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熊本県 水俣市

平成27年9月第4回定例会(第3号 9月 9日)




平成27年9月第4回定例会(第3号 9月 9日)





 



       平成27年9月第4回水俣市議会定例会会議録(第3号)





平成27年9月9日(水曜日)


                 午前9時29分 開議


                 午後2時27分 散会


(出席議員) 16人


福 田   斉 君       小 路 貴 紀 君       桑 原 一 知 君


塩 ? 達 朗 君       ? 岡 朱 美 君       田 中   睦 君


谷 口 明 弘 君       ? 岡 利 治 君       田 口 憲 雄 君


藤 本 壽 子 君       牧 下 恭 之 君       松 本 和 幸 君


中 村 幸 治 君       岩 阪 雅 文 君       谷 口 眞 次 君


野 中 重 男 君


(欠席議員) なし


(職務のため出席した事務局職員) 5人


事 務 局 長 (関   洋 一 君)   次     長 (岡 本 広 志 君)


主     幹 (深 水 初 代 君)   参     事 (前 垣 由 紀 君)


書     記 (山 口 礼 浩 君)


(説明のため出席した者) 14人


市     長 (西 田 弘 志 君)   副  市  長 (本 山 祐 二 君)


総務企画部長  (緒 方 克 治 君)   福祉環境部長  (久木田 一 也 君)


産業建設部長  (緒 方 康 洋 君)   水 道 局 長 (松 尾 健 二 君)


総務企画部次長 (本 田 真 一 君)   福祉環境部次長 (川 野 恵 治 君)


産業建設部次長 (山 田 雅 浩 君)   総合医療センター事務部次長


                              (久木田 美和子 君)


教  育  長 (吉 本 哲 裕 君)   教 育 次 長 (黒 木 博 寿 君)


総務企画部企画課長             総務企画部財政課長


        (水 田 利 博 君)           (坂 本 禎 一 君)


        ──────────────────────────


〇議事日程 第3号


      平成27年9月9日 午前9時30分開議


第1 一般質問


1 ? 岡 利 治 君  1 防災対策及び空き家等の対策について


             (1)防災対策について


             (2)空き家等の対策について


             (3)空き家バンクの取り組みについて


             2 経済・産業振興及び観光振興について


             (1)大型クルーズ船について


             (2)恋路島の利活用について


             (3)木質バイオマス発電事業について


             3 ふるさと納税について


2 谷 口 明 弘 君  1 防災について


             (1)防災無線のデジタル方式への改修について


             (2)避難所の整備について


             2 日本一長い運動場線の維持管理について


3 桑 原 一 知 君  1 農業振興について


             2 教育問題について


        ──────────────────────────


〇本日の会議に付した事件


 議事日程のとおり


        ──────────────────────────


                               午前9時29分 開議


○議長(福田 斉君) ただいまから本日の会議を開きます。


        ──────────────────────────


○議長(福田 斉君) 本日の議事は議席に配付の議事日程第3号をもって進めます。


        ──────────────────────────





◎日程第1 一般質問





○議長(福田 斉君) 日程第1、きのうに引き続き一般質問を行います。


 順次、質問を許します。


 なお、質問時間は、答弁を含め1人70分となっておりますので、そのように御承知願います。


 初めに、?岡利治議員に許します。


  (?岡利治君登壇)


○(?岡利治君) おはようございます。


 真志会の?岡利治でございます。


 4月の改選後、1回目の質問になりますので、多少緊張しておりますが、皆様にわかりやすい質問にしたいというふうに思っております。


 まず冒頭に8月25日に水俣を通過した台風15号により被害を受けられた市民の皆様に対しまして、心よりお見舞いを申し上げますとともに、対策本部設置から、避難所開設、その後の対応に至るまでの市職員の皆さんの御苦労と、各自治体関係者や消防団の方々の協力に対しまして敬意を表するものでございます。


 今回の私の一般質問も台風被害に関する防災対策の面と、それに関連する空き家対策等の質問も含んでおります。今後の災害に対する対応に役立てばと思い、以下質問をいたします。


 1、防災対策及び空き家等の対策について。


 (1)、防災対策について。


 ?、台風15号に対する初動対応と被害に対する対応はどのようになっているか。


 ?、台風通過後の復旧作業の状況はどのようになっているか。


 (2)、空き家等の対策について。


 ?、台風で倒壊した空き家の状況とこれまでの対応はどのようになっているか。


 ?、倒壊した空き家の固定資産税等の納税状況はどういうふうになっているか。


 (3)、空き家バンクの取り組みについて。


 ?、6月議会で空き家バンクの準備を進めているとあったが、現在の状況はどのようになっているか。


 2、経済・産業振興及び観光振興について。


 (1)、大型クルーズ船について。


 ?、八代港が大型クルーズ船の受け入れを積極的に行っているが、水俣市はどのように捉えているか。


 ?、南九州西回り自動車道延伸に伴い、地元観光施設等の利用と大型クルーズ船の活用は考えていないか。


 (2)、恋路島の利活用について。


 ?、9月議会において恋路島利活用検討業務委託料が計上されているが、委託先と検討内容はどのようなものか。


 ?、今現在、恋路島の利活用について市長はどのような見解を持っておられるか。


 (3)、木質バイオマス発電事業について。


 ?、この事業の話が持ち上がり数年がたつが、木質バイオマス発電計画の現状はどのようになっているか。


 3、ふるさと納税について。


 ?、全国的に注目されているふるさと納税制度について、どのような認識を持っているか。


 ?、水俣市の現状とふるさと納税による税収増の自治体との違いをどのように捉えているか。


 以上で本壇からの1回目の質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 西田市長。


  (市長 西田弘志君登壇)


○市長(西田弘志君) ?岡議員の御質問に順次お答えをいたします。


 まず、防災対策及び空き家等の対策については私から、経済産業振興及び観光振興については産業建設部長から、ふるさと納税については総務企画部長から、それぞれお答えをいたします。


 初めに、防災対策及び空き家等の対策について順次お答えをいたします。


 まず、防災対策についてのうち台風15号に対する初動対応と被害に対する対応はどのようになっているかとの御質問にお答えをいたします。


 台風15号への対応といたしまして、台風が接近する前の8月24日午前8時に災害対策本部を設置し、午前10時に第1回の災害対策本部会議を開催をいたしました。この会議の中では、台風の進路、接近時の勢力、警戒時間帯、雨、風、高潮の予想などから、当日午後3時の避難所開設及び避難準備情報の発表、午後5時の避難勧告への切りかえなどを決定をいたしました。災害対策本部会議で決定した内容については、自主防災組織などの関係者へ連絡を行い、午後3時、午後5時の避難勧告等は防災行政無線、熊本県防災情報メールサービス、携帯3社のエリアメール、L−アラートといったあらゆる手段を利用して周知をしたところでございます。


 消防団への出動を要請し、午後6時から市内全域で避難の呼びかけや避難箇所の警戒を行っていただいたところであります。


 また、市が開設した21カ所の避難所と地域が開設した17カ所の避難所では、市職員、自主防災組織の方々がそれぞれ避難所運営を行いました。避難者へ朝食の準備も行いましたが、台風の接近状況から翌朝の配送は厳しいと考え、午後8時から順次開設されている避難所へ職員が食料、飲料水をお届けしました。


 災害対策本部会議は、避難勧告の解除を行った8月25日の午前11時45分までに計7回実施をいたし、明るい段階での避難勧告等の発表や、早い段階での避難者への給食など、昨年の台風8号での反省を踏まえながら、対策を進めたところでございます。


 被害への対応につきましては、それぞれの部署で所管する施設等の被害状況の把握や市民から寄せられた情報に基づき、倒木の処理、被害状況の現地確認、関係者への連絡、給水などの対応を行いました。また、消防本部、警察署、消防団などにも対応に係る協力をお願いをしたところであります。


 次に、台風通過後の復旧作業の状況はどのようになっているかとの御質問にお答えいたします。


 台風15号が通過した後は、山間部を中心に市内各所において倒木による交通障害、公共建築物、道路、農作物、住宅などの被害が生じました。停電や断水も発生しました。現在、道路については通行ができるように倒木の処理を進めておりますが、電線、電話線に倒木がかかり処理が困難な場所、のり面や路肩が崩壊している場所では、今なお全面通行どめなどの通行規制を行っております。


 停電につきましては、一時、最大で6,600戸が停電しましたが、8月29日の夕方ごろに復旧が完了しており、断水につきましても8月27日に復旧が完了したところであります。


 なお、停電の復旧がおくれていた地区には、電話連絡により復旧の見通しについての説明とあわせて、停電によりお困りになられていることがないか確認を行いました。


 続きまして、空き家等の対策についてのうち、台風で倒壊した空き家の状況と、これまでの対応はどのようになっているのかについてお答えをいたします。


 今回の台風15号により倒壊した空き家は1軒と把握しております。当該空き家につきましては、これまで水俣市空き家等の適正管理に関する条例に基づき勧告まで行っております。今回、台風で当該空き家が倒壊したため、当日の朝、職員が現地へ出向き確認したところ、屋根や柱、壁板等が市道に散乱し、車両が通行できない状況でしたので、土木課へ連絡し、業者により市道に飛散したものを処分いたしております。


 また、当該空き家の倒壊状況は、隣接する駐車場と裏の通路を塞ぐ形で倒壊しており、緊急を要する事態と判断したので、すぐに所有者へ連絡をとり、現在、所有者へ撤去処分の承諾を依頼しているところでございます。


 次に、倒壊した空き家の固定資産税の納税状況はどうなっているのかについてお答えをいたします。


 固定資産税等の納税状況につきましては、個人情報に該当いたしますので、答弁は控えさせていただきたいと思います。


 次に、空き家バンクの取り組みについてお答えをいたします。


 6月議会で空き家バンクの準備を進めているとあったが、現在の状況はどのようになっているかとの御質問にお答えいたします。


 空き家バンクの設置につきましては、空き家の実態調査を行い、その中で利活用が可能な空き家を抽出し、所有者へ住宅の状況や活用、または除去などの意思を確認した上で登録を行い、ホームページ等へ掲載することで、希望者へ紹介していきたいと考えております。現在、空き家実態調査の業務委託に係る入札の準備をしているところであり、10月の初めには契約を結び、実態調査を開始し、来年3月末の完了を見込んでおります。


 また、水俣の市民や商店、団体等がみずから地域情報を収集して、新たな情報へ展開し発信するポータルシステムとして、水俣市住民向け交流サイトのホームページを10月末の公開に向けて準備を進めているところであります。その一部の機能に、空き家情報提供システムが備わっており、実態調査の完了に合わせて、来年4月から稼働する予定としております。


○議長(福田 斉君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) それでは、2回目の質問をさせていただきますが、今回もちょっと質問内容が多いものですから、執行部の皆様にも簡潔明瞭にお答えいただきたいというふうに思います。前回も私、ふるさと納税の質問ができずに終わってしまって、今回もそれを入れておりますので、時間が足りなければ、2番目の谷口明弘議員の質問を20分ぐらいもらわなきゃいけないかもしれなくなってしまいます。よろしくお願いいたします。


 まず、防災対策という部分に関してですけれども、この防災対策は、今回早い段階での避難所の開設であるとか、避難勧告というのは対応が早かったんではないかなというふうに思っております。ただ、台風が通過した後の被害状況であるとか、その復旧作業、そういったものが対応としてどうだったのかということが、ちょっと私も気になったもので、今回取り上げました。


 特に山間部、ここの被害が非常に大きくて、私も25日の日には地元をちょっと状況を見て回りまして、その後、山間部のほうも久木野、大川、それから寒川、岩井口や本井木、日当野とかというところを1日回らせていただいたんです。かなり倒木、それから電柱が折れて道をふさいでいる状況、そして木の枝葉が道路に散乱しているという状況が、ここに写真も撮ってきておるんですけれども、非常にひどい状況であったということで、16年前の台風18号の被害、それから進路、通過進路といいますか、よく似たということで、相当な被害が出るんじゃないかという心配もされてあって、台風18号のようにはなかったとは思うんですが、やはり場所、場所によって被害があるところ、ないところの差が今回は非常に多かったような気がいたします。


 停電が非常に困ったということで、25日の台風が来たときから停電になって、先ほどの答弁にもありましたように、最終的に停電が復旧したのが29日と、5日間ぐらい停電をしていたというと、特に中心部からずっと復旧をしていって、最後がやはり山間部が残ってしまうという状況で、電気を復旧するやり方等もあるんでしょうけど、非常にその辺がどうなのかなということもありました。この夏場、冷蔵庫が使えない、そうすると食料がないというふうになったときに、冷蔵庫のある程度品質が落ちたものなんかも、やはり高齢者の方とか食べられる、今度は食中毒を起こす心配があるという声も聞きました。


 それから、特に感じたのは、今言いました高齢者のひとり暮らしの世帯、ここが非常に、例えば倒木で屋根が壊れて、もう家の中が水浸しになった、畳を上げようにも、やはり力仕事で、畳を上げることもできない。市内に避難をすればいいんだけど、住みなれた我が家を離れて、そのまま誰もいない状態であけるのは忍びないというような声も、その方からもお聞きしましたし、やはり停電の影響もあったんでしょう、脱水症状などを起こして体調を崩して救急車で運ばれたという方もおられました。


 そういうところもありますので、これに関して防災対策で2回目の質問させていただきますけれども、先ほども申し上げましたように、避難勧告までは非常に素早い対応でよかったというふうに思っておりますが、今度は起こってからの復旧までの間、特に交通手段等が限られた不便な山間部です、こういったところの高齢者のひとり暮らし世帯なんかに対しての対応というのはどういうふうになってたのか、またその対応ができたのかです。例えば、水俣市社会福祉協議会であったり、健康高齢課であったり、いろんなところがそういう情報持ってると思うんですけれども、そういう高齢者に対してのケアといいますか、台風通過後の状況は、対応はどうだったのかというのがまず1点。


 それから2番目として、台風通過後の復旧、対策本部はできます。じゃ通過後の復旧は、庁内でどういうふうな体制がとられているのか、その復旧といっても、道路ですとか、そういうところの長期間かかるインフラ整備は別として、例えば台風通過後の5日間であったり1週間ぐらいで、通常の生活に戻るまでの復旧に対する組織というものが確立をされていたのかどうか、これが2点目です。


 それから3番目として、先ほど言いました、例えば電柱が倒れて電気が通らないというところもあって、話によりますと、電線、通電してますので、倒木なんかと一緒に、復旧作業といいますか、整備をしようと思っても、電気が通って電線はさわらんでくれと。九州電力のほうからの指示があったから手がつけられないとなると、やはりもう電気が復旧するまでは、もう何も手をつけられないという状況があるので、その辺の九州電力との連携はどうだったのか、この3点を防災対策として質問させていただきます。


