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長崎県 対馬市

平成 21年 6月定例会(第2回) 06月26日−02号




平成 21年 6月定例会(第2回) − 06月26日−02号









平成 21年 6月定例会(第2回)


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平成21年 第2回 対 馬 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)
                           平成21年6月26日(金曜日)
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議事日程(第2号)
                       平成21年6月26日 午前9時58分開議
    日程第1 市政一般質問
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本日の会議に付した事件
    日程第1 市政一般質問
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出席議員(21名)
1番 脇本 啓喜君       2番 黒田 昭雄君
3番 小田 昭人君       4番 長  信義君
5番 山本 輝昭君       6番 松本 臚幸君
7番 阿比留梅仁君       8番 齋藤 久光君
9番 堀江 政武君       10番 小宮 教義君
11番 阿比留光雄君       12番 三山 幸男君
13番 初村 久藏君       14番 糸瀬 一彦君
16番 大浦 孝司君       17番 小川 廣康君
18番 大部 初幸君       19番 兵頭  栄君
20番 中原 康博君       21番 島居 邦嗣君
22番 作元 義文君
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欠席議員(1名)
15番 桐谷  徹君
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欠  員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長      永留 ?光君  次長     渋江 雄司君
参事兼課長補佐 長野 元久君  副参事兼係長 國分 幸和君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ………………………………………………………………………… 財部 能成君
副市長 ……………………………………………………………………… 大浦 義光君
副市長 ……………………………………………………………………… 齋藤 勝行君
総務企画部長 ……………………………………………………………… 永尾 榮啓君
総務課長 …………………………………………………………………… 桐谷 雅宣君
市民生活部長 ……………………………………………………………… 近藤 義則君
福祉保健部長 ……………………………………………………………… 扇  照幸君
観光物産推進本部長 ……………………………………………………… 廣田 宗雄君
政策補佐官兼地域再生推進本部長 ……………………………………… 松原 敬行君
農林水産部長 ……………………………………………………………… 川本 治源君
建設部長 …………………………………………………………………… 斉藤 正敏君
水道局長 …………………………………………………………………… 一宮 英久君
教育部長 …………………………………………………………………… 中村 敏明君
美津島地域活性化センター部長 ………………………………………… 阿比留正明君
豊玉地域活性化センター部長 …………………………………………… 橋本 政次君
峰地域活性化センター部長 ……………………………………………… 永留 秀幸君
上県地域活性化センター部長 …………………………………………… 武田 延幸君
上対馬地域活性化センター部長 ………………………………………… 糸瀬 良久君
消防長 ……………………………………………………………………… 阿比留 健君
会計管理者 ………………………………………………………………… 森田 健一君
監査委員事務局長 ………………………………………………………… 主藤 繁明君
農業委員会事務局長 ……………………………………………………… 大石 邦一君
教育委員長 ………………………………………………………………… 村井 成枝君
選挙管理委員長 …………………………………………………………… 井  鷹志君


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午前9時58分開議



○議長(作元義文君) 桐谷徹君より欠席の届け出があっております。

 なお、一般質問登壇者の写真撮影を許可いたしております。

 ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1.市政一般質問



○議長(作元義文君) 日程第1、市政一般質問を行います。

 本日の登壇者は、5名を予定しております。

 それでは、届け出順に発言を許します。19番、兵頭栄君。



◆議員(兵頭栄君) おはようございます。トップバッター、最初に申し込んだというようなことで、トップバッターとして一般質問をさせていただきます。

 まず初めに、対馬新聞によりますと、平成21年3月30日、第2回壱岐対馬航路活性化協議会が財部対馬市長、白川壱岐市長、竹永九州郵船社長等17名が出席のもとで開催されたと。その会の目標といたしまして、航路利用促進と船舶の高度化について、できることから始めると。これは、行政報告の中にもそれはうたってありました。

 その事業概要の中に、博多壱岐間、壱岐対馬間で1隻ずつを運行し、それらの運行時間を調整し、1日の運行本数を増便すると。フェリーについても検討する、つまり1島1隻案が素案として承認されたと、そのように新聞に大きく報道されております。

 つまり、対馬から福岡に行く場合、壱岐で乗り換えをする。そして、新たに乗船して福岡に行くと。また、福岡から対馬に来る場合、同じく壱岐で乗り換えて対馬に来ると。フェリーについても、今鮮魚コンテナ車、貨物車、すべて壱岐で降りて福岡なり、対馬なりに行くと、そういった1島1隻案が採択されたわけでございます。

 その件につきまして、市長の考えはどのような考えを持ってあるのか、ひとつお伺いをいたしたいと思います。

 次に、定額給付の差し押さえについてお伺いをいたします。

 去る4月3日か4日だったと思います。納税差し押さえされた方が、本人から相談を受けて、本人の前で本庁に電話すると、大浦副市長が出られました。私は、今回の定額給付の差し押さえについて、本人ももとより国民には権利があるが義務もある。滞納者の中には、滞納した自分が悪いと言っておられる。それぞれ家庭の事情で払うことができない人もいるのではないかと。市の財政事情も説明し、お互いに相互理解ができるよう相談窓口を設けたらどうか。

 大浦副市長いわく、「あなた方議会は、自主財源である税の徴収、徴収率を上げるように常に言ってきておる」と。「今回の差し押さえは違法ではない」と言われ、もちろん違法ではない。そこで、今回の差し押さえについて、今までの差し押さえ基準、それがどのような基準をもって差し押さえされておるのか、また、現在までの差し押さえ人数、総額、また滞納者全体のこの定額給付の差し押さえが何%差し押さえになったのか、そこのところをお伺いいたします。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) おはようございます。兵頭議員の御質問にお答えしたいと思います。

 1点目の壱岐対馬航路活性化協議会で論議されております1島1隻案についてでございますが、この壱岐対馬航路活性化協議会につきましては、先日の行政報告でも御報告申し上げましたとおり、平成19年10月1日施行されました「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」に基づき、壱岐、対馬と本土を結ぶ航路の将来的な安定的な確保を目的に、平成20年12月24日に設置された法定の協議会でございます。

 構成メンバーは、先ほど兵頭議員がおっしゃられたように、壱岐の白川市長、そして対馬が私、それから地元住民代表として商工、観光等の団体、それから長崎県、九州郵船株式会社の10名の委員で構成された協議会でございます。

 昨年末より壱岐対馬航路公共交通総合連携計画の策定に着手し、この6月3日に壱岐市で開催された協議会で計画を承認いただいたところでございます。今後は、国から最高3カ年間事業費の2分の1の支援を受け、残りの2分の1は壱岐市、対馬市、九州郵船、長崎県で負担しながら、航路の活性化に資する事業を進めてまいる予定でございます。

 御指摘のジェットフォイル1島1隻案でございますが、これは航路利用者のアンケートを2月末に全航路において実施し、島民とビジネス客、観光客がどのようなニーズを持っているかの把握を行いました。

 その中で、ジェットフォイル増便、運行ダイヤ変更に関する多くの意見をいただき、そのニーズに近づけるための一つの運行パターン、あくまで案でございます。決してこれが決定事項ではないということを御理解いただきたいと思いますが、今年度幾つかの運行パターンを整理しながら検討し、最終的に対馬市、壱岐市にとってベストの運行パターンを導き出し、来年度実証実験を実施したいと考えております。

 先ほど申し上げましたように、あくまでもみんなで協議する中での運行パターン(案)だというふうに、新たな案だというふうに御理解をいただければと思います。

 申し上げるまでもありませんが、運行体制見直しは比田勝航路のジェットフォイル寄港についても当然視野に入れながら検討を進めてまいっております。

 また、本市、壱岐市とも単独の航路対策協議会もございます。その中でも壱岐対馬航路活性化協議会の状況を説明し、御意見を賜りながら進めておりますし、今後もそのように考えております。

 このほかにも壱岐対馬航路活性化協議会では、ジェットフォイルの座席の指定化、支払いのカード導入、航路利用促進につながる壱岐、対馬市が連携した観光ルートづくりをあわせて進めてまいる予定でございます。

 次に、定額給付金の預金の差し押さえについての御質問でございましたが、差し押さえの基準はどのようになっているかとの御質問でございますが、ちなみに国税徴収法では、督促を発布した日から10日経過した日までに完納しないとき、徴収職員は滞納者の財産を差し押さえなければならないことになっています。

 3月から5月までは徴収強化月間の一環として、預金差し押さえを全島一斉で計画・実施していたものであります。これは、不誠実な税滞納者、例えば長年にわたり滞納している人や、納税の約束不履行者とか納税意識が薄い人等に対し実施したものであります。ちょうど、今回は定額給付金の支給と相まって、市民の皆様や全国の方々に対しお騒がせをしたところであります。

 この定額給付金の根底にある考えとして、「税を財源とした定額給付金を受給することに対し、誠実な納期内納税者との公平性の観点から、税金を納税しない人にきちんと納税している人の税金をいくら景気対策のためとはいえ、交付するのは善良な納税者の理解が得られない」と考え、組織として淡々と対応することを決断したところです。

 なお、定額給付金と認められる預金のうち、18歳以下の子供さんの給付金部分につきましては、未来ある子供たちに聖域を設け、健全な育成のことを考えて差し押さえ対象から外しました。

 本市では、滞納整理を各戸を回る「臨戸徴収」から「差し押さえ方式」に順次移行している段階でございます。総務省の定額給付金室の見解では、「定額給付金の差し押さえについては、緊急支援を行うことを第一の趣旨として実施するものであるため、その趣旨には合致しない。また、法的な強制力はない」としているようでございますが、片や同じ総務省自治税務局企画課からは、「給付金室の趣旨はあくまで希望だと思う。給付金であれ税法に従って滞納者の資産、生活状況を見ながら差し押さえはすべき」と、同省内に違う意見が存在しております。税収や徴収率を上げようと躍起になっている地方自治体にとっては、法律優先か景気対策優先かが問われる大問題です。

 ただ、今回の決断で滞納者の財産を総合的に勘案したうえで行う滞納整理であれば、定額給付金をねらい撃ちするのではなく、基本どおりの滞納整理の中で個々の納税者の事情を把握し、滞納整理を進めていくとした姿勢を御理解いただきたいと思います。

 また、その実績の御質問もございますが、平成20年度の決算速報で、本市は市税と国保税あわせて未収額14億7,700万、昨年度より8,000万円増加しております。徴収率が73.8%で、県下23市町のうち市税で23位、最下位でございます。国保税につきましては、21位の成績であります。昨年度より国保税の徴収率は2つ順位を上げましたが、年々未収額が増加しているのが大変気がかりなところであります。

 債権差し押さえ実績は705名、滞納額約5億円に対し、債権を差し押さえ回収した金額は約4,500万円となりました。特に、今回の徴収強化月間においては、366名の預金を差し押さえ、回収額は約1,300万円となりました。全体の滞納者数は約4,000名で、滞納額は21年5月末決算で約、先ほども言いましたが、14億7,700万円ですから、ここ1年間で債権差し押さえの人員割合は、昨年度3%から18%、同様に差し押さえ額は4%から34%に対し税の差し押さえを行い、同様に全滞納額の1%から3%を市税等に配当を行ったところでございます。

 地方税において税負担の公平性を維持するためには、課税の公平は当然でありますが、徴収の公平を確保することは大変重要な問題で、課題であります。

 自主財源の乏しい本市におきまして行政を行うには、税収の確保のため、今後とも未収額の一層の徴収強化に努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(作元義文君) 19番、兵頭栄君。



◆議員(兵頭栄君) 今なんですか、1島1隻その問題、これは先ほど私も今一つの素案として取り上げられている、原案として取り上げられて今市長が言われる。

 しかし、これが今後どういうふうな展開になるのか、昨年度九州郵船の乗船率5万9,000人ぐらいだったですか、減少しとると。その原因は、我々は燃油高騰による空路と海上ジェットフォイル運賃、それの格差がない。そのために、そちらのほうに流れていったと、そういうふうに私は感じております。

 今度1島1隻、その方式になれば、ますます対馬島民の理解はできずに、そのあげく空路のほうにいきます。行ったら、昨年度原油高騰による赤字補てん県が2,500万、対馬市が2,500万、九州郵船が2,500万プラスアルファ、そういう事態をさらに招くものと私は感じております。

 特に、また壱岐をそういったターミナル化することによって、これは海上の本線、壱岐対馬間、これは本線です。本線で海上を乗り換えいうのは、一切今まで私が知る限りではない。支線、つまり壱岐から呼子に行く分については、私は支線やから乗り換えがあってしかるべきだ、そういったこと。

 また、この盛漁期については、その対馬の鮮魚運搬業者、それが壱岐で福岡まで直行便乗らずに、壱岐でおりて呼子回りをあえなくされておると。そういった中で、呼子回りで福岡に着けば、鮮魚というものは福岡近辺でしか荷さばきができない。そのために、魚価の低迷を招く、これは全員協議会のときにジェットフォイル問題で竹永社長に私も言いました。そして議長も言われた。皆さん漁業に携わっておる方々は、そういうような頭に持っておるわけです。そういうことも踏まえて、この中で検討をお願いしてもらいたいと、そういうふうに思っております。

 もうそういった素案づくりができておる以上は、次の原案として上げることはできないのかどうか。また、ちょっと今、委員が、新聞には17名と載ってたんですが、実際10名ですか。(発言する者あり)ああ、そうですか。いや、新聞には17名というようなことで載っていたもんやから、新聞をそのまま私はうのみにして今発言しましたが、そこは訂正をさせていただきます。

 それから、そういうことをひとつまた頭の隅に置きながら、ひとつやっていただきたいと、さようにお願いしておきます。

 それから、定額給付の問題、この問題皆さんその相互理解、公平性を欠く、それなら本当で公平な徴収差し押さえをされておるのかと。市に交渉に行く、交渉したり抗議に行く、そういった方々は返してもらっとるんですよ。全額じゃなくて、何割かで返してもらっとるんですよ。

 ところが、何も私の知っとる人は車便もない、言うにも言われない、どうしたらいいか。あの家は文句言ってあれしたところが、その中の3分の1だけだったと思いますが、返してもらったと。これは本当の税の差し押さえの公平性に欠けると私は思いますよ。そこのところどういうふうに考えておられるのか、お伺いします。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 1点目の航路の1島1隻案の問題でございますが、あくまでもこれはジェットフォイルを対象としてる考え方でございまして、フェリーのことはまた別の考え方です。そこを分けていただきたいと思っております、はい。

 そういう中で、確かに運賃格差がない、バンカーサーチャージが導入された段階において、航空運賃と差がなくなってきた。さらに、1島1隻のようなやり方をした場合、お客が減るんじゃないかという心配の向きも確かにあろうかと思います。そして、乗り換えをするということは今までの経験上ないし、ほかでもないんじゃないかというふうなことでございます。確かにそうかもしれません。

 冒頭言いましたように、あくまでもこれは実証実験として物事を組み立てておることでありまして、この実証実験をなぜ組み立て、案として上げたかと。上の人たちの航路を見つけ出すために、こういう方法もあるんではなかろうかと。

 従前の2島を1隻体制といいますか、従前のやり方でいった場合は、どうしても常用薄明の兼ね合いで比田勝まで足を延ばすということが不可能な状況にあると。ならば、1島1隻ということで仮にやった場合は、上の方々の足というのも確保できる、可能性としてはあると。運行する可能性はできるんじゃないかと。やはり私どもは南の人たちについても、北の人たちをどうして救うていくかということも考えながら、お互いがお互いの痛みの中で今までよりも不便になるかもしれない。仮にですね、乗り換えをすることによって。しかし、全島、島内全部を考えたときに、どこかでその痛みというのは分かち合わんといかんという選択もあるのではないかと、それがこの運行案でございます。

 それを皆さんに理解していただけるかどうかも含め、実証実験という形でやることもいいんではないかというふうに私は思っております。最終的にこれを実証実験を実際運行するかどうかは別問題としまして、その案というものは私は否定する必要はないと思ってます。

