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熊本県 熊本市

平成19年度公営企業会計決算特別委員会−10月06日-02号




平成19年度公営企業会計決算特別委員会

 平成19年度
           公営企業会計決算特別委員会会議録

開催年月日   平成20年10月6日(月)
開催場所    特別委員会室
出席委員    22名
        藤 山 英 美 委員長    東   美千子 副委員長
        紫 垣 正 仁 委員     田 中 敦 朗 委員
        那 須   円 委員     上 田 芳 裕 委員
        前 田 憲 秀 委員     澤 田 昌 作 委員
        倉 重   徹 委員     満 永 寿 博 委員
        齊 藤   聰 委員     白河部 貞 志 委員
        田 中 誠 一 委員     藤 岡 照 代 委員
        坂 田 誠 二 委員     田 尻 清 輝 委員
        家 入 安 弘 委員     古 川 泰 三 委員
        落 水 清 弘 委員     益 田 牧 子 委員
        上 村 恵 一 委員     西   泰 史 委員

議題
  (1)議案の審査(1件)
      議第 241号「平成19年度熊本市市民病院会計決算について」

                            午前10時00分 開会
○藤山英美 委員長  ただいまから平成19年度公営企業会計決算特別委員会を開きます。
 審査に入ります前に、委員席についてお諮りいたします。
 委員席につきましては、ただいま御着席のとおりとすることに御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤山英美 委員長  それでは、委員席につきましては、そのように決定いたします。
 本日は市民病院会計決算についての審査を行います。
 それでは、これより議案の審査に入ります。
 まず、議案第241号「平成19年度熊本市市民病院会計決算について」執行部の説明を求めます。
◎馬場憲一郎 市民病院長 
 (概況説明)
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長 
 (平成19年度熊本市市民病院会計決算状況に基づき説明)
○藤山英美 委員長  執行部の説明は終わりました。
 次に、監査委員の報告を求めます。
◎濱田清水 代表監査委員 
 (平成19年度熊本市公営企業会計決算審査意見書に基づき報告)
○藤山英美 委員長  監査委員の報告は終わりました。
 なお、共産党より要求のありました資料につきましては、お手元に配付しておきました。
 これより質疑を行いますが、審査に当たりましては、申し合わせのとおり、決算議案に限って質疑をお願いいたします。
 なお、委員会で説明、答弁をいただく際には、必ず所属及び氏名を御発言ください。
 それでは、質疑をお願いします。
◆那須円 委員  私からは、準備をしていただいた資料の中でも載せていただいております、14ページ、番号で言いますと15番のところに総合周産期母子医療センターの収支状況の推移の資料をいただきましたが、この点について数点伺いたいと思います。
 平成19年度の総収支のところを見ますと、1億9,967万3,000円の赤字収支となっています。私は、赤字額そのものを問題にするつもりではありませんでして、意見書の最後の結びのところにも述べられていましたけれども、公立病院に当たっては不採算部門のこういった診療科目についても安易に削減をできず、地域医療において高度な医療などを担うことが求められていると指摘のとおり、収支は厳しいけれども、母子ともの健康と命を守るためにも役割がますます大切になっていると思っております。
 こうした視点でお聞きしますけれども、総収支が平成16年度は3,117万円の黒字、そして平成17年度は今度は3,837万円の赤字と、そして平成18年度は1億1,600万円の赤字、平成19年度は先ほどお示しした数字のとおり2億円弱の赤字となっていますが、こうした収支がだんだんと減ってきている原因が一体どこにあるのかということをお聞きしたいことと、あとは、その下に県の補助金額というものも示されておりますけれども、一定の基準に基づいての支給、補助だと思いますが、平成18年度2,316万8,000円、そして平成19年度も2,316万8,000円と金額が変わっていないのはどうしてかなと率直に感じましたものですから、どういった基準に基づいた補助がなされているのかということと、金額が変わっていないのはなぜかという点をまずお聞きしたいと思います。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  まず、平成16年、17年、18年、19年と、収支差がなぜ悪くなってきたのかというお話でございます。
 まず、平成16年度、下のほうの表を見ていただくと、NICUが算定率、この算定率と申しますのは、NICU15床私ども持っておりますが、そのうちNICUの加算というものがございます。高い収入が得られる部分でございますが、それが約98.3%の方がそれに該当していた。これが、見られますと、平成17年、18年、19年、落ちてきております。これは何をあらわすかと言いますと、NICUに長くいらっしゃって加算がとれなくなる患者さんが若干増加してきたという状況を示しております。それにより収入が落ちてきたということでございます。それと、平成18年度に、人員の方でございまして、産婦人科の医師、それと小児科の方の医師を各1名ずつふやしました。そういうことによりまして、経費が若干増加してまいりました。それと、平成19年度は、先ほどの表を見られますと算定率がぐっと落ちております。平成19年度、加算がとれなかった患者さんが大分多かったということがございます。
 そういった状況がございまして、NICUはこれまでもほぼ満床状態で動いていると申しましたけれども、ほぼ満床状態で動いております。ただ、いっぱい入っていらっしゃいますけれども、加算のとれない患者さんがいらっしゃったということでございます。ただ、このいっぱい入っていらっしゃるということで、今度はNICUの下のMFICUを見ていただきたいんですが、これが産婦人科の方のICUになります、母子胎児のICUになりますが、NICUが満床のために、県外搬送とかいうお話も出てきたわけでございますけれども、なかなか市民病院の方で受け入れられなかった患者さんもいらっしゃって、MFICUにも入れなかったということがございまして、収入がなかなか伸びないということが、収支差の原因でございます。
 それと、もう一つが補助金のお話だったと思いますが、今、補助金、平成18年、19年、2,316万8,000円と、2カ年続いていただいたわけでございますが、これは、この制度の上限額ということでいただいております。これは国・県の制度でございまして、総合周産期母子医療センターの運営費のマイナス面に対して出てくる補助金でございます。平成14年度につきましては、前年までが何とか収支がとれていた状況でしたので、うちの要望見込みがちょっと甘かったということもございまして、こういった数字でございました。
◆那須円 委員  収支が、赤字額、数字そのものを見れば、ふえている原因が、NICUの加算というか、長期入院が続いていたためという御答弁でした。私は、子供さんとお母さんの命を救うための必要な措置の結果ということでこうしたことがふえたと思いますし、やはり必要な措置というのは続けていかなくちゃいけないと思っております。
 県の補助金が、さっき、赤字額に応じて、その上限ということでお答えがあったんですけれども、例えば1億円の赤字があっても補助金が2,316万円です。そして2億円の赤字があっても補助金額は2,316万円と。この総合周産期母子医療センターというのは、県内、市民病院、指定されているのは一つだけでもありますし、次の15ページの資料にも示していただいたんですけれども、熊本市の保健所管内での新生児医療センターでの退院患者数の推移をお示ししていただいているんですが、熊本市内が44.8%という数字が示されています。逆を言えば、市外から、要するに県内各地から55%の方々が利用されているという状況かと思いますので、やはり県がこういった点ではもっともっと果たす責任というものを強くしていかなければならないと思いますし、他県では県立病院、国立病院がこうした指定を受けている状況もありますので、県に対して、運営がこうした赤字になった場合や施設へのさまざまな補助も含めて、さらなる支援を求めていく必要があるのではないかと思いますけれども、決算から見えてきた課題として、今後、どういうふうにお考えでしょうか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  県への要望でございますが、熊本県への要望につきましては、これまでも事あるごとにいろいろ会合の中でお願いとかいうのはしてきております。特に平成17、18、19年の3年につきましては、県市連絡会という、これは健康福祉局と熊本県の福祉部との会合でございますが、これが正式な会として毎年行われておりまして、その中で、県に対しまして、県単独の補助金の創設のお願いなどをさせていただいているところでございます。また、市外からの患者さんも多く来ているわけでございますけれども、この一つの要因は、地域周産期母子医療センターが不足しているからだと考えまして、地域周産期母子医療センターの整備につきましても、その会合を通じましてお願いしているところでございます。
