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熊本県 八代市

旧八代市 平成17年 6月定例会−06月14日-03号




旧八代市 平成17年 6月定例会
       ─────────────────────────────────
                  主   要  目  次
         1.市長提出案件21件に対する質疑・一般質問(第2日)
          (1)栗 原 伸 安 君………………………………………4
          (2)前 田 秀 康 君……………………………………17
          (3)植 原   勉 君……………………………………27
          (4)庄 野 末 藏 君……………………………………35
       ─────────────────────────────────
            平成17年6月八代市議会定例会会議録(第3号)

・平成17年6月14日(火曜日)
           ─────────────────────────
・議事日程(第3号)
                        平成17年6月14日(火曜日)午前10時開議
 第 1 議第44号・平成17年度八代市一般会計補正予算・第2号(質疑)
 第 2 議第45号・平成17年度八代市老人保健医療特別会計補正予算・第3号(質疑)
 第 3 議第46号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 4 議第47号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 5 議第48号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 6 議第49号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 7 議第50号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 8 議第51号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第 9 議第52号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第10 議第53号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第11 議第54号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第12 議第55号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第13 議第56号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第14 議第57号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第15 議第58号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)
 第16 議第59号・市道路線の廃止について(質疑)
 第17 議第60号・市道路線の認定について(質疑)
 第18 議第61号・契約の締結について(質疑)
 第19 議第62号・八代市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について(質疑)
 第20 議第63号・八代市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について(質疑)
 第21 議第64号・八代市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正について(質疑)
 第22 一般質問
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・会議に付した事件
 1.日程第 1
 1.日程第 2
 1.日程第 3
 1.日程第 4
 1.日程第 5
 1.日程第 6
 1.日程第 7
 1.日程第 8
 1.日程第 9
 1.日程第10
 1.日程第11
 1.日程第12
 1.日程第13
 1.日程第14
 1.日程第15
 1.日程第16
 1.日程第17
 1.日程第18
 1.日程第19
 1.日程第20
 1.日程第21
 1.日程第22 一般質問 (1)栗原伸安君  (2)前田秀康君
              (3)植原 勉君  (4)庄野末藏君
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・出席議員及び欠席議員の氏名
(1)出席議員(30人)
     1 番 中 村 和 美 君       2 番 沢 田 行 雄 君
     4 番 増 田 一 喜 君       5 番 植 原   勉 君
     7 番 畑 辺 忠 志 君       8 番 松 浦 輝 幸 君
     9 番 村 上 光 則 君      10 番 山 本 幸 廣 君
    11 番 田 方 芳 信 君      12 番 前 垣 信 三 君
    13 番 百 田   隆 君      14 番 栗 原 伸 安 君
    15 番 渡 辺 俊 雄 君      16 番 藤 井 次 男 君
    17 番 田 中   安 君      18 番 小 薗 純 一 君
    19 番 笹 本 サエ子 君      20 番 庄 野 末 藏 君
    21 番 梅 田 玲 子 君      22 番 松 永 久 彦 君
    23 番 大 倉 裕 一 君      24 番 竹 田 誠 也 君
    25 番 矢 本 善 彦 君      26 番 前 田   慧 君
    27 番 田 中   茂 君      28 番 堀 口   晃 君
    29 番 木 田 哲 次 君      30 番 つ る 詳 子 君
    31 番 飛 石 順 子 君      32 番 前 田 秀 康 君
(2)欠席議員(なし)
           ─────────────────────────
・説明のために出席した者の職氏名
 (1) 長                 (3) 教育委員会
   市長        中島隆利君       委員        小寺ヤエ子君
    助役        冨田徹也君        教育長       馬淵睦揮君
    行政管理部長   上野美麿君        教育部長     高浪智之君
     秘書課長    山鹿茂之君         教育総務課長  丁畑ひで子君
    企画財政部長   江崎眞通君     (4) 農業委員会
     財政課長    山田 忍君       会長        川口健次郎君
    市民環境部長   西村壽美雄君    (5) 選挙管理委員会
    健康福祉部長兼福祉事務所長        委員        田中昭則君
             橋口邦憲君     (6) 公平委員会
    産業振興部長   小笠原 亨君      委員        橋野たすけ君
    建設部長     高木 繁君     (7) 監査委員
 (2) 収入役                 委員        小嶋宣雄君
   収入役       水谷謙一郎君
           ─────────────────────────
・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名
   事務局長      坂田憲治君       理事兼次長     松山俊哉君
   副主幹兼総務係長  永原博英君       議事調査係長    丸山尊司君
   主任        正山茂文君       主任        竹岡雅治君
   主任        松川由美君
           ─────────────────────────
(午前10時02分 開議)
○議長(中村和美君) これより本日の会議を開きます。
           ─────────────────────────
△日程第1〜22
○議長(中村和美君) 日程第1から日程第21まで、すなわち議第44号から同第64号までの議案21件を一括議題とし、これより本21件に対する質疑、並びに日程第22・一般質問を行います。
 それでは、通告に従い順次発言を許します。
 栗原伸安君。
                  (栗原伸安君 登壇)
◆栗原伸安君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 自由民主党会派の栗原です。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 平成17年6月定例会、質問をいたします。
 4期14年間、計56回の後、15年目、57回目の登壇でございます。関係各部に対し、長きにわたり御苦労を強いてきたところですが、57回目に改めて深く御礼を申し上げたいと思います。
 今回は新市に移行する直前の総括という意味と、きのう意思表明をされた中島市長の新市計画への展望を検証するという側面をあわせて論議を進めたいと思います。通告の4項目を通して質問を行いますが、既に概要答弁が済んでいる重複部分があります。なるだけ省略をいただきまして、そのきのうの答弁の細部に対する確認も含めて質疑をさせていただきたいと、お許しをいただきたいと思います。
 第1の質問です。行政管理機能の現状についてお尋ねをいたします。
 そのうちの一つ、組織機構の見直しと定数管理ということでお願いをいたします。
 組織機構については、部課の数の推移を過去10年程度お示しをいただきたいと思います。また、途中で改編もあったようですので、その部分については、そのときの基本的な改革方針はどういうものだったのかあたりも説明をいただきたいと思います。定数管理については、平成15年度末から17年度当初までの職員数の推移を示してください。平成17年8月1日時点での総数は何名なのかも含めて答弁を求めたいと思います。
 もう一つ、口頭による要望等の事務処理基準についてですが、1年の経過の中で事務処理された案件の件数・内容について伺いたいと思います。
 その通知文を見ましたが、その中で「重要」、「異例」という言葉を使った文書がありました。そのことに対してどういうことを言うのか説明をいただければと思います。それを受けて、基準導入の成果はどうだったのか。総合的な評価はどのようになされているのか。この小さく3点、まとめてお答えをいただきたいと思います。
 大きな2点目です。八代港の将来像と具体的取り組みについてお尋ねをします。
 現在進行中ということであります計画改定の方向と評価。地元にとってどういう意味を持つのか。中でも5万トンの必要性を具体的に説明願いたいと思います。
 もう一点。八代港が九州圏域で果たせる役割とは、という視点から、港湾機能の拡充、多機能化などの展望はないのか。この点についても、お答えをいただきたいと思います。
 大きく3点目。企業誘致と用途区域の見直しについてお尋ねをします。
 建馬町のイズミ出店地区及び新開町の用途指定の現況をお示しください。そして、新開地区において企業進出希望に伴う用途指定見直しの検討がなされているように聞いておりますが、その取り組み状況を説明願います。加えて、企業誘致の視点から用地指定の弾力的運用が求められているということだろうと思うんですが、その見直しへの要件──条件、ハードルですか、そのようなものがあるとすればどういうことなのか、どういうハードルなのか具体的にお示しをいただきたいと思います。
 大きく4点目。麦島城国史跡指定への現状と課題についてお尋ねをします。
 国指定への取り組みがなされているという従来からの答弁がきのうもありましたが、具体的に何がどのように行われているのか、再度お示しをいただきたいと思います。
 また、国指定になったという仮定をした中で、従来より進められてきた文化財保護法に基づく行政の義務遂行の現状──今までの方法ですね。それと、国指定を受けた中での違い、行政メリット、住民メリットとはどんなことがあるのか。きのうの小薗議員の質問に対する答弁の確認の意味も含めてお答えを再度求めます。
 以上、4点について質問をいたします。再質問の必要もあると思いますので、各項目の本答弁に続けてそれぞれお答えを求めていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 再質問は質問席で行います。
                (行政管理部長上野美麿君 登壇)
◎行政管理部長(上野美麿君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 まず、行政管理機能の現状についてということの中で、組織機構の見直しと定数管理というものでございますが、その部課数の推移を過去10年程度というようなことでございます。
 まず、過去10年程度の部課数の推移についてでございますが、組織機構の変遷に合わせお示しをいたしたいと思います。なお、部課数につきましては、議会、市立病院等を除き、市長部局と教育委員会の合計とさせていただきます。
 まず、平成7年5月に9部45課を、8部45課に再編いたしております。当時の市長公室、企画開発部、総務部の3部を現行の企画財政部、行政管理部の2部に再編するとともに、商工観光部、農林水産部を産業振興部に統合いたし、さらに教育委員会事務局に教育部を設置するなどがその主な内容でございます。
 次に、平成11年4月に8部46課を、7部45課に再編を行っております。市民部と環境部を統合し市民環境部に、また課レベルで国民健康保険課と国民年金課を統合し保険年金課に、市民税課と資産税課を統合し税務課にするなどがその主な再編内容でございます。
