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佐賀県 多久市

平成18年12月 定例会 12月08日−03号




平成18年12月 定例会 − 12月08日−03号









平成18年12月 定例会



       平成18年12月8日
1.出席議員
   議 長  古 賀 和 夫           10 番  中 原   鎭
   副議長  石 井 順二郎           11 番  田 中 英 行
   2 番  中 島 國 孝           13 番  角 田 一 彦
   3 番  野 中 保 圀           14 番  田 原   昇
   4 番  中 島 慶 子           15 番  山 口 龍 樹
   5 番  山 本 茂 雄           16 番  真 島 信 幸
   6 番  飯 守 康 洋           17 番  井 上   慧
   7 番  興 梠 多津子           18 番  西 山 英 徳
   8 番  武 冨 健 一           19 番  大 塚 正 直
   9 番  牛 島 和 廣

2.欠席議員
   な   し

3.本会議に出席した事務局職員
   事 務 局 長  本 島 和 典
   次長兼議事係長  釘 崎 正 弘
   書     記  山 田 智 治
4.地方自治法第121条により出席した者
    市           長      横   尾   俊   彦
    助役                 藤   田   和   彦
    教育長                中   川   正   博
    総務部長               柴   田   藤   男
    まちづくり部長            小   園   敏   則
    くらし部長              中   原   博   秋
    教育部長               市   丸   正   文
    総務課長               樋   口   和   吉
    財政課長               石   橋   慎   一
    税務課長               前   山       充
    市民生活課長             渕   上   哲   也
    福祉健康課長             森   山   真   塩
    人権・同和対策課長(兼)       
                       梶   原   栄   三
    会計課長               
    産業振興課長             木   島   武   彦
    建設整備課長             成   富   廣   行
    都市計画課長             森       輝   雄
    市立病院事務長            古   賀   通   雄
    水道課長               牛   島   剛   勇
    監査委員事務局長           古   賀       浩
    学校教育課長             今   泉       弘
    生涯学習課長             北   島   一   明

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        議  事  日  程    12月8日(金)10時開議

 日程第1  市政一般に対する質問
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          平成18年12月多久市議会定例会一般質問通告書
┌──┬─────────┬──────────────────────────┐
│順番│ 議員名     │     質問要旨                 │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.学校のいじめ問題について            │
│  │         │  市内小、中学校におけるいじめ問題に対する、今日ま│
│  │         │ までの経過と今後の方針について          │
│  │         │                          │
│  │         │2.病院経営について                │
│5 │ 中 原   鎭 │  市立病院の経営に問題はないのか、問題「有」とすれ│
│  │         │ ば、原因の究明と対策は取られているのか      │
│  │         │                          │
│  │         │3.飲酒運転の撲滅運動について           │
│  │         │  市民への運動展開はどのようにしようとしておられる│
│  │         │ のか                       │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.食育について                  │
│  │         │ (1) 食育の内容をどのように考えておられるのか   │
│  │         │ (2) 食育推進計画の推進はどのようになっているのか │
│6 │ 井 上   慧 │ (3) 農業と食育について              │
│  │         │ (4) 学校給食との関係               │
│  │         │ (5) 学校や保育園での食育について         │
│  │         │ (6) 家庭での食育について             │
│  │         │ (7) 地域と食育について              │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.教育関連施設の管理運営について         │
│  │         │  建物等の修繕は、どのような基準で管理されています│
│  │         │ か                        │
│7 │ 大 塚 正 直 │ ・中部小学校の体育館及びプールの補修について   │
│  │         │ ・市営プールの進捗について            │
│  │         │ ・多久公民館の名前表示板について         │
│  │         │ ・公民館業務の委託化について           │
└──┴─────────┴──────────────────────────┘
                   

┌──┬─────────┬──────────────────────────┐
│順番│ 議員名     │     質問要旨                 │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │2.市立病院の診察待ち時間について         │
│  │         │  病院を利用する市民から、待ち時間への不満の声が無│
│  │         │ くなりません。「決め手」は、ありませんか     │
│7 │ 大 塚 正 直 │                          │
│  │         │3.「住みたい美しいまち多久」の実現に向けて    │
│  │         │  日経新聞社等が実施した「第5回行政サービス調査」│
│  │         │ の結果について、どのような感想を持っていますか  │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.多久市農業の将来の展望と施策について      │
│  │         │ (1) 筑後川下流土地改良事業の意見書の結果と今後の取│
│  │         │  り組みについて                 │
│  │         │ (2) 北多久町の中山間整備事業の進捗状況と今後の課題│
│  │         │  について                    │
│  │         │ (3) 鳥獣被害対策はこのままでいいのか       │
│8 │ 牛 島 和 廣 │                          │
│  │         │2.歩行者保護の為の歩道設置について        │
│  │         │ (1) 歩道整備の設置基準はあるのか         │
│  │         │ (2) 交通量、歩行者数、危険度割合などの基準もあるの│
│  │         │  か                       │
│  │         │ (3) 財政的な問題なのか              │
│  │         │ (4) 地域の設置要望、陳情など熱意が問題なのか   │
└──┴─────────┴──────────────────────────┘

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                 午前10時 開議



○議長(古賀和夫君)

 おはようございます。ただいま出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。



△日程第1 市政一般に対する質問



○議長(古賀和夫君)

 日程第1.市政一般に対する質問を昨日に引き続き行います。

 まず、中原鎭君。



◆10番(中原鎭君) (登壇)

 おはようございます。10番議員中原でございます。

 私は、昨日もちょっと触れられましたけど、いじめの問題、そして、市立病院の経営問題、それと飲酒運転撲滅の3案について、教育長並びに市長についてお伺いしたいと思います。

 まず、教育長にお尋ねしますが、今、小・中・高を問わず学校におけるいじめの問題が全国的な問題となり、政府・文科省でも対処に苦慮されているようでありますが、我が市の小・中学校のいじめに関する実態はどうか。また、今日までの対処の仕方と文科省の指導も含め、今後どのような方法で解決しようと思われているのか、お尋ねします。

 なお、昨日、石井議員から教育委員会の学校への指導について質問があり、現在行っていることの返答がありましたが、私は学校と児童・生徒の間のことについてお尋ねしますので、よろしくお願いします。

 次に、病院の経営について、さきの9月議会において17年度決算についての提案があり、その中で平成16年度は41,000千円からの収益があったと、また、平成17年度は厳しかったが、それでも30何万円かの黒字であったと、その旨の報告を受けました。本年度は、まだ年度中途ではありますが、かなり苦しい業績とのことを耳にしますが、もし事実とすれば、その原因は何なのか、また、今後回復の方法をどのようにしようとされておるのか、お伺いしたいと思います。

 次に、飲酒運転の撲滅運動の展開についてであります。

 さきの議会で、飲酒運転の撲滅を宣言する決議を行いました。また、市では、その前に職員等の飲酒運転に対し厳罰で臨むと発表されました。そこで、市民全体にこの運動を浸透、厳守させるために、具体的にどう展開されるのかをお尋ねしたいと思います。

 以上、1回目の質問を終わります。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 おはようございます。中原議員のいじめの問題についてお答えしたいというふうに思います。

 いじめ問題に対しましては、教育委員会の指導対策につきまして、昨日の石井議員の質問でもお答えしましたけれども、いじめをまずどのように認識しているかということでありますが、いじめは命にかかわる大きな問題であるということだと思います。いじめている方はすぐ忘れても、いじめられた子には深刻な問題であると。被害者がどれだけ深く、そして、長く心に傷を負うのかを伝えていかねばならないというふうに思います。と同時に、相手の気持ちに気づかない限り、いじめは続いていくんじゃないかなというふうに認識をしております。

 そういう認識に立ちまして、昨日も3点申し上げましたが、まず、校長研修会を緊急に実施いたしました。その中で、教育委員会と一体となって、同一歩調で、不退転の気持ちでいじめに取り組むという教育委員会としての意向を伝えたところであります。そしてA4、1枚でありましたが、緊急アピール「いじめをなくし、かけがえのない子供の命を守るために」という、そういう緊急アピールを作成して配付をいたしました。それから、教職員向けのいじめ問題対応にかかわる解決の手だての冊子を、全職員分作成いたしまして配付をしたところであります。

 なお、先ほどの2点目の緊急アピールにつきましては、保護者の皆さんへということで、家庭におけるサインとしてこういったものが考えられるはずですと、そこのところをしっかりお父さん、お母さん、見てくださいというような、ただ単なる、すぐ使えるような、そういう緊急アピールにしたところであります。

 今後の方針としましては、現在のいじめ問題が小・中学校を通じて、悪口、からかい、仲間外れ、無視といった、あるいは殴る、けるとか、そういったことが多く見られます。しかし、こういったことは表面化しにくい状況にありますので、いじめに悩む子供に手を差し伸べるには、まず気づくことが大切であるということ。そして、いじめられている子供には積極的にかかわると。そして、いじめを許さないという風土をつくっていくというようなことが大切ではないかというふうに思います。

 多久市の現在のいじめの発生件数につきましては、そういう悲劇的な非常に悲しい思いの、そういうひどいいじめというのは、今は見られない状況にありますが、何件かの報告はいただいているところであります。ないではありません。ですから、いつ何どき多久市においても悲しい思いの、そういった子供の悲劇が発生するかわかりませんので、引き続き子供たちに寄り添いながら、対応をしていきたいというふうに思います。

 それで、中原議員からは、学校と児童・生徒のことということでお尋ねをしたいということでありましたので、そのことにちょっと触れたいと思いますが、まず、先ほどの3点ですね、いじめ根絶の三つの原則でありますが、これにつきましては、きのうも申し上げましたが、なかなか私たちが子供の世界で何があっているかということに、まず気づかないという、ここのところを何とかしたいと。いじめに悩む子供に手を差し伸べるには、まず気づくことだというふうに思います。

 そのためには、日ごろから子供の様子に温かい気配り、目配り、心配りが必要だと思いますが、子供はいじめられていても親や教師にはなかなか言えないものです。子供の思いは、どういう思いかといいますと、大事な親には心配かけたくないと、あるいは情けない姿を見せたくないと、あるいは自分の気持ちを言葉にするのが難しかったりと、そういったことから、なかなか私たちのところまで、その子供の思いが届かないことがあるわけでありますが、人は刺激に基づいて行動するのではなくて、子供は自分の思いで、自分の受けとめ方で行動すると。例えば、同じ夫婦げんかを見ても、兄ちゃんの方は、またレクリエーションをやっとるばいと、そういうふうに見れる兄ちゃんもおれば、朝学校に登校した弟の方は、お母さんがいなくなるんじゃないかと、そういう心配をしている弟もおるわけでありまして、そういったところをやっぱり子供に寄り添うというのは、そういったことじゃないかなというふうに思います。

 それから、子供が何かを訴えたときに、よく私たちは、そんくらい我慢せんねとか、頑張れとか、そういうふうに言うわけでありますが、やっぱり子供が何かを訴えたときは、そうだね、困っているねとか、あるいは、つらいねとか、よく言ってくれたねと。まず、よく言ってくれたねという言葉をかけたいというふうに思います。ですから、まず、言えたことを認めながら、よく聞くと。そして、しっかりかかわってほしいというふうに思います。

 それから、三つ目の、いじめを許さないという風土づくりの件でありますが、子供たちにかかわってみて、相手の子供がいじめられているというふうに感じていない子供もあります。自分がいじめていると自覚をしていないことがよくあります。また、一方、いじめられていても、自分の主張ができないために、するなとか、何でそがんことするのということが言えない子供、そういう子供もおります。それぞれの心にかかわりながら、自己表現のできる子供、あるいは、相手の気持ちを思いやれる子供の心の育ちを切に願いたいというふうに思うわけであります。

 また、日ごろからいじめについては絶対見逃されないとか、あるいは許されないことなんだということ、そういった風土をつくっていくことが大切でありますし、あんたがここに存在していること、そのことに値打ちがあるんだと、そして、そのことを喜んでいる人がたくさんいるよというような思いを語り伝えてあげたいというふうに思っております。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 中原議員の御質問にお答えいたします。

 2点目は病院経営についてのお尋ねでありました。

 病院経営につきましては、国の医療制度改革が年々進んでおりまして、市立病院もこの厳しい変革の中で地域の中核医療施設としての責務を担いながら、病院の理念でもあります市民から愛され信頼される病院づくりに日夜努力をしているところであります。平成15年、16年、そして17年と3期連続黒字決算を計上できたところでありまして、力を尽くしてくださった多くの方々に、改めてお礼を申し上げたいと思います。

 けれども、平成18年度に入りまして、御質問にもありましたように、市立病院を含めた全国の自治体病院、公立病院をめぐる状況は大変厳しいものになっております。

 その要因でありますが、まず一つ目に、臨床研修医制度の見直しがありまして、これを引き金とした地域におけます医師の確保や偏在の問題が出てきました。

 次に、2点目として、平成18年度の診療報酬の改定が行われましたが、これが史上最悪と言われる3.16%のマイナス改定でありましたために、経営に影響を与えています。

 三つ目は、政府の医療費抑制策と居宅介護推進策のもとに、薬剤の長期投与規制の緩和や健康保険の一部負担金の増額など、いわゆる患者の受診抑制改革が行われ、このことによります患者数の減少などがあると思われます。

 中でも、今年度の診療報酬改定に伴います医業収益の減収は、病院経営において大変厳しいものになっております。これらは単一の病院の取り組みだけでは改善し得ない面もあります。そこで、全国の自治体病院の開設者であります首長で組織します全国自治体病院開設者協議会、私は佐賀県の協議会の会長を仰せつかっておりますが、この開設者協議会におきましても、この問題について協議を重ね、自治体病院危機突破全国大会を開催するなど、改善に向けて国に強く要望活動を行っているところであります。

 また、病院現場におきますこととしましては、患者確保のために、出前講座によります健康教室の実施、あるいは訪問介護や訪問リハビリなどの実施を行うとともに、療養病床での後発医薬品の導入や中期経営計画に基づきます人員の削減など、経費の節減に努めているところであります。

 しかし、病院の経営収支状況につきましては、平成18年度上半期では診療報酬改定に伴います医業収益の落ち込みが大きく、平成18年度全体では、現在の見通しでは赤字決算になるものと見通しをしておるところであります。

 この大変厳しい病院経営の改善につきましては、市全体の取り組みともいたすべく、市で設置しております多久市行財政改善推進本部の幹事会でも協議を行ってきたところでございます。

 また、病院におきましても、これまでの市の執行部と病院職員で構成します病院管理会議に加えまして、今後新たに病院内部に病院経営改善委員会、これは仮称でありますが、これを設置いたしまして、経営改善について検討を行うこととしております。

 このように、今後も医療制度改革が年々進み、病院を取り巻く経営環境は厳しさを増していく面があると思われますが、病院経営の改善問題につきましては、経営の健全化、経営の基盤強化を全庁的な問題として協議、検討し、さらなる経費の節減、また、患者サービスの向上を図るとともに、不断の経営改善を推進していきながら、今後とも地域の中核医療施設として、また、市民から愛され信頼される病院づくりに努めてまいる所存であります。

 次に、大きな3点目で飲酒運転の撲滅運動について御質問いただきました。

 福岡市で飲酒運転の車に追突をされ、3人の幼い、とうとい命が一瞬のうちに奪われるという大変痛ましい事故が発生し、そのことが発端となり、その後、全国各地で同様の事故が相次ぎ、今や飲酒運転の問題は社会問題となっております。このことにつきましては、市でも厳正な対処をすべく、庁内でも通達を行ったところであります。

 また、多久市では日ごろ、警察署、多久地区交通安全協会、交通安全指導員会、さらに交通安全母の会、交通対策協議会などが一体となりまして交通事故の防止に取り組んでいるところでございます。

 問題の飲酒運転の撲滅運動についてでありますが、今月号の市報を初め広報車、チラシの全戸配布、消防施設におきます一斉放送、あるいは横断幕や旗の設置、さらにはケーブルテレビなどを活用しながら、広報、啓発活動を行っております。

 また、飲酒の場を提供される飲食店組合に対しましては、現在の予定では11日の夕方と聞いていますが、小城の警察署、交通安全協会、交通対策協議会で飲酒運転追放の店のステッカーを持参し、配布しながら、飲酒運転根絶の協力をお願いすることになっております。

 また、12月15日から31日まで、冬の交通安全県民運動が実施されますが、運動の重点項目の一つに、飲酒運転の根絶が第一に掲げられており、これから年末年始を迎え、飲酒等の機会がふえる中、帰省に伴います交通量の増加や慌ただしさも加わって、交通事故の発生の多発などが危惧されます。このことから、交通ルールの遵守、また交通マナーの向上ということを合い言葉に、関係者とも力を合わせながら交通事故防止を図っていきたいと考えております。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 では、まず最初にいじめの問題から入っていきたいと思います。

 いじめの問題については、きのうも石井議員からの質問があり、教育委員会として学校へのことについては何点か聞きましたし、今も改めておっしゃったので、そのことについてはわかったわけですけど、実際問題としての子供たちの中でのいじめの問題を、どう子供たちにわからせていくのかということが一番大事かと思いますし、また、一つ聞くところでは、先生と子供との間に、引き金となるようなこともあっているということも、よそではあっておったわけですね。

 それから、また、ちょうど私、一昨日ですから16日でしたかね、多久市の人権講演会の「いじめと人権」という問題で、新富先生の講義がありまして、それをちょうど幸い聞くことができまして、今のいじめの実態等を詳しく聞くことができて、本当に目からうろこの思いをしたところでございました。

 本当にこれは大変な問題なんだなと、これをどう子供たちにわからせて、そして、これをないようにしていくのは、本当に先生たちの力にかかっているんじゃないかという気がしてならないわけです。この問題を本当にどうとらえられているのかということと、もう一つ気がかりだったのが、私、聞き間違いだったらいいんですけど、昨日、教育長の石井議員の質問の中で、今のところ学校と子供たちと保護者までですか、その段階で、そのほかの地域までは広げる必要がないような返答があったような気がしたんです。私はそうじゃなくて、一昨日の話を聞きよって、ただ学校と子供と保護者の問題だけじゃなくて、地域も積極的にかかわっていかないと、この問題はなかなか解決しないという気がしたものですから、なお、きょうのところでは、学校と子供たちのところでお聞きしたかったわけですね。

 もう一つ、その中で、多久市内でもこういうことがあったんですよということで、事例を話されて、見事解決された事例ですね──をされたんですけど、ああ、やはり多久の中でもあるんだなということでびっくりしたわけなんですけど、それともう一つ、私たちが考えている子供像と今の子供像との中で、かなりの考え方に私たちがギャップがあり過ぎるぐらいあったような気がして、そこら辺が本当に今子供たちを預かっている先生たちが、そこら辺がどうなのかなということが気になったものですから、そこら辺が今本当に子供たちを理解されているのかということでですね。

