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長崎県 対馬市

平成 21年 3月定例会(第1回) 03月16日−06号




平成 21年 3月定例会(第1回) − 03月16日−06号









平成 21年 3月定例会(第1回)


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平成21年 第1回 対 馬 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第8日)
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議事日程(第6号)
                       平成21年3月16日 午前10時00分開議
    日程第1 市政一般質問
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本日の会議に付した事件
    日程第1 市政一般質問
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出席議員(25名)
1番 齋藤 久光君       2番 堀江 政武君
3番 小西 明範君       4番 小宮 教義君
5番 阿比留光雄君       6番 三山 幸男君
7番 小宮 政利君       8番 初村 久藏君
9番 吉見 優子君       10番 糸瀬 一彦君
11番 桐谷  徹君       12番 宮原 五男君
13番 大浦 孝司君       14番 小川 廣康君
15番 大部 初幸君       16番 兵頭  榮君
17番 上野洋次郎君       18番 作元 義文君
19番 黒岩 美俊君       20番 島居 邦嗣君
21番 武本 哲勇君       22番 中原 康博君
24番 畑島 孝吉君       25番 扇 作エ門君
26番 波田 政和君                
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欠席議員(なし)
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欠  員(1名)
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事務局出席職員職氏名
局長      永留 ?光君  次長     渋江 雄司君
参事兼課長補佐 阿比留 保君  副参事兼係長 國分 幸和君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ………………………………………………………………………… 財部 能成君
副市長 ……………………………………………………………………… 大浦 義光君
副市長 ……………………………………………………………………… 齋藤 勝行君
総務企画部長 ……………………………………………………………… 永尾 榮啓君
総務課長 …………………………………………………………………… 桐谷 雅宣君
市民生活部長 ……………………………………………………………… 近藤 義則君
福祉保健部長 ……………………………………………………………… 扇  照幸君
観光物産推進本部長 ……………………………………………………… 廣田 宗雄君
政策補佐官兼地域再生推進本部長 ……………………………………… 松原 敬行君
農林水産部長 ……………………………………………………………… 川本 治源君
建設部長 …………………………………………………………………… 川上  司君
水道局水道課長 …………………………………………………………… 阿比留 誠君
教育長 ……………………………………………………………………… 河合  徹君
教育部長 …………………………………………………………………… 中村 敏明君
美津島地域活性化センター部長 ………………………………………… 阿比留正明君
豊玉地域活性化センター部長 …………………………………………… 橋本 政次君
峰地域活性化センター部長 ……………………………………………… 永留 秀幸君
上県地域活性化センター部長 …………………………………………… 武田 延幸君
上対馬地域活性化センター部長 ………………………………………… 糸瀬 良久君
消防長 ……………………………………………………………………… 阿比留 健君
会計管理者 ………………………………………………………………… 森田 健一君
監査委員事務局長 ………………………………………………………… 主藤 繁明君
農業委員会事務局長 ……………………………………………………… 大石 邦一君


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午前10時00分開議



○議長(波田政和君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1.市政一般質問



○議長(波田政和君) 日程第1、市政一般質問を行います。

 本日の登壇は5名を予定しております。

 初めに、5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) おはようございます。市政一般質問もきょうで4日目でございます。2日間の休養で英気も養われたものと思います。

 さて、早速ですが、先日通告しておりました2点の件について質問を行いたいと思います。

 まず1点目のいそ焼け対策についてでございますが、この問題は、同僚議員が数名取り上げていろいろ質問がなされたところでございますので、私の方は、きょうは一つ提案をして、それからいろいろと質問を行っていきたいと思っております。できたら早くやめたいと思いますので、ひとつ端的にお答えをお願いをいたしたいと思います。

 まず対馬の現状は、数名の方の質問の中でもいろいろとありました。そして市長も、磯焼けの現状は既に御承知で、いろいろと説明もあったところでございます。まず、対馬の磯焼けの進捗状況、そういうことはちょっと省略をさせていただきたいと思います。10年ごろ前までは、各集落の女性たちが、2月から6月ごろまで潮どきになると海草などの収穫に追われておりました。以前は、ひじきだけでも一家で100万円前後の水揚げがあったところもございます。

 現在では、それどころか、岩のりやサザエ、ニナも食べられず、故郷の対馬の味がなくなってしまったと寂しい声が多数聞こえてまいります。今までは、浅茅湾を中心に、津々浦々で真珠養殖も盛んに営まれ、働くところがたくさんありましたが、ことしになって大手2事業所の縮小、そして撤退の声も現実味を帯びてきて、多くの失業者があふれるものと懸念されます。地元の真珠業者もしかりで、ことしの資金の調達のめども立たず雇用どころではなく、どこに行ってもだれに会っても、どうにかしてほしいと。仕事を探してほしい。もう悲痛な声ばかりで、その都度、返答に厳しい毎日身の縮む思いをしております。

 そんな中、ある水産業者からの申し出があり、まさに私は天の声ではなかったかと思ったので、まず紹介をいたします。それは、ワカメの養殖がやりたいという申し出でした。目的は、アワビの養殖をするためにえさとしてのワカメが必要であり、残りは食用として確保し販売できる。もちろん、磯焼け対策にももってこいのものであるといったような内容でございました。

 既に、昨年からある業者がワカメの養殖に取り組んでおられると聞き、早速社長さんにお話を伺いましたところ、十分採算がとれるとの自信を持っておられました。少ない資本金で、自営でもでき、また事業化すれば何より大きな雇用につながる。そして、磯焼け、引いては、沿岸の生態系の回復にも幾ばくかの影響を及ぼし、漁獲も上がってくるのではないかと思われます。100年に一度の大不況の中、苦しい中から何とかしようとする若者の心意気を大事にし、それを伸ばして育てていくのが、我々行政、政治家の役目ではないかと思います。市長の見解をお伺いをいたします。

 2点目は、学校統合についてであります。全国的に過疎化、少子化が進む中、私たち対馬も例外ではなく、むしろ縦長の対馬において、隣の学校と離れていることで、より問題の根が深いように思われます。特に、中学校においては、教科別の授業なので、複式はあってはならない問題だと思いますが、2年生が1人入らないだけで複式学級を余儀なくされる学校もあります。ゆとり教育の弊害により学力の低下が叫ばれる中、子供にとって何が一番よい方法なのか、統合、あるいは複式学級、または小中併設校などと、いろいろな展開があると思いますが、対馬市の教育委員会の今後の計画をお伺いをしたいと思います。

 以上です。よろしくお願いします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) おはようございます。1点目の磯焼け対策については私の方から、2点目については教育長の方から答弁をいたします。

 磯焼けの問題につきましては、何人かの議員さんの方から一般質問の中で御質問があっておりまして、その際に、今の現状というのは、ほぼお話をさせていただいたかというふうに思っております。

 平成十五、六年ごろから対馬の中西部に、この磯焼けは発生しております。今年度においては、西海岸は厳原の豆酘から上県の伊奈付近まで、ほぼ全壊の状態でございます。東海岸は、同じく厳原から上対馬まで、おおむね良好な藻場が維持されていますが、やはりところどころでは貧海藻帯、以前のような状況ではないというのも確認されているところです。

 この問題は、全国的な規模として拡大しておりまして、原因もさまざまです。要因については、温暖化による水温の上昇と言われております。特に、カジメやアラメ、ワカメ、ヒジキ等の大型海藻類の成長期であります冬場の水温が下がらないために、逆に藻食性植物、バリとか、ブダイ等の魚、それからサザエ等の貝類の活動が冬場に活発化することで、海草の成長と食害のバランスが崩れている説が有力であります。

 これまで、県事業によりまして、海草バンクの設置を18年度から取り組んでおりまして、22年度まで5カ所で行う予定でございます。

 それから、大規模藻場礁の設置、これについても20年から22年まで、阿連地区において予定をしておるところです。さらに、離島漁業再生交付金を活用した各地先の取り組みとして試験的な藻場礁の設置、それからウニ等の駆除を実施しておりますが、磯焼けの拡大を食いとめるには全く至っておりません。

 その間、島内アワビの生産量が半減をし、今後えさ不足によるサザエ、ウニ類の減少、魚類の産卵場がなくなるなど、深刻な状況が想定されているところです。専門機関、それから県、組合、当然ながら漁業者等と一体となってさらなる検討を行って、場合によっては対策協議会なるものも設置も出てくるかなというふうには思っております。

 いずれにしましても、これだけの海域に拡大しますと、市の財政力には限界がございますので、海藻類の二酸化炭素吸収効果等を訴えながら、藻場の復活に対する国の大々的な支援をお願いしていく必要があろうかと思います。

 ただ、議員さんのほうがおっしゃられました若者からの意見として、ワカメ養殖を希望してる人も出てきているというお話でしたが、この対馬出身の起業家の方が養殖ワカメを原料とする食品添加物の製造を、抽出を目的としたほかにも類のない独自の工場を計画しておられます。昨年暮れに来島され、一部漁業者とも意見交換等をなされ、現在は最終の計画調整段階に入っております。事業計画が確定し、浜での買い取り価格や買い取りする量などが固まれば、再度来島され、漁協や漁民の皆さんとの協議に入られる予定をしております。この事業で新たなワカメ養殖が始まり、漁家の収入を向上させるばかりではなく、その工場での新たな雇用も生まれます。そればかりか養殖が大規模に行われるようになりますと、その養殖ワカメ自身から胞子が拡散され、磯焼けした海岸にも好影響が出るものと予想されますので、大変私自身期待をし、行政としてもできる限りの御支援をしていきたいというふうな思いでおるところでございます。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 学校統合について答弁をさせていただきます。

 平成20年度の複式学級は、小学校で27校中17校、35学級、中学校では19校中2校、2学級、現在のところ久原中と佐護中であります。

 このような状況の中、統合による少人数の複式学級から単式学級への期待は、教育効果等、さまざまな面で大きなものがございます。たくさんの友達と出会い、命の大切さや相手を思う心の醸成、切磋琢磨することにより、よい意味での競争心を育てる教育環境づくりなど、教育行政の大きな課題というふうに思っております。

 学校は学習とともに「集団の中でもまれ、自分を磨き社会性を高める」、そういう場であります。ごく小規模校は「学年間の交流が深くなる」、「家庭的な雰囲気の中で生活できる」などよい面もありますけれども、反面、多様な考え方や人間関係にまみれることが少なく、切磋琢磨する上で大きな障害になることは否定できません。

 統合を進める上での大きな課題は、当該地区住民や保護者への理解と納得を得ることでありますが、基本的な考え方として、「何よりも子供たちの教育や将来を考えること」を最優先とし、対馬市における最小の学校規模、1学年1学級を設定し、小学校では、全校児童数100名以上、中学校では全校生徒数50名以上を目安とし、「複式学級編成解消を図るための適正規模」を統合の基準として、「学校に対する地域の思いや意向・要望等を踏まえる」ことを大切に考えながら、「適正配置基本計画書」の見直しなどにより早期実現を目指した取り組みが必要というふうに考えております。

 中学校の複式学級においては、正式の免許を有する教員と有しない教員とでは、専門的知識、技能の面で大きな違いがあることから、中学校においては、小学校以上に複式学級編成にならないように配慮する必要があるというふうに認識をしております。

 対馬の子供たちのこれからの学校教育を考えたとき、その充実の方策には、まず学校規模の適正化と複式学級指導の充実という2つの方策を考えております。学級規模の適正化、つまり統合については、21年度から第二次計画に入りますが、学校に対する地域住民の思いや意向が強く、今後も統廃合は大変難航するものというふうに考えております。

 教育委員会といたしましては、基本的な考えを踏まえながら、適正規模検討委員会を立ち上げ、さらに教育委員会会議で十分協議し、最終的には議会の議決を得て統廃合を進めていく方法が一番よいのではないかというふうに考えているところでございます。

 複式学級では、子供たちの自主的な学習活動の促進、育成等のメリットがある反面、その指導には、相当の経験が必要であります。統廃合には、簡単に進まないと思われますので、その間、複式学級担当者の研修を図ります。

 複式学級の教育指導については、本年度の学校教育課の重点施策において、「対馬の地域特性を踏まえた教育の充実」を掲げ、複式学級学習指導の充実を重点事項として位置づけております。具体的には、複式指導法研究会の実施、学級訪問指導法により担当教員の指導力向上を目指していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) まず、磯焼け問題から、磯焼け問題に対してのいろいろな地域の思いというものが今出てきてると。既に、生態系も崩れた、崩れかかっているのではなく崩れてしまっている状態の所もございます。

 そういう中で、そこら辺もまたこれがそうなったから放っておくという地域も、そこら辺も十分にわかって今動きが始まったと、私はこう感じておるわけですが、特に、今市長もおっしゃられるように、方々で、このことがワカメ養殖等が行われる状況が出てきたという。一石二鳥と私は申したいわけですけど、一石三鳥ぐらいになるかと思います。

 そういう形の中で、若い人たちがそういう思いで何とかやってみよう。何とか、どうかならないかという思いを何とか、協力、助成していきたいと。市のほうもしたいということを言われましたが、まず、一つずつちょっと私も聞いていきたいと思いますが、まず助成の、これはどういう方法を考えているのかお尋ねしたいと思います。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) この地域から上がってきている今若者たちがやろうとしているワカメの養殖に関してでございますが、まだきょう初めて若者たちのお話があるということを聞きましたので、若者たちのことはちょっと置いておきまして、対馬出身の企業家の方等については、工場等設置、誘致条例ですね、それに基づいて対処をしていこうというふうな考え方をぼやっと今現段階では思っております。まだ、正式な事業計画等については上げられておりませんので、上げられた後に、今の制度設計の中でできるものは見ていこうというふうに思っております。

 それと、若い人たちの関係につきましては、コミュニティ・ビジネスの創出事業補助金等もございますし、さらに新年度には、新事業、新たなコミュニティ・ビジネスの拡充版の補助金等も用意をしておりますので、そのあたりでも対応できるのかなというふうにも考えております。

 さらに、既存の補助制度の中で、物事もつくり上げられて活用もできるというふうにも思っております。最もその事業に適した助成制度を適用させていければと思っております。



○議長(波田政和君) 5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) 特に一番大事なのは、最初から採算ペースに乗るということはなかなか難しい。何の事業でもそうなんですけど、そこら辺の問題が一番大事なところだろうと私も思いますけど、昨年からスタートを切った地域マネジャー制度の中で、このような地域のそういう話をどう組み上げていくか、立ち上げていくかということが非常に大事なところだろうと、市長おっしゃるとおりなんです。

 そこで、もう一つ提案したいのが、いろいろな漁業を起こす、事業を起こすにしろ、漁業関係では、特に漁業権の問題等がございます。許可事業だと思います。これもですね。

 そういう中で、地域マネージャーだけで小学校単位の漁業権というのは、多分少ないだろうと思うわけですけど、他の校区にまたがった漁業権というような問題もあります。漁業権、許可事業である以上は、個人が申請をして、また協業体で申請を組合にして、組合が協議をし、そして県の方に申請をして認可がおりると。認可がおりたら、組合の職員もまた地域の同意をとって回るとかいう形の手順になってくると思うんですけど、そこら辺の形のものが、地域マネージャーの中に、例えば漁協の職員、必要なときに、それから必要なときに農協、またいろいろなそういう団体にも参加をいただいて、一緒になっていろいろな立ち上げるための問題点等もアドバイス、また助成をしてもらう、協力してもらうという方法は考えられないか、ちょっとお尋ねしたい。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今、阿比留議員がおっしゃられましたように、地域マネージャーで地域に入っていった場合は、その地域を越えた部分で、小学校区で物事は考えておりますけども、その校区を越えたところでのいろんな取り組みというのが当然出てくると、確かにおっしゃられるとおりだと思っております。

