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熊本県 熊本市

平成20年第 4回経済委員会−12月17日-01号




平成20年第 4回経済委員会

               経済委員会会議録

開催年月日   平成20年12月17日(水)
開催場所    経済委員会室
出席委員    9名
        田 尻 将 博 委員長    三 島 良 之 副委員長
        くつき 信 哉 委員     田 中 敦 朗 委員
        日和田 よしこ 委員     中 松 健 児 委員
        下 川   寛 委員     竹 原 孝 昭 委員
        嶋 田 幾 雄 委員

議題・協議事項
  (1)議案の審査(5件)
     議第260号「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中経済委員会付託分
     議第403号「指定管理者の指定について」
     議第404号「指定管理者の指定について」
     議第405号「指定管理者の指定について」
     議第406号「指定管理者の指定について」
  (2)送付された陳情(1件)
     陳情第519号「熊本市内における遺伝子組み換えナタネの自生・交雑の防止に関する陳情」
  (3)所管事項の調査

                             午前10時08分 開会
○田尻将博 委員長  ただいまから経済委員会を開きます。
 まず、議案の審査に入ります前に、新たに経済委員に選任されました、くつき信哉委員の自己紹介をお願いいたします。
◆くつき信哉 委員  おはようございます。今回、富合町特例区選出のくつきでございます。どこの委員会からかお尋ねしましたところ、委員長さんを初め委員の皆さん方、経済委員の皆さんが一番すばらしい方ばかりということで、経済委員会に入れていただきました。よろしくお願いいたします。
○田尻将博 委員長  次に、委員席を決めたいと思います。
 委員席につきましては、ただいま御着席のとおりといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  御異議なしと認めます。
 よって、そのように決定いたしました。
 次に、執行部において人事異動が行われておりますので、執行部説明員の紹介をお願いいたします。
◎谷口博通 経済振興局長 
 (執行部説明員紹介)
○田尻将博 委員長  以上で執行部説明員の紹介は終わりました。
 それでは、議案審査に入ります。
 今回当委員会に付託を受け、審査いたします議案は、補正予算1件、その他4件の計5件であります。
 まず、審査の方法についてお諮りいたします。
 審査の方法については、各号議案並びに報告事項について順次執行部の説明を聴取した後、陳情を含む各号議案、所管事務の順で質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。
 それでは、議案についての総括的な説明を谷口経済振興局長お願いいたします。
◎谷口博通 経済振興局長 
 (総括説明)
○田尻将博 委員長  次に、議第260号「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中、当委員会付託分について、執行部の説明を求めます。
◎内田敏郎 産業政策課長 
◎前田安利 商業労政課長 
◎濱田祐介 経営支援課長 
◎平田義男 産業文化会館長 
◎中島博幸 熊本城総合事務所長 
◎馬場篤貞 首席農林水産審議員兼生産流通課長 
◎坂本俊朗 耕地課長 
◎中村勉 水産振興センター所長 
◎本田正弘 農業委員会事務局次長兼首席農地審議員 
◎平川一喜 観光政策課長 
◎前田安利 商業労政課長 
◎平川一喜 観光政策課長 
◎中島博幸 熊本城総合事務所長 
 (平成20年第4回定例会補正予算説明資料に基づき説明)
○田尻将博 委員長  以上で補正予算の説明は終わりました。
 次に、議第403号ないし議第405号「指定管理者の指定について」執行部の説明を求めます。
◎前田安利 商業労政課長 
 (平成20年第4回定例会議案書に基づき説明)
○田尻将博 委員長  次に、議第406号「指定管理者の指定について」執行部の説明を求めます。
◎平川一喜 観光政策課長 
 (平成20年第4回定例会議案書に基づき説明)
○田尻将博 委員長  以上で「指定管理者の指定について」の説明は終わりました。
 この際、執行部より特に所管事務の報告の申し出があっておりますので、これを許可いたします。
◎渡部義賢 経済振興局次長兼商工振興部長 
 (経済委員会説明資料に基づき報告)
○田尻将博 委員長  以上で所管事務の報告は終わりました。
 これより議案並びに陳情について、一括して質疑をお願いいたします。
◆下川寛 委員  質疑ではなくて、議案について3点ほどお願いしておきたいと思います。
 耕作放棄地の解消の予算が上がっておりますが、非常にいいことだと思うんです。食料の自給率を上げることにつながって、これは国防にも匹敵する問題だと思っておりますので推進をしていただきたいのですが、この金額で本当に効果があるのかなというのは正直に思うんです。1アール当たり加算もらっても4,000円かなと。これは今10分の10ですけれども、今後もっと上乗せを図るなりして、これを有効に活用するように考えていただきたいということを1点お願いしておきたいと思います。
 続けて2点ほどお願いをしておきたいのですが、債務負担行為、桜の馬場のPFI事業が上がっておりまして、所管の資料のほうでもスケジュール等いただいておりますけれども、先ほどお話ありましたように目的が非常に大事だと思っております。回遊性を高めて観光客を招致する、本当に将来にわたって一大プロジェクトとしての問題であると思っております。そういう意味で、いいものができることを非常に期待しておるんですけれども、説明いただいたスケジュールとかにぜひとらわれないでいただきたい。というのが、提案があった中でこの要求水準を非常に高くしていただきたいのです、そういったソフト面においてです。
 例えば提案が10件あり、その10件の中でまあまあかなでは選ばないでいただきたい。要求水準を非常に高いところに置いて、これだけのお金をかけて、重大な目的を持つ施設ですから、みんなが納得のいける要求水準を満たしていない企画のものについてはあえて落とす。そして再募集する。このスケジュールを壊してでも再募集をするというような気概を持っていただきたいし、また、そういう意味で前回の大江のPFI事業のときも後から問題になりましたけれども、内容は公表しますよという意味で、審査を後日きちっと受けるために提案内容については公表しますということを事前に告知して募集にかかっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
