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長崎県 雲仙市

平成 20年 第1回定例会(3月) 03月06日−05号




平成 20年 第1回定例会(3月) − 03月06日−05号









平成 20年 第1回定例会(3月)




出席議員(29名)
2番  大久保  信 一  君       3番  深 堀  善 彰  君
4番  進 藤  一 廣  君       5番  前 田    哲  君
6番  上 田    篤  君       7番  原 田  洋 文  君
8番  吉 田  美和子  君       9番  町 田  康 則  君
10番  松 尾  文 昭  君      11番  森 山  繁 一  君
12番  前 川    治  君      13番  町 田  義 博  君
14番  小 畑  吉 時  君      15番  佐 藤  靖 弘  君
16番  井 上  武 久  君      17番  柴 田  安 宣  君
18番  小 田  孝 明  君      19番  岩 下    勝  君
20番  福 田  大 東  君      21番  増 山  良 三  君
22番  町 田    誠  君      23番  岩 永  基 和  君
24番  荒 木  正 光  君      25番  中 村    勲  君
26番  中 村  一 明  君      27番  石 田  ? 春  君
28番  坂 本    弘  君      29番  元 村  康 一  君
30番  酒 井  八洲仁  君                     

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定に基づく出席者
       市長             奥 村 愼 太 郎 君
       副市長            金 子 知 充 君
       副市長            吉 田 博 幸 君
       教育長            鈴 山 勝 利 君
       総務部長           塩 田 貞 祐 君
       市民生活部長         井 上 由 文 君
       市民福祉部長兼福祉事務所長  小 川 龍 二 君
       観光商工部長         東 信 一 郎 君
       農林水産環境部長       酒 井 利 和 君
       建設整備部長         島 田 英 俊 君
       上下水道局長         今 崎 正 敏 君
       教育次長           辻 政 実 君
       農委事務局長         本 田 正 好 君
       国見総合支所長        中 山 敏 君
       瑞穂総合支所長        北 平 正 美 君
       愛野総合支所長        朝 永 秀 人 君
       千々石総合支所長       福 島 悟 君
       小浜総合支所長        宮 田 修 一 君
       南串山総合支所長       富 永 篤 君
       監査事務局長         川 鍋 嘉 則 君
       会計課長           溝 内 正 人 君
       企画課長           宮 崎 浩 善 君

議会事務局
       局長             境 川 秀 生 君
       次長             力 野 和 久 君
       係長             本 田 理 恵 君
       主査             和 田 香 恵 君
       主事             松 尾 泰 浩 君
                     
 
平成20年3月6日(木)議事日程

議事日程 第5号
┌────┬──────┬──────────────────────┬──────┐
│日程番号│議案番号  │    件          名      │ 備  考 │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│1   │      │市政一般質問                │      │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│2   │議案第38号 │雲仙市役所部設置条例の全部を改正する条例に │総務部   │
│    │      │ついて                   │      │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│3   │議案第39号 │雲仙市職員等の旅費及び費用弁償に関する条例 │総務部   │
│    │      │の一部を改正する条例について        │      │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│4   │議案第40号 │公有水面埋立に関する意見について      │建設整備部 │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│5   │議案第41号 │市道路線の認定について           │建設整備部 │
└────┴──────┴──────────────────────┴──────┘

第1 市政一般質問
    6番 上田  篤 議員
     1.特定健診・特定保健指導について(市長)
     2.食の自立支援(配食サービス)事業について(市長)
     3.長崎新幹線について(市長)
   14番 小畑 吉時 議員
     1.埋立地の有効利用について(市長)
     2.市成人式のあり方について(市長・教育長)
   17番 柴田 安宣 議員
     1.嘱託職員の任用について(市長)
     2.観光行政について(市長)
     3.島原地域高規格道路について(市長)
    施政方針
     1.庁舎建設検討事業について(市長)
     2.仁田循環自動車道路の市道認定について(市長)
   24番 荒木 正光 議員
     1.市の機構改革について(市長)
     2.上下水道事業について(市長)
     3.本庁舎周辺の交通対策について(市長)
     4.職員の窓口対応について(市長)
   29番 元村 康一 議員
     1.観光振興について(市長)
     2.市有休地の取り扱いについて(市長)


=午前10時00分 開議= 



○議長(酒井八洲仁君) おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。

 議事日程第5号により会議を進めます。

───────────────



△日程第1.市政一般質問



○議長(酒井八洲仁君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告の順序に従って進めてまいります。

 まず6番、上田篤議員の質問を許します。上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 6番、日本共産党の上田篤です。

 私は、党と多くの市民を代表して、3つの問題について質問を行います。

 第1は、特定健診、特定保健指導についてです。

 これまでは、老人保健法に基づいた基本健診が行われてきましたが、新年度からは、それに変わって特定健診が始まります。

 単に、「基本」という言葉が「特定」という言葉に変わっただけではなく、その目的、内容も大きく変わっているようです。

 基本健診は、個別疾患の早期発見、早期治療のために行われてきましたが、特定健診は、生活習慣病の発症との関わりが深いメタボリック症候群を、早期発見するのが目的とされているようです。

 このように、変わってきた経緯と背景及びメタボリック症候群健診内容についての説明を求めます。

 変わったのは、健診内容だけではありません。基本健診は有料でしたが、特定健診は無料で実施をするということです。

 私は、市長の施政方針を聞いてびっくりしました。

 市長は、議会初日全市民に向けて、特定健診、特定保健指導につきまして、雲仙市国民健康保険では、より多くの皆様方に安心して受診していただくため、御要望の多かった健診料の個人負担について無料とし、受診率45%の目標達成に努力してまいりますと明言をされました。

 2006年、平成18年の12月議会での健診の無料化を求めた私の質問に対して、健康に対する自覚と意識の高揚を図るという趣旨から、受益者に費用の一部負担を求めるという答弁がありましたが、今度の変更はどのような考えからでしょうか。

 もちろん、これは市民にとってはよいことですから、市長を責めるつもりは全くないのですが、考えがこのように変化した理由についてお尋ねします。

 また特定健診、特定保健指導には、受診率など高い目標設定があるようですが、それをクリアするための具体的方針があれば示してもらいたいと思います。

 そしてこの特定健診、特定保健指導は、40歳から74歳の人たちが対象になっておりますが、40歳未満、75歳以上などこの範疇から漏れる人たちは、どのように取り扱うのか、これについても説明を求めます。

 第2は食の自立支援事業です。

 食は人間が生きていくための根本です。私は、食事で不自由をされている高齢者に、食事を届けるこの食の自立支援事業は、非常に大事な仕事だと思います。

 雲仙市食の自立支援事業実施要綱には、その目的として第1条に、この告示は、在宅の高齢者等が健康で自立した生活を送ることができるよう、心身・環境的状況に応じアセスメントを実施し、自立の観点から食関連サービスの利用調整を行うとともに、栄養のバランスのとれた食事を居宅に訪問して提供し、あわせて安否を確認するなど、高齢者等の健康と福祉の増進を図ることを目的とすると書いてあります。

 そして、第3条や第4条など、各条文にも食の自立の観点という言葉が何回も出てきます。

 県内外のいくつかの市や町の要綱も見てみましたが、このような食の自立の観点という言葉は、表題に出てくる以外にはほとんど出てきません。

 私は、これは言葉だけの問題ではなく、この事業に取り組む姿勢の問題だと考えます。その土台には、市長の市民や高齢者を大切にしたいという思い、思想があると思うのですがいかがでしょうか。

 また第5条には、実施方法として、調理が困難な高齢者に対して、定期的に居宅に訪問して栄養のバランスのとれた食事を提供するとともに、当該利用者の安否確認を行うものとするとあります。

 ただ単に、食事を届けるだけではなく、その人が元気かどうか、どんな状況にあるのかを知るための安否確認という大事な仕事も同時に行われております。

 ある利用者の話、これは本人ではなく、それに携わっている人の話ですが聞きました。

 少しうつ状態のある一人暮らしの女性の高齢者ですが、担当の職員が毎日、食事を届ける時に声をかけて会話を交わすそうです。

 もしこのような取り組みがなかったとしたら、その人はとても一人では生活できないだろうということでした。

 お金だけを考えれば引き合わないかもしれないが、やはりこれはこのような取り組みをやめることはできないということでした。

 具体的な話を聞いて、その取り組みの重要性を再認識しました。

 先程も少し紹介しましたが、今回、質問を準備しながら、雲仙市が他の市や町よりも優れた取り組みをしていることも知りました。

 介護保険の要支援者、要介護認定者、あるいは要支援になる前の一歩手前にある特定高齢者については、多くの市や町で取り組んでいますが、雲仙市はそうではない人、いわゆる自立者であっても、食の自立の観点から利用することが適切であると認められた人にまで対象の範囲を広げています。

 今年度は、平均して110人前後の人たちが常時利用していると聞きました。

 新年度も引き続き、この食の自立支援事業には1,700万円の予算を組んで取り組むことになっておりますので、私は大変うれしく思います。

 今後、高齢者は増えることはあっても減ることはありません。

 雲仙市の高齢者福祉計画を見ると、平成17年の国勢調査時点で、65歳以上の人口は1万3,530人、これは市民3.7人に1人で、高齢化率、人口に占める65歳以上の人の割合ですが、これが27.1%となっています。

 それから2年経った今は、さらに増えているはずですし、今後はずっと増えていく見込みであることが示されています。

 そういう中で、高齢者の単身世帯が1,338、高齢者の夫婦の世帯が1,292です。

 食の自立支援事業は、他の市、町よりは進んでいるとはいえ、これだけの高齢者の世帯があるわけですから、実際に必要としている人はもっともっと多いのではないでしょうか。

 ある事業所では、この事業を必要とする人はもっといるはずだが、職員も少なくて自分たちは申請が上がってきたものにこたえるだけで精いっぱいという話も聞きました。

 必要とする人を見つけ出し、受けられるようにするのは本来は市の仕事だと思います。

 しかし、市内にはいろんな団体、個人があります。

 社協や民生委員、自治会、老人会、福祉施設などと連携して、この掘り起こし作業といいますか、求めている人を見つけ出す作業をやるべきではないでしょうか。

 この事業をさらに充実、発展させることは、雲仙市の基本構想、基本計画にあります「きらりと光る3つの雲仙市」、その中の一つ、「命輝く健康づくり日本一」のこの目標にも合致するものと考えますがいかがでしょうか。

 第3は、九州新幹線、西九州ルート、いわゆる長崎新幹線についてです。

 県の広報によりますと、昨年12月16日深夜、長崎・佐賀両県とJR九州の3社が、基本合意に達し着工が決まったとされています。それも超ウルトラCとも言われるような奇策でです。

 その経過をここで論議するつもりはありません。

 いくらそのような超ウルトラCで決まったとしても、私はこの事業はどう考えても必要がないと思います。

 長崎新聞の「みんなの広場」という投書欄にも、新幹線の問題がよく載っています。

 1月からつい最近まで20近くの投書があったのではないかと思いますが、ほとんどが批判的な内容です。新幹線推進は一つもないのではないでしょうか。

 最近よく知人、友人とも新幹線談義になりますが、私は賛成論は聞いたことがありません。

 市長は新幹線推進の大会などにも参加されているようですが、本当にこの長崎新幹線が市民のためになると考えておられるのでしょうか。率直な気持ちをお聞かせください。

 以上3点について、市長の明確で市民の立場に立った答弁を求めます。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) おはようございます。

 上田篤議員の特定健診、特定保健指導についての御質問にまずお答えさせていただきます。

 まず、これまでの経過でございますが、増大の一途をたどっております医療費に対処し、医療保険制度を将来にわたり持続可能なものにするために、平成18年6月、医療制度改革関連法が成立をいたしました。

 その基本となりますものは、安心・信頼の医療の確保と予防の重視、医療費適正化の総合的な推進、超高齢社会を展望した新たな医療保険制度体系の実現及び診療報酬等の見直しの4つを柱として、平成17年12月に示されました医療制度改革大綱でございます。

 この大綱が示されました背景には、急速な少子高齢化、経済の低成長期への移行、国民生活や意識の変化など、我が国の保険医療を取り巻きます大きな環境変化が上げられております。

 特定健診等につきましては、関連法の中の高齢者の医療の確保に関する法律に基づきまして、平成20年度から医療保険者に対し、40歳から74歳までの被保険者を対象に、生活習慣病予防に着目した特定健診及び特定保健指導を実施することが義務づけられ、平成19年度において実施計画を策定し、平成24年度までに国の定めました目標値でございます健診受診率65%、保健指導実施率45%を達成しなければならないとされておりまして、もし達成できない場合は、財政的なペナルティも考えられております。

 医療保険者でございます雲仙市国民健康保険の具体的方針としましては、平成20年度に受診率を45%と設定し、それを段階的に引き上げて、平成24年度に国の目標値を達成する計画でございます。

 また、保健指導率につきましては、平成20年度から国の目標値でございます45%に設定をしております。

 この特定健診の受診率及び保健指導率が、今後の国民健康保険財政を左右すると言っても過言ではなく、受診率が目標値を下回った場合は、結果として皆様の税が上がらざるを得ない状況が惹起されるわけであります。

 そのために受診率の向上に向け、受診しやすい環境を整えるとともに、御要望の多かった特定健診の受診料の無料化を初めといたしまして、既に各地区の自治会、老人会、婦人会などの会議に出向き、制度の説明とともに受診の推進を始めているところでございますが、今後も市民皆様方の御理解をいただくよう積極的に啓発活動を展開してまいる所存でございます。

 次に、この特定健診に該当しない40歳未満の方々の健診につきましては、平成20年度からの新規事業といたしまして、20歳から39歳までを対象に若年者健診を実施する予定でございます。

 この事業は、若い頃から健康に対する関心を高めていただき、自分の健康状態を確認し、早いうちから生活習慣病予防につなげることを目的に、特定健診と同様の方法及び内容で実施しようとするものでございます。

 また75歳以上の方々につきましては、長崎県後期高齢者医療広域連合から市が受託をしまして、健診を実施することになりますが、御本人の希望により市内の医療機関で個別健診として受診されることになります。

 またこの無料化については、どのような考え方からかという御質問でございますが、受診率が目標年度に45%を超えられない場合、交付金が減額され、結果として市民の皆様の国保税が上がらざるを得ない可能性が非常に強うございます。

 そういう中で、市民の皆様の御負担がさらに増えることのないよう、厳しい財政状況の中ではございますが、選択と集中によりまして、今回、このような措置を取らせていただきましたことを御理解賜りたいと存じます。

 次に、長崎新幹線、すなわち現在の九州新幹線西九州ルートについて、私の所信はとの御質問でございますが、議員御案内のとおり、平成17年度から3年続けまして10億円の整備予算が措置されておりますにも関わらず、JRから経営分離される平行在来線の一部沿線自治体の御同意が得られないため着工できないという状況が続いてまいりました。

