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熊本県 八代市

平成18年 6月定例会−06月15日-05号




平成18年 6月定例会
        ─────────────────────────────────
                  主   要  目  次
        1.市長提出案件22件に対する質疑・一般質問(第4日)
        (1)百 田   隆 君…………………………………………………4
        (2)矢 本 善 彦 君…………………………………………………9
        (3)鈴木田 幸 一 君………………………………………………20
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            平成18年6月八代市議会定例会会議録(第5号)
・平成18年6月15日(木曜日)
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・議事日程(第5号)
                        平成18年6月15日(木曜日)午前10時開議
 第 1 議案第95号・平成18年度八代市一般会計補正予算・第2号(質疑)
 第 2 議案第96号・平成18年度八代市老人保健医療特別会計補正予算・第2号(質疑)
 第 3 議案第97号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 4 議案第98号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 5 議案第99号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 6 議案第100号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 7 議案第101号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 8 議案第102号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 9 議案第103号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第10 議案第104号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第11 議案第105号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第12 議案第106号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第13 議案第107号・八代市交通安全都市宣言について(質疑)
 第14 議案第108号・八代市人権尊重都市宣言について(質疑)
 第15 議案第109号・市道路線の廃止について(質疑)
 第16 議案第110号・市道路線の認定について(質疑)
 第17 議案第111号・契約の締結について(質疑)
 第18 議案第112号・八代市振興センターいずみ条例の一部改正について(質疑)
 第19 議案第113号・八代市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について(質疑)
 第20 議案第114号・八代都市計画事業球磨川駅地区土地区画整理事業施行条例等の一部改正について(質疑)
 第21 議案第115号・八代市国民健康保険税条例の一部改正について(質疑)
 第22 議案第116号・やつしろハーモニーホール条例の一部改正について(質疑)
 第23 一般質問
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・会議に付した事件
 1.日程第 1
 1.日程第 2
 1.日程第 3
 1.日程第 4
 1.日程第 5
 1.日程第 6
 1.日程第 7
 1.日程第 8
 1.日程第 9
 1.日程第10
 1.日程第11
 1.日程第12
 1.日程第13
 1.日程第14
 1.日程第15
 1.日程第16
 1.日程第17
 1.日程第18
 1.日程第19
 1.日程第20
 1.日程第21
 1.日程第22
 1.日程第23 一般質問 (1)百田 隆君  (2)矢本善彦君
              (3)鈴木田幸一君
 1.休会の件(6月16日、及び同19日から同22日まで)
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・出席議員及び欠席議員の氏名
 (1)出席議員(34人)
      1 番 山 本 幸 廣 君       2 番 清 水   弘 君
      3 番 島 田 正 道 君       4 番 成 松 由紀夫 君
      5 番 鈴木田 幸 一 君       6 番 村 上 光 則 君
      7 番 田 方 芳 信 君       8 番 増 田 一 喜 君
      9 番 福 嶋 安 徳 君      10 番 渡 辺 俊 雄 君
     11 番 片 山   篤 君      12 番 友 枝 和 明 君
     13 番 太江田   茂 君      14 番 古 嶋 津 義 君
     15 番 百 田   隆 君      16 番 上 村 哲 三 君
     17 番 藤 井 次 男 君      18 番 松 浦 輝 幸 君
     19 番 橋 本 幸 一 君      20 番 中 村 和 美 君
     21 番 笹 本 サエ子 君      22 番 田 中   安 君
     23 番 小 薗 純 一 君      24 番 前 田   慧 君
     25 番 太 田 広 則 君      26 番 飛 石 順 子 君
     27 番 亀 田 英 雄 君      28 番 木 田 哲 次 君
     29 番 幸 村 香代子 君      30 番 堀 口   晃 君
     31 番 矢 本 善 彦 君      32 番 大 倉 裕 一 君
     33 番 田 中   茂 君      34 番 竹 田 誠 也 君
(2)欠席議員(なし)
           ─────────────────────────

・説明のために出席した者の職氏名
 (1) 長
   市長        坂田孝志君      (3) 教育委員会
    副市長       片岡楯夫君        委員        前川祥子君
    副市長       佐藤克英君         教育長      増田國夫君
    総務部長     江崎眞通君          教育次長     高浪智之君
     秘書課長    北岡 博君          首席教育審議員 林田 寛君
    企画振興部長   小笠原亨君      (4) 農業委員会
    市民環境部長   西村壽美雄君       会長        川口健次郎君
    健康福祉部長兼福祉事務所長       (5) 選挙管理委員会
             橋口邦憲君        委員        宮川英男君
    商工観光部長   山中健二君      (6) 公平委員会
    農林水産部長   宮田隆則君        委員        櫻井 勝君
    建設部長     高木 繁君        委員長       田邊 太君
 (2) 収入役                (7) 監査委員
   収入役       高橋 一君        委員        福嶋達期君
           ─────────────────────────
・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名
    事務局長     坂田憲治君       次長         桑崎雅介君
    副主幹兼総務係長 永原博英君       議事調査係長     丸山尊司君
    主任       竹岡雅治君       主任         松川由美君
    主任       松永美由紀君      主事         豊田恵美子君
    主事       山本敏博君
           ─────────────────────────
                (午前10時01分 開議)
○副議長(清水弘君) これより本日の会議を開きます。
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△日程第1〜23
○副議長(清水弘君) 日程第1から日程第22まで、すなわち議案第95号から同第116号までの議案22件を一括議題とし、これより本22件に対する質疑、並びに日程第23・一般質問を行います。
 それでは、通告に従い順次発言を許します。
 百田隆君。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)
                  (百田隆君 登壇)
◆百田隆君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 自由民主党会派所属の百田隆でございます。
 一般質問の最終日、皆さんお疲れと思いますが、最後までのおつき合いをよろしくお願い申し上げておきます。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)
 通告にありましたように、県道二見田浦線の建設促進についてお尋ねします。なお、再質問については、また再登壇いたしまして質問いたしたいと思います。
 それでは、まず、この県道二見田浦線の道路事情について、御存じない方もおられると思いますので、少し触れてみたいと思います。
 この県道二見田浦線は、芦北町田浦から同町波多島地区、下井牟田地区、上井牟田地区を通り、八代海に沿って八代市二見洲口町に至る道路であります。それゆえに、私たち八代市民にとっても身近なことと言えると思います。
 この道路の特徴は、幅員が狭く、肥薩おれんじ鉄道に沿っておおむね平行に通っており、井牟田地区から二見洲口まで6カ所の踏切があり、その踏切を渡るごとに眼下に八代海があります。しかし、大潮の満潮時にはもろに潮をかぶることがあり、過去において、ハンドル操作を誤って海岸に車が落下したこともあるという大変危険な道路であります。幅員が狭いため、車両は軽自動車までしか通行できず、普通自動車以上の利用は、田浦の方へ戻り国道3号線に入るしか方法がありません。戻れば、当然のことながら時間的にも燃費的にもむだを強いられることになり、そのため、八代方面へ通勤あるいは所用のある人は、おおむね軽自動車を使用しているのが実情であります。
 問題なのは、この道路が何らかの事情により通行不能になった場合であります。救急車はもとより消防車等もこの3地区に入ることができず、思わぬ事故が発生することが十分予想されることであります。
