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熊本県 宇土市

平成28年 3月 定例会(第1回) 03月04日−01号




平成28年 3月 定例会(第1回) − 03月04日−01号







平成28年 3月 定例会(第1回)



         平成28年第1回宇土市議会定例会会議録 第1号

                宇土市告示第14号

平成28年第1回宇土市議会定例会を次のとおり招集する。
  平成28年2月23日
           宇土市長 元 松 茂 樹
  1.期 日  平成28年3月4日
  2.場 所  宇土市議会議場

1.会期日程                          (会期20日間)
┌────┬─┬───┬─────┬─────────────────────┐
| 月日 |曜|時間 | 会議名 |       内     容       |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|    | |   |     |開会                   |
|    | |   |     |会議録署名議員の指名           |
|3月4日|金|10:00| 本会議 |会期の決定                |
|    | |   |     |施政方針並びに市長の提案理由説明     |
|    | |   |     |議会改革推進特別委員長の報告       |
|    | |   |     |質疑・討論                |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月5日|土|   | 休 会 |(市の休日)               |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月6日|日|   | 休 会 |(市の休日)               |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月7日|月|10:00|特別委員会|地域高規格道路促進等対策特別委員会    |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月8日|火|10:00| 本会議 |代表質問及び質疑・一般質問        |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月9日|水|10:00| 本会議 |質疑・一般質問              |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月10日|木|   | 休 会 |議事整理                 |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月11日|金|10:00| 本会議 |質疑・一般質問              |
|    | |   |     |委員会付託                |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月12日|土|   | 休 会 |(市の休日)               |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月13日|日|   | 休 会 |(市の休日)               |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月14日|月|10:00| 委員会 |文教厚生常任委員会            |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月15日|火|10:00| 委員会 |総務市民常任委員会            |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月16日|水|10:00| 委員会 |経済建設常任委員会            |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月17日|木|   | 休 会 |議事整理                 |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月18日|金|   | 休 会 |議事整理                 |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月19日|土|   | 休 会 |(市の休日)               |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月20日|日|   | 休 会 |(市の休日)               |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月21日|月|   | 休 会 |(市の休日)               |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|3月22日|火|   | 休 会 |議事整理                 |
├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤
|    | |   |     |地域高規格道路促進等対策特別委員長中間報告|
|3月23日|水|10:00| 本会議 |各常任委員長報告             |
|    | |   |     |質疑・討論・採決             |
|    | |   |     |閉会                   |
└────┴─┴───┴─────┴─────────────────────┘
2.議事日程
 平成28年3月4日(第1号) 午前10時開議
 日程第 1 会議録署名議員の指名
 日程第 2 会期の決定
 日程第 3 議案第 1号 宇土市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正す
              る条例について
 日程第 4 議案第 2号 宇土市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する
              条例について
 日程第 5 議案第 3号 宇土市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改
              正する条例について
 日程第 6 議案第 4号 宇土市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
              条例について
 日程第 7 議案第 5号 宇土市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
              について
 日程第 8 議案第 6号 平成27年度宇土市一般会計補正予算(第8号)について
 日程第 9 議案第 7号 平成27年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第3
              号)について
 日程第10 議案第 8号 平成27年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第3号)
              について
 日程第11 議案第 9号 平成27年度宇土市公共下水道事業会計補正予算(第4号
              )について
 日程第12 議案第10号 専決処分の報告及び承認を求めることについて
              専決第1号 平成27年度宇土市一般会計補正予算(第7
              号)について
 日程第13 議案第11号 宇土市職員の降給に関する条例について
 日程第14 議案第12号 宇土市職員の退職管理に関する条例について
 日程第15 議案第13号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する
              条例の一部を改正する条例について
 日程第16 議案第14号 宇土市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び宇土市人
              事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正す
              る条例について
 日程第17 議案第15号 宇土市固定資産評価審査委員会条例及び宇土市手数料条例
              の一部を改正する条例について
 日程第18 議案第16号 宇土市いじめ再調査等委員会設置条例について
 日程第19 議案第17号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
              条例の一部を改正する条例について
 日程第20 議案第18号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
              条例の一部を改正する条例について
 日程第21 議案第19号 宇土市障害者等福祉手当支給条例を廃止する条例について
 日程第22 議案第20号 宇土市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運
              営に関する基準を定める条例及び宇土市指定地域密着型介
              護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地
              域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的
              な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する
              条例について
 日程第23 議案第21号 宇土市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定
              める条例の一部を改正する条例について
 日程第24 議案第22号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
              条例の一部を改正する条例について
 日程第25 議案第23号 宇土市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例に
              ついて
 日程第26 議案第24号 宇土市いじめ問題対策連絡協議会設置条例について
 日程第27 議案第25号 宇土市いじめ防止等対策委員会設置条例について
 日程第28 議案第26号 宇土市重要遺跡保存活用検討委員会設置条例の一部を改正
              する条例について
 日程第29 議案第27号 宇土市多目的研修会施設等の設置及び管理に関する条例及
              び宇土市走潟地区体育館の設置及び管理に関する条例の一
              部を改正する条例について
 日程第30 議案第28号 宇土市道路線の廃止について
 日程第31 議案第29号 宇土市道路線の認定について
 日程第32 議案第30号 宇土市道路線の変更について
 日程第33 議案第31号 宇土市及び熊本市における連携中枢都市圏の形成に係る連
              携協約の締結について
 日程第34 議案第32号 公の施設の他の団体の利用に関する協定について
 日程第35 議案第33号 辺地総合整備計画の変更について
 日程第36 議案第34号 平成27年度宇土市一般会計補正予算(第9号)について
 日程第37 議案第35号 平成27年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第4
              号)について
 日程第38 議案第36号 平成27年度宇土市簡易水道事業特別会計補正予算(第2
              号)について
 日程第39 議案第37号 平成27年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第4号)
              について
 日程第40 議案第38号 平成27年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計補
              正予算(第2号)について
 日程第41 議案第39号 平成27年度宇土市後期高齢者医療特別会計補正予算(第
              2号)について
 日程第42 議案第40号 平成27年度宇土市水道事業会計補正予算(第2号)につ
              いて
 日程第43 議案第41号 平成27年度宇土市公共下水道事業会計補正予算(第5号
              )について
 日程第44 議案第42号 平成28年度宇土市一般会計予算について
 日程第45 議案第43号 平成28年度宇土市国民健康保険特別会計予算について
 日程第46 議案第44号 平成28年度宇土市簡易水道事業特別会計予算について
 日程第47 議案第45号 平成28年度宇土市北段原土地区画整理事業特別会計予算
              について
 日程第48 議案第46号 平成28年度宇土市介護保険特別会計予算について
 日程第49 議案第47号 平成28年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計予
              算ついて
 日程第50 議案第48号 平成28年度宇土市後期高齢者医療特別会計予算について
 日程第51 議案第49号 平成28年度宇土市入学準備祝金給付基金特別会計予算に
              ついて
 日程第52 議案第50号 平成28年度宇土市水道事業会計予算について
 日程第53 議案第51号 平成28年度宇土市公共下水道事業会計予算について
        報告第1号 平成26年度宇土市財政の健全化判断比率(確定値)につ
              いて
        報告第2号 専決処分の報告について
         専決第25号 損害賠償額の決定について
 日程第54 議会改革推進特別委員長報告(質疑・討論・採決)

