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佐賀県 多久市

平成16年 6月 定例会 06月11日−03号




平成16年 6月 定例会 − 06月11日−03号









平成16年 6月 定例会


       平成16年6月11日
1.出席議員
   議 長  武 冨 健 一           10 番  中 原   鎭
   副議長  西 山 英 徳           11 番  田 中 英 行
   2 番  中 島 國 孝           12 番  山 口 正 信
   3 番  野 中 保 圀           13 番  角 田 一 彦
   4 番  中 島 慶 子           14 番  田 原   昇
   5 番  山 本 茂 雄           15 番  山 口 龍 樹
   6 番  飯 守 康 洋           16 番  真 島 信 幸
   7 番  興 梠 多津子           17 番  井 上   慧
   8 番  古 賀 和 夫           18 番  石 井 順二郎
   9 番  牛 島 和 廣           19 番  大 塚 正 直

2.欠席議員
    な   し

3.本会議に出席した事務局職員
   事 務 局 長  樋 口 和 吉
   次長兼議事係長  野 中 信 広
   書記       山 田 智 治

4.地方自治法第121条により出席した者
    市           長      横   尾   俊   彦
    助役                 古   賀   正   義
    収入役                田   中   勝   義
    教育長                尾   形   善 次 郎
    総務課長               藤   田   和   彦
    税務課長               牛   島   剛   勇
    財政課長               柴   田   藤   男
    市民課長               森   山   真   塩
    生活環境課長             木   島   武   彦
    農林課長               田   中       榮
    農業委員会事務局長          舩   山   正   秀
    建設課長               小   園   敏   則
    企画商工課長             石   橋   慎   一
    都市計画課長             成   富   廣   行
    下水道課長              中   原   博   秋
    人権・同和対策課長          梶   原   栄   三
    福祉健康課長             市   丸   正   文
    教育次長               松   下   伸   廣
    生涯学習課長             松   尾   紀 久 江
    学校教育課長             今   泉       弘
    会計課長               本   島   和   典
    市立病院事務長            渕   上   哲   也
    監査委員事務局長           三   塩       徹
    水道課長補佐             駄   原   博   美
    水道課長補佐             倉   富   孝   範

      ――――――――――――――――――――――――――――――
       議  事  日  程    6月11日(金)10時開議

 日程第1  市政一般に対する質問
      ――――――――――――――――――――――――――――――
          平成16年6月多久市議会定例会一般質問通告書

 ┌───┬──────────┬────────────────────────────┐
 │ 順番 │  議員名      │      質問要旨                   │
 ├───┼──────────┼────────────────────────────┤
 │   │          │ 1.エンゼルプランの実施状況について          │
 │   │          │  (1)  全体的な進捗状況について            │
 │   │          │  (2) ?相互支援事業と子育て支援センターの充実の現状は │
 │   │          │     どうか                     │
 │   │          │    ?地域組織活動の育成についての現状はどうか    │
 │   │          │    ?母子世帯と父子世帯についての対応の違いは、どう │
 │   │          │     なっているか                  │
 │   │          │    ?児童虐待防止ネットワークの整備は、どうなってい │
 │   │          │     るか                      │
 │ 4  │  井 上   慧  │    ?児童引きこもりや不登校対策の現状はどうか    │
 │   │          │    ?子ども110番の家の設置推進について       │
 │   │          │  (3)  新プランの計画は、どうなっているか       │
 │   │          │  (4)  次世代育成支援対策法との関連はどうか      │
 │   │          │                            │
 │   │          │ 2.性教育について                   │
 │   │          │  (1)  多久市全体として系統だてた性教育の計画は、どの │
 │   │          │   ようになっているか                 │
 │   │          │  (2)  すぐれた性教育の実践例等があったら、紹介願いた │
 │   │          │   い                         │
 ├───┼──────────┼────────────────────────────┤
 │   │          │ 1.行財政改革について                 │
 │   │          │   本年度の最重要課題として取組むと演告では言われて  │
 │   │          │  いるが、具体的にどうなっているのか          │
 │ 5  │  石 井 順二郎  │                            │
 │   │          │ 2.市町村合併について                 │
 │   │          │   多くの市民が、合併なくして多久の未来はあるのか危  │
 │   │          │  惧されている。市長としての考えはあるのか       │
 └───┴──────────┴────────────────────────────┘

 ┌───┬──────────┬────────────────────────────┐
 │ 順番 │  議員名      │      質問要旨                   │
 ├───┼──────────┼────────────────────────────┤
 │   │          │ 3.広域ごみ処理について                │
 │   │          │   当面の対応は、現施設のある地元の了解のもと施設改  │
 │ 5  │  石 井 順二郎  │                            │
 │   │          │  善が実施されるが、長期的視野にたった広域構成の具体  │
 │   │          │  化についてのスケジュールをどう考えておられるのか   │
 ├───┼──────────┼────────────────────────────┤
 │   │          │ 1.多久市の活性化とまちづくりについて         │
 │   │          │  (1)  今後の人口増対策は、どのように考えていらっしゃ │
 │   │          │   いますか                      │
 │   │          │  (2)  地域おこしについて               │
 │   │          │  (3)  多久聖廟・西渓公園周辺施設の有効活用で活性化を │
 │   │          │                            │
 │   │          │ 2.放課後児童クラブの充実について           │
 │   │          │  (1)  全小学校の「仲良しクラブ」在籍児童の増加にとも │
 │ 6  │  中 島 慶 子  │    なう                       │
 │   │          │    ?指導員の増員について              │
 │   │          │    ?利用施設の充実について             │
 │   │          │                            │
 │   │          │ 3.環境(ごみ)対策について              │
 │   │          │  (1)  ごみ減量化につながる啓発と対策は必要だと思いま │
 │   │          │   すが、どのようになされていますか          │
 │   │          │  (2)  資源回収に、色トレーの回収を加えてもらえないで │
 │   │          │   しょうか                      │
 ├───┼──────────┼────────────────────────────┤
 │   │          │ 1.基礎学力向上の取り組みについて           │
 │   │          │  (1)  成果は、表れているのか(高校入試等)      │
 │ 7  │  野 中 保 圀  │    どのように把握され、評価されているのか      │
 │   │          │  (2)  どんな問題点があるのか、今後どのように改善され │
 │   │          │   ていくのか                     │
 └───┴──────────┴────────────────────────────┘


      ――――――――――――――――――――――――――――――
                午前10時 開議






○議長(武冨健一君)

 おはようございます。日程の一部変更について、本日9時半より議会運営委員会を開催いたしまして、きょう午後1時より、作家の故原口康彦氏の葬儀の関係もあり、午後の開会を2時半とすることに決定いたしましたので、よろしくお願いしたいと思います。

 ただいま出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。



△日程第1 市政一般に対する質問



○議長(武冨健一君)

 日程第1.市政一般に対する質問をきのうに引き続き行います。

 まず、井上慧君。



◆17番(井上慧君) (登壇)

 おはようございます。17番議員の井上慧でございます。通告書にのっとって質問をさせていただきます。

 3月議会で精神障害者の問題で質問をしたときに、2月に県の新障害者プランと新エンゼルプランの説明会に参加をいたしました。その際の県の新エンゼルプランの説明を受け、多久市の現在実施中のエンゼルプランと対比し、現在のエンゼルプランの成果と今後の対応について、どう市長がお考えになっているかをお伺いする立場から質問をさせていただきます。

 まず第1に、エンゼルプランの全体的な進捗状況についてお伺いいたします。

 私の数少ない学習でどうこう言える立場ではないのですが、金がない多久市としては、国や県の補助事業を活用して、全体的には努力をされているのではないかと私は思っております。平成18年度完成目標のプランの進捗状況がどうなっているのかをわかりやすく御説明いただきたいと思います。

 (2) として、通告書の?から?までについて、まず最初お伺いいたします。

 ?として、支援してほしい人と応援したい人を結びつけるシステムづくりの相互支援事業の現状と、それから、杉の子保育園にお願いしている子育て支援センター事業の現状はどうなっているのでしょうか。

 ?としては、私が具体的に調べることができなかった母親クラブのような地域組織活動の育成について、現状はどうなっているのでしょうか。

 ?として、ひとり親家庭の問題です。もともと母子家庭については、長い活動の歴史があります。父子家庭については、その活動の中に割って入るわけですが、県としては母子家庭(父子)と書いてあるんです。そのように一体化を図る意思があるようですが、この点、市長はどうお考えになっていらっしゃいますか。

 それと、こんな言葉を使うと語弊があるかとも思うのですが、私は、ひとり親家庭については金銭的な補助抜きでは考えられなかった面があったと思います。男女で賃金の格差の問題があったからだと思います。しかし、父子家庭の問題は家事のこともあり、祖父、祖母とのかかわりがないと生活できなかった面があり、行政として、単に金銭的な補助だけでは現状としてだめではないかと私は考えるのですが、市長はこの点、どのようにお考えになっていらっしゃるでしょうか、お伺いいたします。

 ?の児童虐待防止ネットワーク整備については、どの程度でき上がっているのでしょうか。この問題については、新聞、テレビ等でよく出てくる児童虐待について、多久では無いと決まっているわけではありません。関係者への意識高揚と早期発見、援助体制つくりについて、どのような整備がなされているのでしょうか、お知らせください。

 ?、?については、多久市のエンゼルプランにはないものです。県の新エンゼルプランには、児童引きこもりや不登校対策についてと子ども110番の問題が出ていましたので、多久市の対策の現状をお聞きしたいと思って上げていますので、よろしくお願いいたします。

 次に、(3) と(4) の新エンゼルプランについてお伺いいたします。

 現在、多久市のエンゼルプランは18年度までの実施計画で実施されているわけですが、平成15年7月に公布施行された次世代育成支援対策推進法とのかかわりで、平成17年4月施行の努力規定もあるわけですので、新エンゼルプランの作成が急がれると思います。この点について、市長はどのように考えておられるのか質問いたします。

 次に、性教育の問題について質問いたします。

 これも、県の新エンゼルプランの中に「性教育の充実」という項目があります。そこには「知識・理解中心の性教育から、性に関する新たな課題等へ対応できる実践力を育成する性教育への転換を図るために、特別活動の学級活動及び保健体育科の学習の在り方について学校訪問及び研修会等を利用して、普及啓発に努めます。」という記述が見られます。そのほかにも、「こどもの「生きる力」の育成に向けた学校の教育環境等の整備」という項目もあります。

 私は、いつも性教育というのは、単なる狭い意味でのセックス教育であってはいけないと考えております。りっしんべんがない生教育ですね。すなわち生きる教育の中に狭い性教育も入っていると思っているわけです。私の考え方からすると、?は生命が生まれ育つ、?自分を大切にするから相手も大切にする、?人間らしく生きる、?人間らしく死ぬということを指導していくものだと考えているわけですが、私の発想について、市長、また教育長はどう思われるのか、最初にお伺いいたしたいと思います。

 次に、通告書にありますように、多久市全体として系統立てた性教育の計画はどうなっているかをお教えいただきたいと思います。

 我が多久市では、性教育は学校教育の中だけのものになっているとお聞きしていますが、市全体として取り組む必要があるのではないかと思っています。市長はどう思われるのか、お知らせください。

 (2) として、教育長にお伺いいたします。

 多久市内の学校の中で、ほかに誇れる性教育がなされている学校があると聞いております。すぐれた性教育の実践例でもありましたら、御紹介していただけませんでしょうか。

 これで1回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 おはようございます。井上議員の御質問にお答えをしてまいります。

 まず最初に、エンゼルプランの実施状況についてお尋ねがございました。多久市エンゼルプランは、家庭、地域社会、学校、行政など社会全体が一体となった子育てを支援するための基本指針として、平成14年度を初年度として、平成18年度を目標年次とする5カ年計画として平成14年3月に策定をしたものであります。

 その中での整備目標としましては、一つ目に、新規に取り組む事業として5項目ありますが、まず一つに、子育てハンドブックの配布を、平成14年度に製作、配布いたしまして、また二つ目に、児童虐待防止ネットワーク事業においては、児童虐待防止連絡協議会を平成14年11月に発足させ協議を行っております。残る3項目に当たります子育て相互支援事業、障害児通園事業、地域組織活動の整備につきましては、15年度末、現在のところ未実施でございまして、今後、対応に努めたいと思っております。

 次に、二つ目として、現在の事業より充実させるもの、これも五つありますけれども、このうち一部実施を含めますと、一つ目に、放課後児童クラブの充実におきましては、平成15年度から北部小学校で土曜日開設を実施しております。

 また二つ目に、児童館の充実につきましては、ボランティアによります「みんなであ!そ!ぼ!」という活動を平成15年5月から、また、「英語であそぼう!」という活動を平成16年1月から、合わせて月2回実施し、内容の充実を図っております。

 また三つ目に、地域子育て支援センターにつきましては、子育て支援ネットワークの強化のために、ほかの地区の自主的サークル、例えば、絵本の読み聞かせや子育てに関する情報交換などにつきまして、来訪を呼びかけて連携を強化できるよう支援センター内で検討し、力を尽くしていただいております。

 また四つ目に、乳幼児健康診断の受診率につきましては、受診率95%を目標にしておりますが、平成15年度末現在を見ますと、1歳半のお子さんたちの健診につきましては89.3%、また3歳児健診につきましては94.1%となっておりまして、目標に近づきつつあります。

 また五つ目に、歯科保健対策の充実につきましては、3歳児健診の実施回数をふやそうということで年間4回から6回へ、また、歯っぴー事業としての、歯の健康ですね、これをねらいとした歯っぴー教室ということで、年間4回の開催などによりまして啓発を進めた結果、例えば、フッ素塗布実施率につきましては、平成13年度は60%でしたけれども、15年度になりますと70.8%と、目標でありました65%を既に達成いたしました。また、フッ素洗口実施率につきましては、平成13年度は84.5%でしたが、15年度では88.4%と、目標の95%に近づいております。これらの実施率の向上によりまして、3歳児の虫歯保有率につきましては、平成13年度で50%あったものが15年度には45.4%と減少し、目標の30%に近づいております。また、3歳児1人当たりの平均虫歯本数につきましては、平成13年度では 2.5本であったものが、15年度では 1.8本と、目標であります 1.6本に近づいており、成果を上げております。

 また、大きな項目三つ目として、現在の事業を継続するものとして七つございます。まず乳児保育、次に延長保育、三つ目に障害児保育、四つ目に一時保育、さらに五つ目に休日保育、六つ目に病後時保育、そして七つ目に養護学校放課後児童クラブを挙げておりますが、現在でもすべて継続して実施をしているところでございます。

 エンゼルプランの二つ目の項目として、幾つか細かい点についてお尋ねをいただきました。?の相互支援事業と?の地域組織活動の育成につきましては、今、大きな1項目め、全体の進捗状況の中でもお答えしたとおりでございまして、未着手のところでございます。

 また、?の子育て支援センターの充実につきましては、活動内容を平成15年度の実績から申し上げてみます。

 まず最初に、育児不安等についての相談指導でございますが、年間73件ございました。また二つ目に、子育てに関する情報の提供としまして、機関紙「すこやか」というものを発行いただいていますが、毎月 300部を発行し、行政機関や市内の病院を通じて配布をしております。

 次に、子育てクラブ「わくわくランド」というものを毎週木曜日に児童館で行っており、延べ49回の開催で延べ 1,449名の方が参加をされました。主な行事といたしましては、育児相談、育児講座、簡単な工作、例えば、牛乳パックなど身近な材料を使っての工作、次に、リズム遊びや人形劇の公演、そして歯の健康の指導、これは特に歯科衛生士の方による講話と実演がございます。次に、救急法の指導、消防署からの講話と実践指導を行っています。加えてさらに親子クッキング、栄養士の方による栄養指導と調理実習を行っています。

 また、大きな3項目めで、園庭開放というものも毎週水曜日にしていただいています。さらに、乳幼児健康診断時に子育てについての相談や遊びの指導なども行っていただいております。今後もよりよい子育て支援センターとして機能していくことができるよう、指導並びに助言、そして意見交換をして充実を図りたいと思います。

 次に、?の母子世帯と父子世帯についての対応の違いというお尋ねがございました。

 まず呼称、いわゆる呼び方として、ひとり親家庭、ひとり親世帯などの呼び方を国や県の一部で使われている場合もございますが、まだ統一した呼称とはなってなく、今後におきましても、母子と父子を統一した新しい呼称になるかどうかは定まっていないということを県の方からも聞いております。

 次に、制度上の主な差異、違いについて申し上げますと、父子家庭の方が利用できないものとして、次のようなものがあります。

 一つ目に、母子寡婦福祉資金貸付金という制度です。これは佐賀県母子寡婦福祉連合会に加入し、会費を納めた母子家庭の方のみが利用可能となっておりまして、平成15年度末現在、多久市における母子家庭 326世帯のうち 185世帯の方が利用資格があります。次に、二つ目に遺族基礎年金、遺族厚生年金。三つ目に児童扶養手当、四つ目に母子生活支援施設、いわゆる母子寮のことです。五つ目に公営住宅の優先入居、抽せんに当たって2回くじを引くことができるなどのことがあります。次に、自立支援教育訓練給付金、さらに高等技能訓練促進費などとなっております。これらを見てもわかりますように、ソフト面におきましても施策や対応に差異もございまして、今後、改善や工夫が必要であると受けとめております。

 次に、?のお尋ねで、児童虐待防止ネットワークの整備について申し上げます。

 平成12年11月に、子供に対する虐待を早期に発見するため、児童虐待防止法が策定をされて施行されました。この児童虐待防止法を踏まえまして、多久市では平成14年11月に多久市医師会、保育園、幼稚園、小・中学校、警察署、民生児童委員、健康推進委員、子育て支援センター、児童館及び関係をいたします県や市の行政機関など22名の方で組織する多久市児童虐待防止連絡協議会を設置し、毎年1回、協議会を開催しております。この会議におきましては、参加機関の児童虐待への取り組みの状況や事例の研修、課題等について意見交換、情報の共有を行っております。現在のところ、虐待にかかわる通告や相談等はございませんが、今後も各関係機関がそれぞれの役割を認識し、児童虐待の早期発見や予防または緊急事態の場合の迅速な行動ができるよう、地域全体で支援する体制の整備を図っていきたいと考えております。

 次に5項目め、エンゼルプランの?として、引きこもりや不登校対策の現状についてお尋ねがございました。

 引きこもり傾向及び不登校児童の生徒数につきましては、ここ数年、15名前後と横ばいで推移をしていました。けれども、昨年度より徐々にではありますが減少傾向、すなわち改善傾向にあります。平成16年度当初におきましては、引きこもり傾向及び不登校児童・生徒というケースが中学校に7名、小学校に2名の計9名となりました。