 このようなことから、不測の事態を未然に防ぐためにも、県道二見田浦線の新たなる道路建設が緊急の課題として提起され、その結果、関係各位の御尽力により、道路建設が本格的に平成16年度から、下井牟田地区を起点として二見洲口町に向けて、肥薩おれんじ鉄道と平行に八代海側に工事が着工され現在に至った次第であります。
 そもそも、この県道の新設については以前から論議されていたものの、建設に対する機運が熟していなかったこともあって今日に至ったと思いますが、着工により長年の夢が現実のものとなり、関係者はもとより地区住民も大きな喜びであり、早期完成を期待しているところであります。
 ところで、この新設道路のこれからの計画でありますが、県芦北地域振興局の説明によると、第1期工事は、工費約8億4000万円を投入して、その長さ800メートルを平成20年度に終わらせる予定であり、その後すぐにでも第2期工事に着手したいとのことであります。この第2期工事は、同じく八代海側に二見洲口に向かって長さ1200メートルほどであり、芦北町の工事区間の終点を迎えるとのことであります。その終点は、地区住民が椋野と呼んでいるところであり、芦北町側と八代市側との境界線であり、二見洲口町から距離的には約1600メートルのところに位置する場所であります。なお、この第2期工事の完成は今のところ未定であるとのことであります。
 八代市側から芦北町側との境界線であるいわゆる椋野に行くには、二見洲口町を流れる二見川にかかっている船津橋を渡っていく方法が主でありますが、ここの道路事情も芦北町側と全く同じような事情であり、市民の多くが危険と不便を感じておられるのではないかと思われます。
 残念なことには、芦北町側は粛々と工事を進められている中で、八代市側の対応はいまだに聞こえてこないことであります。緊急避難路としての性格を十分に備えており、しかも地域間交流の促進と活性化を図るためにも、この県道二見田浦線の早期完成は、市民にとっても共通の願いであるはずであります。
 以上の観点からお尋ねしたいのは、芦北町側は、平成20年度に第1期工事を完了後すぐにでも第2期工事に着手したいとのことでありますが、この県道の早期完成を図るために、芦北町側の第2期工事着手と合わせて八代市側も工事を同時に着工するよう、市としても県にお願いする必要があるのではないかと思いますが、この県道について、市の対応と今後の計画について建設部長にお尋ねします。
              (建設部長高木繁君 登壇)
◎建設部長(高木繁君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 百田議員御質問の、県道二見田浦線の建設促進についてお答えいたします。
 県道二見田浦線は県管理の一般県道でございまして、八代市二見洲口町二見駅前の国道3号を起点に、海岸部を通り芦北町田浦の国道3号に至る、延長約11.5キロメートルの道路であります。
 この路線の整備状況は、県の単独事業として昭和59年度より改良工事が進められておりまして、旧田浦町役場前の国道3号から芦北町の下井牟田地区までの区間約7.5キロメートルが、平成10年度末で完成しております。
 しかし、芦北町の下井牟田地区から八代市二見洲口町の国道3号までの約4キロメートル中、3キロメートルが未整備の状態でございます。そのうち、八代管内は約1.6キロメートル中1キロメートルが未整備となっております。3キロメートルの未整備区間は、幅員がおおむね2メートル程度で、部分的には幅員が1.4メートルしかないところがございます。しかも踏切が6カ所もあり、普通車や緊急車両も通行できず、軽自動車がやっと通れる状態でございます。
 この区間の改良につきましては、急峻な山すそとなだらかな海岸線の間を肥薩おれんじ鉄道が走っているため、海岸部の埋め立てや越波・高潮対策などの海象条件及び鉄道近接工事など、施工条件面で難工事が予想されます。
 議員お話しのように、芦北管内においては、未整備区間のうち、第1期工事として、平成16年度から本格的な補助事業で道路護岸の埋立工事が着手され、延長約800メートル、幅員5メートルの道路が平成20年度にも完成予定とお聞きしております。そして、この第1期工事完了後すぐにでも八代市へアクセスする第2期工事に着手したいとのことです。
 本市におきます県道整備の要望は、整備の必要な箇所が多いため、市民ニーズの高い路線を重点的に行っている状況でございますが、本路線は、近隣市町と産業、観光などの連携を図るために必要な路線の一つであると認識しております。したがいまして、八代市といたしましては、水俣・芦北地域振興計画も踏まえ、広域的な道路整備の観点から推進されるよう、県へお願いしてまいりたいと考えております。
 以上、お答えといたします。
◆百田隆君 ありがとうございました。
 何分にも工事主体が県ということもありまして、しかも財政状況が極めて厳しいということもありますが、ひとつ、どうかひとつよろしくお願いを申し上げておきます。ありがとうございました。
○副議長(清水弘君) 百田隆君。
◆百田隆君 再質問させていただきます。
                (百田隆君 登壇)
◆百田隆君 ただいまの答弁にもありましたように、ようやく平成16年度より本格的に芦北町の下井牟田から鉄道寄り海岸を、現在延長約800メートル、道路護岸の埋立工事が行われているわけであります。
 本地区の住民の方々に聞きますと、一番心配されているのが救急医療と消防活動の問題であります。2006年・平成18年1月現在の波多島・井牟田地区には、約140世帯、約350人が暮らされております。高齢化が進む芦北町の中でも特に高齢化率が高く、約49%と、ほぼ半数が65歳以上のお年寄りと聞いております。このため、救急医療体制づくりが今後ますます重要になってくると思われます。
 建設部長からの御答弁にもありましたように、未整備区間の幅員が約2メートル程度しかなく、軽自動車がやっと通れる程度で、普通車は入らない。普通車が入らないということは救急車も当然入りません。しかし、年に数回救急車を呼ばなくてはならない急病人が出ると聞いています。その場合はどうやっておられるのかを考えますと、胸の痛む思いがします。
 また、こちらの地区の人たちの多くは、八代市内の比較的大きな病院に通院されていると聞きます。救急車を利用する場合、一度改良が済んだ二見田浦線を田浦まで戻り、そこから国道3号で八代市内の病院へ向かうことになり、所要時間は1時間半ぐらいかかるようでございます。県道の改良が八代市側まで完了すれば、救急車は日奈久消防署からも出動でき、その場合、井牟田地区に到着するのに約10分、患者を乗せて八代市内まで約25分と、トータル約30分程度で病院に搬送できることになります。一分一秒を争う救急医療にとって、約3分の1にまで時間短縮できることは、どれだけ喜ばしいことだろうかと思う次第であります。
 そして、火災の際での消火活動も同じことが言えると思います。消防車が入らないために小型ポンプによる消火活動を余儀なくされる現状で、作業がはかどらないと聞いております。
 このような状況の中、県道ができるかできないかで地区の将来がかかっていると聞きます。地区の人々は、ずっとあきらめの境地でありましたが、ようやく二見田浦線の改良事業が始まり、住民の皆様の希望の光が見えてきたと心境を察するところであります。
 今後の住民の切なる願いは、一日も早い県道の早期完成でございます。重ねてでありますが、この県道の早期完成を図るためには、芦北町側の第2期工事着手と合わせて八代市側も工事を同時着工するよう、市としても県にお願いする必要があると思います。そこに住んでおられる住民の方々の御苦労を察していただき、この県道二見田浦線の建設促進について、執行部の熱意ある取り組みをお願いしたいと思いますが、市長のお考えを一言お聞きしたいと思います。
               (市長坂田孝志君 登壇)
◎市長(坂田孝志君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 お答えいたします。
 この路線につきましては、八代市と芦北部を結ぶ海岸部の特に重要な路線であると、このように認識をいたしております。芦北町の竹崎町長さんとお会いするたびにこの件が話題になります。私も県議に在籍しておりましたときに、山本先生ともこのことについては何度も議論もしまして、県の方にも働きかけを行ってまいりました。実情につきましては十分理解をいたしておるところでございます。
 先ほどお話しになりましたように、第1期工事が非常に予算もハイピッチでついているようでございますので、御指摘にありましたように、第2期工事が始まりますときですね、八代市側も同時に着工ができますよう、県に対して強力に働きかけを行ってまいりたいと、このように考えております。
◆百田隆君 市長のただいまの力強いお言葉、ありがとうございました。
 八代市並びに芦北町の関係住民にとりましては、市長のお言葉は大変元気づけられる言葉じゃなかったかなと思います。また、意を強くしておられると思います。市長、部長がおっしゃるとおり、この近隣市町並びに県の各振興局にまたがるような広域的な道路整備については、やはり行政と議会が協力し合っていくことが必要かと思います。そして、それに市長の強力なるリーダーシップをお願いするわけであります。
 市長は県議時代、あらゆる面において活躍されてきました。特に、この道路建設については、その御功績に対しては市民がひとしく認めるところであります。私が思いますに、市長は常に政治信念として、この道路建設については、社会資本を整備することが地域社会の活性化、潤い、そして地域の発展を促すという信念のもとに頑張ってこられたと思います。このことは、この県道二見田浦線についても言えると思います。
 どうかひとつ市長、八代市の均衡ある発展のためにも、ぜひ力を注いでいただきますように切にお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。(「よし」「よかった」と呼ぶ者あり)
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○副議長(清水弘君) 矢本善彦君。
                (矢本善彦君 登壇)
◆矢本善彦君 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
 改革クラブの矢本善彦でございます。
 平成18年6月定例会一般質問も4日目、最終日でございます。これまで議員各位の大変熱のこもった質問をされまして、大変皆様お疲れでございましょうが、しばらくの間おつき合いのほどをよろしくお願いいたします。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)執行部におかれましては、明快なる御答弁をお願いしておきます。