 スケジュールを見ますと、議会でまた事業契約に係る議案が出てくると、私どももそのときに納得できる企画内容で契約が上がってきても否決をするというぐらいの気概を持って審査していきたいと思っておりますので、それをしっかりとお願いしておきたいと思います。
 あと1点、こじつけであるのですが、一口城主の募集が出ておりまして、恐らくそれに関連してさっき説明があった第2期の復元整備計画が入ってくるものと思います。先日、市内のいろいろな技術者の方とお話をしておりましたけれども、現在、若い人たちが市内における技術の職場を求めているのだそうです。ところが、こういう伝統的な工法について学ぶ場がないということで、この一口城主を募集して、それで工事にかかられる。工事自体はどこがとられても構わないんですけれども、ぜひその工事に直接当たられる会社に、市内の若い技術者をそこで使って、そういう技術の伝承につながることをやってくれないかというお願いをしていただきたいと思いますので、それをこの場であわせてお願いをしておきたいと思います。
○田尻将博 委員長  関連はありませんか。
◆嶋田幾雄 委員  この一口城主の募集が途中で一遍とまったいきさつは何ですか。
○田尻将博 委員長  それでは回答しましょう。一口城主からいきましょう。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  一口城主制度につきましては、平成10年度から短期の復元整備計画が始まる際に、期限を9年ということで期限を切って始まったものでございまして、一応短期計画、本丸御殿の完成をもちまして、城主制度については一たんやめさせていただいております。ただ、復元の基金の方はそのまま存続しておりましたので、19年度、20年度、募金の方もいただいております。
 今回、再開に当たりましては、特に期限等は設けずに再開をしていきたいと思っております。
◆嶋田幾雄 委員  いいことは継続すべきで、9年だから一遍やめましょうというところが熊本の弱いところ。もっと早目に、これはいい政策だから続けてやろうと思えば去年のうちから考えられた話なんで、文句を言っているわけではないですよ。ただ、そういうことがぶつぶつ切れちゃうと本当にもったいない。せっかく盛り上がってきているんだから。だから、今後そういうことのないようにしていただきたいなと思います。しっかりPRしてください。
○田尻将博 委員長  一口城主関係はいいですか。
◆日和田よしこ 委員  一口城主のPRのやり方なんですけれども、もうちょっと具体的にお示しください。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  PRにつきましては、まず年末に地元の新聞の方に広告を出します。また、市政だより、あと市のホームページ等で広報に努めまして、また、年内にポスターもできますので、そのポスターを関係施設等に配布し、また、チラシにつきましても市内の各所に置かせていただこうかと思っております。その後、また来年以降につきましてもいろいろな形でPRに努めてまいりたいと思っております。
◆日和田よしこ 委員  お城に行ったときに、お城のやぐらの中に名前の板があるのを見て喜んでおられましたけれども、今度掲示の仕方も変わるのでしょうか。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  現在、天守閣の1階部分から3階部分までに芳名板約2万7,000枚掲示いたしております。今回の募集に当たりまして、また新たに掲示のスペースを確保してまいりたいと思っております。約6,000枚ぐらいの掲示が可能かと思います。この事業を進めていくうちに、スペース的な問題として掲示ができなくなるということも考えられますので、当初考えました平成10年度からの芳名板につきましては、別途コンパクトにまとめまして同じく天守閣内で掲示をしていこうと、それを年度ごとに進めてまいりたいと思っております。
◆日和田よしこ 委員  国内、国外もいらっしゃると思いますし、やはり自分が一口城主になったということで大変喜んでおられるんです。団体でされているところもありますし、そういう形がはっきりわかるような形で、ぜひそういう浄財に対しての感謝の意ではないけれども、それがこうやって示されているというのがわかるように、ぜひまた努力していただきたいと要望しておきます。
○田尻将博 委員長  一口城主関係はいいですか。
◆中松健児 委員  桜の馬場について、いよいよ観光の目玉になっていくのではないかと期待いたしております。ただPFI方式がいろいろな面で話題となっております。今の大きな流れではありますが、PFIについての最悪の場合のリスクはどこが責任を持つんですか。
◎平川一喜 観光政策課長  中松委員おっしゃるように、確かに危機管理、不測の事態に備えていろいろな対応を考えていく必要があろうかと思います。そういう中でそれぞれ市のリスク、事業者のリスク、その辺を今実は検討させていただいているところでございます。
◆中松健児 委員  今おっしゃられるように検討中ということでございますので、そういう面も含めて、今後検討しておかれますよう、要望いたしておきます。
◆日和田よしこ 委員  先ほど下川委員の方からも、耕作の今後のあり方ということでありましたけれども、きょうはたまたま新聞にも農地改革プランということで国の施策がまとめてありました。やはり非常に厳しくて、耕作放棄地が38.6万ヘクタールにも達しているということで、担当の方もよく状況は細かに把握していらっしゃいますし、本当に課題というのは見えてきておられると思います。
 そんな中で、私どももことしの6月に食料自給率のプランというのを政府の方に申し入れております。食料自給率を向上させる需要拡大策の提言でございますので、今からいろいろな問題点もあるかとは思いますが、この面的集積を促進するための新しい試みや間に入っていろいろな貸し付けとか売り渡しとかの仲介など、いろいろなことを市町村に導入するという国の発表がきょうの改革案の説明で載っておりますので、今からいろいろな支援、農業の就労に対してぜひ研究、検討をやっていただきたいと要望しておきます。これはまた資料をお渡ししますので、よろしくお願いします。
◎福嶋昇 農業委員会事務局長  耕作放棄地というのは本当に私どもとしましては悲しい状況なんです。農地というのは当然生産する場でございますので、何らかの作物を作付していただくというのが基本でございますが、そういう現況として農地が荒れているという姿を見て、少しでも解消しようという動きが近年高まっております。ですから、国の方も今回農林水産省が出していますけれども、市長部局におきましても、農業委員会と一体となって、まず現況調査という形で9月に行い、それからその解消のプロジェクト班というものを今作成しております。そのプロジェクト班で中部、東部、南部とかいう形でまず地権者への指導、どうしてもできない場合はどなたかが耕作するという形に結びつけていきたいという中で、ちょうど県の補助事業というのが今回出たものですから、ちょっと時期が遅かったんですけれども、10アール当たり4万円ということで、今そういう荒れている農地を耕作するという形で募集をしております。ですから、年内、12月いっぱいなんですけれども、今回1.5ヘクタールを60万円という数字をお願いしておりますけれども、もしかしたら足りないかもしれません。そうなりますと、また3月にお願いしなければいけなくなるかもしれませんけれども、少しでも耕作放棄地を少なくしていこうという形では、今、市長部局と一体となって動いております。
