長崎県 時津町
平成19年第4回定例会(第4日12月14日)
平成19年第4回定例会(第4日12月14日)
平成19年第4回定例会 (平成19年12月14日)
出席及び欠席の状況
出欠議員の氏名
出席15名
欠席 0名
議席番号 氏 名 出欠 議席番号 氏 名 出欠
1 浜 辺 七美枝 出 9 浜 田 孝 則 出
2 ? 口 俊 幸 出 10 中 村 貞 美 出
3 山 下 しゅう 三 出 11 久 保 哲 也 出
4 山 脇 博 出 12 相 川 和 義 出
5 新 井 政 博 出 13 川 口 健 二 出
6 14 上 野 博 之 出
7 辻 和 生 出 15 本 山 公 利 出
8 矢 嶋 喜久男 出 16 水 口 直 喜 出
議会事務局
事務局長 早瀬川 康 補助職員 北 川 由紀雄
地方自治法第121条により、説明のため出席した者の職氏名
町長 平 瀬 研 高齢者支援課長 山 口 弘 隆
副町長 中 村 勉 建設部長 橋 本 悟
収入役 土井口 俊 哉 区画整理課長 浜 中 芳 幸
教育長 河 野 知 周 都市整備課長 石 橋 修 治
総務部長 梅 津 忍 産業振興課長 岩 永 勉
総務課長 浦 川 裕 水 農業委員会事務局長 浜 口 孝 道
企画財政課長 田 口 房 吉 水道局長 扇 好 宏
情報管理課長 小 森 康 博 上下水道課長 吉 岡 勝 彦
税務課長 山 本 哲 雄 会計課長 森 正 芳
福祉部長 吉 田 義 徳 学校教育課長 島 田 静 雄
住民環境課長 本 山 学 社会教育課長 田 崎 正 人
福祉課長 森 達 也
保育所長 浜 野 やす子
国保・健康増進課長
森 高 好
議 事 日 程
開 議
日程第 1 議案説明
議案第 68号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第 69号 財産の取得について(高規格救急自動車購入)
議案第 70号 財産の取得について(高度救命処置用資機材購入)
議案第 71号 副町長の選任について
議案審議
日程第 2 議案第 55号 時津町地区計画の区域内における建築物の制限に関す
る条例
日程第 3 議案第 68号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
日程第 4 議案第 69号 財産の取得について(高規格救急自動車購入)
日程第 5 議案第 70号 財産の取得について(高度救命処置用資機材購入)
日程第 6 議案第 71号 副町長の選任について
日程第 7 請願第 2号 教育予算の充実と未来を担う子どもたちの教育を守る
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願書
日程第 8 議員提出議案第7号 教育予算の充実と未来を担う子どもたちの教育を守る
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書
日程第 9 議員提出議案第8号 地方交付税の復元及び地方税財源の拡充強化と偏在是
正に関する意見書
日程第10 時津町選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙
日程第11 所管事務調査について(議会運営委員会)
日程第12 所管事務調査について(議会広報編集特別委員会)
日程第13 所管事務調査について
(時津第10工区埋立事業調査特別委員会)
日程第14 所管事務調査について(水資源対策調査特別委員会)
日程第15 所管事務調査について(議会改革等特別委員会)
日程第16 議員の派遣研修会等の報告について
閉議、閉会
(開議 午前 9時30分)
○議長(水口直喜君)
ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりです。
日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。
本日、町長から議案第68号から議案第71号までの4件の議案と、新井政博君から1件、相川和義君から1件、議員提出議案がそれぞれ議長あて提出されております。
次に、本日までに受理した陳情書は、お手元に配付のとおりであります。
以上で、諸般の報告を終わります。
〜日程第1 議案説明〜
○議長(水口直喜君)
日程第1、議案第68号から議案第71号の4件を一括議題とします。
提出者、町長の議案の説明を求めます。
町長。
○町長(平瀬 研君)
皆さん、おはようございます。
最終日でございますが、追加の議案をお願いをいたしたいと思います。よろしく御審議を賜りますようにお願いいたします。
まず、議案第68号であります。職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。
本案につきましては、平成19年8月8日に人事院の給与改定に関する勧告が行われたことによりまして、本町におきましても、職員の給料月額、扶養手当及び勤勉手当の額の改定を行う等の必要が生じましたので、職員の給与に関する条例の一部を改正をするものであります。
この条例の規定につきましては、平成19年4月1日から遡及して適用することになります。
議案第69号でございます。財産の取得についてであります。
この案件につきましては、高規格救急自動車の購入に関する議案でありますが、御承知のとおり、時津町・長与町の救急業務につきましては、長崎市消防局に委託を行っております。長崎北消防署浜田出張所に高規格救急自動車を配置しているところでありますが、浜田出張所の救急出動件数につきましては年々増加を続けており、本年1月から11月末までの出動実績が1,400件を超えている状況であります。これは、近隣の出張所の中でも非常に多い出動件数だとお伺いをしております。
浜田出張所に配置をしております高規格救急自動車は、救急救命士が乗務をして高度な救急救命処置を行う設備を備えた救急自動車であります。2町のみならず、近隣市町でも救命活動に大きく貢献をしているところであります。
現在、浜田出張所に配置をしております、この救急自動車につきましては平成10年に購入をしたものでありまして、来年3月で10年を経過をする。出動件数の多さとともに、年数の経過に伴います装備の老朽化、それから劣化等で故障等が相次いでいる。整備費用も年々増加をしているところから、新たに購入をすることにいたしたところであります。
つきまして、高規格救急自動車の購入につきまして、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定によりまして、議会に議決をお願いをするものであります。
議案第70号であります。69号と関連をするわけでありますが、浜田出張所に配置を行います高規格救急自動車の購入に関連をいたしまして、高規格救急車に装備いたします高度救命処置用資機材の購入についてであります。
高規格救急車に搭載をいたします高度救命処置用資機材につきましては、主に心臓機能の回復のために心臓に電気ショックを与える自動体外式除細動器、それから呼吸の管理をするための気道確保用資機材、さらには、輸液用資機材、血中酸素飽和度測定器及び心電図等、高度管理医療機器になります。
高度救命処置用資機材につきましては、性質上、特殊なメンテナンスを必要とする医療機器であります。高規格救急自動車の購入に伴いまして購入をいたすものであります。
つきまして、高度救命処置用資機材購入による財産の取得につきまして、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いをするものであります。
最後に、議案第71号であります。副町長の選任についてであります。
このたび、現副町長であります中村勉 氏の任期が、12月22日で満了になります。
中村副町長につきましては、平成11年12月に助役として選任をされてから8年間、また、時津町職員としては長きにわたり本町の自治の振興発展に御貢献をいただいたところであります。本町の健全な行財政運営に御尽力をいただきましたことに、また副町長として大変御苦労されましたことに敬意を表しますとともに、今後、ますます御壮健にて活躍をされ、また町に対しましての御支援を賜りますようにお願いをし、また御健康を祈念をいたすものであります。この場をかりまして、お礼を申し上げたいと思っております。
その後任といたしましてお願いをしようといたしております吉田義徳氏でございますが、時津町職員として昭和44年から、入庁以来38年になります。その間、下水道課長、福祉課長、都市計画課長、建設部長、現福祉部長として活躍をいただいているところであります。
人格につきましては、高潔で数々の分野の業務を着実に遂行をしてきていただいております。長年の行政経験、それから豊富な知識をお持ちのことは、皆様御承知のとおりであります。
特に、本町のこれからの課題でございます都市計画、区画整理、ごみ処理、福祉、医療等々、すべての分野につきまして経験が豊富であります。本町の副町長として最適任者であると考え、地方自治法第162条の規定により、議会の同意をお願いをいたしたく御提案をさせていただくものであります。
どうぞよろしく御審議を賜りますように、お願いを申し上げます。
以上でございます。
○議長(水口直喜君)
議案の説明を終わります。
〜日程第2 議案第55号〜
○議長(水口直喜君)