 そこのところ、教育委員会からはいろんな冊子等を使って、しているということなんですけど、実際問題、事例まで挙げなくていいんですけど、そんなのを参考にしながら、どう対処されたのか、そこら辺をもう一回お聞かせ願いたい。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 中原議員の御指摘は、もうまさに本当に根本からこの問題を解決していくに当たって、だれしもが心しなければならない、非常に重要なことだろうというふうに思います。もともといじめというのは、人間の業に近いものというふうに考えたときに、人間の本性に巣くっているねたみだとか嫉妬だとか、あるいは恨みつらみを完全に取り除くことはできないと思うわけでありますが、だから、子供たちの世界で目ざわりな相手、あるいは気に入らない仲間はいつでも周りにいることになります。ともすると、個性を持った子供がいじめのターゲットになりかねないという、そういうこともあるわけでありますが、ここで大事になってくるのが教師や我々大人の人間観だとか、あるいは指導観だろうというふうに思います。

 個性を発揮するといったときに、特に小学校の場合、例えば落ちつきのない子が、これを動く筋肉ですね、動筋のよく発達した子供と、こう見るのか、枠組みから外れる外れ者と見るのか、そこのとらえ方によって対応の仕方も違ってくるというふうに思うわけですが、いたずらした子を子供らしいと見るのか、外れたと見るのかの違いでありまして、具体的には、自分と異なった差と見るのか、違いと見るのかですね、そこの違いだろうと。差と言ったときには優劣になります。上下の感情を刺激しますが、違いというのは、ともに学ぶことを教えるはずです。そして、人間の業は取り除くことはできなくても、みだりに感情や情動のまま突っ走らない人間を育てることはできるのではないだろうかと私自身も思っているわけですが、小学校の段階で大事なのは、指導観だとか人間観を、教師も我々大人も含めてすべてが、そういった見方をすることが大事じゃないかなというふうに思います。

 いじめの発生が、どういう経緯をたどって発生していくかといいますと、例えば中央中学校には、緑が丘小学校、南部小学校、北部小学校から来るわけですが、中学校に進学してから小学校時代のことを言いふらすと、そこから始まるんです。そのうわさがだんだん広がって、周りの者は、この子はこういう子なんだというふうに思い込みが始まります。あるグループができると、ある特定の子を無視するようになります。廊下ですれ違うたびに、耳元で──耳元ですから、我々にはわからないわけですね、ばーかと言ったり、あるいは何々と、こう本当に耳元でささやく。そういった行動が、態度や言葉によるいじめが大半であります。弁当のときに、何となく自分は避けられているのかなというように悲しい思いをする子が出てきます。こういう目に遭うよりも死んだ方がましかなと、いじめによる痛ましい事件と、こういう経緯をたどるんじゃないかなと。

 小学生でも、例えばプリントを集めているときに、ずっと一人ずつ並んで重ねていきます。自分の前の子が出したプリントの上には置きたくないという子がおるんですね。そして、おまえ行け、おまえ行けという、こういうしぐさで、そこをきちっと見るかどうかのことだろうと。だから、ただプリントを集めるだけで見逃している場合には、必ずその学級にはいじめがあるというふうに思います。ですから、そこのあたりをしっかり、ふざけているのか、いじめの入り口にあるのか、もういじめの途中にあるのか、進行しているのか、もう深いところでそういうことが起こっているのかと、そういう眼力をやっぱり持つことが大事じゃないかなというふうに思います。

 それから、20年前にいじめが発生したわけでありますが、10年前のあたりでは、どういう言葉があったかといいますと、いじめられる側にもそれなりの問題のあるもんねということを、よく言うことがあります。そういう受けとめ方や指導は絶対にしちゃならんというふうに思います。やっぱり明らかにいじめる方が悪いと、こういうふうに思うわけでありますが、そがん細かこと気にするなとか、励ますつもりで私たちは言うことがあるわけですが、もっと強うならんかとか、こういうことを投げかけるわけでありますが、そういう思いが教師や親の焦る期待感として潜んでいると、いじめられる子は心を閉ざしてしまうという部分は確かにあるというふうに思います。

 ですから、風邪を引いた子に、なぜ熱出すごたることをしたかと、こう聞いても意味のないことは明白でありまして、熱を下げて健康を取り戻すことが先決だろうと、そうすべきだろうというふうに思います。追い詰められた子供は、受け入れてくれる相手にだけしか心を開かないということを、すべての大人が心しなければならないというふうに思います。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 どうもありがとうございました。私の聞き方が悪かったかもわかりません。もう一つ、地域とのかかわりのことをちょっと聞きたかったんですけれども。もう一度よかったら。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 地域にも積極的にかかわっていかないと解決しないのではないかという、どうも失礼しました。これは私は、全然そういうつもりで言ったわけではなくて、やっぱり学校だけでどうにもならないところまで来ているというふうに思います。ですから、学校は、まず保護者の皆さんからの情報、これが大事であるし、また、地域の方からは学校が見えない、親が見えない、そういった情報をいただきながら、もう一体となってやることが大切だろうというふうに思います。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 地域とのかかわりの中で、大切だということで教育長もおっしゃっていただきました。大切だとおっしゃったということは、今のところ、そういう取り組みを具体的に広げようとはなさっていないということですかね。それとも、今後何かそこら辺の計画があるのか。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 今のところは民生委員会に学校がよく出ていますので、民生委員会の中で学校のことはほとんど情報を共有するという形で、よく学校は隠すということを、よく言われますので、そういうことじゃなくて、情報は共有しようということが一つです。

 それからもう一つは、今度は保護司の皆さん、保護司会と学校との連携を今後強めていこうということで、1週間ほど前に牛津町の公民館で保護司会と学校との懇談会というか、連携を強めながらサポートをしていただくという会がありましたので、私も出席をして、そういった連携強化のことで意見交換をしたところです。ですから、今までにはない動きがやっぱり起こっておるし、私もそれは強力に進めていきたいというふうに思っています。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 ありがとうございました。

 地域とのかかわりを、今のところ民生委員会であるとか、それから保護司会であるとか、何か役職の方だけのことだったんですけれども、私としては、もっと広げた取り組みができないのかなと。もうちょっと、昔は子供会とかなんかいろいろあって、地域とのかかわりもいろいろあったわけです、地域は地域としてですね。そこら辺をもっと強調できるのかどうか。今でも地域によっては、そういうことをやっているところも、子供会そのものをやっているところもあると思うんですよね。これに対して積極的な働きかけを教育委員会や学校としてされる気があるのかどうか。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 特に開かれた学校ということが言われ出して、もう数年たつわけですが、正直言って、どこが開いているかと思われるぐらいに、開かれていない部分が多々あるというふうに私は認識しております。例えば、私は僻地の勤務が非常に長かったわけですが、そこでは、よくその地区の方が分校に来られて、そして、酒も飲むし、若妻会にも出るし、そういう情報交換は大いにできたわけでありますが、なかなか公立学校で、お父さんお母さんとさえもなかなか胸襟を開いて語り合うという時間はなかなかとれずにおるわけですが、せめて授業参観だとか、あるいは日曜参観等々で随分情報交換ができるようにはなったと思います。

 これは余談ですが、私は北部小学校におるときに、あるPTAの役員さんに、北部小は敷居が高いですか低いですかと、こう聞いたことがあるんです。高かと言いんさったですね。どこがかなというあたりもやっぱり思いを巡らしならが、今以上に学校を開いていかんといかんだろうと。そうしないと情報は集まらないだろうというふうに思いますし、今、議員御指摘のように、例えば夏休み前だったら、よく部落懇談会あたりにも行って、そして、ここは、がんせんばいかんばいというような話も聞きながら、随分顔見知り、まず顔見知りが行われていたと思うんですが、最近はモータリゼーションの時代のせいかどうか、自動車でブーッと来てブーッと帰りますので、なかなかそういったところまでいかないと思いますが、いずれにしても地域から来ていただく、地域に入るという双方向の、そういったかかわりをもっと強めていかんといかんだろうというふうに思います。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 このいじめの問題については、まだあとお二方、同僚議員の方が質問されるので、私ばっかりというわけにもまいりませんと思います。

 最後にもう一つお聞きしたいのは、いじめと人権ということで、佐大の新富先生のお話を聞きよって本当に、これが本当じゃないかなと思って、それをですよ、こういう話を先生たち自体が父兄なんかと一緒に聞かれる機会があるのかどうか。本当に、このときも先生がおっしゃったのは、そのときはまた別の機会だったからでしょうけど、先生は、学校の先生たちが多く来ていらっしゃらないことに何かちょっと不満みたいに聞こえたんですよね。ただ、講演会そのもののあり方が違うものですから、それはそうだったと思いますけど、そんなことをおっしゃったということは、多久市でもそういうことをされていないんじゃないかなという気がしたもので、ひょっとしたら、こういう先生たちの本当のわかった方たちの、先生たちも本当に自分たちのこれだという意識をかなぐり捨てて、本当に一からもう一回出直す形で、本当は父兄も一緒になって聞くような機会をとらえられたらなという気がしたものですから、こういうことをされたのか。それから、今後する計画があるのかお知らせいただきたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 学力向上研究発表会という非常に大きなよりどころが多久市にはあります。これは中原議員が話を聞かれたという新富先生も、これは多久市を非常に大きく評価していただいているんです。というのは、全校が足並みをそろえて、とにかくベクトルを同じくして進んでいるという、そこを非常に高く評価していただいているんですが、中学校区ごとに研究発表会をしているわけですが、きのうも言いましたように、スタートは西渓中校区でした。西渓中、中央中、東部中と、そしてまた、西渓中、中央中、東部中はことしだったんです。その東部中の前の中央中校区のときに、やっぱりお父さんお母さん方も、あるいは地域の方もできるだけ来ていただこうということで、先生たちは授業の教え方を武道館でやると。壁一枚隔てた、こっちの体育館では、お父さん、お母さんたちの親業の勉強をしてもらおうと、そういう計画で実施をしました。

 ところが、あるお母さんの中から、どうして先生たちと私たちは別なんですかと、こういうことなんですね。そいばってん、授業のことはあんまりわからんでしょうもんと、はっきり私は言いました。指導法を勉強しているわけですから、そがんしたっですよと。しかし、お母さんと同じように私も、やっぱり同じ話をお父さん、お母さんも、先生も一緒に聞くという機会も必要でしょうねということで、ことし18年ですね、東部中学校の体育館で多久市内の全職員とお父さん、お母さんとが一緒に、命の話をですね、つまり、ちょうどいじめの発生したときでもありましたし、命のとうとさというか、その話を聞いたところです。ですから、やっぱり同じ土俵で情報交換をするとするなら、やっぱり先生も親も一緒に、時には話を聞くということも必要だろうと。だから、ことし東部中でやったことは今後も続けていきたいなというふうに思っています。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 どうもありがとうございました。

 次に、病院の経営の問題で、確かに今、原因として医師の問題、それから診療報酬の改正ですか、それから、患者そのものの医療問題に関するいわゆるいろいろな高騰によりといいますか、診療費の高騰により、なかなか病院に行かなくなったということもこれありということで、減ったのかもわかりません。私も私なりに、患者数が減ったのが医師のこともあるだろうけど、市民の方が健康で行かなくなったということだったら、これは幸いなことなんですよね。確かに、いわゆる医業収入が下がったとしても、市民が健康であれば、それにこしたことはないわけでございますので、それはそれとしていいんですけど、そこら辺を調べられたのかどうか。本当に患者が来なくなって、さっきおっしゃった三つの原因のほかに、市立病院と市民のかかわりといいますか、患者とのかかわりといいますか、そこら辺が社会保険等はわかりませんから、例えば国保でしか比較できないと思いますけど、例えば国保の診療報酬の出ぐあいは変わらないけど、市立病院の医業収入が減ったのか、両方一緒にだったのか、そこら辺は研究なさったのかどうかお聞きしたい。



○議長(古賀和夫君)

 市立病院事務長。



◎市立病院事務長(古賀通雄君) (登壇)

 原因の件でお尋ねだと思います。実際、患者さんはずっと減ってきておりまして、前年度と比べますと、総体的に約1割ほど減っております。ただ、この1割も入院患者の減が多くて、外来は今のところ、そんなに去年とは余り変わっておりません。

 ただ、これは健康だから減ったとか、そういう問題ではなくて、やはり先ほど市長答弁の中でもありましたように、自己負担、こういったものが結構影響しているんじゃないかなというふうに思います。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 病院の経営の問題について、なるほど先ほど三つの原因ですか、その中に自己負担の問題が入ってくるわけで、それが大きな原因ということなんでしょうけど、そうすれば、ほかの病院等も減っていますから、国保等についても随分減っているはずですよね。ただ、病院収入としての一つの、公立病院が特に診療報酬基準が余計引き下げられたということに対しての収益減は、それは認めますけど、ただ、患者が減ったことに関してすれば、個人病院も市立病院も同率で減ると思いますので、ただ、国保関係の方はどうなっているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 市民生活課長。



◎市民生活課長(渕上哲也君) (登壇)

 細かい数字は持ち合わせておりませんけど、対前年に比べて国民健康保険については若干伸びております。ただし、老人医療とか退職者医療については、対前年度よりも大きく減っております。

 以上です。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 一般的にはふえていますけど、老人医療と退職者医療ということは、当然個人負担がふえたから減ったということで解釈していいわけですね。そういうふうに解釈していいのかと思いますので、済みません、ここの担当者にいきなり振ったような形で申しわけなかったんですけど。

 それから、病院問題でちょっと助役の方にお伺いしたいんです。

 実は、昨年の6月議会で、例えば仕事の問題とか人事異動とか、そういうことによって、いろんな病気、健康の問題が懸念されるけど、そこら辺は把握をきちんとされておりますかという御質問をして、いや、そこら辺はきちんとやっておりますということで返事がありました。今、病院のことを聞いておって、おかしな話かもわかりませんけれども、例えば事務長が交代されまして、今、新しい事務長からお答えがあったわけですけれども、前の事務長が交代される過程で、健康状態等を十分把握して、遅滞なく行ったと助役としては感じられているのかどうか、一言だけお願いしたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 助役。



◎助役(藤田和彦君) (登壇)

 中原議員の御質問にお答えします。

 人事異動の件でございますけれども、市立病院の事務長につきましては、異動前にお話をさせていただき、また、総務の方でも健康状態等も十分考慮しながら、その点については異動の時点では問題なかったと。病院に異動した中で、業務関係等であったかもわかりませんが、いろいろのストレス、そういったものの起因によるところで入院をするようになったというようなことで、今度の異動につきましては病院関係についても、今議員申されるように、非常に累積赤字関係、また18年度におけるところの赤字等において、病院としても危機感があるというようなことで、院長等の要請にもよりまして緊急的に事務長を異動させたというところでございます。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 別に問題なく、遅滞なくスムーズにいきましたという、いわゆる役所側としては健康問題についても十分把握したし、それらの措置についても遅滞なく行ったとの返事だったと解釈してよろしいわけですね。今後も、いろいろなそういうこともあるかなと思いますので、今後とも十分注意しながら、していただきたいということで、病院の問題については終わっていきたいと思います。

 次に、飲酒運転撲滅の問題についてでございますが、これはなかなか難しい問題で、確かに飲酒運転は悪いし、これは絶対してはいけないことだと、また、ほかでも飲酒による害は、いろいろな暴力問題とかなんとか等もあります。そういうことで、そういう面からすれば、必ずしも飲酒そのものがいいことじゃない部分が多いかもわかりませんけど、じゃあ、何でもかんでも飲酒のせいにしていいかということも、一つ問題が出てくるんじゃないかという気がしてならないわけです。というのが、今度も11日ですか、飲食店組合に対して一軒一軒ステッカーを持って回るということで、それはもうそれで、なるほど今は飲ませた方も罰せられますので、そういう意味で、その方を喚起するという意味では確かに有効なことで、店のためにもなると思いますけど、ただ、飲酒運転が悪いために、飲酒そのものが悪いようなことがあってもいかがなものかという気もするわけなんですね。

 そういうことから、公の場でのことはないわけですけど、公がする機会ですね、今まではいろんなお酒を飲む機会を通じていろんな交流が図られたことに対しても、ああ、そういうことが出てきて、なくしていくということがあってもいかがなものかということもあるものですから、そこら辺が影響なく行えるのか。また、飲酒そのものが悪、したがって、飲ませるところも悪ということは決してあってはならないという思いがしますので、そこら辺の分離ですね、考え方の分離というのも、今後必要かという気がしますので、そこら辺への配慮といいますか、運動の展開といいますか、そこら辺はいかがでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 じゃあ、回答いたします。

 飲酒に関するいろんな意味での御懸念だろうと思いますが、基本的に自己責任で飲むというのが基本だと思います。その自己責任というのは、たまたま法律がもう数年前に施行されていまして、この飲んだ人だけじゃなくて、飲ませたあなたも、飲酒運転している隣にいる人もみんな罰せられる、要するに、悲惨な事故や不幸になることを防ぎたいというのが法の趣旨ですから、自己責任というのが基本じゃないのかなと思います。逆に、そういう御指摘、御質問でありますので、例えばこんなふうにしたらいいと私は思うけどということがありましたらぜひ教えていただいて、お互いに知恵を出したいというのが、今御質問を伺った率直な感じでございます。

 補足をさせていただきます。



○議長(古賀和夫君)

 補足がありますか。ないそうです。中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 確かに、先ほど聞いたところによれば、飲酒運転撲滅についての運動の展開については、今までやったことと、それに加えて飲食店に行かれるということが一つふえたのかなと。

 それからもう一つ、事業所に対する取り組みですね、飲酒運転撲滅の取り組みは、いかがされているのか、その点を聞きたいと思いますけど。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 中原議員がこっち向いてしゃべられましたので、答えた方がいいかなと思います。

 事業所、まず一つ御紹介、御説明しますと、年末に行います今回の巡回ですね、実はこれは毎年恒例で、警察並びに交通安全関係でしていただいております。私自身も過去に参加したことがございまして、その大きな趣旨は、実は年末の警戒というのがあります。非常に繁忙と慌ただしさの中で、交通事故はもとより、いろいろ盗難とかが起こったりするので、そういう事故がないように、皆さん気をつけてくださいということで、パトカーで、あるいは一般の警察官の方も参加いただいて、一緒に銀行とか、あるいはお店とか、飲食店街を私も回ったことがございます。今回は特にこれだけことし報道されましたので、飲酒運転撲滅が大きな趣旨になるとは思います。