◆那須円 委員  わかりましたけれども、県からの関係の補助金というのはまだ来ていない状況でもありますし、この部門というのは、ばっさりと赤字だから切り捨てるわけにはいかない部門でもありますので、そこは県との連携をしっかりとっていただきたいとお願いをしておきたいと思います。
◆益田牧子 委員  きょう、倉重委員がちょうど前の方の席にいらっしゃいますけれども、さきの9月議会の折に、私も傍聴しておりました保健福祉委員会の中で、NICUと産院の廃止問題ということが論議をされまして、そのとき、局長の答弁が、現在の熊本県のNICU整備計画の範囲内であれば、市民病院内の病床数調整と新たな職員の確保を行うことで対応することとし、産院の存廃には影響されないという答弁がございました。私も2年前の保健福祉委員会に所属をしておりまして、あれかこれかという二者択一を、命をてんびんにかけるのは市長の提案に瑕疵があると、公明党の当時の鈴木委員長もおっしゃっていた問題です。
 今の那須委員が言いましたように、私も、この部門については県に応分の負担を求めるということはあるわけですけれども、赤字が3,000万円から1億円、2億円ということになるときに、市民病院そのものでの取り組みが、14ページの下のところにありますように、県外への母体搬送も23、23、平成19年度は28という中で、どうして取り組みができなかったのかという点も大変疑問に思っております。その点についての御説明をお願いします。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  まず、NICU3床の増に伴う人員体制でございますが、先ほど申しましたとおり、平成18年度におきまして、医師2名の増員をまず図ったところでございます。看護師につきましては、募集は行ったものの、折からの全国的な看護師不足というものもございましてなかなか困難な状況でございましてここまで来ているところでございます。
◆益田牧子 委員  募集状況についても、私、資料をお願いして、5ページには採用予定数と、私どもが要求しました資料の方ですけれども、申し込み者数、受験者数、一次試験の合格者数、最終合格者数、辞退数という形で、臨時採用の看護師数ということも出ておるわけです。今おっしゃいましたところでは、なかなか募集に来ないということがございましたけれども、この経過を見ておりますと、確かに平成14年度というのは5.85倍の倍率があったのが、平成17、18、19年というのは4.73、3.10、3.30、2.60という形になってはおりますけれども、民間に比べたら応募状況というのはそれでもいいほうではないかと思うんです。先ほど、石櫃課長がおっしゃいました事実と大変異なる点があると思うわけです。そもそも、採用予定者数そのものに問題があったのではないかと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
◎高柳裕一 市民病院事務局長  今の件についてお答え申し上げたいと思います。
 そもそもNICUの看護体制につきましては、基本的に正職員という形で看護体制を、なかなか難しい部分がございますので図らなければいけないという考えを持っております。その中で、正職員を雇うということになりますと、先ほどうちの総務課長が申しました、一方では市全体としましての集中改革プランということが計画されておりまして、市民病院もその中で人員の削減を図っていくということが要請されているという中で、NICUの増床につきましては、正職員をそちらの方に回すために、その分としまして臨時職員の採用をやっていこう、進めていこうということを考えて、そのために努力をしてきたわけでございますけれども、なかなか、先ほどから申しましたように、臨時職員の人員の確保が非常に難しい状況に陥っています。
 と申しますのも、平成18年度の診療報酬改定によりまして、看護体制が見直されておりまして、従来の10対1看護体制から、7対1の看護体制への移行がどんどん推し進められてきております。そういう中で看護師の数が、大都市、大きな病院あたりに集中してきているという中で、なかなか臨時の職員の確保もできない状況になっておりますものですから、その部分で、なかなか体制が組めなかったということが一つの原因かと考えているところでございます。
◆益田牧子 委員  市長も、再々、母体の県外搬送の問題については解決をしなければならない喫緊の課題という形でおっしゃってきたわけですけれども、もともと採用予定数の中に退職者以外にどれぐらいの体制があったのか。先ほどおっしゃいましたような確かに集中改革プランということも足を引っ張ってはいたかもしれませんけれども、市長部局での重点課題ということであるのに、採用枠そのものがふえていないというところも大変問題ではないかと思います。私も、鹿児島市であるとか、熊大病院あたりでNICUの拡充を、同じように定員管理が厳しい中でも実施をされている事例ということで視察をしたり、お尋ねをしたりしましたけれども、大変な努力がなされていたということがあるわけですが、その点についての検討はいかがだったんでしょうか。確かに採用というのが、臨時職員あたりも減っているということがあるわけですけれども、条件とか、その点はいかがですか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  今の御質問に対しましてでございますが、まず内部でどういった対策を練ったかということかと思います。
 約15名の職員を、看護師をどういうふうに内部から出すかといいますと、想定でございますけれども、大体1病棟に最低十四、五名の看護師が配置されております。15名をどこからか出すということは、簡単に言えばどこか1病棟を閉鎖するという状況になるわけでございます。正職員でひねり出すというと、そういうことになるわけでございます。それを考えますと、私どもも経営というものを見なければいけませんので、1病棟閉鎖するのか、3床増床するのかということは内部で検討いたしまして、3床増床の方を臨時職員でという計画で今までおったところでございます。
◆益田牧子 委員  大変この問題はわかりにくくされてこれまで来たという経緯があったわけですけれども、臨時職員の採用問題については後で那須委員の方から提案もございますので、私は、集中改革プランがあったにせよ、こういう命の問題にかかわることが、現場の中で大変努力を怠ってきたということが、この間の赤字を、県だけではなくて、これは市民病院というよりも、市当局の問題だと思いますけれども、その点を指摘しておきたいと思います。
 また、NICUの問題については、決算審査でもございますので、市長名で平成16年度に指定に伴う補助制度等についてということで、当時の塩谷知事あての要請文書がなされております。その中で、総合周産期母子医療センターとして病棟を運営するに当たって、施設整備及び運営に支障が生じた場合、熊本県独自の補助制度の創設もしくは県・熊本市・市町村の費用負担区分等を明確にすることということと、2点に、県内の二次医療機関を担う地域周産期母子医療センターの整備及び指定方針を明確にすることということで、2点目も整備されていないわけですけれども、1点目については、先ほどの県市連絡会をするということもありますが、ぜひこの決算委員会を通して、委員会としても、県に対する要望の趣旨を踏まえて補助制度の創設や拡充という点での申し入れ等もしていただきたいと思います。
◆上村恵一 委員  決算審査委員の監査委員の方から出されております資料の8ページを見ておりましたところ、本体の方の病院の患者数はずっと減り続けているわけです。平成15年度と16年度を比較すると、入院・外来患者とも2万人を超しているわけです。こういう言うならば患者の大幅な減少傾向の原因というのは、どのように把握されているんでしょうか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  まず、入院患者さんの件でございますけれども、国の方策といいますか、国のほうで医療機関の役割分担というものをいろいろ検討されておりまして、市民病院の場合には急性期病院という性格に当たります。急性期病院と申しますのは、症状が悪くなっているときに高度な医療措置をいたしまして、ある程度安定したらまた民間のといいますか、療養型の病院の方に移っていただいて療養いただくという性格でございます。そういったことによりまして、平均在院日数が若干短縮しております。これが減少の一つの原因ではないかと思っております。
 また、外来患者さんでございますが、薬の処方は、多分皆さんも病院に行かれた方はわかるかもしれませんけれども、以前は2週間おきという形で薬をおもらいになっていたかと思いますが、現在はそれが患者さんからすると改善されまして、2カ月おき、3カ月おきという形で薬を処方しております。そういったこともございまして、以前は2週間おきに患者数でいえば1とカウントされていた患者さんが、3カ月に1回になったり、あるいは半年に1回になった患者さんもいらっしゃいます。そういったことによりまして、この期間にぐっと激減してきたのではないかと考えております。
