議事ロックス -地方議会議事録検索-


佐賀県 多久市

平成15年 9月 定例会 09月09日−03号




平成15年 9月 定例会 − 09月09日−03号









平成15年 9月 定例会



       平成15年9月9日
1.出席議員
   議 長  武 冨 健 一           11 番  田 中 英 行
   副議長  西 山 英 徳           12 番  山 口 正 信
   2 番  中 島 國 孝           13 番  角 田 一 彦
   3 番  野 中 保 圀           14 番  田 原   昇
   4 番  中 島 慶 子           15 番  山 口 龍 樹
   5 番  山 本 茂 雄           16 番  真 島 信 幸
   6 番  飯 守 康 洋           17 番  井 上   慧
   7 番  興 梠 多津子           18 番  石 井 順二郎
   8 番  古 賀 和 夫           19 番  大 塚 正 直
   10 番  中 原   鎭

2.欠席議員
   9 番  牛 島 和 廣

3.本会議に出席した事務局職員
   事 務 局 長  土 橋 哲 也
   次長兼議事係長  野 中 信 広
   書記       山 田 智 治

4.地方自治法第121条により出席した者
    市           長      横   尾   俊   彦
    助役                 古   賀   正   義
    収入役                田   中   勝   義
    教育長                尾   形   善 次 郎
    総務課長               藤   田   和   彦
    税務課長               森   山   真   塩
    財政課長               柴   田   藤   男
    市民課長               中   原   博   秋
    生活環境課長             木   島   武   彦
    農林課長               田   中       榮
    農業委員会事務局長          舩   山   正   秀
    建設課長               小   園   敏   則
    企画商工課長             牛   島   剛   勇
    都市計画課長             兼   行       進
    下水道課長              舩   津   忠   伸
    人権・同和対策課長          中   島   重   吉
    福祉健康課長             市   丸   正   文
    教育次長               松   下   伸   廣
    生涯学習課長             松   尾   紀 久 江
    会計課長               本   島   和   典
    水道課長               前   山       充
    市立病院事務長            渕   上   哲   也
    監査委員事務局長           樋   口   和   吉
    恵光園長               草   場   藤   夫

      ――――――――――――――――――――――――――――――
       議  事  日  程    9月9日(火)10時開議

 日程第1  市政一般に対する質問
      ――――――――――――――――――――――――――――――
          平成15年9月多久市議会定例会一般質問通告書

┌───┬──────────┬────────────────────────────────┐
│ 順番 │議員名       │質問要旨                            │
├───┼──────────┼────────────────────────────────┤
│   │          │ 1.福祉行政について(子育て支援)               │
│   │          │  (1) 多久市エンゼルプランが策定され、現在より充実さ      │
│   │          │   せる整備目標事業の放課後児童クラブについて         │
│   │          │   ?時間延長について                     │
│   │          │   ?指導員の増員について                   │
│   │          │   ?土曜日・夏休みの各学校での開設を             │
│   │          │   ?施設整備について                     │
│   │          │  (2) 病後児保育について                    │
│   │          │  (3) 厚生労働省の「子育て先進地」指定に名乗りをあ       │
│ 4  │  中 島 慶 子  │   げて、次世代育成支援の充実を図る考えはありませ       │
│   │          │   んか                            │
│   │          │                                │
│   │          │ 2.教育行政について                      │
│   │          │  (1) 学校内外で、子どもが犠牲になる凶悪事件が多発し      │
│   │          │   て心が痛みます。児童生徒への対応や指導はどの様に      │
│   │          │   なされていますか                      │
│   │          │  (2) 「子ども 110番の家」制度があります、その広がり      │
│   │          │   と地域で見守り育てる予防対策の取り組みについて       │
├───┼──────────┼────────────────────────────────┤
│   │          │ 1.市長の政治姿勢について                   │
│   │          │  (1) 多久市は市町村合併をするべきだと考えておられる      │
│   │          │   のか、又は無理にはしなくてよいと考えておられるの      │
│ 5  │  野 中 保 圀  │   か、又、現在の多久市のおかれている立場はどうなの      │
│   │          │   か                             │
│   │          │  (2) 当分、合併の可能性がない場合も財政的に耐えてや      │
│   │          │   っていける自信をお持ちかどうか               │
└───┴──────────┴────────────────────────────────┘

