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佐賀県 伊万里市

平成17年 9月 定例会(第3回) 09月15日−06号




平成17年 9月 定例会(第3回) − 09月15日−06号







平成17年 9月 定例会(第3回)


          平成17年伊万里市議会会議録(第3回定例会)

1 日 時  平成17年9月15日 午前10時00分開会

2 出席した議員
    1番  黒 川 通 信         15番  前 田 儀三郎
    2番  島 田 布 弘         16番  笠 原 義 久
    3番  山 ? 秀 明         17番  内 山 泰 宏
    4番  草 野   譲         18番  占 野 秀 男
    5番  山 田   悟         19番  盛   泰 子
    6番  樋 渡 雅 純         20番  岩 橋 紀 行
    7番  渡 邊 英 洋         21番  樋 渡 伊 助
    8番  前 田 久 年         22番  原 口   弘
    9番  貞 方 喜 延         23番  田 中 啓 三
    10番  川 内   学         24番  岩 本 盛 房
    11番  堀   良 夫         25番  満 江 洋 介
    12番  高 木 久 彦         26番  福 田 喜 一
    13番  前 田 教 一         27番  下 平 美 代
    14番  岡 口 重 文         28番  浜 野 義 則

3 欠席した議員
    な  し

4 出席した事務局職員
    局長 城     武

5 地方自治法第121条による出席者の職氏名
    市長                  塚 部 芳 和
    助役                  前 田 和 人
    収入役                 吉 富 常 彦
    総務部長                永 田   昇
    政策経営部長              友 廣 英 久
    市民部長(福祉事務所長)        永 峰 保 馬
    産業部長                田 中 健 志
    建設部長                副 島 秀 雄
    総務部副部長(総務課長)        江 頭 興 宣
    秘書課長                ? 田 洋一郎
    市民センター長             山 田   茂
    政策経営部副部長(財政課長)      山 平 邦 博
    企画政策課長              山 本 洋一郎
    生活環境課長              吉 田 正 男
    福祉課長                米 田 秀 次
    産業部副部長(企業誘致推進課長)    中 島 善 博
    農業振興課長              原 口 源 嗣
    商工観光課長              光 田 和 夫
    建設部副部長(地籍調査課長)      馬 場   繁
    下水道課長               藤 巻 金 重
    理事(市民病院経営企画室長)      南   和 夫
    水道事業管理者職務代理者     
                        川 原 清 春
    水道部長             
    消防長                 松 永 彰 則
    副消防長                田 中 恒 範
    教育長                 岩 永 憲一良
    教育部長                田 中 直 記
    教育委員会学校教育課長         松 本   定
    教育委員会生涯学習課長         多久島 美 隆
    教育委員会体育保健課長         山 口 宇 作

1.議事日程
    第1 一般市政に対する質問
    第2 市長提出追加議案の一括上程
    第3 市長提出追加議案の提案理由説明
    第4 市長提出追加議案に対する質疑
    第5 市長提出追加議案の常任委員会付託

1.本日の会議に付した事件
    日程第1 一般市政に対する質問
┌──┬───────┬──────┬──────────────────────┐
│順位│氏名     │指名答弁者 │    質問事項              │
├──┼───────┼──────┼──────────────────────┤
│  │       │      │1.七ツ島工業団地内のレシード油施設について│
│  │       │      │                      │
│  │       │市   長 │                      │
│  │岩 橋 紀 行│      │2.一部事務組合の運営について       │
│9 │       │      │                      │
│  │(一問一答) │      │                      │
│  │       │関係部長  │3.塚部市長は次期市長選に向けてどう考えてい│
│  │       │      │                      │
│  │       │      │ るか                   │
├──┼───────┼──────┼──────────────────────┤
│  │       │      │1.農業振興策について           │
│  │       │教育長   │ (1) 推進体制をどう構築するのか      │
│  │渡 邊 英 洋│      │                      │
│ 10 │       │      │ (2) 農業振興3ヶ年計画にどう取り組むのか │
│  │(一問一答) │      │                      │
│  │       │関係部長  │ (3) 学校給食に於ける地場産の食材導入につい│
│  │       │      │  て                   │
├──┼───────┼──────┼──────────────────────┤
│  │       │      │1.玄海国定公園の運営管理について     │
│  │       │      │ (1) 竹ノ古場公園の用水確保及び障害者への対│
│  │       │市   長 │  応                   │
│  │福 田 喜 一│      │                      │
│ 11 │       │      │ (2) 大平山公園における園内管理の不備につい│
│  │(総括)   │      │                      │
│  │       │関係部長  │  て                   │
│  │       │      │                      │
│  │       │      │2.公共施設等のトイレ改善について     │
└──┴───────┴──────┴──────────────────────┘

    日程第2 市長提出追加議案の一括上程
     議案第 113号 特定事業契約の締結について(伊万里市学校給食センター 
            (仮称)整備事業)
     議案第 114号 工事請負契約の締結について(平成17年度伊万里市公共下水道事
            業伊万里市浄化センター水処理施設機械設備工事)
     議案第 115号 平成17年度伊万里市一般会計補正予算(第5号)について
    日程第3 市長提出追加議案の提案理由説明
    日程第4 市長提出追加議案に対する質疑
    日程第5 市長提出追加議案の常任委員会付託

             常任委員会付託表(追加1)
┌───────┬───────────────────────────────┐
│委員会名   │     付託内容                      │
├───────┼───────────────────────────────┤
│       │議案第 115号 平成17年度伊万里市一般会計補正予算(第5号)につ│
│総務委員会  │                               │
│       │       いて                      │
├───────┼───────────────────────────────┤
│       │議案第 113号 特定事業契約の締結について(伊万里市学校給食セン│
│文教厚生委員会│                               │
│       │       ター(仮称)整備事業)             │
├───────┼───────────────────────────────┤
│       │議案第 114号 工事請負契約の締結について(平成17年度伊万里市 │
│建設委員会  │       公共下水道事業伊万里市浄化センター水処理施設機械│
│       │       設備工事)                   │
└───────┴───────────────────────────────┘

1.会議の顛末
                (午前10時 開議)






△日程第1 一般市政に対する質問



○議長(黒川通信)

 おはようございます。定刻定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

 前日に引き続き、一般市政に対する質問を行います。

 それでは、質問の順番により、20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行) (登壇)

 皆さんおはようございます。それでは、早速質問に入りたいと思います。

 今回、私は3点について質問をいたしたいと思います。順番によって質問させていただきたいと思います。

 それでは、まず七ツ島工業団地内のレシード油施設についてでございます。

 まず、このレシード油ということについて皆さん方に、おわかりだと思いますけれども、御説明しておきますと、粗油といいますか、粗油ですね。機械の洗浄油とか、それから冷まし油とか、そういったものをレシード油、要するに粗油というふうに呼ばれているようでございます。そのことについてでございます。

 この施設は、平成10年6月に佐賀県の港湾課の建設許可を受けて、七ツ島工業団地の公共埠頭用地約1ヘクタールに、福岡県に本社を置く株式会社神廣という会社が韓国からのレシード油、先ほど申しましたこのレシード油を販売目的として同年7月に着工をいたしております。許可から1カ月後には着工いたしております。そして、平成11年3月に 200キロリットルタンク10基が完成いたしております。これは皆さん御承知だと思います。しかし、完工以来、既に7年間これまで使用されることはなく、長年放置され、その敷地、全景は雑草と、タンクは赤さび、そして腐食し、哀れな状況となっております。

 敷地の入り口には、立入禁止の看板だけが目立っているようでございます。私も見てまいりましたけれども、こういった立入禁止という看板が玄関に立っております。これは執行部の方も御承知だと思います。こういう状況は、工業団地への、例えば企業誘致なり、そしてすぐ隣には公園も整備されているわけでして、環境面からしても、なお地域住民の方たち、そして操業されている企業の方たちにも非常に迷惑であり、不安を招くものじゃないかと、こういうふうに思っております。

 この七ツ島工業団地は、県有地といえども当伊万里市に存在している敷地がゆえに、早期解決に向けて直接権利者の県に対し適切な措置を強く行うべきだと私は思っております。そういった中で、現在の施設の状況とこのタンクのメンテナンスはどうなっているのか、まずお尋ねをいたしたいと思います。

 次に、2点目の一部事務組合の運営についてでございます。

 一部事務組合と申しましても、いろんなものがございます。例えば、有田の磁石の組合とか、伊万里と北松地域の広域市町村圏組合だとか消防の組合とか、いろいろありますけれども、今回私が取り上げたのは、伊万里・有田地区衛生組合の運営についてでございます。

 まず、この組合が運営しているのは、御承知のとおりにし尿処理場と火葬場であります。し尿処理場は、衛生的で快適な生活環境を保持するために平成5年4月供用開始されております。場所は二里町の八谷搦にございます。伊万里市、有田町、西有田町のし尿と浄化槽の汚泥を1日に 135キロリットル処理している施設です。また、火葬場は、やすらぎ苑として平成16年4月に大坪町の白野に供用開始がされたところでございます。

 御承知のとおり、伊万里、有田、西有田の自治体で組織されているのが現在ですけれども、有田町と西有田町が来年、平成18年3月1日に合併して、新しく有田町となるというふうに聞いております。そういった中で、この組合の構成が当然変わってくるわけですね。今までは伊万里と有田と西有田というのが、このままいったら伊万里と有田というふうになるわけですけれども、そうなりますと、当然この組合の規約なり、また要綱なり変更があるんじゃないかと、こういうふうに思っております。今の状況からして、伊万里市として負担割合等、どういうふうに考えておられるのか、内容をお尋ねいたします。

 次に、3番目の塚部市長は次期市長選に向けてどう考えているかというのであります。

 この件につきましては、既に昨日まで3名の議員さんより出馬の意向なり、そして3年半の評価等、るる伺ったところでございます。正式に表明されたことについては、市民の一人として大いに賛成し、理解するところです。この3年半の日々は、本当に一日一日が重く、長い一日だったというふうに9月13日に伺ったところでございます。市民のリーダーとして、そして組織の長として、財政状況も非常に厳しい中での出発だったと思いますが、持ち前のバイタリティーで多くの課題を一つ一つクリアしての今日だと思います。次のステップに向けて抱負も数多く伺ったところです。まだまだこれからが大変だと思います。伊万里市も高齢化社会を中心とした年金、介護、医療といった社会保障費の増大は否めないと思います。これからの西九州自動車道などのハード事業も山積しており、この厳しい財政状況の中で最少の経費で最大の効果を知恵と工夫で推進していかれることを期待しております。

 そこで、重複するところもあるかもわかりませんが、この3年半の思いと、そして次の決意を伺いたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わります。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志) (登壇)

 おはようございます。まず、第1点目のレシード油施設の現状とメンテナンスはということでございますが、この施設については、議員御案内のとおり、平成11年3月におおむね完工いたしております。ただ、種々の理由により操業には至らず、現在も施設はそのまま放置の状態となっております。

 メンテナンスについては、完工して数年間は請負業者が事業開始に即応できるよう対処されておりましたが、社長の処遇と事業開始の見通しが立たないということ等から、その後手つかずのまま放置されて現在に至っております。

 しかしながら、当初 200キロリットルタンク10基等には、当初からレシード油等は一切注入、貯蔵されておらず、維持管理の不備による油の流出等のおそれはありませんが、ほぼ施設が完工して以来、今日まで6年以上も放置されたままのため、赤さびにまみれたタンク等が林立し、敷地内は雑草が生い茂った劣悪な状態となっております。



○議長(黒川通信)

 市民部長。



◎市民部長(永峰保馬) (登壇)

 それでは、岩橋議員の2点目の一部事務組合の運営についてお答えを申し上げたいと思います。具体的には伊万里市と有田町、西有田町で構成いたしております伊万里・有田地区の衛生組合の件でございます。

 議員から御紹介がありましたように、市町村合併が今日進んで取り組まれておるところでございますが、有田町、西有田町につきましては、来年の3月に合併するということが決定されておるところでございます。それに伴いまして、一部事務組合を構成する市町村として規約の変更等が当然に必要になってくるところでございます。

 そういうことから、この合併に関して負担割合を含めまして、規約の改正について2町とも協議をいたしております。実は、ことしの6月に伊万里市役所内で一部事務組合に関する連絡会議を開きまして、伊万里市として2町の合併に伴って負担がふえないことを前提として両町と協議をしていくということを事務段階で確認をいたして、両町との協議に臨んでいるのが現状でございます。既に2回両町と協議をいたしているところでございます。

 具体的に負担割合ということを申されておりますが、現在、衛生組合の負担割合を御紹介申し上げますと、組合運営事務費と、し尿処理管理費とし尿処理建設費、火葬場管理運営費と火葬場建設費、この五つに分かれております。まず、組合運営事務費でございますが、平等割が20%、人口割が80%、それからし尿処理管理運営費が、これも同じく平等割20%、投入割が80%でございます。それから、し尿処理建設費につきましても、平等割20%、これは処理人口割で80%でございます。火葬場運営費でございますが、平等割20%、人口割80%でございます。それから、火葬場建設費は、平等割が25%、人口割が75%となっているところでございます。

 こういう中で、一組を構成する市町村数が当然変わりますので、負担割合が変わってくることになります。これまで1市2町、三つの自治体でやっておりましたのが1市1町ということで、二つになったわけでございますので、当然そのあたりで平等割等につきまして、負担割合が増加することが懸念されるところでございます。

 そういうことから、先ほど申し上げましたように、2回ほど協議をいたしておりますが、既に負担がふえないようにということで両町に申し入れをいたしておりまして、あとのスケジュール等もございますので、近々回答をいただくようにいたしているというのが現状でございます。

 以上でございます。



○議長(黒川通信)

 市長。



◎市長(塚部芳和) (登壇)

 市長選に向けての御質問の中での3年半の思いと今後の決意をというようなことでございますけれども、一昨日、昨日、いろいろと申し上げてきたわけでございますけど、確かに私も3年半、大変厳しい財政状況の中で、しかし、厳しい厳しいと言っておるわけにはいかないというようなことで、そこにやはり知恵と工夫が要るんじゃないかというようなことで、いろいろな施策を展開してきたところでございます。

 そういう中で、ちょっと若干、簡単に申し上げさせていただきたいと思いますけど、伊万里市が他の自治体に先んじてやってきたこと、あるいはやっておることと、よその自治体もやってはいるけれども、この3年半の中で新たに取り組んだものというようなことで、もうこの二つに分けて、項目だけちょっと御紹介をさせていただきたいと思っております。

