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長崎県 対馬市

平成 17年 3月定例会(第1回) 03月03日−05号




平成 17年 3月定例会(第1回) − 03月03日−05号









平成 17年 3月定例会(第1回)


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平成17年 第1回 対 馬 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第7日)
                           平成17年3月3日(木曜日)
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議事日程(第5号)
                       平成17年3月3日 午前10時00分開議
    日程第1 市政一般質問
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本日の会議に付した事件
    日程第1 市政一般質問
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出席議員(81名)
1番 縫田 孟敦君       2番 村瀬 哲美君
3番 阿比留光雄君       4番 橘  松幸君
6番 三山 幸男君       8番 初村 久藏君
9番 一宮 明博君       10番 阿比留一禮君
11番 齋藤 久光君       12番 佐々木 毅君
13番 吉見 優子君       14番 有地 眞汎君
16番 柚原 ?和君       17番 糸瀬 一彦君
18番 神田 貞人君       19番 二宮 昌彦君
20番 串? 定努君       21番 桐谷  徹君
22番 山本  進君       23番 永留 廣美君
24番 島居 真吾君       25番 宮原 五男君
26番 橋本  健君       27番 春田 次政君
28番 阿比留信則君       29番 平江 善賢君
30番 松井 旦壽君       31番 原田 義治君
32番 大浦 孝司君       33番 小川 廣康君
34番 大部 初幸君       35番 辻   侃君
36番 武末 伸夫君       37番 兵頭  榮君
38番 中嶋 静治君       39番 米田 賢明君
40番 上野洋次郎君       41番 船越 洋一君
42番 中村伊都男君       43番 大石  豊君
44番 白石 安秀君       45番 今林 秀博君
46番 小宮一人司君       47番 作元 義文君
48番 梅野 大志君       49番 濱? 正美君
50番 田中 清子君       52番 豊村 幸也君
53番 黒岩 美俊君       55番 比田勝康彦君
56番 立花 勝明君       57番 能登  康君
58番 八島  猛君       59番 武本 哲勇君
61番 堀江 政武君       62番 永留 義範君
63番 山口 時男君       64番 阿比留大人君
65番 村瀬 正明君       66番 村瀬 正人君
67番 中島 俊勇君       68番 比田勝保男君
70番 小島 五郎君       71番 大串 嘉見君
72番 田中  長君       73番 桐谷 正義君
74番 島居 眞之君       75番 永留 兼男君
76番 熊本 善吉君       77番 小宮 義春君
78番 齋藤 義人君       79番 長町 忠一君
80番 畑島 孝吉君       81番 扇 作エ門君
83番 小田 一八君       84番 小島 三廣君
86番 阿比留輝夫君       87番 佐護 勝弥君
88番 安田 松寿君       89番 阿比留藏生君
90番 平間 利光君                
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欠席議員(8名)
5番 江嶋 慶子君       7番 小宮 政利君
15番 岩佐  正君       51番 山口 忠義君
54番 島居 邦嗣君       69番 梅野 博征君
82番 山田  明君       85番 梅野 勝助君
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欠  員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 齋藤 長生君     次長 永留 徳光君
参事 渋江 雄司君     係長 三原 立也君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ………………………………………………………………………… 松村 良幸君
助役 ………………………………………………………………………… 木谷 博昌君
助役 ………………………………………………………………………… 廣田 貞勝君
収入役 ……………………………………………………………………… 永尾一二三君
総務企画部長 ……………………………………………………………… 内田  洋君
総務企画部理事(企画担当) …………………………………………… 長  信義君
総務企画部理事(財務担当) …………………………………………… 勝見 末利君
総務企画部理事(財政再建担当) ……………………………………… 野嶋 克哉君
総務企画部次長(総務課長) …………………………………………… 大浦 義光君
総務企画部次長(秘書課長) …………………………………………… 齋藤 勝行君
市民生活部長 ……………………………………………………………… 梅野 慶一君
市民生活部理事(税務担当) …………………………………………… 山田 幸男君
市民生活部次長(市民課長) …………………………………………… 俵  次男君
保健福祉部長 ……………………………………………………………… 日高 一夫君
保健福祉部理事(保険担当) …………………………………………… 阿比留輝雄君
保健福祉部次長(保護課長) …………………………………………… 川本 豊信君
産業建設部長 ……………………………………………………………… 中島  均君
産業建設部次長(農林課長) …………………………………………… 神宮 忠彌君
水道局長 …………………………………………………………………… 黒瀬 勝弘君
教育長 ……………………………………………………………………… 米田 幸人君
教育次長 …………………………………………………………………… 菅野 倶吉君
厳原支所長 ………………………………………………………………… 松原 敬行君
美津島支所長 ……………………………………………………………… 清水 達明君
豊玉支所長 ………………………………………………………………… 佐伯  勲君
峰支所長 …………………………………………………………………… 阿比留博幸君
上県支所長 ………………………………………………………………… 山本 輝昭君
上対馬支所長 ……………………………………………………………… 梅野 茂希君
消防長 ……………………………………………………………………… 阿比留仁志君
消防次長 …………………………………………………………………… 阿比留 健君
監査委員事務局長 ………………………………………………………… 財部貴資男君
農業委員会事務局長 ……………………………………………………… 長谷川洋蔵君


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午前10時00分開議



○議長(平間利光君) おはようございます。

 5番、江嶋慶子君、7番、小宮政利君、15番、岩佐正君、51番、山口忠義君、54番、島居邦嗣君、69番、梅野博征君、82番、山田明君、85番、梅野勝助君、以上の方より欠席の申し出があっております。27番、春田次政君より遅刻の申し出があっております。なお農業委員会事務局長が本日は欠席でございます。

 ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1.市政一般質問



○議長(平間利光君) 日程第1、昨日に引き続き市政一般質問を行います。

 16番、柚原?和君。16番。



◆議員(柚原?和君) おはようございます。市政一般について質問を行います。

 その前に本日は、3月3日女性の寿の日でございますので、それをお祝いしながらひとつ一般質問を続けていきたいと思いますので、お手やわらかくお願いいたします。

 先に通告しておりますとおり、私は大きく4項目について市長並びに教育長にお伺いをいたします。

 ここでお断りをいたしておきますが、私の一般質問に対する通告書を提出した後に、定例議会議案書が配付されてきた関係で、質問の内容については、資料によって説明されている部分も多々ありますが、通告に従いまして、また説明資料等を参考にし、これらのことを順次一般質問を行いたいと思います。

 予算編成という質問の趣旨から数字にこだわった内容になっておりますので、お許しをいただきたいと思います。

 平成17年度の施政方針説明書を引用して申し上げますと、市長は、就任1年足らずの期間に、市民の皆様から新生対馬市に寄せられる熱い思いを感じながら、市の発展と市民の皆様の幸せを念じ、行政として取り組まなければならない事柄について、真剣に考え、一生懸命努力してまいりたい。この間、市民の皆様の御理解と御協力に支えられ、緩やかではありますが、対馬市としての歯車が動き出した感じがいたしますと述べられております。

 また、対馬市が無駄のない合理的な行政を進める上で、旧6町の事務事業の進め方、公共施設の管理状況及び施設整備などにかなりの格差があり、これらの山積する課題を計画的に解消し、新しく新生対馬市の問題点などなどへ積極的に取り組むなどの姿勢を施政方針書の中に掲げられ、努力目標とされております。

 市政のかじ取り役としての責務を遂行していく決意を表明されておりますので、これに御期待を申し上げたいと思います。

 これから順次質問事項の細部についてお伺いをしてまいりたいと思います。

 一つ、平成17年度の予算編成と行財政改革について、お伺いをいたします。

 市長は、合併当初から、施政運営の厳しい16年度一般会計当初予算を編成され、苦肉の策として、合併当初から歳入財源に6町持ち込み基金から約31億円余りを取り崩し、また、市債68億円の起債をもって、一般会計当初予算総額歳入歳出それぞれ382億6,900万円の当初予算額が計上され、ここに3月期を迎えておりますが、本予算の補正により、歳入歳出それぞれ380億7,310万9,000円が計上され、当初予算に対し19億6,900万円が減額されようとしております。

 また、予期もしなかった「湯多里ランドつしま」の倒産、清算のための赤字補てんの予算が計上されておりますが、市民の厳しい声があるということは、市長は真摯に受けとめ、今後、さらなる努力を払い、遊休施設にならないよう最善の努力を求めるものであります。

 平成17年度一般会計当初予算の編成内容に触れる前に、あえて16年度の予算編成の厳しさと行財政改革推進委員会に提議されております事項を踏まえた上で、平成17年度一般会計当初予算編成についてお尋ねをするものであります。

 平成17年度一般会計当初予算は、歳入歳出それぞれ366億4,600万円で、平成16年度当初予算に比較しますと、16億2,300万円の減額予算で編成されておりますが、歳入財源を見てみますときに、国庫支出金、県支出金が大幅に削減された予算で、端的に申しますと、公共事業の抑制と受けとめられ、その額は5億2,900万円余りであります。

 反面、公共事業を極力抑制したにもかかわらず、基金の取り崩しは23億6,300万円余りが、財源繰り入れとなっておりますが、今の状態で推移すると、17年度末の基金残高は、財政調整基金、減債基金、新興基金などを合わせて、約4億円程度と見込まれます。

 今年度末の整理予算の補正によって、どのぐらいの基金繰り入れができるのか、また、17年度から実行しようとされている行財政改革によって、どのぐらいの財源確保の見込みを想定されているのかお伺いをいたします。

 今のような財政状態で推移すると18年度において、予算が組めない危機的な状況に陥ってしまうのではなかろうかという心配を持つものであります。

 また、地方債の17年度末現在高見込み額は、約645億9,000万円余りが見込まれますが、これを市民約4万500人として、市民一人当たりに換算しますと、約160万円余りの借金高があるということになります。

 公債比率も16年度の当初で17.2%に対し、17年度当初で18.8%で、16年度に比べますと1.6%の返済額がふえておると申し上げても過言じゃないというふうに思います。

 このことは、行財政推進委員会に諮問された資料によっても明らかであります。普通建設事業費が平成12年度から13年度をピークに、平成15年度まで極端な伸びで事業が実施された。つまり合併前の事業のつけが、合併後の今日の財政危機を招いた結果と言えましょう。

 したがいまして、行財政改革は欠くことのできない関門であると認識いたしておりますが、次の事項について市長の考え方をお尋ねする次第でございます。

 その1つとして、平成17年度の予算編成と基金の運用についてお尋ねするようにしておりましたが、このことにつきましては、17年度一般会計当初予算の説明並びに行財政改革推進委員会に諮問されたもろもろの資料から十分理解できますので、答弁は求めません。

 2つ目として、組織機構の改革案についてお尋ねをいたします。

 このことについても、議案配付の際、部組織の改正案のみの資料で、課などの事務分掌がはっきり示されていない関係でお尋ねすることといたしておりましたが、機構図並びに組織規則を提示されたことによって、答弁は求めませんが、ただ、行財政改革推進委員会で意見があっておりますように、事務部門と事業部門に分けて検討されてはいかがなものかと思うところであります。

 特に、事業部門を担当する技術職員を本庁に集約し、また一部の技術職員を上地区の一支所に配置することによって、職員指導体制の面で、効率的ではないかと私は考えますが、今後の行革委員会で検討される考えはないか、この点についても合わせてお伺いをいたします。

 3点目といたしまして、職員定数削減計画実施年度案について、お尋ねをいたします。

 行革委員会に諮問された事項によりますと、健全財政の方策として、職員の減少によって、人件費の節約に努めるには、段階的に適正な職員の規模まで減少させることが必要であるとされ、定年退職者は当然のことながら、勧奨退職、希望退職も含めての市長のお考えのようでございますが、実施年度として、行革委員会の答申を待って、17年度からでも実施する考えであられるのか。また、勧奨者は何歳ぐらいを対象者としての考えであるのか、腹案があれば合わせてお伺いをいたします。

 なお、2月28日の初日の本会議の予算審査の中で、勧奨者、希望退職者に対する諸条件も十分検討したいとの発言があっておりましたので、対象者が納得される人員削減計画を遂行される上でも、再就職の問題、年金受給年齢未達成者に対する問題が発生すると思いますが、その解決策はあるのかどうか、これも合わせてお尋ねをいたします。

 4番目としまして、改選後の議員報酬の考え方についてお尋ねしてみたいと思います。

 6月から議員定数条例に基づく26名体制が誕生し、新たな議会活動が展開されることになりますが、議員報酬については、市民の関心が深いことはいうまでもありません。

 市長は額の確定に当たっては、特別職報酬等審議会条例の趣旨にのっとり、財政状況または類似自治体の状況を十分考慮されて決定されると思いますが、行財政改革を視野に入れた報酬のあり方であることを強く求め、市長の所感のほどをお伺いいたします。

 5番目として、職員給与の一部カットについてお伺いをいたします。

 行政改革の一環として、人件費削減方策が示され、昇給停止年齢が55歳に引き下げられることに決定のようでございます。これは生活給、退職金、退職共済年金などに影響する大きな課題であります。

 このことから、給与の一部カットという表現をさしていただきましたが、これが適当かどうかは、適当であるかどうかは、一考を要するところであります。

 このことについては、市長の説明によりますと、職員組合との合意に基づく提案であるとのことでありまして、このことも私も確認をしておりますので答弁は求めません。

 大きく2つ目として、公共事業促進と入会林野等整備事業促進についてお尋ねをいたします。

 県道等の道路拡幅工事の際、必ずと言っていいくらい、山林部分のつぶれ地内に対馬特有の記名共有林が存在し、買収しても名義移転登記が困難なために改良工事が中途で中止されている通学路線があります。この路線は厳原桟原から小茂田に通じる主要地方道桟原小茂田線の小茂田工区の一部でありますが、路線の状況からしましても、いつ事故が起きてもおかしくないような未改良区間が2カ所あります。

 そこで私は、議会前に対馬支庁道路課を訪ねまして、未改良区間の早期完成をお願いしましたが、共有地のために用地買収ができないとのことであります。

 当面、通学路ということから誘導標識の設置をお願いしたところであります。

 該当区の用地買収には、市の協力ないとできないとのこと。つまり共有地のために入会林野等整備事業で名義を現在の所有者名義に変更していただかなければ、事業はできないということでありました。

 その他の地区においてもこのような箇所がいくらもあると思われます。解決策として、入会林野整備等事業での協力をお願いしたいとのことであります。

 市においても積極的に入会林野整備事業を促進され、関連する問題解決に取り組むことの考え方について、市長の所感をお伺いをいたします。

 なお、参考までに申し上げますが、国土調査事業と並行して実施されると、事の解決はできると思いますが、合わせて市長の考え方についてお伺いをいたします。

 大きく3番目といたしまして、久田小学校内山分校の統廃合計画についてお尋ねをいたします。

 旧厳原町において、少子化が進む中、学童数が激減する内山分校と、豆酘小学校瀬分校との統合計画をする議論がなされ、それぞれの集落において、説明会もなされていることは承知しております。

