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長崎県 五島市

平成19年  6月 定例会 06月14日−05号




平成19年  6月 定例会 − 06月14日−05号







平成19年  6月 定例会



◯出席議員(25名)

     1番 清川久義君

     2番 熊川長吉君

     3番 草野久幸君

     4番 菊谷岩雄君

     5番 中村康弘君

     6番 柿森弘幸君

     7番 江川精一郎君

     8番 椿山恵三君

     9番 柿森 誠君

     10番 神之浦伊佐男君

     11番 宗 藤人君

     12番 古川雄一君

     13番 永峯 満君

     14番 橋本憲治君

     15番 江川美津子君

     16番 向原安男君

     17番 荒尾正登君

     18番 谷川 等君

     19番 田橋良康君

     20番 谷川福美君

     21番 山田権治君

     22番 仁田一成君

     24番 林 忠男君

     25番 志内勝利君

     26番 中尾剛一君

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◯欠席議員(0名)

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◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者

     市長             中尾郁子君

     副市長            岩村 進君

     副市長            諸谷英敏君

     会計管理者          小林正治君

     富江支所長          阿野謙吾君

     玉之浦支所長         柿山信行君

     三井楽支所長         谷川與喜男君

     岐宿支所長          柳田善夫君

     奈留支所長          北川 悟君

     総務課長           中野基樹君

     豊かな島づくり市長公室長   赤尾邦幸君

     企画課長           井野光憲君

     財政課長           林  強君

     水道局長           松尾 弘君

     建設課長           岸川和彌君

     都市計画課長         富山博彌君

     農林課長           橋口明敏君

     水産課長           村中清志君

     商工観光課長         東條一行君

     生活環境課長         中村健一君

     税務課長           道端金俊君

     市民課長           手島仁助君

     社会福祉課長         里本長幸君

     長寿対策課長         近藤英海君

     健康政策課長         吉谷清光君

     教育長            末永文隆君

     教育委員会総務課長      赤瀬 博君

     学校教育課長         山下彦幸君

     生涯学習課長         谷川良二君

     監査委員           高木長幸君

     監査委員事務局長       橋本平馬君

     農業委員会事務局長      道下俊夫君

     選挙管理委員会事務局長    岩谷 進君

     消防長            江口秀美君

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◯議会事務局

     局長             松野音幸君

     次長             山下傳一郎君

     議事係長           中里亀之君

     書記             横枕孝規君

          平成19年6月14日(木)議事日程表

議事日程 第5号



日程番号
議案番号
件名
備考



 
市政一般質問について
 







番号
質問者
質問要旨


16
江川美津子議員
1 環境行政について
 ? 産廃施設のダイオキシン類濃度の超過問題について
  ア 市の見解と今後の対応は
  イ 市の施設は大丈夫なのか
 ? ごみの減量とリサイクルの状況について
  ア ごみの収集量の変化と分別の現状は
  イ 減量と資源化率向上のための今後の施策
  ウ ごみの不法投棄対策の徹底を
2 交通網の整備について
 ? 安心して住み続けられる地域づくりのために
   交通不便地域の住民の「足」確保の整備を早急に
  ア 三井楽地区の推進状況
  イ 他の地域で実施のための検討は



                         =午前10時00分 開議=



○議長(中尾剛一君) おはようございます。

 出席議員は定足数に達しました。

 議事日程第5号により、直ちに本日の会議を開きます。



△日程第1 市政一般質問について

 前日に引き続き、一般質問を行います。

 15番 江川美津子議員。



◆15番(江川美津子君) (登壇)おはようございます。

 3月議会からこの間に、産廃施設焼却炉のダイオキシン類濃度の超過問題、人の健康や植物の成長にも影響がある光化学オキシダント注意報が4月27日からの1ヵ月間の間に3度も発令されるなど、五島市の環境やごみ問題について改めて考える機会となりました。

 それでは質問いたします。初めに環境行政について。

 まず、産廃施設のダイオキシン類濃度の超過問題についてです。

 焼却炉の排ガス中ダイオキシン濃度が基準値を13倍も超過するという測定結果が確認されたことに対して、地域の皆さんは健康や農作物への影響について大変な不安を感じています。市の見解と今後の対応についてお伺いします。先日の2番議員の質問と重複するところもありますが、答弁をお願いします。

 また、現在稼働している市の焼却施設も3ヵ所ありますが、住民としては大丈夫かどうか不安だと思います。答弁をお願いします。

 次に、ごみの減量とリサイクルの状況についてです。

 5月25日、長崎県は、これまでの家庭から出るごみの減量が中心の取り組みから、生ごみの堆肥化や古紙の再利用でごみのリサイクル率の向上に力を入れる新しい計画をまとめ、発表しました。市としても、具体化策の検討が進められていると思います。