 そういう中でJAなり、JFなり、そういうところとの連携を持っていったがいいんじゃなかろうかという御提案ですが、まさしくそうだと思います。何も、私ども市役所の職員だけで物事を組み立てていこうというふうには決して思っておりません。この問題は、市役所だけでできません。

 実際、今全島の郵便局長会の皆さんもこの問題に興味を示していただいて、一緒に局長会として取り組める部分は取り組んでいきましょうというふうなことで動きをして、同一歩調でやっていただいております。そういうことを考えますと、これから先、先ほど言いましたJF、JA、森林組合等へ常時というわけにいかんでしょうけども、その地域に応じて入っていただくというお願いをしていくことは可能かと思ってますし、理解も得られるんじゃないかなあというふうに思います。そのあたりは進めていきたいと思っております。



○議長(波田政和君) 5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) ぜひ、市民総参加でやっていくということが一つの大きな成功の道につながっていくと思います。

 まず、やろうとしている方、そしてまた既に昨年から取り組んでおられます方、そして今までも豊玉でもやっておられます。ワカメ養殖をですね。やって、加工塩蔵までやっておられる。また、上でも数件あると聞いております。

 そのような中で、非常に、全くわからない人がやろうと取り組んでおるわけですが、そういう人たちの研修、教育、いろいろな相談、そこら辺のことが今から必要、これもさっき言いますように、今からそれが地域マネージャーの役割とかに大きくなってくると思いますけど、早急にこれを立ち上げて、早急に、このワカメというのはどういう形のものかというと、大きな、私も経験があるんですけど養殖に対して、大きな資本力は要らないんです。

 そして、ほぼどっかで種苗センターがあれば、そこから苗を買って育てれば、ほとんど漁業者は半年ぐらいで収穫になっていくというような手っ取り早い一つの方法で、市長もおっしゃるように、そのことが成功していくと、今養殖に携わったいろいろな人夫さんたちの雇用の受け皿等も可能に私はなってくるのではなかろうかと思います。そういう面から、ぜひ一ついろいろな知恵を絞って御協力をしていただきたいと思います。

 それでは、学校統合に関してのことに移りたいと思います。いろいろな教育長の話では計画、そしてまた方針が示されました。まず、いろいろなことはいつも聞くわけですけど、平成16年に統合に関しての短期的、中期的、長期的な計画がなされていたと思いますが、今その計画の進捗状況、ちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 現在、統合は計画どおりに進んでおります。統合はですね。21年度から中期になりまして、新たにまた中期の計画に基づいて統廃合されていくという状況でございます。



○議長(波田政和君) 5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) 非常に名前を出して申しわけないんですけど、実は豊玉の加志々中学校のちょっと話をしていきたいと思いますが、新年度から2年生が1名不足するために複式になると、教育長も御存じだろうと思います。この問題は、最初に私も言いますように、小学校はかなり複式も今現在あってるようですけど、中学校の場合は佐護、それから久原というようなことでございますが、久原は併設、小中学校の併設ですかね。そういう形の中で、まだ教員数もある程度確保されてる状況にあるかと思います。

 今回、加志々中学校がやむを得ないのか、複式がですね。また何か方法はあるのか。ちょっとお尋ねしたいと思います。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 今、併設校のことを言われましたけども、併設校であっても教員配置数は一緒でございます。加志々中の場合も独立校でありますが、結局3学級が2学級になるということは、今現在3学級ですので、教員数が校長を入れて9名でございます。それが2学級になると7名になるという状況でありますので、現在のところ、これはもう規定どおりでございますので、私どものほうとしてはどうしようもないと。ただし、現在、やはり2名の減というのは大きいございますので、それで、非常勤の教員を雇うという手立てをしておるところでございます。

 ただ、非常勤といいましても、これは非常勤は学校かけ持ちでございますので、例えば、美術なら美術、音楽なら音楽という、そういう教科はなかなかできませんので、そういう教員を3校から4校ぐらいこうかけ持ちで行ってもらうというような、いわゆる免外をなくす免外非常勤という制度を取り入れようというふうに思っております。



○議長(波田政和君) 5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) 一番私がお願いしたかったこと、要するに、どう教員数を確保するか。11名が7名になるということは、要するに事務、まず養護、まずこの2つは削減されるだろうと。それから、中学校の場合、9教科、これは特に専門教科ですから、9教科の中にあと2名欠けた場合ですね、この2教科がどうしても専門外になってくると思って、指導が。そこら辺を今教育長がおっしゃられる何とか非常勤で補おうということ、これ全くそのとおりだと思います。

 これには予算も伴ってくるだろうと思いますが、それに対する予算、市長、これ、もしそういう形で教育委員会の方がお願いできた場合、予算の方は大丈夫。ちょっとお願いします。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) これは市の予算ではなくて、県の予算で(「県の予算」と呼ぶ者あり)はい。非常勤は雇うことになっております。



○議長(波田政和君) 5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) ぜひ、そこら辺をまず学力ですね、教育、いろいろな面で、専門教師が欠けることによって学力の低下というのは、これは否めない状態になってくると思うわけですが、ちょっとある県のちょっと話をお聞きしたところでは、やはり離島が多くある。その中で、複式、そういう学校がもうこれは離島であるがゆえに1校しかできないでも複式、やむを得ないというようなところも聞いております。それが、学力テストで、全国で一番最下位である。それを何とか、どうするかということで、教員を退職された方々をお雇いになって、今では全国でもトップクラスの学力をつけてきたというような話も聞いております。ぜひ、そこら辺を教育長、多分に子供の教育・学力向上のためにも配慮していただきたいと思います。

 それともう一つ、いずれにしろ加志々中学校も統合に余儀なくされていくものと思いますが、いろいろと地域の父兄の話も私も聞いてはおります。保護者説明会が昨年だったか1回あったと聞いておりますが、その1回でやめた。まだ今からもあるだろうと思うんですけど、いろいろ父兄の方々の話ではもうやむを得ないと、子供のために。もうしようがないんですというような話もある中で、なぜ1回でやめて複式、今の状態なのか、ちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 確かに、1回でやめたということですけれども、実は、早い時点でこれは決めなければいけないと。県の、いわゆる教員配置の関係もありまして。その時期を逸してしまったということがもうあるわけでございますが、これは私どもの完全にいえばミスだろうというふうに私は思っておりますが。

 ただ、統廃合につきましては、全員の方の地域の方も含めて賛同をいただくというのが基本でございましたので、それでそういう点ではなかなかこれは難しいなあというふうな判断をしたわけでございます。

 現時点で、まだ来年度に向けて、来年度はその次に向けて、これからまた地域を訪問させていただこうというふうに思っております。

 以上です。



○議長(波田政和君) 5番、阿比留光雄君。



◆議員(阿比留光雄君) 私は決して、統合を早急に推選していくという気持ちは私は毛頭ありません。できたら、残してもらいたいというのが本音なんです。

 ところが、これは大人の一つのエゴでね、しようがない部分があるんですけど、できたら本当は、その残して、子供の教育が本当にスムーズにできる状態をつくってもらうのが理想だと思うんですけど、そこら辺をできるだけやってもらいたいと。決して統合だけが、いろいろな利点、欠点もおっしゃるようにあることは知っております。私は、だからやむを得ない、今回は新学期からやむを得ない、複式になりますけど、できるだけそこら辺のお願いをまずしておきます。

 そして、十分に、統合する場合は、子供の本当の教育を中心にして、後は地域、父兄を説得をしていく、納得をしてもらうというような、十分にそこら辺に配慮していただきたいとお願いをしておきます。

 大体そういうことで終わりますが、これワカメ養殖、磯焼け問題でいろいろ横道にそれる部分もありましたけど、いろいろな観点からいろいろな方法で皆さん考えて、いろいろいらっしゃると。間違いないと、これは皆さんそう思わない人は思います。対馬をどうしようかと。そういう人たちの考え方をどう引き出していくか。そこら辺に一つ早急に新しい地域マネジャーを立ち上げて、そこら辺を本当に大局を見据えて商議からなしてもらいたいと。小さな一歩から、一つ踏み出して、対馬の本当の発展を願うものであります。

 これで、私の質問を終わりたいと思います。最後にお願いします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今おっしゃられましたように、今回の地域マネージャー制度というのが、足元の部分から組み立て直しをしていくというふうなつもりで導入をしております。まさしく、この4月から全島で入っていくわけですけども、先ほどのワカメ養殖に限らず、さまざまな情報というのがその地域マネージャー同士の間においての、ある意味競争になるぐらい、その情報は自分たちの地域においてもう一回投げかけたいからくれろというふうな積極的な動きに、職員である地域マネージャーさんがなっていただくことによって、各地域が活性化していくものというふうに思います。

 各地域がつかんだ新たな情報というのを、ほかの地域にまた回していくみたいな形で切磋琢磨していくという大変ある意味厳しい制度かもしれませんけども、今までのような形では対馬は成り立っていかないという思いで導入をすることに決めましたので、どうかまた、本当些細なことからでも、地域がそこから新たな道が見出せれば、それでいいというふうに私は思っておりますので、また御理解のほどよろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) これで、5番、阿比留光雄君の質問は終わりました。

………………………………………………………………………………



○議長(波田政和君) 暫時休憩します。開会は10時55分から。

午前10時42分休憩

………………………………………………………………………………

午前10時55分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) どうも、皆さんこんにちは。私は、4年前の市議選において議席をいただき、懸命に市民の負託に応えるべく活動してまいったつもりであります。しかし、市政のチェック、あるいは政策決定の場としての議会が、その本来の機能を果たし、島民から認められるような活動を展開し、また責任を果たしてきたか、少々自分なりに疑問を持っておることも事実であります。

 合併後、島民の意識といろいろな面で乖離(かいり)した市政が行われ、また市民の血税をつぎ込んだにもかかわらず成果が全くあらわれていない事業も数多くあります。そのようなことが一因で、本市の発展が滞ったような感がなきにしもあらずと考えております。やっと、市政が市民の手の届くところに近づいたと思っております。期待とやる気がわいてくる市政の実現のために、私も再度挑戦したいと考えている次第であります。

 そこで、本日は、対馬市の将来にとって緊急、かつ重要な案件であろうと思う次の4件について市長のお考えを聞き、また私の提案も含め質問してまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 まず1点目に、ジェットフォイルの今後の運航体制についてであります。さきの臨時議会において、本年4月以降のジェットフォイルの運航は、厳原港を起終点とし、2便体制による運航が既に決定しているところであります。また、それに伴う環境整備の補正予算も承認され、準備は進められているとことと思われます。しかし、この厳原起終点の2便体制だけでは、中部以北の住民にとっては必ずしも満足できる結果とは言えない部分があります。市長は、そのことは既に御承知のことと思っております。現時点において、北部地区、あるいは中部地区住民の足確保を今後どのように進められる予定かお聞きいたします。

 次に、2点目が新規企業家への支援制度であります。現在、本市においては、新規の企業家に対して、対馬市コミュニティ・ビジネス振興事業補助金制度があります。しかし、この補助金制度は、交付申請等に当たって、いろいろと要件が厳しく、なかなか利用しづらい制度であろうと思っております。特に、雇用者の一定数の制約等、義務づけられた要件のハードルが高いものを感じております。

 この制度を広く利用しやすい制度に改めることで、特に、若者の新規事業の取り組みに対する支援の幅が広がるよう要望したいと思いますが、市長のお考えをお聞きいたします。

 3点目が、観光及び物産等のPRについてであります。現在、対馬市においては、大阪や福岡に職員を派遣し、島内外への観光客誘致や特産品の販路拡大に向け積極的な行動を展開されているところでありますが、なかなか思うような成果があらわれていないのではないでしょうか。現時点において、期待できるような物産販売等の制約や交渉中の事例があれば示していただきたいと思います。

 私は、観光や物産のPR方法としてはテレビや映画等のメディアを使って全国に対馬を発信することが最大の効果が発揮され成果が上がると思っております。隣の壱岐市や五島などと比べると、特に対馬の発信力が弱いことを島外に住む友人や知り合いからよく指摘されることがあります。もっともっと積極的な情報発信を進めるべきではないかと考えますが、市長のお考えはいかがでしょうか。

 4点目に入札制度の改正についてを掲げておりますが、これはいろいろほかの議員さんとも重複しておりますので、最後に時間があればお聞きしたいと思いますが、以上の3点についてよろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 質問に対してお答えさせていただきます。冒頭におっしゃいましたやる気がわく市政というものの実現に向けて、私どもの行政の方も一生懸命取り組んでおるところでございます。また、今後ともお力を貸していただければと思います。

 第1点目のジェットフォイルの今後の構想について質問がございました。これにつきましては、北部延伸、もしくは中部への寄港ということを言及されたというふうに思っております。現在、この問題については、武本議員の交通体系の整備への取り組みの答弁の中で若干触れさせていただいたところと変わりませんので、それ以外の部分について説明をさせていただきたいと思います。

 今、この北部・中部への延伸に対する協議というものは、対馬市航路対策協議会の方で検討をさせていただいております。協議会の方は、空路及び海路の充実を図り地域経済の振興と住民生活の向上に寄与することを目的とし、その協議検討を行う組織として設置をいたしております。もちろん、この中部・北部の件におきましても、海路の充実を図るための重要な事案でございますので、この協議会で検討していくこととなります。

 まず北部延伸につきましては、3月以降、航路対策協議会に上げ協議したことは、3月以降については協議したことはございませんが、地元説明会、議員全員協議会におきまして市の方向性について説明いたしましたとおり、今後も比田勝港延伸を優先的に取り組んでまいります。その結果を踏まえまして、中部地区延伸についても検討してまいりたいというふうな基本的な考えは全く変わらないところでございます。

 2点目の新規の企業家への支援制度、現にあります制度等が利用しづらい制度になっているというお話がございました。この制度につきましては、現行の支援制度であります「対馬市コミュニティ・ビジネス振興事業補助金制度」といいますが、議員御指摘のとおり、県補助との連携上、地域課題の解決や地域ニーズを満たす事業といった地域貢献度を重視したコミュニティー部分の比重が高く、一定規模の団体でないと申請ができないことや雇用人数の制約など、まずは小規模での起業を考える方にとってはハードルが高い事業と言えます。

 よって、これらの検証を踏まえまして、平成21年度におきましては、個人単位での起業に対応する制度として、新たに「対馬市新規ビジネス応援事業」を実施することとしております。本事業は、当面は国の「地域活性化・生活対策臨時交付金事業」として実施するものでございますが、事業に対する市民ニーズ及び評価など21年度の活用状況などを検証しながら22年度以降についても、新規起業の支援策として検討してまいりたいというふうに考えております。

