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佐賀県 多久市

平成16年 9月 定例会 09月09日−04号




平成16年 9月 定例会 − 09月09日−04号









平成16年 9月 定例会



       平成16年9月9日
1.出席議員
   議 長  武 冨 健 一           10 番  中 原   鎭
   副議長  西 山 英 徳           11 番  田 中 英 行
   2 番  中 島 國 孝           12 番  山 口 正 信
   3 番  野 中 保 圀           13 番  角 田 一 彦
   4 番  中 島 慶 子           14 番  田 原   昇
   5 番  山 本 茂 雄           15 番  山 口 龍 樹
   6 番  飯 守 康 洋           16 番  真 島 信 幸
   7 番  興 梠 多津子           17 番  井 上   慧
   8 番  古 賀 和 夫           18 番  石 井 順二郎
   9 番  牛 島 和 廣           19 番  大 塚 正 直

2.欠席議員
   な   し

3.本会議に出席した事務局職員
   事 務 局 長  樋 口 和 吉
   次長兼議事係長  野 中 信 広
   書記       山 田 智 治

4.地方自治法第121条により出席した者
    市           長      横   尾   俊   彦
    助役                 古   賀   正   義
    収入役                田   中   勝   義
    教育長                尾   形   善 次 郎
    総務課長               藤   田   和   彦
    税務課長               牛   島   剛   勇
    財政課長               柴   田   藤   男
    市民課長               森   山   真   塩
    生活環境課長             木   島   武   彦
    農林課長               田   中       榮
    農業委員会事務局長          舩   山   正   秀
    建設課長               小   園   敏   則
    企画商工課長             石   橋   慎   一
    都市計画課長             成   富   廣   行
    下水道課長              中   原   博   秋
    人権・同和対策係長          楢   崎   ま さ 美
    福祉健康課長             市   丸   正   文
    教育次長               松   下   伸   廣
    生涯学習課長             松   尾   紀 久 江
    学校教育課長             今   泉       弘
    会計課長               本   島   和   典
    水道課長               前   山       充
    市立病院事務長            渕   上   哲   也
    監査委員事務局長           三   塩       徹
    恵光園長               草   場   藤   夫

      ─────────────────────────────
       議  事  日  程    9月9日(木)10時開議

 日程第1  市政一般に対する質問
      ─────────────────────────────
          平成16年9月多久市議会定例会一般質問通告書
┌──┬─────────┬──────────────────────────┐
│順番│ 議員名     │     質問要旨                 │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.福祉車両を使った「有償移送サービス事業」について│
│  │         │ (1) 規制緩和により国の認可を受ければ有償移送が可能│
│  │         │  となりました。要介護者、障害者のタクシーに代わる│
│  │         │  ものとして、事業の実施ができませんか。     │
│  │         │                          │
│  │         │2.「市町村民税の回収機構」について        │
│  │         │ (1) 県内市長会の県知事への要望の中に「回収機構」の│
│  │         │  設置をとの新聞記事がありました。        │
│  │         │   滞納税等の回収に本市においても尽力されています│
│  │         │  が、多久市の発案ということなので、その真意をお聞│
│  │         │  かせください。                 │
│9 │ 大 塚 正 直 │                          │
│  │         │3.インターネットに関連して            │
│  │         │ (1) 市立病院での「お見舞いメール」について、入院患│
│  │         │  者への無償サービスとして実施できませんか。   │
│  │         │ (2) IP電話の導入について            │
│  │         │ (3) バナー広告について、将来にむけて検討してみませ│
│  │         │  んか。                     │
│  │         │                          │
│  │         │4.JR唐津線踏切の遮断時間について        │
│  │         │ (1) 多久駅西・中多久駅東・東多久駅東の踏み切りの遮│
│  │         │  断時間について短縮で要望できませんか。     │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.保育事業について                │
│ 10 │ 中 島 國 孝 │ (1) 国や県では、保育園給食室廃止の方向ですが、我市│
│  │         │  の取り組みについて               │
└──┴─────────┴──────────────────────────┘

┌──┬─────────┬──────────────────────────┐
│順番│ 議員名     │     質問要旨                 │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │ (2) 一時保育の現状は連続しては3日間となっています│
│  │         │  が、保護者の間では、期間延長の要望がありますが、│
│  │         │  我市の取り組みについて             │
│ 10 │ 中 島 國 孝 │                          │
│  │         │2.スポーツ施設等の施設管理について        │
│  │         │ (1) 保守点検は年何回実施されているか       │
│  │         │ (2) 点検後の対策は                │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.第3次総合計画「歴史と文化が薫る街並みづくり」、│
│  │         │ 住宅マスタープラン「地域と歴史と文化を生かした生活│
│  │         │ 環境づくり」について               │
│  │         │ (1) 「歴史的雰囲気を持った景観づくり」の施策とし │
│  │         │  て、多久町周辺の今からの『まちづくり』の進め方は│
│ 11 │ 飯 守 康 洋 │                          │
│  │         │2.戦国期の山城、梶峰城(=城山)について     │
│  │         │ (1) 発掘調査が実施されていますが、良い状況で残って│
│  │         │  いる、城郭遺構〔曲輪(くるわ)・竪掘り・掘切り・│
│  │         │  土塁等〕の保存と活用の取り組みは        │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.教育行政                    │
│  │         │  佐世保の同級生殺害事件。痛ましさに耳をふさぎ、 │
│  │         │ 目を覆った日から3ヶ月余。悲劇が突きつけた疑問は多│
│  │         │ く、課題が重いと考えます             │
│  │         │ (1) 学校現場での児童生徒への対応や指導は、どの様に│
│  │         │  なされていますか                │
│  │         │ (2) 「孔子の里」にふさわしい心の教育は、どの様にな│
│ 12 │ 中 島 慶 子 │  されていますか                 │
│  │         │ (3) 事件の教訓をもとに、子どもの起点である家庭教育│
│  │         │  充実の推進は                  │
│  │         │ (4) 「文教の里」を誇る多久です。情感豊かな子ども、│
│  │         │  人づくりの手だてに、更に「読書」の推進を    │
│  │         │                          │
│  │         │2.児童福祉行政                  │
│  │         │  子育ての在り方を考え、サポートする       │
└──┴─────────┴──────────────────────────┘

┌──┬─────────┬──────────────────────────┐
│順番│ 議員名     │     質問要旨                 │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │ (1) 多久市の乳幼児(子育て)支援の現状と利用は  │
│  │         │ (2) 親子の絆とぬくもりを作り、心と言葉(語)の発達│
│ 12 │ 中 島 慶 子 │  と心の教育につながるブックスタート事業(絵本の贈│
│  │         │  呈)について                  │
├──┼─────────┼──────────────────────────┤
│  │         │1.学校給食の滞納対策の進め方について       │
│ 13 │ 興 梠 多津子 │  保証人付き納入確約書の実施で、滞納が改善するので│
│  │         │ しょうか                     │
└──┴─────────┴──────────────────────────┘

      ─────────────────────────────
                 午前10時 開議






○議長(武冨健一君)

 おはようございます。ただいま出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。

 会議規則第65条の規定により、発言の訂正及び発言の取り消しの申し出があっておりますので、順次発言を許します。

 まず、中原議員。



◆10番(中原鎭君) (登壇)

 10番議員の中原でございます。

 昨日の質問中、超過勤務、いわゆる残業についての文言の中に、命令によらない場合の残業の言い回しが「やみ超勤」「やみ勤務」と発言し、不適切でありましたので、その部分を「サービス超勤」「サービス残業」と訂正させていただきたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 ただいまの中原議員からの発言の訂正については、議長において許可することにいたします。

 次に、山本議員。



◆5番(山本茂雄君) (登壇)

 5番議員の山本でございます。9月6日の発言で一部分不適当な発言がありましたので、取り消しをさせていただきたいと思います。

 「────────────────〔発言取り消し〕───────────────

──」それと、「─────────────────────────────────

─────────────────────────────────────────

─────────────────────────────────────────

─────────────────────────────────────────

──────────────────〔発言取り消し〕───────────────

─────────────────────────────────────────

─────────────────────────────────────────

─────────────────────────────────────────

───────────────────」を取り消させていただきたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(武冨健一君)

 お諮りします。

 ただいまの山本議員からの発言取り消しについて許可することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(武冨健一君)

 御異議なしと認めます。よって、山本議員からの発言取り消しについては許可することに決定いたしました。

 次に、井上議員。



◆17番(井上慧君) (登壇)

 井上慧でございます。

 昨日の私の一般質問の中で、中多久マーケットのことにつきまして、役員がどうのこうの言ったという中に、「──発言取消──」というようなことをつい申し上げてしまいまして、私の認識のなさを非常に情けなく自分で思っております。ぜひ取り消しをお願いしたいと思って、ここで申し上げております。よろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 お諮りします。

 ただいまの井上議員からの発言取り消しについて許可することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(武冨健一君)

 御異議なしと認めます。よって、井上議員からの発言取り消しについては許可することに決定いたしました。



△日程第1 市政一般に対する質問



○議長(武冨健一君)

 日程第1.市政一般に対する質問をきのうに引き続き行います。

 まず、大塚正直君。



◆19番(大塚正直君) (登壇)

 おはようございます。議席番号19番、大塚正直です。通告に沿って質問いたします。

 質問その1、福祉車両を使った有償移送サービス事業について。

 今回の質問の福祉車両とは、社協所有の車いす移送用リフト車を指し、主体事業者として多久市社会福祉協議会を想定しております。

 質問に入ります。

 介護保険法が適用されて、市内の至るところで施設送迎自動車を見かけます。ほとんどは介護輸送車と言われる車です。今回質問の福祉車両とは性格を異にします。介護輸送というのは、介護保険法の居宅サービス事業者が介護報酬を受け取って行う要介護者の輸送のことです。訪問介護の介護輸送は、乗降介助に対して報酬が支払われます。施設介護の介護輸送は、施設送迎、すなわち輸送に対して支払われます。報酬を受け取って輸送を行うので、道路運送法の許可を受けたタクシー事業者が担当するのが原則であるというのが国土交通省の見解でした。一方、介護保険制度を所管する厚生労働省は、道路運送法の許可がなくてもできるのではないかとの見解を示して、両省間の見解の相違をめぐり地方の現場で混乱が生じたので、両省間で協議が続けられて、共通理解とともに、パブリックコメントの手続を経て、平成16年3月16日付で法的取り扱いの方針が両省連名で示されています。

 多久市社協所有のリフトつき福祉車両は、運転手つきを要望した場合、ガソリン実費と時間当たりの賃金を支払うことで移送サービスを受けることができます。現行サービス事業を道路運送法に照らし合わせた場合は、グレーゾーンに位置するのではないかと私は思います。認可を受けて、要介護者、障害者のタクシーにかわるものとして移送サービス事業が実施できませんか。市長に質問いたします。

 質問その2、市町村民税の回収機構について。

 平成16年8月18日の佐賀新聞に、回収機構創設を県市町会が古川知事に提言したとの記事がありました。景気低迷で自治体の税徴収率が落ち込む中、市町村の枠を越えて専門スタッフをそろえ、法的手段を駆使して徴収する組織を想定しているとのことです。

 我が市においては管理職で市税等収納率向上対策委員会を設置し、税務課徴収係の職員の皆様も御苦労を願っていると思います。以前に、県税事務所の方々と同伴で徴収訪問した際、効果的であったとの報告を伺っていますが、今回の知事への提言が多久市の職員提案ということなので、その経緯をお尋ねいたします。

 なお、今回の提言について県が、形は違っているようですけど、対応する旨の記事が9月3日の佐賀新聞に紹介されておりましたが、後の質問に触れたいと思います。

 質問その3、インターネットに関連して。

 市立病院でのお見舞いメールについて、また、IP電話、バナー広告の導入について質問いたします。

 個人として病院に入院した経験はありませんが、お見舞いは病気回復に向けての有効な手段の一つになるのではと推察いたします。遠く離れて見舞いに行く機会がない人たちのために、無償サービスとしてお見舞いメールを実施することはできませんか。

 また、サーバー等の問題が残っておりますが、IP電話導入に向けて検討されてはいかがでしょうか。

 また、市のホームページに、アクセス数との関連もあるとは思いますけど、バナー広告の導入はいかがでしょうか。

 質問その4、JR唐津線踏切の遮断時間について。

 市が主体的でないので質問も考えたのですけど、事実を知っていただきたいと思って質問いたします。

 多久市内には三つの駅があります。また、駅から数百メートル離れた位置に踏切が設置してあります。多久駅は東西に、東多久駅も東西にあります。中多久駅は東側、佐賀寄りに踏切があります。JR唐津線は、佐賀と唐津を通しで運転する列車が1日20本あります。うち半数以上の11本が多久駅で待ち合わせをしていると思います。これは数えたわけではございませんけど、時刻表より推定いたしました。

 私が一番利用する多久駅西側、唐津寄りの踏切を例にとりますと、佐賀、あるいは唐津方面へ、多久駅に停車し、同時出発する列車が9本あり、残りの2本は佐賀行きが数分おくれとなっております。どの時点で踏切がおりるのか、はっきりしたところまでは把握しておりませんが、駅に列車が近づいた時点より踏切がおり、佐賀、唐津方面行き列車がホームに入って乗客が乗りおりする時間も閉まったままで、踏切を列車が通過してしまうまで遮断状態です。朝夕は通学生の乗降客の多いこともあると思いますけど、すごく長く感じます。短縮で要望ができないでしょうか。

 1回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 大塚議員の1回目の御質問にお答えいたします。

 まず最初に、有償移送サービスについてであります。

 有償移送サービスは、公共交通機関の利用が困難な移動に制約のある人に対して、通院、通学等の日常の外出だけでなく、行楽や余暇活動等、生活の質と範囲を広げる手助けとして、福祉車両を使用して移動手段を提供することを目的として行われます。

 その許可の条件として、営利を目的としない法人、または地方公共団体がみずから主催するボランティア組織とされており、本市で認可可能と想定される対象といたしましては、議員お尋ねの社会福祉法人関係や商工会、医療法人等になると思われます。

 現在、本市では、御質問にもありましたように、公共交通機関での移動が困難な方々に車いす利用者等に対して、県内の移動に限りリフトつき車両を貸し出すサービスを社会福祉協議会で実施いただいております。また、タクシー業者の車いす等専用タクシー利用が可能でございます。利用される方には、障害者割引10%を受けることができますし、さらに、重度の障害に応じてタクシー割引券 500円を年間30枚交付して、料金の一部を助成している現状にあります。

 お尋ねの件でありますが、今後、身体障害者その他の移動制約者の状況や市民ニーズなど、並びに福祉車両等の利用状況等を踏まえ、法人等の有償移送サービス認可取得の推進をしたいと考えております。

 次に、市町村民税の回収機構についてお尋ねがございました。

 その経緯についてということでありましたが、市税の滞納状況につきまして、これまで議会でも御質問が多々ありましたように、このことは非常に重要な問題であると受けとめ、これまでもいろいろな検討を行ってきた経緯がございます。最近の経済状況によります失業者等の増などにより、平成5年から収納率が減少しておりましたが、平成15年度におきましては、さまざまな取り組みの効果もあって、わずかながらですが、回復、上昇してきているところでございます。

 これまで収納率向上に向けていろいろ検討し取り組んできたところですが、例えば、日々の臨戸訪問、あるいは収納率の向上を目指していくことが中心となっていたわけです。しかし、よその県の状況を担当の方で調べたりいたしましたところ、多少組織の違いはあるものの、県が中心となって市町村民税の徴収に当たる専門的な組織を設立するなど、収納率向上に努めているということを知りました。このため、市長会からの提案として県に働きかけをして、市町村税の回収機構を組織していただき、多久市のみならず県内市町村の収納率向上が図れればと考え、提案をしたところであります。

 専門機関を立ち上げますことによりまして、専門的な知識を持っているスタッフのもと、法的な手段を駆使し徴収に当たるということにより、これまで、いわば市民との人間関係やしがらみなどがあって、やや強い押し等が難しい面もあったと考えられる部分、例えば、財産の差し押さえなどが容易になるほか、専門機関によります徴収に移ることにより、滞納者が慌てて納付するといったこともよそでも聞きますので、これをいわゆるアナウンス効果と言うそうですが、これらの期待もできるものと思っております。

 このように収納率の向上に向け、いろいろな手段を駆使して、今後取り組んでいきたいというのが経緯の根本でございました。

 次に、3点目であります。市立病院でのお見舞いメール等についてのお尋ねでございました。

 遠距離、または忙しくて病院までなかなかお見舞い訪問することができない方々が入院している御親族や知人の方に、あるいは家族の方にメールをお届けするサービスを提供されている病院が、徐々にですが、ふえてきております。システムとしては、病院のホームページのお見舞いメール、あるいは普通のメールボックスにアクセスをして、患者の方のお名前や御自身のお名前等を記入いただいた上、お見舞いや励ましのメールを送信され、病院のスタッフがプリントアウトして患者の方に直接お届けするという形に大方なっているようであります。

 市立病院といたしましても、利用者のプライバシー保護を重視することはもちろん、利用上の注意事項等を厳守いただくことなどに留意しながら、このことについては実施をしたいと考えております。