 それから空き家対策に関しましては、この質問は、6月議会で牧下議員のほうも質問されました。平成23年から取り組んでいるこの空き家対策に対して、4年3カ月、牧下議員も質問されてきたということで、総合窓口なる部署を設けるであるとか、重要な課題と認識している。市内全域の調査も早速取りかかっていきたい、職員全部で頑張っていきたい等々、答弁ばかりで4年3カ月何をしていたのか、かなりやはり厳しい質問を牧下議員のほうがされたのが、もう机を叩かんばかりの勢いだったと私も記憶しておるんですけれども、私は静かに質問したいと思います。


 特に、この倒壊した建物に関して、空き家に関しては、以前から近隣からの苦情が非常にありまして、やはり議員の皆様の中にも、何とかならんのだろうかという声もあったと思います。その中で、この空き家に関して、対応がちょっと時間がかかっているような感じがするんですけれども、その辺はどうなのかということを感じるんです。


 そこで、この空き家に対して1つ質問いたします。これ先ほどの答弁にありましたように、勧告まではしていると答弁ありましたので、処分をするに当たっても、例えば持ち主さんとのやりとりというか、そういったものもどうなっているのか、その後の進展状況はどうなっているのかというのを1つ質問させていただきます。


 それから空き家バンクに関しては、今年度で調査をして、来年度からスタートしたいというふうなことでもありますので、これはやはり早速取りかかっていただいて、速やかに空き家バンクのそういうシステムをスタートしていただければというふうに、これはもう1つ要望として申し上げておきます。


 ですから、以上4点質問させていただきます。


○議長(福田 斉君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) ありがとうございます。?岡議員が静かに質問されるということで、逆にどきどきしますんですけど、今、台風の話されて、御自分のお近くも回られて、そして山間部も回られたということで、議員さん、いろんな方が回られて、私たちも情報もいただき、やっぱりそういった議員の方々、通常のこういったイレギュラーなときの活動で情報をいただくのは、非常に私たちは助かるというふうに思っているところでございます。


 まず1点目、今、高齢者のひとり暮らしの方、特に山間部の対応どうだったかということでございますけど、高齢者の方の対応といたしましては、山間部、限らずにでございますが、避難行動要支援者につきましては、民生委員、ケアマネジャー等の戸別訪問等による安否の確認や、各避難所への避難誘導を事前に依頼をしておるところでございます。あわせて、市内の介護保険施設等に対しましても、緊急短期入所の受け入れのあっせん、調整等を依頼をしております。そして、避難が完了したひとり暮らしの高齢者等の安否等につきましては、各自治会長に情報提供を行っているところでございます。そして、自主避難が困難なひとり暮らしの高齢者等、避難所へ避難及び施設への緊急短期入所の際の移動手段、非常に不自由をかけられるということで、移動の手段がないという方には、市が所有いたしますストレッチャー対応の移送サービス等を準備し、水俣市社会福祉協議会と連携し、速やかに対応を24時間体制で職員を待機させているところでございます。


 2つ目の、災害対策本部を立ち上げて、終わった後どうだったのかということだと思います。対応につきましては、先ほど言いましたように、災害対策本部が解散をしたその後に、関係部署、一応集まっていただきまして、被害の状況の収集や把握、被害に対する対策等を協議したところでございます。特に今回は暴風、倒木等が非常に多かったということで、倒木の処理の問題や、全体で一番多かったのは、環境クリーンセンターのごみの問題が多かったと思います。その瓦れき等の受け入れなどについて、その後すぐ協議を行ったところでございます。


 そして3つ目の、九州電力との連携ですけど、うちにやはり一番電話等で多かったのは、停電、非常にやっぱり不便ということで、九州電力に電話してもなかなかつながらない、テープが回っているだけで、もう市役所に電話せんばって、市役所のほうにもかなり厳しく御連絡いただいております。私にも個人的にいろんな形で連絡もいただいて、多分、議員さんにもあったと思いますけど、九州電力との連携です、今後直していかなければいけないなというところは、やっぱり今回のところでも出てきたところでございます。


 今回は停電が長引くことが、九州電力のホームページでは停電が長引くというふうに記載はされていたんですが、市民生活に支障を来さないように、九州電力八代営業所、ここになりますけど、早急に復旧作業を進めるように要望は何回もしたところでございます。そしてあわせて、停電復旧の日時を地域ごとに情報提供をしていただけないかということも要望したところですけど、復旧の日時、地域についてはすぐ回答はできなかったということで、九州電力ももうかなりよその県からたくさんの要請が来て、手伝いに来られてましたが、その復旧の日時等は、やっぱり私たちも尋ねたときには、きちっとした回答はございませんでした。


 そういったことを踏まえて、市民の皆さんに不安を少しでも払拭していただけるように、九州電力には復旧見込みに関する市民への情報提供について、うちの防災無線を活用してはどうかと提案させていただきまして、九州電力が8月26日の午前11時過ぎに1回、そして夕方の6時過ぎに1回、防災行政無線を利用して停電の復旧情報というものを放送をさせていただいたところでございます。


 そして、最後4点目、空き家の問題は、やはり日本中、今非常に問題になっておりまして、うちも対応が後手にならないように、いろんなお叱りも受けながら今進めているところでございます。今回、倒れたところ、私も見に行きまして、大変だなと思って、もうどうにかしたいというのはあるんですけど、勝手に人の財産を処分するというのも、行政はなかなかできないところがありまして、それについていろいろ協議をさせていただきました。現在では所有者を一応特定できて、倒壊した空き家の現状の写真と、土地、建物の登記謄本の写し、そして承諾書を簡易書留で送りまして、実は今返ってきたというふうに報告は受けております。


 これ実は、壊れた倒壊した家をどげんしようかということで、会議をずっとしておって、もう電話をとりあえずしてくれということで、その場で電話して、それまでうまく連絡がとれていなかったのかもしれませんけど、たまたまつながって、こういうふうに今回はうまいぐあいに、スムーズにこういった承諾書を送るということが、連絡がとれたことで進んでいるというふうに思っております。


 承諾書の内容は、倒壊した空き家の撤去処分を水俣市が処分することに承諾をしていただきたいということ、それと撤去処分にかかる費用については所有者のお支払いになりますよという、そういった承諾文を入れて、そして、その承諾は今現在はいただいているということでございます。今後これを受けまして、できる限り速やかに撤去処分の手続を進めていきたいというふうに思っております。


 以上でございます。


○議長(福田 斉君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) それでは、3点目の質問をさせていただきます。大変詳しい答弁でありがたいんですけれども、質問者の私の時間よりも長くならないようにお願いいたします。私の時間が足りなくなりますので、非常に今回こればっかり気にしてですね、でもちゃんと中身はやりますので。


 先ほど、今、市長のほうから答弁がありましたように、台風が過ぎた後の環境クリーンセンターの問題、非常にごみ処分の問題が市民のやっぱり一番、それが例えばもう三日、五日、1週間じゃなくて、もうその当日、次の日、どうするんだ、この瓦れきをどうするんだと。やはりほかの自治体では、防災無線を使って、随時ずっと、例えばごみに関しては、どこどこに持っていってくださいとか、どういう処理をしますよとかっていう放送も流れていたと。聞きますと、防災無線は聞き取りづらいから、水俣の場合、文書で回していただいた。ただ、あれは9月1日号の市報と一緒に載せていったということですから、台風があったのが8月25日ですから、やはり五日、六日たった後の文書なんで、文書としては大変丁寧でよかったと思うんですけど、やはり緊急事態ということもあります。その辺の対応もだから併用して、防災無線も使うようなことも、何か簡潔明瞭に説明ができないのか、それを他の自治体では、繰り返し繰り返しやったので、非常にごみ処理がスムーズにいったというところも聞いております。そういう1つの例として挙げておきます。


 それで、防災対策に関して2点だけ質問いたします。


 高齢者のひとり暮らしのケアはどうだったんだと聞いたら、例えば避難行動の要支援者等は連絡をとりながらということであったんですけれども、例えばデイケアを利用したりとか、そういう施設を利用したりとかという方の情報というのは、いろいろとれると思うんです。ではなくて、ふだんは通常の生活はできるんだけれども、高齢者でひとり暮らしの方、やはり交通手段がないとか、特に山間部でどうなんだ、例えばそういう方たちの安否確認、もう電気も通らない、電話線も切れてるから電話も通じない、そういった方の安否確認をどうするんだ。これは、それぞれの自治会を中心として基本やるべきなんでしょうけれども、やはりそこと行政との連携をしっかりとった中で、ひとり暮らしのそういう高齢者の方の把握というのを今後それも必要じゃないのかなと。支援が必要な方だけじゃなくて、通常生活ができるんだけど、やはり高齢でひとり暮らしの方のケア、ここも大事じゃないかなと思うんですけど、そこをどう考えているかということを1点。


 それから、今ありましたように、災害が起こるまでの対策本部というのは非常にできてると思うんです。だから、過ぎた後の被害状況を把握、いろんな部署が集まって話をされたということですけど、部署によっては、なかなか連携がとれずに、それぞれ単独で動いていたというような状況もちょっとあったかに聞きました。だから、そこをやっぱり1つ核になる部署、復旧をするための、例えば五日なり1週間という限定でいいと思うんです。要するに先ほど言いましたように、通常の生活ができるような、一般市民が通常生活ができるようになるまでの、短期間の復旧できるような復旧対策本部みたいなものができないのかどうか、あるのかどうか、なければつくったほうがいいんじゃないかと思うんですが、どうなのかという、この2点を質問したいと思います。


 それから空き家対策に関しましては、今言われましたように、所有者との連絡もとれたということでありますので、やはり速やかに処置をしていただきたいというふうに思います。これ以外にも、倒壊のおそれがある家屋が、まだあと2カ所ぐらい水俣にもあります。それ以外にも空き家で、もう老朽化していろいろ問題があるところもありますので、そういった類似する空き家等に関しても、今後早急に取り組んで、その結果をやっぱり出していただければというふうに思います。これは空き家対策に関しては、要望としてお願いをしておきます。ですから、防災対策に対して2点、答弁お願いします。


○議長(福田 斉君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) やっぱり水俣はひとり暮らしの方、本当にふえております。そういった災害弱者というか、そういった方に対応するのは非常にやっぱり必要だと思っています。先ほども自治会長、民生委員さん等にお願いをするということもありましたが、地域によっては自主防災をつくって、その地域で、班で見るように、うちの地域はそういった災害のときのくくりで見回られる方が決まってますけど、そういったものを密にやっていかんといかんというふうに思ってます。今回の問題点及び課題等をやっぱり再度確認し、行政関係機関及び地域と一体になって、皆さんもですけど、そういったひとり暮らしの方に、きめ細やかに対応できるように検討していきたいというふうに思っております。


 それと災害対策本部を解散した後です、この議論もうちのほうでもさせていただいて、実は防災計画のところを幾ら読んでも、復旧についての部分が、そういった本部を立ち上げるという部分が読み取れません。そこをちょっと整理して、やはり後の問題もかなりこういった大きな災害の場合は1週間、2週間大変だと思いますので、そういったところも少し精査していきたいというふうに思っております。


○議長(福田 斉君) 次に、経済産業振興及び観光振興について答弁を求めます。


 緒方産業建設部長。


  (産業建設部長 緒方康洋君登壇)


○産業建設部長(緒方康洋君) 次に、経済産業振興及び観光振興についての御質問に順次お答えします。


 まず、大型クルーズ船についてのうち、八代港が大型クルーズ船の受け入れを積極的に行っているが、水俣市はどのように捉えているかとの御質問にお答えします。


 現在、八代港に寄港する大型クルーズ船は、中国や台湾などから1隻につき三、四千人の観光客が来られるので、これを好機と捉えて、水俣市へ誘客を図る取り組みを行っているところです。水俣市は、平成25年度から八代市、人吉市と、平成27年度には上天草市も加わり、くまもと県南観光客誘致・物産振興プロジェクト実行委員会に参画しております。


 委員会では、海外からのクルーズ船受け入れについて誘致活動を行っており、平成26年度は1隻のみの寄港でありましたが、平成27年度は10隻を超える大型クルーズ船が寄港する予定となっております。平成28年度にはさらにクルーズ船寄港の打診があっており、効果が出ているものと思っております。


 また、大型クルーズ船寄港時に歓迎おもてなしを行うため、県南物産展を行っております。水俣市では、みなまた観光物産協会を通じて毎回、八代港において地元業者による水俣の物産等を販売し、水俣市の物産や観光のPRを行っております。


 さらに、旅行会社などに対して、水俣市への誘客を図るために、旅行行程などの提案を行っているところです。


 次に、南九州西周り自動車道延伸に伴い、地元観光施設等の利用と大型クルーズ船の活用は考えていないのかとの御質問にお答えします。


 通常、大型クルーズ船の八代港への滞在は半日程度であり、午前中に入港して、夕方出港します。そのため乗船客は大型観光バスで県内の観光地などを回り、四、五時間で八代港へ戻る観光コースを提案する必要があります。現在、水俣市では湯の児温泉やエコパーク水俣などを中心に観光コースを提案しております。


 南九州西回り自動車道延伸に伴い、水俣市での滞在時間が長くなる観光コースを提案することができるようになるため、今後、大型クルーズ船からより多くの観光客が水俣に来ていただけるようにアピールしていきたいと考えております。


 次に、恋路島の利活用についてのうち、9月議会において恋路島利活用検討業務委託料が計上されているが、委託先と検討内容はどのようなものかとの御質問にお答えします。


 水俣市では、現在、国を挙げて取り組んでいるまち・ひと・しごと創生総合戦略の一環として、今回新たに設けられた地方版総合戦略の策定に先行して行う事業に対して交付される地方創生先行型の上乗せ交付金を活用した事業を進めております。


 その中で、地域の活性化や交流人口の増加を目的として、恋路島の利活用の検討を行うこととしており、具体的な活用策につきましては、今後、市民の皆様からの御意見や御提案をいただきながら検討を進めてまいりたいと考えております。恋路島の利活用につきましては、これまで市民や議員の皆様から観光資源としてもっと有効に活用すべきではないか、島に橋をかけてはどうかなどの御意見や御提案をいただいております。


 このような状況を踏まえ、今回の恋路島利活用検討業務委託の検討内容としましては、恋路島の動植物等を含めた現況調査、恋路島に橋をかけた場合の建設費用の概算及び法的規制等の調査、恋路島のように、本土と近接した位置にある島の活用策について、他自治体で成功している事例の調査などを考えております。


 恋路島の具体的な利活用の検討につきましては、今後、学識経験者と市民の代表から成る恋路島活用検討委員会を立ち上げ、調査結果などを参考に、恋路島の利活用について検討いただく予定にしており、最終的には検討委員会から水俣市に対して恋路島の利活用に関する提言を行っていただこうと考えております。


 なお、委託業者につきましては、今議会で議決をいただいた後、業者を選定し、速やかに委託契約を締結したいと考えております。


 次に、今現在、恋路島の利活用について、市長はどのような見解を持っているかとの御質問にお答えします。


 恋路島の利活用につきましては、市民の皆様の中にもさまざまな考え方があり、観光資源として有効に活用すべきであるという意見と、このままの状態で残してほしいという御意見があることは十分承知しており、市民の皆様のお話をお聞きする場をつくりたいと考えておりました。恋路島は水俣市の貴重な地域資源であると認識しておりますので、今回設立を予定しております恋路島活用検討委員会の提言を含め、市民の皆様の御意見や御提案を幅広くお聞きし、エコパーク水俣等の有効な地域資源と連携した恋路島の活用策の検討を行い、地域の活性化や交流人口の増加につなげたいと考えております。