 今日の社会情勢は、全体的に沈滞ムードでございますが、特に国力の基礎をなす第1次産業は、大きな転換期を迎えております。第1次産業のうち、農業につきましては、米の減反やイグサ価格の低迷、中国産ひのみどり表示偽装問題などが市民の話題になっております。また、林業を取り巻く環境も厳しく、外材の大量輸入や国産材需要の減少による木材価格の低迷、さらには山村の高齢化など、もはや経済林としての維持管理の問題など、これも市民に関心を持って語られております。しかし、水産業についてだけは、どういうわけか話題に乏しいように思えてなりません。
 それでは、質問通告に従いましてお尋ねいたします。
 第1点目、本市の水産振興について。
 (1)水産の現状と取り組みでございます。
 本市の漁業は、市民が必要とする動物性たんぱく質を供給し、健康で豊かな日本型食生活の一翼を担うとともに、本市における社会経済の発展に大いに寄与し、市民生活のために大きな役割を果たしている重要な産業であります。
 しかし、近年、全国的に、水産業を取り巻く環境は、輸入水産物の増加に伴う価格の低下、水産資源の減少、漁業従事者の減少と高齢化の進展など、大変厳しい状況が続いていると言われます。
 有明海においては、平成12年、珪藻赤潮が異常発生したことによりノリが色落ちし、大きな被害が発生したのは記憶に新しいところでございます。また、タイラギについても近年は休業状態が続いていると聞いております。八代海においても同様に赤潮が頻繁に発生し、漁業に影響を及ぼしているところであります。有明海や八代海は閉鎖的な海であるため、陸からの影響を受けやすい海域ではありますが、八代海は地先に広大な干潟があって、かつて干潟一面に藻類が繁茂し、そこにはたくさんの稚魚や稚エビなどが生息し、宝の海と言われておりました。
 しかし、現在、海に詳しい漁業者の話では、広大な干潟も、沿岸域の開発などにより干潟の面積も以前と比較すると減少してきているし、干潟の状況も、砂質が減少し泥質が多くなった、また、アマモなどの藻類はごく限られた地域にわずかに生息しているものの、ほとんど消滅するなど、漁場環境の悪化により、稚魚、稚エビ等の生息数もかなり減少しているため、漁獲量も減少しているとのことです。このため、漁獲量を増加させるため、漁協独自で稚魚、稚貝等の放流や干潟への覆砂を行っているところであります。漁業従業者においては、若年層が少なく高齢化が進み、後継者不足が深刻になっております。
 八代海の問題をさかのぼると、過去、荒瀬ダム建設により、当時八代河口にあった漁村では、700軒のノリ業者は、建設後数カ月もたたず300軒に減少したと聞いております。その後だんだん海が疲弊して、現在ノリ業者はわずか8軒にしかすぎません。これは、それだけ八代海の生産力が低下していることだと思います。このような状況から、八代海における漁業は生産力や活力低下が懸念されるなど、極めて厳しい状況にあることがうかがえます。
 そこで、本市の水産業の現状と取り組みについてお尋ねいたします。
 次に、(2)のアサリガイの現状でございます。
 熊本県は、有明海沿岸及び八代海沿岸に広大な干拓を有し、全国でも有数のアサリ、ハマグリ等を対象とした採貝漁業が盛んに行われてきました。特に、アサリは1977年・昭和52年、6万5732トン捕獲するなど、当時は日本一の漁獲量を誇ってきました。しかし、その後急激に漁獲量は減少を続け、1995年・平成7年には2000トン以下まで減少しました。
 漁場にアサリがほとんど生息しない状況の中で、資源管理の必要性が見直され、漁業者による自主的な資源管理や水産基盤整備事業などによる漁場の整備が行われ、これらの取り組みの結果、農林水産統計年報によりますと、漁獲量は2002年の平成14年2912トン、平成15年には、熊本有明海域において通常より大きいサイズの魚類等が漁獲されたことも加わって、6130トンにも増加しております。現在は、1977年・昭和52年に比べると極めて低い位置であるものの、資源は増加傾向にあると判断されております。
 近年は、アサリ資源の減少により、遊漁を中止している漁業がほとんどであります。資源状況が比較的良好な漁場においては、市や町の自治体で、漁協主催の観光イベントとして潮干狩りが開催されているところもあるようです。アサリ回収業は経費率が低く、短時間で安定した収入を得ることができるため、干潟漁場では最も重要な漁業であります。金剛、二見、鏡干拓沖でも、かつては良好なアサリ漁場が広がっており、かなりの水揚げがなされておりました。
 アサリは、1個で1時間に1リットルの海水をろ過しながらプランクトンをえさにしていることで、海水中の窒素や燐などの富栄養化物質を浄化すると言われております。アサリの資源が増加すると、漁業生産に結びつくだけでなく、漁場環境の浄化や八代海で多発している赤潮防止にも結びつくことになります。
 しかし、八代海における主要なアサリ漁場である金剛地先の干潟では、平成11年には500トン以上、3億円もあった水揚げが、平成14年には5000万円と激減しております。このような八代海の現状を見ると、早急に対策を講じなければ、八代漁業の、八代海の魚介類も漁師も絶滅してしまうのではないかと、海に行くたびに心配しております。
 担当課におかれましては、平成16年度から、金剛地先及び二見地先におけるアサリガイ死滅の原因を究明するために、熊本県立大学に干潟漁場調査を委託されているとお聞きしております。
 そこで、アサリガイの現状及び干潟漁場調査の報告内容についてお尋ねいたします。
 2点目、先日新聞で、八代市、氷川町、宇城、上天草でつくる八代海北部沿岸都市地域連携創造会議が、住民を対象に地域研修会を開催したとの記事を拝見いたしました。残念ながら、私は当時参加できませんでしたが、共通の財産であります八代海の環境を守り、沿岸地域活性化のために連携を図るということは、非常に大切なことであると思っております。海の環境を守り改善することは、魚介類の産卵・発生・育成に対しプラスの影響をもたらし、ひいては漁業振興につながるのではないでしょうか。
 御承知のとおり、八代海は遠浅の地形や、遠浅の地形や大きな干満の差など、有明海と同様に特性を持ち、魚介類の産卵や育成の場として重要な役割を果たしております。しかし、河川から生活排水やごみの流入、自然海岸の喪失、干潟や藻場の減少などにより海域の環境が非常に悪化していることは間違いありません。今後、水産業に大きな被害が発生しないか心配しているところであります。
 そこで、八代海北部沿岸都市地域連携創造会議ではどのような活動をされるのか、お聞かせください。
 3点目、観光漁業の現状と今後の取り組みについてでございます。
 近年、本市におきましても、若年層人口の流出が高齢化に拍車をかけ、地域活力の低下を予測させます。本市は農業と工業の町でありまして、第1次産業と第2次産業の重要性は言うまでもありません。全国的に見ましても、こういう産業と環境が結びつき、地域振興策が成功しているところもあります。これまで観光資源とみなされていなかったものが人を呼び、地域外から来られる人たちとの交流が深まり、その地域に潤いと活力を与えております。
 本市においても、今後、水産と観光のタイアップなど、観光産業の振興も重要であると考えます。これからの観光のあり方は、大型観光施設に頼るのではなく、地域に存在するありのままの素材を活用し、地域住民と来訪者が人と人との交流を深め合うことで、ともに豊かな時間を交流するというものであります。
 本市には、やつしろ舟出浮きという観光漁業があります。漁師それぞれが個人で営んでいた観光漁業をやつしろ舟出浮きとして統一し、昭和59年に八代市観光漁業組合として立ち上げ、平成16年に八代舟出浮き組合に名称を変更し、現在漁師27人が、4月下旬から11月までに運営しておられます。この観光漁業は、自然に支えられ、食に支えられ、漁業を営む人々と、その人々がつくり出してきた歴史や文化、風土に支えられていると考えております。それが八代の魅力であると思っております。
 八代では、地元でとれた新鮮な魚介類を市民に提供するため、昭和58年から八代漁協が主催し、前川下流の旧蛇籠跡地で魚介類の朝市を開催され、観光朝市という位置づけでにぎわいを見せております。また、鏡町港区漁師朝市でも、平成13年12月から大鞘樋門下流の広場で毎朝朝市が、毎週日曜日に午前7時から開催されたと聞いております。日奈久駅前朝市も同様で、これらの朝市は既に地域住民に定着しております。
 今後、さらに観光関係団体と漁業協同組合が協力して、市内各地で行われるイベントの開催に合わせて地元海産物を広く知っていただく場を設けることも、地域経済の活性化に求められています。
 私は、日ごろから常々思っているのですが、本市にはまだまだ観光漁業を振興するための材料が十分残っているのではないかと思っております。その材料は何かということでありますが、それは、やつしろ舟出浮き、八代市の個性とでも言いましょうか、舟出浮きを持つ魅力であると思います。
 この八代の魅力的な観光資源である舟出浮きの現状と今後の取り組みについてお聞かせください。
 4点目の、学校教育における漁業体験についてお尋ねいたします。
 近年、社会環境の変化に伴い、遊びや自然との触れ合いなど、子供たちにとって豊かな人間性の形成に結びつく生活体験や自然体験の場が少なくなっており、これらの体験活動の重要性が改めて見直されています。子供たちは、自然の中での遊びや体験活動を通して、自然についての理解が深まるとともに自然を愛する心がはぐくまれ、身近な環境について関心も高まります。また、いろんな遊びを考え出すことで創造性も培われ、さらに友達と遊ぶ中で社会性も身につけていきます。
 本市には、山・海・川の自然に恵まれ、自然体験を実施しやすいところであり、農林漁業体験も身近にできます。例えば、潮干狩りのような体験は、子供たちを海に誘い、海で遊び回る喜びを復活させ、大人になってからも八代海の自然を誇りに思えるような体験です。このような体験は必要であると思います。
 そこで、八代市内の学校における漁業体験学習や海に関する自然体験学習の実施状況について、また八代市外の漁業体験学習についてお尋ねいたします。
 壇上からの質問を終わり、再質問は質問席で行います。
             (農林水産部長宮田隆則君 登壇)
◎農林水産部長(宮田隆則君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 議員お尋ねの、本市の水産振興についての1点目、水産業の現状と取り組みについてお答えいたします。
 本市の水産業は、八代海の湾奥部水深が浅い海域を漁場とする沿岸漁業と、海岸線に沿って点在する潮遊池及び球磨川・氷川流域を漁場とする内水面漁業があります。漁業形態といたしましては、はえ縄漁業、刺し網漁業、小型定置網漁業、採貝漁業及びノリ養殖漁業などがあります。
 議員御承知のとおり、近年八代海は、沿岸区域や河川区域における社会経済活動や自然環境の変化に伴い、藻場の減少等により海域環境が悪化し、水産資源に悪影響を及ぼしているとともに、若者の漁業離れによる漁業後継者の不足や漁業従事者の高齢化など、漁業振興に厳しい状況をもたらしております。
 現在、本市水産振興を図るため、基本方針といたしまして、水産資源の管理と持続的利用の推進、水産基盤の総合的な整備、及び沿岸・内水面環境の保全・創造を掲げております。