 ただ、実施する上では恐らく次のような課題もありますので、この際に予想される部分だけ皆様に御紹介をしたいと思います。

 一つは、メールの内容によってはお届けできない場合があります。例えば、どなたかに対する誹謗中傷等がある場合、あるいは、患者の方に告知されていない病状とか、病気等に関する情報の記述等、類するものがある場合であります。次に考えられるのが、退院されることがあった場合に、メールが行き違いで来た場合、なかなかお届けすることが困難になることが考えられます。また、土曜日、日曜日、祝日等に送信をいただくこともあると思いますが、この際は休日明けになってから患者の方にお手渡しをするということになるのではないかと思われます。また、システム等についても少し工夫をしなければなりませんが、いずれにしろ、市立病院でのお見舞いメールについては、サービスとしてぜひ行いたいということで思っております。

 次に、インターネットに関連しての2点目で、IP電話についてお尋ねがございました。

 多久市ではこれまで、電話料金等の支払いの削減のため、随時電話会社選択サービス、いわゆるマイラインの変更を行ってまいりました。また、本年6月より新たにマイラインの契約を変更し、年間で約 400千円の削減効果が見込まれるというところでございます。

 議員もお尋ねの中で言われましたように、IP電話というのはインターネットプロトコルと呼ばれるインターネットで使われる通信手段を利用した電話のことで、専用のネットワークとブロードバンド回線を利用し、全国一律3分およそ8円で通話できると言われています。IP電話につきましては、県内で調べてみますと、佐賀市がこの春から導入をされており、本市としても大いに関心を持って調べているところでございます。

 今後、費用対効果等を分析し、IP電話について実現できるよう検討していきたいと考えております。

 次に、関連で、バナー広告のお尋ねでございました。

 現在、多久市のホームページにはございませんが、多久市のホームページには別途「お知らせタクさんe情報」というサイトがございます。このサイトでは、多久市民、市内にある店舗や事業所、あるいは自治会や市内を中心に活動されている市民団体などの方々が利用者登録をされて、催し物の参加者の募集や地区行事のお知らせ、あるいは遠くへいらっしゃる同窓会の方への案内、新装開店オープンやセールのお知らせ、あるいは譲ってほしいものがある、譲りたいものがあるなどのさまざまな情報を入力し、情報を発信していただくことが可能になるようになっています。現在、利用者を見ますと、登録数は10件とまだ少ないわけですが、市民の皆さんに親しまれるホームページの実現の一考としてやっておりますので、ぜひこの際、知っていただければありがたいと思っております。

 また、多久市内の企業で見てみますと、ホームページがあるところはほとんど市のホームページからリンクを張っておりますので、そういった事情もあって、ある程度の情報発信、相互交流はできているんではないかと思います。

 お尋ねのバナー広告でございますが、県内の自治体では佐賀市が実施をされておるようです。月にして、およそ7万件ほどのアクセス件数があるということで、佐賀市内での広告効果は有効であるということでホームページ上でも掲載され、紹介をされております。

 本市のアクセス件数を見てみますと、月およそ 6,000件程度でございまして、広告効果とは、評価は人によって分かれると思いますが、限られた財政運営の中で市民が望んでおられる行政サービス実現のため、インターネットの普及も含みました情報化推進計画を策定し実行する中で、バナー広告についても検討していきたいと考えております。

 次に、大きな4点目で、JRの踏切の遮断時間についてお尋ねがございました。

 私も、議員がお尋ねの中で言われたような感想を踏切で待っているときによく感じることがございますので、御指摘の点、よく感じているところでもございます。

 さて、御質問の遮断時間についてでございますが、JR唐津鉄道事業部に問い合わせをいたしました。平均の鳴動時間、いわゆる警報機が鳴っている時間ですが、これを見てみますと、多久駅は西の方が2分10秒、中多久駅東は2分4秒、東多久駅東が2分2秒となっておりまして、最長のケースでは3分5秒あったということだそうでございます。この踏切の警報機が鳴っている時間につきましては、国土交通省の鉄道に関する技術上の基準を定める省令の解釈基準において定めがございまして、最少時間は、警報開始から遮断動作の終了まで15秒、遮断動作の終了から列車到達まで20秒と定められております。けれども、御質問の駅周辺の踏切につきましては、このことに加え仮想防護の時間が定められております。仮想防護といいますのは、仮想の防ぐという漢字を書きますが、運転手が過失により駅に停車しないで通過することが仮にあった場合、その事故を防ぐための時間ということだそうです。また、これに加えて、乗降の時間がありますので、駅に停車されている間の乗降客の要する時間ということが長かったり短かったりいたしますし、それらによりまして遮断時間が長く、または同一でないようでございます。

 御質問の遮断時間の短縮の要望でございますが、JR唐津鉄道事業部を通じてJR九州に要望していくことになります。JR九州に問い合わせを担当の方でいたしましたところ、現在もできるだけ短い遮断時間を設定されているとのことでございますが、御質問もありましたし、要望がございますれば、現地調査をして、技術的に可能かどうかを検討したいということでしたので、連絡をしたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 大塚正直君。



◆19番(大塚正直君)

 どうも1回目の御回答ありがとうございました。

 1点目の有償移送サービス事業については、認可を申請することで検討をしていただくというような御回答をいただきました。よかったなという気持ちです。これは構造改革特区の制度になっていくんじゃないかなと思われます。今回の申請する時点では、これから市所管のいろんな認可していくための協議会等を立ち上げる必要があると思いますけど、前向きに検討するという回答ですので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

 今回の質問、社協所有の有償移送サービスとは直接関係ありませんけど、1回目の質問で触れました介護輸送車両というのが市内に相当数ございます。介護保険の適用を受けられての介護移送車のことなんですけど、今回の道路運送法の改正で、介護輸送は自家輸送とされております。自家用車の自家ですね。原則は自家輸送ですが、輸送の安全確保の観点から、送迎輸送の旅客自動車運送事業者への委託を促進することとされているようです。所管されます福祉健康課でしょうかね、どのような対応を今後なさっていくんでしょうか。

 また、今回の取扱方針によって、道路運送法の許可を受けていない事業者は、介護輸送をしても介護報酬を受け取れないことになっているようであります。ただ、即実施じゃなくて、重点指導期間というのがございまして、平成18年春に予定される新たな介護保険制度のスタートまでには重点期間を終えたい、そのような内容になっているようですけど、このあたりまで含めて、どんな指導をされていくのか、2回目の質問をいたします。

 市町村民税の回収機構について。

 市長会が陳情なさったのが8月18日ですけど、9月3日の佐賀新聞に「県と市町共同で差し押さえ」という見出しで、さきの市長会の陳情を提言を受けて、とりあえず佐賀県税事務所管内24市町村で会議を開いて、差し押さえ実績が比較的少ない多久市など8市町と共同で滞納者の差し押さえを実施すると、こういう新聞記事が載りました。すごく早い対応を県がしたなという気持ちを持っております。

 この新聞をちょっと引用させてもらいますと、2003年度、昨年度ですね、差し押さえ件数は、佐賀市が一番多くて 3,980件、多久市は66件、ゼロ件という町村が東与賀町、玄海町、江北町など20町村あるそうであります。今回、県が市と共同で動くという、この新聞記事によりますと、対象が市町村民税プラス県税、県税といいますと、県民税と自動車税を共通して納付していない滞納者を対象というようにしてあります。ここまで具体的になってきましたので、どのような対応になっていくか、これは注目すべきことと私は思います。

 ただ、疑問に思ったのが、提言なさった回収機構とはちょっと性格が違うんじゃないかなというように、私はこの記事で見る限りは思うんですけど、一部事務組合等を組織してという含みには、県が人的、金銭的支援を行って、徴収の困難なケースあたりを市町村から受託して回収に当たる、差し押さえに当たるというのが当初考えられたんじゃないかなと思いますけど、今回の新聞で見る限りは県と市と共同で差し押さえというようになっていますので、どのように事務的なものがなるのか、もう少しわかりましたら御回答をお願いしたいと思います。

 インターネットに関連して、お見舞いメールサービスを実施するというように御回答いただきました。どうも前向きな取り組み、ありがとうございます。

 また、IP電話、バナー広告についても、今後導入に向けてのいろんな計画を組んで検討してみたい、こういうような回答でございました。

 多久市のホームページのアクセス数が1日 6,000件と。これは市規模にもよると思いますけど、私は多いなという気持ちを持っておりますが、佐賀市は7万件というから、ゼロが一つ違うんですけど、人口規模等がいえば、少ない方じゃないなという気がいたしております。

 1回目の回答で、IP電話に関連して、通話料を削減するように検討して実際に効果があっているお話がありましたけど、もしわかれば、年間の電話に関する通話料がどの程度あるのか、具体的な金額を教えていただければと思います。

 また、昨日、「e都市ランキング2004」という記事が佐賀新聞で掲載されました。御存じだと思います。これは、全国自治体の情報化の進展度を採点する「e都市ランキング2004」、調査したのはパソコンの情報誌「日経パソコン」というのがございますけど、ここが調査したようであります。新聞によりますと、全国市町村の 3,123にアンケートを送って、 2,619の回答があったということで、その結果を掲載してありますけど、採点がホームページでの情報やサービスの提供に40点という配点をし、アクセスのしやすさ、アクセシビリティーが10点、庁内インフラ整備15点、情報化政策の実施20点、セキュリティー対策15点の5項目を 100点満点で行ったと書いてあります。多久市は 2,619の市町村中 509位、かなり上じゃないかなと私は思います。県内でもっと上にあるのは佐賀市、呼子町、玄海町となっているようです。

 1位は神奈川県の藤沢市ということでした。早速、私も帰って藤沢市のホームページを開いてみました。トップページに出てきますのが、大きい写真、見やすい範囲の広い写真が出てまいります、最初にですね。藤沢市は、御存じのように、観光地でありますけど、江ノ島を抱えております。江ノ島が最初映し出されて、そして、有名な片瀬海岸、江ノ島の花火大会とかヨットハーバーあたりが、時間を追って写真がずっと変わっていくようなトップページのホームページの構成になっているようです。また、いろんな課へアクセスするのも、本当しやすいなというような印象を受けました。情報化の推進に多久市も力を入れていらっしゃいます。参考になるところがあれば、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

 質問4のJR唐津線踏切の遮断時間については、JR九州へ要望をしていくというような御回答でした。どうも、いろいろ問い合わせをしていただいたりしてありがとうございます。

 過去に私は、JRのダイヤについて、鳥栖方面から唐津線へ乗りかえるときに、産業技術学院の通学に利便性を持つようにということで、あそこにお勤めの先生から話を伺って、平成12年でしたか、その前にもありますけど、2度、何とか連結するようにJR九州へお願いしていただけませんかという質問をしたことあります。そのときにもJRの方に申し入れをしますという御回答だったし、沿線自治体で唐津線電化促進期成会ですか、こういうのを結成していますので、そこでもお話を申し上げますというようなことでした。

 あれから4年たっておりますけど、実はことしの6月でしたか、私が経営します保育園に実習生が鳥栖から来ました。下宿先が、鳥栖の一つ佐賀寄りに麓駅というのがありますけど、麓駅に住んでいるんだと言っていました。九州龍谷短期大学というのがそこにありますけど、そこの学生さんでした。どうやって来ているんですかと聞いたら、麓駅を発車する始発に乗って、JR唐津線に乗りかえて多久まで来ていますということでした。それを聞いて、どうね、ちゃんと来れるねと聞いたら、たまに乗りおくれたら、1時間佐賀駅で待っていますというようなことを言っていました。時刻を調べてみたら、麓駅の6時16分というのが、その子が来たときの始発の列車だったんですけど、これが6時35分に佐賀駅に着いて、2分おくれで唐津線が出発します。うまくいくと7時13分に多久に着いて、そして、7時から長時間保育をやっていますので、それをぜひ勉強させてくれというのが思いだったみたいですけど、2週間来たうち何度かは乗りおくれたみたいです。

 そして、私が4年前質問した産業技術学院の先生の依頼内容は、7時52分に佐賀駅に着く鳥栖方面からの普通列車が、その数分前に唐津線が出発してしまっているので、連携ができていないから、何とかならんでしょうかというお願いだったんですけど、現在はダイヤ改正があって、到着時刻と出発時刻の差がさらに広がっているようでありました。実習生も2週間頑張って来たんですけど、多久は不便だと感じたのか、うまく連携した列車に乗れれば麓駅から多久まで1時間で来れたと思います。

 ことしの7月6日に火災が発生しました。消防署に確認しましたら、19時17分に火災通報が入ったということです。火災現場は多久町の居酒屋さんです。私はその20分ぐらい前、私の娘が佐賀駅から多久駅に着くからお父さん迎えに来てと言うので、その到着時刻ごろ、その列車は19時27分に多久駅に到着しますけど、それに間に合うように私は多久駅の方へ向かって、踏切に遮断されたので、そこでとまって待っていました。ちょうど、火災通報からまだ10分たっていませんので、消防車が行き交っていました。私は多久駅の方へ行きますけど、北多久方面から来る消防車は、もう片側は普通の車両が遮断でとまっていますから、反対車線に消防車が来て、サイレンこそとめましたけど、回転灯をつけたまま、踏切があいたらすぐ出発するぞというような形で待っていました。そのときは唐津行きだけだったんですけど、非常に長く感じましたね。もう駅に着いて、こうやって見たら、おりているのが見えるんですけど、私は個人的にそのときに、ああ、今あけてくれればいいのにねって思うんですけど、これは自動なんでしょうかね。そういう非常に不都合な気持ちを持って、何とかならないだろうかなという気持ちで今回質問に至った経緯であります。

 どうぞ、そういう事情もあわせて伝えていただいて、もし少しでも短くできるもんなら、よろしくお伝え願いたいと思います。

 以上、2回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 2回目の大塚議員の御質問にお答えします。

 まず第1項目め、介護移送車両についてのお尋ねは、担当の方で回答をさせていただきたいと思います。

 次に、回収機構についてのお尋ねでございました。

 市長会から申し上げましたのは、新たな組織的なネットワークを張ったもので、専門性を持つ機関として回収機構をぜひつくってくださいと申し上げましたところ、その場で知事からは、自分としても大変興味のあることなので、ぜひ実施に向けて前向きに検討したいという御発言が直接ございました。正式詳細な回答は後日、文書でいただくことになっておりますけれども、そういったことが経緯でございます。

 なお、先ほどのお話がありました徴収に関しての市町村と県との動きでございますが、ちょうど今、最近、会議がありました資料が私の手元に上がってきましたので、それを踏まえて、ちょっと回答にしたいんですが、多分、私が推測するに、これは県税並びに市町村民税に関する回収について、県としても検討された一つの施策だろうと思います。担当者を集めての佐賀県税事務所管内24市町村の会議によりますと、そのうち、この資料では、同じ資料だと思いますが、2市11町の13市町が普通徴収における徴収率が県の平均よりやや低いということで、一緒に、あるいは力を入れてやっていきたいという旨になっています。最終的に具体的な支援策として2点ございまして、一つは、共同徴収、共同勧告の充実を図るということの中に、個人住民税徴収対策会議を設置して、徴収率を上げていこうということです。もう一つは、共同勧告、共同催促につきましては、全市町村が実施することに努めるとともに、徴収率の低い市町村を重点的に行い、単に同行するのではなく、臨戸前に滞納者に対する滞納整理等を協議し、悪質な者に対しては差し押さえを念頭にした臨戸催告を行うと。また、臨戸訪問終了後においても、滞納処分の進め方などについて協議するとなっておりますから、ちょうど時期が同じころでなかったかなと思っております。

 次に、ホームページに関してのことでございましたが、アクセス件数については月平均と回答したと思いますので、1日ではございませんので、訂正方お願いいたします。

 次に、通話料の件ですが、通告をいただいて調べたところ、平成15年度決算ベースによる庁舎電話につきましては 4,799千円ほどかかっております。うち市外通話料が 501,700円ほどとなっております。

 次に、e都市ランキングの中でのトップの藤沢市、ぜひ参考にしたらどうかということですので、ぜひ参考にしていきたいと思っております。

 なお、藤沢市は私は以前おりましたので、事情も知っていますし、その後の経緯もずっと追っかけておるんですが、知人が市議会のメンバーでもおりますから、時々話を聞いております。実は、藤沢市には慶應大学の藤沢キャンパスというのがあって、市がホームページを立ち上げられるときに、実に大学と非常にいい連携をされて、専門の先生方もアドバイザーに入って、かなりすばらしいものを立ち上げられたと聞きまして、恐らくその勢いで現在e都市ランキングトップということかなと思います。環境は、いきなり大学が市内にあるわけじゃございませんが、近くには佐賀大学もあったり、その他ありますので、いい形での改善、向上に向けて、こういった事例も参考に取り組みたいと思います。

 次に、JRの踏切の件でございますが、一番最後のところで御指摘いただいたJR唐津線の踏切の遮断時間と救急車両が出くわすタイミングというのが大変重要だなと思いました。そういったこともまたあることも、ないにこしたことはないんですが、考えられますので、そういった際、救急車両に対してJRとして遮断に関して特別な措置ができるかどうかも含めて、今回問題提起がありましたことをJR側にもお伝えをしたいというふうに思い、また、その辺の連携について広域消防等との協議もしてみたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(市丸正文君) (登壇)