 五島市は、1人当たりで見てみると、ごみの排出量こそ県平均よりも少なくなっていますが、ごみ処理経費が高い、再資源化率は低くなっているなど取り組むべき課題が山積していると考えます。

 3月議会に続き再度の質問ですが、1点目、ごみの収集量の変化と分別の状況について。2点目、減量と資源化率向上のための今後の施策について。3点目、ごみの不法投棄対策の徹底について答弁をお願いいたします。

 2番目は、交通網の整備について質問します。

 合併して間もなく3年になりますが、空き家がふえ、少しずつ少しずつ周辺地域の人口が減少しているのが目に見えるようになってきました。自家用車などの移動手段を持たない交通不便地域の住民にとって、通院や買い物などの日常生活の中で、足の確保は重要な問題となっています。

 また、現在、バスなどの公共交通手段がある地域でも、利用する住民の生活実態に合った運行形態になっているかどうかも検討すべき課題となっています。

 昨年12月議会での質問に、「五島市地域交通検討委員会を設置し、経済的で利用者の利便性に配慮した交通体系の確立のため、地区ごとに具体的な検討を進めております。本年度は、三井楽地区の運行体制の検討を行っており、次年度には新たな地区を設定し、検討していくこととしているので、しばらくの猶予を」との答弁でした。

 私は、慎重な検討も必要ですが、急がないと地域から住民がいなくなってしまうのではないかと大変心配です。地域の皆さんは、それ以上に大きな不安を持っています。

 安心して住み続けられる地域づくりのために、交通不便地域の住民の足確保の整備を早急に進める必要があると考えます。そういう観点から次の2点についてお尋ねします。

 まず、三井楽地区の推進状況について。

 次に、他の地域での実施のための検討は進められているのかどうか。また、複数の地域について同時進行していくことはできないのかどうか。

 以上、答弁を求めて壇上からの質問を終わります。(降壇)



◎市長(中尾郁子君) (登壇)おはようございます。

 15番 江川美津子議員の質問にお答えをいたします。

 環境行政について、産廃施設のダイオキシン類濃度の超過問題についてのお尋ねでございました。

 このことにつきましては、本定例会の冒頭で詳しく御報告をいたしましたように、現在、元村金属産業において原因調査を終え、その結果に基づく施設の改善及び改修工事の準備が行われているところでございます。

 また、工事終了後は施設確認と自主検査を行い、8月20日をめどとして、県と市及び地元に対して改善結果の報告を行うことになっております。

 次に、市の施設は大丈夫なのかとのお尋ねがございました。

 市が設置しております廃棄物処理施設は、適正かつ円滑な管理運営を図るために、「五島市廃棄物処理環境対策審議会」を設置しており、本年3月に開催した同審議会において、ごみ焼却施設4施設、し尿処理施設で余剰汚泥を焼却する2施設、福江と奈留の一般廃棄物最終処分場での水質を対象に、ダイオキシン類濃度測定結果を報告し、御審議をいただいたところでございます。

 その結果、稼働中の各施設においてのダイオキシン類濃度測定結果は良好であり、周辺環境に配慮して運営されている旨の答申をいただいたところでございます。

 次に、ごみの収集量の変化と分別の現状はどのようになっているのかとのお尋ねでございました。

 平成17年4月より五島市全体で8分別収集を開始し、ごみの減量化とリサイクルの促進に取り組んでいるところでございます。ごみの収集量は年々減少していまして、市民1人1日当たりの排出量につきましても、16年度は1,008グラムに対しまして、18年度は928グラムと減少いたしております。

 しかし、分別の現状は、収集ごみの組成調査の結果からも十分に徹底されているとは言えません。不燃ごみの中には、資源ごみとして排出できるものもかなり含まれており、資源化率を向上させ、最終処分場の延命化を図るためにも、効果的な啓発の方法などを検討し、市民の皆様の協力を得る必要があると考えております。

 次に、五島市総合計画における「ごみ資源化率」の成果指標は、16年度13.4%に対しまして、22年度の目標値として16.0%が設定されております。18年度の実績は13.6%で、ほぼ横ばいとなっております。目標値に向けてさらに努力をする必要がございます。