 まず、伊万里市が他の自治体に先んじてやってきたこと、あるいはやっておること、これはまず受付窓口、いわゆる窓口受付時間の延長、そしてまた、就学前児童のインフルエンザ予防接種の支援、エプロン着用による窓口職員対応、特色ある学校創造事業、新商品等研究開発費補助金、民間企業への職員派遣、構造改革特区の認定、人事異動へのFA制度導入、PFI手法の活用による給食センターの建設着手、アジアネットワーク事業による中国へのナシ、焼き物の輸出、食のまちづくりへの取り組み、畑の中のレストラン、ツル越冬事業、助役、収入役の民間からの登用、公民館長の公募、しかもこれを地域で選ぶ制度、職員のボーナス削減、軽自動車税のコンビニ収納、都市公園の里親制度の発足、地域による自主防災組織の設置、これが伊万里市独自の政策の主な項目でございます。

 この3年半、よそも一つか二つ見られるところもあるけれどもと、この3年半で新たに取り組んできたところでございますけど、取り組んできた項目でございますけど、ブックスタート事業、タクシーへの回転座席等のいわゆるバリアフリーの推進、戸籍の電算化、コミュニティーバスの運行、パブリックコメントの実施、夜間小児診療の開設、特別職等の給与、管理職手当の削減、地籍調査事業の一部民間委託、行政経営システムの導入、インセンティブ予算の導入、上下水道収納事務の一元化、市民病院経営改革の着手、こういうふうなことを主に何項目か上げさせていただきたいと、このように思っております。

 そういう中で、次なる思いをというようなことでございますけれども、確かに今日の社会、少子・高齢化、そしてまた、国、地方ともに財政状況が厳しい、こういうふうなことは今後も続くだろうと、このように私は思っております。そういう中で、やはり地方分権、地方の時代と言われるわけでございますけど、そういうときだからこそ、やはり地方がしっかりしていかなければならないと、こういうふうに思っております。行政そのものも、だから、なお一層ある意味でいい方向に変わらなければならない、お任せ行政だとか、あるいは思い込み行政がありますけれども、そういうふうなものからの脱却あたりを図っていかんといかんと、このように思っておるところでございます。

 特に、やはりこれから先は何といいましても、よく今言われております市民と行政の協働ということが非常に大きな柱になってくるだろうと、このように思っております。市民の知恵、こういうふうなことも生かしながら、市民協働、こういうふうな伊万里市の姿というのを私は着手していきたいと。具体的にこういうふうな姿をやっていきたいというふうに思っております。市民協働条例の制定あたりも考えておりますし、そしてまた、新たな取り組みとして今考えておりますのは、やはり市の職員あたりも行政から地域に歩み寄る姿を見せんといかんだろうと、このように思っておりまして、そのためには市職員の地域担当制度の導入、こういうふうなことにも考えを、今検討をしているところでございます。市民と行政が確かな信頼関係を築きながら、ともに手を携えていくまちづくり、協働の考え方で市政を遂行していきたいと、このように思っております。

 やはり何といいましても、市民が伊万里のまちを好きになる、あるいは市民が伊万里を思う人の数、あるいは好きになる人の数、あるいはまた愛する人の数、こういう数がふえること、これがやはり何といいましても、伊万里が元気になる証拠といいますか、原動力ではないかなと、このように思っておりまして、そういうふうなためには、元気なまちの再生、これが必要だろうと、このように思っております。

 どういった施策を進めようとしているのかというようなことでございますけど、昨日、草野議員との質問あたりとちょっと重複いたしますけど、やはりいろいろな施策を展開する上で、もう基本となる政策をまず着実にすることが大切だろうというふうなことで、きのうは日本一の長寿健康のまちづくりというようなことでお話しいたしましたけど、このことはいろんなことをやはり施策としてやっていかなければならない基本だろうと、このように思っております。私が進めております「住みたいまち伊万里、行きたいまち伊万里」、この住みたいまちというのは、やはり長寿健康のまちづくりをすれば、そこに住みたい人の定住人口が当然ふえるだろう、あるいはまた、定着人口もふえるだろうというようなことにつながっていくと、このように思っております。食と健康の問題、あるいは食と農業の問題、あるいはまた、食と健康という点では、伊万里は鶴・亀の、そういうまちづくりをしておりますので、現在、鶴亀体操あたりもことしの今議会にさらなる補正予算をお願いしておりますけど、こういう鶴亀体操あたりを広く普及して、伊万里に住んでおれば、本当に健康というようなものが市民全体に行き渡るような、そういう政策をやはり考えていきたいと、このように思っております。

 住みたいまちというのは、以前、「住みたい県日本一」ということで井本前知事が推奨されたんですけど、この行きたいまちというのは意外と少ないんですね。私はなぜ行きたいまちというのを考えているかといいますと、住みたいというのは定住、定着人口、行きたいまちというのは、やはりこれから先の日本の社会というのは、人口は決してふえません。もう来年が1億 2,700万人、これがピークでございますので、2030年には 1,000万人人口が減ります。そして、2050年には1億人になる、決して人口はふえない。そういう中で、伊万里市も私は人口はふえていかないというふうに思うんですけれども、逆にふえないというよりも、むしろやはり交流人口をそのためにはふやしていく必要があろうと、このように思っております。

 交流人口のためには、観光戦略、行きたいまち伊万里の観光倍増計画、こういうふうなものを掲げていきたいと、このように思っておりまして、伊万里の持っている歴史、文化、あるいは産業を、いわゆる地域資源活用のまちづくり制度事業あたりを導入して、伊万里に来ていただく、そういう戦略を、これは市だけでは到底できませんので、先ほど私が言いますように、市民協働、市民の協働という中には農協も含まれております。そういうようなことで、農協あたりと一体となった農村レストランあたりの展開だとか、あるいはまた、具体的に申し上げるならば、もっと伊万里牛あたりを活用した日本一の伊万里牛の祭りあたりをして、日本の中からいろんなことで伊万里が注目されて、交流人口の拡大につながるような、そういう具体的な政策を掲げていく必要があろうと、現時点では私はそういうようなことで思っておるところでございます。

 地方分権の推進、非常に激動する社会情勢というのは今後も続くだろうというふうに思っておりますけれども、住民福祉の推進という、やはり地方自治の原点に立ち返って、行政と市民が一体となったまちづくりをこのようなことで進めてまいりたいと、このように思っています。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 それでは、まず七ツ島工業団地のレシード油施設について、一問一答でいきたいと思いますので、お答えは簡単にお願いいたします。

 まず、今この施設について、部長の方から説明がございまして、メンテナンスは数年は行っていたけれども、今行っていないという、確かにそういうふうに現状から見て見受けられますが、お尋ねをいたします。

 この神廣の渡辺社長さんという方は、今どういうふうな身になっておられるのか。つい先日といっても、ちょっと時間が先ですが、テレビを見ておりましたら、2回目の逮捕というのがテレビ画面に出てきておりましたけれども、この神廣の社長、今どういうふうに身柄がなっているのか、お尋ねいたします。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 使用許可を受けられました株式会社神廣の社長は、まず平成11年2月に軽油引取税に絡む脱税容疑ということで逮捕されております。同年10月に福岡地裁において、企業に対して罰金 1,700万円、社長個人に対し懲役2年の刑が確定をいたしました。その後、議員御指摘のとおり、ことしの2月に再度軽油引取税の脱税容疑で逮捕され、先月、福岡地裁において企業に対して罰金 3,000万円、社長個人に対して懲役3年6カ月の判決が言い渡される事態となっております。まだ確定ではございません。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 今おっしゃっていますように、社長は今逮捕されているというのが現状ですよね。そうしますと、この施設は先ほど言いましたように、県の港湾課、要するに佐賀県が許可をして、ここにつくられているわけですけれども、完成もしないうちに逮捕されるという、非常に納得いかないような会社なんですけれども、この件について、佐賀県から当神廣に対してどういうふうな話し合いといいますか、打診といいますか、そういうのが今なされているんで

しょうか。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 県としては、服役中の社長に対しまして当初計画のとおり事業が可能かどうかということで、聴聞を実施されております。しかし、先ほど申しましたとおり、逮捕等もございまして、その中で12年3月に県としては使用許可取り消しを決定されたところでございます。

 これを受け、社長は同年5月に異議申し立てを県に提出されております。11月に佐賀県議会の異議申し立て棄却の答申ということが通知されまして、社長はこれを不服として国へ審査請求をされまして、現在に至っております。県はこういった中で、国の判断を待って、それに倣って県の判断を下すというような姿勢でおられますが、再度の社長自身の逮捕ということもあって、今はまだ見通しが立たないというような状況になっているということでございます。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 今御説明のように、だんだんと少しこの神廣の会社というふうなものが見えてきたわけですが、じゃ、佐賀県は今お話がございましたように、国、要するに総務省にボールを投げているわけですね。じゃ、その総務省は今佐賀県に対して、また当の本人に対してといいますか、会社に対してどういうふうに思っているのか、そういう中でお尋ねしたいのは、佐賀県は総務省に対して、例えば、どういうふうなことを今働きかけているんですか。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 神廣の社長が平成12年10月に県議会の申し立て棄却の答申を不服として国に審査請求をされたところでございますが、その後、県に対しまして国の方から内容質問等もあり、県も回答をされております。平成13年以降、県も何度となく判断を急ぐよう国に対し打診をされておりますけれども、国の担当者の異動とかいった理由でなかなか進まない状況でございます。

 そういった中で、平成14年11月には国の方から年度内には処理をするという方針を取りつけられましたけれども、結論は出ずじまいでございます。そういうこともございまして、平成15年9月には県土木部長名で、また16年には県交通政策部長名で総務省行政課長の方に審査の進展について文書を送付されると、国に対して強く働きかけをやっておられます。昨年12月にも、国は年度内処理決裁をするということで、その言葉を取りつけたと聞いておりますけれども、年度内処理にはまだ至っておりません。近々再度県の方から総務省の方に出向くというふうな話を聞いております。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 今、佐賀県、それから国とのやりとりの状況を聞いたわけですけれども、結果から申しますと、結論は出ていないんだというふうなことですよね。そうしますと、確かに本人さんは逮捕されてしまっている、つくられた施設はさびだらけになっているというのが今の現状で、どうにもこうにも手の打ちようがないというふうなことで、確かに今おっしゃっていますように、佐賀県の方も総務省あてに何といいますか、審査請求といいますか、そういったものも出してやっておるけれども、それに対して総務省はボールを握ったままなかなか返さないというのが現状と、こういうのが今の流れだと思います。これを議論しておってもどうしようもありませんから先に進みますが、じゃあ、こういった状況の中で、伊万里市としてこれからどういうふうにこの施設に対して考えておられるのか、三つばかりお尋ねをいたします。

 まず一番最初に、例えば、この施設を伊万里市で何とかしようかという考えはありますか。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 この施設の利用については、県と会社の方での使用許可に関する調整のめどが立つことが大前提でございますけれども、この施設を利用するということになりますと、結局、これを利用する業種というのが非常に限られてまいります。また、長年放置状態でありまして、使用を可能にするにはかなりの投資も必要であるということで、クリアすべき課題がかなりあると。そして、何よりも地元住民の方のこれまでの心情を察するに当たりまして、市が直接この施設を利用するということはまずありません。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 市は利用するあれにはないとなれば、例えば、この施設について、多方面から、他府県からでも結構ですが、使いたいけどとか、どうですかねとかいう、本来は県に行くべきですが、直接市にそういう問い合わせなんかは現在まであった経緯がありますか。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 この施設の建設に当たりましては、債権者等も県内の方に数社あるということで、伊万里市といたしましてもどうにか新たな活用の方法がないかということで、そういった活用策を探る努力もしてまいったわけでございます。その結果、市内外から数社の打診があっております。ただ、一つには、神廣と似たような企業であったということ、また、申し込まれる方が正規の企業であっても、今度施設の利用の交渉をする相手が非常に不確定であるということ、また、社長自身への不信等の理由から、話はございましたけれども、成立はいたしておりません。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 だんだん聞くに従って暗くなってしまうわけですけれども、結果的にこういうふうになったのは、先ほども申しましたように、県の用地でありながら伊万里市にあるわけですね。そして、これを今思い起こしてみますと、私が聞いた範囲では、この設置許可をするに至っての伊万里市には何にも話がなかったんだというのを当時聞いております。そういうことからして、この責任というのは非常に県は重いものだと思います。

 それで、今からかなり数年前ですけれども、時の担当者、港湾課長さんが伊万里にお見えいただきまして、全員協議会の中で説明をされたことを思い出しております。結果的にこういうふうになったんだから、これは県の責任でしょうというだけではやっぱり済ませないと思うし、今言ったように、伊万里市にあるわけですから、これからの企業誘致、いろんなものに差し障ってくる、そうなってくると解決しなくちゃいけない。そういうことからして、次にお尋ねをいたしますが、例えば、県の担当者を招聘して、伊万里に来ていただいて説明してくださいよということをするべきだと私は思いますけれども、そのあたりの可能性はありますか。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 その件につきましては、平成10年の8月3日に市議会の全員協議会において説明が県の方からあっております。この説明となった経緯といたしましては、当該施設が市及び地元に対して十分な説明もなく、しかも、今地元の同意なしに県から使用許可がなされ、工事が着工されたということからでの説明でございました。議員御指摘のとおり、この件については国の判断もまだ確定をいたしておりませんし、そういった状況を踏まえますと、市といたしましても非常に不安や心配があります。県からの説明の場の設定ということでございますが、この件につきましては、今後県とも協議をしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 ぜひ県の方にその話をつけていただいて、説明をすべきだと私は思います。そういったことで、今後大変でしょうけれども、県の方とよく話をされて、ある時期に、早い時期にやっぱりこのことについての県がどうしようとしているのか。特に先ほど申しましたように、立入禁止の看板も出ています。要するに撤去をしなさいというふうにその中には書いてありました。紹介しますと、「ここは県有地で、この施設は株式会社神廣により県有地の使用許可を受けて設置されたものですが、平成12年3月29日で使用許可を取り消し、あわせて同社に対して撤去を命じております。立ち入ることを禁じます。港湾管理者佐賀県知事」ということで、これが現地にございます。しかし、使用許可を取り消したのは、12年3月29日ですが、この立入禁止の看板が立てられたのは2年後の14年8月ですよね。このあたりからしても、県のこのことに対する取り扱い方は非常に僕はおくれていると、もっとやっぱり機敏にしなくちゃいけないものじゃないかなと思いますので、そういうことも含めまして、ぜひ招聘して、説明を受けたいなと私はこういうふうに考えています。

 最後の質問でございます。

 一緒にお尋ねをしますが、現在、この七ツ島工業団地、先ほどは大渡鉄工所さんの進出もあったようでございまして、大渡さんのほかに最近あったのかどうか、また話があるのか、それとあわせて、あとどれだけ残地があるのか、お尋ねをいたします。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 後段の七ツ島工業団地の方の立地状況でございますが、先ほど議員がおっしゃいましたとおり、本年9月には大渡鉄工所が進出をされております。あと、市内からの移転ということで1企業、それから名村さんを初め、用地の拡張をされたところが3企業あります。