3.本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり

4.出席議員(18人)
    1番 今 中 真之助 君       2番 西 田 和 徳 君
    3番 田 尻 正 三 君       4番 園 田   茂 君
    5番 宮 原 雄 一 君       6番 嶋 本 圭 人 君
    7番 柴 田 正 樹 君       8番 平 江 光 輝 君
    9番 樫 崎 政 治 君      10番 野 口 修 一 君
   11番 中 口 俊 宏 君      12番 藤 井 慶 峰 君
   13番 芥 川 幸 子 さん     14番 山 村 保 夫 君
   15番 杉 本 信 一 君      16番 村 田 宣 雄 君
   17番 浜 口 多美雄 君      18番 福 田 慧 一 君

5.欠席議員(なし)

6.説明のため出席した者の職・氏名
 市長      元 松 茂 樹 君   副市長     池 田 信 夫 君
 教育長     太 田 耕 幸 君   総務部長    益 田 輝 明 君
 企画部長    荒 木 繁 男 君   市民環境部長  山 本 桂 樹 君
 健康福祉部長  那 須 大 和 君   経済部長    田 川 修 一 君
 教育部長    前 田 保 幸 君   会計管理者   中 熊   聡 君
 総務課長    中 川 玲 子 さん  危機管理課長  瀧 口 卓 也 君
 財政課長    杉 本 裕 治 君   企画課長    石 本 尚 志 君
 まちづくり推進課長
         川 上 誠 志 君

7.議会事務局出席者の職・氏名
 事務局長    宮 田 裕 三 君   次長兼庶務係長 西 山 祐 一 君
 議事係長    清 塘 啓 史 君   議事係主事   志 垣   勲 君




                午前10時20分開会

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(村田宣雄君) おはようございます。ただいまから,平成28年の第1回宇土市議会定例会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

 日程に先立ち,事務局長に事務報告をさせます。

 事務局長,宮田裕三君。



◎事務局長(宮田裕三君) はい。事務報告をいたします。

 平成27年第4回定例会以降,昨日までの議会内の行事につきましては,事務報告として議席に配付しておりますので,御覧ください。

 以上でございます。



○議長(村田宣雄君) 事務局長の報告は終わりました。

             −−−−−−−○−−−−−−−



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(村田宣雄君) 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第125条の規定により,議長において,7番,柴田正樹君,11番,中口俊宏君を指名いたします。

             −−−−−−−○−−−−−−−



△日程第2 会期の決定



○議長(村田宣雄君) 日程第2,会期の決定を議題といたします。

 お諮りします。

 今定例会の会期は,本日から3月23日までの20日間といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) 異議なしと認めます。

 よって,今定例会の会期は,本日から3月23日までの20日間と決定をいたしました。

             −−−−−−−○−−−−−−−



△日程第3 議案第1号 宇土市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第4 議案第2号 宇土市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第5 議案第3号 宇土市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第6 議案第4号 宇土市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第7 議案第5号 宇土市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第8 議案第6号 平成27年度宇土市一般会計補正予算(第8号)について



△日程第9 議案第7号 平成27年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について



△日程第10 議案第8号 平成27年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第3号)について



△日程第11 議案第9号 平成27年度宇土市公共下水道事業会計補正予算(第4号)について



△日程第12 議案第10号 専決処分の報告及び承認を求めることについて

                専決第1号 平成27年度宇土市一般会計補正予算(第7号)について



△日程第13 議案第11号 宇土市職員の降給に関する条例について



△日程第14 議案第12号 宇土市職員の退職管理に関する条例について



△日程第15 議案第13号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第16 議案第14号 宇土市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び宇土市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第17 議案第15号 宇土市固定資産評価審査委員会条例及び宇土市手数料条例の一部を改正する条例について



△日程第18 議案第16号 宇土市いじめ再調査等委員会設置条例について



△日程第19 議案第17号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第20 議案第18号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第21 議案第19号 宇土市障害者等福祉手当支給条例を廃止する条例について



△日程第22 議案第20号 宇土市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例及び宇土市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について



△日程第23 議案第21号 宇土市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について



△日程第24 議案第22号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第25 議案第23号 宇土市消費生活センターの組織及び運営等に関する条例について



△日程第26 議案第24号 宇土市いじめ問題対策連絡協議会設置条例について



△日程第27 議案第25号 宇土市いじめ防止等対策委員会設置条例について



△日程第28 議案第26号 宇土市重要遺跡保存活用検討委員会設置条例の一部を改正する条例について



△日程第29 議案第27号 宇土市多目的研修会施設等の設置及び管理に関する条例及び宇土市走潟地区体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について



△日程第30 議案第28号 宇土市道路線の廃止について



△日程第31 議案第29号 宇土市道路線の認定について



△日程第32 議案第30号 宇土市道路線の変更について



△日程第33 議案第31号 宇土市及び熊本市における連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結について



△日程第34 議案第32号 公の施設の他の団体の利用に関する協定について



△日程第35 議案第33号 辺地総合整備計画の変更について



△日程第36 議案第34号 平成27年度宇土市一般会計補正予算(第9号)について



△日程第37 議案第35号 平成27年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について



△日程第38 議案第36号 平成27年度宇土市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について



△日程第39 議案第37号 平成27年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第4号)について



△日程第40 議案第38号 平成27年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計補正予算(第2号)について



△日程第41 議案第39号 平成27年度宇土市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について



△日程第42 議案第40号 平成27年度宇土市水道事業会計補正予算(第2号)について



△日程第43 議案第41号 平成27年度宇土市公共下水道事業会計補正予算(第5号)について



△日程第44 議案第42号 平成28年度宇土市一般会計予算について



△日程第45 議案第43号 平成28年度宇土市国民健康保険特別会計予算について



△日程第46 議案第44号 平成28年度宇土市簡易水道事業特別会計予算について



△日程第47 議案第45号 平成28年度宇土市北段原土地区画整理事業特別会計予算について



△日程第48 議案第46号 平成28年度宇土市介護保険特別会計予算について



△日程第49 議案第47号 平成28年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計予算ついて



△日程第50 議案第48号 平成28年度宇土市後期高齢者医療特別会計予算について



△日程第51 議案第49号 平成28年度宇土市入学準備祝金給付基金特別会計予算について



△日程第52 議案第50号 平成28年度宇土市水道事業会計予算について



△日程第53 議案第51号 平成28年度宇土市公共下水道事業会計予算について

        報告第1号 平成26年度宇土市財政の健全化判断比率(確定値)について

        報告第2号 専決処分の報告について

         専決第25号 損害賠償額の決定について



○議長(村田宣雄君) 日程第3,市長提出議案第1号から,日程第53,議案第51号までの51件を一括して議題といたします。

 市長の施政方針並びに提案理由の説明を求めます。

 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) おはようございます。

 本日ここに,平成28年第1回市議会定例会を招集しましたところ,議員の皆様方におかれましては,公私ともに御多用の中に御参集をいただき,誠にありがとうございます。

 はじめに,本年第1回定例会の開会に当たり,平成28年度の市政運営における基本的な考え方と主な施策について,私の所信の一端を申し述べ,議員各位をはじめ市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと思います。

