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熊本県 熊本市

平成20年第 3回経済委員会−09月12日-01号




平成20年第 3回経済委員会

               経済委員会会議録

開催年月日   平成20年9月12日(金)
開催場所    経済委員会室
出席委員    8名
        田 尻 将 博 委員長    三 島 良 之 副委員長
        田 中 敦 朗 委員     日和田 よしこ 委員
        中 松 健 児 委員     下 川   寛 委員
        竹 原 孝 昭 委員     嶋 田 幾 雄 委員

議題・協議事項
  (1)議案の審査(4件)
     議第144号「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中経済委員会付託分
     議第204号「熊本市勤労者福祉センター条例の一部改正について」
     議第205号「熊本市土地改良事業及び農地等の災害復旧事業分担金徴収条例の一部改正について」
     議第206号「熊本市農業委員会に関する条例の一部改正について」
  (2)報告案件(1件)
     報第28号「財団法人熊本市勤労者福祉センターの経営状況について」
  (3)所管事項の調査

                            午前10時04分 開会
○田尻将博 委員長  ただいまから経済委員会を開きます。
 今回当委員会に付託を受け、審査いたします議案は、補正予算1件、条例3件の計4件であります。
 まず、審査の方法についてお諮りいたします。
 審査の方法については、各号議案並びに報告事項について、順次執行部の説明を聴取した後、陳情を含む各号議案、所管事務の順で質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。
 それでは、議案の審査に入ります。
 議案についての総括的な説明を谷口経済振興局長お願いいたします。
◎谷口博通 経済振興局長 
 (総括説明)
○田尻将博 委員長  次に、議第144号「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中、当委員会付託分について、執行部の説明を求めます。
◎内田敏郎 産業政策課長 
◎前田安利 商業労政課長 
◎平川一喜 観光政策課長 
◎中島博幸 熊本城総合事務所長 
◎村上英明 動植物園長 
◎下川安 農業政策課長 
◎坂本俊朗 耕地課長 
◎中村勉 水産振興センター所長 
◎本田正弘 首席農地審議員兼農業委員会事務局次長 
 (平成20年第3回定例会常任委員会補正予算説明資料に基づき説明)
○田尻将博 委員長  次に、議第204号「熊本市勤労者福祉センター条例の一部改正について」、執行部の説明を求めます。
◎前田安利 商業労政課長 
 (平成20年第3回定例会議案書に基づき説明)
○田尻将博 委員長  次に、議第205号「熊本市土地改良事業及び農地等の災害復旧事業分担金徴収条例の一部改正について」、執行部の説明を求めます。
◎坂本俊朗 耕地課長 
 (平成20年第3回定例会議案書に基づき説明)
○田尻将博 委員長  次に、議第206号「熊本市農業委員会に関する条例の一部改正について」、執行部の説明を求めます。
◎本田正弘 首席農地審議員兼農業委員会事務局次長 
 (平成20年第3回定例会議案書に基づき説明)
○田尻将博 委員長  以上で議案の説明は終わりました。
 次に、報第28号「財団法人熊本市勤労者福祉センターの経営状況について」、執行部の説明を求めます。
◎前田安利 商業労政課長 
 (平成20年第3回定例会議案書に基づき説明)
○田尻将博 委員長  以上で「財団法人熊本市勤労者福祉センターの経営状況について」の説明は終わりました。
 この際、執行部により特に、所管事務の報告の申し出があっておりますので、これを許可いたします。
◎渡部義賢 経済振興局次長兼商工振興部長 
 (経済委員会説明資料に基づき報告)
○田尻将博 委員長  以上で所管事務の報告は終わりました。
 これより議案について、一括して質疑をお願いいたします。
◆田中敦朗 委員  CM作成のため予算を獲得することは、大変すばらしいことだと思います。あと新聞にも広告を出すということをお聞きしましたが、CMはどのような方法で行われるのか、また、新聞広告はどの方面に対し行われるのか、考えをお聞かせ下さい。
◎平川一喜 観光政策課長  これまで、テレビを活用しました情報発信につきましては、5月に放送しましためざましテレビがございまして、大変効果があったところでございます。今後のテレビコマーシャルにつきましては、首都圏や関西圏などでの放映を予定しており、実施に当たりましては、企画コンペ方式などにより提案いただいた中から効果的な方法で行いたいと考えております。また、新聞につきましては、関西以西の中国地方を中心に目立つような、例えば15段両面の見開きという形での掲載を予定しているところでございます。