 次に、木質バイオマス発電事業について、この事業の話が持ち上がり数年たつが、木質バイオマス発電計画の現状がどのようになっているのかとの御質問にお答えします。


 ことし2月の全員協議会でも御説明いたしましたとおり、九州内に多くの大型バイオマス発電所が計画され、当事業を取り巻く状況が変わり、九州電力における再生可能エネルギー買い取り制度も見直されたため、当初想定していた6.5メガワットから2.0メガワットに発電規模を縮小して計画されております。また、必要となる燃料も年間約9万5,000トンから、約4万トンになり、燃料を調達する業者も大手林業者から地元林業者へと計画変更されています。


 現状についてですが、引き続き関係者間において協議を進めておりますが、事業化に向けた進展はしていないところです。


○議長(福田 斉君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。


 ここでは、経済産業、それから観光振興ということで、1つは、クルーズ船の件、それからもう1つは、恋路島の利活用の件、それで経済産業ということでバイオマス発電の件と、この3つを項目として取り上げさせていただきました。


 まず、クルーズ船に関してですけれども、ことしの7月23日に八代港に寄港した世界第2位の巨大客船ということで、これが寄港したときに、そこの副社長さんが、例えば来年は24回ぐらいの予定だったんだが、できれば43回ぐらい寄港したいという希望をされたと、非常に積極的におっしゃっておられるということです。この客船自体の総トン数というのは、もう私もぴんとこないんですけど、16万7,880トンと、乗客、お客さんが4,180人乗れる、乗組員だけでも1,500人ということで、7月23日に入港したときには、約4,000人の観光客が120台の大型バスに乗って熊本市内であったり、阿蘇であったり、人吉であったりというところに行かれたと。滞在時間は5時間から7時間ぐらいということで、朝入港して、夕方出港してという形になりますから、宿泊は伴わないんですけれども、これだけの人数がおりて、その時間帯観光なり、買い物なりをするということであります。


 ちなみに日本の飛鳥?という豪華客船もありますけど、これがトン数でいくと5万トン、乗客が960人という規模ですから、いかに大きな、これが相当な頻度で今度八代港にも入ってくるということになりますので、できれば観光客誘致のチャンスとして、これを活用しない手はないんじゃないかなということで、今回質問させていただいております。


 そこで、このクルーズ船に関しましては3点質問いたします。


 まず1点目は、今答弁にありました八代港で毎回販売を行っているというのがあったんですが、その効果と感想といいますか、それはどうなのかというのがまず1点。


 それから2点目に、観光客、八代港に寄港したその観光客を、水俣へ呼ぶための工夫というものはしているのかどうか。そのために工夫をしているかというのと、ハードルになる、要はメリット、デメリットというものはどうなのかというのが2点目。


 それから3番目として、できましたら、観光客を誘致するというだけじゃなくて、私はもう一歩踏み込んで、これを、水俣港も平成12年までは重要港湾港として指定をされておりました。それが今回、地域振興の重要港湾と、格下げにはなったんですけれども、やはり喫水の面とか、いろんなバースの長さの面とかいろいろ法的なものもあるでしょうが、例えば、5万トンクラスの飛鳥級ぐらいの船が、年に1回でも2回でもこの水俣港に寄港できるような取り組みができれば、また市民にとっても1つの楽しみになるんじゃないか。これはやはり、先ほどから後出てきます、恋路島、それからエコパーク水俣、バラ園、こういったものを含めた中での観光振興ということで、交流人口をふやすための1つの起爆剤になるんじゃないかなというふうに思うんです。いや、もう最初からそういうのは無理だよと思っているのか、市長のトップセールスで、そこへ踏み込んで、そういう対策といいますか、取り組みをするのか、そういうところをどう考えておられるのかという、この3つを質問したいと思います。


 それから、恋路島に関しましては、ちょっと私の質問も悪かった、見解ということだったんで、現在の考え方はどうなのかと。いろんな市民の意見を広く聞く、それから検討委員会の提言を聞くということは大事なんですけれども、現在、市長があの恋路島活用に関してどう考えているのかということを、ここでちょっと私は聞きたかったんです。それをちょっと1点答えてください。


 それから、2番目の質問としては、検討委員会の中には学識経験者、市民の代表というふうに答弁があったんですけど、これは選定方法はどう考えているのか、この2点。


 それからバイオマス発電計画については、計画当初から、これは市が事業主体となって事業を進めていくというふうな話が、そこからのスタートだったというふうに思っております。行政が試算をして、これは採算ベースに合うんですよ、当初は蒸気も売って、売電だけではいかないから蒸気もやりますよと言ってたんだけれども、いつの間にか蒸気の話も消えて、売電だけで採算がとれると。我々議会としても、いや、なかなか採算ベースに合わないんじゃないの、ほかのところでもいろいろできて、いろんなところでバイオマス発電をつくってスタートするんだから難しいんじゃないのという話で、いろんな意見がこの議会の中でもあったと思います。それでもやはり行政としては、いや、できるんだということで、推し進めていったという経緯が私はあるというふうに記憶しております。


 それがどこからか途中からか、事業主体でやるんじゃなくて、今度は誘致企業として市が補助金を出しますよという形、一歩引いたところで、今度は民間に投げてといいますか、民間に任せて、民間主導でやってくれというような計画に変わっていったという経緯がありました。


 じゃ場所はどうするんだといったら、それは産業団地内に、できれば候補地を、リプラテックの跡地もあるでしょうし、いろんな産業団地内の場所を使って、このバイオマス発電を事業をやりたいんだという説明があったというふうに思っております。


 そこで、もうこの事業を検討を始めてからもう4年以上たってるんですよ、ですね。そうすると、産業団地に計画をしているということであれば、ここはきのうの議員さんの一般質問の中で答弁でもあったように、あの産業団地はもう場所がないという答弁だったです、もう場所がないんだと。じゃ新しく造成してまた産業団地を別につくるのかといったら、検討はしたいんだけど、現在は予定はないということであって、もういっぱいいっぱい、手づまりといいますか、いっぱいなんですよね。


 そうしたときに、じゃそこにこの計画がずっとある以上、もうあの産業団地というのは、新しいところが例えば来るにしても何にしても、できないわけです。優先順位がない、最初にそういう話があるんであれば。だから、このある程度民間が最終的な判断はするのかもしれないです、バイオマス発電事業に対して、進むのか、見送るのか、白紙に戻すのか、いろいろあると思うんですけれども、そういう中で、質問としては産業団地も含めて、今、水俣市に新たな企業進出なんかの話はないのかどうかというのが1点。


 それと2つ目として、先ほどの答弁でもありましたように、事業化に向けてなかなか進展はしてないんだという答弁がありましたが、この事業そのものの実現というのが、今でも可能と考えているのかどうか、現在です。これは産業建設部長の緒方部長とあと市長にもそのお考えを聞きたい、この2番目の質問に対しては。この2点バイオマスに関しては質問いたします。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 緒方産業建設部長。


○産業建設部長(緒方康洋君) ?岡利治議員の2回目の御質問にお答えします。


 まず、クルーズ船の物産展の販売効果についてでありますけれども、八代港での水俣市の出展スペースは4店舗程度であり、今年度は4回物産展が行われ、1回当たりで総額で10万円から20万円程度の売り上げとなっております。物産展の特徴としましては、夕方まで船の見学に来られた方が中心で、クルーズ船のお客さんはツアーから戻られた午後4時ごろから出港までの1時間から2時間の間にまとめ買いをされる状況です。野外での販売のため、雨天の場合は売り上げが伸びないこともございますけれども、これまで参加された店舗は再度出店したいという意向でございます。


 それから2つ目でございます。大型クルーズ船での受け入れの問題点やメリット等についてでございますけれども、大型クルーズ船は通常日帰りで寄港するため、観光時間が短いことや、宿泊客が見込めないこと、また三、四千人が一度にバスツアーで動くため、大型バスを多数受け入れる必要があり、水俣市内での施設では受け入れが限られていることです。しかし、一度に多くの観光客が大量の買い物をされる現状としては、メリットでもあると思っております。それから南九州西回り自動車道が延伸し、水俣までの移動時間が短くなるメリットがございますので、今後は旅行会社等へのPRに積極的に動いていきたいというふうに思っております。


 それから、バイオマス発電計画の…。


  (「あとクルーズ船に関しては、水俣にも寄港できるような、そういう取り組みは考えられないか」と発言する者あり)


○産業建設部長(緒方康洋君) 済みません、クルーズ船の受け入れでございますけれども、それにつきましては、現在でもクルーズ船には旅行代理店に対しまして、積極的にPRを行っておりますし、今後取り組んでいきたいと考えております。


 それとエコパーク水俣内の港湾施設は、熊本県の所管でございますので、今後、クルーズ船の誘致につきましては、港湾整備、いわゆるハードの問題がございますので、ここら辺につきましても、熊本県と協議をしながら、積極的に誘致できるように取り組んでまいりたいというふうに思っております。


○議長(福田 斉君) 緒方総務企画部長。


○総務企画部長(緒方克治君) 恋路島の有識者会議の選定委員について、どのような選び方をするのかという御質問だったと思うんですけれども、有識者会議にどのような方が今構成メンバーになるかは、現在検討しております。ただ、地域創生の戦略会議の有識者会議というのも今回設立しますんで、そのメンバーを参考に、今後人選をしていきたいと、このように考えております。


 以上であります。


○議長(福田 斉君) 緒方産業建設部長。


○産業建設部長(緒方康洋君) バイオマス発電計画についてでございますけれども、その中で、産業団地を含めた企業進出の打診につきましては、詳細は申し上げられませんが、現在、数社から情報や打診があっております。それと、事業の計画についての見解でありますけれども、先ほど答弁しましたように、事業化に向けて進展してない状況であります。市としましては、事業主体ではございませんので、今後どのようになるのか想定できませんし、また市として事業化の可否について見解を述べることは現在では難しいと考えております。


 以上でございます。


○議長(福田 斉君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 私から2点、恋路島についてですけれども、恋路島はここでももう議論、短く、じゃいきますけど、議論しておりますので、今後、私の見解としては、やっぱり活用したいというのが十分にあるんです。それはどういった活用かは、皆さんからやっぱり意見をもらいながらやっていかないと、勝手に開発するわけにもいきませんし、自然を残しながらやるという方向もあると思いますので、その辺は一緒に意見を聞きながらやっていきたいと思っております。


 バイオマス発電計画については今の答弁と同じように、企業に来てもらう立場なので、できるかどうかというのについては、差し控えさせていただきます。


○議長(福田 斉君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) クルーズ船に関しましては、今申し上げたように、これからできれば、水俣港の利活用も含めた中で考えていただければ、特に総務企画部長の緒方部長は県からも来ておられますから、先ほど産業建設部の緒方部長から言われた県とも連絡をとっているということです。できればそういうところで、そういうパイプをしっかり使っていただいて、期間限定で来ておられるので、その間に実績を残して県に帰っていただいて、出世をしていただくということを望んでおりますので、よろしくお願いいたします。仕事がないとずっとここに残ってなきゃいけないかもしれないですね、頑張ってください。


 クルーズ船に関しては、そういうことで非常に八代港が積極的に進めているということで、やはりそれを利用して、さっきも言いましたように、恋路島であったりバラ園であったり、エコパーク水俣であったり、私はやっぱり観光ルートの1つとして何か活用ができないのかなと。それにクルーズ船も絡めたところでという、大きなグランドデザインを描いた中でできればいいかなという、非常にそれは言うはたやすいんですけれども、行うはかたしといいます。非常に難しい部分はあるかと思うんですが、できればそういう思い切った大胆な発想でやっていただくということも大事かというふうに思います。これは要望にしておきます。


 それから、恋路島の利活用について、選定方法とか、検討委員会とかというふうな形で質問したんですけれども、この市民の代表と言われる方を選定するにしても、やはり公平な立場で意見が述べられる人、いろんなことを平等にといいますか、公平な立場で見られる人を市民の代表として選んでいただきたいというふうに思います。いろんなそういう協議会ですとか、何とかいろいろありますけれども、それがいけないということではなくて、やはりこういう恋路島の利活用ということは非常に市民に関心事があります。それは自然を残すことも大事でしょう。しかし、やはり先ほど答弁の中にもちょっと出てきたと思うんですけど、やっぱり資源の活用ということもあるし、観光振興という言葉も出てきたように、できればそこは観光振興の1つとして何か利活用していただきたいと、私は個人的に思っております。そういうものも含めて、そういう意見が述べられる方も選定をしていただきたい。


 それから、今言ったように、水俣ですからすぐ出てくるのは、環境の問題で、あそこは残さなきゃいけないんだと。いろんな問題もあると思うんですけど、やはりそこはすみ分けをして、環境問題は環境問題で取り組む施策もあるでしょうし、観光振興は観光振興で取り組む施策もあるという、そこはやっぱりすみ分けをした中でやっていただきたいというのが思いです。これも要望として申し上げておきます。


 最後のバイオマス発電計画、この答弁ですけれども、見解を述べるのは現時点で難しいというふうに言われましたが、やはりこれは、市が最初、事業主体としてやるといった事業なんです、ですね。そして、そこで産業団地も使いますよといった話であって、それがたまたまもう誘致企業として民間に任せて、民間に話してくれという話になってるけど、今の答弁でもあったように、現在進行形じゃなくて、とまってるじゃないですか。じゃいつまでそれを放置するんですか。いつまで様子を見るんですか。あと2年か3年か。じゃ今、緒方産業建設部長からも答弁があったように、いろんな細かいことは言えないけど、ある程度そういう話も来てるという話もありました。じゃそういう人たちは、産業団地じゃなくてもいいかもしれないんですけど、あくまでもやはり誘致企業とかいろんな話になったときには、やっぱり産業団地をメーンに考えることだと思うんです。そして、もうさっきから言ってるように、場所がない、来たいという話はあるけど場所はない。頭におもしがのっかかってる、今、バイオマスという。これを早くどけないと、次の話に進展していかないんじゃないか。例えば、経済観光課あたりも、そういう物件を抱えている中で、次の新しいものに取り組もうと思っても、職員もなかなか難しいと思うんです。


 であるから、ここはやはり市のトップである市長が、もうそろそろここで決断をする時期に来ているんじゃないかなというふうに思います。それは産業団地だけを外すのか、事業そのものの白紙撤回をするのか、いろんな方法あると思うんですけど、もうここである程度答えを出す時期に私は来ていると思います。これが進展しているんだったら、話は別です。いろんなところでも条件として、新聞記事等でも、もう飽和状態だと。県あたりにしても、もうバイオマス発電については積極的な誘致というか、そういうあれはしていかないんだという話も出てきておりますから、ましてや八代市もできた、鹿児島県もできた、いろんな周りでもできてる中で、まだこれを誘致企業として水俣市は抱えておくのか。決断をお願いします。


