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長崎県 対馬市

平成 17年 3月定例会(第1回) 03月02日−04号




平成 17年 3月定例会(第1回) − 03月02日−04号









平成 17年 3月定例会(第1回)


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平成17年 第1回 対 馬 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第6日)
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議事日程(第4号)
                       平成17年3月2日 午前10時00分開議
    日程第1 市政一般質問
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本日の会議に付した事件
    日程第1 市政一般質問
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出席議員(81名)
1番 縫田 孟敦君       2番 村瀬 哲美君
3番 阿比留光雄君       4番 橘  松幸君
5番 江嶋 慶子君       6番 三山 幸男君
8番 初村 久藏君       9番 一宮 明博君
10番 阿比留一禮君       11番 齋藤 久光君
12番 佐々木 毅君       13番 吉見 優子君
14番 有地 眞汎君       15番 岩佐  正君
16番 柚原 ?和君       17番 糸瀬 一彦君
18番 神田 貞人君       19番 二宮 昌彦君
20番 串? 定努君       21番 桐谷  徹君
22番 山本  進君       23番 永留 廣美君
24番 島居 真吾君       25番 宮原 五男君
26番 橋本  健君       27番 春田 次政君
28番 阿比留信則君       29番 平江 善賢君
30番 松井 旦壽君       31番 原田 義治君
32番 大浦 孝司君       33番 小川 廣康君
34番 大部 初幸君       35番 辻   侃君
36番 武末 伸夫君       38番 中嶋 静治君
39番 米田 賢明君       40番 上野洋次郎君
41番 船越 洋一君       43番 大石  豊君
44番 白石 安秀君       45番 今林 秀博君
46番 小宮一人司君       47番 作元 義文君
48番 梅野 大志君       49番 濱? 正美君
50番 田中 清子君       51番 山口 忠義君
52番 豊村 幸也君       53番 黒岩 美俊君
55番 比田勝康彦君       56番 立花 勝明君
57番 能登  康君       58番 八島  猛君
59番 武本 哲勇君       61番 堀江 政武君
63番 山口 時男君       64番 阿比留大人君
65番 村瀬 正明君       66番 村瀬 正人君
67番 中島 俊勇君       70番 小島 五郎君
71番 大串 嘉見君       72番 田中  長君
73番 桐谷 正義君       74番 島居 眞之君
75番 永留 兼男君       76番 熊本 善吉君
77番 小宮 義春君       78番 齋藤 義人君
79番 長町 忠一君       80番 畑島 孝吉君
81番 扇 作エ門君       82番 山田  明君
84番 小島 三廣君       85番 梅野 勝助君
86番 阿比留輝夫君       87番 佐護 勝弥君
88番 安田 松寿君       89番 阿比留藏生君
90番 平間 利光君
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欠席議員(8名)
7番 小宮 政利君       37番 兵頭  榮君
42番 中村伊都男君       54番 島居 邦嗣君
62番 永留 義範君       68番 比田勝保男君
69番 梅野 博征君       83番 小田 一八君
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欠  員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 齋藤 長生君     次長 永留 徳光君
参事 渋江 雄司君     係長 三原 立也君
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ………………………………………………………………………… 松村 良幸君
助役 ………………………………………………………………………… 木谷 博昌君
助役 ………………………………………………………………………… 廣田 貞勝君
収入役 ……………………………………………………………………… 永尾一二三君
総務企画部長 ……………………………………………………………… 内田  洋君
総務企画部理事(企画担当) …………………………………………… 長  信義君
総務企画部理事(財務担当) …………………………………………… 勝見 末利君
総務企画部理事(財政再建担当) ……………………………………… 野嶋 克哉君
総務企画部次長(総務課長) …………………………………………… 大浦 義光君
総務企画部次長(秘書課長) …………………………………………… 齋藤 勝行君
市民生活部長 ……………………………………………………………… 梅野 慶一君
市民生活部理事(税務担当) …………………………………………… 山田 幸男君
市民生活部次長(市民課長) …………………………………………… 俵  次男君
保健福祉部長 ……………………………………………………………… 日高 一夫君
保健福祉部理事(保険担当) …………………………………………… 阿比留輝雄君
保健福祉部次長(保護課長) …………………………………………… 川本 豊信君
産業建設部長 ……………………………………………………………… 中島  均君
産業建設部次長(農林課長) …………………………………………… 神宮 忠彌君
水道局長 …………………………………………………………………… 黒瀬 勝弘君
教育長 ……………………………………………………………………… 米田 幸人君
教育次長 …………………………………………………………………… 菅野 倶吉君
厳原支所長 ………………………………………………………………… 松原 敬行君
美津島支所長 ……………………………………………………………… 清水 達明君
豊玉支所長 ………………………………………………………………… 佐伯  勲君
峰支所長 …………………………………………………………………… 阿比留博幸君
上県支所長 ………………………………………………………………… 山本 輝昭君
上対馬支所長 ……………………………………………………………… 梅野 茂希君
消防長 ……………………………………………………………………… 阿比留仁志君
消防次長 …………………………………………………………………… 阿比留 健君
監査委員事務局長 ………………………………………………………… 財部貴資男君
農業委員会事務局長 ……………………………………………………… 長谷川洋蔵君


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午前10時00分開議



○議長(平間利光君) おはようございます。7番、小宮政利君、37番、兵頭榮君、42番、中村伊都男君、54番、島居邦嗣君、62番、永留義範君、68番、比田勝保男君、69番、梅野博征君、83番、小田一八君、以上の方より欠席の届け出があっております。なお、89番、阿比留藏生君より遅刻の申し出があっております。

 ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1.市政一般質問



○議長(平間利光君) 日程第1、市政一般質問を行います。

 それでは、届け出順に発言を許します。34番、大部初幸君。34番。



◆議員(大部初幸君) 皆さんおはようございます。89名の議員がそろっての一般質問ができるのも、今回の議会が最後になります。そういう区切り目の一般質問のトップバッターですので、一生懸命頑張るつもりですのでよろしくお願いいたします。

 それでは、通告書に従いまして2点の質問をさせていただきます。

 まず、1点目の子供の命を守るチャイルドシートの無償貸し出しについて、平成12年6月より6歳未満の子供のチャイルドシートの着用が義務づけられていますが、美津島支所は社会福祉協議会を窓口に、現在、124台の貸し出しが実施されているそうです。合併をして対馬が1つとなり、6市町の市民が隔てのない行政の恩恵を受けた生活を送らなければいけないと思うのですが、チャイルドシートの無償貸し出しについても他の5支所は違うような話ですが、実態はどのような状態であるのかお尋ねをいたします。

 2点目の大船越漁港の沖防波堤の補修について、平成16年の台風の多さは日本全土に大きな被害を与えました。そのうちの1つ、16号台風は対馬を接近して通過したため、かなりの被害が出ました。水産業にしても定置網を形もなく失ったもの、養殖生けすが壊れて魚が逃げてしまったもの、いろいろありましたが、人災がなかったのが幸いだったと思います。

 その中でも大船越橋の下の家5軒は家の中全体に波が打ち込み、家財道具も波にさらわれる被害が出ました。原因の1つとして、沖防波堤のブロックの壊れと防波堤の沈下が考えられます。当初から見れば3メートルを超えるぐらいの沈下があり、ブロックの壊れが目立ちます。16号台風でかなり傷んでいるのに、今年も昨年ぐらいの16号台風が対馬を通過すれば、橋の下5軒の家は、波で形がなくなると言っても過言ではないと思います。沖防波堤の補修についてお尋ねをいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) おはようございます。34番、大部初幸議員のチャイルドシートの貸し出しについてお答えをいたします。

 チャイルドシートの貸し出しについてでありますが、これは議員御承知のとおり旧美津島の時代に、大部議員がいち早く法改正を前に提案して、私どもの福祉協議会が取り上げて貸し出しを始めたことを、今、記憶に新しいわけでございますが、今現状はどうなっているのかということで現状といたしましては、実施主体が異なっておりますが、6支所すべてにおいて貸し出しを実施いたしております。

 豊玉、峰支所は支所の総務課で、それから上県、上対馬支所は交通安全協会、それから美津島支所は社会福祉協議会、また厳原支所は支所の総務課と交通安全協会より貸し出しを行っております。また、現在、保有している台数は6支所合わせますと415台と聞いております。そのうち平成17年2月10日現在で貸し出しを行っている台数は287台と、約、そうですね、パーセントにいたしますと7割の貸し出しになろうかと思います。現在の対馬市の6歳未満の子供の数が2,362名ということでございますから、十分な台数を保有できていないのもまた実情でもあります。

 チャイルドシートの貸し出しを実施してから今年で6年目となるわけでございますが、合併で1つとなったことから、今後はチャイルドシートの十分な確保に努めまして、また実施主体が支所において異なることもありますので、実施主体の統一を図っていくべきかなと思っております。すべての市民の皆さんが分け隔てなく利用できる環境を整えていきたいと、このように考えております。

 それから、次に、大船越漁港の防波堤改修についてでございます。補修ですか。これは御指摘のとおり、平成16年は29件の台風が発生いたしております。そのうち接近したのが19件と、これまでにない台風の多い年でありまして、また被害も全国的に多く出ておることもよく御承知と思います。農林水産、工業施設におきましても台風15号、16号、それから18号によりまして災害が発生しているところでありましたが、ほとんど被害を受けられた市民の皆さんも家屋あるいは農林水産物等に被害を受けて、大変困られたことも聞いております。

 御質問の大船越漁港の沖防波堤の補修についてでありますが、この漁港の沖防波堤120メートルは漁港補修事業で昭和63年だったと思いますが、完成いたしました施設でございます。確かに、沖防波堤は沈下をしておることも聞いております。ブロックも壊れたものが目につく状況でありまして、早急な改善策が必要であると思っておりますが、現況の施設を補修をしても、また大きな台風が来ると同じような状況になることは、もう御指摘のとおりだと思います。全体的に見直す必要があるのではないかと、今、考えております。

 現在、漁港整備におきましては長期の漁港漁場整備計画がありまして、この計画に基づいて漁港の整備を進めているところでありますが、大船越の漁港につきましては、現在今、完成港としてとらえていると思います。それで、現在のところ漁港の整備計画には入っておりません。が、整備の必要性は十分認識しております。また、平成6年に防波堤、岸壁などを設計する際に必要な沖波の高さの、現在、見直しも、沖波の高さのこの算定する上においては見直しがあっていることも事実でございますし、早急に現地の状況を詳細に測量、調査をいたしまして、この基準に照らし合わせて見る必要もあろうかと思います。次期漁港整備計画にのるよう、次の整備計画ですね、今、第10次と思いますが、国、県に対しましても要望していきたいと、このように思っております。

 以上です。



○議長(平間利光君) 34番。



◆議員(大部初幸君) まず、このチャイルドシートの無償貸し出しの件なんですけど、先ほど市長の方から答弁があったとおり、私もこの11年の4月の選挙で初めて議員になったとき、6月の定例会で最初の一般質問がこのチャイルドシートだったもので、その後どんなになっているのかというのが気になりまして、それなりに調べさしてもらったんです。

 今、美津島の支所の方では、先ほど言いますように124台あっている中で、対馬島内で0歳から5歳のチャイルドシートが義務づけられる子供が2,368名ですか、その中で各支所でどういう受付方をしているかといいますと、厳原で厳原支所が154台の保有です。貸し出しが112台、それと南地区交通安全協会の方から38台の保有がありまして、これが貸し出しが30台できておるわけです。美津島が135台で124台の貸し出し、豊玉支所が6台しかないわけです。そして、5台の貸し出しです。それから、峰支所が55台で11台の貸し出しで、44台これ残っているわけです。上県、上対馬にしたら各2町合わせて20台しかないわけです、保有台数が。そして、5台の貸し出しというのが、これ現状なんです。じゃ、子供の数はどんなになっているかといいますと、厳原地区で必要な子供の数というのが961人、豊玉で225人、峰支所で110人、上県で220人、上対馬で308名の子供さん、言いますように美津島で544人の子供さんがおるわけです。

 私が言いたいのは、この上県、上対馬、2支所で20台しか保有台数がないわけです。子供の数を合わせれば528名おるわけです。美津島が544名、その中で124台の貸し出しが美津島はあっているわけです。社協が窓口でです。豊玉にしても6台しかないわけです。子供の数は225名おるわけです。だから、言いますように、合併して1つとなって、こういうその隔てがあったらおかしいんじゃないかというわけです。それと、峰にしたら55台ある保有台数で11台しかないということは少しPRが、知らない島民がおるんじゃないかなと思うわけです。これ12年の6月から義務づけられたわけですけども、その当時は1台が安くても二、三万、高額なものが七、八万していたわけです。それが行政の方で貸し出しができるということで、若いお母さんには非常に喜ばれた実績があります。今でもそういう状態です。

 だから、これをもう少し平たく市民に知らせて、そして保有台数のない支所に関しては早急にやはり保有台数を増やしてもらうような対策をしてもらいたいわけです。そうしないと、やはり自分の子供ですからかわいいのは当たり前ですけれど、今、こういう冷え切った経済でなかなかやはり買われないお母さんもおるだろうし、そういうところを改善していって、強いていうならお盆、正月に帰ってくるお母さんたちもおられるわけです、子供さんを連れて。そのときも貸し出しを要望される人もおるらしいんです。だから、これを、今、MYTのある我が美津島ではもう何年か放送もあってないですもんね。せめて、盆前、正月前にこういう形で社協の方で、美津島はやっていますよとか、放送施設のないところは回覧板とか何らかの形で、平たくやっぱり市民に知らしていただきたいと思います。そうすることによって、本当に交通違反も少なくなるし、子供の命は守られるということができると思います。この件はひとつそれでお願いいたします。まず、これでひとつ1件お願いいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 御指摘のように、まさに1万人を超える死亡事故ということで、まさに交通戦争のるつぼの中に、今、あるわけであります。そういう中で11年でしたか、10年でしたか、事故ゼロを目指すという形の中でのチャイルドシートの法制化、あるいはそういう義務づけが始まったわけですが、その点先ほど申しましたようにいち早く着眼されて、市民の皆さんの負担を軽くしようということで提案された着眼、この点には大いに敬意と感謝を申し上げたいと思っております。

