議事ロックス -地方議会議事録検索-


長崎県 雲仙市

平成 21年 第1回定例会(3月) 03月04日−04号




平成 21年 第1回定例会(3月) − 03月04日−04号









平成 21年 第1回定例会(3月)


出席議員(27名)
2番  大久保  信 一  君       3番  深 堀  善 彰  君
4番  進 藤  一 廣  君       5番  前 田    哲  君
6番  上 田    篤  君       7番  原 田  洋 文  君
8番  吉 田  美和子  君       9番  町 田  康 則  君
10番  松 尾  文 昭  君      11番  森 山  繁 一  君
12番  前 川    治  君      13番  町 田  義 博  君
14番  小 畑  吉 時  君      15番  佐 藤  靖 弘  君
16番  井 上  武 久  君      17番  柴 田  安 宣  君
18番  小 田  孝 明  君      19番  岩 下    勝  君
20番  福 田  大 東  君      21番  増 山  良 三  君
22番  町 田    誠  君      23番  岩 永  基 和  君
24番  荒 木  正 光  君      25番  中 村    勲  君
26番  中 村  一 明  君      29番  元 村  康 一  君
30番  酒 井  八洲仁  君                     

欠席議員(1名)
27番  石 田  ? 春  君

地方自治法第121条の規定に基づく出席者
       市長             奥 村 愼 太 郎 君
       副市長            金 子 知 充 君
       副市長            吉 田 博 幸 君
       教育長            塩 田 貞 祐 君
       観光物産まちづくり推進本部長 中 山 孝 君
       総務部長           小 川 龍 二 君
       市民生活部長         今 崎 正 敏 君
       市民福祉部長兼福祉事務所長  辻 政 実 君
       農林水産商工部長       酒 井 利 和 君
       建設整備部長         島 田 英 俊 君
       教育次長           山 野 義 一 君
       農委事務局長         東 信 一 郎 君
       国見総合支所長        中 山 敏 君
       瑞穂総合支所長        酒 井 忠 信 君
       愛野総合支所長        朝 永 秀 人 君
       千々石総合支所長       福 島 悟 君
       小浜総合支所長        中 村 美 恵 子 君
       南串山総合支所長       富 永 篤 君
       代表監査委員         吉 田 正 博 君
       政策企画課長         畑 中 隆 久 君
       会計管理者兼会計課長     溝 内 正 人 君

議会事務局
       局長             境 川 秀 生 君
       次長             力 野 和 久 君
       係長             本 田 理 恵 君
       主査             和 田 香 恵 君
       主事             松 尾 泰 浩 君

平成21年3月4日(水)議事日程

議事日程 第4号
┌────┬──────┬──────────────────────┬──────┐
│日程番号│議案番号  │件          名          │備  考  │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│1   │      │市政一般質問                │      │
└────┴──────┴──────────────────────┴──────┘
第1 市政一般質問
   24番 荒木 正光 議員
     1.千々石川の清掃について(市長)
     2.老人福祉について(市長)
    ●施政方針
     1.快適で住みよい暮らしづくり(市長)
     2.明日を担う人づくりと誇りあるふるさとづくり(市長)
    8番 吉田美和子 議員
     1.消費者行政について(市長)
     2.教育行政について(教育長)
    ●施政方針
     1.「0(ゼロ)予算事業」について(市長)
   20番 福田 大東 議員
     1.観光振興対策について(市長)
     2.過疎対策について(市長)
     3.教育改革について(教育長)
   27番 石田 ?春 議員
     1.下水道処理施設整備の推進について(市長)
    2番 大久保信一 議員
     1.農家支援対策について(市長)
     2.道路行政について(市長)
   10番 松尾 文昭 議員
     1.地域の活性化について(市長)
     2.青少年の健全育成について(市長・教育長)
     3.市施設の整備について(市長)




=午前10時00分 開議= 



○議長(酒井八洲仁君) おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。

 議事日程第4号により会議を進めてまいります。

───────────────



△日程第1.市政一般質問



○議長(酒井八洲仁君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告の順序に従って進めます。

 まず初めに、24番、荒木正光議員の一般質問を許します。荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 通告順に従いまして一般質問をいたします。

 今日は3日目ではございますが、3日目の1番目ということで、気の弱い私は大変緊張しておりますので、お手やわらかな御指導、御答弁のほど、よろしくお願いいたします。それでは、早速本題に移りたいと思います。

 まず最初に、千々石川の清掃についてお尋ねいたします。

 千々石川は、雲仙を源流として途中で多くの湧き水の合流があり、橘湾に注いでいるところでございます。その千々石川は島原半島で一番大きい川と聞かされていました。また、水量も多く、平成7年の渇水の時には長崎市が水不足になり、千々石川の水を長崎に分けてやったこともございました。以前はセリやカワショウブが生い茂り、川魚やカニ、蛍などの生き物が多くいて、町民の憩いの場、安らぎの場として親しまれてきましたが、今はそうした面影はなく、外来種のセイタカアワダチソウやダンチクが川縁より高く、しかも一部の場所では川一面に生い茂っている始末でございます。大雨でも降ると、水害が起きないかと心配しているところです。

 また、被害が起きないうちに、これ以上ダンチクが増えないよう生い茂っているダンチクを一日も早く除去していただくようお願いいたすとともに、千々石川の橘公園から海岸までの間に7つの頭首がございます。千々石川は水量も多いこともあって、頭首工は平成18年度に1カ所改良されているだけで、多くの頭首口は昔ながらの頭首方式で、違うのはカマスがビニール袋になったくらいで、わかりやすく説明すると、ビニール袋に土砂を入れて川をせき止め、用水路に水を流し込んでいるところです。そこで、大雨が降るたびに流され、ダンチクにたまっている次第でございます。千々石川は川公園として整備されてきましたが、今のままだと、川公園ではなく、ビニール袋流し所みたいなところでございます。きれいな川を維持管理するためには頭首口の整備が必要と思うので、前向きに検討していただきたいと思います。

 以上、本席からの質問はこれで終わり、あとは自席より順次質問をさせていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) おはようございます。荒木正光議員の2級河川千々石川の清掃に関する御質問についてお答えいたします。

 近年、千々石川だけではなく、市内の河川においてカワタケ等の雑草が繁茂している箇所が非常に増えていることは、承知いたしているところでございます。その原因といたしましては、道路等の生活環境の整備が進んだことで周辺からの土砂の流れ込みが増え、堆積したことなどが原因ではないかと言われておりますが、はっきりとした原因はわかっておりません。

 議員御指摘の県管理の2級河川千々石川につきましては、国道57号、千々石橋上流部において、護岸の破損の他、基礎部や河床が洗掘されている箇所がございます。また、雑草やカワタケが密生しているところも多数あり、これまでも県に対し修繕や除去作業を要望し続けてきているところでございます。県も、限られた財源の中ではありますが、本年度より護岸や河床の補修工事を実施し、雑草やカワタケにつきましても可能な限り除去に努めるという予定であることを伺っております。

 しかしながら、河川しゅんせつやカワタケ等の除去につきましては、前回も申し上げましたとおり、国の助成や起債等の助成制度がございませんで、県単独事業として実施されており、なかなか目的達成までは及ばない状況でございます。今後も引き続き国、県に対して要望をしていかなければならないと、このように考えております。

 また、市といたしましても、市内全域の河川の雑草やカワタケの除去につきまして、やはり何らかの対応ができないか検討し、関係機関と協議してまいりたいと、このように考えております。

 また、議員御提案の頭首口の設置につきましては、地元の水利権者の皆様から要望書が提出されましたなら、河川管理者である県を初め関係機関と協議をしたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) どうもありがとうございます。

 今、島田部長の話によりますと、生活環境が変わったので土砂が流れ込んで、そういうふうなカワタケみたいなものが川に生えるようになったのではないかということでございましたが、今、生活環境が変わり、道路の舗装も進み、土砂あたりは以前のように堆積しないような気がいたします。

 それと、カワタケというのか、ダンチクというのかよくわかりませんが、どうしてその草が千々石川に生息したのかよくわかりませんが、私の想像するところでは、あの下水処理施設が原因ではないかと思っているところでございます。というのも、あの周辺だけに多く生息しておって、そして、あそこには今までその地域の排水だけが流れていたのが、今は千々石中、また雲仙市内中の雑排水があそこに流れ込んでいるところでございます。というのは、千々石に県央県南のリレーセンターがございまして、そこに雲仙市内のごみを全部持ってきて圧縮して、そして諫早のほうに運んでいるところでございます。その雑排水は全部千々石の浄化槽に流れ込んでいるので、そうしたところから、種といいますか、そういうふうな不純物が流れ込んで、あそこに生えたのではないかと思っておりますが、そういうことはないでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 下水道の処理がどうのとおっしゃいましたけど、それはむしろ生活環境にはいい方向に推移をしていると考えております。

 また、カワタケにつきましては、その周辺に生息をしているようなことを申されたわけでございますけど、前回も申し上げましたが、私は河川の調査をいたしました。まず、国見のほうからずっと走ってきたわけでございますが、ほとんどの河川に生息をしておる状況でございます。だから、千々石のその川にだけあるものではないということを御理解いただきたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 私が尋ねたところではダンチクと言われたので、ダンチクと言っておりますが、今、部長の話ではカワタケと言われておりますが、どっちが本当かわかりませんが、その原産はどこでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 大変申しわけございません。そこまでの確認はしておりませんので失礼します。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 今後、徐々に清掃してやるというありがたい言葉をいただきましたが、切っただけではすぐまた生い茂るので、根っこから除去するような方策をとっていただきたいと思います。特に、今、千々石町でカワタケが生息しているのは下水処理場の下の部分だけでございます。上のほうには、ぴろーん、ぴろーん、何カ所か植わっているのを確認しました。

 それと、私がこの議場に来る時には、愛野回りをしてくる時もある、また吾妻の牧ノ内から下って山田川をつたってくる時もございます。山田川にも、今までは気づかなかったが、生えているのを確認いたしました。その山田川のダンチクは冬場は葉っぱは枯れているが、千々石川のダンチクは冬でも勢いよく栄えている始末でございます。気候も温暖で、その上、下水処理場の肥しも効いているのではないかと思っているところございますが。これをただ切っただけでは、次の年はまた同じようになるのではないかと思うので、根っこから除去するような方策をとっていただくようお願いするところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 工法につきましては、県の皆さんとお話をさせていただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) よろしくお願いいたします。

