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熊本県 水俣市

平成30年3月第1回定例会(第2号 3月 6日)




平成30年3月第1回定例会(第2号 3月 6日)





 



       平成30年3月第1回水俣市議会定例会会議録(第2号)





平成30年3月6日(火曜日)


                 午前9時29分 開議


                 午後3時24分 散会


 (出席議員) 16人


小 路 貴 紀 君       桑 原 一 知 君       塩 ? 達 朗 君


谷 口 明 弘 君       田 口 憲 雄 君       岩 村 龍 男 君


? 岡 朱 美 君       田 中   睦 君       牧 下 恭 之 君


松 本 和 幸 君       福 田   斉 君       藤 本 壽 子 君


中 村 幸 治 君       岩 阪 雅 文 君       谷 口 眞 次 君


野 中 重 男 君


 (欠席議員) なし


 (職務のため出席した事務局職員) 5人


事 務 局 長 (岩 下 一 弘 君)   次     長 (岡 本 広 志 君)


次     長 (鎌 田 みゆき 君)   参     事 (前 垣 由 紀 君)


参     事 (上 田   純 君)


 (説明のため出席した者) 13人


市     長 (? 岡 利 治 君)   総 務 部 長 (本 田 真 一 君)


福祉環境部長  (川 野 恵 治 君)   産業建設部長  (関   洋 一 君)


総合医療センター事務部長


        (久木田 美和子 君)   総合政策部次長 (深 江 浩一郎 君)


福祉環境部次長 (? 沢 克 代 君)   産業建設部次長 (城 山 浩 和 君)


水 道 局 長 (山 田 雅 浩 君)   教 育 次 長 (藪   隆 司 君)


総合政策部政策推進課長


        (梅 下 俊 克 君)   総務部総務課長 (緒 方 卓 也 君)


総務部財政課長 (設 楽   聡 君)


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〇議事日程 第2号


      平成30年3月6日 午前9時30分開議


第1 一般質問


1 岩 阪 雅 文 君  1 市長の政治姿勢について


             2 第6次水俣市総合計画の策定について


             3 水俣病問題への対応について


             4 新庁舎建設に対する基本的な考え方について


             5 小学校運動部活動の社会体育移行について


2 谷 口 明 弘 君  1 市長の政治姿勢について


             (1)今回の市長選挙の結果について


             (2)就任式の職員訓示について


             (3)就任式前日の2月21日付の西日本新聞の記事について


             2 道の駅・海の駅整備事業について


3 谷 口 眞 次 君  1 市長マニフェスト及び政治姿勢について


             2 市庁舎建て替えについて


             3 道の駅・海の駅、物産館構想について


4 ? 岡 朱 美 君  1 経済の浮揚、活性化について


             2 戸建住宅リフォーム助成制度について


             3 森林開発を伴う太陽光発電事業について


第2 議第39号 水俣市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について


        ──────────────────────────


〇本日の会議に付した事件


 議事日程のとおり


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                                  午前9時29分 開議


○議長(福田 斉君) ただいまから本日の会議を開きます。


        ──────────────────────────


○議長(福田 斉君) 日程に先立ちまして、諸般の報告をします。


 帆足総合政策部長から、所用のため、本日及びあすの会議に欠席する旨の届け出がありましたので、お知らせします。


 次に、本日市長から、条例案1件の提出がありましたので、議席に配付しておきました。


 次に、監査委員から、公営企業会計に係る平成29年度の定期監査及び平成29年12月分の例月現金出納検査の結果報告の提出があり、事務局に備えつけてありますから、御閲覧願います。


 次に、本日の議事は議席に配付の議事日程第2号をもって進めます。


 以上で、報告を終わります。


        ──────────────────────────





◎日程第1 一般質問





○議長(福田 斉君) 日程第1、一般質問を行います。


 順次質問を許します。


 なお、質問時間は、答弁を含め1人70分となっておりますので、そのように御承知願います。


 初めに、岩阪雅文議員に許します。


  (岩阪雅文君登壇)


○(岩阪雅文君) おはようございます。政進クラブの岩阪雅文でございます。


 冬季オリンピックも終わりました。8日からのパラリンピックもまた注目したいと思っております。


 さて、日本選手の選手の活躍もまだ冷めやらぬ中、当水俣市では?岡新市長が誕生し、新たなスタートが始まりました。市長も高揚冷めやらぬ気持ちではないかと思います。まずは、当選をお祝い申し上げます。3期11年の議員経験の思いのたけが、市長立候補への決心に至ったのではないかと思います。今後4年間、公約実現のためにスピード感を持って取り組んでいただきたい。また、一方でその手腕を見きわめていきたいと思っております。


 さて、水俣市も全国的な傾向である人口減少や少子高齢化に加え、財政の厳しさも否めません。当市の抱える課題は山積をしています。


 具体的施策の推進については6月定例会で示され、公約も具現化されていくと思います。今議会では公約に基づく基本姿勢、また継続中の施策について、議員当時の質問を参考に基本的な考え方を質問いたします。


 まず初めに、市長の政治姿勢についてであります。


 選挙公約の中で、今政治を変えるためには、人を変えなければならない。流れを変えるための変革を恐れてはならないとしているが、具体的にどのようなことか。


 2、水俣市の総合計画の策定についてであります。


 ?、市長は基本理念として、将来の都市像をどのように考えているか。


 ?、計画策定に当たって、市民との対話、意見の反映等どのように取り組む考えであるか。


 3番目に、水俣病問題への対応についてであります。


 ?、公約の中で、原因企業と被害者が共存するまちにあっては、両者をつないでいく施策に取り組み、解決へ向かう機運を全市民が感じられる環境づくりが大事であると考えますとあるが、具体的にはどのようなことか。


 ?、2月6日の熊日新聞によれば、JNCの株売却は、経済を含めた水俣発展のため、市のトップとして阻害すべきではないと述べています。真意はどのようなことか。


 4番目に、新庁舎建設に対する基本的な考え方についてであります。


 市長は議員当時、新庁舎建設候補地場所について住民投票を主張され、議案の提出までされました。真意は何であったか。


 5、小学校運動部活動の社会体育移行についてであります。


 ?、現在の状況はどのようになっているのか。


 ?、保護者の理解は得られたと思うのか。


 以上、本壇からの質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 岩阪議員の御質問に順次お答えします。


 まず、市長の政治姿勢について、第6次水俣市総合計画の策定について、水俣病問題への対応について及び新庁舎建設に対する基本的な考え方については私から、小学校運動部活動の社会体育移行については教育次長から、それぞれお答えします。


 初めに、市長の政治姿勢について、お答えします。


 選挙公約の中で、今の市政を変えるためには、人を変えなければならない。流れを変えるためには変革を恐れてはならないとしているが、具体的にはどのようなことかとの御質問にお答えします。


 私が申し上げております市政を変える、流れを変えるための変革といいますのは、これまでの市政で培われたよい部分は継承しつつ、足りない部分に力を入れるということです。これまでの市政において、政治的なスタンスの違いはありましたが、水俣市が柱としてきた環境モデル都市づくりという視点は、水俣市にとって欠かせないものであると認識しております。環境といえば、水俣と言われるまでになりましたのは、諸先輩方、また水俣市民の皆様の努力のたまものであると考えております。


 これらを引き継ぎつつ、水俣の元気をどのように取り戻すのかということを考えたとき、やはり経済の活性化は不可欠です。これまでの取り組みに加え、今まで十分に取り組んでこなかった企業へのアプローチなどを通した経済活性化の取り組みを進める必要があります。そのためには、行政も変わらなければなりません。つまり、人を変えなければならないということです。


 市職員はそれぞれが高い知識、スキルを持った方たちです。職員一人一人が意見と知恵を出し合って、創意工夫し、持てる力を最大限に発揮して、政策を展開していく必要があります。例えば、幹部職員には、積み重ねた知識や技術をもって、後に続く職員をしっかりと育てていただきたいと思います。また、そのほかの職員については、持てる力を十分に発揮して、必要な変革、改革を恐れず一生懸命頑張っていただきたいと思っております。


 それらを踏まえた上で市民、企業、行政が一緒になって、知恵と力を出し合い、環境と経済が両輪となって地域が活性化し、明るくにぎやかで活気ある住み続けたいと思える水俣をつくっていく、そのような方向で、これからの水俣づくりを進めてまいりたいと考えております。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 市長の姿勢についてお伺いをしましたけれども、型どおりのきれいな答弁だなと思いますし、今までの私が感じた思いからすれば、少しほど遠いような気もしておりますが、真意のほどは、まだよく読めないのが現実でございます。


 私が特に思っておりますのは、流れを変えるためには人を変えなければならないと、この点が一番の焦点だったと思いますけれども、精神なのか人なのか、ちょっとつかみにくいところがありますけれども、いずれにしましても、これまでの市長の政治姿勢については、これまでの3期11年の議員経験がベースだろうというふうに思っております。


 私も会派をともにした時代もございましたので、ある程度の政治姿勢というのは、市長の部分が見えてまいりますけれども、これまでの一般質問等を伺いまして、市長の積極的な答弁もありましたし、あるいは、時には批判的な、挑戦的な意見もありました。あるいは受け取りようによっては、私にとっては威圧的な部分もございましたし、反対のための反対をされてきた経緯も私はあったのではないかというふうに思っています。


 ですから、きょうは姿勢ですので、これまでの私が見た、感じたことについてお伺いをしたいと思います。


 今、図らずも政治姿勢の中で、環境モデル都市に触れられましたけれども、環境で飯が食えるかという声を聞いたこともあります。それらについては、今言われたように、政治的なスタンスの違いがあれば、当然のことだと思いますけれども、しかし、議会には当然にして市民の目線というものがあると思いますし、そこを見失っては、市民のための政治は私は損なわれるというふうに思っております。


 今回、市長の立場になられたわけですけれども、どんな小さなまちであれ、為政者には大きな権限が与えられます。政策の立案、執行、人事権、それは当然のことと思いますし、また為政者には権力がないと改革を進められません。しかし、事によって権力は暴走し、腐敗もします。そうなれば市民の信頼を失いかねません。独善、独走を戒めつつ努力をしていただきたいと思います。


 そこで2つだけ質問をします。


 市長は平成26年3月定例会の質問で、しがらみのない政治を言われています。私は当時、議員ではありません、一般市民でありましたけれども、前市長に対する質問の中でしたけれども、拝見させていただきました。読んでみます。


 この4年間市政運営の中で、自分を支持してくれた有権者の意に添わないこともあると思いますが、きちっと決断をし、自分の信念でやっていく覚悟があるかというふうに前市長に質問をされています。現在、市長となられた?岡市長には、その決意があられるか、その点について、第1点目を質問をいたします。


 それから、2点目、先ほど市長は、政治スタンスの違いを言われましたけれども、平成25年、26年ごろだったと思いますけれども、誘致企業立地促進補助金問題で、再三にわたって予算の減額、修正等を繰り返して紛糾していた記憶がございます。


 私は当時、当然先ほどのように一般市民として議会経験をしましたし、議会といったものを議事録を読みながら、見ていたわけですけれども、当然ながら、議会力のなさ、あるいは企業誘致を言いながら、非常に水俣にとってこの動きというのは、マイナスになるんではないかというふうに心配をしておりました。ほかの市民も同じだったと思います。


 議会は議論の場であることにはもちろん違いはありませんし、スタンスの違いがそれぞれありましょう。しかし、市民の目線からすれば非常にわかりにくい議会の空転ではなかったかと私は思います。


 企業側は裁判するとまで言われまして、最終的には良識ある判断で決着を見たかのように思えております。


 市長は、企業へのアプローチなどを通した経済活性化の取り組みを強調されております。現在、公約にも挙げられました。その中で、思いで結構でございますので、当時を振り返ってどう思われるか、その感想を2点お聞きしてみたいと思います。


 以上です。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) まず、1点目のしがらみのない政治ということで、どういうふうなことを考えているかという御質問であったかと思います。


 私は、今回の選挙でも流れを変える、それから改革を恐れないという信念のもと、市民、それから企業、行政が一体となって、知恵を出し合い、経済と環境が両輪となって、地域を活性化する、明るくにぎやかで活気ある住み続けたいと思える水俣をつくっていくというふうに訴えております。


 そういう中にあって、水俣のためになるか、市民のためになるか、そのことを第一に考えて、確かな行動と実行力を持って向き合っていきたいというふうに思っております。


 それから、企業誘致の問題でありました。私が2期目だったですかね、いろいろ反対をしたということで、今はどう思っているかということでございますけれども、当時、その誘致企業の補助金の問題でいろいろありました。要するに、まず何が問題かというと、事前に覚書が結ばれていたということがございました。そういった流れの中で、その補助金の支出というものが行われていったという経緯がございまして、そういったものが、公正・公平な、そして透明性のある支出であったのかということも考えたときに、きちっとそこは精査をして、執行部のほうの説明もいただかなければいけないというようなことがございましたので、あの当時は反対という立場をとらせていただきました。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 当時は中心的な役割をされたと私は記憶をしているんですけれども、市民の目線としては、非常にほかの自治体にはない恥ずかしい事態だなというふうに議会を経験した人間として、見ておりました。


 結局、それらスタンスの違いはあっても私はいいと思うんですが、やはり落としどころといいましょうか、議論をした上に、どこでその辺の決着、着地点を見つけるかというのは、私は議会には必要だと思いますし、議員にもその自制というのは必要だと思っております。


 私たちは、そういう意味では冷静な判断をしながら、議会に対応していきたいと思いますけれども、役割が変わったから、それはもう過去の話だという問題ではないと思いますので、ぜひこういった問題については、関心を持って、行政側から議会を進めていっていただきたいなというふうにも思いますし、我々議会もその辺はやはり関心を持って進めていかなければならないと思っていますので、?岡市長のこれからの活躍にも期待しますし、また大所高所で見る必要もある立場になられたと思いますので、ぜひ認識をしていただきたいと、この項目については、質問は終わります。


○議長(福田 斉君) 次に、第6次水俣市総合計画の策定について、答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 次に、第6次水俣市総合計画の策定について、順次お答えします。


 まず、市長は基本理念として、将来の都市像をどのように考えているかとの御質問にお答えします。


 先ほどの答弁とも一部重なりますが、私は、将来の水俣をつくっていく上で、これまでの市政で培われたよい部分は継承しつつ、足りない部分に力を入れていきたいと考えております。


 先ほど申しましたとおり、環境というものは水俣にとって欠かせないものだと思っておりますし、今後も引き続き取り組んでいく必要があると考えております。


 しかしながら、今後は環境の取り組みに加え、これまで十分に取り組んでこなかった企業へのアプローチなども通じて、環境と経済が両輪となって、地域経済の活性化を推進することで、水俣の元気を取り戻し、明るく、にぎやかで、活力ある水俣をつくっていきたいと考えております。


 次に、計画策定に当たって、市民との対話、意見の反映等どのように取り組む考えであるかとの御質問にお答えします。


 第6次水俣市総合計画の策定に当たっては、計画策定のさまざまな過程で、市民を初めとするさまざまな立場の方の声をお聞きする場を設け、最終的に市民と行政が一緒になって策定した計画となるよう進めてまいります。


 具体的には、これからの水俣について考える市民ワークショップを実施し、参加された市民の皆様が、それぞれの立場を超えて、自由に意見を交える中で、市民と行政が協働でこれからのまちづくりについて考える場を設けたいと思っております。


 また、昨年度から今年度にかけて、本市と連携協定を締結している慶應義塾大学と九州大学が、水俣市民を対象に市民意識調査を実施しておりますので、今後大学から共有される調査結果についても、市民の皆様の貴重な御意見として活用させていただきたいと考えております。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 第6次総合計画の策定につきましては、前々議会で私も質問したんですが、第5次総合計画が1年先延ばしをされまして、今年度が最終年度と。また新たな第6次総合計画の策定に入っていくということで、市長にとっては、非常にやりやすいと言いましょうか、取り組みやすい時期ではないかなというふうに思っております。


 先ほど言われましたように、政治的なスタンスの違いはあるが、水俣市が柱としてきた環境モデル都市という視点は、水俣市にとって欠かせないと認識をしていただきましたけれども、これについても、やっぱり政治スタンスの違いというものは大きなものがあったのかなと。市長になられて、あえてまた環境モデル都市を出されて、進めていこうという認識を持たれたことについては、先ほどの問題と同様に議員と市長の立場の違いを感じていらっしゃるだろうというふうに思います。


 そもそも、この環境モデル都市づくりといいますのは、1994年(平成6年)に環境基本条例を制定して、その2年後に第3次総合計画の中に、環境モデル都市づくり構想を水俣市の正式方針として、環境・健康・福祉を大切にする産業文化都市としてスタートしております。