◆上村恵一 委員  言うなれば高度医療を担う公立病院ということでは理解できるわけですけれども、それで、平成17年度から病院改善計画がスタートしているわけですが、それを始めてもなおかつずっと患者は減り続けているということについては、いま一つ改善計画が、患者とか家族のニーズに適していない形の中で改善計画が進められているのではなかろうかと思われるわけです。そこで、改善計画というのは、ここにも最後にがん患者の問題あたりを出されておりますけれども、どういうところに視点を置いた改善計画がされておりますか。
◎高柳裕一 市民病院事務局長  御案内のとおり、平成17年12月にこの改善計画を策定いたしました。具体的な改善の項目としまして34項目を掲げまして、この部分について随時実施を図っていっているところでございますけれども、先ほど来ご指摘がございましたように、患者数におきます効果の部分はなかなか達しないという部分はございますんですが、この部分につきまして、毎年、昨年度の状況はどうだったのか、では今年度はどういう方針で行こうという、毎年毎年その部分についての検証を行いまして、当初の計画から目標達成が難しいという部分につきましては、その都度修正を加えたところで、その実施に当たっているところでございます。
 具体的に申しますと、先ほどちょっと御紹介ございましたように、がんに関する話でございますとか、周産期の対策、病床数の増加、あるいは病床の管理という内容につきまして、随時見直しを図りながらその実行に努めているところではございます。
◆上村恵一 委員  あくまでも家族なり、患者の視点に立った改善計画にならないと、なかなか利用者も余り期待できないということになる。そういった意味では、患者なり、あるいはまた家族のニーズ、意向という調査等を踏まえた把握をやる中で改善計画につなげていくということが非常に必要ではないかと思いますが、そのあたりの患者なり、家族に対する意向調査的なのはされておりますか。
◎高柳裕一 市民病院事務局長  今御指摘ございました患者さんの意向についての調査、それについては現在はまだやっているところではございません。
◆上村恵一 委員  駐車場を含めた交通アクセスとか、あるいはまた医療費を払えないとか、待ち時間が長過ぎるとか、接遇の問題とか、いろいろあると思いますが、そういうことに対して、どう患者なり、家族が思っているのかといったのを把握する場をつくって、それを改善計画のほうにつなげていくということが必要だと思いますが、今後のそういった面における取り組みについてはいかがでしょうか。
◎高柳裕一 市民病院事務局長  患者サービスという面から、院内におきまして患者サービス委員会というのを設置しております。こういう中で、さまざまな患者さんの声をその中で持ち出しまして検討を進めております。そういう中でサービスの充実を図っていきたいと考えているところでございます。
◆上村恵一 委員  もう一つは、目玉になるような診療科目を設置するということも非常に大切だと思います。病院は命・健康とのかかわりを持つわけですので、少々不便なところでもやはり市民病院に行った方がいいというような思いを持ってもらえるような診療科目をつくり上げていけば、患者もおのずと利用者がふえてくるのではないかと思いますが、そこらあたりはどういうお考えなんでしょうか。
◎高柳裕一 市民病院事務局長  現在、市民病院におきまして、今上げております経営改善計画の4つの柱という中で申し上げますと、救急医療の充実、それに周産期母子医療の充実、あるいは生活習慣病の充実、それにがん医療の充実という4つの柱を設けまして、その努力といいますか、推進に当たっているわけでございますので、そういうところを今後も中心になりまして取り組んでいきたいと考えております。
◆上村恵一 委員  最後に要望として、何回も言いますように、病院に限らず、いろいろな施設運営については、患者の意向あたりを十分直接把握する場をつくって、患者は常に入院をしたり、外来の方に足を向けたりしているわけですので、わざわざ家まで行って調査をする必要はないわけで、院内でされるわけですから、ぜひそういった取り組みを積極的にやってもらって、真の市民病院の経営状態になるように要望しておきます。
◆齊藤聰 委員  決算書の32ページと33ページ、委託契約の件でお尋ねをしたいと思います。
 まず、32ページから、重要契約の要旨というのが載っておりますけれども、特殊なものだから非常にわかりにくいんです、我々も。例えば、上から設備運転管理業務委託、医事等業務委託、また同じく医事等業務委託、清掃とか警備とかはわかるんですけれども、この3つの契約の方法と内容、それから33ページの、機械とか備品の購入の契約方法をちょっと教えていただけませんか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  上から3つという形でよろしゅうございますか。
        (発言する者あり)
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  設備運転管理業務でございます。この業務は、市民病院全体のいろいろな設備、あるいは機械の管理、あるいは防災の管理などをしている、私どもで言えば市民病院の地下にある施設係が業務をやっておりまして、その夜間と土日の方を委託している業務でございます。これにつきましては、3年おきに入札をさせていただいておりまして、平成19年度は入札をした年でございます。ということで、期間が平成19年6月1日からとなっておりますが、4月1日の入札、なかなか難しゅうございまして、年度に入りまして入札させていただいております。4月から6月までは随意契約ということでさせていただいておりますが、ここに出ておりませんのは、1,000万円以下の金額になりましたのでここには計上されておりません。
 次の医事業務の委託でございますが、これは医療事務の委託でございます。これも3年に1度の入札をやっておりまして、医事業務委託が2つ並んでおりますが、上の方は4月から6月までの期間になっております。これは、7月から新しい業者に切りかえを行っておりますので、4月から6月までは随意契約、そして入札を行いました関係で7月から新たな業者の方が入ってきているという状況でございます。
 それと医療機器でございますが、医療機器につきましては、原則として入札ということでやっております。ただ、時折、2年に1回ぐらい、どうしてもこの機器でなくていけない、あるいはこの大きさでないと子供の血管を入らないとか、そういう機器があった場合には、随契ということでさせていただいております。
 医療機器の場合には医療機器の購入委員会というものを院内で持っておりまして、まず前年度に各診療科から医療機器の購入希望を募ります。予算としては、大まかに言えば毎年2億円をめどに予算を持つわけでございますが、大体希望が十数億円上がるといった状況でございます。それを、医療機器の購入委員会のほうで諮ります。このメンバーは、医師、あるいは機械の工学士、看護師、それと事務などで、七、八名で構成されたメンバーでございますが、そちらで、まず各診療科の希望に基づきまして一つ一つヒアリングを行いまして、その中で優先順位を決定いたしまして、その優先順位の順番で入札をさせていただくといったことで医療機器の購入をやっているところでございます。
◆齊藤聰 委員  32ページは、それでは3年おきに入札ということですね。そうすると、入札するということは、何者か入るわけでしょうから、そういう会社は当然何者もあるわけですか。それとも、ちょっとさかのぼってみないとわからないんですけれども、例えばニチイ学館というのがありますけれども、これは、3カ年前からずっとやっておられるのか、そういうような全体的な状況を教えてもらえませんか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  業者さんにつきましては、私ども、登録業者の中からとる業者という形で受け付けておるわけでございますが、この登録は随時受け付けておりますので、常に新たな業者さんの参入が可能な状況とさせていただいております。
◆齊藤聰 委員  そうしますと、おおよそ何者ぐらいが来るんですか。実績が出ているでしょうから。
◎緒方民治 市民病院医事課長  前回、昨年入札いたしましたときは、6者の参加でございました。
◆齊藤聰 委員  それは、設備運転管理業務というのですか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  失礼しました、医事業務の方でございます。
◆齊藤聰 委員  何でこういうことをお聞きするか。今、随意契約が悪みたいな格好でよく言われておりますし、必要なときは随意契約も必要なんだということを私は申し上げたいと思って言っているんです。ただ、これは、昔から言っていたんですけれども、3年の契約をするわけでしょう。そして債務負担を組んでいなかったよね。逆に言うと、予算の裏づけがないのに3年間の契約ができるかという、これは前からの問題ですけれども、随分と本庁の方も機械とか何とかのいろいろなところで債務負担を組み出しました。市民病院はまだこれも組んでおられないというところは、やはりちゃんとした契約期間の財源、手当てというのはぴしゃっとしておかないといけないのではないかという気がいたします。