 昨年は,戦後70年の節目の年として,多くの国民が改めて戦争と平和について思いを巡らせた年でありました。特に安保関連法案は,これまで政府が認めてこなかった集団的自衛権の行使を可能とすることが合憲か違憲か,その是非が多岐にわたり議論されました。国民一人一人が,これからの日本の平和と安全をどのように守っていくのかを見つめ直す機会となった出来事でもございました。

 産業分野などでは,TPP協定交渉が大筋合意され,日本経済や私たちの生活に大きな影響を与えるものとみられており,その合意内容に大変注目が集まりました。

 また,社会保障・税番号制度関連法が施行され,昨年10月からは国内に住む全ての人に,12桁の番号からなるマイナンバーの通知が始まり,さらなる行政運営の効率化等を図るものとなりました。一方で,大手業者による杭打ち基礎工事のデータ改ざんの問題が発覚するなど,国民にとっては,翻弄されることの多い1年ではなかったかと思います。

 本市では,まちづくりの指針となる「第5次宇土市総合計画・後期基本計画」の始動の年であり,本市の発展と未来の飛躍のために,地方創生を推進した年でございました。推進に当たっては,この計画に沿った,元気な宇土市づくりに取り組んだところであります。

 また,本市の人口動向や産業実態等を踏まえ,平成27年度から平成31年度までの5か年の政策目標・施策を盛り込む「宇土市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を昨年10月に策定し,地方創生につながる各種事業を展開しているところであります。施策には,それぞれ重要業績評価指標(KPI)として数値目標を設定していることから,数値の実績において評価・検証するとともに,PDCAサイクルを意識しながら充実した施策を展開していくよう努めてまいります。

 災害関連では,昨年も局地的な集中豪雨や台風などの自然災害が猛威を振るった年でありました。特に8月末には,平成11年の台風18号以来,16年ぶりに県内に大型台風15号が上陸しました。人的な被害は無かったものの暴風・大雨により各地で停電や断水が相次ぎ,家屋や農作物等に多くの被害をもたらしました。また,今年に入ってからは,数年ぶりの積雪と記録的な寒波に見舞われました。その影響で,水道管の破裂や損傷に伴う漏水が各地で多発し,配水池の水位が低下したため,市の東側方面を中心に約5,000世帯に夜間断水の措置を講じました。今後も,市民の皆様の安心・安全のために災害が予測されるとき,又は発生した後も,緊急情報などをいち早くお伝えするため,引き続き早急な対応を行ってまいります。

 一方で,明るい話題もありました。7月には「海フェスタくまもと」の式典に御出席のため,御来熊されました秋篠宮・同妃・両殿下が,轟水源と大太鼓収蔵館を御視察され,轟地区の住民のみならず,多くの方々によって両殿下をお出迎えすることができました。

 スポーツ関連では,大相撲の正代関がめざましい活躍をし,サッカーの植田直通選手が日本A代表に初招集されました。そして,市内小中学校の皆さんもこれに負けず,相撲,ソフトテニス,レスリング,ハンドボール,駅伝競技など様々な競技において好成績を収められました。特に,正代関と植田選手は今年に入っても大活躍で,正代関は新入幕の初場所において10勝5敗の好成績で敢闘賞を受賞し,植田選手はリオ五輪のアジア最終予選を兼ねましたU−23選手権の日本代表として,優勝並びに五輪の切符をつかむ大活躍を見せてくれました。本年以降も,全国はもとより世界的に活躍する若い人材が増えていくことを願うところであります。

 そのほかにも,昨年は市役所消防隊の結成や住吉漁協女性部の直売・加工施設『海苔子の台所』のオープンなど多くの出来事がございました。

 本年も宇土市にとって飛躍の年になるよう,官民一丸となった取組をもって盛り上げていきたいと考えております。

 さて,本市では,昭和57年からこれまで7次にわたり,財政面での経費削減と効率性を追求するとともに,行政サービスの質を向上させることを目的に,行財政改革に積極的に取り組んでまいりました。平成28年度からは,第8次行財政改革大綱として,三つの改革を柱に元気な宇土市を創る「前向きの改革」を行ってまいりたいと考えております。

 まず,一つ目に,「守り」だけでなく将来を見据えた「攻め」の改革として,選ばれ続けるまちを目指した施策を展開し,また,積極的な歳入の確保と持続可能な財政運営,さらには,新たな取組による市民利便性の向上を図ってまいります。

 二つ目に,行政だけでなく「みんな」がつながる改革として,市民・行政・企業・関係団体の連携強化と多様な市民ニーズへの対応を行ってまいります。

 三つ目に,職員の力を伸ばし,活かすための改革として,職員のスキルアップと組織活性化に取り組んでまいります。

 この三つの改革を柱に,最小の経費で最大の効果の実現を図るため,分権型社会にふさわしい行政システムの確立,将来にわたって持続可能な財政運営の実現に向け,市民の皆様方などと協働・連携して施策に取り組んでまいります。

 そして,私は,今年のテーマを『選ばれるまちづくり』にしたいと考えております。本市は,歴史・文化・豊かな自然や交通の要衝としての地勢を有するまちではありますが,日本全国が人口減少社会に入る中で,まちづくりや市政運営において,他自治体との差別化を図り,本市の優位性を高め,より多くの人々から「選ばれるまち」となり,「住み続けたいまち」となるような市政運営を推進することが必要であります。

 特に,人と地域が輝くためにも,このまちでの暮らしの魅力をより多くの人に向けて発信し,同時に市民一人一人が,このまちの良さを実感し,満足感や誇りを感じ,それが市外の人々に伝わるようにしていくことが必要であると考えます。

 そのためには,単にやみくもに情報発信するのではなく,効果的な成果を得られるための十分なPR戦略を組み立てる必要があり,職員一人一人が,誇りと愛着を持って業務に取り組み,まちの様々な魅力を磨き,発信していく努力が不可欠であると考えております。

 また,市政運営には,議員の皆様のお力添えはもちろんのこと,職員の力,地域や企業,団体との連携を一層強化し,多くの知恵を集結する必要があります。これまで以上に議員の皆様と連携し,市民の皆様と対話する機会を増やし,市民の皆様の声を大切にし,市政運営に取り組んでまいりたいと考えておりますので,どうか皆様方の御理解と御協力をよろしくお願いします。

 次に,平成28年度予算案の概要について申し上げます。

 国の地方財政への対応につきましては,前年度と同様に,通常収支分と東日本大震災分を区分し,通常収支分の一般財源については,前年度比0.2%増の61兆6,792億円程度が確保されましたが,これは景気回復による地方税の増収を見込んだものであり,税収の伸びが見込めず,交付税に依存せざるを得ない自治体にとっては,財政運営上,難しい状況にあるところです。