◆嶋田幾雄 委員  これはここの所管でないのかもしれないけれども、市民農園が十何年前から始まって非常に好評だったんですが、今全くさたやみですよね、市民農園。自分の庭がないから、畑仕事はやってみたいという人は非常にたくさんいるんだけれども、そういうのに借り上げて貸し与えるなんていうことはできないのかな。
◎松嶋正也 生産流通課地産地消推進室長  現在、市には14カ所、940区画、1区画は15平米でございますが、680世帯、約1,300名の方が市民農園に入園されております。学校の方の学校農園、授業に使えますのが3.5ヘクタール、学校の方で授業に使われておりますのが現状でございます。
◆嶋田幾雄 委員  せっかく耕作放棄されている土地、要するに農地が遊んでいるわけだから、よその国から見たら本当にもったいない話ではないですか。そういったこともぜひ取り上げて、借り上げて貸し与えて、市民の要望が僕はもっとあると思うんだけれどもな。どうですか、もう少し。
◎馬場篤貞 首席農林水産審議員兼生産流通課長  今嶋田委員がおっしゃいましたとおり、市民の要望というのは非常に高いものがございまして、ただ、現在耕作放棄中というのはほとんど山間部が多うございます。それで、水田地帯あるいは畑地帯における耕作放棄地等があった場合には、その地権者等と話し合って、市民農園に提供できないかとか、そういった措置を講じていきたいとは思っておりますけれども、なかなか利用される方が満杯になる程度にはいらっしゃらないということがありまして、現在14農園でやっておりますけれども、あいている区画もございます。そういったことで、今後耕作放棄地については話し合ってやっていきたいと思っております。
◆嶋田幾雄 委員  ぜひ推進してください。
◆日和田よしこ 委員  つけ加えておきますけれども、今から退職されていく団塊の世代の方たち、それとか職につかない若い人とか、また子供たち、そういう方たちに体験的に研修をするとか、こうやったらできますよという農業のそういったものを提供させてあげるとか、知恵を絞って生かしていけるようにぜひ検討していただきたいと思います。要望しておきます。
◎馬場篤貞 首席農林水産審議員兼生産流通課長  今おっしゃいました日和田委員の農業体験につきましては、常日ごろから小学生を対象にやっておるわけでございますけれども、全小学校に行き渡るわけではないものですから、なるだけ機会をとらえてやっていきたいと考えております。
○田尻将博 委員長  関連はありませんか。耕作放棄地関係について、いいですか。
 それでは、別件どうぞ。
◆中松健児 委員  中小企業等に対する支援保証関係の保証料が1,500万円まででしょうか、私も中小企業を経営していないのでわからないのですが、何か非常に貸してくれないという話を聞きます。信用保証協会が保証しても、今度は銀行の前でチェックがかかる。実態はどうなっているのでしょうか。信用保証協会と実際に借り受けるまでは、申請していけば大体借りられるような仕組みになるのか、その点の実態をお聞きしたいと思います。
◎濱田祐介 経営支援課長  私どもの制度融資の実態につきましては、制度融資12制度持っております。借り受けを希望される中小企業の方はまず金融機関に御相談をなさいます。金融機関はその方の経営状態あるいは資金需要の実態を把握しまして、融資等の決定の前に一度信用保証協会に、私ども無担保無保証なものですから信用保証協会の保証が必要になります。そのあたりの保証を確認いたしまして融資をするということになっております。
◆中松健児 委員  そうすると、信用保証協会が保証したら銀行も確実に借りられる仕組みになっているわけですか。
◎濱田祐介 経営支援課長  当然お借り受けいただきますと返済が必ず起きてきますので、そのあたり全体の経営実態等を勘案しながら融資が実行されていると承知しております。
◆中松健児 委員  信用保証協会が保証したにもかかわらず、銀行でチェックされて借りられないという実態はあるんですか。
◎濱田祐介 経営支援課長  中松委員御指摘の点については、ひょっとしたら10月31日から国が行っているセーフティーネット緊急対策保証制度の一部が入っているかと思います。そのことは、市がそういった保証制度に業種が該当するかどうか認定いたしまして、保証協会が金融機関と協議の上、保証をつけて融資するわけでございまして、保証協会の保証がすべて融資につながるというわけではございません。また、逆の場合もあります。銀行が融資しようと思っても保証協会が保証をつけないとか、いろいろなケースがあろうかと思います。
◆中松健児 委員  もうこれ以上のことは言いませんが、やはり中小企業の人が資金繰りに時間単位で、日単位で困っておられるというような状況ですので、せっかくいろいろな中小企業の方が社会貢献しておられるわけですから、そういう面での支援ということで今回の保証料が1,500万円ということでございますので、最大限要望にこたえていただくようお願いしておきます。
○田尻将博 委員長  この件の関連はないですね。
◆日和田よしこ 委員  借りられなかった方たち、グレーゾーンとして借りられなかった方たちに対しては、認定を出し、銀行にお願いしたから後は知らないというのではなくて、その後どういう結果になって、その人たちにどういった支援ができるのか、その辺の調査はどこの管轄でやるのでしょうか。
◎濱田祐介 経営支援課長  今、経営相談を中小企業サポートプラザでやっております。昨年度でいいますと600件、今年度が10月までに約500件の相談を承っております。私どもの経営支援課におきましては、金融融資相談をやっておりまして、万が一融資を受けられないとかいう企業がおられますのは、経営状態や先行きの見通しが立たないなど、いろいろな条件があると思います。そのあたりの改善には相談等に応じてまいりたいと思います。
◆日和田よしこ 委員  今、国でもリストラを受けた人たちをどうするかということで非常に問題になっております。本市ではそういった大型のリストラがあってないからいいものの、やはり倒産したところはかなり聞いております。これに対しどうやっていくのか、ぜひ検討していかれるよう要望しておきます。
