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長崎県 五島市

平成19年  3月 定例会 03月09日−05号




平成19年  3月 定例会 − 03月09日−05号







平成19年  3月 定例会



◯出席議員(23名)

     1番 清川久義君

     2番 熊川長吉君

     3番 草野久幸君

     4番 菊谷岩雄君

     5番 中村康弘君

     6番 柿森弘幸君

     7番 江川精一郎君

     8番 椿山恵三君

     9番 柿森 誠君

     10番 神之浦伊佐男君

     11番 宗 藤人君

     12番 古川雄一君

     13番 永峯 満君

     14番 橋本憲治君

     15番 江川美津子君

     16番 向原安男君

     17番 荒尾正登君

     18番 谷川 等君

     19番 田橋良康君

     20番 谷川福美君

     22番 仁田一成君

     25番 志内勝利君

     26番 中尾剛一君

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◯欠席議員(2名)

     21番 山田権治君

     24番 林 忠男君

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◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者

     市長             中尾郁子君

     助役             岩村 進君

     収入役            江頭憲一郎君

     富江支所長          吉田孝司君

     玉之浦支所長         柿山信行君

     三井楽支所長         原田善一君

     岐宿支所長          平田秋男君

     奈留支所長          赤瀬 博君

     総務課長           窄 善明君

     豊かな島づくり市長公室長   赤尾邦幸君

     企画課長           島  悟君

     財政課長補佐         林  強君

     水道局長           中野基樹君

     建設課長           岸川和彌君

     都市計画課長         富山博彌君

     農林課長           橋口明敏君

     水産課長           村中清志君

     商工観光課長         東條一行君

     生活環境課長         中村健一君

     税務課長           道端金俊君

     市民課長           道下俊夫君

     社会福祉課長         手島仁助君

     長寿対策課長         近藤英海君

     健康政策課長         吉谷清光君

     教育長            末永文隆君

     教育委員会総務課長      小林正治君

     学校教育課長         山下彦幸君

     生涯学習課長         谷川良二君

     監査委員           高木長幸君

     監査委員事務局長       松倉正光君

     会計課長           奥野音之君

     農業委員会事務局長      松野 悟君

     選挙管理委員会事務局長    山本政義君

     消防長            江口秀美君

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◯議会事務局

     局長             松野音幸君

     次長             山下傳一郎君

     議事係長           中里亀之君

     書記             横枕孝規君

          平成19年3月9日(金)議事日程表

議事日程 第5号



日程番号
議案番号
件名
備考



 
市政一般質問について
 



議案第48号
工事請負契約の変更について
経済土木委付託







番号
質問者
質問要旨


11
江川美津子議員
1 郵便局・測候所の業務廃止・縮小について
 ? 郵便局の集配業務廃止・業務縮小など始まったが今後の対応は
 ? 福江測候所を存続させるための取り組みについて
2 地域の医療・介護体制を維持し、さらに充実させるための施策を
 ? 離島医療圏組合病院のあり方懇話会において富江病院・奈留病院の縮小、診療所化が検討されているが、市としての見解は
 ? 今後どのような体制で地域医療を守っていこうと考えているのか
 ? 療養病床削減計画が具体的な検討段階になっているが、これからの介護施設整備などについての施策は進んでいるのか
 ? 松寿園を介護予防施策の拠点にする考えは
3 環境行政について
 ? 最近のごみの現状と今後の取り組みについて
  イ 分別の徹底による減量と財源確保
  ロ 生ごみの再資源化
 ? ごみの不法投棄対策の徹底を



                         =午前10時00分 開議=



○議長(中尾剛一君) おはようございます。

 出席議員は定足数に達しました。

 議事日程第5号により、直ちに本日の会議を開きます。



△日程第1 市政一般質問について

 前日に引き続き一般質問を行います。

 15番 江川美津子議員。



◆15番(江川美津子君) (登壇)おはようございます。

 質問します。市長の施政方針をお聞きして、市民が安心して住むことのできるまちづくりを目指した方針だと、これが実現すると本当にすばらしいまちができると受けとめました。私もその観点に立って質問をしたいと思います。

 初めに、郵便局、測候所の業務廃止、縮小についてお伺いします。

 2月19日から郵便局の集配業務廃止、業務縮小など始まりました。住民へのサービス低下は明らかですが、今後どのような対応を考えているのでしょうか。

 また、4月から福江測候所での予報業務が廃止され、2010年には原則廃止、無人化の予定です。

 測候所から出される予報は、農漁業や各種の催しなど重要な情報となっており、消防署では独自の観測設備がないために、毎朝風速や風向、湿度などの観測情報を取り寄せて火災予防など防災計画を立てているとお聞きしました。市民の安心・安全を守るためにもなくてはならない役所だと思います。

 郵便局や測候所の廃止など地方切り捨ての施策が次々と進められていますが、このことについて市長の見解と、今後、存続のためにどのような取り組みが必要だとお考えでしょうかお伺いいたします。

 次に、地域の医療・介護体制を維持し、さらに充実させるための施策についてお伺いします。

 1点目は、県立及び離島医療圏組合病院のあり方懇話会において、富江病院、奈留病院の縮小、診療所化が検討されていますが、市としての見解をお聞かせください。

 また、市内では個人病院の閉鎖なども出ています。今後どのような体制で地域医療を守っていこうと考えていますか。

 2点目は、療養病床削減計画が具体的な段階になってきました。

 この問題では9月議会でも質問をいたしましたが、五島市では現在でも急性期の治療終了後に高齢者の方が医療を受けながらリハビリに取り組むことのできる医療施設が不足しているのが実態です。