 御承知のとおり、今、御指摘のとおりでありまして保有台数も厳原で150台、112台あるいは38台、30台、135台、124台、6台、5台と、さっき言われた20台、5台というとおりでありまして、ただこのシートベルトの着用という面は着体験でしょうか。これは本当に事故防止上の観点から申しますと、やっぱり大いに効果があるということでございますので、特に子供さんの場合のチャイルドシートにつきましては、これはぜひそうしていただきたいと思っております。

 ただ、今、金額が安いものも多少出回っておりまして、もう貸してもらって洗ったり、また返して保管したり、いろいろ言われるよりもう買ったがいいという人も結構おられます、話を聞きますと。安い、1万円ぐらいであるらしいです、1万何千円で。そんなことあるのかなと思って聞きました。結構ありますよ、そういう方もおられますが、まあまあそんなに無理なさらんでいいわけですから、せっかく皆さん保有をしてあるんですから。そういった中でぜひ利用をしていただきたいと思いますし、御指摘のとおり、ばらつきが支所ごとにあるじゃないかという御指摘でございますので、これらはまたよくこうした勉強会等のお話も聞きながら、あるいは各支所間での実情ももう少し、数の上ではわかりましたので、どういうふうにやっていったがいいのかも含めて、あるいはまた個人で買っている人がどれぐらいあるか、これも調査をできるだけいたしまして御心配の趣、あるいはこれからの交通安全という対策的な面からもできるだけ、皆さん同じような形で貸し出しができるように、これは考えていかにゃいかんなと思っております。よく検討してみようと思っております。



○議長(平間利光君) 34番。



◆議員(大部初幸君) できるだけ早急にそういう対策もしてもらいたいと思います。それと、上県、上対馬に関しまして受付というんですか、窓口が対馬北地区交通安全協会が窓口なんです。このチャイルドシートの取り扱いが。できれば、やはり各支所で扱ってもらう、窓口をしてもらいたいわけです。ほかの地区は各支所が窓口なんです。美津島支所は社協がやっているんですけど。やはり交通安全協会に行くのと各支所で扱うというのは、島民も各支所に足を運びやすいところもあると思いますので、できればそういう改善もしていただきたいと思います。

 それと、大船越沖の沖防波堤の件なんですけども、これ先ほど言いますように全長120メートル、昭和59年の着工ですか、完成が62年だったと思うんです。事業費が約11億ですか、10億6,000万。その後18年間が経過しておるわけです。

 この前の台風のときの状況というのはもうすさまじいものというんですか、家の中に、家の前にある1軒は、家の前にとめてあった車が波の太さでそのまま家の中に突っ込んでおるわけです。隣の家は、あるおばあちゃんのところは胸元まで家の中に波が入ってしまって、もうだめかなと思ったとき裏のサッシが戸がぶち破れて、それで波が引いて助かったらしんですけど。漫画みたいな話になるわけですけど、床の間にキビナゴにバリとかがいっぱい転がったり、裏にアイバリが転がっとったりとかですよ、あの市道です。通学路に使っているあの道路。人間が住むところにキビナゴが座っとったような状態が本当にあっているわけです。私もこの台風後にいろんなところも見て回った経過があります。見て回りました、確かに。しかし、家の中にそういうふうにして家財道具がなくなったとか、家の中に車が突っ込んでいたというのは、対馬でもそんなに例がないと思うわけなんです。

 たしか昭和60年ぐらいやったですか、あの台風19号か20号、ひどい台風がありました。あのとき、たまたま私も消防分団長をしていたわけで夜警に回っていたんですけど、橋の下に対馬学園のヒラメ養殖場が船越にありました。そのときもかなりひどい台風やったんです。そのときはたまたまこの沖防波堤が完成したばかりで、結構沖防波堤の高さがあったんです。それで、かなりの波が消えて、港の中に入るのは今度のようなことはなかったんです。私たちもすぐこの昨年の16号台風の後、即現地に行って沖防波堤とか見にいったんですけど、かなりテトラポットというんですか、沖のタコの足みたいになったやつが、今のように丸っこくなくて細長い四角いやつが、今、うちの沖防波堤なんですけど、かなり折れているんです。新しくできたやつは丸っこいテトラポットですけど、これは折れているような現象というのは今のところないですもんね。この内側にあるやつは。

 これを早急にこれをやってもらいたいわけなんです。お金はないことは、当然予算とか日本全国内にないことはわかっているんですけども、どうしても人命にかかわることですので、何とかこういう打開策をとっていただきたいということで要望しているわけですが、ひとつお願いいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 話もよくわかりますし、私も台風の後、あのころは旧美津島町でしたからよく回っておりましたが、その後におきましては確かにオキロッポウが上がったり、チュウジョが打ち上げられたりというのが家の中にもありました。大変な実情です。高潮とも一緒になったようなきらいもあります、今回の場合はです。大変な惨状でしたけども。

 防波堤のその再整備ということですが、今のところ大船越の漁港は、先ほど言いましたように完成港になっておりますので、今、第10次の整備計画だと思います。漁港、漁場のです。ちょっと形もスタイルも変わってきましたし、ただいま先ほど言いましたように、防波堤や岸壁などの設計する際の沖波のこの高さ、計算上のです。その見直しもあっておりますので、この前からその実情はよく熟知、担当も知っておりますので、その話は上げておると思います。そういった設計上の沖波の高さの見直しもあっておりますし、早急に現地の状況は調査してみようと思います。

 しかし、すぐできるものではないことも、これは御承知のとおりであります。次の計画に上げまして、確かに地盤の沈下も見られるようですし、形も少し変わっているようです。だから、ただ、今、御承知のとおりの公共事業の抑制の中にありますし、予算の点でもいろいろ厳しいものがありますが、何とか実情をよく把握しまして計画に載るように検討してみたいと思います。

 あの辺も、今、いろんなことがありますから、もうインターネットを見ていただいたらわかるように、漁港をつくりばっかりをして私服を肥やす、何の話かわからんことがいっぱい出ております。ばかみたいなあんなのが本当に名前を書いてすればいいんです。いろんなことを書いていますね。もう驚きます。だから、そういういろんなことがますます混雑に拍車をかけて、よくおわかりでない人を混乱させているのがおりますが、それが行政の関係先にそんな人がおるかと思うとぞっとしますがね。いずれにしても、それはそれとして、やるべきことはちゃんと勇気を持ってやっていかなければいけません。私がやめることが一番対馬市のためになると、黙ってあなたがやめることですよというんですから、これは何を考えているんだろう。私は洗礼を受けているんだよと言いたいんですが。どなたか知りませんが、まあ見事なものでございます。

 そういういろんな外からの漁港整備あるいは公共事業、こういったものに対してのいろんな抑制するようなおかしな話が出ておりますけども、それはそれとして、やることはやっていく。むだなことはやらないということでございまして、やっぱりこういう時代ですからそこのところのすみ分けをきちんとして、やっぱりやっていかないかんと思っております。誤解の生じないように、この基盤整備はちゃんとやるべきことはやっていかないかんと思っております。よく検討してみようと思っております。



◆議員(大部初幸君) 34番。時間内やからもう一回許してください。



○議長(平間利光君) 34番。



◆議員(大部初幸君) 1つ言い忘れていたんですけど、市長、防風ネットも大船越のやつはあれ何千万かかけたやつ、台風でひっくり返ったままなんです。あれも何らかの形をせんと、メーカーの方に補償させるなり新しくやりかえるかしないと、あれも何千万の金が眠ったままの形やし、入り口で景観も悪いわけなんです。防風ネットがひっくり返っておる状態でしょう。だから、これも早急に何らかの形で進んでもらいたいわけです。チャイルドシートにしましてもこの沖防波堤にしましても人命にかかわることですので、ひとつ前向きに考えてもらいたいと思います。

 いろんな話も出ておりますけども、多くの市民、島民が市長に期待しておるわけですから、いつも言われている「住んでいてよかった」というキャッチフレーズのまちづくりです。これを目指して一生懸命頑張っていただきたいと思います。私たちもできる限りの支援をしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 防風ネットはもう大分ずっと前でございました。そのまま補修はなっていないことも、そう言えば見えております。見えるぐらいネットが曲がっております。もう10数年前だったと思います、あれは。これもあわせてよく検討さしていただきたいと思います。どうぞ御理解を賜りたいと思います。



○議長(平間利光君) これで、34番議員の質問が終わりました。

………………………………………………………………………………



○議長(平間利光君) 次に、1番、縫田孟敦君。1番。



◆議員(縫田孟敦君) おはようございます。1番、縫田孟敦でございます。対馬市政1年を振り返り、正念場とも言える市政2年目に臨んで、先に通告のとおり市政一般について質問をさせていただきます。

 質問に入る前に、対馬市が発足をしてあわただしく1年が経過しようとしております。課題が山積する中で、市長初め職員が一丸となって市政の構築、組織機構と行財政の見直しを進めながら、市民福祉向上のためにそれぞれの立場で懸命に努力をされていることに、まず敬意を表したいというふうに思います。では、早速本題に入らさせていただきます。

 1点目は、市の退職者の補充抑制による合併効果と計画的職員採用と職員研修について、市長に質問をいたします。

 6町合併協議会作成の新市建設計画によると、退職者の補充を抑制して合併後、平成16年度を基準に平成25年度までの10年間で、類似団体の職員数に約800名を500名程度に300名削減を目標に、人件費で約90億円の合併効果が見込まれております。まず、その見通しについて、市長はどのように受けとめてあるのかお伺いをいたします。

 この計画は将来、職員年齢構成の空洞化と行政サービスの低下を招くことがないように遂行されなければなりません。私は、常々行政改革を進め効率的な市政運営については人材育成が最も重要なポイントになると考えております。職員削減計画の中で職員の計画的採用をどのようにされるのか、また削減した労働力を補うために、職員の研修が不可欠であるかと思います。向こう10年間の退職者数と採用者数の見込み、職員の能力、意欲、努力アップのために職員の研修をどのように考えてあるのか、市長の所見を求めます。

 2点目、税金の徴収率アップと滞納対策について、財政の悪化が深刻となる中、平成15年度決算で市民税、固定資産税等の普通税の累積滞納額は3億5,039万5,000円、国民健康保険税4億5,957万9,000円、合計8億997万4,000円となっており、財政危機を加速化させております。平成16年度の徴収見込みについては、昨年11月の決算審査の時点で平成15年度実績より徴収率で2%、額にして五、六千万円アップをいっているということを担当理事から聞いております。また、時折本庁や支所を訪ねまして、担当職員が努力してある様子も承知をしておるところであります。

 しかしながら、私の試算では、平成16年度の末には滞納累積は10億円から11億円にまで増大するゆゆしい事態となるのではないかと案じております。いうまでもなく税金は市財政の基本であり、国民健康保険税は医療費や介護費の貴重な財源であります。対馬市となって厳しい財政難に直面した今こそ、滞納者に対しても市財政の窮状について理解を求めながら、滞納対策に真剣に取り組まなければならないと考えますが、市長はこのことをどのように認識をされているのか、またどのような滞納対策を考えてあるのかをお尋ねをいたします。

 3点目に、特別養護老人ホーム待機者の対策と介護予防、保健、医療、福祉の連携についてお尋ねをいたします。

 対馬の高齢化率は16年12月現在25.1%で、国の19%、長崎県の22.5%よりも早いペースで高齢化が進展をいたしております。現在、対馬には特別養護老人ホーム5施設で230床、老人保健施設2施設160床の合計390床、プラスショートステイが72床あります。が、すべて満床のようであります。したがって、特養に入所を申し込みをして入所できない待機者が、1月現在109人とのことであります。上対馬病院に24床の療養型病床が17年4月から開設されると伺っておりますので、医療的ケアを必要とする方が24人入院されることにより、結果的には24人の待機者が入所できるので一部改善ができますが、依然として80数名の待機者はそのままであります。待機者は可能な限り在宅で介護され、介護してやりたいけれど、これ以上在宅では介護できないという限界に達した人たちであります。できるだけ早く対応してやらなければならないというふうに思っております。

 対馬市の保健福祉部の資料によりますと、16年3月の待機者152名が17年1月109名に減少をしております。が、高齢化の進展状況から、今後は待機者は年々増加するのではないかと思います。これら極限に達した待機者に対して、今後、どのように対応されるつもりなのか、市長の所見をお伺いをいたします。

 また、要支援、要介護1の軽い介護度の方が16年9月現在1,067人でありますが、これらの重度化予防対策をどのように考えてあるのか、あわせてお伺いをいたします。さらに、いろんなケースに対する迅速な対応と予防的な対策のために、保健、医療、福祉の連携した対策検討委員会あるいは作業部会なるものの設置が不可欠かと考えますが、このことについても市長のお考えをお伺いをいたします。

 4点目、中対馬地域、豊玉、峰の回復途上にある在宅精神障害者の社会的自立を図ることを目的とする地域活動所の開設についてお尋ねをいたします。

 在宅の精神障害者が地域の中で生きがいと喜びを持って活動をすることによって、社会復帰の促進及び自立と社会参加の促進を図る目的で平成11年の4月、上県町佐須奈に上県地域活動所「さわやか」が開設をされております。平成15年8月には厳原町中村に厳原地域活動所「きらり」が開設され、現在「さわやか」が13名、「きらり」17名が登録をされて利用されているところであります。豊玉、峰の中対馬地域にも、地域活動所を必要とする対象者が20名程度おられるようでありますが、現在、その活動所が開設されてありません。そのために豊玉から厳原の「きらり」まで通所をされている方もおられるようであります。合併前は各自治体の事情で行政サービスに違いがあっても、これは当然であります。しかしながら、対馬市になって行政運営の公平性確保の原則からも、中対馬地域に活動所を開設すべきと考えますが、どのような計画になっているのか、市長にお尋ねをいたします。

