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長崎県 雲仙市

平成 22年 第2回定例会(6月) 06月09日−04号




平成 22年 第2回定例会(6月) − 06月09日−04号









平成 22年 第2回定例会(6月)


出席議員(26名)
1番  林 田  哲 幸  君       2番  坂 本  弘 樹  君
3番  酒 井  恭 二  君       4番  平 野  利 和  君
5番  浦 川  康 二  君       6番  大久保  信 一  君
7番  深 堀  善 彰  君       8番  前 田    哲  君
9番  上 田    篤  君      10番  町 田  康 則  君
11番  森 山  繁 一  君      12番  前 川    治  君
13番  大久保  正 美  君      14番  小 畑  吉 時  君
15番  元 村  康 一  君      16番  井 上  武 久  君
17番  柴 田  安 宣  君      18番  小 田  孝 明  君
19番  岩 下    勝  君      20番  福 田  大 東  君
21番  町 田    誠  君      22番  岩 永  基 和  君
23番  中 村    勲  君      24番  中 村  一 明  君
25番  松 尾  文 昭  君      26番  石 田  ? 春  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定に基づく出席者
       市長             奥 村 愼 太 郎 君
       副市長            町 田 義 博 君
       副市長            境 川 秀 生 君
       教育長            塩 田 貞 祐 君
       観光物産まちづくり推進本部長 中 山 孝 君
       総務部長           畑 中 隆 久 君
       市民生活部長         東 信 一 郎 君
       市民福祉部長兼福祉事務所長  酒 井 忠 信 君
       農林水産商工部長       酒 井 利 和 君
       建設整備部長         緒 方 和 人 君
       教育次長           山 野 義 一 君
       農委事務局長         富 永 篤 君
       国見総合支所長        川 鍋 嘉 則 君
       瑞穂総合支所長        小 田 雅 男 君
       愛野総合支所長        吉 田 秀 信 君
       千々石総合支所長       永 木 徳 敏 君
       小浜総合支所長        宅 島 辰 明 君
       南串山総合支所長       井 上 洋 一 君
       監査事務局長         本 多 周 太 君
       政策企画課長         岸 川 孝 君
       会計管理者兼会計課長     溝 内 正 人 君

議会事務局
       局長             力 野 和 久 君
       次長             林 田 英 明 君
       参事補            関 雄 介 君
       主査             和 田 香 恵 君
       主事             前 田 雅 廣 君

平成22年6月9日(水)議事日程


議事日程 第4号
┌────┬──────┬──────────────────────┬──────┐
│日程番号│議案番号  │件          名          │備  考  │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│1   │      │市政一般質問                │      │
└────┴──────┴──────────────────────┴──────┘

第1 市政一般質問
   20番 福田 大東 議員
     1.市立小中学校教育について(教育長)
     2.行財政改革について(市長)
     3.新規施設の経済的効果について(市長)
     4.平成新山への登山規制について(市長)
   15番 元村 康一 議員
     1.愛野・小浜バイパス建設について(市長)
     2.職員定数の適正化と嘱託・臨時職員の採用状況について(市長)
    6番 大久保信一 議員
     1.口蹄疫対策について(市長)
     2.諫早湾防災干拓について(市長)
   25番 松尾 文昭 議員
     1.陸上競技場建設について(市長・教育長)
     2.庁舎建設について(市長)
     3.口蹄疫について(市長)
    9番 上田  篤 議員
     1.雲仙市新庁舎問題について(市長)
     2.国民健康保険税について(市長)
     3.南串山上木場工区農道新設事業に関わる井戸水問題について(市長)
     4.雲仙温泉に関わる整備事業などについて(市長)
     5.長崎国体について(市長・教育長)
     6.平和行政について(市長)








=午前10時00分 開議= 



○議長(石田?春君) おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。

 議事日程第4号により会議を進めます。

───────────────



△日程第1.市政一般質問



○議長(石田?春君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告の順序に従って進めます。

 まず初めに、20番、福田大東議員の質問を許します。福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 皆さんおはようございます。今朝は6時5分ぐらいに起きました。雲一つないさわやかな天気でございました。連日激しい議論が続いて有意義な一般質問だと思っておりますが、今日は天気にならってさわやかに質問をし、さわやかに答弁をいただきたいと思います。

 その前に、この2日間の議論の中でちょっと気づいたことがございますので、私の所感を述べさせていただきます。これは答弁は要りません。

 きのうの井上議員と東部長のやり取りの中で質問に対して守秘義務で答弁できないということでございました。守秘義務とは何か、もう一回執行部の皆さん、守秘義務の範囲、その辺を勉強していただきたいと思います。

 それと、議長にお願いでございますが、答弁をすべきなのか、質問が間違っておるのか、その辺の判断を議長のほうでしていただき、速やかに議会進行をしていただきたいと、そういうふうに思います。

 次に、庁舎問題でございます。諮問が返ってきた。今年いっぱい、平成22年度中に決めるというお話でございましたが、もう諮問を出す前に既に市長は七、八割、9割は決めておくべきであって、諮問ができてまた1年待つ、それから、議会に庁舎建設特別調査委員会をつくってほしいとかいう発言がございましたが、非常に遅過ぎるなというふうに感じております。

 それでは質問に入ります。

 市立小中学校教育についてでございます。今日情報通信、交通の発展により、地球というパイが小さくなっております。経済社会のグローバル化がますます進展する中、子どもたちが21世紀を生き抜くためには、国際共通語となっております英語のコミュニケーション能力を身につけることが必要であり、子どもたちの将来のため、また我が国の発展のためにも非常に重要な課題となっております。

 文部科学省も今日まで誤った英語教室方針の是正に取り組み始め、新学習指導要項に基づき、2011年から始まる小学校における外国語活動必修化に向けた英語教育改革総合プランを策定し、アジアでも特に遅れが目立つ我が国の英語教育界にも明るさが見えてきた矢先、このたびの行政刷新会議における事業仕分けにより、予算6億1,600万円が廃止という方向で進んでいるようでございます。

 私は、事業仕分けとは有益なものと無益なものとの区別が目的であり、無駄を廃止するのが事業仕分けと理解しておりますが、有益、無益の判断ができない国会議員の皆さんの誤った判断に半ばあきれております。さらに、我が国の教育界の将来に危機感も抱いております。

 蓮舫女史によると、先端技術分野の仕分けの発言に、どうして1位でなければならないのか、2位ではだめなのかという発言が記憶に残っておりますが、日本は小さい国であり、資源もない、食料も自給できない国であります。グローバル化した世界で国体を護持していくためには、原料を輸入し、零細企業から大企業まで優れた先端技術をもって加工し製品を輸出していく以外に生き残る道はないと私は思っています。蓮舫女史の2位ではだめなのかという発言には非常に呆れて、頭の中はレンコンじゃないのかと、そういうふうに思っております。

 早速質問に入ります。1番目に、今後英語教育改革プランの行方はどういうふうになっていくのか、全国義務教育校長会は、あるいは各教育委員会はこの動きをどういうふうに捉え動いているのか。

 2番目に、本市における小中学校の外国語教育の概要、どのような形で行われているのかお尋ねをします。よろしくお願いをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 福田大東議員の小中学校の外国語教育の実施はどのように行われているのかということについて御答弁をさせていただきます。

 市内の小中学校における外国語教育の状況についてのお尋ねでございますが、国際化が進展する中におきまして、児童生徒への外国語教育は大変重要な教育施策であります。本市におきましては、雲仙市総合計画の基本方針であります、あしたを担う人づくりと誇りあるふるさとづくりの中の主要施策として、国際性豊かなひとづくりを掲げ、国際理解教育の推進として、外国語によるコミュニケーション能力の向上や豊かな国際性の醸成を積極的に推進しております。

 また、本市教育努力目標におきましても、国際性豊かなひとづくり推進という目標を掲げ、外国語によるコミュニケーション能力の向上を図っております。

 小中学校の英語教育におきましては、昨年度からALTを1名増員して、各学校への派遣回数を増やし、児童生徒が本物の外国語に触れられる機会をより多く設けるなど、外国語教育の充実を図っているところでございます。

 教育活動の詳細につきましては、教育長より答弁をさせることをお許しいただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) おはようございます。私からは教育活動の詳細につきまして答弁をさせていただきます。

 小中学校の教育内容は、文部科学大臣が公示をいたします学習指導要領に沿って編成をされます。小学校では、現行の学習指導要領には、外国語活動は必修とされていません。しかし、総合的な学習の時間に国際理解分野の探求活動の一環として扱うことも可能であったため、従来から市内のすべての小学校が第3学年から第6学年で年間10時間程度の英会話学習等に取り組んできました。

 なお、平成23年度から、新学習指導要領では、第5、6学年に外国語活動が新設となります。このため、本市内の全小学校では、先行実施の形で昨年度から、5年、6年生で年間35時間の授業を実施して、積極的に外国語活動に取り組んでおります。

 その授業内容につきましては、音声、映像機材、文部科学省が作成をいたしました英語ノートを活用したものとなっています。

 次に、中学校の内容についてですが、現行の学習指導要領では、中学校の3年間に合計315時間の外国語科の学習が必修化されております。あわせて選択教科の中で英語の学習を扱う学校もあります。

 なお、雲仙市教育委員会では、現在市内にALT、これは外国語指導助手のことを言うのですが、として外国人6名を配置いたしています。ALTの勤務体制につきましては、週3日の中学校勤務、週2日の小学校勤務の形をとり、英語活動や英語科の授業において担任の教諭と協力をいたしまして授業を進めております。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) 現在、平成21年度から全小学校の5、6年生に外国語活動の支援教材として英語ノートが文部科学省から無償配布されておりますけど、この仕分け作業によりまして、平成23年度まではきちっと無償配布をされますけど、平成24年度以降については、平成22年度中に検討するということを私は把握しております。それと、またALTの資質向上のためのいろんな研修会が、例えば2年目、また帰国前にそれぞれ横浜や神戸等で実施されておりますけど、そのことについても、平成22年度中に見直しを行うということで把握しております。

 また、いろんなこの英語教育介助のための調査研究事業については、平成21年度限りで廃止という方向で進んでいるということを私は把握しております。

 以上です。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) まず、予算の削減、廃止ということでございますが、いろんな自治体、あるいは学会、校長会、いろんな動きをしていると思うのです。その動きを長崎県の教育委員会、あるいは長崎県内の教育委員会、あるいは校長会、何にも動きをしてないのか、予算続行を要望してないのか。こうしていろんな形で出してらっしゃるのですよね、他の自治体、他の教育委員会、他の校長会ですか、全国のそういう動きの中で長崎県、あるいは雲仙市は、何にもしてないということですか。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) この外国語活動等に関しての校長会との動きは、私今現時点ではきちっと把握しておりませんので、あとで調べさせてください。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 調べた上で、もししてなかったら、積極的に意見書を出すなり、それを全国の声として挙げていかないと、この事業はお金がかかりますから没になってしまいます。その辺の動きを教育長もう一回答弁を。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 都市教育長会議の中でも、そのような具体的なことについて要望していくように働きかけたいと思っています。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 私は、今まで中学校、高校、大学と英語の勉強をしてきました。今、何の勉強をしたのか全く英語が話せません。そういった日本の英語教育のあり方の是正がこれから始まっていくのだろうと思うのですけども、日本の英語教育のどこがいけないのか、その辺はどういうふうに考えられますか。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 私も福田議員と同じような年代なので、中学校から英語科の授業を受けた覚えがありますが、当時言われてましたように、私どもは文字をずっと単語で覚えること、それから、文法的なこと基礎的なことを中心に学習をいたしました。そのことが、若干英会話等を含めた実生活の中での活動につながっていないというふうなことが反省をされていると思います。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) アジア地域、代表はお隣の韓国とか、それから中国とか、日本、それから台湾といった所がすぐ近くにあります。南のほうにはフイリッピンがあります。全部英語教育が進んでます。特に日本が遅れている。一番近い韓国と日本の英語の教え方の違い、その辺はどこがどういうふうに違うのですか。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) 私は韓国の実態はよくわかりませんけど、例えば中国の場合に、英語を勉強をしていると、英語能力があるとすぐ外資系の会社に就職できて、例えば、中国の普通の一般の会社で働くのと比べたらもう数倍も収入が得られる。やっぱりそういうことが実際英語に対する興味、関心、学ぼうとする意欲につながってきているのでじゃないかなと思っております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) おっしゃるとおりで、即職業に通じるそうです。小さいころからやっぱり親が教育に熱心だし、また、社会もそういう社会になっているということ。全くおんなじことを韓国にも言えるそうです。韓国は、語学留学というてから、もう小さい時から、御主人は働いて、奥さんと子どもとでアメリカ、イギリス、オーストラリアに留学をする、そういった家庭もあるそうでございます。

 先程から教育長がALTを6名入れているというふうにございましたが、ALTの平成21年度の費用、それは把握できてますか。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) 平成21年度でそのALTに係る例えば報酬等含めまして約2,550万円程度かかっております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) この2,550万円は市の持ち出しですか、それとも補助があるのですか。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) これはジェットプログラムといいまして、そういうALTを各市からの要請に応じて派遣してくれるところがあるのですけど、そういうのは全部地方交付税として市のほうに歳入が来ておりますので、だから、実際にはどれくらい来ているかわかりませんけど、大体ほとんどALTに支払う、また渡航料、アメリカから日本に来る料金を含めて入ってきているのではないかなと思っております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) ある学校でいろんなこの話を校長先生、それから担任の先生から伺う中で、ALTの方がもう少し増えるともっといいのかなというふうな話がありましたが、これは、今6名以上増やすことはできないのですか。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) 合併当初は、雲仙市においては5名のALTが派遣されておりました。しかし、現在今1名増やして6名です。理想からいいますと、1名ほしいところなのですけど、私は今の6名で何とか今やりくりをしております。その基本的には外国語活動を指導するものは、それは担任であります。1名増やすとどうしてもそういう地方交付税で来ておりますけど、高額なお金が要ります。それと、おんぶにだっこでは、学校もいけないのではないかなと思っております。

 基本は、外国語活動の目的がありますので、その方法はいろいろ、そういうALTも活用するのもよろしいでしょう。また、今電子黒板等も導入されましたので、それを使っての英語活動も十分可能です。だから、私は多くは必要ないと思います。せめて理想をいいますとあと1名おりましたら、全小中学校、今中学校で各学級週一、二時間、小学校においては、隔週五、六年で2週間に1回ぐらい受けておりますけど充実するのではないかなと思っております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 英語ばっかりするわけにはいかない。一番大事なのは日本の国語も大事だろうと。その限られた時間の中でどういうふうな形で英語力を伸ばしていくか、もうこれからの課題だというふうに私は考えております。