日程第2、議案第55号、時津町地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の件を議題とします。
本案について、委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長。
○産業建設常任委員会委員長(山脇 博君)
それでは、産業建設常任委員会へ付託されました議案第55号、時津町地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の件について審査を報告します。
審査方法といたしまして、担当課の説明を受け、その後、質疑を行いました。
審査の概要といたしまして、地区計画制度というものがあるが、都市計画法第12条の5の中に規定されている。地区レベルでの総合的な市街化コントロールを目指し、それぞれ区域にふさわしい対応を備えた良好な環境整備、開発等保全をするための制度になる。地区単位での公共施設、建築物、土地利用に関する事項を詳細に計画として定めるものである。
質疑に入りまして、建築基準法と地区計画との違いは、それと、どれくらいの制約が出てくるのかという質問に対し、答弁といたしまして、地区計画がなければ、建築基準法のみの縛りになる。建築基準法よりももっと網をかけるようなもので、限られた地区について将来の土地の利用状況を勘案しながら、細かく規制するものである。
次に、なぜ、今、この地区計画の条例が提出されたのか。答弁といたしまして、8工区において、建築基準法では工業団地となっているため、商業施設は建設できないようになっているが、同法48条の特例により許可をしてきた。県より特例が多過ぎるという指導を受け、協議した結果、地区計画制度での縛りをかけ規制し、対応できるよう導入することになった。それに合わせて、左底、浦地区、10工区も一緒に行うものとして考えている。
また、地区の計画には、今からまちづくりをするものと、まちづくりの転換が、今後見込まれるものと二つのパターンがあり、8工区については今までのパターンで、西部ガスの跡地については、町の中心部にあり大規模な工業の跡地だったが、今後は工業が張りつくということが見込めない。よって、中心部という立地性を生かして大規模な集客施設の立地を誘導しようという町の方針に基づいた地区計画であり、具体性も同時に並行し進んでいるということであります。
次に、蔵本地区において、現在の工業所を将来的に商業等に変更するなど柔軟な対応はできるのかという質問に対し、答弁といたしまして、中心部に隣接していることと、坂口地区については大規模集客施設を立地誘導すると方針を立てているので、隣接する蔵本地区も工業所の撤退後は商業系の誘致をしたいという具体性があれば、商業系の見直しも不可能ではないと考えておりますという答弁です。
続きまして、条例第9条において、「特例で町長が認めるもの」とあるが、具体的な例はどういうものか。また、町長がかわってから政策の相違で回答が変わることが発生しないのか。答弁といたしまして、想定しているものは、ごみ集積所の用地等が該当するもので、町長がかわっても担当課の方で協議をし許可を出すもので、基準が大きく変わることはないという答弁でした。
討論に入り、反対討論なし。賛成討論といたしまして、10工区に関しては、事業主と十分な理解のもと土地計画の協議をしていただくよう要望をしておきたい。また、8工区に関しては、地区計画に対しての今後の利用度におけるクレームが起こらないように、地元地権者への説明、土地利用のあり方を示してもらいたい。あわせて、この地区の全域的な道路整備も要望しておきたい。左底郷坂口地区の利用に関しては、左底久留里線の都市計画道路の早期整備実現に向けて努力していただきたいと要望し、賛成する。
次に、建設時と後年の使用目的が異なる場合における問題性を指摘し、それに対する対応を十分検討しておくべきと付して賛成する。
採決に入り、議案第55号は、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきと決しました。
以上で報告を終わります。
○議長(水口直喜君)
委員長の報告を終わります。
ただいまの委員長の報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから、討論を行います。
委員長の報告に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、賛成討論の発言を許します。
7番、辻君。
○7番(辻 和生君)
ただいまの委員長報告について、賛成の立場で意見を付して賛成をしたいと思います。
時津町の地区計画は、今回、大きくは3地区であります。おのおの土地利用が、時代とともに変化をしてまいりました。その変化に伴って、やはり用途というものを、まちづくりの基本的な考え方を推進しながら、そしてまた住みたい、安心・安全な町にするためには用途の利用というものは必要不可欠だというふうに思います。
今回の3地区においては、そういった意味では、十分な地権者の理解もあるようでありますので、今後、充実した地域発展に寄与できるものと思っておるところであります。
なお、時津町の全体計画としては、まだほかにも考え直すべき地区の用途というものがあろうかと思っております。どうぞ、町長におかれては、各地域の地権者の方々、地域発展の今後の推進のためにも、よりよい地区計画、あるいは、用途の見直し等も今後検討をしていただくことを要望をいたしまして、本55号議案については賛成をいたします。
○議長(水口直喜君)
その他に賛成討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第55号に対する委員長の報告は、可決であります。
議案第55号は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
〜日程第3 議案第68号〜
○議長(水口直喜君)
日程第3、議案第68号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
本案について質疑はありませんか。
7番、辻君。
○7番(辻 和生君)
お尋ねをいたします。
人事院勧告に基づいての給与に関する条例の一部の改正ということの提案でありますが、提案理由の中に、職員の給料月額、扶養手当及び勤勉手当の額の改正とあるわけであります。この勤勉手当というものが、私は適切に判断をされておかなければならない。額面上の問題だけでですね、人事院勧告だけのことで私は改定をするべきものではないというふうに思うわけです。
そこで、この勤務におけるですね、事業評価、そういったものを、こういう改定の時期にどう考えてですね、各職員の各級クラスにおける給与の設定というものをされておるのか、そこら辺のところをきちっとお示しをいただければというふうに思うわけですが。
○議長(水口直喜君)
総務課長。
○総務課長(浦川裕水君)
それでは、ただいまの御質問でございますが、職員の人事評価、人事考課といいますか、そういった面と給与との関連というような関係の御質問ではないかと思いますが、現在のところ、本町では基本的な部分での評価というのはやっておりますが、いわゆる現在問題になっております一般的な人事評価ということについてはやっておりません。
これにつきましては、県の方の状況とか、全国的な状況とか、そういったものを見ながら、今後、導入に向けた検討を現在しているところでございますが、まだ具体的な部分まで検討が進んでいるというような状況ではございません。
したがいまして、今回の人勧に伴う改定につきましては、従来どおり全般的な、差をつけないといいますか、そういった形での適用というようなことになっております。
ただ、御指摘のとおり、今後、人事考課等が必要になってくるというのは十分認識をしておりますので、そういったものの中身を検討しながらですね、反映ができるような制度の構築が必要ではないかというのは十分認識をしておりますので、内部的な検討も進めながら、また、それと県等との関係等も見ながらですね、今後の検討課題というふうなことで御理解いただければと考えております。
○議長(水口直喜君)
7番、辻君。
○7番(辻 和生君)
私は、今ですね、答弁の中で県との関係とか、上位法の勧告があったからというものじゃなくて、やはり私は努力すべきものは、そういうものをですね、もう長年行政改革等でこの問題が言われてる、指摘があったものだと思っております。ですから、そういう受け身ではなくてですね、自主的な地方分権というものを主張をしながら自主運営をしていくという時津町は方向性を持ったわけですから、やはり努力する者には努力しただけの評価をし、あるいは、それにちょっと乏しいなあというようなものがある者についてはですね、そこら辺のものは、やはりこういう改定の中で十分協議をすると。協議をした結果、こういう議案を提出したというならですね、私は納得いくわけですがね、そこら辺の今回の協議に、じゃ今後そういう評価制度というものをどのような形で目標に置いてやるのかですね、例えば1年以内にしますよ、町長の任期中にはこうしますよというようなものが、町長、どうなんでしょうか。1点だけお願いをしたいと思いますけど。
○議長(水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
