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長崎県 雲仙市

平成 20年 第4回定例会(12月) 12月02日−03号




平成 20年 第4回定例会(12月) − 12月02日−03号









平成 20年 第4回定例会(12月)


出席議員(28名)
2番  大久保  信 一  君       3番  深 堀  善 彰  君
4番  進 藤  一 廣  君       5番  前 田    哲  君
6番  上 田    篤  君       7番  原 田  洋 文  君
8番  吉 田  美和子  君       9番  町 田  康 則  君
10番  松 尾  文 昭  君      11番  森 山  繁 一  君
12番  前 川    治  君      13番  町 田  義 博  君
14番  小 畑  吉 時  君      15番  佐 藤  靖 弘  君
16番  井 上  武 久  君      17番  柴 田  安 宣  君
18番  小 田  孝 明  君      19番  岩 下    勝  君
20番  福 田  大 東  君      21番  増 山  良 三  君
22番  町 田    誠  君      23番  岩 永  基 和  君
24番  荒 木  正 光  君      25番  中 村    勲  君
26番  中 村  一 明  君      27番  石 田  ? 春  君
29番  元 村  康 一  君      30番  酒 井  八洲仁  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定に基づく出席者
       市長             奥 村 愼 太 郎 君
       副市長            金 子 知 充 君
       副市長            吉 田 博 幸 君
       教育長職務代理者教育次長   塩 田 貞 祐 君
       観光物産まちづくり推進本部長 中 山 孝 君
       総務部長           小 川 龍 二 君
       市民生活部長         今 崎 正 敏 君
       市民福祉部長兼福祉事務所長  辻 政 実 君
       農林水産商工部長       酒 井 利 和 君
       建設整備部長         島 田 英 俊 君
       農委事務局長         東 信 一 郎 君
       国見総合支所長        中 山 敏 君
       瑞穂総合支所長        酒 井 忠 信 君
       愛野総合支所長        朝 永 秀 人 君
       千々石総合支所長       福 島 悟 君
       小浜総合支所長        中 村 美 恵 子 君
       南串山総合支所長       富 永 篤 君
       監査事務局長         本 多 周 太 君
       政策企画課長         畑 中 隆 久 君
       会計管理者兼会計課長     溝 内 正 人 君

議会事務局
       局長             境 川 秀 生 君
       次長             力 野 和 久 君
       係長             本 田 理 恵 君
       主査             和 田 香 恵 君
       主事             松 尾 泰 浩 君





平成20年12月2日(火)議事日程



議事日程 第3号
┌────┬──────┬──────────────────────┬──────┐
│日程番号│議案番号  │件          名          │備  考  │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│1   │      │市政一般質問                │      │
└────┴──────┴──────────────────────┴──────┘

第1 市政一般質問
    6番 上田  篤 議員
     1.第69回長崎国体の雲仙市開催競技の施設整備について(市長・教育長)
     2.国民健康保険税の滞納問題について(市長)
     3.市が発注する公共事業について(市長)
     4.市民生活を守る施策について(市長・教育長)
   14番 小畑 吉時 議員
     1.市民の安全確保について(市長)
     2.地域活性化を図るイベントについて(市長)
   20番 福田 大東 議員
     1.本市財政力について(市長)
     2.水道料金統一について(市長)
     3.展望所設置について(市長)
   12番 前川  治 議員
     1.国土調査時に設置された基準点について(市長)
     2.特産物直売所開設の可能性について(市長)
    5番 前田  哲 議員
     1.随意契約について(市長)
     2.入札制度について(市長)
   17番 柴田 安宣 議員
     1.道路行政について(市長)
     2.農業行政について(市長)
     3.水産行政について(市長)
     4.観光行政について(市長)




=午前10時00分 開議= 



○議長(酒井八洲仁君) おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。

 議事日程第3号により会議を進めます。

───────────────



△日程第1.市政一般質問



○議長(酒井八洲仁君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告の順序に従って進めてまいります。

 まず、6番、上田篤議員の質問を許します。上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 6番、日本共産党の上田篤です。私は、党と多くの市民を代表して、4つの問題について一般質問を行います。

 まず第1は、今から6年後、2014年、平成26年に行われる第69回長崎国体に関わる問題です。

 雲仙市では、サッカーの少年男子とボクシング、成年男子・少年男子の競技が行われる予定だと聞いています。県から選定を受けた段階で決定ではないということも聞いております。会場として、ボクシングは吾妻体育館、サッカーは国見町にある県立百花台公園のサッカー場と、同じく国見町にある遊学の里のサッカー場、そしてあと1つ足りないので、先日、市民運動会が行われました愛野運動公園のグラウンドの下にある芝生広場にサッカー場を作る計画があるようですが、その内容について概要の説明を求めます。

 同時に、常日ごろから厳しいと言われている本市の財政状況との関係についても説明を求めます。国体のような47年に1度しか開催されないイベントのために、新しい施設を造る余裕が本市にはあるのかどうか、わかりやすく説明を求めます。

 第2は、多くの市民の命綱とも言える国民健康保険税の問題です。

 今、私は市民アンケート活動に取り組んでおりますが、この国民健康保険税が高過ぎて本当に困っている、何とかしてもらいたい、このような悲鳴のような訴えが多数寄せられています。

 雲仙市でも、他市町の例に漏れず滞納者が多いようですが、市としてはこれにはどういう原因があると考えているのでしょうか、答弁を求めます。

 また、滞納者に対して1カ月や3カ月だけ有効な短期被保険者証や、病院の窓口で10割負担しなければならない資格証明書の発行、あるいは差し押さえ等を実施しているようですが、市民との間でトラブルなどは発生していないのでしょうか。

 また、最近、テレビや新聞で大きく報道された中学生以下の子どもがいる世帯への資格証明書の発行は、特に問題があると思いますが、雲仙市ではどうなっていますか、答弁を求めます。

 第3は公共事業、特に土木・建設関係の事業についてです。

 昨日も松尾議員が詳細な質問を行い、私が聞こうと思っていたこともかなりわかりましたので、重複しないように心がけたいと思います。

 1つは、工事現場の所在する旧町の業者が1社も指名されない場合についてです。昨日も答弁で、指名機会の平等とか公平性を図るために地域性を廃止したという答弁がされました。確かにそれも理解できますが、業者やその地域住民からも不満・批判の声が出されているのも、これは事実です。入札結果表を見ても、1つの入札で同じ町の業者が4つも5つも入っていることもあれば、全く入っていないこともあります。いくつか示したいと思います。

 例えば南串山町の農道整備工事、これには17の業者が入札に参加しておりますが、南串山町の業者は1社だけ、千々石町の業者が4つ、瑞穂町の業者が3つ指名されております。

 次は、国見町の旧神代中学校の修理工事というものです。これには12の業者が指名されておりますが、国見町の業者だけでも5つ入っております。

 あと、これは瑞穂町の道路改良工事の例ですが、17の業者が指名されて瑞穂町はゼロです。千々石町の業者が4つ入っております。

 こういう結果を見ると、先程言いましたような、昨日言われましたような平等性とか公平性を図るために、確かにそういう地域性を廃止したのでしょうけれども、結果としては非常に矛盾した結果になっているのじゃないかと考えます。一体なぜこんなことになるのか、指名業者の選定方法を含めて再度具体的な説明を求めたいと思います。

 また、こういう結果を見て本当に平等性、公平性が確保されていると考えているのか、その点についても答弁を求めます。

 2つ目には、市内建設業者の育成策についてです。

 建設業は、一般の製造業とは違い、そもそも地域産業であるという認識が大事だと指摘をした書物を目にしました。その理由として4つ上げてあります。

 1つは、地域の自然、歴史、文化等に詳しく、社会的・歴史的知識とそれらの特性を総合的に踏まえた経験を引き継ぎながら、建設生産物を組織的にまとめ上げる産業である。なかなかの学者の書いた文書ですから難しいですが、理解してもらえると思います。

 2つ目は、生産システムの上からは、何よりも各種の専門工事業種、及びそれらを担う専門職業能力を持つ技能者・技術者が分業体制をとりながら地域社会に集積し、集積による低い生産コストで事業実施を可能にする。

 3つ目、そこでの事業者や就業者は個々の事業ごとに具体的に地域の環境に適合し、それに対応した体制に適用できる。

 4つ目、建設業のこうした発展経緯とその到達能力から、地域における災害時には防災システムを担い得るというふうにまとめてありました。

 私は、これを見て非常に新鮮な思いで受け止めました。これは私の解釈ですけれども、地域産業とは、その地域に根差し、その地域になくてはならない産業というふうに考えられるのじゃないでしょうか。雲仙市では当然、農林水産業は一番中心にもありますし、また観光産業もその地域産業の代表例だと考えますが、建設業にもそれと似た側面があるのではないかと思います。雇用という点でもかなりの市民の雇用がありますし、防災という点でも建設業者抜きにして消防団や行政だけでは到底対応できないことは明白です。もし地元に建設業者がなかったら、災害が起こった場合に遠くから大手の建設会社を呼んでくるわけには到底いきません。こういう点を考えるならば、新自由主義とか市場原理主義と言われるような弱肉強食的なやり方で自然淘汰されることを黙って見ていることはできないと思いますが、どうでしょうか。

 3つ目に、入札にも参加できない個人も含めて小零細業者向けに、「小規模修繕工事登録制度」というものを本市でも作るべきではないかという点です。

 この制度は、競争入札参加資格のない地元の業者で小規模で簡易な工事などの受注・施工を希望する者を登録し、自治体が発注する小規模な建設工事や修繕の受注機会を拡大し、地域経済の活性化を図ることを目的とした制度です。物品とか役務まで広がっているところもあります。登録できる業者は、その市町村に主たる事業所または住所を置いている建設業を営む者、建設業の許可の有無や経営組織などは不問、問わないということですね、もちろん細かい条件はおのおのの自治体で異なっているようです。

 長崎県下では、大村市だけ導入していると聞いておりますが、全国各地で施行されており、大変喜ばれているようです。以前にも一度質問しましたが、検討されたことはあるのでしょうか。先程の入札の機会均等という考えでいけば、指名資格のない小零細業者にもそういう機会を与えるのは当然のことだと思いますが、いかがでしょうか。

 第4は、市民生活を守る施策についてです。

 アメリカに端を発した100年に一度の大不況が世界を襲うとも言われています。私たちの身の回りでは、景気がいいとマスコミが騒いでいた時から多くの人が非常に厳しい生活を送っているのが実際のところです。もし大不況が来たら一体どうなるのでしょうか。市民の生活を守るとりでとしての雲仙市は、これまで以上に市民生活を守る施策を講じていかなくてはならないと思います。3点について答弁を求めたいと思います。

 1つは、市民生活部に配置をした消費生活相談員への市民からの相談状況と、それへの対応はどうなっているか、説明を求めます。

 2つ目は、この不況下で親の収入が減り、授業料を滞納し、退学させられた高校生の話、これはよその町の例を聞いたことがありますが、市内の状況はつかんでいますか。市として何らかの対応をとっているのでしょうか。せっかく入った高校を中途退学させられたら、その子の将来はどうなるのでしょうか。子どもの成長を楽しみに一生懸命に働いている親の思いはどんなものでしょうか。雲仙市ではこういうことがないように、できるだけの支援を行うべきだと思います。

 3つ目は、就学援助制度の利用状況はどうなっているかという点です。

 教育委員会の努力により、制度の周知も進み利用者が年々増えていると聞いておりますが、現在の状況について説明を求めます。

 以上、4つの問題について明確な答弁を求めます。あとは自席で再質問を行います。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) おはようございます。上田篤議員の御質問にお答えを申し上げます。

 第69回長崎国体の雲仙市開催競技の施設整備について、市の財政状況から考えて新しく施設を建設する余裕はないのではというお尋ねでございますが、国民体育大会は国を挙げての体育大会でございまして、それが長崎県で開催されることは大変喜ばしく、雲仙市としても大会の成功に向け協力することは当然のことであると考えております。

 県の会場選定につきましては、平成21年度に内定し、平成23年度に決定する予定ではございますが、その準備に相当の期間を要し、開催の6年前には各中央競技団体の視察も既に行われておりますので、諫早市、島原市もそれぞれの競技の変更は難しいと考えられます。

 また、県国体準備委員会の競技施設整備基本方針の中でも、競技施設の整備を行う場合は大会後においても地域スポーツに広く活用できるよう配慮すると定めてあり、雲仙市といたしましても、国体のためだけの施設にならないように検討しているところでございます。

 施設の有効な活用プランとしましては、まず、これまで学校運動場が狭く、公式の陸上競技施設がなかったために、他市の陸上競技場を利用していた小中学校や一般の陸上大会等を市内で開催し、小中学生等の競技力向上に努めたいと存じます。

 また、市内各地の温泉施設を利用した陸上・サッカー等の高校生の大会や大学生、実業団等の合宿を誘致することにより、雲仙市への集客を図るなど、積極的な活用を考えております。

 さらに、広く市民が触れ合うイベントとして市民運動会や福祉運動会、野外映画鑑賞、野外音楽祭等も計画し、あわせて市民の生涯スポーツの推進と健康増進のためのウォーキング教室や軽スポーツ教室、さらにはシェイプアップ教室の野外版などを実施するための施設として、昨日も議論がございましたけども、病気を未然に防ぐための健康を活用する多目的な活用を図りまして市民の利用増につなげたいと考えております。

 なお、財政面におきましては、県の国体施設整備補助金を含めましてあらゆる財源を有効に活用することにより、市の負担額の軽減を図ってまいりたいと考えております。

 残余の答弁につきましては、各担当者より答弁をさせていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 上田篤議員の御質問にお答えいたします。

 指名競争入札において、工事現場に所在する企業が1社も含まれない場合があるという御質問でございますが、工事の施工場所が市内の地域でばらつきがあるために、公平性が確保できませんでした。平成20年度からB・Cランク企業の受注機会の均等を最優先させるため、市全域を対象とする指名選定に改めたものでございます。

 なお、指名選定の考え方や方法につきましては、昨日の松尾議員の御質問にお答えいたしましたとおりでございますので、御理解を賜りたいと思います。

 次に、市内建設業者の保護育成対策でございますが、指名基準に基づきまして市内企業で施工可能な工事につきましては、市内企業に発注をいたしております。

 また、市内企業を優遇するため格付の際の総合数値におきまして、主観点数に市内本社には100点、市内営業所には30点を加算しております。さらに、市内建設業者の資金繰りが円滑になりますよう、平成19年度におきまして前金払いの支払い率を契約金額の3割から4割へ引き上げるとともに、平成20年度は前金払いの対象工事を契約金額1千万円以上の工事から300万円以上の工事へ拡大をいたしておるところでございます。

 続きまして、小規模修繕工事登録制度の導入についての御質問でございますが、現在雲仙市ではこの制度は取り入れておりません。御承知のように、入札や見積もりに参加するには、まず市に対して入札参加資格申請書を提出していただく必要がございます。市は申請があった企業の中から市内企業を中心に、市が発注する業務に適した企業を選定し、入札または随意契約を行っております。

 この登録のためには一定の書類が必要でございますが、この登録制度を真摯に受け止められ、市から仕事を受けるため、経費や手間がかかるのを承知で所定の手続を済ませられる企業がおられます。市といたしましては、これらの登録済みの企業を積極的に評価することが制度の趣旨に合致し、また、それらの企業への優先発注が公正・公平な入札につながるものというふうに考えております。

 関係団体を通じまして、市内業者にこの登録制度への登録を呼びかけております。小規模で修繕を行う工事が少ないことをあわせて考えますと、新たに小規模修繕工事登録制度を作ることは、既存の入札参加資格審査申請制度と競合をいたしまして、登録済みの企業を圧迫することになりますので、当該制度の導入は極めて難しいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 上田篤議員の質問にお答えいたします。

 国民健康保険事業の運営につきましては、毎年の医療費の伸びにより厳しい運営を強いられている状況にあります。本市の国民健康保険税滞納者につきましては、先般の新聞報道にありましたように、今年9月15日現在、滞納世帯率9.2%、世帯数809戸となっており、県下の自治体の中で滞納世帯率においては低い位置にございます。

 滞納の原因としましては、景気低迷による自営業の不振及び失業による生活困窮や、納税意欲の欠如による滞納などさまざまな要因があると考えております。そのため本市では、滞納者の増加を抑制するため、本年度の税率を据え置き、基金の一部を活用して国民健康保険事業運営を行ったものでございます。

 次に、滞納者に対する短期被保険者証や資格証明書の発行については、収納率向上対策の制度上の取り扱いとして実施いたしております。運用につきましては、適正な取り扱いをするため、資格証明書判定委員会を開催し、機械的な処理をすることなく、1件ごとに事情を参酌し、公平な判定を行うよう努めております。

 滞納処分のうち、差し押さえについては不動産・動産及び債権を保有しているにも関わらず滞納されている方を対象に、公平性を確保するために今後も厳しく対応してまいります。

 中学生以下の子どものいる世帯への資格証明書発行につきましては、本年10月30日付で厚生労働省から取り扱いについての留意点が通知されてまいりましたが、本市では既に子どもにつきましては、資格証明書ではなく納税相談により短期被保険者証の交付を行っているところです。

 今後の滞納者及び資格証明書の見通しにつきましては、引き続き臨戸訪問徴収による接触機会を多く作るよう努めながら、相談しやすい環境と機会の確保を図り、滞納者の減少に根気強く取り組んでまいります。

 また、平成21年度に向け滞納管理システムを構築中であり、これが完成しますと滞納事務について迅速適正な処理が可能となることから、滞納額の圧縮に効果があるものと考えております。

 次に、市民生活部に新たに配置した消費生活相談員への市民からの相談状況と対応についてのお尋ねでございますが、平成19年第1回定例会において、議員より、多重債務者問題への市の対応の御指摘をいただいておりましたが、そのことを踏まえて相談窓口の整備強化を進めているところであり、消費生活相談員を市民生活部市民課に1名配置いたしました。

 相談状況としましては、本年度10月末までの相談件数が42件であります。平成17、18年度は架空請求のはがきが横行し、その種の相談が多かったのに対し、最近では解決が困難で悪質巧妙な方法による事例の相談が増加しており、現在そうした事例にも対処し、救済することができていることを考えますと、徐々にではありますが相談窓口の整備が進んでいるものと考えております。

 相談内容を申し上げますと、高齢者においては、布団、健康器具、健康食品等を訪問販売、電話勧誘販売により違法な方法で高額で売りつけられたというものが多く、中若年層においては、マルチ商法及びインターネットや携帯電話によるトラブルの相談が多く見受けられます。

 また、多重債務の相談も増加傾向にあり、本年度10月末までの相談件数は10件ございました。消費生活相談員を配置することにより、啓発活動につきましても強化を図っているところであり、市民が安心して消費生活を送ることができるよう、また悪徳商法の被害に遭わないよう市内や全国的に発生しているトラブル等を広報紙、班回覧、チラシ等で周知しております。

 高齢者の方々への啓発としては、老人会の定例会やミニデイサービス等高齢者が集う場所に消費生活相談員が出向き、消費生活講座を行っており、本年度は市内17カ所で実施いたしました。消費生活に関する被害は全国的にも増加しておりますが、こうした被害を未然に防ぐためには、消費者自らが正確な知識と情報を持つことに加え、地域で情報を共有すること、また高齢者につきましては、御家族や周りの方々に日ごろから気にかけていただき、地域で見守ることが大切であると考えております。