◆竹原孝昭 委員  今、金融の問題を言っておられますけれども、国も地方も私は一番大事なところが抜けておると思います。いいですか。仮に貸し渋り対策とか枠の拡大とか言うでしょう。だけれども、お金は仮に借りて、無利子でも返さなければいけない。一番大事なところはそこではないのです。経済振興局だけにわかるでしょうけれども、企業が仕事をいかにもらえるか、仕事があるかということですよ。金を貸してもらっても、次払うだけの仕事がそこに創出されないなら、これは全部つぶれてしまいます。だから、何で経済対策をやるかという、一番大事なところは、仕事をつくることですよ。そのためには行政がノウハウを駆使してきっかけをつくるということです。そして、そういう公民の活性化を図っていかなければいけない。だけれども、言葉だけで政府も何もできていないでしょう。景気対策、景気対策と言うけれども、具体的に何もやっていない。
 熊本は、熊本だけでもそういったホームグラウンドをつくる。ホームグラウンドができないならどれだけ金を貸してもらっても払う金がそこには生まれてこないわけですから、そういうことをしっかり考えなければいけないと思いますよ。前から言うでしょう、極めて厳しい経済状況であると。それはみんな企業をやっていないからわからないわけでしょう。
 私が前から言っているように、いかに維持するかなのですよ。企業も行政も全く一緒なのです。財調をいかに積んでいたかの話です。財調があるから何とか仕事はなくても食いつないでいける、だから、行政も一緒ですよ。何もせずに税金が入ると思ったら大きな間違いです。何十万という人たちが失業しますよ。それは熊本でも大なり小なり、表には出ないけれども、失業者はどんどんふえていきます。これまで税金を払ってきた人が払えなくなるでしょう。わかっていますか。そうしたら税収がダウンしてきます。どうなりますか。だから、10年前の経済状況と今の経済状況は全く違うでしょう。しかし、スタンスは余り変わっていないわけですよ。考え方も変わっていない。
 だから、もうちょっとみんなが意識を改革していかなければならない。言葉だけではなくて、市民のために何をやれるのか、零細企業のために自分たちが何をやれるのか、そのくらいしっかりした考え方を持って取り組んでいかないといけない。毎回私は言っているでしょう。だから、経済委員会がいかに熊本市の中で重要な委員会であるかということを自覚して取り組んでいただきたいということを強く要望しておきます。
◆嶋田幾雄 委員  今の話は核心をついている話なんです。だから、大分県で言うならば大分キヤノンが首切りをして経済が落ち込んでいく。大企業のあるトヨタだとかスズキだとか、そういう工場を持っているまちは税収が上がってこないから、今度はがた落ちして不況になる。いわゆる企業型不況です。
 では、熊本は企業型不況ですか。僕は違うと思う。熊本はやはり公共事業で飯を食っている人がかなりいるわけだ。ここのところをよく見きわめないと今の竹原委員が言われた論法についてもっともっと議論しなければならなくなってくるのです。これは経済委員会が直接関係することではないんだけれども、今公共事業の落札率が75%ぐらいとなっている。企業は何と言っていると思いますか。入札を一生懸命、電子入札か何か知らないけれどもやった。一つの小さな仕事をとった。とって、さあ仕事にかかろうかと思ったら、どうしても予算が足りないから、今まで積み上げてきたいわゆる社内留保金をもって事業をしなければならない。これで熊本の経済は活性化していくわけがない。これを市長が気づかなければいけないですよ。
 だから、熊本県は50兆円の財調だと、熊本市は110兆円を超える財調ができた。安く仕事をとらせておいて、赤字で泣かせて倒産させておいて、そして予算残が、執行残があったからそれは全部財調に入れていくという今の手法については絶対反対。熊本のために全くなっていない。よく私は建設業の人たちがむしろ旗を上げないと思うんだ。大変な問題ですよ。だから、そこら辺は、経済委員会は融資枠を、緊急融資をしてという枠で受けとめられるけれども、これは全庁的に考えなければいけない問題だ。谷口局長これをぜひ、庁議あたりででも、あるいは本当に熊本の経済をどう乗り越えていくか。こんな直下型の世界的な不況が来たということは珍しいんだから、100年に1度あるかないかの問題でしょう。だから、今財政出動をしなければならない。そこなんですよ。
 観光客は熊本城が200万人来てくれるようになったから金が少し落ちるようになったから大変すばらしいことだと思って、これは大いに敬意を表するし賞賛をしたいと思うけれども、熊本の基幹産業をどうやって生かしていくかということを経済委員会からも強く声を上げたいと思うんです。ぜひやりたいと思いますが、どうですか、谷口局長。
◎谷口博通 経済振興局長  まさに竹原委員、嶋田委員おっしゃるとおりでございまして、振り返って歴史を見ますと、アメリカの不況のときにニューディール政策を打って公共投資をずっとやってきて、それで世界経済をずっと維持してきたという歴史がございます。それから、今、日本国内を見てみますと、ずっと冷え込んできて、まさに悪の循環でスパイラルに入ってしまっている兆しがございます。それは先ほど言いましたようにアメリカの金融政策から派生した、アメリカの経済に非常に依存している日本でございますので、そういう意味で企業城下町が今のような疲弊の状況にあるという認識でございます。
 また一方、それぞれの職員の意識の問題としては、先ほど竹原委員、毎回この委員会でもおっしゃっていただきますように、我々の経済振興局そのものも、各幹部職員も、やはり経済のそういう危機的状況に対して、常に中小企業の視点に立った物事の判断、または物事の見方、支援の方法というのをやはり模索なり、常日ごろから考えていかなければならないと、これはじくじたる思いもありますし、我々としても当然それを基本として進めるべきだということは、私も先頭に立って今後ともそれは推進してまいりたいと思っています。
 そういう中で我々に何ができるのか、大きくは国、県の公共投資の部分もありますし、国全体がこういう状況の中で一地方自治体として何をなすべきかということで、今できる話として緊急の金融支援ということで当該委員会等にお願いしているわけでございますけれども、ただ根本的なものは、今嶋田委員がおっしゃった、新たな雇用なり購買力なり、そういう有効需要を創出するための支援策というのは、やはり公共投資によるところが熊本型としては非常に強いというのは認識をしています。
 特に中小企業、零細中小企業もそういう大きな建設会社もさほどございませんし、大体中クラスの建設業の方々の中での熊本経済を下支えしていただいているという状況であります。それから、昨年のいわゆる建設業の倒産状況とことしの上半期を見ますと、去年の1年間分をことしの上半期でカバーできるぐらいの、逆に言うとたくさん倒産が続いているというのを見ますと、まさに今嶋田委員がおっしゃるような状況がやはり熊本の経済を悪くしているのではないかというのが如実にわかっている状況でございます。そういう中で、本市も今公共投資をかなり下げて財政の健全化に臨んでおりますけれども、今後はある程度の支援策、または国に呼応したといいますか、前倒し事業とか12カ月予算とかいろいろな手法を今まで経済対策で我々も取り組んでまいりましたので、そういういろいろな手法も検討しながら、できるだけそういう方向にいくような思いで頑張らなければいけないと思っております。