 5点目には、外国語指導助手によるハングル語の語学指導の導入と、韓国との交流の条件整備についてお尋ねをいたします。

 現在、対馬市において外国語教育と国際理解教育の充実を図るため、語学指導を行う外国青年招致事業を取り入れられ、外国語指導助手、ALTによる英語の語学指導が行われております。英語が国際共通語で必修教科で重要であることもわかります。しかし、対馬市は韓国との交流を、行政も民間も一体となってさまざまな形で積極的に行っております。今では韓国から年間2万人が来るまでになりましたが、言葉は通じない、会話はできないままのようであります。交流の島づくりを目指すときに、さまざまな問題がある中でとりあえず簡単な会話ができなくては、今後、交流は深まっていかないのではないかと思います。

 対馬高校では平成15年度から韓国の歴史、文化、言語を学習する国際文化交流コースが開設されております。が、それ以外は社会教育の公民館講座でハングル講座があるだけのようであります。このような学習の機会を拡大するとともに、対馬市独自のスタイルとして小学校、中学校にハングル語の語学指導を導入することは、特色ある有意義な教育と考えます。検討に値すると思いますが、市長または教育長の見解を求めます。また、韓国との交流の条件整備として、公的機関において言葉のバリアフリーをどのように考えてあるか、あわせてお伺いをいたします。

 最後になりますが、6点目、昨年来の私の一般質問の中から、現在進行形の2点について、まず1点目は上対馬病院の整形外科診療体制、これは月に2回が、去る11月から月に3回に改善をされております。救急医療体制の正常化については、市長の答弁で、今、いろんな角度から努力をしていると、今しばらく待ってほしい、というようなことでございました。

 2点目のごみゼロ対馬の実現とその取り組みについて、これは一般廃棄物の不法投棄、空き缶等のごみの散乱防止について、公害防止条例の制定、デポジット制の導入、そのためにごみゼロ対馬検討委員会なるものを立ち上げて、17年度から施行できるように提案したものであります。その後の進展状況と今後の見通しについて、市長にお尋ねをいたします。よろしくお願いをいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 1番、縫田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 まず、退職者の補充抑制による合併効果と計画的職員採用と職員研修についてということ、それから新市の建設計画では合併後の合併効果の点、それから10年間の退職者数と採用者数の見込みと、削減された人員を補う職員の能力アップのための研修と、こういったことでしたね。御承知のとおり、大変いつも建設的な御提案をいただいたり、特に福祉では常日ごろいろいろお話を承っているわけでございますが、今回は財政的なことでの、まず第1回の1番目の質問でございますのでお答えしたいと思います。

 新市建設計画の中での財政計画におきましては、普通会計ベースで10年後のモデルケースを546人ということにいたしておりまして、平成15年をベースに、県の作成しました財政シミュレーションソフトを活用いたしまして定期昇給、それから人事院勧告によるこのベースアップ等は除外したところで算出をされた数字が、先ほど御指摘の90億円ということになっております。大体、私も類似団体ですと、380数名というのが大体類似団体の規模でございます。これは後でまたお話ししましょう。いずれにいたしましても、その10年後のモデルケースを546人としたときに、シミュレーションの結果がそうなっているんです。

 対馬市の平成16年4月1日現在での普通会計に係る職員数は、現在708人であります。そして、平成25年までの退職予定者は249人となっております。一方、退職者の補充にかかわる職員採用は、目下財政再建に取り組んでいる最中でございまして、本年度も含め3年間で好転できるように鋭意努力をしているところであります。財政再建の転機を3年後に控えまして若干名の採用を毎年行い、10年後の平成26年度の普通会計職員の数を546人とする。そして、平成15年度の決算をベースに、人件費の削減効果を概数として算出したところでは約95億円となっていきます。新市建設計画で算出された額を約5億上回る結果が予想をされます。

 若干名の採用を行うようになるのがいつからかということでございますが、これは一応、今、こういったときですから、そこによどみがあってはまたおかしくなります。我慢するべきは我慢してということでございますが、これはまだクエスチョンマークのところもあります。

 それから、平成15年度及び平成16年度におきまして、12名の勧奨退職者が生じたこと、また今後も予想されるというようなことによるわけであります。10年間での退職予定者と採用者数との乖離は大きくなっておりまして、これを、今、職員のスキルを向上させる施策として人材育成基本方針を作成をいたしまして、これに基づきまして、長崎県への派遣研修、それからより専門的な専門性を高めるための研修等に予算措置を、現在、窮屈な中から講じているところであります。ちなみに、16年度における研修等の状況は、長崎県派遣研修に5名、専門性を高めるための研修に111名を受講させております。そして、今後も引き続き、職員研修を重点的に展開をしてまいりたいと思っております。

 それから、税の徴収率アップと滞納対策、それと財政悪化が深刻な累積する滞納税に対しての自主財源確保の徴収対策はどうかということでございました。御承知のとおり、市の財政の健全化を図るためには、歳入の確保を適切に行っていくということが不可欠であることは、もう私が申し上げるまでもないと思いますが、最近の社会情勢からしますと、税収等の歳入の増は当面期待できない状況であります。そうしますと、納期内の収納率を向上させることはもとよりでございますが、収入未済額を適切に管理をしていくことの重要性が、今後、ますます大きくなるんじゃないかと思っております。

 市が市民の皆さんに対する行政サービスを実施するためには、財源が適切に確保されなければならないことは、もう申し上げるまでもないわけでありますが、その財源確保の見地からは、市税等の収納業務が市にとって重要な業務の1つであるということの認識を、私どもも改めて職員皆さんがしなければならないということであります。また、政府の三位一体改革による地方への税源移譲によりまして、低所得者に対する課税部分がふえるというような予測がされるために、新たな滞納者をふやす要因となりかねないんじゃないかという懸念も、実は持っております。

 歳入の根幹であります市税収入の低落傾向に歯どめをかけるために、納税者、市民の皆さんの税負担の公平性を確保していくことが非常に重要でございますし、積極的な滞納整理を推進するための方策を講ずることも、御指摘のとおり緊急を要する重要課題であると認識をいたしております。その方策を講ずるためには、いかに滞納の発生を抑止するのか、防止するのか、この観点と、発生した滞納をいかに早期に解消するか、この両面からの方策が必要であることは言うまでもないと思っております。いかに滞納の発生を防止するかとの観点からは、口座振替の推進が現実的に最も有効な方法であるというのを考えたら、私どもの市におきましても、あらゆる機会を利用して口座振替の推進について努力をしているところでありますが、今後、なお一層の取り組み強化をしていくことが必要であると考えております。

 それから、滞納をいかに早期に解消するかの観点からは、納期内に納付した者と滞納した者との間の公平性を確保するためにも、延滞金の徴収強化及び差し押さえの厳正な実行が必要であろうかと思います。これも御指摘のとおりであります。納期が遅れたら、必ず延滞金を徴収するという常識を改めて確立することが必要ではないかと、鬼のような気持ちになることが必要だと思っております。納期内検討を促しまして、ひいてはそれが滞納を減らすためにはぜひ必要なことであると考えております。また、差し押さえ等法的手段を法に従い、厳正に行うべきときは行わなければならない、このように思っております。どんなに言われてもやるべきことはやっていく、これが必要だと思っております。

 それから、このことは矛を振りかざして差し押さえを強行するというようなことではないわけでございます。相当性と必要性について配慮をした上で、必要な場合には厳正に対処をするということで、御理解を賜りたいと思います。正当な理由もなく滞納を続ける人に対しては差し押さえを躊躇してはならないと、このように思っております。そういう姿勢を示す必要は、これは私ども、皆さんが持たなければならないと思っております。

 税は自主納付が基本でありますし、その収納率は債務者としての市民の皆さんの納付意識に依存しているわけであるわけでございますから、納付に対する市民の皆さんの理解を得ていくためには、市として納付したものに十分見合った行政サービスを提供することが、第1に重要なことであることは言うまでもありません。その上で税金がどのように使われているのか、現在の市の財政状況はどうなっているかなどについて、情報を隠すことなくすべてを開示をしていく、こういうことが必要でございまして、税金についての市民の皆さんの理解を得るためには、広報活動を十分行うことが重要であろうかと思っております。あらゆる機会を利用して、一層の情報開示と啓発活動を展開をしていかなければならないと考えております。

 これまでも合併前の各町におきましても、さまざまな努力がなされてきたものと思いますが、残念ながら収納率を県下では比較いたしますと、まだまだ低いという状況でございます。対馬の経済状況といった地域性はあるわけでございますが、それに甘んじることなくやはり課税した分については、収納をしっかりやっていくというのが大切だと思っております。具体的な構造計画等につきましては対馬市行財政システム改革推進本部の税等収入徴収率向上対策部会で検討し、策定していくことで鋭意頑張っておるところであります。

 それから、老人・精神障害福祉対策、それから特養入所者の待機者に対する対応です。介護予防策ということですが、特養の施設整備につきましては御指摘のとおり、現在、230床整備をされておるわけでございますが、第2期介護保険事業計画作成時点で算定標準における対馬圏域の特養整備枠は、平成19年度に174床ということで既設の入居者数を、現在、大きく下回る数値になるため、今後、特養の新規建設については難しいわけであります。ショートステイ等の福祉あるいは介護サービスの中で対応をしていかざるを得ないと、このように思っております。また、そのように考えております。

 介護予防給付につきましてはその理念あるいは重要性を十分認識をいたしております。御指摘のとおりであります。国会成立後の通達を待って、新たに取り組んでいく必要があると、このように考えております。なお、平成17年度に作成いたします第3期介護保険事業計画にそれぞれの対応策を反映していきたいと、このように思っております。

 それから、老人・精神障害福祉対策、この件につきましてはあるいは地域活動所の話だったと思います。関係団体からも要望があっておりまして、平成16年6月4日に障害者基本法の一部を改正する法律が公布されまして、都道府県あるいは市町村は障害者のための施策に関する基本的な計画を策定しなければならないという、御指摘のとおりの規定がなされております。

 長崎におきましては基本計画は策定済みでございまして、数値目標として平成20年度までに対馬圏域に、対馬地域活動所をもう一カ所設置をするとして示しております。市といたしましても長崎県の基本計画を基本といたしまして、施行期日であります平成19年4月1日までに市の障害者基本計画を策定いたします。そういった中で中地区地域活動所設立準備委員会を設置いたしまして、関係機関、関係支所と協議をいたしまして目標達成に努めていきたいと、このように思っております。御提案の期限のとおりであります。

 それから、特養待機者に対する対応策、軽度の要介護者に対する介護予防策ですか、これもありました。これ特養待機者の解消の1つの選択肢としては、もう先ほどから話があっております軽度、要介護者の重度化を抑制をしていくと。そして、これ以上対象者を出さないということにも重点を置かなければならないと思っております。そのためには従来より、介護保険被該当者に対しまして生きがいデイサービス、あるいは軽度生活援助、ホームヘルプとか配食サービス等県下においても、高いレベルでのサービスを実施してきていることはもう御承知のとおりと思います。

 介護予防という点では今回の介護保険制度改正のポイントにもなっておりますが、介護保険制度施行後、要支援、それから要介護の1の対象者が倍増している状況をとらえまして、介護保険制度における新予防給付事業として、新たに高齢者筋力トレーニング事業、それから高齢者食生活改善事業、それから口腔ケア事業、こういったものを集中的に軽度介護センターでしまして、マネージメントしていくことになっているようでありますので、今まで以上に介護保険と介護予防事業は車の両輪として機能していくと、そういう態勢準備に努め、高齢者福祉の推進に努めてまいりたいと思っております。

 そのマネージメントの作成に当たっても、既存の在宅介護支援センターの機能強化を充実させていくと。そして、公平、中立の立場を強調いたしまして、地域包括支援センターの設置もしていかなければならないと思っております。そこで、介護予防プランの作成に当たっていくということになろうかと思います。御指摘のとおり、効率的なサービスの提供を行うためには保健、福祉、医療の連携対応、こういった強化に努める必要があることはもう言うに及びません。

 17年度は介護保険事業計画、そして高齢者保健福祉計画のちょうど見直し年度に当たっておりますので、御質問の趣旨を十分踏まえまして、保健、医療、福祉のそれぞれの分野におけるサービスが総合的に実施、提供できるような計画作成に努めてまいりたいと思っております。

 福祉対策検討委員会の設置につきましては高齢者福祉、児童福祉、障害者福祉、母子・寡婦福祉と範囲が広うございますが、それを総括して検討していくためには無理があろうかと考えます。新たな委員会の設置は行わず、それぞれの法に基づき作成する事業計画、いろんな事業プランにおきまして、事業を展開していくことを考えております。特養待機者あるいは高齢者問題のみにスポットを当てた委員会の設置は、今のところ考えておりません。

 これだけだったかな、もう一つごみがありましたね。簡潔に、はい。ごみゼロということでございます。すみません。もう簡単に申し上げますが、第2回の定例会で質問されましたごみゼロ対馬の現状とその取り組みということですが、前回の質問におきましては一般廃棄物の不法投棄、空き缶等の散乱防止について、声を大にして申し上げたいということを記憶に残っております。そういった中でごみを捨てる、拾う、あるいはまた繰り返すようです、毎年行っていてはだめだと。このごみの不法投棄防止することは不可能と言わないまでも、歳月がかかり過ぎるということでございますが、絶対に捨てない予防策として条例規制、あるいは罰金を科すこととあわせて空き缶の有価物としての扱い、つまりデポジットということの提案をされましたが、デポジット制の導入につきまして検討することなど、ごみゼロ対馬の実現のためのこの検討委員会なるものを立ち上げ、現状と問題点と分析、検討の御提言をされたと思っております。