 不登校の原因につきましては、何らかの心理的、情緒的などのいわゆる不安等が見られ、多久市においては、その対策をさまざまな形で講じているところであります。例えば、不登校傾向の児童・生徒の方に対しまして、スクールカウンセラーやアドバイザーによるカウンセリングなど各学校独自での対応を行っていただいております。また、長期にわたるケースにつきましては、多久市学校適応支援教室「恕ルーム」を設置し、不登校児についての支援を行っております。さらにはスクールサポートネットワークと、学校を支援するネットワークという意味ですが、この事業の活用によりまして、適応支援教室指導員が積極的に市内各学校や保護者の方へ訪問活動を実施し、不登校児童・生徒に対する相談活動の充実が見られるようになってきました。

 このような取り組みが功を奏し、現在、さきに述べました9名の、いわゆる引きこもり傾向及び不登校児童・生徒のケースのうち5名の子供たちは学校復帰を果たしております。今後とも、すべての児童・生徒が学校復帰を果たすことができるように、さまざまな支援を継続していきたいと考えております。

 次に、エンゼルプランの6項目めで、子ども110番の家の設置推進について御質問がありました。

 子ども110番の家は、児童・生徒の安全確保を目的に、平成9年度多久市防犯協会を初め、多久市教育委員会、多久警察署、多久市PTA連合会などが中心となって設置をされました。設置当時、趣旨を御理解いただき御協力をいただいた110番の家は234件でございました。現在もその制度が継続されておりますが、年々御協力をいただく110番の家の数は増加傾向にあります。例えば、中部小学校のケースをとりますと、当初28件の協力を仰いでおりましたが、平成16年度では69件の御家庭に御協力をいただいております。

 増加の理由といたしましては、保護者や育友会、評議員の方々の協力、また区長会によります呼びかけなどがあると思います。また、今年度は防犯協会の呼びかけによりまして、動く子ども110番とも言えます子ども110番の車制度の導入も図られ、地域で子供を見守り育てる取り組みの広がりが感じられます。

 さらに、110番の家制度のみならず、教育委員会におきましては、各小学校校区に子供たちを犯罪から守る防犯看板等の設置も行っていただいております。また、中央中学校校区では、各学校の父親部会の呼びかけによりまして、定期的に町内の巡回を行っていただいたり、またポスターを掲示したり、地域に不審者の出没について注意を促したりして、積極的に子供たちを守る予防活動対策を実施していただいております。

 さきにも申し上げましたが、児童・生徒が悲惨な事件に巻き込まれるニュースが多い中、このような110番の家への情報交換を初めとして、あらゆる機会をとらえて啓発、巡回などを取り組み、さらに防犯に努め、質の向上を図っていきたいと考えております。

 次に、エンゼルプランの大きな3項目めで新プランの計画、また、4項目めで次世代育成支援対策法との関連についてお尋ねがありましたが、関係しますのであわせて回答をいたします。

 本市の子育て支援につきましては、多久市エンゼルプランにおきまして、平成18年度を目標年次として推進を図っております。その進捗状況につきましては、さきの質問にお答えをし、内容に触れたところでありますが、国においては平成15年7月に次世代育成支援推進法を成立させ、全国の市町村及び都道府県に対して、この法律に基づく行動計画を平成16年度末までの間に策定をし、平成17年度から実施していくように義務づけをされたところであります。

 本市におきましても、次世代育成支援行動計画を作成するため、ことし1月にニーズ調査を実施し、現在、集計を行っております。今後の行動計画策定スケジュールにつきましては、ニーズ調査結果に基づき、必要サービス量を県へ報告し、県の指導等のもとに多久市としての実情を勘案し、供給サービス量を決定し、多久市次世代育成支援行動計画を策定することといたしております。策定後は、平成17年度から実施していくことになりますが、多久市エンゼルプランと17年度と18年度の2カ年は重複することになりますので、多久市エンゼルプランにおいて掲げておりました目標を再検討、再吟味した上で、多久市次世代育成支援行動計画に盛り込んでいきたいと考えております。

 次に、大きな項目で、いわゆる性教育に関するお尋ねがございました。

 学校内を主なケースとしてのお尋ねでございますので、主要な部分は教育長へも御質問が来ておりますから、教育長からも回答させていただきたいと思いますが、御質問の冒頭に言われた生きること、命のこと、自分や相手も大切にすること等に関する議員のお考えについてどう思うかというお尋ねでございましたが、生きることはとても大切なことだろうと思います。また、いろんな人生の考え方については、人それぞれ考え方、とらえ方がありますので、それぞれ自由に、それぞれに深めて自分なりの人生観を確立しながらお考えいただくことがとても大切なことじゃないかと思っています。

 またその上で、市全体として、性教育について取り組むことについてどう思うかというお尋ねでございましたが、それはどういうニュアンスなのかを添えていただいて質問いただくと、こちらも回答しやすくなりますので、できましたら2回目で、どういったニュアンスでの市全体という意味なのかをお教えいただくとありがたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 声がなかなか聞こえないようでございますので、済みません。

 最初に、2項目の(1) で、性に関する教育についての全体的な考え方を述べていただきました。りっしんべんの「性」じゃなくして、りっしんべんを取った方の「生」と、これが最終じゃないかと、私もそう思います。教育関係で、今強く言われているのは「生きる力」と。「生きる力」を育てるために、確かな学力とか、または豊かな心という両方の柱で迫っていこうと、こうしているのが現状だと、こう思っております。

 大きな流れから学校教育の立場でいいますと、小学校の中学年までに体の発育、発達について理解できるようにすると。それから、小学校の高学年までに心の発達及び不安、悩みへの対処の仕方について理解できるようにする。それから、中学校では卒業までに心身の機能の発達と心の健康について理解できるようにすると。

 先ほど申されましたように、知識のみということじゃなくして、もっと幅の広い形での教育をやっていくと。例えば、緑が丘小学校で申しますと、性についての科学的な知識をもとに、豊かな人生観、人間観を培い、将来、自立した生き方を選択することができるための基礎的能力を培うことを目的として、性に関する教育を展開しているということで、緑小の場合にはそういう立場から進んでおります。

 それで、学習指導要領等では、保健体育のところでこれを正面から取り扱うということで、3年生、4年生を一緒にした形で、タイトル的に申しますと「育ちゆく体と私」という、それから、5、6年が一緒になりまして「心の健康」、そういう立場から迫ると。それから中学校で申しますと、「心身の機能の発達と心の健康」という形で迫るような形になっております。もちろん保健体育だけじゃなくして、他の教科、理科等も入れ、また社会等、または道徳と、それから学級活動等も入れながらということでやっていくと。

 それで、大きな2項めの(2) 、すぐれた――これ性教育という言葉は、実は今は使っておりません。現場で言うときには性教育という言葉はよく使っていると思いますが、正式に言う場合には、性に関する教育と言ったり、性についての指導と言ったり、そういうことで言っております。

 具体例を紹介してほしいということですので、例えば、南部小学校の例で申しますと、第2次性徴、いわゆる男女の身体の変化、成長等の指導においては、できるだけ女子と男子を分けるということじゃなくして、一緒に勉強すると。そして、お互いの立場をよく理解できるということでやっていくと、相手の立場や心情を思いやれるようにするということをねらってやっているということでございます。それでまた、授業参観等積極的に授業を公開して、保護者や地域の方にも性に関する教育の様子を見ていただくよう努めるということ。それから、中央中学校の例で申しますと、心身の機能の発達の指導の際、性犯罪被害防止、また薬物乱用防止などにも関連づけて性に関する教育を展開していくということでございます。

 他の学校等も、最終的なねらいというのはやはり「生きる力」と。その中で、男子、女子、その両性をお互いに尊重し合うといいますか、両性の尊厳と申しますか、そういうことをもとにしながら、これから先の男女共同参画社会に生きる児童・生徒を育てるという立場をとっているようでございます。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 それでは、2回目の質問を申し上げます。

 最初の全体的な進捗状況のところで、児童館の問題が出てきたと思います。児童館について、私も佐賀の児童センターにちょっと行ってみたんですよ。そうすると、やっぱり広場なんかも広々として、親子がお弁当を持ってきてできるような非常に広々としたところがありました。それで、多久市の場合はそういう広場がないんですね。そういう問題についてもう少し、今のところは子育てセンターの問題で保育園にお世話になって広場の遊びをやっているというような形になっていると思うんですが、もう少し、何か広場でもつくって、どうにかならんものだろうかと私は思いました。そういう面で、児童館に広場というのはつくれないものだろうかというふうに思っております。その点について、ちょっとお願いしたいと思います。

 あと、何か母親クラブなんかの問題については、まだやっていないということでございました。それから、相互援助活動のファミリーサポートセンターですかね、そんなやつも未実施のようでございましたが、そういうのを18年度までにはできるようになるのかどうか、その辺をひとつお願いしたいと思います。

 それから、私も杉の子保育園に伺ってお話を伺ってきたんですが、子育て支援センターというのは、親子で喜々として何かをやっている。ちょうど私が伺ったときはおやつの時間だったんですが、おやつの時間だから喜々としておったのかどうかわかりませんが、ああいうのはいいなと思ってですね、できましたら東多久とか多久とか、3カ所ぐらい、日にちが違えば週3回ぐらいできるようになれば非常にいいんだがなというふうに思いながら帰ってきたんですが、そういうことはできるものかどうか、お願いしたいと思います。

 それから、私は今、老人クラブの会長をしておりますので、何か北多久で生涯教育の推進委員のようになって、そこに行きました。そうすると、そこで出た子ども110番の問題なんですが、最初は小さな紙がぺたっと張ってあったと。それが幾らか大きくなったと。よそなんかは、もっと大きな旗がひらひらしているとか、やっぱり110番の家は大方おうちにいらっしゃるんでしょう――方が多いんですが、もしおられないときは旗を倒しておくとか、何か今のような小さなのでは、ある子供が知らないおじさんから追われたと。そうするともう110番の家の前を通ったけれども、小さくてわからんでそのまま通り過ぎていったというような話もそこの場で出ておりましたので、子供がよくわかるように、子ども110番と書いてあるやつをもっと大きく目立つやつにしていただいて、子供がすっと入れるようなものにぜひお願いできないだろうかというふうなことで御質問申し上げたいと思います。

 それから、新エンゼルプランの問題なんですが、次世代育成支援対策推進法のかかわりで、県では16年度中に、今度はまた新新エンゼルプランを策定しようとしているようですが、その中に構造改革特別区域制度の活用を図るというのがあるんですが、そういう項目があるんですが、市長はこれを利用しようという、もしそういうのがあったら利用しようという意思があられるのかどうかをお願いしたいと思います。

 それから、県が今度、少子化社会対策として28項目、具体的な行動を挙げているわけですが、その中に、中学生、高校生の活動として、保育所、児童館などの参加をしたり、乳幼児健診などに参加をしてボランティアをするというようなことも書かれてあるようなんですが、それとか、ボランティアでベビーシッターを育成するとかいうようなものもあるようなんですが、その辺についてはお考えになるのかどうか、その辺をお願いしたいと思います。

 性教育の問題に――性に関する教育だったですね。私も教員をしておったんですが、余りそういうのは、何か自分が恥ずかしいような感じで、なかなかやっておりませんでした。もう本当、今考えると、何でせんやったろうかと思うんですが、こういうふうに質問するときになると、いろいろ勉強せんといかんので、私は何でせんやったかなと、ちょっと今、悔やんでいるところがあるんですが、この前、養護の先生と話し合う機会がありました。それで、養護の先生は私にこういうふうにおっしゃったんですよ。子供たちが今、友達同士とか個人で見ている雑誌とかインターネットというのは、もう強烈らしいです。私も見とらんのでようわかりませんが、その養護の先生のお話では。それで、それが真っすぐ無防備なまま子供たちに入っていると。だから、中には避妊さえすればセックスなんかしていいんだというふうに考えている子さえおると、そういうふうな話をされました。それではやっぱり無防備なままではいけないと。そこにもう少しきちっとした指導がなされていないといけないじゃないかというふうな話をされて、性に関する教育というのは非常に大切なんだというふうな話を私は伺って、なるほどそうだなというふうに私は思ったわけなんですが、それで、よそなんかを聞いておりますと、やっぱり保健師さんたちも、いろいろ学校なんかに行っていろいろ話をしたり、何かそういうふうな授業等とかかわりがあるというふうな話も聞くわけでして、やっぱり市は、今さっき市長が申されたんですが、ただ学校任せじゃなくて、市全体として何らかの方式を取り入れる必要があるんじゃないかなと私は思うんですが、この前、保健師さんにお聞きしたら、そういうのは多久ではまだあってないようなお話をされておりましたので、その辺どうかなということで質問をしているところでございます。

 それで、今さっき指導要領の話がありまして、こういうところで具体的な話ができないだろうと思いました。教育長お話しになったんですが、非常に抽象的な言葉でお話しになったので、私もよく理解が行き届かなかったわけですが、やっぱりある程度計画を立てて、指導要領ではありませんが、何年生ではこういうふうな、1年生ではこうだと、そういうふうな最低部分はやっぱり決めて、そして、それを学校で地域の実情に合った実施をしていくという方式が私はいいんじゃないかなと思うんですが、そういう面に関してどう思われるのかお願いをしたいと思います。

 以上、2回目の質問を終わります。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 回答いたします。

 児童館その他、幾つか具体的な項目の質問がありましたが、これらについては各担当の方より回答をさせていただきたいと思います。市長にということで特に御質問がありました点について、まず最初に私の方から回答させていただきます。

 ございましたのは、構造改革特区制度を活用して、何か考えられるかということを県の新新エンゼルプランの構想の考え方の中から引用しての御質問でございました。私の理解では、県の方では幼保一元化が今社会の話題になっていますが、そのことの推進策の一環として、県全体を対象に構造改革的な取り扱いができないかということをお考えじゃないかなというふうに理解、認識をいたしているところでございます。詳細はまだわかっておりませんが。

 また、それに関連いたしますけれども、小児医療が大変おくれている状況、救急救命がおくれている状況につきましては、県の市長会会長として県の会議に出た折に、小児医療特区を県としてしたらどうですかということを逆提案したこともあります。ですから、必要に応じ、法の縛りや規制の拘束というのがあるんだったら、それを取り除けば何とかなるんであれば、構造改革特区というものは十分に考えていいかというふうに認識は基本的にいたしております。そういった中での対応ということを地域地域にどうするかということが大切だと思います。

 また、ボランティアでベビーシッターや健康診断のときの支援等のことも考えらえているようだがということですが、これにつきましても、ボランティアの方のある意味でトレーニング、教育、研修も必要であるでしょうし、特に乳幼児等の健診等につきましては、衛生面、医療面等との関連がございますので、十分な準備や検討が必要だろうと思います。また、ベビーシッターにつきましても、ある程度の教育や資格というものを確立しないと、万が一のことのために危機管理ということもしながら、充実ということを考えていくべきことだろうと認識をいたしております。そのようなことで、認識をもって基本的に臨みたいと思います。

 また、後段の性に関する教育のことで、市としてのというお尋ねがございました。私の認識では、多久が特段していないわけではなくて、ほとんどの市町村でも、特段、市として、町として、町民、市民全員のために、あるいは特に学校のために、行政の方が子供たちに性に関する教育をこうしろああしろということは、今のところないのではないかと思います。基本的に、学習指導要領並びにそれに関します文部科学省や専門機関からの助言を受けながら、教育の分野で教育のことについては基本的に教育指導がなされているものと思っております。

 私の次男が北部小学校1年に入学して、最初の授業参観に私も参加をいたしました。テーマは性に関する教育に関することでございましたので、正直なところ、親の方が緊張して出かけました。どのようにお話しになるのかなと思って、後列の方でほかの保護者の方と一緒に聞いておりましたが、命のもとというのがみんなの体の中にあるんだよという話を冒頭からしていただいて、ああ、とてもいい言葉といいますか、表現をされているなと、まず思いました。その後、男子、女子それぞれに子供たちは一生懸命、先生の話を聞いておったことを覚えております。



 まさに、そのように命というものがつながり、連綿と家族や地域をつなげていくということをお伝えしながら、その中で人としての生き方ということを伝えることが大切じゃないかなと思っています。また、一般的に子宝と言いますし、子は授かり物という言葉が日本にありますが、本当にそうだろうと思います。授かり物としての子供という、とてもとうとい存在を、なかなか難しいですけど、小さい子供たちにも感じ取ってもらえるような、そんな対応が大人の方にも必要でしょうし、地域にも大切なことじゃないかなと思います。

 特に、授かり物という思いで子供たちを見ますと、本当に親が、あるいは大人の方がわがままに自分の好き勝手に子供を、いわゆる虐待とかしてはいけないことですし、どうやって子供の個性を見つけ出して、その特性を伸ばしてあげようかということをしていく、その大きな流れの中の一つに、議員お尋ねの性に関する教育もあるんじゃないかなと思います。

 また同時に、生きるということを御質問に触れられたわけですが、私は同時に、人は生かされているということをやはり伝えていくことが大切かなと思います。自分で生きているんだと、いかに強がりを言っても、酸素もなければ、水もなければ生きていけませんし、親があっての自分でしょうし、友人や先生や本当に陰に陽に支えてくださっている方がいての日々の生活ですので、そういう生かされている中に自分があるということを伝えることが大切だと思います。

 その上で、議員お尋ねの性に関する教育のもっと手前のあたりでできれば、人と人の愛情とか、男女の恋愛とか愛情、そのことは文学や詩や映画や音楽に、あるいはその他のさまざまな人類の遺産の中に残っているわけですけど、そういったものを伝えながら、相手をとうとび、相手の人生を花開かせるような自分の力を尽くすことも含めた恋愛ということのとうとさを教えて、その中で男女の出会いとか、いろんなことを幼い、あるいは若いころからきちっと基本的なことを学び取っていただいて、そして、そういったそれぞれの分野の場所で活躍をしていただきたいというふうに願っております。



○議長(武冨健一君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(市丸正文君) (登壇)

 命によりまして、井上議員の質問に回答いたします。

 まず、児童館の広場の充実といいますか、広場が少ないんじゃないかというふうな質問だったと思いますが、現在、児童館におきましてはプレールームというのがございまして、それ一つしかございません。ということで、外で遊ばせるというわけにもいかず、ちょっと今、外が駐車場ということになっておりますので、それとプレールームだけしかございませんので、建物を建てかえるということになりますと莫大な費用がかかりますので、ちょっと無理かなということでおります。