 対馬が一つになるために、仮にジェットフォイルが、仮の話でございますが、芦辺とか郷の浦とかいうところで同じポンツーンの中で乗り換えをしていくと、時間をあわせてですね。ということが可能であるならば、下の人たちもそれを甘んじて受け入れ、そのことによって上までジェットフォイルが延びるならば、それで私はそれこそ島が一つになるいいきっかけではないかというふうな思いもしております。そういう意味の1島1隻案だというふうに御理解をしていただければと思います。

 それと、定額給付のお話が出ておりました。役所に抗議に行った人には返金があったというお話でございますが、返金があったということではなく、先ほど冒頭の回答の中で言いましたが、約束不履行の方々とか、催告書、それから納税の確約書等を今まで結んで、それを不履行にされる方、それから、出向いていらっしゃらないことによって、その確約書さえも結んでいただけない方等がいらっしゃる場合、今回の差し押さえをすることによって役所に出て来ていただき、そしてそのあたりの話もできていくと。

 何も全額をこちらが押さえるという、押さえてそれを充当していくという考えではなく、不誠実な滞納者に対して、きちんとそこの話し合いをもっていくと、その中で何も全部押さえることはないけども、今までのお互いの信頼関係を崩れてたやつを再構築していって、納税意識を持ってくださいというふうな手法の中での、それは兵頭議員がおっしゃられる返金という言葉になったかもしれませんけども、返金ということではなく、あくまでもそのような理解をしていただきたいというふうに思います。



○議長(作元義文君) 19番、兵頭栄君。



◆議員(兵頭栄君) もうとびとびあれしましたが、先ほどジェットフォイル1島1隻問題、新聞にはこれが1日の運行本数を増便、これはフェリーについても検討というようなことで、この対馬新聞には載ってるわけですよね。それで、フェリーは別問題として、この新聞がちょっと間違いやったんでしょうね。私はこの新聞に載っとるから、もうこれは報道機関が間違いないもんだと、そういうふうに考えておったわけであります。これが関係ないなら、それで1島1隻の問題は終わりますが。

 先ほどあれされた、副市長がその相談窓口等の問題でしたらどうかというような話の中で、お互いがそれぞれの事情もある、そういった中で窓口の、いや法的も、もう取りつく島はなかったですよね。ちゃんとこれは法的に間違いないと、はっきり、それならもういいですよと、それなら本人にそういうふうに。今、市長が言われるのとちょっとやはり滞納者にも約束をしとっても、なかなか今対馬の経営状況、これは難しいところがあるんですよ。今市長は、対馬は県下で収納率が一番悪い、滞納率が多いと、そういうふうな、そしたら、その滞納率が悪いのは対馬島民が税金を払おうという意識がないのか、そういう税に対するところの考え方が貧しいのか、それとも、実際は払おう思うても払えない島民が多いのか、その2つに1つだと思いますよ。どういうふうに考えられるんですか。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今の質問に答えさせていただく前に、私の認識違いがありましたので、1点ちょっと訂正をさせていただきたいんですが、ジェットフォイルについての1島1隻案というのと、一応案としてはフェリーの1島1隻案も出てると。

 ただし、そちらのほうの論議が実現性が薄いもんですから、ほとんどされませんでしたから、私のほうのこちらには入ってなかったもんで、私そちらはまずもって実証実験しないと思いますので、先ほどのような答弁になったことをお許しください。

 それと、今の滞納がある状況の原因というものをどのように考えているのかというふうな御質問だと思いますが、今おっしゃられたような2つの要件が相まって滞納は起こっていると思います。どちら、一方だけがということはないと思います。

 正直言いまして、行政を預かる人間として、こういう措置っていうのは本来であれば取りたくないのは正直な気持です。しかし、2月末時点において19億の滞納がございました。19億っていう金額がどういう金額かといいますと、今ことしの当初予算が283億という当初予算でございましたが、そのうち普通建設事業費に回される金額というのは、振興計画をつくる段階において、約2億円から2億2,000万程度です。その財源しかありません。

 19億の滞納額に対して2億2,000万、仮に2億とした場合、それは9年分とか10年分とかいう普通建設事業費に当たるわけでございまして、仮に19億円が半分ぐらいの滞納額になった場合、10億といえば5年分、じゃあ5年間の間、今の倍のさまざまな行政サービスが対馬の市民の方々にすることができるというふうな考えに至ったとき、やはりこれは少しずつでも誠実な納税者の方々に対しても、やはり不利益を被る部分がございますから、心を鬼にしてこういう措置をとらざるを得ないというふうな決断に至ったところでございます。

 税につきましては、先ほど申し上げたとおり相まっておると思っております。



○議長(作元義文君) 19番、兵頭栄君。



◆議員(兵頭栄君) 今私もこの選挙期間、ずっと対馬全島を立候補者の皆さん回って、一番対馬にしてもらいたいことは、働く場所が欲しいと。事業者においては、仕事が欲しいと、それは切実な要望なんです。

 これが私は去年の11月、その人の子供さんが会社が倒産したと。対馬に帰ってきても仕事がない。福岡におればアパート賃が要る。年金3万6、7千円もらっております。夫婦で7万ちょっとでしょうか。アパート賃が6万円、どうにか2月に仕事が見つかりましたと。対馬に帰ってきても仕事がないと。もうアパート賃出してくださいと、ない金からずっと払ってきた。対馬は仕事がない、そういった家庭もあります。つくづくその話を聞かせていただきました。人ごとじゃないような気がしたわけでございます。

 そこで、市としても、ハローワークに行きなさい、行きなさいといって皆さんそう言われるけど、本当に上のほうに行けば行くほど仕事はないんですよね。そういった中で、市としても臨時雇用者、そういった中で特別な内容以外でハローワークを通して雇用できる方もおられるんやなかろうかと。できれば、そういった中でハローワークを通せる場合には、なるべくハローワークを通してやっていただきたい。

 先の3月の定例会のときに、市長も求人倍率が0.14と非常に悪いですよ。そして、失業者の方は市には来ないんですよ。皆さんはみんなハローワークに行くんです。そういったことを踏まえて、そちらを通せる場合には、ひとつそちらを通して市民一般に廻るような雇用体制をつくっていただきたいなと、そういうふうに思っておりますが。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 予定をしておりません通告外の問題でございますが、答えさせていただきます。

 雇用の場っていう問題、確かに3月時点において0.14という数字、今0.22という恐らく数字になっていると思いますけども、どちらにしても1はないわけで、これは離島対馬の永遠の課題だろうと思っております。

 そういう中で、自分の地域の中から自分たちで雇用をつくり出すっていいますか、起業を起こすというふうにシフトしていかなくてはいけないんではないかということで、当初予算にも計上させていただきましたが、新規ビジネス応援事業補助金というのを確か4月から5月の中旬までの間に公募をかけまして、14件の応募があって、6件ですかね、当面は採択をさせていただこうと思っておりますが、これらの事業というのは、大きな雇用はなくても、2人とか3人とかいう雇用でもいいじゃないかと、これから先以前のような企業誘致でどんと企業が入ってきても、そうそう長続きしない。

 ならば、きちんとした対馬の資源を生かしながら、売っていく産業というのをつくり出していかなければいけないということで、先ほどの補助金を創設したわけですけども、それで今回も若干の雇用は生まれてくると思っております。

 それと、国の制度の緊急雇用の部分、それからもう一つふるさと雇用というのがございますが、この部分で現在ハローワークを通して33名の方に職をと思っております。

 それと、今内示をいただいておるふるさと雇用の分でも、10名の方をと思っております、実は、この制度っていうのは、行政が物事をつくり込んでいくという部分で、広がりが生まれないと。私ども行政が人を雇用していくという体制、そして案を出すっていうやり方よりも、もっと違うやり方があるんじゃないかということで、実は県の労働部長の方に私入って行きまして、いろんな今の制度の矛盾点等を話をさせていただきました。その中で、新たにプロポーザル方式で民間の方たちが雇用を創出していく方法というものを、今度公募をかけようと思っております。

 当然、大きな大項目として、一つの方向性が合致しないといけませんけども、そちらのほうに業態変更していく民間の方々とか、起業をされる方々とか、そういう方たちにふるって応募をしていただき、それを1件審査の中で県のほうに採択は任せたいとは思いますけども、対馬市としましても雇用がふえていくことを考えながら、新たな手法というのもつくり出しておりますので、行政のみならず民間の方たちと一緒になってそういう場の創出に力を入れていきたいと思っております。



○議長(作元義文君) 19番、兵頭栄君。



◆議員(兵頭栄君) いや、それは本当にありがたいことだと思います。今対馬の商工関係、商工会員100名から減ってきてるんですね、今の現状として。やはり人口も月に50人程度、亡くなられた方もおられるでしょう、向こうに出て行かれる方も多いと思います。そういっただんだん過疎化、そしてまた事業を起こしても人材の空洞化、そういった懸念が大きく自分たちは感じるわけでございます。

 それで、もう上のほうの商工会の会員の方々といろいろ話ししても、もう自分たちの給料は出ないよと、いつやめてもいいよと。もう従業員も給与を自分たちはもらわずに、職員の給与だけをこういうふうにしておりますとか、やはりそうして公共事業もないと。あっても半年間。国土交通省の人夫賃は1万4,000円、ところが実際もらうのは7,000円と。仕事は半年間、ようあって。そうしたら、今度20日間の14万。ところが、月平均にしたら7万で夫婦で食べていかんにゃいかんと。年金にもらうのにはまだほど遠いと、やっぱりいい話は聞かないわけですよね。

 本当に雇用に我々議会も、しっかり行政の立場とまた別の立場のほうから、しっかりその雇用促進の場を見つけるように努力いたしますので、行政のほうもまたそれなりに力を入れて頑張っていただきたいと、さように考えております。

 そしてまた、もとに戻りますが、その1島1隻案ですか、そういったもろもろの会があったときには、その都度全員協議会でも報告をしていただきたいと、そのことをよろしくお願いいたしたいと思います。よろしいでしょうか。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) この協議会ですね、壱岐対馬航路活性化協議会につきましては、議会のほうからもその席に参画していただいているということで御理解をいただければと思っております。

 先ほど言いました10名の中には入っておりませんけども、あった内容については、航路対策協議会等の中で逐次報告をさせていただいておるところでございます。



○議長(作元義文君) 19番、兵頭栄君。



◆議員(兵頭栄君) ちょっと1点だけ最後の質問で、定額給付の差し押さえですね、これ違法性がないと。もう一応給付としてはその後の現金化と。ところが、今度例えば助産手当35万から39万に上がったと、出産手当。ところが、そういった目的外、失業保険とか児童手当とか、そういったもろもろの手当、給付金、それについて差し押さえをするつもりがあるのかないのか、その1点をお伺いしたいと思います。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 基本的に差し押さえは今までどおり行うつもりであります。ただし、先ほど言いましたように、差し押さえを行う、行わないは、その方の今までの納税、滞納があったとしても、今までの誠実な全額が完納されてなくても、自分のその家庭、収入に見合って支払いをしていただいておるところなんかを、差し押さえはそこまでのことはしません。

 しかし、不誠実な滞納者であれば、今おっしゃられた目的があるお金であっても、給付金であっても、以前もやってきておりましたが、これからも粛々とやっていくという考えには変わりません。



○議長(作元義文君) 19番、兵頭栄君。



◆議員(兵頭栄君) わかりました。

 以上をもって、一般質問を終わります。



○議長(作元義文君) これで兵頭栄君の質問は終わりました。

………………………………………………………………………………



○議長(作元義文君) 暫時休憩します。11時から開会いたします。

午前10時47分休憩

………………………………………………………………………………

午前11時00分再開



○議長(作元義文君) 再開します。

 次に、14番、糸瀬一彦君。



◆議員(糸瀬一彦君) どなたもこんにちは。改めまして、今回3期目の議会に市民多数の御支持、御支援を受けまして、このように市民の代弁者としてこの場に立たせていただきました。非常にその責任の重大さと身の引き締まる思いを感じております。任期4年間、常に市民の目線に立って、対馬市発展のため議会の立場として微力ながら努力をしていきたいと、このように思っております。市長、よろしくお願いいたします。

 さて、私は今回野生鳥獣、特にイノシシによる農作物の被害が北部対馬で拡大しており、もちろん全島的であります。また、全国的な問題となっていることは、市長も十分御承知のことだと思っております。

 イノシシによる被害は、今では市街地周辺、人の庭先、通学路、広範囲に発生をしております。農作物だけじゃなく、人為的な被害を懸念される状況であります。これまで被害対策として猟友会に委託をし、イノシシの駆除をしてきたとおりであります。駆除をしたイノシシは、ほとんどが山の中に埋められる、そのような処分ではなかったかと思います。

 ところで市長、御承知と思いますが、対馬市議会もイノシシ等の被害対策特別委員会が設置をなされましたが、定例会ごとに調査報告書が提出されておりますが、御理解できておりますでしょうか。これが発議がなされたのが、平成18年3月定例会、当時小西議員の発議により、6名の委員さんが設置承認され、都合2カ年、7回ないし8回の調査研究がなされ、その都度緻密な調査報告書が提出されております。

 被害調査から駆除対策、一方食肉加工センターの設置から商品化の問題等、一貫した調査報告があっております。最後に、最後といいますのは、平成20年3月定例会、2月21日に研究会がなされ、「対馬市としても歩調をあわせ、今後2年間で整備するよう要望するものであります」と、このような結びであります。残念ながら財部市長は、そのときはまだ首長でなかった。

 「また、防護対策予算の重点配分の面から、捕獲補助金の削減等、避けられない問題と思われます。食肉化を実現することで捕獲補助金の削減、あるいは処理施設については販路の体制、整備を確立させ、既存施設の活用と新設に向けた検討が必要であります」、このような最終の報告書があることも、御承知でしょうか。

 そこで、今回どうしても一般質問をしなければならないのは、今回私も大勢の市民と接する機会がありました。市民の声が、イノシシ被害対策の問題が圧倒的でありました。過去の調査研究がどうなったのか、非常に疑問を感じた点が1点であります。

 先ほども言いましたように、常々私は関心を持っておりましたので、私のいとこが西日本新聞の平成21年5月3日の記事の切り取りを見せてくれました。「イノシシ駆除に一石二猪、食品特産品化を目指す」、同じ西日本新聞の平成21年5月28日、「佐賀県の新グルメ、猪っと待った」、イノシシの猪っとです。これぞ「ししリアンライス」。早速武雄市役所営業部いのしし課の課長さん、溝上正勝さんに対し、資料の提供を依頼しましたところ、快く対応していただきました。

 後ほど、この資料によりましてやり取りをやりますから、その感想は、私の感想です。会派の行政視察によりまして、イノシシ研究の先進地であります島根県の美郷町、多分市長はよく勉強してありますから、御承知かもしれません。国立鳥獣研究所で勉強したことをふと思い出しました。武雄市の市長さんはすばらしいなと、そのとき素直に思いました。

 今回対馬市として、抜本的な駆除対策があるのかないのかの質問を今回しておるわけであります。といいますのは、先ほど言いましたように、市長がそのとき在職中ではなかったが、イノシシ特別対策委員会の8回ほどの調査報告がどのように活かされたのかをお尋ねいたします。

 それから、食品加工センターの建設とか商品化、それから私の発想ですけど、イノシシ対策課というものが設置されてはどうなのか。このことについてお尋ねをいたします。

 一方、通告でありますので、選挙管理委員会の委員長さん、大変きょうは御苦労さまでございます。私今回市議会議員の一般選挙に立候補し、南北に長い選挙区でありまして、選挙説明会が豊玉町でありましたことに関しましては、大変なすばらしい気配りであったなと、このように感謝を申し上げます。