 この御提言を受けまして、捨てるから拾うという治療医学から予防医学的なごみ対策について、デポジット制度は条例等の御提言を含めてよく研究してみたい、とお答えしております。質問の中でも出ておりました6月定例会対馬市環境美化の推進に関する条例第26条に基づきまして、環境美化推進委員を8名を御委嘱申し上げているところであります。この環境美化推進委員の任務でございますが、環境美化に関する意識の啓発、高揚、そして美化活動への指導、助言を団体や個人にすることであります。3月中旬をめどに環境美化推進委員の会議を開きまして、ごみゼロ対馬の実現の取り組みにつきまして御相談をし、御意見を承るべく準備を、今、進めております。

 第1点目でありますが、空き缶ポイ捨てに関する市民へのアンケートの実施であります。市民700名の方々に対しまして御意見やお考えをお伺いしてみようと思い、現在、実施をいたしているところであります。

 次に、第2点目では、議員さんが提案されました、デポジット制を昭和59年度から導入し、全国に誇る実績を上げております、先進地と言われております大分県の藤本君が経営しております姫島村へ、研究の一環で担当職員を視察研修をさせたところであります。視察研修報告の概要を申し上げますと、このことはまた後で申し上げます、必要があれば。大体そういうところであります。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(平間利光君) (発言する者あり)答弁漏れ。対馬病院の整形。もう一つハングル語の問題。(発言する者あり)ハングルは教育長が答弁するそうですから。



◎市長(松村良幸君) そうですね、整形外科医とか、そうですね、もう御承知のとおり非常に整形外科医、精神科が全国的に少ないんです。また、医局の体制も大分変わっておりまして、今、医局長が云々ということも少なくなりましたし、それから入局よりも退局が圧倒的に多いというのが、この整形外科の全国的な傾向であります。このことは医療サミットなんかを今度やりますので、その中でもまたよく議論をして医師確保に、それを終わりますと大体うまくいくんじゃないかと思っております。また、医療圏の方ともよくお話をしてみたいと思います。後でまたお話を。



○議長(平間利光君) 教育長。



◎教育長(米田幸人君) 時間がございませんので、答弁は濃縮してしたいと思います。

 まず第1点の、ALTの導入の問題でありますが、現在は今、中学校に3校姉妹校がございます。そのときには交流したときの韓国語の勉強です。そして、その他必要なところについては地域にハングル語ができる方、そしてまた市の国際交流委員がおりますので、その国際交流委員等に講師をお願いをして勉強をしているような状況でございます。また、対馬高校の国際文化交流コース、これについてはALTがおるんですが、もう手いっぱいで小中学校までは回らないような状況であります。今後、将来的に日韓交流が促進をされますと、私は縫田議員の考えに全く同感でありまして、やっぱり私もALTが必要な状態になることを希望いたします。

 しかし、今はもう少しその時期じゃないなというようなことで、今後、国際交流が進んでまいります。そしてまた、教育委員会としても今まで教育委員会、各学校がやっておりました。そして、市長部局でもやっておりましたが、17年度からそれをまとめて教育委員会が主管になって、韓国との交流をやっていこうというようなことでありまして、それについて17年度の予算にも計上いたしておりますが、財政的な支援もしていって交流を図っていこうということであります。

 それから、韓国との交流の条件整備ということですが、これについては対馬市教育委員会として、対馬ならではの教育は何かという観点からしますと、やっぱり韓国との交流です。学校教育においても、これはやっぱり対馬の目玉にしていかなければいけないだろうと、そのように考えておりまして、今後、そういう意味で教育委員会としても進めてまいりたいと、そういうように考えております。



○議長(平間利光君) 1番。



◆議員(縫田孟敦君) 時間がございませんので、簡単にまとめたいと思いますけれども、まず第1点目の問題ですが、見込みよりも5億円多い95億円の合併効果を予定しておると見込んでおるということでありまして、この中で私が大変気にしとった部分は、職員は若干名でも採用しながら、95億円の合併効果が見込まれるということでありますれば、非常に好ましいことじゃないかなと。懸念をしておりましたのは、やはり退職だけで、あとを補う採用がなければ将来を見据えたときに大変空洞化が起こって、これこそ今よりももっと厳しいしっぺ返しを受けるんじゃないかなという心配をしておったわけです。ですから、確かに合併効果というのは皆さん、よく言われるようにいいことは、今、あるわけはないわけでして、恐らく10年はかかると思うんです。その中で出るということですので、それも職員を若干名でも採用しながらということでありますので、ぜひ将来の空洞化が起こらないように、厳しい中からも、ぜひ定期的な職員の採用を計画をしていただきたいということをお願いしたいと思います。

 次に、職員のやる気を起こすような、そういうシステムに変えていくことが必要じゃないかなと思うわけです。新しいインセンティブを導入して頑張る人が報われる、結果を出した人がしっかり評価されて遇されるような、そういう職員のやる気を引き出すような、言うならば正当な不平等といいますか、頑張った、もう若くても結果を出した人は評価をしますよというような、そういう人事のシステムの転換が必要じゃないかなと。

 もう一つは、お金をかけなくても、今は確かに適材適所だというとらえ方でしょうけれども、もう一回見直して、やはり現段階で職員の持てる最もベストな形のポジションに配属をすることで、効率的な業務の効果が上がるんじゃないかなというふうに思っております。

 それから、2点目の徴収体制の問題ですが、市長が強固な姿勢で臨むんだということでありますので、これはぜひそういうふうにしていただきたいということであります。私も決して差し押さえをどんどんやりなさい、やってくださいということじゃありません。話し合いで解決できるものは、ぜひ話し合いをしていただきたいということはあります。それから、強固なそういう形だけじゃなくて、やはり滞納の理由があろうかと思うんです。いろいろ行政とのトラブルがあってみたりして、担税力はあったけれども、これまでのいろんないきさつの中で、私はここは滞納しているんだよという人がおられるかもわかりません。こういう問題はじっくり話し合いをしていただいて、ぜひ徴収率のアップを図っていただきたいということであります。

 それで、徴収体制について頑張ってあることもよくわかるんですが、やはり当初に目標を高く掲げていただいて、例えば17年度ですと2.5%の徴収率をアップで1億2,300万ぐらいの増税になるわけです。やはり目標を高く掲げていただくことによって、そういう結果が生まれてくるんじゃないかなというふうに思いますので、そういうふうにお願いしたいと思います。

 ただ、これは税だけじゃありません。私も決算段階でちょっとメモしておりましたけれども、例えば水道料にも未済金があります。介護保険料にもあります。額は言いませんけれども。保育所の負担金にもあります。公営住宅料にもあります。合わせますと6,500万円ぐらいになります。このことも非常に大事なことだと思うわけです。やはりまじめに納めた人が損をしないように、公平な行政にぜひ努力をしていただきたいというふうに思います。

 それから、3点目の特養待機者の問題ですが、私、今、ちょっと調べてみたんですけれども、16年度の4月1日から現在まで2カ所の施設をちょっと聞いてみましたけれども、1施設については10人の方が退所されて、退所された中には死亡あり転院があるわけですが、入院が。そして、あと10人が入っております。もう一つの施設では22人の方が退所されて、22人が入っておるわけです。24の療養型病床ができますので、大体230床が254床になるわけです。

 ですから、100名以下の待機者であるならばまあまあ我慢ができるかと思うんですが、これが昨年の16年の3月1日の資料ですと、152名の待機者になっておったわけです。やはり200名になんなんとする待機者がこれからずっと続きますと、これは財政的な事情もわかりますけれども、本当に介護したいけれども、もう私も倒れるんですよと。あるいは、介護したいけども、生活があるんですよというような人たちのためにも、これはいろんな事情はあるでしょうけども、待機者がどんどんふえる状況であればもう一回、基本的な部分で検討する必要があるかなというふうなことを、私は感じております。

 時間がありませんので、それから精神障害者に対する地域活動所の問題ですが、これは非常に財源的にもわずかでできるんです。で、上県でつくったころは、町が負担したのは195万だったんです。そして、県が195万、全介連の方が110万ということで500万でできたんです。今はちょっと聞いてみますと、国の方の予算がつけば減らすということで、当初250万市が予算を組めば、県が250万見ますよと。そして、その中で結果的に国の方の補助がつけばその分減額をしますよという形で、活動所を開設できるわけです。

 豊玉から厳原まで、今、通所してあるという話を聞きまして、これは、行政が本当にやろうとすれば250万の当初予算が確保できて、あとは施設を行政側で準備してあげれば、これはできるわけでして、やはり対馬は広いし、ここから厳原まで通所するということは大変なことだと思うんです。先ほど、20年度までに何か計画があるということでした。19年度まででしたか、もう一カ所つくるという計画があるみたいですが、できるだけ早い時期に対応していただければというふうに思います。

 それから、ALTの問題ですが、大体わかりましたが、実は1月の26日に民間のボランティアで外国から慰問団が来たんです。このときに運悪く、韓国から厳原に来られた船の中で軽い脳梗塞を起こした。いづはら病院に緊急入院をしたということがあるんです。この言葉が通じずに非常に困ったというケースがあります。だから、そういった危機的な感じという意味で、やはり行政側でできるだけ配慮をしていただいて、ボランティアでもいいあるいは国際交流員でもいい、そういう形でやっていただきたいというふうに思います。

 上対馬病院の問題、ごみゼロの問題についてはまだ進行形のようですが、これもできるだけ、特に病院の問題については上対馬、上県、大体1万人の医療を担当していわけですから、この医療の機能が低下しないように、十分気をつけていただくというか、努力をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いをいたします。



○議長(平間利光君) これで、1番議員の質問は終わりました。

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○議長(平間利光君) 暫時休憩いたします。昼食休憩をいたしますので、1時から再開いたします。

午前11時21分休憩

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午後1時00分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き一般質問を行います。次に、43番、大石豊君。43番。



◆議員(大石豊君) 皆さんこんにちは。私は午前中に済んでいるだろうと思っておりましたところが、午後からになりましたがよろしくお願いいたします。一般質問の許可を得ましたので、ただいまから通告どおり行います。

 対馬市の過疎対策についてでございます。少子高齢化が進み、人口は減少、過疎状態となるのは目前のことであります。観光誘致も対策としては必要でありますが、一時のことであります。永久的また長期的に対馬に住み着く対応をすべきと思います。産業もない対馬を老人憩いの島にしてもよいのではないかと、私は思っております。対策としては、廃校地域での教員住宅の空き家を利用し、安い家賃で休耕田や畑をつけ、老後を楽しく暮らせる配慮をして島外の方々に宣伝し、希望者を募り、対応する時期だと思います。市長も合併後、いろいろの問題があり大変だと思いますが、対馬のため力を注いでいただくためにも企画をされることが必要と思いますが、市長の所見をお願いいたします。

 再質問は自席で行います。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 43番、大石議員の質問にお答えいたします。

 対馬市の過疎対策につきましての質問でございますが、議員御指摘のように、対馬におきましても少子高齢化が進んでおります。全国でもかつて日本が、世界の先進国がかつて経験したこののない超スピードで高齢化社会に突入したわけでございますが、対馬も全国の中でもすごいスピードで、今、少子高齢化が進んでおります。毎年400名から500名程度の人口が減少いたしておりまして、その歯止め策に苦慮してことはもう御承知のとおりであります。

 対馬市におきましては、新市建設計画における将来像といたしまして「アジアに発信する歴史海道」として対馬を標榜しておりまして、交流人口拡大に向け、各種施策を展開していることもよく御承知のことと思います。そういった中で、最近では国際的交流として新型船の建造など観光客誘致に大いに貢献も、韓国サイドでもしてもらっているところでありますが、議員この御指摘の観光客誘致が一時的なものにならないよう、引き続き努力をしてまいりたいと思います。

 御質問の廃校地域での教員住宅の空き家利用と、それから土地の貸し付け、老人憩いの島の問題等提起でありますが、教職員が入居していない教員住宅につきましては、教職員以外のものが教職員住宅へ入居することは基本的に可能でありますが、幾つかの問題点もあります。例えば、国庫補助事業完了後10年以内の住宅には学校教職員以外のものは入居できないとか、あるいは入居希望者が税あるいは公共料金等の滞納がないこと、さらに期間は1年度での更新とすること、あるいは当該住宅に教職員の入居が認められる場合は無条件で退去をしていただくと、こういうことを説明し、納得をいただいて了解の上、入居の際に確約書を提出をしていただいていること。また当該住宅の補修についてはすべて個人負担になることとか、あるいは老人であるための医療、介護の問題等多くの問題点が横たわっていると思います。特に、教職員住宅の空き家の場合です。

 御質問の趣旨は十分理解いたしますが、今後、教育委員会とも協議を重ね検討をしてみたいと思っております。いずれにいたしましても、一時的な観光誘致ではだめなわけですから、交流人口が常に対馬にあり、それがどんどん拡大していくこと、こういったことが1次産業の荒廃にかかわってくるわけでございますので、交流人口をとにかく、できれば100万の交流人口がもしここに対馬に創出したとなりますと、まず300億の毎年対馬にお金が落ちると、こういう計算ができると思います。これはもう言わずもがなでございまして、いろんな点での波及効果が大きいものがあります。

 水産物にいたしましても農産物にいたしましても、ここでとれる半分とはいわないでも、3分の1でもここで消費ができるようになりますと、これは大変なことであります。それは交流人口の拡大があってこそ、初めてその付加価値がつくわけでございまして、今までもいろんな論議をされましたように、例えばキロ1,000円のものが市場価格でです。漁師の皆さんの手取りはもう400円を切るような状況になると思います。組合の手数料あるいは箱代、氷代、運賃、横持費用、氷の増代、そして市場の手数料と、こうなってきますと。ところが、ここが仮にここで3分の1でも消費ができるとすると、1,000円のものは、仮に5%漁協に手数料を払っても950円の手取りになります。大変なものだと、3分の1でも半分以上、ここで消費したと同じような効果が出ると思うんです。

