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長崎県 五島市

平成16年  9月 定例会 10月05日−06号




平成16年  9月 定例会 − 10月05日−06号







平成16年  9月 定例会



◯出席議員(87名)

     1番 松下 満君

     2番 村岡末男君

     3番 山下正人君

     4番 寺坂利一君

     5番 清川久義君

     6番 城田昭幸君

     7番 南 忠明君

     8番 熊川長吉君

     9番 清島康平君

     10番 田中清秋君

     11番 谷川 等君

     12番 吉田清彦君

     13番 中村國男君

     14番 神之浦伊佐男君

     15番 後川善明君

     16番 柿森 誠君

     17番 荒尾正登君

     18番 大久保誠一君

     19番 堀口敏徳君

     20番 小川傳三郎君

     21番 草野久幸君

     22番 白石弥太郎君

     23番 橋本壽雄君

     24番 山下繕市君

     25番 野茂勇雄君

     26番 松林文明君

     27番 椿山恵三君

     28番 宇田 稔君

     29番 尾崎 修君

     30番 古本 等君

     31番 浜本信之君

     32番 片峰雄二君

     33番 田端一米造君

     34番 菊谷岩雄君

     35番 柿森弘幸君

     36番 福島 稔君

     37番 橋本憲治君

     38番 林 忠男君

     39番 田橋良康君

     40番 古川雄一君

     41番 谷川一男君

     42番 川上米弘君

     43番 中里益太郎君

     45番 永峯 満君

     46番 船越 武君

     47番 向原安男君

     48番 江川美津子君

     49番 川口水衛君

     50番 木下市蔵君

     51番 安永嘉一郎君

     52番 宗 藤人君

     53番 山下 弘君

     55番 小河原 等君

     56番 松本 勇君

     57番 志内勝利君

     58番 浦 藤彦君

     60番 草野 正君

     61番 平松憲三君

     62番 庄司靖伸君

     63番 谷川清馬君

     64番 山田権治君

     65番 佐々木 忠君

     67番 橋本金義君

     68番 江川精一郎君

     69番 中村英治君

     70番 網本定信君

     71番 川本光一君

     72番 近藤茂八君

     73番 大町一利君

     74番 松本利之君

     75番 古木武次君

     76番 浜出新三郎君

     77番 熊川秀昭君

     78番 坂谷善衛君

     79番 釜我鐵山君

     80番 浜村和雄君

     81番 山田昭二君

     82番 山口芳男君

     83番 谷川福美君

     84番 仁田一成君

     85番 城山 亨君

     86番 中村康弘君

     87番 今村儀男君

     88番 土岐達志君

     89番 中尾剛一君

     90番 川村嘉久男君

     91番 林  稔君

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◯欠席議員(4名)

     44番 赤窄 登君

     54番 田端久世君

     59番 小原 進君

     66番 夏井俊郎君

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◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者

     市長             中尾郁子君

     富江支所長          吉田孝司君

     玉之浦支所長         只熊 弘君

     三井楽支所長         原田善一君

     岐宿支所長          平田國廣君

     奈留支所長          赤瀬 博君

     総務課長           窄 善明君

     企画課長           中村健一君

     財政課長           木戸庄吾君

     水道局長           真鳥輝夫君

     建設課長           岸川和彌君

     都市計画課長         夏井正行君

     農林課農務係長        古川八寿男君

     水産課長           村中清志君

     商工観光課長         谷川良二君

     生活環境課長         中山富男君

     税務課長           道端金俊君

     市民課長           道下俊夫君

     社会福祉課長         手島仁助君

     長寿対策課長         近藤英海君

     健康政策課長         吉谷清光君

     教育長            末永文隆君

     教育委員会総務課長      小林正治君

     学校教育課長         宿輪育弘君

     生涯学習課長         福島正市君

     監査委員事務局長       松野音幸君

     農業委員会事務局長      松野 悟君

     会計課長           奥野音之君

     選挙管理委員会事務局長    松倉正光君

     消防長            江口秀美君

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◯議会事務局

     局長             山本政義君

     次長             里本長幸君

     議事係長           中里和彦君

     庶務係長           蓮本光之君

     書記             鍋内秀明君

     書記             坂本 聡君

     書記             横枕孝規君

     書記             平田千亜喜君

          平成16年10月5日(火)議事日程表

議事日程 第6号



日程番号
議案番号
件名
備考



 
市政一般質問について
 







番号
質問者
質問要旨


17
志内勝利議員
市長の政治姿勢
 1 市長の公約について
   公約2・農漁業で島の再生計画について
   ? 農漁民との意見交換は
   ? 所管課へ専門指導員を
   ? 農産物生産向上に向け青果市場の統合を
 2 公約3・シルバー世代のUターン・Iターン誘致政策について
 3 公約6・奈留島と福江島を結ぶ架橋建設について


18
江川美津子議員
1 長寿対策行政について
 ? 介護予防の取り組みについて
  ・既存の施設(温泉・プールなど)の有効利用を
  ・施設までの移動にはバスの活用をする考えは
 ? 介護保険料の減免について
 ? 市民サービスの観点から、長寿対策課の配置を変える必要があるのではないか
2 学校給食の問題について
 ? 玉之浦地区の給食実施と奈留給食センターの建てかえの見通しは
 ? 学校給食に地元産品活用を進めるための施策は


19
村岡末男議員
1 旧1市5町からの陳情書と新市からの陳情書の処理について
 ? 旧1市5町から持ち込まれた陳情書の取り扱いと今後の処理計画について
 ? その後、新市に新たに上げられた陳情書の今後の計画について
2 五島バス・路線バス補助金について
 ? 補助金の算定はどのようにして行われているのか
 ? 五島バスの最終便の変更について
 ? 企業努力と経営改善について


20
南 忠明議員
1 都市計画行政
 ? 公共下水道の処理方式について
   五島市の公共下水道処理はなぜOD法なのか
2 商工観光行政
 ? 観光協会への補助金について
   各種補助金は適正に使われているか


21
松本利之議員
1 職歴について
 ? 長崎県職員として何年から何年までか
 ? 三井楽でん粉工場は何年ごろ経営していたのか
2 今後の農業に対しての推進は
 ? 各町の農業の今後の問題点と現実


22
中村康弘議員
1 市長の所信について
 ? 五島市初代市長としての所信は
2 企画・財政・監査行政について
 ? 補助金に対する監査指導体制について
 ? 崎山温泉施設建設について
3 商観・教育・総務行政について
 ? 交流人口、定住人口の増加策について
 アイアンマンジャパン・夕やけマラソン等、大型イベントの継続について
 新イベントの計画、また長崎国体、剣道、トライアスロン競技誘致について
 定住人口の具体策は
 ? 教育の基本的考え方
4 建設・商観行政について
 ? 陸・海・空の交通体制及び施設整備について
  陸・・・国道384号、折口トンネル等について
  海・・・新福江港ターミナル整備等について
  空・・・ローカライザ整備、東京直行便(盆・正月)
5 総務行政について
 ? 新規採用予定(人数・期日)及び人事異動に対する考え方について


23
吉田清彦議員
1 補助金について
 ? 農業・水産業など各種補助金の継続について
2 未調整の合併項目について
 ? 合併協議会にかわる調整部会(調整審議会等)を早急に立ち上げるべきじゃないか
3 過疎化(人口減)の対策について
4 嵯峨島旅客船のフェリー化について


24
荒尾正登議員
1 市長の政治姿勢に対して
 ? 選挙戦を振り返って感じたこと
 ? 五島市の現状把握は
 ? 選挙公約について
 ? 観光問題について
 ? 子育て支援策について
 ? 雇用問題について
 ? マニュフェストの導入について
 ? 場外舟券売り場建設について



                         =午前10時00分 開議=



○議長(中尾剛一君) おはようございます。

 出席議員は定足数に達しました。議事日程第6号により、直ちに本日の会議を開きます。



△日程第1 市政一般質問について。

 前日に引き続き一般質問を行います。

 まず、57番 志内勝利議員。



◆57番(志内勝利君) (登壇)おはようございます。壇上より質問をいたします。

 五島市となり、初めての質問でありますが、1市5町が合併をなし2ヵ月が過ぎましたが、市長が当選をなされ、五島市民約4万8,000人のかじ取り役として御尽力をされるのでありますが、中でも五島市に引き継がれた財政課題と人口減少、若年者雇用、第1次産業である農漁業後継者の減少、商工業の低迷、公共事業の先細りと、大変大きな問題が山積をし、まことに厳しい本市運営を強いられるのであります。このような中、市長の施政方針並びに市長が掲げられました公約についてお尋ねをいたします。

 市長、2番目の公約でありますが、農漁業での島の再生計画、第1次産業である農林水産業の活性化なくして五島の発展はあり得ないということで、重点施策の一つとして、また公約として掲げられておりますが、市長、この農林水産業の基盤整備についてお尋ねをいたします。

 五島農業、漁業の未来を探るために、農地、漁港に至って意見交換をする、そして専門官が必要だと言われましたが、同感であります。が、しかし、市長の執務は大変多忙であり、激務だと理解をいたしております。そこで、農業者、漁業者との意見交換をする時間があるのか、大変疑問に感じる。前市長もそのようなことを言っていたが、そのような事実は多くは見られなかった。言うはやすし行いがたしといいます。できるのですか、お尋ねをいたします。

 また、専門官の必要性を申されておりましたが、どのような人を指して言われているのか、お示しをください。さらには、地元産品を島内消費するためにも生産者意欲を高めなければなりません。そこで、現存する青果市場を統合すると言われておりましたが、いつ、どこで、どのような形で統合されるのか、具体例をお聞かせをください。

 次に、3番目の公約でありますが、シルバー世代のUターン、Iターン誘致政策であります。本市の人口減少に歯どめをかける意味において、シルバー世代のUターン、Iターン者を迎えることも一策であります。確かに、定年を迎えても、元気な人がたくさんおります。福祉や医療施設をさらに充実をさせ、離島で豊かな老後を過ごそうとPRしたい。なるほど聞こえよろしく、すばらしいことであります。しかし、このことにより、福祉、また医療施設を充実をさせるために、さらに本市の財源を投入しなければならないのじゃないですか。例えば社会福祉費、いわゆる老人福祉費、社会福祉施設費、国民健康保険費、そして年をとってくると生活ができなくなる、生活保護費等扶助費が大きな負担となってくるのではないですか。長寿社会と言われて久しく、定年となっても確かに元気であります。が、その方たちも10年、15年たてば、元気でなくなってまいります。そうなってきたときに、医療・福祉費が本市財政を大きく圧迫することになります。ということは、財政健全化をうたう市長の言葉に相反すると思いますが、市長の見解をお聞かせをください。

 次に、市長6番目の公約であります、奈留島福江間を結ぶ架橋建設でありますが、つまり五島架橋であります。このことは五島を一つに結ぼう、橋をかけようと、以前より「下五島連絡協議会フォーラム21五島」により推進されてまいりました。今回、市長選において公約として掲げられておりますが、この架橋建設に向けて、市長はどのような施策を講じられようとしているのか、お尋ねをし、壇上の質問を終わります。



◎市長(中尾郁子君) おはようございます。57番志内勝利議員の質問にお答えをいたします。

 まず、農漁業で島の再生計画について。

 農漁民との意見交換はとのお尋ねでありますが、農林漁業の再生振興を図るには、まず施策の計画、次に施行となりますが、そのためには多様なニーズを的確に把握することが必要でありまして、関係者との意見交換の場を設けていきたいと考えております。多忙であるが、それができるのかという質問でありましたが、できる得る限り実行いたします。

 また、所管課へ専門指導員をとの御提言といいますか、お尋ねでありますが、私は、これまで以上に五島農業改良普及センターや農協及び漁協との協力を密にして、このことを対処していきたいと考えております。まだ、今のところ、市において専門指導員の配置は検討しておりません。今の段階では、市でそういう専門員を置くということではなくって、農協、改良普及所、水産試験場、漁協、県の水産部、県の農林部、そういう多様な人材を、指導機関といいますか、常に会議を持ちながらと思っております。このことに関しましては、五島支庁と特に人材の交流とか、専門官が県に大勢いるよということも言っていただいておりますので、今後、具体的に専門官の御意見やら、指導を受ける機会が設けられると思っております。

 次に、農産物の生産向上に向けた青果市場の統合につきましては、議員御承知のとおり、以前からの懸案事項の一つでありまして、全国的に卸売市場の経営が厳しくなっている状況を踏まえて、一日も早い統合が必要ではないかと存じます。

 旧福江市におきましても、第6次長崎県卸売市場整備計画に基づきまして、平成11年度の両市場統合、第三セクター方式による地方卸売市場としての整備に向けた取り組みを行ったことがございますが、当時は両市場の合意形成が得られなかったこと、さらに、国の補助や融資が受けられる地方卸売市場としての整備には、両市場の取扱量が少ないことなどの理由から、計画を断念した経緯がございます。しかしながら、食の安全や安心に関する消費者の関心が高まり、地元農産物の価値が見直されている状況や、両市場施設の老朽化が進む中で、両市場代表者の統合問題に対する考え方にも変化が生じてきております。

 また、議員御指摘のとおりに、市内における農産物の生産の状況を見ましても、バレイショ、アスパラ、ソラマメ、トマト、インゲン、キュウリ、レタス、タカナなど、さまざまな野菜の作付、生産が拡大しております状況の中で、地域農業の振興の面からも、早急な青果市場の拡充、統合が求められております。このような状況を踏まえまして、県の指導も仰ぎながら、両市場の合意形成を図り、一日も早い統合実現に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 次に、シルバー世代のUターン、Iターン誘致政策についてのお尋ねでありますが、ただいま五島は、福祉や医療施設が充実をしてまいりました。そういう環境を受けて、島外の定年者に、「離島で豊かな老後を暮らそう」と呼びかける構想を持っておりますが、今後、この案につきまして具体的に検討して、エリアを決めて取り組んでまいりたいと考えております。議員、ただいま御指摘のように、高齢者をマイナス思考でとらえる一面もあるかもしれませんけれども、60歳から20年、30年という人生を、御自分の家がこれまで住んでいたところにあったとしても、現に私どもの周りには、東京や大阪から、たくさんのIターンが見受けられます。五島の売りは、やはり豊かな自然の中で、そういうキャリアを積んだ方々がゆっくり暮らしていただいて、なおかつキャリアを活用して、これまでの仕事の延長線で活動できないかと、そういう構想を抱いております。人が暮らしますと、プラス面もマイナス面も生じますけれども、私はそのように考えておりまして、きのうも福祉移住というようなお話も出ておりましたけれども、元気なシルバー世代が、またこちらに一時期でありましても暮らしていただければ、その子供さん、またそのお孫さんが五島に来られて夏休みを過ごしたり、春休みを過ごしたりされれば、そのことがまた交流人口になり、また先では子供さんが定年を迎えて、定住人口になるのではないかという一つのアクションだと私は思っております。私はそのように考えておりますので、議員の御理解をいただきたいと思います。

 それから、奈留島と福江島を結ぶ架橋建設につきましては、離島住民の生活安定と産業振興など、島の活性化の推進に不可欠のものであり、先月開催されました長崎県離島振興協議会の折、県に対する離島振興施策に対する要望書の中にも取り上げられていまして、知事へ陳情してまいりました。また今年11月に東京で予定されております長崎県市長会及び市議会議長会による地元選出国会議員への陳情におきましても、五島架橋の糸口となる調査事業の着手について、その必要性を訴えてまいりたいと存じます。これまで五島の旧1市10町の首長会議でも、長くこの建設を陳情しておりますが、今後とも粘り強くその実現を目指し、国や県、国会議員等に働きかけていきたいと考えております。



◆57番(志内勝利君) 御答弁いただきましたが、再度質問をいたします。

 五島の基幹産業である農林水産業との意見交換でありますけれども、やりたいと言っていたことが、何か少しこう言葉が柔らかくなったかなというふうに記憶をいたします。大変難しいことだと思いますよ。これは市長、これは旧福江市だけじゃないんです。いわゆる御承知のとおり、市長も当然、今回の選挙戦において、五島市になりますれば大きな広範囲になります。そこで意見交換ができるのかどうかと、非常に大変疑問に感じるものであります。ただ、ある一部とか、年に1回とかということであるならばわかりません。無理だと思いますよ。できますか。再度お答えをください。



◎市長(中尾郁子君) 仮定ではですね、できるとは思わないとのお尋ねでありでありますけど、私はできると思っているんです。全体的に、どなたにも、どなたにもということはこれは不可能かもしれませんけれども、現場に、これまでも、今まで知らなかった漁民と出会いがありまして、例えば奈留町のある湾で、あるいは富江町のある港でというふうに、ああそうなんだと、目からうろこのようないい話、また困った話を聞いております。そういうことは今後も、ずっと議会が毎日開かれると、これは大変な拘束でありますけれども、できるんではないかと思うんです。朝早く行くとか、夕方行くとか、魚を揚げている時間に行くとかですね、私は極力頑張っていきたいと思っております。

 それから担当課にも相談しているんですが、春夏秋冬、この四季の魚のとれ方というのを地図のところで、地図の上で書いてくれませんかと、そして実態を把握したい、そういうことも相談しております。

 それから、これは富江なんですが、ウチワエビをとっていらっしゃる漁民の方とかなり長く話をしまして、その後、県の農林部長にも会いまして、そのこともまたお話しをしたりして、私は対話をすることは得意というか、非常にいといませんので、今後、この公約を積極的に続けていきたい、重ねて実行いたしますと申し上げます。



◆57番(志内勝利君) 市長が意見交換をするというんですから、否定はいたしません。ただ、今言われたように、漁業ばかりじゃない、農業者もおります。また一般市民との懇談会等々もあります。大変忙しいだろうと思います。否定はいたしませんから、ただ水を差すようですけども、なかなか多くは期待できません。その姿勢だけは買っておきましょう。

