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長崎県 雲仙市

平成 22年 第1回定例会(3月) 03月01日−03号




平成 22年 第1回定例会(3月) − 03月01日−03号









平成 22年 第1回定例会(3月)


出席議員(26名)
1番  林 田  哲 幸  君       2番  坂 本  弘 樹  君
3番  酒 井  恭 二  君       4番  平 野  利 和  君
5番  浦 川  康 二  君       6番  大久保  信 一  君
7番  深 堀  善 彰  君       8番  前 田    哲  君
9番  上 田    篤  君      10番  町 田  康 則  君
11番  森 山  繁 一  君      12番  前 川    治  君
13番  大久保  正 美  君      14番  小 畑  吉 時  君
15番  元 村  康 一  君      16番  井 上  武 久  君
17番  柴 田  安 宣  君      18番  小 田  孝 明  君
19番  岩 下    勝  君      20番  福 田  大 東  君
21番  町 田    誠  君      22番  岩 永  基 和  君
23番  中 村    勲  君      24番  中 村  一 明  君
25番  松 尾  文 昭  君      26番  石 田  ? 春  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定に基づく出席者
       市長             奥 村 愼 太 郎 君
       副市長            町 田 義 博 君
       副市長            境 川 秀 生 君
       教育長            塩 田 貞 祐 君
       観光物産まちづくり推進本部長 中 山 孝 君
       市民生活部長         東 信 一 郎 君
       市民福祉部長兼福祉事務所長  酒 井 忠 信 君
       農林水産商工部長       酒 井 利 和 君
       建設整備部長         緒 方 和 人 君
       教育次長           山 野 義 一 君
       農委事務局長         富 永 篤 君
       国見総合支所長        中 山 敏 君
       瑞穂総合支所長        永 木 徳 敏 君
       愛野総合支所長        朝 永 秀 人 君
       千々石総合支所長       福 島 悟 君
       小浜総合支所長        宅 島 辰 明 君
       南串山総合支所長       井 上 洋 一 君
       監査事務局長         本 多 周 太 君
       政策企画課長         畑 中 隆 久 君
       会計管理者兼会計課長     溝 内 正 人 君

議会事務局
       局長             力 野 和 久 君
       次長             林 田 英 明 君
       参事補            関 雄 介 君
       主査             和 田 香 恵 君
       主事             松 尾 泰 浩 君

平成22年3月1日(月)議事日程

議事日程 第3号
┌────┬──────┬──────────────────────┬──────┐
│日程番号│議案番号  │件          名          │備  考  │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│1   │      │市政一般質問                │      │
└────┴──────┴──────────────────────┴──────┘

第1 市政一般質問
    5番 浦川 康二 議員
     1.陸上競技場の建設について(市長・教育長)
     2.サッカー場の建設について(市長・教育長)
    施政方針
     1.市の組織再編について(市長)
     2.雇用機会の創出について(市長)
     3.陸上競技場建設について(市長)
    9番 上田  篤 議員
     1.国立公園75周年記念オブジェ、雲仙歓迎モニュメントについて(市長)
     2.雲仙古湯地区街なみ環境整備事業について(市長)
     3.南串山上木場工区農道新設事業について(市長)
     4.長崎国体について(教育長)
     5.米軍普天間基地の大村市への移設案について(市長)
   11番 森山 繁一 議員
     1.消防行政について(市長)
     2.火災時の防災行政無線について(市長)
     3.米戸別所得補償モデル事業について(市長)
    3番 酒井 恭二 議員
     1.救急車の配備について(市長)
   25番 松尾 文昭 議員
     1.雲仙市の歴史的資料の保管と整備について(市長)
    施政方針
     1.雲仙市都市計画マスタープランの策定について(市長)
     2.農林水産業の振興について(市長)
     3.企業誘致の推進と地場企業の育成及び雇用の創出、拡大について(市長)
     4.雲仙市陸上競技場の建設について(市長・教育長)



=午前10時00分 開議= 



○議長(石田?春君) ただ今から本日の会議を開きます。

 議事日程第3号により会議を進めます。

───────────────



△日程第1.市政一般質問



○議長(石田?春君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告の順序に従って進めます。

 まず初めに、5番、浦川康二議員の質問を許します。浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) おはようございます。5番、浦川康二でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき質問をさせていただきます。

 質問の前に、一言申し上げます。

 昨日は、チリの巨大地震による津波が日本に到達し、岩手県の大槌港では1m45cm、同県久慈港や高知県の須崎港では1m20cm、長崎県では30cmの津波が観測をされております。雲仙市では、直ちに災害対策本部を設置され、防災無線等で注意を呼びかける等、被害の未然防止に行動されました。担当課に被害状況を確認しましたら、現時点では確認されていないということでした。勤務につかれました職員の皆さん、大変お疲れさまでした。御慰労を申し上げます。

 それでは、質問に入ります。

 私は、陸上競技場及びサッカー場建設と、施政方針で3件ほど質問をさせていただきます。

 第1問目は、陸上競技場建設について質問いたします。

 26日、同僚議員から同趣旨の質問がされていますので、努めて重複を避けるよう努力をしてまいりますが、重視事項につきましては申し上げることを事前に了承願います。

 昨年の12月24日、議員全員協議会で教育委員会より、陸上競技場の基本設計が完成したとのことで説明を受けました。基本設計の平面図を見たとたん、議員皆様の反応はどうだったでしょうか。建設構想から妥当な手順を踏まえた上で基本設計が発注されていれば、その設計の平面図や鳥瞰図を見た場合、ああ、すばらしいものができるなと思うのが通常であると思うのですが、そうではありませんでした。

 まず、ここはどこの場所かなと、皆様は真剣に平面図を見たのであります。やがて、議員皆様は、平成20年10月23日に説明された愛野運動公園芝生広場ではなく、隣接したグラウンドに場所が変わった陸上競技場の平面図に気づかれたわけであります。

 その後、場所の変更を含め、質疑が伯仲したのであります。相当の時間をかけ、かけた時間でも終わりの目処がつかない中で、議長から「本日の議員の意見を踏まえ、執行部の皆様は今後どのように取り組みをされるのか、よく考えて、もう一度、この全員協議会を開くよう検討していただきたい」と教育長に申し上げられ、教育長は「この場の雰囲気を正確に伝えていきます」と答弁されております。

 本日は、議長のお許しをいただき、説明用のパネルを準備しております。パネルに基づき、説明をさせていただきます。

 パネルを説明します。上の図が、平成20年10月23日、全員協議会で説明された図面であります。下の図が、昨年の12月24日、基本設計ができたということで説明された図面です。図面をずらしてグラウンドの位置を上下合わせておりますけども、ここがグラウンドの位置です。緑の位置が芝生公園でございます。同じように、これがグラウンド、こちらが芝生公園と。

 上の図は、当初の案では芝生公園プラスアルファで、陸上競技場の建設を考えておられたものと思います。それが、基本設計では、グラウンドと芝生公園の約3分の1ぐらいを、半分に近いですかね、つぶされて、設計ができ上がってきているということであります。当初計画から基本設計に至る間で変わったことが、この平面図で明確におわかりかと思います。

 それでは、質問に入ります。質問の時間管理もありますので、答弁は質問に対し簡潔にお願いをします。

 1点目は、基本設計の場所が当初の芝生広場からグラウンドに変更した経緯と理由をお尋ねします。

 2点目は、愛野運動公園の建設経緯及び建設費、用地費を含む総額をお尋ねします。

 3点目は、建設後の維持管理費885万円の積算根拠をお尋ねします。これにつきましては資料をいただいていますので、主要な項目の経費で答弁をお願いします。

 この後は自席で質問をさせていただきます。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) おはようございます。5番、浦川康二議員の御質問にお答え申し上げます。

 陸上競技場の建設につきましての基本設計で、設計場所が当初の芝生広場からグラウンドに変更した経緯と理由でございますけれども、これにつきましては、当初、説明があったとおり、基本設計において当初の計画地が不適地であったというふうに、私は説明を受けております。

 それから、愛野公園の建設経緯及び建設経費の総額につきまして、それから建設後の維持管理費につきましては、教育長より答弁させていただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 皆様、おはようございます。浦川康二議員の御質問であります、基本設計で設計場所が当初の芝生広場からグラウンドに変更した経緯の理由について説明をさせていただきます。

 基本構想案が、先程議員がお示しになられた上の図になるのですが、この提示時に参考資料として添付した平面図に沿って、概算工事費を基本設計の担当業者に算出してもらったところ、約16億円の試算結果ということになりました。

 当初、議員の皆様方に、基本構想での概算工事予定費を9億円ということで説明をさせていただいておりましたが、そのような形で大幅に金額が上回ったこと、そして基本設計に入る時に現地を測量いたしているわけですが、先程言われたグラウンド下の公園の部分、オレンジの部分になりますが、この用地買収がもう少し必要になるということ、それからそこに地元の公民館があるわけですが、その移設も必要になってくる。さらに、用水路がありまして、用水路の改修が多額になるということも説明を受けました。そして、造成等の問題等を総合的に考慮した結果、今回の基本計画ということで説明をさせていただきました。

 次に、愛野運動公園の建設経緯及び建設経費の総額のお尋ねでございます。

 愛野運動公園の建設の経緯につきましては、農業者等の運動広場として、昭和59年3月に完成をいたしました。平成4年には用地約3万1千m2を取得し、平成5年に総合運動公園整備事業として着手をされ、平成8年に完成し、現在に至っています。

 建設経費につきましては、小学校移転用地造成費4,048万2千円、農業者等の運動広場建設費として7,400万円、愛野運動公園としての建設費が19億4,321万9千円で、建設費の総額は20億5,770万1千円であります。これに用地費が総額で約1億264万3千円かかっておりますので、総合計でいたしますと21億6,034万4千円となっています。

 次に、建設後の維持管理費のお尋ねでございます。

 現在、計画していますのは、人工芝での使用を考えております。トラックの舗装等の耐用年数を15年ということで想定をし、15年間で想定される施設の維持管理費の総額から年間当たりの維持管理を算出いたしますと、平均で年間885万円となります。

 その内訳といたしましては、新設する施設に係る実質的な施設維持費218万2千円、現在もこの運動場には維持費が当然かかっているわけですが、高圧受電設備の点検費、これが24万円、光熱水費が264万円、それと合わせますと、完成後に必要となる管理委託料については、人件費が378万8千円となっております。以上が内訳でございます。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 御答弁ありがとうございました。

 1点目の場所の変更についてでありますが、芝生広場からグラウンドに変更することについて、市長が承知されたのはいつでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) まず、先程説明がございましたとおり、最初の場所で基本計画を作る、基本設計に入るということでございました。それで、そちらのほうで基本設計の見積もりをとったところ、非常に先程説明があったとおりの金額がかさむということでございまして、16億円かかるということでございました。16億円かかることにつきまして、いかがでしょうかという問いかけがございました。

 最初の基本が9億円であって、それが16億円になるというのは、これは異常な金額ではないかということでありまして、そしたら見直しをして、どういうふうなところが適地なのかということで、もう一度差し戻したわけでございます。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 今、市長の答弁で、当初、芝生広場で計画して、基本設計が多分進められてきたというふうに判断をします。11月10日で設計変更、いわゆる契約の変更をされておりますけども、恐らくその時期ではなかろうかと思います。

 そういう中で、グラウンドに変更して、基本計画の設計図が出てきているわけですけれども、議会のほうとしては全く承知をしていなかったというふうに私は判断をしております。と申しますのは、24日の基本設計を説明した時点で、先程ストーリーを話しましたけども、全議員がどこだというふうなことで、やっとグラウンドまでつぶして、芝生広場もつぶして、愛野公園全面でできるというふうな構想を承知したわけであります。

 やはり、これほど大きな事業の基本設計が、場所を変えても議会にも説明なく進められる、これが雲仙市の市政運営の実態であるかと思えば、残念でならないわけでございます。私は、また多くの議員もそうであったと思いますが、市民から陸上競技場はどこにできるのですかと聞かれるたびに、愛野運動公園の芝生広場に検討されていますよと答えてきたわけであります。議員は市民にうそをついていたことになるわけです。教育長、どう思われますか。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 今回の基本設計のいきさつにつきましては、先程答弁をさせていただいたとおりなのですが、私どもも、当初、議員の皆様に構想を説明したことで進めたいというのは当然ありました。ただ、先程言いましたように、建設工事費が非常に多額になる、そのようなこと、それから土地の購入の面積も広くなる、さまざまなことを考えた時に、先程言いましたように、建設について変更したい。

 これは、考え方として、基本設計が、平成20年10月の20何日だったと思うのですが、議員の皆様に陸上競技場構想について、実はその1週間後に日本サッカー協会等から国体の現地視察があるということで、その折には3会場のサッカー場が必要になるのですが、まだ2会場しかなかったため、あと1つの構想について、中央協議団体から構想の説明が求められるという判断をいたしまして、議員の皆様にその時点での構想をお話しをさせていただきました。

 その基本構想に沿って、平成21年度の当初予算に基本設計の予算を認めていただいたわけですね。それに基づいて、基本設計というのができた時に、議員の皆様、市民の皆様にきちっとした形での説明というふうに私どもは捉えておりますので、基本構想が基本設計と若干違うことについて、市民の皆様にうそをついたとかいうことにはならないというふうに判断をいたしております。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 今まで数回、教育長は場所の変更について、全員協議会等を含めて尋ねるたびに、今のような発言をされております。しかし、どう見ても、当初の図面を見て、議員の頭にはあの図面が入っているわけでございます。そして、当初の図面で設計していたら、9億円が16億円になるという大きな要因で、教育委員会で場所を変えたと思われますけど、当然、市長も知っておられると。であるならば、議会にも一度説明をされて、了承の上でこの事業を進められれば何もないわけですよ。そこが議会に通じていないところが、やはり問題だと指摘をしているわけです。

 やはり、大きな事業をする時は、我々は執行部が事業をやる時は7項目の説明を要求することが議会の基本条例の中に書いてありますけど、それに基づいても議会としては知るべき内容であったわけでございます。

 やはり、常に市長が言っておられますように、市民が主役、市民総参加を旨として情報公開を進め、市民皆様の市政への参加を促進されています。やはり、このように事業をやる場合、このような大きな変化があれば、議会にも、あるいは市民にも正しい進捗状況を開示してほしい、これを強く要望しておきます。

 次に、愛野運動公園の経緯及び建設費についてであります。

 答弁をいただきましたが、昭和59年からでありますが、経緯としましては、昭和51年、小学校用地が取得された時点から始まっております。あとは、平成8年と言われますが、資料によると平成9年、運動公園が完成となっております。約20年余の歳月をかけ、経費総額は用地費約1億円、工事費20億6千万円、計21億6千万円が投じられています。また、補助金である地方債約10億円の償還も、昨年の平成21年度で償還が終わったばかりであると聞いております。

 完成して12年が経過した愛野運動公園は、これから長い年月、市民が利用することで投資の効果が出てくるのではないでしょうか。基本設計は、愛野運動公園の最良の状態であるグラウンドと芝生広場、約半分の面積をつぶして、さらに9億円の投資をして、この場所に陸上競技場を建設されようとしていますが、愛野運動公園の評価と、どうしてもこの場所に陸上競技場建設を進めていかれるのか、市長にお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) これは、私は皆様方にお諮りして、こういう計画がございますということで、基本設計をお出しさせていただいたわけでございます。ですから、場所につきましても、当然、皆様方からいろんな御指摘があり、また御意見があれば、これは当然変えることもございます。もともとのこの場所を選定した理由が、長崎国体がある、サッカー競技がうちにということで御指定をいただいた。そして、そうした時に、サッカーの競技場として、また今まで陸上競技場として、いろいろと陸上関係者からも御希望があった競技場も同じように作れるのではないか。

 しかも、今回は合併特例債、あるいはまた国体に対する県の支援、補助もあるということでございましたので、総額9億円かかる中で2億数千万円で、ある程度の一般財源から持ち出しができることで、これは大きく広く今後利用できるのではないかということで、一番集まりやすい場所ということで、愛野ということを暫定的に決めたわけでございますが、当然、これから先、皆様方からいろいろと議論、御指摘をいただきまして、変更することも十分に加味したつもりでございます。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。(「いらないです」と言う者あり)浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 時間の関係上、教育長、申しわけありません。

 今、愛野運動公園の評価と、そのまま愛野運動公園で進めるのかということを尋ねたわけです。通常なら、基本設計ができて、本議会で実施設計の予算が上がってくるのが通常の事業の進め方だと思いますけども、予算も今回は上げていない。やはり問題点は、市長自身も十分愛野運動公園に作れるか作れないかと、これから変えてもいいですよと、それなら変えますと、検討して悪かったら変えますと、はっきり言っていただければいいのです。

 愛野運動公園の評価というのが全くできていないのではないかと思いますので、さらに申し上げさせていただきますと、すばらしいグラウンドと市民の憩いの場所である芝生広場、芝生広場のある愛野運動公園に陸上競技場を建設することを市民の皆様はどう感じておられるのでしょうか。私は、愛野町の町史を見させていただくとともに、旧愛野町の町長さん、あるいは議会議長にお会いして、建設工事のことについて御意見を伺ってきました。

 その話の内容は個人の立場を尊重して申し上げられませんが、本当に愛野の町としては、長年かけて大きな財政を投じて、苦労に苦労をされて建設されたこと、しかし今はその苦労が報われて、本当に市民に愛されるすばらしい運動公園になっていると誇りに思っておられること、私は大きく感じたわけであります。自治体は変わっても、この運動公園は絶対守っていかなければならないと、意を強くしたところであります。このように、私は愛野運動公園を評価しております。

 また、もう一点、合併のメリットがないと言われますけども、合併のメリットの1つに、7町が今日まで努力して整備されてきた公共施設の運動公園、あるいは体育施設、図書館、公民館等々、多くの施設が町の境界を越え、自由に使用できることが上げられています。このことが市としての箱物作りの経費を節約でき、その経費を市民の福祉や産業の振興に投資ができる、これが合併のメリットの1つであるということで、我々は合併を進めてきたわけであります。合併のメリットを生かすためにも、愛野運動公園を絶対つぶすことは許されないというふうに私は思うし、また多くの市民も望んでいないというふうに思います。

 市長、もう一度、確認します。あなたは、愛野運動公園に陸上競技場及びサッカー場を作られることに、市民にどのように説明されていくのか、明確にお答え願いたいというふうに思います。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 先週の大久保議員の御質問にお答えさせていただきましたけども、今、精査ということで、皆様方に広く諮っているところでございます。ですから、これらの意見を総合して、判断させていただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 26日、同僚議員の質問の答弁書も全部録画を見て、把握をしております。その上で、あえて市長は同じ答弁なのかなと、一歩進んだ答弁が出るのかなと思っておりましたけども、これはサッカー場建設のところでまとめて申し上げさせていただきます。