 ところで、選挙事務全般につきましては、本庁ですべてやられました。ましてや、選挙用のはがき、これ我々に2,000枚許可が出るわけでありますが、この投函場所が厳原郵便局だけに決められた件、私は選管委員長御承知のとおり、上対馬の一番端であります。現実に追加を投函しようかと思いましても、厳原まで行ってくださいと、このような話でありました。全く何たることだと、そのような腹立たしい思いを感じた一人であります。

 それから、地域住民の利便性等を考えますと、期日前投票の場所、それが地域活性化センターだけ、これは選管の委員長さんはきょう御出席いただいておりますけど、例えば上対馬でいうなら、小鹿の人は比田勝まで、上県町の住民の方は仁田の方が期日前しようかと思っても佐須奈まで、このようなことがどうして選挙管理委員会として最低限公民権の行使に利便性が図られなかったのか、このことについてお尋ねをいたします。

 それからもう一点、間もなく衆議院選挙もあるわけでありますが、対馬市の投票率向上のためにも、今後このことについては、選挙管理委員会のほうで選挙民の立場になってどうすれば棄権、いわゆる棄権防止、投票しないことですね。棄権の防止等、投票率の向上に努力ができるのか。金がかかるから、そういうことはせんでもいいと、こういう考え方なのか、そこら辺をお尋ねしたいと思います。

 あと答弁によっては、一問一答でいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 糸瀬議員の御質問に答えさせていただきます。

 まず、私の方は1点目のイノシシによる被害対策の抜本的な対策の部分でございます。

 用意してきました答弁書がなんか使えんなと思っておりますが、基本的に平成18年から20年3月ですか、の2カ年にわたり被害対策特別委員会が設置され、その中でるる研究がなされたということは聞いてはおりますけども、その詳細な報告というのは、正直言いまして受けていないところでございますが、しかし今おっしゃられている内容ということについては、十分に市として物事を取り組んでいかなければいけないというふうな気持は持っております。

 そういう中で、今まで対馬市のほうでは防護柵というものを中心に、それから駆除ですね、という2つの方向で物事を進めてまいりました。先ほど開会前に陶山訥庵の話がありましたが、恐らく300年前、陶山訥庵先生は約500キロの猪詰の石垣を用意をし、約10年近くかけて約9万5,000頭でしたか、それぐらいの頭数だったと思いますが、せん滅したということでございます。

 先ほど言いました約500キロというメーター数でございますが、防護柵の総延長をひらい出したときに、現段階において約200キロくらいいってると、今状況であります。

 しかし、半分近くしたから、半分減ってるかっていったらそういうわけでもありません。それは以前の猪詰の方法と今の防護柵の方法というのが、明らかに方向が違う。せん滅する方向と、こちらの被害を防ぐための防護柵ということで目的が違うために、頭数は減ってないんではなかろうかというふうに思っております。

 そういう中で、今までずっとそういうふうな駆除も含め物事をやってきましたが、なかなか進まないと。皆さんに農作業をされる、山に入られる際の不安、さらに集落内に出てくるというふうな大変な状況がまだ消え去ってないというのも十分理解をしております。

 そういう中で、じゃこのイノシシとどのように対峙していくのかということになりますが、食肉加工センターのお話し等々について、庁舎内でも当然検討は進めてきておりましたが、なかなか食肉加工の問題、仮に屠殺してから30分以内で食肉化しなければいけないとかいう問題があります。

 この対馬は大変山深く、里までおりてくるまで、運ぶまで相当の時間がかかるということで、30分という一つの県のほうの基準をクリアなかなかできないと。仮に30分以内での搬出を可能にするためには、島内に10カ所以上のそういう施設っていうのが要るんではなかろうかというふうな検討もいたしておるところでございます。

 そういう中で、武雄市の話が出ました。武雄市の市長は樋渡市長、若い市長です。まだ40ぐらいの内閣府あがりの優秀な市長さんで、たびたび市長会等で二、三人で話し合いをするときは、一緒になって話すんですけども、物事をいろんな取り組みはされてるということも聞いておりますし、協議もしましたが、武雄のほうで食肉の加工施設が今度できました。約2,000万の事業費でできましたが、あくまでも協業体、民間の協業体で物事を組み立てていただき、国、県等の補助金等をその協業体に流し込んでやっていただいているという話も聞いたところでございます。

 ところが、やはりそのいかんせん野生のものであるということ、そして捕獲頭数が安定しないということ、それから、需要がなかなか伸びない、単価が高い、販売単価ですね。売価が高いとかいろんな問題があって、このイノシシの肉について大変難しい状況に陥っているというふうな報告も聞いておるところであります。

 しかし、これから先このままで放置していてよいのかという問題も当然あります。そういう中で、先ほども三山議員さんの御質問のときに答えさせていただきました今年度創設しました新規ビジネス応援事業補助金の中で、イノシシ肉の加工、商品化、販売促進ということで実は採択してる案件もございます。そういうふうな方々に、これから先どんどん物事を進めていただくということを、行政としては支援をしていきたいなというふうな考えがあります。

 また、イノシシの陶山訥庵方式でございますが、これをしようとした場合、恐らく10億円、20億円という金額が要るんではなかろうかというふうに思っております。

 ちなみに、案として職員のほうから上がってきておるのが、1年間に350人の人を雇用して、相当年数かかってやっていくと。10億円を超えるというふうな、実はふるさと雇用制度があったもんですから、この制度に乗せてせん滅方式がとれないかと思っておりましたが、いかんせんふるさと雇用の事業期間が3年という期限を区切られる中で、3年間でせん滅する方法は難しいというふうなところで、今また再度検討をし直しをしてるというふうな状況で、さまざまな方法を今考えて、職員も一生懸命案を出しているところでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(作元義文君) 選挙管理委員長、井鷹志君。



◎選挙管理委員長(井鷹志君) お答えします。

 先に行われました対馬市議会議員一般選挙についての御質問でございますので、選挙管理委員会の立場から答弁をさせていただきます。

 まず、立候補予定者説明会と同様、どうして選挙管理委員会事務局が中央に設けられなかったのかとの質問についてでございますが、このことは5月10日の議会議員一般選挙立候補受付事務についてのことととらえ、お答えをいたします。

 御承知のとおり、市議会議員選挙の立候補の届出書類には、候補者届出書のほかに供託証明書、宣誓書及び戸籍の謄本または抄本が必要であるということは、議員の御承知のとおりでございます。

 このことについては、4月6日に開催いたしました「立候補予定者説明会」の折に説明をいたし、事前審査の日時などもお示しし、早目に準備をお願いしていたところですが、立候補の届出につきましては、公職選挙法第86条の4の規定により、選挙の期日の告示があった日に郵便などによることなく、文書でその旨を届け出ることになっております。

 したがって、告示日当日に立候補届に係る書類を作成し、立候補を行おうとする場合も十分に考えられます。その際、供託証明書が必ず必要となりますが、告示日当日に供託申請される方は、長崎地方法務局対馬支局の窓口に申請をし、日本銀行代理店である十八銀行対馬支店に供託金を払い込まなければなりません。したがいまして、告示日当日には、長崎地方法務局対馬支局及び十八銀行対馬支店におきましても、特別に窓口を開庁していただいております。

 また、当日は立候補届に必要な戸籍の謄本または抄本の交付申請ができるように、市民課の窓口も開庁をしていたところでございます。

 さらに、選挙運動用通常はがきの取り扱いが、郵便事業株式会社新福岡支店厳原集配センターに限られており、立候補届が受理されますと、直後から選挙運動用はがきが出せることにもなります。

 以上のように、告示日当日に立候補届に係る諸手続を行い、立候補を行おうとする場合などに対応できるよう、各機関の所在地である厳原町で立候補の受け付けを行ったところでございます。

 次に、選挙運動用通常はがきの取り扱い機関についてでありますが、この取り扱い機関の指定は、選挙管理委員会が指定するものではなく、郵便事業株式会社が指定するもので、郵便事業株式会社に確認いたしましたところ、基本的には市町村が行う選挙については、当該市町村に1カ所のみ指定を行っているとのことでありました。

 その理由として、差し出し枚数の確認が困難なこと、選挙用の自動押印機が厳原集配センターしか所有していないことなどからということでありました。

 したがって、対馬市が行う選挙についての選挙運動用通常はがきの取り扱い機関は、郵便事業株式会社新福岡支店厳原集配センターのみということになります。

 次に、期日前投票所の設置の件ですが、期日前投票制度は選挙の当日に投票所に行くことができない場合に、期日前投票所において前もって投票ができる制度で、平成15年12月1日に施行されたところであります。対馬市におきましては、合併当初から本庁及び各地域活性化センターの6カ所で行ってまいりました。

 出張所についても、検討すべきではないかとのことでございますが、出張所に期日前投票所を設置する場合は、対馬市には出張所が5カ所あるわけです。現在、出張所へは佐賀出張所の1名を除いて、他の出張所はそれぞれ2名の職員で業務に当たっております。期日前投票所を設置するには、それぞれに投票管理者が1名、投票立会人2名、さらに事務従事者が2名から3名必要であり、出張所の業務などを考えたときには、出張所の職員では到底対応できないものと考えられます。

 また。本庁及び地域活性化センターからの応援につきましても、期日前投票事務、不在者投票事務及び選挙当日の準備などに支障を来す場合も考えられ、難しいと思われます。

 期日前投票所を開設すると、確かに選挙人の利便性は向上すると思われますが、また反面、選挙の管理執行及び投票箱の保管などにおいて選挙管理委員会の手が届かないところがあり、危惧するところがあるのも事実でございます。

 議員に御指摘の地域住民の利便性、投票率の向上についても努力、検討していかなければならないことは当然のことであり、選挙管理委員会といたしましては、現在6カ所あります期日前投票所において、選挙人がどの期日前投票所でも投票ができるよう、選挙管理システムの構築を調査、研究しているところでございます。

 また、導入するに当たっては、導入経費などの諸問題もありますので、市長部局と十分協議しながら、今後予定されている選挙事務の経費などを精査し、財源の確保を図り、同システムの導入を図ってまいりたいと考えております。

 いずれにしましても、選挙管理システムの導入に係る経費を含めた導入時期、業務効率及び利便性を追求した選挙の管理執行に有効な方法として、早急の導入を目指してまいりたいと考えておりますので、御理解くださいますようお願いをいたします。

 以上です。



○議長(作元義文君) 14番、糸瀬一彦君。



◆議員(糸瀬一彦君) ありがとうございました。ちょっと先に前後しますけど、選管委員長さんのほうに私のほうから要望だけにしておきます。もう時間の関係で、時間がもったいのうございます。

 とにかく、住民本位に物事を考えるということを忘れないで、事務方は言えば何とかそうせざるを得んわけですから、支所から本庁まで1時間かかるところがいっぱいあるわけですよ。交通弱者とかそういうことを常に頭に置いていただいて、これからも先ほど言われましたように、できる方向で検討していただいてほしいと思います。

 それから、事務方、各投票所に車いすとかそういうことがありますが、空気も入ってないような車いすを準備しとるとか、そういう苦情があっておりますので、声をかけてください。声をかけたって、だれも出てこんというような苦情も来とるわけですから、いいですか、それぐらいできょうは終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

 ところで、イノシシに入ります。市長、先ほどの答弁でまあまあいたし方ないかと思いますけど、私は行政委員のほうにお尋ねをしたいと思います。

 これは、私が通告をしてから結構な日にちがあっとるわけですから、私これ議事録全部切ってきました。そして、イノシシ対策委員会の8回ぐらいにわたる報告書を全部読んできました。そしたら、すばらしい、先ほども言いましたけど、ほんとにすばらしいなと。それを取り組む、取り組まないは別でしょう。だけど、今あなたが言われたように、十分課内で検討しようというような話、それから前向きにやりたいという気持ちだけは、私は受けとめます。

 だけど、この8回にわたる報告書が、全然活かされてないような気がして残念でたまりません。だから、私がこれは今回資料を出してもらいました。この前同僚の阿比留議員のほうから出た資料、被害の状態ですね、あれはお粗末。今回この出たものについては、まさしく誠意をもってつぶさに報告がしてあります。

 だから、被害の現状とかそういうものについては、例えば年度別に詳しく出ておりますので、私はここでいろいろやってみたって、スタートに返るだけなんですよ。あなたが先ほど答弁されたように、対処療法になってしまう、こういう被害があっとるから、行ってみて何とかせにゃいかんですねと、こういうことでは、私は元の木阿弥よ。そういう思いがしております。

 私のいちばん期待しておるのは、市長は1年ちょっとになりますけど、答弁したことについては責任を持つと、こういう約束でしたね。これだけちょっと確認しましょう。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今糸瀬議員がおっしゃられるように、自分が答弁したことに対しては、責任持ってその方向に物事を進めていきたいというふうに常に思っております。



○議長(作元義文君) 14番、糸瀬一彦君。



◆議員(糸瀬一彦君) はい。私(発言する者あり)せっかくですから、市長、私は同志で新しい議員の方が来られておりますので、ちょっと時間ももったいないんですけど、私にしては。発議の模様を、内容をここでちょっと朗読しますので、お互いの共通の情報として再度理解をしていただきたいと思いますよ。いいですか。

 「対馬市において過去300年ほど前に、陶山訥庵氏の功績により10年程度の歳月を費やし、当時大きな農業被害を及ぼしたイノシシを退治し、撲滅させた歴史があります。その後、島内の作物をほとんど被害を受けることなく栽培が続けられてまいりました。しかし、平成の時代になり何人かの手により、野に放されたイノシシが野生化し、また繁殖を続け、平成7年、厳原町で1頭を捕獲された。ついに平成16年度に1,200頭を突破し、被害額も2,500万円を超える額となっております。

 このことが農業就労者の生産意欲を失わせる結果となっていることは、否めない事実であります。この現状を対馬市議会として重要な課題と位置づけ、いろいろな角度から調査研究を進め、適正な対策を早急に実施する必要があります。そのような観点から、イノシシ等被害対策特別委員会の設置を提案するものであります」と、このような提案がなされたわけであります。

 それから都合8回、私はその目的、それから最終、こういうものについても少し触れておきたいと思います。「当委員会としては、イノシシの絶滅を前提として活動に取り組みたい、行政はこれまでいろいろと手を尽くしてきたが、今までの取り組みに対する洗い直しが必要ではないか。防鹿ネットや金網を効果的に最大限発揮し、被害軽減を図ることを行政側の徹底した指導が必要ではないか」と、このような意見が出たという報告があっております。

 そして、最後に報告されましたことは、既に、誰だった、あの前の部長は。こういう部長もおってありながら、商品化に向けた報告書までできておったわけです。だから、先ほど言われましたように、私も今回質問をするに当たって、地域活性化センターに行ってきました、上対馬の。そうしたら、市長が先ほど言われたように、まさしくすばらしい発想者もいますよ。読んでありますね、これは、読んであります。採択されたかどうかは、私もわかりません。本人にも聞いた。

 ところが、私はこれが簡単に採択をされるとは思っていませんが、この発想がすばらしい。そして、私はここでお願いしたいことは、市長、本庁の課でもどこでもいいから、イノシシ対策委員会でも何でも立ち上げて、真剣に先ほど答弁があったように、真剣にもう一回、時間は遅れましたけど、前向きに進むようにどうですか、約束してくださいよ。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) その特別委員会の報告を受けまして、その後行政として商品化の部分で、私がちょっと欠落してた部分がありましたが、イノシシ肉等を使った試作料理等も協議会主催で物事をやってきたということもございます。

 それは言葉足らずの部分をただ追加しただけでございますが、先ほど最後におっしゃいましたように、このイノシシ対策に対して今後どのような形で組織が立ち向かっていくのかというあれですが、現在、イノシシの担当というのは当然おりまして、ほぼ専門職的に物事をやっていただいておるところです。

