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長崎県 対馬市

平成 21年 3月定例会(第1回) 03月11日−03号




平成 21年 3月定例会(第1回) − 03月11日−03号









平成 21年 3月定例会(第1回)


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平成21年 第1回 対 馬 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日)
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議事日程(第3号)
                       平成21年3月11日 午前10時00分開議
    日程第1 市政一般質問
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本日の会議に付した事件
    日程第1 市政一般質問
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出席議員(25名)
1番 齋藤 久光君       2番 堀江 政武君
3番 小西 明範君       4番 小宮 教義君
5番 阿比留光雄君       6番 三山 幸男君
7番 小宮 政利君       8番 初村 久藏君
9番 吉見 優子君       10番 糸瀬 一彦君
11番 桐谷  徹君       12番 宮原 五男君
13番 大浦 孝司君       14番 小川 廣康君
15番 大部 初幸君       16番 兵頭  榮君
17番 上野洋次郎君       18番 作元 義文君
19番 黒岩 美俊君       20番 島居 邦嗣君
21番 武本 哲勇君       22番 中原 康博君
24番 畑島 孝吉君       25番 扇 作エ門君
26番 波田 政和君                
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欠席議員(なし)
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欠  員(1名)
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事務局出席職員職氏名
局長      永留 ?光君  次長     渋江 雄司君
参事兼課長補佐 阿比留 保君  副参事兼係長 國分 幸和君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ………………………………………………………………………… 財部 能成君
副市長 ……………………………………………………………………… 大浦 義光君
副市長 ……………………………………………………………………… 齋藤 勝行君
総務企画部長 ……………………………………………………………… 永尾 榮啓君
総務課長 …………………………………………………………………… 桐谷 雅宣君
市民生活部長 ……………………………………………………………… 近藤 義則君
福祉保健部長 ……………………………………………………………… 扇  照幸君
観光物産推進本部長 ……………………………………………………… 廣田 宗雄君
政策補佐官兼地域再生推進本部長 ……………………………………… 松原 敬行君
農林水産部長 ……………………………………………………………… 川本 治源君
建設部長 …………………………………………………………………… 川上  司君
水道局水道課長 …………………………………………………………… 阿比留 誠君
教育長 ……………………………………………………………………… 河合  徹君
教育部長 …………………………………………………………………… 中村 敏明君
美津島地域活性化センター部長 ………………………………………… 阿比留正明君
豊玉地域活性化センター部長 …………………………………………… 橋本 政次君
峰地域活性化センター部長 ……………………………………………… 永留 秀幸君
上県地域活性化センター部長 …………………………………………… 武田 延幸君
上対馬地域活性化センター部長 ………………………………………… 糸瀬 良久君
消防長 ……………………………………………………………………… 阿比留 健君
会計管理者 ………………………………………………………………… 森田 健一君
監査委員事務局長 ………………………………………………………… 主藤 繁明君
農業委員会事務局長 ……………………………………………………… 大石 邦一君


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午前10時00分開議



○議長(波田政和君) おはようございます。ただいまいから本日の会議を開きます。

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△日程第1.市政一般質問



○議長(波田政和君) 日程第1、市政一般質問を行います。

 本日の登壇者は5名を予定しております。それでは、届け出順に発言を許します。17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) おはようございます。つしま21の上野でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。本議会では、私を含めて20名の方々が一般質問をするということですので、4日間、市長大変ですけれども、よろしくお願いいたします。

 まず始めに、入札制度の改正についてを質問いたします。

 長崎県においては、過当競争による落札率の低下で建設業者の倒産増加や工事の安全管理面へのしわ寄せが生じているとして、県発注工事の入札制度を改正し、2月から最低制限価格を現行より5%引き上げております。島内においても、中小建設業者も公共事業の削減による過当競争の激化から低価格での受注を余儀なくされ、経費の確保ができない中での企業経営が強いられていると聞いております。このような厳しい経営状況にある建設業者を支援するため、緊急経済対策の一環として、市発注工事入札の最低制限価格を引き上げる考えはないか、答弁を求めます。

 次に、福岡対馬事務所についてであります。

 21年度より本格的に始動する福岡対馬事務所の人員配置及び事業内容の説明を求めます。

 3点目、総合市場の開設についてであります。

 このことは対馬市の長期的な展望によって考えるときに、どうしても必要じゃないかと私は考えております。現在の世界同時経済不況ではありますけど、今後も経済成長を続けるであろう東アジアに向けて、対馬市は地理的にも輸出の最先端地域になり得る可能性が大いにあると思います。そのことを踏まえ、総合市場の開設は必要であり、その実現に向けては大きな課題もありますが、対馬市として今後重要施策として位置づける必要があると私は考えております。このことに対して市長の答弁をお願いいたします。

 以上、3点よろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) おはようございます。ただいま上野洋次郎議員が冒頭20人のとおっしゃいました。私の体力が続く限り、しっかりと答弁をしていきたいと思っております。

 まず1点目の入札制度の改正の件でございます。市発注工事入札の最低制限価格を引き上げる考えはないかというふうな御質問でございます。まずもって、これから答弁させていただきます。

 本市の建設工事は原則として一般競争入札で、なおかつ低入札価格調査制度に基づく入札、契約を実施しているところであります。議員皆様御存知のとおり、長崎県は緊急経済雇用対策の一環として、この2月1日から当分の間、最低制限価格を設計金額の約90%とする取り扱いで施行を始めております。

 御質問の最低制限価格は、現在対馬市が実施しております低入札価格調査制度での低入札価格調査対象外価格に相当すると考えておりますが、本市におきましても既に3月1日以降に入札公告または入札執行を通知する建設工事から、当分の間、先ほど申し上げました低入札価格調査対象外価格を県に準じて、設計金額の約98%に設定する取り扱いで施行済みであります。対馬経済の景気浮揚対策の一環として実施しているところでありますので、御理解をお願いいたします。ちなみに落札率でございますが、平成16年度が89.90、それから最も低い18年が75.49、そしてこの平成20年度ですけれども、現段階における部分においては87.18%の落札率と現在なっておるところであります。

 次に2点目の福岡事務所の人員配置及び事業内容について説明を求められているところでございますが、既に御承知のとおり、昨年12月1日付で福岡事務所長として職員1名を派遣しております。市の職員数が年々減少する中ではありますが、福岡事務所を常設することにより、地域物産品等のPRや観光客の誘致活動の展開など、本市の産業を振興するうえにおいて重要な位置を占めていますので、本年4月より1名の職員を増員し、2名体制で業務を開始したいと考えております。

 また、先月23日開催の臨時議会の折、三山議員の方から福岡事務所の今後の位置についての質問がありましたが、そのとき答弁させていただきました。博多駅前周辺で開店する対馬の食材を利用した店舗の隣の建物の借用の見通しが立ちましたので、位置的にも現在予定をしておりました諸岡よりも福岡市博多区諸岡よりも地場産品のPRや観光客の誘致等の展開には好条件となることから、博多駅前周辺に事務所を開設したいと考えます。

 次に、事業内容でありますが、当市におきましては現下の経済状況や対馬のありようを考えますと、地場産業の振興と雇用の創出が喫緊の課題となっております。とりわけ第1次産業の振興発展が不可欠であり、第1次産業で生産される産品に付加価値をつけ販売を促進することにより、ふるさと対馬の将来は開けてくるものと確信しております。

 そのためには、消費者と対馬の生産者、また加工業者に存在するさまざまな問題を解決し、細やかな情報収集を行い提供していく必要があります。例えば、売れ筋商品の情報、パッケージのつくり方、広告掲載方法及び手段、顧客の開発、催事情報等々であります。他方では、生産・加工業者からの細微にわたるリクエストの調査、協力、催事開催における近郊情報の的確な把握が大切であろうと考えます。

 このように都市消費者と対馬の生産者もしくは加工者とのパイプ役としての役割を果たすため、多くの消費者、スーパー、飲食店等を有する福岡市での情報収集を行ってまいります。事務所活動で得た情報を本庁の観光物産推進本部、観光物産協会に報告し、地元の生産・加工業者の技術向上、経営規模の拡大に結びつけ、1人でも多くの雇用を生み出し、また業を起こす方の起業家を育成し、本市の産業育成に貢献すべき努力をしてまいります。どうか生産・加工に携わっておられる方々が、より一層の改革意識を奮い立たせていただくことを期待し、元気・やる気でふるさと対馬の発展に御尽力いただくことを強く望みます。

 次に、本市の観光振興を図るうえにおいては、旅行代理店やテレビ、ラジオ等メディアへの訪問、ホームページによる情報提供、修学旅行の誘致活動等々への広報活動を行いつつ人脈を築くことは必要不可欠であり、かつ重要であることから、それらを主な業務として位置づけをしております。

 一方、第1次産業に関連した企業誘致を行うため、地域再生推進本部との連携により、福岡事務所を対馬の情報発信基地として考えております。隗(かい)より始めよという言葉もございます。手短かなことから着手したいというふうに思っておりますし、当然、言い出した私が先頭に立って走りたいというふうに考えております。

 次に、総合市場の開設ということで御質問がございました。

 農林水産物、とりわけ水産物の国外輸出をにらんだ、主に韓国だというふうに思いますが、この輸出をにらんだ市場の開設にむけての基本戦略が必要ではないかというふうな御質問でございますが、おっしゃられることは私はごもっともだと考えます。しかし、現状ではなかなか厳しい、現時点においては厳しいという判断もしております。

 対馬の1次産品の生産と消費の状況からしますと、島外向け産品としての余剰力がありますのは、水産物はほぼ全般にわたって大丈夫かと思いますが、農産物につきましては、島内農地面積等からも特定の品目を除いて輸出は困難で、主食であります米の生産量は島内消費量の4割程度にとどまっておりますし、野菜、果物等の多くを島外に頼っている状況です。林産物はシイタケ、木材等に可能性があるのではとは思います。

 このような観点から水産物を主要な対象物とする市場の開設が考えられるわけですが、現在、島内水産物の多くは漁業者の代表機関である12の漁業組合が、それぞれに漁連等の系統販売を主に行っているわけで、中には独自の販路を確保し販売している漁業者などもいらっしゃるようでございます。農産物は対馬農協さんの方が、林産物は対馬森林組合さんがおられるわけですが、どちらも島内1組合でございます。つまり、水産物の一元集荷体制の構築が急務ではなかろうかというふうに私は感じております。漁協の組合長会でこのことについての調査・研究に取り組むとのお話も聞いております。また、上対馬の方で民間による最新冷凍技術を備えた水産物の大型加工施設の設置計画も進行中であります。さらには、水産物のネット販売に取り組む組合も出てきました。また、磯焼けが全国規模で拡大する中、食用としての海藻類の需給がひっ迫することを予想し、藻類の養殖に取り組む組合も出てくるのではないか等々を考えますときに、私が公設公営であれ公設民営であれ、総合市場の開設構想を打ち出すのは、肝心の生産者と関係組合の理解を得てからでないと、ある意味、無責任な構想になってしまうところもございますことを最後に申し添え、答弁とさせていただきます。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) まず1点目の入札制度の改正でありますけれども、ちょっと聞き取りにくかったわけなんですけれども、現行の入札価格より、先ほどのは98%にするということなんですか。ちょっとそこの理解できませんでしたので。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 申しわけございません。私が98%という表現を言い間違えたようでございます。90%というふうに訂正をお願いいたします。申しわけございません。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) 私がこの入札制度の改正について質問したことは、まず確かに建設業界の底上げも重要なわけでありますけれども、もう一つ大きな問題が、やっぱりこのことにより雇用の確保、このことがやっぱり最も重要だと私は思っております。市長、今対馬の御存知でしょうけれども、有効求人倍率1月でどのぐらいあるかわかっておりますか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 12月で0.20だったと思います。その後、0.14まで落ちていたんじゃないかというふうに記憶はしております。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) 今、市長がおっしゃられたとおり、1月現在で0.14です。この対馬の求人倍率、長崎で0.63、そして大村で0.35、諫早が0.49です。対馬は0.14です。この水準は平成16年の8月以来の数字だそうです。私も先日、ハローワークの方に行って所長とお話したわけなんですけれども、特に、この前の所長の話の中で、月間の有効求人数、これが幾らと思いますか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 有効求人数については、私が今数値の把握をしておりません。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) これが1カ月で100件ということなんです。この数字につきましては、昭和62年の水準だということです。このように今、本当に対馬は働く場所がない。大変な時期であります。

 そういう中で、先ほど市長から答弁いただきましたけれども、県並みの90%に上げたいと。それが上がることは大変いいことなんですけども、この対馬の場合は、やっぱりまだまだ公共事業に頼らなければできない状況であります。そのことを考えれば、もう少し92でも93でもこの厳しい時期は上げていいんじゃないかと私は思うわけですけれども、どうでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 確かに今まで公共事業に対して依存をしていた対馬であります。そういう中で最盛期といいますか、そのころから比べると公共事業費が3分の1程度に落ち込んでいるということで、今、雇用がひっ迫している。今おっしゃられるように0.14程度しかないというふうな状況になっております。

 公共事業が減ったということだけではなくて、最近のさらに有効求人倍率が落ちた部分については、当然、昨年の秋以降からの世界同時不況というものの波をもろにかぶっているということで、その部分もあろうかと思います。

 そういう中で、この平成21年度の当初予算においても、単独費で現段階では1,300万円相当の金額をつぎ込んで農地費それから林業振興費、道路維持費については、合わせて1,300万ほどの予算を組み、雇用確保をしようと今しております。さらに、まだ県の方から正式な内示はいただいておりませんけれども4,700万円、これは3カ年ですけれども、4,700万円相当の緊急雇用の今要望を出して、ある程度県の方から内諾をいただいております。さらに、緊急雇用とはまた違う形でふるさと雇用という制度が創始されておりますが、この制度も活用しながら、今県のように要望を出しております。

 さまざまな制度を使いながら雇用を生み出す、急場をしのいでいかなければいけないという思いで取り組んでおるところです。ちなみに緊急雇用につきましては、枠配分という形で先ほど言いました4,700万ですが、ふるさと雇用につきましては、さまざまな事業の一件審査をしていくというふうに聞いております。そういう中で、事業ごとに今担当課の方が県に対して雇用確保のため、いろんな事業を今組み立てて細部を詰めておる段階でございます。そういう形で雇用確保を行政としてもできる範囲はやっていきたいというふうに思っておるところです。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) 今、市長が答弁なされましたように、一昨日ですか、21年度の一般会計当初予算が発表されたわけなんですけれども、今回、合併以来初めて前年を超えて約7億5,000万ですか283億の予算を組まれた。その中でも市長が今おっしゃられるように、雇用対策、いろんな分野で今議会の予算は私も評価しているわけなんです。

 しかしながら、例えば臨時対策にしても1,500万円を半年間雇用すると150人ぐらい雇用すると、その努力は認めますけれども、もう少しこの時期ですから、先ほどから私が何回も言いますけれども、県並みの90じゃなくて、やっぱりこの建設業界、一番雇用はする一番手っ取り早い方法だと私は思っております。そういう中で、本当にまずできることから、いつも私は言いますけれども、90じゃなくてもう一度質問しますけれども、92でも3でも、そういう気持ちでやっていただければと私は思うわけですけれども、どうですか。