 命によりお答えいたします。

 社会福祉法人等の介護移送車等の認可取得の指導はどのようにしていくかということでございましたけれども、議員お尋ねでございました質問の中で、平成16年3月16日付通達というのがありまして、その通達を受けながら介護保険適用事業者と打ち合わせを行いながら、問題が生じないように認可取得に向けて指導をしていきたいと思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 大塚正直君の質問は終わりました。

 次に、中島國孝君。



◆2番(中島國孝君) (登壇)

 2番議員の中島國孝でございます。通告書に従って質問いたします。

 一つ、保育事業について。

 今、子供を育てる環境が変化し、少子化社会が大きな問題になっております。出生率をどのようにして上げるか、いろいろな支援事業、対策がとられております。その中、佐賀県知事がプロポジション2の提案を出されました。多久市内の保育関係者並びに保護者の皆さんが保育事業、子育て支援事業等に不安、危機感を感じられ、三つの要望事項を保育関係者、保護者の署名のもと、県の方へ提出されています。市行政では、三つの要望や活動、保護者の声は十分に把握されていると思いますので、お尋ねします。

 一つ、国や県では保育園給食室廃止の方向のようですが、我が市はどのように取り組まれますか、質問いたします。

 生活環境がいろいろと変化し、幼児の一時保育が必要となる機会がふえてきていると思います。そこで質問します。

 一時保育の現状は、週連続3日までとなっておりますが、保護者の間では期間延長の要望があります。我が市の要望に対する取り組みについて質問いたします。

 2項目め、スポーツ施設等の施設管理について。

 市が管理するスポーツ施設は、球場、陸上競技場、体育館など、たくさんあると思います。その中で、10校ある学校内のプール施設、3校あるグラウンド照明施設について、市民の声がいろいろと聞こえてきます。プールについてはプール表面の劣化等、照明においてはアームの腐食等などが聞こえてきます。

 そこで質問します。保守点検は年何回実施されておられるのか、点検後の対策はどのようになされているのか、質問いたします。

 以上で1回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 中島議員の1回目の御質問にお答えいたします。

 まず、保育事業についてお尋ねがございました。

 議員のお尋ねにおきましては、国や県では保育園給食室廃止の方向とのことでありますが、このことについて県の担当者の方に確認をいたしましたところ、保育園の給食室、調理室を廃止するような情報は得ていないとのことでございました。

 保育園での調理室の設置につきましては、児童福祉法第45条において、児童福祉施設の設備及び運営などについては最低基準を定めなければならないとされています。また、昭和23年厚生省令63、児童福祉施設最低基準の第32条において設置が義務づけられておるところでございます。

 なお、議員御質問で引用されました知事からのプロポジション2にありますものは、保育所運営費補助金や施設整備費補助負担金などを一般財源化すべきであり、施設整備や設備基準等の権限を地方へ移譲し、保育行政の自由度を高めた方がよいという旨の提案になっているようであります。

 現段階におきましては、保育所運営費補助金や施設整備費補助負担金などが一般財源化されましても、児童福祉施設最低基準の改正予定はないようでございますので、多久市といたしましては改正等の推移を見守っていくと考えております。

 次に、関連で一時保育等についてのお尋ねでございます。

 一時保育促進事業につきましては、専業主婦家庭等の育児疲れ解消、あるいは急病や断続的な勤務、短時間勤務などの勤務形態の多様化に伴います一時的な保育に対する需要に対応することにより、児童の福祉の増進を図ることを目的として行われている事業でございます。

 多久市におきましては、平成15年度実績で8カ所の保育所が一時保育事業に取り組まれ、年間延べ 1,976人の利用者がございました。利用するに当たりましては、平均週3日程度、月13日以内との制限がございます。利用される保護者の中には、連続して3日間を超える一時保育の利用を希望される方もおられますが、佐賀県の見解では、週3日を超えての利用は認められないとのことでございます。しかしながら、就業のための資格・免許等の取得のためなど、一時的に3日を超えて家庭における育児が困難となる場合もあり得ますので、事由によりましては週6日間の連続利用を認めていただくよう、県を通じて国に照会をしていただきました。その結果、当該家庭が保育所入所の基準を満たしておらず、しかも、一時保育の申請理由が保護者の育児疲れ解消等の私的な理由を除き、社会的にやむを得ない理由と認められる場合は、連続して6日間以内の一時保育の利用を認めるとの回答を得ましたので、早速実施することといたしました。

 次に、大きな2項目め、スポーツ施設管理についてでございますが、(1)、(2)関係いたしますので、まとめて回答します。

 御承知のとおり、スポーツは、明るく豊かで活力に満ちた社会の形成や個々人の心身の健全な発展に必要不可欠なものであり、生涯にわたってスポーツに親しむことは極めて大きな意義があると思っております。このような中、学校教育や社会スポーツを行う施設として体育施設や学校運動施設の提供を行っております。

 これらの施設は利用される方々が快適に利用できることはもとより、安全に利用できるよう十分に配慮することが施設を提供する施設管理者には求められております。特に学校施設は、児童・生徒の授業や部活などのスポーツ活動で使用されますほか、学校授業に支障のない範囲で市民の皆さんのスポーツ活動に対しても、小・中学校の屋内体育館や屋外運動場などの学校体育施設の開放を行っており、児童・生徒を初め、たくさんの方々が利用されております。

 御質問の中にあります学校の夜間照明施設につきましては、屋外運動場を一般開放するに当たり、少しでも多くの市民の皆さんが利用していただけるように、夜間でもスポーツができるよう設置いたしたものであります。現在、学校運動場の照明施設は、緑が丘小学校、西渓中学校、東部中学校の3校に設置いたしておりまして、緑が丘小学校は昭和52年に設置、西渓中は平成7年、東部中は平成12年に設置をいたしております。

 これらの夜間照明につきましては、学校施設を一般開放するために設置したものでありますが、保守点検業務につきましては専門性を必要とされることがございますため、年間を通じて専門業者の方に委託をして行っております。年間を通じて毎月行う定期点検と、年1回行います施設全体の点検を行っております。それぞれの点検の後には、点検結果を報告していただいております。それらの報告の中で、施設に修繕や改修を行う必要のある箇所につきましては、指摘事項として提出をしていただいております。これらの指摘事項があります場合には、緊急を要するものや予算の範囲でできるものについては随時修繕を行っております。また、危険性や緊急性はなくても改修を要するものにつきましては、補正予算等で対応いたすようにしております。

 ちなみに、今議会にも緑が丘小学校の夜間照明の灯具について、老朽化によりオーバーホールを行うための補正予算を計上しております。

 次に、学校に設置していますプールについてでありますが、本体建設は北部小学校の昭和41年建設から、一番新しい緑が丘小学校は平成14年度と、それぞれの建設年度となっております。

 プールの浄化装置の保守点検等につきましては、これも専門の業者に委託をしておりまして、毎年プール使用開始時の運転指導、またプール使用中の点検、水泳シーズン終了後の3回の点検をいたしております。また、使用期間中、各校とも体育主任を中心に保守点検を行っていただいており、事故のないように努めておるところであります。

 いずれにいたしましても、学校施設も体育施設も快適に利用いただけることだけではなく、安全性にも配慮するため、日常的に施設の点検を行い、安全で快適な施設を提供できるよう努めていきたいと考えております。



○議長(武冨健一君)

 中島國孝君。



◆2番(中島國孝君)

 どうも回答ありがとうございました。

 2回目の質問をさせていただきます。

 社会情勢、それから状況を見て、保護者、保育園関係者が心配するのは、やはり補助金等の削減、一般財源化により、施設をどうしても小さくとか縮小しなければならなくなるのではないかというところから、こういうところが来ていると思います。やはり、保育所にはゼロ歳から5歳の幼児がいますが、食事の内容、時間も違ってきます。各家庭に台所があるように、保育所にも給食室が本当に必要です。今、市長はそういうところはちゃんとしますよというような、運営補助はちゃんと確保しますよというような答えをいただきました。

 そこで一つ提案ですけれども、やはりそういうところを早く多久は発信して、多久はいいところですよと、保育事業、それから幼児教育等はしっかりしますよというような発信をされ、多久に住みませんかというような逆の発想できらりと光る多久をつくることはできないでしょうか。ちょっと質問します。

 それと、一時保育は本当に一つの前進だと思います。一歩前進したと思います。でも、私がこれを質問したのは、そういう市民の声が聞こえて訪ねていきましたところ、そういう3日ですよという答えが返ってきました。そこで、県内の三つの市に週連続5日保育はできないかと、ちょっと尋ねたところ、一つの市では多久市と同じ答えが来ました。二つの市は月13日までありますので、保育園にわけを話して、できますよという回答が来ました。それで、やはり以前にもそういう市民の声があっていましたので、そういうところを本当に対応されていたのか。それをちょっともっと早く対応すれば、もっと早く一歩前進したのではないかと思いまして、そういうところはどういうふうになっているのか、質問いたします。

 スポーツ施設等の施設管理についてですが、学校のプール建設で30年以上が5カ所、18年以上が4カ所あり、一番長いのは38年です。グラウンド照明は、一番長いのは27年です。これは、耐用年数の線引きはないのですか、質問します。

 それと、ことし夏休みなんですけれども、中部小学校のプールに来てくださいということで、行ったんですよ。そこで監視人さんから、どうですかと言われ、表面がもう劣化し、子供たちがもうすり傷状態になるときがありますという話がありました。中部小学校なんか、いろいろな団体より行政の方に改修の声が来ているんではないのですか。本当に水をためるところ、やはり30年超すと劣化していると思います。

 そこで、こういう補修工事はできないものかと、左官さんに補修工事のことをちょっと尋ねたら、工事の方法はたくさんありますと。3年前にも佐賀で私はそういうプールの補修工事をしてきましたと話されました。やはり補修工事をちゃんとされて、点検をされ、安全を保ってもらいたいと思います。

 それから、緑が丘小グラウンド照明ですが、アームが腐食し、コンデンサーですかね、あれは針金できびってあるとを知ってありますか。ちょっとそういう話を聞きましたけれども。ちょっと話ですので、自分も確認しておりませんので、ちょっとそういう話があります。やはりアームなんか、もう27年つけていると腐れてきます。さびも来ます。そういうところに点検され、ペンキ塗り等もちゃんと補修工事をされてしていかれているのですかと、ちょっと尋ねます。

 それとともに、正規の取りつけができるまでは、コンデンサー等なんか外して、照明使用を禁止すべきではないですか。もう20メーターぐらいの高いところでは全然目が届きませんので、そういう手配をちゃんとしてもらいたいと思います。

 以上で2回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(市丸正文君) (登壇)

 命によりお答えいたします。

 給食室の件でございますが、今のところは国としましてはそういう改革の削減はないというような回答を得ています。それで、これがどこから出ましたかということなんですが、内閣総理大臣の諮問機関であります地方分権改革推進会議というのがございまして、平成15年10月30日に最終答申をしておりまして、その中で保育所の調理室の設置については、国が一律に義務づける必要はないというようなことで通達がなされております。それで、厚生労働省としてはまだそういう改革の発現はあっていないということでございます。

 一時保育の件でございますが、他市では連続して3日以上の一時保育ができているが、多久市ではなぜできていないかということだったと思いますが、県の方からの通達といいますか、文書等については、原則として平均週3日程度で月13日以内ということがあっておりまして、多久市の場合は忠実にそれを守っていたということで、そういう弾力的に運用をしていなかったというのが事実でございます。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 教育次長。



◎教育次長(松下伸廣君) (登壇)

 お答えいたします。

 学校プール、それから夜間照明の耐用年数はどのくらいかということですけれども、夜間照明につきましては、本体としては30年、照明器具については10年と一応の大体耐用年数がございます。プールについては大体30年から40年ということになりますが、いずれにしても、施設関係は当然良好な維持管理を行いまして、できるだけ長く良好な環境で使用をしていくということが基本になろうかと思います。

 それでもう一つ、中部小のプールの件ですけれども、改修の要望はあっているのかということでございますが、そのものでの改修ということではあっていないわけですが、一つは西渓中のグラウンド拡張の件がございますので、どういうことでやるかということで現在検討はいたしております。

 それから、夜間照明のコンデンサーの件ですが、先ほど市長も答弁でお答えいただきましたように、今回の緑小の夜間照明の灯具につきましてが、今回老朽化ということでございますので、オーバーホールについては今回の補正予算でお願いをしておるということで、できるだけ安全に施設を管理運営できるように努力をしてまいりたいと思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 中島國孝君。



◆2番(中島國孝君)

 3回目の質問をいたします。質問というよりも要望になるかもわかりませんけれども、やはり保育事業、子育て支援事業等の市民の声を県の行政にも伝えて、市民のニーズに合った市政行政をよろしくお願いしたいと思います。

 それと、これは市長にちょっとあれですけれども、個人的な保育事業に対する考え方を聞けたらと思いますが、いかがなもんでしょうか。市長の個人的な考え方でも結構ですので、保育事業に対する考え方を聞けたらと思います。

 2点目のスポーツ施設ですけれども、やはり年数が長くたっていると、それは必ず劣化したりしていきますので、新設はなかなか難しいと思います。そこで、点検項目、それから補修のマニュアル等をつくられまして、しっかりと安全面を保っていってもらいたいと思います。

 以上で終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 3回目の御質問にお答えします。

 個人的な御質問とありましたが、市長が答えてしまうと公的な質問、公的な回答になりますので、できましたら、保育事業といいましても広範なものがあるんですね。ですから、どこを特に聞かれたいのかをぜひ通告していただくとありがたいとまず感じました。

 全般的なことで感じておりますことは、保育園、保育所がなさっていただいている事業、また幼稚園がしてくださっている事業、それぞれにゼロ歳児から入学前までの大変重要な事業を関係の皆様がしていただいていると思っています。ほかの議員の教育に関する御質問でも回答しましたように、この時期を過ごす子供たちは、まさに真っ白の状態からいろんなことを吸収して成長していきますので、まずは健やかな健康をきちんとはぐくめるように、そして愛情とか優しさとかに触れながら人間としての心の成長とかができるように、やはり我々大人がその環境を整備していくことはとても重要だろうと思います。

 あわせて、このときに伸びることのできる才能が幾つかあるようでありますので、そういったのを最近は科学的な、あるいはいろんな論もありますけれども、ぜひいい意味でそれぞれの個性や才能が伸びるような指導とかもしながらやっていただくことが、これからの21世紀、とても重要な時代、そして少子化と言われるだけに未来をつくるということは子供たちを健全で伸びやかに、そして才能花開かせるようにはぐくみ育てることが重要と思いますので、そういった中での保育ということだろうと思いながら、注目をいたしております。



○議長(武冨健一君)

 中島國孝君の質問は終わりました。

 次に、飯守康洋君。



◆6番(飯守康洋君) (登壇)

 6番議員の飯守康洋です。議長より登壇の許可をいただきましたので、通告をしております項目について市長に質問します。

 私が日ごろ、まちづくりについて考えていることを先に述べてから質問に入ります。

 そもそも「まちづくり」という言葉は、昭和40年代前半ごろから、大体35年前ぐらいですか、使われるようになっております。役所が一方的に決めたニュアンスが強い何々総合計画、何々開発計画といった表現を改め、市民的な親しみやすさをねらったようで、今では「まちづくり」と平仮名が一般的に使われているようです。

 まちづくりの「つくる」とは、土木・建築的な物的な整備だけを言うのではなくて、まちを動かす仕組みや財政、自治組織、市民組織などソフト面も含んでいると思います。そのためにハードな物づくりに意識させやすい「造る」とか「作る」ではなくて、「つくる」と平仮名が当てられていると思っています。また、類似した用語としては、まちおこしというのもあります。

 まちづくりは、ハード整備主導の時代から使い方などのソフト主導、そして、それ以上にまちに住む人たちのハート、喜び主導型に変わってきました。これらの動きは、これまでのような全国画一的な地域開発ではなく、自分たちが住み、生活をしている場を再認識し、地域に合った住みやすい生き生きした魅力のあるものにしていきたいという意図が込められているからだと思います。住民は、まちの借家人ではなくて、オーナー、持ち主であると、まちをつくる責任があるという自覚の表現だと思っております。まちづくりは、まちに住む人たちの生きる喜びをつくることであり、一過性のものでもなく、子供や孫に誇りを持って受け継がれるものでなければなりません。

 それで、まちは部分部分で部分の専門家によってつくられてきたと思います。もちろん、まちの大きな全体計画というのはありますが、道路は道路の担当者、橋は橋の担当者、公園は公園の担当者、建物は建築家といったぐあいにつくられてきたと思っております。でも、もっともっと総合的な目でまちをつくっていかなければいけないという動きが出てきました。一つの部分を考えるにも、農業、教育、医療、福祉といったさまざまな分野の専門家を加えて検討することも必要だと思います。そこで重要な役割を担うようになってきたのが住民だと思います。住民は道路や橋づくりの専門家ではありません。でも、まちに住む専門家であり、部分部分をつなぎ合わせて使う専門家です。住民が参加することによって、これまでとは違った視点でのまちづくりが展開され始めたものだと思います。