 ある小学校の先生は、もう英語どころじゃありませんよという考えの方もいらっしゃいます。その辺の調整をうまい具合にやっぱり教育委員会のほうで指導をなさったほうがいいのかなというふうに思います。

 それと、ALTの問題ですけども、非常に優遇されていて、きちんとした職業ではない人、若くて、もうきちっとした人じゃない方がALTになっているという話を聞いておりますが、雲仙市の場合の今の6名は指導者としてちゃんとした方なのか。私は、うちの事務局に言うて6人に面接をしてみたいというたら、あなた英語話せないでしょうと言われて、ああ、そうかと気づいたのですけども、その辺のところはいかがでしょうか。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) 雲仙市の6名のALTは本当にすばらしいALTです。といいますのが、給食の時間は、例えば各教室に入ったり、昼休みも子どもたちと触れ合うALTが多いです。それと、いろんな地域の行事等にも積極的に参加しております。この外国語活動の目的は、ただ英語を学ぶ、それ以外に、外国の、それぞれ日本以外の国の文化や言葉、風習などを学んで、それから、いろんなこと、国際に対しての理解を深めるとともに、またお互いに仲良し、言葉や考え方が違ってもいいのだよという考えをやっぱり小さい時から学ぶ、そういうのをALTが子どもたちにきちっと、子どもたちはALTから学んでいるのではないかなと思っております。すばらしいALTです。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 外国の文化の話が出ましたが、日本に英語村というのが数カ所あります。一番近いのが上天草、私も行ったことはないのですけど、そこでしょう。それから、福島、韓国では五、六カ所あるそうです。その英語村の中身は御存知ですか。

 この英語村というのは、もちろんそこにある一画を村を作って英語を教えるわけです。大人から子どもまで、あるいは学校の先生もそこに入ることができるのですけども、学校が発行するパスポート、自治体が発行するパスポートを持ってそこに入るそうです。そこの中に入ると、雲仙よりももっと小さいのか、小さい村の中に擬似の郵便局とか警察とか、いろんな日常使う施設があって、そこで生活を1週間程度するのだそうです。長い人は2週間。もちろん小学校3年ぐらいからそこに入学できるのですけども、そういう村が雲仙市にあったらいいなというふうに私ら考えるものですから、その辺は設置が可能かどうか、検討する必要があるのかなと思うのですけども、市長いかがですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 御指摘いただきましたので、考えてみたいと思います。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) ちなみに、福島は1泊で1万3千円、家族4人だそうです。そこで親が勉強をする、子どもたちは子どもたちで託児所があってする施設だそうです。これはもう本当の英語村じゃないのですけども、韓国にある英語村は、もう入った時からすべて英語、日本語一切使わない。そういう学校で習った片言の英語で生活ができるようになっておるそうです。大体1日に5千人、年間50万人ぐらいがそこを利用するそうです。ぜひ中山部長、これは交流人口の拡大にもつながりますので、積極的に調査だけでもされてみたらいかがでしょうか。多分こういうことはこれから進んでまいりますので、ハウステンボスあたりが先にやるのじゃないかなという危惧を私はしているのですけども、ぜひそれをお願いしたいと思います。

 最後に教育委員会の役割、責務はいろいろあると思うのですけども、一つだけ教育長、次長何が大事か述べてください。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 基本はやはり子どもたちの成長をしっかり作ることが大きなことかなと思っています。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) 子どもたちそれぞれいろんな能力を持っております。それをフルに発揮させるように頑張っていきたいと思っております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) そのとおりだと思います。私は、先生あるいは生徒が学びやすい、教えやすい環境をつくってやること、それが第一の教育委員会の使命じゃないかと私は思います。

 では次に進みます。行政改革についてでございます。これについては、たくさんの議員の皆さんが質問を出されております。それだけやはり関心が深い、行政改革が進んでいないから質問が多いのかなというふうに思います。まず、計画どおり行財政改革が進んでいるのかどうか、その辺のところを答弁をいただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 計画どおりかどうかはわかりませんけども、一応目標に向かって進めているところでございます。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 実はきのう酒井議員の質問の中で、職員数は確かに減っておる。しかし、嘱託、パート職員が増えている、おんなじではないかという質問がございました。これを言いかえれば、今非常に経済が不況、大企業は人件費削減に躍起になって、まず削減するのが正社員、削減してしまうと事業ができない、パートを雇う、そういう形で、一番やってはいけないことを今雲仙市がやっているのではないかというふうに思っているのですが、その辺をどういうふうに部長は考えてらっしゃるのか。事業の縮小は考えていないのか。事務量は減っているというけど、事業はかえって増えているわけです。この辺の改革は全く進んでないのじゃないかと思いますがいかがでしょうか。



○議長(石田?春君) 畑中総務部長。



◎総務部長(畑中隆久君) 御指摘の件でございますけども、きのうも説明をいたしましたけども、事務量については2割減っております。あと長期財政計画、これと決算を比較いたしましても、例えば平成18年度が12億3千万円、それから、平成19年度で14億5千万円、それから、平成20年度15億8千万円程度の削減、要するに長期財政計画に対して決算がそのようになっております。

 ですから、徐々にではありますけども、その効果は出していっているというふうに考えております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) きのう市長が合併特例債を終了時にはきちっと350人、正規職員でいくのだというふうにおっしゃいましたので、安心はしておるのですけども、財政計画に見合った事業計画を立ててらっしゃらないと思うのです。財政計画はシミュレーションどおり立てている。しかし、それに見合った職員数の減、事業の減、職員数の減はしています。事業の減を考えてらっしゃらないのではないかというふうに思ったものですから、この質問をしました。そのところを、できれば事業もどういうふうなカットをする、支所はどうなる、そういうシミュレーションを立てていただきたいというふうに思います。

 最後に、嘱託職員、これを採用の年齢制限がございます。65歳までですよね。この65歳の根拠をちょっと教えてください。



○議長(石田?春君) 畑中総務部長。



◎総務部長(畑中隆久君) この65歳につきましては、合併時点では、その年齢制限がございませんでした。多分議会からも御指摘を受けたと思うのですけども、その時に見直して65歳ということで定めたものでございます。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 一定の制限を加えるのは、それはもう正しいと思うのですけども、今は非常に体力が増進して、65歳ではもっともっと働ける方がたくさん職種次第ではいらっしゃると思うのです。そういうところに門戸を広げる考えはないのか、それをお尋ねします。



○議長(石田?春君) 畑中総務部長。



◎総務部長(畑中隆久君) 現在、今年の嘱託職員の採用、受験者300人を超えているわけです。それに100数十名の採用をしているわけですけども、やはりそれだけの希望者があるわけです。ですから、今おっしゃるようなその年齢を引き上げるということは現在のところは考えておりません。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) それをしないと言うのならば、それ一つの考え方でしょう。結局門戸を広げると就職できる方が減るということですから。

 では次に移ります。新規施設の経済効果についてでございますが、雲仙の仁田峠、それから、小浜の足湯のことでございます。仁田峠については、きのう市長のほうから答弁があって、観光消費額2億円というふうに答弁がなさいました。この2億円、一体どこにいったのか、その辺のところは、どういう調査でこの2億円が出たのかお知らせをください。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 昨日の市長の答弁につきましては、市における総体的な日帰り観光客の平成20年と平成21年の差でございまして、仁田峠の循環線が無料化になったから2億円増えましたよというふうに限定はできないものでございます。ただ、かなりの消費のほうに回っているというふうに理解をいたしております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 地元でいろんな話を聞いてみますと、悲しいかな地元にはお金がおちていないというのが現実だというふうに私が理解をしています。宿泊客が全く増えてないかというとそうではないでしょうけども、その辺の対策、その辺のところの事実はどうですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 私どもが伺っている範囲では、雲仙ロープウエイさんがあそこにございますけれども、あそこでの消費はかなり増えたというふうに伺っておりますが、そのお客様が雲仙温泉街まで下りていって買い物をしたというふうなまだ実態まではなってないと。ただ、最近、かなりあそこの人通りが増えたと。それから、雲仙の商店街の方で何人かにお伺いしますと、確かにお客さんは増えておりますというふうなことで、正確ないくら増えたとか、そういうふうなところまでは集約しておりません。申しわけございません。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 確かに今度のツツジ、それから、例年になく街を歩いておりました。それも時間も大体もう8時ぐらいになると人通りがなくなるのですけども、8時過ぎ、食事が済まれてからも、やっぱり街並みを歩いていらっしゃいました。

 ここで一つ工夫をする必要があると思うのです。直接仁田峠に行ったお客を何とか地元の温泉街まで引き伸ばす方法、これをぜひ地元と協力をして、話し合いをして方策を立てていただきたいと思いますが、いかがですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) まさに福田議員がおっしゃるとおりでございまして、ただ、雲仙温泉だけに固執せずに、せっかく足湯もできているわけでございますから、足湯と雲仙温泉、仁田峠、そして、それを神代小路までおろすというふうなことも、やはり今後の新しい観光ルートとしては、早急に両観光協会等とやっぱり取り組むべきというふうなことで考えております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) いや、べきじゃなくて協議してやる、どっちですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 協議してまいります。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 次に、小浜の足湯の問題です。私の想像以上の集客力があって、連日楽しんでらっしゃいます。これの地元への経済効果です。これはいかがですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 小浜マリンパークは、御承知のとおり、「ほっとふっと105」ということで、今年の2月2日にオープンをして以来、毎月実は2万人以上の利用がございます。つい最近の数字でございますが、5月末までの4カ月間で約9万人の方があそこに入ってらっしゃいます。これが1日当たり平均750人以上ということになりまして、当然近隣の商店やレストランへの経済波及効果も少し聞き取り調査をさせていただきました。そうしますと、大体悪いところでも5%から大体15%ぐらいの売り上げが伸びているというふうなお話を伺っております。また、小浜町だけに限らず、国道57号の沿道の愛野町とか千々石町にもいろいろなレストランとか商店とかございますが、ここからも大体同様の報告を受けております。

 問題はやはり宿泊だろうと思います。宿泊のほうにつきましては、これはもう年が終わらないとトータル的に出ないのですが、入湯税からだけの動きを見ましても、大体小浜温泉の場合、2月が対前年95.1%ぐらいでしたのですが、3月は102.6%、それから、4月は105%と伸びておりまして、足湯効果が出始めたというふうに理解をしております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 先日福田屋に泊まったお客さんが朝から出発されておりましたので、これからどこへ向かいますかと言うたら、小浜の足湯に寄っていくと、こうおっしゃるのです。もううれしかったです。それだけやっぱり宣伝効果は大だと思います。

 それと、もう少し神代小路、あそこをもう少し大々的に売り出すべきではないかなと、そういうふうに考えます。

 では、次に移ります。平成新山への登山規制についてでございますが、現在登山規制がかかっております。今登山の規制の内容はどういうふうになっているか説明をお願いします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 登山規制の現状についてどうなっているかという質問でございます。平成2年11月に噴火した普賢岳の火山活動によりまして、旧小浜町、それから、島原市、旧深江町が災害対策基本法第63条の規定に基づき、警戒区域を設定し、立ち入りの制限を行ってまいりました。警戒区域は安全の確保ができた区域から段階的に解除を行ってまいりましたが、大半は警戒区域のままとなっております。警戒区域を解除するか継続するかにつきましては、年1回開催されます雲仙岳警戒区域設定等調整会議におきまして、九州大学地震火山観測研究センター、それから、長崎海洋気象台、それから、国土交通省九州地方整備局、長崎県、それから、警察、消防などの研究防災機関の意見を聞きながら、期間や範囲などを決定をいたしております。

 なお、本年2月18日に開催されました第64次雲仙岳警戒区域設定等調整会議におきまして、4月1日から1年間の警戒区域の延長を決定しておりますけれども、この時雲仙市のほうから、比較的安全と思われる登山ルートの面的解除を関係機関と協議し、次回の調整会議の際に諮問するという旨の提言をいたしております。安全性の確保や登山ルートの整備、解除区域の確定について検討していく方針となっております。

 ここで、言葉ではちょっとわかりにくいので、お手元に地図をお配りしておりますけども、失礼しました。地図のほうで説明してよろしいでしょうか。すみません、今から配らせていただきます。

〔地図を示す〕

 ただ今皆様のお手元に普賢岳周辺の警戒区域内における登山ルート等を示した地図にて御説明を申し上げます。

 現在、普賢岳に登るには、仁田峠ロープウエイ駅舎から国見岳山頂に至る登山ルート沿を使い、紅葉茶屋を経由し普賢岳に至る登山ルートと、仁田峠ロープウエイ駅舎からあざみ谷を経由し、紅葉茶屋を経由し、普賢岳に至る登山ルートを利用し登っておられます。

 先程も申し上げました本年2月18日の調整会議の提言では、紅葉茶屋に設置いたしております立ち入り禁止ゲートから、旧登山道が残っている風穴及び鳩穴別れまでのルートと、普賢岳山頂付近に設置いたしております立ち入り禁止ゲートからの霧氷沢付近までのルートを活用して、新たな登山道を整備し、普賢岳の北側斜面を活用した登山ルートができないか提言がなされ、来年2月ごろ実施予定の警戒区域調整会議に諮問できるよう関係機関においてただ今協議が進められております。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 来年の2月では遅過ぎる、もう少し早くこのルート結成をして、今のこの鳩穴別れから霧氷沢まで、この北側斜面をつなぐ、点々でなってます。そしたらぐるっと回っていける、この方法はないのですか。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 先程申し上げましたけれども、警戒区域の解除については、調整会議において諮問して、安全性が確保できた区域から順に解除を行うようになっております。現在、ルートの選定等について現地調査が行われております。そういうことで、今ずっと担当者等会議を重ねて、年に1回の会議でございますので、一応基本的には、それに向けていろいろ調査をして、そういう規制緩和に向けての審議をしていくということになっております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 全国に登山愛好家が約1千万人いらっしゃるそうでございます。日本山岳会に所属している方が600万人、一般を入れれば1千万人以上ですよね。非常にこの平成新山普賢岳へ登るのを期待をされているそうでございます。中山本部長、もしこれが部分解除になって、平成新山まで行けなくても、今私が申し上げたこの黄色の線のところのルートがきれいにでき上がると、観光効果、その辺のところはどういうふうに考えられますか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) あくまで観光行政の立場からということで答弁をさせていただきます。

