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長崎県 雲仙市

平成 20年 第1回定例会(3月) 03月03日−02号




平成 20年 第1回定例会(3月) − 03月03日−02号









平成 20年 第1回定例会(3月)




出席議員(29名)
2番  大久保  信 一  君       3番  深 堀  善 彰  君
4番  進 藤  一 廣  君       5番  前 田    哲  君
6番  上 田    篤  君       7番  原 田  洋 文  君
8番  吉 田  美和子  君       9番  町 田  康 則  君
10番  松 尾  文 昭  君      11番  森 山  繁 一  君
12番  前 川    治  君      13番  町 田  義 博  君
14番  小 畑  吉 時  君      15番  佐 藤  靖 弘  君
16番  井 上  武 久  君      17番  柴 田  安 宣  君
18番  小 田  孝 明  君      19番  岩 下    勝  君
20番  福 田  大 東  君      21番  増 山  良 三  君
22番  町 田    誠  君      23番  岩 永  基 和  君
24番  荒 木  正 光  君      25番  中 村    勲  君
26番  中 村  一 明  君      27番  石 田  ? 春  君
28番  坂 本    弘  君      29番  元 村  康 一  君
30番  酒 井  八洲仁  君                     

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定に基づく出席者
       市長             奥 村 愼 太 郎 君
       副市長            金 子 知 充 君
       副市長            吉 田 博 幸 君
       教育長            鈴 山 勝 利 君
       総務部長           塩 田 貞 祐 君
       市民生活部長         井 上 由 文 君
       市民福祉部長兼福祉事務所長  小 川 龍 二 君
       観光商工部長         東 信 一 郎 君
       農林水産環境部長       酒 井 利 和 君
       建設整備部長         島 田 英 俊 君
       上下水道局長         今 崎 正 敏 君
       教育次長           辻 政 実 君
       農委事務局長         本 田 正 好 君
       国見総合支所長        中 山 敏 君
       瑞穂総合支所長        北 平 正 美 君
       愛野総合支所長        朝 永 秀 人 君
       千々石総合支所長       福 島 悟 君
       小浜総合支所長        宮 田 修 一 君
       南串山総合支所長       富 永 篤 君
       監査事務局長         川 鍋 嘉 則 君
       会計課長           溝 内 正 人 君
       企画課長           宮 崎 浩 善 君

議会事務局
       局長             境 川 秀 生 君
       次長             力 野 和 久 君
       係長             本 田 理 恵 君
       主査             和 田 香 恵 君
       主事             松 尾 泰 浩 君
 
平成20年3月3日(月)議事日程

議事日程 第2号
┌────┬──────┬──────────────────────┬──────┐
│日程番号│議案番号  │    件          名      │ 備  考 │
├────┼──────┼──────────────────────┼──────┤
│1   │      │市政一般質問                │      │
└────┴──────┴──────────────────────┴──────┘


第1 市政一般質問
   22番 町田  誠 議員
     1.国際交流の推進について(市長)
     2.市職員の綱紀粛正について(市長・教育長)
     3.緊急事態発生時の対応策について(市長)
    9番 町田 康則 議員
     1.高齢者・障がい者・子ども達にやさしい街づくりについて(市長)
    7番 原田 洋文 議員
     1.農業・漁業の振興について(市長)
     2.合併後の公共料金及び継続事業について(市長)
     3.市財政の状況について(市長)
     4.市職員の健康管理について(市長)
   26番 中村 一明 議員
     1.諫早湾干拓農地の営農について(市長)
     2.高齢者福祉について(市長)
    施政方針
     1.ふるさと応援推進事業について(市長)
     2.下水道処理施設整備の推進について(市長)
     3.農林水産業の振興について(市長)
     4.企業誘致の推進と地場産業の育成について(市長)
    8番 吉田美和子 議員
     1.市内公共施設の管理について(市長・教育長)
     2.男女共同参画社会への取り組みについて(市長)
    施政方針
     1.住民参加型公募地方債の発行について(市長)
     2.健康な地域づくりについて(市長)
   25番 中村  勲 議員
     1.学校給食の運営について(市長・教育長)
     2.雲仙市仮設直売所運営事業について(市長)
     3.千々石海岸の環境整備について(市長)

=午前10時00分 開議= 



○議長(酒井八洲仁君) おはようございます。ただ今から本日の会議を開きます。

 議事日程第2号により会議を進めてまいります。

───────────────

日程第1.市政一般質問 



○議長(酒井八洲仁君) 日程第1、一般質問を行います。

 一般質問を受ける前に、議長からお願いを申し上げます。今期定例会は、一般質問にあわせて施政方針に対する質問を許しております。一般質問並びに施政方針に対する質問ともに通告されている議員は、先に一般質問、一般質問が終了した後、施政方針に対する質問と、それぞれわかりやすく区分して質問されるようお願いいたします。

 それでは、通告の順序に従って進めてまいります。

 まず、22番、町田誠議員の質問を許します。町田議員。



◆22番(町田誠君) おはようございます。通告順に従いまして3点ほどお尋ねをいたします。

 国際交流の推進について、まず1点目にお尋ねをしたいと思っておるところであります。国際化が進展する社会現状、情勢の中、我が雲仙市も大韓民国求礼郡との姉妹結縁を結び、早くも1年を迎えようとするわけでありますが、私も1月23日から1月26日まで、3泊4日の日程により、雲仙市議会訪問団の一員として韓国求礼郡を訪問させていただいたわけであります。その歓迎に、返す言葉のないくらい感動を覚え感謝にたえない次第であります。

 まず、金海国際空港に到着し、日本で言う高速道路、現地では国道と呼ぶそうですが、時速100kmで約3時間半ぐらいかけて目的地の求礼郡に全員が無事到着したわけでありますが、途中高速道路をバスが時速100km近くで走行中、現地警察のパトカーが、求礼郡議会の要請を受けたということで赤灯をつけ、私たちのバスを目的地まで約2時間あまり先導していただきました。帰りも同じく、ホテルから帰路途中までパトカーの先導を受け、感謝にたえない次第であります。

 私は、バスに同乗してくれている対馬釜山事務所副所長の女性の方でキム・キョンイルさんに、韓国では頻繁にパトカーがバスを先導するのですかということをお尋ねしたところ、私が知る範囲では、恐らくAPEC以来じゃないでしょうかという返事であった。到着後も、求礼郡守のソ・ギドン氏を初め議長のチェ・ソンウク氏他大勢の方々に歓迎をしていただき、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。

 本題に入りますが、市長は大韓民国求礼郡との交流促進について、どのように考えておられるのか。2月28日、今議会の最初の日に市長の施政方針の中で韓国求礼郡との交流について、平成20年度は、さらに観光、農業、スポーツ、文化、福祉などの民間レベルの交流も増えてくるということであったが、まさに農業分野を視点に考えてみても、特に施設園芸のキュウリなどは栽培力が勝ぐれ、ソウル市内では1本が150円の値段がつくようなすばらしいノウハウを持ち、有機栽培により収益を上げておられた。また、水田の基盤整備もはるかに進んでいた。水稲にしても、株間は15cmから20cm程度の刈り跡を見ましたけれども、反収は480kg程度の収量があり、食味のよい米がとれていたのが印象に残るわけであります。

 次に、駐在員の派遣、または雲仙事務所開設の可能性についてをお尋ねするわけでありますが。現地、求礼郡に雲仙市事務所を開設し、求礼郡と雲仙市の駐在員をお互いに派遣し、あらゆる分野での情報の共有を行う考えはないか。今後の具体的な可能性についてを尋ねるわけであります。

 付け加えますが、県はもちろんであるが、対馬釜山事務所、また長崎事務所は既に開設し、かなりの効果を上げております。対馬釜山事務所には、聞くところによると県から毎年300万円程度の運営費が支払われているが、このようなことができるなら雲仙市も韓国求礼郡とお互いに駐在員を派遣し合って情報の共有をして、あらゆる分野で提供し合って発展するようお願いするわけでございますが、そこで市長の考えを聞かせてください。

 次に、市職員の綱紀粛正についてお尋ねします。

 職員による収賄事件、または飲酒運転など不祥事が後を絶たない反面、真面目に仕事を行っている職員にとっては迷惑なことであろうと思う。市民の信頼回復を目指す意味で市職員倫理規程が制定され、制定の概要として、職員の倫理の保持を図り、市民の疑惑や不信を招くような行為の防止を定め、公務に対する市民の信頼を確保するため、職員の職務に利害関係者等からの禁止行為、その他目的、あるいは制限及び報告などが定められてあるが、本市には職員による事件が後を絶たない。主なもので、平成18年1月20日には組合費の着服。平成19年1月12日には納税組合費の着服、あるいは預り、不適切な物品調達。平成19年8月21日には教育関係団体公金の私的流用など他にもあるが、現在、大きな社会問題とされて厳しくとがめられているのは飲酒運転による事故であります。昨年12月31日、午前3時50分ごろ、小浜町で島原地域市町村圏組合派遣職員が飲酒運転の現行犯逮捕というショッキングな事件が発生し、極めて遺憾に思う。

 市長にお尋ねしますが、市職員の不祥事に対する市長の対応について、所信をお聞かせ願いたいと思います。今のようであれば、真面目に仕事をしている職員に対しては極めて迷惑なものであると思うところであります。

 それと、市職員倫理規程の遵守と、今後の再発防止に向けての市長の基本的な姿勢についても重ねてお尋ねするわけでございます。これも市長の施政方針の36ページに、職員の不祥事については、職員に対して飲酒運転を絶対にしないよう指導し、昨年の仕事納め式にも綱紀粛正を指示したところであるという市長の見解が述べられておりましたので、これに述べてないところをお聞かせ願いたいと思っているところであります。

 次に、3点目に緊急事態発生時の対応策についてお尋ねをするわけであります。

 昨年12月14日午後7時ごろ、佐世保市のスポーツクラブで発生した猟銃乱射事件、また我が雲仙市国見町神代のある量販店でも、同日の8時半ごろ、拳銃による強盗事件が発生し、警察の懸命な捜査にもかかわらず、未だに犯人の逮捕には至っていないようであります。佐世保にあるスポーツクラブで発生した事件では2人の方が亡くなっておられ、改めて御冥福をお祈りする次第であります。

 警察は事件直後に猟銃の総点検を行い、警察庁の調べでは銃の自主返納者は全国で2,885人、4,467丁。全国の警察本部が猟銃等空気銃の使用状況などを総点検した結果、今年1月末までの1カ月半で2,885人が4,467丁を廃棄するということが報道された。証明書も自主返納したことが、2月7日、警察庁のまとめでわかったものであります。警察の指導などを受け許可証を自主返納したのは90人、145丁。内訳として、所持者のストーカー行為や家庭内暴力、DVですね。これは被害者が警察に相談したものです。所持者が、精神障害で暴れる恐れのある人。

 このような事件を教訓に、雲仙市がとる緊急的な対策についてお尋ねするわけであります。特に、人がたくさん集まる場所。弱者を中心に考えてみると、教育現場での小中学校での対応マニュアル、子どもを守って自分も保護する職員の訓練、防具の備え、突然発生するであろう事件に、落ち着いて迅速な対応、対策はとれるものかお尋ねする。

 また、雲仙市役所としても、各支所も同じく、銃乱射事件等が発生したことを想定した場合、対応ができるのか。テロ的なことが起きた場合の危機管理体制。警察が現場に到着するまでの間、職員は来客者をいち早く保護するためには日ごろの訓練も必要であるが、現時点での状況を聞かせてほしい。また、職員としては家族もあり大事な体である。第一に自分を保護し来客者を守るには、最低でも防具としてジュラルミンの盾、あるいはさす股、監視カメラ等の備えつけも急務ではないかと思うわけであります。事件を受け止めて、市の対策についてお尋ねします。

 次に、今後の具体的な対策についても、重ねてお尋ねするわけでございます。もう一つ付け加えますが、新規事業として700万円で市内の小中学校10校に防犯対策事業としてカメラ、モニターを付けるということが上がっております。その対象になるのが2階に職員室がある学校からということでありますが、これは非常にいいことです。けれど、2階にある職員室を1階に下ろすことができないかどうか。2階にあるから付けると。職員室を1階に下ろすなら、これから除外されても、目は届くのではないかと。あまり、裏口、表口、この市庁舎でも一緒ですけども。表にはボディガードぐらい置く時代が、やがて来ると思いますけれども。市民の利便性から考えると逆行しますけど、入り口が多いほどセキュリティーが手薄になるのではなかろうかと。その点を市長、教育長に見解をお尋ねし、後は自席から質問します。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁いただきます。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) おはようございます。町田誠議員の御質問にお答えする前に、島原地域広域市町村圏組合に派遣をいたしておりました職員が飲酒運転により逮捕されたこと及び昨年10月に収賄の容疑で逮捕、起訴されていた職員に有罪判決が下されたことは、市行政に対します市民の信頼を著しく傷つけるものでありまして、市民の皆様、議員の皆様に対しまして、改めて深くお詫び申し上げる次第でございます。

 まず第1点の質問でございますけれども、町田議員から韓国求礼郡との今後の関係はどうするのかということでございました。昨年、姉妹都市結縁を結ばせていただきました。今後は、まず市民間交流を促進していくことによって、具体的な、また新たな交流というものを模索してみたいと思っております。詳細につきましては、このことにつきまして担当部長より答弁させていただきます。

 続きまして、市職員の不祥事に対します対応についてでございますが、議員が御指摘のとおり、合併後、職員によります不祥事が相次ぎ、私といたしましても非常に遺憾に思っております。その不祥事の再発防止策といたしましては、部長、支所長会議で綱紀粛正の徹底を指示いたしますと同時に、全職員に対してその通達を行っております。

 また、団体交付金の私的流用を防止いたしますため、市職員が事務局の事務を行っている団体の会計事務を団体へ移管し、通帳や通帳印なども代表者に管理を移管するよう指示をいたしております。

 また、職員の職務にかかる倫理の保持を図りますために、市民の疑惑や不信を招くような行為の防止、例えば利害関係者から金員や物品の贈与等を受ける行為等の禁止などを定めた雲仙市職員倫理規程を平成19年11月5日に制定施行するなど、再発防止策を講じております。

 次に、雲仙市職員倫理規程の周知徹底についてでございますが、制定後、全職員に周知いたしますとともに、平成19年11月30日には、関係団体342団体に雲仙市職員倫理規程を送付し周知を図ったところでございます。

 職員の飲酒運転につきましては、福岡市職員の飲酒運転による事故が発生した後、雲仙市職員の交通違反の懲戒処分基準に関する規則を平成18年11月22日に制定をいたしまして、絶対に飲酒運転等をしないよう常々指導し、また年末の仕事納めの際にも綱紀粛正を指示し文書通達も行ったばかりの時に、こうしたあってはならない事態が発生し非常に残念でございます。

 今後とも、違法行為や不正に対しましては厳正な姿勢で臨むとともに、改めて市民の皆様の信頼を回復すべく、職員個々人に対しまして公務員としての自覚と倫理観の向上を促し、より一層の綱紀の保持に全力を尽くしてまいりたいと考えております。

 残余の答弁につきましては、担当より答弁させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) おはようございます。町田誠議員の小中学校における緊急事態発生時の対応についての御質問にお答えしたいと思います。

 佐世保市並びに国見町で発生しました事案に関わってですけれども、これまで子どもたちに関わる事案等が長崎県で発生しました折に、県の教育委員会から「学校における安全管理の手引」ということで、こういう冊子が各学校に配られております。それに基づきまして各学校も対応マニュアルを作成しているわけです。具体的には、不審者等に対する訓練等についての御質問があったかと思うんですけれども、警察の御協力、それから御指導等を仰ぎながら実地訓練を実施しているところであります。

 それから、私どもにも県の教育委員会から通知通達がまいりますし、場合によっては独自に通知通達をし、各学校長を通じて指導連絡をしているところであります。

 それから、監視カメラの設置についてですけれども、御指摘のように来年度の予算に10校分計上いたしております。御指摘の2階の職員室を1階へ移室すればということですけれども、これはそれぞれの学校の実情にもよりますので、また詳しく実態を調査した上で検討してまいりたいと思います。

 それから、現在実施しております対応策といたしましては、一つにはスクールガードリーダーによる巡回をいたしております。これは県の委嘱によります3名の警察OBの方に御協力をお願いして、週に2日、それぞれの分担校区を巡回していただいております。

 それから、不審者情報等に関しましては速報を、学校警察連絡協議会という組織もございますので、学校から一報があれば、警察にすぐ連絡をするようにいたしております。警察から各学校にファクスを通じて、すぐ連絡をしてもらうように、その方法で周知徹底を図っているところであります。

 以上です。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) おはようございます。町田誠議員の御質問に、私の方からは緊急事態発生時の対応について、お答えいたします。

 市役所における緊急事態発生時、つまり猟銃やナイフなど凶器を持った暴漢者が侵入してきた場合を初めとする凶悪な暴力行為に対する危機管理対策はどのように考えているのかという具体的な御質問でございますが。本市といたしましては、長崎市長銃撃事件等を踏まえまして、昨年6月に不当要求行為対策、いわゆる行政対象暴力に対し組織的な対応を網羅いたしました雲仙市職員の法令遵守の推進に関する条例並びに規則を制定いたしまして全職員で取り組んでいるところでございます。

 現在までの不当要求行為に対する対策といたしましては、長崎県暴力団追放県民会議主催の不当要求行為防止責任者講習会への職員の派遣、さらに雲仙市職員不当要求行為等研修会、それから職員の防犯講習会などを実施いたしております。職員に対する不当要求行為等の対策につきましては意識統一を図っているところでございます。

 また、平成19年4月1日からは、警察官OBを嘱託職員として1名任用いたしておりまして、不当要求行為等に対する相談業務や危機管理対策、警察との連絡調整の業務を担当させているところでございます。

 議員お尋ねの銃などを持った凶悪な暴力行為等、緊急事態に対する対策として、さす股、ジュラルミンの盾などの防具を備えることについてどのように考えているのかというお尋ねでございますが。当然、勤務中につきましては、職員、それから警察官OBの嘱託職員が緊急事態に対応しなければなりません。このような事態発生時には、昨年実施いたしました職員の防犯講習会の折には、講師の方から、身近な椅子などを利用した対処をすることが最も適切で大事であるとの指導を受けたところでございます。庁舎内にさす股、それから盾等の防具を備えたとしても、その防具を取りに行く時間が無駄となり対応にロスを生じることとなるため、先ほど言いました身近な椅子等での対応が効果的だという御指導も仰ぎました。このようなことから、さす股、盾等の防具を備えるべきかどうかにつきましては、その検証を行ってまいりたいというふうに考えております。

 次に、侵入者に対します訓練等を含めた職員教育の実施状況はどのように考えているのかとのお尋ねでございますが、平成20年度につきましても、今年度実施したように、警察官などをお招きいたしまして職員を対象に実技を盛り込んだ職員防犯講習会を開催したいというふうに考えております。

 次に、危機管理対策につきましては、平成20年度において本庁の宿日直と、平常時の暴漢対策といたしまして警察官OBを嘱託職員として採用、配置するとともに、本庁裏玄関に防犯カメラ、それから本庁1階窓口には防犯センサーを設置するよう計画をいたしているところでございます。今後は、本庁のみならず各総合支所においても検討していきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(酒井八洲仁君) 次に、宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) おはようございます。町田誠議員の御質問にお答えいたします。

 大韓民国求礼郡との交流促進についてのお尋ねでございますが。求礼郡とは、昨年5月の姉妹結縁締結以来、これまで両議会の相互訪問や雲仙温泉における「雲仙&求礼郡祭」の開催、本市の農産加工組合の訪問研修など、官民ともに活発な交流が図られているところでございます。今後は、両都市は互恵平等の原則に立脚し、多様な分野において交流を実施し、双方の発展と繁栄を促進するため積極的に協力するといたしました姉妹結縁締結合意書にのっとり、観光、農業、文化、スポーツ、福祉等あらゆる分野におきまして、民間主導による交流をさらに発展させてまいりたいと考えております。

 次に、求礼郡への駐在員派遣、雲仙事務所設置の可能性、情報の共有につきましては、今後、関係機関の御意見等をお伺いするとともに、事務所設置の費用対効果について研究しながら、相互設置が前提であります事務所の設置等につきまして求礼郡と意見交換を行ってまいりたいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 町田誠議員。



◆22番(町田誠君) まず、求礼郡の、これからお尋ねしていきたいと思いますけれども。市長、この施政方針にあるように、いろいろ項目を上げていらっしゃいますね。この他に、例えば職員同士の交流を今後持っていきたいという考えもございますかね。

 というのは、私、向こうに訪問させていただいて、本当に涙の出るような感激を受けました。やはり、お互いにすり合わせをし共有してより市民の負託にこたえるべき職員を育成するべきかなと思います。向こうのよさ、こちらのよさをお互いに共有したやり方を、ぜひやってほしいと私は思うわけですよね。

 本当に失礼ですけど、まだ向こうは遅れていると思います。しかし、農業にしても日本よりかなり食味のよい米がとれて、感心しました。15cmから20cmぐらいの株間ですよ。そして株数が50くらいで株も分けつして、かなり収穫を得ているのですよ。どのくらいありますかと私が聞いたら、言葉は通じなかったですけど、横の女の人が480kgと言われていました。次に職員の交流も、ぜひ図っていただきたいと思います。そして、するならいつごろからするか、市長の今の胸の内を聞かせてほしい。