 その後の計画はどのようになっているのか、その後の経過について教育長にお尋ねをいたします。

 なお、参考までに両分校の生徒数をお知らせしておきますが、17年3月末現在で、内山分校6名、職員数3名、瀬分校12名、職員数3名であります。

 また5年後の生徒数を調べてみましたが、内山分校6名、瀬分校12名が見込まられるようであります。

 このことからしまして、学校管理と学校教育の面で統合に向けて、努力すべきと私は考えますが、教育長の所信のほどをお伺いいたします。

 内山地区は、またここで私があえて内山分校について、統廃合の問題を提起することについて申し上げますが、内山地区は対馬でも珍しい盆地の環境を有し、下流には、鮎もどし公園と龍良山原生林を形成する山々が連なり、もし廃校される計画があれば、観光施設として再利用できる環境を有するものであります。

 大きく4項目目について、お尋ねをいたしますが、龍良山原生林の整備についてでございます。

 通告書によりますと、私は原始林という表現をしておりますが、これは正しくは原生林でございますので、御訂正をお願いします。

 昨年11月本会議場で、開催された県政タウンミーティング対馬において、国有林龍良山の原生林の開放、歩道整備等のハイキングコースを考えてみてはどうかと、金子県知事は強調されておりましたが、その後の計画などの検討がなされているのかどうか、またその考え方について市長にお尋ねをいたします。

 私は、地図を見まして、多少こういう案でしたらどうなのかなというような、私案を示しておきたいと思います。

 内山峠付近から龍良山山頂までを縦走できる散策路は、ほかに見ることができない雄大なハイキングコースが構築できると思います。私なりに関係局にもお伺いをしております。

 以上が、私が大きく4点について質問を通告しておりましたが、私がここで一つ今後の課題として提供してみたいと思います。

 これは、財政問題とも関連がありますので、次のことについてお尋ねしてみたいと思います。

 今、国は地球温暖化防止の一環として、環境税などの創設に向けての検討がなされていることについては、今さら私が申し上げることもございませんが、国の税制度の見直しと税源移譲のあり方について検討が進められておる中に、対馬において、私は目的税、つまり森林の持つ多面的な機能の造成維持を目的とした地方税、例えばこれはあくまでも仮称でございますが、森林保全税、または水源涵養税の創設に向けての研究チームをつくるお考えはないか、市長の所信のほどをお伺いして私の一般質問を終わります。

 どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) おはようございます。16番、柚原議員の質問にお答えいたします。

 平成17年度の予算編成と基金運用ということでありますが、予算編成に伴います財政的なことは、きのう佐々木議員の質問であらかた答弁いたしておりますので、基金の運用ということに的を絞ってあったようでございますが、少し数字が、ばらつきがあったように思います。

 平成16年度の予算は、基金を取り崩したのは、財政調整基金10億、減債基金10億、振興基金11億、そういった中で382億6,900万でございますので、16年度の予算はです。17年度が23億4,000万つぶしまして、366億4,800万です。そういうことでございますので少し数字が、ばらつきがあったように思います。

 基金の運用につきましては、財政調整基金におきましては、平成15年度末の現在高が11億1,178万1,000円あったものを、16年度当初、11億円、先ほど言いました取り崩した結果、現在は6億5,000万円の取り崩しとなりまして、歳計剰余金の処分を1億3,000万円として16年度末現在高は、5億9,328万1,000円となっております。

 17年度に3億9,000万円の取り崩しを行っておりますので、17年度末には2億338万1,000円となる見込みであります。

 それから振興減債基金は、平成15年度末現在高が、21億8,538万2,000円あったものを、16年度当初に先ほど申しましたように10億円取り崩しましたが、現在は2億2,050万円の取り崩しとなりまして、16年度末現在高は19億6,588万2,000円となっておりまして、これをまた17年度に13億円の取り崩しを行っていますので、17年度末現在高は6億6,638万2,000円となる見込みであります。

 振興基金は、平成15年度末現在高が13億500万円あったものを、16年度当初に10億円取り崩しましたが、現在は6億5,000万円の取り崩しとなっておりまして、16年度末現在高は6億5,510万円となっておりまして、17年度にまた6億5,000万円の取り崩しを行っておりますので、17年度末現在高は520万円となる見込みであります。

 なお、その他の目的基金の取り崩しは、特定の農山村総合支援基金、それから離島農業活性化資金、家畜導入事業基金で2,300万円です。18億7,000万円となる見込みです。

 このような予算編成を行っても、平成16年度当初予算では、台帳減債振興基金で先ほど申しました31億、平成17年度は23億4,000万円の取り崩しを行いまして、3基金の17年度末残高は8億7,000万円となる見込みですので、今後におきましても、合併の効果を最大限に発揮いたしまして、行財政推進委員会の意見を聞きながら、財政再建行政機構改革に積極的に取り組んでまいりたいと思っております。

 それから、予算編成と行財政改革、組織機構の改正案概要についてということでこれはもう見られたからいいということでございますので、よろしゅうございますか。



◆議員(柚原?和君) はい。



◎市長(松村良幸君) それから──事業部門……まあ後かな。それから職員定数削減計画実施年度につきまして、案はどうかということでございましたが、それから議員報酬額の改選後の考え方、それから職員給与の一部カットについてですかね。

 職員定数削減計画実施年度につきましては、今後、進めていきます施設の民間委託、それから委譲により変動が見込まれますが、今後の退職者数あるいは新規採用者数等も考慮いたしまして、類似団体も参考にしつつ、本年夏ごろまでには、削減計画を策定する予定でございます。

 なお、財政健全化がなるまでの間は、ここ三、四年、四、五年というのは、その先のことはわかりませんが、少なくとも三、四年は、新規採用控えたいと考えております。

 議員報酬額の改選後の考え方ということでございますが、これは議員報酬の改選後の考えにつきましては、対馬市特別報酬審議会により御審議いただくわけでございますので、その御意見を尊重していかざるを得ないと思っております。

 それから職員給与の一部カットについてでございますが、職員給与の一部カットにつきましては、職員みずからの努力もやはり、こういった時代ですから必要じゃないかと考えております。平成17年度におきましては、管理職手当の削減、特殊勤務手当の一部廃止等を行うものであります。削減額は約4,000万円を予定をいたしております。

 御承知のように、国の考え方、1週間ほど前から新聞にも出ておるようですが、国家公務員の給与を5%カットするということは、もう皆さん御承知と思います。そういう考え方が出ておりまして、恐らく8月の人勧当たりにそういったものが出ろうかと思います。

 その理由は、何ぞやということでございますが、民間企業と国家公務員の格差が、逆に、民間よりも国家公務員の方がよくなってるとこういうことです。

 ただ、東京を中心とした関東圏内は、まだまだ民間の方に多いと、格差がまだあるということでございまして、全体的にはもう関東圏を除くとほとんど、民間の企業よりも国家公務員の方がいいということで、5%カットというのが今度人勧で出てくる予測でありますが、そういう考え方が述べられております。

 そして関東圏につきましては、調整手当でその差額は出していこうということでございますので、調整手当である限りにおいては、いつ手当がなくなるかわかりませんが、いずれにいたしましても、そういう国家公務員がそうであれば、地方公務員にもそのしわ寄せはと言うよりも、同じ形で推移していくと思うんです。

 そういう点でもやっぱり、もう合併してないとこは今、職員給与も1割カット、2割カットがどんどん出てきていますので、そうしないと予算が組めないという全国の状況もどんどん出てきておりますから、やっぱり職員自身としても、みずからの努力も必要であると考えてもらった結果、組合との交渉をやってるわけですが、こういった了解を得ておるわけであります。

 あとまだ、生活給与だけには私は、給与である、給与本体には手をつけるべきじゃないと思っています。特別職は別です。そういうことで職員の皆さんにも、御理解を求めたいと思っております。

 それから──後は、龍良山、入会林野の関係がありますね。

 これは、おっしゃるとおりでございまして、入会権者が整備計画を定めまして、そして知事の認可を受けて、権利関係の近代化を行うことによりまして、農林業経営の発展に資するということが御承知のとおりでございます。ただ、共有名義の山林を入会権者の単独名義あるいは生産森林組合の名義に登記をすることによりまして、農林業の活性化を図ろうとするものであるわけですが、整備が完了いたしまして、農林業だけでなく、公共事業の促進にも御指摘のとおり、大きく寄与するものであることは間違いないところでありますので、積極的に取り組む事項であると認識をいたしております。御意見と一緒です。

 合併前のそれぞれの6町が地元の入会権者と協議を行いまして、整備が可能と判断し、現在で県の承認を受けている対馬市地域の整備計画は約50集団あるわけですが、50の中で、厳原が18、美津島が8、豊玉が6、三根が4、それから上県10、上対馬4と、そのうち平成16年までに整備が完了したものが、22集団、50集団の中からです。22集団となっておりまして、厳原5、美津島3、豊玉5、三根4、上県2、上対馬3とこういったことになっております。

 入会林野の整備を効果的に進めるためには、やはり、地籍調査実施地区と並行して進めることが最良の方法ではなかろうかと思っております。そういう判断のもとに、残り28集団の整備は、それぞれの支所管内の地籍調査の実施年度にあわせて、整備をすることで計画をいたしておりまして、現在、厳原支所1地区、美津島支所2地区で整備を同時進めております。

 おかげをもちまして、内山の入会林野の整備は12月の末だったかね、をもちまして、もちろん、区長さんを初め、皆さん全員協力をしていただきまして、あれが終わりましたので、いよいよ今、道路に着工しますが、内山のトンネルもいよいよ着工になっていきます。

 これもやはり御指摘のような入会林野の整備での名義等の進捗があったからであります。

 御提案のとおり、柚原議員御提案のとおり、公共事業円滑に進める上におきましても、重要でありますので、今後とも整備促進を図りたいと思っております。

 それから後は、龍良山の原始林の整備でいいですかね。これにつきましては、県政タウンミーティングでも、知事も言及をいたしておりましたが、龍良山あるいは浅茅湾とかそういった話が出ておりましたけども、こういったものをどう再認識してどう生かすか。そのために必要なものはいろんな点でバックアップ支援をしてまいりたいと思っております。

 龍良山の景観については言うまでもなく、大正12年1923年に龍良山原始林として、国の天然記念物に指定され、1968年昭和43年壱岐対馬国定公園特別保護区に指定されて、昭和63年に豆酘龍良山林木遺伝資源保存林に設定をされておりまして、この景観につきましては、いろいろありますが、省略をさせていただきます。

 要は、現在、長崎県と対馬市におきまして、対馬自然資源活用戦略策定会議を立ち上げております。他分野の専門家にもよりまして、龍良山原始林はもとより、浅茅湾あるいはヤマネコの森などの生命豊かな自然を積極的に守り育てるということで活用と調和を図り、来町者と10年後の人々に本物の自然を伝える島を目指すことを目的に今、戦略会議の中で協議会を続けています。もうしばらくしますと、提言書の内容を市民の皆様にお示しすることができると思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(平間利光君) 教育長。



◎教育長(米田幸人君) 16番、柚原議員の御質問にお答えをいたします。

 きのうと一緒で、また時間がなくなりまして、また短縮してお答えをしたいと思います。

 内山分校と瀬分校の統合につきましては、厳原町の教育委員会から引き継ぎを受けております。

 その内容ですが、両地区に対しては、旧厳原町時代から何回か教育委員会の関係者との協議が持たれておりまして、中間地点への統合新校舎建設、またそれぞれ本校、内山分校は久田小学校へ、瀬分校は豆酘小へ統合するなど幾つかの選択肢が上げられております。

 平成13年度に厳原町の文教厚生委員会からの御意見もありまして、この意見では、平成13年時点での小学校配置については、厳原北小、厳原小、久田小、豆酘小、大調小、金田小、阿連小を除く学校の単独校としての学校建築は考えられないというようなことに委員会として御意見がございます。

 市教委としましては、この学校統合は、市教委の最重要課題とそのように考えております。

 そして、子供がいかに適正な生徒数において、いろいろ集団生活の勉強したり、また競争心を燃やして、たくましく子供が成長するということが必要だろうということで、現在、教育委員会による学校視察をいたしております。

 そしてまだほかの学校もいろいろ厳原町の時代に検討されておりますが、現実的に具体的な動きにはなっておりません。

 そういう意味で、私どもは最低、複式学級の解消、これは最低やっぱり必要だろうということで短期的、中期的、長期的な観点で、この対馬市における学校の適正配置ということを検討していきたいとそのように思っとります。

 近々のうちに、短期的な問題については、やっぱりこれをいつまでも待つというわけにはまいりませんので、御承知のとおり、本校でも7名の本校がありますし、そういう学校については、やはり子供の教育を第一に、地域の皆さん方に考えていただいて、これをお願いをしていくというような考え方です。

 積極的にこの適正な学校配置を考えていきたいと、推進を、皆さん方の御協力をいただきながら推進をしていきたいとそのようには思っております。

 そして、議会の御意見も参考にしながら、私どもは進めてまいりたいと思っておりますので、その点でどうぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(平間利光君) 16番。



◆議員(柚原?和君) いろいろ長々私が申し上げたことで、時間がございませんが、すべて前向きの姿勢に取り組んでいこうという御回答をいただきましたので、非常に心強く思っております。

 あえて申し上げるならば、龍良山の整備については、学術的なただ原生林の云々じゃなくて、学術的な効果があるということも聞いております。これは恐らく市長も聞いてあると思いますけども、長崎大学の伊藤先生、これは全国でも有名な先生でございます。巨木を特に興味を持ったそういう協議会の、国の会長さんも務めておられます。

 それだけにこの整備をすることについては、厳しい意見をお持ちでございます。これはしかし、御承知のように鹿児島の屋久島あたりも、こういう原生林でも立ち入りを許可しておるということでございますので、今後、進めていく上には、いろんな問題はあると思いますが、解決策もあると思います。

 非常に、これが内山峠から龍良山まで4キロぐらいがあります。そして、下に鮎もどし公園まで1,000メートルぐらい。そうしますと、ここは国有林道が通っておりますので、後は問題はございません。

 そういうことでひとつ歩道として、散策道として整備するということになれば、また場合によれば、今、内山が国土調査事業入っておりますので、内山側とあるいは大浦、安神側との境界線を走るわけですから、そのときにちょっと伐採をして、歩道整備するということも可能かと思いますので、その辺でまた担当課で調査される必要があるんじゃないかなというようなことで、これについては、龍良山のことについては、最近ここ10日ばかり前にNHKでも放送しております。そういう希少価値の高い山林だということで、山林資源だということ、ぜひひとつ検討していただきたい。

 それと時間がございませんが、地方における森林整備、目的税ですね、このことについては、これはもう早晩、対馬だけじゃなくて、国の方も緑化機構あるいは県でもそういう研究グループができて、議会でも検討していこうというような体制ができておるということも耳にしております。