 まず、水産資源の管理と持続的利用の推進では、沿岸・内水面水産資源の維持増大を図るため、種苗放流等の栽培漁業を推進するとともに、漁業者の自主的な資源管理の推進により、水産資源の持続的利用と経営基盤の強化を図ることとしています。
 次に、水産基盤の総合的整備では、重要な生産基盤である漁港、船だまりや航路等の整備を推進しております。
 また、沿岸・内水面環境の保全・創造については、沿岸域、内水面の限られた水域について、航路標識設置、清掃、水質調査等を実施しているところでございます。
 これらの事業の推進につきましては、漁業者、漁業協同組合、県など関係機関と連携、協力しながら進めているところでございます。
 以上、お答えといたします。
◆矢本善彦君 水産業の現状の取り組みについてでございますが、漁業経営が厳しい中で、本市水産業の振興を図るため、基本方針を掲げ各種事業に取り組んでおられますが、中でも、水産資源の増大の観点から、稚魚、稚エビ等をふ化・中間育成しその後放流するつくり育てる漁業、いわゆる栽培漁業を推進していただきたいと思います。
 また、本市だけでは効果が薄い事業もあるかと思いますが、そのような事業については、漁協、周辺市や町、県など、関係機関と連携して取り組んでいただきますようお願いしておきます。
 次、お願いいたします。
             (農林水産部長宮田隆則君 登壇)
◎農林水産部長(宮田隆則君) 2点目、アサリガイの現状についてお答えいたします。
 アサリガイについては、放流事業による栽培漁業の推進や、貝を水揚げするサイズの制限など資源管理の取り組みにより、平成11年までは漁獲量が増加傾向に推移しておりました。しかし、平成12年に金剛地先のアサリガイが全くいなくなり、平成15年には二見地先のアサリガイが突然へい死したことなどの影響で、漁獲量は減少しております。
 このようなことから、原因解明のため、平成16年から17年度にかけて、二見地先及び金剛地先の干潟の調査を、熊本県立大学に委託し実施しております。
 その調査結果として、二見地先ですが、干潟の調査では、泥分が10から20%、れき分が20から40%で砂分が少なく、二見川からの砂の供給が少ないことが考えられます。このため、干潟がアサリのえさとなる底生微細藻類を供給する場所でないため、増殖する基質となる砂の量をふやす必要がありますとの報告がなされております。
 また、金剛地先の干潟調査では、砂分が80%以上で、基質中に底生生物の生息の制限要因となるものは見出せませんが、底生生物の生息量はアサリを含め極めて少なくなっております。また、干潟の海水から低い塩分が観測されております。このような状態は、他の干潟では梅雨期の大雨のときしか発生せず、この状態に長期間さらされることにより、底生生物の少ない干潟が形成されることは十分考えられます。しかし、今回までの調査では、この因果関係を明確に証明するには至りませんでしたと報告されております。
 そこで、平成17年度は金剛地先の干潟における調査を継続することとし、加えて自動で観測する塩分計を設置し、塩分と底生生物の関係を明らかにし、アサリが少なくなった理由の解明を目指したところでございます。
 その報告書では、アサリを初めとする二枚貝の生息を阻害する塩分は1.5%以下であります。塩分の変化とアサリの密度変化の観測では、アサリの密度が激減したのは7月以降であり、塩分1.5%以下が何度も観測されたのも7月以降であります。7月の梅雨を乗り越えることができた個体は殻長15ミリ以上であり、それ以下の個体は見られませんでした。したがって、金剛干拓地先の干潟は塩分1.5%を下回るような低塩分に恒常的になりやすく、アサリを初めとする底生生物群集にとっては不安定で厳しい環境と言えますと報告されております。
 今後は、この研究成果を踏まえ、関係者と連携を深め、必要な対策を検討してまいりたいと考えております。
 以上、お答えといたします。
◆矢本善彦君 アサリガイの現状につきましては、先月、私ども経済企業委員会で海面調査をいたしまして、八代海二見地先、鏡漁協で視察をしてまいりました。その中で、鏡漁協の方のお話では、アサリ資源を増大する上で、アサリの食害生物対策は欠かせない。漁場において問題になるナルトトビエイ、ツベタガイ、キセワダカイ、カモなどが挙げられています。
 特に、鏡地域においては、ナルトトビエイ被害に悩まされています。このエイの魚は、春から秋にかけてアサリ漁場に集団で干潟に来入し、被害をもたらしております。特に、漁獲、アサリ漁獲サイズ15ミリのアサリを捕食することが非常に問題となっています。ちなみに、鏡漁協では昨年は53匹のエイが獲捕されたと聞いております。被害に遭った漁協の方は、1日で数トンのアサリが食べられたとの報告がありました。
 その対策として、有明海の滑石漁協では、ナルトトビエイの来入を防止するために、漁場全体を網で囲む方法で行われ、網は古くなったノリ網やイグサのネットを再利用されているとお聞きしております。
 一方、荒尾漁協では、ナルトトビエイは干潟表面においてアサリを食べるので、漁場に棒を乱立させ、50センチ間隔に、竹またFRP製の棒を設置しています。限られた範囲に非常に良好なアサリが分布する場合に適しており、覆砂漁場で実施されているようです。
 特に、アサリ業は本市の第1次産業として位置づけられていることから、アサリ資源を回復させることは、アサリ安定供給や漁業者の所得の向上のみならず、地域経済の発展にも大いに寄与するものと思いますので、研究成果を踏まえ、効果的な対策をお願いしておきます。
 それから、関連でございますが、漁協施設整備事業について要望いたしておきます。
 本市の漁港は河口域に設置されているため、河川の影響を受けやすい特殊な港であります。また、アサリ採貝業やノリ養殖業が盛んなことから、女性の就業者の占める割合が非常に高い地域であります。若者の新規就業者が減少する中、3人に1人が65歳以上の高齢者となっています。このような状況の中、高齢者や女性にとって、船場への乗りおりを安全に利用するための浮き桟橋や、荷物揚げおろし、穏やかな船だまりの確保など、干潮時でも船の出入りが自由にできるよう、港内のしゅんせつによる水深の確保など、漁港機能の維持、漁港の整備を進めていただきますよう要望しておきます。
 次、お願いいたします。
             (企画振興部長小笠原亨君 登壇)
◎企画振興部長(小笠原亨君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 御質問の2点目、八代海北部沿岸都市地域連携創造会議の活動状況についてお答えをいたします。
 この八代海北部沿岸地域は、遠浅の地形や大きな潮位差、干満の差に代表されます特異な環境特性を持ち、この特性により、肥沃な農業地帯や豊かな漁場、さらには国立公園にも指定されるほどの景勝地等が広がっております。そのほか、港湾を基盤とした臨海型の企業立地や、歴史、文化、温泉などの観光資源にも恵まれており、それらの連携や活用が大きな課題とされてまいりました。
 そのような課題解決を図りますため、八代海の環境保全と地域の活性化を目的といたしまして、八代海北部沿岸地域の市や町が一体となり、平成10年8月に八代海北部沿岸都市地域連携創造会議が設立をされております。設立当初は、八代海北部沿岸地域の1市9町により活動を行ってまいりましたが、市町村合併の進展に伴い、現在では八代市、氷川町、宇城市、上天草市の3市1町において事業を推進しているところでございます。
 このような中、本創造会議では、自然・生態環境保全対策の一つといたしまして、八代海域への環境整備船の配備について、これまで要望活動を行ってまいりました。その成果といたしまして、平成15年11月には、国土交通省により環境整備船の海輝が配備され、定期的に海域を巡航しながら浮遊ごみの回収を行うことによりまして、環境の保全に努めていただいております。
 そのほかにも、地域の課題を整理し、地域連携のあり方をまとめました連携構想の策定、看板の設置による環境保全の啓発、さらには本創造会議の活動や連携構想を市民に周知いたしますために作成をいたしましたポスター、パンフレットによるPRや講演会などを行っているところでございます。
 今後、本創造会議では、3市1町の連携を深め、所期の目的でございます環境保全、地域活性化へ向けまして、NPO法人や各種団体などとの連携も視野に入れ活動を行いますとともに、さらに住民向けの普及啓発を進めてまいりたい、このように考えております。
 以上、お答えとさせていただきます。
◆矢本善彦君 ただいま御答弁において、八代海の環境を保全、改善していく上で、このように地域が連携することにより、関係地域の活性化や振興に向けて地域が一体となって活動していくことは、非常に大切な取り組みであると思います。このような取り組みは、全国的にも余り例のない取り組みではないでしょうか。しかしながら、これらの取り組みを地域住民へ周知できておらず、認知度がまだまだ低いように感じられております。今後もこの連携による取り組みを広く市民へ周知・啓発するとともに、市民、漁協などと行政が一体となり、活動を実施していただきたいと思います。
 八代海を再生させていくために、生活排水対策などの海域への環境負荷を抑制するための施策や、藻場、干潟の保全など水産資源の回復等についても、関係する市や町が十分に連携を図りながら、それぞれの役割を果たしていかれますよう要望して、この項を終わります。
 次、お願いいたします。
             (商工観光部長山中健二君 登壇)
◎商工観光部長(山中健二君) 矢本議員御質問の3番目、観光漁業の現状と今後の取り組みについてお答えいたします。
 議員御案内のとおり、やつしろ舟出浮きは、八代市沖の無人島の中島、黒島のいずれかで、新鮮な魚介類を味わうことができるのが最大の魅力でございます。時期に応じてとれる魚の種類が違ってくるのも楽しみの一つでございます。手軽に海を満喫できるのがセールスポイントでございますが、近年、レジャーの多様化などで利用客が減少しているのも現実でございます。平成13年度は5912人の実績でしたが、平成17年度は3608人に減少いたしております。修学旅行者については、平成13年度から、毎年1校から5校の利用があっております。
 しかし、本年5月9日に舟出浮き組合が実施しました、新聞社、テレビ局、地元ケーブルテレビなどのメディアへの取材の招待会に7社10名が参加され、取材後の報道が功を奏し、八代市観光物産案内所への大幅な問い合わせが、昨年の5月は1件だったのが、本年は60件と大幅に伸びているところでございます。
 今後の取り組みといたしましては、メディア向けへの取材の招待会を、県内はもとより県外のメディアにも呼びかけ実施するなど、継続して積極的なPR活動に努めていかれると聞いております。
 また、修学旅行につきましては、熊本県修学旅行受入促進協議会発行の平成18年度版の「百聞は一見に如かず」に記載されていることが決まっております。今後の利用が見込めると期待しているところでございます。
 市といたしましても、八代よかとこ宣伝隊と、観光漁業のPR活動については連携して進めてまいりたいと思っているところでございます。
 以上、お答えといたします。