 それと、農業、観光、スポーツ、福祉、これもやるなら今年度からでもすぐにやってほしい。私は期待をかけますが、いつごろからやられるのか。その点、市長、答弁くださいね。

 それと綱紀粛正ですね。これは市長が言われるように、市長にとっては残念な出来事だと思います。あれだけ仕事納めの時にも言ったのにということでありますが。私は、市長と職員との関係はわかりませんが、市長と職員との関係はしっくりいっているのかなと思う向きもあります。不信感もあります。市長が用意ドンと走っておられて、後ろから職員全部がついてきているような仲であるかなと思うわけですね。するなということをするのですから、子どもじゃなかとがですね。そういうふうに疑いもかけます。そういうことは、まずなかろうと思いますけど。市長が手ば打ったら、ばっと500人の職員が市長の方を向くような体制をとってほしい。とってあるとは思いますけど。その点についても、ちょっと聞かせてください。あまりにも、発足以来いろんな事件があり過ぎます。

 金子副市長もお見えで陣頭指揮もとっておられるけども、やはり市長が地元におられて、私たちはどっちかといえば金子副市長より奥村市長に親近感を持ちますよ。吉田副市長とか金子副市長が悪くはないけど。やはり地元は地元で、よさがあります。その点も市長、私、悪口じゃないのです、はっきり言って。言いにくかことも言える。金子副市長はそういうふうな耳を持たないということじゃないのですよ。やはり、島原半島を長崎県内、九州、日本でも指折り数えられる雲仙市ということにするためには、いろんな苦言も言わなければならないこともありますよ。金子副市長、悪う思わんでくださいね。私はあんたが好きだから言うとだから。

 そういうふうなことを踏まえて、角をとっていって、丸か升にもっていかんといけないのですから。自分のことはわかりません。自分の顔についているごみは、鏡を見らなければ自分のことはわかりません。人から言うてもらわなければわかりませんので。あんた、この辺はこうした方がようはなか。あら、そうじゃろかいと。人から苦言を言われて、初めて我に返るということもありますから。その点も、胸中を聞かせていただければなと思うわけであります。

 不祥事が絶対ないというようにしていきたいと思うわけですけれども、これは一人一人のモラルの問題があって、いくら言うてでも、きびっておられんし。その点、大変でしょうけど、胸中を聞かせてほしいと思います。

 それと、緊急事態発生時のマニュアルですね。この前、不当要求の件で塩田部長が説明されましたかね。それと私が尋ねることは、ちょっとまた違うのですよね。不当要求じゃなくて、ああいうふうなことが、坂もいろいろあるということが、よう講演の先生が言われます。坂も、まさかということがありますから、雲仙市は大丈夫といってても、銃を持ってこられた時に足元に、例えば銀行なんかは足でぱっと操作するスイッチがあるように、体や目は動かさずに足で操作するような緊急装置もあるんですから、やはり構えておくとに間違いないと思いますので、各課に一つずつぐらい、ジュラルミンでも計画性を持って置いていただきたい。市の職員は、家族がいる大事な体ですよね。自分の体を守って来客者を保護するというのが、私は第一のねらいと思うわけですよね。他の方は削減してでも、こういうふうなとはいろんな事件を教訓に進めていく問題じゃないかなと思うわけです。

 それと学校の防犯体制でも同じですけど、カメラを据えてでも、そのカメラのズーム角度がどれだけあるとか、ズームができるのかどうか。ただ、据えてますよという看板だけで警告したっちゃ、恐らく特定できんとやなかろうかなと思います。そういうふうなとを踏まえて、2階にある事務室、職員室を、1階に持っていくことを前提に、今後考えていかれんものかな。先ほども、検討すると教育長はおっしゃいましたけど、できないものかなと思うわけですよ。この10校の700万円。だったら、700万円かけずに、机、その他を下におろしたらいいのですから。空き校舎もいっぱいあるのに。それが、教育長、先じゃないですか。そうしたら不審者の侵入その他もわかると思います。

 それと、教育長、不審者がもし発生した場合、その伝達順序をちょっと教えてください。どこどこの小学校に不審者が来た場合の伝達の方法ですね。これは、わかる範囲内で結構です。お願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 質問が多岐にわたりましたために、まず私の方から答弁をさせていただきます。

 まず、求礼郡との交流の問題で、職員交流はどうかという御質問だったかと思うわけでございますが。昨年、姉妹都市結縁の締結をいたしました。それから始まったわけでございますが。まず、御承認いただきました議会の交流ということで、議員団の方々を編成していただきまして交流をさせていただきました。先ほど答弁をさせていただきましたように、今後は民間主導によります交流を重ねていくということでございまして、まず雲仙市内に御在住の方々、それからまた求礼郡に御在住の方々、こうした方々によります交流を重ねることによって、私は、お互いによき理解者となり得る、そしてまたお互いの信義を通じて両国間の友好関係が結ばれるというふうに期待しております。

 そういう意味では、これから民間の交流団に職員の方々も参加していただくということを考えておりますし、職員間の交流も、そういった過程を通じながら図られていくのではないかと思っております。

 それから、向こうからも申し出があっておりますようにスポーツ交流、特にかの地でもサッカーが盛んだそうでございますので、今後、夏休み等を利用させていただいて、市内在住の小中学生を中心にサッカーの交流というのも考えさせていただければなというふうに思っております。

 そういったスポーツ交流を通じたり、あるいはまた議員御指摘のとおり農業の交流。今回、先に使節として参りました雲仙こぶ高菜栽培の方々がキムチの製法を学ばれてきまして、キムチ高菜をあんに詰めた高菜まんじゅうというのも製作中でございますし。今後は向こうのいろんな製法、手法を導入して、新たに雲仙市の特産物として。あるいはまた、私たちの方は海がございますが、当地は海がございません。ですから、そういうものも利用させていただく交流というのも考えさせていただければなというふうに思っております。

 次に綱紀粛正でございますけれども、これまで確かに小さな町村でございましたから、町と住民の方々の距離も非常に近くありまして、そういう意味では非常に職員の方々、それからまた市民の方々との交流意識も盛んであったろうし、家族的な雰囲気の中でやられていた部分もあったかもしれません。そういう意味では、市として大きくなった、あるいはまた距離感も遠くなったということもございまして、これまでの意識と、あるいはまた市になってからの意識というのは変化を遂げなければなりませんし、また職員の方々の自覚も必要かと思うわけであります。そういう意味で、確かに自治体の所在地も遠くなっておりますし、車での通勤ということにも自覚しなければならないということがございます。そういう意味では、これまでの生活形態とも少し異なってきたかもしれません。

 ですから、これはまた皆さん方にきちっと自覚していただいて、とにかく交通安全、あるいはまた車との関係、そういったことも自覚しながらやっていただきたいというふうに思っております。これから先、距離もとりながら、あるいはまた市としての自覚、そしてまた職員としての自覚、それらを肝に銘じていただきまして、どういうふうに市民の方々と接していくか、そういうことも含めて、これからは新しい市の職員として、私は変わっていただきたい。そしてまたプライド等、そういった意識を持って職務を遂行していただきたいというふうに思っております。

 そういう意味で、私の理念、私の考え方が職員の方々に浸透していないとすれば、それは私が反省すべきところでありますし、今後も職員の方々と十分に理解を深める努力を努めていきたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) まず一つは防犯カメラのことで、来年度の予算に計上しております金額が、先ほど700万円とおっしゃったかと思うのですけれども70万円の予定であります。このことを一点、つけ加えさせていただきたいと思います。

 それから、防犯カメラにつきましては、来年度、試行的に設置をいたしまして、その様子を見て段階的に設置をしていく考えを持っております。先ほど御指摘の1階に下ろすことを前提にしてということですけれども、それぞれの学校で下に教室が確保できるかどうかという問題がありますので、先ほどお答えしましたように実情をもう一度調査をして、可能であれば下に移すことで検討してまいりたいと思います。

 それから、対応マニュアルについてのことですけれども、例として不審者が学校内に侵入した場合を想定した時に、発見、通報した者は、まず防御するとともに、他の教職員に緊急事態を知らせて応援を要請するということから始めまして、警察、消防署への通報もいたします。そして校内で、原則的には、重要なポイントとして複数での防御と不審者の行動の抑止ということで、警察が到着するまでの時間を確保するということを前提に全教職員での対応をするように、その流れを作っております。そして保護者への連絡ももちろんいたしますし、教育委員会への第一報、また時間をおいてになろうかと思うんですけれども、報道機関等への対応も出てくるかと思います。事後におきましては、状況の説明等も逐一報告を上部機関にしながら、保護者等への説明会も開いているのが現状であります。



○議長(酒井八洲仁君) 町田誠議員。



◆22番(町田誠君) 答弁ありがとうございます。

 そしたら、求礼郡と交流が始まって1年ということになりますね。だったら、今度は大韓民国の求礼郡以外との交流。まだ1年もたたんとにそういうことを言うともどうかと思いますけれども、今後の計画、希望として、こことも交流をやって、お互いに情報の共有をやって発展し合おうじゃないかという、市長、考えはございますかね。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 韓国以外との交流というのが検討できないかというふうな御質問でございますけれども。実は雲仙市でも他の観光地と同様に、近年、韓国人及び中国人の観光客の方が大幅に増えております。市といたしましては、観光による市の活性化を図るために経済発展の著しい東アジア、中でも韓国の他、中国とも、ぜひ交流を図ってまいりたいとそのように考えております。

 現在、実は長崎県国際課を通じまして、雲仙市と友好関係を結びたいという意向のある中国の都市につきまして打診を受けておりますけれども、今後、相手方から正式な申し入れがあり次第、議会の皆様に御報告をいたしまして、交流が可能かどうかということを調査検討してまいりたいと、そのように考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 町田誠議員。



◆22番(町田誠君) 中国と、今後の計画としてあるということですね。わかりました。

 そうしたら、奥村市長、求礼郡に行った時に、他の方も聞いておられる方はいらっしゃるかと思いますけれども、吾妻のふるさと会館で講演があったわけですね。熊本の方が、阿蘇の近くで何かやっているという方の農業体験の講演会があったわけです。その時にその人が、農業、商業、何でも一緒と。左手にはそろばん、右手には夢を持ってやれということをおっしゃったのが脳裏にあるわけですよね。そのことが韓国にも、その話が伝わっていたわけですよね。それで、韓国人は左手には電卓を持って、右手には夢を持って毎日働いているのですよと。そして長いハウスの中にきれいなキュウリがあるように、やっぱり、それが現われておりました。こういうふうないいところをどんどんこっちへ吸収していただいて、雲仙市の農業発展にも貢献していただければと思うところであります。

 それと2つ目の、市職員の綱紀粛正ですね、これは大事なことです。あとは幾ら言っても本人の自覚一つですから。飲んだ時には車を持っていくなということは常々言われておるけども、ついついそういうふうなことがあって市民の信頼を失墜すると。一人がしたために、みんなが悪うなって信用を失墜して、一生懸命仕事をしている人が、仕事が減退しますよ、これでは。

 悪かったら懲戒処分だと市長も言われた。これはいいですよ。厳しい態度をとっていらっしゃいますよ。なかなか厳しか態度を市長はやっとる。こういうふうなことをする中で、こういう事件が起こることは甚だ残念でならないわけでありますので。やはり厳しく、愛のむちじゃないけども厳しい態度を、今後もずっとお願いしたいと思っておるわけでございます。

 それと緊急事態発生のマニュアルですけれども、こういうふうなことはどうかなと。いつかの新聞に載っていたのですが、市民の防犯対策意識を高めるために雲仙市独自の安全安心メール配信サービス。例えば、学校も一緒ですね。そういうふうなことをしたらどうかと。犯罪情報や事件情報を、登録者の携帯電話や自宅のパソコンにメール配信するサービスを開始する考えはないか。今現在あるのは、これはしていないわけでしょう、メール配信は。やはり、これにはリスクもあると思いますけれども、誤った情報提供をして人権侵害したりすることもありますので慎重にやってほしいと思うわけでありますが。

 モバイル・テレメディシンと呼ぶ、救急車と病院を結んだ連携がどこかで試されております。急患を乗せて、高速インターネットで医師がそれをキャッチするということを、東京で5台の消防車につけてやっておるわけです。こっちは光線が通っておるわけですから、こういうふうなものを利用した、何かやる方法はないか。そのアイデアがあったら、ちょっと教えてください。



○議長(酒井八洲仁君) 鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) ただ今の件ですけれども、学校関係で申しますと情報ハイウェイ事業の中で、現在、地域情報配信システムということで「ほっと@うんぜん」を利用しまして、登録していただいている保護者へ配信する◎システムを、鶴田小学校、それから多比良小学校を、19年度テスト中でございます。(「どことどこ」と言う者あり)鶴田小学校と多比良小学校ですね。平成20年度の実施に向けて、今、試行中であります。



○議長(酒井八洲仁君) 町田誠議員。



◆22番(町田誠君) 盛りだくさんに質問したので落としとるところもあると思いますけれど、また後ほどするということにして。

 とにかく求礼郡との交流は、私が今申しましたとおりに、そういうふうなことを踏まえて検討していただければなと思うわけです。

 それと、市職員の綱紀粛正。これは口だけじゃなくして、やはり行動でお願いしたい。市長は動いているけども、今後、絶対にないという断言のもとに引き締めていただいて。幸い金子副市長もそばにおりますので、本当に引き締めて。金子副市長が言えば、「はい」といってみんなが聞くような、号令のとれる体制をとっていただきたいと思うわけであります。

 それと危機管理、緊急事態発生ですが、いつ何どきあっても、あってはたまりませんけども、あった時の対応はこうだという構えをしてほしいということをお願いして、私の一般質問を終わります。以上です。答弁は要りません。



○議長(酒井八洲仁君) これで町田誠議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで11時10分まで休憩いたします。

=午前10時52分 休憩= 

=午前11時09分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 9番、町田康則議員の質問を許します。町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 少々風邪ぎみでございますが、頑張って質問をさせていただきます。高齢者、障がい者、子どもたちに優しいまちづくりについてということで、1番目に、市民が利用しやすい市民生活課の窓口カウンターの設置についてということで出しております。2番目に、市民に優しい屋根付きバス停留所の設置についてということで、2つの質問をさせていただきます。

 平成17年の国勢調査で、雲仙市の65歳以上の高齢者は1万3,530人で、総人口に占める割合は27.1%で、県平均の24.6%を3.5%も上回っております。15歳未満は7,401人で14.8%であります。高齢者、子どもたちを合わせた数は2万931人で、全人口に占める割合は41.9%となっております。

 小浜町議時代の平成12年6月15日、「高齢者、障がい者に優しいまちづくりについて」という質問の中で、役場庁舎のエレベーター設置についてとか、町民課のカウンターの高さの変更についてということで質問をしましたら、平成13年4月から、小浜町では低いローカウンターに変更設置してもらいました。二、三カ月前でございます。

 現在、雲仙市役所本所になっていますこの建物の市民生活部市民課戸籍班のところに、腰の曲がったお年寄りが来ておられるのを見た時、ここのカウンターは高いままで、横にある椅子も高く設定されていて、とてもこの椅子に座って職員に聞くことはできないなと思った次第でございます。また別の時に、係の職員に「この高椅子は使えないでしょう」と聞くと、「そうです」と答えておられました。

 各支所の市民生活課、福祉課のカウンターはどうなっているのか、全支所を周り調べてみました。低いローカウンターに小浜支所はなっておりますが、ローカウンターというのは70cmから72cmでございます。南串山支所では101cmでございました。小浜支所は72cmでございました。千々石支所では95cmでございました。愛野支所では88cmでございました。この本庁の吾妻では96cmでございました。瑞穂支所では96cmでございましたが、入って右のところに一人分のローカウンターがありましたが、なかなか使いにくいのではないかなというふうに思われました。国見支所では100cmでございました。国見支所の場合は、内側の職員側の方が15cm高くなっております。ちょうど住民を見下げるような形につくってあるのは、ちょっとびっくりいたしました。

 一般質問を出しましたのが2月4日で、今年20年度の予算をもらったのが2月22日でしたが、その中の総合窓口設置事業にローカウンターとありましたが、どのようになっているのか、お聞きしたいと思っております。

 2番目の市民に優しい屋根つきバス停でございますが、12月の議会において中村一明議員が同様な質問をされた時に、宮崎企画課長は「バス停の屋根はバス事業者において設置されるべきだ」と答えられました。またしかし、「島原鉄道においては、財源等の問題から整備を行える状況にないと聞いている」と言われました。それならば、一番困っている市民、特に交通弱者と言われる高齢者、障がい者、子どもたちはどうすればいいのか、お答えをいただきたいと思います。

 あとは自席で質問しますので、市民の安心安全の質問ですので、前向きなお答えをお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 町田康則議員の御質問にお答えを申し上げます。

 市民が利用しやすい窓口カウンターの設置についてのお尋ねでございますが、施政方針でも述べさせていただきましたとおり、平成20年4月から、窓口サービス向上のために、市民の皆様にとりまして親切でわかりやすい窓口となりますよう、本庁、総合支所とも総合窓口を開設することとしておりますが、窓口カウンターにつきましては、来庁された方々に座っていただいて対面での対応が可能となりますよう、20年度の早期に一部のカウンターをローカウンターに改修、または取り変えたいと考えております。

 併せて、各総合支所におきまして、現在、窓口に対し横向きになっております職員の机の配置を、窓口に対面するような配置にできないかどうか検討しているところでございます。現在、窓口でローカウンターを設置しておりますのは、小浜総合支所及び瑞穂総合支所の2庁舎でありますので、残る5庁舎につきましてもローカウンターの設置を計画いたしております。

 具体的には、国見庁舎は廊下と事務室部分に段差があることを町田議員も御指摘なさいましたが、来庁者と職員が同じ目線で話ができますよう、事務室部分の一部を廊下と同じ高さにいたしました上でローカウンターを設置いたしたいと思います。愛野庁舎は、現在、スロープの傾斜角度が急でありますために、緩やかな傾斜となりますようスロープの改修を行うとともに、1、2階の窓口にローカウンターを設置いたします。吾妻、千々石、南串山の各庁舎は、1階の窓口の一部にローカウンターを設置いたします。

 以上でございますが、総合窓口及びローカウンターの設置等により、より利用しやすい窓口にしてまいる所存でございます。

 残余の答弁につきましては、担当より答弁をさせていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 町田康則議員の御質問にお答えいたします。

 市民に優しい屋根つきバス停留所の設置についてのお尋ねでございますが、現在、雲仙市内には島鉄のバス停が205カ所設置されており、そのうち上屋が設置されているものが64カ所、設置されてないものが141カ所となっております。御指摘のとおり、利用者であります高齢者や児童生徒の利便性を考慮いたしますと、上屋が設置されていないバス停を早急に解消することが必要であると認識しておりますが、昨年の第3回定例会におきましては前川治議員に、また同じく第4回定例会におきましては中村一明議員の一般質問に御答弁いたしましたとおり、バス停の上屋は、あくまでもバスを利用される方のために設置されるものであり、その整備に関しましては一義的にはバス事業者においてなされるべきものと考えております。

 しかしながら、国道57号沿線のバス停上屋の設置につきましては、国土交通省九州地方整備局、長崎河川工事事務所小浜維持出張所において設置の可能性があるとのお話をいただいたことから、設置の必要性が高いバス停の情報提供を行い要望をしてまいったところでございます。

 また、国道251号沿線のバス停につきましては、国道57号沿線と同様に利用客の利便性の向上が増客対策となり、また既存の公共交通機関の維持存続にもつながることから、現在策定中でございます雲仙市地域公共交通総合連携計画において、その検討を行っているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 市民課の方のカウンターのことについて、まずお聞きしたいと思います。国見支所の場合は職員の方が高くなっておりますので、切り込みを入れた格好になるんですか。そのままでしたら、向こうが全体に高くなっていますよね。同じ目線にするのには向こうも低くして、そこの住民課のところだけを低くするのか、どういう形にするのかを、まずお聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 具体的な工事の内容につきましては現在検討しているところでございますけども、とにかく住民の方と目線が合うような形での工事をやっていきたいと、そのように考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) ここに、各支所の入り口を撮った写真もありますが、確かに国見の場合は、やり方を考えないと難しいなというふうに感じました。

 瑞穂の北平支所長にお尋ねしたいと思いますが。各支所にローカウンターの設置はどうかという質問があったと思いますが、その時に、瑞穂の場合は、もう設置されているのでやらないというふうにお答えになったということであるのですが、あそこへ行かれたらすぐわかりますように、入ってすぐ右の壁側のところに、確かに一人分、低くなったカウンターがあります。ただし、職員がいるのは大体前の方ですね。こちらは全然応対できるような感じじゃないのに、要らないと答えられたということだったものですから。そこら辺は、前の方をお年寄りが一番使いやすいローカウンターにした方がいいのではないかなというふうに思うわけですが、支所長はどういうふうにお考えでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 北平瑞穂総合支所長。



◎瑞穂総合支所長(北平正美君) 確か10月ごろに調査があっておると思うのですけども、その後、支所の方でも話をいたしまして、今後のその窓口の対応としましては、ずっと奥の端よりも、一番お客さんのおいでになる中央部分がいいのではなかろうかというふうに今では思っております。それで、現在ありますカウンターを真ん中の方へ移動できないかということも、係の方とも交渉しております。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 実際、一人分のそのカウンターの前には、私が行った時にはストーブが置いてありまして、人が座れるように全然なっておりません。予算が大変厳しい中、市民が使いやすい窓口にするためにこの事業を立ち上げたのですから。瑞穂は要らないといって予算を組んでありますので今の予算の中には入ってないと思います。ですから、ぜひその点を市民が利用しやすいようなカウンターに要望されたらいいのではないかなと。北平支所長さんは、もう3月で定年でございますので頑張っていただきたいと思っております。