 七ツ島工業団地の状況でございますが、工場用地といたしましては 126.4ヘクタールございます。立地済みの面積が85.1ヘクタールでございます。この内訳は、分譲が73.7ヘクタール、リースが11.4ヘクタールということになっておりまして、分譲率67.3%でございます。立地の残面積でございますが、あと41.3ヘクタールが残っております。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 今お聞きしましたように、まだまだ敷地も残っているわけですから、この一つの企業のミスによって、こういうふうなものがあるというのは、やっぱり僕は本当に迷惑な施設だと思いますので、早目に解決をしていただきたいと、こういうふうに思います。そのあたりについて市長としてどう考えているのか、市長にお尋ねをいたします。



○議長(黒川通信)

 市長。



◎市長(塚部芳和)

 この神廣の問題は、確かに今岩橋議員言われますように、長年放置がなされている状態と言っても過言ではないと、このように私も思っております。県の対応等につきましても、もっとスピードを持ってやっていただきたいと、このように私も思っておりまして、実際、県、古川知事になりましてから、七ツ島工業団地をリース制度というすばらしい制度の導入をいただきまして、企業の進出、拡張が行われているということは大変うれしい反面、この神廣のところがあるばかりにイメージダウンというようなことも一方ではございます。はっきり申し上げまして、この神廣周辺に企業の誘致といいますか、県内の誘致の話があったことも事実でございまして、例えば、県内で唐津港で行われております港湾の観光港で、そこにありましたセメント会社の移転の問題がございまして、私はぜひこれは県内にということで誘致をお願いしておりましたけど、その県内の中でもこの地をということで働きかけをしておりましたけど、やはりこういうふうな問題がありまして、暗礁に乗り上げたこともございます。幸い、この会社は同じ伊万里市内の対岸の、いわゆる佐賀大学の海洋エネルギー研究センターのすぐ近くで操業されておるわけでございますけど、こういうこと一つとりましても、非常にこの施設は支障を今後来していくだろうと、このように思っておりまして、これについては、県に強力なる働きかけを私たちもやっていきますけれども、今、私ども市と、あるいは市選出の県会議員との定期的な懇談会を行っておりますので、県議あたりにもぜひこの問題の解決に向けて努力をいただきますよう、重ねて強く申し上げて、県といたしましても、もう本当に真摯に取り組んでいただきたいと、こういうふうなことで要望してまいりたいと、このように思っております。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 ひとつよろしくお願いしておきます。

 それでは、時間も参っておりますけれども、一部事務組合の件について入りたいと思います。

 今、部長の方から今から検討をしていくと、要するに6月に連絡会議を立ち上げて、既にもう2回ほどいろいろ議論をしているというふうにお聞きいたしました。やはりいずれにいたしましても、部長もおっしゃっていましたように、負担増にならないように考えるというのがまず基本じゃないかなと思います。負担増にならないというのはどういうことかといいますと、やはり今現在負担している、先ほどおっしゃいましたように、確かにここの処理場に関しての状況、私も17年度の関係資料をいただいて、おっしゃいましたように、組合全体の運営事務費と、それからし尿処理の事業、その中にはし尿処理の経費と、それから建設経費、公債費、そういったものの経費とか、火葬場のに管理運営に関する経費とか、そういうのをいただいておりますけれども、これを計算してみますと、どれを計算したって、今の現状では有田、西有田を一緒に考えた場合でも、伊万里の方が6割、また6割以上負担しているのが数字としてあらわれていますよね。これ部長、計算されましたか。

 例えば、組合運営事務、ここに数字が出ております。伊万里市と有田町、西有田町、ここに平等割20%、人口割80%とおっしゃっていました、その数字で出ておりますが、これを計算してみますと、割合からしますと、伊万里市が64.7%、有田町、西有田町加えても35.3%、同じようにし尿処理の数字、火葬場の数字、どれを見たってやはり伊万里の方がかなり負担をしているというのは事実ですよ。最終的に、この言われた五つを合計して、計算してみましても、パーセンテージで言いますと、まずその金額から申しますと、金額が5億 5,516万6千円、その中で伊万里市が負担すべきもの3億 2,712万7千円、有田と西有田が負担すべきもの2億 2,803万9千円、パーセンテージにしますと58.9%と41.1と、こういうふうになります。これが現状でしょう。今おっしゃっていましたように、負担割合の平等割、それから投入のもの、人口のもの、そういったものをして20%とか80%、建設については25%、75%というので今やっておられるのも現状です。

 だから、少なくとも私が申し上げたいのは、これをどうこうじゃなくって、今おっしゃっていましたように、できるだけ負担増にならないように考えをしていただいて、最終決着をしていただきたいというふうに、これは提言しておきたいと、こういうふうに思います。

 それともう一つ、先ほど申しましたように、し尿処理場は平成5年ですかね、そうしますと、もうかなり時間がたっております。そしてなお、聞くところによりますと、1日の処理は 135キロリットルということですが、実績をたまたまここにいただいております。これを見ますと、既に投入された実績というのは、はるかにオーバーをしております。例えば、これは16年の4月から17年の3月、要するに16年度の実績です。それから、今まで平成5年から昨年までの投入された実績、伊万里と有田と西有田、別々に出ています。この数字は部長もお持ちだと思いますが、これを見てみましても、 135キロリットルの処理能力に対して、既に平均しても 170キロリットルというのが投入されている実績が出ております。これは事実だと思うんですね。そうしますと、今言ったように、もう10年以上になってきますと、やはり施設もいろいろと手を加えなくちゃいけない部分も出てくるでしょう。それから、当然これに対する起債もあります。ありますけれども、まず処理能力以上に投入されているということについて、どういうふうに思われますか。



○議長(黒川通信)

 市民部長。



◎市民部長(永峰保馬)

 時間等もございませんけれども、まず最初の火葬場、衛生組合の負担については、もうよございますかね。(「はい」と呼ぶ者あり)

 先ほど御指摘がありましたように、現行の負担についていきますと、約 1,800万円ほど多くなります。今回の議会でも議案として提案されておりますが、伊万里北松地域の広域市町村圏組合の規約の改正についても出されておりますが、中身は合併に伴う構成市町村の数の変更と、それから負担割合の変更でございます。伊万里北松広域圏の組合の方におきましては、すべての12市町村が構成でございますが、全部合併にかかわるわけではございませんので、一部合併にかかわらない市町村もあります。そういうことで、合併による影響がないようにということで、現在の負担率を20・80ということじゃなくて、現在の事業に対する負担率ですね、それを変えないでいこうということで伊万里北松の方はなされているようで、そういう内容の協議の議案のようでございます。

 そういうこと等もございまして、伊万里・有田地区の衛生組合につきましても、そういうこと等もございますので、その線で、先ほど申し上げましたように申し入れをいたしておりますので、そのことで両町と協議をしてまいりたいと考えているところでございます。

 それと、衛生のし尿処理の関係でございますが、御案内のとおり、投入量が多いわけでございまして、平成5年度から供用開始されております。実績で 169キロリットル、これは日当たりでございますが、これをどう考えるかということでございますが、現実的にはそのようになっておるのでいたし方ないと思います。ただ、あとは投入されるものをいかに適正に処理していくかというのが課題ではないかと思っております。

 そういう中で、衛生組合の事務局でもちょっと手元にございますが、現施設の整備計画といいますか、更新とか、そういうとが平成23年度ぐらいまでの年次計画の中で計画をされているようでございますので、その線に沿って更新といいますか、そういうことをやりながら施設の適正な維持管理に努めて、何とかやっていきたいというようなことを事務局の方では考えているようでございます。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 実際、処理能力以上に投入されているというのは、これはもう事実ですよね。そうしますと、当然能力以上に投入されていると、その機械というのはやっぱり無理をしてくるんじゃないかなと、こういうふうに思います。なおまた、もう10年以上を経過している施設でございますし、これからどういうふうに投入の数量が推移されていくのかは別としても、これはやっぱり処理能力以上に来るということは、その分どこかにストックしとかにゃいかんですよね。でしょう。できないんですか。1日に 135キロリットルしかできないのが 160も幾らも入ってきたら、オーバーした分はどうするんですか。ですから、それも無理やり多分入れてしておられると思います。私も現地に行って聞いてきました。大変なんですと。やっぱり無理をすると、機械ですから故障してみたり、いろいろする。お話を聞いてみましたら、本当に大変だなと思いました。確かにいろんな仕事ありますけど、あそこの仕事は本当に大変だと思います。皆さん考えてみてください、あるときには胴長を着て、物の中に入らにゃいかんということですよね。詰まったり、いろいろするわけですから。そういうことからしても、できるだけ無理のないように、やっぱりその現場に足を踏み入れなくていいように機械ができておるわけですから、できるだけそういうふうにしていただきたいなと、そういうふうに計画もしていただきたいし、そういったことで考えてもらいたいと。

 なおまた、ちょっと聞いてきましたけれども、人員体制においても要綱の中に有田地区からもちゃんと人が出るようになっていますけれども、今、伊万里だけですよね。このあたりについてはどうなんですか。



○議長(黒川通信)

 市民部長。



◎市民部長(永峰保馬)

 衛生組合事務局の職員の件でございますが、いわゆる1市2町からの派遣職員の件でございます。御指摘のとおり、現在は伊万里市から2名でございます。平成5年度の当初は局長以下4人体制でございまして、伊万里市が3名、有田町から1名でございました。それから、平成7年度は事務局長を嘱託化したこともありまして、3人を派遣でしておりまして、伊万里市が2名、今度は西有田町が1名ということでございますが、先ほど申し上げましたように、平成9年度、係等の兼務あたりで整理をいたしましたので、平成9年度から2名でございますが、すべて伊万里市でございます。

 これまでも、昨年の11月とことしの4月、衛生組合事務局から2町に対して派遣についても考えてほしいという要請がされた経緯もございますし、私ども伊万里市といたしましても、要請をしてまいりたいと、このように考えております。



○議長(黒川通信)

 20番岩橋議員。



◆20番(岩橋紀行)

 今るる聞いたように、ちょっと言葉は悪いんですけど、伊万里がおんぶにだっこしているような感じがします。そういう中が今の組合の中身じゃないかなと思いますので、やはりそういったことを勘案しながら、お互いの負担率というのも考えていくべきじゃないかと私はそういうふうに思いますので、ひとつよろしくお願いしておきたいと思います。

 残り時間も5分となってまいりました。最後に入ります。

 市長の方にいろいろお聞きをして、市長もまた大変いろいろとこれからのこととか述べられたわけですけれども、いずれにしても、とにかくやるんだという気迫は見えてきますので、その中で私は一つだけ提言をしておきたいと思います。

 今、市長が市民と行政で協働して、いろんなことをやっていきたいというふうなことをおっしゃっていますが、その中で食のまちづくりとか、食を中心にしたお話がございました。となりますと、やっぱりこれからの伊万里市を考えてみた場合に、やっぱり第1次産業、農林水産業、これの重要性というのが出てくるんじゃないかと思います。いろいろ課題はたくさんありますけれども、中でもやはり農林水産業を中心としたものでないと、伊万里市は元気が出てこないと私はそういうふうに感じております。そのほか商業、工業もいろいろあるわけですけれども、まず農林水産業を中心に考えていただきたいというふうなことをあわせて申し上げておきたいと思います。

 このことについては、私の提言としておきますので、今おっしゃっていましたように、大変一日一日が本当に重く、長い一日だよというふうなことを聞き及びました。これからも大変でしょうけど、ひとつ最後まで頑張っていただきたいと思います。

 以上で終わります。



○議長(黒川通信)

 ここでしばらく休憩いたします。

               (午前11時   休憩)

               (午前11時30分 再開)



○議長(黒川通信)

 会議を再開いたします。

 引き続き、一般市政に対する質問を行います。

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋) (登壇)

 今回、私は農業振興策の1点に絞って通告をしております。この農業振興策について、その推進体制をどう構築するか。また、農業振興3カ年計画に当たって行政はどう取り組むか。そして、農業振興につながる学校給食における地場産の食材導入についてどう取り組むか、この3点について質問をいたします。

 平成16年度、JA伊万里市管内の農業を見てみますというと、長引く不況から個人消費が冷え込む中、また相次ぐ台風や9月中旬からの長雨と悪条件があったわけですが、米、施設園芸で代表される農産園芸部門において36億2,000万円、伊万里の特産物であるナシ、ブドウの果樹部門で25億 4,000万円、そして伊万里のブランドであります伊万里牛が代表される畜産部門で69億2,400万円、合計 130億8,400万円の販売高、売上高があっておるわけでございます。この数字を前年度、平成15年度、つまり伊万里市農協を初め五つの農協が大同合併して初年でございますが、比較しまして13億7,000万円、率にして11.2%の伸びであります。この数字が高いか低いかはいろいろと評価が分かれるわけですけれども、相次ぐ天災で日本列島が大きく揺れ、観測史上最多の10個の台風が上陸し、当伊万里市としてもナシを初め4億円に上る被害があったことを考慮すれば、順調な伸びであったのかと思うところであります。

 しかし、御存じのように、我が国を取り巻く農業環境は非常に厳しいものがあり、今後その厳しさはさらに増すものと覚悟しなければならないわけですけれども、大きくは国内資源不足による海外依存度の高さ、人口減少傾向による少子・高齢化、農業の後継者不足、担い手不足、また新たな米政策に係る市場流通改革等、さまざまな問題があるわけでございますが、伊万里における農業にとっても例外ではございません。そんな中で、行政として今後、伊万里農業のさらなる振興についてどう取り組まれるか、1点のお尋ねをしたいと思います。

 2点目、農業振興3カ年計画について行政としてどう取り組むか、お尋ねをします。

 この農業振興3カ年計画といいますのは、JA伊万里で各部門別に取り組まれる計画の中で、施設園芸が9品目、路地園芸が20品目、計29品目があるわけでございます。かんきつ類4品目、落葉果樹類7品目の11品目の果樹部門、そして3品目の特産品を加えた計43品目に及ぶ、平たく言えばキュウリ、イチゴ、タマネギに代表される野菜づくり、そして伊万里の特産品であるナシ、ブドウに代表される果樹栽培の計画であります。この中で、既にナシ、ブドウ、梅あたりは県下でも第1位の生産の園芸品目であります。そして、先ほど申し上げました43品目の16年度の売り上げが41億円、これを3年間で52億 1,000万円、伸び率にして27%でございますが、この売り上げを目標に計画を立てておられます。

 なお、これは有田、西有田を加えたところの推移でありまして、旧伊万里市農協に換算しますと、16年度売り上げが36億 3,100万円、これが19年度には45億 7,700万円、26%の目標でございます。