 そして、県のほうにはまたさらに確か島根県のほうからお呼びした専門員の方もいらっしゃるはずです。農政課だったと思いますけども、そちらの専門員の方とも連携をとりながら、物事はやっていきますが、各センターのほうとも連携をとりながら、プロジェクトチーム等を立ち上げながら、この問題にきちんと対処していきたいというふうに思います。



○議長(作元義文君) 14番、糸瀬一彦君。



◆議員(糸瀬一彦君) 今私ありがたい。非常に前向きの答弁がありましたね。プロジェクトチームでもつくって、前向きに検討していきたいと、このようなことでありますが、私が一番大事なことは、これは全部各お茶の間に聞こえておるわけですから、ぜひ市長、そのような方向で私がどうしてここで大きな声を張り上げておるかというと、苦情で済むならいいですけど、この報告書の中にも、被害報告がつぶさに出てこないようになったと、こういうことが書いてありましたよ。読んでもらうとわかりますよ。

 私もこの被害の状況を見てみて、年度別に非常に何が何でかなと思ったら、報告書に報告しても一緒だと、これは残念ながら行政不信につながる、私からすると。せめて私がきょう市長と熱くやりあっておるわけですから、お互いに市民のために真剣にやっておるわけですから、何とかこたえるように前向きに部長、いいですか、よく聞いとってくださいよ。そのようにしないと、行政不信、議会不信につながりますので、特に今回は私がお願いをしておるわけであります。何とかできることから、そのようにしていただきたい。

 私は決してイノシシ対策課を提案しましたけど、それができるかできないか、今行財政改革の真っただ中ですから、できることはやっていただきたい。だけど、やれないことまで無理強いはしません。

 だけど、誠意を持って対応するということだけは、肝に銘じて職員のみんなもそうでしょう。各活性化センター私どこに行くかわかりませんよ。本当にどういう指示がおりてきましたかと。またボトムアップで、おたくの担当課はどのような発案をされましたかと、このようなことを聞くかもわかりません。そのようにお互い切磋琢磨して、地域住民のニーズにこたえていこうと、このような思いを持っております。

 ついでに、この上対馬町で発議といいましょうか、発案をしておりますが、これは大事なことですけど、このワンフレーズだけは私はちょっと言いたいと思う。「この計画は、緻密な調査と計画がなされなければ成功できません。それから、学識経験者、ほかの団体等の十分な協議を行い遂行すべきである」と、これは採択されるかどうかわかりません、だけど、非常に前向きの発想であることだけは評価をしてやってくださいよ。

 それから、私、けさ、先ほど文書が私のほうに封筒が、市民の皆さんから届きましたので、これも参考まで、これは多分、先ほど市長が言われました陶山訥庵さんの大垣、中垣の話がこれ書いてあります。やっぱり、市民の中にも、このように真剣に考えてある方もおられるということです。だから、きょう私ここでいろいろ話しておりますけど、本当に農業をしてある方、また家庭菜園をしてある方、あすは収穫かなと思ったら上対馬でもそうなんですよ、起きてみたら、もうジャガイモもなかったというわけですね。見てみれば、男爵かクイーンか知りません、うまいほうから食べるそうですよ。そのような話まであるわけですから、ひとつ真剣に、くどいようですけどお願いをしたいと思います。

 時間が足りないから早口になりましたけど、私の意図するところは、市長も管理者は全部理解してもらえましたでしょうか。もう1回最後に答弁いただきましょう。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 職員が計画をしているその内容、熱い思いというのは、まさしく手法というのは陶山訥庵先生の手法を現在に置きかえた場合の手法というように考えております。当然、行政サイドだけでやれる話でもありませんし、市民の皆さんの協力も必要ですし、あるときは通行に規制が出てくるとか、さまざまな問題がいっぱいある計画であります。しかし、どのようにしていけば、皆さんが不安なく生活できるかというふうなことに思いをめぐらしながら、これから先、その計画のことにつきまして、真剣に考えていきたいというふうに思っています。

 といいますのも、私自身、15年ぐらい前ですけれども農業の担当をしたことがございます。そのときに、厳原のほうでイノシシがちらほら出てきたというときに、上見坂の山頂にわなを仕掛けに行った最初の男であります。大変この問題が拡大していくことに胸を痛めておったわけでありますから、当然のことながら、この問題についてはきちんと真摯に物事をとらえながら対処していきたいというふうな考えは持っております。

 以上でございます。



○議長(作元義文君) 14番、糸瀬一彦君。



◆議員(糸瀬一彦君) 私、せっかくですから担当部からもらいましたイノシシの現況といいましょうか、これは時間が5分ありますので茶の間の家庭の皆さんも気になっておると思いますから、少しだけ報告をしたいと思います。

 イノシシの年度別捕獲頭数ということで、もうこまいことは言いません、平成19年3,230頭、それから、20年が2,340頭、それから内訳はどういうふうな形かと、現状では箱わなが大半であります、大半。くくりわなが19年度で962頭、箱わなが2,068頭、あと銃もろもろで3,230頭、それから、20年度はくくりわなで759頭、箱わなで1,467頭、あわせて2,340頭と、こういうふうな状況であることも理解ができております。

 それから、シカについては、このごろ少ないようであります。

 もう1つ、最後になりますけど、有害鳥獣駆除に対する経費、これは恐らく市民の皆さんよく知っていないと思います。私は議会議員ですから予算審議をしますのでわかりますから、このことについてもちょっとお話しをしたいと思います。

 イノシシ、ツシマジカで平成18年度で6,198万4,000円、多分金額はびっくりされると思います。これは新しい議員の方もぜひこのようなことを理解をしていただきたいと思います。19年度で5,354万円、20年度で3,944万円、これは御承知のとおり、1頭の捕獲報奨金が2万円から1万6,000円、1万2,000円、また1万円に減った経緯がありますので、こういう数字でございます。

 このような状況の中ですから、これから議会としても真剣に取り組んでいきたいと思いますので、何分執行権者がよく勉強していただいて、市民の立場に立って、常に真剣に仕事をしていただければと要望して私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。



○議長(作元義文君) これで、糸瀬一彦君の質問は終わりました。

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○議長(作元義文君) 暫時休憩します。午後は1時から再開いたします。

午前11時49分休憩

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午後1時00分再開



○議長(作元義文君) 再開します。

 次に、10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 選挙も終わりましたので、改めてごあいさつをさせていただきます。このたび2回目の当選をさせていただきました10番議員の小宮教義でございます。市長さん、今後3年間ひとつよろしくお願いいたします。何かあまりうれしくないようでございますが、私もこうして当選をさせていただきましたので、いろいろ事情がございましょうが、私はこういう人間でございますけども、もしかしたらまた市長さんのお力になることもあろうかと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。

 選挙が終わったわけでございますが、選挙というのは非常に厳しゅうございます。市長におかれましては、1年前ですかね、選挙があったのは、今回の選挙は、皆さん非常に厳しい戦いでございました。私も774票をいただきまして当選することができました。この私にくださった774票の方のために、私に投じてくださった774名のために、私のスローガンとする市民の声を活かすと、市政に市民の声を活かすというスローガンのもとに、今後4年間頑張りますので、皆様ぜひよろしくお願い申し上げます。

 さきに通告しておりました4点、定額給付金、そして、2番目の条例制定、この条例というのは、滞納した議員が議員として立候補ができなくなると、するという条例でございます。

 そして、3番目が、地元企業対策でございます。企業がどんどんどんどんつぶれております。この対策は何かないのかという点でございます。

 そして、4点目が、この国の第1次補正予算14兆7,755億5,800万円のこの予算について、市がどのような取り組みをしていくお考えなのかという4点についてお尋ねをいたします。

 まず、第1点の定額給付金でございますが、これについては、トップバッターの兵頭議員から質問がなされました。それで、私は1点だけ確認をして、その後自席にて質問をさせていただきます。

 この問題はいろいろございましたが、それにしても、この対馬市のPR、テレビ、新聞等でよくやっております。市長は非常にPRがうまい、対馬市をPRするのがですね。私の記憶ですと3回ございます。まず第1回目は、マイク投げ事件というのがございました。マイクを投げて、議長に投げて、それが大きく報道されました。そして、2点目がこの対馬の領土問題です。韓国の方が対馬の領土を買ってしまうんだと、乗っ取られ事件でございます。

 そして、今回は、大々的にPRされました定額給付金の差し押さえ問題、これにつきましては、非常に大きく報道されています。さきの総務大臣、鳩山総務大臣ですか、その方もコメントされております。このようにコメントされていますよ。「定額給付金は生活支援と消費対策であり、国の方針どおり施行していただきたい」と、早くやめていただきたいというふうなコメントを出されております。そして、今地方分権などで、よく話題になっておられます宮崎の東国原知事、そして、大阪の橋下知事、橋下知事は、このようにコメントしております、この問題についてですね。「ばかじゃないんですか、愚策ですよ」と、このように切り捨てておるわけでございます。この日本は、非常に広うございますが、市長、地方公共団体の数はどのくらいあると思います、市町村で、今ですね、この6月現在で1,775市町村あるんですよ。その中で、この差し押さえしたのは、この対馬市だけでございます。さっきの点から考えると、このようなことも想定内であったのか、なかったのか、このようなことが起きるのが、その点をまず確認をさせていただきたいと思います。

 続きまして、この条例制定、市民の代表たる議員が滞納するとは何事か、これは、去年の議会で議長が、名前はちょっと忘れましたけれども、その議長がこのようなことを言っておりますよ、これは陳謝しているんですよ。これは、去年の6月23日定例議会、このときに6名の議員が滞納しておりました。それに対する議長の謝罪でございます。ちょっと読みますよ、中ほどから読みますので、「市議会議員に市税の滞納及び未納があったことは、奉職の身であることからしてまことに申しわけなく、残念至極であります。私ども議会議員は、政治倫理の面から見ましても住民の皆様の代弁者であり、奉仕者であることを十分に理解しなくてはならない。その初期にわたる前、行動することが求められているにもかかわらず、また、市民の皆様に納税をお願いするという立場にある議員が、今回のような問題をみずから引き起こし、事は議員としてはあるまじき行為である。先日、この市税滞納及び未納があった問題に対して、議員全員協議会を開き、今後においては、二度とこのようなことが生じないよう、議員の品位と職責を十分に再確認して、議員全員が一丸となって対馬市議会の信頼回復に全力を尽くすことを申し合わせ、決意したところでございます。どうか、この心情をお酌み取りいただき、市民皆様の御理解を賜りますようお願いを申し上げますとともに、今後の市税滞納及び未納があった問題に対し、対馬市議会を代表して心からおわびを申し上げます」とこのように市民の方に陳謝をしております。

 ところが、のど元も渇かぬ後、ことしの、これは長崎新聞ですが、ことしの4月22日、職員1人と議員3人が税金滞納、4人で何と194万円、2回も3回も同じことを繰り返すだけでございます。まさに、こういうのは天も恐れぬ不届き者でございます。こういうことが今後起きないように、これは行政のトップたる市長のもとにこのような条例の制定はできないのかという点でございます。

 続きまして、第3点でございますが、地元企業対策について、1週間前でございましたか、地元の老舗が港湾工事を行っているところが倒産をされました。大変な長きにわたり対馬のために貢献をしてくださった企業でございます。そのように今活動している企業が、どんどん減っている状態でございます。

 では、どういうふうな対策を立てるのか、企業誘致もいいでしょう、しかし、今日は非常に難しい、ならば、今の企業が存続できるように、企業が減るのを少しでも抑えるように、行政としてできないのかという点でございます。

 ここに、建物の清掃についての入札の資料がございます。これは、地元企業が2業者、そして、何と東北の群馬の果てから、この対馬に来ておられるであろう企業が参入をしております。建物清掃というのは、バケツとぞうきんで、基本的にやるわけでありますが、この北陸の群馬の業者の方は、北陸からわざわざ西北のこの対馬の地までバケツとぞうきんを持ってきて仕事をされるでしょうか、とられた場合は。なぜこのような業者を参入されたのか、先ほど申しました今の企業を生かすためには、倒産を防ぐためには、今の状態を極力維持できるようにするのが行政ではございませんか。なぜこのような業者を指名入札に入れたのかという点でございます。

 そして、4点目でございますが、今回の国の第1次補正予算、国も余計お金があるのでしょうか、ないのでしょうか、わかりませんが、非常に大きい予算を組んでおられます。この予算14兆7,755億5,800万円、すごい金額でございます、14兆円ですね。その中で、特に、この市がいただけるといいますか、交付していただくのは地域活性化経済危機対策臨時交付金、これが国の予算では約1兆円、それと、公共投資臨時交付金、これが1兆3,750億円ございます。その中で、既に決定しているこの経済危機対策交付金、これが市では既に11億円を決定しておるわけでございます。残る公共投資交付金については、まだ決定を見ていないというふうにお聞きしておりますが、両方あわせて約20億円の臨時交付金が交付されるであろうと思われます。これをどのような形でやっていかれるのかをお尋ねをいたします。

 以上、4点でございます。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 小宮教義議員の質問に答えたいと思います。

 冒頭774人という数字をおっしゃられました。774人のためと言わず、3万6,000人のためにお願いをしたいと、こちらからお願いします。

 それから、定額給付金のことに関連しまして、私のことをPRがうまいとおっしゃられましてマスコミに3回出て、3回目が私というお話でしたが、決して奇をてらった政策でもありませんし、PRをねらったわけでもありません。先ほど、兵頭議員のときにお答えしたように、真摯に物事を考えたときに、定額給付金に関する根幹差し押さえではなく、給付後の差し押さえということで、そういう施策を選択させていただいたというふうに御理解をしていただければと思います。

 ちなみに、この差し押さえにつきましては、全国1,776と思っていましたが、5に減っているんですかね今、1,775自治体のうち、うちだけではなくて、ほかに私どもが調べている範囲では4つの自治体が行っているというふうに聞いておりますが、小宮議員がおっしゃられるようなPRが上手だったのは5つのうち、うちだけだったということかもしれません。

 ちなみに、長崎県の中で江迎とか、宮崎で西都、福島県の川内、それから大分市というふうなところが名前が上がっております。それにしましても、5つの自治体しか、このことには取り組んでいないという中で、橋下知事に至っては、愚策だというふうに吐いて捨てました。ところが、よくよく考えてください。この定額給付金の結果を、最近の新聞の報道によりますと、その消費動向はどうだったかと、通常の生活費に回ったのは、ほとんどだったというふうな報道でした。じゃあ、この定額給付金の政策は、本当で景気の下支えになったのかということに思いをはせていただければ、私はおのずとこの5つの自治体の問題、それから、総務省の見解の問題、最初のですね、総務大臣の見解の問題等々が解決できるのではないかというふうに思っております。

 この差し押さえに件につきましては、どのような見通しだったかということですが、私、正直言いまして1,775の自治体、ほかもおのずと追随してくるものだと思っておりました。結果、5自治体だったと、ちなみに、九州市長会において、ほかの市長の方々と懇談をする際に、正直言って自分はしたかったということを口々に市長さんたちが言いに来られました。しかし、いろいろな事情において、そのあたり思い切れなかったというふうなことで定額給付の問題につきましては、御理解いただきたいと思います。

 2点目の議員の滞納、税金の滞納問題、それに伴う立候補制限の条例の制定を行政側からできないかというふうなお尋ねでございます。

 結論から申しますと、条例を制定し、制約を課すことはできないものと考えます。もう議員既に御案内のとおり、条例とは日本の現行法制において、地方公共団体が国の法律とは別に定める自主法であると規定されてはおります。ただし、自主法とは私は名ばかりだと思いますし、そこには多くの制約が課せられており、憲法第94条では、地方公共団体は法律の範囲内で条例を制定することができる旨規定されており、言いかえますと、条例は法令に反してはならないということになります。すなわち、憲法を頂点とする国内法のこの体系の一部をなすものであり、法の形式的効力の意味合いからして、国法よりも下位に位置づけられるものであります。

