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熊本県 水俣市

平成26年12月第5回定例会(第4号12月11日)




平成26年12月第5回定例会(第4号12月11日)





 



       平成26年12月第5回水俣市議会定例会会議録(第4号)





平成26年12月11日(木曜日)


                 午前9時30分 開議


                 午前11時59分 散会


 (出席議員) 16人


大 川 末 長 君       岩 村 龍 男 君       谷 口 明 弘 君


田 口 憲 雄 君       ? 岡 利 治 君       塩 ? 信 介 君


藤 本 壽 子 君       中 村 幸 治 君       川 上 紗智子 君


福 田   斉 君       牧 下 恭 之 君       渕 上 道 昭 君


真 野 頼 隆 君       谷 口 眞 次 君       緒 方 誠 也 君


野 中 重 男 君


 (欠席議員) なし


 (職務のため出席した事務局職員) 5人


事 務 局 長 (田 畑 純 一 君)   次     長 (鬼 塚 吉 文 君)


主     幹 (岡 本 広 志 君)   主     幹 (深 水 初 代 君)


書     記 (山 口 礼 浩 君)


 (説明のため出席した者) 15人


市     長 (西 田 弘 志 君)   副  市  長 (本 山 祐 二 君)


総務企画部長  (門 ? 博 幸 君)   福祉環境部長  (松 本 幹 雄 君)


産業建設部長  (緒 方 康 洋 君)   総合医療センター事務部長


                              (大 塚 昭 一 君)


総務企画部次長 (本 田 真 一 君)   福祉環境部次長 (川 野 恵 治 君)


産業建設部次長 (関   洋 一 君)   総合医療センター事務部次長


                              (久木田 美和子 君)


水 道 局 長 (前 田   仁 君)   教  育  長 (吉 本 哲 裕 君)


教 育 次 長 (福 島 恵 次 君)   総務企画部企画課長


                              (水 田 利 博 君)


総務企画部財政課長


        (坂 本 禎 一 君)


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〇議事日程 第4号


      平成26年12月11日 午前9時30分開議


第1 一般質問


1 川 上 紗智子 君  1 市民の住環境向上、市内商工業の活性化のための住宅リ


               フォーム助成制度の実現について


             2 読書のまちづくりについて


2 谷 口 明 弘 君  1 安倍政権が掲げるふるさと創生(地方創生)に関する本


               市の取り組みについて


             2 教育問題について


             (1)ICT教育をはじめとする教育予算の充実について


             (2)本市の小中高校生の携帯電話又はスマートフォンの利


                用状況と使い方の啓発に関する取り組みについて


             3 防災のまちづくりについて


             4 水俣市政治倫理条例と憲法及び公職選挙法で保障された


               参政権との矛盾について


                                 (付託委員会)


第2 議第81号 専決処分の報告及び承認について


         専第8号 平成26年度水俣市一般会計補正予算(第5号)


                                  (総務産業)


第3 議第82号 水俣市公民館条例の制定について           (厚生文教)


第4 議第83号 水俣市部課設置条例の一部を改正する条例の制定について(総務産業)


第5 議第84号 水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改


        正する条例の制定について              (総務産業)


第6 議第86号 水俣市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について


                                  (厚生文教)


第7 議第87号 水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について (総務産業)


第8 議第89号 平成26年度水俣市一般会計補正予算(第6号)       (各委)


第9 議第90号 平成26年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)


                                  (厚生文教)


第10 議第91号 平成26年度水俣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)


                                  (厚生文教)


第11 議第92号 平成26年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第3号) (厚生文教)


第12 議第93号 平成26年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)


                                  (総務産業)


第13 議第94号 平成26年度水俣市病院事業会計補正予算(第2号)   (厚生文教)


第14 議第95号 平成26年度水俣市水道事業会計補正予算(第3号)   (総務産業)


第15 議第96号 和解及び損害賠償の額の決定について         (厚生文教)


         ──────────────────────────


〇本日の会議に付した事件


 議事日程のとおり


         ──────────────────────────


                               午前9時30分 開議


○議長(大川末長君) ただいまから本日の会議を開きます。


         ──────────────────────────


○議長(大川末長君) 日程に先立ちまして諸般の報告をします。


 本日まで受理した陳情1件は、議席に配付の陳情文書表記載のとおり、厚生文教委員会に付託します。


 次に、監査委員から、平成26年10月分の一般会計、特別会計等公営企業会計の例月現金出納検査の結果報告並びに平成26年度財政援助団体の監査結果の提出があり、事務局に備えつけてありますから御閲覧願います。


 次に、本日の議事は、議席に配付の議事日程第4号をもって進めます。


 以上で報告を終わります。


         ──────────────────────────





◎日程第1 一般質問





○議長(大川末長君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。


 順次質問を許します。


 なお、質問時間は、答弁を含め1人70分となっておりますので、そのように御承知願います。


 初めに、川上紗智子議員に許します。


  (川上紗智子君登壇)


○(川上紗智子君) おはようございます。


 日本共産党の川上紗智子でございます。


 この間の議会の議論の中でも、少子化問題、そして高齢化が進む問題は大きな問題として取り上げられてまいりました。少子化問題は、なぜ産めないのか、産むことができないのかというところから始まるのではないかと思います。特に大きい問題は、経済的な問題。正規に職につけなく、非正規で働かざるを得ない、結婚することができない。また結婚しても、子どもを産んで果たして希望の進路に進ませてやることができるんだろうか、子どもが何人いてもそれぞれの子どもたちの希望がかなえられるような進路に進ませることができるなら、安心して何人でも産めるということがあるんじゃないでしょうか。同時に、経済的問題だけではなく、今、改めて安心して子どもを産み育てられるのだろうかという不安が大きくなってきているのではないかと思います。


 ある70代の女性がこう言っていました。少子化、少子化といって大変なことはわかるけれど、少なくなった子どもたちをまた戦争にやろうということを考えているようだ。また、原子力発電の問題があって、少なくなった子どもたちにさらに過酷な環境を与えるということになってしまうんじゃないか、それでいいのだろうかというような話をされていました。


 これから子どもを産む人たち、子どもを育てる人たちにとって、この問題はやっぱり人ごとではなく、我が事だと思います。この問題は、決して水俣市という1つの市で解決する問題ではありません。だからこそ、今行われております衆議院議員総選挙、国政で何とか安心して子どもが産み育てられるような社会、日本にしていくための政治をと望みつつ、水俣市で、じゃ市で何ができるかということを考え、今回は2つのテーマについて質問することにいたしました。


 1つは、市民の暮らしの下支えをどうにかできないかということで、この間、一般質問でも取り上げてまいりました問題です。市民の住環境向上、市内の商工業の活性化のために、住宅リフォーム助成制度の実現についての問題です。


 これは、9月議会での私の質問への答弁で、6月議会で議会が陳情採択したのを受けまして、市役所内に設置された住宅の新築リフォームに対する助成制度検討委員会で、創設の是非については検討していくということが言われましたけれども、その検討状況はどうなっているか、伺います。


 2つ目のテーマは、読書のまちづくりについてです。


 日本一の読書のまちづくりと目標を掲げ、水俣市はこの間取り組んでおりますけれども、なぜ今回この問題を取り上げようと思ったかといいますと、先日、会派視察で北海道恵庭市の図書館、読書のまちづくりの視察を行ってまいりました。恵庭市は、読書のまちづくり活動を推進しつつ、この間、初めて、人とまちを育む読書条例という条例をつくって、さらに読書のまちづくりを進めていこうという取り組みをしているということを知ったからです。この条例は、読書活動を通じてふるさとを愛する人を育てるとともに、人と地域のつながりを深め、心豊かで思いやりにあふれ、活力あるまちづくりを目指し、市民、家庭、地域、学校及び市が進めていく取り組みを明らかにすることを目的としてつくられたものです。


 視察に行ってまず一番に恵庭市の方が言われたのは、なぜうちに来られたんですか、水俣市はもっと進んでいるんじゃないですかというふうに言われました。私は、改めて水俣市がどのような取り組みをやって、どのような成果を上げているのかを確認し、さらに進めるために、ぜひお尋ねしたい、質問したいと思って今回質問させていただきます。


 まず、1番目、2007年の日本一の読書のまちづくり宣言後、これまでの事業の成果と課題は何か。


 2、市立図書館の運営体制はどうなっているのか。


 3、学校における読書活動の推進の取り組みの成果と課題は何か。


 4、学校における図書司書及び司書教諭の配置状況と、その活動及び成果と課題は何か。


 以上で本壇からの質問を終わります。


○議長(大川末長君) 答弁を求めます。


 西田市長。


  (市長 西田弘志君登壇)


○市長(西田弘志君) 川上議員の御質問に順次お答えします。


 まず、市民の住環境向上、市内商工業の活性化のための住宅リフォーム助成制度の実現については私から、読書のまちづくりについては教育長から、それぞれお答えいたします。


 初めに、住宅リフォーム助成制度の実現について、委員会の検討状況はどうなっているのかとの御質問にお答えをいたします。


 前回の定例会におきまして、住宅の新築・リフォームに対する助成制度検討委員会を設置し、検討してまいりますと答弁したところであります。住宅の新築・リフォームに対する助成制度検討委員会を毎月1回開催し、3回行ったとの報告を受けております。


 検討状況につきましては、水俣市エコ住宅建築促進総合支援事業など、庁内における住宅に係る助成制度の検証を行いました。また、近隣で実施している市町村に対し調査を行い、調査結果に基づく検証を行ったところであります。


 庁内における住宅に係る助成制度は、新築、増築、介護、障害など制度によってさまざまな制約があることがわかりました。また、近隣で実施している市町村に対しての調査結果におきましては、補助金額の10倍以上のお金が市場で流通していることや、施工業者からも、施工依頼が増加した、営業がしやすくなったなどのおおむね好評であるとの情報が得られました。


 これにより、検討委員会としての決定事項につきましては、まず住宅の新築・リフォームに対する助成制度の創設を求める陳情を平成26年6月議会において全会一致で採択されたことを重く受け取らなければならないこと、次に、消費税増税後の消費の低下など、現在の経済が低迷していること、また近隣市町村で実施している住宅リフォーム助成制度が経済効果、建設事業者の仕事の確保などの実績があること、以上のことを踏まえ、本市でも、建設事業者の仕事の確保、雇用促進、地域経済の活性化などの期待が見込まれると判断し、住宅のリフォームにつきましては、制度を新たに創設すべきではないかという方向で結論づけたと報告を受けております。


 今後は、補助対象者、補助対象経費、補助率、補助金の上限額、施工業者など助成の条件を具体化していきますが、他の市町村にはない水俣らしさのある制度となるよう策定してまいります。また、本制度が本市の景気浮揚策、経済活性化策となるよう、できるだけ早い時期に事業化する方向で検討してまいります。