 本市におきましても,景気回復の効果は薄く,また,法人市民税の税率引き下げ等の影響もありまして,市税については前年度を下回る見込みであるのに対し,福祉・介護・子育ての充実や教育振興,防災対策等の経費の増加が見込まれ,大変厳しい予算編成作業となりました。

 しかし,そのような中にあっても,第5次宇土市総合計画・後期基本計画の2年目の年として,市民の皆様の目線に立った様々な施策を行うために,既存の事業の更なる見直しや徹底した行財政改革を進めるとともに,国県の補助金や基金,市債等の活用による財源確保を図り,総額149億9千万円の一般会計予算案を調製いたしました。

 それでは,平成28年度一般会計予算案の主な施策の概要について,宇土市総合計画の基本構想の柱に沿って御説明申し上げます。

 1点目は,生活・環境分野の「みんなが安心!暮らしを守り自然を守るまちづくり」についてであります。

 近年,地球規模の異常気象や自然災害が発生しており,本市においても,昨年6月には大雨災害,8月には大型台風による災害が発生しました。このような災害から市民の生命と財産を守るための取組を行ってまいります。

 まず,防災対策につきましては,網津地区に防災拠点として「網津防災センター」を建設します。これは,老朽化している網津支所や公民館機能を併せ持つものであり,住民の安心・安全を確保するとともに,行政活動,市民活動の拠点となるものです。また,災害時に住民が速やかに避難できるように,避難路の整備を引き続き行います。なお,昨年,網田地区で行いました総合防災訓練について,来年度は花園地区での実施を予定しております。

 交通安全,防犯対策につきましては,警察,交通指導員,生活安全パトロール隊等の皆様と連携しながら,一般市民の方はもちろん,特に高齢者の方の交通事故防止の啓発・防犯に取り組むとともに,交通事故の発生をさらに抑止するため,各校区の通学路における路面のカラー舗装等やLED防犯灯の設置・切替えの推進など,ハード面の整備にも取り組み,各地区における防犯の強化と負担の軽減を図ってまいります。

 消費者問題対策につきましては,今後も身近な相談窓口であります消費者生活センターの体制を継続し,市民の方が相談しやすい環境づくりと悪徳商法など消費者トラブルの被害防止につながる啓発活動などを続けてまいります。

 廃棄物対策につきましては,資源ごみの分別収集や生ごみのたい肥化などの施策によるごみの減量化や再資源化に引き続き取り組みます。また,ごみの不法投棄防止のための啓発活動を行っておりますが,これらの対策を推進するためには,行政だけでなく市民一人一人の理解と協力が必要となりますので,広報うと等を利用して周知を図ってまいります。

 なお,ごみ処理施設については,現在,宇土清掃センターと宇城クリーンセンターの統合に向けた協議を行っておりますが,市民への影響が極力少ない形での早期統合を進めてまいります。

 次に,2点目は,保健・福祉・医療分野の「みんなが元気!健康で安らぎのあるまちづくり」についてであります。

 市民一人一人が健康で,福祉が充実し,社会保障制度が適切に運用できるように,更なる環境の整備を図ってまいります。

 まず,健康づくりの推進につきましては,特定健診・特定保健指導,各種がん検診などを引き続き実施するとともに,市民の皆さんに健康診断の大切さを認識していただくよう啓発に力を入れ,受診率の向上を目指してまいります。

 子育て支援につきましては,待機児童0を目指し,保育需要の高い地域を中心に,保育所,放課後児童クラブなどの充実を図るとともに,安定的運営のための支援を行ってまいります。また,こども医療費助成制度につきましては,引き続き小学6年生までの助成を行うとともに,中学3年生までの助成拡充に向けた準備を進めてまいります。

 昨年度から行っている,小中学校に3人以上のお子さんが在籍している世帯の3人目以降の給食費の無償化や,宇土幼稚園,花園幼稚園における平日及び春・夏・冬の長期休業日の一時預かり事業についても継続して行い,子育てに係る保護者の負担軽減を図ってまいります。

 高齢者福祉施策につきましては,先般,認知症高齢者等徘徊SOSネットワークを立ち上げました。このネットワーク事業は,認知症の方を地域全体で見守っていこうというもので,多くの市民,そして事業者の方々の賛同を得て,徘徊される認知症高齢者等の早期発見,早期保護に役立てていきたいと考えております。

 また,介護保険施策につきましては,平成28年度は第6期介護保険事業計画の2年目に当たります。この計画では,国の制度改正を受けて要支援認定者における通所介護サービス,訪問介護サービスを介護給付から市が独自に行う総合支援事業へ移行することとしており,本市では平成28年10月1日からの実施を予定しております。遅滞なく事業が行えるよう社会福祉協議会や介護保険事業者等,関係機関との調整を図ってまいりたいと考えております。

 障がい者福祉につきましては,第2期障がい者プラン・第4期障がい福祉計画に沿って,宇城圏域内の事業所と連携しながら障がい者福祉の更なる充実を図ってまいります。また,新たに,片方の耳のみに聴覚障がいのある児童に対しても補聴器購入費を助成し,在宅障がい者の紙おむつ費についても助成を行いたいと考えております。

 次に,3点目が,産業・経済分野の「みんなが豊か!豊かで活気あふれるまちづくり」についてであります。

 まず,農林業の振興につきましては,現在,市の農作物に大きな被害をもたらしているイノシシなど有害鳥獣の駆除に取り組んでまいります。具体的には,対応人員の増員,捕獲事業の拡大,市民の狩猟免許取得に対する新たな助成などを行うとともに,平成27年度から行っている侵入防止柵設置に対する助成なども引き続き行ってまいります。併せて,農道,用排水路,排水機場整備などの事業を継続して行い,耕作条件の向上を目指します。

 水産業の振興につきましては,アサリの復活を目指して,平成27年度から行っている資源回復実証実験を引き続き行うとともに,ヘドロの砂地化や食害生物の駆除等にも取り組んでまいります。また,県との協力体制のもと,覆砂・干潟耕耘・漁港の整備などの事業を引き続き行ってまいります。

 商工業の振興につきましては,多様化する消費者ニーズに対応するため,商業育成と市民が集う商店の育成など,まちづくりと一体となった商業の振興に努めてまいります。なお,住宅リフォーム助成事業につきましては,28年度も継続して行い,市民の皆様の居住環境の向上と市内の商工業者の活性化を図ってまいります。

 観光・物産の振興につきましては,日本の名水百選に選ばれている轟水源を有効活用するため,轟水源前広場の整備を行い,観光バスが駐車できるスペースを確保し,観光客を誘致したいと考えております。

 なお,「うとん行長しゃん」については,知名度が向上したことでイベントなどへ出演する機会も増えておりますので,宇土市の知名度向上のため,28年度も継続して事業に取り組んでまいります。

 次に,4点目は,都市基盤分野の「みんなが便利!快適な生活を支えるまちづくり」についてであります。

 道路・交通網の整備につきましては,市内の主要道路や各地区の生活道路の実態を十分把握し,国の補助事業など有利な財源を活用しながら整備を進めてまいります。また,橋梁長寿命化対策においては,通行制限等の対策と併せて計画的に補修あるいは改修を進めてまいります。