┌───┬──────────┬────────────────────────────────┐
│ 順番 │  議員名      │      質問要旨                       │
├───┼──────────┼────────────────────────────────┤
│   │          │  (3) 多久市内での1市5町による広域ごみ処理施設建設      │
│   │          │   計画は中止となり、結果として他の5町にも迷惑をか      │
│   │          │   けることになったのではないか                │
│   │          │    市長の感想と、今後のこの問題についての上記の町      │
│   │          │   との関係をどのように考えておられるか            │
│   │          │  (4) 多久まつりについては、市長は名誉会長という立場      │
│   │          │   ではあるが、開催場所も開催日も変わった今年度の多      │
│ 5  │  野 中 保 圀  │   久まつりを成功させる為に、どのようなアイデアを持      │
│   │          │   っておられるか                       │
│   │          │                                │
│   │          │ 2.学校教育について                      │
│   │          │   平成13年度から「基礎学力の向上」を最重要課題とし      │
│   │          │  て取り組まれているが、その成果をどのように見ておら      │
│   │          │  れるのか。又、今後の取り組みの継続を伺いたい         │
├───┼──────────┼────────────────────────────────┤
│   │          │ 1.恵光園に関する問題                     │
│   │          │  (1) 恵光園民営化の必要性について               │
│   │          │  (2) 恵光園の民営化検討の現状について             │
│ 6  │  井 上   慧  │  (3) 民営化についての問題点について              │
│   │          │                                │
│   │          │ 2.小中学校における政治教育について              │
│   │          │  (1) 政治教育の現状について                  │
├───┼──────────┼────────────────────────────────┤
│   │          │ 1.少子対策について                      │
│   │          │   次世代育成支援法の成立に伴い、市としての具体的な      │
│   │          │  取組みについて                        │
│   │          │   「日本で最も子育てしやすい街」を目標に市長自らと      │
│   │          │  りくむ考えはないか                      │
│   │          │                                │
│ 7  │  石 井 順二郎  │ 2.教育問題                          │
│   │          │  (1) 道徳教育の更なる推進について、具体的にどう取り      │
│   │          │   組まれるのか                        │
│   │          │  (2) 学習環境の整備と社会教育の充実とは具体的に示し      │
│   │          │   て欲しい                          │
│   │          │  (3) 幼、保、小、中、高の連携強化の目的目標とは何か      │
└───┴──────────┴────────────────────────────────┘

      ――――――――――――――――――――――――――――――
                 午前10時 開議






○議長(武冨健一君)

 おはようございます。ただいま出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。



△日程第1 市政一般に対する質問



○議長(武冨健一君)

 日程第1.市政一般に対する質問をきのうに引き続き行います。

 まず、中島慶子君。



◆4番(中島慶子君) (登壇)

 おはようございます。4番議員の中島慶子でございます。

 一般通告書に沿って2項目、9点の質問をさせていただきます。

 福祉行政について。放課後児童クラブ。放課後児童クラブとは、放課後共働きなどで保護者や大人が家にいない低学年の1年生から3年生までの児童を預かる学童保育のことで、始まりは1960年、東京や大阪の方で働く母親の間で必要に迫られ自主的に始められた経緯があります。歴史を重ねるうちに社会に求められるようになり、1998年には男女共同参画社会を推進する中で放課後児童健全育成事業という名称で法制化され、「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、健やかに育成する責任を負う。」と規定されています。

 現在、県内42市町村に開設され、その数は民間を含めて 127カ所にあります。多久市もなかよしクラブの名称で市内全小学校7カ所に、指導員さん保護のもとに、平日は授業終了後から5時まで、春休み8時半から5時まで、夏休み8時半から5時まで、これは北部小学校児童館で開設されております。また、試行的に土曜日は8時半から12時まで北部小学校で開設されております。現在 299名児童が利用し、年々ふえ続けている状態です。