 まず低迷を続けております島原半島全体の観光業には、大変これは大きなインパクトを与えてくれるというふうに確信しております。今議員がおっしゃいましたように、日本全国で大体登山愛好家と言われている方が最低で500万人から1千万人というふうに言われておりまして、そういう登山家の方々にとられては、一度は登ってみたい憧れの山だというふうに伺っております。

 仮に平成新山周辺の警戒区域が解除された場合の活用につきましては、やはり平成新山は島原半島ジオパークのシンボルであり、ジオパークそのものと言えると思いますので、その山を間近に見るということは、また新しいトレッキングコース等々が設定できますし、観光の新たな目玉の誕生を意味すると思います。

 また、ジオパークのテーマでございます地球誕生を実際に目で体験できるというふうな貴重な学習資源でございまして、修学旅行などの誘致には大変大きな効果が期待できるというふうに考えておるところでございます。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) このルートの新設、これにはまたお金がかかるのですけども、これは環境省のほうでやっている、市の持ち出しはない、そういうふうに理解しておってよろしいですか。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) よく確認をいたしておりませんけれども、多分環境省のほうということになるかと考えております。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 加藤管理監が雲仙にレンジャーでいらっしゃいます。彼は多分環境省だろうというふうに見解を持っております。しかし、彼も自信はあるわけではない。なるべく費用はこちらで確保する。ただ、維持管理についてだけ、維持管理というのはパトロールとか要ります。崖が崩れてないとか、そういったところは私一人ではできないから、地元の皆さん、あるいは雲仙市に協力を願えんかって、そういうふうな考えを持っているそうですけども、ぜひこの遊歩道を積極的に進めていただきたいというふうに思います。

 市長、私は、雲仙地区の人は思っておるのですけども、来春新幹線が開通します。鹿児島まで全線開通する。これにあわせて来春の雲仙の山開きまでに何とかガイドつきの登山とか、それもできないかどうかお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 一応そういうことを見越しまして、環境省にはいろいろと上京のたびに相談したりをしております。ただ、なかなかまだ早急にということには色好い返事はいただいておりません。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 積極的に働きかけをして、今部長が述べたジオパークそのもの本当にそうです。頑張っていただきたいと思います。

 島原半島でジオパーク世界大会ですか、これはいつ開催されるのか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 2012年です。



○議長(石田?春君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 非常に規制というのを解除するのは単独ではできませんので、難しい問題かとは思うのですけども、ぜひ島原市とも、南島原市とも協力をし合いながら、ぜひこの平成新山は無理でも、今の示されたルートの建設を早急にお願いをしたいと、そういうふうに思います。本当に力を入れてやってください。

 以上、私の質問を終わります。



○議長(石田?春君) 私より福田大東議員に注意をいたします。本日は議事日程第4号により会議を進めております。通告外の発言については、今後議長の許可を得て発言をされるように注意をいたします。

 それでは、これで20番、福田大東議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(石田?春君) 11時まで休憩をいたします。

=午前10時50分 休憩= 

=午前11時02分 再開= 



○議長(石田?春君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 次に、15番、元村康一議員の質問を許します。元村康一議員。



◆15番(元村康一君) 元村でございます。質問をさせていただきます。

 今回の質問は2点出しておりました。1点目が愛野・小浜バイパス建設についてということと、2点目が、職員定数の適正化と嘱託臨時職員の採用状況についてということで出しておりました。この2点目につきましては、きのう、おとといで既に3名の同僚議員が質問をされておりました。大方重複する質問内容でございましたので、この場で取り下げをさせていただきます。

 それでは、1点目の愛野・小浜バイパス建設についてお尋ねをいたします。

 この愛野・小浜間の現状問題の解消という観点から、一昨日同僚議員の質問で、この間の国道を4車線化にしてはどうかという質問がございました。直接的に関係する私としても、小浜の住民としてありがたく同じ思いでやっていただいているのだなと思っております。が、私はこの地域にはバイパスがぜひ必要であるという思いから、昨年の3月議会でも質問いたしましたけれども、再度質問をさせていただきます。

 道路網の整備は、各種産業の振興及び生活環境の向上を図る上からも重要な課題であります。島原半島の現状を見ますと、東側になります愛野から島原、深江の方面は、国道251号を初め、グリーンロードや県道愛野・島原線、さらに高規格道路島原道路が計画されまして、既に愛野町まで工事が進んでいる状況でございます。合わせて4本あるということになります。

 それに比べまして、半島西南部は、十分な道路網とは言えず、特に愛野・小浜間は国道57号が1本あるだけで、広域農道もこの区間のみが途切れております。災害時の代替ルートの確保や慢性的な渋滞解消策としても必要であります。

 このような道路状況を何とかしなければならないということから、平成11年に半島1市16カ町で愛野・小浜バイパス建設期成会が設立され、合併後は半島3市が引き継ぎ、奥村市長が会長となられ、これまで国や県等に要望を続けてきておられます。また、雲仙市としても、市長、議会が一丸となって知事への要望活動等を実施してきたところでもございます。

 このような努力もあってのことだと思いますけれども、昨年3月23日、半島3市が久間代議士立ち会いのもと、金子知事に要望した折に、県央地域へのアクセス時間の短縮や災害発生時の代替ルートの確保などの課題があることから調査をしたいという答弁を受けたということでありました。県もやっと動いたと期待して待っておりましたところ、本年3月18日の県議会において、金澤県議の一般質問に対し中村知事は、検討の結果、バイパス整備により、現道と比較して5分から10分程度の時間短縮が図られるものの、対象地域は高低差が約200mあることから、いずれのルートも事業費が多額となり、費用に比べて便益が小さくなっているということでした。今後は時間短縮による直接的な便益だけでなく、多様な便益について研究し、コスト縮減が図られるよう検討を進めたいという答弁でありました。要するに、B/Cが低い、費用に対して効果が小さいということであります。

 中村知事は3月2日に就任されたばかりで、この調査検討は金子前知事が実施されたものだと思っております。島原半島住民の大きな期待を受けて当選された知事であり、結論をもう少し遅らし、新知事として自分が直接に関係市の長年の切実な要望を聞かれた上で結論を出されてもよかったのではないかと私は思っております。

 国道57号一本しかない半島西南部の住民が望んでいるのは、5分から10分の時間短縮ということも重要ではありますが、災害時の代替機能の確保と不安解消が必要だと言っているのであります。費用に対して効果が相当低いということが理由であるならば、地方の道路建設は大変厳しいということになるのではないでしょうか。今後のことについて、知事がもう少し研究させていただきたいと答えておられます。奥村市長はバイパス建設について、期成会の会長としてこれまで努力をされてこられておりますが、まずこの答弁を聞かれてどう思われましたかお尋ねをいたします。

 あとは自席で質問を続けさせていただきます。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 元村康一議員の御質問にお答えさせていただきます。

 議員お尋ねのとおり、県議会におきまして、愛野・小浜バイパスについての質問に対する知事答弁があっております。その中で、先程議員がおっしゃいましたように、より多様な便益について研究及びコスト縮減が図られるよう検討を進めていきたいと考えているという答弁の前に、今後は時間短縮による直接的な便益ではなく、この時間短縮によってもたらされる観光客の増加や利便性向上による就業機会の拡大、さらには救急搬送時間の短縮による安全安心の確保といったという言葉が前提としてございます。この言葉は非常に私は重要であろうというふうに思っております。

 また、全国知事会におきましても、効率的・効果的な社会資本の整備のための仕組みとして、事業評価の仕組みについても、全国一律の視点や基準による評価のみならず、実施する地域の実情等に即した評価が必要であり、これまでの道路事業の評価指標を改善し、地方が道路整備に期待する効果を積極的に評価対象とし、総合的に評価する仕組みへと見直すべきであると提言がなされている状況でございます。

 なお、島原半島3市で構成いたします愛野・小浜バイパス建設促進期成会におきましても、平成21年度に県や民主党県連などへ要望を重ねてまいりました。また、国に対しましても、今年の3月29日に阿久津幸彦民主党副幹事長及び長安豊国土交通大臣政務官に要望活動を行ってまいりましたが、今後の要望の内容について、観光や救急搬送、災害等での命の道といった内容を追加してはとの御助言をいただきました。

 雲仙市といたしましては、島原市、南島原市と協力しながら、島原半島地域の農業や観光など地域産業の振興を図る上からでも、半島内の一体化した高速交通へのアクセス向上に資する道路整備が必要であると考えております。

 今後、愛野・小浜バイパス建設促進期成会におきましても、要望内容について研究し、長崎県や国土交通省と関係機関に要望活動を行ってまいりたいと考えております。



○議長(石田?春君) 元村康一議員。



◆15番(元村康一君) 今後も他市との協議をしながらやっていくということでございます。

 先程全国知事から出された提案です。これは私もここに資料をいただいているわけでございますけれども、これまでの評価の見直しをやっていくということで、救急救命率の向上、観光客増加による地域の振興等々、こういうものも評価の中に追加してやっていこうとするという提案でありますので、これを国がどう今後とっていかれるかということでございますけれども、その前にやはり知事が、今市長が答弁されましたような内容で検討していくということでございますけれども、私が知事の答弁を私なりにとった感じでは、先程少し遠慮したものを言いましたけども、ちょっと今平成11年からこのバイパス問題について要望を続けてきた結果が今のような便益が小さいということで、これからその便益の追加項目等を入れて頑張っていきたいということでありますけども、現時点では、10年たってこの答弁、ちょっとやっぱり今のような知事の考え方を考えるに、ちょっと簡単にいかんのじゃないかなというような気持ちがしております。

 ですので、知事がこの現状をどこまで存じておられるのか。知事が、私どもがこれまでずっと陳情を続けてきた中で、中村知事とは、当然総務部長、副知事までされてきておられるわけですので、このバイパス問題については把握しておられるとは思いますものの、自分が知事に就任した時点で、地元出身の声援を受けて上がった知事が、自分自身も選挙運動の中では、島原の道路網の整備についてはやっていかねばならないと、半島の振興面からいっても大事であるという話を私も直接聞いているわけでございますので、そういう成り立ちからして、やはり先程言いましたように、3月2日に就任して3月18日にはこの答弁ということは、非常にもうショックでした。自分の目で確めて、まずちょっとこの期間を遅らせてもやるべきであったと、先程言ったように思ってます。

 そういう観点から、これをやっていく上には、ちょっと長崎県がまずこの道路の必要性を感じてもらわない限りは、県単でやるのは非常に財政上も難しいことと思われますので、国道57号の代替道路ということで、国にやってもらうような働きかけをしてもらわなければならないわけです。そこの中で知事自体が今のような答弁であるならば、私は、市長は先程そう言われましたけど、積極的にこの道路は必要であると認識しておられるという思いを中村知事にしていないのです、私は。そういうことから、この状況を打破していくには、まず知事に、長崎県の知事として、それから、前金子知事がこれまで言ってこられたのもやはり観光立県を目指すと、長崎市の次はといいますか、温泉もあって、雲仙もあって、海もあって、これほどすばらしい観光地を持っているのは雲仙市じゃないですか。そういう考え方もした場合。それから、一本しかとにかくないと、この道路が。この道路については、やはりジャガイモ最盛期の大型トラックの通過、聞くところによりますと、鹿児島あたりからもここを通ってジャガイモを運ぶというふうなことだそうでございますけども、万一災害等があった場合は、大型車両の通行される道路はこの道路しかないわけです。これがもし災害があったとすれば、大きく島原方面へ迂回していかなければならないというのが一つです。それから、島原道路が深江まで完成をするとした場合に、80kmで走行できる自動車専用道路でございますので、こっちの愛野から西南部のほうへの観光面におきましても、いろんな流通面においても、その道路を利用することにしかならないと私は思うわけです。それは、こちらがますます遅れていくと。まして、島原市長選の折に立候補されたある方が、その島原道路が深江までできてくると。その道路の延長を口之津までしたいと。引いては3県架橋の関係に結びつけた南島原市の発展を考えていきたいという話がありました。これも聞きにいきましたので聞いております。

 そういうことに万が一なっていくとなると、ますますこの観光地も持っております西南部、遅れていくだけです。これがもう一本あるとするならば、こういう質問はしないわけです。

 以上、こういう以外の理由ももちろんあります。ありますけれども、知事がまずこの状況を考えた時に、しっかりした考え方で判断をしていただかないとどうにも国に働きかけもできないと思うわけです。今の状況では大久保議員も言われましたけども、本当にできっとやろうかと、こう思うような状況で残念でなりません。

 今後、こういう考え、今の時点での知事の考え方はこうですから、今申し上げたようなことも網羅して、活動を強化してやっていかなければならないと思います。もちろん市長は会長でもありますし、また、一番関係する雲仙市内の道路のことでございますし、先頭に立っていただきたいと思いますけども、あわせてこの国道57号の利用は、愛野から有家まで、南島原市も、加津佐からやっぱり6カ町はこの道路を使っているのです。そういう意味からも、南島原市の市長にも働きかけ、そして、島原市長にも働きかけをいただいて、半島全体の振興発展ということから、徹底した強力な推進運動をしていかなければならないと思っておりますけども、その点についてもう一度市長お願いをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 中村知事の県議会における御答弁は多分、まず第1回目でございましたし、知事の現状においての発言だったかと思うわけでございます。これから6月には政策予算も発表されてまいりますし、ある面でやはりこれから先の中村県政の一つの私は大きな政策としてここに取り入れていただけるかなというふうな期待もさせていただいているわけでございます。

 ただ、今これまでは本当に道路に対しましては、B/Cが非常に大きな要素を占めておりましたけれども、国土交通省に要望活動をしておりまして非常に感じますのは、今元村議員もおっしゃいましたように、新たに国土交通省に観光庁というのができて、観光による今後交流人口の拡大というのが、大きな国土交通省の観光庁の目玉になっております。それと、また今、現政権の一つの大きな目玉が命をつなぐ政治ということでございまして、そこに在住する方々、災害に遭われたり、あるいはまた疾病に遭われたり、そういったいろんな方々の命をとにかく守る道路をきちっと確保していかなければならないということは、現政権でも強く言われているわけでございまして、今元村議員からの御質問に対して答えさせていただきましたけども、政務官や副幹事長とお話をさせていただいておりながら、その中で今後はやはり搬送の緊急性、それから、その交通量も大事ではあるけれども、なお以上にそこに住む人たちの命を守ること、あるいは観光における交流人口の拡大ということを大きく強く主張したらどうかということのアドバイスをいただいております。ですから、これらをもって今後島原半島というのは、農産地、農業生産地でもございますし、あるいはまた、観光の大きな拠点でもございます。ですから、ここを大きく強くアピールしていくことによって、私はこの要望がまた一つ進めていけるのではないかなという強い期待をしているわけでございます。