 そういった点でも交流人口拡大は、御指摘のように非常に大切なことでございますので、そういうことに向かっていろんな施策を打っていかなければならないし、またそれに1次産業の皆さんにもこたえていただく、そして人が対馬に集まるような施策を、ほうぼうからもろもろのそういう効果が出るような施策を打っていく、これが大事、肝要であろうと思いますので、引き続き努力をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(平間利光君) 43番。



◆議員(大石豊君) 市長さんの説明を聞きまして、半分理解できまして半分は理解できないんでございますが、やるぞと言うて言われるときには大きな声で言われますが、こうやるぞという気がなかったときには半分しか聞こえませんが、その半分じゃいけません。やるぞっ、対馬のためにやるぞっというようなことでやってもらわにゃいけません。

 それで、今、法律的にも教員住宅の使用については難しさがありましょうけれども、入居する者はおらんですけ、文教から産業に変わるだけですけ。そやけ、そこらあたりもこう考えていただいて、なるべく5人でも10人でもやっぱりあっせんしていただいて、対馬島民として認められるだけのことをしていただきたいと、かように思うわけです。

 それで、別個になりますけども、対馬に航空運賃も往復1万円ぐらいになると福岡あたりから来るんです。高いから来ない。それで対馬の来てでも、人のことを言えばおかしいですけどレンタカーも高い。魚は安く釣れるのに本土の市場で買うより高くなるというようなこともあるわけです。

 それから、対馬に来られて畑をつくったり、魚釣りに行ったりして、ばあさんよ、おい、対馬に来てよかったなあと言われるような生活をゆとりね、本当にゆとりのある生活をしていただくためにも配慮していただきたいと、かように思うわけですが、今、教育委員会から外れとる住宅もあると思いますが、大体、6町(  )についての管理職の住宅とか教職員の住宅ですね、それ、何戸、今あるんでしょうか。教育長さんにお聞きしていいですか。



○議長(平間利光君) 教育長。



◎教育長(米田幸人君) お答えいたします。

 住宅の戸数は、旧6町で280ございます。そのうち入居戸数が188。引き算しますと92の空いてる住宅があるということでして、トータル的に入居率は67%ということでございます。

 以上でございます。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 大石議員、声が小さくてすみません。声を大きくいたします。

 御指摘はよくわかるんですが、実は島根県の隠岐島に西ノ島町というのがあります。ここが今、大石さんが言われたですね、老人憩いの島にしよう、町にしようということで今から七、八年前でしたか、シルバーアルカディア政策というのをとりまして、確かに四、五十人、町外から見えました。もちろん島外から。そして、あなたが提唱されてるような田畑をつけたり、いろんな補助金を使ったシルバーアルカディアっていうことだったんですが。

 ところが、今、ちょっと余りいい結果が出てないようです。まず、町内の老人の皆さんから総スカンを食いました。何でおれらのこともようせんで、よそから来た者だけそげすっとやと。おかしいじゃねえかと。いやいや、これはそうすることによって皆さんにもその後、いろんな余波が出てくるんですといろんな説明をしてたようですが、少しどこかが欠けてたと思います。だから、大石議員のとらえられた老人の憩いの島にということは私も卓見であると思いますが、やっぱりどういうふうにしていくかということでしょうから、この点はよくまた検討してみたいと思います。

 ただ、癒しの島の延長線上としてですね、御承知のとおりストレス社会が日本の場合、また、対馬の場合は日本といってももう独立した島と考えていくとすれば、日本の国内、韓国の国内、この対馬の両岸ですね。九州北岸からの日本と、それから全羅南道、あるいは慶尚南道、済州島、こういう韓国の南岸との間に位置する対馬でありますので、そういうストレス社会っていうのは今からどんどん高まっていくと思います。

 そうしていきますと、やはり対馬の生きていく大きな一つの施策の柱は癒しの島だろうと思います、御指摘のように。その癒しの島の中には老人憩いができるような島のあり方もあるでしょう。だから、そのためにはやはり私どもがそういう環境づくりもしていかなければなりませんし、皆さんが島に来てもらって初めて我々の生活の成り立ちができるんだよ、営みができるんだよというような認識を島の方が持たれて、もてなしの心といいますか、そういうホスピタリティーあふれる私どもが対応ができるようになったとき、それもできると思いますし、特に韓国の場合は日本に比べてストレス社会は日本以上です。

 で、変な話ですが、やっぱりみずから命を絶たれる方も率から言うと日本以上に多いです。人口が違いますから、その点はありますが。かつて日本もそうでありましたように、今でもそうですが、それ以上に韓国の場合はいい大学に、いい学校に入れて、いい会社に就職させて、いい勤め口にという形でのですね。もう子供の幼稚園のころからの教育、教育ママ的な人も日本以上でございますし、非常に熱心です。いい意味でも悪い意味でもですね。それだけストレス社会が多いというわけでございますので、やはり今、大石議員の提唱された老人憩いの島っていうのは、私どもが目指します癒しの島の延長線上の中に入っていくと思いますので、それも含めて今いろんな施策を構築していかなければならないと思っております。

 そのためにはやっぱり自然がいっぱい、自然と歴史、こういったものをベースにしたですね。韓国から山登り、ほとんどの老いも若きも山に登ることが好きな方が多いですから、そういうもっと登山道路の整備であるとか、あるいはそういったところの今、公衆トイレ的なものも少ないということも聞いておりますしですね。これは随所にそういったものを考えながら、いろんな形での受け入れの体制を整えていかにゃいかんと思っております。

 時間がかかろうかと思いますが、そういったことで前後左右からいろんな思いを施策をめぐらしていかにゃいかんと、このように認識をいたしておりますので、時間が少しかかろうかと思いますが、極力、そういう大石議員の抱いてあられるようなそういうやっぱりいやし、憩いということをですね、老人に限らず、そういう癒しの島の構築の中で老人憩いという大石議員のテーマにも努力をしてみたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。声は小さいからよろしくじゃなく、声を大きくしてもいいですが、とにかくそういうことはもう全く一緒の考えでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(平間利光君) 43番。



◆議員(大石豊君) 難しいからもうやめるんだと言われると思えば、やりますということでございます。これは大変ですよ。しかし大変です。しかし、対馬は今、漁業不振で漁はありません。漁がなかったら対馬は住めるとこやないです。対馬は漁です。その漁が不振になった。不景気です。滞納者もたくさんおりますが、ごもっともです。

 ですから、これは簡単な問題やないと思いますけれども、何とかして5年先を見て、1人でも多く対馬の人口をやっぱ増やしていただいてやっぱ活性をしていただきたいと、かように思うわけです。四、五年先になったら子供もおらんようなりますよ。本当に。情けない話ですが、年とって杖をつくおじいさん、おばあさんだけになります。そういう人たちだけではどうにもなりません。ですから少し元気な人たちも対馬に行って老後を本当、楽しく暮らそうやないかということで宣伝されれば、対馬に向けて住居を構えられる人たちもあろうと思います。やればできるんです、やれば。やらんにゃできません。ですから、市長さんもやる気十分ですけね、絶対にやるんだという言葉をお聞きして、私は終わりたいと思います。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) ちょっと体調を崩しておりますが、声の低いことは御勘弁願いたいと思いますが。おっしゃることはよくわかっておりますし、観光と1次産業の交流するまちづくり、島づくりっていうのはまさにこのことだと思っております。思い違いも甚だしい公務員等がおりまして、ばかの一つ覚えみたいに1次産業と観光の融合するまちづくりや島づくりは何十年言うてきとるかってインターネットで言うてくるばかな公務員もおりますがね。それはそれとして。あなたがやめることが対馬のためだと言うのもおるんですよ。だから、それもいいでしょう。しかし、負託を受けた以上はそうはいきません。私はやはり勇気を持って、あと3年間でございますが、とにかく基礎づくりに邁進しようと思います。

 その中の一つの大きな柱は、あなたがおっしゃるようにこれは微動だにいたしません。1次産業と観光をどう融合させるか、ドッキングさせるか。これがやっぱり私どもの対馬の生き残る道だと思いますし、これは現在の農林水産大臣、副大臣もそうなんですが、国の方もそれを進めてるわけであります。

 そういったことで、なぜそうかということはもう言うことも要らないと思います。100万の交流人口が来ますと、仮に100万、50万でもいいですが、確実に相当な波及効果があります。だから、ここで消費ができるということです。交流人口を拡大することはですね。そのためにやっぱりいろんな観光基盤整備を農林水産業の補助事業でつくっていったりとか、海水浴場もしかりですね。

 そういったことで、やっぱり憩いの場としての基盤づくり、あるいはまたもっと、今度はそうじゃなくビジネスとしてのそういう、ここで消費ができるようなスタイルをつくっていく。それが1次産業の付加価値が大きく高まることになりますので、このことは微動だに揺るぎませんので、御期待に添うべく努力は一生懸命してみたいと思います。いろんな施策が出ていくと思いますが、またひとつ、その節はよろしく御理解を賜りますようお願いをいたしまして、答弁にかえさせていただきます。



○議長(平間利光君) これで、43番議員の質問は終わりました。

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○議長(平間利光君) 次に、19番、二宮昌彦君。19番。



◆議員(二宮昌彦君) 皆様、こんにちは。厳原町の二宮でございます。通告どおり、台風時、厳原管内の漁船避難状況について市長にお伺いをいたします。

 平成17年度も早いもので3カ月が過ぎました。昨年のことはいまだ生々しく記憶に残っていることと思いますが、地球規模で非常に大きな、そして多くの天災が起きた年であります。スマトラ沖地震ではかつてない大変大きな津波で、犠牲者の方々の数が今なおはっきりとつかめない状態で、推定で20数万人の尊い生命が奪われております。日本国内でも新潟中越地震による被害のつめ跡は今もなお大きく残り、苦しい生活を余儀なくされている方がいまだに多くおられます。自然の力の前で人間の無力さを痛感させられた年でありました。

 台風の発生につきましても、観測史上もっとも多い10個の台風が日本上陸をし、国内産業に多大な被害をもたらしております。対馬島内でも漁業者への影響は深刻なものとなっております。特に台風時においての漁船避難については、今では何時間もかけてほかの港に避難をさせているところは少なくなったと思いますが、いまだに厳原管内においては大変な苦労をされておられます。昨年あたりは一番南の内院地区からは7回も浅茅湾方面、樽ケ浜方面に避難をされた方がおられます。

 そこで、このたびは台風の発生時、厳原管内の漁船避難状況について、市長にお伺いをしたいと思います。

 厳原町の漁港整備は昭和40年代より整備はされてきましたが、いまだ荒天時には港内波浪のために依然として美津島町の樽ケ浜港を初めとするほかの港に避難をしているのが現状であります。このことは、とりもなおさず漁民の経済面、精神面に大きな負担となっているものであります。厳原町の西、南、東沿岸一帯は県内でも指折りの好漁場でありますが、台風発生時に船を避難をさせる港までには位置的には非常に遠く、船速の早い船で1時間、木船では2時間半は確実にかかります。そのために台風が発生しますと、数日も前から避難をさせなければなりません。

 現在、厳原町全体で漁協に登録をしている船が876隻、そのうちの半分はトン数が小さいために人力で陸揚げ可能な船であります。あとの半分、400隻のうち300隻ぐらいが台風発生時には浅茅湾方面や樽ケ浜に避難をしているのであります。静穏度、充足率ともに満たされ、地元港で対応できる地区はほんの数地区しかなく、ほかの漁港に避難を余儀なくされているのが現状であります。

 昨年の台風の上陸回数のような観測史上初の記録は二度と超えてほしくはありませんが、海水温の上昇とともに今まで以上、より多くの回数と大きな台風が起こることは十分に考えられると専門家の間では言われております。一回、船を避難させますと、船の燃料代金や樽ケ浜、浅茅湾方面までの車の油代金などを合わせますと1万5,000円ぐらいはかかるそうであります。漁に行けない数日間を合わせますと、全体の隻数からすると莫大な経費の損失、水揚げの損失につながるのではないでしょうか。

 本町の漁業生産額は平成元年のピーク時の36億3,000万円を境に、現在は20億円を切る勢いであります。漁業生産量の落ち込みとともに大きく減少傾向にあります。組合員につきましても、組合員数は今では正組合員数423名、準組合員数418名で、かつては1,000数百名で年々減少しているとともに漁業従事者の高齢化が進み、漁民の活力低下が危惧されているところであり、台風時の避難による損害も拍車をかけている状況であります。

 厳原町の漁港整備は、全体的には9次にわたる長期計画により整備水準が高まったことは間違いありませんが、しかしながら、外郭工事で外へ外へとコンクリートの壁をつくり、自然環境に対してはコンクリートのアク等は非常に悪く、自然の地形を利用していないために、外郭工事をどんどん進めてもそこの地区の人も避難をしているのが現状であります。

 私が言いたいのは、もっと自然の地形を利用して、環境に十分配慮した施設をつくっていただきたいということであります。このような場所は、よく調査をすれば管内にも数カ所あります。財政的には非常に厳しく、先の見通しは悪いことはわかりますが、全島的においてこのようなところがあれば、即時の対応をしていただきたいと思いますが、市長の答弁をお伺いしたいと思います。再質問は自席よりいたしますので、これで終わります。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 二宮議員の漁船避難の対応策についての質問にお答えいたします。

 台風時における漁船の避難につきましては、厳原町漁協管内の大部分の漁船が樽ケ浜港を初めとする他の港に避難されていることは私も十分認識しております。特に尾浦漁港、安神漁港、久和漁港、内院漁港、瀬漁港、上槻漁港、阿連漁港が大体、樽ケ浜に避難してるようです。