 2番目についてでございます。市民に優しい屋根付きバス停留所の設置についてということで、市内のバス停の数は205カ所、屋根が付いてないのが146カ所、これは前川議員の時のお答えでございました。

 バス停の屋根については、小浜町議時代、平成11年9月17日の一般質問で、私も何度かしたことがあります。そのきっかけになったのは、小浜町北串原のバス停での一人の老婦人からの要望でございました。老婦人は、国立小浜病院に行くため、雨の中でバスを待っていたそうでございます。時刻はとっくに過ぎているのに、なかなかバスが来ない。腰から下がずぶぬれになり、病院に行った時にもシートに座っていいのかどうか、大変困ったそうでございます。そして、そのことを私に、「なぜ小浜のバス停は屋根がないのですかね。小長井町や千々石町のバス停にはあるのに」と言われたことからでした。

 私も早速、その時、小長井町に行きまして聞きました。企画課に田島課長さんという方がおられて、お会いして話を聞いたわけでございますが。小長井町は、皆さん方御存知のようにミカンとかメロンとかの格好をしたバス停がありますけど、あれは特産品の形をしたユニークなバス停をつくり、住民からも、また山茶花高原へ来ていただくお客様からも大変好評を得ているということでございました。特産品ですから、ミカンの形が3個、メロンが3個、イチゴが4個、スイカが3個、トマトが2個の5種類、15個のバス停をつくられたそうでございます。

 企画課長、これのきっかけになりましたのが、利用しているバスは県営バスですから、県営バスに言ったそうでございます、同じように。しかし、長崎県下全域でバス停設置の予算が400万円ぐらいだったので、これは我が町でするしかないということで、小長井町では自分の町の中でつくろうというふうになったそうでございます。県の地域振興課ふるさと夢づくり推進事業を利用されております。1基当たり約270万円から300万円でつくっておられました。県補助金が50%、一般財源が50%でございました。

 当然、千々石町にも行ってまいりました。千々石町では総務課企画室の城代さんという方にお会いして話を聞いたんですが、千々石町でも交通安全対策費のバス待合所整備事業として、平成7年度から毎年実施して、その当時9基設置していると。1基、大体130万円から140万円でつくっているそうでございます。資金は町単独だったり、宝くじだったり、間伐材補助事業等いろいろ利用してバス停をつくってきているということでございました。

 そういうことを小浜町でも言いまして、小浜町で何度か質問した後、平成12年7月11日に小浜高校前に設置することができました。これは、くまやさんという弁当屋さんの前になりますけども。平成14年3月6日には公立小浜病院前、北串原のバス停、小浜町体育館前、北串農協前、富津小学校前などに町で設置されました。そうしたら国土交通省小浜維持出張所、その当時の松本所長さんが、国道57号線については町も頑張っておられるから設置してあげましょうということで、小浜の入り口になります山領入り口、富津入り口を、道路の切り込みも入れて屋根付きバス停を設置していただいております。小浜中学校上の道前バス停も国土交通省には予算化していただきましたが、バス停の土地所有者との話がつかなくてできなかったそうでございます。

 しかし、先月2月20日、ここに新聞の切り抜きを持ってきていますが、長崎新聞に「雲仙中と小浜中の統合前に、バス停付近の長さ120mにわたり歩道を整備する。歩行者を守るガードパイプや、バス停には屋根も設ける」という記事が載っておりました。大変いいことだと思いましたが、先ほど言われた市役所の方から国土交通省へ何か働きかけ、要望をされたのでしょうか。そこら辺、まずお聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 国道57号にありますバス停の上屋の設置につきまして、国土交通省の小浜維持出張所の方に参りまして、愛野から雲仙までの区間で10カ所のバス停の上屋の設置につきまして要望をしているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 先ほど言いました道前のバス停についてはどうですかということです。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) すみません。道前のバス停につきましては、これにつきましては雲仙中学校が小浜中学校に統合されることに伴いまして、雲仙の子どもたちが、帰りには道前あたりでかなりの人数が待つことになるであろうということで、それに対しまして小浜出張所の方に参りまして設置に関する要望を行い、今回、工事に結びついたものでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 今、島原半島には島鉄バスしか走っておりません。もちろん一部には雲仙─長崎便というのがありますが。島原鉄道自動車課の方へ、バス停の上屋設置について質問なり要望をされましたでしょうか。

 それはどういうことかといいますと、前に、この整備は一義的にはバス事業所においてなされるべきだということを言われておりましたので、そういうことをされたのか、まずお聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 島原鉄道に対しますバス停上屋の設置要望につきましては、要望させていただいたところでございますけれども。返事といたしまして、島原鉄道さんが上屋の設置をする場合は単独の予算があればそれでいいのでしょうけれども、実は長崎バス対策協議会、こちらの組織の方から、ある程度の予算の割り当てをいただいているということでございますけれども、その予算が低額であるために、なかなかバス停の上屋まで回らない、そのような説明を受けております。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 私も、島原鉄道自動車課の方から文書でお答えをいただきました。「雲仙市では、現在、島鉄バスだけが唯一運行されています。高齢者にとっては、バス停に屋根がついていないので、風雨の時、また真夏の暑い時など待ち時間がつらいとの声も聞きますが、路線バスを維持するのがやっとで、新たな屋根の設置に関しては費用的に難しく、当社では考えておりません。平成19年度につきましては、バス停標柱の更新を31カ所、上屋改修を1カ所行っております」という回答でございました。

 一義的には、もちろんバス事業者がすべきだという考えなら、島鉄に予算がないということに関して、市として本当に困っている市民に対してどういうふうにされるつもりなのかなというのをお聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 答弁いたしましたように、まずバス停の上屋というのは、あくまでもバス事業者において設置されるべきものというふうに考えております。それはあくまでもバス事業者が営利を目的として業を営まれるところでございますので、そこに関しては、やはりバス事業者が整備をするべきであろうというふうに考えております。

 しかしながら、先ほども言いましたけども、島鉄さんの方に要望いたしましたけれども、なかなか厳しい回答でございました。そこで市といたしましては現在策定中であります雲仙市の交通計画、連携計画の中において、そのバス停を含めた環境整備をいかにやるべきか、どこが設置すべきかということを検討しているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 交通計画ですね。これは昨年、平成19年、国の方で法律第59号地域公共交通の活性化及び再生に関する法律、いわゆる地域公共交通活性化法が平成19年5月25日に公布されております。10月1日施行でなされました。交通計画を作成し法定協議会を立ち上げると、その法定協議会に上限で2千万円の2分の1、または3分の1の補助率で支援が得られるというものでございます。この中には、もちろん屋根付きバス停の整備などにも使えるとなっております。そういう情報は多分、去年の10月1日にあったわけですから、私は9月10日の前川治議員の一般質問の時にも、そういうのが出てくるかなと思っておりましたら、出てきませんでした。12月4日の中村一明議員の一般質問の時には、もう完全に施行されていたのですね。この法律はわかっていたはずなのに、なぜ前向きな答えが出てこないのかなと思ったわけでございますが、その点についてはどうでございますか。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 議員がおっしゃられます地域公共交通の活性化及び再生に関する法律につきましては、昨年の10月1日に施行されております。実は、国土交通省の説明会が私どもに対しましてあっておりますけども、これは、まず全市町の合同説明会が昨年の10月30日に行われております。ただし、この際の説明会では法律の概要を受けたのみでございます。そこで今年1月16日でございますけども、九州運輸支局の長崎運輸支局長さんと企画専門官、それと輸送課長さんが雲仙市に見えられまして、そこで具体的な内容といいますか、先ほど議員がおっしゃられました、例えば上屋を造る場合に3分の1なり2分の1の補助をいたしましょうと、そういうふうな具体的な内容について、今年の1月16日に説明を受けたところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 私ども何人かで、今年2月5日から6日に政務調査で、大分県由布市に行ってまいりました。由布市は、平成17年10月に3カ町が合併してできた市でございます。ちょうど、この雲仙市と同じ時期ですね。人口が3万6,852人、雲仙市よりも少のうございます。そこの場合、平成18年、合併して1年後ですよ。18年に由布市地域交通計画をつくっております。そして平成19年、昨年の3月には由布市地域交通計画改訂2版というのもつくっております。これが、もらってきたものでございますが。

 この中で市民交通対策検討委員会を設置されておりまして、自治会3名、社会福祉協議会1名、PTA連合会3名、老人クラブ連合会1名、女性団体連合会1名、商工会1名、合計10名でこの対策を検討されております。この目的は、路線バスの廃止により、こちらの場合は、将来もう廃止するだろうということで、廃止により交通空白地域が急速に拡大する中、交通弱者である高齢者や障がい者、児童生徒の足の確保が求められており、市民一人一人が地域で安心して暮らせるように、市が運行主体となるコミュニティバスの運行に取り組むということでされているわけです。

 ですから、そういう交通計画を施行以前に、住民の足を確保するためにということで検討されているということを聞きまして、私もちょっとびっくりしました。勉強になったわけでございますが。

 こういうふうなことは、もちろん雲仙の場合、タクシー券の補助とかありますけど。これは、そういう交通弱者だけじゃなくて一般の方々も利用されておりまして、お聞きしましたら年間6千万円かかっているそうでございます。国土交通省から1千万円。これは高齢者の交通事故防止でもらったと言ってらっしゃいました。交付税が2,800万円、運賃が900万円。これは中学生以上が一律200円になっておりまして、小中学生、障がい者は半額でございます。

 ここに、その由布市のコミュニティバスの時刻表がありますが、すばらしいものでございます。びっくりするぐらい多いですね。地域と、医療施設やJRの駅等を接続する路線が24路線ございます。学校と地域を結ぶスクールバスが5路線ございます。旧3町をぐるぐる回るシャトルバスが1路線、合計30路線が運行されております。1日当たりの利用者が268人おられたそうでございます。当然、バス停は多うございまして400カ所になっております。そして、やはりここでも、ベンチとか屋根付きの方にしていきたいということで検討されているそうでございますが。

 一義的にバス会社が造るべきだという考えは、わかることはわかるんですが、実際にバスを運行しているところにも、運行すること自体、もう今は大変になって、市から補助金等もやっております。そしたら、本当に困っている市民のために何らかの対策を考えるというのが筋じゃないかなというふうに思うわけでございます。県の方でもこういうふうな対策があると聞いておりますが、御存知でございますか。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) まず、雲仙市の交通計画の策定状況でございますけども、先ほど由布市のお話をいただきましたけども、雲仙市といたしましても平成19年度、今年度の当初予算に交通計画策定の予算を計上させていただき、鋭意計画をつくっているところでございます。

 県の補助等がそういうところにはないのかというふうなことでございますけども、この計画を作る際に、県の補助をいただいて計画策定を進めているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 県の方を、私もちょっと調べてみましたら、まちなか活性化推進ガイドラインに基づき、公共交通整備ということで、バス待合所の整備などを国のまちづくり交付金に上乗せして補助金をやろうとしていますが、それはどうでございますか。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) すみません、それにつきましては存じ上げておりません。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) これについては、先月2月22日の長崎新聞に大きく載っておりました。まちなか活性化推進事業ということで、県の方からこういうのが入りますよと。新聞に載っているくらいですから、当然、市の担当者の方はよく御存知ではないかなというふうに思ったわけですが。それについては、ちょっと検討していただきたいというふうに思います。

 市長の地元の自治会ですね、飛子は251号線沿いですが、飛子の方からも屋根付きのバス停の整備をしてもらいたいという高齢者の要望が私の方にあっておりますが、そこについてはどうでございますか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 議員の、どうかという御質問でございますけども、どういうふうにお答えすればいいかわかりません。ただ、これは市内在住の方々が住民として5万人いらっしゃいます。ですから、私の仕事といたしましては、御負担をいただいております税金を集め、その税金の中で、どういうふうに市民の方々に行政サービスを施していくか。あるいはまた住民の方々の優先順位、住民の方々に際します福祉ということを考えなければならないということで今までやってまいりました。それには当然、公平性も必要でございますし、また広域的な視点も必要でございます。そういう意味で今回、施政方針でも申し上げさせていただきましたように、できるだけ市民の方々に公平に分配していく。そしてまた、住民の方々のニーズにもこたえられるようなことでやってまいりました。

 今論議があっております、確かに上屋の問題もたくさんございますけれども、ただ利用者の方々のお声があるから、当然しなければならないわけでございますが、さらにまた優先順位の問題もございます。ですから、できるだけお応えしているつもりでございますが、財源には限りがございます。まず、緊急度の高いもの、あるいはまた、今設置しなければならないものということがございまして。例えば、先ほどの御質問の中で、学校が統合されます雲仙から来られる生徒さん方、そういった方々の集団的な登校の時の利便性に対しましては一日も早く供しなければならないけども。今、本当に停留所でお困りの方々もいらっしゃいますけども、それよりも先にしなければならないことも、たくさんあるわけでございます。

 ですから、そういうことも含めて、今後もできるだけ不便がないようにしなければならないけれども、当面しなければならない緊急度の高いものから財源を手当てさせていただきたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) それは、何も全部しなさいと、140何カ所、一遍にしなさいと言っているのではないですよ。千々石町の場合もそうだったし、小浜町の場合もそうですが、1カ所、2カ所、そういうふうな感じでやれるのではないかなということでございます。そういうふうに思いませんか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 議員のところには1カ所、1カ所やっているかもしれませんけども、われわれのところには、もっと総合的にたくさんの数が来ております。その数に、どう応えていくのか。議員の御質問でございますけれども、確かに議員のところにいろいろ御相談があっておるかもしれません。しかし、今日いらっしゃいますこの議会の議員の方々にはそれぞれに、それぞれの問題の御相談があっておるかもしれません。そういったことの中で、私たちがいかに公平に、しかも優先順位というか緊急度の高いものについて、まず手当てをさせていただくということに対しまして、私は答弁をさせていただいたつもりでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 私が思いますのは、住民の中でもちろん優先順位があるのは、それはわかります。しかし、今現実に風雨が激しい中、また真夏のかんかん照りの時に屋根のない標柱だけのバス停で、高齢者や障がい者の人たち、また小中高校生の児童生徒が、ただじっとバスを待っているのを想像してみてもらいたいというふうに思います。

 町の時は、少しずつでしたが、町の負担で屋根付きバス停を増やしてきました。市になったら、バス事業者に財源がないのはわかっているのにバス事業者がすべきだというのは、本当に難儀している市民に対する市の態度としては、あまりにも冷たいのではないかなというふうに思っております。ぜひ、いろいろ考えていただいて、前向きなお答えをお願いしたいと思いますが、どうでございますか、企画課長。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) まず、雲仙市内の公共交通機関というのは、議員もおっしゃいましたけども、もう島原鉄道しかございません。その中で、今後いかにこの島原鉄道さんのバスなり鉄道を維持存続していくか、これは最も重要なことだというふうに理解しております。この維持存続をさせるためには、当然、利用をしていただかないといけないと。利用をしていただくためには、当然、利用しやすいバス停なり駅舎というものが必要になるであろうというふうに考えております。

 そこで、先ほども言いましたけども、その整備に関しましては一義的に島鉄さんにお願いしたいところでございますけれども、先ほども申しましたけども、片方では財源の問題があるということでございますので、冒頭申し上げました連携計画、これに、市は当然でございますけども道路管理者、そして交通事業者も参画していただいております。この参画していただいている協議会でつくります連携計画、これに掲載しました事業につきましては国庫補助の対象となると、国の財政的な支援を受けられるというふうなことでございますので、その国の支援を受けた中にあってバス停等の設置者を誰にしていくかと、だれによって設置するのかということを、現在、協議をしているところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 町田康則議員。



◆9番(町田康則君) 3月までですかね、交通計画は。ぜひ、交通計画を作成され法定協議会を立ち上げられまして、国の公共交通活性化法に基づく補助で頑張っていただければというふうに思います。

 私の質問を終わります。



○議長(酒井八洲仁君) これで町田康則議員の質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで1時まで休憩いたします。

=午前11時52分 休憩= 

=午後1時00分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 午前中に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けたいと思います。7番、原田洋文議員の質問を許します。原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) ただ今、議長さんより発言のお許しをいただきましたので、通告をいたしておりました4項目につきまして市民の目線に立って質問をさせていただきます。答弁は、市民の皆様にわかりやすく丁寧にいただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。

 質問第1点目は、雲仙市の基幹産業である農業、漁業の活性化対策であります。

 近年、世の中、改革改革のもとに、企業も銀行も市町村も合併合併で効率化を追い求め、フリーターやパートなどを活用しながら景気が続いていると言われています。若干、下方修正もされましたが。景気のよい企業では賃金も上げたらどうかなどと言われています。しかしながら、地方においては、景気どころか小店はなくなり、交通機関も廃止になったりして大変不便な生活となり、都市と地方の格差はますます広がってきていると私は思います。所得格差も広がる一方でしょう。

 そうした中、雲仙市における基幹産業である農業、漁業の現状はどうでしょうか。露地野菜中心の地域、また施設中心の地域、畜産中心の地域、それぞれに明るい新年を迎えられた地域があったでしょうか。確定申告でわかると思いますが、私の地域は露地野菜中心の地域ですが、できた野菜の価格の暴落で農家経営は大変厳しい状況が続いています。働けど働けど、楽になるどころか、借金が増えないようにするのが精いっぱいであります。価格低迷の中、いろんな資材の高騰、ガソリンなどの燃料費の高騰、生活物価も上がり出しています。電気代なども上がりそうですし、こういった中で税金が満足に払えるのか、子どもたちを育てられるのか、生活していけるのか、そんな不安な思いの中で農作業に励んでおられる農家が多いのではないかと思います。漁業にしても、漁獲の低迷が続く中、燃料費や資材費、餌料代などの高騰で大変厳しい現状にあるのは変わらないと思います。

 雲仙市の基幹産業である農業、漁業の現在の厳しい状況の中、行政側でやれる限度はあると思います。しかしながら、基幹産業が衰退していくことは、すなわち雲仙市の衰退そのものだと私は思います。今、大変厳しい状況を迎えている雲仙市の基幹産業である農業、漁業へ、どんな対応策を考えておられるのですか。市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、今年度の予算ではどのように対応されるのか、お尋ねいたします。

 通告2点目は、雲仙市の公共的な料金の平等性と合併時からの継続事業についてであります。

 7つの町が、それぞれに地域の特性や住民の意向によって、手数料や料金など町により異なっていたものを統一していくわけですから、大変ではありましたが、しかしながら、合併して、もう3年目に入りました。公共的な料金はすべて平等になったのか、お伺いいたします。

 次に、合併当時からの継続事業の現在の状況についてであります。どんな事業が、どれくらい残っているのか伺いたいと思います。

 通告事項3番目、「自治体の財政は連結赤字30%で破綻」との新聞報道についてであります。これは、昨年12月8日の長崎新聞に掲載してありました。新聞報道によれば、総務省は自治体財政健全化法に基づき、破綻状態の財政再生と黄色信号を示す早期健全化の2段階で自治体財政をチェックする4指標の数値基準を決め市町村に通知した。その4指標の一つで「連結赤字30%で破綻、財政再生団体となる」、このように新聞に書いてありましたが、この4つの指標についてわかりやすく説明をしていただき、雲仙市の平成18年度決算を当てはめて4つの指標の数値基準とはどのようになるのか、お伺いをいたします。

 質問の4番目は市役所職員の健康管理についてであります。

 近年、社会保険庁や防衛省幹部職員の問題、雲仙市職員の不祥事など、公務員に対する国民、市民の信頼を損なうような事件が多過ぎます。しかしながら、多くの公務員は、そのたびに唇をかみしめ頑張っているのも現実であります。雲仙市職員も、そのとおりだと信じています。特に、合併当初の困難な事務事業推進のために夜遅くまで、あるいは休日を返上しての勤務、家庭を犠牲にしてのハードな勤務など、市職員の頑張りで今日までの雲仙市行政がスムーズに推進してきたと思っています。

 しかしながら、雲仙市も合併して3年目に入ったにもかかわらず、いまだに夜遅くまで恒常的に時間外勤務の多い職員がいたり、体調を崩す職員が多いように聞きますが、職員の健康管理は十分なされているのか、お伺いいたします。

 以上、壇上からの私の質問を終わりますが、丁寧なわかりやすい答弁をお願いいたします。答弁次第では自席より再質問を行いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁いただきます。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 原田洋文議員の御質問にお答え申し上げます。

 農業、漁業をめぐる情勢は、輸入農産物の増大や激化する産地間の競争、それに伴う安全安心に対する対策の強化や価格低迷など、議員御指摘のとおり、ますます厳しい状況下に置かれております。さらに燃油の急騰が生産資材にも影響し、農業、漁業の経営をさらに圧迫している現状に危惧しているところでございます。

 このような現状を踏まえ、市といたしましては今回の施政方針で述べましたとおり、原油価格高騰による生産資材の上昇や、燃料費の高騰によります資金繰りに支障を来しておられます農林水産業者の資金の借り入れに対しまして実質無利子となるよう緊急的に利子補給制度を創設し、原油高騰対策事業として予算を計上しております。

 また、農林水産業の振興を目的としまして市の単独事業として実施してまいりました農業パワーアップ対策事業につきましては、平成20年度から雲仙市農林水産ゆめみらい事業として再構築を行い、担い手対策やブランド化に向けた生産振興対策、安心安全な産地づくりなどを支援することとしております。