ただいまの御質問に対しましてでありますが、先ほど総務課長が御説明をいたしました。これは、基本的な今回の給与に関する条例のお願いの部分であります。過去に人勧によります給与のいわゆる引き下げというのがあっております。今回、久々に人勧による、コンマ何%でございますけれども、引き上げる。下げた部分については、きちんとそうしよう、引き上げの勧告があった場合には、これに伴いまして私はやるべきだということで、この議案第68号をお願いをしたわけでございます。
これは、あくまでも総枠の考え方でございますので、今、議員が御指摘をされましたような、いわゆる人事考課に伴います見直しというものにつきましては、また違った形でのお願いになるわけであります。過去にも、この議場の中でもそういうものはしないのかということで御指摘があっております。当然、十分検討はしてきております。
その中で、本町におきましては160人という非常に少ない人員と、それから出先を持たない本庁舎と別館の2庁舎で顔が見える状態である。そういう中で、今のところは160名総員のレベルアップということでやってきておりました。
人事考課につきましても、私としても取り組みは何度も考えております。ただ、その人事考課をやる、いわゆる考課者訓練というのもやってきておるわけでございますが、なかなかこれが難しい。今、本町におきまして全体のレベルアップに取り組みをし、できる限り、そういう個々の差をつけないようにという方針で私がやってきております。
そういう中で、どうしても、今、議員が御指摘をされますように能力差というのはあります。能力以上に努力をしている職員も、当然あるわけでございます。そういうものも含めまして、なかなか難しい問題でございますが、全く考えてないわけではありません。
特に、今、例えば課長職になりましても、給与が頭打ちという制度になっております。私からいたしますと、課長という責任を負わせながら、その報酬が見合ったものになってない。50歳過ぎますと上がらないという形になっておりますので、そういうものも含めてですね、見直しをし、努力が報われるような給与体制というのはぜひ必要だと思っております。1年以内ということではありませんが、近いうちに、そういうプランを固めていきたい。今までも十分検討はしてきておるということだけは御理解を賜りたいと思っております。
○議長(水口直喜君)
ほかに質疑はありませんか。
13番、川口君。
○13番(川口健二君)
辻議員と共通した内容もございます。町長、期限は約束できんけどもという最後の答弁ですけどね、私が初当選したのは48年の11月ですよ。そのころですね、前後して給与もよくなってきたんですね。なぜか、田中角栄内閣総理のもとにですね、人事院勧告を素直に受け入れた上にですね、やはり国家公務員を初め地方公務員の経済生活、家庭経済の安定を図らんと地域の発展・繁栄はあり得ないと、公僕精神も発揮できないというのも一つの理由やったんですね。
あのときはですね、ボーナス以上にさかのぼってね、ボーナスを2回もらうというような感覚に受けとった。ここの職員さんも、まさにそうだと思うんですけどね。
しかし、その一方でですね、確かにあのころはですね、組合が時津町もできましてね、役場もね。かなり積極的に、でも常識の範囲内と私は見てましたけどね。例えば、こういうことがあったんですよ。もう今はおりません、退職されました。ストに行くですね、よう名古屋あたりでやっておりました。ストに行った日に、ストの参加者には処分がくるわけです、後日。ところがですね、のうのうと言うた人がおるんですよ、堂々と。ストに行ってカットされた分は、処分された分は残業すればよかやか、そっちの方がまだよかとと。これが、まかり通っとったんです、当時。
そこでですね、私は、当時の町長は森山さんでしたけどね、森山町長にですね、今、辻議員が言ったような、地公法に定められた評価はどこでやっているのかと、この何条の地公法をどこで生かしてるのかとやったことがあるんです。そしたらですね、申しわけない、してないと。当然ですね、僕は当時のやっぱり常識のある若い職員もおったんです、やり手のね。当時、あれは何ちゅうのかな、タイムレコーダーちゅうのか、朝からですね、入ってくるとき。旧役場の玄関のわきに置いてあった。これがね、ちょっと調べとってみろと、チェックせろと言って、3カ月ぐらい僕はやってもらった、三、四人の若い職員にね。そしたら、タイムレコーダーはほとんど押してないですね。そういう非常に役所の中がですね、何ていうのかな、非常に無秩序とは言わんけどもね、だらけとったちゅうんですかね。
それから、ずっと今日まで見てきてですね、確かに、今、町長が答弁の中で言われたとおりですね、評価するのは難しいですよ。いろいろ人間性、その他ありますからね。だから、私はそれが地公法に定められた以上はせないけんのでしょうけども、だから辻議員がやられたと思うんですけどね。
僕は町長の答弁を了としたいのはですね、全体のレベルを上げたいと、そのために積極的にセミナーに行きなさい。そして、それを学んだ結果を地域住民のために発揮しなさいと。僕はそれを、その地公法を無視せろじゃないんです。それは当然、今、町長の答弁にあったように、してもらわないかんのですけどね、私はより一層ですね、職員の160名のレベルアップを図っていただきたい。そこで、その地公法の評価しなさいというところをですね、クリアできないのかな。そうしないとね、一人一人を見るとね、それぞれ性格あるでしょう。そういう意味じゃね、非常に難しいんじゃないかな。統率力、ある課長はすばらしく統率力を持っとる、ある課長はないと。これは、やっぱりそれなりに人間性、人間性がそれぞれ違うわけですから、地公法で評価せろというのがね、果たして今でも生きているのが、あれでいいのかどうかなというのが実は思うんですよ。
ぜひですね、そういう面で、あなたが時間は決めきらんちゅうたけどね、私はどっちかといえば、そういう地公法に定められた努力はしながらも、職員のレベルアップを図ってもらった方がね、より効率的じゃないかと思うんです。これについて、もう一度、御答弁ください。
それとですね、かつてですね、職員と管理職者の給与ですね、もらうのに逆転してる現象ちゅうのがあったんですよ、かつてね。ベテランの職員と課長との関係ですね、だからそういうところがですね、今、どうなのかですね。三役とですね、超ベテランの職員、管理職者との差がどのくらいあるもんか。収入役さんと教育長さんはあんまり変わらんのかな。あんまり変わらん、どうかな。一緒ぐらいかな。そうした場合ですね、四役と俗に言われる、教育長を入れてですね、この人たちと超ベテランの管理職との差額がどのくらいあるのかね、それと含めてですね、教えてほしい。
せんだっての議運で、総務部長が出席してくれましてね、これは新聞・テレビ等でやっとったけども、国の財政も非常に厳しいと、県もそうですね。共通して考えられてるのは、いわゆる勤続年数の浅い若年層の給与については、やっぱりこれは認めてやるべきであろうと。やっぱり民間格差が出ておりますからね。そういうことを言っておりますけど、うちの場合はですね、この号給で92級までか、それから職務給で7級ありますね。最高、これからいきますと7級の号給61号で46万300円となってますね。これをですね、どのように判断したらいいのかね、これにいろいろプラス手当がつくんでしょう。管理職手当が、今、幾らついてるのかですね、そういうことを含めてですね、若年層の方に手厚くいくのか、全体160名にですね、これを適用するのかですね、今度の条例改正をですね。それと、号給61号、7級のですね、これについていろんな手当等を含めた場合、どうこれがプラスアルファになるのかですね、2点お願いしたいと思います。
○議長(水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
まず、1点目にお尋ねをいただきました。改めて申し上げますが、この人事考課につきましては、今後、取り組みをしていきたいということは申し上げたとおりでございます。今まで、こういう人件費につきましては、総枠で職員には意識を持ってもらっております。先ほど申しましたとおり、非常に少ない人員でやっている。だから、これを堅持しながら、個々の給与につきましてはカットとか、そういう人件費のカット等で行財政の改革とかということにつきましては、やらないということで明言をいたしております。
ただ、これにつきましては当然職員のやる気を損なうことがないような給与体系で私はあるべきだと思っております。ただ、御指摘をいただきましたとおり、非常に公務員の給与のあり方というのは、その差をつけるというのが非常に難しいと私は理解をしております。民間方式で何かをテーマを与えて、これについて手当を支給をするとかというのが非常にやりにくい状況だということを痛感をいたしております。
そういう中で、何か方法はないのか、何かを評価して、それにはね返らせてやれる、やる気を損なうのではなくて、やる気を倍増させる、そういう体系づくりをですね、今、考慮しているところでございます。そういう意味で、先ほど辻議員に答弁をした。今後、そういう形でですね、具体的なものを早く整理をしたい、そのように基本的には考えております。
○議長(水口直喜君)
総務課長。
○総務課長(浦川裕水君)