 国の政策によって介護型療養病床は2012年度までに全廃されます。医療型の療養病床の削減計画も、3月には国の方針が示される見込みだと報道されました。

 療養病床の削減については、一般病床や老健施設などに転換する場合は財政措置を検討すると言っていますが、五島市の場合、高齢者施設、病床とも県の基準に照らすと充足していることになっています。ところが、現状は、特養ホームなどの老人介護施設への入所を待っている方たちがたくさんいます。このままでは必要な医療や介護が受けられない高齢者の方が多数出るおそれがあります。これは全国の医療関係者の方たちからも同じような心配の声が上がっています。

 高齢者が安心して必要な医療や介護が受けられる施設整備など検討は進められているのかどうかお答えください。

 医療と介護は切り離して考えることはできません。両方の観点からの答弁をお願いします。

 3点目は、12月議会で提案をした松寿園の運営についてです。

 12月議会では、今後、地域社会の大事な資源として、多くの地域住民の皆様が利用できる施設としての運営や行政大綱に基づく民間移譲も含め、今後の運営状況等を見ながら検討したいとの答弁でした。

 地域の住民の皆様が利用できる施設として活用することはもちろんですが、なかなか進まない介護予防事業など高齢者施策の推進拠点に据えて運営を考えたらどうかと思いますが、見解をお聞かせください。

 最後に、環境行政について質問します。

 12月議会に提案された補正予算で、ごみ袋の製袋委託料が増額されました。ごみの量が増加しているのではないかと懸念します。

 最近のごみの収集や分別の現状と今後の取り組みについてお伺いをいたします。

 まず、ごみの減量は分別の徹底しかありません。市民の協力がないとできません。そのためにどのような広報や対策がとられていますか。また、現在の資源ごみの再資源化率と今後の目標もお聞かせください。

 次に、生ごみの再資源化についてです。

 2月5日、日本共産党市議団で宮崎県綾町へ有機農業推進についての研修に行ってまいりました。綾町ではすべての生ごみを家畜のえさや堆肥としてリサイクルしているとの説明に驚きと同時に感動しました。

 新しくできる堆肥センターでは、家庭から出る生ごみは、堆肥の原料とはしないとのことですが、原料として利用を再検討することはできないのでしょうか。生ごみを再資源化することで焼却場での処理経費も抑えることができると考えます。見解をお伺いします。

 3点目は、ごみの不法投棄対策の徹底についてです。

 最近、市内至るところで空き缶やペットボトルの投げ捨て、家電製品などの不法投棄が目につきます。けがや事故のおそれとともに、観光での交流人口や心のふるさと市民構想を掲げている市としては、早急に効果的な対策が必要だと考えます。

 また、ポイ捨てやリサイクルに有効だと言われているデポジット制度の進捗状況はどうなっていますか。同時に、スポーツ少年団や中学校のクラブでは、空き瓶などの回収をして資金づくりをしています。このような活動をする町内会やPTAなどの団体へ何らかの財政援助をする考えはありませんか。

 これは、環境美化・リサイクル団体にとっては、活動費づくりと多くの効果が期待できますが、見解を求めて壇上からの質問を終わります。(降壇)



◎市長(中尾郁子君) (登壇)おはようございます。

 15番 江川美津子議員の質問にお答えをいたします。

 初めの質問であります郵便局の集配業務の廃止、縮小についての対応はということでございましたが、1月23日、24日、五島市管内の実態を調査いたしました。

 いろいろな問題点を調べました結果、まず一番初めに問題にしなければならないのは、久賀と椛島の朝の一便の集配業務がどうなるかということでございました。それで、そのことに対しまして管内を統括いたします福江郵便局で会議を持ちまして、現状を維持するように意見書を提出し、その会議に九州支社からもおいでになる、長崎支社からもおいでになるということでございましたが、ちょうど大しけでございまして、全便交通機関が欠航でございまして、それは果たせませんでしたが、文書でお願いをしております。

 3月9日にその後調査をいたしましたら、久賀、椛島の一便が大変問題が起きるんではないかということで、他の地区は変わらないと、現状と変わらないということを得ましたので、この2点に絞って陳情したわけでございますが、椛島は現在、以前どおりの集配業務が行われているということでございます。久賀がちょっと一便がされていないということで、この改善を求めております。どのようにすれば従来どおりできるのかということをもうきちんと、抽象的な陳情、お願い、意見書じゃなくって、具体的にポイントを絞って行動しております。久賀の場合も改善の策があるようでございますので、そういう今の交通機関を使って、従来どおりのサービスができるように検討をしてまいります。

 測候所の存続についてのお尋ねでございましたが、私も議員と同感でございます。すべてのものが東京、福岡、長崎というふうに、気象までもが集中化されるということには異議がございます。それで、いろんな機会をとらえて測候所の廃止には反対の意思を表明しております。

 先日も申し上げたと思うんですけれども、九州市長会で阿蘇市長とともに緊急動議をいたしました。阿蘇市もなくなるんだそうでございます。山の気象、海の気象というのをどうしてそういう日本の中心部で察知できるのかということを訴えております。これからもまた変わりやすい海の気候、それから天気は西から変わると言われますので、五島の測候所の存在というのは、そういう日本全体にとっても大変必要なものではないかと思いますし、そのような主張をいたしております。

 次に、離島医療圏組合の病院のあり方についての質問がありました。

 診療所にするんではないかと、そのように検討しているんではないかというお尋ねでございましたが、病院の健全化、経営健全化については取り組んでおります。いろいろな検討を続けております。しかし、その中で診療所ということは全く考えておりません。このことは、会議の中でも関係者も全く考えていないことでありますので、この場をおかりしまして誤解がないように、しっかり御理解いただきたいと思います。

 それで、そういうふうな状況で、どのような方法で地域医療を守っていくのかというお尋ねでございますが、診療所化という道ではなくって、五島中央病院という非常にいろいろな意味で整備をされ、それから学生の研修も受け入れ、九州では注目されている病院に今充実してきております。