 上水道・下水道事業につきましては,平成27年度から行っている終末処理場の長寿命化改築更新工事を引き続き行うとともに,市民生活の重要なライフラインとして,施設の点検整備や維持補修に万全を期してまいります。

 生活交通手段の充実につきましては,高齢化社会の到来や環境への負荷低減の観点から公共交通機関の役割がますます重要になっています。今後も路線バスや利用者が増加傾向にありますコミュニティバス(行長しゃん号)及びミニバス(のんなっせ)の利用促進に向けた取組を行ってまいります。

 社会保障・税分野における番号制度の導入につきましては,今年1月に番号利用が開始されましたが,この制度を有効に活用するため,住民票,印鑑証明,戸籍,税証明等のコンビニ交付をできる限り早く実施し,市民サービスの向上につなげたいと考えております。

 次に,5点目は,教育・文化分野の「みんなで育む!伝統と学びに感謝のまちづくり」についてであります。

 学校教育につきましては,市内3中学校にエアコンの設置を行います。近年,地球温暖化が進む中,平均気温は上昇しており,教室での学習への支障や熱中症の事故が発生することが危惧されますので対応を行ってまいります。

 ソフト面では,現在,市独自で行っている特別支援教育,少人数指導対策事業,適応指導教室,スクールサポーターなどの事業を28年度も継続して行うとともに,昨年全国で話題となりましたいじめ問題について,教育委員会と学校現場が情報を共有するための連絡協議会及びいじめが発生した場合に調査を行うための対策委員会を設置し,いじめの防止に取り組んでまいります。

 スポーツの推進につきましては,平成29年度から小学校運動部活動が社会体育に移行することに伴い,平成27年度に設置しました移行検討委員会で引き続きスムーズな移行を進めるための課題解決に向けた協議を行ってまいります。

 青少年の健全育成につきましては,地域活動や社会参加を促進するため,地域・家庭・学校と連携して地区公民館子ども地域活動や児童通学合宿活動など引き続き取り組んでまいります。また,28年度は市子ども会の50周年事業と併せまして県子ども会が宇土市で開催されます。市としましても,できる限りの支援を行いたいと考えております。

 文化財の保存・活用につきまして,現存する最古の上水道である「轟泉水道」とその轟泉水道の井戸が残る「旧高月邸」について,文化財の国指定化を目指すとともに,船場川周辺の街並みと併せて歴史文化のまちづくりを進めてまいります。

 次に,6点目が,協働・行財政分野の「みんなで実現するまちづくり」についてであります。

 市長就任以来,市民と行政の信頼関係や協力関係を強化するため,「市民ふれあい座談会」や「市長と気軽にランチトーク」を開催しておりますが,その中で大変有意義な御意見,あるいはお叱りなどもいただいております。この取組を今後も続けながら,さらに市民の皆様が市政に参加しやすい仕組みづくりを構築していきたいと考えております。

 財政健全化の推進についてでありますが,先ほど御説明しましたとおり,現在実践しております第7次行財政改革大綱が本年度で終了し,今年度中に第8次行財政改革大綱を策定いたします。新年度においては,新しい大綱に基づき,市民サービスを低下させることなく,更なる行財政運営の効率化・円滑化を図ってまいります。

 また,「ふるさと応援寄附金」,いわゆる「ふるさと納税」について,昨年,住民税の控除限度額が拡大されたことなどが全国的に話題になったことから,宇土市でも寄附額が倍増しております。来年度は組織体制やPR方法などを見直し,更なる寄附金の増加を図るとともに,地域活性化にもつなげていきたいと考えております。

 庁舎建設についてですが,市役所本庁舎は,竣工から51年が経過し,老朽化が著しく耐震性にも大きな問題を抱えております。市庁舎は,防災・災害時の拠点となる施設であり,また,市民が親しみを感じ,市民と協働で活動,交流ができる施設である必要があります。このようなことから,これまで市庁舎建設についての方向性を検討するため,市民代表や学識経験者などからなる「宇土市庁舎建設検討委員会」を設置し,検討を行ってまいりました。来年度においては,庁舎建設基本構想の策定に向けて,市民参画のワークショップや住民説明会,パブリックコメントなどを行い,更なる検討を行っていきたいと考えております。

 定住・移住促進対策についてですが,27年度は網田地区に限っていた空家バンク登録対象地域を順次市内全域に拡大いたします。その上で,インターネットや移住・定住フェアなどを活用して積極的に発信するとともに,空家に残っている家財道具の撤去費や改修費の助成を行い,移住者の増加につなげたいと考えております。

 また,新たな事業として,網田地区を主な活動拠点として「宇土市地域おこし協力隊」を配置します。これは,都市の人材を市に誘致し,地域に居住しながら地域協力活動を行っていただき,地域の活性化と移住促進につなげていくものでございます。昨年面接等を行い,3名の方が4月から地域おこし協力隊として宇土市に移住される予定であります。

 次に,7点目は,「地区別のまちづくり」についてであります。

 本市の七つの地区は,地区ごとに魅力ある歴史,文化などの地域資源があります。第5次総合計画・後期基本計画においては,各地区の特性,現状と課題及びまちづくりに対する住民の思いを整理した地区別のまちづくり構想を定めております。この地区別構想では,7地区の目指すべき姿を地区の将来像として掲げております。分野ごとの各種施策と併せて,地区の特性を活かすためのまちづくりも展開してまいりたいと考えております。

 また,市民の皆様のまちづくりをサポートする,宇土市まちづくり活動助成金については,平成23年度から平成26年度までの4年間で66件の助成を行っております。27年度から,より市民の皆様が利用しやすいように制度の内容について見直しを行ったところ,今年1月末までに38件の助成を行うことができました。これからも地域の皆様のまちづくりの一助となるように,制度の更なる周知を図ってまいります。

 最後に,現在,国は「地方創生」をキーワードに様々な施策を行っております。27年度の国補正予算におきましても単なる経済対策ではなく,政策間連携や地域間連携を軸に,施策に対する交付金制度が設けられております。市としましても,「地方創生」は喫緊の課題でありますので,これらの交付金を有効活用し,「宇土市創生」につなげていきたいと考えております。

 以上,市政運営における基本的な考え方と主な施策について申し上げましたが,「みんなでつくろう元気な宇土市」の実現を目指して,全力を傾注してまいる所存でございます。

 議員各位をはじめ市民の皆様には,一層の御理解と御協力をお願い申し上げ,私の平成28年度施政方針といたします。

 それでは,提出しております議案の説明を申し上げます。

 本定例会では,先に議決をいただきたいものがあることから,議案書を二つに分けております。

 議案その1は,条例関係が5件,予算関係が4件の9議案であります。

 議案第1号,宇土市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について,議案第2号,宇土市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について,議案第3号,宇土市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例について。これら3議案は,それぞれの条例において規定する期末手当について,国家公務員特別職の職員の給与改定等に関する人事院勧告に準じるため,条例を改正するものであります。

 議案第4号,宇土市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について。これは,国家公務員一般職の職員の給与改定等に関する人事院勧告及び給与制度の総合的見直しに準じるため,並びに地方公務員法の改正に伴い,条例を改正するものであります。