給与関係の収入役、教育長、それから一般職との逆転現象というような御質問でございましたが、そういうことにつきましては、細かくはちょっと覚えてないんですが、そういった逆転現象が起きてない。確か、特別職は60万台だったと思うんですが、部長クラスで高い人が、たしか50万だったというふうに記憶をしておりますので、そういった意味では逆転をしていないというふうに考えておりますが。管理職手当が、部長級がたしか10%だったと考えておりますが、それを含めましても逆転現象は生じてないというような状況にはなっております。
それから、現在、職務職階制と申しまして、部長になれば7級、課長で6級というような、それぞれのクラスに応じた俸給のランクにあるように国の制度もなっております。そういった中で、給与の格付をして、それぞれの職員の役職に応じた給与を支給するという制度になっておりますので、年齢が高い低い、こういった形での給与の逆転現象というものは起きてないという状況でございます。
以上でございます。
○議長(水口直喜君)
13番、川口君。
○13番(川口健二君)
基本的には、町長の答弁、総務課長の補足説明を了とします。今後も、その逆転現象が起きないということですね、これからいきますとね。そう考えていいですね。
それから、もう一つ、若年者を中心とした云々というのがあったはずですよ。これは後で答弁してください。全体160名に全部適用するのか、この改正案を。それとも、議運ではね、若年層を中心にというような表現やったと思うし、国も県もそういう考えがあるんですよね。それが時津町もそうなのかちゅうことですよ。これは答弁漏れですから、お願いします。
町長、基本的には了とします。非常に難しいですよ、人間が人間を裁くとと一緒ですからね。裁くというのは裁判やったら、刑事事件やったら何らかの何が必ずあるわけですからいいけども、事故も事件も起こしてない、毎日、朝ぴちんと来て、働く時間を消化して帰る人たちがですね、やっぱりそれぞれ見た目で変わると思うんですよね、人事の考課ということは。比較しようがないということも事実ですから、国なり、県なりが考課表の積算、試算のプログラムの開発して、それがうまく適用できるようなことがあればいいと思うんですけどね。とにかく、今後もですね、人事考課にはそれぞれ努力するとおっしゃいましたけど、それはそれでしてください。
ただね、私はこれも町長の答弁漏れかもしれんけど、今まであなたが町長就任来、セミナー、研修、いろんな形で努力してこられた。それについちゃ予算を惜しまないとまで言われた。ぜひそういうことで、今後もですね、積極的に、厳しい財政の中でですね、そのような考え方で柔軟に対応していかれるのかどうかです。思い切り頑張ってこいってやるのか、例えば県とのトレード、トレードちゅうたらおかしいですけどね、交換、あるいは隣接との交換、こういう形のものを今後どのように考えられるかですね、改めて御答弁ください。
一応、そういう形でですね、考課については町長の基本には了としますけど、先ほどの件にちょっとお答えいただきたいと思います。
○議長(水口直喜君)
総務課長。
○総務課長(浦川裕水君)
すみません、給与の改定の方から先に回答させていただきたいと思いますが、議案の新旧対照表をごらんいただければわかると思いますが、新旧対照表の2ページの方をごらんいただきたいと思いますが、太文字で書いてある部分が1級と2級と3級、3級も16号まで太文字で書いてあると思いますが、ここまでが今回の額の改定の範囲ということでございます。それ以上につきましての改定は、あっておりません。そういった意味で、若年層に対する給与額の改定が行われたということでございます。
以上でございます。
○議長(水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
先ほど、川口議員の方から改めて御指摘がありましたが、いわゆる人事考課につきましても減点方式というのと加点方式というのがあります。これにつきましては、先ほど申しましたとおり、やる気をそぐことなくということでございますので、頑張った職員に対してということで加点方式の人事考課ができないか、そういうことを考えておりますし、また、今、具体的には長与町といろんな形で共同事務を行っております。そういう面での人事交流等につきましてもですね、今、検討をしている。恐らく、こういうことも必要になってくるんではないか、そのように考えております。
○議長(水口直喜君)
ほかに質疑はありますか。
14番、上野君。
○14番(上野博之君)
いろいろと御意見が出ておるんですが、まさしくそうだろうと私も理解してます。今回の人勧に基づく本町のそういった改定ですが、住民の声としてですね、よく私たちが耳にするのは、議員もそうだと思いますが、非常に役場職員は高給を取って、住民から見ると働き方がどうなのかと、よくそういった批判めいた意見が出てきます。
しかし、私、本町の職員については、先ほど町長が言われるように、少数精鋭だということで一生懸命頑張ってくれた評価はしたいと思っているんですよ。そういった意味での、この人勧については別に問題ないと思っているんですが、ただ久しぶりといいますか、人勧は普通公務員との関係で、民間給与との関係がいつも問題になります。そういった意味で、非常に今回は、先ほど説明があっとったように、若年のそういった職員に対する手当が改定されたということが主になっとるわけですが。そういった意味では、やはり同じ生活をする場の立場の高給者といいますか、高齢者といいますか、そういった方たちに対しては非常に冷たい人勧かなというような、本来ならばやはり非常に厳しい、非常に民間との関係で据え置かれてきたということもあった関係でですね、非常に見直しについては平等というのはどういうふうなものかということを考えさせられるわけですが。
そういった意味で、基本的にそういったことを考えとるわけですが、一応質問という形で申し上げたいのは、今回の改定に伴って、本町のこの改定額ですね、どの程度の規模にそれぞれなるのかということがわかっとれば説明をしていただきたいと思っています。
それから、いつもこの人勧に伴ってお尋ねしとるんですが、国家公務員との比較でラスパイレスがいつも出てくるわけですが、本町のその比較で国家公務員との関係のラスパイレスが今回の改定でどうなるのかという、この2点について御答弁いただければと思っています。
○議長(水口直喜君)
総務課長。
○総務課長(浦川裕水君)
まず、改定額につきましてお答えしたいと思いますが、ただいま御提案を申し上げておりますとおりに改定をしますと、総額としましては481万6,000円が必要ということになってまいります。給与額では60万2,000円、それから扶養手当の関係で82万3,000円、時間外関係が6万8,000円、それから6月のボーナス、それから12月のボーナスというようなところまでくるわけですが、そういったものを総計をしますと、481万6,000円程度必要だということでございます。
それから、ラスパイレス指数につきましては、今回の改定の分は申しわけございませんが、まだ国の方の基準が改定前でしか出てないもんですから比較のしようがなくて、改定の分ではまだ出ておりません。ただ、4月1日現在では、本町の場合は100.1というような数字になっていると思います。
以上でございます。
○議長(水口直喜君)
ほかに質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これで質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
13番、川口君。
○13番(川口健二君)
いろいろ質疑が交わされましたけども、本当に過去を振り返りますとね、現行の職員、町長も含めてトップがそうですからですけども、みずからの意思ということで、月に何回か交代で、役場周辺から浜田のうちあたりまでですね、実は道路清掃をしていただいとる。つくづく思うんです、やはり意識が変わればこんなもんかな。まず、当時はそういうことは全く考えられなかったことなんです。遅刻常習者はいる、これを直接言うてくる町民が、そういう時代でした。
しかし、そういう過去の状況からしてですね、今日の職員は、わずか百六十数名で、3万人のお世話を一生懸命している。見る、知らせる、あるいは聞くですか、町長の考え方の中であるようですけども、先ほど上野議員が現行職員に対して、役場に対しての見方というのは一部まだやっぱりそういう厳しい目があるということも事実ですね。
ひとつ、ぜひこれからもますます厳しい財政の中でですね、今、財源がどのくらい要るのかと、この条例改正でね、480万、約500万ですね。ひとつ非常に厳しいですけども、それに伴う心の厳しさも持っていただいて、今後とも地域住民のために働いてもらいたいな。特にですね、今の時期、私も言われます。議員は幾らボーナスもろたとか、相当高額のボーナスをもらってるというような、いまだにですね、やっぱり間違った考え方もおられます。あんまり金のことは言われんからね、私は言いませんけどね。