 このことは私が一般通告をした後、2名の方々の業界からの請願とか、それと私以外にもこの問題について何人かの方が質問されておりますので、もう少し頑張っていい答弁をいただけませんか、どうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 先ほどの答弁で言い忘れておりました。確かにおっしゃられたのは90じゃなくて92でも3でもというお話でございましたが、まずもって私の認識でございますが、90という数字が92、仮に93という数字になったときに雇用が創出されるかというと、私はまたこれは違うんじゃないかというふうに思っております。今までの85が90に変わっても、5%上がるわけですけれども、大幅に私は雇用は伸びないというふうに思っております。

 今回は21年度当初予算と、そして2月23日に議決をいただきました6号補正とあわせまして、2次補正絡みでも10億5,000万という金額がハード事業で盛り込まれておるところであります。そして件数です。件数が小規模なものからさまざまな件数がたくさん発注をしていくという考えをしておりますので、隅々まで事業費というものが島内に流れ込んでいくというふうに私は考えておるところであります。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) わかりました。そうすると再度確認をとりたいと思いますけども、約5%上げて時期は3月からということでよろしいわけですね。

 それと期間は、先ほど答弁では当分の間ということですけれども、もう一度再確認したいと思いますけれども、当分の間ということは当分の間なんでしょうけれども、そこのところをもう一度答弁をお願いいたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 上野議員が認識してあるように、当分の間は当分の間なんですが、まずもってこの臨時経済対策というふうな大変な時期です、国は。こういうふうな対策事業については、そういう形でやっていこうというふうに思っております。

 当然、経済評論家によりますと、ことし中にこの不景気は底を打つという話もあります。来年替わったら、底を打つという人もいらっしゃいます。その後には四、五年かけてゆっくり戻っていくだろう。大きな景気循環の原則からいきますと、いつかは戻るわけでございまして、そういうときに平時になったときにもそういう形を続けるのかと言いますと、それは約束は現在はしかねるところです。当然、対馬市は財政再建というのも標榜しておるところでございます。そのあたりもバランスを取りながら考えていきたいと思っております。

 今、何カ月とか何年とかいうのは、ちょっと言いかねます。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) わかりました。次に、福岡事務所についてお尋ねいたします。

 先ほど市長の答弁でいろいろ聞きまして、私も福岡事務所に関しては当然必要だと思っております。そういう中で、今長崎県でもかなり福岡に事務所を設置するという話が、市長もわかっているとおりあります。例えば松浦市は21年度からやる。それと長崎県の長崎・佐世保・雲仙、この三つは3市が共同してアンテナショップをつくるということを、これは2010年をめどにやるという方向で考えておられますけれども、例えばこの3市が共同でやる場合、計画の段階でいろんなシンクタンクをつくったり、あるいはそういう委員会を立ち上げながらやっているわけです。それを今回は、市長の場合は、この話の中身を聞いてすばらしい私は事業計画だと思うわけですけれども、そこのところもう少しいろんな意見を計画的に話をまとめながら、それを十分に踏まえたうえで福岡に進出するのが、私はやっぱり一番よかったと思うわけですけれども、そこのところをどう思いますか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 内部といいますか、市民の皆さんとの積み上げというところが必要だったんじゃないかというふうな御質問ですが、確かに物事はボトムアップでやっていかなければいけない部分、それが基本だというふうにも思います。しかし、ある場面においてはトップダウンで物事も決しなければいけないこともあろうかと思っております。

 そういう中で私はこの問題は5月でしたか、福岡対馬会の総会に出ていった際に、福岡対馬会の方々、武末会長を始め対馬に自分らの事務所がないというお話もそのときもいただきました。そういう中で、どうかしてつくってほしいというふうにおっしゃられる中で、単に福岡対馬会の事務所ではなくて、私ども対馬、こちらに今住んでる者にとってどのような形ですれば有益なのかというふうに思いをめぐらす中で、ある意味、私は先ほど答弁で申し述べました内容で組み立てをしていけば、対馬にとって必ずやいいものになるという確信のもとで、トップダウンでこれは決しました。すべてを100%事柄をボトムアップでやっていくというのが一番正しい認識だとは思いますが、あえてスピードを重視し、そういう形をとった次第でございます。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) わかりました。何とかこの事務所で対馬の先ほど言われた地元産品のPRとか観光、あるいは企業誘致、また企業育成と、いろんな分野で計画しておりますけれども、このことが一つでも二つでも実現できればいいと思っておりますけれども、その中で私たち会派もこの前、視察に政務調査ということで板付のほうに行ったわけですけれども、皆さんが見てちょっとここはどうかなという意見も出ておりました。そういう中で、今回駅前ということで、いい立地条件の中でやるという話が伺えて私もよかったなと思っておりますけれども、この駅前の事務所に移る時期はいつぐらいになるわけですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 4月1日からと思ってはおりますが、移転等もございますので、実際駅前で動き始めるのは10日過ぎじゃないかというふうには思っております。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) 4月10日ということは早い時期ですね。よかったと思います。

 それと、先ほど市長がいろんな計画をされたわけですけれども、私はその中の一つに雇用の問題です。先ほどから話しているように、全く対馬に仕事がない状況の中で、確かに皆さんハローワークに行って大変仕事がない中、探しておられます。この事務所が確かに企業誘致とかいろんな方面に回るわけですから、そういう中で雇用されるような、してくれるようなところもあると思うわけなんです。ハローワークに出ないところの中でです。確かにこの前ハローワークに行ったときに、あっせんとかそういうものは事務所ではできないと、それはもう法律的には難しいと。そこは私どもわかるわけなんです。しかし、そういういろんな雇用の情報提供はやっても構いませんよと、そういう話を聞きました。

 そういう中で、この福岡事務所もそういう雇用のことも考えた、そのことも大きな仕事の中の一つにしてはどうかと思うわけなんですけど、どうでしょう。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 実は、今上野議員がおっしゃられた件につきまして、先月、美津島の方で私、月1回やっております「かたらんね、市長室」を美津島で開いたんですが、そこに来た女性の方が、実は去年4月から出稼ぎに行っている夫の後を追ってから対馬を離れるということの話がございました。そのときに彼女から知恵をアイデアをいただいたのが、まさしくそのことです。さらに向こうでの求人の収集、情報の収集、プラス仮に求人をされてても、さまざまな行ってみて違う状況とかいろんなことがある。そして住宅の問題とかいろいろ対馬の人が福岡における情報に疎い部分があるから、そのあたりについても福岡事務所が担っていけばいかがですかというお話を実はいただいたところです。まさしく同じ意見だなというふうに今聞いておりましたし、その「かたらんね、市長室」でも、そういうことを福岡事務所の方も業務として担っていきましょうという約束もさせていただいたところです。これで答弁に代えさせていただきます。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) その点はよろしくお願いいたします。

 最後に、総合市場の開設についてでありますけれども、先ほどの市長の答弁では、現段階ではなかなか難しいと。それと関係団体の理解を深めないと私個人では進められないと。私もそれはそのとおりだと思っております。しかし、これは私の言う総合市場って名前は仮のものですけれども、市長が言われるように、やっぱりどうしても1番目は水産業の輸出、私はそう考えているわけです。

 この問題は、私が夢物語とかそういう話じゃないんです。今、国も例えば水産業に関しては大きな予算を持ってるわけなんですよ。例えば平成20年度の水産基盤整備事業予算の中で約1,000億ぐらいあるわけなんですけれども、この中身が水産資源の増殖推進と生息環境の保全、次に国際化に対応した流通拠点の整備、このことを挙げて、今、国は本当に水産物を輸出すると、そういう立場なんですよ、考え方が。特に20年度で約1,000億の予算を新規で組んでおります。

 今こういうことを考えれば、短期的に言っとるわけじゃないんです。長期的な展望に立ったときに、この対馬の場合は地理的にも一番東アジアに近い。まずそれが一つです。それと特に今、いろいろな水産業は魚種がありますけれども、特にイカ釣り漁業は対馬市でも多くのウエイトを占めとるわけなんですけど、しかしながら、この魚価の低迷で全くやっていかれない。それは確かに漁協の流通のあり方もあるでしょう。しかし、今の日本を相手するようなもう時代じゃないんですよ。これは間違いなく、市長もわかると思いますけど、10年後は絶対アジアに向けた輸出は日本国内で絶対始まります。そういう中で、対馬市は地理的にも一番いいし、また本気にこのことを考えなければならない時代が来ると思います。

 先ほどの答弁で、現在では難しいと。確かにそれはわかります。しかしこれは貿易ですから、いろんな国・県、いろんな難しいハードルがあるわけですけれども、まず一つ一つ解決するためにも、やっぱり行政がいろんな団体と話をしながらその基礎をつくるべきだと、私は今からやらなければならないと思うわけですけれども、どうでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今、上野議員がおっしゃられるように、この10年後もしくは15年後を見通したときに、世界の経済が東アジアへ移ってくるというのは、皆さんが予想しているところでございます。当然、その牽引していく国は中国だろうというふうには思いますが、それに引っ張られるように朝鮮半島も日本も巻き込まれていくだろうというふうに思っております。そういう流れの中で、日本がそういう流れに乗りおくれない、もしくはその流れを的確にとらえていくという意味において、上野議員がおっしゃられる、今総合市場というのは大変、私は前向きなすばらしいアイデアだと思っております。

 最初の答弁で大変控え目な発言だったために誤解を招いてはいけませんので、私のあえて長い長い先を見通したところでの物事をということであるならば、お許しをいただき話させていただきますが、実は1月25日、日曜日でございますが、このときに大阪の方に私は行きました。大阪で商社の方々、それからコンサルの方々、40数名集まっていらっしゃる中に20分程度発言を許していただいて、話をさせていただきました。その内容は何かといいますと、対馬応援プロジェクトというふうに勝手に名前を自分ではつけましたが、その一環として今、上野議員がおっしゃられるような私は「国際海鮮市場」という名前で言いましたが、そういうものを対馬において働きかけを、対馬応援プロジェクトの一環として企業が乗り出すことはできないかという話をさせていただきました。

 私は領海外のお魚を漁船が突然、日本の領海に入ってくるときに輸送船にかわって対馬に入ってくる。そして、向こうの中国なら中国のレートで取り引きさせていただく。韓国なら韓国のレートで取り引きさせていただく。そして多くの魚をこの対馬において集めて、そして仮に私は国内という考えをその当時はしておりました。国内向けに出荷調整をしていきたい。そして主導権を対馬が取っていきたい。それが一番漁民が潤う方法だと。仮に、中国船籍から魚を20円で買ったとします。韓国の漁船から60円で買ったとします。日本の漁船から100円で買ったとします。そのとき全部合わせれば70円で買ったことになれば、それを逆に90円で売ってもいいじゃないか。その20円の利ざやの分も出てきますし、大量に入った場合、出荷調整する中でそれを加工に回していくという方法も出てくる。そういうふうな、こちらがイニシアチブをとるような産業のあり方というのを求めていきたい。だから商社の方々、応援プロジェクトに乗ってきてくださいという話を実はさせていただきました。検討しましょうということで今終っておりますが、また大阪の方に行く機会がありましたら、そのあたりを話をしていきたい、詰めていきたいというふうに思っております。

 まだ何%の確率でなるとは言いませんが、そういう夢は持っております。しかし、最初答弁で言いましたように、島内の12ある漁協の皆さん方の意識というものが、そういう方向に一つにならなければいけないという問題が、ここには包含されております。一緒になってそのあたりを皆さんとひざ詰めで議論をしていきたいなというふうには思っておるところでございます。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) 今の市長の話を聞いて、本当によかったと思いますけれども、対馬の場合は本当にやろうと思えば、対馬ばっかりじゃなくて九州各県やろうと思えば集まってくるわけでしょう、水産物が。それも間違いありません。

 それともう一つは、これができればこれをつくるにしても、私はどうしても輸出を考えるときに上地区につくるべきだと思うわけです。それを考えれば、上対馬の振興にもなると私は思うわけです。そういうことを考えたとき、もう少し元気を出して、このことは重要施策で今後やると。確かに漁協、農協いろんなところの話もありますけれども、まず行政がやっぱり先頭に立って、これはいろいろ難しい問題はあると思うわけです、確かに。しかし、それは、もう先ほど市長が言われるような気持ちがあれば、このことは重要施策としてやるということを言っていただきたいと思いますけどもどうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 一応、釜山の方でも国際市場、国際水産物卸市場ですか、ガムチョン市場というのが昨年の4月に開設をされ、約50万トンの取り引きを予定をしているというふうな状況です。当然、福岡市場のほうも40万トンを年間扱っているというふうに聞いております。その挟み打ちに遭うわけですが、私ども逆にこの離島対馬という、そして好漁場を周りに持っているという部分を精いっぱい活用してから、対馬の振興を図っていきたいと思っております。そのためにも、先ほど言いました漁協等の意見を聞きながら、調査研究をしていきたいというふうに思っております。

 その結果、さまざまなCIQの問題等がございます。このあたりがクリアできるようであれば走ってみたいというふうに思っております。



○議長(波田政和君) 17番、上野洋次郎君。



◆議員(上野洋次郎君) 市長は施政方針の中で、こうおっしゃっております。「本来の対馬のありようや将来のあるべき姿に思いをはせながら、市民の皆様と一緒になって英知を結集して創意工夫を重ねていくことが、元気な対馬づくりを実現する唯一の方法だと考え、常にかつ的確に内なるものの変革に着手しつつ攻め込むインサイドアウト思考で、市政の組み立て直しに取り組んでいく覚悟であり、夢と希望が持てる対馬の振興発展に強い信念と情熱を持って進めていく」とおっしゃいました。すばらしい施政方針だと私も考えております。このような気持ちで今後とも市政の運営に頑張ってもらいたいと思っております。

 それと、最後に私の考えを述べたいと思いますけれども、市長、周りを海に囲まれた郷土対馬の発展は、水産業の発展、振興なくしては私は考えられないと思っております。今後とも水産業の振興を市政の大きな柱として市政運営をしていただくことを強く望みまして、私の最後の一般質問といたします。(拍手)



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 上野議員が最後におっしゃられました水産業がどうしても中核になると、対馬の。確かに私は中核になると思っております。未来永劫、対馬が生き残っていくためには、私はこの水産資源と林産資源というものを的確に使っていかなければいけないというふうな思いをしております。

 ただし、大きな問題があります。それは水産だけの問題ではなくて、そこにかかわる市民の方々の私は、私どももそうですが、取り組みの姿勢を組み立て直しも必要かというふうに思っております。そちらにも力を貸していただければと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) これで、上野洋次郎君の質問は終りました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。開会は11時から。

午前10時51分休憩

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午前11時00分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、2番、堀江政武君。



◆議員(堀江政武君) おはようございます。さきに通告をいたしておりました、磯焼け対策に有用微生物、通称EMを使用するよう調査検討はできないか。また、主要地方道厳原豆酘美津島線、厳原豆酘間の今後の整備計画についてを質問をいたします。

 始めに、磯焼け対策についてでありますが、今漁業を取り巻く環境は非常に厳しい状況であります。長年の懸案であります大中型巻き網の問題、後継者不足による高齢化、資源の減少、慢性的な魚価の低迷、磯焼け等、課題は山積をしているところであります。

 特に、南部地域では毎年一定の水揚げがありました根つけ資源でありますヒジキ、フノリ、テンソウ、アマノリ、ワカメ等がとれなくなり、漁業者にとりましては大変な打撃となっているところであります。

 また、サザエ、アワビのえさでありますカジメ、ワカメ等がなくなったことで、このサザエ、アワビの水揚げが急激に減少しているところであり、地域では支援交付金事業等でカジメ、ワカメの増殖事業が実施されているところでありますが、思うように増殖できていないのが現状であります。