○議長(大川末長君) 川上紗智子議員。


○(川上紗智子君) 答弁ありがとうございます。


 積極的な方向で実施するということで検討結果が出たということは、大変喜ばしいことだと思います。


 いよいよ実施に向けてさまざまなことが検討されると思いますけれども、その際、今、市長答弁にありましたように、水俣らしい制度にしたいということでございましたが、同時に、ほかのところでうまくいっていることは、しっかり学んで、まねもして、使いやすい制度にしていただければというふうに思います。


 一番評判のいい制度というのが、早くに創設されました、東北の宮古市で創設された制度でした。これは、対象工事が20万円以上であれば、一律10万円補助をするというものです。これは、珍しいですが、よそは大体幾ら以上の対象工事の15%とか20%とかと決まっていて、上限が20万円とか30万円というものなんです。それで、それと比べて宮古市の制度はどういうところがいいかということなんですけれども、今申し上げましたように、一律10万円ですので、20万円以上の工事ですから、20万円の工事だったら10万円もらえるわけで、半額補助をされるわけです。そうすると、所得の少ない方々にとっては、とても助かる制度ということになります。ほかにも、今言ったように、小規模な工事ほど助成割合が高くなるということに自動的になるわけです、定額ですので。こういう制度で幅広く、なかなかちょっとした住宅改修にも手を出せない人にも後押しができるというような中身になっているところもございます。


 あと、もう一つは、対象工事が幅広いものであるということが、一番使い勝手がいいかどうかというのを左右するポイントでもあるようです。お金の補助金の支給にいたしましても、あるところでは、補助金の全額をいわゆるプレミアム商品券のようなものでやっているところもありますし、補助金の一部を商品券でやって、その一部は必ず回るようにというような工夫もしているところもございます。


 新潟県の新発田市というところがございますが、そこの制度もとても好評だということで、そこは、対象工事10万円以上について20%の補助をするという、上限が20万円です。それに加えて、上乗せ加算というのをやっていまして、3世代同居や75歳以上の方がいる世帯については10万円の上乗せ加算をするということで、家族構成によって上乗せ加算があるというところもありますし、ほかにもエコにいいものとか、そういう環境、エコに関しての加算があるところもございます。


 うまくいっているところで、最初に制度をつくるときに、やっぱり使いやすい制度ということでいえば、業者にとって、そしてまた申請して補助金をもらう市民にとって、どちらも出てくると思うんですけれども、関係業者のヒアリングをしながら制度設計をつくっているという自治体もあります。


 宮古市でもう一つぜひお伝えしたいことは、関係業者からヒアリングをしながら制度の詳しいことを決めていったということなんですけれども、その中で、例えば、年配の高齢者の方々が申請書を書いたりするのはとても大変だということで、これ、よし悪しがあるかもしれませんが、業者の代理申請を認めたり、あと税金の完納証明とかというのが、添付が必要となるというのが大体どこでもあるようなんですけど、宮古市では、行政で確認ができることは、必要なことは行政でやる。ですから、個人情報取得に対する同意書をもらって、税金のことは行政で調べてやるというようなことも含めて、より利用しやすい制度ということで考えているようです。


 水俣でも、実施に当たりましては、関係者の意見を聞くとか、あとよそのとても使いやすい制度というのをもっともっと研究してもらって、いい制度にしていただければと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(大川末長君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 今、いろんなところのお話を聞かせていただきまして、今後制定するに当たりまして、担当課等もいろんなところを調べさせていただくと思います。


 今、宮古市の話もございましたが、そういったところを勘案して決定していきたい。


 その中で、やっぱり3世代のところだったり、75歳以上の方、またエコとか、そういったいろんなくくりがあると思います。水俣らしいというものがどういったものかというのを、障害者に手厚くするのか、エコの部分を強調するのかというのは、今後また検討していきながらやっていきたいというふうに思っております。


○議長(大川末長君) 川上紗智子議員。


○(川上紗智子君) ありがとうございます。


 その際、くれぐれも、基本は幅広く使えるというのに条件をつけるというパターンでしないと、最初から条件をつけますと使いにくくなるということは、いろんな自治体でやってうまくいかないので、いろんな条件を取っ払って、基本はシンプルに、そして上乗せするという形が多いようですので、ぜひその辺も見ていただきたいというふうに思います。


 今回、住宅リフォームに対して助成をするということなんですけれども、結局、住宅というのは、人権、衣食住というのは人間が生きるに当たって必要なことです。それを支える制度を、水俣市がつくるという方向で動き始めていただいたというのはとても歓迎します。ぜひ、いい制度をつくってください。よろしくお願いします。


 以上です。


○議長(大川末長君) 次に、読書のまちづくりについて、答弁を求めます。


 吉本教育長。


  (教育長 吉本哲裕君登壇)


○教育長(吉本哲裕君) 次に、読書のまちづくりについてお答えします。


 まず初めに、2007年の日本一の読書のまちづくりの宣言後、これまでの事業の成果と課題は何かとの御質問にお答えいたします。


 本市が目指す日本一の読書のまちづくりとは、蔵書数や利用者数などの単に数値の増加を目指すものではありません。全ての市民に対して、より多くの本や人との出会いの場・機会をつくることにより、読書に対する関心を高め、母胎内にあるときから老後に至るまでの生涯を通じて、読書が市民一人一人の人生を豊かにするまちの実現につなげることであります。


 平成19年11月に水俣市日本一の読書のまちづくりを宣言し、平成21年3月には、目標の実現を図るため、具体的な取り組みを示した水俣市日本一の読書のまちづくり推進計画を策定しました。その計画に沿って、地域や学校、家庭、そして図書館を核とした取り組みをそれぞれ進めてまいりました。


 具体的な取り組みとして、地域においては、総合医療センターや地域公民館などへのまちかど図書コーナーの設置やコンビニエンスストアへの返却用館外ブックポストの設置、地元商店街等と連携した本読み場の設置など、市民誰もが読書に親しみ、心豊かに暮らす読書環境づくりの推進を行ってまいりました。


 また、学校においては、学校図書館活用教育研究推進校の指定や各小・中学校への図書配本の実施など、学校で本に触れて親しみ、機会をつくる読書活動の推進を行ってまいりました。


 また、家庭においては、4カ月児の乳児と保護者を対象として絵本をプレゼントするぐるりんぱブックスタートの実施やPTA等による親子読書活動の促進支援など、子どもの未来を見詰め、感性を磨き、健やかな成長を願う読書活動の推進を行ってまいりました。


 また、市立図書館においては、動く絵本館みなよむ号の派遣や毎月テーマに応じた図書の特設展示コーナーの設置などによる蔵書の充実、図書館まつりなど参加型イベントの実施、広報みなまた、ホームページを中心とした情報発信など、市民誰もが利用しやすい、足を運びやすい図書館活動の推進を行ってまいりました。


 また、平成21年度に創設しましたみなまた環境絵本大賞については、第1回大賞受賞作の「ひょっこりじぞう」、第2回大賞受賞作の「古どうぐ〜るぐる」に続き、今年度中には3冊目のみなまた環境絵本の出版を予定しております。この事業の推進に当たっては、作家の本木洋子さん、児童文学者の村中李衣さんなどの協力を得て、水俣に暮らす子どもから大人まで幅広い年代を対象として、体験することに重きを置いた、みずから想像し創作する力を身につけるためのさまざまな体験型ワークショップもあわせて開催しました。


 さらに、平成24年度には、子どもたちの想像する力(心の中で思い浮かべる力)と創造する力(新しいものをつくり出す力)を育むために、水俣市内の小学3年生から中学生を対象とした、創作童話を募集し表彰するみなまた子ども創作童話大賞も創設しました。第1回は17編、今年度実施いたしました第2回は26編の作品の応募があるなど、水俣市民の文化度の醸成を促しながら、環境と絵本を組み合わせた環境首都水俣の先駆的な取り組みとしても全国へ発信してまいりました。


 これら各種事業の実施により、成果が得られるとともに課題も見えてまいりました。


 まず、成果としては、大きく2つございます。


 1つ目は、図書館利用者及び各種事業への市民参加が増加していることであります。図書館利用者については、登録者数、利用者数、貸出冊数全てが増加傾向にあり、近年は、図書館利用者から、図書館の雰囲気がよくなった、館内のレイアウト等に工夫が見られる、館外ブックポストは利用しやすい、ホームページでの蔵書検索は便利など、好意的な意見が多く寄せられております。各種事業への市民参加については、読書をさらに身近にしてほしいと、古本市や人形劇、絵本の読み聞かせなど、10月に開催したみな図書まつりには昨年に比べ2倍の約600人の来館者がありました。また、創作に関する事業への子どもたちの参加もふえております。子どもたちの表現する力を育むことで、水俣の将来を担う人材育成にもつながっているものと思っております。


 2つ目は、水俣のイメージ向上であります。独自の事業展開により、新聞、雑誌、テレビ、ホームページ等で取り上げられる機会がふえるなど、市内外へ日本一の読書のまちづくり、環境首都水俣としてのPRが図られてきました。


 次に、見えてきた課題としては、成果を上げるためには、事業にかかわる人、つまりは目標を実現するための体制を整えることが特に重要であるということが言えます。また、現場に重点を置き、市民一人一人に対する対応を充実し、それを継続していくことこそが市全体の読書活動の推進につながることもわかってまいりました。


 これらの成果や課題を踏まえながら、今後も読書を通じて感性豊かな人材を育成するとともに、全ての市民が人生をよりよく生きてくことができるように、市立図書館を中心に、地域、学校、家庭が一体となり、誰もが本に楽しく触れ、親しみ、知的好奇心を満たすことのできる図書環境づくりに継続的に取り組むことで、日本一の読書のまちの実現を目指してまいりたいと思っております。


 次に、市立図書館の運営体制はどうなっているのかとの御質問にお答えします。


 図書館の運営は、現在、館長を含む正職員4名、非常勤職員6名の計10名による体制で行っております。正職員につきましては、館長が施設管理及び全業務の総括、郷土資料研究関係への対応ほかを担当し、1名が予算執行に伴う事務及び読書のまちづくり事業の一部を担当、1名が図書発注、ほか自治体などの図書館との相互貸借、統計など図書館固有の庶務を行い、もう一名が環境絵本大賞事業を主たる業務とし、あと読書のまちづくり事業全般の総括的役割を担う形で業務を遂行している現状にあります。非常勤職員につきましては、2名がそほう号・みなよむ号など地域や施設に出向く移動図書館の運行等の労務に従事し、3名が図書貸借の受付ほかカウンター業務、図書館だよりなどの定期的発行などの庶務に時間制で従事、あと1名が読書のまちづくり事業推進に係る業務の補佐として従事しております。業務推進に当たる開館の日時等につきましては、平日が午前9時から午後7時まで、土曜・日曜・祝日が午前9時から午後5時まで、休館日は毎週月曜日と毎月第4木曜日となっております。