◆田中敦朗 委員  先日視察で鹿児島に行ったわけですが、JRは鹿児島スイッチということで鹿児島振興に力を注いでおります。本市でも3,500万円使ってコンペをされるということで、認知度の高いタレントを起用できる企業の参加は見込めるのでしょうか。
◎平川一喜 観光政策課長  コンペ提案につきましては、大手の広告代理店を含め、募集したいと思います。
◆田中敦朗 委員  3,500万円では、なかなか思うようなタレントは起用できないかもしれません。とにかく、さまざまな会社に告知していただいて、できるだけ効果の高いCMを打っていただきますようお願いします。また、新聞広告については、できれば関東地方にも打っていただきたいと思います。予算は限られておりますが、予算措置を講じていただきますよう要望をいたします。
◆日和田よしこ 委員  議案の中で一つ気になるのが、勤労者福祉センター条例の一部改正についてです。今回指定管理者制度として、利用料金の額が使用料の額を下回ったときと記載されておりますが、これはどういった内容でしょうか。また、関連して新たな取り組みやどのような努力をなされているのか、具体的に教えてください。
◎前田安利 商業労政課長  先ほども申しましたように、指定管理者の公募となります。現在、利用料を市で歳入しておりますが、これを指定管理者の方で歳入できる仕組みにして、より効果的な運営を図るべく今回改正をお願いするものであります。ただし、これはあくまでも利用料金が予想よりも多くて料金を下げられる見込みになったときに市長の承認を得て行うものでございます。現在のところ見込みがあるわけでございませんし、こういう仕組みを取り入れて効果的な運営をしたいとお願いしているところでございます。
◆日和田よしこ 委員  使用料の額が下回ったときと記載があり、利用料金の額が決まっているものだと思い、気になって質問いたしました。
◎前田安利 商業労政課長  今のところ、現行の利用料金はそのままと考えております。
◆下川寛 委員  利用料金方式は、私は大変歓迎なのです。以前、本会議でもそのことをお尋ねしたことがありますが、この件だけではなく、利用料金方式全体のことをほかの部局に尋ねてみると、あいまいな答弁が返ってきました。
 以前事例に出しましたように、東京の杉並区近辺では利用料金方式を採用し、指定管理者と行政側が想定し取り決めた一定の基準額を上回っていました。つまり、指定管理者が頑張って収益を上げた場合には、行政と指定管理者が折半にしてお互いの収入にするというところまできれいに決まっているのです。逆に下回ったら、それをまた折半で払うことが決まっております。要するに、指定管理者側にも非常にインセンティブがついて、向上意欲も出てくるのです。
 ぜひそういうところまで詰めて、喜んで指定管理者に応募していただく運営をしっかりやっていただきたい。こういう施設が動けば市民側にとって利益があるわけですし、そうなるようにしっかりと詰めてやっていただきたいと要望いたしておきます。
◆中松健児 委員  何点か質問したいと思います。今、田中委員から質問がありましたコマーシャルの期間は、いつごろを考えておられますか。
◎平川一喜 観光政策課長  今からコンペを実施しますので、早ければ11月末、遅ければ来年春の行楽シーズンをにらんだ形で2月ぐらいを予定として考えているところでございます。
◆中松健児 委員  どれぐらいの時間のコマーシャルを考えておられるのでしょうか。
◎平川一喜 観光政策課長  料金的なものもございます。例えば関東圏でございますと、15秒のスポット40回セットで大体500万円ぐらいかかります。当然、コンペいたしますと値段も下がるかと思いますが、いろいろな提案をいただく中で期間等も検討していきたいと考えております。
◆中松健児 委員  積極的な宣伝をしないと熊本は知れわたりません。そういう意味では、それなりの緒をつけられたなという思いがあります。せっかくの企画を有効なものとしていただくよう要望しておきます。
 次に入りたいと思います。熊本大学連携という形の助成は、いったいどういう事業主体のものなのでしょうか。また、説明資料5ページの新分野進出企業について中身を教えていただけないでしょうか。
◎内田敏郎 産業政策課長  新分野進出企業等の支援事業について若干御説明いたします。これにつきましては、プレシードという企業名でございまして、ここに書いてございますように、太陽電池を組み込みました電気透析装置を汚水の中に入れ、イオン交換により窒素分やいろいろな成分を抽出し、浄化するシステムでございます。
 例えば畜産農家から出ます汚水や食品関連業者から出ます汚水を浄化させるための装置を開発いたしまして、それについて助成を行うものでございます。
◆中松健児 委員  大体中身がわかりました。私が言いたいのは、熊本大学との連携と書いてありますが、北九州市は物すごく大学連携が進んでいるのです。そういう意味で、連携を深めた事業、すなわち、ほかの大学との連携はどのようにされているのでしょうか、また、今後されようとしているのか、その点を質問しているのです。