 今後も多くの地域に出向き、講座を開催することにより、地域で被害を阻止する意識の啓発を進め、市民が安心して消費生活を送れる環境づくりを目指してまいります。

 高校生が授業料を滞納し、退学をさせられたという例が増えていることに対する市としての対応についてのお尋ねにお答えいたします。

 まず、教育委員会より県教育庁教育環境整備課に、県立高校の状況について確認しましたところ、これまで県内の県立高校では滞納を理由に退学を命じた例はないとのことでございました。

 御指摘のような事例に対する支援策といたしましては、福祉事務所で受け付け業務を行っております県の母子寡婦福祉資金貸付金制度があり、高校生に対しましては入学金、授業料、通学費などを貸し付けており、現在10件の利用があっております。

 また、消費生活相談窓口を設置している市民生活部市民課におきましては、現在、御指摘のような相談は受けておりません。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育次長。



◎教育長職務代理者 教育次長(塩田貞祐君) 私のほうからは、2点について上田篤議員の御質問にお答えさせていただきます。

 まず1点目が、平成26年に開催される第69回長崎国体の雲仙市開催競技の施設整備の概要についてのお尋ねでございます。

 雲仙市では、議員御指摘のとおり、ボクシング成年男子及び少年男子を吾妻体育館、サッカー少年男子を百花台公園サッカー場、国見総合運動公園サッカー場と未定の1会場の合計3会場において開催が予定されております。サッカー競技は島原市との共同開催で、国民体育大会施設基準では、芝生会場が7会場必要となっておりますので、島原市4会場、雲仙市3会場が必要となります。雲仙市では、残りの1会場について、立地条件や交通の便、集客、用地買収、建設経費等を考慮して愛野運動公園の芝生広場をその候補地として検討しているところでございます。

 かねてから建設について関係団体から要望があっております400m8レーンの陸上競技場とあわせて、陸上競技場内に人工芝のサッカー場を建設することにより、国体少年男子のサッカー会場を確保するとともに、市内小中学校及び一般の陸上競技大会も市単独で開催できるよう広く地域スポーツに活用したいというふうに考えております。

 以上が計画の概要でございます。

 2点目に、就学援助制度の利用状況でございます。

 本年度の準要保護就学支援の現状を申しますと、認定児童生徒数が319名、内訳といたしまして小学生が206名、中学生が113名となっております。全児童生徒に占める割合は7.0%、対前年度比13.2%増で、扶助費の予算額は2,610万4千円という状況にあります。

 次に、制度の周知徹底についての現状の状況でございますが、本年1月、市内の小中学校に在学している全児童生徒の保護者に、学校長を通して就学援助制度に係るリーフレットを配布いたしました。その後2月には、各小中学校で行われました新入学児童生徒保護者説明会の折に、校長から保護者に対して就学援助制度の説明を行っております。

 また、本年の広報うんぜん3月号にも本市の就学援助制度について掲載し、広く市民の皆様にお知らせしたところでございます。さらに、転入学した児童生徒の保護者に対しましても、小中学校長から就学援助制度のリーフレットを確実に配布してもらうことで、本制度の周知徹底を図っております。

 今後もこのような取り組みを通して援助の必要な児童生徒に対する本制度の有効活用を図ってまいる所存でございます。

 以上です。



○議長(酒井八洲仁君) ちょっと待ってください。上田篤議員。



◆6番(上田篤君) まず、長崎国体の競技施設の問題です。

 以前、聞いたところによりますと、このサッカー場、そして400mトラックの陸上競技場、総工費が約9億円だと聞きました。そのうち各種の補助金差し引いて市の負担金は現在のところ、見込みとしては2億4千万円あまりが必要だということでした。これも市の財政課と協議した上でオーケーが出たという話でしたけれども、私はこれが理解できないのですよ。これだけ全自治会を回って、市の財政は厳しいのだということを説明して回っておきながら、そして、先程私が言いました国民健康保険税も据え置いてはおりますけれども、高止まりですよ。下げることをしないで、大丈夫です、余裕がありますと言われても、私はそれは到底納得できません。

 また、作るメリットとしていろいろ言われました。大人も含めて小中学生の競技力の向上であるとか市民運動会、野外映画観賞とか音楽祭とかここにも書いてあるのですけども、まず、例えば、今ある国見町の遊学の里のサッカー場を整備するというのだったら私もわかるのですよ。人口がたった5万人もいない雲仙市に、遊学の里のサッカー場、そして市営ではありませんけれども、現在百花台公園のサッカー場もありますよね。これをまた作るというのは、どう考えても私はぜいたく過ぎると、その必要はないと思います。

 そしてまた、陸上競技場を作ることによる競技力の向上と言われましたけれども、本当に子どもたち、あるいは大人の競技力の向上を図るのであれば、小学校、中学校のグラウンドとか体育館とかもっと整備するところがあるのではないでしょうか。年に数回の大会のためにこういうのを作るのではなくって、毎日毎日使うそういう設備を私は整備するべきだと思います。

 また、市民運動会は前回も愛野で盛大に行われましたが、別に400mトラックでなくても、ああいう土のグラウンドで、そこに線を引いてやったほうがよっぽど私はにぎわうと思います。

 そして、野外映画観賞とか野外音楽祭、わざわざ野外でやらなくても、国見でも吾妻でも南串山でも立派な施設があるわけですから、そのために陸上競技場とかサッカー場建設はいらないと私は思いますが、いかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 少し認識が違うのかなという気がいたします。実は、例えば陸上競技場にしましても、今選手たちはみんな市外に行きまして練習をしている状況でございます。それから、議員がおっしゃっておられるように、毎日毎日使っていないということでありますけども、完成したならばそれは毎日使用できるようなグラウンドであってほしいと思っておりますし、昨日も中村勲議員との議論がございましたけれども、これから先は高齢化に向かっていきますので、少しでも成人病予防でございますとかいろんな形での健康づくりをしなければならない。そういう場の一つの集積地としての機能も果たせるのではないかなという気がいたします。

 それと、先程議員が質問に出されましたけども、議員のところでも道路特定財源の一般財源化というのは反対をしておられますけれども、ああいったふうにどんどん今公共事業というのは縮小されてきております。とすれば、少なくとも私たちのところでは、公共事業費あるいはまた施設整備費というのは確保していかなければいけないわけでございまして、こういう国体という機会を捉えてでもいろいろとできるような資金というのは獲得し、確保し、そしてそれらをできるだけ市内の業者の方々に回していくという方法をとっていくことが、我々の一番苦労しているところでもございますし、そしてまた我々が努めていかなければならないところではないかのかなというふうに思っているわけでございます。そういう意味では、先生の今御質問に対しましても御理解を賜ればと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 市長の考えもそういうことなのかとわかりましたけれども、雲仙市は国見から南串山まで広いわけですよね、広い中の一番真ん中に愛野があるわけですけれども、そこを毎日使用できる施設と言われましても、毎日使用できるのは一体誰でしょうか。本当近くの市民だけじゃないのでしょうかね。例えば瑞穂でも学校の施設もあるし、例えばすこやかランドもあります、国見にもあります。そういうところがよっぽど使用頻度は高いし、使用する価値もあるのではないかと私は考えます。

 また、高齢化社会に向けた健康づくりも一つの例に挙げられましたけれども、それも自分の近くにある施設とか、そういうところがよっぽど利用しやすいし、本当に価値があるのじゃないでしょうかね、私はそう思います。競技力の向上ということも言われましたけれども、本当にそういう施設を作ることがつながると思いますか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 上田議員も私も同世代でございますので、我々の時の認識と同一だがと思うのでありますが、現在のスポーツというのは非常に違っているのですね。例えば、陸上大会にしましても、陸上選手たちは学校のグラウンドで練習するよりも、競技用に設けられたグラウンドで大会前になったら練習をしたり、いろんなところでやっているのですよ。例えば、健康管理にしましても、例えば諫早の総合運動公園陸上競技場に行かれますとおわかりになるように、朝、昼、それから夕方いろんな方々が思い思いのウエアを着られて、それでずっと歩いたり走ったりいろいろされておられます。そういう場としての交流の場というのは、別に否定されるものでもないのではないかなというふうに思います。

 それと、既存にございますいろんなグラウンドがございます。例えばソフトボール場もございますし、サッカー場もございますけれども、今競技人口が非常に増えている状況の中では、いくつもある施設でありますけれども、結構目的に応じていろんな用途がございまして、なかなかそれがすべて補完しているというような状況でもないのではないか。

 ですから、これは決して私たちが勝手に決めて、そしてやるというのではなく、十分こうやって話し合いをしながら本当に必要なのか、それとももっと議員がおっしゃいますようにもっと別のことに使うのかということも含めて議論していいと私は思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 議論をすることはいいと思いますが、私はさっき述べたようなことで、もっと他に使うべきだと考えます。

 次に移ります。国民健康保険税の滞納問題ですね。私はある資料を見たのですけども、雲仙市は資格証明書の発行、そして滞納者の差し押さえなどが、長崎県下では断トツに多いのですよね。例えば、資格証明書は雲仙市が130です。隣の島原市が10、南島原市は58です。そして差し押さえですが、雲仙市は去年2007年度で126、島原市は45、南島原市は32ということで、断トツに多いのですね。私、これ一体なぜなのか非常に疑問に思います。

 先程、例えば資格証明書の判定委員会を開いて公平な扱い、公平な判断しているということでしたけれども、なぜこうなるのか、他の市がよっぽどずさんにやっているのか、どうお思いですか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 雲仙市の国民健康保険については、雲仙市の事情ということで内容的にはそういう構成が雲仙市の中にあるということが、まず大きな原因であろうと思います。あと件数につきましては、議員さん御報告されたとおりであろうと思いますけども、内容につきましては、1件1件審査を行っております。やっぱり生活が苦しい家庭、病気の家庭、失業した家庭、いろんな家庭がございます。それをそれぞれ1件1件審査をしながら、そして、どうしてももうやむを得ないという判断のもとに資格判定委員会の中で判定をさせてもらっておりますので、件数が多いから雲仙市が特別ではなくて、それはそういう世帯が雲仙市に今現在いらっしゃるということで理解していただければと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 今全国でこれが大きな問題になって、資格証明書を発行しないというところもかなり増えているのですよね。私が最近見たのでは、全国1,800あまりの自治体の中で3分の1ぐらいが発行しない方向に行ってるというふうな記事も見ました。

 なぜなら、資格証明書をもらえば10割負担しなくちゃいけませんので、病院に行きませんよね。その理由で亡くなった方も毎年よくニュースにもなります。そういうことでこれ発行しないようになっている方向だと思うのですけれども、そういうのは御存知ですか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 今議員さんおっしゃるように、全国にはその資格証明書で病院にかかれなくて、不幸にも亡くなられたとかいう事例があったかと思いますけれども、そういうのはもちろん、すべてそういう状況については考えながら、雲仙市の場合、先程申し上げましたとおり、そういう状況に陥らないように、いろんな形で徴収嘱託員を初め職員をそれぞれ接触いたしております。そういう中で、納税者とほんとに意思を疎通しながら対応させてもらっておりますので、例えば資格証明書なり短期の保険証なり、それぞれやっぱりぎりぎりのところで出させてもらっておりますので、そういう問題が起きないように今後も努力していきますし、納税者との接触機会はもっともっと作っていきたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 納税者との接触機会と言われましたけれども、資格証明書を発行すればもっと接触機会が減るのじゃないですか。もうこれでおしまいだということで、市役所にも来ない、病院にも行けないと。もう自分1人で買い薬を買って、こらえているというのが現状ではないのでしょうか。これで増えると思いますか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) そういう特別な場合資格証明書を発行いたします。ただし、やっぱりそういう中では、子どもが病気になったからとかそういう事情で訴えてこられます。その場合は、その子どもさんだけを外して短期保険証を発行したり、そういう措置は行っております。あくまでも私たちは、制度は国民の医療を守る制度でございますので、それがもちろん最優先をいたしております。ただ、そのためには税もいただかなくては運営ができませんし、制度を維持するためにもそういうのが必要でありますので、やむを得ずさせてもらっているということでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 先程、子どもの保険証の問題で、子どもに発行するということがありましたけれども、訴えてきたら発行していると言われましたね。そうなのですか。それじゃやっぱりだめじゃないのですか。やっぱり、今厚生労働省も、特に子どもについては発行しなさいというふうにたしか通達で出していますね。

 それと、子どもに出す場合、1カ月、3カ月の短期保険証じゃなくて、ほとんど子どもには出すのだということであれば、1年普通の保険証を私は出すべきじゃないかと思いますけれども、どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 訴えてきたから出すという理解をされたらちょっと、(「いや、言われましたよ」と言う者あり)そうじゃなくて、それは先程も答弁しましたとおり、既に子どもにつきましては短期保険証を発行しております。それ以外に、例えば病気になった方とかいう方が相談に来られたらその方だけ切り離して出しているという事例でございました。

 あくまでも、証明書につきましては、最小限度、できるだけのところで出しておりますので、件数的には他市と比べて多いということを言われるかもしれませんけれども、それはそういう事情がやっぱり雲仙市の中に世帯構成としてあるということをまず理解していただかないと、他市と比較してどうこう言われても、やっぱりそれぞれの事情があると思います。我々は努力をいたしておりますので、理解をしていただけばと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 他市のことは聞かれたことがあるのですか。おたくはえらい少ないけれどもどうなっていますかという話を聞いたことがありますか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 資格証明書の発行をする場合、我々は横の連絡等をとっております。そして、どういう措置をされておられるか、それぞれ情報を交換しながら、やっぱり最善の方法をしていきたいということで努力をいたしております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) やっぱり国民健康保険というのは健康を守るための制度ですので、ほんとにこれが形骸化しないように、ぜひともさらに努力をしてもらいたいと思います。

 それと、差し押さえの問題ですが、差し押さえ禁止債権というのがあるのです。年金とか生活保護、失業給付、児童手当、児童扶養手当など、これは差し押さえをしてはならないというふうに法律で決められているようですけれども、これらについては差し押さえをしていますかどうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 我々、差し押さえをする場合、当然法にのっとってやっておりますので、そういう禁止されたことについてはいたしておりません。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) そうであれば結構ですが、ぜひ、先程述べましたように、特に子どもの保険証の問題です。そしてこの差し押さえ禁止債権の問題など、ぜひこれまで以上にしっかり審査もして、できるだけ雲仙市も、特に資格証明書は発行しないような方向で頑張ってもらいたいと思います。

 次に移ります。それとすみません。もう一つ、今のに関連するのですけれども、国保税に限らず、税金の滞納の場合の誓約書です。これは以前も聞きましたけれども、違法な公定されていない納税書というのを作ってそれを書かせていると。これは税理士も学者も、これは違法だという見解もあるのです。その点は同じような誓約書を依然として使っているのですか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 納税誓約書につきましては、前の議会でも同じ御質問をしていただいておりますけれども、その時にも答弁いたしましたが、再度答弁させていただきます。

 納税誓約書は、(「いや、使っているかどうかでいいですよ、もう時間がありませんから」と言う者あり)はい、使っております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) やっぱりそれは違法ですから、違法なことはしないようにしてください。

 次に移ります。次は公共事業の問題です。特に育成についてです。昨日もかなり詳しい雲仙市の育成策、説明がありましたので理解できましたけれども、私はもう一つ、昨日もあった分割発注の問題です。これも当然検討するべきじゃないかと考えます。市の発注工事を見ますと、3千万円、4千万円、5千万円と非常に大きい工事もいっぱいあります。これは例えば2つに分けるとか、そういうのはたとえ金がかかっても私はやるべきじゃないかと思います。

 先程言ったように、今は本当に厳しい、もう戦後一番厳しいというふうな言い方をする人もおりますけれども、そういう非常事態ですから、やはり金がかかっても分けて、手間暇かけてやることは市民の理解も得られると思いますが、いかがですか。

 それと、ちょっと待ってください。入札結果表を見ておりましたら、例えば外壁工事と床張り工事、これは千々石二小の例ですけれども、これがありました。約2千万円の仕事です。こういうのはあまり手間暇かけずに分けて出せるのじゃないかと思うのですけれども、そういう考えはなかったのでしょうか。

 それと、これから先、学校の耐震補強工事をやると。26億円かかるというふうな答弁が前回ありました。私はこの工事はぜひ、今やる気のある業者には研修を受けてもらって、それはぜひ公費負担で受けてもらってその仕事を覚えてもらうとか、あるいは工事は四、五年続くわけですから、1つの工事にやる気がある業者を参加させて、そこで仕事、技術も覚えてもらうと、あるいは共同企業体といいますか、そういうのを作って、やっぱりせっかくの耐震補強工事、多額の金を使うわけですから、ぜひそういう形で、何とかお金をできるだけ多くの業者に回るようにするべきじゃないかと思いますけれども、そういうことはできませんでしょうか。どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 地元の仕事の受注獲得に並々ならぬ御指導をいただきまして誠にありがとうございます。ただ、上田議員が所属されております政党というのも、これは直属で上とも、国の政党ともつながっておられますので、1つだけお願いがございますのですけれども、今こういう時代でございますので、やはり公共事業獲得のためにぜひ上田議員が所属されておられる政党も、積極的に今回の景気対策等にもお力添えを賜ればと思っているのであります。ぜひよろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 市長は知らないみたいですね。私たち共産党は生活密着型の公共事業を大いにやれと言っているのですよ。無駄な新幹線とか諫干湾干拓とか大きないらないような港を作るなと言っているのですよ。知りませんでしたか。答弁はいいです。認識不足です。ですから、私はそういう形で、市民の大事な税金は市民のために使うと。市内の業者にやってもらうという形で大いに頑張ってもらいたいと思います。

 次に移ります。小規模修繕工事登録制度ですね。先程、登録業者を圧迫する、難しいと言われましたけれども、市内には個人でやっている大工さん、左官さん、建築関係の業者さんたくさんいると思うのですよ。そこにも株式会社何とか、同じような書類を出させないとできないのですか、どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 基本的には、先程答弁で申し上げましたとおり、登録業者を最優先でお願いをしたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 登録してない業者もいっぱいいるわけですから、よそでは50万円以下とか100万円以下とか区切って、やはり工夫して、市内の業者が生きていけるように対策も立てておりますので、ぜひ雲仙市でもそういう対策を考えてもらいたいと思います。

 次に移ります。先程、消費生活相談員、非常に今頑張っておられるという話を聞きまして、大変うれしく思いました。ただ、4月から10月末、約半年で42件というのはちょっと少ないような気がするのです。せっかく人も配置して制度も作ったわけですから、今でも頑張っていると思いますけれども、もっと工夫して、気軽に市民が相談に来れるように、そういう体制をとるべきじゃないかと考えます。いかがでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 今、議員さん御指摘のとおり、42件というのは御相談に来られた件数が42件でありまして、この裏には多くの困っておられる方がいらっしゃると思います。それも十分認識しておりますので、我々は先程答弁いたしましたとおり、皆さんが気軽に相談できるように、いろんな形で対応させてもらっております。まずは各総合支所の市民生活課でもまず第一義的な対応をしてもらっていますし、本庁のほうに連絡いただきますと、私どもが相談員と出かけていって総合支所で対応したりとかそういうこともいたしておりますので、その辺につきましては今後も努力をしていきたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 相談で、よそで問題になっていることとして、例えばサラ金多重債務の関係する問題があります。過払い金、本来払わなくちゃいけないお金よりもたくさん払っていると、そういう場合に相談員が対応して取り戻すことはよく例があるわけです。しかし、そのせっかく取り戻したお金を、本人には一切やらないで、それまでの滞納の税金に充ててしまうというふうな行為があるそうですけれども、そういうのは雲仙市ではありませんか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 今、雲仙市では、取り戻した額を税に入れたという例はございません。他市でそういうことがあっているということを今初めてお聞きしましたけれども、まず第一義的には、被害者救済が第一ですので、そこをやっぱり我々は重点を置いて頑張っておりますので、そういう理解をしていただけばと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 初めて聞いてというのは私はびっくりしましたけれども、いろんな研修会で多分こういう例は出されていると思いますよ。ぜひそういうのをしっかり情報もとってもらいたいと思います。

