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長崎県 対馬市

平成 17年 3月定例会(第1回) 03月04日−06号




平成 17年 3月定例会(第1回) − 03月04日−06号









平成 17年 3月定例会(第1回)


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平成17年 第1回 対 馬 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第8日)
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議事日程(第6号)
                       平成17年3月4日 午前10時00分開議
    日程第1 市政一般質問
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本日の会議に付した事件
    日程第1 市政一般質問
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出席議員(80名)
1番 縫田 孟敦君       2番 村瀬 哲美君
3番 阿比留光雄君       4番 橘  松幸君
5番 江嶋 慶子君       6番 三山 幸男君
7番 小宮 政利君       8番 初村 久藏君
9番 一宮 明博君       10番 阿比留一禮君
11番 齋藤 久光君       12番 佐々木 毅君
13番 吉見 優子君       14番 有地 眞汎君
16番 柚原 ?和君       17番 糸瀬 一彦君
18番 神田 貞人君       19番 二宮 昌彦君
20番 串? 定努君       22番 山本  進君
23番 永留 廣美君       24番 島居 真吾君
25番 宮原 五男君       26番 橋本  健君
27番 春田 次政君       28番 阿比留信則君
29番 平江 善賢君       30番 松井 旦壽君
31番 原田 義治君       32番 大浦 孝司君
33番 小川 廣康君       34番 大部 初幸君
35番 辻   侃君       36番 武末 伸夫君
37番 兵頭  榮君       38番 中嶋 静治君
39番 米田 賢明君       40番 上野洋次郎君
41番 船越 洋一君       42番 中村伊都男君
43番 大石  豊君       44番 白石 安秀君
45番 今林 秀博君       46番 小宮一人司君
47番 作元 義文君       48番 梅野 大志君
49番 濱? 正美君       50番 田中 清子君
51番 山口 忠義君       52番 豊村 幸也君
53番 黒岩 美俊君       55番 比田勝康彦君
56番 立花 勝明君       57番 能登  康君
58番 八島  猛君       59番 武本 哲勇君
61番 堀江 政武君       62番 永留 義範君
63番 山口 時男君       64番 阿比留大人君
65番 村瀬 正明君       66番 村瀬 正人君
68番 比田勝保男君       71番 大串 嘉見君
72番 田中  長君       74番 島居 眞之君
75番 永留 兼男君       76番 熊本 善吉君
77番 小宮 義春君       78番 齋藤 義人君
79番 長町 忠一君       80番 畑島 孝吉君
81番 扇 作エ門君       82番 山田  明君
83番 小田 一八君       84番 小島 三廣君
86番 阿比留輝夫君       87番 佐護 勝弥君
88番 安田 松寿君       90番 平間 利光君
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欠席議員(9名)
15番 岩佐  正君       21番 桐谷  徹君
54番 島居 邦嗣君       67番 中島 俊勇君
69番 梅野 博征君       70番 小島 五郎君
73番 桐谷 正義君       85番 梅野 勝助君
89番 阿比留藏生君                
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欠  員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 齋藤 長生君     次長 永留 徳光君
参事 渋江 雄司君     係長 三原 立也君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ………………………………………………………………………… 松村 良幸君
助役 ………………………………………………………………………… 木谷 博昌君
助役 ………………………………………………………………………… 廣田 貞勝君
収入役 ……………………………………………………………………… 永尾一二三君
総務企画部長 ……………………………………………………………… 内田  洋君
総務企画部理事(企画担当) …………………………………………… 長  信義君
総務企画部理事(財務担当) …………………………………………… 勝見 末利君
総務企画部理事(財政再建担当) ……………………………………… 野嶋 克哉君
総務企画部次長(総務課長) …………………………………………… 大浦 義光君
総務企画部次長(秘書課長) …………………………………………… 齋藤 勝行君
市民生活部長 ……………………………………………………………… 梅野 慶一君
市民生活部理事(税務担当) …………………………………………… 山田 幸男君
市民生活部次長(市民課長) …………………………………………… 俵  次男君
保健福祉部長 ……………………………………………………………… 日高 一夫君
保健福祉部理事(保険担当) …………………………………………… 阿比留輝雄君
保健福祉部次長(保護課長) …………………………………………… 川本 豊信君
産業建設部長 ……………………………………………………………… 中島  均君
産業建設部次長(農林課長) …………………………………………… 神宮 忠彌君
水道局長 …………………………………………………………………… 黒瀬 勝弘君
教育長 ……………………………………………………………………… 米田 幸人君
教育次長 …………………………………………………………………… 菅野 倶吉君
厳原支所長 ………………………………………………………………… 松原 敬行君
美津島支所長 ……………………………………………………………… 清水 達明君
豊玉支所長 ………………………………………………………………… 佐伯  勲君
峰支所長 …………………………………………………………………… 阿比留博幸君
上県支所長 ………………………………………………………………… 山本 輝昭君
上対馬支所長 ……………………………………………………………… 梅野 茂希君
消防長 ……………………………………………………………………… 阿比留仁志君
消防次長 …………………………………………………………………… 阿比留 健君
監査委員事務局長 ………………………………………………………… 財部貴資男君
農業委員会事務局長 ……………………………………………………… 長谷川洋蔵君


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午前10時00分開議



○議長(平間利光君) おはようございます。報告をいたします。15番、岩佐正君、54番、島居邦嗣君、67番、中島俊勇君、69番、梅野博征君、70番、小島五郎君、73番、桐谷正義君、85番、梅野勝助君、89番、阿比留藏生君、以上の方より、欠席の申し出があっております。

 21番、桐谷徹君、56番、立花勝明君、87番、佐護勝弥君、以上の方より、遅刻の申し出があっております。

 なお、農業委員会事務局長が欠席でございます。

 ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1.市政一般質問



○議長(平間利光君) 日程第1、昨日に引き続き、市政一般質問を行います。

 29番、平江善賢君。29番。



◆議員(平江善賢君) おはようございます。一般質問3日目に当たりまして、大変お疲れのことだとは思いますけど、きょう、あした、あと2日間でございますので、一生懸命一般質問をお聞きいただきたいと思います。

 私は、豊玉町の平江でございます。きょう、少々寒うございまして、身震いをしております。私は、今回1、産業振興による雇用と定住、2、公民館活動を中心とした新たなネットワークづくりという2点につきまして、それぞれ、市長、教育長に質問をいたすものでございます。

 対馬市が誕生して1年を経過しました。国内においては、日本経済の長引く景気の低迷、三位一体改革における補助金の見直し、公共事業のカットなどその他多くの問題が山積みされています。対馬島内においてもしかりです。水産業の不振、公共事業の縮小によって雇用の場が大きく失われています。ハローワーク対馬によると、求人倍率は0.19倍です。

 今、対馬を回ってみますと、異口同音に皆さんから「対馬が合併し何もいいことはない。仕事は何かありませんか」とよく言われます。地方切り捨てと言いますが、対馬全体が今あえぎにあえいでいる状態ではないでしょうか。職を求めて島外に出ていく人もかなりいると聞きます。私は、行政が、対馬市が今第1の課題としなければならないのはこの対馬における閉塞感を打破するためにも、定住にかかわる雇用問題だと考えます。

 私はさきの9月議会で同様の質問をいたしました。市長、思い出してください。そのとき、新たな雇用の創出と現在の基幹産業及び地場産業に対する支援策をお聞きしました。その後12月議会、広報つしま1月号、先日の同僚議員の質問により、うっすらと姿が見えたコンポスト工場の誘致をお聞きしました。このことは対馬にとって1つの光明だと思います。松村市長の行動力に改めて敬意を表したいと思います。と同時に、その早期実現に向けて全力で取り組んでもらいたいと考えます。

 しかしながら、誘致企業のみでなく、基幹産業に対する取り組みとその後どうなっているのでしょうか。今日では国の政策によって、すなわち雇用促進法に従って雇用そのものが実施されております。しかし、今の現行法では、対馬とか離島ではなかなか該当する職種、企業がありません。対馬の今の財政力では、独自の支援策とか取り組みは無理だと考えます。

 松村市長は、全国離島振興協議会の会長でもあります。沖縄の若年者、30歳以下の雇用促進対策助成金、寒冷地における出稼ぎ労働者に対する支援、助成金、これらが国にはあります。離島や対馬に適合できるように働きかける、このことは可能だと考えます。そのような行動に踏み切る市長のお考えはありませんか。そのことをお聞きしたいと思います。

 2点目は、教育長にお尋ねいたします。

 今、学校週休2日制、総合学習、ゆとり教育といった学校と地域、また少子高齢化における社会環境及び制度の整備と充実が求められています。このような中で、公民館の果たす役割として、1、公民館は地域住民のすべてに奉仕するいわば開放的な生活のための学習や文化活動の場であります。2、公民館は人々の生活から生ずる問題の解決を助ける場であります。3、公民館はほかの専門的な施設や機関と連合し、住民との結び目となる場であります。4、公民館は仲間づくり、地域住民の人間関係を適切にする場であります。

 こういう公民館の4つの役割を考えてみますと、先ほど言いました地域と学校、これらを新しく制度を考え直す必要があると考えます。この公民館活動を中心とした社会教育全体を再構築し、今新たなネットワークづくりをする必要があると考えますが、その中心に教育委員会みずからが指導、率先しなければならないと考えます。教育長のお考えを伺います。

 以上、2点にわたり所見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) おはようございます。29番議員、平江議員の御質問にお答えいたします。

 産業振興による定住と雇用を目指すということで、対馬市が誕生して1年後の経過の中で、どういうことになっているかというおしかりと励ましの質問だと思っております。御質問の趣旨は、きのう6番議員、三山議員の質問に詳しくお答えをいたしましたと思っております。はしょってお話をいたしたいと思いますが、コンポスト工場、堆肥工場の質問と同じでは、大体ないかと思われますが、基本的にはそういったことで御理解を賜りたいと思います。

 合併していいことは一つもないという御指摘のとおり、全くどこに行ってもその声は蔓延しているようでございまして、平江議員御指摘のように、閉塞感が漂っていることももう事実であります。ただしかし、よく私どもがお聞きするときにお話をするのは、合併しなかったらどうなっているんでしょうねと。恐らく予算も組めないでしょうねという話をするんですが、今、日本の御承知のとおり財布のひもが全く出そうにも出ないほどゆるんでしまっております。今までは、この前も話しましたように、もうだめだもうだめだ、財政も大変だということでしたけれども、大変だ大変だ、オオカミが出るよオオカミが出るよというオオカミ少年でして、今まで出たことがなかったんですが、ほんとにもうこの前も話しましたように、やぶから顔を出しまして、きばをむいて襲いかかるところまで顔が見えてきたわけでして、今までとは違うわけであります。そういう中ですし、また一つ、長い間続いた6町の体制が1つになるわけですから、大げさに言えば、徳川300諸侯から明治政府に変わったような、その混乱のるつぼの中にあるが今対馬だと解すれば、極端な極論ですがいいんじゃないでしょうか。

 そういう中で、きのう、おとといの新聞の、皆さん各町からそれぞれコメントを出してありましたが、ある上対馬の人が、熱いお湯を今かきまぜているところで、なかなか入りやすいおふろの湯にならないよというようなことをおっしゃっていましたが、まさに今そういうところでありまして、よく存じ上げております。どうか閉塞感を打ち破って、平江議員のおっしゃる産業振興、確かに有効求人倍率も0.19という御指摘を受けましたが、これは去年の11月以前が0.19だったと思います。12月になって少し上がっておりまして、有効求人倍率0.24、そして17年の1月でもう少し上がるんじゃないか。0.31ぐらいまで今調整中ということでございますが、そのあたりまで来ているようであります。

 きのうも国会を見てある方はおわかりだと思いますが、片山虎之助氏とのやりとりがあっておりましたが、確かに今、日本の経済の踊り場に来ているわけですので、どっちに行くかという、基本的には実質成長、何とか予定どおり行くだろうということですが、これも定かではありません。中国、アメリカ、あるいはEU、こういった動きが大きく左右しますので、今のところその不安要素はないから大丈夫だろうという結論に専門家の間ではなっているようですが、いずれにいたしましてもそういうものを踏まえて対馬をよく見なければ誤ろうかと思いますので、対馬だけのことで対馬だけを見ていると一つもうまくいきません。流れを見ながら対馬をどうするか、非常に難しいことではございますが、間違いのないかじ取りと方向づけをと思っております。そういった中で雇用の場の確保が今一番喫緊の課題だと思っております。

 御承知のように、このコンポスト工場というのはきのう話したとおりでして、それに付随してバークを必要としますので、バークドタッドのチップ材、そういったことでのチップ工場も併設した方が非常に効率的じゃないか。また、遊休農地に、今鹿児島のサツマイモが大分不足しだしておりますので、こういったものも年間委託契約でできるようにならないかということで、今それも1つの酒造会社だけではだめですから、そこを起点にして、もっと大きくなるようにということでの、これも進んでおります。

 さらに、きのうも申し上げたかと思いますが、バラ、特に島山の農地造成したところですね。そういったものができますと堆肥をいろんな形で科学的に入れまして、菊も電照菊は1年に1回ですが、あれが2人の方がやっているんですが、まあまあいってるんじゃないかと思っております。しかし、バラの生産ですと軽小、軽薄短小といいますか、余り運賃もかかりませんし、これは十分採算がとれるんじゃないかということですが、これもまたインターネット等で書いてありますように、おまえら今までしたことで成功したこと何があるかと言われているように、非常に難しいんですが、だめでもともとですから、そういうリスクのあうものはやっぱり行政が投資をしていかないかんと思っています。バラは大体年3回できると聞いておりますので、バラの花の栽培、こういったものも手がけようという、その企業誘致の一連の中でそういうのも聞いております。

 相当の雇用力が出るのかなと思っておりますが、いずれにいたしましても、沖縄で見られるようなああいう雇用促進法的な特別なものを対馬につくらないかということですが、全国離島振興協議会というのはかつては229市町村で長いことやってたんですが、今合併で数が減っておりますけれども、沖縄の場合は御承知のように沖縄特別振興法、北海道もそうです。あるいは産炭地とか、奄美もそうです。小笠原もそうですが、普通の一般的な離島振興法と少し違うもんですから、そこのところの差が出てきます。対馬はどうかということですが、それはこれからの対馬のアピールと対馬の位置づけ、そういったものの国の認識がどうなるかということにもなりますので、これは今後の課題としての努力目標にさせていただきたいと思います。

 きのう大体6番議員の三山議員のところで詳しく話したつもりでありますので、また後何かありましたらお聞きしたいと思いますので、とりあえず私の答弁はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(平間利光君) 教育長。



◎教育長(米田幸人君) 29番議員の平江議員の、新たなネットワークづくりというタイトルで質問をいただきました。お答えをいたします。

 御質問のとおり、平成14年度から、生きる力の育成を目指して各学校が創意工夫をいかして、これまでの教科の枠を超えた学習などができる総合的な学習の時間が新設されたところでございます。総合的な学習の時間は、これまでとかく画一的と言われる学校の授業を変えて、地域や学校、子供たちの実態に応じ、特色ある教育を行う時間でございます。知識を教え込む授業だけではなく、みずから学びみずから考える力の育成、そして学び方や調べ方を身につけることをねらいといたしております。学校において総合的な学習の時間がよりよい教育の成果を出すためには、地域並びに社会教育関係機関が一体となった取り組みが大切であり、また地域の方々との協力、連係も不可欠でございます。

 市内小学校では3年生から週3時間程度、中学校では週2時間から4時間程度の時間を充てております。学習の内容は、地域を素材とした学習、例えば米づくりや対州そばの栽培、アワビや真珠の養殖作業、郷土料理の伝承等でございます。問題を解決する資質や主体的・創造的に取り組む能力の育成を図っております。

 御承知のとおり少子高齢化、価値観の多様化等で社会は大きな変革をいたしております。本市においても対馬市教育目標でございます「いつでもだれでもどこでも」の教育環境の整備を上げておりますように、社会教育の重要な位置づけといたしております。

 先ほど公民館の役割を申されましたが、地域の教育情報の収集・提供、地域講師の紹介や調整、プログラムの開発・提供、学習相談、研修等が上げられますが、今後は公民館ばかりではなく、さまざまな機関、施設、グループ、団体等や地域の人々が協力し合いながら担わなければなりません。公民館は地域におけるネットワーク化のコーディネーターとしての役割がございます。社会教育は学校教育や家庭教育との連係が重要でございます。御質問のとおり、ネットワークづくりが重要であると考えております。例えば市民のニーズにこたえるため生涯学習情報を提供したり、社会教育ネットワークをつくり各機関から情報発信を可能とするような体制が必要でございます。

 また、御承知のとおりCATV、有線テレビが対馬市でも市長のお話のように計画をされておりまして、やはりこの有線テレビによって、いつでもだれでも勉強ができるような情報の提供、そしてまたその有線テレビで講座をするということも今後可能でございますので、そういう意味でこのCATVについては大きく私は期待をいたしておりますし、社会教育の面で貢献できるものだと、そのように思っております。

 以上でございます。



○議長(平間利光君) 29番。



◆議員(平江善賢君) ありがとうございます。まず、2点目の公民館のネットワークづくりですね。このことからちょっとお聞きしたいんですけれども、教育長の答弁を聞きまして、新たなネットワークをつくらなければならないということはわかります。しかし、先ほどの教育長の答弁の中には、あくまでも学校教育の中の総合学習、ゆとり教育を、これを言われておりました。私は社会教育の子供たちの総合学習につながった、またゆとり教育につながった、それを学校外で、結局社会教育の場で求めることはできないのかということをお聞きしているんです。学校の中は学校の中で結構なんです。

 例えば2月の20日に少年の主張意見発表会がありました。これは大半の人が出席されたと思いますけど、その場、会場を見てみますと、あれが果たして──内容的には私はすばらしかったと思っているんですよ。思っているんですけど、あのすばらしい大会をぜひ子供たちの場に、全体の場にできないのか。あれは大人だけの場で行っているというのは結局育成協議会の主催であったようですけど、大人たちの場で終わっているというのは、会場的にはまばらでした。しかし、あのすばらしい大会を今学校が抱えている問題、子供たちが持っている気持ちの問題、これを対馬島内全部の生徒というわけにはいかないでしょうけど、会場が会場ですから。いかないでしょうけど、ああいうすばらしい発表の場をやはりみんなで分かち合えるというか、協議できる、聞ける。これは今の組織の中では育成協議会のみでやっているから私はそういうことだろうと思うんです。