 次に、専門指導員ですか、専門官の配置ですけれども、これは農協とか、漁協とか、または五島支庁等々にお願いをし、専門指導員といいますか、そういったものを置きたい、普及員というんですかね、そういうものを置きたいと、市には置かないんだというふうな言葉なんです。これは、私、前から言っておりました。所管課にこういったものを置くと。もちろん、例えば五島支庁とか、農協とか、漁協とか、至るところのパイプ役になります、その方が。そうなってくれば、なお一層密に、いろいろなことの情報提供、いろいろな情報の交換等々もあります。そのために、いわゆる所管内に置いてほしいということなんです。これは必要だと、いわゆる農協とか、漁業とか、今もありますよ。あるんですけども、その人たちは、例えば役所に来て話をしますか。再々話はしないでしょう。こっちから出向いて行かなければいけないと思います。そういう状況なんですから、専門官というのはいわゆる所管内に配置をすべきだというふうに申し上げているのであります。第一次産業である技術指導者でありますので、なかなか難しいと思います。それはそれで置きたいと思います。

 次に、青果市場でありますけれども、これは再度確認をいたします。統合をするのですね。お願いします。



◎市長(中尾郁子君) 両市場の統合は、もう時間の問題だと思っております。両市場の経営者が、そのような意向を持っていると、先ほども御答弁申し上げましたけど、そのような時期に来ている、熟していると考えております。



◆57番(志内勝利君) なるほどすばらしい意見をいただきました。昨日においても、14番議員ですかね、答弁をされておりました。積極的に取り組むとか、またその市場の必要性等々も市長が述べられておりました。また、今度、このことに関しては、9月議会終了後に取り組みしたいとも市長は言われております。早急にすべきだと市長は言われましたけど、すべきですよ。なぜならば、本市の重点施策であるe−むらづくり計画ですかね、これによって市全域を大容量の光ケーブルでつなぎ、ハイレベルの情報基盤整備が図れます。そのために当初予算として7億7,100万円が計上されております。もちろん、これは農漁業の情報交換とか等々にもろにあわせるものだと自分も理解をいたしております。

 そこで地場産物の集積、安全、安心、新鮮な五島ブランドを構築する上においても、青果市場の統合は欠くことができない。さらには、生産者意欲の向上、技術の向上となり、ずっとこれになってくるものというふうに考えております。

 そこで、先取りするようですけれども、御提言を申し上げたいと思います。近年においては、食の安全が話題となり、新聞紙上で報じられております。そして、本市においては、離島であり、生産のあり方、流通の問題等、種々論議をされております。今回、青果市場が統合されるとなるならば、開設場所であります。今現在、新設されております魚市場がございます。そこに隣接するような形で開設すべきと考えるのであります。あわせて、花卉市場、さらには新鮮な農水産物の加工食品の卸・小売市場、さらに観光民芸品等々の店舗等を併設したらいかがかなというふうに申し上げたいのであります。

 本事業を進行させる意味におきまして、五島ブランドの基礎が確立をされ、加えて観光の浮揚策の一つになるものというふうに考えております。今回の当初予算の中に、平成17年3月に観光船「飛鳥」が寄港します。そのための記念式典のために、200万の予算が計上されております。いわゆるこの「飛鳥」が来て、観光客が観光バス、大型バスを何台も連ねて観光されるでしょう。五島島内を回るでしょう。そういった中で、観光客というのは金を持っているはずですよ。で、その人たちが、いわゆる五島の名産品、特産品、土産品、記念品等々を買いたくても買う場所がない。唯一、今、三井楽のふるさと館ですか、あの程度です。あとは小さな小店でしかない。今言われたような、私が言ったような総合的な施設ができるならば、あそこの場所に関しては大変広い場所であります。観光バスも何台もとまりますよ。そこで観光客に金を落としていただく、いわゆる外貨を稼ぐということですよ。「五島の人は、商売が下手や」と、こう言うとですよ。やはりそういう施設が必要だと私は申し上げているのでございます。以上、御答弁をお願いします。



◎市長(中尾郁子君) いろいろ、その市場の統合開設に向けての御提言、アイディアありがとうございます。計画をします折に御提言いただいたことを大切に検討しながら進めていきたいと思います。



◆57番(志内勝利君) このことはぜひ強く要望を申し上げておきます。

 次に、シルバー世代のUターン、Iターン者の受け入れでありますが、シルバーのUターン、Iターンを受け入れるのは、私マイナス思考のような感じでございますけれども、大きな財政負担となります。これは平成16年当初予算であります。例えば社会福祉費2億7,400万、老人福祉費5億1,600万、社会福祉施設費1億1,600万、国民健康保険費7億600万、知的障害者援護費5億1,600万。年をとってくると生活ができなくなってくる。連れ合いに亡くなられる。厳しくなってくる。そうなってくると、生活保護費、扶助費等8億400万、合計33億7,400万のこの金が8ヵ月間に計上されております。これが1年間となってくると、幾らになるんだろうかな。多分40億を超えるでしょう。そして、さらにはシルバーの人たちを受け入れ、医療福祉施設をさらに充実させれば、財政負担がもっと大きく膨れ上がってきます。いわゆる老人が多くなれば、当然こういった社会福祉費も同じように比例するような形で多くなってくるのは当然ですよ。その辺を私は申し上げたい。このことは、よその自治体でもやっておられたところがございます。このことは長期的なスパンで見なければわからない。10年、15年たってみなければ、その成功か否かというのはわからないんですよ。そのようなことよりも、市長、若者の定住を増加させるような施策をもっと前面に出すべきだと私は申し上げたいのです。例えば、今頑張っている既存の産業に、行政が補助、助成、後方支援をし、そういった中で、一人でも二人でも雇用拡大につながる施策、これが必要だというふうに思うのでありますが、市長の見解を求めます。



◎市長(中尾郁子君) シルバー世代のUターン、Iターンは、確かに議員が仰せのとおり長いスパンで見なければわからないのかもしれない。それはどの世代が住むにしましても、プラス面もマイナス面もある、こう考えます。それで、若い世代の支援ということも、また私は大きな自分の政策に上げているんですが、今、支援をしている事業に後方支援をせろということですが、具体的にはどういうことを指していらっしゃるんでしょうか。具体的にお聞かせください。



◆57番(志内勝利君) これは私が尋ねたか方ですよ。



◎市長(中尾郁子君) いや、わからなかったから。



◆57番(志内勝利君) わからない、これは理事者の皆さんが考えることでしょう。



○議長(中尾剛一君) 市長、逆質問はやめてください。



◎市長(中尾郁子君) 若い世代の仕事というのは、今でき得る限りのいろんな組織に対する補助とか、そういうものがあっておりますので、どの分野かなと今考えたもんですから、詳しくお聞きしたいと思って、逆質問のようなことになりましたけれども、若い方が働いている、例えば福祉施設にとても若い方が多いですね、最近。けさも緑乃園を訪問してまいりましたけれども、本当に若い女性、男性がとても多く働いていらっしゃって、いい職場だなと、こういうふうに福祉分野では、若い、特に、女性が福祉分野で働く場所ができたなということを最近実感しております。そういう分野での支援はこれまでどおりやっていきますし、ほかにでき得る限りやりたいと思っているんですが、具体的にまたそういう場面が出てきましたら、そのように努力をしたいと思います。



◆57番(志内勝利君) 具体的、具体的と言われましたけどね、これは市長、今回の一般質問等々でITとか、いろいろ情報等々のことも結構です。そういった誘致も結構です。しかし、今一番厳しいなと、資本投資もできずに、零細な商工業、第1次産業の方たちに行政支援をすべきだと私は申し上げているんですよ。これが、今一番求められている。その方たちが、当然活力が出てくれば、雇用の促進にもつながる。都会で生活している子弟、子供たちも、我がふるさと、我が故郷五島にUターン者として帰ってきますよ。そういった施策をとってほしいんだと私は申し上げているのでございます。このことに関しましては、力強く御要望申し上げまして、これは終わりたいと思います。

 次に、6番目の公約でありますけれども、奈留島〜福江間に橋をかければ確かに奈留島の市民の皆さんには利便性が図られ、経済効果もそれなりに上がると思います。ただ、財源確保に時間を要する。そしていろいろなところで陳情されている、国会にも陳情されているということでありますけれども、市長は今回のことに関して、将来のためをというふうな考えで公約としたというふうなことも聞いております。しかし、本事業を行うには、膨大な財源と気の遠くなるほどの時間を必要としませんか。当然そうでしょう。いわゆる夢のまた夢と私は思いたい。つまりね、今現在、国においては、経済大国と言われてきたが、バブルがはじけ、経済成長率も底辺に達し、膨大な借金を抱えている今日、さらには、県においても1兆円もの県債に膨れ上がっている現況下に、この辺の事業費の確保は至難のわざであります。加えて、今回も出ておりました、本市においては約520億円もの地方債残高があります。市長は、この借金を減らさんがために、財政健全化プラン等々を種々企画立案をされておるようでございます。そのことからして、今回のこの架橋建設は逆行しているのではないかというふうに私は思うのでありますが、市長の御答弁を求めます。



◎市長(中尾郁子君) 架橋建設についてお答えいたします。これまで10年余り、1市10町の市長、町長さん方がずっと陳情を続けてきました懸案でございます。この10町、五島の島の10町が、5町と5町と分かれて上・下合併をいたしました。上の5町は陸路でつながっております。ところが、五島市はつながっていない。そういうふうに上下分かれましたので、長年、10年余り陳情を首長さんたちが続けてきました、この陳情案件につきまして、じゃあどこから始めるのかというようなこともかつて議論されたように聞いておりますので、五島市が誕生した奈留町と一緒に、福江島が合併した。そのことで場所をきちんと特定をしていたい、この膨大な夢です。四国架橋が100年かかったと言われておりますので、本当にそんなことを言っていいのかと議員は言われたいかと思いますけど、私はやっぱり未来へかける五島の夢、それを10年余りも首長さんたちが継続してこられたので、今回、合併を記念に、まず最初に奈留〜久賀、久賀〜福江という奈留島と福江島の架橋を考えていただきたい。そして、先ほども申し上げましたように、先日こういう陳情、要望書を出しました。この中に、これは私が就任しまして間もなくの会議だったんですが、きっちりと、「五島連絡橋の建設早期実現について国に強力に働きかけていただきたきますよう、特段の御高配をお願いいたします」。離島架橋の早期完成、早期実現というふうな見出しをつけて、これを知事部局、それから県議会部局にお出しをいたしました。これは私が出る前からこういうものができておりまして、私は懇談の折に、この五島架橋は漫然と架橋と書いておりますけれども、今回、合併して奈留と福江が一緒になったと、それでこのように糸口をつけていただきたいと申し上げましたら、ある町長さんは、まだ橋はないのねと、こう言われました。よそから見るとつながっているように思っているのかなと、私は思った次第です。先ほども申し上げましたように、11月の国における、国に行く陳情にも、このことは明快に記しております。これはね、本当に10年や20年ではできないでしょう。でも、四国のあの架橋ができたわけですから、これから、いろんな経済が浮揚したり、落ちたりする時代もあるかもしれませんけれども、五島の夢として、私も先輩政治家が訴えてきたことを受け継いでいきたい、このように考えております。



◆57番(志内勝利君) 五島の夢と、どうこうと言われましたが、陳情も国、県の方に出されておるようでございますけれども、しかし、陳情は幾らでも出せます。できるかできないかというのが一番の問題であるんですよ。今、先ほども言いました、県においても、国においても、厳しい財政状況であります。そんな中で陳情を出して果たしてできるものかというのが疑問であるのです。加えて、市長は今回、このことに関して公約として出しているんです。政治家である市長、五島の進んでいく道、指針を示し、市民皆様と約束をするというのが公約であり約束であります。その約束に対して、重点的に予算配分をし、実現のために努力すると、あなたは公約は誠実に実行したいというふうなことを言っております。今回のこの架橋建設に向けて、予算配分等々がなされるのですか、どうですか。陳情だけではだめです。公約としてあなたがうたっておるんですから、その辺のことをお答えください。



◎市長(中尾郁子君) これは志内議員と見解の相違かもしれません。かつて同じ会派として、一緒にいろいろな農業、漁業、福祉、勉強いたしました。出張も常に同じ会派で、あらゆるところを精力的に学んだ仲でございますから、お互いによくわかっていると思うんですが、やはり政治は夢も必要です。そして、これは私が合併した初代市長として、この五島架橋を先輩から受け継がないわけにはいかない、そう思います。合併したときに、どの橋から先かとこれまで言われていた、五島連絡橋と言っているけれども、どこが一番先なのかということがたびたび話題になっておりましたので、このチャンスに、合併したこの機会に、奈留と久賀、福江という、この奈留〜福江というラインを打ち出しておきたい、こういう私の切なる思いであります。これは初代市長にさせていただきました私の先輩政治家、10人の町長さん、一人の市長さんがこれまで長く継承して続けてきたことを、私が、一番いいチャンスにいる私が、ここで取り上げないわけにはいかない、こういうわけであります。それで、言ったらすぐできるものではないということは百も承知でございます。ですけれども、いろいろな機会をとらえて、このことをまたつないでいきたい。そして、いつか実現のために頑張っていきたい、このように思っているんであります。



◆57番(志内勝利君) これは、市長が公約として掲げた。本来、市長になってから言うのであるならば何も異論はない。それは先代の市長等々からこれは受け継いできたと言われるようですけれども、公約として掲げるのであるならば、それは実現のために精力的に動かなくちゃならない。単に陳情やどうこうというのは結構ですけれども、それ以上の形があらなければならないと、そのために予算は配分したのかということを聞いとっとです。

 それで、市長、この今回の架橋建設について、総事業費は多分御承知かと思いますけれども、驚くべき数字ですよ。いわゆる奈留島から一番近い島となれば若松になります。で、若松が約1キロ程度あろうかと思いますけれども、ここに橋をかけるのに約230億の金がかかります。それも本来、海峡の橋となれば幅が20メーターほど必要だというものが、幅員が14メートルに狭めてのことなのであります。230億、もちろん橋だけです。取りつけ道路とか、そんなん関係ありません。これを奈留島、久賀、奥浦に橋をかけ、取りつけ道路等々を合わせた総事業費3,080億円ですよ。見たことも聞いたこともない金額です。いわゆる五島市の一般会計当初予算が約330億円程度だというふうなことを聞き及んでおります。この10年分ですよ。これはもう膨大な金ですよ。できるのかどうか、そしてそれなりの、投資しただけの経済効果というのが上がるのかどうかというのは疑問であります。市長は夢みたいなことをよく言われておるけれども、これはとてもじゃないが、国県においても、なかなかこれは許可、認可はしないものと思いますが、答弁を願います。



◎市長(中尾郁子君) 大変具体的ですね。そういう図があるわけですね、架橋の計算をされたものもあるというのは。やはりこれまで10年間、いろんな方が、政治家が、先輩が検討した、その一つの資料だと思います。私はそういうものは持ちませんが、やはりこの政治の一貫性といいますか、そういうことは大切だと思います。

 それから、先ほども申し上げましたように、五島連絡橋はどこからつくるのかと、まず糸口を述べよというような話を議員も聞いたことがあると思いますが、そのチャンスだと思うんです、合併したときが。どこなのというときに、1市10町、何度も言いますが、10町の5町はつながっている、下の5町がつながっていない。こういう状態なので、このことを明解にわかっていただくために、このことをお出ししました。そして、長い夢ですけれども、私はこのこともまたずっと果敢に陳情、陳情は何にもならんと議員は言われますけれども、私どもは議会の中で、何度もいろんなことを陳情しましたね。そのこともまた実現の一歩だと思います。そのように御理解いただきたいと思います。



◆57番(志内勝利君) 決して陳情を否定するものではありません。これ市長ね、あなたが在任期間中に本来なら行うこと、また取り組む事業等々を公約としなければならないと私は思いますよ。在任期間中にできないことは市民との約束とは言わない。公約とは言わない。夢と言われます、単に。公約を誠実に実行すると言っておられるが、できなければ何といいますか、市民は。公約違反だと言いますよ。奈留島の市民は、これで橋がかかるのだと、これで福江市とは近くになり、しけのときでも関係なく、自由に往来ができるのだというふうに考えますよ。今回の定例会の2日目の日もそうです。奈留島の同僚議員の先生方が台風で来られなかった。これも解消はされるでしょう、橋ができれば。だから、これは将来と言われますけれども、かからなければ市民はどのように言いますか。今言われたように、うそつきというような言葉が出てきようかと思います。公約違反だということも出てきます。そんなことよりも今現存する定期航路を高速化し、就航便数をふやす方が実現性があり、また島民の皆さんの利便性が図られるというふうに思いますが、この点はいかがですか。



◎市長(中尾郁子君) 仰せのとおりですね。ただいま通っています航路は、20分弱で着きます。大変快適です。そのことはもちろん、今現実に私どもが利用している、そういうものでありますから、航路の支援とか、そういうところでは大いにやっていきますが、これは、架橋は五島の1市10町の首長さんの長年の念願でありまして、そのことをずっとこういう形で国や県に陳情してまいっております。このことは議員もしっかり御理解をいただきたいと思います。そのことを合併したときに出る市長としては、節目なんです。どこが糸口かということが問われていたわけですから、奈留島と福江島をつなぐということが五島架橋の連絡橋の糸口であるということを明快に申し上げたわけであります。うそつきではありません。私の、これはだれも、来年や再来年できるとは一人も思っていません。でも、このように五島の未来をしようね、こうしたいね、これまで10年余り、町長さんや市長さんが陳情してきた、これはやはり熱い五島に対する、五島をグレードアップしたい夢であります。そのことを私も継承したい、そういう思いで政策といたしました。これは、政策は全部できるものだけ書け、これは私が行動する夢であるということで表示をいたしておりますので、そこは議員との見解の相違と思いますけれども、議員御理解ください。10年余り、市長、町長が、みんなで毎年、それはメンバーも変わるでしょう、10年余の間には、それでもそのリーダーが、五島のリーダーが、上下のリーダーが、長年このことを熱き思いで訴えてきているわけです。このことを当然合併して初めての市としては、当然受け継ぐべきであると、私はそう思いました。今度、上五島の町長とも会いました。長崎でこれをお出しするときにですね。そして下はつながってないもんねと、こういう話です。上は若松がありますのでね、若松架橋がありますので、大体陸路で行けると。そういうことで、私はこれを本当に訴えていてよかったなと思いました。

 で、陳情書には特定していません。それは私が出て1週間以内の会議でしたから。でも、雑談、懇談の中で、こういうわけですと話をしております。今度、国の方には、明快に場所の特定もさせていただいておりますので、そのように陳情していきます。陳情が、これがこのときに取り上げなかったら、これはもうこれから落ちてしまいますので、きちんと私が継承して五島の未来、あるべき姿、いつの日か実現できるであろうそのことをずっと訴えていきたいと、このように思いますので、御理解をいただきたいと思います。