 繰り返しとなりますが、本制度は、地域を元気にするための個人単位での起業を応援する制度として実施するものでございますので、従来のコミュニティ・ビジネス補助金と併用し、企業による雇用の確保を図ってまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、御理解賜りますとともに広く市民の皆様方にも御周知いただきますようあわせてお願いをいたします。

 次に、対馬の発信力が弱いのではないかと、特に観光面において、もっとPRする必要があるんではないかというお尋ねであったと思いますが、観光特産品のPR、特にマスメディア利用については、観光客の大きなウェートを占める2本柱はバスツアーと個人客です。中でも団体客は受け入れる宿泊施設、交通機関等にとっては観光産業の支えとして重要な位置を占めております。県の観光連盟主催の旅行会社モニターツアーの共催、観光物産協会独自の旅行会社、マスメディア対象のモニターツアーを実施することが誘客の大きな成果につながりますので、モニターツアー等へのマスメディアを招聘し、PR活用、話題性の確保に努めているところであります。

 一方、県のフィルムコミッション事務局を介して、紹介のあるテレビ、雑誌による旅番組、食の番組等の取材を積極的に受け入れることにより、全国に情報発信する手法により、最小の費用で最大の効果を上げるよう努めているところであります。

 また、今後、福岡事務所においてもマスメディア等へのアプローチを行うとともに、事務所としてもホームページ等を開設し、対馬を全国に発信していきたいというふうに考えております。季節に応じたイベントや四季折々の話題を提供するときは雑誌社、新聞社への記載掲載、記事掲載で対応を行っておりますし、観光物産展開催の折は、テレビ、ラジオによる告知コーナーでの協力依頼を行っております。

 本年4月30日から5月10日までの間、大阪で開催されます「09食の博覧会・大阪」において、対馬市として出展し、対馬の知名度向上と特産品のPR及び対馬への誘客を図るよう計画をいたしております。

 また、本年より新たな試みとして、新水産物流通システムに対馬の2つの漁協が参加し、インターネット・テレビを使って鮮魚の販売を行うことが決定しております。本システムは、市場流通に乗らない、通称、適切な言葉じゃないかもしれませんが、雑魚と言われる魚や売りたい魚を生産者が売り値を決め、直接量販店や外食産業関係者、バイヤーが買い付けることができるシステムで、全国では初めての試みとして注目をされております。

 また、市のホームページを利用し、対馬観光物産協会では、細やかな観光情報、物産紹介を全国に発信し、観光物産推進本部は「楽天ブログ」利用によりまして、対馬の紹介を全国のみならず世界へ発信できるよう楽天市場「日本を元気にしようプロジェクト」「まち楽」に参加しております。市内の水産加工販売業者にあっても、18業者の方がいずれかのインターネット利用をされております。今後も、マスメディア等を有効に利用し、対馬の特産品や観光の情報を発信し続けていきたいと考えているところであります。

 以上、3点について答弁いたします。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) まずジェットフォイルのほうから再質問をさせていただきます。先ほど、市長は、対馬の空路、海路については、航路対策協議会で検討していくという方針を示されました。

 ただ、この航路対策協議会は、空路と海路、海路でもジェットフォイル、あるいはフェリー、いろいろあります。そういうことで、非常に協議の幅が広過ぎるんじゃないかと私は考えております。そういうことで、当然、結論を出すまでに時間がかかるのではないか。そういうことで、この航路対策協議会の中にその小委員会なり、そういうものを設けて、特別にこの小委員会は空路、この小委員会はフェリー、こっちはジェットフォイルとか、そういうふうな方針はとれないものかどうか、ちょっとお聞きします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) この航路対策協議会におきましては、今おっしゃられるように、空路も海路について、それも旅客から貨物輸送のことまですべてにわたって、多岐にわたる。確かにおっしゃられるように広い分野を審議をしていただいております。確かに、おっしゃられるように各分野に分けて、専門的な審議を加えていくことも大変重要であるということは十分に認識はしておりますが、各方面、各分野のより多くの人の意見を一堂に介していただくことにより、対馬市民の総意により近づけることになると思いますので、現時点におきましては、現行の体制によって物事を取り組んでいきたいというふうに考えております。

 いろいろ状況も、私どもが予測しないことが、いろんなことが起こってくるかと思いますが、そのとき適宜対応はしていけばよろしいかなというふうに思っております。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) ジェットフォイルの佐賀寄港について、いろいろこう激論が行われましたけれども、その中で、九州郵船としては、佐賀港の滑走距離が足りないとかいうことで、あるいは海図がない。そういうことであきらめたわけです。

 しかし、先ほど市長が基本的には比田勝延伸だという方針ですけれども、当然、比田勝港まで延伸できれば、それが一番いいと思うんですけれども、結果として、非常に乗船者も少なく赤字続きであった。そういう結果からして、このような事態になったと思っております。

 それで、北部地区の住民の理解が得られれば、中部地区でもいいんじゃないかという話も出てきて、佐賀港の寄港の話があったわけですけれども、仮に佐賀港が無理ということになれば、やはりその条件をクリアする対策として、私は豊玉町の曽ノ浦港、あるいは峰町の櫛港、非常に現地も私も見ましたけれども、条件としては、いいんじゃないかなあと思っております。その地区の人に聞いてみれば、水深も十分確保できるという話を聞いております。

 そして、海図等の問題もありますので、もうこの辺を早急的に検討してクリアできる問題があれば、中部地区の寄港が実現するのではないかと、そう思っております。それで、やはり早くその辺の取り組みをして、結論を出してほしい。それがやはり中部以北の住民に対する責務じゃないかなと思うんですがいかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 市といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、当面は、比田勝港延伸につきまして最大の努力をしてまいりたいというふうに考えております。どうしても比田勝港延伸が無理だとの判断がされた場合はというお話、仮定の話ではございますが、その場合におきましても、航路対策協議会、それから議会の御意見を拝聴し、その後の方向性については協議してまいりたいというふうには考えております。

 仮説、仮定の話ということでそのあたりの答弁でお許しをいただければと思います。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) どのような方法をとれば、中部以北の人に理解してもらえるか。市も一緒になって、その要望を聞き入れていただいて検討を早急にやってもらいたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 次に、繁忙期における比田勝寄港ですが、これは九州郵船の方針としてもそのように聞き及んでおります。予定どおり繁忙期については、比田勝まで延伸してもらえるのかどうか、1日1便でしょうけれども、その辺はいかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 議員、御理解のとおり、繁忙期につきましては、そのような形で寄港していくというふうな予定をしております。ちなみに、繁忙期等は何なのかということで、5月のゴールデンウィーク、それから8月のお盆の時期、そして年末年始のことでございます。その時期においては、比田勝への延伸を行うというふうに御理解ください。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) はい、わかりました。

 次に、起業家支援についてお伺いいたします。現在、島内の求人倍率は0.14倍という数字になっております。そして、今年度、平成20年度に島内の高校を卒業した生徒、対馬3校で318人おります。しかし、この318人の卒業生で対馬に残る生徒が35人、率にして11%です。もう人口減少に拍車がかかる結果が出ております。これも、中には対馬に就職を希望しながら、それが実現できずに島外にやむなく出ていったという生徒もおります。こういう現状で、若者が対馬で何かやりたい。そういうことを支援できるのが、やはり行政じゃないかなと思っております。

 対馬のある地区では、今若者がいろいろと話をして自分たちの将来をどうするか、そういうことを話をしている地区があります。私も2回ほどその話に呼ばれたことがあるんですけれども、その若者たちは自分たちの手で特産品を開発して、それを販売したいと。対馬で販売したい。あるいは島外にも販路を拡大したい。そういう若者の集まりです。

 そして、ただネックとなるのが、その新規事業に対する資金面、あるいは技術面の不足であります。そういう計画があって、若者が市に相談をする。あるいは、そういった受け入れる窓口、そういうものが市民には周知されてると思います。あるいは、またその窓口は、受け入れ態勢は整っているか。その辺をお聞きしたいと思います。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 20年度に「対馬市コミュニティ・ビジネス振興事業」というものを立ち上げたわけですが、これは7月に要綱を制定し、約ひと月間に6件程度の問い合わせがありまして、最終的に2件だけが事業化まで行ったという形になっております。

 そして、その後におきましても、実はこの議会が始まる直前でございましたけども、若い女性たちが新たな事業を起こしたいということで、市のほうに相談にお見えになられました。そういうケースの場合、私どもの部署では地域再生推進本部の方が中心となって取り組みをしております。当然のことながら、資金等の関係、別の融資等の関係もございますので、総務企画部の地域振興課も対応していきますし、その案件によりましては農林水産部のほうも当然対応していかなければいけないとか、ある意味全課、全部的な形でその案件を対処していくというふうなバックアップ体制をとっておるとこであります。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 21年度予算で、大体この新規ビジネス事業に対する予算が800万円ほど計上されております。またコミュニティ・ビジネスのほうが300万計上されております。

 先ほど、このコミュニティ・ビジネス事業と新規ビジネス応援事業を併用した形でという市長の話もありましたけれども、この併用も可能なんでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 併用といいますのは、行政側の意味でございまして、こういう制度を2つ用意をしましたので、それぞれの制度に適合するやつを使っていってほしいという意味で、この補助制度を2つ同時にということはなかなか難しいかというふうに思います。案件を見ないと何とも言えないのかなとは思いますけども、基本的には別々に使っていただくというふうな考え方でおります。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 島内、非常に野菜も自給率が低くて、大体島外から3億円ほど島内に野菜が入ってきております。こういう現状で、島内で、大がかりな、例えば農業法人とか、そういうのをつくってやる場合、この新規事業ビジネス応援事業のほかに、それに該当するような、それを応援できるような制度があれば、ちょっと教えてほしいんですが、そういうのが該当するのが、部長でも何でもいいですが。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私のほうに農業生産法人に関する助成制度等のデータの蓄積が今ないもんですから、担当部長のほうに答弁をさせます。



○議長(波田政和君) 農林水産部長、川本治源君。



◎農林水産部長(川本治源君) 農業法人のお話でございますが、現在農業法人として対馬にありますのは、株式会社対馬自然農園のみでございます。後は、農業法人としてはございません。農事組合法人につきましては、構成員が3名以上ということですので、いろいろ農業者であり、漁業者なり、協業体を組んでつくっていただければ可能であろうと思います。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 今、非常にこう島内の企業も元気がありません。やはり若者が元気が出てくれば、島もおのずと元気になると私は考えております。どうか、そういうやる気のある若者に対して大いに助言なり、あるいは支援をぜひお願いしたいと思っております。

 次に、観光物産についてお伺いいたします。観光PRや、あるいは物産販売、こういうことは見る人や聞く人にいかに印象強く情報を発信するかによって大きく変わってきます。よい例が宮崎県の例であります。我々も2会派6人、宮崎の方まで行って、政務調査に行ったんですけれども、非常に県庁が観光施設になっております。地名度のある知事がいろいろ物産等を宣伝することで、宮崎県の特産品は一躍日本中の注目の的になっております。

 本市も各地で物産展等を開催されておるわけですけれども、こういうところに有名人を観光物産大使とか、そういう職に任命をして、物産展、あるいは各種のイベント開催時に島内の対馬のPRをやってもらうというような方向はいかがかなと思うんですが、市長どうでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) せんだって2週間ほど前ですか、私に電話がかかってきまして、福岡の方からでしたけども、たまたまテレビを見てたら、何の番組かわかりませんけども、元阪神、日ハムの新庄選手がそこに出られて、もう対馬という言葉を、対馬ではこんな魚を食べるんだというのを何か連呼されてたという話がすぐに入りました。その方がおっしゃられたのが、対馬で、出身者での有名人は新庄選手がいいんじゃないかと。何か、そういう人を観光大使みたいなのでしたらどうですかみたいなお話もありました。

 今、観光物産推進本部のほうにそのことを受けまして、数日後に、こういうふうな提案があったんだけど、私自身は新庄選手全くわかりませんし、どなたか知ってる人いないかねえという話をさしていただいて、この何といいますか、そこに通ずる人探しですか、そのあたりをやってみましょうという話がありました。ありとあらゆる関係をたどっていって、そこに到達できればと思います。新庄選手だけの問題ではなくて、いろんな人の今手を借りております。

 私、日ごろ横連携ということを言っておりますが、今対馬市応援団ということで10名ほどの方になっていただいておる。その方たちが陰に陽に対馬を宣伝をしてもらっております。さっき、報道ですね、宮崎県のトップセールスの話がございました。実際、宮崎県の知事さんは、ああいうふうなもとから有名な方でしたからなんですが、私は一介の単なる人間ですから、全く有名でないわけですけども、ただし、一つ言えることは、足を運んでいって名刺を出すことによって、相手の方がきちんと私のお話に耳を傾けていただくということは間違いない、これは事実でありまして、その点、皆様から負託をいただいて今こういう肩書きでおりますので、この肩書きをフルに活用して対馬の物産、観光のPRというものをしていきたいと、私自身は思っております。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 私は新庄選手の話も初めて聞きましたけれども、仮にそういうことが実現すれば、ぜひお願いしたいなあと思っております。

 平成17年に佐世保で「釣りバカ日誌」の収録が、ロケが行われております。これは何か、西海国立公園の50周年の記念イベントとかいうことも言われておりますが、この映画で「釣りバカ日誌」を誘致するのが平成15年7月に佐世保で決定しております。「釣りバカ日誌」を誘致しようという話が平成15年7月に決定をして、翌年の9月に松竹が、じゃあ佐世保でロケをしましょうという回答をしてきております。

 その「釣りバカ日誌」を佐世保でロケをするまで、いろんな費用がかかっておりますが、全体でかかった費用が6,800万円です。これを、長崎県が1,500万、佐世保市が1,600万、そして佐世保の観光コンベンション協会が1,000万、協賛金が2,700万、合計6,800万ですが、この佐世保市が出した1,600万の金です。しかし、この映画をロケをし、あるいは全国で放映したことによって、佐世保市に29億円の経済効果があっておるそうです。すばらしいなと私は思ったんですが、ぜひ対馬でも、この映画に限らず、あるいはほかの番組にでも、ぜひ誘致してほしいなあと思います。

 そして、その中でいろいろ対馬の物産等のPRを入れていくようにすれば、最大の効果が、あるいはインパクトがあるんじゃないかと思いますが、そういうお気持ちはないでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) この数年前からフィルムコミッションという形で多くの自治体がそういうメディア、もしくは映画等を誘致をしていくというふうな動きがありまして、その一環で「釣りバカ日誌」についても佐世保でロケされたと思っております。

 ちなみに、この対馬におきましては、そういう大々的なものは実際あっておりませんけども、現在、韓国のほうで放映されているんですかね。番組が、忍者番組があってます。対馬で、ストーリーの中で対馬というのが入って、そして対馬でロケもし、対馬の方もそこにエキストラで入ってというふうな番組が今流れているとかいう話も聞いております。そういう形、対馬の地域の特異性ということで、そういうこともあると思います。

 国内に目を向けた場合、今回、1,000万の補正を2月23日でしたかね、予定しておりましたミュージカルの脚本等の作成ということがありますが、それらにつきましても、対馬を最終的に、できればNHKの大河ドラマ等で取り上げてもらえるような題材をミュージカルでまずもってやれないかというのが根本にあります。