 以降は平成11年4月の組織機構をベースに、平成15年4月のこども家庭課の新設を含む健康福祉部内の再編や新幹線整備推進室、市町村合併推進室、地籍調査課などの時期の課題に応じた組織の新設や事務事業の終了に伴う国体事務局、高校総体推進室の廃止など再編を行いながら、現在の7部45課の部課構成となっているところでございます。
 次に、機構改革に当たっての基本方針についてでございますが、さきにもお答えしましたとおり、過去10年間における節目となる機構改革は、平成7年と平成11年の機構改革でございます。平成7年5月の機構改革につきましては、総合的・機能的な施策の推進を図るため、政策形成機能、総合調整機
能の充実や福祉・保健・医療の有機的な連携を目指した組織機構の改編を行ったところでございます。
 次に、平成11年4月の機構改革におきましては、平成7年の機構改革以降の状況を総括するとともに、組織機構上の一部細分化の現状や総合調整機能をより高める必要から、また新たな行政課題や地方分権への対応強化を図る必要から、分権・自立、公開・参画、簡素・効率を行政の柱として組織機構の再編を行ったところでございます。
 続きまして、職員数の推移でございます。平成15年度当初での職員数は864名でありまして、同年度の退職者24名に対し平成16年度の採用者数が23名と、平成16年度当初では1名減の863名の職員数となっております。平成16年度は、退職者23名に対しまして平成17年度採用者数が21名でございまして、平成17年度当初の職員数は、前年度から2名減の861名となっております。8月1日合併時の新市におきましては、この数に現町村の職員数を加えた1332名となる予定でございます。
 続きまして、口頭による要望等の事務処理基準についてでございますが、まず要望等の件数についてでございます。口頭による要望等の事務処理基準につきましては、平成16年5月10日から運用を開始しておりまして、平成16年度末までに報告を受けております実施機関全体での要望等の件数は18件となっております。
 次に、その要望等の内容でございますが、道路等の整備や休日の窓口開設などの要望、臨時職員の紹介、経費節減に関する提案、その他苦情など多岐にわたっております。
 また、「重要」、「異例」に相当する事案はどのようなものであるかということでございますが、この「重要」または「異例」につきましては、その要望等が市政の基本方針や行政委員会の総合調整、あるいは各部にまたがる事務事業に係るもの、または初めて取り扱う事例で事務決裁規程に照らして市長へ報告する必要があるものなどが該当することとなります。
 以上、お答えと──あ、もう一点ございます。基準導入の成果についてということでございますが、この事務処理基準はいわゆる不当な口ききを抑止することによりまして、公正、公平な行政を目指すことをその目的の一つとしており、現に不当な口ききに当てはまるような行為がなくなったということでは成果があったものと考えております。
 以上、お答えといたします。
◆栗原伸安君 はい、御苦労さまでした。
 最初の方ですね、幾つか確認をしたいんですが、行政改革が叫ばれて久しいんですが、平成7年ですかね、その前も含めて部も減らし、課も減らしといいますか、現状維持をされてきた。という数字の上ではですね、行政改革を念頭に続けてこられたということは言えるかもしれぬですね、そういうふうに受けとめました。問題は、これからはどうなのかということなんですが、職員数にしても、合併後1300ですか。そのことも非常に──ここで論議することじゃないかもしれませんけど、心配をしております。
 そこで、特別委員会に新市の組織表が出されました。市町村合意されたというふうに受けとめているんですが、見比べまして部がふえとっですね、何とかっていうところが。で、課も大分ふえたりしております。11万が14万になるから部の数も課の数もふえて当然みたいな話もあるかと思うんですが、そこらはちょっと私は違うんじゃないかなと思っとります。それは新市でまた論議されてもいいことですから、ここでは詳しくは申し上げませんが、一つだけ教えてください。7月31日時点で各市町村の職員数、何名にして合併しましょうねっていう協議、論議あったんですかね。そして合意はいつなされたですかね。そのことを行政管理部長も把握されとると思いますので、そのことを教えていただけますか。
◎行政管理部長(上野美麿君) 合併直前の各市町村の職員数について合意がなされたのか、どういう数で取り組んでいくのかというような質問でございますが、率直に申し上げまして、合併前における職員数の数については論議あっておりません。また、合併協議の場におきましては、合併前ではなくて合併後の5年、10年、15年というスパンでの新市の定員適正化、人員削減の協議を行ってきたところでございます。
 以上でございます。
◆栗原伸安君 そのように正直に申されますと後が非常に続けにくいんですが、確かにことしに入っていろいろ論議を見ておりまして、定員適正化も含めて組織機構、どのような新市シミュレーションをしたらいいかっていう論議のチャンスを見出し得なかったっていうのが本音かなって気もするんですね。私から言っちゃおかしい話なんですが、そういうふうに私は受けとめておりました。ですから、やっぱり調印済んでからなんかなという気がするんですが、じゃ、4月1日のそれぞれの人事異動、あるいは17年度採用の手続等は何だったのかって、その成り行きでということだったんかなと思うんですが、少なくとも職員数については、行政改革の論議は合併論議にはなかったとは言いませんが、ほとんどなかったというふうに認識をしたいと思います。行政改革のリーダーシップが欠如していたということを指摘をしておきたいと思います。
 その後の話はなかなか──8月1日以降はしにくいんですが、部長、御答弁いただければこの点もひとつ確認をしていきたいと思います。
 組織、職員数、結果的には肥大化します。新たな、新市での定員適正化計画等の実行は可能なのか。少しいろいろシミュレーションをされとるみたいですね。そこらの基本的な方針を教えていただけますか。
◎行政管理部長(上野美麿君) お答えします。
 定員の適正化につきましては、これまでの合併協議の中で話し合われてきましたように、新市の健全な財政運営、効率的な行政組織の確立のために必要不可欠な事項でございます。合併時におきまして、合併に伴うさまざまな調整事項や臨時的な行政課題等が発生しますので、結果的に本庁組織がやや大きくなる形になりますが、これは暫定的なものでございまして、今後は行政改革や定員適正化計画の推進に伴いまして、組織の効率化と人員削減を一体的に進めていくことが肝要であるというふうに考えております。
 以上、お答えとします。
◆栗原伸安君 その後に期待をしなければならないと思うんですが、200名削減とかなんとかっていう話をされとりますね。それは新市の新市長が指揮采配なさることなんでしょうから、今どうのこうのっていう論議はおかしいんですが、市長も意思表明をされました、きのう。新市の姿、特に行政組織、職員定数、ここらについては、意思表明の中で堂々と言われるべきだったろうと思うんですが、きのうの御答弁には見られませんでした。非常に残念に思いました。ということで、この項目は後でまたまとめてですね、市長さんには御答弁の機会をつくりたいと思うんですが、その指摘をしまして、2項目めの口頭による要望等の話をちょこっとさせていただいて、大きな2項目に行きたいと思います。
 さっき評価の中で、不当な口ききがなくなったからよかったっていう話をされとったんですが、その、何だったですかね、基準という通知文、その内容についても私はしっかり読んだっですが、不当な口ききは聞いてはならないとは書いてないんですね。ただ記録に残すと。行政にとって不当、イコール住民にとって不当、あるいは住民にとって正当が、常に行政にとっては正当とばっかりはいかぬとが行政の現状じゃなかっですか、窓口の。矛盾を抱えとる議員なんか特にそうですよね。門前払い──入り口、窓口で受け付けをなるだけしなくていいようにすることがこの処理基準であれば、私は本末転倒と思うんですよね。どんな要望でも出してくださいと、それは適正に処理しますということであれば──大体この基準に18件て言いなったですかね、18件のっかってきただけ。1年で18件でしょう。私はびっくりしました。皆さんの事務処理は何千じゃないですか、年間の処理数は。何千どころじゃなかでしょう。何が18件。
 で、残念だったのは、市長はきのうの成果の中で、3年間市長の頑張ってこられた成果の中で、これも入れとんなったですね。口頭により要望等の事務処理基準をつくり、これが的確に運用されたみたいな文言があったと思うんですよ。18件──が私は多いとか少ないとか言いませんよ。しかし、18件に窓口で少なくできたということはいいことだったという話は、私は逆と思います。ということを非常に感じたもんですから、そのことは意見として言わしていただきまして、この口頭による要望等については終わりたいと思います。
 2番目の項目で、御答弁をいただきます、八代港ですね。
               (産業振興部長小笠原亨君 登壇)
◎産業振興部長(小笠原亨君) それでは、議員お尋ねの2項目め、八代港の将来像と具体的取り組みについてお答えを申し上げます。
 まず、八代港港湾計画改定の方向性と、それが地元にとってどのような意味を持つのかと、このようなお尋ねでございますが、今回の改定作業は、現行計画が平成7年の6月に策定されておりまして、おおむね10カ年を経過いたしておりますので、今年をめどに改定を行うものでございまして、平成27年が目標年次となっとります。八代市といたしましても、一昨年、経済界、港湾業者等の意見交換を複数回実施いたしまして意見集約を図ってきたところでございます。
 そこで、竹田議員の答弁の際にもお話し申し上げましたが、本市といたしましては大きく2点について県へお願いをいたしております。まず1点目は、5万トン級船舶の入港を可能にする大水深岸壁と、これに伴う航路、泊地の計画の樹立でございます。2点目に、加賀島地区の土地利用につきましては、市民に親しまれる港としての市民交流ゾーンと立地企業の受け皿となる工業導入ゾーンの設定でございます。これらを次期港湾計画の中に盛り込んでいただけるよう強く要請をいたしているところでございます。
 このうち5万トン岸壁の整備がもたらす効果ということでございますが、現在、ウッドチップや穀物などを積載いたしました3万トンを超える船舶が入港いたします際には、他港での一部荷おろしを行い、喫水を上げて接岸いたしておりますし、また十分な水深を確保するための潮待ちを余儀なくされているところでございます。このような、ふぐあいの解消が一義的には考えられるところでございます。
 これによりまして、八代港背後の立地企業におきましては、低コスト実現による競争力を強化することになりまして、ひいては地域経済の活性化の観点からもぜひとも必要なことであると考えているところでございます。
 その企業進出や雇用創出などの経済効果につきましては、ことし5月の国土交通省八代港事務所の推移計によりますと、八代港等の取扱貨物量が現行より約20%、量として100万トン増加した場合の試算が発表されたところでございます。それによりますと、マイナス14メーター岸壁、5万トン岸壁の建設と港湾施設が増強され、これに加えまして新たな航路誘致がなされたとするならば、545億円の県内生産需要が発生いたしまして、雇用といたしましては3510人ということで増大につながり、その結果、自治体への税収等は28億円に上ると、このような試算内容となっているところでございます。このように5万トン岸壁のもたらす効果っていうものははかり知れず、八代市の将来を担う重要なかぎであると、こういうふうに理解をいたしているところでございます。
 次に、八代港の九州圏域で果たせる役割についての御質問でございますが、議員御案内のとおり、八代港は昭和34年の港湾計画策定以後、マイナス10メーター岸壁の建設、あるいは12メーター岸壁の建設など、その港湾施設も着々と整備が進んでまいりました。同時に背後圏への企業進出も盛んとなっておりまして、現在のような姿を呈しているところでございます。また、平成11年6月にはコンテナ国際定期航路の開設など、名実ともに国際貿易港としての仲間入りを果たしているところでもございます。そういうことで流通分野だけでなくて、八代港周辺に立地をする企業数っていうものは現在200事業所で、雇用数は約4000人にも上りまして、雇用と地域生活を支える貢献度が非常に高いものがあるわけでございまして、言うならば「港湾都市八代」っていうものが今建設されようといたしているところでございます。
 そこで、八代港が九州圏域で果たしている役割でございますが、八代港は九州の真ん中に位置しておりまして、交通アクセスが充実していることもございまして、南九州の流通拠点としての役割がございます。特に酪農分野におきましては、熊本県を初めといたします九州中部地域の飼料の集配基地として酪農県熊本を支えているところでございます。また、大島石油配分基地におきましては、県内一円、あるいは他県の一部まで石油製品を配送いたしておると。すなわち、コンビナートを形成をいたしているところでございます。このように原材料及び製品の輸出入によります八代港の背後圏における地域経済の活性化の役割がございます。ただいま申し上げましたとおり、八代港は県南の物流拠点でなくて、南九州の産業を支えるためになくてはならない公共施設というふうにとらえているところでございます。
 そこで、物流拠点のみならず人が行き交う人流拠点港湾としての港町八代づくりを目指して、八代港の港湾機能の拡充及び多機能化を図ってまいりたいと考えているところでございます。
 以上、お答えとさせていただきます。
◆栗原伸安君 少し急ぎましょうかね、半分過ぎました。
 きのうの話とも重なりますので、1点教えてください。これは何議会か前だったですかね、沢田議員もおっしゃっとりましたが、石油基地の話も今ちょっとされたようですね。この港湾改定計画では、この石油基地の部分のことはどんなあれになっとっとですかね、位置づけっていいますか、改定というか改修整備されるのか、今のままなのか。ちょっとそこらわかっていたら説明を簡単にお願いしたいんですが。
◎産業振興部長(小笠原亨君) 大島石油配分基地の改修計画について御説明を申し上げたいと思います。