◆57番(志内勝利君) 時間も余りありませんので、できるものをすべて公約にしなさいというわけじゃない。実現性に近いものをしてほしいんだと自分は言っているんです。このことに関しては、もうかなり多くの夢というような形になりますよ、どう考えても。それで市長、あなたは先ほど言っておりました、四国架橋、今3橋ありますよね。あれは100年かかったというふうなお言葉を言われました。市長ね、私も四国出身ですよ。四国は四つの県がありますね。人口においても奈留島の約3,800の市民と比較すれば、数百万、おそらく1,000万近くいるのではないかと。比較対象にはなりませんよ。経済効果も違いますよ。それを四国架橋と同じように言うのはいかがなものかなと、私は余りにも飛び抜けておるというふうに思いますよ。再度言います。公約とは政治家である市長が、市民皆様と約束することであり、あなたの在任期間が幾ら続くか知りませんが、在任期間中にできないことを公約とすべきじゃない。市長は、公約を誠実に実行すると言われているのですから、絵にかいたもちにならないように、市長の政治手腕に大いに期待をし、私の一般質問を終わります。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で志内勝利議員の質問を終わります。

 次に、48番 江川美津子議員。



◆48番(江川美津子君) (登壇)質問します。

 初めに、長寿対策行政についてです。

 まず、介護予防の取り組みについてお尋ねいたします。

 2004年4月に始まった介護保険制度ですが、さまざまな問題と課題を抱え、今2005年の制度見直しに向けて論議が行われています。その内容は、利用者1割負担を2割から3割負担に引き上げる、特別養護老人ホーム入居者からホテルコストの徴収、要支援、要介護1など、軽度の要介護者への介護保険サービスを制限するなど、利用者に負担増を求めるものとなっています。現在でも、五島市の介護保険料は、県内では旧有川町についで2番目、全国でも上位の高い保険料であり、高齢者の皆さんにとって、これ以上の負担増には耐えられないというのが実態です。自治体でできる改善策は、介護予防を充実させていく以外にないと考えます。

 昨日の14番議員の質問に、市長は介護予防対策を重点的に取り組むと、筋力アップ事業や温水プールを使っての訓練など、具体的な事業名を挙げて答弁されました。私は心強く思いました。合併前は、介護保険事業は広域圏組合が、介護予防対策については各自治体が独自に実施をしてきました。合併によって長寿対策課という専任の担当課も設置され、介護サービスから介護予防まで総合的に取り組むことのできる体制が整いましたので、早急に取り組みが始まるものと考えます。市内には、富江のたっしゃかランド、岐宿には温泉、三井楽には温水プールがあります。昨日は、荒川の温泉センターの改修についての方向性も述べられました。このような既存の施設を有効利用するためには、その施設までの交通の利便性がどうしても求められます。そこで、提案ですが、多額の補助金を現在でも出している路線バスの活用を考えてはどうかと思います。市長の見解をお聞かせください。

 次に、介護保険料の減免についてお尋ねします。

 国民年金のみの収入で生活している高齢者の方も多く、介護保険料は生活していく上で大きな負担となっていることから、軽減措置が必要だという観点で、私たちは市民アンケートや署名など、市民要求をもとに介護保険料の減免制度をつくることを繰り返し求めてきました。ようやく昨年の保険料の改定時に、「市長が特に必要と認めたとき」という条項が追加され、1年半になります。この間の申請、適用状況についてお尋ねいたします。

 3点目は、長寿対策課の配置に関しての質問です。

 私は、合併直前の6月議会でも、総合窓口、総合案内の設置を提案しましたが、このときはまだ、介護保険の窓口になる長寿対策課は、当然のこと庁舎内に配置されるものと考えていました。8月以降、市民課の窓口には介護保険に関する手続や相談などで訪れる高齢者の方が少なくありません。そのたびに保健センターの場所を説明し、猛暑の中をセンターまで行っていただく、あるいは市民課窓口と介護保険担当者でやりとりをしながら、必要な書類を職員が本庁まで届けるなどの対応をとっています。窓口では、でき得る限りのサービスで対応していますが、これが市民に親切なサービスと言えるでしょうか。長寿対策課に来られる方は、ほとんどが介護保険関連の手続や相談などの目的で訪れる高齢者の方たちです。市民サービス重点の観点から、長寿対策課、市民課、税務課、社会福祉課など、関連の深い課を同一フロア、あるいはまた近い場所に設置する、配置する必要があると思います。市長はどのようにお考えでしょうか。

 2番目は、学校給食の問題について、2点質問します。

 1点目は、玉之浦地区の給食実施と奈留給食センターの建てかえの見通しについてです。福中の給食も9月から始まり、残っているのは玉之浦地区の学校のみとなっています。市長は、所信表明で早期実現に向けて努めてまいりたいと述べられましたが、いつごろをめどに考えているのでしょうか。

 また、奈留給食センターも、築後31年ということで建てかえが必要であると聞いています。振興計画にも上げていると聞きますが、その見通しはどうなっているのでしょうか、お答えください。

 2点目は、学校給食に地元産品活用を進めるための施策についてです。

 地産地消の取り組みについて、小離島を除くすべての給食センターを訪問して現状をお聞きしてきました。その中でも、どこでも課題となっているのが、使いたくても量が確保できない、地元の野菜だと値段が高くて予算が成り立たないなど、生産供給体制確立の問題でした。特に、奈留のセンターでは、島内に専業農家がいないこともあって、地元の野菜確保は全くできていません。市長は選挙時、重要施策の一つとして、「地元産品は島内消費を促進し、学校給食での活用も進める」と言っていましたが、そのための施策をどのような方法で整えようと考えているのでしょうか、お伺いをして最初の質問を終わります。



◎市長(中尾郁子君) 48番 江川美津子議員の質問にお答えをいたします。

 まず、既存の施設の有効活用をとのお尋ねでありましたが、現在、五島市内には、富江の温泉プール、岐宿の温泉、玉之浦にも温泉歩行訓練用小型プール、福江の保健センターにも歩行用のプール、三井楽町にプールがあります。全体の利用状況につきましては、個別に御説明申し上げますと、まず富江の温泉プールについてでありますが、一般の方と同様に、高齢者の方も現在利用しております。

 次に、岐宿の老人福祉センターについては、主に社会福祉協議会のデイサービス等に利用されておりますが、高齢者やリハビリ等には利用されていないようでございます。

 次に、三井楽のプールについては、施設自体が一般用でありますから、高齢者等の利用ではなく、リハビリ等の訓練用としての利用は無理ではないかと思っております。

 次に、保健センターの歩行用のプールについては、現在、障害を持っている方が利用しております。利用料は無料となっております。

 次に、玉之浦の温泉歩行訓練用小型プールは、現在、デイサービス事業や玉之浦支所管内の障害者の数名の方が利用しており、身体障害者手帳を所持されている方は無料であります。

 以上のことを考慮しました場合、議員御指摘の既存施設の有効利用については、富江のプールと玉之浦の温泉センター及び保健センターのプールの3ヵ所が機能訓練用や高齢者等の利用に適しているものと考えます。しかし、玉之浦温泉センターについては、歩行訓練用小型プールは現在も利用されており、一般のプールについては施設等の老朽化により休止の状態でありますが、温泉を100%活用できますので、高齢者、障害者等の方には、年間を通して温かい温泉でのリハビリ施設としては最適だと思われます。せっかく自然の恵みがあふれておりますので、有効に利用できないか、財政課、玉之浦支所関係課と十分協議をさせながら、検討したいと思います。

 次に、既存の施設までの交通手段としてバスの活用を考えられないかとのお尋ねでありましたが、定期バスを利用した場合、富江まで往復で1,460円、荒川まで往復1,780円と、かなりの負担となります。専用の貸し切りバスの運行になると、採算面、市の財政面からは、かなり厳しいものだと思われますが、検討の必要もあると思います。しかし、施設の有効活用を考えた場合には、このバスの件、そういう方法について何かないか検討してみたいと思います。

 次に、介護保険料の減免について、「市長が特に必要と認めたとき」の条項が追加されて1年半になるが、この間の申請適用状況はどうなっているのかとのお尋ねでありますが、平成15年度中の申請件数は10件でありました。10件とも収入や預貯金等や固定資産がありまして、すべて該当しませんでした。平成16年度は、現在までの申請件数は1件でありましたが、調査の結果、同じく収入がありましたので、減免の対象となっておりません。

 次に、長寿対策課の配置がえについてのお尋ねでありますが、市役所の課の配置につきましては、庁舎のスペースがどうしても足りずに、長寿対策課と健康政策課を総合福祉保健センターへ、監査委員事務局と農業委員会事務局を広域行政センターへ配置をいたしております。市民の皆様には、大変に御不便をおかけしておりますが、現状におきまして、この配置を直ちにかえることは困難と思料されますので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。市民課の窓口へ来られた方が、長寿対策課に行く必要がある場合は、長寿対策課の職員が車でお迎えに来て、向うへお連れして手続をしている、そういう例もありますし、また市民課の窓口へ長寿対策課の方から書類をつくってお届けしている例もあります。現場も非常に苦慮しておりますが、早急にこのことは検討してみたいと思います。

 教育関係につきましては、教育長より詳しく御答弁をさせます。



◎教育長(末永文隆君) 学校給食に関係しまして、お答えをいたします。

 まず第1点目は、玉之浦地区の給食実施と奈留給食センターの建てかえの見通しについてでございます。

 まず、玉之浦地区の給食実施についてでございますが、議員御指摘のとおり、現在給食を実施していないのが玉之浦地区の小中学校、3校だけとなっております。このことについては、市長就任後、9月10日でございますが、市長同席いただきまして検討会を行い、早期に実現に向けて努力するよう指示をいただいているところでございます。現在は、本年度着工を計画しております富江給食センターの改築に合わせながら、玉之浦地区分も富江給食センターから配食できないかということで検討をしているところでございます。その間、もっと早期に給食を実施するために、当面、現在の各町の給食センターを広域的に活用し、玉之浦地区の各学校に配食できないかなど、全体的に調査、検討をしているところでございます。

 それにかかわりまして給食開始期の時期につきましては、平成17年度内の早期を目指しており、その実現に向けて努力をしてまいりたいと考えております。

 次に、奈留の給食センターの建てかえの見通しについてでございますが、御指摘のとおり、建築後31年になり、老朽化が激しく、改築の必要性に迫られていることは私どもも認識しております。また、奈留給食センターでは、米飯炊事施設がございません。このことから、個人業者と契約を結んで、米飯を買い入れている状況でございます。このような状況から、平成17年度の事業計画に上げておるところでございますが、ただ、この事業計画に対する事情聴取がまだ済んでございません。事業年度は定かではございませんが、この個人業者の方が70歳を超す老齢の御夫婦だと伺っておりますし、そして、前奈留町教育委員会に対しましては、早くやめたいという意向を伝えているというふうにも伺っております。このようなことから、優先順位は十分に対応しなきゃならないというふうに考えておるところでございます。

 2点目の学校給食に関する地元産品活用を進めるための施策についてでございます。学校給食への地元産品の活用については、私どもも地産地消の推進を図る観点から、一層の利用促進に力を注いでいるところであり、すべての食材に占めている地元産割合は着実に伸びているというふうに考えております。ただ、生産性の問題等から、地元産品の利用が難しい給食センターもございます。御指摘がありました奈留給食センターにおいては、奈留島内に専業農家がいないことから、島内産の野菜の確保は極めて困難でございます。毎日の献立で使用するニンジン、タマネギ、ジャガイモについては、しけの場合も考えて、常にストックしておく必要があるため、県給食会から納入をしております。そのほかの野菜についても、島内業者が長崎から仕入れたものを納入している状況であるようでございます。長崎からの野菜が安い、福江島の業者との取引がない、そのような理由を伺っております。

 地元産品の活用を図る上から、この給食会の方も合併をいたしましたので、今後、市の学校給食会と地元生産業者が契約を結んで、奈留給食センターに納入できないか、検討したいと考えておるところでございます。

 水産加工品については、現在、奈留漁協のシイラとイカのフライを使用していますが、まだ地元加工品を使っていない給食センターもあります。この2品について、すべての給食センターの献立への取り入れ、あるいは、さらに学校給食で使える加工品の開発等について、今後、協議をしてまいりたいと考えております。以上でございます。



◆48番(江川美津子君) 再度質問いたします。既存施設の有効利用についてですが、私もこの質問に備えて、全ヵ所訪問してきました。利用状況とか、そういうところも、実際担当の方とお話をしながら聞いてきたんですが、保健センターの歩行用プールは、もうあれは水深が深いから、あんまり歩き過ぎたりすると、ちょっと反対に腰とかひざを痛めたりすることがあるということで、行ける方はみんな富江の方に行ってますよね。ですから、そういうのもあって、なかなか子供たちとか、本当に遠くに行けない方が利用されているんじゃないかなと思うんですけども、私は富江のたっしゃかランドを、あそこを見たら、温泉とプールのほかにトレーニング室もありますよね。昨日、筋力アップ事業を実施するということが言われていましたけれども、今これはもう全国で介護予防に対して効果があるということで、全国で取り入れて、今度の見直しのときには、それも介護予防で、介護保険で実施できるようになるという検討がされていますけれども、そういうのも、あそこも筋力トレーニングの機械があるんですよ。そういう施設にあるものを利用して、予算化されるのを待つのではなく、すぐにでも始められるんじゃないかなという思いがあるんです。三井楽の温水プールにも、やはり同じような器具が設置されておりました。私は昼間に行ったんですけども、そこにはどなたも、利用してないんですよね。仕事が済んでから来られると思うんですけども、そういうことで昼間の時間がみんなあいているんです。そういうところを、筋力トレーニングのためのマシンというのは高価なものですから、一遍にそろえることはできませんが、温泉とかプールだけではなくって、そういうところもぜひ活用のために、活用に取り入れていただきたいと考えます。

 それから、今、各デイサービスセンターなどでも筋力トレーニングのための器具を設置しているところがありますが、専門のPT、理学療法士などがいません。それを合併を機に、市で雇用して、各事業所に回るとか、市のそういう施設を巡回するとか、そういう体制をする考えはありませんか。



◎市長(中尾郁子君) 富江のプールは非常に利用者が多い。それはあそこへ専任のインストラクターがいて、ずっと指導、それできっと利用者が広がっているのは、そのインストラクターの指導がいいんであろうと、一つは思っております。一度お会いしたことがあるんですけれども、そういう指導者がいると、また目覚めて、利用していない方たちも大いに利用するようになるかなと思いますので、指導体制といいますか、お世話する方は必要だと思いますが、まだそのことは検討しておりませんので、ここでやりますとは申し上げられませんが、介護支援のためにはプール療法が一番いい、筋力トレーニングマシンを使うのが一番いい、これもやはりそういう指導者がいないと、むやみやたらにやると、かえって痛めますので、とても大切だと思います。検討させます。



◆48番(江川美津子君) ぜひ前向きに検討してください。合併のときには、合併すると、それぞれの町ではできないけども、大きい組織になったら専門職を採用することができるから、その専門のサービスを利用できますよというのもうたい文句でしたよね。ぜひ早急にお願いいたします。

 それから、バスの活用ですが、大変厳しいが検討の必要があるという見解でしたけども、私はこれを各施設の赤字額と、今、路線バス維持費補助金というので、バス会社にも今年度6,740万円の補助を出しています。これを、先ほど富江、岐宿、三井楽と往復のバス代を言われていましたけれども、このバス会社に回す補助金のうちから、市民の皆さんが利用したときにこの補助金の中から回すということは考えられないんですか。同じ市の財政ですから、それを直接企業に渡すのではなくって、市民を通して、市民経由で企業に援助をするという考え方もできるのではないかと思いますが、御答弁をお願いします。



◎市長(中尾郁子君) そういうプールを経由するバス路線というものが、今の既存の路線でとれるのかどうか、まずそこが検討の一かと思います。それからまた、利用の時間帯に合わせて、新たにバスを走らせるのか、そういう検討も必要だと思います。そういうことをよく検討いたしまして、なるべく市民が健康になるために、プールを利用しやすいような環境を整えたいと思いますし、議員仰せのとおり、企業に補助を出す場合は、市民経由ということも本当に理に合った御意見だと思います。



◆48番(江川美津子君) バスの路線の問題とか、路線の変更とか、これは規制緩和もありますし、それぞれの地域で、過疎地域とか、そういうところでいろいろ相談はできると思うんですよね。今でも、バス停がなくても、郊外に行ったら手を挙げればバスがとまってくれるようになっているんですから、そういう変更はそんな難しくないんではないかなと思います。と私は個人で思うんですけども。

 それから、岐宿とか、三井楽のプールですね、そこではバスがその施設の前まで来てくれるんだったら、もっと利用者がふえるのに、三井楽でもあと5割ぐらいは利用者をふやすことができるのにと言われるんですよね、そこで働いている方たちが。ということは、そうすれば利用料が入って、施設自体の赤字も少なくなるわけですし、市民の健康にも役立つと、そういうこともあります。

 それから、バスの時間帯というか、それはいろいろ考えられると思うんです。三井楽に行くのは、私の近所の子供たちも三井楽に水泳教室に行っているんですけど、バス停から遠いので、なかなか子供だけではやれない、それでしたら土曜日の子供水泳教室があるときとか、何か時間を限定して、直行バスじゃないですけど、そこまで経由のバスをつくればいいわけですから、そういうところもあわせて、何かその協議会か、そういうところで検討をしていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。



◎市長(中尾郁子君) まず、島内にある温泉プール、温水プールの活用を健康な高齢者のために、まずそのことが基本で、そして、いかに皆さんが利用しやすいような環境をつくるかということでバスの提案があっておりますね。バス路線については、五島中央病院が開業しましたときに、いろいろ議会でも議論した経緯がありまして、今でもまだ完全ではないと富江町や玉之浦町の方はおっしゃるんですが、そういうふうに、これから検討課題に上げて、だから、まず温泉の方を整備して、どのような体制を整えて多くの市民が健康になるか、利用していただくかという、しやすい条件整備をいたします。仰せのように話し合いの場はいろいろございますので、今、主に五島バスでありますけど、五島中央病院経由の話し合いのときにも、いろいろな素案を持ってこられて、時間帯の設定などもされましたので、また今後もそのようなことができると思いますし、また江川議員とは一緒に市内巡回バスのお勉強をしたこともありますので、いろいろな手法があると思います。検討いたします。