 あわせて、市町村は、都道府県の条例に違反し、その事務を処理することもならないと定められております。このため、地方自治体、とりわけ、市町村が独自の観点で条例により規制を行うことができる分野は大変限られております。条例により、国の法令との抵触が生じることを避けるため、条例を補足する意味で、要綱等を定め、目的を達成する手法も存在しますが、要綱は何ら法的根拠を伴うものでないことから強制力を有しておらず、行政指導が及ばないものであります。

 さらに、日本国憲法第11条では、基本的人権が永久の権利として国民に付与されています。また、同法第14条第1項後段において、社会的身分または門地により政治的、経済的または社会的関係において差別されないこと、法の下の平等が規定されております。国会議員、県会議員等、国内におけるすべての選挙において立候補する際に、そういった制限規定が存在いたしませんので、当市が独自に制約を課する条例の制定はできないという判断に立っております。

 次に、3点目の地元企業対策についてでございます。

 清掃委託業務の入札参加についての御質問のようでございますが、庁舎清掃業務等については、対馬市契約規則第17条第1項に定める額、随意契約の範囲の部分でございますが、この17条第1項に定める額を超えるものは、原則指名競争入札をしております。

 指名競争入札に関しましては、地方自治法施行令第167条の規定によるものであります。入札参加者の選定につきましては、平成21年度対馬市物品・役務の提供等の入札参加資格者名簿により、入札参加資格要件の確認を行い、地域的条件などを考慮し、指名業者の選定を行っています。平成21年度の庁舎清掃業務につきましては、新規参入業者1社を入札指名業者として新たに選定しています。

 新規参入業者については、平成20年に対馬市に事業所を構え、平成21年度の入札参加資格申請書を提出されておりまして、審査の結果、資格要件を満たしており、市の平成21年度入札参加資格者名簿に登載されています。

 清掃業務については、市の仕様書に基づき実施されるものであり、一定の基準を満たしていれば確実に遂行できるものと判断しています。また、当事業所の本社を所管する自治体に、資格認定基準について確認しましたところ、有資格業者である旨の回答を受けているところであります。

 以上のことから、現下の市の財政状況等をかんがみ、これらの委託業務については適正な管理基準のもと、より効率的な運用が図れるよう経費節減に努めておりますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。

 最後に、国の一次補正予算に対する市の取り組みについてでございますが、経済危機対策における公共事業及び施設費の追加に伴う地方負担の軽減を図り、地方公共団体が国の施策と歩調を合わせ、地域における公共投資を円滑に実施することができるよう補正予算債による対応に加え、各地方公共団体の負担額等に応じて地域活性化公共投資臨時交付金が創設され、総額で1兆3,790億円が補正計上されております。

 なお、対馬市の交付見込み額については、現在のところ未定でありますが、市道、林道等の改良事業や漁港整備事業等を予定しております。

 また、地方公共団体において、地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応、安全、安心の実現、その他将来に向けた地域の実情に応じる細やかな事業を積極的に実施できるよう、地域活性化経済危機対策臨時交付金が創設され、総額1兆円が補正予算として計上されております。そのうち、本市交付見込み限度額は11億3,400万円であります。

 地域活性化経済危機対策臨時交付金については、4本の柱である地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応、安全・安心の実現、その他、将来に向けた地域の実情に応じるきめ細やかな事業を中心に、事業実施の準備を進めているところであります。市といたしましても、これらの交付金を最大限に活用し、地域活性化につながる事業を積極的に実施していきたと考えております。

 なお、事業計画が決定次第、臨時議会において審議していただきたいと思っておりますので、議員の皆様の御理解、御協力等をよろしくお願いをいたします。

 以上でございます。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 再度質問させていただきます。

 さきに、この2点目の条例制定、これは、法を照らし合わせると地方公共団体の条例は制定をできないということでございますね。そうなろうかと思いますが、では、こういうふうな形で何かを規制をするとすれば、今対馬市は政治倫理条例というものがございます。この中に、政治倫理条例を改正をして、その中にこのような対処するものができないか、これは、できると思うのですが、市長お忙しい身でございますので、私が案をつくってまいりました。

 これは、政治倫理基準でございます。第3条に議員及び市長というふうに入っております。第1号から第6号が、現在のものでございます。この一番下、赤で塗っている部分、赤で書いている部分、第7号、納税は納税証明書をもって報告し、滞納に至るものは、その職を辞すべきものとしなければならない。これを入れれば、納税しているか、していないかもわかりますので、ぜひこのようなものを、一番いいのは、私ども議員で出すのがいいのですが、先ほど申しましたように、1回も2回も過ちを繰り返せば立つ立場にございませんので、ひとつこれは、この3条は、議員及び市長というのは入っていますから、このような第7号を加えていただくように、条例の改正をひとつお願いしておきます。どうでございましょうか。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 政治倫理条例の改正をというお話でございます。

 政治倫理条例につきましては、私は、以前の議会でも答弁させていただきましたが、対馬における最高の精神的な規範を掲げた条例だというふうに思っております。この高邁な精神というものを、実際私ども議員の皆様が、十分に胸に刻んで行動を起こせば、何も問題は起こらないというふうに思いますが、あえて3条の中に第7号という形で、先ほど示された赤字の部分がありますが、その部分につきましては、十分にこの条例の議案発議をされた議会のほうで論議をされたほうが、まずもっていいのかなというふうには思いますが、どうですかね。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) それが、一番妥当なんですよ、本来ならば。しかし、先ほど冒頭申しましたように、何回も繰り返すという行為があるわけですから、ならば、これはぜひ行政のトップたる市長が提案をしていただきたいと、みんな守ればいいんですけれども、こういう状態ですから、これはやはりトップの市長がされるのが妥当と思います。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私の答弁が悪かったのかもしれませんが、当初の議員発議でできた条例でございますので、議員の皆様で、この改正を、また発議されたらいかがかというふうに答えたつもりでございます。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 先ほどのこの3条ですけれども、これは議員、市長などが入っているんですよ。極端に言うと、市長が滞納することがあるかもしれない、もしかしたら。そういうものも踏まえての条文ですから、市長が出されても何らおかしくはないと思いますよ。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) ちなみに、その条例ができたときに、私のほうに一切相談はあっておらんこともつけ加えます。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) これは、条例ですから、例えば、市のトップになるなり、いろいろな状況の中で、これは何回も出てきているわけですから、こういう問題は、だから、何もなかったとか、そういう問題じゃないと思いますよ。報告がなかったとか、そういう問題じゃなくて、これはもうわかっていることですから、だから、そういう考えがあるのかないのか、条例を改正する。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 先ほどから申し上げておりますように、高邁な理念を掲げた条例を十分に心にとどめていただければ、別段私は問題はないというふうに思いますが、条例を改正するのは、当初の議案発議者である議会のほうから改正をされたほうがいいのではないですかというふうに答えさせていただいております。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 結果的にはしないという御判断のようでございますじゃなくて、しないんですね。わかりました。

 では、この第1番目の定額給付金、これはいろいろと情報を聞くといろいろ交差するわけですが、この定額給付金を差し押さえたと、定額給付金を差し押さえをしたという理解でいいのですか。一時は、していない、しているのと話しがありましたが、市長の答弁などをお聞きすると、総務省の見解は、異にしたけれども、内部の見解は異にしたけれども、事実的には押さえたと、給付金を押さえたというふうな話もありましたが、この給付金を押さえたのか、押さえていないのか。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 給付金の根幹そのものを差し押さえはしておりません。給付金が振り込まれた口座を差し押さえをしたものであります。給付金を含む口座を差し押さえたものでありまして、給付金を押さえたというふうな考えはありません。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) では、ちょっとお尋ねしますが、例えば、私の給付金を押さえると、振り込んだやつをですよ。そして、押さえるんだから、私の口座にはお金が入っているか入っていないかの確認をすると思いますよ。そして、書類をつくって、そして、振り込んだのを確認をして差し押さえるわけですよ。

 では、お聞きしますけども、何日前ぐらいから、口座を確認をして、そして、その1日か2日後だと思うのですが、そのころ時間的なものはどういうふうな差し押さえの手順をとるんですか。それと、差し押さえるときに、相手の口座に1万円以上、1万円以下、どのくらいの割合であったのか、差し押さえたのだからわかるでしょう、押さえた分については。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今の御質問ですが、大変テクニカルな話になりまして、そこについては、私のほうもわかりませんので、それについては、市民生活部長に答えさせます。



○議長(作元義文君) 市民生活部長、近藤義則君。



◎市民生活部長(近藤義則君) 押さえ方の関係なんですけど、先ほど小宮議員さんが言われます方法とは違いまして、金融機関に行って、その人の預金をその場で差し押さえいたします。ですから、入っていない場合には、後で解除する方法をとっております。前日から準備してということじゃなくて、直接行って、金融機関で、その場で徴税吏員は、いつの場合でも金融機関で預金差し押さえできますので、当日、数名が分かれながら、この3月からの期間はいつも徴収月間でありますので、どこの金融機関に行ってでもその場で押さえるという形になっています。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) では、当日、その差し押さえの書類をつくって持っていくということですか。それでいいのですか。

 書類は、それぞれの担当の印鑑がありますよね、最低でも1日はかかるんですよ。私が確認しているのは、金融機関に、この人の金額はどれだけ残っているのか、それを確認をして、何月何日に差し押さえをすると、その何月何日というのが定額給付金が振り込むその日なんですよ。ということは、定額給付金そのものを基本的に押さえるという行為を最初からしておったんじゃないですか。銀行にはその前から問い合わせがあっていますよ。



○議長(作元義文君) 市民生活部長、近藤義則君。



◎市民生活部長(近藤義則君) 当初から記者発表でもあっていますように、あくまで定額給付金を含んだ預金を差し押さえしていると、たまたま差し押さえした中に定額給付金が入っていたということを確認いたしております。



◆議員(小宮教義君) さっきの銀行関係はどうなるんですか、銀行に事前に確認をして、その後に振り込んでとっているのではないのですか。事前の銀行確認はされたんですか、口座の。



◎市民生活部長(近藤義則君) 銀行口座は、個人本人があらゆる金融機関を持ってありますので、どちらのほうに職員が行ったのかは、私としては把握いたしておりません。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 職員がどうしたかわからんということだけども、職員が確認していることは事実なんですよ、この口座に何ぼ入っているのかというのは、そして、例えば、いっぱい入っていれば問題ないんだが、私が調べた範囲内においては、非常に金額はゼロに等しい人がたくさんいるんですよ、そして、定額給付金を振り込むその日に合うように、差し押さえの文書をつくって銀行に持っていくわけだから、定額給付金そのものを押さえたのと一緒じゃないんですか、どうなんですか。



○議長(作元義文君) 市民生活部長、近藤義則君。



◎市民生活部長(近藤義則君) 定額給付金が入っていた口座が多数あったと思っております。ただ、先ほど言ってありましたように、基本的には事務の煩雑化がありますので、残高3,000円以上のものを押さえております。



◆議員(小宮教義君) では、1万円以下はどのくらいあったのですか、1万円以上と以下は。



○議長(作元義文君) 市民生活部長、近藤義則君。



◎市民生活部長(近藤義則君) 件数については把握いたしておりませんので、必要であれば後日調査して報告したいと思います。よろしいでしょうか。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 言葉はどうあれ、一般の人が、例えば、さっき言われた定額給付金の押さえについては、1,775ある自治体の中で5カ所だけだということは市長がさっき言われましたよね。それだけ非現実的な行為なんですよ。私はいつも言うのですが、物事は客観的にとらえなきゃいけない、客観とは、だれが見ても明らかにその様っていうことですよ、明らかなもの、ならば、1,775自治体の中で5しかなかったんだから、だれが見てもおかしいと思いますよ、常識的に考えて。

 こういうことを言っても、もうどうしようもないかもしれんが、しかし、では、もう1点だけお尋ねしますよ。

 給付金の問題ですよ、時間がないね、ここに地元の新聞の欄がございます。これは4月3日、私でいえば、天声人語の欄ですが、ここにこう書いてあるんですよ、これはすごい。これで自殺するしかないと、半狂乱状態で泣きつく市民に、職員はこう言っているんですよ、いいですか、死のうと生きようとあなたの自由ですよと、こう吐き捨てているんですよ。こう書いてありますよ、いかなる状況下であっても口にしてはならないことだと、こういう人が地域マネージャーになるわけですから、こう書いてありますよ、最後の文書には、地域マネージャーが聞いてあきれると、こう書いてあるんですよ。こういった職員、公務員ですからね、公務員は公務員の法律がありますよ。公務員は、公務員法30条は何て書いてありますか、全体の奉仕者ですよ。いつから、この対馬市民が公務員の下僕になったんですか、これは、懲罰を与えんといかんと思うがどうでしょうか。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) そこの欄に関するコメントについて、その新聞が出てからそういう事実があったのかということで確認をとりました。それについて、一切ないということで、私は担当部局のほうからは聞いております。さらに、そこの新聞社に対して明確に言いました。新聞というのは、両論併記してから物事は成り立つのではないかと、新聞の役割というのを、そこを社長さんにも明確に抗議したところであります。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) ということは、この文書は間違いだということですか。こういう大事なことが間違いであるということならば、なぜ訂正をさせないのですか、新聞記者に、新聞社に。これは大事なことですよ、服務違反もいいところじゃないですか、なぜそれだけの自信があるならば、新聞社に訂正記事を書かせないのですか。新聞社も活字にするということは、裏を十分にとってのことなんですよ。裏を十分にとって、私も言うということは、裏を十分にとって言っているんですよ。じゃあ、どういう調査をされたのですか、確認をしたけれども、調査したけれどもなかったと、ただ単に聞いて回ってしたのか、それともどういう調査内容だったのですか。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 調査方法については、私のほうも細かいことはわかりませんが、部長に対して、このあたりの事実確認というものを指示をし、そして、返ってきた結果がそういう事実は一切ないと、そういうコメントはした覚えもないということで報告が上がった次第です。



○議長(作元義文君) 10番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) もっと細かく調査したならば、その内容をもう1回見ていただきたいと思いますよ。お互いに確認をとって言っているのだから、もう1回調査をしていただいて、そして、これがほぼ事実だと思いますけどね、事実なんですよ。これがそうであるならば、懲罰を分限もあるでしょう、懲戒処分もあるでしょうが、これは懲戒免職と一緒ですよ。もう1回調べて、もしそうであれば処分をお願いしたいと思います。こんなこと許しませんよ。

 それと、もう1回調査する考えはありますか。訴訟問題になりますよ。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私は、職員を信じて、報告を信じておるところであります。

 そして、確かに新聞社に対して抗議をし、訂正までは私も求めなかったのはうかつだったかもしれませんが、そのことについては、抗議をしたことは事実であります。



◆議員(小宮教義君) 調査をするのか、しないのか、どうなのですか。

 わかりました。では、後でいろいろな私もまた調査いたしますが、その真実が出たときには、どう対処されますか。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 真実の判断はだれがするのでしょうか。



◆議員(小宮教義君) どう対処されますかということです。

 処分の対象にするのか、しないのか。



◎市長(財部能成君) その内容を、正確な内容をきちんと把握してから判断したいと思います。



◆議員(小宮教義君) わかりました。

 ぜひいい判断をしたいと思いますが、お願いしたいと思います。

 それで、時間がございませんから、この4番目の分、この臨時交付金、この問題についてお尋ねいたしますが、市長のお答えですと、市道とか、そういうものについてやっていきたいというお話ですね。11億円プラスすれば20億円つくわけですが、この中でぜひ私もお願いしたいと思う件があるのですが、これは昼ケ浦のやつなんですけれども、これは桟橋なんですよ、非常に古い桟橋で、昭和49年ぐらいにできた桟橋です、非常に古い。この分を拡大するとこうなっているんですよ。もう腐れ落ちるばっかり。これについては、昼ケ浦部落の方が4年も5年も前から言いよるんだけれども、してくれないよと、どうか話をしてくれということで、私もさせていただいているのですが、今、この管理者は市なんですよ。そして、今もっている状態は、仮のけたが5本、これは木なんですが、これでもっているだけですよ。もし、事故が起きた場合どうするのか。こういうのを、この臨時交付金でできるのですから、これはぜひやっていただきたい。生命にかかわるものですよ。ゲートボールの屋根もいいが、ミュージカルもいいが、これは命にかかわることなんですよ、よろしいですか、これはぜひお願いしたいと思います。