 母親の就労状況を見ますと、小学校低学年児童の母親80%が働いており、勤務日数も週5日以上が85%を超えております。核家族化が進む中で、仕事と子育ての両立の困難に多数の母親が悩んでおります。また、就労形態の多様化や通勤時間に対応するために、現在の時間よりなかよしクラブの時間延長や土曜日や夏休みも各学校、地元でのクラブ開設を望む声があります。エンゼルプラン整備目標に上げられていたように、充実させます、開設しますの方向で進められていますか、お尋ねいたします。

 また、施設が手狭との声があり、まず現状、現場を知ることが大事だと、自分の目で見てみようと5月から8月まで、雨季のとき、五月晴れのとき、市内7カ所の全小学校のなかよしクラブに足を運んでみました。また、夏休み開設の北部小と児童館へも足を運んでみました。児童クラブの実施場所は学校の空き教室を主として設置されておりますが、手狭な施設もありました。緑小なかよしクラブは、平成12年42名で、13年55名、14年68名、15年70名と年々多くなる現状です。一番動き回る年齢の低学年児童には活動スペースが足らないのではと思われました。一教室に机も入って詰め込まれ過ぎの状況のようでした。2階になかよしクラブの教室があり、1階が管理棟になっていて、指導員の先生も大変気を使っていらっしゃるようでした。夏休み開設の児童館も77名と同じ状況のように見受けられました。平日の北部小なかよしクラブも94名と同じ手狭の状態です。これ以上児童が増加の場合、どのように対応されるお考えなのでしょうか。また、小規模校には指導員さんが1人体制ですが、もし突発的な緊急事態が起こった場合には児童の安全確保にどのように対応されるのでしょうか。心配になりました。各なかよしクラブの部屋に電話設置もぜひ必要じゃないかと思いました。指導員さんの増員について、また、施設整備についてどのようにお考えなのか、質問いたします。

 次に、病後児保育について。

 子育てと仕事の両立支援の推進策として、病気回復期、安静期にある子供を一時的に預ける病後児保育施設の必要性が言われています。9月1日の西日本新聞報道や市報「多久」にも詳しくお知らせが載せてありましたが、佐賀市に新しく、昨日ですね、施設がオープンいたしました。2カ所になりました。13年6月開始の本庄町、香月医院の「かるがものへや」、それから、昨日オープンの高木瀬町、橋野こどもクリニックの「ぞうさん保育室」、いずれも定員4名、通所型の利用となり、個人病院にての開設となっております。13年6月スタートのかるがものへやの14年度利用者は 366名となっております。「回復期とはいっても、遠いし、体が弱っているし、利用を控えました」との声も聞かれておりましたが、多久市からは6名の利用者があっておりました。企業がリストラを進める中、長期にわたる休みがとれる職場は少なく、休みづらく、乳幼児を抱えた母親、父親を援護する施設として必要だと思います。就学前の子供と乳幼児支援対策として多久市に開設されるお考えはありませんか、お尋ねいたします。

 次は、厚生労働省子育て先進地指定について。

 これは昨日の山本議員の質問と重なりますが、8月18日の新聞に、厚生労働省は、「日本で最も子育てしやすい街」を目指して総合的に子育て支援策に取り組む自治体を国が全国で50市町村を指定し、モデル事業を2004年度に実施する。助成金や今までの事業の補助金も優先的に配分する。全分野を推進する意欲ある市町村を募集すると報じられていました。

 多久で生まれ育ち、このふるさと多久で3人の子育てをしてきました私は、日本で最も子育てしやすいまちは多久以外にないと実感しております。県央の地である多久、7市の中心である最良の地の利や、自然に恵まれ、緑多く、環境よく、文教の里である、住んでいる人たちの人情は大変に豊かです。一番大切な心をはぐくむ子育て環境は最良のところであると考えます。子育て先進地指定に、まだ現段階では国、県の全容がはっきり見えていないようですが、名乗りを上げ、少子化対策、次世代育成支援の充実を図るお考えはありませんか、お尋ねいたします。