◆48番(江川美津子君) 巡回バスのときには、一緒に先進地の視察に行ったりして、提言などもしましたけども、そのときに市長は、「巡回バスは、動く公共施設として、大変大きな投資効果があると考える」というようなことを一般質問で言われました。今回も、今の路線バスをなくすわけにはいきませんから、島民の足ですから、そのためにも、ぜひそういう観点から検討をしていただきたいと強く要望します。

 次に、介護保険料の減免についてですが、これはすべてが該当なしということで、今年度はまだ1件ということですが、五島市の介護保険料は県内では2位ですが、全国で2,762の介護保険者があるんですけども、その中で4,500円以上のところは55の保険者しかないんです。ですから、全国でも有数のというか、もう本当に高い介護保険料のところなんですね。そういうところで該当者が、申請自体がこんなに少ないのは、制度の宣伝が行き届いてないんではないかと思いますが、その点はいかがですか。



◎市長(中尾郁子君) 私自身も通告を受けましてからこのことを知りまして、確かに通達というか、PRが足りないのかもしれませんね。せっかくこういう制度があるんでありますから、それに該当する方は利用していただきたいと思いますので、また今度、せっかくこのようないい制度があるわけでありますから、通達、PRをしっかりいたしまして、該当する方の利用を待ちたいと思います。



◆48番(江川美津子君) それで、そのためには、私はその基準をある程度決めていただきたいんです。これは埼玉県の吉川市の減免基準なんですが、「恒常的に特に生活が困難であり、預金などがなく、生活支援者がいない人」と、本当に厳しい基準なんですけど、これでも生活保護基準の何%の収入は幾ら減額するという基準が具体的に決められているんですよ。ですから、ぜひ五島市の介護保険のこの減免基準も、こういう基準をつくっていただきたいんですけれども、それを検討していただけないでしょうか。



◎市長(中尾郁子君) 減免の基準は、「市長が特に必要と認めた時」という条項が追加されて1年半になるということでありますので、もう一度内容を精査してみたいと思います。本当に介護保険が高くて困っていらっしゃる方は、現におられますので、そういう方が本当にそういう基準に合うのか、そしてまた、基準が適当であるかどうかということも、担当課とちょっと検討してみたいと思いますので、時間をちょうだいしたいと思います。



◆48番(江川美津子君) ぜひお願いします。

 次に、長寿対策課の配置の件なんですけども、直ちに変えることは困難ということは、今の現状ではわかります。五島支庁の五島福祉事務所が入っていたところが、現に今空き室になっているんですよね。ああいうところでも交渉して借りることができないのかどうか、その点、答弁をお願いします。



◎市長(中尾郁子君) まず、長寿対策課が離れていて不便ということ、本当に実感しております。五島支庁もいずれは借りられると期待をしているんですが、まだ具体的には交渉しておりません。けさも、実は、緑乃園から帰るときに課長と一緒でしたので、このことを車の中でいろいろ話し合いました。どの課か少し譲れないかな、そういうことを話しておりますので、もうしばらく時間をください。どうしてもできなかったら、五島支庁の、でも、なるべく本庁の中にできないかなと、私、ここで私の個人的意見を申し上げられませんけれども、少しこう譲りあえるところがないだろうかというのを今思っておりますので、お時間ちょうだいしたいと思います。



◆48番(江川美津子君) 私もできたら本庁内が、介護保険、長寿対策の方はいいと思いますので、ぜひ少し時間じゃなくて、できるだけ早く、これから寒くなりますのでね、また来られた方が歩いていくということになると大変ですし、介護保険は納税の問題もかかわってくるんですよね。ですから、ぜひ早急に検討して、実現できることを期待しています。

 次に、玉之浦の給食センターのことですが、これはもういろいろ検討をされているということですので、ぜひ早いうちに実施できるようにお願いします。

 それから、奈留の方は、実情は私も、米飯を委託で、もう高齢になられて、できるだけやめたいと言われてるということをお聞きして、本当に早急につくる必要があるなと思いました。冬に雪が何か天井の換気口から雪が降り込んでくるというので、慌ててつくっている、調理しているお鍋にふたをするというようなことも聞いていますので、そちらは強力に交渉するようにお願いします。現場は本当に急を迫られているということでした。そこのところを再度、教育長、決意のほどをお願いします。



◎教育長(末永文隆君) 教育長としての決意は強うございます。先ほど優先順位を配慮したいというふうに私申し上げましたが、ただ、何せ私ども教育委員会サイドでは、財政の大変重みがかかりますので、最大限の努力をして、財政課からこの金の方をというふうに考えております。以上でございます。



◆48番(江川美津子君) 市長もそこのところは理解されていると思いますので、財政の方に御配慮をお願いします。

 次に、地元産品の活用の件なんですが、野菜は結構利用高が多くて、40%ぐらい全部いってますよね。これ以上ふやすには、本当に生産体制、供給体制を強化していくという以外にないんですけども、その点何か具体的に検討されていることがあるんでしょうか。



◎市長(中尾郁子君) これは旧福江市議会でたびたび取り上げられました問題で、その都度努力がされて、農協やら、それから担い手公社の方で給食センターで使うタマネギとか、そういうものをしっかり栽培をしております。が、ニンジンに関しては、なかなか地元で栽培が少ないということで大村から入っているようでありますが、これからも、特に議員がお力を入れられた魚の地元産、骨を抜いたフライ化する、そういうパン粉をつけたものを、そういう加工も、これからきっちり、使用量がわかれば、メニューの日がわかれば、きちっと魚市場で買って加工ができると思いますので、そういうところも情報をバリアフリーにして、どの課にも流せて、どの課がどれを受け持つというふうに、今後もやっていきたいと思います。特に、水産物の地元使用が非常に少ないので、そうしたいと思っております。



◆48番(江川美津子君) そうですね、水産物の使用は10%未満、6%ぐらいしか利用されてませんよね。それで、先ほどは奈留町のイカリングとシイラのフライが紹介されたんですけど、奈留町では、奈留の給食センターではアジのさくら干しとか、アジの切り身、アジの開きとか、多いんですよね、種類が。こういうのもぜひ、それぞれの給食センターでも利用できるように、そういう体制を整えていただきたいということと、また福江の方に加工施設ができますよね。それもやっぱり農業の経営を安定させるためにも、どうしてもそこでその製品を、売り場を開拓するというのは必要ですので、そういうところの援助のことも考えて、ぜひ検討していただきたいんですが、その福江の施設とのコンタクトとか、そういうのはどうなってるんでしょうか。



◎市長(中尾郁子君) 水産加工所のお話で、まだこれからであります。実はO−157の問題で、給食センターは調理を始めてから何時間で児童が食べられる状態にしなきゃいけないという制約がありますので、一から、素材から調理をしてたんでは間に合わないという事情もありますので、なかなかその半加工品を使うことになってしまうという現状がありますから、じゃあ半加工品のところまで地元の素材をできないのかということがあります。特に大量消費でありますからね。そういうふうなことをできれば、もっと使用量が上がると思うんです。これは農産物、水産物同じくですね。今後、そういうふうに、そうしますと、またそこでパートででも仕事をする場所が出てきます。少々よそから持ってくる冷凍品より少々高くても、少しは高くても、やはり地元の活性化のためには、地元で半加工品にして給食センターに納品できるような体制、そういうものの指導も必要だと思っております。



◆48番(江川美津子君) この地産地消を進めるのには、生産者だけではなくて、自治体の強力な後押しも必要ですので、ぜひ頑張っていただきたいと要望して、私の質問を終わります。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で江川美智子議員の質問を終わります。

 次に、2番 村岡末男議員。



◆2番(村岡末男君) (登壇)一般質問表に準じまして一般質問を行います。

 まず1点目ですが、旧1市5町からの陳情の取り扱いと、新市からの陳情の処理について。

 1市5町から持ち込まれました陳情書の取り扱いと今後の処理計画など、どのようにするのか、お尋ねいたします。

 五島市が誕生して2ヵ月過ぎました。市民にとっては、合併前と合併後とすると、多少ながらもいろいろ変わった点があります。不安を感じている人たちも多くおられるようでございます。変わったことを感じている人たちもたくさんおりますが、そういった中で1市5町から持ち込まれました陳情が、種々数多くあるのではないかと思うわけでございます。町内会から同じ陳情を何年となく上げても、なかなか取り上げてもらえない。町内会及び関係者が困っていると聞きます。そういったことから1市5町から持ち込まれました陳情書の取り扱いと今後の計画についてお尋ねをいたします。

 次に、その後の新市に持ち込まれました陳情書の今後の計画についてお尋ねいたします。合併により、大世帯になった今後、いろいろと多くの陳情が上がると思います。これらの陳情をどのように計画して処理していくのか、お尋ねいたします。

 2点目ですが、五島バス路線バスの補助金について。

 まず補助金の算定はどのようにして行われているのか、お尋ねいたします。合併前から引き続いている補助金ですが、平成10年に始まり、平成10年には396万4,584円、平成11年には1,024万1,973円、平成12年には2,758万3,500円、13年には4,159万2,778円、14年には5,069万5,818円、15年度には6,742万3,374円となっております。なお、16年度においては、9,847万9,000円の予算を組んでいるようでございます。路線バスの赤字の経費の確定を待って補正するとなっております。次に、年次ごと大体1,000万から1,700万程度の補助金がはね上がっておるようでございます。この補助金について、何をもとに算定しているのか、お尋ねいたします。

 次に、五島バスの最終便の変更について。

 島内4つの高校がありますが、大部分がバスを利用して通学しております。朝は学校へ行くのは難なく行けるのですが、現在の最終便に間に合わなく、生徒の父兄たちも大変困っておるようでございます。生徒の意見などを聞いてみますと、部活等でバスに間に合わないということで1時間程度運行時間を繰り下げて運行してもらえないかということで、市長の考えをお伺いいたします。

 企業努力と改善についてですが、最近、車の普及により路線バスの利用者が大幅に減少していることはわかりますが、会社から一銭ずつでも黒字になるような努力が必要ではないかと思うわけですが、路線バスが赤字になっても、五島市からの補助金をあてにして努力しないのではないかとさえ思われてなりません。17年度はおそらく1億円を超えるのではないかと思われます。この厳しい財政の中で1億円ともなると、五島市にとっては大きな圧迫となります。会社が一丸となって、企業努力と改善経営を第一にしなければならないのではないかと思います。このような財政難でありますが、今後の補助金について今までどおり続けていく考えがあるのか、お聞かせ願います。

 壇上の質問をこれで終わります。



◎市長(中尾郁子君) では、2番 村岡末男議員の質問にお答えをいたします。

 まず、旧1市5町から持ち込まれました陳情書の取り扱いと今後の処理計画についてのお尋ねでありますが、合併前に陳情がなされました事項で、積み残し分の取り扱いについては、当然新市に引き継いでいくことになりますが、合併前の自治体によっては陳情書を正式に出すところ、あるいは地区総会の場で口頭要望をするところなど、まちまちであったと伺っております。旧福江市にあっては、議会や市長に対して陳情書が上がってきた場合は、議会等の処理結果を踏まえて、所管課で協議、検討して対応し、緊急性、重要性、財源など総合的に判断して、その結果を陳情者に回答するとともに、実現可能な事項につきましては予算化をし、財源を多く要する事業等については、振興実施計画に計上して、財源の目安を立てて、計画的に実施してまいりました。なお、これまで議会に上がった陳情の処理結果については、年1回議会へ報告をいたしておりました。したがいまして、新市に新たに上げられた陳情書の今後の計画についても、議会の意見を尊重しながら、所管課で十分検討し、その結果を陳情者に回答するとともに、実現可能な事項は予算化、あるいは振興実施計画に計上するなどして実施に努め、議会に上がった陳情の処理結果については、年1回議会に報告をしていきたいと考えております。

 次に、五島バス、路線バス補助金についてのお尋ねでありますが、まず1点目の補助金の算定についてお答えをいたします。補助金の算定は、五島市バス路線維持費補助金交付要綱第3条第2項の規定に基づき算定されており、具体的には、実績欠損額から国及び県の補助金を控除した残りを補助することになっております。

 次に、2点目の五島バスの最終便の変更についてでありますが、五島バスによれば、会社として新たに最終便を追加運行することは経営面から困難との回答であり、現在のところ、会社に対する最終便の変更要望も出ていないとのことであります。ただ、現行の最終便の出発時刻をおくらすことは可能であるとの回答であり、その場合、乗客数の減につながらないことが前提条件となり、また、現行の最終便利用の実態からすると、高校生の利用が多数を占めるものと考えられるため、学校との協議も必要ではないかとの考えが示されております。

 最後に、3点目の企業努力と経営改善についてでありますが、会社の経営努力としては、1つには給与の凍結、2つには運転手の労働時間の延長、3つには車両購入の抑制対策を実施しており、1キロメートル運行するのに必要な経費は、同じ離島交通である壱岐交通及び対馬交通に比べて低く抑えられております。また、今年9月1日からは、旧富江町、旧玉之浦町及び旧三井楽町の一部で実施していました自由乗降バスを中心市街地周辺まで拡張し、利用客の増加に努めるなど、鋭意努力をしているように見受けられますが、しかし、多額の補助金につきましては、市もしっかり精査していきたいと考えております。



◆2番(村岡末男君) 新市に持ち込まれました陳情書の今後の取り扱いについてですが、旧郡部の市民にとっては、税金、使用料、水道料など、旧町と異なったことがあり、今までどおり支所役場で用件が済まされたものが、お願いごとにしても支所で対応できずに、福江の本庁まで行かなければならなくなるのではないかと、いろいろなことで不安を感じている人たちが多く見受けられるようでございます。その不安の一つが陳情の件であります。新市に引き継がれた町内会及び各種団体等の陳情の件でありますが、合併により大世帯になり、人口増により陳情件数も大幅にふえるのではないかと思います。お願いを聞いてもらえないのではないかと心配をしているようでございます。ある地区の町内会長さんのお話ですが、毎年同じ陳情を数年前から上げていますが、机の中に入ったままで、なかなか手をつけてもらえない。合併前から手をつけてくれないものが、合併したら大世帯になるので、なおさらお願いを聞いてもらえないのではないだろうか、新市になったらどのようになるのかと不安がっているようでございます。直接地域住民が望んでいることでもあり、また事故、災害等にもつながりかねませんので、このような観点から、どのように考えているのか、お尋ねをいたします。



◎市長(中尾郁子君) 各町の陳情は、各支所でもお受けができると思いますから、これまでとサービスは変わらないと思うんですが、合併事務局でこのような形でいこうと取り決めがあっておりますけれども、現実に動き出してみれば、いろいろなところにひずみ、不便さが出てきておりますので、その都度伝えていただいて、支所で検討して、支所長が多分担当課にその旨はきちっと流れていくと思います。多分これからは机の引き出しには入らないと思います。そして、できること、できないこと、また待っていただくこと、いろいろあると思いますが、旧福江市では、陳情者に対してきちんとお答えをしておりますので、担当課からそういうものがまたお答えができる、そのように考えております。



◆2番(村岡末男君) その後、新市に上げられた陳情については、今後の計画については、陳情の関係については委員会へ付託ということは先日お聞きしましたので、お願いになるとは思いますが、何の問題もなくできる件につきましては速やかに対処していただけるよう、各委員の皆さん方へお願いをいたしておきます。

 補助金の算定についてですが、先ほども申し上げましたとおり、平成10年に396万4,548円だった補助金が、平成15年には何と5年間で17倍の6,742万3,374円にはね上がっております。さらに、また16年度の補助金を奈留町含め9,847万9,000円計上されて、予算を立てているようですが、今後この補助金についてどのように考えているか、お尋ねをいたします。



◎商工観光課長(谷川良二君) 路線バスにつきましては、議員さんおっしゃいますように、大変私、頭が痛いところでございます。確かに14年度と15年度で1,700万の補助金の増になっております。利用者を見ましても、14年度と15年度で3万人の利用者の減でございます。こういったものが要因であろうかと思います。

 補助金の算定でございますが、現在、福江島のみで御説明させていただきます。39路線ございます。各路線ごとに、経常費用であるとか、経常収益であるとか、算定をしております。これは国庫補助、県費補助の対象でございますので、各路線ごとに、国県の査定を受けております。で、国の補助路線が5路線、県の補助路線が5つです。そして、県の単独補助をいただいている路線が4路線ございます。残りの30路線につきましては補助がございませんので、即市の補助ということになりますが、いずれにしましても、合計の経常収益から経常費用を引いた収支差額から、国、県の補助金を引いた残り、15年度で申しますと6,700万の市の助成という形になっております。

 2点目の最終便の変更でございますが、私ども五島バスとも話をしました。最終便を30分程度おくらかすことについては検討してもいいですよという御返事でございましたが、現在の乗車数が減るようなことでは困りますということもございまして、早朝バスとか、補習バスとか、そういったものを通わせるときに、学校、あるいはPTA等々の要望もあって運行しているという経過がございますので、学校とも十分検討させていただきたいということでございました。

 次に、企業努力でございますが、先ほど市長の方からも申しましたように、大変努力をされているところは私も承知をしております。県内の壱岐交通、あるいは対馬交通等々と比較しても、相当な努力をしていますし、費用等につきましても、少ない経費で上げているかと思います。以上でございます。



◆2番(村岡末男君) ただいま答弁をいただきました最終便の変更についてですが、これは要望になるだろうかとも思いますが、バス利用者の減少の続く中、高校生の通学が一番多いのではないかと思います。私が聞いたところによりますと、五島高校へ富江、玉之浦、三井楽、岐宿から通学者が157名ほど通っております。同じく4つの町から五島商業高校へ47名、福江から岐宿南高校へ22名、玉之浦から1名、玉之浦、福江から富江の高校まで48名と、合計275名の高校生がほとんどバス利用をしております。中には自転車で通学しているとも聞いておりますが、ほかに五島高校等で下宿、寮生合わせて21名程度おるそうです。この4つの高校の生徒は、全部部活に入っているそうですが、登校はできるものの、帰りが部活が遅くなることによって、練習等の部活によって異なると思いますが、最終便に間に合わないということです。結局は家族に迎えに来てもらったりするのが現状でございます。その中で、できることなら一番乗客の少ない便を1便繰り下げて、1時間程度おくらせてもらったらどうかと思っております。