 それが1点、最後の質問です。


○議長(福田 斉君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 決断につきましては、先ほど、微妙な問題も非常に私たちも抱えているところで今進んでいるわけで、この場で私が公言できるようなことは、今のところないというふうに思っております。4年たって私も引き継いで、もうそろそろできるのかできないかはきちっとする時期で、白黒というか、できるか、進出するかしないか、そういったところは、きちっとはっきりさせる時期だというふうに思っております。


○議長(福田 斉君) 次に、ふるさと納税について答弁を求めます。


 緒方総務企画部長。


  (総務企画部長 緒方克治君登壇)


○総務企画部長(緒方克治君) 時間も押しておりますので、少し早口になりますが、申しわけございません。


 次に、ふるさと納税について順次お答えします。


 まず、全国的に注目されているふるさと納税制度について、どのような認識を持っているかとの御質問にお答えします。


 ふるさと納税制度は、応援したい自治体に貢献したいという方々の思いを形にする制度として始まりました。近年、テレビや新聞等でふるさと納税に対するお礼の品について、自治体間での競争が過熱している状況を見たり聞いたりしています。自治体に寄附をすることで、地元の豪華の特産品をお礼として贈られているところや、ポイント制を導入し、好きなときにカタログから選べるもの、100種類を超える品ぞろえを準備されている自治体もあります。寄附をする側も、気に入ったお礼の品物を見ながら注文する、ネットショッピングのような感覚になっていると感じているところもあります。


 ふるさと納税制度によって、都会から地方へのお金が流れてくることはいいことだとは思いますが、特産品目当ての寄附となると、違う意味での自治体間競争や贈り物競争が起こり、税金のとり合いになっているようにも感じます。制度の趣旨を踏まえ、節度ある対応をしていかなければならないと考えます。しかし、きっかけはどうであれ、特産品を使って多くの方々の興味をその自治体に向けることができ、地元の産品の消費拡大や交流人口、観光客数の増加につながっていくのであれば、今後見直していく必要があると考えます。


 市としましては、生まれ育ったふるさとに寄附をしたい、お世話になった水俣市を応援したいという方々からの寄附をしていただきたいと思います。そのためにはいろんな機会を捉えて、水俣のよさをPRし、本当に水俣を応援したいと思われる方々の御協力を求めていきたいと考えています。


 次に、水俣市の現状とふるさと納税による税収増の自治体との違いをどのように捉えているかとの御質問にお答えします。


 まず、多額の寄附を集めている自治体と最も大きな違いは、寄附金額に対するお礼の品の還元率が高いことだと考えられます。水俣市では1割程度の商品をお礼の品として送っておりますが、ふるさと納税を多く集めている自治体ほど還元率が高く、その多くは5割程度、中には8割もの商品をお返ししているところもありました。他の自治体を参考にしながら、余り高額にならない節度ある範囲で検討していきたいと思っています。


 また、ふるさと納税を紹介しているホームページや広告チラシなど、とても興味をひかれる内容となっているものあります。特典であるお礼の品についても寄附者が選べるようになっており、その品ぞろえの多さにも大きく違いがあります。


 現在、本市におきましても、ふるさと納税制度の見直しに取り組んでいるところであり、農林水産課、経済観光課、企画課において協議をしているところです。加工品を詰め合わせただけではく、その季節の旬な生鮮品を届けることができないか、水俣市への誘客につながるようサービスを取り入れられないか、そしてさまざまなバリエーションの中から希望する商品が選べるような仕組みの検討、それに市のホームページの見直しやパンフレットの作成などもあわせて、全国に向けて地元の産品の知名度がもっと上がるような仕掛けづくりを考えていきたいと思っております。


○議長(福田 斉君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) それでは2回目の質問をいたします。


 このふるさと納税の質問に関しましては、6月議会でも私どもの会派の谷口明弘議員が、詳しく中身の濃い質問をしたというふうに記憶しております。その中で、そのときには長崎の平戸市が相当な税収をとる、全国1位ということであったんですけれども、この新聞の記事によると、2015年の上半期のベスト10というのが出てるんです。この中に、ベスト10の中に九州の5市町が含まれている。1番目は山形県の天童市、これは将棋の駒等で有名なところです。サクランボであったり、山形牛であったりといろんな、ここが、この新聞の上半期によりますと11億68万円、11億円既に上半期だけでふるさと納税が集まっている。昨年度1位だった長崎の平戸市は現在で7億4,000万円、この天童市は話によると、もう今既に14億円ぐらい集まってるという話も聞いております。


 そういった形で、6月議会のときに、じゃ水俣市はどのぐらいの税収、ふるさと納税の金額なんだといったら、平均して200万円ということです。その金額がいいか悪いかというのは議論になるところであるんでしょうけれども、この水俣市というのも、自主財源が少ない、やはり投資的な予算が使えないという中で、じゃどうやってお金をふやすんだ、特に税収あたりもふやしていくんだと、人が減っている。そういった中で税収減の中で、ふるさと納税というのは、1つのやはり税収増の大事な部署じゃないのかなと。


 先ほど部長の答弁にもありました、例えば善意でもらっている、それから例えばネットショッピング的な傾向があるとか、税のとり合いになる。税のとり合いって、それはもう全国どこでもそうじゃないですか、国に言って地方税くれって言いに行くのも税のとり合いだと思うんです。であれば、ふるさと納税もそれと一緒の私は感覚なのかなと。だから、税収という感覚で捉えると、やはり税金の納入というもの、納税という意義が若干このふるさと納税とは違っているのかなという思いはあります。ただ、少ない税収の中でいかにお金を集めるんだと、それぞれの自治体が努力をして頑張っている中で、じゃ水俣市は何もしないんですかと。関東水俣同郷会、関西水俣同郷会、例えば、市長もよく答弁の中で、そういうところに行ってアピールをします。それはあくまでも水俣出身者の中のエリアであって、そういうネットを通じて見られる全国の方にもっと水俣をPRするような1つのアイテムとして、このふるさと納税というのが活用できないのかいうことだと思うんですよ。


 やっぱり一番の問題というのは、要は納税する側の、ふるさと納税する人たちの選択肢がないというところです。それから、やっぱり品ぞろえが少ないというのが一番のネックなのかなというふうに思っておりますので、私が今言いましたように、非常に水俣をPRする、いいイメージでPRをする、大事な私はアイテムだと思っております、これは。


 これをもっと活用しない手はないというふうに思っておりまして、特に今、JNCさんもトマトの水耕栽培というか、液肥で土を使わないやつを今試験的にずっとやっておられます。試験的にもう去年ぐらいから部署部署で出しているところもあって、非常にやっぱり評判がいい。私もちょっともらっていただいたんですけど、糖度もある。できれば地元の企業がつくった、水俣でできた物産品、こういうものもそういうふるさと納税の中の1つとして、品ぞろえの中の1つとして取り入れていくというふうなことをして、やっぱり地場企業のそういう育成ということにも1つつながっていくだろうし、イメージアップにもつながっていくだろうし、そういうことをやっていったほうがいいんじゃないかなということで、今回、ふるさと納税というものを取り上げさせていただきました。


 そこで2点質問いたします。その後、ホームページの見直しはできたのかどうかというのが1点。


 それから、全国に向けての知名度がもっと上がるような仕掛けづくりを考えていきたいということで、先ほどの答弁の中でも何点か出てきましたので、それ以外でも何か取り組みを始めたものがあるのか、それともまだこれからなのか、どうなのかというこの2点を質問いたします。


○議長(福田 斉君) 緒方総務企画部長。


○総務企画部長(緒方克治君) お答えします。まず第1点目、ホームページの更新はできているのかにつきましてお答えします。


 現在、制度の見直しについて庁内参加、農林水産課、経済観光課、企画課になるんですが、そこで協議を行っているところであります。結論から申しますと、まだホームページの更新は行っていない状況になります。


 ホームページにつきましては、まず制度の内容を型どおりに説明するのではなくて、さっき議員がおっしゃった部分はあると思いますが、水俣市の特性とか、あるいは文化とか、あるいは産業とか特産物、このようなものを掲載し、より多くの人が目を向ける、そのようなものにしていく必要があると思います。


 今のところお礼の品の見直しについて、寄附者が希望する商品を多くの品ぞろえの中から選ぶというようなことを検討しております。例えば季節限定の旬な商品、あるいは特産品をアピールする、そのようなことで、もっと魅力あるようなホームページ作成に取り組んでまいりたいと、このように考えています。


 2点目、地元の特産品の知名度が上がる仕掛けづくりとは、具体的にどのようなものがあるかという御質問だと思いますが、まず第一に、仕掛けづくりとしては、まず議員御指摘のとおり、希望する商品を多くの中から選ぶというような仕組みづくりを検討しております。ホームページ上で、多くの商品を紹介することで、今までなかなか知ってもらえなかった商品とか、あるいは販売ルートを持たなかった商品など、全国に向けてPRできるようになって、それが新たな特産品の流通拡大につながるのではないかと、このように考えています。また、このことによって、生産者の方が考えを工夫していただいたり、あるいはこん包の仕方、どうすれば選んでもらえるか、もっとおいしいものはどうすればつくれるかなどと生産者の方の刺激にもなって、最終的には産業の活性化につながればいいと考えております。


 以上であります。


○議長(福田 斉君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) それでは、最後の質問ですけれども、今答弁がありましたように、まだホームページの見直しができていないと。6月からそういう答弁だったんですけど、確かにホームページだけを変えても、中身がないとできないということは当然です。やはり今言われた中身を充実する、どういうふうにしていくのか、品ぞろえをどうするのか、どういうふうにしていくのか、やっぱりそこがきちっとできないことには、ホームページだけ立ち上げても中が空っぽであれば意味がないですし、そこを、ですから中身の部分をしっかり早く取り組んでいただきたいということと、6月議会のときの市長の答弁にもありましたように、水俣市のホームページには親切さが足りないという答弁もありました。そういったところで、何かよそと違ったもの、目を引くものというものを、やはり早くつくって、そういったものが、ふるさと納税に生きていくような取り組みをしていただければというふうに思っております。


 それから、先ほども言いましたように、特にこのふるさと納税というのは、税収を入れる、取り込むというだけではなくして、水俣の物産品を市外の方、全国にPRをする。そして水俣のイメージアップを図る、要するに納税をしてお金をおさめていただくことによって、水俣の物産が売れると、一石二鳥だというふうに私は思うんです。だから、それを単なるきれいごとで、税は人の善意でとかっていうことでだけで捉えるんじゃなくて、何かどうも話を聞いてると、やりたくないとか、できない理由を何かつくっているように私には聞こえるんです。そうじゃなくて、もう他市町村の行政やっているものであるから、それはしっかり取り組んでいただきたいと、積極的に。今からでも遅くないと思います。これが過熱して、例えば2年後、3年後にどうなるかというのはわからないと思いますけれども、今こういう波が来ている中で乗りおくれないように、税収アップを図るためのアイテムとして使っていただいて、なおかつ水俣のイメージアップ、水俣の物産のPR、いろんなことに役立つと思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、最後に市長に一言答弁をもらって、私の質問を終わりたいと思います。


○議長(福田 斉君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 最後に回ってきてよかったと。実は6月議会終わってから、担当企画課あたりを呼んで、どげんかしろという話をして、もう立ち上げております。答弁にもありましたが、水俣の物産を紹介するのに一番いいと。これよく考えると、売り手よし、買い手よし、世間よしで三方よしになります、実際。ですから、やっぱり私たちもやっていこうということで、水俣のいろんなものをつくっていらっしゃる生産の方がいらっしゃいますので、そういったものの全国に宣伝にもなるし、買った人は喜ぶ、そして納税していただければ、うちのプラスにもなるということで、それは今ハッパをかけているところでございます。ホームページ立ち上げたときには、間に合うようにやりたいというふうに思ってやっているところでございます。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 以上で?岡利治議員の質問は終わりました。


 この際、10分間休憩します。


                               午前10時43分 休憩


                               ─────────


                               午前10時53分 開議


○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、谷口明弘議員に許します。


  (谷口明弘君登壇)


○(谷口明弘君) おはようございます。


 真志会の谷口明弘です。


 きょうは、くしくも真志会、?岡利治議員と私と続けて質問に立つことになりました。真志会は、名づけ親は?岡利治議員なんです。?岡利治議員の質問時間が足りなくなるんじゃないかと非常に冷や冷やしたところですが、すばらしいな、やっぱり先輩だなと思っております。真志会の意味には、市民の皆さんの声に真摯に耳を傾けるという意味と、あとは紳士的な振る舞いで静かに質問しながら、その中にも核心を突いた質問を、市民の私益につながるような質問をしたいというネーミングがございます。


 さて、台風15号により、市内各所で大変大きな被害が出ました。いまだに後片づけや復旧に当たっておられる多くの市民の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。特にお一人の市民のとうとい命が失われたことに、心からお悔やみを申し上げます。心から御冥福をお祈りするとともに、御家族の皆様の悲しみはいかばかりかとお察しします。


 さて、今回も一般質問をすることにしましたけれども、市政のチェック機能としての責任を果たすため、市民の暮らしが豊かになるよう政策提言で市政を発展させられるように、今回は2つのことについて質問します。


 まず大項目1、防災について。


 冒頭でも触れましたけれども、先日の台風の被害が大きかったことから、自然の驚異を改めて実感したわけでありますが、市の防災対策についてお尋ねします。既存の防災無線の老朽化に伴い、デジタル方式への改修を2年がかりで行うための今年度の予算約5億3,000万円を、3月議会で全会一致で可決しました。来年度見込まれる工事費6億円余りを合わせると11億円を超える改修工事であります。


 私はこの夏、防災無線の機器を扱う企業に勤める知人と、彼は里帰りで帰ってきていたんですが、水俣市の防災無線のデジタル化への改修について話をする機会がありました。たまたま待ち合わせた場所に防災無線があり、彼は仕事柄、水俣市の防災無線はアナログ式なんだねと言われたので、私もちょっとかちんときてじゃないですが、自慢げに、いや、ことしから2年かけてデジタル方式に改修するんだよというふうに答えました。すると、彼はちょっとけげんそうな顔をして、防災無線の専門家として、改修について世間の動向を説明してくれました。彼によれば、来年度から新方式のデジタル防災無線が製造販売され、導入コストは現在の方式の7割から8割程度になると。これによって、中小規模の自治体の導入がさらに進むだろうというようなことを言いました。これは総務省が主導して行っている取り組みだと言うのです。私はそんな情報知らなかったので、大変驚きました。


 そこで私も総務省のホームページで、さまざまなインターネットからの情報を検索すると、確かにこのように防災無線のデジタル方式の低廉化を進めるための情報が多数見つかりました。私は3月定例議会で、水俣市がデジタル防災無線方式の改修を進める予算が提案されたときに、賛成したわけですけれども、国が低廉化を検討しているなどの情報を、執行部の説明で聞いた覚えがありませんので、執行部はこのことを十分に検討されたのか、フル規格のデジタル防災無線が本当に必要なのか、市民が求めている防災対策の最優先課題はほかにないのかといった視点から、以下質問します。