 私も早くからこのことは、水源は全体にうるおすことですから、川上から川下まで、海に至るまで、こういうものでしかし、財源確保ができないものかなというようなこういう私の考え方も常々思っておったことが、今、実現に向けて動き出しておりますので、その辺についての研究グループを、今後立ち上げる気持ちがないか、そのことを1点だけお尋ねし、そして教育長に対しては、いっときも早く、やはりこの両校の統合廃止、これについては積極的に検討する必要があるというふうに考えますので、もう時間がございませんので、市長にその緑化税、そういう私は適当に名称をつけましたけども、そういう研究グループをつくる考えはないか、ということをただして私の質問は終わりたいと思います。

 1分ございますので、イエスかノーかで結構です。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 1分間でございますが、森林保全の創設、税の創設はできないかということでございますが、これはもう御承知、御指摘のとおりの森林の多面的機能ということで、国益に寄与してるわけでございますし、すべてに森林の大事さということは認識をされておるようですが、果たして、森林税を取ることによって交流の時代、どうなのかということもございますし、これはよく、今、言われたように検討課題として、よく検討してみたいと思っております。

 それから龍良山の先ほどのどういうことかということですが、登山者数は今、自然公園指導員、エコーツアーガイドなど長澄稔治さんという人が、これは御承知と思いますが、調査をいたしておりまして、これはやっぱりいろいろ問題があるわけです。

 例えば、平成15年1月から12月まで285名が龍良山を登っております。それから15年の1月から12月まで214名ですが、どうこれを生かしていくかにつきましては、さっきから言われたように資源の価値、手つかずの自然、あるいは巨樹巨木の保護、神秘的いやしのイメージとこういったことに位置づけておりますので、そうするとそういった中で、保護と活用の基本方針として、ガイドが同伴するときだけの立ち入りか、立ち入りしていいですよという、こういうルールが必要じゃないかというお話、それから立ち入り、どう立ち入ってるかという経路の設定、こういったことが非常にいろんな設定がありますから大事になってくるわけですが、現在、先ほど申しましたように、対馬自然資源活用戦略策定会議で、長崎県と対馬市の方で、それはほかにもありますので、その中で検討いたしておりまして、各分野の専門家によった龍良山の原始林はもとよりでございますが、浅茅湾、ヤマネコの森など先ほど申し上げたとおり、とにかく活用の道を図っていって、来島者と10年後の人々に本物の自然をどう伝えていくかという島づくりを目指すことを目的に、今、協議を続けております。

 だから、これは先ほど申しましたように、もうしばらくしますと、提言書の内容を皆様にお示しすることができると思いますので、議員の意向は十分わかりますし、そういった形での動きが始まっておりますし、また、今後も大事にしていかんにゃいかんと思っております。



○議長(平間利光君) これで16番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 暫時休憩いたします。再開を11時10分にいたします。

午前10時54分休憩

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午前11時10分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。次に、21番、桐谷徹君。21番。



◆議員(桐谷徹君) おはようございます。私は厳原町の桐谷徹でございます。

 きょうは、先に通告をいたしておりました農林業に対するイノシシ、シカなどの被害対策についてと、都市計画法の都市計画区域を定めて観光資源の自然環境や集落景観の保全と保護と公共事業にかかわる財産の取得について、3点を市長にお尋ねいたします。

 最初に農林業に対するイノシシ、シカ等の被害対策についてお伺いをいたします。

 近年の対馬の農林産物のイノシシとシカの被害には著しいものがあり、中には汗水を流して生産した作物が収穫間近に被害にあいますと、生産者にとってこれ以上の打撃と悲しみはないと思います。また、生産意欲が減退するのではないでしょうか。

 現に、毎年、被害にあうということで、作付を中止したり、農業から転職をしたりする人がふえていると聞きますが、これでは農林業は後継者対策どころか、対馬から農林業経営者はいなくなるのではないかと思われます。

 対馬の基幹産業は一次産業であり、農林水産業なくして、対馬の発展はないと思うのは私だけでしょうか。農林水産業の振興策こそ、重要課題であり、また、その解決策として、理事者側も農業振興策や林業振興策としてイノシシ、シカ被害防除補助金や、イノシシ捕獲補助金、有害鳥獣被害防止対策事業補助金等で、16年度は、合計約8,270万円予算計上されて取り組んでおられますが、減るどころか、逆にふえていると私は感じております。

 しかし、このピンチをチャンスに変える対策があるならば、一石二鳥、いや四鳥、五鳥にもなるのではないでしょうか。

 今から305年前の元禄13年対馬藩の郡奉行陶山庄右衛門、後の陶山訥庵先生は、同僚の平田類右衛門とともに、イノシシやシカの被害に泣き寝入りしている民百姓を助けるために、徳川五代将軍綱吉の「生類憐れみの令」の時代、犬一匹殺しても処刑されるときに、藩主に建議し、幕府からの処罰を覚悟の上で、「猪追い詰め」の名義で許可を得、9年間で8万頭のイノシシを全滅させ、しかもこの大事業に対して1文の課税もせず、人夫の数は延べ22万9,700人、現在の公共工事労務単価の長崎県普通作業員の人件費で換算しますと、30億5,501万円、食糧1,603石、現在の普通白米1升642円で換算しますと、1億300万8,780円、猟犬が延べ2万1,700頭、その猟犬の飯米が87石、金額で559万620円、合計31億6,360万9,400円でみごとに全滅させたのであります。

 その経費はイノシシやシカの皮の販売代金を当て、余ったイノシシの肉は、食糧として与え、二重三重の利便と安寧の生活を得ることができたそうです。

 では、平成の現在はどうなのかと言いますと、長崎県に1カ所だけ、この事業に取り組んでいる町があります。北松浦郡江迎町では平成14年度長崎県新農政プラン推進事業で、事業費約1,000万円でイノシシの肉の解体施設を建設し、15年5月からイノシシ肉加工販売所ヘルシーボアが設立され、食肉処理販売業の許可を取得し、地元でとったイノシシ肉を処理販売しております。

 この江迎町は、イノシシ肉を肩及びももの部分をスライスして冷凍したものを1キロ当たり3,000円で販売しており、15年度の処理頭数は78頭。収支計算はプラスマイナスゼロぐらいであるが、16年度12月からゆうパックでの販売を開始したそうです。

 また、イノシシ1頭40キロ以上であれば採算があうとのことで、1頭から食肉として取れる肉は、生体の3分の1程度だそうです。この江迎町の事業を参考に対馬におきかえてみますと、イノシシの捕獲数は、15年度336頭、16年度は4月1日から12月末まで716頭で、3月31日までには954頭ぐらいにはなると思われます。

 このイノシシ捕獲数に江迎町の単価で換算しますと、成獣が平均50キロあるとするなら3分の1の肉は16.5キロであり、それに3,000円を掛けると、1頭が4万9,500円、954頭なら4,722万3,000円になります。

 この金額は、江迎町の単価でございますが、福岡の料理屋での取引は、上質肉は1キロ当たり6,000円ぐらいで、足1本骨つきで1キロ当たり4,000円、成獣1頭はキロ2,000円で、50キロのイノシシならば1頭10万円になります。

 いずれにいたしましても、農林業者を救済するため、イノシシが減り、有害鳥獣の捕獲が職業になり、その肉を販売し、所得の向上につながり、魚中心の対馬の料理屋さんのメニューにイノシシ料理が加わり、観光振興の開発や地場産業の発展のため、是が非でも前向きに取り組んで、農林業者を救済していただきたいと思いますが、市長の考えをお伺いいたします。

 次に、都市計画法の都市計画区域を定めて、観光資源の自然環境や、集落景観の保全と保護についてお伺いいたします。

 対馬市の過疎地域自立促進計画の中に、産業の振興で環境産業に対しての現況と問題点と対策が書いてありますが、現況は、対馬の観光は邪馬台国の古代より大陸と日本の接点として受け継がれてきた歴史的、文化的資源と、風光明媚な自然景観から成り立っていると書かれ、問題点は、観光産業は対馬の振興において重要であるが、観光客に優しい観光地づくりを進めるためには、依然として多くの課題を抱えているそうで、その対策は、自然環境や韓国との交流の歴史や、地域資源を最大に活用した観光地やリゾート地としての魅力を高めることだと書いてあります。

 現に韓国釜山では、対馬の大自然のすばらしさが口コミで広がって、釣りや登山、キャンプなど、対馬の自然をテーマにしたツアー企画が人気が高く、対馬をリゾート地として売り込みたいと言っている観光業者もいるそうです。

 また対馬の観光パンフレットやホテル、旅館、民宿、飲食店のパンフレットには必ず対馬のPRの中に、壱岐対馬国定公園とか大自然、自然の宝庫とか、自然をテーマにしたキャッチフレーズがたくさん使われておりますが、現実はどうでしょうか。

 国道382号線沿いには、無残にも山肌が削りとられ、地山が見え、雨が降るたびに、海は赤く染まっております。厳原の小浦から美津島の大船越までの国道沿いは、余りにもひどすぎると思いますが、人が住む以上、開発はやむを得ないと思います。しかしそのために、環境が破壊されていることを忘れてはいけません。

 雨が降れば法面の土を削りながら、赤水となり、川に流れ込み、海に流れますが、その川が外海に流れているならまだしも対馬では、資源景勝の中では最も雄大なものとしているリアス式海岸の浅茅湾に流れ込んだらどうなるでしょうか。

 浅茅湾の中には、真珠養殖や魚の養殖業が多数並んでいます。浅茅湾は特に潮の流れが悪く、その養殖場に赤水が流れ込みますと、多大な被害が出ると予想されます。

 また、対馬に来た観光客も、対馬空港や厳原港に着いたときまでは、自然の島だと思われるでしょうが、目的地に着くまでの国道を通って驚かれ、これが自然の宝庫と言われる対馬の実態なのかと失望されることでしょう。

 せめて、地山の法面を芝生や草花で法面保護をしたらどうでしょうか。見違えるほど自然体に近くなると思いますが、今の法律での行政指導ではどうすることもできません。

 しかし、方法が一つあります。それは都市計画法の都市計画区域か、準都市計画区域に指定することです。

 この法律の目的は、第1条に都市の健康な発展と秩序ある整備を図り、もって国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的として、第2条の基本理念は、農林漁業との健全な調和を図りつつ、健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保すべきこと並びに適正な制限のもとに土地の合理的な利用が図られることとなっております。

 この都市計画法に、厳原町は昭和43年4月27日に指定され、現在まで都市計画に定められた都市の整備、開発その他都市計画に適切な町づくりがされております。

 厳原の場合は、久田から小浦、曲まで都市計画区域に指定され、久田の一部と厳原市内は、用途地域にまで指定をされております。

 しかし余り法の網をかけ過ぎますと、逆に仕事がしにくくなり、せっかく発展しているところに、水を差しかねません。では、開発か保護かという問題になりますが、都市計画区域より、少し緩い準都市計画区域に根緒から大船越までを指定したらどうでしょうか。

 この準都市計画区域は、第5条の2に、市町村は都市計画区域外の区域のうち相当数の住居その他の建築物の建築またはこの敷地の造成が現に行われ、または行われると見込まれる一定の区域で、当該区域の自然的及び社会的条件並びに農業振興地域の整備に関する法律その他の法令による土地利用の規制の状況を勘案して、そのまま土地利用を整序することなく放置すれば、将来における都市としての整備開発及び保全に支障が生じる恐れがあると認められる区域を準都市計画区域として、指定することができるとあります。

 ただし、準都市計画区域を指定しようとするときは、市町村都市計画審議会の意見を聞いて、都道府県知事と協議し、同意を得て指定できることになっております。

 では、なぜこの法律を定めれば、行政指導ができるのかと言いますと、まず工事をするときに、道路の位置指定や、擁壁の工作物の確認申請、法面勾配のチェック、法面の土質のチェックなど長崎県が確認することになります。

 何より大きな違いは、今までは住宅を建てるときは、木造建築工事ならば、届け出だけで図面も提出義務もなかったものが、図面はもとより、建築確認申請書が必要になり、完了検査まで受けるようになるため、法面保護をしなくてはならない場所がふえてきて、芝生や草花が植栽されますと、あの削り取られた地山が見違えるほど美しい自然に戻るのですが、市長のこれからの対馬の将来の自然保護と開発について、お伺いいたします。

 最後に、公共工事にかかわる財産の取得についてお伺いいたします。

 平成16年8月17日の議会で議案第89号対馬北部地区ごみ中継施設建設用地として財産を取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求める議案が審議され、可決しております。

 その後、北部地区ごみ中継施設は入札があり、工事着工し、やがて完成間近なところまで来ておりますが、この施設の用地取得が議会の議決が可決され、6カ月も経った平成17年3月2日、つまり、きのうです。現在でも対馬市に所有権移転登記がなされておりませんが、通常、公共施設工事はもとより、一般民間工事でも用地を買収して建物を建設するなら、用地の所有権移転登記を済ませてから着工するものですが、いまだに移転登記ができてないのは、何か理由があるのですか。あればその理由、また今後いつごろ移転登記をされる予定なのか、お伺いいたします。

 これで私の質問は終わりますが、答弁次第では、自席より再質問をさせていただきます。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 21番、桐谷徹議員の御質問にお答えいたします。

 久々に徹節を聞いた思いで感激をいたしております。

 歴史的考察から見たいろんなお話、それから業を起こす起業者としての的確な経営感覚あふれる質問にさもありなんとの感をいたしております。

 まずイノシシによる農作物の被害対策でございますが、これはもう御指摘のとおり、作付意欲をなくする農家がたくさん出てきていることも、桐谷議員御指摘のとおりであります。

 実は、椎根の地区からもそういったことでお話しがありました。もう作付をやめるか、あるいは自分らでどうかするかというような、二者択一を迫られるような場面も一時ありまして、区の方とのお話もさせていただいたわけですが、先ほどのお話のとおり、大変な状況になってることは、認識はもう十分持っておるんですが、なかなかお話のように、元禄13年ですか、将軍綱吉の頃ですから、「生類憐れみの令」の中で本当にお犬様の時代にこういったことができたことに驚きを禁じ得ませんし、御指摘のとおり、大変なその重圧の中でやってきたわけですから、私どもが今、それができないことはないんですが、しかしやっぱりいろんな時代の変遷で、その時代で違う難しさもありますし、知恵もやっぱりああいった時代というのは、すごい知恵があるわけでしょうが、私どもその点、少し、怠慢なところが出てきてるんじゃないかなと、今、改めて再度反省をいたしておるところであります。

 御指摘のとおり、急増しているこの捕獲頭数を考えるとき、今後は食肉としての換金化という提言、これは捕獲者の意欲を喚起するだけのみならず、対馬の特産品を育成していくということを検討する必要があると、江迎町の指摘にように、実は、おとといでしたか、対馬支庁長とも話したんですが、だれかNPOの人で、食肉加工やってみようという人もあるという話もあります。複数の人がそんな意欲があるようでございます。今まではなかなか、受けてくれる人がなくて、樫根にありますシカの解体できる施設があるんですが、一度になければ十分あれでも、当分の間はしのげるんじゃないかと思っております。

 ぜひ、猟友会の皆さん、江迎の場合は、たしか猟友会の山下さんだったと思うんですが、あの人が会社の社長になられて、皆さんで、共同の会社をつくられて、食肉加工されてる。山下商店が受けてるようなことであったと思いますが、ぜひ、そういうことができますと、本当に非常に、一石二鳥だなと思っております。