 事業所について働きかけているかということですけど、特に市から事業所、こういうことをやってくださいとは特に今のところ強くは言っていないとは思いますが、ただ、あれだけ大きく報道されておりますので、私が存じ上げている先輩や同年配の方がお勤めの会社等では、もう何ていうんでしょうね、一つの日常のニュースとして認識されていますので、特に、やっぱり安全運転せんと会社の信用が落ちるねとか、お互い気をつけないといけないねということは、もう日常のように、皆さん大きな報道で感じられたと思います。

 あと、ちなみに、昨日質問が出ました九州タカタを初め自動車産業やシートベルトにかかわる会社の場合、親しい方から伺いましたけれども、それはもう社内徹底されています。車が凶器にならないように。また、仮に何か事故等があった場合に、そこにそれが使われたというのは、本当によくないことですので、また、安全装具をつくられるメーカーでは、もう本当に法の遵守ということを徹底して行われております。飲むなら乗るな、乗るなら飲むなは、もう当然であると。そして、何よりもそのことにきちっと対応している社員の皆さんの姿勢が、ああ、あの会社は安全ということをここまで意識して日夜努力されているなと。それが信頼につながって、事業にもいろいろプラス効果や、あるいはマイナスの影響もあるから、慎重に、ちゃんと厳正にやってくれということをおっしゃっているようでございます。



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君。



◆10番(中原鎭君)

 最後に一つだけ、さっきもちょっと言いましたけど、市の行事でいろんな会合等があります。その中で今までお酒を出されておったことがあったわけですけど、いわゆる酒をついだ人が悪いのか、会合そのものをしたところまで責任が及ぶのか、ちょっとわかりませんけど、いわゆる市が行う、いろんな各種団体等がありますから、市のいろんな会合があるわけですよね。その中で、例えば一つの例を挙げるとしますと、嘱託員会があります。その中で、終わってから、ことしは忘年会はされるかどうかわかりませんけど、例えばそういうときに、いわゆるそれが市の主催としての交流会なのかどうなのかということが一つあって、そういう意味での市が主催するような形でのあれは、もう今後はしないようになってしまうのかどうか。いわゆる飲ませた側と。もちろんその前に、車では来ないようにということは厳重に言ってあると思いますけど、そこら辺の今後のやり方ですね、特に考え方を変えられるのか。それは、いや、今までと全然変わりませんよということなのか、お願いしたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 総務課長。



◎総務課長(樋口和吉君) (登壇)

 市の主催ということで、今代表的に嘱託員ということで中原議員言われましたので、私の方からお答えいたします。

 嘱託員会については年1回、一応行政とのあれということで、これは市の主催ということじゃなくて、市と嘱託員との共同──共同といいますか、でしておりますけれども、これにつきましては、別に酒席を廃止するというようなことは今のところは考えておりません。あくまでもそれは、来られるときに車ででは御遠慮くださいと、当然それは言うべき問題だと思います。それで、飲んでいるときも当然飲酒運転はだめですよということでございますので、勧めて、例えば飲んだ人が運転して帰っているのを見て、さよならとか、そういうことであれば当然あれですけれども、あくまでも常にうちは注意をさせて、そういう認識のもとでしていますので、あとはもう職員が例えば帰ってから、ちょっと飲酒運転とかでつかまられたことについては、そこまで市の職員としても責任は持ち得ないと思いますので、あくまで自己、本人さんの意識の改革が一番必要だろうと思っております。

 以上です。(「どうもありがとうございました」と呼ぶ者あり)



○議長(古賀和夫君)

 中原鎭君の質問は終わりました。

 次に、井上慧君。



◆17番(井上慧君) (登壇)

 17番議員の井上慧です。通告書に従って市長と教育長に、食育について7点質問をいたします。

 私は教員をやめて12年間がたちますが、私が教員のころには食育という言葉は知りませんでした。最近、食育という言葉が世の中で乱発されるようになりました。議員をしている間に、ぜひ一度は食育についての質問をしたいと常々考えていたものの、食育という言葉の概念が理解できなかったことと、食育は家庭でするものだという発想から抜け出さないでいたから、質問ができずにおったわけです。

 今から質問を申し上げるんですが、最初に市長と教育長に謝っておかなければならないことがあります。これは私が質問するためには、きちっとした自分の考えを持って質問しなければいけないと思いますが、そこまでまだきちっとしたものを持たんで質問をするわけです。しかし、私も時間がありませんので、させていただくことになりますが、その点は御了解いただきたいと思います。

 私が今回食育について質問をすることになったのは、国が食育基本法という法律をつくったことで、佐賀県でも食育推進基本計画ができ上がり、その中では多久市でも平成22年までには基本計画策定の目標が記入されておりました。伊万里市では、食育推進も入っておりますが、食のまちづくり推進計画というのができ上がっておりまして、武雄市では食育推進計画が市民食育推進会議という組織づくりも完了して、着々と進められております。

 私が思っていた、食育は家庭でという発想は古くなり、行政が何らかの対応を迫られる時期が来ているので、我が多久市ではどの程度進んでいるかをお伺いしたいということで、ここに質問をすることになりました。

 第1点として、市長におかれましては、食育の内容といいますか、守備範囲ですね、それをどのように考えていらっしゃるのか、第1にお伺いいたしたいと思います。

 第2点としては、我が多久市では食育推進計画はどの程度作成に向けて進んでいるのかをお知らせいただきたいと思います。

 第3点としては、農業と食育についてお伺いをします。

 武雄市の推進計画を例にとってみても、食と農・市民アドバイザー制度を確立し、食育、健康、スポーツの大切さを広く市民にアピール、販売促進をするとか、オーガニックレストラン──片仮名はだめなんで、有機栽培とか無農薬栽培のレストランのようです──の誘致や地産地消食を推進し、地域ではぐくまれてきた伝統野菜や伝統料理の発掘、新たなヘルシーメニューの開発普及を促進する、このように地域農業との関係が重視されております。

 昨日の田中議員の質問のお答えの中で、多久市でもいろいろ努力はなされているようですが、市長として、この農業との関係についてはどのようにお考えになっておられるのかをお伺いいたします。

 4点目は、学校給食と食育との関係についてお伺いします。

 もちろん学校給食とは直接かかわりが大きいと思いますが、食事指導のほかにも、以前質問したことがある地産地消の問題についても、その後どの程度改善されているのかをお知らせいただきたいと思います。

 第5点には、保育園、幼稚園の食育の推進や小・中学校での食育の指導については、どのようになっているのでしょうか。特に、中央中には栄養教諭が配置されております。栄養教育と食育との関係はどのようになっているのでしょうか。教育長にお伺いいたします。

 6点目からは、私が非常に難しいので、私もきちっとした考えを持ちかねているところですが、家庭での食育についてです。佐賀県の目指すべき方向としては、「家族で食卓を囲むことや、食事の楽しさ、大切さを実感し、子供のころから生涯を通じて望ましい食生活習慣を身につける」となっています。これが現在できなくなったから、食育という言葉がつくられたのではないかと私は思っているところでございます。多久市でのこの方向についての現状というのはどうなっているのか、わかっている範囲で結構ですから、お知らせいただきたいと思います。

 最後は地域と食育についての質問です。

 佐賀県の食育の概念や目指す方向でも、地域という言葉が何度も出てきます。県の担当の方にもお伺いしましたが、とても難しいと、私と同じ考え方でした。各地でいろいろなことをしていただいて、それで家庭での食育に役立てばいいとお話ししておいででした。そこで、市長にお伺いしますが、市長は地域の食育としてどのようなことをされようと考えておられるのか、お教えいただければと思います。

 これで1回目の質問を終わります。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 では、井上議員の御質問に回答していきます。

 細かく7点いただきましたが、1から3は私の方で、また、4の学校給食と5につきましては教育長の方で回答させていただきたいと思います。また、あとの6、7も私の方で回答します。

 まず1点目、食育をどのように考えているかということでございます。

 食育につきましては、平成17年7月に施行された食育基本法において、国及び地方公共団体が計画的に推進するということが規定をされました。

 この食育という言葉ですが、明治時代に「今日、学童を持つ者は、体育も知育も才育もすべて食育にあると認識すべき」と記述をされた文章がございます。これは明治31年、1898年に石塚さんという方が書かれた「通俗食物養生法」という本に書いてありまして、これらを受けるかのように、当時幾つかの言葉が表現として使われているようであります。恐らくこれらがルーツではないかと言われているようであります。

 この明治期にも提起された食育が、今日、飽食の時代となってさらに重要性を増し、広く聞かれるようになったと認識をしております。

 食生活の欧米化に伴いまして、脂質、油分の取り過ぎや米食に代表される炭水化物の摂取量の減少が顕著になる傾向とともに、不規則な食生活や食事の形態の代表される食生活の乱れというのが今日生じています。

 このような食生活がいわゆる生活習慣病の大きな原因であるとも言われています。市民が健康に生活をしていただくためにも、健全な食生活の実現、食文化の継承、そして、みずからの食について考える習慣や、食に関するさまざまな知識と食を選択する判断力を身につけるための取り組みを啓発する必要があると思っております。一般的には、幾つかのテレビ番組等でもありますように、大変この分野の関心は高うございまして、いいタイトルで放送されると視聴率はぐんと上がるとも関係者からも聞いておりまして、一般の関心も高いと受けとめております。

 2点目に、食育推進計画の推進ということでございますが、今申し上げましたように、国民が生涯にわたって健全な心身を培いながら、豊かな人間性をはぐくむことができるように、食育を総合的かつ計画的に推進することを目的として、平成17年7月の食育基本法が施行されたところでございます。この中で食育推進基本計画が平成18年3月に作成をされております。そこでは、都道府県につきましては、国が作成した推進基本計画を基本として、また、市町村につきましては、食育推進基本計画と都道府県がつくる食育推進計画を基本として、市町村食育基本計画を作成するように努めなければならないとなっております。

 現在、佐賀県では、平成18年3月に佐賀県食育推進基本計画を作成され、その計画の中で、県内すべての市町は食育推進基本計画を平成22年までに作成するように計画をされております。多久市としましても、今後、関係部局や関係機関と連携をとりながら、多久市食育推進会議を設置して、この推進計画作成に向けて検討していきたいと考えております。

 ちなみに、現在の食育に関する部門は幾つかに分かれておりまして、学校教育や保育の現場、福祉関係、あるいは地産地消を含めた、そういった食材の関係等ございますので、これらの連携が大切と思います。

 次に、3点目ですけれども、農業と食育というお尋ねであります。

 近年、輸入農産物における基準値を超えた農薬の残留、あるいは食品の偽装表示、さらには国内や海外でのBSEの発生など、加えてアジアなどでの鳥インフルエンザの発生など、これらを契機として、国民の皆さんの食に対する安心・安全の関心は非常に高まっております。

 このため、新鮮で安全で安心な農産物を生産するとともに、生産現場から食卓まで一貫して食の安全性を確保する必要がございます。このようなことから、子供のころから、食べたものが食卓に上るまでの過程の理解や、食品の選択や調理を行うための体験ができるよう、家庭や学校、あるいは地域が連携をしていくことが大切だと考えております。

 県におきましては、ことしの2月に、佐賀県食と農の推進計画が策定されております。この中の一つに、きのうも紹介がありましたけれども、施策として食と農のきずなづくりというものもございます。この支援事業として、食と農プロジェクト活動支援事業があり、内容としては、食農教育の推進や地産地消の推進などが入っております。

 多久市におきましては、平成18年度の事業として、中央中学校のPTAでこの事業を取り組まれております。活動内容としては、地域でとれる食材を使った郷土料理をつくったり、あるいは実際に作物を栽培して、それを使って料理をするなどでございます。また、市内七つの小学校を対象に稲作の体験学習を通して、つくる喜びや楽しさ、また、その仕事のとうとさなどを体で学び、米作のよさを見直してもらおうということとともに、食料と農業に対する理解をさらに深めてもらうため、学童農園を実施しているところでございます。

 これらのことをしながら、いずれにいたしましても小さいころから食について考える習慣を身につけ、また、地元の食材に関心を持ってもらうことが、議員御指摘の地産地消や、地元産の食材の消費にも期待ができるものと思っております。

 また、例えば多久市には女山ダイコンという名産品がございますけれども、近く、東京で大活躍中のシェフをお招きして、このことに関する新たな加工や料理のアドバイスをいただく計画もいたしておりますので、議員の皆様にもそういった機会に参加いただくとありがたいと思います。

 次に、飛びまして、6点目、7点目でありますが、まとめて回答させていただきます。

 家庭や地域におけます食育推進ということでございますが、生活が欧米化することに伴いまして、油分の多い高脂血症や動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病、あるいは最近ではメタボリックシンドロームなど、健康への悪影響が懸念をされております。また、最近では、家庭の生活習慣の違いなどによりまして、一緒に食事をとることが少なくなっておる孤食ということも子供たちの環境で課題となり、そのことが原因で栄養のバランスが乱れがちにもなっております。

 このようなことから、多久市におきましては、家庭や地域での食育推進を図るために、食生活改善推進員によります親子料理教室、あるいは公民館事業とタイアップした食育事業などを実施しております。また、保健師などの職員によります住民健診の結果を説明する機会や、健康相談、健康教室、料理教室におきまして、国でつくられました食事バランスガイドなどを活用しながら、自分の体の状況や状態の変化、あるいは健康によい食生活のあり方、さらには生活習慣病予防のための食生活の情報などを提供して、指導を行っているところでございます。

 今後も家庭や地域で健全な食生活を実践できるよう、関係部局と連携をしながら総合的な食育推進を取り組んでまいりたいと考えております。

 なお、議員は最初に正直におっしゃったと思いますが、やはり基本は私は家庭にあるというふうに感じておりますので、御家族がともに関心を持って、お互いによい食生活や食育、そして、食文化をはぐくんでいただいて、温かい団らんもそこから生まれることを心から期待しています。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 それでは、私の方は学校給食と食育との関係、それから、学校での食育の推進についての部分をお答えしたいというふうに思います。

 まず、学校給食と食育との関係でありますが、先ほど市長からも明治時代の基盤になっている考え方を紹介があっておりましたが、食育は生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるべきものととらえ、生きた教材として学校給食を提供しております。

 給食の献立につきましては、栄養、子供たちの嗜好、あるいは経済、衛生、地域性等を配慮し、児童・生徒に望ましい食習慣の定着を図ることを目標に掲げて取り組んでおるところであります。

 給食センターでの主な取り組みを紹介いたします。

 夏休みに小学校の子供たちを対象とした給食センター1日体験、あるいは、絵画・作文コンクール、多久まつりでの学校給食の啓発活動、保護者、その他の試食会、地産地消の推進、給食センターだよりの発行、それから、曲阜市との姉妹都市を意識した中華料理、日本の伝統的な行事食や各地の郷土料理を取り入れた献立づくり、子供たちに給食センターの調理員さんのつくった人の顔が見えるように、各学校に出向いていただいて、訪問会食等も行っております。

 子供にとりまして、食育は生涯にわたる健康づくりの基礎、基本と位置づけ、学校給食は、その最前線としての役割を担うものと考えております。

 それから、地産地消の推進の件でございますが、食育の中でも、生産者と消費者との交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化を図ることを目指しております。

 多久市におきましても、早くから子供たちに田植え、稲刈り体験をさせたり、今年度からは食の未来を考えるネットワーク事業を立ち上げ、いろいろな立場の方々の参加を受けて、多久市の活性化及び市民の健康増進等に寄与させたいと考えておるところでございます。

 学校給食の場合は、主食である精米について、佐城農協多久支所から100%多久で生産されたヒノヒカリが納入されております。野菜等も必要量をすべて地元産でそろえるのは難しい状況にありますが、必要量に可能な限り多久で生産されたものを使い、不足分をほかの産地のもので賄うというように納入業者の方へ依頼をしております。加工品につきましては、コンニャク、豆腐、鶏卵等は100%多久で生産されたものでございます。

 今後も多久市内で生産された安心・安全な農産物を学校給食の食材として使用するため、食の未来を考えるネットワーク事業等を使い、鋭意努力していきたいというふうに思っております。

 なお、この食の未来を考えるネットワーク事業が立ち上がってからの動きでありますが、生産者の方が直接チンゲンサイの売り込みに来られたということもあります。これまでは野菜業者の方が市場から仕入れたものを購入していたわけでありますが、安心・安全の観点から、生産者の方から直接購入するような方向で検討もしているところであります。

 それから、学校や保育園、幼稚園での食育、それから、中央中の栄養教諭の仕事内容といいますか、かかわりについてでありますが、子供たちの食生活の環境が大きな問題となっている中で、子供たちの健全な育成に重要な役割を果たしている幼稚園、保育園は、その改善を進めていく場所としては大きな役割を担っていると思います。そこで、各園では、さまざまな食育事業に取り組んでおります。例えば、イチゴ狩り、芋や野菜の苗植え、収穫の体験、もちつき会、給食を活用した食育事業等を各園がそれぞれ工夫をしながら、さまざまな事業を実施しております。

 また、多久市といたしましても、食生活改善推進員──ヘルスメイトと呼んでおりますが、食生活改善推進員からボランティア団体のお多福エプロン隊を組織しまして、各園を訪問して、おやつづくり、エプロンシアター、あるいは食育紙芝居を活用した食育事業等を実施しております。子供たちが食べることの大切さ、楽しさを実感できるよう、今後も食育推進に取り組んでいきたいというふうに思っております。

 それから、中央中、あるいは小・中学校での食育でありますが、現在の食生活はライフスタイルの多様化に伴い、大きく変化してきております。栄養の偏り、あるいは不規則な食生活による生活習慣病の増加などの健康問題に加え、食の安全や食の確保まで社会全体の問題となっております。

 教育委員会では、このような現状を改善するために、各学校に対して、食育に対する年間指導計画の作成整備だとか、あるいは食に関する授業の実施、家庭との連携促進等を図りながら、すべての児童・生徒が正しく食を選択する力を習得し、実践できるように指導をしておるところであります。

 中央中学校や西渓中学校における地元食材を利用した、バランスのとれたレシピの作成、あるいは中部小学校では保護者向けの簡単レシピの配布等が、これまで実施、実践されております。また、多久市には栄養教諭が配置されております。この栄養教諭に関しましては、多久市と伊万里市の2市のみに配置されておりますので、よっぽど頑張らないと、来年ははぎ取られるかもわかりませんので、頑張っておるところでありますが、中央中学校を拠点に市内全小・中学校において、栄養、食品の安全性に関する知識の普及、健全な食習慣の確立、食文化の伝承等の栄養指導を実施しております。また、地域ボランティアの方との協働による、食生活改善のための料理教室の開催や、食の未来を考えるネットワーク事業における指導、助言も行っております。