 そして、先程言われたように、やはりこの過払い金というのは本来納税者のお金ですから、そこからもちろん税金も払ってもらうと、それはお互いに話をして納得した上でのことだと思うのですよ。初めから天引きして返すとか、そういうことは絶対やってはならないと思います。

 あと一つは、就学援助の問題です。先程、塩田教育次長が説明してくださいましたが、確かに何回も何回も繰り返し保護者に対して説明あるいはお知らせをしているということで、やっぱり今効果が出ていると思うのです。この非常に厳しい中で、子どもたちがやっぱり安心して学校に行けるように、私はこの制度をもっともっと活用すべきだと思います。依然よりもずっと伸びてはいるのですけれども、まだ7.0%ということで、もちろん借りる必要はなくて7.0%に納まっているのだったらいいのですけれども、実際はまだまだ知らない人も多いのじゃないかと思いますけれども、どうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 1分前です。塩田教育次長。



◎教育長職務代理者 教育次長(塩田貞祐君) 先程答弁いたしましたように、いろんな機会を通じてやっておりますので、浸透はできているというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 高校生の問題も、先程雲仙市ではあってないそうですけれども、3カ月授業料を滞納したら出席の停止とか、停止後2カ月経過したら退学とかいう規定が県にあるのです。これは県立高校の問題ですけれども。やはりこういうことがないように、ぜひ市からもサポート・支援をしてもらいたいと思います。

 以上で質問を終わります。



○議長(酒井八洲仁君) はい。6番、上田篤議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで11時15分まで休憩いたします。

=午前11時00分 休憩= 

=午前11時15分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 14番、小畑吉時議員の質問を許します。小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 非常に緊張しておりまして、今年、もうあとわずかになりましたが、最後の質問をさせていただきます。

 その前に、先程の論客、上田議員の後でありまして、非常に緊張しておりますが、一生懸命頑張って質問させていただきたいと思います。

 私は、市民の安全確保についてということでございまして、警察署統廃合後の市民の安全確保は十分と考えているかという質問でございます。

 まずこの1点目でございますけれども、平成18年の第3回定例会において、市長にこの問題を質問しております。統廃合に伴う市民への影響についてということでございましたが、これに対して市長の答弁は、

 警察署統合後の対応についてでございますが、警察署の統合に係る諸問題に関しましては、市といたしましても、駐在所の存続に関する要望書を提出するなど、長崎県県議会、県警本部に対して働きかけを行ってまいりましたところであります。これらの関係機関におかれましては、旧国見警察署管内の住民の皆様が抱えておられる不安についても十分理解をしていただいているものと認識をしております。

ということであります。

 また、

 小畑議員の御質問に対して、俊敏な対応がないということに対しまてしては、私もこのことにつきましてまた雲仙署ともお話をさせていただきたいと思っております。

という御答弁でありました。

 その後に大事件が発生したわけであります。これは、ちょうど平成19年の12月14日、もうすぐでありますが、佐世保市名切町でスポーツクラブ散弾銃事件がありまして、死亡事件がありました。しかし、同じ日でございます。我が国見町神代ナフコにおいて、新聞によりますと、14日夜に長崎県雲仙市国見町のホームセンターナフコ国見店で起きた2人組の男による強盗事件で雲仙署は、15日、被害金額188万円だったと発表した。店の天井に穴があいており、同署は、拳銃を1発発砲したと見て調べている。薬きょうがないことから、回転式の拳銃の可能性が高い。

 調べによると、盗まれたのは主に店の売上金で、拳銃でおどされた店長(49)が事務所の金庫をあけたという。2人組の男は数千円入った店長の財布や携帯電話なども奪って逃げたということであります。まだ、これは未解決であります。私、非常にこの平成18年の質問の時にもこの問題を強く市長に要望したわけでありますが、昨日の質問の中でも千々石の町田議員から、水難事故が千々石の漁港であったということでありました。

 実は、国見町多比良、北側にある岸壁から普通乗用車が転落をしたわけであります。私、この日、家内に送ってもらいまして漁に出たわけでありますが、午前10時半ぐらいであったかなと思っております。ちょうどこの方、護岸に車をつけられて魚を釣っておられました。二、三日前から私、どこの人かなということで気にかけておったわけですが、うちの家内が、「お父さん、こんなとで魚が釣れるとやろかい」てなことを申しますので、地元のものはこの辺では魚を釣らないと。だから何が釣れるとかなというようなことで、私は気に止めないで漁に出たわけであります。

 ちょうど出航と同時に、議長の甥御さんでございます。第二千寿丸とお会いをいたしまして、同級生でもあるし、大阪でともに仕事をやった関係もありまして、会釈をしながら別れたわけでありますが、12時5分、私の息子3名が小浜で仕事をやっておりましたところ、三男坊から電話があって、「父ちゃん、父ちゃんの船が作りよるところに何か車のおっちゃけたげな」というような一報をいただきました。私は、車だけだろうということで、あまり気にしないでちょっとよったわけでありますが、午後2時20分ぐらいに港近くまで来ますと、大きなレッカー車と申しますか、クレーンのアームが出ておったわけでありまして、あら、まだ今上げよるなというような状況の中で港内に入ったわけです。ちょうど車が逆さまで水面にぎりぎりで上がっておりましてダイバーが五、六人泳いでおりまして、タンカーをやれ、小物入れをやれということを叫んでおられまして、私ゆっくり見ながら入ったわけですが、写真を撮るから邪魔になるからというようなことで注意をされて、湾内の防護岸につけ、望遠鏡で家内と眺めておりました。遺体が上がったのが午後2時20分か25分ぐらいだったかと思います。私が一報をもらったのは、午後0時5分なのです。ということは、事故は新聞によりますと午前11時57分ということでありました。

 そういう状況で、この発見者とも私は友達でありますが、後日お話を聞きましたところ、フェリーの着岸する角で魚を取っておったら、北側の漁港の入り口に大きな音とともに車が落下したということで警察に一報を入れたそうであります。しかしながら、なかなか来ない。来ても、通報では北側だからということを何遍も言っておるのに、結局はフェリーのほうにパトカーが走っていって、そしてその事件現場まではなかなか来なかったというようなことを申されておりました。

 そういう事件の中で、もう少し早く対応ができたらこの人も助かったのじゃなかろうか。もしくは助からなかっても、2時間半あの冷たい海の中に浸かってほんとに苦しかったのではなかろうか。また、身内の方がおられたら大変悲しまれたのではなかろうか。やじうまもブーブー、おかしいと。こんな時間がかかってどうするのかと。

 私、よく見ておりますけれども、この港内には海上保安庁が来ておったわけです。そして、消防署、警察、パトカー、いっぱい来ておったわけですけれども、後でお話をお聞きしますと、その漁師さんたち、鶴丸と申しまして、いとこ同士でありますが、2艘の船でロープで引っかけておったそうでありますが、議長の甥御さんの千寿丸の船長がアクアラングの免許を持っておるということで、急遽家に帰られて潜られたそうであります。そしてロープをかけて引き上げかかったそうでありますけれども、上げるなという指令があって、そのまま上げなくて、クレーン車がくるまで待っておったというようなことであります。約2時間半なのです。

 先般もかけましたように、そういう状況の中で、非常に私寝覚めの悪いと申しますか、この点を県警あたりに、県あたりに強く要請をされて、何とか対応ができないものかであります。

 この2点目の中にもうたっておりますけれども、雲仙警察署北交番、旧国見警察署の充実強化を要請する考えはないかということであります。今のような状況でありますと、まだまだ事件が発生した時に、そういうことが何遍も起きるのじゃなかろうかと考えておりまして、この2点を市長にお伺いをしたいと思います。

 2点目の、地域活性化を図るイベントについてということでございます。

 ?旧各町で開催されていた産業祭等を充実して地域の活性化を図る考えはないかということでございますけれども、合併前は地域の活性化を図る目的で産業祭等のイベントが町ごとに開催されていたわけであります。しかし、今は統合され、各地域のイベントがだんだんなくなり、地域の活気がなくなっておるわけでありまして、この問題も今市長がいろいろ模索をされ頑張っておられます。求礼郡等の問題、武夷山等の問題も、今何とか雲仙市が生き残ろうとして頑張っておられる姿は十二分に見ておりますが、まずもって、地域あって雲仙市なのです。その地域のイベントがなくなるということは非常に私、住民も悲しんでいるわけでありまして、この点に対してどのような見解を持っておられるか。

 また、?で新たなイベントを起こして、各地、旧町ごとで開催をする考えはないのか、この2点、市長にお聞きしたいと思います。

 答弁次第では、再質問はいたしません。ぜひ明確な答弁をよろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁いただきます。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 小畑吉時議員の御質問にお答えさせていただきます。答弁次第では再質問しないということでございましたけれども、まず、第1問につきましては、事実関係の確認、報告を受けておりますので、そちらの報告をさせていただきまして、まず2点目についてお答えをさせていただきたいと存じます。

 地域活性化を図るイベントについて、新たなイベントを各地域ごとで開催する考えはないかとのお尋ねでございますが、議員御指摘のイベントにつきましては、広範囲にわたるかと存じますので、私のほうから、現在、市が関与しておりますイベントにつきまして御説明を申し上げます。

 市が関与しますイベントは、市が主体的に行うイベントと、各種団体等が主体となって行うイベントとの2種類に分けられております。市が主体的に行いますイベントは、雲仙市が誕生して3年でありますことなどから、市としての一体感の醸成を図ることを目的に、いずれのイベントも関係団体と協議しながら開催するようにいたしております。

 一方、各種団体が主体となって行いますイベントにつきましては、地域活性化団体や文化、福祉、産業等の分野において各種団体等が開催するイベントでございまして、市といたしましてはこれらのイベントを支援するために補助金を交付いたしております。その補助金には、地域づくり補助金や市民提案事業補助金、観光振興事業補助金、文化会館自主文化事業開催補助金などがございまして、これらの補助金を有効に活用して、各種団体の活動を支援しているところでございます。

 市といたしましては、市が直接イベントを開催するのではなく、各種団体がそれぞれ自主的に行うイベントに対しましては、その活動を促進させるため、補助金等を交付するなどの方法により支援をしてまいりたいと考えておりますし、またそのことが各地域の活性化につながるものと考えているところでございます。

 残余の答弁につきましては、各担当部より答弁させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 小畑吉時議員の、地域活性化を図るイベントについての御質問にお答えいたします。

 旧各町で開催されておりました産業祭等を充実して地域の活性化を図る考えはないかというふうなお尋ねでございます。産業祭に絞ってお答えをさせていただきます。

 産業祭につきましては、御承知のとおり、昨年まで旧愛野町を除く6町におきまして、各地域の実行委員会が主体となりまして開催をされておりました。その多くが11月末から12月の初旬であったために、開催日が重複し、各旧町単位の参加しかできない状況でございました。

 また、実施主体でございます各地域の実行委員会につきましては、その事業の受け皿でございます農業協同組合や商工会などの組織の縮小化というものに伴いまして事業の実施が厳しい状況もございました。実はこのようなことを踏まえまして、平成18年度から各地域の実行委員会の代表の方々にお集まりをいただきまして、今後の産業祭等のあり方について協議を行ってまいりました結果、旧町の産業祭を単に統合するだけではなくて、雲仙市としての産業祭、あるいは物産展として発展をさせて、雲仙市の特産品などを広く市内外へPRするとともに、雲仙市民としての一体感の醸成を図ると。また、市内外に知名度の高い特徴的なイベントにつきましては当分の間継続をするという2つの方向性を示していただきました。

 このような経過を踏まえまして、本年度、第1回雲仙市産業祭の開催に向け、市内各種団体の皆様を委員として実行委員会を組織いたしました。本来であれば、その実行委員の中から会長を選任するところでございますが、初めての、第1回目の雲仙市産業祭でありますので、今回に限り市長にお願いをいたしまして、会長になっていただき、現在準備を進めているところでございます。

 今後はこの実行委員会を主体といたしまして、出店させていただいている関係者の皆様方と協議をしながら、内容の充実を図り、開催場所を持ち回りとすることで進めてまいりたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 小畑吉時議員の御質問にお答えいたします。

 まず、10月29日の事故に対する警察署の対応について雲仙警察署に確認をいたしましたところ、事故の発生場所については国見町土黒の岸壁、事故の発生は11時57分で、同時刻に110番通報が行われました。それを受け、北交番のパトカーは5分後の12時2分に現場の岸壁へ到着しております。また、通報を受けると同時に、島原消防署のレスキュー隊へ出動要請を行いましたが、水中で作業をするためのアクアラングを所有していなかったため、矢上の県警アクアラング隊へ出動要請を行っております。

 それを受け、県警アクアラング隊は、サイレンを吹鳴しながら緊急走行し、13時13分に現場へ到着いたしております。その前に、刑事課、交通課と一緒に現場入りしていた雲仙警察署長が現場での指揮をとられておりました。現場は、水深5mで、視界が5cmしかなく、車の中も見えない状況であったそうでございます。

 この状況下で、転落者を強引に引っ張り出しても、流れも早く、濁った有明海に流出した場合、捜索が難しくなることや、2次災害のおそれもあるとの判断から、民間のクレーン業者を要請し、県警アクアラング隊が水中で車両にロープをかけて、14時14分に引き上げを完了しております。当事者の御家族の皆様には、誠に痛ましいことではございますけれども、経過は以上のとおりでございます。

 このように、警察の対応といたしましては、通報から可能な限り迅速、的確に対応をしたとの回答がございました。

 次に御質問の、警察署統廃合後の市民の安全確保は十分と考えているかについては、これまでも会議等機会あるたびに、警察に対して、旧国見警察署管内の住民の皆様が抱えておられる不安についてお伝えをし、なお一層の御努力と対応方の御検討をお願いしてまいりました。

 警察としては、旧国見警察署管内を管轄する北交番について、治安対策上、必要な人員を確保しており、加えて、新たに配備された県警自動車警ら隊などにより、北交番を起点に、24時間体制で管内をくまなく警らを行うなど、警察官を効率的に活用し、最大限の対応をしていること、また、客観的な指標となる平成19年度の統計数値では、街頭犯罪等の発生件数、交通事故発生件数などが平成17年度に比べ減少し、110番通報から警察官が現場へ到着するまでの平均所要時間は、平成17年度との比較で約1分の短縮を達成していること、人的な問題については、本署や他の交番など警察組織の総合力で対応していく体制を整えていることから、現在その面での拡充は考えていないと伺っております。

 雲仙市といたしましては、市民の安全確保については、昨年7月に市役所の文書配達員の方々による雲仙市安全パトロール隊の結成を皮切りに、愛野町安全パトロール隊、少年補導員の方々からなる千々石地区青色少年防犯パトロール隊、吾妻地区の大塚小学校安全パトロール隊及び小浜北部地区安全パトロール隊が各地区に結成されております。さらに、新聞でも紹介されましたとおり、先月28日には、統合により警察施設がなくなっていった瑞穂町において、廃止駐在所を活用した安全・安心ステーションを拠点として、総勢110名、青色回転灯装着車車両108台を要する九州一の瑞穂町安全パトロール隊の出発式が行われました。また、国見町では、防犯まちづくり推進指導員の御努力により、地域防犯リーダーが前年に比べ約3倍に増員となっております。

 市といたしましては、市民の安心・安全のまちづくりのための地域活動への支援を積極的に行っており、そのすそ野も確実に広がっております。今後とも、これらの民間の自主的な活動を市内全域に拡大して、「自分たちの安全は自分たちで守る」を合い言葉に、安全・安心なまちづくりに努めてまいりたいと考えております。

 次に、雲仙警察署北交番の充実強化を要請する考えはないかという御質問につきましては、雲仙市全体としての客観的な数値は改善されておりますが、今後も充実強化を要請してまいりたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 質問次第ということでありましたが、どうしても質問をしたくなりました。

 今、今崎市民生活部長、有明海の流れが早いと誰が言われたのか。あの湾内の中で、潮が流れるといっても、誰でも泳ぎ切るような状況の中で、そういうええかげんな答弁をしてもらったら困りますよ。どなたがそのことを言われたのか、まずその1点、お聞きしたい。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 本日の答弁をさせていただくに当たりましては、雲仙警察署のほうに御指導いただいております。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 今崎市民生活部長、現場に来られたことがありますか。湾内ですよ。潮の流れなんてほとんどないわけです。確かにその辺に浮っておる汚物等、発泡スチロール等が流れるのは緩やかに流れておるし、人間が泳いでも渡り切るような湾内でありまして、流れが早いとかそういうのが私はおかしいと思うのです。

 まず、今答弁をされたが、ここにあります。瑞穂に108台の青パト隊が回りよる。この人たちが権限を持って、事件があった時に逮捕ができるとか、海の中に潜って人を助けられるというのであれば私は何も言いません。確かにこの人たちが一生懸命頑張っている1つの課題としては十分かと思いますけれども、そしたら事例が今まであって、ナフコの事件もまだ未解決なのです。あれがもう少し早く対応しておったなら犯人も捕まっておったと思うのです。緊急配備をして30分以上、1時間近くかかったと。幸いこの人は拳銃で撃たれなくて済んだわけでありますけれども、年末、これからも正月を控えて、不景気の中で先程も上田議員のほうからもいろいろ出ましたけれども、そういう苦しい状況の中で、いつ何時こういう事件が起きるやもしれないわけです。ただ青パトが回っているから。

 私は、ぜひこの問題は、もっともっときつく回ってほしい。いずれは市長、あなたは国見百花台の森の何じゃったですか、名称忘れましたが。その時のあいさつの中でも、国見町は雲仙市の東の玄関口であるというようなことを言われた。私も常々このことは言っているわけです。本年初めか昨年末やったか、島原市有明町の私の同級生の簡易郵便局をやっておるその家に他県の人間が入り込み、ちょうど帰ってきたら物色中であったということです。捕まえようかなと考えました。しかし、万が一刃物を持っていたらいかんということで逃げたそうですから、すぐ島原署に連絡をとった。そしてフェリーの広場で捕まったのかどうか、早急に捕まったわけですね。

 しかし、今雲仙市は国見署がなくなり交番になり、小浜なのです。今非常に機敏な行動をとられたように今崎市民生活部長は言われましたが、私の息子3人、小浜警察署の近くを仕事しておるのですよ。その中でパトカーが走っていくのが大分遅かったよ、ちゃんと私に連絡が入っておるわけですよ。そして私はその現場を確認して、また亡くなった本人の顔も知ってるのですよ。

 県警のアクアラング隊は何分ですか、14時14分ですか、議長の甥御さんはその現場に立ち会われ、自分が潜っておられるのですね。確かに今言われたように視界がほとんど見えなかったということで、手探りでロープをかけて、そして島原の消防かなんかのウインチで引き上げにかかったそうですけども、警察が止めて、待てということであったと。