 それから、2点目の、現在まで未実施のファミリーサポートセンター、それから母親クラブ等については18年度までにできるかというふうなことだったと思いますが、これにつきましては、今年度16年度に策定いたします次世代行動計画の策定に合わせて、今、ニーズ調査をやっておりますので、その調査結果を見まして策定作業の中で盛り込んでいくかどうかを策定委員さんとともに検討しながらやっていきたいと思います。

 それから、3点目に、他に支援センターをつくる考えはないかということでございますが、現在、杉の子保育園の方に委託をしております子育て支援センターでございますけれども、今、十分に機能を発揮していると思っておりますので、それで十分ではないかというふうに思っております。

 それから、調理の件だったと思いますが、月に1回、水曜日に支援センターで調理等を行っておりますけれども、これにつきましては、支援センターと協議しながら検討していきたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 先ほど養護の先生のお話があったと、こう思います。それで、今、教科書を見たら、かなり詳しく書いてあります。そして、その教科書の中で、やっぱり命のとうとさということ、生命誕生と、これは小学校の1年生にも出てきますし、それから理科の小学校の5年生の中にメダカが生まれてきて育っていくのと、それから人が生まれて育っていくと、その辺をどちらかを選択してやるような形で、これもかなり詳しく出ております。

 それで、今度は中学校の例で申しますと、例えば、西渓中学が前年度、これは3年生を対象に産婦人科医をゲストとして招いて、そして、これは高校につなげる性に関する教育という立場でなされたようでございます。その中には、やっぱり発達段階ということで、性行為とか、または性病などについては、これは説明は割と簡単にして、そして自分を大切にすること、それから相手を大切にすること、そういうことを目標とした生命誕生のビデオ等を聴視させて、体と心についての講演をしてもらったと。本年度も1回、講師として産婦人科の先生をお招きしてというふうなことでなされているようです。また計画されているようです。

 それから、先ほど申しました中央中学校の例、もうちょっと具体的に申しますと、薬物乱用防止教室、これは子供たちに、これも今回、2学期に一応予定をしているということです。それから、PTA関係の研修の中に、7月には警察の方から講演をしていただく予定だと、こう聞いております。声かけ事案とか、また性犯罪、特に援助交際等の防止について、保護者、それから教職員を対象にしながら実施するということで、それぞれの学校現場では性に関する情報が非常に多く出ていると、そして、子供たちを非常にいろいろな犯罪に巻き込ませるような環境にあるということに対する対応ということが考えられているようです。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 それでは、3回目の質問を申し上げます。

 今さっきの子育て支援センターの問題で、十分であるというふうなお話だったと思うんですよ。そうすると、週に1回でいいということになるわけですね、そうなると。週に1回行かれるわけですから、あとは家におるということになるわけですね。やっぱり私なんかも孫の守りをしておって、週に複数回は出ていってもらうと、家の中で子供と同じところにずっとおるんじゃなくて、やっぱりそういうところに行って、ほかの子供たちと遊ぶというようなことが非常に大切じゃないかと思うんですよ。週に1回ですもんね。

 杉の子保育園で伺ったところによると、1回は、水曜日は中で、外が木曜日というふうなお話だったので、そうすると、それを2回にはなるんですが、もう一回ぐらいは、どこか別のところであってもいいんじゃないかなというふうに、私はそのときに伺いながら思ったんで、それで十分であるというふうに今課長はお話しになったんですが、果たして、(「回数じゃなくて、場所をおっしゃった……」と呼ぶ者あり)はいはい。1カ所で3回だったら考えられるわけですか。(「いえ、市内で3カ所つくったらとおっしゃったから、1カ所で十分じゃないかと」と呼ぶ者あり)1カ所で十分という意味ですか。(「じゃないんですか」と呼ぶ者あり)私は回数の意味で申し上げたんですが。(発言する者あり)はい。もちろん場所も多久市内、多久町とか、東多久、あそこだけじゃなくてもいいんじゃないかと申したんですが、それは回数とのかかわりがあって、今、1回1回だからね、その場所、同じところに何回も、果たしてできないだろうと思ったんですよ。杉の子保育園にも園児がおりますしね。だから、ほかのところでせんとだめじゃないかと、そうせんと回数はふえないんじゃないかという意味でそう申したんですが。

 それから、今さっき子ども110番の問題で回答がなかったわけですが、看板とか、旗とか、何かもっと大きくすることはできないかということについて御回答をお願いしたいと思います。

 それから、性に関する教育の方なんですが、私も本当よくわからんのですが、わからんで質問しよったってだめですが、寝た子を起こすな方式というのが、今、世間で言われており

ます。寝た子を起こすな――寝た子を起こすなになるのかどうか私はわかりませんが、余り指導をしたら、余計寝た子を起こすようになるというふうなことじゃないかと思うんですよね。どうなのか、私もちょっとその辺になると、非常に難しくてわからんですが、今度、学校に何か本を2冊ずつか買われたそうですね。それがどんなにひどかったのかどうか知らんけれども、教育委員会からそれを教育委員会に出せというふうに言われたという話を伺ったんですが、そんなにひどい本なのかどうか。学校でどうしてそれを買われたのか、私もよくわかりませんが、(発言する者あり)買ったんじゃないんですか、もらったんですか。どこかから来たんですね。(発言する者あり)



○議長(武冨健一君)

 質問を続けてください。



◆17番(井上慧君) 続

 そういうことで、寝た子を起こすな方式がそこにも幾らかあるんじゃないかなと。それは学校で指導することですので、学校に任せていいんじゃないかなと私は思いながら聞きよったわけです、それをね、どんな本なのかもわからんけれども。ただ、中身はわからんでこういうことを言っていかんかわかりませんが、やっぱり回収をしなければならないようなのを配ること自体もね、どんなものだろうかというふうに思いました。

 それから、学校で性に関する教育をするのを、今さっきも県の本等読みましたが、その中にありますように、やっぱり学級指導とか、そういうものの中でやっていくということになりますと、Aという先生はするけれども、Bという先生はしないというようなことはいけないと思うんですよ。そうすると、Aの先生も、Bの先生も、Cの先生もできるような計画というのは必要じゃないかなと。全員が指導できることで、指導できる内容について、ある程度計画を立てておく必要があるのではないかというふうに思いました。

 それで、これは養護の先生から聞いた話なんですが、あるとき女の子が保健室に入ってきたと。もう深刻な顔で入ってきたということでした。そうすると、何ねと聞いてもなかなか言わないと。そうすると、その子は月経の話をし出したと。そうして、ずっと日にちを、印をつけておったそうです。それで、月に2回あったりなんかするので、それで悩んでおったらしいですね。それで、そういうのはだれでもあることだと。まだきちっと決まるまでは、ある程度の年になるまでは、2回あったり1回もなかったりするんだという話をしたら、もう生き生きとして帰っていったという話もされておりました。

 それとか、高校に入ると、今ずっと日本で静かに進行しているエイズについての授業が高校に入るとあるそうですが、中学校でも性感染症の問題なんかは扱っていいんじゃないかという話もされておったんですが、そういう問題について、どの程度まで今学校で扱っていらっしゃるのかなというふうなのがありました。

 その辺、幾らか話される分お話願えたらありがたいなと思って、3回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(市丸正文君) (登壇)

 それでは回答いたします。

 支援センターの充実ということではなかったかと思いますが、まず、子育て支援センターの内容といいますか、それを言ってみますと、まず電話の相談ですね。これが月、火、水、金。それから子育てクラブ、これは先ほど1回目で回答がありましたとおりに、わくわくランドですね。これは児童館の方でやっております。それから園庭開放、これは子育て支援センター内で行っております。ということで、そのほかといいますか、預かりの分につきましては児童館の方でやっているというふうなことで、先ほども言いましたように、子育てクラブと児童館の方と共同してやっておりますので、充実といいますか、その点につきましては、児童館の方とタイアップしてやっているというふうなことで御理解をいただきたいと思います。



○議長(武冨健一君)

 教育次長。



◎教育次長(松下伸廣君) (登壇)

 お答えいたします。

 子ども110番関係で、表示物等を大きくできないかというような御質問だったと思います。

 子供たちを事件等から守るということで、事前の防止、あるいは被害に対する早期の対応ということで、いろんな総合的な方法をとることが効果があろうというふうに思っております。そういうことで、それぞれ地域の方を含めて、関係の方々の協力を得ながら、現在、対応しているところでございます。

 そういうことで、おっしゃるとおり、表示物を大きくする等を含めまして、表示物の工夫、そういうことを含めまして、今後とも抑止力のある、効果の上がる方法を検討していきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 先ほど西渓中学校の例を申しました。それから、中央中学校の例を申しました。それで、これらの中で、おっしゃるように教職員の共通理解というのは非常に大切だと、こう思いますし、小学校の場合も同じように共通理解と、そのための研修をかなり重ねてあると、こう思っております。

 それから、寝た子を起こさぬよう云々というのは、かつてはそういう立場があったと思います。今はきちっと正しい知識を、何といいますか、学習するというふうな、その上に立って先ほどのようなことと。例えば、発達段階というのは個人によって非常に差があると。それで、子供たちの身体の発達状況、今言われたように、自分はこういう現象があるといったときに、私は全然ないと、その辺で非常に不安があると、そういうのをきちっと教えることによって、差があるんだと、それは非常に大切だと。

 それから、男性と女性、やっぱり機能的に基本的に違う部分があると、そういうことでの両者のいたわり合いといいますか、またはそれを知った上での友達といいますか、そういうことから、さらには単なる友達から、ある年齢になってきたら思春期という言葉をよく使ってあります。思春期には、こういう単なる友達じゃなくして、あこがれというものが出てくると。そういうものについての教育と、そのあたりが性差、それから両性を互いに理解し合い、認め合い、そして尊重し合っていくというようなことじゃないかと、こう思っております。

 それから、感染病関係、これはエイズ関係ももう既に出されております、こういうのを見ると。その辺の指導が、やっぱり先生方が、さっきおっしゃったようになかなかしにくいとか、いろいろなことが考えられると言われる場合の勉強会と。先ほど申しました西渓中の場合には、まさに専門の産婦人科医をゲストに呼んでやるという、そういうことは非常に大切なことじゃないかなと、こう思っております。あくまでも発達段階に応じてやっていくということで、小学校の低学年、それから中学年、それから高学年、そして中学校、やがては高校へつなげる性に関する教育と、これは一面で言ったら、人格教育でもあるんじゃないかなと、こう思います。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 井上慧君の質問は終わりました。

 次に、石井順二郎君。



◆18番(石井順二郎君)(登壇)

 18番議員の石井順二郎でございます。お手元の通告書に従って、3件について市長に御質問申し上げます。

 1番目は行財政の改革についてでございますが、市長は、去る3月議会の演告の中で、市の財政状況は市税の伸びが見込めず、地方交付税の見直し、国庫補助負担金の削減など厳しい状況が予想され、全庁挙げて行政改革に取り組むと申されておりますが、具体的に、その取り組まれた中身、経過がどのようなものが現在出ておるのか。

 そして、それがこの本会議の冒頭に全体会議でまとまったものを出すというようなことのようでございましたが、できましたら、この議会の開会の前に出していただければ、私は質問しなくてもよかったんじゃないかなというふうなことも考えているところでございますが、第6次行革の大綱を作成し、66項目について見直しを進めておりますという概略については説明がございましたが、その内容について御説明をいただきたいと思っております。

 2番目に市町村合併でございますが、市町村合併の特例期限まで、余すところ10カ月足らずと申しますか、9カ月余りといいますか、いよいよ大詰めに近づいてまいりました。私たち市民は、「県央のまち多久交通アクセスに恵まれた多久」をキャッチフレーズに、大きく飛躍する住みたい美しいまちの創造を夢見て、将来に大なる期待をかけ、市長の力説される若さ、行動力、創造性、挑戦に夢を託しましたが、現実は厳しく、ほとんど現在では合併問題については絶望に近い状況であります。いろいろの会合で市民の皆さん方から質問を受けますが、本当に多久市は単独でやっていけるのかという声を今もって聞くわけでございますが、市長自身はこの問題についてどのような信念を持ち、対処してこられたのかお尋ねをいたします。

 それから、3番目が広域ごみ処理についてでございますが、多久市の当面のごみ処理につきましては、現在ございます上揚6区の格別の御配慮をいただいて、現在地で施設の改修、改築によって処理されることになり、私たち市民は安堵したところでございますが、やはり中長期的な視野で展望すれば、広域構想以外に選択肢はないわけでございます。具体的に、今後広域の問題についてどういうスケジュールで考えていらっしゃるのか。その辺、ある意味では上揚6区に対する、やはりお互い行政と住民というのは信頼関係で結ばれているわけでございますので、その辺の、少なくともこの段階でこういう形で、そしてこの時点では少なくとも、恐らく10年先にはこういうものができるだろうと、そういう具体的な構想をお持ちかどうか、その辺をお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 石井議員の御質問にお答えします。

 まず最初に、行財政改革についてお尋ねがございました。

 議員御質問でも触れられましたように、国、県を初めとして税収の伸びが見込めない状況にあり、地方自治体に対します地方交付税の見直しや国庫補助負担金の削減など、財政状況は大きく変化をしつつも厳しく、地方自治体にとって避けては通れないものが行財政改革の取り組みであろうと認識をしています。

 このため、多久市でも新多久市行政改革大綱を実施期間を1年前倒しをして実施し、新たに第6次の多久市行政改革大綱を昨年4月に策定したところであります。この第6次多久市行政改革大綱実施計画において、66項目の見直し、検討を行っていくこととしております。昨年6月に御報告をして、その後、取り組みを進めていますが、この実施期間は平成15年度から平成19年度までの5カ年を目標とし、大きく七つの分野での取り組みを目指しております。まず一つ目が事務事業の見直し、二つ目が組織機構の見直し、三つ目に定員管理及び給与の適正化、四つ目が財政の健全化、五つ目に効果的な行政運営、六つ目に人材育成の確保、そして七つ目に公営企業の経営健全化であります。

 その主な取り組み内容について説明をさせていただきます。

 まず、事務事業の見直しについてですが、これまでも各課におきまして事務事業に関する見直しの検討を行いましたし、また、平成20年度までの収支計画を策定するなど、大幅な事務の整理合理化を検討いたしているところであります。

 納税組合制度の廃止ということにつきましては、今年度から実施をいたしましたが、今後は、たばこ税報奨金や前納報奨金等の見直しを行うことなども必要でございますし、敬老会のあり方等についても見直しを計画していく必要があると認識しています。また、民間の専門知識や経営資源を活用するなどして、民間委託などの推進に努めることも検討しています。具体的な取り組みとしましては、恵光園業務の民営化や公民館業務の嘱託職員化等について関係機関に検討を行うとともに、必要な情報等を収集いたしております。

 ほかには、議会会議録をホームページで閲覧可能となるシステムの整備を行いました。また、多久市のホームページを各課から直接情報発信をして、新たな情報を更新できるシステムも行いましたし、そのことによって情報の提供に努めているところであります。

 次に、組織機構の見直しでありますが、時代の変化や業務量等によりまして、課の統廃合を含め、効果的な、また効率的な行政運営を行えるよう機構改革について検討しています。

 また、定員管理及び給与の適正化につきましては、特別職の給与及び管理職の管理職手当を一部削減するとともに、平成15年度当初の職員数を平成19年度末までに39名削減していくよう取り組んでいるところでございます。これまでの取り組みにつきましても、日経ビジネス等の特集で人員削減並びに人件費抑制に努力しているということで、全国ベストテンの中に選ばれた経緯もあります。

 次に、財政の健全化についての取り組みですが、これまで各種委員の報酬、外郭団体の事務局長の給与、委託職員の委託料の削減などを行うとともに、経常経費の節減を初めとして補助金等の見直しを行い、定率による削減見直しを行っているところであります。また、市有地で遊休地となっている土地の貸し出しや売却を行い、収入増にも努めていきたいと考えています。

 次に、効果的な行政運営の取り組みとしましては、年度末、年度初めの窓口が大変繁忙期を迎えるときの窓口の開設を行いまして――土曜日、日曜日、祝日等でございます――サービスの向上に努めております。また、今後は少子化に伴いまして、児童・生徒の数が減少していきますので、児童・生徒への教育効果等についても検討を行い、学校規模の適正化等についても検討していく必要があると認識しています。また、公営企業の経営健全化についても、市立病院では経営健全化計画を策定するなど経営努力に努めておりますし、その成果も徐々に出てきているところでございます。

 このような取り組みを行いながら、スリムで効率的、また効果的な行政運営を行えるよう努力をしてまいりたいと考えております。

 次に、大きな2項目めで、市町村合併についてのお尋ねがございました。

 これまでの市町村合併に関する多久市の取り組みにつきましては、各定例議会の御質問等にお答えする形で回答いたしておりますが、大まかに申し上げますと、これまで小城郡4町や厳木町との合併等へ向けた取り組み等がございました。

 まず、小城郡との協議等につきましては、さきの議員の御質問にお答えしましたように、広域連合、すなわち18市町村の管内で大きな協議等も行ったわけですが、これを三つのブロックに分けて、中で小城郡、多久市の位置づけをし、協議を重ねてきたところです。行政事務レベルにおきましては、おおよその合意等もできたわけでございますが、合併に向けた前進的な検討や連絡調整も行ってまいったわけですが、その後、小城郡内で議会を交えた協議などから、まずは郡内の合併を優先させたいとの意見があったと思います。

 現在では、小城郡4町や厳木町はそれぞれの枠組みの中で、新たな新市体制に向けた協議が行われているところでございます。小城郡につきましても、平成17年3月春の目標に取り組みが進められております。現時点で、多久市は平成17年3月31日までの、いわゆる今回の市町村合併に関する特例法に基づく合併に至る状況にはございません。

 今後における考え方でありますが、小城郡が協議を行っているときに、多久市としても過去に、その枠組みへの参入について要請を行った経緯がございますが、その回答の段階では、まずは郡としての合併を優先させ、その後、検討を行いたいという意見もあるようでございました。また将来は、先ほど言いました佐賀広域圏を枠組みとした、より大きな広い面積での合併の協議も始まることも予想されます。そのような際には積極的にその協議に参加をしていきたいと考えております。

 ただ一方では、これから合併をされる予定になっています、例えば、小城郡4町につきましては、庁舎の問題を初めとして、その後も引き続き協議を続けていかれる課題もあるやに伺っておりますので、しばらくの間は新たな合併の取り組みに転じられるということは、なかなか時間を要することもあるのではないかと受けとめております。多久市におきましては、しばらくは財政的な面でかなり厳しい状況も予想されるわけでありますが、先ほど申しました行財政の見直しや改革など、現在の多久市に課せられた取り組みに専念をし、多久市の未来のために精いっぱい努力をしていきたいと考えています。