◆嶋田幾雄 委員  やはり日本は自由主義社会で資本主義社会ですよね。だから、所得の配分が今おかしくなっている。海外に家族連れでどっと行こうと、今韓国のウォンが下がっているから、それ韓国に行くぞ行くぞとみんな行こうとしている。やはりお金があるところにはあるんですよ。
 ところが、お金のない人が今困っている。それをテレビが取り上げている。だから、幸か不幸か熊本は企業でまだ倒産をするという数は出ているけれども、何千人という季節労働者がばさっといわゆる切られて、あしたから住む家がないという今のテレビの報道の仕方で熊本が上げられていないからまだ幸せなうちなんだけれども、しかし、深く静かにこれは熊本は熊本の公共都市型の形でやっているわけだから、そうなってくると、所得の再配分をどうするかという資本主義の原理から考えてくると、やはり税の再配分をどうするかということが大きな来年度の予算に向かっての政策の基本でなければならないわけです。それが財調が110億円超えましたからよかったですということだけで済むのだったらそれはただではおけない。冗談ではないんだ。今ここで30億円の公共投資を熊本が単費で、20億円でもいいけれども、単費で投資してみないですか。しかも、入札の方式を変える。やはり何でも、リンゴ一つ売るんだって、5円、10円、1個に対してお金をかけていますよ。付加価値をかけているわけだ。そして、もうかってみんな飯を食っているの。
 今の建築業界というのは僕は関係ないけれども、本当にみんな生活できないんだ。だから、もうやめようと、来年の指名願いは私は出しませんと、お金をもってまで公共投資への仕事なんかもうしませんという人が、声を大にしてマイクの前でしゃべるんですよ。そのくらい疲弊してしまっているし、リズムがおかしくなってしまっている。これは市長の発想の転換を変えてもらわないとやはりいかんと思う。ではないともう成り立っていかない。本当に成り立っていかないと思う。ぜひお願いしておきます。
○田尻将博 委員長  ほかに、この関係でいいですか。
◆田中敦朗 委員  熊本城の入園者数200万人突破おめでとうございます。
 もてなし隊の活動も新聞に取り上げられて、谷口局長が新聞に載っておられましたけれども、やっと来年度から熊本城入園管理業務委託が1年間行われるということなんですけれども、ただ業務委託するだけではこれまでの二の舞になると思います。やはり経済振興局熊本城総合事務所としてどんなもてなしを1年間通してしていただかなくてはいけないのかというところまで、しっかりと自分たちで考えていただいて、その上で業者を選定されて、こういう形でお願いしますということまでしっかり求めていかなくてはならないと思います。もちろん向こうからの提案もあると思いますけれども、本市としては熊本城に来られた方にどんな気持ちで入場していただいて、どんな気持ちで帰っていただきたいのか。そのためにはどんなもてなしをする必要があって、ですから皆さんにはこういったことをしていただきたいというところまで、経済振興局の方で固めていっていただいて、また1年後業務委託されると思いますから、それができないようであればまた違う業者の方に委託をしていくということで、サービスを常に向上していっていただきたいと思います。
 200万人の方が来られて、市民の方ですけれども、何度も言いますが、何人かの方がサービスが悪かったというようなことをおっしゃってこられましたので、これが以前からできていれば200万人の方は大満足して帰ってこられたと思います。でも、それが今までできていなかったので、少なからず影響はしていっていると思います。そういうビジョンを今後どうされるのかというのを谷口局長でも結構ですので、答弁をお願いします。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  熊本城の入園料の収納業務につきましては、入園料としての年間数億円に上る公金の収納を初め、業務内容が非常に多岐にわたるということから、入札しまして4月1日からすぐにというわけにはなかなか難しい面がありますので、研修期間を設けるために今回債務負担行為をお願いしておるわけでございます。ただ、この入札に当たりましては、いろいろな指標を加えまして、今までにないようないろいろなサービスの提供のあり方というものを工夫して指標の中に盛り込んでまいりたいと思いますし、また、3月上旬に入札をしまして、その後研修期間を設けるわけですけれども、その中では収納事務のことはもちろんでございますが、熊本城の城内の配置や案内、また接遇としまして、おもてなしの心あるいはトラブル対応、それに加えまして観光情報、市内、県内、また各交通機関へのアクセス、そういうものを研修のプログラムの中に盛り込んでまいっていきたいということで、その後も順次月例ごとの研修というものを計画していきたいということで、そのサービス度というのをチェックしていきたいと思っております。
◎谷口博通 経済振興局長  田中委員、私にもとおっしゃいましたので。
 基本的な考えは中島所長が申しましたとおりでございまして、我々としてもやはり今委員がおっしゃったとおり一期一会なんです。ですから、入り口でお会いした人が悪い印象だったら、もう熊本は嫌よという話になりますので、そういう意味で常日ごろがみがみ言うのもなんだから、我々管理職が出かけていって率先垂範しようよということで管理職の同意を得ましたので、ある意味ではパワーハラスメントだったかもしれませんけれども、行くぞということで先頭切って行ったわけです。そういう意味では非常に反響がありまして、今回お花をきのうから生けていただく花卉の生産所の皆さん方あたりもそれに刺激されまして、ぜひおもてなしの心で自分たちは花を生けて、ぜひ熊本にいい印象を持ってもらいたいという機運も盛り上がってまいりましたし、こういうのがどんどん広がっていけば、まさに田中委員おっしゃるように、やはり入り口でのウエルカムの姿勢というのが定着してくるのではないかなと大変期待しているところでございます。
 今回、この補正予算の最後のページの一番最後に債務負担しているのも、今、中島所長が言いましたように、早目から研修しなければならないという所長の意気込みで、4月の新年度からがよかったんですけれども、そこはそうではいけないということで、所長みずから財政と協議しまして、この債務負担をとって早目に研修体制に入っていこうという意気込みでございますので、どうぞ御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
◆田中敦朗 委員  本当実際トップが率先垂範して、もてなしの心を持たなければいけないということで経済振興局挙げてやられたことというのは本当にすばらしいと思います。実際、中島所長の方もこういった形で出していただいているということで、どんどん経済振興局がかかわっていっているんだなというのは肌で感じておりますので、これからも経済振興局が本市のトップに立って、本市を発展させるためにどうすればいいのか、どういう形でおもてなしをしていけばいいのかというのを打ち出していっていただきたいと思います。