 それとまた、半島は3市でございます。当然島原道路に対しましても、我々も協力をし、そしてまた早期完成をお願いをしている立場でございます。また、南島原市も西南部の方々は元村議員が御指摘のとおり、国道57号を通って島原半島まで出ていかれるわけでございますし、また、島原半島に入ってこられるわけでございますので、この島原半島西南部の方々を中心にして、市を越えてやはり早期振興推進のために協力、タイアップして頑張っていきたいというふうに思っております。



○議長(石田?春君) 元村康一議員。



◆15番(元村康一君) よくわかりました。ただ、今まで以上の島原半島が一丸となって、特に雲仙市がその主体的先頭に立ってやっていかなければ、簡単な問題ではないということだけはわかっておるわけでございますので、市長もこれまで努力をされてきておることはよく存じておりますけれども、そういうような形で今後は臨まないと、という気持ちでいっぱいでございます。

 その中の一つとして、7月27日に、来月、知事に雲仙市の15項目の要望を提出するようになっております。知事の応接室が狭いということもありますけども、その時はやはり市側と議会側も一丸となって直接、初めて中村知事に会うわけでございますので、十分な要望をするような対応をとっていただきたいというふうに思っております。

 それから、もう一点、雲仙市内には県議が2人おられます。当然これまでもこの雲仙市が要望しております、毎年やってますので、15項目についても知っていただいて、県への働きかけは、これまでもしていただいてきているものと思っておりますけれども、今後において、やはり2人の県議に対しても市のほうからも働きかけをしていただいて、一緒になって動いていただくように、県議は県議の立場があるわけでございますので、その立場で努力をしていただきたいというお願いも市長からしていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 7月27日、確かに中村知事に要望をさせていただきたいと思っております。その時は皆さん方に本当によろしくお願いしたいと思っております。

 それと、先程言い忘れておりましたけども、3月議会で中村知事が答弁されておられますけども、その後にまた長崎新聞紙上においては、ルート案が発表されております。これはやっぱり一つの報道機関へのルート案発表というのは全く考えがないということではなくて、ある程度やはり可能性としてお示しされているのではないかなという私は期待を抱いておるところでございます。

 それと、県議会議員はお2人いらっしゃいます。また、島原半島には他にも議員の方がいらっしゃいます。ですから、雲仙市のことにつきましても、あるいはまた今後広域的に広がることにつきましても、県議会の先生方にも、我々が抱えております課題につきましてはお示しお願いをしていきたいというふうに思っております。



○議長(石田?春君) 元村康一議員。



◆15番(元村康一君) 今市長が新聞に3ルートというのが載っております。私も見せていただきましたけども、ただ、私が知事の考え方について、今の西南部の道路状況をよく調査されて理解してほしいというお願いをしましたけども、この金澤県議の答弁の時に、県の桑原土木部長が答弁をされております。この答弁内容を見たら、知事の答弁とは同じようでありますけども、物すごい私たちとすればショックな言葉を使ってあるのです。私は、この部長のことまで言いませんでしたけども、現時点では、まさにたたき台のたたき台であって、事業の見通しが明確でない段階だということで、知事が答弁しましたけども、現時点では、建設費が非常に大きく便益が小さいと、いわゆるB/Cで申し上げれば1.0を下回っているという状況であると。現状では補助事業の採択要件には当たらないと。県の中でも政策評価の中での採択、これにものらない状況でございますと。もう全く今は考えられないというような答弁を県の土木部長がしてますので、これは、先程から申し上げておりませんでしたけども、知事が後でこういうことを言ってますという今市長の発言がありましたので、これ読み上げさせていただきましたけど、もう全くあなたたちが10年頑張ってきたけども、今の私どもの調査では問題にならないのですよというふうなことで、1から今までの10年間をゼロにしてやっていかなければならないような答弁の調査の結果であったという思いがあるものですから、今後のこのことについて、先程まで申し上げたように、しっかりした対応をしていかなければならないという思いを話したわけでございます。

 どうぞ先程の市長の答弁で結構でございますので、そういう思いを含めて一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) これは議会とも協議をしなければならないのでございますが、今新規道路につきましては非常に厳しい部分がございます。前回も申し上げましたけれども、国見町におきますバイパスでございますけれども、あのバイパスにつきましても新規と見なされておりまして、極めて新しい道路については、今国の考え方が厳しい状況でございますので、決してこれ楽な道でもございませんし、非常に見通しは厳しい部分がございますけれども、しかし、かといってもう完全にあきらめてしまっては、これはもう次につながらないわけでありますので、そういった厳しい中でとにかくいかに皆さんと一緒に活動していくか、行動を起こしていくかということが重要であろうというふうに思っております。

 とにかく厳しい中でもいちるの望みでも求めて頑張ってまいりたいと思っております。



○議長(石田?春君) 元村康一議員。



◆15番(元村康一君) わかりました。これで終わります。



○議長(石田?春君) これで、15番、元村康一議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(石田?春君) 次に、6番、大久保信一議員の質問を許します。大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) 6番、大久保信一でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告をいたしておりました口蹄疫対策と諫早湾防災干拓の2点についてを質問をいたしますけども、私一般質問が初めての出席でございまして、議長のお許しをいただくならば、一言お詫びとお礼を申し上げたいと思っておりますが。



○議長(石田?春君) はい、許可いたします。どうぞ。



◆6番(大久保信一君) ありがとうございます。私、7日、8日とまず欠席をいたしております。大変皆様方に御迷惑をおかけしたことをまずお詫びを申し上げます。

 昨年の11月14日に、韓国釜山市の室内射撃場で雲仙市同級生グループが8人が亡くなり、1人が大きな重症の火傷を負うという悲惨な事故が起きました。あっという間に半年が過ぎたわけでございますけども、今回7日の韓国釜山市の裁判で、経営者また管理者に対して管理の過失、また全然反省の色がないということで、禁固3年の実刑判決が言い渡されたところでございます。刑事裁判については、一つの区切りかなと思っているところでございますけれども、まず、これまで多くの皆様方、雲仙市、長崎県、日本国外務省を初め、多くの皆様方に多大な御支援と弔慰をいただきましたことにつきまして、まずは被害者の代表としてお礼を申し上げます。

 我々被害者家族にとっては、今回の判決は一つの区切りとはなかなか考えがたいところがあります。今後は、被害者家族が助け合っていきながら、亡くなった人たちがやり残したこと、含めて一生懸命頑張っていきたいと思っておりますので、皆様方の今後ともの御指導をひとつよろしくお願いをいたします。

 それでは、一般質問に入らせていただきます。まず、1点目の口蹄疫対策について質問をいたします。

 宮崎県で広がっている家畜伝染病口蹄疫、4月20日に発生が確認されて以降、日々件数を増やし、これまで多くの牛、豚等の偶蹄家畜に感染をしているところであります。この口蹄疫は、幼い家畜にとっては死亡することもあるわけでございますけれども、成長した家畜の死亡率というのは数%ということで、大変低いわけであるわけですけども、感染した家畜は、口内底部に水泡ができ、食欲低下になり、また、爪、偶蹄に水泡ができた場合は、歩行困難等の状況があわられ、徐々に食欲低下、歩行困難などで経済価値が大きく損われるということで、農家への打撃が大変深刻なものとなります。そういうことから、家畜伝染病の法に基づいて移動規制や殺傷処分という処置がとられているところでございます。

 日々今いろんな対策がとられているところではあるわけですけども、雲仙市、県の感染予防対策について、まずは現在どうなっているのかお尋ねをいたします。

 また、対象農家への支援についてということで通告をしておりましたけれども、今、地元の家畜市場とも閉鎖をされております。また、酪農関係でやっている熊本の家畜市場についても、ずっと4月から閉鎖でございます。そういうことから、農家にとっては部屋の問題等で大変苦労されているということでございます。その滞留支援についても、今県、市、そして、JA等でもいろんな支援が出されていると思っておりますけども、現在のこの市の支援、対策についてお尋ねをいたします。

 再質問については、自席で質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 大久保信一議員の御質問に答弁させていただく前に、このたびの遺族団ともに渡韓されたことを本当に御苦労さまでございました。被災地に行かれまして、お悲しみは一層募ったかと思うわけでございますが、どうぞ被害者団体のかなめとして今後も頑張っていただきたいと思っております。

 それでは、答弁をさせていただきます。口蹄疫対策についてのお尋ねでございますが、4月20日に宮崎県におきまして発生しました家畜伝染病口蹄疫は、現在も拡大をしており、6月8日現在で発生件数は279件、処分予定の家畜頭数は18万5千頭を超えている状況でございます。この口蹄疫の発生により、本地域も5月市場が中止され、滞留している子牛を抱える農家の負担が増大しておりますことから、半島内3市においてその対策を検討するとともに、口蹄疫の感染防止に努めているところでございます。

 対応のための組織体制としましては、去る5月26日に口蹄疫の侵入を防止すべく、県、半島内の3市、警察及び島原雲仙農協で構成されました島原半島地域口蹄疫警戒連絡会議が設立され、さらに本市におきましては、翌5月27日に関係部局が各種対策を円滑に推進するため、雲仙市口蹄疫防疫対策本部を設置したところでございます。

 また、本地域へのウイルス侵入を防止することが最優先でありますことから、県に対し、幹線道路の消毒についても、半島3市から要望を行っているところでございます。

 このことにつきましては、島原振興局及び県農林部長のほうにも、まず干拓道路を初めとしまして、高速道路等、広域にまたがる道路におきましても、防疫対策の依頼をしておるところでございます。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 私のほうからは、雲仙市の具体的な支援について答弁をさせていただきたいと思います。

 4月20日に口蹄疫の疑似患畜が確認された後、5月3日には国見町の有明フェリーに車両用の消毒マットを長崎県が設置、その後5月7日からは市に引き継がれて、雲仙市が改めて設置した乗客及び車両用消毒マットにより、現在も消毒を継続をいたしております。

 また、吾妻岳牧野及び田代原牧野についても、関係者以外の立ち入り禁止措置をとっております。これにつきましては、先日、町田誠議員から管理体制についての御指摘をいただいたところでございますので、現在早急に検討をしているところでございます。

 次に、通行する車両の消毒等についてでございますが、現在、島原半島3市で緊急会議を開催し、国道及び堤防道路の車両消毒の件について県へ要望しているところでございましたが、本日の新聞によりますと、長崎県口蹄疫警戒連絡会議におきまして、市場再開の前提としまして、県境で畜産関係車両の消毒を実施する旨の内容が記載してございました。

 また、その他の取り組みといたしましては、市役所本庁舎及び各総合支所の駐車場入り口に車両消毒用の消石灰を散布いたすとともに、それぞれの庁舎の入り口には、消毒用踏込槽と消毒用マットを設置し、ウイルスの侵入防止対策をとっているところでございます。

 次に、一般の方々が発生地へ往来する場合の防疫体制についてでございますが、6月1日に市内の全家庭に対しまして、口蹄疫についてのお知らせというチラシを配布しまして、口蹄疫の基礎知識と侵入防止策の周知とともに、発生地への旅行については控えていただくよう、市民皆様の御協力をお願いをしているところでございます。

 次に、消毒剤の確保及び配布状況についてでございますが、関係畜産農家に対し、半島内3市の協議の上、一戸当たり6袋の消石灰を畜舎出入り口の消毒用として無償配布いたすようにしております。既に一農家当たり3袋の消石灰の配布を終えております。残り3袋の配布につきましても、6月14日に配布を予定しているところでございます。

 また、5月の市場が中止されたため、滞留している子牛を抱えている農家への支援対策につきましては、現在半島3市で協議しているところでございまして、滞留子牛のえさ代を助成するよう検討いたしておりまして、これにつきましては、今議会中にも支援策について提案をさせていただきたいというふうに存じております。

 さらに牛が出荷できないため牛舎等が不足する農家に対する支援でございますが、県による短期の融資制度が設立されておりますが、市といたしましても、次回の7月市場の開催いかんによりまして、独自の支援策を検討をしていく必要があるのではないかというふうに考えているところでございます。

 以上、よろしくお願い申し上げます。



○議長(石田?春君) 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) ありがとうございます。防疫対策については、これまで市長、部長のほうから説明があったように、さまざまな対策、各港にはマット等での消毒ということでやられているということで、道路については、今消毒等を県等に依頼しているということであります。

 10年前発生した地域では、最初、1997年には台湾のほうで発生をしているわけです。この場合は、台湾は北から南に高速道路がぽんと一本走っているわけです。台湾は北で発生したわけですけども、あっという間に南まで、高速道路沿いに、高速道路によって感染が広がっております。そして、またそれから横のほうに広がって全体に広がってるという状態だったそうです。

 また、フランスのほうで発生しているわけです。その場合は、ドーバー海峡を、原因は風なのか、人が運んだのか特定できていないわけですけれども、ドーバー海峡を渡って、イギリスのほうに渡って大きな被害が発生したと、そういう例もあっているわけです。

 そういうことで、一番心配するのは、ここには港、船で島原半島に、島原、多比良港、また堤防道路愛野方面ということで進入口があるわけですけども、この前、ジオパークの研修で雲仙のほうに行かせていただいたわけですけれども、あそこの駐車場にいきますと、県外ナンバーが、九州各県から、他の所からも多くの県外ナンバーの車が来ておりました。その時ぱっと思って一番心配したのは、ジオパークのほうから口蹄疫のことが心配しまして、そのことが台湾の例をちょっと頭によぎりまして、こういうことで、車が運んできたらどうするのか。マットあたりでした場合、タイヤだけであります。

 そういうことで、県に要望しておられますけども、今国においては、大きなファンで強制的に横から車を噴かせてやるという例もあります。

 口蹄疫ウイルスについては、酸、酢あたりにも大変弱い例を持っております。そういうことで酢については、千倍以上に薄めても効果があるということで、千倍に薄めますと、人にかけても、その匂いも全然しないということで、ほとんど無臭だということでございます。それでも効果は十分にあるということでデータが出てるということでありますので、そういうのも含めて、そういう県あたりの要望をできないのか、まずはそういうファンあたりで全体的なものができないのか、その辺についてお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 車両の消毒についてでございますが、まず、県の体制といたしましては、先程申しましたとおり、どうも県境を中心に消毒をというのが、畜産関係車両ということを記載してございましたので、恐らく畜産関係車両から対象に消毒をやられていくのかなというふうに考えておりますが、その中で私どもとしましては、島原半島、フェリーは現在やっておりますから、あと国道と堤防道路の体制が残っておるわけでございまして、これについても3市で、やはり最低でも畜産関係車両は、やはりその防疫態勢を敷かないといけないのではないかということを、私どもは3市で協議をしていかなければいけないというふうに思っておりますし、あと一般車両について実際やるとなりますと、これがどれだけの態勢が必要なのかということもございますし、簡易的にやれるような方法があれば、そういうのも検討していかなければならないのではないかなというふうには考えておるところでございます。