 という縦のつながりの縦の組織といいますか、それだけで行われているのが現状だろうと思うんです。ほかにもいろいろ郷土を取り持つ組織はあると思うんです。それが例えばPTAにしても育成協議会にしても、母親の会でも結構です。そういう横のつながりをつなぐ組織がないと思うんです。だからああいう大会を、例えば情報を網羅したら参加者もほんと大人から子供までできるんじゃなかろうかと。すばらしい大会になるんじゃなかろうかと。そしてまたいろんなことを考えたら、意見発表だけじゃなくて、子供たちの才能の芸能につながるような大会まで考えていけるものになるんじゃなかろうかと思います。その横のつながりの今ネットワークが私はないというんです。

 教育長は、例えば既存の婦人会、青年団、その他育成協議会があります。それをどうかしてそういうところから情報を発信していくことを言っているでしょうけど、それでは今少子高齢化の中で子供たちがほんとの遊び場、友達同士で、仲間同士遊ぶこともできないぐらいの少子化ですよね。だから家庭に帰ってインターネットとかテレビゲームとか、そういうことに私は打ち込んでると思うんです。だからそこら辺を、例えば学校を終えてから、学校教育の場では十分総合学習、ゆとり教育をやられていると思います。でも、週休2日制になりまして土曜日の使い方、日曜日もあります。課外の使い方、ここら辺を考えていくのが社会教育の範疇だろうと私は思うんです。そして、公民館はあくまでも社会教育の私は出先機関ではないと考えます。

 だから、先ほど私が言いました4つの公民館の役割、これを機能を発揮してもらうためにも新たなやはり、もう一度新たな組織の構築ですね、そして横の連係のネットワーク、これを考えていただきたい、そう思っているんです。

 今、週休2日制になりまして子供たちの学力の低下が大きく叫ばれております。そして、まだ学校以前の方もやはり、保育所にもまだ預けられない。そういう子供たちの親たちが一緒に公民館に来て遊んだり勉強したり、親と子供がやっているところもあるわけです。こういうのを見たとき、例えばほかの町といいますか、そういうところでもされているのか。そしてまた、そういう子供たちの発表の場を対馬としてつくっていけるような、そういうところも出てくると思うんです。

 今、教育委員会が、例えば学校教育以外で、社会教育の場で盛んにやられているのは、あくまでも私は体育強化といいますか、体育主義的な育成協議会、これだろうと思うんです。しかし、子供たちには才能があるわけです。その才能が音楽か芸能かわかりません。わかりませんけど、そこら辺をもう一度探し出すといいますか、必要があると思うんです。そこら辺の教育長のお考えをもう一度お聞きしたいと思います。

 それから、市長にお聞きしますけど、きのうの同僚議員の方からのコンポスト工場につきましてはもうそれで結構なんですけど、その説明も十分に伺っております。私がこの雇用を取り上げるというのは、次は市長みずからもわかってあるとおり、ほんとで今職に皆さん困っているわけです。そういう場で、新しい雇用の場が、市長の考えでも出てきました。しかし、既存の例えば基幹産業だけとは言いません。地場産業に関しても、既存の職場が今失われようとしている。それは市長みずからも言われたように、庁舎の、市役所の結局嘱託員の解雇問題でもそうでしょう。皆さん働いてある方がほんと危惧してるわけです。あす自分の職がなくなるんじゃなかろうか。この問題を解決するためにはこれが大きな雇用の問題なんです。市長もみずから雇用が大事と考えられましたけど、私は例えば組織機構が新しく今度提案されていますけど、その組織機構の中に雇用の問題を取り扱う部署がどこにありますか。ほんとに大事と考えられているのなら、雇用の問題、誘致企業とはまた別の問題です、これは。それを取り扱う部署はどこにも示されていないと私は思います。機構組織図をよくもう一度見直してください。

 そして、先ほどから言いました、例えば今対馬における企業の雇用の問題、これが大きく脅かされてきてるのは、私は産業に対する考え方は、今のほんと対馬の厳しい財政の中では新たなことを見いだすことはできないと思います。市長の答弁で、今後国に働きかけるとかということも言われましたのでそれで結構です。でも、島内においては今の既存の企業とか産業の中で考えなければならないのは、私は市長が12月議会で言われた。これはもう1次産業から第3次産業まで関係ありますけど、言われた指名競争入札を一般競争入札にするというこの言葉なんです。これで大きく土建屋さんといったらおかしいですけど、建設業に関する方は危惧されているところがあります。

 私はこの議会が始まる前にアンケートを行いました。対馬69業者に対しましてアンケートを行いました。それは、ことし1年間の企業の売り上げ比率、前年比です。それから公共事業に占める割合、そして現在の従業員、そしてこの1年間で何人解雇しましたかという問題。市長の12月議会の発言を御存じですか。それに対しまして、賛成ですか反対ですかという質問です。それから意見を書いてくださいということをお聞きしました。

 その中で、前年度比に対しまして売り上げが伸びたという業者は1業者です。あとの業者はほとんどが70%です。3割の減です。これは公共事業の落ち込みもあるでしょうから、私はそれで結構とはいいませんけど、その結果もあると思います。でも、従業員が大幅に、約70名ぐらいの削減がされているんです。回答がほんと46業者です。46業者のうち従業員が現在おるのが1,006人です。これ回答もあってませんから、46業者の中で考えてください。1,006名です。それで、そのうち解雇されるのは約70名です。

 それで、12月の市長の発言は全員、46業者すべてわかってあります。それで一般競争にするということに対する賛成は8業者です。残りの38業者は反対だと意思表示されています。今後、一般競争をどう考えているのかという意見がたくさんあっております。だから、私はこの場で、市長がどういうお考えで指名から一般に変えるということを言われたか、12月の議会の雰囲気でそれも十分に把握はできております。でもそれが業者の間といいますか、蔓延しているわけです。それで、雇用に対する危惧がある。だから私は、市長がみずからほんとに一般競争入札、完全な一般競争入札をするのか、制限があるような一般競争入札をするのか、そこら辺がやはり今後の雇用問題にもつながっていくと思うんです。そこら辺は市長の口から答弁をいただきたいと考えます。

 以上2点、お願いします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 平江議員の御質問ですが、雇用の問題、これ一番今喫緊の課題であることもよく熟知をいたしております。財政再建等の中でリストラが始まっていく。役所の組織機構、こういったものと、ただ雇用の場であることだけには間違いないんですが、やっぱり対馬の皆さんの元気を出す、元気をつくるところが役所とするならば、果たして雇用の場だけの場でしょうかということにもなります。

 雇用の場であることは間違いないんですが、それ以上にやっぱりオピニオンリーダー的な、すべてやっぱり市民の皆さんの元気を出すプロフェッサーの集団でなければならないと思うんですが、今それに向かってのいろんな機構組織の改革をやっているわけでございますので、おっしゃることもわからないわけでないんですが、ただ801名の職員、164名の嘱託、臨時的な職員の皆さん、これをやっぱり400名、あるいは当面500名にしようということですから、これはそうすることによって、もちろん類似団体からいきますと大体380数名というのがこの4万規模の人口ですが、ここはきのう、この前も申しておりますように、南北に82キロ、実際端から端まで集落までだと120キロ超えていくんですが、そういう地域特性のあるところだから、全国の類似団体と単純に比較するのもいかがなものかと思いますが、人口比だけでいけばそういったものであります。

 したがって、400名ぐらいかなということで、それに向かって当面500名をめどにということで、これはいろいろ、合併効果が出るのはどうしても四、五年先になりますから。この前も言いましたように、総務、企画、財政、あるいはその他管理部門に属するところ、あるいは会計課、出納室もそうでしょうが、そういったところが各町仮に平均、30人ずつおったとすると、全部合わせて。それ6町だったら180名おったわけです。それが1市になると、30名でやっていたそういった集中管理のできる部分が6町180名が仮に50名、60名でできるとすれば、100何十名の、これはまさに合併効果の1つだろうと思うんです。

 そういったふうにいろいろ出てくるんですが、今おっしゃった企業誘致もさることながら、現在の基幹産業1次、2次、3次とありますが、サービス業、3次産業は相当な勢いで1次産業を凌駕するぐらいにまでになっております。これは全国、対馬だけじゃなしにその傾向にあるわけですが、そういう中で既存の1次産業、水産も落ち込んでいるじゃないかと。かつて三百二、三十億、いいときは、ここ五、六年、七、八年は二百二、三十億。それがおとどしあたりは200億を割って180億。今また少し回復はしておりますが、200億あるかないか。大体そういうものがどんどん落ち込んでいるじゃないか。水産、農業にしてもそうじゃないかとおっしゃることだろうと思います。

 これはやはり大きなほかの、グローバルに考えローカルに行動しようというのはそこにあるわけですが、対馬のことをするから対馬のことだけ考えたら大きな失敗をします。間違いが増幅しますよね。おまえ失敗しているじゃないかと言われても、これは神様じゃないからなかなかうまくいきません。試行錯誤していくのが、リスクを負うのが我々の行政の役割でもあるわけです。民間にリスクを負わせるわけにいかないわけですから、いろいろな新しい試みというのは行政がお金がかかってもリスクを負っていく。そしてそういった成功事例、スモールサクセスストーリーというんでしょうか、小さなことでもいい、成功物語ができればそれに続く人がおるわけですから、そういう点での刺激的なやはり施策をこれから打っていって、あれができてこれだけのことをするならおれだってできんことないなと、そういうものにやはりアクセントをつけた産業振興策もつくっていかにゃいかんのじゃないかと思っております。

 余り時間がありませんので、納得のいく具体的なものになりませんが、とりあえずそういうことでありまして、その延長線上で雇用の場の不足ということからの真珠あるいは建設業、そういった雇用の場が少なくなっているじゃないかと。その中に今度始めようと、4月から始めようとする一般競争入札いかがなものかというお話ですが、これは当初言いましたように制限付き一般競争入札をやりますということですから、当初から変わっておりません。これは皆さんが不公平じゃないかというんなら、そんなら公平にやりましょうというだけのことです。

 私は、皆さんの声が全部そうだから、もう100%に近いぐらい皆さんそうだから、それならそうしましょうということで、ただしこれはそれぞれのいろんな、だれでもというわけにいきませんから、ある程度ちゃんと業界の常識的な形の中で今いろんな基準が決められているそういったランクも1つ、そういう中でそういったランクに適応する人は皆さんどうぞみんなでやってくださいと、こうです。だから平等にやろうということが平等に制限、そのかわり能力のない人、機動力もない人、人もおらない人はどんどん入るわけにいきませんが、それは制限付き一般競争入札をやりましょうということですから、これはこれで、言った限りはやらなければならないと思いますので、これはやります。それは皆さんが──今は普通常識的に考えて、売り手市場、買い手市場いろんなことが言われますが、相対する形の中で進んでいくわけですが、普通施主よりも施工主の皆さんの声がすべてを支配している。これもまたいかがなものか。

 あくまでも最小の投資で最大の効果を上げていかないかんということですから、湯多里ランドでも悪いものは切っていく。そしてあるべき姿を求めていく。隠すことはやめて赤裸々にすべて負の部分も表に出していく。そういう時代ですし、今言われたように、業界もまた私どもも考え方を改めていかにゃいかんと。今までのとおりじゃだめなんです。考え方を変えない限り私は対馬のあしたはないということをずっと言ってきましたし、私どもが変わることによって島が変わりますし、島が変わることによって私は日本そのものが変わっていくと思っておりますので、我々がまずその変わっていい元気な島をつくるということでございますので、私は今の平江議員さんの御質問に対しまして、業界も変わっていただきたいと思います。

 今までどおりの考え方では通用しないと思っております。いろんなことが出てくることはもう目に見えております。私どももやっぱり同じように考え方を変えていく。そして、あるべきものに向かって、新しい今までにない考え方で進んでいく。そうしない限り、私はすべての分野において対馬のあしたはないと思っておりますので、ぜひその点は一般競争入札そのままいくのかという話ですが、業界のこれは問題ですけれども、公の場でお話を、公の言葉として公言をしたわけですから、これはいかがなものかと思いますが、皆さんの声がそういう声が高いわけですから、今までの指名競争入札はおかしいと。平等じゃないと、不平等だと言われるから、何を対して平等か、何に対して公正か私はわかりません。それならば、平たく皆さんだれでもその基準に合う人は皆さん入ってやったらいいじゃないですかと、こういうふうな、ただしそこはだれでもというのは基準に合った人ということですから、制限をつけて、これは対馬の中でやるんですよ、あるいは下県の地区でやるんですよ、上県でやるんですよ。全体でやるんですよ。対馬に本店を置いている人でやってもらうんですよ。あるいは代表権を持った対馬におる人でやるんですよと、いろんなことがあるでしょう。それはそうかどうかわかりません。しかし、そういった制限付き一般競争入札で、できるだけ皆さんがいう平等性を高めましょうというわけですから、そういうことで考えております。

 以上です。



○議長(平間利光君) 教育長。



◎教育長(米田幸人君) お答えいたします。

 学校教育返上じゃないかということですが、決してそうではありませんで、御承知のとおり公民館、また生涯学習課、峰の青年の家、また各町の健全育成会等でいろんな行事を実施をされておりまして、例えば厳原の公民館としますと、子供の生活を考える集いとか、生き生き対馬、そして美津島のジュニアリーダー中央研修会とか、わくわくふるさと探検隊、豊玉のジュニアリーダー研修会、峰のみねの舎、上県のあがたサタデー広場、上対馬の日韓交流塾とかつしまっ子夏の思い出大作戦等がいろいろやっております。

 御承知のとおり、主催者としてはほんとに人集めに苦慮するのが現実です。ただ、私過去の経験からしますと、幼稚園、保育園の行事は黙っておっても集まります。じいちゃん、ばあちゃんまで来られますが、高学年になるにつれてなかなかいろいろ御参加いただくことが難しゅうございます。それは教育委員会の1つの今後の課題だろうと思います。

 ただ、総合学習の見直しが文部大臣の、何か総合学習が国際的に日本の学力の低下の原因だというような、はっきりその原因を言ってありますが、いろんな賛否両論がありまして、この問題については、ただ今後検討されてくるだろうと思います。そうなりますと、多分総合学習の時間が減になる可能性も十分あるわけです。そうなりますと、御質問のとおり、やっぱり社会教育におけるこれの推進方をどうしていくかということがなおさら重要な課題であろうと、このように思います。

 そういう意味で、今後私どもも連係をとりながらどう社会教育の充実を図っていくかということについては重要なことでございますので、17年度には教育委員会に関する関係機関を、合同会議を開いて、そしてその中でどのように連係をさせていこうかというようなことについては、やってみたいなと、そのように思っております。そして、この充実を図れればなと、そういうふうに思っておりますので、今後ともいろいろ御叱声、御協力をお願いしたいと思います。



○議長(平間利光君) 29番。



◆議員(平江善賢君) 時間が余り残っておりませんので、答弁は結構です。私のちょっと意見を述べて終わりたいと思いますので、よろしくお願いします。

 先ほど市長の方の──私はその利息のことを、別に取り扱っているわけじゃないんです。これが雇用に結びつくといいますか──だろうと思うんです。例えば指名が一般に変わるというこの危険性、弱肉強食という言葉もあるわけです。そういう危険性。先ほど市長の方から、制限つきという言葉も言われました。それで結構なんですけど、その制限のことを利用せよとかそういうことは思っておりません。私は大体いいますと、一般競争入札よりも指名入札で結構だろうと考えております。なぜかといいますと、合併の当初の目的、住民のサービスと低下、これを招かない。そして、今後10年間におきましては住民サービスを低下させないようにするということもあるわけです。

 そういう意味からしますと、指名の持つ意味というのは、やはりこの前も私ちょっと発言したと思いますけど、対馬漁協が全部、農協は合併しましても磯場の権利まで合併はしてないんです。おのおの各町に、各地区に磯場の権利は残しているんです。それは各町における住民の生活だろうと思うんです。各旧町における住民の生活の場所だろうと思います。その場所を守るというのはやはり行政のできることじゃなかろうかと。そういう意味からしますと、やはり指名の持つ意味も大きいと私は思っております。そういう意味から、やはり十分検討していただきたいと思っておりますので、その点は御了承ください。

 それから、2点目の、別に私は総合学習とかゆとり教育を論じているわけじゃないんです。やはり子供たちが、よく教育長考えてください。学校から帰って、結局ゆとりとかいう教育を求めながら、子供たちにゆとりがあると思いますか。学校から帰って、まっすぐ家に帰って、子供と子供同士、子供と大人との放課後ふれあいの時間がありますか。私はこの場をつくってもらうようなことをやっていかなければならないと、そういうことを言っているんです。それが社会教育でありその中心となるのが公民館じゃなかろうかと。

 毎日学校の帰りに公民館に寄っていけるような子供たち、そういう世界があっていいんじゃないですか。そこには老人の方でも、学校を退職されたボランティアの方でも結構です。一緒に本を読んで一緒に遊びながらというか、昔ながらの遊びができる。そういう公民館活動といいますか、そういう場もつくろうと思えば私はできると思うんです。それが開かれた公民館ではなかろうかと思うんですよ。

 これは市長も教育長もですけど、ちょうど私は、あの成人式のときに宇梶剛士さん、あの人の講演を聞きにいっておりまして、あの方が言われたのは、人間には4通りの型が、4種類あるということを言われました。何もしなくても成功する人、一生懸命頑張って成功する人、何もしないから成功しない人といいますか、だめな人、してもしてもだめな人。この4通りがあると。この4通りのうち成功する人はいいでしょう。でも、成功しない人は半分はおるわけです、この考え方からしますと。そしたら、この残り5割をいかによくしようとするのか、これが私は行政であり教育だろうと思うんです。

 そして、特に今財政の厳しい中で、市の財政力としては独自の政策とか支援も行政的には私はあり得ないと、難しいと考えます。その物的なものが行政では補えないから、なおさら心の問題として教育の方でそれだけはできるんじゃなかろうか。人が集まるのが難しいと教育長は言われますけど、ほんとにおもしろい企画とか新しい斬新な企画だと人間は集まると思います。小さい子供たちの場には大人も一生懸命参加されています。どうかそのことをもう一度考え直してもらって、新しいネットワークづくりをしていただきたいと思いまして、私の質問を終わります。



