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長崎県 佐世保市

平成28年 12月定例会 石木ダム建設促進特別委員会 12月19日−01号




平成28年 12月定例会 石木ダム建設促進特別委員会 − 12月19日−01号









平成28年 12月定例会 石木ダム建設促進特別委員会



           平成28年12月19日(月)

                     [会議時間]

                       自 13:31

                       至 14:43

《案件》

※請願第40号 石木ダムについて、賛成、中立、反対の立場での公開議論を求める請願

《結論》

※請願第40号 石木ダムについて、賛成、中立、反対の立場での公開議論を求める請願

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《出席委員》

長野孝道委員長、森田浩副委員長、橋之口裕太、永安健次、萩原活、

林健二、草津俊比古、小野原茂 各委員

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《委員外議員》

山下千秋議員

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《傍聴者》 19人









                     12月19日(月)(13:31開議)

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[審査案件]



※請願第40号 石木ダムについて、賛成、中立、反対の立場での公開議論を求める請願

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○長野委員長 

 石木ダム建設促進特別委員会を開催する。

 まず、請願者である谷川氏におかれては、都合上趣旨説明に出席できない旨の連絡があった。ついては、請願者からウイットネス・トゥー・コウバル・イン・オータム制作委員会の辻井隆行氏に趣旨説明を委任したい旨の文書を受理しているので、辻井氏から趣旨説明を受けたいと思うが、よろしいか。(全員了承)

 あわせて、傍聴の申し出があっているが、これを許可することとしてよいか。(全員了承)

     〔請願者及び傍聴者入室〕

 本日の案件は、先般の本会議で本特別委員会に付託された請願第40号石木ダムについて、賛成、中立、反対の立場での公開議論を求める請願についてである。

 これより、趣旨説明を受けたいと思うが、佐世保市議会傍聴規則第13条により、傍聴者の方の録音・録画の撮影については禁止されているので、御了承いただきたい。

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          《趣旨説明》



◎辻井WTK制作委員会委員 

 [請願書等による趣旨説明]

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          《質疑》



○長野委員長 

 これより質疑に入る。



◆橋之口委員 

 請願事項の中で、「公開での議論する場」という記載があるが、これは佐世保市であれば、佐世保市がそれを設置して、市民に呼びかけて、佐世保市が事業についての説明をしてほしいと。その中で、フリーな質疑を行う場を設けてほしいということなのか。公にそれをつくってほしいということか。



◎辻井WTK制作委員会委員 

 請願書に記載してあるとおりなのだが、市にそういった場を設けてもらい、そこに賛成、反対、そしてまだよくわからないという中立という、さまざまな方が参加しやすいような環境で、公の中で議論が行われるということを願っている。

 別の形で、例えば、民間もしくは市民サイドがそういった場を設定して、市の関係者の方々、事業主の方々がそこに出席をするということで、同じ目的が、立場を越えたさまざまな方々、世代を超えたさまざまな方々がそこに参加して、大勢の方がそれを見ることができるということであれば、その方法でも私たちの請願内容は実現されたことになると考えている。



◆林委員 

 請願者の方がこの請願を提出するに至った経緯というものは十分に理解をした。

 その中で、今の質疑と重複するかもしれないが、さまざまな世代の方が公開の場で議論する場を設けてもらいたいということだが、これまで御存知のように事業認定を含め、地権者との意見交換会、平成21年以降、長年にわたり、そういった場が設けられてきたという事実もある。若い方が来られる、また世代間含め、そして反対、中立、賛成、それを含めて全ての方にというのは、当然その説明会というのは、間口として対象者としては限られたことではないと私は理解している。その点を含めて、今回、公開の場で議論する場を設けてもらいたいという請願に至ったのは、そこは、今までの議論の場と言うのは、十分な議論の場ではなかったということか。