 そしてその前の通報者、これも私の友達なのです、知人なのです。目の前で落ちるのを見ているわけですね。そしてすぐ警察に電話をして、なかなか来なかったと。交番は来たかもわかりませんけども、小浜本署からそれだけ早く来れるはずがないのですね。いつも事故事件があった時に、40分、45分、50分とかかるのですよ。その中で、本当にそこで指揮者がおって早急に、例えば県のアクアラング隊を頼む前に国見町管内でもクレーン車がおるわけですね、業者がおるわけなのです。

 先般のあの新車の支障で埋没した時も、私そこでおりまして、車の後ろのほうからどんどん潮が来て、そして最後にはクラクションが鳴り、ライトがついて水の底でエンジンがかかって本当に車の断末魔というか、ああいうのを皆さんが見ておるわけです。今回もやじ馬いっぱいおったわけですよ、証人が。

 そういう中で、そしたら国見町は事件があった場合は、死ねというのと一緒ですか。財産を守る交番・警察が、時間が間に合わなかった。一生懸命に努力をされて、そして間に合わなかったなら、これは市民も認めることでありますが、2時間半海の底にあの暗い潟のヘドロの中で亡くなられた。背の小っちゃい、私は65歳ぐらいかなと思っていたら66歳だったそうですが、本当に苦しかったのだなと。あれ身内がおったら狂いますよ。そういう状況の中で、このいいかげんな潮の流れがあるとかなんとか誰が言うのか、県警が言うたのか、本部が言うたのか、その言った人の名前を言うてほしい。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) ただ今小畑議員さんがおっしゃるように、今回の事故は大変痛ましい事故でございました。答弁につきましては、先程私が答弁いたしましたとおり、これは雲仙警察署と相談をさせていただきながら答弁をさせてもらっておりますので、名前につきましては御報告受けておりませんので、今申し上げられませんが、先程申したとおりの答弁でございました。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 雲仙警察署は、もうはっきり言って精いっぱいであったのじゃなかろうか。私がお願いしておるのは、もう少し対応ができるような、それにはどうしたらいいかと、その辺を検討していただきたいが、雲仙警察署が県が今の体制でいくのだということであれば、合併をしてイベントは減るわ、警察はこういうふうにして死亡事件が起きてもなかなか来ないと、我々議員はどうすればいいのですか。今それを今日お願いしておるわけです。奥村市長に対してぜひ何とかできないか。また今度事例が出てきた時にはどうするのですか。人の命なのですよ。

 もし今崎市民生活部長、あなたの息子がこういう立場に置かれたらどうなりますか。1分でも1秒でも早く届いて、そして一生懸命対応されているならともかく、車を引き上げちょったらちょっと待て、議長の甥御が潜っているのですよ、ロープをかけているのですよ。そういう中で対面的な問題、今回は海でありますので、海上保安庁とのかけ合い等もあったかと思います。

 しかし、人命ですから海上保安庁であれ、県警であれ、地元の警察であれ、一命をとにかく助けるという名目では、ただ写真を撮っとるからちょっと邪魔なるからあっちへ行ってください、そういうことを立派に言われました。余程名前聞こうかなと私思うとったわけですよね。2時間半もしてやっと上がった。それに、そこにおられた人たちみんな不平ですよ、不満ですよ。そして私、偶然インタビューを受けたわけですが、何歳ぐらいでありましたかということ、私は二、三日前から見てるから、多分65歳ぐらいの人であったということで申しましたけども、非常に目覚めが悪い。ぜひその辺を再度私は県にも、雲仙署とも協議をして、市長あたりがもっと協議されて強くしてもらいたい、まずこの1点と、その他はさっきしました、まず1点。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 小畑議員の不幸な事故に立ち会われたお怒りというのは私もお話の中で理解できると思っております。

 ただ、捜索につきましては、確かにいろいろ不測の事態等いろいろと県の警察署のほうの体制もございましたでしょうから、このことにつきましては今今崎市民生活部長が報告しましたとおりでございますし、ただ、このことにつきまして議会で議論があったということは警察署にも申し述べまして、さらにまたこのことについて、それからまた今議員が御指摘になっておられます市民の安全確保の問題について、あるいはまたこれからの住民の方々の安心安全の生活を維持していくためにも、どういうふうに我々と、また警察が良好な関係を結びながらやっていけるかということについて、お話を進めさせていただきたいと思っております。

 このことにつきましては、この議会で十分に議員からもそういった意見があったということは伝えたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 市長からどうするこうするというのはなかなか明言はできないと思いますが、先程も申しますように、前回は車が埋没、新車でありました。あれも私はロープをかけよったから、すぐ上げなさいと指導したわけですが、車に傷ついて住民から苦情が来たら困ると、警察官の答弁なのです。そして結果は人がみんな見てる前で沈んだわけですね。そしてその後、今度はナフコで強盗事件、これももう1年近くなっておって、まだ犯人も捕まっていない。そしてまた今回のこの水難事故なのです。

 どう見ても今の状況ではこの国見町は非常に治安的に心配であります。できれば、これは市長、私の強い要望であります。恐らくここにおられる議員さんたちも、国見町出身の方たちは、またもちろん他の議員もでありますが、考えておられると思います。ぜひ再度、この国見署のもと交番の強化、これを何とかして、そしていざ有事の場合は国見の交番でも本当に陣頭指揮をして、そして、例えば民間のクレーン車でもすぐ頼んで引き上げるというような要請をしてもらいたい。

 それともう一つでありますが、これは議会で要望とは本当はいかないということを聞いておりますけども、今議長も組合長でありますが、ここは非常に栄えた二枚貝のタイラギ漁の盛んなところでありまして、ほとんど免許を持っとるわけですね。特に潜水夫の免許も持っておる方がまだまだおられます。年代的にはまだ私より下の若い人もおられまして、今回も議長の甥御さんがああいうふうにして自分でアクアラングつけて水に潜られたということでありまして、ぜひそういうアクアラング隊と申しますか、そういう民間の人たちにも緊急の場合は警察署と対応をされて、そして1分でも1秒でも早く水の中に入って人命救助をするというような形をぜひ考えてもらいたい。これはもう私は強く要請をしておきます。もうそれ以上は申しません。

 次に、産業祭の問題であります。

 確かに協議委員会ですか、何かできて一生懸命やっておるのは十分わかります。しかしながら、治安とも一緒でありますけども、非常に国見町あたりは寂れてまいりました。産業祭等も今度場所が変わっていくとなってくると、なかなかそこに老人たちが行けない。若い者は車でさっと行くわけですが、旧町時代、老人たちはアサリも安かけんアサリば買いに行こうかい、ノリの安かけんノリば買いに行こうかい、そういうふうな形で一生懸命楽しみにしておられる。それを年に2回に分けて場所を移動してやるということでありますが、ぜひ私は、小さいイベントでも結構ですが継続をしてやってもらいたいな。

 と申しますのは、まずもって「多比良商店街夜市」の問題であります。これも補助金を旧町時分からいただいております。雲仙市地域づくり補助金ということで、これは国見町時代に昭和49年、当時は非常にまだまだ栄えた町でありましたが、昭和49年に始まっておりまして、そして非常に旧有明町あたりから、また瑞穂町あたりからもこの多比良の夜市にはカラオケ大会等もありまして、芸能人も来るということで楽しみにされておったわけであります。

 ところが、今商店街も減りましたが、本当にまちおこしをやろうとういうことで、若い人たち、もう年もちょっと行っておられますが、30代後半、40代の人たちが何名かで一生懸命頑張っておられますが、どうも補助金等が今年で打ち切りというようなことで、非常に嘆き悲しんでおられます。

 この件とくにみの日でありますが、くにみの日も補助金等がなくなるということでありまして、皆さんが非常に落胆と申しますか、やっておられますが、市長は知っておられるかと思いますが、今回のくにみの日に慰霊祭でお会いしましたが、南串山の養殖業者の方から、名前は申しません、言いたいわけですけども、ハマチを103匹無料でいただきました。そして、このつかみ取りで本当に子どもたちが小学校6年生までと、また女性はいいということでありましたが、あのシートで囲った水槽の中に飛び込み、それこそ大人も子どもでありますが、大変喜んでつかんでおられます。

 5kgのブリを小学校3、4年生の子どもが抱きついて、一生懸命抱えて持っていったということで、後で報告がありましたが、その後島原市の一住民のほうから、うちの孫が3匹つかんできました。大変おいしかった、子どもが大変喜んでいたというような形で、このくにみの日を楽しみに皆さんがしておるわけであります。

 これは平成6年ぐらいに始まったかなと聞いておりますけれども、当時は町の商店主が一生懸命頑張ってやっておられて、400万円ぐらいの予算で当時自分たちでやっておられたそうであります。その後平成七、八年ぐらいから旧国見町から300万円以上ぐらいの金を毎年いただいて盛大にやっておったわけです。最近まで長洲町とも国見町は姉妹町でありまして、長洲のほうからもこの日は議員さんが来られる。そして非常に和気あいあいとやっておったこのイベントが、今回補助金カットということでありまして、聞くところによりますと、雲仙市地域づくり補助金かなんかかと思いますけども、名称を変えてでも3年間で今年度が打ち切りというようなことを聞いておりますが、何か補助金とかもらえないのか、その点もう一つお聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 畑中政策企画課長。



◎政策企画課長(畑中隆久君) 国見地域において開催されております「くにみの日」や「多比良商店街夜市」のような地域の活性化につながり、また、集客力のある特色あるイベントは補助金をカットせず継続して支援をしてもいいのではという御質問でございますけども、まず、くにみの日や多比良商店街夜市は、元来、それぞれ関係する各団体が地域振興や商店街の活性化、環境意識の高揚等を目的に始められたものでございます。

 市といたしましては、関係団体の自主的な活動に対して、地域づくり補助金を交付するなど積極的に支援をいたしております。この地域づくり補助金は、市民が自ら考え実践する地域づくりを積極的に推進するため、地域活性化及び人材育成等の事業に対しまして支援を行うこととしているものでございます。

 また本補助事業は、活性化事業の立ち上げと、地域づくり団体の育成を主な目的として、限られた財源の中で意欲のある団体に対して幅広く支援を行っていく必要がございますので、団体が育成されるまでの一定期間において助成を行い、最終的に補助期間終了後は自立した事業展開を図っていただきたいと考えておりますが、くにみの日や多比良商店街夜市は、国見地域の住民の皆様の熱意により、これまで長年継続して開催された地域に根づくとともに、活力を与えた実績と歴史があることから、市といたしましても事業効果の大きい非常に価値のある事業だと考えております。

 このような地域の活性化に大きく寄与する事業につきましては、今後の継続の意向について関係団体と協議を行い、来年度以降の事業の方向性を確認させていただくとともに、場合によっては他の助成制度などの活用も助言をさせていただきたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 今大変答弁うれしくお聞きしております。ぜひそういうような方向性でしていただきたい。これをなくす、もう今こういうイベントがだんだんなくなっていくと、先程来、上田議員のほうからも出ましたけども、運動会の問題かれこれ等、また他の議員が市民運動会の開催についての質問があるようであります。私もここ2回ほど参りましたけども、選手の身内がほとんどで、愛野地区の方たちは来られるかわかりませんが、国見からこう見渡しますと、一般の方はほとんど来ていない。過去旧町時代は、あの国見中学校の周りは車だらけでありまして、警察が来る、そして車の移動等々で非常に運動会だけ認めてほしいというようなことで、再三にわたりお願いをされたいきさつがあります。本当に老いも若きもということで楽しみにやっておったこの町民運動会が、今は市民運動会となって、ただ単に選手の親とか子どもとか身内とかは一生懸命応援をされておるようでありますが、本当はもっともっと老人たちに来てほしい。

 今、小学校の運動会でもしかり、中学校の運動会でもしかり、みんなばらばらなのです。老人は老人でゲートボール大会、老人の運動会、以前は市長、多分市長ぐらいまでは地域の運動会と申しますと、青年団、消防団、そして婦人会、老人会みんな一緒になって、1つで輪になってやっておったのが、いつのころからかみんな分離してしまい、老人は勝手に運動会ばやれ、ゲートボール場に行け、子どもは子どもで走るのだと、こういうような考え方を持って、非常に私は悲しい思いをしております。

 今、子どもたちにはこの老人のことも理解してもらえるように、また、老人たちも子どもたちを理解するようにいろんなことで行政が指導されておりますが、もっともっと根強く根深く、本当に市民運動会でもそういうのをやる。競技は競技で結構です。別にやればいいのですね、スポーツの足の速い人たちの大会を催されれば、年に2回なり、オリンピックみたいにされればいい。私は、本当に市民がこぞって出かけて、そして楽しめるようなイベントを開催してもらいたいなと要望であります。

 興奮いたしましておなかも減りましたので、これ以上はもう質問はいたしませんけれども、ぜひ畑中政策企画課長、ぜひ今日先程の答弁のとおり努力をされて、いつまでも市民が楽しめるイベントを開催ができますように努力していただきますようよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。

 以上です。



○議長(酒井八洲仁君) これで14番、小畑吉時議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで1時10分まで休憩いたします。

=午後0時04分 休憩= 

=午後1時08分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 午前中に引き続き会議を開きます。

 今崎市民生活部長より発言の申し出があっておりますので、これを受けることにいたします。今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 先程の上田議員の質疑の中で、確認をさせていただいたところがありましたので、発言の機会をお願いさせていただきました。納税誓約書につきましては、滞納処分について確認と理解を求めるもので、他の自治体と同じように様式が定めております。自身の債務であることの承認及び分納等の履行の誓約を行う内容としておりまして、また、この誓約が民法の規定に基づく時効の中断に当たることも明記いたしております。

 雲仙市にとりましても、自主納税が促進され、公平な税務事務の執行が図られることになるものであると認識いたしております。よろしく御理解賜りますようお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 次に、一般質問を行います。20番、福田大東議員の質問を許します。福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 福田大東でございます。昼御飯も済みまして満腹の状態で穏やかに質問をし、議論をしてみたいと思います。

 雲仙市5万人市民を一つの家族というふうに考えるならば、市役所は雲仙ファミリーの台所を預かるところだ、機関だというふうに思います。市長は、雲仙一家の大黒柱ということになりますが、親の懐具合を家族がみんなが知っておくことも大変重要なことではないだろうかというふうに思います。

 本市の財政構造等については、市広報紙、それからホームページ等で詳しく情報公開はなされていますが、市民の理解度がいま一なされていないように思います。そこで、市の財政事情はどうなのか、余裕があるのか余裕がないのか、できるだけわかりやすく御説明をいただきたいと思います。

 2番目に、水道料金の統一についてでございます。

 懸案でありました市内水道料金統一(案)が、去る10月31日全員協議会で説明がなされました。私は、国見町から南串山町まで市民がひとしく負担し、ひとしく行政サービスを受けるというのは当然との考えから、水道料金の統一は当然しなければいけないというふうに思います。

 諸般の事情により、合併協議会において合併後3年間で調整をするということが決定されておりました。統一◎料金使用料(案)では、平成22年度より施行を目指すというふうにありますが、本案では合併協議会の決定と1年数カ月のずれが生じます。数カ月のずれについては、決算時期の都合も考えますと仕方がないとしても、平成22年度でなくて平成21年度これが3年の期限でございますので、より実施すべきと考えるが、市長の所感を求めたいと思います。

 3番目に、展望所設置についてでございます。

 県道雲仙千々石線というのがございます。県道128号でございますが、拡幅の工事が着々と進んでおります。千々石方面から雲仙方面へ目指して上っていくと、約3.5km地点に棚田展望所というのがございます。その展望所から見渡すと、先の棚田サミットが開催されました岳地区棚田が一望できます。すばらしい眺望でございます。

 棚田サミットの折には多くの方がここに立ち寄られたことと思います。そこを通行される遠来者の多くは、ここに立ち寄り休息をし、眺望を楽しんでおれらます。そこから雲仙までは急な道が続く山道で約6kmぐらいですか、雲仙温泉へ到着します。

 逆に雲仙ダムより1kmぐらい下ったところに橘湾が一望できる絶好の場所がございます。ここに展望所を設置すればすばらしい景観が開け、橘湾、それから遠くは長崎市の茂木地区ですか、長崎市の東海岸が一望できるやにと思います。本市観光の魅力アップのためにも、ぜひ展望所の設置をすべきと私は考えますが、市長の所感を求めます。

 あとは自席より質問をしたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁いただきます。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) こんにちは。福田大東議員の御質問にお答えいたします。

 まず、第1点と第2点目でございます。第1点目につきましては、これは今福田議員もおっしゃいましたように、雲仙市の財政状況、台所事情でございまして、このことにつきましては担当部長より答弁をさせていただきます。また第2問につきましても、現在今進行中でございまして、今やっておりますことについて部長より答弁させていただきたいと思います。

 私の考えということでございますので、第3問であります、現在県道128号雲仙千々石線は、全線2車線の整備に向け拡幅工事が進められております。また、この雲仙千々石線には、地元の方々で管理されております岳棚田展望所がございまして、棚田サミットの影響もございまして、利用者が増えているのは先程議員御指摘のとおりでございます。

 御質問の場所は、別所ダム下の県道拡幅工事箇所でございますが、この場所からは橘湾や富津漁港が眺望できまして、また、先般、認定されましたジオパークの千々石断層が見える場所でもございます。

 しかしながら、新たに展望所を整備するとなりますと、用地の確保、駐車場の整備や施設の維持管理などの問題が生じてまいります。加えてこの地は、長崎県の工事箇所でございますので、長崎県と協議を行う必要があると考えております。

 以上であります。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 福田大東議員の本市の財政事情につきましての御質問にお答えをさせていただきます。

 まず自主財源の状況でございますが、平成17年度は合併年度という特殊な状況のため、減債基金を初めとした繰入金が多く、歳入総額に占める自主財源の比率は30.3%でございましたが、平成18年度は20.9%、平成19年度は21.2%と20%をわずかに上回る状況でございまして、大変脆弱な財政基盤であることがおわかりいただけるかと思います。

 また、地方公共団体の財政力を示す指標として用いられております財政力指数でございますが、普通交付税の基準財政収入額を基準財政需要額で除して得た数値の過去3カ年間の平均値でございます。平成17年度から順に0.266、0.288、0.307となっておりまして、過去3カ年は年々上昇をしております。

 この主な要因でございますが、平成19年度に行われました税源移譲による市民税の増収を除きまして、分母であります基準財政需要額が国の三位一体の改革等によりまして縮減したことによるものでございます。ちなみに、平成19年度の財政力指数の県内13市における順位でございますが、上から8番目ということになっております。

 続きまして、経常収支比率でございますが、平成17年度から順に89.9、87.8、89.9となっており、かなり財政構造の硬直化というのが進んでいる状況にあると言えます。

 次に、起債制限比率でございますが、これも平成17年度から順に申し上げます。9.8、10.3、10.7となっております。また、実質公債費比率でございますが、平成18年度が14.6、平成19年度が15.0となっておりますので、どちらの指数を見ましても公債費、要するに起債の償還に係る負担が増加しているということを示しております。

 ただ今御説明申し上げましたとおり、三位一体の改革による地方交付税の縮減等もあり、本市の財政状況は大変厳しいものがございます。その上普通交付税の合併算定替え等の合併特例措置がすべて終了いたします平成33年度におきましては、地方交付税は現在と比較しまして約37億円減少し、さらに市の一般会計予算の規模につきましては、90億円程度縮減するというふうに見込まれております。