○議長(平間利光君) これで、29番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 暫時休憩いたします。再開を11時10分にいたします。

午前10時52分休憩

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午前11時10分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。

 次に、86番、阿比留輝夫君。86番。



◆議員(阿比留輝夫君) 私は、市長が言葉や文書にしている理想的な島づくりについての、具体的にどのような手段で実現するのかという単純な質問をさせていただきます。

 私は、平成17年度の施政方針を熟読し、財政の厳しい状況、市長の取り組む姿勢も十分理解しての単純な質問なので、多くを語らず具体的に要件のみの答弁をお願いします。

 施政方針の最後に「今後、諸施策の実現に当たっては、市民の皆さんの声をよく聞き、楽しく安心して暮らせる社会の実現に向け、最大限の努力をいたす所存でございます」こう書かれておりますので、期待をして、次の2点について質問します。

 第1点、国県道改良工事の今後の見通しについて。第2点、第1次産業と観光の融合するまちづくりについてであります。

 第1点、三位一体の改革も新離島振興法もねらいは地方の自主的尊重と特色ある地域づくり、島づくりを構築するものでありますが、三位一体の改革で地方自治体の財政は悪化し、平成17年度の予算においても一般財源経費で24億円の不足が見込まれ、基金は27億円です。これを取り崩して24億円を使うと、平成18年度は3億しか残らず、危機的な状況にあるとのことだが、合併して1年、活力ある対馬市の誕生を夢見た島民が、3年後には予算も組めない状況になることをだれが予想したでしょうか。

 町村合併は国の地方自治体のリストラで行政主導で行われた今回の合併で、何らメリットも住民サービスの向上も現時点では見られないのが現状であります。合併の前の申し合わせ事項あるいは協定事項どおりの基金のみを持ち込み、他のすべての財源を旧町でハード面、ソフト面を問わず使い果たし、旧6町の町長がその責任を感じなければならないのでありますが、その町長3人が対馬市の4役で座っておられるのであります。そして、合併1年目で行財政改革推進委員会を設置し、行政コストの軽減、組織機構の効率化等が行われております。市の4役よりこの委員会に期待するところ大であります。

 市長、道路整備は町村合併の最優先課題となっているはずであります。県でも合併前は道路改良に対し最大限の協力を行うと言ったのでありますが、合併した平成16年度、平成17年度の国県道改良工事の予算額の増減、または市道改良工事の予算額の増減についてお伺いいたします。

 対馬市は、長崎県はもとより、九州、四国を含め一番大きな面積を有する縦長の市であります。面積は708.6平方キロで、2番目は北九州市の485.55平方キロであります。北海道を除いて全国で9番目に大きな面積を有する市であります。全国の一番大きな市は2月1日合併で誕生した富山県の富山市が2,179.0平方キロであります。全国で9番目に大きな面積を有する縦長の離島が、道路予算の増減も見込めないで島民が合併してよかったと思うでしょうか。国道の改良率、対馬は89.2%、五島97.7%、壱岐は100%で、同じ離島でも一番おくれているのが現状であります。

 このような状況はすべて把握されていると思うが、どのような対策で対応されているのか。市長の所信表明では、対馬の動脈である国道382号線、それを補完する主要地方道整備は、対馬の活性化、経済の振興に欠かすことのできないものであり、未改良区間の早期着工、早期完成は島民の悲願であり、管理者である県に強い姿勢で働きかけると言われていましたが、2年目の平成17年度、どのような働きかけをし、どれだけの改良費が増加されたのかお伺いいたします。

 次に、主要地方道厳原豆酘美津島線の吹崎工区の今日までの経過と今後の見通しについてお伺いいたします。城山工区完成後は、基本的には平成15年度に吹崎工区に着工となっておりましたが、平成13年度3月定例会で、鶏知市街地域道路整備促進対策特別委員会を設置し、吹崎工区より鶏知市街地の着工を優先すべきとの陳情を行い、平成15年度より着工されることになったのであります。これは議会も行政も同意したことですから、当時から吹崎工区も同時着工という強い要望もあり、県の1路線1工区という方針も理解しながら、合併、そして松村町長の政治手腕に期待したのは議会のみならず地域住民が同じ思いだったはずでありますが、今日までの経過と今後の見通しについてお伺いいたします。

 第2点、市長が美津島町長時代から22年間言い続けてこられた観光と第1次産業の融合する島づくりについてお伺いいたします。

 平成11年6月、第1回対馬地方分権対馬町村合併調査研究会が開催、同年7月には第1回ワーキンググループ会議、12年5月から上県、下県の住民説明会、同年6月には6町とも合併協議会設置議案を可決、平成12年8月、第1回対馬6町合併協議会を開催し、計26回の協議と3年半にわたる協議会が開催され、平成16年3月1日、県下に先駆けて対馬市が誕生したのであります。アジアに発信する歴史海道都市対馬として、創造と交流のニューフロンティアアイランド、要するに新開拓者の島としてスタートしたのであります。

 開発あるいは変革の際、リーダーの役割はモチベーションこそが変革のエネルギーと言われております。それと同時に、うそをついてはいけない、明確な目的を設定することだとも言われております。目的設定のためにも、たまには反省する時間、ゆっくりくつろいだ時間をも必要だと思うのですが、東京だ、北海道だ、韓国だと飛び回っていれば、決断も反省もする時間がないのではないかと心配するのは私だけではないと思うのであります。

 十分なゆとりをとる日程で対馬島民のことを、また対馬島に一番望まれるのは何か、ゆっくり考え、市長が美津島町時代から言い続けてきた「第1次産業と観光の融合するまちづくり」に専念してほしいのであります。

 市長は、まちづくりには人づくり、人づくりには自分づくり、自分づくりは情報収集とか、私には市長の言っている趣旨はよく理解できませんが、多分すばらしい言葉だと想像はいたしております。

 人づくりは自分づくり、長期間町長として自分をつくってこられた、そしてその情報、体験はだれにも負けないグローバルに行動し考え、情報を集めておられます。これ以上の自分づくりはもういいのではないかと思うのであります。今日まで22年間で得た知識と人脈、そして政治手腕を発揮され、対馬の活性化のため雇用対策を初め新市の基本計画どおりの島づくりに努力していただきたいというのであります。

 言葉だけの島づくりではなく、そろそろ理想的な島が形をあらわせるような努力を切に望むものであります。

 前回の議会でも一般質問がありましたが、ゴルフ場の建設の件であります。美津島町に建設が予定されているゴルフ場の今日までの経過と今後の見通しについてお伺いいたします。前回の質問者に対し、1カ所ではだめだ。2カ所でないと競争の原理が働かないので、2カ所必要だなんて、全くナンセンスな答弁をされましたが、1カ所を早急につくることが必要であると考えますが、いかがでしょうか。

 市長は、日韓の課題を解決するため日韓交流の中心地となる機能を備えた対馬を目指すと表明されておりますが、対馬市を訪れる韓国人観光客は、2001年には8,321名、2003年には1万5,734名と、3年間で倍増。その韓国からの観光客はもとより、韓国のエージェントの大多数が対馬にゴルフ場を願っていることは、市長は百も承知しているはずであります。2カ所と言わず、1カ所でも早くつくり、雇用の場の確保、経済活動の活性化を図る必要があり、急を要する政治課題だと思うのですが、市長の御所見をお伺いいたします。

 次に、産業振興策について、WTOの交渉で、米政府は、すべて非農産物を初め日本が天然資源の維持的利用に寄与するルールづくりを主張し、一律関税撤廃に反対してきた林水産物などの品目を対象とした市場開放を迎える姿勢を強めております。2010年までに撤廃が考えられ、今日でも貿易の自由化で苦しんでいる第1次産業に従事される方は、さらに苦しい状況に追い込まれることは必至であります。

 農林水産業がより深刻となり、従事者は減少し、さらに高齢化で、第1次産業での経済活動は静止してしまうことにもなりかねません。しかも、町村合併によるメリットの試算で、合併前の古い資料ですが、6町の職員が619名、合併後393名削減して226名とする試算がなされております。それにより職員の給与12億8,752万、議員の減による歳出減が2億4,133万、各種委員会が2,900万、計15億5,859万円の歳出減となるというメリットの試算がなされたわけでありますが、対馬の島民が対馬で働いて得た金を対馬で消費していたものがなくなるわけですから、商業の衰退は火を見るより明らかであります。

 さらに、少子化がもたらす小中学校の統廃合による教職員の減、また県の出先が縮小・廃止が続けば年間30億円に及び消費がなくなることになるわけであります。このような状態で地域の商店業はどうなるのかと考えていくと、過疎に歯どめがきかない状態になってくるわけであります。

 市長の人脈と政治手腕で企業誘致等で雇用の場の確保は、対馬の将来を見たとき、どうしても必要な政治課題だと思うのでありますが、市長の御所見をお伺いいたします。

 このような厳しい中、対馬にある資源、山、海を生かした商品開発の個人に対する補助制度と、観光客に対する販売所の設置について、観光ルートとして昼食場所、特産品の販売所等をグリーンピア対馬にあるふるさと伝承館等を利用し、特産品の販売促進に利用されるようなお考えはないかについてもお伺いいたします。

 多くを申し上げましたが、私の趣旨は対馬の資源を利用した商品開発とその流通による経済の活性化と雇用の場の確保のための行政についての質問でありますので、趣旨御理解の上、具体的な答弁をお願いし、演台からの質問を終わります。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 86番、阿比留議員の質問にお答えいたします。

 いつも一般質問では、それを聞くたびに人格識見ともに豊富で、これはやっぱり市長はあなたの方がよかったんじゃないかなとつくづく聞くたびに思っております。残念ながら選挙に出られないからこういうことになるんですが、もっといろんなこうしたらいいんじゃないかということもひとつ御提言をお願いいたしたいと思います。

 国県道改良工事の今後の見通しということだったんですが、その前にいろいろ合併の話とか理想的な島づくり、あるいは三位一体、合併のメリット、特色ある、あるいは3年後の、という話がたくさん出ておりますが、このことは阿比留議員さん、合併委員として一緒に合併に進められたわけですから、もうこのことは省略をいたします。わかった上で言ってあると思っております。

 それから、東京、福岡、大阪、あるいは韓国、この前も役職をやめたらどうかというお話も聞きましたが、皆御心配される、そういった人がたくさんおられるよということですが、ほんとに心配されている方もあります。体大丈夫ですかという人も。しかし、逆に全く市民不在の市政をやっているんじゃないかという、そういう意味で言ってる方が結構多いということにも驚いております。ずっと私も市長室に座って、あるいは本を読みそして時間をつくり、皆さんの地域地域に出向いて遊んで回るのが好きなんですから、生来そうしたいんですが、残念ながらそういういとまがありません。それは皆さんに会合で会うたびにお許しをいただいております。選挙から初めてこの前もきのうも会いましたけど、初めてお会いする人ばかりです。申しわけございませんということで、謝っておりますが、心ある人はちゃんと聞いていただいておりますので、私はこの基礎づくりですから、このあと残り3年間をどうするか、こういったことで、いかに言われようとも自分の定見を持った島づくりのどう基礎づくりをするかということに全力を投入したいと思いますので、よろしく御支援を賜りたいと思います。

 まず第1点の国道改良工事の今後の見通しについてでございますが、合併前と合併後の国道改良工事費の増減をお尋ねのようでしたが、今後の見通しですが、まず合併前と合併後の国県道改良工事費の増減の質問でありますので、具体的に言えということですから具体的にだけ述べます。平成15年度の国道で約25億円、県道で約27億円の合計52億円であります。平成16年度、国道約19億円、県道29億円の合計約48億円の改良工事費となっております。したがって、これを計算しますと、全体で4割、4億ですね。4億円の減少でありまして、全体的に国の公共事業が4割以上落ちております。そういった中でこの対馬の場合は7.7%の減でありますが、4億円の減です。工事件数については継続事業でありまして、国道5カ所、県道12カ所で変わらないということを申し上げたいと思います。

 それから、美津島町内の吹崎工区の着工と今後の計画についてのことは、先ほど言われたとおりでございまして、主要地方道厳原豆酘美津島線吹崎工区の着工と今後の計画ということで、具体的にということですが、この工区につきましては御承知のとおり加志箕形間でありますが、旧町の方に現在施行中の鶏知工区と同時着工でと再三県に対し皆さんもお願いをし、私どももそのことで動いたわけですが、1工区、次の工区に着工するには1工区終わってからという1つの県の指針みたいなものがございまして、この壁がずっと続いていることも阿比留議員御承知と思います。

 再三、県に対しては話をいたしております。当時の金子道路課長でしたか。原則はそうだろうけど、例外のない法則はないじゃないですか。世の中例外がありますよ。どこか用地等いろんなアクシデントで予算が浮く場合は、そのときは頼みますよという具体的なサゼスションまでいたしておりますので、このことはずっといまだに引き継ぎがあると思いますが、物事はやっぱり時期だと思います。人が生まれるのも米ができるのも時期外れにはできないと思いますが、今の鶏知市街地が着工、今立ち退き、移転、これが進んでおりますが、このある程度の見通しが立って、そうですね、執行率がある程度のところまで見通しが確固たるものができて、そういったところが山場じゃないかと思っております。そして市井の状況ですね。対馬地域の上下、国県道、主要地方道、そういったものの枠の中でのものも1つのチャンスじゃないかとも思っております。

 少し言えないことを言えば、同一路線内での工区の完成しなければ別の工区の着工しないと、これは何とか崩せないかと思っておりますが、非常に県もこの点は1つの原則にしているようで、難しゅうございますが、例外のない法則はないということでの例外が何とかということで、また皆さんのお知恵もかりたいと思っております。

 また、用地買収の登記あるいは地元の協力が大原則であるということは県が一致した考え方、一貫した考え方を持っているんですが、町議会の特別委員会も含め、当時皆さんが現在の鶏知工区の着工を優先したことはもう事実でございまして、確かに危険度も高い、不能地域、非常に必要度合ほとんど変わらなかったと思うんですが、やっぱり熱意という点だったんでしょうか、先行ができましたけれども、あとは同時にすべきところでございますが、このこともよく認識をいたしております。

 鶏知工区の計画施行年度は平成15年度、平成21年度の目標とされていますので、目標どおり順調に仮に整備が進んだとすると、そういった例外なしでいきますと大変おくれていくということになります。だからどこかのところで例外がつくられなければならないと思っておりますので、そういうことに対しても鋭意努力をしてみたいと思っております。

 いずれにしても、そういった中で、交通量、危険度、あるいは道路線形等の道路状況において、緊急を要する箇所から優先ということで、県ともよくその点を折り目折り目で調整をしながら検討すべきと、このように思っております。

 それから、第1次産業と観光の融合するまちづくりについてということですが、ゴルフ場の話も出ましたし、少し認識が違うのかなと思うことは、私はまちづくりは人づくり、人づくりは自分づくり、自分づくりは情報じゃなくて交流からと言っております。大交流の時代でございますので、その中に情報も入りますし、阿比留議員のおっしゃっていることはよくわかるんですが、同じ煩悩を持った人が人をつくれるはずがないというのが、私は哲学的にそう思っておりますので、やっぱり人づくりというのはこういう社会構成の人間でありたい、こういった人でありたいという皆さんの良心という点からいきますと皆変わらないと思うんです。そういう人がそういう自分を高めていく、そういう自分づくりの輪が広がることによって私は人づくりはできると思っておりますので、輪を広げるというのはどうするか、自分づくりはどうするかというのはやっぱり交流からということで、今まで申しているとおりで、そのうちのインパクトの大きいのが国際交流だと思っております。

 青森と鹿児島の人、これはもう言い古されたから言うなと言われるかもわかりませんが、あるいは韓国と日本の生活慣習、風習、歴史、風土が違うわけですが、食事一つでも、私どもはおわんを下に置いて食べると、据え食いといって行儀が悪いとされておりますが、韓国は逆に、おわんを持って口に近づけるとそれは行儀が悪い。なぜかな、はしとスプーンの文化の違いか、ああそうか。そういった常識があってもいいのか、なるほどといって、が自分自身と真摯に対峙する場面ができてくる。そういうことがたくさん交流によってできてくる。そのインパクトの大きいのが国際交流だろうと思っておりますので、この点は阿比留議員さん御理解いただいているとおりでありますが、ただ合併のメリットあるいは3年後の予算等の話もされましたが、私どもも幻想を描いているのかもしれないんですが、合併効果というのはすぐ出るもんじゃございませんし、これは一番議員がよく御承知のとおりと思います。やっぱり4年後、5年後、完璧に言えば10年後に合併効果は出ると思います。しかし、例えば小さなことですが──小さなことじゃないかもわかりません。雇用の場の話もされましたけれども、管理部門を集中化することによって、今まで各町で総務、企画、財政あるいは会計といいましょうか、出納事務、こういった部署、セクションに25名おったとしますと、6町で六、五、三十、150名の管理部門の人がいます。これが1つになることによって、全部ならんにしても、少なくとも25名のところは40名やったら6町でもできると思います。その間、どうしても一つずつ置かにゃいかん部分もある、仮に50名といたしますと、そこに100名の効果が出ると思うんです。

 そういったもの。それからやっぱり自然退職あるいは勧奨退職、どうですかというようなことで、今まで少し合併協議会のときと違うような数字のようでしたけれども、600何ぼじゃいかん、現在本庁の職員という、対馬市としては801名職員がおります。嘱託、委託、臨時的な人が164名おります。そういった965名の人を何とか当面500名に、類似団体では380数名でございますので、おっしゃったように、非常に面積の広い対馬市です。九州では一番広いんじゃないですか、2番目ですか。そういった北九州市の次が唐津市ですから、北九州よりもこっちが大きいですから、そういった点では、類似団体の380何名といって、400名ちょっとぐらいが必要かなと、このように思っておりますので、そういった中での500名というのは、やっぱり400数十名というのが出てきます。自然退職という形で言えば、団塊の世代、21、22、23、こういったところになりますとたくさん自然の退職年齢になってきます。仮に200名減員ができるとすると、大体退職金、皆さん共済で給与から掛けているお金は別として、雇用主としての私どもの負担の分まで入れると大体1人1,100万見ておけばいいですから、退職金も。そうすると、22億、23億という一般財源が生まれてくるわけであります。端的に言えばそういうことですが、これにはいろいろおっしゃったような問題もありますから、そこのところをどうしていくかということです。

