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長崎県 大村市

平成15年  3月 定例会(第1回) 03月13日−07号




平成15年  3月 定例会(第1回) − 03月13日−07号









平成15年  3月 定例会(第1回)



◯出席議員は次のとおりである。

   1番  松崎鈴子君       14番  岩永光功君

   2番  山田寿美君       17番  山田慶一君

   3番  田崎忠義君       18番  田中 守君

   4番  里脇清隆君       19番  今村典男君

   5番  音成征彦君       20番  馬場重雄君

   6番  廣瀬政和君       21番  永石賢二君

   7番  川添勝征君       23番  山口宣彦君

   8番  北村誠二君       24番  丸谷捷治君

   9番  田中秀和君       25番  三原十一君

   10番  和崎正衛君       26番  細川隆志君

   11番  山北正久君       27番  中川志朗君

   12番  富永秀男君       28番  宮本武昭君

   13番  前川 與君       29番  永尾高宣君

◯欠席議員は次のとおりである。

   15番  田中昭憲君       16番  恒石源治君

   22番  田中善典君       30番  五反田良二君

◯地方自治法第 121条により出席した者は次のとおりである。

 市長       松本 崇君    市民環境部長   伊東正人君

 助役       中川 忠君    都市整備部長   朝長眞夫君

 収入役      渕 純一郎君   病院事務部長   石丸哲也君

 大村市理事    雄城 勝君    水道事業管理者  前川 章君

 総務部理事    坂井則雄君    水道局次長    吉野 哲君

 大村市技監    中村 正君    競艇事業部長   川口一典君

 総務部長     黒田一彦君    教育長      西村順子君

 企画財政部長   遠藤謙二君    教育次長     中村満男君

 福祉保健部長   田中清彦君    監査委員事務局長 田中征四郎君

 産業振興部長   津田 学君    総務課長     福田和典君

◯本会議の書記は次のとおりである。

 事務局長     前田重三朗君   書記       三谷 治君

 次長       杉本高光君    書記       針山 健君

 議事調査係長   太田義広君    書記       久冨健一君

 書記       岸川秀樹君

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          第1回定例会議事日程 第7号

        平成15年3月13日(木曜)午前10時開議

第1 市政一般質問

第2 第57号議案 訴えの提起について



△振鈴 午前10時3分



△開議 午前10時5分



○議長(馬場重雄君) 

 出席議員は定足数に達しております。

 議事日程第7号により本日の会議を開きます。

 田中昭憲議員、五反田良二議員並びに田中善典議員から欠席の届けが出ております。

 なお、病院長からも欠席の届けが出ております。

 日程第1.市政一般質問を行います。

 最初に、29番永尾高宣議員の質問を許可します。



◆29番(永尾高宣君) 登壇

 ここにこうして立ちますと、あのカメラの位置が下がっておりますので、大変ありがたいなあと、こう思います。

 皆様おはようございます。3月議会の一般質問も、いよいよきょうが最終日でございます。その1番バッターとして質問を述べさせていただきたいと思います。きょうは朝早くから傍聴にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。市民の声をよく聞いて、その声を市政に反映させ、市民皆様方の幸せ前進のために全力投球で働いて行動をする会派知音会に所属をいたしております29番議員の永尾高宣でございます。

 質問に入る前に、大村市の子供たちはスポーツ活動に、文化活動にいろいろな面で頑張り、大変な活躍をいたしております。そのことを全部お話しいたしますと時間が足りませんので、ことしは特に高総体、インターハイが大村市でも開催をされますので、高校生について御紹介をさせていただきたいと思います。

 ラグビー、城南高校から男性が1人、大村工業高校から男性が1人、県の選抜の代表としてニュージーランド大会に出場をする予定であります。工業高校におかれましては、野球部がNHK杯中部大会で優勝、アーチェリー部、インターハイへ出場、春高バレーにおきましては、何と3回連続6回目の全国大会出場であります。文化活動におきましても、ものづくり全国大会で優勝、ロボットコンクール大会でも優勝いたしておりまして、その功績が認められまして、去る2月の12日、長崎県の誇りとして県知事から表彰を受けていらっしゃるわけであります。卒業生といたしまして、本当にこれ以上の喜びはなく、お喜びとお祝いを述べさせていただきたいと思います。どうか晴れの舞台におきましては、正々堂々と自分の持てる力を十分出し切って、大村市の名を大いに高めていただき、感動をつくってきていただきたいと思います。御健闘を心からお祈りさせていただきたいと思います。

 それでは、まず初めに教育行政について御質問をさせていただきます。

 いよいよことしの夏、「長崎が君の鼓動で熱くなる」のスローガンのもとに、長崎ゆめ総体が長崎県内において開催をされますが、大村市でも7月の28日から8月の12日の間まで順次4競技が開催されると聞いております。4競技が開催をされますと、全国から多くの選手や監督、応援者の皆様方がおいでになると思います。初めて大村市に来られる方もいらっしゃると思います。このような来客者を温かくお迎えし、少しでも大村市のイメージをよくして、よい印象を持ってもらうことが大事であると考えております。現在、担当課であります全国高校総体推進室で怠りなく準備を進めていただいていると思いますが、宿泊施設が少ない本市においての宿泊体制や現状での会場の準備等についてお尋ねをいたします。

 次に、福祉保健行政についてであります。

 市長の施政方針説明の中に、高齢者に優しい福祉社会づくりといたしまして、高齢者が生きがいと誇りを実感できるまちづくりを支えるのは高齢者を抱える家庭であり、それを取り巻く地域社会であります。本年は、高齢者の社会参加を目的とした地域社会活動を積極的に支援するとともに、これまで実施してきた高齢者の諸施策が現在の住民ニーズを的確に反映したサービス内容であるかを評価、検証し、必要な高齢者に必要なサービスを基本とした大村市高齢者保健福祉計画の具体的な取り組みを行ってまいります。この大村市高齢者福祉計画の取り組みについて、具体的にお尋ねをいたします。

 次に、現金収入が少ない高齢者の皆様方が住みなれた家を手放すことなく、安心して医療や介護を受けられる、これは自宅を担保にして、死亡されたときに不動産を売って清算するリバースモーゲージ制度、これは毎月 300千円以内の生活資金を低利で融資する生活福祉資金、このことが年明けにも実施ということでこれが紹介をされているわけでありますが、このことにつきまして、市のかかわり合いがどういう形で市のかかわり合いになるのか、この窓口がどうなっていくのか、実際的にいつからこれがスタートするのかをお尋ねいたします。

 次に、産業振興行政についてであります。

 産業振興行政のJR久原駅の進捗状況につきまして、これにつきましては、28番議員と8番議員の質問の中で、私たち知音会も九州のJR本社に行ってまいりまして、直接社長と会って、あの地域でのこの久原駅の必要性を力強く訴えてまいりました。市長の答弁の中にも、市長就任後、本人みずからJRの本社に訪ねていってお話をされて、平成17年の3月の開業に向けて全力投球で頑張っていきますと、積極的な力強い答弁をなされましたので、もう答弁は結構でございますので、いま一度市長の熱意をお聞かせいただければと思います。

 次に、上駅通りの再開発のことですが、これも2番議員の質問がありました。その中で、採算性を最優先にして、地元負担を含めたところの資金調達や権利者の全員同意等が整えば、厳しい財政状況の中であるが、市もできる限りですね、平成15年度には予算ができませんでしたけど、16年度と17年度に向かってできる限りの予算をつけて支援をしたいという、市長の本当に前向きな答弁でありました。このことについてももう同じ答弁になると思いますので、これも市長のいま一度、情熱をお聞かせいただきたいと思います。

 産業振興行政の3番目、今、バブルがはじけまして、もう10年を経過いたします。なかなか、この景気回復の兆候が全く見えないわけであります。もうとにかく日本全体が不況のどん底。その中で特に一番痛手をこうむっているのが建設業界、この住宅の産業なんですね。

 大村市は、この平成12年度までは年 1,220名ぐらい、平均してふえてきたんです。諫早市の人口との差が2万あったんですけどね、大村市がずんずんずんずんふえてきたもんですから、今、2万の差が 7,400まで下がって縮まってきたわけですね。しかし、そういう状況の中で、平成12年、13年度から、だんだんだんだん大村市の人口の増加も鈍化をしてきているような状況であります。

 その中で、建築確認数はどうかと申しますと、平成9年、平成10年ぐらいは諫早市の建築確認と大村市の建築確認が、約 180から 200ぐらい大村市が多かったんです。諫早市の人口があれだけあって、諫早市にあれだけの商圏があっても、大村市はこれだけ多かったんです。これは、やはり行政の方々が一生懸命頑張ってきていただいたこともあるでしょう。やはり建設業界、不動産業界が、仕事といえども、まちづくりのために一生懸命頑張ってきたこともあると思います。

 しかし、その状態が今どうなのか。平成14年度は建築確認数が大村市と諫早市の差は、 200あったのが、今、40ぐらいに縮まってきています。まだ大村市が40ぐらいは多いんですけどね。多いんですけど、諫早市と比べて大村市は集合住宅が盛んなんですね、アパートが。多分、これはそういうことを考えますと、実際に個人住宅は諫早市に大村市はもう抜かれているんじゃないかと思います。これから、やはりこの状態は私は進んでいくんじゃないかと思います。

 一つの例を申しますと、ある駅の裏の団地が50区画ぐらいあるんですけど、その50区画の団地の中で、大村市以外の方が土地を買って家をつくっているのが70%ぐらいあった団地もあるんですよ。実に70%です。それは長崎の方もいらっしゃったでしょう。いろいろ諫早市の方、北高の方、南高の方。長崎市の現状はどうかと。今、長崎市はマンションが非常に盛んなんですね。マンションブームで、もうマンションでうっとまって、長崎の方々がなかなか大村の土地ば買うてもらえんわけです。

 諫早と大村の土地の価格の差がこうあったですね。住宅地が一時は2倍ぐらい諫早が高かったとですね。それが最近ではだんだんだんだん諫早と大村の土地、全体今下がっているんですけどね、こういう状態で。だんだんだんだん、こうなってきているんですよ。もうそういう状況でありますので、もう鈴田の峠でとまってしまって、今は市外から、ゼロとは言いませんけど、大村市の土地を買って家をつくる方々が本当に年々少なくなっている現状であります。

 諫早市は今度合併で14万都市になります。これからが大村市のまさに正念場を迎えてくるんではないかと思います。もう本当に住宅業界、大変ですよ。もう倒産があり、もう地をあえぐようにして今生きております。もうそういう状況の中では、この業界、失業者ももう大変な状況ですよ。そういう状況の中で、ぜひこれからの大村市の住宅促進のためにですね。前、住宅ローン融資保証というのがあったんですね。これをよく言われるんですよ、お母さん方が。昔、大村市は融資保証ローンのあれがあったですねと、あれをまた再度再開してもらえば助かりますねと。よく大蔵省、お母さん方が大蔵省を握っていますからね、よくお母さんたちが、永尾さん、これはまだできんとですかと、この声が非常に大きいですよ。できることでありましたら、この住宅保証制度をまた再度制度化していただけないか、お尋ねをさせていただきます。

 次に、都市整備行政についてお尋ねをさせていただきます。

 久原梶ノ尾線、今、諏訪から武部までが開通をいたしまして、国立病院のところが開通をして、いろんな方々が大変助かっております。平成18年度の開通に向かって、今行政の方にも一生懸命頑張っていただいているところであります。そういう状況の中で、これから久原梶ノ尾線の北側ですね、北部のこれからの計画についてお尋ねをいたします。

 次に、久原梶ノ尾線の中の、あの中鉢鮮魚店さんから国道 444号線の間、そこの間がですね、もう皆さん方も感じていらっしゃると思うんですけど、思っていらっしゃると思うんですけど、実に暗いんですね。もう非常に暗かですよ。あれだけ立派な道路が開通しているわけですけど、非常に暗いです。今、性犯罪とか、そういうものもふえているような状況ですよ。子供たちも今塾に通っている状況も多いもんですから、やっぱり9時とか10時、遅く帰ることもあるわけですね。私も曲がるときにですね、左、右に曲ぎっときに、どこから曲ぎっとかわからんぐらい真っ暗です。どうか、そういう状況を見ていただきながら、防犯灯か、保安灯か、街灯かわかりませんけど、その辺をひとつぜひ取りつけていただきますよう、至急お願いをいたします。

 次に、大村市が本当に一番の自慢であります、誇ります、海に浮かんだ海上空港、長崎空港の玄関口、ここにすばらしい4万 8,300平方メートル、坪数に直して1万 4,600坪あるんですね、あの森園公園。その森園公園がいろいろなゾーンがあるわけね。シーサイドプロムナードロードとか、芝生広場とか、花と水の広場とか、休憩舎、トイレ、駐車場というゾーンがあって、この中の真ん中にイベント開催広場もあります。その中の一番こっちの方の公園の西の方の海岸にちょっと近いところに、緑のふれあい館というのがあるんですけど、私も何かあそこに建物があったような気がするんですけど、中にも入ったことがありませんし、余り知らなかったんですね。ここが延べ面積が1階が265.16、2階が244.15平方メートルあるんですけど、そこの活用、余り私はあの活用されていないんじゃないかと思うんですけど、この活用について、また今後の活用についてお尋ねをさせていただきます。

 それと、あれだけの立派な森園公園、一般的にあの公園を使用している人、使っている人が少ないんじゃないかとよく言われるんですね。実際に森園公園の利用の状況はどうなのか、お尋ねをいたします。