 実は、大浦議員がここにおりますけども、シカもやっぱりそのようなことでして、実は、災い転じて福となすという一石二鳥、三鳥、四鳥になると桐谷議員指摘のように、そういったことも相当のお金をかけて、これもむだ遣いという結果的にはなるんですが、そういうリスクを負うものは、行政はやっていかないといかんと思います。民間にリスクを負わせちゃいかんと思いますので。これはこれで賛否両論あるいは、いい悪いはあるにしても、このときシカの解体するところ、処理場をつくったわけですが、残念ながらやっぱり病気の件で、それができない点も出てきました。

 だから仮に、この保健所等のウィルスその他の食肉ですから、そういったことがもし出たときに困るんですが、この件もよくクリアしなければいけないし、まあまあ前例のあることですから、養鹿事業も全国で67市町村がやってるんですけど、なかなか成功した市町村がございません。

 行政では、やっぱりこういった経営的なことは、やるべきじゃないと思いますし、できるだけ、民間の皆さんでやっていただけることができたら、その支援はやっぱり行政がしていくという形で、何とか、このシカ、イノシシ、こういったものが特産品になったり、あるいはそういう新しい産業の位置づけができたらと思っております。

 御承知のように、イノシシ、シカ、キジっていうのは、韓国の「イノ・シカ・チョウ」みたいになりますが、韓国では非常に貴重なもので、相当な価格で取引がなされてようでございますので、うまくいけば、一石二鳥、三鳥になるんじゃないかと私も同感でありますが、よく検討、研究をしてみたいと思っております。

 ただ、食品衛生法に基づく食肉処理でございますので、よく気をつけてやっていかなければならないと思っております。

 それから、イノシシの駆除なんですけども、きのうも佐々木議員のお話いたしましたように、前後3カ月延ばしていただいてということで、県の方にして、もう間もなく出るんでしょうが、長く時間がかかっております。半年ぐらいの期間が要るようでございますので、もうしばらくかかるのかなと思っておりますが、こういったものができて、島外からのハンターが来て、ということになりますと、やっぱり個体数もふえていくと思いますので、こういったことのいろんな点で早急に検討してみたいと思っております。

 それから、都市計画自然保護と保全と開発ということでございますが、よく開発か保全かということは論議をされるんですが、私も御指摘のとおり、開発と保全っていうのは、相反するものじゃないと思っております。

 私ども人間に知恵があるんですから、開発と保全が同居する方法も幾らもあると思うんです。だからそういったことはやはり自然に優しい開発ということになっていくわけですので、御指摘のとおりだと思っております。

 だから、開発か保全かという自然保護に関しては、二者択一の考えというのは、非常におくれた古い考えだと思っておりますので、やはり自然に配慮した開発、保全ということができていくと思いますし、準都市計画への指定はどう考えてるかということでございますので、その研究も今、してるんですが、今、後ろの方から資料が上がってきましたが、これにつきましても、やっぱりいろんなものがあります。

 先ほど話、ずっと聞いてたんですが、桐谷議員が申しますように、これをあんまり規制をし過ぎますと、何て言いましょうか、開発という単純な話じゃないんですが、都市の振興、発展というのは疎外される向きがあることも事実です。

 美津島の場合は、本当に言われるように、相当、今、荒れ肌が目立つように、本当に汚い景観を呈しております。

 しかし、時期的には、今からその時期に入るんじゃないかと思っております。民活が、あれが行政がああいったことをして、宅地開発をしてたら大変な社会市場の投資になります。

 しかし、民間が自発的にああいう投資がなされている、そろそろここらでやはり今、御指摘のように何らかの形で、秩序ある開発に向けてのかじを切らなければならないときが来ていると思っております。

 土地の制限は今、議員の方から話がありましたように、森林法、それから自然公園法、農地法、都市計画、この4つでしかくくることができませんので、幾ら条例でくくっていても法律の延長線上にない条例っていうのは、これはあり得ないわけですから、そういう点では、やはりそろそろ準都市計画への指定はどうかということですが、これも検討していかなければならない時期にきていると思いますので、十分、今からこの点についても、御提案のとおり、提言のとおり、検討していってみたいとこのように思っております。

 実は、旧美津島で定めておるのは、その土地の開発に対して、私ども憂慮していたわけですが、一定の基準をもって規制をしていこうということで、生活環境整備と公共の福祉を増進するものとして、平成11年度に定めました美津島町開発指導要領というのをつくったんですが、これはあくまでも要綱でありまして、2,000平米以上の開発事業については、事前協議を行っていくと。事業所との協定書を交わし、指導を行ってきたところですが、法的な根拠がない限り非常に難しいです。

 だからやっぱり御提言のとおり、準都市計画への指定というのもそろそろ考えていかなければいかん時期に来ていると思いますので、ぜひ検討してみたいとこのように思っております。

 それから、財産の取得、公共工事にかかわる財産の取得ということですが、御指摘のように、公有財産を取得する場合には、対馬市の公有財産取扱規則の第6条及び第10条の規定に基づき、行ってるわけでございますが、質問の趣旨は、公共事業にかかわる財産の取得とのことですので、用地取得についての手順はもう説明するまでもないと思いますが、取得しようとする財産につきましては、主権の設定等の有無について、まず事前調査を行いますし、そういったものが存在した場合には、売買の交渉において、所有者及び権利者に権利を証明させるなど、必要な措置を要請をしていくわけです。

 そして、所有者との用地取得交渉を公有財産取扱規則の第7条に基づきまして、公有財産取得調書が作成、起案をされます。そして、事業担当課長と用地、本庁の総務課長との協議を得た後、取得の是非を採決していくと。そして決裁を下ろした件につきましては、売買契約を締結して、直ちに登記を行い、登記完了後に代金を支払うというのが通常の手続のパターンですが、それが御指摘のように、未登記であってみたり、いろんなことが起こって、まあ理由等もあるわけですが、あるいは古くからの対馬特有の二代、三代、四代前からの登記ができてない。特に共有地なんかに多いわけですが、共有地でなくてもそのまま残ってる部分がありまして、今の戸籍相続法の中では、非常に難しい点もあります。

 いずれにいたしましても、とにかく登記完了後に代金を支払うというこの最終のパターンまでが通常の手続なんですが、公有財産取扱規則の第10条の規定にありますように、売買契約締結後に、特別な事情により、この登記完了前支払いが必要になる場合もなきにしもあらずでございまして、そういった際には、その後の処理に支障が出ないように、精査を行っていくわけですが、具体的なものが上対馬の用地取得の件での御指摘がありましたが、具体的なことがあれば完了前支払いが必要になる場合もなきにしもあらずでございまして、そういった際には、その後の処理に支障が出ないように精査を行っていくわけですが、具体的なものが上対馬の用地取得の点での御指摘がありましたが、具体的なことがあればまたいろいろお聞きをして検討してみたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。



○議長(平間利光君) 21番。



◆議員(桐谷徹君) イノシシ問題と都市計画については、前向きな答弁、できるところから取り組んでいただきたいと思います。

 3番目の用地については、私は質問をしたのは、なぜ今おくれているのかと。通常私たちでも建物を建てる土地は、先に保存登記をやった後でないと着工しないんですよ。なぜかといいますと、これがいろいろトラブルの原因になるんです。例えば、対馬市の公有財産取扱規則の第6条、さっき市長が説明をされましたように、いろいろあるでしょう。あえて言いませんが、例えば12月の126号議案のときには、所管の長は建設課ですが、建設課を飛び越えて総務課がいきなり登記をやっとったんですよ。そのときに委員会では、建設課長にあなたたちはまさか登記はしてないでしょうねという私が尋ねたものに対して、しておりませんと言ったんです。ところが、この規則には所管の長は総務課長に報告しなければならないと書いてあるんです。仕事をしてないんです、私に言わせたら。だからちょっと言わせてもらいます。理事者側はこの条文はいつも読んであるでしょうけど、多分議員さんたちは読んであるかどうかわかりませんから、私が一回読ませてもらいます。

 第6条に、庶務課の長は公有財産を取得しようとするときは、当該財産について私権の設定、または特殊の義務の有無を調査しなければならない。2項に、前項の調査の結果、当該財産に私権の設定または特殊の義務を排除する必要があるときは、その所有者または権利者に対しこれを消滅させ、またはこれにかかわりあらかじめ必要な措置をする要請をしなければならないとあり、第9条に、庶務課の長は登記または登記を要する公有財産を取得したときは、直ちに登記または登記の手続きをしなければならない。2項に、庶務課の長は前項の手続きを完了したときは、登記済書もしくは登記済書の写し、または登記簿の謄本を添えて、その旨を直ちに総務課長に報告しなければならない、こう書いてありますよ。これは何を意味をしていますか、わかるでしょう。私権の設定とは、特殊の義務とは、いわゆる抵当権設定、根抵当権設定、所有権移転、仮登記、賃借権、差し押さえなどなどいろいろな第三者の権利があると、これを抹消してくださいということだと私は思います。この中継施設が着工された後に、用地が対馬市に所有権移転登記がなされる前に、売主に某がしかの金銭トラブルがあって、第三者がこの用地に権利を設定した──仮に差し押さえなど、ならこの土地はどうなるんでしょうか。もし問題があったらどう対処してだれが責任をとるのですか。市長、お答えを願います。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) それは北部の中継施設のことですか。もし責任をとる、だれがとるかというのはすべて最終的には対外的には市長にあるわけでございます。現状この未登記の理由を今事務促進をするようにしてるようでありますが、調査士等に依頼をして行っているようですが、部内で調整があっておるようです。だから年度内に終わるよう努力したいと思っております。相続はできているということでございますので、登記には条件整備次第になろうかと思いますので、この未登記につきましては努力をしておりますので、もうしばらく時間をいただきたいと思います。



○議長(平間利光君) 21番。



◆議員(桐谷徹君) 多分そういう答弁しか返ってこんのじゃなかろうかと推測はしておりましたが、先ほど私が話をしましたように、差し押さえあたりは入らないとはこれ限らないんですよ。設定関係は土地の謄本を見ればすべてわかるんです。ところが、設定を要しない借金、こういうものがもし当人にあった場合は、これは幾ら市長でも、あなた借り入れはどっかほかにありませんかって聞くこといかんのですよね。だからといって地主さんの方も必要ないところは説明はされませんし、これは大きなトラブルに発展するおそれがあるんです。だから早急に移転登記をされるように要望をいたしておきます。

 これで私の質問は終わります。以上です。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) その具体的な上のことは私もすみませんが、不勉強でしたので、よくきょう帰りましたら精査をいたしまして、本当にそういった附帯的な中で表に出ないものがあるのかどうかも、何らかの方法で確認をいたしまして、できるだけ年度内に終わるよう努力をしてみたいと思っております。具体的なことがもし私どもでわからない場合、またいろいろとお知恵を借りたりひとつ力添えをお願いしたいと思います。また、個別に話をいたします。よろしく。



○議長(平間利光君) これで21番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 昼食休憩いたします。午後は1時より再開いたします。

午前11時56分休憩

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午後1時00分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。

 午前中に引き続き、市政一般質問を行います。

 次に、13番、吉見優子君。



◆議員(吉見優子君) お昼、食事後の後の一番睡魔が襲ってくる時間帯ですが、議員の方、お休みになりたい方はお休みください。理事者の方は耳だけはこちらの方にお願いいたします。冗談はさておきまして、よろしくお願いいたします。

 私はさきに通告していました、1、厳原本川の改修等について。場所は、遊月橋から親愛保育園前まで。2番目に、16年4月、去年の4月に一般質問しました市外電話局番の統一についてのその後の調査結果について。3番目に、電話番号帳の改善ついての3点についてお伺いいたします。

 まず、厳原本川の改修等について質問いたします。

 厳原本川は厳原町を縦断し、海、漁場へと流れていく大切な川です。この川が汚泥で四季を通じて悪臭を放っている現状です。島の活性化として観光の振興で交流人口の促進を掲げている対馬が、このような状態でよいのでしょうか。川の汚れは生活排水、合併浄化槽の排水などいろいろの要素がありますが、根本的に解決するためには、下水道整備しかないと思います。

 過疎地域自立促進計画の中では、平成17年から21年の5年間に厳原地区公共下水道整備用地取得事業が計画され、厳原町野良に埋め立て区域として下水道処理場用地は取得されています。また、埋め立てもされることになっています。下水道整備工事については、合併前の厳原町では計画されていましたが、合併した今、その計画が実行されるのか、されないのか定かではありません。このような状況を考えたとき、折しも市街地開発事業も本格的に始まり、大町通りは16メートルの道幅になり、電線は地下に埋設されるために電柱はなくなり整理された近代的な町並みができます。

 その一方では、町の中心を流れる厳原本川は大町通りの近代的な町並みと相反する汚泥と悪臭を放つ汚れた川です。この川を見た観光客は、どのような印象を持たれることでしょうか。

 厳原の代表的な観光の一つとして、江戸時代に対馬藩の文教、外交、政治、経済などに多大な貢献を残されました儒学者雨森芳洲先生のお墓が日吉の長寿院にあります。このお墓にお参りするためには、厳原本川を川づたいに歩いて行かねばなりません。また、宮谷の武家屋敷の石垣を見学するときもしかりです。この川はコンクリートの三面張りになっているようですが、川としての呼吸ができなくなり、川は苦しんでいるように見えます。昔は地下水がわき出て、また、砥石渕の源泉混々からきれいな水が流れていたと聞きます。源泉混々は明治36年につくられ、現在に継承され、厳原本川の清流の起点に位置づけられています。昔と今は生活様式や住宅の密集などで比べものにならないとは思いますが、余りにも汚染され過ぎているのではないでしょうか。

 手元にある辞書で川とはどんなものだろうかと引いてみますと、「自然の水が集まって、くぼ地に沿って流れていくもの」と書いてありました。厳原本川はくぼ地はどこにもありません。そして、自然の水は少しで、生活排水と浄化槽の排水が三面に張ってあるコンクリートの上を流れているだけです。河川改修か、清掃等で少しでも本来の清流に戻すべく環境衛生面を考慮した美化対策を講じるべきだと思います。

 市長は、常々口にされる言葉に、対馬の玄関は厳原である。厳原が活性しないと対馬の発展はないと言われます。観光の振興で交流人口の促進を図ろうとしているとき、美しく整備された玄関づくりが必要だと思います。厳原本川は、まさに厳原の玄関と思いますが、市長の見解をお伺いいたします。

 次に、昨年4月に一般質問しました市外電話局番の統一についてと題してお尋ねしましたが、そのときの市長の答弁は、料金区域の問題、電話番号の問題など大変難しい問題があるので、また調査してみますという答弁でした。その後の調査の結果をお聞かせください。

 次に、電話番号帳の改善についてですが、新しい電話番号帳は対馬市を一つとした、あいうえお順に書いてあります。対馬市には、上3町と下3町に料金区域があります。したがいまして、対馬市を一つとした電話番号帳には無理があり、非常に見にくいと多くの方から苦情も受けております。NTTも見やすい電話番号帳を作成すること以外何もないと思いますので、今までどおりの各町別の電話番号帳に改善すべく行政からNTTに要望していただきたいと思いますが、市長の見解をお伺いし、壇上からの質問を終わります。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 13番、吉見優子議員の質問にお答えいたします。