 そういう点でも非常に難しいことがございますが、ゴルフは1つでいいんじゃ、2つ欲しいんだという話は、そのまま聞くと、前後の話がとれるとそうなっていくんです。1つ今許可の降りているゴルフ場があるじゃないかと。あれがあったらほかにおりないんでしょうと、こういう話があります。いやいや、それとはそんなことないですよと。だから1つより2つの方がいいですよと。競争の原理がある。1つだったらいつもまた同じようになりますよ。2つあってもいいんですよという。2つでなからにゃいかんのと2つであっていいというのは違います。やっぱり2つは、最終的には必要じゃないでしょうか。それは経済の原理原則からそう言ってるわけであります。その点は御理解を賜りたいと思います。

 それから、今までの対馬カントリークラブですか、この経過ということですが、経過は、バブルがはじけて、結局お金を出す人がないということであります。現在のカントリークラブの予定地は、自然保護法という法規制がかかってないために開発承認がなされたわけですが、各区からの入り込み客を行った現在では対馬の経済浮揚に寄与していくわけですが、どうしても雇用の拡大のためにもゴルフ場の建設は必要不可欠であると思っております。それとシティーホテルですね。今ビジネスホテル、民宿とはバッティングしない、1万2,000円、1万5,000円、2万円といったこういうゴルフ場、シティーホテルがあることによって会議観光が出てきます。会議観光ができればオフシーズンがなくなるわけですから、年じゅう観光、通年観光に一歩近づいていくわけでありますから、その基本はやっぱりゴルフ場とシティーホテルだろうと思います。対馬で会議をしようと。そうじゃそうじゃ、翌日そんなら釣りをするかゴルフをするか、山登りするか、温泉行くかという、こういう形に、韓国サイドから見えるでしょうし、九州においても今会議観光というのがやっぱり必要だなということを思っております。

 例えば──時間が余りありませんので、この前、九州還暦連盟の野球がありました。これ250名ぐらい。それから、県下の歯科医師会の学会をしていただきました。これも200数十人です。それから、県下の商工青年部の、これも220名ぐらい。そうすると、もうホテルがなくなるということでございますので、やはりそういった会議観光をすることによって冬場のシーズンがオフシーズンにならないようにしていきたいと思っております。

 あといろんな商品開発等がございますけれども、余り、もうわかってあって聞いてあると思いますから、答弁はこれぐらいにして、また後は辛口の、個別の質疑でお願いいたします。



○議長(平間利光君) 86番。



◆議員(阿比留輝夫君) 86番。答弁が全くなされてないような気がするんですけれども、まあ今議会においては時間制限、回数制限がしてありますので、一問一答形式じゃないんですから、結論が出ないということを見通して私も質問しているわけですけれども、やはり真剣に考えてもらうことだけなんですよ、市長。あなたの手腕からすると、僕らよりはるかに上なんですからできるはずなんです。言葉だけの島づくりなら私も辞書引いてつくります、文書。だから、あなたが真剣に取り組んでもらうことを要望するための質問ですから、具体的なものを一つ一つ聞いても仕方ないと思いますからいいですけれども、ついでに結論らしいものを1つ欲しいのは、例外のない法則はないと言われましたけれども、吹崎工区の件なんですけれども、市街地域、鶏知市街地域が21年度完成が予定されておりますから、それから吹崎工区になると22年からです。7年かかるというから、29年完成ですけれども、現在のように3割、4割の公共事業の減が続くと、ひょっとすると33年も34年にもなるんではないかと。これだけ西地区の住民を待たせて納得するのかどうか、その辺を考えて、さっきから言う同時着工も視野に入れて、早急なる着工を進めるような強力な働きかけをしていただきたいと思います。

 それから、ゴルフ場の件ですけれども、ゴルフ場は確かにあなたの言う、とりあえず1つありゃ一番いいわけで、2つあった方が競争の原理が働くこともわかります。これは美津島に1つ許可がおりたのは平成3年です。開発許可申請がなされて、平成6年7月に許可がされておりますけれども、平成13年3月9日付で2度目の工事休止届が提出されたことを聞いております。

 その当時、平成14年度4月工事再開ということだけで報告が終わっているんです。だから、できるものとまだ僕らは思うてるわけですけれども、その辺について具体的な経過を教えていただきたいと思うのであります。

 1カ所のゴルフ場で雇用が200人から二百二、三十人の雇用ができるわけです。利用客が15万から16万人予想されるわけですけれども、それに対する相乗効果ははかり知れない経済効果をもたらすことは市長は御存じのことと思います。毎年400人から500人の高校生が進学、就職で島を出ております。これはその高校生にアンケート調査をした結果、いつかは島に帰りたいと思いますかという質問のアンケートに対して60%から70%が帰りたいという希望を持っております。しかし、雇用の場がない、帰ろうにも帰れない、若い青少年にふるさとがないような悲しい気持ちを持たせることがどういうことになるのか考えて見てください。この島に住んで、この島に生まれてよかったと本当に思うでしょうか。この島に生まれたために、故郷がなくなるんだ、こういう解釈を若者がしたときにどうなるか、そう考えたとき1人でも若い人を対馬に残す施策をとるのが最重要課題だと思うのであります。

 市長も町長時代、雇用の場の確保に努力されて株式会社和田松さん、ナカコーさん等を誘致企業として、ベンチ企業等としての数年間活動をされたが、ことごとく失敗し対馬工場を廃止されたのであります。まあ今回は、人口8,600人の美津島町に18億1,400万円をかけて2003年5月、市が5,000万、民間企業2社が4,900万円の出資で株式会社湯多里ランドつしまを第三セクターで運営し、2年間の赤字が2億円に膨らむとかのことですが、建設当時に一般財源5億5,000万、そして今回の赤字を補てんで1億二、三千万が税金で穴埋めされることになるんですが、こんな市政で島民は本当に安心できるのだろうか、元気で輝く地域を目指す、あなたは県政タウンミーティングで申されましたが、本当にできるのかどうか疑問を持つのであります。対馬島の活性化のために今、一番必要とされるもの急を要するものをじっくり考え、若者を1人でも多く残す施策、雇用の場の確保にあなたの知識と行政手腕を発揮されることを切に望むものであります。

 また、商品開発についてはいろんなことを聞くんですけども、海の資源、塩あるいはヒジキの塩、山の森林資源を活用した木炭、木炭を利用した消臭剤、木炭石けんをはじめ、せんだんごによる餃子の皮づくり、ろくべーのラーメンとか個人でも多くの商品開発をされている方もいます。また、このような個人と一緒に対馬物産開発をはじめ、法人企業の開発商品を一堂に展示し、対馬の特産品売り場として観光ルートに乗せるなどの対策を講じられる具体的な策はないのか、お伺いいたします。

 これは全く申し上げにくいことですけどね、釈迦に説法とは思いますが、あえて申し上げます。指導者に要求される資質はということなんですけれども、まずすぐれた組織をつくる才能、2番目に部下の指導性、3番目が仕事を計画する才能、4番目に専門的な知識、5番目に判断力と決断力、6番目に責任感が上げられております。これは、市長あなたはこの6つともにまさにベストに近いほどの才能を持っておられると私は評価し、確認をしておるところであります。だからこそ、対馬の島民の多くがあなたを指示し、対馬丸のかじ取りを一任したわけであります。

 しかし、逆に不特定多数の指導者としての欠点として部下との接触が不十分なこと、部下を強制すること、権威に頼ること、部下に恐怖心を与えることにより仕事をさせることなどが指導者としての欠点事項であります。市長にこんなことがあるとは思いませんが、あなたに先ほど言うように反省したり、是正したり、決断したりする時間があれば計画された島に市長が言葉にされる理想の島づくりは必ずできると思いますので、さらなる努力をされ、島民の願い、議員の声に耳を傾け対馬丸のかじ取りに専念されることを申し添えて質問を終わりますが、ただ商品開発の件、それからゴルフ場の件について答弁を求めます。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) ゴルフ場の経過については、私どもこれは直接県との窓口の中でやっておることで、県からの地元市としての県との間接的に話すことでございますが、現在いろんなゴルフ場についても、いろんなアプローチもしておりますし、あってもおります。ところがいろんな問題点があります。これはもうあなたが一番よく御承知のとおりです。自然保護の問題、あるいはかかってない部分そういったことで、この前もそういったことで環境庁の自然保護、国立自然保護局長の小野寺さんが来てお話をされたとおりでございますので、これは議員の皆さんもたくさんお出になってお話をされておりますので、そういういろんな制約の中で、クリアしていかにゃいかん部分があります。

 それで、経過としては今また休止の計画が出ておると聞いております。ずっと休止休止できて今準備をしてあるようです。それから新たな、やはりそれだけではだめですから、新たな話も浮上しては消え、消えては浮上ししております。御承知のように韓国、慶州も釜山あるいはソウルもそうですが、2カ月、3カ月ブッキングしても取れないということですから、今、福岡も3カ所、長崎も2カ所、韓国の経営がゴルフ場を買収していることも3億、5億で買収しております。

 日本はもちろんそういった状況で、ゴルフ場はもう多過ぎてどうにもならないんですが、対馬には日本には多いけど必要だということの理解がなかなかわからない部分が投資家には多いですね。そういったことでも、ホテルと合わせ今、湯多里ランドの話ですがこれも湯多里ランドも一つの商品として見れば、これは商品として動く手段はできたんですが、手段のつくり方が悪かった。ソーラーシステムもない、あるいは湯を沸かすのに対してもそういったこと、あるいは水にしても水道料金で4,500万、5,000万かかっていたわけですから、この点はある程度ソーラーシステムができ、夜間電力が使用され、もっと安価な重油等でのそれができ、あるいはもっと廃棄物等での湯が沸かせるようなことができたりとか、こういうことをすれば経費が特段に安くなります。さらに、いろんな形が出てきましょうが、これについてはできるだけもう市が金を出さなくて市民の皆さんが使えるような、スイミングクラブ280名ぐらいの会員がおられるようですが、これももうやめてくれるなということで、これだけやったらコストがまた高くなります。コスト吸収ができない、売り上げが少なくなるんですからですね。だから、これもやっぱりシティーホテル等いろんな別荘群とかいろんなありましょうが、そういったものの開発あるいは企業誘致の中で一緒にしてもらうのが一番理想だと思うんです。

 しかし、それもなかなかこういう状況で島のマーケットがこういう状況ですから、なかなか本土のようにいかないところに問題がありますが、計画も対馬に1つということで、12万人、前から言いましたように入る予定が8万何ぼしか入らなんだということで、これもそれなりにかかっても売り上げがそれだけいけばできたんですが、金額も900円と安価になってしまったいろんな過程においてですね。そして、上対馬のおふろにも4万人入っておるわけですから、8万数千人の入場客ではこれはどうにもならんと。ということは早くこれは峰の温泉もあります。上対馬も厳原もこれを含めて考えないかんし、まず美津島のこれを閉鎖をしてということで御承知のとおり、会社の中の1社の方が今、再生管理みたいな状況になっておりますので、この際会社を解散してということであります。これも、いろんな今方面に働きかけをいたしておりますので、できれば3カ月、4カ月ぐらいの間にですね、再出発ができるようにと思っております。

 それで、特産品、商品開発ということですが、これは先ほど言いましたようななかなか新しいものというのが難しゅうございます。考え方を変えなければどうにもならないわけですが、皆さん方の考え、私どもの考え方変わりません。これは、この前も先ほどの質問にも言いましたように、やっぱりバラの生産なんかというのもこれもおもしろいなと思っています。こういったところで一つの小さな成功物語、サクセスストーリーができれば、これは皆さんがそれぞれやっていかれるようになるでしょうし、あるいはサツマイモ、鹿児島の生産が落ちているんで大変憂慮はされているようですが、こういったものも焼酎会社との今話を進めておりますので、これも芋の栽培も何とか委託契約ができればと思っております。

 あとは、ブランド化委員会とかいろいろやっております。今、そして地域再生という形で、国の方で2カ所最初指定してもらいました。これで、1人入っております。今、いろんな今動きが出ております。もう時間がありませんので、詳しいことは言いませんが、対馬を売り出すことでの大変な今動きがあっておりまして、いろんなものが出てこようかと思います。いずれにしても今言えることは、そういった芋の委託栽培であるとか、バラづくりであるとか、これ年に3回取れますから、そういったものであるとか、あとはブランド化推進ということですが、ブランドいうのはこっちが幾らブランドと言っても、相手に認めてもらって初めてブランドですから、そういった点での努力をいたしておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。



○議長(平間利光君) これで、86番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 昼食休憩いたします。午後は1時より再開いたします。

午後0時01分休憩

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午後1時00分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。

 午前中に引き続き市政一般質問を行います。次に、17番、糸瀬一彦君。17番。



◆議員(糸瀬一彦君) 皆さん、こんにちは。一般質問の機会を得ましたので、二、三御質問をしたいと思います。通告をしておりましたけど、私おくれまして同僚議員、先輩議員が既に質問をしてありますけど、おつき合いのほどをお願いしたいと思います。

 対馬の財政状況と今後の見通しについてということで、お尋ねをしたいと思います。

 対馬市誕生以来1年が経過いたしました。その評価と検証についてということであります。

 平成の大合併の名のもと、全国的にも注目を浴び、県下でも先駆者として対馬市が誕生いたしました。所信表明の中で、市長は「市民の皆様から新生対馬市に寄せる熱き思いを感じながら、市の発展と市民の幸せを念じ、真剣に考え、一生懸命に努力してまいりました」と述べてあります。合併の効果が1年や3年で出ないことは私も百も承知をしております。その後の下りに平成12年8月に対馬6町合併協議会が設置され、対馬のあるべき方向性など十分協議を重ね、理想的なまちづくりに向けて大きな期待をされていたと率直に述べておられます。

 まさしく市民が大きな期待を寄せたのであります。また、夢をかけたのであります。ところが、ちょうど1年が経過したんですが、財政運営は極めて厳しいものとなっており、まさに危機的な状況に追い込まれています。このようなことを島民が聞くと、何のための合併か、失望以外の何者でもないと思います。箱物協議とか、抜け駆け等がないよう紳士協定が結ばれてあったはずであります。旧6町時代の基金総額は、私の記憶は定かではないんですが、200数十億ぐらいあったと思います。

 辛口の批判をする前に少しお断りを申し上げますが、上対馬町出身で発言しにくいのがあります。合併が決定すると同時に、何か執行者も議会も理性もモラルも欠如した形になり、合併するから思い切ってやればいい、このような暴言さえ出るくらいの情けないこともありました。私もその一員だけに、議会として本来のチェック機能が無力になると、今回みたいに合併と同時に646億5,000万という膨大な借金が残ったのであります。

 私は、決して野党でも与党でもない市民多数の代表で、強いていうなら正当な市民党であります。施政方針説明をつぶさに読ませていただきました。全般にわたる見直し、合理化、効率化、徹底的に取り組み行政改革により、積極的に取り組むと行政改革の実を上げられることを期待しております。

 昨年の11月24日の日経新聞によりますと、駆け込み事業のツケが大きく、恥ずかしながら日本一だそうであります。費用対効果に対する行政と議会のチェック機能の無力さが今回の実態を招いたわけであります。このような責任は、どこのだれに帰属するのか、議員も市長も四役、行政委員も含めて真剣に反省をし、一日も早くめどをつけ、市民の期待にこたえるべく努力しなければ、残るのは行政不信が募るばかりであります。

 次に、現時点での財政状況の分析と今後の計画とその見通しについてということで通告しております。さきに、佐々木議員さん、柚原議員さんより詳しく質問があり、重複を避けますけど、ただ一言だけ、1点だけお尋ねしたいことは、赤字再建団体にならないよう市長の主案に期待をしたいと思いますけど、決意のほどをお聞かせ願います。

 残余の質問は自席からさせていただきます。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 17番、糸瀬議員の質問にお答えいたします。

 対馬市の財政状況と今後の見通し、そして誕生以来1年が経過した評価と検証ということですね。あとが、今後の見通しについてということで、現時点での財政状況の分析と今後の改善計画と見通しということですが、議員御指摘のように財政的なことについては、具体的にも申し上げたと思いますが、非常に議員御指摘のように皆さんの期待あるいは夢、そういったものを実際新しい新市の執行が進んできます。

 まちづくりが進んでいきますと、いろんなものが表に出てきました。まして16年、この予算策定に当たって数字がつかめない状態でした。これは、7月の交付税決定を見、それから15年度の決算が出て、初めて対馬市の全貌の予算も含めて数字がつかめました。そういった中で、16年度の予算が組まれ、もう16年度の予算は御承知のとおり31億の基金取り崩し、そういった中で継続事業等があって、切るに切られないそういったものも含めまして、組んだのが382億6,900万、これはもう御承知のとおりだと思います。

 そして、また今回やはり40億、50億の予算の要求に対してこれがやっと23億4,000万の基金投入ということで、約18億ですか、少ない364億6,600万と、こういった形で推移をしてきたわけですが、いずれにいたしましても基金は補正を入れましたので8億6,000万ほど今ありますが、この次の交付税の伸び、いろんな経費の削減、そういったことでまさに18年度の予算が危機に瀕しておることも御指摘のとおりであります。

 17、18で再開発の方に約30億を超える庁費が必要になります。一般財源起債を含め、これがまた乗っていきます。まだほかにもいろいろ出ていきますが、そういう中での今回の行財政改革の中間答申に見られますように、可能な限り合併効果を一日も早く出せるようにということで今進んでおりますが、これは御指摘のとおりやむを得なかったとおっしゃってあるようにですね、行財政の効率化と行政能力の向上を図って、そしてあるいは多様化、高度化する住民の皆さんのニーズに対応するための6町合併だったわけでございますが、旧役場をすべて支所とする1本庁6支所及び行政委員会の分散をやむを得なかったところであります。効率を考えますとですね。非効率ではありながら、しかしながら各支所の助役の廃止については総合的にいろんな皆さんのお考え、市民の皆さんの動き、そういうことを判断いたしまして、助役も3人以内ということで2人ということにいたしております。そういう条例改正がなったことも御承知のとおりです。