◎内田敏郎 産業政策課長  すみません。こちらに書いてございます熊本大学連携といいますのは、黒髪の方にあります熊本大学という意味ではございません。熊本地区にある大学との連携、ですから、この施設といたしましてはインキュベーター施設、南熊本にある施設のことでございます。熊本の中にある大学との連携ということでございまして、その大学との連携につきましては、このプレシードにつきましても、学校関係、崇城大学との共同研究で、そういった結果が形としてあらわれたものでございます。
◆中松健児 委員  大体中身はわかりました。熊本の大学だから熊本大学を想定するのです。中身は南熊本ということでよくわかりました。
 私も視察に行きましたが、北九州市の大学連携というのは物すごくたくさんやっているのです。そういう面で、本市も積極的に連携し、いろいろな面で政策にのせられるよう要望しておきます。
◆竹原孝昭 委員  今、中松委員の言うのは、私も熊本大学インキュベーションを見て、今同じような考え方でした。本市と熊本大学がいろいろとタイアップしていると思いました。
 しかし視点を変えて言うならば、現在どれだけの成果を出しているのでしょうか。本市が土地に投資し、本市にとって優待効果や産業活性化としてどれくらいメリットがあるのでしょうか。私は、毎日あのあたりを通りますが、いかがでしょうか。
◎内田敏郎 産業政策課長  熊本大学インキュベーターの施設につきましては、現在10数社が入居いたしております。その中には、企業名をこちらで申し上げますと、果実堂や、こちらに出ておりますプレシード、そしてビッグバイオなどです。果実堂は、デパートにサラダとして出ておりますベビーリーフでございます。ビッグバイオにつきましては、微生物を使った水質浄化のブロックを販売しております。実績につきましては、毎回中小企業機構に提出をしている状況を参考に、年々売り上げを伸ばしております。
◆竹原孝昭 委員  熊本の経済活性化や産業構造の中にどのくらい影響を与えているのか、はっきり言って見えない気がします。
 だから、中松委員が先ほど言われたように、やはり幅広く大学あたりと連携し、行政もそういう中にもう少し情報を提供しながら取り組んでいく積極的な姿勢が欲しいと思います。これは、要望しておきます。
◎渡部義賢 経済振興局次長兼商工振興部長  先ほど内田課長の方から御報告申し上げた会社等につきましては、海外や国内はもちろんのこと、私どもは販路開拓というミッションを組んでおります。そういったところに御参加をいただき、販路拡大を大学連携とともに支援しております。
◆竹原孝昭 委員  行政が支援し、それに企業がこたえ、費用対効果を出していかなければならないという話です。行政がそれだけ突っ込んだものを支援していかなければならないし、会社は、しっかりと経営をやっていかなければなりません。だけれども、市長が言うように熊本ブランドという熊本発の世界に通用するようなものをつくるという熱いものが今感じられない。わかりますか。
◆日和田よしこ 委員  今のお話を聞いていて思ったんですけれども、例えば販路を開拓し、成功していった会社はあると思います。やはり、本市が力を入れ、製品として出たものだとわかるような、例えば、ロゴマークでもいいと思います。この製品はここで開発されてこうなったのだというのが、市民にわかる証しがあればと思います。ぜひ検討していただきたいと要望しておきます。
○田尻将博 委員長  ひごまるくんくらいはつけておくとかなど、何か要らないですか。いいですか。内田課長何か答えることができますか。
◎内田敏郎 産業政策課長  食品関係の商品開発の分につきましては、今後フードブランド的なものを立ち上げまして、そのような形で進めていきたいとは思っております。その他の部分につきましても、今後いろいろな形で検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆下川寛 委員  産文の陳情がまた出ております。産文については、この委員会でも何回も論議しているわけですが、産文単体では当然考えられないということで論議が進んできているわけです。中活の中に入っていないのであるならば、産文を残す残さないという論議はなく、当然使っていると思います。
 よって、この委員会での論議は、どうしても産文がメーンとなるわけなのです。
 産文が中活の中に入っているから、単体ではなく一体で考えたいといって論議をしたいわけですが、どうしても中活については、他局の所管になっているということで、私どもも物申したいが、奥歯に物が挟まったような言い方、執行部側においても他局の問題なので奥歯に物の挟まったような答え方で一向に事が進まないわけです。
 しかしながら、産文についていろいろと考えていく中で、さっき陳情者の方からもありましたように、中活とハードウェアそして本市経済と関連する利活用の仕方や位置づけに関する計画が固まっていないと、何も論議がスタートできないわけです。このことは、企業経営では当たり前の話で、それが決まらないとスタートできないのに、局間に分かれて単体で論議をしていく、それで結局煮詰まらない状態、奥歯に物が挟まった状態のままでどんどん事業だけは進んでいく。そうなると、他局の問題なので建設については都市建設局でやりますとなり、つくった後は、経済の所管になってしまうわけです。その際、きちんと利活用してくれといってぽんと投げられても、ハードウェアが利活用方法とそぐわなければ、どうもこうも身動きが取れず、結局は無駄金を使ったということになるわけです。