 企業努力と経営改善についてですが、最近、車の普及により、路線バスの利用者が大幅に減少しておりますことはわかっておりますが、会社はおのずから1路線ずつでも黒字になるように努力が必要ではないかと思うわけでございますが、バス路線が赤字になっても五島市から補助金をあてにして努力しないのではないのだろうかとさえ思われるわけでございますが、このような財政の中で、今後の補助金についてこのまま続けていくものか、それとも減額していくようなことはないのか、お尋ねをいたします。



◎市長(中尾郁子君) お答えいたします。詳しくはまた課長から答弁をさせますが、いつもバスに人が乗っているのかと、有効な路線であるかということをやはり精査する必要があるのかなと思います。今の路線が、あるいは時間帯が、人を運ぶのに、市民を運ぶのに適当であるのかどうか。この市が9,800万予定しておりますが、これだけの支出をするだけの効果があっているのかということは精査する必要があると私は思っております。これまで、いろいろこのバス路線協議会などで決められた路線を、決められたように、決められた時間で走っておりますけれども、やはり市民の利用の状態、それから学生は別ですが、生活の習慣の変化、そういうものもよく見ながら、有効に市民が求めているような時間帯で、求めているようなコースを走っているだろうかと、この9,800万が本当に市民が求めていることであれば、やはり支出はするべきでありますし、もう少し検討の余地はないだろうかということも考えてみたいと私は思います。課長に補足させます。



◎商工観光課長(谷川良二君) まず2点目の乗降客が少ない便を1時間程度繰り下げてはという御意見でございますが、今、福江から富江、三井楽、玉之浦、最終が福江発6時30分ぐらいの時間でございます。これを1時間おくらせるということは7時半ぐらいになってしまうわけでございまして、そんなに遅くいいのかなという心配もございますので、先ほど申しましたように、学校、町、あるいはPTAともう一回御協議させていただきたいと。もちろん会社とも、このことについては再度協議させていただきたいと思っております。

 なお、この補助金等の審議といいましょうか、内容の審査につきましては、合併前は福江島路線バス対策協議会というのがございました。今回、奈留島のバス路線も含めまして、市内バス路線対策協議会に変更して、この中で検討部会というのもございますので、今後の補助金の問題については検討させていただきたいと思います。



◆2番(村岡末男君) バス路線の赤字については、これはもういいですから、路線バスの燃料費、人件費等々ですね、観光バス、貸し切りバス、そういったもので経費面を、路線バスへの経費を計上しているのではないかという懸念もされるわけですが、このようなことについては市としては把握しているのでしょうか。どのようにしているか、お伺いをいたします。



◎商工観光課長(谷川良二君) ただいまの、全く私ども承知しておりません。もしそのようなことがないとは思いますが、ちょっと会社の方にも聞いてみたいと思います。



◆2番(村岡末男君) そういったことがないように十分注意していただきたいと思います。

 それからもう一点ですが、年次ごとに大体1,000万から1,700万程度増額となっておりますが、これについて、その根拠となる理由等について詳細に調査をしているかどうか。それと、どういった理由によって増額になっているのか、お尋ねいたします。



◎商工観光課長(谷川良二君) 先ほども申しましたように、各路線ごとに収支差というものを求めておりますが、この各路線ごとに、国県の監査といいましょうか、査定を受けております。ですから、私ども、その内容までチェックをいたしておりませんが、そういうことで御理解をいただきたいと思います。

 それとこの補助金の高騰につながっていると申しますのは、何といっても利用者の減、特に高校生等々の通学者減、これに尽きるかと思います。



◆2番(村岡末男君) 乗客減とは申しますが、そんなに高校生としてもここ一、二年というものはそう変わっていないんじゃないだろうかと思うわけですが、こういった件について、少し私としておかしいんじゃないかと思うんですが、できることであれば、そういった点についても一応会社側と話し合って、もう少し努力してもらうようにしていただきたいと思います。

 経営改善についてですが、最終便の変更によりまして、高校生は今、大体バスの回数券を利用しているそうですが、これを帰りの便が、どうしても迎えにきてもらったりするもんですから回数券になっているそうです。これを、バスを30分か1時間おくらすことによって、これを定期券に変えてもらわるっとですね。回数券と定期券でしますと、結局、回数券は片道しか買ってもらえず、定期券にすると往復のバスの金額が入りますので、利益も大きく出てくるんじゃないかと思います。会社みずから通勤者とか、高校生等勧誘いたしまして、一般へのPR等もいろいろ努力していただいて、17年度よりの補助金を50%ぐらい減らして、あとは企業努力によって賄ってくださいというふうなことはできないものか、お尋ねいたします。



◎市長(中尾郁子君) 経営改善については、バス部門の責任者に来ていただいて、今議会の議員の質問のこともしっかりお伝えしたいと思いますが、50%下げるというのは、これまでも大変努力をしてきておられますので、そこは御返答しかねますけれども、高校生が一番利用率が高いわけでありますから、高校生のために最終便を30分でも40分でも遅くしていただいて、1時間じゃあ部活動を少し早目に終わっていただいてという、両方が歩み寄って、定期が使えるような、そういう御相談もしてみようと思いますので、しばらくお時間をいただきたいと思います。



◆2番(村岡末男君) 以上で私の一般質問を終わります。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で村岡末男議員の質問を終わります。

 しばらく休憩いたします。

 午後は1時から再開いたします。

                         =午後零時00分 休憩=

                         =午後1時00分 再開=



○議長(中尾剛一君) 再開いたします。

 午前に引き続き一般質問を続行いたします。

 次に、7番 南 忠明議員。



◆7番(南忠明君) (登壇)それでは、質問いたします。

 議会初日の所信表明において、市長は、「地方分権時代の到来で、市町村は自己責任のもとで自立することが求められており、自治体間の競争が激化する中、五島市は将来ビジョンとして策定した新都市計画に基づき、本市の豊かな地域資源を生かした個性的で住んでよかった、今後も住み続けたいと思える、魅力あふれる五島市づくりに取り組んでいきます」と、そういうふうに述べられました。すばらしいことです。

 その中で、新規事業の精査と行政経費の効率化に努め、さらに財政監査の徹底や適正な資産管理を進め、将来の展望に立った財政計画の策定を図って、健全な財政の確立に努める、つまりむだを省くということだと私は理解いたしました。福江近辺の青い海、きれいな川を取り戻すために、公共下水道の設置が進められておりますが、公共下水道の処理システムにより、維持管理が異なり、選択肢によっては市の財政を圧迫するのは確実であります。慎重に、ガラス張りの中で、大部分の市民が納得するような、そういう選定をすべきであります。それがひいては財政経費の効率化に直結すると思うが、私でさえ維持管理費計算に納得できないでいるのに、なぜOD法なんですか。市長のお考えをお聞かせください。

 次に、観光行政です。五島市は、美しい自然に恵まれ、都市住民をいやしてあげられる環境が十分にあり、そのアピールをしなければなりません。そのために、苦しい予算の中から、十分とは言えないにしても、多額の予算で市独自事業を行ったり、民間に補助金を出したり、頑張っております。ところが、観光協会において、隠し口座等が発覚して、新聞に取り上げられました。市が出している補助金は適正に利用されているのか、お伺いいたします。よろしくお願いします。



◎市長(中尾郁子君) 7番 南 忠明議員の質問にお答えをいたします。

 まず、公共下水道の処理方式について、五島市の公共下水道処理はなぜOD法なのかとのお尋ねでありますが、処理方式につきましては、水処理プロセスがシンプルで、運転管理が簡単、負荷変動に強く、対応も容易で、良好な放流水質を維持できることとあわせ、経済性においてもOD法が有利であると、長い時間をかけて検討し、判断したわけでございますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、観光協会への補助金について、各種補助金は適正に使われているのかとのお尋ねでありますが、五島市観光協会に対しましては、現在、五島市補助金等交付規則により補助金を交付しておりますが、平成13年度分の定期監査により、補助金の返還命令を受けており、事業内容の点検、実績報告時の証票類の確認を行うとともに、年度途中での事業計画の見直しについては変更手続を指導するなど、事業内容と補助金の適正執行について徹底を図っているところであります。しかしながら、今回発生しました一連の会計処理問題のこともありますので、今後もさらにチェック体制の徹底等監査体制の充実を図ってまいりたいと思っております。以上です。



◆7番(南忠明君) それでは、課長にお伺いします。皆さんわからないと思いますので、OD法とA2F法、これを簡単に説明していただけませんか。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えいたします。

 OD法とA2F法の端的なわかりやすい違いは、まず汚泥の処理に空気を使うかどうかということです。一応処理の流れを簡単に説明しますので、まずOD法からいきます。まず入ってくる汚水ですね、これをスクリーンユニットというタンクで受けます。このときに汚泥ばかりじゃなくして、いろんな不純物が来ますので、これを取り除きます。それから、この汚泥は反応槽、オキシデーションディッチ、これは名前の由来になったそうですけども、ここに送られまして、活性汚泥と空気を送りまして、これで攪拌曝気します。これをポンプで最終沈殿池に送りまして、ここで活性汚泥で、上澄み水と汚泥に分かれまして、水は消毒して放流すると、汚泥の方は汚泥処理棟に運びまして、脱水して場外に搬出するというふうになってます。

 続きまして、A2Fの方ですけども、これも一応汚水ポンプし渣スクリーンといいますかね、入ってくる汚水が、ポンプから入ってくるのが、ここも余分なし渣と言うんだそうですけども、これを取り除いて、この汚水を汚水調整槽から2階までポンプで上げます。第1分配槽というところで嫌気槽に持っていきます。この嫌気槽の嫌気性微生物が、大半の入ってきた汚泥をガス化するんですね。そのときに炭酸ガスとか、メタンガスが発生します。ここで空気は全然使いません。ろ材が入ってまして、ろ材でするようになっています。それからまた分配器にいきまして、今度は好気槽ですね、それに送りまして、ここではちょっと曝気、空気を送り込んで、後は沈殿させて、上水を、端的に言えば、その間にちょっと種類があるんですけども、消毒して放流するということに、大体流れを言えばこのようになっております。



◆7番(南忠明君) シンプルだと、簡単です。水がきれいです。シンプルという問題、これは客観的な問題じゃなくて、主観的な問題じゃないかと思います。簡単、これこそA2F法の方が簡単だと言われております。ほかの実際にやっているそういうところの実績を聞いてみたところ、もうほとんど管理者もいなくて済むんだと。そういうことでしたが、そこら辺はどういうふうに考えますか。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えいたします。管理者も少なくていいということですけども、私も9月にOD法とA2F法の、9月10日ですけれども、行きました。そのときは管理者はどちらも2名ずつおりました。

 で、そこの私たちが見たところは、3,000とか3,500とか、そういう小さなところだったんですけど、今、五島市が計画している1万300立米という機械も、槽も大きくなるところで、とても一人では済まないというのが私たちの持っている感想です。



◆7番(南忠明君) ここら辺であんまり時間費やすと、次のにいけませんので、次、いきます。

 次は経済性にいきます。建築費のことについては、もう時間がないと思いますので、一番問題なのは維持管理費だと思います。結局、維持管理費が市の財政を圧迫すると、そういう形になると思うんで。まず、どういうところが、どういうふうにOD法の方が安いのか、そこら辺をちょっと教えてください。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えします。

 公共下水道全体計画ということで1月30日ですかね、皆様に、そのときは福江市の議員さんだけでしたですけども、そのときにお示ししている資料があると思いますけども、まず電気代ですね、それから薬品代は若干OD法が高いですけれども、まず問題は防蝕塗装費ですね。それから、5,300万という、じゃなくて汚泥処分費ですね、これを南議員が出された資料では5,300万ということが載っていましたけども、これは前の議会で岸川課長が申しましたように、福江の清掃センターで引き受けていただけるということで、これで維持費も安くなるということですね。もともと問題は、このOD法とA2F法を比較するときに、汚泥処分費とこの防蝕塗装費だそうですよ。ですから、もし、汚泥処分費が5,300万もかかるようでしたら、これはA2Fの方にしなければいけないかもしれませんが、幸いにして五島市の方にはそれを処分できる清掃センターがあるということで、五島市にとってはこれがいいんじゃないかというふうになっております。

 委託料は、そのときにお出ししたあれでは同じ金額を挙げております。違いはその防蝕塗装費ということが一番大きいと思います。



◆7番(南忠明君) もうこれは散々やりましたので、じゃあ防蝕工事費について。

 今回の予定のOD法としてやる予定は、屋根つきなんですか。それとも屋根つかないでオープンなんですか。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えいたします。

 OD法のオキシデーションディッチは、大体中央高から1メーター50ぐらいを予定していまして、その上は全部ふたをします。屋根がつくのは、攪拌するときの、曝気するときの機械、あれだけが一部、わずかな機械が置いてるだけの、あとは全部プールみたいなところ、ふたをするだけで、屋根、建物がまずないですから、屋根は出てこないと思います。



◆7番(南忠明君) オープンということですね。オープンということですね。結局、防蝕工事といのは、開放型の場合は不要です、確かに。だけど、上に屋根をつける、そういうふうになると、防蝕工事は必要だと言われております。屋根をつけないと、においが都市部に拡散しまして、それこそ反対運動が起こります。そこら辺はどういうふうに考えてるんですか。ちゃんと考えておりますか、そこら辺は。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えします。

 OD法につきましても、全部が全部水と汚泥にするわけではなくして、炭酸ガスは発生するそうです、わずかですけど。ですから、これは屋根がついてあろうがなかろうが、これは関係ないと思います。A2Fの場合は、なぜ防蝕塗装が必要かと申しますと、硫化ガスですね、硫化水素、硫化ガス、これが湿ったコンクリートの水分に付着しますと、硫酸が発生して、コンクリートを中性化して、コンクリートがひび割れるということになってるそうです。で、A2F法の方は、見られたらわかるとおり、人が一人入れるだけの1メーターか1メーター20ぐらいのふたがあるだけで、あとはもう全部箱で囲っておりますし、パイプとかありますので、そういう施設全体をビル、ビルと言ったらおかしいですけれども、建物で囲うような仕組みになっております。



◆7番(南忠明君) これは、幾ら続けても同じ平行線をたどると思いますので。

 じゃあ、これからが市長、大事です。よく聞いとってください。事業認可区域の面積、人口を教えてください。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えします。

 事業認可の区域ですけれども、全体事業計画ですか。済みません。(発言する者あり)これは、今度、約7年で計画しているのが99ヘクタールです。今、人家ですかね、(発言する者あり)人口ですね。これは申しわけありませんけど、今ちょっと私が持ってきてないので後で御報告したいと思います。



◆7番(南忠明君) 人口は聞いてないと、調べてないということですが、じゃあ下水道の供用開始の時期を教えてください。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えします。

 下水道の供用開始は、平成21年度末に告示しまして、22年度から考えております。



◆7番(南忠明君) それでは、その次に計画している下水道の供用の開始の時期を教えてください。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えいたします。

 次の計画は、事業認可はまだ決めておりません。今、1期分だけ、17年から21年分の1期分だけしか、今決まっておりません。



◆7番(南忠明君) 全くわからないと、そういうことですね。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えします。

 わからないということではなくして、検討を要する、下水道区域内でどこをするか、まだこれは検討を要しますので、まだ決まってないということです。



◆7番(南忠明君) 問題はそこなんですよ。結局、市長よく聞いてください。OD法というのは、一つの大きな処理施設をつくります。それは多くとも少なくとも、その維持管理費は使わなきゃ、必要なんですよ。ところが、A2F法というのは、例えば1,000戸分なら1,000戸分、総論1,000戸分の処理量の施設をつくることができるんです。その次に、また2,000戸分つくろうと思えば、その処理量だけ増加することは、どんどん、どんどん加えていくことができるんですよ。結局、今、次の下水道の供用開始がわからないと、時期がわからないと、そういうことですので、じゃあ、22年度から例えば10年間、このOD法を使うと、結局、OD法は予定の処理量の管理だけ、結局、大きな管理料をそのまま使っていかなければいけないんですよ。ところが、A2F法になると、少しずつつくることができるんです。それについてどうお考えですか。



◎都市計画課長(夏井正行君) お答えします。

 まずその前に、先ほどのお答えで、私は場所のことばかり頭に入れたもんですから、次の供用開始の時期はまた同じぐらいな時期になるかと、5年、5年、供用開始してからまた5年後というんですかね。今、議員がA2F法はつくる処理人口によってつくって足していくとおっしゃいましたけども、OD法も全くそれなんです。OD法は6域あるんです。人間がふえるたびにつくって継ぎ足していく。全くA2Fと一緒なんです。



◆7番(南忠明君) これは、もう少し調査をする必要があると思います。もうOD法一本やりでいく、昨日、ちょっと名前を出さしていただくと悪いと思いますけど、番号を忘れましたので。坂谷議員が、住居地域については、都市下水とか、いろいろな下水の処理の仕方があるんではないかと、その方が安いんではないかと。それに、例えば長崎県とか、国が将来的に補助金を出す、もう赤字だから補助金出せないよと、そうなったときには非常に困るというのもあるんですよ。さっきOD法は継ぎ足しができるみたいな、そういう言い方をされましたけど、私はそういうふうには聞いてないんですが、そこら辺はもう少し考えてもいいんじゃないかなと思いますけど、市長の考えをお聞かせください。



◎市長(中尾郁子君) 今のお尋ねは2つあると思いますね。

 まずOD法か、A2F法かということですが、これは旧福江市議会において長い時間をかけて議員間も勉強し、また理事者も勉強して、個々に旧市議会時代にOD法を選択するというふうな結論が出ていたと思います。関係者もそのことをずっと、何が一番ベターなのかと、長い時間をかけて検討してきていると思いますので、私はそのように理解しております。

 それから、すみ分けの問題ですね、昨日質問がありましたけれど。私も範囲については、合併浄化槽でいいところもありますし、それから集落型でいいところもありますし、そのことはやはり、すみ分けについては経済性などを考え、また土地として可能であるか、面積として、空き地として、そういうことを考えたときに、今後、大いにこの境界のあたりは見直す必要があると私も感じております。以上です。