 それに、平成19年度から提案型として、林業・水産業パワーアップ対策事業を実施しておりますが、平成20年度からは採択基準を緩和いたしまして「雲仙市農林水産ゆめみらい事業」と名称も新たにスタートいたします。農林水産業者の方々は、それぞれに経営が安定するために努力されているところであり、市といたしましても根本的な対策として、作り手がやる気の出る農業の創設のため、一律的な流通体系から多角的な流通体系を模索してまいります他、さまざまな国、県、市の助成事業の活用を推進し、農家、漁家の経営改善に向けた対応を図ってまいりたいと考えております。

 残余の答弁につきましては担当より答弁させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 今崎上下水道局長。



◎上下水道局長(今崎正敏君) 原田洋文議員の合併後の公共料金及び継続事業についてのお尋ねでございますが、まず水道料金につきましては平成19年3月に水道料金審議会を設置し水道料金統一について諮問を行い、9カ月間にわたって協議を重ねていただき、平成19年12月、答申をいただきました。これを受けまして本年2月1日、雲仙市議会議員全員協議会におきまして御説明をいたしたところでございます。今後は水道料金審議会の答申内容を、自治会長会議や関係団体等に説明したいと考えております。

 また、下水道料金につきましては、先に供用開始いたしました千々石地区の下水道料金に吾妻、瑞穂両地区も合わせており、愛野地区、雲仙地区につきましても計画的に調整を行いたいと考えております。

 次に、継続事業の進捗状況と今後の計画についての御質問にお答えいたします。

 水道事業につきましては、瑞穂西郷簡易水道統合整備事業、瑞穂大正簡易水道水量拡張事業、瑞穂大正簡易水道基幹改良事業の3事業を平成14年度から実施しております。瑞穂西郷地区簡易水道統合整備事業は、平成20年度完成を目指し施工中でございます。今後は平成26年度を目処に、残りの水量拡張及び基幹改良事業を継続して実施してまいります。

 下水道事業につきましては、継続事業として千々石公共下水道事業と吾妻、瑞穂の特定環境保全公共下水道がございます。千々石地区につきましては平成19年度でほぼ完了し、吾妻地区が平成21年度、瑞穂地区が平成26年度を完了目標に事業実施中でございます。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 建設整備部所管の、合併前からの継続事業についてのお尋ねにお答えを申し上げます。

 まず水田整備事業としまして、県営国見中部地区圃場整備事業85.1haが平成9年度から実施され、本年度終了したところでございます。同様に県営瑞穂古江地区圃場整備事業22.1haが平成16年度から平成21年度までで完了する予定でございます。

 畑地整備事業では、県営南串山鬼池地区畑地帯整備事業35haが平成14年度から平成20年度で、吾妻山田原畑地帯整備事業97haが平成9年度から平成21年度までで終了予定となったところでございます。

 農道事業につきましては、県営愛野一本松農道整備事業1,860mが平成16年度から平成22年度まで、小浜浜口地区農免農道整備730mが平成16年度から平成20年度までで終了予定となりました。

 また、主な起債事業として吾妻原山農道整備事業562mが平成16年度から平成20年度まで、小浜木指地区農道整備事業500mが平成16年度から平成22年度まで、吾妻西光寺農道整備事業444mが平成16年度から平成24年度までとしております。

 議員お尋ねの南串山地域農村振興総合整備統合補助事業は、現在では南串山地域村づくり交付金事業と事業名が変更となっており、平成17年度から平成22年度までの6年間の事業期間で、工種は7工種、22地区、総工費8億7千万円の事業でございます。同事業の平成19年度末の進捗状況は22地区のうち12地区、進捗率55%でございます。残り3年の事業期間でございますので、平成20年度に2地区、平成21年度に1地区、最終年度の平成22年度に7地区の予定でございます。

 特に、平成22年度に事業実施を予定しているものに地域資源利活用施設整備事業があります。この事業は、バレイショ生産の過程で大量に発生する廃野菜のリサイクル処理事業でございます。農家では、その処理に大変苦慮しておられる現状であることから、平成22年度より、南串山地域の生産者の皆様と事業実施について協議を行ってまいりたいと考えており、事業推進に御協力をお願いするものでございます。

 続きまして、市道改良については主要事業であります34路線のうち22路線が、河川改良事業につきましては3カ所のうち1カ所が、急傾斜事業につきましては3カ所のうち1カ所が継続事業でございます。内訳としまして、市道改良事業では国見町2路線、瑞穂町5路線、吾妻町5路線、愛野町5路線、千々石町1路線、南串山町4路線の計22路線でございます。

 また、河川改良事業で千々石町1カ所、急傾斜地崩壊対策事業で愛野町1カ所の合計24カ所を継続事業として事業に取り組んでいるところでございます。

 継続事業の今後の計画についてでございますが、市道改良事業につきましては平成23年度に、河川改良事業と急傾斜地崩壊対策事業につきましては平成21年度に完了の予定となっております。継続事業につきましては、合併前にそれぞれの町が主要事業として着手されておりますので、今後も必要に応じて事業見直し等も行いながら、早期完成を目指し効率的な執行を図っていく所存でございます。

 市道南串山後山尾登線改良事業の計画についてでございます。計画区間が県道荒牧尾登線から950mで、平成17年度から事業を実施、現在390mが完成しております。残りの区間につきましても、用地取得等を先行させながら早期完成に向け事業を推進してまいります。

 また、国道251号から約500mの未着工区間につきましては、地形からくる技術的問題等も踏まえ、地元の意見を聞きながら検討させていただきたいと、このように考えております。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 原田洋文議員の御質問に、私の方からは2点にわたりお答えをさせていただきます。

 まず1点目ですが、市の財政状況について、新たに義務づけられた4つの財政指標は、雲仙市の平成18年度決算に当てはめるとどのようになるのかとのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 議員御指摘のとおり、平成19年6月に公布されました地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、平成19年度決算から各地方公共団体には4つの財政指標の公表が義務づけられました。この健全化法は、現在の財政再建団体の根拠法であります地方財政再建促進特別措置法に代わるものとして制定されたものでございます。これまでの再建法は財政が破綻した団体の財政再建を目的としていたものであったのに対しまして、新たな健全化法は財政破綻を未然に防止することも目的といたしております。

 このため健全化法では、財政が破綻した状態にあります財政再建団体に加えまして、財政破綻までは至っていないものの財政が悪化している財政健全化団体を定め、財政健全化の取り組みを義務づけることとしております。それぞれの団体に移行する判断基準といたしましては、議員お尋ねの4つの指標が設けられております。その指標とは、1点目に実質赤字比率、2点目が連結実質赤字比率、3点目が実質公債費比率、4点目が将来負担比率の4つでございます。このうち、どれか一つでも一定の基準値以上になりますと、財政悪化を自主的に改善する財政健全化団体に移行し、さらに将来負担比率を除く3つの指標が悪化して一定の基準値に達しますと、国の管理下で財政再建を進める財政再生団体に移行することになります。

 次に、具体的な内容を説明させていただきます。

 まず、実質赤字比率でございます。これは一般会計の赤字額を標準財政規模で割ったものでございまして、財政健全化基準は11.25%から15%の間の財政規模に応じた数字となされておりまして、財政再生基準は20%とされておりますが、雲仙市の平成18年度決算に当てはめますと0%となります。

 次に、連結実質赤字比率でございます。これは一般会計の赤字に公営企業会計などの特別会計の赤字を加えた連結赤字額を標準財政規模で割ったものでございます。財政健全化基準は16.25%から20%の間の財政規模に応じた数値とされておりまして、財政再生基準は30%とされておりますが、こちらも平成18年度決算では雲仙市では0%となります。

 次に、実質公債費比率でございます。これは特別会計や一部事務組合に対する負担金も含め、一般会計が負担した実質的な公債費を経常的な一般財源収入額で割ったものでございまして、財政健全化基準は25%、財政再生基準は35%とされておりますが、平成18年度決算では14.6%になります。

 最後に、将来負担比率でございます。これは一般会計や各特別会計が抱えている地方債はもとより、市が加入をいたしております一部事務組合、それから市が出資しております第三セクターの借入金なども含めて、一般会計が将来負担することとなるすべての借入金現在高を1年間の経常的な一般財源収入額で割ったもので、財政健全化基準は350%とされております。現在、詳細な算定方法が示されておりませんので正確な数値ではございませんが、平成18年度決算では150%程度になるものではないかというふうに試算をいたしているところでございます。

 いずれの指標も、雲仙市では財政健全化基準を下回っており、現在のところ、本市の財政状況は、おおむね健全化が保たれているものと考えております。

 しかしながら、歳入の4割程度を地方交付税に依存いたしております脆弱な財政構造となっておりますので、財政運営次第では急速な財政悪化を招くおそれもあります。このため、今後の財政運営に当たりましては中期財政計画を基本とし、従来以上に行政コストの縮減に努めるとともに、市の経済の活性化や市民生活の向上に向け、より効率的、効果的な事業への重点化を進めてまいりたいというふうに存じております。

 次に、2点目です。職員の時間外勤務の状況についてのお尋ねでございます。

 現状の時間外勤務の時間数につきましては、昨年度の同時期と比較いたしまして減少いたしております。具体的な内容を申しますと、平成19年4月から20年1月までの合計時間数では、昨年度と同時期の5万5,633時間に対しまして、今年度は3万7,600時間で32.4%、それから時間数にいたしまして1万8,033時間が減少いたしております。これは、旧町から引き継がれた事務や、合併後に調整することとされていました事務など、合併に伴い発生いたしました事務が落ち着いてきていることや、雲仙市としての事務の統一が進んだことに加え、時間外縮小の対策として引き続き行っております原則22時以降の勤務命令をしないこと、毎週水曜日のノー残業デーの徹底、簡易な事務処理のための臨時職員の雇用などの効果があらわれたものと認識いたしているところでございます。

 しかしながら、議員御指摘のとおり、部署によりましては時期的に事業が集中したり、依然として時間外が多い部署もございます。事務量が多い部署につきましては、他の部署とのバランス等を考慮しながら、今後、適正な人員配置に努めてまいりたいというふうに考えております。

 次に、健康管理につきまして、御心配いただきまして誠にありがとうございます。健康に異常がある職員の対応表、対応フォローを作成いたしまして、健康異常の早期発見をするための体制づくりを行っているところでございます。

 また、昨年8月6日にはメンタルヘルス講習会を行い54名の職員が受講いたしました。その他にも産業医による健康相談を毎月行い、特に健康診断等で所見があった職員には優先して相談を受けてもらい、さらに精神的疾患がある職員につきましては、本年1月から委嘱しております精神科の産業医による精神衛生相談の実施や、現在、休職中の職員の病状把握を行い、早期に復帰できる対応について指導を受けるようにしているところでございます。

 また、病気が長期にわたる職員につきましては、早期に復職できますよう、他市に先駆けましてサポートマニュアルを作成し対策を講じてまいります。

 以上で説明を終わります。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) 丁寧な答弁をいただき、ありがとうございました。若干、再質問をさせていただきます。

 農業活性化対策でございますが、非常に耳ざわりのよい雲仙ゆめみらい事業ですか、この事業で、どれくらいの農家が支援を受けるんですか。部長、お願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) 雲仙ゆめみらい事業についてのお尋ねでありましたけれども、どれくらいの農家の方が、この補助事業を受けられるのかという御質問だと思いますけれども。先ほど市長から答弁もございましたように、当初、パワーアップ対策事業として取り組んでまいりました。これにつきましては実績があるわけですけれども、そのパワーアップ対策事業を見直して、新たに平成20年度からゆめみらい事業というふうに考えておるわけでございまして、対象農家はすべてになるわけですけれども、できるだけ多くの農家が活用をしていただければというふうに思いますけれども。ちなみに、パワーアップ対策事業におきましての平成19年度の実績で申しますと、ハード事業が15件、それからソフト事業が47件、農家の方で活用されておるようでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) それでは、提案をしないその他の農家の支援策はどうなっているのですか。自分たちで何とかしてくださいということでしょうか。雲仙市の農家がどんどん減っていっても、これ以上の支援はできないということですか。どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) この事業の制度ですけれども、パワーアップ対策事業でも御承知のとおり、一般的な事業といいますか、条件を設けまして、機械導入でありますとか、それから施設導入時につきましては一定の補助率を示しながら活用をしていただきましたし、これからもそういったことになろうかと思いますけれども。

 今、議員が御質問されたのは、そのパワーアップ対策事業の中の提案型を示されているのかなというふうに思いますけれども、この事業につきましても、このゆめみらい事業でも引き継いでやりたいというふうに考えております。パワーアップ対策事業では、ある程度の採択条件を示して、ハードルが高いと言われた面もあったものですから、そういったものの見直しをしまして、取り組みやすい事業になればというふうにゆめみらい事業の提案型では考えております。

 採択に至りましては第三者委員会で提案をしていただいて、そこで審議をしていただくということになりますけれども、やる気のある農家の方については、十分活用をしていただければなというふうに思います。

 また、詳細が決まりましたら、ぜひ農家の方にもPRをしていかなければならないというふうに思っておりますので、御協力をお願いしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) はい、わかりました。

 それから、市としても昨年、緊急の融資制度をつくっていただきましたが、時期を得た、よい制度でした。今の厳しい現状を考えて、据置期間とか償還期間の延長は考えられませんか。どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) 農家経営安定対策融資資金の件だろうと思いますけれども、現在も活用される農家の受け付けをやっている段階でございます。3月いっぱいの受け付けとなります。今の御指摘ですけれども、今のところそういった意見とか要望とか、私どもの方には来ておりません。従いまして、今そういうことは考えておりませんけれども、3月受け付けを終了した時点で十分検証させていただきたいというふうに思います。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) はい、わかりました。

 こういう厳しい農漁業の現状が続きますと、一番元気を失うのは後継者であります。今年度はどんな対策を考えておられるのか、お尋ねします。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) 農業後継者につきましては、特に雲仙市として、他の自治体と違った政策というのは持っていないと思いますけれども。いろんな団体、事業に対して、一定の団体を推進するための補助金をそれぞれ出しておられたかというふうに思いますけれども、合併してから、そういうのは基本的になくして、事業した者に対しての補助ということで雲仙市で取り組んでまいっております。

 そういった中でも青年農業者は経済的にも弱い部分がございますし、青年農業者の活動に対しては一定の運営補助という形で現在も取り組んでおる状況ですし、平成20年度も、そういった形での予算のお願いをいたしております。

 それから、平成20年度の考え方ですけれども、青年農業者に対しましては、このゆめみらい事業の中でも大きく3つの点に分けてやっているわけですけれども、一つ目が農業担い手対策事業、それから安全安心な産地づくりが2点目、それからブランド化流通対策事業、この大きな3点の中で、いろいろ区分をやって支援をしていこうというふうに考えておりますけれども。当初申し上げました農業担い手対策事業の中で、この青年農業者の育成対策というものも入れて支援をしていこうというふうに考えております。

 以上です。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) わかりました。

 市長も、厳しい農業の現状は理解していただいているようでありますが。どうですか、市長会などで東京へ出張されたりした時など、地方の農漁業の現状をどういうふうに訴えておられるのですか。地元代議士あたりにも伝えておられるのですか。あまり農業問題が出てこないようですけれども。お伺いします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 一連の原田議員の御質問にも関連させていただきますけれども。特に雲仙市の農業は、近年の上下はありましたけれども、これまでは比較的安定した状況にあったと思います。ただ近年、非常に市場価格が暴落しておりまして、それらが農業者の方々に対して非常に厳しい問題となってきておることは認識させていただいております。

 ただ今、申しましたけれども、我々ができることは、ある面では農業者の方々に平等に、ある程度施策としてできるもの、あるいはまた、今後に対して備えることができるもの、そういった行政的な政策でございます。例えば、先ほど申しましたゆめみらい事業にしましても、希望が持てないような農業になってしまいまして若い人たちが参入することをちゅうちょするような、そういうことがあってはいけないということでございます。若い人たちが、ある面では市場価格の高い品目、そういったものに作目転換をできる可能性を追求できるような状態として政策的に掲げましたものですから、そういう意味では、これから先、農業後継者の方々にも努力をしていただきたい。そしてまた、少しずつ市場信用性を新たに開拓していただきたいという思いを込めております。

 それから、先ほどの質問でございますけれども、九州市長会、あるいは長崎県市長会がございます。そういう中では他の市長さんともどもに、いろいろと我が市が抱える問題、また県内が抱える農業問題、水産業の問題、それらは話し合いをさせていただきました。それらを持って、また地元代議士も含めて東京に行きました時、農林水産省でありますとか関係省庁に対しましても、今の実情を訴えさせていただいております。

 なお、これまでにも地元の代議士に関しましては、農業者、あるいは水産業者には今回やっておりませんけども、その時々の状況に応じての意見を述べさせていただいて、十分に把握していただくような努力もさせていただいているところでございます。ですから、これから先、地域に対しての認識が浅いでありますとか、あるいはまた我々の今置かれている状況に対しまして、できるだけ国の方々、国会議員の方々にも、農業、水産業の厳しさというものは十分に理解していただくよう努力を続けていくつもりでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) ありがとうございます。

 今現在、少し価格がよくなると、すぐ輸入輸入です。農業の場合、世界の中で競争競争ではやっていけません。自給率39%とか言われておりますが、輸入に規制をかけながら安心安全な食糧を確保すべきと思いますが、どうですか。他の市長の方々と協力し合って、農業、漁業を守る行動を、あの特定財源の問題のように農家の声を代弁されて行動を起こす考えはございませんか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 非常に厳しい問題でございます。ですから、他の市にも働きかけてまいりたいと思っておりますし、そしてまた現状の問題の把握にも努めたいと思っております。

 ただ、私は、国の今の農政というのが米作農家中心の施策のような気がいたしております。ですから、農政に対しては一定の大規模農家、あるいは生産組合、農業法人が中心でございまして、どうしてもうちの市のような小規模中心の農家に対しましては、国の光が当てられてないような気もいくらかはいたします。そういう面では、同じような環境に置かれている市、あるいはまたそういった問題を抱えている他市とも連携、情報交換をしながら、国の強化、あるいはまた輸入品目に対する競争市場性を持たせるための努力はしていきたいと思っております。

 どういうふうに連携したらいいのか、あるいはまたどういうふうな形での市長会の連絡体制がとれるのか、それらを含めて、今後検討してまいりたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) よろしくお願いします。

 もう時間もありませんが。教育委員会にお尋ねいたしますが、こんなに農業、漁業が厳しい時代でありますから、しかもガソリンの高い時期です。若者たちが金をかけずに楽しんだりする使用料などをもう少し安くして、若者たちの出会いの場、元気の出るような多くの大会を考えたらと思いますが、どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) ただ今お尋ねの件ですけれども、事情は十分把握しているつもりですけれども。昨年来、議会でも何度か答弁いたしましたけれども、料金の統一を図ってまいりました。今お尋ねの件につきましては、今後、十分検討の中に入れさせていただければと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 原田洋文議員。



◆7番(原田洋文君) ありがとうございました。

 雲仙市職員は市の大切な人的財産でありますので、今後一層、十分な健康管理に努められ、雲仙市の農業、漁業が続いていきますように、職員一体となって、その対応策を考えていただきますよう強く要望いたしまして、私の質問はこれで終わります。



○議長(酒井八洲仁君) これにて原田洋文議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで2時5分まで休憩いたします。

=午後1時51分 休憩= 

=午後2時06分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続いて再開いたします。

 26番、中村一明議員の質問を許します。中村一明議員。



◆26番(中村一明君) 26番、中村一明です。議長のお許しをいただきましたので一般質問通告書により質問させていただきます。

 なお、通告1の中の?国・県への具体的な対応策についてということは、先般、内容の確認ができましたので質問を取り下げさせていただきます。

 第1点目、諫早湾干拓地の営農について。

 今回、国、県の事業により日本の歴史に残る大規模な農場が完成し、また堤防道路も立派に完成し、雲仙市にとっては観光の面からも、また産業の面からも利用されるものと思います。私は、4月より営農が開始される農地について、市長のお考えをお聞きしたいと思います。雲仙市の農家、とりわけ半島の農家にとっては、農産物の価格が大暴落をしており大変厳しい状況に置かれていることは御承知のとおりでございます。先ほどから、7番議員もいろいろと質問をされました。重複する点もあろうかと存じますけども、よろしくお願いをいたします。

 この農場でバレイショ、野菜等、随一の特産物としている雲仙市にとって大変厳しい時代を迎えております。夏季から秋季にかけての干ばつによりかん水、また油の高騰に負けじと一生懸命育てられた作物が箱代すら残らないという始末。こうした時期に、干拓地では672haという農地に露地栽培が518.6ha、この中にバレイショ、タマネギ、レタス、ニンジン、ダイコン、キャベツ。そしてまた施設野菜としてホウレンソウ、トマト、イチゴ、花卉。一般作物として麦、大豆、カンショ。こういった作物が672haの中に栽培されるということになれば、ますます雲仙市半島の農業は見捨てられてしまうのではないかと心配するものでございます。営農を引き受けられる業者は大規模の商社であり、また販売力も持っている、そしてそのルートも市場と連携しているものと推察しております。その中で、地方の農家は商社任せの販売であり、また一般農家の産物がどうさばかれるのか大変疑問に思いますし、心配するものでございます。市長のお考えなりをお聞きしたいと思います。