 対策としては、分別の徹底を図り、資源ごみの割合をふやすとともに、資源ごみで回収された資源残渣をさらに有効に活用する方法などを検討する必要があると存じます。

 次に、ごみの不法投棄対策についてのお尋ねでございましたが、本年度に入ってからも町内会、市長への手紙などで8件の不法投棄についての訴えがあり、処理及び対策についての要望がありました。それぞれに対応をしてまいりました。

 また、6月は環境月間でありまして、5日の「環境の日」に全国市長会主催によります「全国ごみ不法投棄監視ウィーク」推進フォーラムが東京で開催されまして、私もパネリストの一人として参加をいたしました。

 道路改良による旧道がけ下に投棄されたごみ、廃車や廃船の実態と対策を紹介しまして、市民と行政が一体となって、五島の豊かな自然環境を守っていく決意を訴えてまいりました。

 不法投棄の未然防止、早期発見に努め、行政と市民が一体となって、不法投棄を「しない」「させない」まちづくりの実現に向かって取り組む所存でございます。

 なお、環境期間中、警察署、海上保安署、県、市が連携して、海域、陸域において不法投棄等監視合同パトロールを実施することにいたしております。

 次に、交通網の整備についてのお尋ねがございました。

 市の厳しい財政状況の中で、赤字補てんのための補助金を交付しております路線バスにつきましては、新たな交通体系の確立を目指して、昨年度、「五島市地域交通検討委員会」を設立いたしました。そのモデル地区でございます三井楽地区におきまして、協議・検討を進めているところでございますので、その進捗状況について御報告を申し上げます。

 昨年9月7日の五島市地域交通検討委員会の設立時に、三井楽地区をモデル地区とする旨を決定していただき、10月16日に「第1回三井楽地区部会」を開催し、その後、月1回のペースで地区部会を開催し、また、住民の意向調査のための地区説明会を町内15ヵ所で実施をしてまいりましたが、三井楽地区には、路線バスの代替機能となり得る運行事業者、逆の言い方をいたしますと、事業が競合するタクシー会社が存在し、このタクシー会社との条件整備が先決であるとの判断から、路線バスにかわる新しい交通機関としての可能性につきまして意向を打診し、本年1月11日から協議に入りました。

 市といたしましては、「経済的で利用者の利便性に配慮した交通体系の確立」との基本方針のもとで協議をしてまいりましたが、主に運行経路、運行経費の面で調整が難航し、5月28日に協議が整いました。

 これを受けまして6月8日に三井楽地区部会を開催し、細部にわたる協議を終了いたしまして、6月下旬に意思決定機関であります五島市地域交通検討委員会を開催する予定でございます。

 この委員会で決定されますと、その後、九州運輸局へ一般乗合旅客自動車運送事業の申請を行い、10月から新しい交通体系による試験運行を開始する見込みでございます。

 次に、他の地域で実施するための検討は進められているのか。また、複数の地域を同時進行していくことはできないのかとのお尋ねがございました。

 五島市地域交通検討委員会におきまして、他の地域の取り組みについての決定をいただき、その地域における検討を進めてまいりたいと考えております。

 また、複数の地域での同時進行につきましては、本年10月から試験運行を予定しております三井楽地区について、まず十分な検証を行い、その後、順次着手してまいりたいと考えております。(降壇)



◆15番(江川美津子君) 自席から質問をしていきたいと思います。

 まず、産廃施設の問題についてですが、先日の2番議員の答弁の中で、「今回のような問題を未然に防止するために、法令に基づく立ち入り検査等、県と連携しながら監視を強化するとともに、設置者が地元説明会における指摘要望を真摯に受けとめ、公害防止のための適切な措置を講じるよう指導してまいりたい」との答弁でした。

 具体的に市としてはどういう指導ができるとお考えですか。



◎生活環境課長(中村健一君) お答えをいたします。

 今回のような基準超過を未然に防止するため、現在、県が行っております各種環境調査、こういったものを県に実施していただいて、連携しながら監視を強化する。

 それから、今回、設置者が実施する原因究明、改善対策を今後の維持管理に生かすことで公害防止のための適切な措置がなされるよう指導してまいりたいと思っております。以上です。



◆15番(江川美津子君) 県が行っている環境調査を県と連携をしながらやっていくということですが、この一番の問題は、法令に基づく立ち入り検査というのが1年に1回の自主検査だけなんですよね。これで、昨年3月の時点での自主検査では異常がなかった。で、5月に県の立ち入り検査があって、それは離島地区では毎年あるわけではなくって、何年かに1回の立ち入り検査なんですけれども、このときにも異常がなかった。ですから、5月以降の6月から、もうそういう状況になっていたのか。それとも3月近くになってからそういう異常値が出るようになったのか、全くわからないんですよね。