 現在、大島石油配分基地でございますけれども、水深がマイナス5メーター、2000トン級のタンカーが接岸できる、そのような施設整備が現在なされているところでございます。しかしながら、マイナス5メーター、2000トン級の船では効率が悪いと、このような指摘も石油関係業界からいただいているところでございます。したがいまして、現在マイナス6.5メーター、3000トン級の岸壁、いわゆる大型船が接岸できるようなそのようなものを県の方にお願いを今いたしておると、そのような状況でございます。
 以上でございます。
◆栗原伸安君 2000トンから3000トンへということは実現しそうだっていうふうに受けとめていいんですかね。3000トン級で基地の皆さんは、よろしいと、御希望はそのレベルなんですか、それでいいんですか。ちょっと一言いいですか。
◎産業振興部長(小笠原亨君) 今おっしゃいましたとおり、3000トン級の船が少なくとも入る施設が欲しいと、このような要望がございまして、今御指摘いただきましたように、その最低の条件はクリアできるんではないかと、このように認識をいたしているところでございます。
◆栗原伸安君 一時期は、1万トンクラスがっていう話もあったと思うんですね。急にっていうわけにはいかぬでしょうけど、それは段階的な話としても、目標はそれぞれ将来的には大きくすべきだろうと思うんですね。そこらも踏まえてひとつ改定内容にきちんと盛り込まれるような御努力を続けていただきたいと思います。
 さっき、八代港の位置づけといいますか、今後の楽しみな部分も含めて言っていただいたんですが、パルプからコンテナ、あるいは飼料というような物流拠点が現状であるというのが御答弁だったと思うんですが、もう一度ですね、私は視点を変えてほしいんですね。5万トン、2バースとか3バースとかって話、あるいは八代海、八代港周辺の海域、あるいは埋立地も含め、干拓地も含めですね、百年の大計をどう考えたらいいのかというのが私は新市の市長に出馬されるであろう方々のテーマだろうと思うんですよ。
 経済効果もさっきちょっとおっしゃいましたね、最初。合併することで税収30億減らしたわけですから、30億以上ふやす努力をどこかでしないと、後戻りじゃないですか。というのは、政治のテーマだろうと思うんですね。民間が頑張られるから、その税でこの地域は頑張りますというだけじゃ私は政治じゃないと思うんですよ。
 防衛議員連盟というのは、八代市、当市議会の何名かの方でつくって頑張っていただいとっとですが、国営事業、自衛隊とは言いません。しかし、国家事業を八代港に、この物流拠点以外の目的で何かでけぬですか。そういった発想の転換が必要じゃないですか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)即税収にならぬとですか。幾ら来るかわからぬ一般の地方交付税は頼りにしとるよりもですよ、特別交付税でも何でもいろいろあるじゃないですか。部長が言っておられたでしょうが。どこかに防災基地なるもの、いわゆる地震あり台風あり、いっぱい大変な社会になってきたんですが、九州の真ん中にあったらヘリコプターで20分でどこでも行きやせぬですか。何かあったときは八代港防災基地から飛び立って救助に行けるじゃないですか。そういう位置づけも考えていいんじゃないですか。
 こればかりやっておるといけませんので……。国・県とのいろんな折衝をされとります。ぜひひとつ視点を大きくしてっていいますか、変えて、九州を眺めて、西日本を眺めて、八代の貢献すべき将来像を探ってほしいですね。そのぐらい私は八代港は安全で、非常に恵まれた港であるというふうに思っとります。新市建設計画における港湾の位置づけ、きのうも市長若干おっしゃっとりましたが、どうですか、具体的に今の機能プラス何かを付加したいという市長のお気持ちはありませんか。ありましたら一言お聞かせください。
                 (市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君)  合併後の新市における八代港の位置づけについてお尋ねでございますが、先ほど産業振興部長の答弁にもありましたように、八代港は昭和34年の重要港湾指定以来、八代港に対する国・県の御尽力のおかげをもとに、県内最大の規模を誇る港湾施設が整備されております。加えて九州中心に位置し、交通網の整備等によりまして八代港の重要性がますます増してきていることは御承知のとおりであります。外港工業用地を初めとして八代港湾周辺に立地する企業は約200事業者、雇用者数4000人に上っております。関連する企業も含めますと、雇用や地域生活を支える貢献度が非常に高く、また広範囲に及んでおります。日本国内では、港のある町は非常に活気があり、発展すると言われておりますが、八代市もその例に漏れず、まさしく港湾都市であり、八代の発展は港がかぎを握ると言って過言ではございません。
 また、八代港には多くの飼料関連の企業が立地をいたしておりまして、これらの企業は海外から大型船で大量に運びコストを下げ、酪農家に安く安定的に供給し、畜産振興の一翼を担うという目的で進出いたしております。このようにさらに港湾施設の整備を行い、大量輸送によるコスト削減を進めることができれば、工業や物流産業だけでなく、農業を支える港湾としての効果も発揮できるのではないかと考えています。
 また、最近の動きとしては、大型クルーズ客船・飛鳥の4年連続の寄港の例にもあるように、観光の拠点として、また人でにぎわう空間として港湾の利用など、新たな港湾の利用の観点からも期待されております。
 八代港の将来像として、物流機能に特化した物流拠点港として、同時に八代市がアジアに開かれた港湾都市として絵が描かれております。八代港は一番近いところで韓国が300キロ、上海まで880キロであり、船舶での航行は約一昼夜で、36時間で到着するという近い距離にあります。この上海は2004年、1455万TEUの取り扱いを行っており、現在取扱高世界第3位でございます。今後、上海港の港湾整備が進み利便性も向上するにつれ、香港・シンガポールと並べるハブ港と成長するものと思われます。
 また、八代港は今後5大工場を初めとして県内企業はもちろんのこと、南九州地域に立地します背後圏の企業の原材料輸入及び製品輸出港として、さらに酪農熊本県を支える飼料基地としての特性をより高めていくことや、加えて関心の高い安全な農産物の輸出基地としての機能を有する港湾として期待されるところでございます。それに加え観光地や観光天草地域との交流など、人々でにぎわう港湾としての役割も重要となると考えます。
 このように八代港は、将来的に今よりさらに物流拠点としての地位が高まることが期待されております。そのためには、今後港湾機能の整備と航路誘致活動を強化し、荷主にとって魅力ある港湾となるよう市域経済のみならず県土全体の活性化、もっと広範囲に九州南部の活性化につながるよう、市議会や地元経済界など御支援・御指導を賜りながら、国際物流拠点都市の核となるような八代港の整備促進のために、国・県を初めとする関係機関への働きかけ及び協議に努めてまいりたいと考えております。
◆栗原伸安君 時間がなくなりましたので、またこの議論は次の機会にと思います。
 たくさん物が流れるというのはいいことなんですが、どうなんですかね、どこかでとどめる、あるいはどこかで──企業誘致も含めてなんですが、そういったことがあわせてやられないことには、何か実はないような気がするんですよね。そこら、具体的な話として何ができるかっていうことが一番大事と思うんですね。そこら各論についてはまたやりたいと思いますが、ちょっと関連がありますので、3番目の──何だったですかね、企業誘致の答弁を続行でいただきたいと思いますが、いいですか。
                 (建設部長高木繁君 登壇)
◎建設部長(高木繁君)  議員御質問の3番目、企業誘致と用途区域の見直しについてお答えいたします。
 まず、建馬町のイズミ出店地区の用途地域につきましては、昭和48年に当時の太平洋セメントが立地していましたことから、工業専用地域に指定いたしました。その後、工場が閉鎖し、大型工業系立地の見込みがないことから、地方拠点法による中心市街地活性化拠点地区の地区指定に伴いまして、平成8年度に準工業地域に変更したところでございます。また、新開町周辺の用途地域につきましては、当初工業系企業の立地促進のため、昭和41年に工業地域に指定し、その後も工業関連企業の立地促進のため工業地域として指定しております。
 議員御質問の新開地区における企業の進出希望に伴う用途地域見直しの取り組みについてでございますが、新開町周辺は現在住宅、事務所等が多く存在しておりまして、工業系の土地利用が少なく、将来的にも工業系の土地利用の増加は見込めないと思われていますことから、未利用地を含む土地の有効な利・活用を図る転換期に来ていると思われます。しかしながら、早期転換を図るためには企業進出の確実性はもとより、地元地権者の意向や住環境への影響等考慮すべき課題もあります。市といたしましても、土地利用の適正化を図る必要があると判断しておりまして、地権者からの要望もありましたことから、本年4月に地元地権者を対象とした意見交換会を開催し、既存不適格建築物の実態調査等を進めているところでございます。
 用途地域の見直しにつきましては、通常、都市計画基礎調査に合わせて約5年ごとに行っていますが、今後は進出を希望している企業が明確になって、本市の活性化に寄与すると判断されれば、適宜、用途指定見直しの具体的な作業に着手したいと考えております。
 次に、用途指定における見直しの要件、ハードル等についてでございますが、用途地域は、御承知のとおり良好な住環境の保護または業務の利便の増進を図るための建築規制であるため、都市の活性化や周辺環境との調和につながるものでなくてはならないと考えます。したがいまして要件としましては、本市の活性化につながる企業進出の確実性はもとより、地元住民との調整や既存建築物の不適格状況を確認する必要があると思われます。ハードルとなる見直しの作業といたしましては、素案の作成、庁内関係課による協議、県との事前協議及び本協議、公聴会の開催、計画案の縦覧、都市計画審議会の開催、県の同意など、調整期間を含めますと約6カ月程度を要するものと思われます。また今年度に関しましては、市町村合併による審議会委員の選任があるため、その分幾分期間を要すると思われます。
 以上、お答えといたします。
◆栗原伸安君 時間がなくなって申しわけないんですが、この点は具体的な事例が1つ挙がってきたということで私も注目したんですが、イズミ出店に伴う周辺の波及効果というようなとらえ方を私はしたわけなんですが、そういう意味でさっきの港の話も含めてですね、やっぱり市街地から港までのこの都市計画、トータルとしてどうなのかっていうことを新市でも再度やっぱり論議されるべきと思いますね。従来の規制論、いわゆる規制をして住環境、あるいは生活環境を守っていくっていう発想ももちろんなんですが、地域をどう興していくか、その地域をどういうふうに発展させていくかっていう観点からだとですね、大分視点が違えばやることも変わってきますね。臨機応変あるいは弾力的に見直しも可能であるというふうに受けとめましたので、そこら現場の、そこに仕事をしたり住んでいらっしゃる方々のことを大事にしながらですね、行政指導をきちんとやっていっていただきたいと思います。
 これも市長にちょっとお伺いしたいと思ったんですが、ちょうど時間がありませんので、トータルとして後でお話を聞かせてください。
 4の文化財の答弁を、とりあえずいただきます。
                (教育長馬淵睦揮君 登壇)
◎教育長(馬淵睦揮君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 議員御質問の4番目、麦島城国史跡指定への現状と課題について2点の御質問がありましたが、昨日の小薗議員の質問内容と重複するところがありますが、御了解いただきたいと思います。
 1点目、国指定への具体的な取り組み状況についてお答えいたします。
 現在、文化課では、国指定申請に必要な遺構の調査や地形図、地籍調査などの書類の作成、そして必須条件である所有者の同意を得るため、第1回目の地元説明会を平成16年3月23日に、第2回目をことしの3月22日に実施しているところであります。その中で麦島城跡の遺跡としての重要性や国指定への趣旨について、また国指定後のメリットやデメリットについて御説明をしております。特に国指定申請は土地所有者に同意いただくことが前提で、強制的に指定したり移転を求めるものではないことを重ねて説明しているところであります。今後、国指定に同意をいただいた部分につきまして国指定申請の手続を進めていくことになります。
 2点目の、調査の現状と国指定後の行政メリット、住民メリット及び所有権の制約についてお答えいたします。
 周知の埋蔵文化財包蔵地での工事につきましては、麦島城跡に限らず、事業者の同意を得て事前に調査させていただき、史跡の保護に努めているところであります。行政のメリットでありますが、史跡を活用するための整備事業や保存管理計画の策定、史跡の買い上げ費用に対しても国の補助制度が活用でき、市といたしましても大きなメリットと言えます。また住民メリットとしましては、保存に御協力いただいている史跡の所有者に対して、地方税法、租税特別措置法及び県税条例において優遇制度が設けられておるところでございます。
 なお、所有権の制約についてのお尋ねがありましたが、文化財保護に関して所有権の制約はありませんが、名義変更などをされる際には届け出が必要となります。
 以上、答弁とさせていただきます。
◆栗原伸安君 けさの熊日さんだったですかね、しっかり、きのうのやりとり、小薗議員のやりとりが書いてありましたので十分理解できたんですが、この点はぜひひとつ──きのうの教育長だったですかね、市長だったですかね、おっしゃったように、どっちだこっちだっていう論議にならぬようにだけはしてほしかですね。どっちもよくないとどっちもうまくいかぬわけですから、そのことだけはしっかりお願いをしておきたいと思います。小薗発言の中にも、あたはどっちかい、と聞かれたことから始まっておりますので、そのことが不思議でならないんですが……。