 先程、頭首口の件でもお願いをしたわけでございますが、大変ありがたいお言葉をいただきました。住民の方、またその関係者の方が要望書を出すなら前向きに検討するということでございましたので、ぜひそうしていただくことをお願いして、一応この件については終わりたいと思います。

 次に、老人福祉については2項目、快適で住みよい暮らしづくりということで上げておりますが、1項目ずつお尋ねしたいと思いますが、議長、いいでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) はい、どうぞ。荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 老人福祉について、年金・医療制度は国民の義務として法律で定められているので、避けて通れないところです。また、年金・医療については、若いころと年をとってからの見方、考え方は違うようです。若いころはあまり病気にかかることもなく、掛金が大きく経営や家計に影響を与えるので、年金に対する感情といいますか、そういうことが圧迫されているところでございます。しかし、年をとってくると病院に行く数も多くなり、その上、70歳近くになると働くこともできず、病院代が非常に高いという不平不満がございます。

 その中で、「70歳になったら安くなった、気の毒かごとある」て言われた方がございました。そういう中で、ある方が「私も70歳になったので今度は病院代が安うなってよかった」と言って病院に行ったところ、やっぱり3割取られたということでございました。「なぜ同じように年金もかけているのに、何であの方は1割になって、私は3割か」て、「雲仙市は不平等じゃないか」て、「どげんなっちょるとか」と言って私のところに来られた方がございました。それは私はよく説明できないので、今回よく尋ねておきますということでございましたので、わかりやすく御説明のほどよろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 荒木正光議員の70歳以上になっても医療費の自己負担額が3割から1割負担にならないかという御趣旨の御質問でございますが、国民健康保険の被保険者の自己負担は、義務教育就学前の方は2割負担、義務教育就学後から69歳までの方が3割負担となり、70歳以上の方の自己負担は、所得により1割の方と3割の方に分かれております。1割負担の方は課税所得が145万円未満の方で、3割負担の方は課税所得が145万円以上の方が対象となります。ただし、3割負担の方でも、年収が夫婦2人世帯で520万円未満、単身者で383万円未満の場合は、申請することにより1割負担となります。

 従いまして、70歳以上の方が病院等で支払われる自己負担は、個々の課税所得及び収入により負担割合が違うことになります。これにつきましては、医療制度として定められておりますので、御理解を賜りたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 1割はちょっと聞き漏らしましたが、3割は450万円以上と言われたようでございますが、(発言する者あり)その収入は例えば本人に対してですか、それとも家族全体に対してですか、お尋ねいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 先程2通り申し上げましたが、再度説明させていただきます。まず、御本人さんですけれども、要するに1割負担の方というのは課税所得が145万円未満の方でございます。3割負担の方は課税所得が145万円以上の方が対象となります。これが本人さんの分でございます。家族の場合ですね、例えば夫婦2人の世帯の場合は年収が520万円未満、単身者で380万円未満の場合は、申請することにより1割負担となります。これを超えられた方は3割負担ということになります。よろしく御理解いただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) これは夫婦2人の場合でしょう。それと、例えば家族、老夫婦がおって若夫婦がおる場合に、若夫婦の収益が非常に大きい、しかし老夫婦は収益がない、なかなか若い人にお小遣いをくれろ、病院代をくれろと言うけれども、ままならない、自分の経営も厳しいのだということでくれない、それで病院にも行きづらいというような訴えをされる方もございますが、520万円というのは夫婦ということでございますが、家族とは関係なかですか。例えば家族が老夫婦、若夫婦、4人、それに子どもさんがおって、千万円とか、それ以上とかある世帯、老夫婦は収益はないという場合の例はどげんなっちょるとですか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) すみません、先程も答弁しましたが、ちょっと確認をさせていただきます。さっき私が単身者で383万円と言うところを間違って380万円と御報告いたしましたが、単身者で383万円未満の場合は1割負担ということでございます。

 ただ今の御質問でございますけれども、あくまでも世帯で520万円未満、これは収入ですね。だから、収入がもうそれを超えれば要するに3割を負担しないといけなくなりますね。そして、例えば1人の場合は、先程申したとおり、この場合は所得ですね、課税所得が145万円未満の方で、なおつか収入がですね、でも、先程のこの額を超えておれば、もちろん、これはお1人でも383万円を超えておれば、なりませんので。

 家族でありましても、もちろん夫婦世帯でこれだけですから、これを超しておれば、合わせた収入が例えば520万円を超えておられたら3割負担ということになります。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 次に、若い人の年金でございますが、「掛けてん、もらえるかどうかわからんのに、掛くるもんや」と言う方が大半おります。しかし、私はそういう人には、「誰にでも日本の国がある間は、今は100万円もらわれるとが、80万円になるか、50万円になるか、それとも200万円になるかはわからんばってん、国がある間は絶対なしはならんけん、掛けちょけ」と言うて、誰にでも勧めております。

 それと、60歳になれば、「早う死ねば損するけん、早うもらわな」て言う方が大半おります。しかし、死ねば金はいらんとけんか、もらうなって、60歳より65歳、65歳より70歳からもらえば、多くもらわれるっとぞということを誰にでも説得しているところでございます。

 しかし、そういうことがよくわからずに、遅くもらって多くもらわれた方は「あんたが言うごとしちょったから、よかったばい」と言うてくれる人もパラパラおられるばってん、多くの方は掛ける時にはそういうふうな気持ちにならないので、これは一つずつ言いよればもう時間が足りないので、先程の老人のことも、今の年金の掛金のもらう時の一覧表も、表にして後でいただくようお願いします。

 以上、老人福祉についてはこれで終わります。

 次に、金婚式の表彰についてお尋ねします。

 旧町当時は9月の敬老会に町長が担当課長ともども会場に出向き、金婚者、米寿の方をねぎらい、一組一組表彰されていたが、新市になってからは、郵便で何月何日までに支所窓口まで取りに来るよう連絡があり、本人が支所の窓口でもらってくるだけ。そういう中、聞くところによると、表彰状を渡す時には横向き、後ろ向きで渡されることもあるとのことです。

 また、同じ日に市と長崎新聞に提出をしているのに、新聞社からは敬老会前に表彰状と記念品が届き、敬老会の皆さんの前で自治会長さんなり老人会長さんが代読されるのに、市からは遅れて支所の窓口にもらいに行きます。新聞社と市は同じ日に書類を提出しているのに、なぜ遅れて支所の窓口で渡すのか。南島原市では、老人クラブ大会で松島市長が一組ずつ名前を読み上げ表彰されているそうです。式典を1月18日と決め、今年開催されるのが3回目とのことです。雲仙市はなぜしないのか。昭和の初めごろ生まれ、戦後間もなく結婚して、苦楽をともに生き抜き、国のため、また雲仙市の基礎を固めてこられた方々だから、ねぎらいの気持ちを込めて南島原市のように表彰できないのか、市長にお尋ねいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 荒木議員の金婚式につきましての表彰状の御質問でございます。

 まず、市としましては、結婚50年目を迎え、申し込みがありました金婚夫婦に対しましては、敬意を表しまして表彰状と記念品を贈呈し、祝福しているところでございました。決して後ろ向きとか横向きとかでやったわけではないと思っております。(「聞こえません。もうちょっと」と言う者あり)金婚式表彰の方法につきましては、これまで5日間程度の贈呈期間を設けて、各総合支所の窓口にお越しいただき、そして贈呈しているところでございます。これは荒木議員が御指摘のとおりでございました。

 今後、議員の御指摘もございますし、できれば金婚式をお迎えになった御夫婦を1年に一度会場に御集合いただきまして、その際の御手配をさせていただきまして、できれば、今議員が御指摘になったように、昭和の荒波の中を生きてこられた御夫婦でございます、そういった方々に心からの敬意を表し、そしてまた、これまで50年間風雪を耐え抜かれた御夫婦に対しまして、表彰とともにねぎらいの言葉もかけさせていただきたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) どうもありがとうございます。

 ぜひそういう方向で進めていただくようお願いして、本件については終わりたいと思います。

 次に、施政方針についてお尋ねをいたしたいと思いますが、これも議長、1項目ずつお願いしてよございますか。



○議長(酒井八洲仁君) はい、どうぞ。じっくりやってください。荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 交通網の整備について、一般国道251号愛野森山バイパスについてお尋ねします。

 1級河川千鳥川河口の工事を愛野森山バイパス道路建設のための工事用道路として現在施工中でございます。この事業は島原半島の交通ネットワークを飛躍的に向上させるために大変重要なこととし、県と連携して進めていくということでございます。大変いいことだと思っております。この愛野森山バイパスが一日も早く完成することをお願いするところです。

 また、1級河川千鳥川の河口の工事を道路建設のため工事用道路として施工とのこと、工事がなされていることは見ているが、千鳥川河口の道路は愛野森山バイパス工事のみか、あそこは南総の潮受け堤防閉め切りのため新たに陸地ができたところで、雑草や不法投棄の防止のため、畜産農家に管理委託をお願いして、あそこに牧草を作ってくれるよう県からの要請があって、その話が着々と進んでいる中であの工事がなされていたので、当然そちらのほうだろうと思っていたところ、最近見てみたら、川の真ん中に仮橋みたいなものがあって、ああ、なるほど、そういうことも、愛野バイパスの工事用道路としても活用されるのだなということを実感したところでございます。

 それと、愛野の千鳥川は、同僚議員も何回も一般質問でもなされたことがございますが、2級河川として私たちは聞かされていたが、1級河川と書いてあるようでございますが、1級河川は書き間違いですか、それとも1級河川に格上げされたのですか、お尋ねします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) まず最初に、交通網の整備に関する御質問についてお答え申し上げます。

 一般国道251号愛野森山バイパスの新設と1級河川千鳥川河口部の改修との関連に関するお尋ねでございますが、議員御承知のとおり、道路新設のため、本市と諫早市との境を流れます1級河川有明川との合流部において橋脚が2基設置される計画となっております。そういうことでございます。これに伴い、愛野町の千鳥川周辺において、今後災害の発生のおそれがないよう千鳥川河口部の護岸を切り取り、みお筋を確保するため、改修を実施すると聞き及んでおります。