○議長(石田?春君) 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) この前県のほうにも直接尋ねたこともあります。道路の消毒については、その時の県の話では、まだこちらに、長崎県のほうには全然発生していないからそこまではという考えだったのですけども、こちらに感染してからでは遅いと思うわけです。この防疫というのが、絶対にもうこちらに入れないという断固たる処置をとらなければできないと思うわけです。

 私どもも研修で、北海道にこの間7月の研修を申し込んだことがあります。今北海道等については、宮崎じゃないわけです。九州全体をもう考えているわけです。

 先程発生地域の研修等の自粛ということで部長も言われたわけですけども、やっぱり北海道についてもう宮崎じゃないわけです。九州全体から研修に来ては困るのだと、そういうしっかりした対策をとっておられるわけです。

 そういうことで、発生してからでは遅い。それで、間に佐賀県、熊本県もあるわけですけども、畜産車両は途中まで走ってきますと、もしもそこに菌があったら、途中でも他の車両にも、人にも衣服にもつく可能性があるわけです。なかなかこれは難しい点だろうと思っております。

 そういうことから考えますと、早く徹底したものを、防疫対策をとっていただかねば、今農家は、いつも大きな台風が来ると過ぎるまでじっとして我慢して待っているわけですけれども、台風等については被害が出ますけども、100%の被害は出ないわけです。これが、もしもこの長崎県雲仙市に入ってきますと、畜産農家についても大きな打撃になります。恐らく全滅状態にこの雲仙市はなるのではないかと心配しているわけです。

 それと、宮崎県の例もありますけども、観光業、商業等についても大きな打撃になるということを今報道されております。そういうことからしますと、ぜひしっかりした対策をとっていただきたいと思っております。

 10年前に北海道と宮崎と発生をしたわけです。その時は、牛だけで740頭の感染があったということで、今回は豚等まで発生をしている。豚については、牛の約千倍以上のウイルスの排出量があるということで、桁違いに違うのだということですけども、前回の北海道、宮崎で発生した時は、しっかりした原因等の究明はできていないわけですけども、大型地域でございますので、一部外国からの麦わら、稲わら等が原因ではないかということが言われたわけですけども、今この雲仙市あたり、そういうもの、乾燥等については、発生国からはないだろうと思っておりますけれども、中国あたりからそういう乾燥等を含めた輸入がないのかをお尋ねいたします。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) お尋ねの中国等からのそういった感染源と思われるようなものが入っていないのかということについては、私どもはそこはちょっと調査をいたしておりませんが、調査をいたしたいと思います。

 私も、畜産農家の話を聞きますと、非常にもう危機感を募らせておられまして、市としても、これはもう万全の態勢をとらなければいけないなというふうには思っておるわけですが、やっぱり一つの市雲仙市だけではやはり限度がありますので、幸いあす雲仙市の対策本部の会議を実施をするようになっておりますし、そういった会議の中でも相談をしながら、できれば3市で取り組みをできるようにまず実現をして、県にもまた国にも要望を上げていきたいなというふうに考えております。



○議長(石田?春君) 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) ありがとうございます。ぜひしっかりしたこの防疫対策をとっていただきたいと思います。

 支援対策については、今3市で協議をしているということで、今回の6月議会に提案ということで先程話がありましたけども、新聞等では、南島原市、そういうことで予算等ものっていたようですけども、ぜひ先程言いましたように、農家については、5月からこの県南の家畜市場は中止をしておりますし、熊本のほうの養畜、スモールについてももう4月から既に中止をしていて、大変農家については大きな打撃を受けているところでございますので、ぜひこの滞留支援についても、しっかりと対策をとっていただきたいと思います。

 口蹄疫対策については終わりまして、次の諫早湾防災干拓について質問をいたします。

 諫早湾防災干拓は、これまで多くの集中豪雨や台風によって高潮に苦しめられ、また多くの水害等が起き、生命、財産や多大な農業被害を受けてきた地域でございます。その地域の悲願であった諫早湾防災干拓は昭和61年度に着手され、約21年という長い年月をかけて、平成19年に既に完了をしております。背後地についても、排水不良や塩害から解消され、安心安全な生活がようやく確保されているところであります。今回の政府与党検討委員会が、開門調査ありきの方針をまとめられたわけでございますけども、私については、開門は絶対反対であるわけですけども、もしこの排水門が開放された場合、影響等について大変心配するわけです。反対あるわけですけども、市として、もしも開門された時の影響等について対策等についてお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 開門をされた時の影響についてのお尋ねでございますが、まず基本的には、もう大きな問題となっておりますので御承知だと思いますけれども、まず、雲仙市長としての見解は、先程議員が申されたように、まずは環境アセスメントの実施をした上で、それを第一要因としてその開門の是非について検討をしていただきたいのだと。開門をする場合には、あくまでも地元の市民の皆様の同意が不可欠だというふうに市長の考えも表明をされておるわけです。

 ですから、そういうことを雲仙市としても表に出しておる中で、長崎県としては、その検討委員会に非常に詳しい資料を県知事が持っていかれて、詳しい説明をなされておられるわけですけども、雲仙市がその事業主体でやっておるわけではないものですから、そういった問題についても、やはり長崎県の資料に基づいた答弁をせざるを得ないわけですけれども、そういった中で、議員も御承知だと思いますけれども、環境アセスメントは実施をするというふうに前の大臣も言われておったわけですけども、この環境アセスメントのこの評価項目というのが御存知だと思いますけれども、これに開門した場合に影響を与えるかもしれないという項目が非常に多岐にわたって示されておるわけです。これももう公表をされておるわけですが、例えば、漁業生産であるとか、それから、農業生産、背後地の防災であるとか、そういった項目を掲げて開門調査をした場合には、どういった影響があるのかというのを、これで調査をしようというふうに考えて今進められておるわけですから、私どもとしては、長崎県が今影響についてはどういうふうにというふうにお聞きになられますけれども、これはやはりどういった影響がこの調査、アセスメントをした上で調査が報告がなされるのか、公表がされるのかということを見ていくのが、私どもの今の段階での考えでいいのではないかなというふうに考えておりますけれども、具体的にはもういっぱい私事前にどういった影響があるのかというのは想定をして書いてきたわけですけれども、それよりもやはりアセスメントを待って冷静にやっぱり皆さんに知らしめた上で検討したほうがお互いによろしのじゃないかなというふうに思いますので、いかががものかなと思いますけれども。



○議長(石田?春君) ここで1時まで休憩をしたいと思います。

=午後0時01分 休憩= 

=午後1時00分 再開= 



○議長(石田?春君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。

 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) 途中で切れまして、どこまで行ったのかあんまり把握できないわけですけども、先程部長のほうから最後に答弁があったのは、開門調査に関わる十分な環境アセスメントを実施し、それを見きわめてという対応をするというふうな形だったろうと思っております。私も開門調査に関わる十分な環境アセスメントを実施していただき、そして、なお地元の同意を得た上で開門の是非を決定していただくならば何ら問題はないわけですけども、政府与党の流れの中で、また漁業者のいろんな運動の中で、この前も4県漁連の海上パレードがあったわけです。その中で漁業者の皆様方が述べられることについては、漁業と農業が両立できるような開門調査ということで述べられておられます。テレビでもこれは報道されたわけですけども、そういったことを言われながら、すぐその後には即開門ということを続けて述べられておられます。農業と漁業が両立するような開門で即開門では両立は絶対できないと私は思っております。

 先程部長が言われたように、十分に環境アセスメントを実施していただくということならばいいのですけども、今この地域の農業者はある程度理解はしておりますけども、いろんな影響については理解しておりますけども、農業以外の方も心配されておられます。旧堤防の安全性、樋門等の安全性、そして、背後地への堤防からの海水の浸透、またそれによって農業水の利用、そして、調整池に、樋門を閉めた形で海水を入れるわけです。そうした場合に、この背後地の排水の問題等を大変心配をしておられます。その辺の影響について、執行部のほうの考えをお聞きをしたいと思います。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 答弁の前に、午前中の質問の中で私がお答えすることができなかった部分についてでございますが、稲わらの輸入についてでございます。雲仙市については、輸入は、これ統計上でございますけども、ございませんでした。島原市もございませんで、半島では南島原市のみ990tが輸入をされておるようですけども、これはどこから輸入がされているのかまではわかりません。輸入量が990tあるということでございました。大変失礼しました。

 それでは、排水門が開門調査をされた場合の影響ということで答弁をさせていただきたいと思います。諫早干拓事業につきましては、御承知のとおり、平成9年の閉め切りから10年以上の歳月を経て、ようやく平成20年度から営農が開始され、入植された41の経営体が平均1億円の投資を行い、有機栽培を含めた環境保全型農業が意欲的に展開をされまして、延べ作付面積1,435ha、生産物は1万2,300tが収穫できるまでになっております。

 現状のまま開門をされますと、大潮の満潮位2.5m以下の農地が、背後地で約2,700ha、宅地には約800戸の建物が存在し、洪水等の被害を受ける恐れがあります。また、新干拓地の畑地672ha及び背後地への海水の浸透による周辺農地への塩害、潮風害は計り知れません。また、旧干拓地の農業用水は、本明川等の河川水が少ないため、ため池や地下水、あるいはクリークの水をポンプで汲み上げて反復利用している状況でございまして、干拓地の農業用水は調整池に頼っており、この調整池が海水化した場合、年間330t(同ページで訂正)と言われる農業用水の確保はできない、そういった影響を受けるものと想定をされております。

 以上です。



○議長(石田?春君) 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) そういう多大な被害が想定されるわけです。また、もしも環境アセスメントの中でいろんな堤防、いろんな事業をしてやられる場合は、県の試算であるわけですが680億円ぐらいのまた金がかかるのだということも言われております。ぜひしっかりとした環境アセスメントを実施していただいて、また、その上、アセスメントの結果も地元の同意があって初めて開門という形で、もしもの場合は、同意をぜひとっていただきますように望みをいたします。

 この2番目の漁獲量の推移と有明海再生という形で入りますけども、私たちは、背後地の近くで私はこれまでずっと生活をしてきております。小さいころから干潟に入っていろんな潟スキー等で入って、いろんな貝、魚等もとってきております。私の記憶では、いっぱいおったアゲマキ、アカガイ等も、1時間も入りますと、多くのアゲマキ、アカガイをとっていたわけですけども、閉め切り堤防、数年前からもうこのアゲマキ等もアカガイも、この私たちの背後地の前から姿を消していました。

 そういうことで、今、この有明海にいろんなことがありますと、すべてがこの調整池干拓事業ということがすごく言われよるわけですけども、私の考えでは、他にもいろんな原因が重なっているのじゃないかという感じがするわけです。そういうことで、漁獲量のこれまでの50年等から推移がわかっておればお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) すみません、答弁の前でございますけれども、先程の答弁の中でこの調整池が海水化した場合、年間330tと言われる農業用水の確保はできませんというふうに申したようでございますけれども、330tじゃなくて330万tということでございます。大変失礼しました。

 御質問の漁獲量の推移についてでございますけれども、これも、検討委員会に長崎県知事が資料を持っていかれた数字を引用してになりますけれども、これになりますと、有明海沿岸4県の漁獲量等の推移につきまして、昭和50年から平成19年の状況についてでございます。まず、貝類でございますが、昭和50年から昭和58年にかけましては、年間11万1千tから7万tの間で増減しておりましたが、昭和59年には約4万8千tに減少し、以降わずからながらの減少傾向をたどりながら、平成19年には約1万7千tにまで減少しております。

 ノリにつきましては、昭和57年の約7万6千tを最低に増加傾向で推移し、平成6年は約18万4千tを最高に、平成13年は約10万5千tまで減少しておりますが、平成19年は約18万tまで増加で推移いたしております。

 次に、魚類につきましては、昭和50年の約8千tから大きな変動もなく、昭和62年の約1万4千tをピークにわずかながらの減少傾向で推移し、平成19年は約4千tの漁獲量となっております。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) 私の資料も部長の資料も同じ資料かなと思っておりますけども、昭和58年等から急激にこの貝類については減少しているわけです。それと、ノリ関係の酸処理、ちょうど酸処理が有効発生という形で利用されるあれが、福岡、熊本県が酸処理開始されたのが、ちょうどこの貝類が減った時期と重なります。また、熊本新港、筑後川大堰建設、三池炭鉱海底陥没埋戻工事等もその時期に重なるような形で来ているということ、この資料の中にありますけども、先程ノリについては、平成12年度の除きますとずっと多少の上下ありますけども、増加傾向にあるわけです。ノリの酸については一番影響するのが、二枚貝、貝類だということを言われております。そういう中で、我々漁業者も先程部長も言われたように、いろんな背後地の中で対策をとりながら頑張っていくわけです。この間、ある業者、これは諫早のほうですけども、業者の話聞きますと、ノリについては酸処理をしながら、相当量のヨウ素関係を海に、栄養源のためにやっているのだということも聞きました。

 ぜひこの有明海漁業の推移と再生に向けていろんな対策をとらなきゃならないのじゃないかという感じがしておりますけども、この背後地の環境保全型農業で取り組んでいる化学肥料を50%に抑えながら、農薬も約50%に抑えながら環境保全農業をしているわけですけども、その辺の面積、先程わかればお教えいただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 背後地での営農につきましての環境保全型農業の取り組みでございますけれども、平成20年度は26地区の活動組織約1,739ha、平成21年度は29地区の活動組織で約2,104haで、浅水代掻き、あるいは畑地の表土流出対策といたしまして、諫早湾流域のバレイショ畑の収穫後のらち解消対策となるカバークロップの栽培を実施いたしますとともに、低農薬及び低肥料のほうも実践し努力されておるところでございます。

 以上です。



○議長(石田?春君) 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) 今部長のほうから話がありましたように、全体でこの地域、諫早を含めてですけども、26地域で平成20年度は1,739haです。また、平成21年度についても、29地区で2,100haぐらいの環境保全型農業を取り組んでいるわけです。この雲仙市関係の吾妻地域についても110haぐらいの環境保全型農業ということで、なかなか農家についてはメリットがないわけですけども、この調整池を考えながら一生懸命これに取り組んで、これからも水質の改善のためにこの環境保全型農業ということに取り組んでいこうということで、今一生懸命農家も努力されております。