 当初述べましたように、12月24日の議員全員協議会の雰囲気を教育長は正確に伝えますというふうに言っているのですけども、その雰囲気が市長には伝わっていないようであります。伝わっているなら、今後の事業の進め方は十分検討され、判断されていると思ったので、今、質問を繰り返しているところでございます。この問題は最後に提案させていただきます。

 3つ目の建設後の維持管理であります。建設費9億円についても積算根拠を伺いたいのですが、今後、実施設計及び発注となれば支障があろうと思って判断し、質問しませんが、要望を述べさせていただきます。

 この9億円にしても、なぜ9億円なのか、不思議なのであります。これは芝生広場に、先程不適切な場所と言われましたが、陸上競技場の建設を計画され、必要な用地の取得費を含めて、概算経費をコンサルに依頼して出てきた数字と理解しています。芝生広場で陸上競技ができるとの目算で基本設計を発注したら、約16億円かかるということで、グラウンドに変更したら9億円でできるというふうなストーリーです。9億円ありきの事業の進め方であります。

 建設費は、その場所により大きく変わるものであります。ちなみに、島原の陸上競技場を御承知ですか。市の陸上競技場で天然芝のサッカー場があり、約7億7千万円です。また、現在の基本計画の場所は、グラウンドに隣接した芝生広場の約半分の面積をつぶす、皆さんが現地を承知でしたらわかるとおり、十七、八mですか、相当高低差のある擁壁工事や、これに埋め立ての数万m2の一番金のかかる客土により埋め立てしなければならない経費がかさむ工事が予測されております。建設経費は、諸条件のもとに的確に見積もられることを要望します。9億円ありきの工事の進め方だと、指摘をしておきます。

 維持費の算定根拠を答弁いただきましたが、885万円でいくのか、いけば大したものですけども、資料を見させていただきますと、人工芝の管理で6年目までは芝とチップ材で合わせて50万円が1年おきに見積もられる、11年目に芝の部分の張りかえ900万円が積算されていますが、参考までに山陽小野田市でコスト計算された資料では、年間維持費、1年目から芝だけの経費で約50万円で計算されています。7年目には小規模改修、ペナルティーエリアの表層改修で1,500万円、15年目で中規模改修、表層の全面改修1億円が見積もられています。この経費だけでも、15年間の平均816万円であります。これにもろもろも足して885万円ですか、できるわけがありません。

 今、雲仙市の場合、これは1万m2で計算していますので、雲仙市の場合は8,100m2ですので、少しは金額が下がりますが、885万円で維持管理ができたら大したものであります。

 現在でも、愛野運動公園は573万円ですよね。島原市の維持管理で1,160万円と、教育委員会の言葉で返ってきますけれども、これは指定管理の委託料であり、管理費は平成17年、平成18年、平成19年の3年平均で1,270万円かかっております。プラス修繕費として120万円、市が負担してされているそうです。従って、合わせますと1,400万円、いずれにしてもこれに近い維持管理費ぐらいは見積もらなければならないのではないかというふうに思います。

 以上、維持管理費につきましては、要望を述べておきます。

 今述べましたように、今回の基本設計につきましても多くの問題があるようです。まだ、現計画が、体育協会内からも、愛野町各自治会を初め市民からも多くの意見が出ているようで、十分な理解が得られていないと判断しています。市長に正確に伝わっていないようですが、12月24日の議会全員協議会においては、相当に時間をかけ、7名の議員が場所の問題を含めかなり厳しい質疑がなされています。3名の議員は、このまま進めるなら、市民のアンケートをとって、市民の理解を得て進めるべきだとの強い意見も発言されております。これは、全員協議会の状況が正確に伝わっているでしょうか。

 今回の定例会でも、5名の同僚議員が、本問題についていろんな角度から質問が予定をされております。私は、前定例会でも提案しましたが、陸上競技場につきましては検討委員会を立ち上げられ、市民の声を聞き、いま一度、建設工事の場所から検討され、従来型の陸上競技場の建設ではなく、陸上競技ができる施設を含め、まさに市長や教育長が申されています、子どもから大人までの生涯スポーツの振興を初め、幅広く末永く利用できるような、健康づくりや各種交流の拠点施設となるような市民運動公園的な施設を目指され、この事業を検討されることを提案します。再度、提案をしておきます。

 以上で、陸上競技場の建設については終わります。

 次に、2問目のサッカー場建設について質問します。

 私が所属します会派の明世会は、サッカー場建設の資とするため、雲仙市と同規模程度の市で、国体の少年サッカーを担任されたところの政務調査をさせていただきました。場所は、国体終了後、サッカー場活用状況研修のため、兵庫県洲本市、また来年度国体が開催される山口県の山陽小野田市のサッカー場の整備状況を調査してまいりました。研修成果を含め、質問します。

 1問目は、国体開催に支障がないようにサッカー場を整備するための最善策について、3点、質問させていただきます。

 1点目は、同僚議員も質問されましたが、百花台公園芝生広場の活用策であります。これにつきましては、検討された結果を全員協議会の答弁で、県の都市計画課から考えていないと言われたとの答弁でありましたが、いつ、誰が都市計画課のどなたと協議されたのか、お尋ねします。

 2点目は、遊学の里のグラウンドをサッカー場整備にすることの検討をお願いしていましたが、検討結果をお尋ねします。

 3点目は、その他の候補地はないのか、お尋ねします。

 サッカー場建設の2問目ですが、サッカー場整備で天然芝と人工芝の利点、欠点と、維持費の相違について、その主要なことのみで結構ですので、お尋ねします。

 3問目は、新設サッカー場の芝生選択と、その理由をお尋ねします。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 県立百花台公園芝生広場の活用策について、県の職員が答弁したのは誰かという質問なのですが、このことにつきましては、私、ちょっと担当の課長からその職員の名前は伺っておりませんので、この場で発表することはできません。

 次に、遊学の里グラウンドの整備について答弁をさせていただきます。

 遊学の里グラウンドの整備をし、競技会場として使用する場合は、現在のグラウンドの人口芝生化及び仮設スタンドの設置・撤去が必要になります。国体終了後は、ソフトボール、野球競技の使用ができるというふうに思います。また、2つの競技会場が遊学の里のグラウンドに予定をされておりますが、2つの会場で試合をした場合、駐車場が不足するということも見込まれます。

 次に、その他の候補地の現況につきましては、現在、基本設計を第1候補に考えておりまして、1月14日、市の体育協会、それから1月18日には愛野の自治会長会議様、それから1月26日には市の体育協会の代理人さんと、数々説明をさせていただいております。今後、4月以降に全市内の自治会長会議で説明をし、いろんな御意見をお伺いした上で、国体開催に支障のないような総合的な判断をしていきたいというふうに考えています。

 次に、天然芝と人工芝の利点、維持費の相違について、お答えをさせていただきます。

 天然芝の利点につきましては、夏芝は養生すれば再生をします。また、地熱の上昇を抑えるなどの利点があります。欠点といたしましては、雨天時の使用後に芝が傷みやすく、回復に1週間以上の養生が必要になること、それから冬芝の張りかえや水まき、肥料の散布等、芝管理に専用のグラウンドキーパーが必要なこと、そしてそれに係る管理費が多額にかかることが欠点というふうに考えます。

 次に、人工芝の利点といたしましては、全天候型のため、雨天時にも使用ができます。また、クッション性があり、安全性が高いこと。一番大きいのですが、メンテナンスの費用が安く済むことが、今、考えられています。欠点といたしましては、夏季、温度が暑い時期に地熱が上昇するため、プレーがしにくいというクレームは聞いております。

 また、サッカー場のみの維持費につきましては、人工芝管理費が年間約103万円程度を今見込んでいますが、国見の遊学の里グラウンドの平成20年度の天然芝維持管理費は785万円というふうに聞いています。

 次に、新設サッカー場の芝生選定の理由についてですが、先程答弁させていただきましたとおり、財政的にも維持管理費が少なく、全天候型で安全に使用できる、多くの使用時間が見込めるということが人工芝の使用というふうに考えます。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 答弁ありがとうございました。

 百花台の活用策について、検討をいつ誰がどなたと協議したか、これについても不明と。その結果であるけども、県はもうだめだと言っているということで、全員協議会では数回答弁をされております。やはり、これだけ活用策ができないかということであれば、職にある者がしっかりした相手と協議をして、結論を出して、これもやはり議会に明確な答えを、あるいは説明をするべきではないかと思います。

 これにつきまして、私は教育委員会が当てにならないではないけれども、やはり百花台の活用策には十分価値があるなと思って、県の国体事務局と都市計画課を訪ねてまいりました。いずれも主任技師と総括課長補佐、責任ある地位にある者が対応していただきましたけれども、私がお話をさせていただいたのは、国体事務局では県から雲仙市に対しサッカー場建設の要件の件、百花台の芝生広場をサッカー場に整備の件、サッカー場整備に対する助成の件であります。この3点をお話をさせていただきました。

 1つ目の国体事務局から雲仙市に建設の要請があっていれば、この前は、ある、ないと、教育長と市長ともめておられましたけど、百花台活用策に強く要望ができると思い、質問をしたわけであります。回答は、国体事務局から市に対して、サッカー場建設の要請はしていない、開催地決定の段階では雲仙市として3面のサッカー場が準備できますとの報告を受け、県としては開催地決定をしているとのことでありました。百花台の活用については、都市計画課が担当課ということで紹介を受けました。

 県助成金でありますが、国体サッカー場整備に出すのであって、当然のことながら、陸上競技場に県として出すものではないと、御認識をしていただきたいと思います。

 次に、都市計画課で百花台芝生広場にサッカー場への整備の可能性について協議しましたが、理論武装しておりましたけども、芝生広場は百花台の中心となる場所で、芝生広場の改修は都市公園としての機能に支障がある、県としてはできないと、厳しい回答でありました。

 やはり、ここで感じましたけど、最初の答弁で、誰がどのような主眼で回答しての結論になったのかも明確でないように感じましたのは、開催地誘致の決定等の段階から、県と条件等を協議して、しかるべき職務の者としっかり協議していれば、百花台活用の展開も変わってきたのではないかというふうに思っているところであります。

 しかし、私は望みを捨てず、また同僚議員も強く要望されましたように、百花台活用について、これから市長の出番であります。県の部長を初め知事に対して、雲仙市の強い意思を持って協議に入られることを要望しますが、市長の考えをお尋ねします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) これは、まだ議会中でございますし、先週、大久保議員に答弁いたしましたことも含めて、今、浦川議員からもこういった御要望がございました。今後、議会終了後、協議して、また広く今精査をしているということでございますので、そういった意見も含めて協議をしたいと思っております。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) ぜひ、十分協議して、必ず県に要望していただきたいということを申し上げ、今、協議もし、広く意見も聞きとありますけれども、やはり時間的にもそう余裕はないと思います。今は市長自ら判断して、要望することにそれほど抵抗を感じられるのかどうか知りませんが、速やかに要望行動を行われることが百花台活用の成否がかかっていると私は感じているわけです。それがだめならだめで、また次の手段をしなければいけないので、いいならいいでぐっと展開が開かれてくるわけです。県と大きなパイプをお持ちの我が雲仙市長に期待すること大であります。行動することを強く要望しておきます。

 2点目の遊学グラウンドのサッカー場整備の答弁をいただきましたが、サッカー場に整備するかしないかで真剣に検討されたと伝わってきません。雲仙市では、国体少年サッカーのメイン会場を遊学の里のサッカー場とされています。メイン会場に隣接して、もう一面サッカー場がありますならば、サッカー場競技運営にも大幅な支援人員の削減と効率的な運営ができます。引き続き、検討をお願いします。

 3点目の候補地についてまだ十分考えないということでありますが、サッカー場の整備のみであれば、先程の芝生公園でも可能であるし、多くの候補地があると思います。やはり、目指すところは国民体育大会運営や国民体育大会終了後における各種大会運営や維持管理についても効果を発揮する場所を選定されることを要望します。

 また、サッカー場建設で調査をしている中で、島原市役所及び同僚議員の情報で知りましたが、日本サッカー協会が長崎県にサッカー場を作るという話があります。建設地の希望調査等の結果、島原市に決定したとのことであります。島原市の担当者は国民体育大会に間に合うように完成すればと希望を話しておりました。

 雲仙市の教育委員会は、このような情報にどのように対応されたのでしょうか。国民体育大会までに日本サッカー協会がサッカー場を作ってくれるならこんなにいい話はないわけです。絶好のチャンスではないかと思います。

 島原市は、災害記念館のところに今計画していますという話も聞いてきました。国民体育大会に間に合うか間に合わないかというところでできるそうであります。やはりいろんな角度から柔軟に検討して、サッカー場建設は、国民体育大会に支障がないよう優先的に整備を進められることを要望しておきます。

 2問目の天然芝と人工芝の利点、欠点、維持費の相違に答弁ありがとうございました。教育委員会とされても熱心に研究されております。私は、山陽小野田市の国体準備室の職員から芝について研究されていると聞き、資料をいただいてきております。この資料を後ほど教育委員会に差し上げますけども、やはり特徴として、天然芝は理想的な品質を持ち環境に優しいが、利用制限があり、メンテナンスが大変であると。人口芝は基本的にはメンテナンスフリーで安定した品質を持ち、利用制限がないとあります。コストについては、天然芝は先程言っておられましたように、施工コストは低いが維持管理コストが高い、人工芝は、施工コストは高いが維持管理は低いというふうなことであります。やはり目的に合った芝を選択されるのが適切であろうかと考えます。

 3問目ですけど、新設サッカー場の芝生を聞いたところでありますが、私は白紙的に考えるならば、陸上競技場を作ってその中にサッカー場を作るのであれば、天然芝でやられるのが普通ではなかろうかと思います。といいますのは、人工芝は、国民体育大会でも今回は6試合しか使われない。予選ぐらいしか使わないと。陸上競技場の中のサッカー場ができて大きな試合ができない。限定した試合しかできないサッカーコートを作っても、事後の運営に支障を来すのではないのですか。せっかく大きな観客を集めて作るサッカー場は、高校の試合でも予選しかできないと、準決勝以上の試合はできないと。それだけ制限されるのでしたら、思い切って天然芝で整備されるのが筋ではなかろうかと思います。これは白紙的です。

 また、グラウンドに作られる場合であれば、使用制限がない、365日使える人工芝が適切ではなかろうかというふうに思います。これも参考としていただければということで申し上げておきます。

 以上でサッカー場の質問を終わります。

 残り時間少なくなりましたけれども、次に施政方針について質問をいたします。1問目は、施政方針3ページに、4月に組織改正を行いとありますが、雲仙市は合併時から今回で4回目の改正であります。業務の効率化や施策に対応させるため、組織の再編は必要でありますが、市民の皆様は、市役所の組織も毎年変わっており、さらに人事におきましても、短期的に異動、職がえが行われてますので、市役所利用にとまどっておられるのが、現状だと思います。

 今度の組織改正の理由に雲仙市総合計画を実現するためとありますが、総合計画は平成19年4月に完成し、今回と同じ理由で組織改正も平成20年4月、平成21年4月と改正をされております。今回も総合計画を実現するためとありますが、今回の改正は、総合計画の何を実現するための改正なのかお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 浦川議員の御指摘のとおり、確かに平成18年の7月に組織を改正して以来、4回ほどさまざまな異動を加えさせていただきました。どういった形で一番行政運営形態に支障を来さずスムーズにやっていけるのかということを執行しながらやってきた結果でございます。これまでにもいろいと三位一体の改革でございますとか、あるいはまた、昨年8月の政権交代というのがございました。これまでの仕組みとまた違うわけでございまして、やはり、総合計画を進めていく上で、これから先、国と県とのあり方をどういうふうに考えているか、あるいはまた、市民の皆様方の御意見をどう吸い上げていくかということの中で、今回また一つ組織を改正させていただいたわけでございまして、御理解を賜ればと思っております。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 今回の組織改正の何のためかと言われて、大きな内容を言われましたけど、やはり今回の改正で、部局組織を現在の6部から8部局に増設するわけです。いわゆる1部1局を増設されるようでありますが、これは、極めて大きな改正だと思います。

 雲仙市行政改革大綱で、本庁組織の見直しで行政ニーズの充足かつ的確な対応を可能とする組織機構で、既存の組織機構について、部課等の統廃合など、必要に応じ、組織をスリム化し、効率的な行政サービスができる組織の構築を図りますとありますが、逆に組織が肥大化しているようでございます。これは、行政改革大綱の逆行する組織改正ではありませんか。行政推進本部長の市長にお尋ねします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 御指摘も十分理解できます。ただ、今職員数の削減も含めて、さまざまに試行錯誤しているところでございます。

 ただ、住民の皆様方には御迷惑かけないように、ワンストップサービスということでとにかくやらせていただいておりまして、今後組織はいろいろとまた工夫を重ねながら、どういった形態が一番今後計画を実行し、そして、やっていけるのかということも含めて、まだしばらくは時間をいただきたいと思っております。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) それでは、もう一点質問しますが、それでは、この今回の組織体制について、行政改革には推進委員会もあるようですが、この改正をするに、市長は行政推進委員会に諮問をされ審議されたのかお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) それはしていないと思います。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) やはり行政改革を作っておられて、それに逆行するような組織の肥大化に向けた施策をしようとされるならば、言われるように大きな改革です。だったら、諮問機関におかけして審議をして、その結果でこの組織改正に踏むべきではないですか、それを一つ忠告をしておきます。

 この問題は、条例議案が上程されていますので、議案審議で再度質問をさせていただきます。

 2問目の雇用機会の創出についてでありますが、施政方針の29ページの企業誘致の推進と地場産業の育成及び雇用組織拡大について記されておりますが、市長2期目のマニフェストは第1項目で、市役所窓口業務を別会社を立ち上げ、雇用機会の創出と若者の定住促進を行うと書いてありますが、施政方針では一切記述をされておりません。前定例会で研修実施と調査をしているとの答弁をいただいておりますが、現段階での研修及び調査の概要について、簡潔で結構ですのでお尋ねします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 行政業務の棚卸しをしたいということでやっております。それで、今浦川議員がおっしゃいましたように、幾つかの先進地行きを、今は2市でございますけども、視察をさせていただきました。それで、私は別会社を立ち上げるか、あるいは既存のNPOを含めて出したらいいのか、そういうことを今検討しているところでございます。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 市役所業務を民間会社に委託し、雇用の促進を図る施策を検討するということでございますが、やはりこのことは当然利点もありますが、検討する課題も多いと私は認識しております。市役所業務を民間に委託できる業務の仕分けや、窓口業務の別会社を立ち上げとありますが、会社設立の資金なり、会社経営陣なりあるいは派遣会社とどう違うのかとか、また、現在、施設等の管理は指定管理者制度というのをとっておられますが、これとの関連はどうなのか、私は多くの関心を持っているとこであります。当然、新年度の事業として上がってくるものと予測をしていたのですが、具体案はまだのようです。

