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熊本県 宇土市

平成26年 3月 定例会(第1回) 02月21日−03号




平成26年 3月 定例会(第1回) − 02月21日−03号







平成26年 3月 定例会(第1回)



        平成26年第1回宇土市議会定例会会議録 第3号

           2月21日(金)午前10時00分開議

1.議事日程
 日程第1 質疑・一般質問
  1.九谷新吾議員
   1 土木工事発注について
   2 嘱託員・区長の選挙活動(運動)について
  2.平江光輝議員
   1 船場川蔵再生事業について
   2 本町6丁目駐車場の土地取得の経緯について
  3.福田慧一議員
   1 水道事業について
   2 消費税増税について
   3 介護保険について
 日程第2 常任委員会に付託(議案第3号から議案第33号,諮問第1号)
 日程第3 常任委員会に付託(請願・陳情)

2.本日の会議に付した事件
 議事日程のとおり

3.出席議員(17人)
    1番 嶋 本 圭 人 君       2番 柴 田 正 樹 君
    3番 平 江 光 輝 君       4番 樫 崎 政 治 君
    5番 野 口 修 一 君       6番 中 口 俊 宏 君
    7番 藤 井 慶 峰 君       8番 芥 川 幸 子 さん
    9番 山 村 保 夫 君      10番 九 谷 新 吾 君
   12番 野 添 正 利 君      13番 杉 本 信 一 君
   14番 堀 内 千 秋 君      15番 村 田 宣 雄 君
   16番 浜 口 多美雄 君      17番 福 田 慧 一 君
   18番 岩 本 廣 海 君

4.欠席議員(なし)
5.説明のため出席した者の職・氏名
 市長      元 松 茂 樹 君   副市長     池 田 信 夫 君
 教育長     木 下 博 信 君   総務部長兼市民環境部長
                             益 田 輝 明 君
 企画部長    荒 木 繁 男 君   健康福祉部長  那 須 大 和 君
 経済部長    田 川 修 一 君   建設部長    新 樹 秀 一 君
 教育部長    山 本 桂 樹 君   会計管理者   林   留美子 さん
 農業委員会事務局長           上下水道課長  下 鶴 治 久 君
         前 田 保 幸 君
 総務課長    中 川 玲 子 さん  危機管理課長  瀧 口 卓 也 君
 財政課長    杉 本 裕 治 君   企画課長    石 本 尚 志 君
 まちづくり推進課長           福祉課長    石 田   泉 君
         山 本 和 彦 君
 商工観光課長  坂 本 純 至 君   土木課長    野 添 秀 勝 君
 スポーツ振興課長            選挙管理委員会事務局長
         長 溝 常 義 君           福 嶋 哲 二 君

6.議会事務局出席者の職・氏名
 事務局長    山 本 克 則 君   次長兼庶務係長 西 山 祐 一 君
 議事係長    渡 辺 勇 一 君   議事係参事   牧 本   誠 君




                午前10時00分開議

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○議長(杉本信一君) おはようございます。これから,本日の会議を開きます。

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△日程第1 質疑・一般質問



○議長(杉本信一君) 日程第1,質疑並びに一般質問を行います。発言通告があっておりますので,順次これを許可します。

 10番,九谷新吾君。



◆10番(九谷新吾君) 皆さん,おはようございます。愛市同友会の九谷でございます。今回は,土木の工事発注について,2点目が嘱託員・区長選挙活動,運動ですけれども,この2点について質問席から質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 九谷新吾君。



◆10番(九谷新吾君) それでは,朝一番質問をさせていただきたいと思います。

 今申し上げたとおり,土木工事に関して質問をさせていただきます。

 選挙戦,先ほどの話の延長になるかもしれませんが,まさしく選挙の最中でございまして,私も網田から含めて花園あちこちと車を通して走るわけですが,随所で工事箇所をお見受けいたしました。年度末だということも含めて,あるいは経済対策の繰越明許をつけて補正を組んだその工事が今集中的に行われているというふうに思っております。と同時に,市民の皆さん方からもやけに今年は工事が多いというふうなお話も一,二ではなくて,相当の方々から話しを聞く機会がありました。それでなぜ今頃というのは置いておきまして,建設部長にお尋ねしますけれども,平成23年度から25年度までの10月,11月,12月,入札を伴う発注件数,それから落札の総額についてご答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(杉本信一君) 建設部長,新樹秀一君。



◎建設部長(新樹秀一君) おはようございます。ただ今のご質問にお答えいたします。

 まず,平成23年度でございますが,10月は発注件数が14件,落札総額が1億6,600万円,11月は発注件数が66件,落札総額が7億8,700万円,12月は発注件数が20件で落札総額が7,700万円となっております。

 次に,平成24年度です。10月の発注件数は68件,落札総額が5億8,200万円,11月が発注件数が19件,落札総額が9,700万円,12月は発注件数が38件,落札総額が3億6,100万円です。次に,平成25年度の10月の発注件数が41件,落札総額が3億3,500万円,11月は発注件数が74件,落札総額が5億6,700万円,12月は発注件数が21件で落札総額が1億1,200万円です。ちなみに,各年度の10月から12月までの3カ月間の合計で申し上げますと,平成23年度は発注件数が100件,落札総額が10億2,900万円,平成24年度は,発注件数が125件,落札総額が10億3,900万円,平成25年度は発注件数が136件で落札総額が10億1,500万円となっております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 九谷新吾君。



◆10番(九谷新吾君) ありがとうございました。

 経済対策を含めた延長でこれだけの巨額の公共工事が行われたものと思っております。特段,建設部あるいは経済部も含めますけれども,所管の部,係の方々大変だったろうなと,これだけのですね,事業を補正を組んで,繰越明許から補正を組んで,そしてこの事業の遂行と,もちろんデスクワークもさることながら,雨が降ると心配になってくると,そういった気持ちも察するほど大変大きな公共工事がこの23,24,25で行われています。手元に国の経済対策に伴う宇土市における補正額及び交付金額,あるいは交付決定額ですね,手元にありますけれども,平成21年度これは地域活性化経済危機対策臨時交付金で2億ですか,同様に公共投資臨時交付金で8億6,900万円,そしてきめ細かな臨時交付金ということで1億1,600万円というふうな経済対策で相当な公共工事が行われたというふうに思います。その中で,先ほど冒頭お話したように,特段目に付く舗装工事が随所に行われていると,現在も行われていますけれども,このあたりについて,その土木関係の方々ですね,いろいろご苦労があるじゃないかと,ましてやこの間の阿蘇の災害も含めた状況の中,あるいは東北も含めてですけれども,そういった中で地元の土木業者というのも大変なものがあったというふうに察しております。

 そこで,建設部長のこの舗装工事も関連した状況の中で,答弁を少しお願いしたいと思います。よろしくどうぞ。



○議長(杉本信一君) 建設部長,新樹秀一君。



◎建設部長(新樹秀一君) ご質問にお答えいたします。

 まず,舗装工事の状況についてご説明申し上げます。

 老朽化いたしました市道の舗装打ち換え工事につきましては,交通に支障が見られる箇所につき,逐次改良工事を行っておりますが,これまで地域の皆様のご要望に沿うような進捗ではありませんでしたが,近年の経済対策事業により相当改善されてきているものと思っております。

 このような中で,平成25年1月に日本経済再生に向けた緊急経済対策が閣議決定され,本市においては44路線舗装,修繕及び道路施設点検につきまして平成25年第1回宇土市議会定例会において補正予算の議決をいただき,同年3月21日付で交付金の交付申請を行い,3月27日付で補助対象事業費3億9,165万7千円,これに対する交付金額2億1,541万1千円の交付決定を受けているところであります。

 この事業の財源内訳としましては,国からの交付金が事業費の55%で,その残りの地方負担額につきましては,全額起債対象となっており,大変有利な事業であります。今回の緊急経済対策事業は,国では15カ月予算と称されておりましたが,閣議決定後,地方議会の議決を得て予算化することになりますので,年度末の補正でございましたので,実際には平成24年度予算を25年度に繰り越す12カ月での実施となっております。

 ご質問の舗装工事発注までの経緯としましては,繰越事業であり,本年度中に完了する必要がありますので,まず25年4月から工事箇所ごとに工事規模にあわせ,約3カ月から4カ月の期間で測量設計を実施しております。そのあと,工事発注のために工事設計書を作成し,県の設計審査を受けたのち,発注準備をし,順次発注しています。したがいまして,工事の発注期間としましては,どうしても10月,11月が多くなってきている状況でございます。

 また,今回の国の経済対策に伴う工事発注に伴い,土木業者に負担がかかっているのではということですが,原因としましては,前に述べました予算確定に伴う工事発注時期が10月以降に多くなったことや近年の建設業者の減少に加え,全国的に国の経済対策事業が実施されていることにより舗装専門業者が不足している。また,今議員おっしゃいましたけども,阿蘇白川の災害復旧工事の影響が考えられると思っております。

 今回の経済対策事業におきましては,市民の方々に大変ご迷惑をおかけしているところもあるかとは思いますが,今回の経済対策事業を有効に活用し,生活に密着した道路の改修を有利な財源をもって,できるだけ多くの工事を行うとともに,地元建設業者の受注量を増やすことは大切なことだと考えております。工事にあたりましては,短期間で工事を完成させるなど,できるだけ関係者の皆さんにご迷惑をかけないよう配慮した工事に心がけ,生活基盤の一つである道路機能の回復,向上のため,今回の舗装工事に対するご理解とご協力をお願いしたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 九谷新吾君。



◆10番(九谷新吾君) 答弁ありがとうございました。

 その中で宇土市役所のですね,ホームページ,入札経緯の資料がございまして,そちらのほうをコピーしてまいりました。平成21年度から25年度の,先ほど建設部長が答弁いただいた10月から12月ですね,この項目だけ抜粋をして資料として持参をいたしましたが,この舗装工事に関して,この中に明記してある落札金額ですね,そのトータルを少し紹介をさせていただきます。平成23年の10月から12月までの間ですね,舗装工事のみです。3,987万円でございました。それから24年度,これは百何件ですか,そのうちの5件が舗装工事があっておりまして,24年度ですね,これが2,700万円でございました。そして25年度,舗装工事,今建設部長が申し上げられたトータルの中の57件が舗装工事が入っておりまして,3億5,735万円でございました。工事の量等含めて入札の落札金額も同様な形になったかと思いますけれども,あまりにも経済対策といえども道路工事にですね,目に付く云々というところで,いろんな方々が軸足をどこに置いているか云々は別としてもですね,いろんな方々がいろんな形で先ほどお話ししたように,私のほうにおかしいんじゃないかとか,云々とかというお話しを伺いました。ただ私自身も議員をしておりますので,この経済対策,緊急経済対策を含めて,推移をしているという背景を知っておりますので,総括的な返答はしておりませんが,金額を見てみるとこの3億5,700万円の金額が出ているということで,私自身も実をいうと,この数字を見て大変驚いたところです。

 ところで,この質問はこれで終わりますけれども,26年度ですね,ぜひ経済部含め,それから建設部ですね,多分緊急経済対策はあるかどうかわかりませんけれども,今後のその公共工事,相当な目減りをするであろうというふうに思っております。そこでお願いでありますけれども,地元経済を考慮するということで,その納税をなさっている地元業者をですね,育成ということも含め,受注しやくすくなるような体制をぜひ配慮をしていただきたいというふうに要望いたしときますので,相当26年度,国の経済対策があれば別ですけれども,なければですね,相当厳しい年度になりはしないかなという懸念もしておりますので,そのあたりの配慮をぜひお願いしたいと思います。

 続いて,次の質問に移ります。

 次は,嘱託員・区長の選挙運動ということで質問をさせていただきます。

 まさに今選挙の終盤と言ってもいいのかよくわかりませんけれども,選挙活動が行われております。いろいろな形でいろいろなその情報が錯綜したりですね,あってもないようなことが発せられたりとか,何かきのう元松市長もそういったお話しをされてましたけれども,そういう中で,この嘱託員・区長さんと位置付けるんですか,そのあたりで公職選挙法での嘱託員の法的位置付け及び地位利用の選挙運動の関係法令について,選挙管理委員会事務局長,よろしくお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 選挙管理委員会事務局長,福嶋哲二君。