 そのため、平成33年度を見据えながら雲仙市が財政破綻を招かないことを目指しまして、長期財政見通しを立てまして、昨年2月、平成19年度から5カ年間を計画期間といたしました雲仙市中期財政計画を策定いたしております。現在、この中期財政計画を基本としました財政運営に努めておりますが、平成21年度予算編成におきましても、事業の選択と集中という基本理念のもと、昨年に引き続き普通建設事業費につきましてはマイナス10%、義務的経費を除きます経費につきましてはマイナス5%という要求額の設定を余儀なくされているところでございます。

 従いまして、市の財政につきましては、今後とも厳しい状況が続くものというふうに考えておりますが、市といたしましては、長期的な視野に立って財政計画に沿った財政運営を行うことにより、財政の健全性の確保というものを図ってまいりたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 福田大東議員の水道料金統一についての御質問にお答えいたします。

 全国的な景気の状況を考慮して、御報告いたしました水道料金統一の案は、今後の財政シミュレーションや単年度の収支を考慮し、慎重に検討した結果、企業努力でクリアできると判断した上で2カ年の経過措置を設ける案をお示ししております。

 市といたしましては、基本的にこの料金統一(案)の方法で進めていきたいと考えておりますが、水道料金の統一は重要な課題でございますので、今後、議会とも十分御相談申し上げながら一日でも早く水道料金の統一が図られるよう、努力をしていきたいと考えております。

 また、水道料金の改定時期が平成22年4月になった理由についてのお尋ねでございます。水道料金審議会の答申が提出され、その答申書の概要を本年2月に議会へ、また本年4月から5月にかけて自治会長会議及び大口利用者である旅館等組合に説明をさせていただいた経緯がございます。

 水道料金の改定につきましては、市民生活に与える影響が非常に大きいと思われ、値上がりする地域への対応など慎重に検討を重ねた結果、一定の周知期間が必要と考え、平成22年4月施行を目指すことといたしております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) まず、1問目の財政力、本市の懐具合ということでございますが、先程詳しい財政力指数、それから経常収支比率等々について自主財源御説明をいただきました。財政力指数については、平成18年度決算ベースで0.29と長崎県内の13市の中で8番目というランクでございます。次に、経常収支比率で言えば87.8%、非常に財政が硬直している。それでも13市の中では2番目ということになります。

 問題は、これからどんどん国の補助、交付金等が減ってくる中で、自主財源をいかに確保するかということでございますが、先程自主財源の実数の比率では2割強ですね、非常に少ないというふうに思います。俗に3割自治とか地方自治は言われますが、その3割にも満たない自主財源、この辺のところを少しでも自主財源を確保する方法を考えていかなければならないというふうに思うのですが、その辺のところをどういうふうなことで考えていらっしゃるか、お尋ねをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 自主財源比率が低いということでございますけども、これは合併前旧町から共通の悩みだったのではなかろうかというふうに考えております。

 自主財源比率や財政力指数が低いという原因でございますが、市民税を初めとしました市税収入が歳入全体の13%から14%しかないということが最も大きな要因ではなかろうかというふうに考えております。

 議員御承知のとおり、税源に乏しい本市にとりましては、税収の大幅な増加ということを望むことが非常に困難な状況ではございますけども、産業の振興策あるいは企業誘致、市経済の活性化とそれから市民生活の向上を図るために、現在行っておりますさまざまな施策によりまして、市税収入の増加につなげたいというふうに考えております。

 また、市税の収入向上率はもちろんでございますが、ふるさと納税の推進とか、遊休市有地の売却を含んだ市有財産の有効活用、それから市の封筒等への有料広告の掲載、そういうものによりまして自主財源の確保を今後図ってまいりたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 本当に雲仙市の構造上非常に難しい、財源を確保するのは難しいというふうに思います。単に例を挙げれば、軽自動車税は地方税ですね、例えば軽自動車に乗りましょうとか、そういった啓蒙をするとか、いろんな一つ一つの小さなことから始めると、市民もだんだん理解をして、ああ次かえる時はじゃあ普通車止めて軽自動車にしようかというふうなことにつながると思いますね、そういう啓蒙が必要じゃないかというふうに思います。

 あと私が非常に心配しているのは、先程平成33年度までの財政計画シミュレーションを御説明をいただきましたが、80数億円、私の資料で見ると、約100億円弱の歳入が減るということです。いろんな削減をして破綻をしないような策を講じるということでございましたが、これで一体地方がやっていけるのか、今の行政サービスが守られるのか、その辺のところをどういうふうに、市は何とか残るとしても、行政サービス等々はどういうふうな変化を見せるのかなあというふうに非常に危惧をしておるわけですけど、その辺の予想とかあったら御説明をお願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 現在の行政サービスをなるべく落とさないような範囲で運営をやっていかなければならないというのが大原則でございまして、非常に厳しくなる、ますます厳しくなる財政状況ではございますけども、極力行政サービスは落とさないように努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) この国の交付税措置はもうこの形で将来とも、このとおり進むのですか。それとも今示しているだけで、これで絶対地方はやっていけませんよね、その辺のところの予想はどうなのでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 交付税につきましても制度でございまして、過去ずっと以前は国税3税の中から32%ぐらいだったですかね、地方に回されたというようなことがございましたし、今後ずっと同じような制度が続いていくということはなかなか考えにくい部分もあるのではないかというふうに考えております。非常に不透明な状況でございますので、状況を十分見きわめながら今後財政運営をやっていかなければならないというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) これ非常に難しい問題で、2割しかないので、資本金の8割で生活、自治体運営をしているわけだから、どうしようもないわけです。それでもいろんな経費の削減等々をしながら、苦労しながらやっていかなきゃならない、そううふうな状況ではないかと思います。市長のいろんな英断に期待をいたしたいと思います。

 次に、水道料金の統一の問題でございます。

 先程、部長答弁では、できるだけ、1日も早く料金統一を目指したいということでございました。計画では、平成22年度より施行を目指すということでありますが、これを前倒しで平成21年度から施行できないのか、そこはどうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) ただ今の福田大東議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。随分水道料金の経過については日にちがたっておるということもありますが、なかなか広域圏といいますか、そういうところの調整がなかなか進んでおりませんで、料金改定の一部改正案ですか、議会に提出する一部条例の改正ということ、そういうことを考え合わせれば、来年の平成21年の4月1日というのは極めて厳しいのじゃなかろうかと考えております。我々も1日も早い改正は望んでいるところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 今から4カ月、十分時間は、努力すればあると思います。方法がないわけじゃないというふうに思います。

 次に、経過期間の調整ですね。1年目で3分の1、2年目で3分の1、で3年目で新統一料金を目指すというふうに計画ではなっておりますが、これはあまりにも性急過ぎるのではないか。どうして2年間でしなければいけなかったのか、そこをちょっと詳しく説明をお願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 既に高い料金の地区もございまして、やはりできるだけ早い、本来なら一本化がいいわけです。ただ、そういう中で急激に上がる地区があるというようなことで、これもあまり先に延ばしてはいけないのだろうという判断のもとで2年の経過措置ということにさせていただいたわけでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 私は逆のことを言っておりまして、2年間では短過ぎると。もっと長い年月をかけて新料金に調整をしていくという私の案でございます。例えば、簡易水道事業に国庫補助がございますね。それが平成28年度でなくなるというふうに聞いておりますが、平成28年度まで十分その経過措置を延ばして、少しずつ上がっていく形にしたほうがいいのじゃないだろうかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。

 ちなみに、千々石町でいきますと、基本料金は別として、原案では、今1m3立方当たり84円が千々石町の使用料です。それが126円になると42円上がるという計算になりますが、これを2年で調整すると非常に無理があるというふうに思います。で、長い期間をかけて少しずつ調整をしていくというのが市民に負担をかけないし、特に水というのは、昨日のある議員の質問の中にも、食物が成長するのに太陽と水が必要。部長は、水と土壌と。どっちも正しいと思いますが、人間も水をなくしては生活ができない。この生活に密着した水道料金、公共水道料金をこの2年間で調整してしまうというのは少々、非常に無理があるというふうに私は考えるのですが、市の財政状況も考えながら、これを平成28年度まで、平成22年から実行すると5年間、来年から実行すると6年間の有余措置がある。この経過措置でもってすることはできないか。その辺はどうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) あくまでも、先般議員の皆さん方に御呈示いたしましたのは、やはり期限をはっきり切らなくてはいけないだろうというようなことでお示しをいたしたところでございます。またいろいろその経過措置の期間とかあるいは基本料金、超過料金、そういうもろもろを十分今から精査していく必要があるということでございます。

 今後におきましては、まずもって建設常任委員会で十分説明を申し上げまして、その資料が議員の皆さんにもしっかり理解していただくための資料づくり、それからまだまだ時間がございますので、いろんな機会を捉えまして調整をしていくということで御理解いただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) よくわかりました。委員会もございますし、十分市長ともちょっと水道料金問題でどんなものかなというようなお話をしたことがございます。ぜひ調整をしていただいて、市民に急激な負担がかからないような形で統一新料金を目指していただきたいと思います。

 最後に、展望所設置の件でございますが、市長答弁では、調査をしなければ、するとはおっしゃいませんで、県との調整が必要というところで終わっております。ちなみに、千々石棚田の展望所、あれは立派なものができていますが、あの時の状況ですか、どういうふうな形の資金がいってどれだけかかったのか、ちょっと答弁をお願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。福島千々石総合支所長。



◎千々石総合支所長(福島悟君) 福田大東議員の棚田展望台設置工事の概要についてお答えいたします。

 千々石岳地区棚田展望台につきましては、平成13年度に、21世紀まちづくり推進総合支援事業におきまして、調査設計委託料を含めて1,800万円の事業費で、平成14年3月28日に完成しております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 1,800万円総工費、補助金等々があったですね。それを説明してください。



○議長(酒井八洲仁君) 福島千々石総合支所長。



◎千々石総合支所長(福島悟君) 県のまちづくり補助金、2分の1の900万円をいただいております。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 棚田の展望所は非常に立派な展望所で、あれだけのものを私は想定してないで、ちょっと山を、小さな小山があるのですけれども、そこを削るとあとはもう木製の手すりをつければ、そんなにかからないのじゃないだろうかというふうに思うのですよ。これは私だけの意見じゃなくて、ここを通る人たちが、あそこに大東さん、展望所を作ったらいいやろなって長崎の方がおっしゃいますものですから、雲仙の人とも話をしてみたら、いいねというお話でございます。そんなに費用もかからないし、いろんな補助金等も使えるようですから、もう一回再度調査をして見ていく、調査だけでも、どれぐらいかかるのか、それはできませんか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 先程申し上げましたとおりに、一応今調整をさせていただいておりますということは、そういうことも含めてでございます。今議員がおっしゃいましたように、例えばもしそこに展望所を設置するとしますと、当然車で来られる方がそこに駐車をされるわけでございまして、そういった時の管理の問題はどうするのか、あるいは安全防止はどうするかということまで含めてやはり直接管理者でございます県ともお話をさせていただかなければならないということでございまして、ですから、ここでまだそこに早急にどうこうということはいえない状況でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 福田大東議員。



◆20番(福田大東君) わかりました。あそこが全線拡幅工事が済むのはいつごろになっているのですか。建設整備部長、わかりますか。完成予定。



○議長(酒井八洲仁君) 建設整備。(「わからん、ああいいですいいです」と言う者あり)福田大東議員。



◆20番(福田大東君) 私もちょっとわからないものですから、いつ完成するのかなというふうに思っております。できれば調査をしていただいて、長崎国体までには何とか間に合うようにできるのかなというふうに思っております。

 以上、私の質問を終わります。ぜひこの展望所設置についてはよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。



○議長(酒井八洲仁君) これで、20番、福田大東議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) 次に、12番、前川治議員の質問を許します。



◆12番(前川治君) 12番、前川治でございます。30分しかされてないということで、私は残りの30分を担当することといたします。

 私は、今回の市政に対する一般質問で、2つの案件につきまして質問の通告をいたしております。その1つは、国土調査時に設置をされました基準点の問題、それからいま一つは、雲仙市の特産品直売所の開設の可能性について、この2つの案件につきまして通告をしておりましたので、順次質問をさせていただきます。

 国土調査時に設置をされました基準点についてでありますが、その中の1つに、土地測量の際、基準点となる地籍図根点の存亡状況についてまずお尋ねをいたします。

 地籍図根点とは、国土調査時に設置をされました基準点でございまして、国家三角点、図根三角点、図根多角点があるわけでありますが、通称これを図根点と言われているものでございます。

 この図根点といいますのは、分筆測量あるいは道路の新設改良、さらには基盤整備等、用地測量の際、極めて重要な役割を持つ基準点でございます。この図根点は、国土調査時に設置をされるわけでありますが、その設置をされました年数が雲仙市ではかなり古くなっております。調べてみますと、南串山町が昭和52年に国土調査が完了しております。それから、千々石町が平成2年、完了でございます。愛野町が昭和50年に完了しております。吾妻町が平成2年に完了です。瑞穂町平成4年、国見町平成8年、そして小浜町は平成6年から現在まだ事業実施中でございます。小浜町を除きましてはいずれも国土調査から年月を過ぎております。

 この基準点があるのとないのでは、市にも、あるいは分筆等をされる市民に対しても大変重要でございます。年月がたっておりますので、その多くが亡失しているのではないかと思うわけでございます。その図根点の存亡状況、これを担当では把握をされているのかどうか、お尋ねをするものでございます。

 そして、なくなっている図根点について、今後復元をされるのかどうか、また、今ある図根点、もし仮に復元をされたとしましたならば、それについて今後の維持管理、これについてはどういう方針で臨まれるのかをお尋ねをします。

 続きまして、特産品直売所開設の可能性についてお尋ねをします。

 市では、雲仙市の知名度を高めその魅力を伝えるため、中国北京長崎フェアにて「雲仙市の日」を設定をされました。雲仙市のPRをされましたことは、市長報告のとおりでございます。また、市の産業振興戦略の活動拠点にすべく雲仙市、佐世保市、長崎市の3市によりまして福岡県にアンテナショップの開設に向けての取り組み等もまたなされております。

 これらにつきましては、市の産業振興に向けての取り組みであり、評価をされるべきものだと、私はそう思っております。将来、必ずや実を結ばれるであろうという取り組みであると評価をいたしております。

 さらには、昨年12月23日から、干拓堤防道路の暫定供用開始に伴いまして、道路利用者の仮設休憩所及び仮設観光直売所を設置、特産品等の販売と観光案内等を行いながら、利用者に対する雲仙市のイメージアップを図り、道路通行量に対する直売所経営のデータ収集を行うことを目的として、仮設ではありましたけれども、干拓堤防仮設観光直売所として実証実験をされた。これは約5カ月間にわたって試みをなされております。その結果報告と申しますか、成果報告がここにございますが、これを私も見せていただきました。数字で示されておりますが、市長並びに担当部署におかれまして、この成果に対してどのようにこの成果を捉えられておられるのか、質問の1点はそのことでございます。

 それから、この直売所の成果が将来的に雲仙市の特産品を販売していくに、直売所の開設に結びつくものであったのかどうか、その2点をお尋ねしたいのでございます。

 私は、3月の議会だったと記憶しておりますが、雲仙市の特産品を雲仙ブランドとして認定をされましてロゴマークをつけられております。私は、雲仙ブランドとして認定するだけでは意味がない。それをいかに販売をしていくかが大事である旨のことを申し上げました。今、市が取り組んでおられることは、その雲仙市の特産品、雲仙ブランド品をいかに売り込んでいくかということに目的を置いて、北京フェアあるいはこの実証実験等々をなされているというふうに理解をしております。その成果をどういうふうに判断をされるのかということだけをお尋ねしたいのでございます。

 あとは自席で質問させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 前川議員の質問にお答えさせていただきます。

 まず、第1点でございますけれども、この国土調査につきましての御質問につきましては、担当部より答弁させていただきます。

 2点目に対してお答え申し上げさせていただきます。干拓堤防仮設直売所に関する御質問でございます。

 議員御承知のとおり、平成19年12月23日から5月25日までの144日間、ゴールデンウイークを含む行楽シーズンにおきますデータ収集のため期間延長を行い、仮設直売所を営業してまいりました。期間中の売上額は約4,500万円、1日平均31万2千円、一月平均約937万円の実績でございました。また、推計値でございますが、期間中の来場者数は12万4千人、車の来場台数は4万1千台となったところでございます。

 これらの結果を踏まえ、今回の仮設観光直売所は、観光物産のPR場所としてその機能を十分に果たしてくれたものと分析しており、今後の埋め立て工事等基盤整備の進捗状況や市の財政事情にもよりますが、雲仙市の新たな玄関口として、観光施設及び物産販売拠点の1つになり得る場所であると考えております。今後また、鹿島から諫早に向けて広域農道の開通も迎えようとしております。そういった意味では、今後また取り付け道路におきます観光直売所のまた役割というのも大きく飛躍してくるのではなかろうかと思っておりますし、また議員御指摘のとおり、北京フェアでありますとか、あるいはまたアンテナショップでありますとか、今後やはり雲仙生産品でございますさまざまなものを雲仙ブランドとして市場新要請と、そしてまた市場における安定性、こういったものをアピールできて、生産者の方々と直結した消費者との結びつきが可能であれば今後そういったことも視野に入れながら努力を続けてみたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 前川治議員の国土調査時に設置された基準点についての御質問にお答えいたします。

 雲仙市管内の国土調査事業につきましては、一番早く取り組まれました南串山町が昭和43年度から開始、小浜町以外の6町においては、国見町の平成8年度を最後に完了をしているところでございます。小浜町につきましては、現在進行中でありますが、完了予定の平成33年度には、雲仙市内の国有林野と確定測量が済んだ区画整理地区を除く約1万6,300haの地籍簿や地籍図がすべて作成されることとなります。国土調査時に設置された基準点につきましては、1筆ごとの境界を図るために、一部民地にも設置しておりますが、主に道路や通路と、公共用地を中心に測量用の基準点を設置しており、現時点で雲仙市管内には約10万点ございます。

 この基準点につきましては、地籍調査完了後も、公共測量及び一般の測量の基準点として広く利用されていることから、議員御指摘のように、大変重要な測点でございます。

 地籍図根点の存亡状況を把握しているかとの御質問でございますが、10万点の基準点の中でどのくらいの杭が残っているか、実際のところ把握しておりませんが、公共工事の測量設計や用地測量を発生した時に、亡失していることに気づくことがたびたびありますので、やむなく新たな基準点を設置、測量している状況でございます。

 最初に設置されてから約40年を経過しておりますので、相当数の基準点がなくなっていることが予測されます。昭和63年ごろまでは、基準点から緯度と経度の位置関係を数値で表示する数値法ではありませんでしたので、基準点に対する重要性の認識が薄かったことが亡失している最大の要因ではないかと考えております。

 次に、亡失点の復元と維持管理についての御質問でございますが、公共事業はもとより、民有地の測定についても、近くに基準点があるのとないのでは測量にかかる経費が違ってきますので、住民サービスの面から、ある程度の復元作業は必要であると認識しておりますが、多大な費用と時間を要するため、すべての基準点を早期に復元することは、現状では困難と考えております。まずもって、最寄りにある地籍図根点を御利用いただき、また年度事業に伴い実施しております路線測量や用地測量等で新たな基準点も増設しているところでございますので、それらを活用していただきたいと思っております。