 32ページはそれでよろしいですけれども、33ページに、大体、今、購入委員会でどこどこ製品の物というような決め方になるわけですか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  すみません、説明が足らずに申しわけございません。
 まず、前年度の予算時期に、各診療科の方から、来年度、どういう医療器械が欲しいんだという要望をいただきます。そうすると、ここには30ぐらいしかないわけですけれども、ずらっと本当に上がってまいります。それを今度は選定委員会の方で、各診療部長の方から、例えばあなたのところは10個書いてあるんだけれども、本当に今、喫緊で要るのはどれですかというような形でヒアリングを行ってまいります。そこで優先順位をつけていきまして、そこで買う物をまず決めます。物を決めまして、決まった物を今度は入札にかけます。そこで落札なさった会社から購入するという流れでございます。
◆齊藤聰 委員  そうすると、一つの機械にいろんな会社の物があり得るわけですね。私は、特殊だからお尋ねしているんですけれども、それはあり得るわけですね。Aという機械は、A社もB社もC社も持っています、供給することができるということなんですか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  確かに今おっしゃいましたとおり、医療機器は特殊な部分がございまして、A社しか持っていないという物もたまにございます。ただ、私どもの医療機器の購入の際には競争入札を前提ということで、各診療科の方にはお話しさせていただいておりますので、対抗機種は大体何なんだということもあわせて申請いただくような形でお話ししております。
◆齊藤聰 委員  ただ、以前からずっと医師の方が使われてこられてきた機械というのはあるわけでしょうから、それがほかの社の機械に変わるとか、そういう不都合さはないんですか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  確かに長いこと使っていただいた機械、多うございます。これは恥ずかしいことでございますが、市民病院の機械、本当に各診療科、大切に使っていただいておりまして、耐用年数を超えたところでもメンテをしながら使っておりますので、皆さん、新しい機器にかえたいという御希望は多く持っていらっしゃいます。ですから、新しい機器にかわるということにはそう皆さんこだわりはございません。
◆齊藤聰 委員  調書を見ると同じ取引業者、契約業者の人が多いんです。いろいろ事情があるんでしょうけれでも、ここに名前が載っていますから申し上げます、八尾日進堂というんですか、これはまたえらい多いですね。どういうような格好でこんな形になってくるんですか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  医療機器の場合には、その医療機器を扱っていらっしゃるメーカーさん、あるいは医療機器を扱っていらっしゃる卸さんを対象に入札をさせていただいております。これも入札で行っておりますので、このページで、まず入札でなかったものが2件だけございます。それは、下から3分の1ほどにございます手術用のCR装置というもの、それと、下から5行目の温冷配膳車一式6台というもの、この2つが入札ではございませんでした。これは、今現在市民病院で入れているシステムとの整合性などによりましてCR装置、それと、冷温配膳車に関しましては、冷温配膳車はほかにも数十台入っているわけでございますが、コネクターとか何かの関係でこれしか入らないというところでこれを、この2つだけは随契でさせていただいております。
◆齊藤聰 委員  そう聞いてくると、だんだんちょっとおかしくなる。さっきお尋ねした、いろいろなところに同じ機械を提供できるようなものがあるとお答えになったですね。そうすると、ちょっといろいろある、さっき言いました八尾日進堂がこれだけとっておられるということは、同じ入札ですから、3者か5者かあるんでしょうけれども、これは驚異的な契約数だろうと思うんですね、ここでくれば。何でそういうこと、入札の結果でしょうから、何でこうなってくるのか、ちょっと不思議になるんですけれどもね。八尾さんとか、同じような名前が随分出てきますよね。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  これは本当に入札の結果でございますので、何ともちょっと言いがたいところでございますが、八尾日進堂、昔から医療機器を初め、広い製品を扱っていらっしゃる取り扱い業者でございまして、いろいろな機械を持っていらっしゃるので、いろいろな医療機器の入札に参加なされるということでございます。あとは、それから先は入札の話でございますので、金額的なところは、私どものところではあれしないです。
◆齊藤聰 委員  そうおっしゃるでしょうね。私が随契は悪いのではないですとさっき言ったのは、この中でも、例えば購入委員会とか何とかから、ずっとお医者さんが使ってこられたようなものの継承性とか、いろいろなもの、新しいものはこういうのがあるんですとかという意見が出るんだと思うんです。やはりここの品物がいいんですとか、それは絶対経験によってあるんだと思う。ところが、今、随契すると、何か変な目で見られる。やはり入札をどうにかしてやっておこうということもあるんです。そうすると、例えば八尾日進堂がずっと納めていた品物を、ほかの会社が入札してもほかの会社の人はなかなか入れないという、世の中ではそういうことでかえって談合を助長していることがあるかもしれません。
 ですから、こういう特殊な機器に関しては、何も入札だけがいいのではないということを、私はここでちょっと申し上げたかったんです。皆さんすぐ、絶対入札ですということで、それは入札の結果ですからと、絶対そういう答えしかできないんですけれども、その中にひとつ入ると、逆に随意契約のちゃんとした理由が立つようなものであれば、私は随意契約で当然やっていっていいと思っているんです。そのほうが、今みたいに変な業者間のしがらみがなくなってくるということもあるということを頭に入れておいていただきたいと思います。
 落札金額、これには予定価格が出ていませんし、どれぐらいで落ちているかよくわかりませんけれども、こういう調書でしたら、そこら辺のところは書いていただいておくと非常にわかりやすくなると思うんです。
 何もやったことに対して申し上げていることではないですけれども、特殊な機械とか何とか、大変お医者さんの希望等いろいろあるんでしょうから、そこのところはいろいろ御検討、堂々と理由がつくものであれば随意契約でもいいのではないかと。入札にしたからいいんですということではないでしょうということを申し上げておきます。
◆満永寿博 委員  34ページ、この中で一番下の一時借入金の中で、熊本の中央信用金庫から前年度末残高が2億8,000万円です。当期末残高が7億円ということであります。また、下のほうの九州労働金庫、これも4億円となっている。これはどう思われますか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  一時借入金についてお答えいたします。
 一時借入金につきましては、年度中途で収支の時期のずれによりまして、一時的に資金不足を補うため、予算内の支出を執行するために短期の借入金を銀行の方から起こす制度でございます。借り入れの際には、各金融機関の方に見積もり合わせをお願いして、その一番安かったところから借り入れるというやり方で決めさせていただいております。
 平成19年度末の一時借入金の額が、平成18年度末に比べて増加しておりますが、これは平成18年度に電算システムの更新を行いました。それに関しましての支払いが平成19年度に起きております。それと、先ほど給与費のところで申し上げましたが、例えば給与費などが平成18年度に比べまして約1億円ほど支払いが増加しております。そういったことによりまして、支出が増加したことによるものが、この借り入れの増加につながるのではないかと考えております。ただ、平成18年度、赤字でございましたが、平成19年度は黒字を計上させていただいておりますので、収支につきましては改善していると考えております。
◆満永寿博 委員  補助金が8億円ほど、一般会計から補助されておりますけれども、私は、すみません、何回も聞きます、その償還計画はどのように考えておられますか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  一時借入金につきましては短期的な借り入れでございますので、大体2カ月とか3カ月といった形で、各銀行さんに御相談して借りているお金でございます。
◆満永寿博 委員  上村委員が先ほど決算企業会計の中の8ページを言われましたけれども、入院の場合は2.8%、外来の場合は3.何%ということで赤字であるということを言われました。これも、何回もすみません、平成18年度、19年度、7億8,000万円と7億2,000万円、こういった赤字が出ておりますけれども、何といっても今後の、今、上村委員も聞かれたと思いますが、再度、今後の償還、これもちゃんと見通しを立てていかなきゃいけないでしょう。その辺も、もう一回お聞きいたしたいんです。