 今後とも児童・生徒一人一人が食への自覚を高めることができるよう、関係機関、関係部署と連携・協力しながら、食育の推進を図っていきたいと思っております。

 なお、栄養教諭は今週から2月の初旬にかけまして、各学校で給食指導、栄養指導に出向くようにしております。週5時間を予定しております。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 まず最初に、食育の内容のところを十分にお伺いしたいと思っておったんですが、今の市長のお話では、食育推進会議の委員はまだできていないようなお話だったと思うんです。それでいいんですか。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答いたします。

 先ほど申しましたように、国の定めでは、国が決めた計画、都道府県が決めた計画、これに基づいて、市町村ではぜひ22年までにつくりなさいということでございますので、18年、ことしの春に県がまとめられたところでございますから、これを受けて、今後、推進会議を立ち上げ、作成をしていきたいと回答したとおりでありますので、現在ありませんが、そういうふうに立ち上げたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 食育推進会議の委員のメンバーの選び方なんですが、お考えになっているんでしょうかね、その辺はもう。



○議長(古賀和夫君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(森山真塩君) (登壇)

 食育推進計画を定めるための推進会議のメンバーをどのように考えているかという御質問でございますが、昨日の質問の中で、石井議員の質問の中で教育長の方からお答えいたしましたが、教育委員会の方で、ことしの9月に、食の未来を考えるネットワークという組織を立ち上げております。メンバーについては、ちょっと私資料を持ちませんけれども、教育委員会の方で市役所内のそれぞれの担当、それからJA、それから教育機関、小学校、中学校、それから幡船の里等が入っておったかと思います。この会議が、今市長が申し上げました推進会議を立ち上げる母体になるんじゃないかというふうに考えております。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 済みません。メンバーの選び方について、大体、何とか会議の委員というと、婦人会長とか区長会長とか、そういうふうなのが何でも多いんですが、そういうふうなものではなくて、やっぱりもっと、今おっしゃったように、県あたりも118あります。普通、会社の118選んであるですもんね、会議に。それだけやっぱり、区長会長の何とかとか、婦人会長何とか──婦人会長は別としましてね、いろいろ、私から言うと、お偉いさんが集まってつくるというような会議じゃない会をお願いしたいと思うんです。実務的なものをお願いしたいと思うんですが、その点についてはどんなでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(森山真塩君) (登壇)

 計画を策定するための推進会議を立ち上げる前に、庁内の体制を考えております。庁舎内の体制、つまり教育委員会の担当、それから私ども福祉健康の担当、それから産業振興課の農政の担当等で庁内の体制をつくりまして、そこで、そがんとをつくって、先ほど申し上げた推進会議の方に諮っていくという格好になろうと思います。そのメンバーについては、議員がおっしゃるように、例えば住民代表でありますと、嘱託員の会長さんになるとか、大体同じようなメンバーになるというのは、確かに私もそういう声は聞きますし、そういう思いは持っております。じゃあ、住民代表をどなたにするかということで、非常に難しい問題が出てまいります。区長会の中でも、いろいろ過去に区長会でありますとか、婦人会でありますとか、そういう中で随分論議されたときもあります。しかし、結局会長さんが代表として出ていらっしゃるという結果としての現実がございます。そういうことで御了承願いたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 それでは、大体、庁内の委員会ができて、それから、食育推進会議の委員ができて、そして、それから概念を考えて、あれがいい、これがいいというふうになると、もう3年ぐらいはあっという間に過ぎるような気がするんですが、大体それの計画のようなのはあるんでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(森山真塩君) (登壇)

 先ほど市長が御回答いたしましたように、県の計画では、すべて23市町が平成22年度までにつくりなさいというような計画になっております。多久市としては、いつつくるというタイムスケジュールがあるかということでございますが、今のところ、具体的なタイムスケジュールは持っておりません。現在のところ、武雄市、それから鹿島市、それから伊万里市あたりが19年度、あるいはもっと早くでもつくりたいというような情報を得ておりますので、そのあたりの情報を確認しながら、タイムスケジュールを決めていきたいと思っております。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 それでは、もう一つ、これは少し離れるかもわかりませんが、県の基本計画の中で最重点と私は思っていいのかよくわかりませんが、大きく出ているのに、朝食の欠食率というのがあるんですよ。朝食のですね、欠食率というのがあるんですが、これ、わかりませんか。



○議長(古賀和夫君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(森山真塩君) (登壇)

 食育計画とはちょっと違いまして、ことしの3月に多久市がつくりました、すくすく健康プランという、18年度から平成27年度までの10年間を計画期間とする健康プランを策定いたしました。その中で、朝食をとっているかどうかという調査をいたしましたので、そのデータを御紹介いたします。

 まず、朝食を食べている幼児の割合、これが96%。ですから、4%の方がとっていないと。それから児童、これは小学生だと思いますが、児童では92.0%、ですから、8%の方がとっていらっしゃらない。それから生徒、中学生ですね、これが90.4%。ですから、9.6%の方がとっていらっしゃらないということで、このすくすく健康プランの策定委員を立ち上げてつくったわけですけれども、そこの中に医師の方が数名いらっしゃいまして、医師の方から朝食の大切さというのを強くアドバイスしていただきまして、このスローガンといいますか、そこの中の一つとして、朝食をとりましょうということを掲げさせていただいております。

 具体的には、福祉と健康だよりという福祉、健康に関する行政情報をお知らせするチラシがございますが、全戸配布を毎月しておりますが、そこの中にスローガン的に朝食をとりましょうという標語を毎月載せていただきまして、大体10月ぐらいまで載せたと思っております。今月ぐらいからはちょっと載っていないかもわかりませんが、そういうことで啓発をさせていただいております。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 まだ計画ができていないところなので、例えば農業と食育の問題についても幾らか質問を考えておったんですが、ちょっと省略をしまして、学校給食の方に入っていきたいと思うんですが、ある人からこういう話を聞きました。ある学校で、学校給食があったと。すると、おかずを食べない子がおったと。すると、先生は、これ食べなさいとおっしゃったそうです。何回かおっしゃったら、食べないと言ったと。それで、それならいいよと、こういうふうになったそうです。それは好き嫌いで子供が食べないという場合に、それならいいということは、これは学校給食としてどのようにお考えになるのか、教育長にちょっとお伺いしたいんですが。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 給食をめぐりましては、非常に食べ残しが多いのが、もう非常に気がかりで、アフリカのマータイさんが言われたように、日本にはもったいないという言葉がもうないのかというぐらいに、毎日残菜が出ております。何とかこの残菜を、食べ残しを減らしたいなというふうに思っておるわけでありますが、おかずを食べない子供に対して、食べなさいと、こう言って、ううんと、こう子供は言ったんでしょう。それならいいよと。その辺の指導をどうしていくかということでありますが、これは昭和50年代、具体的に言いますと、56年か57年ごろの学校での給食の状況ですが、やっぱり食べ残す子は昼休みもさせんで、もう掃除が始まっているのに、ほこりの中で食べている子供が実際おりました。私は同僚として、やっぱりほこりの中で食べるのはよくないんじゃないかということを言ったことがあります。しかし、その方は信念を通されて、やっぱり食べるようになったんですね、その子はですよ。ところが、それから10年後、そういう同じような指導法をとった子供が、今度は給食が嫌で不登校になったという、そういうこともありますので、やっぱり指導者と子供との信頼関係の中で、できるだけ健康を考えると食べんといかんなと本人が思わんことにはどうしようもないと思うんですね。だから、そういうふうに思わせ切れるかどうかという、その辺にかかっていると思います。

 その昭和50年代は給食が余りおいしくなかったんです、はっきり言ってですね。もうキャベツは山盛りのようにある。これを称してウサギのえさと、だれか言った人もおりますが、これが小学校の低学年にはちょっとやっぱり無理ねというような状況でした。私は、嫌いな食べ物はどがんして食べたらいいかと、一つの──これは余りよくない方法ですが、まず口の中に入れろと、そして、もぐもぐもぐっとして、ぐるっとひん飲めと。そして、息をはあっとしたら、味も何もせんからというふうに、そういうふうにやったら、何人かの子供は、味のわからんけんよかと言って食べた子供もいます、確かに。しかし、やっぱり食べ物というのは、やっぱり味わって食べるといいますか、そういったことが必要じゃないかなというふうに思います。ですから、余り好き嫌いはなぜいけないかと、好き嫌いはなぜいけないかということをよく話をしながら、日ごろの学級経営の中で、やっぱりできるだけ残さない指導を心がけてほしいなというふうに思っています。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 地産地消の問題でございますが、この前、私が何年か前に質問をしたときは、まだ、何ですかね、名前を上げたらいかんですかね、佐賀県食に払う金が物すごく多かったんですよ、6割ぐらいは払いよったと思うんですよ。それで、地産地消だから、何かどこかお百姓さんからでも何かして、できんかという質問をした覚えがあるんですが、そうすると、いつもずっと整えておかんといかんと。いつも整えておかなきゃいけないので、そこら辺があって、なかなか難しいというお話を聞いたんですよ。それでも、やっぱり地産地消がこれだけ言われている中、やっぱり何らかの対応をして、地産地消が一歩でも進むようにはならないんだろうかというのをいつも思っているんですが、その辺についてはどの程度進んでいるものだろうかと思いまして、ちょっとここで質問申し上げるわけですが。(「給食センターですか」と呼ぶ者あり)はい、給食センターです。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 学校給食での地産地消の推進状況でありますが、よく学校給食に冷凍ミカンが出てきておりました。もうこれは寒いときだと、歯が、佐賀弁で言うと、すびいて、もうちょっと夏食べたいなと思ったりもしたんですが、このミカンがどこのミカンだろうかと、冷凍ミカンがですね。冷凍させて保存して、どこのミカンを保存してあるのかなと私は思っていたんですが、それで、給食センターと、その辺のミカンはどうなっておるのだろうかと思って尋ねたところ、やっぱり野菜業者さんが市場から仕入れてこられる。そうすると、もうまざっているので、多久産も一部入っているというようなことでした。

 ですから、多久には清見というおいしいミカンもあるし、そういうのをできるだけ入れていただくようにはしておるところであります。ただ、それもミカンが2回、清見は年1回、冷凍ミカンは年2回、ミカン果汁が年6回と。それは多久のミカンも含んだ佐賀県のミカンではあります。できるだけ多久で生産されたミカンを入れたいというふうにも思っておりますが、先ほど申しましたように、米につきましては100%多久の生産によるヒノヒカリであります。それから、パン。これは佐賀県産の小麦粉を40%使用しております。もちろん多久の小麦も含んでおります。それから、グリーンアスパラ、女山ダイコン、これは年4回使っております。それからナスですね、それからビワ、これは年1回です。これは時期がありますので、もうちょっと回数が多いといいわけでありますが、年1回。それから、キュウリ、タマネギ、キャベツ、そして、ことしの7月にアオシマウリを取り入れました。それから、鶏卵は100%ですね。コンニャク100%、それから豆腐100%であります。ですから、給食センターにおける多久市内の農産物の食材としては、今のところ11品目を使っておると、そういう状況であります。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 それでは、5番目のところに行きたいと思います。

 保育園の問題につきましては、うちの孫も行っていますので、よく、いろいろ便り等で伺って、非常に努力をしてあるなというのはわかるわけですが、最近小・中学校にも余りお世話になっておりませんので、学校の問題で特に質問させていただきたいと思います。

 食育推進体制というのを県の推進計画では書いてあります。食育推進体制をきちんとつくれというふうに書いてあるんですが、その辺はできているんでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 佐賀県の食育推進計画に沿って、多久市内も十分とまではいきませんが、もう相当整備をしているというのが今の状況であります。

 例えば、校内の食育推進体制、ここでは、食育推進委員会を設置するようになっております。その委員会を設置した学校は半数以上であります。それから、給食運営委員会でその食育推進委員会を対応している学校もありますので、学校にもいろんな委員会がありますので、何かスクラップ・アンド・ビルドでいけばいいんですが、もう次から次に継ぎ足していくと、会議ばっかり多くして子供にかかわれないということで、できるだけ何かと一緒にしながら進む方向にあるわけですが、給食運営委員会というこれまであったものと、それから学校保健委員会というこれまであったもので対応しながら食育推進委員会に変えている学校もありますので、全学校とも推進体制はできていると。だから、これは100%できております。それから年間指導計画、これにつきましては、これも8割から9割の学校で年間指導計画作成がもう既に済みであります。

 それから、5月の食育推進月間という、5月にそういう取り組みをしなければならないわけでありますが、例えば給食だよりの発行だとか、給食中に校内放送をするとか、あるいは給食時間の指導だとか、教科の中で食に関する指導をするとか、総合的な学習の時間の中で、食に関する指導をするとか、あるいは、食に関する集会活動を行うとかですね。あるいは、学年縦割りで交流給食をやるとか、その他、1年生への手洗いの指導をするとか、こういう5月に特に強調月間として食育推進の学校独自の行事を組むという、そのことも既に多久市では実施をしているところであります。

 推進体制については、食育推進委員会と食育担当者をつくりなさいというのと、それから、年間指導計画をそろえなさいと、このことを称して推進体制の整備と言っているわけですが、これは万全に近いです。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 もう一つだけ学校のことで聞かせてください。

 学校で食生活の教材というのが文科省から出ておるんですが、それは多久市では使ってあるんでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 教育長。



◎教育長(中川正博君) (登壇)

 食生活学習教材の活用をした食に関する指導の実践でありますが、16年度、活用度63%でした。18年度100%です。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 今から先は、私は全然考えを持たんで市長に質問するわけでございますが、実際難しい問題だと思うんですが、家庭での食育の現状を打破するのには、私はどうしたらいいのかわからんのですよ。もう、このように何といいますか、今、過度の健康食品とかサプリメント志向とか、それから、やせんといかんとかいうようなので、そうかと思うと、今度はファストフードとかコンビニエンスストアで買ってきて食べると、そうすると、やっぱり食育とは全然反対の方向に家庭が行っているんじゃないかと思うんですよ。そして、それをきちっとした家庭生活に戻すというのは、僕は不可能に近いような気がしてならんのですが、市長、そこの辺どんなふうにお考えでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答します。

 まず最初に、少し教育長の補足をさせていただきますが、去年かことし、去年だったと思いますが、私も呼ばれて、伊万里市長も呼ばれて、食育に関する県のシンポジウムに出ました。これは比較的先進的に取り組んでいるから呼ばれたわけでございまして、組織があるからとか、体制が何%できているからではなくて、今、教育長が言いましたように、市内では各学校ごとに食育をそれぞれ熱心に取り組んでいただいておりまして、実際にその発表会を私も聞いたことがございますし、その関連で、議員の皆さんも御存じのように、服部幸應先生という、テレビでもおなじみの、食に関する本も書かれておられますけれども、お招きして、やったりしておりますので、その辺をぜひ認識いただいて、さらに推進できるようにお力添えいただきたい思います。

 では、御質問の件でございますが、世界的に知られた有名な言葉に「あなた自身とは、あなたが食べたものである」という言葉があります。これは、要するに体の細胞は何時間に一遍、新陳代謝を繰り返しているんですけど、血液もヘモグロビンも細胞も、何日かで入れかわっていきます。例えば、人体の6割から7割は水と言われています。水で、汚れた水分とか、体によくないものを含む水分をとり続けていると、やっぱり細胞がおかしくなって病気になります。同じように、たんぱく質をとらないと体の再生ができませんから、筋肉はもろくなり、病気がちになる。カルシウムが足らないと骨粗しょう症になるということで、口から食べるものというのは、本当に命を守り、活動を支え、何か思っていることや仕事を実現する基本になるわけですね。このことをやっぱり日常の中で多くの人に知っていただくことが、とても大切だと思います。

 それを、各御家庭ごとのいろんな嗜好もあるでしょうし、事情もあるでしょうし、状況もあるでしょうから、一概にはできませんけれども、先ほど来申し上げていますように、さまざまな機会を通じて啓発や広報は、市として、あるいは行政として、ほかの機関とも連携してやっていきたいと思います。

 ただ、やはり肝心なのは各御家庭だと思いますので、家族の中で、病気にならないように、例えば食べることの大切さとか、あるいはもっと言いますと、いただきますと、手を合わせていただくとか、ごちそうさまとすることもとても大切なことだと思いますし、御飯粒を残さないでちゃんと食べることも大切です。駅弁の食べ方は、ふたの上からとるというのも日本古来の礼儀みたいになっていますけど、そういったのを、例えばおじいちゃん、おばあちゃんがお孫さんに教えながら、ああ、こういうことなんだ、こういうのも大切だなという、しつけめいたものも教えながら、食事を分かち合うというか、ともにする。そして、テレビでは、先ほど言いましたように、いろんな番組で健康に関すること、食に関する情報がたくさん出ていますので、そのときそのとき見ていただいて、関心あることをしていただくだけでもいいですけれども、できたら、健康には何が大切かということを、ぜひお互いに考えていただきたいと思っています。

 成人病や生活習慣病、メタボリックシンドロームに関しましては、国の方でも強く今危機感を持たれましたので、平成20年度ぐらいから保健師の指導等をやっていきましょうと。そのことに対して人員の確保等が必要でありますから、これは自治体も国に要請をして、今後、個別相談とかができるように努力をしていきますけれども、何にもまして重要なのは、やはり個人個人の意識でございまして、これは大人の方がまず強く持つこと。

 もう一つは、子供たちは今、教育長からも説明がありましたように、すべてがすべて一々覚えているとはなかなか言えない部分もありますけど、でも、触れているわけですので、それを例えば御家庭で、きょう学校で何があったと、どんなこと勉強したという会話の中で、ああ、そういうことがあったの、だったら、それはこういう意味だよと、うちではこうしているよと言いながら定着を図るとか、そういったことがとても大切だと思っています。ぜひ家族の力、家庭の力で、そういう食育の基本を大切にしていただきたいと思っています。

 また、食生活の乱れの件、コンビニエンスストア等、心配だとおっしゃいました。以前、中部小学校の子供たちが提案をしに市長室に来ました。そのときの話は以前も議会で話しましたけど、食材が残るので、ぜひそれを堆肥化するように何か考えてくださいという提案でした。私は逆にこう言いました。実は、これは栄養士という専門の方が、成長期の皆さんが健康に育つために栄養のバランスを考えて、カロリーも考えてつくってあるから、できたら残さないでちゃんと食べてほしいと。好き嫌いもあるだろうけど、体には大事なものがみんな入っているから食べてほしい。一回考えてくれませんかと言って、その日は別れました。後でビデオで報告があり、ビデオはケーブルテレビで流れました。そこに、インタビューに来た女の子が、こう答えていました。「というふうに提案に行きましたけど、市長さんが「全部食べなさい」と言われたので、私たちはこれから頑張って残さないようにします」というふうに言ってくれまして、実際その後、たしか残滓の残りはずっと減りました。そのときに、先生方やいろんな方が御協力いただいたと思うんですけど、給食は大切な食事だと、栄養をとる、バランスをとるものだということで、お互いに進めていくことが必要だろうというふうに思っております。