 この有用微生物EM技術につきましては、私は今までわかりませんでしたが、昨年12月、元福岡県行橋市役所環境福祉課長、藤木巧一氏の講演を聞き、初めて知ったところであります。この有用微生物EM技術は、元琉球大学農学部教授、比嘉照夫博士によって開発されたもので、水の浄化と水系生態系回復に非常に有効な手段であることが、多くの現場で実証されたといわれております。

 また、このEMには幾つもの種類があり、農作物の発芽・開花・結実の促進、土壌改良作用、川や池、海水の浄化作用、家庭用生ごみの処理等々に効果があると言われております。このEMを泥と混ぜ合わせ団子状にし1年間投下したところ、海藻が多く繁殖した地域があると言われております。どのくらいの間隔でどのくらいの量が投下されたかわかりませんが、ぜひ漁協等と協議をしていただき、調査・検討していただければと思いますが、市長のお考えをお伺いをいたします。

 次に、主要地方道厳原豆酘美津島線、厳原豆酘間の今後の整備計画についてでありますが、この厳原豆酘間の道路は約27キロあり、非常にカーブが多く幅員も狭く離合も困難な道路であります。また、生活物資、水産物の輸送、通学、通勤に時間がかかり、早期に改良が望まれている路線でもあります。この主要地方道につきましては、昭和62年、議会で国道昇格特別委員会が設置され、平成4年まで強力に要望、陳情活動がなされたとのことでありますが、しかし道路法に定める国道昇格の条件に合致しないということで取り上げられなかったと聞いております。

 これを受け、平成6年久田を起点とし久田トンネルまで久田南工区として2.5キロの改良工事が着工されたところであり、ことし平成20年度竣工とのことであります。これが完了しますと、次は久田トンネルから内山坂トンネルまで約2.6キロを次の工区として、建設促進協議会でも要望がなされているところであります。いつ着工でき、何年に完了するのか、まだはっきりしていないと聞いておりますが、久田南工区のペースでいきますと、数十年はかかるものと思われます。

 しかし、この主要地方道厳原豆酘間は、内山坂トンネルから南へ、久和、内院、浅藻、豆酘まで約20キロあり、このまま久田側からだけで改良しますと、予算の面もありますが、実に130年以上かかる計算になり、気の遠くなる話であります。できれば豆酘側からも改良していただけないものか、ぜひ県地方局の方々に要望していただき、主要地方道厳原豆酘美津島線、厳原豆酘間の改良を推進していただきたいと思いますが、市長のお考えをお伺いをし、質問を終わります。

 また、後ほど再質問をさせていただきます。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 堀江議員の御質問にお答えしたいと思います。

 先ほどEMというお話がありました。ちなみにEM菌ということでよく出回っとるわけですけれども、よく出回るといいますか、最近よく話を聞くといったほうが正しいかも知れません。このEMは有用微生物ということで、有用がEffectiveのEと微生物のMicroorganismのMということ、頭文字をとりましてEMと言っております。EM菌と特に言いますが、堀江議員がおっしゃられたように、昭和57年に琉球大学の先生が、農業分野での土壌改良剤として開発した微生物資材の名称であります。乳酸菌、酵母、酵母性細菌を主体とする共生体で農業、水産環境等の分野に利用されているとのことでございます。瀬戸内海や有明海など内海でのノリ養殖場に散布したり、家庭排水にこのEM菌を混ぜて流し、海底に堆積するヘドロの改善に使用されているようです。短期的な効果というのは見込めないとも聞いておりますが、長期的には効果を発揮するのではという情報もございます。

 また、本市では環境対策として平成21年度からこのEM活性液培養装置というものを3台を購入し、培養液を家庭で合成洗剤の代用として利用したり河川に放流することで、環境保全意識の向上に役立てたいと考えています。

 対馬市は地形的な要因から下水道の整備が難しいため、補助制度を利用して浄化槽の整備を促進しておりますが、整備率は20%程度であり、未整備家庭の生活雑排水はそのまま海へ流れ出ている状態と言えます。水質改善や地域づくりに取り組む団体、また地区等に貸し出し、培養した活性液を市民の皆さんに使っていただくよう、効用それから使用方法などの説明会等を開催し、地域マネージャーとの連携も視野に入れ、普及を図りたいと考えています。

 この装置が直ちに磯焼けの解消に即つながるわけではございませんが、日常生活から出る排水が、河川を通じ海に流れ汚染の原因となっていることを認識し、海の環境保全意識の向上につながればと考えております。ちなみに、このEM菌の件につきましては、上県の佐須奈地区におきましては、地区区長、それから地区の女性のグループ等が早速積極的に取り組んでいきますというふうなお話をいただいているところでございます。

 続きまして、主要地方道厳原豆酘美津島線の改良、それから厳原豆酘間における今後の整備計画の件でございます。御案内のとおり、主要地方道厳原豆酘美津島線は厳原八幡宮神社を起点とし、久田地区を通り東海岸の尾浦から安神、久和、内院、浅藻地区の集落入口付近を通過し、豆酘地区に至ります。その後、西海岸を北上し美津島町今里、加志地区を経由し、美津島市内通過後、国道382号との接点を終点とする総延長79キロメートルで、改良済延長は43.9キロ、改良率は55.6%となっております。

 本路線は現在、厳原今屋敷工区、延長260メートルと美津島鶏知工区、延長1,020メートルの2工区が実施中であり、両区間とも24年に完了予定で工事を進めている現状であります。

 厳原豆酘間の改良についてでございますが、現在実施中の瀬浦厳原港線の内山安神工区が21年度完了予定でありまして、完了しますと厳原豆酘美津島線に接続いたします。この接続点から安神入口を経由しまして、尾浦新久田トンネルまでの間、約2.6キロの改良工事を要望してまいりたいと考えております。既に、豆酘地区を始め久和、内院、浅藻地区ほか9地区の要望を受けております。

 また、これらの改良工事を進めるうえで最初に検討しなければならないのが、道路用地の問題でございます。先のことになりますが、尾浦、安神から豆酘までの間について、概略ではありますが調査しましたところ、共有地が多く、これらの解決には入会林整備による方法が最良であると思っております。尾浦、久和、豆酘、内院地区におきましては、既に整備済みでありまして、整備を要する箇所は安神第2と与良内院の2地区であることがわかりました。安神第1地区につきましては、既に入会林整備に着手しており、21年度完了予定であります。与良内院につきましては未着手であり、地元との調整を図り進めなければなりません。よって、安神久和間、豆酘に至るまでは、このような状況により長時間を要すると思われますが、その間、通行に支障が生じないよう路面補修、側溝整備等随時、県に要望していきたいというふうに思っておりますので、御理解をお願いする次第でございます。



○議長(波田政和君) 2番、堀江政武君。



◆議員(堀江政武君) 今、私たちの地域、周辺もですが、ヒジキとかフノリ、アマノリ、ワカメ、カジメ、こういう海藻がとれないわけでありまして、皆さん店で買って食べられているわけであります。特にヒジキあたりは、以前はたくさんとれていたわけでありますが、今はもう全然食用もとれなくなったわけでありますが、先日、漁連の方に行きまして、このヒジキはどういうふうになっているか、ちょっとお尋ねをしましたところ、西海岸は豆酘から鹿見までもう全然とれないそうでありまして、鹿見より北の方、上県と上対馬、この地域でないととれないそうであります。

 また、東海岸におきましては、厳原町はもちろんとれませんが、美津島町が少しと、あとは豊玉、峰、上対馬と、こちらも上の方でないとよくとれないということでありました。ちなみに数量はどれくらいかとお尋ねをいたしましたところ、平成15年では23万7,848キロとれていたそうでありますが、平成20年度では11万6,973キロ、半減をしているわけです。そして、南の方からだんだんとれなくなってきているそうでありまして、このままでいきますと、対馬からこういう海藻がなくなるんではないかということで、大変懸念されているところであります。

 県におきましても、この藻場増進には大変力を入れていただいておりまして、20年度から3カ年、磯焼け対策緊急整備事業を実施されております。これは県下で上五島と対馬では阿連で実施されているわけですが、市の方も5%負担をされているようでありますが、1億3,000万ですね、事業費が。これは簡単に申しますと、魚介類が入らないかごを約1.4ヘクタールのところに85個のかごを設置するということでありまして、そのかごの中でカジメ類、海藻を成長させて、その種子を外に放出させ周囲に繁殖させていくという方法だそうであります。

 先ほど市長は、このEMは全然海藻のあれには関係ないんだというような、成長には関係ないんだというような話をされましたけど、私が聞いた話では、公園の中で1年間投下したところ、その周辺にはたくさん海藻ができたというような話がありましたので、私もそういうことを検討していただきたい、調査していただきたいと質問をしているわけですが、海藻のほかのことについては市長も十分御承知で、21年度上県の方で家庭用排水に混ぜてするようなことを考えられているようでありますが、聞きますところによりますと、やっぱり種子が周辺につくといいますか、このEM菌ですね。発芽、生育を推進するということを言われておりましたんで、私は調査をしていただいて、そういう中で効果があるということがわかれば、そういう県の事業あるいは地域の方々も再生支援交付金事業でやっておられますので、そういうことを試験的に1個か2個の周囲にそういうのを投下してはどうかと、そういうことを考えているわけですが、市長はどうお考えです、そういう面において。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私の先ほどの答弁が的確でなかったのかもしれませんが、私はこのEM菌が海藻等の磯焼け対策といいますか、藻場造成に効果はないというふうな発言をした記憶はないんですが、現段階でヘドロの改善等に使用されて、短期的には使用されているが、長期的な効果というのはまだ確立されてないといいますか、そうだというふうに聞いておりますが、ただし先ほどおっしゃられました行橋の方のお話によりますと、確かに藻場の造成のためにも一翼を担うことができるというふうな情報も、当然わかっております。まずもって、決してそういうふうには思っておりませんのでお願いいたします。

 それと磯焼けという問題は、このEM菌だけですべてがうまくいくというふうにも思っておりません。今、さまざまな形で磯焼け対策が取り組まれておりまして、ダムの中に堆積した栄養分を海岸もしくは海底に設置するという方法も、今対馬の周辺ではとられておりますし、先ほど堀江議員がおっしゃられたように、大きなかごの中で藻を造成し、その藻から周辺へ胞子が飛んでいくというふうなことで、藻場造成にされているというケースも当然聞いております。

 この磯焼け対策につきましては、何で磯が焼けるのかという原因というのが、まずもってまだはっきりしてない状況にはあります。ただし、その一つとして私どもが日ごろ言うバリですか、本名はアイゴだそうですが、このバリ等が海藻を食べてしまうということが直接的な原因じゃなかろうかというふうなことも言われておることで、先ほどのかごの中での造成というふうな手法が今とられてると思います。

 さまざまな今手法がとられているわけですけれども、恐らく21年度から民間の方でまた取り組まれる新たな手法もございます。今、豊玉町漁協の方に話を持っていって、協力をしていただけるというところまで話はついている案件もございます。それも藻場造成につながる話でございまして、いろんな手法でこの対馬周辺の磯を再生させなければいけない、それが先ほどの上野議員のお話ではございませんが、水産業が復活しないと対馬がよみがえらないということにつながろうというふうに思っております。

 そういう面では、決してこのまま磯焼けというものが放置しておくという考えはございませんので、いろんな手法で取り組んでいきたいというふうに思っております。



○議長(波田政和君) 2番、堀江政武君。



◆議員(堀江政武君) 以前はどこもそうだったと思いますが、海藻である藻が10数メートルも成長しまして、海面いっぱいに茂っていたんです。船も入っていかれないように茂っておりました。そこでミズイカとか産卵をしまして、えさが豊富ですから小魚から大きな魚まで、そこで生息していた。建網でも生計が立つぐらいに網にかかっていたわけです。しかし、今は潤うぐらいはかからないということで、建網もやめてあるような状況です。山に例えますと、山から木がなくなってきたというような状況です、沿岸では。ですので、木がなくなりますとえさももちろんなくなりますし、住むところもなくなりますので、動物も鳥も住めなくなるということであります。そういう状況がもう沿岸で起こっているということであります。回遊魚は別ですけど、そういうことによって沿岸に住む魚はいなくなるというようになってくると思います。

 やっぱり言われるように、あらゆる方法をとって、元の海藻ができるように努力をしていただきたいと思うわけですが、そういう面においても、このEMは種子を根づかせるといいますか、そういう働きもあるということを聞いておりますんで、1度ぜひ私は調査をしていただいて、くどいようですけど、よかったらそういう事業と併用して試験的にやったらどうかというようなことを思います。

 3月5日の新聞に、「国境を越える自然破壊。煙霧に水銀、大陸から流入」という記事が載っております。ちょっと読ませていただきますと、「熊本県内の広域に煙霧が発生した。3カ所の観測局で大気中に含まれる水銀濃度が通常の約2倍に上昇。サンシェーブや光化学スモッグの原因物質の濃度も通常より高くなった。煙霧を運んだ大気は、中国大陸から越境流入してきたと考えられる。中国の急激な経済発展で、石炭火力発電や工場の石炭ボイラーからの排煙、自動車排ガス等、九州に深刻な影響を及ぼしている可能性がある」。以前からこういうことは言われておりましたけど、今回観測されたのは2倍ぐらい水銀がふえていたということです。人体に影響はないというようなことでありますが、こういう記事を見ますと、それなら海はどうなんだと。我々漁師は思うんです。海は大丈夫かなと。

 と申しますのは、ここにありますように、急激な発展によりまして、中国の工場排水が川に流され、それが東シナ海に流れる。また13億以上も住んである家庭排水が、これも川に流れて東シナ海に流れてくる。ちょうど黒潮のコースですから、それが対馬に流れてきてはいないかというような心配もせざるを得ないということでありますが、この調査なんかしてあるかどうかわかりませんが、もししてなかったら、今後大学に頼んでそういう水質調査なんかはしていただきたいと思いますが、市長はどうお考えですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今の空気中の水銀濃度が以前の2倍を記録していたという情報は、私は正直言いまして今初めてわかりましたが、確かに水質の分につきましては、私どもの段階で1自治体で調査とかいうのは不可能な部分でありますので、改めまして国・県等にそのあたりのお願いはしたいと思っております。

 直接的に、磯焼け対策ということでは、どんどん進んでおると思いますが、先ほど言いましたように、原因を特定していくというところまでは至ってないというのが現実のようであります。確かに中国の長江から流れてくる工場排水等の影響というのはあろうかと思いますけれども、安直に私がそうだろうと言ったら問題が起こりますので差し控えますが、これから先、地球温暖化を止めなければいけないという観点で、人様のことだけを言ってても私もいけませんので、私ども対馬の中からそのあたり、EMを含めて取り組みをしていくことが、これから先は大切だろうというふうに思っております。

 先ほども言いましたが、このEMに関しましては、少なくとも3台は導入をし、地域の皆さんに貸し出しをしていこうというふうに考えております。その中で実際出てきます培養液を、あるポイントを決めながら調査をしていくということは可能かと思っております。そういう形でEMの効果等を確認しながら、すごく効果の上がる、効果が歴然だということになれば、さらにどんどん進めていかなければいけないというふうには考えます。



○議長(波田政和君) 2番、堀江政武君。



◆議員(堀江政武君) EMの調査も含めまして、あらゆる手段をとりまして藻場が回復するように、ひとつ努力、研究をしていただきたい。また、我々も積極的に取り組んでいかなきゃならんと思っております。