 園芸振興日本一の産地づくりをスローガンに掲げて、具体的にはその地域に合った水田の有効利用を含めて、全集落を対象に1集落1品目園芸団地づくりを提唱されるものであり、その計画の周知徹底を図るために、5月には実践計画もあっておるわけでございます。既に42集落で取り組まれているやに聞いております。こうした形での園芸振興が米政策水田農業ビジョンの具現化であり、地域農業の活性化につながると思うときに、ひいては地域経済の貢献につながると思うとき、行政としてこの計画にどう取り組まれるかをお尋ねして、また支援策等があればあわせてお示しを願いたいと思います。

 3項目めの学校給食における地場産の食材導入についてお尋ねをいたします。

 今回もこの議場で3名の方の給食センター建設についての質問があったわけですけれども、計画によれば、ちょうど1年後の平成18年9月より新しい給食センターでの学校給食が始まる計画であります。その学校給食の食材に米を初めとして、より多くの地場産の作物を導入できないか、その取り組みについてお尋ねしたいと思いますが、本題に入ります前に、この学校給食の一つの目的でもあります食育についてどう取り組まれるか、お尋ねをしたいと思います。

 御存じのように、食育とは国民一人一人が生涯を通じて健全な食生活の実現、食文化の提唱、健康の確保等が図られるよう、みずからの食について考える習慣や食に関する知識、食を選択する判断力を楽しく身につけるための学習の取り組みという定義もされておるわけでございます。食育基本法がことしの7月、国会でも成立しているところでございます。考えてみますと、塾通いやテレビの深夜番組の影響などで夜遅くまで起きて、朝食をとらなかったり、朝食が不十分であり、また残業や子供の塾通いで家族のライフスタイルの変化、コンビニエンスストア等の普及で24時間、いつでもどこでも自分の食べたいものを好きなだけ食べられるということ、そして家族で一緒に食事する時間がなく、偏食や個食がふえたことなど、食生活の変化が子供の成長過程に悪影響を及ぼしていると思うわけであります。また、学校によりましては、給食時間を過ぎても給食が終わらない子供、給食途中で席を立つ子供、食べ残す子供など、現場としても非常に頭の痛いところであるかと思います。このような現実を踏まえて、本市の食育をどう考え、取り組んでおられるかをお尋ねして、壇上からの質問といたします。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志) (登壇)

 まず、第1点目の伊万里市農業の振興策ということでございます。

 本市農業は、中山間地域という特性を生かしながら、各種の補助事業の活用により生産基盤の計画的な整備を推進したことから、従来の米、麦中心の土地利用型農業から果樹栽培や施設野菜の導入が図られ、その結果、西日本最大の産地を誇る伊万里ナシを初め、関西市場で高い評価を得ている伊万里牛、そのほかキュウリ、イチゴ、ブドウなど多くの伊万里ブランドが生まれました。しかしながら、議員御指摘のとおり、本市農業を取り巻く環境も大変厳しい状況となっております。このような中で、農業は本市の基幹産業であり、農業の衰退は伊万里の活性化を大きく左右するとの方針から、関係団体との連携を深めながら、消費者が求める安全で安心な農作物の安定的な生産、供給、販売に向けて産地の形成を図ってきたところでございます。

 21世紀の農業農村づくりを展望したとき、担い手の育成、確保は最重要課題であることから、認定農業者の拡大を初め、女性や高齢者等の能力や労働力を生かす農産物直売所や農産加工グループの育成による地域農業の活性化にも積極的に取り組んでおります。

 さらに、地産地消を推進するため、昨年から開催している畑の中のレストランも毎回好評であり、本市が行っている農業振興策を凝縮した事業であり、本市の農業や農産物に理解や愛着を深めてもらうのに大いに貢献をいたしているところでございます。

 今後は、これまでの実績を土台にして、国、県の方針にも沿いつつ、地域の特性を生かしながら、足腰の強い農業を展開していくためには、それぞれの地域の集落営農の将来設計を農業者でない人も含め、地域が一丸となって取り組む必要があり、JA伊万里、農業改良普及センターなど、関係機関の御理解、御協力を得ながら、推進策といたしましては、既存作物の育成、推進、新規作物の積極的な導入、生産組織の団体育成、高齢者の生きがいづくり、安全・安心な農産物の生産、地域間交流型農業の推進等を重点項目にして、伊万里市農業のさらなる振興の支援体制を整えていきたいというふうに思っております。

 次に、2点目の農業振興3カ年計画にどう取り組むかということでございます。

 JA伊万里は平成15年4月1日に伊万里・西松浦地域の5農協が合併して、ことしで3年目を迎えられています。合併時期課題でありました旧農協単位の組織や部会の統一作業も終えられ、平成17年度を新生JA伊万里として真価を発揮する年と位置づけられております。

 そのような中、ことし5月13日に生産組織の主体でる各支所の生産組合正副会長、生産部会の正副会長の参加のもと、平成19年度を目標とする農業振興3カ年計画実践大会が開催され、水田及び園地を高度利用し、かつ米に頼らない農業の確立を目指した園芸産地日本一づくり運動を提唱されております。具体的には、地域の実情に応じた園芸振興を主体としながら、個別担い手農家の育成を図り、収益性が高い園芸品目等を組み合わせて、農家の所得確保を目指すため、各種園芸振興策を打ち出されています。

 市といたしましても、今回の運動に対しましては、各種制度事業等を活用いたしまして、園芸振興に対する支援策を講じています。特に、県の魅力あるさが園芸農業確立対策事業を実施し、野菜、落葉果樹の栽培施設、省力化施設の整備拡大を推進したいというふうに思っております。



○議長(黒川通信)

 教育長。



◎教育長(岩永憲一良) (登壇)

 ただいま渡邊議員の御質問であります学校での給食指導や食育の状況等について、お答えいたします。

 初めに、給食を残したり、給食時間内に食べられない児童・生徒への指導でございますが、現在、各給食センターでは、各学校からの給食の食べ残しについて、毎日記録をとって、学校へ連絡し、その記録をもとに学校で指導しております。また、各給食センターごとに行われております学校給食運営委員会での協議事項としても取り上げられております。

 取り組みの状況ですけれども、各学校におきましては、養護教諭や各学級担任を中心といたしまして、給食や学級活動の時間を利用して指導を行っていますが、議員御指摘のとおり、現在、特に小学校低学年につきましては、偏食傾向のため給食を食べるのが遅くなってしまう児童がおりまして、いろいろ工夫しながら、好き嫌いをなくすような取り組みをしております。

 ある担任は、嫌いな献立のときも、まず児童が自分で食べられる量に減らされて、きちんと食べたら先生に伝えるとか、また児童は自分で決めた目当ての量でありますので、頑張って食べているようでございます。食べ終わったときには、喜んで先生に報告に来るということでございます。

 また、毎年1月に行われます給食習慣には、栄養職員や養護教諭が食材の栄養についての説明、給食をつくっている人の苦労話など、児童・生徒に詳しく説明しております。児童・生徒の活動としても、自分たちで給食に関するクイズをつくったり、感謝の作文を朗読したり、給食に関する意識の高まりを図る取り組みを行っております。

 この給食指導に係ることですけれども、学校だけでは指導にも限界がありますので、学校だよりやPTAの懇談会等で食生活の改善等を呼びかけるなど、家庭との連携を図りながら取り組む必要があると考えております。ある中学校では、PTAの組織に食生活情報部というのを設けているところもございます。今後、PTAで食育に関しての取り組みが行われますように、働きかけていきたいと考えております。

 なお、そのほか、食育に関する現況でございますけれども、現在、各学校におきましては、栄養職員を中心といたしまして、食品の栄養についての講話、家庭科教師とのチーム・ティーチングなど、学校の教育計画の中に計画的に位置づけながら取り組みを行っております。栄養職員以外にも、先ほど述べました養護教諭、学級担任などが日々の給食時間に、例えば、食事のマナーとか配ぜんの仕方など、児童・生徒の実態に応じて指導しているところでございます。

 また、総合的な学習の時間等を使いまして、米、野菜づくり体験とか、青果市場見学とか、収穫物を利用した調理実習とか、ランチルームでのマナー指導など、単なる知識でなく、いわゆる五感を通して体得できる体験活動を行っているところでございます。また、お世話いただいた方をお招きして、感謝の会を催すなど、生産者への感謝の気持ちが持てるような取り組みも広がってきております。

 今後の課題等を含めてでございますけれども、議員御案内のように、食育基本法の条文にありますように、今後の食育の推進に当たっては、各学校は農林漁業に従事しておられる方々や団体等から積極的な支援を受けながら、自然の恩恵や食に関する人々の重要性について、さらに理解を深めるとともに、感謝の念が深まるような取り組みが重要であると思っております。

 今年度の教育委員会の重点目標の一つに、食の大切さ、感謝の心をはぐくむ食育と安全で魅力ある学校給食の推進というのを上げております。学校における食育の推進のためには、先ほど申しましたように、家庭との連携が重要であると考えますので、学校の便りや試食会、親子料理教室等で保護者の理解を深めることはいい試みだと思っております。現在、学校からのお便りの中に食育の欄を設けていたり、ホームページで毎日の給食の写真と子供の反応を紹介している学校もございます。

 また、今度新しい給食センターが完成しましたら、施設の中に伊万里の食文化を伝承する場、食育の情報発信の場となる展示ホールがありますし、なお、見学者通路からは調理室や洗浄室の様子を見ることができます。また、調理実習室と会議室もありますので、この場で食育を行うことができると思います。

 このように食育のいろいろな取り組みがますます充実していきますように、教育委員会としても積極的な指導、支援を行いたいと思います。



○議長(黒川通信)

 ここでしばらく休憩いたします。再開は午後1時であります。

               (午前11時55分 休憩)

               (午後1時   再開)



○議長(黒川通信)

 会議を再開いたします。

 引き続き、一般市政に対する質問を行います。

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 それぞれに回答をいただいたわけですけれども、回答の中にありましたように、やはり今後の農業振興につきましては、私は大きく2点についてお尋ねをしたいと思います。

 これまでのばらまき農政からだんだんと変化をしていく中で、担い手をどうして育成するか、そしてまた集落営農についてどうするか、この2点についてお尋ねをしたいと思います。

 まず、これからあらゆる意味で農業のリーダーとなるべき担い手の育成について、どのように市として取り組まれるか、お尋ねをいたします。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 担い手の育成ということでございますが、平成16年度に伊万里市においても地域の担い手の明確化や稲作経営の安定を図るため、地域水田農業ビジョンを策定し、認定農業者等を主体に担い手となる規模の大きい個別経営や集落ぐるみによる生産から販売、収益配分までの一元的経理を行う集落型経営体を育成する取り組みを始めており、大坪町、古賀地区と大川内町、市村地区でモデル的に推進をいたしているところでございます。

 これら担い手の育成を図るため、市といたしまして、伊万里市農業委員会、農業協同組合、農業改良普及センターを構成員として伊万里市担い手育成総合支援協議会をことし7月に設立をいたしたところでございます。今後、この協議会を軸に関係者及び関係機関と十分な連携を図りながら、地域の担い手の育成、確保に努めていく所存でございます。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 次に進みたいと思います。

 次、先ほど申しました集落営農の確立について、どのようなお考えかをお尋ねしたいと思います。

 今まで個人個人で農業に取り組んできたわけですけれども、高齢化、あるいは後継者不足、農業経費の高騰などにより、農業従事することが非常に困難になってくるわけですけれども、そういうときに特に伊万里市なんかは中山間地農業が多いわけですね。その難しくなる農業の中で、地域、つまり集落が一体となった組織をつくり、組織活動により生まれた余剰的労働力で経営の規模拡大や園芸作物の導入などが、これがまさしく集落営農と思うところでございますが、この集落営農の確立について、その取り組みをお尋ねしたいと思います。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 本市の基幹産業であります農業の維持、あるいは発展のためには、農地の有効活用はもちろんのことでございますが、生産基盤を利用して安定的に経営する集落型経営体の育成、確保は緊急かつ重要な課題でございます。水稲に限らず、農地で生産されるほかの作物についても、作物の選定から栽培、収穫、販売までを一元的に行う集落営農の推進が求められております。

 本市水田の大半は、耕作条件の悪い中山間地域に賦存しているため、機械化が難しい地域も多く、頭の痛いところでございますが、小規模農家や兼業農家の担い手となるような営農組織の育成に努めなければならないと考えているところでございます。

 先ほど申し上げましたような集落型経営体の育成や中山間地域等直接支払制度の対象集落の取り組み等を参考にしながら、関係者及び関係機関と連携を図りながら進めていくつもりでございます。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 担い手育成と集落営農の確立というのは、とにかくこれから進むべき農家の方向だと思いますから、ひとつよろしくお願いしておきます。

 それで、これ一つ提案ですけれども、この集落営農がこれからの伊万里市農業の中で伊万里市農業を支えていく方向だと思いますけれども、やはりこの集落営農について、JA伊万里を初め、関係各位との話し合いの中で、私は農業振興課の中に集落営農対策室等を設けられて進むべきじゃないかと思うんですが、その点についてお考えをお尋ねいたします。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 国においては、食糧自給率の向上を含めて、全面的な農政改革を行い、農業に関する各種施策も担い手に対して集中的、重点的に実施して、攻めの農政を展開していくとされているところでございます。

 こうした状況の中において、担い手だけでなく、集落を単位とした営農組織のうち、地域ぐるみで農地や農業用水の利用調整や大型機械の共同利用など、農業経営の一元化を目指す経営体としての実態を有し、将来、効率的かつ安定的な農業経営を発展すると見込まれる者も担い手として位置づけ、この中に小規模農家や兼業農家も集落営農組織の一員となることができるように積極的な取り組みを図っていきたいというふうに考えております。

 このように、小規模農家や兼業農家も参加できる集落営農の推進は、今後の農業振興を図る上で全力を挙げて取り組むべき重要な事項でございます。その対応としての対策室の設置につきましては、決して軽んじておるわけではございませんが、産業部といたしましては、農業振興課において現体制の中で重点的に取り組んでいく覚悟でおりますので、御理解を賜りますようにお願いをいたします。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 現体制では対策室の設置は難しいという旨の回答があったわけですけれども、そうであるならば、とにかくこの集落営農の確立に向けて積極的なひとつ取り組みで、関係機関との共同体制といいますか、あたりを組んで集落営農の推進にひとつ指導力を発揮していただきたいと思います。

 2点目の農業振興3カ年計画については、積極的に取り組む旨の答弁があったわけですけれども、この農業振興費、あるいは園芸振興費についての予算面について一つお尋ねをいたします。