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 最後になりますが、地域での食育というのは非常に難しいと思うんです。家庭とどっちが難しいかというと、ちょっと私もよくわからんのですが、非常に難しいとは思っています。それで、地域で食育推進をするリーダーづくりというのは、非常に難しいんじゃないかなと思いますが、この点について、市長どんなふうにお考えなのかお聞かせ願って、終わりたいと思うんですが。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答します。

 既に食生活改善推進員、ヘルスメイトの皆さんもおられますし、その方々をお友達とされている方もおられます。あるいは、ほかに栄養士の勉強をされた経験の方もおられますし、栄養士の方もおられますので、そういった方々をですね、やはり専門の知識や少し具体的な専門的な経験をした方をリーダーというか、相談役として、地域ごとにいろいろ輪が広がることがとても有効な方法だろうと思っております。

 そういう意味では、先ほどの食生活に関する推進の会議に関しましても、各団体の長さんに直接来てくださいというやり方よりも、むしろ、そういう詳しいことを御存じの方、あるいは実体験でやり方を御存じの方にぜひ意見を聴取して、それが生かせるようにやっていきたいと。そのことで広がっていくんではないかなと思っています。

 それと、これはもう、これまたアメリカで有名な大ベストセラーになった新聞広告があるんですけど、それは、いろんな職業の名前を書いてあって、このことをたった一人でやっている人がいる。それはお母さん、マザー、あなたですよと書いてある。一番、ニューヨークタイムズでもうベストセラーになった広告があります。その中に書いてあるのは、子供や家族の命を守り、それをはぐくみ、守ってくれているのはお母さん、あなたですよと書いてあるんですね。ですから、これを女性だけにお願いすると、また男女共同参画で問題がありますので、お父さんも頑張らなきゃいけませんけれども、やはり何というんですか、家庭をはぐくむという観点から、お互いに協力をしたり、あるいは情報や知恵を出し合って取り組むということが大切だろうと思っています。(「終わります」と呼ぶ者あり)



○議長(古賀和夫君)

 井上慧君の質問は終わりました。

 大塚正直君の質問は午後行うこととし、暫時休憩をいたします。

                 午後0時 休憩

                 午後1時 再開



○議長(古賀和夫君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政一般に対する質問を行います。大塚正直君。



◆19番(大塚正直君) (登壇)

 議席番号19番大塚正直です。今回の質問の中身は、多久町の町民の皆様からの改善要望あたりが市に届いているものと思いますが、今日までに実現に至っていないことを勘案し、例を挙げながら、通告しています3点を市長、教育長に質問いたします。

 教育関連施設の管理運営について。

 10月14、15日は多久まつり、孔子まつりで、晴天に恵まれて聖廟周辺はにぎわいました。私は、駐車場に指定してあります中部小グラウンドより歩いて会場に向かいました。御屋形広場──少し坂を上がりますと李参平の標識が今立っていますよね。あそこは「御屋形広場」と言いますよね。御屋形広場付近より振り返りますと、多久町の集落と背後の横峰山系とが澄んだ秋空に一体化して落ちつきを感じさせていました。視界の近くには西渓中及び中部小の建物が広がり、丹丘の里の立地を改めて誇らしく思ったのは、私が両校の卒業生であるためかもしれません。

 ただ、一つだけ景観を損なっているように思えたのは、中部小体育館の屋根のさびでした。数年前よりさびが目立ち始め、早目の補修があればなと進言したこともあります。このような状態の公共施設はほかにもあるかもわかりませんが、どのような修繕の基準があって管理いただいているのか、お尋ねいたします。

 次に、市内の小学校には、昭和41年建設の北小プールを初め、昭和45年建設の南部小、中部小、昭和47年建設の納所小、西部小のプールがあります。現状を把握できている中部小のプールを例にとりますと、底部分のコンクリートの剥離があって、夏のプール利用の際、危険を指摘されるプール監視人の方もいらっしゃいます。市営プールの完成を機に、学校プール廃止の話も数年前にはありましたが、その計画進捗とプールの補修等についてどのように対応いただくか、質問いたします。

 多久公民館の名前表示板、看板が欲しい旨の話が建築終了時点より要望があっていましたが、最近になってその結論が出そうな話も伺いましたが、このことについてもお尋ねいたします。

 次に、公民館業務の委託化についてお尋ねいたします。

 公民館業務については、生涯学習の地域における拠点として学習機会の提供、地域づくりなど活動範囲が多様化しているように思います。第7次の行革大綱では、公民館主事の嘱託化、2番目に地元への運営委託、3番目に指定管理者制度の導入を平成20年実施で検討されようとしています。予定どおり計画推進の方向であるかどうか、確認いたします。

 2番目の質問、市立病院の診察待ち時間について。

 長い待ち時間の解消には努力いただいているものと思います。丁寧に治療いただいて、説明も詳しくしていただき、安心している患者さんもいらっしゃいます。また一方、待ち時間の長さに不満を訴える患者の声も後を絶ちません。待ち時間の解消について解決の決め手はありませんか。

 3番目、第3次総合計画の標語であります「住みたい美しいまち多久」の実現に向けて。

 日経新聞社及び日経産業消費研究所というところが共同で「行政サービス調査」を実施し、そのランキングが発表されたと新聞で読みました。内容は十分把握なさっているものと思いますので、その結果についてどのような感想を持たれましたか、質問いたします。

 1回目の質問を終わります。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 大塚議員の御質問に回答していきます。

 まず最初に、教育関連施設の管理運営について幾つかお尋ねがありましたので、それぞれ回答いたします。

 教育関連施設で学校の管理運営につきましては、各学校の管理者が施設の建設物等に異常を感じたり、修理の必要性が出てきたりした場合に、まちづくり部都市計画課都市・住宅係に連絡をしてもらい、担当職員、すなわち詳しい職員がおりますので、確認の後に修繕予算の範囲内で済む軽微な修繕につきましては直ちに行うようにしておりますし、予算上の措置が必要な場合は、教育統括室も入りまして現地確認を行い、補正予算、あるいは予備費充当等で予算措置後に修理を行っているところであります。

 お尋ねの、まず、修繕の基準についてでありますが、特段明確にこの場合はこうだという数値的なものとか定めたものはございませんが、児童・生徒が学校施設内で安全に教育を受けること、そして生活を送ることができることを基本として修繕を考えております。学校以外の教育関連施設につきましても同様に、安全性や緊急を要するものを優先に修繕を実施しているところであります。

 御質問の中部小学校の体育館についてでありますが、南東側の雨漏りの修理のため、9月議会での補正予算をもって議決をいただき、11月3日に工事完了いたしたところでございます。

 また、お尋ねの屋根のさびにつきましては、トタンの下地に木材が使われておりますので、他の小学校の状態とともに調査をいたしまして、全体的なトータルランニングコストも考え、修繕について検討いたしたいとしております。

 次に、プールにつきましても、安全性を考えて今後対応していきたいと考えているところでございます。

 その際、市営プールとの関連というお尋ねがございました。このことにつきましては市民プールということだと思いますが、この市民プールは昭和48年に建築をいたしまして、市内唯一の一般開放型プールとして利用されて、ピーク時には1万5,000人ぐらいの利用がございましたが、休止前には、平成16年でありますが、約4,000人の利用と激減いたしたところでございます。

 小学校のプール、あるいは中学校のプール、そして今の市民プールのような、いわゆる屋外型の開放型プールは、利用期間が夏に限られた運営となっておりまして、年間通用から考えますと、やや非効率面もある施設とも言えます。また、その維持管理費も、学校プールの場合を見てみますと10校で約6,000千円弱、市営プールで約4,000千円、合計約10,000千円近くが必要となっております。さらに、市民プールを含めました11カ所のプールの改築費が、耐用年数を仮に30年と設定しました場合、単純計算いたしますと3年に一度の割合で1億円を要する費用となることが予測されます。

 このように、現在の屋外型の開放プールには費用の面や効率性の面で課題がありますので、温水プールであれば年間を通して利用でき、さらに中高年の方々の健康維持、あるいは指導にも活用できるとして研究に着手をしておりますが、幾つか解決すべき課題もあると分析をいたしております。建設費のことですとか、全体的な管理運営のこと等でございます。特に温水プールにつきましては、建築費用ととどまらず、ランニングコスト、あるいは活用方法も含めまして十分な研究や検討が必要でございまして、これらについても検討いたしております。また、財源の措置につきましても、さまざまな方向から検討が必要でございます。

 また、休止しています市民プールにつきましては、利用者の減少のことや、最近、環境問題で言われます紫外線対策等の問題もございますので、今後は廃止も含めてあわせて検討する必要があると感じているところでございます。

 次に、3点目の多久公民館の名称表示についてでありますが、このことにつきましては、多久公民館は平成15年3月に落成をいたしまして、若干移動して完成をいたしました。現在の場所で公民館業務の管理業務を行っております。建築当初より、公民館の表示としては現在かかっております縦1メートル、幅20センチメートルほどの看板のみとなっておりまして、立地場所は県道からおよそ50メートルほど市街地内に入っておりますので、ややわかりにくいという声もあるようであります。

 また、公民館周辺には多久聖廟、西渓公園、八幡神社等もございます。市外、あるいは県外からも観光客が訪れられますので、時には地元の方々に「この建物はどんな建物ですか」という御質問もあるようであります。

 それらも踏まえまして、多久公民館の表示看板をつけてほしいとの地元からの要望もあると聞いているところでございますので、これらの要望を踏まえながら平成19年度予算で設置するように、あるいは道路上の案内看板等も含めまして、どのようにするのがベストか研究して対応いたしたいと考えております。

 次に、関連で、公民館業務の委託化について御質問をいただきました。

 全国的に少子・高齢化が進展している現在、これまで以上に公民館活動が重要な時期に来ているとの認識はしておりますが、現在の財政状況を考えますと、行政経費の節減と非効率な運営を避けて、より効率化しなければならないということから、さまざまな観点から第7次の多久市行政改革大綱及び実施計画(集中改革プラン)におきまして、この公民館主事の嘱託化や地元への運営委託、あるいは指定管理者制度への導入についてという検討を行っているところであります。

 具体的な内容としましては、公民館運営の効率化と市民サービスの維持の向上を図ることを優先事項として、それぞれの方式のメリットやデメリット、あるいは委託効果の達成度並びに財政負担の節減効果などを比較検討しつつ、ほかの自治体におけます先進的な事例や、あるいは関係者の方々の意見を参考に検討を進め、今後、最終的な方向性を決定していきたいと考えております。

 また、実施に当たりましても地元の皆様の御理解を得ることが不可欠と考えております。委託後の運営につきましても公民館と学校、地域の連携を図り、公民館事業の管理運営につきましては生涯学習課内にも公民館担当職員を配置しながら、各町公民館への万全の支援体制を確保しつつ、現在の公民館業務の維持向上にも努めてまいる必要があると考えております。

 次に、大きな2点目で、市立病院の診察待ち時間について御質問いただきました。再来診療の患者数の対応についてということを、まず、申し上げたいと思います。

 市立病院におきましては、これは耳鼻咽喉科を除きますけれども、初回の診察後の再来診察──再び来られるとき、あるいは予約診察券による予約制度をとって行っております。予約の時間に御来院いただきまして、診察までの待ち時間を短縮するためでもあります。ただ、この場合にやや早目に来られますと、待ち時間が約束時間まで少し間がありますので、やや長く感じられることも当然あると予想されます。予約当日は、予約された患者表を診療受付並びに医師の手元に置いて、それぞれ対応させていただいております。

 しかしながら、今少し申し上げましたように、前の患者の方の診察がやや長引いた場合や、場合によりましては救急救命等によります救急車搬入で救急の患者の方が来られた場合の対応、あるいは患者の状況によりましては予約順を前後して診察・診療をする必要があるというケースなど、予約時間に診察を開始できない場合も間々ございます。

 内科におきましては、初回診察の新患担当医師と再来診察の担当医に分けて対応を行っております。予約を行います再来診察につきましては、担当医を設けまして対応いたしておりますので、担当医が患者の診察時間が長引いた場合、後の予約の患者を待たせるケースが出てまいるわけであります。また、初回診察の患者の方につきましては、診察開始時間に集中することが多いため、お待たせする場合もあるようであります。

 議員が御指摘されているように、診察の待ち時間、または予約時間から大幅におくれるなど、患者の方に大変御迷惑をかけているケースが時にあるようでございますが、病院現場では長時間お待ちの場合は看護師に申し出を行っていただく旨の張り紙をして、または院長から外来受付担当看護師に、30分以上お待ちの患者の方には声をかけていくように指導を行っており、できる限り待ち時間を少なくするように、また患者の方への説明を行うように努力をしているところでございます。特に初回診察の患者の方につきましては、病状によっては早急な対応が必要な場合もありますので、看護師から声かけを徹底していきたいと考えております。

 患者の皆さんには御遠慮なく看護師へお声をかけていただきますようにお願いをいたしたいと思いますし、今後も、御指摘もありましたこの改善につきましては、できる限り待ち時間を少なくするよう問題解決に努めていきたいと考えております。

 次に、大きな3点目で、日経新聞社等が実施された「行政サービス調査」の結果について、どういう感想を持っているかということでございます。

 御質問の調査は、日経新聞社などが全国802の市区、これは779市と東京23区を含める自治体を対象に、全国各市と区の行政運営事業を調査・比較するために隔年で実施されているもので、調査内容としましては「行政革新編」と「行政サービス編」の二つあるようであります。

 「行政革新編」につきましては、行政運営の改革度合いを見るために、情報公開制度や審議会の会議公開状況で見ますいわゆる「透明度」、そして、行政評価やアウトソーシング(外部委託)などの実施状況で見ます「効率化・活性化度」、さらに、市民が行政とともに地域づくりに参加できる体制があるかどうかという「市民参加度」、そして、窓口サービスや公共施設サービスの利便性等で分析する「利便度」の4分野、78項目から成る質問の回答結果を日経新聞社が独自に得点化されて順位決定もされております。

 また一方、「行政サービス編」につきましては、水道料金や住民票手数料などの「公共料金」、また、デイサービスの施設数や総定員数、また独自の高齢者向けサービス、特養ホーム施設の数、総定員数などのいわゆる「高齢者福祉」、さらに、学童保育や実施状況や認可保育所の取り組み状況、さらに子供の安心・安全対策などの「子育て環境」、そして、市区立小学校当たりのパソコン導入台数や少人数学習のための非常勤講師の配置数、放課後に教室・校庭を開放する全児童対策事業などのいわゆる「教育」、そしてさらに、家庭ごみの処理費用負担額や下水道普及率などを含めた「住宅・インフラ」、公共料金、高齢者福祉、子育て環境、教育、住宅・インフラの5分野、30項目の質問項目を、これも得点化いたして独自に順位を決定されております。

 本市の調査結果につきましては、まだまだ努力しなきゃいけないことが多いなと感じるとともに、細かく見ていく必要があるなとも感じております。

 まず、「行政革新編」でありますが、総合順位では572位となっておりますが、この要因といたしましては、行政評価や住民基本条例等の制度化がまだできていないことが挙げられると思われます。特に「利便度」の分野におきましては720位と下位にランキングされておりますが、これは我が市で行っています時間外や本庁以外での各種証明の発行業務の未実施などのとり方によるものと思います。つまり、各種証明書の発行につきましては、現在多久では電話予約制度や毎年3月・4月の異動の多い時期に合わせた土日の窓口開放など行っておりますけれども、これらの改善につきましては調査項目では判断できないという状況にもなっておりますので、細かい点も注意しながら見ていく必要があると思っております。

 また一方、「行政サービス編」におきましても、まだまだ改善が必要です。総合順位で662位となっておりまして、各分野ともやや下位かなと分析いたしますが、特に「住宅・インフラ」の分野では742位で、特に下水道の普及率の低さ、あるいは個人住宅取得に対する資金助成制度などの課題があるのではないかと思われます。

 なお、この中でも「子育て環境」の分野では、当市は全国で99位の上位にランキングされております。当市におきます保育園での延長保育や小学校での学童保育の実施並びにこども110番の家の組織化や不審者情報等のメール配信による対策など、子供たちの安心・安全対策を充実しておりますので、上位に入っているということでございます。

 この調査につきましては、公共料金でありますと安い順に、公共施設であれば種類、施設、数の多い順にランキングをされる、いわゆるハード面の整備事業や整備状況に割と着目をされております。財政的、財源的に余裕がある首都圏の市や区が上位を占める結果となっております。

 また、九州においては全国平均を上回ったものは18市だけでございまして、佐賀県においてはサービス関係で平均を上回ったものは一つもなく、財政状況が厳しい地方都市にはやや厳しいランキング結果となっているようでございます。

 全国的な傾向としては、新聞報道にもありましたが、「高サービス・財政悪化」型の市や区が大勢を占めており、今後進められる行財政改革で住民の負担増をどうするということが必要だろうと分析されております。

 また、多久市におきましては、サービスの水準確保と財政状況のバランスを図ることも必要でございまして、限られた財源で真に必要なサービスを効果的に提供していくことがますます重要になると思っております。

 今後、ますます地方分権が進み、国の行財政改革も本格化しようとしております。多久市におきましても市政運営の改革を着実に進め、健全な財政基盤を確立するとともに、これらの民間の調査結果も参考にしながら、本市の課題を的確にとらえ、行政サービス向上に努めていきたいと考えております。

 なお、これは隔年で行われますので、例えば、これから1年半ぐらいのスパンを決めて必要な項目を立てて全部ターゲットを設けて改善をしていくというような姿勢で、今後取り組みたいと思っています。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 じゃあ、2回目の質問に移ります。

 まず、市営プールについては、今いろいろ建設費、もちろんランニングコストとか、いろいろ検討中であるというように回答いただいたわけですけど、9月時点の決算議会でもお尋ねしましたけど、同じような回答をいただいております。大体目標として完成をいつごろに置かれているのか、それをお尋ねしたいんですけど、その点。

 あと、先ほど例を挙げて申し上げました小学校のプールというのは、築後40年近くたっているんですよね。それで、老朽化も激しいわけですけど、それとの関連なんですけど、完成年度によっては老朽度の激しいところは当然手当てをする必要があると思うんですけど、その辺を含めてどのようにお考えでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答します。