◎辻井WTK制作委員会委員 

 これまで、多くの尽力をされて、多くの方に説明をされてきたということは同じ理解である。ただ、結果として、また時間が経過している中で、例えば、当時10代だった方々が、今、20代中盤になって、これからの社会を担うような立場に立ち始めているということだと思う。その中で、工期が延期されるということもあったので、その一連の経緯の中で、結果として、まだ御存じでないと。そういうことであればもっと話がしたいという方を、この2年間の中で私は大勢目にしたところである。そういった経緯があって、改めてそういった場がつくられれば、未来から今を振り返ってみたときに、禍根の残らない建設的な話し合いができるのではないかと。より多くの方が納得した形で物事が進められるのではないかと考えている。



○長野委員長 

 ほかにないか。(委員外委員の発言の申し出)

 委員外委員の発言があっているが、よろしいか。(全員了承)

 それでは、端的にお願いする。



◆山下[千]委員 

 2点だけ述べる。

 一つは、13世帯61人の方がそこに現に住んでいる。そして、そこを離れたくないと。先祖から受け継いだ土地や家を引き継いで、さらに子や孫に引き継いでいきたいと。自然環境を守りたいと言っている。これは憲法が保障する基本的人権そのものである。それを奪ってまで、つくり上げようとしている石木ダムの必要性は一体どこにあるのかと。そのことが十分にみんなの前で明らかにされなくてはいけない。それが十分熟知され、議論された上で、なおかつダム建設を進めるということであれば、それはそれなのだが、決して、そういう段階を経ていないのではないか。

 二つ目は、石木ダム建設促進佐世保市民の会の方々も御承知なのかわからないが、市が公表している向こう50年間のダム建設の費用負担や電気、土木、さまざまな施設のためにかかる費用、それからそれを維持管理する費用は1,173億円という数字が示されている。それだけの費用をかけて、一体どれだけの石木ダムをつくる公益性があるのか。そのことも市は明らかにしていると言うが、私自身は手に入れていない。本当に1,173億円も市民が負担して、なおかつそれを越える公益性があるという確信を得ることもできない。こういう巨大な事業を進めていく上では、十分皆さんに情報を提供して、その上で判断をされてしかるべきである。私自身はダム建設反対の立場であるが、賛成して、それを進めようとしている起業者の側、まだよくわからないという中立の立場の方々も含めて、その場があってしかるべきだと思う。私は今回、紹介議員となっているが、この請願が採択されることを強く願う、このことを発言させてもらう。



○長野委員長 

 ほかに質疑がなければ、暫時休憩とする。

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                            (13:59休憩)

                            (14:30再開)

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○長野委員長 

 委員会を再開する。

 傍聴の申し出があっているが、これを許可することとしてよいか。(全員了承)

 それでは、これより結論に入る。

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|結論|

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※請願第40号 石木ダムについて、賛成、中立、反対の立場での公開議論を求める請願

[討論]



◆小野原委員 

 市民クラブとしての不賛同の意見を述べる。石木ダム建設については、今日までの長い間、治水と利水対策のために、必要なダムとして推進される中、県と市は市民や地権者に対し、説明や意見交換の場の公開討論等も重ねながら、事業認定を設けるなど、推進の立場で進められてきており、議論は尽くされたものと理解をしている。これまで、反対地権者の理解が得られなかったことは誠に残念ではあるが、県としても必要性は十分に説明されているので、今後、さらにその方法については、県自らが工夫をされるものと考える。よって本請願には、不賛同とさせていただく。



◆永安委員 

 請願に反対ということでの討論をさせていただく。今、市民クラブからも討論があったが、趣旨的には同じようになるが、改めて申し上げる。これまで長い時間をかけて、ダム建設については、さまざまな視点から協議・議論をされてきたということは事実である。こうした経緯を踏まえて、今の段階で、この請願にあるように公開の場での議論を改めてというようなことについては、既に議論は尽くされてきていると緑政クラブとしても判断をしている。よって、本請願には賛同できない。



