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長崎県 五島市

平成16年  9月 定例会 10月06日−07号




平成16年  9月 定例会 − 10月06日−07号







平成16年  9月 定例会



◯出席議員(88名)

     1番 松下 満君

     2番 村岡末男君

     3番 山下正人君

     4番 寺坂利一君

     5番 清川久義君

     6番 城田昭幸君

     7番 南 忠明君

     8番 熊川長吉君

     9番 清島康平君

     10番 田中清秋君

     11番 谷川 等君

     12番 吉田清彦君

     13番 中村國男君

     14番 神之浦伊佐男君

     15番 後川善明君

     16番 柿森 誠君

     17番 荒尾正登君

     18番 大久保誠一君

     19番 堀口敏徳君

     20番 小川傳三郎君

     21番 草野久幸君

     22番 白石弥太郎君

     23番 橋本壽雄君

     24番 山下繕市君

     25番 野茂勇雄君

     26番 松林文明君

     27番 椿山恵三君

     28番 宇田 稔君

     29番 尾崎 修君

     30番 古本 等君

     31番 浜本信之君

     32番 片峰雄二君

     33番 田端一米造君

     34番 菊谷岩雄君

     35番 柿森弘幸君

     36番 福島 稔君

     37番 橋本憲治君

     38番 林 忠男君

     39番 田橋良康君

     40番 古川雄一君

     41番 谷川一男君

     42番 川上米弘君

     43番 中里益太郎君

     45番 永峯 満君

     46番 船越 武君

     47番 向原安男君

     48番 江川美津子君

     49番 川口水衛君

     50番 木下市蔵君

     51番 安永嘉一郎君

     52番 宗 藤人君

     53番 山下 弘君

     54番 田端久世君

     55番 小河原 等君

     56番 松本 勇君

     57番 志内勝利君

     58番 浦 藤彦君

     60番 草野 正君

     61番 平松憲三君

     62番 庄司靖伸君

     63番 谷川清馬君

     64番 山田権治君

     65番 佐々木 忠君

     67番 橋本金義君

     68番 江川精一郎君

     69番 中村英治君

     70番 網本定信君

     71番 川本光一君

     72番 近藤茂八君

     73番 大町一利君

     74番 松本利之君

     75番 古木武次君

     76番 浜出新三郎君

     77番 熊川秀昭君

     78番 坂谷善衛君

     79番 釜我鐵山君

     80番 浜村和雄君

     81番 山田昭二君

     82番 山口芳男君

     83番 谷川福美君

     84番 仁田一成君

     85番 城山 亨君

     86番 中村康弘君

     87番 今村儀男君

     88番 土岐達志君

     89番 中尾剛一君

     90番 川村嘉久男君

     91番 林  稔君

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◯欠席議員(3名)

     44番 赤窄 登君

     59番 小原 進君

     66番 夏井俊郎君

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◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者

     市長             中尾郁子君

     富江支所長          吉田孝司君

     玉之浦支所長         只熊 弘君

     三井楽支所長         原田善一君

     岐宿支所長          平田國廣君

     奈留支所長          赤瀬 博君

     総務課長           窄 善明君

     企画課長           中村健一君

     財政課長           木戸庄吾君

     水道局長           真鳥輝夫君

     建設課長           岸川和彌君

     都市計画課長         夏井正行君

     農林課農務係長        古川八寿男君

     水産課長           村中清志君

     商工観光課長         谷川良二君

     生活環境課長         中山富男君

     税務課長           道端金俊君

     市民課長           道下俊夫君

     社会福祉課長         手島仁助君

     長寿対策課長         近藤英海君

     健康政策課長         吉谷清光君

     教育長            末永文隆君

     教育委員会総務課長      小林正治君

     学校教育課長         宿輪育弘君

     生涯学習課長         福島正市君

     監査委員事務局長       松野音幸君

     農業委員会事務局長      松野 悟君

     会計課長           奥野音之君

     選挙管理委員会事務局長    松倉正光君

     消防長            江口秀美君

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◯議会事務局

     局長             山本政義君

     次長             里本長幸君

     議事係長           中里和彦君

     庶務係長           蓮本光之君

     書記             鍋内秀明君

     書記             坂本 聡君

     書記             横枕孝規君

     書記             平田千亜喜君

          平成16年10月6日(水)議事日程表

議事日程 第7号



日程番号
議案番号
件名
備考



市政一般質問について
 
 







番号
質問者
質問要旨


25
柿森弘幸議員
1 水産振興対策について
 ? 水産業の経営改善等を計画している漁業者は多いが、資金調達に苦慮している。国において経営改善等資金融通円滑化事業として新たに漁業者への融資制度が実施されている。その制度の条例等の原案が市には通達されておると思いますので、その概要の御説明をお願いすると同時に、その融資制度を早急に漁業者が運用できるようにすることについて市長はいかがお考えか、お伺いいたします
2 結婚祝金及び出産祝金支給条例廃止後の対応について
 ? 奈留支所管内においては、従来祝金支給を実施していた。合併協議会で新市において保育料の軽減等少子化対策を強力に促進するとのことで祝金条例を廃止されております。今後、少子化対策等をどのような形で対応しようとするのか、お伺いいたします
3 奨学資金貸付金貸与について
 ? 資金貸付金貸与者数を高校15名以内、大学等35名以内と定めておりますが、制限以上の応募者がある場合、その子供の対応はいかにするのかお尋ねいたします


26
清島康平議員
1 富江の図書館建設について
2 富江下水道基本構想
 ? 基本計画の進捗状況について
3 市道の維持・補修について


27
田端一米造議員
1 e−むらづくり事業について
 ? e−むらづくり計画のモデル地区指定、申請されたとのことですが、その後の結果について
2 市長の政治姿勢について
 ? 市長の政策公約にUターン・Iターンを誘致するとのことですが、具体的な構想をお伺いします
3 消防行政
 ? 消防団定数について
 条例定数1,765人、現団員数1,592人、欠員数173人になって、この件で市長の考えは
4 地域審議会設置について
 ? 地域審議会の設置について、いつ設置するのか、また、人選はどのような形でするのか、お伺いします


28
中村國男議員
1 市長が目指す五島市について
 ? 市民融和のもと、新市の一体性と活力あるまちづくりを市民とともに「みんなで創ろう新しい五島市」の公約実現に向けての、市長に対する市民の期待は大きいものと思われますが、市長が目指す五島市の方向性と市長の政治理念と信条についてお伺いします
2 教育問題について
 ? 市立小中学校の米飯給食未実施校について、どのように認識し対応を考えているのか
 ? 奨学資金貸与条例では、高校生で15名以内、大学生で35名以内と人数制限しているが、予定数以上の申し込み時はどのようにするのか。また、大学院進学者に対して貸与はできないのか、教育長に伺います
3 地域審議会と各種委員会委員の選任方法について
 ? 地域審議会の設置はどのようにするのか。また、審議会及び委員会の委員選任については、市民の積極的な市政への参加の観点から若干名については一般公募する考えはないか
4 観光と交流人口について
 ? 島の温泉地を国の制度である国民保養温泉地、国民健康温泉地の指定を受けるとともに、農地等の転用による農業用耕地と温泉つきの宅地を造成し、Iターン、Uターン者の誘致、薬草の栽培と温泉と自然環境を活用した温泉療法を組み合わせた「いこいの島づくり」として国の「地域再生促進プラン」に提案する考えはないか
 ? 九州商船の長崎発五島行きの往復利用者にも割引制度の創設をの声が強いが、要請する考えはないか


29
橋本憲治議員
1 常備消防行政について
 ? 救急車内の救急機材の整備状況は、日本じゅうで最低レベルという認識と今後の整備について
 ? 携帯電話使用不可地域の解消について
 ? 出張所の仮眠室・風呂場・台所などの施設整備を
2 商工観光行政について
 ? 航路対策協議会(仮称)の設置について
  ・効率的な運営ができるように航路対策協議会を設置すべきではないか
 ? 五島市観光協会の運営について
  ・財政を明朗にするための監査の徹底について
3 都市計画税について
 ? 平成17年度の翁頭・崎山・籠淵地区への賦課について


30
宗 藤人議員
1 学校給食について
 現在、五島市の小中学校で給食が実施してない学校があります。福江中学校では、今年の2学期から給食が実施されております。
 厳しい五島市のスタートではありますが、給食が未実施の学校は、玉之浦支所管内の平成小学校、玉之浦小学校、玉之浦中学校の3校のみであります。
 市長は、9月10日の新聞で早急に実施するとのことですが、実施の時期として平成17年の新学期から実施する考えはないか。市長の理解ある答弁を期待するものであります。
2 携帯電話の利用範囲の拡大について
 五島市で携帯電話の不感地帯が各地であるが、その中で火葬場のある五島市増田615-34、やすらぎ苑内では、携帯電話の使用ができません。
 火葬場に行く市民は、緊急時に大変不便を強いられております。火葬場の近くに中継基地局を建てることにより、上の平、幾久山地区でも携帯電話が使用できるよう望むものであります。
 市民の声に対して、平成17年度中に着手する考えはないか、市長の考えを伺います。



                         =午前10時00分 開議=



○議長(中尾剛一君) おはようございます。

 出席議員は定足数に達しました。議事日程第7号により、直ちに本日の会議を開きます。



△日程第1 市政一般質問について

 前日に引き続き、一般質問を行います。

 まず、35番 柿森弘幸議員。



◆35番(柿森弘幸君) (登壇)皆さん、おはようございます。

 連日の日々会議で大変お疲れさまとは思いますけれども、いましばらく御説明を賜りたいと思います。よろしくお願いをいたします。

 私は、3点ほどお尋ねをいたします。

 1点目は、水産振興対策についてであります。水産振興対策も多種多様でありますので、現状を申し上げながら資金融資の1点についてお尋ねをいたします。

 近年、水産業を取り巻く環境は、水産資源の減少、魚価の低迷、若い担い手の減少等で一段と厳しく、危機的状況にあると言っても過言ではないと思っております。特に、奈留支所地区での活性化は、水産業に対する依存度が非常に高くありまして、水産振興の対策を最重要課題として取り組んできたところでありますが、経営状態は依然として厳しい状況であります。こうした状況を脱皮するために、設備の近代化を希望する者、とる漁業から栽培へと、また栽培漁業の拡大、あるいは新規に事業を計画している漁業者が多数いるわけでありますけれども、設備資金、運転資金の調達に苦慮しているのが現状であります。現在、漁協そのものが、中金から自己資本比率10%、地方の信用組合などは4%を求められ、そのためにも新規の貸し出しはほとんど不可能であります。むしろ、貸しはがしが進んでいる状況下でありまして、銀行等からの設備資金、運転資金等の融資を受けることは大変厳しい状況であります。

 そこで、昨年4月から、経営改善等資金融通円滑化事業として、経営改善等支援漁業地域維持対策として、国において融資制度が実施されております。この制度の条例、または要綱等の原案が新市には通達されていると思いますので、その条例等の概要を御説明をしていただきたいと思います。同時に、その融資制度を、一日も早く、五島全漁業者が運用できるようにすべきだと考えておりますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、結婚祝い金及び出産祝い金の支給条例の廃止後の対応についてであります。

 奈留支所管内においては、従来、次代を担う若者の定住化を奨励するため、結婚祝い金及び出産祝い金の支給を行い、家庭における生活の安定と活力ある地域づくりを進めることにより、町政の繁栄と住民福祉の向上に寄与することを目的といたしまして実施をされてきたところでありますが、これは行政の重要な課題の少子化対策の一環でもあり、少子化対策の経済的支援からも、この祝い金条例は有意義な制度であったと思っております。合併協議会の専門部会及び幹事会での協議の結果、新市における財政的なこと、保育料の軽減や福祉医療制度が本当の意味での少子化対策ではないかというようなことで、市において保育料の軽減等少子化対策を強力に促進するとのことで、この条例を廃止されたとのことであります。今後、少子化対策をどのような形で対応しようとするのか、お伺いをいたします。

 3点目は、奨学資金貸付金貸与についてであります。

 この制度は、向学心に燃え、高校、大学に進学したい子供が、家庭の経済事情で進学できない、そうした子供の救済策として条例が制定されているというふうに思っております。貸付額は、それぞれ評価をされますけれども、貸し付け対象者数を高校15名以内、大学等を35名以内と定めております。制限をした根拠は、近年の5ヵ年間の平均に近い数字を貸与対象者数と定めたとされております。5年間の中には、制限数以上の応募者があったという実績が示されておるわけであります。そうした状況の中で制限することは、今後に大きな問題を生ずるのではないかと思われます。それぞれの制限数以上の応募者がある場合、その子供の対応はいかにするのか、お尋ねをいたします。

 市長も御承知のとおり、この貸付制度とは別に、育英事業の中で、勉強する意思はあるけれども、家庭の事情等で定時制高校にも通えない子供がおるわけです。その子供に対して、せめて、通信教育でも勉強したいというふうな子供に対して、通信教育単位取得補助金という補助金を出して実施をしている自治体もあると言われておりますことを、申し添えまして、一括質問を終わります。



◎市長(中尾郁子君) おはようございます。

 35番 柿森弘幸議員の質問にお答えをいたします。

 まず、水産振興対策についてのお尋ねでありましたが、経営改善等資金融通円滑化事業に関しまして、条例等の原案の通達は、市に対してはあっておりません。

 この事業の概要は、国においては、意欲を持って経営改善に取り組む漁業者や担い手として地域が支えようとする漁業者に対する資金融通が円滑に行われるよう、漁業者が担保や保証人を持たない場合でも、一定額までは保証を受けられるようにするものでありまして、補償の対象者を経営改善漁業者、新規就業者、水産加工業者としておりまして、事業主体は県となっております。

 長崎県としては、新規就業者で不動産を有していない者が新たに漁業経営を開始しようとする場合、新規就業者が金融機関から借り入れた資金について、長崎県漁業信用基金協会が保証引き受けを行う場合に発生する費用について助成することとなっております。

 市といたしましては、水産業の高齢化、後継者不足という状況の中で、漁業生産の向上や漁村の活力維持を図るため、新規就業者の確保、育成を推進する立場として、事業の対象となる方々が、この制度についての理解を深められた上、利用されることで漁業経営の改善を図られることを期待したいと考えております。

 次に、少子化対策の一つであります保育料の軽減についてのお尋ねでありますが、下五島1市5町の合併協議会では、合併後に調整し、16年度は旧市町の例によることとしております。昨年7月制定されました次世代育成支援対策推進法に基づき、子育てに関するニーズ調査を昨年実施し、本年度はその分析による行動計画を策定することとしており、子育て環境の整備は急務であります。したがいまして、保育料についての調整は、次世代育成支援行動計画や合併協議会で論議された結婚・出産祝い金廃止に伴う保育料及び福祉医療などの少子化対策に対する意見を十分尊重して、保育料の調整を図ってまいりたいと考えております。