 今年度、農業振興費予算が3億 5,300万円、15年度予算の4億 7,000万円を 100とすれば、13%減の87%になるわけでございます。また、園芸振興費においても今年度約 7,800万円、同じく15年度 9,900万円に比較すれば21%減の79%になります。そしてまた、この園芸振興費予算の98%が魅力あるさが園芸農業確立対策事業資金であります。先ほど来、農業振興等々を言っておるわけですが、今後、農業振興の推進、あるいは園芸振興計画あたりを推し進めていく上にも少なくとも、聖域とは言いませんけれども、予算の減額じゃなくて、前年度並みか、あるいは上乗せあたりも考えられないか、お考えをお示しください。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 確かに平成16年度から17年度と、予算が減っているのは御指摘のとおりでございます。平成17年度につきましては、JA伊万里施設キュウリ部会を初め、16地区の園芸施設等の整備に対しまして 7,441万7千円の予算を計上いたしまして、事業推進を行っているところでございます。

 予算の前年度並みの確保や上乗せということでございますが、本年度につきましては、現計予算の範囲内で効果のある対応が可能であるというふうに考えております。また、平成18年度については、ことし8月にJA伊万里と事前協議を実施いたしまして、県へ事業要望を行っているところでございます。

 この魅力あるさが園芸農業確立対策事業については、平成16年度から20年度までの県の制度事業として位置づけられておりますので、今後もJA伊万里と十分に協議しながら、園芸農家に対する支援策を講じていきたいというふうに考えております。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 じゃ、3点目の学校給食における地場産食材導入について、先ほど教育長から詳しく食育については述べられましたので、次に進みたいと思いますが、米飯給食についてお尋ねをしたいと思いますが、現在、学校給食における米飯給食の現状といいますか、あたりをお聞かせください。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 学校給食の現状でございますけれども、現在、伊万里市の米飯給食につきましては、週3回、年間 115回程度行っておりまして、5万 7,253キログラムの米を消費しておりまして、佐賀県学校給食会との契約により委託炊飯を行っております。

 佐賀県学校給食会が現在取り扱っている米は 100%県内産でございまして、そのうち伊万里産米は13万 2,660キログラム使用されておりますので、伊万里市における学校給食の消費量、これの約2倍が県内の学校給食で消費されていることになっております。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 新しい学校給食センター整備計画基本方針の中に「特産品である焼き物に関心を持たせ、伊万里のイメージアップを図るため焼き物食器を導入」とか、それから「伊万里産米の使用拡大と米の消費拡大を図るため炊飯器を導入」、いろいろ方策があるわけですが、伊万里産だけで学校給食をやろうと思っていらっしゃるのか、その辺をお聞きしたいと思いますが。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 新たな学校給食センターでは、炊飯設備を導入することにいたしておりますので、伊万里産米を使用することは、単純には可能であると考えております。しかしながら、安全で品質が良好、安価に加えて、年間を通じての安定供給が大前提であることから、現在、購入しております佐賀県学校給食会は、年間同一価格での安定供給と精米ごとに日本穀物協会で検査した安心できる精米を供給されております。さらに、天候不順等により米が不足するときは、政府備蓄米を優先的に購入できるようなルートも確立されております。

 いずれにいたしましても、伊万里産米の使用は、児童・生徒への食育としてはもとより、米の消費拡大による農業振興の観点から大変重要なことでございますので、農業団体等と十分な協議を行い、伊万里産米の使用を検討してまいりたいというふうに思います。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 ぜひひとつ関係各位と協議の上、本当に切な願いですけれども、伊万里産で、そして焼き物で米飯給食ができるようにお願いしたいと思います。

 それから、これからが本題ですけれども、使用する食材を、例えば、形はどうであれ、契約栽培等々でできないか、提案をしてお尋ねをするところでございます。

 昨年、給食の食材に関して年間を通じて使用された作物のベスト5といいますと、タマネギが2万 6,000キロ、ジャガイモ1万 4,000キロ、ニンジン1万 3,500キロ、キャベツが 9,300キロ、ハクサイが 4,300キロでございます。これ数字は間違いないと思いますが、今申し上げました作物を伊万里産でどれぐらい使われているかといいますと、タマネギで 9.4%、ジャガイモ 0.8%、ニンジンが 0.4%、キャベツが14%、ハクサイが 5.9%でございます。ミカンは年間使用量が1万 3,000キロですけれども、なぜか伊万里産は使われておりません。さすがに、ナシ、ブドウは伊万里産が 100%でございます。先ほど来申し上げておりますように、農業振興3カ年計画で今使われる使用品目を仮に1%でも生産して使用すれば、これまた文字どおり農業振興につながると思うわけでございます。

 実は、ここに伊万里でとれる、いわゆる地場産の出荷時期を書いた一覧表があるんですね。野菜で29品目、穀類で2品目、果樹で7品目です。米はもちろんでございますが、キュウリ、小ネギは年間を通じて出荷可能でございます。キャベツは約10カ月、タマネギは7カ月出荷可能です。こうして給食で使う年間使用量、出荷時期を勘案しながら農家と直接契約栽培あたりをして、地場産の食材導入ができないものか、お尋ねをいたします。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 現在、野菜や果物といった青果物、生肉や乾物等は、伊万里市学校給食運営委員会が市内業者を中心に毎年物資購入登録業者の選定を行いまして、その業者から年間を通じて学校給食センターへ納入されております。青果物につきましては、平成16年度の実績で年間9万 4,364トンが納入されておりまして、うち伊万里産は 6,523トン、6.91%となっており、この数字だけを見ますと、地場産食材の活用が確かに進んでいるとは言えない状況でございますけれども、伊万里青果市場、物資購入登録業者、市で定期的な協議を行っておりまして、その折にも可能な限り地場産食材を購入してもらうよう要請をしているところでございます。

 しかしながら、議員御案内のように、本市ではキュウリ、小ネギは生産量も多く、時期を問わず出荷されておりますけれども、季節によって地場産食材の確保が不可能な野菜等もありまして、毎日変わる多彩な献立の給食を提供するためには、市外産食材に頼らざるを得ないのが現状でございます。

 いずれにいたしましても、地場産品を使用することは、食材を初め農業振興の観点からも大変有意義なことでございますので、農業団体等で契約栽培も十分検討していただきまして、その方策を御提案いただければいいかと、このように考えております。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 なぜ地場産の食材を使ってもらいたいかといいますと、地産地消はもちろんでございますけれども、やはり給食を通じて子供たちへの地場産の作物の情報提供により教育効果、つまり食育にもつながるものと思うところでございます。また、地元食材を使うことが、私は最大の作物の品質保障になるとも思うわけですね。ひいては、学校で使っているから安心という一つのブランドとなり、それが伊万里産作物の銘柄確立にもつながっていくものと思うところでございます。

 この地産地消による学校給食の動きは、やっぱり全国的に御存じのように広がっておりまして、例えば、食糧の安全性と安定供給体制を確立する都市宣言をして頑張っている愛媛県の今治市あたりですね。また、岩手県の盛岡市、あるいは盛岡市教育委員会、農協、岩手県学校給食会が学校給食地場産品活用推進事業というのを立ち上げて、いわゆる地場産の食材を給食に使っていらっしゃるわけですね。この学校給食地場産品活用推進事業の目的というのが、やはり地元の農産物を食材として供給することにより、地元の消費拡大と食の重要性や農業への理解度を図るということが事業目的になっているわけですね。主な事業としては、要するに地場産を食材として使うということですね。そしてまた、農業を理解してもらうために、栄養士や学校の先生たちを農業の現場や、要するに関連施設へ行ってもらって見学をしているということですね。やはりこういう先進事例があるわけですから、これまた提案でございますけれども、本市にも、例えば、伊万里市、市教育委員会、それからJA伊万里、農業改良普及センター、それから学校給食委員会等々をですね、いわゆる関係者を含めたところの検討委員会を立ち上げることも一つの方策かと思いますが、お考えをお聞かせください。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 現在、学校給食を運営する組織といたしまして、四つの給食センターにそれぞれ学校給食運営委員会と、それを統括する市学校給食運営委員会を設置しておりますが、新たな学校給食センターの供用開始に向けましては、新たな運営組織の設置を考えておりますので、その中で議員御提案の地場産食材の活用促進につきまして、意見を反映させるために今後農業団体代表者等に構成員となっていただくことなども十分検討してまいりたいと、このように考えております。



○議長(黒川通信)

 7番渡邊議員。



◆7番(渡邊英洋)

 とにかく冒頭申しましたように、農業が元気にならなければ伊万里の元気は出てこないということを念頭に置きながら、ひとつ関係各位の農業に対する理解と御指導をされることを祈りまして、私の質問を終わります。



○議長(黒川通信)

 次に進みます。26番福田議員。



◆26番(福田喜一) (登壇)

 今回の一般質問者で最後の質問となりましたが、私は2点について、総括質疑で質問をいたします。

 1点目は玄海国定公園の運営管理について、2点目に公共施設等のトイレの改善について。

 まず初めに、玄海国定公園の運営管理の中で竹ノ古場公園の用水確保及び障害者や高齢者への対応について質問をいたします。

 伊万里市は伊万里湾を中央に東に玄海国定公園大平山、西には玄海国定公園竹ノ古場、北に参りますというと、高尾山の公園の三つの公園がありますが、どこも自然に恵まれた景勝の地であります。この自然を利用した国定公園は、伊万里市の顔と言っても過言ではないと思います。

 その中の一つが竹ノ古場公園の方でありますが、1万本ものツツジの植栽があり、桜等の植栽を合わせた見事な公園であります。毎年5月5日の子供の日に合わせて竹ノ古場公園ツツジ祭りのイベントが開催されていますが、ことしはその日1日でも 8,000人以上の観客が参加されています。そのほかにも年間を通じて3万人前後の観客がある公園でありますが、頂上広場の用水の確保が不十分であり、トイレの水も使えない状態であります。このようなことから、現在トイレ等の用水の確保はどのようにされているのかをお尋ねいたします。

 また、竹ノ古場公園の頂上展望台広場は、景勝の地でもありますが、高齢者や障害者など体の不自由な方々は頂上まで登ることができない状況にあります。障害者や高齢者などが利用されやすいように、今あります頂上までの資材運搬道路の活用はできないのか、伺います。

 次に、大平山公園における園内管理の不備についてお尋ねいたします。

 ここは面積においては、竹ノ古場公園より狭く、半分の面積ぐらいではないかと思いますが、この公園も竹ノ古場公園と同様で絶景の景勝の地であります。ここの公園は、駐車場、便所、散策道路の整備はよくできております。頂上の芝生広場もかなり手入れはできていますが、周辺ツツジの園の植栽をしてある箇所は管理不足で、大変な荒れ放題になっている状況でありますが、どのような管理をされるのかを伺います。

 2点目に、公共施設等のトイレの改善について伺います。

 公共施設等のトイレの改善については、特に今回は女性用トイレの件についてお尋ねをいたしますが、先日も高齢者のある女性の方から、市民会館の女性用トイレに洋式トイレが1個しかない。年をとってひざが痛い私たちには、もっと洋式のトイレをふやしてほしいとのことでありました。

 また、例を挙げてみますというと、東山代町公民館の女性用トイレにも1カ所のトイレを設置してありますが、スペースが狭く、障害者が使えるようなトイレではないようでございます。ほかの公共施設においても同様なところはないのか、伺います。

 福祉のまちづくりの一環として高齢者や障害者が使いやすい施設の改善を願いたいところでありますが、施設の現況はどのようになっておるのか、伺います。

 以上で1回目を終わります。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志) (登壇)

 竹ノ古場公園の用水確保ということでございます。

 竹ノ古場公園は、議員御案内のとおり、昭和43年に玄海国定公園に指定され、伊万里市の花でありますツツジ1万本を植栽し、毎年5月5日の子供の日には、竹ノ古場公園ツツジ祭りを開催し、市内はもちろんのこと、市外からも多数の見物客でにぎわっており、市、地元が一体となって取り組んでいるところでございます。

 竹ノ古場公園のトイレ等の用水確保についてでございますが、現在の用水状況を申しますと、園内には中央広場と頂上広場の2カ所のトイレがございます。中央部のトイレは平成7年に設置し、簡易水洗式のトイレで新しく、頂上のトイレは老朽化していることから、主に皆さん中央のトイレを利用されているようでございます。この二つのトイレの使用水は、水源からポンプアップし、中央トイレから頂上へと水を引いているところでございます。

 竹ノ古場公園の用水は、議員御存じのとおり、公園が山の頂上に位置することから、近くに水源がなく、竹ノ古場公園下の県道から山中へ約 600メートルのところから取水し、ポンプアップを行い、トイレ等の手洗い、清掃用の水として使用しているところでございます。

 次に、身障者や高齢者への対応についてでございますが、展望所に歩いて登るためには急な坂道や階段を上っていかなければなりません。このため、身障者や高齢者など体の不自由な方のために展望広場までの管理道路を利用できないかということでございます。日常的には車等により公園を荒らされたり、施設にいたずらをされないように防犯上の面から管理道路の入り口に車どめを設置し、一般の車の進入を禁止しておりますが、ツツジ祭り等のイベントの開催時には、身障者や高齢者等の車は通行を許可するなど、体の不自由な方々への配慮をしているところでございます。

 次に、2点目の大平山公園についてでございます。

 大平山公園も昭和43年に竹ノ古場公園、高尾山公園とともに玄海国定公園に指定され、整備に当たっては、県、市、そして地元が一体となって取り組んできたところでございます。黒川町を初め、伊万里市民に風光明媚な自然公園として大変親しまれております。

 大平山公園の管理につきましては、現在、地元深山地区、立目、牟田、横野、清水の4地区でつくられた大平山観光協会へお願いし、トイレや園内の清掃、樹木の管理等をしていただいているところです。地元の皆様には日ごろから公園管理に御協力をいただき、大変感謝をいたしております。

 管理の内容を申しますと、トイレの清掃、上下広場や園路の除草、低木の剪定を中心とした大平山公園全体の管理をお願いしているところでございます。



○議長(黒川通信)

 市民部長。



◎市民部長(永峰保馬) (登壇)

 それでは、2点目の公共施設等のトイレ改善についての御質問でございます。お答えを申し上げたいと思います。

 二、三事例を挙げながら、特に今回は洋式の女性用トイレの普及状況等についてお尋ねであり、一部使い勝手が悪いというようなことのようでございます。市といたしましては、市民の方が利用される施設といたしましては、市役所、図書館、それから市民センター、公民館等の施設がございます。これらの施設整備に当たりましては、体の不自由な方や高齢者の方、また小さなお子様と一緒の方などが安心して利用できるようなバリアフリー化に努めているところでございます。