 しかしながら、昨年末、御指摘のように長崎県、佐賀県及びJR九州の三者によります御協議の結果、まずJR九州は肥前山口から諫早間、全区間を経営分離せず上下分離方式により運行することとし、開業20年間運行を維持する。

 2つ目にJR九州は、当該区間の線路等の設備の修繕を集中的に行った上で、佐賀県、長崎県に有償で資産譲渡を行うとの合意に至っております。

 その後、三者の合意に基づきまして、国土交通省におかれましては、収支採算性や投資効果等、国の着工認可に必要とされる条件についての試算結果を、去る2月27日、政府与党の新幹線整備ワーキンググループに提出をされ、御了承いただいたことから今月中に着工認可の運びとなると伺っております。

 本日の新聞にそのことで出ておりました。

 この九州新幹線西九州ルートが開通いたしますと、本市の観光振興はもとより、本市の活性化が期待をされますことから、工事の順調な進捗により、できる限り早期の開業を願うものであります。

 この西九州ルートは、一昨年の上田議員からの御質問にお答えをいたしましたとおり、時間短縮効果や費用対効果もさることながら、現在、高速交通体系の中に組み込まれるということが一番大事でございまして、もし新幹線の整備に乗り遅れることがあれば、長崎県、ひいては雲仙市の将来に禍根を残すことになると思っております。

 もう新幹線は、整備できないかもしれないというぎりぎりの状況にありまして、着工に向けて大きな前進ができましたことに、御意義があると私は考えております。

 なお2点目の質問につきましては、担当部長より御答弁をさせていただきますことをお許しいただきたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 小川市民福祉部長。



◎市民福祉部長(小川龍二君) おはようございます。上田篤議員の食の自立支援事業に関する御質問にお答えをいたします。

 本事業は、65歳以上の単身世帯、または高齢者のみの世帯などに属する方のうち、食の自立の観点から、当サービスを利用することが適切であると認められる方に対して、配食サービスを行っております。

 本事業は介護保険における地域支援事業の一部として、本市と島原広域圏組合介護保険課で対象者を分けて、実施している事業でございまして、栄養改善や安否確認を含めた介護予防事業として、大変効果のある重要な事業と認識しているところでございます。

 議員御指摘のとおり、今後は高齢者人口の増加に伴い、本事業の利用を希望される方も増加すると考えております。

 実際、食数も毎年伸びてきており、平成18年度実績で2万9,173食、平成19年度は3万食程度になる見込みで、平成20年度につきましては3万4千食を見込んで予算計上しております。

 現行制度のまま推移しますと、事業費の増加は避けられないことも予想されますが、配食サービスの方法や利用者負担額、他市の状況、他の高齢者福祉施策などとの調整を重ねながら、今後も引き続き自立に向けたサービス支援に努めてまいります。



○議長(酒井八洲仁君) マイクを近づけてください。上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 最初に、新幹線の問題から質問したいと思います。

 新幹線については、先程市長がそのメリットについて述べられましたが、私はさっき言ったように、このメリットがなかなか理解できないのですよ。

 そしてその市民の多くにもこの新幹線については、誤解があるのじゃないかと思うんで、それちょっともう一回正したいと思います。

 まず一つは新幹線という名前です。これがいろいろ調べましたら、これはおかしいと思いました。と言いますのは全国新幹線鉄道整備法という法律がありまして、その第2条には、この法律において新幹線鉄道とは、その主たる区間を列車が200km毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道をいうというふうになってるのです。

 県が出してるいろんなパンフレットを見てみますと200km以上で走行するのは、博多から新鳥栖間の26km、そして武雄温泉から諫早までの45km、この区間だけなのです。

 それ以外は在来線の鉄道を使いまして、最高でも130kmというふうになっております。そうすると、この区間の半分以上が130km以下の速度で走ることになるのじゃないかと思うのですよ。

 こういう法律から見れば、この新幹線という言葉は、これは私は使うべきでないと思います。もし使うのであればスーパー特急とかあるらしいです。あるいは新幹線もどきと言いますか、それが正確な使い方ではないかと思うのです。

 やはり新幹線という言葉を使えば、非常に響きがいいものですから、これを使いたい気持ちは分かるのですが、こういう法律を隠して新幹線という言葉を使うこと自体が、私は間違いじゃないかと思うのですけれどもどうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) これは多分国の整備新幹線法という法律、正式名称はちょっと私、今、あれじゃありませんけども、そういう新幹線法で決められた法則に則りましてやっておることだと私は思っております。

 しかも、これは今、議員御指摘のとおり、スーパー特急もございましたし、それからミニ新幹線というのもございました。

 我がこの長崎新幹線の場合はフリーゲージトレインという大きな線路、それから狭い線路、対応できるような稼動式のレールを使っての、軌道式を使っての新幹線ということでございまして、その新幹線法に則った名称であるというふうに思っております。

 ちなみに時間短縮後も、博多からこれまでの在来線と比べますと26分ぐらいの短縮効果も出てくると思っておりまして、私はそういう意味ではこれからの新幹線、これにもし国が整備し、そしてまた三者合意ができたのであれば必要ではないかというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 今は必要かどうかじゃなくて、この言葉について、ちょっと正したかったのです。

 私は全国新幹線鉄道整備法、こういうようなインターネットを使えばすぐ出てくるのですけど、それを見て言ってるんです。

 もしこれ以外に別な法律があって、長崎新幹線みたいなものを新幹線って呼ぶという法律があればぜひ教えてください。

 そしてもう一つ、ちょっと聞きますが、それと新幹線と呼ぶにはスピード以外にもいろいろあるんです。

 それちょっと確認したいのですが、もし分かれば教えてください。

 まず新幹線の線路の幅です。これが143.5cmというふうになってるようです。どうでしょうか。

 それと在来線と別ルートの線路を設備しなくちゃいけないと。例えば新幹線は200km以上走りますから、踏み切りを作っちゃだめだと。そして立体交差しなくちゃいけないと。

 そして危険性を防ぐためにカーブも何か現在では、半径が4km以上のカーブじゃないとだめであるとか、急傾斜を作らないとかいろんな条件があるようなのですが、この辺については何か長崎新幹線に関しての特別な法律ができたのでしょうか。どうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 新幹線の名称でございますけども、県の説明によりますと、先程市長が述べましたとおり、全国新幹線鉄道整備法によって整備される新幹線であると、そのような説明を受けております。

 あと幅とか構造等の御質問がございましたけれども、それにつきましては、私もちょっと存じ上げてないというふうなことでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 私は、県がどう言ってるかというのを聞いてるのじゃないのですよ。その法律があるのかということを聞いたのです。もう一回後で答弁を求めます。

 それとやっぱりこれも大きな誤解だと思うのですが、新幹線という名前があるから、ただ東京から一切の乗り換えなしで、ひかりとかのぞみが長崎まで走ってくると思っている人が多いようです。しかしこれは全くの誤解です。

 博多から新鳥栖間は、鹿児島ルートを通るということになっています。そして新鳥栖という駅ができまして、佐賀、肥前山口、武雄、これが現在の線路を使うと。先程市長がおっしゃったように、広い線路が狭くなるというふうな構造の電車が、今、これまだ実用化されてないようですが、実験されているようです。

 そして武雄から諫早までがこれまた広くなるのですが、そして諫早から長崎、これが3日ぐらい前の新聞ですか、久間さんがここに新幹線を引くのは非常に難しいということを、長崎の何か大会で言ってます。長崎の人たちを集めた中でです。

 ですからどう考えても、ひかりものぞみもこだまも長崎まで来れないということです。その辺どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 新幹線が確かに、ひかりやのぞみがあるということは、在来の新幹線が長崎まで来るということに対しては、期待はできないかもしれません。

 しかしながら、今後、新幹線網が全国に網羅されていきました時に、鉄道も新幹線の体制がないところと、あるところの地域っていうのは、私はこれから先は鉄道は新幹線を中心に多分、国が整備されていくというふうに思っております。

 その新しい21世紀の交通体系にのらなかったところ、のるところ、その地域の私は格差というのが、今後出てくるのではないかということを意識しておりまして、そのためには、今回、まだいくらかはその余裕がある状況の中で、しかも今回、国がある程度支援をしてくれる状況の中で新幹線を引くという、地元のいろんな協力もいただきながら、やっていくということに対しては、同意できるのではないかというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) すみません。さっきの名前、法律があるかを答弁願います。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 私は存じ上げておりません。そういうふうな法律があるということにつきましては分かりません。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) これだけ県知事も一生懸命やっている。私は反対ですけど。やっぱりその責任者というか、担当者としては、その辺までしっかり調べた上で説明するべきじゃないですか。これについては答弁要りませんので、後で教えてください。

 それと先程市長がおっしゃいました高速交通体系って言われましたか、確かに早いことは時にはいいと思うんですが、今食事でもスローフードということで、エタリの塩辛とか推奨されているように、早ければいいというものじゃないと思うのですよ。

 現在、「白いかもめ」であっても、今から造られるかもしれない新幹線よりは、20数分遅いだけですから、決して遅いと言えないと思います。

 飛行機もある、高速道路もある、そして今、有明海沿岸道路もできてます。

 そういうことで言えば、長崎はもう本当に福岡からも近いし新幹線までは要らないと私は思います。

 それと先程話がありましたフリーゲージトレインです。これも最近よく新聞等に載っております。

 「夢の列車、実用険し」と。実用近しじゃなくて、実用険しという表題で、これは朝日新聞に10日ばかり前に載ってました。

 これが今の日豊線で試験が続けられているようですが、なかなか高い性能を持たせるのは簡単ではないと。そして、新潟県、山形県、これもこういう整備新幹線の動きがあるようですが、このフリーゲージトレイン、これよりは在来線を改良した方が費用対効果が大きいという試算を公表したそうです。

 そしてまた、山形県の交通政策課、ここはGCT、これはフリーゲージトレインのことらしいですが、既に検討の対象外というふうに見切りをつけているという報道もされています。

 また、フライデーという雑誌があります。写真雑誌ですが、これが1月4日号で、このフリーゲージトレインは技術的問題で、脱線、転覆の可能性もあり殺人新幹線と批判をしているという記事も載っています。

 ですから私は、もし万が一、新幹線ができたにしても、フリーゲージトレインは非常に危ないというふうに思っておりますが、市長どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) まず先程の上田議員の御質問の中でありましたけど、新幹線についての必要なのかどうかという問題でありましたけども、確かにこれから先は高速道路も整備されてくると思いますし、あるいはまたいろんな方法論が考えられると思います。

 ただこれから先は、やはり地域に住む人たちの高齢化がどんどん進んでいくわけでございまして、例えば自分で車の運転をして遠くの地域、あるいはまた福岡の地域、そういったところに自ら足を運べないという方々も出てくると思います。

 そういう中ではやはり、他の運転手段によって、その地域に、目的地に行くということも今後は、利用客というのは、私は頻度が高くなってくるというふうに考えております。

 そういう意味ではそういった方々の交通手段というのは、きちっと確保することも一つの私は、議員がいつもおっしゃいます住民に対する、市民に対する優しさではないのかなというふうに思うわけでございます。

 そういうこともまた今現状を見るだけではなくて、将来、やはり高齢者か増える地域の交通手段の一つの選択の方法として、お考えになるべきではないかと思うわけでございます。

 それと、フリーゲージトレインでございますが、確かに私も、県議会在籍時もフリーゲージトレインの議論をしたことがございます。

 今、議員がおっしゃいましたように、例えば今、山形で使われておる新幹線は、あれはミニ新幹線でございますし、それからまたスーパー特急ということもいろいろと考えてきたわけでございますが、どうしてもやはり企画の中で通していくためには、さらにまた財政投資が必要になってまいりますし、その財政投資をしようとするよりも、フレーゲージトレインの方がより安価な投資で済むということも、多分、企画の段階で考えられまして、よりよい選択の中ではフリーゲージトレインだということで、私は結果、選ばれたというふうに記憶しております。

 それと、いろいろとフリーゲージトレインについての安全度の問題がありますけれども、これからやはりそれに改良されていってより安全な、そしてまたスピードの出る形が、私は出てくると思います。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 今、市長が高齢化社会を引き合いに出されて、新幹線の必要性を訴えられましたが、ちょっとそれ飛躍のしすぎじゃないかと私は思います。

 やはり、特にこの雲仙市とか、島原半島にとっては高規格道路であるとか、いろんな中で議論がなされている。それの方が余程必要性も、また便利さもあるんじゃないかと思うのです。

 ですから、この新幹線に使うようなお金があれば、さっき市長はまだ余裕がある今だからって言われましたよね。

 しかし、2004年には長崎県の方から非常事態宣言みたいなのも出されました。

 それでも何か県知事は40億円や50億円だったらまだまだ出せるみたいなことを書いてますけど、それこそよく言われる第2の夕張、第3の夕張になっていくのじゃないですか。

 すみません、市長かなり力を入れておられますけど、ちょっと待ってください。

 やはり他でもいろいろ問題あると思うのですが、そう時間ありませんので終わりますけれども、長崎県の財政負担がこれから毎年10年間は、50億円ずつ出さなくてはいけないと。

 またさっき言いました超ウルトラC、JR九州が運営だけして、線路、駅舎は長崎県、佐賀県が負担するということで、今後1億円以上がまたプラスして必要になるだろうと言われております。

 こういう負担が長崎県がもしやったとしたら、雲仙市に来るべき金があると吸い上げられるのじゃないですか。またそういう点も心配するんですよ。

 もう財政が厳しい、厳しいっていうのが、しょっちゅう言われてるのに、新幹線になったらころっと変わって余裕があるんだと言い方されても、とうてい私は納得できません。

 やっぱりこれから先、私たち雲仙市にしても、長崎にしても、よくなるためには、やっぱり市長も言われている市民の暮らし、県民の暮らし、福祉や栄養とか、大事な方策にそういう知恵もお金も使うべきではないかと私は考えます。

 長崎にお客をいっぱい招くためには、やはり魅力ある観光対策、市長は一生懸命やられておりますが、雲仙市も新幹線がなくても行ってみようと思うような施策をやることが一番肝心ではないかと考えます。

 市長、手短に答弁お願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 議員御指摘のとおり、ただ財政負担っていうのが、これは今の現状でございますから、国からの支援措置もあるということでございまして、決して今の県の財政、私どもの財政が厳しいことに変わりはございません。

 ただそれだけの支援措置が、今なら考えられるということでございます。

 それと、今、昨日もそうでありましたけれども、高齢者の方々のドライバーが非常に増えております。

 そういう意味では単線であります道路の中で、非常に通勤時の忙しい時にもゆっくり運転される方がいらっしゃる。

 ですからやっぱり高齢者の方々が、もし例えば今後、福岡とか中程度の距離の100km、200kmのところに行こうと思われた場合、お車での運転がやはり困難になってくる可能性も今後増えてくるというふうに思います。

