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長崎県 対馬市

平成 20年 12月定例会(第4回) 12月10日−03号




平成 20年 12月定例会(第4回) − 12月10日−03号









平成 20年 12月定例会(第4回)


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平成20年 第4回 対 馬 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日)
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議事日程(第3号)
                       平成20年12月10日 午前10時00分開議
    日程第1 市政一般質問
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本日の会議に付した事件
    日程第1 市政一般質問
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出席議員(25名)
1番 齋藤 久光君       2番 堀江 政武君
3番 小西 明範君       4番 小宮 教義君
5番 阿比留光雄君       6番 三山 幸男君
7番 小宮 政利君       8番 初村 久藏君
9番 吉見 優子君       10番 糸瀬 一彦君
11番 桐谷  徹君       12番 宮原 五男君
13番 大浦 孝司君       14番 小川 廣康君
15番 大部 初幸君       16番 兵頭  榮君
17番 上野洋次郎君       18番 作元 義文君
19番 黒岩 美俊君       20番 島居 邦嗣君
21番 武本 哲勇君       22番 中原 康博君
24番 畑島 孝吉君       25番 扇 作エ門君
26番 波田 政和君       
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欠席議員(なし)
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欠  員(1名)
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事務局出席職員職氏名
局長      永留 ?光君  次長     渋江 雄司君
参事兼課長補佐 阿比留 保君  副参事兼係長 國分 幸和君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ………………………………………………………………………… 財部 能成君
副市長 ……………………………………………………………………… 大浦 義光君
副市長 ……………………………………………………………………… 齋藤 勝行君
総務企画部長 ……………………………………………………………… 永尾 榮啓君
総務課長 …………………………………………………………………… 桐谷 雅宣君
市民生活部長 ……………………………………………………………… 橋本 政次君
福祉保健部長 ……………………………………………………………… 勝見 末利君
観光物産推進本部長 ……………………………………………………… 廣田 宗雄君
政策補佐官兼地域再生推進本部長 ……………………………………… 松原 敬行君
農林水産部長 ……………………………………………………………… 小島 憲治君
建設部長 …………………………………………………………………… 川上  司君
水道局長 …………………………………………………………………… 一宮 英久君
教育長 ……………………………………………………………………… 河合  徹君
教育部長 …………………………………………………………………… 永留 秀幸君
美津島地域活性化センター部長 ………………………………………… 阿比留正明君
豊玉地域活性化センター部長 …………………………………………… 松井 雅美君
峰地域活性化センター部長 ……………………………………………… 阿比留博幸君
上県地域活性化センター部長 …………………………………………… 原田 義則君
上対馬地域活性化センター部長 ………………………………………… 近藤 義則君
消防長 ……………………………………………………………………… 阿比留 健君
会計管理者 ………………………………………………………………… 森田 健一君
監査委員事務局長 ………………………………………………………… 扇  照幸君
農業委員会事務局長 ……………………………………………………… 大石 邦一君


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午前10時00分開議



○議長(波田政和君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1.市政一般質問



○議長(波田政和君) 日程第1、昨日に引き続き、市政一般質問を行います。

 本日の登壇は、5名を予定しております。4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 皆様、おはようございます。きょうは、私がトップバッターでございます。前回はラストバッターでございましたが、そのときに皆様にひな壇にお座りの方に「瞼を閉じている方がおるんじゃないか」ということを申し上げましたところ、市長より大変なる御叱咤を受けましたので、今回は朝一番ということで皆さん目ん玉パチリのようでございますので、質問させていただきたいと思います。

 何か市長は風邪を召されているようでございますが、(発言する者あり)あっ、そうですか。市民の生活は市長のその肩にかかっておるわけでございますから、大事にしていただきたいと思います。

 そして、きのうの一般質問のなかで、扇議員の質問で「地域マネージャー制」というのが話がございまして、もう既にモデル6校区、そして73名のマネージャーの指定をして頑張っておられる、スタートをしたということでございます。何事も、一朝一夕にはいかんわけでございますが、やっぱり上杉鷹山のように己を律し、そしてその改革の火種を市民の方に植えつけて、早く植えつけていだくようにまずお願いを申し上げます。

 市長はよく百年後の話をされますが、私は来年の5月も真っ暗で先は全く見えません。(笑声)でも、私にはやらねばならぬことがある。それは市民の声を活かす、議会におい市民の声を活かすということです。前回は名刺が小そうございましたけども、今回はこのように「市民の声を活かす小宮教義」ということで、市民の声を活かすためにさきに通告しておりました3点、まず第1点は福岡事務所の開設、第2点はごみ収集業務について、そして第3点は地元の企業育成について、この3点につきまして市政一般質問をさせていただきます。

 まずこの第1点でございますが、福岡事務所の開設について、今は、市長、今は世界的に大変な状況です。1929年の世界大恐慌に匹敵するんではないかというふうな状況が生じております。特に、アメリカの自動車会社ビッグスリー、これもいつ破綻するやわかりません。国に助けを求める状態でございます。

 では、国内はどうか。国内もまた大変でございます。トヨタを始めすべての自動車メーカー、人員削減、人員削減でございます。特に非正規社員、これは来年3月で約3万とも4万とも言われています。そうして、正規社員の解雇、これを含めますと来年3月ごろには10万以上になるんじゃないかと、そういうふうな状況が叫ばれてるわけでございます。

 しかし、このような状況のなかで、来年4月から従業員をふやし、そして新たな土地に踏み出そうとする企業があるわけでございます。その企業は、対馬市でございます。600億の借金や何や何のその、その勢いは大事でございますが、先ほど申しましたそのような状況のなかで果たして船が漕ぎ出せるのか。

 特に、九州は自動車産業、そしてIC産業のメッカでございます、今は。そして、きのうの新聞ですけども、これは大分のキャノン工場です、100人を解雇、そしてきょうの新聞はソニーが1万6,000人を解雇すると、これからますますどん底に入っていくわけでございます。そのような状態のなかで、どのような経過と計画を持って福岡事務所を開くお考えなのかということをまずお尋ねをいたします。

 次は、ごみ収集業務についてでございます。これにつきましては、3月の11日に前市長のもとで入札執行がされました。そして、その2日後、13日には取りやめの通知も発送しております。これは、次になられる市長の判断によってされたとお聞きしておるわけでございますが、そして次の月の4月18日に市長名で入札執行通知が発行されております。そして、28日の入札がなされたわけでございますが、これが本当に公正・公平に行われたのかということをお尋ねいたします。これは、答弁が長くなるでございましょうから公正・公平に行われたか否か、それだけでよろしゅうございます。

 そして、その2点目ですが、この入札を拝見させていただきますと、非常にすばらしい入札方式が入っております。今までは上県方式とか美津島方式というのがされましたが、今回はその名をかりて厳原方式が採用されているわけでございます。この厳原方式というのは、1回とったところは次のところは入れませんよという、すばらしい改革の厳原方式でございます。

 このすばらしい厳原方式を他の公共事業に生かすことができないのか。十分すばらしい方式でございますから、どう考えておられるのかということでございます。

 そして、3点目の地元企業育成について、今先ほど申しましたが、世界的に大変です。特に、離島においてはさらに激しい。私ども対馬市商工会では、この1月から11月までに正会員でも35業者が倒産しています。田舎の小さいところを入れると、既に廃業してるのはことしだけでも100以上はあるんじゃないかと推測されるわけでございます。

 企業誘致もいいが、しかし今生きているこの地元の企業を助けるためには、どうすればいいのか、それは市の発注する備品、工事を対馬の業者のみにさせる。ほかの業者にさせても税金は払いません。だから、対馬の業者のみにさせるという考えはないのかという3点でございます。

 よろしくお願い申し上げます。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) おはようございます。3点御質問がございました。

 冒頭におっしゃられたように、職員73名が6つの校区に11月から動き始めております。まさに、この不況の波にある対馬に改革、そして再生のための火種を移していこうという気概で皆さん動き始めておりますので、議会の皆様方におかれましても御協力と御支援のほどよろしくお願いいたします。

 まずもって──あっ、決して風邪はひいておりません。直っております──1点目の福岡事務所の開設に係る経過と今後の計画ということについてまずお尋ねですので、お答えしたいと思います。

 確かに小宮議員がおっしゃられるように、今、日本は大変な状況に陥っております。これも9月15日のリーマンの破綻、細かく言えば昨年秋のサブプライムローンの問題から発してくるわけですけども、世界的なこのような同時不況ということに相成りましたが、確かに非正規雇用者がどんどん解雇され、正規雇用者もおっしゃられるように解雇されていくという状況に今陥っております。

 確かに経済はそのような状況になっております。ただし、まず言えることは、私どもの島がどうして生き延びていけばいいかというときに、この四面を海に抱える対馬は水産物等の加工とかいうものをきちんとやっていけば私は生き延びていけると思っております。また、林業のこの森林資源というものを活かしていくということが私は大切だと思います。

 不況であっても、間違いなく支出を伴うものは私は食費だと思ってます。食費を抜きにして人間は生きていけません。確かに大変な状況に日本全国陥っておりますが、今日本人の多くの方々は食の安全・安心ということで国産品もしくは地元産品というふうに目が向いておる状況です。私は、この流れというものを的確にとらえる必要があると思います。

 ちなみに、この11月末に福岡の方で民間7業者の方が岩田屋の横のNTTのところで物産展を3日間開きました。これは昨年も開いたんですけども、同じような時期にですね、約、ことしは倍ぐらい売れてます。同じ業者さんが入ってです。まさに、今消費の方向は食の安全・安心の方向に私は行ってると、それをあらわす今回の売り上げであったというふうに私は思っております。

 そういうなかで、この福岡事務所を開設することが不況下における暴挙ではないかと、ある意味ですね、そういうふうな思いに至られる方もいらっしゃいましょうけども、私は今こそ対馬が攻めていくときではないかと。経済が収縮していくなかで、同じように収縮していてはいけないという思いであえて福岡に打って出るという考えでおります。

 さらに、私どものところは大阪事務所は持ち合わせておりませんが、数日前に対馬出身の方がこちらにお越しでした。その方はいみじくも福岡事務所だけではなくて大阪事務所を開いてほしいと、市が開けないならば、自分たちがその役割を担って電話1本でも置いてくれたら自分たちは対馬のために動きますというふうなお考えもいただいたところです。

 まして、福岡には10万人以上の島出身者がいると言われております。この人たちとの横の連携をとらないと、私がこの対馬3万7,000人は生き延びていけないんではないかという思いで福岡に事務所を構え、横の連携を密にしながら物産さらには観光、企業誘致というもののアンテナを張り巡らして対馬をどんどん引っ張っていきたいという思いでこれを計画したものでございます。

 次に2点目のごみ収集運搬業務の入札についてでございますが、1点目については明確に答えだけでいいですということですので、この入札に関しまして公正・公平に行われたのかという御質問です。私は、公平・公正に行われたというふうに思っております。

 さらに、この入札制度に関して、このような方式をほかの入札に適用はできないかというふうなお話だったと思いますが、今回のごみ収集運搬業務の入札は島内を11のブロックに分けて、入札条件として先ほど小宮議員がおっしゃられるように1地区を落札したものはほかの地区の入札に参加できないとしました。

 また、ごみ収集運搬義務が円滑に遂行できるように契約期間を3年とするなど、極めて特異な形態の入札だと考えております。この業務は、市民の生活とすごく密着した業務であります。その点において、あえてこのような入札方式を導入したところでございます。したがいまして、今回の入札方法は特質性にかんがみ、ほかの入札への適用は現在のところ考えておりません。

 続きまして、地元企業の育成について、この不況下においてすべての入札を地元のみでできないかというふうなお話だと思います。現在、行っております建設工事の入札実施状況から説明いたしますが、現在、工事57件の契約をしております。そのうち、市内の業者が43件、市内に支店等がある準市内業者が8件、県内業者が2件、県外業者が3件、準市内業者と市内業者のJVが1件であり、市内、準市内業者合計で52件、率にしますと91.23%という状況であります。

 県内業者と県外業者との5件の契約につきましては、電気通信事業である情報基盤整備工事が主なものであり、率としますと8.77%であります。

 また、建設コンサルや物品役務におきましても、市内業者を優先する指名競争入札による契約を行っている状況であります。建設工事等につきまして、地元業者でできることは地元に発注するという方針で鋭意努力をしているところでありますので、御理解をお願いしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) では、第1点から第3点まで順を追って質問させていただきますが、福岡事務所開設についてはこういう厳しい状況のなかでも食の安全、こういうものを考えるとやはり市場が開けると、そこに打って出る必要があるということですが、それともう1つは観光と、それと物産と、企業誘致も兼ねてあるということですよね。

 まあ、それだけのことをやるんですから、すばらしい職員が行くと思うんですが、これはあれですか、こういう事業は市のお金でやるんですかね。それとも、市長自身の私財でやるんですか、この事業は。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 常識で考えてください。私の私財でやれるはずがありません。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) そうですよね。ただ、皆さん同じ情報を共有しなければならないと思うんですよ。

 これ、この開設の記事が載ってますけども、新聞に載るわけですよね。こういう厳しい状況のなかで開くということは非常に記事になるからということで、こういう記事に載るわけですよ、ね、そして、私どもは議員させていただいておりますけども、これを見て、市民の方が事務所を開くらしいじゃないかと、どこに開いてどれだけのものをするか教えてくれと言われるんですよ。共有するも何もないわけだから、皆さんそうだと思いますよ。教えようにも教えられない、伝えられない、市民に。

 こういう島外でこういう事業をするということであれば、よく全協をされるじゃないですか、全員協議会を。そこでまず意見を聞いて、そしてやるべきじゃないんですか。この前、ゴルフの凍結についても、そうされたじゃないですか。事前に共有することが必要だと思いますけども、全協になぜかけなかったんですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私自身、福岡事務所を開設することが市民にとって決して後ろ向きな施策ではないと、皆さんに賛同していただける施策だという思いでおりましたので、あえて全協ということはそのときは考えませんでした。

 そういうなかで、9月議会においてこの予算については上げさせていただいたところであります。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) その意気込みはわかりますけどね。結構、人を置いてやっていくんですから、結構お金が要るんですよ。3,000万、4,000万すぐ要るわけですよね。運営については、職員もやらんといかん、もう1人やったりするためには。

 そして、このような状況のなかでね、職員が企業維持ができますか。職員派遣するんでしょ。ここに載っておる、職員の顔が載ってますよ。こういう、ま、すばらしいとは思うけども、3つの分野をこなして、企業誘致、観光、物産、こなせないと思いますよ、人間としては、物理的に。

 そして、自分で決めたと言われるけども、主観的じゃなくてもっと客観的に相談をして、そら相談しなかったら自分で決めればいいことだけども、しかしこういうふうに新聞に出たりして、共有するも何もないんだから、今後はこういう大きいときには自分で決めるんじゃなくて全協にもう1回諮って、こうして進めていただきたいと思いますよ。

 そうせんと、無駄なお金を使うんですから、税金を使うんです、税金を。いいですか。そして、こういう税金を使うようになれば、今お年寄りが大変ですよ、国民年金暮らしの方、月に3万5,000円しかもらわない。そして光熱費、電気代、水道を払うと1万5,000円払うんですよ。病院に1回行ったら、もう後は生活できない状態、そういう人にかえって、障害者もそうですよ、そういう方に給付制度をつくって、それにかかる費用を給付金としてやったらどうですか、どうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私は、確かに給付金とかいろんな話が今出ましたが、それよりも、次の対馬をつくっていくためには新たな施策を打っていく必要があると、今おっしゃられた給付金で、今、対馬は、今後対馬は立ち直っていけるんでしょうか。私はそこだと思っております。

 先ほどの、その前の質問の中で、記事になる、記事になるのはこの時代に出したから記事になったんだということでしたが、必ずしも記事の中にそのようなことは書いてないと思いますよ。それは記者のさまざまな価値観の中で記事を書き込んでおるわけで、一概に一面的なものの見方にはならないんではないかというふうに私は思います。

 絶対、この、今回の施策が無駄な経費にならないように、一生懸命職員も既に取り組んでおるところでございますので、成果を見てからまた判断をしていただきたいと思います。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) やはり物事をするときには、新しい分野に踏み出すときには、自分の考えも非常に大事だが、しかし周りの意見もやはり聞いて、そうしなくていいけども、やはりある程度どういう考えを持っておられるかちゅうのを聞く必要があると思いますよ。

 そして、最後ですけどね、またこれ新聞の記事で申しわけないが、朝日新聞の12月6日、これ市長も御存知でしょうけど、地方分権の旗振り役の松沢成文さん、神奈川県知事ですよ、これが今の麻生内閣について定額給付金のことをこういうふうに批判してますね。「どう見ても、この施策は愚策としか言いようがない」と、こういう発言ですよ。