 次に、主要地方道のことでございますが、対馬の道路を見てみますと、厳原から比田勝まで国道382号線ですけれども、聞きますと近々御嶽トンネルが開通すると聞いております。これが開通をいたしますと、あと国道で悪いところは佐須奈の手前です。あそこがちょっと悪いようでありますし、ちょっとカーブが強いのが小船越の手前でしたか、通れないような、そういうあれはないですが、ちょっと急カーブがあるぐらいでございます。浦底から東海岸を比田勝に向かう主要地方道ですが、これも今は曽地区辺がちょっと整備してあるようですが、それが終わりますと、あとは舟志周辺です。あの辺がちょっと悪いぐらいだと思います。あとはもうきれいに整備をされているわけです。この厳原豆酘間はどうかと言いますと、27キロのうちにまだ2.5キロか、それもことし今でき上がろうとしておりますが、厳原久田間2キロもまだ臨港道路ができてない。10%ぐらいしか、この27キロの中で改良がされてないわけです。

 先ほど市長は、側溝の整備とか法面を切って対応したいと言われましたけど、そういうことではまだまだ100何十年もかかるようになるわけでありまして、ぜひもう1工区どうかしてできんだろうかというぐらい、県や地方局にお願いをしていただきたいと思います。そのことについては、何も話されておりませんでしたので、そういう対応についてもお尋ねをしたいと思います。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 先ほどの答弁の中で、私、少なくとも尾浦の新久田トンネルから安神入口までの2.6キロの改良工事を要望していきたいというふうに回答させていただいておりました。

 まず、トンネルができておりますので、それから順次物事はやっぱりやっていかんといかんだろうと思います。御提案いただいたように、豆酘の方からという方法も、あわせてという方法もあろうかと思いますけれども、いかんせん県の方も潤沢な資金を持っておられるわけではございません。今の持ってある資金の中で優先順位もあろうかと思います。私ども今現段階で一生懸命取り組まなければいけないのは、佐須坂トンネルだというふうに思っております。この3月中に国の予算で、箇所づけ等の発表があろうかと思っております。その中には必ずや入っているというふうに確信しておりますが、そのあたりを見定めた後に、きちんとこの問題については取り組んでいきたいと。

 以前も申しましたように、対馬の道路に関しましては、南北問題が存在しております。世界的にも南の方が貧困だという南北問題ですが、道路についても南の方が貧弱な道路であります。そのあたりについては、常に考えて国・県等へ積極的に要望はしていきたいというふうに考えております。



○議長(波田政和君) 2番、堀江政武君。



◆議員(堀江政武君) 市長の話はよくわかります。わかりますが、私の質問に対しては、内山坂トンネルから先です。豆酘までの道路ですけど、順番があるからそちらから先にしてというような話のように聞こえますけど、やはりもう瀬浦厳原港線も内山坂トンネルから瀬のほうは大体21年度で完成ということでございます。佐須坂トンネルも見通しがついた。先ほどから申しております、国道、上の方の道路は、かなり90%はできたんじゃないかと言われますように、予算がないということで仕方がないかなということで待っていたと言ってはおかしいですが、できなかったわけですけれども、もうそろそろこちらの方もしていただいてもいいんじゃないかというような気がするもんですから、もう1工区どうかして設定してもらえないか、地方局や県にお願いをしていただけないでしょうかということなんですけど、どうでしょうか、その辺。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 道路の状態が悪いことは十分に認識しております。それもわかりますし、県の状況というのもわかります。やみくもにたくさん箇所をお願いしましても、県の方も困惑されるかと思って、私はこういう答弁をしておりますが、県の方にきちんと相談を持っていきたいと思います。



○議長(波田政和君) 2番、堀江政武君。



◆議員(堀江政武君) ようやくといいますか、相談をしてみたいということでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思いますが、2トンネルを通りまして豆酘までに三つトンネルがあるんです。そのトンネルも1台が通れないような状況です。これはもう崩れかけまして、大体修理がしてあるようなトンネルなんですが、修理をされておりますんで、危険性はありませんが、これも1台しか通れないトンネルで、片方に待っとかないかんというような状況であります。また、皆さん通られたらわかりますように、まず上の方々からは特に、この道路はどうかならんとねというようなお叱りをよく受けるんですが、責任を感じておりますが、そういうことで上の方々からも応援といいますか、支援の言葉をもらっております。

 先ほど言いますように、通っていただけばわかりますんで、どうかしてこの厳原豆酘線が早期にもう1工区設定をされて整備ができるよう、市長に頑張っていただくことを期待しまして、質問を終わります。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 一昨日の日曜日に豆酘地区で開催されました豆酘の里ロードレースというのに参りまして、当然のことながら東海岸を通って帰ってまいりました。そこで十分に道路の状況というのは把握しているつもりであります。

 ちなみに現在、厳原豆酘間は28.3キロありまして、所要時間は50分でございます。もう地形等については言わずもがなでございますので省きますが、対馬市として図上で検討したところ、トンネルが5カ所で総延長4,300メーター、橋梁が4カ所で総延長2,900メーターを含めて整備することによって延長が17.5キロとなり、10.8キロ短縮されるんではないか。そのときは所要時間は20分でないかと。20分となって30分の短縮というふうに考えております。

 しかしながら、その費用を算出してみますと、約300億円という金額になるんじゃないかというふうに考えております。ほおってこのままの状態でいったら、確かに130年かかるかもしれません。どうかしてこの南の道路が、皆様から笑われないような道路にしたいというふうに思っております。

 以上です。



◆議員(堀江政武君) 努力していただきますようお願いいたします。

 これで終わります。



○議長(波田政和君) これで、堀江政武君の質問を終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。開会は13時から。

午前11時38分休憩

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午後1時00分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) こんにちは。食事後の一番睡魔の襲う時間帯に一般質問ということですが、私は本当に最後の最後の一般質問になりますので、悔いを残さないように欲張りまして、五つも質問したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 まず1点目は、平成20年の第2回定例会のときに一般質問したときの関連質問ですが、県の中学校総合体育大会の出場枠について、限度いっぱいに出場させるべきではないかということで質問しましたが、それが昨年の6月議会でしたので、その後検討されておられましたら、市長の答弁をお願いいたします。

 2点目は、成人式の分散化についてでございますが、対馬は広過ぎまして、会場が1カ所であれば成人式の雰囲気もないで、地域の人には成人者を見ることもなくて、すごく潤いもなく寂しい感がしております。せめて上と下と2カ所で成人式を開催することはできないか。これも6月議会で質問しておりましたので、その後の回答を市長にお願いいたします。

 3番目に、長崎県病院の企業団対馬3病院のことについてお尋ねします。平成21年3月末で数人の医師の退職と異動があるということをちょっとお聞きしておりますので、その退職者と異動されるお医者さんの数がわかられましたら教えていただきたいと思いますし、その後の補充は確保できているのかお尋ねいたします。

 次に4番目の中部のし尿処理場建設計画についてでございますが、これは私も平成14年2月に初めて議員になりまして、このときからし尿処理にかかわっておりまして、すごく気になる問題の一つでございます。そういう意味で、この計画がありましたら、年度とまたその内容を教えていただきたいと思います。

 最後に5番目ですが、対馬島全員が対馬のセールスマンになってほしいという、とりとめのない、どのように質問していいのかわからないような質問なんですけれども、とりあえず対馬浮揚のために今自分に何ができるのか、島民が意識改革するにはどうしたらよいのか、行政的にその雰囲気づくりといいましょうか、そんなことを指導していただければなと思っております。

 以上、5点についてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) まず1点目については、教育長の方から答弁させますがよろしいでしょうか。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 失礼します。中体連の出場枠内の出場について、私の方から答弁をさせていただきます。

 長崎県中学校総合体育大会への参加出場につきましては、県中学校総合体育大会参加制限の出場枠に基づきまして、対馬市中体連で各種目ごとに市の大会を開催しまして、その結果により市中体連の予算枠内において参加出場を決定している状況でございます。

 平成20年度につきましては、予算の都合によりましてバレーボール女子が2チーム枠でありながら1チームの参加出場、それとソフトテニス団体の部、男女がともに出場枠2チームでありながら、それぞれ各1チームの出場となっております。平成21年度につきましては、心と体を鍛錬する場の提供のためにも、出場枠いっぱいの参加出場というのをさせたいというふうに考えておりまして、市中体連への補助金で21年度、県の出場枠により予算要求をいたしておりますので、御了承をお願いしたいと思います。

 以上で終わります。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 2点目から5点目までの御質問にお答えさせていただきます。

 まず2点目の成人式の分散化の件でございますが、昨年の6月、第2回定例会において1カ所開催でのメリット及び2カ所に分散した場合、3カ所もしくは6カ所に分散した場合のメリット、デメリットを検証し、最善の方法で開催するというふうに私は答弁をしております。

 検証する材料として、昨年9月に平成20年新成人を対象にアンケートを実施いたしました。このアンケートは499名の成人者に文書で依頼し、その内容は新成人にとって一番よい開催会場の形態を選択させるものでしたが、回収率が悪くサンプルとしては不完全なものでございました。また、分散化における会場の選択や式典内容、式典後の催しや来賓数等、おのおの検討しましたが、どれも複数会場化に対する決定打がなく、分散化の結論は平成22年の成人式に持ち越すこととしました。

 さらに、周辺部から参加に時間を要するという負担を緩和するために、平成21年成人式では例年式典後に開催していました講演を取りやめ、記念撮影の方法を変えて新成人の拘束時間を1時間程度短縮し、早く地域へまた家の方へ帰れるようにしております。

 式典終了後には、前回と同じ内容で平成21年成人者を対象にアンケート調査を行いました。出席された366名中、210名の方に回答していただき、その結果は1会場での開催を選択した方が51%、2会場から6会場の複数会場を選択した方が40%と、1会場と複数会場での開催を単純に比較した場合は、1会場を選択した方が上回る結果となっています。

 1会場での開催には否定的な意見があることは存じておりますが、市民の一体感を醸成することにつながり、また経費縮減の効果もあることから、平成22年も本年同様に拘束時間を短縮する等、新成人の肉体的な負担を軽減し、1会場で実施したいと現段階では考えております。

 また、各地域におきまして成人式に関する企画等があれば、柔軟に対応したいと思いますし、新成人からの意見も引き続き公聴する機会を設けてまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。

 次に、離島医療圏病院の医師の確保はできているのかというふうな御質問でございました。この件につきましては、離島医療圏組合に管理を委ねているという現状ではございますが、現在、離島医療圏組合病院の理事長としての立場から、また市民の医療への安心と市民一人一人の健康を守る意味において、4月1日から発足する長崎県病院企業団の医療体制について、次のように把握しているところでございます。

 対馬いづはら病院が外科1名の減です。上対馬病院は1名の減となり3病院全体においては、医師数は2名減員となりますが、長崎県病院企業団の全体的な医師数等の状況を勘案すると、この状況の中でいかに市民の健康を守っていくかを考えていく必要があり、関係者一丸となって努力していきたいとの覚悟を伺ったところでございますが、私どもといたしましても、長崎県病院企業団の組織の一員として、また私は企業団内組織である運営会議の一員として、対馬市民の医療環境を守るために3病院との連携を今以上にとり、その状況の把握に努めるとともに、改善に向けた努力を継続していくつもりでございます。

 次に、豊玉町志多浦地区にある中部地区汚泥処理センターの更新計画についてでございます。どのような施設になるのかという御質問でございますが、現在の施設は平成4年4月稼働から17年を経過し、設備の老朽化が進み、大型機器についてはオーバーホールなどを行い、現在の機能を辛うじて保持している状況にあります。また、本施設は現在、処理能力を約30%超えた運転を行っており、搬入量も増加する傾向にあります。設備の改修による延命化を図ってまいりましたが、限界に来ており、建て替え、更新を進める時期に来ております。

 そのため、平成19年度に対馬市全体の施設整備を含めた対馬市汚泥再生処理センター整備基本計画書を策定いたしました。この整備基本計画に基づきまして、現在、施設用地、施設規模、処理方式、運営管理方法等を検討するため、平成21年1月に対馬市汚泥再生処理センター建設検討委員会を設置し、検討に着手したところでございます。

 したがいまして、現在のところ基本計画書で施設規模が25キロリットルという一定の方向性が出ておりますので、この規模を基本とした処理施設になろうかと考えております。

 また、今後のスケジュールといたしましては、平成21年度中に国・県へ地域計画書を提出し、内示を受けますと、平成22年度に計画支援事業として測量、地質調査、環境アセスメント調査、設計業務委託などを行い、平成23年度から24年度に本体建設工事を行い、平成25年度の稼働に向けて現在、作業を進めてまいりたいというふうに考えております。

 次に、島民全員が対馬のセールスマンになるために、行政としてどのような雰囲気づくりをやる予定かとかいうふうな御質問かと、漠然に聞いておりましたが、このような経済状況の中、今市民は何をすべきで何ができるのか、市民が意識改革するためにはどうしたらよいのかなど、これから先、行政側がさまざまなアプローチの仕方を模索していかなかればいけないというふうに思っております。

 しかし、投げかけられている問題というのは、とても形而上学的な色彩を帯びた問題でありまして、大変心に関連する、相手の心に関連することですので、大変難しい問題かというふうに正直思っております。簡単には進まないなと思っておりますが、まずもってこのことを考える際に、私は今の民主主義のことに思いをはせました。戦後60数年を経過した民主主義のありようは、本来の民主主義をゆがめた形で推移してきたのではと、私には思われてなりません。民主主義とは、言わずと知れた市民による支配というものを実現する政治思想であることは周知の事実であります。また、民主主義成功のためには、外部からのさまざまな恐怖や氾濫する情報などによる扇動に惑わされず、理性的な意思の決定ができる市民社会の構築が不可欠であり、絶対条件でもあります。また、民主主義は利己的な欲求などさまざまな誘因に導かれ意思決定を行うことで、愚かな合意が得られたりすることにより、市民生活全体が不利益をこうむる衆愚政治に陥る可能性も秘めているとも言われています。

 政治システムとしての民主主義が形骸化していく中、今、全国各地で動き始めている、市民みずからが動き出す民主主義の謳歌というものが、日本社会を再生されるはずとの認識を私は持っているところであります。

 そういう中で、対馬市で何ができるのかと考えるとき、市役所も市民の力を引き出す策を打ち出さなければなりません。そして、それに呼応すべく市民も積極的に動き出すことを必要とされるところであろうと思います。今までのように、市民の要望に行政がこたえていく行政主導の自治体経営では、この多様化する市民のニーズには十分こたえられない状況にあり、地方分権が進められる中、国から交付される財源に依存する割合の高い本市においては、従来の手法では市は立ち行かなくなってきます。官民それぞれが対等の立場であることを認識し連携すれば、より効果的な地域づくりができるものと考えているところでございます。

 今後もあらゆる機会を利用して、官民が島の活性化を討論する中で市民も役所も意識改革の必要性を訴えてまいりたいと思います。議員におかれましても、私同様、引退後も対馬市のセールスマンとして御尽力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



○議長(波田政和君) 9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) まずは1点目の中体連についてお尋ねいたします。予算要求をされているということですが、市長にお伺いしますが、その予算要求は通るもんでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 教育長が要求したものは、全部ついとるはずでございます。



○議長(波田政和君) 9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) 本当にありがとうございました。父兄の方、子供たちがすごく喜んでいるんじゃないかと思います。

 それと、この前のときに教育長おっしゃいましたが、中体連の出場枠の見直しがあるかもしれないということをおっしゃっておりましたが、それはどのようになっておりましょうか。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) お答えします。それは24年度からですね、23年度に話し合いがありまして24年度から見直しで実施されるということでございます。