◆嶋田幾雄 委員  200万人の観光客が入ってこられて、どのくらいの、ざっと計算して増収ですか。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  平成18年度の入園料収入というのが3億7,000万円程度でございました。平成19年度は途中11月から天守閣の改修工事をしましたため料金を安くしましたが、それでも3億9,800万円ということで、2,000万円ちょっと増収になっております。今回200万人を迎えまして、きのう現在で6億5,000万円増収になっております。これと合わせまして駐車場の方も、昨年は1億700万円でございましたけれども、既に12月の段階で1億円を超えているという状況でございます。
◆嶋田幾雄 委員  大変結構なお話でございますけれども、今度桜の馬場ができるでしょう。つくられますわな。今まで我々の感覚からいうと、子供の時代には暗がり門から入ってみたり、こっちの北側から入ってみたりしておったんだけれども、今は全部頬当御門から入っていますよね、二の丸広場の駐車場から。桜の馬場のこの施設ができたときに人の流れはどういうふうにするんですか。これが問題なんだね。離れているから。奉行丸につくるんだったら別だけれど、そうではないんだから。
◎黒葛原潔 観光振興部長  お尋ねの現在二の丸駐車場から頬当御門にお見えになるお客さんの割合というのが非常に高うございます。御承知のように、下の方の門から入ると、やはり上まで歩くための坂道でしたり階段が非常に急だったりで、なかなか下から上がっていくというお客様は、特に時間で限られてお見えになる方々というのはちょっと不便といいますか、ただ、途中には二様の石垣とか飯田丸、いろいろな熊本城ならではの魅力もございます。私どもとしましても、桜の馬場のできた暁には、できるだけ下の方から入っていただけるような工夫をやっていきたいと思います。
 あわせて、先ほど今後の復元整備のことがございますけれども、あそこの下の櫨方門の方がかなり傷んでおりますので、その辺の復元整備等もあわせて修理をしながら、コース等の案内板等も充実させて、できるだけ下の方からお入りいただいて、全体の熊本城の魅力を感じていただくような形に工夫をしていきたいと思います。ただ、物理的に桜の馬場から、今の駐車場のところから橋の横を通ってということになると道も狭うございますし、結構車の量も多うございます。歩きながら危険性も不安もございますし、その辺の中もいろいろ協議を進めながら、できるだけ下の方からのお客様につながるような工夫もあわせて考えながら進めていきたいと考えております。
◆嶋田幾雄 委員  この桜の馬場ができ上がるときまでにまだ時間がありますから、これはぜひ検討してほしいと思う。
 櫨方門から入っていくと、私は今足をけがしているから本当は横からの方が、頬当の方がいいんだけれども、元気な人は、修学旅行とかね、やはり下からずっと上がって天守閣を見ながら、石垣を見ながら、そしてしかも道幅が広いですよ。本当のお城の感覚がしますよ。これは高知城にもなかったな。それから、彦根城にもなかった。それから、姫路城もなかったな。和歌山城も余りきれいではなかった。熊本城が一番すばらしい。だから、やはりそこら辺の特性を生かして、どっちから入っていただいても結構なんだけれども、ぜひ回流するようなコースをこの開業するまでの間に研究して、そしてどっちからでも行けますよというPRをぜひやっていただきたい。高齢者の人には頬当御門の方から入ってもらうのでいいと思うけれども、少し元気のいい人はやはり櫨方門、桜の馬場においてあそこの行幸坂を渡って、そして上がっていくというコースをぜひゆっくり味わっていただく人たちには、そうすると滞留時間が長くなる。ぜひこれ研究課題としてやってくれませんか。ぜひお願いします。
◆日和田よしこ 委員  見えない部分ですので私たちもお願いするしかないんですけれども、今の嶋田委員が言われたのにプラスして、やはり若い女性が来た場合、それから修学旅行みたいな元気な人が来た場合、それから団塊の世代や御夫婦など、対象者に合わせたコースがあればと思います。また、桜の馬場については、映像施設など何か体感するものがあれば、コースを利用しようという気持ちも生まれるかもしれません。他都市にはない新しい技術を研究し取り入れていただきたいと思います。その点について要望いたします。
 それと、もう一点は、お城の中を結婚式で利活用されるということで、これは大変記念になっていいことだなと思っております。経済委員の皆さんと行った篤姫館には、内掛けを着て記念撮影する場所がありました。そういったお客様に満足していただけることを熊本城や本丸御殿に導入を検討していただきたいと思います。また、本物に触れる本当の文化施設や文化芸術みたいなものも取り入れていただきたいと思います。さらにまた要望しておきます。
○田尻将博 委員長  ほかにありませんか。
◆竹原孝昭 委員  先ほど嶋田委員が申されたことに関連だけれども、御存じのように、やはり桜の馬場整備というのは今後大きな意味を持っていると思います。だから、いろいろな角度からシミュレーションしたり、発想の転換を変えてやらなければいかんと思います。
 きのうもちょっと説明を受けた中で、建物にしても施設にしても、そういう滞留性やいろいろな流れなどを考えたときに、もっともっと議論して、いじれるならば熊本城の行幸坂、はっきり言ってあの辺は交通どめしてもいいわけです。迂回することができるわけですから。そういうことも視野に入れながら考えていかなければなりません。ただつくればいいのではなく、つくったものを利活用し、どのように経済効果に寄与するかが大事なのです。
 桜の馬場整備については、余り議論されていないと思います。青写真というのはないわけでしょう。どういうものができるのかわかっていないわけでしょう。ただ予算だけは上がってきて、これ程不自然なことはないですよ。だから、今おっしゃったように、人の流れでも、上に駐車場があって、本丸御殿を見て熊本城を見たら上にとしか考えられないわけですよ。いかに人の流れをこっちに回すかが大事であり、そうすれば、建物自体も相当の意味があると思いますよ。言うならば、下は全部駐車場にして上にやるなど、そしてエレベーターでびゅっと上がってそこから行けば物すごく近くなるわけです。また、エスカレーターをつけたりとかもあるでしょう。だから、そういうのをやるためには時間をかけて議論しなければいけない。執行部だけの考え方ではなくて、これだけの委員もいるわけですし、市民の人たちの意見もあろうかと思います。そういった議論がなされていないで予算計上がされてくること自体私は不自然でなりません。皆さんたちが一生懸命努力された結果だから何とも言えないけれども、ただ、できるならばもう少しいろいろな角度から、いろいろな視野からこの問題について研究して、そして実現していかなければならないと思います。谷口局長、よろしいですか。