 次に、大きな三つ目の項目で、広域のごみ処理についてのお尋ねがございました。

 今回の改修につきましては、これまでにも御説明をさせていただいたとおりでございますが、市民の文化的生活維持のための施設として、最少の経費での施設確保という観点に立った事業取り組みでございます。あくまで広域に向けた過渡的な施設という認識をしていただいて結構かと思います。

 議員お尋ねの中にありました、長期的視野に立った広域構成に向けてのスケジュールということでございますけれども、広域化に向けては佐賀県ごみ処理広域化計画というものがございまして、この中に、一つ目にダイオキシン類の削減効果、すなわち環境負荷の低減とい

うこと、二つ目にごみ減量化、資源化効果、三つ目にサーマルリサイクル――熱の再利用ということですが、熱やその他のエネルギーの再利用の効果、四つ目に施設整備費や人件費、維持管理費等の抑制をして経済効果を図るなどということがございまして、これらのことを考えますときに、ぜひとも必要な取り組みであると認識をいたしているところでございますが、広域等の取り組みに当たりましては、相手があることでございますので、共有すべき課題の認識や目的の共有というものが必要かと考えております。

 そのような意味からも、県の広域化計画に位置づけられました枠組みでの事業推進を図る必要があろうと考えておりまして、できるだけ早い時期に広域化協議が進展できるよう、関係自治体、また関係機関等との調整に努めてまいりたいと考えております。



○議長(武冨健一君)

 石井順二郎君。



◆18番(石井順二郎君)

 2回目の質問をいたします。

 市長は、先ほどの七つの分野で大幅な改革をやって、何とか健全化に向けて努力をしたいということでございました。お言葉を聞いて非常に大変だなとは思う一方ですね、どうも守勢に立った、現在あるのをとにかく整理して減らして金を少なく出すと、もうそこに集中しているようでございますが、やはりもう少し積極策で、具体的に企業誘致をもっと、やはり町が、村が、市が活気づくのは、人口がふえて人の往来が激しくなってお金が動けば、当然活気づくわけでございます。やはり今、景気のどん底だから、企業誘致はとても無理だじゃなくて、やはり企業誘致、もう少し積極策を出すことができないんだろうかと。例えば住宅政策、子供を育てるなら、どうぞ多久においでくださいと、そういうふうな積極的な政策は出していかれないのか。

 また少子対策にしても、きょうの新聞を見たら、とうとう出生率は、1人の女性が産む――が 1.3を切っていて1.28になったとか、きょうも新聞で見ていましたが、これはゆゆしき問題で、やはり多久はこういうところですよ。孔子の里だけじゃなくて、子供を育てるには非常にいいところだと、そういう積極策も、そのためには多久にお住みください、また企業もどうぞおいでくださいと、そういうのがこの行財政の改革の中に入ってないかどうかですね、その辺のところが……。

 それともう一つは、せっかくこうして節減しても、今回、平成15年度の決算書のあれをいただいたんですが、市民の固定資産税等の滞納が 175,000千円、国保税が 233,000千円、介護保険が始まったばかりなのに、もう既に10,000千円、住宅使用料が 9,600千円、保育料の滞納が16,150千円と、市立病院の窓口のものが12,800千円と、給食費まで滞納になっている。これを合わせますと4億か5億近いお金なんですよね。そういうのに対しても積極的にですね、とにかく滞納は、もうとにかく許されないことだと、ある意味では犯罪だというくらいの意気込みでいかないと、せっかく改革をやって職員の給料を減らして、手当をカットして、やっと集めたお金がぞろっとこう、ざるから水が漏るような格好になるわけでございますから、その辺の積極策というのも、やはり行革の中に大きな柱として据えてかかるべきじゃないかなというようなことをちょっと感ずるわけでございます。

 やっぱり会計の鉄則というのは、入るをはかり出るを制すというのは、これは昔からもう鉄則でございますから、入ってくるのはとにかく取り込もうと、しかし、出ていくのは一つずつチェックをしようと、そういうのがやはり行政の中でもしっかり位置づけをした行政運営をやっていただきたいというのがやっぱり願いでございまして、ただ節約しても、節減したのが滞納という形で、もうこれは 100%お金が入ってこないわけですかね。その辺が取り組みをもう少し厳しくやるべきじゃないかなということを感ずるわけでございます。

 それから、市町村合併でございますが、これはやはり厳木と小城郡4町との話は、それはもう私もよく、あるときには、当事者じゃございませんが、その中にあって、いろいろ駆け回ったこともあったんで、非常に難しい問題ではあるということでございますが、これは佐賀の広域圏の18市町村の問題とは本質的に全然違うわけですね。やはり合併というのは、行政が、自治体が一つの自治体に変わるわけですから、いいところだけの広域の行政と全く違うわけですから、その辺はやっぱり、国があめとむちという表現でされますが、今後10年間は現在の交付金を保障がされて、その間に足腰を強くしなさい、それから先はもうひとり歩きをしなさいよと。国も大変だから、そこまで面倒見切らんと。

 実際、国の予算を見てみますと、例えば、80兆の予算を組むのに、我々が納める所得税を初めとして税金というのは45兆で、あとの35兆は国債を発行して、何とか80兆なら80兆の予算を組んでいるわけですから、これは国が国がと私たち安易に言いますが、国というのは即もう私たちの税金で賄われているから、余り国に頼るのもやっぱり限度があるんじゃないかなというとをやっと今ごろわかってきたんですが、そいけん、これはすべて国が出さにゃじゃですね、やっぱり自分で知恵を出して人口をふやす対策をし、そこで働いてもらって税収を上げて、私たちのまちは私たちの力でするというのが地方自治のある意味では本質じゃないかと思うわけですよ。

 それで中央も、もちろんこういう1割、2割自治、我々が納める固定資産税、住民税合わせても、職員の給料を全部払ったらなくなると、非常に財政的には厳しいしというのがあるわけですが、それを少しでも財政の層を厚くするための努力を私たち自身に求められているのが、やはり今度の市町村合併の大きな本質じゃないだろうかと思うわけですよ。それで、その辺は十分私たち自身も、行政自身が考えていかなければいけないことじゃないかと。

 市町村合併と広域ごみは、ある人から私は聞いたんですが、これは二つは不可分の問題で、広域ごみがうまいとこいっておったら、市町村合併もスムーズに入られた問題じゃないですかということを言われました。それで、一番政治で大事なのは、やはりお互いの信頼関係の中で、住民と行政、また行政同士、自治同士の信頼関係の中で国全体が動いていくわけでございますので、ただ困ったときは国に言えば国からくるっくさだけじゃ、やっぱり国そのものを、私たち個々の一人一人の市民が、国民が構成して国になっているわけですから、その国が何も金が、そういう金をよそから持ってくるわけじゃないわけですからね。やっぱり私たち自身で地方自治の確立、地方分権という精神もその辺にあるんじゃないかということに、もう一回思いを返すべきじゃないかなというふうなことをしきりに今思うところでございます。

 3番目の広域ごみの処理につきましても、これは中長期の視野に立って、県のやはり広域ごみの処理の指導のもとにということでございますが、やはり相手が当然あるわけで、平成13年3月に多久・天山地区ごみ処理対策委員会、これを立ち上げて、この最終目標は平成27年には完了しますというふうなことで立派な資料がつくってございますが、これはもう全部破棄したわけでございます。これはもう全然関係ないことなのかどうか、この基本計画というのは生きているかどうか、その辺お尋ねをしたいと思います。

 そして、もう一つお尋ねしたいのは、その当時、久保田も入れた1市5町で、事務レベルでは当然定期的に連絡会とか情報交換とかあっておったと思うんですが、その糸も完全に現在切れているかどうかですね、その辺お聞かせいただきたいと思います。

 以上、2回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 2回目の御質問にお答えします。詳しいところは担当の方から補足をさせていただく面もございます。

 まず、行財政改革のことでございますが、御質問は行財政改革でございましたので、企業誘致とは直接関係がないとは言えないわけですけれども、大きな見出しとしては違うと思います。企業誘致であれば企業誘致ということでお尋ねいただければいいんではないかと思いました。今回、行財政改革ということでございましたので、七つの分野それぞれについて、概要でございますが、説明、回答をさせていただいたところでございます。

 また、御質問の中で滞納は 100%入ってこないという御発言があったんですが、そうならないように我々は頑張っているわけでございますので、できたらその御認識は、じゃなくて、ぜひ議員諸兄におかれましても御助力賜りますよう、心からお願いしたいと思っております。

 大きな2点目で広域圏等と合併の件がございましたけれども、合併をすると財政問題がすべて片づくかというと、必ずしもそうは言えない面が実はございまして、多くの市町村、大変苦慮されているところでございます。交付金の算定につきましても、私の理解では算定には入れると言われていますが、じゃあ、満額保証するかというと、必ずしもそうはなっていない表現になっておりますので、慎重を要すると受けとめて、他の首長さんと同じように政府の動きを注目しております。

 現在のルールでは、地方自治という中でも財源が移譲されておりませんので、交付税の確保等を中心とした財源の確保は大変重要な課題と受けとめ、鋭意努力をいたしております。自分のまちは自分でということは基本だと思いますけれども、まず、そのルールがありますので、システムルールの中でベストを尽くしていきたいと思っています。

 また、ごみに関しまして、13年のレポートを手にいただいて御質問がありましたけれども、そこにあります基本的なフレームとか、基本認識とか、データ等については、若干、最新のものに変えていく必要があるかと思いますけど、基本的に使える部分が多々ございますので、活用していくことがよりベターであろうと思っております。

 また、連携、意見調整等につきましても、必要に応じて意見交換、別途の首長会あたりいたしておりますから、意見交換は引き続きさせていただいているところでもございます。



○議長(武冨健一君)

 企画商工課長。



◎企画商工課長(石橋慎一君) (登壇)

 市長の命によりまして、石井議員に補足説明ということで説明をさせていただきます。

 市長の方から7項目ということで簡単に説明をしておりますけれど、その中にはいろんな項目がございます。例えば、事務事業の見直しという中には、確かに整理合理化等も入ってまいりますけれど、情報公開、情報の発信、情報の提供の推進ということで、今後、多久市が情報公開等もしまして、発信をしながら地域活性化を進めていくというふうな項目も入っております。それから、広域行政の推進というのも入っております。

 それから、財政の健全化は、これにつきましては効率的な財政運営の推進、一般行政経費の見直しと節減、それから受益者負担の適正化ということで、ここでは行政改革の節減等を主に出しているところでございます。

 それから、効果的な行政運営というところでございますけれど、この中には市民主体の行政運営、それから施設運営の効率化、それから定住対策、それから電子自治体の推進、入札制度の改善、評価システムの導入ということで、多久市が今後どのようなことで行き、活性化を進めていくかというような項目等も入っております。

 それから、人材育成の確保というのも当然入っておりますので、その中で職員の意識改革、それから男女共同参画の推進という今後の、これも職員等の意識改革を進めていくというような先駆的なことも入れております。

 それから、公営企業の経営健全化ということで、市立病院、水道課の経営健全化につきまして、今後、改革していくというような項目を入れておりまして、すべて削減だけを行政改革の中に入れているところではございませんで、当然、今後多久市が発展していくための項目も入れておりますので、そのあたり御理解をいただきたいということで考えております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 石井順二郎君。



◆18番(石井順二郎君)

 そしたら、3回目の質問をいたします。

 市長から行財政改革について、一部私自身の認識不足か、とり方の違いかというような指摘がちょっとございましたが、行政だけであればよろしいんですよ。「財」が入っておったもんですから、滞納の問題とか、お金の問題について申し上げたところで、行政と財政というのは表裏一体をなすものであって、行政だけではひとり歩きはできないし、財政というのは行政があって、それについていくのが財政でございますから、これは当然、行政が動けばそこに金が動くわけでございますから、これは一体不可分のものだということで、そうなれば、やはり将来の企業誘致等もこの中に、いかにして税収をふやすかということは財政の問題ですから、当然私、入っていると思うんですよ。

 そして、これは第6次行革大綱ということまで銘打ってやるなら、こういう、基本的にこうだと、末端については先ほど申されたように事務事業の見直しとか、いろいろあるでしょう。しかし、本当にやはり骨格になるものは、財政の健全化のためにはこうだということが中心に据わってこの論議はすべき問題じゃないかというふうに思って、企業誘致とか住宅政策とかということも、もう少し積極的な政策は盛り込まれなかったのかなということを申したわけでございます。

 それで、やはりその裏には、せっかく苦労して集めた金、確保する、調定したお金も100%入ってこなければ予算も立てられないという現実があるわけですから、やはり住民の義務というのももう少し強調するような住民指導もしなければいけないんじゃないかというふうに、やっぱり3億、4億の滞納となれば、年金の問題じゃございませんが、4割が納めんならおれも納めるものかと、そういう風潮になればこれは大変なことですから、納めなくてよければ納めなくてよいというようなことになれば大変ですから、これは当然、極端に言えば犯罪行為だというくらいまでやっぱり持っていかないと、なかなかこれはなくならないんじゃないかと。食べるだけ食べて、いや、後のことはおれは知らんと、おれは卒業したと、それじゃやはり本当の教育じゃないと思うんです。

 やはり昔は、昔の親というのは、自分は食べなくとも人様に、よそ様に、おてんとうさまに恥ずかしい行為はするなというのが昔の親の仕事だったんですよ、親の役目だったですよ。そういう教育を我々は受けていますからですね。先例がすべて悪いというふうなことがよく言われますが、そうじゃない、いい面もあるわけです。やはり人様に恥ずかしい行為は絶対したらいかんと、そういう教育のしんが1本教育の中に通っておれば、給食費を納めんで卒業するなんていう問題は出てこないと思うんですが、その辺に、教育に期待するところは余りに権利だけが先行して、当然、権利と義務は裏腹ですよという教育がなされなかったと。断定はできませんが、そういう対等のものだという教育がなされておれば、その戦後の教育を受けたお父さん、お母さん方が、ああ、これだけもろうたら、当然おれはたばこをやめても、晩酌やめて、これは持っていかんばいかんと、それで世の中というのは仕組みができているわけで、みんなそれで安心して暮らしていっているわけですから、その辺のことを、やはりあるときには権利と義務はもう裏腹なら表裏一体のものだと、そういう考えをやって、そういう教育がしっかりしておれば、この滞納という問題ももう少しは減ってくるんじゃないかなということで、行財政改革の中でもう妙なことを申しましたが、やはり何といっても財政が、基盤がしっかりしていないと行政も動かないわけですから、そういう意味で、私は行財政の改革の中には、当然、先ほど申しましたようなことが入ってしかるべきじゃなかったかということを申し上げたところでございます。

 それから、市町村の合併についてでございますが、先ほど申しましたように、もし6年間の市長在任の中でごみ処理が、こういうことを申し上げたら本当に失礼と思うんですが、ある他の――他というのは牛津の方から指摘を受けました。ごみ処理場ばどがんもしいきらじ、そがん合併てんなんてんされるもんかいと、そういうのが町民の一般の声だということを、あるとき、もうずっと前に聞いたんですが、なるほどそういう見方もあるなというふうなことで、まさか、ごみばお世話になりよっとけ、そがん多久は入れんてんなんてん言われるもんかいと、そういう雰囲気に当然なっとったさいというふうなことを聞いたわけですよ。

 やっぱり合併の是非については、先ほど市長は合併がすべてじゃないというふうな御発言でございました。私もなるほどそうと思います。しかし、この周囲、こう見てみますと、佐賀市は全国の市長会にも市長自身、出かけんで、大佐賀市ということで人口20万 5,000人の1市3町1村のあれをまとめるということで、本議会の中で議会の賛同を得たという大きなニュースが出ています。小城市は当然3万人を超しますので、4町で4万 7,000人、白石町は3町で2万 8,000人と、そういう記事でね、杵島北部は3町で2万 7,000人、きょうの新聞を見たら、三田川町と上峰町、東脊振村、2町1村で2万 5,000人の新しい町ができると。そういうものを見ると、そこに住んでいる住民の方は、将来に向かって何とかいい町になるんだな、何とか市長さん、町長さん、いい地域にやって、お願いします議員さんと、そういう気持ちがやっぱりにじんで出てくるような、記事を読んでおれば感ずるわけですね。

 私はその辺を、もう合併がすべてがいいなんてことは毛頭申しませんが、やはりその中で、その是非については、その話すら我々はつけなかったわけでございますからね、その辺がもう少しどうかならんやったかというのが市民の偽らざる気持ちだろうというふうに思っております。

 それから、広域のごみ処理についても、やはり枠組みは1市5町で、この枠組みは私自身は壊してもらいたくないという気持ちでおるわけでございます。それで、やっと上揚6区の2回の延長にもかかわらず、あれだけ町、市を挙げて反対運動でだめになったなら、もう市民のために仕方なかのうという返事をしていただいて、今、市のとがしているわけですが、やはりあの地区の、我々が犠牲じゃございませんが、よし、わかった。ばってんが、この次はいっちょ頼むばいと、暗にそういう気持ちがあってあそこの承諾をされただろうと思うんですよ。箱物、30年を超える期間でね。またんときはうちじゃなかろうもんということは、うん、そう、わかったわかったと、またんときゃ、おまえのところにはつくらんばいというふうなことで、ずっと延びて、現在来て、まだあと10年は確実に延びるわけですからですね。

 その期待のためにも、やはりその信義というのは、何回も申しますが、行政と町住民との信頼関係がしっかりしてないと、やっぱり市は何じゃいかんじゃい言うて、口先だけ。4年先、おれはおるかわからんとけ、課長もやめたと。それから先は知ったことかい。そういう受け取り方を往々にして住民がとるわけですよ。そうじゃない。これは行政というのは連続してやはりつながっていくんだと。そして、それは必ずあなた方の期待に対してはこたえていくような仕組みにちゃんとなっていますよと、そういう態度をしていかないと、私はだめじゃないかというふうに思うわけです。

 それで、特に新しいごみ処理場となりますと、やっぱり関係自治との協議を再開し、そして合意を得て、そして建設場所を決めて、並行して上級機関との協議もあるだろうし、財政の裏打ちもしなければいけないし、県との協議も必要だろうし、相当の日時がかかると思うんです。絶対早過ぎるということはないわけですから、もう早速にでも、やっぱりこの問題については、ああいうのを見ると、水かけ論じゃございませんが、方向を見定めたら、さっと行けるような体制づくりだけはぜひやっていただかないと、あっという間の5年、6年でございます。私自身もそのことを痛切に今感じているところでございます。

 それで、この点についての、先ほど3回目にいろいろ申し上げましたことについて、もし御意見がございましたらお聞かせいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 3回目の御質問にお答えいたします。