◆7番(南忠明君) 今、もうOD法に決まったと、そういうふうな言い方をされてたみたいですが、それで間違いないですかね。



◎市長(中尾郁子君) これまで旧福江市の進み方として、そのように進んでいるなと私も思っております。私は、両処理方式を現場で詳しくというのは、私は見ておりません。それで、ずっとこの理事者の説明、それから担当のいろいろな方々の勉強の過程、説明を聞きながら、そういうわけでOD法に決めつつあるのかというふうに理解をしております。



◆7番(南忠明君) 何とも判断しがたい答弁でございまして、私は議会の中におって、いつOD法に決めたのかと、いつの間にか決まってたなと、そういう感じにしか受け取れないんですけど、どうなんでしょうか。



◎市長(中尾郁子君) 議会のたびに、特に勉強をしておられる議員から詳しく質問があり、またその質問を聞きながら、理事者の検討の過程をずっと示していただいて、それでそういう方向にあるのかなと、私もそんなふうに理解しているわけです。お答えになりますか。



◆7番(南忠明君) これ以上質問してもらちがあかないみたいですので、次に移らせていただきます。

 観光行政の方です。私は、わかりやすいように一つの例をとって質問いたします。

 ここに「観光ガイドブック」というのがあります。これの印刷についてですが、これに補助金を出していますよね。



◎商工観光課長(谷川良二君) 市の観光協会補助金の中に入っております。



◆7番(南忠明君) これは島内で印刷されているんですか、島外で印刷されているんですか。



◎商工観光課長(谷川良二君) 島外だと思います。



◆7番(南忠明君) 私も長崎で印刷されているということをお聞きしています。じゃあ何で長崎で印刷されてるんですか。それをお答えください。



◎商工観光課長(谷川良二君) 今まで印刷されてきた部数が14万部、特に、15年度につきましては、夢総体の関係がございまして5,000部多くつくって14万5,000部ですか、作製しております。こういった多い部数だもんですから、一部当たりの単価が安くついたということと、やっぱしパンフレット、あるいはポスター等々につきましては、私も旧三井楽町の方で同じような経験があるわけですが、企画デザインといいましょうか、そういったもの、そして、特に写真の色刷りといいましょうか、でき上がり、あるいはその写真のネガといいましょうか、ネガの保有している部数、そういったもの等々がよかったので島外に発注したのではないかと思います。



◆7番(南忠明君) 今14万部、そして14万5,000部とおっしゃいましたが、15年度の当初予算追加要求書の中で15万部となっていますよ。これはどういうふうな違いがあるんですか。



◎商工観光課長(谷川良二君) そこら辺について、私もよく以前から質問されてるんですが、予算書には確かに15万部等と書かれておるんですが、実際に発注をし、納品されて、なおかつ支払った部数については、私が今申しました12年度のみが12万5,000部で、その前後すべて14万部です。15年度が先ほど言いました夢総体の関係で5,000部多く印刷しているということです。



◆7番(南忠明君) 一応14万部とします。今、なぜ長崎でと質問しました。一部単価が安い。私は、実際に地元の福江島の印刷屋さんから、どれくらいでできるのかと、そういう見積書を取りました。ほとんど変わりません。それから、実際、これを持って行きました。デザインはわかりません。だけど、こういうものがつくれるかどうか、確認しました。「それぐらいできますよ」。私は、市長の今までの発言を全部取り上げて、地元のものは地元でやりましょうと、それが基本ですよね、市長。なぜこういう市の税金を補助をしているのに、地元にさせないんですか。これからしていく、いかれるかどうか、例えば地元業者を使われるかどうか、そこら辺をお聞かせください。



◎市長(中尾郁子君) 私は、五島市が支出するすべての面をと言いたい。地元に管理させたいと思っておりますので、今後、いろいろ補助金を出して、それでそういうものは、そのたびに相談をしていく。そして単価の面、それから確かにそうですね、デザイン、アイデア、いろいろはかりにくい面もございますけれども、そういうことも地元の業者に勉強していただいて、グレードアップしてもらう、事業そのものを。そして、そういうものが地元で発注できる、あるいはまた、部分的にその業者が部分的に、そういう高尚な、高規格のプリンターといいますか、そういうものがない場合は、部分的に類似の業者に頼むということは可能だと思いますので、よりよい物をより安く、そしてまた地元にということは基本でやっていきます。



◆7番(南忠明君) とにかく地元にさせていただく。そして地元でやっていけば、デザインだって、写真だってきれいなものをこちらで要望していけばできるんですよ。だから、一応地元でしていくと、そういうことでお願いします。

 観光課長、私が、なぜこのようなことを問題にしているかと、そういうことなんですが、地元のものは地元ですると、そういうことと同時に、補助金の利用をちゃんとしていただくと。監査でも何でも、さっきも言われていましたけど、きちっとしていただくと、そういうことです。もう本当に、道路をしていただきたい、だけど予算がないんですよと。もう本当必死、もう身につまされているところがあるんですよ。農業者でも農道が欲しいんですよ。農道があればそこを耕せるのに、もう農道がないんで耕せないと、荒れ果ててしまうと、そういうところもあるんですよ。

 さらに、例えば福江と奈留の架橋なんですが、これは潮流発電とか、風力発電、それに水素ガス製造工場、これの複合的なものを備えた橋をつくればと、そういう調査費を欲しいなと、そういうのもあるんですよ。だから、ちょっと遠回りになりましたけど、補助金はきちっと監査して、使われてるかどうかを、そして要らないところには少しだけ、必要なところには多くの予算を回していただけるように、それを要望して終わりにいたします。どうも。(降壇)



○議長(中尾剛一君) 以上で南 忠明議員の質問を終わります。

 次、74番 松本利之議員。



◆74番(松本利之君) (登壇)議長の許可を得まして、通告に従って質問を行います。

 前段の外交辞令は抜きにして質問に入りたいと思います。

 今回の五島市の市長選挙において、運動期間中に「みんなで創ろう新しい五島市」というキャッチフレーズのもとに、後援会入会のお願いのパンフレットに、「職歴、長崎県農林部林務課勤務」、そして、「三井楽でん粉工場経営」ということが書かれております。私は、あなたの政治家としての、そして新市の市長に立候補されるあなたに対し、そのときはやはり学歴、職歴、ともにすばらしい経歴を持った人であるというふうな評価をしたものであります。しかし、片方でいろんな市民の声がございます。三井楽でん粉工場の経営はしてなかったはずだと、勤務であったはずという声。そして、長崎県農林部勤務ということに対しましては、社会通念上、勤務という職歴は正職員を指すというような批判の声もあるわけであります。私も、やはりあなただけが経歴にうそのないすばらしい候補者であるということを、私は常々思っていたわけであります。しかし、私もいろんな角度から、いろんな方面に問い合わせをしたわけであります。やはり疑問点がございました。それで、ここに書かれておりますように、やはり何年から何年まで県職員として勤めておったのか、でん粉工場経営は何年ごろしておったのか、明確なる御答弁をお願いします。

 次の今後の農業に対しての推進ということで、あなたはこのパンフレットに記載をされております。現在の日本の農業を取り巻く諸問題は、いろんな角度から考えまして、日本の農業に果たして明るい未来があるのであろうかと、ましてこの新市五島は、第1次産業の農業なくしての島の発展というものは断じてあり得ないわけであります。農は国を滅ぼし、また農は国をも栄えさせるというような昔の人たちの言葉に、私はうそ偽りのないものを強く感じるものであります。あなたの掲げたこの推進という意味を、私はあなたがどのような意味でこの「推進」という言葉を使ったのか。通常は、農林漁業の振興という言葉が、まず私の頭にはひらめくわけであります。振興とは盛んにすることであり、推進とはある特定産物、決まったもの、これから計画するもの、こういうものを推進するのがこの推進という言葉であると、私はそのような理解をしているわけであります。この推進の意味と、そして振興との違い、これを明確に私は答えていただきたい。

 そして、各町、いわゆる旧各町の現在の農業問題、現実というものについてお尋ねをしたいわけですが、時間の関係もありますので、岐宿町に限っての私は農業の現実と問題点というものについてお尋ねをしたいと思います。総括を終わります。



◎市長(中尾郁子君) では、74番 松本利之議員の質問にお答えをいたします。

 まず、私の職歴についてのお尋ねでありますが、私は昭和29年4月から昭和31年10月まで県農林部林務課に勤めておりました。身分は正式に、今流で言いますと、嘱託職員というんでしょうか、農林部で私のような身分で十数名採用があったように覚えております。もう随分昔のことですけれども、県職員、県庁職を受けておりません。農林部に、今で言いますと嘱託職員というような身分なんでしょうかね、採用されておりました。そして、途中で退職いたしましたのは、これは三井楽ででん粉工場を経営する者がいなくなって、私にその任が回ってまいりましたので、県庁を退職いたしまして、同年の11月から33年の3月まで三井楽のでん粉工場で、工場長という立場で、もうすべて経営を任されておりまして、働いておりました。

 県庁にいたことは事実かと、でん粉工場を経営したのは事実かという質問でございますが、県庁におりましたのも事実でございまして、実は、県庁の林務課のOB会から、ことしも10月16日にOB会の案内をいただいております。また、私の林務課時代の先輩は、福江市にも住んでいらっしゃいまして、この前、そのOB会に出席するのかしないのかという問い合わせもありまして、これまでずっと、毎年、退職後OB会の案内が来ている、そういうことであります。実際に県庁のあの農林部で働いておりました。

 それから、でん粉工場でありますが、経営する者がいなくなって、私が県庁から呼ばれたわけで、私が帰ってでん粉工場を二冬、芋をすりました。それは本当かというお尋ねでありますが、私が、でん粉工場は三井楽の入り口の川の左手の奥の柾淵というところにあります。そうしまして、私が当時、でん粉工場にずっと寝泊りしながら経営をしたわけですが、芋を買うときに、トラックを運転してくれて、畑までずっとつき合ってくれた方が、このごろお会いしました。大川原の谷川さんとおっしゃる方でした。当時、僕はトラックの運転手をしていたよと、「あんときに、元気者のおなごがおったとはあんたかよ」と言われました。そういうのが証人といいますか。それからもう一人、柾淵のでん粉工場の近くに家を持って暮らしている人が、岐宿町の柿ノ木場というところから養子に来ている方がおられまして、その方が、また私のでん粉工場をずっと手伝ってくれました。そういうわけで、私が表現に、もし議員の思いに沿わないところがあったとすればこれは遺憾でありますけど、私は県庁に勤務した2年間、それからでん粉工場を、自分で芋を買い、芋をすって、そしてでん粉にして、また資金繰りに銀行を走り回ってというこの2年間は、私のこれまでの人生の中で、大変重い経歴でありますので、私はきちんとそれも明確に示したわけであります。特に、いい経歴とか、そういう思いではありません。私にとって、とても自分の形成上、今日まで歩んでくる過程で、たった2年でありますが、とても大切な経験である、そう思っておりまして、そのように記載をしております。以上です。

 それから、次ですね、済みません。2番目の質問ですね。

 地域農業の振興と推進ということに非常に重きを置いてお尋ねでございましたが、私は推進というのを、私流に強く進めたいという思いで「推進」という言葉を使っております。これが私の思いでございます。振興と推進は同じですけれども、振興と、もうちょっと強く進めたいなという表現でございます。

 就農者の高齢化が進む中で、後継者、担い手の育成、さらに農業経営の安定が地域農業の大きな課題ではないかと存じます。現下、下五島農林総合開発公社において、島での就農希望者を対象とした研修事業を行っておりますが、平成8年の開設以来、37名の研修生を受け入れており、現在、研修中の6名を除く31名の中で、23名の修了生が後継者の一員として就農いたしております。この実態も、私は出勤いたしましてから、この公社の実態をよく聞きました。そして、本当に後継者になるべく、そういう勉強ができているのかなということを、もう早速、係と検討を始めました。受託作業の方が主になって勉強がすこし滞っているんではないかと、非常に農業の勉強はきついですからね、なかなか短時間に効果が上がりませんけれども、私はそういう思いを持っていましたので、この組織のことも、すぐに検討課題に挙げて、議会前でしたけれども、相談をいたしました。

 また、地域農業をリードする意欲ある担い手の育成につきましては、議員御承知のとおり、認定農業者や認定就農者制度の活用を図りながら取り組みを進めてまいっておりますが、本年4月現在、184名が認定を受け、それぞれの地域におけるリーダー的な存在として頑張っておられます。今後とも、指導農業士やグリーンライフアドバイザー、青年農業者連絡協議会など関係機関、団体の連携を深めながら、担い手の育成に努めてまいりたいと存じます。が、就農者の高齢化や耕作放棄地の防止などに対応する農作業受託組織の育成や農業機械の共同利用化、農地の集積なども推進してまいりたいと考えております。

 なお、農業経営の安定につきましては、野菜価格安定制度の充実を図るとともに、現在実施している、レタス、タカナ、加工用キュウリなど、契約栽培の拡大や新たな契約作物の導入、直売所の設置も含めた地産地消運動の推進、農産加工品の開発、販路拡大など、農家の経営安定に向けて取り組みを積極的に進めてまいりたいと思っております。

 また、農業者の生産意欲を向上させる上からも、前の議員の質問に対してお答えしましたように、青果市場の充実、そして拡大、それから作物の栽培計画、そういうものも出せるような市場、青果市場をつくりたい、そういう熱い思いで「推進」という言葉を使わせていただいておりますので、そのように御理解ください。以上です。



◆74番(松本利之君) 3月20日の長崎新聞に、県職員であったということがここに載っているわけであります。いわゆる県職員という言葉は、正職員であるというふうな受けとめ方をされるわけです。そして、このパンフレットには、明らかにあなたは、でん粉工場の経営ということを書かれているわけであります。これは最初に出た分です。後日出た分については、でん粉工場勤務と書き直しがされているわけであります。さらに、あなたのこの経歴の中に、長崎県農林部林務課勤務と、勤務と、職員と。私は委託職員というものは県職員ではないというふうな理解をしております。長崎新聞社と投票日の前日、私は約1時間40分このことについて論議をしました。長崎の本社でございます。答えが出ませんでした。あなたがおっしゃいますように、社会通念上、県職員とは正職員を言うと、私の解釈どおりの言葉です。長崎新聞社は、名前は私は言いませんが、立候補者そのものから経歴書が送られてきた場合、あなたは確認する義務を怠っていると、そういうことで私は長崎新聞と1時間40分にわたって電話で抗議をしたことがあります。解釈の仕方であろうというふうな受けとめ方もあります。しかし、世間一般には、アルバイトとか、あるいは嘱託というものには、県職員としての経歴は、私はできないものであるというふうな考えを持っております。

 そして、あなたは、たしか昭和29年に学校を、いわゆる高校を卒業したと私は思います。ここに昭和29年から昭和33年までの長崎県農林部林務課勤務の職員の名簿がございます。中尾郁子、久保郁子、どちらの名前も載っていないわけであります。あなたは、先ほど三井楽でん粉工場の経営を所長としてしていたということでございますが、通常は、社長を経営者と言うわけであります。もし私が、市会議員の経歴として、偽りの東大の名誉教授であったということを私が報告したならば、市民の皆さんはどのような判断をするのか。やはり政治家というものは、常に正直に、学歴、職歴は、堂々と偽りのない経歴を私は載せるべきであるというふうな思いがするわけであります。新しい新市の市長であります。やはりそういった、人から疑問に思われるような経歴は、私は使ってほしくないと。何のために経営者と書いたこのパンフレットを、何のために書き直すのか。あなたは知らないと首をかしげればそれで済むかもしれませんけれども、事実が物語っているわけであります。やはり事実ということは、大多数の支持を得て当選したあなたであっても、事実を曲げることはできないわけであります。この辺のことについて、もう一回あなたの考えをお聞きしたいと思います。



◎市長(中尾郁子君) 県庁の農林部林務課に勤務したのは事実であります。そして、当時からずっと林務課の先輩方ともずっと交流も続いておりますし、全く偽りをそこへ持ってきて書いているわけではありません。

 それから、これも本当に私の浅はかなところかもしれませんが、例えば、今、福江市の図書館に勤務の女性がおられますね。多分、彼女たちだって、委託であっても図書館に勤務しているということを表現すると思います。私も県庁農林部林務課に勤務しまして、一生懸命働きましたし、そのときの人脈もあります。そして、福江市にもそのときの2級先輩が住んでいらっしゃいます。そのように、林務課から案内状が来る、OB会にも毎年案内をいただいております。名簿に載っていなければ、林務課のそういう名簿にはきちんと載っているんだろうと思いますね、案内が来るわけですから。で、出席か欠席かをいつも出しておりますので、私が本当に県庁の職員でなければ、県庁に勤務とは書けないんだよというふうに言われると、ああ、そうなのかなと、そしたら私が農林部林務課にいたことは、どのような言葉で表現すればいいのかなと、今思いをめぐらしております。

 私の経歴にとりまして、県庁農林部林務課に勤務させていただいた2年間というのは、大変大きな経歴であります。というのは、私が役所勤め、学校を出てすぐでありますから、本当にたくさんのことを学んだという意味において、とても私の人生にとって大きな経験であると、こう思ったので、そこへ書いたわけです。

 そのように、三井楽のでん粉工場はだれも経営する者がいなくて、まだ長崎暮らしが続けたかった私を、一生懸命説得をされまして、三井楽でん粉の経営に戻りました。そして、すべてをいたしました。現実に、芋の買いつけから資金の借り入れから、もうすべてをいたしました。それで、私は、経営に参画したと、自分で経営したと、このように解釈をしている。ところが、私は社長ではないので、経営とは書いてはいけないよと言われれば、そうなのかなと。私もまたそのように軽率なのかなと。でも現実には、経営者だったんです。工場長としてすべてを仕切りました。そして、月末、給料が足らなければ銀行に走り、でき上がったでん粉を売り込むためには各業者を回り、いかに最上級の検査の判をもらうかということに奔走し、そうやって、この経験もまた私の人生にとっては、どんな日々よりも大きな経歴でありますのでね、そういうふうに書かせていただきました。