 次、都市整備行政の3番目でありますけど、平成11年から玖島橋をスタートに本小路、片町第一、第二、鶴亀橋渡って本町まで歴史の散歩道、もう工事期間中にいろいろ大変なこともあったんですけど、本当一部の車道を除いて完成をいたしております。本当に地元の皆様方、商店街の皆さん方も、大変喜んでいただいているんではないかと思います。

 そこのところの、あそこの玖島整骨院さんと山口商店さんから向こうの東の方に円融寺さんに行く方向の鉄道のところがあるんですね、奥の。あの鉄道のあれが低いんですね。幅が狭いんですよ。非常に今ボートの開催時、特に今、久原梶ノ尾線が一部が開通したもんですから、あそこを逃げ道として車が使われるもんですから、非常に混雑して多いわけです。あそこの鉄道の前でよく、円融寺とか、護国神社とか、楠本正隆公の屋敷跡があるもんですから、大村市外から、いろいろ他県から見学にいらっしゃるんですよね。バスがどうして、あそこに来てうろうろしています、行かれんで。バスが通るぐらいのスペースはなかなか大変ですけどね。今、高齢化社会になって、いろいろなことが出てくるわけです。あそこの状態は救急車も通れないような状態ですよ。何とかあそこの拡幅をできないものかどうか、お尋ねをいたします。

 あと、都市整備行政の最後でありますが、大村公園、玖島城から東の方に向かっていきますと、鉄道の下を通りますと、岩舟町のちょうど玄関口、入り口に小高いあれがあるんですね。愛宕山というんですけど、これは昔から何かあるとき、災害のときには、もう江戸時代前からと思うんですが、避難の場所として使われていたそうであります。今、年に何回か愛宕山で祭りなんかもあって、本当に地域の方々の潤いの場所でもあるわけです。もう七、八カ月前だったと思うんですけど、県の教育委員会、市の教育委員会から来ていただいて、あそこの愛宕山、仮称期成委員会というのをつくって見ていただいたんですよ。そしたら、本当に初めてここに登りましたと。こがんすばらしかところがこの大村の中にあったとですかと。玖島城と連携した、武家屋敷と連携した本当にすばらしいところですねというお話でありました。

 その北側が墓が散乱をしているんですよ。この墓は、もう全部お参りにいらっしゃる方はいらっしゃらないんですけど、散乱しているもんですから、北側が樹木を生い茂って非常に暗くなっているんですね。それと、階段が高さがあるもんですから、もう雨が降るわけですから、階段が非常に壊れています。やっぱり高齢者の方々も、子供たちも、幼い子も、あの愛宕山に登って遊ぶわけですよ。あの階段だったら、これ高齢者の方々は大変なんですね。滑ってけがして、大変なんですよ。もうあの小高いところから大村湾の眺望が一望に見えます。どうぞ、お越しになっていらっしゃらない方はぜひ見に来ていただければと思います。ぜひ地元の方々、地域の方々がですね、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さん、子供たち、孫さんたちがあそこの中に行って、そしてやはり潤って、これが私はいろいろな面では子供たちの健全育成もつながっていくし、そして地域のつながり、発展にもつながっていくし、ひいては私は大村市の発展にもつながっていくんではないかと思います。

 どうか愛宕山、そういう状況でありますので、この整備について全力投球で取り組んでいただくことを心からお願いいたしまして、壇上での質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。(降壇)



◎市長(松本崇君) 登壇

 おはようございます。永尾議員の御質問にお答えをいたします。

 まず初めに、大村市の高齢者保健福祉計画の取り組みについてでございます。

 本市では、平成12年に老人福祉と保健福祉、それに同年より事業を開始しました介護保険事業計画を加えた大村市高齢者保健福祉計画を策定いたしたところでございます。これは、平成12年から平成16年までの5年間を実施期間といたしております。平成14年度は、この介護保険事業計画を含めた見直しの年でございまして、従前の計画を一部修正、または強化した新たな大村市高齢者保健福祉計画を策定しているところでございます。現在も年度内の策定及び新年度、すなわち15年度からの実施に向けた最終調整作業を進めております。今回の見直しのポイントといたしましては、本市の高齢者人口の今後5年間の推計はもとより、この間の介護保険サービスの供給量及びそれを支える新たな介護保険料算定などが柱となっております。

 また、介護保険外のサービス、特に自立判定者でありながらも、何らかの支援が必要とされる自立支援者対策の必要性も内容に盛り込んでおり、施政方針でも説明しましたが、今後は、この計画をもとに具体的な高齢者の保健福祉施策を進めてまいりたいと思います。

 また、この計画策定の中で、中学生を対象としました高齢者福祉の必要性をアピールした「ふれあいストーリー」という漫画を市職員の手づくりで作成し、この春、市内の中学生に配布予定であります。こういうものでございます。これは漫画でわかりやすく、これは色刷りに後なりますけど。

 次に、生活福祉資金制度につきまして、御指摘のあったとおり、厚生労働省から、所得の少ないお年寄りに対し、自宅を担保に生活費を貸し付け、亡くなった後に不動産を売って清算する生活福祉資金貸付制度、いわゆるリバースモーゲージ制度と言われていますが、その制度の要綱が制定されまして、平成15年1月付で通知をされているところでございます。申請窓口は市町村の社会福祉協議会となっておりまして、実施期日と実施の詳細につきましては、後日、県から通知がなされる予定で、大村市社会福祉協議会としても県からの指導を受けて実施する方向でございます。

 次に、久原駅の設置でございますが、本議会におきまして28番議員及び8番議員の質問に答弁いたしましたように、平成17年3月の開業を目指しまして、JR九州と積極的に協議を進めてまいりまして、実現に向けて全力を尽くす所存でございます。

 また、上駅通り地区市街地再開発事業における現状の見通しにつきましても、今議会で2番議員の御質問に対して答弁したとおりでございます。

 私といたしましては、事業予定地区はJR大村駅周辺を中心とする市街地にありまして、まちの玄関口、これはまさに大村市の顔でございます。また、市民共有の生活と交流の拠点として大変な重要な場所に位置していると受けとめております。したがいまして、事業の採算性など事業推進を図る条件を整えられれば、全力で支援してまいる決意でおります。

 なお、私は将来的には考えなければならないことと思いますが、市の公的機関、今は図書館、市民会館等がございますが、何らかの形でこれは将来を見据えながら、公的機関をあそこに誘致する、あるいは建設する、そういうことを踏まえなければならない。要するに、市民の皆様方があそこに集まれるような状況をつくっていく必要があるんではないかというふうな考え方を持っております。

 次に、久原梶ノ尾線の北部への延伸につきまして、14年の7月下旬に3回にわたり地元説明会を行ってまいりました。その後、県との事前協議を経て、市民への公告、縦覧を3月4日に終えたところであります。今後の予定といたしましては、市の都市計画審議会を3月下旬に行い、その後、県の都市計画審議会を経まして、7月までには都市計画決定をいたしたいと考えております。

 この久原梶ノ尾線は名称の変更もございます。久原から池田までの 4,880メートルにつきましては久原池田線となり、また、池田から沖田までの 3,420メートルにつきましては池田沖田線となります。この名称になりますが、通称は、久原梶ノ尾線ということで親しんでまいりましたが、通称はそうでございますが、具体的な名称は今申し上げたとおりです。市といたしましては、県道認定と県営事業での実施につきまして、今後も強く要望を行ってまいりたいと思います。

 次に、景気回復のための住宅建設促進であります。

 私は、大村市というのは、まず働き場、企業を積極的に誘致しなければならないということが第一でございますが、もう一つは、住宅都市として、いわゆる住環境にすぐれた都市であるという位置づけをしております。したがいまして、いろいろと御指摘がありました。諫早との比較等がありましたが、非常に今、住宅建設が鈍化していると。このことについて私も危惧をいたしております。また、住宅建設を誘導することによって、今のこの不況の状況の中での景気回復への第一歩ではないかというふうにもとらえておるわけです。ですから、私は基本的には住宅建設について市が積極的に、議員は特に住宅関連の専門家であられると思いますが、よく市と民間と、あるいは県、国等の指導も受けながら、何らかの形の、何といいますか、集合住宅ではなく、戸別の一戸建ての住宅建設への方向を模索してまいりたいというふうに考えております。

 さて、利子補給制度でございます。これは、昭和63年度から平成9年度までの10年間実施してきました。これはたしか、私、63年度は就任しているときでございます。これを始めたことはよく覚えております。非常に好評を得まして、住宅建設が確かに進みました。この間、貸付金利の引き下げや住宅取得特別控除の充実もあったことから、住宅建設の促進と関連産業の振興を図るという目的を達したということはあるんです。確かに当時、63年から平成9年度までの10年間は効果は出したんです。その後にです。今申しましたように状況が変化をしてまいりました。そこで、平成10年度からは廃止されていると思うんです。いいことであるんだけれども、他に施策が変わってきた。この制度の復活については、平成13年度12月議会で御質問があったやに聞いております。制度を復活させるかどうかについては、いましばらく検討させていただきたいとの答弁がなされております。その後、慎重に検討されましたが、当時の10年間に比べ、具体的に言いますと、住宅金融公庫の貸付金利のさらなる引き下げや住宅取得特別控除がさらに充実していることから、復活をされていないのが現状であります。しかし、議員のせっかくのまた御提言でございます。もう一度再確認をするとともに、冒頭に申し上げましたように、住宅建設における促進方をどのようにすべきか、さらに検討してまいりたいというふうに考えております。

 次に、市道片町墓線草場名架道橋拡幅についてでございます。

 草場名架道橋は、けた下高 2.3メートル、有効幅員2.55メートルしかなく、大変低く狭いのでございます。救急車や消防車の緊急車両の通行がままならず、地域の人々の生活に不安や不便を来していることは承知いたしております。平成12年度から草場名架道橋のけた下高確保や拡幅につきまして検討が行われてまいりました。計画は、事業規模や事業費に配慮し、けた下高 3.0メートル、有効幅員 7.0メートルで現在検討いたしております。平成14年9月11日には、この計画でJR九州と事前協議が済まされております。この事業につきましては、整備時期の決定には至っておりませんが、今後の財政状況を見ながら、地元説明会やJR九州との計画協議、実施協議を鋭意進めてまいりたいと思います。

 次は、岩舟地区広場の整備についてでございます。

 現在、上小路周辺地区内におきまして、歴史的財産の保全と城下町としての風情を残していくために、景観形成地区を目標とした市民参加型のワークショップを開いているところでございます。このワークショップは、参加者の意見を聞きながら、どのようにすれば、この上小路周辺にまだ残っている歴史的な価値のある建築物や石垣を残していけるのか、また、年々増加しております近代的な建築物からどのようにして城下町としての風情を守っていけるのか、そのための一定のルールづくりをみんなで考えていこうというものでございます。このルールに対しまして、住んでいる方々の賛同が得られるならば、この地区を都市景観条例に基づく景観形成地区として指定をしたいと考えております。その結果、この地域が大村らしい歴史的景観を持つ地域として次世代に引き継がれていくものと考えております。

 なお、愛宕山につきましても、この上小路周辺地区の景観形成の重要な要素としてとらえております。その樹林に対して所有者の協力が得られれば、都市景観条例上の保存樹林の指定を行い、その保存に努めていきたいと考えております。さらに、その活用方法等につきましては、十分地元の皆様方と協議を行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。残余の御質問につきましては、関係部長からお答えさせていただきます。

                  (降壇)



◎都市整備部長(朝長眞夫君) 

 都市整備行政の中の、久原梶ノ尾線の中鉢鮮魚店から国道 444号の道路までの道路照明についてでございます。

 御指摘の区間は、現在、保安灯設置要綱に基づき、交差点と横断歩道の計3基の照明灯を設置しております。しかし、交通安全や防犯上必要な箇所があれば、現地調査の上、保安灯の増設なのか、防犯灯の新設なのか、関係各課で協議し、設置要綱に照らしながら検討いたしてまいりたいと思っております。

 次に、大村市の緑のふれあい館の活用についてでございます。これは、活用状況と今後の活用についてと、森園公園の利用状況について御説明を申し上げます。森園公園は、亜熱帯植物を中心とした植栽と芝生広場を生かした公園として、平成12年4月にリニューアルオープンした 4.8ヘクタールの特殊公園であります。公園内にある緑のふれあい館の1階部分は機械室や作業室を配した管理棟で、2階部分に講習会や学習会などができる約40名が収容可能な研修室及びロビーを配置しております。

 この研修室の利用については、13年度より市政だよりで参加を募り、庭木剪定実践講座、ガーデニング講座講習会などの緑化推進事業の講習会を初めとし、環境、福祉、文化関連事業に使用しております。本年度の利用は23件で、約 700人が利用しております。今後は、百人委員会の会議場所としても使用し、活用を高めてまいります。

 公園利用の状況につきましては、団体利用者として市内の小・中学生が歓迎遠足、あるいはお別れ遠足に利用されております。年々増加しております。また、昨年7月6日にこの森園公園から全国放映された人気タレントによるミニライブの折には、中高生を中心に 4,500人を超す収容、集客があり、公園の持つ収容能力の高さを再認識しているところであります。

 長崎県の空の玄関口に位置する公園として、さらに維持管理の徹底、広報周知に努め、公園利用の増進を図ってまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◎教育次長(中村満男君) 

 長崎ゆめ総体についてでございます。

 いよいよ長崎ゆめ総体まであと 137日となりまして、女子ソフトボール、バドミントン男子、卓球、登山の4競技の会場として鋭意準備を進めているところでございますが、御質問のありました宿泊体制につきましては、大村市内のホテル、旅館、民宿並びに長崎県教育センター等も含めまして、市内の宿泊施設提供数は23施設で、1日当たり約 900名分の宿泊となります。市内のホテル、旅館等で不足する分につきましては、県内他市の宿泊施設も満室となる状況でありまして、県配宿センターとの協議により、競技会場までの時間的な関係も含めて検討しまして、嬉野町に配宿することが決定しております。