 そういう形ですぐにできないにしても、地道に物事はやっていかなくてはいけませんし、対馬のいろんな風景というのは、どこに行っても──とも違う特異な風景が幾つも幾つもありますので、そういう点において、そういう映画とかテレビとか、ああいう場面、場面で使っていただきながら、物事を、可能性を広げていきたいというふうにも思います。

 ちなみに、対馬を題材にした小説等では、私個人的には最も映画になるのは、白石一郎先生の「海狼伝」ですかね。とかいう小説がございますが、ああいうものが最も映画になるがなあというふうに20年ほど前ですか、直木賞とられたの。あのころからずっと思っておったところであります。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) もしそういう機会とか、あるいは機運が高まれば、ぜひ実現してほしいなあと思います。

 これは、3月2日の長崎新聞の記事をちょっと切り抜いてきたんですが、もう皆さんも御承知のとおりアメリカのアカデミーショー、外国映画賞に日本の「おくりびと」いうのが選ばれたわけですが、その中で出てくる山形の庄内地方、その辺で、こう記事が出ておりますけれども、もうこの受賞した後に、いろいろロケ地を巡るバスツアーとかが、もう相当実施されております。やはり日本人の特徴として、こういうのにすぐ飛びつくのが日本人じゃないかなあと思っております。ロケで使用された銭湯はもう倒産寸前でしたけれども、この受賞したおかげで、今はもう県外からもおふろに入りにくるという状況があっておるそうです。対馬もぜひ、こういうことができればなあと、かすかな望みを持っております。

 ちなみにテレビで番組をつくれば幾らぐらいかかるか、それもちょっと調べてまいりました。いろいろ民放も系列がいろいろありますけれども一番高いので日本テレビ、これは読売系列です。1時間番組で800万、ほかのテレビ朝日、テレビ東京、フジテレビ、こういうので600万、これを自分たちで番組をつくって持ち込めば30%ぐらい安くなるという話を聞いております。どうか、いろんな角度からその物産のPRのために検討を加えてほしいなあと思っております。ぜひ、よろしくお願いします。

 最後に、入札問題ですが、いろいろほかの議員も重複しておりますので、私はこの入札制度に関連して公共事業関連予算の確保についてお伺いしたいと思います。本市の合併直後から4年間、議会が同行しての中央省庁等に対する陳情活動は一切行われていませんでした。しかし、昨年後半から国境離島の特別委員会等が市長に同行し、懸命な陳情活動を行った結果が、防人新法の制定機運の高まり、離島航路補助の見直し、漂流ごみの除去予算、佐須坂トンネル、また唐崎岬線の改良予算の確保等、十分期待が持てる結果が出ております。これもやはり陳情活動の成果ではないかあと思っております。

 財政力に乏しい我が市において、やはりある程度の陳情活動は必要ではないかと認識を新たにしております。市長は今後において、この陳情活動をどのようにとらえ推進される予定かお聞きしたいと思います。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 公共事業予算確保に向けて陳情要望活動を活発にやってはどうかというお話。公共事業確保に向けて、それは一向に構わないと思っております。ただし、事業主体がどこになるかという問題があります。それは、市が事業主体になったら大変なことが起こります。

 今糸瀬議員の質問のときにもお答えさせていただきました。起債制限比率、公債負担費比率、これらを今落とそうと、一生懸命に取り組んでおるとこでございます。そういう中で、できれば私どもの財政状況が好転するまでの間、国、県の事業に関して、特に私どもがお願いをしていきたいなあというふうに思っております。私どもが事業主体になりますと、当然の補助金はいただいたとしましても、そこに対する裏、裏といいますか、地方負担分、言葉が悪いですね、裏は。地方負担分というのが当然発生しますし、そこに起債が充てざるを得ないという状況が出てきます。その起債の金額を今計画的に落としてる状況でありますので、極力、その起債金額を下げていく方向の中で物事を進めたいというふうに思っておりますので、国、県にお願いを一生懸命していきたいと思います。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) ぜひ、執行者と議会側が一緒になって対馬市の発展のために力を合わせていかれることを要望して質問を終わります。



○議長(波田政和君) これで3番、小西明範君の質問は終わりました。(拍手)

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。開会は13時から。

午前11時44分休憩

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午後1時00分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 小西議員から、病院へ行くために早退届が出ておりますので報告しておきます。

 次に、7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) 議長の許しをいただきましたので、市政一般に対して、さきに通告をいたしておりました2項目について質問をいたします。

 その前に、市長、今回の御嶽ヤマネコトンネルの名称づけの件に関して、大変な御尽力をいただきましたことをお礼を申し上げます。ありがとうございました。また、対馬やまねこ空港の看板が1日でも早く上がって、対馬やまねこ空港という名称がつきますことを希望いたします。

 そして、私の質問に入ります。まず、1項目目は、漂流、漂着ごみの問題であります。今回、国の第二次補正予算で国100%直轄事業ということで3億円が組まれましたが、対馬市はどれほどの金額を獲得されたのかお尋ねをいたします。また、さらに2月27日、自民党本部におきまして、漂流・漂着物対策特別委員会が発足をされ、3月4日には各省庁を集めて会議が行われたということを聞いております。さらに、これからも何度かの会議を行って、4月にその要綱案をまとめ、5月の国会に提出をし、立法化を図るものということも聞いております。これも市長はもう御存じのとおりだと思います。

 これだけ今国の機関が、各省庁が、この漂着ごみ問題の予算づけに積極的に力を入れ始めた今日、市長も積極的に国や県に働きかけていただいて頑張ってもらわなければならないと思います。また、我が市の行政も受け入れる準備をしてもらいたいと、そういうふうに思いますがいかがでしょうか、お答えを願います。

 次に、2項目目は、対馬ケーブルテレビについての質問であります。今現在の進捗状態を教えていただきたいことと、9月の定例議会で、海底ケーブルの使用料が高いためインターネット速度を100メガから30メガに落とされましたが、私はどうしてもここに腑に落ちないところがあります。資料によりますと、現在NTTのADSL通信速度は47メガで受信が行われています。市はインターネットについて4,500世帯以上が加入するという計算でありますが、私は、こういうことを踏まえたときに、加入率が激減するのではないかと考えます。そのために、その差額がテレビ受信料にはね返ってくるのではないかと危惧いたします。

 この以上、2項目を市長答弁よろしくお願いします。後は一問一答でお願いします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 1点目の漂流、漂着ごみ関係のことでございますが、これはもう議員御案内のとおり、20年度第二次補正予算におきまして環境省の方が「漂流・漂着ごみ対策重点海岸クリーンアップ事業」ということで3億円の予算を確保され、2月に県を通じて自治体の応募を受け付けておりました。私ども対馬市も被害の激しい上県町及び豊玉町の2つの海岸を候補に応募をいたしました。

 先週の9日に選定の結果が発表され、応募された全国50カ所の海岸から13件、25海岸が選定され、対馬市は応募した2海岸、2つの海岸も今回の重点海岸に選定されております。今後は、環境省において事業計画を策定した後、それぞれの地域において関係者の協力を得ながら海岸漂着ごみの回収が行われていきます。

 また、重点海岸クリーンアップ事業とあわせて、環境省の21年度及び22年度の事業である「漂流・漂着ごみ国内削減方策モデル事業調査」の第2期にも応募をしております。こちらは、19年度及び20年度に上県の越高と志多留で実施された事業の第2期分でございますが、重点海岸クリーンアップ事業の後、引き続きモデル調査を実施し、国境離島である対馬が漂着ごみの防波堤となっている現状や対馬でごみを回収する意義や自然環境や漁業資源の保護の重要性を検討していただきたいと考えております。

 今後の対応でございますが、財源としては、国の災害関連の処理事業補助金という制度では2分の1の補助があり、従来活用してきました県の漂流・漂着ごみ撤去事業補助金との併用によって財源を確保したいと考えております。

 また、漂着ごみの処理経費を削減するためには、現場での分別が重要です。環境省の「国内削減方策モデル調査」の地域検討会においても、この漂着ごみ問題を市全体で対応する調整機関の立ち上げが重要であるとの提案をいただいておりますので、市が策定しております市民協働推進アクションプランに基づく、市民と行政が一体となった海岸清掃体制の構築並びに現場での分別ができないかを検討してまいります。この対馬の漂着ごみ問題は、市民みんなで取り組むべき問題として今後もとらえていきたいというふうに考えております。

 なお、御質問の中に、いかほど今度の重点海岸クリーンアップ事業に予算を出してるのかということでございますが、あくまでも直轄事業でありますので、3億円のうちどれだれがこの2つの海岸に回ってくるかというのは定かではございませんが、応募の段階におきましては、2つの海岸合わせて2,300万余りを要望として手を上げてるところでございます。

 次に、ケーブルテレビの問題でございます。その受信料、インターネットの加入率に関連し、受信料が大きな市民にとって負担となるんではないかというお話だったと思いますけども、この受信料につきましては、基本の使用料を決定するに当たりましては、市内73施設の共聴組合の料金や、ほかの自治体ケーブルテレビの料金を参考にしながら、使用料金の範囲内で運営を行うことを基本として設定した次第でございます。

 市内の共聴組合の使用料金は800円から無料までさまざまでありました。平均は約540円となっております。また、124施設の自治体ケーブルテレビの使用料金も2,500円から300円まで、各自治体によって開きがあります。平均をとれば約1,300円程度ということになっております。

 このような状況の中で、いかに使用料金を安く抑えて、市民の皆さんの負担を軽くするかが今後のケーブルテレビの運営に関する課題であろうと考えていますが、一方で、使用料金の範囲内で運営を行うといった制限があることを御理解を願いたいと思います。

 この使用料金の決定につきましては、昨年の3月定例会に対馬市情報センターの条例改正案を上程し御決定いただいたところでありますが、効率のよい運営とするために指定管理者による運営を計画し、昨年9月定例会で御承認いただいたところでございます。この指定管理者の選考におきましては、センター条例で決定された使用料金の範囲内で運営することを原則とし、後年度の使用料金の値上げを防ぐ意味からも、平成30年3月31日までの約10年間を指定期間として設定し、昨年11月から株式会社コミュニティメディアが指定管理者として運営を行っているところでございます。

 この指定管理者におかれましても、使用料金の範囲内で運営することをよく理解され、基本使用料金以外のCS放送使用料やインターネット使用料の普及促進に努めるとともに、広告料金収入等による安定した運営を目指されているところであります。

 基本使用料の1,000円につきましては、これまでの共聴組合の料金に比べたら確かに割高感があろうかと思いますが、対馬市内の電話の通話料金がケーブルテレビの電送路を使用する関係上、無料となることや、宅内において防災情報や行政情報を聞くことが可能となるシステムであることとあわせ、市内で開催されるイベント等の地域情報や議会中継も視聴することが可能となります。

 また、デジタルテレビによるデータ放送等で対馬市内の気象情報や魚類の水揚げ情報、市場価格等の必要な情報がいつでも見ることが可能となります。これらのサービス内容の向上から基本使用料の負担につきましては、現下の厳しい経済状況の中ではありますが、市民が等しく情報を共有することが可能となり得ることから、加入者の皆様には決定している基本使用料金で御理解をいただきたいと考えております。

 なお、平成22年3月までは整備期間中であり、すべてのサービスが提供されないために暫定料金として500円を徴収する計画であります。御理解のほど、よろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) 私、6月定例議会、12月定例議会に、2回市長に質問をいたしました。その市長の答弁を聞いておりますと、私の感想では、市民の働く場所が、また市民の財布の中に入るのが、どうも遠くなったなあという感じがしておりましたが、今回、このような国の取り組みで第二次補正が発令をされて、そして住民の、市民の皆様方がそれを拾ってこられるような状態になって非常に喜んでおります。

 私が言いたいことは、第二次補正はそうなんですけど、今市長も御存じのように、自民党の本部で元幹事長加藤紘一代議士を委員長にして、我が第三選挙区出身の谷川代議士が事務局長をなさって、そのプロジェクトチームが2月27日にでき上がったということに踏まえまして、市長は、これから先、大いに予算獲得に一生懸命になっていただきたいということをお願いをする次第であります。それも、私は一生懸命になるかならないかというのがよく市長の姿でわかったんですけど、今回の、先ほど申しました御嶽ヤマネコトンネルの名称づけのときには、これは一応、一時頓挫をいたしましたね。それでもなおかつ、市長が一生懸命にこの名称づけを頑張っていただいて、それを私なりにまざまざと見せられたような気がいたします。

 ですから、市長が一生懸命それを取り組まれることによって、いろんな問題が解決をするんだなあと。その中にこの漂着ごみのことに一生懸命力を入れていただきたいなあと。といいますのも、今答弁をされましたように、西海岸が2カ所なんですよね。そして、これが私の計算で、延べ数で約5キロであります。そして、対馬の島全体の距離は市長も御存じのように915キロの海岸を持っております。この中で、例えば漂着しているところもしていないところもその中にはあります。半分ぐらいの海岸に漂着しているという姿をかんがみますと、約500キロ例えばあった場合、じゃあこの数字は100分の1なんですよね、全体からいえば。そうすると、その100分の1の、この5キロに2,000万というこの事業の予算がついたわけです。ということは、これだけの数字がつくということは、それだけのものを皆さんが調査して、5キロの海岸には約2,000万も──2,300万ですか。2,000万以上の漂着ごみの費用がかかるんだというのが確定したわけです。

 私は、いわば100分の1しかないということは、100倍の数字がもらってこれるんじゃないかと、市長の頑張りによってはですね。ですから、そういうことも踏まえて、市長にぜひ予算を獲得してもらうために汗を流していただきたい。そして今、これは4月に要綱案でき上がって、5月に立法化されようとしております。その中に、市長がやっぱり飛び込んでいくような、そういう気持ちを持っていただいて、対馬の、まだ私たちも任期も5月まであります。これ議員も一緒になって、委員会を立ち上げることは無理でしょうけど、例えば、そういう今現在ありますまだまだ産建の委員長とかを含めた随行員をぜひつくっていただいて、市長の頑張りを見せていただきたいなあと思いますがいかがですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 先ほど、御嶽ヤマネコトンネルの件で頑張ればできるんだというお話がありました。すべてのことに一生懸命取り組んでいるつもりでございます。この漂流・漂着ごみの件につきましても、何度も関係者の方に足を運んでおるところでございます。そういう中で、また、この漂流・漂着ごみを特に一生懸命頑張ってあります小宮議員のほうの口添えもあり、今回第二次補正等の形になったんではないかというふうに私自身は理解をしております。

 これからも、立法化というのが自民党のプロジェクトチームのほうで動き始めたと、2月の末にですね。ということですので、上京の際には、当然のことながら、このプロジェクトチームを訪ねていって、早期の立法化に向けてお願いをしたいというふうに考えております。

 そういいましても、先ほど小宮議員がおっしゃられたように、実際は5キロではありませんけども、実際できる12キロと7キロですかね、19キロぐらいの範囲でございますが、実際できるのは5キロぐらいじゃないかという、恐らく、お話だろうと思います。5キロと仮にして、2,000万とすれば、単純に900キロと、約1,000キロと考えれば、40億の金が一度にして40億の金が要る。