 次に、2項目めの質問に入らせていただきます。

 教育行政について。

 1点目、学校内外で子供が犠牲になる凶悪事件が多発して心が痛みます。一番安全な場所のはずの学校で突然に起きた悲劇、2年前になりますが、まだ記憶に新しい大阪池田小学校で児童8名がとうとい命を奪われました。校内児童殺傷事件、中学生による長崎幼児虐殺事件、いじめがエスカレートし、同級生を集団で殺し、埋めてしまった沖縄の事件など、衝撃的な痛ましい事件が起こってしまいました。起きると原因探しに躍起になってしまいますが、遠くのことと思わず、我が身に置きかえ、教訓として可能な限りの安全管理対策が講じられていることと思いますが、地域の方々の、「どがんやろうか、うちの学校は大丈夫やろうね、何か起こってからは取り返しのつかんけんね」との声がありました。児童・生徒への対応や危機指導、安全指導はどのようになされていますか、お尋ねいたします。

 次に2点目、子供がかかわる事件、事故が起こるたびに、学校や家庭だけでなく、地域全体で子供を見守る必要性が指摘されます。多久署生活安全課のお話によりますと、子供たち――義務制の子供たちなんですが、通学やクラブ帰りの登下校時に受けた迷惑事例は、被害者が届け出た分ですね、14年度8件、不審者による声かけやわいせつ行為などが上げられているようです。車に引き込まれそうになった事例もあるとのことでした。プライバシー問題で届けのない場合もありますとのことでしたが、やはり危険な目に遭遇しております。市教育委員会より市内全児童 1,389名への防犯ブザーの貸与があって常に携帯していると思います。子ども 110番の家制度があり、校区の通学路に沿って市内 400戸に委嘱され、いざというときの対応をお願いされておりますが、その制度の広がりを願っていますし、地域での予防対策に向けての取り組みはどのようになされていますでしょうか、お尋ねいたします。子供たちを守り育てるには大勢の大人たちの見守る目が必要なのではと考えます。

 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。御回答よろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 では、中島議員の御質問にお答えをしてまいります。

 大きく2項目いただき、福祉行政と教育行政についてでございましたが、後段の教育行政につきましては、所管していただいています教育委員会の方より回答させていただきたいと思います。

 では、福祉行政(子育て支援)等についてお答えをしていきたいと思います。

 まず、現在の放課後児童クラブについてのお尋ねがございました。

 時間延長につきましては、現在17時までの開所となっておりますけれども、18時を超えて開所ができるようにという意味で、教育委員会並びに各学校と協議検討していかなければならないと思いますので、そのように対応したいと思います。

 また、指導員の増員につきましては、県の緊急雇用創出基本基金事業というものがございまして、これを活用することによりまして、10月から1名の指導員の雇用をすべく本9月定例会に予算を計上しておりますので、御審議をいただきたいと思っております。

 また、土曜日、夏休みの各学校での開設につきましては、本年4月より北部小学校で土曜日の開所を実施しておりますし、また、北部小学校を除くほかの小学校につきましては、学校管理上の問題や費用対効果等の問題等がございまして、土曜日や夏休みの各学校での実施時には現在至っておりませんが、これも冒頭に言いましたように、検討していきたいというふうに思っております。

 また、施設整備についてお尋ねがございましたが、現在の厳しい財政事情の中では新たな施設をつくるということは困難な面もありますので、引き続き教育委員会、あるいは学校等の協力を得ながら空き教室を利用した実施ということを基本に考えていきたいというふうに思っております。

 次に、病後児保育についてのお尋ねでありますが、病後児保育につきましては、議員もお尋ねの中で引用されましたように、18市町村、すなわち佐賀市、多久市、佐賀郡、小城郡、神埼郡で構成します中部広域圏の中において、平成13年6月1日から佐賀市南部に「かるがもの部屋」として香月医院に併設をされて実施されております。対象者としては、病気回復期にあります保育園や幼稚園などに通園をしている乳幼児の方(生後2カ月から就学前の児童の方々)で、自宅でお世話をすることが困難な場合となっております。利用するに当たりましては、事前に利用したい旨のことを施設に登録して御利用いただく必要がございます。