 まず、厳原本川の改修等についてでございますが、厳原本川は丸和桟原店内の馬場先橋を分岐といたしまして、下流が県管理の2級河川で上流が市管理の普通河川となってることはもうよく御承知と思います。また、本河川は上見坂、それから権現山を含む広大な流域面積でありまして、洪水時等には多大な被害を及ぼすことから、河川上流部を新たに阿須川として御指摘のように江戸時代1659年ということになっておりますが、対策をされまして、分流対策が講じられたと聞いております。

 本河川の美化対策としては、現在先ほど御指摘がありました、源泉混々の堰から常時流水、水を流水を供給することを行っております。また、県におきまして、近々国道382号線谷出橋下流の堆積土砂の除去が行われるはずであります。

 河川改修事業につきましては、治水に配慮した拡幅などの断面を広げる計画は、河川の断面から変えるようなやっぱり抜本的な計画が必要じゃないかと思っております。

 そして、この厳原本川の家屋が密集している状況では、極めてまたこれも難しさ、混乱性が指摘されるであろうと思います。したがって、現状での美化対策といたしましては、水質の改善とあわせて流域で生活をしておられる市民の皆様が、日ごろからやっぱり自分たちの顔であるという意識と、厳原本川の河川環境へ関心をお持ちいただきまして、できる限りの協力をお願いもしたいと、このようにも考えております。

 なお、多大な経費と期間を要しますが、市民の皆様の御理解と御協力をいただきまして、やはり御指摘のように公共下水道の整備も検討の時期にきていると思っております。あわせて私もそういうふうに認識をしてるところであります。

 それから、4月に一般質問されました、関連しまして電話番号簿の改善についてということと、それから、市外電話局番の統一について、その後の調査結果と見通しということになりますね。これはこの前も説明したとおりでありますが、電話利用につきましては単位料金区域、NTTのことはよく御専門ですから私どもが言うよりも詳しいと思いますが、こういった単位料金区域のMAにより設定をされておることも御承知のとおりだろうと思います。対馬市の場合は厳原MAと対馬佐賀MAの二つの区域が設定をされておりまして、基本料金が契約者数により異なるため通話区域を統合した場合に、佐賀MAの契約者が厳原MAの料金設定となっていくということ。そういったことで不利益を生じる等メリット、デメリットの問題は、昨年の4月の吉見議員への定例会でお答えしたとおりでありますが、合併後の自治体へのNTTの電話対応ができていないのが現状であります。市外局番の統一によりまして、電話番号が変われば、この前も申したと思いますが、印刷するといえば、例えば看板の手直しなど市民生活や商店会社などさまざまな影響が出ることも避けられませんが、NTTによりますと、境界変更による交換機やシステムの変更など多額の費用が必要となってまいりますので、対応しきれてないということであります。

 また、御指摘のように、総務省においても市外局番は行政の区域と一致させることが望ましいという、こういう見解でありますが、番号変更など利用者の不利益も大きいのですね。該当する地域全体の要望があればNTT側も変更を検討しなければならないという、そういう見解は聞いております。ただ非常に難しいということがつけ加えられております。今後も必要に応じ協議を重ねてまいりたいと思っております。現在、そういったことでの進行形中でありますが、吉見議員さんも御承知のとおり、長崎あるいは福岡に行かれて電話帳を調べると、対馬の電話帳どころじゃないですね、こんな分厚いですね。余計見にくいんですが、ああいったふうにいかに難しいかということなんですね。だからおっしゃることはわかりますが、私どもきのうでしたか、ちょっと用事があって電話しようと思ったら、ずっと旧町ずつ出てないものですからもう見にくいですね。御指摘はよくわかるんですが、総務省なんかも先ほど申しましたように、市外局番、行政の区域と一致させるのが望ましいとは言ってますし、この電話帳なんかの問題も非常に難しいことが多いですね。

 それから、さっきの電話帳の編集仕様ですね、これにつきましては、従来から市区町村別で掲載することになっておりまして、電話帳を編集するためのシステム、全国統一ということですが、そういうものにつきましても、電話帳編集仕様にあわせて市区町村別に編集するつくりとされてることももうそれよく御承知の上での質問と思うんですが、したがって、従来どおりの各町別の編集とすることにつきましては、対馬市内を大字単位に分けて編集することとなりまして、現在のシステムで編集が不可能ということは、この電話帳については聞いております。なるほどそうかな、長崎も福岡もそういえば見にくいなと思いますし、そういうことが編集することになってるようでして、大字単位に分けて、現状のシステムじゃ非常に編集が不可能だということを聞いております。

 なお、合併に伴いまして、同一市内に旧上県郡エリアと旧下県エリアの二つの料金区域が存在することとなりますし、同一の市外局番であっても、旧上県郡のエリアと旧下県郡のエリア総合化の通話につきましては、今度は市外通話となるということが出てくるわけですね。旧上県郡エリアの契約書の掲載に対しまして、市外局番が表記されているとのことでありました。また、市外局番が表記されていない旧下県郡エリアの契約者へ電話される場合は、注意喚起として電話帳の目次に、2004、12月発行版のページ161ページのようですが、また対馬市の掲載開始ページは193ページ、283ページ、内容のコメントが表記をされているとのことでありますので、御質問の各町別の電話番号帳への改善は、市区町村別に編集をされる──全国統一ですがね、そういうシステムから見ますと、現時点では非常に難しい問題になろうかと思います。だから非常にその点で、この前の話と同じように、難しい点が多いですね。電話帳の場合はもうまだ本当に不便ですけども、福岡や長崎の電話帳がこれでまだまだましなんですがね、そういうことでちょっと要を得ませんが、なかなかうまくNTTのセッションを先ほどのこの問題と一緒で、検討中であります。



○議長(平間利光君) 13番。



◆議員(吉見優子君) 今市長さんも厳原本川の関係で、住民のモラルのことを言われましたけれども、私もまさにそのとおりだと思っております。行政に頼ることばかりじゃなくして、私たち自身も意識改革をしなくちゃいけないと思っております。溝とか川、その他いろいろのところにいろいろのものが捨てられておりますが、本当に腹立たしさを感じておる一人でございます。そういう意味から自分たちの町は自分たちで美しくしましょうという心意気がないとできないと思うんですよね。で、今後の課題になるかと思いますが、住民みずから意識改革をして美化運動を展開しなければ城下町の名にふさわしい美しいまちづくりができないと思いますので、今後の課題になるかと思います。それと同時に、さきに述べましたように環境衛生面から、また12月議会で質問しましたしにょう処理問題を含め、下水道整備は絶対必要だと思っております。新市の建設計画の中にも、厳原の公共下水道整備がうたわれておりますが、下水道整備の計画があればお聞かせいただきたいと思います。

 それと、厳原本川の汚泥と悪臭の一因として考えられることは、水の量がすごく少ないこともあると思います。砥石渕の源泉混々から少しでも水の流れが多くなるような対策を講じてほしいと思っております。

 また、合併浄化槽の整備不良が16年度で82件あるようでございます。その整備不良が82件もあるということでびっくりしたんですが、要するにそういう整備不良がために、その排水されるというのが私は合併浄化槽の排水ということを言ったわけでございますが、こういうことを聞きましてびっくりしまして、その中で50件ぐらいは改善されており、また、30件ぐらいはそのままになっているようでございます。この不良は罰則もなく、また、修理するのにお金がかかるということで、なかなか個人の人は改修しない原因があるそうでございます。で、衛生的にも大変な影響を与えますので、早急に関係当局に改善を要求していただきたいと思います。

 また、市長も時間的に余裕がないとは思いますが、この厳原本川を歩いてちょっと見ていただければよくわかる──百聞は一見に如かずと言いますので、一度見ていただければいいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それで、この厳原河川については、下水道整備の計画があるかどうか、これ1点と、砥石渕の源泉混々からの水の流れが多くなるような施策を講じられるかどうか。もう一つは、合併浄化槽の整備不良に対する改善策についての3点につき市長の答弁をお伺いいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) まず、下水道の整備の計画についてですが、計画はいたしておりますが、いつからやるかということはちょっと今明言することができませんが、少なくとも財政再建後必要なものはやっていかにゃいけません。だからどこを優先するか、どの地域も必要度合いがあります。限られた予算でございますので、まず必要度合いを見ます。どこもA、B、C、Dあって全部必要で一緒だということになれば、後は熱意のある方にせざるを得ない、これが予算の流れでございますので、必要度合いと熱意のあることが予算を決めていくと思いますので、十分そこのことろも計画はちゃんといたしております。そういうことで御理解を賜りたいと思います。

 それから、源泉混々堰のこの水なんですが、これは常時流水を行うようにいたしておりますので、供給することを常に水が流れているような、こういうことを行っております。

 また、県において先ほど申しましたように、国道382号線谷出橋下流の堆積土砂の除去が、これが行われる計画にもありますので、また変わってくると思います。

 それから、合併浄化槽の改修でしたね。私はそれ今ちょっとわかりませんでしたけどもね、80カ所のうちに50カ所で、あと30カ所はということですが、罰則が云々という話でしたけども、ちょっとこれは調査をさせていただきたいと思います。今初めて聞きました。まさか合併浄化槽がそんなに機能してないとわかりませんでしたけども、50カ所が改善されて、まだ30カ所が放置ということでございますので、ちょっと実態を調査させていただきまして善処したいと思います。とりあえず、それでしたかね。



○議長(平間利光君) 13番。



◆議員(吉見優子君) よくわかりました。下水道整備は計画されているけども具体的な案がないということですが、財政的にもすごくお金かかることだし、工事もすごく長くかかることだし、早めに今埋め立てもされて計画になってますけど、それに並行してぐらいに計画立てていただきたいと思います。それと砥石渕の源泉混々からの水対策ですが、現在は阿須川とこの厳原本川の方に分岐されてるようでございますが、その度合いとか、また夏場には水が少ないときは何かそこに栓があるそうなんですよ。そこを開けて流してるということを聞きますので、そういうことができれば常時そういうことをしていただいたら、もう流れがよくなって悪臭とかが減るんじゃないかなと思います。それと、合併浄化槽のことは私も本当びっくりしてるんですよ。そういうことでこれはもう大変なことですから、早急に調べていただいて、これは保健所の方で調べましたので、よろしくお願いいたします。

 次に、電話番号帳の関係についてお尋ねをいたします。資料を添付しておりましたが、ごらんになられたと思いますので、これについて質問をいたします。今市長がおっしゃいました市外電話番号帳統一については、いろいろ障害を言われましたが、料金問題がもう一番なんですけど、電話番号は変更ありませんので。ただ、直接厳原から上にかけるときは、八十何ぼとかかけることができるんですよ、もし統一になればですね。ただ、障害は電話料金だと思います。この電話料金はもうどうしても改善することができませんので、もうそれはそれとしまして、この電話番号帳なんですが、下から上にかけるときは苦肉の策なんでしょうけれども、0920を回して云々とこう書いてありますよね。これは厳原下3町から見た電話番号帳なんですよね。だから上の人から見たら腹立たしいと私は思うんですよ。上の人がかける場合は下3町にかけるときは、0920はこれに書いてないですもんね。直接52とか54とかを回してかけなさいというような書き方なんですよ。絶対これはおかしいと思います。だからこの古い方で言えば、この大きな見出しですね、この大きな見出しは下県郡厳原町云々て書いてあります。これをただ対馬市に変えればいいんですよね。ちょっと簡単に言えば。それから、ページ的にもう下県郡て書いてありますから、対馬市の厳原町という形でしていただければ何の印刷云々はないと思うんです。で、私も直接聞きましたが、若干全国的に統一してます云々と言われますけれども、これは電話番号帳をつくるのが仕事じゃなくして、見てもらうのが目的ですからね。私自身も実際にはこの新しい電話番号は見ておりません。そんなことがかなり多いと思います。そういうことで、この作成──毎年1回12月発行でございますが、8月にそういうもろもろの今まで出てきたのを整理して企画されるようでございますので、向こうさんは向こうさんの言い分として、私たちは私たちの言い分として、ぜひともこのNTTの方に要望は出していただきたいと思います。この要望することには、対馬市が一つになって何も一つもいいことないよと皆さん口に出されますが、これも考えてみたら一つの一つに当たるかもしれません。そして、この改善は、お金は1円もかかりませんのでね、財政難でかかりませんから、ぜひとも要望を出していただきたいと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 全く私も吉見議員と同じ見解を持ってるんですが、それが難しいということで本当に困ったなと思っております。どうして民間的な発想で動くNTTがそんなのかなと、今言われたような話もうちの担当もいたしておりますし、私もそう聞きまして全くそうだなということなんですが、検討させてくださいという、するかしないかの検討か、するための検討かよくわからないんですが、そういったことで終始しておりまして、確かに見にくいことは間違いないですね。前の電話番号本当に見やすいです。各町さっと出ます。ただ対馬市としての電話帳でございますので、本当に見にくさが目立ちます。時間がかかるということです。

 それから、料金──対馬市で全部統一されたら私もいいと思うんですね、局番がですね。それもやっぱりいろいろありよります。ただ、番号が変わるということは別に御商売なさってる方とか、いろんなところの書きかえたり、また、それに印刷料が要ったりということなんで、少し抵抗もあるようですけどもね、それはそれでいいと思うんですがね、逆に考え方ですから。

 あと料金云々ということもケーブルテレビの付設が3年、4年後に終わってしまいますと、電話も無料になっていくでしょうし、上下ということもなくなるわけですから、IP電話で機能を持てばいいわけですから、いずれにしても私どもより吉見議員の方が一番このNTT詳しいわけですから、あなたの方からもひとつできるだけNTTに働きかけてみてください。私ども今までどおりやっておりますが、総務省のそういった同一制の考え方もありますけども、そんなのどうでもいいと思うんです、別に。違法行為をしなければいいわけですから。ぜひ努力をさせてみてください。そして、側面からNTTの方の考え方につきましても、ぜひ吉見議員の方もお手伝いをお願いしたいと思っております。考え方全く一緒でございますので、頑張ってみたいと思っております。



◆議員(吉見優子君) ちょっと質問、時間がちょっとありまして、関連ですからちょっとひとつ。



○議長(平間利光君) 13番。



◆議員(吉見優子君) 済みません、御無理言います。私も再三再四福岡の方に電話してるんですけども、一人が言うたって何も聞きませんよ。ですから、正式に公文書で出してもらうような約束をしていただきたいと思います。いつも市長は精査しますとか、はい、ごもっとも、考えは一緒ですとこう言われますけど、具体的にそれがあれば、はい出してみますとかいう答えをぜひとも私は伺いたいと思うんです。

 以上で、これ返答で終わります。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) そう言うたことは必ずいたしておりますから、あなた方に見えないだけですから。私は少しオーバーに言うことはあるかもわかりませんが、うそは絶対言いませんから。もうそれだけは約束いたします。今までもそうしてきました。ただ結果的にできなんだことはうそになるかわかりませんが、やってることはちゃんと公文書でも話をいたしておりますし、ただ、そういう壁が厚いということですから、御理解を賜りたいと思います。