 地域の住民の方としたら、これから検査して、その結果で改善していくということは当然のことですけども、それは当然として、この年に1回しかない自主検査を、できたら半年に1回ぐらいしてもらうようなそういうことをしていかないと、再度こういう事態に、いつ起こるかわからない、そういう心配があると思うんですけども、そういうことはできないんですか。



◎生活環境課長(中村健一君) 年に1回の自主検査は、義務づけられております。そして、県の立ち入り検査も15年の5月、そして、18年の5月、2回ほど間隔を置いてなされております。

 しかしながら、この県の立ち入り検査といいますのは、自主検査が未実施の施設、あるいは自主測定結果で排出濃度が高かった施設などを重点的に行っておりますので、県としても今回のこの基準値超過を踏まえて、来年以降も立ち入り検査を行うというようなことでございますので、引き続き立ち入り検査をやっていただくように、今後も要請していきたいと、こういうふうに思っております。



◆15番(江川美津子君) ぜひ、産廃の方は県の監督責任でもありますので、ぜひそういうふうにしていただきたいと思います。

 それと平成12年の3月の地元と事業者との公害防止協定の締結には、福江市長が立会人となって締結をしてますよね。その協定の中で、地元の要望があったら、県とか市が一緒になって協定を守らせるために監視をすると、調査をするというようなことが書かれているというんですけども、それでしたら、行政として、市民の健康と命を守るという役割もありますし、また、市の各種事業がありますね、建物、道路の舗装をし直したり、それとか、診療所などから出る、医療機関から出るそういう産廃物もあると思うんですけども、そういう産業廃棄物も排出しているのではないかと思うんですが、いかがですか。

 その排出をしている場合には、排出者の責任としても、どういう処理をされているか、どういう管理をされているかいうことでは、排出者責任もあると思うんですけども、その点はどうお考えですか。



◎市長(中尾郁子君) 専門的なことは課長からお答えをいたしますが、環境行政を、市内全般のことを受け持つのが市でございますから、いろいろな誓約といいますか、約束ごとは県が検査をするということになっておりますけれども、今回は自主的検査によってこの数値が出て、今、改良しているわけでありますから、これが終わりましてからは、やはりこの検査は県でありますということだけでなくって、ともに検査じゃなくってですね、ともにいい環境のもとに運行できるような、産廃の施設は五島市にとって必要でありますから、そういうふうな姿勢で、特に立ち入り検査というような立場でなくって、良好なる産廃の執行がされているかということについては、ともにいい道を、市民のためにですね、これは。県の仕事だ、市の仕事だじゃなくって、それは今後を注意していきたいと私は思っております。専門的ないろいろな約束ごとについては、課長の方からお答えをいたします。



◎生活環境課長(中村健一君) お答えをいたします。

 県の立ち入り検査とは別に、議員御指摘のように、公害防止協定に基づいて、地元、あるいは市も立ち入りができるようになっております。しかし、この数年、自主検査の結果が基準値内であったということで、そういう立ち入りは行われておりません。

 しかし、今回このような結果を招いたわけでございますから、今後は地元ともよく協議して、定例的に立ち入り検査をするなり、その辺は地元とよく協議して、立ち入り検査等を実施していきたいというふうに考えております。

 あと、廃棄物の状態等については、直接の指導は県でございますので、県と連携して、適正な状態にあるのかどうか、そうでなければ指導していきたいというふうに考えております。



◆15番(江川美津子君) 私も、地元で排出されたものは地元で処理するのが原則だと思っています。ですから、事業所を存続させるために、やっぱり地元の皆さんとも良好な関係を築いていかなくてはいけないし、そのためにも公害防止協定を結んだときには福江市長が立会人になっているんですから、合併したといっても、やっぱりその役割は担っていると思うんですよね。地元の人たちと一緒になって環境をよくしていく。

 そのためにいろいろ事業者の方とも相談をしながら、必要なところは改善を申し込んでいく、そういうことも必要だと思いますので、ぜひ、これまで何年間かされていなかったようですけども、これからはいい関係を築いて行くためにも必要だと思いますので、ぜひ、そういう活動をしていくようにお願いをしておきます。

 次に、ごみの減量とリサイクルの問題ですが、五島市の場合、1日1人当たりの排出量が928グラムということで、これは全国平均よりも、数量としてはすごく減量を頑張っていることになるんですけども、その資源化率の問題で、16年度13.4%、22年度が16%の目標だということなんですけども、全国平均を見たらもっと進んでいるんですよ。