 なお、応援者のための配宿につきましては、県が応援サポートセンターを設置し、空室情報の提供を行う予定でございます。大村市におきましても、県及び旅館等からの情報を確保して、応援者の宿泊をサポートしたいと考えております。

 もう1点、会場の対応についてでございます。大会会場につきましては、女子ソフトボールが市営野球場補助グラウンド、森園運動広場、大村工業高校のグラウンドを予定しております。バドミントンはシーハット及び大村高校第1体育館、卓球はシーハット、登山については雲仙山系と多良山系のコースで行われますが、市内の幕営地については、野岳のロザ・モタ広場と黒木のダム運動公園となります。この会場の準備につきましては、各競技の専門委員長を中心として準備を進めておりまして、駐車場の確保、交通アクセスについても関係機関等と協議し、万全を期するように準備を進めております。

 以上でございます。



◆29番(永尾高宣君) 

 長崎ゆめ総体については、これからが大変になってくると思いますけど、万全の体制で臨んでいただきますようお願いいたします。

 高齢者保健福祉、これから高齢者社会を迎えますので、よろしくお願いいたします。

 生活福祉資金制度のことについてでありますが、これから県の方から指導があった場合、なかなかこれがみんなが知り得ないところもあるわけですね、こういうすばらしい制度が。そういう場合に、市としてはどういう形の中でこれを広報、皆さんに知らせていかれるのか、お尋ねをさせていただきたいと思います。



◎福祉保健部長(田中清彦君) 

 県の方から、まだ具体的には来ておりません。したがいまして、そういう通知が来次第、早速、大村市広報等を通じて市民の皆さんにこの制度の周知を図りたいと思っております。



◆29番(永尾高宣君) 

 市政だよりに載せるとか、パンフレットをつくるとか、そういう形になりますですかね。

 JRの久原駅、これはもう20年ぐらい前から火がついたり消えたり、ついたり消えたりですね。私も、あの地域にいるもんですから、あの地域の方々からよく聞かれます。永尾さん、本当に今度は久原駅はでくっとですか、ほんなもんですか。いや、今度は間違いないですよ。もうそういう状況で、まさに久原駅、あの地域はフィーバーですよ。もう本当にあの地域のこれまでの悲願でありますので。久原駅ができることは、大村市の活性化、大村市のこれからの発展につながっていきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

 次に、上駅通りの市街化の開発で、今市長の方から、あそこの中に市の公的機関を持ってきて、より多く人が集まる、集客、そういうものを考えて積極的に取り組んでいきたいと、本当に前向きなお言葉をいただきました。平成16年度、17年度に予算をつけたいということでありますけど、そういう形になった場合には、大体市からはどのくらいの予算計上持ち出しになるんでしょうか。



◎産業振興部長(津田学君) 

 今、市長の方から公共施設の問題が出ましたけれども、現在、我々の方に報告があっているのは、準備組合の方からあっている分で試算をいたしまして、総事業費が約60億円でございます。そのうちに市の負担分が約20億円、3分の1程度が、これは市営住宅の建てかえも含めましての経費でございます。大まかに言いますと、そのようになっております。



◆29番(永尾高宣君) 

 まさにあそこの上駅通りは、市長も話をされましたけど、大村駅、バスターミナル、そして大村の一つの顔ですよね。玄関ですよ。ぜひこれは実現に向かって取り組んでいただきたいと思いますが、できることであったら、駅からですよ、バスターミナルからぬれないでそこに行けるような、そういうところも勘案して、いろいろ考えていただきながらしていただければと思います。このことにつきましては、市長の選挙の公約でもあられましたので、ぜひ全力投球で取り組んでいただきたいと思います。

 次に、景気回復のための住宅の促進の利子補給のことですけど、平成9年度に利子補給が終わったんですね。その後は、たしか太陽光にかわっていると思うんですよ。そのときに、利子補給のときには大体何人ぐらい利子補給の恩恵にあわれたのか、予算がどのくらいだったのか、今何件ぐらい太陽光をつけられたのか、金額はどのくらいなのか、わかられましたら、よろしくお願いいたします。



◎産業振興部長(津田学君) 

 利子補給は、10年間で件数で 4,388件でございます。金額にして約 149,000千円でございます。

 それから、太陽光発電システムでございますけれども、これは11年度から14年度まででございます。15年の2月末でございますけれども、件数にして 216件、金額で45,673千円でございます。

 以上でございます。



◆29番(永尾高宣君) 

 利子補給は 4,388件、太陽光は 216件ですかね。太陽光も、今の環境の中では、地球に優しいということでは非常にいい施策だと私は思うんですけど、これはなかなか万民にも、みんなには当たっていかないですね。これは当たり前のことですけど。この太陽光が、聞くところによりますと、平成14年度で終わるということをお聞きしているんですけど、その辺の状況はいかがでしょうか。



◎産業振興部長(津田学君) 

 ただいま御発言ございましたように、14年度でもって終わります。

 なお、新エネルギー財団の受け付けの関係上、一部市の補助金を15年度で組まさせていただくようにしております。受け付けが延びて、市の方の補助が15年度にずれ込むということでございます。



◆29番(永尾高宣君) 

 14年度で終わりますけど、一部15年度にずれ込むこともあるわけですね。

 そしたら、今まで太陽光に使っていた予算をまた再度、利子補給の方にかえていただくということもできないんでしょうか。



◎産業振興部長(津田学君) 

 利子補給金制度につきましては、先ほど市長が明確に答弁いたしましたように、その制度の目的は一応もう終わったと、またそれを復活させるような状況ではないということでございますので、それは別問題としてとらえていきたいと思っております。



◆29番(永尾高宣君) 

 北バイパスの諫早の方に向かいましたら、右の方に立派な今団地開発ができているんですけど、西部団地というんですけど、市長、部長、見たことはあられますでしょうか。



◎産業振興部長(津田学君) 

 現地までは行っておりませんけれども、国道の方から、ちらっと拝見いたしました。



◆29番(永尾高宣君) 

 今、 2,000宅できているんですね。4人家族になりますと 8,000人、1万人ぐらいあそこでふえるという計算になるそうです。23万坪ということは、トラベルコンビナートさんの 2.3倍ぐらいの広さなんです。向こうの、もう何十年か前の諫早団地の約2分の1ぐらいの規模だそうですね。そういう状況になってきましたら、あと二、三、大型造成も諫早では計画されていると聞きます。そういう状況が非常にこの住宅のあれについては、ますます大村市が大変な状態になってくると思います。先ほど、市長がこの住宅の促進については、いろいろな角度から検討しということでお話を聞きましたので、どうか、そういう本当に大変な状況でありますので、どうぞ住宅促進のためにひとつ頑張っていただきたいと思います。

 それと、久原梶ノ尾線の照明灯については、現地を見て、前向きの答弁をいただきました。

 あと岩舟地区の広場のことですけど、今都市景観の条例の中で、都市計画課の中でワークショップというのを計画されて、今、第2回ワークショップが開かれたんですね。地元の地域の商店会長さん、きょうも来ていただいておりますけど、全部出席をなされて、私も2回出席をさせていただきました。その中で、あの地域で魅力的なところはどこですかと、こうなったんですね。そしたら、やっぱり1番目に愛宕山が魅力的なところと、こういうふうな皆さん方のですね。

 そういう中で気になるところ、その愛宕山の気になるところ、先ほどちょっと申し上げましたけど、墓の散乱があると。登り口の階段が非常に危ないと。ここが非常に気になるところと。そういうようなワークショップでの皆さん方の御意見等でありました。岩舟のあそこは、やっぱり宝でもあるし、一番シンボルでもあるんですよ。今の状態でいくと、やっぱり先ほども申し上げましたように、段差があるもんですから、雨のときは流れてきます。非常に階段が今危ないような状態になってきていますので、そういうところを考えていただいてですよ、何とか整備をしていただくよう。

 前回の私の一般質問でも、きょうの一般質問でも非常に前向きなお答えをいただきました。ぜひ、この愛宕山、みんなが集まれる広場、みんなが集まれる公園として整備をしていただきますようよろしくお願いします。市長のいま一度の情熱と熱意をよろしくお願いいたします。



◎市長(松本崇君) 

 時間もありませんので、簡潔に言いますが、ぜひ私は、今のお話の前の住宅建設について、ちょっと触れさせていただきます。

 大村の場合はミニ開発、これが非常に多くて、大きな住宅開発がこれまでなかった。与崎は、あれ80戸程度ですか。今後は、諫早と同等にとはいかないにしても、もうちょっと規模の大きいものを官民で一体となって考えていくべきじゃないか。その場合に、市としては、いわゆるインフラといいますか、そういうものを整備するお手伝いをしていけないかどうか、その辺を検討したいと思います。

 それから、今の愛宕山、非常に議員の熱意が伝わってまいります。本当、地域の方々がそこを寄って誇りに思い、活用されるふれあいの場として、私は本当に立派な場所だと思うんです。そういう点で一番の問題は、階段のお話がありましたけど、安全性の問題、お年寄りも容易に行けるようなことを配慮したものというのはよくわかりますので、先ほども言いましたように、地元の皆様方のお声をよく整理していただき、統一していただいた上で、市としてもそれに沿って、地元のお声を反映できるような形での対応をしていきたいというふうに思っております。



○議長(馬場重雄君) 

 これをもって永尾高宣議員の質問を終わります。

 暫時休憩します。



△休憩 午前11時4分



△再開 午前11時16分



○議長(馬場重雄君) 

 再開をいたします。

 次に、5番音成征彦議員の質問を許可します。



◆5番(音成征彦君) 登壇

 こんにちは。何から話したらいいんでしょうかね。

 きょうは、やや風邪を引いておりまして、それと準備不足で、恐らくこれはもう一般質問というよりも個人演説会になろうかというふうに思いますけれども、できるだけ努力して、12時15分までには終わりたいと思いますので、よろしくおつき合いのほどをお願い申し上げます。

 さて、前回の市議選における私のキャッチコピーは、「行革待ったなし、まずは議会を」というものでございました。我ながらよくできたキャッチコピーだというふうに思って自画自賛をしております。これは4年たった今もそのまま、「まずは議会を」というところを取り除けばそのまま使えそうな、そういった市の状況になってきておるわけでございます。

 市長も過日の選挙の折には、この財政問題を大きく取り上げられまして、自分が担当したころは 200億円の借金であったけれども、今は 600億円になっておるというようなことで、これを何とかしなければいけないというような訴えをされたわけでございます。この数字につきましては、計算の仕方もいろいろあるわけでございましょうけど、私の認識では、一般会計でいえば 400億円、起債残高、借金ですね。それから、企業会計、あるいは特別会計、それから開発公社の借り入れまで入れれば約 900億円に近い借り入れがあろうかというふうに認識しております。そういうふうなことで、いずれにしても、その数字がどうあれ、大変な巨額に上っているのは事実でございます。

 1に財政、2に財政という時代になりまして、非常に議員、あるいは市の職員に対する世間の風当たりというものも大変厳しいものがある昨今でございます。一昔前は資本家対労働者という社会的な、言葉はどうかと思いますけど、対立の構図があった。もう今はどちらかといえば、むしろ納税者対徴税者といいますか、税金の中から給与や報酬をいただいている人と、それから税金を払う人とのいわゆる対立といいますか、そういったお互いの不信感というものが世の中に蔓延しつつあるのではないかというように感じておるわけでございます。そういった大変な時代に松本市長は、あえて言わせていただければ火中のクリを拾うというような形で市長に就任をされているわけで、その御苦労のほどは本当に察して余りあるものがあるわけでございます。

 ここに議事録を持ってまいりました。これは平成6年の3月議会の議事録でございます。約9年前というようなことで、相当記憶も薄れておりますし、恐らくこの議場にいらっしゃる半分ぐらいの方はそのときいらっしゃらなかったんじゃないかと思います。誤解を招かないように、そのまま一部を読ませていただきたいと思います。今は、この議場にいらっしゃらない高以良康雄議員の一般質問の冒頭部分でございます。もちろん、受けて立つのは当時の市長、松本崇さんでございます。

 「平成6年度は、市長2期目の最終年度であります。7年間構想を描いてこられて、まさに一気に火を噴こうとしている感じがいたします。大村市の発展の方向づけが定まったというような状況の中でございます。まさに大村市の方向づけというのがもう描かれてきたと。そして、市長も思い切って予算をあらゆる基金を取り崩しながら、将来に向けてやっていこうという方向づけがこの施政方針の中でありありと見えてきたわけでございます。全協とか、きのうの質問の中にございますように、そういった発展の方向は見出されてきたものの、その裏づけとなる資金も莫大なものが必要であるということもわかってまいりました。心配される議員の中からは、公債費比率が20%を超すのではないかと、また、答弁の中にも20%を超すかもしれないという答弁も出てきておるわけでございまして、そういったことから、大変財政事情が厳しいという状況の中にあるわけでございます」という冒頭の言葉に引き続いて、それから、建てかえをするプールの問題、これは警察署の移転、プールの建てかえ、それから森園公園のつくりかえというふうに続いていくわけでございますけれども、その辺のところに言及をされているわけでございます。