◆矢本善彦君 私は、この観光漁業は、本市の観光素材の中でも大きな一つで、今後ますますその重要性は増していくものと認識しているところであります。経済状況の長期低迷の影響があるのかもしれませんが、舟出浮きの利用者が減少傾向にあります。
 しかし、明るい兆しもあります。日奈久温泉のあるホテルでは、舟出浮きと宿泊をセットにしたつぼ網パックという商品が好評で、20年以上続いているとお聞きしております。また、中学校や高校の修学旅行として、八代へも数校訪れております。市民の利用増はもとより、県外利用者や修学旅行などの団体客の誘致に取り組むことは、観光だけではなく、本市の水産業の活性化にも大きく寄与するものと認識いたすところでございます。
 先ほど、部長の答弁にありましたが、舟出浮き組合が本年度初めて実施したメディア向け取材が、招待体験ツアーが功を奏し、舟出浮きの問い合わせが、問い合わせ件数が大幅に伸びていることですが、こういうPR活動は組合と市が協力してどんどんやっていただきたいと思います。商政観光課は、くま川祭りや全国花火大会、そのほかいろいろな祭り、イベントがあり、担当される職員には大変御苦労があるかと思いますが、今後も、漁協、八代よかとこ宣伝隊などの関係機関と連携して、八代市への観光客をさらにふやしていただきたいと思います。
 次、お願いいたします。
              (教育次長高浪智之君 登壇)
◎教育次長(高浪智之君) 御質問の、学校教育における漁業体験学習についてお答えをいたします。
 議員御指摘のように、生活体験や自然体験は、子供たちの豊かな人間性を形成する上で大変重要であると考えております。市内の小中学校においても、各教科、総合的な学習の時間などで、生活体験や自然体験を取り入れた授業を行っているところでございます。
 お尋ねの、八代市内の学校における昨年度の実施状況でございますが、まず、漁業体験学習では、ノリの手すき体験教室、潮干狩り体験、お魚料理教室などを実施いたしております。
 ノリの手すき体験教室は文政小学校で実施をいたしており、これは海藻が養殖されて製品に仕上がるまでの過程を学習したり、手すきというノリ養殖創生期のノリ製造方法を体験することで、海を利用した生産行為や海洋環境について理解を深めることを目的として実施をいたしておるところでございます。
 潮干狩り体験は、泉第七小学校、泉第八小学校、文政小学校で行われております。泉第七小学校は、学校・PTA共催行事で行い、泉第八小学校は学校行事で、文政小学校は総合的な学習の時間でそれぞれ実施をいたしております。これは、海の生き物の観察や親子の触れ合い、新入生の歓迎会、保護者、地域住民、教職員の交流などを目的として実施をいたしております。
 お魚料理教室でございますが、第六中学校と金剛小学校で実施をいたしております。これは、実際に地域の魚に触れたり、地域の漁師の方に話を聞いたりすることを通して、また子供たちが漁業、水産業に関心を持ち、魚をさばいて調理し食べる体験を通して、命のとうとさ、食の大切さを感じる心を育てることを目的として実施をいたしておるところでございます。
 次に、海に関する自然体験学習として、松高小学校で干潟の観察を、生活科や総合的な学習の時間で実施をいたしております。大島の干潟を観察することで環境を見直そうとするものでございます。また、自分たちの手で八代海の環境改善ができないか、植林や育林などの体験活動を行う漁民の森づくりも実施をされております。これは、八代漁協や鏡漁協と市内の子供たち、漁業者が一体となって行っているものでございます。
 このほか、八代市以外の学校での実施状況を紹介をいたしますと、漁業体験学習として地びき網体験教室を宇城市の三角小学校で実施をいたしており、また、お魚料理教室を水俣市立袋小学校が実施をいたしております。
 今回ここに紹介しましたノリの手すき体験教室や地びき網体験教室、お魚料理教室は、不知火地区漁業士会が主催しておりまして、県内にはあと2つの漁業士会があり、同様の事業を行っております。
 以上、お答えといたします。
◆矢本善彦君 ただいま答弁の中で、市内学校でいろんな取り組みがなされているようでございます。学校週5日制も定着しているようですが、地域の街角から子供の声が少なくなり、大人の遊びはふえても、子供が安心して伸び伸びと活動できる場所が少なくなってきております。以前は各地に子供会があり、いろいろな体験や遊びを通して地域で子供を育てる場がありましたが、活動が低下し、自然に解散に至った子供会もあります。このことは児童生徒の減少にも影響があると思います。
 私は、子供にとって遊びは学習であり、社会性、創造性、感性等をはぐくまれ、いろいろな遊びの中の体験こそ、将来への人生観へつながるものだと思っております。特に、潮干狩り体験などは、自然の中で、家族や友達との触れ合いの場でもあります。私は、子供のころ、よく八代海へ友達と一緒に魚釣りや潮干狩りに行き、一日遊んで楽しんでおりました。当時は、当時の海は青々と透き通り、干潟にはアマモなど藻類がたくさん茂っており、稚魚、クルマエビ、ワタリガニ等が生息しておりました。
 さて、私が興味を持ちました漁業体験学習に関するほかの自治体での取り組みを紹介しますと、有明海に面しています佐賀県白石町では、有明海の特性を生かした地域活性化の取り組みとして、県が行う体験活動支援事業に基づき、町内外からの小学校から要請を受け、時期によって潮干狩り、刺し網、釣りなどを子供たちに体験させています。これらの漁業体験を通して、魚介類の消費拡大及び遊漁に対する理解や、保護者へのPRなどを図っているようであります。
 ぜひ、八代市も、八代市の関係機関でも、今後さらにいろんな漁業体験を実施していただき、八代海を誇りに思える子供たちを育てていってもらいたいと思います。また、漁民の森も今後続けていただき、保護者、市民への漁業環境保全に関する啓発活動をよろしくお願いしておきます。
 学校週5日制が始まってから、学校外活動という言葉をよく耳にします。知識は本の中、知恵は生活体験の中にという言葉があります。知識は本の中、知恵は生活体験の中であります。児童生徒の人間形成を図るため、教育は学校外で行う必要があります。学校では、主に基本的な学習や知識を習得し、学校外、家庭、地域社会では、身近で多様な生活体験と自然・社会体験を数多く経験することが必要であります。そのことが人間的に資質を高めていくものと考えております。
 今後、合併によって教育の場が広くなってまいりました。山・川・海の自然体験学習が伸び伸びと展開できますよう、教育委員会としての支援をお願いいたしまして、この項を終わります。
 今回私が水産振興について一般質問をしたいと言いましたところ、ベテランの漁師の方から、水産な奥が深かぞと教育的指導をいただきました。質問するに当たり、一夜漬けのような勉強をさせていただきましたが、結果はなるほどでありまして、また勉強しまして次の機会に問いたいと反省いたしております。
 しかし、収穫もございました。今まで知らなかったことを知り、考え、学ぶこともできました。一番驚きましたのは、啓発に必要な予算が非常に少ないということでございました。財政状況の厳しい中、大変御苦労されているとは思いますが、執行部におかれましては、まちづくりの基本となる人づくりのためのソフト関係予算の配分強化をいただく一方、事業を区切ることなく、全部門を連携して効果的な行政へ推進されるよう要望いたしまして、一般質問を終わります。
 ありがとうございました。
           ─────────────────────────
○副議長(清水弘君) 以上で午前中の議事を終わり、午後1時まで休憩いたします。
                (午前11時10分 休憩)
           ─────────────────────────
                 (午後1時00分 開議)
○議長(山本幸廣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
           ─────────────────────────
△日程第1〜23(続き)
○議長(山本幸廣君) 日程第1から日程第23までの議事を継続いたします。
 鈴木田幸一君。(「頑張れ」等呼ぶ者あり)
                 (鈴木田幸一君 登壇)
◆鈴木田幸一君 自民党会派、鈴木田幸一であります。(「いいぞ」「異議なし」と呼ぶ者あり)
 本日は第──6月、(笑声)6月議会の(「頑張れ」と呼ぶ者あり)最後のトリの一般質問ということで、一生懸命頑張って、市民の方々の御意見を市の方に訴えながら、新しくまた活気ある八代市の発展のために頑張りたい、このように思っております。どうぞよろしくお願いします。(「いいぞ」「異議なし」と呼ぶ者あり)
 こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者、笑声あり)いよいよ梅雨の季節になりまして、ようやくきょう、きのうから小さな雨が降っております。農家の方々にとりましては本当に恵みの雨であってほしい、これはどの議員さん方も思っておられることではなかろうかというふうに感じております。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)この雨も、ちょっと多く降れば、三大急流の球磨川の大きな暴れ水となって災害を引き起こすおそれがあります。私たちは、災害にも注意しながら、住民の方々の本当の命を守りながら、そしてこれからの八代市のために何ができるか、その追求に頑張っていかなければいけない、このように感じております。
 私も、昨年の8月の、市、新しい八代市の合併以来、9月の選挙で市議会議員に当選させていただきました。このことによりまして、自分を捨てて、そして地域の市民の方々のために何ができるか、このことを一生懸命日夜考えておりますけれども、いかんせんまだまだ知識あるいは努力の不足でありまして、到達できない部分がまだあることを感じております。
 今回の一般質問に際しましては、議員の皆様方の理解を得られ、そしてこのような形で一般質問させていただくことに対して心から御礼申し上げます。また、市長を初め市の職員の方々には、八代市民の方々の安心・安全・発展のために日夜一生懸命努力されておられることに関して、心から感謝と敬意を表します。本当にお世話になります。
 さて、今回は、市民の方々から多くの質問あるいは御意見を聞いた中で、4つほど提案をさせていただき、一般の質問をしたいなということで質問通告をさせていただいております。
 まず、その第1点であります。第1点は、新しく八代副市長になられました佐藤副市長の抱負についてであります。
 佐藤副市長、八代へようこそいらっしゃいました。(笑声)心から歓迎申し上げます。(笑声、発言する者あり)3月の定例議会において提案されました副市長の複数化につきまして、私は大賛成をしておりました。といいますのも、昨年の市長当選以来、市長の行動あるいは活動の中で、本当に体を壊すんじゃなかろうか、このままではちょっと病気にかかったならばいかぬよ、自民党会派の中でも、ちょっとちょっと、市長は2次会、3次会行かぬがいいんじゃないか、(笑声)これはいろんな会合の後のですね、後の中で、市長の本当に心あるおつき合いが体を酷使しているな、そのように感じたからであります。私は、そういった意味からも、長く本当にこの八代市を活性化させていただきたい、こんな気持ちから、市長の体を心配していた議員の一人であります。