 よいまちを考えるとき、自分のまちにとって大切なものは何だろう、大切なものが本当にわかっているのだろうか、大切なものを本当に大切にしているのだろうか、大切なものを大切にするとはどういうことか知っているのかということを常に頭に置いていなければいけないと思います。それを知るためには、常にまちのことを考えている姿勢が大切だと思います。本当に大切なものは、地元の人にとって空気や水のようなものであることが多いのではないでしょうか。空気や水のようなものは大切にしないと、いつの間にかなくなってしまう、壊されてしまいます。なくなっても、壊されても気がつかないということになりかねません。限られた人の目だけでなく、より多くの目で見ることと、よそ者の目を入れることも必要だと思います。

 まちづくりは、その地域のアイデンティティーを確立することとも言えますが、アイデンティティーには自己同一性という意味と同時に、歴史的、連続的という意味があります。歴史に培われ、風土に根差した種の中からしかオリジナルは生まれません。外に答えを求めることをやめて、内なる宝物を発見、発掘することが自前のまちづくりにつながると思います。人間は、一人一人すべて違った個性があるように、まちにもすべて違った表情があり、個性があります。そのことを磨いて、独自の価値を持ったまちの文化をはぐくむことが、そこに生きる人たちの暮らしやすさと生きがいにつながるのではないでしょうか。ほかでは味わえない、ここだけものに着目したらどうでしょうか。

 以上のような私の思いから、今回の質問をします。

 第3次総合計画の中の第4章、基本計画の「人が集う魅力ある地域づくりプラン」の項目で、「歴史と文化が薫る街並みづくり」の主要施策に、「多久聖廟周辺の歴史的雰囲気の醸成」「多久聖廟周辺には景観保護条例などの乱開発を抑制するための法的規制の導入や、市民による街並み保存の仕組みを検討していきます」とあります。また、多久市住宅マスタープランの第4章、目標と方向の中のテーマ「文化の香りあるまち・住まい“多久”」を基本目標とされ、これを実現するために基本方針として、「地域の歴史と文化を生かした生活環境づくり」と示され、方向性として「歴史的な住宅の伝承と活用方法の検討」とあります。さらに、第5章に「重点プロジェクトによる推進」の中に「歴史的な街並み・住まいの保全・育成」を挙げられていて、基本的な考え方の項では、「このまちの資源を市民に広報し、今後の活用計画を検討する。また、民間住宅においても住宅地における緑地協定と生垣の助成制度を普及し、その活用を促進する」としてあり、「街並み景観要綱の整備」の項では、「後世に残すべき歴史的資源や集落の資源がある地区については、街並み景観要綱を作成し、全市民への普及を図るとともに、該当地区で住宅整備を行う者との協議により、要綱に沿った建築物の整備を誘導する」と記述してあります。

 この3次総合計画と多久市住宅マスタープランの将来ビジョン、目標、これは同じで、「住みたい美しいまち多久」だと思います。この二つの計画、プランは平成13年3月に同時に策定されています。計画の目標年次とプランの計画期間は、同じく10年間です。今月で3年半が経過しました。「歴史と文化が薫るまちづくりに歴史的雰囲気を持った景観づくりを進めます」と示してあります。この施策として、この3年半、熟慮してこられたことと思います。そこで、それを踏まえて多久町周辺の今からのまちづくりの進め方をお伺いします。

 次に、戦国期の山城、梶峰城、通称城山について質問します。

 これまでは文献や言い伝えだけで本格的調査はしていなかったようですが、昨年より市の発掘事務所で本格調査を実施されています。平成22年までで、平成18年度には山頂調査を実施したいとの担当者の話でした。

 また本年度は、佐賀県教育庁文化課より市教育委員会へ、佐賀県中近世城館跡緊急分布調査への協力依頼があっています。この事業目的は、県内では、現在までに確認されている中近世の城館跡は 600カ所以上を数えるが、近年、林道、泥とりなどの各種開発行為による影響が懸念されている。また一方では、城館を地域の文化財として保存、活用する動きもあり、県民の城館跡への関心も高まりつつある。しかしながら、城館跡の範囲や性格、重要性などは十分に把握されておらず、もろもろの開発計画との調整にも支障を来している状況である。このため、城館跡の分布調査を早急に実施し、開発と文化財保護行政との調整を図り、その保護・活用に資することを目的とするとあります。

 さて、梶峰城についてですが、文献によりますと、城跡は多久町字宮城の梶峰山、別名城山と言いますが、標高 207メートルで樹木に囲まれた山深いところです。戦国前期的な城であったようです。建久年間、1190年から1193年、 812年ぐらい前ですが、多久太郎宗直が築城したと伝えられている山城です。そのころ日本の歴史では、「いいくにつくろう」、1192年、源頼朝が将軍になったそのときです。

 私も、百聞は一見にしかず、まずは現場にということで、発掘事務所の方が踏査されるときにお願いして私も同行させてもらい、梶峰山に登りました。想像以上に険しく、それは大変苦労しました。ここが竪掘りですよ、ここが竪掘切りですよ、あれがうね状空堀群ですよと、担当者のわかりやすい説明を受けながら山頂に着きました。山頂は、長辺が 100メートル、短辺が10メートルから30メートルほどの細長いひょうたん型の形状を持っている曲輪になっていました。そのひょうたん型のくびれたところには4メートルから5メートル、深さが三、四メートルあったですかね、穴があります。水だめか、または、のろしの穴の可能性も考えられるが、これは発掘調査を待たなければ判定できないとのことでした。

 その他、土のう、虎口、切り落とし、石積み、雌城と言われる北の出丸、雄城と言われる南の出丸など、城郭遺構が大変よい状況で残っていました。これらの保存と活用の取り組みはどう考えておられるのか、お伺いします。

 1回目の質問は以上です。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 飯守議員の1回目の御質問にお答えします。

 まず最初に、歴史的な景観についてのお尋ねをいただきました。

 多久町の中でも東ノ原、西ノ原や東町には、御存じのとおり、歴史的な施設、住宅、あるいは生け垣、石垣など、自然が現存をしております。このような貴重な資源を市の財産としてとらえ、それを保存活用し継承しようとする試みは、このたび決定いたしました平成32年を目標年次としたまちづくりの指針であります多久市都市計画マスタープランにおいても、同じように景観形成の方針の中に記述をしておるところであります。また、このマスタープランでは、上位計画でございます多久市総合計画や関連計画であります多久市住宅マスタープランの内容も盛り込みながら策定をしたところであります。

 具体的な施策としては、都市計画法に基づく風致地区や地区計画、歴史的な街並みが該当します伝統的建造物群保存地区などがございますが、また、建築協定や緑化協定も有効な手段であると考えられます。さらに、ことし6月に成立をいたしました、いわゆる景観に関する法律の三つの法律がございますが、この中でも景観地区や景観計画区域を指定することにより、地域の特性を生かした景観ルールづくりが可能となっているようであります。

 景観を守り、つくり、そして育てるまちづくりは、基本として、行政と市民の協働で取り組んでいくことが重要であろうと思っております。例えば、建築物の意匠や形態、木や竹などの伐採や植栽等の規制を行うルールづくりは、地域住民の皆様の協力と理解が必要不可欠であるからです。そこで暮らしておられる方々、生活する住民の皆さんのともに守ろうという共通意識が強くなければ、個人の財産や自由な生活をある意味で規制をする施策の実行は難しいと考えられます。また、行政からの住民の皆様に対する助成や手だてといったアプローチも必要になると思います。

 以上のように、景観に関する施策はいろいろございまして、さきに言いました景観法の成立など充実をしてきておりますが、住民の皆様の理念実現への合意、コンセンサス、保存をねらう対象物の建物や樹木等の選定や制度の選択など、それらの課題が存在いたしますので、現時点では、まずこれらの課題の解決を図ることが重要であろうと思います。そのため、今後は地域住民の皆さんの景観に関する意識の喚起と醸成を図るために、住民説明会や懇談会等の開催をしながら、財政状況を勘案しつつ、景観保全、整備を推進していきたいと考えております。

 次に、2点目で梶峰城についてのお尋ねをいただきました。

 1193年、多久太郎宗直公が築城したと伝えられる山城で、最近、新聞にも企画展のこと等が御紹介されましたし、わざわざ上まで登はんいただいて、まことにありがとうございました。

 梶峰城は、急傾斜の地形から全く人を寄せつけず、築城以来、改修もされずに中世の時代のままの状況をとどめ、しかも、その遺構は保存状況が非常に良好で、このような事例は全国的にも極めて少ないとの評価もあるようであります。多久市にとっては貴重な財産だと思います。

 発掘調査につきましては平成15年から実施をしておりますが、城全体の広さは約13万 6,000平方メートルに及ぶと推定されます。発掘調査につきましては、遺構の原形を崩さないような方法で進め、環境が整ってから、さらに一般公開や現地説明会などで市内外の方々にPRをしていきたいと考えております。

 現在、郷土資料館では、企画展「梶峰城ものがたり」を開催中でございます。9月30日までありますので、ぜひ市民の皆様もこの機会にごらんいただければありがたいと思いますし、9月11日には1時半から歴史教室も開かれる予定であります。また、次の市報でもこの内容を特集で紹介していきたいと思っています。

 保存と活用につきましては、遺構全体の把握をして、遺構の保護や保存状況にも改善対策をとり、梶峰城を中心とした、例えば、遊歩道の整備などを図り、文化財として、また観光資源としても活用してまいりたいと考えております。



○議長(武冨健一君)

 飯守康洋君。



◆6番(飯守康洋君)

 2回目の質問をいたします。

 まず、まちづくりについてですが、市長の答弁では、総合計画にありますように風致地区とか伝統的街並み保存、また、建築協定、そういうのを視野に入れながらルールをつくり、住民の方との協働作業をつくりながらやっていきたいと。確かに個人の財産ですから、なかなか難しい面も私もわかっておるつもりです。そういう中で、多久市の中でも多久町、聖廟あたりのあの歴史的雰囲気は、確かにいい雰囲気でありますので、そこに住んでいるということを、1回目に申しましたが、誇りに思ってまちを守っていくといいますか、そういう方向に市としてもいろいろ教育をしていってもらいたいと思っております。その方法としては、説明会とか懇談会とかを開いていきたいということでございますので、そこら辺もぜひやっていってもらって、遅くならないようにしてもらいたいと思っております。

 多久町周辺はこういうことで、いろいろなつくられた景観と守られた景観といいますか、聖廟を初め、寒鶯亭とか、さきに言われましたけれども、さきに山口龍樹議員がおっしゃいました水琴窟とか、西渓公園とかあります。そういうのをやっぱりそれが多久町のアイデンティティーになると思います。聖廟を核として、歴史的雰囲気を持った景観を進めると、総合計画でもちゃんと書いてありますので、そういう施策をしてもらいたいと思っております。

 それで、聖廟が何であの場所にあるのかということを考えてみますと、あそこには宝永年間に聖廟が建てられました。その時期に何であそこに決まったのかなと思いますが、私にもわかりませんが、多分あそこら辺が、それこそ梶峰山とか茶園原遺跡、三年山遺跡などがあったからじゃないかなと思っております。聖廟が建設される前の1702年に描かれた御構内絵図というのが御屋形広場の陶板にかいてあります。それにはまだ聖廟が載っておりません。載っているのは神社仏閣、聖光寺、専称寺、萬福寺、八幡宮ぐらいですかね。それと、道筋が残っております。また、それと同時に、当時住んでいらっしゃった地図が残っております。それを現在の位置と当てはめますと、多分、唐堀橋横の瀬田家と蒲原家ぐらいが現在一致するんじゃないかと思っております。これは私の見解ですけれども。その瀬田家、蒲原家は、ということは聖廟ができる前からあそこにあったという事実ですよね、これは。そういえば、あそこも大分旧家でありまして、あそこ一帯が何かいい雰囲気だったのだろうと、その聖廟が建った当時ですね。そういうことを考えれば、そこら辺一帯まで含めた聖廟周辺の整備をするべき、後世まで残すべきではないかと。脈々 300年間、聖廟も来たわけですから、今から 300年間、子供や孫に継承するべきではないかと思っております。

 私もきょうのことがありましたもんで、改めて聖廟に車をとめて、聖廟から三年山緑地、歴史の散歩道、八幡宮、資料館、西ノ原通りから、萬福寺から、多久まんじゅうから、市立病院、唐堀橋を経て、東ノ原を通り、倉富人形屋さんの前を通って戻ってまいりました。散策をしました。大体1時間ぐらいかかりました。その五感で感じたのが、やっぱり風を感じましたね。それから、香り、小鳥のさえずり、それと視覚では、やっぱり槙の緑でした。私は思ったよりも槙の生け垣が多かったように思っております。住む人たちの心遣いが多久町の方あるなと、また感心いたしました。その道筋にある槙の統一性が本当にいい雰囲気を醸し出しておりました。

 それで、一つ残念だったのが、市立病院前に来たときに、県道端の北側の面はフェンスをしてあります。入ったところは槙の木を植えてありますが、あの面がほかの木が植わっておりますので、できたら多久町周辺の公共の建物は率先して槙の木でも植えてもらえればなと。これは財政課の方との話になると思いますが、一考をお願いしておきます。

 それと、その槙の木の件についてですが、都市計画マスタープランというのが、これの懇談会が多久町で8月24日から何回ですかね、3回ですか、15年1月27日と5月14日の3回あっております。その中で、多久町地区、3カ所はそれなりですけれども、例えば、残したいものとか、必要だと思うものとかありますが、例えば、歴史的には多久聖廟、西渓公園、多久神社、茶園原、三年山、梶峰城跡とかありますが、槙の生け垣という言葉が1回でも出てこないんですよね。これだけですよ、例えば、住宅マスタープランの表紙にも書いてあって、また、街並み景観要綱の整備にでも槙の木をすると、これだけの資料があるのに、当の足元の町の方が全然興味がないという結果だと私は思います。そこら辺の啓発といいますか、槙の生け垣のありがたさ、重要さ、よさなどを知ってもらいたいと。できれば、助成なんかの方法も、また財政課が文句言いんさっでしょうけれども、よろしく考えてもらえればと思っております。残された槙を生かして、守った景観といいますか、守られた景観をつくるのも、ないないというところで、金が要りませんから、それを有効利用していけばいいんじゃないかと思っております。

 それとまた、私がよく言いますが、看板ですね。生け垣の看板は、私が1時間歩いたところでは一つもありませんでした。これだけの市内外にPRして、何もないというのも、ちょっとですね。背広を着て、ネクタイをしていないみたいじゃないかなと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。

 それから、次の梶峰城についてですが、1回目の市長の答弁は、全国的にも類のないという意識をされているようでございますので、調査が上がりましたら、企画展、説明会などをぜひしていただきたいと。含めて、今度の企画展のPR、資料館でのPRまでしてもらって本当にありがたいと、市民を代表して申し上げます。

 それで、この件に関しても多久古文書の村の「村だより」というのがございます。これに梶峰城のことを書いてあります。それに「梶峰の固めたるや、山険しくして空堀重なり、つつら折りなる細地回りて登ること十余町。守り固く、防ぎ強し」という文言があります。これを見ただけでも、市長がおっしゃいました頑丈、頑固な城じゃなかったのかという一端がうかがえると思いますので、ここら辺含めて、今後の取り組みをもう一回、まちづくりについては生け垣づくりとかのことと、城山については、私が申しましたことを含めてもう一回、どういう取り組みがしたいと思われたか質問をしたいと思いますが、よろしくお願いします。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 2回目の御質問に回答します。

 まず最初に、歴史的な景観のことですが、後世へも継承をぜひしてほしいということですが、そのように思います。

 また、具体的に御質問で、市立病院を初め公共施設の、特にこの地区におきましては、なるべくフェンスではなくて生け垣等をされたらどうかということですので、今後、財政ともよく協議をして検討してみたいと思います。

 なお、槙の生け垣についてのお尋ねでございますが、槙の生け垣が地域でのワークショップのときに出てこなかったということと、看板がないという御指摘でございますが、一つの見方、感じ方ですけど、私はちょっと御質問を聞きながら感じましたのは、恐らく地域の方にとっては空気のように、もうあって当たり前と、あえて腕を両方に開かなくても自然に入って自然に出ていく呼吸のように、ごく自然な環境としてあるんじゃないのかなというふうに受けとめたところでもございます。違う見方をおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが。それだけ地域に根づき、なじんだ環境ではないかなと思いました。

 そういったことからしますと、もちろんそこに看板を立ててもいいんですが、逆に言いますと、「こちら槙の生け垣の景観地区です」と看板を立てれば、恐らく、例えば、西渓公園に来た方はそちらにどんどん歩いていかれると思います。それはそれで意味があるんですけれども、事前に地域の方の合意をとっておかないと、最近は人が多くなってごみがふえたとかということになりますので、そうならないようにコンセンサスをつくっていきたいと思いました。