 次に、今後の維持管理でございますが、雲仙市地籍調査標石の保全管理に関する規則では、何人も移転、損傷、その他の行為により標石等の行為を害してはならないと規定しております。また、工事等何らかの原因で地籍図根点が必要となる場合には、標石移転請求書により、事前に申請が必要でございますので、その場合、原則として、原因者負担で復旧することも義務づけておりますので、これ以上の亡失が進まぬよう、関係各課や関係団体、関係者等への周知徹底を強化をしてまいりたいと思います。

 次に、直売所開設の考えはないかとのお尋ねでございますが、議員御承知のとおり、吾妻町町下地区の公有水面埋め立てにつきましては、本年6月に埋め立て免許を取得し、本年度から5年間の計画で埋め立て事業を実施する計画となっております。その後の土地利用計画につきましては、関係各部局間で土地利用計画調整会議を開催し、農海産物直売所も視野に入れながら、現在協議を行っておるところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 前川治議員。



◆12番(前川治君) 市長は直売所の件のほうを先に答弁をされましたので、このことから少しだけお尋ねをします。

 私が尋ねたかったことは、干拓堤防そばに仮設の直売所を設置されまして、私は実証実験と捉えておりますが、そのデータ収集のために約5カ月間の開設をされた。その成果を雲仙市の特産品を売り込むために、そういうものを作る方向で進むような成果が出たのかどうかということだけを聞きたかったわけです。町下水面をどうのこうのと、どこに作るのかって、そういう話までは、その前に成果があったのかということから尋ねたかったものですから、私はそういうどこにするのかとかあるいはどういう形態で作るのか、そういうようなことまでは頭に浮んでおりませんでしたので、その堤防道路のそばでやられたのが雲仙ブランドあるいは雲仙の特産品を売るための、将来売り込んでいくために役に立つようなものであったのかどうか、その成果が出たのかどうかをどう判断されるかと。数字ではわかっておりますけど、私はその数字を見ましても商売人じゃありませんので、経営的にどうだこうだということがよくわかりませんので、どのような捉え方をされたのかということだけをもう一点だけお聞かせ願いたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) ご質問に対しましては、成果はあったと確信いたしております。今言いますのは、先程申し上げましたように、仮設の売場でございました。ですから、いろんな意味で不備な点もたくさんございましたけれども、成果はあったと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 前川治議員。



◆12番(前川治君) 市がそういう成果を認められまして、将来そういう方向に進むという姿勢がもしあれば、あそこに参加された方の意識もまた希望を持たれることであろうと思うわけでございます。

 次の図根点の件なのですが、今建設整備部長の説明を聞きまして、よくわかっているのです。将来的には10万点もあった場合、一遍にやるってこれとても無理なことですから、私もそこら辺は十分に理解しておりますし、また、建設整備部長もその重要性というものはよく理解をされておりますので、早くやれとかそういうつもりはございませんけれども、やはりせっかく国土調査で設置をされた基準点でありますので、亡失したのはいろんな事情があると思います。それも私も理解しております。今、雲仙市になりましてから建設整備部の中に道路河川課もあれば用地課も同じところにあります。しかし、以前は、合併前はそれが担当が全く違うところにあります。ですから、道路改良する場合にも、それを考えずに旧町時代は土木課とか建設課のほうで道路改良をやって、そのまま復元をしないで終わってしまっているという部分がかなりあったと思うのです。ですから、かなりの数がなくなっている。そういう事情があったと思うのです。

 ちなみに、近隣の大村市あるいは諫早市はどうなのだろう。昔からあった市ですから。ちょっと聞き合わせをしました。担当のほうでもどうも諫早市のほうに尋ねられたようです。私にも連絡がありました。大村市は割と残っているようです。十分かどうかわかりませんが、聞いたところによりますと管理がしっかりされておるようです。諫早市におかれましては雲仙市と似たり寄ったりかなというところがありますが、ただ違っているのが、諫早市は年次的にずっと復元をされております。やはりその重要性を認識されていると思うのです。そうしないとやっぱり市民に迷惑がかかると。建設整備部長がおっしゃいますように、分筆測量をする場合に、家屋調査士さんに依頼をしますと、測量の経緯があるのとないのではかなり違う。そういう面で諫早市は年次的に復元をされております。

 こういう場合があるのですよ。分筆をする。家屋調査士に依頼をする。家屋調査士の方が市のほうに地籍図を請求します。当然、これ有料ですから料金取られます。そしてその地籍図をもとに現場へ行ってみると図根点がない。そうすると有料でいただいたその地籍図が何の意味もない。そういうことがあるのです。だから、10万点全部を急に把握しろって難しいかもしれせんけれども、ある程度の把握をしておきませんと、地籍図を請求された時に、いや、ここの分は今亡失しておりますから、その隣の地籍図を求めてくださいということがある。そういう指導といいますか、助言をしてもらうと、わざわざ意味のない地籍図を請求する必要はないのです。そういう不都合が生じておるのです。ですからまず、復元をする前に、当然かもしれませんが、ある程度の亡失点の把握をしておく必要があろうと思うのですが、その調査をされる意思があるのかどうかお尋ねいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 先程の質問でございますけど、今回、この質問がございまして、一部ではございますけど非常に亡失をしているということが確認できました。これが10万点の5万点ということで、大体2万5千円ぐらいの単価にしますと12億円と、単純な計算が出るわけですけれども、議員御指摘のとおり、すべてにというのは無理だと思います。こういうことからして、やはり住民サービスの見地から、地籍図をピックアップいたしまして、要点だけはすべきではないだろうかという認識はいたしております。



○議長(酒井八洲仁君) 前川治議員。



◆12番(前川治君) よくわかりました。私は愛野町出身でありますが、愛野町で何年か前に、愛野町議会でこの問題が取り上げられまして、愛野町では5年ほど前だったですか、復元に取りかかったのです。これすべてではありません。図根三角点だけは確保しようということで復元をされております。それまた年月がたっていますからどうなったかわかりませんけれども、少なくともそこら辺まではやっぱりする必要があるのじゃないか。これは多角点まで全部といいますと10万点になりますのでかなりの費用がかかるし年月がかかると思います。しかし、今建設整備部長がおっしゃいますように、そういうことを少しでも復元をしながらやっていこうという認識があれば、今後はなくならないと思うのです。

 道路改良をする場合に、必ずそこは残すということがあれば、これは残すのは経費は全く変わらない。びょう代がいくらか、何百円かあれば済むわけですから、そういう認識があれば今後はなくならないと思います。ですから、少しでも多く調査をされ、重要なところほど復元を試みる。そして、将来にわたっては確実にこれを維持管理をしていくという認識を私は求めるものでありますが、いかがでございましょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 議員御指摘のとおり、雲仙市の職員も、今回、この答弁を聞きまして、認識を新たにした者も少なくはないと思います。こういうことからして、直ちに関係各課の課長を招聘いたしまして説明をし、またそれぞれの工事を請け負うのが特に建設整備部は多いところでございますので、工事関係者あるいは国、県、いろんな関係機関を捉えまして周知徹底を図り、亡失の今後の進行が進まないよう努力をしてみたいと、このように考えております。

 復元は基本的に非常に高いと、新設はむしろ半額でできると。大体復元は2万5千円ぐらいかかるのじゃなかろうかと。新設が大体その半分の1万2千円ぐらいだとかいうことでされておりますので、復元は復元としながら、新設も考え合わせながら進めていけばと私なりに考えておるところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 前川治議員。



◆12番(前川治君) ただ今の答弁で大方了解するものでございます。私はその10万点、全部復元をして元通りにしろという無理なことは申しませんが、しかしそのなくなった原因は、その多くが行政がやってきたわけです。個人の民有地にある多角点はそれほど多くありません。ほとんどが公共用地に設定されておりましたので、その亡失の原因はほとんどが行政が作ってきたと私は思っておりますので、そういう認識を、大事にするという認識をぜひ持っていただきたい。

 先程何か少し、何人も破損してはいけないという文章を読まれましたけれども、担当がかわるとまたわからなくなる。10年もするとまたわからない。私は、内規かなんかでそういうものを定めることができないのかなと思うのですけど、いかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) この点につきましては、今後広報紙あるいは市報、ホームページ等々で周知を図っていきたいと、このように考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 前川治議員。



◆12番(前川治君) いや、私が尋ねるのは、外向けじゃなくて内向けの、市役所内部に対して、担当がかわったらまたわからなくなるでしょう。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) これは引き継ぎ事項に大きく明記をしていきたいと、引き継ぎ事項として、継続事業として明記をしていきたいと、このように考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 前川治議員。



◆12番(前川治君) そういう意識であれば了解するものでございます。非常に重要な図根点でございます。市は今未分筆の土地、道路なんかにいただいた土地、そういうのを年次的に嘱託の方にお願いして予算を組んでやっていますね。それなんかもこれがあったのとないのでは経費も随分違うと思うのですよ。これが一番もとになるわけでありますので、そういう未分筆土地の分筆作業も今予算化しておりますので、私はできればこういうのも少しずつでも予算化して、新設なり復元なり取りかかるべきだというふうに考えております。

 今、引き継ぎ事項としてちゃんとやっていくというお言葉をいただきましたので了解するものでございますが、もしそれがまた守られていなかったら、その時にまた質問をするということにいたします。

 以上で私の質問を終わります。



○議長(酒井八洲仁君) これで、12番、前川治議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで25分まで休憩いたします。

=午後2時11分 休憩= 

=午後2時24分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) それでは、再開いたします。

 5番、前田哲議員の質問を許します。前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 5番、前田です。早速に質問に入らせていただきます。

 雲仙市が発注します随意契約と入札制度について質問をいたします。

 今議会の一般質問では、関連した質問が、私も含めまして4名の議員よりなされております。現在の市内経済情勢を反映して、議会としても大変関心が高いということであろうというふうに思っております。大いに議論を深めたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

 まず、市が発注しております随意契約につきましてお尋ねをいたします。先の9月議会におきまして、工事関連は130万円以下、物品購入、財産買い入れは80万円以下、委託業務は50万円以下のものについては市内業者を中心に見積もりをとり、優先的に心がけているというふうなことでありました。当然2つ以上の業者から見積もりをとり、一番安いところへ発注するということになっていると思われますが、その実態は、各部各所管課にゆだねられているのが実情ではなかろうかと推測をしております。

 例えば、同じ業種でありながら、ある課での発注のやり方はああでしたがこちらの課ではこうなのですかとか、うちの課ではこういうやり方をしております。よその課のことはわかりませんとはなっておりませんでしょうか。雲仙市の随意契約方法の大まかな流れと随意契約によって発注されました契約で市内業者が受注できたもの、市外業者が受注したもの。その実績結果をお尋ねいたします。

 次に、入札制度についてのお尋ねでありますが、雲仙市が発注します建設工事の予定価格の設定から最低制限価格が決定されるまでの経緯についてどのようになっておりますでしょうかお尋ねをいたします。

 次に、最低制限価格についてお尋ねをいたします。

 雲仙市におきましては、最低制限価格方式を採用しましてから各入札結果を見てみますと、最低制限以下となり失格となるケースが多々見受けられるようであります。競争原理が働いているのかなあというふうに推測をしておるところではあります。一方受注したい業者サイドにとっては、入札における最低制限価格はどうなっているのだろうかとおおよその推測をしながら入札に参加するというふうな経緯になるのだろうというふうに思います。最低制限価格こそは公平で透明な入札制度を維持するために絶対に漏えいがあってはならない情報であることは関係者のみならず周知のことであろうというふうに考えます。発注者側にとりましては、最新の注意を払い情報管理を徹底していると聞いております。

 そこで、最低制限価格決定作業を行う場合、無作為係数を用いる、通称ランダムというふうな呼び方をするそうでありますが、ランダムを用いて情報管理の徹底を図り、入札制度の信頼性を確保しているということでありますが、雲仙市の方式はどうなっているのかお尋ねをいたします。

 もう1点。長崎県や近隣他市では入札会場のその場において入札参加者の面前でこのランダム係数システムを操作し最低制限価格を決定していると聞いておりますが、本市の状況はどうなっているのでしょうか。お尋ねをいたします。

 以上、3点お尋ねをし、答弁次第によりまして自席より再質問をいたします。よろしくお願いをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 前田哲議員の御質問にお答えします。

 まず1点目でございますけれども、こちらは担当部より答弁させていただきます。

 2点目、入札関係についてでございます。

 入札における予定価格及び最低制限価格を決定するまでの事務につきまして御説明を申し上げます。

 予定価格及び最低制限価格の設定につきましては、事業課からの工事の起工を受け、雲仙市事務決裁規程に基づきまして発注金額に応じた予定価格決定権者が無作為に決定しており、その事務は管財課が担当しております。決定後は予定価格及び最低制限価格それぞれの額を記載した予定価格調書を作成し入札会場に持ち込んだ上で入札を執行しております。

 また、雲仙市における予定価格・最低制限価格の決定方法についての御質問でございますが、予定価格の決定に当たりましては工事の設計金額をもとに一定の率の範囲内で決定権者が無作為に決定いたしますが、最低制限価格は設計金額の80%から85%の範囲内で決定しており、いずれも設定が一定の率にならないようにいたしております。

 また、本市では予定価格・最低制限価格の設定は入札当日の朝に行うことを原則としておりますが、御意見のとおり、県では最低制限価格を入札会場で無作為係数を用いて決定しており、他の自治体でも同様のやり方をしているところもございます。

 本市におきましても今後入札会場での無作為係数を用いた価格決定については検討いたしたいと考えております。

 残余の答弁につきましては担当より答弁をさせていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 前田哲議員の御質問にお答えいたします。

 各所管課における随意契約の発注状況についてでございます。

 市の契約規則により工事では130万円以下、物品購入など財産の買い入れにつきましては80万円以下、業務委託や修繕などでは50万円以下の金額を発注する場合となります。随意契約によります場合の基本的な方針といたしまして、契約規則をもとに管財課におきまして財務会計事務処理方針あるいは随意契約手続き上の留意事項を作成いたしまして、適正な発注を行うように努めております。

 一連の事務につきましては、発注する所管課において対応をいたしております。発注の際はそれぞれの所管課で購入しようとする物品や委託しようとする業務、あるいは工事などにつきまして数量・規格等を定めた設計書、それから発注仕様書等を作成いたしまして発注する業務等に適した企業を選定した上で、見積書を徴するということになります。

 なお、見積もりを徴する際には、御指摘のように、契約規則に基づきまして工事や物品の修繕を除き予定価格が5万円を越えるものにつきましては、特殊なものを除き2社以上の企業により見積もりを行うこととなりますが、業者選定の際には基本的に競争入札参加有資格業者名簿に登載された企業の中から、市内企業の優先に配慮して企業を選択するようにいたしております。

 業者の選定に当たりましては、予定価格の範囲内で最低見積もりを提出した業者を契約の相手方として決定をいたしております。業者決定後の契約事務、納品検査や業務完成検査等の一連の事務についてもそれぞれの所管課で対応をいたしております。

 また、平成20年度の物品購入に係る各部・各総合支所の随意契約の実績についてもお尋ねでございますが、平成20年9月末現在の実績で契約金額が5万円以上のもので、2社以上の見積もりによって決定をいたしたものを各部ごとに発注件数・金額、うち市内業者の受注金額・受注件数の順で申し上げさせていただきます。

 まず、観光物産まちづくり推進本部でございますが、発注件数2件、金額56万円。うち市内業者が1件、46万円。

 総務部で1件、40万円。これは市内業者が受注をいたしております。

 市民生活部では発注件数が8件、発注金額174万円。うち市内業者が5件の68万円。

 市民福祉部で4件の68万円。うち市内業者が3件の32万円。

 建設整備部で9件、160万円。うち市内業者が2件の34万円。

 農林水産商工部では2件の37万円。すべて市内業者でございます。

 それから、教育委員会でございますが、79件の994万円。うち市内業者が30件で385万円。

 それから、総合支所全体でございますが、全体で2件の57万円。うち市内業者が1件の27万円。

 市全体の数字でございますが、全体で107件の1,586万円。うち市内業者が45件の671万円。市内業者の受注率は件数・金額ともに42%となっております。

 なお、市外業者の受注率が58%ということになりますけども、このうちに対応できる業者といいますか、扱う物品がどうしても市外の業者でないとないというようなものがございまして、やむを得ず市外に発注したものが金額ベースで19%ほどございます。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 随意契約の受注実績を報告をいただいたわけですが、数字がたくさんございます。ぜひ他の議員さんにもその資料を御配付いただけたらと思っております。

 市内業者では対応できない部分が19%ほどあるということで、1,600万円の19%ですからその金額は市内では対応できないものであるというふうに答弁があったところでございます。金額の大きいところで、市外の受注が高いところが市民生活部、建設整備部、一番大きいのは教育委員会のようでありますが、それぞれの部長、大まかな中身で結構ですので、少しお知らせいただけませんでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎市民生活部長。



◎市民生活部長(今崎正敏君) 市民生活部関連では消防関係の備品でございますが、市外のほうで発注をいたしております。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 建設整備部の関連でございます。160万円に対して34万円ですか。大体21%になるわけですけど。特に建設整備の上下水道の水道下水道のほうですか。今回は下水道なのですが浄化槽の部品の消耗ということで特殊性がございまして管内の取り扱い代理店といいますか、それがございませんものですから、そういうことで発注をさせていただいたということでございます。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田教育次長。



◎教育長職務代理者 教育次長(塩田貞祐君) 学校関係が非常に金額と件数が多いわけですが、代表的なものをいいますと児童生徒のいすセット。それから教材関係の、例えば大きい金額でいいますとデジタル生物顕微鏡とかいうことで市内に業者がないというのが主なものでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 今お聞きしたなかで申しますと、市内で対応できるものには市で対応していますというふうに聞いたところであります。当然市内に業者がいないものを市内から買えというわけにはいかないわけですから、そういうふうな形になっておるようでございますが、そもそもの市内業者を優先して配慮していますとか、優先して発注していますというふうなことがたびたび出てまいります。この具体的にはどういうふうに優先しているとか、優遇しているとかというのがあるのでしょうか。お尋ねをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 市内業者の活用につきましては非常に地場産業育成のためにも重要な要素というふうに考えております。職員に対しましては契約に関する職員説明会というのを開催をいたしております。あるいは、去る10月に開催いたしました「予算編成説明会」こういう場におきましても地元企業を優先発注をするようにということで周知徹底を図っております。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 今のは具体的には何の効果もないというふうに、私は聞きました。いわば、市内のその仕事ができるところがあればちゃんと見積もりをとりなさいよというだけのことですよね。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 基本的にはそういう説明会の資料に掲載した事項であるとか、口頭で伝えておるような状況でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 競争性の公平であるとか、公正を確保してよりよいものをより安く。これだけなのですよね、実質は。ですよね。私、なぜこんなふうに、他も市内業者をという言い方をするかというのも御存知だと思うので、あえて申し上げさせていただきたいのですが、市内に所在している地元の業者さんは雲仙市の直接税、先程からも税金の話出ております、店舗や事務所やご自宅や工場やその建物の固定資産税、償却資産の固定資産税、住民税、国民健康保険税、仕事量に応じての雇用への影響であるとか、日ごろからの市政への人的協力であるとか、僕は計り知れないものがそこにあるというふうに、先にそちらを思うのですよ。実際的にその方たちは市内で仕事量を確保したい。もちろん民間の仕事も受注されていらっしゃるでしょうし、役所も大事なお客様先ですというふうなことだというふうには皆さん御承知のとおりだと思います。