 ところが、この問題は一度やったとしても、また押し寄せてくるということで、さまざまなことを対処していかなければいけない。そしてある意味、ずっとエンドレンスになってしまうということがあります。片や内部的にはそういうふうな取り組みをしながら、外では諸外国、近隣諸国へのお願いを政府が力強く働きかけていただけなければいけないというふうな大きな問題も抱えております。

 何はともあれ、立法化に向けて一生懸命頑張っていきたいと思っておりますし、国境離島新法の兼ね合いの中で、当然メニューの中にこの問題も含めておりますので、あわせて話しに行きたいというふうに思っております。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) 私よりも前に、この一般質問の中で16名の方が質問をされました。その中のほとんどの方が、もう雇用、雇用と、働き場所をつくろうやということを訴えてまいられました。私もまた同感であります。

 今、市長が言われましたように、幾ら拾ってもまた寄ってくるごみなんですよね。ですから、私は何回もこの質問をする中で、宝のごみまでとは言わないけど、やっぱりそういうふうな市民の皆さんが、もう財布の中に入るような、そういう対策を、施策のためにこの予算もどんどん追加するべきだと。そして、立法化され、通常の予算に乗るんですかね、そういうふうな形がとれるように市長に一生懸命汗を流していただきたいと、そういうことを思っております。

 最後の、市も準備をしなくちゃいけないんじゃないかという最後の部分なんですけど、私は今までいろんな財源をやっぱりつくらなければ、正常化になった場合ですよ。通常の予算になった場合に、もしそういうことになれば、市の出し前といいますか、そういう部分を確保しなければいけないんじゃないなかあと。一つこれは提案なんですけど、ここに法定外目的税とかいう名前を打って、そういう地方公共団体があります。いろんな名前を打って。やっぱり観光客の島に入ってこられるときに、その観光客の人たちから100円でもその税をもらおうとか、そういう物を何とかつくって自己財源を、ただ一般財源を使うばかりが私は芸がないと思います。ですから、そこら辺も一つ検討されてみてはいかがかなと思いますがいかがですか、市長。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 小宮議員がおっしゃられるもっともでございます。国のほうに制度ができても自己財源がなかったら何もできないよと、ある意味言ってあると思います。それに向かって、法廷外目的税の組み立てで事業を展開をしていく。その法定外目的税は、ある意味、島民でないところでもらえるような形をつくったらどうかというふうなお話であります。

 今回、昨年からターミナルビルの関連等々で、研究も今内部的にはずっと進めておるところでございます。その法定外目的税としてですね、税等に関してです、これは。だから、またこういうふうな新たな立法化がされていくという状況になったときは、またそういう今小宮議員がおっしゃられるような方法も一つの方法だと思っておりますので研究をしていきたいというふうに思います。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) 今市長が言われるように、もう一歩踏み込みますと、対馬に、島に流れてくるごみは、ほとんどが外国のごみだと思うんですよね。それで、そこも踏まえて、市長も今そういう答弁されたと思うんですけど、何とか、これを実現して、一般財源も余り入れなくて、そして足りない分は入れてもらわんと仕方ないんですけど、この国のせっかく立法化を目指してやってくれてますので、その先の準備も一つお願いをしたいなあと、そのように思うわけです。

 もう1つ、もう1回だけ聞きますが、市長ばっかりが頑張るというのも、それはもちろん市長が首長ですから大変結構なんですけど、せっかくこの5月まで、私たちの任期もあるんですけど、この議員さんたちとの一緒に陳情というのも考えてみてはいかがでしょうか。どうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) そういう御質問でしたね。抜けておりました。このプロジェクトチームの方向性ですね。法案等の素案等を見ながら、私どもの対馬市にとっての方向性と余りにも違ってくる場合について、そういう行動をしなければいけないかなあとは思います。

 ただし、私どもの方向、していただきたい方向が一致するようであれば、もうあえてそこまで行動しなくてもよいのかなとは思っております。もし、そういう状況が生まれましたときは、そういうふうな形でお願いをするやもしれません。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) 今本当に前向きな姿勢といいますか、前向きな市長の考えを伺いまして、もう安心もし、また感謝もしているわけであります。

 そういうことで、この漂着ごみは終結をさせたいと思います。(笑声)やっぱり、私は、もうこのずうっとこの話ばかりしてきたんですけど、本当にこれから対馬の市民の皆さんがやっぱり何とか雇用につなげていくようなそういう施策をこれからもどんどん、これに限らず打ち出してほしいなと思います。

 次に、ケーブルテレビについてでありますが、市長は、前回私の質問に、経済的にケーブルの使用料が払えない世帯があれば、その送信を停止しますよという答弁をされました。市長は、何か勘違いしてあるんじゃないかなと私は思うんですけど、時間の関係で中途半端であのときは終わってしまいましたので再度質問をさせていただきますが、対馬市のケーブルテレビの目的は格差是正ではなかったかなあと思います。最初のうたい文句がですね。そうしますと、使用料を払えない世帯に対して送信を停止するということは、私は反しているんじゃないかなと。それは情報の隔離ではないかなあと思いますが、市長、このことについてどういう考えでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 情報格差是正のために、確かに光ケーブルを張り巡らした結果、昨年の3月に、そのあたりの条例を皆さんに決めていただいたわけでございますが、その中で、3カ月間使用料を滞納をされた場合、止めるというふうな条項が、確かうたわれてたはずでございます。その条例に基づいて物事を行っていくということでありまして、決して格差をあえてつくるためにそうしてるわけではないと。

 少なくとも、この使用料金でのみCATVの運営をやっていくというふうに決めておるわけでございまして、そうしないと指定管理者のほうも滞っていきます、仕事が。そう思いますと、3カ月という猶予は当然設けますが、その後については止めざるを得ないというふうなことになろうかというふうな意味でございます。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) 昨年は、昨年の今ごろ、この春先は市長が大変目まぐるしく忙しい時期だったんですけど、いま今回私たち議員が今一番忙しく目まぐるしく回っておる中で、市民の皆さん方たちの話を聞く中で、じゃあ1,000円でNHKも見られるんですよねと。そしてさっき言いましたインターネットの使用料ももうわざわざ対馬市のインターネットに入らなくてもいいですよと。47メガもある今、機械があるんですからということを聞いたりとか。

 私が何で1,000円で見れるっていったかと言いますと、NHK料は、じゃあもう俺たちは解約しようかなという人たちも私もずっと聞いてみましてどういうことかなと思ったら、その受信料は、もう解約して、対馬市の1,000円を払えば、対馬市の中に組み込まれてるからもうそれでいいよという、そういう話を聞いたので、そこら辺の説明とかいう何ですか。これは9月にインターネットの方が100メガ、30メガに落ちたというこれは公表されましたか。新聞等ではそんなことは書いてありましたけど、この対馬市の広報にか何か載りましたかね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 確かに、バックボーンを100メガから30メガに落とす。100メガであれば、年間の契約料が約9,000万円近い状況があるから、それでは運営が成り立たないということで、バックボーンを30メガに落とすという決定が議会のほうで提案なされたというふうには聞いておりますが、その後の広報ですね、市民の皆さんに周知されたかと言われますと、これについては、ちょっといささか私も自信がありません。

 ただし、今の御質問の前段の部分でございますが、NHK料金とか、ほかのBSですね、CSもそうですけども、これらについては、あくまで1,000円の視聴料とは別料金ですよということについては、常日ごろ、いろんな説明会において、当然担当の方は、それが大原則でございますので、それは必ず伝えてきてるはずでございます。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) いやあ、それがですね、何か伝わってない部分が、広報なんかでは流れてないよということで、その事業所の人たちが、2,500円のインターネット使用料、それとその2,000円の基本料ですね。これプラスすると、これよりも今のADSLの通信のほうが速いよと。速いならばこちらでいいよという人の話を私聞いたもんですから、ああ、そんなことを今度議会で市長に尋ねてみろうと思ってこんな話をしたんですけど。

 確かに、何で1,000円で皆さんがいいよというのは、対馬市に1,000円の受信料を払いますよね。そのときに、流れてきてるNHKの電波は流れてきています。ですから、その電波を利用すれば、別に金、受信料を払わなくてもNHKに。NHKが取りに来るじゃないですか、その取りに来るといったら変な言い方ですけど、受信料をもらいに来られたときに、私たちは解約しますよという、そういう弊害が出てきそうにあるわけです。私の聞いてる中で。それは、対馬市にもうお金を入れてるんだから、私たちはもうただであなたたちの見れるよというのは、そこまで対馬市民の皆さんが、もう何ていうかな、もう不平してるといいますか、そういう人たちもおられるわけです。そのときに、市長はどういうふうなスタイルでこの受信料に対して考えを持ってあるのかなあというのを一つお尋ねをしたわけですけど、私の言ってることが理解できませんかね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 一方的にNHKをCATVの中で流すから、ある意味、私、一般市民の方々にとっては、自分のある意味要求してない部分で流れてくる部分を見ているんだから、料金については、NHKの料金については払わないよということが、そういうケースが出てくるやもしれんという。それは、今の経済状況等を、対馬全体に対する不平、不満のあらわれとして、そういうふうなことに出てくるかもしれませんよというお話でよろしいんですね。(「はいはい」と呼ぶ者あり)そのような形で今の現状というものをとらえて、NHKの方に八つ当たりをされても、NHKさんも困ろうかと思っております。

 確かに、そういう不平、不満を持たせるような市政をしているのは私かもしれません。自分自身は、そういう不平、不満が出らないようにと思って市政運営をやっているつもりですけども、今の状況の中で、今これが精いっぱいだということで、市民の皆さんには御理解を求める以外に方法はないのかなというふうに思います。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) NHKと何か、もちろん総務省とかの予算ですから、そこら辺はどういうとらえ方かわかりませんが、NHKさんにこのケーブルの中に入ってもらうとか、電波を流すために。そして、受信料はその中に含めてもらうとかいうことは考えてはおられないんですかね。というのが、NHKにこのケーブルを貸す、NTTにこのケーブルを貸して一緒になって運営をしていくということは考えられませんかね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今、条例もできて、数年かけて、来年度、最終年度という状況で、既に、再送信事業というのはやってる状況が、地区によっては、もう既に始まっております。そういう中で、NHK受信料につきましては、今は集金人さんが集めずに、恐らく口座振替にほとんどなってるんだろうと思いますけども、そういうふうな形で、それぞれの視聴者の方は対応されているものというふうに思います。

 そういう状況まで至っておる中で、今おっしゃられるようなほかの事業者にこの回線を貸して物事を進めていくというのは、まして指定管理者も決まって動いておる状況では、まず到底無理なんではないかというふうに私自身は感じております。



○議長(波田政和君) 7番、小宮政利君。



◆議員(小宮政利君) わかりました。そういう不平、不満が本当に今あるということだけは頭の中に入れておってほしいと思います。

 それは、地域マネジャー制度が発足しましたので、そういう職員の方にもいろんな面からそういう話もまた入ってくると思います。ですから、市長も次を読み、先を読んで、それの対応もいろいろしていただきたいなあと思いまして、もう答弁は要りませんので、これでちょっと早いですけど、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(波田政和君) これで、7番、小宮政利君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。50分から。13時50分から再開します。

午後1時38分休憩

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午後1時49分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) 皆様こんにちは。冒頭に私ごとではありますが、議会人として、最後の一般質問となります。市長を初め、行政部局の方々、また対馬市民の皆様方には大変お世話になりました。この場をお借りし謹んでお礼を申し上げます。(発言する者あり)わかりますか。(笑声)思い残すことのないよう一般質問を頑張りたいと思います。市長、よろしくお願いします。

 財部市政が始動しまして、はや1年になるところであります。この1年間で、財部施策の礎は何%築かれたのか。また残された3年間の施策を分野別に問いたいと思います。

 まず、この1年間の施策を3点に絞って質問したいと思います。まず1点目は、地域マネージャー制度についてであります。議会初日の行政報告の中で、現在の状況といたしましては、行政への叱責や要望等の面が強い状況にありますと報告されております。地域住民に地域マネージャー制度の理解を早急にしていただくよう努めなければ、財部市長に対しての不満が大きくなるばかりと思われます。そこのところをどのように考えておられるかお答え願いたいと思います。

 2点目は、防人の島新法の制定についてであります。国境対馬振興特別措置法の必要性を市長は望んで、県、国に働きかけておられます。私も12月の一般質問で取り上げたとおり、この特措法制定は、対馬には必ず必要な法律であります。市民全体を挙げた取り組みを考えるべきではないでしょうか。市長の考えをお願いいたします。

 3点目は、国防等に関する機関の設置について、陸上、海上、航空自衛隊の施設拡充及び増員による国防の強化であります。私たち議会も自衛隊誘致増強調査特別委員会を設置し活動してまいりました。韓国人誘致問題に単を発し、国会議員の先生方が対馬に注目され、対馬の国防に対して真剣に取り組んでいただき、昨年の12月20日には、国会議員11名が対馬市を公式視察し、今月の6日には参議院議員予算委員会基本的質疑で、山谷えり子先生が領土問題特措法制定について質問され、各大臣、総理大臣が、対馬の格別な状況、地域的な問題、その重要性を考えながら、陸海空3自衛隊に必要な部隊を政府として引き続きしっかり対応していかねばならないと答弁されております。今後の市長の取り組みをお聞かせください。

 次は、あと3年間の財部施策についてであります。21年度の市政方針で説明してあります第一次対馬市総合計画が今後の財部施策の基本理念であると述べてありますので、その中から質問したいと思います。

 1点目、施策の大綱、第1、創造的な産業と次世代の担い手をはぐくむ人と町とあります。農林水産の後継者育成事業について触れてないのですが、どのような計画案を持ってあるのか。

 2点目、公共事業については、前者の質問で入札最低価格を3月より90%にしているとのことでありますので、できましたら、今後の入札は指名入札、指名が70%、一般が30%の入札執行をいかがなもんでしょうかという提案でございます。それと、公共施設に対しての耐震対策、ゲリラ豪雨対策について、行政側の対策はどのような対策案を持ってあるかについてであります。

 3点目、施策の大綱、第5、思いやりとすこやかさをはぐくむ健康福祉の人と町の中で、公立病院は地域における基幹的な公的医療機関として地域医療の確保に重要な役割を果たしております。必要な医療を安定的に提供していくため、長崎県病院企業団病院診療所の機能分担強化に努めてまいりますとあります。が、私が記憶しているところによると、この企業団病院は、将来企業会計を導入する予定と聞いております。そうなりますと、赤字経営の場合は閉院が考えられるのですが、その対策はどのような考えをお持ちですか。

 以上、この6点について質問したいと思います。よろしくお願いします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 第1点目が、(「マネージャー」と呼ぶ者あり)マネージャーのことでございましたね。理解が、市民の皆さんに理解が行き届いてないんじゃないかと。そのあげくは、私個人に対しての不満が大きくなるばかりなのではなかろうかというお話であったかと思います。マネージャー制度の考え方っていうものについて、いろんな場面で、そして、職員も地域に入っていく中で説明をしてると思うんですけども、必ずしもすべての方がその会議等に参画されてないという実情もございまして、確かに伝わってないのかなあというふうにも思います。

 この4月から、地域マネージャー制度が全島に行き渡っていきます。そのときに、その後に、この制度に対する導入に対する評価を市民の人にしていただければ大変助かると思いますが、現時点において、今の経済状況等を私の市政運営のやり方等について御不満を持っておられる方もいらっしゃるようにお聞きしましたが、今しばらく待っていただければなというふうに思いました。