 まず、行財政改革についてでございますが、滞納関係等を憂慮され、収入増のことを考えていただいての権利と義務の教育をもっとしっかりすれば、滞納も減るんではないかという御指摘や御提案も含めた意見をいただきましたけれども、私も共感するところでございます。特に滞納関係につきましては、議員お尋ねの中で言われましたように、義務の不履行ということ、あるいは約束をたがえるということなど、もっと強く啓発をすることも重要かなということを、関係課ともこの件について協議するときに、お互い意見を分かち合っておるところであります。

 具体的には、さまざまな上位法とかがございますので、いきなりどうこうとは今言える段階ではございませんが、そのようなことも視野に入れて適切な対応をしていきたいと思っております。

 また、収入増につきましては、企業誘致はもちろん、先ほど担当課長が答えましたように住宅の施策等、今後とも努めてまいりたいと考えております。

 あと2点、大きく2点目でございますけれども、合併に関するお話がございました。ごみ処理のできないところと何で合併できるかという御発言があったやに承ったわけでございますが、そういった御意見もあったかもしれませんが、私、公式に各町長さん、議長さんたちをお訪ねして、率直な御意見も、意見交換させていただいた経緯がありますが、そのときには違った意味での御意見等がございました。

 また、ごみ処理等につきましては、一回、計画を白紙に戻す段階で、既にもう議会で再三説明いたしましたけれども、具体的に用地のことや岩盤の整備、地盤の整備、あるいは具体的に立ち上げるときの経費の見積もり等、詳細なデータを幾つかの案ごとに出して提起をして、これらに財政分担、あるいは役割分担できるかどうかということを、お互いきっちり話し合いましょうという経緯もあっての経緯でございますので、御理解はいただいていると思っております。

 ただ、そういう中で、もちろん必要な施設でありますので、広域での対応が必要だと3点目に御意見がありました。このことについては、上揚地区の皆様、大変大きな御理解をいただいております。また、御理解をいただく上では、担当課長、また担当課職員を軸として、再三再四地域にも足を運び、会合等でも、区長さん初めお世話役の方、大変お骨折りをいただいての御理解を得ていますので、それらのさまざまなことを経ながら、議員お尋ねになりました、行政と地区の皆さんとの信頼関係をつくっていくことについては努力をしていると認識をいたしておりますし、また、個別に私も代表の方との会合等も重ねておりまして、その都度、率直な御意見や御提案もいただいております。そういったことは、今後とも努めていきたいと思います。

 また、このことについては、単に域内の住民の皆様と行政のみならず、行政間、すなわち市町村の間での信頼関係ということも大切でございますので、さまざまな状況が各自治体にあり、県や国との連携もあります。その折に、予算のことや施策のことや準備等のことで整った段階で、例えば、それぞれに地域にお話をするとか、対外的にお話をするとかいうことに一般的にもなるわけですから、それらのタイミングや準備のことについては、信頼関係を大切にしながら当たっていきたいと考えております。

 そういったことも含めて、先ほど広域化につきましては関係機関等と調整に努めていきたいと申し上げたところでございますし、県とも意見交換等もさせていただいておりますので、御懸念のネットワークが切れているかどうかということについては、きちっとありますし、そういったことで今後、努力をしていきたいと思っております。



○議長(武冨健一君)

 石井順二郎君の質問は終わりました。

 残された中島慶子君の質問は午後行うこととし、暫時休憩します。なお、午後の再開は号令をもってお知らせします。

                午前11時58分 休憩

                午後2時30分 再開



○議長(武冨健一君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政一般に対する質問を行います。中島慶子君。



◆4番(中島慶子君) (登壇)

 4番議員の中島慶子でございます。通告書に従い、3項目7点の質問をいたします。

 市報「たく」5月号に、多久市制施行50周年を迎えるに当たっての市長のごあいさつの言葉とにこやかな笑顔がありました。文中の言葉ですけれども、論語にも50歳は「命知」の年とされております。新たな目標を目指し努力していくことが重要であり、財政難の時代においても改革をいとわず、未来創造に向けて、さらに努力をする所存ですと力強く決意をあらわしていらっしゃいました。市民の方々ともども大きな期待をいたすところでございます。

 では、1項目、未来へと走り続ける今後の多久市の活性化とまちづくりについてお尋ねいたします。

 1点目、今後の人口増対策はどのように考えていらっしゃいますか。

 ほかの市や町の合併劇が大きく報道されている昨今です。多久市は先ほどにもお話があっておりましたように、きょうの現段階までは市町村合併ストーリーはとらず、単独の路線を走るわけですよね。ほかの市や町は新しいまちづくりに英知を出し合っていらっしゃいます。

 平成15年度版多久市統計資料による人口と世帯数の推移は、市制施行当時で人口4万 5,627人、世帯 9,717世帯、石炭産業の衰退の結果もありましょうが、50年後の今日、2万 3,696名の人口で 7,690世帯とあります。半分になっております。言い古された言葉ですが、「数は力なり」と申します。人口増は市の大きな力、活性化につながると考えます。人口をふやす対策はどのように講じられるのか、質問をいたします。

 次に、2点目の地域おこしについてお尋ねいたします。

 「住みたい美しいまち多久」をビジョンに、すばらしいふるさと多久市の創造に、市民も一丸となって力を注ぎ込んでいくときだと思っております。歴史的なこと、文化的なもの、よそにはない負けないもの、たくさんあると思います。四季を通して交流人口増につながる、また、多久の元気度アップ、地域おこしにつながる取り組みなどどのようにお考えでしょうか、質問いたします。

 次に3点目、大きな木々に囲まれ、静かに悠久の昔の古き長き歴史を語りかける聖廟、国の宝、多久の宝、市民が誇れる宝物の一つです。ひっそりと静かさが一番似合っている建築物でありますが、多久の一押しの目玉商品でもあります。多久の力になっていただかなくてはなりません。御本人、当事者の多久聖廟も、かわいがっていただいている多久のためには、一肌も二肌も脱いでお役に立ちたいと願ってあると思います。

 聖廟周辺整備計画策定がなされ、19年度までに梶峰城文化財発掘調査、その後、城山散歩道路建設等の計画もあり、市も大変に力を注いでいただいておりますが、多久聖廟、鬼ノ鼻山、西渓公園エリアの多久の活性化につなげる活用方法はどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。

 続いて、2項目の放課後児童クラブの充実について。

 少子・高齢社会に加え、経済不況と相まって、極めて子育て中の保護者にとって受難の時代とも言えます。女性の就労率が上昇し、小学校低学年児童の母親の週5日以上のお勤め、就労が85%を超えている現状です。仕事と子育ての両立の困難に悩んでいる親さん支援と、家庭に戻るまでの子供たちが豊かに、健全に、指導員さん保護のもと、生き生きと過ごす環境づくりを子供たちのオアシスになることを願って、昨年の9月議会でも数点の質問をいたしました。なかよしクラブの電話設置など早急に改善していただいた点もあり、心を向けた対応だと大変ありがたく感じております。

 昨年9月の議会と再度の質問になりますが、市内七つの小学校のなかよしクラブの在籍児童増加に伴う、昨年が 299名、7月現在。ことし4月が 320名、毎年ふえ続けていく現状です。1点目の指導員さんの増員について、2点目の手狭な利用施設の充実について、特に大規模校の現状は子供たちにとって大変厳しいと見られます。どのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。

 続きまして、3項目、ごみ対策についての質問です。

 広域清掃センター建設計画が中止となり、現有地で現有施設の清掃センターを改造して利用する方向で、補正予算 1,250,000千円が計上されていましたが、 903,000千円で契約締結、近い将来の広域化を見据えての対策だと思いますが、約1年かけて改造と一部新設工事に入り、完成しての耐用年数は約15年ぐらいが基準と聞きます。

 ごみ処理事業について、3月議会で真島議員から質問が出ました。出された質問のキュー・アンド・エーですが、横尾市長就任から平成15年度までに要した費用は、お答えが、トータルですけど 3,425,530千円、さらに平成16年度から10年間に見込まれる推定費用、ごみに対する費用は30億円ぐらいかかるでしょう。ごみ減量の取り組みについてなど、市長や担当課長より詳細な説明、回答があり、真島議員とのやりとりがありました。

 ケーブルテレビを通して、議会のこの様子はお茶の間に届き、ごみを焼却するのに何十億という金額が使われている。簡単にごみとして出されたその集積物が市の財源を大きく食ってしまっている。税金で燃やしよっとねと関心を持っていただいたようです。人口は本当に減っているのに、ごみはふえ続けています。

 処理能力の高い30トンの新炉建設が進みますが、1点目、ごみ減量化につながる啓発と対策は強力に進めていく必要があると思います。どのようになされていますでしょうか。2点目、捨てればごみ、集めたら資源です。月1回の資源回収に色トレー、白色トレーに加えて色トレーの回収を加えていただけないでしょうかという質問を1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 中島議員の御質問にお答えをしていきます。

 まず、活性化とまちづくりについてお尋ねが幾つかございました。

 最初は、人口増対策ということでございました。人口につきましては、全国的に少子化の傾向がございますし、二千六、七年をピークに日本全体の人口も減っていくものと大方の予想がございます。多久市におきましても、多くの他の自治体とほぼ同じように、毎年わずかながら減少傾向があるところでございます。もちろん、都市部ではふえているところもございますけれども、そういった中、人口増の対策の難しさということも一面感じているところでもございます。かといって手をこまねいてばかりおられませんので、幾つかの対策、各種の対策をとっていかなければなりません。

 概要を申しますと、まず最初に、多久市には皆さんもごらんになってわかるように、幸い緑豊かな自然があり、また、御質問にもありました聖廟を初めとした文化的な財産もあります。この豊かな自然や歴史を後世に残しながら、美しく、また住みたいまちになるように取り組みを行うことにより選ばれるまちづくり、すなわちそれが人口増につなげていくようにしていかなければならないと思っております。

 まず、若い世代が結婚をして子供を産み育てる環境整備や教育などの子育ての環境整備を整えていくとともに、働く場の確保も必要であります。このため、県の中央部という利点を生かして、企業誘致にも鋭意取り組んでいるところです。

 また、多久市エンゼルプランを策定し、子供を持ちたい方々が安心して出産、育児ができ、21世紀を生きる子供たちが心身ともに健やかに活気に満ちた生活を送ることができる環境づくりに努めているところです。

 具体的には、放課後児童健全育成事業として平日の開設はもとより、夏休み、春休みなどの期間にも開催していますし、また、土曜日にも開設をするということを行うとともに、子育て支援センター事業を行い、若い子育て世代の育児に対して支援を行うなど、県内でも特色ある事業に取り組んでいるところでございます。

 また、教育の充実も大変重要で、子供の教育をするならここがいいと選ばれるような努力が必要であろうと思っております。

 また、通常の生活の中で考えますと、住みたい、また住みやすい環境整備ということも重要ですので、公共下水道事業を初めとした環境の整備や、また、幹線道路の整備、安全で快適な道づくりなどの公共工事も行い、生活基盤の整備にも努めております。

 また、定住対策としては、今後、市営住宅の建設を初めとした事業取り組みを検討もいたしておりますが、財政厳しい事情でありますので、市が直接経費を負担して事業を行うこともやや難しい面もございますので、遊休地を活用して民間の資源を活用した住宅政策ですとか、市内の宅地開発の可能な用地を民間活力で行うとかという方法が考えられます。このような取り組みを行いながら、多久市の人口増対策につなげていければと考えております。

 関連して、2点目に地域活性化についてお尋ねがありました。

 多久市の活性化とまちづくりを行う上で、地域おこしというお尋ねの視点は大変重要だと思っております。県内でも、例えば鹿島の「ガタリンピック」や七山村の「国際渓流滝登りinななやま」など全国的にも知られたイベントがありますし、また、伊万里市では最近、NPOを中心に「伊万里はちがめプラン」などが行われており、それぞれに地域の資源の活用をしながら活性化に取り組まれています。

 まちおこしの取り組みとしては、行政が中心となって行う方法と市民有志が集まり、主体的にいろんな意見や力を出し合い、企画、立案、実践をする方法があると考えられます。前者の行政が中心となって行う場合、イベント等を行う場合は実行委員会を立ち上げ、運営方法など協議を行っていく手法になりますが、どちらかというと行政が中心となって企画するために、民間の発想と比べ、やや奇抜さが少なかったりする面もあるのではないかと言われております。市民が企画、立案してイベント等を開催することになりますと、ある意味で自由濶達で、またこれまでと違った方法も可能になるのではないかと思います。もちろんこの場合、みずから考え、みずから動く市民の存在が重要であります。

 このように、行政が行う場合と市民の盛り上がりの中で行う方法では、イベントなどの内容や参加する方々の思い入れもまた違ったものになるかと思います。

 先ほど紹介しました県内の地域おこしの取り組みでは、地域住民が民間の発想で取り組まれた活動が主であり、年々盛んにもなっているようです。今後のまちおこしの取り組みは、市民が中心となって企画、実践していくような取り組みが重要ではないかと考えております。

 次に、関連して3点目で、多久聖廟並びに西渓公園周辺施設の有効活用で活性化をというお尋ねがありました。

 多久聖廟並びに西渓公園周辺には、議員も熟知されておりますように東原庠舎、聖廟展示館、休憩所、朋来庵、歴史の散歩道、お屋形広場、多久神社、八幡神社、また、西渓公園内には寒鶯亭――特別登録文化財ですし、また、先覚者資料館、郷土資料館、歴史民俗資料館などがございます。また、周辺には専称寺、西ノ原大明神など、さまざまな歴史的な施設も点在をいたしております。

 聖廟周辺は、四季折々の花々や木々の彩りなど豊かな自然に恵まれ、訪れた方々の心を和ませてくれる場所でもあると思います。聖廟、西渓公園周辺の施設は、それぞれ設立の目的に沿った形で役割を果たしておりますが、これらの施設を線で結び、観光客を回遊させるようなことや、あるいはリピーターの増加を図るという施策については十分な、また具体的な実施にはまだ至っていない面があります。

 このため、検討事項としましては、年間を通した各施設ごとの行事予定の調整を図りながら、施設の有効利用と連携をとり、聖廟周辺により長く滞在をしていただき、また、すばらしい環境に触れていただきたいと思っております。また、聖廟周辺の施設が一体的に経営管理、運営ができるような組織や体制についても検討していきたいと考えております。

 次に、活性化の方策ということでございますが、例えば、聖廟釈菜に合わせて、ウオークラリーや季節ごとのフラワーロードの整備なども検討することができますので、検討していきたいと思っております。

 現在の厳しい財政状況の中では、市のみでの取り組みというのは難しい面もございますが、逆に地域市民の方々、有志の方々と知恵を出し、力を出すことは、単に一つの行事を成功するのみならず、新たなまちづくりの起爆剤にもなると思いますので、努力をしていきたいと思っております。

 次に、大きな2点目で放課後児童クラブの充実について御質問がありました。幾つか細かい点がございましたので、それぞれお答えします。

 まず最初に、指導員の増員の件でございますが、なかよしクラブの指導員につきましては、平成15年度当初では13名でございましたが、県の緊急雇用創出基金事業等を活用することによりまして、昨年10月より指導員1名を増員いたしました。また、中部小学校なかよしクラブに、本年5月からはパートによる指導員を1名雇用して、増員しております。また、さらにことし7月からは、さらに1名の指導員を雇用すべく、この6月定例会に補正予算として計上し、御審議をお願いいたしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。7月時点での指導員数は順調にいきますと、16名となる予定でございます。

 次に、利用施設のことでございますが、現在は各小学校の、いわゆる空き教室を利用して運営をいたしておりますが、在籍児童の増加に伴いまして、御質問にもありましたように一部に教室の手狭さが感じられるようなところもあるようでございますが、今後も教室の有効活用、あるいは教育委員会、各学校との協力を得ながら運営をしていきたいと考えております。

 次に、3点目で環境対策のお尋ねがありました。ごみ減量化についての啓発対策はどうかということでございます。

 まず、減量化につながる啓発といたしまして、市報、ケーブルテレビ、ホームページ等を利用した啓発のほかに、小・中学生の場合は総合学習等がございますので、これらの機会をとらえて減量化、再資源化の必要性についてもお知らせをいたしております。けれども、市の媒体を利用しての啓発となりますと、ほかの関係課からのお知らせ等も多々あることもございますので、その機会が十分に図られたとは考えられないところもございます。今後は、限られた機会をより有効なものとするために、年間啓発計画などを定め、その実践に努めていきたいと思います。

 また、ハード面におきましては、平成14年度に分別収集計画を策定し、各町の公民館など6カ所で実施しております。その内容は、古紙などの資源物の拠点回収、家庭用生ごみ処理機購入費補助、あるいは資源物回収登録団体への補助、そして、市内 106カ所の各行政区公民館でのペットボトル、白色トレーの分別収集などでございまして、これらを関連させ、ごみ減量化を推進するための対策を実施しているところであります。

 次に、関連して、トレーの回収に色のついた着色トレーの回収を考えてもらえないかというお尋ねでございました。

 平成14年の6月より実施しております白色トレーの回収につきましては、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律――やや長いですが、いわゆる容器包装法でございます。この法律に基づき、白色の発泡スチロール製食品トレーとして回収をしております。高品質の再資源化、再商品化を図るということから見ますと、その他の色がついたものですとか、柄物のトレーを入れることはよくないといいますか、除去した方がいいということになりますし、再資源化、再商品化が大変困難になりますので、除去いたしております。

 色トレーにつきましては、県内一部の市町村におきまして、プラスチック製容器包装として扱い、各再商品化を実施されておるようでございますが、色トレーの分別収集を実施するためには、別に新たな保管場所を設置する必要もありましたり、また、白色のみの場合よりコスト的に再商品化経費がかかる面があると承っておりますので、費用対効果等を勘案いたしますと、現在のところでは現状の対応を実施しているというところでございます。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君。



◆4番(中島慶子君)

 御説明ありがとうございました。

 多久の本当に大きな課題の一つであります人口増対策、企業誘致ほか諸施策、詳しく御説明、お示しいただきました。「美しい住みたいまち多久」を念頭に、第3次多久市総合計画が作成されております。その施策が現在展開中だと思いますけれども、この時代の大変さの中で、事業所の数が減少している報告もあり、心配をしております。

 また、統計資料の中に、平成14年度の調査分なんですけど、出生が年間 192名、1.90日に1人、死亡――亡くなられる方が 283名、1.29日に1人、転入が 677件、0.54日に1人、転出が 857件、0.43日に1人とあります。元気が出る数じゃなく、寂しくなる数が多い結果なんですけれども、小さくしぼんでばかりはいられません。