 奨学資金につきましては、教育長よりお答えいたします。



◎教育長(末永文隆君) 奨学資金についてお答え申し上げます。

 議員が御指摘のとおり、私ども奨学資金の条例を設置してございまして、確認のために申し上げますと、条例の目的で、向学心に燃える優秀な学生及び生徒で、経済的な理由により修学が困難な者に対し、学資を貸与し、優位な人材を育てると、議員御指摘のとおりでございまして、数についても、高校生15名以内、大学生35名以内と定め、予算を措置していることでございます。

 なお、その根拠ですけど、数の根拠については、旧市町における過去5年間の平均をとって決めてございます。基準を定めて、該当する者に支援するということは、私どもの財政上の問題もありまして、行政としては必要なことだろうと考えております。

 奨学生の決定に当たりましては、奨学生審議委員会を立ち上げておりますので、各応募者の成績並びに健康状態、家族の構成と所得の状況等、総合的に審査しながら、条例に基づきまして経済的に修学困難な者を優先しながら判断をしているところでございます。このようなことから、奨学生の数を超えて応募があった場合には、私どもとしては資格要件に照らしながら定数以内で決定しておりますし、応募者が定数内であったとしても、資格要件に該当するかどうかという判断をさせていただいているところでございます。

 なお、参考までに申し上げますが、平成16年度については、各市町がそれぞれ単独に行いましたけども、その応募者は高校生6名、決定者も6名でございます。大学生が30名、そして大学の決定も30名でしたけれども、2名の人が別の奨学資金の適用を受けたということで辞退を申し込んでいるところでございます。以上でございます。



◆35番(柿森弘幸君) 1点目の融資の制度につきましては、県からの資料の送付もされてない中を調査をしていただきまして感謝を申し上げます。

 その事業の中身の大筋は理解されたというふうに思いますが、1点、ここにこうしたパンフレットがあるわけです。これは公文書ではありませんので、その信憑性は定かではありませんけども、この内容を少し申し上げてみたいと思います。

 まず1点、この経営改善等資金融通円滑化事業は、一つは、これは市長の説明とも重複をいたしますけれども、漁業者に漁業信連が貸し出しをできることと。ただし、各都道府県の漁業信用基金協会が保証することになってあるということであります。その基金協会に焦げつきがあった場合には、国、県、市町村が一部負担金として再保険をかけることと、それによって基金協会に損失を受けないような仕組みもできてあるんだと、こういうふうな内容に、一つの流れになっておりまして、この条項を見る限り、県とのかかわりがありますので、県の条例が制定をされなければ先には進まれないのかなというふうな感じを持っていたところであります。いずれにしましても、こうした県の制度が実施をされておるわけでありますから、漁業者が運用できるような体制づくりを県の方に働きかけをしていただきたいと、これは希望として申し上げておきます。

 それから、2点目の祝い金の問題でありますが、保育料の軽減等というふうなことで前進的に検討されておられることは評価をいたしておりますが、合併に至る前には、どこの自治体も同じだったと思いますが、合併してでも住民サービスは低下をさせないというふうな説明をしてきておるところでありますが、合併と同時に、高齢者が自分の年金以外に行政から支給をされております敬老祝い金を、大幅にその対象の範囲を縮小されております。そこにきて、この若者向けの結婚祝い金の廃止、この件は市長が就任する前に決定されておるということだけは申し添えておきたいと思いますが、私は、現金を支給することは福祉の向上だというふうには決して思ってはおりません。ですけども、今日まで支給されているものが廃止等になりますと、住民感情としても穏やかなものではないかというふうに思いますので、先ほど御説明がありましたように、祝い金等の廃止に伴う代案として、期待に添えるようなものをつくっていただきたいということを、これもまたお願いとして申し上げておきます。答弁は結構でございます。

 それから、奨学資金の問題でありますが、当然予算もありましょうし、貸し付けするときには書類の審査等で対象者を決定するわけでありましょうけども、その書類審査等で対象可能だという子供に対して、全員に貸与をするという基本的な視点に立つならば、私は条例の中で定数を定めなくてもいいんではないかというふうに思います。といいますのは、条例の中で予算内で対応するんだという項目を1項目上げれば、それで対応できるんじゃないかというふうに思います。

 例えば、当初予算で見積もり額よりも貸し付け決定者が多くなって予算が不足をするという事態になりますと、補正も出てきましょう。補正で間に合わない場合は、これこそ予備費が流用できるというふうに思うんでありますが、その点の取り扱いはいかがお考えか、ちょっと1点だけお尋ねをいたします。



◎教育長(末永文隆君) 私どもの奨学生審議委員会におきまして、先ほど申しましたように、成績及び健康状態、家族の構成、所得事情ということで、一応の中身を、全員申し込まれた方を全部拾い上げまして、それぞれに審査をさせていただいております。その中で、やはり経済的なものから先に優先すべきだと、ある一定の成績が出てきたならば、それ以上、経済的なものからやはり考えていくべきだろうということで判断をさせていただいております。そのようなことで、もし仮にオーバーをした場合、数から外れた者については、経済的な問題についてはかなりその中で、応募者の中からは比較的考慮できるだろうという判断をまず1点しております。

 先ほど、そして大学生の例を申し上げましたけれども、他の奨学資金との併願が五島市の場合には可能でございますので、他の奨学資金との状況も考えてまいりたいと思っておりますので、そのことについても各人がそれぞれに申し込みをしているだろうと考えております。

 3点目に申し上げますと、やはり私ども、こういうことに支援をする必要はございますけれども、応募者すべてにということについては現在のところ考えておりませんので、私どもが条例の目的とするところの向学心に燃え、優秀な学生ということになると、ある一定の成績ということも考えられるというふうに思っております。以上でございます。



◆35番(柿森弘幸君) 私はすべての応募者にという意味ではなくて、その書類を審査をした上で、貸し付け対応が可能だという子供についてのすべてという意味で申し上げたところであります。

 いずれにしましても、私は3点ほどお伺いをし、要望もいたしておるところでございますけれども、関係者の今後の努力を期待をいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で柿森弘幸議員の質問を終わります。

 次に、9番 清島康平議員。



◆9番(清島康平君) (登壇)おはようございます。

 質問いたします。最初に、富江の図書館建設についてです。

 私は、長く長崎の三菱造船所で働き、定年後、ふるさと富江に帰ってきました。その後、議員に出ることになりましたが、以前の富江の状況がよくわからず、大分苦労しました。

 平成12年、議員に初当選後、町民の皆さんから図書館建設の要望が寄せられました。この問題を議会で取り上げるのに、以前の町議会の議事録を読んでみましたが、7年前の平成9年3月議会で、当時の町長は図書館と歴史資料館の必要性を認めていました。私の質問に対して、「図書館建設検討委員会を設置し、いろんなところも視察もし、いろんな問題も提言してもらったが、財源の問題で建設は平成13年度以降になる」と答弁しました。しかし、平成13年の3月議会では、「図書館兼歴史資料館建設については、検討委員会において種々検討いたしましたが、建設場所の問題などがあり、当分延期することにいたします」との報告がありました。

 その後、一般質問を6回ほどしましたが、「合併の時期とも絡んで、最後は新市建設計画のアンケートの中にも図書館や公民館などの設置の要望も多くありましたので、建設計画に入っている。今後、新しい市長さんが建設計画をもとに振興計画をつくるでしょうから、私もじっと見守りながら進言していきたい」との町長答弁でした。

 平成15年には、町長選挙が行われました。町長就任後の議会でも図書館建設について尋ねましたが、「図書館建設については、新市に引き継ぐことになっているので意見を述べたい」との回答がありました。

 市長にお尋ねします。この富江の図書館建設について、新市にどのように引き継がれていますか、答弁をお願いいたします。

 2番目に、富江下水道の基本計画について質問します。

 平成15年度に富江町下水道等整備基本構想が策定されています。この中で、富江では、特定環境保全公共下水道、農業集落排水、漁業集落排水、コミュニティプラント事業が適当、あるいは採択可能となっています。福江で今計画されているような公共下水道方式は難しいようです。また、合併が近いことから、新市の下水道計画全体の動向を見ながら、その中で事業を進めていく必要があるとの指摘もあります。町役場とコンサルタントとの間では、さらに処理場候補地を選定する。富江地区においては田ノ江工場跡地で処理場配置を行い、処理場が配置可能かの確認を行う。黒瀬・山下地区の埋立地は、漁港事業で行っているので、漁業集落排水の処理場としては使用できるが、他事業では困難であるとの協議がされています。このことは県の方にも報告がされております。富江の下水道計画は、この段階まできています。

 市長にお伺いしますが、この富江の下水道計画を新市建設計画の中でどのように具体化されますか、お答え願います。

 最後に、市道の維持、補修についてです。市道の維持、補修の方法は、本庁と5つの支所ごとに状況は違っています。本庁と玉之浦支所では、建設課内に維持係や直営班を置き、小規模な道路工事については敏速に対応がされて、市民の皆さんから大変喜ばれています。他の4支所の道路維持、補修は、業者に発注されています。合併を機に、富江、岐宿、三井楽、奈留の小規模の道路維持、補修にも、維持係や直営班が行って仕事ができるように業務範囲を広げるべきと考えますが、市長の見解をお願いいたします。

 以上3項目についてお答えをお願いします。



◎市長(中尾郁子君) 9番 清島康平議員の質問にお答えをいたします。

 図書館建設については教育長からお答えをいたしますが、事務引き継ぎをどのように受けているかというお尋ねでありましたので、その部分に関して私の方からお答えいたします。

 これは16年8月1日、五島市長職務執行者 木場彌一郎様あてに、旧富江町長 本間義之様から引き継いだものであります。「富江町議場を改修して図書館に」という項目で、「富江町民センター2階に、現在は図書室を設けていますが、スペースが狭く、部屋が暗く、住民からの苦情もあり、図書館建設の要望が以前からあっております。現代は、生涯学習の時代、高度情報化の時代などと言われ、人々の学習への意欲が高まり、また、その内容が多様化してきており、特に図書館は、人々の学習要求を適切に、しかも素早く提供してくれるための情報提供の場として、その役割は重要となってきており、生涯学習を進める上でも重要な施設であるので、図書館建設ができるまで、暫時、議場を図書館の代替施設として使用したいので、議場の改修をお願いしたい」。こういう引き継ぎがあっております。

 その他のことについては教育長からお答えいたします。

 私の方からは、まず、富江下水道基本構想につきましてお答えいたしますが、平成15年度で策定済みでありますが、平成16年度の基本計画の進捗状況はゼロであります。理由といたしましては、合併に伴い、将来の事業計画が不透明であるために、平成16年度の基本計画の実施は見送りといたしております。

 次に、市道の維持、補修についてのお尋ねでありますが、本年度につきましては、本庁・支所管内とも、従来どおりの形態で維持、補修に努めてまいりたいと考えております。ただ、支所管内において、委託制度等で行っているところにつきましては、交通に支障があるものなど緊急を要する補修等の場合は、本庁での対応も考えております。以上です。



◎教育長(末永文隆君) 図書館建設についてお答え申し上げます。

 図書館について、私どもは、人をつくり、町をつくる地域振興の核となる重要な文化施設であるというふうに、議員御指摘のとおり認識しておるところでございます。図書館活動整備、充実につきましては、新五島市の生涯学習、まちづくり推進のための最重要課題の一つとして、私どもも認識をして取り組んでまいりたいと考えております。

 現在の五島市の図書館について申し上げますと、五島市立図書館並びに旧5町にそれぞれ公民館図書室が設置されております。すべての公民館図書室を視察させていただきましたが、議員御指摘のように、整備を必要とするものが多いというふうに感じております。ただいま市長も答弁いたしましたとおり、富江町が図書館建設の意向を持っており、現在閉鎖しておる議場を図書館に改造したい、そういう意向を持っている、その旨のことも承知しております。各市町ともに、それぞれに整備計画を持っているところでございます。昨日、86番議員の質問に対しまして、市長が熱き思いを表明されました。しかし、市長としても、「五島市として精査したい」というふうに申し上げております。今後は、私ども五島市の図書館のあり方を総合的に検討し、五島市としての図書館整備計画を早急に策定しなければならないというふうに考えております。

 当面は、各町の公民館図書室に対して、また各町の市民の皆さん方に対しまして、市立図書館のブックモビールによる移動図書館の充実を早急に行い、各町への図書サービス向上に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。



◆9番(清島康平君) まず、図書館の問題ですけれども、先ほど町長の方からそういった引き継ぎ事項があったということはわかりました。

 そして、五島市全体として考えるということもわかりましたけども、ちょっと富江町でちょっと、最近ではないですけど、動きをちょっと紹介したいと思いますけども、県の生涯学習の一環として、「県立学校開放ふれあい図書館ボランティア事業」で、平成12年度から14年度までの3年間実施され、富江高校の図書室を開放していただき、月2回の貸し出しを行ってきました。利用者は、平成13年度で20回の貸し出し日に対し、919人が訪れ、貸し出された冊数は2,279冊になりました。1回の平均46人が訪れ、1日1人に2冊から3冊借りて大変喜ばれていました。

 また、五島市立図書館には、富江を初め多くの地域、多くの地域といいますか、富江とか、三井楽とか、岐宿から登録して利用をしていますが、福江を除けば富江が一番多く、590人の登録者がおり、利用をしているところです。市長はこういった状況をどのように考えていますか、お尋ねします。



◎市長(中尾郁子君) 私は、これから五島市全体の図書館のあり方を精査していって計画を立てるわけでありますけれども、特に、私、県立図書館の運営審議委員を4年ぐらいでしょうか、させていただいておりまして、特に、図書館に関しては思いが熱いんでありますが、富江の場合を申し上げますと、これは各町もそうしたいと思っているんですが、移動バスで図書が、新しい新刊などが届く、それをどういう場所で受けるのか、そういう環境整備が必要、それからこれからはビデオギャラリーも必要、例えばこういう議会の状況とか、いろいろなものが、市民がそこへちょっと寄って、ビデオで見ることができる、そういう図書とビデオとドッキングした、そういうギャラリーが必要であると考えております。

 それで、福江市立図書館にも大変、他町というか、旧他町の方の登録者が多うございます。ある町からは、先生が大きな風呂敷を3枚も持って貸し出しをお願いに来ている。そういうのも、実はいいのか悪いのかは別として、やはり要望があればお貸ししたいということでやっているという話も聞いたことがありますので、非常に本に対する要望が強い、期待が大きい実態をよく理解しております。