 そういう意味では、やはりこれから先、やっぱりそういった方々に対する一つの選択肢の鉄道というのも必要じゃなかろうかと。

 もう一度、最後言わせていただきますけれども、やはり全国規模で今後、新幹線整備というのはどうしても出てまいります。

 その際に、もし私どものところ、特にこの西の外れでございますので、この西の外れでございます長崎県全体が新幹線鉄道網の整備から外れた場合、これは少なくとも私たちのところの地域が、これから全国規模で競争しなければならない状況の中で、極めて遅れてしまう危険性がある。

 そういうことも含めて、今できることは今できること。そして今、市民の方々に提供しなければならないサービスはサービス。それも含めまして、今後、全体的な未来についての建設的なこともまたやっておかなければならないという投資ということでお考えいただければ、私は御理解いただけると思います。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 市長がとにかく一生懸命で、なおかつ詳しいということはよく分かりました。

 また今後ぜひ議論したいと思います。新幹線については終わります。

 次に、後ろからになりますが食の自立支援事業についての再質問です。

 先程、小川市民福祉部長が2万9千食、3千食、そして3万4千食というふうに増やしていると。今後もこれを増やしていくというふうに答弁されましたが、これはまた週6日の配食を週3日にするようなこともちょっと聞いたことあるのです。それはないのですか。



○議長(酒井八洲仁君) 小川市民福祉部長。



◎市民福祉部長(小川龍二君) それは土日をやめるというような意味でおっしゃっておられることですか。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) すみません。週6日もらっていて、本当はその週7日でもあるいは1日2食でもほしいのだけども、現在1食、6日もらっていると。こういう人たちが、もう市の方に予算がないから3日にしてくれというようなことを言われたようなことはないのですね。



○議長(酒井八洲仁君) 小川市民福祉部長。



◎市民福祉部長(小川龍二君) そういうことはございません。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) そういうことであれば非常に安心をしました。

 この食の自立です。私もいろんな人から聞くのですけれども、以前、千々石町とか、国見町ですか、1日に2食、そして365日、サービスをしていたということですが、それが合併前ですか。合併してからちょっと分かりませんが、今、1食、そして1週間も日曜日は休みというようになったそうですけれども、それはどういう経過からそうなったのでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 小川市民福祉部長。



◎市民福祉部長(小川龍二君) 合併前の配食サービスについては、食に大変困窮されている方については、ほとんどいわばフリーパスのような形で配食サービスが実施されておったようでございますけども、現在は食の自立、これは介護保険事業のケアプランの中での申請部分もございますし、現在、市独自でやっておりますこの事業実施要綱に基づいて食の自立支援ということでやっておりますので、その関係で対象者がかなり減少したということでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) それは分かりました。

 あと私が、先程言いました本来はもっと必要とする人が多いのじゃないかということについてはどうですか。

 そしてそれを本当に必要とする人を掘り起こすために、市が中心になりながら、いろんなところと連携してやっていくかどうかということについてはどうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 小川市民福祉部長。



◎市民福祉部長(小川龍二君) 対象者の掘り起こしでございますけども、基本的にこの事業は、先程申し上げましたけども介護保険のケアプランの中での申請ということになっております。

 市の独自の実施要綱の第6条にも規定しておりますとおり、あくまでも原則的に申請主義ということになっております。

 確かにこのサービスを必要とされる方も、たくさんいらっしゃるということは分かっておりますので、民生委員さんを通じた把握も必要ではないかというふうに思われますけども、対象となるかどうかの判定会議もございますので、十分検討させていただきたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 申請主義というふうに言われましたが、もちろん申請しないと受けられないと思うのですけれども、やはり待っていては、本当にまだ雲仙市では悲惨な事例はあまり聞きませんが、亡くなってから長いことたってから発見されたとか、あるいは本当にひもじくて亡くなったとか、そういうことがよそであってます。

 だれか言ってましたけど、今、雲仙市合併してから一生懸命頑張っているけども、もし雲仙市でそういう事態が発生したら、本当大きなイメージダウンになるんだと。そういうことも考えなくちゃいけないのじゃないかというふうに言われて、私もなるほどなと思ったのです。

 そして改めて、私、総合計画も見てるのですけれども、やっぱりここに掲げているスローガンを言葉だけにしないためにも、私はもちろんいやだという人を無理やり引っ張って、食事をやれということはそれはできませんし、やってはならないことだと思いますが、そういう人をつかんで相談することは必要じゃないかと思うのです。

 私が以前、今年になってから、ちょっと相談の電話をもらって行ったところが、かなり高齢ですけども、もちろんこういう食のサービスは受けておられませんでした。

 それでカップ麺とか、あるいは惣菜買ってきたパックとかがこう散乱してたんですけど、その人は話しかければ元気だったのですけれども、そういう人たちも多いのじゃないかと思うのです。

 ですから、そういう人と接触しての判定会があるわけですから、不正な受給はできないのです。私はそれはぜひやるべきだと思うのですけど、市長、どうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 今回、地域にお住みになってる市民の方々、高齢者の方々の情報というものもきちっと把握できるようにマップを作ったわけでございますし、そのマップの中で、皆さん方がどういうふうな状況におられるかということは確認できると思っております。

 それと、やっぱり先程部長も申し上げましたとおり、やっぱり申請でございまして、やはり自分はそれは必要ない。今おっしゃったように、そうやってパックの食品をお買いに行けるような体力と、それから自分でできるような自分の力がおありになる方々は、やはりそれは必要でないというお考えでありますでしょうし、できれば幅広くサービスさせていただくためには、より必要性を感じられる方、申請をいただく方に対して、まず限られた財源でもございますし、サービスとして提供させていただければなというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) ぜひ私、やっぱり市が中心になって、そういう方面のちょっと検討をしてもらいたいと思います。

 雲仙市では社協とか、JAとか、あるいは福祉施設が市から委託を受けてこのサービスに携わっています。

 ちょっと聞いた話ですが、社協からもらっていた弁当、昼の弁当が廃止になってスーパーの弁当をとったと。そうしたところが揚げ物ばっかり多くて、おかずもコロッケが1つでんとあったとか、そういうのが何カ月か続いて御飯だけ多かったと。それを食べてたら調子が悪くなって本当に困ったという話も聞いたのです。

 ですから委託するからには、全部お任せじゃなくて、やっぱりそういうサービスを受けてる人の状況とかも、しっかりつかむ必要があるのじゃないかと思うのです。

 もちろん、市民福祉部も人がそんなに多いわけじゃないから、しょっちゅう、しょっちゅう出歩くわけにいかないと思うのですけど、やっぱり1年に何回か、人も時間もさいて、ぜひ私はやってほしいと思います。

 それと、あとそういう実態をつかむ時に、今ちょっとネックになっているのが個人情報保護法ですか、これがネックになっててなかなかつかめないと聞いたのですけど、やっぱりそれがそういう調査する上で大きなネックになってるのですかどうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 小川市民福祉部長。



◎市民福祉部長(小川龍二君) 要するにそういう何と言いますか、虚弱老人という言い方もございますが、そういう方たちを調査する場合に、個人情報保護条例がネックになってるということでございますか。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) はい、情報一切分からないというか。



○議長(酒井八洲仁君) 小川市民福祉部長。



◎市民福祉部長(小川龍二君) それはないというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 市は当然全部つかんでると思いますけども、それは実際、民生委員さんは別かもしれませんが、そういう情報も聞いても教えてもらえないということもちょっと聞いたことあるのですよ。

 それはまた私も研究してみたいと思います。

 時間がありませんので、特定健診、特定保健指導に移ります。

 この新しい保健制度です。もちろんメタボリックシンドロームに注目にして、それが大きな目的になっているようです。

 これ自体は悪いことではないというふうに、いろんな医療関係者も言っておりますが、問題も指摘されております。

 私が見たのは、この特定健診が出てきたことによって、各種のがん検診を後退させてはならないと。それが一つ。

 あと北九州医師会が基本健診からクレアチニン、尿潜血を削除する。確かこれが今度特定健診では抜けてるのです。

 こうすると、約2千万人いる慢性腎臓病患者の発見を放棄することになるという指摘何かもあります。

 2千万人といったら、6人に1人ですから、かなり大きな数だと思いますが。また無保険者、保険証を持ってない人、雲仙市でも何人かおられるようですが、この人たちが受けられるかどうかです。これをちょっと答弁をお願いします。

 そして、被用者保険、いわゆる社会保険、この被扶養者の特定健診、特定保健指導、これはもうそっちの保険で受けなさいということになると思うんですが、同じ市民の中で国保関係はかなり受診率も高くなると。

 しかしそれ以外の人たちが、なかなか自分で病院に行かなくちゃいけないということであって健診も受ける人が少ないのじゃないかと、少なくなるのじゃないかという心配もあるようですが、その辺についてはどうなのか。



○議長(酒井八洲仁君) 井上市民生活部長。



◎市民生活部長(井上由文君) お答えをいたしたいと思います。

 まず検査項目で、血清クレアチニン検査ですか、腎臓の検査ですけれども、これは確かにおっしゃるとおり国の基準からは外れておるようでございますけれども、本市で計画している中にはこれは入れております。

 それと無保険者といいますか、結局、資格証明でやってる分につきまして、こういうのは関係なく受診はできます。

 それと社会保険の被保険者、これについてはおっしゃるとおり基本的には、各保険者が実施をするわけですから社会保険それぞれの保険者の中で考えていただくと。

 これが市に委託されますと、国保加入者と同じような形で実施をしたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) あと1分です。上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 先程ちょっと聞くのを忘れてたのですが、この特定保健、特定健診の対象外の人です。この費用負担はどうなりますか。



○議長(酒井八洲仁君) 井上市民生活部長。



◎市民生活部長(井上由文君) 先程の若年者健診の件でございますけど、この40歳未満の方につきましては、基本的には負担をいただくということを考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 上田篤議員。



◆6番(上田篤君) 終わりますが、今の部長の説明でこの点でも、雲仙市が他市よりも、他の町よりも進んでいるというふうに感じまして非常に嬉しく思います。

 以上で終わります。



○議長(酒井八洲仁君) これで6番、上田篤議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで15分まで休憩いたします。

=午前11時01分 休憩= 

=午前11時15分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 14番、小畑吉時議員の質問を許します。小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 14番、小畑でございます。

 今日は日本晴れということで天候に恵まれまして、そして私の一般質問を祝福しているような感じがいたしますが非常に緊張をしとります。

 まず、質問事項、埋立地の有効利用についてと、もう1点が市成人式のあり方についてということで質問をさせていただきます。

 この埋立地の有効利用についてでございますが、皆さんも御承知のとおり雲仙岳の噴火、平成2年の11月17日に噴煙が上がり、その後、翌年の平成3年6月以降、犠牲者が出たというような大変悲しい事例のもとに、この埋め立てが始まったわけでございます。

 当時、私は平成5年3月議会に当選をいたしまして、早速この埋立地に携わったわけでありますが、議長、お許しをいただきたいわけですが、実は、この平成5年5月19日の新聞が家で見つかりましたので、これに詳しく書いてあります。二、三分の時間、新聞を朗読させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) はい、ゆっくり読んでください。小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) ありがとうございます。

 国見町土黒塩屋海岸ということでございます。

  南高来郡国見町、松尾耕之助町長、「今、普賢岳の流出土砂を使った海岸線の埋め立て計画が進められている。場所は多比良港西側の土黒塩屋海岸一帯で、最終的には造成面積29ha、噴火災害に関連した本格的な海の埋め立て事業としては安徳海岸26haに次ぐもの、土砂の捨て先の確保に頭を悩ましている県では大きな期待を持って、地元漁業関係者との交渉に臨んでいる。」

正式な事業名は、多比良港港湾(廃棄物処理)環境整備事業、国道251号に沿って約700m区間沖合400mまで埋め立てようというもので、事業主体は県。

 既に平成4年度からスタートしており、現在は同海域に漁業権を持つ土黒漁港、組合員63人との間で補償問題について話し合いが行われていると。

 計画では埋め立てに必要な土砂量190万m3、完成後については、公共用地として、ひとまず町が管理し、将来には漁業関係者とも十分話し合いの上で有効利用を図っていきたいとしている。

 護岸建設に要する事業費は約24億円で、内、国が25%を助成、残りについては県が56.25%、町が18.75%をそれぞれ負担することになっている。

 同事業については町・議会ともに、基本的には推進の姿勢を示しており、今後、予定どおり進むかどうか漁業交渉次第。

 ある町の幹部は町全体としての将来的なことを考えれば、ぜひ進めた事業だが、地元漁業者にとっては、いわば心臓部に当たるところであり、双方納得のいくまで話し合っていく必要があると話している。

 国見町の土黒塩屋海岸は、県で本年度着工、平成7年度完成を目指しているというように、この新聞に載っております。

 しかしながら今現在も、20年になるわけでありますが、この24億円ではなく、今現在、50億4,700万円というような莫大な事業費がかかっておるわけであります。

 そういう中で、私たち議員として、何とかこの埋め立てを早く完成できることと信じ議会で討論をやったわけでありますが、なかなかその後、この泥が搬入ができなくなった。と申しますのは、平成7年2月にこの雲仙岳が終結をしたということであります。

 当時の国の施策では、土石流で埋まったところの泥も取るというような状況でありましたが、急遽変更になり埋まったところは取らないというような中で、あとは中尾川の土石流、それから水無川の土石流、上流部の土石流の待ちということでありました。

 なかなかこの進捗状況が行かなかったわけであります。

 そういう中で私も、平成14年、平成15年当時は、文教委員長、総務委員長ということでありまして壇上におられる議長とともに、県の方にも強く要請に参ったわけであります。

 その中で県の対応と申しますのは、平成16年度に埋まるんだと、平成17年度に埋まるというような状況の中でなかなか搬入ができない。その中で今度は、他の土石、泥を入れないのかということでもお願いに参りましたが、雲仙岳廃棄物処理場ということで雲仙岳の灰だけしか入れられないというような厳しい規制のもと、今の段階になったわけであります。

 平成18年3月議会、9月議会に関連質問として市長にお聞きをいたしましたが、当時、市長の答弁ではまだ合併間近であり検討中であるというようなことでありました。

 そういう中で、平成18年9月の議会の中では、市長の答弁は、平成18年度に1工区が完了する予定だと。完成後は国見地区公共下水道の処理場の計画がある。埋め立ての問題は旧国見町の歴史があり、成熟を迎えた段階で議会と相談をしながら検討し、適当な時期が来た時に発表したいということでありました。

 もちろん当時は、合併が当時ありましたので、市長も大変苦慮されておられた中であります。しかしもう合併をして3年目を迎えたわけでありまして、何か方策があるのかこの点をお聞きしたいと思います。