 先ほど市長おっしゃいましたように、いろんな形で施策の中で元気が出る形をとっていただいております。県央の地であるこの多久ですね、7市の中心である最良の地の利を利用して、自然に恵まれ、緑が多く環境よく、文教の里である。本当にいいことばかり。そして、住んでいる人たちも人情豊かである、こういう多久市にさっきおっしゃいました民間活力を利用して、遊休地に住宅をとか市長おっしゃっていただいておりました。本当にそうだと思います。というのは、やはり数があって元気が出る、そういう形、活力が出てくるんだと思います。

 人づくり、子育ての里としては本当に最高のところと思います。交通アクセスのよさ、ほぼ60分ぐらいで広範囲の地域に、場所へ通勤ができるところなんですね。昼間の稼働人口も大切なんですが、本当に住宅施策を進めていただいて、定住人口増だと各種税金の収入増にもつながってくると思います。安らぎと子育て、それから本当に地価はある程度安いんじゃないかと思います。日本一子育てがしやすい、安らぎ、子育てしやすい地価の安いまち、日本一多久ということで、「住みたい美しいまち多久」ということでPRをじゃんじゃんしていただいて売り込みをかけていただきたいと思います。

 現在のメープルタウンが 139世帯で 512名の区なんですけど、そのような居住区を造成していただいて、子育て世帯、それから、転入なさって定住をしていただくというようなことが、とにかく多久の活性化につながるんではなかろうかという思いでおります。進めていっていただきたいと思っております。

 それから、2点目と3点目、地域おこしと聖廟周辺というのは似通ったところもありますので、一緒にさせていただきます。

 総合計画の巻末に、現在はこうである、10年後の多久はこのように予想されますと、人づくり、それから学び舎、緑、交流、産業、暮らしの充実、市役所改革、財政と8本の目標を「夢指標」として示されてあり、本当に大変興味を持って見ました。

 その中の交流指標に、観光客をふやす、現在が81万 2,000人、10年後は 100万人に。それから、交流施設を有効に使いますということで、結果が出ているのが東原庠舎の利用者ということで 7,440名、これを10年後に1万人にという指標が出ておりますけど、ここらあたりはまだまだふやせるところが、生かし方によってはふやすところができるんじゃないかと思って、そういう指標の目標を超えたいなというような思いで指標を見させていただきました。

 県央のまちの価値を生かすということですね。こちらから行きやすいところはあちらからも来やすい場所だと思うんです。多久市内いろんな地域の中での伝承芸能が埋もれているような形もあるし、掘り起こしをかけたら、本当にすごい目玉商品になるんじゃなかろうか。それから、集客力を、お客さんを呼び込む力にもなるんじゃなかろうかと思っております。そういう形で、ぜひよそにはない伝承芸能いろいろやっぱりあると思いますので、そういうふうな掘り起こしもかけていただき、目玉にしていただければいいんじゃないかなと思っております。

 それから、先ほど聖廟周辺のことを線で、点と点を線で結んでという計画を市長お話しいただきました。聖廟、西渓公園一帯は環境整備がいろいろ計画されて、本当に立派に変わってきております。そして、我が町はこのようにしたいというような希望を持った、さっきおっしゃっていました民間活力の流用っておかしいですけど、住民参加というんでしょうかね、そういうようなところで委員さんも、そういう意見を出す委員さんもそういうふうな会に入っていらっしゃるんでしょうか。そういう参加があって、何かの委員会、まちづくり委員会とかいう形の中で、そういうふうな市民参加を求められるなら、そういう意見の場をつくる、市民が出す場をつくっていただけるような会ができたらいいなと思っております。

 先ほどおっしゃっていました西渓公園は手入れが本当に行き届いて、春の新緑のころ、それから桜、ツツジ、秋のもみじ、本当にきれいなんです。私もお友達にはすごく自慢ができる場所なんですけれど、車いすが入りにくい場所だという声があります。今、共生の場所づくりでバリアフリーがベストだと思いますので、弱者対策というですか、環境づくり、そういうふうな環境づくりも配慮をしていただきまして、お願いをしたいと思います。

 そして、ほかにもやはり以前の建物であれば、そこに行き着くまでの場所に、いろんなところでそういうふうなバリアフリーじゃないところがあるかもわかりません。そういうふうなところを調査していただきまして、外部からおいでになったようなときには、いろんな形で楽しんでいただけるような場所づくりにしていただければと思っております。

 それから、放課後児童クラブの指導員さんの増員と部屋についてということで9月議会でもお願いをいたしまして、今、市長から指導員さんの増員をお聞きいたしました。それで、現在、私がなかよしクラブに出向いていろいろお話をしたときには、指導員さんは14名の数いらっしゃいました。そして、子供は本当にことしも昨年より児童が多く、もう本当に大変な状態でした。

 実情を細かく申しますと、私が出向きましたときには指導員さんが14名ですね。利用児童の人員と受け入れの子供さんの状態でいろいろ配置がされていらっしゃいます。指導員さんが欠勤されるときは補充に回るというシステムになっていまして、その補充に出られたところがまた大変な様子で、子供たちに心と目を向けるというのがなかなか大変じゃないかなという思いで見てまいりました。そして、小規模校は1名体制ですので、このような事件が本当に頻発に出ている状態の中では、思いもしないような突発的な緊急事態を想定したときに、安全確保は本当に大丈夫だろうかという、そういうような心配も持ちました。

 北部小学校が 111名、緑が丘小学校が65名の在籍児童なんですけど、その一教室に机も、宿題をする机、おやつを食べる机が入っており、1年生から3年生までの低学年の子供たち、とにかく元気に活発ににぎやかに動いています。本当に活動スペースが足らないのが実情です。もう窮屈状態なんですね。両校とも、隣は空き教室を特別教室に仕立ててあるようなんです。それで、北部小の方は何かのときには使っていいよと声をかけていただいておりますけれども、いろいろ置いてあったり、展示物があったりすると、子供の状態から見たら、壊しでもしたらと思っておりますというようなことを本当遠慮がちに言っていらっしゃいました。だから、毎日のことですので、本当にいい環境で子供たちが伸び伸びと過ごすことができますように願ってこういう願いを入れておりますので、いろいろ考えていただければと思っております。

 それから、ごみ減量のこともお願いをいたしました。本当にふえ続けるごみですね、21世紀は環境の世紀とも言われていろいろ力を入れてありますけれども、このごみ減量がなかなか往々にして進まないようなところもあるし、環境問題を考えるのは、本当に早くから意識を持っていった方がいいんじゃないかなという思いで啓発の言葉をちょっと、啓発活動はどうですかとかいうようなことを質問させていただきました。

 先ほどおっしゃいましたように、多久の方も資源回収が割ときちんとシステムができ、稼働しているようで、焼却ごみの分が年間 412.7トンの減量につながっているという報告をいただいて、大きい成果が出ているなって、すごいなっていう思いで聞かせていただいております。報道でも、各地のごみの焼却削減の取り組みなど、本当に毎日のように報道されている、やっぱり大変なことなんだなという思いでおります。

 徳島県の、これはちょっと新聞で見たんですけれども、徳島県の上勝町というんでしょうかね、昨年9月に、2020年を目標に焼却や埋め立て処分されるごみの排出をゼロに抑える「ゼロ・ウェイスト宣言」というのがあったんです。わっと思って見ていましたら、ごみになるものを使わない、断るということのリフューズですね。ごみ減量に努めるリデュース、減らすですね。物を繰り返し使う、再利用、リユース。資源を有効利用する、これリサイクルはよく今言われて、あちらこちらでこのリサイクルは進められておりますけれども、これを実践するということなんです。そして、国にごみ発生を抑制する法律の整備を求めるということと、企業にも意識改革を要請するとあり、本当にすごい力が入っている、かつ動きをかけられている、昨年の9月から2020年を目標ということですから10年以上、16年ぐらいかけての目標なんでしょうけども、すごい力が入っている報告があっておりました。

 そして、質問いたしました資源回収の色トレーというのは、本当に今見た目に美しくという、企業の方の、お店側のお客さんの購買力をそそるというようなところもあるんでしょうか、本当に色トレーがたくさん出回っております。そして、焼却ごみの中にも、見ていますと本当に色トレーがたくさん入っております。まず、これをどうにかせんといかんなというような思いもありましたし、そして、やっぱり主婦の方も、このトレーがどうにかならんですかね、燃やしてよかとですかねというようなところでの質問もありました。

 バグフィルターというのを使ってダイオキシンが出ない形の焼却炉にはなっているようですけど、まず、手前の方で削減というですか、少なくすることができ、それを燃やすのを減らして、今、業者引き取り、いわゆる販売先の企業責任のような、そういうようなところの動きがあって、市町村で、北方町はそうなんですけど、町の2カ所お店を指定されていて、そこに色トレーも一緒に回収をしていただいてて、排出者責任ということで業者引き取りをしていらっしゃるそうです。これは町の方から交渉に出向かれて、2カ所のそういう場所がつくってあるところもあります。

 そして、色トレーは小城町と、それから武雄市の方も回収が一緒にあっておりました。やっぱりこれは何というんですかね、白トレーと違って、色トレーは出ていく場所が違ってというところはありますけれども、色トレーの回収はあっているようです。

 ごみ減量の啓発もいろいろ市長出していただきました。家庭の中のお母さんと一緒に、子供たちが環境セミナーみたいなのを開かれた中で勉強するというようなこともいいんじゃないかなという思いでおります。とにかく環境への関心を高めて、美しいまちづくり、せっかく緑豊かで本当に美しいまちなんです。さらに美しいまちづくりにつなげていく方向づけができたらいいなという思いでおりますので、2回目の質問とさせていただきます。



○議長(武冨健一君)

 企画商工課長。



◎企画商工課長(石橋慎一君) (登壇)

 中島議員の御質問にお答えします。特に、住民参加のまちづくりという点でお答えしたいと思います。

 議員おっしゃいましたように、地区地区には伝統芸能、それぞれいろんな地域おこしを盛んにされているところがあると思います。多久でいえば 100幾つ――106カ所ですか、行政区がありますけれど、そういう活動を起こされているのところの支援をしていくような取り組みなんかもしていかないといけないのかなということで考えております。

 それから、地域づくりというか、まちづくりに住民参加がいかに行われるかということだったんですけれど、第3次総合計画、それから都市マスタープランも最近作成しておりますけれど、ワークショップというような方式で、今、されております。それで、地区地区に行政の方から出向いていきまして、市民の皆様の御意見とか、まちづくりに対する意欲、それから発想等を取り入れながら現在行っておりますので、そのあたりで市民の方のまちづくりに関する参加を現在取り入れて行っているということで御理解いただきたいと思っております。

 それから、市民大学につきましても現在行っております。市民大学につきましては地域づくりのリーダーの育成等も考慮に入れたところで、現在活動を行っていくような方策で行っておりますので、そちらの方でもだんだんそういう地域づくりのリーダーというのが芽生えていくのではないかということで考えております。

 それから、県の方も特にそういう地域おこしということに力を入れておられます。現在、佐賀県地域づくりネットワーク協議会というのがありますけれど、それには地域づくり団体、それから市町村、それから県が参加しているわけでございます。それで、多久の方からは孔子の里、それから商工会青年部、それから幡船の里の3団体が現在加入しているところでございます。これにつきましては、今後もそういう地域づくりの団体が数多くこういう協議会の方に参加できるような環境づくりをしていかないといけないのかなということで考えております。

 一つ、その助成支援事業といたしまして、地域づくりの活動部門なんかは1団体につき 500千円以内ということで、連続3カ年は可能ということで、そういう地域づくりを行っていく団体につきまして助成を行っていくような制度もあります。その中には、まちづくりの推進、学術文化・芸術の振興、それから環境の保全、それから地域安全活動等々17項目に及ぶ、そういうまちづくりに関する支援事業ということでも県の方も特に取り組んでおられることもありますので、そういうのも活用していったらいいのじゃないかなということで考えております。

 以上でございます。



○議長(武冨健一君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(市丸正文君) (登壇)

 御回答いたします。

 まず、放課後クラブの指導員の増員についてでございますが、先ほどの1回目の市長の回答の中でありましたように、平成15年度が14名でございます。

 それで、今年度、5月から1名パート増員、それから今、今議会に提案しております補正予算の中で1名増ということでしておりますので、何とか対応はできるんじゃないかなというふうに、私は期待しております。

 それから、利用施設の充実についてでございますが、小規模校が1名でお休みになった場合にどうかというような質問だったかと思いますが、小規模校につきましては、大規模校についてもですが、補助基準内で予算のやりくりといいますか、人員配置も含めてですが、予算の範囲内でやりくりをしておりますので、1名の配置はやむを得ないかなということで、人数を多く配置しております北部小、緑小等から欠員のときには応援に行っていただくというふうなことを今現在やっていますが、今後もそのようなことでやってもらいたいというふうに考えております。

 利用施設の充実では、確かに、別棟で建てた方が一番いいんでしょうけども、財政面からなかなか難しいということで、1回目の回答にありましたように、今後も教育委員会、それと学校と協議をしていきたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 生活環境課長。



◎生活環境課長(木島武彦君) (登壇)

 議員の御質問の中で、やっぱり近年のふえ続けるごみ、この減量化については、先ほどおっしゃいました3R、リデュース、リユース、リサイクルが必要じゃないかというふうなことで、徳島県上勝町ですか――のケースのこともお話しされたんですけども、ちょっと私、徳島県上勝町のことを勉強していなくてちょっとわかんないんですけども、昨年のたしか「ガバナンス」だったと思うんですが、これで、ある山村だったんですけどね、そこで、ごみゼロという形の中で同様の取り組みをされているというふうなことを紹介されておりました。

 ここにつきましては、この上勝町がどういう町か私知らないんですが、その町につきましては世帯数で10数戸ぐらいの世帯で、非常に小さなコンパクトなあれだったもんですから、そこら辺が非常に推進しやすいというケースの中でそういう取り組みをされておったというふうな紹介があっていたというふうに思っております。

 そういうような中で、じゃあ、ごみ対策についての啓発についてどうなのかというふうなことでございますけれども、先ほど市長の1回目の御回答の中にもございましたとおり、やっぱり市の媒体を利用してのいろんな啓発というものには確かに限界があろうかと思っております。たくさんの他課の中からやっぱりいろんな啓発、また、いろんなお知らせの事項もございます中で、非常に限定されているというふうなことございます。

 そういうことで、やはり、じゃあ限られた機会を有効に活用していくためには、例えば年に2回やるものは二月続けてやるとか、そういうような集中的な、やはり月間等を設けて啓発をしていくというのも一つの手段じゃないかなというふうなことも考え、御回答の中にありましたとおり、今後、啓発の計画等を立てながら進めていきたいという御回答になっていたというふうに思っておりますし、それともう1点は、やはり草の根と申しますか、地元でいろいろ活動されている女性部会の皆様とか、また消費者グループの皆様とか、いろんなやっぱり生活に密着したことを真剣に考えていこうという、いろんな団体の方がいらっしゃいます。やっぱりそういう方々のお力というものをこのリサイクルの中で発揮していただいて、地区ごとの、地区ぐるみの収集体制、地区ぐるみの回収体制というものをやはり浸透させていくというものもひとつ必要なことじゃないかなと思っております。

 ちょうどそういうことで、今回、今年度からですけれども、予算の中でも御説明申し上げましたとおり、従来、第1日曜日に資源物の回収ということで市の職員で対応いたしておりました、市内6カ所でですね、段ボールと新聞紙です。そこら辺の業務の委託につきまして、今年度から市の消費者グループの方にお願いいたしております。

 これどういうことかと申しますと、やはり団体の方がその業務を行われることによって、その業務の大切さということで地元におりていかれて、その運動を広げていただくというのも一つの目的と。もう一つは、やはりそのような団体の方が今後やはりどうしても、市もそうなんですけれども、一番厳しいのは運動の資金、活動の資金ですね。そういうものをどういう形の中でつくり出していこうかということも一つあろうかと思います。

 そういう組織の強化ということも兼ね合わせまして、ひとつ民間の方でできる仕事については、市のやっていた業務についても、アウトソーシングできるものはやっていこうという形の中で、今回、消費者グループの方の御理解を得て、そういう形でやってきたということでございます。そういうことで、やはり媒体そのものが限られれば、そのようないろんな団体の活動の一つの支援を行っていく、またそういう活動団体をふやしていくということも今後非常に必要なんじゃないかなというふうに思っております。

 それから、色トレーの件ですけども、色トレーの件につきましては議員御承知のとおり、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律によれば、特定容器としては、スチール、アルミ、ガラス、段ボール、紙、ポリエチレンテレフタレート製ですか、それにプラスチック製、その他というふうな形の中で、そういう資材を使って箱とか缶、カップ、皿、ケース、袋など多岐多様にわたっております。そういうようなものを全体一気にリサイクルを行うということの中においては、やはり今度、国としてのシステムの問題もあろうかと思っております。リサイクルを行い、再資源化を行っていって、その再資源化を行った商品を、じゃあ、グリーン商品としてどこまで普及させていくかということも需要と供給のバランスですので、そういうこともあろうかと思います。

 そういうことで、一応この法律の第8条では、3年ごと、5年を1期とする市町村分別収集計画を定めなさいとなっております。この分別収集計画につきましては、国が示した再資源化計画に準拠した形の中で策定をしていくと。その中でも、通達の中では、分別収集の対象地域等については部分的、段階的な導入も可能であり、地域の実情に即し、経済性、効率性に留意しつつ、分別収集量の拡大を図りたいというふうな通達もあっています。

 そういうことも受けて、一応、平成14年6月に多久市の計画を策定いたしております。平成14年から5年間の計画でございますけれども、来年度――3年ごとに見直しますので、来年度に一応見直さんばいかんという時期に来ているんですけども、その中でペットボトル、白色トレーの回収を開始したということでございます。

 この計画の中には、その色トレーにつきましては、今議員さんが御指摘のとおり、北方町では業者引き取り、企業責任、会社責任ということでやられておりますということもおっしゃっておりましたけれども、この法律の中にはっきりうたわれております。事業所がですね、製造事業所、またはそれを使用する事業所につきましては、年間それを消費した分について一定割合を再資源化しなければならないというふうなことで法でもうたわれております。その再資源化の方法については、みずから回収する方法と業者に委託してやる方法、それは数値の中に入れていいですよというふうな形になっております。

 そういう形で、一応、多久市の方では今ペットボトルと白色トレーしかやっていないわけでございますけれども、新たに始めた部分はですね。色トレーは除いていますけれども、これについては、まず三つの大きな問題があろうかと思っております。