 今後も、市長マニフェストの第1項目のこの雇用創出の目玉施策ではないだろうかと思いますので、注目をしてまいります。

 最後に、39ページに陸上競技場建設について書いてありますが、ここに先程質問した内容と合致するかと思いますが、精査とあります。精査しますと。この施設の建設には市民の皆様を初め、市議会においても諸々の議論があり、また、現在基本設計について市民の皆様の意見をお伺いしているところでありますので、さらに精査するとあります。精査するとは詳しく調べると理解していますが、精査の内容についてお願いします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 先程も申し上げましたように、議会でもいろいろな議論が相次いでおります。ですから、これらも含めまして、各種団体、あるいは市民の皆様方にも広く御意見を伺い、どういった形で一番市民の方々に喜ばれるのかということを含めていろいろと研究を重ねてみたいということでございます。



○議長(石田?春君) 浦川康二議員。



◆5番(浦川康二君) 今精査の内容、見た目わからないところありますけども、現在基本計画まで進んでいる陸上競技場の建設事業でございます。そこの手順で、私もきつい言葉で、建設構想から妥当な手順を踏んでいればという言葉で申し上げておりますけども、しっかり候補地の選定をし、ここだったら、どのくらいの規模のどのくらいの陸上競技場は、施設はできるかという等の検討比較も聞こえてこなかったし、確認もできなかった。そういう段階ができてない中でも、今現在基本計画はでき上がっているのですから、一番いいのは、この基本計画を実行するのが一番スムーズな事業の進展だと思います。

 しかし、このような問題点があると我々は指摘をしているのですが、さらに広く意見を聞いてとか、さらに協議をしてとか言われますけども、やはり市長自らが、今この陸上競技場建設をどうされようとされるのか。いや、まだ決定してないと、これから変化もありますとか、いろんな言葉が出てきますけども、やはり市長自身がこの辺で決断をされて、それだけ問題があるのだったら、候補地を再選定をするとか、いや、これで行くのだとか、やはりそろそろその時期に来ているのではないでしょうか。

 いずれにしても、長期計画では、今年度が実施設計、来年度が着工というふうなスケジュールの中でこの事業は進められていると思います。今から広くどういうふうな形で聞かれるわけですか。現在、体育協会、愛野の自治会長、聞くところによると、4月から各町で自治会長会議が行われる。自治会長会議に説明すると。これだけ問題がある基本設計を説明して、どういう反応が返ってくるか、大方の予想もつくかと思うのです。それであるならば、市長自らがしっかり頭を突っ込んでいただいて、大事なことであります。一緒にあくまでも、陸上競技場とサッカー場と建設を進められるのか、そうであれば、陸上競技場はしっかり検討しようか、サッカー場は国民体育大会に間に合わせて、今年中補正でも実施設計をお願いせにゃいかん。来年は着工せにゃいかんと。そうしなければ、プレ国体もできないというふうになると思いますので、その辺をくれぐれも市長自身が本当に頭を突っ込まれて、市長の意思を示していただきたい、それを要望して質問を終わらせていただきます。



○議長(石田?春君) これで、5番、浦川康二議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(石田?春君) ここで15分間休憩をいたします。

=午前10時59分 休憩= 

=午前11時15分 再開= 



○議長(石田?春君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。

 次に、9番、上田篤議員の質問を許します。



◆9番(上田篤君) 9番、日本共産党の上田篤です。私は党と多くの市民を代表して5つの問題について質問いたします。

 質問の1番目は、雲仙温泉に既に作られた国立公園75周年オブジェと計画をされている歓迎モニュメントについてです。オブジェというのは、フランス語で事物とか物体とか対象などという意味だそうです。モニュメントというのは、これは英語で記念碑とか記念建物、慰霊碑などという意味だそうです。ですから、オブジェにしてもモニュメントにしても、ほとんど同じような中身だと私は考えています。

 国立公園75周年オブジェは、雲仙温泉のホテル東洋館そばから千々石方面に下る交差点の角に作られています。間口が10mほど奥行き4mほど、面積が42m2ほどの小さな庭園というようなものです。千々石の棚田をイメージしたという小さな石積みが3段ありまして、そこにモミジやらいろんな木とか草花が植えてあります。

 歓迎モニュメントは、計画によると2月中には完成とされていましたが、今どうなっているのでしょうか。この点も答弁を求めたいと思います。

 まず、ここで、1つ聞きたいのは、オブジェにしても、モニュメントにしても、どちらも競争入札ではなく随意契約、すなわち市と業者とで1対1で建造を決めたようですが、市の条例ではどのようになっているのでしょうか。関係する分について読み上げて、それとの関連を説明してもらいたいと思います。また、オブジェにはいくらかかったのか、モニュメントはどんなものをどこにいくらの予算で計画しているのかについても答弁を求めます。

 2つ目は、オブジェに植えられていた木や草花は問題があって、後で植えかえられました。国立公園内で庭園などを作る場合、自然公園法の修景植栽に用いる植物は当該地域に自生する植物と同種の植物とするという基準があって、これを守らなければならないそうですが、今回の植えかえには一体どういう問題があって、植えかえという事態になったのでしょうか、答弁を求めたいと思います。

 答弁の前に、私も一言言っておきたいのですが、一般質問の初日に何度か聞かれていないことを答弁するという場面がありました。質問通告に沿って事前に十分な準備がされているのはわかりますけれども、通告と本番での質問は進め方が違うこともあるのですから、きちんと質問内容を聞いて、その上で答弁をしてもらいたいと思います。質問する側も順を追ってわかりやすいように練って質問するのですから、先走りされては非常に困ります。

 それでは、最初の質問についての答弁をお願いします。再質問については自席で行います。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 9番、上田篤議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、私のほうからは、市が実施いたします歓迎モニュメント事業につきまして御答弁させていただきます。

 この事業は、雲仙市へ観光客を誘致することにより、雲仙地域及び雲仙市の地域活性化を図ることを目的に、昨年9月の地域活性化・経済危機対策臨時交付金の対象事業として計画したものでございます。この目的を達成するために、雲仙市緑のプロデューサーであり、世界に誇る芸術家でございます石原氏の作品を制作し、事業効果を高めようとするものでございます。

 この石原氏におかれましては、世界で最も権威のございますガーデニング大会と言われますイギリスチェルシーフラワーショーで3年連続ゴールドメダルを獲得した世界で唯一の人物でございまして、輝かしい実績を持つ芸術家でございます。

 それから、現在どういった進行かということでございますが、現在計画を進めておりまして、詳細につきましては、担当者より答弁をさせます。

 また、観光協議会が実施しましたオブジェにつきましては、部長より答弁させていただきたいと存じます。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 私のほうからは、オブジェを随意契約にしたのはなぜかということで、まず答弁させていただきたいと思います。

 国立公園指定75周年記念オブジェにつきましては、平成21年度雲仙市観光協議会の事業の一環として、平成20年11月に協議会事務局より市へ予算の要望がございました。担当部局といたしましては、内容を審査した上で、観光客誘致にもつながると判断をし、観光協議会への補助金として、平成21年度当初予算に計上したところでございます。

 それから、特定の人と契約をしたのじゃないかというふうなことでございますが、観光協議会におきましては、雲仙古湯地区がファサード整備事業を行っておりまして、街なみの景観の一体感は観光客の誘致に効果がある考え、記念オブジェの制作を石原和幸氏に依頼をし、今契約したというふうに伺っておるところでございます。

 ちょっと順番がずれるかもしれませんけど、先程御質問があった分でお答えさせていただきます。まず、市長が答弁いたしました歓迎モニュメントについて、2月中旬ごろ完成予定というふうになっていて、現在どうなっているのかということでございますが、現在場所の認定、どこにするかということで、地元の各関係団体約20名ぐらいの方とモニュメント制作委員会というのを作っておりまして、その議論の中で現在進めているところでございます。2カ所は一応決まっておりますけども、ちょっとあと2カ所がまだ詰め切っていないということで、これを早急にやって契約に結びつけていくというふうなことで進めております。

 それから、雲仙市観光協議会が作成しましたオブジェはいくらぐらいかかったのかというふうな御質問だったと思いますが、お伺いいたしますと200万円に消費税ということで210万円の支出があったというふうに聞いております。

 それから、モニュメントに関しまして、具体的なそれが随意契約でいいのかどうかというふうなことでございますが、これにつきましては、地方自治法施行令第167条の2の第1項第2号で性質、目的が競争入札に適さない時ということで、その中の契約目的物が特定のものでなければ納入できない時ということで、例えば、市制丸々周年の記念事業を開催するに当たり、市ではその記念品として絵画の作製を依頼することになったと。依頼先の丸々氏は本市出身の云々であり、本市の歴史と伝統を踏まえ、本市でも多くの人に親しまれている。

 以上の理由から、記念の絵画を依頼することに当たり、丸々氏は最適の人物である。よって、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定により随意契約としたいというふうな文があって、これを適用しようとするものでございます。

 それから、どんなモニュメントを考えているのかということだったと思いますが、これにつきましては、場所が決まりましてから、やはり場所が決まらないと、なかなかイメージとか何とかもできないということで、これからという形になるところでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 予算は。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 予算は、2千万円でございます。

 オブジェの植栽は、国立公園内の施設として問題はないのかというふうなお尋ねだったと思いますけど、昨年11月に環境省よりオブジェに植栽している植物が、雲仙地域管理計画書にないものがあると指摘を受け、施工主であります雲仙市観光協議会に連絡を行いました。その後、適合種に植えかえたとの報告を受けましたけれども、その間が1カ月ぐらいかかったということでございます。観光協議会は指導する立場にあるものとして適合していない植物があったこと、また、指摘に対する措置に時間を要したことなど、適切な指導ができなかったことにつきましては、大変申しわけなく思っております。本当に申しわけございませんでした。

 石原氏としても、指摘があってから、全体の雰囲気を損わずに適合樹木を選択し植えかえを行っておりまして、時間は要しましたのですが、その費用はすべて石原氏の責任において行われたというふうに聞いております。

 何か漏れがございませんでしたでしょうか。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 随意契約した一番の理由は、石原氏が世界的に有名な芸術家であると。イギリスのチェルシーフラワーショーですか、3回続けて金メダル取ったと。そういう優れた人だから随意契約をしたというふうな私は受けとったのですが、私はその説明は、この130万円を超えるものについての随意契約する理由とはならないと思います。

 私もオブジェ見ました。話を聞いてから見たのです、10月だったか。はっきりいってこれがそうかと、ちょっとびっくりしました、あんまりよくなくて。芸術作品については確かに評価分かれると思います。しかし、一目見て、いや、これ私の感覚です。これが、世界的に有名な人の作品なのかと思ったのです。もしこれを、モニュメントも含めて二千数百万円かけて作って、それがその雲仙市の観光の目玉になると私はとても思えません。

 それと、もう一つ聞きたいのですけども、そのオブジェの中に四角い石で石原和幸プロデュースとか何か書いてあるのですけど、公費で作った施設の中に、ああいう個人の宣伝するような中身を記念碑を置いていいものか、これも後でぜひもらいたいと思います。

 それと、その石原氏の芸術家の面についてもう一つ聞きたいのですけど、樹種の問題です。公園の中にこういう木は植えてもいいよと、こういう木は植えてはだめよというのははっきりあるわけですよね。それを、石原氏は知らなかったのでしょうか。世界的に有名かどうかは知りませんけれども、雲仙市について全く無知だったということですか。どうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 芸術についてのまず御質問でございますので、私から答えさせていただきますけれども、これにつきましては、いろいろと作品に鑑賞する方々の思いによって私は違うと思っております。ただ、今回の場合、先程おっしゃいましたチェルシーフラワー大会で3年連続ゴールドを取られたということでございますし、今日本全国にも売り出し中でございます。ですから、そういう意味では、これから先のこの石原さんの御活躍にも期待する部分がございますし、また、雲仙という一つのイメージが、これまでと一緒にまた再び上昇できないかなという願いは持っておるものでございます。

 それ以上はちょっと答えられません。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) すみません。ちょっと私もさっき答弁漏れを指摘し忘れたのですけれども、雲仙市の条例では、随意契約する場合の条件があります。工事または製造の請負、これは130万円以下であれば随意契約していいと、これは、規則の18条にはっきり書いてあるのです。今回のは、まずオブジェは200万円ですから、これはオーバーしております。モニュメントも4つで2千万円ですから、これは500万円です、平均すれば、これもオーバーしております。

 そのように条例というのは、私は雲仙市の憲法だと思うのです。それを、石原氏は有名だからと、芸術家だからというようなことで、そして、それが、大方の一致した意見かどうかわからないわけでしょう、今は。市長は好きかもしれません、あるいは中山本部長は好きかもしれません。しかし、そういうことで、条例を勝手にやぶっていいものですか。私はそれはだめだと思います。どうですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) まず、前御質問いただいた中で、記念のプレートがある件からお答えしたいと思いますが、これについては、逆にプレートがなければ誰が作ったのかわからないというふうな意味で、やっぱり彼の名前で宣伝をしようという立場からいうと、あそこにプレートがあったほうがいいというふうに思っております。

 それから、リストがあるのを知らなかったのか。当然私どもは承知しているというふうに理解をしておりました。観光協議会にお伺いしましても、そういうリストは事務所のほうに送ったというふうに話を伺っておりますが、後は御本人がどういうふうにちょっと捉えられたのか、ちょっとその辺は定かでございません。

 それから、今条例を無視してというふうなお話ございました。決して、そういう気持ちは全くございません。できるだけ、私どもが考えている方向にできるようにという中でやはり条例を無視しないでできることはないかというふうな形で検討したことで進めております。

 以上であります。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 条例は無視した覚えはないということですけども、無視していますよね。やぶってますよね。さっきは例外事項をちょっと説明されましたけども、少なくとも私は議会で、石原氏はこういうすばらしい人なのだと。だから、その条例はありますけれども、これは例外措置を適用して随意契約でやりますよという話は1回も聞いたことないのです。一体いつどこで誰がそういうことを決めたのですか、説明してください。



○議長(石田?春君) 境川副市長。



◎副市長(境川秀生君) ただ今の条例を無視しているのでじゃないかということについて、契約のほうの担当をしておりますもので報告をさせていただきます。

 まず、この随意契約をすることができる場合ということで決められておりますけども、これにつきましては、国の根拠法令というのがございます。それが、先程中山本部長が報告をいたしました地方自治法施行令(「それは聞きました」と言う者あり)第167条の2第1項各号というのであります。そして、その中に先程おっしゃいました雲仙市の規則というのがございます。その中に工事又は製造の請負は130万円以内というふうにありますけども、これも先程のその自治法令の中で定められております。

 しかし、これについては、その自治法令の中で定められた以内で雲仙市として額を決めていいですよという地方自治法令がありますので、それに基づいてこの金額を、雲仙市契約規則の中で決めさせていただいております。ですから、金額については、地方自治法の根拠に基づいて雲仙市としては以内でどれだけにするかというふうなことを決めなければならないということで、その雲仙市のこの規則を制定をさせていただいております。それ以外の、その金額以外の随意契約ができる方法としては、先程の地方自治法令に基づいてできるということで、別に市の規則として定めなくていいよというふうなことになっておりますので、現在そのような方法で法的な根拠としては捉えております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) さっきも言ったように、このオブジェについてはこうだという説明はしましたか、議会とか。私は記憶がないです。それは、勝手に執行部で決めていいものなのですか、どうですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) オブジェにつきましては、オブジェだけというのではなくて、平成21年度の観光協議会の事業の一つとして捉えており、それは、年度当初予算の中で御審議いただいたというふうに理解をしているところでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 当初予算に入っていたらそうでしょうけれども、こういう特別扱い、例外扱いする場合は、当然私は議会に説明をして合意を得るべきだと私は考えます。

 それと、先程ちょっと答弁はなかったのですが、オブジェは、観光協議会という民間団体が作ったものであって、雲仙市は関係ないというような話も12月に聞いたのです。しかし、この観光協議会というのは、平成21年度の予算見てみると、総収入が2,400万円、このうち市の補助金が2,300万円です。96%、もちろんメンバーは民間の人でしょうけれども、普通の民間団体として扱うことは私できないと思うのです。市民の大事な税金です。これを、民間の手に渡しましたと。それから先は知りませんと、そういう態度はとっちゃだめだと思うのです。この点ではどうでしょうか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 今上田議員からお話あったことももっともなことでございますけど、実は観光協議会のスタートからちょっと考えますと、いわゆる農商工連携、異業種交流で雲仙市全体を盛り上げていこうということで発足をいたしまして、数多くの市民に入っていただくために、会費が年間1人千円なのです。そうしますと200人おっても20万円しかなくて、どうしても市の補助がないと、せっかく作った組織も事業その他が何もできないというふうな中で、過去からいろいろ年間予算について御審議をいただきやってきたものだというふうに思うております。

 ただ、正直申し上げて、完全に今民間団体かと言われれば、なかなか民間団体を目標にはいたしておりますけども、まだ過渡期の段階ではないかなと。一部やはり市が支援をしないと組織として成り立たないという状況であるということを一つ申し上げておきます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 私はそういう寄附がよくないと言っているわけではないのです、寄附というか補助が。雲仙市が関わったものじゃないから、随意契約してもそれは知りませんよと、そういう態度がよくないと言っているのです、わかりますか。

 次に移ります。次は、雲仙古湯地区街なみ環境整備事業についてです。先程の問題とも少し絡んできます。

 まず一つは、この事業は平成19年度から平成24年度まで6年間をかけて総額6億円ほどかかる大事業ですけれども、その目的、事業内容などの概要について、手短に説明を求めます。

 2つ目は、街なみ整備助成事業の具体的内容はどうなっているのか、補助金、個人負担金なども含めて説明を求めます。

 3つ目は、事業実施地区では参加したどの商店、どの住宅にも小さな庭園、あるいは植え込みが作ってあるようです。これは必ず石原和幸さんが作ってもらいなさいという条件がついているようですが、この点どうでしょうか。

 以上の3点について答弁を求めます。ただし、あまり詳しくやると時間がかかりますので、短時間で端的に要点をお願いします。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) まず、事業全体の概要についてでございますけども、議員御承知のとおり、平成18年度に全国都市再生モデル調査の採択を受けまして、その調査結果に基づき、国土交通省が承認を受けて実施する事業でございます。具体的な概要というのは、例えば、御承知のとおり、この事業は家屋の下を流れております湯川の移設とか、それから、通路の新設及び小公園の整備など、市が行います街なみ整備事業と住宅等の修景や外構の修景など、地元所有者が行う工事に対して、市が助成しております街なみ整備助成事業の2つの事業を実施しております。事業形態は今おっしゃったとおりでございます。それから、総事業費も約5億9千万円ということで、国庫補助金が、そのうち2億6千万円、それから、合併特例債が約1億8千万円というふうになっております。

 それから、続きまして、街なみ整備助成事業の具体的な内容についてということでございますが、区域内の土地、建物所有者で定めました雲仙古湯商店街周辺地区まちづくり協定に基づきまして、修景基準に従い、住宅等の外観修景とか門とか塀とか、植栽などの外構修景に対して助成をするものでございます。助成対象事業額の上限は600万円でございまして、補助率は3分の2以内で、事業費が上限額の倍、個人負担額が200万円となります。