 そして、このタイトルがいいんですね。これを送ってから私この質問をやめますがね、「改めるに、はばかることなかれ」、改めることにはばかることなかれ、まだ時間がありますからねえ、まだ周りの意見もよく聞いて、時間があります。お願いしたいと思います。

 それと、2点目のごみ収集の問題ですね。これは公正・公平に行われたと。それはそうでしょう、市が行うのは、これ公正・公平でなければいけない。これについては、実は市長がすぐなられてから専決処分をしてありますよね。3月のいつでしたか。すみません、4月の15日ですか──に専決をしてありますね。それも金額は2億3,700万、非常に大きい金額ですよ。それで、専決ちゅうのはいろいろ地方自治法のもとにやっていくわけですが、この専決されたのは、この地方自治法179条には4つのパターンがうたってありますが、どのパターンでされたんですかね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 179条は専決でしたかね、随契じゃなかったですか、どうです。ちょっと私、今地方自治法全部わかっとるわけでありませんが……。



◆議員(小宮教義君) わかりました。じゃあ、私の方から聞きます。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 4つのパターンがありましてね、まあ、3つのパターンはこれは常識的なパターンだ。

 そして、いつも専決がかかるのは「議会を開く時間がないとき」、そういうふうな形でこの4月の15日の専決をされておりますね。それでいいんですね。4つのうちの1つ、そのパターンでされたんですね。常識的にはそうですから。議会を開く時間がないときということでいいんですね──ですよね。それしかないと思いますがね。

 じゃあ、いいですか。ならば、議会招集はいつかけたんですか。4月22日の臨時議会の招集は、いつ何月何日にかけたんですか。



○議長(波田政和君) 休憩します。

午前10時28分休憩

………………………………………………………………………………

午前10時28分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 わかってあったら答えてください。こちらわからないそうですから。

 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 招集日はですね、何とその専決をしたその日ですよ。議事録に載ってます、臨時議会の分に、私もちょっと質問しましたから、4月の15日に専決してます。

 そして、そのとき私も質問したんですが、そのときに市長はこう答えられてますよ。あっ、その前に4月の15日専決をしたが、じゃあ、ならば先ほどの179条に抵触しない専決をされたんじゃないんですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私、ちょっと朝だから、もっと脳みそが働かないかんのですが、今言ってある意味がちょっと私に今理解できんのですが、申しわけございません。



◆議員(小宮教義君) はい、わかりました。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 要するに、地方自治法外の専決をされたんじゃないかということをお尋ねしておりますよ。議会が開く時間はあった。その日に議会を招集したんだから、招集したその日に専決をした、ですよね。

 専決が議会を招集する前ならば、これはものの通りは通るけども、専決をしたその日に議会の招集をかけてるんですよ、同じ日に。地方自治法を逸脱してるんじゃないですかっていう話しとるんです。



○議長(波田政和君) 暫時休憩します。

午前10時30分休憩

………………………………………………………………………………

午前10時31分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 確かに、今おっしゃられるように15日に専決と招集日が重なったということになりますが、招集日と議会開催日っていうのは当然違いますね。議会の開催日ですね。そこに予算をかけた場合、それから入札、執行までの間の1週間っていう期間ですね、そのあたりを今度考慮しますと5月1日の収集開始、月初めに間に合わないという事態が生じるということで、たしか前もって専決をしたという記憶です。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) うん、まあ、それはそうでしょうね。しかしですね、最初の取り消した分がありますね、前市長のときの、3月11日に執行通知書を出して3月の13日に取り消した。取り消しの文書が私、手元にあるんですが、取消書、これには4月から2カ月間程度は空白が生じますよと。だから随契なりいたしますからお待ちくださいとあるんですよ。そんなに性急にすることじゃなかったんじゃないですか。そういうふうに通知を出してますよ。ばたばたすることはないですよ。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 確かに3月13日に入札執行取消通知書ということで、3月11日付の入札執行通知を、その当時の現市長の任期満了に伴い、3月28日から新市長の執行体制となるので新市長の方針のもとで執行すべきと判断をし取り消しをいたしますというふうな通知書が、要約するとそういうことでございます。

 それと、2カ月程度随契で実施したいと。近日中に現在の委託業者に相談をしたいんだという旨のことが理由で挙げられております。2カ月とればよかったじゃないかというお話かと思いますが、新たに、昨年までのいろんな入札の事業の業務の執行状況のなかで早くに入札をして地域住民が安心する、地域住民に直結した業務やもんですから、地域住民が安心を早くする方向がいいんではないかという判断で1カ月でしたというふうに理解をしていただければと思います。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 時間もありませんからね、ほかのもありますんでね。

 専決に至った関係は、これまでの臨時議会でもお話されましたが、平成17年の3月に厚生委員会委員長からの報告によって、陳情があって、それを報告によってされたということですね。平成17年というと、私たちが今26人ですが、その前の請願ですよね。すばらしいですねえ。

 そうすると、その専決までして、それでこういう事項について陳情ないし請願の順序というのはどういうふうな基準で決められたんですか。ほかにもいっぱい請願がありますよ。陳情も上がってますよ。どういう順序で決められたんですかね。

 というのはね、いいですか、なぜかというと、その3月のときの、これ委員長報告なんですけどね、こうなってるんですよ。確かにパッカー車導入は入ってますよ。そしてね、大事なところはパッカー車導入とね、地域区割りの有無を募ってるんですね。区割り、美津島にしても、上県にしても、豊玉にしても、1つじゃないかと、その区割りも求めておるんですよ。

 そして、なぜその区割りも一緒にやらなかったんですか、やるとすれば。パッカー車だけならいつでもできるじゃないですか。区割りもしてくれと書いてあるんですよ。

 そしてね、今回の26人の委員長の報告のなかにも、こういうのもあるんですよ。これは12月の3日に同じようなことを言ってます。これは初村久藏委員長の報告ですが、美津島、上県、上対馬地区については収集範囲の区分けを見直してほしいというのが昨年の12月の3日ですよ。

 そしてさらに、それが入札が終わった後、委員長はこういうふうに報告してますよ。これは6月の定例議会、6月20日の報告ですけどね、いいですか、よう聞かんといかんですよ。「平成19年12月の定例議会に委託された分については、美津島地区、上県地区、上対馬地区の分に区分けの見直しが必要であると指摘しましたが、今回の入札には何ら反映されていない」と。「当委員会としては遺憾に思う」というふうな報告書が上がっとるんですよ、ですよね。

 ならば、パッカー車だけじゃなくて、この区割りもなぜそのときしなかったんですか。そのために、2カ月間の随意契約の猶予を与えたんじゃないんですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今回の入札に入る前に、確かに、ま、おっしゃられる区割りの検討がするべきではないかというふうな議会の方からの御指摘があってるということは私も承知しておりました。

 そういうなかで、担当課の方とも協議をしました。この平成17年の3月時点から3年の間どのような区割りの検討がされたのかと、内部において。それについては、区割りの検討がきちんとされずにずっと来ていると、毎年、いうふうなことでありました。報告を受けました、実際。

 で、これについては、正直言いまして2カ月で区割りがきちんとつくり出せるというものではなかなかないと。それで1年、2年かかるんではないかというふうな協議が整いました。

 そういうなかで、私は今、担当部の方にもこの区割りについて、今、実際、環境衛生課の方も取り組んでもらってる状況ですので、どうか御理解のほどお願いいたします。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 区割りは1年ぐらいかかるということですよね。

 ならば、その前執行者がしとったのを1年そのまま延ばして、そのまま執行して、1年でしたからね、この前のは。1年間のうちに整理をして、そうしなければもう3年契約をしとるわけですよね。3年間もう見直すことできないわけですよ。

 ならば、1年かかるならば1年の間を今の状態で行って、そして新たにしたとき来年にすべきじゃなかったんですか。それが常識だと思いますけどね、これは私の意見です。まあ、それは意見です。

 それと、次はこの入札の関係なんですけどね、公正・公平に行われた、これは当たり前でしょう。ここにその入札の一覧表があるんですよ。これが実におもしろい。これは上、下と2つに分けてます。そして、厳原地区、美津島地区で5区ですね、5地区あります。そして、参加者が7社、ここがすごい。そして、豊玉から比田勝、これが6地区あります。そして、参加者が8名、いいですか、いいですか、美津島地区は5区で7業者参加、7−5=2なんですよ、はい。そうすると最後にとった業者、1を足しても2+1=3なんですね、これが、ですね。3業者で入札するんですよ。いいですか、そうして次の上の方もそうですよ、6の地区、8業者、8−6=2なんですよ。これは5にはならないんです。

 そして、とった業者を1入れると3業者でやるんですよ。でも、実際に上対馬からね、豊玉まで来やしませんよ。そういう状況で、さらにこれから辞退者が出るんです。実質的には、2業者、2業者の入札ですよ。そして、すごいところは全部辞退して1業者のところがありました。これはまさに官製談合じゃないんですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 実際、入札結果を見ますと、上の方の方が豊玉地区を落札されてるケースもございます。上、下っていう考え方ではなくて、あくまでも前回も説明しましたが、青ナンバー、白ナンバーということで区分けをしてるつもりでございます。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 最初3月の入札は、そういう取り決めが入ってなかったんですよ。

 市長になってから、先ほどのこういう事項が入ってきとるんですよ。12番目に入札においては1地区落札した者は他に参加できませんよというのが、ここで初めて入ってきたんです。だから、3月の執行段階においては、区割りはできましたから、そのとおりにされて、しかしそれじゃいけないということで12項目を12号を加えて落札した人はするなと決めておるんですよ。いいですか、そうするとそのような結果になるわけです。官製談合じゃないかと思いますけどね、官製談合じゃないということであればそれでいいけども。

 じゃあね、それと対馬市の条例、対馬市契約規則というのがございますが、第14条、これにはそう書いてありますよ。いいですか。指名入札参加の指名、これは原則として5人以上の入札者を指名しなければならないと。5名ですよ。先ほどの3−2じゃないですけどもあれだと3業者じゃないですか。この条例との関連はどうなんですか、整合性は。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) この業務は大変特殊なケースでございますし、「原則として」ということで、そこを理解をしていただければと思います。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 「原則として」ですね、ということは3業者でもいいんじゃないかと。それは原則外だということでいいんですね。(「特異な」と呼ぶ者あり)特異な、わかりました、わかりました。

 ではですね、お尋ねしますがね、ほかのいろいろな事業がございますが、例えばいろいろな工事があっておりますが、その中でどこでしたかな、これか、これこの前いただいた入札結果表ですけどね、対馬の業者に限って仕事もできることできるわけですよね。原則5人じゃけども、原則から外れることもあるんですから、世の中は。

 ならばですよ、この入札結果表はたくさんありますが、これにおいて、地元業者が3業者入ってるところもかなりあります。ならば、原則として5であるけども、地域性をかんがみれば5でなくてもいいんだということであれば、地元の業者だけで3業者以上、3業者でもできるんじゃないんですか。規約はそうなっとるんですから、どうなんですか、その辺。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 「特異な業務」という関係で、という前提条件のもとの話でございます。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) ならば、その最初の入札したときにこのような事項を入れなければよかったんですよ。競争性をさせようと思えばね。あえてこの12番を入れたんだから、なかったことなんです、これは。

 そういう新しい方式をつくれるならば、5業者でなくてもいいならば、地元企業のためにもっと枠を広げて、ある意味で、そして地元業者だけにさせることも十分できるんじゃないですか、すべての工事に、いや、備品においても、どうなんですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今、備品と地元業者育成の立場でおっしゃられました。

 すべての民間業者の方々たちが指名願を出してるわけではございません。出してある方については、今の備品なら備品の話ですけどもすべてこちらは指名をしてるつもりでございます。

 そういうなかで、あと不足の部分を仮に2業者、1業者という形で準市内から選んで入札をしてるところであります。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 先ほどの原則5人の分は、地域性的なものがあるちゅうことですからね、特別な場合ということがね、特別の場合。でも、だから、ならば対馬は離島なんですから、同じような特別な地域なんですよ。

 だから、やろうと思えばできるんですよ、できたんだから、実際に。ね、どうでもできることなんですよ。原則5人は原則だけ、あとはできるんですからね、そこをこれからは行政のなかで生かしていきたいと思いますがね。

 それと企業の関係なんですが、今備品関係、島内、島外業者がおられますが、備品関係については金額的には島外業者、島内業者、パーセンテージ、金額でですよ、どのくらいの比率なんですかね。



○議長(波田政和君) 暫時休憩します。

午前10時47分休憩

………………………………………………………………………………

午前10時47分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 11月18日現在ですが、金額で言いますと市内業者が33.89%です。それから、準市内が4.59%、県内が1.91、県外が47.91、JVが11.70というふうな割合です。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) まあ、ということは市内においては地元業者は約40%ぐらいの率でいいんですね──ですね。

 この備品ぐらいは、せめてどうですか、地元からとれば、皆苦しいんですよ。備品は80万以下は入札しなくてもいいんですからね、そうでしょう。

 そしてね、その関係でいきますけども、国土の調査がございます。国土調査、これは今お聞きすると、地元が3業者しかいないっていうことですが、新たに資格をとって、2業者とるということですから5業者になりますけども、国土調査はね。先ほどの原則的に5人以上は十分に満たしておるわけですが、来年度からはその地元5業者での入札は考えておられますか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今、初めての提案でございますが、十分に内部で検討したいと思います。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 検討してもですね、いい結果が出なければ何もならんわけですから、ぜひ5業者だけで、やればできるんですよ、さっきみたいに。5業者でぜひ、それをお願いしますね。

 そしてね、この前インターネット見てましたらね、広報つしまの作成委託業務というのが入ってました。今度は制作から発送まで、配達までを1つの業者に委託するというふうな考えでございますよね。当然、対馬にはそういう業者いませんよね。一括でできる業者の育成はできるかもしれんけども、まずもってできないと思います。

 市長がよく言われる市民協働──協力して働くということですが、この市民というのは役所を省いた分の市民なんですかね。役所も入れての市民ですよね。いや、返事だけでいいですから。

 では、ちょっとお願いしたいんですけどね、あのインターネットによると島外の方も十分に入れることになっています、島外からも、これについては。そうすると、島外は大きい資本がいっぱいありますから、たくさんノウハウを持ってるんですよ。そうすると、規模が違うんだから審査すりゃ向こうに行きますよ。

 それよりも、市民協働と言うならば、市でできること民間でできることをきれいに分けていって、今までどおりにせめて広報ぐらいは対馬の印刷会社で印刷するようにせんといかんじゃないんですか。この方式でいくと、地元業者はゼロに等しいですよ。

 そういうところも考えていかんと、みんな一生懸命なんですから。大変なんですよ、世の中は、市長が考えておられる以上に大変なんですから、その分についてはどうですかね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 広報制作について、今回そういう今公募をかけております。おっしゃられるとおりでございますが、私は広報制作等を役所から外に出したいという思いは企業育成、それから島内の皆さんのさまざまな技術力とか、ものを見る力とかいうものを育成してもらいたいと。

 次なる展開を見つけていくために、島内全部を走ってもらうのがいいことじゃないかという思いで、外にこれは出した方がいいということに決めたところでございまして、決して市内の方々から外すための話ではございません。その選定の基準をきちんと自分自身の中では持っているつもりでございますので、心配ないと思っております。



○議長(波田政和君) 4番、小宮教義君。



◆議員(小宮教義君) 確かに育成も大事かもしれませんよ。育成が大事ならば、もしこれが地元でとれなければ関係者2、3人はもう職を失うんですよ、失うんだから。それが果たして対馬にとっていいことなんですか。言われる市民協働であれば、市民が今まで役所がしよった印刷かけるまでの仕事はお互いにやっていって、そして市でできる分、そして印刷をかける分、それが地域のためなんですよ。これはぜひやってもらいたいと思いますね。

 それと最後になりますけどね、これも地元の企業の関係なんですがね、地元でできる事業は地元にさせねばいけないと、そういう観点から水道事業がございます。水道の簡易水道改良事業ちゅうのがございます。これは、水道関係で例えば器機をつけてそしてインターネットで結んで管理をするという、そういうような工事があるんですよ。

 そして、以前の厳原町のときには地元業者だけの指名でした。1回あったように資料をいただいております。そして、市になってから、通信事業になったということですから、ぜひその分も電気工事という形にすれば地元でできますんで、その辺もひとつお願いしたいと思います。

 時間をオーバーしましたんで、後ろからやじが飛んでいます。お願いします。



○議長(波田政和君) はい、答弁はよろしいですか。いいですか。



◆議員(小宮教義君) 以上です。



○議長(波田政和君) これで、小宮教義君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。

 11時5分から。

午前10時54分休憩

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午前11時04分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) 質問に入る前に、私が最近痛切に思っていることを申し上げてみたいと思っております。