 財政状況については、もう糸瀬議員もよく御承知のとおり合併初年度から財源不足で基金を取り崩した。先ほど言ったとおりですが。引き続き17年度予算もそういう財源不足の中で組んだわけでありまして、どうかこういう財政再建という中でございますので、市民の皆様に負担増や我慢を強いることになりますが、健全な行財政運営の確立に向けて、これは何と言われようとももうばか、あほと言われようとも、これは改革を実行しなければならない私どもは宿命を背負っておるわけでございますので、今、糸瀬議員が言われた私は与党でもない野党でもない市民党であると、まさにそのつもりで、私どもが一緒に対馬市どうするかということで頑張っていかないかんということでございますので、私も糸瀬議員の市民党という話はいい話だなと、今聞いておりました。

 赤字再建団体にならないようにどうするかということですが、これは中間答申また最終答申もでますが、そういう答申を尊重しながら、またそれ以上に実を上げるような施策をまた加えていかなければならないとも思っております。

 現時点での財政状況の分析、今後の改善計画と見通しということでもダブってしまうかと思いますが、現時点での財政状況はもう今までるる申し上げましたように、15年度決算統計と比較しますと、歳入総額で約62億円、それから率で13%の減となる見込みであります。

 それから、主の要因、どうしてそうなるんだということですが、繰入金で約60億円、地方債で12億円、県支出金で10億円、これだけが減少、少なくなっていきます。で、国庫支出金で17億円、普通交付税7億円の増となっております。繰入金は合併時の基金の統合等によるものでございまして、地方債は合併特例債が増加をしたものの過疎対策事業債、あるいは辺地対策事業債、臨時財政特例債等で減少いたしております。そして、県支出金については漁港整備事業あるいは繰越事業で減少をいたしております。で、国庫支出金は生活保護費あるいは汚泥再処理センター建設、ごみ中継施設の建設、繰越事業で増加をいたしました。普通交付税は、生活保護費、合併補正等で増加をしているというのが要因であります。

 一方、歳出総額は約54億円、率で12%の減となる見込みです。主な要因は、積立金で31億円、それから普通建設事業の単独事業で47億円の減となります。扶助費で13億円、公債費で8億円の逆にまた増となろうかと思います。積立金は合併時の基金統合で財政調整基金、あるいは減債基金、振興基金の減、普通建設事業は市道整備事業、温泉施設整備事業、庁舎建設事業、診療所建設事業等で、これで減少をいたしております。扶助費は生活保護費の増、あるいは公債費はNTT無利子貸付金の一括償還、それから減税補てん債の借り替え等で増加をいたしております。

 人口1人当たりの額を類似団体と比較しますと、歳入では自主財源である地方税は対馬市は7万2,000円と、1万9,000円低く、また交付税は35万9,000円で23万3,000円、国庫支出金は17万6,000円で13万7,000円、県支出金は9万4,000円で7万5,000円、地方債は16万2,000円で11万5,000円と、それぞれ依存財源の割合が非常に高くなっております。

 また、歳出は義務的経費である人件費が16万5,000円で9万7,000円、扶助費は6万4,000円で1万6,000円、公債費は17万円で12万5,000円高うございます。それから投資的経費の普通建設事業の単独は6万2,000円で1万5,000円高く、補助事業は25万3,000円で22万8,000円も高くなっております。

 このように歳入では自主財源は乏しく依存財源の比率が高い、これはもうよく御承知のとおりです。また、歳出では義務的経費あるいは投資的経費の割合が高い財政状況となっておりますので、一層の財源の確保を図り、義務的経費の抑制に努めながら、行財政改革推進委員会の意見を積極的に取り入れて、新市計画に基づいて事務事業及び組織機構の見直し、民間委託を推進をしていく、そして行政の効率化と歳出の徹底した見直しに全力で取り組んでまいっておるところでありますし、今後もそのようにいたしたいと思っております。

 赤字再建団体にならないように決意はどうかということでございますが、そうですね、20%を超えないように、起債制限比率が20%から30%ではもうこれは大変率が近いところに来ております。近づきつつありますのでね、こういうことにならないように、もう再建団体になりますと、極端な言い方をすると鉛筆1本買うのも自治省、今は総務省の一々決裁を仰がなければいけませんし、起債も単独の起債もできませんし、それは大変なことになるわけですが、そうならないように今、私どもはいろんな手だてをしておるわけです。

 本当に、そのためには予算は広報がつくるということをよく御承知だと思いますが、いかに対馬市を国にあるいは経済界に、あるいは全社会にどうアピールしていくか、こういうことが私は課せられたセールスマンと、対馬市のセールスマンとしての役割だと思っておりますので、それに後続部隊がいろんなこういったもの地方を固め、そしてそういう財を生み出す元をつくっていかなければなりませんし、いろんな夢があり、可能性があり、期待があって初めて投資も出てくるわけであります。企業誘致はまさにそういうことでございますので、たかが温度差発電とかいろんな話があります。もう、例えばこの金のないのに何が市民球団か、あるいは何がケーブルテレビか、いろんな話があります。今対馬市に必要なことは、対馬の市長、松村良幸、主悪の根源のお前がやめることが一番市のためになるんだと、何もせんでやめてくれというインターネットが出ております。

 そういうことで、いろんな話がもう交錯いたしておりますが、私は何を言われようとも対馬の基礎づくり、そのためにはやっぱり寝食を忘れ取り組まにゃいかんと思っておりますので、できるだけどこでも飛び回りますし、皆さんから顔が見えんと言われてもこれはやむを得ません、これもう負の部分は個人的にやっても結構でございますので、何とか市の再建をどうするか、基礎づくりをどうするかですね、残る3年を費やそうと思っておりますので、どうかぜひ御理解を賜りたいと思います。

 ということをお願いいたしまして、本当に対馬の状況を危惧してある糸瀬議員の質問にお答えしたいと思います。



○議長(平間利光君) 17番。



◆議員(糸瀬一彦君) 行革といいましょうかね、これから一生懸命取り組んでいこうという熱意のほどは、市長の熱意はよくわかるわけですけど、今言われました後方部隊までこの危機感を感じておるのかと、その800人がですね。そこら辺が、私には余り受け取れない。そして、これから先、3月1日それから2月の26日の長崎新聞を見ると、私、市長、昨年12月に質問をしましたけど、支所機能の充実ということで私はお願いをしておりましたけど、そこら辺は一極集中化とか、本所機能の拡充とかですね、こういうことで新聞に出ております。このことは、佐々木議員の方にも答弁があっておりましたように、私は譲れるとこは譲れる。一極集中もいいでしょう、本所機能の充実もいいでしょう、しかし新聞に書いてあるのは支所重視を見直すとこういうふうに書いてあるわけですね。これは、私の質問に対する答弁と、それから市民の熱き思いとはギャップがあり過ぎる。私はあのときに、支所に相当な権限を、支所長に権限と責任を持たせて任せてほしいと、このことをお願いしておりましたら、中間報告の中でもそのことが書いてあるわけですよ。

 ところが、私の感ずるところでは予算も経費もすべて本庁集中主義のような気がしてならない。やはり、支所には支所の権能を与えて、住民に一番窓口ですから、そこが市長のかわりに相当な機能を復帰して解決をすると、それが住民サービスなんですよ。ここら辺が私の考え方と、まあそう変わってはないと思いますけどね、基本的にはかわってないと思います。だけど、感情の上では職員と理事者ですから、随分なギャップがあるわけですから、このことを先ほどだれかも言われましたように、阿比留議員でしたかね、言われましたように権限委譲を真剣の考えてほしいと思います。これは、市長は外交が多いから木谷助役に私ちょっと答弁をお願いしたいと思いますけど、支所長に権限を譲ってですね、そして市長はこと泰然自若と構えると、そういう形が私はいいと思いますけど、どうでしょうか。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 長崎新聞に載りました支所重視の政策転換かというような見出しの部分に書いていたと思うんですね。私もあれを見てこれは少しマスコミの方、長崎新聞さんでしたか、少し誤解があるのかなと私どもがよくこれは説明責任を果たしていかにゃいかんなと。

 また、もちろん市民の皆さんにもそうですが、どうしてああいった政策転換というのが書かれたのか、まあ恐らく政策転換といえば転換でしょうが、支所重視ということは一つも微動だに緩んでないと思います。助役7人制のときは特別職を置いて、支所に相当の権限を委譲して、そして支所機能を充実するということ。同じ支所機能の充実でも充実の仕方が変わってこざるを得なんだ。先ほど言ったとおりですが、助役の話、民声や皆さんの意向で崩れました。合併協議会とは全く違う形が出たわけです。皆さんも、その当時口々に有権者の3分の1を超えようとする人の声がこんなにあるのに、だめじゃないかというような署名運動から始まり、また議員の先生方の考え方も大きくそういったふうにシフトしたように思いました。

 で、熟慮しますと言って、熟慮した結果がしばらく熟慮させてください、6月の議会に提案したとおり3人以内ということで、実質上2人ということで進んできたわけでございます。したがって、支所重視というのは窓口サービス、それから土木事務所的な道路漁港港湾、こういった水道、そういう維持管理、それから新しい基盤整備に対する業務、そういったふうに2つに分けていく、総務的なもの管理的なものそういったものを極力押さえていって、ということはやはり支所長というのは今、糸瀬議員がおっしゃったように町長、助役の役割をいわば果たすポジションになろうかと思います。

 したがって、今度の機構改革でも支所長の独立ということを少し出していると思いますが、一つ一つ世の中の変わりに応じ、皆さんの考え方も変わっていくわけですが、御指摘のように後方部隊の800名がどうなのかと、皆さんそういう危機意識があるのかという御指摘でございますが、それは私はまだ浸透してないと思っています。本庁職員だけには浸透しておりますが、支所の方にはまだだろうと思います。

 私も、実は二、三日前、初めて本庁に行きました。10カ月間本庁を私は見たことがありません。あえて見ませんでした。じっと見ておりました。どういう動きでどうなっているのか、両助役に任せているんですから、じっと見ておりましてやっと二、三日前、皆人それぞれの顔も、それから席の配置も初めてみました。私は、これは私の手法だと思っておりますので、今それからいよいよ「ああ、これは違うな、動きもいいな、目の輝きも違うな、支所とは違うな」ということを、認識をいたしました。

 それはなぜか、情報の共有ができているからそういう動きになると思います。糸瀬議員の御指摘のようにね、そういう点では少しまだ支所の隅々まではいきませんので、この点が今後残された課題だと思っております。考え方をまず市の職員から変えていかなければ、対馬も変わりませんし、また対馬の人の考えも今までどおり業者にしてもしかり、それから住民の皆さんにも今言われたように、全く変わらないじゃないかと、夢と期待は裏切られたと。それはそうでしょう、そういうことで合併効果がすぐ出るわけじゃないわけですが、その合併効果を早く出せるように今準備する期間だと思っておりますのでね、4年、5年しますと、そういった合併効果も出ます。それから、政策的にもそういった合併効果が出るようにいたしていかなければならないと思いますし、最少の投資で最大の効果がでるような努力をしていかなければならないと思っております。

 だから、そういう点では糸瀬議員の今の御意見をよく挺しまして、皆さんが周知徹底できるように、できるだけ今からいろんなやっぱり物事にはチャンスと時期がありますし、動かないときはやっぱりじっと動かんで、推移を見ることがすべてが把握できます。いろんなことを把握できます。外から中からですね。そして、それを踏まえた上で普通の動きの中からいろんなものが見えますから、これからは新しいまた動きが出てまいろうかと思いますけども、よろしくその点をお願いをいたしたいと思います。

 以上です。



○議長(平間利光君) 17番。



◆議員(糸瀬一彦君) 市長の意欲はよく私も受け止めとるわけですよ。だけど、先ほども言いましたようにもう少しギャップがあるだろうと、あなた自身が認めてあるわけですから、私も支所の職員とですよ、幹部職員の間には危機感の度合いが、理解の度合いが多少あるだろあということを認めてあるわけでして、私から見てもそうなんですよ。やはり職員の中には、少し言い過ぎかもしれませんけど、お湯につかったようなね、そういう職員もおる。それはね、支所長がもう少し権限を発揮して管理監督をやってほしいと、住民の声があるわけですから、そこら辺から変わっていかないとですね、これは先ほど私が言いましたように、不平不満が募るばかりで行政とのギャップがますますひどくなる、こういう思いをしております。

 それから、言いましたように財政については、私は期待以上の親切な説明で、本当にありがたいと思っております。だけど、その分析をして内政は助役が中心ですから、これはみんな一丸となって1日も早く改善される方向に、2年や3年では解決はしないと思います。思いますが、とにかく赤字団体にならないように、公債費率も18.8か何か、ことしはなっていますね、これはもうレッドカードと私は思っています。私の認識では、そこら辺をよく踏まえた上で、ぜひ努力をしてほしいと思います。

 それから、湯多里ランドについて少しだけ、もう再三答弁があっておりますので遠慮しようかと思いましたけど、一言だけ、これは大人のものさしと子供のものさしとは全然違うわけでして、子供たちから電話がありまして湯多里ランドに行きました。そして、プールも見ました。あの写真、壁に張ってあります子供たちのあのにこやかな写真を見て、本当に思いましたよ。議会も、市長も、助役も責任を感じないとこれはいかんなと。これが、2年ぐらいで閉鎖をするなんてとんでもないと私は思いましたよ。何とか、施政方針の中でも話してありますように、早いうちに再開ができるように大人が子供の期待に沿うように、信頼を裏切らないようにお願いをしたいと思います。

 私は、これで質問を終わりますけど、決意のほどを聞かせていただきたい。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 熱意あふれる本当に危惧された御質疑をいただきまして、私ども身の引き締まるような思いで聞いております。基本的には、いろいろ皆さんがよく真剣にやっているのか、もうちょっと真剣にやらんにゃいかんじゃないのかというおしかりも受けますが、幾ら真剣にやっています。予算の策定に当たってのこの湯多里ランド、今話が出ましたが、これを最終的にどうするかということについても、実際もう電気がいつもついておりますように、夜中までやっているわけです。特に、もう30日何かだと最終土壇場どうするかということでしてね、締め切りは近づく、もう何回何回やっても一緒なの。30日の日曜日に本当朝9時から、31日の朝方4時40分でしたか、もう夜は白みました。もうやめようや、もういいよ、これでということで結果が基金の23億4,000万の取り崩し、それから湯多里ランドの一時閉鎖であります。

 で、これは中止ですね。これは今、この前から話しておりますように、株主構成の中に異変が生じましたので、これはやっぱり会社を解散せないかんということもありますし、そういったところでもう今、糸瀬議員から言われたように、もう特にプールについては皆さんの熱い思いがたくさん寄せられ、今署名活動も始まっております。会員が少ないなら私どもでしますよと、掃除だって私どもがやりますよとおっしゃっていただける御夫人の人も厳原の人たくさんおられます。どうかしてあれを開けてくれ、もうしばらく待ってくださいと、永久に閉めるわけではないんです。物事にはけじめがいりますから、やっぱりこういったことを皆さんの前に隠してすることはだめです。赤裸々にすべてを情報開示しながらやらんにゃいけませんし、皆さんも認識をしていただく、我々も認識をしなおさにゃいけませんのでということで、わかったということで、きのうも実は、夕べもですね、四、五人の厳原の人から言われました。女性の方も三、四人おられました。

 で、そういうことで、これはもう夢を多くで、もうアスリートが出る。選手が出るようなところまできているんですね。インストラクターにも金もかけておりますけども、そういったことがありますので、これは一たんやって、やれる方法をこの3カ月、4カ月の間に模索していきます。そして、責任は十分感じているんですけども、幾ら責任感じてます、幾ら夜中まで、朝までやってもそんなこと言っても始まりません。結果が出なければ。だから、初めよければ終わりよしという言葉もありますが、やっぱ最後よければ終わりよしという逆の言葉もあっていいと思いましてですね、これはそういったことで鋭意努力をしたいと思っております。

 それから、やっぱり私どものアピールの仕方も悪いわけですが、やっぱり幻想を皆さんに抱かせてしまったということは私どもの負の部分だと思うんです。よく考えて見ますと、この前の新聞にも出ておりましたように、上対馬の方でしたか、合併していろいろ皆さん言われますが、熱いたぎった湯を今かき混ぜているんだからちょうどいいふろかげんで入るには時間がかかるよ、すぐ熱い湯はいいふろかげんにならない、いい表現をされているなと思って感心もしたんですが、そんなことに甘えちゃいけませんけども、やっぱり6町が1つになるというのは、もう再々言っておりますように、本当に徳川300諸侯が明治政府になったのとかわらんと思います。対馬においてはですね。それぐらいのやっぱインパクトがあったわけですから、混乱が起きないのが不思議ですし、やっぱりあの明治維新のときでもいいじゃないかいいじゃないかのああいったものが出てくる、踊りが蔓延するようなそういうものも出てくるわけですから、一時的な混乱はやむを得ない、これを早く皆さんに認識していただいて、合併しなかったらどうなっているのかと、こういう点から私どもも議員の先生方と情報を共有しながら、それを皆さんに話をしていかにゃいかんのじゃ、そうじゃそうじゃやっぱできんもんのう、さえんこっちゃのうちゅうことで、これが今蔓延をしておるようでございます。

 だから、私どもも職員皆さんにそういう意識の共有をしながらやっていきたいと思いますし、糸瀬議員さんの財政的なもの、これからの対馬、そしてそれぞれの考え方、機構、組織、職員隅々まで一丸とならない限りこの難局は切り抜けられないと思いますので、決意のほどを改めて表明をいたしまして、答弁にかえさせていただきたいと思います。どうぞ、今後ともよろしく御指導賜りますようお願いいたします。



○議長(平間利光君) 17番。



◆議員(糸瀬一彦君) 助役の方にお尋ねした公債費率のですね、公債費率の許される範囲、そのことはあえてもう一回あなたの方から財政のオーソリティーだからですね。10%前後12%前後とか、もう18.8%はレッドもいいとこですよとか、そんなことをちょっと最後に聞かせてください。