 なお、ファサードコンテストに御提供いただいた建物への所有者には、この個人負担額の5分の4をわがまち再生事業として補助しているところでございます。

 それから、3番目の御質問でございますが、小庭園に絡むことでございます。小庭園を作ることを条件とはしておりません。小庭園を作る場合には、先程も申し上げました、雲仙古湯商店街周辺地区まちづくり協定に基づく修景基準に従い整備するものであれば対象としております。

 それから、お話にございました石原さんに頼まんといかんというふうになっているということでございますが、市は、石原氏の施工補助の条件とはいたしておりません。あくまでも施主と地元のまちづくり協定運営委員会において決定をし、石原氏にお願いしているというふうに聞いているところでございます。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 事業の内容についてはわかりました。

 まず、再質問したいのは、街なみ整備助成事業についてです。

 事業実績報告書というのを7件ほど見せてもらいました。それを見てみると、平成21年6月15日付で1つあるのですけれども、これには収支精算書というのがついています。それで見ますと、工事費が445万2千円、これは1つの例です。設計管理費が447万円、外構植栽費が100万円、この100万円というのは石原さんの会社ですよね。7件のうちほとんどが外構植栽費というのがついていまして、これは100万円前後です。ほぼ100万円です。領収も100万円ぴったりに切ってあるのですよ。何か、私が見ましたところ、家によって造りの大小とか多い少ないがあるのですけれども、ほぼ100万円ぐらいですよ。

 この収支精算の見方ですね。例えば、今言いました592万2千円のこの人の場合は、外のファサードの整備から、そして小庭園の作りつけから、すべて含めて600万円かかったというふうに見ていいのですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 条件が600万円でございますので、今の方の場合はそういう基準という形になります。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) これでは、自己負担はゼロです。592万2千円の工事費、設計管理費、外構植栽費、すべて個人負担はゼロなのですよ。あと7人どうかなと思って見てみましたら、みんな個人負担が600万円を超した分だけちょっとありましたかね。次の例は、ちょうど600万円なのですが、やっぱり植え込みは石原さんで90万円、全額で600万円で、個人負担はゼロと。あとも個人負担は、1人が600万4,080円かかったこの人の場合は、7,080円だけ個人が負担しています。

 ちょっと補助がこんな高い補助というのは私は初めて見たのですけど、これは雲仙市の事業で他でもあるのでしょうか。あるいは、今後もあり得るのでしょうか。国の補助、市の補助を含めてのことですけども、どうですか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 市の他の補助の件は、ちょっとそこまで把握しておりませんので。(「わかる人が言ってください」と言う者あり)

まず、平成20年の7棟のゼロの件でございます。これにつきましては、おっしゃるとおり、個人負担がゼロになりますけれども、ファサードコンテストによるファサード整備は平成20年度が初年度でございました関係で、実は建物所有者が勝手にこういうふうにしたいとかという意向が通らないという関係がございまして、建物所有者の不安を払拭して、ファサード整備の効果を検証するということで、市としてはモデルケースとして実施をいたしました。そういう形で、個人負担額、平成20年度については市がすべて負担をしております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 分かる人はいないのですか、他の事業についての補助は。私も4年間議員をやってきて、そういうことは聞いたことがありませんので、多分ないと思うのですね。雲仙の街なみ整備だけが個人負担ゼロと、初年度と言われましたけども、2年度以降は5分の4を負担すると、200万円のうちの5分の4補助して、本人出しは40万円ですよね、600万円の事業をしてですね。40万円といっても、これも非常に率のいい、もらうほうにとっては非常にありがたい中身なのですけれども、他の事業とのバランスがとれるのでしょうか。不公平ということがないのですか。私は非常にそれを聞きましたよ、雲仙の方からも、他の方からも。それについてはどうでしょうか。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 市が負担しますわが町再生事業補助金の補助率の5分の4でございますけれども、この根拠につきましては、やはりファサードコンテストに提供していただくことを条件にしているという特殊性を考慮しまして、全国の自治体などが助成する建物への修景助成制度等を参考にして、補助率を決定をいたしました。



◆9番(上田篤君) 市長から言ってくださいよ、不公平ではないのか、バランスがとれているのか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) いろいろ議論があっておりますけども、このことにつきまして、初年度は特に国庫補助を受けました、特に街なみ再生事業でございますけれども、一体的に開発していかなければ、これがちぐはぐになっても意味がございませんので、初年度におきましては1つのモデルケースとして、そういうふうな形でやらせていただきました。

 ですから、これから先も、もし例えばそういった効果を見込めるところがあれば、こういった進め方もまた考えられると思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 次に、植え込みの問題ですね。私も見ましたけれども、大体1つの小庭園があると、小さな1m幅ぐらいでしょうか、そういうのを3つぐらい作ってあって、平べったい小石を積んで、そこに土を入れて、もみじとかいろんなのが植えてある小庭園ですよ。これも、石原和幸さんという名前があれば、「おっ」と思うかもしれませんけども、それがしてありませんので、同じ格好をしているなと、何でこれが100万円かかるのかなと。

 ある人は、3つあるのであれば、10万円、20万円、30万円、30万円で済むというような話もされておりました。しかし、全部が100万円です。大きなところがあります、小さなところがあります。領収も100万円きっちりで切ってあります、見ましたけれども。これも非常に私はおかしいような気がするのですね。

 今後も、さっき市が指定はしていないと言われましたけれども、街づくり協議会でしたか、そこが自主的に決めているのだろうと言われましたけれども、当然、市としては、石原さんはこういう人で、オブジェも作るのだと、モニュメントも作るのだと、だから皆さんもぜひ参考にしてくださいというような話は当然しているのでしょう。



○議長(石田?春君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 市のほうからそういう先導というのでしょうか、そういうことは行っておりません。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 植え込みは全部で何カ所作るのかはわかりませんけれども、商店、住宅の改修といいますか、これは計画では45カ所で予定をされているようです。もし、それぞれが100万円ずつ買うとしたら4,500万円、さっきのモニュメントで2千万円、オブジェで200万円、6,200万円ですよ。これだけの事業を市が直接発注していないとはいえ、石原和幸さんという個人に出していいものですか。私は非常に疑問を感じます。どうですか、市長。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 単純に総額で言われるとそうかもしれませんけれども、少なくとも石原さんにおきましては、私も二、三度お会いしたことがございます。彼に対しまして、私も雲仙市の1つの応援団になっていただきたいということは常々依頼しておりますし、今後、彼がいろいろと世界で活躍するようになっていただければ、当然、雲仙市の作品として、私はたくさんの方々に目に触れる機会もございますし、いろいろと効果も出てくるのではないかというふうに思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 石原さんは、何回も市の広報にも出ていましたよね。私もそれを見ました。確かに、頑張っている人だと思いますけれども、高名な中身と雲仙のオブジェとか、あるいはさっき言った小庭園、結びつかないのですよ。本当にこれは石原さんがデザインしたのだろうかと私は思ったのですけど、それはいいです。

 次、2月24日に長崎新聞に、石原和幸さんが「うず潮」の欄に「花のまち」ということで文章がありました。私はこれを読んだのですけども、感想から言うと、ちょっと感覚がずれているのではないかと、雲仙に来たことがあるのだろうかというふうに思ったのですよ。

 というのは、一部なのですけど、花の蜜を好むメジロという鳥が、ツバキや梅の花が咲くころに蜜を吸いに来てくれることでしょうと、これから雲仙の町にそういう木々を植えていけばそうなるでしょうというのですよ。メジロは、雲仙に限らず、麓の方にもいっぱいおりますよね。こんな来たことがあるのだろうかと私は思ったので、これを読んで。

 あと、そしてシンガポールのことが出ていまして、非常に花いっぱいですばらしい街だと、雲仙もぜひそれを見習いたいということも書いてあって、ここにあります。「雲仙にも、実は1年365日、花が咲く木々があります。冬はサザンカ、ツバキ、そして梅の花から山桜」ということが書いてあるのですけど、雲仙市の木であるヤマボウシは出てこないのですよね。だから、真面目に雲仙のことを考えてくれているのかなと、私は思うのですよ。

 そして、書いてあるのですけども、「植物で緑が増えていくと、人々の緑への関心が高まり、町中でガーデンコンテストを行うようになっていきます」と、これは雲仙のことが書いてあるのですよ。しかし、雲仙は緑がいっぱいありますよね、今だって。わざわざガーデンコンテストをしなくても、四季折々の自然があるわけでしょう。私はこれを読んで、本当に緑のプロデューサーとしてふさわしい人なのかなというふうに思いました。私は思いません。

 以上で終わります。次に移ります。

 次は、南串山町の上木場工区農道新設事業についてです。

 私は、この農道のそばに住んでおられる川内修一郎さんという造園業者から相談を受けて、何度も現地を調査しました。現地は南串中学校の前の国道を挟んだ向かい側で、小浜温泉方向から加津佐方向を見て左が南串中学校、右が川内さんの自宅、そして農道です。約10mの高さの台地の地形を切り通して、農道が作ってあります。

 まず第1は、この事業は正式な手続に沿って進められたのかという点です。かなり規模の大きな事業ですので、関係者も多いのではないかと思いますが、関係者全員を集めた説明会とか、現地周辺の調査などはきちんと行われたのでしょうか。

 もう一点は、近所の井戸が枯れても、川内さんのお宅の井戸は60年間一度も枯れたことがなかったそうです。それが農道の工事で、国道に面したさっき言った台地状の高台、この土砂を約1,500t切り取った後に枯れてしまったそうです。枯れてしまったというか、水位が下がったということです。これは工事に原因があるのではないかと、私もいろんな話を聞いたり、ボーリング業者、あるいは専門家の話を聞いて思うのですけれども、その点ではどうでしょうか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 本事業につきましては、平成17年に農林水産省の国庫補助事業によりまして、南串山町全域を対象として、現在も実施しております。南串山村づくり事業として、実施をいたしております。総合的に整備する計画で、認可を受けているところでございます。

 当事業は土地改良事業であるため、土地改良法に基づく手続を行っておりまして、旧南串山町議会での承認、関係受益者の同意聴取を行った上で、平成17年4月27日付で長崎県知事より土地改良事業の施工同意を受け、その後に事業を着手しておるものでございます。

 関係者に説明をしたかということでございますが、先程説明をしましたとおり、土地改良事業であることから、関係者の同意が3分の2以上いることになっておりますので、十分地元での協議は済んでおるところでございます。

 井戸の影響が工事に原因があるのではないかということでございましたが、これは工事期間中に井戸水が低下したということでの申し出があったわけですけれども、私ども早急に現地確認を行っております。井戸の水位測定の観察、それから専門業者からの所見、井戸と農道工事との距離、それから高低差等、地形的な条件を総合的に検討をした結果、農道整備が井戸への影響を与えたということは考えられないということで、平成21年4月6日に御本人に与えていない旨の回答をいたしたところでございます。

 以上です。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 井戸との関係で聞きたいのですけれども、これは私が工事業者の方に聞いたのですけど、こういう工事をする場合は、隣近所を調査して、特に井戸とかがある場合は事前調査をするのが普通なのだと、環境影響調査法とか、あるいはその他の条例などで、そういう調査をしろということは決まってはいないのですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 環境影響の調査につきましては、国につきましては環境影響評価法、それから県にもこれに基づいた条例がございます。市には特にそういった条例がないわけですけれども、土地改良事業の場合、国が発行をしております土地改良事業の計画の設計基準というのがございまして、それについては国営の土地改良事業の指針となっているわけですけれども、私どもが土地改良事業をする場合にはそれを1つの指針として、それに基づいてやっております。

 そういったことで、環境も含めて、いろんなところに影響がないかということを調査をして、工事はするのだということの規定がございます。それに基づいて、そこの工事の場合には、文化財の調査と隣接をしておりました家屋の調査をいたしたわけでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 今の話だと、事前に調査もしっかりしたということですよね。川内さんは、事前に調査をしたことはないというふうに私は言われたのですよ。メモをきっちりとっておられて、平成20年の11月29日に井戸の水がくみ上げられなくなったということで、市に連絡をして、調査に来たのが11月30日だと。だから、工事があって、水が出なくなってから初めて調査に来ているということなのですけども、その点はどうですか。それをお願いします。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 先程申し上げましたとおり、井戸水については事前調査の必要がないということで、事前調査はいたしておりません。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 先程の基準書に基づいて、調査をやっていると言われましたよね。私も農林水産省の農道の基準書をちょっと見せてもらったのですけども、そこには農道の設置に当たっては次に掲げる項目の調査を必ず実施しなければならないということで、6点上げてあります。1つが地形調査、2つが地質・土質調査、3つ目が地層・水門調査、4つ目が環境調査、5つ目が沿線調査、6つ目が工事施工条件に関する調査ということで、かなり詳しく書いてあるのですけれども、これに基づいて事前調査をしたということですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 先程、6項目上げられましたけれども、私どももこの項目で事前に調査をいたしまして、ただ井戸についてはその範囲から地形的なものもありますけれども、そういった判断で井戸水については調査しなかったということでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) さっき言った地質・土質調査について、まだ詳しい説明があって、地質・土質調査では、計画路線の地質構造、土質、地下水等について、適切な方法により把握するとなっているのですよ。やっぱり川内さんがおっしゃるには、自分は造園業者だと、だから造園業者は植えた木に水をやったり、あるいは木の消毒をしたりするわけですね。その時の水は水道の水だったらだめだと、塩素と薬とが反応して、化学変化をして使えないというふうにおっしゃるのですよ。ですから、これは死活問題だと言われるのですね。多分、南串山の人であれば、造園業者をやっていて、水を使っているということは御存知だったと思うのですけれども、その点については知らなかったのでしょうか。

 それと、農道の建設工事が終わった後に、国道拡幅工事もあったみたいですね。南串中学校の前の川内さんの家の前の拡幅工事、この時は県の仕事をしている業者が何も言わなくても来て、お宅の井戸はどこにありますかということで調査していったということなのですよ。他の雲仙市内の業者にちょっと聞いても、工事をする場合は調査するのは当然だと、特に井戸なんかは特にやっぱり念入りに調査しなくてはいけないと、これが常識だというふうに聞いたのですけども、どうですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 私どもも、井戸水が枯れたことについては非常に気の毒だなというふうに思っております。最初の申し入れがあった時に、私どもはすぐに行って、これは工事でひょっとしたら影響を与えたのではないかということで調査をしているわけですね。もし、本当にそういった事実があれば、やはりその事実を議会のほうにも報告をし、そしてまた損害賠償でも認めていただいて、お詫びをしながら賠償をしなければいけないというふうに考えておりました。

 しかし、そういった工事が与えた事実がないということで私どもは判断しているものですから、今に至っているわけですけれども、そういったことで。

 国道については、調査をされたということですが、国道は、御存知のとおりと思いますけれども、井戸の直近にあるわけですね。ですから、我々が行った農道も、そういった状況にあればやっていたと。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 建設場所が、確かに国道はすぐ隣ですよ。しかし、農道だって20mも入っていないのではないでしょうかね。ですから、今、調査もしないで、事前も事後も調査をしていないわけですよね。ボーリング調査か何か、井戸の水脈に関する調査ですね。それでいて、事実がないと判断したと言われましたけども、どういう根拠でそのように判断をされたのですか。市長はこのことを聞いていますか、どうですか、まず酒井部長。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) まず、20mもないのではないかということで御指摘をいただきましたが、これは45m離れております。まず、そういうことで距離はあるわけでございまして、全員協議会でも御説明を申し上げましたけれども、今の川内さんとの争点が、掘削をした時に、そこののり面から湧水が出ていたのだということをおっしゃっています。我々は、工事担当者も含めまして、そういうことはないということでの平行線になっているものですから、今回、議会のほうにもお願いをして、それが本当に後ろに湧水があったのかどうか、そういったものを確認をして、協議をしようというふうにお願いをしているところでございます。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 私も報告は受けております。第三者を交えた中で協議をして、それでその結果を諮ってやりたいというふうな部長の報告もございますので、それに応じて、今後、考えなければならないと思っております。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 一貫してそういうふうに調査していないと言ってきたのが、今度、調査するということで計画書も見せてもらったのですけども、そのように変化をしたのはやっぱり川内さんの主張に理があるというふうに思ったからそうなったのですか。

 それと、距離は確かに20mと45mでちょっとあれですけども、これは専門業者から聞いたのですよ。水の問題で、例えば皿に豆腐を乗せると、豆腐の上におもしを乗せると、つぶれないぐらいのおもしですよ、そうすると水は一体どこから出てくると思うかと聞かれたのですね。そしたら、その人がおっしゃるには、水は豆腐の下から出るのではないと、おもしを置いたわきから出てくるのだと、これがボーリング業者にとっては常識ですよと言われたのですね。

 今回、この工事に関係することで言うと、約1,500tもの大量の土砂が取り除かれたと。土砂があったために圧を受けて水位が上がっていたのが、これがなくなったために水位が下がったと、これが一番考えられる原因ではないでしょうかとおっしゃるのですね。その点は考えたことがありますか、指摘されたことがありますか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) どうして今調査をするのかということでございましたけれども、事前調査は確かにしませんでした。後で、工事中にそういった申し入れがあったものですから、私どもとしては工事の影響ではないということで御説明を再三にわたって言わせていただいたのですが、理解をしていただけない。これまで11回協議をしてきましたけれども、今の争点が先程申しましたのり面のカット、それから土砂の取り除き、それから重機の振動による影響と、この3点が相手との川内さんとの争点になったものですから、私どもとしてはできれば私ども行政の説明責任として、相手に理解をしていただきたいと、そういった思いで、現在、調査をした上で協議をさせていただきたいというふうに思っているところです。

 豆腐の話が出ましたけれども、私どももそれを聞きまして、そこの方にお聞きをしに行きました。でも、それはやはり下が軟弱地盤の場合は、そういったこともあり得るのかなというふうに考えているところです。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。(発言する者あり)



◆9番(上田篤君) わかっています。先程、ボーリング調査ですけれども、これは高いところから約10mほど掘ると、そういう説明なのですけども、これは十分な専門家の意見も聞いて検討した上で、これで求める結果が出るだろうというふうに判断されたのでしょうか、お願いします。

 それと、事前調査をしていないということでしたけども、こういう役場から川内さんがもらったという文書を見ました。基礎地盤コンサルタント株式会社というところが、圧位、降水量から水脈から何から書いた資料を渡しているのですね。これを見てみると、11月30日に初めて見に来たのに、この資料によれば11月27日、11月28日に調査しましたというふうなことが書いてあるのですね。

 本人が知らないうちに、寝ている間にそっと来てはかりでもしたのですかね。非常にこれが本人は一切ないと言っているのですよ。しかし、これには書いてある。担当者に川内さんが聞いたそうです。そしたら、「すみません、あれは調査しないで作りました」という言葉を言ったそうですよ。これを知っていますか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 先にボーリングを10m掘削をして調査をするということにつきましては、また今からの発注ですから、そこら辺でもう少し専門的な所見を聞きながらというふうになろうかと思います。