 いつかの新聞で見たんですけれども、現在の対馬の状況について、財部市長は「荒波にもまれる笹船のごとし」といった意味のことを言われたそうですね。まさに、そのとおりで、そういうなかで、ということは対馬の市のなかでやれることは非常に限られていると。財政的にもちろんそうですけども、政治的にもいろいろな問題があると思うんです。

 そういうなかで、以前のように我々が「あれもできるじゃないか、これもできるじゃないか、こういう無駄があるじゃないか」ということをずっと追求してきました。しかし、それにも限度が見えてきているわけです。そういう立場で、非常に厳しいということを前提に、無理難題は申しませんが、基本的なことについて市長に伺いたいと思います。

 私は、水産業の振興と韓国との交流に伴う諸問題について市長の御見解を伺います。まず水産業の振興の問題ですが、質問に入る前に一言、私の産業振興に対する基本的な考えを申し上げたいと思います。

 対馬は、何と言っても第一次産業が産業の中心であると、これは歴史的にもそうですし、これからもそうあり続けていくだろうというふうに考えております。もちろん、そのなかでも水産業がその要であるという、これの点についても衆目の一致するところだと思います。

 例えば、農業については今は全国的に注目をされています「地産地消」の問題、例えば学校給食に地場産品を積極的に取り入れる問題、こういう問題があります。林業にしても、徐々に見直されつつあると、その気配を感じます。対馬の産業の柱の1つになると、将来は、そういう期待を私は持っております。

 また、林産物の要でありますシイタケについては、これは今追い風に乗ってるという時期に入っていると思います。これについても、非常に私は有望であると考えます。それは、皆さん御承知のとおりに、中国を始めとした外国からの粗悪品がどんどん席巻しておりましたけれども、もうその品質の悪さとか、あるいは食の安全の面からでももう相手にされなくなってきたと、このようななかで対馬のシイタケは私は全国的にも屈指の品質を誇っているというふうに考えております。

 このような対馬の第一次産業の将来性に期待と展望を持ちながら、前段が長くなりましたけれども、その圧倒的シェアを持つ水産業について質問をいたします。

 対馬は、全国的にも屈指の好漁場であります。今日まで基幹産業としての地位を占めてまいりましたが、最近、漁獲量の減少に加え、漁価の低迷、燃費の高騰と相次ぐマイナス要因に見舞われ、戦後経験したことのない深刻な状況に追い込まれていると思います。市長のこのような厳しい水産業の現状に対する認識をまず伺いたいと思います。

 そのなかで、何かささやかでも起爆剤になるような御提案があれば、あるいは施策があれば教えていただきたい。

 次に、対馬の水産業にとってネックとなっている問題、いろんな問題、燃費の問題もありましたが、いろいろあると思うんですね。それは市長はどこにどのような問題が、特に対馬の水産業について壁になっている、足かせになっている問題があるとお考えなのか、それを伺っておきたいと思います。

 私自身は、最大のネックは大中まき網の操業、この実態にあると考えております。例えば、制限区域の問題、対馬の近海まですぐそこまで許可されている問題、また何でも獲っていいと、獲れるものなら何でも獲っていいという魚種の制限がない問題、この問題が以前から指摘されているわけであります。

 基本的対策としては、その2つの問題であります。このことについて、大中まき網の規制について市長の御見解を伺いたいと思います。

 2点目は、韓国との交流に伴う諸問題であります。

 私自身、観光産業は対馬にとって極めて重要な産業であり、とりわけ隣国の韓国との交流と観光客の導入はことのほか重要と思います。この点についての市長の基本的な認識をまず伺いたいと思います。

 次に、最近一部マスコミが報道している韓国からの観光客の動向、いろんなことをやっている話もあります。また、韓国資本による対馬における不動産の買い占めの問題が、一部のマスコミですけども批判的に報道をされておる問題であります。このことについて、市長の御見解を伺いたいと思います。

 また一部マスコミ報道と連動するかのように、去る8月18、19日に日本会議地方議員連盟と名乗るメンバーが市長と面談をされております。この日本会議を──これは「にっぽん会議」と言うそうですけども──この日本会議をどのような団体と認識しておられるのか、忌憚のない意見を聞かせていただきたい。このように思います。

 為替レートの円高基調が続くなか、韓国客の減少が今後も危惧されます。この動向に対する市長の見方、今後どういうふうに推移するだろうかという市長の見解を伺いたいと思います。

 最後に、対馬市の末長い発展にとって韓国との交流の拡大、なかんずく観光客の増大はその根幹を成す課題と私は考えます。市長の決意、韓国問題に対するいろいろなプレッシャーなんかがあるわけですけれども、これに対する市長の基本的な決意といいますか──を最後に伺いたいと思います。

 以上で、総括的な質問を終わります。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 確かに「九州本土と半島との間のさまざまなパワーゲームの中で、押し寄せる波に笹船のような状態でいる対馬です」という表現を以前したのが、恐らく報道等に載せられたと思います。

 水産業のまずもって振興と、対馬の基幹産業である水産業について基本的な認識を問いたいということでございますが、まず先ほどからずっと言っておりますように、この第一次産品というものをどのように外に出し、外から外貨を稼いでくるかということが対馬の今後の生きる方向だというふうに私は思っております。

 そういうなかで、基幹産業であります水産業が、獲るだけではなくて獲ってからこの地で加工し、そして九州本土等に流し込み、生きていくというのが本来の対馬の姿であろうと思っておりますし、そのことをきちんと形づくっていきたいという思いでおります。

 次に、今の水産業のネックになる問題は幾つほどあるかという御指摘がありました。1つには、どうしても離島であるということでのこの輸送コストの問題、水産物であれば鮮度保持の問題、管理等の経費をいかに圧縮できるかということが重要だというふうに考えております。

 2点目は、磯焼け対策が大変重要な問題にこれからなろうというふうに思っております。対馬の、特に南の方の西海岸で、特にですけども海草がまばらか全くない状態にあります。それより以北であっても、場所によっては磯焼けがひどい場所があり、明らかに被害が北上している状況であります。そういうなかで、本市も県事業による海草バンク設置事業や漁場環境保全創造工事等を行い、さらには食害動物の駆除等にも各地先で取り組んでおるところであります。

 3点目は、後継者不足という問題があろうかと思います。今の経済、それと日本の価値判断の──価値観といいますか、価値観のなかでこの後継者問題っていう解決は大変難しい問題であろうと思います。もっと日本の生き方というものが変わっていくように、教育等が私は必要だと思っておるところです。

 さらに4点目としては、ことし特に問題となりました燃油の高騰等の問題、これが漁業就業者をすごい圧迫をしているというふうなことが大きな問題かというふうに理解をしております。

 さらに、特に問題と考えられる大中まき網の操業規制の問題でございますが、私もこの大中まき網の3海区が入り混じっておる対馬、この問題を整然としなければいけないというふうな思いで、8月11日議長と国境離島活性化特別委員会の皆さんと一緒に県に出県し、この件につきましても陳情したところでございます。

 さらに、11月12日には、議長並びに国境離島活性化特別委員会の作元委員長、糸瀬副委員長と国への陳情を行った際に、長崎県選出国会議員はもとより水産庁長官に直に会う機会をつくっていただきましたので、そのときも、この大中まき網の操業規制の問題が対馬にとって大変重要な問題だということで陳情を申し上げました。

 水産庁長官の方は、そのあたりのことについては「詳しくはわからなかった」という言葉でしたけども、私は正直言いまして「知っとってほしかったなあ」という思いで帰ってきました。その点は、きちんとお伝えをしたつもりでございます。

 また、11月5日に開催されました対馬市漁業協同組合長会の総会に水産庁資源管理部の審議官が出席されましたので、この問題を要望を行いました。マイル規制は時間がかかるので、トラブルを起こす船を特定し、指導体制の強化が実効が上がるとの指摘を受けているところでございます。

 同組合長会長と壱岐対馬しいら漬実行組合長の連名で、5月、6月の漁期だけの漁場での操業自粛を衆議院議員へ要望しておりますが、まだ具体的な回答は得られないとの報告を受けております。この水産業につきましては、県の方が最近力を入れております養殖マグロの件について、今島内でもそういうふうな増大が見込まれるということで一生懸命取り組みをされておるところでございます。

 さまざまなことに取り組んでいきたいと思っておりますが、なかなかすぐに解決する問題ではないというふうに思います。しかし、昨日も若干触れましたが、カーボンオフセット事業等でこの水産の問題についても制度設計に盛り込んでいきたいというふうな思いでおります。

 次に、韓国からの観光客及び韓国資本からの流入の問題でございます。

 今までずっと韓国からの観光客がふえておりました。この要因は、当然、韓国と対馬等の間を運行してある会社の企業努力はもとより、対馬市が出しております釜山事務所の開設に負うところが大きく影響しているというふうに思います。この観光客というのは、少なからずとも対馬経済に与える影響は大なるものがあるというふうに私は評価しております。

 韓国資本による買収の件でございますが、ことしの6月に大浦議員の質問でも触れました。その後、さまざまなお考えの方々が多数来島され、市民の皆様にも御迷惑をおかけしています。現行法の中において、外国の方が不動産を購入することに対しての規制は困難を極めております。

 国内においても、兵庫県議会を始め多数の自治体がその後、行政視察に訪れていただき、私どもは対馬市と韓国のかかわりを申し上げ、説明をし、深い共感をいただいておるところであります。一部の新聞、テレビにより報道されましたことが功を奏し、現在開会中の国会においても、浜田防衛大臣は11月27日の衆議院安全保障委員会において、「対馬市における一部不動産の購入問題については重く受けとめ、問題意識を持って検討していきたい」と答弁をされたと。さらに、中曽根外務大臣も「我が国の領土を守るのは国家の最重要課題」と答えられ、危機感を表明されるなど政府内で積極的に対応を検討する意向を示唆されておるところであります。

 また、国においても、外国人の土地保有を国防上の理由により制限できる外国人土地法の活用や国境新法の制定を求める意見も出され、問題解決に向け動き出していますので、今後とも国の行動を注視しながら働きかけをさらに継続していきたいというふうに考えておるところであります。

 次に、お尋ねの──私的に「にほん会議」と思っておりましたが、「にっぽん会議」というんですかね──日本会議についてでありますが、あくまでも私どもがインターネット、これ情報だけの範囲ですけども、日本最大の保守系の団体と。日本全国に何らかの組織を持っておられて、構成する団体には日本会議地方議員連盟、それから超党派の国会議員248名が所属する日本会議国会議員懇談会、このほか文化人、財界人等各方面に多くの構成員を擁しておられ、「北朝鮮の拉致家族を救う会」、「新しい教科書をつくる会」等の本体と私の方は聞き及んでおります。

 次に円高基調が続くなかで、ウオン安に触れておるわけですけども、観光客の減少に係る問題でございます。このウオン安のあおりを受けまして、対馬に来島される韓国人の観光客がこの秋から減っております。本年の入国者数は、10月末で6万5,617人で平成19年度通年で6万5,490人を超えたものの、11月の1カ月に把握できる範囲では725名のキャンセルが発生しております。

 これまで、釜山、ソウルが主体でありましたが、現在韓国旅行社に働きかけ、大田、大邱等のエージェントにも誘致活動を展開し、12月のこの末には30名単位でツアーを計画していただき、年明けには韓国の修学旅行生600名を送り込んでいただくよう働きかけているところであります。

 一方、国内では、県観光連盟主催の「ながさきの旅人」ツアーで国内旅行者のエージェント12名の参加をいただき、対馬観光についての意見交換会も行ったところであります。

 今後は、新たに開設します福岡事務所を中心に山陽地方それから九州、大阪の旅行社を訪問し、観光客誘致に向けての商品づくりをお願いをしていきたいというふうに思っております。既に、豪華客船2隻の来春の寄港が決定されております。

 最後に、対馬市と韓国との交流との兼ね合いでございます。

 対馬市と韓国の交流は、やはり朝鮮通信使に見られるような友好の歴史の関係があります。外交は、国家がその威信をかけて自国の国益を守るために相手国家と必死になって行うべきものですが、民間友好交流や自治体間交流の推進を図るべきだと考えております。

 いずれにいたしましても、交流を図るうえでは土地問題を始め、今後も法律、条例では対応不可能なさまざまな複雑な問題が発生することも予想されますので、迅速に対応が図れるよう検討してまいります。

 今後とも、市議会はもとより国、県及び各機関、団体等と連携を密に持ち、日韓友好交流の島として位置づけ、継続した友好交流の推進を図り、共存・共栄を理想に雨森芳洲先生の教えに従い、善隣友好の関係がさらに構築できればというふうに考えておるところであります。

 以上でございます。



○議長(波田政和君) 21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) 市長は体調壊してあるかどうかわかりませんけれども、日ごろの元気がないようなんですね。少し頑張って答弁していただきたいと思います。

 いつも言ってある水産については、地元の産品を加工したり、いわゆる付加価値を上げて、そして本土に向けて出していくんだと、そのための企業誘致もしなくちゃいかんというのが私も全くそうだと思うんですよ。ところが、なかなか非常に難しいという面がありますね。これはしかし難しくてもやはりこれに挑戦するというのは、私は対馬の水産の大きな要の1つであるというふうに考えます。これは、積極的に続けていってほしいと考えます。

 今、どういう問題がネックになっているかということで、磯焼けの問題が出ました。私自身、役場にいるころ水産担当を長くしてましたので、当時から磯焼けの問題は全国的な問題でもあったわけです。ところが、一向に進んでないですね。これはもう私は不思議といえば不思議、それほど解明できてない、原因が解明できてない問題と、解明できとってもそれの対応が非常に難しいという問題、いろいろあると思うんですけれども、これは対馬レベルではもう到底手に負えないと、国が、あるいは世界が取り組むべき問題であるというふうに思います。

 しかし、一部には中国のどことやら成功したとかいう話もありますので、否定するわけじゃありませんけれども、非常にこれは大きな問題であると、対馬でだけではなかなか難しい問題であると考えます。

 後継者の問題も言われましたけれども、後継者の問題もこれは水産が漁価の安定とか、輸入魚あたりを規制して漁価が安定していけば漁民もふえていくという問題とか、燃油の問題とか、いろいろあります。これも突き詰めていけば、国の問題にぶち当たります。これも対馬レベルではなかなか難しい問題、ま、いろいろありますが、非常にそういうふうに対馬の第一次産業は、それこそ「荒海に笹船を送り出す」ような問題であるというふうに思います。

 次の問題で、大中まき網の問題ですけども、部長でもいいですけども、源福丸という船名をわかっておられますかね。市長でもいいです。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 正直言うて、私わかりません。



○議長(波田政和君) 21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) 金子水産という水産会社を御存知でしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 金子水産という会社は、聞いたことは何度もあります。



○議長(波田政和君) 21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) その会社は、どなたが起こされたか、起業されたか御存知でしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 創業者の名前はわかりませんが、現知事さんの恐らく先祖の方なんだろうというふうに思います。



○議長(波田政和君) 21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) 私は別に金子水産をターゲットにして話をしようとは思っていません。言われるように、知事のお父さんに当たる金子岩三さんが設立された水産会社であると思います。

 それで、今その御子息──長男さんとか聞いてますけども、いわゆる社長であるというふうに聞いております。いずれにしても、金子知事とはそういう関係のある会社ですね。この源福丸も大型まき網になっております。比田勝港には海がシケたりとかいうときには、その源福丸を先頭に──ま、先頭というのがいいかどうかわかりませんけれども、県内外から多くが避難してくるわけです。

 この大型まき網が全部対馬に被害を及ぼしておるかどうかわかりませんけれども、この規制がかけられてないゆるやかな規制のもとでそういう大型、大中まき網が対馬の近海を我が物顔で操業しているわけです。これを何らかの、この規制を厳しくすると、3マイルとか8マイルじゃなくて、漁民の本当の声は12マイルぐらい外に出てほしいという声が圧倒的なんです。

 しかし、それはちょっと今言うても無理だろうから、5マイル、西側5マイルにしてくれんかとか、東側、今のところはしょうがないかとかね、そういう段階なんです。私は、この漁民の声というか、漁協の考えもちょっとやっぱり穏やかだというふうに思います。

 聞くところによると、新潟県あたりはかなり規制が厳しいそうですね。大中まき網に対する規制が厳しいと。長崎県はどうしてこんなに、特に対馬はゆるやかになってるんだろうかという問題があります。これは、私はただ漁協とか漁民だけの問題じゃないと思うんです。

 なぜならば、水産は対馬の基幹産業の中心に位置する産業であります。それは、市長の政策の本来中心になっておかしくない問題だと思うんですね。だから、市長が先頭に立って漁協長さんたちと一緒になって、そうしたら取り組むと、知事と関係があろうとなかろうと関係ない、知事よりも漁民の立場に立って私はやるべきだというふうに以前から思っておりましたが、きょうの機会に再度市長に要望しておきたいと思います。