 そういう中で、この水質、有明海の流入水質、諫早のこの調整池の水質については、窒素が1.5、リン0.2という形であるわけですけども、この流入河川の水質、この雲仙市、また佐賀、福岡県についてもお尋ねをしたいと思います。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 水質についてのお尋ねでございましたけれども、水質については、これも県が出している資料にあるわけですけれども、ここにいろんな有明海沿岸での水質調査の結果を出している資料があるわけですけれども、この中で見る限り、この調整池の水質が他の地区よりも悪いという傾向は見当たらない、そういった状況になっておるようです。

 特に水質が、これは数字で示してあるものですから、これはもう公表しても大丈夫だろうというふうに思うのですが、佐賀のクリーク、それとか、福岡のクリーク、沖の端川ですか、こういった所が調整池の2倍、3倍、4倍程度の水質の悪さといいますか、よりも悪い結果が出ているようでして、これを見る限り、特に有明海沿岸で、ここだけが水質が悪いという状況ではないようでございます。



○議長(石田?春君) 大久保信一議員。



◆6番(大久保信一君) 雲仙市の水質についても、この前ちょっとお尋ねをして、流入河川の水質についても、ちょっと調べさせていただいたわけですけど、調整池より悪い所はほとんどでありますし、窒素分については、特に高い所はあるわけですけども、先程言ったようにいろんな下水の問題、そして、そういった農業関係の問題、いろんなものをクリアしていただいて、ぜひこの有明海の、これが調整池だけじゃなくして、ここが原因ということで求めるのじゃなくして、すべてのいろんな面をクリアして、この有明海を再生していただくようにお願いをしたいと思います。

 そういうことで質問を終わるわけですけども、ぜひ先程も何回も言いますように、環境アセスメントを実施し、いろんな調査をしていただいて、そして、市としても、いろんな下水道事業の推進、そして、環境保全型農業の推進等も支援等をしていただいて、有明海の再生を、いろんな面であわせてしていただいて、元の有明海に返るような対策をとっていただきたいと思います。これがすべてが、この調整池干拓事業という形じゃなくして、ぜひそういう対策をとっていただきたいと思います。

 これで私の質問を終わりますけども、先程私が議長のお許しをいただきまして、釜山の射撃場での火災お礼を申し上げたわけですけども、多大な御支援と御弔慰をいただいたということで、その中で、多くの方々から多くの義捐金もいただいたということも含めて、改めてお礼を申し上げたいと思います。

 質問を終わります。



○議長(石田?春君) これで、6番、大久保信一議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(石田?春君) 次に、25番、松尾文昭議員の質問を許します。松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 25番、松尾でございます。通告に従いまして、質問をさせていただきます。

 まず、陸上競技場の建設についてでございますけれども、このことについては、まず1点目の場所の設定についてでございます。ここの場所の設定につきましては、平成22年1月18日に、愛野地域の自治会長会の中で陸上競技場基本設計の内容についての説明がなされ、意見を聞かれておられます。また、スポーツ関係の諸団体にも意見を求められておりますし、このようなことを集約し、所管の委員会に提示し協議をした経過があります。また、私自身も3月の定例議会においても一般質問の中で、既存の施設を利用して建設することについては絶対反対であるというような質問をいたしました。

 このような経過の中で、再度4月に同じような基本計画の内容について、愛野の自治会長会で説明がなされております。これまでの協議は何だったのかと憤慨な気持ちで今回また通告をいたしたところでございますけれども、担当職員の質問の聞き取りの中で、新年度において愛野の自治会長も異動があっておりますし、初めての人もいる。このような施設は、雲仙市民共通の施設として利用されるべきものであるために、市民の説明をし、広く意見を求めるために、初めて雲仙市全体の地域の自治会長会を対象に、4月の自治会長会議で説明を行ったというような説明を受けたわけでございます。

 ある程度理解はいたしたわけでございますけれども、私といたしましては、地理的にも愛野が雲仙市の中心であるので、建設するのは当然賛成はしておるのですけども、ただ、既存のグラウンドを潰してまで建設をすることについては絶対反対であるということを強く要望するものでございます。現在のグラウンドを残して愛野に建設をするということを強くもう要望するものでございます。

 要望として上げ、何か意見がございましたらお願いしたいと。あとは自席で質問をさせていただきます。

 以上です。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 松尾文昭議員の要望ということでございましたけども、御質問に対しまして一応答えさせていただきます。

 陸上競技場の問題、議会でもさまざまな御意見がございました。その御意見も踏まえた上で、4月に行われました自治会長会議におきまして十分説明させていただいたと思っております。そうした自治会長からの御意見も重ねて検討させていただいているところでございます。十分議会での御意思も理解しているつもりでございます。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) まだ、このことについてはいろんな質問をしたいわけなのですけれども、まだ検討の途中であるということもございますし、次の競技場の設計内容についても、まだはっきりしない部分があるというようなことを聞き及んでおりますし、このことについては、我々所管をしております委員会の中で審議をさせていただくということでお願いしたいと思うのですけれども、しかし、国体まであと4年しかないわけです。その間に間に合うように早急に場所の設定、あるいはその競技場の内容等について基本的な計画を立てられて、委員会に早く提示をしていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。

 一応このことについてはここまでにとどめて、あとは委員会の中で審議をさせていただくということで御了承願いたいというふうに思います。

 それから、庁舎建設についてでございますけれども、この庁舎建設については、昨日、一昨日ですか、同僚議員のほうからの質問もあっておりましたし、今後のことについても平成22年度までに、今年度中には結論を出すという市長の答弁もございましたし、あるいはまた庁舎建設特別委員会を設置をし、議会に諮問をするような答弁もありました。

 そこで私としては、市長自身の考えを逆に議会に提示をし、そのことについての協議を議会がするような提示をしたいのですが、そのことについては市長として、もう5年経っておるわけです。ある程度の考え方といいますか、市長の考え方を集約したことを議会に提示はできないものかということをちょっと提示したいのですが、考えをお願いします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) これまで浦川議員、酒井議員からの御質問もございましたとおり、この平成22年度中に方向性をお示ししたいということを伝えておりますので、今ここでというわけにもまいりません。さまざまな見地から検討を重ねて年度内にお示ししようと思っております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) この間の答弁の中で先程も言いますように、議会のほうに一応検討していただくと、特別委員会をつくってというような答弁がありました。議会の中ではっきりした答申が出るということが1年以内にまとまるかどうかということもあるわけですけども、できるだけ早急にそういった特別委員会の設置にしてもお願いをしたいというふうに思っております。

 もうこのことついては、もう前任者のほうでとくと聞いておりますし、これまで私たちも一生懸命合併当時から、その庁舎建設については訴えてもきたわけですけども、でき得れば、今までの合併協議会のことを尊重しながらということを、私も訴えたいというふうに思うわけですけども、そういったことも含めて今後議会でも多分議論がなされるというふうに思っておりますので、その中でまた協議をしたいというふうに思います。

 これでこの項についても終わります。

 それから、第3項の口蹄疫についてでございますけれども、このことについても前任者3名、具体的な内容等につきましても聞き及んでおりますし、もう取り下げてもいいのですけども、ただこの口蹄疫については、4本足、あれは大動物というのですか、その前に鳥インフルエンザが発生した折のこともあったわけですが、平成16年に鳥インフルエンザが発生をし、終息までに5年かかっております。最後平成21年の暮れですか、愛知県で発生したのが最後で約5年間の経緯が経っておるわけです。そういったウイルスというものについては、もうこの口蹄疫伝染病にしても同じような傾向があるのではないか。いまだに終息の兆しがないということでもございますし、雲仙市としてもいろんな取り組み、いろんな対策を講じられようとしておりますし、そういった全般的な畜産物の防疫体制についての強化ももっと、鳥、他の畜産物等についても防疫体制を強化していただきたいということを切にお願いしたのですけども、その他の今口蹄疫伝染病だけの問題での協議なのですけれども、全体的な畜産物の防疫に対しての対策についてはどうなのか、そこら辺ちょっとお願いをしたいと思います。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 現在、口蹄疫についての対策をいたしておるわけですが、この口蹄疫に絡んでの話でございまして、私どもも市長のほうから、普段からこういった対策といいますか、普段からそういった組織立てをするべきだという指示を受けておりますので、ぜひそういった形でマニュアル等のお話もあっておりますし、そういったものを確立して早くお知らせをしたいというふうに考えておりますので、どうかよろしく御協力をお願いをしたいと思います。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 以上で終わります。



○議長(石田?春君) これで、25番、松尾文昭議員の質問を終わります。(「休憩」と言う者あり)

………………………………………



○議長(石田?春君) 1時50分まで休憩をいたします。

=午後1時35分 休憩= 

=午後1時50分 再開= 



○議長(石田?春君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。

 次に、9番、上田篤議員の質問を許します。上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 9番、日本共産党の上田篤です。私は、党と多くの市民を代表して6つの問題について質問を行います。まず、第1は、雲仙市新庁舎の問題です。きのう、おとといと何人もの議員がこの問題を取り上げましたが、私は、自分の目と耳と口で市長の現時点での考え方を確認したいと思います。

 庁舎建設市民懇話会の答申は、新庁舎建設はするべきではないと結論づけていると私は理解しておりますが、間違いないでしょうか。改めて市長は、答申の中心点、核心をどのように認識しいているのかお伺いします。

 あとの質問については自席で行います。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 上田篤議員の御質問にお答えいたします。

 雲仙市新庁舎問題についてのお尋ねでございますが、3名であります。3名の議員の方々の御質問をいただきました。

 まず、質問の第1点目でございます。答申はつくらないかということで間違いないかということでありました。懇話会からの答申はそういうふうになっております。

 それから、これまで申し上げましたように、合併協議会の件につきましても重いと思っております。ですから、この両方をきちっと踏まえた上で方向性を見つけていきたいと思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 庁舎建設市民懇話会の答申は作るべきではないということは、市長もそのように考えておられるということを確認したいと思います。

 私は、答申と同じで新庁舎の建設はするべきではないと考えております。これに懇話会が非常に詳しくいろんなデータも駆使して結論を出しておりますが、これを見て私が思いますのは、私の意見ですから聞いておいてください。パターン4です。現状のままで工夫して活用する。これが1番現実的でいい方向ではないかと考えております。もちろん議員の中にも、そして市民の中にもいろんな意見があることも理解しております。

 市長は、昨日の答弁で今年度中に結論というか、考えを示したいということですけれども、議会での議論はもちろんですが、多くの市民の声が反映できるような工夫をすることが大事だと思います。これが、雲仙市のごたごたのもとにならないように、逆に理解と団結が深まるような機会にする努力が必要だと思いますがどうでしょうか。何かそういうやり方でのいいアイデアとかがありますか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 今議員がおっしゃいましたように、市民懇話会からの御意見がございます。一方では、合併協議会での結論があります。これを今年、今年度中に方向性を示すということで議会にも答弁させていただきました。ですから、これは一つの大きな課題になっております。

 ただ、今議員がおっしゃいましたように、皆さんが一緒になって喜んでいただけるような結論というのは非常に厳しいなと思って、全部が納得できるような結論というのは、これはなかなか厳しいと思っております。ですから、そういうもし例えばアイデアがあればお示しいただければと思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 私はみんなが喜ぶような結論があるだろうとは思ってないのです。やっぱりいろんな意見があるけれども、それでもやっぱり議論を、自分は何も言わなかったとか、自分は聞かれなかったとか、そういうことがないような工夫をして、もう論議したから、どっちにしても従うというか、もう仕方がないというようなことはぜひやっぱり目指すべきだと思います。やっぱり一方的に決められたとか、もう全く相反する意見が述べる場もなく決まったようなことが一番悪いと思いますので、私もアイデアはありませんけれども、議論の場で大いに自分も発言をしたいし、いろんな人の意見も聞いていきたいと思います。

 以上で終わります。

 第2は、国民健康保険税の問題です。今回この国保税引き上げが提案をされておりますが、私は上げるどころか、今でも高過ぎるのだから引き下げこそ求められているのではないかと思っています。確かに数字の上では、この資料にあるような値上げをしないと黒字にはならないのでしょうが、滞納がこれだけ多いということは、経済的に苦しい人が多いということです。払えるのに払わないという人もいくらかはいるかもしれませんが、ほとんどの人は払いたくても払えない、こういう状況にあると思います。それなのに、またかなりの大幅な値上げの提案ですが、これをすれば、今は何とか払っている人でも払えなくなる人が出てきて、滞納がますます増えるのではないでしょうか。

 今日は数字がどうのというような話ではなくて、国保税が加入者にとって高いのかどうか、本来は、どうあるべきかという点についてぜひ議論をしてみたいと思っております。

 まず、市長は、今の国保税、引き上げ後の国保税について高いとは思いませんでしょうか、どうでしょうか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 安くないと思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 安くないというのは高いということでしょうね。そのように考えていいのですね。それは、誰から見ても本当高いと思うのです。

 今回の議会に当たって税務課から非常に詳しい資料をもらいました。これ非常にきれいな数字がいっぱい並んだ資料ですけれども、これを見て非常に改めて具体的にやっぱり高いのだなということを私は実感をしました。

 例えば、本当に詳しく減額世帯とか平均世帯、所得がいくらだとか、その他所得世帯ということで、例えば、平均世帯が年収が90万円、その他として、年収150万円、200万円、300万円ということでずらっと計算してあるのです。特に全部を言うわけにはいきませんので、この年収200万円、ここにちょっと注目してみたいのですが、この200万円というのは、今全国ではワーキングプアの一つの基準とされているようです。働いても働いても生活が非常に苦しいというのがこの200万円未満の人だということで、よく、テレビ、新聞で見ます。そこで見ると、例えば2人世帯、3人世帯、4人世帯とこうあるのですけども、2人の世帯で、現在が、国保税が、これは2人といってもまだ若い2人ですけども、26万9千円、引き上げられたら29万1,700円と、2万2,700円の引き上げです。現在でも、年収の13%以上です。引き上げになったらこれが14.5%以上になります。非常に重い金額です。3人世帯、これも若い夫婦と子ども1人というふうな例だと思いますが、現在29万8千円、これが32万2,200円になります。これが現在の税の占める割合が14.9%で、引き上げたら16.11%になるということです。あと4人になったらもっと大きくなるわけです。16%引き上げられたら17%ということでなるわけです。