 市営プールの新たな展開につきましては、実は春から夏にかけまして、民間の施設であります「ゆうらく」を運営されている会社ともうまく連携ができたらいいのではないかなと、あるいは施設の有効・相互利用というのもあるんではないかと、いろいろ検討もしておりましたが、ちょうど夏季に譲渡についての計画をお持ちになりましたので、その時点でもう一度きちっと考えを立て直そうというふうなことで臨んでおりましたが、最近新たに譲渡も決定いたしましたので、そういう中でさらに検討・充実をしていきたいと基本的に思っております。

 もう1点、今度は学校のプールの件でございますが、手元資料で見ますと、北部小学校が昭和41年、南部小が昭和45年、中部小が昭和45年、納所小が昭和47年、西部小が昭和47年というふうに、それぞれ歴年でできてきております。当然、年数によっての傷みぐあい、あるいはそのときの工事の状況や地盤の状況での傷みぐあいがあると思いますので、1回目でお答えしましたように、危険性がないように、安全に使えるように配慮しながら、今後、修理・修繕については、まず対応していきたいというふうに考えております。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 市営プールについては、今後話を煮詰めていかれるだろうと思います。環境を考慮してのという回答もあっていましたし、計画では、新エネルギービジョンの中ではそういう計画年度も具体的にうたってありましたので、実現に向けてぜひ御検討いただきたいと思います。

 次に、表示板についてなんですけど、先ほど回答の中にもありましたけど、大きい県道から四、五十メートル入り込んでいて、ことしの秋ごろは紅葉で観光バスがたくさん来ました。あそこに、公民館のそばにまんじゅう屋さんがあってお買い物もされるんですけど、大きい建物ですし、ユニークな建築物ですから、「これは何ですか」と聞く人もたくさんいたそうです。親切な対応はいただいたと思うんですけど、その奥には西渓中がございます。あそこで公開授業とか研修をなさる際も県道からは入り口がわかりません。その辺をあわせて、今後、表示板とかを設置していただく折には検討いただきたいと思います。

 また、大きい県道沿いには、私が気づいただけで、例えば給食センターがですね、あそこも県外、市外からたくさんの方が見学に見えます。それで、あそこの係長さんに聞きましたけど、この場所を説明するのに大変苦労しますというようなこともおっしゃっておりました。すぐ隣接して農協の関連施設がありますけど、比較的そちらの方が説明しやすいので、そこを説明して、その横ですというような説明をする機会もあるそうです。大きい立派な自慢できる給食センターと思いますので、何も周りに聞くことなく県道を来ればここだとわかるように検討いただきたいと思います。

 また、ここは若木線沿線ですけど、武雄線沿線では多久町の撰分付近、高速道路と交差した市立病院サイドに、田んぼの中に多久聖廟の看板が以前かかっておりました。もう大分前から強風にあおられて、もう枠だけ、さびついた枠は残っております。ここも多久の自慢である聖廟の案内板だと思うんで、善処をお願いできたらと思います。

 全体的に市内を見て、こういう表示板というのは必要なところと、まあまあそうでない、そういう重きを置かないでもいいというようなところが当然あるだろうと思いますけど、こういう把握が、下話の中では全体的に十分できていないというようなことをおっしゃっておりましたので、今後調査をしていただいて、必要なところは設置していただくようお願いしときます。

 そして、先ほど1回目の質問で言いました体育館ですね、中部小の体育館は今の状態ではかなりさびが進んでいますので、さびの下の根太というんですか、そこまで補修の必要があるみたいなことを今おっしゃいましたよね。本当にもうここまで来たのかと残念でなりません。あれが民間だったら5年前、もっと前に手を打ったと思います。もう随分前に教育長にも、運動会とかにお見えになったとき──前の教育長です。「さびが出ていましたので、今やったらそんなにお金かかりませんよ」と言ったこともあります。

 本当に、市の公共物を含めて、補修・修繕という意識が市の建物、教育関連施設を含めて薄いだろうと思うんですけど、将来的に表面だけで済むものが中まではいでせにゃいかんとなったら、結果的に予算的に高くつく可能性もありますので、そのあたりの根本的な修繕、維持管理を含めて検討いただけたらと思いますけど、いかがでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答します。

 詳しくは教育委員会がお答えしますけど、私、全く同感の気持ちでいろんなところを見ております。そう言うくせ、おまえは首長じゃないかということになるかもしれませんが、例えばいろんな施設がございまして、それぞれ管理を担当する方がおられますので、今、大塚議員がおっしゃったように、大きな腐食になる前に、軽微なうちにわかって、例えば簡易な塗装で済むならそっちの方がはるかに安いし、はるかにきれいに済みますので、そういう努力を今後とも強く意識づけしていきたいと日ごろ思っております。足らない点は今後改めていきたいというふうに思います。

 詳しくは教育委員会から回答させます。



○議長(古賀和夫君)

 教育部長。



◎教育部長(市丸正文君) (登壇)

 お尋ねの中部小の体育館ですが、確かに今さびが目立ってきております。それで、今一番端的な例が納所小の体育館でございまして、今までに修繕といいますか、ペンキ等のそういう補修をしていなかったために雨漏りがひどくなったということが端的な例でございましたので、今後は西多久社会体育館についても、さびがひどくなってきておりますので、そこら辺もあわせまして調査をいたしまして、検討をしてみたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 今、回答いただきました。検討をよろしくお願いいたします。

 公民館業務の委託化について、今後いろいろ地元を含めて、関係者の意見を含めて検討していくということで、第7次の行革が20年度実施になっていますから、それに向けて条件を整えていくというようにお聞きしましたので。

 私は、現職の方から耳に入って、こうした方がいいよという意見を言われたので、既にお耳に入っているかどうかはわかりませんけど、これまで館長さんは地元推薦で見つかってきましたけど、主事もとなれば2人になりますよね。それぞれ仕事の分野、責任分野も違っていると思うんですけど、地元からの推薦で選任が難しいときもあるんじゃないかと。だから、公募がいいんじゃないかというお話を聞きました。具体的に公募がいいという中身も聞いたんですけど、今後検討していかれる中で地元の推薦で見つからないときには、よその町の方でも公募で適任の方がいるけど、そこで募集をしていなかったらなかなか配置できないという問題もあるそうですので、含めて、そういう方の意見を調整していただきたいと思います。回答要りません。

 次に、市立病院の診察待ち時間について。

 今1回目の質問で待ち時間の答弁をいただきましたけど、意見箱に待ち時間の問題が出たとき、院長さんが返事を書かれますよね。全く内容は一緒です。今言われたとおりの回答を書かれます。ずっともう何年たったって、これは一緒なんですよね。だから、私は決定的なものはないかと、こう書いたんですけど、持ち合わせていないということですよね。

 予約限度が30分とおっしゃいました。15分だと思うんですよね。だから、私的には、本当に待ち時間が30分以内であれば患者さんは何も言わないと思います。同じような意見箱というのは佐賀大学の医学部に行ってもあります。同じような院長さんの回答が出ています。でも、本当に予約しとっても待ち時間がやむを得ずかかるんだろうかと思うんですよね。

 そこで、必ず予約時間と実際の呼ばれる時間がほとんどぶれない病院もあります。概して公立病院というのは、意外と待ち時間とか予約時間とかいうのに対して、それは患者さんに不満をかけないように努力されているのは理解できますけど、表現は悪いけど、その面ルーズであったろうと思うんですけど、民間の大学病院なんかに行って予約をとったら、患者さんに聞いてもほとんど予約の時間はぶれませんと、現に私も一緒にそういう病院に行って知っております。予約と実際の診療がほとんどぶれませんでした。そして、急な用事で予約なしで行ったときに、脳関係の科に行ったんですけど、受付から写真をあちこちたくさん撮って、最後のお医者さんの説明が終わるまで1時間半で終わりました。普通の診察で市立病院、1時間半という時間はざらじゃないと思いますけど、そういう病院もあります。だから、回答書を同じように繰り返さずに真剣に検討したらどうかと思います。

 例えば、お医者さんは、もうその人じゃどうしてもだめだという患者ばかりじゃないと思うんです。私も40日に1回、市立病院に行きます。私の主治医の先生はころころかわられるんですよね。医大から来た比較的若いお医者さんです。以前は予約時間を午後にいただいていましたけど、もう病院の都合で午前中だとおっしゃるんで、何とか時間をやり繰りして行くんですけど、2人は必ずおられるんですよね。片方が12時で終わったのに、もう1人のお医者さんの患者さんが2名とか3名いたら30分とかすぐたちます。それで、素人ですけど、カルテを見て、私なんか薬だけなんだから、そのお医者さんじゃなくて、端的に言えば診察受けんでも薬をもらえるケースもありますし、そういうカルテの差しかえというんですか、差しかえじゃないけど、あいたお医者さんが患者のおるところは診てやる、そういう工夫はできないんでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 病院事務長。



◎市立病院事務長(古賀通雄君) (登壇)

 お答えします。

 同じような問題に対して、同じような回答ということでの御指摘ですけれども、カルテの問題等も出ました。一応この問題については、私も12月に来て早々、市立病院の質問がお二人から出て、非常に市立病院に対しての関心が高いということと、また、病院に対する期待が大きいということを非常に今感じております。

 でございまして、早速その待ち時間について院内の方でも院長とお話をしたところ、先ほど議員が言われたように、丁寧な診察と待つ時間、これはもうまさに相反する問題でございます。その辺を解消している大学病院もございますということでしたけれども、今現在、先ほど市長答弁の中でも申しましたように、そういう努力をしているという状況でございます。

 話の中では、やはり待つ人の心理的な不安というものもございますので、そういう不安を解消するためには電光掲示板等を設置して、あなたはあとどのくらいですよというのも一つの手段かもわかりませが、これもお金がかかります。先ほどの回答の中でもありましたが、やはり心理的不安を取り除くために看護師等が、今こういう状況ですので、あとどのくらい待ってくださいと言うのが、今現在のベターな回答だというふうに思っております。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 病院の事務長も新しくなって、張り切って仕事をしようとしておりますので、ぜひサポートいただきたいと思っておりますが、今のお話、御質問を聞きながら幾つか教えていただきたいと思いましたので、別途の機会でもいいですから、例えば、行かれて満足をされた民間、私立大学の病院ですかね、それをぜひ教えていただきたいと思います。具体的に現地調査等、視察もして、取り入れる改善点はぜひしていきたいと思います。

 また、病院の現場というのも、今事務長も言いましたように、具体的詳細な説明と時間の短縮化という相反することを努力しなければなりませんけれども、これを仮にホテルや民間サービス会社の視点で考えていくと、一人一人の顧客の方のニーズをちゃんと仕分けして、個別の対応をしていけば、やや改善はできるかなと思いました。例えば、具体的に議員のケースをお話しになったように、再度薬を出すということであれば、症状の確認やチェックということで処方せんを書くことはできると思いますので、そういう個別事例にどこまで細分化して対応できるか、これも一つの経営のやり方があると思いますので、そういった研究もぜひ取り入れて、問題の解消に努力をしていきたいと感じたところであります。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 事務長さんも12月に来たばかりで、詳細な点を掌握なさっていないんで、なかなか厳しいものもあるんですけど、いい御回答をいただきましたので、板挟みにならないように努力していただいて、ぜひ結果をお待ちしたいと思います。

 午前中、中原議員が病院の経営に触れられました。外来患者数は横ばいだと、入院患者が減って、結果的に経営に結びついて厳しいというような数字的な面はおっしゃいましたよね。

 病院の経営の中には中期経営計画がございます。この中に、これは3ページ目ですけど、「目標とするサービス水準や顧客満足度」という項目があります。ここで言う、この病院経営で言う顧客というのは患者だと思うんですよね。患者だと私は受けとめるんですけど、難しいことを書いてありますけど、多分、患者の項目では「安全・安心の視点としては、災害拠点機能の確保」、こういうのをやれば市民サイドに有利に満足していただけるような施設サービス水準の向上になりますというようなことかなと、私は勝手に理解しているんですけど、この中に待ち時間の解消に努めますとか、患者からわかりやすい表現をしていくのもいいんじゃないかと、わかりやすいんじゃないかと。先ほど質問の中に、朝食を必ず食べましょうと、あれと似たようなもんですけど、一番わかりやすい。こういうのが患者数を減らさないためには基本ですよね。待ち時間の解消、今後検討いただきたいと思います。

 次の質問に移ります。

 先ほどのサービス度調査ですね。今回は2年に1回の調査ですので、第5回になるそうですけど、多久市は2年に1回、このアンケートに5回とも回答をいただいておりますか。



○議長(古賀和夫君)

 総務部長。



◎総務部長(柴田藤男君) (登壇)

 お答えいたします。

 今回が5回目で、2年に1回ということで、毎年うちの企画の方、今は総務統括室ですが、そちらの方で御回答しております。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 5回目ということは、平成10年が第1回目になりますかね。逆算すればいいんですけど、この結果に一喜一憂する必要はないと思うんですよね。市長おっしゃったとおりです。財源豊かな東京都内の区とか、大きい政令都市、中核都市とかいうのはかなり上位に来て、上位にランクされた市は自分のところのホームページでやたらとPRしていますよね。でも、残念ながら、どちらかと言うたら後ろの方に来てしまった多久市は、少しでも上位に行くよう反省をして、チェックをしてというような市長の先ほどの回答がありました。

 そこで、サービス度について、じゃあ具体的にどういう方法があるんだろうなという視点で質問をさせていただきます。

 公共料金とかいうのを比較されたら、東京とか大阪とか大きい都市と多久を比較したって余り意味がないと思います。多久が今、定住促進、そして市外からの人口増対策をやっていただいていますけど、多久の隣接した近所と比べてどうなんだろうと、サービス度がどうなんだろうというのをやっぱり検証するが必要あると思います。

 具体的に子育て世代の方を対象にすれば、保育料というのは大変興味を持たれるだろうと思うんですよね。これまで、エンゼルプランとかの計画書の中には、非常に保育にかかる経費が高過ぎますという指摘をいただいて、これまでの議会で何度も、子育て費用を安くできませんかという質問もあっていましたけど、予算との絡みで、いい返事、いい回答はいただいておりません。でも、サービス度をよそよりちょっとでも上げないと、多久の魅力というのは何でしょうかと思うんですよね。

 そこで、こういうことありました。私が事例をお話ししますと、私のところに勤めている保育士が唐津から転入してまいりました。11月のことです。多久市の人口が3名ふえたと思います。それで、最初に言ったのが「多久は保育料が高いですね」と言われました。もう愕然としましたね。それで、保育料を調べましたよ。多久市の保育料と厳木町、唐津市は新唐津市なんですけど、新唐津市が一律の保育料体制をとっていません。旧町ばらばらですね、言うてみれば。旧唐津市と厳木町、相知町、浜玉町とたくさんありますけど、それぞれの保育料が若干違っています。その方は厳木から来ていましたので、約4,500円高くなる計算ですね。何かせっかく来てくれたのに、一番最初に持った印象が、多久は保育料が高いという印象をその方は持ったんですね。

 こういう声があれば、必ずどこかで友達とか会うたときに言いますよね、「多久は保育料の高くなった」て。だから、例えば小城、どこから多久に移ってみえるかわかりませんけど、武雄とか隣接したところの手のうちをまず知る必要があると思います。

 私は、手元に細かい資料を持っています。でも、これを細かく言うて、多久はどうだ、あそこはどうだと言ったら時間が足りませんので、資料を後ほど、担当課もお持ちだと思うんですけど、そういうことは言っていませんでしたので、ぜひ勉強していただいて、検証していただきたいと思います。具体的には、今言いましたように唐津市の相知、厳木、あちらと比べれば多久は高いかなと。

 多久は、保育料の軽減はしていただいております。年間手持ちの持ち出しが27,000千円とか、30,000千円近くあります。そこで、サービス度を向上させるために、例えば一律1割保育料をカットしたと仮定しますよね、保護者負担を1割カットしたと。そしたら、30,000千円が端的に33,000千円の負担になるかわかりません、単純計算すればですね。でも、保育料の滞納は今8,000千円とか9,000千円と平成17年度決算でありましたよね。そのかわり、滞納と抱き合わせて、ないようにしてくれと。だから、保育料を皆さんのために1割下げますと、そういう呼びかけをされて仮に実現できたら、周辺より多久市の保育料は一番安いと自慢できて、そこでは多久が一番いいですよと、こういうぐあいに結びついていくんじゃないかと思いますけど、そういう考えについて結論は出ないと思うんですけど、どう思われますか。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 ちょっと私の方で回答いたしますが、まず、サービス度についてですけれども、県内をちょっと見てみますと、先ほどの日経等の調査によりますと、子育てで言いますと五つか四つ、子育て分野だけでいくと多久の点数が41.5点でございまして、実は県内ではトップなんですね。最下位は34点の自治体があります。また、教育を見ますと多久は20.5点で、県内の市では2位で、最下位は17.5とあります。ですから、高いところと低いところがまざっているということでございます。ですから、そういった特性はややあるのかなと。子育て、教育となっているんですけど、これをさらに今おっしゃったように充実する必要があると思います。

 その中で、今の御提案を含めた御質問ですけれども、保育料10%カット、非常にユニークな発想だろうというふうに思います。かといいましても、今30,000千円ぐらい出しているものが33,000千円になったら10%カットにはならないですね。恐らくもっと出さないと10%にはなりません。保育料の総額をちょっと今調べさせますけれども、それを10%補てんとなると、もっとふえる可能性があります。

 しかし、今おっしゃいましたように、近隣から転居されてきた場合のことですけれども、今おっしゃったところは人口が1万人、あるいは1万人弱の自治体がございまして、例えば県内の過疎や、そういう地域に当たる場合は、特別に措置をされている例がございました。それは合併されておりますので、例えば唐津市全体がそのサービスをすると莫大な財政負担になりますので、いきなりはできないけれども、過去にやっていたから今継続されているのかなと感じたところでございます。今後のことはわかりませんが。しかし、そのように改善をしていくサービスの質、あるいはコスト、あるいは利用者負担を改善していくという視点は重要なことですので、今後の検討の中で、さまざまな柔軟な発想での対応もぜひ検討していく必要もあるだろうと、それが新しい行政サービスの糧になるんだったら非常に意味あることだなと思って、今質問を拝聴いたしました。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 細かい数字を言ったら結構です。もし数字的なものだったらいいです。あっ、違いますか。



○議長(古賀和夫君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(森山真塩君) (登壇)

 先ほど、仮にあと1割、保護者の負担を安くしたらどれほどの市の負担になるかということをおっしゃいましたので、そのことについて、ちょっと数字的になりますけれども、申し上げます。