○藤山英美 委員長  質問の要旨はわかりましたか、わからない。
 もう一回説明してください。質問してくれませんか。
◆満永寿博 委員  8ページです。85.2%から、それとこれが82.8%、2.4%減少しているわけです。そういったことで、ざっくばらんに言えば、この原因ということは先ほど言われました。今後の見通しを再度お聞きしたいということをお願いしたいと思います。
◎高柳裕一 市民病院事務局長  御指摘のとおり、だんだん患者数の減少が続いたわけでございますけれども、患者数の減少に対する対策と申しますか、その辺の方からお答えさせていただきたいと思います。
 現在、いろいろうちの病院の方でも増加につきましては取り組んでいるところでございますけれども、一つ、取り組んでいる話としまして、病診連携というのを強化させていただきたいと思っております。要するに償還率のアップという観点から強化を図っていきたいと思っておりまして、各病院を直接訪問しまして、いろいろな連携を図っていくということも考えておりますし、あるいは、広報活動というところも強化を図っていきたい。また一方では、病床の管理というところも強化をしていきたいということで、患者数の増加に向けて取り組んでいきたいと考えております。
◆満永寿博 委員  公立公営ですから、こういった病院というのは難しい患者さんをけってはいけないと思います。今、中には普通の市立病院では、赤字の患者さんのたらい回しといったのがたまたまあっております。だから、こういったことは絶対ひとつないように、そういった人の面倒を見るのが公立病院だと、逆に言えば、そう思っておりまして、そういったことでひとつ頑張ってやってもらいたいと思います。要望です。お願いします。
◆藤岡照代 委員  先ほど齊藤委員が質問されましたけれども、32ページの重要契約の要旨についての欄ですが、先ほど説明がありました医事等の業務委託の件についてなんです。先ほどの説明の中でも3年おきに入札、見直しがあるとお聞きしておりますけれども、この資料で見ますと、ありましたのが昨年。それ以前はどのように、やはりずっと同じような経緯で、3年おき入札でされていたんですか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  それ以前の入札の状況でございますが、3年おきに入札をずっと行っております。一番最初は昭和50年に、計算事務だけという部分で入札がございまして、そのときは最初はニチイ学館がとっております。その後、ずっと入札によって選定しておりますが、当初は長期間随契が続いておりました。平成7年から、大体3年おきに入札になっております。
◆藤岡照代 委員  3年おきに、平成7年までは随意契約でニチイがされたということで、その後、平成7年から3年おきに入札になっておりますけれども、その平成7年からの業者さんは、どういうところが携わっているんですか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  平成7年の入札におきましては、入札いたしましたけれども入札不調で随契になっておりまして、JMサービス、それまでずっとJMサービスというところがやっておりまして、JMサービスが、入札不調ということで随契で契約しております。それから平成10年も入札いたしまして、このときもJMサービスが落札をいたしております。平成13年の入札はニチイ学館が落札でございます。それから平成16年もニチイ学館になっております。そして今回の平成19年がキャリアバンクということで変わっております。
◆藤岡照代 委員  長年ニチイがされていたということで、市民病院の内容をよく熟知されて仕事をなされたんだと思うんですけれども、今回、昨年、新たな業者さんが入っているんですが、ともかく病院も経営改善計画の中で非常に予算の縮減をされているみたいなんですけれども、このときは入札業者も6者ぐらいだったんですか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  昨年の入札が6者でございました。
◆藤岡照代 委員  それ以前のニチイがずっとされていたときも、何者かはおられたんですか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  複数業者、参加をいたしております。
◆藤岡照代 委員  今回、平成19年度は初めてキャリアバンクにかわっておりますけれども、これはどういう実態だったんですか、入札の状況は。
◎緒方民治 市民病院医事課長  今回落札いたしましたキャリアバンクというのは、今まで参加していなかった、初めて参加された業者さんでございますけれども、資格審査等を事前に行いますため、市民病院の参加業者登録をしていただいておりまして、そこで資格審査をクリアした上で入札ということに至っております。
◆藤岡照代 委員  今までの実績とかというのはあったわけですか、病院でされていた経験とか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  今回の業者は、主に福岡を中心に事業実績を持っております。熊本は初めてでございます。
◆藤岡照代 委員  このとき、そこに携わっていた医療事務の方のお声ではありますけれども、初めてそこに仕事に行ったけれども、中身的に非常に困惑をした、そして自分たちもそこの研修とか、そこのあり方、派遣会社から行かれたわけですけれども、その実態が非常に中身的に厳しいものであったということを伺っておりまして、長く続けられなくて、途中、最初の条件と全然中身が違っていたとか、いろいろたくさんお聞きをしておりました。その中で1年終わったときに、いろいろな保険請求のミスが出たとか、そういうお声も聞いておりますけれども、1年たった現状、それと、入札のときにすごくここの会社が激安というか、入札の値段が。そういう実態があるともお聞きしておりますけれども、入札するマニュアル、契約基準というか、今お聞きしましたら福岡でされていたということではあるんですが、熊本の実態で、市民病院がそこを契約した、そして実務になったときにいろいろなトラブルがあったという実態というのを少し説明していただけますか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  まず、業者がかわったことによって、いわゆる診療報酬の請求の制度あたりにどのような影響があったかという最初のお尋ねでございますが、まず、事務を7月から開始いたしましたわけでございますが、前回入っておりました業者さんが自主的に事務引き継ぎ書というのを部門別につくっていただきまして、それを活用いたしますとともに、以前のニチイから残っていただきました職員の方々、あるいは新しく入られた方で市内の大手病院を経験されている方々、このような方々が中心になりまして、職員全体の指導に当たられました。
 ただ、市民病院独自のルールといいますか、やり方というものもございますので、かわられた当初は非常に間違いとか、窓口で患者さんを待たせるとかといったことが発生をいたしました。その都度応援を向けまして対応してきたところでございますが、当初、7月、8月ぐらいは非常に患者さんにいろいろ御迷惑をおかけしたかと思います。
 ただ、請求の精度に関しましては、今現在、査定比率といいますか、診療報酬を請求した中から査定されて減点されて返ってくる割合というのが、うちは経営改善目標で0.2%以下を目標といたしておりまして、今現在では0.1%台になっておりまして、その点は、以前の業者さんと比較しましても、より低い率に今はなっております。
◆藤岡照代 委員  では、ニチイとキャリアバンクとの入札の金額は、どのぐらい差があったんですか。非常に激安だったと。
◎緒方民治 市民病院医事課長  もともと入札をずっと続けてまいりましたので、だんだん金額としては圧縮されてくるという傾向はございました。今回の入札で、約500万円ぐらいだったと思いますが、従前の業者さんよりも低くなっておりました。
◆藤岡照代 委員  非常に経営の改善計画ということで縮減に取り組んでいるのはわかるんですけれども、やはり現場が混乱しないようにと、また、請求ミスがことし1年たって、そういうのは何かありませんでしたか。請求ミスがあったとかとお聞きしておりますけれども。
◎緒方民治 市民病院医事課長  請求ミスにつきましては、当初、医師からの指摘がございましてミスが判明いたしまして、それにつきましては月遅れですべて請求をさせていただいております。特定できたものについては再請求ということでできる仕組みになっておりますので、その分については後の月でいただいております。