 そういったところで、3月の議会に提案されました副市長の複数化につきましては大賛成をして、この新しい副市長に対しても期待をしている、このような形であります。副市長の八代に対する思い、抱負についてお聞きいたします。
 2番目の質問であります。2番目の質問は、障害者自立支援法についてであります。
 障害者自立支援法というのは、昨年の2月10日に閣議決定をされまして、そして8月8日の郵政民営化法案の廃案に伴いまして、却下に伴いまして廃案になっておりました。ところが、10月の31日の衆議院本会議におきまして採択されたという、そういう経緯を持っている法律であります。
 このことに対して、住民の方々、国民の方々からのいろんな話がありまして、約5万82人の方々がそれぞれの集会を行いまして、もっと徹底的な討論をしてほしい、もっと厳しい中でのこういった話の中でこの法案を通してほしい、こんな声が多く出されたそうであります。この5万82人という数字は、きょうされんというこの組織が発表している数字であります。
 このことを受けまして、私たち保守・自民党の中からも、もっとしっかりした討議が必要じゃなかろうかということもありまして、応益負担額の上限が4万200円から3万7200円に下がったという経緯もありますけれども、まだまだこの法律につきましては検討の余地があると、このように感じております。
 そこで、健康福祉部長にお尋ねいたします。
 この障害者自立支援法につきまして、その効果、メリット・デメリット、こんなことがまだ私たちの方に伝わっておりませんので、このことについて質問いたします。
 私は、この障害者自立支援法につきましてはまだまだ勉強不足でありましたので、ことしの2月、小規模作業所での集会がありましたので、そこに行ってその学習会をさせていただきました。そのとき、保護者の方が、安心して死ねないようになりましたと。私はこの言葉を聞いたとき、私は自分の子供を育てるとき、死ぬとか死なないとか、そういった形で子供の教育あるいは養育に携わった覚えはありませんでした。物すごいショックを受けまして、えっ、この法律はそんなにも厳しいんか。
 障害者といっても、知的障害者の方もおられます、あるいは身体障害者の方もおられますし、精神障害者の方もおられます。一緒くたにして障害者自立支援法では、やはりもっともっと心のある法律に近づいてほしいなという気持ちを持っていることは確かであります。
 そこで、2番目の質問をさせていただきます。今後の障害者施設、主に小規模作業所なんですけれども、これに対する支援対策、また障害者に対する支援対策はどのように考えておられるか。
 これは、きのうの笹本議員からの質問もありましたように、国の補助金がカットされるんだ、あるいは個人の食費なり、あるいは医療費が一部負担することになるんだということでありまして、このことは、やはり障害者を持っておられる家庭にとりましては非常に厳しい、経済的に厳しい状況が生まれる、このように感じているからであります。今後の支援対策について質問いたします。
 2番目の、大きい2番目の道徳教育について……(「3番目」と呼ぶ者あり)失礼しました、大きい質問事項であります道徳教育について質問いたします。
 道徳教育、これは要するに教育の中での一部門であります。教育の3本の柱は、知育教育──知育、徳育、体育であります。これに、このごろちょっとはやっておりますけれども、食育があります。
 知育は、御承知のとおり、学校で新しい知識を学ばせることでありますけれども、これにつきましては、まだまだ週5日制とかいろんな問題がありますので論議があるかと思いますけれども、今回の話題ではありませんので、今回は徳育に的を絞りまして質問させていただきます。
 家庭教育、学校教育、社会教育、これらの教育の中にどうしても徳育は存在するものであります。これは、少し拡大解釈すれば、しつけということにもつながってまいります。しつけは、身体の身に美しいと書いてしつけと日本語は、日本の漢字は読ませてあります。要するに、しつけさせて、しつけすることは、しつけを受けることは、子供にとってこれから先、心が美しく、また思いやりがあり、そういったことを意味するものだと私は解釈しております。
 戦後の民主主義教育の中で、日本は自由・平等・博愛のこの名のもとで教育の遂行にまいっておりますけれども、これはとても大事なことであります。この民主主義教育を、民主主義を学ぶことによって本当に日本の平和が保たれる、そのように思っておりますけれども、ただ、この中に含まれておるパラドックス現象、いわゆる自己矛盾があることにもまた目を向けなければならない、このように思っております。
 自由と平等というのは絶対にかみ合わないのであります。自由を追求すれば平等を抑えなければならない、平等を追求すれば自由を抑えなければならない、これが自己矛盾であります。この教育を現在外国ではまだまだ討議しておりますけれども、日本は討議されずにそのまま教育の中に押し込んでおりますので、どうしても基礎である徳育がない場合は、誤解した教育になってしまう可能性があります。
 多くの子供たちは家庭のしつけがよくて誤解することが少ないんですけれども、一部の中にはやはり間違った認識をする子供が出てまいります。何もかも自由だ、言うこと、考えること、そして見ることすべて自由だ、大きな私は間違いが潜む可能性があると思います。やはり自由・平等の根本には、日本の戦前教育でありました恩、これがなくてはいけない、このように感じております。恩があって感謝があり、そして責任が出てくる、このように思っております。私は、そんな意味からも、日本の本当に宝物である子供たちを育てるためには、徳育教育はなくてはならないものだと、そのように感じております。
 そこで、質問をさせていただきます。
 現在、学校の現場で行われている徳育教育はどんなものがあるのでしょうか、その実態をお知らせいただきたいと思います。また、今後の道徳教育の計画につきましてはどのように計画しておられるか、これをあわせて伺いたいと思います。
 ここにちょっと資料を持っておりますけれども、(資料を示す)ちょっとあんましきれいか字じゃありませんけれども、徳というのは、これは徳育の徳でありますけれども、これに2つの道があります。1つは道徳の徳であります。もう1つは人徳の徳であります。この人徳の徳というのも大事な徳でありまして、要するに器づくりの徳であります。人間の器が小さければ、どんなに知識を与えても悪いことで使うおそれもあります。やはり人の気持ちになって、本当に人のことをわかるようなそんな優しい子供ができるならば、それこそ徳の発展ではなかろうかと思います。
 次に、4番目の質問に入ります。
 4番目の質問は、現在、特に鏡町、特に千丁町で余っているごみ袋の問題であります。2週間ほど前チラシが入りまして、余ったごみ袋を使ってください、7月31日までが締め切りでありますということでチラシがまいりましたところ、何軒かの方から電話をいただきまして、どうにかならぬとだろうか、こんな質問が相次ぎました。
 私は、これは合併協議会で決まったことなのでどうしてもできないというふうに答えておりますけれども、それでは合併協議会の中でどのような形で決まったかということをお聞きしたいと思います。
 鏡町、千丁町では、ごみの袋につきましては、区長さんを中心として購入をしております。年に2回の購入であるために、どうしてもため買いが発生してまいりますし、その収益金の一部を区の収益金として、例えば公民館建設だとかあるいは運営費に使っておりますので、どうしても区長さんは少しぐらい多目にため買いしたがいいよというようなセールスをする可能性がありました。
 そういったことから、ごみ袋を大量に購入する機会、年に2回しかありませんので、大量に購入する機会、このことにより、余ったごみ袋が千丁町と鏡町に発生しております。坂本町、八代市、東陽町、泉町では商工会が中心となってこの販売をしておりますので、ため買いする必要がありませんでした。
 この事情の違いによりまして、恐らく合併協議会の中で1年間の猶予期間を上げようということであったと思います。でも、まだ少し残っておるそうでありまして、今度7月31日までには到底使い切らぬ、どうにかならぬとだろうかというお尋ねがありましたので、そういった意味から質問をさせていただくわけであります。
 次の再質問につきましては、一般質問者席、発言席の方から質問させていただきます。よろしくお願いします。
              (副市長佐藤克英君 登壇)
◎副市長(佐藤克英君) 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
 副市長佐藤でございます。
 鈴木田議員の方から御質問いただきました、副市長としての抱負についてお答えいたします。
 さきの3月定例会におきまして、議員各位の御高配を賜り、4月1日付で副市長に就任させていただきました。改めて責任の重さを痛感しているところでございます。職務遂行に当たりましては、20年余りの国土交通省などでの行政経験を生かして、八代市政発展のために誠心誠意努めてまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、着任いたしまして2カ月余り経過いたしましたが、八代市は山あり川あり海ありと自然豊かで、また新鮮な食材も豊富で、非常に住みよい町だと感じております。また、九州縦貫自動車道、南九州西回り自動車道及び九州新幹線、県内最大の貿易港である八代港など、交通の要衝としても大きな可能性を秘めていると思っております。
 最初に、4月に着任いたしました際、まず、坂田市長から、中心市街地の疲弊対策、新幹線新八代駅周辺の整備、八代港の整備促進などの課題に全力を挙げるようにと指示がございました。
 早速、庁内各部各課より懸案事項や問題点についての説明を受け、課題解決のための方向性などについて連日議論をさせていただきました。また、合併後の課題把握のために、企画振興部とともに順次各支所に出向きまして、例えば昨年台風14号災害の応急復旧現場などを直接自分の目で見た上で、支所の抱える課題について意見交換を行っているところでございます。
 まずは、それぞれの課題について現状をよくお聞きし、その解決に向けて鋭意取り組んでいるところでございます。
 例えば、中心市街地の問題では、4月の26日に中心市街地活性化プロジェクトチームを設置いたしまして、私が座長となり、各課の役割分担を定め、情報共有を図りながら、組織全体として共通の目標に向かって計画的な取り組みを始めております。
 また、八代港の整備促進につきましては、国、県の財政状況等から大変厳しい中ではございますが、国の最新の状況を把握しつつ、民間企業等と連携して県、国への要望活動を行うなど、積極的に取り組んでいるところでございます。
 そのほか、木村建設問題対策会議の座長ですとか、荒瀬ダム撤去対策検討会議の議長などを仰せつかっておりまして、市民の皆様の安全・安心のため、球磨川水系の治水対策の促進など、市の抱えるさまざまな課題に向かって果敢に取り組んでいる最中でございます。