 次、2点目に高齢者の福祉について。この件については前回の議会にも質問をさせていただきましたけども、大方の理解は得られているものと思いますが、ぜひとも実現をさせていただくために、再度質問をさせていただきます。

 このシルバー割引定期券は65歳以上の方に発行されており、期間中は鉄道、バス、フェリーが乗り放題ということでございます。また、島原地域の旅館・ホテル4軒、雲仙地域が3軒、小浜地区2軒、こういった旅館、ホテル等にも割引制度がついておりますし、お年寄りの健康管理、また病院の通院等にも大変喜ばれるものと確信を持っておりますので、ぜひ実現に向けてよろしくお願いしたいと思います。

 なお、施政方針については自席より質問させていただきます。よろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 中村一明議員の御質問にお答えさせていただきます。

 まず、諫早湾干拓農地の営農についてでございますが、担当部長より具体的な答弁をさせていただきますので、まず一義的に、その答弁でよろしくお願いいたします。

 次に、高齢者福祉であります。高齢者福祉の交通助成に関する御質問であろうかと思うわけでございますが、議員御質問の島原鉄道シルバー割引定期券助成について、再度検討するということで答弁させていただきました。前回の第4回定例会にも出た問題でございます。高齢者の交通費助成につきましては、既に高齢者福祉タクシー助成事業を行っておりまして、現在の厳しい財政状況や今後一層の高齢化を考慮いたしますと、これに加えた新たな交通費助成制度を導入することは大変厳しいところでございます。

 議員御提案のように、高齢者の方の中には、タクシーよりもバスや鉄道の運賃に対する助成を希望される方もいらっしゃるということでございますので、福祉タクシー利用券によります助成か、シルバー割引定期券の助成のいずれかを選択できるような仕組みを検討する必要があると私も思います。現行制度の利用者との公平性や助成の割合など調査研究が必要でございますので、お時間をいただきたいと存じます。

 残余の答弁につきましては各担当より答弁させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) 中村一明議員の諫早湾干拓地の営農についての御質問にお答えいたします。

 既に御承知とは存じますが、昨年12月に入植・増反が決定しました経営体は、農業者26件、法人16件の計42件でございます。県農業振興公社の資料によりますと、これら42件の計画作物と栽培面積につきましては、まず露地野菜ではバレイショ139ha、タマネギ93ha、レタス62ha、ニンジン50ha、大根43ha、キャベツ35ha、その他野菜97haの計519haでございます。

 次に、施設園芸につきましてはホウレンソウ、トマト、イチゴ、菊が合計18ha、普通作物の麦、大豆、カンショの合計が172ha、飼料作物が266haという内訳になっております。県農業公社の審査結果を伺いますと、参入者のほとんどが既に販売先等を確定し、それに沿った経営計画を立てておられるとのことです。例えば、大手量販店や生協との直接取引等、安定した取引先を持つ法人や関連企業の加工原料仕向けを初めとして関連外食産業の業務用等、市場流通を経ない形態の取引がかなりの部分を占めるとともに、市場出荷についても大都市圏への出荷が予定されており、地域の農産物との競合はないものと考えております。

 このように、販売先が確保されていることも選考審査の大きなポイントになっていることであり、周辺地域農家に対する脅威ではなく、むしろ県内にこれまで少なかった加工・業務用向けや大手量販店等との直接取引等において地域農業の新たな牽引者となり、雇用拡大等も含めプラス要因が大きいと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 中村一明議員。



◆26番(中村一明君) 地元農家の農産物とは競合しないということでございますけども、そこら辺、量販店におさめるものが大半というふうなことをお聞きいたしました。しかし、今の現状から見まして、先ほど申しましたけども、これは近所の農家のお話でございますが、1月にレタスを300箱出したと。そして精算をしていただいたところが300箱で800円の手取りだったと。そして、箱代がどうなったろうかということを聞いたところが、箱代がそれに入っとらんじゃったというふうなことを聞きました。今のそういうふうな大変厳しい時代に、地元の農産物と、そして今言っておられます量販店の作物が競合しないという、そういうことは私はちょっと疑問に思うわけですけども。

 そうしたら、雲仙市の農産物、とりわけ半島の農産物がどういうふうな方法で売れていきよるのか、販売されていっているのか。その辺、わかっておれば、少しお聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 酒井農林水産環境部長。



◎農林水産環境部長(酒井利和君) 市内の農産物の流通経路につきましては、数量が、どこにいくらというのは説明することはできませんけれども。御承知のとおり農協系と、それから系統外がそれぞれあるわけですけれども、そういった中で流通がなされておるわけです。今、レタスの話をされましたけれども、まだ干拓の営農は始まっていないわけです。干拓以前に、その低価格の原因が、輸入の増加もそうでありましょうし、それから消費者の低迷というのも考えられるでありましょうし、一義的にどういったものが原因ということも指摘できないところであります。

 先ほど申しましたとおり、私どもとしては営農計画の中で出荷経路というのは、ある程度、入植・増反者が決めておられますし、私どもとしては産地としての数量拡大という面からすれば、もっと産地としての強化ができるんではないかなというふうに考えておりますので、とりわけ諌早干拓の作物の面積が拡大されるから、即そういうものが原因で低価格につながるというふうには考えておりません。



○議長(酒井八洲仁君) 中村一明議員。



◆26番(中村一明君) 先ほど7番議員もおっしゃっておられましたけども、今、農家が一番厳しい状況に置かれているということでありまして、私も7番議員と同様に、ぜひとも国政の方に働きかけていただいて、もう少し農家が豊かになる、働きがいがある農政であってほしいというふうに思うわけでございます。そうしないとこの半島において1次産業で、農家の収入が得られないとすれば、当然税金の滞納にもつながってくるし、もろもろの条件につながってくるというふうに私は思うわけでございます。そのようなことで、この農政については市長も先ほどから申しておられましたように、国政の方に、よろしくお願いをしておきたいと思います。

 次に、シルバー券についてですけども、これは前回も詳しく申し上げておりました。市長は前向きに検討をしていくというふうなことでございますので、よろしくお願いを申し上げておきたいと思います。

 それでは、施政方針について、二、三お尋ねをしておきます。ふるさと応援推進事業について、対象者が全国でどのくらい想定されるのか、そして今後の方針はどう計画されているのか。2番目に下水道処理施設整備の推進についてということで上げております。宅内改造資金の無利子融資制度にリフォーム制度の創設をということで質問させていただきます。3番目に農林水産業の振興についてですけど、この中に花嫁対策についてということは触れておられませんので、再度お尋ねをしておきたいと思います。4番目に企業誘致の推進と地場産業の育成についてということで、誘致企業の新規の雇用についてお尋ねをします。

 第1番目のふるさと納税について、対象となる人は全国に大体何名ぐらい想定されておるのか。そして、20年度の対象者はということでお尋ねをしておきます。それと、今後どう続けられていこうとするのか。また、その使途について、お願いします。

 そして、2番目の下水道処理施設整備の推進についてということで宅内改造資金無利子融資の制度、これは私も歓迎をするわけですけども、この中にリフォーム制度を少しばかり取り入れていただければなというふうに思っております。その辺についてお尋ねをしておきます。

 3番目に農林水産業の振興、担い手対策ということが、この施政方針の中でも示されておりますけども、これについて市長は花嫁対策を言っておられましたけども、その辺についてもお尋ねして、雲仙市農林水産ゆめみらい事業の中で担い手対策やブランド化に向けた生産振興対策、安心安全な地産づくりということで支援してまいりますということを述べておられますので、この担い手対策の中に花嫁対策を取り入れてほしいなと、続けていただきたいというふうに思います。

 その辺について、1項目ごとに御答弁をお願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) まず、ふるさと応援推進事業についてお尋ねでございますが。この事業は、本議会に提案させていただいております雲仙市ふるさと応援寄附条例によりまして、雲仙市御出身の皆様方から、ふるさとを思い、雲仙市を応援したいというお気持ちを市への寄附としていただく場合に、寄附の円滑な受け入れや管理などを行うために基金を設けますとともに、寄附をしていただいた皆様へ雲仙市の特産品などを謝礼としてお送りしようとするものでございます。

 寄附金の募集につきましては、ふるさとを離れ県外にお住まいの方を中心といたしましてPRに努めてまいりたいと考えております。具体的には市のホームページに専用のコーナーを設けますとともに、広報うんぜんを通じまして寄附の募集を行い、市民の方から県外の御親戚や友人などにPRしていただきますようお願いしたいと考えております。

 さらに、本年5月に開催されます関東島原半島会や旧町単位の町人会などの機会に、このふるさと応援寄附金についてPRいたしますとともに、同窓会等の情報を収集いたしまして、同様にお願いしてまいりたいと考えております。

 次に、今後のこの事業の考え方についてのお尋ねでございますが、雲仙市ふるさと応援寄附条例制定の目的にのっとりまして、継続して寄附金の募集を積極的に行っていく所存でございます。現在、いわゆるふるさと納税として、地方自治体への寄附金を居住地の住民税から控除する制度を盛り込んだ地方税法改正案が今国会に上程をされております。この改正法が成立し寄附金の税額控除が制度化されれば、より多くの皆様が寄附していただけるのではないかと期待をしておりますので、まずは国会審議の動向を注目してまいりたいと考えております。

 次に、住宅改造資金の無利子融資制度の創設についてのお尋ねにお答えを申し上げます。

 下水道の水洗化の普及促進を図るものとして無利子融資制度がございます。これは議員御案内のとおり、排水設備を設置し、くみ取り便所を水洗便所に改修する人の経済的負担を軽減するための改造資金の融資あっせん及びその融資に対します利子助成を行い、下水道の普及促進を図ることを目的とした100万円を限度とした無利子の融資制度でございます。

 また、高齢者や障害者を対象といたしました雲仙市住宅改造助成事業では、御本人もしくは御家族の日常生活の御負担の軽減を目的としまして、対象事業費60万円を上限に3分の2を助成する制度がございます。その他、平成18年度から取り組んできております安全安心住まいづくり支援事業では、住宅の耐震診断に対しまして事業費上限4万5千円の3分の2補助を、耐震改修工事に対しまして事業費上限120万円の2分の1補助を行っております。すべての住宅リフォーム費用に対し無利子の融資制度を創設することはできませんが、今後もそれぞれの事業を推進する趣旨に従い、市民の皆様にとって利活用の容易な制度となるよう充実を図ってまいりたいと考えております。

 次に、花嫁対策についての御質問にお答え申し上げます。

 本対策につきましては、先の平成18年第2回定例会におきまして、農業、漁業、商工業の花嫁対策について一般質問があっておりましたが、これに対しましては主体的な対応は行わないものの、男女が意見交換や議論、ふるさとについて語り合える場を提供してみたいと答弁をさせていただきました。

 市といたしましては、担い手対策としての花嫁対策を特段設けておりませんが、いわゆる後継者育成という観点からも、花嫁対策という直接的な形ではなく、男女が気軽に意見交換や議論をできる場、出会いの場を、若い方々が自ら企画し実践していくような積極性が必要であると考えております。少子化や晩婚化の対策といたしまして、長崎県は長崎めぐりあい事業を実施しておられますが、この事業は出会いの場を求める男女にめぐり会いのきっかけづくりの場を提供するために、出会いを求める男女がめぐりあい隊として登録をいたしますことで、めぐりあい応援隊として登録している各種団体が企画実行するイベントの情報を受け取り、参加できるものの情報提供を行う事業でございます。

 本市の農業後継者につきましては、各町の青年農業者協議会と雲仙市青年農業者連絡協議会が組織されておりますので、このような事業を利用しながら、組織として、または個人として自主的に活動できるような支援を行っているところでございます。

 また、関係機関と連携し、新規就農者の情報を各地区の青年農業者へ提供し、協議会への加入を促進することで地元の農業者との仲間づくりの輪を広げ、活動の場を創出していければと考えております。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村一明議員。



◆26番(中村一明君) もう一点、誘致企業の新規雇用についてということで質問をしておりましたけども、それについて求めます。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 大変失礼しました。

 次に、企業誘致についてのお尋ねでございますが、本市にとりまして企業誘致は雇用創出に即効性がある大変有効な施策でありますことから、市といたしましても平成19年度から市独自の奨励制度を設置し、企業側へのアピールや、市内外の企業訪問によります企業誘致及び規模拡大の推進など積極的に取り組んでいるところでございます。

 議員お尋ねの誘致企業の新規雇用につきましては、雲仙市工場等設置奨励制度におきまして、奨励金の支給条件でございます新規雇用者数を10名以上とすることにより、雇用の促進を図っているところでございます。立地協定書を結びました三貴工業株式会社におきましては、平成19年度15名、平成20年度15名、平成21年度10名の、3年間で合計40名の新規雇用が計画をされております。新工場も本年2月に操業を開始したところでございまして、既に、現在まで24名が雇用され、さらに今年度末には9名の市内在住者を含む11名が新規に内定されていると聞いており、今後も計画に基づきまして新規雇用をされるものと考えております。

 雇用の資格、年齢等につきましては企業側の要件があると思われますので、市といたしましては発言を控えさせていただきますが、求人がある場合はハローワーク諫早が毎週発行いたしております求人ウィークリーに、年齢、資格等の情報が掲載されております。市役所本庁及び各総合支所にも備えてございますので、ご覧いただきたいと存じます。

 ちなみに、本年2月8日号に掲載されておりました三貴工業株式会社の求人募集の内容は、年齢が59歳以下、免許、資格は普通自動車免許1種となっております。

 以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村一明議員。



◆26番(中村一明君) ありがとうございました。以上で私の質問を終わります。



○議長(酒井八洲仁君) 中村一明議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) 次に、8番、吉田美和子議員の質問を許します。吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 8番、吉田でございます。議長のお許しをいただきましたので、この場におきましては2点、質問をさせていただきたいと存じます。施政方針につきましては自席に戻りまして2点、計4点の質問をさせていただきます。

 まず、雲仙市内公共施設の管理についての質問です。

 合併後、雲仙市内各施設を訪れる機会が、私も増えました。さまざまな施設においていろいろな工夫をされているところなどがあり、感心することが多くあります。その反面、市民の皆様から、利用する際に迷うことや疑問に思うことがあるという声を聞いたりすることもあり、今回の質問の前に、まずは雲仙市が管理されているものは、どんなものがどのくらいあるのか、私なりに調べさせていただきました。

 少々の差異はあるかもしれませんが、公共施設の数は建物、運動場、倉庫、公園、光ケーブル設備などの他に主要動産も含めると800を超えました。これらの大半の管理業務を担当されている総務部管財課や、それぞれの所管課の御努力は大層なものと思った次第です。正規職員が500人に満たない今、職員数より多い施設を管理すると考えただけでも、本当に大変だろうと思います。そういった中で、その管理方法の一つとして嘱託職員や臨時職員を雇用し、その方々に管理業務をお願いするという形をとられており、これについては市民の雇用の場拡大という面でも、とてもよい形と思っております。今回の質問においては、この多くの施設の中でも、市役所本庁舎及び総合支所庁舎の管理体制についてお尋ねしたいと思っております。

 現在、この市役所本庁舎及び総合支所庁舎については、ただ今のように平日の昼間については職員さんが勤務をされ通常業務を行っておられるところですが、平日の夜間や土、日、祝日の昼夜の管理体制については、先に申しました日直、宿日直業務の嘱託職員さんが業務を行われております。この方々の業務は、市民の大半の方がお休みの時に行わなければならない業務であり、大変な仕事だと思っております。と同時に、市役所は24時間体制で市民に対し対応されていると評価ができる施策と考えられると思いますが、現在、雲仙市においては、このような重要な業務をどのように指導等されておられるのか、その管理体制をお聞かせください。

 続きまして、この管理体制の一つであると思うことですが、先日、長崎県のホームページを閲覧していたところ、長崎県内の公共施設分煙状況に関する調査結果が掲載されておりました。それは、平成15年の健康増進法施行を受けて毎年実施されている県及び市町が管理する公共施設の禁煙、分煙状況調査というもので、毎年5月に行われている調査です。その調査結果には、この雲仙市役所庁舎についてのことも、もちろん掲載されておりました。調査結果は平成18年度のものでありましたが、雲仙市役所の施設内は完全禁煙を示す二重丸という結果となっておりました。県下23市町の中で完全禁煙は壱岐市、西海市、南島原市、東彼杵町、そして雲仙市の5市町、分煙が県と6市町であり、雲仙市は他市より管理体制が進んでいる結果を見ることができました。

 こういった形で雲仙市役所については完全禁煙という情報は理解できたのですが、その調査結果だけでは雲仙市内公共施設の詳細についてはわからない部分もあり、市長へお尋ねです。雲仙市内公共施設の禁煙、分煙状況と、今後の具体的な取り組みについてお聞かせください。

 次に2点目の質問でございますが、男女共同参画社会への取り組みとして、平成19年度に企画課内に新たに設置されました男女共同参画センター設置後の成果と、今後の推進計画について御説明をお願いいたします。これにつきましては、これまでも私は質問を何度かさせていただいておりますので、この1年間の経緯について御説明をいただければと思います。

 以上、登壇しましての質問は終わらせていただきます。あとは御答弁によりまして再質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 吉田美和子議員の市内公共施設の管理体制についてでございますが、このことにつきましては担当部長より答弁させていただきたいと思います。

 また、庁内の喫煙体制でございますが、2階までは私も管理させていただいておりますが、3階におきましては議会の皆様方の管理でございますので、それは私どもの及ぶところではございません。御理解を賜わりたいと存じます。

 続きまして、男女共同参画の問題でございます。男女共同参画センターの設置後の成果についてのお尋ねでございますが、本年度の男女共同参画社会づくりへの取り組みといたしましては、昨年度設置をいたしました雲仙市男女共同参画懇話会からの提言や市民意識調査等をもとに、雲仙市の男女共同参画を推進するための基本指針となります雲仙市男女共同参画計画を策定いたしたところでございます。この男女共同参画計画では「男女が互いを認め合い、尊重し協力し合う町、雲仙市」を基本理念として雲仙市の男女共同参画における将来像と定め、市民、事業者、行政が目指すべき社会の姿として、基本理念の実現に向けた3本の基本目標を設定いたしております。

 一つ目は個々人の目標といたしまして、男女がお互いに認め合い尊重し合う社会。二つ目は仕事や家庭におけます目標として、男女が仕事も家庭も、ともに担う社会。三つ目として地域や社会における目標として、男女が地域や社会に積極的に参画する社会を掲げております。

 また、昨年4月1日に設置いたしました雲仙市男女共同参画センターでは、広報うんぜん等によります男女共同参画に関する啓発や、講座、講演会等の情報提供を行うとともに、本年1月29日には千々石庁舎を会場といたしまして男女共同参画の啓発のため第1回となりますセミナーを開催いたしましたが、参加された皆様からは「参考になった」「早速、実践したい」など、貴重な御意見をいただいたところでございます。

 なお、残余の答弁につきましては担当より答弁させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 私の方からは各施設の管理状況等について御説明させていただきます。

 各施設の清掃等の管理状況につきましては、議員御指摘のように嘱託職員が清掃業務を行っております。この業務契約の中で、清掃箇所の詳細な業務内容については文書で明記をいたしまして、説明を行って実施をさせております。今後とも施設の清掃美化につきましては、さらに指導を徹底して行ってまいりたいというふうに考えております。

 次に、雲仙市の各施設の禁煙、分煙状況の御質問でございますが、議員御指摘のように平成15年5月に健康増進法が施行されました。この趣旨は御存知だと思いますが、学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店、その他多数の者が利用する施設を管理するものは、これらを利用するものについて受動喫煙、室内またはこれに準ずる環境において他人のたばこの煙を吸わされることをいいます、を防止するように必要な措置を講ずるように努めなければならないとされています。これに基づきまして、雲仙市においても庁舎等建物内での喫煙は禁止いたしておりまして、建物外に喫煙場所を設け対応をしているところでございます。今後とも、施設内は禁煙であることを掲示するなどして周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 男女共同参画にかかる今後の推進計画について御説明いたします。

 ただ今、市長が御説明いたしました男女共同参画計画に基づき、男女共同参画センターにおいて平成20年度から新規に実施する事業といたしまして、男女共同参画に関する基礎講座やDV防止に関する講座等を開催するとともに、広報うんぜんに専用ページを設け、毎月、男女共同参画に関する情報を提供してまいりたいと考えております。

 さらに、社会、地域での男女共同参画促進のため、女性リーダー育成のための講座の開催や審議会等における女性委員の積極的な登用を図ってまいります。

 また、市役所各部局におきましても、家庭や職場、地域社会など幅広い分野で男女共同参画を着実に推進するため、広報、啓発の充実、新たな事業の展開や既存事業の充実拡充に努めることといたしております。

 なお、男女共同参画計画進捗状況を把握するための管理指標を設定し、その成果等につきましては市民の皆様に公表するとともに、男女共同参画懇話会を引き続き設置し、御意見をいただいてまいることといたしております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 御答弁ありがとうございました。

 宿直、日直業務に携わる方への御指導を、今後も引き続きよろしくお願いしたいと思います。

 次年度、宿日直嘱託職員を数名雇用されるということは、私も広報うんぜん2月号で知ったところですが、先月、この広報誌を見られた方は大変驚かれたのではないでしょうか。というのも、14ページから21ページまで、びっしり、38の業務に携わる嘱託職員さん、それから臨時職員の募集が掲載されておりました。先にも申しましたが正規職員数削減も合併効果の一つとして、雲仙市においては裏を返せばそれだけ正規職員としての雇用の場が少なくなってしまうということでもあります。特に一般職は合併後採用がない状況であり、若い世代の雇用が閉ざされたものになってしまっていると思います。これについては財政上やむを得ないという面もありますが、嘱託職員等を募集するという広告を見た時に、ああ、こういった形で市民の雇用の場拡大を行われているのだと感じました。