 そういったことで、この現在の大きな借金、財政負担のその一部、すべてとは申しませんけど、一部は当然、松本市長にも責任といいますか、私は市長を非難する気はないんですね。それはそれなりにその時代の背景がありますし、いろんなものが一時期に老朽化して建てかえなければならないという状況もありましたし、当時はまたバブル後の不景気の中で、国がとにかく借金は面倒見るから、どんどん地方で仕事を起こしてくれというような、そういう時代でございました。そういった時代背景を受けて、いろんなことを積極的に展開されたわけでありますから、しかも、それを我々議員も、議会も認めたわけでございますので、非難することはできませんけれども、しかし、今日のこの財政事情、本当に市民の方にもある意味で迷惑をかける、薄氷を踏む財政運営をしなければいけなくなった状況の、そういった原因の一つは松本市政にもあったということは申し上げることができると思うわけでございます。

 そうした中で、今後、今は非常に財政厳しい折でございますけど、またこれはいずれ財政が好転する時代も来ようかと思います。このままでは日本は、もう大村どころか、日本全部がひっくり返ってしまうわけでございますので、必ずまた財政が好転することがあるかと思います。そういうときのために、前期8年に及ぶ松本市政における財政運営の中で何か反省点はなかったのか、あるいはまた、後期松本市政の今後の運営に生かすべき何か教訓がなかったのか、その辺のものがあればお聞かせをいただきたい、これが第1点でございます。

 それから、市民百人委員会について次にお尋ねをいたします。

 これは市長の公約でございまして、比較的お金もかからないということで、まず早速これを実行しようというようなことでございまして、そのことは非常に喜ばしいことだと思います。私も、もう20年の昔になりますけれども、青年会議所時代に百人委員会なるものをつくってはどうかというようなものを提言した一人でございますので、その点につきましては非常に喜ばしいと思っているわけでございますけれども、反面、非常に心配もあるわけでございます。20年前は全くの素人でございました。ただ言葉の響きがいいもんですから、余り深く考えることなしに、こういうものをつくったらどうかというような提案をしたんですけれども、今日、こうして16年間議会にお世話になりまして、いろいろ行政のあり方、あるいは行政の仕組み、いろんな考え方等を見聞いたしましたところ、やっぱりこれはそう簡単なものではない、運用一つでは非常に、もろ刃のやいばといいますか、運用次第では非常にいいこともあれば、また、ちょっと一つ間違うと、市民を巻き込んでの運動であるだけに、非常に大きな失望と混乱を招くおそれがあるのではないかというように思うわけでございます。

 どういったことを発案者の市長が腹に持っていらっしゃるのか、そういったものがもう一つ私どもにもわかりませんし、恐らく推測するところ、市の職員にもわかりづらいところがあろうかと思います。難しく言いますと、この百人委員会のコンセプトといいますか、複合的にいろんなことを求めていらっしゃると思いますけれども、一番何を求めていらっしゃるのか、そういったことをまずできるだけわかりやすく御説明をいただけたらというふうに思います。

 3番目に、歴史博物館についてでございます。

 先般、山田寿美議員の質問に対する答弁の中で非常に前向きのお答えがありまして、私も喜んでおります。議会を去るに当たって一つ心残りがあるとすれば、ついにこの歴史博物館が日の目を見なかったということでございます。今日の財政事情を見ますと、甲斐田市長の市政は間違っていなかったのかなという思いはありますけれども、何か甲斐田市長の場合は、俗に言えば歴史博物館についてはやる気がなかった。私としては少し、このシーハットを規模縮小してでもやればできたんじゃないかという思いもあるわけでございますけれども、今日までできなかったということは唯一の心残りでございます。市長がかわられまして、これはやるんだと力強くおっしゃっていただきまして、これはもちろん急にできないことは私も百も承知でございますけれども、ぜひ実現をしていただきたいと思うものでございます。

 そこで、お尋ねしたいのは、いろんな箱物の要望が相変わらずたくさんございます。総合福祉センター、あるいは図書館、美術館、それから地区コミセン、そういったものが次々と将来構想として議会の中からも、また市民の中からも出てきているわけでございますけれども、市長としてはこの歴史博物館、こういったものにも優先してつくるべきものとお考えいただいているかどうか、その辺のところをお尋ねいたしたいと思います。

 以上です。(降壇)



◎市長(松本崇君) 登壇

 音成議員の御質問にお答えをいたします。

 議員の長年にわたる議会での御労苦、御活躍に敬意を表したいと思います。また、ただいま私に対しまして評価していただいたのか、批判をしていただいたのか、定かではありませんが、非常に歯にきぬ着せずはっきりと御質問がありましたので、私もできる限り簡明に、かつ明確にお答えをしてまいりたいと思います。ただ、時間が十分ございますので、ここでは短目に、あと再質問等でじっくり質疑応答ができればなと思っております。

 私が前に就任した時代は、昭和50年代後半の第2次オイルショック影響による景気低迷が平成になり幾らか好転をし、ボート収益や市税も着実な伸びを示しておりました。また、本市人口も平成に入りまして毎年、当時約 1,400人程度の人口増加もあり、このような状況のもと、将来の大村市を展望したとき、市道などの交通体系及び各種公共施設が現状のままでは支え切れないことが予測されました。これに相まって、清掃施設、いわゆる清掃センターや体育文化施設などを代表とする公共施設が老朽化による建てかえ時期を迎えていたこともございまして、種々の事業を実施、計画いたしたところでございます。

 平成6年度から平成10年度にかけ投資的経費が多大になり、その結果として起債残高がふえ、単年度の公債費が増加していることが現在の財政を圧迫している一因であることは十分認識をしております。しかしながら、景気は波がございます。これほどの長期にわたる景気低迷をその当時予見できる人は、予想できる人はだれもいなかったのではないかということも事実ではないでしょうか。

 私は、現在の借金残高といいますか、起債残高につきまして、他人ごとみたいに言ってはおりません。それは十分議員御指摘のとおりでありますが、しかし、余りにも行き過ぎたのではないかと。私も関連しましたけど、その後の問題については、いささか途中で危なくなってきた時点、すなわち平成9年を境にしてボート事業が非常に陰りを見せ、落ち出しました。その落ちたときに対応ができなかったというのが、私としては悔やまれてならないのでございます。

 しかし、私として何か反省することがなかったかと言われれば、いろいろあります。ああすればよかった、こうすればよかったとあります。それは、やはりボートがよかった、人口もふえてきた、投資もしなきゃならんと、そういう時期ではありましたが、やはり引き締めにかかっておかなければないけなかったのではないかと思っております。ですから、過去のことをいろいろ言っても反省はもう切りがございませんけど、例えば、体育文化施設であるシーハットにつきましても、当時は25億円の建設基金、そして20億円入れて45億円での計画でありましたが、あれが97億円になってしまった。だから、私の時代に45億円でつくっておけば、50億円ぐらいはここで浮いているわけですね。もう具体的に言えば、そういうことがあります。

 それからもう一つ、ボートの39億円の基金があります。これをむしろ今思えば、例えば10億円取り崩しのできない、例えば庁舎建設基金にしておくとか、あるいはその10億円を、私、反省しておりますが、当時、場間場外、いわゆるボートピアをつくっておけばよかったと。仮に10億円でできたかどうかわかりません。そういう投資をしておくべきだったと。あるいは、ボートにまた関連して言えば、10億円、万が一のときのための退職積立金か何かにしておくべきだと、あるいは改修をしておくべきだったと、そういうふうな思いはございます。そのほか数多くありますけど、長くなりますので、ここぐらいにしておきます。

 いずれにしましても、今現在の財政状況は、御指摘のあったとおり、一般会計、特別会計入れて 900億円に上っているということは大方間違いありません。当時 300億円だった、私の就任しておるころの 300億円が3倍になっているということは事実です。それから、基金もボートの39億円がもうあと2億円ぐらいしかなくなってきたということも事実ですし、あるいは財政調整基金を初めとして基金も、平成の初めのころは50億円あったのが、今やもう3億円か4億円ぐらいになってきてしまっていると。正確に言うと6億円ほどあると思いますけど、そういうことで、非常に厳しくなってきた。これを現在の財政状況を市民の皆様方に、市民各層に対し、ありのまま説明し、本市の現状を認識していただくために、折あるごとに説明をしているわけです。ですから、ここしばらくは冬の時代であるから、2年なり3年、私は3年かかると思いますが、耐え忍び、痛みを分かち合って、ここを乗り越えようではないかというのが私の気持ちであります。これはだれかれの責任ではなく、やはり私自身も反省をしております。もっと、あのときこうしておけばよかった、そういうことを申し上げたいと思います。

 それから、次に百人委員会でございますが、これは、「市民が主役の市政」というキャッチフレーズで私は市長選挙を戦いました。やはり市民の皆様方と言っても、もう数多くおられます。各層、老若男女いらっしゃいますが、多くの方々のお声を反映したい。もう現実的に議員の各位がその市民を代表して来ていらっしゃるんで、それで十分と言えば十分かもしれません。しかし、十分そこはいかない部分もありはしないか。そういう意味で、百人委員会をつくって市民の声を吸い上げさせていただいて、それを市の政策に、あるいは運営に生かさせていただきたい、これが基本的な考え方です。

 百人委員会を自主的、主体的に運営するために、まず会議の進め方や部会活動など、部会というのは幾つかですね、 100人と言っても 100人全部集まってやるわけではないので、8分科会か、あるいは十ぐらいになるか、その辺だと思うんです。そういう分科会があります。部会構成など、委員会が所期の目的を達成できるように、委員会運営に対して必要な事項を協議する、まず設立準備委員会を設置することにしております。去る2月、この準備委員会の公募、推薦委員、おのおの10名を募集しましたが、今月中にその委員を決定し、4月から早速協議を始めていただくことにしております。そして、遅くとも6カ月以内に百人委員会を設置し、16年度末までの間、委員の皆様方の協議を経て、提言をいただきたいと思っております。かなり長期にわたるものでございます。

 これからの行政運営は、市民と同じ立場、目線で考え、互いに連携、協力しながら、まちづくりを進める必要があろうかと思います。したがいまして、百人委員会には市民の方々の自主的な参画と市民同士の対話を通じて、建設的で積極的な政策提言を期待しているところでございます。

 現在、設立準備委員会の委員選考を進めておりますが、委員募集に際しては年齢、住所、勤務先などに加えて、行政の審議会委員やモニター経験、ボランティア、地域づくり活動歴、そして「これからの大村市」と題した論文提出を応募要件といたしました。百人委員会委員募集に際しましても、このような方法をとることで幅広い人材の確保ができると考えております。ですから、準備委員会の20人の皆様方で、もう市が行政主導ではなくて、20人の方々でいろいろなことを自主的に百人委員会の運営、そういったものもしていただこうと。そして、市はあくまでもわきにおって、いろいろな情報の提供とか、あるいは御相談に応じるというような形で考えております。

 また、先例市の実態も調査しましたが、時に自己主張が強く協調性に欠けている人がいても、必ずそのような人は淘汰され、所期の目的に沿った運営が進められるとのことでございます。そして、行政が何をしようとしているのかを理解し、批判だけではなく提案をするように変化したとの成果も伺っているところでございます。

 委員会の運営につきましては、委員が設立準備委員会でまとめた運営要綱に沿っていただいて、自主的、主体的に運営し、市は求められた資料の提供や説明を、先ほど申し上げたとおりであります。そういうことにとどめておきたいと思います。

 また、委員に対しましては関係各課が事業説明を十分に行うとともに、必要に応じて意見交換するなど、連携を保ちたいと考えております。さらに、外部の講師などによる講演会などを行うことによりまして、委員会に対する委員の認識を深めてもらうことも考えております。このような過程を経て、委員がみずから課題を発見、検討し、市に対する提言へと結びつくものと考えております。

 それから、百人委員会は審議会のような意思決定機関ではございません。諮問をして、それに答申していただくようなものでもございませんが、ここで非常に大切なことを申し上げます。今回の百人委員会については大きな期待もあります。また、私ども責任がありますが、平成18年度から基本構想、基本計画をつくらなければなりません。したがいまして、この委員会からの御提言を、もうできるならば次の16年度、17年度にも幾らか反映をさせていきたいと思いますし、特に18年度の振興計画等のローリング等がありますけど、18年度には委員会の提言を踏まえて市の政策立案にも反映をさせていきたいと、そこまで踏み込んで考えているところでございます。

 次に、歴史博物館についてでございます。

 これは私が在任中にぜひとも、大村市に一つのシンボルが欲しい、誇りの持てる施設をつくりたい、そして市民が大村市の歴史を十分知っていただくとともに、市外、県外からもおいでいただいて、通過する都市ではなく、とどまっていただく、大村に歴史があった、歴史のストーリー、ストーリーのあるまちであったということを訴えたい、そういう願いを持ってスタートしたわけでございます。教育、観光、まちづくりの視点からでございます。歴史のまち大村にふさわしい施設として、将来的に建設したいと考えております。

 しかしながら、御承知のように、近年の経済状況、市の財政状況を考えますと、直ちに着工することは、建設に向かうことは困難であることは言うまでもございません。しかし、何とかここ数年間、努力をいたしまして、いつとは言えませんけど、市の財政状況が健全化するめどが立った暁には、ぜひとも推進したいと考えております。

 なお、この種の施設と今老朽化が進んでおる総合福祉施設だとか、あるいは図書館とか、あるいはコミュニティーセンターと同列で考えることは難しいと思います。市民の皆様方は恐らく、福祉施設、図書館、そういうものをお求めになると思います。どちらが緊急性があるのか、優先性はどちらが高いのかというと、歴史博物館はなかなか難しいのではないか。そういうジレンマもございますが、何とか大村市の一つの誇りとなるような施設としての建設に向けて努力をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。(降壇)



◆5番(音成征彦君) 

 歴史博物館のことから若干再質問をさせていただきたいと思います。

 今、市長の方から、優先順位は余り高くないんだということでございまして、まあ、そうだろうと思います。それは私も確かに、この手のものはあればいいけれども、なければ直ちに困るというものでもないわけでございます。したがいまして、どうしても先に建てなければいけないものがあれば、そっちが優先されるというのもやむを得ないことだと思います。