 次に、防人の島新法について御質問がございました。これにつきましては、今後、さまざまな動きが今まで出てきて、後押しをする。追い風等も出てきておりますけども、市民、島を挙げてどのような形で今後持っていくかといったときに、どの時期がそれがいいのかなあというふうに内心思っております。こういうお話をする間も、いろんなところの機関が動いております。

 実際、昨日も、一昨日でしたか、以前12月の25日でしたか、6日でしたか、ちょっとはっきり日にちは覚えてませんけども、対馬にお見えになりました日本青年会議所の皆さんが、新たに300名を、この6月、5月、もしくは6月に対馬においてさまざまなこの特措法絡みの行動をしていきたいとかいうふうな動きも出ております。そういう動きと市民に向けてのお話を連動させるのか、別立てで持っていくのかとかいうふうなことも常に考えておるところですけども、市民のほうに向かってはある程度新聞とか、この議会中継とか、いろんな場面で知る機会はあったと思いますが、どっかの時点で私どものほうから正式に市民に向けて伝える時期は来るとは当然思ってます。その時期が、先ほど言いますように、外的な関係がありまして、環境変化が激しいもんですから、そのあたりを見極めながら物事をしていきたいなあというふうに思っております。

 それと、陸上自衛隊誘致増強調査特別委員会に絡んでおりますその問題でございますね。これにつきましては、当然、今までの活動の流れ等もございますし、できますれば、今2つの特別委員会で物事を進めておられました。中期防衛大綱がことしの12月にある程度の方向が決まるんだと、発表するんだというような話も以前も行ったときも話がありましたですね。だから、今回の目的は達したと思いますので、今後国境離島というところに焦点を合わせながら、その国防の問題も一緒になって一つで動きをとっていければなあというふうに私自身は思っておるところであります。

 それから、農林水産業の後継者育成事業の問題が施策の大綱の中の創造的な産業と次世代の担い手をはぐくむ人と町という項目の中に欠落してるようにあるが、触れてないようにあるがというふうなお話でございました。これにつきましては、少額ながらも後継者対策ということで、ずっと農林水、すべての産業にわたって今までやってきたわけですけども、これといった特効薬はなかったというのが私は実情だろうと思います。

 なぜそうなったかというのは、その本体であります産業そのものが魅力がない。魅力がないから後継者が生まれないのであって、後継者対策事業ということで、別立てで物事を組み立てたとしても、私は物事は進まないというふうに正直思ってます。だから、本体のその農業、林業、水産業、それぞれのその産業が元気づくようになれば、おのずと後継者対策というのはクリアできるんではないかという思いが私の中では基本にあります。そういう中で、通年の部分として予算の組み立て自体はやっておりますけども、これといった決め手になる部分は正直な話、皆さんから見ればないんではないかというふうに思います。それについては、それでお許しください。

 次に、公共事業のお話がありました。これについては、提案ということで話を聞かしていただいて受けておきます。

 次に、ゲリラ豪雨の話をされました。私の記憶といいますか、テレビ等の報道でいきますと、ゲリラ豪雨対策というのは、実際ゲリラ豪雨がどういう形、あのゲリラ豪雨ですね、雨の。国防のゲリラじゃないですよね。(「豪雨だから、雨ですね」と呼ぶ者あり)雨ですね。ゲリラ豪雨がどういう状況で生まれてくるかという問題は、大都会における問題だというふうに思ってます。大都会においてヒートアイランド現象の中で、物事が起こるということと、そして超高層ビルがそこに存在することによって上昇気流が生まれて雨雲を突然起こして、そこからとんでもない雨が降り注ぐというふうに報道では聞いておりました。

 私対馬のことじゃないという思いがあったもんですから、これについては、全く知識はそれ以上ございません。この対馬で超高層ビルなんていうのは到底考えられませんし、島ではありますが、ヒートアイランド現象というのは、これだけの緑があれば関係ないかなと思いますので、それについては頭の中は皆無であります。お許しください。

 次に、企業団病院ということで、公営企業法を適用するということで、全適になります。そうなると、今おっしゃられるように企業会計を導入されるということです。これはもう当然でございます。そうなると、閉院、閉じることがあるんじゃないかと。確かに、企業という観点からいけばそうなのかもしれませんが、しかし、あくまでもこれは企業会計を導入するということでありまして、会計上の問題であって、一般民間企業等、基本的な方針というのは、それには違いがございません。あくまで自治体病院であり、それが企業団という名前は名前ですけども、通常のくくりでいう自治体病院という考え方で物事は考えていきたいと思っておりますし、今現段階において閉院すると、もしくは赤字との兼ね合いが当然出てくると思うんですけども、おっしゃってあることは。赤字が出ないようにすること、もしくは、上対馬病院に関しましては、現在の不採算病院補助金ですね、そのあたりの5,700万の分が毎年度入ってくるような、ある意味国境離島施策として、そのあたりも訴えていきながら病院の存続、それが引いては、地域の皆さんの医療の確保、福祉の充実ということにつながるように頑張っていきたいと思っておりますので、閉院ということは全く頭の中にはありません。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) まず、マネージャー制度でございますね。市民の方の評価が不満が出てるということも私も知っているという市長の答弁でしたが、結局、皆さんの要望だけを聞くだけの形であって、それが実行に移せない状況が生まれた場合は、自然と不満は生まれてくるということですね、皆さん。ですので、そこのその角度のつくり方、どういうふうな方向性でそれを持っていくか。どの分野でそれを持っていくかということのやっぱり取り組みという姿勢をはっきり幾つかの形をつくらなければならないんじゃなかろうかなと私自身は思うわけですね。

 それで、これに担い手の問題も出てきますけど、結局、市長が、話が前後しますけど、主張してあるのが、販売というものを主体にした物の考え方じゃないかなと私は考えておるわけですよ。生産者側に対してのハードの分に対して、自分の目線がどこまで行っているのか。生産者に対しての、市長自身がですね。それをちょっと、市長の考え方を聞きたいなと思うとるんですがね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 地域マネージャーの分野ですが、どの分野にというふうな表現ありましたが、その地域によって、地域の実情は当然違ってきます。当然、その地域で最も大事なことは何かというのは地域の皆さんが考えていかなければいけないし、地域マネージャーのほうもそのあたりを束ねて、意見を、合意形成を図っていかなければいけないというふうに思っておりまして、必ずしも販売とか、それに私は特化してるつもりは全くありません。(発言する者あり)

 販売、仮に販売という話になった場合、販売する物を生み出す生産者がいないと何も話は進みません。道理で、今まで生産するということは、対馬においてはそれぞれがされてあったことでありまして、ところが、問題は、私は対馬の根本的な問題は、生産する。しかしそれを売っていくということが不得手であったと。だから、販売先を探して生産をしないといけんのじゃないかというふうな逆から物事を組み立てていかないといけないんじゃないかと。それは、今までの対馬の産業の反省に立って私はそういうふうに感じておるところです。

 だから、販売中心とかいう考えではなくて、販売先を探すと、あくまでも。いうことが、今の私がしなければいけない問題であり、何が販売できるかと、今の生産されてる中から。ということを今一生懸命私自身は動いているのであるというふうに御理解をいただければと思います。

 地域マネージャーっていう制度というのが、その地域にとって何が必要かということを考えるということからまずもって、地域は新たに生まれていくというふうに私は思ってます。これは、私の今までいろんな形で地域づくり、まちづくり、取り組んでくる中で感じたことはそこです。大事なのは、その地域における自分の立ち位置、それから地域そのものについて気づきという部分が大変大切な部分であります。

 それをまずもってやっていただくと。何も、要望、叱責等が今多いからといって、別段、歩みを止めるつもりはありません。今までのやり方というものを変えていくためには、一度はそういう局面というのは、必ずや来るというふうに覚悟もしておりましたし、別段、それは異様な姿とも思ってません。通るべき道だろうと思っておるとこです。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) 叱責、要望が多い中やめるつもりはありませんということですが、私はやめろとは言うてないわけですよね。ただ、地域マネージャー制度に対しての理想論というものはわかります。はっきり言って。しかし幅が広過ぎれば、理想論で終わる可能性もあるということですよ。あれもこれも、あれもこれもで行けば、ああ話は聞く、うんうん、そうやそうやそうや、それで終わる可能性はあるんじゃなかろうかなと私は思うわけです。

 それと今言われましたように、販売を主体に物事を考えて、売りが下手、それはもう対馬独特の風習といいますか、それは本当に下手くそです。しかし、その売る製品をつくるのも下手くそじゃないですか、もともと。それならば、やっぱり種類を決めた中の範囲を、対馬の特産品はこれだというぐらいのやっぱり種類の選択、選定、これも必要だろうと思うわけです。それに対しての専門家の知識、そうせんと生産量が確保できない。幾ら販売に力も入れて、そしたらロットで下さいと言われたときに、いや、商品がありませんと。もう少し2年待ってくださいと。これはテーブルに、話に上げるテーブルにはならないんじゃないですかね。

 それならば、やっぱり先に生産者の技術向上、生産量の確保、これがやっぱり私は主体だろうと思いますが、市長。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 幅が広過ぎた場合というお話がありました。あれもこれもと、だから何かを決めないといけないんじゃないかと。絞り込めと。それはある意味行政が絞り込んだほうがいいんじゃないかという意味だろうと思いますが、行政が今まで物事をやってきて、はっきり言いまして、成功した事例は幾つもありません。数えるほどです。(「わかります」と呼ぶ者あり)そういう中で行政が一方的に物事を決めた結果が今までの50年間、60年間だったろうというふうな反省に立って方向を転換してるわけでございます。

 その幅が広過ぎるという部分、それはすべて一度にやれるわけではありませんし、そのいろんなのが出てくる中での優先順位、その地域における。もしくは、仮にもっと大きい単位で地区を決めた場合、そこでの優先順位というのは、その地域の方々が自分らの戦略に基づいて決めなくてはいけないというふうに思います。その優先順位はですね。決して、こちらがどうのこうのという問題ではないと思います。

 専門家の意見みたいなの、それは確かにあると思っております。それについては、いろんな事業で、今県のほうからもいろんな人が来ていただくような体制も整えつつありますけども、いろんな専門家の方をその地域に入れ込んでいく形で、仮に農業主体の集落であれば、そういう人とか、林業でどうも、林業という資源が生かされてないような地域であれば、皆さんがその林業をちょっと考えようよということであれば、そういう方をお呼びしてから、皆さんに考え直しをしてもらうみたいな情報提供をするというふうなことも当然考えていこうと思ってます。

 それともう一点大事なことが、販売量の問題。だから、生産が先なんじゃないかと。それは、確かに今までの考え方としてはそうだったと思います。しかし、今この食の安全、安心というものが言われ始めてから、売り切れ御免の世界というのが認められつつあります。ないものはないと。しかし、それでも、それが本当の食料の数量として正しい姿だということも消費者の方もわかってきておられます。そういう中の商売のやり方というのは、十分にできるというふうなことも専門家の中でも教えていただいておるところです。

 だから、そういうふうな道を歩まないと、生産を先に考えた場合は、到底何年か後じゃないとだめだと。今、それを待っとく暇はないと私は思ってますので、今ある量の中で勝負をし、次、翌年、それを少しずつふやしていくみたいな。もしくは多くの集落で、それにみんながかかわっていくみたいな形で少しずつふやしていくというのを提案は私自身はしていきたいなとは思ってます。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) その行政に、商売をしろとは私は言いません。これは無理です。はい。しかし、その助けをするのが行政じゃないかなと思うわけです。それで、どういう助けの仕方をするかが一番の根本ではなかろうかなと思うわけです。だから、生産者側に対しての助けになる機構といいますかね、そういう部分をつくる必要はいいんじゃなかろうかなと思っているので。それで、生産者側が悩み、その分野、今どういう分野で悩んでいるか。その製品に対しての悩み、資金に対しての悩み、そこまでに入り込めじゃなくて、その行政の下の機関がそこまでの、早く言えば中央会みたいな窓口、これは福岡の場合は中央会がかなり商売的な窓口に入り込みまして、それで、その人たちの組合組織関係の窓口ですよ、中央会。

 対馬じゃなくて、壱岐にも支部が昔ありましたよね、中央会、長崎県中央、うん。そういう方々のやっぱり今組合組織の中には、みんなこちらの組合組織してある方には、全部ヒアリングみたいにしてきたんじゃないですか。その人たちの知恵、そういうふうな組織の中に入り込んで、その分野の有識者まではめ込んだ取り組みですよ。そういう分野まで行政がやっぱりある程度の機構をつくっていただく必要がいいんじゃかろうかなと私思うわけです。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私、今中央会というお話は、ちょっと私どういう組織か、ちょっとわかりませんが、専門家を介しながら物事をやっていくみたいなお話として考えた場合ですけども、商売という考え方ではなくて、商品という物を提供するに当たって、生産者、もしくはその加工者、加工者も含めて私は生産者というふうな考え方でいいと思ってますが、その生産者側が今までのような何の加工もせずに品物を向こうに送り込むということでは、もう対馬は生き残っていけないという思いで、ならば、新たな加工の仕方とか、そういうものを対馬の人がもう一つ二つ工夫をすることで、手を入れることで、品物をよくいう付加価値といいますか、そういうものをつけていかんばいかんと。

 ところが、それを今までないがしろにしてたのが、僕は対馬だと思ってます。それは、家内工業的に、皆さん取り組んである方もいらっしゃいます。一生懸命やってある方もいらっしゃいます。県なんかでも、最優秀賞なんかもらわれる方もいらっしゃいますが、ところが、それが対馬じゅうに広がっていかないというところが、私は対馬の弱さだろうと思っております。そういう中で、できれば、第一産品の手を加えない物の付加価値を上げていくためには、加工というものに絶対取り組まないと、ほかのものの底上げにならないという思いがありますので、その生産者、要するに、加工をする人も含めての生産者に対して消費者の声をじかに返すっていうことが、生産者のスキルを上げることだというふうに私は思ってます。直にですよ、それも。

 要するに、今はインターネット環境の中で、こういうインターネット環境の中で、直に話が返ってくる時代になりました。一次、二次の中抜きの流通になっていこうとしてる中で、直のはね返りをつくっていく。それに、お互いが耐えていく。耐えて新たな物を、いい物を、そして消費してもらう物を生産していくという方に方向を転換をしていくために、私は行政が、今の段階では、行政がその役割を担って福岡事務所等でそのあたりを返していくことによって、生産者、加工者の人たちの育成につながっていくんではないかというふうに私は思っております。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) わかりました。その考え方もよくわかりますけど、市長もやっぱり生産者側に各地域を回られて、それなりの意見を私が知らないかもしれませんが、聞いてあるかもしれませんが、その声を聞かれ、今どういう状況におって、どうしなければならないかというような組み立てを要望したいと思います、今後。そうすると、自然とどういう生産者側が、今どういう状況でどういう状態におるかということもよくわかってくると思います。また、これから先、そういうふうな方面に御尽力よろしくお願いいたします。