 今御指摘のとおりであることも十分認識をいたしておりますし、厳原町漁協管内だけでなく、他港に避難される漁業者の経済的、精神的負担につきましても、今、二宮議員がおっしゃったように、時間のロス、あるいはほかのことができるというマンアワー、マンパワーという形での計算をすると、莫大なものがあると言われることもよく認識をいたしております。

 こういった現状をできる限り早期に解消するためには、漁港の早期整備、特に外郭施設の整備が急務であるわけでございますが、外郭施設はそもそも港の静穏度を高めるために外郭施設をつくるわけでありますが、それが機能してないという指摘でございますが、完全な外郭施設ができない場合にはそういったことになります。いろんな、外郭施設をつくるときはペーパーロケーションもやるでしょうし、現地でのいろんな風力の調査、いろんなことをやりまして、この角度が一番いいだろうと言うんですが、非常に自然条件っていうのは計算どおり行かないものも多いようでして、今言われたように、外郭は使ったけども思うとおりの静穏度が高まらないじゃないかと。また次に重ねて外郭をつくる。そういうことが今まで多々あったように思います。これは厳原漁港のみならず各町の漁港、そういったことが多いわけでございまして、これも私は実は辞退を、漁港協会も離島振興協議会にも辞表を出してるわけですが、全国漁港協会の副会長も3人でございまして、全漁連の会長と北海道のえりもの町長と私と3人でしてるわけですが。

 そういった中でよく水産庁の幹部の皆さんに言うのは、やっぱりもう早く完成港をつくって、重点的な漁港をつくりなさいと、こう言っております。そのためにはやっぱり拠点港、例えば、避難する場合においては避難のできるですね、数カ所の漁港を包含できるような重点的な避難港をつくるようにと。

 今、第10次の漁港漁場整備計画が始まっておるわけでございますが、こういったことにつきましても、やっぱり例えば外郭にいたしましてももっと考え方があるんじゃないかと言っております。あるいは漁礁にしてもそうです。で、今度、対馬沖にですね、西海岸になろうかと思いますが、相当大幅な国の施策を入れるように話をいたしております。間もなくそれが始まろうと思います。これは本当に海底山脈をね、今のような10億円、20億円というような湧昇流を利用した漁礁ではなく、これもやっぱり漁場の活性化、漁獲を上げるためにね。

 ということは、いつだったか話したと思いますが、どなたかの一般質問でしたが、各省庁には直轄事業があるんですが、水産庁には直轄事業がないんです。直轄事業を水産庁もやるべきだと。国としてのパイロット的なね、先駆的な役割を果たすそういう直轄事業があってしかるべきだということで、その動きも既にもう始まっております。

 直轄事業はさておきまして、国が大きく関与するやっぱりそういった漁獲高の向上は目指されるような漁礁、海底山脈、湧昇流をもっと大きくしたようなですね、こういったことを初め、今、漁港漁場整備計画の第10次という中で大きく変わろうといたしておりますので、そういうめりはりのついた、アクセントのついた漁港づくりをしていかなければならないという認識は二宮議員と全く一緒でございますので、こういうことで今後、私どもも市長会を初めとしたいろんな関係団体の総意としてこの動きを今始めておりますので、基本的にはそういった漁獲が増大できるような漁礁づくり。それは漁礁じゃないよと。海底山脈、結局、海の中に湧昇流を起こさせる。もっと大きなもの。500億円かかるか、1千億円かかるかわかりませんがね。最初は小さくてもそれが大きくなっていくような、そういうやっぱり目標を持ってやるべきじゃないかという動きが始まっておりますし、まず、対馬の西海岸にその端緒となるものが間もなく決定されると思っております。

 そのように漁港にいたしましても完成漁港、早く完成するものはしてですね。状況は変わっております。御承知のように海岸事業にいたしましても漁港事業にいたしましても、何次、何次ということで、5年、6年をスパンとした長いスパンで計画ができます。計画ができ上がったときには漁協の営みのスタイルが変わったり、あるいは市況が変わったりしてもう追いつかない。船にしても20トンの19.9トンというこの不登簿のね、小型船舶で行けるような、そういうまさに大きな船から、ヨコワも引ける、トローリングもできる、イカ釣りもできる、延べ縄もできるというコンパクトな小型のそういった多目的船的な船に変わっていく。

 そうすると、つくり上げた岸壁が高かったり低かったりと、こういったことがずっとあっております。そういうものも指摘をしながら、また、水産庁の皆さんもそういったことも考えながら、やはり新しい漁港、漁場づくり、どうあるべきかということを今真剣に考えるようになっております。

 そういったことはこの前から部長にも計画課長にも話をいたしておりますので、今、二宮議員がおっしゃったように漁港づくりも何港かが4港、5港が避難できるような、避難に耐え得るような、静穏度の高い、避難ができる港づくり、こういったものがこれから必要だろうと思います。片やそういった漁獲のできるような漁礁、海底山脈等のですね。それだけじゃないですが。あるいはまた、今言われたような安心して避難ができる港は近隣港合わせてどっかにつくれと。

 そういう今から重点的なアクセントをつけたような漁港づくりが必要だと思っておりますので、御趣旨はよくわかりますし、私もそう思っておりますので、ともどもそういった方向づけのもとに、いい避難港ができるようにいろいろ熟慮もしてみたいと思いますし、場合によってはまたそういった行動も一緒に皆さんと起こしていきたいと思っておりますので、ぜひよろしく御理解を賜りますようお願いをいたしまして、答弁にかえさせていただきます。



○議長(平間利光君) 19番。



◆議員(二宮昌彦君) 市長の非常に漁民の方々にとりましては大変、海底山脈とかですね、将来明るい話をしていただきましてありがとうございます。

 私の質問内容というのは、話にすれば10分足らずで終わっとるわけですけど、この話の中には年長者の方の話っちゅうのも盛り込んで話はしたかったんですけど、非常に先ほど話にありましたように、漁業後継者っちゅうのが非常に年齢が上の人が多いようになってきております。

 その人たちは樽ケ浜港に避難をされても、船の免許はあっても車の免許を持たれない人が非常に多いわけです。で、船の見回りですね、見回りと、そして何のために見回りをするのかと言うと、非常にあそこは盗難が多いわけであります。船の機材とか漁具がよく盗難に遭っております。そのために年長者の方も若い人も同じですけど、見回りは当然行くわけですけど、その中において年長者の方はわざわざ車を持ってある方を雇ったりとか、いろんな交通の手段を使って樽ケ浜まで一日費やして行ってあるわけです。それもやはりかなりの金がかかってくるわけです。

 それで、先ほど話の中にありましたように、台風を発生する天気図の中に出ると、2日か3日ぐらい前に前後してもう避難をさせなけりゃいけないわけです。どういうことかというと、皆さん知ってあるように、台風が発生しますと気圧の関係で北風が必ず強く吹くわけです。1日、2日の間にはもう、東のコース、西のコースってありまして、私の地区の内院の人はほとんど東のコースを通って大船越の瀬戸を通って避難をさせるわけですけど、それが悠長に構えとった場合は北風が強くなって西のコースを走らなければならないわけです。西というのは、豆酘崎灯台をかわって、阿連を通って郷崎灯台から、郷崎の入り口から樽ケ浜に入るわけです。そういったコースをとれば、当然、西のコースは時間的には今でも木船を乗ってある方がおられるわけです。3時間半は優にかかるわけです。皆さん、そのような感じで、そこの地区の方は非常に毎年同じような格好で台風に対処してあるような状況です。

 今、市長もわかってあるように、全島的において漁協運営は非常に厳しくなっております。対馬市と同じで財政難にあえいできゅうきゅう言っております。そのような中で、県あたりの指導で運営状況が厳しくなれば金融事業等といろいろ締めつけが出てくるわけですね、制約が。そして、以前は購買品等、要するに船の燃料代金とか、漁具にしてもある程度の売り掛けはできたんです。少しぐらいの、数万円、数十万円単位までは割と売り掛けはできて、皆さん、そういうふうな形をとられていたわけですけど。今現在は2カ月たまるとそれに金利がついて、即、現金購入がもう義務づけられて規則となっております。現金購入をするっていうことは沖にも行けない状態で現金を探しちょかんにゃいかんわけです。やはりこのようなことも、台風避難も拍車をかけているのが明確な事実だと私は思うわけであります。

 市長も水産業の発展がなくして対馬の活性化はないとよく折に触れ口にされておりますので、それだけ重要だと思うことは私たちと同じ考えであると思いますので、いま一度、市長の決心を伺いたいと思います。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 西周りで3時間半もかかるということは今初めてわかりましたが、確かに遠いなと思っておりました。たいてい東周りで樽ケ浜の方に入ってきてありましたが、台風時はですね。で、大船越の瀬戸を通って。

 ところが、あれがちょうど昨日だったか、今朝か、大部議員が質問をしておりましたが、あの防波堤ができて恐らくあれは入りよくなったと思います。あるいは南風ノ風と出潮と戦いましたら、あそこはもう三角波が通ってどうしようもなかったんです。あの外郭ができたおかげでそれはなくなりまして、入りよくはなったと思います。そういった点での樽ケ浜港にここが一番近かったんでしょうけど、半分以上違うでしょうね。

 実は、私が10日ほど前だったかな、水産庁から今、長崎県に来てます岡課長が恐らく豆酸、それから阿連に見えたと思いますが、阿比留議員、御承知でしょう。あそこに行ってよく話を聞くようにと言っておったんですが、議会前に行こうっちゅうことで行ってくれてましてね。そういったことも恐らく聞いてきてると思います。そういう話とか西地区の海底山脈、そういった話もしておりましたのでですね。

 だから、折に触れ、機に触れて皆さんの方もそういった声を高めていただきまして、これは先ほど言いましたように、重点的な漁港整備を今からしていかにゃかんと思っています。アクセントのきいたですね。だから、先ほど言いましたように、尾浦、安神、久和、内院、瀬、上槻、阿連、ここの漁港の所属する皆さんがほとんど樽ケ浜に来てあるようですから、そういった点につきまして、どこかそういう適地があれば、それを10次の今、漁港漁場整備計画でございますが、それを計画変更の時期を願って少し計画にもぐり込ませるとか、いろんなこともありますので、どこもここも漁港を扱うという時代は過ぎたと思っております。早く完成港をつくってアクセントのついたそういった避難港を初め、直接、漁家にはね返るようなそういったものをと思っておりますので、決意のほどを言えということでございますが、その点はもう一つも変わりません、あなたがおっしゃってるように。

 本当に水産の振興なくして対馬の振興はあり得ない。そのために、水産の振興をするために1次産業と観光をドッキングさせるというのも、これもそういうことでございますので、厳原漁協は、いいときは32億円の売上げで、現在20億円を切っておるということで、ちょうど厳原の水揚げっていうのは、私は統計的に見てみますと、対馬が一番ピークのときが300二、三十億円ありました。そしてここ16年でしたか、15年、16年で200億円を切りました。ちょうど厳原町漁協が20億円を切った。大体、厳原町漁協っていうのは対馬の総水揚げの1割っていうのが大体、厳原の生産の推移だと思っておりますので、やっぱ統計的にもそのように、いいときは32億円っていうことで、その当時、300二、三十億円上がっておりましたから。そして、15年、16年で20億円切りまして180億円ぐらいになりました。今度も厳原漁協も20億円を切って18億円、19億円になっていったと。ところが、ことしあたりまた少し上がってきてるはずです、水揚げがですね。対馬全体も200億円に今近づいてきております。

 そういう状況でございますので、とにかく基盤整備が漁獲高につながるような基盤整備じゃなければいけませんし、そういった点で時間が3時間もかかるようなことじゃいけませんので、ぜひこれも今度の計画の中にぜひアクセントのついた重点的な漁港、避難港っていう形でね、これはよくまた漁協町の皆さんとか関係のある議員さんの皆さん方、ぜひ研究協議をしながら進めていきたいと思いますので、ぜひ、二宮議員もよろしくお願いしたいと思います。そういうことで決意にかえさせていただきます。



○議長(平間利光君) 19番。



◆議員(二宮昌彦君) 先ほど西のコースで3時間半っていうのはですね、あくまでもあれは木船です。今はやりのFRPの船、今持ってある方はほとんどFRPですけど、年長者の方とかいろいろな意味があって木船をまだ乗られてある方もおられます。

 これは余談といいますか、実際にあった話ですけど、先ほどだれかが言われてましたけど、漫画みたいな話が10数年前に1回起こったんです。台風が対馬に接近をしてきたんですけどなかなか迷走して、そのうちに台風の勢力も衰えた状態で接近してきたんですけど、迷走したために船を避難をさせるのが遅れて、どうしても西のコースを通らなければできないような状態で避難をさせていたら、台風から郷崎のとこで追い抜かれたという話があったんです。これは事実なんです。

 私、ちょっとばかげてる話だから話の中には入れてなかったんですけど、そのような状態で6町も合併し、対馬市となったわけでありますので、余りにもほかの地域との格差があるようにありますので、私も漁業者の方々と協力をし合い、施設実現に向けて一生懸命努力をいたしますので、市長も十分その辺を理解していただきまして力強い協力を求めまして、私の質問とさせていただきます。



○議長(平間利光君) これで19番議員の質問は終わりました。

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○議長(平間利光君) 暫時休憩といたします。再開を2時10分よりいたします。

午後1時54分休憩

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午後2時10分再開



○議長(平間利光君) 再開いたします。

 次に、12番、佐々木毅君。12番。



◆議員(佐々木毅君) 皆さん、こんにちは。平成16年3月に合併を行い、早いもので1年を迎えております。今期最後の質問となりますが、対馬市の将来の発展を念じつつ、先に通告をしておりました、一つに、対馬市の財政について、二つ目に、動植物の持ち込みについて、三つ目に、対馬市の医療と急患の対応についての3件を市政一般質問をいたしますので、よろしく御回答をお願いいたします。