 それから、富江町には読書グループもございます。そのグループの方たちも、また、とても図書館の一日も早い整備、図書室と言いますかね、待っていらっしゃるので、どこへできるかは別として、中心になる図書館をきっちりして、そこから多様な書物を車に積んでお持ちしていく。子供だけでなくて、高齢者のためにもそういうものをお持ちする、そういうふうな構想を私は持っております。

 議員仰せのとおり、議場もこのために視察はしておりませんけれども、議場にもお伺いしたことがありますし、図書室と言われるのかどうかわかりませんが、廊下の窓から、「えっ、これが図書室」と、私は声を出して言ったこともあります。実情もよく把握をしております。



◆9番(清島康平君) 先ほど述べた利用状況というのは、やはり富江の図書室が、先ほどの町長の引き継ぎ事項にもあるように、何といいますか、暗くて、図書室、大変最近はよくなりましたが、昔は倉庫じゃないかと言われたぐらいであったんですけれども、そういった状況から要望が多くあるし、また福江の方に足を運んできていますし、僕の知った方で、「必ず私はもう土曜日か日曜日は福江の図書館に行っていますよ。できれば早く富江の方に欲しいですね」という声をよく聞いているわけです。

 それで、先ほど市長は、中は見たことないと言いましたけども、そばを通って窓越しに見たと言いますけども、確かに町民の要求にこたえるだけの施設ではないというふうに思います。それで、先ほど市長自身が言いましたけど、図書館の役員をされて、大分図書館と読書については造詣が深いというふうに聞いていますけども、再度富江の図書館建設について、市長の決意を再度お聞かせください。



◎市長(中尾郁子君) 議場を改造して使うということに対しては、少し関係者との協議が必要であると思います。議場は大変空間も広くて、いいたたずまいですが、ほかに例えば利用の予定がないのかどうかですね、いろいろ関係者、支所の方、または町民、富江町にお住まいのそういう方々の御意見も伺って、最終的には決定したいと思いますし、図書館計画はそのように構想を持っておりますので、受け皿としては、いい環境で、書物もそこでも読める、ただ借りて帰るだけでなくって、そこで談話もできる、ビデオも見られる、そういうふうな空間にしたいと思っておりますので、なるべく御要望に沿いたい、そういう方向でこれから検討してみたいと思います。



◆9番(清島康平君) 今、議場を改造するなり何かして図書館にしたらというふうに言いましたけども、図書館というのは、やはり大人も子供も年寄りも、気軽に買い物帰りでも行ける、そういった場所がいいと思うんですね。なければしょうがないですけども、できれば1階の広いスペースがいいんでしょうけども、これは早急には無理かと思いますけども、一日も早く建設できるように要望して、次に移りたいと思います。

 下水道の問題です。富江地区では、汚水処理については平成12年度から合併浄化槽事業が施行されていますが、くみ取り式が主流であります。雑排水は近くの河川、水路、海域に流されているところです。このような状況のもと、快適な生活環境づくりや良質な水環境づくりが望まれており、汚水処理施設の整備は急務となっています。五島市は、輝かしい未来に向けて、島の豊かさを創造する海洋都市を基本理念として、人と自然の調節を大切にし、安心と活力あふれる新たなまちづくりを目指すとしていますが、整備がおくれると、こういったテーマが泣くのではないでしょうか、市長の見解をお尋ねします。



◎市長(中尾郁子君) 議員仰せのとおりだと思います。

 また、富江地区でミニ集会をしました折も、海が汚れているという声がありました。本当にこの下水道の整備というのは、大変財源も要るし、大きなことでありますが、これからもまた合併浄化槽が設置できるならば、そういうものも奨励し、やっていきたいと思います。でも、構想が一応できていますので、このことを今後どうするのかと、16年は基本計画の進捗状況はゼロ%であるというふうな報告をいただいておるので、担当課の方でもっと詳しい情報があればお答えいたしますが、現在はまだ見送りとしているとしかお答えができないんです。以上です。



◆9番(清島康平君) 確かに進捗状況はゼロということですし、担当課の方も、やはり財政のことを考えれば、もうすぐに提案したいという気持ちはあるんですよね、なかなか難しいという胸の内を披露していましたが、現在、福江では公共下水道が計画されて、それから三井楽でも漁業集落排水事業が具体化されていると聞いています。先ほど言いましたように、コンサルタントに業務委託をして、先ほどの基本構想が策定されているわけですから、富江の事業も早急に実施すべきだというふうに思いますが、再度市長の答弁をお願いします。



◎市長(中尾郁子君) 基本計画ができているというのは承知しております。

 ただ、16年度の進捗がないということと、これについては具体的な前に進める方向性がまだ出ておりませんので、今後、コンサルタントがつくってくだすった基本計画をまた精査しながら、莫大な財源を伴いますし、時間も要しますので、用地があれば合併浄化槽もいいであろうし、そういういろいろな情報を得ながら進めていきたいと思います。



◆9番(清島康平君) 私は、福江や三井楽よりも富江が大好きです。(笑声)福江や三井楽の事業をやめて富江をやるべきとは申しませんが、いずれにしても早急な事業の要求をして、次に移りたいと思います。

 市道についてですが、富江地区で生活環境整備事業として側溝などが清掃がなされました。その清掃後に、ふたががっちりおさまらずに危険な状況があったんですけども、なかなかそれを直してもらえずに大変困ったと。そういったことから、さっきも言いました維持班とか直営班がおって、すぐ来てもらえたらよかったのになというふうに私は思ったんですけども、市長としては、現在、16年度はそのままの状態で、17年度以降はまた考えるということで、また、特に緊急の場合は直営班を派遣するというようなことが言われました。「サービスは高く、負担は低く」が合併の基本でしょうから、この基本を貫くためにも、維持係が公平に、あるいは富江とか、三井楽にも行けるようにしてほしいというふうに要求して、私の一般質問を終わります。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で清島康平議員の質問を終わります。

 次に、33番 田端一米造議員。



◆33番(田端一米造君) (登壇)おはようございます。

 議長の許可を得たため一般質問に入りたいと思います。

 その前に一言、市長選御当選おめでとうございます。市長の任務は、大変激務であり、また大変多忙と存じますが、どうぞ体に気をつけて五島市の発展のために事業を進めていくことを期待申し上げます。

 第1点目のe−むらづくり事業について。

 e−むらづくり事業については、既に58番、70番、78番議員の質問にもあり、市長も何回も答弁されていますので、私は省かせていただきますが、国においても重要課題となり、IT担当大臣が置かれ、政策を全国に広めようとしている。また、今日、話題になっているプロ野球新規加入のライブドア、楽天、いずれもIT関連の企業であるという報道をされ、いずれも30代の若い社長さんであるということで、また大臣でも、棚橋大臣が41歳、一番若い大臣であると思います。そういう時代の流れのまさに21世紀のIT時代の幕開けかと思います。その幕開けともに、新生「五島市」の発展とともに、こんなすばらしい事業を取り組むことは大変喜ばしいことと存じます。どうか早く認可されることを切望し、早期完成を要望して、私のこのことに対しては終わりたいと思いますので、もし市長の忘れたところがあったら答弁をお願いいたします。

 2つ目の市長の政治姿勢について。

 市長は、政策公約にUターン、Iターン誘致をするとのことですが、具体的な構想をお伺いします。五島市の人口動向は、5年度ごと国勢調査が行われております。平成2年には6.2%の減、7年度は5.3%、12年度は5.4%、毎年1.1%減少していると思います。我々の住むこの五島市が活性化し、発展していくためには、第1次産業、農林水産業が自立し、基幹産業として頑張っていくしかないと市長も述べられているようです。

 農産物においては、輸入の増加と価格の低迷、高齢化、農家の収入源が低く、生活が苦しい、また水産業においては漁獲量が減少し、魚価の低迷などによって、農業、水産とも後継者不足と思います。定住人口をふやしていくには、市長が述べているように、シルバー世代Uターン、Iターンをして、定住人口増大を図る必要があるということでありますけど、私も同感します。

 合併建設計画において新市の将来像の人口推計によれば、平成21年度、5年後推計人口が4万3,414人、目標としまして4万4,302人、10年後の26年は4万630人に対し、目標が4万2,703人と推計しております。

 ところが、五島市においてUターン、Iターンの数は、現在、何人のお方が定住しているのかとお尋ねしたんですけど、これは把握していないとお聞きしております。わかっていることは、下五島農林開発公社研修生のみ、現在は累計で37名で、研修生が今現在6名、離農、断念者が8名、今現在就農しているのが23名、このことに、市長選の公約として、シルバー世代のUターン、Iターンの誘致をと訴えていましたけど、所信表明の中には触れておりません。具体的な構想をお伺いします。

 消防行政についてお伺いします。

 消防組織は、消防団は施設及び陣容を活用し、住民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災または地震等の被害に防除し及びこれらの災害に至るまでの被害を軽減することを目的として任務に当たる。全国においても、頼れる消防団員が減少し続けていると報道されている。総務省消防庁の通達では、団員の減少に歯どめをかけるため、都道府県、市町村に対し、人口が減少したり、市町村合併した場合でも団員数を維持するよう要請している。また、団員の処遇改善やイメージアップ作戦を展開し、消防団活動の一部を免除する制度の検討も始まっていたが、入団者の増の名案はなかなか見つかっていない。現在の全国の消防団員数は92万8,000人、政府は100万人を目標にしてファッション性の高い制服採用など、あの手この手で年額報酬や手当アップを地方交付税で支援してきましたが、市町村の財政は厳しく、処遇改善には至っていない現状であると新聞報道されています。

 本市においても、高齢化、人口の減少により、平成16年8月1日現在で市消防団員条例数が1,765人に対して、現団員数1,592人であり、欠員数が173名になっております。この減少を食いとめるため、市長はどのような考えを持っているのか、お伺いいたします。

 次に、地域審議会について、市町村合併の特例、地域審議会を設置することになっております。目的としまして、均衡ある地域の発展のため、また、地域住民の声を施策に反映するため、大変重要と思います。審議会は、市町村の旧区域ごとに、各地域にかかる事項について市長の諮問に答える。次のことを審議するということで、新市計画の変更、2、新市建設計画の執行状況、地域振興のための基金の活用、新市基本構想の作成及び変更、審議会は必要と認める事項について審議し、市長に意見を述べることができる。委員は、15名以内で、当該地区に住所を有するもので市長が任命する。任命するに当たって、合併協議会での決まりが、町村会長、2として農林水産事業団体、商工業団体、3としまして社会教育及び学校教育団体、4としまして青年、女性、高齢者などの構成員、5として社会福祉に関係する者、6として学識経験者となっておりますけど、一般市民も市政に参加したい強い望みを持っておる方もおるとお聞きしておりますので、そこで市長は、この残りの人を一般公募する考えはないのかとお伺いしまして、壇上からの一般質問を終わります。



◎市長(中尾郁子君) 33番 田端一米造議員の質問にお答えをいたします。

 まず、e−むらづくり事業につきましては、大変よく御理解をいただき、温かい御支援の言葉をいただきまして感謝申し上げます。この国のチャンスを逃さず、国のレベルと同じに五島市の未来も進めるように、今後も努力をしてまいります。お力添えをよろしくお願い申し上げます。

 次に、私の政策公約にあるUターン、Iターン誘致についての具体的な構想についてのお尋ねでありますが、私は、特に、シルバー世代のUターン、Iターン施策を進めたいと考えてきました。

 近年、五島市内においては、福祉や医療面の施設が随分充実をしてまいりまして、豊かな自然に加えて、こういう医療・福祉施設を充実させたことにより、島外のシルバー世代に、「離島で豊かな老後を安心して過ごしませんか」と呼びかけたいという構想を持っておりますが、現段階では、まだ具体化しておりません。今後、このこともしっかり詰めていって、具体案を提示していきたいと思っております。

 次に、消防団定数についてのお尋ねでありますが、このたびの合併によりまして、旧1市5町の消防団の組織、人員、施設等は、現行のまま新市に引き継がれ、消防・防災活動につきましては、五島市最大規模の組織となりました。消防団は、「みずからの地域はみずからで守る」という精神に基づき、火災の消火を初め防災活動など、幅広い分野で地域防災のかなめとして重要な役割を果たしているところであります。

 社会環境の変化、あるいは就業構造の変化に伴い、団員数の減少やサラリーマン化等のさまざまな課題に直面しているところであります。消防団員数は全国的にも昭和20年代の約200万人から減少が続きまして、平成14年4月の時点で約93万7,000人となっておりますことから、現在、国策でもって100万人の団員確保を目標に努力をいたしているところであります。

 常備消防も、旧1市5町に消防署と出張所を配置しておりますが、人員等の関係から満足な組織になく、いつ起こるともわからない大規模な災害や、より幅広い総合的な危機管理のあり方といった観点からも、消防団の役割は極めて重要であります。

 このようなことから、消防組織法第6条及び第7条の規定によりまして、五島市消防の責任者、あるいは管理責任者として、現在、条例定数1,765人に対し、約170人近くの欠員を生じておりますが、国策でもあり、また、離島という地理的条件から即緊急応援体制も不備にありますことから、条例定数の充足に向けて消防団員の確保に努めてまいりたいと存じます。

 先ほど、議員、壇上からどのような方法で増員するのかというふうなお尋ねでありましたが、私は、若い世代の人間形成という面から考えても、消防団の組織に入って、仲間、先輩との交流も大きいと思いますので、地域ごとに適任者を見つけていただいて、その若者が働いている事業所等へも積極的に相談をして、そのような効果もお伝えしながら、地域の一員として頑張っていただく、そういう世代に加入を勧めたい、そのことを積極的に進めたいと思っております。

 次に、最後ですね、地域審議委員会の設置についてのお尋ねでありましたが、地域審議会の設置に関する協議書に基づき、平成27年3月31日まで、旧市町ごとに市町村の合併の特例に関する法律の規定に基づく地域審議会を設置するようになっており、市長の諮問に応じて新市建設計画の変更や執行状況等に関し、答申のほか意見を述べることができるようになっております。この地域審議会の開催時期につきましては、総合計画の策定と関係してくることから、来年の1月ごろを予定しております。

 委員の人選につきましては、地域審議会の設置に関する協議書において、15名以内で市長が任命することとなっております。

 それから、先ほどのお尋ねに関係しまして協議書が交わされておりまして、その中で、第5条で、「委員は、当該区域に住所を有する者または当該区域内に存する事業所等に勤務する者で、次に掲げる者のうちから市長が任命する」という項目がありまして、町内会長、農林水産業団体、商工業団体に属する者、社会教育及び学校教育の団体に属する者、それから青年、女性、高齢者を構成員とする組織に属する者、社会福祉に関する者、学識経験を有する者という6項目から選ぶようになっております。