◎選挙管理委員会事務局長(福嶋哲二君) おはようございます。

 ただ今の九谷議員ご質問の嘱託員の法的位置づけ及び地位利用による選挙運動の関係法令について述べさせていただきたいと思います。

 まず,嘱託員の法的位置付けについてでございますけれども,嘱託員は,地方公務員法第3条第3項第3号に規定する特別職に属する公務員となっています。

 次に,地位利用による選挙運動の関係法令についてでございますけれども,公職選挙法第136条の2により,全ての公務員はその地位を利用して選挙運動をすることが禁止されています。したがいまして,嘱託員は,特別職の公務員でありますので,地方公務員法第36条の一般の地方公務員の政治的行為の制限の適用は受けませんが,地位を利用した選挙運動をすることは禁止されています。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 九谷新吾君。



◆10番(九谷新吾君) どうもありがとうございました。

 ちなみに私も議員でございまして,1回落選をして計4回選挙戦を戦っております。私自身,地元の区への推薦願いはいたしておりません。それから,周辺の区にも推薦願いは出しておりません。と同時に,区長さんと同行で地元のあいさつを回ったということもございません。そういった状況の中で,法令に伴ってですね,政治家といいますか,政治活動というか,そういった思いを持った中で政治活動,議員をやっているということをまず冒頭に申し上げて,市長のほうにお伺いいたしたいと思います。

 今選挙管理委員会の事務局長から答弁があったのは,地位を利用した選挙運動をすることは禁止されていますと明確な答弁をいただきました。そこで,市長は嘱託員ですね,選挙活動運動になりますけれども,どのような見解を持っておられるのかお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) 嘱託委員,今区長さんが大半を占めておりますけれども,区長の選挙活動(運動)についての見解についてお答えいたします。

 今選管の事務局長が答弁しましたとおり,嘱託員は特別職の公務員でありますので,地位を利用した選挙運動は禁止されていることは認識をしております。この地位を利用してということは,公務員としての地位にあるがために,特に選挙運動に効果的に行い得るような影響力,または便益を利用する意味であると考えており,職務上の地位と選挙運動等の行為が結び付いている場合であると認識をしております。ただし,特別職の公務員でありまして,政治的行為の制限の適用は受けておりませんので,地位をしなければ選挙運動については規制がないと考えております。

 なお,宇土市の場合,158人の皆さまに宇土市の嘱託員を委嘱しておりますが,嘱託員の選出については,各行政区の推薦が必要であり,158人中156人が行政区の区長が推薦されておるということで,嘱託員イコール区長となっていると。二つの区だけが別というような状況です。

 このように,ほとんどの嘱託員の皆様が区長であられますので,区長としての立場での選挙運動に関しては規制がないものと考えております。

 今お話しがありましたけれども,今回の選挙におきましても,数の多い少ないは別としまして,双方の陣営で区長さんが支援活動をされておられます。市長選挙に限りませず,市議選や県議選でも,これ九谷議員の場合全然行われていないということでございますが,市議選や県議選でも区長さんがそれぞれの支援する候補者を応援することは当たり前のように行われているものでございます。区長と嘱託員という2面性がありますが,区の代表者たる区長の立場で応援されることは容認されるものではないかと判断をしております。

 このような内容は,前市長が平成22年,そして18年の一般質問の中で見解を述べられておりまして,それを踏襲をしております。私としましても,前田口市長のお考えと全く同一であるということを明言させていただきます。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 九谷新吾君。



◆10番(九谷新吾君) 明快な答弁をいただきました。私はこういうお話しをさせてもらいます。今元松市長は嘱託員,区長という一つの線引きをなさった中でされてましたけども,地元の方々はどういう捉え方をされるのかなという,どんな思われますか。区長さんが回ってきなはった。嘱託員さんが回ってきなはった。一緒にきなはった。どうなんでしょうか。どうもその当たりがあやふやでちょっと不透明な部分が私は感じております。特に申し上げたいのは,私自身の推薦のお話しもしましたし,あるいは推薦も受けてないということも。あるいは区長の同行もしてないという背景が一つあります。すればその区の方々はいろんな方がおられるわけですね,支持されている方々が。そうすると,今回の市長選に例えましょう。仮に今回の市長選で相対立した状況で推薦願いを出す。あるいは推薦を出される。あと他方は推薦が出ない。じゃあ推薦が出なかった方々の支持はどういうふうになるのかな。それはどういうことかといいますと,お互いのコミュニケーションがそこで崩れていっているんですよね。あっちはあん人が応援さしたけん,こっちはでけんどと,すってんのと,祭りにしても何かそういう話しをたくさん私聞いております。やっぱり何かそういうコミュニティが崩れるような区長さん,あるいは嘱託員さんのですね,この政治的な活動という位置付けで片づけるのもちょっとどうかなというふうな感じを持っております。ぜひとも元松市長の答弁で以前に倣ってというふうな発言をいただきましたけども,ぜひとも元松市長,これは僕はいろいろと将来ですね,宇土のことを考えるならば,どっかで節目をつけなきゃいけないというふうな感じをもっております。こういった状況の中で地域や地区がそれぞれ思惑の中,あるいは利害の中で対立をしていくような状況があってはならないと,選挙は対立ですけれども,あくまでも特別のその公務員の方々ですので,そういったあたりについては配慮すべきだと,今回,区長さんに話しをいろいろと聞く機会が,全くテリトリーが違う区長さんに話しを伺ったんですけども,「もうこれが一番大変たい」と,選挙があっときに区長すっときという話しがまず出てまいりました。そして,その次が,「区長だけんマイク握らなんとたい」と,「もうこるもきつかったいな」という話しをされた方が二,三人おられました。それはもう必然的にそういうふうになるかもしれませんけれども,いろんな角度から地区の利害がそのままその対立の構図に引きこまれて,それが地域,地区のコミュニケーションが薄れていくような部分がどうも私は垣間見れてなりません。ぜひ前田口市長の踏襲ということでおっしゃいましたけれども,今後,元松市長はこの状況についてですね,いろんな角度から情報を得ながらその対応策を講じていただくことをお願いしたいと思います。とにかく選挙というのは,枝葉がついて,尾ひれがついてあちこち飛び回ってまいります。自分のところに帰ったときはもう大変なことになっていると,これはもう元松市長が言われたとおりでありますので,ぜひそういったあたりも含めながら,この嘱託員の政治活動ではなく,政治運動ですね,選挙運動ということに関しては,十二分な考慮をしていただくことをお願いしまして,私の一般質問を終わります。

 ありがとうございました。



○議長(杉本信一君) 3番,平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) 皆さん,おはようございます。議席番号3番,小さい事からこつこつと平江光輝でございます。

 今回の質問は,本町6丁目,船場川界隈の質問を致したいと思っております。執行部におかれましては,誠意ある答弁を求めまして,以後は質問席より質問をいたします。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) それでは,船場川蔵再生事業についてお尋ねします。

 この事業は,馬門石でできた眼鏡橋,そして武家屋敷跡など,江戸時代の情緒溢れる船場川界隈を舞台として,行政が主導するのではなく,民間が主体となって市民交流の拠点として,そして観光の拠点として整備していこうという素晴らしい事業でありました。そして,整備資金についても県や市の助成金だけをあてにするのではなく,広く市民に協力を求め,一口蔵主制度という募金制度をつくって行われました。私もある方を通じて少しでもお役に立てるならばと一口蔵主になった次第です。私は,現在,走潟町に住んでおります。その中では,自分たちが育てた農産物を直接販売する直接販売所あるいは道の駅構想とかございます。自分たちの考え,思いをどのような形で実現していくのか。方法はいろいろあると思いますが,この事業は手本になる一つの画期的な方法として,その動きには非常に関心を持って見守ってまいりました。

 そこで,まずは基本的なことからお尋ねします。

 船場川蔵再生事業について,まず1点目は,この船場川蔵再生事業は,どのような団体が,どのような目的で計画されたのか。その経緯を時系列に,具体的にわかる範囲お答えいただきたい。

 そして2点目が,市はこの計画にどのような形で関わってこられたのか。計画をつくる中での支援,施設を運営していく中での支援など,いろいろあると思いますが,その内容について具体的に,企画部長,ご答弁をお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 企画部長,荒木繁男君。



◎企画部長(荒木繁男君) ご質問にお答えします。

 経緯につきましては,まず平成23年10月に商工会建設業部会から市に対して,市の中心市街地の伝統的な古い建物を次の世代に残し,伝統的なまちづくりを計画したいという相談があっております。その後,平成24年2月には,商工会建設業部会や地域住民の方々から地域住民や観光客が休憩する場所がなく,また歴史的建造物が豊富にあるものの集客や観光につながっていないため,地域住民の手で石小路町の個人が所有されている古蔵を再生し,交流施設に改修したいという相談があっております。市としましては,市民活動の支援を担当する部署でありますまちづくり推進課において,国・県の補助事業を調査したところ,熊本県の地域づくりチャレンジ推進補助事業の内容が商工会建設業部会や地域住民の方々のまちづくりの趣旨に該当することから,この県補助事業の紹介を行っております。まちづくりの取組みは,多くの方の意見を参考にしていきたいという考えのもと,商工会建設業部会をはじめ,商工会女性部,観光物産協会,地域団体,農業従事者などの方が構成メンバーとなり,地域住民自らの手で宇土市内の地域資源を活用した様々な活動を通じ,地域及び宇土市の活性化を図ることを目的としまして,平成24年4月に船場川蔵の会が設立されております。船場川蔵の会では,熊本県地域づくりチャレンジ推進補助事業を活用し,船場川の風情を活用した古蔵再生事業で蔵の改修を行い,地域密着型の多目的交流館として休憩スペースやコミュニティスペース,創作料理を提供していきたいという計画のもと,平成24年5月に市を経由して県補助事業の申請を行っております。

 管理・運営につきましては,古蔵の名称をうとん交流館船場蔵屋敷として平成25年2月から飲食サービス,各種パンフレットの提供,伝統工芸品の展示,休憩スペースやトイレ使用の無料提供などを行っております。市としましては,この船場蔵屋敷は,公共的な役割を担う施設として位置付けておりますので,宇土市観光パンフレットの提供や市の刊行物への掲載,各種団体との橋渡しなどの支援をしており,また,必要に応じて指導,助言も行っています。

 運営経費につきましては,船場川蔵の会が補助金,助成金を受けずに飲食業務の売上げによる自主運営で取組まれており,改修した古蔵,土地については,石小路町の個人が所有されているものでありますが,船場川蔵の会が10年間無償で使用できるようになっています。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ありがとうございました。

 次に,この蔵再生事業のように,市民の声を収集するために元松市政では,まちづくり座談会の実施や市民とのランチ対談などを行い,そこから市民の皆様と一緒になってコミュニティの充実を図る建設的な活動を行ってきておられますが,その中で様々な要望や提言があったと思います。そこで,実際にそれらの要望や提言の中で,蔵再生事業と同じように,まちづくりとして施設の整備,ハード面への支援をした団体はあったのか。あったのなら,その支援団体とその事業の内容について紹介を企画部長,お願いいたします。



○議長(杉本信一君) 企画部長,荒木繁男君。



◎企画部長(荒木繁男君) ご質問にお答えします。

 先ほど申しましたとおり,船場川の風情を生かした古蔵再生事業につきましては,熊本県地域づくりチャレンジ推進補助金を活用しております。この県補助金を活用したハード面の申請につきましては,宇土市では船場川蔵の会の事業のほかに,網田レトロ館の網田地域拠点づくり事業がありますが,網田レトロ館は市所有の施設として,市が県補助金の申請をしていますので,地域活動団体の県補助金の申請は船場川蔵の会のほかにはありません。

 市の補助金に関しましては,船場川蔵の会に対して,まちづくり活動助成金を交付しております。なお,船場川蔵の会の事業のほかにまちづくり活動助成金を活用している事業は五色山ふれあい会の炭焼管理棟兼資材小屋設置事業,船場川10年後委員会の船場橋周辺魅力向上事業,宇土雨乞い大太鼓保存会青年部の日本一の雨乞い大太鼓伝承事業,宇土市オフサイトミーティングの「うとん行長しゃん」で地域活性化事業,椿原区の椿原八幡宮大太鼓奉納事業,栗崎区の天神樟広場整備事業,古保里区の古保里区コミュニティ広場整備事業,平原区の平原区コミュニティ施設整備事業,鮟鱇区の鮟鱇公民館施設整備事業,東走区の東走区コミュニティ施設整備事業等があります。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ご説明ありがとうございました。

 次に,この事業の収入減として多くは県,市からの助成金,そして寄附金等の自主財源で賄われております。1点目が県からの助成金,チャレンジ推進補助金事業とはどのような目的なのか。そして,市は県の助成金を獲得するためにどのような支援をしたのか。