◆藤岡照代 委員  しっかり、専門的な医療保険の請求とかあるので、トラブルがないようなシステム、特にまた3年おきに、ニチイがずっとされていたからそういう部分もなかったかもしれないし、500万円差があったということですけれども、そこの現場がトラブルがないようにということと、医療事務の方も派遣会社から来られているけれども、市民病院の職員として見られるので、先ほども上村委員もおっしゃっておられましたが、患者さんが、外来患者、いろいろな角度から減ってきているという部分では、やはり市民病院も、今、お上方式ではなくて、本当におもてなしの心というところ、また、本当にあの先生がおられるからという安心のところで患者さんは病院に行かれるので、非常に市民病院は駐車場とかの形から厳しい部分があるけれども、あの先生がおられるからというところで患者さんも行かれるんです。ちまたでは市民病院の先生はちょっとプライドが高いとか、何かそういうこともお聞きしますけれども、なかなか院長先生もそこのところは難しい課題ではないかと思いますが、しっかりそういうところ、また、市民病院は、市立産院は非常に患者さんがふえてもいるし、年間これだけの3,000万円を切ったとか、そんな実績があって、しかしそこは廃止をしなくてはならないと。こちらはそういういろいろな角度から新たな患者さんのおもてなしをしなくちゃいけないという相反している部分があるけれども、私たちも産院廃止は非常に残念ですが、また新たな角度で市民病院もこれからしっかり今の課題を精査しながら取り組んでいただきたいと思います。
◆前田憲秀 委員  私は、決算書で何点かお尋ねをしたいと思います。
 たしか平成18年度のデータだったと思うんですけれども、自治体病院の74%は赤字という記事を記憶しております。そんな中で、先ほど決算報告で、1億1,700万円の黒字、純利益ということで御報告がありましたけれども、決算書の中で、特にちょっと気になる数字で、先ほど説明もありました特別利益というところがございます、4億5,700万円。先ほどの御説明では、過年度の再請求分、高額医療とかというお話がありました。そこら辺をもうちょっと詳しく御説明いただいてよろしでしょうか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  過年度損益修正益と申しますのは、当年度の経常的な利益に算入されない利益で、過去の年度の損益を修正して利益として計上するものでございます。どういうものがあるかと言いますと、前年度の診療に係る保険者請求分とか、患者自己負担分等について、年度を越えて確定することに伴う増額修正などでございます。具体的には、過年度診療報酬に係る審査決定後の増額修正分とか、あるいは保険証未確認者の診療費に係る確定後の増額修正、あるいは高額療養費に係る決定後の増額修正、あるいは先ほどありましたように公費請求に係る診療費認定後の増額修正、あるいは労災・公災に係る診療費決定後の増額修正などなどがございます。
◆前田憲秀 委員  いや、過年度修正益というのはわかっております。ただ、4億5,700万円というのが、医業収益の5%弱ぐらい占めているわけです。その主な高額になったものをお聞きしようと思っておりますが、いかがでしょうか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  最も多かったのは、公費負担分の請求でございます。
◆前田憲秀 委員  お幾らぐらいですか。
◎緒方民治 市民病院医事課長  1億2,500万円がふえているということでございます、公費のほうで。
◆前田憲秀 委員  先ほど石櫃課長の方から、高額医療費の再請求というお話はなかったですか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  高額医療費ではなくて高額な医療費と言ったつもりでございまして、申しわけございません。
◆前田憲秀 委員  決算書というのは、いろいろな数字のトリックと言ってはあれですけれども、最終的には1億1,700万円利益ということですが、そこに至るまでの数字を見れば、産院の経営努力分とか、ここら辺は全部埋まっておりますし、なかなか本当に決算書というのは難しい数字だなと思っております。先ほど藤岡委員のほうからもありましたように、銚子病院だったですか、非常に残念な結果にも陥っておりますけれども、公的病院、赤字だからけしからんと言えば、その赤字をなくす方法は、一般企業でもどんなことでもあるわけですから、いろいろなことが言えると思うんですけれども、公的病院だからこそこの部分は譲れない部分というのを、しっかり前面に打ち出していただきたいと思っております。
 あと1点、すみません、先ほどからあっております33ページのところ、車両機械備品等の購入で、平成19年度で3億7,000万円ほど購入があるんですけれども、特に年度末近くになって、半分とまでは言いませんけれども、3月にずっと、31日に購入というのもあるわけですが、これはどういう理由からでしょうか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  医療機器に関しましては、先ほども申しましたような仕組みで入札でやっております。一番最初に申し上げましたが、医療機器の更新の希望というのは、物すごい大きな数が私どもの方の手元に届いてまいります。それをまず大きなもの、高いものの入札をさせていただきまして、その入札残を使いながら小さなもの、どちらかといえば100万円単位のものなどを買わせていただいていっておりますので、どちらかといえば安いもののほうが後に回っていく。それと、もう一つは、最終的な機械の、機械と申しますか、最新の医療機器がオーダーメードの電子機器みたいな形になっているものが非常に多うございます。今、市民病院にあるオーダリングシステムとの整合性で、合わせていていただかなければいけない部分というのがありますので、その辺で納期がおくれてくるという部分も多うございます。
◆前田憲秀 委員  私は、今、安いほど後のほうという御答弁だったんですが、逆に高いのが後になっているのではないですかというふうに御質問しようと思ったんですけれども、3月26日のリモートコントロール、ロールベッド、循環器血管造影エックス線撮影装置、比較的高いのが後になっているような気もするんですけれども、入札の期間とかというのは、やはり年度末といいますか、そういう時期になるんでしょうか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  入札は、これはほとんど起債を利用させていただいておりますので、起債の使える範囲ということで、ぎりぎりのところまでやっております。
◆前田憲秀 委員  私、何を言いたいかというと、例えば医療法人あたりはまだ3月締めの決算のところが多いと思いますし、一般の企業で言えば決算年度といいますか、決算月に必要な機械をいっぱい買って、節約をしてみたいな話があるわけです。医療機器を導入するメーカーも、そこに集中的にいろいろな商品の案内を、商品開発も含めて持ってくるのではないかと思うので、それとは別の考えで、市民病院として本当に、当初各部門で必要な機器の募集を諮ると言われましたけれども、そういったことと、年度末に集中するというのがどうなのかなと。一般の企業あたりと何か同じような気がして仕方がない部分もありまして、税務署なんかが見ると3月31日の購入日なんていうのは一番目をつけられるような事例でありまして、それがざっと見ても2億円近くあるというのはどうなのかなという気もいたします。これだけの資料では何とも言えませんので、そこはしっかりこれからも予算の方でも検討はしていただきたいと思っております。
○東美千子 副委員長  女性職員がこれだけたくさんいらっしゃいますと、産前産後休暇、それから育児休業の方がたくさんいらっしゃいますし、寿退職ということで中途退職の方もたくさんいらっしゃいますので、不足した人員をどう対応されているのか教えてください。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  退職の場合には翌年度採用での補充になりますが、産前産後休暇、あるいは育児休暇になりますと職員の休暇になりますので、臨時職員での対応というのを原則としてやっております。
○東美千子 副委員長  育児休業については、短期間雇用ではなくて、Aさんが休んだらAさんが休んでいる期間中、同じ人が責任を持って働けるようなシステムをということで、そういうシステムをとられていると思うんですけれども、現状はどうかということと、それから、中途退職されたとき、次の採用までの期間というのが空白になるわけですよね。だから、そこも臨時職員で対応ということですか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  まず、長期間の採用という話でございますが、確かに最近、看護師さん、なかなか募集しても集まりが悪いという状況が続いております。そのような中で、市民病院といたしましては長期的に労働力といいますか、看護師さんの力を確保するために、平成17年度から、看護師さんに関しましては1年間お雇いさせていただくようなシステムを入れております。これは病棟の方の看護師さんでございますけれども、1年間ということで、半年間をまず雇って、残り半年間を延長するといった形で、1年間の雇用でやっております。ですから、日給制ではなくて月給制という形で雇わせていただいております。そのため、看護師さんの条件といたしましては、日給であれば1日休めばその分引かれるわけですが、年間でお雇いすると半年後から年次有給休暇が10日間つきますので、そのときは休んでも給料が減らないといったところがメリットになるのではないかと思います。そういった形で、今雇わせていただいているところでございます。