 議員が御提案の地区において推薦、あるいは公募もどうかということは大変参考になる御意見だと拝聴いたしました。



◆33番(田端一米造君) 1点目のUターン、Iターンのことですけど、市長はシルバーUターン、Iターンとつけていますよね。シルバーと言うたら、何歳を指してシルバーと言っていますか。



◎市長(中尾郁子君) 都会で仕事についている世代はなかなか帰らないと思いまして、60歳ぐらいを私は思ってそのように表現しました。



◆33番(田端一米造君) シルバーとは60歳ということでありますけど、今現在Uターン、Iターンしている人は、若い人もおります。今現在、公社でも30代か40代の方ですよね。シルバーとつけたら、いつも47番議員じゃったかな、老人ばっかりふえるんじゃないと言った。シルバーは抜かしてほしいなと私は思います。そうせにゃ、イメージがダウンしますよ、シルバーと言っていたら。若い人をUターンさせてほしいと思ったので、そういうことを抜かすか、抜かさないか、お答え願います。(笑声)



◎市長(中尾郁子君) シルバーと入れましたのは、そういうふうに仕事を定年になったら、少し時間があって、そういう政策に応じる世代が多いのではないかと、こう考えたわけですが、もちろん若い世代のUターン、Iターンは大歓迎であります。ただ、Uターン、Iターンしていただくには、また若い世代の仕事の場なども用意をしなければいけないので、もう抜かすことには私も依存ありません。ただ、そしたら、抜かしたら、若い者は何のためにUターン、Iターンができるのかと、環境整備はどうなるかというふうに、またなるかと思いますが、何しろ定住人口の増加には一生懸命取り組みます。取り除くこと、シルバーを省くことにも依存はありません。



◆33番(田端一米造君) シルバーを取り外すことに同意したことには、どうもありがとうございます。(発言する者あり)

 そうですね、そういうUターン、Iターンの方があって、私も何人かおじゃましまして話を聞きました。その中で、新聞等にも載っておったと思います。三井楽の高崎に来ている、これは市長も御存じと思っております。藤岡啓子さんですね。親子家族6人で来て三井楽に住んでいるということであって、こんなに、この方も若い方、定年前でやめて、早めて帰ってきているんですよね。そういう意味でさっき言ったようなことを言ったわけでございますので、いろんな手法がいろいろあってます。全国一は長野県がIターンのナンバーワンだそうです。そういうテレビ報道されておりました。

 時間がちょっとなくなるようですので、今、Uターン、Iターンの特区を設けたらと、私はこう考えていろいろ調べてもらったんですけど、きのうようやく谷川代議士から、夕方ファクスで流れてきたもんで、その一部を紹介したいと思います。

 和歌山県で新ふるさとをつくる特区としまして、ファクスでちょっと見にくいんですけど、「農林体験と自然体験、歴史と文化体験等が一体となって総合体験型観光産業案内及び大都市圏への食の提供に関した新規産業の創出など、都市と地方の交流促進をするとともに、Iターン者が農業、緑の雇用などの収入を得る条件を整備し、定住を促進する」と、こういうことになっております。

 五島市でもいろんな特区を申請されて、まだ認可がされてないところもあろうと思いますけど、この特区を申請する気持ちがあるかどうかお尋ねしたいと思います。



◎市長(中尾郁子君) 大変いい情報をいただきました。特区になった場合に、財源的にはどうなるのかと、自分持ちだというふうにこれまで私は理解をしていたんですけど、もう少し何かないかなと、こう思うんですね。少し財源をもらえるような、そうしますと、いろいろな整備ができるかなと思っておりますので、勉強していきます。



◆33番(田端一米造君) 取り組んでくれるということでありがとうございます。

 それから、さっき言ったように、Iターン、Uターンの方をまだ把握してない、五島市が把握してないということで、ぜひこれを把握して、今現在は、窓口は設置されておりませんね。その窓口を設置して、農業のそういう農地のあっせん、空き家のあっせん、そういうのを情報をぼんぼん流して、そういう五島に定住をするんだという方は、今現在している方も、自分たちの仲間を幾らでも来るという予定をしているそうですけど、なかなか自分たちでそういう交渉を、土地の交渉、宅地の交渉といってでも都会の人はなかなか一緒に話してもらえないと、買えないと、そういう意見もあるんですよ。それから、そういうのがあって、行政が中に入ってそういうあっせんをしてほしいという希望もあります。

 もう一つは、今、もしそういう把握ができたら、市長が一人一人に会うことは大変だと思いますので、市長から手紙を出して、一堂に集まってもらって、いろんな悩みがありますよ、我々の知らない悩みが。ぜひ市長からそういう要請があれば、私の会った範囲内であれば参加して市長に意見を述べると、五島市のためになるなら、自分たちはそういう話に乗るんだということを伝えておきますので、機会があったらそういうことに努めてほしいなと思います。その定住人口に対して話し合いをする気持ちがあるかどうか、お尋ねします。



◎市長(中尾郁子君) 議員仰せのとおりに、今、Iターン、UターンというよりIターンの方が割合と私は知人が多いんです。で、いろいろな知識を持っていらっしゃる。実は、この傍聴席にも毎日、女性でしたが、毎日来ていらっしゃる、今日はいらっしゃいませんが。そのようにいろんなところに興味を持っていらっしゃって、何か地域とつながりたいという希望をとても持っていらっしゃる。そして、また御自分が持っている特技であるとか、ノウハウを地域で生かす場所が欲しいということを言っていらっしゃいます。もう議員仰せのとおりでありますので、今後、皆さんが仲良し、全部はつながっておりませんので、それぞれが知り合った二、三人がおつき合いをしているという状態のようにあります。なかなか、この庁内に来て、そういう人たちだけを集めるということは困難かもしれませんけど、もう既に何年も前から五島に住んでいらっしゃる方もいらっしゃるし、特に、五島に暮らす私どもが持たない知恵も持っていらっしゃいます。そういうものも、また五島のために生かしていただきたいと、こう思いますので、そういう機会があれば参加しますし、私もまた積極的にそういう機会もつくっていきたいと思います。



◆33番(田端一米造君) まだこのことについて言いたいんですけど、時間がありませんので、消防行政に入りたいと思います。

 もう現実に足らないのは市長も認めておりますけど、私が調べて、五島市の職員、団員数が、職員が804名ですよね。それに対して150名の職員しか入っていない。まだ若い人がおるんじゃないかと私は思っております。そうですね、福江市の団員数が一番多くて70減ですね、一番人口の多いところが。奈留は100%定数に達しております。ほかのところもちょっとあっですけど、少しずつ落ちております。

 それで、五島市の職員も若い人がいっぱいおると思いますので、職員数が入っているのは、福江地区が43名、富江地区が19名、三井楽が28、玉之浦が28、奈留が15、岐宿が17で、150名入っていると。まだ若い人が職員におるんじゃないか。そういうことを市長がどういうとらえ方でいるのか、お伺いいたします。



◎市長(中尾郁子君) 先ほどもお答えしましたように、もちろん緊急時、火災時の出動が仕事でありますけれども、地域のそういう組織に入って勉強させていただくことも、また人間形成としてはとても大切なので、該当する地区にそういう職員がいましたら、ぜひ働きかけて参加していただくように努めます。以上です。



◆33番(田端一米造君) そのことに対してはもうありませんので、これは通告しておりませんでしたけど、消防防災関係ですけど、議長に許可を得て、市長の裁量でお願いしたいと思います。

 台風15号、16、18号と来ていますよね。私が避難した人を調べたところ、15号で22世帯の28名、16号で254世帯で392名、18号で279世帯で374名、延べ人数の694名が自主避難しております。なぜ避難するかというと、自分の家の倒れるのも心配ですけど、自分一人でおったら大変、夜になったらもうどこも動かれんということで自主避難がふえておると思います。その中で、公民館とか何とかするんですけど、大宝はテレビ、電話とか何とかあるんですけど、まだテレビがないところがある。台風が直撃した場合は電気が来ないけど、その前にテレビを見たいと、台風がどこを通ってきているのか。やはり耳で聞いて、ラジオで聞いても我々はわからんとですね、東経何度か、西側を通っているとか言っても。台風の進路を目で見たいと。ぜひこのテレビの設置をしてほしいという要望が強いですので、設置する考えはあるか、お尋ねしたいと思います。



◎市長(中尾郁子君) 本当に台風がたびたび襲来しまして、自主避難の数が大変多かったです。特に多いのが奈留町でした。奈留町の支所に参りまして、いろいろ尋ねましたら、合併したばかりで町長がおられず、支所長が非常に頑張って、それから消防団長さんがいち早く行動して自主避難を進めて歩いたというようなこともありまして、一糸乱れない、そういう対応がありました。その避難所にテレビがないところがあるという御質問だと思いますので、それは当然必要だなと思います。ぜひとも検討したいと思います。



◆33番(田端一米造君) 検討してもらえるということで、温かい御答弁ありがとうございます。

 もう時間がありませんので、地域審議会のことが残っておるんですけど、もうこれは次の中村議員がすると思いますので、これで私の一般質問を終わります。どうも前向きな答弁ありがとうございました。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で田端一米造議員の質問を終わります。

 次に、13番 中村國男議員。



◆13番(中村國男君) (登壇)質問します。

 本定例会初日、所信表明の中で、人と自然の共生を大切にし、安心と活力あふれる個性的で市民が住んでよかった、今後も住み続けたいと思い、夢と希望の持てるような五島の礎づくりには、市民の融和を図っていくことが必要です。

 私は、一般質問をするに当たり、市長の市議会議員当時の発言の一部ではありますが、拝読をさせていただきました。会議録から感じたことは、公平公正にして、市民の思いをみずからの思いとする、そうした熱き情熱こそが市長の政治の原点なのかと思いました。各議員からさまざまな意見が述べられましたが、立場の違った意見にこそ、より耳を傾けることもまた必要であり、公平公正を旨とする市長には、それができると信じるものであります。

 まちづくりは、市民の皆さんお一人お一人の市政への積極的な参加と、住民の目線に立ったまちづくりの方向性を共有し、市民の声が施策に反映できるようなシステムづくりこそがまちづくりの基本だと信じるものであります。市政運営に当たっては、みずからの信じたことは臆することなく、自信と勇気を持って、市民の皆様が期待している政治のしなやかさと優しさ、そしてたくましさを発揮してほしいものであります。

 昨日、議会終了後、自宅に帰りますと、五島市広報紙10月号が配布されてきました。市長のインタビュー記事が特集され、最近感動したこととして、「あるミニ集会で、高齢者の方が、『政治の基本は愛情深いこと、情け深いこと』と涙を流しながら話されていたことですね」との記事がありました。忘れないでほしいと思います。

 それでは、通告に従いまして質問をします。

 最初は、市長が目指す五島市について。

 市民融和のもと、新市の一体性と活力あるまちづくりを市民とともに、「みんなで創ろう新しい五島市」実現に向けての市長に対する市民の期待は大きいものと思われるが、市長が目指す五島市の方向性と市長の政治理念と政治信条についての答弁を求めます。

 次に、教育問題について。

 1、市立小学校の米飯給食未実施校についてどのように認識し、対応を考えているのか。

 2、奨学金貸与条例では、高校生で15名以内、大学生で35名以内と人数制限しているが、予定数以上の申し込み時はどのようにするのか。また大学院進学者に対しては貸与できないのか、教育長に答弁を求めます。

 3点目は、地域審議会と各種委員会委員の選任方法について。

 地域審議会はどのようにするのか。また審議会、委員会等の委員選任については、市民の積極的な市政への参加の観点から、委員の若干名については一般公募する考えはないのか、お聞きをします。

 最後に、観光と交流について。

 1、島の温泉地を国の制度である国民保養温泉地、国民保健温泉地の指定を受けるとともに、農地等の転用による農業用耕地と温泉つきの宅地を造成し、Iターン、Uターン者の誘致、薬草の栽培と温泉等自然環境を活用し、温泉情報を組み合わせた憩いの島づくりとして、国の地域再生推進プランに提案する考えはないか。

 2、九州商船の長崎発五島行きの往復利用者にも割引制度の創設をとの声が強いが、要請する考えはないか。

 以上で一括質問を終わります。

 私の質問は、ほかの議員と重複してますので、何々については何番議員に答弁したとおりということで結構です。(笑声・発言する者あり)



◎市長(中尾郁子君) では、13番 中村國男議員の質問にお答えをいたします。大変御配慮賜りましてありがとうございます。

 まず、市長が目指す五島市についてのお尋ねでありますが、私は、常に民意が反映された政治を行うため、市民との対話を重視いたします。常に、市民と同じ目線で物事を見詰め、考えていきたいと思っております。また、五島市を魅力ある海洋都市としてグレードアップしていくことが最重要と考えておりまして、その施策やPRに積極的に取り組んでまいります。

 次に、地域審議会と各種委員会の選任方法についてのお尋ねでありますが、地域審議会の設置は、来年の1月ごろを予定しております。また、審議会及び委員会の委員選任につきましては、委員任命規定が設けられているものについてはその条項に基づいて選任することになりますが、一般公募が可能な委員の選任については、議員仰せのとおり、一つの選任方法として検討していきたいと考えております。

 次に、観光と交流人口についてのお尋ねでありますが、議員お尋ねの国民保養温泉地の指定は、昭和29年から開始され、現在まで全国で91地域が指定されております。国民保養温泉地に指定される温泉地は、いずれも歓楽的な色彩のない、健康的な温泉地となっており、国民健康温泉地、正式には国民保養温泉地と存じますが、この温泉地は国民保養温泉地の中から選定されております。この国民保養温泉地の指定を受けるためには、温泉の効能、湧出量及び温度と温泉地環境に関して、1つ、泉質が療養泉としてすぐれていること、2つ、温泉の湧出量が豊富であること、3つ、付近に美しい景観があること、4つ、環境衛生的に好条件がそろっていること、5つ、気候が保養地に適していること、6つ、保養施設が充実していること、7つ、交通の便が比較的によいこと、8つ、災害に対し安全であること、9つ、温泉顧問医が設置されていることなどの条件を満たす必要があります。

 この国民保養温泉地及び国民保健温泉地として指定申請を行い、農地等の転用による農業用耕地と温泉つきの宅地の造成を組み合わせて、国の地域再生プランに提案する考えはないかということでございますが、事業内容からして、国民保養温泉地等の指定に関しては、保養施設の充実、交通の利便性、災害対策の面から検討を要し、さらに農地の転用及び宅地造成等、関係課との協議及び調整を図る必要があります。また、現在の財政状況から考慮しますと、大変厳しい状況にあると考えますが、今後、総合計画策定等の際に、温泉の活用や地域の活性化対策の中で、この件も含めて十分検討させていただきたいと考えております。