 次に,2点目として,市からの助成金について,どのような活動をすることで申請され,承認されたのか。

 3点目として,寄附金を募る方法として,一口蔵主制度が設けられました。先ほど申しておりましたとおり,私も蔵主になりました。そして,たくさんの人たちの思い,宇土市を自らの力で作り上げていこうという思いから,多くの募金が集まり,この事業が達成にこぎつけることができたと思いますが,実際に募金がどのように集められたのか。市の方でご存じであれば,企画部長,お伺いいたします。



○議長(杉本信一君) 企画部長,荒木繁男君。



◎企画部長(荒木繁男君) ご質問にお答えします。

 熊本県地域づくりチャレンジ推進補助事業は,市町村や地域住民の自主的な地域づくりを後押しするため,移住,雇用,交流拡大,地域コミュニティ維持等に資する取組みへの総合的な支援を目的に実施されている事業であり,移住の促進,企業の誘発,交流の拡大,きずなの構築,その他地域の独自性を生かした地域活性化支援などの5つの大きな分野があります。船場川の風情を生かした古蔵再生事業は,この5つの分野の中の一つ,企業の誘発,その中のコミュニティビジネス企業化の取組みを活用した補助金,また市民活動団体等が主体的に企画実施するまちづくりの活動に対して助成をしています,市まちづくり活動助成金等を活用し,整備,改修等備品等の取得を行い,1,136万664円で完成しております。

 財源の内訳は,熊本県地域づくりチャレンジ推進補助金500万円,市まちづくり活動助成金50万円,自主財源が586万664円となっており,自主財源の内訳としましては,会員自らの私費が400万円,寄附金が186万664円となっております。なお,寄附金については,一口蔵主として船場川蔵の会が随時募集を行っており,平成25年12月現在で募金総額210万円であると報告を受けております。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) 詳しいご説明ありがとうございました。

 さて,私が持っておりますパンフレットには,一口蔵主募金の案内としてこのように書かれております。募金目標額の使途については,目標額が1,000万円,寄附金は蔵の整備事業の財源に充当します。募金の対象については,広く宇土市内外の個人,法人,団体から寄附を募ります。一口蔵主,1万円以上の寄附をされた方を一口蔵主とします。お名前を芳名板に記載し,蔵屋敷に掲示いたします。10万円以上寄附された方には,落成式時に感謝状を贈呈いたします。等と書かれております。しかし,このパンフレットには,県や市の助成金のことは一切書いてありませんので,事業費の1,000万円は全て寄附金で集めることを目標としているように見えます。しかし,今の答弁にて,募金に対する現状がようやく見えてまいりました。まず,総事業費は1,136万664円から市と県の助成金を差し引いた586万664円が募金として必要最小限の額でありまして,開館時には186万664円の募金が集まっておりますから,残りは400万円,これは会員の方が自己負担されていることになると思います。今後は少なくとも会員の方の自己負担を解消するために歳入の大元であるレストラン部分の収益,貸スペースとして施設利用費の収益と,引き続き一口蔵主としての募金を行う必要がある。しかし,このような見解は今回の調査で明らかになったことで,ほとんどの方が知らない事実。今回,募金した多くの市民の中には,今まで集められた募金総額が必要とする整備事業に足りたのか,足らなかったのか。足りたとしたら残った募金のお金はどのように使われたのか。足りなかったとしたらそれは実際に事業を行われた団体が自らのお金を出してまでされていたのか。それとも他の方法で準備されたのか。そのあたりの収支決算報告を一口蔵主の皆さんが説明されていないことに対し,大変不満を持っておられます。市では,この募金活動に関してどのような情報を持っておられるのか。まちづくり団体を支援,育成する立場として,どのような指導,監督をされているのか,企画部長の見解をお伺いいたします。



○議長(杉本信一君) 企画部長,荒木繁男君。



◎企画部長(荒木繁男君) ご質問にお答えします。

 船場川蔵の会に対して,市からの指導,助言をする範囲については,平成25年2月11日付で船場川蔵の会と市で締結しました,うとん交流館船場蔵屋敷の管理運営に関する覚書にて定めております。この覚書では,船場蔵屋敷において,1,地域コミュニティを高め,地域発展に寄与する交流拠点としての利用を展開すること。2,誰もが気軽に立ち寄れる交流の場として宇土市の観光情報等の提供や船場川界隈を散策する来訪者のトイレ使用など,公共的な役割を担う施設として運営することとしており,このような活動ができないと判断したときは,市が指導,助言を行い,改善が見込めないと判断した場合は,市は船場川蔵の会に対し,補助金,助成金の返還を求めるとしています。

 議員ご指摘の一口蔵主の報告については,市が関与する部分になるかどうか判断が難しいところですが,一口蔵主に対して配慮を行うよう船場川蔵の会には助言を行っていきたいと考えております。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ありがとうございました。

 今まで船場川蔵再生事業に関する事業目的,それに賛同した市民の皆さまの募金の状況等などについて質問をしてまいりました。私は何しろこの事業はすばらしいものであると,行政に頼らず,住民団体が自ら実施主体となって魅力ある宇土市をつくっていこうと,ハード整備にかかる自己資金を広く市民の協賛を得ていこうという積極的な姿勢は評価に値すると。そう思うわけであります。冒頭に申しましたが,私が住んでおります走潟におきましても,いろいろな要望が出ております。それを全部市にやってもらったらいいのですが,なかなかそうもいかない。そうだったら市と地元がどのような分担のもとで行っていけばいいのか。地元としてどこまでやればいいのか。どこまでできるのか。この辺をですね,じっくり考えて,私たちのほうから今後は市に対して提案していきたいと考えておりますので,この点につきましてはどうかよろしくお願い申し上げます。

 さて,昨年末に信じられない情報が入ってまいりました。私が今後まちづくり,走潟地区の地域活性化のために参考にさせていただきたいと考えていた,船場川蔵再生事業の核となるレストラン部分の担当の方が事実上事業を廃止,撤退,これに伴って蔵屋敷事業の活動が縮小されているということに相成りました。このことは,当初の運営ビジョンが達成できていないということに間違いありません。私は,この施設は地域交流の拠点として,観光交流の拠点として位置付けられるものであり,市としましてもその点を評価し,県の助成金制度に合致できるよう骨を折ってきたと思うわけでありますので,当然,その施設の運営状況につきましては,知る立場にあったのではないかと思います。

 そこでお聞きいたします。蔵再生事業において,その中心的な活動を担ってきたレストラン部分が撤退した理由について,市のほうで把握している範囲で結構ですので,企画部長,お伺いしたいと思います。



○議長(杉本信一君) 企画部長,荒木繁男君。



◎企画部長(荒木繁男君) ご質問にお答えします。

 レストラン担当者の方が12月に撤退された理由については,船場蔵屋敷における交流館施設としての取組み方法やコミュニティビジネス事業への考え方に相違があったためと聞いております。船場川蔵の会から平成25年12月末日でレストランサービスができなくなると相談を受けましたので,市としましては,一刻も早く飲食サービスを再開して欲しい,閉館はせずに交流館としてできることをやってほしいと指導をしております。

 現在は,飲食サービスは実施していないものの,船場川蔵の会の会員の方が交代で管理人として各種パンフレットの提供,船場川界隈を散策する来訪者等の休憩やトイレ使用の無料貸し出し,貸し館業務を行っているところであります。

 なお,2月中には飲食担当者の募集と説明会を行い,3月中には飲食担当者も決定できると聞いております。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) 今レストラン部分の撤退理由について答弁をお伺いしましたが,現在,このレストラン部分と併せ,当初計画をしていた地域住民の交流の場,地元物産品の展示販売,市内観光の拠点など,この施設が本来持つべき機能全てについて大変危機的な状態にある。これがどうも現実でございます。この整備事業費の半分近くを担ってもらっている熊本県の地域づくりチャレンジ推進事業の推進補助金の募集要項には,補助を受ける際には,次のような事業であることが必要ですと書かれてあります。1,国または県から補助金の交付を受けない事業であること。2,補助金を受ける団体にとって新規事業(規模拡大を含む)であること。3,事業の主要な部分を他に委託する事業でないこと(但し,高度な専門性が必要であるなどの合理的な理由がある場合を除く。)4,施設整備または整備品等の取得のみを目的とする事業でないこと。5,補助金対象終了後も継続して取組む仕組み体制が考えられていること。6,個人への金銭的給付を行うものでないこと。7,地域課題や住民ニーズに的確に対応した事業であること。以上。

 しかし,現在の状況をみると,このうちの3つ目の事業の主要な部分を他に委託する事業でないこと。4つ目の施設整備または備品等の取得のみの目的とする事業でないこと。5つ目の補助対象事業終了後も継続して取り組む仕組み体制が考えられていること。そして,7つ目の地域課題や住民ニーズに的確に対応した事業であること。以上,4項目については,補助要綱に適合しないのではないか。特に,3つ目の事業の主要な部分を他に委託する事業でないこと。これは飲食担当がテナントではないから,蔵の会のメンバーで飲食担当を出さなければならない。テナントでの営みになるならば,公金は使えないということになる。また,5つ目の補助対象事業終了後も継続して取組む仕組み体制が考えられていることについては,施設自体の活動が本来の最小限になっている現状では,全く施設が機能しておらず,今後の展開次第では覚書にありますような補助金返還も考えられるのではないかと思う訳であります。今後の事業展開について,市はどのように考えておられるのか。そして,この整備を行った団体について,今後どのような指導をしていかれるのか。市としても助成金を払った経緯がありますので,当然,このままではいけないと思っている。そう思いますので,市の今の見解を企画部長,お聞きいたします。



○議長(杉本信一君) 企画部長,荒木繁男君。



◎企画部長(荒木繁男君) ご質問にお答えします。

 船場川蔵屋敷のレストランが昨年12月末に撤退し,事業を縮小しておりますが,市としましても,地域住民で組織する地域活動団体の船場川蔵の会が地域の活性化のため,自らの私財を投入してまでも活動に取り組んでいることから,また,コミュニティビジネス事業を成功させるためにも運営状況の把握,先進地の事例等を紹介し,定期的に指導,助言を行っております。ただ自主運営で頑張ろうとしている地域活動団体に対して,市があまり関与していると自主性の機運を下げてしまう恐れがありますので,今後も船場川蔵の会のみならず,地域活動に精いっぱい取り組んでいる団体に対し,市としてできることを支援,サポートしてまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) お時間をいただき恐縮でございます。

 平江議員のまちづくりに対する熱い思いを持っておられること,よく理解ができました。そしてまた,今この蔵の会,非常に危機的な状況に陥っていることもおわかりいただきたいと思います。

 この蔵の会に関しましては,補助金の申請から設計,工事,オープン,運営,業者撤退後の対応など,これまで数十回に及ぶ打ち合わせをされて,今後どうするのか,精いっぱいの協議をされておられるということをお聞きをしております。レストラン部門の今閉鎖といいますか,止まっておりますので,うまくいってない部分があるのは確かでございますが,何とかこの蔵を活用して宇土市の発展につなげたいという熱い思いを強く感じますし,精いっぱい取組んでおられることは議員もご承知のとおりだと思います。

 一口蔵主に関しましては,私は政治家の寄附行為の禁止ということで,抵触するということで残念ながら蔵主にはなっておりませんが,オープンのときに表彰状をいただきまして,寄附ありがとうございましたという表彰状を突然渡されて,それを返した記憶がございまして,なっておりませんけれども,こういうせっかく平江議員もそういう気持ちをお持ちであるならば,一口蔵主として蔵の会に対して何らかのアクションをされてもおかしくないんじゃないかなと思いますし,内容も聞いていただければよかったのかなというような気がします。それは別としまして,今飲食担当者を何とかしてここを再生させたいということで,軌道に乗せたいということで募集をされているようでございます。そこまではお聞きをしておりますが,その中で,いろんな話しを私たちも聞くんですけども,あんなところはやめたがよいという逆助言をされている方もいらっしゃるようです。ただやはりこの思い,会の皆さんの思い,これは地元の地域の方々だけでなく,農業者,商業者あるいは他の地域におられる方も一生懸命取組んでおられる活動でございます。そういったところは,ぜひ理解をしていただいて,前向きなご助言等を賜れば幸いでございます。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) 市長,ありがとうございました。