 全国平均では、16年度で17.6%まで資源化率が進んでいます。県平均でも16年度で14.6%、22年度の目標を24%に設定しているんですよ。これで五島市が22年度の目標を16%。こういうことで、循環型社会をつくっていくと、そういうことをいつも言っている五島市市長なんですけども、こういう目標、いかがですか。県平均で22年度は24%、壱岐市では現在既に27.5%が資源化されています。

 こういう状況を見て、五島市の今の状況どのようにお感じになりますか。



◎市長(中尾郁子君) ごみの資源化は、本当に市民の意識の改革であります。それで、合併いたしましていろいろな形態でごみの収集がされておりましたので、これからしっかり循環型社会のあり方を市民に広く理解してもらいながら進めていきたいと思います。

 そして、達成の目標年度が数値が低いんではないかと、よそに比べてということでありますが、まずは、ここへ達成して、次のステップとしてよそ並みの市民の認識といいますか、ごみは宝だというふうな認識を持っていただくように、市民のごみに対する理解度が高まれば、よそ並みのそういうものができると思いますので、そのように進めていきたいと思います。



◆15番(江川美津子君) 今、市長は、ごみは宝だと市民の皆さんに認識してもらえるように取り組んでいきたいということですが、紹介します。

 朝日新聞の5月13日の日曜日の紙面で、列島360度という特集紙面なんですが、これで徳島県の佐那河内村の紹介です。

 ごみの回収ルールをこれまで行政が決めたことを押しつけというか、してもらっていたのを、住民主導にしたことで分別の徹底が行われて、今まで8分別だったものが、住民の皆さんの討論の結果21分別になりました。

 その分別の方法も、袋に入れての回収から、地区ごとの集積所にそれぞれの21種類のボックスをつくって分別をするということで、ごみの処理経費が西暦であれですけれども、03年度の3,800万円から05年度は2,420万円、1,400万円ほど減ったそうです。これは、人口が2,900人ということで、すごく小さい村なんですけども、2年間の間に1,400万円ほど経費が減ったと。

 どうしてかというと、収集後の分別に要した人権費、今、五島市ではリサイクルセンターで分別していますけどね、その人件費が削減された。それと同時に、分別が進んで処理委託先の単価も下がったそうです。

 村は、このコスト減の成果を還元しようと、06年度に医療費が無料になる年齢をこれまでの6歳未満から9歳未満までに広げたそうです。

 ここのリサイクル率が60%で、1日1人当たり排出量が287グラムだそうです。地区の推進役の方は、「次は減量に取り組む」と言っているそうですが、五島市では、こういうごみの分別とか、そういう処理の財源に、今、ペットボトルとか紙とか、そういうリサイクルしたら売上収入がありますよね、それはどのように、どれぐらいの財源ができて、どのように使われているのか、まず教えてください。



◎生活環境課長(中村健一君) お答えをいたします。

 19年度の予算で説明をさせていただきます。ごみ処理手数料が、9,264万円、それから再商品化適合物売払収入、いわゆるリサイクル収入でございますが、これが1,106万4,000円、この合計が1億370万4,000円でございます。しかし、このごみの処理にかかっている塵芥処理費の合計は、7億5,227万3,000円となっておりまして、相当の一般財源を要してございます。

 直接的にごみ処理手数料の財源充当でございますが、ごみ袋購入費、これが1,800万ほど、それから取扱店販売手数料が900万、それから製袋作業委託料が700万ほどでございます。それに、配送在庫管理委託料419万8,000円、この合計が大体3,800万ぐらいなります。

 ですから、そのごみ袋の収入から差し引けば、6,556万9,000円ぐらいが、ほかの事業費に充てられてはおりますが、しかし、それはいわゆるリサイクルセンターの委託料とかごみ収集業者の委託料及び生ごみ処理機購入補助金等に充当すれば、それを十分カバーする財源とはなっていないということでございます。以上です。



◆15番(江川美津子君) 私がお尋ねしたいのは、ごみ処理経費に多くの財源が使われているということは理解しています。

 でも、佐那河内村のように、浮いた分をすべてほかの乳幼児医療とか、そういうのにとは言いませんけども、五島市でも市民の皆さんが取り組んだ分別や減量の結果、これだけの処理費用が浮きましたよというのがわかるんでしたら、その分の一部分でも目に見える形で、その中からこの分は子育て支援とか障害者の外出支援の事業のために使ったとか、そういう目に見える形で予算を組んで、それを市民の皆さんのリサイクルの努力の結果こういう事業ができるようになりましたと、そういうことを訴えていけば、今まで以上に分別もリサイクルも進んでくると思いますけども、市長いかがですか。