 また、市民サービスの1つとして実施している平日の夜間や休日等の開館には、全職員を当番制で割り振りし、夜間は正職員1名と非常勤職員1名で、休日等の開館日は正職員2名と非常勤職員2名もしくは4名の体制で運営しております。そのほか、環境絵本大賞の授賞式及び出版発表会、図書館まつり、童話発表コンクールなど特別なイベント時には、図書館職員以外に他部署からの支援を受けて運営いたしております。


 次に、学校における図書活動の推進の取り組みの成果と課題は何かとの御質問についてお答えします。


 市ではこれまで、日本一の読書のまちづくり推進計画に基づき、小・中学校でのPTAボランティア等による読み聞かせの実施、学校図書館活用教育研究推進校の指定による学習指導の研究、読書活動推進員2名の巡回訪問による環境整備などの取り組みを行ってまいりました。これらの取り組みにより、子どもたちが本と触れ合う時間がふえ、その結果、1人当たりの年間貸出冊数も平成25年度末現在、小学校で55.4冊、中学校では12.4冊と、平成24年度末の小学校40.4冊、中学校12.0冊に比べ、順調に伸びております。


 また、学校図書館の環境整備、例えば、本棚のレイアウトや掲示物による外観の改善やパソコンによる蔵書の管理などが進み、子どもたちが利用しやすい環境が整いつつあります。


 課題といたしましては、学校図書館に常勤の図書司書等の配置が進んでいないことと、環境整備の面でパソコンの導入に至っていない学校があることが挙げられます。


 次に、学校における図書司書及び司書教諭の配置状況と、その活動及び成果と課題は何かとの御質問についてお答えします。


 現在、市内の小・中学校には、図書司書は配置されておりません。


 司書教諭については、学校図書館法で学級数が合計12学級以上の学校には配置が義務づけられておりますので、該当する市内の2つの小学校、第一小学校と第二小学校にはそれぞれ司書教諭がおります。しかし、業務多忙なため、図書館業務に十分携わることが難しく、PTAで雇用された学校図書館司書補が図書の貸し出し・返却・整理・修理・廃棄、掲示物作成等による図書館の環境整備、イベントの企画・運営等を行っています。


 そのほかの小・中学校9校に対しましては、市で雇用しました読書活動推進員2名が巡回訪問し、各学校の担当者と連携をとり、学校図書館業務に当たっております。


 課題としましては、図書司書の配置が不十分であることから改善が必要であると考えられます。しかしながら、市として小・中学校に専任の図書司書を配置することは、司書資格を有する人材の確保や予算の面からも厳しい状況にありますので、今後は、PTAで雇用された学校図書館司書補と市の読書活動推進員とが交流・連携し、市立図書館等の協力も得ながら相互のスキルアップを図り、子どもたちがもっと本に触れ親しむ機会を与えられるよう、学校図書館活動の推進に努めてまいります。


○議長(大川末長君) 川上紗智子議員。


○(川上紗智子君) 答弁ありがとうございました。


 水俣市の読書のまちづくりの活動事業をやはりよく知らなかった、理解しなかったというのが、私のこの間の視察前後を含めまして、いろんなお話を聞いての反省でした。読書のまちづくりといえば、何か数を、たくさんの人が本を借りてたくさん読むという、そういうイメージでばっかり思い込んでしまっていたものですから、お話を聞くうちに、やっぱり読書でまちづくりをやっているんじゃないかなと、水俣も。恵庭市に行って感じたのは、もちろん読書のまちづくりなんですけど、読書を通じていろんなものをつくっていくという、そういう事業になっていました。


 水俣でも、例えば、まちかど図書コーナーとか本読み場というのをやっている。まちかど図書コーナーは、医療センターなどに置いてあるのは気づいておりました。けれども、商店に本を置いてある本読み場というのは、私は気づいていませんでした。気づいていない中で、恵庭市のまちじゅう図書館というのに飛びついて視察に行ったという経過もあるんです。まちじゅう図書館というのは、水俣の本読み場とは違って、水俣の本読み場は、それぞれのお店に図書館から本を貸し出して置いてもらって、お客さんに手にとってもらうというような仕組みなんですけれども、恵庭市のまちじゅう図書館というのは、喫茶店とかいろんなお店が、その経営者がこだわっている本を、経営者が持っている本を中心に置いてあるんです。ですから、場所によって全然ジャンルが違う。だから、そこでそういう本、専門の本があるから行こうということでそこに行って、その店主さんと会話になって、お客さんになったり、その後の展開がいろいろあったりするんだというお話を聞きました。


 どちらにせよ、外に向かって市民の方々が本に接する機会をふやすという点では、とてもいいことだなというふうに思います。それを知らないというか、気づいていない市民もいるのではないかというふうに思うんです。もっと、これに限らず、水俣で取り組んでいることについて、市民の方々にわかるように情報提供する仕方をぜひ工夫していただきたいなというふうに思います。


 それで、その1つが、みな図書まつりだと思うんです。私は、2年ぐらい前に行ったみな図書まつり、ことしは600人の参加ということでしたけれども、図書館の下の駐車場、屋根がある駐車場と、それから図書館の中、公民館の中を使ってやっていらっしゃいますけど、ことしは所狭しという感じでにぎわっておりました。2年ぐらい前に行った、私が参加しましたまつりで私が感動したのは、童話を暗記して話をする子どもたちの中で優勝した子どもがそれを発表しているんです。それを聞いて本当に感動しました。子どもたちが持っている力というのはすごいなとそのとき思ったんです。


 今回、いろんなお話を聞く中で、水俣には環境絵本大賞とは別に、みなまた子ども創作童話大賞というのがあるんだということを改めて知りました。これも大変恥ずかしい話ですけれども、聞いて知りました。その冊子はこういうものですけれども、確かに議員、いただいているんです。ところが、中を開いておりませんでした。図書館の職員の人に紹介されて、改めて読みました。そしたら、何とまあ子どもの発想の豊かさ、物語の展開のおもしろさ、本当に感心しました。これは決して子どもが自分でやったのではなく、いろんな情報提供だったり、ワークショップなんかで学んだ結果つくったものだというのを聞いて、いかに子どもたちに的確に働きかけるならば、子どもたちはどんどん力を発揮していくのかというのを非常に感じました。そういう質の変化というか、そういう変化というのはなかなか目で見てわかるものではありませんので、ぜひ、そういう創作された童話を市民の人たちがもっとより知る機会、例えば、広報に1作ずつ載せるとか、あと、さっきの童話を暗記してお話をするというやつですけれども、それも市民の多くの皆さんが聞く機会を持つ。やはり子どもたちが生き生きと変わっている姿というか、成長している姿を市民が目の当たりにするということは大事なことなんじゃないかなと思いますので、ぜひその辺の工夫をしていただけたらいいなというふうに思っています。それについてどうかということをお聞かせください。


 それと、みな図書まつりに行きまして、本当ににぎわっているんです。所狭しとしてにぎわっているんですが、やっぱり図書館・公民館の建てかえ問題等もあると聞いております。図書館のもっと充実、ハードとして充実させていくための、すぐに建てかえるとかそういうことにはならないと思うんですけれども、充実していくための準備、建てかえも含めて何らかのアクションを起こし始める時期ではないかなというふうにも思いますので、その点についてはどういうふうになっているかということをお尋ねしたいというふうに思います。


 それから、3つ目ですが、学校の取り組みですけれども、学校でも一番見て変わったなと私が感じますのは、読書活動推進員、これを2人配置して巡回してというお話がありました。第一中学校と第二中学校の図書室に行って本当に変わったなというふうに思います。私の息子が第一中学校に通っていたころは、建物も変わりましたけれども、冬は暗くて寒くて、本は本当に古いものがいっぱいあってというイメージでした。第一中学校の場合は建てかわりましたから、もちろん明るくはなっておりますが、レイアウトとかを工夫してやられています。第二中学校については、建物は変わっていませんけど、中が、入った瞬間、本がぱあっと広がっていて、何かいろんな本があるというのがすぐわかるんです。これはどうしてですかと聞くのも変なんですけど、そういうふうに聞きましたところ、やはり読書活動推進員の方が週に1回来て、本のレイアウトなんかをして、古い本はずっと処分していっているんだというお話を聞きました。とても変わっています。だから、入りやすい図書室にどんどん変わっているというのがよくわかります。ただ、週に1回しかその人は来ませんので、いらっしゃるときには終日あいているということなんですけど、いらっしゃらないときには限られた時間しか図書室はあけられないという話も聞きました。


 第一小学校、第二小学校については、そもそも常駐の方がいらっしゃいますので、いろいろ工夫されてやっているということは聞きもし、見てもおります。それで、先ほど課題としての図書司書、司書補も含めて常駐の人がいないというのが課題だというふうにおっしゃいましたけれども、やはり巡回であってもこれだけ変わると。ハードの面で変わったわけです。図書室の雰囲気が全く変わっています。あとは、子どもたちと本を結びつける人が、そこにどれぐらい存在するかという問題だと思うんです。巡回の読書活動推進員の方々2人ですけれども、全校に一遍に配置できなくても巡回する人たちをふやすことはできないのか、そのことも含めて見解をお尋ねしたいと思います。


 恵庭市は、最初は小学校に全校配置して、非常勤の職員を配置されておりますけれども、何年かかけて、去年かことしか、全校に配置できたという話をされておりました。司書はなかなか正規で雇えないという実態はあるようですけれども、少なくとも毎日いらっしゃるという状態がつくれているということでありますので、水俣ももう一歩進んで、やっぱり人をふやすということを改善の中身に入れて検討していただけないかということをお尋ねしたいと思います。


 あと、司書教諭のことですけれども、司書教諭は12学級以上のところには義務づけられているので、配置をされているというお話でした。いろんな情報を見ますと、司書教諭という資格を持った人がたとえ配置をされていても、学級担任とか教科担任を持ちながらの仕事なので、司書教諭としての仕事の時間を確保することは、なかなか難しいというのが実態のようです。そうであるならば、先ほどの読書活動推進員の果たす役割というのは、全く役割は違うんですけど、図書業務に従事するという点では、司書教諭が充実できないので、すぐにできないのであれば、学校図書司書のほうをどうにかするということは考えられないかということをお尋ねして、2回目の質問を終わります。


○議長(大川末長君) 吉本教育長。


○教育長(吉本哲裕君) 読書のまちづくりについて、より多くの市民に知ってもらうことが大切だというお話でございましたけれども、本市では、自治体では余り類例のない環境絵本の作品募集から出版まで行う事業を初め、細やかな事業を展開して読書のまちづくりを進めております。


 まだまだ市民の意識に十分浸透しているとは言いがたいと思っておりますけれども、そこでまちづくり市民意識の醸成を目的に、平成21年度から開始いたしました創作童話ワークショップを平成23年度に子どもから大人まで拡大し、学校の夏休み期間に実施をいたしております。これは、野外活動で感性を磨き、創作に生かすことも重点に実施しているもので、専門家による指導のもと、参加者には物語をつくる力が着実に根づいてきていると、そのように感じております。