 経営が勤務に変わっていたというのは、私、よくわかりませんで申しわけないですね。そういう言葉の使い方もミステイクがあったのかもしれませんけど、経歴はうそではありません。そして、そういうふうに、特に岐宿町の方が、当時、私のところに多くいらっしゃってた。それから、三井楽の浜窄、貝津、この地区の方がたくさん働いてくださいましたので、私がでん粉工場を経営していたということは、その方々がしっかり見ていると思います。特に、大川原の谷川さん、それから柿ノ木場の三井楽に養子に来ていらっしゃる方などは一緒に朝晩働きましたので、私がでん粉工場でどんなに苦労してこの経営をしたか、そういうこともよく見ておりますので、よくわかっていると思います。決して経歴にうそはありません。以上です。



○議長(中尾剛一君) 松本議員、松本議員、まだその質問を続けますか。



◆74番(松本利之君) 質問は100回でもいいはずですけど。



○議長(中尾剛一君) あのですね、それはもう、決して私もとめる権利はないですがね、他人の私生活にわたって発言をしてはならないという132条の規定もありますからね。だから・・・。



◆74番(松本利之君) 議長。



○議長(中尾剛一君) 今ね、ちょっと待ってください。私が今話してる。本人も勤めておったことを認め、こういうふうにしておったことは認め、松本議員もそういう実態を認めているわけですね。ただ、そういう実態が、正職員であったのか、ないのかという違いでしょうからね、勤めておったことは事実であるし、松本議員も認めていますから、もう角度を変えて質問していただけませんか。



◆74番(松本利之君) これは個人の問題じゃないわけですよ。市長としての政治姿勢というものを問うわけですよ。



○議長(中尾剛一君) そこまで入る。もちろんそうですがね、しかし、そこまで入っていくと、やっぱり個人のプライバシーの問題にもなりますから。



◆74番(松本利之君) プライバシーではうそを言っていいわけですか。



○議長(中尾剛一君) ちょっと待ってください、私が今言ってますから。私が議事進行権がありますからね。だから、その辺で理解をしていただいて、もしやるなら、もう少し角度を変えて話して、どっちも認めているわけですから、その勤めているということは。



◆74番(松本利之君) いや、どっちも認めているということはないですよ。



○議長(中尾剛一君) 実態はあったということを松本さんも認め、市長も認めているわけですから、あのですね、そのもうその中には入り込まんで。



◆74番(松本利之君) もう一回聞きたいわけですよ。正式な正職員であったのか、委託職員であったのかということを私は聞きたい。



○議長(中尾剛一君) はい、それでは、74番。



◆74番(松本利之君) 正式な県職員であったのか、委託職員であったのか、これが聞きたいわけですよ。そして、でん粉工場勤務ということは、実際、自分が責任を持って経営したということのようですが、いかに経営を任されようとも、私の解釈では、社長が経営者であるというふうな理解を私はしているということですよ。

 次に進みます。6月、旧福江市議会の一般質問において、あなたが質問をされております。山内地区の問題、特にメロン、イチゴ。それから、崎山地区のダムの問題に絡んで、そして繁敷ダムのことについて触れておりますが、私は大変無知な発言ではなかろうかというふうな考えを持っております。そのように各町の農業の実態と、いろんな事情の実態というものも知らずに、そういうことを議会の場で堂々と述べてもらっては、その地区に与える農業施策というものに、大きな悪い影響か、いい影響かわかりませんが、影響を与える可能性があるわけであります。あなたは、山内地区の畑総地帯と書かれておりますが、失礼ながら山内地区に畑総は10アールもありません。あれは明らかなる県営補助圃場事業であって、畑を整備したのが畑総事業、田んぼを整備したのが圃場事業であります。崎山、そして岐宿の魚津が崎近辺、楠原地区、これが畑総地帯であります。そういうことが何でわからなかったのかなと。そしてメロン、イチゴ、いわゆる、イチゴ御殿が建っているというふうな話も書かれておりますが、農協から山内小学校まで、旧山内小学校、あそこに、あそこの間に新築された家が何軒かありますけれども、あれは岐宿富江線の改良事業による移転補償であります。それはイチゴでためたお金もあったでありましょうが、そういうもろもろのことをもっと早く知っていれば、崎山地区の同意は上がったんじゃないかというようなことをあなたは書かれておりましたが、現実は、非常に山内地区は苦しい農家の経営状態であります。あれをやったおかげで反当3万円弱。毎年毎年納めなければならないわけであります。朝早くから土建業の現場に働きに行って、そして帰ってきて、夕方は弁当箱は玄関から放り投げて、田んぼに向かって仕事をすると、そういうのが現状なんですよ。そして賦課金を払いきれずに、県の金子知事の許可をもらって、強制執行、差し押さえ通知というものをもらって、田んぼに立て札を立てるんですよ。この田んぼは、土地改良区が刈り取りをしますと。そういうふうな強硬手段をとって時効を成立させないように、成立させないようにと、非常に苦しい土地改良の事情があるわけであります。この実態を知ったときに、果たして同意率が上がるのか上がらないのか、あなたは知らない方が逆によかったかもわからないわけであります。

 繁敷ダム、あれは岐宿町が将来に向けて山内地区に水を引くということで、仁田の近くまでは水路が掘られているわけであります。寺田町長時代に、岐宿町は要らないから、富江でダムをつくってくださいということで、同意してできたのが、今の繁敷ダムなんです。岐宿町の農業の展望を考えるときに、岐宿の畑総問題で、私は大きな岐宿町の失政は、富江に繁敷ダムを譲ったことにあると、あれがあれば、岐宿まで動力なしで流れていくわけであります。あなたは富江の云々、どうのこうのと書いてありますけども、あれは今の二本楠郵便局のところに、ため池の、工事現場の事務所があそこに建っておったわけであります。あの辺には、ヒューム管、いわゆる工事等の道具が山のように小積み込まれておったのを、私は幼心にまだ記憶があるわけであります。やはりそういったことはよく勉強して、自分のものにしてから発言をするということに心がけていただきたいと、時間が足りませんので12月議会まで命があればこの続きをやらせていただきます。(笑声)



○議長(中尾剛一君) 答弁はよろしいんですね。答弁はよかですね。答弁いいですか。

 以上で松本利之議員の質問を終わります。

 しばらく休憩いたします。

 2時30分から再開いたします。

                         =午後2時15分 休憩=

                         =午後2時29分 再開=



○議長(中尾剛一君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。

 次に、86番 中村康弘議員。



◆86番(中村康弘君) (登壇)質問いたします。

 先ほどの松本議員が非常に迫力ありましたので、私は少し静かにやりたいと思っております。

 まず、市長の所信についてであります。この市長の所信につきましては、既にこのように書類もいただいております。通告前に、この書類をいただく前に通告いたしておりましたので、こういう通告内容にいたしましたが、大体同僚議員が随分と質問していただきました。結果として、私なりに解釈しますと、この五島市を住んでよかったなと、今後とも住みたいという表現もなされておりますが、そういうふうなことだろうと思いますし、市民とできるだけ乖離しないというふうなことだろうと思います。その上で、まだこれだけは申し述べたいということがございましたら、御答弁を願いたいと思います。

 次に、企画・財政・監査行政についてであります。

 補助金に対する監査指導体制についてでありますが、これは何人もの同僚議員が申しておりますが、そして、市長からも議会の初日に、旧玉之浦町収入役の問題がございました。そして、観光協会の問題がございます。今後、こういう問題が出てきたら困るというふうに心から思っておりますので、この現状はどうなのか。それから、どういう体制で、まず担当課が多分その指導をされて、会計課に行って支出され、そして監査体制に入るのかなと思いますが、そういう現状についてお尋ねいたします。

 2番目に、崎山温泉施設の建設についてであります。

 このことにつきましては、市長もちょうど1年前の昨年の9月の旧福江市議会の定例会の一般質問で、当時の木場市長にされております。「健康ランド」というふうな冠をつけましてされておりますが、市長になられて、その計画はどうだろうか、お尋ねいたします。

 大きな3番目に、商観・教育・総務行政についてであります。

 所信の中でも、交流人口並びに定住人口の増加策についてうたっておりますが、私は、まずその中で1番目にアイアンマンジャパン、夕やけマラソン等、大型イベントの継続についてお尋ねをいたします。

 私はかねてより交流人口の増加につきましては、いろんな御提言をしてまいりました。御承知のとおり、このアイアンマン大会、あるいは昨年のゆめ総体も浦 藤彦議員ともども御提言申し上げまして、立派な成果をおさめたなというふうに思っておりますが、今後について、こういった大型イベントの継続についてお尋ねいたします。

 2番目に、その交流人口の増大を図るという所信の中を加味しまして、新イベントの計画、また、以前にも旧福江市議会で通告いたしましたが、長崎国体が平成26年にございますが、剣道もしくはトライアスロン競技の誘致についてであります。既に剣道は夢総体、トライアスロン競技はアイアンマン大会で基礎ができております。この件についてお尋ねいたします。

 3番目に、定住人口の具体策、これはもうそのものをお伺いいたします。

 ?で教育の基本的な考え方についてであります。このことにつきましても、所信表明で非常に詳しく述べていただいておりますが、合併後、新しい市長のお考え、あるいは教育長も既に合併後、それまでの南松地区の方も随分回られておるというふうにお聞きしております。そういった回られている中で、どういうことを話されておるのか、五島市としてどういうふうにやっていこうとしておるのか、お尋ねいたします。

 大きな4番目、建設、商観行政についてであります。

 陸・海・空の交通体制及び施設整備についてであります。

 まず陸、国道の384号線あるいは折口トンネル等についてであります。これは玉之浦岐宿線の折口トンネルが現在工事中でありますが、大きな主要地方道のこのトンネルが開通いたしますと、非常に福江島が交通体制の整備がなされます。このこと等についてお尋ねいたします。

 2番目に、海、新福江港ターミナルビルも当然入ってきます。整備等についてお尋ねいたします。私どもも旧福江市議会で交通網の対策特別委員会を組みまして、合併前の7月いっぱい活動してまいりました。その後の状況も踏まえて御答弁を願いたいと存じます。

 それから、空であります。ローカライザー整備、今年度から予算がつけられております。それから、東京直行便についてでありますが、ちょうど私も以前、交通網の特別委員会の中でもこのことに対する陳情はしたことはありますが、やはり毎日運航というのは難しいかなと思います。しかし、盆と正月に関しましては、数字を見てみますと、いけるんじゃなかろうかなと思っております。そのことについてお尋ねいたします。

 5番目に、総務行政についてであります。新規の採用予定、人数、期日、これは、多分ことしから消防も一緒に入るのかなと思いますが、含めましてお願いしたいと。

 それから、市長の人事異動に対する基本的な考え方についてお尋ねをいたします。

 以上、一括質問を終わります。答弁を求めます。



◎市長(中尾郁子君) 86番 中村康弘議員の質問にお答えをいたします。

 まず、初代市長としての所信はとのことでありますが、私もたびたびこのことは申し上げておりますように、五島市を魅力ある海洋都市としてグレードアップしていくことです。青い海、汚染されていない美しい海に浮かぶ緑豊かな島、その島に暮らす人々は、子供も高齢者もみな元気、健やか、そんな五島市をつくりたい、そう思っております。そのための諸施策を進め、五島のPRを積極的に行ってまいりたいと考えております。もちろん、住んでよかった、生涯住み続けたい、そんな島にしたいと思っております。

 次に、補助金に対する監査指導体制についてのお尋ねでありますが、各種補助金につきましては、補助目的に基づき、適正に執行されているかなど、指導監査の徹底を図ってきましたが、今後は、さらに行政範囲の拡大に対応するべく、監査指導体制の強化、また一部外部監査なども導入しながら努めてまいりたいと考えております。

 次に、崎山温泉施設建設についてのお尋ねでありますが、源泉の所有者から市に対して、温泉を活用してほしいとの要請を受けて以降、農林、観光、福祉、教育等の面からの活用策を探ることとし、関係課による協議をしたところでありますが、新市の財政状況及び合併後の類似施設との関連等の面から、現在、中断している状況でございます。厳しい財政状況の中で、旧市長から引き継いだ事業も多く、早急な施設建設は大変厳しいものと判断いたしておりますが、引き続き温泉の活用策の検討は継続をしてまいりたいと存じております。

 次に、アイアンマンジャパン、夕やけマラソン等大型イベントの継続についてのお尋ねでありますが、今年で4回目の開催となりましたアイアンマン大会につきましては、スポーツを通しての交流人口の増加策の一環として実施しておりますが、少なからずその成果が得られているものと実感をいたしております。また、県内唯一の国際大会でもあり、小中学生による選手へのメッセージの作成、高校生を初め島民一丸となっての応援やボランティア活動は、県内はもとより、国内においても、自信を持ってアピールできるイベントの一つだと考えます。開催に係る費用や契約期間のことなど、検討すべき課題も残されておりますが、来年度以降の継続に向けて努めてまいりたいと存じます。

 合併後の最初の大きなイベントとなりました第18回夕やけマラソン大会は、台風16号の影響により1,011名の参加による開催となりましたが、参加申し込みは過去最高の2,057名となっておりました。平成18年度の第20回大会を控え、今後、さらに大会参加者や来島者がふえますよう、事業内容の見直しを進めながら、継続、定着を図ってまいりたいと存じております。

 次に、定住人口の具体策はとのお尋ねでありますが、全国的に少子高齢化問題が叫ばれている中で、離島という条件下にある本市にあっては、なお一層の過疎化が懸念されるところでございます。人口減少の課題として、働く場所がないことが上げられます。景気の低迷等により、企業誘致が期待できない状況下では、基幹産業である農業、漁業、あるいは観光業等に頼らざるを得ないというのが現状でございます。当然、基幹産業の振興はもちろんのこと、まずは生活環境の整備を図ることが第一の課題であると考えます。

 次に、離島という条件による格差を是正するには、情報化を進めることが重要です。時代の流れに取り残されることなく、また、本土との距離と時間を克服するものがITであると考えます。それにより、若者を本市に引きとめておける魅力ある仕事の創出や、Uターン者を受け入れる新たな仕事の領域の拡大が急務と考えます。

 なお、働く場所の確保につきましては、厳しいと言われる企業誘致につきましても、誘致場所の確保のほか、支援策の充実を図るなど、受け入れる環境の整備を進めてまいりたいと考えております。これからのライフスタイルは価値観や生活様式の多様化により、ゆとりと安らぎを与える場、いやしの場が求められています。農山漁村地域である本市は、都市住民の多様なニーズにこたえる場としても期待されております。自然や景観、歴史や文化などの地域資源やITを活用しての都市と農山漁村の共生と対流を促進しまして、定住人口とあわせ、交流人口の拡大を図ってまいりたいと考えております。

 次に、国道384号、折口トンネル等についてのお尋ねでありますが、国道384号の整備につきましては、現在、馬責馬場交差点改良、荒川橋梁補修、黒瀬〜太田間の災害防除工事等を行っており、以前より随分整備されたと感じております。

 また、一般県道玉之浦岐宿線の折口トンネル工事につきましては、去る9月17日、岐宿側の工事現場におきまして安全祈願祭を行っており、工事を着工しております。五島支庁道路課によれば、平成19年3月末日完成予定と聞いております。

 次に、新福江港ターミナルの管理等についてのお尋ねであります。まず、新ターミナルビルの進捗状況についてお答えいたします。県によりますと、ビル本体は本年12月末に完成し、ビル周辺の整備を翌年3月上旬までに完了、供用開始は3月末か4月初めの予定とのことであります。

 次に、ローカライザー整備のスケジュールについてでありますが、今年度は買収予定地の測量及び地質調査並びに実施設計を予定しており、来年度に用地交渉を行うこととなっております。

 次に、お盆と正月の東京直行便についてということに対してお答えいたします。まず、福岡経由東京行きの搭乗者数についてでありますが、平成15年度は年間6,983名であり、そのうち8月は1,248名、12月は440名、1月は558名の搭乗実績となっております。

 次に、お盆と正月の直行便の就航について、運航会社への陳情申し入れを行う考えはないかとのお尋ねでありますが、この間、私どもは福江〜福岡間の3便化を重点目標として取り組んでいる経緯もあり、まずもって福岡便の3便化の実現に向けて、今後とも、議会及び空港期成会などと連携し、福江〜福岡間の利用促進に取り組んでまいりたいと思っております。

 次に、新規採用予定及び人事異動に対する考え方についてのお尋ねでありますが、平成17年3月末日、退職予定者や五島市発足時の欠員もおりますので、職員採用試験は実施する予定でありますが、採用人数についてはまだ決定しておりません。なお、新規採用の期日は、平成17年4月1日の予定で進めてまいりたいと存じます。

 人事異動につきましては、複雑多様化する住民のニーズを的確に理解し、社会情勢の変化に柔軟に対応できる判断能力や、政策形成能力を備える必要があることから、チャレンジ精神旺盛な職員の配置がえ等により、職員の能力、技術、適材適所を考慮した人事配置を行ってまいりたいと存じます。

 教育関係につきましては教育長により御答弁させます。



◎教育長(末永文隆君) 教育関係について御答弁申し上げます。

 教育の基本的な考え方についてまずお尋ねいただきました。市長も所信表明で申し上げましたが、まず、五島市の教育方針を述べさせていただきます。

 新しい時代を生き抜くために、広い心、豊かな想像力、たくましい体の調和のとれた人づくりを目指し、生涯を通じて学ぶ姿勢と自立心を養い、家族、郷土を愛し、国家及び国際社会に貢献する個性豊かな五島市民を育成する。この五島市教育方針は、旧1市5町の教育長会議で草案をまとめ、合併協議会での審議を経た後に、五島市教育委員会会議にて制定したものでございます。これに加えまして、教育努力目標を7点定めておりますが、この教育方針並びに努力目標は、時代が求めている教育への願いでもある、確かな学力と豊かな人間性と健康と体力を包含する生きる力の育成を目指すものであると、そういうふうに考え、積極的に取り組んでまいりたいと思っております。