 多久市におきます利用状況といたしましては、これも引用されましたが、平成14年度で見てみますと、登録された方が2名、利用者延べ6名ということ、これは複数回利用されたということでありますし、多久市の負担金は42,514円となっております。また、15年度につきましては、8月末現在で見ますと、登録されている方が3名、利用者が延べ7名となっております。また、平成15年度につきましては、利用者の利便をより一層図るために、先ほども引用されましたし、新聞にも出ておりましたが、佐賀市北部に「ぞうさん保育室」として新たに橋野こどもクリニックに併設をして、9月8日にオープンされたところであります。このように、広域で今のところ対応しているという状況を御理解いただきたいと思います。

 また、本制度の周知につきましては、福祉健康課内にパンフレットを常備するとともに、市内の保育所12館や、あるいは幼稚園2園、それぞれに配布をしておるところであります。

 また、2カ所目の施設が、先ほども言いましたように、新オープンされましたので、これも9月市報で掲載をし、情報を提供いたしているところでございます

 このことに対する独自の対応をという趣旨でのお尋ねでありますが、関係機関等々も協議をする必要等もありますし、広域での対応を現在しておりますことも検討する必要がありますので、まず現状を調査したいというふうに考えます。

 次に、福祉の3点目で、子育て先進地についてのお尋ねがございました。

 昨日も他の議員の方からの御質問にお答えいたしましたように、このことについて名乗りを上げたらどうかということでございますが、意義としては大変私も十分に理解しているところですが、昨日もお答えしましたように、厚生労働省からの詳細な基準等がまだ示されておりませんので、このことを早急に、先方が発表されましたら入手をして、補助基準や事業対象範囲等、詳細を調べ、その後対応について検討していきたいと考えております。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 2点についての質問があったと、こう思います。質問の順に従ってお答えしていきたいと、こう思います。

 議員おっしゃっているように、いろいろな事件が起こりまして、本当に心の痛む思いとおっしゃいましたが、まさにそのとおりじゃないかと、こう思っております。少し長くなりますけれども、多久市、私たちがとっている実態について申し上げたいと、こう思います。

 長崎県、それから沖縄県での事件、また、佐賀県内におきましても声かけ事案、それから、唐津市ではナイフによる殺傷事件等も起きております。おっしゃいましたように、多久市の場合には、平成14年4月1日から平成15年6月まで、私たちのとらえているところでは声かけ事案が12件ほど起こっております。まさに対岸の火事ではなく、私たち自身も気を引き締めて取りかからなければならないと、こう思っております。

 具体的な取り組みとしては、次の3点、そしてまた、その他のことについて申し上げたいと、こう思います。

 第1点目は、多久市児童・生徒指導委員会を設置しております。この委員会は、各町区長会代表及び学校や警察関係者によって平成14年度に設立をいたしました。関係機関の連携強化を図りながら、毎月第3の特定日に児童・生徒への巡回指導、それから、危険個所の点検を実施しております。

 第2点目は、校務支援ネットワーク等の活用です。緊急連絡網の活用ですけれども、声かけ事案等の緊急時に素早く対応できるようにということでやっております。

 第3点といたしましては、これは小・中学校だけじゃなくして、保育園、幼稚園等にも、事件等があったときにこちらの方から知らせるということで、そういう情報交換を実施するように心がけております。また、平成9年度より、御指摘のように、子ども 110番の家の設置、平成13年度より実施の防犯ブザーの貸与等も具体的な対策の一つとして取り上げることができるんじゃないかと、こう思っております。

 各学校では、事件等に巻き込まれないように、学級指導の時間、それから朝の会、帰りの会における担任による指導、また、全校朝会、全校集会で生徒指導担当による指導、また、機会をとらえ、いろいろな場をもって児童・生徒への周知徹底を図っていっているつもりです。また、学校への不審者侵入を想定した訓練を実施したり、危機管理マニュアルを作成したりして、緊急時に対応できる体制づくりを心がけております。さらに、保護者に対しても幅広い広報活動や危険個所の周知を実施しております。中部小学校の例で申し上げますと、登下校時の留意点、それから、放課後や休業日の遊びについて、また、子ども 110番の家の確認、防犯ブザーの携帯、不審者への対応の仕方など具体的な内容を保護者に示し、綿密な連携が図られるようにしております。