 そこで努力してうまく運ぶケースもあるでしょうが、なかなかそれも難しいと思います。そういったことを考え、今までの論議を見ながら産文を検証したときに、やはりハードウェアまで踏み込んだ論議ができる体制、権限が必要だと思うのです。
 恐らく、本省からの補助の絡みで、縦割り行政の中で分かれざるを得ない形となっていると思いますが、やはり縦割りの弊害が一番出ているケースだと思います。産文は市内部の問題であるので、経済振興局はしっかりと交渉し、ハードウェアまで踏み込むことができる権限を取っていただきたい。そうしないと、きちんとした論議が進まない気がします。今後そのような形で動いていただけませんでしょうか、どうですか、谷口局長、渡部局次長。
◎渡部義賢 経済振興局次長兼商工振興部長  委員がおっしゃいますとおり、これはもともと経済振興、いかに町を活性化するかというところが出発点であります。当時、中心市街地活性化基本計画の取りまとめを経済振興局の方でやらせていただいたというのも、そういったところからであったと思います。したがいまして、これは単に都市建設局の方での案の作成ということではなく、当然中心市街地あるいは商店街の活性化という観点から私どもも庁内協議に参加させていただいているところでございます。
 今後とも、できるだけ私どもはそういった活性化の方になるように努めてまいりたいと思っております。
◆下川寛 委員  何かわかったような、わからないような話でしたけれども、確かにそういう論議には参加しているのだと思います。だけど論議に参加していても、参加はしました、意見は言いました、だって主管は別にあるので、主管局としては、その意見は聞かないで自分たちでやっていきますと言われたらどうしようもないわけです。だから、本当に経済としてどうなのだという意見を述べるだけではなく、もっと主導権をとってやっていただきたいというのが発言論旨なのです。主導権とれませんか、いかがですか。
◎谷口博通 経済振興局長  主導権をとるとらないといった下川委員のお気持ちはよくわかるのですが、経済委員会と都市整備委員会が2つに分かれ、審議をいろいろとお願いしているところであります。渡部局次長が言いましたように、今両局次長のレベルで、都市建設局の高田局次長と経済振興局の渡部局次長とでいつも調整会議をやっております。もちろんこちらも参加して、るる意見を申し述べております。前回も竹原委員の方からそういうお話もありましたので、積極的に今申し述べているところでございます。
 両局は同じレベルだと思いますし、こちらが出てもいけないし、向こうも出てもいけない、だから同レベルでの議論が必要かなと思っております。しかしながら、経済という所期の目的をどう果たしていくかという分野では経済振興局、それから都市づくり、町の形態、景観という部分では都市建設局、その時々に応じた主導権といいますか、そういう形では当然物を申していかなければならないと思っております。今、下川委員がおっしゃったように、現在、局次長レベルで話をやっておりますので、節目、節目においては局長同士できちんと話し合う場を設けていかなければならないと思います。その辺につきましては、私の方から直接都市建設局長と話し合いをし、そういった場を設けていきたいと思っております。
◆下川寛 委員  ぜひお願いいたします。話し合いだけではなく、さっきおっしゃった部分で、もう余りしつこく突っ込みませんけれども、価値観が逆の部分もあるかと思います。都市づくり、景観づくり、それが本当に都市建設局でいいのか、そういう都市の構造的なあり方も結局は経済ではないかと思うのです。そういった意味で、景観や建築基準法の部分というのは、法律上の問題なので都市建設局が主導でいいわけですが、本当にそれをつくった後に生かすかどうかという計画については、やはり経済が主導しなければいけないという思いが強くありますので、ぜひよろしくお願いします。
◆竹原孝昭 委員  渡部局次長が言われたように、都市開発の原点は経済でしょう。中心市街地活性化は、そこから出発しているのではないでしょうか。そうでなくして、本当に経済改革をやるのだったら、都市建設局と経済振興局が一緒になって事を進めていくことが大事だと思います。国からの流れでもありますが、どうしてもまちづくりのウエートが都市建設局の方にあります。だから、成功しないのですよ。
 全国での都市計画、区画整理や再開発で成功した例はごくわずかです。今、一番いけないのは、縦割り行政がいかに地方になじまないか、そして口先だけではみんな地方の時代だと言いますが、中央集権が一向に変わっていない、要は、国の施策にのっとった補助金によりハード面、ソフト面をやらなければならないことなのです。