 突然何をおっしゃられるのかと思って緊張しておりましたが,私もですね,企画部長からエールをいただきたいと言われておりましたので,今からエールを言いたい。私もですね,何かアクションとして提案をさせていただけないかなというふうに思っておりましたので,今からお話しさせていただきたいと思うんですが,どうも今回の事業ですね,数十回の打ち合わせをしたというふうに聞いておりますが,どうも経緯として見切り発車だったんではという見解が見え隠れしてきているんですよ。担当部署とのすり合わせを今回行いましたが,行政は行政なりに,まさにできる限りの協力をしてこられたのは,今回ですね,本当に私理解したと思っております。しかし,今回の地域団体の事業は,いつの間にか生みの親と育ての親の気持ちがすりかわってきたのじゃないかと,このように強く思うわけであります。これにより,今回はですね,私も県の地域振興局にお伺いをしましてお話しを聞いてまいりました。そこで船場川蔵の会が地域づくりチャレンジ推進補助金制度の企業誘発,その中のコミュニティビジネスの企業化の取組みというところの審査を受けてこられたのがわかってまいりました。その中での審査の中の視点という項目について,ここで少しお読みします。1,地域住民自ら主体的に取組む事業か。2,地域課題や住民ニーズを的確に把握し,それに対応した事業計画になっているか。3,円滑な実施が見込まれるか。推進体制,地域の合意,必要な許可の所得など。4,採算制(投資額にみあう効果),生産体制,販路,集客確保などビジネスとしての計画がよく練られているか。5,地域資源を生かした産業振興や雇用創出,収入向上につながるものか。6,補助金事業終了後も継続して取組む仕組みや体制や考えられているか。7,高齢者主体の場合,高齢者の生きがいにつながり,またコミュニティビジネスに参加する高齢者の広がりが期待できるかなどが審査の視点であります。今考えてみれば,審査にもなかなか許可が下りなかったと聞いておりますが,それもわかります。審査の視点において問題だらけでありますから。特に,4番の採算制(投資額にみあう効果),生産体制,販路,集客確保などのビジネスとしての計画がよく練られているか。このあたりが非常に厳しかったんじゃないかなと私も考えました。その上で,船場蔵の会の方がわざわざ本庁に何度も出向きましてですね,自分たちで生き残れるからといって無理やり事業を起こすからこのような状況になったわけであります。審査に通らないという結果を真摯に受け止めて,再度会議に持ち帰って議論する。負けに不思議の負けなしという言葉がございます。審査に通らないということは,審査に通らない理由があり,そこを修正をせずにごり押しで通せば,実は何も策ができあがっていない状況で事業が始まる。このような状況ならば,レストランの運営をされる担当の会員の方が代わられても多分同じ過ちを繰り返すのではないかと思います。そこがですね,心配なんですよ。だから私は,この事業やめろといっているわけではありません。今後の生かし方をこれからみんなで真剣に考えていきましょうよと言ってるんですよ。平江が言い出したんだけんが平江がしろじゃなくてですね,県の事業でせっかくつくられたのですから,みんなでやりたいと思います。復元した宇土市本町界隈最古の蔵を空き家にするわけにはいきませんから,当初の商工会建設業部会の方々が理想とされていた交流館,そして船場川の古い町並みをもう一度初めから作り直す気持ちで,地域住民や商工会,教育委員会の文化課なども交えて考えられればと考えております。私は提案としてですね,今回は商工会建設業部会だけでなく,商工会青年部に預けてみてはどうかと思っております。もちろん当方がいやだと言われるならしょうがありませんが,特に今の商工会青年部は非常にアクションが早い,知恵を出す,汗をかく若者たちがいっぱいいます。彼らにまかせておけばもちろん,そして行政には陰ながら一生懸命監督,指導をされるまちづくり推進課の皆さんがついています。ぜひともせっかくのチャンスを無駄にしないように,真剣に考えていきましょう。

 最後に一つだけ確認したいことがあります。このように,市が民間の地域づくり事業に積極的にかかわってこられた船場川蔵再生事業,この事業を中心的に引っ張ってこられた船場川蔵の会,この会の代表者はどなたですか。企画部長,お答えください。



○議長(杉本信一君) 企画部長,荒木繁男君。



◎企画部長(荒木繁男君) お答えします。

 船場川蔵の会の会長さんは米谷会長でございます。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ありがとうございました。

 米谷正勝さんですね。

 それでは,次の質問にまいります。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) 平江議員の熱い気持ち,本当によくわかります。ご助言誠にありがとうございます。市としましても,この蔵の会の運営に関しましては,会の皆さんがやる気を損なわれないことを前提としまして精いっぱいの助言をさせていただきたいと思いますし,議員のご提案についても私としては理解をしたつもりでございます。ただ,あくまでもこれ蔵の会が自主的に動かれている事業でございますので,どうか一口蔵主としてこの蔵の会の会議にでもぜひ参加をされて,きょうの思いを伝えていただければと思います。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江君,2番目に移る前にちょっと時間が経ちましたので,5分間ぐらい休憩をとらせていただいてよろしいでしょうか。



◆3番(平江光輝君) 結構です。



○議長(杉本信一君) それでは,ただ今から5分間休憩をいたします。会議は15分から開始いたします。

             −−−−−−−○−−−−−−−

                午前11時10分休憩

                午前11時15分再開

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(杉本信一君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。

 質疑並びに一般質問を続行いたします。

 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) それでは,次の質問にまいります。

 今質問いたしました船場川蔵の会の事業を調査するため,船場川界隈を訪れまして,多くの市民の方にお話しを聞いてまわってきた訳ですが,そこで新たな疑問が発生しました。本町通り,船場川の交わる位置にある土地について,本町6丁目船場川右岸の駐車場についてご質問いたします。

 この件に関して,私の記憶では平成24年の夏に突如工事が行われ,塀とお地蔵さんが並べられ,駐車場が建設されました。私は当初何の理由で,誰のためにつくられたかということは一切わからないままであったのですが,今回多くの市民にも同様の疑問があったことに気づかされ,質問に至ったわけでございます。そのような訳でありますからきっちり整理して質問いたします。

 まずは土地取得の経緯を時系列でくわしく経済部部長お答えください。



○議長(杉本信一君) 経済部長,田川修一君。



◎経済部長(田川修一君) 平江議員からご質問がありました,船場川右岸の駐車場,用地を取得した経緯等について時系列でお答えいたします。

 その前に1点申し上げておくべきことがございます。この件につきましては,平成23年第4回定例会総務市民常任委員会におきまして,当該用地取得に関する補正予算を計上したときに,目的と必要性を詳細に説明申し上げ,委員会においては慎重審議がされた結果として,満場一致で承認をいただいております。

 それでは時系列でお答えします。平成22年に不動産会社の仲介で当該地を売却する旨の看板が設置してあるのを確認しております。その後,その不動産会社のチラシが新聞に折り込んでありまして,売り出し価格が約1,200万円だということが判明しております。その後,平成23年4月ごろから市で当該用地の買収の必要性の検討に入っております。平成23年10月ごろには,買い手がつかなかったということで,売り出し額が800万円に引き下げられております。そのことで,きのう市長が答弁しましたように,このままでは景観を損なう建築物が建築される可能性があるという判断により,買収すべきだという結論に達しております。その後,再三の買収交渉を経て,最終的に総額780万円ほどで平成23年12月28日に売買契約を締結し,翌年の1月19日に所有権移転登記が完了しております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ありがとうございました。

 以前より宇土市本町を含む都市地域の重要課題として,駐車場不足が何度も質問されております。そこでは駐車場不足で各種大会イベント等に支障を来している。経済活性化策としての市中心部に近い運動公園周辺に新たな公共駐車場確保が急務であるとして,問題点をあげられている。そのようなことを真摯に受けて,今年度になり宇土市運動公園には39台駐車場の増設をしていただき,努力されていることは認識します。しかし,一方の市民会館や本町商店街には相変わらず支障を来している。そこで,今回のように本町通り周辺の公共駐車場を増設していかれることは大変結構なことであると認識いたしました。

 そこで,まずは経済部としての見解,本町通り界隈の公共駐車場増設についての現状と必要性を経済部長にお伺いいたします。



○議長(杉本信一君) 経済部長,田川修一君。



◎経済部長(田川修一君) 本町通り商店街の駐車場の必要性をどのように考えているかという質問にお答えいたします。

 本町通り商店街は,本市の中心市街地に位置しております。平成22年に市内の92店舗の商店主を対象に実施しました宇土市中心商店街実態調査において,約50%の商店主から駐車場が不足しているという回答があっております。商店街において駐車場が不足していると思います。このことは市としましても,買い物客の利便性や集客のためには駐車場確保の必要性があると考えております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ありがとうございました。

 やはり駐車場確保の必要性は認識されておられます。以前,九谷新吾議員の一般質問にて駐車場問題が取り上げられました。そこでの市の答弁を一部抜粋いたしますと,「新たな駐車場を確保することで大きなイベントや大会等が誘致しやすくなる。これは行政だけでなくですね,民間レベルの誘致も可能になるという意味も含んでおると思いますが,そうなると経済効果は期待できるというのはまさしくそのとおりであろうと思います」と答弁されております。今回の答弁も含めて,商店街,観光客の集客向上と間接的な経済効果から経済部の見解として,公共駐車場の増設は大変重要な政策であると認識いたすものでございます。そこで本町6丁目の船場川右岸の駐車場の土地取得にするための目的,背景となる経緯はやはりこのようなことが目的だったのか,お答えください。

 また,この土地取得の利用計画は作成されていると思いますが,どうですか,経済部長にお伺いいたします。



○議長(杉本信一君) 経済部長,田川修一君。



◎経済部長(田川修一君) 最初に用地取得の理由についてお答えします。

 当該地一体は,江戸期の風情がある船場界隈として市民に親しまれているスペースであります。それとともに,本市を代表する観光スポットとなっています。しかし,このスペースの一角に当該地は位置していますので,仮に民間に売却された場合,当該地域にふさわしくない建築物が突如として建設される可能性があります。理由としまして,当該地は,都市計画用途地域指定が商業地となっておりまして,相当高層階の建築物の建設が可能な地域といった現状があります。また,先ほど答弁しましたように,当該地は本町通り商店街に面しておりまして,買い物客への慢性的な駐車場不足といった現状もあります。このことから,市といたしましても,船場界隈の景観の保全と観光客や商店街買い物客等への駐車場確保という観点から,用地を取得し,その風情に調和した形で駐車場を整備しております。

 次に,土地取得の利用計画書についてでございますが,当時,そのような計画書は作成しておりません。しかし,駐車場の整備は大変有効であると認識しており,今後,市管理の駐車場として適切に管理するとともに,有効な利活用を図ってまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) 利用計画書がないということでした。本当はあるんでしょうと再度尋ねましたが,ないということでした。ないものはないからしょうがないのですが,何かこのフレーズよく聞く覚えがあるんですけど。ここでも,以前九谷新吾議員の一般質問での市の回答を述べさせていただきます。市長はこうおっしゃっておられます。「これからは新規の駐車場を整備するとなると現在の市民体育館の耐震改修ですとか,鶴城中学校の第二グラウンドですとか,こういった部分も実は早急の課題としてありまして,また,体育館周辺は市内の中心部ということもあって,相当な財政負担の問題も絡んでまいります。そのあたりを含めて慎重にやはり検討しなければならないと。これは今の状況を改善するという意味も含めてですね,慎重に検討しなければならないと考えておるところでございます」と答弁をいただいております。このように述べられているにもかかわらず,利用計画書もなく,今回地域にも,また商店街にも何ら協議,相談もない,私は本町5丁目,6丁目の住民の方に直接お聞きしてまいりました。今回の公共駐車場の件について,市側からは一切話しを聞いていない。つくるんだったら印鑑の一つでも取りにくるべきではなかったのかと話されております。駐車場が足りないのであれば,左岸の見崎さんの駐車場が空いてますので,市で借り上げられたほうがずっと安く済むんじゃないかとまで提案までいただいてまいりました。一般市民の見解からは,全くこれはそのとおりでございます。しかし,今回の取得目的は,商業地域活性から少し逸脱して,まちの風情を保つため計画をされたということですから,だったらその旨を説明されればよかったのに,このように思う訳であります。改めてお聞きしますが,事前の土地取得にあたり,地元5丁目,6丁目または商店街の方々には打診と協議をなぜされてこなかったのか,経済部長,お伺いいたします。



○議長(杉本信一君) 経済部長,田川修一君。



◎経済部長(田川修一君) 当時,地元への事前説明は行っていません。理由といたしまして,当時,当該地は現在と同様の更地の状態でありまして,商店街利用者や船場界隈を訪れる観光客が恒常的に駐車場として利用されている状態でありました。したがいまして,市が買収して建築物を建設し,目的が異なる用途に変更する場合は地域の皆さまへ説明すべきだと思います。しかし,近くの商店のため,さらには来訪者のために利便性を格段に向上させることが明確に判断できましたので,地元行政区に対しては説明は行っておりません。どうかご理解をお願い申し上げます。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ありがとうございました。