 この病院の分院として、逆にそういう、例えば奈留病院ですが、違う診療科目の先生方も訪問してそういう診察ができないかというような、五島中央病院の分院化として今後検討するべきだと私も思っておりますし、そういうあり方委員会、懇話会の方たちもそのような方向を模索していると思います。

 それから、次に療養病床の削減についてどのような準備をしているかというお尋ねでございますが、この療養病床には介護型と医療型がございます。今、介護型の45床というのはマリア病院にございます。これが制約を受けて少なくなるということで五島市も心配をいたしておりましたが、医療型という病床がございますが、これは民間5病院で56床ございます。今、この医療型療養病床は余り活用されていない状況でございます。それで、この医療型病床へマリア病院の45床も、介護型が撤廃されるんであれば医療型へ移行するという申請をとるという方向を考えております。そうしなければ枠内におさまるかどうかということがありますので、その施策の中でそういう道を模索をいたしております。

 で、今後はどうなるのかということでございますが、これからは在宅介護、在宅医療へ国の施策がシフトしてきておりまして、施設をつくって、建物をつくって、そこに収容して高齢時代を生きていただくのじゃなくって、在宅で、住み慣れた我が家で介護も受け、医療も受けられるような体制に移行しつつあります。

 五島でいいますと、山内診療所の宮崎先生ですが、本当に各家庭のそういう市民の健康状態をようく理解をされていまして、ドクター・コトーのような行動をしていらっしゃいます。そういうふうな形に在宅医療、在宅介護というふうに少し動くのではないかと。でも、全体ではありませんで、これまでの病床はそういうふうに介護型から医療型に変わりますけれども、維持はできると。それで、ただいま入院していらっしゃる方は、全部対応ができるというふうに思っております。

 次に、松寿園をどのようにするのか、介護予防施策の拠点にする考えはないかということでございましたが、行政改革大綱の中では21年に民間移譲計画というのがうたわれております。しかし、このように長寿対策がどんどん変わってまいりました。本当に名前を覚えるだけでも追いつかないぐらいに施策が変わっております。でも、その施策の恩恵を受ける市民はどんどんふえます。今30.04%ぐらいですが、これからも長生きすればどんどんこのパーセントはふえますし、高齢でも長寿であることはとてもうれしい喜びであります。

 そういう方たちを安心して住める五島市としてサポートするためには、そういう意味の施設といいますか、考え方、現場でのそういうものを検証する場所も必要だと思っておりますので、ここで民間移譲をやめるということではありませんけれども、今後、五島市の長寿化、さらに進む長寿化に対しましての拠点にはしていきたいと思っております。

 それで、経営健全化ができれば、その中でいろいろなやれる方法があると思います。それをいろんな国の制度、変わる制度を取り入れてやっていけるのではないか。例えば特養も足りないよと言われます。その方向にはどうなのかとか、いろいろ検討してまいりたいと思っております。

 そういう意味では大変グレードの高い施設を五島市が持っておりますので、これは有効に活用できるのではないかと思います。詳しくはまた担当課長から説明をさせます。

 最後に環境行政について、ごみの分別その他についての質問がありましたが、合併後、市内全域で分別を始めました。なかなか周知徹底せずに苦労しておりますが、これも時間をかけまして市民の協力を得たいと思います。やはり分けることの煩雑さに対する抵抗がありますけど、その先、これを分けなかったらどうなるのかというような先の事情まで共有して理解してもらえば、もう少し進むんではないかと思います。

 それから、生ごみの資源化につきましては、堆肥センターができれば、綾町ほどまでにはいきませんけれども、それに少しずつ近づいていくのではないかと思います。ただし、最初は、事業所の生ごみというふうに考えているということでありますので、今後少しずつ堆肥センターの運営がきちんと予定どおりに進んでいけば、また、次の段階として家庭の生ごみもそこで対応できないのか、そしてまた、家庭の生ごみに対応するためには、まだほかの施設も必要でございます。

 いろいろなですね、私も勉強に行きましたけれども、綾町だけじゃなくって、堆肥センターのところに各家庭から出る生ごみを取り入れているところは、大きなドラム缶を長くしたようなものの中にそれを入れて乾燥させて粉砕してという大きな施設が必要でございます。それを入れるのには約1億以上かかるということも聞いておりますので、少し落ち着きましたらそういうものもまた導入して、堆肥センターでそこから出たものも一緒に堆肥センターとして使うとなれば、ごみ焼却場の燃油も下がりますし、そういう段階を考えたいと思っております。

 不法投棄につきましては、本当に不法投棄が多うございます。担当課にも施設のごみ、し尿などの施設の運営等に非常にエネルギーを使いまして、市内の不法投棄等についてなかなか目配りがいかない時間帯が長く続いておりました。それで、もう一度原点に返って不法投棄をしっかり検討しよう、そこに力を入れようということを私も指示をいたしておりますし、生活環境課の組織の中もそのようなことができるような組織に少し改善したいと思っております。

 特に、不法投棄につきましては、町内会の御協力、そして何といっても市民の意識の改革でございます。手法とかそういう手前のことで考えずに、五島の島を本当に神様からいただいたままの美しい海、美しい山を維持するためには、そこに住まわせてもらっている私たちはどのようにするかというところにまで意識を持っていただいて、そして、じゃ一人一人はどのように行動すればいいかというふうに考えを共有していきたいと思います。

 詳しくは、デポジット等の質問がありましたけれども、担当課長より答弁をいたします。終わります。(降壇)



◎生活環境課長(中村健一君) お答えをいたします。

 デポジットについてでございますが、デポジット研究会というのが県にございまして、そこに参加して、今、研修を行っております。

 現在、国内で実施されている先進事例等について検討がなされておりますが、システム運営における即効性や経済性を十分追求できずに、従前の廃棄物管理費を削減できないまま、経済的にも追加負担となっているなどの問題点も指摘されるなど解決すべき課題が多くまだ残されております。今後も継続して調査研究を行ってまいりたいと思っております。以上でございます。