 また、保存等についてでございますが、もちろん役所が金出してぽんと植え込むのはいいと思いますが、私もちょっと詳しくはありませんが、とある方に聞きましたら、植物というのは中途半端な大きさの苗から植えると、例えば、台風等には弱いと。むしろ小さな種から育てるように、しっかりと根を張るように、時間はかかるけど、育てた方が風雪にも耐えて丈夫になるんだということを聞きましたので、例えば、小・中学生が種から苗をつくって、それを苗木ぐらいにして、それをみんなで植えるとか、そういうやり方もあるんではないかなと思います。どのようにして今の生け垣がどなたの御発案やお互いの協議の中であれだけ広く広がったか、私も再度調べてみたいと感じたところですが、恐らくそのときもどなたかが、あるいは先人のグループの方々がこうしようよというお話し合いをなさって、そして今のような景観になったんじゃないかなと思いますので、そういう先輩の工夫も参考にしながら取り組みたいと思います。また、類似したところでは、鹿児島の知覧に同じように生け垣がずっと続いておりますので、そういったところのやり方等も少し調べて、対応を協議したいと思います。

 あと梶峰城でございますが、先ほど言いましたように、この機会に市民の皆様に知っていただこうと思って、少し詳細に企画展のお話もしました。なお、今、広報の方で原稿を最終調整中でございますけれども、梶峰城については大変ユニークな歴史といいますか、こんないろんな攻防があったのかなということをある程度コンパクトにまとめる作業をしております。内容については、今言うよりも市報を見ていただいた方がいいと思いますので、ぜひ次回の市報を市民の皆さん、また議員の皆さん、楽しみにごらんいただければありがたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 6番飯守康洋君。



◆6番(飯守康洋君)

 3回目の質問をします。

 槙の木についてですが、空気のようだということですけれども、多分そうだと私も1回目で言いましたとおりに思います。でも、だから言ったように、空気と水というのはなかなか、いいとですけれども、少し手を加えないと汚れていきますから、そこら辺を最低限度の手はずはお願いしたいと。大々的にでなくても、皆さんはこういう生け垣があるんですよと、大切にしてくださいという啓発だけはしてもらいたいということを趣旨で申しました。だから、看板も大々的に上げるんじゃなく、小さくてもいいから、きらりと光るのをつくってもらえばと思っております。

 それから、私、2回目の質問のときにちょっと言いましたが、瀬田家と蒲原家の件についてもちょっと市長の考えというですか、どういう思いがあるのか聞ければなと思います。

 もう3回目だから言いますが、市長が若いときですか、28歳のころ、丹邱会に入られていて、そのときのインタビューとか懐かしい話があります。この辺のをるる丹邱の本とか読ませてもらいまして、そういうところの思いが多分あって、いろいろこういうまちづくりをされて、今の市長の、何といいますか、意思固めができたんじゃないかということを思っておりますので、そこら辺も含めた上で質問をしております。

 それから、今、行革、行革で第6次行政改革大綱が引っ張りだこでございます。確かに、大変大事なこととは思います。最重要課題だとわかっておりますが、だから、最近、まちづくりでこうして質問がなかなか全国的に取り上げられていないんじゃないかなと。もう10年前はこればかりでした、多分。だから、それが今、ある面ではソフト面ということで、なかなか置き去りにされているんじゃないかなということで私も質問しましたし、まちは生きておりますから、どこか悪いところがあれば、早目に早期発見、早期治療をしてもらいたい。何でもかんでもしてくれとは言いませんけれども、手おくれになったら元も子もございませんので、あれもこれもじゃなくて、やっぱりあれとこれとと、あれは、これはというところだけはぜひ施策を施してもらいたいということで思っております。

 確かに、大きな建物をつくってつくるまちづくりもいいでしょうけれども、守る景観、まちづくりの方にシフトダウンをしてもらえれば、財政課の方もある程度ほかの方にも回せるんじゃないかと思います。せっかく今までつくって、大きいハードものをつくっても、足元が崩れれば、どうしても本体自体まで悪くなります。例えば、聖廟に昭和の大改修をしてもらって、東原庠舎、駐車場、歴史の散歩道をつくってもらいましたが、生け垣とか雰囲気がなくなれば、聖廟自体、多久町自体の価値、歴史的雰囲気がなくなると思いますので、それもよろしくお願いします。

 それで一つ、また私が散策して思ったのが、歩いて思ったのが、電柱の埋設ができないかということですね。九電さんとの話し合いがありますから、なかなか難しいのかなと思いますが、市長がおっしゃいました知覧ですか、そこら辺なんかは、確かに、あると、ないのではもう本当に雲泥の差がありますので、そこら辺もちょいちょい九電さんとの協議をされてできればなと思います。

 それから、私は歩きよって一つ、三年山緑地の前を通りました。これは言いたくなかったんですけれども、あえて言いますが、真っ黄色くしておりました。何でかと言ったら、市長が多分多久町の市長と語る会の折に、あそこが草ぼうぼうだと、ひざぐらいまで草が茂っておりました。その件で早速対処を、善処というか、早速にされたと思いますが、除草剤をまいてありました。真っ黄色くなっておりました。その件は、だから、いろいろ言いませんよ。結果だけ言っておりますけれども、こういうことがありましたから、今からはそういうことを──そこら辺は後で話してください。済みませんけれども。

 そういうことで、私が言いたいのは、せっかく50周年記念で3月28日ですか、あれだけのことをしたのに、あれでいいのかなというのが、また、西多久でも公園もつくっていただいておりますし、そこら辺の維持管理については、財政難でしょうけれども、守るということでは、費用対効果を考えれば、ある程度の投資をしてもらいたいなということを含めて、それがまちづくりにつながるんじゃないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それからもう一つ、私が今出しましたマスタープラン、これは本当に住まいのまちづくりには最適な参考書と思います。これが調べたら、マスタープランの印刷部数が 100冊なんですね。きのう、教育長がおっしゃいました教育プランが70冊ということで、ああ、30冊も多いのかなと思いましたが、それと、委託、外注、経費、印刷費入れて 7,990千円かかっております。それで 100部。割れば、これ希少価値ですね。私は持っていて大変ありがたく思っております。そういうことでもう少し、職員の方にも行き渡るし、市民の方にも行き渡るような、すばらしいものがありますから、できればなと。この件についてはちょっと質問をしたいと思います。

 まちづくりの方は、それぐらいです。

 それと、梶峰城については、市長おっしゃいました新聞報道がありまして注目を浴びておりますが、これは私の通告書が先に出ましたので、新聞報道が私の後でございましたので、私も新聞を見て、こういうのを決めたというのじゃございませんので、私の通告書が先に出ましたことだけはしておきたいと思います。

 それと、これは新聞報道ですが、佐賀県の取り組みとして、佐賀の県の遺産とかということで、この制度を古川知事が出しております。今、市長もおっしゃいました、市の遺産だと。そういうことを含めて、県の方もこういう制度、県の遺産とか、佐賀の景観、「県は景観を守り、活用して、生活空間や観光資源としての魅力を高めていく考えで、委員会でまとめる基本方針に基づいて、具体的な事業に乗り出す」とありますし、「「佐賀の美しい景観地区」を募集し、選定する」という、これは新聞報道ですから本当だと思いますけど、そこら辺もありますので、今後の施策の参考にしていただければなと思います。

 3回目最後に、市長の出前講座の件でもいろいろまちづくりの話はあっておりました。私も3会場に出席をさせてもらいました。それで、市民、町民の方の切なる思いを今からのまちづくりの糧としてぜひ生かしていただきたい。市長もそういうことで、今度の多久町の三年山の件もすぐ対処されましたことに対しましては、私も感服しております。

 最後ですが、ちょっとさきに言いましたが、丹邱会での、市長が28歳といったら、30年ぐらい──20年前か、済みません、そういう22年ぐらい前ですか(「20年」と呼ぶ者あり)20年前ですね。そのころの思いを新たにして、多久のまちづくり、多久市周辺については一考をお願いしたいと。最後になります。財政課長がこっち見ておりますが、金がかからなくてもいいようなまちづくり、手づくりのまちづくりを目指していってもらえればなと思います。

 だから、質問としましては、電柱の件と、あとマスタープランの部数の件、それと瀬田さんと蒲原さんですか、そこら辺の話を質問して、3回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 3回目の御質問にお答えいたします。

 景観については最低限度の手当てをお願いしたいということですので、そういったことを基本に啓発もしていきたいと思います。

 御質問のことですが、瀬田家、蒲原家等、あの地域のことでございます。

 このことについては、詳細にどこどこの旧家の跡がどうだということまで、私も今、手元に詳しいデータはないんですけれども、そういった特にあの地域は多久古文書の村の活動を見てもわかりますように、私が記憶する、今御質問に引用になった20年ほど前のことになりますが、当時、ドイツから視察団が来られていました。これは、ある大学の先生方と一緒に研究をされている生徒の方です。古文書をもらいに来られて、私も一部参加をさせていただいて、お話を聞いたり、懇談もさせていただきました。そのときに、やはりドイツの方が非常に注目されたのは、中世の時代の地図と今の主要道路の地図がほとんど変わりがない。それと、住宅の移動がほとんどない。区割りですね。こういった街並みは本当に珍しいということと、そこに関係をした古文書が実に豊富に残っている。普通、よそのところですと公的な文書程度でしょうけれども、多久の場合は、公的な文書に加えて、そのそばにいた方の文書、そして地域にいた方の文書まで残っておりますので、実に照会が見事にできるわけです。

 また、最近、多久古文書の村の方に聞きましたら、県内のほかの市町村で市史とか町史、村史、いわゆる歴史の書物をつくるときに、この時代何があったかなと確認をしなければなりませんが、かなりの部分、多久に確認に来られるそうです。多久の古文書の記録にあれば間違いがないということで、そういった意味でも大変な意義があるということでございました。

 その辺の保存については、また別途考えていきたいと思いますが、特にこの地域の地図に関しましては、市民の皆さんもぜひ、市立病院のところの交差点から南へすとんと行くと突き当たって、春の季節にシバザクラが咲くT字路があります。そこの北西の方角のコーナーが実は御屋形広場ということで、簡単な施設がつくられています。重要なのは、車から余り見えませんので、ぜひおりてですね、議員はごらんになったと思うんですが、市民の皆さんも見ていただきたいのは、そこに陶板で焼いた中世の時代の多久町の町内の地図が残っています。その中に、まさに聖廟ができる前の地図であります。それを一回ごらんいただくと、ああ、こんなふうに歴史がなっているのかなとわかりますので、ごらんをいただきたいなと思います。そういったことの中で当時に思いをはせたり、当時から今日に伝わっている古文書のことを私たちも親しく学んだり、そして、その中で重要と思われるものを掘り起こして後世につないでいくということ、とても大事だと感じたところであります。

 また、2点目の電柱の地下埋設化について、私も個人的にはぜひやりたいことでございますが、九電やその他の関係機関に聞きますと、莫大なお金がかかるという御説明が重なるばかりで、大変残念な思いをしておりまして、今後さらにまたこういった市議会でも取り上げられましたということで申し上げたいと思っています。

 実際に地下埋設をされたところを見に行きました。これは別のこともあって行ったんですが、ある通りの半分ができていて、半分ができておりませんでした。真ん中に立って後ろを向くとクモの巣のように電線が見え、振り返ると本当に青空だけが広く見えるという、本当に空の空間が広く見える印象を強く覚えました。そのまちも歴史的な白壁を残されようとしているまちなんですけれども、今後延ばされる予定でしょうが、そういったことも踏まえて研究をしたいと思います。

 あと、住宅マスタープランの印刷部数について、これは住宅マスタープランの方であると思います。内容的には少し専門的なこともあって、当時、財政が厳しいこともありましたことと、多くの方に配っても果たして活用の面で有効かなと、必要な方は市に来ていただければ提供できるようなことでの議論があったというふうに思います。今後は、そういった声もありましたので、対応ができるように備えることも検討したいというふうに思っております。

 また、三年山のことで出ましたけど、管理等をお願いしているアンズ部会等ございますが、そちらの方で対応していただいたと思いますが、今後もう少しいろんな配慮等が必要だということですから、関係の皆様とも協議をしたいと思います。

 また、梶峰城その他のことを踏まえたことでございましたけれども、私は、まちづくりは公がやったからどんどんよくなっていくだけではないし、もちろん公もいろいろしなければなりませんが、持続可能な発展をしていくためには住民参加、住民も参加すると、汗も時には流すということが大事かなと思っております。そうしますと、愛着もわくし、管理も早いと思います。例えば、聖廟周辺にごみが散らかっていたとします。東ノ原、西ノ原区域全体にですね。地域の方が出て、向こう3軒両隣でごみ拾いしたり掃除をされたら、本当見事に短時間できれいになりますが、じゃ、役所がやれと、役所の清掃センターで対応しますと、それはそれでそれなりの対応はできますが、残念なのはそこにはとんでもない経費がかかったりすることもあり得ます。やはり地域の方々が参加される景観を保つ活動ということ、本当に大事だなと思います。

 これは市長の出前講座でも申し上げた事例ですけど、亡くなられた有田の13代今泉今右衛門様の奥様が県の教育委員会の委員をなさっておられました。その方と先般お会いしたときにゲーテの話をされました。私は、ゲーテは文学の世界だけ、哲学のあたりだけを中心に思っておりましたが、実はワイマールという国の首長、宰相をしたことがあります。そのときにゲーテが地域の方、国の方に申し上げられたことは、朝起きたら5分でも10分でもいい、とにかくまちをきれいにしましょうということを呼びかけられて、大変景観を保ち、きれいなまちづくりをしていったそうです。今どうなっているかというと、ワイマールという国はヨーロッパの文化の中心になるような感じの伝統をつくってきた。今泉さんが実際にワイマールを訪れられたそうです。そうすると、本当に子供たちから年配の方まで一緒になってまちをきれいにしようと、掃除もしようということをなさっていることが一つの美風として受け継がれているということを聞きまして、私も感銘深く拝聴して、景観、目に見えるものももちろん整えていく必要がありますが、もう一つは、そこに住む方々と一緒にいい気持ち、美しくする気持ちも、心もはぐくんでいくことがとても大切だなと思いましたので、そういったこともあわせて景観、梶峰城等については、そういった考え方でまいりたいと思います。20年前のままではなくて、20年前の思いも大切にしながら、新たな知恵や最近の状況も踏まえたものを生かしながら当たっていきたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 飯守康洋君の質問は終わりました。

 中島慶子君の質問は午後行うこととし、暫時休憩いたします。

                午後0時2分 休憩

                午後1時   再開



○議長(武冨健一君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政一般に対する質問を行います。中島慶子君。



◆4番(中島慶子君) (登壇)

 4番議員の中島慶子でございます。

 通告しておりました2項目、6点の質問をさせていただきます。

 たくさんのドラマがあったこの夏のアテネオリンピック、より速く、より高く、華麗に競い、熱き心で全力を出し、戦う選手の姿、元気で輝く姿に胸を打たれ、感激の大きな拍手を送りました。

 校区内の子供たちと話す機会があり、「そのときオリンピックずっと見とったよ。すごかったね」と感動して話してくれました。夏休み中の子供たちは、家族でテレビを観戦し、強い精神力で、努力して大きな夢を実現している選手の活躍を目の当たりにして、多くの感動と元気を受けたようです。とてもよい刺激を受けていると感じました。とても暑かった夏休みが終わり、静かだった学校に楽しく友達と触れ合う子供たちの元気な声が返ってきました。

 1項目の教育行政4点について、お尋ねいたします。

 3カ月前の6月1日に起こってしまった、長崎県佐世保市の同級生殺害事件。給食時間の小学校で、6年生11歳の女の子が仲良しだった同級生の首を切りつけて殺してしまうという信じがたい凄惨な事件、普通の子が起こしてしまった衝撃的な重大な事件、痛ましくとてもショックでした。ネット上のびっくりする言葉のやりとり、いさかいから殺害へと走ってしまった心の飛躍、この悲劇は決してよそ事ではなく、私たち大人の対応も含めて心を育てるという突きつけられた問題は深く重いと思います。事件をめぐり文部科学省は、原因究明や再発防止に向けたプロジェクトチームが結成されたとありました。机上の論議もありきでしょうが、子供たちをお預かりの直接の学校現場の先生方の課題は大変だと思います。この事件の後、お尋ねいたします。

 1点目、学校現場での児童生徒への対応や、指導はどのようになされましたでしょうか。

 2点目、孔子の里にふさわしい心の教育はどのようになされていますか。

 3点目、事件を教訓として子供の起点は家庭である、家庭教育の充実の推進は。お尋ねいたします。

 4点目、文教の里を誇ります多久です。感情、情感豊かな子供、人づくりの手だてとしてさらに読書の推進を願いまして、以上4つの質問をいたします。

 次に2項目、児童福祉行政についての質問に移ります。

 8月26日づけ新聞に「赤ちゃん誕生、さらに減る」と人口動態統計の中間報告が報道されていました。1月から6月までの出生、前年より 4,900人減の56万 958人、一人の女性が一生に生む子供の数、合計特殊出生率1.29に下がった昨年より、さらに少子化傾向が進む現在の人口を維持する必要な2.08を大きく下回るとありました。我が多久市は、多久市統計調査にあるように、平成10年度は1.77、12年1.66、国や県と比較するとやや高いようです。平成15年度で1.50ですが、減少傾向にあります。御存じのように、少子化の進行は社会の将来を担う人材の減少と活力の低下を引き起こすと危惧されています。核家族化、夫婦共働き家庭の一般化など、子育てを取り巻く環境の変化が要因と言われ、エンゼルプラン、新エンゼルプランのもと、少子化対策、子育て支援が推進されています。労働人口減もあり、女性が社会に出て貢献する男女共同参画社会づくりが国の重要施策として推進されております。子育てと仕事の両立を可能にして、安心して子供を生み育てる、乳幼児期の子育てをサポートする事業として、市内12カ園で休日保育、それから延長保育、先ほどお話が出ておりました一時保育、障害児保育など実施されております。保護者の多様な就労形態もあり、利用者も多いようです。早出とか遅番とかの勤めの体制で利用させていただいて、大変に助けられていますとの声が多く聞かれます。そのほか多様な支援事業があるかと思いますが、現状や利用状況などどのようになっていますでしょうか、認知度はどうでしょうか、お尋ねいたします。