 失礼しました。もう一つありましたですね。

 最後に、九州商船の長崎発五島行きの往復利用割引制度の創設について事業者に要望する考えはないかとのお尋ねでありましたね。現在、旅客については、ジェットフォイルのみ、土・日・祝日が往復割引の対象となっております、長崎からですね。議員からの御提言でありました長崎からの往復割引制度の創設につきましては、本年2月に開催された下五島1市5町航路利用者懇談会において出された要望でもあります。

 その折に、運航事業者からは、割引制度の創設ではなく、各種ツアーの設定によりサービスを充実したいとの回答があっておりますが、議員からの質問の趣旨を理解いたしましたので、運航事業者に再度要望したいと存じます。

 また先日、私は、社長がごあいさつに見えました折に、新市にお土産として、五島から出ていく人だけでなくって、長崎から五島へ入る人にも、とても交流人口の増加という意味では必要なので、割引往復1万円をしてくれということを、直接社長に私は相談をしております。以上です。



◎教育長(末永文隆君) 教育問題についてお答え申し上げます。

 まず、学校給食の件でございます。学校給食法によりますと、学校給食は、設置者の責任において実施するように定められてございます。それは心身の成長期から生涯を通じて健康に過ごすための食生活についての理解を深めることを求められているということでございます。

 なお、学校給食の未実施校についての計画については、48番 江川議員と同じようでございますけれども、結論だけ申しますと、玉之浦につきましては、本年度増築計画をしております富江の給食センターから配食することを検討してまいっております。しかし、その建設の間、当面は各町にある給食センターを広域的に活用して、なるべく早くというふうな思いをして、配食できないか、総合的に現在、検討、調査を行っております。なお、完全実施につきましては、17年度の早期ということを考えております。

 次に、奨学資金に関しましては、先ほどの35番柿森議員に申し上げたとおりでございます。経済的な困難度ということを優先しながら、定数内で決定をいたしたいと思っております。

 なお、奨学生の範囲について申し上げますと、高校生並びに短大生、高等専門学校含む大学在学者というふうに規定しております。御指摘の大学院進学者については対象外としております。この根拠でございますけれども、学校教育法第1条に定める学校の範囲を対象として定めておるところでございます。以上でございます。



◆13番(中村國男君) 今、いろいろ市長の当選後の思い、新しい新市にかける思いというものを、きょうまでいろんな議員から指摘もされ、あるいはまた、そういった中での会話というものもお聞きしてまいりました。この新市の一体性の確立こそ、最も根幹をなすものであると私は思います。そういう意味において、島内の30分構想と、その実現をするには、ただ1ヵ所、旧玉之浦町の支所までが長いわけですね。ここにありますけども、岐宿、富江が車で20分、玉之浦が50分ですね。乗り合いバスで富江41分、岐宿27分、玉之浦が1時間25分と、救急車においては、富江、岐宿が15分で、玉之浦が45分もかかる、この現実があります。本当に均衡ある発展と、それを目指すならば、今ここにおります旧玉之浦町の議員は、全員がその願いであり、また旧玉之浦町の町民のそれもまた願望でもあります。この道路改良については、今般の公共事業の問題云々あります。しかし、社会資本の整備、これは市政をあずかる者の使命でもあるわけであります。そういう意味において、旧玉之浦町の過疎計画では、平成26年までの工事になっているわけです。先日、折口トンネルが起工いたしましたけれども、あれが5年の工期予定が、本年に旧玉之浦町の町長を初め議長、関係議員の方が県に陳情し、1年間の期間短縮になり、4年で完成と、こういうことになりました。この社会資本の整備についての道路工事関係、どのように市長は思いますか。



◎市長(中尾郁子君) 議員仰せのとおりに実感しております。特に大宝〜玉之浦間、大変カーブが多い、そして危険です。距離を短くすることは不可能ですけれども、通りやすい、少し速度が出る道路にすれば、もう少し救急車などの時間短縮もできると思いますので、前向きに検討いたします。



◆13番(中村國男君) 同僚の橋本議員にも、県に陳情、国に陳情するという回答は聞いています。問題は、そのみずからのかける思いを、そういった地域の皆さんの気持ちを真摯に受けとめて、どれほどの強い気持ちがあるのか、熱意はどうなのか、そういった市長の強い思い、あるのかないのか、お聞かせください。(笑声)



◎市長(中尾郁子君) 昨日も答弁しましたように、私があそこで事故を体験しております。そして、大変修理にも費用がかかりました。危険です。そのことは、ぶつかる瞬間の恐怖心というのは、今も思い出すと鳥肌が立つんです。実感しておりますから、ただ、声が少しトーンが低いので、情熱がないように聞こえるかもしれませんけど、本当に熱い思いで、やっぱりあそこは一番直線にしなきゃいけない。なるべくカーブをとらなきゃいけないと思っておりますので、積極的に働きます。



◆13番(中村國男君) 思いはわかりました。(笑声)市長が今の地位になるまでの議会活動も、私はいろんな人から聞きました。みずからがそういった市民の中に飛び込んでいって、市民の思いをみずからの思いとするような人であったということを伺いました。

 そこで、市民の声にもいろいろな声があります。大きい声、小さい声、強い声、弱い声あるんですね。そういった小さい声、弱い声、行政には届きにくい、そういった声をどのように感じますか。(笑声)



◎市長(中尾郁子君) 私は、ミニ集会でいろんな地区の方、それから余り遠くの会場には行けない、高齢の方がつえをついたり、乳母車を押したりして来られた、そういう方たちと対話をしながらきておりますので、声が大きくても、小さくても、本当に切実な思いはちゃんと受けとめていこうと思います。以上です。



◆13番(中村國男君) 先ほども言いましたように、ミニ集会で御高齢の方が涙を流しながら、基本は愛情であるということです。今後とも、そういった気持ちをぜひ忘れないでいただきたいと思います。

 それで、きょうまで26名の議員の方が、いろんなやりとりをしたのをお聞かせをいただきました。その中で、私は1点だけ、この私の頭で理解できない点があるんですよ。それは何なのか。

 47番議員が、権限と権力についてお話になりました。私は、市長には権限はあると思います。法律に基づいた地方自治体の一つの組織としての長であります。私は権力があって当然だと思いますよ。当然なんです。問題は、その権力をどのように、いかにして使うかという、これが問題なんです。私は、市長を熱烈に支持をしました。(笑声)私が言いたいのは、市民の皆さんの思いを私が聞いて、この人ならば五島の今までの政治を、行政を変えてくれるであろうということを確信をしたからでありますよ。だから、私が支持した以上は、市民を裏切らないような、言いました公平公正な、小さい声も聞くような、そういうような政治家であってもらいたいと思います。この私の理解は間違っていますか、市長に対する理解です。(笑声)



◎市長(中尾郁子君) 市民総融和と、きれいな言葉ととれるかもしれませんけどね、本当に個性も育ちも違う1市5町が一緒になったわけですから、何よりも各町の、各人々の融和、それで、私自身も自分を律していきたい、そのように進んでいきたいと思っております。



◆13番(中村國男君) 給食についてお伺いします。

 実は、旧玉之浦町議会でも、とにかく地元で給食をしたいと、すべきであるという主張を私はしてきました。給食をすることによって雇用の場が発生するわけですよ。そして、地元の農水産物を消費できるということがあります。そういった中で、町長も検討しました。しかし、1市5町の首長会議の中で取り決めた。16年度についは新規事業を採択しないというこの縛りの中で、そういった子供、お母さんの願いを、あえてそのみずからの首長会議の約束を守ったために断念をしたという、こうした経緯があります。そうした旧玉之浦町教育長の無念の思いをどんなふうに思いますか。(笑声)



◎教育長(末永文隆君) 教育委員会の引き継ぎを、私が暫定の教育長になった時代にさせていただきまして、その折に各町から引き継ぎをいただきました。玉之浦町の教育委員会からの引き継ぎには、完全給食のことについて出ておりまして、早急に完全実施に向けて御尽力を願うというふうにお願いをされておりまして、場所とか、方法等は特定されておりませんでした。ということで、私どもは、市長の指示もございまして、市長はできるだけ早くということで、その思いにつけて今検討を進めているところでございますので、教育長の口頭の中でも、ぜひこのことについては進めてほしいという話をいただいておりますので、そういう方向で給食の完全実施を早くしたいという方向で進めてまいりたいと考えております。(「教育長の思い」と言う者あり)

 私自身も、やはり先ほど申しましたとおり、私どもが行政をあずかっている限り、給食は、私たち設置者が子供に対して配食するということが理念でございますし、そして、五島市に合併して同じスタートラインというふうに市長が何度も申し上げましたとおり、同じスタートラインになったときに、スタートラインに並べないものに対しては、それだけの私どもの配慮をしていかなきゃならないというふうに決意を持っているところでございます。

 (「私が言うのは、断念した、旧玉之浦町……」)と言う者あり)



○議長(中尾剛一君) 再度質問してください。



◆13番(中村國男君) 私がお聞きしたのは、したくてもやれなかった旧玉之浦町教育長、尾崎先生の心境です。(笑声)



◎教育長(末永文隆君) その断念した思いについては、直接お伺いしておりませんですけれども、恐らく前玉之浦の尾崎教育長が私に引き継ぎ文書を出し、そして、さらに口頭で早期に実現してほしいという願いがあるということは、やはり自分なりに、私もそうでありますから、自分が所轄している間に学校給食をしたい、そういう思いは強かったと思います。しかし、諸般の事情で断念せざるを得なかった、そのことについては理解をいたしたいと思っております。



◆13番(中村國男君) 旧教育長も新市において引き継ぎがなされて、それにこたえてもらったという気持ちを十分理解できると思います。

 もう一点お聞きします。旧町に玉之浦食品という水産会社があるわけですね。経営が厳しい。財政的に見るならば、コストの安くなるような方法を考えようということで、玉食と玉食の設備機械を供用して、あそこに併設できないかという議論もしたと思います。幸い玉之浦支所長がおりますので、その件についての検討はどうなったのか、結果はどうなのかということをお聞きします。



◎玉之浦支所長(只熊弘君) お答えをさせていただきたいと思います。

 まず、先ほど教育長の方から、玉之浦支所管内の小中学校については、既にもう決定をしているということでありまして、その中での答弁で、若干錯誤するかもわかりません。そこらあたりは御了承を賜りたいと思います。

 まず、玉之浦支所管内の小中学校の給食をするとした場合、200食必要となるわけですが、給食センターにどのくらい面積が要るのか、それを私が若干調べてみたことがあるわけですが、具体的に食によって面積がどのくらい要るのかというのはちょっとわからないんですが、一応県下で300食つくるのに460平米の施設があるということでございますので、大体このくらいの施設が必要じゃないのかなと、そういう気がいたしております。

 ただ、玉之浦食品加工施設の面積が、全体で570しかありません。570平米しかないために、併用するとなれば、面積的にまず無理があるんじゃないかというのが第1点でございます。

 それから、第2点目でございますが、給食センターは下処理区域、調理区域、保管区域、納品区域、洗浄区域、この5区間を必要とされておりまして、衛生面において水産加工場以上に厳しさが求められております。そういう意味で、衛生管理面で併設ができるかという問題が1点ございます。

 それから、もう一点でございますが、併用となれば、議員御承知のとおり、旧玉之浦町が計画をしておりました地域再生計画、地域再生プランでございますが、これにも該当をしないことになります。したがいまして、目的外使用となるということから、国県の許可が得られないという懸念がございます。

 そういう3つの点から、水産加工施設と給食センターの併用は無理があるんじゃないかと、そういう判断をいたしております。以上でございます。



◆13番(中村國男君) 教育長に再度お伺いしますけれども、奈留も、済みません。財政的にいろんな検討をしたけれどもできないと、自前でですね、旧自前で。そこで、やはりどうしてでも雇用、あるいは農水の振興という意味で、あそこに社会福祉法人ゆうゆうの里というのが国保診療所の食事をつくっているわけですね。そういった意味において、学校給食法上は、そういった社会福祉法人に給食調理の委託はできないんですか。



◎教育長(末永文隆君) お答え申し上げます。

 先ほどもお答え申し上げましたけれども、学校給食は設置者の責任において実施されることということが大原則でございます。調理業務を委託する場合に、牛乳とか、パンとかという特殊なものについての委託は認められております。ただ、調理業務全体を第三者に委託する場合には、特に留意点が指導として挙げられております。児童、生徒の立場に立った食事の確保、あるいは食品衛生管理責任の面からの民間委託をとる場合の留意点でございます。その中で、特に献立の作成は、設置者が責任を持って実施すべきというふうになっております。

 そうしますと、ゆうゆうの里の献立がございます。そして、学校給食の別の献立がある。そのことからいたしまして、別の施設の献立と併用しての献立を委託することについては、かなり無理があろうかと思いまして、そのことについての私どもの管理もできないんではないだろうか、そういうことで御指摘のゆうゆうの里に対する給食調理の委託は難しいというふうに考えております。以上でございます。



◆13番(中村國男君) もう時間がないのでやめますけれども、奨学金について1点だけお聞きします。今までに1市5町で奨学金貸与をしているわけですね。年間ベースでは、償還金総額は幾らになりますか。



◎教育委員会総務課長(小林正治君) お答えいたします。

 平成16年度分で、償還計画に基づきまして償還した場合の総額は、2,911万1,220円ということになっております。



◆13番(中村國男君) 市長、予算の調整、配分権は市長ですね。今、地方自治体の大きな責任は、福祉の問題と教育の振興であります。そういった中において、先ほど柿森議員も言いました。いかにして教育の振興をするのか。今、償還金と貸し付けの金額がどのくらいあるかわかりますね。だから、もう今、合併協で決まったことですから、もし今後、柿森議員も言いましたように、申請した学生が、子供がそういったためにふるいにかけられることがないような、そういった教育行政であってもらいたいと思います。

 地域審議会ですけれども、各1市5町にそれぞれ審議会を置きますね、旧1市5町別に。そういった個々の旧1市5町のまちづくりと、五島市としての全体の1本のまちづくりもあるわけです。そこら辺の整合性について、各1市5町のそういった審議会と、新市のまちづくりについての整合性を図るために、何か調整機関みたいなものは必要ないんですか。



◎市長(中尾郁子君) これから地域審議会を立ち上げていくわけですが、もちろん、そこからの答申といいますか、そういうものが全体の振興計画に踏襲されるものと、そう思います。以上です。



◆13番(中村國男君) もう一点お聞きします。

 条例で委員を指名しているところもありますね。指名した中に、例えば地域の代表としているところもあります。学識経験者と、具体的でなく漠然としてやっています。そういった中で、一般公募をするために、何か行政上支障がありますか。