 私どもが差し上げた業者の資料につきましては、専門的な知識からどうなのかということで、資料だけでの地形図とか、そういった地形に基づいての所見をいただいたということでございます。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) 肝心な調査の有無についてはどうですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 現地は出向いて調査をしていただいていると思いますけれども、実質的な井戸の調査とか、そういったものはしていないと思います。



○議長(石田?春君) 上田篤議員。



◆9番(上田篤君) ところが、これには調査をしたと書いてあるのですよ、28日、27日にですね。これは市長の権限で、市長が決裁して、いいよということで出された文書なのですか。もし、そうだとしたら、公文書の偽造に当たるのではないでしょうか、どうですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 業者のほうはやっていないと思います。ただ、私どもの担当のほうが、井戸のそういったことがあったものですから、測定をしたり、あるいは川内さんから聞いた、そういったものをもとにしたものだというふうに思います。



○議長(石田?春君) これで9番、上田篤議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(石田?春君) ここで1時15分まで休憩をいたします。

=午後0時15分 休憩= 

=午後1時14分 再開= 



○議長(石田?春君) 休憩前に引き続き会議を再開します。

 次に、11番、森山繁一議員の質問を許します。森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 11番、森山でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告をしておりました消防行政についてと火災時の防災行政無線について、米戸別所得補償モデル事業について、3点質問をいたします。

 質問に入る前に、まず一言。

 まず、消防団については、年末警戒においては大変忙しい中、また寒い中、また年明けてすぐには1月5日の雲仙市消防出初め式に参加をしていただき、規律ある行動、式典を拝見し、気の引き締まる思いでありました。消防団員におきましては、自分の仕事を持ちながら、住民の生命、財産、身体を守る崇高な消防精神と郷土愛に燃え、地域住民の防人として頑張っておられることにつきまして、この場をかりまして厚くお礼を申し上げます。

 さて、消防行政について質問をいたします。

 まず、団員の確保についてですが、現在、団員の確保については、分団の幹部等が団員の勧誘に働いていると思っております。そこで、市としては団員確保の対応はどのようになされているか、お伺いいたします。

 2番、分団の統合についてですが、現在、本部分団、分団を合わせて、国見14個分団、瑞穂6個分団、吾妻9個分団、愛野5個分団、千々石10個分団、小浜13個分団、南串山7個分団と、合計64個分団となっております。そこで、現在、本部分団として各町にあるところ、ないところ、あるようでございます。本部分団の現状、活動、機能については十分に果たしているだろうか、また各支団の分団の統合は考えていないか、まずお尋ねをいたします。

 次に、団員の定数についてでございますが、消防団規則第8条におきましては、現在の消防団員数1,652名となっております。この団員数につきましては、これ以上に定数を増やすものか、また減らしていいものか、現状のままでという考えを持っておられるか、お尋ねをいたします。

 4番目、自主防災組織の充実についてでございます。火災等、いろんな災害については、地元の皆さんが一番地理的にも詳しく、早期発見、早期消火で、被害が最小限に食い止められることと思っております。そこで、地元で組織する自主防災組織、この充実推進についてはどのように考えておられるか、お尋ねをいたします。

 最後になりますが、消防災害活動における事故等の補償についてでございます。

 消防活動においては、費用弁償として、水火災1回の出動につき3,400円、警戒1回につき3,400円、訓練については1回2,500円となされておるようでございます。そこで、活動時における事故等の補償制度はどのようになっているか、また自主防災組織等の活動時の保障についてもお尋ねをいたします。

 以上で壇上での質問を終わり、2項目め、3項目めにつきましては自席で質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 森山繁一議員の御質問にお答えさせていただきます。

 消防行政についてのお尋ねでございますが、議員御承知のとおり、消防団員の確保につきましては、自治会長を初め消防団OBなど関係各位の御協力を賜りながら、現在、団員が新入団員の候補者のいるお宅を1軒1軒訪問して勧誘を行い、団員の確保に努めているところでございますが、平成21年4月1日現在における実団員数は1,652名の定数に対して1,549名となっております。

 消防団員の減少は全国的な傾向でございまして、国や県におきましてもその対策に取り組んでいるところであります。雲仙市といたしましても、市民の安全・安心な生活を守るために、団員の減少傾向に歯止めをかける必要があると考えており、その対策として、現在、12月補正に計上いたしました長崎県消防団員確保対策推進事業に、消防団と一緒になって取り組んでいるところでございます。

 事業の内容でございますが、自分たちの町は自分で守るという精神に基づき、地域の安全と安心を守るために活躍している消防団を紹介し、加入促進を図るパンフレットや団員募集を呼びかけるのぼり旗の作成に取りかかっております。

 また、消防団の魅力、活動などをアピールするためにCMを制作し、完成次第、地元のケーブルテレビで放映し、その中であわせて団員募集も呼びかけ、団員の確保につなげていきたいと考えております。

 残余の答弁につきましては、関係部より答弁させていただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 森山繁一議員の御質問にお答えをいたします。

 分団の統合などについてのお尋ねでございます。

 本部分団につきましては、合併前より国見地区を除く6地区において本部及び本部分団が設置してありまして、合併時の協議におきまして、名称もそのまま引き継いでいるものでございますが、本部分団の中には消防車両が配備してある分団と配備していない分団とがあり、地区によって活動内容や役割が異なっている状況でございます。

 議員も御承知のとおり、消防団には長年の伝統がございますので、一律に本部及び本部分団を廃止して、他の分団に団員を移すことは容易でないと思われますが、雲仙市消防団としましても、平成24年4月を目処に組織再編等についての協議を行っているところでございます。

 現在、本部及び本部分団員を含め、各分団の統廃合についても、消防防災力の低下を招かないようにすることを第一に考え、今後、ある程度の方向性が出た段階で、分団の統廃合が必要となった場合には、地元自治会とも協議を行いまして、地域住民の方々の御了解を得た上で進めてまいりたいと考えております。

 次に、消防団員の定数につきましては、条例により1,652名と定めております。定数については、合併協議会において協議がなされ、合併前の旧町消防団の定数に新市の消防団長1名を加えた数となっております。現在、団長を中心に、条例定数を満たすべく、各分団、団員の確保に取り組んでおりまして、平成22年1月1日現在においては1,557名となり、4月1日時点よりも8名増となっております。

 しかしながら、分団によっては、地元自治会の住民数の減少や高齢化により、団員の確保が非常に厳しい分団があることも事実でございます。

 先程も申し上げましたとおり、現在、分団の統廃合とあわせて各分団も団員数につきましても、消防団の幹部会議において平成24年度を目処に協議を行っているとこでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 次に、自主防災組織につきましては、平成22年1月1日現在で、市内には239の自主防災組織がございまして、1万4,741世帯が加入している状況でございます。主に自治会単位で組織されており、災害時の被害の軽減対策などにおいて、地域ぐるみでの対応が可能となり、大変効果的でありますが、議員御指摘のとおり、自治会長が短い期間でかわられるとどうしても活動が鈍くなるということは否めないところでございます。

 なお、今年度は、市内各地区で1カ所ずつ要援護者の避難訓練を福祉部局と合同で実施し、各自治会の自主防災組織も参加していただいておりまして、今後も、自主防災組織は市や関係機関との連絡によりまして、効果的な活動ができるよう訓練及び啓発を行いまして、安心安全の確保に努めてまいりたいと考えております。

 次に、自主防災組織で活動中に事故等があった場合は、消防団の活動も一緒でございますが、消防団員等公務災害補償等共済から、防災訓練に参加した際に事故等があった場合には、防火防災訓練災害補償等共済から、損害や傷害に応じて補償がされるようになっております。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) まずお尋ねをいたします。市長は1,549名の現在団員がいらっしゃいますということでありましたが、先程の部長の答弁では1,557名、これはやっぱりお互い一緒に合わせていただきたい。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 大変申しわけございません。市長が申されましたのは、平成21年の4月1日現在の数字でございます。それと、私が申し上げましたのは、ちょっとその後増えましたので、平成22年の1月1日現在で1,557名と申し上げたわけでございます。すみません、よろしくお願いいたします。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 小さい数字ですけど、まず、同数の人数を言っていただきたい。まず言っておきます。

 また、ただ今団員の確保についてお話がありましたが、自治会長いろいろな方々が推進に回っておられるということでございましたが、市のほうもパンフレット、のぼり、旗等、コマーシャル等で団員勧誘に努めたいということでございますが、ある市におきましては、団員1人確保するために、分団へ補助金をやるというような話もあります。

 雲仙市としては、団員確保について、個人には恐らくこういう金はやられないと思っておりますが、分団等に勧誘についてのそういう補助あたりは考えておられないか、まずお尋ねします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 今回の消防団員の確保対策推進事業につきましては県の事業でございます。補助事業でございますので、これはソフト事業となっております。そういうことで、先程市長も申されましたけれども、テレビ放映とかのぼり旗だとか、そういうのを作って加入を促進したいということでございます。

 現在のところ、分団にそういう推進用の補助を出すということは考えておりません。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 現在も100名あまりの団員の欠があるということでございます。なるだけもうこういうソフト面でなくても、いろんな形で団員確保に努めていただければと思っております。

 以上、団員確保については終わりますが、次に、分団の統廃合についてですが、先程、平成24年にはどうにか形を整えて公表したいということでございますが、私も本部分団の現状、活動、機能について十分今なされているかということで質問をしました。資料を見ますと、本部分団の中には、人数的に機能ができないような本部分団があるようでございます。これも最終的には、平成24年ぐらいにはやりますということでございますが、やはりこの方たちにも恐らく分団長、副分団長、部長、班長、団員とおりますが、この手当もやっておられると思いますが、本当にこの機能活動がされているものか、そこを先程答弁がありませんでした。よろしくお願いします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) それぞれに消防車を持っていない本部分団もございます。それで、廃車をされておるところもあります。まず、吾妻と愛野が消防車両が配備をされております。通常の各支団と一緒になって消防活動に当たるという体制でございます。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) この本部分団については、地元の職員の皆さんが恐らく本部分団ではないかと思っております。今現在、恐らく場所的に各総合支所等にも、職員も異動がなされておると思いますので、この点、早目に本部分団についても、地元の団員が足らないということであれば、そういう方は地元にも入っていただいて、本部分団のあり方について早く考えていただければと思っております。

 次に、団員の定数についてでございますが、これも、消防団の規則で1,652名とあります。恐らく緊急、また大災害が起きた場合には、これだけの人数がいると考えておられると思いますが、市長この人数で満足されているものか、まだ減らして、今いろんな機材等については優秀なものがあるから、人数はもう少し減らしてもいいのじゃないか、いや、もしもの時はまだ多いほうがいいという、どういう捉え方で、今この定数については考えておられるかお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) この定数というのは合併時に決められたものでございますので、まだこの定数が十分なのかどうか、また偏在している地域もございますので、これらも含めてやはり今後対応できるような形にしなければならないのかなというふうに思っております。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) そういう答弁していただければ、もう次の言葉が出ませんが、このままで満足というのは、もう4年もたちました。市長も1,600名あまりの団員がほしいって考えておられるか、まだ少なくてもいいか、そこのぐらいはもう考えていただければと思っておりますが、もしもまだ消防団員数は多いほうがいいと思ったら増やしていただき、減らすと思ったら減らしていただいたらいいと思っておりますので、市長のあとは判断をよろしくお願いいたします。

 次に、自主防災組織の充実でございますが、現在、230組織がある、また自治会単位が多いということでございますが、先程同僚議員の隣の議員が、昨日平松行政防火クラブの結成式があったということで、ただ1人小浜の議員さんが招待されたということで、私に資料をいただきました。こういう自主防災組織は、本当に地元の皆さんであって、昼間は特に消防団員も遠い所に勤めていらっしゃる方が大変多いかと思っております。それで、先程も話がありましたように、自治会単位での自主防災組織は、やはり自治会長さんが恐らくトップになって組織を作っておられると思いますが、やはり2年交代とか、いろいろな形の自治会長さんがおられると思います。そういうことで、1回できて、これで終わりではなくて、やはり市としても2年単位、また自治会長がかわられた、自治体単位で作っておられる自主防災組織については、確実にやはり引き継ぎをしていただくような体制、また指導をしていただければと思っておりますが、その点どうですか。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 消防活動が自治会のほうから十分にできるようにということでございます。当然、いろんな状況で出てきていただいております。先程議員おっしゃいましたように、本当に団員が少なかった時のお手伝い、本当すばらしいものがございます。今後も、各自治会、あるいは自治会連合会もございますので、話し合いを重ねながら、そういう面も協議してまいりたいと考えております。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) やはり昨日のように、チリの地震あたりで津波が来るような時も、やっぱり特に自主防災組織あたりの皆さんが一番活動されるのではないかと思っているので、どうかよろしくお願いいたします。

 次に、補償の問題ですけど、先程防火防災補償制度があるから大丈夫というようなお話がありましたが、いろんな形の補償については、補償制度で補っておられると思いますが、私もちょっと消防費を見てみますと、常備消防の島原のほうが2億3,954万5千円、県央のほうが4億1,492万9千円、合計6億5,447万4千円市のほうが県央、島原のほうに負担をされていると思っております。非常備の消防につきましては1億5,400万円。これを見てみますと、資料の中であります給与の、雲仙市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の中でございますが、今分団においては非常に厳しい運営をされている分団が多いようでございます。ちなみに、金額はありますが、団員については年間1万7,400円というような費用弁償がされておりますが、この金額についても、分団におきましては、やはり分団運営が厳しいということで、各自治会にお願いして消防費をちょうだいしていただくような形になっておりますが、この金額についても、それは、雲仙市の特別職の費用弁償については条例をかえなくてはいけないと思いますが、この辺も少し金額等についても検討していただければと思っておりますが、その辺どうですか。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) ただ今の御意見に際しましては、今後財政の面もございますので、いろいろ財政のほうとも詰めをしなければなりません。しばらくそういう御協議の時間をいただきたいと思います。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 以上、消防行政について5点ほど質問をいたしましたが、先程申したように、本当自分の仕事を持ちながら、住民の負託に頑張っておられる、そういう消防団についても御理解をいただきたいと思って、団長はここにおりますが、団長のかわりとなって私も要望しておきます。

 次に入ります。火災時の防災行政無線について質問いたします。

 まず、国見町のサイレン吹鳴がなかった原因でございますが、2月2日の未明、神代の建物火災が発生をいたしました。発見が遅かったのか、通報が遅かったのか全焼をしてしまいました。これは本当誠に被害を受けられた方にはお見舞いを申し上げます。

 さて、この通報が遅かった原因については、通報の仕方がわからない人が多いということです。私も聞きまして、ここで私は後ろのほうは見えません。前の執行部の方が携帯から消防署に電話する方法がわかっておられる方、手を挙げていただきたい。よろしくお願いします。

 全員はわかっておられないようでございます。議長、私が指名して説明をいただきたいと思いますが、いいでしょうか。



○議長(石田?春君) はい。森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) それでは、この携帯からの通報の仕方をまたどうなっていくものか、ここに初めての町田副市長は座っておられますが、全然答弁がありません。ここでこの携帯からの電話の仕方をまず皆様に発表していただければと思っております。答弁よろしく。



○議長(石田?春君) 町田副市長。



◎副市長(町田義博君) 携帯からの通報ということでございますけど、携帯も、普通の黒電話、家庭の固定電話も一つも変わりません、119で通じます。黒電話は、家庭の電話なら逆探知ですぐ位置の場所ができますけど、今、島原消防署管内が新機種といいますか、そういうことになっておりまして、エリアが瑞穂と国見が島原消防管内ですけど、そこは、発信地点から電波等を見て、大体通報の場所の確定ができるという、こういうことになっております。

 それから、あと5ケ町の県央消防管内ですけど、ここはまだちょっと司令本部の機種が古いというようなことで、場所の確定がまだ正確にできないということで、やはり通報の場所、位置の確認といいますか、そういうことをやはり通報にされたほうがより正確になるということでございます。

 以上です。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 私も実は知りませんでした。今回の火災におきまして尋ねましたところ、国見、瑞穂の方は携帯電話でも119を押したら島原のほうに連絡が行くそうです。それから、まず北分署に中継点に入り、雲仙市の市役所のほうに行くということでございます。

 固定電話につきましては、ナビがありまして、固定電話でかけた方が北分署のそこでキャッチして地図も出てくるそうですので、どちらでも結構ということでございます。まず119を鳴らしていただければ、昔は熊本からよそにかかりよったということでございますが、現在はかからないそうです。まず間違いなく島原のほうに行くということで、こちらの吾妻から県央のほうは諫早のほうに行くということで聞いておりますので、火災等発見をされたならすぐ携帯電話で119を押していただければすぐに行くそうですので、皆さん覚えとっていただければと思っております。

 今回の火災でございますが、通報後の対応についてでございます。今回の通報は、固定電話でされております。現場の国見町神代の火災であるのに、なぜか瑞穂町のサイレンが鳴った。放送も瑞穂町で、国見町神代の建物火災と放送をされております。国見町のサイレンが鳴らなかったため、国見町の消防団よりも瑞穂町消防団が現場に早く消火出動に来たとのことであります。国見町でのサイレン、または放送が鳴らなかった原因はどのようであったのかまずお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 去る2月2日早朝に国見町の神代地区で発生いたしました建物火災につきましては、民家を全焼するという大変残念な結果となりました。被災された御家族の皆様は一瞬にしてすべての物をなくされまして、大変な御苦労を余儀なくされていることと拝察いたします。幸いにして人的被害がなかったことに安心したところでございます。この場をおかりいたしまして改めてお見舞いを申し上げます。

 今回の火災において、火災発生時のサイレンが、当該の国見地区ではなくて瑞穂地区で吹鳴されたために消防団の出動が遅れたことは事実でございますし、大変遺憾に思っているところでございます。現在、早急な復旧に向けて最善を尽くしているところでございます。

 今回の建物火災におけるてんまつにつきましては、2月2日の午前5時52分に島原消防本部内にあります司令課において119番通報を受けまして、午前5時55分に署員へ出動命令を発令し、あわせて消防団員などへも電話とメールで順次司令を開始しております。午前5時56分には、国見地区で吹鳴されるはずのサイレンが誤って瑞穂地区で吹鳴されたために、国見支団の出動が遅れ、火災現場近くの、先程議員申されましたように、瑞穂支団第1、第3分団が出動しまして、島原消防署北分署とともに消火活動に当たっております。その後、国見支団も順次消火活動に加わり、午前6時40分に鎮火をしたものでございます。