 まず初めに、我が対馬市の財政についてでありますが、平成16年3月末の起債が644億1,498万3,000円。この起債は旧6町が持ち込んだ総トータルだと思います。国の三位一体改革、国県財政の赤字の中で国庫補助負担金、一般財源地方交付税の削減の影響を受けて、我が市も厳しい状況に追い込まれております。

 そのような中で報告によりますと、平成17年度の一般会計では予算規模366億4,600万円の予算が組まれてあるようであります。去る2月4日の対馬新聞の報道によりますと、対馬市行政改革推進委員会が開催された折、財政状況の説明がなされております。

 16年度の予算編成では、31億円の財源不足に基金を投入したと。そのうちに基金に10億円ほど返している。現実には21億円の財源不足ということで進んでいる。17年度には24億円とさらに不足をしている。基金の残高が27億円。これを取り崩して24億円使うと、平成18年度は3億円しか残らないと。まさに危機的状況の説明があっております。

 17年度までは基金があったので取り崩して財源不足を補いましたが、18年度は3億円しかないのに、どのようにして財源確保される予定なのか。また、対馬市の将来の展望に立って、3年先、5年先の財源確保の目安も立てる必要があるのではないかと、このように考えるわけであります。

 そのような財源不足の中で現在進んでいる継続工事などもありますが、これも中断をされるおそれを懸念するわけであります。財源不足だからといって何もかも打ち切ることなく、また中断することなく、財源確保とにらみながら継続することの意義もよく考慮に入れて進めていかれることを強く要望いたします。

 そこで、平成17年度の起債比率はどれくらい想定してあるのか、まずこの1点をお尋ねをいたします。

 対馬市行政改革推進委員会なるものが設置され、これまで計4回の委員会が開催されております。このほど中間答申なるものの報告がされております。その中で大きく、一つに、財政の健全化、二つ目に、行政の効率的運用、三つ目に、市民サービスの向上などが上げられております。いずれも重要なことです。特に合併に伴い、効率化のために管理部門の集中、管理経費の削減、さらに本庁、支所の機能を見直す必要があります。昨日の本会議で同僚議員からの質問の中で、一極集中型にはしてはいけないという質問も入っておりました。

 私はこれに逆行するわけではありませんが、法律のために旧6町が合併を図ったその機能の分散経費のむだ遣いに異議があります。合併のためとはいえ、本庁と議会が別々、教育委員会は上対馬、農業委員会は上県と、このように分散させての経費のむだ遣い、一極集中することこそ合併の意味があると思われますが、理事者の御見解をお聞かせ願います。

 次に、二番目の動植物の対馬島内持ち込みについてであります。

 現在、イノシシの例を見てみますと、全く昔と同じようにイノシシがたくさんふえていることは皆様、周知のとおりであります。このイノシシをある時期に退治してしまった実例もあることは皆様御承知のとおりであります。しかし、現在、このイノシシが対馬に大変はびこり、農家の人たちも大変苦慮し、困っていることは周知のとおりであります。

 現在、平成16年3月1日に対馬市もイノシシについては持ち込み禁止条例はできております。だが、私が心配するのは、他の有害鳥獣についても持ち込み禁止条例をつくるか、あるいは何らかの措置をとるべきではないかと、そのように懸念するわけであります。

 例えば、今、猿とかリス、あるいはそのほかの動物が本土にはたくさんはびこっております。このような動物が対馬に多くふえれば、それこそ農家の被害が増大する一方であります。今のうちに何とかこのことを対策を講じ、皆様とともに早急に禁止条例をつくるか、あるいは何らかの措置をとる必要があると思います。転ばぬ先の杖ということもありますので、よくよく一致協了してこのことを突き進んでいただくよう、理事者側に特にお願いしたいと思います。

 三番目の対馬での医療、急患についての対応でありますが、重症な病気やけがについての現在の対応は大村に搬送されることが頻繁に行われているようにあります。そこで、一つ目に、現在の対馬の状況では医療機器不足なのか、あるいは医療設備の不備なのか、三番目に、医者の不足なのか。いずれにしてもこのようなことが体制が整っていないために大村に搬送されていることだと思います。

 そのことと、救急車で病院に搬送してから大村までの搬送の時間が具体的にどれだけ時間をかけて対応してあるのか。余りにも私の調べたところでは時間がかかり過ぎるように思っております。離島だから仕方がないと言えばそれまでです。しかし、離島であればこそ、医療の充実は重大ではないでしょうか。家族の身になって早急にしかるべき充実を図るべきであると、そのように思われます。

 以上3点、本席からの質問は終わらせていただきますが、市長の率直なる御答弁を求めまして、この後は自席から時間内に制限をして質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 佐々木毅議員の質問にお答えいたします。

 対馬の財政につきまして、平成16年3月末までの起債(借り入れ)644億1,498万3,000円だったと思われるが、その後の状況はいかがかということですね。

 御承知のとおり御指摘のとおりでありまして、平成16年度末の現在高見込額は644億1,498万3,000円であります。この時点での元金償還見込額は52億9,221万1,000円、それから、起債見込額が68億1,940万円だったわけでありますが、さらに減税補てん債3億50万円の借りかえなどで起債借り入れ額が増加をいたしまして、平成16年度末現在高見込額は646億5,198万4,000円となっております。

 また、平成17年度末現在高見込額は、元金償還見込額56億2,522万1,000円、それから、起債見込額が55億7,070万円で、645億9,746万3,000円とわずかながら減少する見込みとなっていますが、人口1人当たりの起債残高は156万7,000円と、こんなになっております。

 今後、合併特例債を活用した大型事業が予測される中、新市計画に基づいて事業の再構築を図りながら、交付税措置のある有利な起債を活用いたしまして起債の増発の抑制に努めてまいりたいと、このように思っております。

 次に、起債制限比率でございますが、御承知のとおりこの比率が20%を超え、30%を超える団体にあっては、一般公共事業のうち災害関連の事業を除いた事業や、あるいは公営住宅建設事業、義務教育施設の整備事業との許可がされなくなるわけでありますが、対馬市の15年度の起債制限比率は現在11.6%であります。それから、16年度が13.6%。17年度は14.7%となる見込みであります。補助事業を初め、建設事業の見直しに現在努めておるところでございますが、これからもそういったふうに見直しに努めてまいりたいと思います。

 平成18年度の予算編成に当たっては、平成16年度当初に先ほど御指摘がありましたように財調、減債、振興基金、10億円、10億円、11億円と。31億円を取り崩しまして組んだ予算も御指摘のとおりですね、382億6,900万円でありました。そして、平成17年度当初で23億4,000万円を取り崩しまして、今度の予算が御指摘のように366億6,400万円ですか、そういったことで基金残高が8億7,000万円となる見込みです。3億円っておっしゃいましたが、3億円だったんですが、ちょっと揺れておりますので、今現在、8億7,000万円となる見込みで、17年度と同じ状況になりますと予算を編成することが難しくなることはもうこれは言うまでもありません。

 年度前半に事務事業及び組織機構の徹底した見直しを御指摘のようにいたしまして、行財政のスリム化を図り、18年度当初予算の編成に当たってまいりたいと思いますが、非常に難しいことでございます。御指摘のとおりであります。これぐらいに財政のことはいたしておきます。

 次に、動植物の島内持ち込みということでございますが、イノシシも含めてですね。特殊な動物の持ち込み禁止条例の設置の必要はないかということでございますが、質問の趣旨は、アライグマ、あるいは猿、リスなどの動物を対馬に持ち込むことにより、対馬の生態系、あるいは人への影響、農林水産業への影響が懸念されるので、問題が発生する前に持ち込み禁止条例を制定し、対策を講じるべきだということだと思いますが、人間生活や生態系への悪影響をなくすことを目的として、特定外来生物ですね、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律っていうのがあるんです。これは通称、外来生物法ということですが、これが制定されております。法律所管は環境省及び農林水産省であります。平成16年6月2日に公布をされ、現在、法律を運用するための規則、あるいは特定外来生物等を検討をいたしておるようであります。平成17年6月ごろが施行予定と聞いております。

 そういった特定外来生物に指定されますと、飼養、栽培、保管、または運搬は、許可を受けた場合等を除き禁止されます。それから、輸入はそういったふうに許可を受けた場合を除き禁止。それから、個体識別措置等を講じる義務が出てまいります。さらに野外などで放すこと等の禁止など、飼養、輸入等に規制がかかってまいります。日本に定着している外来種は約、今、1,500種ということを聞いております。1,500種です。代表的なものとして、先ほど言われたような猿なんかもあるんですが、アライグマとか台湾猿、それから、ミドリガメ、オオクチバス、あるいはジャワマングースなどがそういった対象になっております。

 質問の持ち込み禁止条例化についてでございますが、個人の権利を規制するということにもなりますので、法律に基づくものでなければ慎重な協議、調整が必要だと思います。で、有害鳥獣に対する対馬市のイノシシの所持、または持ち込みの禁止等に関する条例は、平成13年に旧6町がイノシシの所持、または持ち込みの禁止等の措置を講じまして、人の生命、あるいは身体及び財産に対する損害を防止するとともに産業の振興を図るため制定したということはもう御承知のとおりだと思います。

 ペットとして飼われ、その後、放置された被害が出るおそれのあるものは、今、沖縄県における猫適正使用条例飼い主の飼養届け出義務があるんですがこのように、動物愛護の観点から個体登録を義務づけてるということであります。そして、管理の徹底を図る手法もあります。条例化に先立ちまして国の法律の今後の動きを見ながら、種の特定と手法の検討が必要になっていこうかと思われます。

 御指摘、御承知のように、条例っていうのは法律の延長線上にしか条例の制定はできないものでありますので、法律を無視した条例の制定っていうのはあり得ないわけでありますので、先ほど来、16年にでき、17年の6月から施行されるという、こういったものもよく踏まえながらよく検討をしてみたいと思っております。

 それから、三点目の対馬の医療についてでありますが、救急の対応で島民によく把握していないところがあるので、この際、詳しく説明をせよということでございますが、平成15年6月以降、対馬島内から国立長崎医療センターへ搬送となった症例の数は、厳原病院から26例、それから中対馬病院から17例、で、上対馬病院から2例、合計45例であります。

 疾患別といたしましては、脳卒中が27例、27例の中に脳内出血、あるいはクモ膜下出血等であります。それから、心疾患が9例です。これは急性心筋梗塞、それから急性心不全等であります。それから、心臓血管外科が2例、これは下肢動脈の閉塞、あるいは乖離性腹部大動脈瘤ですね。あと小児科が2例、これは重傷新生児仮死、それから急性脳症、こういったのが2例あります。で、産婦人科でも2例、これは双胎妊娠であります。それから外傷が2例あります。頭部損傷、それから大腿骨折。で、腹部外科が1例、これは上腸間膜の動脈の血栓症であります。ちょっと難しい病名ですが。

 で、重病急患に対する対馬島内から長崎医療センターにおける最初の初療開始といいましょうか、その初療開始までの流れはもうおわかりと思いますが、詳しく申し述べろということでございますので、まず申し上げますと、119番に通報いたします。ここで覚知ですね。そして現場着。離島医療圏病院とヘリ輸送の要請。ヘリが到着。長崎医療センター着。こういう過程を経ていきます。そして、覚知から初療開始までの時間は、現在、平均しますと平均で残念ながら390分。約6時間半という現状であります。

 急患ヘリは救急指定病院、これは離島医療圏病院からこの要請によりまして、消防本部が対馬市長名で長崎県知事あて。ということは、県の消防防災課に出動要請を行います。長崎県は初期、2次、3次の救急医療体制を整備しておりまして、対馬島内の3つの離島医療圏病院は手術、入院を必要とする重傷の患者に対する医療を提供する2次救急医療体制という位置づけになります。

 心筋梗塞、脳卒中等の特に重篤な患者に高度で特殊な医療を総合的に提供する3次救急医療体制として、大村の長崎医療センターが第3次の救急医療体制で位置づけられております。急患ヘリでの輸送は、医療機関と消防機関との円滑な連携による救急医療の確保を図ってる体制に基づいて行っているところであります。

 大体一応そういうことで、後またお聞きいたします。



○議長(平間利光君) 12番。



◆議員(佐々木毅君) 起債制限比率は、聞くとこによると14%を超えたら指導が入るという話を聞いたことありますが、先ほど市長の答弁では、17年度は大体14.7%というような制限比率の答えが出ておりますが、これをまたこのまま毎年これがふえていく可能性があったときに一番心配されるのは、20%を超えれば不良債権団体に陥るということもあり得るのではないかなと思うわけです。そうなれば、本当に対馬は大変なことになるのではないか。そこらにグレーチング1枚入れるにしても国の許可を1回1回とらんとですね。それができなくなるおそれを私は懸念するわけであります。

 だから、やはりこういったことをやはり急務に考えて、理事者はもとよりみんなでどういうふうにしてこの事態を乗り切るかと。本当に一生懸命考える正念場の時期が来ておるのではないかなと。だから、先ほど財政難のときの状況によっても、一極集中型にして少しでも出す金は少なくしていろいろな工夫をしなければいけないという一例も申したわけであります。

 そういった中で、先ほど来、本会議でも話がありましたが、株式会社湯多里ランドの赤字が1億2,500万円ずつあったと。それから、上対馬の聞くところによると渚の湯も赤字であると。そしてまた、おまけに今度は三根にも温泉ができております。これも最初から赤字を推定の上でそのオープンをしておるという話も、事実かどうかはそれはいい加減なことは言われませんが、あとの数字を見て進めなければいけないことでありますが、とにかく今の対馬の財政を見るときに、余りにも赤字が多過ぎるのではないかなと。