 ただ一つ、きのうの市長の発言の中で少し気になりましたのが、これを建てると観光客がふえて、そしてまちの活性化にもつながるんだという発言がありました。確かに、最終的にはそういったことが目標であるというふうには思いますけど、これをつくったからといって、私は直ちに観光客がふえたり、活性化につながるということはないと思うんですね。結局、若干議会の中でも少しこの博物館について異論があるというのは、その辺のところだと思うんですよ。結局のところ、イメージがみんなばらばらなんですね。城跡に何かちょっと簡単なお城を再現して、その中によろいや刀を飾ってという程度のことで認識をされている方が多いと思うんです。そうすると、それは最初の1年ぐらいは恐らく大村市民、珍しくて1万人か2万人来るけれども、2年目、3年目、4年目とだんだんだんだん人が来なくなって閑古鳥が鳴いて、これは何もならんやったということになるのじゃないかなという懸念があるから、なかなか議員の中でもこれについてはいろんな意見が出てくる。

 私は、そうじゃないと思うんですね。この歴史博物館というのは、単に史料を並べて見せるというにとどまらず、いわゆる一つの大村市の歴史の研究の殿堂というか、歴史は刻々変わるわけでございまして、民間の方の研究をいろいろ集めて、そして一つの大村市の歴史をそこで固定化していく作業、あるいはもちろん史料を本当に学問的に永久に保存できるような形で保存していく機能、あるいはまた子供たちに歴史を体験させる機能、いろんなものがあって、これはあくまでも大村市民のための施設。必ずしも、観光施設という意識を持つ必要はない。それは回っていけば最終的には、いいまちになる。いいまちになると、そのまちを見に観光客も訪れるということにつながっていくということはあると思いますけれども、直接的にはそういうことを目的にしていない。

 それよりも、まずこの事業は大村市がしないとだれがするんですか。諫早市がしますか。県には何かまた歴史博物館ができるようでございますけれども、長崎県でも大村の歴史を展示することは、一部はあるかもわかりませんけど、ないわけですね。これはだれかがしなければいけない。お金になるなら民間がやるでしょう。しかし、市長がいつもおっしゃるように、民間でできることは民間に任せましょう、しかし、市がやらなければいけないことは、お金がかかっても市がしなければいけない。そういう論点に立てば、この歴史博物館というのはぜひとも、確かに負担はかかりますけれどもね。つくるのにもかかる。後の維持するのにもお金がかかる。しかし、これはやはり大村市がやらんと、ほかの人がだれもやらない。大村市だからできる、そういった施設だと思うんです。

 そういったふうなことで、これは時間はかかるかもわかりませんけれども、ぜひいつの日か実現をしていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでございましょうか。



◎市長(松本崇君) 

 大変今の御発言、うれしく、心強く思います。と申しますのは、私はむしろ議員は、財政事情が悪いんで、むしろ緊急度の高いものを優先すべきだとおっしゃるんではないかと思っていたら、やはり大村の長期展望を考えていただいていると。最後の質問にふさわしい、非常にありがたい貴重な御提言だと思います。

 それで、私は観光、観光って、観光にこだわっているわけではないんです。一つは、大村市民の皆さん方に、特に子供たちに大村がどんなにすばらしい歴史があったかをやっぱり知らせる、おっしゃるように教育的というか、殿堂がなければだめだと。縄文、弥生から始まって、中世、そして純忠公時代から幕末、明治、大正、昭和と、大村はもう歴史の宝庫なんですね。今度は三城城址のこともありますけれども、文化庁においては、もう大村市は宝の上に乗っかっているようなまちだとまでおっしゃっている。それなのに何も今のところ、図書館と史料館と、あと何か埋蔵物を、遺跡をどこかわからないところに置いてある。これは悲劇であります。ですから、私は百年の大計をとは言いませんけど、ぜひ歴史博物館をつくりたい、つくらせていただきたい。

 その場合に、私はいろんなこれまで政治生活を15年ばかりした中で全国を回りました。海外も見て回りました。しかし、歴史博物館というと、ほとんど学問的でおもしろくないんですよ。学術的なんですよ。だから、今回の私どもの歴史博物館が目指しているのは、天正4少年もいたし、キリシタン大名もいた。やはり日本で唯一のオンリーワンが出ないと全国から寄らないと思う。そういう意味で、もちろん学術、学研的な部分も幾らかあるでしょうが、何か夢の持てるような、そういう楽しいもの。だから、ハウステンボス、今大変ですけど、ハウステンボスに行く前に大村に来る。長崎のいろんな教会、あるいは長崎県には教会の歴史、世界遺産になろうという動きもありますが、そういう中で、大村に着いたらまず歴史博物館に来てもらって、長崎県下を回って、帰りにも大村に寄ってもらう、そういう構想を考えています。



◆5番(音成征彦君) 

 歴史を体感できる、体験できる、そういった施設をぜひつくっていただきたいと思います。

 次に参りますけれども、私が議員になった当座は、ちょうど通称リゾート法というのができまして、日本国じゅうがリゾートブームに沸いたときでございます。ちょうどそのころ、ある経済人の会合に呼ばれまして、いろいろ話をさせていただいた中で、私がリゾート法なんかくそ食らえだという発言をしたんですね。非常にひんしゅくを買いました。くそ食らえという表現が余り上品じゃなかったということはあったと思うんですけれども、この議員は何ば言いよっとやろうか、この千載一遇のチャンスを生かさんてあるもんかというようなことで、相当御批判をいただいたことがあります。

 私としては、日本人は働き過ぎであると、少しゆっくりしようやというような趣旨でつくられたはずのリゾート法が、まずはこれを飯の種にしよう、商売のためにしようという人たちが最初に動きかけて、そして、あの例の土地ブームといいますか、土地投機ブームといいますか、そういったものが起こって、今日の不況はその反動がまだ残っていると思うんですね。銀行の負債の問題、あるいは相次ぐ、何とか村、ハウステンボスも含めて、そういったテーマパークの破綻等、いろんなものが続いて、今日の不況の大きな原因だったと思うんです。もう市長もるる、反省もあるんだというようなことを述べられておりましたけれども、やはり私としても何か、国のメニューといいましょうか、プログラムに少し乗せられた面があったんじゃないかと。これはもう松本市長に限らないわけですけど、歴代の市長、テクノパークといえばテクノパーク、リゾートといえばリゾート、これは結果としては何もできなかったわけでございますけれども、それとかFAZ、あるいはその他ですね。そういったものに少し、何でもかんでももう並んで手に入れんと、市民の方も市長は政治力がないというような、そういう風潮もありまして、もうとにかく手を挙げて何でもかんでも指定をもらえというようなことで、少し走り過ぎたんじゃないかなというふうな思いが私自身としてはあるわけでございます。

 そうした中で唯一、少し判断を間違ったかなと思っているのが、例のオフィスパークでございます。これも大分、果たして東京から事務所が来るんだろうかというようなことで懸念を表明しつつも、まあ、何とかなるだろうと。将来的なものでいえば一つの布石になるし、あるいはまた、ちょっとその当時は考えられなかったんですけれども、長崎あたりにある◯◯会社の何々支店というのぐらいは呼べるんじゃないかという思いもあって賛同したといういきさつがあったわけでございます。このオフィスパークについて、これは今の時点での判断でございまして、これは将来大きく大村の発展に寄与する可能性も秘めていると思いますけど、今の時点ではあれはちょっと正直言って自分としてはまずかったかなという思いもあるわけでございます。市長は、その辺の評価は今のところどういうふうにされておりますでしょうか。



◎市長(松本崇君) 

 オフィスパークといいますか、オフィスアルカディアということでですね、大村にはハイテクパークという先端技術を集積、集めた工業団地、それにオフィスパークです。これは全国でたしかトップだったと思いますが、平成5年に決まっております。私は6年にやめておりますので、その前の年です。

 私は、半ば反省をし、半ばよかったと。非常に変な言い方ですけど、確かに大変でしたが、あと私の答弁の後に現状を担当理事から伝えて答弁させていただきたいと思いますけど、今まで苦しかったと思うんです。もう今までの市長さんも職員も議会も大変だったと思います。しかし、少しいい傾向になってきておると思います。もう既にですね、形は少し変わってきました。例えば、今厳しい時代ですから、土地を買ってということはなくて、むしろ、こちらから建物を建てて工場を賃貸しするというか、そういうシステムにもなり、3社、4社と入ってきておる状況でもありますし、時間はかかっておりますけれども、非常にいい兆しが今見えかかっております。それにつけても、やはりコマツ電子金属が今 1,350人を擁しておりますが、本社も移転されました。これの20年間の実績もあり、影響もあって、やはりハイテクパーク、オフィスパークの先端技術の村というか、ネットワークが張られつつあって、今後、今確かに財政的に景気は厳しゅうございますが、あと数年したら、かなりの期待ができる状況にあると思います。

 具体的には、担当理事からお答えさせていただきます。



◎大村市理事(雄城勝君) 

 補足して説明をさせていただきます。

 御存じのとおり、雄ケ原地区には大村ハイテクパーク、それにオフィスパーク大村というふうなものがございます。

 ハイテクパークにつきましては、御存じのとおり、あと一区画を残して、この一区画につきましても、新衛生公害研究センターというようなものを大村市にぜひ誘致したいということで鋭意努力をしているところでございます。

 オフィスパーク大村につきましては、現在18区画の中の6区画を分譲済みでございまして、分譲率にいたしまして約40%でございます。残り60%について今鋭意努力をしながら、企業誘致に向けて全力を投球しているところでございます。

 以上でございます。



◆5番(音成征彦君) 

 財政に関連して、ちょっと行革につきまして市長に一つの視点から、これは感想になると思いますけど、お尋ねをいたしたいと思います。

 ボートが非常に今厳しい状況ですね。これはもう全国的にどこもそうだと思います。これは実現は不可能ですけど、理論的に言いますと、これを黒字にする方法はあるんですね。これは大村だけではできませんし、ボートだけでもできません。競馬も競輪も一緒にならんとできないんですけど、御承知ですね。配当率を70%に下げれば、すぐ黒字になるわけです。それは確かですよね。 300億円の5%は経費にとれるわけですから、15億円上がってくる。そうすると、もうたちまち黒字になるというようなことですね。しかし、それをやりますとファンは怒りますね。それと同じようなことが一般の行政の中でも私は行われているんじゃないかと思うんです。

 例えば、 100億円の歳入がある。そのうち半分の50億円を市役所を維持する経費に充てて、あとの50億円を何らかの形で市民に還元していく、そういう割合があると。ところが、この収入が少し税収が減りまして80億円になったときにどうするかということなんです。50億円はそのままにしておいて、市民に対して戻すお金を30億円にしますと、これはやっぱり市民は困るし、怒るわけなんですね。ですから、この行革、何でもかんでももうとにかく財政が組めないから削るんだということじゃなくて、やはりその辺の市民に対するサービスとのバランスというものは頭の隅に置きながらですね、少なくともそれは市民にも痛みを分かち合わなければいけない。しかし、また一方では、市の職員にも痛みを受け持ってもらわなければならない。少なくともやっぱりフィフティー・フィフティー、80億円になったならば40億円は使っていい、市民にお返しして、そしてあと40億円で市役所の運営をしていくんだというような視点に立つ必要があるんじゃないかというふうに日ごろから考えておるわけでございますけれども、これは理論上の問題で、現実の問題としては非常に困難もあろうかと思いますけど、基本的な考え方としてそういう考え方に立たれないかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。



◎市長(松本崇君) 

 地方財政が苦しいというのはどこにあるかというと、今の御指摘のとおりだと思います。国は関連はしてきますけどね。いわゆる人件費を中心としたところの事務的経費が強い。これがどんどん肥大していってしまうということ。そして、はっきり言うと投資的経費、市民にお返しをする、扶助費を初めとして、それから投資的経費ですね、これがだんだん細ってきている。これが財政の硬直化であり、苦しい状況なんですね。そこで、基本的に私は議員の御提言というか、御意見に賛成なんですけど、方向づけとしては。何とか義務的経費を、きついですけど、抑えていくと。これが行革ですね。そして、市民に、理想的にはですよ、その半分ぐらい、例えば 100億円だったら50億円、80億円だったら40億円お返しできるような状況をつくっていきたい、そういうふうに基本的には考えております。

 それともう一つは、やはり歳入と歳出のバランスが完全に狂ってきているんです。だから、歳入に見合った歳出の財政構造に変えないと、これはもうボートも一緒ですね。売り上げがないのに、今までどおりの支出をしていたら、これはもうパンクするのは当たり前。私どもの財政も同じなんです。その辺は私、基本的に今後16年度に向けて財政当局ともよく協議をしながら、最終的には市民を幸せにする、このことに向けて努力をしていきたいと思っております。



◆5番(音成征彦君) 

 ありがとうございました。

 やはり行革を進めるについては、一つの原則、哲学があると思うんですね。もうただ苦しいから削るんだということでは、またこれは財政がよくなったときには同じことの繰り返しになってしまいます。だから、市長が日ごろから言われるように、とにかく民間でやれる、民間で同等のサービスが提供できるものはもう民間でやっていただくんだと、市は市でしかできないことをやっていく、これはもう大賛成でございます。そういった観点から、市民の皆様にもぜひわかっていただきたいのは、まず一人一人がやれることは一人一人がやる、民間に任せられるものは民間でやる、どうしてもできないものを市でやるという原則をぜひ御理解いただきたい。