 今回の誤作動の原因につきましては、火災発生当日から島原市消防本部司令課と雲仙市防災行政無線の施工業者でありますパナソニックシステムソリュージョンズジャパン、みずほ電設JV及び島原消防本部の司令機器の保守点検業者でありますNEC並びに雲仙市により調査を行いました結果、北分署内に設置しております雲仙市防災行政無線の機器の一部に不具合があったために誤作動を起こしたと考えられます。現在、誤作動を起こしました機器の修理とその原因調査を懸命にやっておるところでございます。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 先程答弁がありましたが、まず、国見町消防団への連絡、伝達はどのようにされたものか。これは、サイレンが鳴らなくては午前5時ごろは誰も起きてきません。その点どのように連絡されたかまずお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 先程ちょっと申し上げましたけれども、火災があった時には、島原の司令課のほうから、国見の各幹部に電話とメールが入るようになっております。一応そういう形で、今回の火事につきましても、瑞穂で鳴ったわけですが、幹部の方に連絡を行っておりますので、それから、各団員に連絡という形になっているようでございます。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) やはり話を聞きますと、もう大分遅くなってから消防車が三、四名乗って今何しにいきよっとやろうか、何か忘れ物でもしとるんやないんかなと思って見ておられる方がおられます。やはりそういう火災の通報があってから大分遅れております。これは、サイレンが鳴ったら今回の被害がもう少し最小限に食いとめられた可能性もあります。そういうことで、消防団等については、それは誤り等はないと思いますが、市としてのその被害者の方への対応はどのようにされたものかまずお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) まず、後日でございますけれども、被災者の方への説明をさせていただきました。こういう状況でサイレンが瑞穂が鳴ったということで、今箇所については原因究明と修理ということでやっておりますということで、被災者の方のところに、境川副市長、それから職員2名で、お見舞い、それと説明に行かせていただきました。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 説明またお見舞いに行かれたということでございます。これはもうよかったと思っておりますが、まず、工事完了後になぜサイレンの吹鳴のテスト、また実験をされなかったのか。工事は終わった、サイレンは鳴るのだろうというのではなくて、テスト、実験をされるべきではなかったかと思っております。その点どのように考えておられるのか、この原因について。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 工事完了後のサイレンの吹鳴テストでございますけれども、これにつきましては、国見地区の防災行政無線の工事が完了した時点におきまして、サイレン吹鳴の無音試験、要するにサイレンが鳴らないようにしてテストができますので、それを何回となく繰り返してやっております。そういうことで、もう何回もやって異状なしということでやっております。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 今回も、それはこういう中継の機器はそうなっても、外に鳴らなくては、私の聞いた範囲では、国見は、大体もう昨年の5月11日が最終のサイレンが鳴ったそうで、その後にもう全然鳴らしたことがないということです。それで、今回のこういう建物火災に遭遇した時に、サイレン吹鳴の実験、または予防週間等についても、前は午後9時に鳴っておったのですけど、外のほうは全然鳴らないということで、全然テストもしてないということで、やはり、室内だけではなくて、外でも聞こえるような放送をして、今回サイレンの吹鳴実験をしますので、ということを放送して鳴らせば問題はないと思っております。ただ今マイクのテスト中で、外では声は聞こえます。ただ、サイレンだけは今回鳴っておりません。その点もう一度、なぜ外に鳴らさなかったのか。皆さんがやかましい、せからしいとか言われるからせんだったということでは、大変これはだめだと思っております。その点もう一度お願いします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 議員おっしゃいますように、テストということで、鳴らしますということでやったほうが一番よかったわけでございますけれども、先程申し上げましたように、外に鳴らないようにして、無音テストと言いますけれども、そういうことで何回も繰り返してやってきたということでございます。今後、そういうことにつきましても、十分注意をしながら進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 先程故障の原因は中継基地のプログラムか何かの原因ではないかということでございますが、島原のほうはNECのほうの機械がついて、今度の北分署については、先程お話がありましたように、パナソニックの中継の機器がはまっているということでございます。

 この故障の復旧、これは今話によりますと、今の行政無線では瑞穂も鳴らないというような話です。ただ、この行政無線のサイレンは、国見も瑞穂も今現在は鳴らないという話でありますが、この故障修理の復興の目処はいつになるものか、まず、大体わかっていたらお願いをしたい。

 ただ、私も通告をしている中で、今現在は、手動か知りませんが鳴りますということでございます。しかし、鳴りますというだけであって本当に鳴ったことはありません。果たして今回も手動で鳴るものか、私もそこら辺疑問にしております。恐らく機械が戻ってくるまでにはテストだとしても、これは恐らく鳴りますと、だけど今全然鳴っておらないですよね。その点どうですか。瑞穂も国見も今鳴らないです。その点お願いします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) 瑞穂はつながっております。国見がちょっとつながらなかったということでサイレンを鳴らしておりません。

 そういうことで、先程議員おっしゃいましたように、島原消防本部で受けますと、光ファイバーで島原消防署の北署に入るようになっております。それから、北署からNTT回線で市役所のほうに、こちらのほうに参ります。それから、無線で飛ばすという格好になります。

 そういうことで、先般の26日に、パナソニックのほうも機械も持ち帰っております。それで、こちらで現地調査もやっております。とにかく急いで復旧をしたいということで、こちらもお願いをいたしております。精密機械でございますので、ちょっと時間がかかっておりますが、復旧が完了した際には、国見、それから、瑞穂で、実際に議員おっしゃいますように、サイレンを鳴らしてすぐ試験を実施するということにいたしております。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) ぜひ今回機械が修理できたらサイレンの実験もやっていただければと思っております。

 安全安心なまちのためにも、私たち行政防災無線を一番頼ります。早急に先程あった原因究明、この復旧を望んでおりますが、これについて修理の莫大な金がもしもかかった場合は、その点、市、会社等も、どっちが瑕疵にやったかわかりませんが、その点、今のところははっきり答えが出ないと思いますが、市としては、この故障の原因の修理についてはどのように考えておられますか、まずお尋ねします。



○議長(石田?春君) 東市民生活部長。



◎市民生活部長(東信一郎君) どのように考えておるかということでございますが、市といたしましては、機器の不具合が原因でございますと、修理等につきましては、当然工事を施工いたしましたパナソニック、それから、みずほ電設JVによって対応するべきということで、打ち合わせの際にも話をさせていただいております。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) とにかく防災行政無線のそのサイレンが鳴るような復旧が早急にできますことをお願いをいたしまして、私のこの2番目について終わります。

 次に、米戸別所得補償モデル事業についてお尋ねをいたします。戸別所得補償モデル対策事業についてでございますが、農政の大転換というべき事業について、稲作農家はもう稲の播種の時期を間近に控えております。この事業について詳しい説明もまだない、本当に心配をされております。まず、この事業の内容説明を求めて、今後市の対応はどのようにされるか、まずお尋ねをいたします。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 今回の水田政策の大幅な制度変更についてでございますが、これまでの産地づくり交付金、それから、産地確立交付金が廃止をされまして、新たな2つの柱で成り立っております。一つは、水田農業の経営安定を図るために恒常的な赤字生産である米に対して補てんする、米の戸別所得補償モデル制度でございます。もう一つは、麦、大豆、飼料作物等に代表される米以外の作物の生産拡大を促す水田利活用自給力向上事業でございます。

 まず、米の戸別所得補償モデル制度につきましては、米の生産数量目標に従って、生産をする販売農家に対して、10a当たり1万5千円が支払われる定額部分と、米の販売価格と過去3年平均の標準的な販売価格の差額を下回った場合に支払いがなされます変動部分がございます。

 交付対象者につきましては、生産調整達成者のうち、水稲共済加入者、または出荷販売の実績がある方で、対象面積につきましては、主食用作付面積から10aを差し引いた面積となります。

 また、交付対象要件といたしましては、1筆単位での調整水田や自己保全管理水田等の不作付地による生産調整達成者は、その水田の地番、面積を明らかにした上で、作物が栽培できない理由と期限を定めた改善計画を市に提出をし、認定を受けることになっております。

 従いまして、米の生産数量目標をオーバーして米を作付された販売農家への支払いは行われないことになります。

 次に、水田利活用自給力向上事業につきましては、自給率向上を図るため、水田を有効活用して、麦、大豆、飼料作物、飼料用米等の戦略作物の生産を行う販売農家に対しまして、主食用米並みの所得を確保し得る水準を、国の直接支払いにより交付するものでございまして、これまで自給調整に参加しなかった農家が、参加しやすくなるよう米の生産数量目標の達成に関わらず、助成対象とすることになっております。助成単価につきましては、全国統一単価が示されておりましたが、制度変更に伴い交付額が減少する地域の影響を緩和するため、交付単価の調整ができる激変緩和措置等について、現在県単位で協議がなされているところでございます。

 今後の推進につきましては、地域水田農業推進協議会ごとに推進方法は異なりますが、実行組合長会議や集落説明会等を開催し、関係機関と一体となって制度の周知を図る予定でございます。

 また、今回のモデル事業が実質的な生産調整の選択制度でありますが、市といたしましては、これまでと同様に、地域内及び農業者間調整を行い、地域ぐるみで生産調整を達成していただくように取り組んでまいりたいと考えております。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) 今部長のほうから詳しい説明をいただきました。この資料をいただければと思っております。何部でも結構です。全議員にお願いしたいということでございます。よろしくお願いします。

 それと、この米戸別所得補償、また水田利活用自給力向上の事業については、申請は市ではなくて国のほうにして、国が各個人に、口座に振り込むというような話でございますが、市はこの申請または補償の金額を全然ノータッチで、国が本当に全国の農業者に配付ができるものか。私もこれは本当、今年の12月までには、年内には入れるというような話でございますが、果たして6月稲作を、稲を植えてから間に合うものか心配で、何でも地方にやるということでございますが、国が管理するということは何か矛盾したような気がしてならないのですけど、部長どうですか、その辺どうお考えですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) スケジュールですが、農業者から直接国ということではなくて、市のそれぞれの協議会ということにもあるわけですけれども、今3つの協議会を作っておるわけですが、そこを経由して農政事務所に申請をして、そこの手続を踏まえて、交付については国のほうから支払いが直接農業者になされると、そういう仕組みになっているようでございます。



○議長(石田?春君) 森山繁一議員。



◆11番(森山繁一君) いい補償のモデル対策事業かまだ私も納得はいきませんが、新政権がすることでございますので、まずは従ってこの内容を詳しく勉強していきたいと思っております。

 そこで、私もこの間ちょっと私と気持ちが一緒になるような農業者の方から話がありましたので、これを読み上げて私の代弁とさせていただきます。

 今回の新政権が主張する稲作農家への戸別所得補償制度でございますが、これは、米づくりの標準的な生産品60kg当たり1万3,703円、これを標準的な販売価格として1万1,978円、この価格が1,725円を10a当たりに換算して1万5千円の定額を補償するということであります。これは、何のこともなかです。長年、米づくりをした農家が、米の安さに耐え苦しみながら負担していた赤字の部分だけを補てんしていただくに過ぎない。これで農家が安心して暮らせるわけではない。米づくりにおける赤字の補償であって、農家の生産活動の補償ではないということをあえて私も強調しておきます。なぜなら、農業現場の現実を知らない多くの方々が、この制度を農家の過保護だという話もありますが、この制度を発表した赤松農林水産大臣さえ、これなら子どもや孫に農業に継がせようとなると胸を張ったことを言われます。これは冗談ではありません。ようやく赤字を負担せずに米が作れる可能性が出てきたということだけです。政策的には、生かさず殺さずの域をまだまだ出てはいない。なぜ後継者が育たないのか、それは現状のままでは、農業では生活ができないからである。農林水産省の米生産調整会議によれば、稲作農家が手にした労働賃金は、時給に換算してわずか179円、一般労働者の最低賃金が時給687円の世に、米作りの労費はその4分の1でしかないのである。誰がこんな低賃金の米作りに子や孫に継げと言えるだろうか。あえて言うなら、私たち国民の多くは、この労働基準法違反だとも言える労働を農家で強いながら、安心・安全の米、そして安い米を要求しているわがまま身勝手な消費者である。国民の生命と生存に1食さえ欠かせない食料という最大の社会資本を支えている人々の再生可能な労働環境を保障せずに、どんな食と農の未来が開けるかというのである。

 既に300万人を割った日本の農業者、その半分を占める70歳以上の年配の語る言葉は、嘆きや愚痴を超え、あきらめを転じていると感じている。若い後継者が次々と離農し、むらを離れていく。統計によれば49歳以下の農業者は、この9年間で80万人から41万人に激減している。農業では食える見通しが立たないからである。

 ちなみに、49歳以下国民人口は7,334万人、この現在の農民、わずか41万人に換算すれば、人口にして0.5%、1人の農民が200人を賄うことになる。こういうことを思って雲仙市の農業に対する姿勢も考えていただければと思っております。どうかよろしくお願いをして、私の質問を終わります。よろしくお願いします。



○議長(石田?春君) これで、11番、森山繁一議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(石田?春君) ここで、14時25分まで休憩をいたします。

=午後2時11分 休憩= 

=午後2時24分 再開= 



○議長(石田?春君) 休憩前に引き続き会議を再開します。

 次に、3番、酒井恭二議員の質問を許します。酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) 3番、酒井です。ただ今議長のお許しをいただきましたので、通告しました救急車の配備について、市長に質問いたします。

 以前、先輩議員によって何回と質問されていますが、救急車の配備については、私の地元の悲願でありますので、私なりに市長に質問し、市長のお答えを聞いてみたいと思います。市長、まず、市長の現状認識について質問いたします。

 雲仙市内には、通報から救急車現場到着が非常に遅い地域が存在しております。市長は御存知と思います。そして、その状態が改善されないまま、そのまま放置されています。改善がないということは、雲仙市の救急車配備は現状で十分なのでしょうか。以前、南串山地区の救急車配備の要望について質問された時、市長、あなたは議会で「救急車配備には多額の予算が予想されるため大変難しい」と答えられ、消防広域の統合によって到着時間の短縮がされるのではないかとか、ドクターヘリの積極的な活用を主張されて、配置はできないと答えられております。通報から現場到着までの時間、全国平均7.7分、島原広域圏平均7.4分、なのに県央広域圏は平均9.36分です。その中でも南串山地域は救急車の到着まで平均18分、他地域と比較し、非常に遅い救急車到着である状態をどのようにお考えになられるのか、お尋ねします。市長、答弁よろしくお願いいたします。

 あとは自席にして質問いたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 3番、酒井議員の御質問に答弁をさせていただきます。

 まず、救急車の到着時間でございますが、今議員が御指摘になったとおりでございます。私が、これまで申し述べてきました救急車の配備についてでございますけども、確かに私もこれまでは、例えば広域圏の統合でございますとか、あるいはまた、ドクターヘリの配備でございますとか、そういった答弁をさせていただきました。何よりもまず、総務省から30万広域圏という一つの諮問がございますし、それからまた広域圏が島原広域圏、県央広域圏ございますけども、こういった広域圏がどのような形で統合されていくのかというのもまた一つの課題としてあったわけでございます。

 今回、県下1消防ということで一つの県の答申を受けておりまして、県がそれに向かって進んでいくということでございました。ですから、これはまたこれまでの考え方は改めなければならないということでございまして、やはりおっしゃいますとおりに、南串山町というのは非常に時間がかかるわけでございまして、住民の方々の生命や財産を守るためには、それなりの手当てをしなければならないというふうに考えております。

 今回の考え方としましては、救急車が今愛野町に2台ございますけれども、その1台が南串山あるいは小浜のほうに配備できないかどうか、そのためにかかる経費につきましては、今後、鋭意相談していかなければならないというふうに考えておる次第でございます。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) ただ今前向きの答弁をいただきましたけれども、今まで4年間そのままにされている地域があるということで、私が今回質問をしたわけですけども、今回定例会において、施政方針でいろんな方針を市長は掲げられておりますけれども、その2で掲げられております「快適で住みよい暮らしづくり」、そしてその中の「安心・安全なまちづくり」ということを掲げられております。

 私は、市が市民に第一に担保しなければならないことは、この市民への安心・安全ではないかと思っておりますので、このように質問をしているわけです。今、県下1消防ということで進められるということでしたけれども、果たしてそれがどのくらい先に実現するかということをお聞きしたいと思います。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 県下1消防というのは、一応県が一つ掲げられておりますけども、私はなかなか難しいと思っております。時間もかかるでしょうし、なかなか合議案に達していくのは今の時点では厳しい状況かなと思っております。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) それでは、先程愛野の救急車を南串山、小浜に配備するという考えはいつごろになるのか、お尋ねいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 具体的には先週土曜日に町田副市長が愛野の分署を訪れていただきまして、我々の今希望している救急車の配置、配備につきましてお話をさせていただいておりまして、今後は県央広域圏の中では、例えば大村市のほうもやはりひとつ救急車に対しまして要望があるようでございますので、連動して私たちも県央広域圏、消防署と話し合いをしたいと思っております。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) 大村市のほうでも救急車の配備の要請があるということですけども、大体、島原広域圏と県央広域圏で見ると、負担している金額が違うわけですね。県央の場合は1人当たり8,600円程度の負担をしている、島原広域圏については1人に対して1万3千円あまりの負担をしている。それでこのようにサービスが違う。早い救急車の到着、遅い救急車の到着というサービスの違いが出てくるわけです。

 それで、今回、今までは私、県央広域圏と島原広域圏の合併等考えておりましたので、県下統一するということを考えておりませんでしたけれども、今まで4年間、県央と島原広域圏が合併できない理由は、そもそも負担金の問題じゃないかと思うわけです。厚い負担で厚いサービスを受けているのが島原広域圏で、県央広域圏は薄い負担で薄いサービスを受けているというのが現実じゃないかと思っております。

 ですから合併がならなかった。今後は県下1消防になると思うわけですけども、この負担の違いを早く解消すべきだと。ここが、負担の違いが、雲仙市と南島原市が違うというのなら問題ありません。雲仙市の中で厚く負担している地域があり、薄く負担している地域がある。この差が私は問題だと思うわけですけども、市長、いかがですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 組合によっても負担は変わるかもしれませんけども、私も実際、雲仙市として発足させていただいていましたから、この島原広域圏、それから県央広域圏との統合ということにつきましては考えてまいりました。

 ただ、島原広域圏と雲仙市旧5町との統合ということを、島原広域圏関係者の方々が主張されておるのでありますけども、私どもは既に県央広域圏に旧5町というのは入っておるわけでございまして、当然この地域との合併ということであれば、またいろいろと話し合いができると思いまして、総務省が進めておりました30万広域圏の中での話し合いというのはいかがなものかということで、私たちは常に主張させていただいてきたわけでございます。ですから、今広域圏の負担の額というのの差は、まちによっては変わると思います。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) 雲仙市内に広域圏が2つある。消防が二元体制にある。それで今、島原広域圏、それに対しては人口割で計算すると、1万3千円あまりの負担をされている。それで、県央に入っている5カ町の分については、人口割でいくと、負担は8千円あまりですね、5千円の差があるわけですね。それがそのまま放置されている。そして、島原広域圏は救急車の到着が7.4分、そして県央広域圏については平均9.36分というような状態にあるわけですね。その差が、サービスについても差があるわけですね。それをどう思うかというお尋ねをしておるわけです。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) その辺につきましては、早期に解決されなければならないと思っておりますし、私もできるだけ御負担をかけないような形で、皆様方の生命、財産を守ることの必要性は十分認識しているつもりでございます。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) ですから、早急にこの二元体制をなくして、統一した消防行政を雲仙市はしなければならないと私は思うわけです。