いずれにしましてもですね、この期末になりますとね、夏にしても、冬にしても、「よかよなあ公務員は、役場の連中は」という言葉をいっぱい聞くんですよ。だから、常に私が町長、言いますとおりね、もっと情報開示してください。どれだけの職員で、どうして頑張ってくれてるか、これね、文書だけで、書面だけではだめですよ。あなたも積極的に取り組もうとしているから私は期待してるんだけどもね、いずれにしたってCATVでですね、ここの状況、例えば環境課がどういうことをしてるか、ごみステーションを回ってどうしてるかですね、そういうことも含めてですね、早くデジタル時代に入って云々ちゅうことを期待してますけどね、生の声、生の姿を見せてください。そしてまた、それを通じて地域の生の声も聞いてください。これ以外にですね、皆さんに対する厳しい目をかわすことは無理だと思います。例えば、たまたまお茶を飲みよるところに住民が来たと。いら立っとった、「役場の職員はさ、お茶でも飲みながら」ってなるんですよ。あなたは、もうスリッパはやめさせたと言われました。確かにそうです。いつでも動ける、そういうですね、やっぱり厳しさちゅうのを町民、見てますのでね、だからぜひひとつそういうことも含めて、どんな努力しても厳しいんだよということをですね、この議会を通じて十二分に指導していただいて、住民の負託にこたえていくということをですね、ぜひお願いいたして、人事考課については厳しいもんがありますけども、ぜひですね、その努力もしていただきながら、とにかく今の職員のレベルアップ、これを図ってもらいたいということを付してお願いします。賛成いたします。
○議長(水口直喜君)
ほかに本案に賛成討論はございませんか。
7番、辻君。
○7番(辻 和生君)
先ほどの答弁、町長の答弁で、人事考課を十分今後検討していきたいということでございます。その答弁の中に、やはり役職に応じたものも、もう一度やっぱり検討すべきものがあるというようなことであります。
やはり、そういった意味では、仕事の重要性、重さ、こういうものにやっぱり応じたもの、それはこう評価されているんだという、いわゆる減点方式じゃなくて加点方式を考えておるということでありますから、それは私は十分あらわしてですね、町民の期待にこたえるような町人事、行政をしていっていただきたいと思います。
私は、今、いろんな形で市町村が合併をしたり単独で努力をしてきたりしているというような状況です。時津町は、全体の人件費率が16ポイント、17ポイント、このあたりをしっかりと保っておられるということは評価をいたしております。そういった意味では、一部組合の人間をこちらで、いわゆる町職員として受けたり、あるいは新しい福祉事業の制度を創設する中で、人員の増加があったにもかかわらず、しっかりとしたものをしているということは十分評価をいたしておりますので、そういった意味では適材適所に応じたものをしていっていただきたい。人事院勧告オンリーのこの給与の改定ではないものをぜひ検討していただくことを要望いたしまして、賛成といたします。
○議長(水口直喜君)
ほかに賛成討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第68号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
〜日程第4 議案第69号〜
○議長(水口直喜君)
日程第4、議案第69号、財産の取得についての件を議題とします。
本案について質疑はありませんか。
7番、辻君。
○7番(辻 和生君)
すみません、高規格、老朽化に伴うもの、そしてまた高度医療に対応するもの、迅速な救急医療体制ということは理解をするわけです。基本的に、これ長崎市との広域消防圏における今回の高規格のものを、救急自動車を入れることによってですね、もっと幅広くこの運用ができるものなのか、現状とそう変わらないのか、そこら辺についてはどうなのか、ちょっとお示しいただきたい。
それから、この種は、いわゆる消防の基準に応じた補助金があるというふうに思います。1,900万になっておりますけれども、これは大体どのくらいの自主財源の持ち出しになっておるのかですね、そこらをあわせてお願いしたいと思います。
○議長(水口直喜君)
総務課長。
○総務課長(浦川裕水君)
救急車関係のですね、活動状況についてでございますが、今回予定をしております救急車の配備につきましては、浜田出張所が対象ということになっておりまして、範囲は時津町と長与町というようなことでございます。原則的に2町を対象とした出張所に配備をされる救急車というようなことで、今までと同じようなエリアの中で活動していただくというようなことが原則になっております。
ただ、お互いに助け合うといいますか、応援体制をしている関係がございますので、町長の提案理由の中にもございましたが、近隣で救急が重なって発生した場合には、お互いに相互に援助をしながら活動をするというような観点を踏まえておりますので、そういった意味では、若干機能が上がる分だけ活躍の範囲が広がるのかなということは考えております。
活動分だけ私の方から説明させていただきました。
○議長(水口直喜君)
総務部長。
○総務部長(梅津 忍君)
お答えいたします。
この高規格救急自動車購入、それから備品につきましてもですね、これは補助金ではなくて起債対象事業として行っております。それで、たしか事業費の充当率が75%、それから交付税措置が3割というふうに記憶いたしております。
それで、一般財源は、ですから事業費の25%相当ですね、自主財源はですね。ただ、それが元利償還金をずっとしていくわけなんですが、その自主財源につきましても、これは時津町と長与町の消防費の基準財政需要額によってお互い負担していくわけですから、大体長与町の方がちょっと大きいんですけれど、約半分半分、ちょっと長与町の方が大きいと、自主財源のこともですね、というふうに理解していただきたいと思います。
○議長(水口直喜君)
13番、川口君。
○13番(川口健二君)
この間ですね、議運で説明を受けたとき私は質問しました。私と議運のメンバーは知っています。塩見町長時代に買ったのが、高規格の第1号車なんですね。私は、その後ですね、この車を使用始めてどのくらい、1年ぐらいしてからだったかな、1年たってないか、この高規格救急車を入れた結果としての状況はいかがでございますかと言いましたらね、この議場でしたけど、塩見町長が答弁で、実は1件ございましたと。通常の救急だったら明らかに命をなくした方だということを、消防署の判断がそうやったらしい。助かりましたちゅうてね、僕は本当うれしかった。3,000万であろうが、4,000万であろうが、遺族にするとですね、やはり金にかえがたきもんがあるということをね、改めて知りました。ぜひそういう面では、私は大賛成ですけどもね、それだけ活躍、その後どのくらいの人が助かったか知りませんけどね、人命を落とさんだか済んだか知りませんけども、もしわかってれば御答弁ください。
それとですね、この車が後どう処分されるのか、これは議運で聞いたんですよね。私は知ってますよ。町民の皆さん全然知らないわけですから、ぜひですね、今後この高規格の車が、こういう人生、人生っておかしいよな、後を過ごすんですよと。それはいいことですね、と私は言いましたけどね、ぜひひとつ、それについても御答弁いただきたいと思います。
○議長(水口直喜君)
総務課長。
○総務課長(浦川裕水君)
高規格消防車になってから助かった人命の数というようなことでございますが、申しわけございません、細かい数字はちょっと聞いてはいないんですが、協議をする中で、救急救命士の方が言われていた話では、自分が体験した中では3人か4人か大事に至らないで済みましたという話は聞いております。申しわけございませんが、細かいところまでは聞いておりませんので、そういったことでお願いいたします。
それから、現在使用しております救急車につきましては、北消防署の方が予備車として使いたいというようなことで、北消防署の方に配置をしまして、現行の新しく入れました車が例えば車検をするとか、あるいは、ほかの出張所が整備をする、故障したとか、そういった可能性がございますので、そういった代車として、予備車として使いたいというような申し出がきておりますので、そういった活用をさせていただきたい、そういうふうに考えております。
○議長(水口直喜君)
ほかに質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これで質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
13番、川口君。
○13番(川口健二君)
とにかく、先ほどの質疑の中でもありましたとおりですね、あるいは浦川課長の補足説明がありましたとおり、直接救急救命士が当たった件は、三、四人は助かったということでありますから、とにかく数は別としてですね、なるだけこの車のお世話になるような事故・事件等がないようには願いますけどもね、一つ十二分に活用していただいて、そして今まで活躍してくれた救急車もですね、予備で使うということですから、十二分に活用していただいてね、本当に財政の厳しい折ですから、ぜひひとつ大事に予備車としても管理していただいて、有効に活用してもらうと。
これは70号も一緒ですけどね、救命処置用の機材、これも一緒に抱き合わせて動くわけですから、含めてですね、とにかく長与・時津、あるいは緊急で応援の場合は琴海とか、あるいは北消防署管轄の、あるいは横尾とか、ああいうところも場合によっちゃ動くかもしれませんね、滑石とか。ぜひ大活躍してもらっちゃ困るんですけども、有効に使っていただきたい。付して賛成いたします。
○議長(水口直喜君)