 2点目の県との具体的な交渉についてということでありますが、この件についてどのように検討されたのか。

 確か平成17年の初め頃だったか記憶は定かではありませんが、壇上の議長とともに、当時建設常任委員、総務常任委員か何かで、県の方にも要請に参りました。

 その折に、県としては自治体に、今の埋まった段階でも払い下げてもよいというようなことも申されました。

 その時に、私いくらでやるのかということをお聞きしましたところ、県には県の値段があるというようなことを部長の方からの答弁でありまして、私、この件に関してはちょっと待ってくれと。国見町は10億円近くの金を、18.75%を出しておる。そういう中で県の値段で買うというのはおかしいのじゃないかということを、強く私は部長申し上げたいきさつがございます。

 その中で、当時、旧町時代にもそういう答弁を部長がされたということであれば、今もう合併して市であります。県も何か考えておられるかと思いますが、その辺をどのように県とお話をされておるのかこの1点です。

 それから3点目であります。

 この件は小浜マリーナ埋立地の利用計画ということでございますが、一番最後ですか、地元議員が同じ質問をされております。

 そこで、私は当時の、旧町時代の国見には国見の事情がありますが旧小浜町にも事情があったかと思います。どのような経緯でこの埋め立てをされたか。その点だけで結構であります。これをお聞きしたいと思います。

 その次に、市成人式のあり方についてということでお聞きしたいと思います。

 1、成人式の旧町別開催についてということでありますが、合併後3年目を迎えましたが、2回南串山町のハマユリックスでありました。

 私、1回目のこの成人式に、旧国見町から市の仕立てたマイクロバス、また成人者は大型バスを連ね、各旧町を回りながら1時間半近く以上かかったのではなかろうかと思いますが、ハマユリックスに参りました。

 非常に立派な会場でありました。控え室でお茶を飲みながら、どういう式典になるのかなということで、私、非常に心待ちをしながら来賓席に座らせていただいたわけでありますが、その中で開会宣言、そして市長の挨拶、そして成年の若者の2名ですか、男女が体験談、これからの抱負を語られたわけでありますが、20分から25分ぐらいで議員さんは退席してくださいというような中で、何か裏の方からこそこそと逃げるような気持ちで帰ったわけであります。

 帰りのバスの中で非常に不愉快な思いと申しますか、腹立たしい思いをして帰り、家についてからも家内に愚痴を言った記憶がございます。

 今回の今年度の成人式は約1時間あったわけでありますが、私こう考えるに、この7町での成人式をやるのには、ああいう形でしなくてはならないのかなという気持ちも、理事者側に対しても同情も持っておるわけであります。

 そこで私、この地元開催ができないのかということでお聞きしとるわけでありますけれども、これに出席をされた議員の皆さん、また関連の方たち、そして地元の人たちも、どうして地元でせんとかなというような要望等が非常に多いもので、今回、質問したわけでございます。

 これができるのかできないのかを明確に市長の所見を答弁願います。

 壇上の質問はこれで終わりまして、自席で再質問をさせていただきます。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 小畑議員の御質問にお答えさせていただきます前に、16年前、私も県会議員の1人として、あの土黒海岸の埋立につきましては、当時、議員もお出でになりました松尾耕之助町長と土石流の排除の問題でいろいろと御意見を申し述べしたことがございます。懐かしく思い出させていただきました。

 答弁の方をさせていただきます。

 長崎県が施行しております多比良港港湾(廃棄物処理)環境整備事業によります埋立地についてのお尋ねでございますが、現在、工事の進捗状況としましては、1工区が埋め立て面積14ha、埋立計画土量100万m3のうち、約94万m3が埋立済みであり、2工区につきましては、埋立面積15ha、埋め立て計画土量110万m3となっておりますが、現在、全く御案内のように、埋立は進んでいない状況であると、島原振興局に報告をいただいております。

 また、県におかれましては、現在、埋立土は、公共残土の受け入れのみでございまして、今後とも、その方針であるということも議員御指摘のとおりでございます。

 今後の予定でございますが、1工区につきましては、埋立完成に近いものの、公共残土のみの受け入れであることから、竣工時期は未定であり、2工区につきましては、当面、土石流発生時の土砂処分場として確保されることでございます。

 この埋立地の利活用につきましては、平成24年に長崎県において開催されます予定でございます全国和牛能力共進会のメイン会場の候補地として、申請をいたしておりましたけれども、御承知のとおり去る2月7日、メイン会場は佐世保市のハウステンボスと決定され、島原市の復興アリーナにサブ会場を設けることになりました。

 このサブ会場は審査会の中継映像の放映や、農畜産物の即売会、ステージイベントなどを予定するようにしているということで伺っておりますけれども、サブ会場における駐車場対策等のため、多比良港埋立地が必要となることも予想されますことから、まずは全国共進会にかかる利用の動向を勘案いたしました上で、利活用についての見当を進めてまいりたいと考えております。

 次に、今までの県との交渉はどうなっているかとのお尋ねでございますが、埋め立ての促進につきましては、合併前より県に種々要望いたしてまいりました。

 利活用につきましては、昨年、県のプロジェクトチームで策定をいたしましたサッカースタジアム構想につきまして県民スポーツ課より説明に見えられました。

 しかしながら、県ではなく市が事業主体になること、市が埋立地をすべて購入すること、以上の2点が県より前提としてお話をいただきましたので、財政的な面から大変困難であり、県が事業主体となって建設していただけないものかどうか検討をお願いしている次第であります。

 また本年1月には、県の政策企画部長、地域振興部長及び島原振興局長に対し、造成済みの工業団地が不足している現状を御説明申し上げ、多比良港埋立地を県の工業団地として利用できないか検討をお願いしているところでございます。

 小浜マリーナの問題、成人式の問題につきましては、担当部より答弁をさせていただきますことをお許し願いたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) おはようございます。答弁の前にお断りをさせていただきたいと思いますが、このところちょっと喉を痛めておりますので、お聞きづらい点があろうかと思いますがお許しをいただければと思います。

 それでは、小畑吉時議員の雲仙市成人式の旧町別開催についての御質問のお答えをいたします。

 本市では、平成19年以降、雲仙市としての一体化の醸成を目的に、1カ所開催としてきたところであります。

 開催地につきましては、御承知のとおり参加者数から見ましても、あるいは暖房設備があり、収用できる施設は南串山ハマユリックスホールのみでございます。

 遠方から参加される皆様には、御不便をおかけしてることに対しましては、大変申しわけ感じているところでございます。

 なお式典の内容につきましては、本年度より各地区の代表者の意見を取り入れて実施をしたところでございます。

 本市としましては、市としての一体化の醸成を目的に、今後も引き続き1カ所開催で実施をしていきたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 私の方からは、どのような経過で小浜マリーナの埋立が行われたのかという御質問にだけお答えさせていただきます。

 平成3年6月の普賢岳大火砕流により、大打撃を受けました小浜町の活性化のために埋立事業が実施されたというふうに伺っております。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 市長の答弁は県からのサッカー場の要望と、また県で工業団地を要請したいということでありました。

 ここに国見町総合計画ということで、基本構想、基本計画の本を持ってきておりますが、この中にもいろんなもう多目的ホールとかいろんなものを踏まえて、そして住民はこれができるのだというような気持ちの中で非常に楽しみをしておったわけであります。

 当時、国見町住民は、松尾町政の中で非常に硬い姿勢でありました。福祉充実でありまして箱物をあまり造らないというような状況の中で、ふんまんやる方なしというような若者等々とか、いろんな文化面でも文化会場が欲しいというような中で、非常に望んだわけであります。

 私もその一人でありまして、当時、文化協会員でもあり民謡をやっていた関係上、何とか農林環境改善センターでやるよりも、せめて小さな舞台で歌えるところができないのですかといようなことも要望したいきさつであります。

 それとまた国見町は非常に遺跡の多いところであります。筏遺跡、鬼の岩屋等々、そして圃場整備にかかりますと、必ず遺跡が出てくるということで、私、この施設を何とか造ってほしいと要請をいたしましたところ、当時、松尾町長は、この埋立が終ると、ここで造るということも申されました。

 しかし私は、ちょうど神戸震災の折に神戸マリーナか何かの埋立地が液化現象を起こし、そして被害が出たということで、公共のそういう施設を造るのには地盤の固い山手の方がいいのではないかということも強く要請をしたわけであります。

 そういうような中で、今、百花台の営林署跡地を国が払い下げをするということで、買ってくれということで、そこで時の町長が検討された。

 しかしながら、そこから遺跡が出てきて、これも残念という中で時代が変わり、次の首長、渡辺氏が、今の田中山の圃場で使った泥を取った跡が、もう遺跡が出ないということで、そこにウェルネス構想を持ってきたことであります。

 そういう中で、まず箱物は当時できたわけでありますが、私たちが今、残念でありますのは、私は漁業者であります。議長も漁業者でありますが、この場所、今日のこの新聞の中でも出ておりましたが、一番魚の育つ一番いい場所でありました。

 干潮の時に2mぐらいでありますが、島原のほろびきのおじさんが、私のタコ釣りよる周りをぐるぐる回って、ものの1時間ぐらいでヒラメの1kg以上のを10匹以上揚げられて、にこにこ笑われたいきさつがありまして非常に悔しかった。

 そんな魚の宝庫のこの場所が埋まって、そして魚の問題もしかりでありますが、今、漁民は先般も議会の中でも出ましたようにあえいでおります。

 油の高騰、いろんな問題で、漁民は魚がとれないということでありますが、我々も責任があるわけであります。

 当時の議会に上がっておる私、ここに何名かおりますが、本当に国見町の住民の行く末を考えてやった結果が、こういうふうな形で、今残ったということは、私も議員生活15年でありますが非常に心残りであります。

 市長、県に要請ももちろんでございますが、ぜひここは、前回も申しましたが借りるのか買うのがいいのか、旧町時代も討論をやったいきさつがありますが、できれば市に何か構想を立てられて、そしてここに先程も市長が申された工業団地等々とか、いろんな遊ぶ場所とか、若者の集うところとか、いろんなものを構想されて造るべきではなかろうかと、私、こう思っております。

 今、この合併と同時に庁舎の問題が非常に出ております。

 私たち議員が、合併に向かったのは住民の幸せを願うがために、この合併をよかれと思っての選定ではなかったのかと私はこう思うわけでありますが、今、住民は税金が上がった、ごみ袋が上がった、福祉がカットになった、タクシー券が減ったというような中で、非常に不平不満を言ってこられます。

 また仕事がなかっちゃろうかい、もううちの子は遊んじょっとですよと、そういう問題ばっかりであります。

 庁舎を造って喜ぶのは誰かと。我々議員、職員、市長あなたじゃないのか。立派な議場で立派な演説をし、そして会派の部屋も造り、控え室も造り確かに議員も格好がいいかも分かりません。

 職員も狭いこの庁舎の中で、業務をするというのは大変かも分かりません。

 しかし機構改革の中で、あと8年もすれば380人体制で行くんだと。旧役場は事務的に電算化をするのだというような形でなっておりますし、我々は今、この島原半島でも2025年では16万人が10万人に減るのではなかろうかというような状況の中での合併の中で勉強してきた。

 そうなりますと若い者を育てる、先程の関連でありますが、成人式の方はまた後で話しますけども、そういう若い者を育てて、そして、外貨を稼ぐ、家庭も裕福な家庭をさせるのには、そういう近場で仕事をさせるというのも首長の考えではなかろうかと、こう考えております。

 ぜひ市長、県云々じゃなくて、今から先は地方分権の時代です。いわば親離れということで、いいようにあめとむちでたたかれまして合併、合併に向いた。

 親父がもうおまえたちに金はやりきらん、とにかく借金をやる。結婚をしろ、そして結納金もおれが作ってやる。当座の金はおれが貸してやる。しかし10年後には返せよというのが、今の国のやり方であります。

 全く家庭と一緒でありまして、そういう中で先程も申しますように、貧乏をしながら行くのに立派な家は要らない。小さな家でも楽しい我が家と歌の文句でもありますが、庁舎建設よりもこういう空いた場所、埋立地、そして小浜にもあります、こういうのを有効利用して企業誘致等とか、いろんなものを考えていただきたい。

 そうでないと、我々、今この壇上で演説をやっておりますが、住民にうそをついたことになるんです。

 ぜひ市長、私も市議として壇上に上がっております。

 国見町、旧町の思いを何とかかなえていただきたいなという思いでおります。

 まずその点を市長どのように考えておるか再度お聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 先程も議員申されましたとおりサッカー場については、これは県からの申し出でございまして、これは県の方に負担していただいて、県で造っていただきたいというふうに私どもは申しておりまして、決して私どもがサッカー場を造るということではございません。

 ただ、先程も御答弁させていただきましたように、できれば造成済みの工業用地しかございませんので、そういうことは考えられないのか。特に北目地区におきまして進出企業等々の考え方はできないのか、あるいは有明海航送船、今後また地域高規格道路が愛野まで進捗してまいりますと、そういった利便性の中で考えられないのか。

 今おっしゃいましたように、職を求めて若い人たちが流出しているという状況もございます。

 また農家の方々で、転業を希望されている方々もいらっしゃいます。

 そういった方々に対する職の提供、職の創造ということも考えなければなりません。

 また議員がおっしゃいましたように、若い、そしてまた未来ある子どもたちも宝でございます。

 かつては特に議員の同年代の方々は、重工業にどんどん国が傾斜していく時代の中では、高度経済成長の中で、どんどんとこのふるさとから出て行かれました。

 そしてどうしても集約されていったわけでございまして、そういった方々が、ふるさとに戻ってくることはございませんでした。

 ですから、人口がどんどん流出し減少していったわけでありまして、しかしながら時代は変わってまいりまして、今は別にどうしても都会に集中しなければならないという状況ではございません。

 もし、我が雲仙市に住を求めておられても、十分に土地の人たちと意思疎通もできますし、そしてまた職の確保もできるわけでございます。

 そういう時代になってまいりましたので、そういう優秀な人たちをやはりこれから育てていき、そしてそういった方々が定住するような環境というのも提供しなければならないというふうに思っております。

 ですから、これから先、例えば子どもたちが成長していく時代の中で何が必要なのか。一度は前田議員のかつての御質問に御答弁させていただきましたけれども、陸上を一生懸命やっている子どもたち、あるいはその子どもたちが今、大会があるたびに諫早に行って、諫早の運動公園を借りなければならない。そういう状況もございます。

 そのことも一つの選択肢もございますし、それからやはり消防の出初め式におきましても、今、各町を転々としてるわけでございますけれども、そういった大きな場所として市民が集まることのできる広場としての考え方はないのか。

 いろいろとこれから考えさせていただいて、どの世代の人たちに、どういった市民の人たちに提供するのが一番受け入れていただけるのか。

 そしてまたせっかくやり始めている事業でございますので、あの広場をどう活用できるのかということは、今後も模索しながら議会とも御相談させていただいて決定していきたいというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 今、市長が述べられました県の方からのサッカー場ということです。