 それで、今最初、県下1消防ということを言われましたけれども、再質問の折には、果たしてそれがどのくらいの先に実現するかと言われましたけれども、実現可能な県央広域圏と島原広域圏、これを例えば30万人になるわけですね。それを実現するようにするべきじゃないかと私は思うのですけど、市長、どうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) まさに酒井議員がおっしゃるとおり、私もその主張をずっと続けてまいりました。とにかく現実的にはこの島原広域圏、県央広域圏、大体40万ぐらいになるわけでございますけども、これがひとつ1体制になるということは、雲仙市にとっては一番理想的な形じゃないかなと私も思っております。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) そしたら、その島原広域圏と県央広域圏が合併する際に、負担金が違う、それが問題じゃないかと私は言っているわけ。島原広域圏は人口が11万3,983人、県央広域圏は26万6,629人、人口は2.3倍県央広域圏が多いのですね。負担金は県央広域圏が全体で23億円、島原広域圏が15億6千万円。負担金の算出はいろいろ方法があってされていますけれども、結果として総額が23億円と15億6千万円になるわけです。それを人口で割ると、県央広域圏が8,600円あまりです、島原広域圏は1万3,600円あまりになるわけです。そこに5千円の差が、負担があるわけです。そして、島原広域圏には7.4分という到着があるわけです。だから、その差をなくさないと合併はできないと、私は思いますけど、いかがですか。



○議長(石田?春君) 町田副市長。



◎副市長(町田義博君) これは、合併前の旧町の時からこの問題はありまして、合併の時点にどうしても消防の統一をできないまま合併したわけですね。今もまだそれが続いているわけですけど、ただ、負担金については、各島原、県央、ここの組合で負担割合が規定されておるわけです。それで、今のところ雲仙市としては2つの組合に加入しておりますので、そこの組合の負担割合で納めなければならないという、こういう現実があります、そこは理解してもらいたいと思います。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) だんだん自信がなくなりました。あの負担が、結局負担が違うのでしょう、金額、それが問題でしょう。そじゃけ合併前から引き続き、合併前、国見、瑞穂が負担するのだったらいいのですよ。雲仙市の中で違う負担があるということがおかしいわけですね、そうでしょう。それが島原市は多く負担してというなら別に問題はないですよ。雲仙市の中で2つに分かれることが問題だから、それを解決しなきゃいけないのですけど、それができないのは負担金の問題じゃないかなと私は思うのですけど。



○議長(石田?春君) 町田副市長。



◎副市長(町田義博君) 雲仙市は、現実が今島原と県央に所属しておるわけですね。そこの負担割合、そこの組合、議員さんの中から組合議員も出ておられますけど、そこの組合で決まった規定で負担しておりますので、これは1人当たり市民の単価が違うという、そういう算出もできると思いますけど、これは今の現実として雲仙市は受け止めねばならないという、こういうことでございます。その辺1つにしてということは、どうしてもこの組合が1つになるか、また県下1本になるか、その時じゃなければ市民1人当たり瑞穂、国見、そしてこっち5町、その1人当たりということは統一はできないだろうという、こう思っております。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) もちろん、それはわかっています。それわかっていますけど、4年たって合併、いまだ目処が立たない。そして、私はこのように質問して、要望しているわけですけども、その負担が、市の中で負担が違う状態がまだ続いていることはおかしいでしょう。早期に一元化するべきでしょう。そのために合併をされようとしているわけでしょう。(発言する者あり)分かられませんかね、そのために合併されようとしているのじゃないですかね。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 酒井議員のおっしゃることはわかりました。確かにおっしゃるとおりでございます。ただ、これを進めるためには関係する市があるわけでございまして、ですから、この市の方々との同意も必要になってまいります。これがなかなか非常にまだ難しい部分がございまして、まだ少し時間がかかっているところでございます。

 ただ、これはおっしゃいますとおり、30万、広域で合併をするということになってきたり、あるいはまた県下1消防ということになってきますと、同じ机、同じ土俵に上がれますので、そういうことをできるだけ早目にしていただきたいということは、常に私も主張しているところでございます。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) すみません、どうもありがとうございました。早い一元化を私は望んでおります。そして、今まで何回となく質問されて、南串山町に救急車配備がなされなかったわけですけども、私は常備消防について、普通の民家の火災──火災ですね、南串山地域においては、火災については消防団で十分対応されているわけです。以前、町田副市長が議員時代にも質問されて、その分の中にもありましたけれども、火災については地元の消防団が対応できるが、救急車については、救急については常備消防じゃないと専門の知識、資格を持った者でないとできないというようなことで質問されていたわけですけども、今南串山でもそうです。火災については、今まで全部消防団が消火、鎮圧してるわけです。ですけど、救急車については、救急医療についてはどうすることもできない。

 ですから、私は常備消防のあり方も、もっと救急隊を増やす、現状の人数で火災と兼務でも構わない。100件に1回しか、100分の1ですよ、火災の発生以下ですよ。火災は、4千回出動して4回あるかないかですよ。ですから、もっと常備消防の中で救急隊の強化を図られるようなことをされたらどうかと思っております。

 今回市長は、県央広域圏の副管理者になられるわけですよね。その辺の意見を述べていただきたいと思いますけど、市長、どうですか。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 重く受け止めて、そのことも含めて今回申し述べてみたいと思っております。



○議長(石田?春君) 酒井恭二議員。(発言する者あり)終わりですか。酒井恭二議員。



◆3番(酒井恭二君) 終わります。



○議長(石田?春君) これで、3番、酒井恭二議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(石田?春君) 次に、25番、松尾文昭議員の質問を許します。松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 25番、松尾でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。

 まず、1番目の雲仙市の歴史的資料の保管と整備についてということでございますけれども、このことについては、雲仙市内でも数多くの歴史的遺物や古文書が発見されておるということで、基本的には個人の所有でありますけれども、それを譲渡されようとされたり、寄附をされようとした場合に、それを受け皿として対応できる場所がないということもございます。

 あるいはまた、旧町の公民館、総合支所ではこれらの保管は人的な面でも不可能と思われるわけでございますけれども、この資料等があれば、またその他の資料についても、この古文書等含めて文化財審議委員会等に諮問をされ、これからの保管について全市を対象に取りまとめ、保管あるいは将来に向けての方向性を考えてもらうような考えはないのかどうかということを質問をいたしたいというふうに思います。

 あとは自席で再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 25番、松尾議員の御質問に答弁させていただきます。

 雲仙市の歴史的資料の保管と整備についてのお尋ねでございます。個々の取り組みについてのお尋ねだったかと思うわけでございますが、雲仙市で保管しております農機具及び民具などは、貴重な文化財として今後整理をしていくよう計画しております。

 雲仙市内に眠っていると思われます個人所有の古文書等の貴重な文化遺産を、雲仙市に寄贈していただく市民の皆さんに呼びかけを行い、収集をしていきたいと考えております。

 これまで雲仙地区資料解読の会により、古文書等の解読を進めてまいりましたが、今後は古文書研究講座等を開催し、雲仙市民の皆様にもっと歴史に興味を持っていただくよう推進したいと思っております。

 市といたしましては、今後とも古文書等の研究、解読の推進を図りながら、雲仙市の貴重な文化遺産を後世に引き継いでまいりたいと思っております。

 管理におきましては、古文書はその大部分が解読できておらず、また古文書の管理上の問題もありまして、公開展示をせずに保管しているのが現状でございます。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 今、古文書についての取り扱いについて説明があったわけですけども、この古文書については、南串山等については馬場邸で数多くの古文書が出たということで、今回、今年度その資料館みたいな形というのを予算化をされておるということですけれども、その他にも小浜、あるいは瑞穂等にも数多くの古文書等が発見をされておるということで、各地域にそういった古文書が数多くあるというふうに聞いておるわけでございますけれども、総合支所ごとに郷土史もございますし、郷土史の中にもそういったことを連ねてあるわけですけれども、それを市全体の今ある既存の建物の中にとりあえずは保管といいますか、保存といいますか、閲覧といいますか、そういった解読しないそのままのものであっても、とりあえず1カ所に集めて保存、保管をし、今後、その取り扱いについては文化財審議委員会等で検討をされて、どうするのかということで協議をしていただければというようなお願いといいますか、要望でございます。その点の指針についてどうお考えなのか、よろしくお願いします。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 松尾議員の質問にお答えをさせていただきますが、現状、議員おっしゃいましたように南串山町の文化センターの2階あるいは南串山町ふるさと資料館という形での展示をしています。あと国見町の神代小路にあります旧神代中学校校舎及び瑞穂町の郷土資料館での民具、それから遺跡等についても展示しておりますし、一部古文書の公開展示も行っているところです。また、瑞穂町の公民館では2階ロビーで民具や遺跡等の展示も行っております。

 このようなことで、現状、市が旧町から受け継いだものについては、展示できるものについては展示をさせていただいておりますが、その他のものについては旧町で保管されていた箇所にそれぞれ保管をしている状況です。

 ただ、先程市長が答弁しましたように、雲仙地区の資料解読の会等がぜひ見たいということであれば、担当職員のほうでその資料については展示をさせたり、見てもらったりしております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 確かに見ようと思えば委員会に尋ねれば見れるということはわかるのですけども、いつ行ってもどこの地域のものがこれ全部そろっているという、そういった保管施設を1カ所に、今ある既存の建物の中に保存できないかと。

 確かに瑞穂、国見等につきましても、いろんな石器等についても保管、展示をしてあるわけですけども、そういった古文書等についての資料については、1カ所の場所に来ればそういった資料が見れるというような、雲仙市1つですから、瑞穂に行かなければ瑞穂のことがわからないというのじゃなくって、例えば愛野に来れば瑞穂のことも国見のこともすべてがわかるのだというような、そういった保管場所を設置をして、そこにすべてを集約させるといいますか、寄せていただいて、とりあえずはどういったものがあるのだということだけでもわかるように保管していただければというふうに、大変提供者もいるというふうに聞いておりますし、中には貴重でないものもあるというふうには聞いておるわけですけども、とりあえずはそういった提供者に対して受けてやる場所、どこで保管するとかということをはっきりしないと、愛野は愛野、瑞穂は瑞穂だというのじゃなくて、今後は一つの雲仙市の一つの古文書としての保管を1カ所に集中させて、そこに行けばいつでも見れるというふうな状態といいますか、状況を作ってほしい。それを陳列といいますか、解文したりとかちゃんとした資料を閲覧するような場所じゃなくって、ただ保管、寄せたのを全部、とりあえずは一応全部の古文書を保管するそういった場所、ですから、一つ一つを展示しなさいというのじゃなく、展示しなくても、そこに行けば、例えばおのおのそういった塩屋あたりの古文書がこういう形で残っとると、あるいは瑞穂のそういった書物があるという、そういった文化施設に関心のある人は、やはりそういったところを訪ねてそういうことを知りたい。当時の文化がどうなっておるのかということを、1カ所で見れるような施設を──施設といいますか、保管所をとりあえずは設置をということですけれども、そういう形でもできんわけですかね。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) やはり合併から4年たちまして、私、教育委員会といたしましても、もう正直に申しまして、いろんな業務がありまして、ばたばたした中で仕事を一生懸命してきたわけですけど、こういう歴史的資料についても、やはり今、松尾議員がおっしゃいましたとおり、きちっと整備していかなければいけない時期に来ているかなと思っております。

 展示場所等については、本年度完成いたします、例えば南串山町の展示施設、今、旧国見町中学校の校舎を資料館として公開展示するようにしておりますので、例えば国見の神代中学校跡については、そこのところは国見町だけのものじゃなくて、例えば近隣の愛野であったり吾妻のものを持っていったりして展示したり、あるいは今、確かに旧町別にそれぞれ旧学校にちょっと預かってもらっているところもあれば、旧役場の倉庫に眠っているのもあると思いますので、そういうのを少しずつ整備して、市民の皆様に公開できるように教育委員会としても取り組んでいきたいと思っております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 大体趣旨はわかっているのですけども、それは確かに国見であっても、国見でも既存の例えば空いた部屋はいっぱいあっても、そこに全部寄せるということはできんわけですか、そういう言い方ばしよっとですけど、そこに行けばそこの地域だけのものじゃなくって、ある程度寄せると。とにかく全体、雲仙市全体のそういった古文書についての保存を1カ所にということで。



○議長(石田?春君) 山野教育次長。



◎教育次長(山野義一君) 多分私が思うには、膨大な量になると思いますので、その点をきちっと整備しながら、例えばどこの施設とどこの施設を利用してできるものか、それを検討し、できるだけ早い時期にそういうのが市民の皆様に公開できるように計画的に準備を進めていこうと思っております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) わかりました。膨大なっていうか、そういった金を私は予想していないのですけれど、それを解読してちゃんとした、見るような施設を作れというのじゃなくって、ただ寄せて保管というか、提供するそういった個人の方も、もう保存に困っているといいますか、代がかわればどうなるか、紛失のおそれもあるということもあって、もうできれば早急にそういった提供者については保管をして、あくまでも預かるのじゃなくって、提供してやるといいますか、寄贈というような形でいただくと。保管、預けるということになれば、その補償ということも出てきましょうし、そこら辺はもうとにかく寄贈というような形でいただいて、そこですべてが見れるというような状況を作ってほしい。

 そういう膨大な金はかからんと思って、前向きに一応検討していただきたいと、お願いします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 松尾議員が今おっしゃいますことに対しましては、セキュリティーの確保が大事だと思います。ですから、これは、もちろんおっしゃっていただくように、寄贈していただいたり、いろんな古文書等が集中していることで歴史的な価値として残るようであれば、これは当然それらを1カ所に集めてということも、これは一つの大きな課題として検討してみたいと思っております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) よろしくお願いいたします。このことについては以上、終わります。

 次に、施政方針の中の雲仙市都市計画マスタープランの策定についてでございますけれども、このことについては、以前私も質問をしたことがあるわけですが、その当時、平成20年と平成19年にもあったですね、質問をしたわけですけども、その時、都市計画ということについては、県の指定を受け、都市計画等に入っている地域もあるということでございましたし、今後、私としては、雲仙市全体を一つのどこかを中心街としての都市づくりというふうなことで質問をしたわけです。

 今回も同じような質問になるかもしれませんけれども、前回の答弁書を読んでみますと、「市の中心となる市街区域の整備についても、マスタープランの中で雲仙市全域の整合性を十分に図り、さまざまな土地利用、交通体系網の問題を認識し、適切に対応できるよう検討を行い、秩序あるまちづくりを進めていく考えである」ということでございました。

 このマスタープランといいますか、平成19年度からそのことについて、いろんな関係部局あたりに諮問をされて、ある程度素案がまとまったということで、今回、パブリックコメント、都市計画審議委員会の諮問を経て、平成22年度中に雲仙市都市計画マスタープランを策定をいたしますと。

 先程の御説明と答弁の中でも話があったような考えで言ったつもりなのですが、今ここで市長の施政方針の中でうたわれておる内容等について、どういうふうな都市計画であるのか、平成22年度に策定するその策定内容について、まずお伺いいたします。



○議長(石田?春君) 緒方建設整備部長。



◎建設整備部長(緒方和人君) 雲仙市都市計画マスタープランの策定は、都市計画法第18条の2に基づきまして、都市計画に関する基本的な方針を定めるものでございます。市の総合計画で掲げる将来像の「豊かな大地・輝く海とふれあう人々で築くたくましい郷土」の実現を目指し、各種分野の地域ごとのまちづくりの方向性を示すものでございます。

 具体的には、合併に対応した一般的なまちづくりの方向性を明確化するため、市全体の都市構造、土地利用などを考察しながら、市民と一体となった総合的、かつ長期的な観点からまちづくりの計画を立てることとなります。

 都市計画マスタープランでは、都市計画の部門を中心に、まちづくりの計画、各事業の計画の大まかな整備スケジュールを策定いたします。

 これまで都市計画マスタープランの策定に当たりましては、平成18年度に基礎調査を行っております。平成20年度には市民アンケート、平成21年度には各地域別にワークショップを開催をいたしました。また、都市計画マスタープラン策定委員会設置要綱を定めまして、市の関係職員で構成する検討委員会と市民代表や有識者で構成する策定委員会を設置し、これまでに各委員会をおのおの7回開催してまいりました。

 市民アンケートの結果及び策定委員会の内容につきましては、市の広報紙及びホームページにおいて公開をするとともに、都市計画マスタープランに対する御意見をただ今受け付けております。

 現在は第7回策定委員会を終わりまして、マスタープラン案の最終取りまとめを行っております。案の取りまとめが終わりましたら、案に対して市民の皆様から御意見を募集するために、パブリックコメントを行う予定としております。その後、第8回策定委員会を開催しまして、再度調整を行い、素案が作成されます。策定委員会から市長へ提言を受け、市長より都市計画審議会へ諮問し、審議会より答申を受けまして、雲仙市最初の都市計画マスタープランを策定することで進めております。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 今説明されたことについては、これまで都市計画法の規定に基づいた都市計画をマスタープランにのせようという計画のようでございますけれども、それのいろんな規定がございまして、確かに事業等についてもいろんな支障があるとは思うのですけれども、私の考え方として、これまで雲仙市においては、お互いが対等合併というようなことで合併をし、市街地として、中心街としてないということもあって、そういった市街区域、市街地としての都市計画をどうかという提案を前回もしたわけでございますけれども、県内でも吸収合併等におかれる合併市町村については、ちゃんとした都心があるわけですね。そういった都心的な中心街の都市計画をどうお考えなのかということをお伺いをしておるわけです。



○議長(石田?春君) 緒方建設整備部長。



◎建設整備部長(緒方和人君) 今回の都市計画マスタープランにおきましては、市の中心を1つにするとの考えではございませんで、市域の広さを考慮し、通勤、通学や買い物などの日常の生活圏や地域特性を検討いたしまして、市全体を北部、中部、南部の3つの地域に区分し、各地域が連携してまちづくりを進めていくことと考えております。

 北部地域は国見町と瑞穂町でございます。中部地域は吾妻町、愛野町及び千々石町でございます。それから南部地域は小浜町と南串山町に区分しまして、各地域の中で国見、愛野、小浜の中心部を地域生活中心拠点と位置づけて、各種行政サービスの集積、医療、福祉、教育などの多様なサービスを供給し、市民や来訪者でにぎわう地域の中心的な拠点として考えております。

 瑞穂、吾妻、千々石、南串山の中心部については、生活拠点と位置づけて、食料品、金融など身近な生活需要が集積する拠点として機能強化に努めることとしております。

 以上でございます。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 私が思っておることとちょっと異なる部分があるわけですけども、今言われることについては、3地区をその都市計画法の規定に基づいた計画をしようというふうなことだろうというふうに思うわけですけれども、それはそれとしていいわけですが、それぞれの地域にそれぞれの特性、特徴がありますし、当然そういった地域についても、そういった形で都市計画について進めてもいいとは思うのですけれども、将来、こういった形でずっとといいますか、この計画等については大体10年を目処にということですかね。ということになれば、10年間はこのまま、この方向で都市計画に基づいた計画がなされる、執行がなされるというふうに思うのですけども、でき得るならば、雲仙市全体の市街区域ですか、市街地として交通面から、あるいはいろんな医療圏、公共施設の場所、そういった集約された都市というものを目指した都市計画というものについて、私はいつもそういうふうな考えを持っての質問をしておるわけですけれども、いつまでたっても雲仙市の中心街といいますか、都心というのはどこかと言われた時に、ないわけです。普通県あたりでいけば、県庁所在地がありますし、日本の都心は東京という都があります。