 なお、議員御承知のとおり、昨年4月に諫早湾干拓の調整池が1級河川本明川に指定を受けたために、その水系の一つとして千鳥川も1級河川に指定を受けたということでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) そしたら、千鳥川はどこからどこまで、一番上から今度新しく河川となった千鳥川と続いている、この全地区について1級河川ですか、それとも、どこら辺からか、途中から1級河川になっているのか、お伺いします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 今までありました2級河川が1級河川と、その区域は変わりません。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) そうすると、一番上のほうは愛野の東というところでございますが、その根っこ、ちょろちょろ水の出よるところから1級河川ということですか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 1級河川の水系ということで指定を受けております。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) そうすると、その全線ということで理解していいですね。

 それと、その工事用道路でございますが、あれは私は最初は、先程も申したように、新たに陸地ができたところがそのまま農地としても使えない、そのままの状態ではあまりにもみすぼらしいということで、畜産農家に草でも作らないかというふうな話があったということを聞いて、そのための取付道路と思っておりましたが、その後、もう早くそこを作らせろという話もあったということでございますが、その後、何か待ったがかかったような、そのまま進まないような状態になっているが、それはどういうわけでそげんなっちょるとでしょうか。わかればお尋ねをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) この愛野森山バイパスの本市が取り扱うのは、先程申しました、河川から愛野のほうでございまして、議員がお尋ねのその牧草のところは諫早市のほうの所轄ではなかろうかと思いますけれども。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 川を中心に両方になって、その地区はこの雲仙市の区域で、真ん中を水が流れて、吾妻寄りのほうと、そして諫早、森山寄りのほうがございますが、三ツ島があったが、あの島は昔から吾妻の検地でございました。あれは由来を言いますと、長くなるかな、おのおの方と山田の方が、あの島は山田んとだ、森山んとだと言うて、けんかさしたげな。その時、山の上から見て、おのおの方、向こうに見えるは山田島でござるということを言われたそうで、潟は森山、島は山田、吾妻んとだ、だから雲仙市なのですよ。忘れんごとしちょってください。

 それで、そこは全部雲仙市に入るところでございます。それがどうしてそげんなったのか、わかれば教えてください。何か畜産農家が管理委託をするようになったが、まだいまだに進んでいない理由。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 多分、干陸地の有効利用ということで畜産農家がこの自然干陸地を活用をされるために話が進んでいる状況を多分申されているのではないかなというふうに思いますけれども。そもそもこの話の始まりというのは、平成19年に県酪連を中心に農政局のほうにこの活用をさせていただきたいという申し込みから始まっておるようでございまして、現在、県の畜産課が窓口になって調整を進めているようですけれども、何回も会議がなされていまして、今、大体畜産農家への割り当てもなされておりまして、正式にはまだ調整が済んでないようですが、大体割り当てがなされていますけれども、この工事用道路についても、その利用については支障がないように調整がなされているというふうに私どもは聞いています。

 そういうことで、県の畜産課のほうが今窓口として調整をしております。工事の関係も調整をしながら進められているというふうに私どもは聞いているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 時間の都合もございますので、都合よく進行するよう御指導のほどよろしくお願いいたしまして、次に、水道施設の推進についてお尋ねいたします。水道施設整備推進につきましては、昨日、13番議員より質疑答弁がございましたので、よくわかりましたが、私は前任者と重ならないようお尋ねしてみたいと思います。

 水道施設の推進については、市民の皆さんに、安全安心、安い水を安心して供給するため、国見、瑞穂地区の老朽化した施設を更新するとなっているが、その施設は使えなくなったのか、使えるけれども新しいものとかえるのか、水道の統一によって瑞穂、国見、千々石地区の水道料金を引き上げるので、大義名分上やりかえるのか。老朽化していても支障がないなら、やりかえる必要はないのではないか、予算の無駄遣いではないかと思います。

 また、愛野、千々石地区の簡易水道を統合整備し、国の補助を活用して上水道へ変更する計画となっているが、千々石と愛野との水道を合併する計画なのか、お尋ねいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 水道施設整備の推進ということについての御質問でございます。

 平成21年度の施政方針について御説明申し上げます。主な事業につきましては、昨日の町田義博議員の御質問にお答えしたとおりでございます。なお、本市水道事業の将来像を策定した水道ビジョン策定業務が本年度完成をし、いよいよ平成21年度から水道事業統合整備基本計画を作成することとしており、この基本計画に今後の本市水道事業の方向性も盛り込んでいきたいと、このように答えたところでございます。若干、質問が方々に行ったようでございますけど、まず、それぞれ整理をしてお答え申し上げたいと思います。

 瑞穂のほうの事業をやっているが、無駄遣いではないかという御質問のようでございましたけど、これも平成13年ぐらいですか、長期計画を立てながら推進を図ってきて現在に至っております。特に、瑞穂地区におきましては、当時の状況から見てみますというと、材質あるいは施工という面で今と比較にならないほどの雑な工事だった、あるいは品質であっただろうと想像しております。そういうことからして、非常に漏水が多いと、事故が多いということからして長期的にやらせていただいております。

 また、愛野と千々石と合併させるのかというようなお話でございますけど、今回、平成21年度におきまして変更認可の申請をさせていただきます。これは、千々石は千々石地区、愛野は愛野地区と、それぞれ区分した形で変更認可をさせていただきます。というのも、愛野地区におきましては、現在、給水人口を大幅に上回っておるような状況でございまして、こういうところを今後におきまして補助事業で採択していただくということになる前提となります、この変更認可になります。

 また、千々石のほうにおきましては、これも施設がひどく老朽化をいたしております。また、集中管理システム等の導入がなされていないために、事故が発生した場合、連絡が遅いことによって地域住民に断水をさせていただいております。非常に迷惑をこうむっております。こういうことからして、早急に事業に着手しなければいけないということで、今回それぞれに変更認可をするものでございます。長期的には雲仙市一本ということに行きますけど、まだまだそういう段階には至っておりません。

 以上であります。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) なぜ私が古くても使えるのだということを言ったかといいますと、私たちは昭和40年代前半ごろ、私たちの地区はバレイショ地帯でございましたので、その間作として陸あげ水稲を作ろうということでボーリングをしました。そうしたところが、すぐ減反制度が始まって、1年使うたろうか、もう使わないという状態。そして、それからこの南総の話ができて、加入せろということでございましたので、私たちはもうあの水道も持て余しちょるので、いらんって言うたら、あれは畜産用水として活用して、また畑かんは畑かんで、もっと大がかりなものをしようということであったので、そうしましたが、その水道を畜産用水として利用していたところ、大変性能がよくて故障もなく、ずっと使ってきました。そうしたところ、そこの管理委託をしている人が、「これはもういつ破損するかわからん。爆弾を抱えているようなものだ」ということを再々言われて、その中の一部の方がもう新しいのにかえようじゃないかということで、かえました。そうしたところ、ちょうど雲仙普賢岳の頻発地震もあった関係もございますが、長くせんうちにその新しいやつは破損してしまいました。ちょうど雲仙岳の噴火した日に使えなくなって、やりかえたところでございます。

 それで、新しいのが長持ちするか、古いのが長持ちするか、私は大変疑問になるので、こういうお尋ねをしたところでございます。

 それと、千々石と愛野と水道を合併しない、その地区ごとに整備していくということでございますので、一応安堵しております。その地区地区には、その地区に合った特産品がございますので、それはそこに生かしていくように、その特産品をよそに持っていかれて、後はごみの終着場、イノシシのたまり場にならないように、どこの地区も均衡に発展していくことを希望して、これはもう時間の都合上、答弁はいりません。

 下水処理施設についてお尋ねします。昨日、15番議員が熱心に質疑され、答弁もあって、私の考えとほぼ一緒だったので、それと併合しないようにお尋ねをしてみたいと思います。

 昨日、増山議員より、千々石で何か講習会があって、ここの議場におる者は誰もおらんじゃったて、おれが一人じゃったということを言われて、大変私も気の毒な感じもいたしました。そういうふうな中で、島原市の有明文化会館で浄化槽促進大会がございました。案内が来ましたので、私も行きました。

 その中で話されたことは、下水道施設をすると、日本中それをむらなくすると100年かかるて。そして、浄化槽も今よくなったので、浄化槽をして地区ごとに汚水をして川をきれいにしたほうが経費もかからず早くできるということでございますが、雲仙市では、千々石地区と愛野地区は旧町当時ほぼ完了でございます。その他、吾妻地区と瑞穂地区をしておりますが、国見地区、小浜地区、南串山地区はまだ手つかずの状態ということでございますが、多額の経費をかけて下水道をするよりも、この浄化槽方式にしたらどうか思われるところでございます。これについては、私も、終わってから、参議院の弘友和夫先生、また来られていた県議の長崎出身の小林駿介先生とその他の方とも交えて別室で協議をしましたが、この方式はいいなということを感じました。

 それで、ぜひそういうふうに進めていくことをお願いして、答弁はいりません。時間がございません。

 次に、学校耐震強化促進事業についてお尋ねいたします。

 平成21年度も小学校耐震化事業として1億円の予算を計上しているということでございます。それは学校の生徒が安心安全で快適な勉強ができるようにするためには、ぜひやっていかねばならないと思っております。しかし、この学校を耐震強化するためには、今までの設計業者さんの設計ミスだったのか、それとも工事をされた方の手抜き工事だったのか、それとも年数がたったので耐震強度が弱くなったのか、それとまた例えば耐震強化をすると耐用年数も長くなるのか、お尋ねをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 耐震補強工事が必要なのかという御質問に答弁させていただきます。(「早うせな時間がない」と言う者あり)そうですか。私はたっぷりあるのですけれども。

 学校施設は、これまでも申し上げてきましたとおり、児童生徒などが1日の大半を過ごす活動の場であり、豊かな人間性をはぐくむための教育環境施設として重要な意義を持つとともに、災害時には地域の人々の応急避難場所としての役割も果たすことから、耐震性能の向上を積極的に図っていくことが必要だというふうに考えております。