 (1)、防災無線のデジタル方式への改修について。


 ?、防災無線をデジタル方式に改修する費用の総額は幾らか。また国の補助割合と本市の支出は幾らか。


 ?、総務省は防災無線のデジタル方式が進まない要因として、高額な改修費用あるいは工事費用がネックとなっているため、中小規模の自治体が導入しやすいように防災無線のデジタル方式の低廉化を進めているが、本市はどちらの方式を採用しようとしているのか。


 ?、現在導入を予定している方式と低廉化した場合の方式では、導入コストがどれぐらい違うのか。


 次に、避難所の整備についてお尋ねします。


 昨年度、災害対策基本法の改正による見直しが行われ、それまで避難所として使われていた建物が、避難所として認められなくなり、大きな災害が発生した場合、避難所難民が出るおそれがあります。市民の関心は近くの避難所の整備、これを望む声がよく聞かれるわけですが、財源がないなどの理由が執行部の回答の常套句であります。


 では、デジタル防災無線の改修費用約11億7,000万円は避難所の整備よりも優先すべきことなのかといった疑問も浮かびます。そこで避難所の整備について以下質問します。


 ?、避難所の整備は今後どのように進める方針か。


 ?、避難所の整備にどれくらいの費用がかかると見込まれるのか。


 次に、大項目2の質問に入ります。


 日本一長い運動場線の維持管理について。


 山野線は昭和63年に廃止され既に27年がたちます。その後、廃線路の跡は日本一長い運動場と名前を変え、歩行者・自転車専用の市道として管理されています。総延長は約13キロメートル、現在、市民の憩いや健康づくりのための散歩道やサイクリングロードとして、あるいは自転車で通勤・通学する市民の貴重な生活道路として機能しています。水俣市内には多くの市道がありますが、毎年夏場になると住民を悩ませるのが沿道に生える雑草や雑木の伐採です。そこできょうは、市が多く管理する市道の1つである日本一長い運動場の沿道の雑草や雑木が、どのように管理されているのかということを執行部の皆さんに確認して、ふだん市道や日本一長い運動場を利用している市民の皆さんにも、水俣市や沿道住民が草刈り作業にどのように向き合っているのか。また、道路を利用する利用者にも受益者負担という観点から、道路の維持管理にかかわってもらうきっかけにならないかという思いを込めて、以下質問します。


 ?、日本一長い運動場線の除草作業や沿道の立木や雑木の伐採などの維持管理はどのように行われているのか。


 ?、業者に委託している区間と周辺住民のボランティアに任せている区間は距離でどれぐらいあるのか。


 ?、今後、防草シートの敷設などを計画的に行い、住民負担を減らす考えはないか。


 以上、本壇からの質問を終わります。


 済みません、?というのを言い忘れました。大変失礼しました。?の質問を原稿に書き忘れました。


 ?、業者に支払っている除草作業代金等の維持管理費は幾らか。


 済みません、失礼いたしました。


 以上、本壇からの質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 西田市長。


  (市長 西田弘志君登壇)


○市長(西田弘志君) 谷口明弘議員の御質問に順次お答えをいたします。


 まず、防災については私から、日本一長い運動場線の維持管理については産業建設部長からそれぞれお答えをいたします。


 初めに、防災について、順次お答えをいたします。


 まず、防災無線のデジタル方式への改修についてのうち、防災無線デジタル方式に改修する費用の総額は幾らか。国の補助割合と本市の支出は幾らかとの御質問にお答えをいたします。


 今年度から2カ年かけて、既存のアナログ式の防災行政無線をデジタル式の防災行政無線に更新しますが、工事費につきましては、総額約11億7,000万円で、平成27年度の工事費が約5億3,000万円、平成28年度の工事費が約6億4,000万円となっております。


 工事費の財源は、緊急防災・減災事業債を活用し、この起債の充当率は100%になっております。そのうち70%は交付税措置されるため、実質の負担は30%となり、市の支出は約3億5,000万円となります。


 次に、総務省の防災無線のデジタル方式への普及が進まない要因として、高額な改修費用がネックとなっているため、中小規模の自治体が導入しやすいように防災無線のデジタル方式の低廉化を進めているが、本市の方式はどちらの方式を進めているのかとの御質問にお答えをいたします。


 現在のデジタル防災無線システムについては、16カム方式であり、文字情報の送信及び双方向の通信が可能となっております。また複数のチャンネルが利用できることから、放送を行いながら、個別の通信、ファクス、テレメーターのデータ通信ができるなど用途の幅が広く、伝送速度も速くなっております。防災無線のシステムの低廉化で検討されているのは3方式であり、導入に当たり最も低廉な試算が出されている方式は4値FSKと呼ばれるものであります。これは16カム方式に比べ2割程度導入コストが低廉になります。しかしながら、双方向の通信ができない、1つのチャンネルしかなく用途の幅が狭くなる、伝送速度が16カム方式に比べ5分の1になるといったデメリットがあります。4値FSK方式については、メーカーにより機器が開発されておらず不確定な部分が多いこと、及び災害時に固定電話や携帯電話が使えなくなったときに使用することを考えているため、これらに対応した双方向の通信ができる16カム方式が妥当であると考えております。


 次に、現在導入を予定している方式と低廉化した場合の方式では、どれくらい導入コストが違うのかとの御質問にお答えをいたします。


 情報通信審議会、情報通信技術分科会、陸上無線通信委員会報告による市のモデルを参考にして額を算出しますと、本市で計画している約11億7,000万円の工事費が、約9億4,000万円となり、2億3,000万円の減額となります。


 次に、避難所の整備についてのうち、まず避難所の整備はどのように進めるのかとの御質問にお答えをいたします。


 避難所については、昨年度、災害対策基本法の改正による見直しを行った結果、市が管理する避難所が約4カ所、地域で管理する避難所が8カ所減少しております。この見直しにより、地域によって近くに避難する場所がなくなったこともあり、御不便をおかけしているところであります。


 避難所の整備については、必要性を十分認識しておりますが、現時点では、自主防災組織の体制整備や自主防災組織と連携し、市民の避難に関する正しい理解、訓練などを通じた避難方法などソフト的な取り組みを重点的に進めており、避難所の整備については建設場所、財源、建設後の管理など多くの問題があります。


 次に、避難所の整備にどれくらい費用がかかるのかとの御質問にお答えをいたします。


 建設場所、建設規模、建設の構造、また土地の取得費などによって費用が変わっていますが、1つの目安として、30人程度が収容できる小規模の避難所の例を申し上げますと、鉄骨づくりの平家建てガルバリウム鋼板ぶきの屋根で、約3,500万円程度必要となります。災害対策基本法の改正で避難所が12カ所減少していますので、同様の小規模の避難所を12カ所建設した場合、建物だけで約4億2,000万円程度必要となります。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 先日の台風では、私も避難所で不安な夜を過ごしました。最も風が強かった午前3時から5時ごろ、テレビもない避難所で、頼りとなるのはラジオとスマートフォンから得られる情報だけでした。恐らくあの時間帯、幾ら防災無線で呼びかけても聞き取ることはできなかったでしょう。しかし、前日に行われていた避難勧告の呼びかけは大変有効であったと思っております。


 本題に戻しまして、私が今回、この件を一般質問で取り上げたのは、市民の命を災害から守るため、限られた予算の中で防災対策の何を最優先で実施すべきかという観点が、しっかり執行部で検討されているのかということを確認したかったからです。


 そこで以下、防災無線の改修について2件、避難所の整備について1件お尋ねします。


 まず1点目、さきの定例議会でデジタル方式への改修の予算を提案されたとき、総務省の進めている防災無線の低廉化について全く説明がありませんでした。私どもは知らなかったといえばそれまでなんです。勉強不足と言われればそれまでなんですけれども、市長及び総務企画部長が担当かと思いますが、このことをどの時点でお知りになっていたのかということをお尋ねいたします。


 2点目、先ほどの答弁では、低廉化した方式を使えば約2億3,000万円の工事費が減額になると答弁がありました。市の実質の負担割合が30%ということで計算すると、約6,900万円の導入コストが削減できます。確かにフル規格の16カム方式に比べれば幾つかのデメリットはありますが、現行のアナログ方式の機能は維持するとして始まったこの低廉化の検討であります。


 平成26年9月19日に総務省の陸上無線通信委員会が公表した報告書、先ほど執行部もそれを参考にされたと言ってますが、私も、これは皆さんどなたも、インターネットで見ることができますけれども、デジタル方式が進まない、普及が進まない理由が、整備費用が高額なので各自治体のほうから整備費用の低廉化の要望が上がり、今回の新方式の導入の検討に至ったとあります。平成28年度からは各メーカーも製造を開始する予定であると聞いております。つまり、今後多くの中小の自治体が新方式のデジタル防災無線を導入していく可能性が高く、今後長く設備を維持管理していく上でも、メンテナンスコストなども含めて新方式のほうがよいのではないかという疑念がぬぐえないのですが、財政状況の厳しい水俣市で本当にフル規格のデジタル防災無線に改修すべきなのか。市長はみずから経営の感覚をよくアピールされておりました。総務省の方式を調べた上で、どのように考えられたのか、また最終的にフル規格の導入を決めるに至った、その根拠をお願いいたします。


 次に、避難所の整備についてですが、先ほどの答弁にもありましたように、昨年度、水俣市内で12カ所の避難所が災害対策基本法の見直しによって閉鎖となりました。地域によって近くに避難する場所がなくなったところもあり、大変御不便をおかけしているところですと答弁されましたが、まさに住民はそこに不安を覚えています。建設場所や財源、建設後の管理などの多くの問題があるとの答弁もありましたけれども、一方で、防災無線のデジタル化には約11億7,000万円という多額の費用の支出を決断されました。先ほどの答弁で、30人程度の小規模の避難所の建設に約3,500万円程度、12カ所整備した場合、約4億2,000万円程度必要との答弁でしたが、もちろん建設費以外にもさまざまな費用がかかりますけれども、少なくともデジタル方式を低廉化版に見直せば、小規模避難所2棟分の建設費が捻出できる計算となります。


 防災対策に市民が今何を必要としているのか、水俣市はどの程度を把握しているのでしょうか。自主防災組織の体制整備や訓練などの実施など、ソフト的な取り組みを最終的に現在進めていると答弁がありましたけれども、自主防災組織の運営費用についても、市からの援助は、運営費用ですね、あくまでも、はなく、私が住む自治会のほうでも、来年度は自主防災費用という名目で、自治会費の値上げを検討しようかという話まで上がっております。しかし、自主防災組織は市街地とそうでない地域とでは、住民数、年齢層などに大変大きな差があります。避難所となる地域の公民館の改修などにおいても、市街地の自治体とそうでないところでの資金面での地域格差は明らかです。国から地方へ給付されます地方交付税のような仕組みを考えてもらい、自主防災組織の維持に係る最低限の運営費については、水俣市もその支出を検討してはどうかと思いますが、市長のお考えをお尋ねします。


 以上3点お尋ねします。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 西田市長。


○市長(西田弘志君) その前に反問、ちょっと趣旨の確認をしたいんですけど、済みません、立ち位置をきちっとわかったほうが答弁がかみ合うかなと思って、現在、当初予算でこれを通して、これ議会で皆さんで通していただいて、谷口明弘議員も当然通されたわけですね。現在は、入札の手続に入り、そして、JV、共同体ということで募集をかけているところでございます。ここの時点で、今、このやりとりをするということは、谷口明弘議員のお話聞くと、通しておるけど、もう1回これは見直して、防災無線についてはもう一回検討をやり直したほうがいいというふうな立ち位置で御質問されているか、そこをちょっと確認して。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 私の質問の趣旨は、当然、3月議会で全員可決しておるものですから、私としてもそのことに質問するのには非常に慎重にならざるを得ない部分があったんですけれども、ただし、可決したときに、私たちの知らない、私の知らない情報があったものですから、執行部がそのことを把握してたのかということを今質問の中にも上げましたが、それを答弁を聞いた上で、十分その辺も検討された上で、やっぱりデジタル無線の改修が16カム方式で現在やらなければいけないという納得できるような理由があれば、私も、ああ、それしかないのかなというふうな納得ができるんですが。


  (「しなかった場合は」と発言する者あり)


○(谷口明弘君) 納得しなかった場合は、私のこれは個人、議員個人の意見として、見直しも検討すべきではないかという持論も持っております。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 西田市長。


○市長(西田弘志君) 4値FSKについては、まだ開発段階で、カタログもできてない、そういった段階で議論はやってないと、担当課からも言いますけど、私はやってないというふうに認識をしておる。逆にできてないものを議論するというのは不可能じゃないかというふうな認識であります。それ、知ったかということについては、私もネットをいろいろ見させていただいて、そういったものがあるということで、大体2割ぐらい安くなるというのは見させていただきましたが、こういった議論をやってませんので、全然そういったテーブルには乗ってないということです。ただ、知ったのも最近私も知ったところでございます。同じような感じだと思います。


 それと、避難所については何を優先してやっぱり財源を使うかということだと思います。私は1年間いろんなところでお話を聞いたり、地域に行って、地域懇談会をやらさせていただいて、やっぱり防災無線が聞こえないというのが一番多いです。ここの市役所の苦情も、雨のときにあんな流されても全然聞こえんというのが一番多いです。特に高齢者の方が今ひとり暮らし多くなっている中で、雨、風が強いときに防災無線流しても、家の中では聞きづらい。それでしたら、戸別受信機をつけるのがやっぱり妥当かというふうな、いろんな検討委員会、平成25年からずっと立ち上げて、それの説明を受けて、こういった戸別受信機を整備しようというふうに決定して、こういうふうに議会に御相談をして、今、決まって、準備にも入っているというところでございます。ですから、災害による避難所をやるという議論はまた別の問題で、今からやっていって、やっぱりそういった要望がどんどん上がってくるようだったら、お金をどこに使うかだと思います。命、生命、財産、それを守るのが一番必須でございますので、そこの部分が手薄いということでしたら、やっぱりそこをやる。現時点では、財源の問題もあって、戸別受信機をまずつけて、とりあえず危ないときには避難をしていただく、避難の場所が近くになかったら、体育館でも市内まで来ていただく、そういった情報を先に伝達するのが、現時点では重要かというふうに思っております。