 議案第5号,宇土市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について。これは,国家公務員の給与制度の総合的見直しに伴い,国家公務員退職手当法が改正されたため,それに準じて条例を改正するものであります。

 議案第6号から議案第9号までは,いずれもこれらの条例改正に伴う人件費の補正をその内容としております。

 議案第6号,平成27年度宇土市一般会計補正予算(第8号)について。補正額は,673万3千円を増額するもので,補正後の総額は157億320万9千円です。

 議案第7号,平成27年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について。補正額は,30万円を増額するもので,補正後の総額は54億5,791万1千円です。

 議案第8号,平成27年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第3号)について。補正額は,50万円を増額するもので,補正後の総額は33億6,621万7千円です。

 議案第9号,平成27年度宇土市公共下水道事業会計補正予算(第4号)について。資本的支出の補正額は,13万円を増額するもので,補正後の総額は5億2,039万8千円です。

 以上の9件につきましては,事務の都合により,本日,議決をいただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 次に,議案その2は,専決関係が1件,条例関係が17件,予算関係が18件,その他が6件の42議案,及び報告が2件であります。

 議案第10号,専決処分の報告及び承認を求めることについて。専決第1号,平成27年度宇土市一般会計補正予算(第7号)について。これは,本定例会では間に合わないため,地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行いましたので御報告申し上げ,承認をお願いするものであります。補正額は,1億5,760万1千円を増額するもので,補正後の総額は156億9,647万6千円です。これは,選挙人名簿システム改修事業の増額及び年金生活者等支援臨時福祉給付金事業を計上しております。

 議案第11号,宇土市職員の降給に関する条例について。これは,地方公務員法の改正に伴い職員の降給に関し,必要な事項を定めるため,条例を制定するものであります。

 議案第12号,宇土市職員の退職管理に関する条例について。これは,地方公務員法の改正に伴い,職員の退職管理に関し必要な事項を定めるため,条例を制定するものであります。

 議案第13号,議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例について。これは,地方公務員災害補償法施行令の改正に伴い,条例を改正するものであります。

 議案第14号,宇土市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び宇土市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例について。これは,地方公務員法の改正に伴い,条例を改正するものであります。

 議案第15号,宇土市固定資産評価審査委員会条例及び宇土市手数料条例の一部を改正する条例について。これは,改正・行政不服審査法の施行に伴い,関係条例を改正するものであります。

 議案第16号,宇土市いじめ再調査等委員会設置条例について。これは,いじめ防止対策推進法第30条第2項に基づく再調査等を行う機関を設けるため,条例を制定するものであります。

 議案第17号,特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について。これは,地域おこし協力隊員の報酬及び費用弁償を規定するため,条例を改正するものであります。

 議案第18号,特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について。これは,国民健康保険税等納税相談員の報酬額を改めるため,条例を改正するものであります。

 議案第19号,宇土市障害者等福祉手当支給条例を廃止する条例について。これは,福祉サービスを充実したことに伴い,福祉手当を廃止するため,条例を廃止するものであります。

 議案第20号,宇土市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例及び宇土市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について。これは,指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準等の改正に伴い,条例を改正するものであります。

 議案第21号,宇土市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について。これは,家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い,条例を改正するものであります。

 議案第22号,特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について。これは,鳥獣害防止対策協議会委員の報酬及び費用弁償を規定するため,条例を改正するものであります。

 議案第23号,宇土市消費生活センターの組織及び運営に関する条例について。これは,消費者安全法の改正に伴い,宇土市消費生活センターの組織及び運営等に関する事項を定めるため,条例を制定するものであります。

 議案第24号,宇土市いじめ問題対策連絡協議会設置条例について。これは,いじめの防止等に関係する機関及び団体等の連携を図る機関を設けるため,条例を制定するものであります。

 議案第25号,宇土市いじめ防止等対策委員会設置条例について。これは,いじめ防止等のための調査審議等をする機関を設けるため,条例を制定するものであります。

 議案第26号,宇土市重要遺跡保存活用検討委員会設置条例の一部を改正する条例について。これは,重要遺跡のうち文部科学大臣による指定及び選定に係る手続及び保護活用に係る専門部会並びに重要遺跡専門調査指導員を設置するため,条例を改正するものであります。

 議案第27号,宇土市多目的研修会施設等の設置及び管理に関する条例及び宇土市走潟地区体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について。これは,施設の利用状況を鑑み,適正な使用料を定めるため,条例を改正するものであります。

 議案第28号,宇土市道路線の廃止について。これは,市道の路線を廃止する必要があるので,道路法第10条第3項の規定により,議会の議決を求めるものであります。

 議案第29号,宇土市道路線の認定について。これは,市道の路線を認定する必要があるので,道路法第8条第2項の規定により,議会の議決を求めるものであります。

 議案第30号,宇土市道路線の変更について。これは,市道の路線を変更する必要があるので,道路法第10条第3項の規定により,議会の議決を求めるものであります。

 議案第31号,宇土市及び熊本市における連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結について。これは,宇土市と熊本市との間における連携協約の締結について,地方自治法第252条の2第3項の規定により,議会の議決を求めるものであります。

 議案第32号,公の施設の他の団体の利用に関する協定について。これは,公の施設の他の団体の利用について,地方自治法第244条の3第3項の規定により,議会の議決を求めるものであります。

 議案第33号,辺地総合整備計画の変更について。これは,辺地に係る総合整備計画を変更するため,辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条の規定により,議会の議決を求めるものであります。

 議案第34号,平成27年度宇土市一般会計補正予算(第9号)について。補正額は1億6,721万4千円を増額するもので,補正後の総額は158億7,042万3千円です。

 補正予算の主なものについて御説明申し上げます。

 歳入につきましては,市税,地方消費税交付金及び地方交付税の決算見込みによる増額並びに所要の特定財源の計上及び財政調整基金繰入金による予算の調整を行っております。

 歳出につきましては,総務費では,ふるさと宇土応援基金経費,庁舎建設基金経費,人件費等の増額及び庁舎管理経費,広報経費等の減額,並びに情報セキュリティ強化対策事業等を計上しております。民生費では,扶助経費,臨時福祉給付金事業,障害者福祉サービス事業経費,障害児施設給付サービス事業経費,保育所運営費負担経費,国保会計繰出金経費等の増額及び放課後児童健全育成事業経費,児童手当費,児童扶養手当経費の減額並びに網田学童クラブに係る網田小学校教室活用事業を計上しております。衛生費では,浄化槽設置事業経費,廃棄物減量化対策経費,乳幼児学童定期予防接種事業等の減額を行っております。農林水産業費では,耕地事業一般経費,漁港管理一般経費等の増額及び果樹園芸振興一般経費,人・農地問題解決推進事業費,農地中間管理事業費,農業基盤整備促進事業,農業水利施設保全合理化事業,農地耕作条件改善事業,宇土北部3期農道整備事業等の減額を行っております。商工費では,街路灯改修事業,マリーナ施設管理経費等の減額を行っております。土木費では,単独道路維持事業,辺地道路整備事業経費,住宅・建築物安全ストック形成事業,境目児童公園トイレ改築事業等の減額を行っております。消防費では,常備消防費等の減額を行っております。教育費では,中学校空調設備整備事業等の増額,及び外国青年招致事業経費,自主事業経費等の減額を行っております。災害復旧費では,6.11大雨災害対策経費,8.25台風15号災害対策経費の減額を行っております。そのほか,情報セキュリティ強化対策事業ほか12件について繰越明許費の設定,地方道路等整備事業経費については繰越明許費の変更を行っております。地方債の補正につきましては,情報セキュリティ強化対策事業債ほか3件の追加,及び交通安全対策事業債ほか14件につきまして限度額の変更を行っております。