 単純に地元業者の見積もりが5%高かったのです。10%高かったのです。市外が5%安かったのです。だから市外に発注しましたと。これだけで終わっては、僕はいけないと思うのですよ。それはもちろん、どういう方法をとるかというふうなことも次にあると思うのです。その意識が本当にあるのかどうか。もちろん説明会ではちゃんと説明しています。それは総務部長としてはそうおっしゃるでしょう。それが、やっぱり具体的に何かの影響が地元業者さんに感じるようなことにつながらないと、伝わらなかったということになってしまうのではないでしょうか。税金はちゃんと払ってください。今は仕事はより安いところに発注しますにしかなっていないのですよ。

 なかなかつらいところがよくあると思います。ぜひここは研究する中でやるべきことはあるというふうに、私は思っております。当然、民間の方ですので納税したい、しないといけない、皆さん思っていらっしゃると思います。それなりの仕事量であるとか、利益がない限り不可能ですよね。いわば、仕事して稼いできたお金の中から税金を払うという仕組みで、ご飯も食べたあとというふうなことになると思うのです。先に収入が決まっているわけではないというところの再認識をぜひやっていただきたいというふうには思うところであります。

 市長が先の9月議会で私との一般質問のなかで市内商工業者が血を吐くような思いで日々頑張っておられるということを承知していますというふうに御答弁いただいております。今、こう私、申し上げているなかをお聞きになられて、市長、どんな印象を持たれたかをお尋ねいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) もちろん地元に対しましてやはり地元の方々が栄えていただくということは前提でございますけれども、やはりそのこのなかに市民の方々5万人いらっしゃればその方々に対する説明責任というのもございます。ですから、それらのバランスをとりながらきちんとできるだけ説明し、そしてまた納得いただけるような形でやらなければならないということを言っております。ですから、十分前回の議会でも申し上げましたとおり、今、市内商工業者の方々が大変厳しいということ。その厳しいことに対しましては、やはり我々も行政としてできることはしたいと思っております。ですから、このことにつきまして納得できるような形、そしてまた、それが十分に理解していただけるような形ではやらなければならないというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 市長もよく理解されていただいているというふうに思っております。市長はホームページの御自分の日記の一番最初のページには「これからの役所は、これからの雲仙市は市民と協働する」共に働くという字だと思います。協力して働くという字を市長、公約として挙げておられます。ぜひここは役所の方々と一緒になってどんな方法が市民に理解をしてもらえるだろうというところを研究していただきたいという切実な願いであります。単純に安いところへというだけではなくて、何か工夫をしていただきたいというふうに思ったところであります。

 自分なりに考えてみたのです。どんな方法だったらみんな納得するのだろうか。随意契約の基本的な考え方は2社以上あればいいというのがまずありますよね。その数自体をあらかた決めちゃえば僕はいいのじゃないかと思うのです。例えば雲仙市の随意契約は3社で行きますとか、4社でいきます、5社でいきますと。まずここをはっきりしてくるとどうなるのかなあというのが一つで、もう一点は、先に役所というところは予算を組むと思うのです。基本的には前年度ですよね。来年度あるものを購入します。それでは今年のうち予算を組んでおこうと。この予算を組む時には基本的に見積もりをとっていると思うのですよ。その見積書をもとに予算書を組んであるわけですから、役所の仕事は予算がもう先にあってものを発注しよう、ものを買おうという流れだと思うのです。そうなれば、それが市内で賄えるということであるならば、もう市内の業者からしか見積もりはとりません。要は予算をこっち持っているわけですから。そういう考え方はあってもいいのかなと思います。それでは市内の業者では間に合わないというふうな時は市外の業者さんにも見積もりをとらざるを得ませんねというふうな流れもあるかもしれません。

 それと、建設関連事業では市外の方には点数評価で100点とか、営業所市外が30点とかという点数制で優劣、本店がある、ないでされておられる。こういう点数制度で何とかカバーするようなことはできないのかなあというふうなこともぜひ一度検討はしていただきたい。そういう検討の中で役所のほうも理解できる、業者も理解できる、議会も納得する、市民が納得するというところの模索をぜひやっていただきたいという切実な願いですが、検討の余地はありそうでしょうか。総務部長。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) まず、業者選定2社以上ということで、2社なり、3社なり、4社とその設定ができないかという御質問でございますが、そのことにつきましては現実にやっている部分もあります。ただ、昨日も申し上げたかもしれませんが、やはり競争性の確保という観点からもなるべく多くの業者で見積もりをとってくださいという依頼はしておりますが、現実的には2社、あるいは3社でやっている部分もございますので御理解をいただきたいと思います。

 なお、先程の3社、4社、5社でもという御提案でございますけれども、研究をさせていただきたいと思います。

 それから、市内のみでの競争ということでございますけれども、非常に難しい部分もあるかと思います。このことにつきましては、入札制度の検討委員会とか、指名委員会とかいう協議会がございますので、その中で協議をさせていただきたいというふうに考えております。

 それから、点数制度でございますけれども、これはなかなか馴染むのかなという部分がございますけれども、これにつきましても、ちょっと検討をさせていただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) ちょっと、上着を取らせてください。



○議長(酒井八洲仁君) はい、どうぞ。前田哲議員。



◆5番(前田哲君) ありがとうございます。

 最低制限価格の幅のことでございます。

 昨日、松尾議員の質問の折に、現在予定価格の80%から85%の間で設定している。設定の見直しをやろうと考えている最中だと。3月議会では平成21年度の方針を示したいというふうなことでありましたけれども、その方向性としては長崎県並というのですか、85%の基準を考えられての方向性であるのかをお尋ねいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 基本的にはそのレベルになるように、そこまで視野に入れながら現在検討作業をしておるところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) ぜひ金額については、僕は上げるべきであるというふうに考えております。100%で見積もりをちゃんとできているのを前提に考えれば、始めから値引いているという話は僕は釈然としない部分もあるのです。だから、それでやれるのだったら10%、15%上乗せ設計して予算を確保したのかという話がこちらではあるのだろうと思います。ですから、僕はきちんとした積算をしましたから、これにより近い金額でクリアできていればいいじゃないですかという論調のほうが正しいような気がするほうの考え方を持っておるほうですので、ぜひそれは上げていただきたい。

 というのは、あまりにも値下げ競争というのですか、民間がやっているような、やりますと公共事業でもあります。品質の問題も出てくるかもしれません。それと安全性。長崎県の他市においても安値競争をしたことが工事現場での人身事故につながったのではないかという考え方もあるようですし、安全対策が少しおろそかになったことで第3者への賠償事故につながっているのではないかというふうな考え方もあるやに聞いておりますので、その方向をぜひ検討いただきたいというふうに思っております。

 その辺、いま一度総務部長、よろしくお願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) 確かに製品の品質管理の面からも現在の80%から85%ということでございますけれども、極力県のレベルに近づけられないのかなというようななかで担当課のほうでは作業をしておりますので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 最低制限価格の決定のところでございます。

 今現在は参加しておられる業者さんの目の前ではやっていらっしゃらない。当日の朝、ランダムを動かして数値を決定したものを入札会場に持ち込んで、それを開けてその率を公表しているという流れの説明であったように思います。

 もう、目の前でやりましょうというのは結構ポピュラーなのだそうです。御存知と思うのですが。そこの表現、ランダム、なぜ使うのですかというようなところでいうと、これは、たまたまなのですが佐賀県のランダム関係に関する文言がありました。パソコンを叩いてましたら出てきましので、なぜランダムですかという話のところで、「入札参加者の目前で公開することで不正がないことを確認できます」という表現があるのです。これ、逆に読むと目の前でしないと不正が行われる可能性がありますというふうなことにつながってしまうのです。ここ、雲仙市がやっているとは当然僕は思っておりません。絶対あり得ないはずです。が、これで読むとそれを疑われる可能性があるという話になるのです。だから、佐賀県も長崎県も近隣市町も「もう目の前でやっちゃえ。そのほうが間違いないよ」それで、執行部、発注者側も入札参加の業者さんも納得して「ああ、そういうことだったのだ」というふうなことで、不正が行われていないということをお互い確認した上で公正な透明な入札制度を維持しましょうと。こういうふうに理解をするところですが、市長、そのとこで「検討します」ということでしたので、ぜひお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) いや、もうそういうふうに、議員のおっしゃるように、もう既に指示をしていると私は思っているのですけれど。そういった形で、例えば入札制度につきましては非常に敏感なところがございますので、やはり少しでも不透明が部分があったりすれば、やはりそこに対して不信感が生まれる可能性がございますので、できるだけ、今おっしゃいましたように、ランダムに目の前でするほうが一番納得いただけるのではないだろうかと。そういった透明性は少しでも高めるように、発注元、発注者にとっては、そういったことを少しでも早く導入するようには指示をいたしております。



○議長(酒井八洲仁君) 小川総務部長。



◎総務部長(小川龍二君) ただ今の件でございますけれども、面前で、要するに入札会場でするということでございますけれども、どうしてもその機械、パソコンとかプリンターとか必要でございまして、現在その予算を確保するように作業をしておりますので、新年度からはできるというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 前田哲議員。



◆5番(前田哲君) 賢明な御答弁をいただいというふうに私は思っております。

 聞くところによると、少し時間がかかるのだというようなことも聞いておりましたので、なかなか厳しいのですよということなのかなと思っていましたが、大変前向きな答弁をいただいておりますし、平成21年度からやりますということでございましたので、よろしくお願いいたします。

 以上、申し上げて一般質問を終わります。

 ありがとうございました。



○議長(酒井八洲仁君) これにて前田哲議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで10分休憩いたします。

=午後3時00分 休憩= 

=午後3時10分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 17番、柴田安宣議員の質問を許します。柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 本日の最後になりましたけれども、大変お疲れと思いますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 17番、柴田ですけれども、今回、道路から水産・農業と多岐にわたる質問でございますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 まずは、道路行政について。

 一つとして、国道251号の愛野交差点付近の改良、特に歩道・滞留車線の改良についてということで挙げております。国道でございますから直接はあまり対応のできづらいところがあると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。

 県の調査ではピーク時、450mにわたり渋滞をしているというふうに数字が示されておりますけれども、これは自動車の台数でいけば80台ぐらいの車がピーク時ではありますけれども、滞留しているというふうな渋滞につながるようなことの数字が出ております。なお、特に最近愛野駅に島原鉄道のバスが乗り入れることによって手押し式の信号が感知式に変わってから、特に渋滞するようになったようでございますが、現在700mぐらいの距離の中で信号機が5つあるわけでございますけれども、今後大型道路が2本接続する予定になっている状況からいきますと、高規格道路が完成したら幾分楽にはなると思いますが、吾妻の方面から唐比のほうに行く直線車線にはやはり渋滞はまっすぐには続くと思われます。

 なぜなら愛野交差点の直進滞留車線は大変短く、普通車乗用車で2台分しかなく、カーブの割には非常に短いということで、渋滞の原因になっておるわけでございます。加えて農協の愛野支所の横からミカンの選果場までの370mの間は歩道もなく、町の中心部であるので行き来されている人達も大変多いわけでございますけれども、安心して歩行のできない道路になっております。道路構造令においても適合しない状況になっておりますので、歩道の設置と滞留車線の改良に取り組んでもらないものかという声が大変多ございますから、ぜひ何とか努力していただきたいと思います。

 2項として、市道吾妻土井・田ノ平線の計画の進捗状況についてでございます。

 工業団地の中の市道の代替道路として田ノ平線を延長して土井・田ノ平線として国道251号からグリーンロードまでの地域の主要幹線道路として平成19年度から5年間で完成する予定であるという約束がなされておるようでございますけれども、地域の5自治会は非常に喜んで待ち望んでおられるようでございますが、現在どのような進捗状況になっておられますか。お伺いをいたします。

 農業行政について。

 最近畜産の飼料の高騰に伴う自給飼料の対策についてでございます。

 世界的に油の高騰や食糧事情の変化で肥料や飼料の高騰が続き、近年畜産農家にとっては非常に厳しい経営を強いられているようになっております。

 特にここ2年でえさが1t当たり2万5千円ぐらい。平成18年度からいきますと50%のアップになっている飼料もあるというふうな状況でございます。一方、バレイショ栽培農家は格外イモや傷イモ等は病害の万延の防止のために圃場還元も難しく、処理に困って困窮している状況でございます。選果場に集まった外品は5.5%から6%ぐらいあると思いますが、圃場で選別等を入れますと全体で1割ぐらいのくずイモ等が有料で、kg当たりで20円ぐらいかけて廃棄処分されているのが現状であります。最近長崎県の畜産試験場で嶋澤光一技官を中心に養豚の飼料としての格外・傷イモ等を50%利用した大麦等の廃品を大麦・小麦等の副産物を50%混合した地域循環型のバイオマスによるサイレージを作られ、飼育豚のえさに与えられて高品質の霜降り豚を作り上げ、1割ないし2割の高値で取引きできるような試験の結果が発表されておりますが、この技術を活用すれば飼育牛、または乳牛のえさ等に活用できると思われます。雲仙市内で普及活用する考えはないか伺いたいと思います。

 2項として愛の小町の老朽化した選果場の機械更新についてでございます。

 島原雲仙農協管内にあります愛の小町生産組合を雲仙市にブランドに認定をしていただき、また、販売促進並びに農林水産ゆめみらい事業等で応援していただきありがたく思っております。赤土バレイショ生産者170名あまりの関係者に成りかわり厚く御礼を申し上げる次第でございます。赤土栽培を取り組んで25年になろうとしておりますが、「デジマ」「普賢丸」にこだわりましてミネラルや減農薬栽培がようやく認められ、大手のスーパーと直接取引のできるような産地になることができましたのも、過去の愛野町や千々石町、または現在、雲仙市の支援のたまものと感謝申し上げる次第でございます。

 しかしながら、愛の小町の選果場は旧愛野町の単独助成で建設をいたし、10数年経ち、老朽化し日量も10tから12、3tの選果能力しかございませんし、機械も古くて故障が多くて綱渡り状態で運用している状況でございます。事情がありまして県・国の補助の対象にならないで農協・農家の自前で更新せざるを得ない、回りまわれば農家の負担増につながるようなことになるわけでございまして、何とか雲仙市の応援はできないものかと考えるわけでございます。

 市長の御高配をお聞きしたいと思いますがいかがでございますか。

 水産行政でございます。

 有明海の再生と水産業の振興のために二枚貝・カキの養殖について。

 遠浅の有明海は地球温暖化の影響をもろにかぶりやすく、周囲の環境の変化をもろに受けやすい結果、諫早湾では15年間タイラギ漁も休漁中であります。最近海の浄化作用には二枚貝やカキ・アサリ等が非常に役立っているとの調査結果が発表されました。10月16日長崎新聞記事の中で、国内で初めてタイラギの養殖に成功したと報道されました。西海区水産研究所は田崎海洋生物研究所、徳島県でありますが、県総合水産試験場、小長井町漁協と2006年から共同研究を続けた結果、タイラギ養殖は砕いた炭を入れたかごに稚貝を入れ、海面から2mの深さにつるして育てると。県総合水産試験場が生産した稚貝を2006年9月から2007年12月まで15カ月間かけて大村湾・有明海両方で育てた結果、出荷サイズの15cmまで育ったのが80%で、養殖の貝柱は天然の2倍の大きさに育ったこともわかった次第であります。今後は稚貝の安定生産技術の確立や大規模養殖による臨床試験等を実施し、2011年度の実用に向けて頑張っていきたいとあります。

 本市も有明海に面した同じ市でありますから、その事業に研究参加して取り組む考え方はないか伺うわけでございます。

 4項として観光行政について。

 市内の要所要所で年末年始のイルミネーション設置についてと挙げております。

 合併後丸3年が経ちますが7つの町がなかなか一体感がつかみかねているようでございますし、少し連帯感が少ない気がするわけでございます。みんなと意識の高揚を図りながら観光の活性化につながるようなことで各町の独自性とアイデアをイルミネーションでショーアップして各町で考えたらどうかと考えます。特に雲仙等は国立公園の中でございますから設置は難しいと思いますけれども、せめて地獄の中でもライトアップしてイルミネーションの代わりでやったら交通安全にもつながるし、お客の夜の観光につながることも考えられますから、ぜひ御高配いただけないかなあというふうに考えて、あとこれについての質問は自席のほうでよろしくお願いしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 柴田安宣議員の御質問にお答えさせていただきます。

 1点目、2点目、4点目につきましては、直接担当部長からまず答弁をさせていただきます。

 有明海の再生と水産業の振興についてのお尋ねでございますが、有明海の漁場におきましてはアサリの稚貝放流を毎年実施しておりまして、昨年度は瑞穂漁協で97t、国見漁協で50tの合計147tを。今年度は瑞穂漁協で38.8t、国見漁協で38.1tの合計76.9tを放流したところでございます。また、アサリの漁場環境をよくするために瑞穂漁協におきまして約10haの漁場耕運と約3,500m3の覆砂を実施いただいたところでございます。一方、カキの養殖につきましては瑞穂漁協が平成14年ごろから取り組まれ、養殖する際に使用するカキイカダを昨年度新たに7基設置し、今年度も7基を設置する予定で現在準備を進めており、今年度分を含めますと合計30基ほどの設置数となります。今年度のカキの成育は非常に好調でございまして約100tの水揚げが期待をされており、県内外からも問い合わせや注文が相次いでいると聞き及んでおります。アサリやカキにつきましては、多くの方から好評を得ており、両方とも現在「雲仙ブランド」に認定をされております。

 また、ホタテ貝やハマグリの養殖につきましては瑞穂漁協・国見漁協の双方で、赤貝の養殖につきましては瑞穂漁協で試験を始めている状況でございます。

 タイラギにつきましては15年連続して休漁しておりますが、独立行政法人水産総合研究センター・西海区水産研究所と長崎県総合水産試験場及び小長井漁協が共同研究の結果、タイラギの養殖技術の開発に成功しており、今後の実用化が期待されるところでございます。

 今後ともこれまで実施しております漁場耕運や種苗放流・覆砂・カキイカダ設置等に対する助成を初めとした各種施策を展開し、有明海の環境改善と漁業生産の回復、ひいては本市水産業の振興を図るため支援をしていく所存であります。

 残余の答弁につきましては各担当より答弁をさせていただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 柴田安宣議員の4番目の観光行政のイルミネーション設置についての御質問にお答えいたします。

 大変貴重な御提案ありがとうございます。現在、雲仙市でイルミネーションを使った観光イベントは毎年1月末から3週間雲仙温泉街で行われております「雲仙灯りの花ぼうろ」がございます。小浜地区では昨年11月に小浜観光ホテルの廃業ということのお話が出まして、それに伴いましてそこの前の街路樹をイルミネーションで飾ることについて市より小浜温泉観光協議会に御提案を申し上げ協議をされましたけれども、電源の問題とか街路樹の管理の問題とかいろいろ問題点も多く、実施に踏み切れなかったという経緯がございます。

 従いまして、観光客を誘致するための事業として取り組むことが可能かどうなのか、再度雲仙観光協会や小浜温泉観光協会、それからその他の地区につきましては雲仙市観光協議会などと協議を含めて研究してみたいというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 私のほうからは農業行政についての御質問にお答えいたします。

 まず、畜産の飼料高騰に伴う自給飼料対策についての御質問でございますが、議員御指摘のとおり、多くの畜産農家が使用しております飼料につきましては輸入穀物の運搬経費の高騰から単価が上昇し、畜産経営が圧迫されている状況でございます。飼料高騰対策の一つといたしまして、購入飼料から自給飼料への切り替えを促進するための機械導入補助等の制度の活用を引き続き推進してまいりたいと存じます。