 そういうことから、比較的建築年の新しい施設につきましては、そういう環境も整いまして、今回御指摘の洋式トイレや、また障害者用のトイレを備えた施設などがふえてきている状況にございます。そういうことから、建築年の古いものにつきましては、当時は洋式トイレ等の普及がまだまだだったということもございまして、十分でなく、施設の改修ですか、それ要望等があった時点で順次改善整備をしている状況でございます。

 具体的に洋式トイレの設置状況でございますが、女性用に限ってお話を申し上げたいと思いますが、市役所、市民センター、図書館、それから公民館、駅ビルなど、25の施設でちょっと状況を把握しましたら、約88%に当たる22の施設について設置されているようでございます。これに障害者用の洋式トイレを加えますと、ほぼ整備が済んでいるというような状況でございます。

 ただ、御質問にありましたように、スペースが狭くて使いづらいというトイレが、例えば、御案内にあった東山代町公民館の女性用トイレでございますが、ほかにちょっとどういうところがあるかと、取り急ぎ調査をいたしましたら、生涯学習センターと二、三の公民館のトイレがやや狭いようなところがあるようでございます。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記) (登壇)

 市立公民館のトイレの現況をという御質問でございますが、先ほども市民部長の方から若干触れられましたけれども、重なる部分がございますが、申し上げたいと思います。

 市立公民館14館におきます洋式トイレの普及状況でございますけれども、現在、各公民館には大便器のトイレ数は87基ございまして、そのうち障害者用を含む洋式トイレは33基ございます。率にいたしましては37.9%となっております。

 洋式トイレの内訳といたしましては、男子用が12基、女性用が15基、障害者用が6基となっておりまして、それぞれ各公民館には洋式トイレの数は大体1基から2基設置をしてあるという状況でございます。



○議長(黒川通信)

 26番福田議員。



◆26番(福田喜一)

 それぞれ御回答いただいたわけでございますけれども、2回目に入らせていただきます。

 竹ノ古場公園の方は、まず第1に、今までも回答がございましたように、水が第一義の先決じゃなかろうかと思うところでございます。現在でも頂上のトイレ清掃などに使う水は下からポリバケツ等で持って上がって使っている状態にあります。それで、この水対策については、やはり地元の区長さん方とも私ども協議するわけですけれども、やはりボーリングをするか、あるいは別に水資源を探すかじゃなくては、水の解消はできないんじゃなかろうかと思うところでございます。特にあれだけの観光客の方がお見えですけれども、やはり頂上に登って、下までまたトイレに下るというふうなことも大変なところでございますので、この水対策についてどのような考えを持たれていますか、再度お伺いをいたします。

 それから、障害者や高齢者への対応については、今ある資材運搬道路しかないと私も思いますが、イベントのときは、ただいま御回答いただいたようなことでございますけれども、そのほかの日にも、やはり年間を通じますというと、何万人という方がお見えでございますが、その中にも高齢者なり障害者の方もいらっしゃるわけでございますので、いつも行かれるような方法でのゲートのつくり方、あるいは安全面についてどのようになされるのかをお伺いいたします。

 また、そういうふうなイベント等がございますときには、やっぱり頂上の広場には障害者用の駐車場のスペースあたりも設けていただきたいと思うわけでございますけれども、あわせてお伺いをいたします。

 一方、大平山の方でございますけれども、先ほど申しましたように、かなりの整備がなされておると思いますけれども、私も先日行ってみたところでございますが、ツツジの園というのは、なかなかやはり展望台よりか下の方にあるわけでございますが、全くと言っていいくらいに管理が不十分になされておりました。カズラ、つるは生え回るし、ツツジはそのまま荒れ放題で、自然のままの木のようになっておるというふうなところでございます。あそこは確かにツツジをきれいに整備すれば、本当にいいところだなと感じてきたところでございますけれども、あれだけ荒れ放題になっておる場所を今後どのような方法で園の回復をなされるのかをお伺いいたします。

 厳しい予算の中でございますけれども、双方の公園管理については、地元の方の御協力を得てなされておるわけでございますけれども、やっぱり国が定める国定公園として、伊万里市の観光の目玉になるような公園にしていただきたいというふうに御期待をするところでございます。

 2番目に、公共施設等のトイレの改善について。

 この件につきましては、ただいまある程度の答弁をいただいたわけでございますけれども、やはり昔からの──昔からと言っちゃ済みませんけど、建物が古いところは和式のトイレしかないところが多いわけでございますが、私も先日、市民病院にもちょっと行ってきました。ところが、市民病院のトイレは、ことしの2月に改善をしたというふうなことで、立派に改善をされております。女性用トイレも3基和式があったのをスペースを広くして、2基洋式トイレをつけたというふうなことで、ウォシュレットつきの立派なトイレができております。ああいうふうに、やはり3基のところに3基は恐らく無理でございますので、少し改善をしていただければいいんじゃなかろうかと思ったところでございます。

 やる気があればやはりできるんじゃなかろうかなというふうな気がして帰ってきたところでございますけれども、特に各町の公民館など、高齢者の方の来庁が多いと思いますが、先日、私もきのうおとといだったですか、また東山代町の公民館の方にも行ってみたわけでございますけれども、やはり和式のトイレのところに洋式用トイレの便器をぼっと据えかえたばかりですから、恐らく狭いところで、もう皆さん座ったことがございませんからわかりませんけど、きのう私はわざわざ座ってきました。ところが、もう座れば頭が向こうはつかえるというふうな、ああいうふうなところで本当に役目済ましのようなことで洋式がはまっていますよというふうなことでは、実際にやっぱり体の不自由な方の身になってやってあるのかなというふうに、残念ながら帰ってきたところでございます。

 そういうところで2回目の質問をいたします。よろしくお願いします。



○議長(黒川通信)

 産業部長。



◎産業部長(田中健志)

 議員御指摘のとおり、水源につきましては、地形的問題及び動物による配管の破損等から水が出ない、また中央広場トイレの水道利用が多いときはポンプの圧力の関係で展望所のトイレの水の出が悪くなり、止水するなどの問題が発生しているということは承知しております。

 このための水の確保について、新たな水源の確保というお尋ねでございますが、新しく取水可能な場所となりますと、辻ノ堂の上のあたりのわき水があるということですが、水利権等の問題や距離的に相当離れておりますことから、貯水槽の設置、送水管、ポンプアップ設備等を新たに整備しなければなりません。また、ボーリングによる地下水の利用となると、調査費及び掘削費用等、概算で見積もりましても約 1,000万円の費用が見込まれます。したがいまして、早急なボーリングと新たな水源の確保は厳しい状況でございます。このため、トイレを管理していただいている滝川内区の皆さんには大変御不便をおかけいたしますが、何とぞ御理解を賜りたいと存じます。

 ただ、5月5日のツツジ祭り等、多くの人が見込まれる場合は、主催者である滝川内区の皆さんと協議しながら、必要であれば市で給水タンクによる搬送を行い、対応したいというふうに思います。

 今後も水源の問題については、公園管理を委託しております地元滝川内区と協議を進め、検討してまいりたいというふうに思っております。

 それから、障害者や高齢者の方がイベント開催時以外に日常的に展望台への管理道路を使用されることにつきましては、管理上の問題から、個人ごとの対応は難しいと存じますが、団体等で公園を利用される場合は事前に連絡をしていただければ、通行できるようにしてまいりたいというふうに思っております。

 また、イベント開催時には頂上広場に障害者、高齢者用の駐車スペースということでございますが、現在もツツジ祭りのときには二、三台の駐車スペースを確保いたしております。それ以上車がふえる場合には、スペースの問題もあり、下の駐車場から係員によるピストン輸送での対応が必要になるというふうに考えております。

 それから、大平山の件でございます。議員御指摘のとおり、散策道路や頂上広場等は整備ができておりますが、展望デッキ下や広場東側斜面など、カズラが伸び、ツツジ等を覆っているところがございます。これまで地元大平山観光協会の皆さんには公園管理に努めていただいているところでありますが、一部に手の届かないところもあるようでございます。しかし、現在、大平山公園は九州電力や黒川町、青嶺中学校、ロータリークラブ、緑の少年団など、ボランティアの皆さんによりもみじやシイノキなどを植樹していただき、公園の南側から北側にかけて整備をしていただいているところであります。

 今後、さらに地元大平山観光協会を初め、ボランティアの皆さんの協力を得ながら、一体となって大平山公園の整備に取り組んでまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。



○議長(黒川通信)

 総務部長。



◎総務部長(永田昇)

 公共施設のトイレに関して市民会館のお話も出されましたので、お答えしたいと思います。

 議員御指摘のように、ホール等に限って見てみますと、女性用で12基ございます。そのうちの一つが洋式です。これを和式を洋式の方にもっとふやしたらどうかという御提案でございますけれども、実は私、女性トイレの方にも、ちょっと休館中ですので、入ってみました。そうすると、洋式トイレのスペースは和式の2倍とってございます。ただ、赤ちゃんを乗せる台がぽとんと出てくるようなのも当然ついておりました。12基ございますけれども、これをスペースを減らして洋式トイレにした場合どうだろうかと思うのが、やっぱり市民会館というのは幕間にどっと市民の方が殺到されるというのがほとんどの使い方でございますので、この数を減らして洋式にすることもちょっと問題点だと思います。

 そして、議員も男性トイレの方に行かれたことはあると思いますけれども、これは平成8年にリニューアルしたものでございまして、まだぴっかぴかの状態です。そういうものを市税を投入してつくり直すということが、果たしていいのかどうか、非常にもったいないという気がするわけでございます。こういう問題もございますので、市民会館に限っては今後の課題として受けとめていきたいと考えております。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 先ほど議員御案内ございましたけれども、東山代町の公民館のトイレ、私も現場を確認してまいりました。確かに狭うございました。これまで東山代だけじゃなくて、他の公民館におきましてのトイレの改修の状況につきまして若干御案内したいと思いますけれども、新しい黒川、立花、松浦の各公民館を除きまして、高齢社会に呼応して、実は和式から洋式に変えてきたという経緯がございます。洋式への変更に当たりましては、既設の便所面積を広げる余裕がなく、現在整備している施設の範囲にとどめたところでございます。

 そのような中で、洋式便所を広くすることにつきましては、トイレの数、例えば、2基から1基に減らして洋式トイレの面積を広く確保するにしましても、講演会等で多数の方が御来場になったときに非常に混雑して御迷惑をおかけするというようなこともございますので、そういう課題がありまして、現状の広さにとどまざるを得なかったというふうな実情でございました。



○議長(黒川通信)

 26番福田議員。



◆26番(福田喜一)

 今、総務部長の方からは、洋式トイレにするのはどうであろうかなというふうな回答をいただいたわけでございますけれども、やはり幕間のときですから、そこが一つしかないからすかないと、いつまで最後まで待っても、後からしかすかないと、それだけそのトイレしか使用できない人がおらすわけですね。ですから、やはり障害者、高齢者の弱い人の立場に立って、税金を投入したんだから、もういっときしばらく待っておくというふうなことではなくして、考えてもらいたいと思います。

 それからもう一つは、これは特別通告はしておりませんでしたけれども、障害関係でありますので、ここであえて言わせていただきます。

 それは、市民病院の障害者施設からの健康診断があったわけでございます、市民病院で。我々の障害者のところにも車いすの方がいらっしゃるわけですけれども、市民病院には車いすと一緒に体重測定ができる測定器がなかったというふうなことで、とうとう体重測定はしないままに帰ってきたというふうなことでございますので、やはりああいうふうな公の市民病院である病院が、車いすごとはかれる体重測定器もなかったというのが、私も初めて聞いてびっくりしたところでございます。ですから、やはりそういうふうな車いすの方、また入院患者の中でも車いすの方がいらっしゃると思いますが、車いすごと測定できる測定器、そう高くはないと思いますけれども、1台ぐらいは備えつけていただきたかったなと思うところでございます。

 最後になりますが、市長にお伺いをいたします。

 この公園整備について、特に竹ノ古場公園でございますけれども、水対策、1年2年で済む問題ではございません。ですから、永久的に公園がある限りは、安心して利用されるような水対策の方法を考えていただきたいと思います。

 それから、公共施設のトイレの改善でございますけれども、やはり障害者や高齢者に優しい、こういうふうなバリアフリーが叫ばれている中でございますので、厳しい緊縮予算の中ではございますけれども、安心してそういうふうなところに高齢者や障害者が出向いていかれるように対策方をお願いしたいと思います。

 以上で3回目を終わります。



○議長(黒川通信)

 理事。



◎理事(南和夫)

 通告は受けておりませんけど、市民病院の車いす使用者の方々の体重測定についてお答えいたします。

 御指摘のとおり、市民病院には車いすのまま体重が測定できる体重計は備えておりません。このことで大変御迷惑をおかけしていることに対しまして、申しわけなく思っております。

 そこで、今の御指摘をこのまま放置できないと感じましたので、市民病院の財政は大変厳しい状況ではございますが、来年度、平成18年度には何とか整備できるように努力したいと今感じましたので、そのような方向で努力していきたいと考えております。



○議長(黒川通信)

 市長。



◎市長(塚部芳和) (登壇)

 公園の問題でございますけど、玄海国定公園の中には竹ノ古場公園、そしてまた、大平山公園、そしてまた、高尾山公園と、まさに議員申されるようにすばらしい自然の公園があるわけでございます。この管理につきましては、本来は国定公園というような形で市の方が、担当といたしましては商工観光課の方で管理をしておるわけでございますけど、基本的にはこの管理を地元に委託というような形で管理をお願いしているところでございまして、大平山公園、あるいはまた竹ノ古場公園、それに高尾山公園、本当に地元の皆さんには大変お世話になっておりますことをこの場をおかりいたしまして、厚くお礼を申し上げます。

 最近では、高尾山公園あたりは一昨年から地元の方が高尾山公園をもう自分たちで守るというような形で、高尾山公園を守る会を発足なされて、いろいろな樹木の剪定、あるいはまた、公園の管理、あるいは公園の管理用道路あたりの整備をなされておるわけでございまして、こういうふうな取り組みに対しましては、心より感謝を申し上げているところでございます。

 公園のそういういろいろな諸問題を抱えておる中で、せっかくの公園だから、だれでもが使えるような、そういうふうな公園で、特に高齢者の皆さん、障害者の皆さんあたりが使えるような公園にしてほしいという、それは当然の要望であろうと、このように思っております。しかしながら、現在までそういうふうな負託に、あるいはまたそういうふうな御要望にこたえていっていない実情があるわけでございまして、それについては大変おわびを申し上げたいと、このように思っております。