 今、国見町にも確かにサッカー場はいっぱいあるわけです。果たして大きなサッカー場があそこで、県から言われて造って果たしてどうなのか。

 私は、今のこの時代に、若い人たちには本当に申しわけありませんけども、しばらく辛抱してもらいたいなと。サッカーだけで生活ができるのじゃないと。まずは基盤は生活なのだと。

 その中には企業誘致等々とか、いろんなものを踏まえて、若い者の定住するふるさとを作るべきではないのか。

 そして、特にこの埋立地と申しますと、立地条件が非常にいいわけです。

 いつも私、議会の中で申し上げますが、389号が福岡県から熊本県に渡り有明海を渡って、この本県の国見町についておるわけであります。

 そして雲仙を越えて、そして口之津、天草、そして鹿児島の阿久根が終点というような状況の中で、今回皇太子ですか、平成21年度に来訪されるということでありまして非常に心待ちにしておるわけであります。

 そういうような状況の中で、今、矢迦橋の方も工事が急ピッチで進んでおりますし、また県の方からの要請も、道の狭いところは何とか要望したらどうかというような要請が来ておるというような非常にうれしい話であります。

 皇太子効果と申しますか、そういう状況の中で、この国見町は今、にわかに住民が希望と申しますか、そういうものを持っておるわけであります。

 そこに、やっぱりいつぞや申しましたように東の玄関口、フェリーが玄関口でありますし、そこに九州各県から、また本州からでも、どんどんここに渡っていただき、そしていろんな外貨を落とす。そういう方策を立ててもらいたいなと。

 あそこにサッカー場も結構であります。住民が言うわけですけども、常備あの埋立地をフル活用できるようなことを考えていただきたいなと、私、こう考えとるわけで、その辺を市長にもう一度、お聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 議員御指摘のとおりに、私は国見町というのは非常に可能性があるところだと思っております。

 わずか50分で、熊本県、あるいはまた福岡県の方とも届くわけでございまして、そういう意味では時間的な定時制が確保できますし、そしてまたいろんな生産品によってはいろんなものをそのフェリーを使い、あるいはまた既存の道路を使って、福岡県の都市部、それから熊本県等にも十分私はいろいろと販売できるし、またおっしゃいますように、企業の工業製品等も私は搬出経路としては、非常に魅力があるところだと思っております。

 また、それと同時に極めて風光明媚なところでもございますし、そしてまた皆さん方住民の方々も非常に温厚な方々ばかりでございますから、私は、あそこを整備し工業団地として準備させていただいた場合は、企業もそういったところに対しては関心を抱いていただける可能性も出てくるのではないかというふうには思っております。

 ですから、そのことも十分に視野に入れまして、できればそういうことも、先程も答弁させていただきましたけれども、皆さん議会とも御相談させていただきながら進めてまいりたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) これからでありますので、この1工区の件はよろしくお願いしたいと思います。

 2工区の件でありますけれども、ここは恐らく雲仙岳が、また噴火をするというような段階、寛政4年の噴火から190何年と7年ですか、かかったわけであります。

 そして平成7年に終息をしたということでありますが、今の段階では全く見通しの立たないと。200年後なのか、10年後なのかです。

 しかしながら、この総工費は50億4,700万円です。そして、この中の内訳は国が12億6,100万円、県が28億3,900万円、地元負担金18.75%の9億4,600万円ということであります。

 恐らく私の推測では、もう11億円ぐらいになっておるのじゃなかろうかと思っております。いろんな附帯工事かれこれでです。

 そういう中で地元の人たちが本当に血税と申しますか、一般財源から持ち込んでおるわけでありまして普通の埋立地とちょっと違うわけです。

 そういう中で、あれは何じゃったじゃろうかいというような人たちが非常に多いわけであります。

 ぜひこれだけの金がかかっておる中で、先程も市長が申されますように、あと6万立方不足をしておるということでありますが、その2工区は遊んだままでありますし、何かレジャー的な、先般も申しましたように釣堀等なのか、養魚場なのか、あそこに人を寄せる何かがあるのじゃなかろうかと、私こう思っております。

 今日ここにいざ何をしろということは、市長には申しませんけども、ぜひこれは執行部と我々議会等々でも相談をしながら、借りられるのであれば雲仙市の何かに役立てて使ったらばどうかと私こう思ってるわけです。

 ぜひこの埋め立ての2工区は、恐らく執行部の方も何か検討されておるのじゃなかろうかと思いますが、どうですか。全く白紙の状態なのかその辺をちょっとお聞きしたいと思いますが。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 議員も御提案をいただきました。そのことも含めまして、とにかく先程御答弁させていただきましたように、なかなか完成、竣工ということに対しましては非常に厳しい見通しでございます。

 ですから、その経過の中でどうしたが一番効果があるのか、あるいはまた県等の御理解もいただけるのか。そういうことを含めて、これから先も鋭意相談をしながら進めていきたいというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 私がお聞きしましたところ、この2工区は、県の方はもう今の段階では手をつけないというようなことをはっきり明言をされておるというようなことを聞いております。

 そうなりますと、せっかくのあの宝の海であります。あの今の残っておるところが一番、ヒラメ、フグ、いろんなワカメにしても、いろんな魚、甲殻類等もあそこが一番多かったわけでありまして、あの水域を何とか養殖場でも何かすれば恐らく育つのじゃなかろうか。

 前回申しましたあの堤防を閉め切った時にフグがちょうど秋に下ってくるわけですけれども、10cmぐらいのフグが3年後、5年後には50cm近くの4kg、5kgのフグを一人でいっぱいとって帰られておったということで、私も3匹釣りましたけども、そういうふうに育つわけです。

 えさをやらんで育つということは、非常に養魚場あたりには適しておるのじゃなかろうかと。

 特に漁業関係者もここにもおられますけれども、そういう人たちに何とか市が交渉をして指導をされる。

 ただ私、今回の一般質問を聞いておりますが、補助をくれというのが非常に多いわけです。

 しかし今の時代に金がないわけですから、やっぱり農漁業の人たちにも、もっともっと努力をしていただいて、そして本当にこういうのを活用して、こういうのに金をどんどんかけてもらいたい。

 以前のように補助をくださいもそうです。一般市民も一緒です。働かんで生活保護をもらおうかいというような考え方も今、あるわけです。もうそういう時代ではありません。

 また我々が育った団塊の世代のあの一番苦しい時代に帰ろうとしておるわけでありまして、ぜひこの件は、市長も、要望はしてはまいりませんけども、ぜひ前向きに検討してもらいたい。

 この件は一応これで終わります。

 あと成人式のあり方についてでありますが、今教育長は、このままの状況で行くということであります。

 そうなりますと、中身の問題かと、私こう思うわけであります。

 きのうの議員の質問の中に、作文をこう読まれた方がおられますので、私はひとつ物語を今からちょっと語りたいと思います。

 今から七、八年前の話であります。

 暮れの31日に、除夜の鐘を家内と2人で聞きながら、今年はだれも帰ってこんなと言いながら、ぶつぶつ言っておりました。

 もう寝ようかなという矢先に、息子の部屋から、19歳ですけども、七、八名土産をぶら下げて、「おじちゃん、大阪のお土産やで」、「これは東京の土産です」ということで酒をぶら下げて入ってきたわけです。

 私、非常に感動をいたしました。「おお、若い者が、おいに土産を持ってきたんか」ということでありまして、早速、そのお酒をいただき、本当においしく2時まで飲んでおりました。

 そこに訃報と申しますか、その仲間の一人の家族から電話があり、大阪で姉さんが事故をしとるごとあるということでありましたので、すぐ帰れということで返しましたところ、お姉さんが亡くなっておられたということで正月は一瞬の真っ暗闇でありました。家族もまたその仲間たちも、葬式から始まったわけであります。

 翌年1月2日に、その三男坊の息子が、「父ちゃん、我が家で成人式はいつしてくるっとね」とこういうことを申しますので、「ええ、何なそりゃ」と言うたところ、私酔っ払って約束を忘れておりましたが、この若い者たちが、「おまえたち、来年な、おれが成人式してやるぞ」というようなことを、私が暴言を吐いたそうでありまして、早速2日でありましたので、4日は成人式がありましたので、3日の日にということで、私が釣ってきた魚がたまたま生けすに入っておりましたので、私が料理して若者と12名ぐらいで飲んだわけです。

 都会でもまれてきたのか、しっかりした子どもたちばっかりでありまして、「おじさん、政治はどうなっととか」というようなことでありましたが、「明日の成人式におまえたちは騒いだらいかんぞ」というようなことを申しまして、私成人式に向かったわけであります。

 その中で、だれ一人騒がず本当に立派な成人式でありました。

 ここにおられる職員の方も、議員の方も、記憶されておるかと思います。

 そういう中でありまして、私、感動しておりましたところ、時の町長が、「もう一度お礼を言わせてください」ということで壇上にかけ上がられ、そしてありがとうございますということを述べられたわけです。

 非常に感動いたしました。

 その中身と申しますのは、やっぱりそこの地域の人たちばかりでありまして、また文化協会の子どもの方たちの踊り、そして文化協会の人たちの大人の踊りとか、いろんな催しがされておりまして、地域の人たちがみんなで暖かく見守っての成人式でありました。

 家に感動したよということで帰りましてテレビをつけたところ、テレビでは酒瓶を割り、爆竹を鳴らす、非常に腹立たしい成人式が全国のニュースであったわけでありますが、我が家はまだ捨てたものじゃないなということで非常に感動したいきさつがあります。

 その後、合併まで議員をされておられる方は知っておると思いますが、国見町では非常にスムーズな成人式ができとったわけです。

 やっぱり地域で育った子どもたちは、都会に出ても地域に帰ってくる。そしてまた家で後継、大工さんになりたい、農家をしたいとか、そういう人たちがおるわけでありまして、皆さんがよく知っておりますが、このハマユリックスで1回にやるということであれば、国見町の成人者はどこにおっとかなって探すような状況の中で、あの短い1時間内でやるというのは、私は非常にこう問題があると。

 もっともっと中身を精査して頑張らなくてはならないなと、私こう思うわけでありますが、ただ印象に残ったのは、あの7名の成人者たちが体験と、これからの豊富を語られた。1人はどんなことをしゃべるんかなと非常に気にしておりましたけども、なかなか立派なあいさつをされた。

 そういう人たちの成人式をもっと心を込めてしてもらいたい。

 そりゃ予算の都合かれこれもあるでしょうし、主催者側はいっぱいくればことが済むのだということであればそれでも結構ですが、これからの本当に雲仙市を担う若い人たちを、たったそれだけで1時間半も国見町からかけていって、1時間ぐらいでさっと帰ってくるというのは、あまりにも私は社交辞令的な成人式ではなかろうかと思うわけです。

 今ベルが鳴りました。あとわずかですが、この私の頭のぼんくらの中で、この機会でちょっと調べてみますと、成人式、成人の日に国、町、自治体、企業などが主催し、成人たちを祝う儀式とこうあります。

 成人に達したことを社会的に認知する儀式。イニシエーションのうちでももっとも重要なものと、こう辞書にも載っとりますが、ぜひ教育長、あなたはこれからここでやるということであれば、時間はかけてもいいのじゃないですか。

 我々は来年はもうおりませんかね、選挙でありまして。(発言する者あり)まだ来年までおりますか。そういう中で、我々も出席したくないなと思うのです。1時間かけて、そしてあの大型バス、市のマイクロバスを使い金をかけていってただそれだけのことであるならば、本当に意味はないのじゃないかと。

 部長たちもよく知っておられるかと思いますが、国見町あたりの成人式何かは地区の区長さんたちを総動員、そしてまた先生方も招待をする。そしていろんな面で工夫をされてやっておったわけですけども、まだまだ始まったばかりでありまして、先程も申しますように、そういう形しかできないのかなとこう思うわけでありますけれども、もう一度、お聞きします。

 私の聞いておるということは、私一人の意見じゃありません。

 そういう要望があって質問をしとりますので、するのか、しないのか、改善はどのように検討されるのか、はっきりその点をお知らせ願いたいと思います。

 以上です。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 今の御質問は教育長に対しての御質問でございますけれども、私も市政をあずかる人間として、一言御答弁させていただきたいのでございますが、かつては確かに議員の成長過程の中で、成人式をお迎えになったころは、国見町にも、中学校が神代中学、それと国見中学の2つだったと思うわけであります。

 当時は本当に、成人を迎える人たちもたくさんございましたし、そしてまた各町でありましても、それぞれにまたその地域の一つの町全体での話がございました。

 ただ今回、議員も御指摘になってお分かりのとおり、雲仙市全体で600数十名しかいないわけでございます。

 しかもその彼らが新しい社会人して、そしてまた市の納税の義務を負った、あるいはこれから先いろいろと市に対して意見を述べ、そしてまた選挙権も得た一市民として、たった600数十名でございます。

 この600数十名の人たちが一同に介することによって、少なくとも自分たちがこれからの合併した雲仙市の将来を担っていくのだという使命感を持っていただきたいと。そして責任を感じていただきたいと。

 そのためにはやはり分散してやりますよりも、少なくとも7カ町、旧7カ町でございますけれども、それぞれにそこで育ってきて、そこで学業を終えられた方々ではあっても、今新しく出発した3年目の雲仙市、これからずっと成長しなければならない、そして市として発展しなければならない、その構成員の一人でございます社会人を迎えた方々が、改めてそこで自分たちの自覚と責任、あるいはまたそこであの時、議員も感動したとおっしゃっておられますけれども、自分たちの未来に向かっての豊富をみんなの前で御披露いただくということは、私は極めて大事なことだと思いますし、それが、これからの雲仙市にとって、私は大きな飛躍になる礎だと思っております。

 そういう意味では、あと教育長の御答弁がどういうふうになるか分かりませんけども、少なくともそういう意味で、市としては旧構成町全部が集まって、そして成人式を迎える。そしてそれぞれの旧町から議会に御出席いただいておる議員の方々もその新しい成人と一緒に対面していただくということは、非常に私は意義あることだというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) 議員のお気持ちは十分分かりますし、それからそういう声があることも重々承知をいたしております。

 先般、実は社会教育委員さんと、それから公民館運営審議会の委員さん方の会を持ちまして、その折にも成人式のことについて御意見等を拝聴いたしました。

 結論から申しますと、分散方式の意見もあるけれども、この2年反省を踏まえて、ずっとやってきたことを考えると、このままの一括方式というのですか、1カ所開催の方が望ましいのではないかという御意見もいただいております。

 ただ議員おっしゃるように、一番遠いのが国見町でございます。国見町の特に、申し遅れましたけれども、1カ所開催をしました一昨年、本当に初めてのことでもありましたし、中身に言い訳をするわけでありませんけれども、アトラクションを入れたりとか、あとの方で要望等もありまして、出身地ごとの写真撮影をぜひしたいということもありましたので、どうしても時間的に制約があって、議員の皆様方に、あるいは御来賓の皆様方に、本当に不愉快な思いをさせたことを改めてお詫び申し上げたいと思います。