○議長(平間利光君) 助役。



◎助役(木谷博昌君) 一般質問ですので、市長が答弁になるんですけども、市長から今答弁せいということでございますので、お答えを申し上げます。

 先ほどから言われますように、財政危機であるということを職員800人がまず自覚しなきゃできないよというお話もありました。実は、2月の頭に私の方でグラフ等をつくって5枚のペーパーをつくって800人に配りました。そして、現況はこうなんだと、こんなに厳しいんだよということを支所長等も集めて、篤と私から説明をして、全職員にそれを徹底せいということで、そういう今までないようなこともやってみました。それによって、どれだけの職員が理解したかというのまでははかり知れないところもあります。

 しかし、やらないよりはやったがいいという結論でそういうこともやってみました。それから公債費の問題につきましても、言われるように18%代というのは本当に危機的状態、20%になればこういう制限がありますよということをわかりながら、そこにいかない努力を私どもがしなきゃできないということで、一方では公共事業を伸ばさなきゃできないけれども、公債費率が上がればまた逆に困るよというジレンマの中で、ぎりぎりの線で私どもが財政計画を進めていかなきゃできないという考え方で、実は17年度予算を組むまでにも行革の委員会の中間答申等も踏まえながら、約4億ぐらいの中の切込みを具体的にしております。それには、職員組合にもいろいろ交渉して、職員の皆さんにも協力をいただくと、そして三役職員がまずもって自分の身を切るような気持ちでやらなければ、住民の方に説得ができないんだよという理解も求めました。

 そういう結果で、いろいろなものを2,000万、3,000万というようなものを積み上げて4億1,400万ぐらいの抑えをして、それを新年の予算では何とか抑えていこうということをやりましたけれども、やはり23億4,000万、基金を投じなければできない結果になったということで、御心配いただいております18年度予算、本当に今私どもも自信はないけれども、赤字再建にすることだけは何とかとめなければできないという意気込みで、今精査をしております。だから、最大の努力をしたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしく御協力をいただきますようお願いをいたします。



○議長(平間利光君) これで、17番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 暫時休憩いたします。再開を1時50分よりいたします。

午後1時41分休憩

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午後1時50分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。休憩前に引き続き、市政一般質問を続行いたします。

 次に、32番、大浦孝司君。32番。



◆議員(大浦孝司君) 通告に従いまして、市政一般について質問を行います。

 質問事項は、日韓交流と経済効果について、県道の改良事業の2点といたします。

 対馬市の将来像は、アジアに発信する歴史海道都市と定め、韓国を中心とする交流人口を拡大させ、それに伴う経済の結びつきが期待をかけているのが本来の目的と思われますが、現在の状況について申し述べます。

 釜山よりシーフラワーが就航して以来、韓国からの入国実績は平成12年8,096人に対し、平成15年では1万5,734人、平成16年では2万952人と増加の傾向にあり、当初シーフラワーは242人乗りであったが、昨年8月より376人乗りのシーフラワー?が就航しているのであります。観光客のほとんどが対馬に初めて来る者ばかりで、リピート客がわずかであります。乗船客の多くは、自国よりインスタントラーメン、酒類等の食料品を持ち込んで来るため、対馬での消費は少ないのが現状であります。また、土産品等も思うように売れてないのが現実であろうかと思います。

 逆に観光客側から見れば、対馬は自然景観、史跡、釣り以外遊ぶ場所がない、旅行客にマッチする土産品等が少ないなど受け入れ側の研究不足も指摘されることも事実で、経済の結びつきはいまいちであります。韓国よりの観光客はせっかく対馬へ来たものの満たされた気持ちで自国に帰る者は少ないと思いますが、このような現実をどのように受けとめているのか、また経済の浮揚に今後結びつくような民間投資を含め、新しい企画が展開されるのか、市長に伺いたいと存じます。

 また、リピート客は唯一釣り客と聞き及んでおります。その実態は1カ月当たり300人前後が訪れており、磯場でのまき餌による夜釣りがほとんどの内容でありますが、これが加熱しているとのことで、漁民から見れば資源の枯渇に、そして漁場権の侵害も心配される声も聞いております。国内では、まき餌による磯場の夜釣りを禁止し、日の出から日没の間までとし、乱獲の防止策をとっている漁協もございますが、今後対馬が安定した釣り客の受け入れを持続させるためにも、漁協、漁民の意見も聞き、これらの対応を検討することも大切と思いますが、市長の御意見について伺いたいと存じます。

 第2点目でありますが、県道の改良については16年度12カ所の路線に29億を投じ、施工しているところでありますが、着工事業については各町あるいは2町間により陳情活動が展開され、県土木、対馬支庁の道路課との間で実施計画の調整を図り、現在に至っているのが実情であります。基本的には、1路線1工区をおおむね原則とし、工事完了後、新規地区への着工が一般の形でございます。しかし、過去の対応では着工順位にいろいろと問題が生じており、今後においては地域の実情をさらに把握し、できれば交通量、危険道路線形等余りにも劣悪であるものにかかわらず、着工まで10年近くの歳月を待つような現実は大変問題があろうかと思われます。新市においては、これらを十分精査の上、対応するべきと思いますが、市長の見解について伺いたいと存じます。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 32番、大浦孝司議員の質問にお答えをいたします。

 簡潔明瞭に御質疑をいただきましてありがとうございます。日韓交流と経済効果についてということでの御意見、そして見解ということでございますが、もう御承知のとおり平成11年国際航路厳原釜山の就航によりまして、また昨年8月のシーフラワー?、この就航によりまして、経過をちょっと調べてみたんですが、平成12年で8,096人、それから平成13年で8,320人、平成14年が1万509人、平成15年でぐっと伸びまして1万5,734人、平成16年が2万952人と、これは国際航路韓国人の入国者数の調べであります。こういった入国者数になっておりまして、大幅な増加をいたしております。今後、受け入れ態勢その他が進みますと、これは倍々ゲームになっていく可能性もございます。しかし、御指摘のようにいろんな問題が雑記してきていることも事実ですし、今後そういった点で危惧する面もあるし、期待する面も同居しているように思います。

 韓国から対馬を訪れる観光客の皆さんは、個人のライフスタイルの変化から一部団体観光型から今やはり少人数グループの旅行者へと変化をしつつあることも、また重要なポイントになっております。韓国観光客にとって、対馬の自然景観は御指摘のとおり十分な魅力となっておりますが、韓国との交流の歴史的、文化的遺産と国際的航路を生かした国際観光地としての受け入れ態勢整備を進めていくということ。それからまた、自然を生かしたエコツーリズムの推進に今後いろんな計画をしていかなければならないと思っております。しかしながら、議員が御指摘のとおり、韓国観光客にとりまして、韓国の皆さんにあった、好まれる、ニーズにあった土産品やショッピングを楽しめる施設が少ないということもこれは事実であります。

 対馬市におきましては、対馬ブランド化推進協議会での新観光商品開発部会あるいは情報発信部会が今一体となり、アンケート調査を実施する運びとなっておりまして、韓国観光客のニーズや対馬観光の満足度を把握するとともに、対馬ブランドやイメージを積極的に発信をしていく必要があるということで、昨年の9月1日にはダイヤ高速海運主体の韓国エージェントの交流会におきましても、いろんな話をいたしております。

 それから、3日前にも夜でしたが、韓国の釜山のエージェントと漁協長会の会長をはじめ、対馬支庁長、その他観光協会、いろんな皆さんとの意見交換をしております。やはり今、熱いムードが流れておるんですが、もう一つそれを紹介するに当たってはいろんな仕掛けも要るし、我々の考え方も大きく変えていかなければならないことがたくさんあるようです。

 2月17日付の長崎新聞にも対馬観光PR韓国へといろんな見出しで、対馬観光客にショッピングについての記事も掲載されたことも事実であります。御指摘のように、異文化への相互理解を推進するために、やっぱり島内観光のマナーやルールなどの浸透を図っていく。また、韓国人のお客さん向けのマナーブック等の作成とか、あるいは住民の皆さんと観光客の交流の促進とか、こういった事業を展開しなければならないと考えております。特に、韓国観光客のニーズを十分に分析・対応しまして、韓国へのPRを強化していくということも必要だと思います。

 韓国からの釣り客の受け入れについてでございますが、韓国からの釣り客につきましては、いろいろと問題が起こっていることも事実ですし、このことへの対応に皆さんが頭を痛めているということも、これもまた否めない事実であります。これはまた協議の場をいろいろ移してやっているわけですが、特に対馬西沿岸を中心に韓国人釣り客について、地元住民の皆さんや漁業者から大変漁協への苦情も出ておりますし、あるいは対馬島全漁協長組合長会でも協議が今なされているようであります。

 こういった問題は、韓国との交流を進める対馬市にとりましても非常に重要で国際問題になるおそれもありますし、難しい問題でありますが、また漁業者や地域住民の皆さんにとりましても深刻な問題であることも事実です。早急に対応が必要でありますので、関係機関や組合長さんたちの意見も聞きながら、どのようにするのが一番いいのか検討してまいりたいと思っております。

 それから、県道の改良事業についてですが、これはもう大浦議員が一番よく御承知のように、鶏知の市街地のあの道路、主要地方道ですが、こういった中でも住民の皆さんと一緒に、あのときも議員の立場でなしに一住民として毎回参加をしていただいて、意見も陳述され、思いも聞きながら私どもも一緒にしてきた記憶がありますが、御指摘のように県道改良事業においての未着工区における早期整備等の促進ということだと思いますが、各地域で県、市への陳情等もいろいろ支所管内であっております。

 しかしながら、交通量あるいは危険度、道路線形等の条件において、緊急を要するところから優先されているということはもう御指摘のとおりですが、先般来申しておりますように、限られた予算でありますので、必要度合い、その地域の必要度合いが一緒でAかBか、いやAもBも必要だ一緒だということになると、やっぱり限られた予算ではその上に熱意の強いところが予算はついていくと、これは常識的な考えですが、そういうことですが、その地域の必要度合いというのはもうよく皆さん認識してもらっているつもりであります。

 今後、そういった熱意も含めてですね、限られた予算でありますので、どうつばをつけていくか、どう例外をつくっていくかということになっていこうと思いますが、今、旧美津島町の道路問題というのは、吹崎箕形、それから吹崎加志間、このトンネル2本、この延長線上の取りつけ道路、これができますと中心地からすべて15分以内での圏内になろうと思いますので、あと残された道路問題では美津島それだけでございますので、この前からのお話のようにどこにどうやっていくのか、これは非常に微妙なところがありますが、原則的なもの、そして先ほども申しましたように、例外的なものそういう中で、知恵を出し合いながらどこに切り込んでいくかということが非常に微妙なことですが、これはあうんの呼吸もありますし、いろんな形であるべき、うまくいくようになるように努力をしてみたいと思っております。時期的なものがありますので、その点はまた御理解を賜りたいと思います。

 今、鶏知市街地が動き出しておりますので、用地買収も進み解体作業も始まっております。相当数十億のあれももちろん県道ですから、主要地方道ですから、県の事業ではございますが、これもどこまでかの見通しをついたいい時点で、その後、通称アリラン峠と言われております四、五分くらいぐるぐるぐるぐるカーブを曲がっていく、全く交通不能地域と言っても差し支えないでしょうが、その残されたものをどうしていくか、これも近々の課題になっております。よく認識をいたしておりますので、またいろいろ御指導、お知恵、御協力、御理解を賜りたいと思っております。

 以上です。



○議長(平間利光君) 32番。



◆議員(大浦孝司君) 一つ韓国からの観光の点で御意見を聞きたいと思います。

 釜山からのシーフラワーについては、従来安定して、あるいは増加の傾向ということで数字にあらわれております。その中で、やはり日韓という一つのとらえ方、まあ韓国のソウル、これがいわゆる7割程度、所得の多い方が在住されておると。そこらの誘致を今後絞っていくことが対馬の観光の浮揚になるというふうな御意見をある専門家から聞いておりますが、そこについての考え方は詳しくないのか、これを1点。

 で、それとですね、できれば観光協会とか物産協会というのが存在する中で、韓国の土産品をやはり研究してですね、それを指導していって、土産品にこういうものを置いて売っていこうとかいうふうなことを、積極的にするべきじゃないかと私思うんですが、その辺の指導をやっていただきたいと。できれば、ソウルの件をひとつ考え方を、そういうふうに私は聞いております。なかなかその辺の経済に浮揚になるためには、そこらの方向の導きが必要であると聞いておりますが、その辺についての具体的な考えがあれば教えてほしいと思います。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 大浦議員の御指摘のとおりでありまして、ソウルと釜山の経済圏というのは今七、三と言われましたが、本当にそれぐらいの力関係においてもそれぐらいの形だと思います。ソウルから釜山までの日本の新幹線のようなこういったものが、これが開通いたします。そうすると、ソウル、釜山、対馬の間が非常に近くなります。

 そして、実は先ほど来の話があっておりましたように、1月の30日に最終の予算査定をいたしまして、30日の9時から翌日31日の4時半か4時40分、もう夜は白んできたちゅうことを言いましたが、その31日に実は私は蔚山に行かにゃいかんようになっていたんです。だから、下着は向こうで買うからいいよとか、何とかかんとか言ったんですが、30、31日は突風が吹きまして4メートル以上の波高でして、比田勝から欠航いたしました。福岡まで行ったんですが、それが蔚山ですが、ここは今、ソウルに関連して申し上げますと、韓国の都市の中では一番金が動く裕福なところです。現代の工場もあります。いろんな大宇の造船もあります。いろんなものがそこに工業地帯として集中いたしております。

 そういう点から考えますと、釜山は、釜山でこれは非常に身近で大事なところなんですが、釜山オンリーになったらいかんということの一つの警告でもありましょうが、釜山は徳川幕府、倭館ができてせいぜいそれからの対馬とのつき合いであります。蔚山というのは、ここは新羅、百済、高句麗、三国時代からの新羅の皇子を2人拉致して来まして、佐護港に今、パク・テソンですか、2人の皇子を救出しまして、自分が捕らえられて焼き殺されたという、こういう歴史もありますように、さらにまた加藤清正の彼の慶長の役なんかでの出城を築いたのが蔚山であります。さらに、その徳川幕府との修好、それ以前にですね、昌運大使っていう出たのも蔚山であります。彼が加藤清正の陣地訪ねてのこの修復、あるいは伏見城に徳川家康を訪ねての朝鮮通信使が始まる前のいろんな交渉、これも蔚山、蔚州雲南です。さらに、今度2月に韓国の歴史上の人物として登壇しましたイ・エという人がおるんですが、このイ・エさんも蔚山の人なんです。これはもう31日にどうしてもということで、ここの蔚州郡というのが韓国で一番人口が多い18万の郡でございまして、そこにそういった対馬のゆかりのいっぱいいろんなものがあるんです。で、どうしても来いということでして、いやもう時間がないから、旧正月までに来てくれということでして、実はイギリス大使をいたしておりましたキム・ヨンサム大統領のときの特命大使でありますオゼさんもソウルから呼んで待っておりました。日本の大使の安部総領事も来て、その蔚州で待っていただきまして、実は長理事とリィ通訳をつれて一緒に行ったんですが、そのときも今大浦議員が言いましたソウルの必要性をいろんな形で説かれました。釜山オンリーではだめですよと、もっとウイングを広げてはどうですかと、特に対馬のかかわりが多いのは蔚山じゃないですかと、漁師の人の交流ももうずっと昔から続いておりますよと。対馬の人は韓国人になった人もたくさんおりますよって、いろいろな話もあるわけですが、まあまあそれはともかくといたしまして、今言われたように私も対馬が大きく飛躍するためには、ソウルのマーケットを大浦議員が御指摘のように、これが大きな対馬の原動力になると思っております。もちろん釜山も身近ですから、しかし経済力で言いますと、長崎と東京の差と思えばまず間違いないと思います。それぐらいどでかいものでございますので、ソウルのこんなとこでこの話をしたらどうかと思いますがね、ゴルフ場とシティーホテルがありましたら、ソウルからBSクラスの百二、三十のジェット機が出入りに毎日飛ばしてもいいですよと、大韓航空の社長は言われるぐらい、それぐらいやっぱり韓国のソウルもテマドということで、このテマドのことを余り軽んじる人は少なくて、非常に熱い期待を持っておりますので、私は大浦議員の指摘どおりウイングを広げて、身近な指呼の間にある49.5キロという釜山をベースに、そこだけじゃなしに蔚山も最終的にはソウルも、こういう大きなマーケットを、日本の九州のマーケットと間にあるんですから、これを何とか生かすべくいろんな形をつくっていかにゃいかんと思っております。

 さらに、ロッテの会長の重光さん韓国名でシンさんも実は蔚州郡におります。そこの別荘にも行ってまいりました。だから、2泊3日の駆け足でして、もうくたくたになって帰ってきましたけども、またすぐそれから会合でしたけど、ばたばたでもう少し時間があったらなと思ったんですが、そういう状況でございましたので、眠いだけのことでしたけど、皆さんが本当にいろんな形で熱い思いを持ってくれております。ぜひ、ソウルとのマーケットを、忘れないような施策をですね、展開していかにゃいかんと、私も同感であります。

 以上です。



○議長(平間利光君) 32番。



◆議員(大浦孝司君) 先ほど、美津島町の阿比留議員さんの方から申し上げたことと重複するんですが、私、この間2カ月前に、複数の人間からおしかりを受けまして、県道、一町のことを申し上げて申しわけないんですけども、決まった場所を横取りされたようなことで非常に憤慨しておりまして、それが先ほどの吹崎工区の問題であろうかと思うんです。で、聞いて見れば、支庁の道路課が平成11年前後に概略の積算をされたことがあることは私も確認しております。しかし、それはそれとして事情が事情ですから、変わってきたわけでやむを得んとですけども、現在、今尾崎の方、今里、加志、吹崎、阿連318戸に対して約1,000人を超えております。そして、定置網が10基ほどあって、10トン車がひんぱんに通っております。で、その中で非常に、わずか2メートル50くらいの幅員のカーブが存在しておりまして、これはだれが見ても対馬で一番危ない場所だなと私は思っておりますが、やはり今後そういう精査を現場でされて、経済の裏づけ、人口、交通量のチェックをされて、再度急ぐべきとこ、あるいは一部的にもう法線どおりに工事を対応するとかいうふうなことが可能であれば、10年待つということは大変なことになります。で、鶏知が2億5,000万でわずか5戸の対応だけです。聞いた範囲では。そうすれば相当の50戸の対応が今後あると聞いております。財源がなかなか厳しい中で、どうしても危ない場所というのは、法線さえ構造令で一致すれば、やはり対応していかんちゃなかろうかと思いますので、精査のほどを支庁の道路課の方と一体となって市の建設課の方は検討してください。それが私のお願いです。