 それと、もう1つあるんですね。そして、同じ昼ケ浦線で、こういう道路がございます。これはなかなか起債事業で先に延びない、これは途中で切れている分ですよ、途中で。そして、この反対側が、まだこれ反対にすれば反対になるのですが、この反対側の道路も、こういう状態でもう法を切ったばっかり、起債だからできない、年間500万か600万円しかつかない、何十年かかってもできませんよ、こんな20億円かかるんだから。こういうものこそ、今度の臨時交付金を充てて5メートルのところを7メートルでも、そうしなければ、部落の方は非常に困っております、いつできるかわからん道路だから、これは昼ケ浦の関係でね、ぜひお願いしていただきたいと思います。

 それと、もう1つは、上県の消防署の問題、副市長何で笑いよるんですか、私がしよるのに、笑うとは不見識ですよ。これは上県の消防署です。この赤いラインが見えますかね、これは53年に、台風のときに水が上がったところです。約70センチぐらい上がっていますよ。このような状態、そして、大潮のときに非常に危険な状態になる。これも、今度の経済危機臨時交付金については、先ほど市長が言われたように、安心安全対策があります。その中に消防関係も入っていますから、これはそうしなければ、ここまで水が来たら、人を助ける立場の救急車なんかは逆に避難しなければいけない、それについては、次に小田議員が質問されますので、この答弁は小田さんにまたしていただいたらと思います。

 それと、あと2分になりましたが、この3番目の地元企業対策について、これは、確かに指名はそうかもしれんが、ここに欄がありますけどね、これは交流センターの入札の関係の分ですよ、そして、本来ならば、土木工事にしても本来ならば3月までの入札は平成20年度に出した業者が入札に参加するんですよ、土木関係はきちんとすればね。しかし、これは清掃だということで、すぐ入札に参加させていますが、本来ならば、どういう事業でも実績実績という、しかし、この新しく群馬から来た会社、名前を言ってもいいでしょうければケービックス、これは対馬に来たのは10月ですよ。10月に来た業者が、何で次の3月31日の入札から参加できるのですか。そういうことだから、地元の企業がどんどんつぶれていくんですよ。バケツとぞうきん持ってから群馬から来ますか、こんなものが。

 それとね、中を精査したらその対象になったというけれども、じゃあ、その中の対象というのはこうあっているんですよ、この業者の入札の資格の一覧ですよ。ここに営業概要書とある、対馬には2名置くことになっています。米印が打ってありまして、対馬市に年間委任を申し込む営業所とあるんですよ。もともと、この会社は、企業派遣会社ですよ、人材派遣ですよ。だから、どういう審査をされたのか、対馬市には、年間委任を申し込む営業所とあるんですよ、これは、その人材派遣会社が、そこに登録をしたりするというような営業所ということですよ。どうなんですか、そういう審査をされたのか、最後に。



○議長(作元義文君) 最後です、1回だけ答弁を。市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) まずもって、この清掃業務関係につきましては、以前から豊玉の体育館とか峰の体育館の管理委託の問題等々が議会の内部で論議されてきました。恐らく総務常任委員会のほうで、当時されたと思いますけれども、そのときの論議の中でも、島外からの新規参入業者を入れる必要があるのではないかという論議も議会の中でされたというふうに、私は聞いております。そういう中で、新規参入、確かに今経済状況がこのようになる中で、新規参入をしていけば、既存の島内業者さんが大変なことになるというお話も十分にわかりますが、また、市にとっても、そのあたりの節減を図っていくために、競争性を持っていただくという意味において、新規参入を認めていったというふうな経過でございます。



◆議員(小宮教義君) この分の説明もしてください。対馬市に年間委任を申し込む営業所とあるが、今回の分とはかけ離れるんじゃないですか、入札に入れるということ自体が。年間申し込む営業所とあるんですよ。どういう審査をされたのですか。申し込むだけの営業所なんでしょ、これは。概要書はそうなっていますよ、これは審査は誰がされたのですか、審査委員長は。こういうことだから、だめなんですよ、対馬の業者がつぶれる。申し込む営業所なんですよ、これは。

 以上。



○議長(作元義文君) これで、小宮教義議員の質問は終わります。

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○議長(作元義文君) 暫時休憩します。2時10分から再開いたします。

午後1時53分休憩

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午後2時10分再開



○議長(作元義文君) 再開します。

 次に、3番、小田昭人君。



◆議員(小田昭人君) 新人議員として一般質問の機会を与えていただきまして、心より感謝を申し上げます。私事でありますけど、昨年の3月に対馬市消防本部を退職し、40年間の長きにわたり市民の公僕として勤務することができました。市民の皆様に大変お世話になりました。この場を借りまして厚くお礼を申し上げます。

 それでは、通告に従いまして2つの質問をさせていただきますが、新人ではありますが、4番バッターという重責を担っております。市長におかれましては、フォークボール、あるいはカーブ、このような曲がりくねった回答ではなく、直球勝負の回答をお願いするものであります。

 1つ目の質問は、対馬市職員の島外出張旅費の取り扱いについて質問をいたします。

 私は、対馬市消防本部に在任中、再三にわたり、このことについて本庁の関係部局と協議をしてまいりました。そのことについて、現在どのような取り扱いをなされているかお尋ねします。

 対馬市職員の旅費に関する条例第7条は、旅費の計算でありますが、旅費は、最も経済的な通常の経路及び方法により旅行した場合の旅費により計算すると明記をされておりますことは、市長も御承知のことと思います。また、公務員は、ほとんどがこのような取り扱いになっていることも御承知のことと思います。

 そこで、まず第1点、島外出張を発する場合、たまたま勤務を要しない日、日曜日、土曜日、祭日等、このような出張はほとんどないわけでありますけど、また、月曜日から金曜日の間に研修会等の出張があった場合、時間帯等を考慮し、出発地を職員の勤務地から、または自宅からとに区別をして出張命令を発しているかどうかをお尋ねいたします。

 次に、第2点目は、対馬市職員の旅費に関する条例であります。

 対馬市職員の旅費に関する条例第13条旅費の請求、旅費(概算払いにかかる旅費を含む)の支給を受けようとする旅行者及び概算払いにかかる旅費の支給を受けた旅行者で、その精算をしようとする者は、別に定める請求書に必要な書類を添えて、これを当該旅行命令権者に提供しなければならない。この場合において、必要な添付書類の全部、または一部を提出しなかったものは、その請求にかかる旅費額のうち、その書類を提出しなかったため、その旅費の必要が明らかにされなかった部分の金額の支給を受けることができないと。第2項で概算払いにかかる旅費の支給を受けた者は、当該旅行を完了した後、別に定める期間内に、当該旅行について前項の規定により旅費の精算をしなければならない。

 それから、第16条船賃でございますけど、船賃の額は、現に支払った旅客運賃による、それから、17条、これは航空運賃でございますけど、航空運賃の額は、現に支払った旅客運賃による。それから、対馬市財務規則第66条概算払いの精算、概算払いを受けた者は、債権金額が確定したときには、速やかに精算書に証拠書類を添えて支出命令権者に精算の報告をしなければならない。

 第2項第64条第1項の規定は、概算払いの精算について準用すると。64条の第1項は、資金前渡の精算、これを準用しております。64条第1項、第61条の資金前渡職員は、支払いの完了後(出張して支払った者については帰省後)7日以内に精算書(様式第36号)を作成し、証拠書類を添えて支出命令権者に提出しなければならない。ただし、給与、報酬については、前渡金の精算を省略することができると、このようにうたってあるわけでございます。

 そこでお尋ねをいたしますが、出張旅費の概算払いの精算時に、証拠書類を添えて支出命令権者に提出しなければならないと明記されていますが、その証拠書類は、例えば、船の場合は乗船券、飛行機の場合は搭乗券になろうと思いますが、証拠書類として提出しているかどうかをお尋ねをいたします。

 次に、対馬市消防署上県出張所の移転について市長の考えをお聞きしたいと思います。

 私も大きな宿題を残したまま退職をいたしました。幸いにして質問の機会を与えていただきましたのでよろしくお願いします。

 対馬市消防署上県出張所の移転問題につきましては、前の廣田助役が6町合併前から台風による高潮等により、上県出張所の床上浸水等を直接現地で体験され、上県町長時代から上県出張所の移転に真剣に取り組んでこられた経緯がございます。平成16年3月1日、対馬市が誕生し、対馬市消防本部もこのことにつきまして真剣に取り組んでまいりました。よって、平成17年度から毎年振興計画に計上している状況であります。

 これまでの経緯を申し上げますと、廣田助役の懸命な努力により、平成17年度の当初予算に組み込まれる予定でありましたが、ある業務のシステム変更に経費を要し、現在に至っている状況であります。

 移転先の土地につきましては、上県町にありました長崎県の家畜診療所が廃止となり、建物もそのままの状態であります。平成17年ごろ、そこに動物病院の開業計画があり、長崎県もその方向で事務を進めてきたわけでありますが、消防署の移転計画を長崎県に持ちかけましたところ、動物病院の開業を白紙に戻し、消防署の移転を優先すると回答をその当時いただいております。

 私も消防本部を退職して1年が過ぎましたので、その後の状況を消防本部に尋ねましたところ、6月3日に消防本部で長崎県との関係者との協議が再度持たれております。

 協議の概要は、消防署の移転事業計画を説明し、消防本部が次回の対馬市の補正予算に移転に必要な経費を要求します。補正予算が確定次第、県の担当職員にお電話いたしますので、長崎県のほうも土地、建物等、無償貸与できないかお願いしましたところ、ここでは回答できませんので、そのことは必ず上司にお伝えしますということで、その日の協議を終えたと聞いております。

 消防の任務は、言うまでもなく、消防組織法第1条及び消防法第1条のとおり、国民の生命、身体及び財産を水火災または災害から守ることであります。おひざ元であります対馬市消防署上県出張所が、火災の危険と向き合っている現状を認識いただき、国の21年度補正予算第2次経済対策にあわせて対馬市の補正予算に反映させていただきますよう切望し、市長のお考えをお聞きしたいと思います。

 以上です。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 小田議員の質問にお答えさせていただきます。

 第1点目の市職員の島外出張の取り扱いについてでございます。

 もう既に御存じのとおり、職員の出張命令は、勤務地からか自宅からかという御質問でございますが、対馬市職員の旅費に関する条例第2条で「出張とは職員が公務のため一時その在勤公署、いわゆる常時勤務する地を離れて旅行することをいう」と規定しており、勤務地からの命令といたしております。

 次に、旅費の概算払いを受けた者が精算する場合に証拠書類は何を添付しているのか、もし添付していないとしたら、その理由、なぜかというふうな含みもあったかと思います。議員御指摘のとおり、旅費の概算払いを受けた者は必要な書類を添えて精算しなければなりません。その必要な書類とは、旅費のうち実費支給である船賃と航空賃についての領収書等と解しております。

 現在、その領収書等の添付はいたしておりませんが、対馬市職員服務規程第11条第3項で、出張した者が帰庁したときは、速やかに復命書を作成し、所属長に提出しなければならないと規定されており、その復命を持って命令どおりの行程であったと確認をしております。

 なお、対馬市財務規則第66条では、概算払いの精算を規定し、対馬市職員の旅費に関する条例第16条では船賃を、第17条では航空賃の実費支給を定めており、旅費の精算をしなければならないと考えられますが、議会議員、非常勤の特別職等、広範囲にこの問題は波及し、増大する会計所管課の事務量の問題、出張者の帰庁後の煩雑さを考えますと慎重に進めていきたいと考えております。御理解くださるようお願いいたします。

 次に、2点目の対馬市消防署上県出張所の移転の問題、それから予算措置をできないかというふうな問題でございますが、お尋ねの上県出張所は、御存じのように、対馬6町村の常備消防発足に向け、昭和49年3月25日に竣工し、同年12月1日から消防出張所としての業務を開始いたしました。鉄筋コンクリート造平屋建てで築35年が経過した庁舎であります。

 また、建物の敷地は432平米を佐須奈米農会からの借地であります。

 この地一帯は埋め立てによる造成地で、海抜が低いため、秋口の大潮時に道路側溝に海水が逆流し、道路すれすれまでの海水が上がるところでございます。

 当消防出張所の管轄は、上県町佐須奈校区、佐護校区、同町志多留・田ノ浜地区と上対馬町舟志・五根緒地区で出張所長以下10名の職員を配置し、ポンプ車、救急車、指令車のほか化学消防車を配備しております。

 御質問の冒頭に、高潮による浸水が述べてありましたので、説明いたしますと、上県出張所への浸水被害は、近年2回ほど発生しております。1回目は、平成15年9月12日から翌13日朝にかけて対馬西方海上を北上し、韓国南部に上陸し、日本海に抜けた台風14号接近により特別警戒中の午後8時過ぎに異常潮位が発生し、車庫から事務室、職員の居住区に浸水がおよび、クーラー室外機の交換、屋内電気配線の取り換え等の被害のほか、車両、機械器具が海水につかりました。

 2回目の被害は、平成17年9月の大潮時に、車庫まで海水が上がっております。

 市の動きについては、議員が消防本部在職時に動かれたとおりでございます。

 動物病院の開業につきましては、旧家畜保健所の代替として、同建物の道向かいにあります市所有の建物を長崎県獣医師会に提供しております。

 消防の任務については、議員御指摘のとおり、災害時に職員が市民皆様への消防サービスに最大限の力を発揮できるようにすることが私どもの務めであることも十分に理解をしております。

 移転については、常備消防の将来の組織のあり方等、さらに財政を含め協議をし、御提案がありました国の平成21年度、今年度第1次補正の事業として物理的に可能かも含めて検討をしたいというふうには考えております。

 以上でございます。まことに直球勝負で申しわけございませんでした。



○議長(作元義文君) 3番、小田昭人君。



◆議員(小田昭人君) 出張先は、自宅か勤務先かということでお聞きしましたところ、すべて勤務先だと。先ほど、小宮議員の質問の中で、滞納者のいわゆる罰則条例、これは制定できないかという問いに対しまして、財部市長は憲法が最高法令だということを言われました。その上から順に下がってきますね、国家公務員の旅費等に関する法律、以下旅費をと言うんですけど、ここに質問があっております。出張先が自宅から直接出発したほうが便利な場合の旅費はどうなりますかと、質問、「旅費は、最も経済的な通常の経路及び方法によって計算するものとされていますが、在勤官署と用務地の中間に自宅があり、自宅から直接用務地へ出発したほうが便利な場合には、その間の旅費を支給すればよいのでしょうか。旅費はすべて在勤官署から支給すべきであり、調整できないとの意見もありますが、いかがでしょうか」と。そして、回答が、「御質問の場合には、旅行命令が直接自宅から用務地への出張命令である場合は、自宅から用務地までの旅費を支給することとなりますが、職員が在勤官署へ出勤してから用務地への出張命令である場合には、在勤官署から用務地までの旅費を支給することになります。この場合、在勤官署へ出勤してから出張するか、または、自宅から直接用務地へ出張するかについては、出張の用務の内容、職員の公務上の必要等により判断されるべきものです。したがって、旅費はすべて在勤官署から支給すべきものであるということにはなりません」と、これは条例が逸脱をいたしております。