○議長(福田 斉君) 本山副市長。


○副市長(本山祐二君) 補足ではございませんけど、私のほうも少し説明させていただきたいと思います。


 まず最初にございました、新しい方式を知ってたのかということでございますけれども、検討委員会の中では、当然先ほど市長が答えましたように、全然検討しておりません。同時に、検討しました方式としましては、現在の防災行政無線方式、それと防災ラジオ、エリアトークで、防災ラジオもFM局経由方式というのがございましたので、この4方式についてメリット、デメリット等をいろいろ検討いたしまして行っているわけです。ですから、その当時、まだ全然この方式というのがまだ全然できてない、今でもできてないわけですので、当然、検討に入っておりません。そういう状況でございます。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 今、答弁いただきましたので、私のこれはあくまでも思うところですけれども、確かに市役所のほうには、防災無線が聞こえないであったりとかいう苦情がたくさん寄せられているんだろうと思います。それは市役所だから、恐らくそういった声をよく聞かれるのかなと、我々自治会としては、住んでる住民としては、やはり特に避難所を昨年度の見直しでなくなったところの地域に住む人間は特になんですけれども、やはり身近に存在していた避難所がなくなったということに対する不安が多くて、そちらのほうの整備を先にしてもらえないかと、それは市民お一人お一人いろんな御意見があるというのは、私も確かに認識しております。ただ、今回、そういったことを御提案申し上げるのは、質問の中に取り上げるのは、いろんなそういう御意見を総合的に判断されて、これがやはり少ない財源の中で取り組むには、これからやらなくちゃいかんのだという優先順位がしっかりされておって、その根拠がしっかりと示されておるという状況であれば、私も納得します。今の御説明の中に確かに今、低廉化の方式はまだ物もできてない状況だから、検討のその段階に上がってなかったというお話をお聞きしましたけれども、この総務省の分科会の発表などは、昨年の9月などに行われてますし、その検討に入れというのは、さらに平成25年度から総務省はそういった動きをとっているという情報があります。


 これは、苦言を呈すとすれば、ある程度その辺の情報にも敏感に、執行部の皆さんもぜひなっていただきたいと、私も含めてですが、そういったところの情報どりはしっかり行っていただいて、だって、ほかの自治体の要望としてこういった低廉化を希望するということを、地方自治体のほうから声が上がっているという情報を、水俣市が知らなかったというのが果たしてどうなのかなというような疑問も浮かびますので、しっかりそういった情報どりを行っていただきたいと。この件に関しては、これ要望で終わりたいと思います。


 以上です。


○議長(福田 斉君) 次に、日本一長い運動場線の維持管理について答弁を求めます。


 緒方産業建設部長。


  (産業建設部長 緒方康洋君登壇)


○産業建設部長(緒方康洋君) 次に、日本一長い運動場線の維持管理について順次お答えします。


 まず、日本一長い運動場線の除草作業や沿道の立木や雑木の伐採などの維持管理はどのように行われているのかとの御質問にお答えします。


 市が管理する市道は総数427路線、実延長約330キロメートルあり、このうち日本一長い運動場線は約13キロメートルになります。沿道には雑草が生えやすいのり面も多いことから、除草作業につきましては、一部シルバー人材センターへ委託しておりますが、支障となる樹木の伐採や委託区間以外の除草作業につきましては、市職員が実施しております。


 また、一部区間につきましては、周辺住民の方々にも除草作業等を御協力いただきながら、維持管理しているのが現状であります。


 次に、業者に委託している区間と周辺住民のボランティアに任せている区間は距離でどれくらいあるのかとの御質問にお答えします。


 業者委託につきましては、6区間に分かれ、距離は約5.6キロメートルとなっており、通行に支障のある路面部分を実施しております。また、周辺住民のボランティアによる区間は、約2.5キロメートルとなっており、市の燃料支給制度を活用され御協力いただいております。


 次に、業者に支払っている除草作業代金等の維持管理費は幾らかとの御質問にお答えします。


 市では、市道の草刈り業務として11路線、約40キロメートルを250万円でシルバー人材センターへ業務委託しており、日本一長い運動場線につきましては、案分しますと約35万円相当の委託費となっております。


 次に、今後防草シートの敷設などを計画的に行い、住民負担を減らす考えはないかとの御質問にお答えします。


 防草シートの敷設につきましては、下向、松山地区や南福寺の旧水俣高校グラウンド横ののり面で、既に実施している区間がございますが、いずれも原材料支給という形で、地域住民の手により敷設していただいております。今後とも地区住民の要望を踏まえ、原材料支給という形で維持管理を行ってまいりたいと考えております。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 日本一長い運動場線は総延長が約13キロメートルで、シルバー人材センターに約5.6キロメートル、周辺住民のボランティアによる除草区間が約2.5キロメートルということでした。ちなみにシルバー人材センターに委託してある区間は、年に1回の除草作業でありまして、夏場はその程度で追いつかない現状があることは、執行部も御認識されていることと思います。また、それ以外の約4.9キロメートルの区間は、シルバー人材センターや地域のボランティア作業では行われず、市の土木課の担当者が定期的に見回り、必要に応じて枝の伐採や草刈りなどをしている状況とお聞きしております。その努力には大変敬意を表したいと思います。


 山野線が存在していたころは、この鉄道の保線区員がおりまして、定期的に維持管理作業を行っておりました。水俣市が市道として管理を始めてからこのような道路維持作業が行われるようになったわけですけれども、線路ののり面の盛り土というのが、表面に線路の敷石をかぶせてあって、以前、保線区員をされてた方に聞きますと、そうすることによって、雑草の生えるのを、木になったりするのを防ぐために上にわざと石を敷設しておったという話なんです。約5メートルぐらいから7メートルもある傾斜地ののり面の除草作業は、もう石原になっておる、そこが長期不完全な維持されているので、石原に泥が浮き出してきて、足場が非常に悪いんですよ。除草作業が大変危険を伴う作業であることを理解していただきたいと思います。


 地域の住民ボランティアに任せてある区間も、実は自治会総出の作業ということではなくて、主に日本一長い運動場に近接している田畑の持ち主が、害虫の発生とか、さらには景観を特に気にする人たちですので、ボランティアで除草作業をしているという現状であります。特に高齢化率の高い東部地域を走る日本一長い運動場線ですので、今後、耕作放棄地などがふえてくると、そういった日本一長い運動場ののり面のボランティアで行っている作業なども行われなくなっていくという可能性が非常に高くなってきます。


 答弁にありましたように、一部防草シートを張った地区からは管理が大変楽になった、危険性が減ったという声が聞かれております。市のほうで計画的に防草シートを敷設することは金額的に難しいという答弁でしたが、私も計算すると数千万円とかいう単位になるので、今のシルバー人材センターなどを活用していっても、何十年という費用になるので、それはどちらがどうなのかというのも、私もしっかり今回認識しました。ただし、そういった管理している住民の人たちの危険性などを除去するとかいう意味でも、防草シートなどの原材料支給という制度があることを知らない人がまだまだいらっしゃると思いますので、沿道自治会長などを通じる、もしくは農業委員会などの組織を通じて、このような制度があるということをもっと周知することができないかということをお尋ねします。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 緒方産業建設部長。


○産業建設部長(緒方康洋君) 谷口明弘議員の2回目の御質問にお答えします。


 防草シート等の原材料支給制度の周知についての御質問ですけれども、防草シートにつきましては、維持管理が軽減されるということがございますので、そういった周知がちょっと不足しているということでございます。地元自治会には直接、あるいは自治会長を通じて周知を図ってまいりたいと思いますし、またあわせて現在、燃料支給制度につきましては、広報紙等で周知をしておりますので、防草シート等の原材料支給につきましても、あわせて周知を図っていきたいというふうに考えております。


 以上でございます。


○議長(福田 斉君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 日本一長い運動場線ですけれども、自転車やバイクの乗り入れは、基本的にはできないということから、ほかの市道、水俣市が管理する市道と違いまして、特殊な道路であります。主に散歩やランニング、サイクリングなど健康づくり、これは前水俣市長などもほぼ毎日のように散歩をされている姿を見かけるわけです。今、そちらにお座りの中でも、私に非常に関係の深い事務局長などもよく散歩されているわけですけれども、事務局長にもこのような意見をどう思われるか聞きたいところですが、どちらかというと、地域に住んでいる住民以外の方の利用が大変多いこの日本一長い運動場線、ネーミングからしても、当然そういった利用は、市も望んでいるところだと思うんです。先ほども申し上げましたように、その管理については、水俣市であったり、その地域住民であったりという、その負担がかなりしわ寄せが寄っているということです。利用されている人たちの市民にも、ぜひそういったことを知ってもらいたいという観点から、そういう利用者も巻き込んで、日本一長い運動場線という名前がついているぐらいですから、年に1回ぐらいは利用する人も含めて、維持管理活動につなげるようなイベントが実施できないかということをちょっとお尋ねしたい。


 もう1点、沿道住民も除草作業に協力しているということを、もちろん水俣市も一生懸命やっているが、沿道住民も協力してこの道路が維持されているというようなことをPRするような看板の設置など、もしくは市報で周知するなど、そういったことを少し考えていただけないかということを質問いたします。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 緒方産業建設部長。


○産業建設部長(緒方康洋君) 地域住民以外の利用者を巻き込んだイベント、あるいは沿線住民で管理しているんだよといったものを周知させる看板は設置できないかという御質問ですけれども、現在、イベント等を開催したり、看板を設置するということは、ほかの関係もございますので、ちょっとなかなか難しいかなとは思っております。ただ、日本一長い運動場につきましては、一般の生活道路であります市道と利用形態が全然違います。したがいまして、そこら辺については今後検討しなければいけないとは思っておりますけれども、まずは今後とも地域住民の方々の負担軽減が図られるような維持管理をしていきたいと思いますし、あわせまして、地元の方々と話し合いを行うなどして、理解を深めていきたいというふうに考えております。


 以上でございます。


○議長(福田 斉君) 時間もありますから、市長も何かございますか。


 西田市長。


○市長(西田弘志君) 私は、残念ながら日本一長い運動場線をウオーキングすることは余り今はありません。今、家の中でエアロバイクをしておりますので、歩くことありませんけど、言われるのはよくわかります。地元は一生懸命やっておるのに、何か使う人は使って、何か余りそういったところで使っている人が得ということはないでしょうけど、それはやっぱりやってる方を周知して、こういうふうに皆さんが整備しているということを、使っていらっしゃる方にもきちっと認識していただいて、中にはじゃ一緒に手伝おうかという人が出てきて、水俣をやっぱりみんなできれいにしていこうというふうな感じが盛り上がるのを、ぜひ議員が先頭に立ってやっていただければというふうに思っております。


○議長(福田 斉君) 以上で、谷口明弘議員の質問は終わりました。


 この際、昼食のため午後1時30分まで休憩します。


                               午前11時37分 休憩


                               ─────────


                               午後1時29分 開議


○議長(福田 斉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、桑原一知議員に許します。


  (桑原一知君登壇)


○(桑原一知君) 皆さん、こんにちは。


 新緑会、新人議員の桑原一知です。


 まず、台風15号の影響で、水俣市でも倒木被害や家屋損壊、停電などの被害が相次ぎました。また、行方不明になられていた方も残念ながら御遺体で発見されました。御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。また、現在も倒木や道路決壊など、まだまだ復旧してない箇所もあり、市には迅速な対応をお願いしたいと思います。


 さて、私は23年間営業をやってきました。そのお蔭で県内外の多くの方々と出会うことができ、営業時代の一番の財産となっています。そのときの話題は、水俣市の温泉は質がいいとか、魚がおいしいとか、あそこのお菓子がうまい、そういった水俣市民としてはありがたい話題がほとんどでした。水俣市には多くの問題はありますが、魅力も幾つもあります。私にとっては誇りあるまちです。新人議員だからこそ前向きにチャレンジし、市民の声を市政へ届け、水俣市発展のためしっかりと務めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。


 それでは質問に移ります。


 1、農業振興について。


 まず日本の農業は、国民への安定供給や国土・環境保全はもとより、地方の活性化を担う基盤産業として大きな役割を果たしていると思います。しかし、現状は高齢化や担い手不足、耕作放棄地の拡大等、さまざまな課題に直面しています。水俣市でも同じ課題があり、今後も急速に進むと思われ、新たな改革により成長産業化に図ることが急務になっていると思います。


 そこで、以下4点お聞きします。


 ?、水俣市の農業の現状、また強みと弱みについてどのように考えているか。


 ?、耕作放棄地の現状はどうなっているか。


 ?、第5次水俣市総合計画の中に水俣の農産物主要3品目(果樹、タマネギ、茶)とあるが、米についてはどのように考えているか。


 ?、担い手支援はどうなっているか。


 2、教育問題について。


 私も営業時代によく学校に出入りしておりました。子どもたちの元気な姿を見るたびに、活力をもらい、先生方が熱心に指導されている姿を見て感動したこともあります。ただ、昔と違い、価値観の多様化やライフスタイルの変化で、教育に対する課題も多様化していると思います。しかし、学校は地域にとって最も身近な場所です。我が子はもちろんですが、水俣市にとっても地域の子どもたちは宝です。大切な子どもたちが安心・安全に学べること、そして先生方が指導に集中できる、この環境づくりも非常に重要な課題だと思います。また最近では、携帯電話やスマートフォンなど情報通信端末の普及で、どこでもさまざまな情報がすぐに得られる情報社会です。社会全体が便利になるにつれ、子どもたちが犯罪に巻き込まれる危険も増していると思います。


 そこで以下5点お聞きします。


 ?、水俣市の児童・生徒の学力・体力レベルは全国平均から見てどうなっているか。


 ?、土曜授業実施での課題と期待は何か。


 ?、奉仕作業等で、学校から出た木くずや生木、草などの処理方法はどのようにしているか。


 ?、ICT設備の推進はどのようになっているか。


 ?、小・中学校または保育園・幼稚園などの防犯対策はどのようにやっているか。


 以上、本壇からの質問を終わります。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 西田市長。


  (市長 西田弘志君登壇)


○市長(西田弘志君) 桑原議員の御質問に順次お答えいたします。


 まず、農業振興については私から、教育問題については教育長からそれぞれお答えをいたします。


 初めに、農業振興について順次お答えをいたします。


 まず、水俣市の農業の現状、また強みと弱みについてどのように考えているかとの御質問にお答えをいたします。


 本市の農業の特徴としては、山林が市の総面積の約75%近くを占め、平たん地が少ないことから、生産基盤の弱い狭小な農地が多く、農業者の大部分が自給的農家であることが挙げられます。また、農林業センサスにおける販売農家の推移を見てみますと、基幹的農業従事者が減少する一方で、65歳以上の従事者の占める割合が、平成17年の58.1%から平成22年では65.7%と7%増加するなど、農業者の高齢化や後継者不足などによる担い手の不足と農業生産力の低下が従来から課題となっております。


 このような中、年間平均気温16.8度、年間降水量2,100ミリと温暖で雨の多い気候条件のもと、水稲、かんきつ、茶、サラダタマネギ等が多く栽培されており、作付面積は水稲が157ヘクタール、不知火、甘夏などのかんきつが286ヘクタール、茶が68ヘクタール、サラダタマネギ45ヘクタールとなっております。


 次に、本市農業の強みと弱みについてお答えをいたします。


 まず、都市圏などの大消費地から遠いという地理的条件に加え、平たん地が少なく、棚田等、狭小な農地が多いといった地形的な特徴から、農家1戸当たりの経営耕作面積が92アールと県平均179アールを大きく下回っており、水稲などの土地利用型農業では、兼業農家・自給的農家が多く見られます。このように耕作面積が狭いことから、生産条件が悪く、大規模な農業経営が困難で、農産物を出荷する市場等も遠いところが、本市農業の弱みの部分ではないかと考えております。