 17年度の決算で申し上げます。保育費全体で665,000千円費用がかかっております。そのうち保護者負担が172,000千円。ですから、単純にこれを1割カットいたしますと17,000千円の市の超過というふうになろうかと思います。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 細かく説明いただきましたけど、私も何か反論する数字はあるんですけど、結構です。ありがとうございました。

 それで、今回のサービス度で、市長がよくおっしゃいます「ナンバーワンよりもオンリーワンだ」とか。ただ、オンリーワンで一つだけ多久の一番いいところを言うとしたら、市外から人口増とか定着するための施策を講じて、市民の人に多久はここが一番すばらしいから、ぜひ多久に住んでくださいと言うときに、ナンバーワンは余りないですよね。水道代もそこそこに、全国でワーストテンに入りますし。でも、ナンバーワンにはなれなくても、これだけは多久が一番ですというのを一つだけ言っていただいて、質問を終わりたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答いたします。

 議員も、議員以外の部分で活躍をされている保育を含めた教育ですね、このことについては関係者の方、大変強い熱意も持っておられますので、ぜひこのことをさらに伸ばし、そしてそのことが結果に出るように、やっぱり子育てを含む教育ということで、ぜひやっていきたいなというふうに感じております。



○議長(古賀和夫君)

 大塚正直君の質問は終わりました。

 次に、牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君) (登壇)

 9番議員の牛島和廣です。通告に従って質問をしたいと思っております。

 10月末の25日から、建設経済委員会の中で関東周辺に視察に行きました。東京の胃袋を預かる築地市場に朝早くから出かけまして、市場の活力を肌で感じるとともに、多久ミカンの市況並びに佐賀県全体の野菜や果樹の状況を、係の方から親切丁寧に説明を受けたわけでございます。特にJA佐賀経済連の大田事業所の石田さん、この方の案内で、東京シティ青果株式会社の社長でございます福重さんとの会議の中で、これからの農業に対して並々ならぬ危機感を披露していただいたわけでございます。

 特に佐賀農業の10年後、15年後についても、非常に生産者の高齢化に伴う、また後継者の問題、食の安全・安心の規制により生産者の経費の増大、外国の輸入や、ジャスコを初めとするスーパーや大型店の安売りが価格の低迷に拍車をかけ、加えて農家の直販所などが、生産者を初めとする流通の中で生きている農協や──JAさんですね、市場にも多大な損失と苦悩を醸し出していると、このように言われました。

 日本経済の根幹をなす1次産業の衰退は決してあってはならないと思いきや、現在の農業・農村を取り巻く情勢は、担い手の減少や農業従事者の高齢化の進展により耕作放棄地が非常に増加をしております。特に、多久市のように中山間地域におきましては農業生産条件が非常に不利なため、その増加傾向を加速しつつあるわけでございます。特に、中山間地域が有する多面的な災害時の国土保全、水害時の流水抑制、または水源保水などのこういうものに対しても、大きな経済的な損失が生じることが懸念されておるわけでございます。多久市の将来設計にも、財政においても大きな影響を及ぼすと思い、多久市の農業の将来の展望と施策について3点質問をしたいと思っております。

 まず1点は、6月議会、また9月議会でたくさんの質問が出た筑水の件でございますが、たびたび条件変更や負担金の軽減など、担当者の地域説明会が開かれた結果、区長さんや世話人さんたちの意見書の提出が出そろったものと思っております。その結果報告とその判断を受けて、市の取り組みや県の取り組みに施設変更や計画変更などの何か変化があるものか、質問をいたします。

 2番目に、北多久町の中山間地域総合整備事業の件につきましては、ことしの6月議会において田中議員の方から質問があって、内容をまとめれば、北多久町全体の13集落から14項目、56カ所の要望がございまして、受益面積が170ヘクタール、総事業費約28億円の要望があったと。県としての採択要件は、二つの工種以上を実施することと、受益面積としては60ヘクタール以上であること、事業の限度額は15億円を上限としているとのことで、費用対効果を十分に検討して、ある程度精査をしながら実施に向けてやっていきたいと、このように答えられておるわけでございます。

 農村振興基本計画、農村整備マスタープランの作成など、たくさんのハードルをクリアしていかなければならないが、魅力ある農業経営の安定や営農条件の改善や向上のためにも、また、これから推進されていく認定農業者育成や集落営農への移行にも、ぜひこの中山間整備はやっていく必要があると思うし、これだけの事業予算は今後実施されるかどうか、今現在、予算削減の中で農業者負担金が5%というのが非常に気になるところでございますが、この機会を逃したら再度の計画は計画できないんじゃないかなというふうに思っております。

 現在、筑水事業の方に手をとられて、中山間整備の方がおくれをとっているような気がしているわけでございます。6月の田中議員の質問から半年になるわけでございますが、その後の進捗状況と今後の課題としてはどのように考えておられますか、質問をいたします。

 3点目の鳥獣被害の対策について、このままでいいのかという質問でございますが、市長も、担当課の職員も、被害現場や状況は聞いたり、現場に行って見たりしてわかっておられると思っております。例年と変化なく、捕獲わなの設置や電さくの設備などに補助金交付で対応されておりますが、農家の悲鳴と嘆きをもう少し解決する方法を出す時期ではございませんかと、こういう時期も来ているんじゃないかなと思って、中山間整備の放棄も大きな原因になりつつあると思っております。

 イノシシ、カラス、アナグマ、猿までもが縦横無尽に野畑を走り回る、なすがままの状態は異常であり、長年育てた果樹や米の収穫時をねらっての乱獲は、農家の忍耐の限界を超えているものと思っております。この状況に、市として例年と同じ対策で対応するものか、特別立法などの制定と即効性のある制度を確立する考えはないかと思って、質問するわけでございます。前向きのお答えをお願いしたいと思っております。

 続きまして、歩行者保護のための歩道設置についてお伺いいたします。

 この件については、地域の父兄からの指摘で、私も改めて気になったことでございます。今まで全く気にしていなかった歩道の設置状況がにわかに気になりまして、学校の周辺を見て回ったり、建設課より設置基準などの説明を受けましたが、新設の道路などは十分に設置がなされておりますが、特に馬神トンネルに通じる桐岡地区の県道など、必要以上と思われるような歩道設置場所もあれば、旧国道203号線の北部小学校の周辺は、父兄の指摘があるように、何十年も前から改善・改良もされていない状態でございます。歩道設置となると、非常に大がかりな工事にもなるようでございますので、縁石を埋め込むか、鉄さくフェンスなどをして車道との区分を明確にする方法がとれないものか、前向きに検討してもらえないかなというふうに思い、質問をいたします。

 しかし、学校周辺は非常に住宅も密集しており、道路幅も非常に狭いその中に、設置が交通障害を引き起こす危険性すら含んでいるんじゃないかなというふうに思い、慎重な協議が必要かなというふうに思っております。

 通告書に書いてありますように、歩道整備の設置基準は法令で決められているものか。また、2番目に交通量、歩行者数、危険度割合、こういうふうな基準があるものか。また、3番目には大きな問題として、財政的な問題で放置をしているんだというものか。4番目に、地域の設置要望や陳情などの熱意がないから見て見ぬふりをしているものか、質問をしたいと思っております。最後は一括してお答えになっても結構でございます。

 1回目の質問を終わります。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 牛島議員の御質問に回答してまいります。

 まず最初に、農業の将来と展望の施策についてということで、3点お尋ねがございました。

 まず1点目でございます。筑後川土地改良事業についてですが、この多久導水路建設計画につきましては、現在、九州農政局筑後川下流農業水利事務所におきまして、平成23年度嘉瀬川ダム完成に伴いまして、導水事業の早期着工に向け、関係集落への第2回目の事業説明会が9月から10月にかけて開催をされました。これにつきましては、関係集落の事業施行に対する同意への意向確認と地域周辺の事業施行に関する周知を目的として行われたところでございます。

 議員が御質問されました集落説明会は、市内36の集落を対象にそれぞれ事業説明会を実施されており、一つ目に国営事業の施行に同意するもの、あるいは二つ目に意見・要望等を含め条件つきで国営事業の施行に同意するもの、そして三つ目に現段階では回答を保留するものと3通りに対する意見の集約をそれぞれ取りまとめられております。

 その結果につきましては、同意または条件つき同意につきましては全体の25%、そして現段階での回答保留につきましては75%との意見結果が出ているようでございます。

 意見集約の結果としては、今後の事業促進への厳しい意見とは認識をしておりますけれども、多久市としても将来的な農業用水の安定的な水源確保を図ることは、基幹産業であります農業の振興を図る上でも必要な事業として議会の承認も受け、推進を図っているところでございます。

 今後の取り組みにつきましては、関係3市で構成します嘉瀬川右岸上流部会において、今回の意見集約の状況等を含めまして、今後の事業に対する取り組み方針について協議してまいりたいと考えております。

 次に、2点目でございますが、北多久町におけます中山間整備事業の進捗状況と今後の課題というお尋ねでございます。

 これまでの取り組み及び事業規模調査結果につきましては、6月議会の答弁におきまして報告をさせていただいておりますが、まず概要を申し述べます。

 北多久町における中山間地域では、地理的な条件や農業生産基盤、環境基盤のおくれを起因として、集落の高齢化も相まっており、いろんな状況がございます。このようなことから、北多久町の一部集落からは、地域の改善を図るべく中山間地域総合整備事業への要望をなされた経過がございます。

 市としましても、平成17年3月に関係集落の嘱託員、生産組合長ほか、集落の役員の方々に対しまして事業説明会を開催した経緯がございますし、その後、北多久町の山間部を対象として農業農村整備事業に対する希望調査等も実施をし、13集落から14項目について要望がなされたところであります。これらのことを受けまして、事業申請に関する事前協議等を県の計画担当部局と行ってきた経緯がございます。

 現在のところ、事業を策定する前段階といたしまして、事業として取り組む可能性があるかどうかを判断すべく、活性化構想策定業務というものを実施しておるところであります。この業務は、要望地域一帯が何を目標に地域の活性化を図るのか、あるいは農業関係の、農業経営の安定化、営農条件等の改善・向上を将来的にいかに進めていけるのかを総合的に判断するために行うものであります。

 今後の課題としましては、各集落からの要望を中山間地域総合整備事業への取り組みとしてつなげていくには、個別的な集落意識から要望区域全体の意識として実践可能な構想と計画内容の精査を行う必要がございます。このため、今後は事業推進団体の結成を図りながら、将来的な地域活性化の方策を行政、地元とともに協力して検討していく必要がございます。

 また、近年におけます公共事業については、緊縮予算もあり採択要件の審査など年々厳しくなっているのは事実のとおりでありますので、事業に対する理解と協力体制がなければ事業推進を図る上でも課題が残るものと思われます。したがって、市としましても、以上のことを踏まえながら今後の事業推進については努力をしていく必要があると考えております。

 次に、3点目であります。鳥獣被害対策でございます。

 野生の鳥獣におきます農林業への被害が増加をしております。特に、近年の災害等で野山の芽とか木が倒れたり、再生しなくなったりしておりますので、そういった自然環境の変化の影響もあるものと思っております。特に西日本地区の中山間地域では、イノシシによる農作物被害が深刻な問題となっております。農作物の被害に対する対策としましては、多久小城地区有害鳥獣広域駆除対策協議会を組織して、行政、JA、猟友会が一体となって広域での駆除を実施しております。

 平成18年度の有害鳥獣の駆除実績を報告いたしますと、これは10月末現在であります。イノシシが612頭、カラス230羽、ドバト28羽を駆除しております。イノシシにつきましては、前年と比較しまして220頭の駆除頭数の増、また、佐賀県全体のイノシシの駆除頭数は実に8,569頭となっておりまして――これはおよそ半年であります。前年度駆除頭数より2,943頭、およそ3,000頭の増加となっております。

 このように、県内並びに地域内での駆除頭数は増加をいたしておりますが、これを上回るような状況でイノシシが増加しているものとも推測されるところでございます。

 本市では、広域駆除対策協議会で行っております銃器、箱わな等による駆除や、電気牧さくによる自衛策等に対して助成を行っているところであります。さらに、広域で行っている事業で対応できなかった電気牧さくやイノシシ、カラスの駆除に対しましては、市独自での補助も行っております。現在のところ、このように駆除による個体数の削減と電気牧さくによる自衛手段に助成し対策に当たっておりますが、被害防止に関する方策が全国的にも確立されておらず、その対策に苦慮しているのが議員御指摘のとおり現状であろうと思っております。

 いずれにいたしましても、駆除の効果を上げるためには、地域一体となって取り組むことが極めて重要でありまして、今後とも県、JA、猟友会等の協力をいただきながら緊密な連携を持ち、農作物の被害防止の一層の充実に取り組んでいきたいと考えております。

 次に、大きな2点目でありますが、歩行者保護のための歩道設置についてということでございます。

 技術的に細かい数値等もございますので、詳細を把握しております担当部長から回答させていただきたいと思います。



○議長(古賀和夫君)

 まちづくり部長。



◎まちづくり部長(小園敏則君) (登壇)

 それでは、歩行者保護のための歩道設置ということで回答したいと思います。

 歩道整備の設置基準についてでございますけれど、現在車道のみで併用を行っている道路に対して新たに歩道を設置する場合、道路全体の構造、車道や歩道の幅員等を見直して新たに道路をつくる道路改良事業や、歩道だけを増設する交通安全施設等整備事業がございます。これらの事業に限らず、道路をつくる際には道路法の第30条に基づいて、これは道路構造令でございますけれど、これも平成15年に改正になっておりまして、そのことにより道路構造の技術的な基準が定められており、車道や歩道の幅員などについては、これらにより定められております。

 道路構造令による歩道の最小幅員につきましてでございますけれど、一応2メートル以上ということになっております。新しく歩道を設置する場合は、現在の車道幅員に路肩幅員と歩道幅員を合計して最低でも8メートル50、これは片側1車線の場合に2メートルの歩道をつけるという想定でございますけれど、その幅員が必要になってきます。

 また、交通量、歩行者数の基準につきましては、交通安全施設等整備事業の採択要件の参考値といたしまして、12時間の自動車交通量が1,000台以上、また1日の歩行者交通量が100人以上となっております。また、危険度割合等の基準はございませんが、事業を採択する際に十分そこら辺を考慮しながらやっていくというふうに考えております。

 ちなみに、多久市では、交通危険箇所の判定につきましては1年に1回、多久市交通危険箇所巡回診断調査等も行っておりまして、その中で危険度のランクづけを行い、危険度の高いものから改善を行っているというふうな状況でございます。

 また、3番目に、財政的な問題につきましては、いかなる事業におきましても発生する問題でございます。特に道路改良等の事業につきましては、道路沿いの家屋等の買収に多額の費用が発生いたしますので、市はもちろんのこと、国・県においても費用対効果の審査が非常に厳しいという状況でございます。

 また、4番目の地域の設置要望、陳情などの熱意の問題でございますけれど、この質問でございますが、いろいろな事業を起こすに当たりまして、地域の実情や意思を訴えることは、事業着手のための大切な要因の一つというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君)

 では、1番目の筑水の取り組み方、この件につきまして、今確かに同意書の件で25%ぐらいしかとれていないというような状況でございますけれども、これは3分の2の同意書が必要だということが初めから言われていますよね。このような状況の中で、このまま施行ができるのかなと。要するに、土地改良区の立ち上げ、そういうもろもろも含んで順調にこの工事が推進されていくものかなと心配をしているわけでございますけれども、3分の2の同意が必要だということがルールで決まっている以上、これに対して、やはり市の方としては努力をしますというのが恐らく答えだと思いますけれども、1点聞きたいのは、小城市と佐賀市はどうだったかなというふうに思います。あっちの方も意見書なり同意書なりの提出がもう済んどるわけでございますか、まずお聞きします。



○議長(古賀和夫君)

 まちづくり部長。



◎まちづくり部長(小園敏則君) (登壇)

 お答えいたします。

 筑水の右岸上流部会の中に、多久市、小城市、佐賀市と三つの市が入っておりますけれど、その中でも他市の状況というふうなことでございまして、佐賀西部広域線、これは大和から小城の路線でございますけれど、その中での佐賀市は保留という部分で100%、小城市につきましては同意が61%で保留が39%となっております。佐賀市、小城市、合わせて広域線全体での集約でございますけれど、同意43%で保留57%といったふうな内容でございます。

 また、多久導水路、これは小城市と多久市でございますけれど、小城市の状況といたしましては、小城市の同意が86%で反対が14%ということで、多久市につきましては先ほど市長が申し上げましたように同意が25%で保留が75%ということで、多久導水路全体の状況を見ますと同意が37%で反対を含めた保留が63%というふうな数字になっております。

 以上でございます。(「そういうふうな立ち上げができるかということ。土地改良区の立ち上げがそういうふうな形で……」と呼ぶ者あり)

 失礼いたしました。3分の2以上あるときが土地改良区として立ち上げということになりますので、基本的には3分の2になっていないというふうに考えますので、これらを今後、先ほど市長が申し上げましたように、嘉瀬川右岸上流部会の中で検討して、今後どういうふうな進め方をするかということも含めて、そういった部分も結果を踏まえて再度検証して、今後の進め方等々についてもしていくということでございますので、まだ3分の2以上になっておりませんので、そこら辺については今すぐさっとやりますよというふうなことにはならないと思います。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君)

 そしたら、どうしてこんな結果になったかというふうに思われておるものか。こういうふうな同意結果が極めて悪いわけでございますけれども、全体的に43%の同意をもらって57%が保留という結果が出たということでございますけれども、この原因、何遍も前いろいろ言われておりますけれども、何が大きな原因だと考えておられましょうか、お聞きします。

 こういう結果が出るということは、どういうふうな農業従事者、また入水者、直接受水者の考えが恐らくあろうと思いますから、何でこういうふうな結果になったのかなと、大きな原因は何だと思いますかとお尋ねします。



○議長(古賀和夫君)

 まちづくり部長。



◎まちづくり部長(小園敏則君) (登壇)

 お答えいたします。

 この筑水事業が始まったのが昭和40年代というふうなことでございまして、そこら辺の時代はやはり今の農業情勢とは違いまして、農業に対するウエートが物すごく大きかったという部分もございまして、特にその時分は干ばつ等も非常に多く、水に対する必要性を物すごく唱えられて、当初は地元から陳情なり要望なりがありまして、それに加入したといういきさつがございます。

 最近になりましては、農業情勢が物すごく激変いたしまして、米価の問題、それと減反の問題、そこら辺がやはりネックになっているんじゃないかなというふうに思っております。それと、ある程度、圃場整備等々も進みまして、水もちがいいというふうな部分もございまして、圃場整備は筑水事業の一つの関連事業ではございますけれど、関連事業を先にやった部分はございますけれど、そういった中で水が非常にもてるもんですから、今の時期は減反もありまして、水不足はしていないというふうな声が聞こえてくる状況でございます。