 これはあくまでも国保税がそれだけ取られるということですから、これ以外に所得税とか住民税とか、国民年金とか取られるわけです。そうしたら、今現在が200万円を12で割ると月々16万6千円あまりです。これからその国保税、いろんな税を払うわけですから、自由に使えるお金、可処分所得と言われますけれども、これは非常に10万円そこそこになってしまうのではないかと思うのです。改めてこの数字、市長も見られたと思うのですけど、どうでしょうか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 本当に厳しい現実を突きつけられた思いであります。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 私も単なる引き上げの、出てきた議案だけ見るとわからないですけれども、こういう資料をもらうと、やっぱり非常に改めて今の厳しい実態がよくわかります。

 もう一つ、もちろん市民の中にも国保の加入者以外にも、社会保険の加入者とか、公務員であれば共済組合ですか、加入者があるわけです。そことの比較というか、負担のその比較というのを求めたのですけども、それは非常に複雑で出せないという返事が返ってきたのです。しかし、よそでは、どういう計算か私もよくわからないのですけれども、国保と社会保険、共済保険、比較が出ているのでちょっと紹介したいと思います。

 ここで出ているのが、モデル世帯として課税所得150万円、固定資産税4万円、3人家族のケースということで出ております。国保税がこのモデルでいくと27万7,800円、社会保険料は13万5,792円、半分以下ですよね。公務員共済保険料、これは15万7,536円、これが妥当かどうかまで含めてちょっと御意見を聞かせてもらいたいと思うのですけども、どうでしょうか。(発言する者あり)国保税額ですよ。(「議事進行」と言う者あり)



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 今議員がお示しなさいました数字におきましては高いと思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) こういう数字については市民生活部長になるのですか。それが正しいのか間違っているのかについては、どうでしょうか。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 社保の状況については細かい数字はこっちはわからないわけでございますけれども、市長が申されましたように、今の言われた資料でいかれますとちょっと高いような感じがいたします。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) やっぱりこの国保はいくつか他の保険と比べてみてもいかに高いかというのがよくわかると思います。

 もう一つちょっと考えてもらいたいのは、今生活費がいくらいるのかというのは、はっきりとした基準じゃないわけですけども、その基準の一つとして生活保護費はいくらぐらいになるかと。これは、私は、いろんな中で一番公的な基準になるのではないかと思います。それちょっと計算してみました。

 例えば、4人家族でいきますと、小学生の子ども2人、40代以下の夫婦ということでちょっと出してみたのですけども、月々最低20万2,910円という数字が出てくるのです。これはもう税金なんか要りませんから生活の場合は、医療費も要りません。その数字として、とにかくこれだけ生活にかかるのだという数字が、4人家族で20万2,910円なのです。これが、小学生、中学生、そして、夫婦に70歳以上の親1人と5人家族になると、22万4,600円という数字が出てきました。そして、3人家族、これは夫婦と子ども1人ですけど、18万820円という数字が出てきました。これは最低生活費ということです。ですから、これから国保を取られたり、税金を取られたりするわけではないのです。それでいきますと、年間、さっき言いました、例えば4人で月20万円ということは240万円です、月々最低生活費が。さっき税務課からもらった資料、これは年収200万円ということですから、生活保護基準よりもずっと低いということです。そっからも国保税を課税して取っていると。それも30万円とか、それ以上とか。ですから、こっから取れば170万円しか残らんと。さらにそっから税金取られるということで、百三、四十万円でしょうか、月10万円ちょっと。そういう世帯からもこの国保税が20万円、30万円かかっているということですよね。これは、非常にやっぱり高くて払えないのが当然じゃないかと思うのですけど、どうでしょうか。市長、どうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) いや、本当に厳しいと思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) もうそれしか言いようがないと思います。この数字見たら、安いとは誰も言えないと思います。

 私は、やっぱりこういう基本的な認識を、ちょっと議長、黙らせてくれませんか。さっきからいちいち私にやじっているのです。私は、こういう基本的な認識をやっぱり一致させないと、ただ単なる計算だけで上げたり下げたりするのはやっぱりおかしいと思うのです。

 もう一つ聞きたいのですけれども、私は、もう一つこれ問題だと思うのですけども、その金額と同時に基本的な認識、広報うんぜんの平成20年5月号、そこの22ページに、増え続ける医療費ということで、こう解説つきであるのです。その一番最初に、国保とはとありまして、国保は、加入者がお金を出し合い、助け合うことを目的とした制度ですとなっているのです。これはもう互助的な、お互いが協力して作ってる制度なのだという考え方だと思うのです。しかし、これは私は間違っていると思うのです。基本的な考え方として。国民健康保険法の第1条には、この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とするとありまして、社会保障という言葉がはっきりあるのです。これはやっぱり憲法25条の最低限度の生活を営む権利を有するというところから具体化されたものだと私は思うのです。社会保障であるのか、相互扶助制度であるのか、その辺が私はどっちに立つかで大きく変わってくると思うのですが、市長はどのように考えますか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) やっぱり両方の考え方だと思います。社会保障でもあるし、相互扶助でもあるというふうに、出発点はあったと思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) それはやっぱり私は違うと思います。社会保障というのは、国が責任を持って、その国民の健康とか命に責任を持ちますと、基本的には、それが社会保障だと思うのです。相互扶助となったら、金がないから、じゃああんたはもうしようがないから病院に行かないでそのままにしておきなさいということになってしまうと思うのです。やっぱり私はここははっきり、今日は時間がありませんので、この場ではっきりさせることはできないと思いますが、この社会保障か相互扶助か、そして、現在の国保税の額が高いのか安いのか、実際にその人が生活するにとって、本当に納め切るような額なのかどうなのか、その点でぜひ考えてもらって、その上で私は実際のこの国保の運営をやっていかなくてはならないと思います。

 私は、いつもこれまでも何回か言ってきましたけれども、このようになった原因です。これは、私は市長に責任があるとはこれまでも1回も言ったことはないと思うのです。この国保に対する国庫負担金の削減が大きく響いていると、これはもう専門家の一致した見解だと思いますが、医療費とか事務費、保健事業費など、国保の全事業に関わる総収入で見ると、市町村国保に対する国庫支出金、これが今から30年前、1979年には64.2%あったそうです。それが、2007年度には、市町村国保の総収入に占める国庫の支出金は25%になっていると。ですから、3分の1までは行きませんけれども、かなり低くなっていると。やっぱりこれが一番の原因だと書いてあります。私もそう思います。やっぱり国保は特別会計で、内部だけで済ませなさいとなったら、どっからも出てくる金はないと思います。

 また、1984年に医療費の38.5%へ国庫負担率が引き下げられたのですけれども、それは、医療費の45%から医療給付費の50%というように変えられたのが具体的な中身だとあります。医療費というのは、患者の自己負担分を含む、治療にかかった費用の全体、医療給付費というのは、治療にかかった費用のうち保険から給付された部分ということで、似たような言葉ですけれども中身は全く違うと。ここは、やっぱり改めて私は市長にも考えてもらいたいと。市長にすべて責任あるとは言いませんけれども、こういう現実があることは、市長はどのようにお考えでしょうか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 御指摘のとおり、この国保の成り立ちからずっと考えてみますともう歴史もたっておりますけれども、当時と随分と社会世相も変わっておりますし、加入者数の形態も変わっております。ですから、もうそろそろこれははっきりいうてある程度やっぱり見直しする必要もあるのかなということも感じておりますが、ただ、この雲仙市、この前も申しましたけれども、やっぱり医療に関しましては、非常に他市とも比較しましてもある程度恵まれている部分もございます。ですから、診療費の部分も非常に高いわけで、医療にかかる部分も高いわけでございまして、それをやはり負担を少しでも軽減するという相互扶助の部分も確かにあるわけでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) しかし、さっき言ったように、もうとても払えないような実態もあるわけですから、7割、5割、2割軽減も加入者の53%ですよね、資料をもらったら、非常にやっぱり厳しいという実態を私は確認したいと思います。

 次に移ります。次は、前回から取り上げております南串山上木場工区農道新設事業に関わる井戸水問題です。この問題は、私は単なる、川内さんという人が困っているという問題じゃなくて、市の事業の進め方、この基本的な姿勢に関わる問題だと思います。市民の暮らしや財産を尊重するのかしないのかという問題ではないでしょうか。

 まず、3月の議会で酒井農林水産商工部長は、井戸について事前調査をする必要はないというふうに断言をしましたが、その根拠は何なのか説明を求めたいと思います。具体的な法令などがあれば示してください。また、この問題について、結論を出すためにボーリング調査が計画されておりますが、その調査のねらい、方法の妥当性、結果が出た後、どのように対処をしようと考えているのかについても答弁を求めたいと思います。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) まず、前回の議会の折に私が井戸は事前に調査をする必要がなかったということで、その根拠をお尋ねでございますが、前回も説明をいたしましたとおり、結論的には井戸の調査をしなかったのだといふうに説明を申し上げたつもりでございます。

 法令をもとにということでしたので、まず、私どもが工事を進める際に、どういった法令に基づいて仕事を進めていくかということでございますけれども、まず、相手方とはもう10回以上も協議を進めている中で、一部は議員におかれましても入っておられますのでわかっておられるかと思いますけれども、私どもは、国の法律であります、まず、環境影響評価法というので、先程からありました諫干みたいな大型な事業については、この法律に基づいて環境アセスメントをしなければいけないという規定がございます。道路につきましては、どういった道路について、これをしなければいけないかということにつきましては、四車線以上の道路で一般国道の新設、延長が10km以上が対象になります。改築する場合も延長10km以上でございます。

 1種、2種があるわけですけれども、2種については、先程申しました1種事業の0.75を掛けた事業規模の対象になるということが記載をされております。これにつきましては、四車線以上の一般国道で延長が7.5km以上10km未満がこの調査の対象になるということでございます。

 次に、参考にしなければいけないのが、長崎県の長崎県環境影響評価条例というのがございます。この条例の対象になる事業はどういったものかと申しますと、これも事業がいっぱいあるわけですけれども、道路につきましては、一般道路の新設または改築、車線の数が4以上、長さ7.5km以上、自動車専用道路、車線の数が2以上、かつ7.5km以上が道路についての環境アセスメントをやりなさいという条例になっております。

 私が3月の議会に答弁したのは、これは対象になりませんから、私どもが参考にいたしておるのが、国の農政局で出しておりますこの基準書、農道の技術書というのが発行されておるわけですけれども、これに基づいて、どの範囲をどういった項目を事前に調査したほうがいいのかというのを参考にさせてもらってやっているのが現状でございます。

 これに基づきますと、これも、国の土地改良事業を国営でやる場合は、この技術書に基づいてやらなければいけないのですけれども、県の土地改良事業であるとか、自治体の土地改良事業を進める上では、そういった技術書を独自に定めておりませんから、これを参考にしてもいいですよというような解説になっているわけです。ですから、これをできるだけ準用しながら工事を進めていくわけです。

 今回の工事につきましては、どういった事前調査が必要かということになるわけですから、文化財の調査をやりました。隣接する家屋がございましたので、恐らく振動による影響があるかもしれないということで、事前の家屋調査もやりました。私どもが、結果的に井戸の影響が出たということで協議をやっているわけですけども、私どもはその井戸の水位が下がった原因がどうなのかということじゃなくして、この道路をつくる場合にどこまでの影響を与えるかを想定をして、この道路を工事するに当たってどこまで調査をすればいいかを想定をして、調査範囲、調査項目を決定をしたわけです。その中には、井戸がなかったということを申し上げたわけでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 今できている道の中心から井戸から45mぐらいありますよね。前そうおっしゃいました。私も見てきました。だから、もっと近かったらしたのでしょうけども、遠かったからしなかったということでしょうか。

 結果として、もちろんあれだったらぱっと1足す1は2のようにはっきりと因果関係ははっきりしないわけですけども、やっぱり私は工事業者の話を聞けば、やっぱり工事する場合は、ある程度の範囲まで、特に井戸なんかは生活に密着しているものですから、ある程度の範囲まで調べるのが普通なのだと、もちろん南串山があそこがどうのこうのということではなくて、一般的な話として、それがなぜされなかったのかと非常に疑問を感じます。私も、今言われました技術基準書というのを見てみましたけれども、確かに参考にして進めるようになっているようです。

 そういうことでありながら、これが平成21年の1月ですから、翌年ですか、調査必要なかったということでずっと言われていたし、最初も言われて、今でも言われていますけれども、そういうことを言いながら、この農道整備工事、上木場工区地下水についてという、これは基礎地盤コンサルタンツ株式会社というところが出しているのです。これは、こういうことでお宅にはその影響ありませんでしたということで作っているのでしょう。まず、影響はないというのに、こういうふうに調査書を作ってきたのは一体なぜなのか、私も疑問なので、それもちょっと答えてもらいたのですが。

 それと同時に、この中に、平成20年11月9日に井戸の観測をしたと。そして、地面から8mのところにその水位があったというふうな文書が説明してありますし、28日にももっと下がって今度は9.8mまでしか水がなかったというような調査結果が載っているのです。本人に聞いたら、市役所の職員が来たのは、11月30日の午前8時半だったと。それが、何でこんなふうに27日、28日に来たというふうに書いてあるのだろうかと非常に思うのですけれども、その辺はどうですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) まず調査の時点の問題ですが、これは、確かに本人と食い違いがあるようです。私どもの担当のほうは、やっぱり工事をする場合には逐一工事、そういった何か被害届とか、こういった工事中に何かあったとかというのは、やっぱり日誌につけるわけです。それにずっともう逐一記録をとってあるわけですけれども、これを見ますと、やっぱり27日に本人から水が揚がらないという電話があっているようです。翌28日に現地に出向いて、現地を確認をしてあるという記録がございます。同日、28日から3日まで水位の観測をやったと。具体的には11月28日、12月2日というふうに記録が残っておりますということです。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 記録という点でいえば、この川内さんもちゃんと書いているのです。29日に連絡をしたと。そして、30日に職員が来たということです。そして、私は、川内さんといろいろ話して、いろんな資料を見せてもらってこれは正しいと思うのですけれども、もしその27日に本当に来たとしたら、本人は知らないうちに入り込んで、井戸の調査までやったということになりますけれども、それは本当に間違いないのですか、27日。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) はい、間違いないと思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 川内さんは、基礎地盤コンサルタンツ株式会社の担当者にも聞いたらしのですけれども、これは、よく調査をしないで作ったということも言ってるらしいのです。そして、全部で17ページあるのですけれども、15ページまでは、これは基礎地盤コンサルタンツが作ったけれども、16と17、これについては自分たちは知らないと。これは、雲仙市が作ったのじゃないかというふうに思われるのですけれども、さらにそしてこれが市長名で出されたのじゃないかと思うのですけど、この報告書、その点はどうなのでしょうか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) この市長名で出したというのは、その前に平成21年1月15日に、本人から市長あてに上申書が出されております。その内容は、井戸が枯渇をして、生活及び仕事へ影響をし被害を受けていると。それから、市の重大な過失である。それから、十分な調査の実施を要望すると。回答期限を1月31日ということで上申書が出されておるわけです。