○議長(平間利光君) これで13番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 次に、6番、三山幸男君。



◆議員(三山幸男君) 皆さん、こんにちは。美津島町の三山でございます。一般質問の機会をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。昨年3月1日に平成の大合併で対馬6町が合併し、対馬市が誕生して早いもので1年が過ぎました。合併に寄せる市民の期待は大きかったことと思いますが、現実には国県の長引く構造不況、地方分権に伴う三位一体の改革が推進される中、地方交付税、各種補助金の大幅な見直しと厳しい財政下にあります。我が対馬市でも基金を取り崩さなければ予算が組めないような状況であり、また、対馬の基幹産業であり農林水産業の不振、公共事業費のカットなど対馬の経済は冷えきっています。合併したもののいいことは一つもないとよく聞きますが、合併してもすぐ効果が出るとは思いませんが、よかったと思っていただけるよう努力するのが市議会であり市の職員に課せられた使命だと思っております。私ども現議会議員も5月末での任期であり、最後の定例会で少しでも市民の皆様方に今後光明と期待を持っていただけるようにと思い、次の2点を質問させていただきます。

 先ほど同僚議員の質問にもありましたけれども、新年度における有害鳥獣対策についてお尋ねをいたします。16年度の有害鳥獣被害は過去最大でありました。特にイノシシ被害は言うまでもなく深刻な問題であり、農産物だけでなく人間の生活圏にも入り込む勢いです。平成17年2月15日までの捕獲頭数は1,066頭と聞いております。このままの状況で推移しますと、3月末には1万2,000頭ぐらいに捕獲されると思っております。有害鳥獣対策に対する予算を見てみますと、前年度予算の約倍額は計上されております。そこで新年度における有害鳥獣対策について市長のお考えをお尋ねいたします。

 次に、企業誘致についてお尋ねをいたします。市長は12月定例会でまた広報誌つしまの1月新年号で新年のあいさつの中でも、コンポスト工場(肥料工場)の誘致について意欲的にお話をされておりましたが、現時点公表できることがあればお聞かせいただきたいと思います。

 再質問につきましては、自席からさせていただきますので、よろしくお願いをいたしまして、壇上からの質問を終わります。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 6番、三山幸男議員の御質問にお答えいたします。

 御指摘のように非常に厳しい国の予算、また私どもの予算ですが、三位一体の改革の余波がこんなに急速に進むということは、みな全国が考えてなかったようでして、交付団体以外はほとんど基金を取り崩して予算を編成していくという状況であります。財政的なものは先ほど来の話をいたしましたので省略させていただきますが、そういったことで非常に行財政改革の影響、三位一体のですね、受けて厳しい状況となっております。また、物件費等の上昇とあいまって、こういった状況になっておるんですが、その中で有害鳥獣による農作物被害対策は、本土の農業振興を図る上での最優先課題でありまして、きのう佐々木議員、そして、またきょう桐谷議員からの話もありましたように、本当に耕作意欲といいますか作付け意欲がもう失われるような状況であることは、よく認識をいたしております。ことしもそういったことで去年の五千何百万円でしたかね、ことしは1億を超えた予算をこのイノシシ、シカには倍額の予算を計上してるわけでございますが、なかなか実効が上がりません。

 しかし、先ほど来話をしておりますように、いろんな形をとっていきますから、もうしばらく時間を貸してほしいと思うんです。そういった意味でもこのイノシシ捕獲補助、あるいは箱わなの購入、くくりわな購入、あるいは電気牧柵設置、防鹿ネットの設置とか、あるいはイノシシ防柵の設置、ツシマジカ捕獲補助金等のこの事業は、先ほど申しましたように重点配分を行っておりますし、対策の強化を講じてるわけでありますが、本当に難しいわけです。

 なお、イノシシ根絶のためには捕獲者の量的な拡大がやっぱり必要であると判断いたしまして、猟友会と協議を行ったこともこの前お話をしたとおりでありますが、12月27日付をもって県に対しましても10月15日から翌年の4月15日まで前後3カ月の一般猟期の延長を要望いたしております。延長の要望時期は秋と春の行楽シーズンと重なりまして、事故防止の観点から問題点も多いわけでございますが、来シーズンからの延長に向けて検討を行いたいとのことであります。延長が実現いたしますと、島外からのハンターの来島も見込まれますので、狩猟者の拡大を期待してるところであります。また、県に要請をいたしてるんですが、去る1月30日に罠の臨時狩猟免許試験を実施をいたしましたところ、54名の方が受験をされておりますこともお伝えしたいと思います。今後ともイノシシの絶滅に向けて取り組みの一層の強化を図る所存であります。

 それから、あとは企業誘致について、私はこのやはり対馬ならではの豊かな資源や、あるいは歴史的遺産、そういう貴重な地域資源を生かしまして、他に類を見ない個性豊かな島づくりを目指したいと常々申し上げておりますが、長引く経済不況、特に私ども対馬では水産業、魚類、真珠養殖の不況、あるいは公共事業の削減等非常に経済雇用状況が悪化をしておることももう私が言うまでもないと思います。雇用の場の創設が喫緊の課題でありますので、何とか雇用につながる企業誘致はできないものかと。特に対馬の資源を活用した企業誘致はできないものかと考えておったわけですが、昨年暮れ、たしか11月でございましたか、八女にそういった進出の計画があるということで聞きましたので、急遽それをぜひ対馬へということでコンポストのこの堆肥工場をつくりたいということで、遊休またはそして遊休農地を活用したい、そのあとのいろんな企業展開ですね。そういった話もしていただきまして、こういった話を検討した結果が堆肥原料は広葉樹林の樹皮ですね、バークって言ってますかね、そういったバークを主原料とすることから、特に市の面積の89%といいますか、6万3,000ヘクタールのうちの約4万ヘクタールが天然林でありますので、現在伐期がきているもののほとんどが利用されていない状況の山林資源の有効活用のために、ぜひチップ工場の建設についても要請を行いまして、対馬でのチップ工場、コンポスト工場の建設と、あとは農地の高度利用につきましての話がまとまっております。

 で、今チップの生産能力、あるいは工場規模等については、まだ具体的なものが詰めてる中でありますが、大まかな数字でありますが、大体300トンから400トンの程度の生産能力が必要と伺っておりまして、かなり広大な用地が必要であります。積み出し港との関係等がありますが、計画が決まり煮詰まり次第対応ができるよう今建設用地等について私どもの市、そして県等との関係するとことの検討に入っているところであります。

 コンポスト工場につきましては、バークを主原料といたしまして、発酵原料には清涼飲料水との賞味期限切れの商品等がございますので、そういったものを固形加工したものを使用いたしまして、コンポストの日産生産量、30トンから40トンですね、これについてはすぐに着手したい考え方を双方で合意いたしております。この建設につきましては、実は環境アセスメントの調査等がやっぱり必要でございますので、現在その建設用地を含めまして、1.5ヘクタールから2ヘクタールですね、これ準備中であります。

 で、遊休農地の活用につきましては、これは島山の農地約12ヘクタール、現在担い手公社で耕作を行っておりますが、この農地をコンポスト工場でつくった堆肥を利用して、新規作目の施策等、また将来の高度利用のため利用をしていくという三つの計画を現在進めておるところであります。特に今島山の方では電照菊をやってるんですが、これは1年に一つですから、今検討課題の中ではバラがいいんじゃないかと。これは1年に大体3回ぐらいできます。バラの栽培、それから、またいろんなことも計画いたしております。できればイノシシのこの被害が関係するんですが、芋の委託栽培、さつま芋のですね、これで年中委託栽培がして、副業としても80までも100までも早い方がいいんですが、そういったことのできるようにですね。電気牧柵ですとイノシシは防げるという話もありますけども、これも非常に難しい点もありますが、そういったものも含めていろんな計画を今詰めているところであります。また、現在具体的計画が最終の詰めができておりませんが、このチップ工場、コンポスト工場、それから遊休農地の利用が一体化して進んでいけば、かなりの雇用あるいは就労の場が確保できるばかりではなくて、農林業の振興に大きく寄与できるものと思いますので、できるだけ早い時期に実現できるよう最大限の努力をしていきたいと、このように思っております。

 最初、これだけでしたね。はい。



○議長(平間利光君) 6番。



◆議員(三山幸男君) 私は有害鳥獣対策については、新年度、17年度が正直に申し上げて正念場だと思うんですよ。と申しますのは、昨年の捕獲頭数が336頭でした。で、14年度は405頭か6頭ぐらいでした。で、そのときは推定で4,000で私もそのぐらいかなと思ってましたけども、ことし恐らく3月末までに1,200頭捕獲できたとしたら、1万2,000頭ぐらいが推定でいるということが単純におわかりになると思うんです。というのは、ここ一、二年で3倍ぐらいにふえたわけですね。イノシシの頭数にしてみたら。で、これが2倍、3倍になるスピードというのは、もう2年も3年もかからずに来年は恐らく倍、3倍ぐらいになる可能性があります。そうしますと、例えばイノシシ、電気牧柵なり畑に入らないような対策ではもう正直言って対応ができないと思うんですよ。きのう佐々木議員さんもおっしゃってましたけども、要はこれ以上ふやさないような施策を講じてほしい。で、どうしても民間であるいは個人でやれば一番いいんでしょうけども、どうしてもこの問題、イノシシ、シカについては、行政の力を借らなければ、それと個人のあるいは猟友会の力を合わせた感じで共同で対策をしませんと、個人ではもうたかが知れてますし、そうかといって行政にも厳しい財政下にありますので、それほどできるとは思いませんが、でも事実これは行政で最大限の努力をしてやってほしい。で、私2月の14日のラジオのニュースの中で、イノシシが民家の中に入って家庭の奥さんが軽傷を負ったという報道がありました。で、これはもちろん対馬ではありません。でもこういうことは現実にはもう対馬でも起こる可能性があります。私もちょっと厳原でお話を聞いたところ、市役所の裏に万松院がありますけれども、万松院あたりでは既にもう庭なり、あるいは墓地内に出没をされているという話も聞いております。もし、そこで観光客なり何なりがイノシシが昼出るかどうかは別として、遭遇した場合やはり危険にさらされる可能性もありますので、市としてもできるだけ最大限の努力をしてほしいと、ぜひ要望といいますか切望をいたしておきます。

 で、次に企業誘致で、私はもっと具体的にお話が聞けるのかなあ、例えば17年度の何月ごろには用地を見つけて、あるいは誘致する工場の建物の着工でもできるのかなあということで考えてこの質問をさせていただきましたけれども、まだそこまで具体的にお話がないのかもしれませんが、ただ、やはり今の対馬の求人倍率といいましょうか、私の後にも同僚議員が同じような質問をしてますので、私もくどくは申しませんけども、やはり働きたくても勤め先といいますか、会社がない、仕事がないというのが現状ですので、やはりそういう工場を1日も誘致を早くされて、工場が1日も早く稼働すれば、そこに100人なり、あるいは関連してもっと求人があると思いますし、きのうの一般質問の中で、例えば対馬の人口が毎年400人から500人減少しているという市長の答弁もありましたように、400人から500人のうちのほとんどが高校生とか、これから対馬を担っていただける人たちだろうと思うんですよ。そういう人たちをやはり少しでも対馬に残っていただいて、21世紀の対馬を背負っていただく、そういうような勤め先、あるいは働き口があるような、そういう魅力のある島にもぜひしてほしいと思いますので、そのことを強く市長にお願いをいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 企業誘致とは非常に難しいものでございまして、なかなかさっとできない部分もありますが、特に一次産業、この地域資源を有効に利用してやっていくということでございますので、大体伐採、仮にチップにいたしましても、300トン、400トンの果たしてそれだけのものがあるか、足りない場合はそれなら福岡から運んでこないかんのかと、こういう問題も出てきます。大体リクエストとしては400トンのパルプ材が出ますかということです。これは非常に難しい問題ですね。しかし、間伐等のものも考えていきすと、それは可能だと思います。だから今まで山切り屋さんが、パルプ用のその伐採やらしてある方らが、この計算もせにゃいかんですね。4,500円、5,000円だったら日当にはなるのかな。5,000円、6,000円ぐらいの間での買い上げができなければ、これも非常に冥利がなくなる。それとこういったパルプ業界というのは、今決して冬の時代、春の時代じゃありません。そういう中でパルプで利益は上げなくてもいいわけで、仮にやろうとすりゃバークが主ですから。ただそれも何とか金になって、そっちの経費をということでしょうから、まあまあ5,000円から6,000円の間でそういったものができれば、これはやっぱり対馬の山を相手に仕事をしてる山林業の人らですね、パルプ材としての冥利も出てくると思います。そういった場合の就労、雇用の場といっても結局大きいでしょうし。これは年内にはもうもちろん必ずなるんですが、今用地が具体的にはまだ用地ですから余りできませんでしょうが、県とも相談しながらやってるようですし、あるいは旧町の所有地、あるいは積み出し港、そういったことで具体的にいろいろ当たっております。何も市長は成功したことは一つもないじゃないかということですが、それだけ何もせんよりもしたらいいんです。なくてもともと、だめでもともとですからね。だからもうインターネットには目茶苦茶なことを書いてますよ。これがどうかなと思うようなことね。しかし、何を言われてもやっぱりやるべきことはやっていく、リスクの主な行政がやらなければなりません。だからこれについても早い時期に誘致がなるようにしたいと思っておりますので、具体的にはいろいろ進んでおります。

 また、詳細については、話せることは支所の方でも、あるいは担当課の方でも話があると思います。できると思います。

 それから、イノシシにつきましては、そうですね、年々ふえてるので1,062頭捕獲頭数は捕ってるようですね。4月から3月まででくくりわなで483頭、箱わなで390頭、で、銃で178頭、ネットで──こりゃ漁網にかかってるのが10頭ぐらいありますね。とイノシシが泳ぐてことを私もそのとき初めてわかったんですが、そういうことで今1,062頭、ことしは捕ってるようです。16年度ですかね、これでこのイノシシの確かにお金もないんですが、そういったことでは言っておりませんが、ほかのものをやりながらこれでもう1億725万7,000円、ことしはこのイノシシ対策に使っております。具体的には全部上がっておりますが、捕獲補助金が2,244万円から始まって、イノシシの箱わな購入、イノシシのくくりわな購入、有害鳥獣被害防止の対策事業補助金、これは電気牧柵なんかのですね、それから、そういったものがずっと最終的には狩猟免許登録料の補助金まで入れまして、今1億725万7,000円、去年が5,449万4,000円ですから、御指摘のように倍近い投資も行ってやってるんですが、やはり島外からのハンターが期間が3カ月、3カ月前後延びまして、そうすると、今ふやさない方法をせいということですけど、ふやさない方法ができればこれも捕獲、どっちもできないわけですよね。捕獲絶滅の方法も難しい、ふやさない方法も非常に難しいということですから、えさがなくなればどんどん出てきますからね、これはやっぱり駆除する以外ないのかなと思ってますが、先ほどの質問を桐谷議員がしましたように、災い転じて福となすという、かつてシカでやりましたように、そういう形ができれば一石二鳥なんですが、これにやっかいな病気等が絡みますともうすぐお手上げになるんですよね。いろんなことが考えられますけども、とにかく最重要課題としての位置づけはしておりますので、また、いろんな知恵やら御指導を賜りたいと思っております。