◆15番(江川美津子君) 自席から質問をいたします。

 まず、郵便局の問題ですが、改善要求を出して、少しずつサービス低下にならないようになっているという方向でしたので安心をしました。

 集配業務の問題もですが、2月19日からは富江郵便局の時間外業務が廃止され、報道では5月ぐらいまでにはさらに時間外業務を廃止するところが出てくるという、最終的には県内でも12の郵便局ぐらいでしか時間外業務の取り扱いをしなくなるような報道もされています。

 五島市のようなこういう複雑な地形で交通手段も大変なところは、市内1局だけにそういう業務を集中されたら、本当に住民サービスは低下しますね。そういうことも考えながら、これで集配業務廃止によるサービス低下がどうにか改善できたから一安心というのではなくって、敏感にそういう住民サービスが低下していないかどうか、そういうのを把握しながら対処していっていただきたいと思います。私たちもそうならないようにアンテナを張って情報収集をしていきたいと思っていますので、一緒に頑張っていきたいと思います。

 それから、測候所の問題ですが、市長も同じ気持ちということで、これはこの間に議会でも意見書を一緒に上げたりいろいろしているのでわかっているんですが、改めて確認をさせていただきました。

 2月23日、24日の2日間で、我が党の災害対策の関係の委員会に所属している仁比聡平参議院議員が五島市を訪問しまして、市長とも懇談をさせてもらいました。その中で、測候所が廃止されると五島市にどういう影響があるかということで、消防署との懇談もさせてもらいましたが、本当に私たちは、測候所は天気予報を発表しているだけのところ、そういう認識しか持っていなかったんですが、本当に私たちの暮らし、防災体制を整えるためのところで消防署と測候所、密接な関係を持っているということがわかりました。

 こういう測候所で4月からは予報業務が廃止されますけれども、そのことによって予報官とか台風時の解説をする解説官という専門官と言われる方たちがいなくなるんですね。これまではそういう業務がなくなった測候所でも、ずっとそういう専門官の方はいたんだそうです。それが、この4月から廃止される厳原と福江の測候所では全くいなくなるということで、これから台風の予報の予測を防災関係者の人たちと一緒になって、その進路を天気図を見ながら解説するようなことはどうなるんだろうと心配を、測候所の方もまだわからなくって心配をされていたんですが、市長はどう思われますか。そういう心配はありませんか。



◎市長(中尾郁子君) この測候所に関します一連の行革といいますか、ことには本当に憤りを覚えております。

 予報官はじゃどうなるのかと言ったら、ここでまだ測候所がありますので、いろいろ調べたデータを長崎から予報するんだと、こういうお話でございまして、本当にどう話したって食いつく場所がないんですね。もう決まった事実だと、こういうことで。だから、国の機関の方が見えても、いつもけんか別れでございますが、今後も引き続き頑張っていきたいと思います。

 例えば東シナ海の海洋の気象をどうして長崎でわかるのかと、そういう私どもは、私の知識ぐらいで考えても本当に不安です。それから、国民保護法などをつくって、きちんと災害のない、いろんな意味で自然も人的災害もない市にしようといういろんなものが法的には整備されて、そういう先駆けとしてこういうものがなくなっていくというのは、非常に政策の遂行とそういう、どういうんでしょうかね、改善策が非常に逆だなと、反比例だなと私も思っております。また、これからも、そのこともしっかり行動してまいります。



◆15番(江川美津子君) 波浪注意報とか警報を出す、そういう観測は五島の三井楽沖に1個だけあって、それで五島の福江測候所で経験を積んだ先人たちが、ここでこの時点でこれくらいの波の高さだったら何十キロ沖合はどれぐらいの波があるだろうと、そういう計算式を研究しながら、計算式を経験をもとにつくりながら今の観測体制が、そういう体制もしかれているという説明もあって私はびっくりしたんですけどね、ぜひその予報官、専門官の方がいなくならないようなそういう運動をしていかなければならないのかなと私も改めて感じました。

 そこで、消防長、消防署と測候所の関係で市民の防災その他のどういうことに役立っているのか、少し説明をお願いいたします。



◎消防長(江口秀美君) お答えします。

 市長が申しましたように、非常に島民にとりましては生活に密着した予報行政機関だと思っております。

 特に、私どもにとりましては、毎朝の気温、風向、風速、あるいは注意等すべての面で大変お世話になっております。私としても非常にこの合理化政策につきましては大変遺憾に思っておるところでございます。できましたら、存続に向けて、市長ともども一生懸命努力をしたいと思っております。以上でございます。



◆15番(江川美津子君) 消防署でそういう毎日の防災計画とか、そういうのも測候所の観測情報をもとにつくっているということですが、その防災問題にかかわって1点だけ確認をしたいことがあるんですが、市民の安心・安全を守ることは自治体の責務で、防災も重要な仕事だと考えます。

 そこで、先日の懇談の中で、消防署の方では説明はなかったんですけども、測候所にお伺いしてから、これまで五島市消防署と測候所はホットラインでつながれていたんだそうです。そのホットラインを使って日々の情報、いろんな情報を収集していたんだそうですが、つい最近は一般電話で問い合わせがある、理由がわからないが、ホットラインの回線がもう廃止されているという説明を聞きました。

 翌日、消防署の方に、担当の方に確認をしたんですが、予算上の問題で、ことしになって最後まで残していた測候所とのホットラインも廃止をしたということでした。普通は一日に一回とかそういう回数しか使わないので、大した影響はないということでしたが、これは災害を防ぐための、そういう緊急時の対応のためのホットラインですよね。災害がなければ何もなくて幸いなことなんですが、こういう非常時のための対策が、財政問題のところで切っていかなくてはいけないのかと、切らなくてはいけないのか、そういう思いがするんですけれども、市長、その点どうお考えですか。