 今回募集があるということは、おやめになる現嘱託職員さんもおられるということであり、その中には、合併前から長年にわたり勤め上げられた方々もいらっしゃいます。私個人の意見ではありますが、その方々のこれまでの御労苦に対して、ぜひ市長から直接なり間接なり、ねぎらいの一言があればなと思うのですが、どうでしょうか。

 それから、この広報の募集のページを見ておりましたところ、選考日が書いてあるものとないものがありました。発行人である市長は御存知と思いますが、書いていないものは、選考日は別途通知となっております。やや統一感に欠けるのではないかと思いました。これだけ募集があると、たくさん試験を受けたい方もいらっしゃると思いますし、試験を受ける機会を増やすために、広報に掲載を依頼される段階で、その各担当課の方が選考日もきちんと記載をされた上で原稿をお渡しされて周知されるのが丁寧ではないかと思いますが、市長いかがでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 金子副市長。



◎副市長(金子知充君) まず、吉田議員の御質問にお答えする前に、本当に市職員に対しましてねぎらいの言葉をいただきまして、本当にありとうございました。

 まず、その嘱託の職員の関係でございます。議員御指摘のとおり、選考日を記載する、それから、例えば選考日を分けて選考する、そういうことは当然行うべきでございまして、先程、今回の発行日にはその日にちがまだ決定できない段階での発行という、その締め切りと実際との時間的なロスがございましたものですからそういうことができませんでした。平成20年度、平成21年度につきましては、そういう形でぜひ対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 合併前、合併後を通じまして正規、嘱託すべての方々、この町政それから市政に関わってこられたすべての方々に対しましていろいろと敬意を表したいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 市長ありがとうございます。また、施設管理のことに話を戻しますが、施設を気持ちよく保つために施す必要があることと言えば、まず清掃作業があるかと思います。先程文書で指導をしておりますということでしたが、使った施設は掃除をしてきれいな状態で保つということが、その施設を長く使うことができる秘訣だと思っております。これは、主婦業を長年やっております私にとりましても、きれいな状態を維持するという難しさは毎日感じているところです。家をきれいに保つということはもう難しくて、来客時にばたばた慌てることもしばしばでございます。公共施設はそういうことがないように、常に来客があるところであるし、常に清掃が施された状態でなければならない場所だと思っております。

 雲仙市の公共施設の清掃他作業で目にしたことがあるのは、除草作業、剪定作業など、雲仙市社会福祉協議会、シルバー人材センターの利用があります。その他にも、休みの日などを利用して行われる清掃専門業者への定期的な清掃業務、それから通常の清掃嘱託職員の雇用があります。雲仙市の公共施設は、先に申しましたとおり数が非常に多くありますので、ここでも限定しまして、市役所と総合支所においての清掃業務の現状についてお尋ねをしたいと思いますが、調べましたところ、本庁は清掃業務に当たられる方は丸1日だということです。支所の方は半日ということをお聞きしておりますが、それで十分でしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 現状の中では、大きな問題点というのを市民からクレームとかも伺っておりませんので、来客室の数に応じまして、本庁は先程議員御指摘のように1日、それから支所については4時間ということで運営をさせてもらっております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) わかりました。市役所には多くの職員さんが働いておられますし、職員さん自体は本来自分の業務に専念をしていただくということで、清掃嘱託員さんを雇われているのだと思います。何よりも多くの市民が気持ちよく来庁できる庁舎づくりをこれからもお願いしたいと思います。

 提案なんですけども、例えばその職員さんなんかは日誌をつけたりとか、こういうことをしましたという報告義務などはあるのでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 先程も申しましたように、それぞれの業務につきまして細やかな指示はペーパーで渡しております。ただ、報告義務については現状は行っておりません。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 私は、瑞穂町の時に、その清掃の方が何日ごとにどこを掃除するとか、そういうのをかなり詳しく決められて、自分なりに工夫をされて掃除をされていたというのを知っているものですから、そういうのが日誌などの形で残されれば、他の方が見られた時も、あ、こことここは今日されているねとか、明日はここをされるよねと、そういうのがわかるんじゃないのかなと思います。小さいことではありますが、市の財産を大切に維持していくということが、市の財政も影響していくのではないでしょう。細かい管理政策ではありますが、市長いかがでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 議員御指摘のように、基本的には指示をしておりますので、大まかな報告はもらってはいるんです。ただ今後の対応といたしましては、議員御指摘のあったような効率的な掃除の仕方という形では考えていきたいというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ありがとうございます。よろしくお願いをしたいと思います。

 先程、おやめになる嘱託職員さんへのねぎらいの声かけをお願いしたところですが、市長は全職員を雇用されている立場にあられるわけです。正規の職員だけではなく、嘱託職員、臨時職員、雇用区分というのはあると思いますが、訪れる市民の方はすべての人を市役所で働いている人と見ていると思います。お願いがあるんですけども、市役所で働いている人たちのそれぞれの意気を上げるといいますか、やる気を起こさせるというのは、市長からの声かけがあればもっとあるのではないかと、ああ、自分は市長から声をかけてもらった、もっとじゃあ雲仙市のために頑張ろうという気が起きるのではないかと思うのですが、先程町田誠議員さんもおっしゃいましたけども、そういうふうに思うのですけども、どうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 朝それからまたお会いさせていただいた時に、できるだけ極力お声かけをするようにさせていただいておりますが、まだ十分でないかもしれませんので、さらに声をかけるように努力していきたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) よろしくお願いいたします。

 さて、雲仙市公共施設禁煙・分煙状況についての御説明もありがございました。再度確認ですが、2階までは禁煙と言われましたが、3階はじゃあ自分たちでしっかり考えたいと思います。その禁煙ということなのですけども、夜間に庁舎内で会議があったとしても、禁煙というふうに考えてよろしいのでしょうか。休みの日とかそういうのはどうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) すべて禁煙という扱いにしております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) すみません。それではベランダはどうなのでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 現状、窓を開けてベランダで吸っている人はいない、夏もそうなのですが。先程言いましたように室内またはこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることが受動喫煙になっておりますので、ベランダでされる分はよろしいというふうに解釈をいたしているところです。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ベランダは外と見てよろしいということなので、3階でもし吸われる方がいらっしゃったら、ベランダの方に出て吸っていただきたいと思います。ありがとうございました。

 ここでお願いがあるんですけども、市民の方からこれも聞いたことなのですけども、この本庁舎入り口に玄関がありまして、その両脇に灰皿が設置されております。飛ばないようにブロックで丁寧に押さえてあります。職員の方や市民の方、業者の方がそこで吸われているのです。吸われているのは結構なんです。ああ、うれしいなというような顔をされて吸われているので、もうこういうのは申し訳ないのですけども、外から入ろうとした時に両方から吸われてて、何となく圧迫感があって入りにくいのよねという声を聞いたことがあるんです。どっちかの1箇所にはできないのだろうかと思うのですけども、灰皿を両方に置かなければなりませんか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) もし市民の方が威圧を感じるということがあれば、角っこに置くように努めたいというふうに思います。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) それから、今日玄関から入ってきましたけども、「庁舎内禁煙」というのがこういうくら◎いの紙に書いてありましたけど、薄れてます。はっきり見えるように書いてください。(「はい」と言う者あり)

 それから、せっかく完全禁煙を宣言なさっているのですから、喫煙者にも優しい庁舎づくりを考えていいのではないかと思います。本当にどちらか側にきっと、ここではいいですよというのを明記された方がいいんじゃないかなと思います。

 ですが、私はたばこを吸わないので、いろいろたばこの害についても勉強をしてまいりました。市長、たばこの受動喫煙の害についてどのくらい御理解されているのかお聞きしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 私もたばこはかつては100本吸っておりました。ですから、1999年12月31日禁煙させていただきまして、それから絶対吸ってないということはありませんけどもあんまり吸っておりません。ですから、そういう意味ではたばこの害というのも十分私も認識しております。

 ただ、今議員もおっしゃいましたように、たばこを吸う自由というのもあるわけですし、またたばこを吸う方の自己責任、自己管理権というのもございますので、嗜好としてたばこをお吸いいただく、あるいはまた、たばこを購入の方々が我々地方自治体にとりましても非常に有意なお客様であるということもまた認識していただきたいというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ありがとうございました。たばこを吸うことで健康被害がいろいろあるというのは数多く報告されているところでありますが、確かに市長先程おっしゃいましたようにたばこというのは嗜好品の一つであると判断されておりますし、個別にはいろいろ言えないところですが、しかし、やはり喫煙をされる方は肺がんそれから咽頭がん、食道がんなどを起こす危険因子がたくさんありますし、昨今のたばこのパッケージには健康被害を注意する文章も出されております。

 私の手元には平成18年度県南保健所事業概要で公表されている死因を部位別に調査したものがあります。悪性新生物いわゆるがんです。がんが原因で亡くなられた方の部位別の数値が出ておりますが、122名中子宮で2名それから直腸が3名、胃がんでも30名なのに対して、肺がんは37名と高い数値を示しております。たばこの副流煙の害いわゆる受動喫煙について健康増進法では、受動喫煙の防止についても法制化をされております。自分の意思とは関係なく他人のたばこから立ち上る煙を吸わされている人の健康が損なわれるのはだれに責任を問えばよいのでしょうか。ここまでちょっと言ってきている私でさえ、吸ってもいいですかと言われたから、いやだとか、吸わないでとなかなか言えないんです。言わなかったら、あ、この人はもう認めてくれたんだ、じゃ吸ってもいいかなという気持ちになられる方がたくさんいらっしゃるというのも事実だと思います。ここでは雲仙市管内はすべて禁煙だとおっしゃっていただきましたので、とても安堵しました。あとは、吸う方が吸殻をきちんと自分で徹底して掃除などをしていただければと思います。

 それから、今日の長崎新聞に「喫煙と歯周病」というのが出ておりました。歯周病の治療のために禁煙を勧められています。たばこは体によくないというのはわかるが、歯周病とはどういう関係があるのかということで、いろいろ書いているんです。細菌が増殖し進行、加速をさせてということで、歯周病の患者さんにとってはたばこは禁物だということが書いてあります。

 それから、ちょっと見ておりましたが、平成20年2月22日に定例県議会が開催され、知事が説明書を出しておられるんですけども、その中に、環境優先の社会づくりというものがありまして、長崎県未来につながる環境を守り育てる条例により、ごみの投げ捨てや公共の場所での喫煙を規制する地区の指定という言葉が出てきております。この地区の指定というものがどんなものかわかったら教えていただきたいのですけど。そしてこのあと、雲仙市にとってそれがよいものと考えられたら、そういう条例を雲仙市でも作られる考えがおありかどうかお尋ねします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 地区の指定は後ほど説明することとしまして、今歯周病の問題をおっしゃいましたので、喫煙派だった人間から禁煙派に転向した人間として言わせていただきますけれども、口内におきましてはさまざまな雑菌がございまして、喫煙によってその口内の雑菌に対する抵抗をやっておるということは聞いたことがございます。ですから喫煙がすべてかといいますと、私も禁煙して初めてわかったわけでございます。それから、がんの恐怖がございますけれども、やめて太ってもまたこれ一つ別の病気が出てくるわけでございまして、そういうこともまたいろいろとあれだなというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 金子副市長。



◎副市長(金子知充君) 私としましてはなかなか言いづらいのでございますけれども、地区の指定は、例えば東京が行っております千代田区とかそういう形で、長崎県内のある場所を指定をいたしまして、その中ではポイ捨てをしないとか、そういう形での地区の指定ということでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) わかりました。ありがとうございます。それで、合併前にこの吾妻庁舎内には分煙機があったと聞いているのですが、今それはもう処分されているのでしょうか。どうなっているか御存知の方がいらっしゃったら教えてほしいんですけど。といいますのも、先日私、瑞穂温泉千年の湯に行った時なんですけども、千年の湯は館内の一番奥まったところにビニールの覆いが下げられておりまして、ここが喫煙場所なんですという説明だったんです。分煙機とかがあればいいのにと思うんですけどと職員さんが言われておりました。もし、そこにあった分煙機がまだ使われる状態でどこかに保存してあるのだったら、ぜひ千年の湯の方に持っていってほしいんですけれど、いかがでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 金子副市長。



◎副市長(金子知充君) 分煙機がどこにあるかということにつきましてはまた後ほど担当の方から御説明させていただきますけれども、いわゆる、喫煙派の私が言うのも何なんですが、分煙機自体ではいわゆる有効性が非常に低い、やはり健康増進法から言ってもやはり外に出て、例えば部屋を密閉するにしても換気扇で外に出さないとやはり受動喫煙というのは出てくるわけでございまして、また、いわゆる有害物質というのはあれではとれないということでございますので、やっぱりそれは、もしも受動喫煙を防止するのであるならば、別途新たにきちっとした部屋をとって換気扇で出すか、それこそ先程部長が言いましたように外に出るか、そういう形でしかできないのかなというふうには思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) はい、わかりました。確かに分煙機では本来のたばこの害までは取り去ることはできないなという話は聞いてはおりましたけども、もし探せるものだったら、煙たさだけはなくなるのかなと思いまして、よろしくお願いいたします。

 それから、男女共同参画についてですけども、いろいろ御努力をされているのは私も十分知っております。1月29日千々石総合支所3階におきましてありましたセミナーに私も参加をしてまいりました。これは、長崎県男女共同参画推進アドバイザーで市の懇話会の座長でもある村嶋さんが講師でありました。その村嶋さんの夫である村嶋詔三郎さんも一緒に講師を努められ、家庭内での男女共同参画のあり方をわかりやすくお二人で夫の立場、妻の立場から冗談も交えながら話された有効なセミナーでした。

 男女共同参画というと、とかく女性だけが集まって男性にとって不都合なことを言われる会じゃないのかと思われている人もいるんですけども、そういうことはありません。このセミナー終了後の意見会で、出席されていた市内の70代の男性がこう発言されたのがとても印象的でした。「高齢化が進んでいく中で、私たちのように高齢者夫婦だけの世帯も増えています。体調などの状況によっては、女だから御飯をつくらなきゃ、男だから力仕事をと言ってる場合ではありません。できる方ができることをしていかないと、負担がかかって生活そのものが成り立たなくなってしまう」と、今そこにある現実を述べられておりました。こういった生の市民の声が聞ける有意義なセミナーであったのですが、残念ながら、このセミナーの周知は班回覧などでなされており、先程も広報うんぜんのことをちょっと申しましたが、世帯に配布される広報うんぜんには掲載をされておりませんでした。男女共同参画センターの担当課の方、もしこういうセミナーなどがある時には、早目に広報担当課の方へ依頼をされますようにお願いをしたいと思います。

 男女共同参画の声を上げるのは女性だけの役割とは思っておりません。奥村市長初め市役所執行部の皆様、議員の皆様が、まずは興味を持って理解をしていただく必要があると思います。先程70代の男性のことを申しましたが、皆様とともに考えていくための方法を検討することがまず必要だと思います。今後ともに、意見を交換できる社会づくりを市として進めていってほしいと思いますが、市長の基本的なお考えはどうでしょうか、お聞かせください。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) まず、昨年2月に男女共同参画懇話会での提言をいただきまして、早速4月には企画課内に宮崎理事を中心とします男女共同参画センターを設置し、推進体制を整備したところでございます。また5月には、男女共同参画計画策定のために市民調査を実施いたしました。例えば雲仙市における男女共同参画という言葉の認知度が、県全体の数値を12%以上も下回るという残念な結果などについて報告を受け、本市におきます男女共同参画の推進の必要性を改めて強く認識したところでございます。

 まちづくりの主役は一人一人の市民の皆様でございまして、地域のさまざまな課題を解決し、個性豊かで活力ある地域社会を実現するためには、性別に関わりなく、すべての人が互いを尊重し合い、その個性と能力を十分に発揮できる社会づくりが必要不可欠であると考えております。雲仙市男女共同参画計画の基本理念として掲げております男女が互いを認め合い尊重し協力し合うまち雲仙市を目指して、市役所各部局が連携を図りながらその推進に取り組んでみたいと思っております。また、市内の企業や地域の皆様の御理解と御協力もいただきながら、雲仙市における男女共同参画社会を実現してまいりたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ありがとうございました。では次に、施政方針についての質問に入りたいと思います。

 みんなでつくるまちづくりの中に、住民参加型公募地方債雲仙ゆめみらい債の発行についての説明がございました。平成20年度新たな取り組みとして、市民を対象とする公募債発行事業が行われるとのこと。2月28日の議案上程の折に、小中学校の耐震補強など、施設整備事業の財源として、市民の皆様から資金を貸与していただくことで、市民協働のまちづくりを推進していくと説明を受けましたが、これについてもう少し詳しい御説明をお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 住民参加型公募地方債の具体的内容についてのお尋ねでございますが、議員御案内のとおり、市はこれまで、資金を調達いたします際は証書借り入れという方法で借用証書を発行いたしまして、国や市中金融機関等から資金を調達してまいりました。これに対しまして、平成20年度に新たに発行する公募債でございますが、証券発行という方法で、一般住民や民間企業の皆様に、市が発行する債権を購入していただくという、そういった資金調達の制度でございます。

 債権を購入していただきますのは市内在住者に限りますが、比較的狭い範囲から資金を調達することに加え、調達した資金を住民に身近な事業に使わせていただくことによりまして、市政への関心を高めていただくとともに、住民参加型公募地方債というふうに呼ばせていただきたいというふうに思っております。

 県内では長崎県が平成14年度から毎年発行しておりますし、市や町では本年4月に発行予定しております佐世保市に次ぎまして発行するものでございます。発行総額1億円、5年満期一括償還で、利率は同時期に発行されます5年国債をやや上回る利率とする予定でございます。市内に在住または勤務する個人並びに市内に営業拠点等のある法人や団体であれば、どなたでも御購入いただけることになっております。金額は10万円から1万円単位で200万円まで購入していただくことができます。

 御協力いただきました資金につきましては、小中学校の耐震補強などの教育施設整備事業に使わせていただく予定でございます。本年12月の発行を目指しておりますが、準備ができましたら、いつからどこで購入できるかなど、詳しい内容を市の広報紙などを通じてお知らせしてまいりたいと考えております。

 また、市民の皆様の市政への参画を一層推進するために、平成20年度の状況を踏まえました上で、平成21年度以降も引き続き発行してまいりたいと存じております。なお地方債発行につきましては、中期財政計画等に即した事業の選択と長期的な視野に立ちまして財政運営に努める所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 詳しい御説明ありがとうございました。5年満期一括返還となっておりますが、万が一、要るのにな、そのお金欲しいなと、戻してほしいな、解約したいなと言われた時に、中途換金というのは可能でしょうか。またその時に利率などはどうなるのでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 債権は市場で売買をされる商品ですので、満期前でも購入された金融機関に売却し、換金することはできます。しかし、市場価格は日々変動していますので、購入時の価格より売却時の価格が安くなり、売却損が出ることはあります。それから、利率につきましては年2回支払うように計画しております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 平成20年度は教育関係の事業の財源として発行とありますが、今後、他の事業にも考えられておられますか。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 現状は公立学校の施設整備を考えておりまして、先程市長が言いましたように耐震補強それから大規模改修等の事業費に使いたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 市民にとっては金利が今低い状態が続いている今、利率面などを考えますとかなりメリットがあるのではないかと思いますが、じゃあ逆に市にとってはどうなのでしょうか。どんなメリットがあると考えられておられますか。説明をお願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) まず第一に、先程も申し上げましたように、このことによって市の行政に対しまして、市民の方々が自分たちの持っておられます資金を投入していただき、その利率に期待していただくこともあるわけでありますが、一緒に自分も市の行政に参加していただいているという一体感、市民意識というのを私は期待できる、醸成できるということが大きな利点だろうというふうに思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 私の方からもう少し具体的な市のメリットも説明をさせていただきたいと思います。

 市中銀行等から資金を調達する場合、通常10年の償還で1.8%から2%程度で借り入れを行っております。今回、5年国債をやや上回る利率での発行といたしますことを考えますと、公募債の方が市の利子負担を軽減できるものというふうに考えておりまして、ざっくりとしたところで、市のメリットは約五、六百万円かなと考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 五、六百万円ということは大きいですね。いいことですので、ぜひ市民の皆様と雲仙市が一緒になって取り組む事業になってほしいと思います。どちらにとりましてもその名前のようにゆめみらいが広がるような事業であればと思います。では、次の質問にまいります。

 施政方針の中の3、笑顔いっぱいの健康と福祉づくりの項目の中に、健康な地域づくりについて、その中に新たな取り組みとして健康推進員のことが記載されておりましたが、その方々の活動内容や人選方法それから養成方法、養成機関など、もう少し具体的な御説明をお願いいたします。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 健康推進員の具体的な内容ということでございますので。健康づくりのためには、栄養、運動、休養という健康づくりの3要素のバランスのとれた生活習慣を送ることが重要でありますことから、雲仙市では既に栄養面を推進します食生活改善推進員によりまして、食生活の面から、赤ちゃんから高齢者まで生涯にわたる健康づくりに御活躍をいただいているところでございます。

 平成20年度から新たに養成いたします健康推進員は、日常的に運動に取り組みやすい地域づくりのため、健康づくりの基本でございます栄養、運動、休養などの生活習慣病予防の内容について学習をしていただき、まずは家庭内の健康推進に努めることから始めていただきながら、地区の集会所等で、地域の皆様とともに学習、運動などをボランティア活動として実施していただこうとするものでございます。