◎市長(中尾郁子君) 議員仰せの自治体は、もう本当に理想の姿だと思います。今、合併しまして8分別にしましたことに対しても非常に抵抗があって、それを理解してもらい、今、進めているというところがうちの段階でございます。

 また、11の島がありますから、その島々はこれまでの生活習慣で島内に置きっぱなしというような形がありましたので、今、島も8分別にしまして、週1回収集しております。それで今、体制を整えているところでございます。

 それで、本当に私もそう思うんです。これだけ節約をしながら、8億も9億も全体でかかっているんですね、施設の管理からすべて含めていくと。旧福江市だけじゃなくって全地区ですから、奈留町も含めて。本当にごみに対する予算のかかり過ぎ、それを皆に理解をしてもらって、今進めているということで、8分別がようやく地についてきたかなと。説明会をずっと島地区もしております。非常に抵抗がありました。「何でそんなやかましかことをすると」と言ってですね。これは認識ですね。でも、島には、そんな自然に返れるものばかりないんですね。やっぱり資源ごみになるようなものがある。それはそういうふうにして入っていくわけですから、食材と入れ物としたりしてですね。

 今、それを進めている段階と御理解いただきたいと思います。そして、議場で議員の説明のことをこうした場で言っていただくことは大変ありがたいと思います。そうなんだと、進んでいるところはこういうふうにしているんよということを市民にわかっていただいて、辛抱すれば、あるいはちゃんと分別をきちんとすれば、ちゃんとそれぞれがリサイクルされてこういうふうにお金になると。

 今は、まだ他の項目に予算を振り分けるほどの収益になっていないので、まだその内部のものに使っておりますけど、行く行くは地域でお世話をしてくださる方たちの活動費とか、そういうものにだってできるんではないかなと私は思っております。もちろん子供とかいろんなものにも使いたいです。

 ですから、冒頭申し上げたように、ごみは宝の山なんだと、やり方次第だと、本当熱い思いがあるんです。大変いい事例をご紹介いただきましてありがとうございました。



◆15番(江川美津子君) 島の皆さんも新しい分別が始まっていろいろ苦労していると言われるんでしたら、せめて島の高齢者の方が病院に通院するときの旅費の一部をその分から援助できますよとか、そういうことでも、1つでも何か検討していただいたら、また考え方も違ってくるんではないかと思いますので、そういうこともぜひ、財政が大変でごみにはたくさん予算が使われている、そればっかりじゃなくって、そういうことも一つぐらいはできるんだよということを示していただきたいなと思います、私は。

 そうすればずっと、さっき紹介した村でも全部が一遍になったわけではなくて、一つの地域からそれがずっと村全体に広がっていったということで、現在、村全体で21分別できれいな分別ができているということですから、何かほんのわずかな財源でも、リサイクルのところからほかのところに利用することを考えていただきたいと思います。もうこれは答弁は要りません。

 次に、交通網の整備の問題で質問いたします。

 私がなぜこの質問をするのかというのは、12月の質問でも岐宿の旭地区の問題で、通院や買い物に行くのに20分も30分も歩かなければバス停まで行けない。せめて月に1回か2回でもバスの延長をというささやかな願いですよね。

 こういう人たちのことで質問したんですけども、奈留に私よく行きます。奈留でも路線バスが運行されていますが、バスが大きいために集落まで入らないと、そういう問題。バスがそこの地域を通っていないために、高齢になって車やバイクに乗れなくなると、ここの地域にいつまで住んでおれるかわからないと。施設に入りたいけど、地域の施設は満室で入れない。そういう不安を持っている方がたくさんいるんですよ。ぜひこういう方たちのためにも、早く交通網の整備をしてほしい、そういう思いでいっぱいです。

 それで再度質問をしているんですが、三井楽地区の状況で、いろいろタクシー業者との協議が先と判断したとか、その後で運行経路とか、運行経費の問題で交渉が難航というんですけども、こういう巡回バスとかを走らせるときに成功しているところでは、まず地域の住民の方、利用される高齢者の皆さんの要望、生活実態をアンケートとか聞き取りで調査をする。そのとき路線バスが走っていたら、その路線バスに乗って聞き取り調査をする。そういう実態調査をしながら、どういう交通体系がいいのか、そういうのを調査をしながらいろいろ検討を重ねているんですけども、その点ちょっと、反対じゃないのかな。今のバスが走っているところを、もう少し小回りが利くような形で運行させるんだと思うんですけども、そういう点から考えてももう少し利用者の人の要望とか意見を早く聞くべきではないかなと思うんですが、いかがですか。