○議長(平間利光君) 6番。



◆議員(三山幸男君) 市長の前向きな答弁に私も大変感謝いたしております。といいますのも、もうこの3月の終わりぐらいからが水稲の種まきも始まりますし、もしことし同じような被害を受けたら、多分来年度は18年度になりますと、耕作する意欲さえなくなると思うんです。そういう意味で私は今年度が有害鳥獣対策については、もう正念場であるというような気持ちを述べさせていただきました。ぜひ厳しい財政事情はよくわかりますけども、どうしてもやらないことと一、二年我慢してもらってやってもということはあると思うんです。その辺をぜひ強くお願いをいたしておきます。

 それと企業誘致に関して、私市長が前向きにというかパルプ、チップ工場のことも申し添えていただいておりまして、私もパルプ業者といいますか、そういう人とちょっと話をしたときに、樽ケ浜にある今対州林産のチップ工場も、もういつまで続くか正直いってわからないようなお話も聞きました。確かにパルプの値段も下がりましたし、チップの値段が下がったかどうかは、そのあたりはわかりませんけれども、日当を出すのに四苦八苦してるというのが現状みたいです。で、そこがもし閉鎖をするようになりますと、チップ業者といいますか、そういう人たちもまた職を失うようなことにもなりますので、そういうこともあわせて対馬の89%山林ですし、半分以上は原始林といいますか、自然木だと思いますので、月400トンでしたでしょうか、それができるかどうかはわかりませんけれども、やはりみんなが山に合った人は山で仕事をする。あるいは畑に合う人は畑で、水産に携わる人は水産にそれぞれ働き場があって、それなりの収入が得られるような、そういう施策をぜひとっていただきますようお願いをして、私の質問を終わらせていただきます。



○議長(平間利光君) これで6番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 暫時休憩いたします。再開を2時20分にいたします。

午後2時04分休憩

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午後2時20分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き市政一般質問を行います。

 次に、59番、武本哲勇君。59番。



◆議員(武本哲勇君) 私は環境問題、少子化対策、そして市財政悪化と合併に伴う市職員の削減及び民間委託について伺いたいと思います。

 質問に入る前に一言市長に苦言を呈しておきたいと思います。本定例会の一般質問通告期限は2月16日でした。今全市的に大きな関心事となっております「湯多里ランド」の閉鎖が新聞報道されたのは22日でした。したがって、今回の20人の一般質問通告者のだれ一人として、この問題を取り上げられない状況にあります。もしこれがはっきり前もってわかっておれば多分数人、かなりの一般質問者が出たと思います。この重要問題が一般質問の場で論じられないということは、はがゆい感じがいたします。この問題については、補正予算及び総務常任委員会、または本会議、条例改正案、この中でも取り上げられますので、そちらに委ねたいと思います。本題に入ります。

 まず、環境問題について伺います。今環境問題は温室効果ガス排出削減を求めている「京都議定書」の発行を受けての取り組み、またケニアの環境副大臣のマータイさんが、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞されるなど、環境問題は人類全体にとって最大の問題になりつつあります。我が対馬にもこの問題が典型的な形であらわれているのが、厳原港の臨海道路の建設であります。厳原から久田に通じる県道はカーブが多く、道幅も狭い。しかも交通量が非常に多いため、早急な改善策を考えなければならないということは論を待ちません。既に5年ほど前から、旧厳原町の関係者が対馬支庁との話し合いをされてきた経過があっているようであります。今日まで最終結論を見ていないとのことであります。特にこの埋立予定地の近くにサンゴの群落が発見され、「厳原重要港湾の自然と環境と渚を守る会」というのが打ち立てられ、埋め立て部分をなるべく短縮し、橋梁部分を長くとるという要望をされております。全く道理があり、国内外の環境行政の見地からも当然であります。サンゴの生息は自然環境のバロメーターであり、サンゴが発見されたというだけでその環境は最大限守り抜くといった姿勢が行政になければならないと思います。例えば、土木工事の現場で遺跡などが発見された場合即中止というケースがほとんどです。そして、設計変更するなり非常にこういう問題については県も国も神経をとがらしております。このサンゴの問題も全く同様であるべきであると考えます。しかもこの予定地は、変化に富んだ渚が連なり、消波の役割を果たしています。以上の観点からぜひ埋立部分を短縮し、環境に優しい橋梁部分を長くとってほしいと要望するものであります。対馬支庁も対馬市の意向を待っておられる、そのように承知いたしております。市長の前向きの対応を求めるものであります。

 次に、上対馬町の唐舟志地区に建設されている「北部衛生汚泥再処理センター」の件であります。これも地元、唐舟志じゃなくて隣接する浜久須、この地区との話し合いが完全にはついていないという問題であります。市としては、法的に問題はないとのお考えのようですが、この種の問題は最大限地元の了解を得て進めなければ後で問題を引き起こす、こういうことになりかねません。そこで次の3点について伺います。

 既に建設には着工されているのか。2点、蒸発散方式は何割ぐらいが地下浸透をするのか。3点目、蒸発散方式も一部改良を加えれば、ほぼ100%地下浸透を防ぐという話を聞きますが、その検討をされる意思があるのかないのか。以上であります。

 2点目の乳幼児医療費無料化の問題であります。「全国保険医団体連合会」という組織があります。お医者さんの組織でありますが、この調べによると、全都道府県で何らかの形で乳幼児の医療費の無料化を実施している、これは全都道府県が実施しております。市町村段階になりますと、3,209自治体もあるとのことであります。幸いに、この面でもおくれていた長崎県が17年度予算に「乳幼児医療費助成」として「助成対象年齢の上限を入院、通院ともに就学前まで引き上げる」として、4億5,000万円を計上しております。県としては、「市町村とよく協議して助成対象の範囲を決めてほしい」ということであります。対馬市としても早急に手を上げ、県の補助を受ける手だてと市の上乗せを実施すれば、就学前までの医療費の無料化は実現できるのではないか、このように考えますが、いかがでしょうか。

 また、無料化をしても、病院等で一部負担金を払い、後で領収書をもらって市に請求するというこの「償還払い」ではなく、病院の窓口で一銭も払わなくて済む、いわゆる「現物給付方式」をぜひ実現してもらいたいものであります。ちなみに、この現物給付を実施しているのは22都道府県、一部現物支給が13県とのことであります。これは県の福祉部長が共産党の中田県議に対しての答弁の中で12月議会で発言をしておられます。このように少子化対策も進みつつあるわけです。市長の御見解を伺いたいと思います。

 3点目の市職員の削減と民営化について伺いたいと思います。まず、嘱託職員といういわゆる臨時職員の中でも比較的身分が安定しているはずの職員が、今年度で全員解雇されるということであります。あまりにも乱暴なやり方ではないでしょうか。もちろん正職員も大幅に減らす方針ですので、やむを得ない面もあるでしょうが、採用の時点で甘さがあったんじゃないか。旧6町で何と177名もの嘱託職員を採用していた。対馬新聞の報道であります。しかも特定の町に旧町に片寄っていた。期限付きの文字通り臨時職員なら当然ですが、嘱託職員を物と同列に置いている、そのような取り扱いではないのか。湯多里ランドの16人の職員もそうです。2年間勤めて、はい首です、では余りにも無慈悲ではないでしょうか。なぜこのような大勢の嘱託職員を採用しなければならなかったのか、また、一度に全員解雇することになったのか、反省すべき点はないのか、伺いたいと思います。

 次に、合併計画では、約800人の正職員を10年間で500人に減らすということでありますが、どのような方法で減員されようとしているのか。私は職員組合とも話し合って、いろんな知恵を出し円満な方法で解決してほしいと要望するものであります。

 さらに、市が直営で行っている現業部門や嘱託でやっている部門、または第三セクター、これはもう閉鎖しますので、それは省きますが、振興公社などの民営化を考えておられるのではないか。多分市長は元来民営化論者でありますので、多分市長の工程表の中にはそのことが書き込まれているんじゃないかと伺いますが、いかがでしょうか。本音を聞かせてほしいものであります。ちなみに私自身は、民営化はなるべく慎重を期して行うべきであるという立場であります。

 以上、本席からの質問を終わります。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 59番、武本議員の質問にお答えいたします。

 環境問題についてのお話ですが、「京都議定書」の話もありましたように、今まさに世界はそういった環境問題一色の感さえあるわけですが、これを抜きに地域の経営、運営というのはできないわけですから、お話はよくわかります。そういった延長線上に厳原港の臨海道路は自然を守るためにも、港内の機能の低下を防ぐためにも、最大限橋梁部分を長くとるべきであるという御持論のようでありますが、御承知のとおり厳原港の臨港道路整備計画に伴う埋立が自然破壊ではないかという市民団体からの埋立部分の縮小を求める要望があったことも事実であります。おっしゃるとおりです。この計画でありますが、西の浜埋立地から厳原漁協手前の魚市場予定地までの間、延長800メートルの臨港道路計画がそれだと思います。そのうち橋梁計画区間を360メートルから160メートルにすることで厳原港臨港道路計画検討委員会において変更されておりましたが、サンゴ群落が一部確認されましたことで、本市におきましても、再度独自にこれまでの計画検討委員会委員の皆様と関係諸団体を含めた検討会を昨年9月26日に開催をいたしまして、意見の集約を図ったところでもあります。その結果としましては、この計画について特に環境面に配慮して早急に整備を進めてもらいたいということでありまして、また、市民団体から橋梁計画区間の延長と埋立護岸を自然石を利用した護岸タイプにしていただきたいとの要望を受けております。対馬市もこの要望を踏まえまして、できる限りの橋梁の延長、県にお願いしてきた次第であります。県においてもこれらの意向を踏まえ、早急に対応できるよう検討しているということでありますが、大方結論は出ているようでありますので、間もなく着工の運びになるものと思っております。

 それから、北部汚泥再処理センター工事は、地元・浜久須との合意はとれているかということのようでございます。現在、建設を進めております北部の汚泥再処理センターにつきましては、議員御質問のとおり、し尿浄化槽、汚泥及び生ごみ等を安全かつ衛生的に除去していくと。そして、発生する汚泥等を資源化をしていくと。これを目的といたしまして、処理効果の安定性、各設備の合理性、耐久性、運転経費の削減、作業環境の向上、そして最も大事な悪臭、第2次公害の防止と周辺環境との調和を図っていくということで、周辺地域の生活環境に影響を及ぼさないよう十分に配慮した施設であると、私は認識いたしております。

 施設の概要につきましては、既に御承知のことですが、本施設は、膜分離高付加脱窒素処理方式プラス高度処理方式であると聞いております。資源化方式としての堆肥化防止機でもあるということも聞いております。処理水は、土壌蒸発散処理方式でありまして、堆肥につきましては、緑・農地還元をすることで進めております。もちろんこのような計画は、地元住民の皆さんとの条件となっている処理水の無放流化であり、この無放流化には、現在まで実績の多い、先ほど申し上げました土壌蒸発散処理方式を採用しているということであります。

 地元の皆様が計画の説明時から御心配をなされておりましたのは、処理水の放流についてであったと、このように聞いております。このことは、放流基準あるいは性能指針の性能・水質を遵守することはもちろんのことでありますが、法的には水質汚濁防止法第3条第2項による排水基準、いわゆる生活環境の保全に関する環境基準の基準値を厳正に守ることでありまして、同水質汚濁防止法及び廃棄物の処理及び清掃に関する法律による規則、同法の排水基準の基準値等も厳しい基準が設定されております。幸い当施設は無放流ということで、水質汚濁防止法の適用がないということも特徴であります。このことは、建設地の唐舟志地区を初め周辺地区にも説明をしているはずであります。

 このことは、平成13年10月15日、浜久須地区との協議会の中でも、当時の北部衛生組合の管理者が「法的には問題ありませんので」云々と、地区説明をなされておるところだと聞いております。いわゆるこのような2つの法律の基準以下の処理能力が求められ、管理を行っていかなければならないわけでありますので、どうか御理解を賜りたいと思っております。

 本施設の建設用地を選定する際、唐舟志地区及び近隣の集落に対しまして、処理水を放流しないことを条件に理解と承諾を得ていることから、この無放流の土壌蒸発散処理方式を採用したわけでありますので、御理解を賜りたいと思います。

 このようなことから、旧北部衛生組合において、計画の段階で周辺地域の皆様とひざを交えて十分説明、納得の上、整備計画がなされたものと考えております。

 また、この施設の計画実施に関連いたしまして、同地区から地域振興に係る要望等を受けておりまして、実施可能なこと、不可能なこと等、適宜判断して回答を申し上げているところであります。今後もいろいろな問題が発生することもあるかもしれませんので、十分地域の皆様とはコミュニケーションを図って取り組んでいきたいと考えております。

 具体的なことについては、担当部長からまた説明を、回答させます。

 それから、乳幼児医療費の無料化を進めるべきであるということでございますが、できれば就学前まで、そして現物給付(窓口無料)ということでということですが、各都道府県の要綱等に基づきまして実施している乳幼児福祉医療費制度は、子供を安心して産み育てられる環境・社会づくりのために不可欠な制度として定着しているところから、県、国へ財政措置を講じられるよう、今、要望をしているところであります。

 御指摘のように、議員おっしゃられたように、長崎県におきましては、平成17年の10月1日から、乳幼児福祉医療対象年齢の引き上げに向けた作業が今進められております。市といたしましても、県の動向を注視しながら対象年齢拡大に向け取り組んでいく予定であります。

 なお、現物給付の件でありますが、市独自で決定しかねますので、医療機関を初め関係機関と検討を重ねまして、今後、少子化対策につながる施策として努力したいと思います。

なお、県が補助金をつけて──特に市町村が負担をする補助事業等につきましては、事前に必ず町村会あるいは市長会に話をするようにということを私どもで申し出ておりますので、必ず県がこういったことを実施する場合は、市長会あるいは町村会に説明に入るはずであります。勝手に、市町村の負担をするものを県が勝手にしてもろうちゃ困るということで、これは町村会、市長会で十分話をしておりますので、すべて市町村の補助金にかかわることは話があっておりますので、このこともそういうことになろうかと思います。

 それから、市職員の削減と民営化ということでございますが、嘱託職員の大幅削減の背景についてということでございます。

 もちろん、まず177人解雇するのは暴挙じゃないかというようなお話でしたけども、50人だけになろうかと思います。あとは形が変わっていったりということになろうかと思いますが、全員ではございません。

 現在、御指摘のように、嘱託職員177名ですか、正規職員801名おるんですが、公務に従事しておりますが、対馬市も御承知のとおりの財政状況の中で、市民の負託にこたえる行財政運営推進するためには、事務の効率化あるいは正規職員の能力向上が急務でありますことも、もう御承知のとおりであります。こういった体制を整えるための組織機構の見直しとあわせ、嘱託職員の見直しも実施をしているところであります。