 議案第35号,平成27年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について。補正額は2億1,556万2千円を増額するもので,補正後の総額は56億7,347万3千円であります。これは,一般被保険者療養給付費,一般被保険者高額療養費等の増額及び特定健康診査等事業費等の減額を行っております。

 議案第36号,平成27年度宇土市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について。補正額は200万円を減額するもので,補正後の総額は9,993万円であります。これは,事業の決算見込みによる減額を行っております。

 議案第37号,平成27年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第4号)について。補正額は8,123万2千円を増額するもので,補正後の総額は34億4,744万9千円であります。これは,事業の決算見込み等に伴う事業費の組替え及び基金積立金の増額となっております。

 議案第38号,平成27年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計補正予算(第2号)について。補正額は156万7千円を減額するもので,補正後の総額は3,050万3千円であります。これは,事業の決算見込みに伴う減額及び汚水処理施設整備構想策定事業を計上しております。

 議案第39号,平成27年度宇土市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について。補正額は1,092万4千円を減額するもので,補正後の総額は3億8,299万2千円であります。これは,事業の決算見込みに伴う減額を行っております。

 議案第40号,平成27年度宇土市水道事業会計補正予算(第2号)について。資本的支出の補正額は700万円を減額するもので,補正後の総額は1億3,689万2千円であります。これは,事業の決算見込みに伴う減額を行っております。

 議案第41号,平成27年度宇土市公共下水道事業会計補正予算(第5号)について。収益的支出の補正額は550万円を減額するもので,補正後の総額は9億8,792万6千円であります。また,資本的支出の補正額は9,077万4千円を減額するもので,補正後の総額は4億2,962万4千円であります。これは,事業の決算見込みに伴う減額を行っております。

 議案第42号,平成28年度宇土市一般会計予算について。歳入歳出総額は149億9千万円であります。前年度当初予算に比べ9億1千万円,6.5%の増額予算となっております。

 歳入につきましては,市税は前年度比マイナス1.5%,金額にして5,730万4千円の減額としております。地方交付税は前年度比プラス0.2%,700万円の増額,国庫支出金は前年度比プラス7.5%,1億6,344万4千円の増額,県支出金は前年度比プラス10.2%,1億2,504万7千円の増額としております。また,市債は前年度比プラス39.6%,3億9,390万円の増額となっております。

 次に,歳出につきましては,目的別の総額,前年度比及び大きなポイントのみ説明をさせていただきます。

 まず,議会費は,1億8,134万7千円で前年度比マイナス12.8%,2,650万1千円の減額となっております。これは,主に,議員共済給付費負担金の減額によるものです。総務費は14億4,951万9千円で前年度比マイナス5.8%,8,978万円の減額となっております。これは,主に,退職予定者が前年度より少ないため,人件費が減額となることによるものです。民生費は,62億1,145万3千円で前年度比プラス9.6%,5億4,252万3千円の増額となっております。これは,生活保護や障害者福祉等に係る扶助費や保育所運営費負担金,国民健康保険特別会計への繰出金が増加していることによるものです。衛生費は,8億6,363万9千円で前年度比マイナス5.3%,4,831万7千円の減額となっております。これは,主に,宇城広域連合負担金が減額したことによるものです。農林水産業費は,8億6,434万7千円で前年度比プラス13.2%,1億57万8千円の増額となっております。これは,主に,果樹園芸振興一般経費や有害鳥獣対策経費等の増額及び網田地区地籍調査事業等を計上したことによるものです。商工費は,3億2,861万7千円で前年度比マイナス11.1%,4,108万4千円の減額となっております。これは,主に,昨年度実施したマリーナの浚渫工事や桟橋の修繕工事の完了によるマリーナ施設管理経費の減額によるものです。土木費は,10億538万円で前年度比マイナス14.3%,1億6,827万5千円の減額となっております。これは,主に,社会資本整備総合交付金事業の減額によるものです。消防費は,10億803万8千円で前年度比プラス89.3%,4億7,548万2千円の増額となっております。これは,主に,網津防災センター建設事業の計上によるものです。教育費は,13億6,201万円で前年度比プラス16.0%,1億8,751万2千円の増額となっております。これは,主に,中学校空調設備整備事業や鶴城中学校屋外教育環境整備事業の計上によるものです。災害復旧費は,1,080万円で前年度比プラス900%,1,078万8千円の増額となっております。これは,8月25日の台風15号で被害があった轟地区グラウンドの復旧工事にかかる過年度災害復旧事業の計上によるものです。

 以上で,一般会計の説明を終わりますが,議案第43号から議案第51号までの平成28年度特別会計並びに水道事業会計及び公共下水道事業会計につきましては,配布しております予算書をもって説明に代えさせていただきます。

 続いて,報告案件を申し上げます。

 報告第1号,平成26年度宇土市財政の健全化判断比率(確定値)について。これは,地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により,平成26年度財政の健全化判断比率の確定値を監査委員の意見を付けて報告するものであります。

 報告第2号,専決処分の報告について。専決第25号,損害賠償額の決定について。これは,宇土市長の専決処分に関する条例第2条第1号で指定している事項について,専決処分を行いましたので地方自治法第180条第2項の規定により,報告するものであります。本件は,相手方車両が市道を走行した際,縁石ブロックが跳ね上がり,当該車両に損害を与えたため,その賠償額を決定したものであります。

 以上が議案その1及びその2にかかる提案理由となりますが,今定例会には,国の補正予算に関連する事業に対応するための補正予算議案1件及び人権擁護委員の候補者の推薦のための諮問1件を追加提出する予定でありますので,あらかじめ御了承をお願いいたします。

 以上が提出しております議案の概要であります。どうか十分に御審議の上,適切な御決定をいただきますようお願いを申し上げます。



○議長(村田宣雄君) 市長の施政方針並びに提案理由の説明は終わりました。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております,議案第1号から議案第9号までの9件について,会議規則第36条第3項の規定により,委員会付託を省略し,直ちに審議したいと思います。これに御異議ございませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) 異議なしと認めます。

 よって,ただいまの議案第1号から議案第9号までの9件について,委員会付託を省略し,直ちに審議することに決定しました。

 これより議案第1号から議案第9号までの9件について,一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

               (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) どなたもないようでありますので,質疑を終結いたします。

 これより議案第1号から議案第9号までの9件について,一括して討論を行います。討論はありませんか。

               (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) どなたもないようでありますので,討論を終結いたします。

 これより採決をいたします。

 お諮りします。

 議案第1号から議案第9号までの9件について,一括して採決したいと思います。

 議案第1号から議案第9号までの9件について,原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) 異議なしと認めます。