 それは、市がやった場合につきましては、そういう回収したものを一定のものに圧縮して、それを保管する施設が必要ですということですね。その施設につきましては保管基準というのがございまして、10トン車が搭載できる量が貯留できるスペースがあるとか、そこに貯留できるのはプレス梱包商品であると。となれば、やっぱり市内になければ市外に求めるというふうな形もございますし、市外の中で、じゃあ、そういう施設があるかということもいろいろあろうかと思います。

 それから、もう一つは回収システムの問題ですね。だから、品目をふやすということは今でも問題になっているんですが、白色トレーと色トレーが混入されておれば、それは利用する用途が異なってくるわけですよ。だから、混入されておれば、もう商品化できないと。だから、それは仕分けせんばいかんというふうな形になってくるわけでございます。そういう問題もあって、またそれを仕分けした形で回収するとすれば、回収期日を変えるとか、あと、資材を調えるとか、それを調える一時保管する倉庫を今度建設せんばいかんとか、いろんな問題がございます。

 また、現在、分別収集、そういう形で白色トレー等もやらせていただいているんですけれども、一番当初ですね、当初は色トレー、また、汚れたままのトレーとか、ちょっと不純物がまじっている量が全体収集していたときの、平成14年の6月から回収していますけれども、10月から調査を行っております。そのときのデータでは50%ぐらいの量でございました、適正に合致しているのはですね。それが今現在、70%ぐらい。それでも30%ぐらい色トレーを含めながら、色トレー、また汚れたままで出されているとか、そういうような状況が続いておるということでございますので、一応やっぱり白色トレーを本当に資源化していくという過程の中では、まず市民の方々にそのことを御理解していただいて、一つ一つアイテムごとに解決をしていくということも一つの手段じゃないかなというふうに思っております。

 そういうことで、今市長がお答えしたとおり、当面は今の収集計画に基づいて、当面現行どおり行いたいというふうな回答になっておるわけでございますけれども、先ほど申しました事業所の義務ということもございます。そういうものも含めまして、それはほかに求められていますよということもございます。

 しかし、それを地元でですね、実際、私よく女房と一緒にアーガスに買い物に行くんですけれども、アーガスにはそういうペットボトルの収集等もございます。今、議員さんおっしゃるとおり、拠点回収でということであるならば、お買い物をどうせそちらでされるんですので、お買い物をされるときにそこを拠点として、そこに回収していただくというのも一つ念頭の中で御理解いただければな、御協力いただければなというふうに思っております。

 そういうことも含めて、今後、先ほどの議員のお話の中にありました、石井議員の御質問の中にありましたとおり、広域化というものの事業の取り組みは根幹の事業でございますので、その中では施設等々についても整備も可能でしょうから、その中ではやっぱり根幹的にその部分に、分別収集についても検討し、また、それの品目等もふやしていくということを想定されるんじゃないかなというふうに思っております。

 ちょっと長くなりましたけれども、申しわけございません。



○議長(武冨健一君)

 都市計画課長。



◎都市計画課長(成富廣行君) (登壇)

 都市計画課からお答えいたします。

 西渓公園の弱者対策のバリアフリーにつきましては、調査して検討したいと思っておりますので、早急に現地を調査するようにしたいと思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君。



◆4番(中島慶子君)

 ありがとうございます。本当に詳しく熱心に御説明いただきまして、見詰めながら聞いておりました。

 それから、都市計画課長、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 私、先ほど市長、御回答いただく中で、イベントですね、いわゆる郷土芸能の掘り起こしと、これイベントの話も出そうと思いながらこの台に立っておりましたら、ちょっと飛んでおりましたので、済みません、イベントをちょっとよろしいでしょうか。

 やっぱり地域おこしといえばイベントにつながるわけで、そのイベントというのはやっぱり地域の産物の売り込みの場と言えばおかしいですけれど、そういう形にもつながってくると思うんですね。おいでになったお客さんがイベントにたくさん来てくだされば、そこに出店がもし可能であれば、出ていれば、それが本当に売り込みの場、だから、それ産業につながると言うとおかしいですけど、それがまた地域の方の潤い、力になるんじゃないかなと思っております。

 そして、先ほど市長がおっしゃいましたように、鹿島地区のガタリンピックは本当にもう全国版になってすごいと思います。見ている人も、それからガタリンピックに応募した泥んこの人も、とにかく楽しんでいらっしゃいます。ああいうイベントは本当に地域の特性、特質を生かしたイベントでいいなと思っております。

 そして、何というんですかね、武雄の美味暮まんじゅう選手権というのを御存じでしょうか。あれも市の観光課の方と武雄町の観光青年部の方が、何もなかばってんが、金のかからんで何かされんやろうかということから、体一丁持ってくるぎさるっとのなかろうかというところで、そんなら競輪場に円ばかいておしくらまんじゅうばしようかということで、美味暮まんじゅう選手権が出発したみたいで、最初はルールをつくっての押し合いだったですけど、今は出てくる選手のコスチュームの点数を競ったりとかいう形で、本当に県外からのお客さんが多いそうです。力比べや必ず大きいから勝つじゃなくって、要領があったりとかして結構楽しんだイベントになっているようです。

 そういうふうな何か、財政難の折ですから、お金がかからんで多久の売り込みができるようなイベントをできないかなとかいう思いもありながら、2回目の質問のときにはそれがちょっと頭から飛んでおりました。

 そして、全市民が観光大使みたいな形で気持ち的に加わっていただいて、とにかく多久の売り込みをかけて活性化につなげる方にできていったらいいなと思いますし、旅行したとき、皆さんも経験があられると思いますけど、本当にお財布のひもは緩みますよね。だから、こちらに来ていただければ、お財布のひもがきっと緩むと思いますので、それが幾らか活力にはなるんじゃないかと思いますし、そして、せっかくの聖廟周辺のいろんな、歴史資料館があったり、寒鶯亭があったりとかいうんですけど、割と通りすがりと言えばおかしいですけど、通過点になってしまっているようなところもあるんじゃないかなと思うんですよ。だから、滞在時間が長くなるような、おいでになって、お客さんが聖廟を見て、いろんなところを見ながら本当に長くいてくださる。そしたら、観光を味わっていただくのと、それから、お食事どころでもつくっていただいて食を味わう、そういう形になれば、幾らか滞在時間が長くなるし、やはりお金も落ちる。地域の方は潤う、活力が出てくるというような回るというですか、そういうふうなことも必要じゃないかと思っております。

 市長がたくさんいろんなことのまちづくりにかかわっておいでになっていらっしゃいますので、いろんな形でそういうふうなアイデアをお出しいただいて、お願いをできればと思っております。

 それから、児童クラブの状況なんですけど、佐賀県内には 140カ所ぐらいの児童クラブがあって、 4,000人の子供たちが放課後、そこに家庭に帰るまでの時間を過ごしているようです。その中から28カ所にちょっと調べを入れてみました。その児童クラブの状況なんですが。

 さっき課長おっしゃいましたように別棟とおっしゃったですけど、別棟で建てていらっしゃるところは少ないんですね。ほとんどが小学校の空き教室を利用されています。公民館が4カ所、それから、児童館が1カ所という形で、別棟でつくってあるところは本当に体育館の横にあるということで、そこは恵まれた場所で、補助金で建てましたということなんですけど、ほとんどが小学校の空き教室の利用なんですね。

 そして、指導員さんは28校の中25校が12.38人、指導員1人に対して、子供たちが12.38人、だから13人ぐらいの形で見ていらっしゃるんですね。それで、23人、21人、20.2人というような形で、20名を1人で見ていらっしゃるというところも3カ所はありましたけれど、ほとんどがそういう形で目の届く形でお世話をなさっているようです。

 多久は、そういう形になれば 20.幾らで、割と圧倒的に多い形なんですね、お一人の指導員さんが見ていらっしゃる形はですね。笑顔でお母さん役として子供と触れ合って、本当によくしていらっしゃいますので、改善されて、1年生から3年生までの本当に大事な時期の成長期の子供さんにいい時間を過ごす場所は欲しいなと思います。

 と同時に、小学校を利用させていただいている中で教育現場のことですから、教育長がよろしいのかもわかりませんけれども、なかよし教室のお隣が割と空き教室で特別教室になっているんですけれども、そこを子供たちのなかよし教室に幾らか貸していただいて、お部屋スペースを広くしていただくというようなことはできないでしょうか。別棟を建ててくださいということは、とても今の時代、この財政の中では言えることではないと思いますので、そういうふうなところで譲り合いと言うとおかしいですけど、そういう形の充実を図れたらいいなというような思いでおります。

 それから、最後のごみなんですけれど、今、課長、本当に詳しく説明をいただきました。お話を聞きながら、納得は、ああそうだなということでわかりますけれど、本当に色トレーを業者が、拠点回収は市の方では無理だという、現在の時点では無理だという御回答と同時に、拠点回収じゃなく販売者責任というところでお店が引き取られて、また、会社が回収に来るというシステムをうまく利用されて、今、アーガスさんがそれをなさっていますけど、アーガスさん1店舗じゃなく、交渉をしていただいて、各地にそういうお店が1軒でもあれば、色トレーはそこにでもして、そこら辺も行政の方からのお話しぐあいじゃないかと思いますけれども、北方の方は町の方から御指導があってそういう形になさっているというようなところですので、住民サイドに立ったサービスというですか、そういうふうな手だてをつくっていただくのもサービスの一つにつながっていくんじゃないかなという思いでおります。そして、住んでいる人が安心して生活できる手だてをぜひお願いしたいと思います。

 以上、3回目の質問を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 御質問にお答えいたします。

 まず、2項目めで飛ばしたというイベントのことでございますけれども、地域の活性化ということでいろんなことがございます。実は、ガタリンピック生みの親の一人は私でございまして、そういう御縁があるんですが、要は新幹線も通らない、空港もない、高速道路もない、吉幾三の歌でいいますと、その後は「東京さ出ていくだ」になるんですけど、そうじゃなくて、何かせんばいかんやろうもんということで考えられたのが潟の上での行事、そしてガタリンピックになったわけですけど、当初はああいうふうに展開するとはだれも多分予想していなかったと思います。

 幸いだったのは、かかわった人たちがある意味でまじめ過ぎなかったこと、それと、かたく考えなかったこと、もちろんまじめに考えた方、かたく考えた方おられたと思いますが、突き抜けた部分があったことだと思いますね。それで楽しんだということじゃないでしょうか。そこが最初の 840千円ぐらいでスタートした第1回目ができたことがよかったことかなと思っています。

 その後もずっと縁がありますので、経緯をずっとフォローしておりますけれども、やはりポイントとなるのは中核の人が役所の人間じゃないってことです。殿様商売は下手だと一般的にも言われるように、民間活力というのは極めて大事だなということを感じます。もちろん役所の方も今ボランティアで入っておられますけれども、そういった取っかかりが大事だったかなと思います。

 ですから、同じようなことが、コピーするわけじゃありませんけど、ほかの地域でもイベントに関しては、佐賀弁で言うと、ひょうついて――調子に乗って楽しく勢いよくやろうということで事が始まったりしています。そういうことも大事にしたいと思います。

 あと歴史を振り返ると、いろんなお祭りは実は災害の後の活力、再興を記念して始まったお祭りがあったり、多久まつりもそうですけれども、閉山に負けない、再興しようということで先輩たちが思いつかれ、今まで歴史があるわけですが、そういったものも原点を思いながら努力をしていく必要があると思っております。

 また、武雄の例もありましたけど、ですから、何かアイデアを今後とも、私もそうですけど、みんなで出していったらいいなと思っています。

 また、全市民が観光大使、ぜひそうあってほしいなと。全市民がセールスマン、広報マンとして、よそに行ったら、佐賀県は何かあるねと言われたら、何もなかとは絶対に言わないと、多久があると言って話を始めてほしいなと思います。

 次に、滞在型になるようにということですけど、先ほど1回目でお答えしましたように、いろんなことを工夫しながらやれたらと思っています。

 あと、放課後児童クラブのことですが、調べますと、実はもともと多久市では、教育委員会が市の単独予算で受けて、留守家庭児童会として東部小、北部小、緑が丘小学校でもともと始まった経緯があります。これは放課後の子供たちの健全育成と教育ということであります。

 その後、平成5年から厚生省が補助金をつけまして、放課後児童対策事業というものが始まりました。このときにいわゆる文部科学省、今日の文部科学省の仕事から厚生労働省の仕事に移っているわけですけど、そのために、私の個人的な感覚からすれば、学校なのに学校じゃない事業をしていることになるわけですね。文部省の管轄外の仕事をしている。その辺で若干いろいろ打ち合わせをしたり、教室の手配をしたり、安全面の確保ですとか、難しい面もあったのかなと思いますけど、できれば今後は幼保一元化という視点もありますし、子供のためという視点もありますので、できたら国や県にも申し上げて、学校でやることは学校に主体的に責任を持って采配できるようにすることも検討していただくように意見を申し上げたいと思っています。

 隣の教室があいていれば、私は使ったがいいと思う方です。そこに備品があって壊すのが心配だというんだったら、壊さないような自覚を子供に持っていただくことと、お友達がつくって飾っているんだったら、壊さないように大事にしようという気持ちも大事な教育だと思いますし、そういうしつけもしていかなきゃいけないと思います。

 あと、ごみについては色トレー回収、先ほど言ったとおりなんですが、実は1キロ単位で換算しますと、色がついたトレーの方は有償、ともに有償で回収してもらっています。1キロで言うと20円ぐらい違うんですね。ですから、色トレーの方が実はコストがかかります。その際に余分な油とか汚れがついていると価値が下がります。色と白が一緒にまざると、多分リサイクルはほとんどできなくなりますので、逆に言うと、市民の方が厳密にきちんと洗浄しておかなければなりませんし、肉とか魚の肉や肉汁がついたものが混入しますと数日で腐敗しますので、衛生面もよくないということもありますから、本当に市民の意識と参画の協力、そして拠点をしていただくお店やその他施設の御協力と御理解ということが必要ですので、少し検討してみたいとも思います。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 先ほど名前が出ましたので、市長が大体答えていただきました。

 経緯については市長おっしゃったとおりで、そして、よく空き教室、空き教室と言われますけれども、実は、県なんかの報告には、これは空き教室は全然多久市の方はないという形なんです。

 例えば、西部小学校でこれつくらないといけないということでやったときに、古い公民館を使おうと。しかし、あれ離れているからと。そしたら、教室がないもんですから、実は図書室を切って半分パソコン関係を入れて、そして資料室に入っていただくという工夫をしております。

 それから、納所小学校の場合にはフルーツ公園がございますですね。あそこの施設もったいないなと。あそこでやったらどうですかと。しかし、学校からちょっと離れていて、いざ事故等といった場合に、ここはちょっと無理だというふうな判断をされて、同じような形で工夫をしていくと、教材室等をあけたんじゃないかと思います。

 それで、本当に北部小学校、緑が丘小学校、子供多いですもんね。あんなところにと。ちょうどおっしゃったとおりに、ただ、空き教室というのはないんだというのは、TTとか、それから少人数授業、そういうときに使うんですよ。それで、あいていたり使っていたりという形になるもんですから、そこで県等に報告するときには、空き教室は本当はないんだという形で、総合的な学習の時間は、これは教室からのけて、またそこに資料をたくさん置いてと。しかし、おっしゃっているように、指導員の先生と学校側とよく話し合いをしていただいて、できるだけ同じ学校の生徒ですから融通をしていただくという形で持っていけたらなと、こう思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君の質問は終わりました。

 次に、野中保圀君。



◆3番(野中保圀君) (登壇)

 野中保圀でございます。ただいま御指名いただきましたので、質問をさせていただきます。本日最後の質問となります。本日は大変長時間になりまして恐縮なんですけれども、私の質問、1問だけでございますので、おつき合いのほどをよろしくお願いいたします。

 多久市の学校教育は、「楽しく学ぶ「孔子の里」多久の実現に向かって、豊かな心を持ち、たくましく生きる児童生徒の育成を目指し、健やかに伸びる文教の子供」というスローガンのもと、三つの重点目標を立てて努力いただいております。

 すなわち、1、基礎学力の向上、2、心と体の教育の充実、3、21世紀における教育の創造ということであります。その中でも、基礎学力の向上を最重要課題の一つとしてとらえ、平成13年度より取り組んでおられることは、市長の強い要請もあったということですが、私も的を射た取り組みであると考えております。

 私は9月議会においても、この取り組みについて質問をいたしました。そこで、教育長の答弁では、基礎学力向上の取り組みを行ってきた成果として、個々に対応した指導の充実が図られるようになったこと、指導と評価の一体化、指導力の向上、また、小・中連携づくりがなされたことなどを挙げられ、基礎学力の向上ということで、非常に成果が上がっているとの説明をいただきました。また、今後、学校教育の三つの重点項目のうちの二つ、すなわち心と体の教育の充実、2、21世紀における教育の創造にも取り組んでいくとの回答をいただきました。

 3月議会での市長演告の中でも基礎学力向上について触れておられ、年2回の標準学力テストで平成15年度は平成14年度に比べ、 1.6ポイント向上したこと、中学生の学力も同程度向上したことが述べられております。また、高校入試についても言及され、中高一貫教育が始まるなど入試環境も変化しているが、さらに指導方法の改善を図り、学力向上と進路開拓の実力向上に努めていくということでありました。

 私は、昨年11月6日、東多久町の東部中、東部小、納所小、3校の基礎学力研究発表会にも参加させていただきました。子供たちは緊張した中にも自信を持ち、お客様にもきちんとあいさつをし、また、真剣に授業を受ける態度に、感動と同時にほっとした気持ちを感じました。また、先生方の熱意も感じることができました。その後もこの取り組みが継続されていること、子供たちの理解力、積極性、意欲が以前より増し、成果が上がっているということを学校より伺っており、私はこの取り組みを評価し、さらなる成果を期待するものでございます。

 本年3月は、この取り組みが開始され3年を経過した年であり、市内3中学での研究発表も一巡した年であります。すなわち開始されたときの中学1年生が高校入試の受験の年でございました。

 また、先に述べました市長演告の中でも高校入試に言及されておりますので、以下の2点について質問をいたします。

 1、成果はあらわれているのか(高校入試等)、また、どのように把握され、評価されているのか。評価されている結果を評価とあわせてお聞かせいただきたく、質問をいたします。

 2、どんな問題点があるのか、今後、どのように改善されていくのか。この取り組みは今後も継続されるということでございます。今までの反省といいますか、改善すべき問題点があれば、どのような点なのか教えていただきたく、質問をいたします。よろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 大変なエールを送っていただきまして、ありがとうございました。本当に学校現場そのものは一生懸命やっておりますけれども、必ずしもそこまでいっていない部分もあるかもしれません。今後ともよろしくお願いしたいと、こう思います。