 今、申し上げましたように、反省を踏まえて、1年、1年、こう私たちも勉強し、工夫、改善すべきことをしながら開催をしてきておりますし、また今日御意見を拝聴しましたので、そこら辺も十分踏まえながら、次年度の開催に向けて取り組みをしたいと思います。

 中身についてはいくらでも検討の余地があろうかと思いますので御理解と御支援を賜ればと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 小畑吉時議員。



◆14番(小畑吉時君) 今、市長の方からも述べられました。十分、分かりました。

 しかしながら、私、再度強く要望しておきますが、この埋め立ての問題、まず国見町の住民がそういう事情があるということを必ず覚えていただいて、そして絵にかいたもちではないよう、しっかりと国見町に還元をしていただきますよう、強いて言えば、雲仙市に還元することになるわけでございますので市長の裁量で頑張っていただきたい。

 教育長、あなたにもう一度お願いをしときます。

 状況はよく分かりました。しかしながら、これからはもっと中身のある本当の成人式ができますことを、私は期待しております。

 また教育長の配慮で、しっかり頑張っていただきますよう要望いたしまして、私の質問を終わります。

 以上です。



○議長(酒井八洲仁君) 14番、小畑吉時議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) 1時15分まで休憩いたします。

=午後0時10分 休憩= 

=午後1時15分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 17番、柴田安宣議員の質問を許します。柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 17番、柴田です。大変長時間御苦労さんでございますが、しばらくお付き合いいただきたいと思います。

 通告順に従って質問させていただきます。

 まず1項として、嘱託職員の任用についてということで通告しております。

 雲仙市は、この地域性を考慮した任用についてはどうかということで上げておりますけれども、昨年の2月ですか、嘱託職員の定年制が規則で制定されて、今年の4月1日から施行される予定でございますけれども、今まで定年がなかった嘱託職員が65歳ということで、何が根拠か分かりませんけれども、定年制が施行されたということで、いよいよ施行されるわけでございますけれども、日直、宿直入れて現在、26人ですか。

 そのうちに65歳以前の人がちょうど半分、以後の人が半分ということで、過去から見ますと若くはなっておるのですけども、これを何とか、今から迎える高齢化社会等からいきますと、まだ長生きで健康で働ける人たちを65歳で切るということ事態がどうもいささかすっきりしないところがあるわけで、特にこの雲仙市内は国民年金の受給者が65%近くいると。

 そして夫婦2人で満額受給される方は、何とか生活できるわけでけども、残念ながら一人者の受給者にとっては、65歳からもらって6万6千円という形でいけば、それに今から介護を引かれたり、医療保険の自前という問題もあって、家賃とか水道光熱費等を払っていけば、今、出してある生活保護6万4千円よりもっとみじめな生活、生活保護のレベル以下の生活しかできないのが、満額もらった一人者の国民年金受給者であるわけでございますから、65歳で切るというのじゃなくて、健康でもっと働ける人たちをもう少し長い目で見た任用ということで。

 これが共済年金とか、厚生年金の人たちは、もう20万円とか、満額もらえば25万円とか30万円に値する人たちもおるみたいですけども、6万6千円で生活するとなれば、なかなか厳しいところがあるわけですから、これを施行は4月1日というふうなことでありますけれども、何か温情でもって、これを何とかできんかなということで、今質問をしとるわけですけれども、市長の見解を伺いたいと思います。

 それと観光行政でございますけれども、これは防災も含まっておりますけれども通告しております。

 1項として、耐病性品種と書いておりますけれども黒松の松くい虫です。正式に言えばマツノザイセンチュウというのが正式な名称ですけども、これが発生を、実は残念なことに長崎県が第1号の発生地で、発生が佐世保の方から始まって県北一帯から県南の方に入って、今、九州一帯はおろか、四国、沖縄、それから本州、遠くは青森の県境まで松くい虫が延びていっているのが現状であります。

 最近、これに対して各県が林業試験場等や林業部あたりが取り組んで、何とか今まで海岸の保全になってみたり、自然に植わって岩盤で生えておって高木になるものですから、根がはびこってがけ崩れを防ぐようなことがあって災害防止にもなっとったし、それから塩に強いということで高潮の防潮林になったり、台風の災害を防ぐ防風林になったりということで、大いに活用されておったものが戦後ほとんどもうなくなってしまったと。

 先程言いますように、これがそれぞれの九州各県の林業試験場等、また林野部等が持ち寄った苗、それから四国、岡山、和歌山まで含めて、全国から病気に強いであろうという品種を2万5千本持ち寄って、その中から16品種選定をして、今、それにマツノザイセンチュウを接種して抵抗性を確かめながら、ようやくある程度幹のいい生存率で95%、消毒をしなくても育つ松の苗が、最近育つことができて、これを県の試験場等に行って相談してみたら、まだ県の試験場は同じレベルで研究をしてるけども、まだ需要に供給するだけの、今その体制を整えつつあるわけです。今、販売することのできるところは福岡県だけみたいですけども、そこまで来ておる時になれば下手な防災効果の投資をするよりか、松くい虫の耐病性品種を植えて観光と防災、防潮、そういうものに役立つようなことで取り上げてもらったら、費用対効果の絶大な効果の出る事業になりゃせんかなというふうに思い、これを通告して質問するわけでございます。

 残念ながら雲仙市は国立公園の指定区域でありますから、どうも松くい虫の植え替えに対しては難色を示しとるというふうな意見があったわけでございますけれども、やっぱりどこのか分からんやつを植えたくないという意見もあるんだろうと思うんですけれども、ただ私が調べた中で小浜出身の抵抗性品種があったんです。

 小浜クローン30という品種なのですけども、これを挿し木で育てて、小浜の山に植える分にはいかな環境庁であっても文句言わんやり方ができはせんかなということがあって16品種の中で、長崎県が出した品種で大瀬戸から1品種、小浜から松くい虫の抵抗性品種で出されたものがその30というものができておりますから、環境庁も小浜で育った苗の子孫を小浜の山に植える分には文句言わんだろうと思いますから、ぜひ環境庁とそういうことで植えるならばかけあっていただければ、観光に役立つし、防災、防潮に役立つ事業になるだろうと思いますから、何とか考慮してもらえんかなということで質問するわけでございます。

 2項として、神代小路地域の緋寒桜植栽についてでございますけれども、これは前もって1回通告をしておりましたけれども、やはり神代小路の街なみ保存事業ということは、確かに昔あった街なみを保存しようという事業でありますから、緋寒桜はもともと沖縄の桜でありまして、こっちの鍋島邸に来て100年足らずの品物であるから、保存事業ではどうかなという意見がありますけれども、わざわざ鍋島邸の中で植えんでも、近くの緑地帯とか、もしくは駐車場とか、整備される端の方にでも、それをやったらどうなのか。やっぱり新聞でもテレビでも映して絵になるようなことしか報道しないのです。

 これは何かというようなものじゃいかんし、緋寒桜は幸い梅より先に咲く。日本でも一番早い部類に入る桜でございまして、沖縄の名護の山の頂上500mぐらいの上が日本で一番早く咲く桜ですけども、これが1月20日ぐらいに咲くんです。

 暖かい所に下がってきて2月5日ぐらいに那覇の方まで行くわけですけども、ここは2月20日前後、一番花の少ない時期に咲く桜でございますから、何とかこれを何らかの形で取り上げてやるわけにいかんかなと。

 最近、普賢岳火砕流の復興ということで、島原市と九州電力がタイアップして深江の方の島原市に近いところで、植栽をされてるみたいですけれども、やっぱり元祖緋寒桜が島原からおっとられたら損するじゃないかなという気がするものですから、せっかく鍋島邸で、あれだけいい桜があるわけですから、これを何らかの観光の資源として活用するためには、もう少し端の方にでも増やして、見て楽しめるような形で植栽はできんものかなということで、質問をするわけでございます。

 また、3項で千々石川のアユの放流についてということで上げております。

 私はもう全滅したと、昔、見とったけど。今、見に行っても全滅しておりました。

 ところが近くの人たちに聞いてみたら、いっぱいはいないけど、結構、アユがおるよということを言われたものですから、アユは川の藻を食べて育つわけですから清流じゃないと育たんわけですけども、増やさんでも死滅しないでおるって聞いて、これは何か地域の活性化につながるような事業として取り上げてもらうわけにいかんかなということで、あえてまた通告をしたわけでございますけれども、千々石川、恐らく21世紀は水の時代と言われるぐらいに、雲仙市にとっても、これだけの清流と水の豊富な川は将来の清流として保存しながら、資源として活用するぐらいの貴重な千々石川でありますし、幸い千々石川環境保全基金という基金もまだ4,100万円ぐらいあるということで聞いております。この基金等を利用して、アユを改めて子どもたち、地域の人たち、また農家の人たちと一緒に50kgか100kgか放流して、そしてそれを農業も農薬の問題もありながら、地域の人の汚水の問題も含めて一緒にやることによって、環境保全にもつながるし、秋口になったらアユを釣ってみたり、やなって言うのですか、そういうものをつくって食味を楽しんだりということまでつながっていけば、地域の人と川と環境が一体になるんじゃないかということがあるものですから、ひとつ市長どういうふうなお考えなのかそれを伺いたいと思います。

 それから大きな3として、島原地域高規格道路による市道愛野宮添北線・南線についてを上げております。

 図面もそこに出しておりますから、それで説明をいたします。

 〔図面を示す〕

 これが島原鉄道です。こっちの方が諫早側で森山のドラッグモリという薬屋さんがあります。あそこが立ち退きになった、あれから入ってきてここに入ってくるわけで、これがインターとして回って、これが国道251号に出ていくということでございます。

 今、愛野から広域農道に入って1kmぐらいのところで広域農道の工事をしています。あれが一本松の出口なのですけれども、あれがここに出てくるんです。

 もともとここからここにつなぐ予定の一本松だったのですけども、高規格道路から追いやられて、これがこっちの方に回れと言われて、県道として取り上げられてここに来とるわけです。

 ところがこれは大いに結構なことでありますけれども、この周囲に新崎、川端、そして船津、迫、順手という地域があります。

 この地域で数えてみますと200世帯の人が、ほとんどお年寄りなのですけども、この人たちがおるわけです。

 昔はこの周囲に15件ぐらいの商店があったのですけども、今全く造り酒屋さんが1軒とスナックが1軒あるぐらいで、あと全くないということで、この周囲の人たちは、この道路を通って記念病院の横を通って前田タクシーの周囲へ買い物に行くと。だからほとんどこの周囲は店がないんです。

 最近は、スーパーになってくればスーパーは配達しないでしょう。だから押し車軍団が、これは平坦なものですから、ずっと押して買い物に行くという生活道路なのです。

 ところがこのインターができることによって、この通りが通られなくなったということで、それなら回ったらどうなのかという意見もあるのです。

 ところがお寺の前の昔の1級県道でしょうけども、これは車が離合できる幅のない窮屈な道路なのでお年寄りが通行にするには多少危険を伴う。

 なら国道251号を通っていけばどうかという意見もあるのですけども、御存知のとおり国道251号は千鳥橋が一番狭くて、あれには歩道がないと。

 ですからお年寄りたちが歩いていったり、押し車を押していくにはふさわしくない道路であるものですから、どうしてもこの平坦部のここを使わしてくれんかという声が圧倒的にあるし、そしてもう一つは、ここのグリーンロードから入ってきた一本松がどういう形でこれ接続するのか。

 これによっては、このインターをもう少し下げてもらって、この道路を真っすぐやってもらって、これからこう出してつなぐようなことが、もし可能であれば、それをそうしていただきたいし、これを行けんことはないんです。行けんことはないのですけども、ここも陸橋になり、しかも国道に出るインターの出口なのです。

 それと今度は県道が重なってくるわけです。

 これを押し車の人が通るというのはなかなか厳しい。信号はここにつけるということができればいいですけども、これも無理だろうとなってくれば何らかの方法を講じてやらんと、この地域の人たちは、この高規格道路には感謝をしてるけれども、生活に対して不便になるということがあるものですから、ぜひ担当者の人たちと県の人たち、高規格道路の担当者と協議をしてもらって、何とかこれが地域の人とも喜べるような高規格道路に改良してもらうわけにいかんかなということで質問をするわけです。

 よろしくお願いします。

 以上で、一般質問を終わらせていただきます。

 あとは、答弁次第では自席の方から再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 柴田安宣議員の御質問に答弁させていただきます。

 まず第1点でございますけれども、嘱託職員の任用についてでございますが、これは今回、発表させていただきましたことにつきましては担当部より説明させていただきます。

 それから第2点の観光行政についてということでございますが、この点につきましても、これまでの経過、それからその御質問についての説明をさせていただいて、議員からの再質問につきまして私が答えようと思っております。よろしくお願いいたします。

 第3点についてでございます。

 柴田安宣議員の地域高規格道路についての御質問でございますが、昨年の11月9日に県が行った説明会の際に、地域住民の方より、議員の御指摘と同様、市道愛野宮添北線、市道愛野宮添南線が高規格道路の新設により通行できなくなると地元は不便になるので、善処してほしいとの意見があったとお伺いしております。

 この2つの路線は地域の小・中学生が通学路として利用していることや、農家の皆様にとって欠かせない道路でありますことから、市といたしましても、現在の道路機能を損なわないよう地元の意見を設計に反映させていただきたいと県へお願いしているところでございます。

 このことにつきましては、今後も県に対し強く要望してまいりたいと思っておりますし、また御指摘のことも参考にさせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 柴田安宣議員の嘱託職員の任用につきましての御質問にお答えさせていただきます。

 嘱託職員の任用につきましては、議員御指摘のとおり、平成19年2月15日の雲仙市嘱託職員等の任用に関する規則を制定いたしまして、平成19年度からこの規定により運用いたしている状況でございます。

 任用の基準といたしましては、上限年齢を65歳、任用期間は1年とし、3年を超えない範囲で更新することができる規定となっております。

 議員から温情で対応できないのかという御質問もありましたが、平成18年度末において65歳を超えて任用されていた嘱託職員につきましては、特例措置といたしまして、1年間再任用をいたしたところでございます。

 次に、年齢の制限を設けた理由といたしましては、市の業務を行うに当たり、65歳以上の方で、健康で専門的知識、経験、技能等を有している方がおられるのは承知をいたしておりますが、過去の議会定例会におきまして、年齢制限を設けるべきではないかとの御指摘や、今議会でも危機管理対策も含めた住民サービスを第一という御意見もありました。

 さまざまなことを検討いたしました結果、職員の再任用制度の上限及び年金の受給開始年齢が65歳であることや、他の市の状況等も参考にいたしまして、統一いたしました年齢制限といたしまして65歳を制定したところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) 私の方からは黒松の耐病性品種育成についての御質問にお答えいたします。