 学校給食等も話題になって、これは早晩やられると思います。潤沢に財源があるときには非常にいいんでしょうけれども、やはり私は、これは弁当というのは今までもずっとつくってこられたし、一人一人が少しずつ頑張ればできるんですね。いろいろ理屈はあります。教育の一環として等ありますけれども、しかし、教育は家庭でやってもらわんと、学校の先生にそれを押しつけてもらっても困るわけでございまして、そういうふうなことでいいますと、たかだか3年間の問題なんです。また高校に行くと弁当つくらんといかんわけです。そういうふうなことで、一人一人が努力すれば、できることはやっていただく方向が私個人としては正しいんじゃないかと思っております。給食は安かもんね、面倒も省けるもんねと本音も聞こえてくるわけでございますけれども、安くないんですね。結局、それは給食費として払う分は少なくても、後で税金から補てんしている分が幾らあるかということもぜひこれはこの際市民の皆様にも考えていただきたい、そういうふうに思うわけでございます。

 そして、シーハット等大きなものをつくってという批判もありますけれども、私はあれは非常に、大村市でなければできないし、民間ではとてもペイしない。だから、赤字になって当然でありましてね。要は、どれだけの利用があるか、そういうふうなことが大事になってくるだけの話だというふうに思っております。

 それから、もう時間がなくなりましたので、百人委員会、大体市長のお考えは理解できました。市民の声をよく聞いてということでございます。私は、聞くということは非常に大事なことだというふうに思います。私も最初のころ、議員になりたてのころですね、一人、二人の市民の方から何か御意見をいただいたら、もうすぐ一般質問で取り上げて、市民はこう言っている、市民はこう言っていると言ったんです。そしたら、これも高以良先輩でございますけど、それは市民の声を聞くことは大事だけれども、市民がどう言う、こう言うと言うな、それを聞いて君はどう思うんだと、それが大事なんだという強い御指摘を受けて、目からうろこが落ちる思いをしたわけでございます。

 市長といたしましても、確かに聞くことは大事ですけれども、逆に聞けば聞くほど、また今度は大事な問題ほど賛否半々でございますので、今度は決断に苦慮するというようなことも出てこようかと思いますけれども、まさに今は改革の時代、もうスピードと決断が求められているときでございます。あっちにいいように、こっちにいいようにというようなことでは、なかなか立ちすくむままでは一歩も先に進まないというようなことでございます。聞くことは大事なことでございますけれども、ぜひ市長が御決断をするときはするというような果敢な姿勢で市政に取り組んでいただけるように要望いたします。

 最後に、これは「「明治」という国家」、司馬遼太郎さんが書かれた本でございますけど、この中でおもしろいエピソードを見つけましたので、御紹介をしたいと思います。

 明治の立て役者である勝海舟と福沢諭吉、これは福沢諭吉さんは市長の大学の創始者でございますね。同じときに同じような仕事をした人なんですが、余り仲がよくなかったようでございます。もう明治の半ばに差しかかったころ、どうも腹に据えかねて、福沢諭吉さんが勝海舟のことを誹謗する一つの論文を書き上げております。なかなかこれも大したもんでございましてね、まずいきなりそれを発表するんじゃなくて、勝海舟のところに持っていって、これを載せるが、おまえさんどうだというように相談をしかけております。そうしましたら勝海舟が、自分が国家のためにやったことの責任はすべて自分にある、批判は人がすることだ、どうぞ書きなさいと、こう言ったというわけでございます。明治時代というのが今ひとつ見直されておりますけど、確かにここの本に書いてありますように、明治の偉人たちの私心のなさ、それから使命感の強さ、責任感の強さ、それから儒教に裏打ちされた倫理観の高さというのは特筆すべきものがあると司馬遼太郎さんも書いておられます。

 どうかひとつ市長におかれましても、最後の責任は自分がとるんだという覚悟のもとに、これから元気で市長の職を全うしていただきたいということをお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(馬場重雄君) 

 これで音成征彦議員の質問を終わります。

 暫時休憩します。



△休憩 午後0時5分



△再開 午後1時5分



○議長(馬場重雄君) 

 再開をいたします。

 次に、6番廣瀬政和議員の質問を許可します。



◆6番(廣瀬政和君) 登壇

 皆さんこんにちは。常に市民の幸せを願って活動する会派旗進会の廣瀬政和でございます。

 今議会は我々議員にとりましても任期最後の議会でありますが、その一般質問も私で最後の一人となりました。そういうことで張り切ってやりたいというふうに思っております。今回は4年間の締めくくりとしまして、市民の皆様から声のあったものを主にして質問をさせていただきたいと、このように思います。

 さて、我が国は、バブル崩壊後の不況から抜け出すことができず、国家財政はもとより、全国各自治体におきましても財政再建が大きな課題となっております。当市におきましても例外でなく、その財政状況はかつてない危機に直面していることであります。市長はこの難局に対し、収支のバランスを図るため、市民の受益と負担を明確化し、市税収納率のアップを図り、3年程度で財政の健全化を図りたいと表明されました。折しも政府においては地方分権推進会議、あるいは総合規制改革会議等の答申意見を受け、大幅な規制改革を進めようとしています。その柱となっているのは、行政のスリム化を図るために地方分権の推進や民間活力の導入であります。しかしながら、現在のさまざまな制度は長年にわたり築き上げられてきたものであり、国民生活の基本となっているものであります。急激な制度の改革や廃止は、国民に対して一度に大きな負担を押しつけることになります。

 今議会におきまして保育関係者より、保育所運営費の一般財源化や調理室設置義務の撤廃に反対との立場から当議会に対しまして、現行保育制度を堅持するよう政府に対し意見書の提出をしていただくようお願いしているところであります。当市におきましても、当面の厳しい財政難を乗り切るためには行財政改革の推進は必要欠くべからずものと理解いたしますが、市民生活への影響は最小限にとどめるべきと考えます。以上のような考えをもとに質問に入りたいと思います。

 項目1、教育行政についてでございます。

 細目1、「日本一の英語のまち」事業についてお尋ねをいたします。

 この事業は、市民の英会話熱の高まりと国際人の養成を目指して始められたものと思いますが、これまで2年間の実績があり、この事業の成果についてどのように評価をされているのか、また、今後継続し、さらに評価されていくものか、お尋ねをいたします。

 細目2、中学校の完全給食の実施計画についてお尋ねをいたします。

 3月11日、17番議員からも出ておりましたけれども、私も懇話会の委員として審議に参加させていただきましたが、私は個人的には弁当持参派でございます。しかし、中学校完全給食懇話会におきましては、総意によりまして中学校においても完全給食の実施が好ましいとの報告書が提出をされたところでございます。

 教育委員会におかれましては、この報告に基づいてその実現に鋭意努力されていると思いますが、実施時期につきましては、過去議会において、現小学校給食調理場が老朽化しているので、その改築時に検討する旨、答弁があったかと思います。その時期は、いつごろになる予定であるのか。当然、現調理場の耐久年というものもあろうかと思いますが、もし予定がわかれば、いつごろということで御説明をいただければと思います。

 また、新たに建設するとなれば莫大な経費と、そしてまた、その後の維持費が要るものというふうに思いますが、どの程度と試算をされているのか、この辺もよろしくお願いをしておきます。

 細目3、教育基本法の改正に向けて論議が大変深まってまいりました。

 文部科学省の諮問機関中央教育審議会は、教育基本法の見直しを求める答申をこの3月末ごろまでに取りまとめるとあります。これまでの中間報告、あるいは今回明らかになった素案の中で教育基本法見直しの理念に、教育基本法の基本理念として新たに追加するべき事項ということで、1.社会の形成に主体的に参画する公共の精神、道徳心、自立心の関与、2.日本の伝統、文化の尊重、郷土や国を愛する心と国際社会の一員としての意識の涵養、3.職業、生活との関連の明確化、4.男女共同参画社会への寄与等を上げています。

 戦後58年、我が国は民主教育の実施により世界有数の教育水準を誇るようになりましたが、一部、入試偏重教育等により人格形成等、精神的な面がおろそかになり、いじめや不登校、学級崩壊、学力低下といった教育の荒廃や、さまざまな青少年問題が浮上してきていることも事実であります。今日、特に日本人が日本人としての誇りを持っていないと言われ、この答申にもうたわれているように、日本の伝統、文化の尊重、郷土や国を愛する心を持つということは日本人としての誇りと自信を持つことにつながるものと思います。

 そこで、我が国日本の象徴である国旗や国歌について理解をし、敬う心を持つことは大変大事なことと思いますが、教育長はこのことについてどのようなお考えをお持ちですか。

 また、ちょうど学校におきましては卒業式、あるいは入学式を控えておるわけでございますが、市内小・中学校における卒業式、入学式、あるいは運動会など、主な学校行事における国旗、いわゆる日の丸掲揚と、国歌「君が代」の斉唱はなされているのか、その現状をお尋ねいたします。

 項目2、都市整備行政についてお尋ねをいたします。

 細目1、国道34号線の整備については、今議会においても複数議員から質問がありましたが、国道34号の拡幅は市民の念願であり、市長の公約でもあります。あえて再度質問をさせていただきますけれども、現在の整備計画区間事業が完了するまであと10年、あるいは15年もかかると言われています。市民感情として、このように長い期間待てる問題ではないと思います。1年でも早く完成するよう国に対して要望していただくよう、お願いをいたします。

 完成までの期間、局部を改良して交通量増加に対する安全対策を進める必要があろうと考えますが、特に岩松駅前、大村より諫早に向かって、左側には歩道の未設置の部分があります。岩松駅を利用する通勤者、通学者のほとんどが歩道のない部分を通ることになり、近年の交通量の増加により大変危険きわまりない状況でございます。特に地域からも要望が出ているところではございますが、稲川内川の橋については、その地点が非常に狭くなっており、歩道橋でも設置できないものか、これは川の方にですね、川の上に歩道橋でも設置できないのか、お尋ねをいたします。

 同じく国道34号でございますが、与崎交差点があります。あそこは改良をされまして非常に立派な交差点になりましたが、大村方面より諫早に向かって三浦、久原方面へ左折するわけでございますけれども、その左折するところに左折帯を設置してありますが、左折帯が短く、増加した交通量に十分対応できないで渋滞の原因となっております。特にここは交差点のところが、20メートルぐらい左折帯がありますが、その手前20メートルのところががけがはみ出ていて、ちょうど左折帯が切れております。そして、その手前をまた60メートルぐらい、何といいますか、路側帯のような形で一車線分あいておるわけですね。混雑しているときは、その60メートルのところに左折帯と勘違いして車が入り込んで、また先で通行帯に戻るというふうな状況も生まれておるようでございます。34号の改良になっては当然がけを削って広くされるわけですので、当面の渋滞緩和策として、その部分を先行して改良できないか、お尋ねをいたすものでございます。

 項目3、福祉保健行政についてお尋ねをいたします。

 平成15年度予算において、福祉医療費支給制度に所得制限を設けることが提案をされております。このことについても十分説明はいただきましたが、今回所得制限を設けることにより対象者が約半数、あるいは3分の1になるとありましたが、これは福祉の抑制でなく切り捨てととられても仕方がありません。さきの12月議会で申し上げましたが、大村市はこれまで市独自の福祉施策を実施し、市民の福祉向上が図られてきました。この努力により、福祉のまち大村として市民が安心して暮らせることはもとより、県内外からも大きな評価を受けているところであります。

 大村市が当面する財政再建を考えるとき、行財政改革の推進は理解するものでありますが、福祉医療費支給制度は、生活が苦しかったり、社会的にハンディのある方が対象となるので、このような見直しはその方たちの生活に大きな影響を与えることになります。

 市長は、生活に充足感のない改革は行政改革でないと、このように発言をされましたが、一度に市民税の非課税世帯とするのではなく、均等割世帯にとどめるなど、緩やかな改革ができなかったものか、お尋ねをいたします。

 細目2、福祉タクシー制度の継続・充実について質問をする予定にしておりましたが、さきの28番議員の質問に的確な回答がありましたので、省略いたしますが、県が制度を廃止した中で、大村市は苦しい財政の中でもその制度を維持するとされたことは市民のための血の通った行政であると、この点は評価をいたすものであります。要望になるかと思いますが、来年度よりも16年度の次の年はまだまだ財政が厳しいと言われておりますが、ぜひこの制度は単独事業としてでも16年度も残していただくよう要望をしておきます。

 項目4、産業振興行政についてお尋ねをいたします。

 バスの停留所でございますが、市内のバス停留所は、待合所があるものやバス停の標識だけがあるものなど、さまざまでございます。そのバス停の設置、維持、あるいは管理についてはどのようになされているのか、お尋ねをいたします。

 以上で主質問を終わります。(降壇)



◎市長(松本崇君) 登壇

 廣瀬議員の御質問にお答えをいたします。

 教育行政については、教育長、次長からお答えいたしますので、まず、都市整備行政でございます。

 以前より御要望のあった国道34号線岩松駅付近の歩道設置についての取り組みでございますが、これは、もう既に国土交通省に対しまして昨年6月に要望をいたしたところであります。平成15年度には設計するとの回答をいただいておりますので、設計から事業へと着実に進めていただくよう、要望を続けてまいります。

 それから、国道34号線に関して、さらに与崎交差点付近の左折帯についてですが、私もよくあそこを通りますので、御指摘の点はよくわかります。

 現在、実施中の大村拡幅事業が地権者並びに関係者の御理解、御協力により順調に進められているところでございます。大村高校前から与崎交差点までの久原地区が測量、設計も終わり、第2回目の地区説明会が今月20日に行われます。その中で地権者、地区住民関係者に設計案を御了解いただき、用地測量を行い、用地交渉が行われ、その後、まとまった区間で契約できますと工事着手になると思われます。