ほかに本案に賛成討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第69号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
〜日程第5 議案第70号〜
○議長(水口直喜君)
日程第5、議案第70号、財産の取得についての件を議題とします。
本案について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
賛成討論なしと認めます。
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第70号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
暫時休憩します。
(休憩 午前10時28分)
(再開 午前10時45分)
○議長(水口直喜君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
〜日程第6 議案第71号〜
○議長(水口直喜君)
日程第6、議案第71号、副町長の選任についての件を議題とします。
本案について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
12番、相川君。
○12番(相川和義君)
吉田義徳さんは、これまでやはり役場の職員として十二分に経験を生かしてこられ現在に至っておられますが、この副町長という職に当たっても、今までの経験を生かして町民のために力を発揮していただける人と信じております。どうか、これからもですね、副町長としての職につかれた後には、やはり今まで経験された、時津町の諸問題がいろいろとありますけど、そういう問題に対して力強く判断をしていただけるものと信じて、議案第71号に賛成するものであります。
○議長(水口直喜君)
ほかに本案に賛成討論はございませんか。
13番、川口君。
○13番(川口健二君)
今、相川議員がるる申し上げましたとおり、いろんな行政事務を参画されたと。特にですね、長与町が下水道で日本一、日本一だと、普及率がですね。約10年ぐらいおくれて時津町も手をつけて、その初期に、今日の文化的生活のバロメータと言われる下水道の各計画をつくったり、実際配管工事等々にですね、トップになって努力してこられたということが今日の95か、6%の普及率につながったと。これも一つの事実であります。
また、福祉課長としても、法律の改正に伴い、あるいは法律のつくられた状況の中で、いろんなプランも先頭になってつくってきたということもそうでありますとおり、特に福祉社会と言われる今日ですね、相当この基礎づくりのためには苦労をしてこられたなということを私は理解しているつもりです。
また、都市計画についてもですね、課長の経験をお持ちですけども、塩見町長時代に第2区画整理事業、私もこれは3回ほどぜひ実行すべきであると、取り上げろということを言った立場上ですね、いろいろ彼とも話をしてまいりました。最終的には、今、後任課長であり、現課長も中心になってですね、プロジェクト的に、今、対応しておられる。その時津町のまちづくりの根幹をつくる下水道にしましても、中央地区の区画整理、あるいは新たな第2区画整理につきましてもですね、非常にその基礎づくりに奔走されたということを十分承知いたしております。ぜひひとつ今までいろいろ経験をされた中で、決していいことばっかりがあっておりませんでした。しかし、本人の意思さることながら、同僚の信頼に厚いというふうに実は私はそう見ております。
初めて当選して以来30有余年間、各町長を見てき、あるいは管理職者を見てき、職員を見てまいりました。いろんな行政分野を見てまいりました。これから先、新たな平瀬町長の女房役として4年間支えていくには、ふさわしいキャリアを持っておられるんじゃなかろうかなということを私も期待しております。
ぜひひとつ、この議案が賛成多数より全会一致でという願いを持っております。ぜひひとつ、その上は160余名の、それこそトップじゃありませんけども、トップと等しい気持ちで、ぜひひとつ御尽力いただきたい、町民3万人のために犠牲になっていただきたいということを付して、賛成いたします。
○議長(水口直喜君)
ほかに賛成討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第71号は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、議案第71号は、これに同意することに決しました。
暫時休憩します。
(休憩 午前10時49分)
(再開 午前10時50分)
○議長(水口直喜君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほど副町長の選任について同意しましたが、ここで副町長に新しく選任されました吉田義徳君よりあいさつをいただきたいと思います。
○(吉田義徳君)
皆様、おはようございます。
ただいまは、私の副町長就任につきまして御同意をいただきまして、まことにありがとうございます。これまで長い間、時津町職員として皆様方に大変お世話になってきたところでございますけれども、これからは微力ではございますけども、中村副町長の後を受けて、町長の補佐役として町長の信任にこたえる、また皆様方の信任にこたえるべく、時津町町政の発展のために、それから時津町町民の福祉の向上のために、微力ではございますけれども、誠心誠意努力する所存でございます。どうぞこれからも今まで同様に皆様方の御指導、御協力をよろしくお願いいたします。
簡単ではございますけども、私のお礼の言葉とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
(拍 手)
○議長(水口直喜君)
ありがとうございました。
続きまして、平成11年から2期8年の間、助役・副町長を歴任され、12月22日まで任期がございますが、本日をもって定例議会最後の出席となります中村副町長より皆様へ一言ごあいさつをいただきたいと思います。
中村副町長、あいさつをどうぞ。
○副町長(中村 勉君)
貴重な時間を割いていただきまして、本当にありがとうございます。本定例会、大変お疲れさまでございます。今議会においても20本の議案を御審議をしていただきまして、ありがとうございました。また、ただいまは新副町長の同意案についても同意をしていただきまして、本当にありがとうございます。私も安心をいたしました。
私は、8年前の、先ほども話が出ましたけども、12月定例会におきまして選任をいただいて以来、無我夢中でここまで来たような気がいたします。ちょうど「地方分権」という言葉が日本じゅうを歩き回っておりまして、公共事業優先の方向転換が強いられた時期ではなかったかと思います。平瀬町長は、いち早く察知をされ、財政の確立を図ってまいりました。
その中でも、特に職員の意識向上が第一でした。あいさつ、名札、スリッパなど、それから施政方針の中で、人、人、人という言葉が出てきた年度もありました。まさに、人の時代だと思っております。ファイリングシステム、事業評価、情報公開等々、あわせて、その時期から町村合併協議という大きな行政課題が目の前に横たわってまいりました。結果的には、先取りの形となった自主自立の準備態勢が功を奏しまして、現在があると信じております。これから先は、どんなレールが敷かれているのか、先行き不安なところもありますが、水口議長を初め、各議員の皆様方が行政とともに手を携えて、3万住民の幸せのために頑張っていただきたいことと時津町のさらなる発展を願うものでございます。
実質、私は、職員から40数年にわたり行政推進に携わらせていただきました。何一つとして役に立ってないんじゃないかと思っております。これからは、平瀬町長を中心に、吉田副町長とともに160人の職員が一緒になって、さらにまちづくりが進んでいくものと思っております。
長い間、皆様方には御指導、御鞭撻いただき、またいろいろ御協力いただきまして、本当にありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。あわせて、皆様方の御活躍と御健勝を祈念申し上げまして、お礼の言葉といたします。
どうもありがとうございました。
(拍 手)
○議長(水口直喜君)
ありがとうございました。
以上で、選任されました吉田義徳君と中村副町長のあいさつを終わります。
〜日程第7 請願第2号〜
○議長(水口直喜君)
日程第7、請願第2号、教育予算の充実と未来を担う子どもたちの教育を守る義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願書の件を議題とします。
本件に関し委員長の報告を求めます。
文教厚生常任委員長。
○文教厚生常任委員長(新井政博君)
それでは、文教厚生常任委員会に付託されました請願第2号、教育予算の充実と未来を担う子どもたちの教育を守る義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願についての審査の結果について、終了いたしましたので御報告をいたします。
審査方針としましては、紹介議員に請願趣旨について、内容的には請願書の朗読という形になりましたけれども、説明を受けました。
質疑は特になかったため、本請願について意見を出し合うものといたしました。