 時間がありませんので、市長に幾つか、もう細かくじゃなくてトータルとして答弁をいただきたいんですが、4つテーマを出したんですが、私、基本的には新市の行財政の基盤、新市計画の中の特に財政基盤をどうしてつくっていくか、確固たるものをどうつくっていくかというのが私はテーマだったつもりです。なかなか話がですね、時間がなくて核心まで触れることができませんでしたが、きのうの市長の意思表明の中のお話聞いとりまして、行財政が語られていなかったですね。何ででしょう。(「そうたい」と呼ぶ者あり)行財政がなくって、何で新市なんですか。新市のテーマ、合併のテーマは究極の行財政改革じゃないですか。(「そうだ」「そのとおり」と呼ぶ者あり)このことをですね、市長の口から直接、何で行財政は語らなかったんだっていう話を聞かないと私は一般質問に立った意味がないと思って、最後に3分ぐらいありそうですので、14万市民のリーダーを目指される、あるいは1300何十人かの行政職のトップリーダーとなられるであろう中島市長、行財政をどう新市でとらえられるのか、一言3分間でお願いしたいと思います。
◎市長(中島隆利君) 自席から、お答えいたします。
 昨日の出馬表明で行政改革について考えが提示されていないと、こういう御指摘でありますが、昨日は3年間の総括をして、新市に臨む決意の一端として述べたわけでありますが、今御指摘がありました行政改革はもちろん、当然新市の行政改革は最大の課題であります。
 というのは、この新市計画、建設計画を立てるときに大変な新市財政計画の激論がございました。これについては当然第一の課題だというふうに思っております。それは、この10年間で200名の職員を削減する、それは31億の減収による行政改革の大きな課題であります。これは先ほど部長が申し上げましたが、2年間の暫定期間がありますが、この10年間の中で200名を減らす行革というのは最大の課題であります。
 しかし、行革をやるということだけでは、やはり先ほど指摘がありますように、八代の健全な財政あるいは活性化にはつながらないというふうに思いますので、それは一番産業の活性化が必要であります。八代は何といっても農業、林業、漁業の第一次産業です。これを何としてもやはり再生をして、やはり若い者の定住をふやして活性化をすると。そういうことと同時に、今八代は県下随一の工業都市です。5大工場が今最大の投資をしてアジアに向けた輸出を拡大しています。5大工場だけでは八代の工業都市の再生にはなりませんが、地場企業を含めた工業都市が進出して、そのためにエコポート構想を推進してリサイクル企業のあるいは企業化や、誘致をして港を生かした国際物流拠点都市を目指すと、こういうことも掲げているわけでありますが、ぜひそういう地域の資源と基盤を生かした活性化と行政改革は一体のものでありますので、強力に推進すべきだというふうに考えております。
 以上、お答えいたします。
◆栗原伸安君 時間がなくなりました。
 大きく市長には答弁求めるような協議はしてなかったものですから急なことになりましたが、ぜひひとつ新市計画をいかに実現するか、そのテーマはやっぱり行財政改革あるいは歳入対策ですね。最初から30億減らしたわけですから、30億を将来数十億にして返すやっぱりテーマを持って、9月の何日か投票日になるかわかりませんけど、市会議員も含めて精いっぱい論議を続けて有権者の皆さんの信に問いたいといいますか、信に、みずからも必要なのかどうかっていう、やっぱり訴えをしていくべきだろうと思います。
 新市に臨むことを祈念して、私はきょう終わります。お世話になりました。(「私も頑張りますって」と呼ぶ者あり)
           ─────────────────────────
○議長(中村和美君) 前田秀康君。
                   (前田秀康君 登壇)
◆前田秀康君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
 私は、質問通告1点やっておきましたんですが、お尋ねをしていきたいと思います。
 1、合併後、実施計画策定までの各部の事業計画と市長の基本構想についてお尋ねをいたします。
 現在、八代市では第三次総合計画に基づいて事業が進められています。しかし、8月1日に6市町村が合併をいたしますと、総合計画は消滅をいたします。そのため、合併協議会で新市建設計画が策定されていますが、新市において総合計画の実施計画が策定されるまでの間、14万市民には行政の事業計画が見えてまいりません。したがって、具体的に各部での事業計画をお示しいただきたいと思います。
 また、市長には合併協議会の会長として御苦労さまでございました。合併協議会の期間中、新市建設に対していろいろと思索をされたと思います。さらに、この3年間で多くの方と会われ、いろんな情報が市長の頭の中にはたくさん入っていると思います。これからの新市建設のために、市長は昨日、市長選に立候補宣言をされました。したがって、14万市民の総責任者としてこれからの新市建設に対して合併効果を生かすために何が必要であるか、何をしなければならないか、市長の構想をお聞かせ願いたいと思います。(「いいぞ、前田先生、しっかりいけ」と呼ぶ者あり)
              (市民環境部長西村壽美雄君 登壇)
◎市民環境部長(西村壽美雄君) 前田秀康議員の御質問にお答えいたします。
 初めに市民環境部所管の主な事業でございますが、まず環境関係につきましては、個人設置型及び市町村設置型による浄化槽の整備、事業系排水等の調査・指導による水質保全対策、ダイオキシン類・環境ホルモンなど有害物質に係る環境調査、地下水の保全対策、住民参加による生活排水対策及び環境美化、干潟・渡り鳥・野生動植物の観察等を通しての環境教育、行政・住民による省エネルギーの推進などのほか、廃棄物対策としまして、ごみの減量化及び再資源化、浄化槽汚泥処理施設の整備、最終処分場・ごみ焼却炉など一般廃棄物処理施設の整備、ごみの不法投棄防止対策などでありますが、あわせてこれらのもとになっております環境基本計画、廃棄物処理計画、生活排水処理計画など各種計画の見直しや新規計画の策定を行うことにしております。
 続きまして人権関係につきましては、お互いに人権を尊重し、協調し合えるまちづくりを推進するために、八代地域人権教育のための推進会議において策定されました八代地域行動計画に基づきまして、人権啓発及び人権同和教育の推進、拠点となる複合施設の整備など、引き続きその具現化に努めてまいります。また、子供の人権に配慮した青少年の健全育成を進めるための人権教育の推進、男女共同参画のための計画策定と事業の推進を図ることとしております。
 次に消防防災関係につきましては、消防施設等の整備充実、避難所・備蓄倉庫等の整備、防災行政無線の統合・整備、消防団活動の支援、自主防災組織の結成並びに指導育成などでありますが、あわせて地域防災計画、消防防災整備計画等の策定を急ぐ必要があります。
 なお、合併前におきましても、合併当日をもって防災会議を設置するための準備や全市的な緊急防災体制の確認をしておかなければなりません。
 最後に市民生活関係としましては、交通安全対策及び防犯対策、物品購入や金融に係る相談業務体制の確立・強化、NPO・ボランティア活動のネットワーク化と情報交換の推進、地方バス路線の運行助成などであります。
 以上のように、合併後におきましても基本的には各市町村で取り組んでまいりましたハード・ソフト両面にわたる事業を引き継ぐことになりますが、例えば、市町村設置型浄化槽整備事業や規模の大きい山地災害対策など、これまで本市が経験していないような事項につきましては、関係町村に蓄積されているノウハウをもとに新市の計画をつくって、事業の推進に十分反映できるようにしたいと考えております。
 以上、お答えといたします。
            (健康福祉部長兼福祉事務所長橋口邦憲君 登壇)
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(橋口邦憲君) 続きまして健康福祉の分野でございますが、新市における事業の中で主なものについてお答えをいたします。
 まず、障害者福祉の分野では、現在の社会事業授産施設ひまわり苑と、知的障害者通所授産施設おおぞら授産所を移転新築し、一体化した通所授産施設の整備を予定いたしております。合併いたします5町村の利用希望者の方に対する受け皿を確保するとともに、交通の利便性といった条件を含め、これまで以上に利用しやすい施設にいたしたいと考えております。
 介護保険の分野では、介護保険給付の円滑な実施を行うため、介護保険事業計画の策定作業を平成17年度中に行います。現在、平成18年度から3年間を実施期間とし、介護予防に重点を置いた事業計画の策定に向けて、関係各課はもとより、合併をいたします5町村と連携を図りながら事務調整を行っているところでございます。
 また、保健センターでは、運動指導事業や平成17年度からの新規事業として八代圏域幼児精神発達健康診査事業を行います。この事業は、精神や運動の発達に問題がある幼児、またそのおそれのある幼児及びその家族の方を対象に、保健医療従事者等による経過観察、発達相談及び発達訓練指導等の発達に関する適切な支援を行うことにより、その健全な発達を促進するというものでございます。
 新市における少子・高齢化は、今後急速に進展することが見込まれております。高齢者福祉の分野では厳しい財政状況の中ではありますが、適正なサービスの充実を図っていかなければなりません。国民健康保険の分野におきましても、国民健康保険医療、老人保健医療とともに医療費の増加が見込まれますので、保健事業の充実と医療費の適正化を推進し、健全な財政運営が行われるように努めてまいります。
 また、児童福祉の分野におきましては、策定をしております次世代育成支援行動計画を推進し、未来を担う子供たちが健やかに育っていける社会、安心して子供を産み育てることができる社会づくりに努めるため、関係課はもとより、各機関と連携して取り組みを進めてまいる所存でございます。
 新市建設計画におきましては、「誰もがその能力・個性を発揮し、お互いに人権を尊重・協調し合えるまちづくり」、「安心して子どもを産み、育てられるまちづくり」、「誰もが健康にいきいきと暮らせるまちづくり」の実現に向けて計画的な取り組みを進めていかなければならないと考えているところでございます。
 以上、お答えといたします。
               (産業振興部長小笠原亨君 登壇)
◎産業振興部長(小笠原亨君) それでは、産業振興部としての取り組みについてお答えをいたします。
 まず、農林水産業の振興でございますが、八代地域の農業はこれまで全国でも有数の農業地帯として発展してまいりましたが、今後も各地域の特性を生かした高生産性農業を確立するための基本ともなる用・排水路の整備や農道整備、さらには圃場整備などの土地基盤整備事業により優良な汎用農地の確保に努めますとともに、高品質・低コストの作物づくりを目指し、各種農業振興策を推進してまいります。また、環境への負荷をできる限り低減した環境保全型農業や地産地消の推進を図り、消費者が期待する食の安全・安心に対応できる産地づくりを目指します。
 林業におきましては、特用林産物の振興を図りますとともに、特に合併後広大な森林面積約5万ヘクタールを保有することとなりますことから、この利・活用が新市に大きな影響を与えることとなり、国土保全や水源涵養など森林が持つ機能を維持及び創造するための森林整備地域活動支援交付金事業及び体制への構築を推進してまいります。
 さらに、水産業におきましては、漁港船だまりなどの施設整備とあわせ、水産資源の確保を図るため、水産資源増大事業や漁場環境整備事業を進めることといたしております。
 次に、工業関係におきましては、まず広域交通網を生かした南九州物流拠点の形成として八代港港湾整備事業やポートセールス推進事業など八代港の推進を図り、県内の企業活動の拡大を促進いたします。また、産学連携支援事業や創業支援事業など振興策を推進いたしますとともに、融資制度を充実させることにより新技術・生産技術向上によります工業の活性化を図りますほか、企業誘致及び地場産業を振興させることにより雇用の創出を図ってまいります。
 次に、商業面では、中心市街地活性化事業、商店街振興事業等を行い、それぞれの地域の特性を生かし、魅力ある個店や商店街づくりを行い、中心市街地の活性化とともに既存近隣商店街の振興を図ります。
 観光面におきましては、各地域の多様で豊かな観光資源を生かし、魅力ある観光の推進を図りますため、観光施設間の連携強化や道路、観光施設の整備等実施をいたしまして、新市におきます観光ネットワーク・ルートづくりを行いますとともに、イベント、祭りの総合的な情報発信の強化を行います。また、各地域の自然や歴史・文化資源を生かした体験型・滞在型観光の推進も図っていくことといたしております。
 このように、それぞれが有する地域資源を活用いたしまして産業振興を行い、それぞれが豊かさを実感できる新市づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
                  (建設部長高木繁君 登壇)
◎建設部長(高木繁君)  合併後、実施計画策定までの建設部の事業計画についてお答えいたします。
 新市建設計画における基盤整備事業につきましては、これまで八代市を初め各町村がそれぞれに取り組んできた主要な事業を新市の都市像をもとに統合・調整したものでございます。
 その内容といたしましては、新市の一体的かつ均衡ある発展を目指して各地域の社会、経済、文化的な特性を生かし、また道路網の整備による広域ネットワークの充実を図ることとしております。
 現在、本市におきましては、南部幹線や八代緑の回廊線等の道路整備事業、東部山麓自然公園や新町街区公園等の公園事業、八千把地区や大村橋周辺地区等の土地区画整理事業のほか、日奈久港港湾整備事業、公営住宅ストック改善事業、下水道事業、まちづくり交付金事業による新駅周辺整備事業等の主要事業を実施しております。今後も、引き続き整備促進していく考えであります。
 また、新市におきましては、これに鏡町や坂本村、東陽村が実施しているまちづくり交付金事業及び鏡町や千丁町が実施しております下水道事業についても、主要事業として整備推進していくこととしております。そのほか、これまで各市町村が取り組んできたその他の事業に関しましては、厳しい財政状況の中ではございますけれども、それぞれの地域の実情に配慮しながらバランスのとれた調整を図ってまいりたいと考えております。