 次に乳幼児支援策、ブックスタート事業について。

 私事ですが、7カ月になる初孫がおります。まだ言葉はしゃべれませんが、私の子育てのときに、息子に読んでいた絵本ですが、読んでやるときれいな色に興味を示したり、にこにこしたり、語りかけの反応を見せます。ひざに抱っこして語りかけることで、大人の私も心が安らぐ思いです。赤ちゃんの心の成長と言葉、言語の発達に絵本の読み聞かせは親子のきずなとぬくもりをつくり、心の教育、育成につながるのではと思います。乳幼児期から耳から始める読書、読み聞かせを子育ての手段として活用されるように、自治体がゼロ歳児のいる家庭に絵本を贈る、この運動は1992年英国で生まれ、日本には2000年の子供読書年に紹介され全国へ広がり、県内49市町村のうち既に半数の25の市町村がスタートしております。教育行政で取り上げましたが、「うぜい」とか「へたれ」とか荒れた言葉を使っていた小6、11歳の加害者の少女、産声を上げて真っ白だった心が、たった10年ぐらいで黒くよどみ、人を殺してしまう取り返しのつかない状態になってしまった。たまらなく悲しく、子供を育てた母親として心が痛みます。

 子育て支援と同時に親育て、親子のコミュニケーションづくりのブックスタート事業に踏み出していただけないでしょうか。親子の関係がひずみ、青少年事件が多発する中、幼児期から親子が心を交わす第一歩の支援を提案し、1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 私の方から先にお答えしたいと、こう思います。

 佐世保の同級生殺害事件を通して、4点ほど御質問ございました。それぞれに応じてお答えしていきたいと、こう思います。

 この事件そのものにつきましては、多久市教育委員会といたしましても、本当に重大かつ深刻に受け止めております。この事件を対岸の火事と考えることなく、我が身に置きかえて、児童・生徒が安心して学習することのできる学校を目指して万全を期していきたいということで臨んでおります。事件発生時、多久市教育委員会では、事件そのものの重大性、緊急性にかんがみ、文部科学省や佐賀県教育委員会の指示の前に、直ちに市内各学校へ事件の対応等について、次のような指示をしております。ちょうど登校されていたところで、ラジオ放送を聞いてですね、それをそのまま受けてやりました。

 まず第1点は、事件を教訓として命の大切さや友達のあり方について発達段階に応じた指導を実施してもらうようにと。

 それから第2点は、後でもいろいろこう問題になっておりました、インターネットなどを利用する際の注意事項や、目に見えない相手へのネットモラルを確立すること。

 第3点目として、危険物などを含む各種備品、それから用具の管理及び理科室や家庭科室等の特別教室の使用などについて常に点検を行うこと。

 こういうのを受けながら、県として、うちにおられる課長、それから指導主事なんかが中心になって、これは新聞でも紹介があったと思います。こういうのをつくって、とにかくコンピューターを利用する際のルールやマナーということで、小学校でこれ取り上げてもらうということでやっております。現在も各学校に対して改めて命のとうとさ、他を思いやる心をすべての児童・生徒に育成することができるようにということで、子供を取り巻く学習環境の整備を図るとともに、道徳教育を中心とした心の教育の充実を期するように継続的な指導を実施しております。なお、各学校においても、それぞれ具体的な指導等をなさってもらっております。また、佐世保の事件の背景の一つとされるメールや交換日記については、高学年になるに従い、やりとりが行われるようになると聞いております。学校がその実態を把握しづらい状態もありますので、あらゆる機会をとらえ、保護者との連携を密にする必要性があると認識をしております。

 そこで、各学校から各家庭へ指導の資料を配布、また児童・生徒の家庭生活状況アンケートの実施、綿密な相談体制の確立などを図りながら、児童・生徒の全体像を理解することに努めていきたいと考えております。今後とも、児童・生徒が痛ましい事案に巻き込まれることがないように、また児童・生徒自身を加害者としないように、あらゆる手だてを講じていきたいとこう思っております。

 それから、2点目の孔子の里にふさわしい心の教育はどのようになされているかと。

 これは、昨日の石井議員さんの方からの質問でいろいろ答えましたけれども、また改めてここでお答えしたいと、こう思います。

 例えば、各学校では孔子の教え、論語や論語カルタを活用した学習を実施したり、社会科や道徳の時間に、志田林三郎や高取伊好など、郷土の先覚者の生き方や業績を学ぶ時間を設けるなど、多久の風土や歴史文化に応じた学習を行っております。その副読本的なものとしては、ふるさと歴史物語と。先ほど飯守議員さんから城山のことがありました。この中には今城山は黙して語らずということで摂津の武将、多久太郎宗直と郷土。それから、これでもう一つ取り上げているのが、西国肥前にも咲いた元禄文化。これでは、儒学に夢をかけた多久茂文ということで写真入りでこう書いております。そのほか、学校等に配布しているのでいいますと、郷土の先覚者、この中に志田林三郎関係とそれから高取伊好関係が出ております。さらに、きょうも出ておりましたが、旧石器、打製石器が日本でも非常に多量に出てくるということで、これは県の遺跡物語の中に多久を取り入れています。こういうことで、多久の勉強ということを。それから、例えば、今日的なものということで申しますと、西渓中学校では、釈菜の舞を西渓中学校が中心になってやってもらっております。釈菜の伝統やいわれを探ったり、郷土を愛する心情を育てる実践をということでなっとりますし、いろいろな形で地域の素材を生かす学習の展開ということで、そういうことを通して、児童・生徒自身が孔子の教えに基づいた伝統的な地域のよさ、これは孔子の教えだけじゃなくして、多久の歴史・文化に誇りを持ち、そして積極的に学習や運動に励み、たくましく生きることができるような学習ということを進めております。もちろん道徳の時間等で地域素材を生かすことのみならず、自分自身の生き方や他人とのかかわりと、また自然への畏敬の念など、道徳的心情や態度の育成も図ってまいっております。今後とも、全教育活動の中で、孔子の里、文教の里の多久の子供の健やかな成長ということを願いながら、教育の充実に努めていきたいと、こう思っております。

 それから、第3番目の事件の教訓をもとに、子供の起点である家庭教育充実の推進はと。

 今日、家庭教育ということが、非常に大きくクローズアップされてきました。これは子供が基本的な生活習慣とか豊かな情操とか他人に対する思いやりと、また自立心や自制心と社会的なマナーというのが、この家庭教育の中、幼児期から非常に大切だとこう言われてきていると思いますし、そういう立場からとこう思います。しかし、現実的に見ますと、子育ての現状を見ると、都市化、核家族化、それから少子化、地域における地縁的なつながりの希薄などで、家庭の教育力の低下が今日指摘されているようでございます。先の事件や青少年非行、児童虐待の問題も家庭の教育力の低下に起因していると思われて、いろんな論議出されていると思いますが、今回の事件を受けて各学校では、PTA評議委員会や学校PTAの議題に取り上げ協議をしたり、学校だより、学級通信を通して心の教育の大切さを掲載したりして、学校と家庭の連携をより深め、家庭教育の充実を図るように努めております。

 多久市においては、平成13年度から国の補助、委託事業を活用し、子育て学習を実施しております。今年度は、子供の発達段階に合わせて12講座を予定しています。内訳といたしましては、一つは健康センターと協力し、乳幼児期の子供を持つ親さん方を対象に1講座、それから次に、各小学校を会場に小学校入学前の子供を持つ親さん方を対象に7講座、それから、中学校PTAと協力し思春期の子供を持つ親さん方を対象に3講座、それから4番目に、公民館主催の家庭教育学級の一環として1講座。こういうことで、進めていきたいと。そして、その中にこの事件等のことも教訓に入れた形で、その講座をやっていただければということでお願いしていきたいと、こう思っております。家庭の教育力の向上のために家庭、学校、地域が連携することはもちろんのこと、職場、それから行政も一体となり連携して行くことがこれから必要じゃないかと、こう思っております。

 それから、4項目の文教の里を誇る多久です。情感豊かな子供、人づくりの手だてに、さらに読書の推進をと。

 この読書につきましては、いろいろな形で読書というのは非常に大切なものである。私、こう見た中には、読書活動の子供に与える効用という中に、まず言葉を学び、それから感情を磨きといいますか、磨きと。また表現を高めるとか、または想像力を豊かにするとか、そして、人生をより深く生きる力を身につけるということを書かれた本を読んだことがありますけれど、まさにそういうことで、読書が持つはかり知れない価値。それをどう生かしていくかということが大事な点じゃないかと。教育委員会では、二つの考え方から臨んでいくと。

 第1点は、これ学校教育になりますけれども、教育課程への踏み込みをどうするかということで、各学校では読書の充実を図るために、各学校の特性に応じた形で読書に親しむ時間を設定しているということでございます。その中には、読書感想文とかまたは読書感想画、絵の方ですね、絵の取り組みを積極的に行っていくと。

 また2点目には、地域や保護者との連携を図った読書の推進ということで、児童・生徒にとって望ましい読書習慣の形成を図るために、親子読書など保護者や地域社会との連携を図る機会を設けてやっていくように努めております。具体的な実例を取り上げますと、北部小学校では毎朝10分間の読書タイムを実施するとともに、外部講師による読み聞かせ、夏季休業中の図書館開館など、積極的な読書の推進を図っていくということでやっとります。

 また、市立図書館の読書推進活動としては、「おはなし会」や「おはなしキャラバン」この辺はよく御存じだと思いますけれども、絵本の読み聞かせを推進しております。

 まだ、事業的にはいろいろ持っているようでございますけれども、今後とも文教の里にふさわしい児童・生徒の育成のために広く読書についての関心と理解を深めるとともに、学校、地域、家庭と連携を図り、子供が積極的に読書を行う意欲を高めるための努力をしていきたいと、こう考えております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 中島議員の御質問にお答えいたします。

 大きな2項目目で、児童福祉行政についてお尋ねをいただきました。

 まず、多久市の乳幼児子育て支援の現状と利用はというお尋ねでございます。

 この御質問につきましては、六つの事業以外にも多久市で取り組んでおります乳幼児支援事業がございます。

 まずは、ただいま御指摘もあったような15年度の状況から御説明をしたいと思います。

 休日保育事業につきましては、実施箇所が1保育園、利用者数年間で延べ 208名です。延長保育促進事業は、実施箇所は11保育園、利用者は1日当たり97名であります。

 次に、一時保育促進事業につきましては、実施箇所が8保育園、利用者数年間延べ 1,976名となっています。

 次に、障害児保育事業は、実施箇所が4保育園、利用者数は6人であります。

 さらに、障害児保育推進事業につきましては、実施箇所が1保育園、利用者は1名であります。

 保育所地域活動事業につきましては、すべての保育園で取り組んでおり、その内容といたしましては、異年齢児交流事業、年齢の異なる子供たちの交流事業、12保育園、世代間交流事業10保育園、育児講座・育児と仕事両立支援事業が8保育園となっております。

 次に、これらの支援事業以外の事業といたしましては、まず一つ目に、3歳未満児の医療費を助成する制度として、乳幼児医療助成事業につきましては、助成件数が年間延べ1万 2,587件ございまして、助成額は22,945,938円となっています。

 二つ目に、3歳児以上から就学前児童の歯科医療費を助成する制度としては、就学前歯科医療助成事業がございますが、この年間延べ件数が 973件で、助成額が 2,412,210円となっています。

 また三つ目に、保育料の保護者負担金を軽減するために国が定めた保育料の規準額を下回るように低額な保育料を設定いたしておりますが、このことによります軽減額、その分、市が負担をしているわけですけれども、この市の単独の持ち出し額といたしまして、年間30,379,950円となっています。

 また四つ目に、保育園や幼稚園に通っている児童で病後回復期の通園できない時期に利用できる制度としての、病後児保育事業につきましては、実施箇所として、これは佐賀中部広域圏の中でございますが、二つの小児病院、利用者数はこの年で年間延べ10人でありました。

 五つ目に児童館の運営事業がありますが、主な活動内容としましては、「母と子のサロン」、「えいごであそぼう」、「みんなで あ!そ!ぼ!」、「おはなしタイム」などを催しをしております。年間に延べ 7,899人の方に利用されております。

 次に、六つ目に、地域子育て支援センターの事業でございますが、平成15年の主な活動内容を申し上げますと、一つ目に育児不安等についての相談指導が年間73件。

 二つ目に、子育てに関する情報提供として、機関紙「すこやか」を毎月300部発行し、行政機関や市内の病院を通じて配布しております。

 また、「子育てクラブ(わくわくランド)」を毎週木曜日に児童館で行っており、延べ49回の開催で、延べ 1,449名の方が利用されました。主な行事としましては、育児相談、育児講座、簡単な工作、例えば牛乳パックなど身近なものを使っての工作です。次に、リズム遊び、人形劇公演、歯のブラッシング指導、救急法の指導、親子クッキングなどとなっております。参加されておられるお母さんたちの評判もよく、毎週欠かさず参加されている方も大勢おられるように伺っています。

 以上、乳幼児支援の現状と利用について回答とさせていただきたいと思います。

 次に、関連の2項目目で、ブックスタートについてのお尋ねがございました。ブックスタート事業につきましては、1992年にイギリスで開始された事業で、NPO法人ブックスタートによりますと、赤ちゃんの体の成長にミルクが必要なように、赤ちゃんの言葉と心を育むためには、抱っこの温かさの中で優しく語り合う時間が大切である。ブックスタートはそうした時間を通して、肌のぬくもりを感じながら、言葉と心を通わすそのかけがえのないひとときを絵本を介して持つことを応援する運動と言われております。

 本市におきましては、子供の健やかな成長と豊かな感情を育むため、乳幼児から絵本などに親しむことを目的として、健康教室では、妊婦の方などを対象に、「ママパパ教室」、ゼロ歳児を対象に「すくすくサロン」、2歳児を対象として「ぴょんぴょんクラブ」などを実施するなど保育士、保健師、栄養士、またボランティアの健康推進員の協力のもと、絵本や紙芝居の読み聞かせ、あるいは親子の触れ合い遊び、おやつ教室などを実施したり、乳児健診におきましては、健診の待ち時間を利用して、絵本の貸し出しを行い、親子で絵本の読み聞かせなどを行っております。

 また、児童館では毎週1回の「母と子のサロン」、「わくわくランド」、及び毎週1回の「おはなしタイム」などの事業を利用して、絵本の読み聞かせを行っております。

 さらに市立図書館では、毎週1回の本の読み聞かせや毎月1回の各町公民館を巡回しての朗読ボランティア「ひまわりの会」の皆さんによる絵本などの読み聞かせなどがございます。

 けれども、赤ちゃんに絵本の読み聞かせを行ってくれる団体数としては、まだ少ないのかなと感じられますし、それら団体を養成する体制を築くことも大切だろうと思われます。

 このようなことを踏まえて、今後も赤ちゃんが健やかに育つためのブックスタート事業につきましては、先進の市町村に学ぶなどしながら、関係部署と連携をし、今年度末までに策定する計画でおります次世代育成支援行動計画等の中で、検討を進めていきたいと考えております。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君。



◆4番(中島慶子君)

 先ほどは本当に詳しく御答弁していただきましてありがとうございました。

 教育行政の4点の質問につきまして、その中の数点は昨日の石井議員の質問と重なるなと思いながら、昨日は一生懸命本当にうなずきながら、同じ思いで聞いておりました。学校での取り組みや対応や生徒への指導、子供たちのかかわりなど本当にびっくりするぐらい行き届いた形で進めていただいているようです。安心いたしました。子供たちが連れ去りや声かけの危険に遭遇する事件が多く、こども 110番の家をふやしたり、子供たちが登下校のときに危なくないように、散歩の時間帯も合わせて動いていただくとかそういうふうな形で地域の中で見守る結束をし、機運が高まっていたときのこの衝撃の事件の発生で、地域の方々には多久の子供たちにはめったなことはなかろうばてんが、と子供を信頼しつつも、大変に心配をしていただいておりました。「論語カルタを親しみ、論語カルタに触れ、カルタを通して論語の心に触れて人を思いやる優しい心、それを通して善悪を知り、大きくなりよっとやけん大丈夫よ」というような答えで、近所の方、地域の方とはお話をいたしました。「純真ですよ、多久の子供たちは」というお話をしております。その中でこのようなこともお尋ねになりました。「中島議員さん、自分たちのころは道徳の時間ていうのがあって、よかことばして成功した人の話とか、こがんことばしたらいけませんよというような教えがありよったけど、今、学校で道徳の授業はありよっとね」というお尋ねがありました。「よかこと、悪かことは小さかときにきちんと教えてわからしとかんばいかんよね」というようなやっぱり大分心配をされた声が聞こえております。