 そういう都と同じように、雲仙市であるならば、そういった都市が必要じゃないかなというふうな考えの中でそういう質問をしておるわけで、雲仙市内においては、いろんな特徴、特性がありますし、観光から農業、第1次産業等についても大変盛んな地域でございます。それを生かすことは当然のことでございますけれども、それ以上にそういったことについての考え方は全然ないのかどうか、そこら辺の考え方をお願いいたします。



○議長(石田?春君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 今先程、建設整備部長が申しましたように、都市計画マスタープランとしましては、北部、中部、南部という位置づけをもちまして、それぞれに進めていきたいと考えておりますけれども、ただ議員御指摘のとおり、今後10年間はやはりいろんな形で人、物、金が交流していくと思います。それは、一つの民間の力でございまして、そういった意味ではまた新たに市の形態が整ってくると思います。

 そういった意味では、今後、この10年間、我々として、行政としてはマスタープランに応じて3地区の振興、そしてまたその地区の強力化を図っていきたいと思いますけれども、それとまた別に、1つの市としての形態をやっていくためには、それぞれのまた民間あるいはまた民意での交流、集中が進められていくと思います。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) わかるのですけれども、要は、雲仙市の市民が豊かで生活できるような環境を作っていただくというのが第一だろうというふうに思ってはおりますし、今後、平成22年度につきましても、いろんな事業、雇用対策等についても織り込まれておりますし、要はとにかく、雲仙市内の内需拡大ということをまず第一に考えるということが先決だろうというふうな思いはするわけですけども、そういった中でそういった都市計画ということを常に考えるものですから、そういう質問をするわけでございます。この件につきましては、3地区のマスタープランにおいてどういうような、これからの計画だろうというふうに思うのですけども、期待をいたして、この質問を終わりたいと思います。

 それから、農林水産業振興についての中の平成22年度から実施される米の戸別所得補償モデル事業や、水田利活用自給力向上の内容についてでございますけれども、このことについては、先程森山議員のほうから質問があっておりましたけれども、それに加えて少し質問をしてみたいと思うのですが、これは、国の事業として3,371億円をそれへ投入して、大体反当1万5千円を支給をするというような戸別所得補償というふうなことと、変動部分について先程も話があったわけですけども、1万1,978円を割った場合には価格補償をするという予算が1,391億円計上された。

 このことについては、各地域での説明会があっておるというふうに聞いておるわけですけれども、その内容等について、一律ばらまきみたいな形、確かに1万5千円もらうということ大変助かるわけですけれども、生活費としてはそうなのですが、ここに所得向上につながるというようなことがうたってあるわけですけども、確かに部分的には、所得向上にもつながるかもしれませんけれども、前回、去年、おととしの原油高騰緊急対策時の農家補償といいますか、反当6,500円の補償が市でそういう支給のやり方というものがあったわけですけども、その支給について、国の方針についてどうこうというわけじゃないのですが、所得向上を考えるならば、継続的に所得を上げるような助成の仕方ということを考えてほしいなというふうに思うのですけれども、今後は、まだ3年後も続くということなのですけども、減反施策、米の枠配分が雲仙市にもあるわけですけども、それが100%達成していなければ該当しないということもございますし、そういうこともいろんなもろもろのことを考えれば、果たして一過性で終わってしまうのじゃないかなというふうな気がするものですから、でき得るならばいろんな施設、いろんな団体等に対しての助成の方法がというふうに思うのですけれども、そうすることによっていろんな人たちが潤うといいますか、施設にしても機械にしても、購入することによって相手の商工業者に対しても潤うものも出てくるし、そういった助成の方法といいますか、減反施策についてそういった施策にちょっと疑問を持つものですから、そういう考え方のもとに配分ということの考えはないのかどうか。(発言する者あり)



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) まず、戸別所得補償の本制度につきましては、民主党のほうで、まず、米のほうから平成22年度にモデル事業として実施、平成23年度から本格的に実施して、他の米以外の部分についても、取り組みをしたいという方向性を示されておるわけですけれども、今回の制度につきましては、この1万5千円の定額部分と、それから変動部分、先程議員が申されたとおり、その制度につきましては、調整に参加をされた方が対象になるわけですが、もう一つの水田利活用自給力向上事業というのがあるわけですけれども、これが今までは米を作るかわりに何かの指定をされた作物を作った場合に支給という形になっておったわけですけれども、今回からは平成22年度のこの事業の制度におきましては、それも可となって二毛作、米の後に何かを作った戦略作物というふうに書いてありますけれども、そういった場合にも対象になるということで、やり方によっては非常に所得向上につながってまいるわけですけれども、ただ、課題といたしましては、今までは達成、未達成の部分があって、地域でお互いに協力をし合って何とか達成をしようという試みでやってきたわけですけれども、なかなか今回の制度になりますと、戸別的に参加しなくても1万5千円とか、調整部分は補助の対象にならなくても、もう一つの水田利活用自給力向上事業というのは別に参加しなくても、調整に参加をしなくても対象になるわけですね。

 ですから、考えようによっては、自給調整には参加しないでそちらだけで補助を受けようとする方が出てきた場合に、結局は米の余剰が出てくるのじゃないかなというのがあるのですね。

 それと、この制度がずっと続けばいいわけですけれども、これはかなりの多額の予算を必要としますので、こういうのが長く続くのかなという一つの心配があって、また後戻りした場合にもとのような調整が地域ぐるみで行われていくのかなというのが、非常に私どもは心配になるところでございます。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 先程国の施策としてちょっとおかしいなと、私はちょっと疑問に思うものですから、こういった配分をすることによって、他の方法といいますか、こういうことを上げても国には届かないわけですけれども、せっかくこういった制度が設けられたということについては、今説明があったように、大変ありがたい制度ではあるのですけれども、2段、3段階において助成が来るようになっております。先程言われたように、減反といいますか、調整に参加しなくても申請すればいいということですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 2つの事業が今あるというふうに申し上げましたけれども、この1万5千円の定額部分と変動部分、これが所得補償の制度なのですけれども、この分については自給調整に参加をしていただかないと対象にならないのですよ。で、もう一つ申し上げました水田利活用自給力向上事業というのが、食料の自給率を上げようという施策もあるわけですね。そういったもので非常に作物を作らせようと。特に戦略作物、麦、大豆、そういったものを作った方に厚く補助をしようという制度があるわけですけれども、そこの部分については、調整に参加しなくても対象になると、そういう制度になっております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) わかりました。ちょっと私も資料は持っておるのですけれども、先程言われる水田利活用自給力向上のための事業については、自給調整には加入しなくてもいいということでしょう。米、麦、大豆なんか、減反地に作った場合の助成は生産調整に協力しなくてもいいということですか。(「はい」と言う者あり)はい。

 ということは、それを協力しないで、この分だけを申請をするということになれば、米の粉末用の米といいますか、飼料用、バイオ燃料用の米を作った場合は10a、8万円来ると。麦、大豆で3万5千円、それと、そばなんかはまた2万円、いろんな形で、限定してあるわけですけれども、このことについては減反といいますか、生産調整に加入しなくても出るということですね。(発言する者あり)はい、よかですか。

 それから、1万5千円の所得補償制度については、生産調整をしなけりゃいかんということで100%はそれは地区ごとに、その人本人がしとればいいということですか、地区全体がということ、個々に100%個人がしとけばいいと。どうですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 個人ごとで達成をすればいいわけですね。それを先程申し上げたのですけれども、今までの手法といたしまして、やっぱり地域で、あるいは町でそれを調整をして、結局みんなが達成をしてきたわけですね。ですから、ある程度集団的にやってきて、調整にこたえてきたわけですけれども、全くこういうことは戸別でいいわけですから、もう自分は協力しないと、ただもらえる補助金だけもらうという方が増えると、逆に調整がオーバーしてしまう可能性が出てくるものですから、そこら辺が課題じゃないかなというふうに我々は捉えておるわけです。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) それは個々に申請をするということになっていますし、ごまかしはきかんでしょうけれども、最終的にはとにかく平成22年の4月から6月にかけて申請をすることになっとるですね。その時点で、その申請時の指導は市でするというような先程の答弁があったわけですけども、その確認といいますか、面積の確認とかというのは、申請の内容に関わることでしょうけれども、そういったことについては個々に、自由にといいますか、なんごとかつけてせんことには認められないということもありましょうし、そこら辺の手続関係についての申請の方法というのはどうなっとう具合ですか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) この確認等の事務については、現在、3地域の協議会、国見、瑞穂で雲仙市の北部地域協議会、それから吾妻、愛野、千々石で西部地域協議会、小浜、南串山で南部地域協議会という3つの協議会でこういった調整とか、事務の受け付け、確認等もやるわけですけれども、そういったところで調整を図って、やっぱり今までの要領で地域で達成をできるように農家の皆さんに協力をいただくようにお願いをしているところでございます。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) わかりました。大体この制度については、予算が足りないことはなかろうというような、国会でもいろんな議論があっておるわけでございますけれども、まあ大変いい制度といいますか、これが平成23年の3月までに交付されるということになっておりますし、これが最高どちらのほうも利用するということになれば、かなりの援助が得られるというふうな仕組みになっておりますし、これが果たしてそれぞれの申請で100%出るのかどうかというところ、どういう形で上がってくるか、集計した時にどういうような形で、どういう額になるのかわからんわけですけども、大変期待をしておりますし、今後、4月以降、それに向けてのいろんな指導ということも出てくるでしょうし、そのための周知徹底というのは、先程実行長を通じてというような話があったわけですけども、そのことについてはそういう形と地域ごとの周知徹底が図られるというふうに思うのですけれども、ある程度具体的に説明しないと、大変わかりにくい部分があるわけですね。

 ですから、せっかくもらえる金だからもらわな損というような形で、やはり詳しい説明の中で、落ちのないような説明の中で周知徹底を図ってほしいなというように思っています。よろしくお願いします。

 以上でこれの質問を終わります。

 それから、3番目の企業誘致の推進と地場産業の育成及び雇用の創出、拡大についてでございますけれども、この中の地場産業の育成というところで、今年度から平成22年度に農商工連携事業として、予算化が2,600万円されております。その内容等につきましては、これから組織を作っていろんな条例といいますか、規則、規約等を作ってのことと聞いておるわけですけども、大まかな内容等について、あるいは2,600万円の内訳等について、配分についてお伺いをいたします。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 農商工連携事業の内容についてでございますが、内容につきましては、農商工が連携をいたしまして、農水産物に付加価値をつけて地域ブランドとして販売し、成功している事例も数多く見受けられます。市といたしましても、農商工連携事業を推進していくことは、地域の活性化を図るためにも重要な施策でありまして、平成22年度より農商工連携に特化した新たな事業として推進していこうというふうに考えております。

 具体的な進め方でございますけれども、この事業を推進していく上においては、組織づくりが重要なプロセスとなってくると思われますので、農林漁業者、商工業者及び観光業者等による協議会を立ち上げまして、交流会や農商工連携事業の普及活動を行うことで、新たな事業展開を目指す農商工連携体の組織づくりを推進していきたいというふうに考えております。

 また、組織されました連携体の新商品開発や新サービスの提供などの取り組みを支援する新たな助成制度を創設をいたしまして、こうした連携体の組織づくりから商品の開発・販売及び新たなサービスの提供まで、一貫的に支援することにより、地域産業の活性化を図り、雇用創出及び定住促進につなげていきたいと考えております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) それと2,600万円の事業配分についてはどうなったのか。



○議長(石田?春君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 失礼しました。2,600万円の内訳でございますが、予算の資料のほうにも掲載をさせていただいておりましたが、事務費等を報償費でありますとか、旅費、需用費、使用料を除いて他は実施主体への補助金でございます。2,576万4千円を補助金として予算を計上させていただいておるところです。その他の部分が事務費でお願いをいたしております。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) この事業についても雲仙市にとってはこれから取り組んでいこうとされる事業ではあるというふうに理解をしておるわけですけども、この件につきましても、前回ですか、前もちょっと質問したことがあるのですが、県としては早くから事業に取り組んで、いろんな事例を発表されるいろんな講演会、講習会等が開催をされております。

 そういった中で、当然雲仙市といたしましても、この事業に取り組むということであるなら、そういった形でいろんな講習、講演会等があるというふうに思うのですけれども、このことについても、大変関心を持つ生産農家、あるいは加工業者、商工業者についても、おられるということを聞いておりますし、そういった人たちを一堂に会して、そういった講習会あるいはいろんな研修会等を重ねて、いち早くそういった地場産業の育成につながるような指導をしてほしいなというふうに思っておりますし、まだこれから取り組もうとされる事業でどうこうということはないのですけれども、この農工商連携につきましては、いろんな実績、実例もございますし、そういったことも踏まえ、雲仙市においても、そういった方々が1人でも多く実績を出されるようにひとつ御指導、御支援のほど、お願いをいたしたいとお願いして、この項については終わります。(発言する者あり)

 もうあとのことについては、雲仙市陸上競技場の建設については、前任者も質問をされましたけれども、私としては、午前中、浦川議員の質問等である程度、他の委員会の話を聞いておって内容的にはわかるのですけれども、私自身の考え方としてちょっと質問をしたいというふうに思っております。

 この運動公園といいますか、陸上競技場につきましては、何回となく説明等があっておるわけですけども、私ども地域の人たちを交えたところの考え方を言えば、あの今の運動公園につきましては、大変長年の苦労が実って、結果的にああいう施設ができたということをまだ生々しくそれに携わった人たちが、現に今、そこを見守っておる人たちがいっぱいおられるわけでございます。

 そういった施設を安いから単純にするというようなことは、私としてはどうしても納得できないという部分もございますし、芝生広場から下にかけては、経費がかかるということではございますけれども、16億円、その運動公園が先程の説明では21億円、ということであれば16億円は安いのじゃないですか。わざわざ既存の施設を、21億円かかった施設を取り壊してまでもしなければいけないのかなと、16億円かかってでも本当に必要であるなら、かけてもいいのじゃないですか、安いじゃないですか、21億円とすれば。その21億円かけたその施設については、大変もう苦労して作ってようやくああいったきれいな施設が、雲仙市内にああいう施設はないと思うのですよ。それをつぶして作るということは、誰が考えても腑に落ちない。

 ですから、本当に必要であるなら、私は反対じゃない。それは陸上競技協会からもそういった陳情も出ております、請願署名が出ておりますし、当然やっぱ必要でしょう。であるなら、金かけてもいいんじゃないですか。16億円かかってでも、そこの場所がいろんな要件にそぐわない、いろんな経費がかかる。いろんな河川もある、公民館もあるということですけども、どこに行ってもそういった施設を作るということは、問題はないわけじゃないわけですから、やはり作ろうという気があるなら、そういったことにも臨んで、積極的に取り組んでいくというのが、行政の姿勢というか、あり方じゃないかなと。

 安く作ろうということであるなら、既存の施設、この間も出ておりましたように、吾妻にもありましょうし、国見にも県の用地がある。小浜にも埋立用地がある。なぜあそこの場所だけ1つに絞った提示をなされるのかな、いろんな案を持ってきての協議がなされてもいいというふうに思うのですけれども、その考え方、そのものがどうしてもそこでなければならないのかどうか、その答弁につきましては、先程も聞いておるわけですけれども、あくまでもそこでなければならないというその理由がどうしてもわからないということと、作ろうと思えば作るという気があるならば、小浜にしても私は宿泊施設もあるし、その地域については大変潤うというふうに思うのです。

 この間、吾妻でスポーツダンスクラブの九州大会かなんかがあって、行った時に、県外から来たお客さんが宿泊施設がないと。大分の方だったのですが、諫早、小浜は遠いと、じゃあ、もし陸上競技場が愛野にできた場合、宿泊はどうするのかということになれば、当然、諫早が近いでしょう。そういった利便性を考えた時に適当かなどうかなということもありますし、そこら辺をすべていろんな形で、いろんな角度から見た時に、総合的に考えてどうなのか、もう期間が平成26年度までには完成させないといけない。本年度にはもう本当は予算をつけなきゃいかん、間に合わんですよ。

 そういった時期に、考えましょう、検討しましょうということでずるずる行っては間に合わんだろうというふうに思いますものですから、早急にこのことについてははっきりしていただき、その考え方について答弁を願って終わりたいと。



○議長(石田?春君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 松尾議員が御心配をいただいておりますように、なかなか厳しい指摘も伺っております。ただ、方向性として、再度皆様方に確認をさせていただきたいのですが、平成26年の国民体育大会のサッカー競技場の会場地にも使える陸上競技場の構想を皆様方に説明をさせていただきました。その折が平成20年の10月だったのですが、今回基本設計を平成21年度の予算でいただいて、基本設計の方向性ができました。基本構想の段階でも皆様方に説明していたのですが、大まかな工事費が9億円というふうに見込んでいます。

 それで、ナイター施設もありません、駐車場も若干不足をします。それから維持費については全くわかりませんという形で説明をさせていただきました。本来は、構想の段階でいろんな3つ、2つのアイデアを出していくのが筋なのですが、今回時間がなかった関係上、基本設計をしたいということで、職員が作った構想のもとで皆さんに説明をしたわけですね。

 で、基本設計が打ち合わせの中で、先程言いましたように、安全性を確保するためには大きな用地がいるようになりました。そこで、用地費がかさむ。その中でいろんな用地のことを考えた場合に、用地交渉が果たして今の段階で平成25年完成が大丈夫なのかという不安がありました。用地交渉等非常に難しい地区だ。要するに企業進出等があっておりまして、土地の価格が高騰しているという実情も伺って、なかなか難しいということを判断させていただいて、陸上競技場を作って国体に間に合わせれば5千万円の補助金があるということで、今回の基本設計案を提案させてもらっているところです。



○議長(石田?春君) 松尾文昭議員。



◆25番(松尾文昭君) 過去のことはよくわかっとですよ。もう十分説明聞きました。要はこれからどうするのかと、これからどこに選定して、検討しますということだったから、どういうふうに検討する。早うせんば、間に合わんと、予算を組まんばいかんという時期に来とっとに、過去のことはもういいのです。もうある程度話をもう聞いとるわけですから、今後のことについて早くその場所の選定をし、予算化するように要望して終わります。



○議長(石田?春君) これで25番、松尾文昭議員の質問を終わります。

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○議長(石田?春君) 本日の日程はすべて終了しました。次の本会議は、明日2日定刻より開きます。

 本日はこれで散会とします。

=午後3時45分 散会=