 以上、お答えといたします。
                (教育長馬淵睦揮君 登壇)
◎教育長(馬淵睦揮君) 教育行政に関する質問にお答えさせていただきます。
 新市における教育行政の施策の方針として、新市建設計画の中の「躍りのくに」に掲げてありますように、「次世代を担う人づくり」、「生きがいを求めることでの人づくり」、「まちづくりの中での人づくり」という3つの柱をよりどころとして、人づくりを基本とした施策を推進してまいります。人づくりの基礎といたしまして、人権教育推進に係る八代地域行動計画に基づき、人権意識の高揚を図るための施策を各種事業のプログラムに織り込んで推進する必要があると考えております。
 事業計画といたしまして、まず学校教育におきましては、学力・体力の向上を目指した諸事業を推進するとともに、就学前教育の推進事業、地域と一体となった地域活動事業及び国際理解や情報教育に関する事業等を実施してまいります。
 また、社会教育や社会体育及び生涯学習関係につきましては、市としての一体性を醸成するため、社会教育団体や文化・スポーツ団体等の各種団体への支援や地域間交流の支援あるいは統合へ向けての支援等を図るとともに、市民文化祭や市民スポーツ大会といった全市的な各種大会の実施に向けて努力してまいりたいと考えております。
 一方、現在の各町村で実施されている地域に根づいた文化・スポーツ事業や公民館活動等につきましては、継続して実施できる体制をとり、地域の自主性を尊重した事業展開ができるよう配慮していきたいと思っております。
 なお、全市的な大会等を実施する際には、各地域にある施設の活用を図り、市域全体で開催できるよう検討してまいります。
 以上、答弁といたします。
               (行政管理部長上野美麿君 登壇)
◎行政管理部長(上野美麿君) 行政管理部における合併後の取り組みでございますが、新市におきまして、住民主体のまちづくりを念頭に入れ、各種事業に取り組んでまいりたいと考えております。
 現在、部で所管しておりますものの中で新市におきまして新たに設置される総合調整室で所管することとなるものとしまして、行政改革の推進や組織機構の見直しがございます。これまでの行政改革の総括とともに、定員適正化計画や、本年2月に八代市行政改革懇談会から出されました新たな行政改革のための提言をもとに、新たな行政改革大綱づくりに着手するものでございます。
 また、合併後のおおむね2年という暫定期間の中で新市建設計画の実現、行政改革及び定員適正化計画を踏まえた組織の見直しが必要でございます。さらに、新たに行政管理部に設置されます危機管理室におきまして、危機管理に関するマニュアルづくりや、平成18年度までに国民保護計画を策定することといたしております。
 このほかに早急に取り組まねばならない主な事務事業を列挙しますと、一つには電子自治体の構築に向けた高度情報化計画の推進と地域イントラネットの安定的運用がございます。特に合併により市域が広がることに対する迅速な情報の伝達及び共有化が必要となってまいります。また住民サービスの向上や経費削減を図るため、平成18年4月に予定しております指定管理者制度の導入、また地方分権に対応できる人材の育成、職員の意識改革及び能力開発に係る職員研修の実施、また入札及び契約における透明性・公平性・競争性の確保のための条件整備、例えば郵便入札、電子入札の導入などがございます。さらに、積極的な情報公開への取り組みと個人情報の保護などなどがございます。
 以上でございます。
               (企画財政部長江崎眞通君 登壇)
◎企画財政部長(江崎眞通君) 企画財政部での取り組みについてお答えをいたします。
 まず、総合計画の策定についてでございます。
 合併スタート時点では総合計画がございませんので、新市建設計画に基づきまして各種施策を進めていくことになります。そこで合併後二、三年後をめどに新たな総合計画を策定する必要がございます。その手順といたしましては、新市建設計画を基本としながらも、まずは市民の意見を集約するために意識調査や市民参加によるワークショップを開催をいたします。その後、学識経験者や地域代表者等で構成をいたします策定審議会を組織し、基本構想に盛り込むべき項目、計画期間などの策定基本方針を決定し、さらに具体的施策等を盛り込み、全体的な取りまとめを行いたいと考えております。
 次に、財政運営についてでございます。
 今回の合併協議に基づき、自主財源の根幹であります固定資産税の税率を一たん引き下げてのスタートとなりますことや、国の三位一体改革に伴います国庫補助負担金並びに地方交付税の削減などによりまして、新市の財政運営は非常に厳しくなるものが予想されております。特に新市財政計画では、投資的経費の総額が、合併前は120億円程度でありましたけれども、合併後はその約6割に当たります70億円しか確保できない状況でございます。かかる状況に対応していくためには、事務事業の徹底した見直しを行いますとともに、各種施策の必要性並びに緊急度等を十分精査・検討し、優先度を決め、限られた財源を重点的に配分していく必要がございます。
 また、歳入面では、とりわけ自主財源の確保が重要でありまして、課税の適正化や収納率の向上に努めますことはもちろんのこと、場合によりましては受益と負担の適正化を図る必要もあるかと思います。
 新市の運営に当たりましては、行財政改革を強力に推進し、効率的・効果的で健全な財政運営に努めていかなければならないと考えております。
 以上、お答えといたします。
◆前田秀康君 ただいま各部長さんから新市における事業計画を発表していただきました。合併によりまして、第三次総合計画がなくなります。そのために新市建設計画をつくってあるわけですけれども、この新市建設計画は、それぞれの市町村が取り組んでいるものを持ち寄って、そして統合したり調整したりしてできているわけでありまして、一般市民から見ると非常にわかりにくい、平面的にできたものである。それをただいま各部長さん、7つの部で、建設部ではこれをやりますと、それから市民環境部ではこんな事業に取り組みますという、いわゆるそれぞれの部で取り組む事業内容を立体的に言っていただいたわけでありまして、しかしこれはあくまでも新市になってから取り組むことということになるわけでありますから、これに対しての質問はいたしません。当然、きょう答弁をしていただいた事業の内容ということについては、新市において、また新しい議員において、その実現性ということの問いは当然行われるわけでございまして、そういう意味で質問いたしません。
 さらに、7つ今お尋ねしましたけれども、6つの部ではお金を使う計画、それから最後の企画財政部──最後にお尋ねしましたのは、金を集める部ということで分けて最後に答弁をしていただいたわけでございますけれども、そういう意味で今回の7部の答弁は、次の議会での参考資料という形にとらえさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
 次、市長お願いします。
                 (市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君) 新市のまちづくりをどのように考えているのかという質問でありますが、新市建設計画にどう臨むか、私なりに考えを少し述べさせていただきたいと思います。
 新市建設計画は、議員御指摘のとおり、6市町村の合併後の地域ビジョン、いわゆる将来像、目標であり、合併後に新市の総合計画を策定し、5年後の実施計画を策定し、まちづくりを進めるわけであります。
 合併後のまちづくりを進めるためには、具体的な実施計画を策定することが必要であります。実施計画の策定に当たっては、建設計画に上げられた事業について緊急性や必要性について判断し、優先順位を定め、財政計画を踏まえながら具体的な事業内容や実施時期について決定していくことになります。前段に各部長から合併後の各部の新市における事業の内容について述べましたが、これに優先順位をつけて財政計画を立てるのが実施計画であります。
 新市建設計画は、御承知のとおり、合併協議の中で2年近くにわたり6市町村の住民の代表によるワーキング等を踏まえ、新市の将来像と具体的地域政策等と各課題について事業の計画が盛り込まれています。しかし、新市のまちづくりで一番重要なことは、合併協議の中でも激論となりましたが、新市財政計画に基づいて何を優先にし事業計画を立てて、新市の住民が生きがいと誇りを持って、安全で安心で暮らすことができるまちづくりをどう進めるかであると考えます。
 そこで、私なりの新市のまちづくりについて、進め方と重点施策について述べてみたいと思います。
 新八代市の第1の課題は、先ほども栗原議員が御指摘がありましたように、厳しい財政が予想される中で住民サービスの向上を果たし、行政の事務効率化及び健全な財政運営を目指す行政改革の推進であると考えます。10年間で200名の市職員の削減が求められる定員適正化計画では、ワークシェアリングやNPO組織づくりを本格的に推進し、各地域での連携による住民主体のまちづくりが必要であります。
 2つ目は、新八代市が一体となって、均衡ある発展を目指すまちづくりの推進であります。
 新八代市は、6市町村が合併をし、人口14万人、面積680平方キロ、県下最大の行政面積で、名実ともに県下第2の都市になります。しかも九州の中心部で、九州山脈の尾根から八代海までの恵みの源である山や川、海の多様で豊かな自然環境があります。また先人が長い間築いた豊かな歴史と文化のふるさとがあります。そして現在では九州新幹線、高速自動車網等の交通ネットワークによって、九州のへそと言われる交通の要衝となっています。さらに国際貿易港の八代港を有し、アジアの玄関口であります。背後地には、アジアと世界に輸出を展開している5大工場を中心とする県下最大の工業都市、また球磨川、氷川の清流によって育み発展してきた日本一の農産物基地──八代平野、他の地域に誇れる八代の伝統工芸・物産・祭り・スポーツ等、何もない八代ではなく、他の地域からもうらやまれる資源と潜在的な能力を備えています。
 新市建設計画では、新市の将来像を「豊かな資源を活かし、個性きらめく交流拠点都市建設を目指す」としています。そして、それを推進する総合プロジェクトとして、創生八代プロモーション・プロジェクトが上げられています。これは5年後の九州新幹線開業を視野に入れ、県南はもちろん南九州の拠点都市を目指し、八代を全国に情報発信し、交流拠点都市を建設するものであります。そのためには新八代市のすべての資源と魅力を開発し、八代域内はもちろん全九州や全国から人・物・情報・経済・文化・スポーツの交流を受け入れる基盤づくりが必要であると考えます。その推進役として、今試行錯誤して体制の確立を図っていますが、シティプロモーションセンターを行政と多くの市民団体、事業者が地域一体となって確立を図り、地域の魅力と資源の開発、企画、宣伝、事業化をし、全国へ発信して交流拠点都市、体験交流のまちづくりを推進する必要があります。その受け皿としても、豊かな自然を生かした活力あるまちづくりが必要であります。
 その第1に、何といっても新八代市の基幹産業である第1次産業の農林水産業の振興が必要であります。山間地では過疎化が一段と進行し、若者の定住は減少し、高齢化が急速に進行しています。平たん地でも農業後継者や漁業後継者が減少しています。そのためにも農林水産業を振興し、若者が定住できる環境をつくる必要があります。特に八代農業の振興は、八代経済浮揚のためにも最大の課題と考えます。(「そのとおりだよ」と呼ぶ者あり)イグサ、畳表、トマト日本一の産地の基盤確立、環境保全型農業を確立し、安全・安心な農産物供給基地を目指す必要があります。
 次に、球磨川と八代海の再生についてでありますが、ちょっとすばらしい──ここでひとつ紹介をさせていただきたいと思いますが、先日新聞にも掲載をされました、次の文章であります。
 「この地がいかに美しく、清らかで、また優雅で豊饒であるかは容易に説明できるものではない。」、「まるで日本の自然は、そこに鮮かな技巧による緞帳を張ったかのようであり、」、「幾つもの美しい川が流れ、多数の岩魚が満ちあふれている。」、これは約400年前、豊臣秀吉が八代の古麓城に滞在したとき、秀吉に面会したポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが八代について書き記した文章の一部であります。球磨川から八代海へと広がる光景の雄大さを語っています。八代の干潟が国際的なシギ・チドリネットワークに認証される貴重な自然環境がまだ残されています。球磨川にこれ以上ダムをつくらず、球磨川と八代海を再生し、漁業の振興と球磨川・八代海を体験交流のまちづくりに大いに活用しなければならないと考えております。
 第3点は、工業都市の再生であります。
 エコポート構想の推進により八代港を利用したリサイクル企業の集積を図る起業家と企業誘致を促進し、さらに八代港の整備促進を図り、国際物流拠点都市を目指さなければならないと考えます。
 第4点目に、市民が安心して暮らせる安全・安心なまちづくりについてであります。
 新八代市は、山間地域の災害多発地域と台風襲来、日奈久活断層による地震被害が予想されています。防災対策のさらなる強化と危機管理システムの確立が必要であります。
 さらに、安心して子供が産める子育て支援、高齢者の生きがい対策、障害者の自立支援、そしてきめ細かな地域福祉を進めるために、地域福祉組織活動の充実とボランティア・NPO組織の支援強化が必要であると考えます。
 第5点目に、未来を託する人づくりを実現することであります。
 子供たちが安心して楽しく遊び、勉強できる地域や学校の教育環境を充実し、また子供たちの基礎学力の向上と個性を伸ばす少人数学級の充実、さらにスポーツ、芸術文化を振興し、青少年の健全育成に努める必要があります。
 以上、重点課題を5つ申し上げましたが、いずれにいたしましても新八代市がそれぞれの持っておる豊かな資源と魅力を十分に生かし、八代地域全体が一つになって力を結集し、人の集まる、そして交流できるまちづくりを推進する必要があると考えております。