 今回の質問は,市民の声として6丁目に公共駐車場ができることを反対と言っている訳ではないんです。ただいつもなら立て看板一つ立てるときでも,区に報告にくるのに,どうしてああいう大々的な工事をするのに,つまり市の単独事業費として総額900万円という費用を投じているのに,隣接の人には言わない。区長にも,商店街にも言わなかった。利用計画書も出さなかった。このことが問題である。やはり地元住民に説明するという筋を通さなかったからこういうことになると思うんです。もう更地だったんですから,ちゃんとした段取りを踏んで,説明して参るべきであったと思う訳であります。そうすれば後から誰にも文句言われずに,きちんと事業が運んでいけたものと思います。今回は,地元嘱託員に相談せず,看板も立てていないから,誰が停めてよいかもわからない。ただお地蔵さんだけが並べてある。当初の話しですが,駐車場が出来てすぐのころ,近所のお店を利用する人が駐車したときの話しです。駐車していることに対して,蔵屋敷のほうからお叱りを受けたという話しも聞いています。一方,その船場川蔵屋敷の隣の別の方の空き地には,ここは蔵屋敷の駐車場ではありません。お客様駐車場は下記へお願いしますと,堂々とこの案件の土地を指定されております。利用実態も蔵屋敷のお客さんが利用されるくらい。ほかのお店のお客さんはどこかの駐車場だと思って停められなかったということです。こういったことより,もしかしてこの本町6丁目の船場川右岸の駐車場については,地元嘱託員や商店街の方には何ら知らせずに,蔵屋敷の方には説明されていたことになれば,やっぱり蔵屋敷のための駐車場としてつくったんじゃないんですか。こういう疑惑が出てきます。そう思われている人は少なからずおられると思います。また,先ほど答弁にありました,土地取得経緯として,平成23年12月に買収すべきだとの結論に達しという答弁と,蔵屋敷事業の経緯,平成23年10月に計画したいと相談があったという時期も偶然合致している。これは本当なのか,そうでないのかは残念ながら質問事項にあげておりませんでしたから,これ以上の質問はできないんですが,毎回質問されていることは事業を計画する際にちゃんとしたプロセスをとっていないじゃないかということなんですよ。市民との対話から市政を導くと,日ごろからおっしゃるところで,いつも誰かが陰で何かこそこそしているような運営が見える。そのことだけは今後解消すべきでありますが,市長,どうぞご答弁をお願いします。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) いくつかの疑問をお持ちで,不透明さを出そうとされているような気がしてならないんですけども,まず,平成23年10月,商工会建設業部会から申し出があったというのは,答弁でもお答えしましたとおり,市の中心市街地の伝統的な古い建物を次の世代に残し,伝統的なまちづくりを計画したいという話しで,これは具体的にはですね,伝統的建造物群保存地区の指定をしていただけないかという話しです。これ蔵の話はここに入っておりませんので,購入したのは12月です。ですから,このときは蔵の話しはまだなかったということを明確に指摘をさせていただいておきます。

 それと九谷議員から質問があって答えた内容ですけれども,いろいろな問題があるので慎重に考えていかなければならないというのは,これは体育館の大型駐車場の話でございまして,面積が広い,狭いで申し上げるわけにはいきませんけれども,それとこの船場橋わき,恒常的に地域の買い物客の方がちょっと停められる。あるいは,よそから来た方がそこに停めて見学をされる。駐車台数9台分の駐車場の話とは少し内容が違うと私は思っております。全体的には,関連はしますけれども,そこはちょっと違うと。

 それと利用計画につきましても,この経緯でも申しておりますように,当初1,200万円近くだったんですね,これが段々段々下がってきて800万円で広告が出たんです。800万円出て,これは売れるぞと。800万円というと坪12万円なんですね。あの土地を坪12万円でというとこれは売れるだろうというような思いもありまして,これは早急に市が抑えるべきだということで利用計画書の策定には至っておりません。ただ,こういう急ぎの案件に対応するのも行政の需要な役割でございます。杓子定規に利用計画書がないからおかしいんじゃないか,段取りはどうだこうだと言われるのはですね,少なくとも利用計画書に関しては,そういうことをぜひご理解をいただきたいと思います。あと5丁目,6丁目の説明という点,これは先ほど部長も申しましたとおり,もともと更地で駐車場としても利用され,そして観光客の皆さんも利用されていた土地を市が購入してきれいにすること,これは住民の皆さんも喜んでいただけるだろうということでつくったものでございまして,そういう意味で,本来であるなら,迷惑施設ならもちろんですけれども,本来であるならば5丁目,6丁目に詳しい説明をすべきでしょうが,そういった背景もありまして説明を行っておりません。その点で疑念を招いたことは,これは申し訳なく思っておりますが,別にそのほかの用途のためにつくったわけでもなく,市として,市の観光行政,あるいは商工行政を考える上で,ここを抑えないでどうするかと,ここいっちょ市は抑えきらんだったっかと言われるのがおちだと私は思っておりまして,そういう意味で購入をさせていただいたところです。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 平江光輝君。



◆3番(平江光輝君) ご理解とご協力をと,今おっしゃってお話しをされたんですが,実際に理解もできないものに協力できるはずがないと思います。私の発言はすべて市民の声を代弁して発言させていただいております。嘘と思われるなら,実際確かめて見て来られてもいいと思います。本来なら私よりこの場に立って,平江より追求したいという方がたくさん私の後ろにはおられると思います。そういったところで質問しました。

 そこで,今の市長の答弁の中,1点につきまして,偶然ということだったんですけど,偶然が重なればもはや必然である。「瓜田に沓を納れず李下に冠をただす」という物の例えがございますが,これは畑の近くを通るときには,例え沓が脱げてもうつむいてはならない。また,「すももの木の下」では,頭の冠が曲がっていても手を挙げて直してはならない。すももの実を盗んだと言われるからであります。そういった疑われるということでありますから,まずはそのことを市長にお話ししたいと思いました。

 ここですみません,議長,通告はしておりませんでしたが,朝一で通告いたしておりました質問につきまして,昨日の中口議員の質問より市長の答弁がありました。そのことについて質問をしたいのですが,よろしいでしょうか。



○議長(杉本信一君) あれは朝からですね,見ましたけども,これは全く私的なことで,質問とはなじみませんので,許可できません。改めて市長と個人にお話しをいただければ幸いでございます。



◆3番(平江光輝君) ありがとうございました。

 昨日の発言,私にされたようでですね,すごく私も見解がありましてお話ししたいと思ったんですけど,もう言うなと村田議員がおっしゃられるんで,もうこの話しはやりません。私はですね,市長,先日お話しましたが,私は市長の事を元松茂樹の人間性は前から申しておりますとおり,全然否定しているわけではありません。むしろある意味,尊敬できるお方だと今でも思っております。今回も何回か二人でお話し合いをさせていただきましたよね。そのときに,いつも子どもたちが自分の背中を見つめている。そういった姿勢で市政運営をやっていく。子どもたちのためにも正々堂々と主張しましょうよと語り合ってきましたよね。ですから,心よりお願いしたいと思います。今まで起きた事,まずは疑惑の点などについて一部でいいですから認めていただきたい。そして,謝罪してください。決して,その上で,今後一部の人たちだけが得をするような事に対しては,決して黙認せず,誠意ある市政運営をとっていくと発していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。この点について,市長,答弁よろしくお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 平江議員,それは一般質問とはなじみません。



◆3番(平江光輝君) はい,わかりました。

 先ほどからは長老議員まで参加していただいてがやをいただいておるところでございます。1期生にしてここまで扱いをしていただけるのは大変光栄なことです。

 最後は自分の言葉で今回の質問を締めさせていただきます。それでは,最後の次の質問も待っておりますので,次の方の質問にも真摯に誠意あるご答弁をいただきますようお願い申し上げまして,平江光輝の一般質問を終了いたします。

 ありがとうございました。



○議長(杉本信一君) ただ今ですね,平江君の発言につきましては,後日会議録を調査をいたしまして,不穏当な発言があった場合には善処いたします。ご報告をいたします。

 それでは,ただ今から昼食のため休憩をいたします。会議は1時から会議を開きます。

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                午前11時45分休憩

                午後1時00分再開

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○議長(杉本信一君) それでは,午前中に引き続き,会議を開きます。

 質疑並びに一般質問を続行いたします。

 17番,福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) こんにちは。日本共産党の福田です。今回は,水道事業など3点について質問をいたします。市長はじめ担当部長の誠意ある答弁をお願いいたしまして,質問席より質問をいたします。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) まず,水道事業について質問いたします。

 宇土市の場合は,地下水は豊富にありますが,飲料水に適した地下水源が少なく,地元の協力がなかなか得られないという問題もありまして,これまで水源確保には大変苦労してまいりました。しかし,平成10年に周辺自治体と協力しながら上天草宇城水道企業団を設立し,八代工業用水の一部を買い取り,球磨川からの良質な水を関係自治体に送水をする,このようなことができるようになりました。しかし,宇土市の場合,給水施設の老朽化で漏水が激しく,送水した水の約25%が途中で失われ,そのために安定した供給や水道会計の健全化の障害になっている,こういうことがあっておりましたが,漏水対策に真剣に取組みまして,有収率も91%を超え,大幅な改善が図られ,給水区域の拡大や企業誘致にも対応できるようにと,このようになってきていると思いますが,これまでの取組みと,今後の水需要の見通しについて,まず建設部長に答弁をお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 建設部長,新樹秀一君。



◎建設部長(新樹秀一君) 今後の水需要の見通しについてご質問でございますのでお答えいたします。

 本市の地下水源は,ご承知のとおり,水量は豊富でありますが,飲料水に適した水質の地下水が少ない状況にあります。

 水道事業では,平成15年度まで水質改善のため,水道水として利用している地下水の一部に膜処理などの高度浄水処理システムを導入し,処理後の水を水道水として給水しておりましたが,残念ながら水道利用者の方々を満足させるような水道水ではありませんでした。そういう状況の中,本市は,良質で豊富な水源を確保するため,平成10年に上天草宇城水道企業団に参画したところでございます。平成16年2月1日の水道企業団からの水道水受水開始以来,本市は自己水源のほかに1級河川球磨川を水源とする良質な水道水源を確保することができることになり,これまで長年使用してきていました。水道水源の一部を企業団協給水に転換することができました。あわせて,漏水対策にも真摯に取組んでまいりました。平成18年度の有収率が75.5%,1日当たりの漏水を含む無収水量が2,058立方メートルあったものが老朽管の更新工事の実施や,漏水調査による漏水箇所の修理対応によりまして,平成24年度には有収率が91.2%,漏水を含む無収水量が653立方メートルとなっております。有収率では15.7%向上し,無収水量では,約1,400立方メートル減少させることができております。

 上水道区域の1日当たりの平均有収水量は,平成24年度実績で6,771立方メートル,平成18年度は6,349立方メートルとなっておりますので,この7年間で有収水量が422立方メートル増加したことになります。増加の要因といたしましては,走潟地区などの水道利用世帯の増加や市街地の宅地開発などに伴います水需要の増加によるものと推察します。

 今後の水需要の見通しとしましては,生活水準の向上,水道未利用世帯の新規加入,下水道普及率の向上などで,水需要は増加するものの,節水型の水道器具の普及や水道利用者の節水意識の向上などにより,当面は横ばい,あるいは微増傾向で推移しているものと考えております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 今後の水需要の見通しについては,生活水準の向上や水道利用世帯の増加,これは走潟地区の加入ということでございますが,下水道普及率の向上など,水利用は増加するものの,水道器具の節水型の普及や利用者の節水意識の向上などにより,当面は横ばいあるいは微増だと,このようになっております。つまり,例えば,家庭でのトイレや,あるいは洗濯機などもかなり節水型が普及しておりますし,節水意識の向上もあって,1世帯当たりの水の需要というのが年々減少していると,こういうことで,今後の水の需要についてはなかなか急速には増えていかない,そうなりますと,当然水道水の売上げもなかなか伸びない。しかし一方で,企業団からは水の購入費を責任水量制で購入しておりますし,これが今後経営を圧迫すると,このように思いますし,そうなりますと,かなり今後の水道会計ていうのは,こういう状況が続くんじゃないか。こうした点を踏まえまして,八代工業用水からの水の購入以降の経営状況と今後の経営の見通しについて,あわせて答弁をお願いしたいと思います。