 さっき答弁で水産庁長官と会われたという話がありましたけれども、私も水産庁にほかの問題で行ったことあるんですけども、聞いてくれるんですけどもねえ、なかなか先に進まないんです。

 だから、国や県に対して、市長、いつもの馬力で漁民の立場に立って、対馬市民の立場に立って頑張ってほしいと、その決意を聞かせてください。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) この水産業の問題ですが、私は先ほどから言いますように「加工品で生きていく島」をつくらなければいけないという思いで企業誘致ということで動いております。

 そういうなかで、企業誘致、来年かわりましてからその企業が誘致企業で入ってくるよりも、自分たちが島内の企業を育成するために技術供与に行きましょうというお話を、ありがたいお話をいただいております。そういうなかで、そういう技術をいただくのもある意味、企業誘致に近いものになるのかなと思って、それにも今取り組んでおるところです。

 次の大中まき網の問題でございますが、水産庁長官なかなか動かんよというお話ですが、動いていただくためには、私はどうしてでも、この今取り組んでおります対馬を都会とは違う形で際立たせていくための国境離島新法というのが私は必要だというふうに思います。

 その中に、きちんと水産の置かれている状況というのも言うことによって、今の大中まき網の問題について、1つの大きな法的な規制をかけてしまうということも必要だというふうにきちんと念頭には入れております。そういう取り組みをやっていきたいなと思います。



○議長(波田政和君) 21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) 水産の問題の最後になりますが、今マグロの養殖が盛んになっておりますね。

 御承知のとおりマグロの、人間で言えば保育所ぐらいに値しますかね、ヨコワという魚がいます。これが稚魚とか幼魚とか言いますけども、まあ、稚魚ですね、これが対馬の近海では、もう何十年も前からずっと、私が漁師をしとったころからですから40何年も前から、特に水崎から鹿見、あるいは東の方には遅く来ました、東はちょっとおくれたんですけれども非常に漁が盛んだったんです。それが段々今落ち込んできました。その原因は大型まき網なんですね。大型まき網はすぐ情報をつかんで、「あ、夕べ、きのう大漁があった」と、「じゃあ、巻け」というような感じでやるんです、これは規制はありませんので。

 そしたら神経質な魚らしくて、1週間とか10日間はもう引き縄とかね、今、はえ縄漁法でやっているそうですけども、引き縄でした。それが食わない、餌に食いつかない、擬似餌にも餌にも食いつかない、そういうことでもう大変なんです。

 以前は、岡山とか兵庫県とか大分とか、各地から来ていましたけれども、もうほとんど来てません。これは全島的に、今、東も西もありません。このヨコワ漁がですね、こういうふうに壊滅的な大打撃を受けた。これも大型まき網に大きな原因があるわけですから、これは他人事じゃ済まされない重大な問題だと考えます。

 そして海区調整委員、これは市長はそのメンバーなんでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私は、海区調整委員の委員ではございません。



○議長(波田政和君) 21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) 学識経験者とか公選から選べる人とかありますが、行政からはじゃあ出ていないんですね。あ、わかりました。

 私は、その海区調整委員としても、皆さんもこの問題についてはやはり厳しくやってほしいと。なぜならば、先日も上の方で西沿岸ですけども、飼付漁、飼付漁業、御存知ですかね。飼付をやっていた人がそこにルートがあるんですね。魚をこう餌をやりますから、習慣でそこにルートがある。これは3マイル外だったそうですけども、まき網をやったと。それからさっぱり飼付が、魚が来んということでもうやめたという話も聞きまいた。

 そのように大変ないろんなことに被害が及んでいるわけです。そういう重大な問題ですので、この水産の中でも私がこの大中まき網の規制強化、これが要であるというふうに考えますので、よろしくお願いをしておきたいと思います。

 次に、韓国との問題であります。

 韓国の問題で、最後の方に言われました雨森芳洲の精神にのっとって進めていくと、これはもう当然でありまして、以前、上対馬と韓国の影島区との間で姉妹縁組をしました。それは対馬市と影島区との関係になって、今現在があるわけであります。そして、それに伴ってホームステイの問題とか、韓国との交流の問題、高校生の交流とか、いろんなことがありました、ですね。この歴史は大切にしていかないかんと思うわけです。

 私がなぜ日本会議の問題を言うかというと、それと逆行するような動きがある。ただマイナス面ばかり強調して、16カ所か何か対馬の不動産が買収されているらしいですけども、そういうことをあおって今後どうなるかなんて、韓国の人たちは対馬は韓国の領土であると、確かに一部そういうことがあることを私も知ってます。

 それをあおって、むしろそうじゃないぞと、こういう歴史があるじゃないかと、何をあんたたちとぼけた事を言いよるのかということでね、あくまでも対話で、それが友好善隣の精神だと思うんです。

 最近、こういうふうに社会がぎくしゃくしてきますと、いろんな暴力事件や殺人事件とかあります。何かそういうのにあおられているような気がするんです。私の耳にも市民の中から、「お前、そんな甘いこと言うてどうするか」と、ある人から私は言われました。かなり前ですけども、対馬物産開発株式会社ですね、あの問題が議会で大きな問題になったときに、ある人から言われました。「お前たちは、そんな問題どころか、韓国がいつ攻めてくるか、北朝鮮がいつ攻めてくるかわからんときに、そういうことばっかり話してどうするか」って言われました。

 そのように、一部のこれマスコミがあおることによってそのような人たちがやっぱり出てきているわけです。だから国会議員であろうと、国会議員が来てくれたから何か頼めばいいとか、ところがその趣旨をよくわきまえて、意見が違えば、いやあ、それはいけませんと、対馬市はこう行きますというそういう姿勢を貫いてほしいと思うんです。

 確かに財部市長は──話は飛びますけれども、ORCの問題について「対馬は負担できない」ということを市長の集まりの中で県に言われたそうですね。そういう勇気があるわけですから、国会議員でも大したことありませんので、人によってはそうじゃないですか、ね、ピンからキリまであるんです。国会議員もあるし、県会議員も、我々もそうじゃないですか。

 だから、国会議員だからといって何でもはいはいという姿勢は多分とられないと思うけれども、市民の立場に立って対応していただきたい。特に、日本会議については要望したいと思います。どうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今回の23日以降のさまざまな日韓双方からのパフォーマンスというもので、さまざまな動きが起こったわけですが、11月13日でしたか、議長を始め作元委員長、糸瀬副委員長、私、憲政記念館というところでその日は2時半に呼ばれて、国会議員が何十名かお見えになるなかで、いろんな質問がありまして、それにお答えさせていただいたんですが、そのなかで、私はちょっと名前は存じ上げませんけども、ある国会議員の方がおっしゃられました。自分たちのある意味進もうとしてる部分と、対馬の実情というのがそこに齟齬があってはいけないと。だから、このことは慎重にしていかなければいけないねっていう、たしか発言をされました。それまで、いろんな意見がありましたけども、私はその国会議員の方の発言というのが私は正しいと思います。

 なぜ、そう言われたかというのは、私自身が「対馬は、この大陸なくして生きていけないんだ」と、二千年有余が経ってこういうふうな歴史の中にある島なんだと、未来永劫その地勢的条件はかわらない。決してそのことを私どもは忘れないんだというふうな発言をその場ではさせていただいた結果、恐らくその国会議員さんはそのような発言をされたんだろうというふうに私は理解してます。

 決して、国会議員さんであろうが何しようが、私は現在対馬の首長としてきちんと、対馬の今後の生きていくための主張をひるむことなく伝えていくつもりでございます。



○議長(波田政和君) 21番、武本哲勇君。



◆議員(武本哲勇君) 日本会議というのは、自民党が中心ですけども民主党の一部分も入ってますし、入っていないのが公明党、共産党、社民党だと思うんですね。

 だから1党だけじゃないという見方がありますけれども、自民党の中にも日本会議の人たちの行動について批判的な人たちがいっぱいいるんです。対馬にもいっぱいいます。どこにもいるんです。

 この人たちがね、やっぱりずっと本音は「憲法を変えて改悪して、そして外国に軍隊が行ける、そして自衛隊を軍隊にして、そして戦前のようなあのような力によって世界に進出していく」というのが基本にあるわけです。そして、教育基本法を、教育長、教育基本法を改悪してね、そして以前のような私たちが子供のとき受けたような、そういう教育をすべきだという人たちが中心なんです。

 だから、眉につばつけてあの人たちの意見を聞かないと、鵜呑みにするようなことがあったら大変なことになるわけです。私自身、そういう経験をしてます、子供のとき。例えば、韓国の人たちはもう人間扱いをしていなかった時代があったんです。中国と、支那、チャンコロとかね、言ってました。西洋人には毛唐とか言いながらね、そういうふうな教育を受けたんです。

 だから、そういうことをね、また懐かしんであのように力で世界に羽ばたきたいというのが日本会議の本音にある。それ、私がここで公で言ってるわけですから、自信があって言ってます。だから、非常に慎重に対応してほしいなあというふうに思うわけです。

 私は、財部市政の現在までのやり方について基本的に評価しております。私は評価したり、一般質問の私の意見を聞いて、「お前甘いじゃないか」という意見が出ます。私は甘いとは思っていないんです。でも、厳しいときは厳しくやりますので任期が、やがて終わりますけれども、やっぱりそういうふうに支持しておろうと支持してなかろうと、いいことはいい、悪いことは悪いと、こういう是々非々の立場で議会は理事者に対応すべきだと。その信念で私も長い間やってきましたので、これからもそういう立場でつき合わせていただきたいと思います。

 時間をちょっと余りましたけども、以上で質問を終わります。



○議長(波田政和君) これで、武本哲勇君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。

 開会は、13時から。

午前11時53分休憩

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午後1時01分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) お昼1番で、こんにちは。皆さん、眠たい時間にさしかかりますので、眠くならんように頑張って質問をしたいと思います。

 さきに9月の定例会におきまして、市長に対馬市小規模企業振興資金融資条例につきまして質問をいたしまして、運転資金300万、設備資金の500万円を合計800万円を撤廃していただけないかという質問をしておりましたところ、市長の早急なる決断を持っていただき、10月31日より施行されておるという文書をこの8日に我々はいただいたんですけれども、やはりいいことをしていただいたことはもう少し早く「10月31日より施行しますよ」ということを、我々議会にも資料としてやってもらえないかなと思いますが、その点どうですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 早急に取り組みたいということで、内部で話し合いをしまして、この制度を変更をいたしました。

 確かに、制度改正してそれでよかれと思っておりましたが、今、中原議員さんがおっしゃられるように広報がおくれたことについては申しわけないことでございます。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) なおかつ、また今後は、いろいろな市長も言ってありました回答は早目に出しましょうということは言ってありましたので、よろしくお願いしたいと思います。

 また、この件につきまして早急に決断していただきましたことに対し、お礼を申したいと思います。ありがとうございます。年末を控えて、中小企業にとりましては大変意義ある融資ではないかなと思っております。

 それでは、通告に従いまして質問をいたしたいと思います。

 主要地方道厳原美津島線についてでありますが、9月にも関連質問をしております。そのときの市長の答弁が私にとりましては不十分であり、今後の対馬の道路整備がどのようにされていくのか不安を感じたのは私1人ではないと思います。

 よって再度質問をいたしますので、市長のとるべき姿勢をしっかりと答弁していただきますように、お願いを申し上げます。

 まず、美津島町吹崎地区が特に狭い道路でございます。テレビで報道されておりますクロマグロが2割削減されることが決定され、高価になってまいります。マグロがますます高級品となろうしている今日、尾崎からの出荷が多くなってきます。大型の保冷車が通ることによりまして、事故につながりかねません。早急にやらないと、わずか3キロの距離がどうしてやれないものか不思議でなりません。市長として、鶏知工区もありましょうが早急に取り組めないのか、9月にも質問しておりました、その後の協議に入られていつごろやれるのかお尋ねをいたしたいと思います。

 また久田から豆酘間におきましても、計画性を持って県との交渉に入っていかなければ県の対応待ちでは地域の皆様は、また観光面においても非常に困ってくると思います。どのような計画性を持っていかれるか、示していただきたいと思います。19年度4月現在におきましての改良率は55.6%と聞いております。今後の改良状況をお示し願いたいと思います。

 2点目の質問です。対馬市の本庁の計画についてであります。

 平成16年3月1日、合併以来5年目を迎えようとしております。合併協定調印式が平成14年6月11日に、対馬グランドホテルにおいて出席者200名のなかで調印式が行われております。そのなかで、いろんな検討がなされておりますが、将来計画されるであろう新庁舎建設は、島内の交通網の整備の進捗状況などを見て再度事務所の位置については新市において検討を行うとあります。

 財政の厳しい対馬市にとっては、新庁舎建設は遠い話かわかりませんが、そろそろ議論していく場があって、必要ではなかろうかと思われます。また、議会と本庁舎が一緒のところが望ましいのではないかなあと思います。市長の見解を伺いたいと思います。

 また、上対馬町にあります教育委員会に対しましては、合併のときの取り決めで今日まで来ております。教育委員会的に主催する会議は1年間83回ありまして、そのうちの71回、豊玉と峰の両方で開催されております。そのような状況下において、中央に教育委員会を持ってくるときが来たのではないかなと思います。いろんな会議において集まりやすい場所にあってこそ、教育委員会の本来の機能が果たせると思いますが、市長の見解を伺いたいと思います。

 次に農業委員会でありますが、上県町にあって、会議は1年間8回程度開催されまして、そのうちの7回は峰で開催されております。そのような状況下において、農業委員会としましても見直すときが来たのではないかなと思います。やはり会議をするそばに事務局がないというのは、何かにつけて不合理ではないでしょうか。

 また、南北に長い対馬にとりまして経費の面もかなり違ってまいります。是非取り組んでいかなければならない問題であろうと思います。市長の見解を伺いたいと思います。

 よろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 中原議員の御質問にお答えさせていただきます。

 3カ月前の定例会における回答が不十分、心もとなかったということでありますので、再度この主要地方道、特に厳原豆酘美津島線の件につきまして再度答弁したいと思います。

 1点目の加志箕形間の未着工の部分でございますが、前回もお話をさせていただきましたが、現在実施中であります鶏知工区と加志、この箕形工区のどちらを優先的に実施するかの選択を、当時の旧美津島町の委員会において論議がされたそうでございます。

 そういうなかで、現在の鶏知工区の方を選択をされたと。さらにその当時は、県道の1つの考え方として1つの自治体に1本の補助を採択をしていくというふうな考え方が──あ、補助ではございませんですね、事業採択をしていくという考え方があったというなかで鶏知工区を採択をしたというふうに聞いております。

 で、またこの加志箕形工区には共有地部分が大変多くて、入会林の整備が必要であるという、ここが1つのネックになったというふうにも聞いております。加志地区で昭和56年ごろにこの入会林の整備を実施をされたそうですけども、途中で中断、中止してしまったと。御存知でしょうけども、入会林の整備事業につきましては地権者の確認書が7割以上が必要でありますが、当時4割程度であったということも聞いております。

 ところが、最近、河川改修事業の方向が見えてきたというなかで、入会林整備の推進の意向が強まっていると、加志においてはですね、そういう話もあります。ただし、箕形の方においてもそういう問題が当然あるというふうななかで、前回も申し上げましたが、現在の鶏知工区がこの平成24年度で完了をする方向で進捗をしておりますので、その後にこの加志箕形工区については要望をしていくと、その後にしてもらうように要望をしていくという考えで臨んでおるところであります。

 次に、同じ厳原豆酘美津島線の関係でございますが、久田南工区と言いますが、久田から尾浦のトンネルまでの間ですね、あそこを大体言いますが、19年度に完了予定でありましたが、業者の経営困難という事情によりやむを得ず20年度に繰り越され、本年度完了予定となります。

 その後につきましては、今、瀬浦厳原港線で内山安神工区が21年度に完了予定でありますので、この瀬浦厳原港線と久田南工区の完了までの間をつなぐ約2.6キロの改良工事を要望していきたいというふうに考えております。

 今、安神の方につきましてはここも入会林の問題がありまして、一生懸命担当課の方は取り組み、平成22年の3月に登記完了する予定できちんと物事は進んでおるというふうに聞いておりますので、実は先ほど言いました久田南工区が終了した地点から新しい内山坂トンネルまでの間におきましても、この入会林の安神の第1工区と言いますけども、この第1工区が完成をしないと着工が難しい状況ありますので、そちらもあわせてやっておりますので、この南工区が済み次第そちらに着工していただけるようにきちんと物事を進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