 その後、平成22年、特別措置法によって、地域の再生振興が環境都市として指定され、地域の環境、経済、社会等の振興を促しております。


 このように環境モデル都市づくりは、水俣から欠かせない位置づけになっているんですけれども、市長は、公募制のワークショップを実施するということでございますので、これらの公約や構想をもとに、市民の意向、意見、思いをどう織り込むかは、会議の手法は多岐にわたりますけれども、十分時間をかけて、市の将来像というのを多数決ではなくて、市民の意向としてつくり上げていただきたいと思います。


 議員時代は、小異を捨てて大同につかれなかった時代が多々、後にもまた例を出しますけれども、出てきましたけれども、ぜひ小異を捨てて大同につきながら、市民の声を一つにまとめる努力をしていただきたいと思います。


 そのためには、ぜひ明確なプロセスを立てて、市長の公約、市民の発想を一つの声につくり上げていただきたいというふうに思います。要望にかえます。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 次に、水俣病問題への対応について、答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 次に、水俣病問題への対応について、順次お答えします。


 まず、公約の中で、原因企業と被害者が共存するまちにあっては、両者をつないでいく施策に取り組み、解決へ向かう機運を全市民が感じられる環境づくりが大事であると考えますとあるが、具体的にはどういうことかとの御質問にお答えします。


 本市における水俣病の課題は、水俣病の公式確認から62年経過している現在でも、いまだに水俣病問題が解決に至っていないという点であり、特に原因企業と被害者が同じまちに共存し、かつ原因企業と被害者の相互理解が不足しているために、双方の間に少なからず距離があるのではないかと思います。私としましては、この距離を縮めなければ、水俣病の解決は進まないのではと考えております。


 この状況を解決するために、まず私みずからが、原因企業、被害者双方の方の声を聞き、その御意見を踏まえて、対話や不信感解消のための具体策を模索し、水俣病問題の解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。


 次に、2月6日の熊日新聞によれば、JNCの株売却は、経営を含めた水俣発展のため、市のトップとして阻害すべきではないと述べている。その真意はどのようなことかとの御質問にお答えします。


 JNCの株売却につきましては、水俣病特別措置法第12条及び第13条の規定により、環境大臣の承認を得ることや救済の終了及び市況の好転が条件となっております。このような条件が整えば、JNCの株売却について、市のトップとして阻害すべきではないと考えております。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) お伺いしました。


 水俣病の対応についてですけれども、水俣病問題は、御存じのように水俣市が避けて通れない重要な課題の一つであることには間違いございませんが、原因企業と被害者双方の不信感解消に具体策を模索したいということですので、これからの取り組みを見守りたいと思いますけれども、早期に取り組んでいただきたいと思います。


 ここで一、二点質問します。


 先ほど言いましたように、市長は平成26年3月の定例会で次のように前市長に質問をされています。


 国、県に声を届けていかなければならないというふうに思っておられますけれども、これも新聞のインタビューの中で、あなたは市長として国に制度をどうこうしてくれとは言いにくいが、というふうに答えておられます。どうこうしてくれとは言いにくいということでなくて、地元首長として、どういう方向性やスタンスを持って臨むかということは、やはり持つべきだと私は思うんです。そういうところがないのかどうか。それは、被害者団体ばかりでなく、そういう意見ばっかりでなく、地元で生活する一般市民の意見、声等も拾った中で取り組んでいくことが、私は大事だと思うんですけど、そういうものも踏まえて、どういうスタンスで、どういう姿勢で取り組むのか、このように前市長に質問をされていますけれども、そこで質問なんですが、それら被害者団体ばかりでなく、そういった意見ばかりでなく、地元で生活する一般市民の意見、声等も拾った中で取り組んで行くことが大事というふうに質問をされていますけれども、市長になられた現在、一般の市民の意見、声とはどういう声なんでしょうか。それをお聞きしたいなと思います。


 それから、患者団体と企業側だけの話し合いを取り次ぐ、あるいは、受け渡しをするというふうなこともありましたけれども、今の市民の声、意見をどういうふうに今後聴取されて対処されていくのか、その2点についてお伺いをします。


 一般市民の声、それから、それにどう対処していくのか、その2点について、前市長への質問の中から拾い上げてみたんですが、質問をしたいと思います。


 それから、次に、JNCの株売却についてですけれども、水俣病特別措置法第12条及び第13条の規定により、環境大臣の承認を得ることや救済の終了及び市況の好転などの条件が整えば、JNCの株売却について、市のトップとして阻害はしない、これについては当然のことと思います。このチッソの経営改善が進み、そして、水俣における事業拡大というのは、やっぱり私、市民全員が熱望していることと思っております。しかし、それを可能にするために特別措置法に定められたチッソの分社化がありました。それも私は、市民は反対ではないと思います。


 まず、この分社化についてですけれども、特別措置法では、チッソは、本社チッソと子会社JNCに分社化をして、親会社チッソはJNCの配当で水俣病患者補償金などの支払いを担当し、JNCは製品の製造に専念する。最終的にはJNCが水俣病のしがらみを抜け出して、完全に普通の会社として独立するために、チッソ本社が、JNCの株を売却して、その資金で水俣病に係る県債等の全ての負債を完全に整理した上で、チッソ本社は解散する。その時期については、環境大臣の許可が必要である、このように私が知る範囲ではなっていると思っています。


 そしてその上で、環境大臣は、JNCの株売却の時期について、大要の中で水俣病救済問題の紛争が終結し、JNC株の売却が、チッソ県債などの債務が完済できて、かつその後、必要になるであろう水俣病救済資金が確保できる見通しのときにということで、再々大臣は述べているわけです。


 現在、患者救済の訴訟が急増し、水俣病患者として認定を求める申請者も1,000人以上を超えて紛争が継続されているというふうに私は思っておりますけれども、株式市場の状況やチッソの経営状況からも環境大臣の言う売却の条件が整ったとは思ってはおりません。


 そういった状況の中で、選挙を前に市のトップとして株売却について阻害すべきでないと発言されていますけれども、市民誰もが注目をしますし、何か新しい出来事があったのかなというふうに感じることもないでもないというふうに思います。


 そこで?ですが、私はそういう発言をされる前に、私の言った特措法の条件を明確にした上で、市のトップとして発言すべきだったのではないか。また、国とのパイプを強調される市長ですので、今回の発言は、もし今のような答弁であれば、何ら新しいことでもなく、私は選挙向けの発言ではなかったかというふうにしか受けとめないわけですけれども、その点については、いかがか質問をします。


○議長(福田 斉君) 3点ですね。


 ?岡市長。


○市長(?岡利治君) それでは、岩阪議員の2回目の質問にお答えいたします。


 市民の声とは、どういう声かということでございました。


 やはり、私が選挙期間中も通して、いろんな市民の方からの声をお聞きした中で、やはり早く水俣病の問題も解決をしていただきたいと、そういった形で前に進んでいただきたいというような声をいただいたというところでございます。


 それから、2番目のそういういろんな声を拾って、どう対処をしていくのかということでございますけれども、やはり先ほども申し上げましたように、原因企業と被害者の方が共存するこのまちにあって、どういう方向性、どういった形が一番皆様が御理解をいただけるのか、そういったことを今後、それぞれの皆さんの声を聞くことによって、これからその方向性を出していかなければいけないというふうに考えております。


 それから、株の売却の問題ですけれども、これは当然、先ほども申し上げましたように、その条件としては、環境大臣の承認が前提であることは、十分認識しておりますので、そのことも踏まえて対応していきたいというふうに考えております。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 新聞記事等、今持ってきておりませんが、今記憶にある段階で申しますと、やはり患者団体の方々にも不安はあったろうというふうなこともありますし、中にはチッソの労組がバックアップ、あるいは関係者がバックアップしたので、今後、患者団体においても?岡市長に対する期待の声も載っていたかのように記憶しておりますけれども、要は、タイミング的に、私、市のトップとして売却すべきではないと。売却することに阻害はしないというような御答弁だったんですけれども、私は、タイミング的にどうだったのかなというのが一つあるんですけど、それでは、さっきの前提を抜きに、いきなり言われたことに対しては、たまたまタイミング的に選挙期間中であった、以前であった、あるいはその後であったりはするわけですけれども、その辺は、市議としてはどうだったのか。今もうちょっと伝わらないんですけど、もう一点、その辺ちょっとお聞きをしたいなと思いますし、2点目が、もちろん環境大臣の特措法の条件等を十分認識した上で、そういうふうにするという話なんですが、それであれば、当然のことであるわけで、あえて選挙期間中に何もトップとして答えられたというのが、ただ単純にそういう意味なのかなという気がしますが、再度お尋ねしますけど、その辺、選挙向けではなかったというふうに受けとめてよろしいんでしょうか。その辺、見ていらっしゃる方、聞いていらっしゃる方も判断されるとは思うんですけれども、いかがでしょう。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) そのJNCの株売却の問題に関して、私が阻害すべきではないというふうに申し上げたのは、やはりこれは将来的に今すぐとかいうことではなくて、やっぱり将来的にそういう条件が整えば、それは阻害すべきではないというふうにお答えしたところでございます。それは、当然、マスコミの方からもどうするんだということの御質問がありましたので、やはりそういう条件が整えば、将来的にはそれは阻害すべきではないということでございます。


 それから、今言いましたように、選挙中にそういう発言をということでございますけど、先ほども申し上げましたように、そういう御質問がありましたので、私は、そういうふうな形で売却してはならないということではなくして、将来的には、やはりそれは市のトップとして阻害するべきではないんじゃないかということでお答えをいたしました。


○議長(福田 斉君) 次に、新庁舎建設に対する基本的な考え方について、答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 次に、新庁舎建設に対する基本的な考え方について、お答えします。


 市長は、議員当時、新庁舎建設候補地について住民投票を主張され、議案の提出までされた。真意は何であったかとの御質問にお答えします。


 昨年8月に開催された市議会の庁舎建替等対策特別委員会の中で、市執行部から、学識経験者や市内の各団体の代表などで組織する水俣市本庁舎建替検討委員会から答申のあった水俣市新庁舎建設基本構想(案)の説明があり、1週間後の同委員会において、市として建設地を旧庁舎周辺とする基本構想を策定したとの説明がありました。


 この8月に開催された1回目の特別委員会において、建設候補地として旧庁舎周辺と六ツ角周辺の2カ所を比較検討する旨の説明があり、1週間後に開催された2回目の特別委員会では、旧庁舎周辺に決定したとの内容でありました。


 私は、当時、市議会議員を務めておりましたが、余りにも切迫過ぎて十分な議論もなされておらず、市民の理解も得られていないとの思いから、9月市議会本会議の中で、新庁舎建設候補地について住民投票を行う議案の提出を連名で行った経緯があります。


 しかし、市議会本会議では最終的に採決がなされ、住民投票を行う条例案は賛成少数で否決されました。このことは、市民を代表する市議会の決定であり、決定した内容は、市長となった今も、尊重すべきであると認識しております。


 今後は、基本構想の基本理念に掲げる市民の安全・安心を確保し、誰もが使いやすい、環境に配慮した庁舎を実現できるよう精いっぱい努力してまいりたいと考えております。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 議員をされていましたので、議員当時の市長の発言なり動きなりについて、振り返っているわけですけれども、今度は新庁舎建てかえについてでありますが、基本的には市議会の決定を尊重し、新年度予算に、実施設計、旧庁舎解体工事費が盛り込まれたと思います。


 私は、住民投票を主張された経緯からすれば、当然、計画の再検討、または凍結、あるいはまだ残されています予算の減額、あるいは修正等の筋を通すことであれば、私はそういうことだろうというふうに思っているんですが、優等生な答弁だなというふうに思いますが、最終的には、私は良識ある判断だったと思っております。


 市民の財政負担も軽減はされますし、予定の期限内に完了すると期待しております。ぜひ、そのようにお願いをしますが、私の答弁としては、真意に迫った答弁ではなかったなと。今までの?岡議員の時代としては、随分低姿勢だなというふうに思っておりますが、多少振り返ってみたいと思います。といいますのは、市民も市民の方にわからない部分というのがありますので、私の思いを少し振り返ってみたいなと思います。


 検討委員会から答申のあった2カ所から旧庁舎周辺、これに至るまでの期間が切迫していて、市民の理解も得られなかったのではないかと判断したとの答弁ですけれども、この市民を交えた本庁舎検討委員会というのは、もう市長の私的諮問機関として設置されたわけです。


 しかも、議会から市長自身が参加された検討委員会ですので、その中で、十分検討をされて、2カ所に絞られて、答申をされたというふうに私は思っておりますし、市民もそうではなかったかな。それから、検討委員会の委員の方もそうではなかったかなと思います。


 ということであれば、最終判断は執行部に当然一任されたわけですので、その点について、委員である市長自身が疑義を唱えられるというのは、どうしても納得がいかなかったなというふうに思っております。


 執行部から議会への議員の推薦依頼書には、こう書いてあったんですね。各議員が把握している情報を取りまとめ、委員会で意見を出していただき、基本構想(案)に反映することで、基本構想に要する時間を短縮することができる、こういうことですので、検討委員会の中に議員を入れてくれとそういう文書でございました。そういった動きがあったというのが1点ですね。これは、質問ではございません、経過です。


 次に、住民投票の議員からの発議ですけれども、これは法的にも許されておりますし、何ら問題はないとは思います。しかし、議員が率先して発議することについては、私はやっぱり疑問があります。二元代表制の中で判断がつかなければ、最終的に住民みずから住民投票の発議するというのが私は一般的な、あるいは理想的なあり方ではないかと。


 それを議員自身がいち早く発議するということは、議員としての権利、あるいは義務を最初から放棄してしまったというふうに思うんですよ。


 ましてや、庁舎建設場所について住民投票を実施した自治体というのは、私は聞いたことがないですね。それに、住民投票に対する多額の財源、時間、そういったものもありますし、議会内については、条例の審議時間のなさ、全くされていない。そういった手続等を考えれば、当然、検討委員会の方の中にもいぶかる方もいらしたし、市民ももちろん納得しなかったというふうに思います。


 通ってしまえば、それこそ大混乱が起きたというふうに思います。


 これから、順調に進んでいくだろうと私は思いますし、期待をしているんですが、その点について、もう一回、市長の思いを、スタンスの違いはあったとよく言われますけれども、それで終わりだと思いませんので、その点をもう一点、感想でも結構ですので、お伺いしてみたいと思います、いかがでしょう。


○議長(福田 斉君) 時間をとめてください。


                                  午前10時17分 休憩


                                  ─────────


                                  午前10時17分 開議


○議長(福田 斉君) 再開します。


 ?岡市長。


○市長(?岡利治君) 当時の私が議員時代の住民投票を発議したということに対しての御質問だと思います。


 この本庁舎建替検討委員会に私が議員の代表として入っておりまして、旧庁舎周辺及び六ツ角周辺の2カ所を新庁舎の候補地として、答申をしたという経緯がございます。


 その委員会の中でも、私も委員の一人として、さまざまな観点から意見を述べさせていただきました。十分な議論はその中では尽くされたものというふうには考えております。


 なお、この29年9月の補正予算案に反対の立場をとったと、その条例案を提出したということに関しましては、この本庁舎建替検討委員会での2カ所の候補地の答申を受けて、その後、最終候補地の決定に至るまでの経緯が非常に不透明であったと。議論が不十分で、議会の一般質問の中でも議事録も存在せず、議会の答弁でも誰が決定したのかの明確な回答もなかったということもあり、そういったことを問題提起したものでありまして、私自身がその庁舎建設に反対したということではございません。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 後ろからいろいろ不満もあるかもしれませんけど、これは何も一般質問で話す話ではございませんので、聞いていただきたいと思いますが、要は立場が変われば、考え方も変わるというふうなことかもしれませんけれども、ぜひそういった出来事も肝に据えながら、市政運営に当たっていただきたいと思います。


 結局、市民に説得力ある住民投票にするためには、検討委員会の中で早目にそういう議論をすべきだったというのが一つございます。


 それから、やはり委員から検討委員会に出られたわけですので、そういう意見は、どうかなと内心は思われたんじゃないかな思いますし、そうであれば、むしろそういったものを仲間の方に説明する必要もあったなと思います。


 それから、市民に説得力のあるものにするためには、議会の政務調査費なんかを使って、移転費用、営業補償、登記手続の時間、あるいはそういった考えられるあらゆる問題を調査した上で、住民投票と言われるならば、市民もまだ納得したと思いますし、説得力もあったと思うんですね。ですから、そういう意味では、私は今回、この問題については、いささか疑問を感じて、質問を終わります。あとは、市民が判断すると思います。