 よって,議案第1号から議案第9号までの9件については,原案のとおり可決されました。

             −−−−−−−○−−−−−−−



△日程第54 議会改革推進特別委員長報告(質疑・討論・採決)



○議長(村田宣雄君) 日程第54,議会改革推進特別委員会の審査の経過と結果について報告があっておりますので,これを議題といたします。

 議会改革推進特別委員長の報告を求めます。議会改革推進特別委員長,浜口多美雄君。



◆議会改革推進特別委員長(浜口多美雄君) おはようございます。ただいまから議会改革推進特別委員会の委員長報告をいたします。

 平成26年12月の第4回市議会定例会において設置されました本特別委員会は,平成27年1月26日に第1回会議を開催し,議会活性化のための改善事項の検討及び議会基本条例の制定に向けた検討を大きな柱とし,9回の委員会審議を行い,議論してまいりました。

 その結果,平成28年2月26日開催の委員会審議をもって全会一致で議会改善事項及び議会基本条例(案)を取りまとめ,結審いたしましたので最終報告をいたします。

 まず,改善検討事項について申し上げます。検討に当たりましては,主に各委員から提出された検討項目を整理し,最終的に18項目を本委員会の検討事項といたしました。県内や全国の状況,先進地の実情,実現可能性やその手順等も含め,理想論でなく,現実的な視点を持って各委員の様々な意見を調整しながら審議を重ねてまいりました。

 それでは,改善検討項目18項目の中で具体的な改善を結論付けした事項について申し上げます。

 本議会の映像配信については,現状の庁舎及び支所における生中継に加え,過去4年分の録画映像を市のホームページ上で配信することで結論を得ました。

 議長交際費の公開については,市民への情報公開を進めるため,その使途について,事務局における閲覧や市ホームページ上で公開することで結論を得ました。

 議員報酬の支給方法については,現在,その月における在任期間が1日であっても月額を支給しているが,日割り支給することで結論を得ました。

 議場への情報端末持ち込みについては,議場への持ち込みは不可のままとするが,委員会への持ち込みについては可能とすることで結論を得ました。

 政務活動費の交付方法については,現在,半期に一度交付しているが,年度当初に一括交付することで結論を得ました。

 議案等に対する各議員の賛否の公開については,議会の情報公開を進めるため,本会議録画配信や議会だよりの掲載記事として公開することで結論を得ました。

 議会内における,いわゆる反問権については,一定の条件を付して認めるものとし,宇土市議会基本条例(案)の中に盛り込むことで結論を得ました。

 費用弁償について,宇土市議会議員の議員報酬等に関する条例第5条部分については,本市を取り巻く厳しい財政状況などを勘案し,廃止することで結論を得ました。

 次に,「導入を見送る」と結論付けたものとしましては,情報端末によるペーパーレス化,日曜議会の開催,市政報告会の開催。

 次に,「現状のままとする」と結論付けたものとしましては,本会議における質問時間,政務活動費使途の公開,政務活動費の増額,政務活動費における海外視察の凍結。

 次に,「今後の方針を結論付けたもの」としましては,自治体会の議員交流,常任委員会による市長への提言,議員定数改正の考え方。

 以上の中で「議会としての今後の検討課題とする」と結論付けたものとしましては,政務活動費における海外視察,議員定数が挙げられます。

 また,本特別委員会から端を発し,既存の委員会や議員全員による協議により,既に結論が出ている「その他の検討事項」としましては,一般質問の発言順序を決定する方法について,より平等となるように変更したこと,議員提出の意見書について,議員間による審議検討をより深めるため,提出期限を変更したこと,委員会行政視察の結果報告を議会だよりの掲載記事にて公表すること,などが挙げられます。

 次に,宇土市議会基本条例(案)について申し上げます。

 「議会基本条例」は,市議会における最高規範であり,議会の基本理念に基づき,議会に関する基本的事項を定め,その役割と責任を明確にすることで,市民の付託に応え市政の更なる発展に寄与することを目的とするものであります。

 本委員会において作成した宇土市議会基本条例(案)は,前文及び第1章から第10章までの20条からなる条文で構成されております。その内容としましては,議会及び議員の活動原則,市民参加の推進,議会と市長等との関係,反問権や政務活動費,議員間の討議の重要性,議員に求められる高い倫理性,議員定数や報酬の改正に当たっての考え方,議会及び事務局の体制整備,議員の責務など,多岐にわたるものとなっております。現在規定されている議会関連の条例等の根底に横たわる理念を改めて整理し,お示しすることで市民により分かりやすい開かれた議会を目指すものであります。

 全国的に議会運営のあり方や議員定数の適正規模検討などにより,様々な活性化策を図られている昨今,当議会においても,その必要性を認識するものであり,過去には平成12年に「議会活性化に関する調査特別委員会」を設置し,様々な事項について検討を行っております。一部実現に至らなかったものがあるものの,「1日1委員会の開催」や「代表質問の採用」,「議会だよりの発行」などいくつもの改善が図られました。

 それから10年以上のときが経ち,目まぐるしい社会の変化や要請される議会の役割の変化に伴い,今回,改めて様々な改善事項の検討や将来へ向けて議会及び議員の指針となる議会基本条例(案)をとりまとめることになりました。

 検討の際には,先進といわれる議会の例をただ本市において取り入れ,実施すればよいとするものではなく,目新しいとされる改善事項に捉われず,その実際の効果や実態を現実的に見極め,宇土市議会が培ってきた議会運営を踏まえながら,少しずつでも確実に実行することを念頭に置き委員会を進めてまいりました。

 大小様々な事柄を見直し改善していくことや,議会や議員の行動規範を改めて示すこと,その結果,より開かれた議会となることで市民の期待に応えることができ,地方自治体の抱える様々な課題の克服につながっていくものと思います。

 今回の報告において,今後の議会運営について一定の方向性をお示しすることができましたが,議会は常に市民の意見,社会情勢の変化を勘案し,議会運営に係る不断の努力と改善を行っていく必要があります。

 今後もよりよい議会運営について,継続的かつ建設的な議論が交わされ,もって市政の発展に寄与することを願い,議会改革推進特別委員会の報告といたします。



○議長(村田宣雄君) 議会改革推進特別委員長の報告が終わりました。

 これより,議会改革推進特別委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

               (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) どなたもないようでありますので,質疑を終結いたします。

 これより,討論を行います。

 討論はありませんか。

               (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) どなたもないようでありますので,討論を終結いたします。

 これより採決いたします。

 お諮りいたします。

 委員長の報告のとおり承認することに御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(村田宣雄君) 御異議なしと認めます。

 よって,議会改革推進特別委員会の委員長の報告については,承認することに決定をいたしました。

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(村田宣雄君) 以上で,本日の日程は全部終了いたしました。

 7日(月曜日),10時から,地域高規格道路促進等対策特別委員会となっておりますので,よろしくお願いを申し上げます。

 次の本会議は8日に開き,代表質問を行います。

 本日は,これをもって散会をいたします。

 御苦労さまでございました。

             −−−−−−−○−−−−−−−

                午前11時26分散会