○議長(波田政和君) 9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) では、とりあえずは24年度まで、子供たちが枠内全部出場できるようによろしくお願いいたします。

 それと、この中体連の予選の後には県大会に出場するということで、横断幕やら道路に随所に張られて、夏の風物詩とでもいいましょうか、子供たちやPTAの皆さん、学校関係の方が一丸となって頑張っておられる姿をよく見るんですけれども、健全な精神は健全なる身体に宿ると言いますから、子供たちには県大会を目指して一生懸命頑張ってもらいたいと思います。どうぞ、教育長も御支援をよろしくお願いいたします。

 次に成人式なんですけれども、21年の調査の結果では1会場で51%、2会場で40%の子供たちの希望ということですが、これは子供たちの希望は希望として、また父兄は父兄としての希望がかなりあるんです。この成人式があってる、ことしの成人式なんですが、子供たちにも私もちょっとおトイレで会うことがありましたので、1人の方がおられまして聞きましたら、朝から5時から起きて大変ですよ、眠いんですよとかいう声を聞きましたし、またほかの父兄の方、まちの中ですけれども、絶対また2カ所、厳原でもという声がかなり聞かれましたので、また子供の意見と父兄の意見を参考に、再度考えていただきたいと思います。これは私の最後の質問になりますが、来年度は来年度で成人式が来ますから、その結果を見たいと思います。

 それから3番目ですが、残念なことに今言われるように、いづはら病院の外科の先生と上対馬病院の先生で2名の減ということなんですが、実は一昨日の作元議員さんから、長崎県の離島医療圏組合の第2回の定例会が、去年の12月24日に開催されたとの報告がありましたが、その中で医師不足に対する質問があったということを言われましたが、それは実は私が質問したわけなんですけれども、そのときに2点ほど質問したんです。1点目は精神科医の今、いづはら病院におられます2人の先生の中、1人が12月で退職される、12月か1月ごろ退職されるということを聞いておりましたので、それとあともう一人の精神科医の先生も3月にやめられるということをお聞きしていましたので、そしてさらに3月末日になると6名ほどの医者が退職されるんじゃないかなということを去年の暮れに聞いておりましたので、そのことをこの定例会でお聞きしました。

 そしたら、そのことについて県の石橋事務局長からの答弁がありまして、精神科医の確保については県立病院からの派遣ということも十分念頭に置いて、対馬の精神科医の確保に努めます。また、退職医師については、上対馬病院で3名、対馬全体で5人の医師がやめられるという話があっていると。離島勤務につく医者が5名ほどいますので、退職があった場合は補充していきたいという回答を得て、私たちも安心して帰ってきたわけなんです。

 ところがそういうことに、私はいい回答をもらったもんですから、今回の質問に対して安心できるのかなと思ってましたところ、2名の欠員ということで、これは大変なことだなと思っております。

 このときには、私たち対馬市の離島病院の経営委員として4人ほどおりますが、黒岩議員さんと扇作エ門議員さんと作元議員さんは、このときにはみんなで対馬市の医療確保にどうしても頑張ってくださいとお願いしますという切望をしてまいりました。ところがこんな結果なもんですから、本当に残念に思っております。そして、またこのときにも私と同様に、作元議員さんもいづはら病院が医師不足の解消をするために、新しい病院経営の企業団が設立したわけで、対馬の医療、離島の医療が今よりも後退することのないようにという発言をされておりました。そういうこともありまして本当に残念です。

 今度、この議会が終わりまして、26日に離島圏医療組合の最後の定期総会というんですか、定例会があるわけですけれども、多分、市長のほうにも案内状が来ているかと思うんですが、出席されますでしょうか、ちょっとお尋ねいたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今ちょっとスケジュール表を見させていただきますが、私の方には来ておりません、スケジュールを見る限りにおいては。



○議長(波田政和君) 9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) そういうことはないと思う、わかりませんけど。いつも五島の市長さんとか松村市長さんも時々お見えになっておりましたので、対馬市の病院としての理事長ですから、多分案内状来てると思うんですが、もし来てなければ、また再度聞いていただいて、ぜひともこの対馬の現状をこの場で訴えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 先ほど2点ほど、私がこの会議のときに質問したということを言いましたが、もう1点は、療養病床がどんどん政府の施策で減っている中で、老健施設が足りなくて多くの待機者がおられますので、どうにか老健施設の新設はできないかという質問をしたわけなんですが、このときは県の入江さんという県の福祉保健部長さんがおいでになっておりましたので、そのときの答弁といたしまして、老健施設の新設の場合は国の参酌値というんですか、値といって介護対象者の37%以内の基準があり、県ではそれは50%で超えてると。そして対馬市でも47%を超えている。この状況の中では、老健施設の新設は非常に難しいですねという話でございました。また、いろいろの詳しい話もしてありましたけれども、私もわからなかったから、こういう程度でおさめますが、いずれにしてもこの病院関係では、このように本当に医師不足の解消、いい条件のもとにこの企業団というのができてる。それは私たちもこの議会の中でいろいろ意見もありましたが、賛成多数で決まったことで、始まる前の4月1日からこういうことではどうなりましょうかね。本当に私たちも責任を感じております。ぜひともこの件は、対馬市長は今度26日、もし案内状が来てなくても来てもらいたいなという気持ちでいっぱいでございますので、よろしくお願いいたします。

 次、中部し尿処理建設計画でございますが、今お聞きしましたら、22年度に計画して23、24年に工事して25年に稼働という工程をお聞きしましたけれども、実は私も今、冒頭に言いましたように、厳原町議になったのが14年の4月からでして、そのときに即、市民の方からし尿処理の苦情が毎日のように来まして、くみ取りをお願いしても20日もかかる、2週間もかかる、もろもろ本当、毎日のようにきておりました。

 そこで婦人会を通しましてアンケート調査をしましたら、やはり苦情が来たとおりのアンケートでございましたので、そういうことが今すごく頭によみがえってくるわけなんですけれども、そのときの一般質問がこの問題でした。

 それから六、七年経つわけなんですけれども、その間に人口の推移を見てみますと、16年の3月1日に合併したわけですが、それから現在の21年の2月末の人口を見てみますと3万6,800、これを3月までと考えてみますと、大体高校生が3月出ていきます。それから年寄りといいましょうか、平成18年の3月に策定されております対馬市総合計画の中では、65歳以上の老人の方が28.26%ということで、すごく高齢化をしております。

 これを考えますと、もうやがて30%台になるわけでございますが、こういう自然減を含めまして、約この5年間で3,900から4,000の人口減でございます。この4,000人の人口というのが、どのくらいのものであるかということをちょっと、ことしの2月末の対馬市の人口から見てみますと、大体豊玉町が3,988人となっておりまして大体4,000人です。今の人口からいって、豊玉町におられます人たちすべてがこの5年間におられなかったという単純な計算ですけれども、そのようになります。そういうことを考えると、今から先も今言いましたように65歳以上の老人の方が増えるわけで、こんなこと考えたときに、今言われましたように、やはり中部に必要なんだろうかなと思っているわけなんです。

 議員になりたてのときに、すごくそういう苦情もどんどん来ておりましたが、今は一切聞きませんし、緩和されていい方向に向かっているなと思っていますので、この処理場をつくると20億からかかろうかと思うんですけれども、これから先も人口減がかなりあると思うんですが、この対馬に三つのし尿処理場が要るのかなという気がしております。

 そういうことで今、市長も言われましたけれども、中部のし尿処理場が平成4年にできて、その間、あとは14年とか17年に改修工事をして、耐用年数を保っておりますが、そこ辺も考慮していただきながら、この計画もし見直しができるようであれば、もったいないなと思う気持ちがしますので、私がし尿処理に取り組んだのが一番初めの仕事だったもんですから気になっております。そういう意味ではどんなでしょうかね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 現在ある3施設を人口減を見通す中で、2施設でもやっていけるんじゃないかというふうなお話かと思いますが、今現在、南の方の厳美清華苑の方は、計画処理量が60キロリットル、それに対して67キロリットルというふうな100%を超える状態で稼働をしております。そして、先ほども言いましたが、中部についても30%を超える稼働です。そして上の施設につきましても、明らかに100%を超えてるところです現段階で。

 人口が減ってるのに何で処理量がという話は十分にわかります。しかし、浄化槽がふえてきたということで、汚泥の処理というのが今大変な大きな問題になっておりまして、処理能力の設定段階におきましても、一般し尿とは別に汚泥分の計算を間違わないようにしていかないと失敗するという状況です。

 実はこの3施設を見直すに当たりまして、逆に中地区の施設を今の旧町で言います二つの自治体に対応した施設ではなくて、今の美津島の方まで包含する中で、一部ですね、この中施設を建設しなければいけないというふうな状況になっております。

 といいますのは、厳美清華苑の方が先ほど言いますように、明らかに120とかいう状況でございますので、そのあたりを負荷を和らげていかなければ、長い間施設がもたないと。そして前回のような迷惑を市民の皆様にかけるということで、処理区域の持ち込み区域の見直し、逆にそれをして3施設でバランスよい島内の処理といいますか、処理をやらなければいけないというふうな状況で、2施設でとてもじゃありませんが、やっていける状況にはなっておりません。

 そういうことで、確かにこのような施設は大変な事業費がかかるわけですけれども、これについては施設もそうですし、区域等も見直しも図りながら、建設に進んでいきたいというふうに考えております。



○議長(波田政和君) 9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) はい、わかりました。やはり計画されているからには、それなりの根拠があってのことだろうと思いますから、私は私なりに人口減のことで考えていたわけなんですが、今から先、こういう工程で進んでいかれると思いますけれども、私が少しこういうことを言いてたなという程度、覚えといていただけませんでしょうか。よろしくお願いします。

 さて、一番最後のこの難しい問題ですが、市長の答弁聞いてたら、民主主義のどうのこうのって大変ごちゃごちゃ難しい感じを受けたんで、私は全くそんな難しいことには全然考えておりません。そういう単純な考えなんです、私は。対馬の中で地産地消という言葉、もう全国的にどこでもありますけれども、これは食育のなかでも食べ物、もろもろが多分そんなふうに使われているし、また、こういう点でも地産地消ということも言えるんじゃないかなと思う。

 対馬の中では、お酒をつくってあるところもあります。おしょうゆをつくってあるところもある。そういうことで、私たちはこういうところをやはり利用してすれば税金も上がるし、そしてまたもう一つは、これはどうしても誤解していただいたら大変困ることなんですが、たばこなんですが、たばこの箱を見てますと、体に悪いということはもうよく書いてあります。それを皆さん承知でのまれているわけですが、そういうことを誤解されないで、たばこを私は奨励しているわけじゃないんで、そういうことを十分考えていただきまして、どうしてもたばこをのまれる方は対馬で買ってもらいたい。出張されるとき、もろもろの用事で島外に出られるとき、これは何かしらの日数に合わせて対馬で購入していってもらえないだろうかということが一つ。

 それともう一つはお酒なんですけれども、もう何人かの方に私しょっちゅう言いますから、おわかりと思いますが、私はお酒を飲みませんけれども、そういう機会が多々あるときに、どうもカウンターで見てみますと、どこに対馬のお酒があるかなと、私は必ずそれを見るんですよ。隅のほうにちょこちょこっとある。さみしい気がいたします。そしてまた、飲み会のときにも対馬の酒はあまり出ません。

 そういうことで、行政的に指導というオーバーなことじゃございませんが、せめて市役所に努めてある方々、そしてここにおられる皆さん、議員さんの方々、それぞれ対馬のお酒を飲もうよと、飲むときは、そういうように自分たちがやはり、普通、セールスマンの方は車でも保険でも、いろいろの会社がありますが、やはり、自分たちのところの商品を使ってセールスされる。そういうことが基本だと思いますので、ぜひとも対馬のそういうものをみんなで奨励するということをお願いしたいと思いますが、市長はその行政の中でそういう指導をしていかれることをお願いしたいんですが、いかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 先ほどの答弁が民主主義の話から入ったもんですから、難しくなりまして申しわけありません。あくまでも私は市民がつくり出す民主主義と、要するに市民がつくり出すということは、市民が自分たちのふるさとの中でふるさとを愛しながらどのように動いていくかということが基本であろうというふうな思いで語らせていただきました。

 先ほどの地産地消の話でございますが、今現在、さまざまなスーパー等で地元産品等が出され、それを皆様、消費者の方々は、少々不格好でもそういうものを愛されて買ってある状況が、いい風潮だなというふうに私は思っております。

 先ほど酒とたばこの話が出ました。私の得意分野です。たばこについては、母ちゃんからがられるほど吸いよります。十分に貢献しとると思っております。それとお酒でございますが、私の性格どおり「こっぽうもん」を飲んでおります。ちなみに、やはりどうしても地元のものという意識も当然ありますし、私がそれを飲むことによって、周りの人たちが自然とそうなってくれればよいなというふうにも思って飲んでおります。そうしますと、ある人は「白」しか飲まなかったんですけど、「こっぽうもん」に替えてくれた人もいます。私は替えろとは言ってません。なかなか人の嗜好品でございますので、それを無理やり進めるのは、ちょっと難しいかなというふうに思いますが、自分の体でそれを表現していけば、いつかわかってもらえるかなというふうに思っております。ただし、たばこは余り勧められたもんじゃありませんので勧めません。それは吉見先生の言いつけどおりいきたいと思っております。

 これから先、今私どもが進めようとしております対馬の産品を加工する形で都会の方に売っていきたいと、それかしか対馬の生きる道はないんじゃないかと。それはある意味、水産物が中心になろうかと思いますけれども、そういうふうな姿勢で臨んでおりますので、対馬の今ここに住んである方々も、当然そういうものを愛していただきながら、そしてできればそれを自分らの知り合いにどんどん勧めていただきながら、取り組んでみんなで輪が広がりながらいければいいなというふうには思っております。



○議長(波田政和君) 9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) 市長は自分のことをこっぽうもんだと考えてあるようでございますが、いずれにしても対馬のお酒も今までは焼酎がなかったようにきいておりましたが、今度できたようでございまして、私も蔵の方を見せてもらいましたが、ことしのお酒の収穫というのですか、それが2月の22日でことしのお酒は終わりましたということで、今から先は5月ごろには焼酎の仕込みをいたしますということでございましたので、また品目もちょっと数えてみましたら10種目ぐらいありますので、いろいろの嗜好に合おうかと思いますので、ぜひとも対馬の商品を日常的に使っていただきたいなと思っております。

 また、お酒とかたばことか、そういうことだけじゃなくして、対馬のセールスマンとしては、やはり対馬をきれいにしていく。先日も対馬の新聞で読みましたが、中村地区の公園にお花を植えましたよといってパンジーとか今植えてありますよね。すごくきれいです。そしてまた、厳原町で女性団体が九つ合わせて団体をつくっているわけですけど、その中で生活改善グループとか漁協女性部とか商工会、母子・寡婦の方、食生活改善グループ、更生保護女性、厳原町母子保健推進委員会、退公連対馬女性部とか、婦人会と合わせて九つの団体が一堂に結集して厳原町9団体ということでつくっておりますが、そこの方でも、やはり対馬の玄関口であります九州郵船の前に二つの花壇をいただきまして、時々は草もよく生えておりますが、責任を持って私たちはその花壇をつくっているようなわけでございます。