 事務の効率化と職員の能力向上を通じまして、長期にわたり義務的に市が負担しなければならない職員給与費を効率化することが、私の市民の皆さんに対する市の責務であると思っておりまして、この結果、嘱託職員の見直しも、職員の減と同じようにしなければならないということでの施策でございます。

 それから、正職員の削減計画をどのように進めようとしているのかということですが、退職者に対する新規採用を抑制することによりまして、職員数の削減を基本的には実施してまいります。特に、財政再建がなるまでの間は新規採用は控えることといたします。

 そして、市の直営事業及び第三セクター、振興公社等の民営化を考えているのかということで、「民営論者」と言われましたが、民営論者というわけではありません。必要なことは行政でやり、必要なことは民営化をしていく、こういうことであります。行政運営の効率化と住民サービスの向上を図るための民間による実施が適当な事業については、積極的に民間委託等を実施してまいります。

 また現在、第三セクターや振興公社へ委託している事業につきましても、その効果を検証していくわけですが、団体の統廃合も検討してまいりたいと思います。

 なお、昨年12月閣議決定された「今後の行政改革の方針」においても、民間活力を最大限に活用した民間委託等の推進や第三セクターの基本的な見直しが明記をされております。総務省からも、その推進について要請をされているところであります。

 これで終わりたいと思いますが、先ほど冒頭に苦言を呈されたことに対しまして申し上げます。

 議会の一般質問の締め切りまで間に合うようになぜしなかったかということでございますが、これは議会のそういったことに対して私ども行政を進めておるわけじゃない。行政を進めているのをチェックしていただき、議会でチェック機能として物をするわけですね。

 私どもが最終的に決めたのも、何日でしたかね、大まかなことは最終的には1月の30日の9時半から1月31日の朝方4時40分までの間に査定をした中で最終決定に近いものをいたしました。しかし、それでもなお、何とかもう方法はないかということでやったのが2月の何日でしたかな、最終的にどうにもならないということで、これはもちろん1社が──ニチボーというボーリングするところが200億の売り上げがありながら倒産をしていきました。そこの会社も4,900万円のうちの半分を出しておりました。そしてグランドホテルが半分でございますので、町が当時5,000万、そういった三セクの9,900万の会社でございましたので、町はもう5,000万出資することにして、あとは出すことは要らんからということでやったんですが、うまくいきませんでした。うまくいかないことはいかないことではっきり早く、もちろん掲示をすることが必要なんですが、そういった点でおくれたんじゃないかということは、故意におくらしたわけじゃございません。そういうことで結果的におくれたということでございますので、その点はよろしく御理解を賜りたいと思います。



○議長(平間利光君) 市民生活部長。(「簡潔に」と呼ぶ者あり)



◎市民生活部長(梅野慶一君) 3点ほど御質問ございましたので、簡潔に答弁をいたしたいと思います。

 着工されておるのかという御心配をいただいております。それで、支所の方からも私の方へ連絡が入っておりますけれども、今、設備の方が70%、さらに、この3月の二十二、三日ごろ残りの30%の製品検査に担当課長が出向いていくことになっております。

 それから、蒸発散方式が何パーセントを発散、これに関連した2点ありましたけれども、何パーセントといった確率につきましては、厳しい質問ですけれども、気候等によって差が生じると思いますけれども、我々100%蒸発散方式と、こう認識をいたしております。

 この100%が完全かどうか心配をされておると、地域の方からもいろいろ心配されておるということを聞いております。現在、この施設については設計中でございますので、専門家の意見も取り入れながら、十分検討すべきものがあれば検討していきたいと考えております。例えば、塩害に強い芝の植生等も考えられるんじゃないかなと思います。御承知のように、厳しい排水基準をクリアし、なおかつ保障基準と、そういったものを設けております。そういった処理能力を持った施設でございます。これも地域の皆様にもその旨説明を申し上げておるところでございます。

 以上です。



○議長(平間利光君) 59番。



◆議員(武本哲勇君) 今の説明で100%蒸発できると期待しておるとかわかりませんけれども、しかし、私が聞くところによりますとね、とてもそんなもんじゃない。それは図面を見ればわかるんです。全部がそこで蒸発するような仕掛けになってないんですね。地下に浸透して、それがまた上に流れていく。場合によっては、80%も90%も地下に浸透する。豊玉の施設も、あれは100%蒸発しているとはだれも思いません。しかも、雨が降るときとか梅雨どき、これはもうほとんど蒸発しない。そういう仕掛けになってないわけです。

 ですから、今、部長が言われたようにね、研究すれば、やり方をちょっと工夫すれば、全然地下に浸透させなくて、そして蒸発させる方法もある。例えば、熱を加えて蒸発させるとか、そして汚泥については、それを処理場に持っていって処理するというやり方をすれば、ほとんど100%できるわけです。そこをもう地元の人たちは知っているんですね、そういう方法もあるということを。ですから、最大限それやってほしいんです。幾らか金はかかるでしょう。しかし、その周辺には真珠養殖を非常に、上対馬では最大限──そこが中心なんですけども、これは真珠に被害が出たというデータが、三重県の英虞湾で養殖している真珠業者がそういうことを言っているそうです。

 そして、私が心配するのは、本当に害があるかないか、それよりも風評被害、そういう、あそこには汚泥が流れているらしいということによって、やはりイメージがダウンする。これが非常に大きいと思うんですね。そうじゃなくて、全面的に蒸発する式でやっておるんだということで、それはクリアできます。ぜひそのことを再検討してほしいと、心から、市長、松村市長、よう聞いてください。お願いします。それが1点。

 厳原の臨港道路の問題ですけども、市長はさきの答弁で、県との話し合いで県にもうゆだねたと、結論が近いうち出るだろうということでした。私は、その以前の問題、市長として対馬の環境を守ること、厳原港を、サンゴが群落がある、発見された、その厳原港を守るという姿勢が足りないと思うんです。県に体張って、幾らかかるかしらんけれども橋梁部分を長くしてほしいと。これは対馬の財産なんです。県にげたを預けたらいかん。しかも、対馬支庁は、対馬市の意向を尊重するというようなことを言っておられるわけですね。だから、あなたの責任は非常に重いんです。ぜひ橋梁部分を長くしてほしいと。これは、ただサンゴを守るという、そういうだけじゃないんですね。本席でも言いましたように、あれは波を非常に消しているんです。あれが幾ら最近の工法であっても、人工的なものはとても及ばないんです。

 ぜひ橋梁部分を長くしてほしい。360メートルというのが住民の方の要望になっております。これは私は最小限の要望である。できたら、もう少し長くしてほしいと。私も一市民ですから、私の立場では、とにかく長くしてほしいということを要望したいと思います。この件について市長の答弁をお願いします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 自分の解釈で武本議員さんは言ってもらった。私は、支庁に県にゆだねるとか、県に任せたことは一つも言っておりませんし、「できる限りの橋梁の延長を県にお願いしてきた次第であります」と、私は言ったはずです。ゆだねてはおりませんし、県にも任せておりません。

 ということは、今までの経過の中で厳原港臨港道路計画検討委員会が二転三転しているわけですね。最初はそういったことで、またそうなった。それにサンゴができた。そういったことで、今度はまた自然の景観あるいは環境保全ができてないじゃないかということで、今度は市民の団体から来た。だから、それだけではいかんから、両方の皆さんに会っていただいて話をした。それは、あくまでも考え方を聞き、その上で判断をするために両方の人に聞いているわけです。そして県にはできるだけサンゴ群落を守るために、できるだけ長く橋梁の延長を県に、私は両方の話を聞きながら、できるだけ橋梁の延長をお願いするよということで、県の土木部長の方に話しておりますし、その方向で市の土木部関係も動いておりまして、その合意を見たということを聞いておりますので、それは武本議員さん、ゆだねたとか任せたことじゃございませんので、もし誤解があったら、それは改めて私は申し上げたいと思います。

 だから、大体そういったことでできている、間もなく着工の運びになると思いますので、期待に添えるような形ができてるんじゃないかと私は自負いたしております。



○議長(平間利光君) 59番。



◆議員(武本哲勇君) 私はね、市長自身が「対馬は宝の島だ」と言ってあるわけです。だから、住民が例えば360メートルを要求されたら、「いや、それじゃ足らんぞ。500メートルぐらいにやったらどうか」と、そういう姿勢が欲しいんです。もともと800メートルの全部を橋梁にしてもいいという国の判断があったそうです。なぜそれが160メートルまで引き下げられたか。住民運動がなかったら、ひょっとしたら全部を埋め立てにしてしまうかわからん。私はそういう、市の責任者としてね、住民運動の意見も聞いた、そして、県の方の意見も聞いた、そういう考えじゃなくて、対馬市の責任者として、やっぱり守らにゃいかんというふうに、そういう姿勢が欲しかった。この問題は、もうそれで大体わかりました。

 乳幼児医療費の問題ですけども、これもちょっと一歩前進であるには間違いありません。非常に予算が厳しい中で、いろんなことがカットされた中でね。それが私は不満ですけれども、その中で少しこれは歯どめがかかったかなとは思ってはいるんですけれども、不満もあります。県や国の方針に全面的に従うような話ですけども、そうじゃなくて、もう単独で市が、多くの市がやっているわけです。だから、もう県や国にも補助金をお願いしたいけれども、あなたたちがもたもたするなら、もう見切り発車でやるぞというような姿勢が欲しいです。

 そして、現物給付については、医師会とか、そういう団体と協議を最終的にはしなくてはいけませんけれども、しかし、そうでないとね、せっかく金を使ったのが生きてこないんですよ。領収書もらって市に申請をして、そして何カ月後に払い戻しが来ると、そういうやり方じゃあありがたみが半減しますので、ぜひ現物給付を頭に置いて進めてもらいたい。これを要望しておきます。

 最後の問題ですけども、私が尋ねたいのはね、1点は、177名もの嘱託職員を旧6町が抱えた。そんなばかなことがあるだろうか。忙しいから入れたんでしょ。もう合併して1年したら、もうそれは要らんと。そんな採用の仕方にも問題があったんじゃないだろうかと。市によっては、旧町によっては、上対馬あたりは優等生で多分3名ぐらいだったと思うんですが、ひどいところはとにかく何十名入れたんですね。私はそれを解せないんです。そして、私が本席で言いましたように、何か物をね、もう使ってかなり古くなったから廃棄するというような感覚で人間を扱ってはいけない、ということを言いたいわけです。

 民営化については、いろんな審議会、そういう意見も聞きながら、情勢を見ながら検討したいと言われましたけれども、私がお尋ねしたいのはね、本音は民営化が好きじゃないですか、市長は。本音を言ってくださいよ。

 湯多里ランドの問題については、残念ながら触れられませんので触れませんけれども、やはり職員を採用する場合は、これはもうよほどのことがない限り面倒を見るんだということを基本的なスタンスでやってもらいたい。

 私が1つ提言をします。800人を500人に削減するちゅうのは、定年を待っていては到底達し得られませんね。そこで、私は一部の市の職員からも聞いたことなんですけども、退職金を優遇してやる。これは多くの、全国でもやられてきた問題であります。その方がもうやめてもいいという人たちも助かりますし、市の方も、1年間雇えば、800万とか1,000万とかかかるわけですね、高齢者の場合。それを数百万上乗せして円満に退職してもらえば、これは私は非常にいい形でやめられる。

 私はね、何人も見ております。やめるときに納得できないやめ方した場合、例えばどこかに左遷をされたとか、そういうような──あなたのことを言ってるわけじゃないですけどもね、そういうような場合はね、そういうような形でやめさせるとか、肩たたきでね、まだ働きたいのにもうおまえやめてくれんかというようなやめさせ方をしたら、やはりこれは自分の長い生活をかけてきた職場と法的にそういうような格好になってはいけない。やはりそういう面でもね、職員に対して温かいまなざしで円満を退職環境をつくってほしいということをお願いしたいと思うんです。いかがですか。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 基本的には全く武本議員がおっしゃってることを今やっているわけです。自然退職プラス希望退職プラス勧奨退職、勧奨と希望はよく似てるかと思いますが、それは退職金も上積みにしましょう。あるいは退職時の号給アップ、いろんなものありましょうけども、いずれにいたしましても優遇策を講じての場合、そういったことでやって、提示もいたしておりまして、こういった、本当に管理職の人たちには申しわけない、職員には申しわけないと思うんですが、管理職手当も30%カットです。それから通勤手当等でも、島内旅費についても、あるいはいろんな特殊勤務手当につきましても、これは組合と十分協議をしてやっております。協議のまだできない分もたくさんあります。そういう形でやっております。

 さらに、委託職員もおれば嘱託職員もある。その形を変える方法もありますが、いずれにしても皆さんは、そのときそのときに必要だから臨時雇用があった。その中で嘱託とか、職員定数に触れるとか触れんとか、いろんな各町で事情もあったでしょうが、そういう中で1年1年の期限切りの臨時的な採用の人ですが、ついついそういったことが正規の職員以上に、補助的な仕事をする人に正規な職員の仕事もさせるようなことも見られ、それが経常化していきつつあるということですね。だから、あくまでも臨時的な雇用ですよ。1年1年ですよということで、契約は1年1年しているはずです。それがまあまあ慣習的、習慣的といいましょうか、そういうことでなってきた。ところが、合併し、統合し、統合効果が少しずつ出てくるようになりますと、そういったところが少しずつ少なくなっていきますね。そういった形での177名のうちの50名を今回お引きいただいたということでありますので、全部じゃございません。嘱託職員から委託職員にかわった人もおるでしょうし、また、逆に日々雇用にかわった人もあるでしょうし、それぞれの形だと思っております。

 それから、市長は民営化が好きなようでということで、好きか嫌いか、そういったことは別として、やっぱり効率のあるものは民営化でやっていく。やっぱり効率を考えた上で、どうしてもこれは役所のプロパーの職員も含め、とにかく正規の職員でやらにゃいかん部分と委託してもできる部分、特に三セクなんかていうのは、できるだけ三セクとしての出資はしても、投資はしても、経営、運営に携わっちゃいかんなということは、もう身にしみてわかってきております。

 やっぱり進んだ民間手法を入れた方がいいなということは、基本的に合理的に考えておりますので、それが好きなように映ったことのようでして、そういうことで、あれは民営化が好きだからということで、この前の選挙でも大分手痛い目に遭っておりますが、皆さんがいろんな考え方がある、それも結構だと思います。しかし、私は何も民営化オンリーでも──私は悪いですけれども、郵政民営化は好きじゃありません。ああいったものは当然、これは国としてやっていかにゃいかんもんだろうと。それぞれの分野において取捨選択をしていきますので、決して民営化オンリーじゃありませんので、認識を新たにしていただければ幸いと思っております。

 以上です。



○議長(平間利光君) これで59番議員の質問が終わりました。

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○議長(平間利光君) 本日の登壇者は5名であります。明日は定刻より市政一般質問を続行いたします。

 本日はこれにて散会いたします。御苦労でございました。

午後3時09分散会

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