◎商工観光課長(東條一行君) 三井楽タクシーさんとの交渉については1月11日から入りました。その前段といたしましては、12月の中旬に三井楽町内会15ヵ所で住民説明会を行いましてアンケートをとりました。さらに三井楽中学校の校長先生の御協力を得てPTAのアンケートの調査もいたしました。以上です。



◆15番(江川美津子君) 説明会を地区ごとにしたとかという話は支所の方に行ってお話も伺っているんですけども、私は三井楽と奈留で短時間だったんですが、バスに乗って利用者の方からお話を伺ってきました。

 で、三井楽の場合ですね、12時20分発の循環線、柏経由の循環線なんですが、前半に1人病院の帰り、反対に三井楽の方に行くのに1人。次、貝津線に乗りました。行きは1人の方が買い物の帰り、今度、三井楽の方に帰ってくるときは3人高齢者の方が乗られました。2人は姉妹で病院に行かれる。一人の方は所用でということだったんですが。この会った方6人ともすべて女性で高齢なんですよね。こういう人たちが通常利用しているんですが。週に何回ぐらい利用しているかと聞くと、もう週ではなくて、一月に2回か3回と。週に何回とはバス代が高くて利用できないと言うんですよ。

 それと、バスの運行業者がかわることを知っていますかと言ったら、バスがなくなるのではないかというので心配をしているんですよね。説明会の案内もあったと思うんですがと聞くと、知らないと。来ていたかもしれないけども、見てない。もし読んでいたとしても、車かタクシーで行かなくっちゃいけないので、そういう人たちは、実際説明会とか、そういう場にはなかなか行けないと思うんですよね。

 ですから、こういう人たちが実際バスを利用するわけですから、こういう人たちの意見をもっと聞いてほしかったなというか、これからもまだずっと試験運行とかするわけですから、聞きながらいろいろ改善はできると思うんですけれども、始まる前にこういう方たちの意見を最優先で聞いてほしかったなと思うんですけども、いかがですか。



◎商工観光課長(東條一行君) まず、この事業というのが、10月1日から開始するというお話を市長の方から答弁申し上げましたけども、10月1日から来年の3月までを一応モデル試験運行期間というふうに定めております。

 その試験運行期間の中で、また住民の方々の御意見をいろいろちょうだいしながら、改善をしていきたいというふうに考えておりますが、運行経路といたしましては、4経路の9便ということで、現在の路線バスを踏襲したものになっております。

 ただ、少し違いますのは、全経路とも三井楽の商店街、それから五島市三井楽支所、それから三井楽診療所を経由することとしております。特に、支所と診療所につきましては、その玄関口を乗降口ということで考えております。以上です。



◆15番(江川美津子君) ぜひ、こういう実際に利用する人たちの声を聞いて改善をしていただきたいと思います。

 昨日、7番議員が障害者のタクシー助成券の有効活用をしてはどうかという質問をしていましたけども、このバスの運行を地域ごとに、必要な人たちごとに、いろんな種類の運行形態がありますので、そういうのを研究していったら、この障害者のタクシーの助成券、こういう障害者の施策のためにも有効になってくるんではないかと思います。

 バスの運行形態もずっと調べてみると、三井楽は巡回バスみたいですよね。巡回バス。それのほかにも、特に交通の不便な地域、集落があんまりないところでは、乗りたいときに2時間ぐらい前に予約をすればそこまで迎えに来てくれるデマンドタクシーとか、そういう運行の方法もあるんだそうです。

 ですから、実際に利用している方たちの要望とか、そういう何時ごろどこに行く用事が多いとか、そういうのがはっかりわかれば、その必要に応じてバスだけじゃなくって、そういう予約制のタクシー、そういうのも交通体系の中に入れられるんじゃないかと思いますが、こういうものは検討というか、調査されてますよね。



◎商工観光課長(東條一行君) デマンドタクシーにつきましては、私も路線バス、あるいは巡回バスの理想型だというふうに考えております。五島市におきましては、e−むらづくりによる光ケーブルが通っておりますので、これを活用した予約制のデマンド制ができないかと、そのように構想としては持っております。



◆15番(江川美津子君) ちょっと時間もないんですけども、そういう構想もあるんでしたらぜひ、三井楽が始まって十分な検証ができてからじゃなくって、調査とかは今からでも、住民の方の利用の要望とか、そういう調査は今からでもできると思うんです。