 今後とも児童・生徒が痛ましい事案に巻き込まれることがないように、あらゆる手だてをとりながら、また、地域の方々、保護者の方々の協力を得ながらやっていきたいと、こう思っております。

 2点目の子ども 110番の家の制度につきましては、この制度は、先ほども申しましたように、平成9年度にできたもので、多久市防犯協会、それから多久市教育委員会、それから多久警察署、それから多久市育友会連合会が中心になって制定をされました。

 趣旨を御理解いただきまして、いろいろな御協力を得ておりますけれども、 110番の家そのものは、当時市全体で 290軒ほどありました。現在も見直しを行っておりますが、その制度を継続していっております。

 例えば、中部小学校では当初28軒の協力を仰いでいました。平成14年度には55軒、そして、現在は73軒の御家庭に協力をいただいております。増加の原因としては、保護者や育友会評議員さんの御協力や区長会での呼びかけによるものが大きいと、こう言えると思います。ただ、中部小学校の場合にはこのように伸びておりますけれども、また、学校によっては余り伸びていないと、いろいろな事情があるようでございます。

  110番の家の制度のみならず、子ども 110番の車の制度の導入も中部小学校校区では検討されているようです。これは駐在所の方の発案ということで聞いておりますけれども、とにかく地域で子供を見守り育てると、そういう取り組みが広がっているということで、大変ありがたく感じております。

 さらに、子ども 110番の家の表紙シール、小さいと、こう言われておりますけれども、周りから見やすくするように旗にすること、または子供たちが防犯ブザーを常時携帯していることを示す掲示板といいますか、そういうふうなものについての要望等もあっておりますし、教育委員会としても検討を重ねているところです。

 中央中学校校区では 110番の家の制度のみならず、各学校の父親部会の呼びかけにより定期的に町内巡回を行ったり、ポスターを掲示して地域に不審者の出没について注意を促したりしておられます。ポスター等につきましては、見られた方もおいでだと思いますけれども、中多久駅のところとか、ほか7カ所程度掲示してもらっているということで、先日育友会長さんと話しておりますと、非常に効果があるというふうなことでございました。非常に具体的に書いてあるということです。

 関係機関との連携として、特に警察との連携では、例えば、声かけ事案などが発生した場合には、周辺のパトロールを強化していただく、また、警察機関としては、街頭犯罪等抑止総合対策というものがあるそうでございますけれども、その一環として郵便局に安全安心サポーターを依頼し、不審なこと、不審者を見かけたときなど警察に連絡するよう要請したりするなど、いろいろな方法から児童・生徒を見守り育てていっております。

 さきに申しましたが、児童・生徒が悲惨な事件に巻き込まれないように 110番の家への情報交換を初めとして、あらゆる機会をとらえ、広報、巡回などの取り組みをさらに拡充していきたいと、こう考えております。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君。



◆4番(中島慶子君)

 御回答ありがとうございました。2回目の質問に入ります。

 休みの日の学校施設の利用となると、防犯、管理面、人件費、ほか経費増など多くの問題があるのでしょうが、先日、7月10日付の新聞に「中学生にも学童保育を」と母親の訴えがあり、7月23日付の新聞には「夏休み中の中学生学童保育始まる」とスピード解決していました。福岡県筑紫野市が学校を開放し、指導員はボランティアでスタートしたようです。ぜひ我が多久市もスピード解決をと願っております。よろしくお願いいたします。

 次に、指導員増員の件ですが、市長申してくださいましたように、1名の増員がかないそうです。ありがとうございます。また、地域ぐるみで子育てを実現するという点を考えると、「ただいま」となかよしクラブに児童が帰ってきます。「お帰りなさい」と迎える指導員さん、笑顔で迎えてくださいます。それと同時に、ボランティアを公募していただいて、元気なおじいちゃんおばあちゃんの指導員さんですね、遊びの知恵、子育ての知恵、また、心をつくるぬくもりの知恵ですね、ぬくもりのあるクラブにと思ったりもいたします。何度となくこの4カ月の間、児童クラブに足を運びまして、そういうふうに感じました。お母さん的な指導員さんの増員も必要なんですけれども、おじいちゃんおばあちゃん、家庭のぬくもりをそこにできたらいいなというような思いがいたしました。ぜひ御一考していただきたいと思っております。