 以上です。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) さっきの商品開発のことの回答を忘れておりましたけど、これも同じ意見です。だから、これにつきましても今、ブランド化の協議会がもたれておりまして、先ほど来ちょっと話をいたしましたが、まあブランドが、私どもだけがブランドをつくっても何もならない。買ってもらってユーザーに認めてもらって初めてブランドでございますので、そういうブランドができるようなやっぱり商品開発していかないかんと思っておりますが、これも専門家、言葉だけじゃだめですから、例えば尾崎のだれそれ、犬吠のだれそれと、そういった形で、あるいは上対馬の、あるいは厳原のそういった形での人が参加した中で今、商品開発も県と一緒に支庁と一緒になってやっておりますので、これはもうしばらく時間をかしてください。それがやっぱり必要だと思っております。

 それから道路につきましては、御承知のとおり危険度の多いとこ、リスクのあるとこなんですが、確かにその産業的な見地からすると大きな5トン車、10トン車ということになるとですね、非常に難しい点があろうと思う。どうしても、10年もかかるようなことはないはずですけども、そういう先ほどの御質問からありましたように、21年からすると30年までなるでしょうけども、そういうことではもうこれは要請というよりも政の傾聴の要を問われることになるんでしょうから、できるだけそれは短くせにゃいかんわけですが、どうしても少し時間がかかるとなれば、そういう5トン車、10トン車の精査をしまして御指摘のように必要であればカーブの部分を改良しておくとか、不便のかからないようにしなければいけませんが、それにあまり金をかけますまた後戻りになってしまいますからね、むだな投資になってもいけませので、その点を勘案しながらよく検討してみたいと思っております。

 あの道路は御承知のとおり、本当に難しい問題、もちろんその地域の方での用地の問題もありました。町有林の問題も一時ありました。そういったものもあった中で、少しその間隙を縫ってのやっぱり鶏知の、まちづくりの委員会というか、道路を中心とした皆さんが結集されまして、あなたもその中で御議論をされましたように、やっぱり大型車が通ったら通学生が傘差しても、もう傘が差せない状況でございましたので、結局いろんな点で、いろんなケースの中で、やはりこれは鶏知を市街線を優先せにゃいかんのかなということで、これもあくまでも条件つきで、皆さんが用買移転補償にノウって言えないんですねと、大丈夫ですねという念を押して皆さんが大丈夫ですという一筆をもらって、そっちが選考したということでございますので、非常に限られた予算ですので、そういった点ではいろんな波紋を投げかけますが、できるだけ要望にこたえるように、また御相談もしたいと思いますので、ぜひいろんな動きの中で御協力、御理解、そして御指導を賜りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしまして答弁にかえさせていただきます。



○議長(平間利光君) これで、32番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 次に、71番、大串嘉見君。71番。



◆議員(大串嘉見君) 美津島町の大串でございます。私は、いつも単純なものですから、10何年間観光だけを質問してまいりました。どうぞよろしくお願いします。

 通告に従い、一般質問を行います。本年度最後の定例議会になりまして、私は対馬の発展の方策及び市民生活の向上に密着する次の7点についてお尋ねしますので、市長及び責任者の明快な回答をよろしくお願いいたします。

 私も厳原町の発展がなくして対馬の発展はないと考えております。まず、最初に観光道路構想についてお尋ねいたします。

 全国的な不景気が改善されつつある中で、現在、厳原地区の不景気は目に余るものがあると思います。それに加え、旧厳原町の南西地区には長年にわたり道路行政が行き届かなかったのか、道路整備が置き去りにされているため、豆酘地区に至る道路は今や内山峠を越え、通常の経路となって安神峠、安神から久和、内院、浅藻の各地区には経由する道路は同地区の住している方々要件だけが利用している道路になっております。合併前の厳原町の計画では内山峠にトンネルを掘って、豆酘地区までの間を便利するということで、さらに工事が着工されているようにも聞き及んでおりますが、このトンネルが完成すれば、内山地区、豆酘方面の便利さは拡大します。反面、久和、内院、浅藻地区はますます不便地域となって、地域の沈滞が拡大することは目に見えております。

 そこで、私は厳原港から豆酘崎に至る海岸道路の景観を利用して観光道路をつくることによって、観光客の誘致はもとより久和、内院、浅藻に加え豆酘までの便利さの拡大によって人の出入りの増加が期待されていると思います。景観の回復に伴い地区の繁栄、就業場所には拡大なる可能性があると思います。さらに、上対馬までの地域にも景観のいい海岸線が存在しておりますので、順次観光道路の建設を進めていると思っておりますが、市長も私と同様厳原地区から豆酘地区までの観光道路構想をお持ちと聞き及んでおりますので、対馬市の観光道路構想、内容工事を具体的にお聞かせ下さい。

 今ある豆酘の道路は、ほとんど私の見るところでは林道みたいな感じがいたします。林道は100年たっても林道でございます。どうか今から先は、市民に喜ばれる観光道路をつくっていただきたいと思います。

 2番目に、小茂田浜の港湾工事についてであります。

 対馬支庁の発行のつしま百科によれば、小茂田浜港湾工事は昭和26年から対州鉱山の鉱石積み出し港として、必要性から始められたものであります。対州鉱山の昭和48年閉山から、鉱石の積み出しは必要がなくなったと、積み出し港の工事の必要性はなくなったものと、思い変わらず、長崎県はついに最近まで約50年にわたり、使用目的のない港湾工事を続けていたのであります。その結果、歌手西来路ひろみが歌っております対馬旅情の歌の文句のように、「啼くは千鳥か小茂田の浜で、昔しのんで見る沖悲し、時のどよめきあの潮鳴りに、今も聞こえる、今も聞こえる対馬の海よ」と、歌を歌ったこともあります。今、風景は全く消え、観光客は来られても、何で対馬はこんなふうになっていくのかなと思って、この間もちょっとお聞きしたところ、皆さん、観光客、来られて泣いて帰られるそうです。昔からある大切な遺産がなくなってしまっておるのです。私もただ腹が立つのみでした。海外ではこんな大きな工事をしたり、観光資源をなくならしたら留置場に入るのは当たり前と思っております。小茂田浜の自然は見事に破壊され、毎年行われる小茂田浜神社の大祭では、海岸で行われる行事もされなくなっているだけではなく、同神社を訪ねる観光客からも、巨大な岸壁を見て、海岸が不気味だという声まで聞かれる状況になっていることは、市長も御存じとは思います。

 巨費を使ってつくったので簡単に壊すことはいけないとは思っております。巨大な岸壁の内側の埋立地に、自然を破壊した見返りとして、できるだけ旧海岸が出現するようなテーマパークをつくってもらうように、県に対して申し入れをしてほしいのですが、市長はいかがでしょうか。お考えをお聞かせ下さい。

 先ほど島原の普賢岳に行ったとき、42億をかけてテーマパークができておりました。ものすごいいいテーマパークでしたので、これでは島原も、普賢岳があったけど、あと100年は観光客も見るところがあるし、大変島原も発展していくんじゃなかろうかなと思っておりましたので、よろしく元寇につながったようなテーマパークをつくっていただきたいと思います。

 3番目は、対馬の海の玄関口である厳原港周辺にイルミネーションを設置してほしいと、これはいかがでしょうか。

 対馬の海の玄関口である厳原港周辺は、夜間は真っ暗で玄関口ほど寂しい状況にあります。そこで私は、不景気で沈んだ雰囲気の厳原地区に元気を取り戻させるには、対馬全体の元気を取り戻すにはなると思われますので、厳原周辺の船舶の航行に支障のないような場所に、対馬のイルミネーションを、ふさわしいイルミネーションをつくっていただきたいと思います。夜間に市民が集まるような場所を、ぜひつくっていただきたいと思います。

 現在厳原地区には、金石城入口とか櫓門をライトアップしていますが、果たして何人の人が、夜間やぐらを見にきているでしょうか。門の中に、要らない櫓門を、古いのをわざわざ見にくる人はほとんどない状況なのに、夜間ライトアップをすることは電気料のむだ使いとしか考えられません。櫓門にかわる、対馬の海の玄関口にふさわしいテーマをもったイルミネーションを設置して、老若男女が集まるような場所ができれば、沈滞した厳原地区も元気になるものと考えております。市長のお考えはいかがでしょうか。お聞かせ下さい。

 仮に──私も中国で、香港、深セン、上海と行ってまいりましたけど、市の建物はすべてイルミネーションで飾ってあります。港湾にあるイルミネーションは各ビルがしていると私も思っておりましたが、100%市が電気代も負担して、観光客の呼び込みに力を入れております。市がですね。で、ショーも、命がけのショーをしております。この間、スタート21のメンバー七、八人で行ってまいりましたけど、すごいショーを見たり、いろんなイルミネーションを見て、ぜひ従業員をもう一回連れていきたいと酒井君は言っておりましたので、ぜひ議員の皆様も、行政の皆様方も、ぜひ自分のお金を出してでも、借金をしてでも先進地視察は行ってもらいたいと私は思います。特別委員会なんかつくっても、ただあいさつにいくだけで、それから先を、お金を出して自分の取得する「百聞は一見にしかず」ちゅう立派なところが、いろんなところがありますので、行政のお金だけじゃなくて、ぜひ自分のお金を半分出してでもいろんなとこを見学していただきたいと思います。

 4番目は、湯多里ランドの封鎖ですが、これは余り私も質問は、今まで言っとりますので、質問はしたくないと思います。実は、単純な考えですけど、温泉を掘ってくれちお願いしたのは私であります。そして温泉ができて、町民、美津島町の場合、町民みんなが喜んで、うちの町長はいい温泉をつくってくれた、町長もドラム缶に入ってから、その温泉の宣伝ばしよりましたし、町長自身もあの温泉は宣伝効果があると思っとりました。私も、観光客のために、ぜひ温泉とか風呂、つくっていただいて、やっぱり低料金、料金がやっぱり2,000円ぐらいする温泉とは私も思いますけど、正直対馬の所得では入りきりません。この間から私が言いますように、300円ぐらいにしたら、ぜひみんなも、家でふろ入らんで入りにくると思いますし、社会保険とかあれも、鳥取県みたいに社会保険も何も半分になったと言いますからね。百何十億かのお金が使っておりますので、その分から支えていただいたら観光客も喜ぶし、温泉も、全部が入り、家のおふろ入らんで入りわけですから、ぜひ毎日温泉に入りいくと思いますので、毎日やないでもいいわけですけど、ぜひ温泉の復活をしていただいて、観光客とかすべての人が温泉に入ったら燃料代も要らないわけですから、ただお金を払うだけですぐふろにも入りますし、ふろ掃除もせんでいいわけですから、ぜひ温泉は続けていただきたいと思います。

 で、料金のことを言いましたけど、パットゴルフ、これ私もあんまりしたことありませんので、ちょっときのうお客さんのところに行ったら、対馬のパットゴルフの値段が、必要以上に高すぎます。私もよう聞いてみましたら、1時間が500円です。北海道とかあっちの方が始まったとこで、先進地やっとですけど、1日しても400円とか、まあ700円のとこもありますけど、ほとんど400円ぐらい、400円とか500円です。やっぱりパットゴルフする人は、朝行ったらずっと1日中おりたいちゅうわけですよ。料金が高いために最初から行く気がせんちゅうことで、ほとんど、私がいつ行ってもあそこはあいております。誰もおりません。こんなもったいないことはありませんよ。もう少し市長、市民の顔のほうを見て、実態をわかってもらわないと、対馬島民の幸せは私はないと思いますので、ぜひパットゴルフにせよ、温泉にせよ、市民に密着した料金設定をしていただきたいと思います。

 赤字になったら行政は値段を上げるわけですけ、対馬交通のバスもあれも、九州郵船も一緒ですよ。値段を上げんと補助金が出らんちゅうことで、この間、私も助役から聞きましたので、絶対考え方が、助役もおかしい、おかしいちをずっと言うてこられておりますし、私もおかしいと思います。値段を下げるために補助金をやらないと、逆やとですよ、値段を上げてくれ、補助金やるえちゅうような、全然反対方向な考えを、国がしとるか県がしとるか市がしとるか、よう私はわかりませんけど、絶対考えが間違っとると思います。こんなばかなことばっかりしとったら、対馬の人間は生活も何もされませんよ。実際100円か200円で乗れるバスを、めちゃくちゃに値段を勝手放題に上げさせて、で、乗るな乗るなですよ。温泉もパットゴルフも乗るな乗るなで、せっかくつくった財産を、やっぱりこれっと合わせたら何百億てなると思いますよ。乗るな乗るなち反対の方向にばっかり応援しとります。これじゃ私も納得いきませんけど、いつまででも私は観光ばっかりを14年間しておりますけど、絶対考え方が間違っとると私は思って、ずっと言いよるわけですよ。温泉ばつくったときから私は。おかしいですよ、これは市民に密着してないですよ、そりゃ当たり前の料金かわかりませんけど、やっぱり市民はこれじゃあついていきません。今後とも、重大なことですから、真剣に考えていただきたいと思います。また、値段を下げんかったら、ずっとずっと私は言わなきゃいけんようになりますので、くたびれますので、よろしくお願いします。

 そして、5番目に対馬の磯焼けについてお尋ねします。

 最近、豆酘崎付近から上県町、西海岸に磯焼けと称する、海藻が全く生えてない、いわば海藻の砂漠化現象が発生し、魚介類の漁獲量が極端に減少をしております。私は、漁業は全然わかりませんけど、海岸漁民の収入の道を絶ってしまったのでしょうか。現在海の磯焼け、どのような原因で発生するか私もよくわかりませんが、岸壁工事の使用したコンクリートのあくとか、この間テレビで、対馬でバリが必要以上に繁殖しとるので、バリが海藻を食べてしまったとか、温度差で海藻がつかないようになったとか、洗剤なんかで海を汚すから海は死んでしまいよるとか、いろんな理由があると言われています。いずれにしろ、自然界のことでありますので、市民生活に影響することですから、行政としても漁協とタイアップして、磯焼け防止や発生の、磯焼けについて磯の復元を考えるべきではないでしょうか。これは対馬にとって、将来子供、孫達にとって大変な出来事と思います。

 仮に、漁師の方々は海を宝の海とこう、自分の海では私たちはないと思うとに、税金も払わんで自分は自分たちの海と言っております。壱岐の場合はそうやないとですね。漁民も、壱岐に比べたらやっぱり30年ぐらい遅れとりますよ。全然そんなこと考えてないとですね。組合長が先頭になって、壱岐の場合は一艘の船500円とか1,000円を出させて、海の周辺を警戒しております。そして、底引きしとるか定置網が来た場合、ここは自分たちの海を50年、100年後に残したいから、皆さんここではせんでくれちゅうてお願いするそうです。そしたら、国からの免許やからどこでも引いていいそうですけど、すぐ逃げていって、まず対馬辺か何かを底引きか何かするんじゃなかろうかなと思います。それでも、対馬の人は底引きはするけ、あれがするけちゅうて、全然動こうとしません。やっぱ自分の生活を守るちゅうときは、体を張って、力一杯漁民もしていかないと、本当、組合長も給料とるばっかりの組合長じゃ対馬の発展はありません。すべての団体が、組合員とか商工会も一緒ですよ、それを助けていくために、一生懸命、長になったら努力をしていかないと、何もせんで、組合長とかあれの資格はないと思いますよ。こんなことばっかりが対馬は続いておると私は思っておるもんで、関係ないとこですけ、言います。

 6番目に、し尿及びごみ収集車の運搬業務の新規参入に対する許可についてであります。

 廃棄物の処理及び清掃に関する法律、以下清掃法と言います。第7条に基づいて、市町村長の許可がなければし尿及びごみ収集の運搬は事業として行なわれないことになっております。現在許可を受けた業者は特定されている状況になっており、しかも国においては、くみ取り料は料金が1リットル5円80銭と高価であるばかりではなく、くみ取りの依頼をしてでも1週間、10日を経過しなければ来てくれない状況であります。市民にとって、非常に不便な現状になっております。それに加えて、くみ取ったし尿の量を依頼者に知らせもしないで、料金だけを請求しているそうです。思わぬくみ取り料金は、一度分で幾らというような料金請求が行われている以上、という節がうかがわれています。市民全体に、くみ取り料が高い高いという不満があるのは事実であります。そのため、私は新たにくみ取りを取りたいという人がおりましたので、市役所に取りにいっていただきました。すると、新規業者の申し込みや手続をしますと、新規業者の申し込みはしないちゅうことではねつけられたそうです。

 私もこれは不満に思いまして、担当者が言うことですけ、新規参入業者に許可されるのだと思っておりました。私もいろいろ考えているうちに、新規加入者の許可を市役所の衛生担当者がするのではなく市長がするものと。担当者には許可も、否決をするのも決める権限がないちゅうことに気づきました。市役所の職員はあくまで市長の手足のような補助者であって、地方自治法に基づき市条例に規定されている専決事項以外の決定権がないのに、日常も市民に対して一市役所の職員が権限を超えた発言をしております。いろんなところでこういうことは多いと気づきました。

 私は、権限のない一職員の言ったことに惑わかされ、権限のない者から言われることがわかったので、再度市役所に行き、新規参入が認められないと言った担当者に会い、権限のない者が勝手なことを言わないようにと注意し、市くみ取り業者の新規参入申請書の様式をいただいてまいりました。