 既に校長会、教頭会を通じて、各学校には通知しておるところでございます。これにあわせて、御質問の学校訪問と、直接どういうことを話をしているのかということをございましたので、私、学校訪問をするたびに大きなこととして教育長の願いを大きく2つ、公教育の求められている学力の育成と人格の形成に努めてほしい。2つ目が感動と鍛錬、感謝をすべての教育活動の基盤として進めてほしい。この具現化のために3つの具体策を示しております。1つがあいさつと「はい」の返事ができる子供の育成。2つ目、夢とあこがれを強く持つ子供の育成。3つ目、心の習慣を身につけた子供の育成。この3点目の「心の習慣」という言葉が耳なれないと思いますけれども、言いかえますと、周りと折り合いをつけて生きる力というふうにも言いかえてもいいんじゃないだろうかと思っております。

 このことについては、旧福江市教育長としての指導でも、私してまいりましたけども、新五島市の教育方針の具現化に合致するものであり、それぞれ校長先生方には、各町の教育委員会で指導を受けたものと整合を図りながら推進してくれるよう指導をしているところでございます。

 最後に、一つつけ加えますと、私ども行政としては、緊急的に配慮しなければならないということが1点ございます。議員御承知のとおり、現在、子供を取り巻く社会環境の不安や危険な状況が増してございます。このことについて、子供の安全確保に特に配慮した施策に私どもが取り組んでまいりたいというふうに存じているところでございます。

 2つ目のイベント関係でございます。新イベントの計画及び長崎国体の件でございましたけども、私ども教育委員会といたしましては、市長も所信表明でスポーツの振興について申しましたが、スポーツレクリエーションを核とした交流のまちづくりを目指しております。そして、「ようこそ私たちの五島市へ」というもてなしの心で臨んでまいりたいというふうに考えております。その意味で、各種イベントとか、競技の誘致は、島に活力を与える大きな効果を持っていると、そういうねらいで新イベントの企画に関しましては、風土や地域に合ったものを選ぶとともに、各年齢層が参加できるものを考えてまいりたいと思っております。

 具体的にありました、平成26年度の長崎国体に関しましては、昨年のゆめ総体の剣道競技を私たちの大きな効果といたしますので、この剣道と同様の剣道競技の誘致をまず第一に考えております。このことについては関係機関等の協力、支援を受けながら、ぜひ実現したいという強い意思を持っております。また同時に、トライアスロン競技の誘致、長崎国体でもということでございましたけども、私たちの力量から、剣道が誘致されたら、トライアスロンも2つの競技はかなり厳しいんじゃないだろうかと思っております。そういう意味合いから、剣道を第一としながら、可能性があるのかどうか、そのことについても探ってまいりたいと思っております。以上でございます。



◆86番(中村康弘君) 御答弁いただきました。

 所信につきましては、どうぞ当選された、我々議員もそうですが、初心を忘れないということで、ぜひ頑張っていただきたいというように思います。

 なお、また市政懇談会等の設立が予定されてるというようなことですので、そこら辺もまたいろんな形で、最後に申し上げようと思っておりますが、本当この合併で、今年度退職予定者の数名が非常に寂しい思いを今、しております。彼らの処遇についても、残り半年弱ございますが、こういう市政懇談会プロジェクトチームと申しましょうかね、そんなとこで、何とか最後、今までの経験を生かして、新市のために尽くしていただくようなものができないものかなと、最後にこの人事異動のところでちょっとお尋ねしたいというふうに思っております。

 まず、補助金に対する監査指導体制の件なんですが、これは例えば、先ほど観光協会のチラシの例で出ました。私も同じような質問を、かつて観光協会でやったことがあるんですが、なかなか地元に落としてもらえなかった経過がございます。商工観光課長、それから会計課長、監査委員事務局長のところで、この補助金の実態の流れというのはどんなふうな形で流れていくのか、ちょっとそれぞれの御説明いただきたいと思いますし、一括してできるようでしたら一括で結構です。お願いいたします。



◎商工観光課長(谷川良二君) まず、主管課、商工観光課の方へ要望、そして交付申請がございまして、それから、後、決裁に回りまして、交付決定されましたら、会計課の方から補助金が観光協会、あるいは実行委員会等々へ流れる仕組みでございます。



◎会計課長(奥野音之君) 今、商工課長の方から申し上げられたとおりで、僕らはその決裁に従って期日を設定し、交付するということでございます。



◎監査事務担当参事(松野音幸君) 御承知のとおり、現在、監査委員がまだ選任はされてございません。事務局職員もございません。総務課づけの監査事務担当という立場でお答えをさせていただきます。

 監査業務につきましては、例えば9月に支出、あるいは歳入があったものが1ヵ月おくれで翌月の20日過ぎに例月の出納検査というものがございます。この中で補助の申請、あるいは支出、あるいは確定になったものが検査になるわけでございます。

 それから、これとは別に財政援助団体、これは補助金とか、負担金あるいは出資をしている団体に対する監査があるわけなんですが、これについては監査委員が認めるとき、あるいは長からの監査の要求があるとき、こういったときに監査ができるようになってございます。旧福江市の場合で申しますと、毎年1団体ぐらいの財政援助団体の監査を行ってございます。

 こういった中で、平成14年度に五島市の観光協会の前身である福江市観光協会に対する監査も実施しまして、補助目的外に使われた部分があるというようなことで一部返還命令を出しまして、延滞金を含めて151万2,000円ほどの補助金返還命令も行っていると、こういったような流れになってございます。以上です。



◆86番(中村康弘君) そういう流れだろうと思います。

 その折でちょっと市長にお伺いいたしますが、ちょうど市長も監査されたことがありますよね、議会の方から。ちょうど私も2期目当選させていただいた折だったもんですから、当時は、私どもの保守系の会派で23人中17人ほど会派組んでおりました。その中で、大体そこで決まれば各役職が決まるということで、市長と私と2人、監査委員の立候補したんですが、市長が先輩ということでお譲りさせていただきまして、監査をしていただきました。その中で、なかなかこの観光協会の問題は出てこなかったんですが、その後、かわられましたら、今報告があったように出てきたわけですよ。そこら辺のいきさつはもうお伺いしませんが、その反省を含めて、今度は市長が最高責任者になるわけですから、どういった体制が不備だったのか、今後、それを踏まえて、あってはならないことですから、どうやっていく予定なのか、お聞かせ願いたいと思います。



◎市長(中尾郁子君) 観光協会に対する補助金が発覚したのが、前、私の時代ではなかったのは見落としかということでありますが、旧福江市は例月監査のほかに、例月ではそれは出てまいりません。例月よりほかに、各課を定期的に定期監査というのをやっております。例えば、商工観光課をしますときに、その外郭団体である会議所とか、観光協会とか、あるいは福祉をしますときに、社会福祉協議会とかというふうに、外の団体を一緒にやるというのが、何年かに1回、回ります。定期監査と言っております。その定期監査がちょうどありまして、観光協会がその年に当たって、それでそういう証拠書類を、まず商工観光課の方から流れたお金の先を探したら、ちょっと不備ということでずっと調査を始めた、そういう経過でございます。それが私の知り得てるところでございます。以上です。

 私の時代も定期監査をずっとしておりました。農林課であるとかですね。それは例月監査と別に、それから決算審査と別に、定期監査でなければその事業の還流している形が見えないんですね。定期監査が必要だといわれているのはそれゆえんだと思います。(発言する者あり)

 これからの監査は、まず範囲が大きい。それからいろいろな形がありますね。補助金の出先の形ですね。そういうものをきちんと、基本もきちんとまず精査しなければいけないだろうなと思います。そういう意味において、もう本当に監査の、人数は一応合併協議会で決められておりますので、そこで最初から人数をふやすということはできませんけれども、いろいろな工夫をしながら、あるいは特に詳しく調査をしなければいけないものなどは、外部監査をそのことに関して導入をしてはどうかというような考えも持っておりますが、監査室が稼動し始めましてから、具体的には相談しながら決めていきたいと思いますが、そういうことでよろしいでしょうか。



◎商工観光課長(谷川良二君) 市長に補足しまして、ちょっと一言申し述べさせていただきます。

 私、観光協会の理事にもなっております関係で、観光協会に2名の監査委員もございますので、今後、観光協会の監査部門を徹底してやっていただきたいということを、まず1点考えております。

 それと会計の明確化といいましょうか、社団法人等、観光協会の法人化組織というものを、先般の理事会でもぜひ進めていただきたい。何か話によりますと、以前からこの話は出ておったということですから、この際、きっちりとそのような方向に進めていただきたいと考えております。



◆86番(中村康弘君) そういうことで、あれほど新聞に報道されました。ちょうど合併の五島市の誕生の折ですから、非常に全国的に悪いイメージだったかなと思っておりますので、ひとつ名誉挽回で、さっきの長崎国体は体育協会がしっかりしていただかなきゃいけない。観光の関係は、観光協会がしっかりしていただかなきゃいけないわけですよ。どちらもしっかりしていただいて、交流人口はふやしていくということが大きな柱だろうと思いますので、ぜひそのようにしていただいて、今後お願いしたいというふうに思います。市民の目も、一層この補助金に対して光ってくるというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、崎山温泉施設関係ですが、今、中断、引き続き継続してやりたいということでございますが、何回か話に出てます富江町、それから岐宿町、それから三井楽の温水プール、それから玉之浦支所長でわかりましたら、荒川の温泉センターが閉鎖になった理由、それからさっきの部署は出資状況をちょっと知りたいと思います。



◎玉之浦支所長(只熊弘君) お答えをさせていただきたいと思います。

 まず荒川ふれあい温泉センターの経緯でございますが、実は、この事業は、平成2年の6月にふるさと創生事業で実施をしたわけでございます。その中で、完成が平成4年の4月に供用開始をいたしておりまして、その中で随時事業をやっていったわけでございますが、初年度の収入が、これは平成4年から10年までの累積で説明させていただきますが、収入が6,870万2,000円、支出が1億4,880万6,000円ということでございまして、収支約8,000万程度の赤が出てまいります。その間、これは大きな要因といたしましては、いわゆる燃料費等が相当要ったというようなことで、その後いわゆる見直しをいたしまして、温泉そのものをプールの中に入れるということで、いわゆる燃料費を浮かそうと、そういうことで事業変更をやったわけでございますが、たまたま温泉の中にはどうしても、荒川地区については食塩泉でございまして、塩分が多うございます。したがいまして、その塩分で機械が腐蝕したということで、維持費が高くなってきたと、そういうふうな状況から、旧玉之浦町の財政事情等もございまして、なかなかそれを運営していくのに財政上負担がかかるというようなことから廃止につながっていったと、経過としてはそういう状況でございます。以上でございます。



◎富江支所長(吉田孝司君) 富江温泉センターの収支状況のお尋ねと思いますが、現時点で毎年赤字が発生しております、決算状況においてですね。まことに申しわけありませんが、ちょっと手元に数字を持ってきてませんのでよろしくお願いします。



◎三井楽支所長(原田善一君) 三井楽町の温泉プールにつきましては、大体資料が手元にないんですけれども、市の持ち出しが約2,000万程度だと思います。以上です。



◎岐宿支所長(平田國廣君) 恐縮でありますが、数字上把握しておりませんけれども、収支のバランスからいきますと、赤字であることは間違いありません。



◎富江支所長(吉田孝司君) お答えいたします。15年度の富江温泉センターの収支の状況でございますが、1,898万7,085円のマイナスでございます。以上です。



○議長(中尾剛一君) 中村議員、今のは、通告がちょっと、各地区の温泉はね、崎山地区となっていますからね。その辺はちょっと考えながら質疑してください。



◆86番(中村康弘君) 電話で通告の折に、ほかの施設も聞きますからと言うとったんですけどね。わかりました。こういう部類の施設は、今出ましたとおり、大体赤字になるんです。もうこれはいたし方ないところであります。

 市長の方が、荒川の方に手を入れたいというふうに、既存の施設にですね、その方向で進みたいという中で、また崎山の方をどうされるのかなと思って、きょう通告したわけです。ちょうど1年前の議事録を見てみますと、ここだけ読ませていただきますが、福祉保健課長が、「新市になりますと、島内に温泉プールが3つか4つあるんですね。だから、この活用も将来的にはどういうふうな形で活用するかは別として、やはりせっかくあるものについてはやはり有効活用すべきではなかろうかと思います」。これに関しまして中尾市長が、「その件もよく理解します。が、本来、富江は富江町民のためにつくったプールでありまして、三井楽もしかり。そういう本来建設したときの意味はそこにあるわけですから、そこへ逃げられると困ります。やはり福江市民がこれだけ熱望しているという実態ですね」と。1万5,000人の署名集められておりました。このことに関しまして、この一昨年の質問を踏まえて、もう一度ちょっと御答弁願いたいと思います。



◎市長(中尾郁子君) 一昨年、下崎山町に温泉がわいたと、そういうことで大変な市民の、旧福江市民の熱い思いを集結して署名活動いたしました。その時点では、建設の可能性があるというふうに理解をしておりましたし、また、理事者もそのようにあると思っておりました。が、その後、合併とか、その他温泉所有者の事情とか、いろいろありましたようで、このことが一度中断というよりも休止といいますか、そういう状態に至っておりました。そして合併でございます。合併して、また各地区の温泉センター、その他類似施設は、本当に実感として、同じ市のものになりました。そうしますと、やはりこれから新しく建てていくものよりも、現在、有効活用されているものをやはりバックアップして、その次に崎山というふうになるのかなと思っております。以上です。



◎企画課長(中村健一君) 先ほどのお尋ねの件でございますが、岐宿の温泉プールにつきましての決算状況でございますが、15年度につきまして1,147万8,000円ほど赤が出ております。

 それから、三井楽でございますが、これにつきましても、いわゆる使用料と歳出の差が1,963万ぐらい出ております。以上でございます。



◆86番(中村康弘君) 企画課長がちゃんと抑えておったんですね。はい、わかりました。

 そういうことで、先ほど午前中も長寿対策の上から、こういった部類の施設の整備を図ったらどうかということで出ておりました。そのとおり私も賛成したいと思いますが、やはり市長がもう市長になられて、私は去年の福祉保健課長の意見と私は大体一緒でした。無理だろうということでですね。財政を考えますと、私ども一旧福江市議会の議員でしたから、それと勘案しますと、ちょっと合併後は類似施設があるのになと思っておりました。まさにそのとおりまたなってきたのかなと思いますけども、ぜひ皆さんが長寿になるように、あるいは健康になるような形で今後取り組んでいただいたらなというふうに思っております。

 それから、次に移ります。アイアンマン大会の件でございますが、前向きに考えていただいておるようです。今月の16日に世界大会、ハワイ大会がございます。私も昨年行かせていただきました。実は、ここに本がございます。おもしろいことに、「五島のトライアスロン」という表現をしてます。実際アイアンマンのことなんですが、こうやって本にも出てるんてすよ。こっちに載っておりまして、こっちの単行本も既に発売されております。いろんな、そうやって影響が出ております。

 そして、もう一つは東京書籍の社会科の中学校の教科書に、平成17年、18年、過疎化対策として教科書にも載るようになっております。私、コピーを持っておりますけども、もう御披露いたしませんけど、そういう大会で私もいろんな方から、「長崎県の五島列島はすごい大会やってるね」と。それはアイアンマンのことで、そして夕やけマラソンのことです。今後とも、私は大会があるまでに次の大会をしっかり決めておくということが大事だろうと思いますので、今後は、ぜひそのようにしていただくということでお願いしたいと思いますが、既に海外からも、事務局に聞きましたら、もう50件ほど問い合わせが来ておるということです。国内はさらにもっとあるのかなと思いますが、ぜひ引き続き大きな柱として、2,000人、あるいは応援者を含めて2,500人が大体1週間前後泊まられるわけですから、こういう大会はもう見逃せないと思います。ぜひ強力に推し進めていただいて、市長が掲げられている交流人口の増大の大きな柱にしていただきたいと存じます。前向きでございましたので、結構でございます。

 それから、長崎国体等の件なんですが、おっしゃるとおり剣道をメーンに、それからひそかに思っておるのは、実は、上五島町、奈良尾の方、若松の方でトライアスロン競技が、これはアイアンマンよりも早く行われておりましたから、向こうの方でトライアスロンができればいいなあと、そうすれば、上五島、下五島で国体が、剣道、あるいはトライアスロン競技がなされる。非常に五島列島としては喜ばしいなと思っております。この関係は、特にアイアンマンもですけども、市長のお父さんが知事時代に、道路の舗装を随分やられました。舗装率は、本当にもう舗装していないところがないぐらいになりました。費用対効果を考えますと、こういう大会でその効果も出してるんです。昨年のゆめ総体では、あの体育館がすごく喜んでたような感じがしました。開会式、閉会式を含めて、「ありがとう」と、よくこの体育館を、大きい体育館を目いっぱい使っていただいたなと、そういう喜んでるような感触を私は座っておりながら感じました。だから、ぜひこういうものは続けていただきたいと思います。

 次に移りますが、定住人口の具体策につきましては、非常に難しい問題もあろうかと思いますが、ひとつ若い人たちの定住、それに伴って住居の確保というのも、建設課の方でもいろんな市営住宅を含めて考えておられるようでございますし、そういう御提案もいたしましたが、そこら辺の家の問題も含めて今後取り組んでいただきたいと思います。

 教育問題は、一つちょっと残念だなと思ったのが、市長が読書推進をされておりました、ずっとですね。その中で、あの所信表明の中に、残念ながら図書館の建設がなされてないんですよね。大きな教育の考え方の目玉と思うんですが、これはどういうふうになっておりますか。



◎市長(中尾郁子君) 旧福江市で、旧五島病院跡地に図書館を建てるという計画がありまして、具体的にプロジェクトチームもできて進んでおりましたけれども、中学校の給食が先だということで断念した経緯があります。

 そして、合併の中で一番初めに図書館をつくろうということが挙げられておりますが、これは私もまた当時から、現在も、強い人づくりという面で、強い希望を持っております。そして、また移動バス図書館、移動図書館で、久賀の子供たちが非常に能力を伸ばしてきた現実も知っておりますので、中心図書館から各町の図書館へいろいろな図書を満載したバスを、そしてまた紹介上手な、読み聞かせ上手な図書館職員が乗って、同乗して、子供たちの学校、あるいは集まっている現場に行って、そういう図書活動を推進すれば、本当にもっとすばらしい子供たちが五島から誕生するなと思っておりますので、熱い思いは抱いておりますけれども、差し当たってそのことは所信表明には載せませんでした。まだ精査をいたしておりませんので、五島市になりましてから、という事情がございますが、個人的には、現在もとても熱い思いを持っております。