 次に、陳情問題に入りたいと思いますが、この国防自衛隊増強の分に対しての、私も特別委員会、自衛隊誘致増強調査特別委員会の一員としまして、さっき質問した中で、私も一緒に陳情に参りました。その陳情の中で、いろいろ私的にすれば、問題点があったんじゃなかろうかなと。市長部局はどう考えてあるか存じあげませんが、そこで指摘をしておきたいこともありますので、それの質問をさせていただきたいと思います。

 私たちが1月26日に行きました陳情問題についてであります。行政部局が、谷川先生を窓口にした陳情日程計画が思うように進まない中、決定したのが、自民党員でなければ副大臣に会わせない。特別委員の皆さんは、防衛省の課長の陳情だけということでした。この陳情は、市民約3万7,000人の地方公共団体が市民の代表である市長、議会代表、特別委員会委員そろっての陳情にもかかわらず、対馬を愛し、対馬の力になってもらえるはずの谷川先生が、個人的思想に対して差別をつけた対応に残念でなりません。一個連隊の約1,000人規模の自衛隊増強が対馬に配置されれば、国勢の脅威から対馬を守れるという安心感と、その1,000人に随行いたします家族を合わせますと、対馬に対する経済効果ははかり知れないものがあります。

 谷川先生には、何か都合があり随行もしてもらえなかったのですが、県外の国会議員の先生のお力添えで、事務次官の松田様に未曾有の45分も対応していただき、中期防衛計画に取り入れるべきだと言ってくださり、結果的に成功をおさめたのであります。

 今後、陳情に対しては、先に長崎県選出の国会議員の先生方に先に申し入れをし、そして陳情計画の推進を図っていただきたいと思うのでありますが、市長の考え方をお聞かせください。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 最後のくだりで、今後は長崎県選出の国会議員に陳情を申し入れをして協力してもらえというお話ですかね。(「全員に一応ですね」と呼ぶ者あり)全員にですね。まずもって、これ今宮原議員のほうから、このお話がある中で、一つ欠落している部分があろうかと私は思ってます。(「はい」と呼ぶ者あり)

 行政側が谷川先生を窓口に陳情日程を云々くんぬんというふうに、そのことで思うようにいかなかったというお話がございました。これにつきましては、委員会の意見を踏まえまして、委員会の皆様が副大臣に会わせてくださいという話を私どもにされました。その副大臣に、私も東京に行った際に、ホテルオークラだったと思いますけども会う機会がありまして、そこで時間を15分ほどとっていただき、お話をさせていただきました。うちのほうでこういうふうな特別委員会があって、副大臣に陳情をしたいというふうな希望がありますがいかがなもんでしょうかという話をさせて、ちゃんとそれについては、皆様の希望どおり、まずもって副大臣にお話しさせていただきました。

 そういう中で、当然3区の選出議員の方を通してきてくださいというふうなお話がありまして、先ほど実名出されましたが、谷川先生の方にお願いしますということでお願いをした次第です。そういう中で、後の経緯については今宮原議員さんがおっしゃるようなことになったわけでございます。

 最初の段階におきまして、宮原議員の質問の最後のくだりのように、長崎県選出の国会議員の方々に陳情要望をさせてくれというお話であれば、先にそれは当然してたと思います。しかし、副大臣に会わせてくれというお話が先にありましたから、そちらのほうに当たったというのが事のてんまつだと、私はそういうふうに理解を今回の件についてはしております。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) 市長が言われるとおり話も聞きました。その流れも聞きました。市長が、なぜ先に長崎県選出の国会議員の皆さんに先に委員会で申し入れをしてくれと言われれば、そちらにしたんじゃないかという回答ですが、それはやっぱり地元選出、長崎県選出の先生が副大臣をなされておるので、我々としては、やっぱりそこを避けて通るべきじゃないと判断しましたので、ひとつ、北村先生の方に要望したわけです。

 後の流れの結果というものは今現在に至ったわけですが、その途中にいろいろあったとは思いますが、やっぱりそれを含めて、先にこういう状態になった時点に、そんなら皆さんに1回申し入れをしようという考え方になってもいいんじゃなかろうかなと私は思いますがね。会えない状況になった時点で。

 いろいろ副市長、そこの経緯はあなたが一番御存じじゃないんですか。私たちは、報告されたとき、あなたの報告を全部そのとおりだと思って私も今質問しとるんですがね。よろしかったら。



○議長(波田政和君) 副市長、齋藤勝行君。



◎副市長(齋藤勝行君) この陳情の問題につきましては、委員会の方といろいろ協議をしました。陳情のそのルールというか、仕方には、多く分けて2つあるんでしょうか。今、市が基本的な考え方としては、県を窓口にして陳情の相手方を決めてもらう。これ原則だと思ってます。

 もう一つは、今回みたいに、市長が自分の判断で陳情先を決めるというのもあるかなと思ってますが、その一角というか、それは崩れた。そのルートはできなかったとなると、先ほど言いましたように、県を通して陳情先を決めてもらうということで、副大臣の陳情ができませんでしたから、県を通して計画課長のところに陳情にということが、そのてんまつだと思っております。



○議長(波田政和君) 宮原五男議員にちょっと(「はい、わかりました」と呼ぶ者あり)五男議員よろしいですか。最後に、国防のほうに結びつけてくださいね。



◆議員(宮原五男君) はい、わかりました。この質問はいろいろお互いの言い分がありますようですが、一応成功をおさめたということで、対馬の防衛に対しては、国会議員の先生方も、山谷えり子先生が一般質問の中で回答ももらってあるとおり、注目をされ、考えなければならないという総理大臣の答弁もありますので、市長も今後推進をよろしくお願いいたします。

 次に、病院の件ですが、さっき言われた中で、これは民間企業とは、企業団は全然違うと。だから、先々倒産する可能性はないし、閉院する可能性はないとは言ってないけど、そういうことは余り、そうないんじゃなかろうかなと。

 なぜ私がこういうことを申しますかといいますと、ある程度の大きな民間病院を対馬に、中央に誘致したらいかがかなというようなやっぱり考え方私自身持っておりますし、政務調査の関係でも、私もそういう課題で折衝したこともあります。そしたら、向こうが、その全体的にはいやだめですという返事じゃなく、いい考え方ですが、問題はその病院のベッド数にあると。そこの分野でかなり圧力がかかる恐れがということで、それを市民から立ち上げていただければ、我々がいつ来てもいいですよという話まではしてきました。

 それで、その方向性も考えれば、それだけの大きい病院があれば、対馬もある程度医師の確保なり、いろいろな悩みはなく、もし民間の病院がそこまでの考え方を持ってあるなら、一つ市長の方も先々の考え方で企業誘致にもなりますし、そういう方面に考え方を置く必要が要るんじゃなかろうかなと思って質問しているわけです。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今までは、公立3つの病院をどのような形で存続させるかということに、常に頭を置いてたもんですから、今のおっしゃられるような新しい提案というのは、正直言いまして浮かんでおりませんでした。そういうふうな新たな、入ってくる。やってきてもいいんだと、そこについてはさまざまな障壁をクリアしてもらえればいいんだということなんでしょうから、また詳しい話を後日教えていただければと思います。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) さっきのゲリラ豪雨の件ですが、これは別に都会だけの話じゃなくて、集中的に維持管理の雨量が今はかなりふえ過ぎて、排水に対しての引く設計が今の対応では無理じゃないんですかね、大体。瞬間的に雨が降るということで、その降った水を排出する機能が今のその設計段階の機能ではかなり難しい。そういう方向性が生まれているのは事実らしいです。だから、今冠水状態に何カ所か、対馬にもありますもんね。その分に対してでも、やっぱりゲリラ豪雨、集中豪雨になったときに、冠水が今までよりも時間的に早くなる可能性が往々にして生まれてきているということです。

 そこのところはよく調査されて、それと、その公共施設の耐震問題、恐らく、なぜ私がこんなことを言うかと、これから先の公共事業のあり方が、国のあり方というものが、その方面のあり方が予算づけが何か新聞等を読みますと、公共事業の耐震対策事業に導入される方向性が話が出ております。そのためには、対馬も公共施設の耐震対策が、どこまで行っとるかということをやっぱり一応精査されて、その要望は、これから先必要じゃなかろうかなと思いますが、一つ。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) ゲリラもですか。(「はい、いいですよ」と呼ぶ者あり)ゲリラいいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)はい、わかりました。耐震化のお話ですが、もう御存じのように、学校等についてやっていってるわけですけども、そのほかの公共施設に対してのお話だというふうに承っておきます。これから先、当然、耐震化といいますか、今の施設をどうのように長い時間もたせていくかということが、これから先の自治体の経営の基本となっていくというふうに思っております。

 そういう中でリニューアル事業債とか、起債についても、そういうものも出てくるような時代です。そちらのリニューアルといいますか、耐震とか、そういう面でこれから先の公共施設を延命策を考えていきたいというふうには思います。(「最後にいいですか」と呼ぶ者あり)



○議長(波田政和君) はい、どうぞ。12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) これで本当の最後になりましたが、私も財部市長を支えた仲間の一人ですが、あと3年間ありますので、風評も出ている。ぼちぼち出ているところであります。しかし、恐らくことしが財部市政の見られるところだろうと私は思うとります。だから、一番必要な分は、やっぱり何回も言いますように、生産者側の目線に立って、その話を聞くということが一番大事じゃなかろうかなと思います。

 頑張って、対馬を、この未曾有の危機をどうか回復するよう努力をお願いいたしまして、私の一般質問といたします。ありがとうございました。(拍手)



○議長(波田政和君) これで、12番、宮原五男君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。15時から再開します。

午後2時41分休憩

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午後2時59分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、20番、島居邦嗣君。



◆議員(島居邦嗣君) 一般質問を始めます前に、心の余裕を持たせるために、20分議長が、いただきましたことに対して厚くお礼を申し上げます。かえって余裕がなくなりました。

 それでは、今会期、一般質問のラストバッターで質問することになりましたが、私島居が最後で一般質問のしまいにということでありまして、(笑声)5月にはしまいにならないようにしたいと思っております。市長、私で20番目になりますが、大概にしてくれと、そういう気持ちでおられると思いますが、少しの間おつき合い願いますようにお願いします。

 質問内容が、水産振興の磯焼け、企業誘致においても重複しておりますので、あんまり質問することがなくなりましたが、規定の決まりどおりに別の方向でなるべく重複しないように質問いたしたいと思いますが、同僚議員がもういいかげんに聞くことはないのだからやめろということでありますが、(笑声)少しだけ聞きたいと思います。

 財部市長が就任されまして、はや1年になりますが、(発言する者あり)(「もうするな」と呼ぶ者あり)就任される前と就任されてからのこの1年、思いどおりの船出になられましたでしょうか。財政が苦しい中、なかなか思いどおりにならなかったのではないかとお察し申し上げます。

 昨年9月のアメリカのサブプライムローンから始まり、100年に1度の世界金融危機は日本経済にも多大な影響を与え、全世界における株の大暴落、急激な円高等々、いまでも世界中のあらゆる分野で大きな影響を及ぼしております。この対馬においても、間接的に影響があってるのではないかと思います。

 また、これから任期まで3年あります。かじ取り役として航路を誤らないように、計画された港まで無事に対馬市民を運んでいただきたくお願いをいたしたいと思います。

 では、早速質問のほうに入りたいと思います。

 まず、第1点に、水産業の漁獲高は対馬の全盛期におきましては300数十億円ともいわれておりましたが、現在まで減少の一途をたどっております。また、全国的に水産業の現状は厳しいところでございますが、この対馬においても産業の中ではもっとも重要な基幹産業であることは言うまでもありません。漁場、資源の減少、漁価の低迷、あるいは就業者の高齢化等々、非常に厳しい状況下であることは御承知のとおりであります。私はその水産業の活性化が最重要課題であり、水産なくしては対馬の発展はないものと考えております。

 近年、対馬沿岸におきましては、藻場の磯焼けによる海藻が大幅に減少していることは御承知のとおりでありますが、特に西海岸はひどい状況にあり、そこに生息する魚介類は目に見えるように減少し、水産業に対しては滅亡的な影響を及ぼしているところであります。

 市長は、この磯焼けの状況をどの辺まで把握されているのか、また、どのような調査をされ対策を立てておられるのかお伺いいたしたいと思っておりましたが、この問題は4人の議員が聞かれまして、余り聞くことがなくなりましたので、この分には市長の答弁は要りません。

 次、第2点目に、漁獲高の減少のもう一つの原因は、大中まき網操業における乱獲によるものと思います。資源を根こそぎ持っていくわけで、資源の枯渇、また漁価の値崩れ等から起きる経営の悪化を招いていることは皆さん御承知のとおりであります。

 また、法的に水産大臣の許可でありますが、東沿岸の5マイル以内、西沿岸の3マイル以内の操業禁止、また別に西海岸は協定で3マイルから5マイルのこの海域において、11月16日から3月31日まで及び6月1日から6月30日までの間、しかも午後6時から翌日午前5時までの夜間に限っての操業など細かい協議がなされたわけございますが、操業指数の安定を図る観点から暫定的に協定を結んだとお聞きしております。

 漁民の方々にお聞きしますと、対馬沿岸海域の大中まき網船との操業についてのトラブルは絶えないということでありますが、状況はどのようになっているかお伺いいたします。

 操業トラブルは漁業者にとって非常に重大かつ深刻な問題であります。西沿岸の協定5マイルを法定5マイルにできるように、どのような努力がなされたかお伺いいたします。

 3点目に、企業誘致対策についてでありますが、今対馬に置かれている現状を見ると、市長が対馬市100年後の子孫のためにと言われておりますが、私は長期計画と短期計画があり、現在は特に短期計画の中で企業誘致を積極的に取り組まなくてはならないと思います。

 現在、松原地域推進本部長が1年前から積極的に種まきをされてきているとお聞きしておりますが、どのような新しい芽が出るのか楽しみにしております。

 今現在籍を置いたまま島外に出てある方は3,000人とも4,000人以上とも言われておりますが、現実は把握できているのでしょうか。対馬の人口の減少を食いとめるには、雇用の確保、拡大が喫緊の課題であることは市長御承知のとおりであります。現在企業誘致についてどのような進展があっているか、お伺いいたします。

 以上、よろしくお願い申し上げます。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 20番目の一般質問者ということで、正直言いまして、どっか私ほっとしております。3年後の港どころか20人目の港にたどり着けるかなというふうな思いで初日を迎えました。どうにか20人目の議員さんにまでたどり着くことができたと思っております。

 1点目の就任して1年間、思いどおりにならなかったんじゃないかというふうなおもんばかった言葉でいただいたわけですが、自分自身、正直思いどおりにはいきませんでした。さまざまな外的要因が降り注いでくる中で、自分の進めたいという部分がどうしても後手、後手に回ってしまうということで、正直言いまして、今のこの時期よりも10月ごろというのは1日が36時間ぐらいないかなというふうな、正直そういう思いで1日を過ごしておりました。しかし、もう腹をくくりました。3年後の港に無事たどり着けますよう、20番議員の今度は御協力をいただければというふうに思います。お願いいたします。

 1点目の磯焼けの問題については、もう省略しますというふうなありがたい言葉をいただきましたので省略させていただきまして、2点目の大型のまき網船の操業の問題について答えさせていただきます。