                 (前田秀康君 登壇)
◆前田秀康君 これまで30年間、多くの議員の皆さんが、この本会議場から卒業されていく姿を見送ってまいりました。そして私も、今期をもちまして市議会議員を卒業することを決めました。
 そこで、初めに市民の皆様並びに支持者の皆様に心からお礼を申し上げます。
 私の初当選は昭和50年4月、得票数1320票で31位でした。勉強や相談のために市役所に来ても何が何だか全くわからず、最初の3カ月間は昼食抜きで市役所の中を歩き回りました。内心、こんなに大変なら次の選挙は辞退しようと思いました。しかし、この経験がその後の議会活動に生かされ、毎回の選挙で得票増につながり、今期8期目は2713票で3位という好成績で当選をさせていただきました。この30年間、常に市民の代表との自覚で、個人的に対話をした皆さんの総数は約2万5000名になります。皆さんからいただいた御意見や御要望、御提案や御相談などは、これからも私の大切な財産といたします。
 また、平成14年には藍綬褒章受賞の話もいただきました。30年間に市議会で働く場をお与えくださいました市民並びに支持者の皆さんに、この場をおかりして重ねてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。(拍手)
 次に、職員の皆様にお礼を申し上げます。当時、私は31歳で、職員の皆さんの多くは私より年上でしたが、相談に行きますと親切に対応していただき、そのやりとりの内容は今でもはっきりと覚えています。現在ではお世話になった──(「しっかりせい」「頑張れ」と呼ぶ者あり)職員の皆さんは──全員退職されていますが、皆さんの顔を──思い出しながら、ここで改めてお礼を申し上げます。(拍手) また、これから現職員の皆さんは、厳しい財政状況の中で、さらに10年間で200名の職員を削減し、行政範囲もさらに4倍に拡大されるなど大変な時代になりましたが、皆さんは、市内でも最優秀の人材の集まりです。皆さんの知識と知恵と活用して誠実をもって市民に対応し、市民から信頼され愛される職員の皆さんに成長してください。皆さんが成長した分だけ、市民生活が豊かになると思います。
 それから、議会事務局の皆さんには大変長い間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
 最後に、市長並びに議員の皆さんに一言ごあいさつを申し上げます。
 皆さんは、これから猛暑の中、今までに経験したことのない激戦に臨まれます。さらに新市建設に対する14万市民の期待もかかっています。戦いに臨んで、「大将軍憶しぬれば、つわもの憶病なり」との言葉がございます。大将軍として戦の先頭に立って戦うには、御自身の健康管理が大切です。くれぐれも健康に留意されまして、大勝利の栄冠をかち取ってください。
 私も本会議場での一般質問のどきどきしたことや緊張感は、また行政視察で皆さんとの貴重な思い出は生涯忘れません。市内のどこかでお会いしたときに市政の状況等をお知らせいただければありがたく思います。(「前田先生、偉い」と呼ぶ者あり、拍手)
 皆さんの御健闘・御活躍を心より期待いたしまして、私の最後の一般質問を終わります。30年間、本当にありがとうございました。(「お疲れさん」「前田先生、偉い。立派だ」と呼ぶ者あり、拍手)
○議長(中村和美君) 以上で午前中の議事を終わり、午後1時まで休憩いたします。
                 (午前11時48分 休憩)

                 (午後1時02分 開議)
○議長(中村和美君)  休憩前に引き続き会議を開きます。
           ─────────────────────────
△日程第1〜22(続き)
○議長(中村和美君) 日程第1から日程第22までの議事を継続いたします。
 植原勉君。
                 (植原勉君 登壇)
◆植原勉君 皆さん、こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
 自由民主党、植原でございます。
 この日を、最後の登壇をお許しいただきましたことを、感謝を申し上げたいと思います。
 自由民主党、責任党の一議員として、弱者の人のために政治はあり、その政治の理念から、最後まで日の当たらない方たちのために日が当たるような政治を努めさせていただきたいと思います。(「よし、いけ」と呼ぶ者あり)
 それでは、通告に従い質問をいたします。
 八代港を活用したアジア諸国の経済交流の推進について。
 1点目。上海第二小学校との姉妹校締結としての提案をいたします。
 私は今年、かねてより念願であった上海を4月1日より訪問をし、現状の中国の実態を見てまいりました。過去の中国に対して日本の侵略行為の現実があり、私も中国の学校訪問の際は心痛の思いを抱きながら会議の席に着いた次第でございます。
 訪問先の上海第二小学校を訪問し、学校長、副校長、教頭、子供たちも、土曜日にもかかわらず5時まで待っていてくれて大歓迎をしていただきました。私の思いと違い、中国の友好的な対応に感動をしてまいりました。上海市政府教育局、龍永華副教育局長先生を入れた学校側との質疑応答の内容は、過去の戦争思想教育について、現在、中国の教育の中の一環として過去の苦い経験を忘れさせないため、思想の時間を、教育をしているとのことであります。以前は週に5時間ぐらい過去の教育を行っていたとのことですが、今は1時間ぐらい行っているとのことであります。
 日本に対しての中国側の提案は、過去の歴史を繰り返さないために、子供の教育によって日中友好をきずなとして進めたい。上海教育局の考えは、中国からだけの友好の希望はふさわしくない。日本側からの要望も欲しい。教育局は日本側からの要望を待っておりますと、前向きに対応されました。当初、子供の絵の交換、手紙の交換など、子供たちが無理のない状態から希望したいと申されております。
 また、上海はアジア最大の有数な大都市です。日本と歴史は長い関係のことですが、その歴史の中で悲しい出来事も忘れることはできません。今こそ中国上海の子供たちと友好を前向きに対応し、さきに述べたことを踏まえて、二度と悲しい歴史を繰り返さないように、仲よく理解し合うためにも、本市経済活性の役割にも友好を結ぶことが不可欠であると提案をいたします。
 それでは、質疑に入ります。
 球磨川の水を飲料水として上海市へ輸出することへの考え方。
 上海市のマーケットや経済を視察してまいりました。その中で私が一番目標として、日本三大急流の名水を飲料水として売り込めないかと、中国共産党幹部、剛さんを初め会談をし、その中で飲料水の価格を尋ねましたところ、水は1リットル180円、ガソリンは34円と、1年前に比べて大きく値上がりをしておりました。現在フランスやスイスから輸入をしています、とのことです。上海から940キロの距離の水の豊富な八代があり、1日当たり海へ210万トン流していることなど意見交換をいたしました。今後、飲料水について前向きに協議をしたいと申されております。私は、水1リットル30円の税をかけると、月に2万トン輸出可能になれば年間72億の財源をつくることができると試案もしていて、少し進展したようで感動してまいりました。今後、行政がどのような交流をするかお尋ねをします。
 また、マーケットも八代市のような立派な農産物商品ではなく、野菜は生で食べれることができず、原因は水が汚染されているとのことです。関係者は、生野菜が欲しいと言っておられます。行政としても視察などをして、検討してはいかがでしょうか。
 次に、地元の大学を核とした四年制大学の設置についてお尋ねをいたします。
 八代市は、文部大臣の重責を多年にわたり務められた名誉市民・坂田先生誕生の地であります。地元の学校も国内はもとより、台湾や海外に向け、スポーツやいろいろと友好的な活動を発信していることは御存じのとおりであります。以前、中川学園、大坪大学と誘致の提案などなされていました。今後、本市は分岐点にあり、環境的にも学園都市として国内に発信する非常にすばらしい要素を持っていると思います。坂田先生の遺志を引き継ぎ、これを契機に大学設立に向け早急な検討をお願いしたいと思っておりますが、行政としてはどのように考えておられますか。市長の答弁をお願いをいたします。
 3点目、市営団地についてお尋ねをします。
 八代市の市営団地は、築年数が古い建物が多く、一番古い住宅で築55年をたっております。その中で畳床及び畳表の耐用年数は、畳床が10年、表が5年と言われておりますが、八代市の市営住宅管理条例では、畳表、畳床がえの負担はどのようになっているか、お聞かせください。それと、県及び県内の市町村ではどのような条例になっているか、お聞きをしたい。
 現在、八代市市営住宅は全戸数約1200戸、5年以上経過しているのも同じです。それと1戸当たりの畳の枚数は平均15畳と思います。そうすると全戸数で1万8000畳となります。もし仮に畳表を全部取りかえるとどれくらいになるかお聞きします。
 これらのことから、市営住宅の畳表、床がえを市で実施すれば生産農家等の活性化が図られるのではないだろうかと思います。八代市の市営住宅管理条例では入居者負担となっているが、現在入居者の高齢化が進み、自己負担で実施する状況ではないと聞いております。畳表の畳がえは市の負担でできないか、お聞きをいたします。
 最後の質問をいたします。市営住宅における畳表の整備方についてお尋ねをします。
 イグサ振興策として、補助事業のあり方であります。八代地方では古くからイグサ栽培が行われてきて、現在日本一の生産を誇る産地を認めるには、余りにもほど遠くなりました。八代地方はイグサとともに歩み発展したことは市民だれもが知ることで、その恩恵は、市及び地域住民も同質ながら受けていたことも事実、イグサ景気が漂っていた昭和40年代は、市の中心部の商店や飲食店はイグサ農家の人たちでにぎわっておりました。それはすなわち市の財源にも影響していたわけで、市の発展とイグサは切っても切り離せない関係である。
 現在、八代市のイグサ栽培農家は412軒、10年前は1355軒と、年々減少しつつあります。その背景には、中国産イグサの輸入、住宅事情変化等が考えられます。そのイグサを活性しようと平成17年3月まで、畳表張りかえを市畳組合が共同でキャンペーンを実施され、その成果は3年間で3万1825枚であったと聞いております。まさにイグサ産業の発展は、需要拡大が不可欠であると考えております。
 21世紀は環境が重要とされており、各種の製造メーカーでは自然素材を使った製品開発の取り組みが進められております。特に自動車産業や電機産業では、資源を節約した循環させるための天然素材を、もっと機能を活用したシステム開発が進められていると聞いております。ある大手メーカーでは、車内の空気清浄装置を天然素材での開発を検討できないかと、事業開発に21世紀の高級感は車の室内装飾ではなく、車の中の空気の高級感として抗菌作用のある畳表と竹炭を使うなど室内空気を清浄し、高級感に役立てることができないかということも、私は提案をしております。今試験中であって、このメーカーは公表することはできません。これが成功すると、大体60万畳の消費可能となると聞いております。そこで、イグサ畳の持つ空気清浄機能を各種メーカーにPRをして共同開発するなど、新たな需要拡大として取り組むべきではないか。
 また私は、国会の大物代議士にイグサ振興について直接お話をしたとき、畜産が盛んな地、選出の代議士が、畜産振興のための補助金をいただき、300億を地元に落とすことができた。それなら、八代にも畳1枚400円ぐらいの補助金として出していただければ、13億円くらいあればどうにかやっていけますということを提案をいたしました。そしたら代議士は、畳は日本の文化であるということを提案してみたらどうか、というような御指導をいただきました。そして日本の居住の文化として認めることができれば、その振興は税金で行うことが当然であるから、ぜひ提案用に後押しをされているところであります。行政として畳文化の振興とイグサ農家の経営安定のために、ぜひ検討していただくべきではないかと思っております。
 以上、質問はこれで終わります。再質問は質問席とさせていただきます。
              (産業振興部長小笠原亨君 登壇)
◎産業振興部長(小笠原亨君) 八代港を活用したアジア諸国との経済交流の推進についての2点目、球磨川の水を飲料水として中国上海市へ輸出することへの考え方について、及び3点目、生野菜・トマトなど上海でのマーケット開設についてでございますが、双方、上海への輸出という観点でございますので、束ねてお許しをいただき、御答弁をさせていただきます。
 議員御指摘のとおり、近年の中国経済の成長は、中国特需と言われるほど好調で、昨年の貿易総額は1兆1000億ドル、コンテナ取扱量はアメリカを抜きまして第1位となっております。九州におきましても、対中国への輸出総額は過去10年間で3.2倍となっているなど、中国は日本、特に九州にとりまして絶好のマーケットでございます。
 現在、中国市場では、日本の安全で安心な食品に強い関心が集まっておりまして、日本の高級野菜や果物、そして日本酒、しょうちゅうなどが盛んに輸出されておりまして、大変な人気を博しているということでございます。八代市内におきましても、ジェトロや商工会議所主催によります中国をターゲットとした各種ビジネスセミナーや貿易実務講座等が開催されるなど、中国を初めアジア諸国へ目を向けた動きが活発化してきております。ちなみに、昨年、JAやつしろでは試験的ではございましたが、新高ナシを香港に輸出をいたしまして高い評価を受けており、JAやつしろとしても強い関心を持っておられるようでございます。
 このようなことからも、本市におきましても、中国上海をターゲットとした新たな戦略を練るため、船会社の情報収集や航路開設のためのベースカーゴの調査を進めているところは御案内のとおりでございます。
 御提案いただきました飲料水、さらには生鮮野菜の輸出につきましては、今後、八代港のポートセールスや中国航路開設へ向けて準備を進めていく中で貴重な御意見としてちょうだいいたしまして、新たな輸出品目として十分検討をさせていただきたいと、このように考えているところでございます。
◆植原勉君 答弁ありがとうございました。