○東美千子 副委員長  そういう形で雇った場合に、すごく雇われる側にもメリットがあります。そこらあたりも強調しながら確保されていますでしょうか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  看護師さんの募集の場合には、今、新聞も時々使わせていただいておりますが、ホームページ、あるいは職安、あるいは派遣センターといいますか、ナースセンターのところにもお願いしながらまず募集しております。応募のあった方はすべて面接をさせていただいておりまして、その中で条件等を詳しく御説明して、来てくださる方を採用するという形でやらせていただいているところです。
○東美千子 副委員長  日給ではなくて月給で雇う人がふえてくるということは、それにあとちょっと足せば正職員として雇えますね。だから、こういうふうに何十人という人が常に休んでいる状況であれば、それを勘案して、職員を少しふやすという方向にしないと、いつもこの繰り返し、人がいない、人がいないということで、看護師さんたちは血眼になって走り回って、そうしたら心にゆとりがないといい看護をやるといっても難しくなってきますので、今、病院もサービス業と位置づけられましたので総務省がいろいろ口を出すようになってきていると思いますので、こうやってもう常時20人から30人の人が必ず休んでいるという前提のもとの人員体制をつくらないと、どんなに呼びかけても人が来ない、だけれども正式採用するとたくさんの人が応募されるという状況ですので、そのあたりも、これだけ日常的に不足している分というのは正職員で補うような方向を検討していただきたいと思います。
◆那須円 委員  私も今の東委員の御意見に関連をして、看護師の確保とかお医者さんの確保というのは、先ほど人員確保のところでも大変厳しい状況になっているとお答えがありました。
 私は、先ほど経営改善のところで、母子医療センター収支のところでも触れればよかったと思うんですけれども、例えばNICU3床増床することによって、3,000万円の収支改善を図ることができるという試算がなされている、これは市長の答弁でもあったかと思うんですが、その積算も、聞きますと、正職員の方の人件費をもとに出された試算と聞いておりますし、3,000万円の収支が改善ができるのであるならば、先ほど臨時採用を雇うか、もしくは病棟配置するかと言われましたけれども、せっかく採用予定数を上回る正職員の募集が来ていますので、そこはまず正職員をしっかり看護師として確保するということが大事だったのではないか、そこをやってこなかったことの責任は大変大きいものがあるのではないかと指摘をしたいと思います。
 臨時採用が、平成17年が82人、平成18年が72人で平成19年が68人と減っています。今言われたように正職員と臨時採用の待遇の違いというのも、一つは要因としてあるのではないかと思うんですけれども、臨時採用が減ってきている状況の中で、しっかり看護師を確保するために取り組んでいる、要するに改善を今されていることがありましたら教えてください。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  確かに臨時の職員さんは本当に減ってきております。先ほど事務局長が申し上げましたとおり、現在、看護基準の中で、それまでは最高であった10対1をまた上回る7対1基準というものが発表されて以来、大きな病院がそれに取り組むということで、どんどん新たに看護師さんを雇うということで、今まで臨時で来ていたような方がそちらの方に採用されていくという状況があって、なかなかうちの臨時として集まっていただけないという状況でございます。
 今、集めるための手段といたしましては、今まで私どもとしてはホームページ、あるいは職安へのお願いなどを中心に、あとは看護協会への募集をかけるといったことをやっていたんですが、今は新聞広告なども出すような形で新たな募集の仕方をやったところでございます。それと、先ほど東委員のほうにお答えしましたとおり、1年間の雇用というものも新たな策としてやらせていただいたところでございます。
◆那須円 委員  それは、先ほどの質問に対しての答弁を聞いていましたのでわかるんですけれども、それを例えば1年間に契約を伸ばした以後も減っている傾向というのはあるわけですから、しっかりそこら辺の原因の改善をしていく必要があると思うんですが、例えば交通費については、今、臨時の看護師さんについては支給をされておりますか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  特に交通費などといった手当は支給しておりません。
◆那須円 委員  特に深夜勤や準夜も含めて、例えば公共交通機関を使おうにも使えない状況などもいろいろとあると思いますし、民間ではパートとか臨時の職員の方に対しても交通費を支給している状況もありますので、そういった点では、民間との看護師さんを確保するいろいろなやりとりというのはあると思うんですけれども、市民病院としてしっかり専門職を確保するという点では、待遇の改善、例えば今御指摘をしました交通費なども、正職員と同様にそういった水準をしっかり上げていくべきときではないかと思いますけれども、どのようにお考えでしょうか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  交通費などの支給に関しましては、私ども、今、市役所全体の臨時採用の一部として看護師さんをお雇いさせていただいているわけでございまして、市全体で今臨時の方に対して交通費を支給していない状況ですので、なかなか市民病院だけというのは非常に難しい状況ではないかと考えております。
◆那須円 委員  市役所全体のということではありますけれども、人員確保ができずにNICUは例えば増床ができない、そのために試算では3,000万円の収支改善が見込めるという、そこにもまだ至っていない状況のもとで、全体を考えると、市民病院のそうした看護師という勤務時間が深夜にも及ぶ特殊な状況もありますので、そこは市民病院独自に交通費などの支給をぜひ検討していただきたいと思いますし、待遇の問題は看護師だけではなくて、医師についても、市民病院の方にも優秀なお医者さんをしっかり残っていただくという面でも待遇の改善を求めたいと指摘したいと思います。
◆益田牧子 委員  市民病院の中で、私は熊本産院の決算についてお尋ねをしたいと思います。この問題については、9月議会でも、委員会でも随分論議をされましたけれども、やはり決算を正確に押さえておくという点で、大変私は重要だと思いますのでお尋ねをいたします。
 審査意見書の9ページの方を見ますと、左側の市民病院、本院というのが患者数が減って病床利用率などが減っている中で、熊本産院については平成15年並みに患者数が回復したと。また、平成18年度に病床数が、きょういらっしゃいます東美千子委員や磯道議員が修正動議をなされる中で、10床減ったこともありまして、病床利用率も改善をしてきたということがあります。特に先ほど代表監査の方から御報告があって、産院部分については余り触れておられませんでしたけれども、真ん中辺ですが、熊本産院の経営状況については、収支改善計画を策定して経営改善に努力したということで、入院・外来ともに増加をして、収支不足額というのが、2年前の私もおりました保健福祉委員会での附帯決議の3,000万円をクリアして、2,700万円以下になったということがあります。この努力をきちんと評価をしていくということが、私は大変大事ではないかと思います。
 私どもが要望いたしました資料の中で、10ページから11、12ページまで、収支改善計画と、そしてそれを職員の皆さんがどういう形で実践をされてきたのかということを掲載していただいております。私が特に重要だと思っておりますのは、いかに周知を徹底するとか、収入確保をするということで皆さんが論議をしてなさったということで、収入の確保だけではなくて、子育て支援をいかに専門職を発揮するのかという面で、産前産後の両親学級を毎月開催であるとか、母乳外来をより充実していくとかということが、産院の努力でなされたという点は大変評価をしていくべきだと思っております。
 特に土曜診療等の診療日を新たに設けるであるとか、受け付け時間を30分ほど延長するとか、そういう職員の皆さんが患者さんのために努力をするという点は大変評価をしております。その点での影響額等についてお尋ねをしたいと思います。それと同時に、私がぜひ皆さんに理解をしてほしいと思うのが、その後の13ページのところですけれども、収支状況について資料をいただいております。この中で、私は、入院患者数が伸びているという状況もありますけれども、特に収益的支出の中の給与費が、平成15年の3億3,881万7,000円から2億7,133万円ということで7,000万円弱激減をしているというところが大変注目すべきだと思いますので、経営改善の努力と、人件費分についての産院としての収支改善についての講評というか、結果についての御説明をお願いします。
◎岡崎伸一 産院庶務課長  まず1点目、収支改善計画に伴いましての患者数の増、あるいは収益の増についてでございますが、今、委員御指摘のとおり、土曜診療を初め、30分の診療時間の延長と、さまざまな収支改善計画を実施してまいりました。その結果、両親学級とか育児塾も開催いたしまして、そういった参加者の中で口コミで広がりまして、外来患者の増加につながったと考えております。その中で入院患者もふえまして、分娩患者も42件ふえたということでございます。