 担当としては、口頭での説明はしたということでございますが、文書での回答を少しこの相手の回答期限よりも遅れて4月6日に正式に影響を与えていないという通知を出していると、そういったいきさつでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) それは市長の名前で出したということですか、間違いないですね。

 さっきの15、16ページについてはこれはどうですか。市が作ったのか、コンサルタンツが作ったのか。その辺はどうですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) その辺は、市もそういった非常に専門的なことになりますと、相手にもちゃんとした説明をしなければいけないので、やはり専門的な立場の方にもお聞きをし、所見を聞いた上で結論を出したいということもあって、その一部を作成をしていただいたようですけれども、それは、相手もそのコンサルタンツも実際に出向いて自分が調査をしたわけじゃなくて、市の提供した資料によって作ったり、あるいは地形図をもとにして、その資料を作ったということでございますから、一緒に作ったということでよろしいかと思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 実際に出向いて作ったわけじゃないのに、自分たちが作ったように名前をつけて、雲仙市の名前をつけないで出したということですか。もしそうだとしたら、業者として、それは、特にこういう地質調査とかいう会社としてはやってはならないことじゃないでしょうか。非常にこれは私は、確かに聞いたら調査をしておりませんと、悪うございましたという話もしてるらしいのです。その話聞いたことありますか。コンサルタンツがどういう話をしたのか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 途中の経過でそういったことで何回もやり取りをして、こういうことであったとか、業者に聞いたら謝ったとかいうのがあったものですから、私どももそうだったのかという確認をしておるのです。そうしたら、そういうことはないという話で、そこはもうあったなかったの水掛け論になっておるわけです。ですから、議員も知っておられるとおり、相手と最終的にはこういった調査をして、市の説明もここまではやっぱりしないといけないかなという思いで、議会にもお願いをして、ボーリングを何とかさせてくださいと、これで相手に説明をいたしますのでというお願いをしてやっているわけですから、ぜひその経過を見守っていただきたいなと思うわけですけれども。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) それでは、確認したいのですけれども、全部で17ページあるうちの15ページまでは基礎地盤コンサルタンツ株式会社が作ったと。その作ったのも、実際に自分が現場に行って調査したのではなくて、市が提供した資料をもとにして作ったということでしたね。16と17については、これは市が作ったと。しかし、その資料を作った名前としては、基礎地盤コンサルタンツ株式会社の名前しかないということですよね。それは確認したいと思います。

 これは、さっきの27日、28日の調査のことについても、もし事実でなかったら、それが事実でないことがもし書いてあれば、それをなおかつ市長名で出したとなれば、私はこれは本当に大変な問題だと思います。公文書の偽造とか行使という罪に当たるのではないかと思うのです。ですから、これはもう一回私も確認したいと思いますが、私がまとめた点は間違いないですか。間違いがあったら手を挙げてください。いいですか。

 次に移ります。ボーリング調査なのですけれども、これが井戸まで50m離れているのです。50m以上。ここで掘って、本当にこの工事と井戸とは関係なかったとかあったとか、そういうのが証明できるのでしょうか。よく聞くのは、ここのボーリングからどんどん水が出ていると。5m、10m離れたところで掘ったら、もうほとんど、全くどれだけ掘っても水が出ないというようなことも聞くのです。それほど地下のことは難しいということを聞くのですが、この調査ではっきりとした答えが出ると思われますか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 私どもはあの工事中にまず原因を与えてないのだという主張をしてきましたし、相手は与えているのだという主張をしてきて、もう10回以上やはり協議をする中で、そうしたら、争点のポイントは何なのだという整理をして、その中で私どもは道路を掘削をする際、のり面からは湧水はなかったのだという話をし、相手側はそこから水が出ておったのだという主張で食い違うわけです。あとの2点は、掘削をしたために、要するに重量がなくなったために軽くなりますから、そこで地下に影響を及ぼしたのだというのが2点目。それから、重機が上を通りますから、その重機が地下に影響を与えて、水脈を壊したのだと、この3点が争点として整理ができたわけです。そしたら、その証明をする手立てとして、切り土をした背後をボーリングをさせていただいて、そこに水が出る可能性があるのか、含水比等を調査をした上で、お互いに真摯に協議をしていこうじゃありませんかという話で、つい先日調印をして工事着手をしようとしているわけです。そういったことですから、無駄なことはやってないつもりでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 無駄とか言ってないのですが、それで証明できるのかということを言っただけです。

 次、移ります。ぜひボーリング調査もしっかりやって、はっきりした結果が出るように、私も期待しております。

 次に、雲仙温泉に関わる整備事業などについて質問をしたいと思います。

 一つは、2千万円でつくることになっているモニュメント、この製作事業の進捗状況について説明を求めたいと思います。

 もう一つは、街なみ整備事業の今年度の実施計画、補助金などどうなのか説明を求めます。時間がありませんので、要点をまとめてください。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 先の第1回定例議会におきまして、モニュメント事業につきましては、議員からの御指摘もございました、歓迎モニュメント事業につきましては、設計デザイン部門と施工部門とに分けて発注するように変更いたしました。議会への御報告が大変遅くなったことをお詫び申し上げます。

 この事業は、雲仙国立公園75周年を記念して、雲仙地区の4カ所にモニュメントを設置するということで進んでおるわけでございますが、去る4月12日に石原和幸氏が代表取締役を務めております株式会社風花とデザインや設計等についての随意契約を締結いたしまして、現在この4カ所のデザインを行っている段階でございます。設置いたします4カ所は、1つは、国道57号の雲仙森林組合入り口の花文字がある市有地、それから、2つ目は、島原側の花文字がある国土交通省の用地、それから、3つ目が、国道沿いで雲仙観光協会の横にある環境省の用地一部、それから、4点目が、国道389号と県道131号との交差点、国見から上がってきたところと、ちょうどあそこの交差点の所に県有地がございます。この4カ所を設置する場所といたしております。

 デザインが決まりました後に、地元のモニュメント製作委員会や各関係機関との申請業務を行いながら、植栽工事設計を行い、実際の施工は制限付き一般競争入札にて、できるだけ地元業者の方にお願いをするということで進める予定でございます。

 それから、次に、平成22年度の街なみ環境助成事業は、地区内の12棟の整備を今年度は予定をしておりまして、これからファサード整備を希望される建物の募集を行います。建物が決定した後、7月ごろ、建物全面のデザインを全国に募集をいたしまして、9月ごろにこの建物、つまりファサードごとのデザインについて、作品を審査員が選定をいたします。デザイン選定後は翌年3月までに施工をし、まちづくり協定に沿った街なみ環境づくりを推進するつもりでございます。

 最後に、補助の内容につきましては、平成21年度と同様にファサード事業につきましては、事業費の3分の1を国が、3分の1を市が、残り3分の1を個人が負担するということで、補助の限度額は建物1棟当たり600万円、また、ファサードコンテストに建物を提供いただいた施主につきましては、個人負担分の5分の4をわがまち再生補助金で補助することとしております。平成21年度と一緒です。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) きのう井上議員が質問をされました問題と関連しますので、私もちょっと質問しますが、きのう、今日の朝日新聞でしたか、記事ちょっと朝見せてもらったのですけども、わがまち再生事業補助金交付要綱の一部改正、これが未公布で、それが高い補助金が出ていたということが問題になったわけです。市長と畑中総務部長は、その要綱を改定して公布しなかったことは事務上の不手際だったというふうに言ったのです。私は、これはそんなに単純な問題じゃないと思うのです。普通と比べて高過ぎる補助金の支給までつながっているわけですから、これは単なる忘れてたというような中身じゃなくて、もっと計画的というか、意図的に隠してやったのじゃないかというふうに思うのですけれども、どうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) いや、そう思われても仕方がございませんけども、全くそういうあれはございませんでした。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) それではとても納得できません。畑中部長はどうですか。単なる不手際だと思いますか。



○議長(石田?春君) 畑中総務部長。



◎総務部長(畑中隆久君) 先程市長が申し上げたとおりでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 新聞でもかなり大きく取り上げてあったわけですけども、やっぱりこれは、もっとしっかり考えた上で、総括して私は議会に示してもらいたいと思います。そうじゃなかったら到底納得できません。

 それと、市長は、街なみ環境整備事業の採択を一つのチャンスと捉えたと言いました。中山本部長は、税金の滞納問題で制限すれば、統一したまちづくりはできないと言いました。こういう理由があったから、補助金交付要綱について、少々の問題があっても構わないという発想で答弁されたと私は聞いて、非常に驚きました。目的が正しければ手段はどうでもいいのかと思うのですけど、この点はどうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) チャンスと捉えたということでありますけども、本当に今現在雲仙は非常に観光地として疲弊をいたしております。かつては、宿泊施設がリードしてきたわけでありますが、体力的にも大変おちておりまして、今小浜には足湯ができました。今雲仙市をとにかく交流人口を拡大していくためには、どうしてもやはり雲仙が一つのキーステーションとして、やはり活性化、雲仙にやはり集う場所が必要になってくるだろうという思いがあります。ですから、湯川とともに、ああいったファサードということができないかということは考えました。

 ただ、今おっしゃいますように、その他のおっしゃったことにつきまして配慮が足らなかったことも事実でございます。ですから、そういったあまりにも先にそういった考え方があって、そういったことに対する配慮が足りなかったということに対しましては、本当に私も申しわけなかったと思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 私は、その手段、目的が正しいければというのはあれですけど、正しければ手段はどうでもいいというふうに思っているのかと聞いているのです。その点どうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) だから、その目的を持っておりましたけれども、その手段において確かにいろいろと不手際があったということは大変遺憾に思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 私も雲仙は好きです。まちがきれいになっていろんな人がいっぱい来れば本当にいいなと思っています。しかし、それと、ちゃんと手続を踏むかどうかというのは別問題です。やっぱり民主主義とは、その手続をきちんと踏むことだと思うのです。私はそういう点でこれは大きな問題だと思います。

 もう一つは、石原さんに関する問題です。第2回雲仙温泉まちなみファサードコンテスト募集要項に、きのう井上議員が紹介されたように、植栽については、選考された作品にあわせ、造園デザイナー石原和幸氏がデザインしますと書いてあったことは、非常にこれ聞いて腹が立ちました。怒りがわいてきました。というのは、3月議会での私の質問に、中山本部長は、あくまでも施主とまちづくり協定委員会で決めて、そして、石原氏にお願いしていると言いましたよね。これ議事録私確認しました。しかし、その募集要項には、いま一点書いてあるわけです。これは、私が質問する半年も前の文書です。そうです、7月に募集してますから。そしてまた、その雲仙のオブジェは観光協議会がつくったから市は関係ないという答弁もありました。これは、私は非常に腹が立つのですけども、中山本部長どう思われますか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) ファサードコンテストの第2回目に石原さんの名前が入っているというのはきのうお話したとおりでございますが、実は私自身もびっくりしておりまして、調べましたらそういうことで、まちづくり委員会との共催であれはやっているので、まちづくり協定運営委員会が何とか、ファサードコンテストで石原の名前を入れて、そして、全国に公募を。(「それは聞きましたきのう」と言う者あり)そのとおりでございます。オブジェの件で市は関係ないというふうなことは私は直接3月議会では申し上げたつもりはございません。議事録のほうで御確認いただければと思いますけれども、以上でございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 関係ないという趣旨のことを言ったということです。関係ないというふうなはっきりした文書じゃなくて、それは観光協議会がやりましたということでした。

 もう一つは、石原さん関係ですけども、平成21年度の実績では、外構工事、つまりファサードで整備した建物全面に植え込み、小庭園がつくってありますけども、これは22件施工されております。すべて石原和幸氏の風花がやってますよね。総額で平成21年度だけで1,600万円あまりです。これは個人と石原氏が契約したものだから、市は関係ないとうふうに3月議会で答弁してきたわけですけども、しかし、金は、国と市から全額出てますよね。平成22年度もやっぱり、さっきの話だと同じだと言われましたけども、そうするのですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 植栽につきましては、平成22年度については、これからまちづくり協定運営委員会等の話し合いになると思いますが、基本的には統一感という意味では、平成21年度とほぼ同じ方向で行くというふうになると思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 統一感と言われますけども、あれはあれですね。例えばオブジェも石原さんが設計して、自分が来て石を積んでいるわけじゃないですよね。それを業者に出しているのですよね。私聞きましたけど、他もそういうやり方なのでしょう。今度の、さっきのモニュメントも設計と施工を分けたということですけども、私はその補助金を出す以上は、そういう当然の指導をするべきじゃないかと思うのですけども、どうですか。市長、どうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 確かに御指摘のとおり、いろいろとずさんな部分もあるかもしれません。御指摘のことを踏まえて少し考えさせていただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 雲仙のその小庭園、植え込みはたぶんみんながみんなその石原さんが実際デザインしたかどうか知りませんけども、施工はやってないはずです、本人は。

 それと、前もちょっと言いましたけども、今できた中にやっぱり植えてはならない草花があるのじゃないかという話を聞いたのです。基本的には、あそこは国立公園内で公費でつくっているわけでしょう。そういう植え込みに、ハーブとか、西洋から来たような植物があるのじゃないかという話も聞きました。これはぜひ調べてもらいたいと思います。

 あと平成20年度は、外構費、植え込みのその工費ですけども、ほとんどが90万円から100万円でした。しかし、平成21年度はなぜか知りませんけども、70万円前後になっているのです。これは一体何か理由があるのでしょうか。去年と今年で2割も3割も、ぱっと見には同じようなものが下がったというのは何かあるのですか、聞いてますか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) まちづくり協定運営委員会にお伺いしますと、石原さんには、1戸100万円以内ということで、デザイン、設計から施工まで全部お願いをしているそうです。平成21年度については、それの決まった後、デザインその3者でまちづくり委員会と御本人と石原さんとでまだ話を詰めるというふうに伺って、そこに価格の差が出ておるというふうに伺っております。



○議長(石田?春君) これで、9番、上田篤議員の質問を終わります。

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○議長(石田?春君) 本日の日程はすべて終了しました。次の本会議は明日10日定刻より開きます。

 本日はこれで散会とします。

=午後2時50分 散会=