◎谷口博通 経済振興局長  桜の馬場の仕様については、5月の段階から委員の方にずっと御説明しながら今日に至ったわけでございまして、その間いろいろなご意見を賜りながら今日の検討材料としてずっと来ております。我々としても、PFIの手法によります利点としては、これもずっと言っておりますように、民間のノウハウといいますか、そういうものを最大限生かさせていただくというところで、今竹原委員おっしゃるように、こちらから形の誘導もしておりませんし、一応財政当局と議論した中で、予算の枠的なものを計画の3年と運営の20年の23年間の中で今回の債務負担行為をお願いして、運営と建設を民間に提案してほしいという、プロポーザル型といいますけれども、そういう提案型でお願いしているわけでございます。
        〔委員長退席、副委員長着席〕
 前回私も携わりました総合保健福祉センターウェルパルの建設に当たっては、さまざまな課題の中でずっと1年間取り組んできたわけでございますけれども、そういう中の反省も少しずつ検証しながら、私もその任にありましたので、自分が経験してこういうのは要求水準書の中で反映した方がいいだろうとかいうものもたくさんございましたので、みずからそういう議論の中に入ってそういう調整をできる限りの範囲内で、100%できたかどうかはよくわかりませんけれども、私なりに精いっぱいさせていただいたというのが現実でございます。
 しかしながら、先ほども下川委員の方からもいろいろな提案いただきまして、スケジュールにこだわることなくとおっしゃったわけですけれども、我々希望としては、できるだけ新幹線の22年度の開業、23年の春というのがありますので、できるだけ間に合わせたいということもございますし、委員の方はスケジュールにとらわれずにできるだけいいものをということでお話がございました。我々としてはできるだけ、逆に新幹線を一つのターゲットとして最大限の努力をしていきたいという思いがございますので、そういう中で委員の皆さん方のご意見もまたいろいろいただきながら、手法としては時間的余裕がなければ個別に委員の皆さん方のご意見を、桜の馬場の中身についてのご意見も賜りながら、また、下川委員の方からはまた会派としてのいろいろな御要望も、このPFIについては中心市街地、先ほども議論にありましたようなPFIの力を最大限に生かした手法を活用してやりなさいというご意見も要望もいただいておりますので、これは皆さん方共通の御認識だというふうに理解しておりますので、そういう意を体しながら進めてまいりたいと考えております。
○三島良之 副委員長  ほかに質疑はありませんか。質疑がなければ、所管に移ります。
◆日和田よしこ 委員  観光で非常に気になっております。
 韓国、特にウォンが下がったという話を先ほどされておりましたし、今後の国内、国外の観光についての取り組みをどうされるのか。それと、福岡、熊本、鹿児島3市連携協定が結ばれたわけですが、関東、関西についても今後どのようにPRをやっていかれるのか、そこら辺をもう一回確認しておきたいのでよろしくお願いします。
◎平川一喜 観光政策課長  日和田委員からお話のあった国内外への観光客誘致戦略についてお答えいたします。
 まず、海外につきましては、日和田委員がおっしゃいましたように3都市連携でございまして、福岡、鹿児島で構成します協議会、あるいは北九州市、大分市、別府市で構成します協議会などと連携しまして、韓国、中国、台湾等の東アジアの国々をターゲットにしまして、同国で開催されます国際旅行博での出展、あるいは旅行代理店とのセールスを初め、旅行代理店等の招聘事業などを行い、本市のPR活動を行っているところでございます。そのような中、確かにウォン安の影響もございまして、韓国からの観光客は減少しておりますけれども、やはり地理的に近い東アジアの国は重要なマーケットでございますので、現在の状況を見守りながら、今後とも誘致活動に努めたいと考えております。
 また、国内についてでございますけれども、先ほど新聞広告がございましたが、中国地域での新聞広告や、関西以西の主要都市でのPRを行っているところでございまして、また来年の2月でございますけれども、春の旅行シーズンに合わせまして首都圏あるいは関西圏でのテレビコマーシャルの放映も予定しております。このテレビコマーシャルにつきましては、元宝塚のトップスターで映美くららさんという方がいらっしゃいますけれども、その方と梶尾真治さんの台本でCMをつくりまして放映したいと考えております。
 また、福岡、鹿児島で構成します協議会でも、西日本地域を対象にしました、例えば神戸、大阪、京都というふうな三都物語という旅行商品がございますけれども、ああいう旅行商品としまして福岡、熊本、鹿児島という旅行商品の造成も現在行っているところでございまして、また来年の5月の旅行シーズンに向けましてPRをしていきたいと考えているところでございます。
◆日和田よしこ 委員  非常に精力的に取り組まれるということで、しっかり頑張っていただきたいと思います。地域ブランドの国の施策で登録数が400件以上ということで、熊本県は黒川温泉が登録をされております。こういったいろいろなことを生かしながら、ぜひ景気対策を図っていただきたいと思います。そして、この新幹線開通のときに本当に成功するような取り組みを今後やっていただきたいと要望しておきます。よろしくお願いします。
◆田中敦朗 委員  中国新聞の方に70万部全面広告を載せられたということで、いろいろな手法を試されて大変すばらしいと思います。
 一つ御意向を伺いたいと思います。例えば関東圏、東京の方に全面を打つと二、三千万円かかる可能性ございます。行く行くはそういう考えはないでしょうか。私は、確かにお金はかかると思いますが、常に本丸御殿を発信し続けるということがやはり大事になってくると思いますので、観光振興の点からどのようなお考えがあるのか伺います。
◎平川一喜 観光政策課長  田中委員から今首都圏での新聞広告というようなお話がございました。先ほどの中国新聞でございますが、これは両面の30段ということで、500万円の消費税という金額がかかっております。例えば全国紙がございますが、全国紙の15段、これになりますとやはり5,000万円近くの金額が必要でございます。例えば首都圏に限ってというお話でございますので、そこらあたりも今後いろいろなPRを展開する中で検討させていただきたいと思っております。
◆中松健児 委員  先ほど嶋田委員の方から、今のような状況の中で雇用対策も含めて、それから今の活性化を含めて何かやるべきではないかという指摘があったわけですけれども、特に私は雇用対策ということは非常に中小企業あたりが活性化しなければいけないと思いますので、そこらあたりにかかわってはぜひ今の10%シーリング、そういう枠の中にかかわることなく、何とか産業を興す、例えば生活道路あたりも削らないでやると大体中小企業かかわっていますから、そういうようなことをいろいろ考えて活性化を考えていただきたいということを一つだけ言っておきます。