 また、そのような指導員さんが各校区のなかよしクラブに1名常時いてくださるような形の体制をよろしくお願い申し上げます。

 それから、施設設備の件ですが、子供は元気なときばかりでなくって、体調が悪い子供もおりました。やっぱり活動スペースが少ないと、そこに横になるということがなかなか子供自体ができないように見受けられました。そういうスペースもぜひ必要だと思っております。手狭な施設の施設整備の充実の早い改善をお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 それから、病後児保育についてなんですけど、18市町村広域事業として我が多久市も加入していただいており、利用できます。が、多久市には公的病院である市立病院があります。市立病院の一室を確保して開設できないものかと考えておりますが。「多久市立病院には小児科医確保が大変難しく、現時点では開設は難しい」との6月議会での市長の答弁があっておりました。この病後児保育室は法的には内科医院で開設可能なのです。このケースは全国でも多いとのことです。県内では嬉野町の内科医院の樋口医院で、平成12年10月、定員2名で開設されております。利用料金はかるがものへやと同額の2千円、お食事代が入って 500円、年間通して利用があります。また、「冬の風邪がはやる時期には多いですね」という病院のコメントがありました。ぜひ公的病院、市立病院を市民の福祉の充実の一翼を担っていただければと思います。

 さて、子育て先進地なんですが、まだ大きな概要が見えない形なんですけれども、厚生労働省の2003年6月5日発表の14年度人口動態統計によると、結婚件数は75万 7,331組、前年より約4万組減少、初婚年齢は夫29.1歳、妻27.4歳で、前年より夫 0.1歳、妻 0.2歳高くなっております。離婚件数は28万 9,838組、前年より 4,000組の増加、合計特殊出生率、1人の女性が生涯に生む子供の数は、全国で1.32、新聞で公表されております。佐賀県は1.56、我が多久市は 1.5、平成14年の分です。母親の晩婚と晩産化――出産が遅いことで、出生数が大きく減少し、少子化が急速に進んでいます。

 日本一子育てしやすいまちのキャッチフレーズで、交通アクセスのよさ、ほぼ60分、1時間ぐらいで広範囲への通勤可能なところで、子育て世帯、共働き世帯を呼び込み、よそからの転入や定住促進をし、定住化を進める。人口増加につなげるよう進めてほしいなという思いがあります。数は力なりと申します。多久のあすを担う柱となる、土台となる元気な子供たちの声が多久市全体にふえ、活気あふれる多久になることを皆望んでいます。思い切った御決断をしていただきまして、大枠がわかった時点では取り組みに力を入れて大きな多久市の目玉にしてほしいと思います。

 教育行政の質問に入ります。

 今、教育長御答弁いただきましたような形をケーブルテレビを通して見たり聞いたりする住民の方はすごく安心できたんじゃないかと思います。たくさんの不安の声があり、こういう質問をさせていただきました。

 防犯と開かれた学校、どのように両立させるか難しい問題ですが、地域と学校を緊密にし、皆様方によく知っていただく、理解をしていただくことが、今回のように、「どうですか、学校は大丈夫ですか」と関心を持っていただくことが一番の安全策につながるのではないかと考えております。大いにたくさんの情報を出していただいて、知っていただく手だてをとっていただきたいと思います。また、校務支援ネットワークや多久e学校ネットなどの耳新しい言葉を聞きましたが、どのようなシステムかお尋ねいたします。教えてください、お願いいたします。

 子ども 110番の制度が平成9年度制定されたということを先ほど教育長の方でお話をいただきました。生活安全課の方にお尋ねに参りましたときに、先ほどおっしゃいました郵便局集配の方への委嘱のお話を聞きました。