 昭和56年6月の建築基準法改正により耐震基準が大幅に見直されました。現在の新しい耐震基準となりましたが、これ以前の基準で建てられた建物は阪神大震災でも大きな被害を受けた例が多数あり、これらの建物は現在の基準で建てられたものに比べ耐震性能が十分でないことがあります。このため学校施設の耐震性能を確かめるための耐震診断を行い、補強が必要と診断された場合には補強工事を行うものでございます。

 人命は何より尊いものであり、大地震によりわずかであっても被害の可能性があると判断された施設については、可能な限り早く補強工事を行い、児童生徒及び市民の安全を確保したいと考えております。そのため雲仙市といたしましては、平成21年度までに耐震診断をすべて終了し、平成24年度までに補強工事が完了するよう事業を進めているところでございます。

 それと、補強工事をすると耐用年数が延びるのかということにつきましては、私はそのように考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) どのように耐用年数が延びると考えておられるのですか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 耐震補強をする前よりも延びるということです。



○議長(酒井八洲仁君) 荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) そうすると、例えばもう10年すればつくりかえんとならなんとば、例えばの話ですよ、学校の建てかえが30年延ばしてよかということですね。そういうことであれば、特に進めていかねばならないと思います。

 それと、当時建てたころは、設計も工事もこれでよかったということですか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 昭和56年6月に建築基準法が改正をされたわけですね。だから、その前は、そのような大きな、こういう事故がなかったのかなと私は思っておりますので、その後、見直されて、技術が進んだというのもあるというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) もう時間がありませんよ。荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 以上をもって私の一般質問を終わらせていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) これで24番、荒木正光議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで11時15分まで休憩いたします。

=午前11時01分 休憩= 

=午前11時14分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) それでは、再開いたします。

 先程の答弁の中で建設整備部長からの発言の申し出があっておりますので、これを許したいと思います。島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 先程、答弁の中で「雑な工事」という言葉を使いましたけど、不適切であったことで、訂正し、お詫びを申し上げたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) それでは、8番、吉田美和子議員の一般質問を許します。吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 8番、吉田美和子でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告しておりました3つの項目につきまして質問をさせていただきます。今回から一問一答方式が取り入れられましたので、登壇しての質問は消費者行政についてのみでございます。

 私は、平成20年第4回定例会におきまして本市における消費者行政について質問をさせていただきました。その折、ひまわりテレビをご覧になっておられた市民の方から、かなりの反響がございました。そのほとんどが「私もね、吉田さんと同じように訪問販売で同じような体験をしました」とか、「うちのおばあちゃんはね、1カ所に集められて、ただの商品をたくさんもらって、で、断れなかったと言って高額な布団を買わされてしまった。怒られると思ってね、家族の誰にも相談しなかった。うちの場合はすぐに業者に着払いで品物を送り返してしまった」、また、何か娘の様子がおかしいと思われた親御さんが調べてみられると、携帯電話の使用料の未払いがあるからということで督促状が届いていたそうです。娘さんも、もしかしたら払ってないかもしれないというふうに思われたと思うのですね。それで、6万円ほど、ゆうパックで送る寸前だったそうです。実際に被害に遭われたり、もう遭いそうになるところだったりと、本当に想像以上に市民の皆様の生活を脅かす実態が広がっているということに驚かされました。私は、いかにこの消費者行政が重要な仕事であるかということを改めて知ることになりました。

 担当部局におかれましては、私の質問内容でありました相談者への対応と今後の対策についてということに対し、相談者がより気兼ねなく安心して相談できるよう設置場所や相談時間について研究していくとの答弁をいただいておりましたが、早速、消費生活相談市民相談窓口の看板を設置されております。市民の皆様への素早い対応がなされておりますこと、本当にありがとうございます。

 また、平成20年雲仙市議会第4回定例会の答弁分に係る懸案事項等の報告書も読ませていただきました。課題や問題点、対策、構想等についても真摯に検討をされておられますことに対しまして、お礼を申し述べたいと存じます。

 私が、先の定例会から続けてこの消費者行政についての質問をいたしましたのは、今年1月7日付の長崎新聞に「消費生活センター全市町に開設を」という見出しの記事が掲載されていたからでございます。県は、詐欺や悪質商法から消費者を保護する身近な専門窓口の充実を図るため、消費生活センター未設置の県内市町に対してセンター開設を急ぐよう求めているとのことでした。国は、向こう3年間、地方自治体の消費者行政を集中支援する方針で、地方消費者行政活性化交付金を都道府県に支出する。県は、これを利用して基金を設置し、県と県内市町の相談窓口強化費用に充てることができる。これを受け、県は、全市町での相談体制確立を目指す方針とありました。このことにつきまして、市長はどう捉えられ、どうされるお考えか、お聞きしたいと存じます。

 あとは自席におきまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 吉田美和子議員の御質問にお答えいたします。

 本年1月7日付の長崎新聞の記事にありました、県が消費生活センター未設置の市町に対しセンター設置を求めるよう働きかけるとの報道に対し、どう捉え、またどうする考えかとのお尋ねでございます。

 現在、県内で消費生活センターを単独設置している自治体は、長崎市、佐世保市、諫早市の3市でございます。御承知のとおり規模が大きな自治体でございますので、当然相談件数も多く、専門の相談員を複数名配置する必要があります。それに伴い事務職員も配置する必要があり、単独部署として「センター」という名称になっております。専門の相談員を配置している自治体は、先程の長崎市、佐世保市、諫早市に加え、大村市、松浦市、五島市、そして本市の7市であり、本市につきましては、市民生活部市民課市民生活班に消費生活専門相談員を1名配置し、対応しているところでございます。現時点では、人口や相談件数から本市の規模に応じた配置であり、県が求める消費生活センターとしての機能を果たしているとは考えておりますが、決して現状のままでよいと考えているわけではなく、市民の皆様のニーズを探りつつ、着実に整備を進めているところでございます。

 「広報うんぜん」3月号でも紹介しておりますとおり、まず相談窓口の整備を進めており、消費生活相談及び市民相談窓口のための直通電話であるライフサポートホットラインを3月1日に設置いたしました。国も、消費者行政一元化の取り組みに伴い、地方自治体の消費者行政を拡充するための支援策として地方消費者行政活性化事業を計画し、平成21年度から3年間程度、相談窓口を拡充しようとする自治体に対して必要経費相当の交付金を交付することとしており、本市といたしましても、先程申し上げましたライフサポートホットラインなど、本事業の活用を視野に入れながら相談窓口のさらなる充実を図っていきたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 御答弁ありがとうございました。

 実は、私は、センター設置につきましては前回の定例会でお尋ねしようかとも思っておりましたが、何分にも予算が伴うことから無理かなと思って引っ込めてしまいました。今回の新聞記事を読んで、改めて市長のお考えをお聞きしたかったわけですが、もう部長のお答えでわかりましたので、結構です。

 懸案事項等報告書を読ませていただき、先程おっしゃられましたように、対処履歴の中に3月1日ライフサポートホットラインを設置予定と記載されておりましたし、これですね、その一部を持ってきましたけれども。消費生活センターが無理なら、せめて専任の相談員さんとの直通電話の設置をと思っておりました。直通にすることでかかる経費は1カ月840円、電話代ですね、電話代といいますか、引くに当たりですね、電話代が840円ですので、年額にしまして1万80円ということで、市民の方が少しでも相談を受けやすくなられることを考えると、このことはぜひお願いをしなければならないと思っておりました。

 しかし、もう3月2日にうちにも配ってきましたけれども、この「広報うんぜん」3月号15ページに、「一人で悩まず、まず電話」ということで直通の電話番号、0957─ 38─ 7830、「ナヤミゼロ」のお知らせが掲載されておりました。これはごろ合わせで覚えやすい番号なのですけど、この電話番号は特に言われて頼まれたのですか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 番号につきましては、こういう制度でスタートしておりますので、そういうごろ合わせを恐らく考えての配置だっただろうと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 覚えやすい番号でよかったなと思っております。

 今日、3月4日は定額給付金が可決されるであろうと言われている日ですけれども、昨日テレビで、もう早速給付金をねらった詐欺の電話がかけられているので、くれぐれも注意をと言っておりました。市民の皆様が、あら、これはおかしいかなとか、このことで悩んでいるとか、困っていると思われることは、すぐにこの直通電話で相談されますようにお願いしたいなと思います。もう一度電話番号を言ってみたいと思います。0957─ 38─ 7830、「ナヤミゼロ」です。

 それから、私自身が訪問販売で大変嫌な体験をしたことを例に挙げて前回お話をさせていただいたのですけれども、今回また自分のことを話すのはどうかなと思ったのですけれども、市民の皆様にぜひ注意を喚起していただくためにと思い、お話をさせていただきたいと存じます。

 昨年夏、私は、夫と二人で旅行をいたしました。現金よりカードが便利だと考えました。行った先々で食事やら買い物などの際、カードでの支払いをいたしました。1カ月後にその時の分の引き落とし通知が届いて、ああ、やっぱり便利だったねと思ったのですけれども、それから5カ月後に、また月末に引き落としをする旨の通知が届きました。夫の銀行口座から引き落とすというものでしたが、何か腑に落ちないというか、いつ夫が買い物したのだろうかとか、いつ使ったのかなと思って尋ねました。旅行もしてないし、大きな買い物もしてない、もちろんカードを使ってないという返事でした。これはおかしいと思い、すぐに夫はカードを作ったお店に行きました。そこで、信販会社などに問い合わせた結果、旅行に行った際にどこかでそのカードの情報を、スキミングというのですかね、読み取られていたわけですね。それを夫名義の偽造カードとして作られ、それで買い物をされていて、お金だけうちが払うというような感じで来ていたわけですね。警察や銀行にも出向きました。で、対処して事なきを得ました。

 送られてきた明細書を見ない人もいるかも知れないのですけれども、見ないで捨てて放っておいたらと思うと、ぞっとしました。いつ皆様方にもそのような降ってわいたような災難が待っているかもしれません。いろいろな支払いの引き落とし制度を利用されておられる方も多いかと思いますが、引き落としの通知などが届いたら、本当に自分や家族が使った分なのか、確実にチェックされますことをお勧めしたいと思います。