 私が言いたいことは、この時代に再開発をやるならば、プロジェクトチームをきちんとつくらなければならないのです。副市長が座長となり、両局長がおり、局次長以下が入ったものとして、ベストの論議ができる場をつくっていかなければなりません。今までみたいに右肩上がりの経済ではありませんので、一回失敗したら取り返しのつかないことになります。その点を肝に銘じていただきたいと思います。そして、今の再開発事業は、本市将来の存亡にかかわる大きな事業ですので、今、下川委員が言われたようにもっと突っ込んで、やはりプロジェクトつくり、行政が中心となり、本市経済界等を巻き込んでしっかりと論議していただきたい。
 また、先ほど陳情された方が言われたように、伸び切った企業が参画してどうなりましょうか、産文の問題はほんの一部なのです。本当に大事なことは、再開発事業を成功させ、熊本の経済をどれだけ活況化させることなのです。何遍も言いますが、経済委員会はいかに大事な委員会であるかを認識し、熱意をもって取り組んでいただきたい。このことは強く要望いたします。
◆日和田よしこ 委員  今、お話があったとおり私たちも思っております。特に本市の場合は観光立市を宣言しております。先ほどの広告宣伝経費の説明の中にCMについては企画コンペ方式により行うという話がありました。やはり、市はメインとする部分を積極的に表に出し、CM製作者に強い気持ちを伝えなければなりません。ただ、提案してもらうだけではなく、本丸御殿であるならば本丸御殿、とにかく本市ならではのオンリーワンのものをCM製作者に伝え、CMを製作し全国に発信しなければなりません。本会議でも質問がありましたように、観光局の設置を行ったり、また、NPO等の民間団体を巻き込んだプロジェクトチームを発足させ、さまざまな意見や知恵を結集したうえで、他には類を見ない本市ならではのものを全国に発信していただきたいと思います。
○田尻将博 委員長  今の産文にかかわる部分で皆さんのご意見ありませんか。
◆中松健児 委員  この委員会での意思がまとめられるならまとめた形でお願いしたい。経済委員の意思は変わらないと思いますので、委員長取りまとめてください。
○田尻将博 委員長  一回区切りましょう。というのは、きょう初めて桜の馬場の話が出ました。経済の所管になるかわかりませんが、お城一帯全て絡んでいるのです。再三の陳情を含め、また、今、下川委員がおっしゃったように、なかなか問題を質問しても答えが返ってこない状況でもございます。委員皆さんの発言に若干相違がありますので、この問題については預からせていただきます。
 産業文化会館の陳情に関連して、今、委員の皆さんの発言を取りまとめましたので、読み上げます。
 当委員会所管の産文のあり方については、中活に深く関わっており、中活は今後の熊本の経済にとって重要な課題であります。この中活については、つくることよりその後の活用が経済にとって大切なのであります。市も副市長が座長となり、経済と都市建設が加わったPT(プロジェクトチーム)をつくりながら、行政が中心となって、本市経済界を巻き込んでしっかりと論議してもらうことをこの経済委員会の総意として取りまとめたいと思います。以上の内容でよろしいでしょうか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  それでは、次に移ります。
◆中松健児 委員  8ページの本丸御殿管理運営経費にかかわって、質問したいと思います。受付案内業務について、委託先はどこなのでしょうか。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  案内業務、警備業務一緒にて、委託先は、三勢という会社でございます。
◆中松健児 委員  三勢ということですが、人数等を含めた委託内容を教えてください。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  開設当初、案内が6名、警備が3名の体制をお願いしておりましたが、お客さんの数が多く対応出来ないということで、案内につきましては常時8名、警備につきましては平日4名、土日祝日は5名体制で行っております。
◆中松健児 委員  熊本城の入場人員が増え、当然業務が増したことは理解しますが、本丸御殿の方に目が行きがちとなり、宇土櫓等の他の重要施設がおろそかになっていると思います。そのあたりどのように考えておられるのでしょうか。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  本丸御殿建設前に建てられた建造物の警備箇所につきましては、天守閣、宇土櫓、数奇屋丸、飯田丸、五階櫓でございます。これらにつきましては、シルバー人材センターに警備と案内業務をお願いしております。
◆中松健児 委員  警備関係につきましては、全部シルバー人材センターでやられているのでしょうか。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  各場所での案内、警備はシルバー人材センターにお願いしております。