 市内にはこれまで行ってきました健康教室の修了生が自主グループをつくり、楽しみながら運動を中心とした健康づくりを継続されている方もいらっしゃいまして、募集につきましては、こうした健康教室の修了生への呼びかけを中心に、広報紙やホームページなどで一般公募を考えております。

 一人では続けることが大変難しいと感じる健康づくりのための食生活改善や継続的な運動習慣も、こうした健康推進員を中心としたグループを増加させることによって、それを行政が支援していくということで、市内に健康づくりの輪を広げていければというふうに考えております。以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 詳しい御説明ありがとうございました。運動面から健康な地域づくりを推進されていくための住民組織というわけですね。ところで、この予算書を見ておりますと、健康推進員養成事業費として上げられておりましたのが76万3千円でございました。この方々には報酬を考えられているとすれば、それはあまりに少ない金額ではないかと思ったのですけども、この点はどうでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 井上市民生活部長。



◎市民生活部長(井上由文君) 平成20年度から考えております健康推進員につきましては、一応ボランティアということで考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) はい、わかりました。私は、昨年7月に教育厚生常任委員会の先進地視察で長野県の佐久市を訪れました。ここは皆様も御承知かと思いますけども、男性の長寿日本一のところなんです。全国的に知られているところなのですが、佐久市は高齢者支援を積極的に取り組み、平成18年には健康長寿都市宣言をされ、病まずに、病気にならずにということですね、人生を全うするということを市を挙げて目標とされておられます。保健・医療・福祉・介護を初め生涯学習、就労など、各分野の連携を図りながら、活力ある都市づくりを推進されておられるところですが、私がそこで注目をしてまいりましたのが、保健補導員という制度でした。家庭の主婦を主に中心として、女性による組織だったのですが、自分の健康は自分で守るという意識を強く持ち、地域内の生活習慣の見直しや、保健師と協力しながら保健活動を展開しておられます。

 昭和46年に発足以来、平成18年までにその数が延べ2万2千人をもう超えております。私が感心しましたのは、その保健補導員が無報酬であったということです。任期は2年だそうです。その補導員さんが活動をされ、次の補導員さんをお願いをする時には、地区内で、この人がいい、あの人がいいという感じで、補導員さんの推薦までされるのだそうです。それが地域に根強く広がっていって、保健補導員の輪が広がったということだそうです。まず、雲仙市でも無報酬、ボランティアでされるということですので、ぜひこの佐久市なんかを参考にされればどうかと思います。

 それから、健康な地域づくりに関連することかなと思いますのでお尋ねなんですけども、各総合支所から保健師さんが本庁の方へ集められるという話をお聞きしましたが、それで大丈夫なのでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) 井上市民生活部長。



◎市民生活部長(井上由文君) 来年度の組織のことですけれども、御承知のとおり来年度から住民健診を各保健者でやることになります。特定健診、特定保健指導というのが始まるわけでございますけれども、特に特定保健指導につきましては、直営で本市の保健師が賄っていくということを考えております。そういったこともございまして、今、各支所1名から2名の保健師が配置をしてありますけれども、これを本庁の健康づくり課の方でリードをしていただいて、まとまってそういった特定保健指導を含めたところで健康づくり、健康増進全体的なことをやっていかないと対応できないということで、そういったことを考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) 趣旨はよくわかりました。総合支所の方それぞれの地域の方が御不自由ないようにぜひお願いをしたいと思います。

 それから、議長、ここで禁煙・分煙についてもう終わったんですけど、もう一度取り上げてもよろしいでしょうか。



○議長(酒井八洲仁君) はい、どうぞ。時間ありますよ。吉田美和子議員。



◆8番(吉田美和子君) ある市民の方から、このたばこの問題についてはぜひ議会で取り上げてくれということで取り上げたテーマなのですけども、私、個人的にもぜひ皆様にお伝えしたいと思いましてさせていただきました。といいますのも、先日父の13回忌を済ませたところなのですが、私の父親は大の本当に愛煙家で、たばこはもう毎日毎日、おいしいおいしいと、今日も元気だ、たばこがうまいって言いながら吸っておりました。父が喜ぶ顔を見たくて、誕生日とか父の日にはたばこを本当にたくさんプレゼントしてきました。それが72歳の年に町の健康診断で、お宅のお父さん肺に異常があるよと指摘を受けまして病院を訪ねました。すぐに入院、手術となりました。右肺の3分の1を切除しました。手術後、これが切り取った肺ですと言って、のうぼんというんですか、持ってこられました。本来は肺というのはきれいな鮮やかなピンクなんだそうですけども、父親の肺はピンクに黒いまだらのタールといいますか、それがくっついた本当にぞっとするようなものでした。これが52年間吸い続けた人の肺ですと言われました。1カ月後退院をしました。だけど背中を見ましたら肩甲骨に沿ってすっと切った跡がありました。ああ、背中を切ったんだとその時初めてわかりました。どんなに大きな手術だったのかというのも本当にその時に気がつきました。それから4年後、左肺へ転移をしまして、もう息ができなくなる発作が何度も起きまして、そのたびに苦しんで、ああ、自分がもっとたばこの害を早く知っていたら父親にこんな思いをさせなくて済んだんじゃないかと、本当にそう思いました。今医学が進んで、がん自体は痛みをやわらげる治療法があると聞いております。しかし肺がんは呼吸をしなければなりません。もう本当に苦しみます。陸地にいながら海の中でおぼれているような状態です。だから、あくまでもたばこは嗜好品でありますし、父親が、ああ、うまいなって言いながら吸っていたのもよくわかるので、喫煙家の方の気持ちもわかるつもりでおります。しかし、もし禁煙したいなと思われる方がいらっしゃるんだったら、1日に1本から少しずつ少しずつ減らしていかれたらどうかと思います。自分の健康のためにも、周りの健康のためにも、本◎数を減らしていかれますことを祈念しまして一般質問を終わります。(笑声)



○議長(酒井八洲仁君) これにて、8番、吉田美和子議員の一般質問を終わります。

………………………………………



○議長(酒井八洲仁君) ここで3時45分まで休憩いたします。

=午後3時28分 休憩= 

=午後3時44分 再開= 



○議長(酒井八洲仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 25番、中村勲議員の質問を許します。中村勲議員。



◆25番(中村勲君) いよいよ本日の一般質問は私が最後になりましたけれども、もうしばらくお付き合いくださいますようお願いいたします。

 質問の前に、市長及び教育長にお断りしておきますけども、これから私が質問します3項目につきましては、市民の多くの方々の意見を代弁するものでありますので、どうかひとつ実情をよくわきまえて、今日もテレビを多くの方がご覧になっていると思いますので、その方々にもよくわかるように御説明をお願いいたします。

 それでは、通告に従いまして以下のとおり質問いたしますので、市長並びに教育長の適切な御答弁をお願いいたします。

 通告1、学校給食の運営について。

 南部学校給食センターも市御当局並びに教育委員会の御尽力により、平成19年4月にオープン以来1年になろうとしており、関係者等からは大変喜ばれ好評を得ていることに対して敬意を表しているところであります。このセンターの開設によって、市内すべての小中学校の給食が整備されたところでありますが、今般、市民の中でも知識のある人から、給食費の一部に未収金があるとお聞きしたが、真面目に支払う者がばかを見ないようにしなければならないじゃないか、未収金についての徴収方法はどのようになっているのか、未収金に対する罰則等の規定はないのか、また、できないのか、議員は何をしてるんだという意見がありましたので、今回以下のような質問をするものであります。

 1、雲仙市が負担する1年間の給食にかかる諸経費は児童生徒1人あたりいくらかかるのか。給食センターごとの単価をお尋ねします。

 2番目に、南部学校給食センターの毎月の食材は、教育長の配慮により、地元業者からも納入してもらうことになり、関係業者からは喜ばれておりますが、全納入品のうち市内業者が納めている食材は何%になるのか。できれば商品別にお願いいたします。また、国見、愛野・吾妻給食センターにも地元業者から納入されているのか、納入されていれば、食材の種類と納入金額等、全商品のうち納入率をお尋ねいたします。もし、納入されていなければ、今後地元業者からの納入を促進する考えはありませんか。

 また、今年の1月末ごろから全国的に問題が発覚した中国製の殺虫剤が入った冷凍食品について、市長の施政方針の中にもありますけども、本市の愛野・吾妻学校給食センターには「ポークピカタ100」を使用し、昨年11月8日、雲仙市立小中学校の6校に約1,500個を配布されたとのことでありますが、報道では、問題はなかったようでありますけども、事実かどうかお尋ねしたいところであります。

 人間にとって一番大切なことは食生活であり、特に成長盛りの子どもたちにとっては、安全・安心の食生活が望まれるところでありますので、地元の安全・安心な品物を使用されることを強く望みますとともに、直接給食に携わっていらっしゃる栄養士さん以下職員の皆さん方に対して、仕入れについてもどのような指導をされているのかお伺いしたいものであります。

 3番目、給食費の徴収方法と未入金対策について。

 一昨年12月の私の一般質問の中で、平成16年度末国見、瑞穂、吾妻・愛野3センターの未収入金の合計額は1,124万円との答弁であったと記憶しておりますが、今現在の未収金はどのようになっているのか、できればセンターごとにお願いいたします。

 また、給食費の徴収方法は、以前はすべて口座振替にしているとの答弁であったと思いますが、現在もそのまま口座振替なのかお伺いします。

 4番目、昨今の原油高騰による諸物価の上昇に伴う給食費の児童生徒の負担については、他市では価格の値上げも検討されているようでありますが、その件についてもどのような考えを持っておられるかお伺いします。

 通告2、雲仙市仮設観光直売所の運営事業について。

 諫早干拓道路沿いに設置されている仮設観光直売所の現況については、市長の施政方針の中にも大まかな経過と期間が3月23日までの3カ月間と記載されておりますが、今後はどのようにされる予定なのか。現在、直売店に出店されている仲間の会話の結果は、市が動きやすいように自分たちも努力しよう、この直売店を起点として雲仙市の産業の振興、活性化につながればいいのではないかとの意見もあるようであります。そのためにも、今後、この直売店をもっともっと拡大し、継続してほしいとの意見もありますが、市長の見解をお伺いするものであります。

 通告3、千々石海岸の環境整備について。

 旧千々石町時代からの難問であった千々石海岸の砂の減少は現在も続いており、海岸線の景観や海水浴場の開設に大きな問題を抱えると思われるので、以下3点について市長の見解をお伺いします。

 1、千々石塩屋地区の護岸の改修について。

 一昨年の台風により防風ネットを破損した場所は、一部の防風ネットと防波壁も設置されつつありますが、その完成はいつになるのか。また、高波で壊れている波打ち際の護岸の改修は、昨年から手つかずの状態であるが、大変難しい件とは思いますが、改修について検討されているのかお伺いいたします。

 2番目、千々石海水浴場の砂の減少対策について。

 海水浴場前付近は階段式になっているためか、大波が段々を上り、その反動で引き返すたびに海岸際の砂を沖の方へ引くため、海水浴場前付近が全体的にくぼんでいる現状であると思われますが、また、階段部分に大波が打ち上げるたびに砂を一緒に運ぶため、階段南側の溝にあふれ出るほどの砂がたまり、付近に住む人やそこを通る人は迷惑をしている面もあるようでありますので、その点についても検討をする考えはないかお伺いします。

 3番目、今年の夏の海水浴場の開設はどうなるのか。

 今述べたような現状の中で、海水浴場前の砂が減少し、波打ち際では石ころがごろごろしているので、現況のままでの海水浴場の開設は危険であるという意見もありますが、現況のままで開設する予定なのかどうか、市長の見解をお伺いするものであります。

 以上、本席からの質問はこれくらいにして、答弁次第では自席で再質問します。どうもありがとうございました。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁いただきます。奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 中村勲議員の御質問に対しまして、私の答弁をさせていただきます。

 まず、雲仙市堤防道路仮設観光直売所運営事業についてのお尋ねでございますが、本事業は、堤防道路の暫定開放に伴い、通行者の仮設休憩所及び仮設観光直売所を設置し、市特産品等の販売を行いながら、通行者の安全の確保、雲仙市のアピールとイメージアップを図るものでございまして、経営等に関しますデータ収集も行いながら、今後の計画等の参考とするものでございます。

 事業概要でございますが、昨年12月22日の堤防道路の暫定開放に合わせて、翌12月23日から仮設の直売所及び休憩所等を開設運営しておりますもので、仮設直売所の運営につきましては、市内13事業者が出店協力者として、仮設直売所内で物産販売を行いながら、特売品やサービス品の提供、週末イベントの開催など、仮設直売所の運営とともに市のイメージアップにも努めていただいているところであり、これまでの販売額等につきましては、最新のデータでございます2月23日までの販売額は約2,480万円、推定来客者数は約6万5千人と伺っているところでございます。

 次に、今後の方針についてのお尋ねでございますが、本事業で得られました成果やデータ等につきましては、先般、2月22日の議会全員協議会で報告いたしましたが、今後の町下地区公有水面埋め立ての利活用計画の参考資料として活用することとしておりまして、物産振興や販売戦略を立てる上での貴重な資料等として十分に活用してまいりたいと考えております。

 残余の答弁につきましては教育長及び担当より答弁させていただきます。



○議長(酒井八洲仁君) 鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) 中村勲議員の御質問にお答えをいたします。

 学校給食の運営について、市が負担する1年間の経費と児童生徒1人当たりの負担経費についての御質問でございますが、平成19年度の運営経費は2億9,263万9千円を見込んでおり、児童生徒1人当たりにかかる経費は約5万6千円となっております。

 次に、食材の地元産業の納入状況につきましては、昨年の第4回定例会で大久保信一議員にもお答えしておりましたが、平成18年度の決算では金額ベースで見ますと28.4%の納品割合となっております。また、平成19年4月から平成20年1月までのデータによりますと30%を超え、若干ではありますが市内産品の納入が増えております。

 本年1月24日から30日にかけての給食週間には、各センターでそれぞれ地元産の米を使用するなど、できるだけ地元産品を使用するよう努力をしておりますが、約5,200食の給食に対応するには、同規格、同品質の食材の大量仕入れが必要となり、地元業者が大量の食材納入に対応できるか等の問題がございます。今後、この問題がクリアできればさらなる増加が可能となります。

 次に、学校給食費の徴収方法と未収金対策についてでございますが、まず、平成20年2月現在の給食費の未納額は1,989万1,292円となっております。そのうち、平成18年度までの過年度分が1,736万7,430円、平成19年度分が252万3,862円となっております。

 未納給食費の徴収につきましては、過年度分は昨年5月に各センターごとの未納者に対し、未納額の通知を出し、3会場に分けて納付相談を行いました。また、11月からは管理職職員による夜間訪問徴収を実施し、徴収に当たったところでございます。

 なお、訪問時に未納給食費納付計画の入った誓約書をとっておりますが、さらなる納付率アップのため、誓約書に連帯保証人欄を設け、記入してもらうよう指導をいたしております。

 平成19年度未納分につきましては、昨年7月より各学校の協力を得て、給食袋による徴収を実施しております。今後とも、未納給食費の納付率向上に向けて努力をしてまいりたいと考えております。

 なお、具体的な御質問がありましたけれども、給食センターごとの単価の御質問、費目ごとの納入率、それから未収金のセンターごと等につきましては、次長の方から後ほど答弁をさせたいと思います。御質問の中にありました2点ほどについてお答えしたいと思います。

 中国製ギョーザによる中毒事件に伴うJTフーズの自主回収対象品の件でございますけれども、市長の所信表明の中で話をしたとおりでございます。つきましては、随時対象商品についての調査等も参っておりますし、県教委からのその都度の通知・通達もありますので、それを受けて各センターに指導しているところであります。なにしろ、安全・安心の食材の確保については万全を期する必要があるということで、徹底した指導を行っているところでもあります。

 それから徴収方法につきましては、毎月ごとの給食費につきましては従来どおり口座振込ということにいたしております。

 なお、給食費の負担に関わって値上げのことの御質問がありましたけれども、諸般の事情によりまして値上げは避けられない状況がございます。今検討中でございますので、具体化した折にはまたお知らせできるかなと思っております。以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 千々石漁港海岸保全施設の塩屋地区のかさ上げ工事についての御質問にお答えいたします。

 議員も御承知のとおり、当海岸においては、平成18年9月の台風により、砂が海岸に大量に打ち上げられました。その復旧の一環として、平成18年度から既設護岸にかさ上げ擁壁工事を実施しておるところでございます。その中の塩屋地区に関しましては、平成20年度においても工事の実施を計画しておりますので、平成20年度の台風時期前までには完成すべく努力をしてまいりたいと思います。

 次に、千々石漁港海岸の砂流出対策についての御質問につきましては、御紹介のとおり、議員より平成18年第3回定例会また柴田議員より同年第4回定例会において御質問いただいておるところでございますが、砂の流出対策としましては、原因を突き止めることが肝要と考えております。

 また、通常の工法では多額の費用を要しますので、平成19年度は原因調査費用や工法検討調査の経費の積算をしたところでございます。この結果、原因調査や工法検討調査だけで3千万円程度の費用が必要となる見込みとなりました。

 また、施工方法につきましては、一般的工法として離岸堤を設置する工法が用いられますが、この方法でやっても施工に四十七、八億円程度の巨額な費用が必要となるようですし、白砂青松100選にも選ばれております本海岸につきましては、景観へも配慮した工法でないと現実的ではない点などもございまして、現時点では雲仙市全体の事業を見極めながら、さまざまな条件を満たす方法を模索しているところでございますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(酒井八洲仁君) 塩田総務部長。



◎総務部長(塩田貞祐君) 私の方からは、今年の夏の千々石海水浴場の開設についてお答えをさせていただきます。

 千々石海水浴場につきましては、毎年管理業務委託契約を締結いたしております。海水浴場の監視、関連施設の管理、海水浴場及びその周辺の維持保全に関する業務を行ってもらっております。平成19年度につきましては、有限会社千々石と180mの海水浴場の範囲を、7月12日から8月22日まで、83万円で管理業務の委託を行っております。

 議員御指摘のように、千々石海岸は昭和58年に日本の自然100選に、昭和62年には白砂青松100選に選定された歴史ある海岸でございます。千々石海水浴場についても、年々来場客は減少傾向にありますが、歴史ある海水浴場であり、雲仙市の観光振興の面からも、今後とも存続の方法で検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 辻教育次長。



◎教育次長(辻政実君) 1点目のセンターごとの雲仙市内の産品としての納品割合ということですけど、先程全体的な割合の方は教育長の方から報告をさせていただきましたけど、金額の方で説明をさせていただきます。雲仙市内の産品としての納品額といたしましては、吾妻・愛野学校給食センターが1,793万6千円で30%となっております。瑞穂学校給食センターでは585万6千円で24.5%、それから国見学校給センターでは1,746万5千円で28.7%となっております。

 それから、品目別ということでございましたけど、品目につきましては、今具体的な数字は持っておりませんので、後でまた調べ次第報告をさせてもらいたいと思いますけど、今それぞれの4センターの中の国見給食センターにおきまして雲仙市内の業者さんにつきましては野菜とか肉、鶏肉、ベーコン、豆、油類、豆腐、しょうゆ、酒、味噌、卵、煮干し、加工品その他ということで、雲仙市内の業者さん21の業者さんから一応納品をしていただいております。あと、半島内ということで5社、それから県内ということで3社です。あと、その他につきましては県の給食会の方から納品をしていただいております。

 それから吾妻・愛野給食センターにつきましては、市内の業者ということで22社の方から一応納品をいただいております。それから瑞穂給食センターにつきましては地元業者が26社ということで、地元外ということで11社ということで納品をいただいております。それから南部でございます。この分は25社が地元業者ということで、あと6社が地元外ということで、業者的にはそういう状況になっております。以上でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 順々にいきましょうかね。市長が一番早かったので市長の方からいきましょうかね。私は一昨日、3月1日の土曜日でございますけども、高来町の方から諫早干拓道路を通ってみたんですけども、まず、仮設だからやむを得ないでしょうけども、向こうから来ると店は低過ぎて見えないんです。どっちから来る車が多いかと聞きましたら、やはり諫早の方から来る車が多いということでございますけども、向こうから来る場合、今看板もしてありますけども、見にくい点がある。昔は店は道路よりも低い方が流れ込むということでいいんだということでありましたけども、今の車社会では、やはり店は高くあって車からよく見えるのがいいんじゃないかと思っております。それはまた別にしまして、まず第1点が、今度は帰り際、あそこから出て251号線に出ようとする時に、清水レストランがありましたところに標識がございます。あの標識はどこがするのか、まずそれを市長お願いします。あの標識だれがするのですか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) ただ今の中村議員の質問でございますが、確かにあそこには小浜の方の標識はされてないと思うんですけども、この件だろうと思います。この件に関しましては、既に堤防管理事務所へお願いをしておるというところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 我々はもうすべてわかっているからいいんですけど、初めて来た方は、雲仙は左かなと思ったと思うんです。そしたら、雲仙に行く道は我々はわかりますけど、どうやって行くのかなと、そうすると島原をぐるっと回る可能性があるんです。だから、ちょっとあの標識は好ましくないと思うのです。そうでなかったら、雲仙を左にするならば国見経由とか、右に長崎諫早にしてますからあそこに小浜経由雲仙とか、こう書いてもらえばわかるのですけども、全くないものですから、恐らく小浜の人たちはあれを見たら怒ると思うんです。なしておれの方は通らんとやということで。だからそういう点も掲げてほしいと思うんです。まず、それが第1点。じゃあ向こうに言ってあるんですね。あれは県がするんですか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 先程も申しましたように、堤防管理事務所へお願いをしているところでございます。右折、左折の方でそういうふうになっておりますが、この右折の方に小浜方面ということをお願いをしておるところでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) それから、もう少し右に行きまして旧レストランがございます。あそこに吾妻の方から国見の方に向かう標識も雲仙と書いてあるんです。あれ見たら、恐らく雲仙はこっちだと思って走ってくると思うんです。だからそういう点もひとつお願いしておきます。