○議長(福田 斉君) 次に、小学校運動部活動の社会体育への移行について、答弁を求めます。


 藪教育次長。


  (教育次長 藪 隆司君登壇)


○教育次長(藪 隆司君) 初めに、小学校運動部活動の社会体育への移行についての御質問に、順次お答えします。


 まず、現在の状況はどのようになっているのかとの御質問にお答えします。


 昨年12月の定例市議会で答弁しましたとおり、11月17日の定例教育委員会において、社会体育移行に関する基本方針が承認されました。その後、市内の全小学校を訪問し、校長に対して基本方針の説明を行い、その中で各学校単位での校内委員会の立ち上げについてもあわせて依頼をしたところです。


 その結果、現在2つの小学校が校内委員会を設置し、校長を初め、部活動の担当職員や部活動の保護者代表等での検討を行っており、学校からの要請により教育委員会としても参加させていただき説明等を行っています。


 また、3月初めに校内委員会の設置を予定している学校もあり、平成30年度末の完全移行に向けて協議を進めている状況です。


 次に、保護者の理解は得られたと思われるのかとの御質問にお答えします。


 現在、校内委員会を設置し、協議を進めている2つの学校においても、保護者との協議が始まったばかりの状態です。教育委員会としましても、社会体育移行を進めるためには、保護者の理解が必要不可欠と考えておりますので、引き続き積極的に校内委員会へ参加し、理解が得られるよう説明を重ねてまいりたいと考えております。


 さらに、保護者の皆様を初め、多くの市民の皆様に理解していただけるよう、広報みなまたやスポーツみなまた等で社会体育移行に関する特集記事の掲載をするなど、今後保護者や地域住民の皆さんの理解及び協力が得られるよう、十分協議を重ねてまいります。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 小学校のクラブ活動移行についてですけれども、市長にも最後に締めの質問をしたいと思いますが、市長も体育協会の理事でもあられたし、動きについてはヒアリング等も受けられていらっしゃいますし、注視されていると思いますので、まず、教育委員会関係について、お尋ねをしたいと思うんですが、平成31年4月に全面移行を打ち出して、議会へも昨年の11月24日に基本方針の説明がございました。答弁では、現在、2つの小学校が校内委員会を設置して、本年度4月の移行に向けて協議を進めているとのことです、4月ですね、あと1カ月もないんですけど、2つの学校とも協議が始まったばかりの状態で、保護者の理解が得られているか私は心配をしております。


 この11月24日の説明会でありましたイメージ図というのがあるんですが、当然中学校ブロックに4つの協議会をつくって進めると。そして、協議会内の組織、規約、指導者、指導体制、それから責任、これらを決めていかれると思うんですけど、まだその動きは全然形として見えてきてない時期だと思います。


 それから、コーディネーターの配置等、このイメージ図を見ても、その中に検討委員会の位置づけが全然示されていない、載ってもいないんですね。それから、校内の検討委員会と校区の検討委員会、つまりブロック協議会の中の検討委員会といいましょうか、位置づけ、これが示されていない。そういった意味で、まだまだ私、こういう状況の中で小学校がもう既に4月から移行すると、移行するに当たって、小学校へ教育委員会が丸投げしているんじゃないかなって心配もしているぐらいなんですが、そこで、ちょっと質問してみたいと思うんですが、教育総務課と言うんでしょうか、結局学校を担当している課なんですが、それから生涯学習課、これがスポーツ推進室のほうにありましょうけど、これの連携はとれているんでしょうかが、1点です。


 それから2番目に、さっき言いました各協議会体制、クラブの組織の中が全然整っていない段階での学校だけが4月に移行するというのが本当に可能かどうか、いいのかどうか、その点が2点目です。


 それから、さっき言ったイメージ図の中に、実際教育委員会が設置した検討委員会というのがあるんですけれど、出てきてないんですね。どこにそういう方が入られて、検討すればいいんでしょうかという。まだ検討委員会にこの校内のイメージ図なんかも示されていないのに、もう既にさっささっさ動いているというふうな状況だと私は思っています。ですから、こういったもうちょっと中身についても検討する余地があるのではないか。


 とりあえず3点、まずお尋ねをしてみたいと思います。


○議長(福田 斉君) 藪教育次長。


○教育次長(藪 隆司君) 3点ありましたことについてお答えしたいと思います。


 まず1点目の生涯学習課と教育総務課の連携はうまくできているのかということですけれども、現在、各小学校で実施されている運動部活動の社会体育移行でありますので、小学校を管轄する教育総務課とはこれまでも情報の共有を図りながら、十分協議も行っております。小学校での校内委員会にも一緒に参加するなどして、連携はうまくできております。


 2点目、議員がおっしゃられた30年4月からということですけれども、基本方針で示しておりますのは、県の方針もそうなんですが、31年4月からが社会体育移行ですので、あと1年間は移行期間ということで考えておりますので、30年4月からすぐ移行するということでは考えておりません。


 3点目です。組織図についてでありました。社会体育検討委員会、校内委員会の位置づけはどうなっているのかということですが、組織図につきましては、社会体育移行後の体制をあらわしているため、検討委員会及び校内委員会は組織図の中には位置づけておりません。


 しかし、検討委員会は、学校関係、保護者代表、社会体育関係者で構成されており、これまでさまざまな御意見をいただきながら、移行スケジュールやアンケートの作成、基本方針策定等に携わっております。


 平成30年度末までが移行期限でありますので、それまでは移行に対して、さまざまな検討すべき事項が出てくることが予想されるため、移行を円滑に進めるには、委員の皆様からの御意見をいただきながら進めていく必要があり、検討委員会としての役割は大きなものであります。継続して携わっていただきたいと考えています。


 また、校内委員会につきましても、移行を円滑に進めるために、各小学校ごとに設置され、学校、保護者、地域の方々などがメンバーとなって、現在、具体的に協議を進めており、移行に際して、重要な役割を担っています。


○議長(福田 斉君) 岩阪雅文議員。


○(岩阪雅文君) 何か私の認識と全然違うんですが、ちょっと確認をしたいんですけれども、小学校の部活動は、移行時期は31年3月31日、これは教育委員会としてはそうですよね。ところが、学校はもうことしの4月からの移行となっているんですよ、一部では。それは御存じないんですか、ことしの4月から。


 だから、さっき言いましたようにあと1カ月もないんですよ。ちょっとそこのところ、全然さっき言った教育総務課と生涯学習課が連携をとりながらやっているというんだけど、なってないんじゃないですか、4月から移行するところもあるんですよ、もう既に、あと1カ月後には。そういう動きは御存じないんですか。


 そういうことで、非常に私心配をしておりますが、そこの確認をひとつお願いを。ここで調べて、どうのこうのというのは大変なんでしょうが、とりあえずそういう動きがあっているということは、御存じない事態がちょっと私不思議でならないんですが、心配をしております。


 まだ当然、質問ありますが、結局、教育委員会は学校の動きは確かにあっています。今、保護者も慌てて組織をどうつくろうか、あるいは指導者をどうしようかということで動いていらっしゃるところもあるようですが、その学校の動きと市の教育委員会の動きというのがちぐはぐなような気がするんですが、そこはないんでしょうか、1点目。


 それから、2点目に、長くなるとなんでしょうけれども、先ほど言われましたように保護者への説明はまだ始まったばかりという中で、私は心配をしているんですが、2点目が、今そういった動きの学校に対して、来年の市が移行する31年の4月までにできないのかどうか、その辺をお尋ねをしたい。その動きを御存じなければ無理な話なんでしょうが、その辺ちょっと確認をしたいと思うんですが、できれば来年の4月、市の動きと一緒に持っていっていただくというふうなことです。


 3番目にですね、最後に市長にお尋ねしたいんですが、先ほども言いましたように市長は体協の理事でもあられましたし、一般質問の中でも、準備室の設置あるいは予算化等を提言されましたし、その意味では、職員が1人配属されたという経緯もございます。


 だから、状況については十分承知だと思いますし、市長になられていよいよ実施する立場になられたわけですけれども、現状の段階で、どの程度認識されているのか、それをちょっときょうはお尋ねをしてみたいと思います。


 3点ですかね。


○議長(福田 斉君) ちょっと時計とめて。


                                  午前10時34分 休憩


                                  ─────────


                                  午前10時34分 開議


○議長(福田 斉君) 再開します。


 答弁を求めます。


 藪教育次長。


  (教育次長 藪 隆司君登壇)


○教育次長(藪 隆司君) 3点のうち、最初の2点お答えいたします。


 1点目、学校と教委の動きがちぐはぐということですけれども、基本方針に示しておりますとおり、31年の4月1日から移行をしますので、それまでは移行のための期間であります。その間にもう移行が整ったところからは、順次、社会体育に移行しても構いませんということのスタンスでありますので、そこは学校と教育委員会同じスタンスで進んでいるところです。


 2点目の学校の動きは御存じかということですけど、一部早く進めたいというところで、30年4月から進めたいと思っておられる学校はありますが、まだなかなかそこまで整っていない状態でスタートができるかどうかというのは、まだはっきりはしておりません。


 来年、30年度の以降のどこかでスタートができればいいんじゃないかなとこちらも考えておりまして、今そこのすり合わせをしているところです。


 以上です。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) それでは、3点目の私が体協の理事をしていたときのことであり、現状認識をどう持っておるかという御質問だったというふうに思います。


 言われるとおり、私は体協の理事をしていた当時、その理事会を通じて、教育委員会のほうから進捗状況であるとか、今後のスケジュール等を説明を受けておりましたけれども、各種目協会へのヒアリングが非常に不十分だったということがございまして、そういったことがやっぱり社会体育クラブへの移行ということに対しての指導者の派遣というものがどうしても絡んできます。


 そうすると、やっぱり各種目協会が担う部分というのが非常に大きいということがございまして、それも含めて2月の中旬から下旬にかけて、各種目協会への2回目のヒアリングを実施したというふうには伺っております。


 引き続き、各種目協会と十分に協議をしながら、やはり一番大事なのは、子どもたちが安心してそのスポーツができる環境をつくってあげるということが一番大事かというふうに思っております。


 そのためには、やっぱりその環境づくりを今後しっかりと進めていきたいというふうに考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 以上で岩阪雅文議員の質問は終わりました。


 この際、10分間休憩します。


                                  午前10時37分 休憩


                                  ─────────


                                  午前10時45分 開議


○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、谷口明弘議員に許します。


  (谷口明弘君登壇)


○(谷口明弘君) 皆さん、おはようございます。真志会の谷口明弘です。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。


 まずは、?岡市長の市長就任に当たりまして、心からお祝いを申し上げます。


 市長は選挙戦に大分痩せられまして、その後もずっとその体型を維持されて、市長の激務を感じているところでございます。


 私も一般質問の原稿をつくりながら、水俣市の特産である蜂楽饅頭を食べながら、痩せないかんな、見習わなくちゃいけないなと思ったところでございます。


 市長が議員時代に結成されました真志会の後任代表としまして、今後は塩?達朗議員、桑原一知両議員とともに、市長が議員時代に常々おっしゃっておられた市政のチェック機関としての役割をしっかり果たすとともに、市民の幸福実現のため、積極的に政策提案を行ってまいりますので、予算がないと頭から否定されずに、実現の可能性を探るという姿勢で、議会の提案に耳を傾けていただければと思います。


 さて、冬季オリンピックも終わり、日本勢としては過去最多のメダルを獲得するなど、日本選手団の活躍によって、震災などの影響で何かと暗い雰囲気が漂っていた日本に久しぶりに明るい話題がもたらされたことを心からうれしく思っています。市長も若いころ、水泳でオリンピックを目指された経験がございますが、頂点をきわめるに当たっては、人並み以上の努力を重ねられたことと思います。


 かつてオリンピックの水泳金メダリストで現在スポーツ庁長官の鈴木大地さんとは旧知の仲とお聞きしています。鈴木長官のように今後は、水俣市民を幸せにするためにその力を十分に発揮していただきたいと思います。そして可能であれば、鈴木長官を水俣に招いて、講演会などを開いていただければと思います。


 それでは、質問に入ります。


 1、市長の政治姿勢について。


 (1)、市長選挙の結果について。


 ?、今回の市長選挙の勝因と、得票数が市長が7,328票、相手候補6,547票と781票差であったことについて、また投票率65.52%と過去2番目の低さだったことについて、どのように分析されるのか、お尋ねします。


 (2)、就任式の職員訓示について。


 ?、就任式の挨拶で、職員に対して知識や技術を水俣市民の幸福実現のために存分に発揮していただければと思います。ひいては、それが全水俣市民のため、水俣市政のためになることだと確信しています。そのために自分を使っていただきたい。最終的な責任は私がとります。思い切って大胆に行政改革に取り組んでいただきたいと訓示されました。その真意をお尋ねします。


 (3)、就任式前日の2月21日付の西日本新聞の記事について。


 ?、新聞によれば、議会の構成も市長支持の議員は16人中6人で過半数に届かない。議会対策など不安要素も抱えるとあるが、議会に対する市長のお考えはどうか。


 ?、同じ記事にエコパークに建設予定の物産館事業に難色を示し、もう少し精査が必要だとして新年度予算案から削除した。市議時代に受けた説明と財政面で大幅な変更があった。予期せぬ反応に市幹部は、どこまでメスを入れるのかと戦々恐々といった記事が掲載されたが、この記事について、市長のお考えはどうか。


 次に、大項目2、道の駅・海の駅整備事業について。


 ?、そもそもこの計画が持ち上がった経緯とこれまでの進捗状況はどうなっているのか。


 ?、物産館の新設に係る建設費用は総額で幾らと見込んでいるのか。


 ?、財源はどうなるのか。


 ?、国、県、本市の負担割合及び金額はそれぞれ幾らか。


 ?、これまで、道の駅まつぼっくり及びたけんこに投じた建設費及び維持管理費の総額は幾らか。


 ?、それを踏まえて、新設予定の物産館の維持管理費は年間幾らと見込んでいるのか。


 ?、運営主体はどのように選定するのか。


 ?、それに対する水俣市の管理委託料は幾らと見込んでいるのか。


 ?、商品や商材、生鮮食品や、果物、海産物などの調達のめどは立っているのか。


 ?、地元経済団体とはどのような協議がなされたのか。


 ?、環境首都創造事業の補助率は幾らか。


 以上、本壇からの質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 谷口明弘議員の御質問に順次お答えします。


 まず、市長の政治姿勢については私から、道の駅・海の駅整備事業については産業建設部長から、それぞれお答えします。


 初めに、市長の政治姿勢についての御質問のうち、今回の市長選挙の結果についてお答えします。


 今回の市長選挙の勝因と得票数が市長7,328票、相手候補6,547票と781票差であったことについて、また投票率65.52%と過去2番目の低さだったことについてどのように分析されるかとの御質問にお答えします。


 御承知のとおり、さきの市長選挙では、出馬表明をしてから投票日までわずか約40日、相手は現職の市長という厳しい状況の中で、選挙戦スタートとなりました。


 このような中、市政の流れを変える、変革、改革を恐れないという決意のもと、地元企業との連携強化による地域経済の活性化、雇用の創出、子育て負担の軽減や福祉の充実、スポーツを通じた人材育成など、にぎわいあふれる水俣を再び築きたいという思いを精いっぱい市民の皆様にお伝えしてまいりました。


 選挙戦の中では、多くの市民の皆様の声を聞かせていただくことができました。若者が残れるまちにしてほしい、まちのにぎわいを取り戻してほしい、水俣を変えてほしい、地域経済の浮揚に向けた皆様の切実な願いのこもった声に後押しをいただいた結果として、781票差で当選することができたものと感じております。


 また、一騎打ちの選挙戦で、相手方への投票が6,500票以上あったという事実も重く受けとめなければならないと考えております。


 選挙が終われば皆同じ水俣市民です。地域の活性化、我がまちの繁栄を願う心を一つに、オール水俣の精神で、これまで市民が取り組んできた環境先進地としてのプライドを受け継ぎながら、経済の活性化に取り組み、環境と経済を両輪として、地域の活性化にしっかりと取り組んでいきたいと考えます。


 また、投票率が65.52%と、市長選挙としては過去2番目の低さだったことについてはさまざまな要因があると思います。近年、投票時間の延長や期日前投票制度の実施、有権者年齢の18歳への引き下げなど、国民の投票行動を促すためのさまざまな施策が国を挙げて実施されていますが、全国的に、投票率の低下傾向は変わっていません。