○議長(杉本信一君) 建設部長,新樹秀一君。



◎建設部長(新樹秀一君) お答えいたします。

 上天草宇城水道企業団からの水道用水の受水は,平成16年2月1日から始まっております。現在,日量で最大5千立方メートルの供給を受けているところでございます。その受水費は税込みで年間約1億9,350万円でございます。受水費が水道事業の支出に占める割合は40%を超えている状況にあります。上天草宇城水道企業団からの水道用水の受水以降,水道事業は平成16年度から赤字になり,繰り越し利益剰余金を取り崩すという厳しい経営状況が続き,平成20年度からは,固定財源にありました繰越利益剰余金の枯渇に伴い,一般会計からの経営補助を受けているところです。その補助金の額は平成20年度が4,600万円,21年度2,900万円,22年度2,000万円,23年度が1,700万円,24年度が1,000万円となっております。このように,一般会計からの経営補助金の額が毎年減少している要因といたしましては,走潟地区の水道整備や宅地開発等に伴う新規加入者の増加や石綿セメント管を含めた老朽管の更新工事,並びに漏水調査の計画的実施に伴う早期の修理対応による有収率の向上及び経費節減を意識した効率的な経営に努めたことにより,事業損益が減少しているものと思います。今後も漏水対策や経費削減などを図り,経営の健全化を進めていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 企業団からの受水以降,平成16年度から赤字になり,これまでの繰越利益剰余金を取り崩しまして,平成20年度から剰余金がなくなると,そのため,一般会計より4,600万円の繰り入れを行い,繰入額は報告のとおり,年々減少いたしまして,平成24年度では1,000万円に改善はされております。しかし,企業団からの購入費が先ほど答弁がありましたように,40%を超えている,こういう状態が続けば,当然経営の健全化は厳しいものがあると,このように思うわけであります。この点につきまして,平成24年度の水道事業会計決算書を見ますと,この中で監査委員は受水量について,本市の場合,自己水源の取水量だけでは足りず,上天草宇城水道企業団から1日5千立方メートルを受水して,1日の給水量を確保していると,この受水量は毎年税抜きで1億8,400万円と著しく多額な金額にのぼるため,営業利益が増えないという損益構造になっている。今後水の需要の動向も考慮し,契約単価の引き下げや受水量の見直し等を検討する必要があると,このように指摘をしております。

 そこで,企業団と市との契約を見てみますと,水量につきましては,両者が協議をして定めると。供給単価につきましては,毎年12月末までに両者が協議をし,翌年の価格を決定すると。このようになっております。こうした契約も踏まえまして,私は企業団との見直しをする必要があるんではないかと,このように考えておりますが,この点につきまして市長の考えをお聞きしたいと思います。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) お答えいたします。

 上天草宇城水道企業団と企業団を形成します4市とは,水道用水の供給に関する協定書を締結しております。平成12年2月1日に締結しております協定条項には,給水量や供給単価について,甲と乙が協議して決めることとなっております。水道用水の供給は,平成16年2月1日から開始され,今日まで協定水量の全量が責任水量制で供給されている状況にあり,協定締結後水量や単価についての大きな見直しは行われていないというのが現状でございます。これは水道企業団の安定経営を持続させ,企業構成4市へ安全でおいしい水道水を安定的に供給させるためになされたものと思っております。しかし,近年の地域経済や社会情勢など,環境が大きく変化していることを踏まえ,事業運営の中長期展望に立った水道料金等のあり方について検討が必要ということで,今年度,水道企業団では中長期財政計画書を策定中であります。これまで企業団事務局と構成4市の水道担当局,課長を含めたところで責任水量制の見直し等について検討が行われております。中長期財政計画書の策定後は,より深い議論がなされるものと思っておりますし,私も企業長の立場もありますけれども,宇土市長としての市の水道経営が少しでも改善できる方策を見出す努力は惜しまないつもりでございます。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 私も上天草宇城水道企業団の議員として,これまで議会に参加をしてまいりました。この中で責任水量制の問題,あるいはより財政を健全化するための内部留保金の有効的な活用の問題なども提案してまいりました。しかし,先ほどから言いますように,やはり宇土市の場合,購入費が売上げの40%を超えると,こういう中では,どうしてもやっぱり見直しをしていくいうことが必要ではないかと,このように考えますし,今後もこの問題を取り上げて改善できるように頑張っていきたいと,このように思います。

 次に,消費税について質問をいたします。

 安倍内閣は,4月から消費税を5%から8%に引き上げる,このことを決定いたしました。安倍内閣が進めます経済対策は大胆な金融緩和と円安を進めて,このため景気は上向いている,好循環と,このようなことも言われておりますが,しかし,その恩恵を受けているのは一部の富裕層でありますし,または輸出大企業などが大幅な利益を得ていると,これが現状でありますし,多くの国民はどの世論調査を見ましても,景気の回復を実感している人はあまりいないと。それどころか賃金は下がりますし,年金も下がると。社会保障の負担は増えています。円安による灯油やガソリン,生活関連の生活物資は大幅に値上がりをいたしまして,生活はより苦しくなっております。こういう中で消費税が8%に引き上げられれば市民の暮らしも中小企業も大きな打撃を受けると,そして地域経済は落ち込むことは明らかだと,このように私は思いますし,多くの国民も消費税に反対しておりますし,増税すべきでないと私は考えますが,市長の考えをお聞きしたいと思います。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) 消費税につきましては,社会保障税一体改革法案が一昨年8月に成立し,その中で,消費税の増税分は全て社会保障の維持充実に充てることとされており,現在の高齢者3経費である基礎年金,老人医療,介護から社会保障4経費として年金,医療,介護,少子化対策に拡大するとされております。これら一体改革の実施によりまして,安心できる社会保障制度を確立していくということから,今回の消費税の増税は必要であると考えております。これまで議論されてきた税と社会保障の一体改革の実施により,社会保障の安定財源の確保,安心できる社会保障制度を確立していくという観点や,政権交代後の経済対策による経済指標の動向からみて,安倍総理が今年4月からの消費税増税を判断されたものと思っております。

 また,政府においては,消費税増税で家計の負担が平年度ベースで年間6兆円増え,消費の減速が懸念されるため,低所得者や子育て世帯,住宅購入者への支援を盛り込んだ経済対策を打ち出されており,この効果が期待されるところです。

 ただ,今現在の宇土市の景気がどんな状況かといいますと,議員ご指摘のとおり,市民一人一人中小企業者も景気回復を実感しているとは言い難いのではないかと,私も思っております。日本商工会議所のアンケートによりますと中小企業者の6割以上が消費税分を価格に転嫁できないと回答されており,これが現実のものとなれば,地域経済は疲弊の一途をたどるのではないかと懸念をします。この対策として,国は昨年の10月1日から消費税転嫁支援特別措置法を施行し,消費税の転嫁を拒む行為を禁止する措置がとられており,本市としても国の対応策に精いっぱい協力していきたいと思っております。

 首都圏で感じられる景況感というものが地方へ波及するには,しばしのタイムラグがあるようです。しかし,4月に迫った消費税率アップをただ指をくわえて見ていることはできない状況で,市としても市民の方々に好評を得ております住宅リフォーム助成事業の継続や,今回上程をしております中小企業振興基本条例を制定することにより,今後のさらなる中小企業の振興と地域経済の発展を図っていかなければならないと感じているところでございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 確かに国は消費税の増税につきまして,全て社会保障に充てると,このように言っておりますが,実際はそうなっておりません。増税を決めた直後には,大企業などの法人税の引き下げを決め,大型公共事業も復活させまして,公共事業予算を大幅に増やす。社会保障のほうには一部だけまわすと,そのため,社会保障の充実どころか年金は引き下げられる,介護保険のサービスの切り下げ,医療費の負担増など,大改悪が進んでおります。私たちは消費税増税は何としても中止しなければならないと考えておりますし,今政府が消費税増税による落ち込みを防ぐために大型の景気対策をとっておりますが,消費税増税をしなければそういう対策も必要ないと,これが最も有効な景気対策ではないかと,私たちは考えているわけであります。

 そこで,こうした消費税の増税,あるいは大型店の新設などによって,今地方の中小企業,店舗は大変厳しい状態に置かれておりますが,今店舗等のリフォーム助成について取組みをする。こういう自治体も増えております。特に先ほど市長も答弁されましたように,政府の調査でも年間売上が3,000万円以下の中小企業では,消費税増税分について7割の企業が価格に転嫁できない。このような回答もされておりますし,こうした中で少しでもこうした中小企業の救済を図っていく,このために,今宇土市も取り組んでまいりました業者支援策として住宅リフォーム助成をさらに拡大をし,店舗等のリフォームに生かしていくと,このようなことが必要ではないかと,このように考えるわけであります。今全国的にも取り組みが始まったわけでありますが,住宅リフォームにつきましても最初は一つの自治体から始まりまして,今は500を超える自治体で取組まれております。店舗のリフォームにつきましては,例えば,群馬県の高崎市では,店舗等の改装工事費が20万円以上,設備備品は1万円以上のもので合計10万円以上,これに2分の1の助成を行う,上限は100万円まで助成をする,こういう制度がつくられまして,昨年からスタートし,3年間の計画になっております。現在738件が申請をされまして,大変好評で業者と地域に元気を与えていると,このようにいわれております。宇土市でもこうした自治体の取組みを参考にして店舗等のリフォーム助成制度をつくり,支援していくと,このようなことが必要ではないかと考えますが,経済部長の答弁をお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 経済部長,田川修一君。



◎経済部長(田川修一君) 福田議員のご質問にお答えします。

 本市の中小企業支援事業といたしましては,宇土市中小企業の店舗改装と近代化に対する整備資金利子補給制度があります。この制度は,本市の中小企業者が店舗の近代化及び来客の利便を図るため,その必要な資金を金融機関から借り入れた場合,金利の一部を補給することにより,本市の中小企業の活性化に寄与することを目的として設置しているものでございます。対象となる事業は,店舗のリフォームに限りませず,店舗の新設または移設,来客用の無料駐車場の新設または整備も含めています。

 先ほど市長の答弁で中小企業振興基本条例とありましたが,この条例を制定することで,本市の中小企業の振興に関し,基本理念及び基本方針を定めることにより,中小企業の健全な発展を促進し,もって市民生活の向上及び活力ある地域社会の実現を目指してまいりたいと考えております。今後も引き続き中小企業者に対する振興策について他市の事業等を調査研究しながら、よりよい施策を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 今回提案されております中小企業振興条例につきましては,評価するものであります。しかし,今部長から答弁がありました,中小企業支援事業として,宇土市で取組んでおります店舗等改装近代化に対する整備資金利子補給制度と,このように今言われましたが,確かにこういう制度はどこの自治体でもあると思いますが,しかしなかなか利用件数が少ないんじゃないかと。そこでお聞きいたしますが,この四,五年の間にこの近代化店舗改装の資金といいますか,これがどのくらい利用されているのか,この点についてお聞きいたします。



○議長(杉本信一君) 経済部長,田川修一君。



◎経済部長(田川修一君) 直近5年間の中小企業の店舗改装と近代化に対する整備資金利子補給制度の実績及び融資事業の実績についてお答えします。

 宇土市中小企業の店舗改装と近代化に対する整備資金利子補給制度の利用実績について,21年度は申請件数22件,利子補給合計額145万7千円,22年度は21件の132万5千円,23年度は15件の72万3千円,24年度は10件の33万6千円,平成25年度は2月1日現在までの数字でございますが,精査中も含め6件の20万7千円となっております。

 融資事業の利用実績につきましては,中小企業短期資金及び中小企業経営安定資金として各金融機関にお預けしておりますが,過去5年間の利用実績はありません。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 利用状況について報告をされました。しかし,ご存じのとおり,利子補給の問題といいますのは,1件当たりほんのわずかということになりますし,そして,やはり宇土市の場合,これまでもしてきてまいりましたが,宇土市が市内の金融機関に約2億円の融資のためのこの原資の一部として委託をしている。しかしこれでもなかなか融資の借り手が少ない。条件が厳しいと,こういうことがあって何度も改善を求めてきましたが,なかなかやっぱりうまくいっていない。だからこうした融資の一部を利用するなどして,私はそうした店舗等のリフォームに助成をしていく,こういう取組みも必要ではないかと,このことを述べておきたいと思うわけであります。

 そこで次に,教育部長にお尋ねをいたしますが,市の施設等の利用料金に対する消費税の課税状況について質問するわけでありますが,消費税第6条では,土地の譲渡や学校の授業料などにつきまして,17品目については消費税は非課税になっております。また,同60条第6項では,地方自治体が一般会計で取り扱う施設の使用料の消費税については,消費税額と同額を控除をする,こういうことで消費税が発生する仕組みになっておりませんし,そのために国に課税を,消費税分を納入する,この義務が生まれないものになっているかと思いますが,そうしますと,私は現在,宇土市の場合は使用料に消費税は転嫁されておりますが,ほとんど。これを見直す必要があるんじゃないかと,この点につきまして答弁をお願いいたします。