 いつかまたこの「広報うんぜん」にもスキミングについての説明とか注意点など、情報を盗まれることに関しては、これはもうどうしようもないのですけれども、そういう情報を皆様にもお知らせしていただきたいと思いますけど、どうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 3月1日に実はホットラインを設置いたしまして、今日までに、2日、3日、それぞれ2件ずつございました。そして、内訳は、まず多重債務が1件、あと安易なものとして3件ございました。このように、本当にこのホットラインが今後市民の皆様のそういうまさかの時のお役に立てればと思っております。今のスキミングにつきましても、広報のほうに相談をさせていただきたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) よろしくお願いしたいと思います。

 次は、2つ目の質問に入りたいと思います。本市の教育行政についてでございますが、昨年、児童生徒を対象に体力テスト、学力テストが全国的に実施されました。本市における結果をどう判断されておられるのでしょうか。また、その結果を児童生徒の指導にどう生かし、今後の教育行政を進めていかれるのか、具体的にお聞きしたいと存じます。

 2月15日付の長崎新聞においては、「県の体力テスト結果を非公表へ」ということで、出さないということですね。で、いろいろな方の御意見も載せられておりましたが、本市教育委員会ではどのような見解をお持ちか、お聞かせください。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 教育行政の質問について答弁をさせていただきます。

 全国学力・学習状況調査の結果と、その活用について御説明をいたします。まず、雲仙市全体の結果といたしまして、小学校では国語科の読むこと、算数科の量と測定、中学校では国語科の書くことと数学科の数量関係の正答率に、国、県平均より低い傾向が見られております。また、基礎的、基本的な知識や技能を活用して解く問題では、解答時間の不足を感じた児童生徒も多く、限られた時間に的確に読み取る読解力の育成が課題と捉えています。さらに、家庭学習の時間がやや短いという結果になっております。

 しかしながら、この学力調査の結果は児童生徒の学力の一部を示すものであり、また活用力を問う問題に児童生徒がなれていなかったということも考えられています。大切なことは、各学校がこの調査で明らかになった課題を授業レベルで考え、どのように授業改善を図っていくのか、職員一丸となって検討していくことだというふうに考えております。そこで、雲仙市内すべての小中学校では、今回の調査結果の分析を踏まえた学力向上プランを作成し、短期的、長期的に取り組む内容を決めて実践しているところでございます。

 また、学力の向上は雲仙市教育委員会においても重要施策の大きな柱の一つとしており、研究主任研修会を初めとした各種研修会の開催、指定研究校による研究成果の発信、学校訪問時における教科等指導員の活用など、さらに充実させていきたいというふうに考えております。

 続きまして、全国体力・運動能力・運動習慣等調査の結果と、その活用方法について御説明をいたします。市全体としては、小学校、中学校ともに全国や県の平均値を上回っております。しかし、課題として、小学校では男女とも長座体前屈、それから中学校では女子のハンドボール投げにおいてその能力がやや低いという傾向が見られました。また、運動習慣調査の運動を毎日するのかとの質問に対し、ほとんど毎日と回答した児童生徒は全国よりも多く、日常的に運動する児童生徒が多い現状であります。これは各学校や地域での運動に対する取り組みが積極的に行われている成果だというふうに考えております。

 しかしながら、先程も言いましたが、この体力調査の結果は児童生徒の体力、運動の技能の一部を示すものでしかありません。今後の活用の中で大切なことは、学力調査と同様に、各学校がこの調査を通じて明らかになった課題を日々の授業においてどのように生かしていくかということであり、その視点からの改善を図っていく必要があります。雲仙市におきましては、各学校の体育担当者を集めて学校体育実技講習会を実施し、教職員の資質の向上を図っております。

 また、小学校における放課後のクラブ活動や中学校の部活動の実施についても、市から補助金を出し、その活性化に努めているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 詳しい御答弁、ありがとうございました。

 国語力が少し弱い、それから運動は毎日する、日常的に運動を取り入れている、しかし、この結果というものはあくまでも一部だということですね。各学校の先生方におかれましては、その結果をもとに分析されまして、指導のほうに力を入れていただかれるようにお願いをいたしたいと思います。

 私は今議会の初めの日、2月25日ですけど、議長報告の中に、教育委員会の所管事務に係る自己点検評価報告という平成19年度事業分の報告が別添で提出されているとありましたので、議員控室の書類入れを探しました。中から取り出して早速読ませていただきました。地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が平成20年4月1日に施行され、教育委員会の責任体制の明確化の方策として、教育委員会は学識経験者の知見を活用し、活動状況の点検評価を行い、その報告書を作成し、これを議会へ提出するとともに公表しなければならないことが義務づけられたとのことで、31ページにわたり学識経験者の方の御意見や教育委員会の活動状況他、詳しくまとめられておりました。

 私は今、教育厚生常任委員会に所属をしておりますが、読ませていただくことにより、その仕事内容の多さなど、改めて大変な仕事をされているのだなと思った次第です。長崎大学教育学部の宮崎正明先生、木下信義先生の所見も大変参考になりました。

 ここで、雲仙市も合併して3年5カ月になろうとしております。子どもたちを見ておりますと、少しずつ雲仙市の子どもたちという自覚が芽生え始めているように感じられます。教育委員会におかれましては、鈴山教育長の御勇退の後、塩田教育長が引き継いでいかれるわけですが、教育委員会の基本方針といいますか、基本的な姿勢をぜひお聞かせいただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 雲仙市には、教育基本方針というものと、それから教育努力目標ということを具体的に具現化した条項がありますので、それに基づいて教育界の発展に努めていきたいというふうに考えているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) わかりました。ありがとうございます。

 この報告書、議員皆さん方の引き出しにも入っていたと思いますけれども、この中に「雲仙市の教育の編集」という言葉が出ておりましたけれども、これはどういったものでしょうか、何か作られておられますか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 評価報告書の12ページのほうにあるものかというふうに思いますが、これは平成19年度に初めて取り組みました。基本的には、先程言いましたように、雲仙市の教育委員会が目指す教育方針及び努力目標を具現化したものをまず冒頭に持ってきております。その後、教育委員会の組織を全職員が理解するために、組織、それから各課が取り組む事務の内容、そして各その年度、これは平成19年に作っておりますので、平成19年度は平成19年度の主な各課の事業等について、基本的には議員の皆様に配付しております当初予算の資料の具体的内容のものをつけております。それと、各種委員の名簿をつけて、それぞれに職員が共通理解をするために作成しているものでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) わかりました。ありがとうございます。

 私は雲仙市のホームページをたまに開きます。「市長の日記」も時には読ませていただいております。あらゆる市内の情報をそれから得ることが多いのですが、教育委員会のほうでは「うんぜんフレンドネット」というものがありますよね。以前はなかなか進まないなと思っていたのですけれども、最近少しずつ学校紹介など情報公開もきちっとされておりますし、見ていておもしろいのですけど、もうちょっと頑張ってほしいなと思う面もあるのですけど、御自分たちはどのようにお考えでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 私も、平成20年の4月から教育委員会に行きまして、議員と同じような考えを持ちました。それで、担当職員にぜひ「うんぜんフレンドネット」の中身の充実を図ってほしい旨を要望いたしたところでございます。今後さらに、議員が言われましたように、内容の充実に努めていきたいというふうに思います。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) インターネットをしない人にとっては何だろうなと思われるかもしれないのですけど、家にいていろいろな情報が得られるということで、大変これはありがたいと思いますので、ぜひ頑張って取り組んでいただきたいと思います。

 それから、平成19年に策定されました雲仙市総合計画を私は何度か繰り返して読んでおりますが、その中の基本方針6は、明日を担う人づくりと誇りあるふるさとづくりという項目で、その中の政策1として、次代を担う人づくりと上げられております。

 そこで、市長にお尋ねなのですけど、市長は雲仙市の子どもたちに対してこうなってほしいとか、こんな子どもが理想だとか、そういうものがおありでしょうか。急に聞かれても困ると思われるかもしれませんので、次の議会で結構ですので。もしよかったら今お願いしたいのですけど。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) この議会でも何度か申し上げたつもりでございますけれども、今後の子どもたちというのは、小さなエリアだけで育つわけではなくて、今後やはり国際的に活躍していただかなければなりません。そういう意味では、どんなことにもくじけない打たれ強い子どもになっていただきたいということと、それから誰をも受け入れる度量を持っていただきたいということがまず第1に大きなことだと思っております。ですから、そういう子どもたちがこの雲仙市で育ってくれることをまず心から願っている次第であります。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ありがとうございました。

 くじけない、打たれ強い、誰でも受け入れる、すばらしい言葉が並びました。さすがだなと思いました。

 私はインターネットであちこちの教育委員会のホームページも見ておりますが、例えば「○○市の子どもたちは」と、こう銘打って、大きく3つぐらい理想像を上げてあるところがあるのですね。今、市長がおっしゃられましたように3つ今上げられましたけれども、そういうものを、雲仙市の子どもはこんな子どもですとか、こういう子どもになってほしいという言葉を表現して、市民憲章のように何かできないかなと思っております。市長と教育長、教育委員会の話し合いでもよろしいでしょうし、あるいは市民の方から募集されて、そういう言葉が何か、雲仙市の子どもはこうなってほしいとか、そういうのができないかなとちょっと思うのですけど、どうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 塩田教育長、山野教育次長が誕生したことでもございますし、教育委員会にも関わっていただきまして、新しい教育像というものをまた設定していただければと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ありがとうございました。もうぜひ教育長、教育次長よろしくお願いします。

 子どもの理想像というか、そういうのが見えてくれば、教育目標の具現化として教育予算が考えられて使われていくものだと思います。子どもたちのために予算配分はもちろん考えておられるとは思いますが、どうでしょうか。実際、報告書の中で学校予算の状況説明文がかなり気になったところがございます。各校ともに希望する備品購入などの制限がなされているようですが、それで子どもたちは大丈夫でしょうか。必要なものをそろえられる予算になっているでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) 予算編成に当たっては、各学校から要望等をすべて集約をさせていただいております。その中で優先順位をつけていただいて、私どもの教育委員会の管轄の予算の枠がありますので、その中ではめ込むように努めておりますし、現在、大きな不満的なものはないというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) わかりました。できるだけ子どもたちには多くの予算を使って、伸ばしていってほしいなと思っております。よろしくお願いします。

 また、その報告書の中で大変驚いたことがありまして、奨学資金の返還状況ですが、平成20年5月現在の滞納額が92名で950万300円と記載されておりました。これは市税や給食費の滞納問題に匹敵するほどの問題だと思われますが、この内容についての御説明をお願いしたいと思いますが、これはいつからの分なのでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育長。