 過去の水俣市長選挙のデータを見ても、投票率が84.4%だった昭和61年の市長選挙以降、選挙戦の様相、市民の関心度等によると思われる変動はあるものの、投票率は下がってきております。


 また、今回は、2月4日の投票当日が非常に寒く、雪模様の荒れた天候であったことも大きく影響していると考えております。


 次に、就任式の職員訓示についてお答えします。


 就任式の挨拶で、職員に対して、知識や技術を水俣市民の幸福実現のために存分に発揮して、変革を恐れず、改革を恐れず、一生懸命頑張っていただければと思います。ひいてはそれが全水俣市民のため、水俣市政のためになることだと確信しています。そのために自分を使っていただきたい。最終的な責任は私がとります。思い切って大胆に行政改革に取り組んでくださいと訓示されました。その真意をお尋ねしますとの質問にお答えします。


 2月22日の就任式に当たって、市職員への訓示として幾つかのお願いをいたしました。


 まず、幹部職員には、これまでの知識とスキルをしっかりと引き継ぎ、後に続く職員を育てること、全ての職員に対して、市民の幸福、市政発展という目標に向け、持てる力を存分に発揮すること、そのために必要な変革、改革を恐れず、一生懸命頑張っていただくこと、そして、それぞれの能力を発揮しつつ、市役所が一つのチームとして機能するよう、私自身も先頭に立って一緒に汗をかき、思い切って大胆に、改革をやり遂げる覚悟であることを申し上げました。


 水俣を環境モデル都市と言われるまでに押し上げた市民と行政の協働の取り組みの歴史を皆様と同じように、私も誇りに思っております。その上で、さらに地元企業、商工業者の可能性を引き出すために、行政にできる後押しをしっかりと行っていくこと、次世代を担う子どもたちや若者が育ち、ここで夢を見ることができるまちづくりのために、さまざまな立場の市民、団体が交流し、協力し合う組織風土をまずは市役所においてつくり上げたいと考えております。


 行政と市民、企業が一丸となって、知恵と力を出し合い、環境と経済が両輪となって、地域の活性化を推進し、明るくにぎやかな活気ある水俣をつくり上げていくために、職員への訓示は、その第一声として受けとめてほしいと考えております。


 次に、就任式前日の2月21付の西日本新聞の記事について、順次お答えします。


 まず、新聞によれば、議会の構成も市長支持の議員は16人中6人で過半数に届かない。議会対策など不安要素も抱えるとあるが、議会に対する市長のお考えはどうかとの御質問にお答えします。


 御承知のとおり、私は、市長選挙出馬のために昨年末に辞職するまで、3期11年にわたって市議会議員として活動しておりました。この間、執行部からの御提案等に対しては、法令遵守はもちろん、信義、信念に照らして、賛同すべきことには率直に賛意を表し、一方、納得いたしかねる場合にはきちんと疑問点をただす、是々非々のスタンスを信条としてきました。その意味で、歴代の市長には、一般質問や質疑の場で、時には厳しいことを申し上げたこともあったかと思いますが、スタンスの違いはあろうとも、市民のため、水俣市のためになるという価値観は、皆で共有できるものと思います。


 市議会議員の皆様には、執行部とのよき緊張感を保ちながら、市政運営のあり方や政策についての論議を通して、今後とも御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。


 次に、同じ記事にエコパークに建設予定の物産館事業に難色を示し、もう少し、精査が必要だとして新年度予算から削除した。市議時代に受けた説明と財政面で大幅な変更があったという。予期せぬ反応に市幹部は、どこまでメスを入れるのかと戦々恐々といった記事が掲載されたが、この記事について市長のお考えはどうかとの御質問にお答えします。


 記事については、私も読ませていただいております。


 ここで言う大幅な変更とは、私が議員時代に聞いていた事業費と実施設計で積算された設計金額との間に大きな開きがあったことを指していると思いますが、私は物産館事業について難色を示したつもりはございません。また、幹部職員の間に、戦々恐々といった状況を感じたこともございません。


 本事業は、事業規模が数億円にも上る重要事業であり、改めて内容を精査した上で、前向きに検討を進めるべきだと考えております。


 なお、平成30年度の当初予算案は、市長任期の関係上、骨格予算とされ、6月議会での肉づけ予算を前提に、義務的経費等を中心に編成されたもので、市長就任に際し、3月議会の提出議案として、執行部からその内容についての説明を受けております。


 物産館事業についても、しっかりと精査した上で、次回以降の議会で審議いただくのが通常の取り扱いであろうと考えております。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) それでは、選挙結果についてですが、答弁にもありましたように、昨年末出馬表明からわずか40日で現職と争われたわけですから、序盤は圧倒的な知名度不足に大いなる不安を抱えられたことと思います。


 しかし、選挙戦を通じて、市民に訴えられた政策やぶれない政治姿勢、長年の政治経験と何よりもその人柄が市民に受け入れられた結果と思います。


 選挙戦で市民から寄せられた若者が残れるまちにしてほしい、まちのにぎわいを取り戻してほしい、水俣を変えてほしいといった声に真摯に向き合い、環境と経済を両輪として、地域の活性化にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。


 また、6,500票以上の前職を支持した市民の皆さんの存在を重く受けとめるという答弁がありましたが、その姿勢を最後まで貫いて、安易に排除の論理をとらないでもらいたいとお願いします。


 就任式での挨拶は、3月1日発行の広報みなまたにも掲載されていましたが、その思いに多くの市民が共感したのではないかと思います。就任わずか2週間もたたないうちに、難題山積の水俣市政において、変革や改革の内容など具体的に触れることはやぼというものでありますので、あえて触れませんが、私は保守系の市長が12年ぶりに誕生したことこそ、水俣市政にとっては最も大きな変革であり、改革であると思っております。


 西日本新聞の記事について、私はいぶかしい思いで読みました。


 まず、大見出しに書かれたチッソの影期待と不安、ここで使われた影の意味は、辞書を引くと、悪い事態、暗い事柄の前兆となるものとあり、そう捉えた市民は不愉快な思いをしたのではないでしょうか。影響力という意味での影であれば、はっきりそう書くべきであると私は思います。


 いずれにせよ、水俣に対する報道のあり方についてはこれまでも複雑な思いで見ている市民が多くいることを報道関係者は知るべきです。


 物産館事業の予算が新年度予算から削除されました。市幹部は戦々恐々といった内容が、西日本新聞のスクープ記事として報道されたわけですが、議員でも知り得ない話が、新聞報道によって知らされるという事態を私は憂います。この件の中身に関しては、次の質問で掘り下げることにしていますので、市長の政治姿勢についての質問は、ここまでとします。


○議長(福田 斉君) 次に、道の駅・海の駅整備事業について、答弁を求めます。


 関産業建設部長。


  (産業建設部長 関 洋一君登壇)


○産業建設部長(関 洋一君) 次に、道の駅・海の駅整備事業について、順次お答えいたします。


 まず、そもそもこの計画が持ち上がった経緯とこれまでの進捗状況はどうなっているのかとの御質問にお答えします。


 道の駅・海の駅整備事業については、平成27年度に、熊本県により、水俣港整備が計画されたことに伴い、その周辺施設である道の駅みなまたを含めた地域の活性化、観光振興を図るため、国、県、市の関係者による水俣港活用による地域活性化勉強会が開催されました。


 同年、当市においても、道の駅みなまたのさらなる交流人口増加を促進するため、道の駅みなまた交流人口増加対策事業として、調査・検討を実施し、その結果を踏まえて、平成30年度末の水俣インターチェンジ供用開始予定を見据えて、また、現在の道の駅に加え、海の駅及びみなとオアシスの登録も視野に入れ、物産館を整備することとなりました。平成28年度には道の駅・海の駅整備に係る基本設計を完了し、平成29年度に入り、内容を詳細に設計する実施設計を行っているところでございます。


 実施設計につきましては、当初、本年3月に完了する予定でしたが、建設予定地が熊本県の港湾用地であることから、熊本県との協議に時間を要し、本年度内に完了することが困難になったため、契約期間の延長を予定しております。


 なお、実施設計の予算の繰り越しにつきましては、議会初日に議決をいただいているところでございます。


 次に、物産館の新設に係る建設費用は総額で幾らと見込んでいるのかとの御質問にお答えします。


 物産館の建設については、現時点では2カ年での建設を予定しており、1年目については、本体建設工事費に3億7,300万円、施設内の備品購入費に約1億円、レジシステムの初期導入費に約4,000万円、工事管理委託料に約1,000万円の合計5億2,300万円を、2年目につきましては、休憩施設、駐車場等の周辺施設の整備工事に1億4,800万円を予定しており、2年間で総額6億7,100万円と見込んでおります。


 次に、財源はどうなるのかとの御質問にお答えします。


 現時点では、環境省が所管する環境首都水俣創造事業の補助金交付申請の手続を行う予定としておりまして、残りの財源は過疎対策事業債を充当する予定としております。


 次に、国・県・市の負担割合及び金額は、それぞれ幾らかとの御質問にお答えします。


 昨年12月の新聞報道によると、平成30年度政府予算案にエコパーク水俣の物産館整備に約8,000万円が計上されたとの発表がございました。


 国、県から正式な交付決定通知はあっておらず、交付申請等の手続も行われていないため、国、県、市の負担割合についても不明です。


 次に、これまで、道の駅まつぼっくり及びたけんこに投じた建設費及び維持管理費の総額は幾らかとの御質問にお答えします。


 まつぼっくりについては、平成8年4月に完成し、建設費は約2億円、維持管理費については、過去22年間で、管理委託料や修繕費等で、約1億644万円となっております。たけんこについては、平成5年11月に熊本県により建設されております。維持管理費についても、基本的には、市が委託する管理者が負担することとしておりますが、平成22年度に大規模な修繕、平成27年度に老朽化した機器類の更新等を行っており、その経費1,161万円については、市が負担しております。これを合計すると、総額は約1億1,805万円となります。


 次に、それを踏まえて新設予定の物産館の維持管理費は年間幾らと見込んでいるのかとの御質問にお答えします。


 現時点では、明確な維持管理費を積算することはできませんが、近隣にある同規模の物産館の維持管理費を調査したところ、年間約6,000万円であることから、ほぼ同額ではないかと予想しているところです。維持管理費については、基本的には、指定管理者の負担とし、市の負担ができるだけ少なくなるようにしたいと考えております。


 次に、運営主体はどのように選定するのかとの御質問にお答えします。


 運営主体の選定については、水俣市公の施設の指定管理者の指定の手続に関する条例及び水俣市公の施設の指定管理者制度に係る運用指針に基づき、透明性、公平性を確保するため、一般公募により指定管理者を選定したいと考えております。


 次に、それに対する水俣市の管理委託料は幾らと見込んでいるのかとの御質問にお答えします。


 物産館の運営については、物産の販売等により多くの収益が見込めることから、現時点では、市からの管理委託料は支払わず、指定管理者の売り上げをもって、その経費に充てる方式にしたいと考えております。


 次に、商品や商材、生鮮食品や果物、海産物などの調達のめどは立っているのかとの御質問にお答えします。


 地元農産物や海産物などの物産館への出荷について、あしきた農業協同組合や水俣市漁業協同組合などの関係機関と協議をしているところですが、その運営主体が決定していない現時点においては、その他の商品や商材を含めて、調達のめどは立っておりません。


 次に、地元経済団体とはどのように協議がなされたかとの御質問にお答えします。


 昨年度に完了した道の駅・海の駅整備に係る基本設計及び今年度行っている実施設計において、あしきた農業協同組合や水俣市漁業協同組合との協議を行い、物産館のレイアウトや農水産物の販売などについて、多くのアドバイスをいただき、実施設計の参考とさせていただいているところです。


 次に、環境首都創造事業の補助率は幾らかとの御質問にお答えします。


 環境首都水俣創造事業の補助率については、国が対象事業費の10分の8、県と市が、それぞれ10分の1となっております。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 今、たくさん質問を投げかけまして、大変御苦労さまでした。


 余りにも答弁が明快でありますので、時間が余るかもしれませんが、皆さんお許しください。


 まず、エコパークに物産館を建てたいといった構想はそもそも三、四年前にさかのぼりますが、私に当時のJAの幹部の方からこういう構想を考えているといった話を聞いたのが、私がこの計画を知る初めてだったと記憶しています。その後、多くの関係者が実現に向けて努力されたのでしょう。


 2月の市長選挙においては、西田前市長が選挙戦のチラシにみなとオアシス構想の詳細な内容を掲げ、この事業をPRされておったことを記憶しております。


 しかし、この海の駅というネーミングにもかかわらず、西回り自動車道の水俣インターチェンジの供用開始に間に合うように進めるであるとか、建設予算に関する財源の確保が曖昧であるとか、来年3月までに開業を目指しているにもかかわらず、運営主体はこれから一般公募で指定管理者を選定するとか、今回、質問するまで知らなかった事実ばかりですし、聞けば聞くほど本当にこの計画は、大丈夫なのかと言いたくなるような内容です。


 民間ではまずあり得ない手法で進んでいる事業計画に、今回、市長が立ちどまって考える時間をとられたことは賢明な判断ではないかと思います。


 そこで、質問ですが、3つ質問します。


 環境首都水俣創造事業の国の補助率が、対象事業費の10分の8であるという説明がありましたが、1年目の事業費5億2,300万円に対し、国の補助金の政府予算案が8,000万円ということでは、整合性がとれません。この計画ですと、不足する4億4,300万円が水俣市で負担することになります。なぜ、国の補助は15%程度にとどまっているのかお尋ねします。


 次に、海の駅の指定を目指すに当たり、物産館の建設費に対して、農林水産省や国土交通省の補助金など対象となるものはないのかお尋ねします。


 そもそも、今回建てようとする物産館のコンセプトを担当部署としてはどのように考えているのかお尋ねします。


 以上、3点です。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 関産業建設部長。


○産業建設部長(関 洋一君) 谷口明弘議員の2回目の質問にお答えをいたします。


 まず、補助金の整合性がとれていないことについてですが、環境省の補助金については、環境首都水俣創造事業の公共空間拠点施設整備事業での申請を予定しておりまして、今年度の要綱によりますと、中心市街地等における水俣病被害者を含む地域住民の交流を推進する拠点施設の整備が対象事業と記載されております。


 このことから、市が建設を予定している物産館については、施設内に設置予定している水俣のよみがえった海を初めとする豊かな自然環境をPRする情報発信スペース等が補助対象になるのではないかと思っております。


 なお、環境首都水俣創造事業については、来年度の申請等を行っていないため、この詳細は不明でございます。


 次に、物産館の補助金等で、環境首都以外のものはなかったのかについてですが、実施設計を開始する前の平成28年10月に県と一緒になりまして、農水省や国土交通省の補助金等が該当しないか、環境部局と協議をいたしましたが、調査時点では、対象外であったり、また申請に時間的な余裕がなかったことなどから、農水省や国土交通省の補助金等の交付を受けるのは、困難だと判断をその時点ではしております。


 次に、物産館のコンセプトについてですが、平成30年度末の水俣インターチェンジの供用開始により、多くの人々が水俣を訪れることが予想され、これを好機と捉えまして、道の駅みなまた内にある物産館を整備し、水俣の新鮮な農水産物を販売することで、水俣のよみがえった海の豊かな水産物、あふれる緑に囲まれて育ったおいしい農産物を地域内外に広くPRし、近隣市町村とも連携を組みながら、地域の農業振興、漁業振興にもつなげていきたいと考えております。


 また、熊本県が今年度整備を行っております水俣港のビジターバース、エコパーク水俣内の各種スポーツ施設や竹林園、資料館や県の環境センター等の近隣施設を利用する方たちにも物産館を利用してもらえるように、年間を通じて、例えば、ローズフェスタなどの各種イベントを合わせて開催をいたし、現在、登録している道の駅に加え、海の駅、港オアシスの登録も視野に入れまして、物産館を地域の情報発信及び交流拠点として整備を行いたいと考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 最後の質問になりますが、根掘り葉掘り、いろいろとお伺いましたけれども、私の今回の質問の真意は、市民の理解が得られ、みんなからつくってよかったと思われる物産館であってほしいというただ1点でございます。


 現在、この事業にかかわっている職員の皆さんは、長い時間をかけて精いっぱい知恵を絞って計画を練ってこられたことでしょう。


 しかし、仮にでき上ったものが赤字を垂れ流す施設になったら、市民の皆さんからその責任を追及されるのは市長であり、それを承認した議員であります。


 水俣市は、市庁舎建てかえや西回り自動車道袋インターの取りつけ道路整備、芦北消防署の建てかえに伴う負担金と億単位の支出が今後控えています。


 今回市長が上程を見送られたことにより、我々議員にも、また市民の皆さんにも物産館建設の是非を考えていただく時間ができたことは大変よかったと思っております。


 今後も市長におかれましては、天の声だけではなく、市民の声に耳を傾けて政策判断を行う姿勢を貫いていっていただきたいと要望して私の質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 以上で谷口明弘議員の質問は終わりました。


