雲仙・天草観光圏の一域となり、関係協議会から認定され、国に事業申請することとなりました。三角地区には、世界遺産暫定リスト入りした三角西港や東港、細川別邸等が貴重な観光資源として存在します。観光地天草の玄関口である地の利を活かし、これらの資源を雲仙・天草観光圏として連携しながら、滞在型の間港振興策を検討してまいりたいと思っております。

 今後、地道なイベントなどの活動とともに、商工会や地域活性部会、宇城市観光物産協会など地域の方々と十分に協議をしながら、観光が産業に結び付くような方策を進めてまいりたいと考えております。



◆9番(椎野和代君) 県の方でも中国の観光客を宇城市に誘致しようと南寧と上海と交流されているということを聞いております。是非、宇城市でも行政と観光物産協会、そして地域の人々と連携して、これに取り組んでいただきたいと切に願います。

次に、道の駅、物産館の在り方をどう考えているのか。この物産館建設には、反対を含めた批判が絶えません。宇城市には、不知火道の駅、物産館があります。熊本県下でも20か所ほどに増えた道の駅、物産館です。経営の難しさが指摘されています。松橋町には、仲買業者の経営する大手スーパー、そして大型店のジャスコなどがあり、農産物、加工品、惣菜など価格競争では太刀打ちできません。豊野アグリパーク、三角のラガールという農産物直販点もある中、物産館の在り方をどう考えておられるのでしょうか、お尋ねいたします。



◎経済部長(中野透君) お答えいたします。

 道の駅は、ドライバーが気軽に立ち寄れる休憩施設であります。本施設は、地域振興施設として、地元農林水産物はもとより、地元農林水産物を使った加工品、惣菜、弁当などを地域特産品として消費者に販売していくことで、ブランド化も図れると考えております。このことが、高齢者、女性農業者などの生きがいづくりと所得向上につながり、農業と地域に相乗効果が生まれ、活性化することを期待しております。

 また、より多くの商品揃えを図るために、品薄の夏場の対策としまして、野菜の導入や加工グループの育成による商品開発を進める必要があります。さらに、利用者に魅力ある施設とするため、指定管理者と環境整備には積極的に努めたいと考えております。

 本施設は農業振興だけでなく、本市の情報、観光の発信施設として有効活用しながら、観光ルートの一角をなす新たな施設として、いつでも観光バスが気軽に立ち寄れる道の駅づくりに努めることが重要と考えております。

 先ほど述べましたとおり、本市が雲仙・天草観光圏域に加入したことで、宇城市の新たな観光ルートを宇土半島南岸に創出することで、道の駅不知火、ラガールへの集客も増加し、相乗効果が生まれてくるものと考えております。



◆9番(椎野和代君) 今のお答えの中で、利用者に魅力ある施設にするために、指定管理者と環境整備に努めたい考えだと言われました。魅力ある施設にすることが、今度物産館、建設する物産館にとっては一番大きな問題だと思っています。必須条件だと思います。別に周りに特徴があるわけでもない、海のそばでもない、山の中でもない。癒やされる部分があまりない土地での建設になりますので、魅力ある施設にすることというのは、大切なことになってくると思うんです。今、グリーンツーリズムとか地産地消、食育はもちろんのこと、高速道路のインターがありますので、雲仙・天草ルートの観光スポットとして位置付けることも一つの案ではないかと、私は思います。そして、宇城の野菜、果物などの採れたて食材を使った料理や和菓子、洋菓子などを提供し、食材の味、うまみ、香りを実感してもらうことで消費者への買い物をしようという意欲につながっていくのが、その物産館においては大事な要件を満たすことになるんじゃないかなと思うんですよね。野菜とか農産物と惣菜と加工品を売るのは、どこの周りの店を見たって同じ物を売ってありますので、同じ物で勝負しても絶対売り上げは伸びないと私は思います。

 そこで、食材を使った料理を提供する和菓子、洋菓子を提供するということには絶対レストランというものが欠かせません。レストランの建設は、どうしてこれにはいっていないのでしょうか。また、増設は考えていらっしゃらないのでしょうか。



◎経済部長(中野透君) レストラン建設ということですけれども、レストランについては、今回の物産館建設の中には、計画の中から現在まで入っておりません。

 そういうことで、これにつきましては、今後消費者のニーズ、アンケート等を指定管理者からお取りいただいて、そして関係機関で協議を進めてまいりたいと思います。

 それから、地元の材料を使った洋菓子とか和菓子づくりということ、これも大変すばらしいことだと思いますし、また地産地消の必要性や食育の重要性、グリーンツーリズム等の計画など、どれも現在の農業振興計画に大事な課題であると思っておりますし、今後指定管理者と行政と関係機関が組織をつくりまして、より良い物産館、より良い道の駅になるような方向で検討してまいりたいと思います。



◆9番(椎野和代君) 私は、宇土のマリーナという物産館、竜北道の駅、2か月前にオープンしたんですかね、芦北の物産館の支配人の方にお話を聞いてきました。物産館は、レストランなしでは絶対経営が成り立たないというお話でした。是非、検討してほしいと思います。

 また、指定管理者のJAは、今経営手腕は悪くなる一方です。組合員いじめ、職員いじめ、業者いじめのJAだと噂されています。運営にあたっては、きめ細かな協議を重ねてほしいと切に願います。

 これで私が準備いたしました質問を終わらせていただきます。市長に一つだけ、エールを送りたいと思います。行政の仕事の基本はコミュニケーションです。どうぞ、市長も職員とのコミュニケーション、対話を深めて、市民の暮らしを支えてほしいと願っています。 これで、私の質問を終わります。



○議長(末松立身君) これで、椎野和代君の一般質問を終わります。

 ここでお諮りします。一般質問の途中でありますが、本日の会議はこれで延会に

したいと思います。ご異議ありませんか。

            [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(末松立身君) 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定しました。

 本日は、これで延会します。

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               延会 午後2時11分