 こうした中で、八代地域の活性化のために必要な施策を、市民の皆様の目線に立って、スピード感を持って展開していくことが重要であると感じております。また、市民の皆様のニーズは、産業、福祉、環境、防災など多面的な、多岐多様にわたっております。しかし、どのような分野におきましても、やる気と元気を持っている市民の方、団体の方がありまして、少しでもそういう方々の後押しができればというふうに思っております。
 いずれにいたしましても、私の職責は、市長の掲げる元気と活力に満ちた魅力あるまちづくりを実現するため、職員と力を合わせ市長を全力で支えることに尽きるわけでございますので、ぜひとも議会の皆様方の温かい御指導と御鞭撻をお願いいたしまして、お答えとさせていただきます。
◆鈴木田幸一君 本当に遠いところからこの八代の町へいらっしゃいまして、ありがたいなというふうに思っております。この八代の町は、イグサを初めとした本当に活気ある町ではありますけれども、価格低迷のために非常に元気がないなと。このことに対して市長が、活気のある元気のある町をつくりたい、このことを掲げ、即実行、即行動、こういった形で今一生懸命やっておられます。私たちも、この市政に対して本当にいい意味でのバックアップをしたい、このように思っております。
 副市長におかれましては、体に十分に注意されまして、病気のないように、そして八代市をもっともっと、もっともっと好きになられて、そしてこの町のために、市のために頑張っていただきたいと思います。ありがとうございます。よろしくお願いします。
         (健康福祉部長兼福祉事務所長橋口邦憲君 登壇)
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(橋口邦憲君) 鈴木田議員御質問の2点目、障害者自立支援法についてお答えをいたします。
 障害者自立支援法については、御案内のとおり、昨日の笹本議員の御質問でもお答えいたしましたので、重複する部分があろうかと思いますが、御了承いただきたいと思います。
 御質問の1項目め、障害者自立支援法の効果として、プラス面・マイナス面ということですが、行政の立場として、その及ぼす影響についてお答えをさせていただきます。
 まず、複雑でわかりにくかった従来の障害者サービスが一元化されております。また、全国統一の支援の必要性を判定する客観的な基準がなく、支給決定のプロセスも不透明な面があったため、客観的な尺度として障害程度区分が導入をされました。そのほかにも、障害者が地域社会で安心して生活し、自分の能力や意欲に応じて就労できるようにするため就労移行支援事業が創設されるなど、就労支援についても抜本的な強化が行われました。また、市町村の創意工夫により、地域や障害者の実情に応じて柔軟に対応する地域生活支援事業、これを障害福祉サービスと組み合わせて障害者の方を支援することになります。
 反面、障害者が障害福祉サービスを利用される際には原則1割の自己負担が生じますし、施設等で提供される食費は全額自己負担となるなど、一部の方の経済的負担が増加をいたしております。
 2項目めの、小規模作業所への補助金についてでございますが、御案内のとおり、小規模作業所への国からの補助金は、今年度より廃止をされております。したがって、今年度は県と市の補助金が昨年と同様の金額で予定をされております。
 しかし、障害者自立支援法施行に伴い、小規模作業所も新たな施設体系へ移行することが求められていますことから、本格施行となります10月からは、本市のほとんどの小規模作業所が法人格を取得され、市委託事業となる地域生活支援事業の創作活動や生産活動の機会を提供する地域活動支援センターへの移行を予定していると思われます。その場合、県は基礎的事業費として、利用者数に応じて、現在の小規模作業所に対する補助基準額と同額を各自治体に示していますし、加えて機能強化事業を実施することにより、施設に合った類型を選択することで加算報酬を得ることが可能となっております。
 次に、障害者の利用負担軽減につきましては、本制度の中でどのようなサービスを利用しても、月額の利用者負担限度額が所得に応じて4段階に定められていますので、それ以上の負担は生じません。また、入所施設やグループホームを利用する場合には、さらに定率負担の個別減免が行われるなど、低所得の方に配慮したさまざまな軽減策が講じられているところでございます。
 ただ、先ほども申し上げましたが、地域生活支援事業を実施することにより、障害者の自立した日常生活、または社会生活を営むことができるように支援してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、スタートしたばかりの制度でございますので、当事者である障害者の方はもちろん、広く市民の方々の意見を伺いながら、今後の施策を進めてまいりたいと考えております。
 以上、お答えといたします。
◆鈴木田幸一君 本当にまだまだ始まったばかりの法律でありまして、市の対応としても早急な対応はなかなか難しいものがあるというふうに感じておりますけれども、いずれにいたしましても、障害者の方は、やはり力でいうならば弱い方であります。福祉の国というのは何だろうかというふうに考えたとき、先進国とは何だろうかというのを考えたとき、やはりそういった力の弱い方に対する思いやりのそのバロメーターが、福祉の国、先進国、そういった方になってなかろうかなというふうに感じております。
 私は、実は今回のこの支援法に少し類似した事例がありましたので、ちょっと紹介いたしますけれども、駅の、有佐駅の近くのある方が相談に来られまして、少し精神的に弱くなって仕事ができぬのですよ、仕事をしたいけれどもできぬのですよと。それで、旧鏡町ですけれども、鏡町の方に行きましたけれども、なかなか思うような回答はいただけなかった。生活保護をいただきたい、そのように勘違いされて、あなたは該当しませんとかいう回答をいただいておりました。これは3年ほど前の話でありまして……。
 ところが、今回のこの支援法及び合併に伴いまして、八代市の福祉の障がい福祉課の課長とちょっと会うことができました。その課長にその方を紹介しました。私もそばにおりましたけれども、にっこり笑って、鈴木田さん、よかった、相談に来て。うちの子供が本当に自分で仕事をしたいんだけれども、なかなかその相手の場所もわからないし、いろんな相談ばしても、少し見当違いの答えばもらっておって、もう相談する場所なかったんだ。そのような中で、八代市のこの対応の仕方、やはり自立支援法があったからこそのこういった対応のあれができたっじゃなかろうかな、そのように言われまして、私も喜んだ次第であります。
 まだまだ事例的には多くの事例があると思いますけれども、こういった職員のいい対応というのは本当に聞いてうれしいものであります。どうか今後も、本当に多くの相談があった場合には、まとまりのある、しかも前進的なそういった相談に乗っていただきたいと思います。
 再質問でありますけれども、そういった状況で、今、この市が取り組んでおられる支援法に基づきましたところの、精神障害者の方あるいは知的障害者の方、そういった方の経済の負担が少しでもなくなるように、就職のあっせんとか、あるいは職業訓練とか、そういった状況があるならば、その機関等をお聞きしたいと思います。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(橋口邦憲君) お答えをいたします。
 障害者の方に対する就職あっせん状況と機関についてということでございますが、現在、本市におきましては、ハローワークと、県からの委託を受けました熊本県南部障害者就業・生活支援センター結が中心となって、障害者の方の就労に対する相談と支援を行っているところでございます。
 御指摘の、知的及び精神障害者の就労につきましては、支援センター結が中心になって行っておりまして、平成17年度の実績を申し上げますと、相談延べ件数が4252件で、求職の登録者数が164名、その中で、本市においては50名の方が就職をされておられ、うち知的障害者の方が27名、精神障害者の方が12名、及び身体障害者の方が11名となっております。
 確かに、知的及び精神障害者につきましては、その障害の特性ゆえに、雇用される事業所並びにそこで働かれている方々の深い御理解をいただけないと、就労に結びつかない点はあろうかと思います。
 一方では、障害当事者は社会的自立を目指して働きたいという意欲を強く持っておられることが相談件数からも推測できますので、本市といたしましては、引き続き障害者の雇用促進について、関係機関と連携を図りながら啓発を図ってまいりたいと考えております。なお、障害者就業・生活支援センターにつきましては市町村が実施する相談支援事業になりますので、より地域に密着した就労支援が可能になるのではないかと思っております。
 以上、お答えといたします。
◆鈴木田幸一君 ありがとうございます。
 本当にこれからの法律であります。障害者自立支援であります。どうかそのことを十分に御理解され、障害者の方々が本当に八代市に住んでよかったと言われるような福祉の対策を持っていただきたい、このように思います。
 次、お願いします。
              (教育長増田國夫君 登壇)
◎教育長(増田國夫君) 鈴木田議員お尋ねの、道徳教育についての1番目の、道徳教育の学校における実態についてお答えをいたします。
 学校における道徳教育は、各教科や学校行事などの特別活動、また総合的な学習の時間、それに掃除の時間や部活動もそうでありますが、学校の教育活動全体を通じて行われるものであります。中でも道徳の時間は、これらで学んだ道徳的な価値を補ったり、深めたり、関係づけたりするかなめの時間として、授業として時間割りが位置づけられております。
 道徳の時間は、標準授業時数につきましては、学校教育法施行規則の24条の2及び54条にある別表において定められておりまして、小学1年生が年間34時間、それ以外の小学2年生から中学3年生まで同じく年間35時間となっております。各学校におきましては、これに基づき実施をいたしております。
 平成18年5月に実施いたしました道徳教育実施状況調査によりますと、平成17年度におきましては、市内全部の小中学校で標準時数を達成しており、道徳の時間が確実に実施されているところであります。
 また、道徳の内容につきましては、自分自身を見詰めさせる視点、また、人とのかかわりの中で、他の人のことに思いをはせながら、ひいては自分を見詰めさせる視点、さらに、自然や崇高なものにかかわることを通して自分を見詰めさせる視点、そして、広く社会や集団とのかかわりを大切にすることを通して自分を見詰めさせる視点など4点の視点がありまして、それぞれの視点につきましては、内容項目というものが設定をされております。小学校1・2年生は15の内容項目があり、段階を置いて中学生に至りましては23項目の内容項目があります。道徳の授業に当たりましては、それぞれの内容項目を踏まえて授業を実施し、子供たちの豊かな心をはぐくむようにいたしております。