 17年3月1日に、対馬市職員の旅費に関する条例の運用方針が総務企画部長を通じて各職員にわたっているところでございます。今言われましたように、交通機関適用公署の取り扱いについて、ジェットフォイル、本庁(保健福祉部、議会事務局を除く、厳原支所、上県支所、上対馬支所、対馬クリーンセンター、日吉の里、消防本部)航空機適用公署、本庁(保健福祉部、議会事務局、美津島支所、豊玉支所、峰支所、浅茅の丘)これもすべて勤務地から勤務地ということです。

 例えば、美津島に居住している職員が峰に勤務していると、そして、朝、福岡の8時、今45分ですか、そしたら、峰までいったんやるんですね。8時45分ですよ、勤務時間は、いったん峰まで用事がないのにやるんですね、そして、峰から空港までの旅費を出すということですね、そうなるでしょう。そして、帰った場合も、例えば、福岡の6時半の飛行機で帰ってきます。また、峰にいったんやるんですね。勤務地から勤務地ですから、そして、また自宅に帰りなさいという命令ですか、お答え願います。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 基本的に、在勤公署からというふうにすべてを処理を、現時点においてはしております。



○議長(作元義文君) 3番、小田昭人君。



◆議員(小田昭人君) そしたら本人は、直接対馬空港に美津島在住の方が行っても、あくまで峰から旅費を出しておるということですね、勤務地から勤務地ですから。

 そして、また例を挙げてみますと、例えば、厳原に住まいの方が峰に勤務しておると、たまたま厳原で9時から会議があると、そこは厳原に住んでおられる方が、いったん、また峰までやるんですね、9時から会議があるのに、勤務地から勤務地、私は今島外出張でこれ質問しておりますけど、島内出張の場合も同じ取り扱いと思いますけど、厳原に住んでいる方を9時から会議があるのに、何で自宅からやらないのですか、わざわざ勤務地から勤務地にするのですか、お尋ねします。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今の、島内、後段の厳原に居住の仮に峰の人が厳原で会議があった場合というお話、島内旅費は、支給を全くしておりませんので、そのことはなかろうかと思います。



○議長(作元義文君) 3番、小田昭人君。



◆議員(小田昭人君) 旅費はないですけど、バス代が発生してくるでしょう、公用車を使わんかった場合は。勤務地から勤務地ですから、公用車を使わんかったら自家用車であればキロ60円ですか、バス代を使えばバス代が当然必要ですよ。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 時間帯にもよりますけど、先ほど9時とかいう話があったものですから、私はそのような発言をしましたが、それ以外の時間であれば、当然勤務地まで行って、そこから公用車で移動していただいているというのが実態であります、島内についてはですね。



○議長(作元義文君) 3番、小田昭人君。



◆議員(小田昭人君) だから、今例を言いましたように、9時から本庁で会議があると、厳原に在住職員を、わざわざ私は峰支所までやるんですかと言っているんですよ。勤務地から勤務地という出張命令と言うものですからね。私が命令権者であるならば、あなたは9時から会議が本庁であるから、自宅からそのまま出勤しなさいと、私であればそういう出張命令をします。その旅費がつく、つかないは別問題です、命令ですよ、あくまで。

 そして、今言いましたように、最終便が福岡6時半ですかね、夜の、それをわざわざ勤務地まで、また勤務地から勤務地ということは、勤務地まで行きなさいということなんですよ。そのまま、あなた自宅に帰っていいですよということじゃないんですよ。そして、今言いましたように、あくまで勤務地からしておると、これは国家公務員等の旅費法の取り扱い規定なんですから、我々行政マンは、地方財務提要、あるいは旅費については国家公務員等の旅費法の規定に基づいていろいろ勉強しながらやっていると思っております。ケース・バイ・ケースで、ぜひその点は改めていただきたいと。

 ここでお尋ねしますけど、教育部長は今峰ですかね、そして、上対馬ですよね、きょうはどこから出て来られました、自宅からでしょ、勤務地から来ていないじゃないですか。自宅から来たということでしょ、教育部長は。だから、徹底するなら、ケース・バイ・ケースで、自宅から出張命令を出したり、勤務地から、それは1時からの会議であれば、だれでもそれは執務をして、いい時間帯に用務地まで行きますけど、あくまで原則勤務地から勤務地はわかるんですけど、すべてを勤務地からということであれば、私は矛盾があろうかと思います。

 それから、2点目の証拠書類、復命書をもって職員を信じて今のところしておると、資金前渡と概算払いで領収書がつけられない分もあります、例えば、公費で出す見舞金、あるいは香典等、こういうものについては、相手から領収書を取ることができませんので、これは行政実例等でも添付しないでいいよと、確たる証拠があればいいよということになっております。ただ、乗船券、搭乗券につきましては、国、県につきましては、人事管理上、すべてそういうものを添付をいたしております。果たして、空出張はあるのか、ないのか、そして、ジェットフォイルを適用したのは、旧厳原町時代に、厳原町が積極的にジェットフォイルを導入したと、よって、市職員もジェットフォイルを適用しようということで17年3月1日に運用通知が出たわけです。それまでは、16年3月1日から1年間は、すべて飛行機の旅費規程でした。だから、この運用規定には、私は否定をいたしません。ただ、出張命令の概算払いが船で出ていて、精算時に果たして船で帰ってきているかと、そのことが懸念されるわけでございます。今兵頭議員からもお話がありましたように、航路の問題もありました。実際、市職員もこのように努力しているんだと、船を適用していると、福岡県を渡り、佐賀県を渡り、ちょうど20年前の我々の出張、今時代に船の適用者は戻っております。

 それから、国の実例を二、三挙げさせていただきます。これは6月19日、ごく最近の農水省56人を処分、これは農水省の出先機関の農政事務所、記憶に新しいと思いますけど、減反計画の米の在庫調査、非常に大事な調査を出張することもなく、また謝礼も着服した事例が大きく新聞に載っておりました。

 パックで出張、精算は正規料金、国交省2,766万円不正、国土交通省は27日、職員1,826人が飛行機で国内出張した際、実際より高い航空賃を請求し、差額分を不正に受け取ったと発表した。01から05年度の不正請求は、計2,353件で、総額2,766万円、同省は、全員に過払い分の全額を返還させるとともに、91人を戒告や訓告などの処分にする。国交省の調査によると、宿泊代込みのパック料金で出張しながら、航空券の半券を示して正規の航空運金を請求したケースが大半、正規の航空チケットを買い、領収書を受け取った後キャンセルし、割引チケットを買った例もあったと、個々の職員では、回数で6回、金額で16万円が最高と、このような不正旅費の請求もあっております。

 それから、16年度会計検査員、これは、航空機を利用した出張等にかかる旅費の支給が課題となっているもの、沖縄税関と函館税関を会計検査員が検査をいたしております。その件数が合計229件、旅費支給額2,028万5,294円、左のうち過大に支給されていた金額369万3,815円、これらにおいては、旅費の請求者が実際には割引運賃の航空券を購入して出張等しているのに、その支払い額よりも高額の航空賃の領収書を、旅行業者等から入手し、これを所定の請求書に添付するなどして、過大に請求したということで、こういう事例も出ております。

 よって、私は決して職員を疑うわけではございません。これは当たり前の手続です。条例でも書いてありますように、証拠書類を添えて精算払いをしなさいと、それから、船、飛行機については、あくまで実費ですよと、支払った金額が旅費ですよと、日当とか、宿泊代は定額ですから、それは個人の、余っても自由です。

 市長にお伺いしますが、市長もジェットフォイルですよね、本庁ですからね、出張命令の場合は。実際出張命令どおりに往復ずっとされておりますか、お聞きいたします。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 確かに、経済的な最も有利な経路を選択しなければいけないというのは事実でございますが、そういう中で、業務等の関連で、どうしても急ぎと、時間等がないと、そして、まして旅行日等も全くないというふうな状況でありますので、移動日ですね、私のケースは、正直言いまして、事務を自分自身でこなしておりませんけれども、飛行機で出張経路は設定をされているというふうに自分自身思っております。正直言うて見たことないです、申しわけありません。



○議長(作元義文君) 3番、小田昭人君。



◆議員(小田昭人君) 私は、その四角四面で旅費規程を設けなさいとは言っておりません。対馬は経済圏は福岡です。だから、職員が病院に行きたい、あるいは歯医者に行きたいという場合は、私はケース・バイ・ケースで福岡の空港、飛行機で出張命令してやってもいいのではないかと、そういう気持ちは持っております。ただ旅行命令に従わなかった場合、公務災害の場合、非常に困った問題が出てきます。旅行命令に従わない旅行もありますけど、それは、天地災、交通が遮断されたとか、そういう場合は、事前に市長なりに報告すれば帰ってきた後、旅行命令に従い旅行で認められると思いますけど、あくまで公務災害を考えた場合は、通常の場合、何もなかった場合は概算命令どおりに帰ってこなければ、幾ら公務災害が起きても難しい問題が起こってきます。また、人事管理上、不可欠ではないかと思っております。

 私も消防本部におりましたころ、土曜、日曜が消防団は出張が多くて、勤務地からですよ、何がおれ土曜日やとに本部まで行く必要があるか、空港の近くやけ空港にそのまま行くばい、おれの旅費は自宅から空港まで百何十円で切ってくれと、いや、本庁が勤務地からと言うとですよ、何しにおれが勤務地まで行くとかと、土曜日に、玄関に行って、玄関から帰ってこいと言うとかと、これまた作元、今議長ともずっと出張もしましたけど、土曜、日曜ですから、だから、ケース・バイ・ケースで、自宅から命令したり、あるいは時間帯によっては、勤務地からという方法で今後進めていただきたいと思います。

 なお、ジェットフォイルの場合は、ほとんど職員も飛行機で行けば、恐らく赤字になろうかと思います。これは日当、宿泊料は別ですけどね、ジェットフォイルの場合は、往復で概算が出ますし、飛行機の場合も長崎県離島割引で飛行機が出ますので、どちらが得かといいますと、飛行機のほうが得でしょうから、概算払いは船でもらいながら、ほとんどの職員が飛行機で行っているものと、私は認識をいたしております。

 もし、そのように船で行っておれば、今度は厳原港の駐車場の問題も、これは職員から出てこようかと思っています。家族から往復送っていただいている職員については、そのようなことはないかと思いますけど、ぜひ、改めていただいて、それから、この17年3月1日の運用方針についても、パック、協議会、団体等で一括された際のパック、旅行代金については、当該実費料金とすると、団体、どこまでが団体なのか、これは1人でも今パックがありますね、小泉内閣のときに、国の規制緩和により自由競争になって、航空会社があの手この手でいろいろなメニューを出してきております。だから、こういうのはわざわざうたわなくても、条例ではっきりうたわれているわけですから、航空賃は実費によりますと、だから、こういう船についても往復割引によりますとか、わざわざうたっておりますけど、条例で船賃についても実費によるとはっきりうたってあるわけですから、そのような取り扱いをお願いいたしたいと思います。

 それから、上県の消防署の出張所問題につきましては、私も写真を何枚かお借りしておりまして、小宮議員が大きなパネルで皆様方にお示しをいただきましたので、また台風状況等についても市長のほうから直接お話がありましたので、この国の経済対策、うちの補正予算で3号、4号になるかわかりませんけど、ぜひよろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。

 今後、旅費規程を見直す機会があるのか、それとも、そのままにしておられるのか、もう一度市長にお尋ねをいたします。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今、小田議員のほうから、旅費の取り扱いについてるるいろんな質問がございました。疑義を提示されたわけですけれども、正直言いまして、私も行政内部にいたときに、財政のほうで伝票を検収する際、最も悩んだのが旅費の扱いであります。ほかの伝票よりも一番難しいのが旅費というふうに、自分自身感じておりました。あやふやなところもありますし、どこまでやればいいのかがすごく難しい分野だというふうに感じております。そういう中で、私どものこの規則と、それから、旅費法、そのあたりと照らしながら、本当で、私どもの、この対馬に合った旅費の支出のあり方といいますか、経路の設定の仕方といいますか、そのあたりについては検討をしていきたいというふうに思います。



○議長(作元義文君) 3番、小田昭人君。



◆議員(小田昭人君) 時間が10分ほどありますけど、私の質問は以上で終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(作元義文君) これで、小田昭人君の質問は終わりました。

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○議長(作元義文君) 暫時休憩します。開会を3時5分。

午後2時50分休憩

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午後3時04分再開



○議長(作元義文君) 再開します。

 次に、黒田昭雄君の質問になっておりますけれども、市長のほうから答弁の訂正がありますので、それを受けます。市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 先ほど小宮議員の質問に対しまして、以前の総務委員会において島外業者の参入が論議されたというふうに私が発言をしておりますが、総務で論議された内容につきましては、あくまでも第3の業者といいますか、新規参入者を促すべきではないかという論議までしかされていないということで、私の解釈違いでありましたし、発言が間違っておりましたので、その部分については、取り消して訂正をさせていただきたいと思います。どうも申しわけありませんでした。



○議長(作元義文君) 再開します。

 次に、2番、黒田昭雄君。



◆議員(黒田昭雄君) 皆様こんにちは。公明の黒田昭雄でございます。市民の皆様の声を代弁するため、この場に臨んでおります。5月17日に選挙を終え、今日まで島内をめぐり市民の皆様の声を聞いてまいりました。ようやく1つ1つの声をお届けすることができます。議長さん、副議長さんを始め、先輩議員の皆様方、また市当局の方々には、種々御指導賜りながら郷土対馬市の発展のため、またこの地に住むお一人お一人の幸せのために、与えられた4年間しっかり議員として働いてまいります。初登壇の不慣れな点もございますが、どうかよろしくお願いいたします。

 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。

 障害児が義務教育、または高等部を終え、就労し、自立するまでの市の支援対策についてお尋ねいたします。

 最初に、義務教育を終えて高等部に進学する場合をお尋ねいたします。

 現在、学校教育法の改正により、県下でも充実した特別支援教育を地元の幼稚園、小中学校で実施しております。しかし、対馬に特別支援学校の高等部がないため、島外の学校に入学せざるを得ない状況であります。

 地元にいさせたい、でも教育は受けさせたい、就職もさせたい、結婚もしてほしい、どこまでも子供の可能性を信じたい、障害児を持つ御家族の言葉にならない思いであります。最終的には、子供には寂しい思いはさせるけれども、子供の将来のために入学させなければと身を切られる思いで本土教育の決意をされるそうであります。保護者の方だけを頼りに生きてきた子供たちです。子供のために月2回程度、週末に帰省させるそうです。まず、保護者の方は、金曜日で、一人で長崎に迎えに行きます。その日のうちに、子供と一緒に対馬に帰り、週末を家族で過ごし、日曜日に、また寄宿舎まで一緒に戻ります。送り届けた後、保護者の方は一人でまた対馬に帰ってきます。そのために、保護者の方は月に4往復ほど長崎へ行かなければならず、愛する子供のためとはいえ、心も体も疲れ、さらに、経済的な負担も強いられております。障害と離島という二重のハンディを負いながら教育を受けている現状であります。雨が降れば濡れて寒い思いをしていないだろうか、カレーをつくれば食べたいだろうな、何かを縁にして、遠く離れた子供に思いをはせるそうであります。対馬で生まれた子供たちは、みんなかけがえのない対馬の財産であり希望であります。対馬に特別支援学校の高等部、分教室の設置のさらなる働きかけをお願いいたします。

 この問題は、平成21年3月の定例会で小宮先輩議員の質問に引き続いてお尋ねするものであります。そのとき、教育長は、答弁の中で、特別支援教育連携協議会において、対馬に高等部ができた場合、果たして入学をされるのか、また、通学の時間等の問題を調査しているところですとお答えになりました。調査中とのことですが、その調査状況を教育委員長にお伺いいたします。

 言うまでもなく、特別支援学校高等部の設置は、県の事業であります。市長の力強い県への要望なくして、かなう事業ではありません。保護者の皆様の切実な願いを深くとめておられることと思いますが、高等部の設置についての市長のお考えをお聞かせください。