 操業の現状でございますが、もう御存じかと思いますけども、対馬の東海岸8マイル、西海岸3マイルの外で操業できるのは九州西部海区の大中まき網船9カ統で、そのうち4カ統が操業しております。平成17年1月、対馬西岸域に関する対馬沿岸漁業と大中型まき網漁業の操業秩序確保と資源管理のための協定というものが、対馬漁協組合長会、まき網組合との間で九州漁業調整事務所及び長崎県立ち会いのもとで結ばれましてから、これまで年2回のペースで協定会議を重ねられておられるそうです。西岸域での許可は3マイルとなっておりますが、3から5マイルでの操業は協定に基づくまき網船の操業自粛により年5カ月間となっております。

 平成20年中のまき網船の違反操業件数を県を通じて水産庁へ照会しましたところ、この違反操業件数は「ない」との一言でありました。一方、漁業者等の目撃情報としては、しけで地元漁船が出漁できないときには3マイル内での操業をしていることがあると。日時、場所、船名等を記録してなかったので、確かな情報と認められなかったとのことで、組合長会としては目撃情報の正確な記録に努めるよう、漁業者を指導しているところであります。

 また、規制区域外でのまき網船の操業マナーに対する苦情等もありますが、協定会議で双方の意見を述べあい、改善に向けての取り組みを行えるようになったとのことであります。

 次に、対馬西岸域3マイルを5マイルへの規制につきましては、国、県に対しまして、行政、議会、組合長会からの要望を繰り返してきたところでありますが、具体的な進展はない状況であります。

 これにつきましては、せんだって、昨年国境離島で上京した際、水産庁長官の方に対しましても、時間をとっていただいて、水産庁長官室でお話を私の方からふれさせていただいたところであります。

 次に、企業誘致の件でございますが、もう今の対馬市の雇用の状況というのは、今まで19人の議員さんたちがそれぞれ今の状況というのをずっとお話になられましたので、省かせていただきます。

 ちなみに、私、昨年3月の市長就任時の所信表明で、市民の皆様が持っていらっしゃる日本中の人的ネットワークからの情報を活用し、誘致企業は対馬の将来を展望して、対馬の特性を生かした第一次産業の活性化につながる関連企業を重点的に誘致したいと考えておりますというふうに申したとおり、そのような企業を中心に私自身がセールスを続けてまいりました。

 しかし、ご案内のとおり、このような不況が押し寄せ、この不況は対馬市のこの企業誘致にとっては仕込みの時期であると考えております。いまだ新たな企業誘致にはつながっておりませんが、わずかに芽生えたこれらの企業とのつながりが、あすの対馬を必ずや発展させてくれるものと考えております。このような企業との連携を今後もより密に図り、景気が回復すれば立地までつなげたいというふうに考えております。

 対馬市におきましては、今対馬の海でとれる豊かな水産物、山でとれるシイタケを初めとしました特用林産物、あるいはスギ、ヒノキを中心とした素材等を供給するだけではなくて、加工し、付加価値を高めて島外に売り出すかを模索しているところでございまして、そのような業種の皆様からいろんな御教授をいただいております。

 いくつかの例を挙げますと、東京の玉ゐさんというところによる対馬産のアナゴを使用した加工施設の立地の話や、メッツエンタープライズ社というところによるワカメの養殖のお話、さらに旬材さんという大阪の業者さんですけども、そこによる地元企業と連携したインターネットを使った直販システムの確立、それから米の食味鑑定協会というところが主催する環境王国の認定、取得などについて、現在取り組んでいるところでございます。

 いろんな形で取り組みをしていき、人的ネットワークを広げながら、あすの対馬のために動き出しておるところです。確かに経済不況という大きな波が押し寄せておりますので、すぐに右から左物事が決まるという状況ではございませんが、今言いましたような案件につきましては、それぞれの会社のほうがこちらの状況を十分に把握していただいて動き出していただいているというところで御理解をいただければと思います。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 20番、島居邦嗣君。



◆議員(島居邦嗣君) 藻場の磯焼きに対しては、答弁は要りませんと言いましたけど、1つだけ、予算づけ、県と市の予算づけですね。それと調査の分ですね、豆酘のほうで藻場の調査をしてありますね、それの状況。新生海の森づくり総合対策事業ですか、平成19年から22年。それと温暖化に対しての藻類増養殖技術開発ですか、それはどのような19年度、20年度どのようなある程度の結果が出るのか、その分ちょっと、予算の分とその2つだけ教えて。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) こちらから質問して申しわけないんですが、今その事業は事業主体、私ども市がやっているというふうなことでしょうか。申しわけございません。



◆議員(島居邦嗣君) あ、県です。



◎市長(財部能成君) 県のほうの。



◆議員(島居邦嗣君) 県です。今市がどれだけの予算を持っているかと、県がどれだけの、法案に対しての予算。



◎市長(財部能成君) 藻場造成に対する予算、市の予算、県の予算等でございますか。

 担当部長のほうから答弁をさせたいと思います。



○議長(波田政和君) 農林水産部長、川本治源君。



◎農林水産部長(川本治源君) まず、県の事業でございますが、緊急磯焼け対策整備事業ということで、平成20年から22年にかけまして、厳原の阿連地区で事業が始まっております。これは1トン内外の自然石を投入いたしまして、中間育成をしました海藻の種糸を取りつけた藻場ブロックをネットで囲んで一体化させて沈設して、藻場の造成を図るものでございます。

 そのほか海藻バンク設置事業、これは平成18年から22年、来年までの事業でございます。既に18年に鴨居瀬、19年に田ノ浜、20年に茂木浜、そして、ことしは佐須奈を予定をいたしております。22年につきましては、豊玉の鑓川でございます。

 事業内容は、先ほどの緊急磯焼け対策整備事業は藻場のないところでございますが、この海藻バンク設置事業につきましては、藻場の繁茂が期待できる藻場周辺に1トン内外用の自然石を設置いたしまして、同じように着脱式の増殖用プレートを設置して、藻場の回復拡大を図るものでございます。十分に繁茂しましたら、そのプレートを貧海藻地帯に移植していくと。バンクということですので銀行という考え方でございます。

 それから、市の事業でございます。漁村再生交付金事業としまして、県の先ほど申しました緊急対策整備事業の小規模化した事業でございます。平成20年に久根浜漁場を整備いたしまして、ことしは阿連漁場を整備するようにいたしております。内容的には県の事業と同じような内容でございます。

 それから、これは離島漁業再生支援交付金の中で藻場増殖のための取り組み、37集落の中で21集落ほど取り組みが行われております。藻場礁の設置や食害駆除、種糸の設置や海藻プレートの設置などの取り組みでございます。

 それから、磯焼け回復支援事業としまして、19年からことしまでですけども、尾崎地区で藻場の調査をするようにいたしております。

 それから、ことしでございますが、し尿処理場から出ます肥料のありねよし1号を藻場回復の栄養源として設置をいたしまして、効果状況を把握するようにいたしております。場所についてはまだ未定でございます。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 20番、島居邦嗣君。



◆議員(島居邦嗣君) この問題は、ほかの同僚議員3人やりました。1番大きな問題じゃないかなと思います。まだ質問はしたいんですが、同じことばっかりの繰り返しになりますんで、国とか県の補助、さっきも市長が言われましたように、市の財政が厳しいなら、県と国の補助をもらって大々的にやってもらわないと、これは魚がいなくなって、魚介類がいなくなって、藻が生えましたといっても、なかなか。逆のほうこそいくんじゃないかなと思いますんで、なるべく早く国、県に働きかけて、予算をいただいてもらいたいと思います。

 次に、大中まき網ですね。トラブルが──ということで、市長も言われましたように、シケたら中に入ってくるんですよね。協定しとっても中に入ってくる。シケたら小さい船は出て行かれないと。そしたら大きな船が80トンですか、4統は、80トン級の船が入ってきて、シケの中でやると。そういう問題がいろいろ出てきておりますんで、またそれに対しても極端に根こそぎとりますんで、値崩れが、市場のほうへ持っていったら値崩れがします。

 それがやっぱり漁民の漁業者の死活問題になるんですよ、これは。やっと釣れて、10匹釣れて、これはあしたいい金になるぞと思ったら、そこに大量の魚が入って値崩れする。そういうような形で経営的に漁業者の経営にもかかわってくる。なるべくこれも、頼むことばっかりですが、トラブルがあったら即、言われるように船名とか時間とか、何マイルとか、そういうのをきちんと把握するような状況を組合長会あたりにも話しかけてもらって、どんどん進めて、トラブルがすぐ解決できるような状況をつくっていただきたいと思います。

 それと、5マイルを法的5マイルということでやるわけなんですが、これも難しいことはわかってます。相手がありますんで。相手もやっぱり死活問題があります。その協定の中を、5マイル、なるべくなら5マイル持ってく、次は今度はそれを7マイル持ってくとか、そういう方向で進んでいかないと、これは対馬の魚が根こそぎやられてしまう、やられてしまうと言ったらちょっとおかしいんですが、対馬の漁業者が生活できないような状況になってしまうので、その分は本当は特別委員会をつくるようなことでもいいですから、積極的に何か国のほうとやっていただきたいなと思います。それも頼んでおきます。

 議会と一緒にやるなら、垂れ幕持つなら、対馬一の垂れ幕持ちが同僚議員でおりますんで、小宮教義議員が前回も東京に一緒に陳情に行って、垂れ幕を一緒に持ちました仲でございますんで、ぜひ連れて行っていただきたいと思います。

 それと、次ですね。企業誘致、これもずっと峰の佐賀のゴルフ場、いろんな問題があります。今、本部長が進めてある問題もあると思います。これも喫緊の課題であると思います。雇用問題は対馬の中では1番大きな問題だと。漁業者とその問題ですね。

 私も、もう2年ぐらいになるんですが、韓国の方と、この前も市長に一部頼んだりもしましたけど、ウオン安になりましたんで、なかなかまだ話はしてますけど、済みません。

 そのような中で1週間ぐらい前ですかね、テレビで見ていたら、日本の企業が韓国に300億か3,000億か、3,000億だったと思うんですが、済州島か何かに融資をするということでテレビに出ていました。逆はないけど、やっぱり日本がまだ金を持っていくんだなという考えしたんですが、それはそうでしょうけど、ウォンが上がればまだ1.5倍、2倍ぐらいになると思いますが、そういう企業もまだいると思います、日本にも、韓国にも。やっぱり市長ばっかり、部局の人というのもいいんですが、議会ともやっぱりそういう中も組んで一緒にやっていかれたらいいんじゃないかなという感覚がありますが、その点はどうでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 3,000億か300億かわかりませんが、景気のいい話を聞くとうらやましい限りです。違う意味で済州島と聞いた瞬間に、最近の別のニュースを思い出してしまいましたが、そうじゃなく、うちに入ってくればいいのになあと正直思います。

 議会と──というお話であります。この1年間、皆様からおしかりを受けましたのは常にその点でございました。あと3年任期残しておりますが、そのあたりを十分にまた考えながら市政運営をやっていきたいと思います。

 以上です。



○議長(波田政和君) 20番、島居邦嗣君。



◆議員(島居邦嗣君) もう同僚議員が早くやめ、やめて言われましたんで、私も何か後ろからつつかれるようなみたいで、早くやめたいと思いますが。

 いろんな特別委員会あたりでもいろんな問題があると思います。財政が厳しいからちょっと無理だという考え方もあると思います。しかし、こういう特別委員会が一番前に進むんじゃないかなと、ちょっとおかしい言い方になるかもしれませんけど、市長が部局から県に陳情に行く、国に陳情に行くと、もう少し遠慮をせにゃいかんですね、ほかの問題が出てくるから。突っ込んで議会のように「何を言ってるんですか」とか、そういうこともちょっと遠慮しないといかんところもあるでしょうけど、その分と議会側とは、議会が相当いるんだから、こういうことも言われて、まあ抑えてくれませんとかいう話もできますから、私は特に特別委員会をつくるのはいいと思うんですよ。そして、5つでも6つでもつくって、その中の代表を連れて一緒に陳情に行けばいいんですよ。財政が苦しいなら。こっちかて一生懸命やって、陳情に行くのは代表1、2名連れて陳情されたらいいんじゃないかなと思います。

 そして、もう1つ企業誘致の件になりますが、上対馬の件ですね、比田勝・博多間、ジェットフォイルの件。旧町の時代に、上対馬の旧町時代ですね。いろんな検討をしました、九州郵船と。大浦副市長も知ってあると思いますけど、船が悪いということで高速カーフェリーを導入しようということで、九州郵船と県と旧町ですね、旧町の特別委員会と青森・函館間ですか、3時間だったですかね。3時間でいくカーフェリーを比田勝・博多間、峰からですか、峰出港の比田勝寄港、博多ですね。その推進をしていたんですが、そのときもいろいろ九州郵船とやり合いましたよ。副市長が知ってあると思いますけど、議会もほんと、けんかしてやりましたけど難しいんですよね。それだから、市長がこの前も副市長と行って、大分やったといいましたけど、私はあんまり信用してないんですよ。相当けんか腰やってね、叩くぐらいまでのところまでいかないと、なかなか話が進まんとこでして、そういう問題もありますから、私はこれも市長がいつも言う国道、対馬から福岡までの国道、それと同じような考え方で高速ですね、その考え方で今度船の導入を考えるような特別委員会でもつくってみたらどうかなと思うんですが、その点どうでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 議員の皆様と共同歩調で物事をやっていこうという考えは当然あります。そういう中で、先ほどの言葉の中で、大変ありがたいなと思った言葉がまずもってあります。代表だけを連れて行くというお話がありました。そうしていただければ大変助かります。今後はそれでお願いしたいと思っております。

 いろんな案件について、すべてにおいて特別委員会がどうのこうのと言うことは不可能だと思いますけども、私どもも、その案件というのを決して隠そうという気はまったくございません。出し方が下手なんだなというふうに自分自身思うときがあります。もっと上手に皆さんの方に物事を御相談できるような体制で臨みたいというふうに思います。



○議長(波田政和君) 20番、島居邦嗣君。



◆議員(島居邦嗣君) そのようなことで後19分ですか、そろそろ何か後ろのほうから、ごそごそ言いかけたようですので、ほんとまじめな話、(発言する者あり)いやいや、まじめな話、さっきまでちょっと後ろの話しましたんで、まじめな話、ほんと代表を3委員会と4委員会つくる。その代表を連れて行ってもらって、本当にやればいいかもしれません、財政が厳しいならですね。皆さんが一緒に行ったほうがいいんですが、それでできないならその方向でいってもらいたいと思います。

 私、その韓国の誘致ばっかり、ちょっとこう、さっきも話したんですが、日本側にもまだ金いっぱい先、言いましたように、いろいろな事業もあるし、韓国でも今ウォンが下がってできないと言っても、まだ金持ちはおります。積極的にその分を進めていただきたいと思います。

 ちょっと時間早いですが、誘致を進めていただきますようお願いをいたしまして、島居による島居のためのしまいの質問を終わりたいと思います。

 どうもありがとうございました。



○議長(波田政和君) これで、島居邦嗣君の質問を終わりました。

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○議長(波田政和君) 本日予定しておりました登壇者5名の市政一般質問はすべて終了しました。

 15時45分から議場において全員協議会を始めます。

午後3時32分散会

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