 道徳の内容を実践化する際の道徳教育の諸計画でありますが、各学校では、道徳教育の具現化に向けた総合的な取り組みを示した学校の全体計画、道徳の時間の指導が計画的に行われるように考えられた年間指導計画、また全体計画を学級化するための学級における指導計画、そして1時間ごとの指導の流れを記載した展開の大要などを作成し、各教科、特別活動及び総合的な学習の時間等との関連を図りながら、よりよい道徳教育が育つように、道徳性が育つように、計画どおりに着実に実践してもらうように各学校に指導しているところであります。
 2番目の御質問の、今後の道徳教育の推進計画についてでありますが、今後の道徳教育の計画につきまして、3点申し上げます。
 1点目は、道徳教育のかなめである道徳の時間について、学習指導要領に示された標準時数を、各学校に確保させなければならないと考えております。
 また、2点目に、授業内容の充実を図ることも大切なポイントとしてとらえておりまして、学校教育課におきましては、平成18年度学校教育課推進の重点として、豊かな心の育成を大きな柱の一つといたしております。その重点項目として心の教育の充実を示し、道徳の時間の充実に当たって、特に教師から児童生徒に対する発問の工夫を挙げ、道徳授業の改善に向けて指導を行っているところであります。
 3点目は、体験活動の重視ということでありますが、平成10年に当時の文部省が実施いたしました子どもの体験活動等に関するアンケート調査によりますと、お手伝いをする子供ほど、また生活体験が豊富な子供ほど、そして自然体験が豊富な子供ほど、道徳感・正義感が身についているという調査結果が出ております。すなわち、体験活動で培われました道徳的な価値を、道徳の時間において補ったり、深めたり、関係づけたりすることを通して、主体的によりよく生きていこうとする豊かな道徳性を備えた児童生徒を育てられるように指導をしていきたいと思っております。
◆鈴木田幸一君 実は、私少し誤解をしておりまして、学校によってこの道徳の時間はあったりなかったりしているのかなと思っておりましたけれども、八代市の学校では、全部の学校がこの34時間から35時間の、年間でありますけれども、道徳教育をしているということを聞きまして、非常に安心した次第でもあります。
 やはり人間の器、この器によって生活の態度が一変します。私は、この道徳教育は非常に大切だと思っておりますので、今後とも本当にいい子供づくりのために、この道徳教育に力を注いでいただきたいというふうに思っております。
 去る3月の1日でありましたけれども、秀岳館高校の卒業式に参加させていただきました。出席させていただきました。そのとき、秀岳館高校の校長先生が、ある女生徒のことを皆さんの保護者の前で、生徒の前で、あいさつの中で言っておられました。これはどういったことかといいますと、3年間毎朝この女生徒は門の前を掃除をしておりました、こういったことで非常に褒めておられました。
 私は、本気の定義というのがまだ一般にはありませんけれども、本気には定義があると。1つは、自分で自己決定をする、2番目にやり続ける、これで本気だ──そうではないんです。あと2つありまして、そうしていると必ず批判あるいは非難、あるいは褒め言葉が出てくる、それを楽しむ。この楽しむというのが第3番目の本気であるそうです。4番目が、そうしているうちに必ず援助が出てくる、いわゆる手伝いをしてくれたり、あるいは頑張ってねとかいう言葉の援助だったりすることがあるそうです。
 こういったことから、この秀岳館高校の女生徒の行動はまさに本気であります。この本気という定義をもし道徳教育の中で言うならば、子供たちは、ああ、今僕がやっているのは、私がしているのは、まだ本気の手前だな、もっと頑張らなければという基準になると思います。そういった意味からも、道徳教育の一本気の部分でありますけれども、秀岳館高校のこの校長先生の褒められた女生徒に対しては、本当に感動をすることができました。
 続きまして、次の質問です。旧町村のごみ袋の在庫の取り扱いについてお願いします。
             (企画振興部長小笠原亨君 登壇)
◎企画振興部長(小笠原亨君) 議員お尋ねの4点目、旧町村のごみ袋在庫の取り扱いにつきまして、その決定経緯をお答えを申し上げます。
 まず、市町村合併協議会での協議の状況でございますが、平成16年9月28日、第26回法定協議会におきまして、ごみ収集運搬業務の取り扱いという項目で提案がなされております。その主な内容3点を申し上げます。
 1、資源物の分別数は、八代市の例により平成17年8月1日から統一する。2、有料指定袋の販売価格は、平成17年8月1日より八代市の例により新市に引き継ぐ。ただし、経過措置として、合併する市町村の旧袋は、合併前のエリア内、それぞれの市町村内に限り、合併後1年間使用を認める。3、有料指定袋の販売ルート・経路は、現行のとおり新市に引き継ぎ、流通経費──販売委託料・手数料は八代市の例によるなどでございます。
 その後、平成17年1月11日の第33回法定協議会まで6回もの協議が重ねられておりますが、協議の中では、ごみ袋の価格とともに、経過措置として旧市町村のごみ袋を使用できる猶予期間の妥当性、つまり1年間は長過ぎるのではないかとの議論が交わされ、最終的には1年間の猶予期間の必要性について各市町村の理解が得られ、提案どおり確認がなされ、決定をいたしたところでございます。
 以上、経緯等についての答弁とさせていただきます。
◆鈴木田幸一君 先ほども紹介しましたとおり、鏡町と千丁町につきましては、ごみ袋の注文は年2回でありましたために、非常に在庫があったということから、その延長を、もう少し延ばすことはできないだろうかていう話がありました。これは、本来市民環境部の部長、部長の答弁をいただきたいところでありますけれども、やはりこれにつきましてはどうしても合併協議会ということが重要視されますので、同じく企画振興部長の方から答弁いただきたいと思います。
◎企画振興部長(小笠原亨君) それでは、自席からお答えをさせていただきます。
 旧町村のごみ袋使用について、猶予期間延長の要望があることに対してどう考えているのかと、このようなお尋ねでございますが、猶予期間につきましては、ただいま申し上げましたとおり、合併協定書に、経過措置として合併後1年間使用を認めると明記され実施をしてきたところでございます。これら合併協定書の内容は、この問題も含めまして47項目から成っておりまして、各市町村議会で配置分合議案が議決されるに当たっての大きな判断材料となったものでありますので、協定項目は尊重すべきものでございます。
 したがいまして、旧町村のごみ袋の使用について、経過措置として延長してきた期間をさらに延長するということは、これまでの合併協議の経緯を考慮すれば難しいのではないかと、このように考えているところでございます。
 そこで、市民の皆様からの問い合わせ等につきましては、各支所等におきましてこれまでの経過を御説明申し上げますとともに、ごみ袋の在庫についての有効活用事例をお示しを申し上げるなど、御理解をいただけるよう努めてまいりたいと、このように考えているところでございます。
 以上、お答えとさせていただきます。
◆鈴木田幸一君 この合併協議会の協定項目に明記している部分についてでありますけれども、これはごみ袋に関した問題ばかりではありません。先ほど部長もお示しされましたとおり、47項目についての協議の内容であります。
 それでは、この合併時に協議項目ありますけれども、もし変更する必要があった場合はどうするか、お聞きしたいと思います。
◎企画振興部長(小笠原亨君) 合併時の調整事項の変更についてのお尋ねでございますが、合併協定項目につきましては、罰則とかあるいは強制という意味での法的拘束力、これはないわけでございますが、さきに申し上げましたとおり、各市町村議会で配置分合議案が議決されるに当たりまして、大きな判断材料となったところでございます。
 したがいまして、合併協定項目について変更しようとする場合は、合併協議会で慎重に審議が重ねられてきた経緯を踏まえ、その変更について十分議論を行い、また必要に応じ関係機関等にも相談しながら対応していきたいと、このように考えているところでございます。
◆鈴木田幸一君 ありがとうございました。
 実は、このごみ袋の問題につきましては、少し目的を持っておりました。といいますのも、今度の新八代市長であります坂田市長は、この合併協議会の中には参加しておられません。すなわち、新しい市長としての考えが幾つかあるんじゃなかろうか。このとき、合併協議会で決まったからどうにもできぬのだということであるならば、それは坂田市政ではないような気がしたからであります。
 今、内容によりましては、内容によりましては検討するということでありましたので、私は坂田市長を信じております。(笑声あり)もし内容にちょっと不都合な部分があったとき、その市長の意見を十分に酌み取ることのできるそんな機関、機会があるならばいいなといった、こんな目的を持って今回の質問に当たったわけであります。
 本当に、最後の大トリの質問ということで、非常に緊張してふなれでありましたけれども、執行部の皆さん、あるいは議員の皆さんの御協力によりまして、無事トリを務めさせてもらうことができました。心から御礼を申し上げます。(「よし」と呼ぶ者あり)
 坂田市長初め佐藤副市長、どうか体に気をつけられまして、本当に今後の八代市のかじ取りをよろしくお願いいたします。
 どうもありがとうございました。(「よかった」と呼ぶ者、拍手する者あり)
           ─────────────────────────
○議長(山本幸廣君) 以上で、議案第95号から同第116号までの議案22件に対する質疑並びに一般質問を終わります。
           ─────────────────────────
○議長(山本幸廣君) 委員会審査付託表を配付いたさせます。
             (書記、委員会審査付託表を配付)
○議長(山本幸廣君) 議案第95号から同第116号までの議案22件については、ただいまお手元に配付いたしました付託表のとおり、その審査を所管の各常任委員会に付託いたします。
           ─────────────────────────
○議長(山本幸廣君) 次に、請願・陳情文書表のとおり、請願・陳情7件を受理いたしましたので、付託表のとおり、その審査を所管の各常任委員会に付託いたします。
           ─────────────────────────
△休会の件
○議長(山本幸廣君) この際、休会の件についてお諮りいたします。
 明6月16日、並びに19日から22日までは休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山本幸廣君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
           ─────────────────────────
○議長(山本幸廣君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 明6月16日から同22日までは休会とし、その間委員会を開き、次の会議は23日定刻に開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
               (午後2時01分 散会)