 次に、島内での義務教育、または長崎本土の高等部を終え、対馬で就労及び自立のための具体的な支援策を教育委員長にお願いいたします。

 在学中に就労支援をしっかり取り組む必要があります。職場体験の拡充、さらに、福祉保健部との連携で一人一人に即した就労支援が求められます。あえて教育的立場から教育委員長にお伺いするものであります。

 以上、よろしくお願いいたします。



○議長(作元義文君) 教育委員長、村井成枝君。



◎教育委員長(村井成枝君) 黒田議員の御質問に対してお答えをいたします。

 対馬市教育委員会では、平成18年11月に、特別支援連携協議会及び同実務者会議を立ち上げました。本協議会においては、教育、福祉、医療、労働などの関係機関が連携し、障害のある子供、保護者に対する相談支援体制の整備、生涯にわたり支援するための体制づくりを目指して協議を重ねてまいりました。その協議の中において、特別支援学校高等部の必要については、意見が一致しているところでございます。

 そこで、平成20年度の活動の1つとして、中学校卒業後の進路希望や不安、戸惑い感などを把握するためのアンケートを協議会で作成し、教育委員会において本年3月末に実施いたしました。

 対馬市内の小中学校に設置された特別支援学級に在籍する児童生徒は25名、鶏鳴小学校と鶏知中学校に設置され、近隣地区から通学して通級指導教室での指導を受けている児童生徒は16名でございます。また、参考のため、対象の多くが島外の特別支援学校高等部に在学している児童生徒11名、計52名を対象にアンケート調査を依頼し、28名から回答を得ることができました。

 対馬市内の小中学校の特別支援学級及び通級指導教室における集計では、回答いただいた24名中21名、87.5%が進学を希望しておりました。また分教室の設置場所による進学希望数は、上地区設置の場合が5名、中地区設置の場合が5名、下地区設置の場合が10名でありました。これは、当時のアンケート対象者数と関係が深いように思われます。

 島外の特別支援学校在籍者の回答は、回収率が低かったものの、最も希望が多いのが下地区への分教室設置で、4名中3名が希望をしておりました。

 現在、集計を終えた段階であり、特別支援連携協議会での協議はいたしておりませんが、本調査を精査のうえ、改めて必要な方策を思索してまいりたいと考えております。

 問題は、県教委が言う集団による教育効果が得られる一定規模の生徒数を継続的に確保できるかということでございます。県教委が言う一定規模の生徒数というのは10名以上でございます。アンケートで進学希望した21名の中には、分教室には入学できない児童生徒もおります。特別支援学校高等部への入学に当たっては、学校教育施行令22条の3に該当したうえで、各学校の選抜要領によって入学者が選考されることとなります。通級指導教室の児童生徒は、特別支援学校への対象とはならず、また、現在特別支援学級に在籍していても、特別支援学校対象とならない場合もあり得るということでございます。

 今後においても、この調査、検討を継続しながら、県教委等関係機関に対し、働きかけていく所存でございます。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 引き続き、黒田議員の質問に答えさせていただきます。

 特別支援学校高等部設置についてお答えいたします。

 高等部設置については、私も、保護者からの要望等もお聞きしており、当然必要性は痛感しております。

 先ほどの黒田議員の質問の中で、金曜日を、そして、土、日と送る親子の姿を思い浮かべておりました。子を持つ親の一人として、胸が痛む思いがいたしました。

 先ほど教育委員長の答弁の中でもありましたように、教育委員会でも特別支援連携協議会を立ち上げ、高等部設置に向けてのアンケート調査など、取り組みを行っており、市といたしましても、対馬市の地理的条件や、子供、保護者の実態等を踏まえ、できる限り身近な地域において、より専門的な指導や支援を受けられる体制整備を築くために、県教委などの関係機関に対し、地元選出の県議会議員の力添えをいただきながら、今後とも強力に働きかけていく所存であります。

 次に、就労支援等の問題について、教育委員長のほうでよろしいですか、こちらでやりましょうか。

 私のほうで就労支援の分については答えさせていただきます。

 障害者の自立支援につきましては、障害者自立支援法の制定により、平成18年度から障害者の地域生活と就労を支援し、自立を目指した施策が進められております。現在、対馬市には約2,400人の身体障害者手帳所持者と約250人の精神障害者手帳所持者、約280人の療育手帳所持者がおられますが、本市におきましても、この障害者自立支援法に基づいた支援事業を実施いたしております。

 本年度においては、当初予算に自立支援給付費として約5億2,400万円、うち就労支援分を約1億9,400万円、また地域生活支援事業として3,400万円を計上いたしております。

 就労支援の具体的な内容としましては、養護学校等の卒業後、企業への雇用に結びつかなかった障害者や一般の事業所において就労が困難な障害者に対し、生産活動や就労に必要な知識及び能力向上のための訓練、その他の必要な支援を行っており、現在、市内では知的障害者通所授産施設「あゆみ園」と「ほのぼの」に49名、身体障害者通所授産施設「杉の木ホーム」に23名の障害者が通所されておられます。

 また、自立支援の内容としましては、居宅介護、重度訪問介護、行動援護、生活介護、療養介護等の介護給付と機能訓練、生活訓練等の訓練等給付のほかに、更正医療、育成医療等の自立支援医療給付による経済支援を行っております。

 さらに、地域生活支援事業として手話通訳、要約筆記者の派遣等のコミュニケーション支援、日常生活用具の給付、移動支援、地域活動支援センター「きらり」、「さわやか」の運営補助を行っております。

 以上が本市で行っております支援策の概要でございますが、御承知のとおり、対馬市の雇用情勢は極めて厳しい状況にあり、特に、障害者の一般事業所への雇用となりますと、さらに厳しいのが実情でございます。

 この状況のもと、本年度市職員の採用におきまして、障害者を対象とした採用試験の実施を8月16日に予定をいたしております。

 また、対馬市障害福祉計画に基づく自立支援事業の実施とあわせて、一般事業所への雇用促進についても、ハローワーク対馬との連携のもと、国や高齢、障害者雇用支援機構の助成金制度等の活用をPRし、障害者の雇用促進につきまして鋭意努力してまいる所存でございますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(作元義文君) 2番、黒田昭雄君。



◆議員(黒田昭雄君) ありがとうございました。一定規模の児童生徒数が、今教育委員長のほうから県の考えは10名以上だとお話がありました。そこで、お伺いいたしますが、今、対馬市の調査につきましては、委員長のほうから協議会において調査しているということで、市のほうはわかりました。県の、逆を言えば、現在10名以上の入校する可能性が継続的にないという、その調査結果を得ていると、何らかの調査で一定規模に達していないと、そう今県のほうからずっとそういうお話があっているということを、保護者の方からもお伺いをしておりますが、その県の調査方法、それ、わかれば教育委員長のほうから教えていただきたいと思います。

 それと、今の市の調査方法、アンケートというのをお伺いしました。平成18年11月に設立したその協議会において、初めて、この前アンケートが実施されたということでありますが、今まで市の調査は、ずっと保護者の方は県にお願いしたり、財部市長の前の松村市長からずっと再三再四にわたって行政のほうにはお願いしているということでありますが、その調査というのはアンケートだけなのでしょうか。それもお伺いいたします。



○議長(作元義文君) 教育委員長、村井成枝君。



◎教育委員長(村井成枝君) ただいまの質問に関しましては、教育部長の中村が答弁させていただきます。



○議長(作元義文君) 教育部長、中村敏明君。



◎教育部長(中村敏明君) ただいまの質問、県の調査の方法についてということでございますが、県の調査の方法につきましては、こちらのほうでは、まだ把握をいたしておりませんので、この分につきましては、後日、調査をさせていただきたいと思います。

 それから、市の調査方法につきましては、現在、話し合い等いろいろな方向で協議等はされておりますが、保護者に対する調査につきましては、まだ今のところアンケートのみでございます。このアンケート調査につきましては、現在集計をした段階でございまして、まだ分析等もいたしておりません。今後、これを分析等、教育委員会でしながら、またこの連携協議会のほうへ協議のほうをお願いをしていきたいと思っております。



○議長(作元義文君) 2番、黒田昭雄君。



◆議員(黒田昭雄君) 今の答弁を聞きまして、多分テレビを見られる保護者の方は、非常にがっかりしたのではないかなと思います。事は本当にナイーブな問題です。このアンケート、紙切れ1枚で人の思い、親の思いがわかるのか、直接、保護者に会って丁寧に調査をしてほしいなと思います。

 次に移ります。御存じのことと思いますが、特別支援学校は、その地域の障害者教育のセンター的役割を担い、学校外の幼稚園、小中学校においても特別支援教育を受けている生徒に対して指導、または支援などを行えます。対馬に高等部ができた場合には、幼稚園、小中学校においても今以上により専門的な高い教育が受けられるようになるかと思います。そういう情報を保護者の皆様に知らせているのか、また、そういうことも含めた障害者教育の支援の行政の啓発活動を市が行っているのかお伺いいたします。



○議長(作元義文君) 教育部長、中村敏明君。



◎教育部長(中村敏明君) 教育委員会といたしましては、この今までの分で、調査等教育委員会で実施をされておりませんでしたので、先ほど申しますところの教育連携協議会、こちらのほうを立ち上げて、こちらを中心に、各方面から各委員さんの参入をいただいて、そういう形で各保護者等も入っていらっしゃいますので、協議をしながら、その支援については努めているところでございます。その保護者のほうに、どういう形で周知等をしているのかということにつきましては、私も細かいところまで把握をしておりませんけれども、この支援体制の中で、協議をされた部分につきましては、いろいろな取り組みがされているところでございます。



○議長(作元義文君) 2番、黒田昭雄君。



◆議員(黒田昭雄君) 市長の思いとは全く沿わない動きを教育委員会、教育部署のほうで行われているなあと、非常にがっかりいたしました。

 一定規模の人数がそろわない状況でありますが、そういう直接お会いして調査するとか、または特別支援学校ができたらこんなに学校の教育についても、または地域にあっても変わってくるんだ、そういう啓発活動をしていけば、私は、10名以上はそろってくるのではないかなと思います。

 次に移ります。この特別支援学校の分教室、同じ離島の五島の島には、高等部が既にあるにもかかわらず、2年後には小中学校の開設が決定しました。高等部を調べてみました。ここで紹介いたします。学校名は鶴南養護学校の五島分教室であります。生徒数は現在13名、今まで9名の卒業生を輩出しております。この卒業生9名のうち、一般企業に3名が就職、職種はガソリンスタンドとお菓子製造とパン製造です。通学手段は、徒歩と自転車、そして、路線バスと自家用車です。スクールバスはありませんでした。通学時間で一番長い方は、約1時間でした。保護者と一緒に路線バスで通学しています。社会勉強の思いからあえて路線バスを使っているそうであります。

 一番びっくりしたことは、就労支援にかける分教室の考えでした。代表の先生が、学校の威信にかけて、子供の能力に応じた職場を探していく、就労は学校として大きな柱であると言われたことです。

 また、当たり前のことですが、地元五島の企業が職場体験の会社であり、授業の中で体験学習をさせてもらい、そのような会社が子供たちの就職先となっているということでした。子供の性格からよい面、悪い癖まですべてわかっている先生が、一人一人の可能性を見つめて受け入れてくれる、体験学習できる会社を日々開拓しているということでありました。

 障害者の就労と自立は、今までお伺いした市の支援対策は不可欠でありますが、それと、あわせて地元対馬に高等部の分教室を設置することがどれだけ大きな力となるか、改めて感じたところであります。成長していくありのままの子供を、地域の方に認めてもらいたい。成長していく子供に地域の人にも関わってもらいたい、これは親亡き後の自立をただただ願う親の切なる思いであります。島外の養護学校から自立の最初の支援策として就労支援があります。

 そこで教育委員長にお伺いいたします。対馬の子供たちが長崎本土で訓練したからといって、対馬の地で訓練していない職場、環境で、果たして頑張れると思いますでしょうか、お伺いいたします。



○議長(作元義文君) 教育部長、中村敏明君。



◎教育部長(中村敏明君) ただいま議員さんのおっしゃられるとおり、言われたことにつきましては、できるだけ地元のほうでこういう勉強等もさせてやりたいし、高等部におきましては、職業訓練等受けられる経験になるとは思います。したがいまして、先ほど申し上げましたアンケート結果を細部にわたり、また分析、検討いたしまして、県のほうには要望をしていきたいとは思っております。



○議長(作元義文君) 2番、黒田昭雄君。



◆議員(黒田昭雄君) 今回は、義務教育を終えて高等部にという、その質問だけ特化したいと思いますが、次回は、福祉保健部長のほうに実際に障害者の方を受け入れてくれる地元の企業の働きかけ、啓発をしているかということも本議会の中じゃなくても、また折々聞いていきたいと思います。

 去る4月9日、県立改革推進室の幹部の方が、対馬での分教室の設置基準は、先ほど申し上げました集団による教育的成果が得られる一定規模の人数の継続的な確保が前提条件だと何度も何度も語られたと聞いております。長崎本土の学校に行けば、数十人の同級生、そして、100人以上の全校生徒、その中で切磋琢磨して大きく成長していくと思います。確かに、そのときは、教育的成果は大きく得られることと思います。しかし、対馬の子供たちは、結局対馬の地元に帰ってくるのです。対馬の社長さんにかわいがられながら、対馬の職場で体験学習をし、対馬のおじさん、おばさんに声をかけてもらいながら、分教室に通って、愛する家族の中で甘えたりできるほうがよっぽど集団による教育的成果が得られると思いますが、いかがでしょうか。

 それは保護者の方の悲願であります。生まれた地元対馬で働ける可能性がより高くなるのです。島の中で多くの障害者の方が暮らしております。しかし、あまり見かけないということは、障害者の方が希望する基本的な生活を送れる島にはまだまだなっていないということであります。障害者も含め、だれもが生き生きと働いて、普通に暮らせる社会であれば、これから高齢化がますます進む対馬において、だれもが働きやすく、だれもが暮らしやすい社会になると考えます。

 逆に、障害者も含めて働きにくく、暮らしにくい島というのは、これから極めて多くの方が働きにくく、暮らしにくい島になっていくおそれがあると思います。実際に障害を持つ子供の教育のために、家族全員で島外に移り住まれた方も聞いております。その意味からも障害者の自立、雇用という問題は、社会のこれからの対馬が抱える諸問題が凝縮されていると思います。

 高校生での努力が、その後の人生に大きく左右します。高等部の分教室での教育は、それ以上に障害を持った子供と、またその御家族の人生を大きく決定づけます。どうか、高等部分教室の県の設置基準の考え方をもう一度再考していただくよう、県への積極的な働きかけをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。



○議長(作元義文君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 黒田議員の熱い思いを、今いっぱい受け止めております。昨年8月の初旬に、河合教育長と私、県教委の寺田教育長のほうに出向きましてお願いはしたところでございます。その後、確か12月でしたか、9月でしたか、はっきり覚えておりませんけれども、地元選出県議のほうも、この問題については県議会で取り上げられておられます。また、市としまして、この問題に、黒田議員の思いをそのまま県に対して伝えていきたいと思います。しっかり取り組みますので、いましばらくお待ちください。



○議長(作元義文君) 2番、黒田昭雄君。



◆議員(黒田昭雄君) ありがとうございました。本当に積極的に働きかけをよろしくお願いします。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(作元義文君) これで、黒田昭雄君の質問は終わりました。

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○議長(作元義文君) 本日予定しておりました登壇者5名の市政一般質問はすべて終了しました。

 29日、月曜日は定刻より市政一般質問を続行いたします。

 なお、各議員へ通知しておりますように、29日、月曜日は市政一般質問終了後、議員全員協議会を開催いたします。

 本日は、これにて散会いたします。お疲れさまでした。

午後3時46分散会

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