審査概要、意見といたしましては、1、子供たちは地域格差に影響されることなく、不公平感のない形で教育を受ける権利がある。もしこのまま削減され続ければ、地方自治体に負担がかかることになるので、堅持してもらいたい。2、OECD諸国と比べ、日本は教員1人当たりの児童数が多い。特に、フィンランドは教員1人当たりの児童数は20人以下となっている。教育は一つの資源であり、国の都合で子供にしわ寄せがこないようにしなければならない。
討論に移りまして、反対討論なし。賛成討論といたしまして、1、すべての子供が平等に教育が受けられようとするため、制度の堅持は不可欠である。このままいけば、地方自治体へしわ寄せがくるのは目に見えている。2、国民の最低条件である平等な教育が受けられないことは、日本の将来を考えるとゆゆしき問題である。各省庁についている独立行政法人の大半を廃止することで、財源が確保できるのではないか。3、日本の教育水準が低くなってきている中で、OECD並みの教育水準を保つためには、国庫負担割合を2分の1にすることは大切なことであり、学力低下につながらないようにしてほしい。
以上討論の結果、採決といたしまして、請願第2号は、出席委員異議なく、採択すべきと決しました。
以上で、審査報告を終わります。
○議長(水口直喜君)
委員長の報告を終わります。
ただいまの委員長の報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから、討論を行います。
委員長の報告に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、賛成討論の発言を許します。
15番、本山君。
○15番(本山公利君)
ただいま委員長報告にありましたように、特に現代社会が地域間格差、あるいは生活水準も高所得者、低所得者の二極間になりつつあります。そういう社会情勢の中で、子供たちが公平に教育を受けられるということは、これは大事であります。特に、資源のない日本においては、教育を受けた子供たちが大きな日本の資源となります。そういう関係からですね、特にこの制度を堅持していかなければ、また我々地方自治体に負担が大きくしわ寄せとなってくるのは現実であります。そういうことから、ぜひともこれは堅持していただかなければなりません。そういうことから、この請願に対して賛成いたします。
よろしくお願いいたします。
○議長(水口直喜君)
ほかに賛成討論はございませんか。
13番、川口君。
○13番(川口健二君)
今、本山議員も申し上げましたけども、この制度上の問題というのをですね、簡単に変えてもらってですね、結果的には地方の責任のごときになってしまってるんですね。ところが、実際は国の国債が幾らですか、880兆かな、地方が220兆、それもですね、国主導でですね、いろんな形で、いわゆる借金してでもいいんだよと、補助事業しなさい、起債事業しなさい、後で面倒見てあげます。それにのってやってきたのが、各自治体ですよね。しかも、それができないのは、町長は中央に政界とのつながりがないとかですね、そういう形で誤解をされてきた。勢い住民の意思も、そういう何とかしてほしいというのがあったもんですからやってきましたよ。ところが、その結果220兆。そのツケは全部、実は地方に回ってきとる。これは、非常に残念至極です。
だから、日本の今のこの現状からしてですね、私が最も悔しいのは、小泉内閣で行政改革いたしましょう、しばらく痛みに耐えなさいと言ってきてですね、今、渡辺喜美大臣がですよ、行革大臣で各省庁を回って大臣と話をしながら頭を下げている。この独立行政法人を統合してくれないか、廃止できないか、解散できないかと一生懸命やっているのを応援がない。逆にですね、政府はですね、冗談じゃないよという形で、きれいごとは言うなということで一刀両断で切ってしまっている。この独立行政法人をですね、幾らか統合したり解散させたりすることでですね、恐らく私はこの教育制度の堅持のためのですね、地方にかかわる補助金はですね、幾らか生まれてくるんじゃないか。
そこで、請願書の方にはですね、意見が2項しかなかったんですけども、その論でですね、実は3項をつけ加えたというのが現実なんです。ぜひひとつ地下資源もない、食糧も今は40%自給率を切った。そういう現実でですね、あるのは何かといえばですね、やはり教育しかないんですよ、日本は。そういう現実をですね、直視したときに、どうしてもこの請願者の趣旨も十分理解できますしね、ぜひひとつこれが国を通じて、この請願書を生かしていただければありがたいなということを期待して賛成いたします。
○議長(水口直喜君)
ほかに賛成討論はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
これで、討論を終了します。
直ちに採決します。
請願第2号に対する委員長の報告は、採択であります。
請願第2号は、委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。
従って、請願第2号は、採択することに決しました。
〜日程第8 議員提出議案第7号〜
○議長(水口直喜君)
日程第8、議員提出議案第7号、教育予算の充実と未来を担う子どもたちの教育を守る義務教育費国庫負担制度の堅持を守る意見書の件を議題とします。
提出者、新井政博君の議案の説明を求めます。
○5番(新井政博君)
それでは、議員提出議案第7号、教育予算の充実と未来を担う子どもたちの教育を守る義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書の件について、意見書を朗読して提案に変えさせていただきたいと思います。
教育予算の充実と未来を担う子どもたちの教育を守る
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書
義務教育は憲法の「教育の機会均等」と「義務教育無償の原則」に基づいて、子どもたち一人ひとりに国民として必要な基礎的資質を培い、日本の未来を担う子どもたちを心豊かに育てる使命を負っています。
豊かな教育の保障は国の社会基盤形成の根幹となり、義務教育の全国水準の維持向上や機会均等を確保するのは国の責務でもあります。
しかし、義務教育費国庫負担制度は堅持されたものの、平成18年(2006年)度から義務教育費の負担率が1/2から1/3に下げられ、文部科学省の一般会計予算も前年度比マイナス10.5%になりました。
また、県市町が教育施策を進めるために不可欠な地方交付税交付金も削減されました。県市町ともに財政の厳しい中、全国的な教育水準の確保や地方財政をこれ以上圧迫させないためには、国の義務教育の負担率を1/2に復元すべきです。
加えて、社会の変化とともに子どもたち一人ひとりを取り巻く環境も変化して、教育諸課題や子どもの安全確保等の課題が山積しています。
子どもたちの健全育成をめざす豊かな教育を実現させるためには、子どもたちの教育環境の整備を一層進める必要があります。
また、教育における地方分権は時代の重要な要請であり、地方において地域の実情に応じた多様な教育が可能となるよう、きめ細やかなとりくみがいっそう必要になります。
教育予算は未来への先行投資であり、子どもたちに最善の教育環境を提供して行くことは社会的な使命です。
よって、国におかれては、次の事項について実現されるよう強く要望します。
記
1.学校現場に必要な教職員の人員・人材を確保すること。
2.義務教育費国庫負担制度について、国の責任において制度を堅持し、国の負担を2分の1復元を検討すること。
3.財源確保のために独立行政法人の廃止を徴底して行うこと。
この3につきましては、川口議員の報告がありましたように、委員会において追加をさせていただきました。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成19年12月14日
長崎県時津町議会
なお、議決後のあて先としては、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣あてでございます。
以上でございます。
○議長(水口直喜君)
議案の説明を終わります。
これから質疑を行います。
本案について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから、討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
賛成討論なしと認めます。
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議員提出議案第7号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
〜日程第9 議員提出議案第8号〜
○議長(水口直喜君)
日程第9、議員提出議案第8号、地方交付税の復元及び地方税財源の拡充強化と偏在是正に関する意見書の件を議題とします。
提出者、相川和義君の議案の説明を求めます。
○12番(相川和義君)
議員提出議案第8号、地方交付税の復元及び地方税財源の拡充強化と偏在是正に関する意見書について、意見書を朗読して説明とかえさせていただきます。
地方交付税の復元及び地方税財源の拡充強化と偏在是正に関する意見書
地方財政を縮小する「三位一体の改革」の名の下、地方交付税は5.1兆円も削減され、地方交付税総額は4年連続でマイナスとなっている。