 読書のまちづくりを進めていくに当たりましては、地道で時間はかかりますけれども、このワークショップのように、人の心を開墾していくような事業にじっくり取り組んでいくことが大切ではないかと、そのように考えております。


 また、図書館事業について、童話教室の年間運営を初め、図書館まつりなど、ボランティアの皆様のお力をかりて事業を推進しております。ボランティアの皆様のお力を活用させていただくことが、読書のまちづくりの裾野をさらに広げることにつながりますので、今後もいろいろな事業推進に支援をお願いしてまいりたいと、そのように考えております。


 先ほど、創作童話のお話もございましたけれども、私も中身を読んでみて大変すばらしいものであった、子どもたちの感性がそこにきらきらと光っている、そのような気がいたしました。そういった子どもたちの創作力をやはり多くの市民に知らしめていくというか、知らせていくことは重要かなというぐあいに考えております。担当部局のほうとも御相談しながら、創作童話に掲載された作品についてはシリーズ化できないか、広報紙等でその辺を発表する、載せるなど、知らしめていく方法を考えていきたいなというぐあいに考えております。


 それから、図書館の建てかえといいますか、学校施設を含めて、相当、教育施設については建物が老朽化しておりますけれども、現在の図書館は公民館と複合して昭和56年に建設され、32年が既にたっているわけでございますが、平成24年度の耐震診断では、1階の図書館部分で強度不足ということが指摘を受けております。耐震補強工事、今後行う必要がございますが、平成27年度、次年度に実施する予定にいたしております。したがいまして、この補強工事により施設の持続度も強化されるということから、当面、新しい図書館を建設する、そういう計画はございません。ただ、将来において新たな図書館建設を行う際には、よりよい図書館施設とするために、市民の皆さんの御意見等も十分にお聞きしてまいりたいと、そのように考えております。


 それから、図書司書をふやすということに対するお尋ねでございますが、先ほど申し上げましたように、第一小学校、第二小学校には図書館司書補を配置いたしております。それと、今年度、読書活動推進員2名を配置することができましたけれども、この方々は司書の資格を持ってございまして、非常に図書読書活動に熱意を持った方でございます。私も学校を訪問する機会がございましたけれども、その際に図書室にまず行きますが、図書室に行きますと非常に驚きがある、子どもにとって発見があるといいますか、非常に興味深い配置にされていたり、あるいは本当に読書をそそるような、そういった図書室にさま変わりしていると、非常にすばらしい図書室だなというぐあいに思いました。


 第二小学校に行きましたとき、ここは図書司書補がいるんですけれども、ちょうどスタンプラリーをやっていまして、高学年で5冊読んだらスタンプをもらえるとか、低学年では9冊読んだらもらえるとか、15分の休憩時間に靴が四、五十足並んで、子どもたちが図書館にわいわいとしているわけです。非常にこういう雰囲気づくりというのがすばらしいなというぐあいに思っております。これは、やはり読書に対してかかわっている先生方の気づきであったり、発見であったりということを非常に努力しておられるあらわれかなと思っています。子どもたちがそういう環境にあるというのは、非常にすばらしいことだなというぐあいに思っております。


 それから、司書教諭、確かに大規模校にはいるわけですが、この後、そういった図書司書補と読書活動推進員との連絡が密にとれていませんけれども、早々に連絡会議あたりを設けまして、その中で司書教諭との連絡といいますか、学び合う場を設けていきたいなというぐあいに考えております。


 以上でございます。


○議長(大川末長君) 川上紗智子議員。


○(川上紗智子君) 創作童話のワークショップのことは、図書館の担当者の方からお聞きして、本当におもしろい、わくわくするようなことをやっていらっしゃるなというふうに思いました。


 これに参加する子どもたち、大人も含めてですけれども、参加する人がどんどんふえれば、いろんな変化が、いろんなところで生まれてくるんだろうなというふうに思います。


 ただ、このワークショップそのものを知って、行ってみたいと思う機会がどんだけあるかというのが、また1つポイントになると思うんです。それで、写真を見ながら説明してもらってわかりましたけれども、何か市民または子どもたちにもそれがわかるような、知らせられるようなことも考えていただければいいんじゃないかなというふうに思いますので、御検討ください。


 それから、ボランティアの問題ですけれども、恵庭市でもボランティアがすごくいろんなことにかかわっていらっしゃって、水俣でいえば、みな図書まつりのような読書まつりの企画・運営・実行から含めて、多くをボランティアの人が中心になってやっているということをお聞きしました。水俣でもボランティアをもっと活用して、方々に参加してもらってやっていこうということ、方向性としてはとても歓迎すべきことだと思いますので、ぜひその方向でやっていただきたいというふうに思います。


 あと、図書司書補の問題で、第一小学校と第二小学校の図書司書補の人たちが、ほかの学校に行くことはないんだと思うんです。そうですよね。読書活動推進員だけがほかのいろんな学校を回れる。司書教諭との連携、もしくは一緒に交流したり学習したりすることで質的にも向上していくということは、もちろんぜひやっていただきたいと思うんです。端的に言えば、1つの学校に行く回数をもっとふやすためには、人をふやさないといけないと思ったものですから、読書活動推進員をふやすということで、この間の変化をさらに推し進めるように、ぜひ来年度するような方向で考えてもらえないかという意味で先ほど申し上げました。そのことについて1点お尋ねして、終わります。


○議長(大川末長君) 吉本教育長。


○教育長(吉本哲裕君) 大変失礼いたしました。図書司書補、読書活動推進員をふやしてということでございました。非常に先ほど優秀な方だというぐあいに申し述べましたけれども、2人の方を今年度配置して、その状況等も踏まえた上で今後については検討していきたいと思いますが、そのように御理解いただきたいと思います。


 それと、ワークショップの件ですけれども、ワークショップにつきましても、市民への周知・啓発というのは確かになかったのかなと思っております。先ほど言いました、広報紙等を通じて、こういうような図書にまつわる活動が展開されてるということも知らせていきたいなというぐあいに思っております。


 以上でございます。


○議長(大川末長君) 以上で川上紗智子議員の質問は終わりました。


 この際、10分間休憩します。


                               午前10時30分 休憩


                               ─────────


                               午前10時40分 開議


○議長(大川末長君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、谷口明弘議員に許します。


  (谷口明弘君登壇)


○(谷口明弘君) 皆さん、おはようございます。


 自由民主党創水会、谷口明弘です。


 現在、衆議院議員総選挙も残り3日となりました。私も、引き続きアベノミクスを推進するため、地方創生をなし遂げるために、この選挙と本会議に全力投球してまいります。


 さて、安倍政権がデフレからの脱却を掲げ推進してきた経済政策、成長戦略、いわゆるアベノミクスの取り組みについて、一部マスコミの報道や、きのう、おとといの本市議会でも、共産党議員や無限21の議員さんから、経済政策の失敗、安倍政権の暴走ストップなどという御指摘がありました。また、大企業や都市部だけがその恩恵にあずかっていて、地方には全く恩恵がないといった批判がありますが、本当にそうでしょうか。


 その真偽を確かめるのに最適な議論がつい先日ありました。去る12月5日に熊本県議会において、自民党の溝口幸治県議会議員がアベノミクスに関する熊本県内への効果についてただしたのに対し、蒲島知事は、県内の景気は基調的には緩やかな回復を続けており、10月の県の有効求人倍率1.05倍は約23年ぶりの高水準で、九州では最も高く、県内の30人以上の常用労働者を有する事業所における給与は、昨年4月から本年9月まで18カ月間ほぼ一貫して前年同月を上回っており、また平成25年度の税収は民主党政権時代だった前年度を21億円上回り、経済活動の影響が直ちにあらわれやすい法人税や不動産取得税が伸びており、個人事業税や個人県民税も本年度に入り増加傾向が見られ、徐々にではあるが、着実に回復しつつあると答弁されました。


 この水俣市の現状を見てみますと、新栄合板さんは、円安による効果で設備を増強し、雇用を30人ふやしました。また、JNCさんも、円安により今年度の事業は堅調に推移しております。


 私はこれらの事実から、水俣市も国の政策に敏感に対応し、知恵と汗をかく努力をすれば多くの市民にその効果を実感できるようになると確信しております。市の財源の7割を地方交付税で賄っているのですから、国や県との連携が大変重要な鍵です。


 西田市長は、先日の真野議員への答弁でも、国への要望活動など県選出の国会議員を訪れたと仰っておっしゃっておりました。そうであれば、きのう、自民党公認候補が市役所で街頭演説をされましたが、お礼の意味を込めて、せめて姿を見せてほしかったものです。就任から10カ月が経過し、国や県とのパイプについて、芦北町や津奈木町の首長と比べて、自分にはその部分が弱いと感じる場面があるのではないでしょうか。もしそうなら、市民にとって大変不幸なことです。


 さて、話を戻しまして、蒲島知事は続けて、有効求人倍率は県内でも依然地域間格差があり、実質賃金が前年同月を下回っている月があるとも答弁されました。これは、まさに今の水俣の現状だなと感じました。株価の上昇と国民生活についてですが、日経平均株価が民主党時代とすると約8,000円台から現在1万7,000円台に回復しました。株は持っていないから関係ないと思っていらっしゃるかもしれませんが、皆さんの年金の積み立てはこの株高で25兆円ふえました。これは国民の財産なのです。


 もう一つ評価すべきは安倍政権の外交政策です。これまで譲歩に譲歩を重ねてきた弱腰外交から、主張すべきは主張するという方針への転換、さらには地球を俯瞰する外交を展開し、中国共産党のもくろむ力による現状変更、太平洋を2分割するという覇権主義を、日本が強いリーダーシップをとることで周辺国を巻き込み、中国包囲網を形成しました。東南アジア各国には、こうした日本のリーダーシップを評価する声が多数上がっています。残念ながらこういった成果についてマスコミは全く触れませんが、インターネットを通じて、多くの国民が真の情報をみずから手に入れようとする動きは今後ますます加速するものと考えます。


 私は、デフレから完全に脱却し、アベノミクスの効果を地方の隅々まで行き渡らせるためにはこの道しかないと考えており、この意味で今回の選挙は大変重要な選挙であると考えております。市民の皆さんの懸命なる御判断をお願いするとともに、日曜日の投票にはぜひ足を運んでいただきたいと願っております。


 さて、質問に入ります。


 大項目1、安倍政権が掲げるふるさと創生(地方創生)に関する本市の取り組みについて。


 熊本県は、国の地方創生の取り組みに呼応して、平成27年度に幸せ実感まち・ひと・しごとづくり本部を整備し、市町村をサポートするため、熊本版コンシェルジュとも言える支援窓口を設置するとしています。このような動きを受けて、自民党熊本県連も各自治体にまち・ひと・しごと創生に関する要望の提出を求められたはずですが、本市としてどのような要望を上げられたのか、お尋ねします。