 店の関係でございますけれども、あの店は、やっぱりああいうことを大いにしてもらいたいということで、あそこに出店されている方も希望されているわけです。だから、一応今回は試験的に3カ月するわけでございますけれども、今回の状況次第でまた後の検討をされていくわけですか。それとも、先を見越してあそこの位置を検討されているわけですか、どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 宮崎企画課長。



◎企画課長(宮崎浩善君) 今回の実証実験につきましては、今後あそこの町下の埋め立てが完了した後に、直売所の経営ができるかどうかというふうなことのデータをとるために実施しているものでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 今、今日も何人からか1次産業の低迷の意見が出ておりましたけれども、やはり何といいましても物を作って販売する、そうしなければこの雲仙市に金は入ってこないわけでございますから、特に雲仙市の場合は農村地帯であります。それと1次産業の品物、例えば野菜とか、コブタカナとかエタリとか、塩辛ですか、こういったものを雲仙ブランドとして市長もよく宣伝をされておりますが、ほとんど一般の人はあれを見たことないんです。だから、ああいったものを作る時に、作って市場に乗せようと思ったならば、どこかの場所を確保して、大いに技術を磨いてもらって、もっともっと増産できて市場に乗せるような考え方がどうかなと思うんですけど、そういう点どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 販売戦略に乗せるための協力と援助はいたします。しかしある面ではやっぱり市場競争でございますので、本人たちの御努力も必要だと思っております。今中村議員が御指摘のとおりこの町下の直売所でございますが、これも正直に申しまして、私どもがこうやって直売所を実験的にやるということを提案させていただいたわけでございまして、今この直売所の中でどういったものが売れるのか、どういった商品に力を入れればいいのかということは、まだ結果は出ておりませんけども、今雲仙市が産しておりますいろんな生産物の中で売れ筋商品でございますとか、あるいはまたお客の方々がどういったものを喜ばれるのかということについて実験的にやっておるわけであります。ですから、そういう面ではそれを利用していただくことは必要だと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 今、露地野菜関係は非常に値段が下がっているわけです。これは一般の市場にお任せしてるから、品物が多ければ安くなる、少なければ高くなるということです。一例を挙げまして、昨年10月から11月にかけてのジャガイモが全部生産されたところでございますけども、その中で20円とか30円とかという話でした。ところが、12月の中旬以降になりましたら100円近くなったという話なんです。そういったことで、去年のジャガイモは雨が降らなくて小さかった。そして掘るのは一緒にぱっと掘ってしまった、小さい中にぱっと出たもんだから値段も安いんじゃなかろうかなと考えられるわけですけど、そういう点を考慮する時に、雲仙市独自でそういったものを1.5次産品を作る研究はできないのかなと思うんです。例えば、今コブタカナが1.5次産品ですね。こういうものをあの地域だけで作ってますけども、こういうのに市が研究機関を作って助成をしてやることはできないのかと。

 それにこの前、長崎新聞の3月1日です。「壱岐焼酎工場建設へ補助金」というのが載ってましたね。これは、国の農山村活性化プロジェクト支援交付金というのがあって、その補助対象が1億3,600万円のうち半分が国の補助金、1億3,600万円です。そのうち3%が市の補助金で400万円だから7,200万円になるなと計算してみたんですけども。そういったことで、やはり地元の産品を使って1.5次産業を起こして、そこに雇用の促進を図るということも非常に研究をされたと思うんです。そうしないと、企業誘致企業誘致といってもなかなか来ませんから、やっぱり自分たちが作ったものを自分たちの手を加えてそして付加価値をつけて都会に出していくという販売ルートをしなければ、恐らく1次産業もじゃないかと思うんです。だから、私が言いたいのは、この直販店をもっともっと研究してもらって、そしてあそこを起点にして、さらにそういった1次産業の振興を図っていけばどうかなと思うんですが、どうですか。



○議長(酒井八洲仁君) 金子副市長。



◎副市長(金子知充君) 担当外ではございますけども、やはり今議員御指摘のとおり1.5次産業、まさに今後の雲仙市のためには必要な産業だと考えております。やはり製造するだけ、要するに農業製品というものがございますので、これを何とか加工していくここの部分がやはり雇用を生み販売を生み、それからまた他地区との差別化を図っていくものだというふうに考えております。

 先程議員が御指摘がございました壱岐焼酎の件でございますが、あれは、地元の焼酎協業組合が自分たちが今回いも焼酎とかそういうものが、まさに免許がおりやすくなったということで手を挙げられた。それに対してこういう活性化の交付金があるよとか、そういうことで一応県が一体となって実施してきた事業で、それに市がお付き合いをしたというような格好でございます。

 私ども雲仙市の場合はやっぱりそういうのも見ておりまして、今回予算として計上させていただいておりますが、今までいわゆる元手の金がなかった、こういうことをやってみたい、こういうことをしてみたい、だけども元手がないのかねという意味で、そういうことで雲仙夢トライアル事業というのを予算計上させていただいております。これは非常にユニークな制度でございまして、いわゆる新製品を開発するための元手を私どもが補助をさせていただきましょうということでございます。ただ、通常補助金といいますとやりっ放しでございますから、これにつきましては、成功した場合についてはいわゆる利益の10%をお返しいただきますと、10%ずつ補助金を出したところまでお返ししていただきますと。だから、相手に対してお金は出させていただきますけども、それに対しては補助金を利益が出た場合にはお返ししていただくというような格好でございますので、やはりそういうようなことによって新たな企業が生まれ雇用も確保していく、まさに議員御指摘のとおりでございますので、そういう予算も組ませていただいておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) 今我々も副市長お答えさせていただきましたように、他にもゆめみらい事業というのもございます。これもハードルを低めておりまして、新しい例えば農業の人たちが新しい取り組み、そういったことに対しましては、行政も一緒になって協力しますよという制度でございます。ですからこういったのを利用していただいて、例えば今おっしゃるように1.5次産業あるいは、例えば価格が低迷しておりますジャガイモを使った新たな製品の商品化、そういうことに対しましても私は努力をしていただければ行政も一生懸命応援していくつもりでございます。ちなみに、北海道では限定栽培としてカルビーという会社がジャガボックルという製品を商品化しております。これはもう産地限定だそうでございまして、非常に高付加価値を生みましてプレミアムまでついております。

 そういったふうに、何かとにかくいろんな商品を研究開発することによって、またおっしゃるように新たな商品の製品化ということにも取り組めるのではないかというふうに可能性は期待しております。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 今回、新しく雲仙みらい債発行が新規にされるわけです。今回は平成20年度は学校の耐震補強ということになっていますけども、私は、こういった住民参加型の公募債を応募して、みんな雲仙市の人間が出資をした会社だという形をとることによって、自分たちの店だという関係を持たせるとなおいいのではないかと思うんです。それで、一つ、言っちゃ悪いですけども、そういった生産をする方々は作ることは一生懸命プロでございますけども、それをどう消費するかということは恐らく検討ないんです。だから私は、雲仙市の場合いろいろ野菜なんかありますけども、こういったものを自分たちがどうすればおいしいものができるんだという研究グループも必要じゃないかと思うのです。それで、そういうことを恐らく農家の方々なかなか案がわかなければ、市の方でそういった音頭をとって研究グループを作って製品化していくということも可能じゃなかろうかと思います。

 今、出ました町下地区、公有水面埋立地です。これが3万9,676m2あるんです。これを吉田副市長、あなた全然答えてないので一言お願いします。どういう計画があるか。



○議長(酒井八洲仁君) 吉田副市長。



◎副市長(吉田博幸君) どういう計画があるかということですか。計画といたしましては、まだはっきりした計画は持っておりませんけれども、一応、埋め立ての申請としましては、計画といいますかそういった情報提供の場あるいは直産販売所それから駐車場、休憩所ですね。そういったものを一応利用目的ということで埋め立ての申請はいたしております。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 事業する場合に人が来るからするのか、事業を起こして人を呼ぶのか、それはその人の考え方ですけど、今回なぜこの町下地区の埋め立てを聞くかといいますと、こんなに広い土地ができるわけです。だから、目的がなければできないわけですから、それも何億円とかかるわけですから。だから、その目的に向かってどういうふうにするかということをひとつ検討願いたいと思って質問したわけです。だから、今、私の知恵ではどうしろこうしろということはできませんけども、皆さんで研究し合って、雲仙市の人が一人でも多くの方が働く場所、収入を上げることが大切だと思います。そして、1.5次産品の普及を図っていかれれば、こんどは農家の方も計画生産というんですか、そういったこともできますから、特に農林部長あたりにはそういうのも含めて検討してお願いしたいと、かように思ってます。これは一応終わります。

 2番目です。私のこの資料をいただきました平成19年度分です。なぜ私がこのことを聞くかといいますと、1,900万円ぐらいの未収金があるわけです。それで1人にかかるのが3,800円と4,100円ですか、子どもたちが払うのが。これだけ払ってる金がどういうふうになっているかというと、結局経費は、運営するだけで経費の1人当たりが4万5,660円かかっているんです。設備を含めますと市が負担する費用が4万8,557円かかるわけです。それに対して食費関係の平均は4万131円かかってるわけです。だから、子どもたちが払う金以上に市が負担しているということを市民の皆さん方にも知っていただきたいんです。それを教育長に説明してほしいんです。今日はテレビ見ていらっしゃいますから、あ、そげんかかっとやろうかいということで、そんならば未納されんじゃないですかということを、もっともっとPRしてほしいと思うんです。そうしなければ、真面目に払う人は払う、払わない人は払わない。これは合併した時は1,100何万円だったのが、もう今は1,900万円になってるでしょ。それでおまけに、平成20年1月末現在では1,989万1,292円になっているわけです。教育長も就任前の分が多くて大変でしょうけども、平成16年度末は1,124万円だったのが平成18年度末は1,343万円になっておるんです。それで、その前に小浜と南串山の過年度分が393万6千円ある。加えまして1,736万7千円に860万円と合計して1,989万円。相当増えてるわけです。だからこれを聞くと、真面目に払う人は何かばからしくなってくるわけです。だからそれを、今までは口座振替口座振替と言ってましたけども、やっぱり口座振替は真面目に払う人はいいけども、なければ払えなくなってきますから、やっぱり一番もらいやすいのは、平成19年7月から袋にしたとおっしゃいましたけども、学校の先生方は大変でしょうけど、やっぱり現金で毎月毎月払ってもらった方が一番集金がしやすいと思うんです。そういう点どうお考えですか。



○議長(酒井八洲仁君) 鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) 徴収方法につきましては学校給食会の中でも相談をいたしました。現場からしますとやっぱり諸問題がいろいろ、過去給食袋で徴収したこともあるわけですけれども、子どもに持たせた、持たせなかったとか、一例を挙げればですね、そういうことでいろんな諸問題がありましたので、ほとんどのところが口座振込になったのだろうと思っています。

 基本的には議員さん御指摘のように、未納率のゼロという、全額を納めている市町等の例を聞きますと、確かにそういう徴収方法をしておられるところも全国的にはあります。そのことも提案を申し上げましたけれども、どうしても難しいという、現段階ではということでしたので、他の3センターが過年度実施してまいりました口座振込方式を南部学校給食センターもいたしました。

 本年度2月15日現在で資料をお渡ししておりますように平成19年度分につきましては252万3,862円滞納額がございます。この金額につきましては限りなくゼロにしていかないと、今後増える恐れがありますので、そのことは年度当初から強く校長に話をしておりますし、もう一つここで強くお願いをしたいことは、未納家庭の子どもたちも食べているわけで、ぜひ、未納家庭の保護者の方には、さっきおっしゃるように納めている者がばかをみないようにしてほしいということですけれども、私ども全くそのとおりでございます。未納家庭の方がもしテレビ等で今お聞きであれば、ぜひ納めてほしいなと。過年度の滞納額につきましても、夜間に私ども職員が徴収に行きますけれども、かつては徴収努力不足じゃないかという御指摘もいただきましたけれども、本来、皆さんが納めていただければ、我々職員も余分な時間帯に徴収に行く必要はないんです。努力不足とおっしゃることもよくわかるんですけれども、私どもから言わせてもらえれば、基本的に払うことが親の義務でありまして、そのことをまずきちんとしてほしいなというのが私の強い要望であります。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 市長、今市税関係の徴収専門官という人を雇ってますね。こういった給食の未入金に対する徴収専門官は雇う気持ちはありますか。



○議長(酒井八洲仁君) 奥村市長。



◎市長(奥村愼太郎君) いや、突然の御質問でございますので、急に私が答えるあれはまだございません。また教育長ともお話をさせていただき、どういったふうな給食費の徴収法が一番いいのかということは考えさせていただきたいと思います。

 ただ先程も教育長がおっしゃっておられましたけども、やっぱり性善説にとってとにかく払っていただきたいということをまずお願いしていく。そしてその効率を上げていくということが第一だろうと思っております。また、例えば先生方が徴収するとか袋に入れてということでありましたけれども、子どもたちが傷つくようなことがあってはいけないと思うんです。ですから、それもまた非常に繊細に取り扱っていきたいと思っております。今の御質問に対して答弁になっているかどうかわかりませんけれども、まず児童生徒を中心に考えてみたいと思っております。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 今私が市長にお尋ねしたのは、あなたの施政方針の中に、この給食関係は書いてございませんでしたけども、専門員を増員してでもということでちょっとあったもので、それで聞いたんです。そういう点理解してくださいね。

 それともう一つ、教育長、1人当たり小学生が3,800円、中学生が4,400円ですね。そうしますと、これは12カ月もらうんでしょ。平成19年度は9カ月だから中学生で3万9,600円、小学生で3,800円ですから3万4,200円になるんです。こうしますと、実際にもらった費用よりも給食の食材にかかった金が高いと思うんです。この表見ますと。それに、おまけに未収金があります。その穴埋めはどこから持ってくるのですか。業者に支払いを延ばすんですか、それともどこかから持ってくるんですか。



○議長(酒井八洲仁君) 御答弁願います。鈴山教育長。



◎教育長(鈴山勝利君) 児童生徒の保護者から徴収した給食費の使途につきましては、もう御承知のとおりですけれども、すべて食材費に充てております。給食費の徴収と食材費の支払いにつきましては、学校給食費会計で運営をしているわけでございますけれども、児童生徒の1食当たりの食材単価を計算して、それに1年間の給食日数を掛け、さらに給食者数を掛けて給食費の総額を決定をいたしております。従って、給食費が不足することが予想される場合は、総額の状況を判断しながら、メニュー等の変更によって処理をしている現状でございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 私はこの資料もらったんですよ。去年の4月から今年の2月4日までの分で計算して言ってるんです。1食分が国見が4万2,970円、それから愛野・吾妻が3万7,342円、瑞穂が4万995円、南部が3万9,220円です。ということは、子どもたちからもらう金よりも多いんです。そして、しかも未収金がもう1,900万円もあると。これ商売だったら立っていきませんもんねこういうことはね。収入と支出があるわけですから。だから、それをどういうふうにして運営しているのかと聞いてるんです。



○議長(酒井八洲仁君) 辻教育次長。



◎教育次長(辻政実君) ただ今の御質問の分で、この資料にあります費用といいますのは、各4センターの運営費でございます。そのセンターの運営につきましてはすべて市が持つということになっております。それから、その分が児童生徒にした時に5万6千円ですか、先程説明しましたそのくらいの経費を市の方が負担して給食センターの運営を行っているということでございます。

 あと、食材費につきましては、すべて保護者の負担ということになっておりますので、その保護者の給食費の会計ということで、別個に徴収した給食費の中から食材費は支払いをしているということになっておりますので、収支といたしましてはあくまで給食費会計の中で処理をしているということでございます。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) それをこの表から見たところが違うんですたい。実際に子どもたちから徴収する金額よりも食材を仕入れている金額の方が大きいんですよ。だから聞いてるんですよ。これ私の見間違いであればお許し願いたいと思いますけど。だから、そこで未収金まで発生しているのに何でできるのかなと思って。一番高いのが市ですけど、一番高いのが国見給食センターで4万2,970円です。中学校の集金分でも1人3万9,600円ですよ。で、一番低いのが吾妻・愛野センターでしたか、3万7,342円ですよ。だから、この表を見て運営はどうなっているのかなと思ったもんだから聞いてるんです。ここで別に金が入ってくればいいが金が入ってこない。そして未収金はある。そこでどうし◎て運営できとるのかなと思って。だから、そのようになりますとこの表がうそになりますよ。(発言する者あり)◎いいです、後でいいです。時間がないので。(発言する者あり)



○議長(酒井八洲仁君) 続けてください。中村勲議員。



◆25番(中村勲君) それでは、時間がありませんので、海水浴場の件でお尋ねします。今、部長から説明がありましたように、本当にこう千々石は難しい問題なのです。あの辺に行くと必ず言われるんです何回も。だから、議場で話をしなきゃいけないわけです。本当はしたくないです。しかし、何とかしてもらわなければ、あの辺の人は台風のたびに怖い思いをするんですよ。平成18年のあの台風の時もあそこにガレキがいっぱいたまって、波がどんどん入ってきて、そして家まで入ってきたというわけですから。去年はたまたまなかったけども。だから何とかしてほしいというのが地域住民の方々の願いなんです。それを今少し防波壁ですかあれがしてありますけども、あれも台風前にしてほしいということでございます。

 それと、海水浴場の階段がありますね、ずっと階段があるんですけど。あそこにばあーっと上った波がばあーっと引くもんだから、あの海岸の前がずっと減ってるんです。千々石観光センターの展望台から見ればわかりますけど。天気のいい日は砂場はきれいですけども、あれが引いてしまうと、あれからことっとなって石ころがたくさんあるんです。だから現状のままでは海開きも簡単にいかないという相談を受けたもんだから質問してるんです。だから、もしするとすれば、あの一帯を遊泳禁止にして横の方で綱か何か張って泳がせた方がいいんですね。そうしなければ、もう知った人はいいかもしれんけれども、知らない人は砂がないところをあると思ってずーっと行ったらぼそっとなるものですから。そういうとも心配してるんですよ。そういう点、方法というのは簡単にいかんでしょうけど、よろしく御答弁お願いします。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 非常に難しい質問でございますけど、端的に言って砂の流出対策と、この原因究明が先であるということでこちらも考えております。何とかその辺の歯止めをしなくちゃいけないということは十分考えておりますので、何とかいい案が出ますように、そしてまた流出対策ができますように考えていきたいと、このように考えております。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) 先程あなたの答弁では、調査をするのに3千万円ぐらいかかるとおっしゃいましたね。ただそれだけでしょ。千々石のころから合併前から話が出ているんですよ。それをいくらかかるか。町田前町長もおりますけども、いくらかかるかということで答弁なかったんです。だから市になったから、またさらにひどくなったからどうかと言ってるわけですから。それを去年も言ってるのに調査費が3千万円ぐらいかかりますから、工事をすると四十七、八億円かかりますから簡単にいきません。それは当然ですよ。だからそれを調査したのかどうかと聞いてるんですよ。しますしますじゃできないでしょ、何年たっても。だからまた今年の夏もこれで終わって、また来年になってくるんですよ。そういう点もあなた方今度はまた役が代わればまた他の人に代わる。そうじゃなくて、ちゃんとその時点で、ああ、島田部長は頑張ったばいと言われるごとしてくださいよ。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 現在までは過去の答弁の内容といたしましては調査するということでずっと説明をしてきました。ただ平成19年度につきましては、やはり概算的なということで、先程も申し上げましたように積算をやったということでございまして、進歩はあると思います。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) そしたら平成20年度に調査に移るわけですか。予算組んでますか。



○議長(酒井八洲仁君) 島田建設整備部長。



◎建設整備部長(島田英俊君) 一番最後のところに書いてございますように、さまざまな条件・要件をやはり模索していくということでお話をさせております。というのも、担当課の年間の総予算額が8億円ぐらいなんです。こういうところからそこまでの大きな工事をやるというのは、もう少し時間がかかるかということで答弁させていただいております。



○議長(酒井八洲仁君) 中村勲議員。



◆25番(中村勲君) あまり言っても押し問答ですから止めますけど。まず、簡単に応急できる分から入ってくださいよ。一番最後につきまして、海水浴場の前の段々の横に砂がいっぱい来てこまっとばないという人もおっとです。それと、今度は一番先の方の塩屋ですね。あそこにガレキがいっぱいたまりますから、あの辺はちょこっとすればできると思うんですけど。そういう点も現地を見て、よろしく対処方をお願いして私の質問を終わります。どうもありがとうございました。



○議長(酒井八洲仁君) これで25番、中村勲議員の質問を終わります。

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○議長(酒井八洲仁君) 本日の日程はすべて終了しました。次の本会議は明日4日定刻より開きます。

 本日はこれで散会とします。大変お疲れさまでございました。

=午後4時41分 散会=