○議長(杉本信一君) 教育部長,山本桂樹君。



◎教育部長(山本桂樹君) お答えいたします。

 まず,県内各市の状況を申し上げたいと思います。本年4月に消費税が増税されることに伴い,市が直接管理運営するスポーツ施設の使用料について県下各地の対応状況をお答えいたします。本年4月に施設使用料を約3%引き上げる予定の市が本市のほかに3市ございます。八代市,人吉市,荒尾市でございます。このほかの10市につきましては,本年4月は据え置かれますが,いずれの市も平成27年に消費税率が10%に引き上げられるのを念頭に,平成26年度中に対応を検討される予定と伺っております。ちなみに,熊本県は本年4月に施設使用料を約3%引き上げることを予定されております。

 続きまして,市が直接管理運営する施設の使用料について,消費税法第60条第6項の規定により,市は納税消費税額を発生しないこととなるから,増税する必要はないのではないかというようなご質問にお答えいたします。

 国や地方公共団体も消費税の納税義務はございますが,その事業活動は公共性の強いものであることから,法令上各種の制約を受けるなど,営利法人と比べ特殊な面が多いため,消費税法上特例が設けられています。議員ご指摘の消費税法第60条第6項の規定は,その特例の一つであり,一般会計に係る業務として行う事業については,課税標準に対する消費税額と控除することのできる消費税額等を同額とみなすことにして,消費税額が発生しない,つまり納税が発生しない仕組みとなっております。総務省から昨年12月に通知が発出されております。その通知によりますと,消費税率の引き上げに伴う公の施設の使用料,利用料金等については,消費者が最終的な負担者となることが予定されている間接税であることを踏まえ,円滑かつ適正に転嫁されるよう所要の措置を講じるようお願いしますとして,公の施設の使用料及び指定管理施設の利用料金については,消費税率引き上げに伴い,消費税が円滑かつ適正に転嫁されるよう使用料及び利用料金の改定に係る条例改正と必要な措置を講じるよう,また地方公共団体が指定管理者に支出する委託費についても消費税率の引き上げの影響額を歳出予算に適切に計上するよう技術的助言がなされております。

 今回の市の対応は,総務省の通知と同様の趣旨によるものでございまして,電気代などの光熱水費,清掃委託料,消耗品費等施設の維持管理に必要な経費が消費税の増税により支出増となるため,その一部を施設利用者に負担していただく必要があると判断し,現行の使用料等について3%引き上げをおおむねの基準として改定したものです。仮に,使用料等を引き上げないとした場合,消費税増税に係る支出増の部分は全て市が負担することになります。これはつまるところ,施設を利用しない方も含めた納税者全員が負担することになりますので,受益者である施設利用者にも応分の負担をしていただかないとかえって不公平が発生することになります。

 以上の理由から消費税の増税に伴い,市直営施設の使用料を増額したものでございます。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 総務省の方針について説明がありました。しかし,一般会計に係る施設等の利用料に対する消費税はかからない仕組みになっている,さっき言われたとおりでございますが,当然,国に対して納税義務がないと,そういうことで,先ほど県下14市の取組みについてご説明がありましたが,4月から消費税を3%上乗せして取らないと,こういう市がまだ10市ある。今後10%に引き上げられた時点で考えるというようなところもあるということでありますが,しかし,この10%の消費税増税というのは簡単にはいかないと。といいますのは,今回の増税によって相当景気に対する落ち込み等あるというふうに思いますし,国民の反対も大きいというふうに思いますし,やはり私は今回の増税分については見直し,課税をしないと,このことを求めたいと思うわけであります。

 そこで次に,介護問題について質問をいたします。

 ご存じのとおり,高齢化が進み,介護を必要とする人が増えております。国の財政支援を強め,介護サービスの充実が強く求められておりますが,しかし,国は社会補償費を削減をし,逆にサービスの切り下げと負担増を推し進めております。介護保険の場合,要支援1,2と認定された方に対して,ヘルパーによる訪問介護とデイサービスなどの通所介護を介護保険の対象から外し,市町村の総合計画,総合事業に置き換える。また,特別養護老人ホームの入所につきましても,新規につきましては,原則要介護3からにする。現在,要介護1からになっておりますが,これを3からにする。また,一定以上の収入がある人については,療養金を今の1割から倍の2割の負担にすると,このような大改悪を進めておりますが,こういう改悪を許してはならないと,このように思うわけであります。

 そして,議会でもご存じのとおり,昨年12月議会で介護保険の充実を求める意見書を全会一致で採択いたしまして,安倍総理はじめ関係大臣に送っております。現場からの積極的な意見もあげると,そして充実と改善を求めていくと,こういう取組みが大事だと考えますが,国の見直しに対する市の対応,これはどうなっているのかと。この点について,健康福祉部長にお聞きをいたします。



○議長(杉本信一君) 健康福祉部長,那須大和君。



◎健康福祉部長(那須大和君) 国の介護保険制度の見直しに対して,市はどのように対応していくのかということについてお答えいたします。

 現在,平成27年度からの介護保険制度の改革について,国のほうで社会保障審議会等において審議され,意見の取りまとめが行われている状況でございます。制度の見直しについては,地域包括ケアシステムの構築と介護保険制度の維持可能性の確保の2点を基本的な考えとするとされております。

 主な内容といたしまして,一つ,地域包括ケアシステムの構築に向けた地域支援事業の見直し,二つ,地域支援事業の見直しにあわせた予防給付の見直し,三つ,在宅サービスの見直し,四つ,施設サービス等の見直し,五つ,介護人材の確保,六つ,介護情報公開制度の見直し,七つ,費用負担の見直し等となっております。この中で,要支援1の認定者に対する全てのサービスを介護保険から切り離して市町村の事業とするという案が,現在は訪問介護,通所介護について,市町村が地域の実情に応じて取組む地域支援事業として平成29年度までに段階的移行,多様化するとされております。また,特別養護老人ホームへの入所については,原則として要介護3以上とするが,市町村の判断による特例,すでに入所している方への特例を認めるなどが考えられております。

 介護保険制度の見直しは,現在も進行中の話であり,平成26年度において第6次介護保険事業計画を策定する中で様々な情報が入ってくると思われます。今後,要支援者への多様なニーズに応えるための地域支援事業の充実,地域包括システムケア構築に向けた体制づくりを進めていきたいと考えております。

 最後に,国等への要望につきましては,高齢者や保険者である市町村の実情を訴え,負担を増加することがないよう市長会等を通じて要望してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) こうした今政府が進める改悪を許すならば,今後多くの介護難民,こういう人たちを作り出していくと思いますし,やはり現場から多くの方々と協力して,こうした改悪を許さない。このような取組みを努めていく必要があると考えております。

 次に,介護施設の問題について質問をいたします。

 この件につきましては,昨年9月の議会でも質問いたしました。その中で,市の第5期介護事業計画を無視して,轟地区に有限会社ハートフルハウス,代表者は田上政人となっておりますが,この会社が小規模多機能型の介護施設を建設されている,市に指定を申請された場合,指定を拒否すべきであると,このように述べまして,この点については,厚生労働省に問い合わせましたところ,公募を採用している場合は,指定を拒否できるし,拒否しなければならないと,このような回答を得ている。こうした紹介を行いまして,これに対して,市長はそのような話ははじめて聞きましたので,内容を精査し,ルールに則って対処したい。このような答弁をされております。この件につきまして,その後,どのようになっているのか,健康福祉部長にお聞きいたします。



○議長(杉本信一君) 健康福祉部長,那須大和君。



◎健康福祉部長(那須大和君) 地域密着型の小規模多機能型居宅介護施設の指定についてお答えいたします。

 平成25年第3回定例市議会の一般質問において,事業所指定の問題について,内容を精査してルールに則って対処したいと思っていますと,市長が答弁をいたしておりますが,その後,厚生労働省等に対して確認作業を行い,市としての方針を決定いたしております。

 まず,小規模多機能型居宅介護施設の指定につきましては,介護保険法の改正により,平成24年度から市町村の判断で公募による指定ができるようになりました。これを規定しているのが介護保険法第78条の13です。この条文を要約しますと,市町村長は,介護保険事業計画において定める小規模多機能型居宅介護等の見込量の確保及び質の向上のために,特に必要があると認めるときは,その定める期間,市町村長が指定期間中は指定を行うことが必要な区域,市町村長指定区域に所在する事業所,市町村長指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護等に係る指定を公募により行うものとするということになります。すなわち,市町村長が必要と認めるときは,市町村長指定期間中は,市町村長指定区域に所在する市町村長指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護等の指定を公募により行うことができるというものでございます。

 しかし,これを行うためには条件がございます。それが同法第78条の16第1項です。この条文を読みますと,市町村長は,市町村長指定期間,市町村長指定区域および市町村長指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護等を定めようとするときは,あらかじめその旨,並びに市町村長指定区域及び市町村長指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護等に係る効力が生ずる日を公示しなければならない。以上が条文になります。すなわち,市町村長が定める期間,市町村長が定める区域,市町村長が定める事業所で公募を行う場合は,あらかじめその3つの要件と効力が生じる日を併せて公示をしていかなければならない。逆に,公示をしていないならば,公募による指定としてはならないということになります。

 本市の場合,この公示をしておりませんので,公募による指定とはならない。すなわち,事業所からの承認の申請があった場合には,公募によらないことを理由に拒否することはできない。以上が介護保険法の規定に沿った市の取り扱い方針ということになります。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 福祉部長から説明がありました。介護保険法第78条の13並びに16について今説明がありました。この中で3つの要件について触れられておりますが,市の第5次介護事業計画を見ますと,この中で,期間につきましては,当然平成24年4月1日から平成27年3月31日までの3年間としておりますし,区域につきましては,花園・轟,宇土・走潟,緑川・網津・網田,この3つの生活圏域を設定をし,この期間,この区域内においては,小規模,多機能型の介護施設をつくらないと。これが市の計画であります。当然,この点について第78条の13で,この期間,この区域内では公募によって指定を行うと,そしてこれを16でその旨を公示をすると,このことによって介護指定,公募によらない,つまり勝手に業者が施設をつくることができないし,市は拒否することができると,このようになっているわけであります。当然,市としてもこの立場に立って対処しなければならないと考えておりますが,この点について,部長の答弁をお願いたします。



○議長(杉本信一君) 健康福祉部長,那須大和君。



◎健康福祉部長(那須大和君) 公募による指定を行う場合の条件を知った経緯と,公示を行わなかった理由についてお答えいたします。

 平成25年9月の福田議員からの一般質問において,市長が内容を精査してルールに則って対処したいと答えておりますので,以後,九州厚生局及び厚生労働省に対して確認作業を行い,昨年の10月4日に回答をいただきました。その内容は,1点目,介護保険法の改正により,平成24年度から市町村長の判断で公募による指定を行うことができるようになったが,それには公示が必要なこと。2点目,小規模多機能型居宅介護事業所については,欠格事項に該当する場合以外は,公募による場合を除き指定の拒否はできないこと。3点目,平成23年度以前に行った公募については,介護保険法に基づくものではないこと。以上の3点について確認を行いました。それまでこの公募指定の要件について,条例で定める必要がある,あるいは介護保険事業計画の中に定めておく必要がある等の回答をしておりましたが,それらは要件とはならず,公示が必要なこと,また,平成24年度以前に公募により行ってきたことを根拠に,公募要件とすることはできないことなどが判明した次第でございます。この点につきましてご了承をお願いいたしたいと思います。

 次に,公募の指定を行えばそれ以外の事業所からの指定申請があった場合には拒否できるのかということがわかったなら,どうしてその時点で公募指定の公示をしなかったのかということですが,公示に関しましては,もちろん検討をし,市の顧問弁護士にも相談をいたしました。その結果,現段階で公募指定の公示の手続きをとり,公募以外の事業所からの申請を拒否するということになれば,損害賠償等の法的な訴えがされた場合には,相当に厳しく,施設自体が不適格だという理由以外に指定をしないということは難しいということから,途中での公示は行わないという結論に至った次第でございます。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) そこで今度は市長にちょっとお聞きしますが,介護保険法78条は,介護事業者が介護施設を勝手につくって,市に指定を申請をすると,それに対して拒否をできると,このようになっておりますし,その手続きは簡単であります。市長は,この法律の基づいて手続きをする必要があると私は考えますが,この点について,市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) お答えいたします。