 今、議員さんおっしゃいましたように、平成13年度からこの基礎学力向上ということに取り組んでまいりました。子供たち一人一人、また生徒たち一人一人に学ぶ楽しさを味わわせながら、その中で確かな学力の定着、向上ということを目当てにしながらと。ちょうど今期、今年度が4年目で第2期ということで位置づけをしております。前回の場合には基礎学力と、今回は確かな学力ということでの標題を掲げながらやっております。

 それで、高校入試そのものにつきましてはいろいろ波がございまして、ぽんとこう言えない。本当にこれが定着するのは、まだまだ時間がかかりそうだという気もしております。それで、そういうことを市長に話しよったら、それは今、この時点じゃないと困ると。子供はその時点、その時点だからという、そのこともよくわかります。

 そういうことで、小学校からきっちりとということで小学校、中学校とやっておりますけれども、今おっしゃったように、ある程度科学的なと申しますか、数値的にどう変わってきているかということを見たいということで、普通NRTという言葉で言っておりますが、全国標準診断的学力検査、それから、それを大体5月ごろやって、その後、学んだ後がどうなったかという、これにつきましてはCRT、これは観点別到達度学力検査ということで出しております。それから、生徒たちの取り組みの様子がどうなのかというのは、AAIというのがございまして、学習適応性検査というのがございます。そういうものを組み合わせながら、今、各学校で、15年度分については大体出るか、今整理されている段階でございます。

 これは小学校の一つの例で申しますと、13年度に、これは算数で申しますと、全校の平均が、見方はちょっとややこしいですけれども、全国平均が50というのに対して、50.3ということでとれております。13年度からすると、 3.1ポイントという伸びをしております。ということは、前少し低かったということでの切磋琢磨と。

 それから、高校入試に関しましてはなかなか出しにくい部分がございます。それでこれも、例えば高校いろいろありますけれども、それらの高校でこの3年間どういう変化をしてきたかと。受験者数とそれから合格数と。しかし、これも受験者が多かったり少なかったりと、それから何といいますか、推薦入学等もありますので、なかなか出しにくい部分もあります。そこで、これを生徒が第1志望の高校にどれだけ入学できたかということで申しますと、83%が第1志望校に入学ができたという、これも統計的にですね。それから、やっぱり成功しなかった子供たちに対しては、学校の方であとの進路指導的なことを個別に情報を提供するというふうな形で、今やってもらっております。

 それから、この取り組みの中でどんな問題点があったのかと、今後どう改善されていくのかということで、子供の側から見た場合には、これは学校の方も同じですけれども、基本的な生活習慣が身についている子供といない子供、例えば朝御飯を食べないで来るとか、いろんな問題があると思うんです。生活習慣がきちっと身についている子供の方が学力の定着率がいいということが、それぞれの学校、いろいろなデータの中で言えてきているようです。

 それから、もう一つは家庭学習。家庭における学習習慣がきちっとついている子供が、これはもちろんだと思いますけれども、そういう子供の方がついていない子供に比べたら、よりいいと。それから、基礎学力ということで、かなりこれに精力を使ってきましたので、計算力とか、漢字の書き取る力はかなり向上してきたけれども、考えること、話すことはまだ不得手の部分がいろいろあるんだということでございます。

 こういう問題点等の改善ということで、家庭とやっぱり連携をとっていくということが非常に大切じゃないかということで、基本的な生活習慣、それから学習習慣の定着を図ることが必要であると。それから、児童・生徒の実態に応じたきめ細やかな指導を充実していく必要があると。特に思考力、それから表現力、これは今日、非常に大切にされております。それで、こういうものにももっと力を入れていくべきじゃないかということで見ております。それぞれの算数ないしは国語の観点別でいろいろ出てきますので、そういう中から今のような思考力、表現力ということが出てきております。

 それで、教育委員会といたしましては、各学校と連携をとりながら、子供たちの確かな学力の向上ということで一緒にやっていこうとこう思っております。

 最後になりますけれども、議員おっしゃいました文教の里、これを一つの誇りに思う子供たち、そして、確かな学力の向上を基本に据えて教育環境づくりを展開して、よく言っておりますのが、目に見える形で学習というものを出していく必要があるんじゃないかということを言っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 野中保圀君。



◆3番(野中保圀君)

 御答弁ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。

 その前に、この質問書には市長にもということを書いておりましたけれども、御所見を一番最後に伺いたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 まず、入試結果を先ほど教育長の方から、83%が第1志望の方に入ったということを教えていただきましたけれども、これ大体平均倍率からいって、そのくらいになるのかなという感じがしております。ただし、学校によって少しばらつきがあるんじゃないかと。それは先ほども教育長の説明でもありましたように、その受験先の高校のいろんな変更と変化というものもある。それから、子供たちが大変迷っているというところもあるんじゃないかと思います。

 今現在、進路指導については各学校でされていると思うんですけれども、各学校ごとにされていると思うんですけれども、一般に教師と保護者、本人、いわゆる三者面談というところで指導がなされていると思うんですけれども、先ほど言いましたように近年、高校が変化しておりまして、学科の変更、それから中高一貫教育も始まると。それから、さらには高校の統廃合問題も出てきておりまして、受験生も大変迷う、資料が少ない、材料が少ない、判断に迷うという、選択が大変難しくなっている状況ではないかと思うんです。

 それで、市教委として何か指導をしていただいているのかどうか、情報を集めて各学校に流していただいているのか、また、市内の各中学校同士で情報を交換し、どのような格好でされているのか、その辺をちょっと伺いたいと思います。

 それともう一つ、入試結果もさることながら、その後、高校に進んだ子供たちがどのようにその後力をつけて、しっかり学んでいってくれるかということも大きな大事な問題ではないかと思うんです。今現在は、中学校を卒業したら、もうその後はほとんど接触がないんではないかと思っておりますけれども、これを、この多久の基礎学力向上運動の一環として追跡調査といいますか、そういうことは考えられないのか、ちょっと伺いたいと思います。

 特に、第1志望に行けなかった子供たち、これ、そのときの運不運もございますけれども、やっぱり本人にしても親にしてもかなり打撃を受けている面もあるんではないかと思います。その子供たちをしっかり支えていく何かシステム、多久なりの多久ならではのシステム、相談窓口みたいなのは中学校の方で受け皿として、中学校なりどこであれ、考えられないのか、考えておられるのか、あれば教えていただきたいと思います。

 これは、先ほど重点項目の一つで家庭学習の定着化といいますか、そういうことも教育長おっしゃいましたけれども、それにも関連すると思います。やはり子供の教育のためには家庭と学校の連携、協力がどうしても必要じゃないかと。これがしっかりできておれば、中学校を卒業してもまだまだ連携がとれていって、子供たちともしっかり話し合いができる、子供たちもそういう情報を得られるし、それから勇気づけられるということもありまして、何とか子供たちにも役に立つんではないかということを考えられますので、何とかそういうことを、今もシステムがあるようであれば教えていただきたいし、ないようであれば何とか考えられないのか、その辺を2回目の質問をさせていただきます。

 何しろ聞くところによりますと、高校中退がかなりの率で、私も率までは把握しておりませんけれども、だんだん増加していると。それも特に、やはり聞いておりますと、第1志望じゃないところに行った子供たちが中退のケースが多いということも聞いておりますので、その辺も何とか考えていただけないものだろうかという趣旨で質問をさせていただきます。

 2回目の質問は以上でございます。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 学校によってばらつきと、本当にばらつきがあります。そこがいつもというわけじゃなくして、ばらつきがございます。

 先ほど申されました進路を決めるというのは、その子供にとっては非常に大事なことでありまして、自分の適性がどこに向いているのかというのは非常に、それを知ることも大事だと思いますし、そのための勉強といいますか、それそのものは小学校ごろから、また高学年になってからと。中学校では進路指導の時間に、現在はかなり子供たちが直接その高校に行って写真を撮ってきたり、または話を聞いてきたり、または先輩に聞いたりと。それで、その発表的なものを掲示物にして張られてあったり、いろいろしております。

 それから、もう一つは体験入学で実際に行ってみてどうかという、そういう体験入学もやっておりますし、それから、先ほどそれぞれの子供たちがグループで調べに行って、あと発表会等ということで、そういうことと、もう一つは高校側からの情報を各中学校の方に流してくれていると。

 それで、以前と比べたら、以前はよく輪切りということで、成績順にぼんぼんぼんと切ってしまうというふうなことで、ある面から言ったら、そこまでその学校に、Aという学校に入学できるだけの実力がそのときにはなかったと。しかし、ぜひここに行きたいということで、次の年度に挑戦をするとかというのもやっぱりあるようでございます。

 それから、不幸にして失敗した子供についてと。これは3校ともそれぞれの形でやっていて、また先ほど申しましたように、個別に進学等についての情報提供を継続的にということで、それはどの程度かというのはちょっと私もよくつかんでおりませんけれども、そういうことでやっているということでございます。

 それから、追跡調査、これはぜひ必要だと、こう思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 野中保圀君。



◆3番(野中保圀君)

 2回目の御答弁ありがとうございました。追跡調査をこれから考えるということで大変必要なことではないかと思って、大変だろうけれども、しっかりやっていただきたいと要望をしておきます。

 ただ、一つだけちょっと、第1志望で失敗したというか、入れなかった子供たちのその後、第2志望のところに入るときには指導するという説明だったと思うんですけれども、私は特に、その子供たちを高校に入ってからも定期的に接触をするというか、相談にいつも来れるような窓口といいますか、そういうシステムがつくれないものかということを改めて伺いたいと思いますので、その辺、御回答をお願いいたします。

 何しろ市長が9月議会で述べられたように、基礎学力向上の取り組みというのはよそに先駆けた取り組みであり、内容的にも多久市がよそよりも一歩進んだ取り組みだと私は思っております。すなわち、多久市の子供たちにも今十分にプラスになるということと同時に、多久市をアピールできる一つの材料ではないか、一つのすぐれた材料ではないかと私は思っております。そういうことで、今後もこれから先、実践を重ねられて、より成果を上げていただくように指導方法の改善等の努力をしていただくように要望をいたすものでございます。

 3回目の質問は、先ほど一つ、教育長にお願いしました。もう一つは、これは最近の新聞報道にあります、県教委で小学1、2年のクラスに各市町村教育委員会の判断で少人数学級、またはチーム・ティーチングの選択が可能にできるようにするという方針が打ち出されておりまして、知事もこれに積極的な考えのようでございますので、もしかすると来年は小学1、2年生ですけれども、それが実現できるんじゃないかと、実現するんじゃないかと思っておりますけれども、そうなった場合、多久市としてはどちらの方を選択されるのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。少人数学級なのか複数担任制、どちらの方が多久にマッチするとお考えになっているのか伺いたいと思います。

 それと最後に、市長には御所見を伺いたいと思います。積極的にこの制度を推進されたという立場から、また、これから先受験をする子供を持つ親という立場から、両方の立場からこの制度、この取り組み、これから先どのようにお考えなのか、お考えを伺いたいと思いまして、3回目の質問を終わらせていただきます。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 最初の窓口の問題ですけれども、ちょっと私が述べたのが不十分だったと、こう思います。第1志望校に合格した者、そこに合格できなくて、第2志望のところに合格したところにいろいろ情報云々というふうなことでとらえていたんじゃないかと、こう思います。

 それで、窓口そのものは、正式にこれ何とかの窓口ばいということじゃなくして、子供たちが遊びに来るとか、こちらからどうしているかいというふうな形で、そういう形式ばったことじゃなくしてということで、担任の先生とか、または双方の学校の先生というのは、やっぱり行き先というのは非常に気になると思います。そういうことで、家に連絡をとり合ったり、また、遊びに来てみないかというふうなこと等でお互いに情報交換できていると。それをより積極的にということで言っていいんじゃないかなと思います。

 それから、先日、古川知事さんの方が言われた35人学級と、今、財源的なことでいろいろそれつくるためにという話を聞いております。それで、新聞等では教育委員会がどちらかに決めるということであれには書いてあったけれども、実は県の方から電話で、あれは新聞が間違いだというふうなことで、あれは学校がという形をしていると。そのことについては、さらにもう少し県教委の方も検討していくと。それで、私たちの方も35人学級、結局、数の問題が出てくると思うんですよ。それで36人の場合に、10何名、10何名が果たして効果があるのかという、そういう面と必要に応じて分けてTTでやっていくとかですね。まだそれについては、はっきりしたあれは出ていないと。それで、学校の実態に沿いながら、その辺は今後考えていかなければいけないんじゃないかと。まだこれは研究の余地がうんとあると思いますので、そういうことでしていただければと、こう思います。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 御質問にお答えいたします。全体、今のやりとりを通しての所感をということだったと思います。

 教育は極めて重要だと私思っております。そのこともありまして、市全体で基礎学力向上に多久は取り組んでほしいということを数年前から教育委員会に強く要請して、そのことで、今、議員御質問で引用されましたように、幾つかの取り組みが進んでいると認識をいたしております。

 よく私たちは未来をつくると言いますけども、未来をつくるのは結構大変です。例えば、2050年どんな未来があるかと考えますと、自分自身を見ると、私は40数歳年をとりますので、90半ばになっていると思います、もし生きていれば。そこまでいけるかどうかまだはっきりわかりません。

 でも、確実に言えることは、ことし生まれた赤ちゃんは恐らく四十五、六歳になっているということです。四十五、六歳ということはお子さんがいらっしゃるでしょうし、ひょっとしたら学校の先生かもしれませんし、地域のリーダーかもしれませんし、ひょっとしたらその中には、その先輩には市長さんや議員さんもいるかもしれません。

 ということは、未来をつくるということは、今の目の前にいる子供たちをどう育てていくかということが極めて大事だと思います。そのときに、子供たちは夢を持って今頑張ろうとしています。もしそのことが知・徳・体のどこかが欠けたことによってかなわないとしたら、こんなつらいことはないなと思います。

 特に学校は教育を教える場所ですので、基礎学力についてはきちっと教えていただきたいと、かねて思っています。そのことが不十分なために、先生、私、希望の学校に行けなかった、希望の職につけなかったとなったら、これも寂しいことですので、そうならないためにもぜひ力を尽くしてくださいと、新任の先生の赴任式や先生方との懇談の場で毎回申し上げています。特にこの一、二年、強調して言っているのは、次のようなことです。

 多久市は教育の学力を見ると、議員が御質問で引用された高校入試の成績ですとか平均値、県内の学力の検査の平均値からいくと、まあこの程度でしょうかと。まあ、その程度かなあと思って、そこで手を抜いてほしくないと。手を抜いたことによって全然伸びなくなると。先生方が真剣に、ぜひ指導していただきたいということをまずお願いをしています。

 そしてまた、子供たちにも期待をしています。それは、今の教育長の答えにもありましたけど、学ぶ習慣を身につけることはもちろんですけど、今、自分は将来の自分をつくるために頑張っているんだということを本当によく考えてもらいたいと思います。そのことがあってこそ、よく学び、よく遊び、よき友達ができて、いい先生に出会って未来がかなうと思いますので、そういう努力をぜひしてほしいし、必要以上に変に甘えないで、自分でやれるときは自分で頑張って、自分の花を咲かせてほしいなと思っています。

 そして、地域を見ますと、保護者の皆さんとそうでない地域の方がおられます。保護者の方は毎日毎日接して、熱い思いを子供さんたちに持っていらっしゃると思いますが、ぜひ宝の子供たちがその個性を伸ばせるように厳しくも温かい適切な御指導をして、先生たちと一緒になって、その教育に力をかしていただきたいと思っています。

 また、直接保護者でない地域の方々にお願いもしたいと思っているのは、いわゆる地域によるしつけとかもありますけれども、人として生きるには人と交わらないといけませんし、その地域の人がいつも温かく子供たちを見守ってくれたり、悪いことをしたら、こつんと叱られたり、しょげそうになったら励ましてくれるおじさんやおばさんやお兄さんやお姉さんが地域にいると、本当にこんなすばらしいことはないと思います。そういう地域をつくっていくことはとても大切だなと思っています。ですから、そういった意味で、みんなが力を合わせて、この基礎学力向上を一つのきっかけとして取り組めたらなと思っています。

 最後に、ちょっと長くなりましたが、一つだけ、私が模範としたい例が具体的にありますので、その一つですけれども御紹介をします。

 これは、長野県のある学校の例です。公立高校が近くにあって、幾つかの市町村から子供たちがそこに通っているところがあります。その公立高校に落ちた子供たちが行く学校がある日できました。最初、学校がありませんでしたので、私も詳しいことまでは調べていませんが、組合立です。ですから、複数の自治体がお金を出して一部事務組合をつくって、そこが学校をつくったわけです。最初は、いわゆる落ちこぼれというか、合格できなかった子供たちが行ったそうです。ところが、今や、地域で群を抜いた進学校に変わっています。

 進学校になれというのではありません。先生方が本気になって取り組む指導力や、子供たちも多分自覚をして頑張ろうと思ったことや、そして、親とか地域の人たちが本気になって頑張ったからそうなったと思いますけれども、この話を聞いて、ああ、模範としたいなと思いました。

 また、テレビを先日見ていたら、北海道の余市高校の例が出て、かのツッパリ先生が改心をしている姿がありました。一番感銘したのは、いろいろありましたけれども、一つはちょうど佐世保の悲惨な事件のようなことがありました。ある子が友達にメールか何かわかりませんが、大変ひどい言葉を吐いたと。そのことでもめたので、その送った子供を呼び出して、指導室で指導していました。声が外に聞こえていました。それを収録されていました。お互いに子供というか、生徒同士だけれども、言うのは自由だけど、その一言が人の心を傷つけると。二度とするなということをこんこんと言っておられました。ああ、深い愛情があるなあと思いました。痛みを知っている方だと思いました。

 そのドキュメントの中で、その先生はこういうことを言われました。「自分ははっきり言って、枠からはみ出していた」と。「ある日、気づいた」と。「何がきっかけですか」とアナウンサーが聞いたら、先生がこう言ってくれたそうです。「あなたは私の希望だ」と。希望だから頑張ってくれと、その一言で目からうろこが何枚も落ちて、ああ、自分も頑張らなきゃと思ったということを静かに語っておられました。

 きっとそういう出会いはいろんなところであると思います。ぜひそういった出会いとか、基本・基礎学力の向上に先生たちが取り組んでいただく姿から子供たちがぜひ輝いてほしいと思いながら、この基礎学力向上は、国がどんな施策を変えようと、どんなふうに変わろうと、私は多久の中でしっかりと求めていきたいし、私も努力をしていきたいと感じております。



○議長(武冨健一君)

 野中保圀君の質問は終わりました。

 残された市政一般に対する質問は14日行うこととし、本日はこれにて散会いたします。

                午後4時21分 散会