◆中松健児 委員  熊本城の入場人員が増えているので、受付案内、警備については本丸御殿のみを重点配置するのではなく、宇土櫓等他の重要施設についても同様に充実させていただくよう要望しておきます。
 次に、10ページの債務負担行為についてお尋ねします。先日一般質問の中で、原油が高騰する段階において何か支援することはできないものかと質問したところ、何らかの予算措置を講じるという答弁がございました。この10ページには、金額が明示されておりませんが、これは利子補給に関する要望があり、大半を受け入れる対応をするために金額を明示しなかったのでしょうか。
◎下川安 農業政策課長  この債務負担行為について御説明いたします。予算については、申し込まれる人たちが決まっていないので、額も決まっていないところでございます。今年度3月まで受付し、貸し付けの実行を12月まで行うという内容ですので、今年度3月の時点で件数、金額、利率が固まり、3月補正でお願いすることになろうかと思います。利子補給に関する要望は全部聞くということでございます。
◆中松健児 委員  大体の内容はわかりました。予算も含め、可能な限り支援していただくよう要望いたします。
◆田中敦朗 委員  所管の方で言おうと思いましたが、中松委員がおっしゃられたので発言したいと思います。私の住んでいる北部は農業地帯で、農家は本当に御苦労されております。それが一番わかっているのは、やはり現場の職員の皆さんだと思うのですが、恐らく農林水産省の方々は余りおわかりになられていないのではないでしょうか。ぜひとも国の方へ働きかけ、本市はそんなにたくさんの予算が使えるわけではありませんので、国に対し強く要望していただき、農家の方々が安定的な経営ができるように取り計らっていただきますようお願いいたします。
◆日和田よしこ 委員  農業後継者育成経費として計上してありますが、担い手支援ととらえてもよろしいのでしょうか。
◎下川安 農業政策課長  そこで挙げてございますのは、新規就農者事業、いわゆる新たに農業に取り組みたいという事業でございまして、JA中央会の方が事業主体となっております。そういった意欲のある方を管内の農家で実践的な研修をしていただき、担い手になっていただくという事業でございます。
◆日和田よしこ 委員  募集はどうされているのでしょうか。
◎下川安 農業政策課長  募集は、中央会で行い、県内全部で大体15名程度募集されております。現在熊本市では、1名が応募されております。その中で就農意欲があるかどうか面接し、その中で就農していただくという形をとっているところでございます。
◆日和田よしこ 委員  農漁業に対する担い手支援というのを今後もやはりやっていかなければいけないととらえておりますので、こういった事業も含め、今後しっかり取り組んでいただきたいと思います。
○田尻将博 委員長  議案について、ほかに質疑はございませんでしょうか。
        (「なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  ないようであれば、次に所管事務について質疑をお願いいたします。
◆田中敦朗 委員  本丸御膳が好評を博し喜ばしいことであります。4月に本丸御殿がオープンし、たくさんの観光客が訪れたためすぐにはできなかったことは推測できますが、オープンしたにもかかわらず4カ月おくれた原因と、実施に至るまでの経緯、内容等を教えてください。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  熊本城本丸御膳、食の体験につきましては、以前からそういったコーナーを設けるということで私どもも準備を進めてきたところでございます。準備内容といたしましては、昨年12月25日、コンベンション協会に対し業者選定を依頼し、希望業者13社に対し、本年1月18日説明会を実施したところでございます。その後、2月1日に本丸御殿の施設見学及び企画等の関係書類を配布し、2月20日熊本藩主のレシピ帳という本が出版され、いろいろな業者から本をもとに研究したいという話がありました。それから、2月29日資格等の書類提出が7社あり、3月31日企画書提案が4社ありました。その後、4月から6月にかけては本丸御殿の一般公開があり、ここで事務のおくれがあったわけでございます。その後、6月13日審査会実施に伴う事前説明会を行い、7月8日審査会を実施し、業者を決定したところでございます。そして、7月28日から予約受け付けを開始し、8月7日試食会及び報道発表会を行い、8月11日から提供を開始したところでございます。
◆田中敦朗 委員  大変な御努力のもと実施に至りましたことは、よく分かります。しかしながら、4月20日のオープンから実施できたならば、4カ月の間に訪れた方に対して本丸御膳をアピールすることができたわけです。4カ月間アピールできなかったことは大変残念でありますし、今後こういったことのないようお願いします。もし、熊本城総合事務所に人員が足りなくてこういうことになったのであれば、経済振興局等を挙げて本丸御膳ができるよう対応すべきであったのではないかと私は思います。今後、迅速な対応をお願いします。