 御指摘の場所につきましても用地確保がまず第一になりますので、市といたしましても国土交通省と十分協議をし、今後早い時期に着手できるよう強く要望してまいります。ですから、左折帯の件については、できるならば用地交渉を経て御協力いただいて、そこを早目に着手できるようにという要請もしてまいりたいというふうに思っております。

 次に、福祉保健行政についてでございます。

 福祉医療費の市単独事業につきましては、もうたびたび申し上げておりますが、まず第1に、競艇の収益事業からの繰り入れがあった時代のものであります。そして、それゆえに順次拡大し、他市に先駆けて実施してきたところでございます。しかし、経済不況に伴う競艇の収益事業の悪化や市税等の減収に伴う財政状況が極めて厳しいところに、昨年10月からの老人保健法の定額から1割負担への改正、県の福祉医療費の自己負担額の 3,200円から 1,600円への引き下げに伴う差額分の増加や、4月からの医療保険法の改正で自己負担額が2割から3割となるための差額増など、このままでは福祉医療費の大幅な増加は避けられません。したがいまして、今回やむを得ず、一定の収入がある方々につきましては所得制限を加えさせていただくようにお願いをしているところであります。

 なお、県の福祉医療費助成事業の対象でございます、乳幼児のゼロ歳から3歳未満、障害者医療の身障1級から3級、療育A1、A2、B1、老保障害医療の身障1級、2級、療育A1、A2、さらには母子家庭、寡婦医療など、社会的ハンディが大きい方々につきましては従来どおりでございまして、市の所得制限はしておりません。

 この福祉医療費の単独事業は、県内8市では本市のほかは諫早市と平戸市のみで実施しておりまして、他の5市には単独補助はございません。3市の単独事業の平成15年度予算を比較してみますと、本市が 127,563千円に対しまして、諫早市が34,871千円、平戸市が 1,496千円となっておりまして、実に諫早市の4倍の事業費となっております。また、単独事業の14年度決算見込みを約 125,732千円と見ておりますので、予算的には減額とはなっておりません。

 この厳しい財政状況の中で、このような所得制限を導入せざるを得なかったことに対し、非常に私も心苦しくは思っておりますが、今、最大のピンチにございますので、何とぞ御理解していただきますようにお願いをいたすところでございます。

 福祉タクシー制度の継続・充実はできないかについては、前向きに今後ともこれを継続する方向で努力をしてまいりたいというふうに思っております。

 以上でございます。(降壇)



◎産業振興部長(津田学君) 

 バス停についてのお尋ねがございました。

 現在、バス停は市内に 189カ所ございます。そのうちに、屋根だけでございますけれども、これは上屋ですけれども、上屋、それから壁で囲った待合所、こういうものが設置してあるのが51カ所ございます。この51カ所につきましては、市で設置したもの、それから県営バスで設置したもの、それから国で設置したもの、あるいは地元で設置したもの、いろいろございますけれども、管理はそれぞれ設置主体でしてもらっておるところでございます。

 以上でございます。



◎教育長(西村順子君) 

 「日本一の英語のまち」事業は、今後も継続・強化していくのかということに対してお答えします。

 特に、学校教育については、ALT招致事業により日本一の英語のまちづくりを目指していますが、徐々にその成果があらわれているところです。平成14年2学期よりALTを6人体制から11人体制とし、大村市立の幼稚園8園、小学校15校、中学校6校に配置を行っております。成果として、ALTの来校を楽しみにしている、英語や異文化に興味、関心を持つ子供がふえた、聞く力や話す力がついてきたと感想を述べている子供もいる、授業外でも英語を口ずさむ子供がふえてきた、外国の人に親しみを持って接することができた、自信のある子供は積極的にALTに英語で話しかけるようになってきた、特色ある学校づくりの中で国際理解教育推進ということから全校生徒に英語検定試験を受験させたいという学校もあります。つまり、ALTを学校現場に導入することは、英語を手段としたコミュニケーション能力の育成や外国の文化と触れることにつながり、子供たちの興味、関心も高めているところです。

 今後の進め方としては、現在のALT11人体制を当面継続すること、そして、ALTや担任及び担当教師がチームを組んで授業の工夫を行っていくことで、より活発な授業を展開し、園児、児童・生徒がさらに意欲的に授業に臨み、積極的に活動していってくれるものと考えております。

 また、学校現場においてはALTを活用して教職員への英会話の研修を行い、教職員みずからの英語力の向上もあわせて図っていきたいと考えておるところです。

 次に、市内の小・中学校における国旗の掲揚、国歌斉唱の実施状況についてお答えいたします。

 議員も既に御承知のとおり、小・中学校の学習指導要領には従前に引き続き、入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ国旗を掲揚するとともに国歌を斉唱するように指導するものとすると規定してあります。これを受け、現在、今すべての小・中学校において、このような儀式的行事においては国旗の掲揚並びに国歌の斉唱が行われております。さらに、運動会などにおいても掲揚並びに斉唱がなされ、祝日にも掲揚がなされているところです。

 議員御指導のとおり、国や郷土を愛する心は日本国民として当然身につけるべき資質であると考えております。教育委員会としては、国旗の掲揚及び国歌の斉唱のみならず、道徳教育はもちろんのこと、教科や総合的な学習時間などを通して指導を充実させていきたいと考えております。



◎教育次長(中村満男君) 

 学校給食についてでございます。

 中学校の完全給食につきましては、17番議員にも答弁いたしましたように、大村市中学校完全給食検討懇話会からの答申では実施が好ましいとの結論でございました。ただ、今般の厳しい財政難の折、早い時期での実施については無理であると考えております。

 また、中学校の給食につきましては、学校教育の一環として重要であるという意見がある一方、保護者がつくられるお弁当のよさも指摘される御意見も根強いものがございます。今後、子供たちの食生活にとってどのような形をとるのが最も配慮された方法かという視点に立つとともに、財政状況等も見据えながら検討を進めたいと考えております。

 それから、現在の調理場の建てかえ時期についても御質問がありました。

 現在、小学校15校に対して4カ所の共同調理場で業務を行っておりますが、建築後22年から32年を経過しておりまして、おおむね5年後から10数年後に建てかえの時期を迎えるということになります。

 その改築費でございますが、仮に現在の4調理場を2カ所に統合して、中学校の給食にも対応するという仮定のもとで試算した数字ですけれども、用地費を除きまして調理場の建設費、それから各中学校への配ぜん室の建設費、備品購入費、運搬車両の購入費等を含めまして試算では 1,070,000千円程度となっております。

 それから、その後の毎年の運営費についても御質問がありましたが、これについては厳密な試算をしておりませんが、現在小学校15校について約3億円を要しておりますので、職員で中学校給食まで対応するとなれば4億円を超えるものと考えております。



◆6番(廣瀬政和君) 

 順次、再質問をさせていただきますが、「日本一の英語のまち」事業についてでございますけれども、財政が非常に切迫をしておる中で、この事業が縮小されるのかと私は実は心配をしておったわけでございます。大村市は今まで、大村市の顔として福祉が日本一であると自負してきたわけですけれども、それとあわせて、やはりいろんな形で大村をPRする。その意味合いでこの教育からぜひ日本一の英語のまちということで、これを目指してやっていただくということは非常にすばらしいことがあるんじゃないかなと。そして、今この成果というものを説明していただきましたが、子供たちが非常に喜んでこの授業に参加をしておると、そしてまた、英語力もついておるんじゃないかなということでございます。これを聞いて安心したところでございます。

 この内容について、ちょっとお尋ねをいたしたいというふうに思いますが、幼稚園から小学校、中学校までを一応対象にしておられるというふうに思いますが、幼稚園は月に1回程度、小学校は週に一、二回程度、それから中学校の方は毎日ということですか。



◎教育長(西村順子君) 

 そこのところは、私としてはしっかり把握しておりませんので、後ほどお答えいたします。



◎教育次長(中村満男君) 

 中学校につきましては、おおむね週2回配置をいたしております。



◆6番(廣瀬政和君) 

 小さいときから、こういう英会話というのはなれ親しんでおかないと、身近にないとなかなか身につくものじゃないというふうに言われておるわけですね。それで、小学校一、二回、中学校も2回程度ということであれば、私から言わせればちょっと少ないのじゃないかなというふうな感じもするわけでございます。11人の先生がおられるわけですので、それだけでは、クラスが多いわけですから、なかなか回れないということはもう十分わかるわけですけれども、何かその辺を工夫して、今後もっと子供たちがそういう先生と触れ合う時間を多くしていただくようによろしくお願いをしておきたいと思います。そして、さらに充実をしていただきたいと、このように思います。

 次に、中学校の給食でございますけれども、一番の問題は、やるとなれば、やはり経費の問題であろうというふうに思います。施設の建設費が 1,070,000千円、あとの経費が年々4億円から5億円程度かかるということでございますが、これは当然補助等もあるというふうに思いますが、実際の建設費というのは、市が単独で持ち出す分というのはどのくらいになるわけですか。



◎教育次長(中村満男君) 

 補助率については、はっきりと資料を持っておりませんので、確認して御報告いたします。



◆6番(廣瀬政和君) 

 いずれにしても、この財政事情が好転しないと、なかなか取り組めない問題ではあろうかというふうに思いますが、小学校の調理場があと5年から10年程度すれば改築の時期が来ると、これはやはり衛生面とかなんとかで、そうならざるを得ないというふうに思うわけでございますけれども、その時期に検討するということですので、そのあたりまで先送りということになるわけですね。



◎教育次長(中村満男君) 

 まず、先ほどの御質問ですけれども、補助率ですが、3分の1補助で、補助対象と対象外がございますので、先ほどの 1,070,000千円と申しましたけれども、そのうち約2億円程度の補助が見込めます。

 それから、中学校の学校給食実施につきましては、先ほど申しましたように、財源的な事情もございますし、早急な対応は無理ということで、今後検討をしたいと、そのように考えております。



◆6番(廣瀬政和君) 

 この懇話会の中でもかなり、給食をする派と弁当持参派との意見がぶつかった経緯がございますけれども、先ほどの議会の様子でも何か弁当派に拍手もあったような感じでございますが、その辺でまだまだこの問題も後に詰める必要があるんじゃないかなという気もしておるところでございます。そういうものも踏まえながら、今後ひとつ計画をお願いしたいと要望しておきます。

 次に、いわゆる学校行事における国旗、国歌の問題でございますが、おおむねそういうふうな形で学校現場も協力をしていただいて、そしてまた、子供たちもそれに向かって一緒になってやっているということを聞きまして、安心をしたところでございます。

 ただ、この問題は、強要をするということではなくて、やはり私たちがオリンピックや、あるいはサッカーのワールドカップあたりで、自然発生的に日の丸を見て感激をするような形で、常日ごろ、やはり自然にそういう気持ちを持てるような雰囲気というものをつくっていく必要があろうかと思うわけですね。ですから、うちの保育園でもそうなんですけれども、やっぱり子供たちにそういう常日ごろ、国旗、国歌の大事さといいますか、そういうものを指導していくということが必要であろうと思いますので、その点も踏まえて、今後ひとつ学校行事の中でも取り組んでいただくようお願いをいたしておきます。

 次に、都市整備行政についてでございますけれども、岩松駅前付近の歩道の設置については前進があるということで返答いただきました。

 ちょうど駅前のところに信号機がございまして、横断歩道があるわけですが、駅を利用される方は駅の向かい側、いわゆる国道の向こう側の方がほとんどなんですね。それで、駅からその信号を押して横断を渡っていくと、そこはもう歩道がないわけなんですよ、どっちに行くにしてもですね。非常に狭くて、また交通量が多くて危険な地帯になっておりますし、特に大村から諫早へ行かれるバイク等、あの辺が大変運転がしにくいところでございます。そういう意味で、なるだけ、家が建て込んでおりまして余裕がなかなかないようなところもあるわけですけれども、何とか解決をしていただいて、10年も15年も待てないわけでございますので、人の命はあすもわからないわけですから、ぜひとも早急にこの歩道設置については推進を市からも国へ再度お願いをしていただくようにお願いしておきます。

 それから、与崎交差点でございますが、非常に立派な交差点ができて喜んでおりますが、言いますように、大村から諫早に向かったときの左折帯が、若干変則になっておるという状況でございます。これは、国道34号の久原地区の改良時ということにしかならないのかなとは思いますけれども、用地買収に絡みますし、民家が1軒ありますので、どうしてもあそこにひっかかるのかなという感じもいたしますから、早急にはできないと思いますけれども、できれば久原地区の改良をするときは、あの時点からひとつやっていただければ非常に助かるんじゃないかなと思っておりますので、その辺もよろしくお願いをしておきます。

 次に、福祉保健行政でございますけれども、確かに所得制限、一部残していただいた中でのこういう制度継続ということであろうと思いますし、また、乳幼児の6歳から就学前までのわずかな期間ですけど、そこも広げていただきました。そしてまた、いわゆる精神福祉手帳所持者、そういう方たちの医療費についても配慮をいただいております。そういうことで前進な面もあるわけですけれども、対象者の減ということから言えば、前にも議会でも討論がありましたけれども、非常に影響が大きいというふうに思っておるところでございます。

 そしてまた、ここには出ておりませんでしたが、シルバーボランティア事業の補助制度も廃止になったということを聞いておりますし、私たちの見えないところで何か切られているんじゃないかなという心配も出てきたわけでございますが、そういう意味で、今まで大村の福祉というのは一つは大村市の顔であったわけですね。特に松本市長時代に、この福祉は非常に大村市は充実をしてきたというふうに思っておるわけでございます。そういう意味で、いま一度、市長に、ボートがようなったらまた戻したいということじゃなくして、大村市の方針として福祉の充実は今後も続けていくんだというひとつ決意をお願いしたいと思います。