 小規模多機能型居宅介護の指定に関するご質問でございますけれども,第5期の介護保険事業計画には,小規模多機能型居宅介護については整備を行わないという方針をたてているのはご存じのとおりでございます。今まで事業所の方が市が指定する施設整備を行おうとする場合には,事前相談を受けておりましたので,その際に市の方針を説明し,ご理解をいただくという方法をとっておりました。そこで,どうして強制力がある介護保険法第78条の13及び同条の16に基づく公募指定の公示をしていなかったかというご質問であろうと思いますが,先ほど健康福祉部長が申し上げましたとおり,昨年10月4日に厚生労働省からの回答をいただいて,はじめてそのような制度があるということを承知いたしましたので,その以前である24年度当初の段階には当然公示をしておりませんでした。

 次に,どうしてわかった段階で公示をしなかったということでございますが,この点につきましても,先ほど部長が申し上げましたとおり,内部でも様々な検討を行い,特にこれ法的な問題が相当絡んでまいりますので,市の顧問弁護士に何度も相談をしております。その結果,建設に取り掛かる前ならいざしらず,建設がほぼ終わっている段階で公募指定の公示をして,公募によるものではないということを理由に拒否することは信義誠実の原則に反するものではないか。損害賠償等の法的な訴えがあった場合には,相当に厳しい等のご意見をいただいております。

 また,市町村指定期間等の公示を規定しております介護保険法第78条の16にも定めようとする場合には,あらかじめ公示しなければならないとあることから,現時点では難しいとの理由から公示を行わないということに決定をしております。このことに対してはご理解を賜りたいと思います。

 最後に,公募に関する私の基本的な考えでありますが,9月の第3回市議会定例会の際にも申しましたが,介護保険の施設につきましては,原則公募により行うべきであるというのが私の持論でありますので,今後第6期介護保険事業計画を策定する中で,サービスの需要を見込み,供給見込み等を十分論議し,新たに必要とされる施設の整備については,原則公募で行えるよう,公募をはじめ,法令の定めに沿った適切な手続きを行ってまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 介護保険法第78条は,第5次介護保険事業計画のスタート時点で,つまり平成24年4月1日以降の時点で,先ほど言いましたような勝手に,無断で事業所をつくって申請をすると,そういうことを拒否できるように制度が整備をされている。当然,この時点でその旨,公募によって指定を行う。そしてそれを公示をすると。こういう手続きをなぜしなかったのかと,この点について,10月4日の厚生労働省に問い合わせるまでそうした法律改正を知らなかったと,しかし,少なくとも介護事業を進めていく上では,介護保険法,この法律並びに市の介護保険条令をしっかり守って業務を進めていくと,これが基本であります。それが職員も,幹部もその事態を知らないと。こういうことが許されるのかと。そのことによって市はつくらないと言ったのに,勝手につくって,他の業者の方々もそういうことができるならば私たちもしたいと,しかし,市はつくらないから,つくらないと計画になっているから協力していると,このように今言われているわけであります。そして,これまでは誰がどのような施設をつくっているのかということは全くわかりませんと,このように言われてまいりましたし,同時に,名古屋高裁金沢支部での裁判の判決の問題,さらには,そういう判決があったから拒否はできない。しかしそれは厚生労働省のQ&Aの問155の公募制を採用していれば拒否できると,この方針と違うんじゃないかと。これに対して,県に問い合わせたところ,条例にその旨明記しなければならないとか,あるいは,介護事業計画にそれを明記しなければならないと。しかしこうした後付の理由が全て通用しなくなると。今度は法律改正を知らなかったと,こういうことでこの問題での説明責任が果たせるのかと,市長の責任が果たせるのかと,私は思うわけであります。確かに,あなたたちはどういう施設がつくられていたか知らないと,こういうふうに言われますけども,しかし,それは一般的であって,法的に訴えられた場合には,当然農業委員会に申請をしとる,そういう事業所の指定をしているとか,あるいは,誰が見てもあの人がつくっているということはわかっていると。そういう点で裁判で訴えられたときは,そうした知らなかったという言い訳は通用しないと,そういうお話しを弁護士の方もされたんじゃないかと。だから今施設が完成をしている中で,今言われましたような損害賠償等相当な負担といいますか,痛手を受けるんじゃないかと,だけんこうした問題について,なぜこういう事態になったのかと。そして,こうした問題について,今後どうするのかと,どういう市民に対して説明責任を果たそうとするのかと,この点について市長の考えを聞かせていただきたいと。



○議長(杉本信一君) 市長,元松茂樹君。



◎市長(元松茂樹君) お答えいたします。

 この問題に関しては,市が九州の厚生労働局ですか,そういったところに尋ねたり,県に尋ねたりする中で,市の回答が2転,3転,特に福田議員との折衝の中で2転,3転しているという経緯がございます。最終的には,先ほど申し上げました10月4日の国の正式な回答,これ国には1回確か求めていたと思うんですけども,文書でもらえなかったので,そこで正式に出してもらったのが10月4日であったかと思っております。この問題に関しては,これ言い訳ではございませんけれども,非常に難しい問題がありまして,難しい問題といいますか,各全国的に問題がありまして,県内でもこの公示をしているのは,当時確認したところどこもないという話しを聞いております。そういう意味では,市のほうでもう少し慎重に詳しく対応しておけばこういうことにはならなかったのではないかなという思いはいたしております。そういった点も含めまして,顧問弁護士と共に協議をさせていただいているところでございまして,これは弁護士の見解であるということもぜひご理解をいただきたいと思います。

 最終的には,申請が出てから正式に審査をすることになるかと思います。判断の基準は,施設が適合しているかどうかがまず第一で,適合していなければ,その時点で当然不認可となります。もし施設が適用していた場合についてですけれども,このあたりについても改めて再度厚生労働省等に見解を求めることになるかと思いますが,そういった見解等に従う必要があると思っております。申し添えますけれども,この認可,不認可の取り扱いにつきましては,市長個人として,あるいは宇土市として恣意的な取扱いができる状況ではないということだけはぜひご理解を賜りたいと思います。

 以上です。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) この問題をやはりしっかり総括して説明責任を果たしていただきたいと。そこでもう一つ聞きますが,ご存じのとおり,この宇土市生活便利ブックというのが10月末に完成をいたしまして,業者の方と市が協力して無料でつくられていると,これが11月に入って各家庭に配布されておりますが,これを見ますと,表紙の裏に全面使って総合福祉グループ温心館と,このような広告,事業所の紹介が行われておりますが,この右上の一番上に,すでに小規模多機能型ホームよんなっせと,このような施設が完成をしていると。いつ市は指定をしたのかと,この点について健康福祉部長にお聞きいたします。



○議長(杉本信一君) 健康福祉部長,那須大和君。



◎健康福祉部長(那須大和君) お答えいたします。

 まず,小規模多機能ホームよんなっせを市は小規模多機能型居宅介護施設として指定しているかという点につきましては,指定をいたしておりません。

 次に,宇土市生活便利ブックへの掲載についてでありますが,福祉課といたしましては,この中に掲載してあります様々な行政の情報や手続きのご案内等につきましては,何度も校正を重ねてきておりますが,広告についてどのような会社,事業所が掲載されているのかについては存じていませんでした。

 以上でございます。



○議長(杉本信一君) 福田慧一君。



◆17番(福田慧一君) 私は,やっぱりこれを見ても,この方に対する市というのは非常に甘いんじゃないかと,当然,すでにもうこうした施設が完成をしているというような形になっておりますから,この事業所にはすでにいろいろ申し込みといいますか,こういう紹介があっているんじゃないかと,まだ今誰もお家にいらっしゃらんから電話はつながらんかんしれんですけども,やっぱりこういうことがあってはならないということを強く述べておきたいと。そして,やはり私はこれまで幾つか質問をしてまいりましたが,何といいましても,やっぱ法律や市の条例をしっかり守る,法令遵守を基本にして幹部も職員も業務を遂行すると,この点についてしっかり専念していただきたい。このことを指摘しまして,今回の質問を終わります。



○議長(杉本信一君) 以上で,質疑・一般質問は全部終了いたしました。質疑・一般質問を終結いたします。

             −−−−−−−○−−−−−−−



△日程第2 常任委員会に付託(議案第3号から議案第33号,諮問第1号)



○議長(杉本信一君) 日程第2,市長提出議案第3号から第33号までの31件及び諮問第1号につきまして,本日配付の平成26年第1回宇土市議会定例会議案常任委員会付託一覧表のとおり,それぞれの所管の常任委員会に付託をいたします。

             −−−−−−−○−−−−−−−



△日程第3 常任委員会に付託(請願・陳情)



○議長(杉本信一君) 日程第3,請願・陳情については,議席に配付の請願・陳情文書表のとおり,所管の常任委員会に付託をしましたから,ご報告をいたします。

             −−−−−−−○−−−−−−−



○議長(杉本信一君) 以上で,本日の日程は全部終了いたしました。

 24日月曜日は,日程では質疑並びに一般質問となっておりましたが,本日終了しましたので休会といたします。

 なお,常任委員会は,25日経済建設常任委員会,26日文教厚生常任委員会,27日総務市民常任委員会となっておりますので,よろしくお願いをいたします。

 次の本会議は,3月4日火曜日に会議を開きます。

 本日は,これをもって散会いたします。ありがとうございました。

             −−−−−−−○−−−−−−−

                午後2時07分散会





    平成26年第1回市議会定例会常任委員会別付託議案一覧表

総務市民常任委員会
 議案第3号 宇土市職員定数条例の一部を改正する条例について
 議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改
       正する条例について
 議案第5号 宇土市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
 議案第6号 宇土市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例について
 議案第7号 宇土市税徴収等の特例に関する条例の一部を改正する条例について
 議案第12号 熊本県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約
        の一部変更について
 議案第16号 平成25年度宇土市一般会計補正予算(第5号)について
 議案第24号 平成26年度宇土市一般会計予算について

経済建設常任委員会
 議案第8号 宇土市中小企業振興基本条例について
 議案第9号 宇土市コミュニティハウスの設置及び管理に関する条例を廃止する条例に
       ついて
 議案第10号 宇土市公共下水道運営基金条例を廃止する条例について
 議案第13号 宇土市道路線の廃止について
 議案第14号 宇土市道路線の認定について
 議案第15号 宇土市道路線の変更について
 議案第16号 平成25年度宇土市一般会計補正予算(第5号)について
 議案第18号 平成25年度宇土市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)について
 議案第20号 平成25年度宇土市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)につい
        て
 議案第22号 平成25年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計補正予算(第1
        号)について
 議案第24号 平成26年度宇土市一般会計予算について
 議案第26号 平成26年度宇土市簡易水道事業特別会計予算について
 議案第27号 平成26年度宇土市北段原土地区画整理事業特別会計予算について
 議案第30号 平成26年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計予算について
 議案第32号 平成26年度宇土市水道事業会計予算について
 議案第33号 平成26年度宇土市公共下水道事業会計予算について
 諮問第1号 滞納処分に対する異議申立てに係る決定について

文教厚生常任委員会
 議案第11号 宇土市立学校体育施設の使用に関する条例の一部を改正する条例につい
        て
 議案第16号 平成25年度宇土市一般会計補正予算(第5号)について
 議案第17号 平成25年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について
 議案第19号 平成25年度宇土市奨学基金特別会計補正予算(第1号)について
 議案第21号 平成25年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第3号)について
 議案第23号 平成25年度宇土市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につい
        て
 議案第24号 平成26年度宇土市一般会計予算について
 議案第25号 平成26年度宇土市国民健康保険特別会計予算について
 議案第28号 平成26年度宇土市奨学基金特別会計予算について
 議案第29号 平成26年度宇土市介護保険特別会計予算について
 議案第31号 平成26年度宇土市後期高齢者医療特別会計予算について
     平成26年第1回宇土市議会定例会請願・陳情文書表

 *陳情*
┌──┬────┬─────────────┬────────────┬───┐
|受理|受 理 |  陳 情 の 件 名  | 陳情者の住所・氏名  |付 託|
|番号|年月日 |             |            |委員会|
├──┼────┼─────────────┼────────────┼───┤
|平成|    |「こころの健康を守り推進す|宇城市不知火町高良2710 |文教 |
|26年|H26.1.24|る基本法」の制定を求める意|宇城地域精神障害者家族会|厚生 |
| 1|    |見書提出に関する陳情   |会長 右山 剛     |   |
└──┴────┴─────────────┴────────────┴───┘