◎市長(中尾郁子君) 私は、今初めて知りました。申しわけないことでございますが、そういうところにまで削減をしたのか、それともほかのラインでそのことが代行できているのか、そこはよくわかりませんので、わかる課長の説明をお願いしたいと思います。



◎消防長(江口秀美君) 私の方から説明をさせていただきます。

 実は、消防では、これまで警察、海上保安署、あるいは警察等と10の行政機関と直通電話を設けておりました。しかし、使用頻度も少なく、なお年間100万円もの経費がかかるということで、双方協議をしながら徐々に縮小して、現在、測候所との1回線のみとなってございます。

 なお、測候所との使用頻度につきましても、朝、毎日の朝、先ほども言いましたように気象情報と、それから火災時の気象情報を問い合わせるのみで、注意報等につきましてはすべてファクスで対応をいたしております。

 なお、これにかかる費用でございますけれども、年間10万円程度、こういったことから使用頻度も少なく、双方、測候所と協議をいたしまして、4月から廃止という方向で協議済みでございます。

 以上でございます。



◆15番(江川美津子君) 毎朝1回の気象情報を収集するのと火災のときだけということですが、これまで10の行政機関とホットラインを結んでいて、それを徐々に切ったとしても、どうしても市民生活の安全を守るために重要だと思ったからこれまで測候所とのホットラインは残っているんですよね。それで、この維持のためには1年間で10万円程度、五島は台風の通過するところでもありますし、日常的には利用頻度は少なくても、これは緊急時の非常時のためのホットラインだと思うんです。

 その点、市長いかがですか。こういう回線をどんどん、市民生活を守るためのものをどんどん切っていく、頻度が少ないといっても重要なものだというところでは残すべきだと思うんですが、いかがですか。



◎市長(中尾郁子君) 市民の安全を守る制度をどんどん切っていくという表現は、ちょっとどんどん切っておりませんで、実はいろいろな通信のシステムも近代化しスピードアップされておりますので、多分双方がどの方法がいいかということを考えてしたものだと私は理解をしております。市民のためにならないことを選ぶはずがありませんから。ただ、お金だけで選ぶとは思いません。きちんと両者がどういうラインでできるのかということであります。

 例えば私にも火災のときにすぐ消防から電話が入りますけど、うちにも市の電話がありますけど、全くそこへおりませんので私の携帯で全部やっております。ですから、何が一番早いかというと、私は私の携帯が一番早いんです。これはちょっと違いますけど、どこに火災が発生というのは、消防から私に第一報が入ります。出張中であろうが何であろうが必ず入ります、真夜中であろうが。それで、いつも寝るときは枕元に携帯を置いて、いつもオンにしております。

 そういうふうで、今お話を聞きながら、確かにいろいろ通信の手段がどんどん発達し、発展し、よりグレードの高いスピーディーなものになりつつありますので、今回のただいまお尋ねの件も、決してマイナスに考えてそのような形をとったんだとは私は思いません。

 もうちょっと消防長のお話を聞いてみないとわかりませんけれども、双方検討して、結果このラインで朝の気象は聞こうと、火事のときの風向きはこのラインで聞こうというものが確保されているんだと思います。直通電話というものが非常に、ホットラインというものが維持管理が高くて、むしろ便利がいいのか悪いのかというのもありますので、もう少し内部で検討させていただきたいと思います。

 やはりどんどん進んでいるということも念頭に置いて、今の時代にあう回線であるのかどうか、いつも、いろいろな事情がありますので検討をしたいと思います。決してマイナス方向に向いているとは私は思っておりません。



◎消防長(江口秀美君) 私の方からも一言。

 実は、私ども消防機関は、本年5月10日からインターネットでIDパスワードを入力することにより、特別に情報の提供を瞬時に受けられることになっております。このIDパスワードにつきましては、消防機関のそれぞれの係、それと特別な職員についてのみいただいております。即情報を取れるという状況でございます。以上でございます。



◆15番(江川美津子君) 情報の収集の手段はいろいろ発達してきているのは理解しますけども、こういうところまで財政健全化対策ということで、それぞれの部署でこういう細かいところもずっと市民生活にかかわるところを縮小していっているのが現状なのかなと、私はそういうふうに思いました。また、こういうのは通常余り使わない方がいいことであって、非常時のための準備だということを私は確認しておきたいと思います。

 それから、次にあり方懇話会の問題ですが、診療所化は全く考えておらず、分院として扱うということですが、これは富江とか奈留に住まわれている方は分院となったとしても、その診療科目の充実や医師体制の充実、安心して自分たちがそこの病院にかかれるようなそういう体制にしてほしいというのが願いなんですが、この分院化によって、そういう地域の人たちの要求に沿うようなそういう体制ができるんですか。



◎市長(中尾郁子君) このあり方懇話会には、県下のいろんな有識者も入っておりまして、その中に岩村助役が入っております。もちろん奈留出身でありますから、奈留の状態はだれよりも理解をしているということで、きっちり主張は通っております。

 分院化のことは、また県の離島医療圏のトップとの会議の中でもそういうことを今模索中でございます。そういうふうに方向をやはり健全化しなければ、全体で9億近くの、五島中央病院も含めまして9億以上の経営支援金が入っておりますので、やはり健全化に向けてはどんどんこの額が大きくなるとなれば、患者も減る、でも高齢者はふえるという実態に合うようなそういう診療科目がふやせればいいなと思っております。