 松は古くから風光明媚な情景を醸しだし、多くの人々の心を和ませてまいりました。

 市内では千々石町の千々石海岸が日本の白砂青松100選に選定されております。

 また防災面からも、潮害防備保安林や暴風保安林に指定されております。

 松枯れの原因につきましては、松の中に進入するマツノザイセンチュウであることが、昭和45年に解明され、明治時代にアメリカからの輸入丸太に付着して媒介昆虫とともに運ばれたといわれております。

 昭和30年代までは、枯れ松は貴重な燃料となり、そのことで被害の拡大が防止されておりましたが、石油が燃料として普及し始めた昭和40年代後半から被害が拡大してまいりました。

 松くい虫対策につきましては、毎年6月に地上散布消毒を、冬には枯れ松の伐倒処理、松の幹に薬剤を注入する樹幹注入など、予防や処理を継続して実施しているところでございます。

 しかしながら品種につきましては、汚染や塩害には強いものの害虫に弱いことから、議員御指摘の病気に強い抵抗性松を国見町や瑞穂町では合併前から、千々石町につきましては平成18年度から補植してきているところでございます。

 1本当たり単価が通常の松苗の80円に対し抵抗性松は1,100円と相当高いものでございますが、予算とも相談しながら、今後とも景観等を維持するため抵抗性松を重点に植栽していきたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 東観光商工部長。



◎観光商工部長(東信一郎君) 柴田安宣議員の神代小路地区の整備と緋寒桜の植栽についての御質問にお答えをいたします。

 議員御承知のとおり、神代小路地区は、江戸期からの武家屋敷や明治期以降の近代和風建築が、今なお多く残った地域であり、雲仙市神代小路伝統的建造物群保存地区に決定されているところでございます。

 保全計画では、建物のみならず樹木などの植栽につきましても、現状維持または復旧を基本としていることから、街なみ環境整備事業で実施いたします緑地の整備におきましては、履歴を参考に、古い写真に見られる松林や屋敷林など、保存地区の本物性を基調とした武家屋敷景観の復元、整備を基本として計画しているところでございます。

 御質問の緋寒桜につきましては、鍋島邸の正面、玄関脇に古木がありまして、毎年、多くの観光客に鑑賞いただいているところでございます。

 先の新聞でも紹介されておりますように、地元では本物にこだわったまちづくりを進めており、その一環として、10年ほど前から鍋島邸の古木の種子から育てた苗木を各世帯や街路沿いに植栽されてきており、一昨年ごろから花も見られるようになっております。

 従いまして、緋寒桜の植樹につきましては、神代小路地区の保存計画の趣旨を踏まえ、造園や歴史の専門家並びに地域住民の方々と協議を行いながら、こだわりをもって取り組んでいきたいと考えております。

 次に、千々石川へのアユの放流についての御質問でございますが、雲仙市内には千々石川を初め、市内の各地域にそれぞれの川がございます。

 中でも千々石川の他、国見町の土黒川、瑞穂町の西郷川の3つの河川では、アユが確認されていると聞いております。

 アユの放流につきましては、市内全体で考えた方がよいのか、千々石川を中心に考えた方がよいのか。また、アユの放流による交流人口の増加や地域の影響などとともに、住民の協力体制等を含めまして、もうしばらく研究をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 最初の嘱託職員についてでございますけれども、一遍に切らんでほしい。1年間待ってきたのだからということでございましたが、なるほどそうじゃあります。

 ただ過去に年をとって定年制はどうかといったことはあるんですけども、まさか65歳まで下げられるということは夢にも思ってなかったということが一つありますし、もう一つは過去に80歳を超えた人たちが健全にして管理監督をしてもらったことがあるものですから、その人たちが事故ということほとんどなくて、健康な体であったものですから、宿直もこなしてこられたことはあったんですけども、何分80歳過ぎは、平均年齢を超えているわけですからそれはもう無理だろと。

 どっかで線を引いたらということで、定年制という意見は出たと思うんですけども、あれは皆さん方みたいに共済年金とか、厚生年金というものをもらう人たちは63歳、もしくは65歳になったら生活に不自由ない金をもらうわけですけども、国民年金の人たち、一人暮らしの人にとっては、6万6千円というのは実に厳しい財源であるわけですから、先程言いますように、それを切る時になったら生活保護でも恵むかというぐらいに追い込まれていくと。

 あと生活保護は6万4千円でありますけれども、それにはもう税も免税になるし、それから家賃だって別の2万3千円を限度に払ってもらえるわけですから、それで光熱費と食費、その程度で済むのだったら、逆に言えば国民年金で働いた人たちを登用しながら生活保護を奨励するようなことにならんような形で、もう少し温情な考え方で望んでもらえんかという意味で言ってるわけですけども、規則を制定したばっかりで、こんなこと言うのは実に制定した側に対しては皮肉に聞こえるかもしれんけども、その場で働きたいと、健康であるんだという人たちを、もう少し何か方法でできんものかなということがあるものですから、再度質問するわけですけれどもいかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) この問題はこれまでははっきり申し上げまして、例えば7カ町の時には、いろんなその町の事情もありましたでしょうし、町の方針というのもあったと思います。

 やはり時代がどんどん変わってきておりまして、例えば町田議員がこの前、議会でも御指摘いただきましたように、受験生も非常にかかわっておりますし、また事件を起こす人物像というのも多様化になっております。

 そういう意味ではある程度年齢を区切って、その時の判断力がまだ十分おありの年齢の方々ということが、ひとつの判断材料にさせていただいた。

 それと今、議員御指摘のとおりに、この地域におきましては、高齢者の雇用というのは厳しい状況にございます。

 そういうような中で、65歳というのは年金受給世代になられる。それ以前の方々にとりましては、収入の道というのが幅広く市民の方の高齢者の方々に、もし雇用の機会が与えられるとすれば、それは65歳年金の世代の方々は卒業していただいて、新たにまたその可能性を秘めた方にその仕事をしていただくという、幅広く、幅広く、この在住の方々に、この嘱託の任用の適用が受けられるような、そういう感覚で私は今回、年齢の幅を決めさせていただいたと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 分かりました。

 ただ幅を65歳ということで行こうとされれば、しばらく様子を見ようと思うのですけども、できれば年金受給者の年齢もさることながら、国民年金の厳しさということが現実に分かって、もう早く取った人なのか、夫婦で7万円ぐらいしかもらってないと。早うとらんげったよかったっていう人が高齢者の中におられるし、ましてや早く取った一人者にとっては、そりゃもうみじめな状況になってるということもあるわけですから、健康が第一で、電話とかその対応も大事でしょう。

 しかし、その働きたいという元気な人たちのその意欲も大事であるし、そしてその周囲に、生活する環境も考慮した上で、そこら辺を考えてもらえんかなということがあるものですから、今後その任用に当たっては、そういうことも加味して、そしてしばらくしたら、もう少し延ばしたがいいのじゃないかと判断されれば、もう少し延ばしたような形で考えてもらうわけにいかんかなと思うのですけどいかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 議員も御指摘になりましたように、65歳になった方で年金だけではという方もいらっしゃいます。

 しかし、65歳以前で、まだ生活に大変厳しい方もいらっしゃるわけでございまして、65歳という年齢が、もしこれまで本当に嘱託として頑張っていただいた方々に申しわけないのだけれども、新たにまたそういった方々に対しまして門戸を広げるという意味では、これはまた機会の均等、そしてまた任用の均等ということで御理解していただけないかなというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) それがすべてじゃなくて、他に嘱託職員、直接庁舎の方じゃない人で指定管理者という形で雇用されている、また採用されてる、また他の職種も若い人を対象に採用されているところもあるみたいですから、その幅の60歳から65歳というのは該当しないかもしれませんけれども、そこら辺も加味していただいて、総合的に嘱託職員もその中で含めたことで、若い人は若い人の職種があるだろうし、年を取った人たちはそれなりの職種で選択しながら雇用していくという形をとってもらわんと、60歳から年金をもらえない人たちを雇用ということなら、その前のそれなりの職種があるだろうと思うものですから、そこら辺でこの兼ね合いをとりながらという考えはないですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 今申しましたように、なかなかまだこの雲仙市というのは雇用関係は厳しいものがございます。

 そういう意味ではやはり60歳代の方々、特に年金受給以前の世代の方々の雇用ということに対しましては、それも一つの大きな可能性でございますので、門戸を広げるという意味で、今回、そういうふうにさせていただきました。

 それとまた先程も申しましたけれども、今後、例えばもし市庁舎の行政自治体としてのサービスに対しまして、今後、いろいろと求められるものも広がってくるかもしれません。

 そういう面でやはりある程度そういった対応に対して、判断ができる年代、方々、そういったこともひとつ加味させていただきました。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 分かりました。

 先程、黒松の方で、瑞穂町とか、国見町、また千々石町の方で、松の抵抗性品種を植栽されているということで安堵したわけですけども、今、普及している松の抵抗性品種は、実生から取った、要するに16品種を混雑して植えて、それから勾配した中でとった遺伝子がどう変わってるか分からん種から育てた品種なのです。

 そしてそれにマツノザイセンチュウを接種して、それで生き残ったものを抵抗性品種として植えていると。

 今、長崎県が出している品種の中で、それを出してる中では生存率が60%切っているんです。

 これをより高めるために、最近、母樹を松か何と挿し木でやろうということで、遺伝子をそのまま挿せるという技術が今開発されて、それからいくと生存率が95%になってるというふうなことでありますから、今後、1,200円はしないみたいです。

 福岡県の挿し木のされてる苗で、2年ものの50cmぐらいの大きさで500円ぐらいで確かに手に入るが、実生でも700円ぐらいだと。

 だから普通の苗の10倍ぐらいで手に入るという話を聞いたわけですけども、そこら辺を研究されて、より生存率の高いものを、長崎県は多分、平成23年ぐらいから挿し木の販売になるだろうと思うので、それも考慮していただければと思うのですけどもいかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) 今、議員さんが御指摘をされたとおりでございます。

 そういった挿し木でありますとか、新しい品種につきましても、これから十分検討をしていきたいというふうに思います。



○議長(酒井八洲仁君) 柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 分かりました。

 3項のこの千々石川のアユの放流についてでございますけれども、しばらく研究させてくださいというふうなことでございますけれども、それはそれで結構と思います。

 ただアユは川の藻で育つ魚でありますし、相当の清流、しかも源流が山に入ってないとなかなか暖かすぎてもアユは育たないと。

 夏場の水温の一番高温で、アユの限度が23度と。それでイワナが20度ですか。ニジマスで22度とか言われてますから、川にアユがおるとこが全部育つかというのじゃなくして、相当の水の量がないとだめだろうし、ちなみに、国見町にも神代川というのがあるし、瑞穂町にも西郷川と。

 河川の保存会も発足してあることを聞いておりますけれども、ためしに、今言ってる千々石川には環境保全という基金もあることだし、私が調べてみて、この稚魚が大分県の湯布院に育っているみたいですけども、1kg大体こっち着で税込みで5,800円ぐらいで手に入りそうな感じなのです。

 ですから、それを10年ぐらいなら10年ぐらい、50kgなり放流しながら様子を見て、そして普及していって、自信が出た時に、国見町になり、瑞穂町の川の方に放流していくということでいけば、より賢明な方法じゃないかと。

 ある程度水の量がなきゃ育ちにくし、自分でもえさをつまんで鳥みたいに飛んでいける品物じゃないわけですから。川の中で一生、1年魚であるわけですから、放流したらそれなりのえさがないと育たんということですからそういうことでどうですかねと思うのですけどもいかがですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 先程、議員が御指摘になりましたように、雲仙市には3本の川、その川にアユの生息が認められております。

 ですから今後、その清流を取り戻すために、あるいはまた清流の効果をいろいろと発信していくためには、そういうこともひとつ視野に入れられると思います。

 ただ千々石町には、やまめの里というのもございまして、ヤマメもまたひとつふるさとの商品として、これはまた商品化できると思っておりますし、またアユも今、生息してるアユたちが、今後、皆様方が各地で努力をしていだいておりますので、その中にまた清流が、もちろん澄んでくれば、そういった既存のアユもまた増えてくるというふうに思っております。

 ですからそういったこともにらみながら、議員御指摘のとおりに、この雲仙市の中で川やまた町、一緒になって考えてみたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 柴安宣田議員。



◆17番(柴田安宣君) これで一般質問は終わらせていただきます。

 施政方針に移りますけれども、移る前にお断りいたします。

 あとの方で、元村議員が同じ項目の仁田道路について質問をされておりますから、私は取り下げたいと思います。

 庁舎建設検討事業ということに絞って質問させていただきます。

 庁舎建設検討事業についてでございますけれども、検討する内容としての必要性、効率性、有効性について、そして公平性ということで上げております。

 市長の施政方針の4ページで、市が実施する事業への成果検証した上で、必要性、効率性、有効性、公平性の観点から評価をするとありますし、2ページでは、選択と集中を念頭に積極的に進める、推進するとあります。

 庁舎建設懇話会に、平成20年度も引き続き検討をお願いするとありますが、必要性については、合併協定書で示すとおり、小さな町の合併でございまして、多くの職員を効率よく働いてもらうためには、ぜひ必要と思うし、合併特例債のできる範囲内に造るべきだということで思っております。

 よく雲仙市の一般会計、特別会計、企業会計まで入れると、事業が454億円になり、職員が457名で、1人当たりで割りますとほぼ1年間に1億円の仕事量を超す職員になるわけでございますから、現在の非常に仕事に環境の厳しいことを改善することを考えていくなら、必要不可欠べきものであるというふうに思いますが、懇話会にどう説明されておるのか。

 あまりにも分散しすぎると職員との意思の疎通が図れず、目も届かなくなり、職員の個性もつかめなくなるという点も出てくるだろうと思いますから、そろそろある程度のまとまった考え方で動くべきじゃないかというふうに思うものですから、それについてどうなのかお伺いをする次第でございます。

 それと、効率性についてでございますけれども、自治法の中でも新庁舎を造る場合はということで、やっぱり利便性、そしてほぼ中央部に造るべきであるというふうに書いてありますし、吾妻庁舎、千々石庁舎を有効利用しながら、合併協定書の示している場所で中ぐらいの庁舎を造るならば、住民にとっても職員にとっても実に効率的だと思いますが、その根拠は愛野町の総合庁舎の窓口に来た人の数字を調べてみたことがあるんですけども、戸籍関係は別として、普通の証明書とか何とかに関しては、来た住民のうちの約50%が愛野以外の人たちが、愛野町の窓口を利用されてるということからいきますと、やはり愛野町の窓口は重要になってるというふうに解釈をするもので、そして、会議をするにしても、吾妻庁舎、千々石庁舎、それから愛野町に一つ造って、中ぐらいのを造ったら、その3つを連携しながらやれば効率的な運用、それから会議、それから職員の配置というのも効率的にできるんじゃなかろうかと。