 御指摘の竹ノ古場公園、私も毎年ツツジ祭りに参加させていただいておりますけれども、確かに一昨年は障害者の皆さんとか、あるいは高齢者の皆さんに登るときに一つの手すりが必要だろうというようなことで、手すり等の設置はさせていただいたわけでございますけど、やっぱり車でお登りになりたいという方がいらっしゃるようでございまして、これについては、先ほど部長が答弁いたしましたように、なかなか毎日というのはやっぱり道路の管理上、非常に問題もあるなというふうに思っておりまして、イベント等については、この資材用の道路の通行については考慮をしたいというふうには思っております。

 問題の水の問題でございますけど、下の方のトイレのところには水があるわけでございますけど、いかんせん、頂上にがないということで、その頂上の水確保をどうするかいというようなことでの御質問だろうと、このように思うわけでございますけど、なかなかいい方法がないかなと私たちも悩んでおります。方法としては、私もちょっと考えれば、二つ三つぐらいの方法があるのかなと思うんですけれども、先ほど部長が言いましたように、ボーリングの問題、あるいはまた、あの頂上より高いところから水を引く方法ですね。そうなれば、あの地形的に辻ノ堂の上あたりから水を筧で流さんといかんじゃないかなと思うんですけど、 600メートルぐらい距離があると思っております。なかなかこの二つの問題も難しいというようなことであれば、一番いい方法は今の下のところの水を上のところまでポンプアップする方法が一番いいのかなとか、そういうようなことも考えておりまして、この問題については今後検討させていただきたいと、このように思っております。

 そしてもう一つ、公共施設等のトイレの問題でございますけど、確かにトイレの問題、私は今もう日本人の生活様式が、個人の家でもそうなんですけど、もうトイレが洋式化といいますか、そういうふうなことでしておりますので、もう洋式トイレとか和式のトイレというようなことじゃなくして、もう洋式トイレが、いわゆる腰かけトイレみたいに、そういうふうになっている時代じゃないかなと、このように思っております。

 確かに高齢者の皆さん、あるいはまた障害者の皆さんはもちろんのこと、普通の人でもそういう腰かけトイレになれていらっしゃる、そういう生活様式の時代じゃないかと、このように思っておりまして、そういう中で今後、伊万里市の障害者福祉計画を18年度に新たに策定いたしますけど、こういうふうな中でも当然検討はしてはまいりたいと思うんですけれども、やはり高齢者の皆さん、障害者の皆さん、そしてまた、腰とか非常に負担がかかるところがありますので、そういう持病のお持ちの皆さんあたりは和式のトイレではなかなか大変だろうと、このように思っておったり、あるいは血圧あたりが高い人は、和式あたりで用を済ませた場合に立ったときにふらっとするとか、いろいろそういうふうな人もいらっしゃるんじゃないかと思うわけでございますので、こういうふうな腰かけトイレの設置は私も考えていかなければならないと、このように思っております。

 先ほど市の公共施設の状況については、それぞれの担当部長がお答えはいたしましたけど、まだ確かに議員おっしゃられるとおり、満足な状況ではなかろうと、このように思っております。本気になってやればできるんじゃないかというような御指摘もいただいておりますので、私も今後この問題については、公共施設、いわゆる伊万里市でいう、伊万里市が管理しております公共施設のトイレ改善検討委員会なるものを庁内あたりでちょっとつくりまして、やはり多角的な面から、あるいはまた、それは財政的な面もあろうと思うんですけど、いろいろ検討をしていかなければならないと、このように今思った次第でございますので、今後、この問題については検討させていただきたいと、このように思っております。(「どうもありがとうございました。これで終わります」と呼ぶ者あり)



△日程第2 市長提出追加議案の一括上程



△日程第3 市長提出追加議案の提案理由説明



○議長(黒川通信)

 これをもちまして一般市政に対する質問を終了いたします。

 ここで、本日新たに提出されました市長提出追加議案3件の取り扱いにつきましては、休憩中に議会運営委員会を開催していただき、協議の結果、本日の日程に追加上程することに決定されております。

 そこでお諮りいたします。市長提出追加議案第 113号から第 115号までの3件については、議会運営委員会の決定どおり、本日の日程に追加上程することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、市長提出追加議案第 113号から第 115号までの3件を本日の日程に追加、上程いたします。

 それでは、ただいま追加上程いたしました議案第 113号から第 115号までの3件を議題といたします。

 議案の朗読を省略して、直ちに提案理由の説明を求めます。塚部市長。



◎市長(塚部芳和) (登壇)

 本日提出いたしました追加議案について、その提案理由並びに概要を御説明申し上げます。

 議案第 113号「特定事業契約の締結について」は、伊万里市学校給食センター(仮称)整備事業について、PFI手法により、設計及び建設並びに平成18年度から平成33年度までの15年間を事業期間として維持管理及び運営を行うことについて、特定事業契約を締結するものであります。

 契約の内容といたしましては、随意契約により、PFI伊万里市学校給食サービス株式会社、代表取締役岡和男を相手方として、契約金額27億 1,401万 5,378円で契約を締結するものであります。

 議案第 114号「工事請負契約の締結について」は、伊万里市浄化センター水処理施設の汚水処理能力を向上させるため、機械設備の増設を行うことについて、工事請負契約を締結するものであります。工事の概要といたしましては、汚水処理能力を1日当たり 4,850立方メートルとするため、汚泥かき寄せ機、水中攪拌機等を増設するものであります。

 契約の内容といたしましては、指名競争入札により、日立プラント建設・ミゾタ建設共同企業体、代表者日立プラント建設株式会社九州支店支店長山口新太郎を請負人として、請負金額2億 6,355万円で契約を締結するものであります。

 議案第 115号「平成17年度伊万里市一般会計補正予算(第5号)について」は、伊万里市学校給食センター(仮称)整備事業の特定事業契約を締結することに伴い、事業費について債務負担行為の限度額を変更するものであります。

 以上、本日提出いたしました追加議案について、その提案理由並びに概要を御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。



○議長(黒川通信)

 市長の提案理由の説明が終わりましたので、ここでしばらく休憩いたします。

               (午後2時8分 休憩)

               (午後2時38分 再開)



△日程第4 市長提出追加議案に対する質疑



○議長(黒川通信)

 会議を再開いたします。

 それでは、先ほど追加上程いたしました議案に対する質疑を行います。

 議案第 113号 特定事業契約の締結について(伊万里市学校給食センター(仮称)整備事業)について。

 3番山?議員。



◆3番(山?秀明)

 ただいま勉強会の折に追加議案ということになった理由の中で、先般7月21日、あるいは8月8日の日に、一ある業者の方から、これははっきりしておりますが、次点交渉権者ということのようでございますが、この方から市議会議長あてに文書が参ったものが議員控室の方にありました。恐らくこれも市長あての方に文書が参っておるものと存じます。このことで、「伊万里市学校給食センターPFI事業に関する件」ということで、「提案内容の評価のことで少しお聞きしたい」ということでなっておりますが、これは当業者におきましても、コンペ方式の意義を十分に認識した上での御質問だと思います。それが7月21日に第1回の質問、そして回答があったことに対して8月2日にまた再度なされておるということになっておりますが、一般質問の折にもこのことについては触れられていないというような感じがいたします。

 できれば、これを質問の要旨、あるいは回答の内容について納得いくような御説明をお願いして、私どもの審議の材料にさせていただきたいと思いますが。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 今回の提案に対しましては、業務要求水準書を冒頭示しまして、それに基づきまして、それぞれが計画書を提出されたわけでございます。その評価された内容につきまして、質問が来たわけでございまして、数項目にわたっておりました。それぞれ内容等につきまして、再度その講評の公表をいたしておりましたので、それらとも確認しながら、内容確認を再度させていただいて、そしてまた、審査委員の皆様方にその回答について、これでいいかというふうなことを確認をもう一回して、そしてその後回答をさせていただいたという経緯でございます。

 それぞれ50項目にわたる内容でございましたので、その細部にわたりましては、それこそここで御紹介するような、たくさんありますので省略したいと思いますけれども、経過といたしましては、そのようなことでございました。それに要したのが1カ月ぐらいかかったというようなことでございます。それを先ほど御説明申し上げたところでございます。



○議長(黒川通信)

 3番山?議員。



◆3番(山?秀明)

 集中的にといいますか、本当に次点者、次点の交渉権者がお尋ねになるわけでございますので、その辺の核心のところの質問がなされていると思います。主なもので結構です。それについて質問に対する回答、両方お願いいたしたいと思います。



○議長(黒川通信)

 教育長。



◎教育長(岩永憲一良)

 それでは、日立プラント建設グループからの7月21日付の質問を申し上げます。

 業務要求水準書及びPFIの基本理念から見れば、価格が第一優先と考えますが、今回の事業において価格の重要度はどのようにお考えですかというのが一つ。

 2番目が、提案内容の評価得点が約3倍の較差に至る著しい評価点差の原因は何でしょうか。評価の判断基準を御教示願います。価格にふさわしい優良な提案を各社しているため、価格を基本に提案内容を評価しなければ、当然提案内容の優劣に大きな差が生じると考えられます。自信を持って提案しましたが、 106点という低い評価しか得られなかった原因はどこにあったのでしょうか。なお、7月下旬に公表予定の審査講評の開示を早急にお願いしますと。

 それから、業務要求水準書第1章第5節、事業の基本理念に記載のハサップの遵守、環境負荷の低減、ライフサイクルコストの低減の観点から優位と考え、電化厨房方式を提案いたしましたが、ガス厨房方式と比較した評価について御教示ください。

 それから、配送業務について、PFIの理念にのっとり、当グループの実績に基づくノウハウを生かして提案させていただきました。効率的な車両台数による配送計画、また配送員については、少人数とコストミニマムの提案内容です。ただし、質問書において協議の結果、不都合が生じた場合は提案価格の中で対応すると回答しております。評価を御教示くださいと。

 これに対して7月27日付で回答いたしました。──この回答も内容をずっとでしょうか。(「要約で、これの質問に対する要約で」と呼ぶ者あり)要約ですね。

 7月21日の回答は、採点のことで得点が、内容が 400点、提案価格が 600点で、 1,000点満点の評価をして、全体の6割を提案価格にしておるという回答と、それから事業目的の一つの要求水準のことと、それからPFI方式により実施する場合は、事業期間中の市の財政負担額が約16%削減できると見込まれたため、この特定事業として選定し、コスト制限を達成したと考えているというふうなこと。

 それから、2番目の質問には、優秀提案に対する評価の得点差について、これは審査講評をごらんくださいと書きました。審査委員会で審査講評するときに、どの程度を出すかという審議がなされました。それで、やはりある程度詳しく公表を出したがいいだろうということで、かなり詳しく出しております。だから、これを見てくださいというようなことでございます。そういうふうなことですね。

 そうしましたら、これに対して日立プラント建設の九州支店長名で再度の質問が参ったわけでございます。

 ちょっとたくさんあるんですが、かなりたくさん内容を書いてありまして、それについて市の回答をいたしました。そして、第2回目は、8月31日やったですね、部長と課長が福岡まで持っていきました。

 それで、第2番目の回答に対してたくさん来ておりましたが、その回答は大きく5点について回答して、それからまた、細かいのがたくさんあるわけです。それをどうするかということで考えておりましたが、それは回答するという準備をして、ここ何日かのうちにお送りする予定にしておりますけれども、その回答までまだ来ておりません。

 ちょっと内容はよございますか。



○議長(黒川通信)

 3番山?議員。



◆3番(山?秀明)

 詳細な内容については、あと付託事項となろうと想定いたしますので、そこで協議をいただきたいと思いますが、要は最優先交渉権者と次点交渉権者との差を、ここのところで皆さんにはっきり明示してもらったがいいなという思いで私もお願いをしたところですが、そういったことで、2回目の質問に、再質問に対する回答はまだ本業者については届いていないと。──届いていないということであれば、その御質問になった業者の受けられた心情等々についてはまだ明確じゃないわけですね。



○議長(黒川通信)

 教育長。



◎教育長(岩永憲一良)

 2回目の質問に対しては、先ほど申しましたように、こちらから持っていったわけです。それで、8月31日に回答を持参いたしました。それで、いわゆる日立グループから申されておる質疑をまとめたものという形でやっておるわけです。だから、もう一つ細かなところがまだやっておりませんので、近いうちにお送りするようにしておるということで、一応2回目の質問について、これでどうでしょうかということで持っていったわけですけれども、もう一つ細かいのが欲しいという要望がまた出たもんですから、今準備して、最後の詰めといいましょうか、1回1回審査委員さんに確認しなきゃいけませんので、事務局が勝手につくるわけいきませんので、最後の確認をしているところでございます。

 以上です。



○議長(黒川通信)

 28番浜野議員。



◆28番(浜野義則)

 今、一応3回質問が終わりましたから、今まだ手が挙がっておりますが、やっぱりこうした問題は我々も専門的な部分といいますか、それはほとんどわからないまま審査をせざるを得ないという状況の中では、非常にやっぱり重要になってくる部分ではないかなというふうに思いますから、現時点までの質問内容、回答については、当然議会に公表すべきだという考えを持っておりますが、この点についてまず伺いたいというふうに思います。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 議員の皆様方には公表させていただきたいというふうに思いますが、改めて提出させていただきたいと思います。



○議長(黒川通信)

 28番浜野議員。



◆28番(浜野義則)

 はい、ありがとうございました。

 これは、一応文書で質問が来たやつ、回答したやつをきちんと示していただくということで理解してよろしいわけですね。──はい、わかりました。



○議長(黒川通信)

 ほかに。12番高木議員。



◆12番(高木久彦)

 二、三お尋ねをいたします。

 まず、一般質問等でもありましたとおり、業者の決定については、市の方より基準書を出して、そしてその中で審査をし、評価をし、決定されたということでありますけれども、その評価ですね。評価の内容が私どもよくわかりませんので、どうして高いところに決定されたかというのがよくわからないわけでございます。これについては、恐らく文教厚生委員会の方には詳しい説明書あたりが、評価書あたりが出るんじゃないかと思いますけれども、ざっと話を聞いた中では、評点の方法として、金額を6割、あと設備等について4割、こういう分け方をされております。そういう中で、評価の点数を見てみますと、すぐれているところが1点ですかね、あと 0.6点とか 0.3点とか、あとゼロとか、こういう差があるように思います、大きな差がですね。設備は基準に合っているということであれば、そんな差はないと思われますね、一つは。

 それと、あと金額の問題でございますけれども、金額はやはり一番安いところが1点で、あとそこにおいても評価をすべきじゃないかと思いますけれども、それについては1点、それから 0.6点、 0.3点とか、そういう評価はされていないような気がいたしますけれども、その点をお聞かせください。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 まず、評価でございますが、 1,000点満点で 600点が価格に対する採点でございます。あとの 400点が内容に対する採点でございます。それで、2点目と絡みますけれども、金額の評価につきましては、一番安い金額で計画をされたところにつきましては 600点満点の600点をとられているという実情でございます。