◎教育長(塩田貞祐君) この950万300円につきましては、合併前の旧町からの分をすべて引き継いだものでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 未納者に対しては、文書等での納付依頼、自宅訪問がなされているようでございますけれども、大変だとは思いますけれども、引き続きよろしくお願いいたします。

 3番目の質問に入らせていただきます。平成20年度は26項目のゼロ予算事業がありました。平成21年度は、提出議案、参考資料その2の中で32の項目が示されております。特段の予算措置を必要とせず、職員の創意工夫によって既存の人材、施設等をうまく活用して取り組んでこられたわけですが、市長はこの事業をどう考えておられますか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) ただ今、吉田議員から御質問がございましたゼロ予算事業でございますけれども、職員の創意工夫と能動的な努力によりまして特段の予算措置を行わずに行政サービスにつながることができないかと本年度から取り組んだものでございまして、各部局の職員の自主的かつ自発的、自由な発想による提案に基づきまして多くの事業を実施しているところでございます。それぞれの事業の中には、職員が時間外にも関わらずボランティアで活動を行った事業もございますし、市の活性化と市民の皆様方に対するサービス向上のため、職員のゼロ予算事業に対する熱心な取り組みに感謝しているところでございます。

 平成20年度の1月末までの実績といたしまして主なものを申し上げますと、まず、私が職員に指示を出しました雲仙市スイーツ調査隊事業がございます。この事業が市内の42店舗のすばらしい商品の掘り起こしにつながり、これらを紹介する情報誌を作成して、コンビニエンスストアや駅、ガソリンスタンドなどで配布いたしましたところ、マスコミに大きく取り上げられたこともありまして、市内外から大きな反響と関心を集めました。結果、商品を買い求めるお客様で行列ができた店舗もございますし、各事業者のさらなるやる気を引き起こすことができたものでございまして、職員の頑張りによります商店活性化の一助となって、いわゆるヒット事業の一つであったと自負しているところでございます。

 また、おばまちゃんぽん普及事業に関しましても、その知名度が上がるとともに、飲食店の自発的な活動や、またPR活動が天草市の同業者との交流など各種取り組みに発展している事業もございます。

 さらに、自前で雲仙市のPRビデオを作成し、長崎文化放送主催の「第4回NCCふるさとCM大賞」に応募した雲仙市PR映像プロデュース事業は、自治体の部におきまして見事に優秀賞を受賞し、今月から年間50回の無料放送を行っていただけることとなっているところであります。

 乳幼児と、その保護者、妊産婦に憩いの場を提供し、お互いの親睦を深め、共通の悩み事などを自由に話し合っていただくために実施いたしました子育てサロン運営事業には、16日間で延べ141組の皆様が御利用されており、その他にも生きがいづくり講座、ふるさと歴史講座や、土地の登記・相続等に関する相談をお受けする無料登記相談所などの事業にも、多くの市民の皆様に御参加または御相談をいただいているものでございます。

 このゼロ予算事業を実施することによりまして、行政サービスに厚みが増してきたばかりでなく、職員の方々の資質向上にもつながるものであり、加えて予算化いたしました他の事業に対する取り組み方においても、より効果的、効率的な方法を自らが模索するなど、深く追求する姿勢や新たな取り組みへの積極性が一層高まるという効果を期待しているねらいを込めております。

 あわせまして、職員が創意工夫のもとに頑張る姿を市民の皆様方にご覧いただき、その努力をお認めいただくことで、行政にとって最も重要な市及び職員に対します市民の皆様方からの信頼を深めていただけるものと考えているものでございます。

 従いまして、平成21年度につきましてもこの事業を継続して、職員に対しても豊かな発想に基づきます提案を大いに期待をしたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 本当に先程言われましたようにスイーツ調査隊は、これはもうマスコミで大変騒がれたと思いますし、私もお店を、どこにあるのかとか聞かれたりもしました。ただ、これは一つ心配だったのは、太ったりとか、病気とか、そういうのはなかったのでしょうか。職員さんたちは大丈夫だったのですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) テレビでございましたけれども、私のようになりたくないという連絡はございました。また、あの時に胃腸薬をたしか主催者の方がプレゼントしたようでございます。一応覚悟してそういう配布、そしてまた宣伝活動をするようにということは、皆様方、御意志のもとに一致結束して行動していただいております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ありがとうございます。

 おばまちゃんぽんも、大変各種の産業祭とか、そういうのでも大人気だと思います。先程ふるさとの宣伝をするPRのビデオ、こういうのも物すごく有意義なものだと思います。50回も無償で流すのですか。子育てサロンにしても、たくさんの方がお見えになっているということで、本当にうれしい限りです。

 私は、本年度より来年度、平成21年度は事業が増えていますよね。そういうことは職員さんの意識が高くなったと評価してよいのではないかと思っております。この職場でも、職場でもといいますか、この議場にあるその花ですね、それは議会事務局の職員さんが「私たちのゼロ予算事業です」ということで家から持ってこられている花であります。何かほっとする空間がそこにはできているなと思います。そのように、市民の皆様に対して自分のできる範囲のことで頑張っておられるというのは、職員さんとしては大いに評価をしてあげたいと思います。1年限りの事業もあるでしょうし、ずっと毎年続く事業もあると思います。職員さん方の自発的な意見、考えで、毎年このゼロ予算事業というのが増えていくことを楽しみにしたいなと思っておりますが、一つつけ加えさせていただきますと、スイーツ調査隊があるのだったら、何か辛いものの調査隊はないのですか、辛いもの。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 貴重なお言葉をいただきましてありがとうございます。今後もそういったいろいろな提案をいただいたり、あるいはまた職員の方々の自発的な提案によりまして、今おっしゃっていただきましたことも含めて、さまざまなことをやってみたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) いろいろとありがとうございました。

 このゼロ予算事業に対しては、多分、他の議員さんは聞かれないかなと思ったので聞きましたけれども、有意義な答えをいただけて大変うれしく思いました。どんどん職員さんを褒めてやって伸ばしていってほしいなと思います。子どもだけじゃないと思うのですね。褒められて喜ぶのは大人も同じだろうと思います。市長とか各部長がそれぞれ事業をされた職員さんに対してはお褒めの言葉をやってほしいなと思います。

 以上です。終わります。



○議長(酒井八洲仁君) これで8番、吉田美和子議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで1時まで休憩いたします。

=午前11時52分 休憩= 

=午後0時59分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 午前中に引き続き会議を開きます。

 20番、福田大東議員の一般質問を許します。福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 一般質問を行います。

 昼食が済んだばかりで、消化に悪いですので、激論は避けたいと、そういうふうに思います。

 先の12月議会、私の一般質問において本市の財政事情についてお尋ねをいたしました。極めて厳しい財政運営を強いられております。周りを取り巻く環境は、世界的な経済不況、国内においては少子化、高齢化、そして人口減少と、悪条件が重なっております。このような状況下にあって奥村市長は就任後3年間、数々の政策を打ち出し、鋭意努力を重ねておられるところでございます。

 しかしながら、企業誘致等による雇用の確保、定住人口の維持・増加策にもおのずと限界がございます。100年に一度と言われる経済不況下のもと、企業の進出も当面困難と言わざるを得ません。地域経済を再生し活性化させるためには、どのように対処すればよいのでしょうか。難しい問題でありますが、私は、交流人口の拡大こそ、この窮地を救う最適手段であるというふうに考えます。交流人口の拡大、これに真剣に取り組む必要を感じます。

 そして、その起爆剤となるのが観光ではないでしょうか。幸い本市には、国立公園雲仙温泉と日本一の熱量を誇る小浜温泉を抱えております。観光は極めてすそ野の広い産業であり、経済波及効果や地域活性化効果の大きいことは御周知のとおりでございます。私の試算では、経済波及効果を約260億円と推計をいたしております。国土交通省によれば、2005年度における国内観光消費額は24兆4千億円とされております。極めて大きな産業となっております。

 しかしながら、本市における観光産業は、他地域に比べ、魅力、知名度、施策において格段に遅れをとり、長期低迷を余儀なくされているのが現状ではないでしょうか。このままでは過去の名声におんぶされた、まさに賞味期限が切れた観光地となりかねません。2010年度、来年ですね、NHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まります。長崎とはゆかりの深い人物で、十四、五回来崎しておりますから、当然長崎も舞台に描かれます。その宣伝効果は大きなものとなることでしょう。大いに期待をいたしております。

 20年ほど前、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」というのを読んだ記憶がありますが、明治維新の立役者で、私の好きな人物の一人でありますが、彼の言葉の中に「いま一度日本を洗濯したく申しそうろう」という言葉を思い出します。「おのおの方」と言ったかどうかはよくわかりません。日本の洗濯をするとはどういうことでしょうか。洗濯とは、きれいにするとか、白紙に戻すとか、このままではだめだから改革をするとか、パソコンで申せばリセットボタンを押してみるといったことだと理解しますが、私も質問を通じて本市の観光の洗濯をしてみたいというふうに思います。

 観光振興対策について、まずお尋ねしますが、最初に観光低迷の原因は何か、原因の徹底究明をし、それから対策というふうに移りたいと思います。ここでは原因の究明ということで質問をし、自席に帰って再質問をしたいと思います。よろしくお願いをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 福田大東議員の観光振興についての御質問の1で、低迷原因の徹底分析と対処方法というふうなお尋ねにつきまして答弁させていただきます。

 市長の施政方針にもございましたとおり、観光業を取り巻く社会環境というのは、世界的な金融危機に伴う景気後退や円高による外国人観光客の減少で、未曾有の厳しさにさらされているというのは雲仙市も例外ではございません。また、社会全体がこういう節約・倹約ムードというのでしょうか、そういう意識が強い中で、一番最初に影響が出るのは旅行控えであるということは身をもって経験をしており、承知いたしております。

 最近、長崎県の観光振興推進本部が発表いたしました平成20年長崎県内の観光客の動向、これはまだ暫定値でございますけれども、それによりますと、島原半島ブロックは対前年比2.0%の増となっており、前年と比較して増加いたしましたのは島原半島と壱岐対馬の3ブロックのみとなっております。