 それともう1点の本庁の計画についてでございますが、中原議員がおっしゃられましたように、協定項目の中で、新市の事務所の位置についてはおっしゃられるとおりであります。合併して4年が経過して2期目の市政を迎えた対馬市の行政運営を考えるときに、4年間を振り返り、事務所の位置も含めあらゆる角度から私どもが受け持つ行政事務を検証し、見直すことはとても大切なことでありますし、見直しをするという点では議員のおっしゃるとおりだと思います。

 我々が行政運営をとり行っていくうえで、事務所の位置というのは市の組織機構とともに非常に重要な事項でございます。その重要性も役割の持たせ方によってかなりかわってくるのではないかと考えております。

 と申しますのは、従来のまさに行政型と申しますか、縦割り構造の組織での行政運営をとり行うには事務所、特に本庁の予算権限が強大なものとなり、一極集中化し、ほとんどの業務といいますか、サービスですね、サービスが本庁に行かないと受けられないような状況となってしまいます。これは住民にとって遠い存在となり、本庁までの距離によって住民サービスに大変な格差が生じることとなります。

 対馬市においては、合併後、支所の権限、機能、権能、予算等が本庁に一極集中し、合併前より住民サービスが低下したとの印象を住民の皆さんに持たれてしまったというのがおっしゃる現状だろうと思われます。

 今までの縦割り構造の組織で市政運営を行っていくのは限界があり、これを横連携と変革する必要があると考えております。今の社会情勢の動きは非常に早く、市政に求められるものもかわってきておりますし、皆様も実感されていることと思います。そして、このようなことを実現するためにも、変化する社会に即座に対応できる市役所や職員をつくらねばならないと考えております。

 以上のようなことを実現するため、2つの推進本部の創設とあわせまして支所を「地域活性化センター」と改め、さらには地域と密接な関係を持ちながら地域や校区単位でのビジョンを市民とともに描き、それを具現化するための地域マネージャー制度を創設し、今まさに動き始めているところでございます。

 特に、活性化センターには支所業務を本庁の下請け業務と思われがちなものからかえて、その区域に活力を持たせる原動力となってもらうため地域支援課を設け、職員からなる地域マネージャーをコントロールすることとコーディネイトすることを新たに担ってもらっております。

 このように市民の目線に立った行政組織に変革することで、各地域に分散された行政機関による住民サービスの格差については解消されていくものと考えております。市役所、庁舎の位置というのは、住民サービスがどのように執り行われているか、必要な住民サービスが提供できているかが最も重要なことであり、そのためにはどのような組織機構を構築し、どのような規模でどのような事務権限を付与し、事務所を廃止するかを大所高所から検討することが必要であり、何よりも市民の皆さんのコンセンサスが得られる形での配置、位置、組織機構とする必要がございます。

 厳しい財政状況のなか、できるだけ現状の施設のなかで最大の事務処理効果を生むような組織機構を構築したつもりではございますが、一部の事務について配置位置の見直しが望まれているのも事実でございます。市役所庁舎の位置を見直し、配置移転することは大変な時間と予算が必要となってくることも予想されるところであります。

 以上のようなところから、現在の社会情勢、対馬の経済や財政の状況から見て、対馬の再生に向けて官民一体となって取り組み、予算を集中させることが急務であり、地域活性化センターや地域マネージャーが中心となった地域づくり、住民サービスの強化を図りながら、市役所組織の機能の向上と強化の状況と財政の状況等を検証しながら、市役所庁舎の位置についても考えていきたいと思っておりますので御理解くださいますようによろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) 市長、教育委員会とか農業委員会に対しましても答弁を、その場からでも結構ですので出していただければと思います。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 教育委員会の件でございますが、教育委員会におきましては、先ほど中原議員がおっしゃられるように今一番北にあるために、各学校へ職員が行くにも一番南の豆酘等まで行くのに1日がかりであるというふうな状況で、大変な勤務に、加重な労働を強いている状況は十分に聞いておりまして、もっと動きやすい、どうしても全島に散らばっております学校等を管轄してる関係で、そのあたりは現場の方からも声は上がってきておるのは事実でございます。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) まず道路の方からやりたいと思います。今、入会林の問題で大変用地等難航したというような話でございます。

 マグロにおきましていろいろと尾崎地区の方から聞いております。また、このごろはNHKのテレビ等でも、尾崎の漁業の方が出られて一生懸命に水産業発展に対して対馬のブランドとして頑張っておられるなあというのをテレビ等で拝見をいたしております。

 また、来年度から4億から5億ぐらいの出荷量にもなろうと聞いております。このようなときに、どうしてもあの地域は、道路はどこも困っているところばかりですけれども、あの地域の約3キロのところは大きな保冷車ではまず走りにくいんじゃないかなあと私思うんですね。

 だから平成24年度まで待って、それから工事をするとなれば、それこそまた四、五年かかりましょうから、平成30年度くらいまでしか完成が見込めない、約10年もかかるんですよね、今から。しかし、それではちょっと遅いんじゃないかなあと思いまして、こういった質問をしております。

 やはり急に来年度から言うても無理でしょうけれども、県の方に再度お願いをする方向にはいかないものか質問いたします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今現在、県の方の考え方が土地の取得に関しまして、きちんと登記が終了する、移管されてくる見込みのある事業ではないと着手をしないという基本的な考えがあるもんですから、この以前予定されておりました加志箕形間のこの路線について、どうしても入会林整備等がきちんとされてないと、いまだにですね、そういうなかで、要望をするのは正直言いまして簡単ではありますが、そのあたりの環境整備をさきにこちらが整えないと県も要望を聞いていただけませんので、それに向かってまずもって私どもはやっていき、その見通しが立つ年度を設定をするなかで県の方には要望をしていかなければいけないというふうに思ってます。

 先ほど言いました24年度に鶏知工区が終わりますので、それに向かって入会の方も、たまたま加志の方でも先ほど言いますように河川改修工事等によって入会林の機運が盛り上がってきておりますので、それとあわせて進めていきたいなというふうに思うところであります。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) 今は、本当、用地交渉ができないと、何も道路にしても河川にしても県側はやらないという意向はよくわかっております。

 そうしますときに、ならば吹崎から加志までの間を道路のコースというのは決まっておるわけですか。そのコースが決まっておらないと用地交渉にも臨めないと思いますけれども、その辺はどうなんですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私が言いました、先ほど言いましたのは、以前予定を計画をしたのがあるということで話をしまして、用地交渉ではなくて、入会ですから山全部が共有地になっておりますので、その山全部どこがかかっても個人との用地交渉はまとまったとしても登記はできませんから、山全体の割り山といいますか、そのあたりがきちんと終わって、終わる年度が見据えられたときに県の方にお願いするしか今方法はないんじゃないかと。だから入会林の方を一生懸命やっていきたいという考えです。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) それでは、しつこいようですけれども、それは市の方で対応していかれるということですか、用地交渉、その入会林の登記に関しては。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 現在、安神工区、安神第1工区をやっておりますし、入会林に関しましてはですね。それから、以前大船越の方も今やっておるところです。

 いかんせん、私どもが強引にいってもこの話はまとまる話じゃございません。地域の方々の所有者の70%以上の方がそういう意思がないと始まりませんから、まずもって、ですからその地域の人たちがやはり動き出してほしいと思います、その入会林に関してですよ。

 そうじゃないと、県道の改修も要望さえもできない状況だということをきちんと地区の方々も恐らく私はわかってあるんだろうと思います。加志の方もその河川改修工事に伴って入会林をやっぱりしなくちゃいけないという思いに至ってあるということですから。

 だから、そういうふうな地域の方から機運が盛り上がってきて、要望等が上がってこないと、私どももその入会林に事務としてお手伝いができないというふうなことであります。絶対、こちらが強引にやっても始まる話じゃございませんので、地区の方がそのような機運のなかで事業着手ができるように私は望んでおるところです。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) ああ、わかりました。

 そうなりますと、この3チャンネルを見ていただいて、地域の方々が今市長が言われますように理解をしていただいて、道路はどうしても拡幅して必要であるという認識のもとに、やっぱ地元の議員もおりますし、そういった方の協力も得ながら市も進めてもらいたいなあと思います。

 次に、今いろいろ改良の話が豆酘間の方もあっておりますけれども、尾浦から今度は久和、内院、浅藻、豆酘ですね、あちらの道路に関しましてはどのような計画を持っておられるんですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 先ほども申し上げましたように、尾浦から浅藻に関しまして、今喫緊の課題となるところは内山坂トンネルから久田のあのトンネルまでの間を次はしなければ、せっかく造りました、造っていただきましたトンネルが生かされないことになりますので、私はそれが先だというふうに考えております。その後に、南に延ばしていくというふうな考えにしかならないのかなと。

 県の方も潤沢な資金がお持ちであるならば、いかなる私どもが用地さえ整えばそれをお願いすればできればいいんですけども、県の方も潤沢な資金をお持ちじゃないようにありますので、しっかりとこちらの優先順位を見られてから事業はしていかれると思います。

 そういうなかで、私は内山坂から久田までのトンネルまでの間が続いてやるとこだろうと、あの区間の中ではですね、というふうな思いでおります。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) 新聞とかテレビによりまして、来年度から道路特定財源が1兆円が地域に配分されるというふうに決定されておりますね。

 こういったときに、対馬のその将来の道路計画に基づいて、やはり県からも配分があろうかと思いますので、対馬市独自案をやっぱりもっと持っとかれんとできんではないかなあと私は思うんですね。

 だから、やはりそろそろ、市長の考えがある状況の素案をある程度作っていただけたらいいんじゃないかなあと思いますけど、そういったところどうですか、道路に関しまして。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 道路に関しましては、9月議会でも申し上げましたように、対馬島内において道路事情だけを考えますと南北問題があるということで、特に旧下県郡の道路については劣悪な道路環境のままで来ておりますので、この南部地区に力を入れたいというふうな考えは明確に示させていただいておるところでございます。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) 話が飛ぶかわかりませんけれども、合併協定の中の内容にもありますように、今議会と本庁舎が30分もかかる状況において、今浦底から厳原までは道路が1本で、万が一の事故があった場合は市長等も厳原に帰られんのですよね。このようなときに、旧豊玉町と美津島町のときの委員会におきまして「あそうパールライン構想」とかあったわけですよね。この構想は、市長御存知ですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 路線の詳しい経路は存じ上げませんが、そういうパールライン構想があったということは知っております。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) あわせまして、そういった構想も過去にはあっておりますので、どうかして現実に向けてそういった今の先ほどの道路問題の構想の中に取り入れてもらいたいなあと思っております。

 道路問題につきましては、何せ金がかかることでございます。また、県とか国に要望していかなければならないと思いますので、今後の健闘を祈りたいと思います。

 次に本庁舎の問題でありますが、本庁舎の場所に関しまして、急には今先ほど市長が言われましたように、急に言うてすぐできるもんでは、どこに決めましょうかという状況にはならんと思います。今後に向けまして、結論が早いかわかりませんけど、検討委員会なり作る状況がいいんじゃなかろうかと思いますが、そういったことはどうでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 私も、まだ結論は出すような状況ではないというふうに思っております。

 先ほど申し上げましたように、横連携で物事を進めていくなかで地域に密着した行政をやっていくんだということの検証をきちんと終わらせて、本当で本庁はそのときどこがいいんだと、今の形では全くだめなんだという結論になるのかどうかわかりませんけども、今やっておりますこの行政の進め方と、そして職員の動きと行政サービス等をきっちりと検証をした後に、今おっしゃられるような検討委員会なるものが仮に立ち上げてするというのはやぶさかではありませんが、まずもって検証を先にしたいと思いますので、時間をといいますか、若干の年数をいただきたいなと思っております。

 こういう問題が起こった際は、当然のことながら市民の皆さん、それから議会の皆さんと相談を申し上げないと話は全く進む話じゃございませんので、それはそのときはそういう考え方で進めたいと思います。

 それとちょっと先ほど道路のことがございました。1本しかない国道、それでライフラインが遮断されたときはどうなるんだと、そのときのための迂回路といいますか、バイパスが必要なんじゃないかというお話だったと思いますが、実はこの11月に県の方の道路企画課の職員さんが、今後の構想としてどんなふうなことを考えてありますかという首長への直接のヒアリングがございました。

 そのときに申し上げましたのは、私は「対馬を丸くするためにどうしても県道を西側に1本つくってくれ」と。それは極端に言えば水崎から尾崎までのような路線だと、4キロある、恐らく1,000億かかるだろうと。

 しかし、離島と本土との架橋が終わった県はこれから先は離島内架橋を考えるべきときが来ただろうから、離島内架橋として対馬を2本のライフラインをつくっていくためにも、西側に時間がかかってもいいからそれを計画してほしいというふうなことは、そのヒアリングの際に申し述べ伝えたところでございます。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) ぜひ、市長の任期中に──まだ始まったばっかりですけど、任期中にどしどしその計画を進めてもらいたいなと思います。議会もそれに向けてバックアップしていかなければならないと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 この前、11月初めに政務調査におきまして、自民クラブと佐渡の島に行ってまいりまして、正副議長の出迎えを受けまして懇談をいたしました。あそこも同じく平成16年3月1日に1市7町2村で合併しておりまして、今は人口6万5,800人、議員が28名でしたけれども、正副議長だけが出迎えていただいて懇談をしてまいり、そのなかにおきまして、市長が先ほど言われました防人新法を、国境離島の新法問題で話をしまして、同じ離島として一緒に気持ちを同じくして新法制定に向けて頑張りましょうという心強い議長の言葉を伺ってきております。

 そのときに話がありましたけれども、同じやっぱり本庁と議会が車で15分ぐらいかかって外れたところにありました。やっぱりその合併のときの条件であったそうですけども、そこの議長がいわく、今市長に一緒になろうやと、議会と市役所が一緒でないと困るばいと今申し入れをしとるというような話もしてありました。やはり議会と本庁が一緒でないと、市長にしても幹部の方にしても議会から資料を求められたときに「また後日出します」とかが結構ありますよね。そういったことが本庁と議会が一緒になっておればまずそういう面がかなりいいんじゃないかなあと思いますが、どのように思われますか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 本庁と議会との場所のみならず、全体の行政を進めていくなかで、どのような問題がこれから先出てくるのか、新たな行政のシステムを導入しましたから、これから先どのような問題が実際出てくるのかという部分を検証をしていきたいと思います。

 今おっしゃられる、確かに議会の皆さんに本庁と距離があるために資料等をすぐに出せないというふうなことがあることにつきましては、申しわけなく思いますけども、ただそれだけではなくて全体を眺めるなかで検証をしていきたいというふうに考えます。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) 同じく、教育委員会が大きな私ネックになろうかと思うんですね。

 やはり年間に83回も会議があるなかにおいて、71回はこの峰と豊玉で行われておるわけです。このときに見ますときに、やはりそれは合併当初の話であったかもわかりません。上県町の人方には大変聞き苦しいかわかりませんけれども、中央に帰るべきではなかろうかと私は思うんですね。市長の見解を。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) そういうふうな声が実際市民の方々からも上がってきておるということは私自身耳にしておりますが、その時期が来ましたら、また皆さんと検討委員会等を立ち上げていただき検討をしていかんばいかんと思いますが、きょうあしたの話ではなかろうと思います。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) 同じく農業委員会にしましても一緒ですけれども、市長の考え的にはまだこの一、二年はそのままにしておこうという考え方のように聞こえますが、そのようですか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今解釈されたとおりでございますが、それ以上に議会の中でもっと歩みを速めろという意見がまとまるようでありましたらば、それもやぶさかではございません。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) やはり本当、上対馬町の庁舎はそのときにはもったいない気がしますけれども、経済面、経費の面からおきまして早急に取り組まなければ、この財政の厳しい折ですから、特に考えていかなければならないんじゃないかなと思うんですよ。

 市長も当選されたばっかりで、その英断ちゅうのは厳しいかもわかりませんけども、やはり今、日ごろから言ってあるように、「財政が厳しい、厳しい」と言われるならば何らかの形をかえていかなければならないんじゃないかなと思います。再度質問します。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) どこかに大なたを振るわなければならない部分はあります。

 いろんな箇所あろうかと思いますが、今の中原議員さんが提起されました問題についてもその血を流さなければならない部分、問題であろうという認識はしております。



○議長(波田政和君) 22番、中原康博君。



◆議員(中原康博君) 急にきょうあしたの問題じゃありませんけども、いろいろと検討委員会を立ち上げていただきたいと思いまして、私の一般質問を終わります。よろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) これで、中原康博君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩します。

 開会は14時から。

午後1時44分休憩

………………………………………………………………………………

午後1時58分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) こんにちは。チャンスをいただきましたので進めたいと思いますが、まずきょう武本議員の一般質問のなかにもありましたように、非常に市長の元気のなさに議員連中心配しております。

 なかには、「気合だ、気合だ」をやってみろという人もおりますけれども、神聖な議場ですからそういうことはやめておきたいと思います。いずれにしても、元気よく質問をしますので、答弁も元気よくお願いしたいと思います。