 ただ、私が言いたいのは、先日だったでしょうか、ソニーの派遣社員の方と少しお話をいたしました。そうしたところが、5人中3人は熊本出身でおられました。派遣社員の多くが解雇されている現状の下、それだけでも市税の税収にかかわってくるわけです。何も大きな企業が倒産してそこだけだろうということではなくて、やはりいろいろな面でボディーブローが本市にきいてきているわけです。そういった面ではやめた人をやはり雇用していかなければならないわけです。雇用対策について県は対策本部を設けておるようでございますが、本市においても何か雇用についての対策は考えておられると思いますので、そのあたり今後どう取り組まれようとしておられるのか、その件をお聞きしたいと思います。
◎前田安利 商業労政課長  今中松委員御指摘のように、確かに熊本には先ほどからの議論にもありますように、企業城下町というような状況ではございませんし、確かに徐々にボディーブロー的にこの影響は受けてくるんだろうと思います。ですから、我々としましては、さっき中松委員がおっしゃいましたように、県の対策本部も立ち上がりますし、国の方も今15日から住宅喪失者への融資といいますか、この辺も職業安定所では始められております。また、失業予防を目的とした雇用調整助成金でありますとか、そういう周知は特に徹底しながら、ただ我々としても今現在できるものを早く実施したいということで、先般からの緊急の経済対策会議というのも2回持ちまして一生懸命議論しているところでございますが、1月には再就職関係のいろいろなセミナーなどを実施したいと考えております。また、3月にももう一回追加してやりたいと思っていますし、我々としては今できることから取り組んでまいりたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆中松健児 委員  そういうことで、早急にセミナーを設けて、そういう雇用に対しては対策を講じておられるということ、本当にありがたいことだと思っております。先日も話をしていたわけですが、解雇された人の気持ちは本当に痛ましく感じます。だから、何とかフォローしていく相談体制やセミナーについても市でも考えていただきたいと思います。
 また、中身を精査していく中で、雇用をふやしていく方策は十分考えられると思います。ぜひ一つ一つ洗い直しを行っていただきたいと望みます。以前は、緊急雇用対策で国が行い、それに上乗せして市も行いました。そういうことを含めて市独自で何ができるかという対策をいろいろな会議の場で進めていただきたい。これは強く要望させていただきます。
◆日和田よしこ 委員  最後に資料要求しておきます。
 先ほど入札の問題がありましたけれども、随意契約も非常に決算特別委員会でいろいろな御意見があっておりました。この競輪場のことに関してはしっかりと取り組んでいただいておりますが、そのほか経済振興局は随意契約が大変多いと聞いております。今後随意契約についてどうされるのか、また随意契約は何件くらいあるのかについて、各関係部署の資料を要求しておきます。よろしくお願いします。
○田尻将博 委員長  ほかに質疑はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  ほかに質疑がなければ、これより採決をいたします。
 議第260号「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中、当委員会付託分、議第403号ないし議第406号「指定管理者の指定について」、以上5件について一括して採決いたします。
 以上5件を可決することに御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  御異議なしと認め、以上5件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。
 以上で当委員会に付託を受けました議案の審査はすべて終わりました。
 これをもちまして経済委員会を終わります。
                             午前11時55分 閉会



出席説明員
 〔経済振興局〕
   経済振興局長   谷 口 博 通    局次長兼商工振興部長
                                渡 部 義 賢
   観光振興部長   黒葛原   潔    農林水産振興部長 谷 崎   巧
   熊本城総合事務所長中 島 博 幸    動植物園長    村 上 英 明
   競輪事務所長   長 松 和 典    食肉センター場長 光 田 敬 一
   首席経済審議員  松 崎   忠    首席観光審議員兼副園長
                                大 藪 重 利
   首席農林水産審議員兼生産流通課長    産業政策課長   内 田 敏 郎
            馬 場 篤 貞
   商業労政課長   前 田 安 利    経営支援課長   濱 田 祐 介
   産業文化会館長  平 田 義 男    観光政策課長   平 川 一 喜
   競輪事務所次長  千 原   泉    農業政策課長   下 川   安
   耕地課長     坂 本 俊 朗    水産振興センター所長
                                中 村   勉
   観光審議員    津 曲 俊 博    農林水産審議員  大 山   悟
   観光事業室長   藤 本 和 弘    農業政策課担い手推進室長
                                三 嶋 敏 和
   生産流通課地産地消推進室長       北部出張所長   坂 田 幸 敏
            松 嶋 正 也
   河内出張所長   古 賀   徹    飽田出張所長   大田黒 祐 一
   天明出張所長   森 田 健 次    富合総合支所産業振興課
                                佐 藤 誠 二
 〔農業委員会事務局〕
   農業委員会事務局長福 嶋   昇    次長兼首席農地審議員
                                本 田 正 弘
   富合町農業委員会事務局長
            小 原 清 人

〔議案の審査結果〕
  議第260号 「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中経済委員会付託分
         ………………………………………………………………(可  決)
  議第403号 「指定管理者の指定について」……………………………(可  決)
  議第404号 「指定管理者の指定について」……………………………(可  決)
  議第405号 「指定管理者の指定について」……………………………(可  決)
  議第406号 「指定管理者の指定について」……………………………(可  決)