 ただいまの状況では、内科医がおりますけど、例えば整形外科も行くとか、そういう体制をつくれれば、分院化しても逆に診察のいろんな専門医が、五島中央病院におられる専門医が行けると、こう思っておりますので、市民のためによりいい状況にもっていきたいと私は思っております。



◆15番(江川美津子君) 私もあり方懇の会議録をインターネットで読んでいるんですけども、その中では人口割でそれぞれの医療圏の医師数がどれぐらいあるとか、ベッド数がどれぐらいあるとか、それと道路網が整備されて、富江から五島中央病院まで10分間で移動できるとか、そういうもろもろの数値を、都市部と同じような数値を当てはめて医療圏組合の病院のあり方とかそういうのが検討されているんじゃないかなという思いがするんです。

 ですから、離島に住んでいる人たち、そういう人たちの実態をぜひ酌み入れていただいて、地域の人たちの願いである診療科目とか診療機器、中央病院を核の病院とするにしても、その地域の病院で安心してかかれる体制をつくっていただきたい。

 市長もそういう考えがあると、そういう思いだということですので、ぜひ強く意見を言ってほしいんですけども、前回、2月21日ごろ、実際現場を訪問して視察していますよね。その結果のあり方懇の会議録とか、まだ公表されておりませんので、どういう雰囲気だったのか、そしたら助役、お話しください。



◎助役(岩村進君) その前に、これは大事なことでございますので、先日及び離島医療圏組合病院あり方検討懇話会、これはどういうものであるかということ、これはちゃんと要綱ができておりまして、離島関係につきましては、目的というのは離島医療圏組合構成市町の合併に伴い、新市・新町における医療供給体制及びその中で離島医療圏組合病院のあり方を検討するに当たり幅広い見地から意見を求めるため、離島医療圏組合病院のあり方検討懇話会を設置するということになっております。

 この構成員は先ほど市長からも申し上げましたが、学識経験者、それから医療関係者、その他必要と認められる者、これは20名以内になっていますが、今16名でございます。そのうち関係市町の助役全員がこのメンバーに入っております。

 それで、現在まで12月から3回検討懇話会が開催されたわけでございますが、2回目が離島医療圏組合全医院を視察ということになりまして、3回目の検討懇話会において、その実際視察した状況を事務局の方から発表いたしまして、また、各委員の感想、それから、こうあるべきではないかという意見が出されたわけでございます。

 非常に医療というのはご存じのように人命にかかわることでございますので、これにつきましては非常に懇話会でもこの目的というのをしっかり持ちながら検討していかなければいけないということでございます。

 最大の課題は、医師の確保であります。特に、小規模病院、診療所は、非常に厳しい状態である。また、あわせて看護師の確保も大変困難になりつつあると。その中で、五島中央病院は、非常に今のところ恵まれた環境にあるということでございます。

 それから、先ほど申しましたように、地域医療は、地域住民にとって、生命にかかわる重要な問題であるので経営的な評価のみで判断すべきではないと。特に、離島地域は台風等によって海上交通が遮断されるなど特殊性を考慮すべきであるということです。

 ただし、関係自治体は多額の財政負担をしているので、病院の経営改善は不可欠であるということで、先ほど市長が申し上げましたように、この19年度の五島市の当初予算にこの3病院に対して9億8,500万、負担金補助及び交付金として繰り出しをしているわけでございます。そのうち特交があり、また、普通交付税として返ってまいります。その特交と普通交付税がかなりありますので、実質的な負担金はかなり減ってくるわけでございますが、これと同額じゃなく、これよりもかなり多いんですが、これに見合う金額を県が離島圏組合に五島市分として、また各地区分としてそれを補助するようになっております。

 したがいまして、県にとっても大きな負担であり、自治体にとってもこの病院経営というのは大きな負担になっているわけでございますが、しかし、先ほど申しましたように、これは地域住民にとっては、非常に生命にかかわる大事な問題であるので、慎重に検討すべきであるというのが、現在のあり方検討懇話会の現状でございます。以上でございます。



◆15番(江川美津子君) 経営的には大変ということはわかるんですが、合併したからといって、そこの地域に住民がいなくなるわけじゃないですから、過疎化が進んで、ますますそういう公的病院が必要になっているのが現実じゃないかと思います。

 で、五島市の病院の現状なんですけどね、先ほどもお話ししましたけど、個人医院の廃止がありますね。ベッド数が少なくなっている。で、開業はしていても、入院のベッドはあるけれども、実際には入院を受け入れてないとかそういう、また新しく診療所が開設されても無床の診療所とかそういう実態で、入院施設自体が少なくなってきているんじゃないかと思うんです。

 私は、もうこのままでは五島市全体が医療過疎地になっていくんではないかなという心配をときどきするんです。今、開業されている先生たちのところに、また次の新しい跡継ぎの方が来られたり、新しく入院のベッドのある診療所とか病院を開設するのでない限り、このままではもうドクターの方たちも仕事ができなくなってくるわけですから、そういう心配もありますので、ぜひ、この医療圏組合の病院を分院として充実させるんだったらいいんですけども、縮小するようなことにはならないように全力で取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。

 ベッド数の縮小ですね、そういうところも県の基準ベッド数では、五島市はオーバーしているんですよ。五島市全域の入院用のベッド数も、そういうところでもぜひ減らされないように頑張っていただきたいと思うんですけど、その点いかがですか。



◎市長(中尾郁子君) 入院のベッド数が足りないということですが、実は回転率はそんなに高くありません。それから、開業医の方も入院室がありますけども、入院者は満杯ではございませんので、ただいまは十分に対応できていると思います。五島中央病院のベッド回転率もそんなに満床ではありません。空きベッドもありますので、十分に今は対応ができていると私は思います。

 それから、これから分院化することによってというのは、十分にそのことも考慮しながら、例えば奈留病院ですが、やはり入院施設がほかにないので、どのくらい必要かということを検討しながら前に進みたいと思います。富江病院もしかりでございます。