 先の9月の定例会において質問をいたしました森林整備について、若干確認をしたいと思います。

 まず、森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法が本年5月に公布、施行されたことは確認をしたところでありますが、前回、私の質問時においては特定間伐促進に関する県の基本方針がまだ示されておりませんでした。

 したがって、当然対馬市の促進計画も作成はすることができませんが、これらのことについてその後どのような経過状況であったか、今までのところ説明をお願いしたいと思います。

 また、この特措法では林業従事者の養成あるいは後継者の確保、そういった大きなテーマもあります。さらに、作業の機械化を含め取り組まなければならない問題が数多く示されております。後継者の確保あるいは従事者の確保、養成、機械化の促進、これについて市長がどのように考えてあるかお聞きしたいと思います。

 2番目に、小中学校の統廃合について質問をいたします。先に小川議員、また三山議員が関連するような質問をされておりましたので、私は違う観点から質問をしてまいります。

 学校の統廃合を巡っては、昭和31年に文部省が1校の学級規模は12学級から18学級、通学距離が小学校で4キロ、中学校で6キロ以内が望ましいという基準を示しておりました。しかし、この基準も現実にあわない。いろいろな問題点が生じたために、昭和48年に小規模校も容認する通知を出しております。

 また本年6月には、文部科学省が中央教育審議会に対し、教育上、学校にはある程度の人数が必要である。また、その判断のもとで学校の具体的な規模の目安、地域が受け入れやすい統廃合のやり方等の検討を求めたところでもあります。

 近いうちに、この中教審から答申がなされるものと思っておりますが、いずれにしても急速に過疎化が進み、小規模校がふえ続けている我が対馬などの現状とはかけ離れた答申がなされるのではと私なりに考えております。

 そこで、対馬市の統廃合については、地域性を考慮し、将来を見据えた統廃合を推進することが必要ではないでしょうか。もちろん、対馬市の適正配置基本計画があります。それに基づいてやることにはかわりありませんけれども、具体的には今ある小学校同士あるいは中学校同士だけでなく、小中一貫教育を実施するためにも、小中学校の併設を視野に入れた統廃合を進めることも1つの方法として十分検討に値するのではないかと思っております。

 また、公立高校を再編基準に基づき進められております高校の見直しも、我が対馬においても、将来存続が危ぶまれている豊玉高校や上対馬高校の生徒数の確保のためにも中高一貫教育を進めることで、毎年、関係者が頭を悩ましております受験者数の確保に向けて、明るい展望が開けるのではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。

 併設する学校の教師がお互いの学校を行き来して授業をすることは、勤務辞令の交付さえあればできることです。何とか、1つの統廃合の方法として考えていただきたいと思っております。

 次に、3番目に島内のスクールバス事業についてお伺いをいたします。

 本年度、対馬市において小中学校あわせ路線バスで14路線275人、スクールバスで23路線332人、合計607人もの児童生徒がバスでの通学となっております。しかし、既に合併して4年半が過ぎた現在においてもこのスクールバス事業は見直されることなく、相変わらず対馬交通株式会社の独占受託が続いております。平成20年度の予算にして1億375万円もの市民の浄財が注ぎ込まれております。

 しかし、多くの予算が投入されたにもかかわらず、これまで自治体行政の基本であるところの競争原理が働かなかったことが私には理解できません。そこで、お伺いいたします。来年度に向けて、このままの契約状況で続けられるのか、それとも見直しをする予定があるのかないのか、お聞きしたいと思います。

 以上、3点について答弁をお願いします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 小西議員の御質問にお答えいたします。

 9月定例会における対馬市の森林間伐等促進計画について、その後の確認事項でございます。森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法、いわゆる間伐等促進法は御存知にように今年の5月16日公布、施行され、平成20年度から平成24年度までの5カ年間に森林の間伐等を促進するため特別の措置を講じることを内容とする法律でございます。

 まず農林水産大臣が特定間伐等の実施の促進に関する基本指針を策定、公表を5月に行っております。次に、都道府県知事は国の基本指針に即して特定間伐等の実施の促進に関する基本方針を作成することとなっており、県も基本方針を作成しまして、平成20年10月、林野庁から承認され、本市を含め市町に公表されたところでございます。

 本市は、県の基本方針に即して、特定間伐等の実施の促進に関する特定間伐等促進計画を作成することとなっております。この基本方針、促進計画を策定いたしますと、県や市町村への新たな交付金措置並びに地方債の特例が講じられ、間伐推進に市町村の関与を促す措置でございますので、本市も今年度中に特定間伐等促進計画を作成することとしております。

 議員御指摘の後継者の確保等につきましても、十分にその計画の中に盛り込まなければというふうな思いでありますし、この法律ができましたのは、何度も言いますが京都議定書に絡んでこういう法律ができております。京都議定書の二酸化炭素吸収を促進していくために、この法律は制定されておりますので、まさしくカーボンオフセットの研究会の中でも論議をされ、この間伐促進というものがさらに今まで以上に進んでいくような制度構築に努めていきたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) では、私の方から失礼します。児童生徒数の激減による学校統廃合の推進についてのお答えをいたします。

 児童生徒数の推移、学校数の状況及び学校規模の状況につきましては、小川議員の質問に対しまして御説明いたしましたので省略をさせていただきます。

 対馬市教育委員会といたしましては、対馬市立小中学校適正配置基本計画に基づき、計画実現のため関係地域や保護者に対して市教委の考え方を申し上げ、御理解をいただけるよう努力をしているところであります。

 平成18年2月に基本計画を作成した時点での平成20年度児童生徒の見込みよりさらに小中あわせて333名の減少となり、予想を上回る児童生徒数の減少となりました。児童生徒数の激減や小規模校の増などにより早急な対応が必要であり、子供たちの教育や将来を考え、学校の状況に応じて通学の利便性等を考慮して通学区分の見直し、分校化等とあわせ小規模校、極小規模校及び複式学級編成の対象と広い視点から適正配置基本計画を見直し、子供たちが未来を明るく希望の持てる教育条件整備のため学校統廃合に取り組んでいるところでございます。

 各学校においては長い間の歴史や地域との深い結びつきがあり、かつての地域社会統合の象徴であった「我らの学校」がなくなることの寂しさなど、地域の方々は複雑な心境であろうというふうに拝察をいたします。

 このような状況のなか、短期間で御理解をいただくことは容易ではありませんが、子供を中心に据え、先ほどお話のあった小中併設、中高一貫教育、それから地域から要望がありましたら、山村留学等も含めまして子供たちがよりよい教育環境の中で教育が受けられるようこれからも該当地区にお邪魔し、御理解をいただくよう努力を重ねてまいりたいというふうに考えております。

 続きまして、スクールバス事業の見直しについてお答えを続けてさせていただきます。スクールバスについては、現在市保有のバスが17台、対馬交通株式会社からの借り上げバスが6台の合計23台となっております。このうち、対馬交通委託が21台、市嘱託職員運行が仁田スクールバスで1台、個人委託が島山スクールバスで1台であります。

 このような状況のなか、別の旅客運送会社からスクールバス運行への参入の問い合わせがありましたので、指名願いを出されるようお話をし、今年度は1台について指名願いがあった事業所2社で見積もり入札を実施しましたところ、結果、対馬交通株式会社の落札となった次第であります。

 次年度以降におきましても、児童生徒の安全で正確な登下校及び保護者の負担軽減が目的であることを十分に考慮したうえで、さらなる運行方法の見直しを図り、運行管理や安全管理はもちろんのこと、バスの整備、万が一のための保険加入や代替車両の確保などの条件が満たされれば、見積もり入札を実施すべきスクールバスの枠が広げられるかどうか今後検討する所存であります。

 以上で終わります。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) スクールバス事業の見直しについて、私の方から1点答弁させていただきます。

 児童生徒の通学手段の確保とあわせまして市民の生活交通手段の確保について、平成21年度において地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく国庫補助事業地域公共交通活性化再生総合事業を活用し、対馬島内における公共交通のあり方について見直しを図るための計画策定事業を実施する予定といたしております。

 本事業については、事業実施主体が同法で定められた協議会ということになりまして、平成20年このことしの10月1日に既に設置したところであります。

 平成21年度に計画の策定を実施し、翌22年度か3カ年、国から2分の1の補助をいただきながら計画事業として掲げられた実証試験事業を実施し、住民主体のバス運営、現有スクールバスの活用による市営バス化など、新たな手法による交通手段の確保について検証を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) さきに整備計画の森林整備の方から質問してまいります。

 今、既に対馬市には対馬市の森林整備計画というのが存在しております──ですね。これは、平成24年までの整備計画だったろうと思います。これに適合するような形で今度新たに特定間伐の促進計画を作成するようになるわけですが、今までこの森林整備計画を策定されるときには、市の担当者あるいは県の普及指導員あるいは森林組合の担当職員が地区を回られていろいろ策定されたと思います。多くの地区回りをされてると思いますが、そのときにいろいろ希望者を募ってこの森林整備計画をつくられたと思います。

 しかし、これからつくる、作成する促進計画においてはやはりどうしても間伐等が必要な山林が数多くあります。必ずしもその所有者が理解されて間伐促進をお願いするというような状況にないと思います。

 その辺をやっぱり考慮して、これからは専門家が見た山の状況、森林所有者にいろいろ納得できるように説明をして促進計画をつくるような、そういう方法に持っていくべきだろうと思います。市長のお考えはいかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 法律がこういう形ででき、基本方針等ができ上がってきましても、実際それが動くか動かないかということは今議員がおっしゃるように山林所有者の気持ちがそこまでいかないと何も進みません。

 そういうなかで、所有者の方々と膝詰めで物事を決めていかなければいけないというふうに思います。

 今回は5カ年の計画になるわけですけども、5カ年の間にやれることというのをきちんと見定めていかなければいけないと思いますし、恐らくこの5カ年のみならず、先ほど言いましたようにカーボンオフセットの制度設計ができ上がりますと、私は未来永劫ある意味林業というものが対馬において雇用を生み出す場、所得を生み出す場ということになるような仕組みに持っていくためのカーボンオフセット計画の研究会でございますので、そのあたりも含めて、山林所有者の方々と協議を進めていきたいと思っております。

 専門家の意見という御意見ございましたけども、専門家の範疇がどこなのか私もちょっとはっきりわかりませんが、少なくとも今の森林組合はもとより県の林業課等々の方々の意見も拝聴しながら、山林所有者の方々に理解を求めていきたいというふうに思っているところであります。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 私が言う専門家というのは、森林組合の職員とかあるいは県の林業普及指導員、これおりますから、こういった方を指して私は専門家と言っておりますので御理解いただきたいと思います。

 大体、その計画に基づいていろいろ実施するというのは、間伐とかあるいは造林、そういうのを実施するというのは、森林組合が中心になって、該当者を募ってそこから事業を進めていくようになると思うんですが、現在、補助金の申請、あるいはそういうのをすべて森林組合の方で行っている模様です。これを1つの産業として、先ほど私は従事者の養成とか作業の機械化とかいうことも申しましたが、現在非常に公共事業も削減されて、建設業者も非常に厳しい状況にあります。

 そういう方からの異業種の参入ということも考慮して、山林の方に力を発揮してもらう。山林の方に参入していただいて、そこでこの促進計画をさらに進めていくというふうなことは私も1つの方法として考えられるのではないかと思います。

 もちろん、そういった補助金の申請とかにおいても、ちゃんと市の方で説明会なりそういう申請の方法とか、そういうこともちゃんと説明をしてやれば十分建設業者でもできると思いますが、いかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 今回の特定間伐促進に関する分につきましては、私が聞いておるところによりますと、今までの流れと若干違ってきまして、市の関与というのが大きくなるというふうに聞いております。

 そういう意味において、先ほどおっしゃいました実際施行をする方々ですね、今まではもっぱら森林組合の方が表に立って物事をやっておりました。しかし、最近は森林組合のみならずほかの方々も参入されて入札をされているというふうにも聞いております。どんどんこれから先、この特定間伐促進計画に基づいて事業をふやしていき企業からのお金もふやしていき、していくことによって島内のさまざまな業界に、また業種にわたってそれに関与できるんではなかろうかというふうな気持ちも私の中にはございます。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 多くの参入者を募っていただいて、積極的な登用をお願いしたい。そういうふうな、それに沿った市長の答弁ですからよろしくお願いしておきたいと思います。

 次に、学校統合のことで質問をしてまいります。

 先ほど、私、併設校を視野に入れた統合はいかがでしょうかという話をさせてもらいました。今、全国的に併設校や隣接する学校同士の連携によって小中一貫教育が見直されております。長崎県においても、公立校の一貫教育は長崎市で行われておりますし、また佐世保市でも行われております。そういうことで、我が対馬も今後はあり得る事態だろうと考えております。

 県内でも、佐世保の宇久地区では小学校から高校までの一貫教育が実施されております。対馬市にも十分参考になる取り組みだろうと思います。なぜ、私がこれほど小中併設にこだわるかと言いますと、今、教育界でも問題になっております「中1ギャップ」というのがあります。これは、どういうことかと言いますと、小学校6年生の義務教育を終えて中学校に入学した途端、勉強や生活になじめず、あるいは学校に適用できない、そういう子供が不登校やいじめに遭ったりする、そういう事例があります。これが「中1ギャップ」と言われております。

 昨年度の文部科学省の調査によりますと、不登校の子供は小学6年生で約8,000人、中学校1年生になりますと3倍以上の2万5,000人になっております。また、いじめの件数も小学6年生で約1万件、これが中1では2万1,000件となっております。

 このように、中1ギャップは義務教育の深刻な課題として今積極的な取り組みが待たれるところであります。対馬の不登校あるいはいじめの数値は、私は持ち合わせてはおりませんが、やはりその辺も憂慮する数値になってるんじゃないかと心配をしております。こういう観点から小中併設あるいは小中一貫教育を進めたらどうかと思いますが、教育長の考え方をお聞きしたいと思います。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 失礼します。ただいまお話のように、統廃合に向けて小中一貫教育はどうかというようなお話ですが、実は、例えばもう小学校の独立校と中学校の独立校が連携をとりまして運動会を一緒にやるとか、遠足を一緒にやるとか、そういうふうなことは各地区で進んでおります。それをまた進めるように、今現在指導してるところです。

 先ほどの統合のときに小中一貫教育という形でまとめていったらどうかというようなことで、大変意見としては大変珍しい意見であるというふうに私は思います。

 ただ、小中一貫というのはやはりそれぞれの独立校が一緒になって、独立校になるぐらいの規模のところが一緒になってということで、対馬の場合にはなかなか独立校としてどちらもなってるようなところというところが、またわざわざ一貫教育にしてやらなくても今のところそれぞれ独立して頑張ってるという状況です。

 ただ、先ほどの話に出てきました小中併設という形ですね、例えば小学校の独立校がある、中学校の独立校がある、それが例えば小学校は統廃合してこちらに持ってきたいんだけど地理的に遠い。中学校も遠いというような場合には、どちらも人数が少なくなったら小中併設という形でまず学校を存続させる。その地域に存続させる。そして道路とかいろんな条件が整ってからそれぞれのまた道路事情によって近くなった学校に小学校、中学校の方に統合するという、過渡的な形としては小中併設というのは十分可能なことであるし、私自身もそういう学校が対馬にはあるというふうに現在認識をしております。

 それから、中1ギャップのことですけれども、確かに全国的には中1が一番問題が多いんですね。対馬においてじゃあどうかということを考えますと、対馬の場合には、意外とこの全国的な平均よりもうんと低いところで落ち着いているということであります。

 その点では、それぞれもう全国的に言われてますので、みんな中学1年生の担任及び学校は必死になってその辺のところを指導しておりますので、今のところ全国的に見て大きな影響はないというふうに、統計的には出ております。

 以上です。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 小中一貫まではいかなくても、やはり対馬の中でも、例えば例に挙げてみますと今里中学校と今里小学校、非常に隣接した近くにあります。これを例えば渡り廊下とかでつないで、先生も行き来していろいろ連続した、それぞれが共通理解をしたうえでの授業とか、そういうのも進めることもできるんじゃないかなあと思っております。ぜひ、1つの方法として検討をお願いしたいと思っております。

 また先ほど高校の改革についても触れましたけれども、非常に最近、少子化も進んで生徒数が急激に減少しておることは教育長も先ほど述べられたとおりであります。平成19年度の対馬全島の中学校の卒業生は412名おります。このうち、大体進学する生徒が96%、396人、そしてなお、この396人から島外に進学する子供が約18%から20%、19年度は74名おります。

 島内の高校に進学した子供は322名、この対馬にある3校の定員は360名です。既に、ここでもう定員割れをしておるわけです。これからもどんどん減ると思います。平成20年度では大体卒業予定者は374名、ほぼ進学率は変わりませんから、19年度の例で計算してみますと359人が進学するだろうと予想されます。