◆橋之口委員 

 辻井さんが言われたように、なぜ石木ダムが必要なのかということについて、情報を発信に市民に幅広く理解を求め、市民のなぜという問いに事業者として、佐世保市水道局−−市もそうであるが−−真摯に対応していくことは当然なことだと、市政クラブとしても理解をする。このことについては、市、当局に対しても、今後も真摯な対応、丁寧な説明について努めるように申し添えをしていきたいと考えている。ただ、公開の場で議論するということ−−先ほど確認したように、長崎県と共同で事業を進めている立場にある佐世保市が、現段階で、その主体として議論の場を設けることは適当ではないと判断をしている。そういう理由から市政クラブとして、公開の議論を求める請願については、賛同できない。



◆萩原委員 

 自民党市民会議としても採択できない。理由としては、趣旨はあくまで賛成、中立、反対の立場での議論ということであるが、県においても、事業を推進する立場として、討論、議論の機会は示してきていると思っている。話し合いに至っていない状況にあるということもある。現在、老若男女、世代を超えて議論することは望ましくないのではないかと考える。県としてもたびたびの説明を行っているので、建設の立場としての県の立場を重要視したいと考えている。

 余談であるが、ここに来られている方で、水を飲むことができなかったことのある人は、誰もいらっしゃらなかったと思う。水道の栓を開けると水が出るという、インフラの公平性は当たり前のように思われるが、水が出ない事態というのは、この佐世保市では絶対にあってはならないことではないかと思う。平成6年の渇水期のような思いは、絶対に後世には残してはいけないものだと、私個人的としては考えている。どんな非常時においても、水は私たちの命の源であることは事実ではないかと思う。



◆森田副委員長 

 石木ダムということについては、先ほどからも話があっているように、長い歳月をかけて積み上げてきた議論があり、また、経過がある。議論は既に法定の場にも及んでいて、時間軸の中では、安易に時をさかのぼることはできないのではないかと思う。議論は大いに結構であるが、公開の場に差し戻すということは、これまでの経緯やまた法的手続というものを軽視することにつながるのではないかということもあり、公明党としては、不採択と言う結論に至った。



◆林委員 

 若干の補足・補完をする。緑政クラブとしても、この請願が出されたときから、数回にわたり、会派内で十分な議論をしたし、先ほど、辻井さんからるる話をしていただいたことを通じて、さらに議論を重ねた。先ほど、本会派の永安委員からも討論された内容のとおりであるが、私のほうからは、趣旨説明をされた方も傍聴されるということも踏まえて、発言をさせてもらう。冒頭から請願者の方は、会社の方針を含め、持続可能な環境保全を社是とされて、取り組まれているという話がるるあった。そして、私も質問をした中で、この2年間の中で、そのような場を経験して、その思いから請願に至ったという話をされた。先ほど来、各会派から話があっているように、この問題については、賛成、中立、反対の立場での公開議論というのは、その趣旨どおり、そういった公開の議論の場は当然必要であるという考えであった。しかし、先ほど公明党含め、各会派から話があっているように、一定の時期を経て、そして法的な手続上、この時期に改めてのということでの公開の場での議論と言うのが、なかなか時期として遅い状況に至っているということを痛感しているところである。請願者の方の趣旨は趣旨として、その趣旨の中での判断が行われることを十分期待するものであるが、この改めての公開議論の場ということに関しては、当会派としては賛同できない。



◆草津委員 

 先ほど萩原議員が言われたことで、我が会派の意見は集約できているのだが、個人的な意見を言わせていただく。先ほどから、各会派の代表の方が、会派を代表して話をされている。時間軸を後ろに戻すわけにはいかないという意見も確かにわかるところもあるし、私の個人的には、やはり佐世保市当局がこれまで市民に対して情報発信ということが、少し怠けていた部分は確かに認めざると得ないと思っている。しかしながら、この委員会は、石木ダム建設促進委員会である。皆さんと議論をする、しないということよりも、何回、討論を重ねていけば、新たな結論が導き出されるのか、これが私にはまだ理解ができない。よって、私もこの請願には反対である。

[採決] 賛成者なく不採択とすることに決定した。

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                            (14:43散会)