 さらに2点目でございますが、平成15年、16年、2年間を比較いたしますと、委員おっしゃいましたとおり、職員を5名ほど削減いたしております。金額にいたしますと退職金を除きまして4,000万円、含めますと7,000万円ほどの削減をいたしております。ただ、平成16、17、18年の3年につきましては、患者数が減少ということでございまして、費用の削減を行ったにもかかわらず収益が伸びなかったという状況でございますが、平成19年度は、先ほどの収支改善計画に基づきました患者数の増に伴いまして収益も上がったというところで、大幅な赤字削減が図られたということでございます。
◆益田牧子 委員  特に医療というのは、その時々の風評というか、特に熊本産院が平成16、17、18年と大変苦労されたというのが、廃止条例が平成16年度末に出され、平成17年度の12月議会に出される、平成18年度のときは継続審査になって、平成18年度の3月議会での大幅修正ということもあって、特に分娩件数にそれが如実にあらわれているのではないかと思っております。平成19年度については42件も増加をするということが、やっと信頼が回復してきたというときに、この決算の結果から見れば、審査意見書でも述べてありますように、一般会計の繰り入れというのも7,000万円ほど削減をしておりますし、本当に経営努力が評価をされるべき決算ではないかと思っております。
 さきに平成19年度の一般会計特別会計の決算委員会が論議をされた際に、保健福祉委員会の決算でしたけれども、こういう努力をしたにもかかわらず、幸山市長が6月議会、そして9月議会に廃止条例ということになったときに、市長部局のほうでは総合的な検討ということはなされていないということの指摘があったと聞いております。
 私の知り合いの方が、どうしてこういうふうになったのかということを情報開示で求めたときに、市長部局の方は資料を提供しただけ、それを決定したのは市民病院なんですという御説明を聞いておるわけです。市民病院としての、決算から見れば大いに健闘して赤字の金額も附帯決議をクリアしたというのに廃止の方向ということが、どうもこの決算からは見えないわけですけれども、市民病院としての総合的な検討ということがどのようになされたのか。
 それと、経営努力の中で、これは一般質問の中でもですけれども、この間の委員会の中でも、改善がうわさという形で質問された方もおりましたが、早産予防というのをするために、無理に長期にわたるケースがあったようなことが一般質問の中でも指摘されておりましたので、そうであれば、さっき診療報酬の減点の問題等もあっておりましたけれども、そういうことがあったのか、また、患者やその家族からのクレームがあったのか、そして、そういう長期入院に至った方々というのが、私は、藤岡委員も委員会でもおっしゃっておりましたけれども、正常分娩に至ったと聞いておるわけですが、大変これは市立産院の名誉にもかかわることですので、その点をはっきりさせていただきたいと思います。
◎高柳裕一 市民病院事務局長  1点目の総合的な検討についてでございますけれども、今、委員がお話しなさった件と私どもの意見はちょっと違っているんですが、今回の産院の見直しにつきましては、うちの方が、条例を提出する上では原課という形になるわけでございますので、そういう点と、それから、従来から健康福祉局との話の中で進めてきたわけでございますし、また、今年度から健康福祉局が未来局と分かれたということで、その3局という3つの部門が一体となって今回の総合的な検討につきましてはさせていただいたというところでございます。
 それから、先ほど2点目の入院患者のことでございますけれども、これにつきましては、以前の委員会、本会議の方でも、うちの前院長がお答えをしておりますように、医師の判断のもとに適正に処理されているということを申し上げているところでございまして、そのようにうちの方としましても考えているところでございます。
        (「産院のほうから」と呼ぶ者あり)
○藤山英美 委員長  今の問題について、産院からいいですか。
◎岡崎伸一 産院庶務課長  私の方も、今、事務局長が申しましたとおり、前回の委員会の方で前市民病院長の答弁のとおりでございまして、それともう1点、委員のほうからクレームはなかったのかということでございますが、1件も聞いておりません。
◆益田牧子 委員  不採算部門という面で、これまで産院については1億円を超すような赤字があったと。その中でも議会での論議をしっかりと受けとめていただいて、職員の皆さんが夜勤体制を変えるとか、また診療体制を切りかえる中で努力をされてきたわけです。先ほど、産院の見直しについては3局でということをおっしゃったわけですけれども、私がここで蒸し返すということはありませんが、本来ならば一番メーンにしておりました附帯決議をクリアして、また、本来こういう決算委員会での適切な論議を通して、総合的な検討については公明党の方で御提案がありましたような、例えば専門的な方々も入れた検討ということが私は筋だったと思います。
 今回、大変論議がしにくいような状況での決算ではありますけれども、産院の平成19年度の決算ということでは、市民の皆さんの要望をどう受け入れて頑張ってきたのかという、公営企業としての大変大きな教訓があると思います。私どもはこれであきらめたわけではありませんけれども、もっと市民病院としてのイニシアチブをきちんと発揮するということがないと、幾ら公営企業が全部適用になっても職場を守れない、そして人員も確保できないということにつながるのではないかということを大変危惧いたしております。
 その点では、先ほどクレームもなかったということでありますけれども、さっき3点質問した中で、そういう中での例えば正常分娩での出産だったのか、例えば早産に至ったのかと、そういう面の御答弁はありませんでしたけれども、1点だけ明確にしてください。
◎岡崎伸一 産院庶務課長  細かい部分につきましては把握しておりませんが、すべてが正常ということではなかったと聞いております。多少の未熟児出産もあったに聞いております。
◆益田牧子 委員  私の調査では、NICUの搬入件数とかはなかったと聞いておりますので、一般質問などで議事録が残って、そのままそれが事実かのようなことは大変誤解を与えると思いますので、また明確な、後ほど数字などもいただきたいと思います。
◆田中敦朗 委員  市民病院会計決算状況の5ページの収益的支出のカのところの研究研修費なんですけれども、4,248万円ということで、昨年度に比べて500万円上がっておりますが、どういった内容を研究して、どういった研修を行っているのかというのは、市民の目が届くような公開をされているのでしょうか。
◎石櫃紳一郎 市民病院総務課長  この研究研修費に含まれておりますのは、医師、あるいは看護師、あるいは技術士たちが行く研修の旅費とか、その会に際するいろいろな図書の購入費などもありますが、治験という、これから新薬として発売される前の段階でのいろいろな治験、研究などへの協力した人に対するお礼というものも含まれております。治験というものが、先ほど収入のところで申し上げましたが、約2,000万円ほど伸びてきておりますので、お礼を出す患者さんというのもふえてきております。そういったものの伸びでございます。
◆田中敦朗 委員  市民病院としても、熊本市民のための病院ということで、さまざまな研究研修が行われていると思います。決算で言うことではないかもしれませんけれども、どういった特色のある研究をされているのか、市民のためにどんな研修が行われているのかというのが、しっかり市民に伝わるような取り組みを工夫していただければと思います。要望です。よろしくお願いします。
○藤山英美 委員長  ほかに質疑はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり)
○藤山英美 委員長  ほかに質疑がなければ、これより採決を行います。
 議第241号「平成19年度熊本市市民病院会計決算について」、認定することに御異議ありませんか
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○藤山英美 委員長  御異議なしと認めます。
 よって、議第241号は認定することに決定いたしました。
 なお、次回以降の審査につきましては、あす、10月7日(火)午前10時より水道事業会計決算、8日(水)下水道事業会計決算、9日(木)交通事業会計決算の審査を行いますので、よろしくお願いいたします。
 これをもちまして、本日の特別委員会を終わります。
                            午後 0時05分 閉会



出席説明員
 〔市民病院〕
   市民病院長    馬 場 憲一郎    事務局長     高 柳 裕 一
   総務課長     石 櫃 紳一郎    医事課長     緒 方 民 治
   産院庶務課長   岡 崎 伸 一

 〔監査事務局〕
   代表監査委員   濱 田 清 水    事務局長     上 則 康 幸
   首席監査審議員兼次長          次長       松 永   潔
            三 浦 直 樹


〔議案の審査結果〕
  議第 241号 「平成19年度熊本市市民病院会計決算について」………(認  定)