 そしてまた、川端通り、東川端通り、西川端通り見てみますと、残念ながら寂しい気がしております。やはりそこの近辺の方、企業の方でもそこのところを少しのことですから、草を取っていただいてまちをみんなできれいにしていく。そして、また老人の方とか高校生とか中学生とか小学生とか、みんな缶拾いとかもろもろして頑張っておりますので、これそのものも、やはり観光客が来られたときの感じとしてきれいにしておけば、やはりひとつの心のもてなしだと思っております。これもひとつのセールスだと思っております。そして、私も個人的には私は出身が福岡県宗像なもんですから、同窓会とかまた実家の方に帰ることが大いにあるわけですが、そのときは手に持っていくと重たいもんですから、対馬のかす巻きとかお酒、先に送ります。そしてまた、時期的には同級生の方が私のところに四、五年前に対馬で同窓会をしたもんですから、そのときにカジメの粉とかいろいろ対馬の産を出したわけですが、すごくカジメの粉、喜ばれまして、それとアオサというんですかアオノリでしょうか、それも喜ばれましたので、もうその時期、今の時期なんですが、いつも送っておりますが、ことしはそれがとれてないもんで、ちょっと電話して謝ろうかなと思ってるんですが、そのように個人的にもPRしているつもりでございます。

 これは対馬市のセールスマンと言うたら何かすごく難しいようでございますが、今、対馬の浮上のためにするんじゃなくして、今自分がこの対馬で生活してる自分のために、このような対馬をセールスマンとなっていただきたい、なっていくべきじゃないかと、いくべきじゃないかと言ったらまた押しつけがましいですから、自分が住んでる対馬を自分のためにセールスしていく、そういう考えだったらスムーズに入っていけるんじゃないかと思います。

 この場を借りてですけれども、私も今回が本当に本当に最後の一般質問でございまして、議員生活最後でございますので、このケーブルテレビを通じて市民の皆様にもぜひとも対馬市のセールスマンに、今自分ができること、自分が生活してくるために自分のためにセールスマンになっていただきたいということをお訴えいたしまして、何かしら自分の個人演説のようになりましたけれども、もう一回そういうことに対して。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 吉見議員の最後の訴えでございましたが、私自身、今おっしゃられるように、今試されているのは市民一人一人の市民力だと思います。回り回って最終的には自分のためになることであります。確かにそのあたりは感じております。市民力を高めていく、そして地域力を高めていって島が高まっていくというふうなことになろうかと思っております。今おっしゃられたことをまた肝に銘じながら市政運営に取り組んでいきたいと思っております。

 ちなみに3月20日に恐らくボランティア団体の連絡協議会というのが立ち上がるという話も聞いております。さまざまな団体が連携しながら、島をいい方向に持っていければと思っております。また、お力添えをいただければと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 9番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) 本当に最後になりまして、行政の皆さん、そして市民の皆さんには大変お世話になりましたけれども、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手)



○議長(波田政和君) これで吉見優子君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。開会は14時から。

午後1時51分休憩

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午後2時00分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) こんにちは。今回の一般質問は最後だという言葉が飛び交っております。私は最後にはなりたくないんですが(笑声)、もしかしたら最後になるんじゃないかなというような心配をいたしました。私の持ち時間は50分でございます。こっぽうもんの市長の明快なる答弁をお願いいたします。

 早いもので議員に当選させていただきましてから4年が過ぎようとしております。この定例会が最後の定例会になるわけでございますが、この4年間、議員として市民の負託に応えることができなかった点について、まずおわびを申し上げます。市長はどうでしょうか。きょう、私どもの上野議員の方から有効求人倍率の話がございました。確かに0.14でございます。0.14というのは100人のうちに14人しかその職につけないわけですよね。ものによっては1人の求人に対して30人以上の申し込みがあったと聞いております。これはもうどげんしようもこげんしようもないですよ、これは。そういう状態です。非常に大変な状況でございます。

 市長は就任のときに企業誘致についていろいろとお話されました。大型の企業誘致よりも第1次産業を中心とした企業誘致の方がいいんじゃないかと。そして5人でもいいし10人でもいいし、小さい企業誘致がやりやすいんだということで頑張っておられたようにありますが、その後どうなったのかなと思うんですが、かけ声だけだったのかというふうな気がいたします。

 それと、この1月にアメリカの大統領が就任しております。オバマ大統領、この大統領がよく使う言葉にチェンジという言葉があるんです。変化や改革という言葉をよく使います、本人が。このチェンジという言葉をこの対馬に当てはめたときに何がチェンジかなと考えたら、これが一つあるんです。この本会議の冒頭に施政方針演説の中に、このくだりが私は見つけたんです。一番最後の方なんですけど、こう書いてあります。「離島対馬という地の利を生かし、改革の火種が地域マネージャーとして島内の各地域に入り込んでいく。市役所職員の心から市民の皆様の心に移す作業が積み重ねられたとき、まさに人の和ができ上がります。その瞬間から改革の炎は燎(りょう)原の火のごとく、瞬く間なく島内すべてで燃え盛るはずである」と、このように言っておられます。この燎原の火のごとくに早いチェンジをお願いをしたいと思います。

 市長はよく対馬のことを100年後の対馬をよく考えておられるそうでございますが、私はこの2カ月後の5月もなかなか真っ暗で先が見えない、真っ暗やけども何かやらんといかん。市民の声を生かすために、私は先に通告をしておりました3点についてお尋ねをいたします。

 まず、第1点は入札制度の改革、第2点は地元企業振興対策について、そして3点目は子供のための知的障害の施設について、この3点について御質問をさせていただきます。

 まず、第1点の入札制度の改革について。現在は一般競争入札が主でございます。この対馬の地理的状況、上から下まで3時間以上かかります。そして一つの小さい仕事でも比田勝から厳原に来たり、厳原から比田勝に行ったということになっております。今のこの方式は、対馬の入札制度にそぐわない。

 そこで、市長も大変お忙しいようでございますので、私が絶対完璧というような制度を考えましたので、まず御説明をさせていただきたいと思います。この赤い字で「入札制度改革大綱」、三つございますが、まず1,000万円以下は旧6町区域による指名競争入札による(厳原方式)。2番目が1,000万円を超え、かつ1億以下は下・上地区による指名競争入札による(厳原方式)。3番目が1億円を超えるものは、対馬全区域による一般競争入札による(厳原方式)。この厳原方式が非常なポイントでございまして、この下に書いておりますが、厳原方式とは同時または一定期間内の入札において、1回落札した業者は再度入札に参加できないというふうに、私は厳原方式を認識をしております。そして米印が二つございますが、これは最低限度価格については長崎県に準ずる。これについては、上野議員の一般質問の中で「一定期間」ということはこれでいくということでございますが、随時このような形でいっていただきたい。そして米印、もう一つ、業者は対馬市内の業者のみ、対馬の業者のみにするという、こういう完璧とも言えるべき大綱をつくりましたんで、ぜひ市長のお持ちの大なたを振るって、これを実行していただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。

 それと2点目ですが、地元企業の振興対策について。今、美津島町の高浜で衣料関係の大型店舗の進出があると聞いております。もしそれが本当であれば、地元の関係業者は大変な影響を受けるわけでございます。大手企業というのは、会社全体、グループ全体で大量に品物を安く購入するんです。そして安く売ることができる。しかし、地元業者はそのようなことができないんです。じゃ、どうすればいいのか。その大店舗をくい止めるべきではないか。それが振興策になるんじゃないかと。

 じゃ、どういう形でくい止めるのか。これは都市計画法による規定、範囲としては厳原町、そして先ほど申しました美津島町、これを規定をする。すなわち市の条例において一定の建物の制限を加えると。それが今、対馬で企業として頑張っておられる方の支援になるわけでございます。この市独自の条例の制定ができないかという点が2点目でございます。

 それと3点目でございますが、これは教育長の方でよろしいんですか。この知的障害者の施設について、この施設というのは子供のための特別支援学校分教室というのがこの施設でございます。この対馬、知的障害者が全島で約300名ほどおられます。そして、子供たちが約30名ほどおられます。この子供たちの保護者が、分教室の開設のために今、会をつくっておられます。会というのは、「対馬に特別支援学校分教室を望む会」という会をつくって、仲間で手を取り合って頑張っておられます。この障害を持つ父兄、保護者の方、これは日常生活にも大変苦労されております。特に、子供が急に行動を変えたりとか、そういうときにはただただ横で見守るだけと。救うところがないわけでございます。そういうときにこそ、この分教室があれば、子供、保護者、安心して暮らせるわけでございます。この島に住むという、それだけで障害と離島という二つのハンディーを負うわけです。その中で保護者や子供たちは頑張っております。これに対して市がどのような取り組みを持っておられるのかということをお尋ねいたします。

 実際に離島で1カ所できております。その案内をさせていただきたいと思いますが、これは壱岐市の分です。場所は郷ノ浦、ここに盈科(えいか)小学校というのがあります。その一部を借りて長崎県の虹の原養護学校壱岐分教室が、平成19年、2年ほど前に開設をされております。そして、ここは小学部、中学部だけでございますが、小学生が7人、中学生が3人の計10人であります。そして、これに携わる職員の方が何と10人もおいででございます。この開設については、地元の強い要望により開設をしたと聞き及んでおります。壱岐でもできるんですから、ぜひ対馬でもやっていただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 通告書でいただきました3点以外に、前もって3点御質問がありましたので、その部分から答えていきたいと思います。

 選挙公約の中で企業誘致については小規模な企業誘致を考えているということだったが、その後どうなのかというお尋ねだと思っております。これにつきましては、正直言いまして多くのところに回っているわけですけれども、昨年の秋以降のこういう経済状況の中で、企業誘致というのがままならない状況に至っております。これはもう私が今の経済状況、そして企業誘致が不可能な状況になるということを見通せなかった私の不徳のいたすところであろうというふうに思っております。

 そこで、昨年の秋以降につきましては、島内の産物を大量に扱っていただけるような業者さんを訪ねて行っているというのが実情です。そういう中で、少しずつではありますけれども、明かりが見えてきたかなと。新しい今までの流れでないところの流通が見えてきたかなというふうに思っております。

 それと、職員が火種を市民のほうに移していくと。それは燎原の火のごとくに広がらせていかなければいけないという表現だが、それについてはどうかという話もありました。まさしくこの4月から動き始めます、全島で動き始めます地域マネージャー制度というのが、その燎原の火のごとくという部分に当たろうかと思います。職員もそれなりに一生懸命、この4カ月、モデル地区で動き始めておりますし、それを見ている新たな地域に入る職員も頑張ってくれるものだというふうに思います。

 さらに、この地域マネージャー制度につきましては、この3月末に内閣府の方を訪ね、新しい年度の補助金申請等を今、担当の方は何千万という単位で手を挙げる、恐らく一件審査の中でどういう形になるかわかりませんけれども、職員はそういうつもりで燃えてくれております。恐らく職員のその気持ちが市民の皆様に移されるんではないかと、私は期待しています。

 それから100年後の対馬ということで、これについては私と小宮議員とはどうも解釈の違いがいつもあります。私は100年後に住んでる対馬の人たちに責任ある形で渡していかなければいけないという100年後でありまして、決して2カ月後、小宮議員の先が見えないという話がありましたが、私も市民の皆さんが今、先が見えない状況というのは当然見ながら、足元を見ながら歩んでおるつもりでございます。100年後については、もうこれで終了したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 では、通告していただいておりました入札制度の改革の部分で、新しい方式を御提案いただいたところでございます。本市の建設工事は、平成18年度から原則として、もう御存知のように一般競争入札で低入札価格調査制度に基づく入札契約を実施している状況です。建設工事等につきましては、特殊なものあるいは特別な事情等があるもの以外は、現行の一般競争入札での実施と考えております。

 今申し上げました特別な事情等があるものというものにつきましては、今回のような緊急経済対策であります。地域活性化・生活対策臨時交付金事業につきましては、まさにこの特別の事情に相当するのではないかというふうに考えております。よりまして、この臨時交付金事業につきましては、できるだけ早期に発注する必要がございますので、指名競争入札による入札も実施いたす考えであります。なお、指名方法等につきましては、指名審査委員会で地域要件等を考慮に入れ、検討をする予定です。御理解のほど、よろしくお願いいたします。

 90%の最低制限価格の件につきましては、先ほど上野議員から同趣旨の御質問がございましたので、答弁は割愛させていただきます。よろしいでしょうか。

 次に、地元企業の振興対策ということで、大手企業が進出しそうな美津島地域と今の既存の商店のかかわりの問題のようにありましたが、大型店舗の進出の抑制という問題と、市条例制定による建物等の制限により、地元業者の保護を図るということでありますが、これは自由な経済活動発展と地元商業者の保護の問題及び消費者のニーズである、「よい品を自由にそして安く買う」といったことを抑制、もしくは規制するといった問題を抱えております。

 以前は大型店舗の進出につきましては、昭和49年に制定された大規模小売店舗法に基づき、大規模店舗が出店しようとする際に、既存商業者との需給調整を行っておりましたが、この法律は平成12年に廃止となり、代わって大規模小売店舗立地法と中心市街地活性化法が制定され、また必要に応じて大規模店舗の立地規制を行う制度が都市計画法に盛り込まれ、いわゆるもう議員は十分に御存知のまちづくり三法が制定されたところであります。

 近年、規制緩和が進む中で、現在、大型店の出店の届け出は、平成12年6月に施行されました大店立地法により行われており、立地に関しましては周辺地域の生活環境保持のため、出店者による施設の配置、運営方法について適正な配慮が確保されることにより、小売業の健全な発達を図り、経済及び地域社会の健全な発展、国民生活の向上に寄与することとなっております。

 この中で対象となる大型店の範囲でございますが、これは店舗面積が1,000平米を超えるものとなっております。また、届け出があった場合は、店舗の名称、所在地等が縦覧に供されることになっております。

 また、小宮議員が最も得意とされます建築物の制限につきましては、建築基準法と都市計画法とで、都市計画区域内に用途地域を指定し、建築制限を行うのが一般的な方法でありまして、対馬市における都市計画区域内の用途地域の指定については、昭和43年に決定され、その用途地域内においては建築制限が生じております。

 なお、近年美津島市街地付近においては大型開発等が見受けられることから、どのような形で抑制するのか、周辺からの懸念も多く出され、将来の健全な市街地を構築するため、都市計画区域拡大の方向で見直し検討を現在行っているところでございます。

 このようなことで、現時点では大型店舗、島外からの出店に対しては1万平米以下であっても規制することは、ある意味できませんが、一方では出店により雇用拡大等の利点も考えられますので、慎重な取り扱いが必要だというふうに考えております。

 3点目については教育長の方から。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 失礼します。知的障害者の施設についてということで答弁をさせていただきます。

 知的障害を始め、肢体それから情緒等に障害のある児童・生徒は、対馬市内の小中学校の特別支援学級に就学するか、もしくは対馬の地を離れて特別支援学校に就学する子供もいます。

 そこで、障害の程度に応じた専門的な教育の場が、対馬市内においても必要であるということは痛感をしております。御承知のとおり、特別支援教育を推進するために、学校教育法の一部が改正されまして、特別支援学校がセンター的役割を担い、小中学校等に在籍する障害のある児童・生徒の教育についても助言、援助に努めるということが規定をされております。また、障害がある児童・生徒の指導に当たっている教職員の研修機関、特別支援教育の調査・相談機関も必要でありますけれども、対馬市には設置されるまでには至っておりません。

 このような状況を踏まえまして、一人一人に応じたきめ細やかな教育や指導を実践するために、就労につながる職業訓練の場としても、対馬市内にも県立養護学校の分教室等の施設設置が必要であるというふうに考えております。