 次に、大項目2、教育問題について。


 水俣市の教育費は、他市に比べて不十分であると、さまざまな事例を見聞きして感じます。例えば、今回取り上げましたICT教育予算しかり、学校の備品購入費用に関しても、行政から二言目には財政が厳しいと言われて断念せざるを得ない現状だと聞きます。子は地域の宝と言いますが、ほかの予算を削ってでも教育予算の充実は最優先されるべきではないでしょうか。


 ちなみに、今回質問で取り上げましたICTとはインフォメーション・アンド・コミュニケーションテクノロジーの略で、一般的に情報通信技術と訳されますが、パソコン、電子黒板や今ではタブレット型パソコンを用いてグラフや資料を効果的に使い、授業の効率化を図るとともに、視覚的な効果を交えて学習効果も高まると期待されています。全国的にもその取り組みは加速しており、お隣の津奈木町や芦北町では電子黒板の導入はもちろんのこと、水俣市ではまだ取り組んでいないタブレットパソコンを40台購入し、授業で活用していると聞きます。本市はようやく電子黒板を各校に1台ずつ導入したという状況ですが、そこで質問です。


 (1)ICT教育を初めとする教育予算の充実について。


 ?電子黒板の導入を決めたが、他の自治体と比較して本市はおくれをとっていると考えるが、今後のICT教育の充実についてどのように進める考えか、お尋ねします。


 (2)本市の小・中・高生の携帯電話またはスマートフォンの利用状況と使い方の啓発に関する取り組みについて。


 ?ことし6月に人吉市の女子校生がインターネットの交流サイトで知り合った男に殺害されるという痛ましい事件が発生しましたが、事件を受けて、県教委から本市の小・中・高生の携帯電話またはスマートフォンの利用状況に関するアンケートがあったそうですが、本市の学生の保有状況と、出会い系サイトや交流サイトなどを通じて他人と接触した事案があったのか、お尋ねします。


 大項目3、防災のまちづくりについて。


 先日、議会報告会で地域の御意見をお伺いしたときに、多くの市民の皆様から御指摘を受けましたが、台風19号接近時にこれまで避難所として利用していた施設への避難ができない事態が発生したが、避難所の見直しについて今後どのように進めるつもりか、お尋ねします。


 大項目4、水俣市政治倫理条例と憲法及び公職選挙法で保障された参政権との矛盾について。


 平成23年3月の議会で、水俣市議会では議会基本条例、政治倫理条例、議員定数削減、議員報酬削減と、議員や首長に関する重要な案件を4件全て可決されました。中でも、今回質問項目で取り上げました水俣市政治倫理条例の第5条、議員、市長、その配偶者、もしくは二親等以内の親族が経営もしくは役員をしている企業は、市が行う公共工事の請負契約、業務委託契約及び一般物品納入契約を辞退しなければならないとありますが、実質的には市内の多くの経営者及びその親族が、市議会議員や市長に立候補する被選挙権を制限する内容であると私は考えます。これは憲法及び公職選挙法で認められた参政権(被選挙権)に抵触していると考えるが、私は当時、一市民でしたので、当時、市議会議員として議論に加わられた西田市長、これは、市長も規制の対象となる内容ですので、市長の見解をお尋ねします。


 以上で登壇からの質問を終わります。市長及び執行部の具体的かつ明快な答弁をお願いいたします。


○議長(大川末長君) 答弁を求めます。


 西田市長。


  (市長 西田弘志君登壇)


○市長(西田弘志君) 谷口明弘議員の御質問に順次お答えいたします。


 まず、安倍政権が掲げるふるさと創生(地方創生)に関する本市の取り組みについては私から、教育問題については教育長から、防災のまちづくりについては総務企画部長から、水俣市政治倫理条例と憲法及び公職選挙法で保障された参政権との矛盾については副市長から、それぞれお答えいたします。


 まず、安倍政権が掲げるふるさと創生(地方創生)に関する本市の取り組みについて、自民党熊本県連から各自治体にまち・ひと・しごと創生に関する要望の提出を求められたはずだが、本市としてどのような要望を上げたかの御質問にお答えをいたします。


 御指摘のとおり、10月上旬、自由民主党熊本県支部連合会会長と県選出国会議員代表の連盟で、まち・ひと・しごと創生に関する要望書の提出について依頼がありました。提出までの期間も短かったことから、まずは市の各部署の担当者の意見を聞くため、全庁を対象に、地方創生に係る要望の照会を行うこと、要望項目の取りまとめを指示し、出てきた資料をもとにして要望書を取りまとめ、自由民主党熊本県支部連合会事務局へ提出いたしました。


 提出した要望は、大きく分けて、災害対策の推進、環境首都水俣推進事業の推進、子育て支援の充実、企業誘致の推進、林業振興の5つの分野にわたるもので、その内容は、災害対策に関する充実した支援制度の創設、災害対策に係る最重要拠点施設としての市町村庁舎の防災性能強化への支援制度の創設、環境首都創造事業の継続と拡充、子ども医療費助成制度の国による実施、市町村の保育料軽減措置に対する財政支援、子育て支援のための市町村の現状に即した独自の取り組みに対する財政支援、企業誘致に関する交付税措置の拡充、森林・林業再生基盤づくり交付金の拡充、新たな木材需要創出総合プロジェクトの拡充の9件であります。


 これは、国が示している総合戦略の骨子(案)に掲げる3つの基本的視点、人口減少と地域経済の縮小の悪循環を断ち切る、人口減少克服・地方創生に正面から取り組む、まち・ひと・しごとの創生と好循環を確立するにも即したものであると思っております。


 なお、自民党熊本県連に設置されたチームくまもと地方創生実行本部におかれては、国の長期ビジョン、総合戦略の骨子が11月にも取りまとめられることの情報を受けて、政府のまち・ひと・しごと創生本部などに対し、緊急の要望活動を実施されたと伺っております。


 また、その後も国の動きを踏まえて次年度の予算編成等に向けた要望活動を実施するとのことで、11月3日に熊本市内でまち・ひと・しごと創生に関する要望聴取会が開催され、私も参加させていただきました。


 さきの真野議員の御質問でもお答えしましたところでございますが、その席で私は以下3つの要望事項を述べさせていただきました。1つ目は、地方創生を強力に推し進めるための地方が自由に使える一括交付金について、2つ目は、企業が地方へ本社機能を移転しやすくするような取り組みについて、3つ目は、本来防災拠点となるべき市庁舎が老朽化していますので、防災機能を考慮した庁舎建てかえの有利な起債や助成などの財源措置についてであります。


 また、この意見聴取会の翌日、自民党熊本県連からまち・ひと・しごと創生に関する要望書の追加提出を受け付けるとの書面をいただきましたので、要望聴取会での発言内容をまとめて、追加提出をさせていただいたところであります。


○議長(大川末長君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 一昨日、真野議員の質問にも取り上げられ、水俣創生に関する市の要望について、その内容はお聞きしましたので、その内容について細かく議論しませんが、要望項目で上げられました9つの内容を拝見した印象として、どの地方自治体も直面している問題である、あるいはこれまでの事業の継続で特に目新しさは感じませんでした。


 それより何より自民党県連からの要望事項にもかかわらず、我々自民党市議団に何の相談もなかったのが大変心外です。時間がなかったという言いわけは結構です。提出後でも、そのような内容を提出したと報告ぐらいあってよかったのではないかと思います。


 国は、みずから知恵を出す自治体を応援する仕組みづくりを本気で進めるつもりです。また、地方創生関連2法案の成立によって、本市も平成27年度末までに5年後をめどとした総合戦略を作成しなければなりません。国が9月3日、まち・ひと・しごと創生本部を設置すると、熊本県は9月10日に知事を本部長とする幸せ実感まち・ひと・しごとづくり本部が設置され、八代市でも9月にやつしろ・まち・ひと・しごと対策本部を設置しました。しかし、市長は、先日の真野議員との質疑の中で、まち・ひと・しごと創生についてプロジェクトチームの創設などは考えておらず、庁内会議の中で議論すると発言されました。私は、これを聞いて少しがっかりしました。熊本県や他市は、国の動きにスピード感を持って取り組もうと動き出しているにもかかわらず、水俣市にはその姿勢が感じられません。市長には危機感が足りないのではないでしょうか。


 そこで、改めてお聞きします。まち・ひと・しごと創生本部などのプロジェクトチームを早急に立ち上げるお考えはありませんか。


 さらに、この件に関しましては、国や県・市とのパイプ、もしくはその連携といいますのが非常に重要だと思われますが、おとといの真野議員の質疑の中でも、要望活動は大臣等々も含め積極的に行っているとおっしゃっておりますが、去る7月24日に西回り自動車道の陳情に上京された際に、当時の金子恭之衆議院議員の部屋を芦北町長、津奈木町長また県議会議員などと訪問されております。その後、太田国土交通大臣、麻生財務大臣と面会する場面があったそうですけれども、西田市長はその場に参加されなかったそうですが、それは事実でしょうか。


 以上2点、お尋ねします。


○議長(大川末長君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 2点ございました。


 それと、1つ、昨日、県選出の議員、国会議員の方が前に来られたときに姿ぐらい見せてほしかったということでございましたが、私はちょっと所用でおりませんでしたので、それはちょっとお伝えしておきたいというふうに思います。


 それと、プロジェクトチームにつきまして、おととい答弁したのをよくお聞きになると、現時点ではほかのところを見させていただいたときに、市長、副市長、各部長、担当課と、庁議のメンバーと同じような感じでつくっておられると。現時点で中身がよくわからないので、庁議で今は対応させていただいて今後は検討するということでございます。プロジェクトチームにつきましては、今後必要かどうかを、国の方向性がまだはっきりしていませんので、その辺がはっきりした時点でつくるのは全然やぶさかではございません。


 それと、7月24日の分はちょっと調べてみますが、太田大臣等は、私は、9月ですか、秋の分には行きました。7月の分はちょっと確認しますけど、7月にその時点で私が行けたのかどうかはわかりませんが、9月か10月、秋に行ったときには行っておりますので、それも申し添えさせていただきたいというふうに思っております。


 あとは、地方創生の案を出すときに水俣の支部のほうにお話がなかったということで、県連を通して来ているものですから、非常に時間がない中でお出しました。市のほうに、もし自民党県連がいらっしゃったら、直接こちらのほうに声をかけていただいて、それは相談することはできますし、議員さん皆さんにいろんな形で相談は私もやっていきたいと思っておりますので、ぜひ積極的に声をかけていただければというふうに思っております。


 以上です。


○議長(大川末長君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 地方に仕事を創出し、仕事がふえると人が移り住み、人がふえるとまちが活性化するというのが、このまち・ひと・しごと創生の理念であります。