 この際、昼食のため午後1時30分まで休憩します。


                                  午前11時23分 休憩


                                  ─────────


                                  午後1時29分 開議


○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、谷口眞次議員に許します。


  (谷口眞次君登壇)


○(谷口眞次君) 皆さん、こんにちは。無限21の谷口眞次でございます。


 昼間の大変眠たい時間帯でございますが、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。


 ?岡市長におかれましては、選挙戦、大変お疲れさまでございました。新市長誕生により、新しい水俣の4年間が始まりました。


 さて、全国的な少子高齢化、人口減少が続く中、このまま無為無策のままで過ごせば、社会保障の破綻、際限のない増税問題がここ10年足らずで一気に表面化するのではと警鐘を鳴らす学者も少なくありません。人口においても、今後10年間で700万人が減り、生産年齢人口が7,000万人落ち込み、65歳以上が3,500万人を突破すると言われております。2025年の日本は、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という人類が経験したことのない超超高齢化社会を迎えると言われております。


 そのような時代を前にして、水俣市民の安心安全な暮らし、いかに幸福度を高めていくか目指す頂点は同じであることは、言うまでもございません。しかし、その過程において、市民への不利益や弊害、間違った市政が市民の幸福度を下げてしまいます。そのような道を進まないよう議会としても行政の独善・独走を防ぐブレーキとなり、時には住民の福祉をより一層推進するアクセルとなって、機能するべきと考えております。しっかりと市政をチェックしながら進めていかなければと、心新たにしたところでもございます。市長初め執行部の皆様、どうかよろしくお願いをいたします。


 さて、就任前日の西日本新聞に、チッソの影期待と不安との見出しで、新市政に対する記事が掲載されていました。就任きょうで13日目、今後の具体的施策については、6月議会の所信表明の中で詳細に明らかになると思いますが、今回は率直な市民の期待と不安を踏まえながら、市長の政治姿勢などをお聞かせいただきたいと思います。


 午前中の質問と重複するところがあるかもしれませんが、通告に従い、順次質問をいたします。


 まず、大きな1つ目、市長マニフェスト及び政治姿勢についてです。


 ?、就任式で市長は、変革・改革を恐れず、思い切って改革に取り組んでほしい。最終的な責任は自分がとると言われましたが、具体的にどのような改革と変革を考えておられるのか。


 ?、前の宮本・西田市政は、市民が主役の市民ファーストのまちづくりを進めてこられました。?岡市長は、今回、JNC労組から全面支援を受け、当選されましたが、市民の中から企業ファーストの政治を進めるのではとの心配の声がありますが、市長の政治姿勢はどうかお尋ねいたします。


 次に、大きな2番目です。市庁舎建てかえについて。


 ?、現在の進捗状況は、どうか。


 ?、昨年9月議会で、庁舎建設候補地についての住民投票条例案に市長は賛成をされたが、今でもその思いは変わらないのか。


 ?、平成30年度一般会計予算に新庁舎の基本設計、実施設計、業務委託料が計上されているが、これは何をするのか。


 大きな3番目です。道の駅・海の駅、物産館構想について。


 ?、現在の進捗状況は、どうか。


 ?、市長は新年度予算案の説明を受けて、南九州西回り自動車道開通に向けて建設予定の物産館事業に難色を示し、項目ごと削除したと聞くが、なぜか。


 以上で、本壇からの質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 初めに、市長マニフェスト及び政治姿勢について、順次お答えします。


 まず、就任式で市長は、変革・改革を恐れず、思い切って行政改革に取り組んでほしい。最終的な責任は自分がとると言われたが、具体的にどんな改革と変革を考えているのかとの御質問にお答えします。


 私が申し上げております変革・改革の意味といたしましては、先ほどの岩阪議員の御質問でもお答えしましたとおり、これまでの市政で培われたよい部分は継承しつつ、足りない部分に力を入れるということです。


 私はこれまで11年間、市議会議員として市政に携わってまいりました。議員として活動する中で、まちの経済的活力の低迷、人口の流出、減少なども感じており、さまざまな質問、提言等をさせていただきましたが、私の実感としては、地域経済がよくなっている、地域が元気になっていると感じることができませんでした。


 しかしながら、諸先輩方、水俣市民の皆様の努力により取り組まれてきた環境のまちづくりは引き続き大切にしたいと考えています。


 これまでのよい部分を引き継ぎながら、予測される地域課題にも対応し、さらに水俣の元気を取り戻すためにはどうすればよいかということを考えると、やはり経済の活性化も必要となり、そして、それは行政のみでできることではないと考えております。


 これまでの環境の取り組みに加え、行政の枠を超え、さまざまな分野での企業等との連携を通した経済活性化の取り組みを進め、環境と経済が両輪となった明るく、にぎやかで活気ある、住み続けたいと思える水俣づくりを進めたいと考えております。


 次に、前の宮本・西田市政は、市民が主役の市民ファーストのまちづくりを進めてこられた。?岡市長は、今回JNC労組から全面支援を受けて当選されたが、市民の中からは企業ファーストの政治を進めるのではとの心配の声があるが、市長の政治姿勢はどうかとの御質問にお答えします。


 今回の選挙におきましては、JNC労組から支援をいただきましたのは事実でございますが、JNC労組以外にも多くの団体、市民の皆様から御支援をいただいたところです。


 私の政治姿勢としましては、特定の一企業と連携をするという考えではございません。連携すべきは、市内の全ての企業、そして市民の皆様であると考えております。


 企業との連携と経済活性化を進めるというその考えの根幹としましては、地域の企業が元気になれば、福祉、子育てなど、地域の暮らしへも貢献いただけるとの考えがあるためでございます。


 水俣に暮らす全ての皆様の豊かな暮らしの実現のために、さまざまな御意見を伺い、市民、企業、行政が一緒になって水俣のまちづくりと将来を考えてまいります。


○議長(福田 斉君) 谷口眞次議員。


○(谷口眞次君) 答弁をいただきましたので、2回目の質問に入ります。


 今の答弁によりますと、これまでのよい部分は継承して、足りない部分に力を入れていくということと、それから、地域経済がよくなっている、元気になっているということを感じないということの答弁であったかというふうに思っております。


 また、行政の枠を超えて、さまざまな分野で企業と連携を密にした経済の活性化を進めていくということで、JNCに対しても、特定の一企業ではなくて、全ての市民と企業と連携をしていくという答弁であったかと思います。


 ?については、変革・改革を恐れず思い切った行政改革ということで言われました。


 私どもは、変革と言えば、大手術、改革と言えば、ある程度の手直しというふうに一般的に考えるんですが、今答弁でありましたように、水俣市は、地域経済は余りよくない、元気がない、何か閉塞感が否めないような答弁であったと思うんですけれども、しかし前西田市政においては、庁舎建てかえの事業も進めてまいりますし、環境アカデミア事業の効果、あるいは研修生がかなり多く入ってくるようになりましたし、西回り自動車道の開通も間近になって、それに向けた新物産館構想、あるいは先を見据えた水俣川河口臨海部振興構想事業などなどございまして、また、教育部門では、水俣高校において、入学志願者が少子化にもかかわらず増加しているということで、さまざまないい流れもあるというふうに私は認識をいたしております。


 決して右肩下がりだけではないのではないでしょうか。このことは、市長もぜひ御認識いただきたいなというふうに思います。


 答弁でありましたように、このようないい流れは継承していくということで、特に大きな変革はないものというふうに私は今の答弁で理解したわけですけれども、あるとすれば、何かあるのかということをまず1点。


 それと、2つ目が、行政改革を思い切って行うということで、我々が行政改革といえば、職員数の削減とか合理化、そういったものを頭に浮かべるわけですけれども、現状では職員は大変遅くまで部署によっては、サービス残業してないんだろうか、あるいは健康面は大丈夫なんだろうかということが非常に懸念をされておるところでございます。


 ぜひ、市長におかれては、人員削減ということではなく、熊本市が行った働き方改革、これをぜひ進める必要があると私も思うんですが、このことについて、2点目、どういうふうにお考えか、お尋ねをしたいと思います。


 熊本市が行った行政改革については、原則として、残業は午後8時までとするルールを設けて、全体の約35%を目標に職員の非常に業務効率が上がったというふうな記事がございます。


 前年度比で、34%の減で、38万1,400時間を削減して、時間外手当にすると、5億7,000万円ぐらいの削減をしたということで、非常に職員の間でも仕事量が劇的に減ったわけではないけれども、働き方に非常にめり張りができたということで、意識が変わりつつあるということで、先輩より先に帰りにくいといった気遣いもなくなった。それと、資料を簡素化したり、夕方の仕事の受注を禁じたり等の仕事のやり方の見直しが進んできたというふうに分析をして、いい結果が出ておりますので、職員数はもうぎりぎりじゃないかなというふうに、私も実感しておりますので、そこら辺の熊本市で行った働き方改革などをぜひ進めていただきたいというふうに思うが、いかがかお尋ねします。


 それと、次に、答弁の中で、行政の枠を超えたさまざまな分野での企業との連携ということが出てきました。どのようなことか、これが3つ目です。


 それと、?の政治姿勢についてですが、御承知のとおり、前西田市長は、政治姿勢として、あらゆる党派、全ての市民団体から一切政策協定というのは結んでいませんでした。それは市長として、しがらみをつくらないため、全ての人に平等でなければいけないという考えから協定も全く結んでいません。今、?岡市長も答弁で、特定の企業と連携はしないと、全ての企業、全ての市民と連携をしていくという答弁がございました。前市長と同じ考えなのかなというふうに認識をいたしました。ぜひそのように進めていただきたいなとお願いしたいと思います。


 それと、4年前に?岡市長が前西田市長のときに、先ほど午前中にも質問がありましたけれども、このような質問をしています。


 一部の人間だけの意見に振り回されることなく、自分を支持してくれた有権者の意に沿わないことも、時には決断をしなければならないという場面が必ず出てくる、そういったときに、きちっと決断をしてやっていく覚悟があるかというふうに問われております。これは、市長の考え方として、質問するのは当然のことだろうと私も思います。


 どんなに小さな企業であろうとも全ての企業、全ての市民に平等に支援していくのが、やはり市長の職務として鉄則ではないかなというふうに思っております。


 しかし今回は、個人や市民団体の場合とかなり違うんではないかなというふうに思っておるところでございます。かつてないようなJNC労組さんの全面的支援でした。40年以上勤められたチッソOBの方も、これまでチッソでこのように力を入れた選挙戦はないということでございますので、市長も大変お世話になったというふうに感じておられるだろうと思います。


 意に沿わないことでも本当にはっきりとノーはノーと言っていただけるのか、決断できるのか、しがらみのない政治についての心構えを、いま一度お示しいただきたいというふうに思います。


 以上です。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) 谷口眞次議員のほうから、4点御質問がございまして、まず、その大きな変革ということではなく、どういう変革があるのかというようなことでございましたけれども、先ほども答弁をさせていただきましたが、これまでのいい流れは引き続き引き継いでいくということを考えております。その中で、企業等との対話など、これまでの行政として足りなかったと思うところを、こうすればもっとよくなったのではないかというようなところに関して、今後、力を入れていきたいということで、そういう意味での新しい流れ、変革というふうに答弁をさせていただいたところでございます。


 それから、行政改革を思い切ってということで、その行政改革とは、そういう人員削減とか、そういうことに踏み込んでいくんじゃないかというような御質問でございましたけれども、私自身、行政サービスの源といいますか、力は職員の活力であるというふうに考えております。


 そのため、私が申し上げました行政改革というのは、人員削減等ということではなく、職員が仕事と家庭の調和を図り、やりがいや充実感を持ちながら働き、責任を果たすことのできるような環境づくり、それから、仕組みづくりのことを申し上げております。


 民間や国家公務員、こういったところの一部では、時差出勤であるとか、退社を可能とするフレックスタイム制度、それから、時間外労働の削減とか、ワークライフバランスの実現に向けて、新しい制度が取り入れられつつあります。


 本市でも、働き方改革ということの検討を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、また、こういう職場内において、意見や提案のキャッチボールができる風通しのいい職場環境づくりを目指していきたいというふうに考えております。


 これらを通して、職員一人一人の過重労働というものを削減しつつ、職員の持つ知識や見識をフルに活用して、効率的で明るい職場づくり、ひいては、行政サービスの向上につなげていきたいというふうに思っております。


 それから、行政の枠を超えての連携はどういったものかということでございますけれども、私自身が率先して、企業や地域の事業者、商工業者の方と交流を進めたいというふうに考えております。また、職員もそのような機会をふやしていただき、積極的にまちに出ていただきたいというふうに考えております。


 互いに交流することで、地域の実情を知り、課題を把握して、適切に施策に反映していくことができるというふうに考えております。


 さらに、適切な支援等の施策を行いながら、地域の企業や商工業者が元気になり、同時に連携を深めていくことで、地域課題等を共有しながら、その解決に向けた知恵をお互いに出し合って、取り組んでいく、そのようなまちづくりができればいいというふうに考えております。


 それから、4番目の御質問でございますけれども、しがらみのない政治といいますか、先ほども言われましたJNC労組に支援をいただいたということがあって、そういった方々との関係で、やはりノーというところはノーと言えるのかというような御質問であったかというふうに思いますけれども、答弁の中でも申し上げたとおり、JNC労組からの御支援をいただきましたが、そのほかにもたくさんの団体や市民の皆様からの御支援をいただき、同じようにお世話になっております。


 特に、選挙戦後半には、非常に市民の皆様方の勢いといいますか、力を私自身も感じ、非常に心強く思った次第でございます。


 また、これも繰り返しになりますけれども、連携すべきは地域の全ての企業、全ての市民であるというふうに考えておりますので、特定の企業のみと連携をするというようなことは考えておりません。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 谷口眞次議員。


○(谷口眞次君) 西日本新聞の話も出ましたけれども、やはり市民の素直な気持ちだというふうに思います。チッソの影、市民の期待と不安ということで、市議の場合はある程度、自分たちの支援者の人たちの意見をよく聞いて、次につなげていかなければいけないという考えもあるかもしれませんが、やはり市長という立場になれば、やはり市民全体のことを考えて、判断するところが数多く出てくるというふうに思いますので、ぜひそこら辺はしっかりと見きわめて、やっていただきたいなというふうに思います。


 3回目の質問ですが、行財政改革の中で、働き方のことを答弁いただきました。早速4月には、人事異動が行われるわけですけれども、なかなか人事というのは難しくて、完璧ではないというふうに私も思っております。職員が元気に夢を持って働ける、思い切って知恵を出せる、働きやすい職場をぜひ目指していただきたいなというふうに思いますが、私自身も職員の異動に関しては、適材適所が大切だろうというふうに思っておりますけれども、定期的に二、三年で異動することも大事でありますし、専門性の高い部署の職員については、事業の継続性なども配慮して、プロフェッショナル的な職員を育成する必要もあるというふうに思います。


 最後に市長の人事に関する考え方をお尋ねして、この質問を終わります。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) 人事異動に関する御質問であったかというふうに思います。


 人事異動に関する考え方につきましては、やはり若いうちには、ある程度の期間でいろいろな部署を経験していただくということは大事かというふうに思っております。


 そういった中で、得意分野というものを見つけて、適材適所で部署の業務や継続性に応じた人事配置により、専門性などを高めることができればというふうに思っております。


 議員がおっしゃるとおり、事業によっては、高い専門性が必要となることもあると認識はしております。


 まずは、専門性などを身につけた先輩職員から、後輩職員への経験であったり、スキルをしっかりと伝えていただくということで、職員を育て、また事業の継続性や新たな展開につなげていきたいというふうに考えております。


○議長(福田 斉君) 次に、市庁舎建てかえについて、答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 次に、市庁舎建てかえについて、順次お答えします。


 まず、現在の進捗状況はどうかとの御質問にお答えします。


 昨年9月議会において、新庁舎建設に伴う基本・実施設計業務委託の予算が議決されましたので、昨年11月に公募型プロポーザル方式により、全国から設計者を公募したところ、7社から参加表明があり、書類審査の結果、5社が1次審査を通過しました。そして、2次審査として、本年3月3日に公開によるプレゼンテーション及びヒアリング審査を実施し、最優秀者と優秀者を選定したところです。