◎市長(中尾郁子君) 先ほどの質問に第5条を紹介したわけですが、この中に、一般公募に適当な項目もあります。ぜひともそういうジャンルでも募集したいなと、私は考えておりますが、今後、ですから、内部で検討させていただきます。



◎総務課長(窄善明君) ただいまの市長の答弁に補足をさせていただきます。

 この一般公募をするとなると、今の条例の中には一般公募の規定がありませんので、するとなると、別に規定か要綱を設けてやるか、そこら辺がありますので、それについては今後、検討をしていきたいと思います。



◆13番(中村國男君) 次、温泉についてお聞きします。

 今、市長が言いましたように、この保養温泉地の指定というのは、環境の問題、医療の問題、衛生の問題、温泉の温度とか、いろいろあります。ここに平成12年に、私が壱岐の勝本町から取った資料があるんですよ。壱岐勝本町も湯本温泉があります。同じ島です。確かに福岡、佐賀に近いというその差はありますけども、この当時、商工観光課ですね、勝本町は保養温泉地の指定を受けて、交流人口がふえ、地域が活性化をしたと。そして、私がアンケートを出したんですね。指定を受けたために町財政に何か影響がありますかというアンケートを出しとったら、商工観光課が財政に影響はありませんと、こういうことがあります。だから、私は、島の温泉地の指定と漠然と言いましたけども、確かに富江、コンカナ、いろいろあります。ところが、済みませんけども、3つの温泉地は、自噴じゃないんですね。動力で揚げているわけですね。温度が、荒川の場合は70度近くあるんですよ。ほかのところは失礼ですけれども、そうないと。(笑声)済みません。そういうことで、やはりそういった壱岐勝本町が指定を受けたために、宿泊人口が8万2,000人で、荒川温泉が9,000人と、やはりそういった意味においては、温泉の振興ということをどのように考えていますか。



◎市長(中尾郁子君) 本当に荒川の温泉は五島の宝と思っておりまして、いろいろな場所でも宝物は幾つもあるよということを、玉の浦椿、大瀬崎灯台というふうに、特に玉之浦のことを申し上げたことがあるんですが、温泉は今、民間だけのいき方で活用されていますけれども、これをもっと生かしていきたいと。これまで旧福江市にはそういう場所がありませんで、そういう事業に対して私も情報が少ないんでありますけれども、これから前向きに、そして、温泉に来て釣りもできる地区として、大変PRの価値がある、そう思いますので研究していきます。



◆13番(中村國男君) 自治体が宅地を造成し、Iターン、Uターン、若者等の事業をやって成功している例もあるわけですね。先ほど、先日来から話題になってます兵庫県の五色町、あるいは隣の佐賀県の背振村、そして鹿児島県の牧園町と、みんな地方自治体の責任において宅地を造成し、特に、牧園町においては温泉を配管したと。そうしたら、日本全国から応募者があったと、関東、関西ですね。やはり財源の問題があります。そこで企画課長、いろんな事業をするときに、今まで過疎債とか辺地債を使いよったっですけども、この温泉地の指定を受ければ、国が3分の1、県が3分の1、地元負担が3分の1です。荒川の温泉センターを再開するには、3,000万から5,000万の費用がかかります。それをやるとして、仮にですよ、辺地債なり過疎債なりを使う、保養温泉地をもらって、そういった国県の補助制度をやると、試算しましたね。どれぐらいの差が出ますか。



◎財政課長(木戸庄吾君) 企画課長という御指名がございましたけれども、お金に関することでございます。残念ながら、まだ試算はしておりません。(笑声)



◆13番(中村國男君) 私が試算しました。(笑声)もう時間ななかもんな。そんなに変わらんとですよ。はい。保養温泉地の国県の補助制度を使ってやる、あるいは起債でやってやる、70%の交付税措置があってでも100万ぐらいの差しかないんですよ。指定を受けることによって、今、温泉療法ということで、林野庁が来年度から、森林をそういった療法として使えないかということを研究をやると。そして、候補地を募集をするというわけですね。いいか悪いかわかりません。検討して応募する気持ちはありますか。



◎市長(中尾郁子君) 検討いたしたいと思います。

 それから、ただいまのは地元の木材を使ってというお話ですか。(「森です」と言う者あり)森ですね。それはもう適地でありますから、検討したいと思います。



◆13番(中村國男君) 木材じゃなくて、自然の自然林ですね。幸い七岳地区には椿の原生林もありますし、自然林の広葉樹の原生林もあります。国から表彰された水源涵養の森もあります。そういったいろんなもろもろの自然体験、あるいは森林療法、温泉療法を組み合わせて、やはりこの五島における温泉の振興をどうするか、もう少し真剣に考えていただきたいと思います。もちろん考えておるでしょう。本当です。地域はどうあるか、またどうすべきか、これを考えるのが政治家の責任であり、市長の責任でもあります。もう時間がないので言いませんが、本当です。地域は、みんな苦しんでいます。悩んでいます。もちろん地域住民が力を出し、知恵を出し、やっていくのも原則であります。十分わかっています。そこら辺を、今後、行政とそういった地域が頑張って、とにかく頑張る五島でありたいということをお訴えしまして、終わります。(降壇)(拍手)



○議長(中尾剛一君) 以上で中村國男議員の質問を終わります。

 しばらく休憩いたします。

 午後は1時10分から再開いたします。

                         =午後零時00分 休憩=

                         =午後1時10分 再開=



○議長(中尾剛一君) 再開いたします。

 午前に引き続き、一般質問を続行いたします。

 37番 橋本憲治議員。



◆37番(橋本憲治君) (登壇)私は、9月15日から17日にかけまして、市内5つの支所と消防出張所を中心に視察調査いたしました。その内容を含めて質問いたします。

 まず最初は、常備消防行政における救急器材の整備についてです。

 平成3年8月に心臓や肺機能停止患者の救命率の向上を目指すために、救急隊員の行う救急処置等の基準が改正されました。救急業務実施基準の第11条には、消防庁は、標準型の救急車には観察用資器材として聴診器、血圧計、血中酸素飽和度測定器、心電計を備えるように努めるものとするとされています。また、短時間で救急患者を搬送できる場所以外は、自動式心臓マッサージ器なども備えるものとされています。しかし、富江、玉之浦、三井楽、奈留出張所は、聴診器と血圧計ぐらいの備えです。市長は、この4つの出張所において、救急器材が日本じゅうで最低レベルの配備しかされてない、そういった認識をお持ちでしょうか、見解を伺います。

 2点目は、消防無線や携帯電話の使用不可地域の問題です。玉之浦の井持が浦から二本楠、三井楽の淵元から浜窄、白良ケ浜から大川原、富江の丸子から琴石、奈留島の相ノ浦から夏井、立岩から鈴ノ浦、奈木から汐池、そして、雨通宿地区は、救急車からの消防無線や携帯電話が使用不可地域です。緊急時の迅速な対応のために、中継アンテナの設置などを検討すべきではないでしょうか、見解を伺います。

 3点目は、出張所の仮眠室、ふろ場、台所などの設備についてです。出張所の仮眠室、ふろ場、台所が非常に狭いのに驚きました。年次計画で整備する必要があるのではないでしょうか、答弁を求めます。

 2項目めは、商工観光行政です。

 1点目は、航路対策協議会の設置の提案です。合併により、9つの航路が市内に存在することになりました。バス路線の運行については、市内バス路線対策協議会が設置されており、これまでいろいろな立場の方から意見が出され、検討改善がされてきています。事業効率化の推進や離島間接続便の改善のために、航路対策協議会を設置する必要があるのではないでしょうか、見解をお伺いいたします。

 2点目は、五島観光協会の運営についてです。五島観光協会前事務局長の不正行為に対しては、商工観光課として迅速に対応がされ、評価しているところです。観光協会としても、自助努力は見られるものの、平成12年の夕やけマラソンを中心にした太陽の島五島フェスティバル事業の決算疑惑については、調査がされていません。事業終了後、半年後に決算報告がされ、当初は繰越金が607万円でしたが、数日後に348万円に変更され、支出追加された259万円の使途が不自然だといううわさが市民の皆さんに広がっています。この事業における市の補助金600万円が適正に使われたのか、調査すべきです。見解を伺います。

 3項目めは、都市計画税についてです。この問題は、本来、合併前までに解決しなければならなかったことです。今回、取り上げなければならないことに、私は非常に残念でなりません。これまで40年間、何の事業もされずに、また今後、事業計画のない翁頭地区や、籠淵地区、そして既に事業費負担分を支払い済みの崎山地区への都市計画税の課税には大きな矛盾があります。

 したがって、これらの地区へ課税は、平成17年度からやめるべきではないでしょうか。答弁を求め、一括質問を終わります。



◎市長(中尾郁子君) 37番 橋本憲治議員の質問にお答えをいたします。

 まず、救急自動車の救急器材につきましては、車両の更新時に一括して標準装備を導入いたしております。現在、応急処置の範囲拡大及び各機器の改良、開発がなされ、一種の機械で複数の測定がデータ化され、動脈の酸素量や脈拍数などが瞬時に把握できる器材も販売され、応急処置の充実強化が図られるようになってまいっております。確かに、数年前の標準器材でありますことから、近代的で、しかも、操作性にすぐれた器材の導入は必要であります。これまで各事業の整備につきましては、優先を考慮しながら事業計画に基づき整備を行っているところでありますが、何分にも医療機器は高額でありますことから、今年度は、安全で的確性にすぐれた二相式除細動器の整備を行い、17年度からは血中酸素飽和度測定器などの救急器材を財政等も考慮しながら、各所に整備してまいりたいと考えております。

 次に、救急車に搭載している病院との連絡用携帯電話の使用不可地域の解消に向け、電気通信事業者への設置の働きかけをすべきではないかとのお尋ねでありますが、お尋ねの趣旨は理解いたします。事業者へ向けて、働きかけを行っていきたいと思っております。

 次に、出張所の施設整備についてのお尋ねでありますが、昭和48年、広域圏組合消防発足時に建築された消防庁舎も、既に31年を経過し、老朽化しており、また、大変施設全体が狭隘な状況であります。消防は災害活動を前提とした特殊な業務にあり、消防庁舎は災害時における活動拠点として機能しなければならないことから、安全性の高い施設が必要であります。また、消防職員、特に当務職員は、強い拘束性と長時間の精神的緊張を強いられており、消防庁舎はこれらの職員のために快適な勤務環境を確保するとともに、勤務意欲を高めるための環境の確保を図る必要があります。

 このようなことから、建てかえが一番の解決策と思料いたしますが、5つの出張所の新築建てかえとなりますと、財政上の問題もあり、大変厳しいところであります。このような事情もありまして、これまで満足にはないまでも、逐次、室内外の補修工事を行って施設の維持管理に努めているところであります。

 次に、商工観光行政について。

 効率的な運営ができるように、航路対策協議会を設置すべきではないかとの御提言がありますが、合併後の旅客航路、旅客船航路は、直営が3航路、第3セクターが1航路、民間航路が5航路の計9航路を擁し、1自治体の擁する航路の数としては、全国的にもまれなケースだと認識をしており、事業の効率化を推進することが今後の大きな課題となります。議員仰せの航路対策協議会の設置は必要との認識を持っておりますが、接続便の改善等を図るための協議の場として、既に「五島地区交通観光情報連絡会」が施設されておりますので、この連絡会との調整が必要になりますが、議員からの貴重な御提案でありますので、今後、設置に向けた検討を行ってまいりたいと存じます。

 次に、五島市観光協会の運営についてのお尋ねでありますが、議員御指摘の五島フェスティバル事業の件につきましては、市における内部調査の結果においても疑義を生じており、その他の件も含めまして、既に調査を開始しており、いましばらくの時間を要しますことを御了解いただきたいと存じます。この件もありまして、五島市観光協会の理事会の開催が、予定の日程からおくれておりますことを御報告させていただきます。

 また、財政を明朗にするための監査の徹底につきましては、観光協会の内部監査体制を初め、市としても徹底を図る必要があると思われますので、観光協会の法人化の問題と並行して検討を進めてまいりたいと存じます。

 次に、都市計画税について。

 平成17年度の翁頭、崎山、籠淵地区への賦課に対するお尋ねでありますが、さきの向原議員の質問にもお答えをいたしましたように、都市計画税の課税区域の見直しにつきましては、公共下水道事業が着工される平成18年度に向けて都市計画区域の見直し作業を進めておりまして、それにあわせて公共下水道事業区域を除いた旧福江市の支所地区の課税廃止も含めて、課税区域全体を見直す考えで進めてきておりますので、今年度同様、平成17年度までは課税してまいりたいと考えております。以上です。



○議長(中尾剛一君) 答弁漏れはありませんか。



◎消防長(江口秀美君) お答えをいたします。

 先ほど市長からも答弁がありましたように、救急器材につきましては、(発言する者あり)消防無線でございますか。

 それでは、お答えいたします。昭和48年に旧1市5町で構成する下五島広域消防が発足し、現在、31年間八本木岳の中継所一本で運用してきているところでありますが、発足当初、不感地域については十分調査をし、協議、検討がなされたものと思っております。確かに不感エリアも点在しておりますが、何分、起伏に富んだ地理的条件から、数ヵ所の中継局が必要であります。財政的な面からすべての解消は不可能と思っております。

 先般、1つの中継所にかかる施設整備の費用について、メーカーさんに伺いましたところ、数千万、億に近い金額であると伺っているところであります。全島をクリアするためには、4ないし5個の中継所が必要で、かかる経費は数億円と莫大な金額となります。現在、電波法により、平成28年6月から現在の無線が使用できなくなりますことから、全国レベルで無線のデジタル化が検討されております。ちなみに、今年度、いろいろな調査、研究のために東京消防庁に日本で初めて3億円の補助がつきまして、これから諸問題について検討がなされることになっております。

 いずれにしましても、整備をしなければならない事業でありますが、何分高額なために、長崎県消防長会としましても、昨年、通信課長会議を立ち上げて、県レベルで協議を行っているところであります。近く、私どもも検討委員会を立ち上げて検討を行う予定でございます。

 このようなことから、近い将来、整備を行いますことから、現在、中継局の整備は考えていないのが実情でございます。ちなみに電波法によりまして、無線の更新は5年置きとなっております。なお、18年度に更新を行って、次5年後、23年となりますけれども、もう23年度にはその更新を電波局としては受け付けないということになっております。そういったことから、二十一、二年度には更新をしなければならないと思っております。聞くところによりますと、10億、20億がかかるというような情報も得ております。以上でございます。