 これに対し、温暖で雨の多い気候条件の不知火海沿岸を望む肥沃な樹園地、高低の異なる茶畑などが本市農業の強みの1つであり、甘夏、不知火などのかんきつの栽培や葉つきタマネギを初めとするサラダタマネギの栽培、七十七夜献茶祭で見られるような県内でいち早く出荷される早出し茶の栽培などが本市の特産物となっております。


 また、水俣病を教訓として、環境に配慮した安心・安全な農産物の生産にいち早く取り組んだ農業者も多く、サラダタマネギを初め、かんきつ類、一部の茶農家の取り組む和紅茶の生産なども、本市農業の特徴の1つであると考えております。


 次に、耕作放棄地の現状はどうなっているかとの御質問にお答えをいたします。


 平成26年度に農業委員会が実施しました調査では、再生利用が可能な耕作放棄地が112ヘクタール、再生利用が困難な荒廃農地が114ヘクタールで、合計226ヘクタールとなり、前年より若干増加しております。


 農地所有の高齢化や担い手不足、水俣市内に居住しておられない所有者は、周辺農地が悪影響を及ぼすという認識が薄いなど、耕作放棄地は増加していると考えております。このようなことから、平成27年度には耕作放棄地解消のため、遠方におられる土地所有者と協議し、イノシシ等の寝床となっていた約70アールの耕作放棄地を、農業委員によって再生作業を行うなどの取り組みも行ったところであります。


 次に、第5次水俣市総合計画の中に水俣の農産物主要3品目(果樹・タマネギ・茶)とあるが、米についてはどのように考えているかとの御質問にお答えをいたします。


 米については、先ほど答弁したとおり、中山間地域の中心に県平均を下回る狭く未整備な農地が多いことから、コンバインなどの大型農業機械の導入が困難で、平たん地が多い地域に比べ、生産条件、経済性が悪いことから、米だけの農業経営は困難であると思われます。しかし、米については、中山間地域の農地の維持・保全、地産地消を推進する上で、大変重要な農産物であると考えております。


 また、湯出、久木野、東部地区など中山間地域の棚田で栽培される米は、平たん地と比べ1反当たりの収量は劣るものの、山から湧き出る清らかな水と昼と夜の寒暖の差から、食味のよい高品質な米が生産されていると認識しております。このような中、中山間地域の美しい米の販売を拡大していこうとする生産者の取り組みができており、市としても積極的に支援していきたいと考えております。


 次に、担い手支援はどうなっているかとの御質問にお答えをいたします。


 本市農業の課題の1つとして、農業者の高齢化や後継者不足による担い手の減少があると認識しておりますので、その対策として国・県の事業を活用したさまざまな取り組みを実施しております。


 まず、45歳未満の若い農業者の就農を支援するため、平成24年度から国の青年就農給付金を利用した支援を実施しており、本市においても本年度13人の青年就農者へ年間150万円の給付金を支給し、若い担い手が農業に定着できるように支援しているところであります。


 また、国の経営体育成交付金事業を活用し、人・農地プランを作成した地域の中心となる農業者等が融資を利用、活用して、農業機械を導入する取り組みを支援しているほか、熊本県の事業を活用し、タマネギ農家が共同利用する畔内施肥マルチャーの導入支援について、本議会で補正予算を計上するなど、担い手に対して国・県の事業を活用した農業機械導入の支援を実施しております。


 さらに、本市独自の取り組みとして、水俣市がんばる農家支援事業において、国・県の補助事業を活用できない農業用機械やビニルハウスなど、農業施設の導入支援等を実施しております。このほかにも、地域から要望のあった農地の基盤整備等を計画的に実施しておりますが、今後も農業者を初め、関係団体の意見をお聞きしながら、担い手に対して有効な支援を実施していきたいと考えております。


○議長(福田 斉君) 桑原一知議員。


○(桑原一知君) 御答弁いただきありがとうございます。私の経験と、あと私見を交えながらですけれども、まず水俣の農業を考えたときに、非常に厳しいということを、今お聞きして痛感しております。私も実家が球磨郡の錦町というところで農業もやっております。水俣でも米づくりをしてますけれども、父と一緒に、手伝いながらですが、やっております。まだまだ経験も浅いですけれども、勉強中です。


 農業をされている方の考え方というのはさまざまあるかと思います。例えば専業の方はやはりつくるということに生活と、あとプライドをかけてつくられています。兼業の方、昔から家がやっていたので会社が休みのときにやっているという方、それはここにいらっしゃる皆さんも、そういう方も多いと思いますけれども、立場はさまざまであると思います。


 なぜ私が農業を始めたかというと、父が病気になって、それが悪化したために、農業をやっているんですけれども、今は米と野菜と、あと開墾したところにシイタケ、栗などを植えております。ただ、水俣の父も農業をやってまして、この先10年、20年を考えたときに、今やられていることが、全て私自身がやれるかというところになると、少し不安になります。


 そこでまず、専業・兼業農家でも共通の問題が、やはり農地の整備だと思っております。実家のほうでは農地整備が進んでおりまして、作業もスムーズに、機械の出し入れもできますが、答弁にもありましたように、水俣市ではまだまだ未整備な農地が多いということでした。若い方や高齢の方が安心して、安全に機械を出し入れでき、作業が効率よくできることというのも重要だと思います。


 そこで、1点目の質問なんですけれども、現在、農業基盤整備事業を実施しているところがありますが、ほかにも整備を望む地区というのはあると思います。そのような地区に対してはどのように考えていらっしゃるのか、これは1点目の質問です。


 私がさきにお話ししましたけれども、開墾したところの話なんですが、結構、雑木林化しておりまして、もともと畑のところもありました。耕作放棄地ということでもあったんですけれども、利用価値があったので再生をしたところです。


 本市では若干増加傾向にあるということで、非常に難しい問題でもあると認識しております。今後乗り越えていかないといけない問題でもあると思い、2点目の質問です。


 答弁にもありましたが、現在、再生作業を行っておられるということでしたが、増加している耕作放棄地の活用対策は何か考えていらっしゃるかお聞きします。


 次に、やはり農業を今からされるという方というのは、悩まれる方も結構いらっしゃると思います。家がしているからとか、そういう方もいらっしゃるし、商売をされている方ももちろんいらっしゃると思うんですけれども、やっぱり担い手というのも1つ重要な問題だと思います。要は担い手がいなければ地域の活性化とか、あと環境保全、田畑が荒れるとかイノシシのすみかになるとか、そういう点でも問題になっているところもあると思います。


 先ほど答弁にもありましたように、45歳未満の若い農業者の就農支援をされているということでした。3点目の質問ですけれども、青年就農給付金の内容、また本年度13人に支給されておりますが、どのような農産物に取り組まれているのか、また支給に当たり実績などの検証はどのようにされるかお聞きします。


 最後に、農業機械の補助事業の件ですが、効率化や労力の軽減、そのための支援というのは重要だと私も思っています。今後もぜひ力を入れていただきたい、本市独自の事業だと思っています。


 そこで、4点目の質問ですけれども、水俣市がんばる農家支援事業の実績と今後さらなる計画はあるか、この4点を質問いたします。


○議長(福田 斉君) 答弁を求めます。


 西田市長。


○市長(西田弘志君) 農業について、今るるお話をいただきました。桑原議員、最初の質問ということで、大変落ちついてされているのに、逆にびっくりしているところでございます。私、最初にしたときは、もうそこで足を震えたのを覚えております。


 お話がありました農業基盤整備事業をどのように考えているかということでございますが、現在、深川地区に実施している基盤整備は、地元の負担の少ない県営中山間地域総合事業であります。中小場、仁王木、南袋、桜野上場、小田代地区につきましても、地域の県営中山間地域総合事業として、今年度から実施していく予定でございます。


 御質問の基盤整備事業を、望む地区に対しまして今後どうやっていくかということでございますが、まず農業基盤整備事業は、事業の採択要件であります地元の合意形成がまず大事、そして、相続などの換地等の調査を進めながら、あわせて中山間地域総合整備事業や、それにかわる有利な補助事業での整備も視野に入れ、今後も県に対して積極的にやはり働きかけていきたいというふうな思いでございます。ぜひ支援はしていきたいというふうに思っております。


 そして2つ目の、耕作放棄地の問題でございまして、これはもう全国的な問題だというふうに思っております。水俣も当然、耕作放棄地、少し伸びているということでございます。現在、耕作放棄地になっている箇所には、農業者の高齢化による離職、規模の縮小、また若い人は農業だけではなかなか生産が維持できないということによりまして、市街地へ転居、そして後継者がいない農地の基盤整備ができず、耕作条件が不利な地域に集中している状況でございます。


 農業委員会では、年に1回パトロールによる農地の現地把握や有効活用の意向調査を実施し、農業、農地所有者へ今後の活用内容の確認や復元の助言等を今行っていただいているところでございます。そして、再生可能な耕作放棄地については、農地バンク推進事業による農地の貸借の促進、耕作放棄地緊急対策事業による耕作放棄地の農地への復元の支援等を実施をしているところでございます。そして、人・農地プランの策定や、平成26年度からは、新たに始まりました農地中間管理機構による売買、そして貸借による農地集積の強化、農地の維持対策を行っているところでございます。しかしながら、抜本的な対策を実現するのは、なかなか厳しいという現状がございます。担い手不足が加速することが予想されていますので、今後も少しでも耕作放棄地がふえないように、地域の実情に合った対策を取り組む必要があると考えておりますので、こういったところもやはり支援をしていきたいというふうに思っております。


 3つ目の、青年就農給付金の内容、そして状況をどのようなものをやっているか、実績などの検証についてでございますが、この制度の内容は、新たに独立して農業経営を開始する45歳未満の就農者を対象とし、農地や農業機械の所有状況、農作物の出荷や資材の取引状況など、独立自営した農業経営が確認できることや、給付金受給終了後には、農業で生産を維持できることが可能な農業経営の計画があること、また人・農地プランでの中心となる農業担い手に位置づけをされているというふうに要件がございます。その他といたしましては、農業経営を開始した以降の所得が250万円未満であることなど、所得要件が必要であります。


 次に、今年度支給した13人の取り組んでいる農作物の内容、内訳でございますけど、果樹経営が2組の夫婦を含めた9名、そして残り4名については米、そしてサラダタマネギ等の野菜等をやられているということでございます。また、給付金支給後の検証でございますが、年に2回就農状況の報告を義務づけておりまして、報告の義務を怠ったり、報告後、実施される現地確認等で適切な農業経営が行われていないと判断された場合には、給付金の支給停止、または返還となる場合もございます。


 そして4つ目が、水俣市がんばる農地支援事業、これの実績、今後の計画についての御質問だったと思います。


 本市の単独事業でこれはございますが、水俣市がんばる農地支援事業、これは平成26年度から新規事業として、平成28年3月まで実施の予定をしております。事業の実績といたしましては、平成26年度において決算額86万2,000円で、コンバイン導入、そしてかんきつの加工品の生産拡大のため冷蔵機械の導入、そして花卉生産者の規模拡大に向けビニルハウスの導入支援など、いずれも国・県の補助事業活用ができない事業について支援をしているところでございます。


 また、今年度は果樹農園のハウス施設維持に必要な資材の購入、米生産者の育苗ハウスやコンバインなどの導入、茶生産グループへの茶粉砕機能導入等を支援し、農業生産及び販売拡大に向けた支援を実施する予定となっております。


 今後の計画につきましては、まずは来年度に向けた予算として、農業生産現場に出向き、農業者と意見交換をしながらニーズを把握していく、そして農業振興に必要な支援、そういったものを事業化していきたいというふうに思っております。


○議長(福田 斉君) 桑原一知議員。


○(桑原一知君) ありがとうございます。農業問題解決というのは、やはり特効薬もないですし、これをすると解決をするということもなく、なかなか難しい問題だと思ってます。そんな中で、先ほどの就農給付事業ですか、青年就農給付金の支給であったりとか、あとは水俣市のがんばる農家支援事業とか、そういった国や県、また市の力をかりて何とか衰退をとめなければならないというふうに思っております。


 農家の方々が汗を流し、一生懸命つくられた農作物は水俣の宝だと私も思っております。立地や販路という不利な条件もあるかと思いますけれども、さっきお話があったように、強みもあると思います。それは温暖な気候であったりだとか、あと山のきれいな水だったりとか、あと山間部での寒暖の差があったりとか、高品質な農作物がつくられる状況も整っているのかなと思います。


 そんな中で、販路というのが結構難しいところもあると思うんですけれども、現在、私が知っている方で、インターネットとか、もしくはみずからの販売ルートを使って米などを出していらっしゃる方も中にはいらっしゃいます。そういった方には、本当自分でやれるので、どんどんやっていただきたいと思うんですけれども、実際にそういったことができない方もたくさんいらっしゃると思います。先ほど兼業と専業のお話をさせていただいたんですけれども、両方モチベーションが上がるというのは、つくってそれを食べてもらって、おいしいって言われる、もしくはそれに対してお金をいただけるということが、やはりつくられる方にはモチベーションのアップであったり、もうちょっとおいしいものをつくろうという技術の向上というのも出てくるのではないかなと思います。


 そういった中で、今、米の話ですけれども、やはり知名度が、ほかの農産物に比べると少し低い状況かなというふうに思っています。そこで、水俣の米を今アピールしていくということも大変必要かなというふうに感じております。これは提案も含め、質問なんですけれども、きょうの朝の答弁でも空き家バンクを4月にされるとか、もしくはふるさと納税のお話も出てきました。その中に、ふるさと納税に米、そういったものも追加していただく、また農作物も水俣ブランドというものをもうちょっと前面に押し出していただいて確立する。要は納税、朝の議論もありましたけれども、やはり一石二鳥と、要は水俣の農作物も食べていただいて、それに対して税金も入ってくるということで、非常にいい取り組みじゃないかなと思うんですけれど、そういうふうな考えというのはないでしょうかということが1点。


 もう1点は、先ほどの空き家の件です。4月に空き家バンクを立ち上げられるということでお話をいただいたんですけれども、山間部には非常に多くあります。道路を挟んで左側の数軒は家があるけど、右側の7軒はもう誰もいないとか、そういったところも非常に多くあります。そういう空き家と耕作放棄地を絡めた形で提案も含めて質問なんですけれども、耕作放棄地と空き家を組み合わせて新たな生産拠点、または育成の場にする、こんな取り組みは考えていらっしゃらないでしょうか。


 以上2点、最後にお伺いします。


○議長(福田 斉君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 米について、朝、議論がありましたけど、ふるさと納税等について、こういったものを検討できないかということだと思います。朝も答弁いたしましたけど、今、いろんなものを物産品をピックアップしているところでございます。その中で当然、米は入ってくると思います。いかんせん、ブランド力はやっぱり少しないのかなと思います。それは売り出し方の問題ですので、一時、棚田米ということで、今も出されていますか、そういった形もありますし、水が冷たくておいしい、寒暖の差があっておいしいものができるというところをやっぱりうまいぐあいに、水俣のブランドで私たちはそういうところを応援しなくてはいけないなと思います。神子原米の話がよくお米だと出ますけど、もう同じ地域にあっても名前のネーミングだけで全然、売り上げが違うということでございます。そういったことをやっぱり応援をしていきたいと思っております。今、御提案がございました棚田等で生産される米についても、ぜひ今後検討していきたいというふうに思っております。