 今後は、最優秀者と委託契約等について協議を行い、3月22日までに契約を締結したいと考えております。


 次に、昨年9月議会で庁舎建設候補地についての住民投票条例案に市長は賛成されたが、今でもその思いは変わらないのかとの御質問にお答えします。


 さきの岩阪雅文議員の一般質問で答弁いたしましたとおり、私は、当時、市議会議員を務めておりましたが、余りにも切迫過ぎ、十分な議論がなされておらず、市民の理解も得られないとの思いから、庁舎建設候補地についての住民投票条例案に賛成した経緯があります。


 しかし、市議会本会議では最終的に採決がなされ、住民投票条例案は賛成少数で否決されました。このことは、市民を代表する議会の決定でもあり、決定した内容は、市長となった今も尊重すべきであると認識しております。


 次に、平成30年度一般会計予算に新庁舎の基本設計・実施設計業務委託予算が計上されているが、これは何をするのかとの御質問にお答えします。


 新庁舎の基本設計・実施設計業務は、約18カ月の期間を要することから、平成29年9月補正において、平成29年度の予算と平成30、31年度の債務負担行為を予算計上し、議決されたところです。このため、平成30年度一般会計予算に新庁舎の基本設計・実施設計業務委託に関する予算を計上しておりますが、その内容は、水俣市新庁舎建設基本構想を具体的に実現するために建物の構造や配置、各階のレイアウトなどの方針を定める基本設計を平成30年11月を目途に策定し、その後、基本設計図書に基づき、詳細な設計を行う実施設計に取りかかることとしています。


○議長(福田 斉君) 谷口眞次議員。


○(谷口眞次君) 1回目の答弁をいただきましたので、2回目の質問に入りたいと思います。


 進捗状況につきましては、昨年11月に公募型のプロポーザル方式で公募を行って、7社から参加があって、5社が通過して、3月3日に2次のプレゼンテーション及びヒアリングを行ったということで、答弁がございました。


 私も当日、参加をさせていただきまして、本当にすばらしいコンセプトを持って、発表がなされたわけでございます。最終的には、最優秀者を決定して、3月22日までに契約を結びたいということで、ほぼ順調にきているのかなというふうに思っております。


 2つ目の住民投票条例案についてですが、これにつきましては、余りにも切迫過ぎて、市民の理解が得られていないとの思いから住民投票条例案に賛成したという当時、?岡市長は、議会を代表して市の検討委員会にも6回も協議をされていたわけでございまして、議会の本会議で採決がなされたので、尊重すべきだというような今の答弁だったかと思います。


 これにつきましては、やはり住民の願いというか、本当に補助金が出るか出ないか、あるいはもうほかのところだったら、ハードルが高いという状況の中で、本当に切迫過ぎたのかというのは、ちょっと疑問ですけど、また後で質問をしますけれども、よろしくお願いしたいと思いますが、答弁にあったように、3月22日までに締結して、平成33年12月完成に向けて、基本設計・実施設計業務、また今後構造や建物の配置、各階のレイアウトなどの方針を定めて、30年の11月までに策定して、基本設計図書に基づいて、詳細な実施設計に取りかかるということでございます。


 このことは何よりも昨年9月議会において、基本・実施設計業務委託予算が議決されたことによって、このように順調に進められてきたわけでございます。そのような重要な予算に?岡市長が当時代表を務めておられた会派のほうから、削除する修正案が出されました。これが否決されましたけれども、御存じのとおり、この事業は熊本地震の被害を受けて、前市長を初め職員、議長、県議、地元国会議員など多くの皆さんの御尽力をいただき、やっとどうにか85.5%まで決定したということで、次世代に借金を残さない、本当にすばらしい事業になったのではないかなというふうに思っておりますけれども、このような事業に対して、9月議会での予算削除がもしあったとすれば、非常に財政面でも暗礁に乗り上げることになっていたと思うんですが、当時の?岡代表の判断は、本当に間違いではなかったのか、私たちは住民の不安をあおるだけじゃなかったのかというふうにどうも感じてなりません。


 35億がとれるかとれないかということで、本当に心配をしていたわけですけれども、このことは、議会でも市民の中でもぜひそういう方向性をいってほしいという話が数多く出ていました。


 そういうことで、議論が切迫過ぎたということでございますけれども、採決の前に、十分執行部との議論はすべきであったろうし、できていたんじゃなかろうかなというふうに私は思っております。このことで、判断は本当に間違いなかったのか、再度お尋ねしたいと思います。


 それと、庁舎建てかえに関しては、市民の中には、まだ住民投票があっとじゃなかろうかとか、あるいは場所はそこで本当に進めていかすとだろうかというような声がございます。もちろん我々は、議会で予算も決定していますし、旧庁舎周辺を想定してプロポーザルのほうも2次審査のほうも行われました。しかし、住民の人たちはどうも中身がまだわかっていないというふうに思いますので、後戻りすることは考えられないと、私も思いますけれども、これまでどおり、旧庁舎周辺で進めていくということで間違いないのか、その考えをお示しいただきたいと思います。


 以上、2点お願いします。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) では、谷口眞次議員の御質問にお答えいたします。


 まず1点目は、私が市会議員時代に住民投票条例案に賛成をし、予算の一部削除ということに賛成をしたけれども、その判断で間違いはなかったのかという御質問だったと思っております。


 私は先ほどから申し上げておりますように、庁舎建設に対して、反対の立場をとったという認識ではございません。やはり、この新庁舎建設というのは、市民にも大変な関心事があり、当時の市民の理解を得ながら、慎重に進めていくことが重要だと考えておりました。


 御質問いただきました補正予算に反対の立場をとったのは、水俣市の庁舎建替検討委員会で2カ所の候補地というのが答申が出ております。それを受けて、最終候補地の決定に至るまでの経緯が私の思いでは不透明であり、議論が十分なく、不十分ということで、当時の議事録もないということで、一般質問の中でもございましたように、誰が決定したのかも明確な回答がなかったというようなことがいろいろ出てきました。


 そういったものを問題提起したものでありまして、その当時の判断は、現在でも間違っていなかったというふうに思っております。


 それから、また再度住民投票があるんじゃないかとか、建てる場所がまた変わってくるんじゃないかとかいう市民の方からの不安の声があるということでございますけれども、先ほど答弁でも申し上げましたとおり、市議会での決定の内容というのは、市長になった今も尊重すべきというふうに考えており、新庁舎建設地については、旧庁舎周辺で進めてまいりたいというふうに考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 谷口眞次議員。


○(谷口眞次君) 最終候補地の決定に至るまでの経緯がちょっと不透明だったと。また、議事録がなかったという不信感があったということでございますけれども、判断は間違いなかったということでございますが、議事録がなかったというのは、行政執行上、特に必要な条件ではないというふうに思いますし、また、特別委員会の委員長であったことも考えれば、もう一回特別委員会で議論する機会もあったのではないかなというふうに考えますと、やっぱりそこのところが一部のしがらみというか、政治姿勢というか、そこら辺がやっぱりちょっと疑問が残りますけれども、議会の採決を尊重するということでございますので、ぜひそのように候補地についても進めていただきたいなというふうに思っております。


 先日、5社の設計業者からプレゼンテーション、ヒアリング等が行われました。しっかりとしたコンセプトを持って、夢のある提案がなされていきました。水俣市史に残るような大きなこの事業が?岡市長の任期中に完成を予定しております。


 そういうことで、市長はどのような庁舎を目指していこうと考えているのか、その意気込み等ございましたら、最後にお聞かせいただきたいと思います。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) 3回目の御質問でございますけれども、どういう庁舎を目指すのかということの御質問かと思います。


 この新庁舎は、水俣市の新庁舎建設の基本構想、それから基本理念に定める市民の安全安心を確保して、誰もが使いやすい、環境に配慮した庁舎ということの実現に向けて、5つの基本方針に沿った形で建設を進めるべきというふうに考えております。


 具体的には、災害に対する安全性の確保、それから、市民サービスの向上、誰もが使いやすく、市民に親しまれる庁舎、維持管理しやすい庁舎、環境への配慮を実現するために、必要な機能等を有する庁舎、こういったものを目指してまいりたいというふうに考えております。


○議長(福田 斉君) 次に、道の駅・海の駅、物産館構想について、答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 次に、道の駅・海の駅、物産館構想について、順次お答えします。


 まず、現在の進捗状況はどうかとの御質問にお答えします。


 新しい物産館につきましては、昨年度に基本設計を完了しておりまして、現在は、内容を詳細に設計する実施設計を行っている途中です。


 実施設計につきましては、当初、本年3月に完了予定でしたが、建設予定地が熊本県の港湾用地であることから、熊本県との協議に時間を要し、本年度内に完了することが困難になりましたので、契約期間の延長を予定しております。なお、実施設計に関する予算の繰り越しにつきましては、本議会初日に議決いただいております。


 今後につきましては、建設工事に関する予算も含めて、内容を詳細に検討したいと考えておりますので、建設時期、開業時期については未定です。


 次に、市長は新年度予算案の説明を受けて、南九州西回り自動車道開通に向けて建設予定の物産館事業に難色を示し、項目ごと削除したと聞くがなぜかとの御質問にお答えします。


 市長就任から当初予算案を上程する議会まで時間がない場合については、義務的経費を中心とした骨格予算編成を行い、政策的経費については、内容を検討、精査した上で、次回以降の議会に上程することが通常だろうと考えております。そのため、今回の予算案には計上しておりません。


○議長(福田 斉君) 谷口眞次議員。


○(谷口眞次君) 答弁いただきましたので、2回目の質問に入りたいと思います。


 進捗状況につきましては、県との協議に時間を要しているので、建設時期、開業時期もまだ未定ということで答弁がございました。


 6月議会でより具体的な詳細なところが明らかになってくるのかなというふうに思っておりますが、午前中の質問でもありましたので、この事業に関する市長の心構えというところを二、三質問をしたいと思います。


 まず、この事業はスケジュール的には、南九州西回り自動車道の開通に合わせて観光入込客の受け皿として、開業するというふうに、これまで予定で進められてきたと思っておりますが、大幅にずれ込むようなことが考えられますが、おくれに対するデメリットとか、あるいは今後の予算確保、そして関係事業者などへの影響はないのか、まずそれを1点、お尋ねしたいと思います。


 それから2つ目に、政策的経費については、次回以降上程するというふうになっておりました。西日本新聞にあったように、市長が難色を示して、項目ごと削除したというふうになっています。


 その内容は、市議時代の説明と大幅な変更があったとありますが、具体的にはどのようなものか、これが2つ目です。


 それと3つ目に、この事業については、県の協議に非常に時間を要していると、延び延びになっているというふうに感じておりますが、西回り自動車道の水俣インター開通に合わせることは、非常に難しい、やむを得ないというふうに考えておられるのか。積極的に開通に時期は間に合わなくても、できる限り近づけていきたいというふうな協議を進める必要があると思うんですが、これについて市長の考えをお尋ねしたいと思います。


 以上3点、お願いします。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) では、御質問にお答えします。


 この物産館のオープンが南九州西回り自動車道の水俣インター開通に合わせてできない状況に今なっているということに対してのデメリットはどうなんだという御質問かと思います。


 確かに議員のおっしゃられるとおりに、インター開通に合わせてオープンした場合は、その相乗効果というものは期待できるかというふうに思っております。


 しかし、やはり大事なのは、高速道路が全線開通したときに、いかに高速道路をおりて、水俣を訪れてもらえるか、いかに水俣を魅力的に思ってもらえるかといったことなのではないかと考えております。そういったことから、もう一度じっくり検討をしたいというふうに考えております。


 予算については、環境首都水俣創造事業の補助金を活用したいというふうに考えておりますし、事業者については、具体的な取引の打ち合わせ等は始まっておりませんので、影響はないものというふうに考えております。


 それから、先ほどの物産館事業に対して、項目ごと削除して、その中で大幅な変更があったからということであるけれどもということですが、谷口眞次議員がおっしゃっておられるのは、恐らく新聞報道のことかというふうに思いますけれども、報道されている大幅な変更というのは、私が議員時代に想定してきた事業費と実施設計で積算された金額との間に大きな開きがあったことを差しているのかというふうに思います。


 これについては、物産館事業事態に難色を示したわけではなく、事業費が数億円に上る重要な事業であることから、費用対効果も含めて、しっかりと精査する必要があるのではないかというふうに考えております。


 それから、3つ目の御質問といたしまして、このインター開通にオープンが間に合わないということがやむを得ないというふうに思っておるのかという御質問かと思います。


 物産館というのは、この水俣に来てもらうための仕掛けの一つだというふうに考えておりますので、やはりよりよいものをつくるために、インター開通に間に合わないことは、現在ではやむを得ないというふうに考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 谷口眞次議員。


○(谷口眞次君) 答弁いただきましたので、最後の質問になりますけれども、予算関係については、環境首都事業を使って、じっくりといろんな形で検討していくと。業者についても、まだ先に進んでいないので、特に影響はないというような答弁であったかなと思っております。


 それから、2つ目の難色を示したということについては、今説明があったとおり、いろいろ検討して、次期の政策的経費について出していくというようなことだったかなと思っております。


 3つ目につきましては、できるだけ私も開通に向けて、本当に急ぐべきではないかなと思っております。


 オープン直後から3カ月とか半年ぐらいが一番自動車の交通量が多いし、オープンしたから行ってみようかな、開通したから行ってみようかなという時期だと思っております。私も出水・阿久根が開通したときに、いち早く3回ほど行ってきましたけれども、やはり、最初のイメージというのが一番強く残るかと思うんですね。開通したけど何もなかったというようでは、やはりリピーター客につながらないと思っております。


 早い時期こそ、観光客の受け皿としては、より効果が発揮できるのではないかなと思っておりますので、ぜひ市長みずから積極的に協議を進めていただきまして、ぜひ一刻も早く、開通に合わせるのは無理かもしれないけれども、3カ月後、半年後には必ずできるんだと、ぜひトップセールスを生かして、やっていただきたいなと思いますが、最後にこのことについて、意気込みをお尋ねしたいと思います。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) 3回目の御質問でございますけれども、今、谷口眞次議員がおっしゃられたように、やはり物産館という目玉が必要だということは、十分認識をしております。


 私が先ほどから申し上げておりますインター開通に間に合うことが一番の理想ではあるとは思うんですが、今、私が今回いろいろ事業説明等を受けている中で、やはり中身の問題、予算の問題、こういったものがございまして、やはりなかなか任せる業者等もまだ決まっていないという状況の中で、じゃあ果たして、インターに間に合わせることが大事なのか、それとも、先ほど谷口眞次議員も言われたように、人が寄ってくるような魅力ある建物を建てるのが大事なのかということを私考えたときに、言われたように、せっかく来たときに、じゃあ物産館はあるけど、中身が何もないというような物産館であれば、やっぱり来ていただいた観光客のお客様の方はもうリピーターとしては利用していただけないだろうというふうな思いもございまして、やはり何を優先するかといったときに、そういう予算の問題の精査も当然必要でございますし、やはり皆さんに親しまれる、お客さんに喜ばれる物産館というものを目指していきたいというふうに思っております。


 なおかつ、やはり今おっしゃられたように、なるべく早くオープンができるような形は考えていきたいというふうに思っております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 以上で谷口眞次議員の質問は終わりました。


 この際、10分間休憩します。


                                  午後2時18分 休憩


                                  ─────────


                                  午後2時28分 開議


○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、?岡朱美議員に許します。


  (?岡朱美君登壇)


○(?岡朱美君) 皆さん、こんにちは。日本共産党の?岡朱美です。


 午前中、谷口明弘議員が市長に見習ってダイエットしなければという話をされていまして、お話を聞きましたら、8キロもお痩せになったそうです。まずは、選挙中の御苦労をねぎらいたいと思います。お疲れさまでした。


 午前中の質疑を通じまして、800票差という選挙結果について、市長からは謙虚に受けとめたいというお言葉がありました。また、環境を軸としたまちづくりの継承の意志についても語られました。


 水俣病という世界に類を見ない公害を経験したまちが、苦しみ、もがきながら見出したこの道は、もはや何人であろうと元に戻すことはできないのだと感じました。


 世界に目を転じれば、地球温暖化、広がる格差、そして今なお核兵器使用の危機が人類の存在を脅かしています。この事態をどう解決し、将来に持続可能な社会を残していくか、立場を超えて取り組まなければならないことが山積しています。地方自治においても、どこも課題は同じです。国に対しては、言うべきことを言い、市においては、市長が言われるように、議論を大いに起こして、将来への責任ある方向に向かって、かじ取りをしていかなければなりません。