 また、廃バレイショ等のサイレージ化につきましては、長崎県畜産試験場において実証実験が行われており、一定の成果を上げているようでございます。畜産試験場としましては、今後、実証実験の結果を踏まえて養豚関係団体・農家等への周知説明を行い、廃バレイショ等のサイレージ化飼料への理解とニーズの掘り起こしを行うとともに、必要に応じて機械設備の導入や指導等を行うことを予定されているようでございます。

 また、来年度からは牛の飼料としての研究も始める予定と伺っております。

 市といたしましては、地域の特産物を有効活用した新たな特産物を生み出すチャンスであると考え、県と協力しながら、まず、雲仙市内の養豚農家等に対する周知説明を行うとともに、普及拡大のための対策を講じてまいりたいと考えているところでございます。

 次に、愛の小町の老朽化した選果場の機械更新についての御質問ですが、本市、愛野町では島原雲仙農協が運営する愛野特産センターにおいてもバレイショの選果が行われております。本センターは旧雲仙農協のころ、昭和50年代に旧吾妻・愛野・千々石の3カ町で生産されたバレイショの選果を目的といたしまして、国・県の補助金が投入されて建設されたものでございますが、そのあと平成12年度に国の経営構造対策事業によってバレイショとタマネギの選別施設と風乾庫施設が整備され現在に至っておりますが、施設の利用につきましては60%に満たない状況が続いており、いわゆる利用率が70%以下の低利用施設として毎年県の改善指導を受けている状況でございます。

 愛の小町の選果機につきましては導入する際に既に愛野特産センターが建設されていたために国・県の補助事業に該当しなかったことから平成7年度に旧愛野町の助成事業を活用いたしまして旧雲仙農協が選果機を導入いたしました。さらに平成10年度には需要に見合う計画出荷を行うため、同じく旧愛野町の助成事業を活用いたしまして旧雲仙農協が選果機を増設いたしております。

 議員御質問の選果機の更新につきましては、旧雲仙農協が事業主体となって導入いたしました施設でございますので、まずは現在施設を所有しております島原雲仙農協がどのような意向を持っているのかを確認することが肝要であると存じます。

 仮に選果機を更新するといたしましても、施設の維持管理の範疇に入るものと思われますので、施設の利用料を積み立てる等の方法により更新していただくことが適当であると存じます。

 また、市といたしましても、愛野特産センターの利用率向上を図るため、同センターを使って愛の小町の選果ができないものか島原雲仙農協と協議することも必要ではないかと考える次第でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 柴田安宣議員の国道251号愛野交差点付近の改良についての御質問にお答えいたします。

 議員御指摘のとおり、国道251号と市道愛野線との交差点においては、本市より諫早方面への右折帯が十分確保されていないため渋滞の原因とされていると考えられます。さらに島原雲仙農業協同組合愛野支店前より諫早方面へ約80mの間においては、歩道が未整備であり通学児童生徒や高齢者にとって歩きづらい状況となっております。

 現在、県において推進されております一般国道251号愛野森山バイパスは渋滞ポイントに指定されており、本地域の渋滞の解消を図ることを目標に実施されていることから、完成後は御指摘の箇所の渋滞は解消できるものと考えております。

 しかしながら、本市で整備しております市道愛野前田丸山線が国道251号に接続することにより新たな渋滞が発生することも考えられることから、交通事情の変化を十分に見極めながら慎重に対応していかなければならないと考えております。

 また、歩道整備につきましては用地の確保が必要となることから地権者を初め地元の皆さんの合意形成が図られましたら道路管理者である県へ要望をしていきたいと考えております。

 次に、市道吾妻土井・田ノ平線の計画と進捗についてのお尋ねでございますが、本路線は工業団地内にある市道を三貴工業に払い下げたことに伴う代替道路として平成19年度に計画をいたしております。国道取り付けにつきましては多額の費用が予想され、橋梁の改良を避ける必要があること、及び計画幅員を2車線としていることから、右折帯を設置する必要があるため、三貴工業横を流れる土井川に架かる国道251号の土井橋に影響がなく、あわせて国道を交差点から左右方向に約100mの区間拡幅できる位置を検討した結果、既存の交差点を改良することとし、路線決定を策定したところでございます。

 進捗状況といたしましては、路線計画に関係する3自治会に説明し、おおむね同意を得ておりましたが、すべてにおいて同意を得ることができなかったために、関係自治会長に事業に対する内容と経緯を説明した上で今後の方針を協議した結果工事を一時中断することもやむなしとの結論に至り、現在中断をしている状況でございます。

 この計画路線は代替道路として地元からも整備を強く要望されておりますので、地元関係自治会等と引き続き協議を重ねながら実施に向けて努めてまいりたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 1番目の国道251号の愛野交差点付近の歩道と。(「マイク、マイク」と言う者あり)失礼。歩道と滞留車線の改良についてでございますけれども、建設整備部長指摘のとおり、高規格道路が入ることによって、その後の緩和は期待はできるわけでございますけれども、やはりそれに加えて高規格道路が入るということは愛野町のほう、もしくは吾妻町のほうから諫早市のほうに行く車に関しては大変ありがたく緩和になるだろうと思うのですけれど、一番困っているのは吾妻町のほうから諫早市、もしくは国道251号を通じて長崎のほうに行く通勤・通学もしくは関係する、利用する人たちの道路は直線にいくわけでございまして、それが緩和されない限り渋滞の問題は解決できないだろうというふうに思うもので、高規格道路ができないとなんとも言えないところがあるわけですけれども、先程建設整備部長が言われるとおり、もう1回愛野前田丸山線の中央道路が接続することによってまた車の事情が変わってくるだろうということもありますものですから、建設整備部長指摘のとおり、地元の自治会が歩道については総意をとりまとめて出そうという動きがありますから、それは何とかなるとしても、滞留車線に関してはもう少し早めに結論を出してもらえないかなあと。わずか2台しか止まらない。大型車が止まったらまったくそこのほうに入っていけないのが道路事情でございますから、直進する車と右折する車が重なってしまって、あれだけ渋滞がつながっていくということでございますから、そこら辺もう一回見解を伺いたいのですけれども。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 右折帯の滞留の件なのでございますが、道路構造令では30mとされておりまして、議員御承知のとおり、7.5mぐらいでしょうか、非常に、先程言われました2台程度だと思います。

 ただ、先程議員のほうから歩道の設置につきましては、地元の形成ができそうにあるという希望もございましたので、もしできればこういうことをあわせまして一緒に協議させていただきたい。できるだけ我々もこの渋滞解消にはさせていただきたいと思います。特に長崎県の中でも渋滞39ポイントの一つということで、島原半島にはたった1カ所しかないと。こういう状況でございますので、ぜひそのように進めさせていただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 私たちも地元の自治会の人たちと一緒になって地元の意見の取りまとめは実施したいと思いますから、その切はぜひ建設整備部長の答弁のとおりの行動をとっていただけるようにお願いいたす次第でございます。

 市道吾妻土井・田ノ平線の計画でございますけれども、一応建設整備部長が答弁したとおりの状況であると思いますけれども、やはり当初は平成19年度から5年間、つまり平成23年度までには完成すると。図面からいきますと910mの計画でございますから、期間的に形成さえすればそうかからないでもできるだろうと思うのですけれども、やはり一部の人がどうしも同意できないということでありますければ、前後、要するに土井川とか小路川とかいう川があって、その新設等を考える、もしくは改良当たりでも対応していけば合意形成ができるのではないかなという意見もあるのですけれども、もしくは車線を変更して土井の川の側にもっていくとか、大至急代替道路で年限を約束してあるわけですから、中断は理解できますけれども前向きな方法で善処されて、大至急目処をつけていただきたいものだなあという地元の意向でございますから再度伺いたいのですけれども。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) ただ今の議員の御指摘のとおり、そのルートの変更も視野に入れながら進めていかなければ解消には結びつかないのではなかろうかという気もしております。

 今後自治会長の皆さんと再度検討して我々も造るということで前向きに考えておりますので、ぜひ地元の協力をいただきたいと、このように考えています。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) わかりました。

 2項の農業行政に移りたいと思います。

 農林水産商工部長が答弁されたとおり、この畜産のえさに関しては畜産試験場等で勉強され、お互いに考え方は似たようなところがあると思うのですけれども、実施に当たっては牛にしても豚にしても鳥にしても飼料が効率のいい給餌機が入って、サイレージが入る余地がないというのが現状であるものですから、普及というのは簡単ではないだろうと。だから、やはり一番考えられるのは第3者が、困っている者同士が寄ってものを作り、そして豚は自動給餌機が入っていますけれども、肥育の牛は手でえさをやっているというのがほとんどでございますから、もしこれが可能であればこの豚で霜降りの肉ができたならば、牛肉はもっと霜降りができるはずだと思うのです。まあ、もちろん専門家ではありませんから理屈はわかりませんけれども、豚で霜降りができるくらいだったら牛肉だったらもっと霜降りができるし、牛肉だったら今度は逆に自動給餌ではなくて手でえさをやっているということがあるわけですから、その人たちもやっぱり試験のなかで参加して今後どういう形がいいのか、そういう形をとるということで、もしくは認定農業者等とも協議しながら提案型の中でそれぞれの考えを確かめ合いながら作る側と使う側、もしくは余ったものを提供する側という形をとってまとめていけば、効率のいいことができるのではないかと思うのですが、いかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 議員おっしゃられるとおり、この給餌の施設についてはもうかなり充実をそれぞれされているものですから難しい面もあると思いますけれども、やはり長崎県といたしましてもこの配合飼料の価格の高騰に対する対策の一つとしては、この自給飼料の促進というのを掲げておりまして、こういった施策に対する支援というのも国のほうに要望をされているところでございます。

 なお、雲仙市といたしましても、特に畜産担当といたしましても、もうやはり今からそういったエコフィードといいますか、食品残渣も含めたところの低価格での飼料の導入というのを進めていかないと経費の節減はできないというふうに考えておりますし、ぜひそういったことで積極的に私たちどもも進めていきたいなというふうに考えておるところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 非常に建設的な意見ありがたく思っているのですけれども、ちなみに試食会がされております。25歳から59歳まで31名の人、男女問わず、試食会に参加してもらっているのですけれども、ロースのなかで脂肪の含有率が普通の豚よりは高くて6%あると。そして、試食した結果の評価を聞きますと、けだものの肉に関するにおいが少ないと。というのは、けだものの臭みが少ないということです。そして肉質がやわらかくてうまみ成分が強いと。風味がよいということでよいこと尽くめの3要素が試食に参加した人が指摘をしておるものですから、豚にサシが入るのだったら牛だったらもっと入るわけですから、そこら辺も含めて今後に望んでいただきたいというふうに思います。

 以上でこれは終わります。

 今、2項の愛の小町の老朽化した選果場でございますけれども、今、農林水産商工部長は特産センター等の加味した答弁されたのですけれど、御存知のとおり特産センターが農協合併間際に雲仙普賢岳火砕流の補助の枠の中で緊急な状況で事業として立ち上げて当時80%あまりの補助事業で完成わけでございますけれども、あの中で愛野町から千々石町、吾妻町のジャガイモを全部処理するという約束で僕ら、そこには出してないジャガイモも含めたあそこで補助を受けたものですから、国・県の補助の対象はその中でいっぱいなのだということで僕らは頼んでもいないのに、僕らのジャガイモは1個だって出していないのにその枠の中にはめられたということで、今、困っているわけでございますから、何とかそこら辺で救済を、農協もどうせ来年度の総会までにはそれを何とかしようという約束はもらっておりますけれども、何分補助のない状況で作るとなれば固定資産の取得ということで農家の負担につながるような経費増を考えなければいかないというのが現状ではあるものですから、農協と協議をしなければいけないところもあると思いますけれども、現状をよく理解していただいて何とか存続のできるような、更新ができるような配慮をいただければと思うことでお願いをするわけでございますけれども、もう1回お願いしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産商工部長。



◎農林水産商工部長(酒井利和君) 実は今朝、農協さんのほうからこの件について要望書を持参をされまして、雲仙市長に提出をされております。まだ、今朝のことでしたから市長、あるいは副市長のほうにはまだ報告をしていないわけですけれども、そういった中で事情もある程度お聞きをしたわけですけれども、私どもといたしましては、先程申しましたとおり、やはり一たんこの設備等の導入をされた後は、必ず更新時期がやってくるわけですからその分の手数料なりで積み立てが農協さんとしてはできなかったのですかという、まずお尋ねをしたのですが、税金等の問題、あるいは使用者が変わるという問題等々があって若干はあるけれども、それだけの賄う費用がないと。そういったお話をいただいておるわけでございます。

 そういったことで農協さんの考えがあられたわけですけれども、私どもといたしましては、やはりこの市としての限られた財源のなかで市のもっと他の農家の方々も新規の施設を今、要望されておって、一挙にはそれにこたえることができないものですから、翌年度、次年度というふうに計画的に導入をさせていただいておるわけですけれども、そういった事情もございまして農協さんとしてのこれは他にも。まあ、農協さんも合併されて非常にこう最初からの今の農協の組織ではなくてそれぞれに施設が導入されている経緯もあろうかと思いますけれども、そういった古い施設、新しい施設あろうかと思いますけれども、農協さんが補助金を使って導入された施設のこの管理計画といいますか、そういったものがどういうふうに考えて折られるのか、また改めてお聞きをしたいなというふうに思っておりますし、市といたしましては、この要望書を持って市長のほうには説明をまた申し上げますけれども、私ども担当といたしましては非常に厳しいのではないかなというふうに考えておるところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 財政事情はそれぞれの厳しい状況わかってはおるわけでございますけれども、減価償却等のことに関しても農林水産商工部長言われるとおり、事情はそういうことで理解はいたします。

 ただ、農協が合併する前の施設で合併した時は償却は済んでおったと。合併したあとは会計のやり方が違ってしまって特産センター会計になってしまって、僕らはそれに負担金を払っていると。特産センターは償却の終わった品物ですから償却資産として積んでくれなかったという経緯があって計画がゼロになったと。負担金の償却は全部農家が払ってきたのです。そういうことがあったものですから、ややこしい状況であるものですからお願いをしたわけでございますけれども、事情はあとでもって説明に上がりたいと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。

 このことについてはこれで終わります。

 続きまして、水産行政でございますけれども、今、市長の答弁されたとおり、確かにアサリ・ハマグリとか赤貝ということで、またイカダの設置というふうなことで市も非常に有明海の漁業に関しては力添えを、支援をいただいて感謝する次第でございます。

 ただ、今回お願いをし、考え方として聞きたかったのは、この二枚貝・タイラギの養殖の成功の裏には非常に困っている状況の有明海の赤潮・貧酸素・高水温等で養殖カキやアサリが大量死したところでこのイカダを作ってつるしたところ、これの中で影響がなく育ったというデータがあったものですから、もちろん海水を浄化するためにはアサリもシジミもカキであろうとそれぞれの二枚貝の働きでもって浄化する働きがあるし、そして、私たちもブランドに指定されたカキを試食会をしたことがあるのですけれど、橘湾のカキ、もしくは西海のほうであります九十九島のカキ等を買ってきて同時に試食会してみても、確かに有明海のカキというのはおいしい。ブランドに指定されるだけの高付加価値のカキができております。

 ただ、それで育たないところでもこの二枚貝タイラギが育つということが発表されておったものですから、こういうことでカキの浄化作用を利用しながら、もしくはその二枚貝の浄化作用も加勢してもらいながら海の浄化とあわせて養殖につなぐような考え方で望んでもらうわけにはいかないかなと。もちろん、カキのほうを止めてしろというのではなくて、それがだめなところでもこれができるという数字が出ておるものですから、市長の考え方をどうなのかということで再度お願いをしたいのですけれど、いかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 十分にこのことにつきましては、私も把握をしておりません。タイラギが少し実験的にはそういった効果もあるということも伺っておりますけれども、それが果たして瑞穂から有明海での水産業に馴染むのかどうかということも、まだ私としては把握させていただいておりませんので、このことも含めまして今後いろんな情報が入ってまいると思いますし、また、いろんな関係者の方々ともお話をさせていただいて、それが果たしてこの漁業者の生活の道に本当に寄与するのかどうかということも含めて研究をさせていただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) ありがとうございます。

 まだ本格的には2011年度に向けて実用化を目指すということでございますから、そういういろんな試行錯誤をしながらの状況でございますから、ただ、本市もやはり同じ有明海に漁民も頑張ってもらっている市でありますから、小長井町・諫早市が頑張るなら眺めておるのではなくて、いくらかの研究とか今後の対応を考えていただきながら見ていただければと思います。

 この項、これで終わります。

 最後になりましたけれども、観光行政ということでうたっておったのですけれども、趣旨は合併した町のそれぞれ、その一体感になるようなことで要所要所ということで入れた。もちろん雲仙小浜というのがメインでございますから、それにするのはやぶさかではないのですが、やはりイルミネーションを設置する時になれば、雲仙は観光施設の中で国立公園の指定の中だから難しいのではないかということがあって、ライトアップでもしてもらうわけにはいかないのかなあと。あそこはどうしても道路が通りづらくて湯煙がたちこもった時は歩行者も、北風の強い時でも湯煙がひどい時は通りづらいところもあるわけですから、夜間なんかライトアップしたらいろんな面でためになるのではないかということもあって提案をするわけでございますし、そして、小浜だけでなくて、例えば国見はサッカーがあったり、イチゴがあったりということでございますから、そのイルミネーションのアイデアで各町が独自で一つの展示会なり、それぞれの知恵を出し合った形で各町で作ってみて、そしてそれを一つにアピールすることによって大勢の人たちが一体感を感じたり、また観光行政の活性化につながるような設置をしたらどうなのかということで提案をするわけでございますけれども、担当部長いかがお考えですか。



○議長(酒井八洲仁君) 中山観光物産まちづくり推進本部長。



◎観光物産まちづくり推進本部長(中山孝君) 柴田議員のお話、特に一体感という問題につきましては、私、常々申し上げているとおりでございまして、非常にやはり市民、旧7町の皆さんが一体感を持っていただくというのが観光振興に貢献するということは常々思っております。その一つのなかで、今、多分、各旧町である面ではイルミネーションのコンテストみたいなものをやって、そこで一体感を盛り上げたらどうかというふうなことも含めてあると思いますけれども、そういう意味でまさに貴重な御提案だったというふうに理解をしております。

 それから雲仙温泉の湯煙のところ、常々実は私もそう思っております。少し調べてみましたら、あそこは御承知のとおり国立公園でございまして、いろいろ規定がございます。自然公園法とか国立公園法とかございまして、ちょっとそれからそこでいつも止まっておりましたものですから、これからちょっともう一度何とかそういう形でできるものかどうか、環境省の自然保護官等とも話をして研究してみたいと思います。

 本当にありがとうございます。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 年末の入った時期で今すぐどうだというのではないのですけれど、将来に向けて一つのアイデアとしてイルミネーションも考慮していただきながらいつか実現できることを期待をいたしまして、私の質問を終わります。

 どうもありがとうございました。



○議長(酒井八洲仁君) これで17番、柴田安宣議員の質問を終わります。

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○議長(酒井八洲仁君) 本日の日程はすべて終了しました。

 次の本会議は明日3日、定刻より開きます。

 本日はこれで散会とします。お疲れさまでした。

=午後4時00分 散会=