 次の選挙で自公連立政権に再び国民の皆様が御支持を寄せていただければ、国はさらに強力に地方創生に取り組むと思われます。石破大臣がおっしゃったように、国も地方を元気にする最後のチャンスと捉えて取り組む覚悟であるとおっしゃっていますので、国から提案を待つ姿勢だけではなく、本市もみずから積極的に仕掛けていく姿勢が大事だと思います。大枠での下支え、あるいは全体的な底上げは国のほうで進めていくので、みずから知恵を絞り、汗をかく自治体には積極的に支援の手を差し伸べる、これが地方創生の考え方です。


 水俣の現状を見ると、他の自治体に右へ倣えの姿勢にしか私は思えませんので、市長が自民党とのパイプが弱いと感じられるのであれば、今、市長も提案がありましたけれども、我々も積極的にこのまちの発展のためにお互いが歩み寄って、今後のまち・ひと・しごと創生に関する要望や政策に我々自民党あるいは公明党議員と積極的に連携をとりながら、このまちの方向性を決めていこうと思います。


 今後、そういった部分も含めまして、我々との連携を今おっしゃいましたけれども、再度、我々との連携をさらに密にしていこうという心構えで臨んでいかれるということでよろしいか、お尋ねします。


○議長(大川末長君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 私、自民党県連さん、いろんな議員さん、皆さんがいらっしゃって、いろんな立場でいらっしゃいます。私は、16人の議員さんは同じようにお話も聞きたいと思っておりますし、いろんな提言はいただきたいというふうに思っております。


 以上です。


○議長(大川末長君) 次に、教育問題について答弁を求めます。


 吉本教育長。


  (教育長 吉本哲裕君登壇)


○教育長(吉本哲裕君) 次に、教育問題について順次お答えします。


 まず、ICT教育を初めとする教育予算の充実について。


 電子黒板の導入を決めたが、他自治体と比較して本市はおくれをとっていると考えるが、今後のICT教育の充実についてどのように考えるのかとの御質問についてお答えします。


 本市では、平成21年度以降、国庫補助金を活用し、パソコン教室のパソコンの1人1台化、学校のテレビのデジタル化、校内LAN、校務用パソコンの整備等を行い、教育の情報化に努めてまいりました。


 しかし、議員御指摘のとおり、近隣2町と比較しますと、教室へのICT教育導入の面でおくれていることは否めません。電子黒板やタブレット端末等のICT機器を上手に活用することにより、よりわかりやすく、子どもたちの興味・関心を引き出す授業の提供が可能と考えますので、来年度にICT機器の導入について計画を策定し、これから学校教育におけるICT活用方針を打ち出して、計画的な導入を目指してまいります。


 次に、本市の小・中・高校生の携帯電話またはスマートフォンの利用状況と使い方の啓発に関する取り組みについて。


 人吉市の女子高校生殺人事件を受けて、熊本県教育委員会から本市の小・中・高校生の携帯電話またはスマートフォンの利用状況に関するアンケートがあったそうだが、本市の学生の保有状況と、出会い系サイト等で他人と接触があった事案があったのかとの御質問にお答えします。


 本市の小・中学校でことし7月に行ったインターネットの利用に関するアンケートの結果は、以下のとおりです。


 質問事項に該当する児童・生徒の割合は、携帯電話やスマートフォンを持っているかでは、小学生が17%、中学生が25%、メールやLINEなどができるインターネットツールを利用しているかでは、小学校で24%、中学校で63%、平日何時間ぐらいインターネットを利用しているかでは、小学校では1時間以内14%、2時間以内6%、2時間以上2%、中学校では1時間以内21%、2時間以内21%、2時間以上24%でした。


 また、インターネット上で知り合った人と実際に会ったことがありますかでは、小学校・中学校とも該当する児童・生徒がいました。児童・生徒が実際に会った人は、友人の友人、兄弟の友人などの中学生や高校生でした。水俣市以外の人と会ったことがある児童・生徒はいませんでした。


 次に、その使い方の啓発に関する取り組みについてお答えします。各学校では、生徒指導部内に情報安全教育のリーダーを選任するとともに、情報安全・情報モラル指導を学級活動等の年間指導計画に位置づけ、授業を行うとともに、機会を捉えて全校集会や学級通信等で児童・生徒への指導や啓発を行っています。ことし9月には学校ごとに、インターネットの利用に関する学校のルールを児童会・生徒会や保護者・学校がそれぞれ提案し、ルールを作成しました。そのルールの中には、我が家のルールをつくるようにしてある学校もありました。


 家庭や地域への啓発としては、熊本県教育委員会が作成した家庭向け指導資料などを、PTA総会や学級懇談会・地区懇談会等で保護者や地域の方へ説明を行っています。授業参観後に、保護者と児童・生徒を対象に、インターネットの利用について、専門家を招いて講話を行う学校もあります。


 このように、学校や家庭、地域、そして関係機関が連携して、インターネットを通した犯罪の危険から児童・生徒を守る取り組みについて、教育委員会としても力を入れて指導していきます。


○議長(大川末長君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) ICT教育の推進は、今後、デジタル社会を生きる子どもたちにとって大変重要なことであると考えますので、文部科学省のさまざまな制度を活用して積極的に進めていただきたいと思います。


 教育予算の充実という観点からですけれども、学校で使用する机の幅や奥行きが、平成11年にJIS規格が改定されております。もともと40センチメートル・60センチメートルという奥行きや幅であった机が45〜50センチメートル・60〜75センチメートルというふうに変更されております。ところが、水俣市ではその机の更新がまだ終わっていないというふうにお聞きしておりますが、どの程度こういった更新が進んでいるのかというのはちょっとお尋ねしたいと思います。


 また、第一中学校が今少し荒れているという話を聞くたびに、私、卒業生として心を非常に痛めておりますが、その現状を克服するために、専門家を入れたり、補助教員を確保したりなどのソフト面の充実を早急に行う必要があると思いますが、そういったことにもこういった財政難の壁が立ちはだかっているのかをお尋ねします。


 携帯電話・スマートフォンのアンケート結果では、それらを使って出会い系サイトや交流サイトから見知らぬ他人と接触があったという事案が確認されたとのことですが、小学校・中学校で見知らぬ人と会う、それがたとえ市内の人だったと、今回はそういうことだろうと思いますけれども、実際そうやって見知らぬ他人と平気で会うことに抵抗がないというような状況が、ややもすると、この間の人吉市の悲惨な事故などにもつながると思います。


 そこで、先日、熊本県でも、くまもと携帯電話・スマートフォンの利用5か条なるものが新聞に載っておりましたが、長洲町でスマートフォン等の利用に関する長洲ルールというのを制定して、子どもたちをネット社会の危険から守る取り組みを、まちを挙げて取り組んでいます。これには3つのルールがあって、よくあるルールですけれども、1、必要のないスマホや携帯電話等を持たせない。2、契約時には親子で使用に関する約束を決め有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングのサービスを受ける。3として、午後9時以降はスマホや携帯、ゲーム機を使用させないという3つだそうです。


 水俣市でも、今、お話がありましたように、各学校とかPTAなどでそれぞれのルールはつくって啓発に努められておられるようですけれども、我々大人が考える以上に子どもたちの間では、安易にインターネットで有害な情報に触れている現状を大人がもっと知るべきです。例えば、ある県で女子高生が殺害されたとなれば、テレビでは報道されていない被害者の顔や犯人の顔が、LINEというツールを通じて子どもたちの間で拡散しています。さらには、リベンジポルノなる言葉も耳にしますが、安易に携帯カメラで裸の写真を撮って、あるいは撮られたりして、本人が知らないうちにインターネットに投稿され、取り返しのつかない事態を招くといったことが発生しております。


 子どもは、これらの電子機器の扱いには大変すぐれております。一方、大人は技術の進歩についていくのがやっとの状況です。私は、できるなら酒とたばことスマートフォンは20歳からと法律で規制してもらいたいくらいの思いです。しかもその維持費はばかにならず、固定電話の時代と比べると家計に占める通信費は数倍、場合によっては10倍というケースもあるのではないでしょうか。携帯電話の通話料を払うために車を買えない、服を買わない、食費も減らす、これが今の若者の懐事情です。


 ところで、長洲町はこのルールを町ぐるみで取り組んだ結果、副産物として、子どもたちの成績が総じて向上した、LINEなどで情報を共有する時間が制限されたことでいじめが減った、子どもの中にもスマートフォンの呪縛から解かれてよかったとの声も上がっていると聞きました。


 そこで、水俣市としても、教育委員会主導のもと、PTAや子ども会、保護司会や民生委員、婦人会など市内の各種団体に呼びかけて、水俣版携帯・スマートフォン・ゲーム機の利用に関する統一ルールを制定して、市全体で取り組む考えがないか、お尋ねします。


○議長(大川末長君) 吉本教育長。


○教育長(吉本哲裕君) 第2質問をいただきましたけれども、学校予算について、確かに御指摘のとおり、教育予算の確保というのは、ある意味、非常に重要な、大きな施策ではないかなというぐあいに考えております。


 ただ、議員も御指摘のとおり、なかなか予算が潤沢につく、使える、予算化できるという状況に至っていないのは非常に残念でございます。


 そういう中でも、子どもたちの学習環境、机とか椅子を規格に合わせる。細かくどの程度まで更新されているのか、私、今、直接把握はいたしておりませんけれども、学校訪問をいたした際に、かなり規格に合わないサイズになっているなというのは実感をいたしております。ハード面についても、その辺を実際に確認しながら予算化を図っていきたいというぐあいに考えております。


 そして、ソフト面についても、やはり御質問いただきましたICT化等につきましては、確かに予算措置等が非常に厳しい状況にありますけれども、平成27年度で計画づくりをいたしまして、その計画に沿った形で今後進めていきたいと、そのように考えております。


 それから、スマートフォン等の使用についてのルール化ということでございますけれども、平成21年1月に、学校における携帯電話の取り扱い等について、文部科学省では、携帯電話は、学校における教育活動に直接必要のないというものであることから、小・中学校への持ち込みについては原則禁止という通知を出してございます。本市の小・中学校においては、児童・生徒に携帯電話を持たせないように保護者等には常々啓発を行っています。ことし9月に県の教育委員会、あるいは市の教育委員会の意向を踏まえたような形で、小・中学校がインターネットや携帯電話の利用に関する学校のルールというのを全小・中学校で決めています。また、12月には熊本県教育委員会から、くまもと携帯電話・スマートフォンの利用5か条ということを作成し、児童・生徒への啓発が行われております。市教育委員会としては、各学校でのルール、あるいは県の5か条の徹底を図るということを今、当面、重点を置きたいと考えております。したがいまして、市として統一したルール作成は今のところ考えてはおりません。