 そのうち、島外に進学する子供18%から20%を除けば、288名が島内の高校に進学するということになります。高校の定員は19年度も変わりません。20年度も変わりません。360名です。3高校のあわせた競争率は0.8倍です。非常に少なくなっております。そういうことから、この豊玉高校、上対馬高校、今豊玉高校も40名ほどしか入学してくる子供はおりません。定員は80名です。半分です。非常に存続が危ぶまれます。このままでは豊玉高校は近い将来なくなるのでは、非常に現実として心配されます。

 それを防ぐためにも、何らかの方法を考えなければいけません。佐世保の宇久高校はそういうことを先に考えて、小学校、中学校、高校、小学校は2校ですが、そういう取り組みをされております。対馬も真剣に考える時期じゃないかと思いますが、教育長の考えはいかがでしょうか。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 確かにそのとおりでありまして、私どもも高校の存続につきましては以前にもこの質問がありましたときにもお答えしましたように、県にも働きかけているような状況であります。

 ただ、高校の方にも努力をしてもらわなければいけないところがあると思います。やはり高校が生き延びるためには高校に特色がなければいけない。対馬高校は離島留学制度ができまして特色があります。ところが、豊玉高校と上対馬高校については、どちらも普通高校ですから特色がなかなか出しにくいという点があるかと思います。

 それで、私どもも県立ですので、私どもが直接どうこうというわけにはいかないと思いますけども、できる限り私どもが支援できるところは支援させていただいたり、それから一緒に相談できるところは相談してやっていこうというふうな形をとっておりますが、まず一番いいのがやっぱり中高一貫教育という形で現在この前の答申の中にも県の方針の中にも出ておりましたので、一貫教育という形でどうにかできないかということで、今水面下での話を進めているところであります。

 高校が残る残らないというのは、これは対馬島民にとっては大きな影響を与えます。それで、その点は私も十分考えているとこであります。これは、私どもの考えだけではなくて、対馬の方々が高校を残していこうという考えがなければなかなかこれが成立しないというふうに思います。

 島外に20%前後の子供たちが出ておりますので、これはいろいろ理由があって出ているかと思います。しかし、単に子供が島外に出たいからということで親御さんが認められている例があるならば、それは十分今の対馬の高校でも達成できる目標がありますので、そういうふうな形で、学校の方を通して進路指導で子供たちに説明していけるんじゃないかというふうに思っております。

 以上です。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 今、教育長の方からも話がありました。やはり高校にも存続に向けた努力をしてもらわなければいけない。まさに私もそう思います。

 やはり特色ある学校、魅力ある学校、生徒が求める学校、そういうのをやはり高校には期待したいな、そうすることで受験生もふえてきて生徒数の確保もできると思っております。

 また、このいろいろ、学校統合にもあわせて対馬にもいろいろ独自の魅力ある教育ができるんじゃないかということも私は思っております。1つ、例を挙げてみますと、宮崎県の五ヶ瀬町、もうほぼ熊本市に近いところですが、この五ヶ瀬町では非常に小規模校が、小学校、対馬とかわらないような小規模校があります。4校程度小学校がありますけれども、この小規模校だけれどもなかなか合併が進まない。

 そういうことで、週に2回ほどバスを借り上げて1つの学校に、その4校から3年生と4年生の生徒を集めます。そして、その1つの学校で授業をさせるわけです。すると、ほかの学校からも先生が一緒についてきますから、6名ぐらい程度の先生が集まります。もう十分2人おれば授業はできますから、残った4人の先生はその学校の1年生や、あるいは6年生、ほかの学年の授業をするわけです。そういうことで、なかなか合併が進まないかわりに合同で授業をして、将来、合併に向けた取り組みを合併しやすいような雰囲気づくりをやってるというところもあります。

 対馬市も、そういうことをしてる学校があるのか、あるいは今後する予定があるのか、ちょっとその辺をお聞きしたいと思います。



○議長(波田政和君) 教育長、河合徹君。



◎教育長(河合徹君) 確かに五ヶ瀬町のテレビは私も見ましたけれども、すばらしいなあというふうに思いました。子供たちの喜ぶ姿を見ましてですね。

 でも、あれと、そんなに頻繁にはありませんけれども、もう既に下の、これも1回お話をしましたけれども、下の方の久田小学校に久和小学校、内院小学校が来て、そしてそこで子供たちが勉強してまたバスに乗って帰るというようなことはやっております。ただ、今お話を伺いますと週2回というようなことですが、そういうふうに頻繁に行っているわけではありません。

 これは、年2回程度しか行っておりません。しかし、そういう基礎があります。それからさらに、青年の家を中心にして、これ生涯学習課も共催でやってるんですけれども、近隣の学校から集めて青年の家で宿泊をして、これは希望者だけですけれども、そして青年の家で一緒に共同生活をして登校だけは別々のそのそれぞれの学校に通うという形を今現在とっているそういう事業もあります。

 それを来年度は一歩前進させて、これは全国的にも珍しい例だと思いますが、近隣の学校を青年の家に集めて、青年の家から1つの学校に3校ないし4校の生徒のある学年が、5年なら5年、4年なら4年でもいいんですが、その学年が1つの学校に通うという形をやってみようと、宿泊学習と同じ学校にみんなで通って、そこでいわゆるコミュニケーション能力といいますか、いろんなたくさんの友達と合同で勉強するという、そういうふうな授業を今予算がつけばの話ですが、今要求しているところですけど、そういう事業を考えているところです。

 以上です。



○議長(波田政和君) 3番、小西明範君。



◆議員(小西明範君) 今なかなか興味ある話がありましたけれども、1つの学校に宿泊をしてそこにほかの3、4校も一緒に通わせるという話ですが、非常に取り組みとしては全国的にも珍しい貴重な取り組みじゃないかなと思います。ぜひ予算の方を市長につけていただくようにお願いしたいと思います。

 最後に、スクールバス事業で来年度は見直しをしていただくという答弁をいただきました。また、公共バス事業についても、いろいろ本年度から来年度22年度実施に向けて取り組みが既に始まったという答弁もしていただきましたので、随分私としては納得できる一般質問になったと思っております。

 どうか、今後においても既に今実施されておりますいろんな各種事業の見直しをしていただいて、昨日も大部議員の方からもありました、総務文教で見直しをしたらどうかという話をしたら1,000万を超える見直しができたという話がありました。常に、私はそういうことは職員には頭の中に入れてもらって、職務に精励してもらうことは大事と思っております。

 どうか、そういうことをお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(波田政和君) これで、小西明範君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 暫時休憩をします。

 14時55分から再開します。

午後2時45分休憩

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午後2時55分再開



○議長(波田政和君) 再開します。

 次に、12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) 皆様、こんにちは。一般質問の2日目の最後でございます。

 市長、気合を入れていきたいと思います。(笑声)よろしくお願いいたします。

 通告のとおり、1点目は一般廃棄物処理施設及びし尿処理施設の委託料の見直しについて、2点目は市長は対馬を経済特区として国に要望する気はないのかの2点であります。

 まず1点目の一般廃棄物処理施設及びし尿処理施設の委託料の見直しについてであります。対馬市に一般廃棄物処理施設は4カ所あり、20年度の委託料予算の大きい方から対馬クリーンセンター、厳原町安神、管理委託料が合計で3億7,726万5,000円、そのうち運転管理機械保守点検委託料は2億8,450万円、対馬クリーンセンター北部中継所、上県町佐須奈、管理委託料合計599万8,000円、そのうち運転管理機械保守点検委託料は550万円、対馬市一般廃棄物最終処分場、豊玉町貝口、管理委託料合計が101万9,000円、対馬クリーンセンター中部中継所、峰町櫛、管理委託料合計16万円となっております。

 対馬クリーンセンター北部中継所と対馬市一般廃棄物最終処分場については、運転管理機械保守点検委託料は含まれておりません。

 次に、し尿処理施設は3カ所あり、厳美清華苑、美津島町根緒、管理委託料合計8,604万1,000万、そのうち運転管理機械設備点検管理料は7,310万円、対馬北部衛生センター、上対馬町唐舟志、管理委託料合計997万6,000円、そのうち運転管理機械整備点検委託料は943万円、対馬中部クリーンセンター、豊玉町志多浦、管理委託料合計525万5,000円、運転管理機械設備点検委託料は394万6,000円であります。2つの処理施設の運転管理機械設備保守点検委託料は、合計で3億7,647万6,000円となっております。

 平成20年までの一般廃棄物処理施設及びし尿処理施設の業務委託の経営形態を見ると、単年ごとに特命随契で契約がなされています。各施設の安全運転を支える各種システムは特殊機器類により構成されており、その維持管理にあたって特命随契が多くなることもやむ得ないものとは考えます。

 しかしながら、特命随契は入札方式による契約に比較して、市場の競争原理が機能しないことから契約金額が割高及び膨大になっているところであります。このため、今後から両施設の安全運転に最大限の配慮をしながらも、さらに契約については入札方式を導入し、運転管理、機械設備点検委託料の削減をするべきである。入札方式を導入するにあたって、市場の競争原理を機能させるためには、まずプラントメーカー系以外の参入する競争条件を醸成することが不可欠である。

 このためには、まずプラントメーカー系以外の参入があること、施工企業グループによる情報開示や特定調達品の供給等についての協力、施設の改修は保障期間中に可能な限り解決して動くことが必要である。

 プラントメーカー系以外の企業については、設計、施工技術者を採用し、あらゆる焼却施設の改修、補修工事に対応して、業務委託を受諾しておる状況がほかの自治体などで多く見られ、既設メーカー以外の企業でも十分な安全性を確保し、施設の運転を遂行可能であることがわかります。

 これらのことから、一般廃棄物処理施設、し尿処理施設の業務委託の契約に競争原理を働かせ、運転管理、機械設備点検委託料のコストの削減を検討し、財政の逼迫を軽減するべきと考えられます。

 次に、市長は、対馬を経済特区として国に要望する気はないのかについてであります。今、テレビ、新聞で対馬が韓国領土化になっていると報道され、全国的に対馬が注目されているところで、国会の各会派の先生方も対馬に対し真剣に対策を考えておられます。戦後63年の間に対馬が全国的に注目され、国会の先生方のテーブルに上がることは1回もなかったことと思われます。なぜ、全国的に注目されたのかと言えば、国の領土問題に端を発し、韓国のいろんな団体が「対馬は韓国の領土である」というようなでたらめなことを唱えたのが始まりで、本土からいろいろな団体が来島し、それぞれの意見を唱えておるところであります。

 今、対馬の経済は不況のどん底であります。世界的金融危機で日本の自動車機械機器の企業があわせて3万人以上の雇用削減を発表したところであり、来年、日本は失業者があふれ、対馬から本土に出稼ぎに来ている若者、家族もその影響を受け、対馬に帰島するのが余儀なくされる状況が考えられます。

 そのためには、この時期に国境離島対馬振興特別措置法の制定を要望し、雇用対策、燃料対策、観光対策、貿易対策、環境対策、国境離島国防対策の計画法案を図り、対馬の自立的発展に期すとともに豊かな島民生活の実現を早急に回復しなければなりません。

 もともと対馬は裕福な島でありました。水産業が主産業で、後に離島振興法ができ、公共事業が右肩上がりとなり水産業の低迷を担っていたのでございますが、小泉改革により公共事業削減、ましてや前市長が強行推進したCATV事業の起債53億円、これらを不景気対策事業に充てればこんなにも早い不況にはならなかったと思われます。

 市長、この対馬を不況経済の立て直し、国境離島を守るためには国境離島対馬振興特別措置法の制定を国に要望していただき、対馬を経済特区として導入していただきたいと思うのであります。

 市長が国に求めている意見書の「防人の島新法」の制定要望も同じ考えだと思います。新法法案の概要があれば聞かせていただきたいと思います。今、行政、議会、市民を挙げて、国に経済特区の優遇を要望する時期ではないでしょうか。財政の厳しい時期でありますが、行政、議会、各業界の代表をあわせて国に陳情するべきではないでしょうか。

 以上2点について、市長の答弁をお願いします。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 宮原議員の御質問にお答えさせていただきます。

 まず第1点目の一般廃棄物処理施設等の委託に関する物事の進め方の見直しというものだったと思いますが、特に第三者機関のコンサルを入れて競争入札というものに導入する考えはないのかということだと思いますが、まず安神のクリーンセンターにつきましては、平成14年12月稼動当初から焼却施設の施工メーカーであります三機化工建設株式会社さんに運転管理を全面委託し、維持保守管理についても三機工業株式会社さんに委託をしてきた経緯がございます。

 焼却施設という特殊プラントの運転管理及び維持管理にあたっては、設計・施工メーカー独自の技術のノウハウが必要であること、また特殊プラント機器に精通しているなどの理由により、御承知のとおり随意契約の形態をとってきております。

 個別に見てみますと、運転管理委託につきましてはクリーンセンターの各施設の機械設備は施工メーカーによる長年の経験、実績に基づくものであり、機械設備を熟知している三機化工さんに委託をお願いしているわけですが、委託金額の約86%が現場職員39名の方々の人件費で、残りが現場管理費等となっております。

 また、機械器具の維持保守管理につきましては焼却施設の溶融路の補修工事、ごみ破砕機の交換業務、ごみクレーンの保守点検、リサイクルプラザの破砕機の補修工事等が主な内容となっております。

 次に、厳美清華苑につきましては、ごみ焼却施設と同様、平成14年4月稼動当初から施工メーカー系列の株式会社クリタスさんに運転管理の一部と機械設備点検整備を委託しておりまして、運転管理につきましては3名分の人件費となっております。

 また、機械設備の点検整備につきましては、機械電気設備、生物膜分離装置の保守点検等が主なものであります。

 同じく北部衛生センターにつきましても、施工メーカー系列の三井造船環境エンジニアリング株式会社さんに運転管理の一部と機械設備の点検整備を委託しております。

 し尿処理施設につきましては、議員さん御承知のとおり両施設とも膜分離高負荷脱窒素処理方式というものでありまして、大変高次の処理性能が求められ、その処理技術・管理システムは非常に高度化され、専門性の高い業務と安定した運転管理が必要とされておりまして、焼却施設と同様、独自の技術ノウハウや特殊プラント機器に精通していることが求められる施設であります。

 御質問の第三者機関のコンサルを入れて競争入札を導入してはというお話でございますが、まず現在の委託料の積算につきましては統一的な積算基準がないため、メーカーによる見積もりに頼る部分が大きいというのが実態でありまして、見積もりを徴収し、その後、市が積算した仕様書に基づき、1者ではありますが入札を行っているというのが現状です。

 御指摘の競争入札でございますが、全国的にはプラントメーカー系列の会社との随意契約が圧倒的に多い状況があります。

 現実問題としまして、株式会社三機化工建設さんが設計施工したこのガス化溶融路の維持管理業務を遂行できる同業他社がどれくらい存在するのか、また新規参入しようとする意思のある同業他社がどの程度存在するのか、他社と契約をする余地があるのかどうか、また御指摘の第三者機関のコンサルを入れ競争入札が果たして可能なのか、今後、調査研究をしていく必要はあろうかというふうには考えております。

 次に、この対馬を経済特区として国の方に要望していく考えはないのかという御質問でございました。

 今まさに、マスコミ等で対馬がさまざまな観点から注目を浴びております。議員御案内のとおりでございます。対馬の実情につきましては、先ほどもほかの議員さんのときにも答弁をさせていただきましたが、上京の折に現在の産業の不振の状況、そして産業の振興が図られなければ今のようなさまざまな問題が起こるんだと、今のような問題の根幹にあるのは疲弊した経済状況であるということをきちんと訴えてきました。

 そのなかで、私は「防人の島新法」の制定、そのことがすぐにできないならば離島振興法の枠組みの中で、国境離島という枠、外洋離島という枠、それから内海離島という枠に、仮に3つの枠に定義づけで分けて、その中で国境離島はどこどこだという話の中で、その国境離島については同じ離島を一括りにせずに、違う形で特別措置を求めるという手法も我々にはあるという話もさせていただいたところです。この話につきましては、総務省や国交省の方にも要望を行ったところです。

 ところで、議員御質問の経済特区の指定要望の件につきましては、現在経済特区ではございませんが、構造改革特別区域法で地方公共団体が当該地域の活性化を図るために自発的に設定する区域で、当該地域の特性に応じた特定の事業を実施・促進するもので、特定事業は例えば3歳未満児の幼稚園入園とか、再生資源を利用したアルコール製造事業等々を示された事業がございまして、規制の特例措置の適用が受けられるものとなっておりますが、議員がおっしゃってありますようなのは1979年ですか、?小平、中国の共産党──役職は忘れましたが、?小平さんが進められた経済特区というふうな恐らく意味合いだろうと思うんですけども、外国の資本や技術の導入というものが認められ、あの深川地区、ほか4地区においては盛んに外国企業が進出して工業、金融業などが発展し、中国の今の経済発展の先鞭をつけたものというふうに考えております。