◆37番(橋本憲治君) 項目の順番を変えて再度質問いたします。

 まず、商工観光行政の中で航路対策協議会の設置についてです。

 平成15年度の福江市行政評価の中では、航路事業は、合併後、統合に向けて検討するというふうにされています。今回、9つの航路の利用者数、運航回数、そして補助金や繰入金の総額4億7,400万円の内訳などを調査してみまして、多くの問題があるということを痛感いたしました。この改善のためには、地元住民の皆さんとの協議が必要だというふうに思います。そのためにも、航路対策協議会を設置する場合、地元住民も構成員に含めるべきだというふうに私は考えますが、その点について商工観光課長はどういうふうにお考えか、答弁を求めます。



◎商工観光課長(谷川良二君) 航路対策協議会に地元住民の代表も加えたらどうかということですが、今のところ、バス路線対策協議会と同じようなメンバーで考えておりましたが、地元住民代表ということでは、まだ協議をしておりませんので、検討させてください。



◆37番(橋本憲治君) ぜひその方向で検討していただきたいというふうに思います。

 次に、観光協会の運営についてですけども、調査内容について再度質問いたします。

 今回問題になっております平成15年度の「しま自慢講座ガイド教本」がこれです。これが県には、長崎のある印刷会社が500部印刷したという領収書が提出されていました。しかし、実際には、観光協会内で約70部印刷、製本されていたんです。いわゆる虚偽の領収書が提出されたわけです。ですから、平成12年の「太陽のしま五島フェスティバル事業」の決算において、支出追加された金額、この金額が相手側に渡っているのか、そしてまた、本当に実施されたのか、その点を徹底して12月議会までに調査していただきたい。その点について、商工観光課長の答弁を求めます。



◎商工観光課長(谷川良二君) まず最初のガイド教本についてお答えいたします。

 確かに3月末、年度末には納品されておりませんで、県の実績報告に添付したのは、手づくりの教本であったということは認めております。ただ、8月21日に正式に注文しましたガイド教本については、納品を500部されております。

 それと、2点目の「太陽のしま五島フェスティバル事業」につきましては、議員おっしゃるとおり、私たちも最初の7項目の調査の時点ではわかりませんでした。その後、私ども商工観光課、あるいは観光協会等の調査の中で、議員さんがおっしゃいました12年度から13年度にかけての繰り越しと、もう一つは同じ事業で11年度から12年度に繰り越し、これは決算書上の問題でございます。確かに疑義が発見されております。あわせて再度調査をいたしたいと思っております。



◆37番(橋本憲治君) 私は、虚偽の領収書がつくられたということは非常に大きいというふうに思うんです。ですから、その点で追加された予算について、徹底してその内容を明白にしていただきたいと、これは要望いたします。

 次に、2項目めは都市計画税についてです。

 先ほどの市長答弁では、18年度の都市計画区域の見直しと同時に課税区域を見直すという答弁です。五島市において、都市計画区域の見直しと都市計画税の賦課とはほとんど関係ありません。無関係と言ってもいいぐらいです。要は、都市計画事業が実施されている地域か、それともされてないかということが、これが基本なんです。これが基本なんですよ。勘違いしないでください。それに対して、崎山地区住民の方からは、都市計画税の賦課に対する異議申し立てが114世帯分、今回提出されています。このことは、市長の考え方に対して納得できないという住民の意思表示というふうに私は思います。どうしても市長が18年度まで待てと市民の方に言うんであれば、7月の決算特別委員会で、こういうふうに指摘されました。「都市計画税の課税方法については、市民が納得して納められるように、地区説明会を早急に開催されたい」。こうした指摘のとおり、早急に地域説明会を私は求めます。その点について、市長の答弁を求めます。



◎市長(中尾郁子君) 17年度に課税地区を精査して、18年度から賦課しないというような方針がこれまで出ておりましたので、それを了と私はして、お答えをしているわけであります。

 それから、事業はしてないと議員が言われますけれども、した地区もありまして、まだその償還が続いている地区もありますので、そのように御理解いただきたいと思います。(発言する者あり)

 それから、もうちょっと詳細については課長より答弁させます。



○議長(中尾剛一君) 市長、どの課長に答弁させるんですか。



◎市長(中尾郁子君) 私の答弁で足りないところがあったら、税務課長より答弁をさせます。(発言する者あり)

 地域説明会は、必要があると、私はそのことも知りませんで、済みません。説明会をするというふうに職務代理者が話しているんですか。決算委員会が話しているんですか。(「決算委員会です」、他発言する者あり)であれば、その件はちょっと精査して、担当とも検討して、できれば実行したいと思います。



◎税務課長(道端金俊君) お答えします。

 ただいまの市長の答弁に補足をさせていただきたいと思うんですが、今、崎山地区の地区説明会ということでございますけれども、これにつきましては、地区へ出向いて地区の納税者の皆さんに説明をするという法的義務を負ってませんので、地区へ入っての説明会ということは考えておりません。以上です。(発言する者あり)



◆37番(橋本憲治君) 再度質問しますけども、市長、7月の臨時議会、こういった決算委員会の報告がされていますからね、ちょっと思い浮かべていただきたいんですけれども。それと、市長と税務課長の意見が食い違っています。税務課長、市長が精査してからやろうと言うんだから、何であなたがそんなことを答弁するんですか。答弁を修正してください。(発言する者あり)



◎市長(中尾郁子君) 説明会といいますか、こういうことでありますというお話し合いは、私は今聞きまして必要であろうかなと思います。それで、よく話し合いますので、お時間をいただきたいと思います。



◆37番(橋本憲治君) これは崎山地区だけじゃないんですよ。本山地区、籠淵地区も一緒です。崎山だけが不公平と言っているわけじゃないんですよ。崎山の人たちは、もう既にその事業負担分を払ってお釣りがくるぐらいあるんですよ。ですから、そういったことで地区説明会をしてもらいたいと。崎山だけじゃないんですね。

 市長は、所信表明の中で新市の一体性確保に努めてまいりますと、その融和に努めながらというように話されました。ぜひ僕は、今のところ、崎山とか、本山とか、大浜の方からは、一体性どころか、地域の差別じゃないかと。例えば、だれがどう見ても、富江よりも崎山とか大浜は田舎です。都市じゃありません。ところが、富江町には、富江には都市計画税は課税されてないんです。田舎の大浜とか、崎山に課税されてるんですよ。こういうのは絶対地元の人たちは、そういった不信感が、今、芽生えています。ですから、市長が、先ほど言われたように、融和に努めていくと。ですから、今、市長と崎山を初め本山、大浜の方々とは、大きな乖離と不信感が私はあると思うんです。ぜひ、それを埋めていただきたい、その点でこれは要望しておきます。

 次に、常備消防行政についてです。

 先ほどの答弁で、施設については、長期の勤務状況の中で、強いられてて、そういうことを保障しなけりゃいけないと。それから、老朽化してきているというような答弁でした。各出張所の施設状況を紹介しますと、例えば、ふろ場を見ますと、ふろ場の洗い場が50センチぐらいしかないんですよ。座ってから体を洗えないんです。それから、冬場は、体が壁のタイルに触れて、さぞかし冷たいだろうなというのを私は感じました。また、台所は狭くて、仮眠室に冷蔵庫がこう置いてあるんですね。こういうところに仮眠室があるんですけどね。それから、仮眠室は4畳間に3人が寝ると。本当にこう、風呂に入るのも仮眠するのも訓練の一つになっているんじゃないかというような、そんな勘違いするぐらいなんですよ。

 私は、5月に上五島消防署を視察に行きました。あそこは、仮眠室はビジネスホテルと勘違いするぐらいですね。隊長のは一人部屋で結構広い。隊員でも4人部屋でベッドに泊まるような形。それから、隊員の体力づくりのために筋力トレーニングルームができています。そこまで、こう職員の処遇というのがきちんとされてるなということでびっくりしました。ですから、私はこれは年次計画で、一遍にやりなさいじゃないんです、年次計画でこういった改修をやるべきじゃないかというふうに考えてるんです。その点について、年次計画でですよ。そういった考えがあるのかどうか、その点について答弁を求めます。



◎市長(中尾郁子君) これまで議会で、広域消防のことについてよく承知をしておりませんで、議員が現地をずっと調査をしたということに、もう本当に敬意を表します。で、やはり地区によっていろいろな差が出てきていると思いますので、言われるように、年次的に改善できるように努めます。



◆37番(橋本憲治君) ぜひその方向性で努力していただきたいというふうに思います。

 次に、消防無線や携帯電話の使用不可地域の解消についてですけども、先ほどの答弁では、いろいろなこう、非常に予算がかかるということでした。対馬市では、険しい山が福江島よりも多いんです。そういった中でも、消防無線が全域で活用できるようになっています。消防無線は、消防無線イコール救急器具と一緒です。お互いに連絡取り合う、そういう意味では大切なんです。ですから、アナログからデジタル化になると、もっと中継基地が必要になってきます。ですから、そのためにも、今からその準備をしとかなきゃいけないというふうに私は思います。消防無線の整備については、救急器材と深くかかわりますので、これは次に移っていきます。

 次に、救急車内の救急器材の整備についてです。

 例えば、先ほどの答弁では、器材が高額なためというふうなことで、なかなか設備できないという答弁でした。そこで、消防長に再度質問いたしますけども、例えば機器の中で血中酸素飽和度測定器、これは7万円から8万円なんです。これは肺に疾患のある人とか、脳卒中などで脳血管障害の患者には適正な酸素量を早く与える、そういった目安にしていく。これがきちんとできないと、後遺症が起きる場合がある。ですから、基本的な器材がそろってないんですよ。それと、すぐに高規格救急車をそろえなさいと言っているわけじゃないんです。高規格救急車が配備できないのであれば、今の標準型の器材の救急車を改造すればいいんですよ。棚をつくるとか、電源をもっと確保するとか、インバーターの設置とか、そうしていけば、ある程度の部分が対応できるんです。そういった考え方、車の更新時に一遍にかえるんじゃなくてですよ。でないと、更新時となると、富江なんかは8年後ですよ。8年後、全国で最低レベルの、そういった対応を受けなきゃいけない状況なんですよ。ですから、その点についてどういった考え方をしているのか、答弁をお願いします。



◎消防長(江口秀美君) お答えをいたします。

 現在、救急2課程、あるいは救急標準課程修了者が行います9項目中、議員御指摘のとおり、血中酸素飽和度測定器が不備となっております。これは、本年度、16年度整備を予定しておったわけでございますけれども、14年度に新しく発売された最新式の的確性ある二相式の除細動器と変更したというところでございます。なお、血中酸素飽和度測定器につきましては、17年度実施をいたします。なお、この二相式の除細動器につきましては、昨年、全国の消防本部に各一台の補助という通知がまいりましたけれども、私どもは既に岐宿の高規格車に積載しているということで、その補助申請が漏れたわけでございます。それでは、本署の高規格救急車が一番稼働率が多いということで、16年度にこの最新式の二相式除細動器を整備したということでございます。

 ちなみに、長崎県下には55台の救急自動車がございます。そのうち、高規格車が33台、昨年、長崎県下で何台かの高規格車の整備が行われておりますが、それ以外の救急車につきましては、ほとんど二相式の除細動器が整備されてない状況でございます。一応、高規格救急自動車の整備につきましては、19年度奈留、21年度三井楽、23年度玉之浦、24年度富江の方に高規格車の整備を予定しております。このようなことから、今後とも救急関係だけじゃなくして、すべての面で努力してまいりたいと考えております。以上でございます。



◆37番(橋本憲治君) 私が県内の消防署を全部調査した中では、血中酸素飽和度測定器、これがないのは下五島だけでしたよ。ですから、そういう面ではかなりおくれているんです。

 市長にお伺いします。私は、現場で消防士の方からいろいろ器材の説明を受けました。担架の一種でスクープストレッチャーとかバックボードという器材があります。スクープストレッチャーというのは担架が半分にこうなってて、患者を動かさないように、体の下からこうやってセットしてから運ぶような器材です。バックボードは体と首を固定して動かないようにして運ぶんですね。聞いてびっくりしたんですがね、救急患者が下半身不髄になる場合、これが直接の事故が60%、それから搬送中に動く、その動いたために下半身不髄になるということが40%がその原因だというふうな話を伺いました。今は、救急患者を運べばいいという時代じゃないんです。

 市長にお伺いしますけども、本当に今、救急器材は日進月歩、新しいものが開発されてきています。ですから、下半身不髄になった場合には、家庭的、また市の医療的にも非常に大きな負担がかかってきます。ですから、こういった医療に関しては、器材に関しては、ぜひ整備をしていただきたいと思うんです。その点について答弁を求めます。



◎市長(中尾郁子君) 大変専門的な御提言をいただきましたが、そういうふうに専門的なことは、また五島中央病院の医師団とも、意見を伺いながら、前に進めたいと思います。後遺症やら命にかかわることでありますから、真剣に進めます。



◆37番(橋本憲治君) 再度市長に質問いたします。

 9月21日に五島市体験型観光講座が開かれました。講師の方が、修学旅行生などの今の体験型観光が、命がけのプログラムにより、生徒には充実感や達成感が残ると、そういうふうに話されたんです。私は、本当にそういったレベルに体験型観光がきているのかとびっくりしました。例えば、険しい渓谷を下る、渓谷沢下り体験、また、ボートで川下り、大井川を下る体験など、危険が非常に伴うプログラムなんです。市長は、所信表明では体験型観光の推進を図る必要があると述べました。

 しかし、事故が起きた場合の救急体制、救急器具というのが非常に私は不安でなりません。「修学旅行体験観光ガイドブック」ができています。50のメニューがあって非常にいい内容ですし、これからも新しいメニューが開発されるというふうに思うんです。

 例えば、玉之浦ではカヌー関係の体験がありますね。三井楽では、ペーロン競争があります。私がもし教師だったら、生徒に福江と岐宿以外での体験型観光、経験は控えさせるかもしれません。私が教師だったらですよ。ですから、体験型観光の推進の立場からも、ぜひこういった救急器具の整備が私は必要だというふうに思うんです。その点について、市長の答弁を求めます。



◎市長(中尾郁子君) 観光誘致、特に修学旅行の誘致は、五島が一生懸命取り組んでいる事業であります。これまでも1市5町、それぞれの立場で取り組んでまいりました。ただいま御提案のことでありますが、悲しい記憶ですけど、三井楽の高浜で事故が小学生にあったとき、そこに救助に行った救急隊員から涙ながらの現場の話を聞きまして、今、議員がそのパンフレットで説明をしている中にも、そのときの情景が思い浮かびまして、本当にあってはならないと思ってます。どういうことが起きるかわからない、生徒さんを迎えるときには。あのことを、実は、体験ですが、精道小学校の子供さんが、朝、ジェットフォイルで着いたときに、福江の桟橋で会いまして、「ようこそ」と、私も出張前だったので声をかけて、先生方にもごあいさつをして、私は長崎へ行くと。最終便で帰ってきましたら、こういう事故になっていたという経験をしておりますので、議員御指摘のことはよくわかります。できる限りの努力をしていきたいと思います。以上です。