多くの地方自治体が厳しい財政運営を余儀なくされるなか、地方交付税の財源保障をゆがめ、地域間格差が広がるとの懸念が表明されている。
このまま地方税に次ぐ重要な財源である地方交付税の総額の一方的な削減が実施されるならば、地方自治の根幹を揺るがし、地域の行政需要に対応する上で、重大な障害となることは必至である。
よって、国に対して、下記の措置を講じられるよう強く要望する。
記
1.地方交付税の復元を図ること
過疎地域や離島など、多くの条件不利地域を抱える本県では、県・市町とも、地方税をはじめとする自主財源に乏しく、税財政基盤が脆弱である。このため、どのような地域においても住民生活に直結する基本的な行政サービスが提供できるよう、地方の財政需要を適切に反映させた上で、地方交付税総額を復元すること。
2.地方税財源の拡充強化と偏在是正を図ること
自立・自主的な行財政運営ができる真の地方分権を確立する観点から、早急に地方税財源の拡充強化を図るとともに、可能な限り偏在性の少ない地方税体系の構築に努めること。
なお、現在政府内において議論されている「国が一括徴収し地方団体に配分する」などの法人二税の見直し案は、地方公共団体の課税権を侵害し、地方税の応益原則を逸脱するものであり、断じて受け入れられるものではない。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成19年12月14日
議決後のあて先を、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、衆議院議長、参議院議長。
以上でございます。
○議長(水口直喜君)
議案の説明を終わります。
これから質疑を行います。
本案について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから、討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
賛成討論なしと認めます。
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議員提出議案第8号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
〜日程第10 時津町選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙〜
○議長(水口直喜君)
日程第10、時津町選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。
お諮りします。
選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。
従って、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
続いてお諮りします。
被選挙人の指名方法は、議長において指名することにしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。
従って、議長において指名することに決しました。
時津町選挙管理委員会委員に、時津町西時津郷1373番地、植田勝己氏、時津町左底郷91番地3、加藤清三郎氏、時津町浜田郷195番地8、橋本萬里子氏、時津町日並郷2866番地1、宮部武夫氏、以上4名を指名します。
次に、時津町選挙管理委員会補充員に、時津町久留里郷944番地、山上富美子氏、時津町子々川郷826番地、岳田稔人氏、時津町浦郷202番地1、丸山周二氏、時津町野田郷559番地、田中征勝氏、以上4名を指名します。
なお、この補充員の順序は指名の順序のとおり決することにします。
続いてお諮りします。
ただいま議長において指名しました被指名人をもって当選人と定めること及び補充員の順序に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。
従って、ただいま指名しました時津町西時津郷1373番地、植田勝己氏、時津町左底郷91番地3、加藤清三郎氏、時津町浜田郷195番地8、橋本萬里子氏、時津町日並郷2866番地1、宮部武夫氏、以上の4名が時津町選挙管理委員会委員に当選されました。
次に、時津町久留里郷944番地、山上富美子氏、時津町子々川郷826番地、岳田稔人氏、時津町浦郷202番地1、丸山周二氏、時津町野田郷559番地、田中征勝氏、以上4名が同補充員に当選されました。
また、補充員の順序は指名の順序によることに決しました。
ただいま当選された方には、会議規則第33条第2項の規定により、文書をもって告知することといたします。
〜日程第11 所管事務調査報告について 日程第12 所管事務調査報告について
日程第13 所管事務調査報告について 日程第14 所管事務調査報告について
日程第15 所管事務調査報告について〜
○議長(水口直喜君)
日程第11から日程第15、所管事務調査についての5件を一括議題とします。
本件は、議会運営委員長、議会広報編集特別委員長、時津第10工区埋立事業調査特別委員長、水資源対策調査特別委員長、議会改革等特別委員長から、目下、調査中の事件につき、会議規則第75条の規定により、閉会中も引き続き調査したい旨の申し出があります。
お諮りします。
ただいまの5委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、日程第11から日程第15、所管事務調査についての5件は、議会運営委員長、議会広報編集特別委員長、時津第10工区埋立事業調査特別委員長、水資源対策調査特別委員長、議会改革等特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決しました。
〜日程第16 議員の派遣研修会等の報告について〜
○議長(水口直喜君)
日程第16、議員の派遣研修会等の報告についての件を議題とします。
お諮りします。
会議規則第121条の規定に基づき決定した議員の派遣について、その結果は、お手元に配付の報告書のとおりであります。
この報告書に御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本件はお手元に配付した報告書のとおり決しました。
以上で、本定例会に付議された案件の審議は、全部終了しました。
ここで、町長からあいさつがあります。
町長。
○町長(平瀬 研君)
議会閉会に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げたいと思います。
お願いをいたしました議案につきましては、すべて御承認を賜りまして、ありがとうございました。また、一般質問等いただきました御意見につきましては、十分検討を進めてまいりたいと、そのように思っております。また、きょうの人事の件につきましても、御同意を賜り、厚くお礼を申し上げたいと思います。
先ほど議案の中でも申し上げましたとおりでございますが、改めまして、この8年間、助役・副町長として大変御苦労をいただきました中村副町長に対しまして、心からお礼を申し上げたいと思います。私が就任をいたしまして、行政経験のない町長がいろいろ言い出すものですから、これに対しまして副町長が大変苦労されたということは十分承知をしているところでございます。
今回、退任に当たりまして、健康を損なわれることなく全うしていただいたということが、私にとりましては一番ありがたいことでございます。今後は、特に奥様、それからお孫さんがおられまして、ほとんど8年間、副町長につきましては休むことなく職務に精励をいただきました。唯一お孫さんが来られたときだけ、本当にたまに体を休められたというところでございましたので、今後はさらに健康に留意されまして、御家庭の方に精力を注いでいただきながら、また町政につきましても御支援、御指導を賜りたい、そのように思っております。
また、新たに選任を吉田副町長をお願いをいたしましたところ、議員の皆様には全員の御同意をいただきました。心からお礼を申し上げたいと思います。三役、四役も、今後、また減量体制になってまいりますし、町村が減った分だけいろんな出かける機会が増えてきております。そういうことも含めまして、また、今後、長与町との連携の中での大きな課題がございます。そういうものにも今まで当たってきていただいております。今後、さらに重責の中でそれに当たってということを期待をいたしております。それぞれに健康に気をつけて、住民のための負託にこたえていきたいと、そのように思っているところでございます。
いよいよ、「年の瀬が」という言葉が身にしみて実感できるような時期になりました。おかげさまで本町におきましては水以外、火事も少なく、風水災害もなく、ことし一年が暮れるということで大変ありがたく思っております。
議員皆様方には、健康に御留意されまして、またお正月明けますと、すぐ出初め、成人式等々行事が控えております。今後とも御協力を賜りますようにお願い申し上げます。
最後に、よい年をお迎えいただきますことお願い申し上げまして、閉会のお礼のごあいさつにかえさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(水口直喜君)
町長のあいさつを終わります。
これをもって、平成19年第4回時津町議会定例会を閉会します。
(閉会 午前11時23分)