 ですから、今後はやはり、そういった部分の水の必要性、今後は世界的な大干ばつが起こるという予想もされておりますので、そういった部分で今後の農業経営の中では絶対水は必要だというふうなことを訴えていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君)

 ありがとうございました。私が期待したような答えでございますけれども、30年前に計画をされたこの事業を、今推進してまとめに入ろうかというような状況でございますけれども、現にもうそこまで、小城の三里まで来とるわけですよね。だから、白石の方は恐らくそういうふうな地下水の水位の関係で絶対必要だというふうな認識はあると思いますけれども、やはり多久導水のこの分については、多久の農業の実態をまさに反映しているんじゃないかなというふうに思っているわけでございます。

 今、部長が申されたとおり、3割以上の減反を強いられ、また中山間で非常に耕作のパーセントが悪いという中での農業の推進を図るために、非常に水のこの問題は反対派が多いんじゃないかなと──反対じゃなくて保留が多いんじゃないかなと思いますけれども、これは長期的に見れば、今の地球温暖化を初め天候不順といいますか、今は確かに水は余っておるような状況でございますけれども、大変な時期が来るような予測をされるわけですよね。

 実は、きのうもテレビでございましたけれども、キャベツですか、余りにもでき過ぎて生産調整をしているということで、耕運機できれいなキャベツを全部砕いていっておられましたけれども、天気がよ過ぎてもこういうふうに過剰生産にもなるし、雨が降らなかったらまた製品自体が多くとれないというように、非常に農業は困窮をしているわけでございます。

 しかし、これは計画的には23年度には通水試験をやって、24年から本格的に通水を始めるという基本計画があるわけですよ。これを曲げるということは恐らくないだろうと思います。これは国策の一つでやっとるわけでございますので、諫早湾の閉め切りといいますかね、あれもあれだけの反対がありながらも、やっぱり強行的に最終的に押し切ってやったという国の国策は、なかなか途中でねじ曲げるということはできないわけでございまして、これを拒否した場合は、今からの農水省ですかね、ああいうところからの補助金、いろいろもろもろに対して非常に影響が出てくると、地域に対する締めつけといいますか、非常にそういうものがもろに出てくるような状況でございます。やはり静かな受け入れ方をして、着実にこれを振興していかれるんじゃないかなと思っております。恐らく私は将来的に向けては絶対必要かなと思っておりますけれども、その辺の一層の努力をお願いしたいと思っております。

 それから、次は中山間の整備事業に移りますけれども、この中山間の整備事業、確かに筑水の関係でおくれたんじゃないかなというふうに思っております。いろんなことをクリアしていかなくちゃならないのに、3年も4年もそういう大きな予算を、申請された大きな問題を小さく絞っていかなくちゃならない、約半分に減らさにゃいかんというようなことでございますので、地域間の調整あたりをまたせにゃいかんだろうし、この中で、ぜひこの地域の中山間の整備、西多久町あたりはやっと済んだわけでございますけれども、あれを見れば、よくやったなというふうに私は感激をするわけでございます。下からずっと女山峠に向かって行きますと非常に整備をされて、つくりやすくなったなというふうに思っておりますけども、負担金とかそういうものについてはいろいろ問題はございましょうけれども、これからの長期的な展望に立てば、ぜひあれだけの整備をしたいなというふうに思っております。

 大きな課題としては、西多久の場合は西多久を考える会といいますか、そういうリーダー的に古賀議長あたりが中心になってやられたというふうな経緯も聞いておりますし、ぜひ北多久の方でも、私たちもだれかを、今のところ武富議員あたりを頭に調整をして頑張っていきましょうかという話を今したところでございます。きのう実はしたんですよ。何とかやってもらえませんかと、あと補佐は私たちがしますからというふうにお願いをした状況でございまして、今そういう段階でございまして、そういうグループづくりを今から着々と進めて、ぜひ中山間整備を進めていきたいなというふうに思っております。

 これは、市としては恐らく事業執行までは4年ぐらい期間的にはかかるだろうと思います。それに対する市の動きとしては、これからどんなことをまず第一にされていきますか。その点をまず1点聞きたいと思っております。地域説明に入るものか、そういうふうなどことどこの調整をしていくものか、市主導でどうなさるものか、まず第1段階を聞きたいと思っております。



○議長(古賀和夫君)

 建設整備課長。



◎建設整備課長(成富廣行君) (登壇)

 現在取り組んでおります中山間事業として、北多久地区──仮称ですけれども、取り組んでおるわけですけれども、まず、事業の推進等につきましては、現在、概略の活性化構想図を作成するためにコンサルタントとも協議をいたしまして、必要な資料を集めておりまして、これから地元の要望をいただいております13集落、14項目について現地調査等を行いまして、事業、講習の検討をしていきたいというふうに思っておるところでございます。

 それで、4カ年程度かかるということになろうかと思いますのが、これから先ほど言いました活性化構想図等をつくりまして、20年度までぐらいに農業振興基本計画、それに農村環境計画等を計画いたしまして、あと21年度に県との協議等をいたしまして、22年度ぐらいに事業申請ができるようになればというようなことではどうかというふうなことで、今現在検討いたしておるところでございます。

 以上です。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君)

 私が言ったとおり、やっぱり四、五年ぐらいかかって計画をまとめて、事業計画を推進するまでには二十二、三年ぐらいまでかかるだろうということでございますけれども、その中でも、かなり農業の変化といいますか、あるんじゃないかなと思いきや、農業を取り巻く全体的な流れが非常に悪い方といいますか、非常に私たちが危惧するわけでございます。

 第1次産業のこの農業というのは、商業に与える部分もかなり多いわけですよね。農業が活性化せん限りは、商業においても非常に購買力が減少と。非常に郊外型の大きな建物が建って、スーパーあたりが建ったから減少したわけではございません。それも大きな原因ではございますけれども、やはり地域の中で農業という大きな柱がこのように衰退すれば、どうしても商業にも非常に影響が出てくるし、強いて言えば、先ほど申しましたとおり市の財政にも非常に大きな負担を強いるわけでございます。中山間整備事業、これは総合整備事業ですけれども、これがもし始まれば、土木業者なり、それなりの関連の事業者あたりがそれぞれ仕事を多くするわけでございますから、ぜひ進めていきたいなというふうに思っております。

 やはりこれから先のこの中山間整備を進める以上、市の中の負担金といいますか、5%の負担金、これはやっぱり西多久でもどこでも今まで全部がそういうふうになっているわけで、多分あるだろうと思いますけれども、この5%の負担金は何年で計画をするとか、そういうふうな負担割合がちゃんとあるわけでしょう。そういうことを何年で償還するとか、そういう計画があるわけでございましょうから、その辺の返還といいますか、これは筑水と違って未来永劫、水をくみ取る以上はその1,100円の負担金がずっとかかるというものじゃなくて、何年ぐらいで大体償還をされていくような契約になっておりますか──もしそれが計画推進された場合ですよ。



○議長(古賀和夫君)

 建設整備課長。



◎建設整備課長(成富廣行君) (登壇)

 お答えいたします。

 事業負担金の償還についてでございますけれども、この償還については借入期間をどのようにされるかというようなことであろうかと思いますので、一般的に20年から25年でされているのではないかというふうに思っているところでございます。

 以上です。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君)

 20年から25年と、まあ先の長い話でございますけれども、これはやはり今現在の農業担い手が考える問題じゃなくて、後の後継者もしっかり話し合いをしながらの計画じゃなければ、なかなか推進ができないんじゃないかなというふうに思っております。なおかつ、まだそういうふうな段階でございますので、ここで決定して、ああするこうするというふうな審議をして始まらないと思いますので、とにかく私としては推進を目標に、市の協力をしっかりお願いしたいなというふうに思っております。

 3番目に参ります。鳥獣被害対策。

 これは先ほど市長が言われました。これは角田議員が前、6月議会ですかね、に尋ねてございます。詳しく議事録にも載っておるわけでございまして、市長が答えられた数字、そのまま6月議会で言われたような、議事録に載っていたわけでございます。佐賀県下でもイノシシ被害が3億円を超えるというような大きな被害であるわけでございまして、なかなかその対策に苦慮をしとると。JAとか猟友会の協力をいただきながら、被害削減に取り組みたいということでございますけれども、現在打つ手がないというのが本音じゃないかなと思っております。

 確かに、箱わなが非常に効果的だということでございましたけれども、角田議員の答えの中では、多久、小城に25基ぐらいしかないというふうなところで、とにかくとってもとってもどんどんどんどんふえてくるわけですよね。その中で、お百姓さんが日々言われることが、イノシシとの戦いに疲れたというようなことなんですよね。うちも商売柄、農協あたりに製品を卸します。その中で、梨とか、ブドウとか、もうありとあらゆるところに、長崎から熊本からイノシシ被害を聞いとるわけでございまして、その方が言われることは、もう疲れますと、せっかく収穫どきになって、あしたからちぎろうかなというときに前の日にやられるというふうなことで、もう愕然とするというふうなことを日々聞いておりまして、何とかされないもんですかということですよね。

 鉄砲で撃つ──鉄砲というか、猟友会の方で撃つと。それから、箱わなで処理すると言われたけれども、結局、最終的には箱わなでとったり猟銃で撃つということは、後の肉の処理なんかはそれなりにやっておられるわけでしょう。それよりもっと強烈な方法はなかと、一網打尽といいますか、そういうふうな方法はないかと。しかし、日々人間が安心・安全を脅かされていますから、まさかイノシシから脅かされるというようなことが、本当もう少し真剣に、政府も地方議会においても考えるときじゃないかなと。愛鳥とかいろいろ、確かにそういうふうな保護を求める団体もございますけれども、人間が参ってしまうような状態は行政の怠慢じゃないかと、私は思うときがございます。その点、もう少し真剣といいますか、この日々イノシシとの戦いに疲れ果てたという農業者の気持ちを考えて、市長として、また、先ほど答えられた以外に、こういう方法はないかなと思うことはないですか。これ以上言えないですか。

 言えないならしようがないけれども、この前テレビで、冗談ではあろうと思いますけれども、みのもんたのテレビをちょっと見てましたら、えさの中にアルコールをまぜるとかいうふうなことを言って笑っておりましたけれども、そういう方法とか、やはり殺してはいけないならば、毒殺、薬殺がいけないならば、死なない程度の方法ですよね、眠りこけるとか、下半身が麻痺するとか、そういう方法も製薬会社とかそういうところでも検討する余地はあると思うんですよね、このイノシシの駆除に対して。だから、限定して使うとか、そういう方法は幾らでも考えはできるわけでしょう。

 だから、あれだけのやぶの中から出てくるのに対してなかなか、彼らたちも利口ですから、同じ道は二度と通らないような格好ですから、日々イノシシとの戦いに終止符を打つため、やはり特効薬といいますか、そういうことを進言することも考えられないでしょうか。殺しちゃいかんということでしたら、死なない程度に痛みつけるというようなところで、その考えを市長にお聞きしたいと思いますが、どうですか。



○議長(古賀和夫君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答します。

 この問題は、先ほど来お答えしていますように、多久市だけの問題ではなくて、県内、あるいは九州内、あるいは西日本で大変大きな被害が出ています。したがって、県知事への要望の項目にも当然入れておりますし、また九州市長会への強い要望事項にも各県から上がってくる課題の一つでもあります。

 また、広域での対応策が重要なことは、もう議員御案内のとおりでありまして、一部でやってもほかへずれ込んでまた戻ってくると、結局ほとんど状況は変わりません。

 また、対策に関する議論の途中では、議員も控え目におっしゃっておりましたけれども、薬物等使って、毒とかいろいろありますけれども、駆除する方法はというのもありますけど、当然、動物愛護の団体もおられますし、自然保護の団体もおられますし、そのような意見の方もおられますので、なかなかそこら辺は非常に難しいところじゃないのかなというのが率直なところでございます。

 また、今言われましたように、新たな薬の開発とかも可能性としては、私も素人でわかりませんけれども、いずれにしろ、西日本はイノシシ、一部のところでは別の動物系によります被害も具体的に出ておりますし、あるいは、先般は歩行中の年配の女性の方を襲ったとか、慌てて動いてけがをしてしまったとかいうこともありますので、これは総務省とか関係の省庁に申し上げておりますけれども、人口と面積だけじゃなくて、こういったことに対する対策費用の重要性、すなわち自然とのかかわりを交付税に勘案していただきたいということもありますし、まして、今議員が言われたように、新たな国の対策として全国的に手を打っていかないと、やはりこれはもう立ち行かないなということを強く思っております。

 そういったことを言うだけでは、なかなか具体的に手はつけられないじゃないかということかもしれませんが、やはり法やルール、そして倫理の問題もありますので、それらも踏まえながら引き続き強く関係機関にも要請をしていきたい、そして、きちっと体制をとっていきたいなというふうに強く願っているところでございます。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君)

 今、市長が申されたとおり、やはり動物愛護団体とか自然保護団体、確かに反対も、私たちが理解できないような、何でこんな人たちが反対するのやと思うところもございますけれども、彼らたちには彼らたちの立場があって言っているのかなというふうに思いながらも、やはり法や倫理と今市長は言われましたけれども、法や倫理というものは人間のためにあるんですよね。だから、それに的確にこたえるように、市長の力、あちこち飛び回っておりますので、そういう機会をとらえて、薬の開発とか、そういうものを早急にされるようにお願いをしたいなと思っております。

 では、最後でございますけれども、歩行者の保護を目指したものに入りたいと思っております。歩行者保護のための歩道設置、この件でございます。

 部長が言われましたとおり、これはもう説明を受けたときのとおりでございまして、歩道をつけるならば8.5メートルの幅が必要だということでございまして、8.5メートルないところもついとるところはあるわけですよね。だから、そこで法の基準といいますか、道路幅とか、そういうふうな基準があるんですかとお聞きしたのはそこなんですけれども、実は私もメーター尺持ってはかったんですよ。そしたら、北部小学校の周辺は昔からの並木がずっとありまして、あれを動かして歩道を設置するということは非常に困難かなと。それこそ費用対効果、財政的にも大きな負担を強いられるかなと思いつつ、東部小学校、中学校、あの辺は片側だけでも鉄さくのフェンスを張って区分をしてあるわけですよね。だから、ああいうところもメーター数はあんまり変わらないけれども、そういう設置をされたらどうかなと思いきや、今、障害者あたり、高齢者あたりが電動カートで行たり来たりさすですよね。それとか、自転車通学をされる高校生とか、鉄さくとかああいうものがあれば非常に歩道の中は走れないし、車道に出れば車道が狭くなるもんですから、非常に危険性を伴う部分も出てくるわけですよね。

 だから、その点について、鉄さくのあんまり高いのじゃなくて低い鉄さくで対応できるところがないかなと思っておりますけれども、その辺、部長あたりはどのような、実はあそこは8.2メートルしかないんですよ。30センチ短いんですよね、はかったところ。だから、ずっと小学校のあれから労働会館があるでしょう。あの辺ずうっとはかってみたところ、ちょっと足らないわけですよね。しかし、よそをはかってみたら、撰分とか小さな歩道でございますけれども、肩幅いっぱいぐらいの歩道でございますけれども、段がついております。歩道とみなされるような場所は、うんとまだ狭いところもあるわけですから、何かいい方法を考えついて設置できないかなというふうに思っておりますが、ちょっと今の片側だけでもできないかなという質問でございますけど、部長、どうでしょうか。



○議長(古賀和夫君)

 まちづくり部長。



◎まちづくり部長(小園敏則君) (登壇)

 ただいまの質問の道路というのは、県道小侍・多久原線、小学校の前のことじゃないかなというふうに思っておりまして、先ほど8メートル50と言ったのは、市道を含めたところの最低の歩道の設置基準というふうなことでございまして、県道あたりになれば、かなりの交通量があるということになりまして、やはり今度8メートル50ではどうもできないというふうなこともございます。

 あそこちょっと調べたんですけれど、現行の交通量が、平成17年度の交通センサスによりますと、大体12時間で3,600台ぐらい利用されているということでございまして、その基準に当てはめて、構造令によって幅員構成をちょっと考えてみますと、車道幅員が側溝を含めて約7.25メートルぐらいになるわけですね。それに2メートルの歩道を設置することになれば、9.25メートルが最低幅員ということになりますもんですから、やはり現況では、現況の中でつくるとなれば、どうしても車道部分を小さくせにゃいかん、いじめにゃいかんということになって、あそこの3,600台が通っている交通量を、今度はどうさばくかという部分もございまして、これはもう管理は県の佐賀土木事務所の方になるもんですから、そちらの方で検討していただくわけでございますけれど、一番いいのは現在の道路を拡幅するのが一番いいんでしょうけれど、そうなりますと、あれだけの家がずっとありますので、相当の費用がかかるんじゃないかなということも予想されます。あと、安全対策をどういうふうに持っていくかというふうなことで、やはりこれは地域の皆さん、また交通関係の皆さん、道路管理者の皆さんと一緒になって、そこら辺を協議していかなければならない問題じゃないかなというふうに思っております。

 ちなみに、あそこの道路につきましては、通学路の指定には今のところなっていないというふうな状況で一応学校からも、沿線の方はどうしても歩かにゃいかんですけれど、そこを通過される生徒さんたちは歩道のあるところが通学路の指定になっているというふうに聞いております。そういう状況でございますので、やはりいろいろ、ここでこうできますよというふうな答えはなかなか出ないんじゃないかなというふうに思っております。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君。



◆9番(牛島和廣君)

 幸いにも、あそこが学校の通学路の指定にはなっていないということでありまして、やはり子供たちは国道の歩道をずっと通って帰っているようでございますけれども、中には、家の近くでわざわざ遠回りして帰るということはないから、何人かがあそこを通っているというふうな状況でございました。私もわかっております。

 だから、地域の方も、無理やり歩道設置をした場合、鉄さくをつけてみたりしたら、いいときばかりじゃないわけですよね。日々、電動カーとか、高齢者あたりが通ったりしたり、それから自転車で通る方、非常に不便を感じる、また、それをしたばかりに危険度が増すというふうな状況でございますから、しっかり地域の方とも話して、もしそういう設置する場所がございましたら、少しでも試験的にされたらどうかなというふうに思う節もございますので、しっかり検討してもらいたいなというふうに思っております。今後とも、ひとつよろしくお願いいたします。

 これで質問を終わります。



○議長(古賀和夫君)

 牛島和廣君の質問は終わりました。

 残された市政一般に対する質問は11日行うこととし、本日はこれにて散会いたします。

                午後2時55分 散会