 また、市長の施政方針の中にもございましたのですが、入湯税から見ました宿泊客数につきましては、小浜温泉が対前年比92.0%、雲仙温泉が対前年比101.7%となる見込みでございますが、これらの数値から分析いたしますと、現段階では決して悪い状況とは言えませんけれども、本当の厳しさはこれからが本番だというふうに捉えております。

 しかし、別の見方をしますと、発想の転換というのでしょうか、雲仙市にとっては逆にチャンス到来ではないかと考えております。なぜなら、元来、日本人というのはどんなに厳しい環境の中でも旅はする民族だと言われております。今、旅行者に求められているというのでしょうか、観光客が求めている旅行形態というものは、通称「安・近・短」と言われております。つまり安い、近い、短いというふうなことでございます。この雲仙市を訪れます観光客の60%以上は、御承知のとおり、長崎県内や福岡都市圏からの観光客でございます。その点から申し上げますと、雲仙市はまさにこの「安・近・短」の最適の目的地と言えるのではないかと思います。

 具体的な例を申し上げますと、本年1月10日より雲仙旅館ホテル組合さんが西鉄旅行とタイアップで福岡都市圏のお客様を対象に、福岡から雲仙温泉片道千円バスを運行されております。1月は、1月10日から始めました関係で20日間なのですけれども、これで750名、それから2月の1カ間で1,730名の利用があっているとのことでございます。また、3月も現段階で既に千名以上の予約が入っていると伺っております。このバス運行と実は並行いたしまして、雲仙市観光協議会が福岡で全く同じ時期に合わせまして福岡市内で1カ月間、ラジオのCMと地下鉄の中吊り広告ということで雲仙市の宣伝を行ってまいりました。雲仙観光協会さんにお伺いしまして、バスを利用されたお客様からのアンケートの内容を少し伺いましたのですけれども、地下鉄の中吊りを見て来たよというふうな方も多かったというふうに聞き及んでおります。まさに、これは連動による波及効果があったものと理解しているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 低迷はしてないということですかね。私は低迷をしているというふうに思うのですが、まあまあ頑張っているということなのですか。そういう理解しか示してないということですか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 今申し上げました数字につきましては、平成20年の1月から12月でございます。雲仙市が観光客の減少に対しまして影響が出始めたのは今年の1月からでございます。ちょっと今は申し上げませんでしたけれども、1月の入湯税だけから判断しますと、小浜温泉が前年比95%、それから雲仙温泉が前年比85%でございます。平均しますと、対前年比88%というのが1月の単月の数字で、正直言って、いよいよ来たなということで、それによる緊急対策急務が必要であるというふうに捉えているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 地元業者の話と中山本部長の宿泊客の認識度が相当ずれがあるというふうに私は感じます。これについて、私が議論するよりも、多分、観光協会長あるいは旅館組合長等々と十分話をしていただきたい、そういうふうに思います。

 それと、今、千円バスの御紹介がございました。この千円バスというのはどういうふうな形で運行されているのか、費用はどういうふうになっているのか、それは理解していますか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) この福岡雲仙間の千円バスでございますけど、これにつきましては、雲仙温泉に宿泊をなさるお客様のサービスの一環というふうに考えておられまして、雲仙旅館ホテル組合さんが当初お考えになったというふうに伺っております。

 それと、御承知のとおり、本来ならば雲仙旅館ホテル組合さんが、いわゆる貸し切りバス形式でございますので、そのままやればよろしいのですが、一般を募集する宿泊プランについた旅行というふうな捉え方に旅行業法上なりますので、西鉄旅行さんとタイアップをなさったというふうに伺っております。

 そういうことで、御相談がありまして、じゃ市として何が協力できるかなという中では、ちょうど昨年も1月に福岡で大きな誘客キャンペーンをやりましたので、それに合わせて取り組んで一緒にやりましょうということで、宣伝のほうは私ども雲仙市観光協議会のほうでやらせていただいております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) バスを1台、四、五十名乗るのでしょうかね、それを1台運行すると、それで千円で利用すると。バス1台、往復借りると、いくらぐらいかかるでしょうかね。それはわかりますか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 今回いくらで御契約なさったかというのは、私どもは関知いたしておりません。ただ、私の過去の経験から申し上げると、福岡から雲仙、長崎県というのでしょうか、日帰りした場合、最低でも1台10万円というふうに理解しております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 仮に40名乗せてきたと、4万円の収入ということになりますよね。10万円としたら6万円を旅館が負担している。これで合うのでしょうかね。これは大変ですよね。この辺の指導はどういうふうに考えられますか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 基本的には民間の皆さんが自主的にやられている事業でございますので、感覚的に申し上げますと、大変だなということはわかります。そして、皆さん方の自己資金の中で計算をなさって、実は金額とか市に対して何か支援、これでお金を出してほしいとか、そういうお話は一切ございませんでしたので、そのほうには一切タッチをいたしておりません。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) これで結構な成績が上がっていますよね。上がれば上がるほど6万円の負担が生じてくる。多分これはこのままではそんなに続かないのかなと今感じているわけですけれども、何か支援の可能性がありますか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 現在はいわゆる広報宣伝ということで市としてバックアップをさせていただいているということで理解をいただければと思います。今後のことについては、ちょっとまたこれから研究する必要はあると思っています。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) わかりました。

 先程お願いをした本当の小浜の観光旅館の実態、雲仙の実態、声、その辺のところをもう少し拾っていただいて、本当に先程申し上げましたように認識度がちょっと違うのかなというように感じております。

 次に、なぜ観光が低迷しているのかと私なりに考えたのですけれども、行政の責任だけではないのだけれども、来場者が、観光客のお客様が行ってみたいと思うような観光地じゃない。それから、来てみたけれども、また来ようというリピーターですね、そういう方たちにとってもあまり魅力がないというふうに私は感じているのですけれども、中山本部長はどのように感じておられますか、小浜にしろ、雲仙にしろですね。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 福田議員のお考えにも共通する部分もございます。ただ、やはり今回100年に一度と言われているこの不況というのが大きく足を引っ張っているというふうに理解しています。具体的には、やはり例えば外国人観光客にしましても、円高の影響ということで、今20%減とか云々と言われておりますが、実は平成20年、雲仙市は外国人は前年比50%減でございます。韓国人の方が、もう今、12月以降ほとんど来てないというふうな状況、こういうものも影響するかなと。

 それともう一つは、私なりに考えることですと、やはり今お客様が求めている料金帯だとかいろいろあると思います、宿泊料金も含めまして。それが、これは雲仙温泉、小浜温泉に限らず、まだ日本全体の温泉地で言えることなのですが、年に3回、物すごく高い時期がございます。御承知のとおり、ゴールデンウイークの時期、それからお盆の前後、年末年始、これが物すごい、正直言えば通常の倍ぐらいの値段でいわゆる特別料金という形で出ているわけなのですが、実態、観光で来られるお客様はもうその辺は既に承知していまして、今年の12月のお話を雲仙で伺いましたら、皆さん全部その特別期間を外して、12月の26日から12月30日の間が結構今までと違ってすごく多かったということが一つ。それと、雲仙の場合ですと、1月1日はいっぱいだったけど、2日、3日は空きがあったと。小浜にいたっては1月1日から空きがありました。これはやはり一つは旅行業界に長く勤めてきた人間の一つの責任かもしれませんけれども、料金設定、宿泊料金の設定上に少し問題があるのかな、現実に合ってないような気がする。この辺も要因の一つじゃないかなと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 次に少し進みたいと思います。昨日、増山議員から本市の知名度についてお話がありました。雲仙市という知名度、107位でありました。予想以上に低い認識度というふうに感じております。

 先日、同僚議員と一緒に高知県の室戸市、それから徳島県の阿波市と、視察研修にまいりました。車中で運転手さんに九州の観光地といったらどこを思い出すか質問してみました。まず出てきたのが湯布院でした。それから、阿蘇が出てきました。長崎、ハウステンボス、雲仙、全然出ないのですね。その時、四国でございましたので、森の石松の「まだ出んのか」というふうな、そういう心境を感じました。こちらからしびれを切らして雲仙は知っているかと言うと、知ってはおりました。ただそれだけでした。次に、小浜温泉を尋ねてみました。全く知らない、そういう状況でございました。

 私は最近、宣伝の不足、それから雲仙というネームバリュー、それの喪失、雲仙という温泉のブランド、それの喪失を感じますが、見解はどうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 今、福田議員の御質問があった件でございますが、今、人気があっている湯布院とか黒川だとか草津だとか、そういうところへなぜ行くのかというのは、いろいろ地理的な条件もございますでしょう。近いからしょっちゅう行けるとか、そういうことはあるのですが、やはりはっきり言えることは、常に時代の流れをそこに住んでいる皆さんが的確に捉えられて、それに合った変革というのでしょうか、少しずつ毎年どこかを変えている、そういうところに観光客が、今すごくインターネットの時代でございますので、情報がどんどん集まって、増えているというふうに理解しております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 一応ここで知名度アップのための提案をしてみたいと思います。まず、坂本龍馬の放映が始まりますね。こういったロケを誘致するとか、それから今盛んに各自治体がやっている御当地検定を全国にしてみるとか、あるいは御当地ナンバーというのがございます。これは3市ぐらいの自治体が一緒になって多分10万台ぐらいの登録があれば、例えば雲仙というナンバーが登録できる、そういう制度がございます。ぜひこれを研究していただいて、できるだけ雲仙という名の宣伝に努めていただきたいと、そういうふうに思います。

 それでは、2番目の振興の具体策についてお伺いをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 福田議員の御質問でございますけれども、例えば大河ドラマに関しましては、「竜馬がゆく」ではございませんけれども、勝海舟が龍馬とともに大分に入り、それから陸路で熊本に入り、熊本から島原に入り、島原の中村さんというお宅に一度休み、それから雲仙市を経由して、雲仙の愛野町の深浦さんという休処に泊まったという「勝海舟日記」がございます。その「勝海舟日記」の中に、当時の、まだ江戸時代の普賢岳が噴火した際のごつごつした道路を通ったという認識がございますし、それから陸路で多分矢上を越えて長崎に至ったと。帰りには国見の神代小路を通り、そして神代で食事を得たという記録もございます。そういうことは既にNHKにも話をさせていただいておりますし、またマスコミ等にも、これらははっきり言って、長崎で文化は開けたけれども、当然龍馬が初めて長崎に入った時のコースとしては、まず長崎に入った時の感動とか、あるいは勝海舟と一緒に神戸をたち、そして長崎で文明開化を間近に見た、そのシーンに対して、普賢岳噴火災害があってごつごつした道を歩いていくということは、これはドラマになるのではないかということも話をさせていただいております。