◆日和田よしこ 委員  本丸御膳について、何かアンケートをとられているのでしょうか。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  アンケートにつきましては、今月9月1日から実施いたしておりまして、きのう現在126枚のアンケートをいただいております。
 質問項目としましては、どちらから来られたのか、性別、年代、何人で来られたのか、どのようなグループで来られたのか、また、この本丸御膳をどうやって知ることになったのか、また、料理内容については、料金、味、量、接客サービス、館内の雰囲気等についてお尋ねいたしております。皆様からの答えとして、おおむね好評であるという評価をいただいております。
 そのほか、御意見を自由にお聞かせくださいということを記載しておりまして、一番御意見が多かったのが、照明が少し暗いということでございました。それから、器がよかった、味が少し辛いなどもありましたし、少数意見でしたが、昼の時間帯でもお酒が欲しいという声も出ております。これらにつきましては、今月いっぱい実施する予定でございまして、その後また関係者の皆さんと話をしながら改善すべき点があれば改善を図っていきたいと思っております。
◆日和田よしこ 委員  食の文化ということで、そこから熊本の伝統文化に触れていただくのは非常にいいことではないかと思っております。ただ、そこで本当に食べるだけではなく、プラスアルファということをぜひ今後考えていっていただきたいと思います。やはり対象になる方は、観光客であり、市民の方であり、県外の方でもあります。もしかしたら外国人の方ということもあるかもしれませんし、カップルかもしれません。いろいろな方が対象であると思いますので、そのあたりをよく検討し、食の文化に触れるついでにプラスアルファを体感していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 ちょっと長くなりますが、続けてよろしいでしょうか。
○田尻将博 委員長  超スピードでお願いします。
◆日和田よしこ 委員  同じく本丸御殿関連です。観光客等を対象に本丸御殿とお城に関連した体験企画が何かできないでしょうか。
 以前新聞に本丸御殿の活性化検討会の記事が出ておりました。そこには、活性化に向けてどう活用するのかという記事があり、また、今のままでは取り組みが完全ではない、さまざまな意見を聞きながらやっていきたいという所長の記事もございました。全国いや世界に向けて情報を発信する場合には、本物の伝統文化に触れる、本物の食文化に触れる、本物の本丸御殿に触れるなど五感を通じて体験できる企画をぜひお願いしたいと思います。
 また、これは提案ですが、お殿様、お姫様が体験できるものがあってもいいのではないでしょうか。例えば、着物を無料で貸し出し、着物に着がえてもらい、城内に入ってもらって撮影をする。また、城内に入って自然の花々を見ながら散策する。その場合の案内人は衣装を着た家老役やお供になっていただいたり、音楽は本物の邦楽や琴の音で対応する。
 また、お殿様、お姫様気分を味わう中で、日本舞踊、お香、歌詠みなどを体験し、日本文化を感じてもらう。
 そして、これはぜひやっていただきたいのですが、お茶室の活用をお願いしたい。文化財の観点からは、火を使ってはいけないということですので、炭を使ったものとしてお客様をおもてなしの心でお迎えする。そういった企画が大事ではないかと思います。また、これ以外にもさまざまなアイデアがあろうかと思いますので、お城を中心とした企画を公募したり、プロジェクトチームの中で発案していただければ幸いです。本当に熊本らしく、また、目玉となるオンリーワンのものを企画していただき、世界に向けて発信していただきたいと要望いたします。文化財の観点からは、クリアしなければならないハードルがたくさんあろうかと思います。ぜひ、クリアしたうえで、企画していただきたいと望みます。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  いろいろ御提案いただきましてありがとうございました。今の面につきましては、観光サイドや文化振興サイドとも協議する点もございます。ただ、私どもとしましては今御提案をいただきましたことで、今後検討してできることがありましたら、できる方向で一つずつ進めていきたいと思っております。
◆田中敦朗 委員  先日、視察でサテライト阿久根に行ってまいりましたが、阿久根での一般座席は青白のプラスチックでした。あの座席は、仕様に基づき決められたものだったのでしょうか。また、仮に決められたものではないのであれば、どうして若者等が来たくなるような居心地のいい座席にしないのでしょうか。そうすれば、サテライトの活性化が図れると思いますが、いかがでしょうか。
◎長松和典 競輪事務所長  まずサテライトの開設に当たっては、設置者という者がおります。そして管理運営をやっていく者、それから私どもが管理施行者となります。サテライトを建てる際決まっているルールには、席について厳格に決めたものはありませんでした。ただ、基本的なものとして、特別観覧席についてはこの程度であるということを申し上げたところであります。