 市長主導のもとでの今後の建設的な議論を期待し、以下質問に入ります。


 大項目1、経済の浮揚、活性化について。


 ?、市長は、選挙中、熊日の取材に対し、例えて言えば、2万5,000人の市民を乗せた船が傾き沈没しそうになっている。一刻も早く正しい方向に導く必要がある。経済が低迷し、地元企業の活力がないので、早く改善しないといけない。まずは経済の浮揚、活性化だと述べられています。今は、間違った方向を向いているという認識なのか、また市長の考える正しい方向とはどのような方向を言うのか。


 ?、経済が低迷していることについて、その原因をどのように分析しているか。


 ?、市長はどのような方法で経済活性化を図るお考えか。


 大項目2、戸建住宅リフォーム助成制度について。


 ?、制度を導入してからの実績はどうなっているか。


 ?、利用した人からはどのような声を聞いているか。


 大項目3、森林開発を伴う太陽光発電事業について。


 ?、ゴルフ場跡地で起きた河川汚濁の問題について、その後、原因特定と再発防止策はとられたのか。


 ?、市内において森林伐採を伴う発電事業は、既に設置されたもの、申請があったもの、申請には至っていないが相談があっているもの、それぞれ何件か。


 ?、これら森林伐採を伴った発電事業それぞれについて、関係住民への説明がどのタイミングでどのような形で行われ、そこでどのような説明をしたのか市は把握しているか。


 以上、本壇からの質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) ?岡議員の御質問に順次お答えします。


 まず、経済の浮揚、活性化については私から、戸建住宅リフォーム助成制度について及び森林開発を伴う太陽光発電事業については産業建設部長から、それぞれお答えします。


 初めに、経済の浮揚、活性化について順次お答えします。


 まず、市長は、選挙中、熊日の取材に対し、例えて言えば、2万5,000人の市民を乗せた船が傾き、沈没しそうになっている。一刻も早く正しい方向に導く必要がある。経済が低迷し、地元企業の活力がないので、早く改善しないといけない。まずは経済の浮揚、活性化だと述べられている。今は、間違った方向を向いているという認識か。また、市長の考える正しい方向とはどのような方向を言うのかとの御質問にお答えします。


 まず、この発言につきましては議員がおっしゃる間違った方向を向いているという趣旨のものではございません。これまでも本市における経済振興につきましては、さまざまな施策が展開されてきたところです。しかしながら、その施策についても一定の効果はあったものの、大きく経済の浮揚、活性化につながったとは言えないという認識を持っております。


 私は、議員時代から地元企業と行政の対話が少ないのではないかと感じておりました。今後は、地元企業との意見交換を重ね、経済の浮揚、活性化につながる施策を展開したいという意味を込めて正しい方向という発言をしております。


 次に、経済が低迷していることについて、その原因をどのように分析しているかとの御質問にお答えします。


 経済の低迷における原因につきましては、水俣市のみではなく、地方自治体が抱える共通の問題ですが、若年層の市外流出における人手不足、後継者不足による廃業、特に、都市部における景気回復の影響が、地方まで波及していないと考えているところです。


 次に、市長はどのような方法で経済活性化を図るお考えかとの御質問にお答えします。


 一つは、企業誘致における空き工場バンクへ取り組みたいと考えております。企業誘致につきましては、市が企業誘致に活用できる土地がないという課題がございます。そこで、民間が所有する空き工場・空き地等の情報を収集し、ホームページ等で周知することにより、企業誘致につなげようとする取り組みです。


 また、先にも述べましたが、これまでは地元企業と行政との対話が少なかったと感じております。まずは、地元企業が経済の活性化についてどのような考えをお持ちか。また、どのような支援等を望んでいるのかについて御意見をお聞きし、経済の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。


○議長(福田 斉君) ?岡朱美議員。


○(?岡朱美君) 2回目の質問をさせていただきます。


 水俣市は、岡田市長以来水俣病で経済的にも精神的にも疲弊したまちを再生させるために、環境と福祉を大事にしたまちづくりを進めてきました。市長も一定の効果があったとお認めになられています。


 私はこの方向が間違っている認識なのかを確かめたかったのですが、午前中から御回答もあっていますけれども、決してそうではないと。ただ、自分が地元の企業ともっと活発に意見交換をすれば、もっと大きな成果が上がる、それが正しい方向というふうに表現したと、こういうことでよろしいんでしょうか。もう一回、ここを確認させてください。


 そして、景気低迷の原因について、どう分析しているかをお尋ねしました。


 これについても、水俣市だけの問題ではないということもお認めになりました。沈みそうになっているのは2万5,000人が乗った水俣船だけではない、―――――― ―――――――――――――――――――――――――――――――――――。


 若者が出ていく、物は売れない、商店街はどのまちでもシャッター通りとなっており、公共交通は赤字です。山間部では、耕作放棄地がふえて、頑張って農業を続けている人もイノシシやシカの対策に大変苦労されています。病院と介護施設の需要はふえ続けていますが、医師や看護師、介護士の確保が大きな課題になっています。地方の多くがこのような状況に陥り、逆に都心部では人口が過密となり、待機児童など別の問題を抱えているわけですけれども、なぜこのような二極化現象が起きているのか。


 答弁では、若者の市外への流出、人手不足、都市部の景気回復の影響が波及していないことを挙げられました。ただ、これは現象であって、その原因に迫っているとは私は思わないんです。


 今回いい機会をいただいたので、新水俣市史の近現代の経済の流れをずっと読んでみました。市史の変遷自体は残念ながら昭和59年までの記録ですので、明治初期からおよそ100年くらいの記録なんですけれども、この間の水俣の盛衰というのを見ることができます。


 明治22年に水俣村が誕生したときの人口は1万2,303人で主要産業は林産物が最も大きく、次が塩、それからはぜの実、お茶、かんきつ類も重要な産物だったとあります。明治41年に野口遵が日本窒素肥料株式会社を古賀町に設立。その後、工場がどんどん増設されていき、水俣村は大きく近代化をし、人口がふえていきます。


 その後、経済に大きなマイナス影響を与えたことが幾つかあるのですが、その一つは戦争です。第二次世界大戦の後のすさまじい物理的、経済的破壊が書かれています。農家では大事な働き手がいなくなって大変な苦労がありました。


 チッソは日本の大陸進出に伴い、50を超える事業所を海外に展開していましたが、水俣工場以外の全てを敗戦によって失っています。


 その後、水俣は多くの引揚者、失業者を抱え、住まいの建設など大変苦労をしながら、建て直しを図り、昭和31年に久木野村と合併して人口のピーク時を迎えました。このとき5万461人です。しかし、それを境に人口は減ってまいります。昭和40年の就業状況を見ますと、このときの労働力人口が3万1,895人なんですが、そのうち、1次産業が5,635人で17.6%、2次産業が5,804人で18.1%、3次産業が8,414人で26.3%の割合です。


 今現在はどうなっているかといいますと、平成22年の国勢調査の結果ですけれども、労働人口が1万2,449人です。1次産業が725人で5%、2次産業が2,647人で21.2%、そして3次産業は、7,794人で62.6%あります。1次産業と、2次産業が大きく後退してきたというのが見てとれます。


 1次産業においては、昭和30年代の終わりには工業都市からの求人活動が盛んになって、農家の子弟の半分以上が県外に就職してしまいます。その根本原因が、農家の経済力の弱さと進歩の遅い経営面の結果だとして、その当時の市長は一生懸命、インフラの整備ですとか、水俣に適した果樹園の増反など、大変力を入れてきたことが書かれています。しかし、1970年代には大幅な農業離れがあっています。このときに何があったかというと、農産物の輸入自由化が行われた時期です。


 そして、2次産業では、終戦直後に引揚者をできるだけ採用したチッソは5,200人の従業員を抱えていましたが、水俣病を発生させ、補償問題を抱える中で昭和42年に合理化計画を発表し、配置転換などを行って、昭和43年には従業員数を2,586人に減らしています。そのころに危機感を持った議会は、企業誘致策を活発に議論しておりまして、多くの企業を新たに誘致して、操業が始まっています。しかし、これらの工業における国際競争も非常に厳しくて、その後撤退している企業が相次いでいます。


 そして、第3次産業ですが、今、最も労働人口の多い分野になっていますが、その中でも商店街の衰退がはっきりと数字に出ています。昭和27年ごろの商店街の件数ですけれども、651軒あったと書いてあります。そして、平成6年には、450軒、そして2014年の調査では、283軒に減少しています。この分野では、1990年代にアメリカの圧力によって大規模小売店舗法が廃止されたことが大きく影響しています。大型店が次々と出店し、競争が激しくなり、どのまちでもシャッターをおろすシャッター通りが目立つようになりました。


 その結果、昔は地域にあった多くの小さな商店がなくなっていき、高齢者が困って、今、買い物難民という言葉がつくられています。みなくるバスが走り始めたのもこれがきっかけで、自治体は今こうしたさまざまな傷の手当をするために財政負担を背負わされています。こうやって過去を振り返ってみますと、戦争にしても、輸入自由化にしても、規制撤廃にしても全て政治の判断で行ったことです。この結果が今の姿を映し出しているにすぎません。


 ちなみに、私の所属する日本共産党は、拷問によって多くの仲間を失いながらも戦争反対を最後まで貫きました。また、輸入自由化に対しても、唯一最後まで反対した政党であります。


 最近は、日本共産党のほうが保守に近いと、つまり日本のよき文化を守っているという意味で褒めてくださる学者さんも出てきました。


 選挙中は、共産党の悪い影のようなものの言い方をされる方がいらっしゃいましたけれども、共産党が今まで日本の大事な産業を最も一生懸命守る立場にいたということを申し添えておきたいというふうに思います。


 今はまだ、経済界からは、規制緩和を求め続けられております。国会で働き方改革が今大問題になっています。この行き過ぎた規制緩和が既に私たちの目の前に多くの困難をもたらしているのに、なぜそれがとまらないんでしょうか。私は、政治が劣化したからだと考えております。政治が企業のしもべになってしまっています。


 政治は、農業が潰れて工業だけが成長してもいけないし、大きいところだけが生き残って小さいところが潰れてもいけない、自然を壊して人間だけが生き残ってもいけない。常に全体のバランスをとりながら、ルールを壊すのではなく、ルールをつくることを求められているのではないかと考えております。


 市長からは、空き工場バンクによる企業誘致活動という具体案が示されました。また、企業との対話を重視して、これから経済活性化の取り組みを考えるということでした。対話は大いに結構だと思います。ただ、私からは、その対話がバランス感覚を働かせて行われることを望みたいと思いますけれども、この点について何か御所見があれば、お伺いしたいと思います。


 質問は2点です。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) ?岡朱美議員の2回目の御質問にお答えいたします。


 まず1つ目は、正しい方向ということが大きな転換ということではなく、そういう企業との対話等をもっとふやしていくということなのかというような御質問だったかというふうに思っております。


 先ほどの答弁でも申し上げたように、私は今までやはりそういう地元企業と行政との対話が足りなかった、不足をしていたというふうに感じております。


 今後は、地元企業との意見交換を重ねて、地元企業が経済の活性化について、どのような考えを持っておられるのか。また、どのような支援等を望んでおられるのかという御意見等を伺いながら、やはりこの水俣の経済の浮揚、そして活性化につなげる施策を展開したいという意味での正しい方向ということでございます。


 それから、今言われました1次産業、2次産業、3次産業ということで、そういう部分でのバランス感覚ということをどう考えているかということで、私もそういうバランス感覚という意味では、さまざまな業種の地元企業の皆さんと広く意見交換を行わなければいけないと思っております。


 この選挙期間中でもありましたけれども、やはり若い農業の担い手の方、こういった方からも御意見をいただいております。やはり、農業で自分は頑張っていきたいんだという非常に前向きな青年もおられます。


 また、商店街においても、やはりどうしても後継ぎがおられないところ、そういったところは、店を閉めなければいけないという状況にもありますけれども、やはり若い担い手、こういった方々もそれぞれのところで頑張っておられます。当然、企業もそうでございます。そういった方々を広く、いろんな業種、それから1次産業、2次産業、3次産業、全てのところでそういった方々がおられるということも十分認識をしておりますので、そういった方々全ての方といろんな意見を重ねながら、この水俣づくりをどうしていくのか、皆様方の仕事をどうしていくのか、そういったところを皆様と一緒になって、考えていきたいというふうに思っております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) ?岡朱美議員。


○(?岡朱美君) 今、さまざまな業種の方との対話、意見交換を進めて考えていきたいということでした。


 最後の質問ですけれども、もう一つだけ、気になる発言が新聞紙上で拝見いたしました。


 これは、毎日新聞のインタビューに答えられていますけれども、水俣には基幹産業がある。しかし、行政が企業側と連携をとれていない。今のままではこのまちは生き残れない。この新聞では、基幹産業とは、水俣病の原因企業でもあるチッソのことだと解説されています。


 このチッソと連携がとれていない、このままでは町は生き残れない、この表現なんですけれども、まるでチッソと水俣が一蓮託生であるかのように聞こえるんですけれども、この生き残れないというのは、どういう意味を込めておっしゃったのか、最後にその真意をお聞かせいただきたいと思います。


 1点だけです。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) ?岡朱美議員の3回目の質問にお答えいたします。


 生き残れない、つまり、今のままでは経済が疲弊して、経済の活性化をしないと、このまちは、先ほども申し上げましたように、人口減少、やはりまちというのは、人がいないことには経済効果というのは生まれてこないのではないかというふうに思っております。


 先ほども申し上げましたように、それは農業でもしかり、商店街でもしかり、企業でもしかり、そして、先ほど新聞報道のことを例にとって御質問なされましたけれども、私は一言もチッソであるJNCであるとかいうことを発言したことはないというふうに思っております。


 非常にそれは恣意的な記事ではないのかなというふうに私は思っております。


 基幹産業というのは、やはり当然JNCさんも含められるでしょうし、それ以外にも水俣にはたくさんの従業員を抱えた基幹産業がございます。そういった方々と連携をし、その全ての基幹産業が元気になることによって、福祉や子育てといったものにも貢献をいただけるというふうに考えております。


 そういう中で、やはり基幹産業には、この水俣市の経済を牽引していただきたいというふうに考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 次に、戸建住宅リフォーム助成制度について、答弁を求めます。


 関産業建設部長。


  (産業建設部長 関 洋一君登壇)


○産業建設部長(関 洋一君) 次に、戸建住宅リフォーム助成制度について、順次お答えをいたします。


 まず、制度を導入してからの実績はどうなっているかとの御質問にお答えします。


 本助成制度は、市内の建築事業者の仕事の創出を目的として、平成27年度から開始し、現在3年目の事業を実施しているところです。


 実績につきましては、平成27年度が、予算額1,000万円に対し、補助交付額が約953万3,000円、補助件数60件、補助対象工事費総額で約6,089万9,000円。次に、平成28年度が、予算額1,500万円に対し、補助交付額が1,446万5,000円、補助件数が90件、補助対象工事費総額が約9,638万3,000円となっております。次に、平成29年度につきましては、現在まだ事業実施中ですので、平成30年2月26日時点の状況となりますが、予算額1,800万円に対し、補助交付見込額が約1,728万1,000円、補助件数が104件、補助金対象工事費総額が約1億2,044万7,000円となっております。


 次に、利用した人からはどのような声を聞いているかとの御質問にお答えします。


 この制度を利用した市民の方からは、リフォーム工事を行う後押しになった、補助金があったことで、当初予定していなかった箇所も追加でリフォームすることができたなどの声がありました。


 また、建築事業者の方からは、制度があったことで、顧客に工事の話を切り出しやすかった、リフォームに行った先の方から、新たな顧客を紹介されたといった声がございました。


○議長(福田 斉君) ?岡朱美議員。


○(?岡朱美君) 今、戸建住宅リフォーム助成制度を導入してからの実績をお答えいただきました。


 平成27年度は1,000万円の予算を組んで、60人の方が利用し、6,089万9,000円の仕事が生まれたということで、経済効果は6倍だったということです。28年度は1,500万円の予算で90人の方が利用して、9,638万3,000円の仕事が生まれましたので6.5倍、29年度は1,800万の予算で104人が利用されて、1億2,044万7,000円の仕事が生まれました。効果は7倍あったということです。


 利用者の声も紹介していただきましたが、制度があったので顧客に工事を勧めやすかった、補助金があった分、工事を追加したなど、まさにこれは仕事が生まれた、仕事創出に大きな効果を上げています。


 私自身も、これがあったから工事を決断したという利用者の声を聞いていますし、そして業者の方からは、来年度もこの制度あるよねと聞かれております。この制度、ぜひとも継続するべきだと思いますけれども、お考えはいかがかお尋ねします。