 そして、耕作放棄地と空き家を組み合わせたものが、そういったことができないかというふうな御質問だったというふうに思います。今、不動産のほう、水俣の現状、少しわかるんですけど、やっぱり一軒家の需要というか、お尋ねはやっぱり多いんです。やっぱりよくテレビでは都会から御夫婦でリタイアされて、田舎に行って、広い農地を開拓されて、自給自足で悠々自適というのをよく御紹介がありますけど、水俣にも当然そういったおうちがあって、畑等がうまいぐあいにくっついた部分だったら、多分、競争力はあると思うんですけど、いかんせん、家の貸し借りになりますと、いろんな相続の問題とか、やっぱりクリアしなくてはいけないのが、そこが結構あります。それを空き家バンク等を通して、やはり私たちが手伝ったら貸し家として、また耕作放棄地となっているところと組み合わせながらというのは、1つの案として有効だと思いますので、ぜひ検討をしていきたいというふうに思っております。


○議長(福田 斉君) 次に、教育問題について答弁を求めます。


 吉本教育長。


  (教育長 吉本哲裕君登壇)


○教育長(吉本哲裕君) 次に教育問題について順次お答えします。


 まず、水俣市の児童・生徒の学力・体力レベルは、全国平均から見てどうなっているかとの御質問にお答えします。


 平成27年度全国学力・学習状況調査の結果が8月末に公表されました。今年度は国語と算数・数学に加えて理科も実施されました。国語と算数・数学は、ともに知識を問う問題と応用力を問う問題の2種類が出題されます。本市の学力の状況は、小・中学校とも理科は全国平均を上回りましたが、国語と算数・数学は全国平均をわずかに下回りました。


 また、毎年4月に各小・中学校で新体力テストが実施され、児童・生徒の握力や50メートル走、反復横跳び、立ち幅跳びなど、小・中学校とも8種目の実技の状況を調査しています。平成26年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査の調査結果では、小学校男子では全国平均を下回り、女子は上回りました。中学校では男女ともに全国平均を上回りました。


 次に、土曜授業実施での課題と期待は何かとの御質問にお答えします。


 水俣市では、昨年度より年10回の土曜授業を実施し、総合的な学習の時間における郷土学習水俣科の授業や、それに関連する体験活動、郷土資料を使った道徳の授業などを中心に行っています。土曜授業の課題として、校外での体験活動で引率教師が不足する場合があることや、天候に左右されること、パソコン室やスクールバスなどの使用が他学年と重なること、部活動やスポーツクラブの県大会、家庭の行事などと重なることなどが各学校から出されました。


 この土曜授業を進めることで、教育委員会基本目標、心豊かな人づくりを踏まえ、ふるさと水俣を愛する人間性豊かな子どもたちを学校、家庭、地域が連携して育てることや、PTAや地域住民等に開かれた学校づくりを進める観点から、学校と家庭、地域が協同して子どもたちの健全育成を図る機会となることを期待しているところです。


 次に、奉仕作業等で学校から出た木くずや生木、草などの処理方法についてお答えします。


 奉仕作業等で学校から出た木くず等の処理については、各学校で異なります。学校によっては学校敷地内に仮置きし、どんどやで使用している学校もありますが、どんどやを行わない学校ではそのまま仮置きしている状況です。仮置きにも限界があり、対策として、環境クリーンセンターで事業所ごみとして処理することができるので、可能な限り環境クリーンセンターでの処理で対応していく考えです。また、台風等の災害で発生した場合は、予算等を踏まえ随時対応する方針です。


 次に、ICT整備の推進はどのようになっているのかとの御質問にお答えします。


 国・県が推進する教育の情報化は、子どもたちの情報活用能力の育成と教科指導におけるICTの活用、並びに校務の情報化による教員の事務負担の軽減と子どもと向き合う時間の確保を通じて、教育の質の向上を図るもので、本市でも平成21年度以降、小・中学校のパソコン教室のパソコン333台の設置及び学習支援ソフトの導入、学校のテレビのデジタル化、校内LANの整備、先生方が使用する校務用パソコン217台の設置等を行い、教育の情報化に努めてまいりました。


 また、昨年度には各校に1台ずつではありますが、電子黒板の設置も行いました。電子黒板やタブレット端末等のICT機器は道具として上手に活用することで、子どもたちの授業への興味関心を引き出すことができ、よりわかりやすい授業の提供ができるものと考えております。設置後はその活用を各学校で図っていただき、ICT機器の教育に対する効果も検証していく必要があると考えております。今後も学校現場と協力し、ICT機器の活用方法等について研修を重ねるとともに、計画的に整備を図ってまいります。


 次に、小・中学校また幼稚園・保育園などの防犯対策はどうなっているかとの御質問にお答えします。


 小・中学校におきましては、全ての学校で危機管理マニュアルが作成してあり、ほとんどの学校が年1回の学校侵入を想定した不審者対策の避難訓練を実施しています。また、登下校時は保護者やPTA、地域の防犯パトロールなどが、曜日や時間、場所、回数を決めて実施しています。教職員も定期的に児童・生徒の登下校指導を行うほか、一斉下校や部活動後に校区内を見回っている学校もあります。不審者情報については保護者にPTA連絡メール、市P連メール等で配信を行っています。


 幼稚園・保育園におきましては、全ての園で危機管理マニュアルが作成してあります。避難訓練を実施している園もありますが、訓練を行わない園は職員研修を実施して対応しています。また、門は常に閉め、防犯カメラを設置している園も多くあります。園児に対しては、読み聞かせの本の中で、防犯についての理解を深めさせています。


○議長(福田 斉君) 桑原一知議員。


○(桑原一知君) 御答弁いただきましてありがとうございます。今回の学力・学習状況調査の結果で、水俣の児童・生徒の学力や学習状況を把握でき、今まさに分析されているところだと思います。体力調査では、ライフスタイルの多様化などにより家族、社会の影響を受けやすい子どもたちの生活習慣の乱れが体力低下の一因になっているとも言われております。私も中学校1年生の女の子がいますが、私も襟を正さないといけないかなというところもあります。また、体力は人間の発達・成長を支え、創造的な活動をするために大切な役割を果たすことから、将来の水俣を担う子どもたちの体力向上というのは、発展のためにも重要だと思っております。


 そこで1点目の質問ですけれども、ここ数年の学力・学習状況調査、体力運動能力調査の結果で、見えてきた問題点、または向上策というものはありますでしょうか。


 次に2点目です。土曜授業を水俣市では平成26年度から月1回の実施と記憶しております。郷土学習を主に実施され、今後、学校と家庭、地域で協同し、子どもたちの健全育成を図るということで、今後も工夫しながら実施されると思います。


 そこで2点目の質問ですけれども、今回、土曜授業の実施で学校からも課題が幾つか出てきていると思いますけれども、今後の改善策はありますか。これが2点目です。


 3点目です。私がちょうどOA機器の営業のときに、ちょうどマイタッチ計画というものがありました。続いてニュータッチ計画とかあったんですけれども、要はコンピューターを教えるから、コンピュータで学ぶという移行する期間があったんですが、そのあたり、ネットワークとか、そういうのを活用して授業に取り入れるというところもあったかと思います。


 よく考えると、この20年間の間に教育現場は一気に情報化、多分、市役所さんもそうだと思うんですけれども、情報化に移ってきたかなと思います。このときは先生方も大変忙しく、もしくは悩まれた期間だったのではないかなというふうに思います。昨年度は電子黒板を設置を済ませ、今後もICT整備を進められるということでしたけれども、ただ、よく聞くのが、道具はそろったが、いざ授業になると活用が難しいというふうによく先生方も言われてます。今さっきも答弁にありましたように、先生方の多忙化というのも最近は出ております。校務の情報化によって、教員の事務負担の軽減というところも話をされていますけれども、多忙化しないように、ぜひとも導入の際にはわかる授業というのを実現していただくためにも、研修など、幾つも繰り返していただくとか、授業内容の研究というのもじっくりやっていただきたいなと思っております。


 最後に、防犯対策ですけれども、最近では大阪で中学校1年生の男女の子どもさんが痛ましい事件に巻き込まれるなどしております。私にも同じ中学1年生の女の子がいまして、親御さんの気持ちを考えると非常に心が痛む事件であります。


 2003年以降ぐらいから犯罪件数というのは減少しているというふうに聞いておりますが、逆に凶悪な犯罪、とりわけ子どもたちが犠牲になるような事件というのが結構目に入ってくるかなというふうに思ってます。子どもたちを犯罪から守るためには、保護者や学校、保育園、幼稚園の方、また地域の方々で、さまざまな大人、みんなで、子どもたちを見守ることが必要だというふうに思います。水俣市でも学校では不審者対策の避難訓練を今実施されたり、もしくは保護者、PTA、学校、地域の方と連携して、東部地区にもあるんですけれども、防犯パトロールというふうな形で、青パトの、父も入ってますけど、ぐるぐる東部地区、久木野を回るとか、そういうのもされているところもありますし、市のPTAのメールも配信されますので、さまざまな防犯活動は取り組まれているというふうに思います。


 ただ、水俣市でも山間部が多くて、見えにくい場所というのも結構あると思います。周囲が田畑になっている場所だとか、林の中だとか、もしくは山の中のS字カーブ、そういった道路、あと空き家、そういったところを、東部のほうでは何もないんですけれども、何もなくてもそういうパトロールを実施することで、防犯効果が上がりますので、継続して行うことが重要だというふうに思ってます。


 そこで3点目の質問ですけど、水俣市内にも防犯上、危険な見えない場所というのが通学路もしくは公園にもあると思います。そういった場所の把握はされているのか、またそのような場所の防犯対策はどのようにされているか、以上3点質問いたします。


○議長(福田 斉君) 吉本教育長。


○教育長(吉本哲裕君) 第1点目でございますけれども、学力・学習状況調査、体力・運動能力調査で見えてきた問題点、あるいは向上策はありますかというお尋ねだったかと思いますが、全国学力・学習状況調査の結果から見えてきた問題点は、年度ごとの学年差が大きいということが1つあります。昨年度小学校は国語A・Bと算数A・Bの4科目中3科目が全国平均を上回りましたが、今年度は国語A・Bと算数A・B、理科の5科目中1科目しか全国平均を上回りませんでした。対策として、各学校では芦北教育事務所が示しました管内統一事項による授業改善、それから全国学力・学習状況調査に基づく学力調査等の分析に基づく組織的な指導の改善、そして水俣市学校教育改革プロジェクトをつくっていますけれども、プロジェクトの学力向上委員会が示した具体的な取り組みなどにより、児童・生徒の学力向上を目指していきます。


 また、全国体力・運動能力等調査の結果からは、小学校の反復横跳びや立ち幅跳び、シャトルラン、ソフトボール投げに課題が見られました。対策としましては、授業の最初にサーキットトレーニングや補強運動を継続して取り入れていくことや、始業前にランニングの実施、あるいは業間活動で全校体育の実施、体育委員会による運動遊びなど、各学校が工夫しながら児童の体力向上を図っています。


 第2点目ですけれども、土曜授業の実施で学校からも何か課題が出されたんじゃないかと、また今後の改善策はということでございましたが、昨年度、水俣市学校教育改革プロジェクトにおける学校開放推進委員会が中心となり、土曜授業の推進を図りました。2月の水俣教育フォーラムでは、学校の土曜授業の取り組みの好事例、よかった事例といいますか、や課題解決の方向性を本市の全教師に報告をいたしました。


 今年度は、水俣科学校開放推進委員会が各学校から土曜授業に関する課題を収集し、その解決に向けた取り組みを今後検討をいたします。そして、来年2月の水俣教育フォーラムで発表する予定といたしております。


 それから、防犯上危険な見えない場所の把握、防犯対策はということでございましたが、各学校では通学路や校区の危険な場所について、安全マップを作成しています。安全マップを作成し、全校で把握をしています。また、夏休みなどの長期休業前に、地区児童会や地区生徒会を開催いたしまして、児童・生徒から地区の危険箇所の情報を収集しています。家庭訪問時には学級担任が校区内を回りながら、児童・生徒の地区の状況を把握しています。さらに地区懇談会や学級懇談会等で、各地区の危険な場所について、保護者の方、あるいは地域の方からも情報を収集しているところです。


 防犯対策については、各学校、短学活や学級通信等で不審者対策や交通事故防止、水難事故防止などについて機会を捉えて注意を呼びかけて指導を行っています。避難訓練を実施した後、教職員が児童・生徒とともに一斉下校の引率を行い、通学路や校区の危険な場所について、その場で児童に指導を行い、事故防止の徹底を図ったと、そういった小学校もございました。また、土曜授業の下校時は、地区ごとの一斉下校とし、教職員が引率しながら、通学路の危険な場所について、児童・生徒指導を行っている小学校などもございます。各学校でそれぞれ工夫しながら対策を講じているところでございます。


○議長(福田 斉君) 桑原一知議員。


○(桑原一知君) ありがとうございます。私も一人の親として、またPTAにも入ってますし、自分の子どももそうですけれども、地域の子どもさんも、もちろん水俣市内の子どもも、皆さん、みんなで子どもたちを守るような、そういう意識をしながら、私も今後の水俣市の子どもたちのために一生懸命頑張っていきたいと思います。また、市にもどうぞ支援のほうをよろしくお願いします。


 最後ですけれども、私たちが小さいころは土曜日は普通教科があってました。今、郷土学習が大体メーンになってると思うんですけど、最後に1点だけ質問です。土曜授業についてなんですが、熊本県教育委員会から通常教科の授業も可能というふうな形で通知が来ているかと思います。そこで水俣市の今後の方向性をお尋ねして、質問のほうを終わりたいと思います。


○議長(福田 斉君) 吉本教育長。


○教育長(吉本哲裕君) 他の市町村では土曜授業、教科の授業を実施していると、水俣市ではどうかというお尋ねであったかと思いますが、水俣市で実施している土曜授業は、総合的な学習の時間を中心に水俣病学習、環境学習、あるいは郷土の歴史や文化、偉人、自然や産業等の調査、伝統芸能等の体験活動を通じて、郷土水俣についての認識を深め、そしてふるさとを誇りに思う児童・生徒の育成を図ることを目標といたしています。したがって、土曜授業で教科の授業を行うことは、今のところは考えておりません。


○議長(福田 斉君) 以上で桑原一知議員の質問は終わりました。


 これで本日の一般質問の日程を終了します。


 次の本会議は明10日に開き、一般質問並びに提出議案の質疑を行います。


 なお、議事の都合により、あすの本会議は午前9時30分に繰り上げて開きます。


 本日はこれで散会します。


                               午後2時27分 散会