 それと、議員がおっしゃいました例えばナンバーの問題でございますけれども、これは昨年でございますか、いろいろと検討させていただきました。ただ、今の状況の中ではなかなか隘路がございまして、厳しいということも今承知をいたしているところでございまして、その御提案に対しましては両方とも一応動いているつもりでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 今後の対策ということでございますが、先程述べさせていただきましたように、まず地域を絞った宣伝活動を徹底的に行っていこうというふうに考えております。具体的には5つの新しい事業を計画いたしております。

 一つ目は、雲仙国立公園指定75周年記念事業でございます。昭和9年の第1号となる国立公園の指定を受けまして、今月16日で満75周年を迎えることになります。地元の観光協会さん、旅館ホテル組合さんとも協議を行っておりまして、今年、雲仙温泉で行われるすべての行事について、この雲仙国立公園指定75周年の冠をつけて市も帯同して宣伝をやっていこうというのが1点目でございます。

 2点目は、ちょっとここではメーカーの名前を上げるわけにはいきませんけど、大手飲料メーカーとのタイアップによりまして九州御当地グルメグランプリというのを開催するように現在動いております。

 それから、3点目は、市長の今御発言があったとおりでございますが、県と連動しました、NHK大河ドラマ「龍馬伝」をモチーフに龍馬が雲仙市に残した足跡の掘り起こしと同時に、県と一体になってやります全国13都市での、これは政令都市というふうに伺っておりますけれども、そこで行う龍馬イベントに参加をして雲仙市をPRしてまいります。

 4点目は、ジオパーク推進事業でございます。平成21年度から観光物産まちづくり推進本部、私どもが主管となりますので、この有望な観光資源を活用しまして修学旅行生の誘致や一般観光客の誘致を推進してまいります。

 最後に、5点目になりますが、県の観光振興推進本部と一緒に取り組みます、実は観光緊急対策事業というのがございます。これはもう4月から即実施するということで、ウエルカム長崎キャンペーンとか、それから本日の衆議院の再可決があるかどうかはわかりませんけれども、あった場合には実は高速道路の割引連動という問題、高速道路の割引、御承知のとおり、通った場合には、3月28日からの地方の高速道路の土曜・日曜・祝日でETCをつけている普通車がどこまで行っても千円という法律でございますけど、これに連動した宿泊キャンペーンなど即効性のある事業をやるようにいたしているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 歴史というものは作られるもの、史実を変えることはできませんが、せっかく龍馬が本市を訪れた形跡がはっきりわかっている。雲仙温泉、小浜温泉に寄らなかったのかな、そういう期待を持ちながら私は四国で龍馬博物館に行って探したのですけど、なかなかそれは見つけることができませんでした。史実を曲げることはできないが、寄ったような話を作り上げることはできる。これは大きなことだと思います。よろしくお願いします。

 私は、各自治体に、すぐれた観光地には仕事人という方がいらっしゃいます。仕掛け人というか、きのうも増山議員がプランナーというふうなことを申しておりましたが、そういう方が地域計画を立てて進めていらっしゃる。そういった人が本市に欲しいなと。多分、奥村市長は、それを中山本部長に期待をされていると思うのですけど、あなたは今たっぷり行政の中にはまってしまっているというふうに私は思っております。就任当時の意気込み、決意ですね、民間人の自由な発想、これがだんだんだんだん衰えてきて、行政マンになってしまっているのじゃないかというふうに思っているのですが、それは変わりございませんか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 2年間一生懸命やってきたつもりでございますが、今のような評価をいただいているということは私の不徳のいたすところで、真摯に受け止めまして、やっています。ただ、一つだけ申し上げておきたいのは、今、副市長、市長を初め、いろいろ自由に提案をさせていただいたり、話をさせていただいております。非常に仕事はやりやすくやっているということだけは御報告しておきます。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 御本人が自分で自分の評価をしたくないと思いますので、申し上げさせていただきますけれども、決して私は中山本部長にプランナーとしての期待をしたわけではございませんで、雲仙市として7つの町が一つに出発したわけですけれども、その時に、例えばこの雲仙市ということをどういうふうに売り込んでいくか、そしてまた、議員がおっしゃったとおり、交流人口を増やすための、交流人口に伴う産物として、例えば雲仙市にございます各種の産物をどう売り込んでいくか、そういうことの意識の問題もございました。

 そういう意味では、民間にいらっしゃって、民間でのいわゆるセールス感覚を身につけた方がやっぱりこの役所の中に入っていただき、そして民間と同じように競争していくような意識、あるいはまた民間がどういう立場で商売をやっているか、そういうことも含めてやっぱり考えていただくような視点というものをこの役所の中に導入していただきたいということをもって中山本部長に入っていただいたわけでございまして、決して、プランナーとしていろいろとやってくれということよりも、むしろ意識改革をこの市役所の中に起こしていただきたいということを期待してきたわけでございますし、それからまた、やはり民間と相通ずるような、行政では考えられないようなことをどう動いていくかという、そういった活動指針とか活動目標も同時に培っていただきたいという思いで入っていただいたわけでございまして、そこのところは十分に議員にも御理解いただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 金子副市長。



◎副市長(金子知充君) 私のほうから中山本部長の評価について発言をさせていただく機会をいただきまして、ありがとうございます。

 中山本部長は本当に頑張っていただいております。本当に、今、市長が申し上げましたとおり、職員に対する意識改革を常にやっていただいております。常に職員に対してはスピードをもってやりなさい、それから報告をやりなさいということ等も含めまして、今まで私が正直気づかなかった、私が至らなかった点について相当いろいろ御提言をいただいておりますし、それなりに評価はしておりますし、それなりに意識改革、それから雲仙市の方向性についての御提言をいただいているところでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 私は、中山本部長と佐世保へ同じ講習会に行ったり、行動をともにしたことがございます。その能力は十分に認めた上で、もっと力を発揮してほしい、そういう意味で御質問いたしましたので、決して気を悪くなさらないように。きのうも夜に、ちょっと11時過ぎでしたかね、お電話でいろいろ話をしました。そういう間柄でございますので、御理解をいただきたい。

 最後に、観光客数を400万人、それから宿泊数を150万人ということを市長の施政方針の中でお聞きしました。この辺の目標は非常にありがたいですね。これだけ行くと、もう雲仙も小浜も万々歳でございますが、その辺の数字の根拠があって出されたのかどうか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 非常に重い数値目標でございます。まず、基盤にしましたのは、平成20年度ではなくて平成19年度の数字を根拠にしております。その時の雲仙市への日帰りも含めた観光客数というのが379万人というふうに認識しておりますので、もう1割ぐらいは頑張ろうよというようなことで、総数で400万人という目標を立てました。

 それから、延べ宿泊人数が同じ平成19年で139万人というふうにちょっと記憶しております。137万人だったかもしれませんけど。これももう一踏ん張りすれば150万人になるよということで、非常に到達するには難しいのですけれども、あきらめるほどじゃないなということで、非常に最大の努力を行う決意で臨んでまいります。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) この150万人、これは温泉地ですね、いわゆる雲仙、小浜。それ以外のはどれぐらい見込んでいるのですか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 延べ人数になりますので、例えば1人の方が3泊した場合は3人という計算になるのですね。そういうことをベースにしていまして、実はこの目標は小浜温泉と雲仙温泉だけではございません。雲仙市内にはまだ宿泊施設はたくさんございます。遊学の里とか、すこやかランド、それから民泊もございます。そういうものも、もろもろを全部含めた人数でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 私がちょっと不思議に思ったのは、去年の入湯税の予算と今年の入湯税の予算が全く同じなのですよね。これだけの目標を掲げておりながら、入湯税収入の予算立てとこの目標とが合わなかったものだから、それを質問いたしました。

 時間の都合上、この観光については終わりたいと思います。

 次に、過疎対策についてお伺いをいたします。

 本議会初日、平成21年度市長施政方針が発表されました。1時間20分にわたり微に入り細に入りの演説でございました。最初から最後まで抑揚も変わらず、水も飲まず、大変お疲れさまでございました。

 内容については評価をいたしておりますが、1点だけ不満があり残念に思ったことがあります。それは何かと申しますと、人口の減少対策、いわゆる過疎対策については一片の方針も示されなかったことであります。本市における過疎地域は旧千々石町、小浜町、南串山町でありますが、合併後、みなと過疎として市内全域が過疎自立促進法上の指定を受けております。雲仙市は過疎のまちであり、過疎と言えば寂れたイメージの過疎指定はありがたくもないわけでございますが、また、ありがたい一面もございます。

 過疎のイメージについてお伺いをいたします。過疎指定を受けていた南串山の支所長に過疎とは一体どのようなイメージを持っておられるか、質問してみたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 富永南串山総合支所長。



◎南串山総合支所長(富永篤君) ただ今の福田議員のお尋ねでございますけれども、出身が旧南串山町でございます。南串山町も平成12年にこの過疎の指定を受けました。それ以来いろんな道路を初め防災無線、水道関係等々のインフラ事業の整備を進めてきたわけでございますけれども、それにおいては過疎債の活用をしております。その過疎債を事業推進の予算の収入源として進めてまいっておりました。合併後におきましても、現在も南串山区域内におきまして道路事業を初めとする事業を展開をしていただいております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 私は、過疎という言葉の持つイメージ、それについてお尋ねをしたのですけれども、過疎対策ということでお答えをいただきまして、ありがとうございました。

 私が過疎という言葉のイメージをしますと、今のような午後、おばあさんが縁側でうたた寝をしとる、そばを猫が魚をくわえて通っとる、周りには誰もいない、そういった寂しい感覚があります。これはもうその人その人の感じですけれども、それはいいのですけれども、過疎についていろいろ語る時に、本市の過疎地域全部を語ると非常に広範囲で時間が足りませんので、雲仙地区における、雲仙も過疎なのですよね、実情分析をなさっていると思いますが、その報告をお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 畑中政策企画課長。