 先ほどお話に出ました、対馬に特別支援分教室をつくる会というのがあるというようなお話でしたが、実はそれは対馬にも「特別支援学校の設置を望む会」という会が最初にありまして、その会と話し合いをしました折に、特別支援学校というと最初からなかなか難しいので、まず分教室の方にやったほうがやりやすいんじゃないかというようなことで、私どもと話し合いをする中で多分、この特別支援分教室をつくる会ということになったんじゃないかなと思います。

 昨年8月に市長と一緒に高校の存続について、県の教育委員会に行った折に、分教室の開設についても話をいたしましたけれども、実は教育長会とか都市学校教育課長会を始め、あらゆる機会をとらえて対馬市の課題として要望を続けているところでもあります。県教育委員会に分教室の設置というのは新聞にも載っておりましたように、これは21年の2月20日の長崎新聞に載っておりましたけれども、特別支援分教室が下五島それから北松の両地区に新設をされるというようなことが載っておりました。私どもも対馬にもぜひということで、強く要望しておるところでございます。また、今後も要望しなければならないことと思っております。

 実は、この件につきましては、昨年の12月、県議会において本島出身の永留県議の質問に対しまして、県の教育長は対馬地区については現時点での推計では、一定規模の児童・生徒数が継続的に見込めない状況にあることや、地域によっては通学時間が長くなることなどから、分教室の設置は難しいという答弁がなされております。

 教育上配慮を必要とする子供たちがふえつつある現在、特別支援教育体制の確立と教職員の意識啓発及び充実は、対馬市にとっても大きな課題の一つとして取り組まなければいけないというふうに思っております。今後とも分教室の開設につきましては、保護者など関係者を始め関係機関とも十分に連携をとりながら、働きかけを根気強く要望してまいりたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 第1点目の入札制度の改革についてを先にしたいと思います。

 さきの第6号の補正の中で、地域活性化・生活対策臨時交付金の事業については、指名競争入札も含めたものを考えておると。そして、130万円以下のものについては、随意契約でやりたいというふうな答弁がございましたが、その方針は変更はないんでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 全くその後もぶれておりません。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) では、随意契約の130万円以下の分です。これも随時やるということですね。

 それで、随意契約なんですけれども、小さい工事ですから、たくさんの行政区がありますけど、180ぐらいあるんですけど、その単位単位で小さいのがもし出るとすれば、その地域におられる業者の方に1業者のみに見積書の提出をお願いをすれば1業者にできると思うんですが、そうしなければ、ほかにもいっぱいございますので。

 というのは、この対馬市の契約規則というのがございます。ここに基本的には2業者以上の見積もりを提出しなさいよということが基本ですが、この一番下のくだりに、契約の目的または性質、その他のやむを得ぬ場合には、1業者だけでもいいですよという、わざわざ規則がございますので、ぜひこの規則を十二分に活かしていただいて、その地域に1業者しかなければ、そこに見積もりをお願いをするというふうにお願いしたいと思うんですが、その分はどうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 御提案いただいておりますけれども、その件につきましては執行権の侵害かと思っております。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 私は要望を言いよるんです。そういうふうにしていただきたいなということを要望を言っとるんですから、それはそれでいいでしょう。

 それと、最低限度価格です。一定期間は県に準じて90%にするということですが、この最低限度価格というのはどうして決めるか、決まっているかというと、これは地方自治法によって決まっとるんですが、ここに、これもまた一緒なんですが、対馬市契約規則最低限度価格というのがあります。これは予定価格の3分の2を下らない範囲内において定めなければならないとなっとるんですが、3分の2というと約67%よりも下がったらいけませんよという決め方をしとるんです。逆に言うと100%でもいいですよということだと思うんです。それで90%ということは県と一緒でございますから、何か県に勝てるようなものはないかということになると、90%を95%、これぐらいしか県には勝てませんけれども、その辺はどうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 90を95にしたとき、どういうことになるかということは、十分に小宮議員はわかってあると思います。まして小宮議員は財政再建論者としてたびたび質問をなさっておられます。そういう中で今のような御質問をされるということは、私は整合性がとれておらず、自家撞着症状が起こっているんじゃないかというふうに私は思えてなりません。(笑声)



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) ちょっと発言が過ぎるんじゃないですか。御注意をお願いしたいと思います。

 90を95にしたとしても、申しますように幅が小さいですから、財政的にはほとんど影響ないと思います。ただ、それよりも今のような状態、経済が閉塞化しているこの状態が、市長は1年かそこらと底が見えると言われるけれども、まずもってそれはないですよ。株価も暴落です。やがては7,000円を割るような状態ですよ。そういう中で、やはりこの1年、2年は緊急的な対策として、ばっと95%ということは私は必要だと思いますけどね。時間がありませんから、それはよく考えといてください。

 それともう一つございました。先ほどの大綱の中に、地元の業者のみというふうな表現をしておりましたが、これ地元業者だけでできるんじゃないかと思うんです。特殊な工事は別として。そしてこれは入札参加の資格の表なんですよ。ここに資格、建設業の登録等いっぱいございますが、ここに営業所などという表現があるんです、これ資格の分です。ここに対馬市内に建設業法第3条第1項の本店または支店などを有していることと、こう書いてあるんです。だから、これは地元の業者に仕事をさせようと思うたら非常に簡単なんですよ。この本店、下にまたは支店などがありますが、これを省けばいいんです。私もこれ省くようにつくってきたんです。(笑声)そうするとですね、こうなるんですよ。インク代も要らんし、本市内に建設業法第3条第1項の本店と明記すればいいんです。そうすると、対馬市の業者しかできないんですから。特殊な場合は別ですよ。こういう考えはどうですか。私はすばらしい考えと思うんですけど。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) いろんな案をつくっていただき、いろんな御提案をいただいておりますけれども、長年、対馬の中で支店を置かれて、そして対馬の島民の方々をその支店は雇用をされて、十分に対馬の経済に寄与されていると私は判断をしております。そういう中で、今の考え方を変えるというつもりは今もってございません。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) わかりました。もう一度お尋ねしますけれども、以前の一般質問のときに私が申しておりましたが国土調査の件。地元5業者でお願いができないかと、地元の仕事は地元でということをお尋ねしたときに、検討してみようということでしたが、検討はされましたか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 大浦副市長の方に答弁をさせます。



○議長(波田政和君) 副市長、大浦義光君。



◎副市長(大浦義光君) その質問は前回の質問にあったかなと思っております。ことしから3業者、島内の3業者が指名で入っております。それ以前は1業者だったんですけど、ことし20年度にその資格をとられた業者があと2業者。ですから今言われた5業者の方が島内に資格を持った業者ということになります。

 となると、あと1カ所あるわけです。6地区でやってますから、となると6地区を5業者でということになりますから、一つの業者が二つとれば可能かもしれませんが、島外の地籍調査専門の会社も指名に入れておりますから、そこらあたりが果たして指名競争ですから、5業者の方が6地区をとる、結局1業者が二つの地区をとるかどうかということは、入札の結果が出ないとわからない。島内の5業者だけで入札するということは今のところはまだ決定はいたしておりません。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 島内に6ブロックにわけておるんで、地元の業者5業者しかいないんだと。もう1つあるから地元の業者だけではだめだというお考えなんですか。そりゃおかしいんじゃないですかね。6ブロックあったとしても地元でできるわけですからいいんじゃないですか。それとですね、なぜこういうこと言うかと言うと、向こうからきた業者は交通費、これはプラスアルファで支払うんですよ。対馬の業者がとれば交通費は要らないんですから。それだけ最初から安くできるわけですよ。そして対馬ですればいいんですよ。わざわざ向こうから呼ばんでも、呼んだらお金が別に要るんですから、1割から2割余分に要るんですよ。先ほど言われるように財政が厳しいならば、地元にさせればその分浮くんじゃないですか。どうなんですか。



○議長(波田政和君) 副市長、大浦義光君。



◎副市長(大浦義光君) 確かにそうです。島外の業者が落札されると当然旅費が加算をされた契約になります。ですから、島内の5つの業者が可能であれば、例えば1つの業者が2つの現場管理ができるような状況であればそのことも可能かなと思いますから、そこら辺については可能な限り、その現場管理人等の資格の数等を含めて様子を見ながら検討してみたいなと。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 様子を見ながら、地元のために頑張っていただきたいと思います。それで入札の件は終わりですね。

 それと、この地元企業の分ですが、大型店舗の分、御説明ですと、現在都市計画において見直しと申しますか、それも含めて調査をしておるということはお聞きしております。これを厳原の方は都市計画がありますが、美津島は都市計画ございません。それで、いろいろな問題がございますよ、確かに。消費者の問題とか、いろいろな関係がございますが、既に五島はこれをつくっておるんですね。去年つくっております。

 ここにその条例があるんですが、これは福江の都市計画なのですが、特定用途制限地域の決定ということ既に条例化してます。ただ、なぜその時期に条例化したかと言うと、もしもの場合に備えて、大型店舗が急激に入ってくるとか、もしもの場合に備えてこれをつくっておるんですよ。今計画をされておるということですから、都市計画の見直しを含めて、ぜひ五島の方も参考にしていただいて、できれば都市計画区域内の厳原地区は早くできますので、それに対応して都市計画と並ぶような準都市計画区域も設定ができます。そこにも建物制限の網をかけることはできますので、準都市計画も含めた、せっかく検討してあるということですから、それも含めた範囲で地元の企業の事業者の保護を図っていただきたいと思います。

 それと、知的障害者の施設の分ですね。先ほど教育長の御答弁ですと、この選出の永留県議が一般質問をされたというお話をされましたね。しかし、一定の人数が、生徒がそろわないので非常に難しいんだという話をされました。それは教育長の答弁という話でした。ですよね、間違いございませんよね。

 たしかそれは、私が申してます、この分教室、小学部・中学部ではなくて、それは高等部だと思いますよ。ですよね。高等部に対して、ある一定の人数をとらなければしないという答弁だと思いますが、それでいいんですよね。はい。私、申し上げてるのは、小学部・中学部の分ですから。先ほどの県の教育長の答弁は高等学部ということでいいですね。

 今、五島でも、そういうつくる会ということで頑張っておられる方もたくさんおられます。やはり保護者の方は大変なんですよ。教育長は話も、その関係者の方と話も何回も重ねられたということですが、本当大変だと思います。私も話す機会がございまして話をさせていただきました。本当涙がこぼれるような話をよくされるんですね。

 それで、もう時間も大分少なくなってまいりましたが、行政が相手の話を持ってくるまで待つんじゃなくて、相手の方に行政の方から足を踏み入れて、そうすることによって早く物事が解決しますので、本当に大変なんですよ、保護者の方は。それで、先ほど申しましたように行政の方から、自分から足を相手側に踏み入れて、そしてこの分教室の開設に努めていただきたいと思いますが、再度。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 私が先ほど申し上げましたのは、いわゆる高等部の方です。なぜ高等部の方かといいますと、対馬市の場合には各学校に特別支援学級というのが充実をしておりまして、それで私どもがほしいのは高等部の方なんですね。

 それで、高等部の方が先ほど申しましたように指導、助言とかそういうのができますので、それで高等部の方をお願いしたいということで、永留議員の方にもお願いをしたという状況なんです。質問をお願いしますというようなことでお願いをしたわけですが、先ほど言われましたように私どもの方から、この設置についてお願い、踏み込んでほしいというお話ですけれども、特別支援教育連携協議会というのがありまして、そこの中で今調査中でございます。というのが地区が広いので、通学に時間がかかる等の問題がありましたので、それでそこで調査をして、果たして高等部の方に対馬にできたら入学しますかというような、そういうことも含めて今調査をしているところでございます。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 私も、高等部の分教室については調べてみました。確かに人数的なこともございます。だから、ぜひ対馬に、まず先にできるのは小学部・中学部の分教室がより早くできる可能性がございますので、ぜひ教育長言われた連絡協議会なり、先ほど申しました分教室を望む会とも十分協議をしていただいて、早い開設をお願いしたいと思います。

 以上で終わります。



○議長(波田政和君) これで、小宮教義君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。

 開会は15時から。

午後2時50分休憩

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午後3時00分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、18番、作元義文君。



◆議員(作元義文君) 朝から最後の言葉がよく出ておりますが、私はきょうの最後でございますので、ちょっとお疲れでございましょうが、しばらくよろしくお願いしたいと思います。

 それでは通告をいたしておりました3点につきまして質問をいたします。

 まず、1点目でございますが、対馬・壱岐・博多のフェリー便についてでございます。対馬と本土を結ぶ人や物の流れにおいて、最も重要であり、いわば国道としての役割をしている航路であります。特定の名前を出して非常に恐縮でございますけれども、大川海運の貨物専用のフェリー便、これが10月末から1便体制に変わりました。いろいろな事情があってのことであろうと推察をするわけでございますが、残る朝の便になりますと、九州郵船の朝8時50分の対馬発の便になるわけであります。

 実はこの1便のフェリーに、対馬で水揚げをされたスルメイカあるいはヤリイカ、ヨコワ、こういったものが福岡の市場や、そしてまたその上の方まで、大阪、京都、東京、こういったところまで送られている状況であります。市長も少し事情は聞かれていると思いますが、この1便のフェリーに対馬からの保冷車が乗れない、こういった実態が発生している状況であります。対馬の鮮魚の運送会社、各2台ずつの枠があるようですが、例えば対馬から全部乗れても壱岐・博多間の予約の状況次第ではいったん壱岐で下船をし、壱岐からの貨物便や車両を船に乗せて、そのスペースがあれば再度乗船させるというような状態であります。

 もし、壱岐からの車が多くていったん上がった車が乗れない場合、このときには壱岐の石田か、あるいは芦辺から乗船をして、唐津回りで福岡の魚市場へ荷物を持ち込むというような今体制がとられております。私は、この日本でも3番目に大きな島である対馬がこういった輸送体制で本当にいいのかなと、このような状態でいいのか非常に危惧をしているところであります。

 市長これ、何としてでも解決をしていかなければ、対馬の漁民はもちろんですけれども、対馬の物流に対して大きな私は混乱が来してくるというふうに思いますが、いかがでしょうか。お尋ねをいたします。

 次に、2点目でございますが、今上天皇の行幸啓の碑の移転について。私も、国境離島等の委員会等で島内の視察をさせていただきました。韓国の資本も入って観光客もふえ、対馬も活気を呈している部分もありますし、また韓国との交流、これも大切であります。そういった中で、竹敷の韓国のリゾートホテルを昨年12月の20日、国会議員団多数訪問をされました。そのホテルの敷地の一角に現在の日本の天皇であられます今上天皇の行幸啓の碑が建立されております。これは御存知であろうと思いますけれども、平成2年の5月に国見町で第41回の全国植樹祭が開催をされた折に、地方事情御視察のため5月21日に対馬を訪問され、当時の大洋真珠を訪れられた記念として建立されたものというふうに聞いております。

 今は買収をされておりますホテルの敷地の中でありますので、そのホテル側との、もし話し合いができれば、日本の人、日本人が、みんながいつでも行啓、手を合わせることができる場所に移転をすることができないか、対馬市としての考えをお伺いするものであります。

 次に、3点目でございますけれども、対馬市の成人式の日程について。先ほど吉見議員の方から分散化とか、いろんな成人式についての質問がありましたけれども、私は、対馬市の成人式は成人の日の祝日の前後に設定をされ挙行されております。県内の各市や町の状況を見ると、正月の3日、4日ごろに実施をするところがふえてきているように思われます。いろいろと話を聞きますと、近ごろの成人者は非常に学生が多くなっております。正月と成人式と1週間近くも間が空きますといったん帰って、また対馬に成人式のために戻ってくると。2回も島に渡って来なければならない。その経費も親としてはばかになりません。また、市の広報でのインタビューにもありましたけれども、4名のインタビューの中で3名は学生でした。1名は働く成人でしたけれども、この厳しい経済の状況の中で、親や家族の負担も大変ではないかと思います。