 例えば、病院あたりでもやはり上対馬病院も赤字、いづはら病院も赤字ということ。病院は切り捨てるわけにいきませんけど、やはり温泉なんかはですね、赤字経営の分はすっきり何とか方法をとってやはり黒字経営に持っていくような対策をしなければ、大荷物をずっと抱えていきよったんじゃ、とにかく私は対馬は沈没するのではないかと、そのように恐れておるわけでございます。これは私だけかもしれませんけど、本当に危機的状況であるということが対馬新聞の助役さんの報告を見ましたときに、本当にこれは冗談ではないぞと。みんな真剣に考えて一致団結して、対馬の財政を何とか切り抜ける方法を考えなければいけないというふうに思いますが、そういったことでやはり聞くところによると、安神の焼却場もランニングコストが五、六億円かかっておるという話も聞きます。だから、これを一つ一つ積み上げていったら、大変な対馬の赤字が今繰り返されておるのではないかという懸念をしておるわけでございます。

 だから、市長にお願いしたいことは、理事者にお願いしたいことは、切るべきところは勇断を持って切り捨てると。この決意じゃないと乗り切ることができないのじゃないかなと、そのように思うわけであります。

 財政はもういろいろ、私がずっと言ったらこれ1時間も2時間もかかりますので、時間の都合がありますので次に進みたいと思いますが、イノシシの件ですが、先ほど条例はなかなか難しいようにあります。イノシシじゃなくして、イノシシ以外のペットは条例を制定するということは難しいようにあります。

 しかし、ペットとしてもやはり、今、本土で大変騒ぎになっておりますアライグマ、それから皆さんも見られたことと思いますが、きのう、おとといのテレビでウサギの繁殖。ウサギというものは塀をしても、土を掘って穴から出てしまうわけです。それと猿です。これは猿はとにかくイノシシどころじゃありません。もうすばしこくてね、山に草木がないごとなったら家の中まで飛び込んでくる。

 だから、こういうペットをこの対馬に何とかはびこらないような方策をとにかく検討して、イノシシの例も見てもそうじゃないですか。今、大変、イノシシには網を配っていただいて皆さんが塀をして、何とか努力はしておられます。しかし、現場にどれだけ行かれたかわかりませんが、農家の人たちはもう田んぼ作業、米を植えることはやめるという人も随分出てきておりますよ。だから、このイノシシも毎回、同僚議員が質問をしておりますが、網を配り、いろいろなことをやることも大事ですが、増やさない方法、このこともやはりこの際だから関連になりますので言うておきますが、イノシシをこれ以上増やさない方法を考慮に入れて進まなければいけないのじゃないかなというふうに思いますが、イノシシはこれ以上ふやさないということと、先ほど言うたそのほかのペットは、条例がつくれないなら何らかの方法で対馬にはびこらない方法をひとつ今後進めていただきたい。この面を要望をして、答弁をお願いしたいと思います。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 財政の問題につきましては、先ほど申し述べたとおり、佐々木議員が危惧されてるように非常に難しい状況になっております。御指摘のとおり、御承知のとおり、この比率が20%を超え、30%未満の団体においては一般単独事業の起債が認められないわけであります。30%を超える団体によっては、先ほど言いましたように、一般公共事業のうち災害関連事業を除いた事業や、あるいは公営住宅建設事業、義務教育施設の整備事業との許可がされなくなるわけでございまして、大変、私どもも憂慮をいたしております。

 まだもう少し、20%ということでありますが、よそのことを言うことはいけませんが、私どもと合併した長崎県内においては上五島町と私どもが、五島の方が非常に今厳しい状況でありますが、この前も全くどうしようもないねという話でしたんですが、いやあともう頭を抱えてるわけです。繰り上げ償還をしなければそれができない。繰り上げ償還をする財源がない。それから、どこからか金を借りてでもとか言って、あるいは資産を売ってといっても金にすぐならない。非常にあそこも大変な状況でございます。

 いずこも秋の空でございますが、とにかく今言われた一極集中を図らねばならないということですが、一極集中というお話が、考え方がいろんな意味があろうかと思います。よく日本でも東京一極集中じゃないかということは指摘をされておりますが、一極集中が悪いということではないと思う。便利がいいから人はそこに集まっていく。そういう便利がいい、人が集まるところをつくっていかなければならないわけです。で、それがたまたま東京であり、厳原だったのかなと、こう思いますが、これはやっぱり6町が合併をしたわけですから、やっぱりそれぞれの旧町がそれぞれの個性を発揮しながらそれぞれの個性に応じた、本当に住んでよかったというまちづくりを目指して努力をしていかなければいけないわけですから、私は一極集中云々というよりも、確かにそういう考えになるかもしれませんが、要は一つになったことで管理経費をいかに集中管理をして浮かせられるか、ここだと思います。それが一極集中と同じような同義語に使われるのかなというような今認識をいたしております。

 例えば、各旧町、6町あったわけですが、1町に総務部門、あるいは企画部門、財政部門、そういった仮に3セクションの中で30人おったとしますと、6町で180人おったということになるわけですね、仮に30人とすればですよ、ばらつきがありますからね。そうすると、180人おったのが集中管理することによって、例えば30人やったのが50人でできるということになれば、130人ここで集中管理の効果が出るということになりますね。そういった形での一極集中だろうということだと思います。

 しかし、やはり旧町の──余り長く言うと時間がありませんが、やっぱり助役7人制が大きくカーブを切りまして、それをなくなったところからですね、これはやっぱり集中的に集中管理をしていきますと、そうするとどうして支所重視の形をするかと言いますと、これは支所の市民の方が窓口カウンター業務ですね、こういったところに皆さん、日常の中でなれ合いの中で行かれるわけですから、だから、保険、福祉、年金も含め、国民健康保険、あるいは税、あるいは水道、そういった身近な窓口業務をやはりかゆいところに手が届くような、そういう窓口業務の徹底したですね。前より変わったなと、よくなったな、便利になったな、親切になったな、優しくなったなというようなことができるような体制をしようということで今計画をいたしております。今回も組織機構で上程したとおりでございますが。

 それと、あとは道路、漁港、港湾、水道、あるいは学校、そういった維持管理、そしてまた事業の出向という、そういう事業、事務所的なですね、そういう機能もうまくかみ合わせまして、支所の人から支所重視の形が出れるようなですね、そういう効果が上がるように検討していかなければならないということで、今、いろいろ苦悩をしながらもそういう方向づけを今目指しているところであります。

 それから、安神の話にもなりましたが、とにかく今、環境関係の非常にランニングコストに頭を痛めておりますが、これもどうしたものかということでございます。大体、御指摘のように安神の処理場で、あそこで大体、年間のランニングコストが5億円かかります。中継基地まで入れますと約6億円、毎年それだけの経費がかかってきます。これはもう御指摘のとおりであります。ほかにもいろいろあります。このことはそういったことでとどめたいと思います。

 あと、持ち込みの動物は先ほど言いましたような外来生物法が16年の6月の2日に公布をされましたので、この施行が17年の6月ごろから施行予定でありますので、そういったもの等よく見ながら、今言われたアライグマ、あるいは台湾猿、ジャワマングースなどですね、こういった持ち込み禁止条例化についてですが、それが実行ができるよう、条例化ができなければどうするかということでのね、これのうまくいく方法を検討していかなければならないと思っております。

 特に御指摘の猿なんかについては、本当に猿がふえますともうどうしようもないわけでして、世界遺産に登録されております島はもう猿が「えんがい」でって言うから、私は塩の害かと思うたら猿の害でして、屋久島っていうのは猿2万、人2万って言われるとこでございますが、猿の猿害で、あそこはタンカンというみかんの産地なんですが、これがもう食い荒されて、やっぱり有害鳥獣の位置づけがなされまして、ハンターが行くんですが、小さい小猿でかわいい猿ですが、背中に母猿が子猿をおんぶして、目が合うと引き金を照準を合わせますけども引き金が引けないという、そういう状況で、今、有刺鉄線にかわって電気を通した電気柵を道路から山の間にずっと設けておりますが、それでもやっぱり猿知恵の方が多ございまして、枝をぶんぶんと振って枝から飛び越えていくということで、全く処置なしの状況でございます。

 そのように、やっぱり動物との共生、自然との共生がいかに難しいことかということも如実に全国にそういう例が出ておるわけでございますが、このことにつきましてもいろいろ検討をしてみたいと思っております。

 イノシシにつきましても、作付意欲がなくなるじゃないかというお話で、そのこともよく聞いております。間もなくそういった島外からのハンター招聘ということでの前後を延長したという、この前も話したようにそれが進んでおりますので、こちらにも期待しながらあるべき対策を打っていかにゃいかんと思っております。

 それから、急患の対応ですが、これはあんまなかったですね。(発言する者あり)それでした、はい。



○議長(平間利光君) 12番。



◆議員(佐々木毅君) 時間がないのであわてております。3回目になりましたので最後の質問になりますが、いずれにしても財政の問題でも本当に市長、頭の痛い問題でありますが、何とかこれは皆さんで本当に協力して力を合わせて財源確保に目がけて、先ほど言うたように思い切った対策を練っていただくよう要望しておきます。

 それと、有害鳥獣の件もですね、17年度はそういうことで実行段階にできんのではないかというような答弁を承りましたので、ぜひその方面に向けて進んでいただくことを要望しておきたいと思います。

 次に、一番最後に大事なことですが、これはちょっと実例を引いてみたいと思います。先ほど市長が6時間30分かかるということで言われましたが、1月の18日に52歳の女性の人が倒れられました。倒れた時間が1月の18日の10時20分にだんなさんが気づかれました。それから救急車でいづはら病院に搬送したわけであります。それから搬送して、いづはら病院で診察を受けて、それから中間で報告があったのが1時7分ごろ、大体、大村に運ばんにゃいかんでしょうという話があったそうです。それから、3時7分に対馬空港に向かっていづはら病院を出たと。それから3時21分に対馬空港を飛び立って、この時間が約4時間かかっております。それから4時7分に大村空港に到着をして、4時24分から大村病院で診察が始まったそうです。それから、翌朝、19日の午後6時20分から手術が始まり、21時10分に手術が終了したわけであります。この間、約30時間、時間が経過して、その夜、20日の午後1時に亡くなられたということで大変、家族の方が残念がられておるわけです。こういう実例が頻繁に起こっておると。

 ということは、先ほど市長が言われたように、6時間以上も救急の病院に見せるのに、大村まで運んでこの時間だけでも大変時間がかかっておるわけです。だから、やはりこれから先努力していただきたいことは、やはり長崎県には医療保険組合があって、どうしても大村に運ばんにゃいかんように決まっておるかもしれません。しかし、これは人助けです。何とかこれは1時間以内で本当に患者を福岡の病院でも運んでいってそこで手術が受けられる方法、このことをやはり今から先、医療保険組合でも、会議は年に2回あったおるようにありますのでこういう話もやっぱ出てきておると思いますが、そういうことをやっぱ取り組んでいただいて、対馬の人も本当に島であればこそ何とか人の命を助ける。それはやはり病院に頼るしかないわけですから、やはり対馬の厳原病院か中央病院にちゃんとした手術のできる場所を構えて、お医者さんを福岡に待機させちょって福岡から運んできて手術を受ける方法とか、あるいは何らか1時間以内で患者を医者の手厚い看護、そして手術を受ける方法もとるとかいう方法を今後おいてやっぱり、これは人事じゃない、いつ、自分がこの身に降りかかるかわかりませんので大事なことではないかなと、そのように思うわけであります。

 人口も対馬はだんだん減ってきますが、とにかく先ほどお話をしたように、重い病気、けがをしたらまず助からないと、今の対馬の現状では思わなければいけないのではないかなと思うわけです。本土であればもう何もこういう必要はないわけです。救急車で運んで1時間以内で手術が始まるわけです。ところが、残念ながら離島の悲しさ、今、先ほど市長の説明があったように、6時間以上も搬送するのにかかると。いうことであれば助かる命も助からないのではないかなと思いますので、この面も本当に理事者側、そして議員の皆さん、みんなが力を合わせて対馬の医療、急患、これを人助けだと思って努力していただくことをお願いいたしまして、最後に市長の見解をお聞きして、私の質問は終わりたいと思います。



○議長(平間利光君) 市長。



◎市長(松村良幸君) 本当に熱意あふれる御質疑をいただきまして、私ども力強く感じております。実はこういったこともいろんな論議が今、担当セクションの方であっておりまして、10日の日に離島医療圏の矢野副会長、この人は実質上、切り回してるんですが、この矢野体制になってる離島医療圏も大きく変わろうといたしております。

 矢野副会長と10日に会うようになっておりますので、対馬に来ます。その中でこの3病院のこと、先ほど言われた病院の負債の問題もあるんですが、いづはら病院で1億円ちょっとの赤字、美津島の中対馬病院で1億円ちょっとの黒字、それから上対馬も赤字。上対馬の場合は高齢者療養群のそういった形で、まあまあこれも何とかなりゃせんかと思いますし、いずれにしてもこのいづはら、中対馬、上対馬、3病院のあるべき姿を求めていかにゃいかんと思っております。

 それから、先ほどの切るべきものは切れということですが、これは全くそのとおりでして、早く情報開示をして、何と言われようともこれを建て直していくっていうのが私どもの務めですから、早く初期操作をすれば、迷宮入りしないように早くして早くしようと努力したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 また、救急体制につきましても、離島医療圏の会を23日もありますので、10日に矢野さんともよく話をしながら、このことについてももっと突っ込んだ何か方法はないかを模索してみたいと思います。

 もう時間がありませんので、いずれにいたしましても大切ないろんな御提言も含めていただきまして、佐々木議員、最後の記念すべきっていうお話がありましたが、本当によく私どもも頭に十分入れまして、今度、次のおっしゃられたことを具現化すべく努力をいたすことを約束いたしまして、答弁にかえさせていただきます。



○議長(平間利光君) これで12番議員の質問が終わりました。

 本日の登壇者は5名であります。明日は定刻より市政一般質問を続行いたします。

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○議長(平間利光君) 本日はこれにて散会いたします。御苦労でございました。

午後3時01分散会

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