 ところが、清掃法第7条に、許可申請内容の同条第3条に適合してる、認める者でない場合は許可をしてならないという規定をしておりますので、反面、規定に適合しておれば許可をしてもらえるものと解釈はできると私は思いました。し尿とごみ収集に対馬では既存業者の、いわゆる特定業者として存在し、独占企業化している状況にあります。新規業者、希望者があっても既存業者の組合組織の力と先ほど述べた市役所担当職員の新規参入は認めないという執着観念があって、新規参入を希望する者があっても言い出せないような状況にあると思います。そのため、市民は不便でも料金が高い不満を持ちながら、仕方なく既存業者に依頼しているのだと思っております。私の、新規参入希望者が法令に適合する許可を申請した場合は、くみ取りもごみ収集も、業者として許可をして運営していく行政の強い指導力が、市民生活のように向上すべきだと考えております。市長においても新規業者の参入を許可する考えがあるかどうかは、市長の手足となって助勢を行っている市職員の質の向上を図るため、教育をどのように行っておられるか、せめてお尋ねしますので、市長のお考えをお聞かせ下さい。

 これは、市民全部が、皆さん議員に、みんな言うて持っていくところがないから議員にみんなお願いしとると思います。すべて世の中は、自由競争にしなければ一方的に値段が上がっていくばかりでございます。大村、長崎の県営バスも、私営バスが入ってきたため1,200円が600円になったことは皆さんも御承知と思います。この間息子が種子島に行ってみますと、パチンコ屋さんが高速艇を買われて、3,000円で鹿児島、種子島を走っております。いろんなとこで市民の生活を守るには、すべての人が自由競争にしていかないと、油も車も飛行機も、すべてやっぱり自由競争がないと、もう対馬はこんなに停滞しておりますので、生活はできません。どうか、市長、もう少し対馬を見ていただいて、対馬島民の幸せになるちゅうことを市長としてお願いしたいと思います。

 もう一つ、市長には言いにくいんですけど、7番目にお尋ねしたいのは、市長政策に対する懸念状況についてであります。

 私が広報つしまで調べた、市長の就任した、以前4月から昨年2月までの9カ月間において、当該出張状況は4月は4日、5月が18日、6月が17日、7月が13日、8月が13日、9月が6日、10月が21日、11月が7日、12月が9日となっております。1カ月の勤務日数を約20日とすれば、市長は4月から12月までの出張合計は、180日間のうち115日間は出張されております。島外出張したことになっておりました。したがって、在庁した約70日のほとんどが町内の官庁行事とか出席しておられますので、市長が自分のいすに座っていた日は数えるほどしかないと思います。市長は、旧美津島町時代から持ってきた役職を現在もそのまま持って市長を務めておられますが、6町が合併し、地域的にも美津島町の数倍の人口、約5倍になった行政の中身もおのずから拡大したものと思っております。旧美津島町の町長時代のままでは、いろんな面で不況にあえぐ島民の再生を図ろうにしても自己顕示も甚だしく、無理があるのではないかと私は思うのであります。

 市長は就任後、旧美津島町以外の旧6町を何度視察に出られましたか。市長は旧美津島町長時代は対馬町村会長や離島振興協議会会長を担当されていたので、対馬全島のことは十分知っておられると考えております。私は、市長が町長時代見た美津島町以外の対馬の状況は、いずれも美津島町役場の窓から眺めた隣の島にすぎないと思います。そして、他町の完全な状況を把握できないのではないかと私は思っております。したがって、市長が選挙のとき公約された対馬発展を考えておられるなら、何度も島内を視察して、本当の対馬の現状を把握していただいて市政の方針を考えるべきであり、そのためには島外出張を減らし、市長のいすをもっと暖めるように、市政の専念の気持ちがあってはいいのではないかと思っております。

 対馬の発展には多額の資金が要します。資金を獲得するためには全国的な役職も必要であろうと私も思います。私は市長の姿を前から眺めておりましたので、よそのときは市長は目の色を変えて、飲まんビールもどんどん飲んで、ぜひ対馬に予算をとってくれと、体を張った市長の真意を見とりますので、やっぱり対馬の市長は、松村さんしか、対馬の発展はされんちゃなかろうかなと私も常に思っておりましたので、一生懸命市長を応援していたと思います。島外の職は市長席にあって、自席から部下の職員を指示し、市民生活向上の市政の専念の姿勢があっていいものではありませんか。私は勉強不足で市長の市政専念義務が法令にどのように記載されているかわかりませんが、広報つしまを見る限り、市長の島外出張はもとより、島内での事業出席も含めると市長が在庁している時間はほとんどなく、市政には懸念のないようなですが、いわば補助者である助役、市政職になっているようにな気がします。今までは同僚議員が似たような質問をして市長の質問を聞いておりましたが、私は先に述べたとおり、具体的な日数まで出してお尋ねしていきますので、市長は新たな考えはないのか、新年度から島外の役職は断って、できるだけ島内にあって市政に専念するように考えていただきたいと思います。

 参考までに申し上げますと、先般、福岡県知事が全国知事会長に選ばれたことについて、福岡県民は満足な県政が行われるかどうかと心配をしている声が新聞、テレビに報道されました。対馬市民も、市長の現在の市政の取り組み方について大いに心配をしている声が増してまいりますので、せめて前向きのお答えをお願いします。すべての市民は今後も市長を頼りにしてますので、職員の指導とか、市民の不備なところを一々見ていただいて、私たちは常に対馬におりますのでようわかりませんけど、先進地視察とか、いろんなあれをされて、市長もこの間深センに行かれたと言われましたが、実際対馬と比べてどのぐらい違うことか、市長もよくわかると思いますので、ぜひ島民の苦しみを市長にお願いして、一般質問を終わります。

 どうも静聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(平間利光君) 議長より申し上げます。

 質問時間が大分経過いたしまして、答弁時間の状況があると思いますが、通告外の質問もあっておりますので、その分は市長の判断で御答弁願いたいと思います。市長。



◎市長(松村良幸君) 71番議員の質問にお答えをいたします。

 お話を聞いておりまして、ああ、やっぱり情報の共有がこれだけ必要なのかなということを、今痛感をいたしておるところであります。心配して言っていただける話と、こういう姿勢でこういう市政をやっておるのは、全くもってのほかだよという、皆さんにそういう負の部分をたくさん植えつけようとする話とあるわけですね。だから、それはどうでもいいんですが、要は、皆さんがそれぞれ、つかさつかさがあるわけであります。市長の役割あるいは助役の役職、部課長、職員の役割、それぞれであります。もうその、すぐ見える話でございますので、そういったことに対しては答弁はいたしません。百何日ってことですが、私は365日、土日もやるんですから、300日としてもその中でも3分の1ということですが、そんな言い訳する必要もありません。走りながら考え、考えながら走っていく、そういう俊敏性の時代を迎えているんですよ。いすに座って本を読み、皆さんと楽しくだべって、あっちこっちにしゃべりたい、私も。出張を遊びと考えられてるんじゃないんですか、そういった人は。恐らく大串議員の意見じゃない、こんなこと言うてくれと言われたと思います。あなたが、滑らかな話じゃなかったですね。こんなことを言えって言われたと思いますが、やっぱしそれは言われても、大串議員の話ということにとられるんですよ。だから、やっぱりそこは、議員としての識見と見識に基づいて話をしていただけたものと私は解しております。だから、お話はお話として承っておきますが、私は見解の相違と、こういうことでその点については申し上げたいと思います。

 それから、観光道路ですね、これは南部道路の遅れを大串議員はおっしゃってたようですが、これ私も、今考えてみればそうだなと思っております。ぱっと見まして、一番厳原の──面積も大きいですからね、厳原の場合は、壱岐4町すっぽり入ってまだあまりあるわけですから。確かに海岸道路を突っ切って全部集落を通って豆酘まで行けば近うございます。だから、大串議員のおっしゃってるこの海岸道路っていうのは、一番卓見だと思います。しかしこれも、この前ペーパーロケーション、ペーロケしてもらったんですが、本庁の方でも、いやいや、この膨大──概算ですけど──膨大な金がかかるよと、今の国の財政状況ではなかなかすぐいけるような状況ではございません。ただ、トンネルの話もありましたが、内山トンネル、やっとこの、去年の12月に内山の区長さん初め、内山の人が総出で入会の整備を、本当に一生懸命、全員が協力していただきました。そして、やっと入会で、これが名義が変わりました。取り付け道路が今できてるんですが、早々にトンネルに着工する運びになります。

 それから、厳原の道路はまあそういったことですが、まあまあ、道路のことを言うときりがないんですが、一番、南部道路のことだけの指摘だったから南部道路でいいと思いますが、できれば今はもうその内山の取りつけ道路、内山のトンネル、その延長線上で厳原、まあ佐須地区までということになりますと、やっぱりどうしても日掛あたりとのつなぎをしていく必要があると思います。旧高校、今の厳原中学からトンネル掘らせば若田に10分もかかりません。10分か15分で行くんですが、その路線が今切れております。これもさっきの話と同じようなもんですが、こういったものもね。まあしかし、内山が既成事実としてそういったふうに、県も早急に動いてくれておりますので、これでこの延長線上に佐須の方もつながにゃいかんと思っております。まあまあ、そうしていきますと、日掛の方から全部集落を通っていきますが、いずれにいたしましても、南部道路のこれは御指摘のとおりでございまして、今いろんな形で、今動きが始まりましたから、できるだけスピードを上げたいと思っております。まあ、いろんな財政と相談しながらになりますけど、財源等の問題がありますからね。

 で、そのイルミネーションを、夜間に人が集まるようにつけないかということですが、これはまた観光協会の皆さんともよく御相談をしていただくようにお願いしますし、私どももしてみようと思います。

 あそこは港湾の今、これも少しボリュームアップをしてもらうように出して、厳原港湾ですね。これは国際ターミナルもあれじゃいけませんし、大変です。だから、今度新しくやっておる背後地、埋立地のこの問題もございますので、これもう今、急がせております。この新しい新ターミナルがそういった埋立地に、まあドライビングシアターができるとか、車に乗ったまま映画が見れる、そういったこともできるでしょうし、いろんな形が今から出ていくと思います。イルミネーション、夜間に人が集まるようにですが、なかなか厳原、ちょっとそこの地理的なものといろんなものがありますので、例えば博多の、対馬に入れてる博多航路、船のですね、あそこのベイサイドプレスとかございますが、あれはもう福岡、あるいは長崎、宮崎、大分から結局天神へのショッピングとともにあそこの、で、何でもない、木の桟橋があって、ちょっとしたレストランや喫茶があって、あそこがやっぱりシーサイドでベイサイドプレスということで、大変な集まりですがね。そういったことのイメージだろうと思います。

 それから、テーマパークでよくおっしゃいますし、もうずっと今までも聞いております。だから、大串議員がおっしゃるように、観光の重大さは今、一つも間違ってないし、あなたの主張が正しいと思っております。ただ、深センであるとか、シンガポールであるとか、よくお話をされるわけですが、国策でやるのと市町村の地方でやるのではボリュームが違うんです。そういう点が少し、考え方を、よく考え方としてはわかるんですが、国策として、例えば済州島でもそうですね。10年間であれだけの、450万の人が来るような、これは全部ナショナルプランでありますので、まあ小さな市町村でやるというのとは大分違いますので、その点の、テーマパークの必要もよくわかりますが、テーマパークはどんどん今つぶれていってることも事実ですし、シーガイアにしてもしかり、ハウステンボスにしてもしかりですね。ただ、今東京ディズニーランド、新しくディズニーランド・シー、こっちが今息を吹いて、そこでつながったような状況でございます。もうこの点は、大串議員の持論でございますので、よくこれからも検討してみたいと思います。

 あくまでもやっぱり民間活力が出ていくことでございまして、行政の経費の中でテーマパークはつくれませんので、そういったものはやっぱり誘致をしたり、いろんな人との協議をしたり、お手伝いしてもらったり、そういった中で行政としてのできることの協力、あるいは働きかけ、そういったことが必要だと思っております。

 磯焼けについては、もうおっしゃるとおりでして、いろんな、これだという決定打がございません。

 それから、衛生車、こういったものの新規参入でございますが、これは法が改正されまして、私ども役所としてもノーと言えないわけですね、出てくると。だからこれは、あくまでも要件を、所定の要件を満たしておればいいわけですから。

 ただ、そういった中でも、やっぱりいろんな問題が出てます。私もいろいろ聞いております。バッカー車持っている人は、いや、車が、車両二、三台あったらいいんだよと、バッカー車要らないんだよというようなことでのその募集要項出てるじゃないかと。既存の人等どうするんだ、バッカー車買ってどうするんだと。こういった話もたくさん出ております。だから、そういう、ごみの収集にしても、し尿にいたしましても、要件を満たしていれば受け付けざるを得ないわけですから、どうするかということは今後よく、やっぱり機会均等、独占じゃだめじゃないかという声が高いことも事実、入札すべきじゃなかったかということも事実、しかし、そこでできること、できんことがございます。そういう中で、要件を満たしてるか満たしてないかということは重大なポイントになろうかと思っております。

 それから、あと何があったのか、あとは通告外のことですので、いろんな思いもありましょうし、いろんな考え方もありましょうが、とにかく、一番大事なことは、今皆さんが負の部分を外に出そういうことでのつぶしが始まっているのもそれですし、出張が多いじゃないか、何考えてんだと、そういったことは今の大串議員の意見は、誰からか言えと言われたことだろうと思いますが、そういうことが蔓延して、それを大きく今出しております。もう甚だしゅうなると、おまえが今すぐやめることが対馬のためだと。おいおい、おれは選挙で信任をされたんだよ、4年間無条件にかじ取りなさいと言われたんだよということになりながら、それも職員の近いとこから出てる、これはまた言語道断、こういうこともあります。まあまあ、これはどうなってるんだろうこれはと思っておりますが、本当に、そういった点では情報の共有を深め、やっぱり職員にも周知徹底して、いかに今対馬が危機感を持って頑張らんやいかんか、先ほど指摘されたようにですね、これはやっていかなければならないと思っております。

 そういった点では、私がやめることで対馬がよくなれば、もういつでもやめます。あしたでも結構です。しかし、そうはいかんでしょう。だからそういうことで、今言われたような、出張ばっかりしてるじゃないか、どこにおるのか、仕事何してるのか、いすに座らんにゃ仕事ができんというような形での話がずっと蔓延しております。だから、これも本当に情報の共有というのは難しいなと、出張が遊びに行っているという前提のもとでの話でございますので、まあまあ皆さん、今言われた先生の常識では、陳情が、出張というのは、一回どこかに行って要望出してそれで終わる、それが出張なのかな、まあまあ、この点も私はよく考えていただきたいと思っております。

 だから別に、もういつでも言われておりますが、それは麻痺しておりますので、要は島をどうするか、島をどう元気づけるかということですから、何と言われてもやるべきことはやっていく、いろんなスタイルがありますので、それは御理解を賜りたいと思います。

 以上です。



○議長(平間利光君) 71番。



◆議員(大串嘉見君) 市長、いろんなことをお尋ねして迷惑がかかったとは思いますけど、自分なりにやっぱり市長を頼りにしとりますので、ほとんど対馬島民は、今大変な時期になっております。行政マンみたいにいい給料をもろうとる人はほとんどないわけですから。

 で、私もこの間、バスを海岸に持っていきますと、警察が出てきて、ここはバスの置き場やないからバスをすぐ持っていけち言われたんですよ。これを聞いて私も腹が立って、すぐ支庁に飛んでいって、支庁は、支庁長もそうやし、観光客を大事に、観光に力を入れるようにして県から派遣してきてあるわけですけ、県の支庁長もですね。そいで、これはおかしい考えですよち、こんなことしよったら観光客も遠くまで歩けちゅうとですかちゅうて、ちょっと担当と話をしたことあります。

 実際よく見てみますと、船が着いた前には、駐車場にはもうずらっとおるわけですね。ただの車を置いとる。誰が置いたかわかりませんよ。で、裏の方は海陸とかあれとか名前書いてみんなおります。私たち商売人はお客さんを大事にするわけですけ。市の方もお客さんをやっぱり大事に考えていただかないと、対馬の発展は私はないと思います。やっぱり正直言って、各支所も、公用車置き場ちゅうのを一番いいとこに持ってきておりますね。これは私はおかしいと思います。強く言うたら、税金で買うた車が何で市民の車より大事かち言いたいとこがあります。飛行場もそうです。公用車置き場ち言うて、誰も置いとりません。こんなことで、市民の方は考えてないと私は思いました。市長にもそう言うてきました。公用車置き場はタクシー置き場か何かにして、今タクシーが置きよるところに自然に置いとってくれ言うて。そしたら市の職員が、いや、偉い人が時々来るちゅうて、あれが。偉い人が時々来るんなら1時間も2時間も前から待っときゃいいわけですよ。やっぱり同じようなレベルで考えていただかないと、市職員が、士農商工じゃありませんけど、市の職員がみんな偉いと思うとりますよ。そやけん、島民をばかにしたとこがあるわけですよ。どこに行ってでもそうですよ。やっぱ、そういう教育を市長、職員に、市民を大事にせならいけないちゅうことを力いっぱい指導していただきたいと思いまして、簡単ですけど、あいさつを終わります。(笑声)(拍手)



○議長(平間利光君) 市長、残時間わずかですが、どうぞ。



◎市長(松村良幸君) はい。もう大串議員の、本当にコミカルな、ジョークをまじえての質疑で、私ももう頭に来たり笑ったりで、本当に楽しい質疑をしていただきますが、しかしその奥には大事なことがたくさん隠されていることもよく存じ上げております。決して市の職員が偉いとか公用車置き場だとか、救急車がさっと来てされるような面もありますので、緊急事態、イレギュラリティーの発生時もそういったところに消防車が置けたりという、そういう意味での空港の場合の公用車の置き場というのは、本当四、五台のものです。あとは全部タクシーの駐車場と一緒になっております。見方、考え方、極端な見方で大きくすべては違っていきます。だから、もう時間が来ましたのでそれ以上言いませんが、とにかくいろんな考えがあることもいいでしょうし、しかし、やはり何が本当なのかという真理はかなり単純明快かつ共通なんですから。やっぱり私どもがいろんな間違いをなさないように、私は情報の共有を目指して、いよいよやっぱり情報の共有が必要だなということをたびたび痛感しておりますが、きょうは特にそう感じましたので、ぜひこの情報の共有を目指して施策を進めていきたいと思います。どうも、これからもよろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(平間利光君) これで、71番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 本日の登壇者は5名であります。明日と明後日は休会とし、3月7日午前10時より本会議を開き、市政一般質問を続行いたします。

 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。

午後3時12分散会

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