 教育長さんの御答弁の中に、そういうふうな形もたくさん入れていただいておりまして、本当に安心をしております。そして、先人ですね、ふるさとを知る、副読本を利用して、地域の中で頑張ってみえた方の先人の話を副読本を持って学校の中で教えていただく、本当に地域の方がおっしゃた、「昔の偉か人の話ば聞いて自分たちは大きくなった」というような形と相まって同じだなと思いながら安心をしたところです。

 そして、先ほどおっしゃいましたように、子供たちの事件というのが、だんだんと年齢が下がった、子供たちがいろんなことを起こす少年犯罪がふえてきております。本当に記憶に新しいんですけど、佐賀の子供で西鉄バスをハイジャクした事件とか長崎の幼児、本当に屋上から幼児4歳の小さな子を落としたらどうなるかとか、そういうふうな思い、落とした子が、加害者は12歳の少年だったんですね。そういうふうなことを相まって考えるときに、本当に心身が揺れ動いている思春期の10代の子供たちの事件が、本当にここのところふえてきております。命の重みを知ることや、心の教育っていうのは本当に私たち家庭の中で生活している親としましては、親子の対話ですね、家族の触れ合い、コミュニケーションをとりながら、地道に根気強く続ける必要があるなっていう思いでおります。家庭の教育力の低下という簡単な言葉だけでは、本当にですね、一言では片づけられない大きな問題に発展してしまっている現在の事件を考えるときに、私たち親としては、本当に心底踏み込んで考えていかないといけないなという思いでおります。

 我が子を支えるのは親の愛情、子供を思う愛情だと思っております。小さかときに聞かせとかんば、善悪のことはきちんと聞かせとかんばいかんよっていう話もそうなんですけれども、言って聞かせて、させてみないと身につかないということがたくさんあると思うし、心にも頭にもそういうことを繰り返す中で身について覚えていくんじゃないかと思っております。

 そして、ネット上のトラブルが今回原因のように報じられておりますので、私の第2回目の質問、お尋ねでは、先ほど紹介してくださいました、こういうふうな冊子ですね、見せていただきまして、本当に細やかにつくってあります。これを小学校の先生と児童が利用するわけじゃなくって、やっぱり家庭に戻ったとき、多久市内でも本当に児童・生徒の6割に近い家庭にこのパソコンがある、持ってあるということですので、こういうのがやっぱり保護者の方にも知っていただいて、家庭の方にも配布してくださいっていうようなお願いをとろうかと思っておりましたけれども、もう既に保護者さんの連携ができて動かれているようですので、本当に安心しております。よろしくお願いをいたします。

 それから、乳幼児の子育て支援ですか、本当にたくさんの支援事業の中で、私上げました事業のほかにいろいろ入っておりまして、金額もですね、民生費、衛生費、子供たちに使う金額というのは、大きな市の財政が動いているようで、ありがたく思っております。総務省が少子化対策のエンゼルプランに対する全国20歳から39歳の男女 6,000人を対象に実施したアンケートによると、子供を持ちたいと思う、思えるような施策はというところで、さっき市長出していただきましたように、教育費に伴う経済的負担の軽減、子育て費用の軽減というところですよね、それが1番に上がっておりました。それから、仕事と子育ての両立のための雇用環境の整備、これが2番のランクでした。それから、子育て支援サービスで充実させるべきものはっていうところの問いかけで、低年齢児保育、これは50.9%という形で、大きな位置を占めておりました。これは、日経新聞の報告、新聞なんですけれども。多久の若い方との話の中でも多く出てくることで、今の1位、2位というところはですね、多久市でもアンケートをとられるとなれば、同様の結果が出てくるんじゃないかなというところで見ておりました。そして、支援も、多久の方も支援をしていただいてて、保育料保護者負担の定額設定ですか、本当にありがたい、市の持ち出し分が30,370千円ですか。大きな金額を持ち出していただいて、支援していただいているというところが、はっきりこういう形でないと、お尋ねしないとなかなか見えない部分であって、今これを聞いているお母さん方、家庭の方は、本当にありがたいなという思いで聞かれているんじゃないかと思っております。

 それから、乳幼児を抱えたお父さんお母さんの支援として、昨年の9月に病後児保育事業のことを私、お尋ねをしておりまして、現在、佐賀市のぞうさんの保育室とかるがもの部屋の2箇所が広域で利用をしてます。経費は国、県の補助と加入市町村は利用実績で案分するということで、平成14年度は6名の利用者で、今回10名って市長の御答弁の中に数が上がっておりました。質問に出しておりましたが、公的病院である市立病院に開設できないでしょうかということを昨年の9月にお願いをしておりまして、市長の御答弁は広域で対応しておりますので、検討はします、検討します。それから、検討する必要がありますので、まず現状を調査したいとの御答弁をいただいておりました。まあ、1年たちました。小児科でなくても法的には内科でもあっても、開設はできる状態なんですけど、その後の現状を調査していただいた、検討していただいたところがどうなのかということを質問させていただきます。

 次に、ブックスタート事業ですが、市長、ブックスタートの意義ずっとこうお話をしていただきました。このブックスタート事業は、やり方は各自治体いろいろ、佐賀県内で25の市町村が取り組んでおりますけれども、いろいろやり方はあるようです。佐賀市では4カ月健診のときに、ボランティアの支援を受けて読み聞かせを実施して、絵本1冊と乳幼児に必要な絵本のリストを配布する。それから江北町では、幼稚園や保育園に就園していない子供がいる家庭 155戸へ絵本に子育て読本がついた図書を毎月配布する。この毎月配布の資金はある事業を団体のところに申し出、お話にいかれまして、子供を育てる事業であればということで快諾していただいて、この事業に資金が振り回っているようです。図書は町立幼児教育センターが選んで、対象となる保護者の読み聞かせをする保護者の勉強会の企画もあるということです。

 そして、2年がかりで準備を進め、ことし市制50周年事業に取り組んだ伊万里市では、乳幼児健診のプログラムの一つに組み入れていただいてて、3カ月健診で絵本2冊、それからそれに絵本リストとか、アドバイスの本とか、それを納める専用バック、 600人ぐらいの乳幼児の子供の分の予算で 1,380千円を予算計上し、読み聞かせには子育てが終わった主婦のボランティアにより読み聞かせをしているというところがありました。そして保護者の方にも読み聞かせの練習とか、いわゆる周知を図っているというようなことでありました。佐賀市、武雄市は既に取り組みを2002年にスタートをさせてあります。

 うちの多久市の方では、この絵本を贈るっていう形よりも乳児健診、それから「パパママ教室」とかいろんな教室の中で、保育士さんとかボランティアの方の、読み聞かせの方の御支援をいただいて読み聞かせをしているというような現状の絵本指導、ブックスタートじゃないかと思うんです。家庭の中で、親子がともに過ごせる時間をつくるという形で次世代の多久を担う子供の育成に、ぜひ多久の出生児、統計調査で言いますと、年間 200名ぐらいの出生、赤ちゃんが誕生しております。支援事業に再度ですけど、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。

 2回目の質問といたします。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、市立病院における病後児保育の件でございます。議員お尋ねでもありましたように、1年前の9月の議会でも同様の御質問をいただいて、さらに研究を深めると回答をいたしておりました。病後児保育事業を実施するにあたりましては、医師の資格につきまして、お尋ねでもありますように、医師免許を所持していれば、可能と法的にはなっています。といいますのは日本の医師制度では、何々科医師ではなくで、医師免許になっていますので、それぞれということです。ただし、患者側は病気を持ってらっしゃる方のニーズとしては、やっぱり専門医のところに行きたいという事情がありますので、なかなかそこら辺が難しいところだと思います。また、一方では近年の医療技術の進歩は目覚ましいものがございまして、医療関係者の方々もその技術を習得しようと努力をされています。また反面、そのことによりまして、医療の細分化が進んでおりまして、小児科を標榜する医師の中にも、例えば小児内科とか、小児外科などと峻別をして、診療されている方もおられるとのことでございます。また、内科でも胸部内科や呼吸器内科あるいは血液内科などという細分化も最近聞くところでございます。内科の医師の方に、ゼロ歳児から就学前の乳幼児の診療について、いろんな御意見あるようでございますが、中には例えば、子供とは単純に大人を小さくした存在ではないと、やはり特殊な病気等も発病することもあるということで、適切な対処が必要だという御意見もあるようでございます。これらのことや、先ほど言いました、特に、小児救急へのニーズの高まりは近年高く、県内でも小児科の医師の確保には大変苦慮されております。県の審議会の委員を私やっていますけど、その苦しさといいますかね、難しさを大変感ずるところでございますので、これらのような状況にあるということをまず御理解いただければと思います。

 で、市立病院において、病後児保育を実施するかどうかということは有用なことと認識をしておりますけれども、今のように医師の確保等、困難な面がございまして、また小児科医師数が県内でも減少している、難しいということもあり、また財政面も若干ございますけども、現状では困難ではないかと思っているところでございます。でき得れば、そのような対応ができればですね、市民の方はより安心かなと思いながら注目をしております。

 次に、ブックスタート事業のお尋ねをいただきました。

 ポイントはNPO法人ブックスタートの先ほど御紹介したものにもありますように、ポイントは絵本を介しての運動だと思うんですね。ところが、ともすると予算的にはそう多くはないんじゃないかという御指摘かと思いますが、本を贈呈し配るということが結果的に出てくるんですけども、単に配るだけではなくて、やはり読み聞かせをしていく、そこで親子の触れ合いやきずなを強めるという運動をですね、まずできたらなと思うところであります。ですから、先ほども言いましたように、読み聞かせをしてくださる、あるいはそのことに専門的といいますか、あるいは親しんだリーダーがいらっしゃって、いろんなグループができるようなことも大切かと思って、1回目の回答をさせていただきました。

 また、各家庭でこのブックスタートというのもあっていいんじゃないかなと思います。といいますのは、例えば、「この本はおまえが生まれた何カ月目のときに、お父さんとお母さんが相談をして買った本で、それから1年、2年と読んでいるけど、おまえはこの本を読むときはいつもにこにこしてるんだよ」という思い出を持つことですとか、あるいは、「おじいちゃんやおばあちゃんが、君の3歳の誕生日のときに買ってくれて、ほとんど君、覚えるぐらい読んでいたんだよ」ということをですね、していく。ですから、何も、役所ではなくて、御家族や御親族がですね、ブックスタートをする。家族のブックスタートというのもあっていいんじゃないかなと感じながら、御質問を聞いておりました。もちろん、公的にあるということもですね、もちろん、研究しますと最初にお答えしましたので、研究をして、先ほど御質問にありましたように、ガイドブックをつけるとか、本のリストを紹介するとか、いろんな方法もありますから調べたいと思います。

 また、このことを調べる中で、私も印象深い言葉に行き当たりました。それは、人生で最初の図書館は、お父さんのあぐらの中だという言葉に出会いました。小さいお子さんが、お父さんのあぐらの中にちょこんと座ってきて、目の前にお父さんが本を広げてあげて、本を読んであげると、あるいは文字がなかったら、ブルーナの本とかは絵だけですから、絵の話をしてあげるということを例えば経験をすると、それを何度か経験すると。きっとそのお子さんにとってお父さんのあぐらの中というのは、かけがえのない安心感のある、また楽しいひとときになるだろうと思いますし、考えればそのお子さんには声が聞こえるだけではなくて、なんと背中全体からお父さんの声が出るたびに、体の響きがですね、伝わってきて、とてもいい感動を残すんじゃないかなということでございました。まして、私たち特に忙しい人たちは、気をつけなきゃいけないのは、やはりそういったひとときを持つという工夫をすることも、とても大切な議員御質問のきずなや、ぬくもりにつながるものと思いますので、なるほどだなと、そういう親子の触れ合いというものも大切にした方がいいなと感じたところでございます。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君。



◆4番(中島慶子君)

 どうもありがとうございました。

 3回目の質問になりますけど、よろしくお願いいたします。

 昨日の石井議員さんの質問にも話が出ておりましたけれども、いわゆる事件が、小さい学年、低年齢化しているというところで、2003年の問題行動調査報告というのを、きのう新聞をこう提示されながら、お話をしていただいておりました。同じく、県内の児童の報告も新聞に載っておりまして、生徒の暴力行為の調査報告ということで、増加傾向にある、それから言葉のいじめが目立つということです。注意したらその場でキレ、感情を抑制できない子供が目立つ、憂慮すべき状況であると報告されておりました。このままで行くと、どのようになるのかな、やっぱり心の教育、命の教育が急務だなという思いで新聞を読んでおりました。感情豊かな子供づくり、人づくりの手だてとしては、先ほど教育長、答弁の中でお話してくださっておりましたように、読書っていうのはすごい力を持っていると思っております。先ほどおっしゃたようにですね、本を読むことによって、言葉の力がつく、言葉が豊かになる、言葉をつなげて新しいものを組み立てる、表現力というものの力にもなるということ、それから想像力ということの力にもなるということで、抽象的な思考力がつく、知的な本を読み続け、いろいろこう分野が上って行くに従って知的な好奇心が出る、文字や本への親近ができて集中力ができると。本当に今の子供たちには学校の中で先生方が取り組んでいただく道徳教育、心をつくる教育と相まってですね、家庭の中、それから学校の中で、この読書の推進というのを、ぜひしてほしいなということで、この項目に上げさせていただいております。

 そして、取り組みの例なんですけど、子供に本当に今、活字離れが進んでる状況は、親さんもそれから学校の先生方もよくおわかりだと思います。それで奈良市の教育委員会の方はですね、指定された図書館にある本を読むだけじゃなくって、自分たちが読んでみたいと思う本を意識調査をとって、まず興味を持つ本を準備してそういうことにスタートするということをなさっているようです。

 そして、市民にもですね、本当どこでも財政難の時代、たくさんの本が購入できるわけではなく、どこでもやっぱり図書館それから市立図書館だって蔵書数は本当に少ないんじゃないかと思います。市民にもいい本があれば各校に寄贈してくださいっていう提供、呼びかけを市長さんがなさったようです。充実させる、それから負担軽減につながる、と市長が呼びかけたということで新聞に載っておりました。私も呼びかけとは別なんですけれども、資源回収を消費者グループでいたします。毎月1回なんですけど、各公民館を拠点に資源回収をいたしまして、その中にですね、前回立ちましたときに、びっくりしたんですね。本当新刊みたいな単行本ていうのが、たくさん拠点回収のとこに出てくるんですね。「いやあ、もったいなかね」って言って、立ち番しながらですね、見たらやっぱ今のベストセラー的な本とか、こう出されているんですね。そういうふうなのを本当にこの新聞記事を見ましたときにですね、自分がもったいないねって、けど資源に出されているからいただくわけいかないしっていうところで、ちょうど二人ずつ立ち番をするんですけれども、もう一人の相棒の方とお話をしたんですよ。だから、そういうふうなのを利用できるものは利用させていただく、リサイクルしたらいいんじゃないかなという思いをこの新聞の記事を見ると同時にですね、思いました。やっぱり本というのは思慮深く、情感豊かな、感情豊かな子供をつくる手だてになると思いますので、この奈良市の教育委員会方式をですね、何かにこう取り入れていただければいいなという思いでおります。

 次に、子育て支援で病後児保育の方は、今市長の方から御答弁いただきまして、本当にですね、小児科医不足っていうことは、重々わかってはおります。だけど、やっぱりそういうところで希望している親もおりますので、いろんな形でまた考えを入れていただければと思っております。

 そして、子育て支援には行政サイドの支援とか、ボランティアの支援などがありますが、これシルバー人材センターというのは社会福祉協議会ですかね、茨城県水戸市の取り組みの事例で、育児支援サービスが人気で、年間契約高が全国のシルバーセンターのトップになったという報道があっておりました。人気の秘訣は、おばあちゃんが孫を預かるようなぬくもり感と安心感があり、子育ての相談ができると好評であるということでした。その支援の内容なんですけど、育児支援の登録会員は60歳から75歳までの女性会員さん、55名で組織をされているそうです。サービス対象は、ゼロ歳児から小学校3年生までの子供がいる世帯。サービス内容は、留守中の子守や幼稚園、保育園への送り迎え、産前産後の家事の援助、赤ちゃんのお世話という内容で、料金は2時間まで一律 1,700円と時間契約だそうです。利用世帯は67世帯、延べ利用が 4,400回、1年でですね、67世帯の方が 4,400回利用している。契約実績が12,000千円に達して、全国のシルバーセンターのトップになったというところです。高齢者の生きがいづくりであるシルバーセンターなんですけれども、若い親の頼れる存在になったというところです。ユニークですので、御紹介をさせていただきましたけれども、福祉とは一部の人だけではなく、すべての人が快適によりよく生きることだと思いますので、これは財源の厳しい中、また保育ニーズに対応する支援や育児不安の解消、子供を健やかに育てる支援のさらなる充実にはいいんじゃないかなと思ったり、水戸市のような、昨日、NPOのお話も出ておりましたけれども、有償でのサービス提供、相互支援というんですかね、生きがいづくりのシルバーセンターさんとそれから、こちらが子育て支援を頼むという相互支援というのもやっぱりいろんな形で、していただくだけという形じゃなくって、整備を考えてみられてはどうかなという思いでおりますので、出させていただきました。