 この間テレビで放送されておりましたけれども、地球を1メートルの直径にすると、生命を維持する水の量はスプーン1杯しかないということを報道されておりました。雨が降り、山岳から一気に海へ運ばれる日本独特の地形こそが、水を活性できるすばらしい環境をつくり出しております。アフリカも汚染され、21世紀のビジネスは水であるとさえ、中国共産党幹部ははっきり言っています。飲料水として今売り込むチャンスが来たと私は思っております。そして、マーケットの市場もぜひ今度は行政、議員も一緒になって視察をして、国際的な交流、マーケット介入が早急にできますようにお願いをいたしておきます。
 次、お願いします。
                 (市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君) 地元大学を核とした四年制大学の設置についてお答えいたします。
 近年の社会・経済の急速な変化に対応するため、高度な知識・技能や幅広い視野、総合的な判断力、豊かな創造性を持った人材の養成が求められています。本市では、第三次総合計画の中で今後の地域の発展を担う人材の育成、学術・文化の向上、生涯学習への要求の高まりから高等教育機関の施設及び教育内容の充実を促進するとともに、四年制大学の誘致を掲げております。また新市の建設計画におきましても、「躍りのくに」づくりの基本方針において、高等教育機関の充実・誘致により高度な学習機会を創出し、多様な学習ニーズへの対応を図っていくといたしております。
 このように既存の高等教育機関の充実及び高等教育機関誘致などによる四年制大学の実現につきましては、人材育成や地域活性化の観点から重要なものと認識いたしております。しかし、少子化の進行や近年の厳しい経済状況の中で、これからの大学はアジアに視点を置くなど特徴を持った大学づくりを目指さなければ現実のものとはなりません。今後は四年制大学の設置に向けて、国の大学設置に係る基準や財政措置等の動向や、今後予想されます厳しい大学の経営状況なども念頭に置き、国・県・周辺町村、さらには地元の高等教育機関とも連携しながら慎重に検討していく必要があると考えております。
 以上、お答えいたします。
◆植原勉君 ただいまの市長さんの答弁のように、少子化とか厳しい経済、財政、いろいろ難題を抱えておられますけれども、市長さんがこの大学問題について前向きにやるのか、それとも話が上の方に通らないのかというのが、非常にここの分かれ道でございます。
 他県にも私たちも行政視察に行ったときに、ものつくり大学の学長さんだった吉川昌範先生、その人とお話をさせていただきましたところ、日本にもものつくり大学を今から10校つくるというお話でございました。これには9割の国とかそういう──ここはもちろんトヨタも支援をしておりますけれども、そういうものを入れたところというのが、話が、時々行政視察に行くとあります。
 そういうところに議員が行政視察に行ったら、本市にかかわる問題というのが、清掃センターとか本市の活性するための大学とか、そういうところ行ったら、せめて関心を持たれておれば、そこはどういうところだったっかいというようなレポートぐらいは私は出す必要があるのじゃないかと思っております。議員もずっとどこそこ見てきて、結果的にはそやんとも出さぬでよかと、何だったっだろうかいと。私は1年生議員ながら非常にですね、まだ御指導ができていない議員かもしれませんけれども、やっぱり市民の大切な税金を使ってそういうところに視察に行くわけですから、八代に何か関心のあるところは取り入れて、市長さんが1人でそういうことがなかなか把握が難しいということであればですよ、次に当選をされましたら、副市長あたりをつくられることができれば、2人でやっていただければ、ここのところが一番大切でございますので。私はぜひこのことをですね、副市長をつくられるということを強く要望しておきます。そうでなければ、なかなか八代の市長さんの市政も、前沖田市長のされたことに比べて非常に形として見えないと私は思っております。沖田さんはふろしきはふとかったかもしれぬけれども、市長さんもそれなりのふろしきば広げて、いろいろ政策に取り組んでいただかなければ、八代市民は、何ばしとらすとかい、というふうな感じに受けとめているのじゃないかと思いますよ。
 午前中お話になりました第三次総合基本計画の中で発言されたことは、確かに立派でございます。ぜひそれを念頭に入れて取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 次、お願いします。
                (建設部長高木繁君 登壇)
◎建設部長(高木繁君) 御質問の、市営住宅における畳表・床がえについてお答えいたします。
 まずは御質問の1点目、畳表・床がえ負担について、本市及び県内市町村の条例でどのような取り扱いになっているかでございます。
 本市の市営住宅管理条例では、修繕の費用負担につきましては、畳の表がえ、破損ガラスの取りかえ等軽微な修繕は入居者負担となっております。しかしながら、構造上重要な部分につきましては市の負担でございまして、畳床につきましては重要な部分として取り扱っております。県内市町村も本市と同様の取り扱いとなっております。
 次に2点目、市営住宅の全部の畳表を取りかえますときの経費といたしましては、およそ6300万程度でございます。
 次に3点目、畳表の張りかえは市の負担でできないかにつきましては、公営住宅法に基づき軽微な修繕は入居者負担ということになっておりますことから、これまで同様、八代市営住宅管理条例に基づき適正な住宅管理を行ってまいりたいと考えております。
 以上、お答えといたします。
◆植原勉君 ただいまの答弁の中にありましたが、畳床は構造上重要な部分になっているため市の負担であり、と言われました。ということであれば、畳床は表と違って市で負担するべきだろうと私は思っておりますけれども、それについて今後調査をされ、早急なですね、対応をしていただきたいと思います。
 だから、この合併をする前ですから、こういう弱者の身に立って6300万ですか、床はまたこれかかるかもしれませんけれども、農家の方々が景気がいいときに基金として集めたお金もあります。だからそういうのをすることによって、農家が、畳が今売れていなくて小屋にこずんである状態でございます。だからそういうことを踏まえると、個々には動くことができると思うんですよ。
 そしてまた、建ってから55年ですかね。そういうところに政策として少子化対策とか、そういうのを言葉を発信しながら、この中にはまだお生まれになったお子さんたちが、畳の床は破れたままのところに住んでおられるという現状をですね、私たちの暮らし、職員さんの暮らしの中にそれを取り入れて、それを見られて、自分ならそういうところに住むかというようなところをですね、しっかりやってもらいたいと私は思います。でないとですね、この条例をつくってこれを改正しなければですね、いわゆるこういう景気が停滞しているときでありますから、結果的には畳の方に予算を、自分の家計をですね、使うということはなかなかしなさらないような私は気がするんですよ。だから子供も生まれたばかりで皮膚の抵抗力とかいろいろないところにアトピーとか、またお年寄りの方々もそういうところに住まわせるということ自体が、日本一の畳表の産地を持ちながら、全く私はですね、残念なこれは市の政策だなと私は思っております。
 このことについてはですね、要するに少子化対策とかそういうのを言っておられますので、こういうところこそその歯どめになるわけですから、条例は変えれば、議会でできるわけですから、それをやってくださいよ。これはですね、(「財政言え」と呼ぶ者あり)強く要望いたします。でなければですね、本当皆さんが行ってですね、特にひどいのが井揚団地、金剛の鼠蔵のところの団地ですね。(「三江湖団地」と呼ぶ者あり)うん、わらが出たり、そういうところにですね──まあ少しお金持ちのところは、犬小屋さえまあちょっとあれよりよかとこ住んどっです。犬以下のようなことをですね、やっぱり私たちは議会、行政として住まわせることは絶対できないと私は思っております。これを、ぜひよろしくお願いをいたします。
 次の項をお願いします。
◎産業振興部長(小笠原亨君) それでは自席から失礼をさせていただきます。
 畳表の整備方についての(1)イグサ振興策としての補助事業のあり方についてお答えをいたします。
 議員御指摘のとおり、イ産業の低迷が続く中、生産農家におかれましては大変厳しい経営状況にありまして、行政といたしましても大変苦慮いたしているところでございます。本市といたしましても、関係団体と一体となり各種の事業に取り組んでいるところではございますけれども、残念ながら抜本的な解決策を見出せていないのが現状でございます。
 そのような中から、本市イ産業の現状と先行き、特に生産農家の実情を身にもって痛感され、何とかできないのかと強い思いからの御提案であると、このように認識をいたしております。議員みずからが御苦労いただきました結果からの貴重な御提案でございますので、十分これから検討させていただきたいと、このように考えております。
 以上、お答えとさせていただきます。
◆植原勉君 ありがとうございました。
 この件はですね、去年の12月の定例会で1回質問をしております。このことにつきましても日中貿易協定などがいろいろあって、なかなか対応が難しいというようなことを12月にお聞きをしております。そこで、前も言ったように、この貿易協定というのはあくまでも紳士協定であって、罰則力も拘束力もないと。私も農民の議員でありますが、そういうような農家まやかしのことをして、それより何か提案をしてほしいと言っておりました。だから、ジェトロとか農産物についてもいろいろそれを通さぬとできないというのがあって、なかなか前に進まないということでございましたので、私も議員なり、それで終わるわけにはいかないということで、私もいろいろ動いてみたわけでございます。
 その中で、ある自動車メーカーに今までは、さっきも申したように、室内の高級感だけじゃなくて、車の中で2時間も3時間も座って運転しているわけでございますので、空気の今度は高級感について、畳表の抗菌作用のある表とか、竹炭を使ったそういうのを開発をされたらどうだろうかというふうに大手メーカーの車の事業部に提案をいたしましたところ、向こうから、いやあ、そういうのは気づかぬだったと。だからぜひ取り入れてほしいということで、向こうの方からわざわざ八代の方に畳表を1回とりに来られました。そしてその畳表を自動車メーカーの方は煩悩をかけてですね、この畳表はきよなみであるから、要するに特許のあれに入らないから、ひのみどりにしたいということで、また再度ひのみどりをですね、わざわざお偉い方が4人でとりに来られました。そしてこれを名古屋万博にも出したい。そしてこれが開発が進めば60万枚の経済効果があるということなどもですね、私なり一生懸命提案をしております。私は、その畳表の10枚のですね、お金とか何かは自分で──それはいいんですけれども、やっぱりまだそれ前向きに対応してやれば、やれる部分というのが非常に私は残っているような気がするんですよ。
 そして畳の、さきの日中貿易協定の中でなかなか難しいということでありましたので、去年の11月の28日の日に大物代議士にそれを言いましたところ、議員のですね、東家がやめてから、なあん話のなかったけん、知らぬだったて。そやん八代の畳はきつかっかいて言わすけん、きつかどこっじゃ先生なかっですばいて。もう自殺者も大分出て大変な現状でありますと。そしたら、ある牛乳の、そこの県のところには、今はやめられておりますけれども、有名な前の代議士さんがおられまして、リッターの10円つければつけておられると、そういうことも話されました。だけん、幾らつくっとよかっかいという話でしたから、400円つけていただけば、畳表したもので1000円になりますというお話をしましたところ、そらやってやろうじゃないかというようなうれしい言葉をですね、いただいて私は帰っておるわけでございます。
 だから、そういう代議士にですね、何で私が、八代の代議士おりながら、よその代議士にこやんとば頼みに行かぬばん現状だろうかて私は思っております。だから、そういうですね、取り組みがされる、私たちの地元の代議士以上に向こうの代議士の方が、畳は文化として残せばよかたいと、そうすると税金ば投入できるけんて、その方が早かぞというような私も指導を受けてまいりました。
 ですから、このことを踏まえてぜひ前向きにですね、この畳が貿易協定の中でどうしても中国の方が歯どめがでけぬということであれば、さっきの軒数はもう風前のともしびの軒数でありますから、そういうふうにやっぱり日本の住宅の文化として残すようにしてもらうように提案をいたします。
 いろいろ申し上げてまいりましたけれども、これからの市長さんにおかれましては、農民の声を忘れないでほしいと思います。
 私もここに2年間足らずの議員の活動の中、29項目について発言をさせていただくことができました。それは議員、行政執行部の皆さんの温かい御指導のもと、私も一生懸命頑張ってまいりました。本当にありがとうございました。
 これで、一般質問を終わります。
           ─────────────────────────
○議長(中村和美君) 庄野末藏君。
                  (庄野末藏君 登壇)
◆庄野末藏君 こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
 午後最後の登壇になりましたけど、(「声が小さいぞ」と呼ぶ者あり)今しばらく御辛抱願います。
 無所属会派の庄野末藏でございます。
 議員になって一回も休むことなく、3年3カ月で13回目の質問をやることになりました。(「すばらしいぞ」と呼ぶ者あり)3年半ぐらいで5回目の選挙に今度挑むことになります。ただ大変の一言でございます。
 その間、福祉関係の問題、道路整備、生活問題など質問してまいりました。それも市民の代表として当然やるべきだろうと思っております。市民の皆様の応援があってのこと、市民の方々に深く感謝申し上げます。新市になりましても引き続き頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いし、今回通告いたしておきました2点──大きく2点ですね、特産品果実について聞いていきたいと思っております。短くまとめて聞いていきますので、執行部におかれましては、わかりやすい御答弁をお願いいたします。