 これは、私は商工観光課だけの仕事じゃないと思っているんです。利用されている方が、ほとんど高齢者の女性の方です。あと障害を持たれている運転免許を持ってない方、こういう方たちが利用しているんですよね。若くて元気な方は、自分で車を運転していますから利用していません。

 そういうことですから、これは長寿対策の生きがい事業であり、介護支援事業であり、健康政策課の本当に健康に生き生きと生活するといういろんな事業をしていますけど、その事業の一つにもなると思うんです。

 そういう観点から、商工観光だけに任せるんではなくて、利用者の意向調査というのは、それぞれの担当の課、これは財政課にも大いに関係がある、企画とかにもあると思うんですよね。ですから、一つの課に任せないで、すべての課で横断的な取り組みはできないんですか。そうすればもっとスピーディーな取り組みができると思うんですけど、いかがですか。



◎商工観光課長(東條一行君) 五島市地域交通検討委員会というのがございます。この委員会の構成メンバーといたしましては、社会福祉課長、長寿対策課長、健康政策課長も入っておりますので、関係課と連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えております。



◆15番(江川美津子君) ぜひ強力な連携をとって進めてください。

 先日も諸谷副市長が4つの重点施策というか、感じたことを、市役所の中で必要なことということで、やっぱり各課の横断的な取り組みをしていかなければいけないというようなことも言われていました。ぜひそういう観点で取り組んでいただきたいと思います。

 それから、五島市には、商店街の巡回バスでうまくいっているところがあります。これは20便走らせていたのを15便に減らしても利用者数はふえているということです。

 この巡回バスを走らせるために、市長が議員の時代に超党派で先進地に調査に行って、その実現のために商工会議所とか商店街の皆さんと力を合わせて、市長にも提言を出しました。こういう経験もありますので、ぜひ地域の皆さんも巻き込んで実現していただきたいと思うんです。

 この取り組みの中で市長は、市長が行かれたところの市の担当者の方が、「巡回バスは動く公共施設」と言われたということで、ひどく感激をして、それを議会の中でも紹介をしておりましたけども、市長、今でもこの考えはお変わりないですか。



◎市長(中尾郁子君) このバス路線の問題は、最初のスタートは非常にこの補助金が高くなったということで、改善の必要があるというところから入りました。しかし、三井楽をモデル地区に決めていただいて、検討部会に各課長も入っているということで、これは本当に動く支所かなと思っています。やり方では、きめの細かい、五島に住んでいらっしゃる高齢者、それも超高齢になっても安心して住めますよというようなモデル地区にでもなれるんじゃないかとひそかに思っております。ただ、今は手順として、まずはタクシー会社との話し合い、ちょっと手間どりましたけれども、福江市内の巡回バスも2年かかりましたね。本当に苦労しましたけど、これもやはり住民が主になって、運営は住民がして、わずかな補助をお出ししてと、それでとても利用度が上がっているということなので、経験もありますし、より何といいましょうか、市民のためになる生きたそういう政策としてやっていきたいと思っています。もう本当に動く市役所じゃなくて支所と思っています。そのようにまたしたいと、どうぞ御協力をいただきたいと思います。



◆15番(江川美津子君) そういう思いはお持ちだということで期待しております。

 最後に奈留の交通問題ですが、運行業者の方も色々苦労されているんですけども、これも企業努力をということを言われていると言われました。企業努力を求めることは、もう当然なんですけども、奈留もいろいろ地域が入り組んでいて、事業者だけではどうしようもできないような思いだと思うんですよ、人口がふえる見込みもないし。ですからぜひ、先ほどと同じように、行政も力を合わせて何らかの改善策を検討していただきたいと思います。

 それから、九商の夜の長崎へのフェリーの便を、どうにかして奈留からの便が連絡できるようにできないのかどうか、その点もぜひ検討してください。これは同じ五島市民として、大変不公平ではないかなと思います。どちらの船も、あと5分か、もう少し早くして遅くしてと譲り合えば連絡ができそうなものをと素人考えで思うんですけども、この点もぜひ検討していただくようにお願いをしまして、私の一般質問を終わります。



○議長(中尾剛一君) 江川美津子議員の質問を終わります。

 以上で通告による一般質問を終わります。

 お諮りいたします。

 委員会審査のため、明15日から25日まで11日間本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

 〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、6月25日まで休会いたします。

 去る6月4日の本会議において、各委員会へ審査を付託した案件については、休会中に審査されるよう望みます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 次の本会議は6月26日、午前10時から開きます。

 本日は、これをもって散会いたします。

                         =午前10時57分 散会=