 そういうふうに全体を見ながら、それでも全国平均とか県の平均とかで言いますと、やはり病気になりがちな高齢者、高齢時代を生きている人がうんと多いわけですから、そこもまた配慮する必要があると思います。経費的な面と、そういう十分足りているのかということと両にらみをしながら前に進みたいと思います。



◆15番(江川美津子君) 施設はあっても全く受け入れてない、そういうのもベッドの回転数の中には計算されているわけですから。

 次に、療養病床の件なんですけども、先ほど介護型療養病床を45あるのを医療型療養病床に移行していきたいという答弁がありましたけども、全国の病院で、きのうかおとといの新聞ですけども、厚生労働省が調査した数字では、もうそういう移行はする方向じゃないんですよね、それぞれの病院などは。

 もう厚生労働省の政策がころころ変わって、それに介護型にしたら、次はもう何年かしたらなくなる。医療型にしたら収入が少なくなる、今度3段階に分けられて一番低い人たちは、医療の一番重い人たちの3分の1しか診療報酬がないということで、そういうのだったらあんまり変えないで今のままでいこうとか、一般病床にしようとか、そういう方向で介護型がそのまま医療型に移行するとはなりませんし、マリア病院は公的経営ではありませんから、やっぱりそのまま医療型へ移行と、市の要望どおりにいくんでしょうかね。

 それよりも、民間のことを当てにするといいますか、そういうのではなく、それもですけども、もっとこれからの五島市の高齢者対策、どんどん高齢者がふえると言いますけれども、そういう場合にどういう対策をしていくのかというのを具体的に決めていないし、行動に移ってないような思いがするんですけども、それはいかがですか。

 さっきの在宅介護とか、在宅医療の方向にいっていると言いますけども、それは今、山内診療所だけですよね、特にそういう活動をしているのは。全域がそういう介護や医療の体制が受けられるような、そういう何らかの体制を行政としても今考えないと遅いんじゃないかと思うんですけれども、その点について答弁をお願いします。



◎市長(中尾郁子君) 国の施策が、病気じゃなくて、介護の対象者が病院にいるということで医療費が何兆円というふうに必要で、それが必要なら医療保険、健康保険を上げなきゃいけない、国の財政が破綻するということで、こういう施策がずっと変化してきているというわけでありますから、そのことをやはりとらえながら五島市も動いているわけであります。

 例えば山内診療所のことを申し上げましたけれども、岐宿診療所においてもずっと往診をしていまして、これは医師のやっぱり医者としての方針をしっかり持っていらっしゃる、そういう先生方が地域にしっかり密着をして診療をしていただいております。そこは高齢者というか、対象者はどこにもいるわけですから、玉之浦もやはり出張して診察をしたりして、どの方がどういう状況にあるというのは先生はよく御存じでございます。三井楽もまたいろいろありますけれども、嵯峨島もまた行って嵯峨島の状態の人もわかっているというように、やはり住んでいる家で少しの病気ならばそこでやれる間は往診でできると、そういう在宅の医療に変わっていっている時代であるということを御理解をいただきたいと思います。

 そういう面で何だか全然無計画だとおっしゃってますけれども、実は各診療所の医師とも非常に綿密に連携をとっているつもりでございます。

 それから、特養ホームなどにも各病院から往診に行って、いろいろな医療的な処置もいただくし、お薬もいただくというふうな連携もうまくいっていると私は思っております。各医師がおりますので、どの病院にもですね、そういう嘱託医がおりますので、どのホームに入っている方も速やかに対応がされているものと思っております。まだ、そういうものに対する苦情とか、訴えは受けておりません。これはさきにいろいろなものを構えるんじゃなくて、現状をしっかり注目しながら、それに合うような方法を、今持っている手段で対応していこうと、こう思っております。

 それから、何といっても医師がいなければ病院は成り立ちませんので、五島中央病院に医師の確保という面では大変な努力をいたしております。医者がいなくなって、みんなどこも離島地区は医師不足というのが大きな政治のテーマになっておりますけど、もう本当に議会の皆様の御理解を得て、五島病院にいろいろな研修機関、講座なども設けたおかげで、今回もまた長崎大学だけじゃなくって、よその地区の学生もこの研修に参加をしたいという申し出があっているということでございますので、より離島医療に関する学習機関としては、五島中央病院が本当に九州の中核的なものになってきたのかなと思います。これも本当に議員の皆様方の御理解をいただいて、いろいろな予算審議の中で御理解賜っているおかげでございます。

 今後も今の姿勢を貫きながら、また、そういう研修生は地域の診療所にも出向きます。そこでも離島医療の、あるいは高齢者医療の実態を学習しております。そしてまた、ドクターになっての研修期間でもそういうところも使いながら、学習も兼ねたそういう接触、診察があっておりますので、本当になかなか100%満点よとは言えないかもしれませんけれども、非常な気配りを担当課もして、いろんな実態を詳細にキャッチをして対応しているのが実情でございます。これからもどうぞ御指導いただきたいと思います。



◆15番(江川美津子君) この件では最後にしたいと思うんですけども、先日、五島中央病院の院長先生のお話を共産党市議団でお伺いをする機会がありました。

 そこでは、都市部では救急病院では後方病院があって、救急で入院しても急性期が過ぎると、その後方病院の方に転院をして、必要なリハビリとか医療を受けながらリハビリ治療が受けられる体制があるんだけども、五島ではほとんどなくて困っていると。

 マリア病院の介護病床がなくなると、転院先がなくなるので自宅に帰らなくっちゃいけなくなる方も出てくると思うんだけども、五島の場合、高齢者が多いことや交通事情の問題で通院するのが大変だと。それで在宅医療を支える体制もほとんどないと。介護難民、医療難民が出るおそれがあるのではないかということで、療養病床がなくなることを大変心配されているんですけども、もう一度これに何かありますか。