 また、住民の利便性ということも考えればどうなのかというふうに思いますから、これも検討していただくということでどうですかと思います。

 それから有効性についてでございますけれども、この間、去年の8月に出されてる長崎経済がありますけれども、この経済誌から拾い出してみたのですけれども、2005年から2015年までに人口が増加する町が、愛野町、大村市、長与町、時津町の4市町しかなく、2005年から2030年まで増える町は、愛野町、大村市、時津町の3市町しかないと。

 長崎、佐世保、島原の3都市圏は減少率が20%強なのに対して、大村、県央都市圏は、5.7%に減少率がとどまり、県央都市圏が佐世保都市圏とほぼ肩を並べるとあります。

 雲仙市にとって人口減少を食い止めることが最大の課題です。

 愛野町はここ5年平均で、人口で、1年で102名、世帯で46世帯増えております。

 新築住宅ができることによって、過去独立した愛野町のころ調べたのですけども、住宅が5年間でずっと増えた中で調べてみますと、一般の家庭まで入れて固定資産税の課税が、ちょうど5年で倍になった記録があります。

 今、合併してしまって数字が出てきませんけれども、そういうことで人が増えるということは、税金から見ても非常に恩恵にあずかると。

 それと1人増えることで交付税が年間に13万円、市民税が平均で2万円、水道料や固定資産税等を入れると、1人当たり20万円以上の増収になると思います。

 何で増えるのかということで調べてみたのですけども、愛野地区は通勤に便利があるということが一つありますし、土地が安いと。

 それとなぜ安いのかといいますと、愛野地区は合併前に農用地でありながら、ほぼ多くの面積を農用地外に転用してきたわけでございまして、それからいきますと、吾妻や千々石等の転用率から見ますと、ちょうど愛野地区は畑、田んぼの中で30%が農振地域から外してると。

 ですから、ここが高かったら安いところがあるよという形があるものですから、人口は増える原因の一つにそれがあると。

 もう一つは、これでアパート・マンション建設がものすごく、1年に3棟から4棟ぐらい建ってるわけですけども、そこに1年ぐらいで満室になるんです。

 満室になった人たちを目がけて、今度は一戸建ての住宅が、あなたたちのマンション代の払い賃で家が建ちますよということで折り込みで入れて回る。

 結局、その人たちが自分の家がいいだろうということで、マンションに入った人たちが長くしないうちに一戸建てに移るという連鎖で、今の状況が愛野町は続いておるわけでございますから、これに新しい庁舎でも造ってもらうなら人口増に拍車がかかるのではなかろうかという気がするものですから、そういう意味から見ますと、有効性といえば、そういう意味での有効性も考慮してもらえないかなというふうに考えます。

 また公平性についてでございますけれども、南串山の南島原市の市境から、小浜、千々石、愛野のバイパスを通って、吾妻、それから瑞穂、国見の一番島原市側までの距離が国道251号を通じ、国道57号を通じて測ってみますと約50kmあります。

 真ん中を2つに割れば25km強になるのですけども、それがどこなのかといったら南串山から測ってきて千々石の海水浴場の周辺がほぼ真ん中になるのです。

 ですから、できれば展望台の周囲が一番中央に近いでしょうけども、それがかなわんなら合併協定書で示してる愛野町の場所に造ったら公平な場所だと、これは言えるだろうと思うものですから、こういうことも考えていただきたいというふうに思うわけです。

 もう一つ、市民懇話会に対して、財政負担の課題に対しても意見を求めてもらうとありますけれども、私はつい最近、長崎の県庁を魚市場の跡に450億円かけて造るという説明があり、新聞発表されておりましたけれども、長崎県の財政はここ数年で赤字再建団体になると言われとった長崎県が、行政改革の名のもとに建て直しを図り、しかもその庁舎、県庁まで造るということになってきたと。

 それで、県税が年間に1千億円と。だから一般会計で7千億円と。起債が1兆円と。

 雲仙市と比較してみたら、雲仙市の場合、市税が36億円、一般会計で261億円と、そして平成19年度見込みの起債で、一般会計で317億円とあります。

 これでそのまま行けば相当な起債の金ですけども、これで交付税措置が何パーセントあるかということで調べてみますと、75.4%ですか。

 それから行きますと純然たる借金は82億円になるというふうな数字から示していくなら、これの金をもとにやるなら、今の財政力から見まして、昨日、一昨日について、それぞれ発表があったとおり何とか庁舎の建設はできるのじゃなかろうかというふうな気がいたします。そして幸い、去年法の改正によって、地方の振興基金が、来年まで積んで32億円の予定みたいですけども、それが起債の方の償還に当てることができるという改正になることによって、今まで見込んでいたソフト、もしくは果実しか運用できないということが、起債の償還に当てることができるという法の改正で行けば、30億円かからん庁舎であるなら、そういうことも加味していくなら、造ることは可能であろうというふうに思うものですから、市民懇話会に対してでも、そういううちわった数字と、現実の姿ということも説明しながら、審議の対象にしてもらったらどうなのかというふうなことを考えますものですから、市長の考えを伺いたいのですけど。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) まず行政評価制度と、庁舎建設の検討についての御質問でございます。

 このことは平成20年度から導入するように報告させていただいております行政評価制度が、基本的に市が実施しております継続事業を対象とするものでございます。

 庁舎建設につきましては、これは新規事業となりますので、当面、今回導入する行政評価制度の対象とはなり得ません。

 しかしながら、新規事業につきましても、行政評価の観点で検討することが必要と考えております。

 事業の必要性、効率性、有効性、公平性の観点につきましては、それぞれの事業の性格によって変わるものと考えますが、とりわけ、議員御指摘の庁舎建設のような大型事業につきましては、財源の確保、将来の財政運営や、他の事業への影響などさまざまな観点から慎重に検討していく必要がございまして、市民の皆様の御意見も十分に反映させるべきものと考えております。

 庁舎建設につきましては、合併協議時も十分な検討がなされ、その必要性から、新庁舎の位置を現在の愛野町公民館の位置として、合併特例債が活用できる期間内に建設することを、新市の基本的な理念とする旨の確認がなされておりますが、一般市民の皆様の視点からも新庁舎を建設することでの行政効率の改善や住民サービスの向上など、その必要性について検討していただいており、あわせて現在の財政状況を御説明して、庁舎建設の必要性と財政負担による市民生活への影響等の両面から、新庁舎建設に対する市民の皆様の御意見を求めているところでございます。

 それから長崎県の県庁舎の問題も御質問出ました。

 長崎県では県庁舎整備検討委員会におきまして、県庁舎を移転新築する方針が決定されたとの報道発表がなされましたが、県庁舎を建設するためのたたき台のたたき台という話もございまして、県議会などの意見を聞かれた上で正式にされるとのことでございます。

 これは先日、市長会の会議におきまして、金子知事がお見えになっておりまして、そういうふうにも申し述べておられました。

 ですからこれはあくまで新聞報道が仮定の話であり、またたたき台としての案であるということでございました。

 また県と雲仙市とでは、庁舎建設を検討する上での条件は大きく異なっていると考えております。

 まず長崎県では、試算した建設費であります451億円の8割を超す約226億円もの県庁舎建設整備基金がありますこと。

 現在の県庁舎は、10年から15年後には耐用年数を迎え、施設の耐震改修を行いまして、これが60億円ぐらいかかるそうでありますけれども、その時点で再び、建てかえの検討が必要なこと。

 また耐震改修を行っても、庁舎の分散化や多額の借り上げ費用等の課題は解決できないことなど、雲仙市の状況とは大きな相違があると考えています。

 それと、あえて議員も御存知だと思いますけれども、申し述べさせていただきますが、庁舎におきましては少なくとも合併協議会で決まったことでございますし、それは少なくとも御存知のように条例にも制定されております。

 ですから、私どもが申し上げておるのは、しないということでもなければ、するということを前提として議員の皆様方に、また市民の皆様方にお諮りしているわけであります。

 ただ、いつも説明させていただきますけれども、当時と財政状況が変わってきて、国の考え方も変わってきた。

 ですから、あの当時考えておりました試算と現今、私が就任させていただきましてから、公約にさせていただきました中長期の財政見通しを御提示させていただき、それには大きな隔たりがございました。

 ですから、その中では、例えば今議論で、議会の中でもいろいろ出ておりますけれども、各地を代表される議員の方々のその当地の問題として、いろんな条件整備、あるいはやらなければならない福祉政策もございますし、それから建設事業もございます。

 そうしたあらゆる事業の中で集中度選択をしながら、この事業はやはり後回しにしてでも、やはり庁舎を造っていくというようなそういった御議論をしていただいて、もう少し例えば、じゃこれは要らない、これは我慢していただく、これは必要な中で、じゃどうしても庁舎が必要である。

 庁舎を造るためにはこれとこれとは削っていくというようなことを御提示したり、または御提案いただきながらやっていく必要があるのではないかというふうに思っとるわけでございまして、できれば皆様方も今後将来につきまして、少なくとも、この見通しについてある程度改善効果はこういうことをすればいい。

 その上では庁舎を造ってこういうふうに、皆様方の御同意が、私はまず第一に必要だろうと思っておりまして、しかし遅れることはできませんので、少なくとも基金としては予定どおりに積ませていただき、そしてまた合併特例債の期間内に、まず建設できる可能な期間のうちに皆様方ときちっと判断をして決定させていただくということで、今、申し述べさせていただいているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) もう1分しかございません。柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) 分かりました。

 前向きな考え方で取り組まれてる姿を受けて安心したわけでございますけれども、ただ宮崎課長がおられるとおり、合併にむけ、最初から最後までずっと今まで付き合ってこられたわけですけれども、財政が急激したと、急変したというのじゃなくて、もう合併した当時から財政が厳しく査定で減じてきたのは事実であるわけだし、合併の前の年からも含めてやってきてるわけですから。



○議長(酒井八洲仁君) 時間ですよ。柴田安宣議員。



◆17番(柴田安宣君) そこら辺が。分かりました。終わります。



○議長(酒井八洲仁君) これで柴田安宣議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで2時半まで休憩いたします。

=午後2時16分 休憩= 

=午後2時30分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 24番、荒木正光議員の質問を許します。荒木正光議員。



◆24番(荒木正光君) 議長のお許しをいただきましたので通告しておりました項目に対して、市長にお尋ねをいたします。

 なお、通告1、市の機構改革についての1、機構改革の実施と市民への影響については、関連議案の質疑として行いますので、この質疑は取り下げたいと思います。

 それでは上下水道事業について質問いたしますが、昨日岩永議員さんより水道料金の改正については質問があり答弁もあったので、おおむねの方針は理解できましたが、変わった立場からお尋ねしてみたいと思っております。

 旧町ごと水道料金にばらつきがあるのはなぜか。どのような根拠で3年以内に統一するとなっているのか。統一した場合の市民への影響などについてお尋ねをいたします。

 また旧、千々石町においては、安心安全きれいな環境まちづくりのため上下水道事業が他町に先駆け推進されてきたところですが、残念ながらいまだ下水道の加入率が40%ぐらいと聞いております。

 今後、水道料金の改正により下水道の加入率がさらに低下しないか心配しているところです。

 次に、庁舎建設についても柴田議員さんがお尋ねして答弁もあったようですが、また違った意味で、市長にお尋ねをしてみたいと思います。

 庁舎建設については、市民懇話会を立ち上げられて、多くの意見を聞き検討されているということでありますが、大変いいことだと私は思っております。

 しかし、いつまでこの懇話会が続くのか。今、どのような話がどのくらい進んでいるのか分かれば中間発表など聞かせていただければありがたいと思っております。

 次に庁舎周辺の交通対策について、現在、国道を隔てているところに、駐車場が設けられ、そのたびに押しボタン式の信号を渡るので、非常に交通渋滞が発生していると聞いております。

 もし事故でもあったら、事故に会われた人もひどいけども、事故をされた方も一生それを背負って生きなくてはならないので、この解決策といいますか、妥当な早めの対策はどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。

 次に、市職員の窓口対応についてお尋ねをいたします。

 用務のため市役所窓口千々石支所に行き、道路の維持管理、また改良のため必要な図面の写しの申請、閲覧に行ったら、図面は見てよいが図面や所有者の書き込みはできないと言われた。以前はできたのにと言ったら、一度間違えて怒られたのでしないということでございました。

 間違ったり、怒られたりすれば、もう市役所の窓口業務はしなくていいのか。大変私は不信に思ったので、今回この件についてお尋ねをする次第でございます。

 以上、壇上からの質問はこれで終わります。あとは答弁に対して自席から再質問をさせていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 荒木正光議員の御質問にお答えさせていただきます。

 まず、第1点目の上下水道事業についてでございますが、この御質問に対する答弁はとりあえず担当部長の方より答弁させていただきます。

 それから第3点目でございますが、職員の窓口対応についてということでございますが、これもまた担当部より答弁させていただきたいと思っております。

 まず、議員の御質問でございました庁舎についての問題でございます。

 庁舎建設市民懇話会の進捗状況等についての御質問だと思いますが、庁舎建設市民懇話会は本年度5回の会議を開催しておりまして協議が進められております。

 その協議の状況でございますが、これまで合併協議時における議論の経緯や現在の財政状況等を御説明しながら、市民の皆様方の御意見として各地域審議会の御意見を求めてまいりましたことは、これまでの議会の一般質問におきまして御答弁してきたとおりでございます。

 現在庁舎建設市民懇話会におきましては、これまでの各地域審議会の御意見等をもとに、改めて新庁舎建設のメリットや課題等について整理検討が進められているところでございます。

 次に市民懇話会の結論が出る時期の見通しについての御質問でございますが、市民懇話会では、これまでさまざまな観点から庁舎建設についての賛否の御意見が出されており、これらの意見のとりまとめは大変な作業になるものと考えておりますが、市といたしましては懇話会に対し、できるだけ早期に意見のとりまとめをお願いしたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 井上市民生活部長。



◎市民生活部長(井上由文君) 荒木正光議員の本庁舎周辺の交通対策についての御質問にお答えいたします。

 本庁の職員駐車場につきましては、旧吾妻町役場跡を107名の職員に割り当てており、登・退庁時に、これらの職員が押しボタン式の信号機を押して国道を横断しております。

 このことによって渋滞が発生しているのではないかとの御指摘でございますが、庁舎周辺の信号機は、市の合併に伴い国道を通行する車両への影響を少なくするため、横断者の待ち時間が長くなるように設定変更されており、時間帯により異なりますが最大で100秒でございます。

 朝の通勤の際に職員が集中して登庁する時間帯には、信号機を押す回数が増えてまいりますので、この時間帯では他の時間帯に比べて渋滞しているようでございますが、待ち時間が長く設定されたことによって、車両の停車はほとんど1回の信号待ちで流れております。

 その他の時間帯に関しましては、さほどの影響はないものと認識しているところでございます。

 さらに国道から庁舎正面