 それでは、大きな1点目の八代特産果実について3点、担当課にお聞きします。
 小さな1点目。
 私自身、市場の仲買人として以前より気になって、いつか聞きたいと思いながらきょうになりました。
 合併を目の前にして社会全体が冷え込んで、果物を買って食べる人も減少、最近の子供たちはジュースかお菓子を好み、家ではミカン類を食べる姿を余り見かけなくなっています。最近、清見とポンカンをかけ合わせた果実が大量に出回って、早出しの場合は酸味が強くて日本人の口には合わないのが多く、最近の日本人は甘いものを好み、少しでも酸味があれば、おいしくないと、買って食べる人も少なく、都会に送っても余り喜ばれてないようです。そこで清見とポンカンをかけ合わせた果実に「デコポン」という名前で不知火地方で商標登録されておられ、センサーを通して13度以上の品物を「デコポン」として販売するように指導、現在市場でもセンサーを通してない果実は「不知火柑」として荷受け、販売するよう不知火町生産組合が取り組んでおられるようです。
 そこで、八代地方の晩白柚は外国産果実を改良、奈良木地方で栽培され出荷が始まったと聞いておりますが、八代ザボンとともに商標登録の扱いはどのようになっているかお聞きします。
 最近、県内はもとより、県外の愛媛県地方でも栽培されているのを確認しております。ほかの地方、地域が完熟商品を出荷されるようになったら、イグサと同じで後手に回ってしまうおそれがあります。今後の見通しと取り組みは、いかがですか。
 小さい2点目の、出荷時期の調整と指導について。
 八代ザボンでは、10月ごろより市場に出荷され、色は真っ青で味もなく、ぱさぱさの中身。晩白柚においてもハウスものが正月用の御歳暮用品として年々早くなっているようです。食べてもおいしくありません。食べごろは明記してあるのですが、届いたらすぐ食べる人が多く、都会の人たちは、値段は高い割には買って食べるものではないと言っておられる声がしばしば聞こえてきます。そこで、出荷時期の調整指導はどのようになされておられるか、お聞かせください。
 小さな3番目の、販路と今後の取り組みについて。
 これまでの取り組みはどのようにされておられたか、今後どのような方法で販売拡大を考えておられるか、お聞かせください。
 以上で壇上よりの質問を終わり、大きな2点目は質問席より行います。
               (産業振興部長小笠原亨君 登壇)
◎産業振興部長(小笠原亨君) 庄野議員お尋ねの八代特産果実についてのまず第1点目、晩白柚、八代ザボンなどの商標登録の扱いと今後の見通しについてでございますが、議員御案内のとおり、八代市における晩白柚の生産状況は、平成15年度の熊本県果樹農家実績書で見ますと、面積39ヘクタール、農家数200戸、生産量560トンでございまして、近年は同様の数値で推移している状況でございます。
 そこで、議員御提案のデコポンのように、不知火から差別化し、一定基準のもと商標登録などを行い有利販売を行ってはどうかということでございますが、晩白柚や八代ザボンは皮が厚いため、糖度や酸度を計測できる光センサーがないのが現状でございます。議員御提案の、一定基準を満たすものだけを選別出荷することは非常に困難がございます。しかも晩白柚の販売は、今のところ食味より外観を優先した販売でございまして、市場からの要望も、食味ではなく外観あるいは大きさなどでございます。
 ただ、近年のかんきつ類に対する消費者の食味嗜好は、より美しく、より甘くの希望が大きくなっており、晩白柚につきましても当然このような希望が出てくることが想定されます。その希望に沿えるような商品開発の準備を行うことは、重要な課題であると認識はいたしているところでございます。
 一つの案ではございますが、差別化した晩白柚をつくるために試験的に展示圃を設け、完熟や適期収穫・適期出荷、これを確立することも大事ではないかと考えております。そして差別化した晩白柚を商標登録も含めて高付加価値の販売へとつなげられるように検討を進めてみたいと、このように思います。いずれにいたしましても、消費者に今以上に信頼される晩白柚づくりを進めていかなければならないと思うところでございます。
 次に、2点目の出荷時期の調整につきましては、JAやつしろの晩白柚部会で出荷調整や適期収穫を指導されておりますが、年内出荷と年明け出荷では単価差が大きいため調整ができていないのが現状でございます。結果として品質にもばらつきが出ることが予想されまして、ひいては消費者離れが考えられるところでございます。したがいまして、現在、晩白柚部会で取り決めております品質管理のための販売計画──ハウス晩白柚は11月から2月、それから露地晩白柚は12月から4月という、その徹底をお願いしたいと、このように考えているところでございます。
 続きまして3点目、販路拡大と今後の取り組みについてでございますが、晩白柚部会が中心になりまして、販路拡大の一環として大消費地で生産者みずからが出向き対面販売を実施しており、消費者との交流も行いながら販売促進に努め、少しずつではございますが、大消費地で認知をされつつあるところでございます。また、地元でもライフフェスタ等で果樹品評会を開催し、宣伝を兼ねて即売会を実施いたしているところでございます。
 ちなみに、本年2月に開催いたしました果樹品評会の晩白柚ジャンボの部で、最大重量でございました晩白柚をギネス申請いたしておりましたところ、昨日認定証が届き、晩白柚が世界的に認められたところでございます。せっかくの機会でございますので、その内容を申し上げたいと思います。
 「ギネスワールドレコードの一番重いポメロのカテゴリーでの記録達成を報告できますことをうれしく思います。達成祈念の証書を同封いたします。この記録の詳細は、以下のようにデータに記録されました。2005年1月28日、日本国熊本県八代の晩白柚品評会において、園田清治さんより提出されたもので、一番重いポメロ、重さ4.858キログラム。しかしながら、この記録はギネスブックに自動的に記載されるというものではございません。編集管理者がギネスワールドレコードの編集出版において、将来使用する可能性のあるものについて、すべての新記録から考慮いたします。ギネスワールドレコードの記録保持者として歓迎いたします。スコット・クリスティー記録調査サービス」
 以上、御報告を申し上げ、八代特産果実についてのお答えとさせていただきます。
◆庄野末藏君 どうもありがとうございました。
 今後ですね、八代活性化のためにもできることより始めていただくようお願いし、次の大きな2点目を聞いていきます。
 大きな2点目の、新幹線駅前広場周辺に特産品の巨大モニュメント設置についてお聞きします。
 1点目で聞いておりますとおり、特産品である巨大サイズの珍しい果実等で全国にその名を知られているところですが、まだまだのようです。東京地方では、晩白柚1個、露地物で2500円から3500円ぐらいで販売されているようです。直販であれば5玉から6玉のハウス物で1万円から1万2000円ぐらいで販売できるものと思われます。
 鹿児島県の桜島地方では、桜島大根のプラモデルというか、モニュメントがですね、設置してありました。観光客は、その前ですばらしい記念写真を撮りながら帰っておられました。その姿を見て帰ってきたものですけど、そこで、新幹線駅前広場に日本一大きな晩白柚、そのほかのですね、果実類のプラモデルというかモニュメント、これを設置したらどうだろうかということでございます。
 特産品のプラモデルを作成、設置したら、新幹線の駅の車窓から見てもらい、またメディア関係の皆様が全国に発信していただければ、八代特産品の再確認ができ、今後八代地方の発展と活性化につなげていけるものと思っていますが、市の考えをお聞かせください。
               (産業振興部長小笠原亨君 登壇)
◎産業振興部長(小笠原亨君)  御質問の2点目、新幹線駅前広場に八代の特産品の巨大モニュメント設置についてお答えをいたします。
 御案内のとおり、九州新幹線の一部が開業いたしまして、時間短縮効果等により新幹線の利用客が増加しておりますが、全線開通までの間、その起点が本市であることから観光振興、経済活性化のため、これを最大限に生かすべきであると強く認識をいたしているところでございます。
 また八代地域は、日本一の生産量を誇るイグサ、晩白柚を初めトマト、メロンなどの施設園芸といった農産物の豊富な資源に恵まれた地域でもございます。これらの特産品のPRを積極的に行い、販路を拡大していくことは、産業振興の重要な施策の一つであると、このように考えます。
 そこで、議員お尋ねの八代特産品の巨大モニュメントの設置についてでございますが、現在、八代駅前につきましては、各種イベントの広告や日奈久温泉、八代舟出浮きなど観光素材をPRするための広告塔を設置いたしておりますが、この広告塔の上には晩白柚の巨大模型を設置をいたしております。
また、先般の開業1周年記念といたしまして、新八代駅前のロータリー内に晩白柚を3本植栽いたしたところでございます。
 さらに本市におきましては、平成17年度から交通の要衝を生かした県南の拠点都市形成をテーマに、いわゆるまちづくり交付金事業を進めることにいたしておりますが、この事業メニューの一つに駅前の公園がございます。これは市民や新駅利用者、観光客が集い交流するコミュニティーの場としての活用を想定いたしておりまして、そうした来訪者に対して八代らしさをアピールするため、シンボル性の高いモニュメントの整備も計画をするように予定はいたしております。
 今後、具現化に向けましては、ワークショップなどを開催いたしまして検討を進めてまいる予定でございますが、このまちづくり交付金事業も含め観光物産や産業の振興施策を進めてまいります過程の中で、議員の貴重な御提言につきましても、これから十分検討させていただきたいと、このように考えております。
 以上、お答えとさしていただきます。
◆庄野末藏君 ありがとうございました。
 今回この問題はですね、議会始まる10日以前に担当に、このようなことを聞きたいから調査してほしいと言っておきました。質問に入る前日に、急に降ってわいたような吉報が届くとはだれも思っていなかったし、ギネスに申請してあったことも聞いていなかったし、今回の認定を受けることができたのも担当職員が日ごろより努力された結果だろうと思っています。既に駅前に模型を設置されておられると聞きましたが、今回のギネス認定を機に日本一、いや、それ以上の世界一の巨大模型を設置されるよう、また、そのほかイグサ・トマトなどの品物も同様に模型作成をされ、世界じゅうの人々に見てもらえるようしてほしいものです。
 私自身、議員になりまして提案してきましたことに、肥薩おれんじ鉄道にSL列車を走らせたらと提案してまいりました。全国よりカメラ片手に観光客が集まってくること、日奈久埋立地、場外馬券場以外の残地利用で多目的運動公園及び観光地のお客様方の災害避難場所として開発したらと聞きましたところ、場外馬券場開発と同じ時期に整備すると聞いております。多目的運動公園であれば青少年スポーツ大会はもとより、最近大流行のグラウンドゴルフ大会など、温泉とスポーツを組み合わせると日奈久地域の活性化につながっていくものと思います。
 以前、日奈久温泉旅館組合のおかみさんグループに話したことで、日奈久は「9月は日奈久で山頭火」のイベントを開催されておられるようですが、宿泊客におにぎり2個を竹の皮などに包み、山菜や干し物をつけて、帰りがけに宿泊客にお土産にやったらいかがでしょうかと提案したんですけど、なかなか受けてもらえずに、それは本当にいいことですねと言いながら、だれ一人と取り組んでおられないのが現状でございます。
 それから、その米はですね、八代産の米は現在はとてもおいしくないという評判でございます。(「うまかぞ」と呼ぶ者あり)しかし、そのつくり方にも問題があると思います。私の知人でですね、自家堆肥をつくって一生懸命、この球磨川の、この冷たい水、すごい環境のいい八代地方でございます。そこでつくられた米は、人吉米鑑定士もびっくりするような米を以前つくっておられました。しかし、最近はもう米もやめて、今はトマト・メロンを栽培しておられます。
 そこでですね、私一つ提案があるんですけど、今生ごみを堆肥化されておられますけど、そういうものをそういう田畑に入れられて、水は八代の球磨川の水、気候は八代に一番適した米づくり──イグサが低迷した中で今後そういうのを取り組んでいかれれば本当に立派な、八代平野でとれる米はすばらしい味がするという評価を得られるのもすぐ目の前にあるんじゃなかろうかと、そういうふうに思います。なかなか口では言っておられますけど、なかなか現実にですね、取り組んでおられないのが現実だろうと思います。
 そこで、今後そういう問題もやりながらですね、おにぎりなんかにも使えて、本当、八代の米はうまかばいという評判を得て、イグサ、かんきつ類、それから米、そういう農産物のですね、さらなる──やっぱ皆さんに受けていただけるよう一生懸命今後、行政それと生産者一緒になって頑張っていただければ、必ず明るい八代が見えてくると思います。
 八代特産の晩白柚にしろ、この認定証を受けたことで今からいろんな形が変わっていくと思います。どうかそこら辺をみんなで知恵を出し合って八代発展のために、活性化のために一生懸命頑張っていきたいと、私ながらにも努力していきたいと思っております。
 そういうわけで、きょうは短い時間でございましたけど、これで私の一般質問を終わります。
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○議長(中村和美君) お諮りいたします。
 本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村和美君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
 なお、次の会議は明15日定刻に開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
○議長(中村和美君) 本日は、これにて延会いたします。
                 (午後2時04分 延会)