◎市長(中尾郁子君) 神田院長とも私もいろいろな問題については本当によく話し合っております。

 国の制度が変わってくることに対して、マリア病院も民間ですけれども45床、全床医療型へ変わるということを聞いておりますが、その中でどのような対応ができるのかですね、富江病院も入院患者が今ちょっと多いんですが、それはやっぱり五島中央病院から急性期を抜けた人をあちらへ動かしていって、少しそこでまた入院が続いているという状況でございます。これは線引きをするようにきちっとはいかないと思いますけれども、これから事情を見ながら進めたいと思います。

 非常に、例えば、特にリハビリ関係はもう制約が大きくなりました、国の制度がですね。そんな中でどのようにやっていけばいいのか。また、専門家の指導をいただいて、患者や家族がどのように自立したリハビリをやっていけるのか、やっぱりそういうところを求められるのかなと、きのうもNHKでずっとあっておりましたけど、リハビリの回数が減って、国の役人に「あなたがこんな体になったらどうするのか」という訴えがあっておりました。

 やはり病気は、自分が病気になるんであって、あの話を聞きながら、治すのも自分であってというふうに、これから自立をしていくことがもっと求められるんかなと、病気になったのも行政のせいだとか、よくならないのも行政のせいだとかということではなくって、ともに自立を応援しながら、患者もまた、病気にならないような工夫、それからなったらどのように改善するかという工夫も必要かと、こう思います。

 何もかも完全にお金を使って、全部引き受けてやっていければ一番いいと思うんですが、また、そのことによって人間らしい生き方がどうかなということも出てきますので、しっかり注目しながら、また、国の制度も受けなければ、五島市が独立して何か新しい施策を打ち出すのには財政的に貧弱でございますので、国のいろいろな変化に対応しながら、活用できるものは活用して、実態に対応していきたいと思っております。



◆15番(江川美津子君) この問題は、療養病床の問題だけでもなくて、五島市の介護予防策がパワーリハをやって筋力、体力をつけたいとか、そういういろんな思いは述べられるんですけれども、実際にそれが具体的になって実現しているかというと、そうでもないなという思いがあります。そういうところもすごく深くかかわっていると思うんです。

 最後に松寿園の運営の問題で、行革大綱も出たけども、国の高齢者施策がどんどん変わっているので検証する場が必要ということで、有効活用できるのではないかという答弁でした。民間移譲だけを考えるのではなくって、検証する現場がどうしても必要だと思います。ぜひ、そういう場として、拠点として運営をしていただきたいと思います。

 最後に、7日の夜、ニュースを見ておりましたら、長野県の北御牧村というところで10年間で一人当たりの老人の医療費が4万円少なくなったと、長野県全体では10万円の増加をしているというところで、一人当たり年間4万円少なくなったというニュースがあったんですよね。それを見てたら、プールとか老人福祉施設、医療施設が隣り合って設置されておって、その中で運動した後、リハビリをして、日常的なおしゃべりをする、そういう施策がとられている。

 集落にある公民館には、そこから月2回PTの人が行って介護予防教室とか、体操やおしゃべりをして、また、村営のケーブルテレビでは、体操の放送を一日何回か放送しながら、体力づくりとかそういうのに役立てているということで、91歳か94歳ぐらいの女性の方もプールで元気に運動しているんですよ。そういうのもありましたので、そういう老人の健康を保つ拠点として松寿園を行政が運営をしていただきたいというのが私の思いです。

 環境問題では質問できなかったんですけども、これは次回の質問にさせていただきます。

 これで私の一般質問を終わります。



○議長(中尾剛一君) 江川美津子議員の質問を終わります。

 以上で通告による一般質問を終わります。

 市長から、追加議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。



◎事務局長(松野音幸君) 朗読いたします。

                               18五総第3145号

                               平成19年3月9日

 五島市議会議長様

                              五島市長 中尾郁子

          追加議案の送付について

 平成19年3月5日招集の平成19年3月五島市議会定例会に、議案第48号 工事請負契約の変更についてを別添のとおり送付します。

 以上でございます。



○議長(中尾剛一君) 



△日程第2 議案第48号 工事請負契約の変更について

 を議題といたします。

 議案第48号に対する説明を求めます。



◎総務課長(窄善明君) それでは、議案第48号 工事請負契約の変更について、提案の趣旨を御説明申し上げます。

 本案は、平成18年8月3日の市議会臨時会において議決された五島地区漁村コミュニティ基盤整備工事(1工区)に係る工事請負契約について、V−ONU及び光成端箱の増加により、伝送路設備の光ファイバー及び光ドロップケーブル等を延長することに伴い、設計変更をする必要が生じたため、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。

 変更の内容でございますが、伝送路設備の光ファイバーの延長を2万9,306メートルから3万380メートルに、光ドロップケーブルの延長を20万7,900メートルから30万7,520メートルにそれぞれ増工するもので、工事請負金額4億2,493万5,000円を4億9,106万4,000円に改めるものでございます。

 以上、説明終わりますけれども、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。



○議長(中尾剛一君) 質疑を行います。

 質疑を終わります。

 議案第48号は、お手元に印刷配付してある別紙付託表のとおり、経済土木委員会に付託いたします。

 お諮りいたします。

 委員会審査のため、明10日から22日まで13日間本会議を休会したいと思います。これに御異議ございませんか。

 〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、3月22日まで休会いたします。

 去る3月6日及び本日の本会議において、各委員会へ審査を付託した案件については、休会中に審査されるよう望みます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 次の本会議は、3月23日、午前10時から開きます。

 本日は、これをもって散会いたします。

                         =午前11時13分 散会=