 成人式と正月と一緒にお祝いができるような設定はできないものかと思いますが、いかがでしょうか。また、先ほどのアンケートの中では、この分散化とか成人式のあり方とかいうアンケートは市長の方から答えがありましたが、この日程についてはアンケートされたでしょうか。そういったところをお尋ねをいたします。

 よろしくお願いします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 作元議員の御質問にお答えします。

 まず、壱岐・対馬フェリーの件でございます。旧大川フェリーといいますか、あの件でございますが、この壱岐・対馬フェリーが1便体制になり、午後の便だけになりましたので鮮魚輸送に利用できなくなり、九州郵船のフェリー1便を利用しておりますが、作元議員がおっしゃられたようにイカ等の盛漁期、11月から3月ぐらいの間には、厳原港で保冷車の積み残しが起こることがあります。

 また、対馬と壱岐の積み込み枠の設定があり、厳原港ですべて積み込んだといたしましても、壱岐での積み込みが多いときは対馬の保冷車が降ろされ、壱岐から呼子経由等で運送していると聞いております。そのことによる時間のロスは約3時間10分ほど出てると想定されます。どちらの場合も福岡到着時間が夜間になるため、九州管外での競りにかけるのが一日遅れになることが多くなり、鮮度が落ちて、価格が落ちることに当然なります。

 このため漁協組合長会が、壱岐・対馬フェリーの午後出航便を午前に変更して保冷車の利用ができるよう要望いたしましたが、水産物の利用が4割、一般商品が6割の利用率で水産物は量的に不安定であり、福岡からの入港便を優先させる必要があり、要望には応えることができないというふうな回答をいただいておるそうでございます。

 また、漁協組合長会としては、九州郵船のフェリー積み残し、壱岐での途中下車は、組合にとって大変大きな問題であり、比田勝港午後発のフェリーげんかいを午前発に変更してもらう要望を九州郵船に行うことにしているとのことであります。

 私も、当然ながらこういう状況をそのまま見逃すわけにはいきませんので、一緒に行動はしたいというふうに思います。なぜならば、鮮魚等のこの海上輸送問題は対馬にとっての生命線でもあります。市といたしましては、組合長会と共同歩調で一体となって取り組んでいきたいと、この問題については思っているところであります。

 次に、行幸啓の碑の移転についてでございます。建立の経緯については、ただいま作元議員が説明されたとおりであります。繰り返すようで申しわけございませんが、平成2年の5月21日に両陛下が、大洋真珠株式会社の真珠加工場にお立ち寄りになられたことにより、平成6年5月21日に当時の大洋真珠株式会社取締役社長が建立されたものと認識いたしております。

 その後、真珠養殖業の衰退のため土地が処分され、現在は有限会社TSUSHIMA RESORTが宿泊施設として利用されておられます。記念碑も今は宿泊施設の用地内にございます。しかし、この記念碑は、その地にお立ち寄りになられた、その場所であるがゆえに建立されたものであり、そこに意義があるというふうに思います。

 移転についてはいろいろな論議があると思いますが、建立についても行政側ではなく、民間の法人が整備されておりますので、移転については民間サイドで進められたほうがよいのではないかというふうに考えます。

 なお、宿泊施設の支配人のお話では、用地購入時には記念碑の周囲は雑草で覆われていたということでしたが、特別な記念碑であるため管理には注意しているということであり、今は周囲にサツキ等が植樹され芝生が張られております。また、見学者は観光客や島内からの方がたまにあるということで、支配人さんによると見学には応じているということでございます。

 次に、成人式の日程についてでございます。これについては、先ほど吉見議員の質問に答える際アンケートということの話をしましたが、日程についてもあわせてアンケートをとっております。それを踏まえて答弁をさせていただきたいと思います。

 成人式開催日変更については、島外に居住されております新成人は、正月休みと成人式開催日の2回対馬入りする結果となり、当人はもとよりその保護者の方の経済的な負担は容易に想像することができます。

 この件につきましては平成21年対馬市成人式でアンケートを行い、成人式の開催日についての項目を設け回答をいただいております。成人の日の前日、日曜日の開催を選択した方は205人中129人で、割合としては62%でした。成人の日の前日も、島内の新成人にとって参加がしやすい日であることが判明しております。1月2日から5日までの日を選択した方は15%でしたが、このアンケートには会場入りできなかった新成人の意見は反映されておりませんので、日曜日を都合がよいと考える島内新成人の意見を優先すべきか判断に、正直言いまして苦しむところです。

 新成人を祝い励ます式典には欠かせない来賓者の御都合をも考えると、開催日の変更について正月休みの期間中にするというわけにはいかないのではないかというふうな考えもありますが、引き続き新成人の意見を聞くなど広聴に努め、今後の課題とさせていただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 18番、作元義文君。



◆議員(作元義文君) 今の1点目から質問をさせていただきますが、組合長会が九州郵船へ要望されたという今市長の答弁ですけれども、私は行政として、このやっぱり路線については壱岐・対馬・博多のこの重要路線については、やはり行政もその中に入って、そして私は壱岐市、あるいは県、こういったところも一緒に私はこの話し合いをするべきではないかなというふうに思っております。

 対馬から積んでいかれる便は、例えば先ほども申し上げましたけれども、鮮魚の1便というのはイカにすれば生命線なわけでありまして、これは午後の入札にかかるわけです、福岡の。朝積んで午後の入札。これがもし積み残しということになれば、翌朝の競りにかかるわけで、イカは極端に色が落ちて、商品価値がなくなっていくわけで、どうしてもこの便の確保は、私は市もかたって交渉するべきじゃないかなと。今からヤリイカの時期を迎えてきますが、スルメイカについては少しいろんな変色もヤリイカに比べると少ないわけで、ヤリイカになると極端に私は値段が狂ってくるのではないかと。ほかに便があればいいですけどもね。

 壱岐市にしてみれば、壱岐から福岡、唐津、呼子回りで便は5便ぐらいあるんですよ。その5便を利用していただいて、対馬から乗る1便の鮮魚便については壱岐で降ろさないように、私は行政の力強い抗議ということではありませんけれども、壱岐市とも私は話し合いをしていただきたいなというふうに思うわけですが、いかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今、作元議員がおっしゃられた件につきましては、航路対策協議会という形で、このことは最初は想定はしておりませんでしたけども、違う形で協議会を壱岐とともに立ち上げておりますので、その場に正式に上げたいというふうに思っております。

 当然、壱岐、対馬だけではなかなか協議が進まない部分もあるでしょうから、県の方にも仲介といいますか入っていただきながら、物事を早い時期に解決できるように努力したいと思います。



○議長(波田政和君) 18番、作元義文君。



◆議員(作元義文君) ぜひ、そういったふうにしていただきたいと思いますが、昨年、市長も一緒に幹事長のところに行ったことがありますね。そのときに島根県の話をされました。島根県のこのフェリー便については、県が船を建造して、そしてその運送会社にチャーターで貸してあるという話をされました。九州郵船は先ほど市長からフェリー「げんかい」の上対馬の話もされましたけれども、非常にこの「げんかい」については、もう26年ぐらいたっているんじゃないですか。そして600トンぐらいですか、いう老巧化された船でありまして、ぜひ私はこの件についても上対馬の人の許しが得られれば、やはり朝の8時半か9時に上対馬を出港させるということになってくると、福岡に3時ぐらいには到着するわけで、先ほどちょっと上対馬の議員さんに話をしてみましたところ、上対馬の住民の人たちは朝の便のほうがいいよという話をされてると。

 そういうふうな体制がもしとれるとすれば、まあ九州郵船の方とすれば、同じ時間に福岡にフェリーが2隻、3隻入ってくるので、その係留の部分でいろんな支障があるみたいですけれども、三、四十分の私は差をつければ荷物の積みおろしはできるんじゃないかなと思っております。ジェットフォイルの問題も上対馬から取り上げたような格好になりましたけどもね、やはり私は県にこの上対馬のフェリーの新船建造を私はお願いをして、そして、できれば上対馬から朝の1便を出すというふうな体制を市が県の方に、私は要望してみたらどうかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 細田幹事長のお話がありましたが、その前に今運航されております「げんかい」の問題でございますが、これにつきましては今上地区において、この「げんかい」の運航時間、時刻といいますか、これはどの時間帯が一番よいのかと、皆さんはどこを希望されるのかというアンケートを今とっている段階で、3月末にそのあたりの集約はできると思います。それを踏まえて関係部署の方にお願いにいきたいというふうには思っております。

 仮りに九郵さんの方にしましても、さまざまな問題もあろうかと思いますので、根気強くそれをやっていきたいと思っておりますし、先ほど言いますように航路対策協議会の中でもこの問題を取り上げていきたいと思います。

 それと、細田幹事長の発言の中にありました公設民営の船の運航のやり方、確かに運航事業者の方にとりましては、減価償却費の部分がその分楽になるのかなというふうに思っております。今、作元議員がおっしゃられた中で、県の方がつくって航路事業者に貸し出しているという話でございます。この離島の航路について最終的に、恐らく3月20日前後に最終答申が出るというふうに私は聞いておりますけども、その中でどういうふうな形であらわれてくるのかをちょっと見たいというふうに、その結果を見たいと思っております。それを踏まえて物事を考えていかなければいけないかなとは思っております。

 「げんかい」が劣悪な船室だとか、いろんな話は聞いておりますので、そういうことでお許しをいただきたいと思います。ちなみに、「げんかい」につきましては600トンではなくて、昔のトン数で換算し直すと900トンぐらいだそうでございますので、お間違いのないようしておいてください。



○議長(波田政和君) 18番、作元義文君。



◆議員(作元義文君) その答申は、航路対策の答申はこの3月ですか。来年の3月。(発言する者あり)この3月。この3月の答申が出た時点で考えていくと、要望をまた変えたりしていくということですね。この貨物の輸送については、上の今アンケートをとっておられると言われましたので、その辺は貨物も含めてとっておられるんでしょうかね、人の流れだけですか。(発言する者あり)両方、両方。その「げんかい」が、もし朝出れるということになれば、この問題は解消するわけですね。ある程度。フェリーの貨物便というのは。

 佐賀から上は「げんかい」に乗ってもらえばいいわけで。同じ時間に魚を出荷して、今、比田勝から厳原まで来てるんですからね、神宮水産は、それが向こうで乗れるということになれば、壱岐で上がって再びまた唐津路を回るというような私は線はなくなってくるのかなというふうに思っておりますので、ぜひ「げんかい」の件も含めて対馬から物の流れがスムーズに福岡まで流れるように、市も組合長会と一緒になって、あるいは壱岐市や県と一緒になって、この一つしかない航路ですから、対馬はですね。ぜひ、この辺を大事にしていただきたいなと思いますし、海の国道とまで言われようとしておりますので、対馬市も少し強く私は要望してほしいというふうに思います。

 次に、2点目の件でございますけれども、確かに韓国のリゾートホテルの中にあって、何回か私も見ましたけれども、非常に粗末な扱いはされておりませんでした。きれいにされておりますし、総支配人と申しますか、名前は私もよくわかりませんけれども、ほとんどあそこは韓国の人だけ宿泊をして、碑を見る人はほとんど韓国人だろうというふうに思っておりましたので、移転をして、だれでも見られるような場所に移したらどうかという、この話を持ち出したわけですけれども、総支配人もできれば丁重にお祭りをしていただけるようなところに移動しても私たちは一向に構いませんよという話をされたもんですから、市がやるか民間がやるか、それはわかりませんが、こういった話を持ち出したわけでありますので、別に取り上げようとか何とかいうわけではなくて、民間がやったらどうかという今市長の意見ですけれども、それであれば、そういうふうにまた民間が動けば、そういうふうにまた意見ができるのかなとは思いますけれども、その点はそれで結構だと思います。

 この成人式の件ですけれども、アンケートの結果、日曜日の前日ということで、祝日の前日ということで、そちらがいいという意見もありますけれども、これは父兄として、親としてのアンケートも、私はとってみる必要があるのではないかなというふうに思いますが、やはり対馬を2回往復すると、やっぱり五、六万円のお金は要りますので、その辺はいかがでしょう。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 確かに作元議員のおっしゃられるように、このアンケートは、先ほどの吉見議員のときも答えましたが、ある意味保護者の意見というのがとられてないということで欠落している部分があるのかなというふうに思います。来年度もまたこういう形でアンケートをとりたいと思いますが、できれば保護者の方の意見というのも聞きたいというふうに思います。

 保護者の負担という面でございますが、実は私ごとで申しわけないんですが、昨年の成人式は息子の成人式だったのですが、博多から帰る金を親にせびるのは気の毒いから言うて、成人式に帰ってきませんでした。とうとう成人式に出ませんでしたが、私としては経済的にはありがたかったんですけども、保護者の負担ということを考えますと、そのあたりはしっかり受けとめなければいけないなというふうに思います。



○議長(波田政和君) 18番、作元義文君。



◆議員(作元義文君) 成人者は二十歳になった喜びと、そして同窓会ができるというような感覚でどうも集まっているような気がするんですよ。それで、市長の子供は来んかったでしょうが、本当は来たかったのかなと私は思いますけど、親の意見を何人か聞いてみると、やはり1回正月に帰ってきて4日か5日ぐらいにあったほうが一番いいんですがねという話が結構ありました。だから、そういったところは今後の課題として親の意見もアンケートするときに、結構近ごろは親も成人式に来てありますので、あれ女の人の親だけでしょうけどね、着物を見るために来てるのかなと思いますが、まあ結構体育館の中に父兄もたくさん見えてますから、ぜひやはり親の意見も聞いて、アンケートも取って、そして、いい成人式のお祝いができるようにしていただきたいというふうに思います。

 以上で、通告をしておりました点については終わりますけれども、1点だけ通告はしておりませんけれども、答弁は別に要りませんが、初日に産建の委員長が報告をいたしました。真珠の問題、これは今浅茅湾の美津島と豊玉、両町にまたがって真珠の養殖が非常に盛んに行われておりましたけれども、非常に厳しい経営の私は状態を迎えているというふうに思っております。

 それで、500人ぐらいの雇用がここは、真珠があってるわけで、今雇用解雇された人たちが結構ことしは出てきているんですが、その業者の人たちが曲がりなりにも仕事が続けていかれるように、仕事を続けておけば2、3年先に景気が好転をしたときに、すぐ雇用がまたできるような体制がとれるのではないかなというふうな気がいたしておりますので、行政で支援をする、援助するというのは非常に難しいでしょうけれども、やはり県や、あるいは国や、こういったところに相談を持ちかけて、真珠組合との話を持ちながら、一つの業者でも廃業してしまえば今度新しく真珠養殖を立ち上げるというのは難しい状況にあると私は思ってますので、なるべく家族ででも続けておけば次に景気の好転によって、また雇用が先に生まれてくる状態がくるのかなというふうに考えますので、ぜひそういった点も市の方でも検討していただければなというふうに思います。

 これは別に答弁は要りませんので、検討をしていただきたいというふうに思います。

 これで私の質問は終わります。ありがとうございました。



○議長(波田政和君) これで、作元義文君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 本日予定しておりました登壇者5名の市政一般質問はすべて終了しました。

 あすは、定刻より市政一般質問を続行します。

 本日は、これで散会します。

午後3時33分散会

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