 それから、あとの内容につきましては、先ほど申し上げましたけれども、それぞれ50項目にわたる採点でございまして、それぞれの、例えば、配送計画とか、あるいは施設の内容とか、そういったものが評点されたわけでございますけれども、配送計画について申し上げますと、例えば、車1台に1人体制か2人体制かということで、当然金額が、例えば、15年間でありますので 500万円の運転士さんをつけた場合 7,500万円という金額、それだけで出てくるわけでございます。学校という特別な環境もございまして、決められた午前中の短時間につくり上げて、そしてちょうど昼休みの食事をする時間5分前までにはすべて届くような、そういうふうな決め事がございました。しかも、学校はたくさんの子供たちがおります。確実に安心・安全にそれらが業務ができるというふうなことになりますと、1人体制、2人体制、それぞれ審査委員の皆様方の評点が違ってくるわけでございます。一例を申し上げましたけれども、そのようなことがずっとそれぞれ採点をされて、その結果として内容審査の開きが出たというふうなことでございます。



○議長(黒川通信)

 12番高木議員。



◆12番(高木久彦)

 金額が高いと、それは設備等、あるいはそういう方法等、それは最善のあれができる、これは当たり前だと思います。こちらから基準書を出して、これで見積もりをしてくれ、こういう設備をしてくれと、こういうのが提案じゃないかと思うんですね。ですから、そこの中で評価をされているわけですけれども、その中の評価が、先ほど言いました特にすぐれているのは 1.0点、次はもう 0.6点ですか、その次は 0.3点とか、そういうかけ方をすれば、当然差が出てくるのはわかりきったことですよね。それとは逆に、さっき言ったのは、価格の問題で、一番安いところが1点ならば、あとは高いところは0点とか、そういう評価がされていないような気がいたしますので、その点を伺っているところでございます。



○議長(黒川通信)

 教育長。



◎教育長(岩永憲一良)

 先ほどから申しておりますけれども、提案の方は一番いいところを 600点ですね。あと公式がありますので、率でずっとほかのところ、金額に応じて点数がずっとついていきます。命を預かる給食センターでございます。安ければいいということじゃないと思います。内容もよくなければ、ある程度金額もまた安い方がいいわけですけど、そういうことで内容をどう評価するかというのは、事前に事業者に知らせておるわけです。要求水準だけ知らせているんじゃないです。要求水準をこれを市は望んでおりますというのがありますですね。そして、点数をつけるのは、それに加点項目というのがございます。こういうのから評価しますよということでしております。

 例えば、例を申し上げますと、どこでもいいですけれども、一番最初に言いますと、要求水準は本事業を実施するに当たり、基本的な考え方の説明がなされているか、これなされておったらDで0点なんですね。0点というのは、誤解されやすいですけれども、これを到達したということなんです。それがゼロということで、わかりやすいように、これより上をABCにしましょうということなんです。じゃ、加点項目の評価はどういうことかというと、この同じ項目では、本事業に当たっての基本的な考え方について、本事業の基本理念を踏まえた提案が具体的になされており、それに応じた体制となっているか、その具体的なところを見るわけです、審査委員がですね。だから、どこの4グループとも要求水準は満たしているわけです。それだけだったら全部0点なんですね。そういうやり方でやるという、それは評価の方法はいろいろあると思いますよ。

 きょう出ておりました、福岡のタラソですね。タラソはまず要求水準に通っているかどうかをグループ見たんです。それで、みんな合格としたんですね。じゃ、あとは金額で見ろうということで、金額が非常に安いところだったんですね。それが通ったんです。結果的にはそこはつぶれたんですけどね。

 うちのやり方は、そのやり方じゃないんです。内容のいいものを 400点にしようということで、こういう評価法でやりますという事業者との納得の上でといいましょうか、やったことなんです。



○議長(黒川通信)

 12番高木議員。



◆12番(高木久彦)

 私は、評価の内容はよくわかりませんから言っておりますけれども、そういう何といいますか、かけですね、結局いいところが、一番すぐれているのが1点でしょう。あとが 0.6点とかですね。普通、私どもが絵でも何でもいいですけれども、評価するときは、まあ10点満点ですれば、一番すぐれているのは10点、あとは8点とか7点とか、そういうふうな評価をしますけれども、その差がひどいんじゃないかと、こういう気がするわけです。

 それと、最後ですからあれですけれども、今回の契約の金額は円までなっていますよね、端数まで。普通、こんな大きな契約は大体万どめぐらいがいいんじゃないかと、その辺について。



○議長(黒川通信)

 教育長。



◎教育長(岩永憲一良)

 評価の仕方はそれはいろいろあると思います。今回の場合は、加点の特にすぐれているのをAとして1点にしますと、その次は 0.6点ですか、それからCが 0.3点、そして突破したら、要求水準を満たしたらゼロと、これも業者さんに知らせているわけです。こういうふうにやりますということでですね。だから、いろいろやり方はあると思います。だから、こうやりましたので、確かにその中間の点数というのは出ていないという考え方もあると思いますけれども、今回の場合はこのやり方でやったということでございます。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 先ほどの金額の端数でございますけれども、これは15年間支払いを何十回と分けてします。それらに対する割賦金利、それから消費税、こういうものを割っていきますので、当然端数が出る、円まで出てくるということになります。



○議長(黒川通信)

 助役。



◎助役(前田和人)

 幾つか審査についての疑問点が質問されておりますけれども、審査に立ち会った者として、もう一度お話をしておきたいんですけれども、この事業はPFI方式なんです。今までの従来の競争入札方式ではないということを改めて皆様には考えていただきたいというふうに思っております。これは先ほど説明があっておりますように、価格を重要視しておりますので60%の配点、それから提案内容について40%というふうにウエートづけもされております。

 先ほど安ければ安い方を選ぶべきなんじゃないかなということがありましたけれども、これはPFI事業を採用することによってコストは下げられるという判断のもとに議会の了承も得られているというふうに思います。その中で、加点方式という、提案内容のところでございますけれども、先ほどの説明とダブるかもわかりませんけれども、要求水準というのはミニマムのスペック、最低これは守ってくださいということで、これが満点ではないわけですね。ただ、最低の水準以上の機能をそこに内容的に付加すれば、当然コストは高くなりますので、全体の採点の中では不利になるということがあり得るんですけれども、そこはあっても、こういう機能は付加しなきゃいけない、安全性だとか、あるいは満足度のところ、そういう提案、各社ございました。これはそれぞれコストと内容の細かいところをとりますと、4企業グループ、それぞれいいところ悪いところありますけれども、今回の審査の結果というのは、いわゆる総合点で、価格、内容、厳密に集計したところの総合点が1位となるというような取り決めがありますので、ぜひそこのところを御理解賜りたいと思いますし、また文教厚生委員会の中では業者さんからの質疑書に対する回答も示せというようなことも出ておりますので、それは公表いたしますというふうに説明もしましたけれども、それとあわせて、今回、この審査の公表をインターネットを通じて公にしておりますので、それは検討の最低条件として熟読をしていただいた上で皆さんの判断を待ちたいというふうに思います。



○議長(黒川通信)

 11番堀議員。



◆11番(堀良夫)

 1点だけお尋ねをいたします。

 昨日、私の方から一般質問で取り上げておりましたし、また、常任委員会の方でも議論をしていきたいと存じますが、きょう追加議案でいただきました予算書ですね。先ほど高木議員の方からも質疑がありましたが、15年間の長い期間を含めて、給食センターそのものの建設費、また給食センターの建設に伴う設備機器、それらの維持管理、ただ一つ、この搬送業務が運営費としてこの中に入っておるわけです。その総契約額が27億円という、端数はありますけれども、大きな金額になっておるわけですね。先ほど来、質疑があっておりますように、九州でももちろん初めてですが、伊万里市にとってこのPFI事業は必要な事業だけに、この制度の透明さをさらなる高めるという趣旨において議事録等の公開をぜひという私のきのうの一般質問だったわけです。

 そこで、きょう円までの金額が示されましたが、この金額が当然契約をされる企業方、1社ではありません。グループとしての特別の会社を起こして、このPFI法に沿った運営まで15年間やっていこうという、新しい制度の会社です。幾つかの会社が、各専門部門を持って共同でやっていこうということです。そういった中で、利益も当然そこには含んでおるわけですから、高木議員の質問の趣旨のように、円までというのはどうかなと私も思っていました。そこで、優先交渉権者の決定に対する提案内容の位置づけという項目が10ページにあります。そこだけ読み上げますが、「本事業では応募時点で設計が完了していないため、提案内容をそのまま実施することを求めるものではなく、事業契約締結後、設計、建設、維持管理及び運営の各業務の具体的内容が決定されることとなる」と。事業契約締結後、実施計画の内容が、各業務の具体的内容が決定されると、そのように書いてあります。「なお、本業務の実施に当たっては、要求水準を満足することを前提とした上で以下の点に留意が必要である」と、具体的にはここに書いてありますから。現時点ではまさに、きょう追加提案された議案について、議会が議決ということになって初めて本契約になるというふうに受けとめております。その後に具体的な実施の内容が検討されて決定されていくというふうに、この市が示されている優先交渉権者の決定にうたわれておるわけですから、そういった点も含めてきょう提案された金額が円までもう1円も変更がないのかなという疑問点が生じてきます。

 ちなみに、6月30日に優先交渉権者の発表があった後に、副議長ともその内容がわからないために、状況を教育委員会の方にお尋ねした折には、まだこれから事業費については大きく動いていきますという回答を得ました。そういった点について、1点だけお尋ねをいたします。

 以上です。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 ただいまの御質問の内容、かなり深く入り込んだ内容でございます。今回、御承知のとおり、県下では初めてのPFI事業でございます。昨年来、ずっとこの事業に携わっておりました山口課長、かなり詳しく勉強しながら、ここまで来ておりますので、山口課長の方から答弁させたいと思います。



○議長(黒川通信)

 体育保健課長。



◎体育保健課長(山口宇作)

 先ほどの堀議員の質問にお答えをいたしたいと思います。

 今回、端数まで契約金額が出ているというような趣旨の御質問でございますけれども、今回、その契約金額の中には大きく三つに分かれております。一つが施設整備費でございます。これはいわゆるサービス購入費Aというような位置づけをしております。この中にはどういった経費が入っているかと申しますと、もちろん施設費ということで建設、あるいは厨房設備の設置、そういった経費を含まれております。また、民間事業者で当然資金を調達されるわけですので、その割賦金利というのも含まれております。

 それと、消費税が含まれておりまして、このサービス購入費A、いわゆる施設整備費が、この内訳を申しますと15億 1,046万 9,508円という金額になります。そういったことで、維持管理業務費についても、維持管理費とその他の経費ということで、SPC経費と言いますけれども、目的会社のいろんな人件費であるとか、そういった経費も当然含まれております。それと、もちろん消費税もその中に含まれております。内訳は後でいいかと思いますけれども。

 それともう一つは、運営業務費ということで、サービス購入費Cというような位置づけをしておりまして、それには当然運送に要する人件費等が入っておりまして、そういうのを積み上げまして、今回端数が出ているところでございます。

 それと、変更はできないかと、今後設計協議をしていくということになっているがという御質問でございますが、当然、今議会で議決をいただければ、その後に早速目的会社と設計協議等を進めまして、基本設計、実施設計と進んでいくわけでございます。当然、事前調査等もやられるわけでございますが、そういった中で、例えば、この部分については要らないという、設計協議の中でそういった部分が出てくれば、当然双方が確認をすれば、変更は可能という今回の契約にもその条項を入れておりますので、金額の変更等も含めまして可能であるというふうになっております。

 以上でございます。



○議長(黒川通信)

 11番堀議員。



◆11番(堀良夫)

 2回で質問は終わりたいと存じますが、まず、今のPFI事業の特徴といいますか、そういった27億円に達する、しかも、随契という手法による契約ですから、今山口課長の方からいただきましたように、やはり実施設計の最終的な詰めといいますか、それは教育長からもお答えいただきましたように、まず4億円の差の中のおおむね3億円は搬送業務にあるというのは、先に資料でいただきました。お答えもいただきました。ですから、2人体制の搬送、1人体制の搬送、いずれも各グループの、民間企業の特徴を出した、当然市が示した要求水準をクリアする内容で応募をしていると、4グループともですね。だから、そこは評点の中で教育長が、また田中教育部長もお答えしましたように、事前に公表されているわけですね。しかし、それは十分承知しながら、それじゃ2人体制の中で3億円の増加があったと。皆さん御承知のように、民間の運営バスは、もとは車掌が必ずついて運転士さんと2人、乗り合いの人を運ぶバスは2人体制だったのが、やはり今日の時代では機械的なテレビ等の安全チェックによって、バックする場合にも含めて、1人でもやっているというような事例もあるわけです。

 いずれにしても、市がこれ以上は絶対安全面を含めて、小学校、中学校に配送するわけですから、そこはやはり安全面のチェックは当然厳しい部分ですね、まず受けとめてやるのが、それはもう私もベターというふうに受けとめています。そういった安全の水準を当然クリアしながら、この評点がこのように3億円の差が生じたという内容について、私はこのPFI事業の大きな特徴でもありますから、一つのモデルとしてですね。これだけじゃありませんが、やはり透明性を高める努力をぜひやっていただきたいと、そういった意味で昨日は議事録等も、他のPFI事業としては公表されている箇所も先進地の事例としてあります。そういった意味で、先ほどほかの先輩議員からも出されていますように、単に文教厚生常任委員会に資料を提出するんじゃなくて、先ほどの数字的な資料も含めて全議員に配付をいただきたいと要求して2回目を終わりたいと思います。お答えをお願いいたします。



○議長(黒川通信)

 教育部長。



◎教育部長(田中直記)

 文教厚生委員会で御説明を申し上げました内容等につきましては、全議員にお渡しをしたいというふうに思います。



△日程第5 市長提出追加議案の常任委員会付託



○議長(黒川通信)

 ほかに。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 質疑なしと認めます。よって、議案第 113号に対する質疑を終結いたします。

 次、議案第 114号 工事請負契約の締結について(平成17年度伊万里市公共下水道事業伊万里市浄化センター水処理施設機械設備工事)について。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 質疑なしと認めます。よって、議案第 114号に対する質疑を終結いたします。

 次、議案第 115号 平成17年度伊万里市一般会計補正予算(第5号)について。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 質疑なしと認めます。よって、議案第 115号に対する質疑を終結いたします。

 次に、議案の委員会付託を行います。

 本日追加提案されました議案第 113号から第 115号につきましては、お手元に配付しております付託表(追加1)のとおり、各常任委員会に付託することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、付託表(追加1)のとおり各常任委員会に付託することに決定いたしました。

 本日はこれをもちまして散会いたします。

               (午後3時17分 散会)