 次に、親子の心を育むお願いをしておりましたブックスタート事業の利点は、1回目、2回目の質問で出させていただきましたけれど、ただいま市長の御答弁の中に、ブックスタート、その行政、自治体からだけのブックスタートじゃなくって、家族の中での記念日のブックスタート、これも一案あるなという思いで、本当にぬくもりがあるなという思いで聞かせていただきました。このブックスタートはですね、平成14年6月議会で、私は15年4月に議席をいただいておりますので、そのときはこの議場にはいなかったんですけど、2年前ですね、田原議員さんが一度質問をしましたということでした。そのときには有用な事業と思いますが、現在のところは実施しておりませんということで御答弁があってたようです。市長、おっしゃいましたように、この運動をしていくにはやっぱりボランティアの力が、本当にボランティアさんの力がないとなかなか回らない支援事業じゃないかなと思っております。今、ひまわりの会とか、図書館を考える会のメンバーさんとか、そして読書グループが多久の中には今2カ所、読書グループがスタートして、各公民館を回って読み聞かせなどをなさって読書活動に力を入れていただいておりますけれども、この読み聞かせボランティアの育成ということも、本当に子供の心を育てる中では、力を入れていただければいいかなと思っております。テストをしてすぐ答えが出るような、すぐに結果が出るような事業じゃないんですけれども、このブックスタートの中から出てくるものというのは、結果は子供の成長とともについてくる、必ずついてくるものじゃないかなと思っております。青少年教育と少子化対策というのは今本当に大きな課題が出ているようです。

 教育行政とか福祉行政にかかわる方々の御苦労を感じながらですね、このブックスタート事業、それからいろんなこの支援事業に対しての御検討とお願いをいたしまして、3回目の質問といたします。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 3回目のお尋ねでございましたので回答いたします。

 読書等については重要性認識しておりますので、ぜひいろんな意味で取り組めたらなと思っています。奈良市の例でございますが、早速こういうことできると思いますから、やってみたいと思いますが、既に幾つかの学校では保護者の方が有志でですね、呼びかけて本を各教室に備えつけたりされていますので、そういったこととうまく連携できたらと思います。

 また、本のリサイクルに関してですが、ついこの間の、ちょっと日にち正確に覚えていませんが、地元のですね、地区の子供クラブの廃品回収ございまして、私も朝出て、いろいろ空き缶の処理とか段ボールの整理とか手伝ってたんですが、ちょうどお尋ねになったような大きな本がどかどかっと出てきました、運搬トラックからですね。あれっと思って見ていくと、まだこぎれいで使えそうだなと思って、ケースに入っていましたので、中から開けてみましたら、いろんな人物伝とかなんかなんですね。確かに製作は古い年の年度でしたけど、中はまだまだ十分に読める内容で、隣のお父さんと一緒に「これ面白いですよね」という話をして、「ああ、いいね」ていう話でしたから、早速軽く拭いて、子供たちが遊ぶ、集うコーナーが地区公民館の中にありましたので、そこに書棚に持って行きました。そういうふうに身近なところで、議員のように、お尋ねがありましたように、気をつけていただければ、いろんなリサイクルのチャンスがあると思いますから、そういうのを生かしていけたらと個人的にも思います。

 あと水戸市の事例面白いですので、社会福祉協議会のシルバー人材センターに早速紹介してみたいと思います。ただ、人口はちょっと私正確にわかりませんが、20万以上の都市だとしたら、そこで67世帯というのはちょっと少ないなと。単純に計算すると多久市でやると、3世帯ぐらいなってしまうんじゃないかと。比率でいくとですね。それに限りませんけれども、いずれにしろ今後の育児保育、重要なニーズにこたえる道でもありますから、検討をお願いしたいと思います。

 ブックスタート等については、引き続き検討させていただきたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君の質問は終わりました。

 次に興梠多津子君。



◆7番(興梠多津子君) (登壇)

 7番議員、日本共産党の興梠多津子でございます。

 通告書に従いまして、1点質問させていただきます。

 学校給食費の滞納対策について、保証人つき納付確約書で給食費の滞納が改善されると本当に考えておられるのか、お聞きしたいと思います。

 全保護者から保証人つき納付確約書の提出を求めるというこの対応は、余りにも市民を信頼していないやり方であり、納得がいかないということを初めに申し上げておきたいと思います。多久市は長い間、学校給食が行われておりませんでしたが、保護者や教育関係者、市民、行政など議論が重ねられ、平成9年やっとセンター方式の給食が実現しました。給食の歴史というのは、よその地域よりずっと浅くてまだ8年目です。ところが、まだ8年目というこの時期に膨大な滞納を抱えてしまっているとは、一体どういうことなのでしょうか。そして、歴史が浅いのにもかかわらず、全国にも例のない保証人つき納付確約書提出を求めるという対策は適切なものなのでしょうか。ほとんどのきちんと納付されている保護者が納得のいく対応ではないのではないでしょうか。7月18日付佐賀新聞に大きく載った日から市内だけでなく市外の方々にも関心を持たれたというか、どうしてそこまでするのかといろいろ話題にもなっています。昨日の田中議員の質問に対する答弁の中では、保護者の認識不足を強調されておられますが、市はこれまで本気で滞納問題に取り組んできたと言えるのでしょうか。センター任せにしていなかったのでしょうか。市は何も努力をしないで、保護者にだけ責任を押しつけているのではないかと思われてなりません。

 新聞に取りざたされて、もうだれもが知ることになった滞納問題と保証人つき納付確約書問題について、市長はどのように考えておられるのかお聞きします。

 そして、担当の方には確約書を求めるに至るまでの経過を詳しく聞かせていただきたいと思います。当初からの未納の状況とその対応、未納が県平均 1.6%に対して、多久市は4%ということですが、訪問などをして調査をされているのでしょうか。その調査状況を教えていただきたいと思います。

 また、未納は世帯数でいうと現在何世帯くらいになるのでしょうか。いただいた資料を見ますと、平成13年度から未納が急増していますが、このことについて何が原因していると考えておられるのかもお聞かせください。

 給食費は現在小学校で 3,600円。中学校で 4,300円ということですが、1食当たり幾らになるのか、それと収納できた分で食材を用意することになっているそうですけども、実際1食幾らでつくっていることになるのかも教えていただきたいと思います。

 1回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 興梠議員の1回目の御質問にお答えいたします。

 通告書では市長へということでございますが、学校給食に関しましては、教育委員会が所管しておりますので、教育委員会から回答させていただきたいと思います。

 特に、今回の決定につきましては、直接教育長ほかかかわっておられますから、その経緯やその他詳細についてのお尋ねもそちらの方が妥当だと思います。

 また給食費についてでございますが、これは保護者の方が支払っていただくべきものと考えておりますので、そのことを基本に今回の対策を教育委員会の方で決定いただいたと思っております。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 きのう、田中議員さんの方に経緯等については申し上げました。急にふえたということですけれども、これはいろんな社会情勢の変化ということ等も考えておりますが、滞納につきましては、きのう申し上げたとおりでございます。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 教育次長。



◎教育次長(松下伸廣君) (登壇)

 お答えいたします。

 まず、何世帯かというような御質問だったと思いますが、世帯数につきましては、 246世帯、小学校と中学校とダブり等がございますので、それを除きますと、 223世帯ということになります。これはあくまでも、過年度分の滞納の世帯数ということで御理解いただきたいと思います。

 それと、1食当たりの給食費ですか、単価ですけれども、小学校につきましては 219円、中学校につきましては、 262円というふうになっております。これは延べ数です。(発言する者あり)世帯数は延べ数になります。(「延べ数でなくて」」と呼ぶ者あり)延べ数です。(発言する者あり)済みません。失礼します。延べ数でいきますと、 246世帯。除いたら 223世帯ということになります。(「延べ数じゃない数字を」と呼ぶ者あり)ですから、延べではない数字は 223世帯になります。

 以上でございます。



○議長(武冨健一君)

 興梠多津子君。質問の中で、答弁なかった分は、また再度質問してください。



◆7番(興梠多津子君)

 この確約書をとるに至る経過をですね、もっと詳しく聞かせていただきたいと私言いましたのは、きのう、先ほども私言いましたけれども、保護者の認識不足を強調されるお話がですね、いつもお話を伺いに行くとそれを言われるんですけども、よその地域はですね、もっと早い時期から給食が行われているのに、全国でも例のないようなですね、こういう確約書をとるということについて、もっと何回も繰り返して協議がされたのかというところにですね、私はもっと聞かせてほしかったと思っているのです。これが実施されました平成9年度は件数としては13件ですね、平成10年度で50件、平成11年度で 152件になっております。もっと早い時期に適切な対応をされていたならば、現在 360件とかですね、そういう件数ですけども、このような膨大な滞納がなかったのではないかと思っています。昨年の6月にやっと給食検討委員会が設置されたというのは、遅過ぎるのではないかと思っています。昨年の6月から未納の家庭には、学校を通して納入通知書を渡す方法をとられたとのことです。これである程度改善したということでしたが、ほかにもいろいろな方策をやってみるべきではなかったでしょうか。確約書の実施に至るまでの努力期間が、余りにも短いのではないかと思っています。あらゆる努力を行ってからでもよかったのではないかと思えてなりません。受益者負担の原則、負担の公平性を強調されますけれども、市の責任は問われることなく、子供たちの給食の食材が削られては、ほとんどのきちんと納付されている保護者も黙って見過ごせないのではないでしょうか。市が本気で未納解消に取り組み、保護者の方々に理解してもらい、納得の上で集金を進めていくことこそが最良の解決方法ではないでしょうか。私は確約書の撤回を求めますが、いかがでしょうか。

 もう一つ、急増の原因として考え得られることは、先ほど社会状況、社会情勢の変化と言われましたけれども、経済不況が言えるのではないかと思っています。6月議会の田原議員の質問に対する答弁の中で、急に納めることが困難になったという方々について、センターに相談日を設けて対応するというお話がありましたが、このことは保護者の皆さんにはお知らせが行き渡っているのでしょうか。相談は実際あっているのでしょうか。お聞かせください。お願いします。

 2回目の質問終わります。



○議長(武冨健一君)

 教育次長。



◎教育次長(松下伸廣君) (登壇)

 お答えいたします。

 認識不足というとらえ方はいたしておりません。あくまでも意識、保護者の方の意識というふうに考えております。それで、滞納の問題につきましては、センターだよりで最近だけじゃなくて、これまでも保護者の方にはお願いをしております。周知をしております。それで、早い時期からこういう形で未納がありますから、保護者の方に納付についてはよろしくお願いしますということはですね、先ほども言いましたように、センターだより等で十分お知らせをいたしております。

 それと、いろいろな方法があるんじゃないかということでございますが、当然、昨年度議員さん御指摘のように滞納がふえてきたということで、財団の中に給食費検討委員会をつくりまして、その中で議論いただき、まず学校を通して保護者の方に督促をするという方法を昨年度はとりました。それで、なかなか効果がないということでございましたものですから、今年度については、保護者の方皆様から確約書をいただこうと、9月分からそういう形で対応していこうという形になっております。あくまでも負担の公平性、公平の原則、それから保護者の方がみんな一緒になって子供たちを育てていただくということも含めまして、こういう形をとったわけでございます。

 それから、センターに相談ということについての周知等はどうかということでございますが、これについてもセンターだより等々でですね、センターの方に御相談くださいという形では周知をいたしております。以上でよろしいですか。(発言する者あり)

 それから、実際相談があったかということでございますが、数件はあっているように聞いております。

 それから、例えば、非常に急に、経済的に困難ということでございましたら、当然、準用保護の制度等もございますので、どうしてもそのとき納められないという方につきましては、学校あるいは民生委員さんの方にですね、御相談いただければ、それなりの制度的なものでの御相談ということはできるかと思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 興梠多津子君。



◆7番(興梠多津子君)

 3回目の質問をさせていただきます。

 4%未納の調査状況をまだ聞かせていただいてないと思ってますので、そこをお願いします。

 先ほど 223世帯、未納の世帯をお聞きしたときに、重ならない部分が 223世帯残っていると言われましたけれども、この家庭にですね、その働きかけをするときにセンターの方に負担がいくのか、だれが行かれるのかわかりませんけれども、きちんとした対応が今後できていくのかですね、そこら辺も聞かせていただきたいと思っています。

 4%の未納については、乱暴にこうじゃないかということを決めつけるのじゃなくて、丁寧な調査が必要ではないかと思っています。一部の人が軽く言った言葉があたかも未納の人のすべてのことのように広がってしまうのは現実を正しく把握しているとは言えないのだと思います。この家庭はこうだときちんと調査した上で、必要な対策を講じるべきではないかと思っています。

 またこの不況下、市民の皆さんの生活が大変な時代になっているのではないかと考えます。政府は景気がよくなったかのようなことを言っていますが、生活実態としては、ますます厳しくなっているのが現状ではないでしょうか。9月7日付の新聞赤旗の記事では、リストラ、倒産、生活苦で病気で病院にも行けない事態が進んでいるということが載っておりました。病気になっても病院に行けず、手おくれになって亡くなっている人がふえているということなのです。これは長野県の調査でしたが、全国的な問題と言えるのではないでしょうか。

 先日、国保の相談があり、去年より収入が激減して生活が大変という方と窓口へ納税相談に行きました。納入の困難な金額を提示されては、市民は市役所に足を運ぶことさえできなくなり、結果的に滞納せざるを得なくなる、そんなお話でした。こんなことで納税が滞っている人は、今多いのではないでしょうか。この給食未納の問題もきっちりと調査し、どこをどうすれば改善できるのか、明らかにしていくことが本当の道筋と思います。

 もう一度要望したいと思います。確約書は撤回し、市は市民を信頼し、未納解決に向けて本気で努力していかれることを求めます。未納を出したら市の責任で負担する、私はそれを求めるものではありませんが、そのような気持ちで取り組まないとちゃんと納めておられる保護者への責任も果たされないことになるのではないでしょうか。また、保証人つき納付確約書は子育てを応援するという立場からも逆行するのではないでしょうか。江北町では、少子化対策ということで小学1年生、中学1年生を給食代無料にしているそうです。多久市も滞納問題を改善され、そういったことが実現できるようになればと思っております。収入の激減者に対して税を減免する事業を市独自で取り組んでいるというところが山口県萩市にあります。収入激減者特別対策事業ということです。長引く不況により事業の休・廃止、リストラなどで失職または臨時職員の降格などのため著しく収入が激減した者、または世帯を対象に行政サービス負担金の軽減や補助金を交付するものだそうです。収入激減者対策特別事業では、収入が激減した者や世帯に対して、その激減の生じた時点から収入を推計し、その推計した収入をもとにして負担金や補助金を決定していくという市独自の事業なんだそうです。市民に対して不況を何とか乗り切ってほしいと行政が応援している事業なのだそうですが、このようなことが多久市でできないものか検討していただきたいと思っています。市民の暮らしが大変なときこそ、市は市民を助ける立場に立つべきではないかと思います。ぜひ考えていただけたらと思っています。

 最後に、確約書の撤回と徹底した調査と丁寧な対策を求めまして、3回目の質問といたします。



○議長(武冨健一君)

 教育次長。



◎教育次長(松下伸廣君) (登壇)

 お答えいたします。

 未納の4%の件ですけれども、当然それぞれについては調査をいたしております。

 それと、先ほどの御質問でしたけれども、センターの方で相談をしていただきたいというのはですね、各保護者にはきちっとお願い文書の方で周知をさせていただいております。そういう形でどうしても払われない、どうしてもきついうというような状況でありましたら、ぜひ保護者の方もセンターの方に御相談をいただければ、分納なり等々についてはですね、相談をしてまいるつもりでおりますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 3回目の御質問に関して、教育委員会から大事なことが抜けておりますので、私の方から補足します。

 給食センターでしています給食の事業につきましては、実は市はかなりの負担をしております。一つは人権費、施設設備費と施設維持費、そしてこれらはすべて市の委託費で賄われております。また、給食の食材につきましては、児童・生徒の保護者の方から徴収いたします議員お尋ねの給食費で賄っております。ただし、これらにつきましては、光熱費が実は料理には必要でございますが、光熱水費等につきましては、多久市の場合は市が負担をする形になっておりまして、多久市では給食材料費のみをお願いいたしております。県内のほかの自治体を見てみますと、給食費の設定が幾分変化があります。おおよそ見てみますと、光熱水費を給食費に上乗せをされているところがやや高めになっているような状況だと報告を受けたことがあります。ですから、そういった努力も維持また運用するためにやっております。給食費につきましては、先ほど教育委員会から話がありましたように、ぜひその重要性をかんがみてですね、お願いいたしたいということでございます。

 また、確約書の問題については、もう98%ですか、回収されておりますから、今回はこの体制で教育委員会給食センターの運営理事会等を中心に対応いただいているということでございます。

 あと、後段で萩市等の例を出されて要望ということでございましたが、今後のさまざまな検討をする中の参考にさせていただきたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 興梠多津子君の質問は終わりました。

 残された市政一般に対する質問はあす行うこととし、本日はこれにて散会いたします。

                午後2時30分 散会