 学校のルールということで詳細に見てみますと、フィルタリングをかけるとか、あるいは使用時間についても細々と、夜10時以降は絶対使わないとか、使用時間についても1時間以内にするとか、細かく決めてございます。それから、いじめをなくすという意味で昨年度からずっと取り組んでいますが、自立支援事業をやっていますけれども、ことし、児童会・生徒会のリーダー育成という中で研究発表もやりましたけど、いじめは絶対なくすんだといって、その中にいわゆる携帯電話あるいはスマートフォンの使用に関するルール化というのを子どもみずからもつくると、そういった働きかけを今後、教育委員会としてはやっていきたいなというぐあいに考えております。


○議長(大川末長君) 次に、防災のまちづくりについて答弁を求めます。


 門?総務企画部長。


  (総務企画部長 門?博幸君登壇)


○総務企画部長(門?博幸君) 次に、防災のまちづくりについてお答えいたします。


 台風19号接近時は、これまで避難所として利用されていた施設への避難ができない事態が発生したが、避難所の見直しについて今後どのように進めるのかとの御質問にお答えします。


 まずは、避難所の指定がおくれており、市民の皆様に御迷惑をおかけしていることをおわび申し上げます。


 避難所の見直しにつきましては、昨年6月に災害対策基本法の改正が行われ、現在ある避難所を指定緊急避難場所と指定避難所に分けて市町村が指定する改正が行われました。背景としましては、東日本大震災時、避難所に避難していたにもかかわらず、多くの方が被災されたことによるものです。指定緊急避難場所は、台風接近時の急な大雨や地震時など緊急時の避難場所であり、指定避難所は、災害により家屋が損壊した場合など、避難生活を送るところになります。


 現在、自治会等の御意見も踏まえながら、避難所の指定に向けた見直し検討を行っているところです。年度内には指定を行う予定であり、市民の皆様には市報などで周知を行いたいと考えております。


○議長(大川末長君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) それでは、3点ほどお聞きします。


 近年、各地でこれまで経験したことのない災害が発生したというニュースによく触れます。熊本でも先日、阿蘇山が噴火しましたし、ことしは広島の豪雨災害、さらには白馬村の地震。熊本の阿蘇の噴火に関しましては、作物の被害だけでなく、観光面でも風評被害など県の経済に打撃を与えるのではないかと大変心配しております。


 白馬村での地震の際ですが、多くの家屋が倒壊し、26名の方が家の下敷きになったにもかかわらず、住民の連係で一人の犠牲者も出すことなく全員が救出され、奇跡と報じられました。白馬村では日ごろから住民の防災意識が高く、隣近所とのつながりや見守り体制が充実していたと聞きます。


 水俣市は、平成15年に土石流災害で多数のとうとい人命を失ったつらい経験をしたにもかかわらず、何となくですが、防災意識の高い自治体になっているとは思えません。特に今回の台風19号の接近時に、直前になって突然、これまでの地域の避難所として使っていた施設に避難できないと市が発表したことに関しまして、どうして今言うのかという一般市民の不信感を抱かざるを得ない状況であったと思っております。国の法律改正が主な要因というふうに私はお聞きしておりますが、もっと事前に検討し、平時の間に住民に周知徹底すべきではなかったのかという点についてお尋ねします。


 また、こんな事例がありました。台風19号接近時に防災無線で開設された避難所の施設名を放送しておりましたが、私の住む深川地区では、住民の方が避難所として認識していた深川小学校跡地が呼ばれなかったものですから、深川地区は台風の影響を受けないから避難しなくていいんだと誤解した住民がおりました。私は、その方に口頭で、深川小学校は避難所に不適切だから、市の体育館や葛彩館に避難してくださいと言うと、慌てて避難等の準備をされたという状況です。


 また、自主防災組織の委員の中にも、先日、議会で行った議会報告会でも出ておりましたが、避難しても食料や毛布など一つも出てこなかったなどと意見が寄せられます。これは、避難勧告や避難指示が出た際の携行品等々について、市の周知が不徹底ではないのかというふうな印象を覚えました。


 提案ですけれども、例えば、名刺形のカードみたいなものを準備されて、避難時の携行品のリストとか、自分の住むところ、もしくは自分がふだんどこに避難しようかといったものを御本人に書いていただいて、常に財布などに携帯していただくなど、そういったものを導入されるというのはいかがでしょうか。また、若者向けには、自主防災アプリなどを市として作成したりするというようなお考えはないかというのを2点目の質問にします。


 それと、先日、地元の自主防災会議での議論で私がちょっと驚いたというか気づいたんですが、同じ深川地区でも各地区によってコミュニティーのきずなに強いところと希薄なところがあるというのがわかりました。私が住む下向地区というのは、年に5回、公民館に集まります。山の神様祭りとか水道祭りとか十五夜と、あと年に2回の常会などもあって、年に5回、住民が集うんですけれども、ほかの地区の話を聞くと、昔はそういうのもやっとったけれども、結局、やり手がおらんとか、若い者ばっかりそればせんばいかんとかというようなことが何か苦になって、一つ一つ行事を取りやめてこられたと。今、じゃ役員はどうやって決めていらっしゃるんですかというと、もう輪番制で名前が決まっとって、来年はあなたが協力員というような感じの輪番制になっておると。だから、そういう事実を知ったときに、田舎は都会と違って人間関係が密でコミュニティーのきずなも深いと一般的に思われておりますけれども、決してそうではないという現実を目の当たりにしまして、これで果たして自主防災組織がうまく機能するのかと大変不安な気持ちになりました。市は、現在積極的に自主防災組織の体制を進めておりますが、ここで提案ですけれども、自主防災組織の体制が整うまで市の職員を各地区担当職員として配置するお考えはないか、お尋ねします。


○議長(大川末長君) 門?総務企画部長。


○総務企画部長(門?博幸君) 2回目、3点御質問いただきました。


 まず、今回の見直しに当たりまして、平時のときから早目に検討しておればよかったのではないかということだろうと思っております。先ほど答弁でもお答えしましたとおり、昨年、法が改正になりまして、避難所の考え方が変わったことを受けまして、市としましてもことしの梅雨時あたりから、自治会、自主防災組織と御一緒に検討を進めたところでございます。最終的にその見直しの基本的な考え方というのをお示しして、各地域のほうで指定に向けての同意をいただくという形になりますので、そこのお願いをしておって、それが10月末だったと思いますけれども、そこを期限にしていたところ、10月の半ばに台風19号が来てしまい、ちょうど過渡期であったということもありまして、現場のほうで、特に地域のほうで混乱を招いたということでございます。それにつきましては、先ほど答弁でもお答えしましたとおり、非常に我々としても反省しておるところでございます。


 法改正で避難所の考え方自体が変わってしまったということで、水俣の地理的な特殊性といいますか、沿岸部があり、地盤が低いところもある。片や山間部に行けば、急峻なところ、後背地が急峻であって山合いに集落があるというようなところもあって、全ての地域に、適切な避難所が指定できるというふうなところは、なかなか難しい判断がございます。そこで避難所がもしなくなれば代替の避難所はないかというところを今、現場のほうの自治会、自主防災組織とも検討させていただいておるところでございますので、そこにつきましては、地元の方々に不安をいただかないような形で、早目に指定をさせていただきたいと思っておるところでございます。


 それと、2点目、例えば、その避難に当たって、避難カードを作成したり、若者向けに自主防災のアプリというような導入ができないかというような御提案でございましたけれども、確かに議員御指摘のとおり、今、市民全員の方を避難所に収容できるというキャパは当然ございません。日ごろから市民の方々お一人お一人が、自分のお住まいのところが今どういう危険な地域に含まれているのか、危険な地域であれば、いつどこにどうやってどの時点で避難すべきなのかというところを、お一人お一人がいつも頭の中に入れていただくということも重要であろうと思っております。その考え方の中で、例えば、おっしゃられたようなカードを導入して、それをいつも御自分で持っておられるというのは有効な手段だろうと思っておりますので、議員御提案になったところも含めて、今後検討させていただければと思っております。


 それと、3点目でございますけれども、自主防災組織の体制の中で、その地域、地域に市役所の職員を担当として配置ができないかというところでございます。自主防災組織につきましては、全域で今整備が行われたところでございまして、その横の連携を深めるというところで連絡協議会も設置をさせておりまして、日ごろからリーダー研修でありますとか、そういった意識の高まりは市としても対応させていただいておるところでございます。仮に災害等が発生した場合に避難所を開設するということになりますと、その避難所のほうにも職員を2人張りつけるというようなところもございますので、そこが物理的なところで対応ができるかどうかを含めて、内部でちょっと研究させていただければと思っておるところです。


 以上でございます。


○議長(大川末長君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 今回の件については、議会報告会などでも多くの疑問や意見が寄せられました。


 自治会長会議などでもたくさん意見が出たのではないでしょうか。また、市長が回っておられる、出向いてヒアリングされておる、そういった場面でも、恐らく多くの意見が寄せられたと思います。何せ、とにかく近年、災害が多発しておりますし、避難所がないというのは非常に市民にとって不安を覚えることですので、早急な対策をですね。


 それと、一番大事なことは、周知の方法を、先ほどもちょっと申されましたけれども、市報において広報しますというようなお話をされますが、なかなか市報でそこをちょっと文字で読んだだけで、それぞれの個人の深い認識の中に入っていっているのかなというようなところがありますので、そういう周知の方法なども、さまざまなツールの使い方なども、防災に限らず、そういった市の情報発信について、もう一度いろんな角度から検討されてはいかがかと思います。


 これはもう要望でとめます。


○議長(大川末長君) 次に、水俣市政治倫理条例と憲法及び公職選挙法で保障された参政権との矛盾について答弁を求めます。


 本山副市長。


  (副市長 本山祐二君登壇)


○副市長(本山祐二君) 次に、水俣市政治倫理条例と憲法及び公職選挙法で保障された参政権との矛盾についての御質問にお答えいたします。


 本市政治倫理条例第5条の規定が、実質的に被選挙権の行使を制限する内容であり、憲法及び公職選挙法で認められた参政権(被選挙権)に抵触していると考えないかとの御質問にお答えいたします。


 本件につきましては、参考になるものとして、府中市議会議員政治倫理条例に基づく審査請求等を受けた元府中市議会議員による損害賠償請求事件があります。本事件の最高裁判決では、議会の自律的な規制のあり方については、その自主的な判断が尊重されるべきものと解されることなども考慮すると、本件規定による二親等規制に基づく議員の議員活動の自由についての制約は、正当な目的を達成するための手段として必要かつ合理的な範囲のものということができるとして、議員活動の自由を保障する憲法21条1項に違反するものではないなどとして、審理が広島高裁に差し戻されておりますので、現時点では見解について差し控えさせていただきたいと思います。


 いずれにしましても、本市の政治倫理条例は、議会改革特別委員会において、逐条ごとに活発な議論が重ねられ、平成23年3月議会で議員提案により全会一致で制定されたものでございますので、本条例の規制のあり方などについては、まずは議会で検討していただければと思います。