◆田中敦朗 委員  せっかく市の発展につながるものをつくるときには、少しでもいいものとするためには、さまざまなアイデア、意見が必要だと思います。ぜひとも、そういった細部まで気にかけていただければと思います。
 最後に要望ですが、先日、福岡の方を連れて熊本城に行ってまいりました。本丸御殿の受付の方は委託したのでよかったのですが、熊本城の入城門付近については、まだまだ改善の余地がありました。ぜひとも、来てよかったと感じることができる温かな受付をやっていただきますようよろしくお願いいたします。
◎中島博幸 熊本城総合事務所長  今の発言につきましては、前回も同じような御注意をいただいたところでございます。私どもとしましては、そういったお話を聞きましたので、早速担当責任者にお話しようと思います。やはり何といいましても入場門付近については、熊本城の顔でございます。おもてなしの心を忘れることなく善処したいと思います。また、今後も言い続けてまいりたいと思っております。
○田尻将博 委員長  ほかに質疑はありませんか。
        (「はい」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  ほかに質疑がなければ、これより採決いたします。
 議第144号「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中、当委員会付託分、議第204号「熊本市勤労者福祉センター条例の一部改正について」、議第205号「熊本市土地改良事業及び農地等の災害復旧事業分担金徴収条例の一部改正について」、議第206号「熊本市農業委員会に関する条例の一部改正について」、以上4件について一括して採決いたします。
 以上4件を可決することに御異議ありませんか。
        (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田尻将博 委員長  御異議なしと認め、以上4件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。
 以上で、当委員会に付託を受けました議案の審査はすべて終わりました。
 これをもちまして経済委員会を終わります。

                            午前11時50分 閉会



出席説明員
 〔経済振興局〕
   経済振興局長   谷 口 博 通    局次長兼商工振興部長
                                渡 部 義 賢
   観光振興部長   黒葛原   潔    農林水産振興部長 谷 崎   巧
   熊本城総合事務所長中 島 博 幸    動植物園長    村 上 英 明
   競輪事務所長   長 松 和 典    食肉センター場長 光 田 敬 一
   首席経済審議員  松 崎   忠    首席観光審議員兼副園長
                                大 藪 重 利
   首席農林水産審議員兼生産流通課長    産業政策課長   内 田 敏 郎
            馬 場 篤 貞
   商業労政課長   前 田 安 利    経営支援課長   濱 田 祐 介
   産業文化会館長  平 田 義 男    観光政策課長   平 川 一 喜
   競輪事務所次長  千 原   泉    農業政策課長   下 川   安
   耕地課長     坂 本 俊 朗    水産振興センター所長
                                中 村   勉
   観光審議員    津 曲 俊 博    農林水産審議員  大 山   悟
   観光事業室長   藤 本 和 弘    農業政策課担い手推進室長
                                三 嶋 敏 和
   生産流通課地産地消推進室長       北部出張所長   坂 田 幸 敏
            松 嶋 正 也
   河内出張所長   古 賀   徹    飽田出張所長   大田黒 祐 一
   天明出張所長   森 田 健 次
 〔農業委員会事務局〕
   農業委員会事務局長福 嶋   昇    次長兼首席農地審議員
                                本 田 正 弘


〔議案の審査結果〕
  議第144号 「平成20年度熊本市一般会計補正予算」中経済委員会付託分
         ………………………………………………………………(可  決)
  議第204号 「熊本市勤労者福祉センター条例の一部改正について」(可  決)
  議第205号 「熊本市土地改良事業及び農地等の災害復旧事業分担金徴収条例の一部改正について」
         ………………………………………………………………(可  決)
  議第206号 「熊本市農業委員会に関する条例の一部改正について」(可  決)