◆37番(橋本憲治君) もう一つの角度から市長に再度質問をいたします。

 ある玉之浦の人が、玉之浦地区の救急患者は「約50分かかって福江にただ運ばれるだけだ」と。「だから、もしもの場合心配なので、年老いた親は器材が整った救急車がある、そしてまた五島病院が近くの福江に住まわせています」というふうに私に話しました。非常に私はびっくりしました。市長は、「よそから来てもいつでも安心よ」と言える、そしてまた、「高齢者がゆっくり暮らせる島づくり」ということを今回の議会で述べてきています。しかし、現状はほど遠いんじゃないかなというふうに私は思うんですよ。救急医療体制の不備が過疎化を進展させる一つの要因になっているのではないかというのを、私は今回感じました。ですから、周辺地域の過疎化の歯どめのためにも、この救急器材の整備は必要だというふうに私は思うんです。その点についての見解を市長に求めます。



◎市長(中尾郁子君) 救急患者が発生して、そのまま搬送する。大変距離的な差があります。各町には診療所もありまして、一次的にはそこにドクターが在宅であれば、どんな時間帯でも、まず救急の処置はできるかと思いますけれども、すぐ搬送ということになれば、本当にいろいろな器材、求められます。医療機関も含めまして、この問題は検討していく必要もあると思いますので、今後もそういう助言もいただきながら、例えば玉之浦、富江町とか、富江町はトンネルができまして随分近くなりましたけれども、やはり救急患者は富江町立病院で一次は診ているようでありますし、そのまま搬送する場合もあるようでありますので、やはり医療機関との、また意見の交換というのも必要かと思います。そういう、五島に来て大変対応が悪い島であるということは、もう大変悪い印象でありますから改善したいと思います。しかし、救急搬送だけでなくって、病院、診療所、もう各地にありますので、そこらとの連携もしっかりとっていきたいと思います。



◆37番(橋本憲治君) 最近、私は、知り合いの対馬の市会議員の方と会いました。そこで話を聞いたのは、対馬では、合併が決まると同時に、中心地の厳原に人が集中し始めたという話を伺いました。これまでは、Iターンですね、会社を退職して帰ってくる場合、上県とか、地元に土地を買って家をつくってたらしいんですよ。でも、合併が決まったとたん、もう空港沿いに土地を買って家を建てているというふうなお話を聞きました。その第1の要因が、医療と救急患者の搬送体制の問題だというふうに言われました。だから、私も五島市も同じような流れになるんではないかというのが心配なんですよ。ですから、その点ではぜひ努力していただきたいというふうに思うんです。

 医療業務は、救急患者の命だけを救うんじゃなくて、後遺症をできるだけ残さない。それから、体験型観光のもしものときの対応、それから地域間の格差、そして、福江への一極集中を防ぐ、そういった面でも非常に重要な課題だというふうに思うんです。

 6月に島原半島広域消防署は1市11町ありますけれども、ここは1本部5分署です。すべての、ここで言われました、行政のトップが住民の命をまず第一に考えているからです、そういう形で救急業務が整備されていってます。ですから、ぜひ市長もその立場で努力していただきたいということを要望して、私の一般質問を終わります。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で橋本憲治議員の質問を終わります。

 次に、52番 宗 藤人議員。



◆52番(宗藤人君) (登壇)玉之浦の宗 藤人です。私が初議会の最後の質問者となりました。

 質問の前に、合併前の旧玉之浦町収入役の公金横領問題で、市長初め皆様には、大変御迷惑をおかけいたしております。

 それでは、通告に従いまして2点について質問をいたします。

 1点目は学校給食について。

 現在、五島市の小中学校で給食が実施してない学校があります。福江中学校では、ことしの2学期から給食が実施されております。厳しい五島市のスタートではありますが、給食が未実施の学校は、玉之浦支所管内の平成小学校、玉之浦小学校、玉之浦中学校の3校のみであります。市長は、9月10日の長崎新聞で、早急に実施するとのことですが、実施の時期として平成17年の新学期から実施する考えはないか、市長の御理解ある答弁を期待するものであります。

 次に、2点目として、携帯電話の利用範囲拡大について。

 五島市で携帯電話の不可地域が各地であります。その中で、火葬場のある五島市増田615−34、やすらぎ苑内では携帯電話の使用ができません。火葬場に行く市民は、緊急時に大変不便を強いられております。火葬場の近くに中継基地局を建てることにより、上の平、幾久山地区でも携帯電話が使用できるよう望むものであります。市民の声に対して、平成17年中に着手する考えはないか、市長の考えをお伺いいたしまして、一括の質問を終わります。



◎市長(中尾郁子君) 52番 宗 藤人議員の質問にお答えをいたします。

 まず、学校給食につきましては、詳しくは教育長が御答弁を申し上げますが、玉之浦の学校給食の問題については、私は登庁したその日に教育委員会と話し合いをいたしました。一番初めにこのことを協議をいたしまして、いろいろな可能性のある道をいろいろと示しまして、O−157の関係もありますので、調理時間と搬送時間、それから経費、いろいろなものの資料を早速つくってもらっております。あと詳しくは教育長からお答えをしていただきます。

 次に、携帯電話の利用範囲の拡大についてのお尋ねでありますが、議員が御指摘のように、やすらぎ苑内は携帯電話が通じにくい状態にありますが、緊急時の連絡は、苑内に設置している公衆電話の使用をお願いいたしております。

 なお、中継基地については、電気通信事業者への設置を強く要望していきたいと考えております。以上です。



◎教育長(末永文隆君) 給食関係についてお答え申し上げます。

 玉之浦地区の給食実施につきましては、48番、13番議員に答えたところと同じでございますが、ただ、議員が今回の質問で平成17年の新学期ということを特定してお話を申し上げました。そのことを申しますと、私どもが先ほど来お答え申し上げて、玉之浦地区の学校給食に関しましては、富江の本年度計画している学校給食センターで配食をしたい。しかし、この建設がまだ始まっておりませんので、恐らく17年度の半ば過ぎじゃないだろうかと思います、供用開始が。その間、広域的なことでございまして、その間、岐宿とか、三井楽とかいうところの、また富江の現在の給食センター、そういうものを広域的に考えながらできないものかということで、その時期的なことについては、先ほど来お答えしておりますけれども、平成17年度の早期ということでございまして、当然17年度のスタートの中から可能なのかどうかということを、今、検討しております。ただ、かなりクリアしなきゃならない問題がございますので、新学期早々ということについては、お答えをまだ申しかねるところでございます。以上でございます。



◎商工観光課長(谷川良二君) 携帯電話のことで市長の回答に補足させていただきたいと思います。二、三日前に、私、情報を入れましたので発表させていただきたいと思います。

 まず、基地局の建設についての17年、18年の計画でございますが、中須基地局、三井楽西基地局、幾久山基地局、雨通宿基地局、大曲基地局、この5つの基地局を17年から18年にかけて整備をしたいというNTTドコモ九州の考えでございます。なお、中須基地局につきましては、17年2月開局ということでございます。

 なお、議員のおっしゃいましたやすらぎ苑の件でございますが、雨通宿基地局が開局しましても、やすらぎ苑まで範囲が広がるかどうか、まだはっきりしないということでございますので、先ほど市長が申しましたように、雨通宿基地局を建設の際に、もうちょっとエリアを広くできないか、要望をしていきたいと思います。

 なお、お間違いのないようにしていただきたいのですが、15年に高浜にも中継局をつくっております。そして、FOMAという型の電話のみだそうです。ですからこの三、四年の間に、電話機がすべてこのFOMAという型の電話にかわるんだそうです。で、昨年、高浜につけました基地局も、今私が言った5つの基地局もFOMA型対応の基地局ということでございます。



◆52番(宗藤人君) 1点目の学校給食について、ただいま教育長から、学校給食につきましては平成17年度の早期実現に向けて調査、検討をしていると。また、富江の給食センターの増築、配食を検討し、全体的に調整をしていると。実施時期については、平成17年度の早い時期に実施をしたいとの答弁でありましたが、子を持つ親としては、学校給食がいつから始まるのか、不安な気持ちで、早急な実施を心待ちにしているところであります。今、教育長の答弁を聞きますと、新学期からは無理のようでありますが、できれば2学期から、実施計画を明確に示してほしいものであります。この件について市長の答弁をお聞かせください。



◎市長(中尾郁子君) 玉之浦地区の御父兄の方から、いろいろ要望をいただいておりまして、本当に玉之浦町の子供さんだけが給食をもらってないということは、やはり一番先にやらなきゃいけない、子供たちのためにと思っておりまして、それで登庁した日にいろいろ教育委員会の関係者と話し合ったわけであります。いろいろなシミュレーションをしてもらいました。すぐできるのは何か。まず、給食を配る車、搬送車と学校の給食を受け入れる施設、これはどこでするにしても学校で必要でありますから、これはすぐ工事に入ればできるかもしれない。どこでつくるかというんで、私は福江市の給食センターが、今大きくなったばかりでありますので、そこでできないのかと。実際、教育委員会は車を走らせました。どのような時間帯でできるか。調理は時間がどうかかるか。そうしたら、材料を納入してから食べるまでの時間、調理してから食べるまでの時間というのが、非常にこのO−157の関係で制約があるんだそうです。それをクリアできないということになりまして、先ほど教育長が答弁したような三井楽からどの学校に、岐宿のどの学校に、富江の現在の給食調理場からどの学校にというふうなことをした場合に、そういう制約をクリアできるだろうかということを、今しっかり調査をしておりますので、まずはどこでつくるかというよりも、まず子供さんたちに給食を差し上げたいというのが一番であります。それで早い時期にと、こう申し上げたいと思います。必ず早い時期にお届けできると私は信じております。以上です。



◆52番(宗藤人君) ただいま市長は、学校給食実施については、早い時期に実施を目指していると、財政上の問題を考慮して答弁をしておりましたが、学校給食が実施されますと、合併のメリットとして、住民は合併して本当によかったと感謝するものであります。

 市長は、所信表明で「市民が住んでよかった、今後も住み続けたいと思える魅力ある五島市づくりに取り組んでいきます」と述べておられます。

 また、きのう、ちょっと広報五島10月号を見たわけなんですが、特集、新市長インタビューの中で、市長は、「子供の健全な成長のために、細やかな気配り政策を実施します」と述べておられます。市長が、学校給食の時期を示すことにより、市民は住んでよかった、五島市づくりの一歩が始まるのではないでしょうか。また、子供たちの健全な成長のためにも、学校給食の時期を示すことが、細やかな気配りの政策の一つではないでしょうか。

 私はこう思います。市民の意向を大切にしながら、リーダーとして求められるものは、柔軟性と的確な判断力、そして、市民のために尽くすという強い意思であります。福江中学校の給食実施時期は、16年の2学期からです。玉之浦地区の給食実施時期については、平成17年の2学期から実施する考えはないか。市長、今が決断のときであります。再度、市長の前向きな答弁をお聞かせください。



◎市長(中尾郁子君) 議員が仰せのとおりの気持ちでありまして、そのように取り組んでいるんです。17年度の早い時期というのは、もうできれば新学期からという気持ちでありますので、むしろ議員の方が、少し時期的には後ろに引いたのかなと私思いました。実は、本当に急いでおります、私は、この件はですね。で、なるべくもう新学期からでも、そういう運ぶ体制、それから受け取る体制ができれば可能であるかと思いますので、そのように教育委員会にもしっかりお願いをしてまいりたいと思います。



◆52番(宗藤人君) 学校給食問題は、重要課題の一つとして厳しい財政状況でありますが、実施時期につきましては早期実現を目指し、実現に向けての取り組みをよろしくお願いいたしまして、1点目の学校給食についてを終わります。

 次に、2点目の携帯電話の利用範囲拡大について。

 ただいまの答弁で、平成17年か18年に雨通宿に計画があるとのことですが、やすらぎ苑内でも使用できるようにお願いいたします。

 市長は、所信表明の中で、情報通信網の整備による地域間連携の強化に努めると述べておりました。今の情報化時代では、携帯電話は必要であります。計画的な利用範囲拡大をお願いいたします。

 やすらぎ苑は、平成9年1月から平成15年度まで3,067件の利用があり、最近では年間約450件で、やすらぎ苑を利用する人たちは、年間約1,500人ほどいます。雨通宿に中継基地局の設置をして、やすらぎ苑内での携帯電話の使用ができない場合、新たな計画をお願いいたします。

 地域間の情報通信格差是正を図るため、過疎地において市町村が移動通信用鉄塔施設を整備する場合、国が設置経費の一部を補助するという制度もあります。玉之浦町、幾久山地区、上の平地区は、以前は公衆電話がありましたが、現在はなく、交通事故等に連絡がとれず、困っております。幾久山地区につきましては、平成17年か18年に計画とのことですが、計画どおりの実現をお願いします。

 厳しい財政状況ではありますが、いろいろな制度を利用していただき、地区住民の利便の向上や社会経済活動の活性化のため、五島市としても携帯電話の利用範囲拡大に積極的な取り組みをお願いいたしまして、私の質問を終わります。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で宗 藤人議員の質問を終わります。

 以上で通告による一般質問を終わります。

 ここで、議長席を副議長と交代いたします。

 [正副議長交代]



○副議長(林稔君) 



△日程第2 議長の常任委員辞任について

 を議題に供します。

 本件につきましては、中尾剛一議長から、地方自治法第117条の規定に該当するため、退席したい旨の申し出があっておりますので、これを許します。

 [中尾議長 退席]



○副議長(林稔君) ただいま議題に供しました常任委員の辞任につきましては、中尾剛一議長から、諸般の事情により総務常任委員を辞任したい旨の申し出があっております。

 お諮りいたします。中尾剛一議長の常任委員の辞任につきましては、申し出のとおり許可することに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と言う者あり)



○副議長(林稔君) 異議なしと認めます。よって、中尾剛一議長の常任委員の辞任を許可することに決定いたします。

 中尾剛一議長の除斥を解き出席を求めます。

 [中尾議長 出席]



○副議長(林稔君) 議長席を中尾議長と交代をいたします。

 [正副議長交代]



○議長(中尾剛一君) お諮りいたします。明7日から18日まで12日間休会したいと思います。これに御異議ございませんか。

 (「異議なし」と言う者あり)



○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、10月18日まで休会いたします。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 次の本会議は、10月19日午前10時から開きます。

 本日はこれをもって散会いたします。

                         =午後2時18分 散会=