 1点だけです。


○議長(福田 斉君) 関産業建設部長。


○産業建設部長(関 洋一君) ?岡朱美議員の2回目の御質問にお答えします。


 まず、本制度を今後も続けるべきだと思うがという質問だったと思います。


 戸建住宅リフォーム助成制度につきましては、その事業の目的でございます建築関係事業者の仕事づくりという点で、これまで一定の効果があったものと考えております。


 今後、南九州西回り自動車道水俣インターチェンジの開通を見据えて、小売りや飲食分野を中心に店舗のリフォームに対して、助成する事業に切りかえることを現在検討をいたしております。


 これにより、これまでの制度でも創出されておりました建築関連事業者の仕事づくりを行うとともに、それにさらにプラスして、地域内外における小売業者や飲食業のさらなる顧客の獲得という新たな事業効果も生み出すのではないか、より一層の経済効果につながっていくものと考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) ?岡朱美議員。


○(?岡朱美君) 今のお答えですと、つまり今までは住宅のリフォームのための制度だったけれども、今度は店舗のためのリフォームの制度に切りかえるということです。もちろん店舗のリフォームもできたほうがいいと思います。建築事業者の方も、店舗のほうにも利用できないか、そういう制度に変えられないかという要望が出ているということを聞いております。


 それならばですけれども、補助対象を別に今回は店舗にする、住宅にするというふうに分けなくてもいいんじゃないのかなというふうに考えるんですが、他の市町村を見ましても、天草は来年度はもう5年目になりますけれども、やはり例年どおり1億円の予算を組まれています。人吉も7年目になりますけれども、例年並みの1,000万円を組まれる予定だそうです。毎年、消化をされています。他市町村にこの住宅改修の要望があって、水俣市にはないということはないはずですので、もし、店舗の改修を促進したいということであれば、これまでの住宅の改修のメニューに店舗を加えるという方法はできないんでしょうか。


 また、前回12月議会で、私、移住促進について取り上げたときに、空き家バンクの登録が進んでいないという事実がわかりました。それで、先日、大分県豊後高田市で移住定住促進についてお話を聞いてきたんですが、ここでも数年間はなかなか登録が進まなかったんですが、ある年をきっかけに急に2桁台にふえていたんですね。それで理由を聞きましたら、空き家リフォームの補助制度をつくったことが利用を促したという御回答だったんです。


 店舗にしても空き家にしても建築物を修繕することには違いはないわけで、建築業者の景気対策ということで、目的は一緒です。そして、個人の住宅改修の改善にもつながるわけです。


 制度を上手にもっと柔軟に何にでも使える形で改善するという方法で続けられないのか。これが1点目の質問です。


 それから、もう一つ、平成28年の9月議会で一度提案させていただいているんですけれども、還付金です。全体の工事の2割が補助金なんですが、その還付金を水俣市内だけで利用できる商品券にできないでしょうかというふうに提案もしました。


 以前、消費喚起として行ったプレミアム商品券ですとか、プレミアム飲食券、これは大変好評だったと聞いております。できない理由について、そのときに商品券の発行に係る人件費とか印刷代など、そういったコストを考えたときに、進めるのをためらうというふうにおっしゃっていたというふうに記憶しております。


 人吉の場合は、商品券と現金と半々で還付をしているそうなんですけど、その商品券については、もともと地域内で流通するものがあったので、それを買ってきて発行するだけなので、全くコストがかからないわけなんですね。それで、水俣にもそれにかわるものがないのかなというふうに私も考えて、フラワースタンプの500円ポイント券ですか、そういうものがそれに当たるんじゃないのかなとちょっと自分の頭で考えたことですけれども、そういう形で施工主にも建築事業者にも、そしてまた商店街にも還元されるような経済活性化策にすることはできないか、この2点について、御質問したいと思います。


○議長(福田 斉君) 関産業建設部長。


○産業建設部長(関 洋一君) ?岡朱美議員の3回目の御質問なんですけど、住宅を店舗にそのまま変えてしまうということではなくて、それを検討しているということでございます。


 これはまだ6月補正、政策経費ですので、要望等があったときに、住宅だけじゃなくて、もうちょっと工夫して、事業をしたら、いっぱいまた仕事がもらえるんじゃないか、検討してくださいというのもたしか要望だったと思います。


 ですから、こっちの店舗のほうにシフトするのも一つの方法ですし、議員お考えのものも一つの方法だと思いますので、6月の政策経費を出すまでに今検討中でございます。


 また、先ほども視察の話が出ましたけど、そういった他市のものも参考にして、3年間やってきましたけど、この制度が新たな経済効果につながるようにしていきたいと思います。


 それから2点目が、還付。人吉当たりでは、こういった助成制度をプレミアム商品券で返しているということで、水俣市のほうも返しているわけじゃないんですけど、プレミアム商品券の販売ということで、たしか3年前、4年前に商工会議所にお願いしてだったんですけど、いつもプレミアム商品券は1割から2割の事務委託料というのを支払っています。そこまでしてプレミアム商品券を使うのか、商店街にお金が流通するということもございますけど、プレミアム商品券については、そういったリスクが生じたりいたしますので、こちらのほうも今、現金でお返しをしていますけど、そういった商品券を今回、店舗の新たなリフォーム制度に使っていくかも、6月で予算を出す際に、それまでに提案したいと思います。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 次に、森林開発を伴う太陽光発電事業について、答弁を求めます。


 関産業建設部長。


  (産業建設部長 関 洋一君登壇)


○産業建設部長(関 洋一君) 次に、森林開発を伴う太陽光発電事業について、順次お答えいたします。


 まず、ゴルフ場跡地で起きた河川汚濁の問題について、その後、原因特定と再発防止策はとられたのかとの御質問にお答えします。


 河川汚濁の問題について、改めて御説明をいたしますと、現在、水俣市長崎地区のゴルフ場跡地に、株式会一条工務店がメガソーラー発電所を建設中でございますが、平成29年4月から9月にかけて発生した大雨及び台風により、工事現場調整池より濁水が茂川川へ流出し、下流の湯出川、水俣川等を汚濁したものです。この事態を受け、市は一条工務店に対し、メガソーラー発電所建設事業に関する協定書に基づき、意見書と要求書を提出いたしました。


 一条工務店からは、同年10月25日付で、濁水流出再発防止計画書が提出されております。その後につきましては、本計画に基づき、降雨が少ない時期までの工事一時中断と工事現場調整池へ流入する水路の計画変更等の対策がとられたところでございます。


 次に、市内において森林伐採を伴った発電事業は、既に設置されたもの、申請があったもの、申請には至っていないが相談があっているもの、それぞれ何件かとの御質問にお答えします。


 森林伐採を伴った太陽光発電事業で、市が把握しているものは、大きく分けると2種類ございます。1つが、森林法に基づく林地開発許可制度に申請のあったもの、もう一つが、当該制度の対象外であるが、伐採及び伐採後の造林の届出書が提出されたものでございます。


 この前提で、市内の森林伐採を伴った太陽光発電事業を集計したところ、既に設置されたものについては4件、うち林地開発許可制度に申請があったものについては2件です。また、相談があっているものについては4件となっております。


 次に、これら森林伐採を伴った発電事業それぞれについて、関係住民への説明がどのタイミングでどのような形で行われ、そこでどのような説明をしたか、市は把握しているかとの御質問にお答えします。


 まず、関係住民への説明は、熊本県林地開発許可制度の申請手続上、義務ではありませんが、県からはできる限り行うよう指導されております。


 さきに述べた森林伐採を伴った太陽光発電事業で、既に設置されたもの及び建設中の4件については、2件が工事着工前に、1件が工事完了後に地元住民への説明会を開催されております。そのうち、2件の説明会については、市の担当が出席もしくは事後報告を受けており、その内容等についても把握をしております。


○議長(福田 斉君) ?岡朱美議員。


○(?岡朱美君) 2回目の質問をさせていただきます。


 この問題は藤本議員が何度も取り上げておられますが、私も別のところで計画中の発電施設のことが今非常に気になっておりまして、今回取り上げさせていただきました。


 一条工務店のメガソーラーの計画は、全体が70ヘクタールというふうに聞きました。初めぴんとこなかったんですけれども、置きかえたら東京ドーム17.5個分の広さなんです。大変広いです。


 この場所はもともとがゴルフ場ですので、既に開発が済んでいるところですので、開発がもうされているところでしたが、新たに森林を伐採してメガソーラーをつくろうという計画も少なからずあるようです。


 熊本県に全体の様子を伺ったんですけれども、既に稼働しているところが161カ所あります。今後も申請がふえる見込みというふうなことでした。


 水俣市内のことも今お答えいただきましたように、既に申請されたのが4件で、そのうち2件は森林伐採を行う開発だということです。そして、さらにまだ検討段階のものが4件あるということなんですね。


 山は降った雨を一度土壌に含ませてゆっくり川に流す役割をしています。ソーラーパネルというのは、その機能を阻止してしまいます。一気に大量の雨水がパネル表面を流れ落ちて、川に集まってくることになります。設計上は、一度その雨水を池に蓄えて排水溝から少しずつ川に流すことになっていますが、一条工務店の工事ではそのため池から泥があふれ出したということでした。今回は、たまたま汚濁の原因が特定できるケースだったわけですけれども、もし予想を超える集中豪雨などで土砂崩れが起きた、あるいは川が増水して浸水被害を起こした、こういった場合にメガソーラーが原因だと特定する方法はあるのか。まずこれを1点聞きたいと思います。


 平成29年4月に資源エネルギー庁が太陽光発電用の事業計画策定ガイドラインを出しています。


 それによると、やはり全国的にも土砂の流出などの事例が報告されているようです。私が今回、気になっているところがあると言った計画は、40ヘクタールの森林を今から伐採するというものです。東京ドーム9個分です。災害が起きないよう工事をするのは事業者の責任ですし、起こしたら補償するのも事業者の義務です。


 ただ、こうした被害というのは非常に甚大になり過ぎて、本当に補償ができるのかどうか、補償が不可能になるケースも出てくるかもしれないし、雨量が予想を超えたと言って、逃げることもできそうな気がするんですね。


 何と言っても、災害を未然に防がなければならないと思うんですが、そのためには、そういう危険がある場所につくらせないということが一番だと思うんですが、前回、藤本議員が独自の条例をつくるべきではないかというふうに提案をされました。その後検討はされたのかどうか。これを2点目として伺いたいと思います。


 それから、既に設置されたケースで住民説明会がどのように行われたかをお答えいただきました。現在の法令上は、義務ではないことになっており、実際に設置された4件のうち2件は工事着工前だが、1件は着工後に説明会を行っています。私が心配している案件では、その事業のための土地をブローカーが入ってどんどん進めておりまして、設置事業者から直接説明を受けないままに譲渡を決めてしまっている人が大半なんです。


 どのような規模でどのような開発を行うのか、工事に責任を持っている人が住民を集めて行う説明会をもっと早い段階で行わせる必要があるんじゃないかと思うんですが、これについてどうお考えでしょうか。


 3点を質問したいと思います。


○議長(福田 斉君) 関産業建設部長。


○産業建設部長(関 洋一君) 2回目の御質問にお答えをいたします。


 まず、土砂崩れや川の氾濫がどこどこの森林開発だと特定する方法があるのかという御質問だったと思います。


 これは、集中豪雨等による土砂崩れとか、あとは川の氾濫等が起きた場合の原因特定につきましては、災害が複数カ所で発生しているとか、規模が大きい場合には、さまざまな要因が複合的に左右している可能性が高いため、どこどこの森林開発のみが原因であると断定することは困難であろうと思います。


 ただし、降雨によります河川等の汚濁につきましては、目視による調査を河川の下流のほうから上流にかけて行うことによって、ある程度発生場所と原因の特定ができるかなと考えております。


 2番目としまして、独自の条例をつくるべきとのその後の検討なんですが、平成29年12月議会の藤本議員の一般質問のときに、市としては他の自治体のメガソーラー発電所建設に対する規制等を研究していきたいと答弁させていただきました。その後の経過につきましては、実際にガイドラインを制定している霧島市さんのほうに出向いて、情報収集を行うなど、研究を進めている段階でございます。


 それと、3番目なんですけど、住民説明会をもっと早い段階で行うべきだ思うが、いかがお考えかについてですが、さきに述べましたとおり、住民説明会につきましては、県の隣地開発許可制度上、義務ではございませんが、できる限り開催をしなさいと業者に対し、指導がなされているところです。


 また、同様に事前に開催ということもあわせて指導されていることから、できるだけ早い段階で開催することが望ましいと考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) ?岡朱美議員。


○(?岡朱美君) 森林を伐採してパネルを設置する場合には、林地開発許可をとるということが前提になっています。その申請書を見せてもらったんですけど、専門的なことはよくわかりませんけれども、こういう地形のところではこういう工事をしなさいとか、雨量の計算については、このデータを使いなさいとか、そういう指示がいろいろ書いてあって、基本的にはこれらをクリアすれば許可されるという流れになっています。山を伐採して、保水機能を喪失させる工事なので、その広さとか地形的なことなどについては、もっと慎重になってもよいのではないかなというふうに今思っているんですけれども、今の段階では、この開発許可については、そういう条件がありません。


 また、住民説明会についても、地権者の3分の2以上の同意がとれている、その他についてもとれる見込みがあることについて同意書を出せば基本的には受け付けることになっていて、集団で説明会を開催したということについては、特に報告の義務がなくて、したがって、これは強制ではないというふうになっております。


 許認可権を持つ県の条例が、今こんなふうな状態なので、災害防止とかトラブル防止の観点からやはり市として毅然としたものをつくっておく必要を強く感じております。


 先ほど、藤本議員の要望を受けて、霧島市に行って研究しているところだというふうなお答えでした。私も霧島市の条例は見せていただきまして、一番注目したのは、除草作業には除草剤を使わないという文言が入っていました。これ、非常に珍しいなと思ったので、市の担当者に、業者がここは嫌がってないですかと聞いたんですけど、そんなことはありませんよ。住民説明会でこれを言うことで、逆に住民が安心されて、理解を得やすいようですというふうに言われていました。


 それから、住民の説明会の開き方についても計画の概要が明らかになった時点でしなさいとか、それから開いたときの報告書の提出を義務づけている点も非常に模倣したほうがいいかなというふうに思いました。


 さらに欲を言えばなんですけれども、説明会の開く範囲について、自治会を必ず入れるとか、川がある場合には下流の自治会にも開催を義務づけるというふうな文言が入っていればいいんじゃないのかなというふうに思いました。


 もう一つは、岡山県真庭市の条例も見せていただいたんですけど、ここは景観保全の目的なんですが、あらかじめ設置してはいけない場所というのを地図に設定をしていました。水俣市にも観光地がありますので、ぜひこれも取り入れていただければなというふうに思いました。


 幾つかの要望ですけれども、こういったものも含めて今後条例づくりを検討していただけないかということ、これはもう要望にしたいと思いますけれども、最後に1点だけ、質問です。


 長崎の産廃処分場予定地だった場所にメガソーラー建設が予定されておりますけれども、それについて前市長は、住民の同意が得られるまでは、敷地内にある市が所有する土地は業者に貸与しないと表明されております。これについて、新市長はその考えを継承するおつもりがあるかどうかお尋ねいたします。1点だけです。


○議長(福田 斉君) ?岡市長。


○市長(?岡利治君) ?岡朱美議員の3回目の質問ということで、長崎地区にございます産業廃棄物最終処分場予定跡地ということでございますけれども、その中に市が保有する土地がございます。その貸与、活用についてやはり住民の同意を得ることが前提だというふうに考えております。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 以上で、?岡朱美議員の質問は終わりました。


 これで、本日の一般質問の日程を終了します。


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◎日程第2 議第39号 水俣市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について





○議長(福田 斉君) 日程第2、議第39号、水俣市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。


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○議長(福田 斉君) 提案理由の説明を求めます。


 ?岡市長。


  (市長 ?岡利治君登壇)


○市長(?岡利治君) 本定例市議会に追加提案いたしました議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。


 議第39号水俣市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。


 本案は、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律並びに介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令並びに介護保険法施行規則等の一部を改正する省令の施行に伴い、本案のように制定しようとするものであります。


 以上、本定例市議会に追加提案いたしました議第39号について、提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。


○議長(福田 斉君) 提案理由の説明は終わりました。


 以上で本日の日程は全部終了しました。


 次の本会議は明7日に開き、一般質問を行います。


 なお、議事の都合により、あすの本会議は午前9時30分に繰り上げて開きます。


 本日はこれで散会します。


                                  午後3時24分 散会