 実は、この8月ごろから本市においても、経済特区的な区域設定や島内企業立地支援を考え、外からの投資を促すファンド設立を検討を行ったところでございます。この検討には銀行さんも入っていただき、ファンドの可能性と、外からのおっしゃられるような経済特区的なもので対馬の生き残りはできないかという研究は一応いたしました。

 ところが、ファンド運営ということになった場合、基本的に原資の運用益をもって貸し付け、あるいは助成を行うものでございますが、対馬市の財政状況において資金拠出が困難であるため、島内外を問わず投資によるファンド運営を、先ほど言いますように助言を受けながら検討はしました。しかしながら、出資を募るのには対馬に対する投資に値する何らかの魅力、メリットが見い出せる要素がなければ困難であるという壁にぶち当たったところであります。

 今、議員の皆さんと議論し進めております国境離島新法について、私は沖縄振興開発特別措置法的な新法をこれまで考えており、つまり沖縄特措法で特別自由貿易地域、フリートレードゾーンや情報通信産業特別地域等のいわば経済特区が設けられております。また、対馬においては本土との競争条件の同一化のため、島への国道としての航路の運賃の改善等を同時に盛り込むなど「防人の島新法」に特区に相当する考え方を盛り込んで要望していった方が好ましいと思いますので、趣旨は十分理解いたしますが、何とぞ御理解賜りたいと思います。

 今後、市が目指す新法の内容につきましては、十分研究しながら実現できるように取り組んでいきたいと考えております。市民の皆様を始め、議員皆様方の絶大な御支援、御協力をお願い申し上げる次第です。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) まず1点目の施設ですね。一般廃棄物施設とし尿処理施設の運転管理費の削減ができないかということについて質問したいと思います。

 今、私が資料をあるとこからもらったんですが、このスーパーバイザーっていいますかね、コンサルみたいなスーパーバイザー制度というてありましてですねえ、これは何かといいますと、技術者ですね。それに、立ち会う資格を持った博士、技術屋あたりがこのスーパーバイザーって呼び名で、そちらが管理業務っていいますか、監督業務を市の側に立ってどのようにするかの指導を、まして見積もり計算なりをする制度がそのスーパーバイザー制度というものがあるんですよね。

 で、そこ中身は、施設設備や事業運営を行うにあたっては発注者、自治体等の立場で外部委託している設計事務所やコンサル会社に対して、経験豊富な高度な専門技術者であるスーパーバイザーが発注側の立場で支援する業務支援制度というスーパーバイザー制度というものがあるんですよ。

 この制度を導入して、それなりの資格を持った博士を持った方がおられ、その専門知識を自治体側として今度次の業者に監督、ましてはこのようにしなさい、入札制度をこのようにしなさいっていうアドバイザーですかね、そういう制度が今各自治体で行われているところであるとですね。

 それで、来年度からこういう方式を対馬市も導入すれば5,000万程度の削減は可能であると、計算すれば85%ぐらいの比率からいけばですね、って思ってこのスーパーバイザー制度の導入はいかがなもんかなと思いまして、市長に提案するものでありますが、市長はどのようにお考えかお聞かせいただきたい。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 平成14年稼動しました安神のクリーンセンターを建設する段階におきましても、プラントメーカーの方から三機さんですかね、決まった後も、私ども行政側が専門的な知識を持たないということで、実は当時恐らく、記憶はもし間違いであったらお許しいただきたいんですけど、日環センターの方にそのあたりの専門知識を持った方がいらっしゃるということで精査をしていただいた経緯がございます。

 御質問の第三機関となった場合、そういう日環センターなるものもございますので、そのあたりとも協議し、実際5,000万の節減ぐらいになるんじゃないかというお話ですが、少なくともコンサルに日環センターもコンサル、今ある意味スーパーバイザー制度というのもコンサルでございますので、それなりの費用が発生します。そのあたりのことは1回試しに試行的にやる必要はあるのかなと。もっぱら先ほども言いましたように、プラントメーカーさんの出される金額がもとになって、随契をずっと続けておるということでありますので、これから先第三者機関を入れて試行的にやってみようかなというふうには考えておるとこであります。

 極力、そのあたりを十分に研究をして、試行に入りたいというふうに思います。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) 日環コンサルさんを入れられたということですが、そのときのそのコンサル料というものはどれぐらいの金額だったんですかね、ちょっとそこのところ教えてください。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 当時、もう10年近く前の話になりますので、正直言いまして私の手元に、その幾らで日環センターの方がされたかはちょっと資料を持ちあわせておりません。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) コンサルといいますと、かなり高い金額になるらしいですよ。私もそう聞いております。

 しかし、このスーパーバイザーのコンサル料というものは、コンサルの半額ぐらいでできるという話を聞いております。ですので、そこのところ参照にされて、いい方向性で研究されれば、削減の方向に結びつく可能性は高いと思います。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 全体の削減とともに、私が考えておりますのは第三者機関に出すことによって、地元の今のいろんな鉄工業者さんとか、ああいうプラントに若干でもかかわれるような方々ですね、地元で発注ができる部分はないのかどうかということの、特に私は精査をしていただきたいなという思いが私の中にはあります。

 確かに、三機さん自身もやりよられるかもしれません。それから、どのように流れとるかはちょっと私もわかりませんが、私どもが特殊なプラントやもんですから、どこからどこまでがプラントメーカーさんがしなければいけないのか、それとも地元がどれだけできるのか、どこまでできるのかというのを正直言うてこちらが持ちあわせておりません。専門性がありませんので。だから、そのあたりについて特に第三者機関に見ていただきたいというふうな思いを思っているとこです。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) よくわかりました。

 よく研究されて、できましたらそのスーパーバイザーのそういう部分を参照研究されまして、削減の方向に、この厳しい状況のなかでございますから、やっぱりみんな辛抱しながら削減をさきにするということをかなり精査しながら、補っていくように努力していただきたいと思います。

 次に、対馬を経済特区として国に要望する気はないかに質問したいと思います。

 これは、今、市長も話されたとおり、私もこの沖縄振興特措法案を基本とした質問をしたいと思っとるんでございますが、この沖縄特措法ですね、振興特別措置法っていうことで法律が沖縄には振興特措法という法律が制定されております。そこの中で、質問したいと思いますが、この観光振興地域とかですね、沖縄特定免税制度、航空燃料税の軽減措置、金融業務特別地区にかかわる特例措置、産業高度化地域にかかわる特例措置、自由貿易地域特別自由貿易地域にかかわる特例措置、中小企業の経営改革の取り組み支援の特別措置、経営基盤強化計画を実施する中小企業に対する特例措置、離島の旅館業等にかかわる特例措置とか、この措置法が制定されとるわけです。

 この措置法の中身というのは何かいうものは、税制減免措置といいますかね、税に対して控除、免除、税制というような取り組みのなかの制定法になっとるわけです。

 それで、さっき市長も言われたように「防人の島新法」、恐らくこのような一緒の考え方だろうと思っております、今の答弁のなかに。そのためには、やっぱりさっき言われたように、貿易特別地域、地域の振り分けですね、外国資本の投資て言われましたけど、今そのいろいろメーカー関係とか、投資によるファンド経営投資とかいうことで壁にぶち当たったという話をされましたが、この国境離島、今問題になっとります韓国の領土化問題に加えて、北、南に対しては特措法が制定されとるんですが、西の対馬に対してはそれがない。この近いとに対してですね。

 ですので、今まさにやっぱり国境を対馬自立的に守るためにはこの特措法が一番必要な時期ではないのか。そうすれば、やっぱりそれに対して税制減免、そういうものが来れば、取り入られればある程度の苦しさも楽になるんじゃなかろうかなと思うんでございます。そこで、できましたら、この特措法を国に今パフォーマンス的な要望を訴える必要が要るんじゃなかろうかと思いますが、市長はどうお考えですかね。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 国に訴える時期等については、また今の状況を1回沈静化させる必要があるかなとも思っております。

 この12月中に、平沼代議士を顧問とする2つの議連が対馬に来島される予定でございますので、その来られた後の次の議連の動向等を見ながら、動きは進めたいと思います。

 この沖縄振興特措法は、恐らく1972年でしたか、本土に復帰をされました。それに伴って特別措置法ができたというふうに記憶をしております。

 産業のみならず、すべての分野において特別措置が講じられておるところであります。当然、それまでアメリカの中に入ってたということで、管轄下に入ったということで、このような特措法ができたというふうに思っております。さまざまな課税特例等がこの中で出てきてるし、国の特措法に基づく予算補助、法律補助等も高率な補助率が設定をされておるという部分だろうと思っておりますが、私、改めてよく考えますと、私の記憶違いでしたらお許しいただきたいんですが、1274年ですか、それから81年ですか、そのとき対馬は攻め込まれてきております。

 そのような国境の島でありまして、その後、何の700年以上経っても特措法的なものを何もいただいてないと、離振法につきましても対馬から発信したものがいつのまにか全国の離島すべてに網がかぶるようなわけ口がわからない、私にとってはですね、法律ができたというふうに私は思っております。

 私どもは、私どものこの地勢をきちんと訴えていくために、あえて「防人の島新法」という名前にしました。いろんなところと手を組まなければいけないということはわかるんですが、手を組み始めたら昭和28年の離島振興法と同じような結果となるのかなというふうな思いもありますので、そのあたり、うちの島はほかのところと違う歴史がありますよというなかできちんと物事を訴えていきたいと思っております。

 時期等については、これから先十分に情勢を踏まえ、さらに内容等につきましても、私はこの沖縄振興の特別措置法ほどのものは私どもは恩恵に預かり過ぎてはいかんと思っとります。

 もっと、自分等の地域にこの島に合った内容で組み立てていかなければいけないのかなと。そういうふうな法律みたいなものでお願いをしていきたいというふうに考えております。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) ある新聞に、「どげんかせんばいかん」ていうことで宮崎知事が東国原知事が誕生して、「どげんかしょうやあ」っていうことで対馬の県議、永留県議が誕生しております。

 で、国道を走とったら、前の車に「もうどげんもならんちゃ」っていうて書いてあったって(笑声)、うん。(「見た、見た、私も」と呼ぶ者あり)見たですか。まさに、対馬の経済が今そう厳しい状況になろうかという状況になっておるところでございます。

 それで、さっきの前の小宮議員も質問の中で「1月から12月の間に倒産者業者、倒産者件数が35社」とか。「ここ1、2年で100社が閉鎖された」とかいう話をされておったんですが、やっぱり企業誘致なり行政サービスも、税の徴収、それはやっぱり大事なことでございます。しかし、一番大事なことは今の島民の生活ですよ。経済、そして対馬企業、この救済ですよ。これが一番あすあさってに問われる問題じゃなかろうかなと思うわけですよ。(「そうだ」と呼ぶ者あり)

 これを市長は、対馬企業の救済対策をどのように考えておられるか。もし来年度以降にも計画案があれば、ちょっとお聞かせいただきたいと思いますが。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) この年末の資金繰り等で島内企業の方々が大変困られるであろうというふうな状況が垣間見れましたので、9月の一般質問で中原議員さんの方から御指摘がありました対馬市の小規模企業振興資金融資につきましては、運転資金と設備資金の枠を取っ払い800万をどちらに使ってもいいということで銀行等とも交渉をし、そういうふうなものをつくり上げたところでございます。

 そして、それ以外につきましては、私どもの対馬市の資金力は資金が潤沢にあれば皆様にそのような、それこそ無利子の融資制度等をどんどん制度構築することができるんだろうと思いますが、いかんせん、そこまでのお金がないということで、今は県に頼るしかないというなかで、県の方が融資限度を2,000万、年の利率1.8%でこの20年度の融資枠として50億円の予算を確保していただいておるとこであります。

 この事務処理については、今まででも国の方の制度としてありましたセーフティネット融資というのがございましたが、それよりも若干緩和をするなかで、制度をどんどん活用してほしいというふうな思いでおります。

 正直言いまして、この融資を担当しております本庁であれば地域振興課の方にも多くの方々が毎日訪れてあると、事務処理をそうしてこなしてるというふうな状況でありまして、この年末についてはそういう考え方をまずもってしております。

 それと、私の方は国の方が早くとんとんと物事が進んでほしいという思いでおるわけですけども、二次補正の問題です。二次補正については極力私ども手を挙げていって、早期に対馬市に景気が戻るように、カンフル剤としてでも欲しいという思いで手を挙げてるところです。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) 市長の答弁もよくわかるんですよ。その県が50億用意してる、今度の800万ですね、CATVに流れておりますね、そのあれがですね。それもわかりますけど、今の対馬市で事業計画が立てられると思いますか、企業は。事業計画ができないわけですよ、事業計画。そしたら、借り入れ返済計画もできない状況に陥ってるのは事実やとですよ。

 それをどうするかを考えるのも行政やなかろうかなと思うわけですよ。借り入れしたいけど、事業計画は立てられない、返済計画はできない。そしたら、借り入れもできない。最終的には、老人と公務員しか対馬には残らん状況になるですよ。今の企業をどう立て直すかの行政が計画案を真剣に練る時期やなかろうかなと私は思いますがねえ。

 その企業に対して行政が入るっていうことはおかしいやないかと言われるかもしれませんけどね、もうそういう状況に陥っとるわけです。そしたら、もう少し、まあ土建業にしろ何にしろ、どういう方向か角度をつけた予算組み、そういう面をどのような方向で考えてあるか、その計画案が知りたいわけですよ。借り入れしたいけど、借り入れができない状況やとです、今は。そこわかったらちょっと市長答えてください。



○議長(波田政和君) 市長、財部能成君。



◎市長(財部能成君) 銀行の方のまずもって借りたいけど借りられないという話が今ございましたが、多分10月ごろだったと思いますけども、十八銀行の支店長さんに役所に来ていただきました。そういうなかで、貸し渋り、貸しはがし、いろんな問題が島内で起こっておるんじゃないかと。

 この問題について、銀行として地域経済を守るために、今までと違う経済状況に陥ったから銀行も踏み込んでほしいという要望をまずもってさせていただいたところです。

 しかし、なかなかそれ以上のことについては、私も銀行に対しては踏み込むことはできませんでした。島内に幾つもあります企業のある意味再建策を行政の方がというふうに確かにおっしゃられますが、私ども、そこまで踏み込むのはいかがなもんかというふうに正直言うて思います。

 何も放置をするっていう話ではなく、個別の再建計画ではなくて、対馬市がこれから先今年度の恐らく組まれるであろう二次補正等に相当の思いで要望をしていくように考えておりますので、いましばらく、それについては待っていただきたいと、単独費の中で私どもがするというのは、到底企業を支えきれないというふうな思いでありますので、そこは御容赦いただきたいと思います。



○議長(波田政和君) 12番、宮原五男君。



◆議員(宮原五男君) わかりますよ。企業に対して行政がてこ入れはできないといえば、アメリカのビッグスリーもいろいろ問題になっとりますけど、行政もある私の聞いた話、直接じゃないんですが、ある国会議員の先生が公共事業に陳情がないと、だれかが話されたんですがね、最近はっていう話をされたという話も聞いておりますけどね、やっぱり対馬は公共事業をなくしてはやっていけない状況的な今までの経緯があるわけでございます。

 そういう方向性も考えたやっぱり施策の計画案が必要じゃなかろうかなと私は思いますからね、ないないないではそれはやっぱり削減はしなければいけない。しかし、計画、先の見える計画はやっぱり行政がつくらなければ、今までは公共事業を頼りに対馬は生きてきたわけですよね。まあ、いろいろ水産業もありますけど、ほとんどが私は7割、経済波及していたじゃなかろうかなと思いますけどね、土建業あたりも。じゃけ、そういう方向性の計画案もやっぱり真剣に取り組んでもらわんと、来年あたりは対馬は終わりますよ、今の状況でいけば。

 そこを真剣にやっぱり、ねえ、行政マン、そしてなおかつやっぱり審議会をフルに地域審議会が10年間あるわけですから、これは法的審議会ですので、そこの地域の意見を取り入れてその聞く耳を持って計画案も立てんと、行政的な計画案では今の対馬は回復は難しいです。そこのところをよろしゅうお願いしまして、私の質問を終わります。どうも。



○議長(波田政和君) これで、宮原五男君の質問は終わりました。

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○議長(波田政和君) 本日予定しておりました登壇者5名の市政一般質問はすべて終了しました。

 あすは、定刻より市政一般質問を続行します。なお、議員各位に配付しておりますように、あしたは一般質問終了後に、議場において議員全員協議会を開催します。出席をよろしくお願いします。

 本日は、これにて散会します。お疲れさまでした。

午後3時47分散会

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