 以上です。


○議長(大川末長君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) 答弁の府中の裁判の判決等々を私も確認しております。


 ただ、この条例、全国的に広がっておりますけれども、こういう地方都市と大都市とでは、その運用について、かなり地域によって事情が違うと私は思います。


 議会で決めたことですから、当然、議会で議論しなくちゃならないのですが、今回は一般質問になじまないという御指摘があるかもしれませんが、市長の身分に関してもかかわることですので、取り上げさせていただきましたことをまず御報告します。


 この条例が制定されましたのが平成23年3月議会で、当時、市長は議員としてこの議論に加わっておられたので、当時のお考えや条例施行後の問題点など、どうお考えかお尋ねしたかったものですから質問しました。よい機会ですから、その当時、私を含め、この前列におる議員がその議論に加わっておりませんので、私が考えるこの条例の問題点を市長やここにおられる議員及び市民の皆さんにお聞きいただき、お考えいただきたいと思います。


 水俣市のように人口が減り続け、国や県からの補助金なしでは存続できないような自治体で、公共事業や市からの業務委託、及び市への物品納入にかかわる事業者は多数存在します。彼らは、長引く不況の中、従業員を養うために、また水俣の経済活動を支えるために必死に頑張っておられます。水俣市の景気をよくしたい、水俣市の将来をどうにかしなければと、今一番危機感を持っているのはこれらの市内事業者ではないでしょうか。


 しかし、この政治倫理条例の第5条があるために、例えば、親や兄弟が会社を経営して市の公共事業にかかわっているというだけで、その会社を畳むか人に譲らない限り、例えば、そこの息子さんが大学で地方自治とか政治学をきわめておっても、あるいは優秀な経営者であっても、水俣市の議員や市長にはなれません。本当にこれで、水俣市にすぐれた政治家や経済に明るい市長が誕生するでしょうか。


 政治倫理条例の内容は各自治体で異なり、本市の第5条のような条文を盛り込んでいない自治体も多数あります。そもそも利権絡みの汚職事件がニュースで取り上げられていた当時の状況に鑑み、それを防ぐために設けられた条文かもしれませんが、財政難により公共工事などが大幅に減っている中、建設業などの事業者は次々と廃業に追い込まれている状況であり、万一汚職事件が発覚しても厳正に刑事処分を受けるのですから、立候補することすらできないというこの条文が、事実上ですけれども、本当に必要でしょうか。


 今、水俣では、若手経営者が水俣市の活性化に資するさまざまな取り組みを始めています。彼らに直接政治に参加して水俣の将来を考えてもらうためにも、私はこの第5条について削除するか、何らかの修正を加える必要があると感じます。


 以上のような意見をお聞きになって市長はどう思われるか、お伺いします。


○議長(大川末長君) 西田市長。


○市長(西田弘志君) 政治倫理条例、私も議員時代に一緒に議論をさせていただきました。


 私も議員の皆さんも何が求められるかというと、公明正大性、やはり身を律する、襟を正す、一番市民が望んでいるのはそこだというふうに私は思います。その中で、平成22年ですか、立ち上げて1年ぐらい、ここにもたくさんその中で議論された方もいらっしゃいます。あのときには、議会の基本条例、議員定数、政治倫理条例、そして議員報酬等、いろんな議論をさせていただいて、最終的に全部議論が終わって政治倫理条例ができ上がって、私は実はほっとしたのを覚えています。今まで政治倫理条例もなく水俣市議会があったというので、非常に不安でした。その中で、皆さんいろんな立場の方がいらっしゃって、それで議論して、最終的にこの条例をつくらせていただいて、非常に水俣市議会は、議員の皆さんはすばらしいなというふうに思ったのを覚えております。


 議員の今おっしゃるその5条があるので、経営者の方でこういった議員、市長にもなれなくというのがどうかという議論がもしあるんでしたら、議員の中で、この後、代表者会議を開いていただいて、そして来年4月が選挙なので、3月までに、短時間ですけど、議論をまとめていただいて3月議会で修正されるのが一番筋かというふうに思っております。その中で、議員の考えが主流であったら、ぜひ皆さんで議論していただきたいと思っています。


 今の時点で、この問題提起をされるのは非常にどうかなというふうに私は思います。もっと1年前にされて、それから立ち上げられて、それで来年の選挙を迎えられるんだったら一番いい流れかと思いますけど、もしそれが来年の選挙に間に合わなかったら、もし次、選挙を通られてすぐでもそういった問題提起をされて、またこの条例をみんなで、議会で話していただきたいというふうに思っているのが私の考えでございます。


 以上です。


○議長(大川末長君) 谷口明弘議員。


○(谷口明弘君) そう言われるだろうとは思っておりました。


 議会で議論すべき話だとは思いますけれども、私は、私の今申し上げた意見に対してどう感想を思われているかというのをちょっとお聞きしたかったものですから、手段・方法としては最終的には議会で我々が決めなくちゃいかんことだと思います。ただ、今、お話を聞いておりますと、我々この3人を除く議員さんたちが1年かけて議論されて出された議案だということですので、私も去年このことに気づけば去年出したんですが、今そういうことを気づいたものですから、あえて来年の3月の選挙を見据えた上でということではございませんので、そこはぜひ御理解いただきたいと思います。私がこの次の4月の選挙までに間に合わせたくて、きゅうきゅうでどうのこうのという話ではなく、今その疑問を純粋に感じたというところであります。確かに1年前にそれに気づいておけば、この4月の選挙に間に合ったのかもしれません、議論は。


 いずれにしましても、今後、こういった部分に関して私は個人的に問題があると考えておりますので、ここに御参集の議員各位に活発な議論を促すために、私もきちっとした形で今後提案させていただきたいと思いますので、ここに御参集の議員の皆様の賢明なる御判断をお願いしたいと申し上げまして、これにて私の全ての質問を終わらせていただきます。


 ありがとうございました。


○議長(大川末長君) 以上で谷口明弘議員の質問は終了しました。


 これで本日の一般質問の日程を終わり、今期定例会の一般質問を終結します。


 この際、5分間休憩します。


                               午前11時44分 休憩


                               ─────────


                               午前11時48分 開議


○議長(大川末長君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 これから提出議案の質疑に入ります。





◎日程第2 議第81号 専決処分の報告及び承認について


            専第8号 平成26年度水俣市一般会計補正予算(第5号)





○議長(大川末長君) 日程第2、議第81号専決処分の報告及び承認についてを議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第3 議第82号 水俣市公民館条例の制定について





○議長(大川末長君) 日程第3、議第82号水俣市公民館条例の制定についてを議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第4 議第83号 水俣市部課設置条例の一部を改正する条例の制定について





○議長(大川末長君) 日程第4、議第83号水俣市部課設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第5 議第84号 水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について





○議長(大川末長君) 日程第5、議第84号水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第6 議第86号 水俣市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について





○議長(大川末長君) 日程第6、議第86号水俣市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第7 議第87号 水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について





○議長(大川末長君) 日程第7、議第87号水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第8 議第89号 平成26年度水俣市一般会計補正予算(第6号)





○議長(大川末長君) 日程第8、議第89号平成26年度水俣市一般会計補正予算第6号を議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第9 議第90号 平成26年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)





○議長(大川末長君) 日程第9、議第90号平成26年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算第3号を議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第10 議第91号 平成26年度水俣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)





○議長(大川末長君) 日程第10、議第91号平成26年度水俣市後期高齢者医療特別会計補正予算第3号を議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第11 議第92号 平成26年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第3号)





○議長(大川末長君) 日程第11、議第92号平成26年度水俣市介護保険特別会計補正予算第3号を議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第12 議第93号 平成26年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)





○議長(大川末長君) 日程第12、議第93号平成26年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算第3号を議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第13 議第94号 平成26年度水俣市病院事業会計補正予算(第2号)





○議長(大川末長君) 日程第13、議第94号平成26年度水俣市病院事業会計補正予算第2号を議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第14 議第95号 平成26年度水俣市水道事業会計補正予算(第3号)





○議長(大川末長君) 日程第14、議第95号平成26年度水俣市水道事業会計補正予算第3号を議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認めます。


         ──────────────────────────





◎日程第15 議第96号 和解及び損害賠償の額の決定について





○議長(大川末長君) 日程第15、議第96号和解及び損害賠償の額の決定についてを議題とします。


 本件について質疑はありませんか。


  (「議長」と言う者あり)


○議長(大川末長君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) 議第96号和解及び損害賠償の額の決定について質疑を行います。


 今回、約1,260万円の損害賠償の金額が提示されておりますけれども、この手術で誤って患者さんに傷をつけたということですが、どのような内容の手術であったのか、具体的な中身の説明をいただきたいと思います。


  (市長、総合医療センター事務部長と協議)


○議長(大川末長君) 大塚総合医療センター事務部長。


○総合医療センター事務部長(大塚昭一君) ただいまの?岡議員の質疑について、自分の覚えている範囲でお答えいたします。


 どういうところで手術の失敗かという御質問だと伺いましたけれども、ここに書いてありますとおり、平成24年7月に当センターで行われました手術中に患者の左腕の正中神経を誤って傷つけたということに関しての医療事故でございます。


 これは、以前に左手の整形の手術をいたしまして、そこで金具を入れる手術をしたわけです。


 その後、具合が悪いということで再度手術をし直したところ、金具を入れた半年後、金具を取る手術をしたところ誤って、金具が正中神経の近くにあったものですから、医者も慎重に手術したつもりだったんですけれども、誤ってここに書いてある正中神経を傷つけたということで、その後リハビリとかでずっと当センターに通っていらっしゃいました。通っていらっしゃいましたけれども、なかなか完全に左手が動かなく、一部ですが、それで労災保険の第九級の認定を受けられたとお聞きしております。それでうちのほうも加盟している医療保険会社に問い合わせ、弁護士と相談の結果、やはり正中神経を傷つけたミスがあったということで、今回和解が解決いたしまして、この提案を差し上げたわけでございます。


 以上です。


○議長(大川末長君) ?岡利治議員。


○(?岡利治君) ということは、確認ですけれども、そういうことで完治がならなかったと。要するに今後、後遺症が残った、これがずっと残るということが、そういうのも含めての今回の賠償金ということで理解をしていいのでしょうか。


○総合医療センター事務部長(大塚昭一君) はい、そのとおりでございます。


○議長(大川末長君) ほかに質疑はございませんか。


  (「なし」と言う者あり)


○議長(大川末長君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。


 ただいま質疑を終わりました議第81号から議第96号まで議案14件は、議席に配付の議事日程記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。


 以上で本日の日程は全部終了しました。


 次の本会議は、17日午前10時から開き、議案の採決を行います。


 討論の通告は、16日正午までに通告願います。


 本日はこれで散会します。


                               午前11時59分 散会