◎市長(松本崇君) 

 大村市の福祉のまちづくりというのは、はっきり言いまして、昭和40年代からもうずっと20数年にわたってですね、20年以上にわたって続けられてきたわけで、一つのいい意味での大村市の伝統というんですかね、福祉で県下一、九州一ということを目指してまいりました。ですから、私も何とかこれは堅持していきたいという気持ちが十分にあるんです。これは福祉なくして大村市のやはり売りはないんじゃないかと思うぐらい大事にしているんです。しかし、何度も言っていますように、まあ、よもやここまで落ちるとは思わなかった状況、非常に予測に反したボートの急激な落ち込みとか、税収が思うようにいっていない。この間で、私はきょうも申しました、先ほど答弁しましたように、ぎりぎりの、本来はですよ、もう他市並みにいかなければならない財政状況なんですね。ですけれども、本当に所得制限という、そこでお願いをしておりますけれども、ここまでがぎりぎりかなというところに来ておるんですね。ですが、今後15年度からまた16、17年にかけて、基本的には福祉のまちづくり、福祉を大切にする大村を必死になって守っていくように努力をしてまいりたいと、そういうふうに思っております。



◆6番(廣瀬政和君) 

 非常に苦しい胸のうちというか、そういう形で理解をしておきますが、どこも苦しいわけでございますので、市民の皆様方にも痛みを分けていただくということで、今回、市の財政事情が少しでも好転しましたら、またひとつ頑張って福祉の充実に努めていただくようにお願いをしておくということで、終わりたいと思います。

 次に、バス停でございますけれども、 189カ所、上屋があるのが51カ所ということでございますが、その上屋のある51カ所の、国とか県とか市、あるいはその他ということで説明を受けましたけれども、その実数といいますか、それについてお尋ねをいたします。



◎産業振興部長(津田学君) 

 先ほど51カ所と申しましたけれども、市で設置したものが20カ所ございます。それから、県営バスで設置したものが7カ所でございます。それから、国で設置したものが2カ所ございます。それから、地元で設置したもの、その他でございますけれども、これが22カ所でございます。

 以上でございます。



◆6番(廣瀬政和君) 

 その他の地元ということで22カ所ということでございますが、これをお尋ねしたいなと思うわけですけれども、その他地元というのはどういう形態で建設をされておられるか、その内容的なものはわかりますか。



◎産業振興部長(津田学君) 

 その設立をされた動機といいますか、理由というものについては、一々は掌握をしておりません。



◆6番(廣瀬政和君) 

 実は、私の地元の岩松駅にも、その他の中に入る停留所があるわけでございますけれども、もう何年前でしたかね。もう20年ぐらい、もっと前だと思いますが、地元の人が寄附をして、幾らかずつですね、善意で本当にボランティアで停留所の上屋をつくられたと。特に通勤者とか通学者が雨の日ぬれてバスを待っておるのが見るに忍びないということで、そういう上屋をお金を持ち寄ってつくられたということを聞いておるわけです。その管理も地元の老人会さんあたりがずうっと引き継いでやっておられるわけですね。ほかのところはよくわかりませんけれども、岩松の場合はそういうふうな形で今日まで来ておるというふうな状況でございます。

 これは不特定多数の人が、そして市民の皆さんが利用するバス停でございますので、できれば、そういうものについては市の方で責任持って設置、管理をするというのが建前じゃないかなと思いますが、その辺のところはどういうお考えですか。



◎産業振興部長(津田学君) 

 そういう御意見もあるかと思いますけれども、なかなか市の方もそこまで手が回らない状況でございますので、従来どおり地元の方の善意にお願いするしかないと思っております。申しわけございません。



◆6番(廣瀬政和君) 

 地元の善意も限りがあるわけでございますが。

 と申しますのは、今回このような問題が提起をされたわけでございます。大分老朽化をしております。それで、台風が毎年来るわけですけれども、台風で破損した場合、その修理はどうするかと、あるいは屋根の一部が仮に台風で飛んで、通っている車とか、あるいは周囲に危害があったと、そういう場合の責任問題とかどうなるのかという御相談を受けたところです。そこまでいくと、なかなか善意善意とも言っておられないというふうに思うわけですね。そういう面も含めて、金がなかけんということが今裏にあったような、部長の返答はそういうあれがあったわけですけれども、しかし、金だけの問題じゃなくて、そういう切実なやはり問題も含んでおるということでございまして、今、岩松は老人会の方が管理されておるわけですよね。それこそ、善意で1週間に1回ずつ掃除をして、そういう形で維持をしておられるわけです。そういう問題が起こった場合、ちょっとそこまで私たちは面倒見い得んけん、もう手を引こうかなというふうな話も出てくるわけでございまして、その辺のところを何とか市の方で善処できるような考え方はありませんでしょうか。



◎市長(松本崇君) 

 バス停の上屋といいますか、これは私も感じますね。議員おっしゃるとおり、ひどいところもあるし、このままでいいのかなと。基本的に私は、バスを運行させている、具体的に言うと県営バス、あるいは西肥バス、その他、そういう県交通局なり西肥バス等その他、そういうところと話し合いを一度してみたいなと思っています。それで、市としても、その話し合いの上でどうしてもこれは地域の皆さん方、あるいは雨にぬれたりいろんな問題があるでしょう、危険があったり、そういうことも踏まえて、これを放置しておくわけにもいきませんので、私としては今申し上げたように、ぜひ協議をさせていただいて、今後どうするのか、それから実態調査も、状況がどんなものであるかをまず調査はできると思います。そして、協議をし、対策を練らせていただきたいというふうに思います。



◎産業振興部長(津田学君) 

 今、市長が実態調査と申しましたけれども、現在バスの乗降調査を行っております。この中で、バス停のそういう施設の状況につきましても、あわせて調査をしたいというふうに今進めておりますので、その結果を待って、市長の判断に沿って検討させていただきたいと思います。



◆6番(廣瀬政和君) 

 きょうの新聞によると、県営バスも多額の赤字を出しておるということでございますので、話し合いの中でいい方向が見つかるというふうなことが、なかなか難しいなと思って聞いておるわけですけれども、しかし、やはり当事者のそういうふうな危惧を一つでも和らげていただく、そしてまた、そういう責任問題にならないようにひとつ対処していただく、そういう面だけでも何とか前進していただくようにお願いをしたいと思います。

 お金がない、お金がない、そしてまた行革行革と、非常に夢がしぼんだような形での一般質問でございましたけれども、何とか工夫をしながら協力し合って、痛みを分け合って、夢ある行政を続けていきたいと、このように思いますので、ひとつそういう意味で市長にも頑張っていただくことをお願いいたしまして、質問を終わりたいと思います。



○議長(馬場重雄君) 

 これで廣瀬政和議員の質問を終わります。

 以上で全部の一般質問を終了いたします。

 日程第2.第57号議案を議題とします。

 提案理由について理事者の説明を求めます。



◎総務部長(黒田一彦君) 登壇

 第57号議案をお願いいたします。訴えの提起につきましてでございます。

 議案参考資料の3ページに図面を載せておりますので、それに沿って補足説明をしながら、提案理由にかえさせていただきたいと思います。

 ここは松原2丁目 169番、鹿ノ島の部分の図面になります。黒枠で囲っておりますその中を斜線で引いている部分がございますけれども、ここは大村市が個人、ここでは一応A氏といたしますけれども、A氏に貸し付けていた部分になります。貸付面積507.17平米で、その中に番号を?から?まで記入しておりますが、この部分が建物の位置を示します。

 この土地につきましては、A氏とは賃貸借契約はもう既に解除してありますけれども、この建物がございますが、抵当権が設定されておりまして、その建物に対する競売が実は実施されました。平成14年8月に、それに基づきまして佐賀県多久市の小林氏という方がその建物を取得されております。

 ところが、小林氏が建物を取得する前に、先ほど述べましたように、A氏との市有地賃貸借は既に完了しておりまして、また、市が今後この市有地を何人にも賃貸借をしないことを伝えておりました。さらに、大村市は小林氏と土地の賃貸借契約は締結しておりません。

 このような状況の中に、小林氏は土地使用の権限がなく、市有地上に建物を所有しているために、小林氏に対して、次のとおりの訴えを提起するものでございます。

 訴えを提起するところは、長崎地方裁判所大村支部でございます。

 一つ、市有地上の建物の収去と市有地の明け渡し、二つ、建物を取得した日から本件土地明け渡し完了の日までの賃料相当の損害金の支払いでございます。

 議案書に戻っていただきまして、

   −−−−−−−−−−−−−−−−



△第57号議案 訴えの提起について

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 次のとおり市有地に係る建物収去土地明渡し等を求める訴えを提起することについて、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求める。

          記

1 訴えの趣旨

 市有地上の建物収去及び土地明渡し並びに賃料相当損害金の支払を請求する。

2 訴えの相手方

 佐賀県多久市東多久町大字別府5320番地3

                 小林主基

3 訴えの対象物件

 (1)土地(市有地) 大村市松原2丁目 169番

 (2)建物

  ア、所在   大村市松原2丁目 169番地

  イ、家屋番号 169番、169番の2(附属建物を含む。)及び 169番の3

4 授権事項

 市長は、必要に応じて、控訴、上告、和解、訴えの取下げその他請求の内容を実現するために必要な裁判上の行為を行うことができる。

 本日3月13日の提出日で、大村市長名でございます。

 以上の件でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。(降壇)



○議長(馬場重雄君) 

 これより質疑を行います。



◆21番(永石賢二君) 

 二、三点お尋ねしたいと思いますが、去年の8月に競売されているのに今提訴するというのは、これまで市の方が競売したのを知らなかったかどうか、まずお尋ねしたいと思います。



◎総務部長(黒田一彦君) 

 競売にかかることは、市は承知しておりました。



◆21番(永石賢二君) 

 当然、競売公示するときは、土地所有者がだれかは明記しておかなければいけないと思うんですが、このことについて小林さんは知らなかったんでしょうか。



◎総務部長(黒田一彦君) 

 小林さんは、大村市にも何度かおいでになっております。その時期には、市の方からその分につきまして、大村市の土地に対しまして今後賃貸借はしませんと小林さんには申し上げておりますし、裁判所の方にも、その分は競売の前には、この土地は市の賃貸借継続はしませんということを申し伝えております。



◆21番(永石賢二君) 

 こちらからそういうふうな申し出をしていながら買ったということは、けしからんことですね。前に知っていながらですよ。

 それと、競売落札価格は幾らだったんでしょうか。



◎総務部長(黒田一彦君) 

  1,410千円でございます。



◆21番(永石賢二君) 

 この図面からいきますと、?から?までありますが、?と?の合い中に火事になったところのコンクリートの残骸がありますね。これも撤去ということになるわけですか。



◎総務部長(黒田一彦君) 

 この部分は、もう既に上物、建物はございませんので、この部分は含んでおりません。



◆21番(永石賢二君) 

 まだ提訴していないみたいですが、提訴の段取りでいくわけですか、これから。



◎総務部長(黒田一彦君) 

 その分を本日ここでお願いしている分でございます。



◆17番(山田慶一君) 

 何か説明がよくわからないんですよね。その前段があろうかと思うんですよ。

 なぜ市が知っていてですよ、その競売が実施されるのを知っていて、競売が予定どおり実施されて、何で小林さんを提訴するわけですか。



○議長(馬場重雄君) 

 もう少し理解していただきたいと思いますが。



◆17番(山田慶一君) 続

 わからんから聞いておる。



◎総務部長(黒田一彦君) 

 この建物は、先ほども言いましたように、抵当に入っておりました。その抵当、何といいますか、その銀行ですね、銀行が競売にかけたものでございまして、その部分については銀行側と裁判所の問題だと理解しております。



◆17番(山田慶一君) 

 銀行の抵当に入っていても、市の所有だったわけでしょう。



○議長(馬場重雄君) 

 市の所有、土地だけですよ。

 山田議員、もう少し理解していただきたいと思います。



◆17番(山田慶一君) 

 土地は大村市の土地で、建物が(「A氏」と呼ぶ者あり)A氏ですか。



○議長(馬場重雄君) 

 議案参考資料に書いてあると思いますが。



◆17番(山田慶一君) 続

 いや、それは見ていますけどね。

 A氏というのは、別に全然問題なかったわけですか、これに至る経緯の中で。



◎総務部長(黒田一彦君) 

 A氏に対しましては、以前から土地の賃貸借契約を結んでおりまして、その賃料が滞納でございました。その滞納によりまして土地の賃貸借契約を解除した部分の土地でございます。



◆7番(川添勝征君) 

 この問題、ちょっと考えられないような事態ですので、もう一回考える上で確認をさせていただきたいと思います。

 確かに、競売というような部分の行為の中で、土地の所有者と家屋の所有者が違います。これはよくあることですけれども、この建物を競売の入札で落とされた方は、大村市がもうその土地は貸さない、要するに借地権がないということは御存じだったということ、その申し出は競売する裁判所にも本人にもされておるということですかね。ここの確認をちょっとさせてください。



◎総務部長(黒田一彦君) 

 競売にかける執行、いわば執行官ですね、その中につきましては執行官も当然、大村市から申し出しておりましたし、その競売に付する条件といたしまして、平成13年4月17日付で賃貸借契約解除の通知が到達しているということで、裁判の執行官も既に御承知だったということでございます。



○議長(馬場重雄君) 

 これをもって質疑を終結します。

 本案は総務文教委員会に付託します。

 以上で本日の日程は終了しました。

 本日はこれで散会をいたします。



△散会 午後2時12分



 上記会議録を調製し署名する。

    議長    馬場重雄

    署名議員  音成征彦

    署名議員  今村典男