 ほかの市の事例なんですけど、情報として出させていただきます。武雄市では、営業車ですね、タクシーとかトラック、そこにも要請をいたしまして、子育て子ども 110番サポーターというようなステッカーを営業車に張っていただいて御協力をいただいているということです。また、貸与された防犯ブザー、佐賀市なんですけど、目立つ看板を立てられておりました。何々校区の小学校の子供たちは皆防犯ブザーを持たせていますという目立つ看板があちらこちらに立っておりました。それでも十分予防対策、大きな力になっていると思います。ぜひそういうふうな取り組みもよろしくお願いいたします。

 以上で2回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 では、2回目の回答をさせていただきたいと思います。

 まず、学童保育のことでございますが、スピード的な対応ということで、これは努力をしたいと思いますが、まずボランティアによるサポートですね。御年配の市民の皆さん、元気なおじいちゃんおばあちゃんが一緒に手伝っていただく、これ大変いいことだと思いますから、問題は、そこに応じてくださる方がいらっしゃるかどうかということと、どのような活動をしていくのがいいかということがありますので、先進の例もあるように、御指摘もありましたから、少し調べて対応について検討をしてみたいと思います。

 また、一部体調の悪い、あるいは気分がすぐれないような例もあったようなこともあるということで、御懸念をいただきました。これについては、学校内の空きスペースを使っておりますので、その利用についても各学校並びに教育委員会とも、今御質問があったことを踏まえて協議をしてみたいと思います。

 また、次に市立病院の一室で病後の保育というのができないかということでございましたが、病後保育につきましては、県内ですと、嬉野町で樋口医院がなさっているということで、私も御質問、また、事前の情報で不思議だと思ったのは、すべて民間でしているんですね。佐賀市も民間なんですね。ですから、公立と民間で何かあるのかどうか、これも調査したいと思いますし、市立病院として対応できるかどうかも病棟の運営管理の面、院内感染をきちっと予防できるかということ等を含めて検討いたしたいと思いますし、あわせて、市内の医師会の皆様にもこのようなニーズが社会的にも出てきておりますということでお話をしてみたいなと感じたところでございます。

 また、子育て先進地については、意欲はあるわけですが、先ほども言っているとおり、詳しいことがよくわかっておりませんので、恐らく複数の首長さんたち関心をお持ちだと思います。負けないように努力をしていきたいというふうに思います。



○議長(武冨健一君)

 教育次長。



◎教育次長(松下伸廣君) (登壇)

 お答えいたします。

 校務支援システムと、それからe−ネットの内容といいますか、そういうことでのお尋ねだと思います。

 まず、校務支援ネットワークにつきましては、実は昨年の10月から運用開始をいたしております。これにつきましては、教育委員会と、あるいは教育関係の機関、学校とか図書館とか、それと学校の先生方の間での連携等々を強化するという意味から運用をしております。特にこの中の事業にいたしましては、例えば、緊急事案等が発生した場合の対処するために各学校間に迅速に情報等を流すと、そして、早目に十分な対応をしていただくと、そういう形のシステムになっております。

 それから、e−ネットのシステムの件ですけれども、これにつきましては、今年度から政府のe−Japan戦略といいますか、計画に基づきまして、住民の目に見える形でITを活用した地域情報化のモデル事業として今年度からされております。それで、今回私の方で導入しようとしておりますのは、その中で学校教育の総合情報配信システムと、通称e−スクールネットというものでございます。これにつきましては、先ほど教育長が地域でのいろんな連携と、防犯に対する連携と言っておりましたけれども、それだけでは難しい。例えば、保護者に緊急に連絡するとかいう場合が非常に難しいと。そういうことを含めまして、今回は携帯電話を利用しまして、学校から保護者の方に一斉に配信をしていくと、情報を流していくという形のものであります。実際電話等で、例えば、いろんな緊急連絡を保護者の方にする場合でも、保護者の方が不在とか、そういう場合も多々あると思います。そういう形の場合の、何といいますか、電話での連絡は難しいというような、それを行う連絡網という形の方策になろうかと思います。

 それから、先ほど言いましたように、学校から一斉に、例えば、いろんな凶悪事件が発生したとか、また、災害が起きているから迂回をしてくださいというようなこととか、そういう緊急の情報が一瞬にして保護者の方に配信ができるというようなシステムになっております。実際、このシステムにつきましては、九州では今のところ福岡県春日市と長崎県大村市で一応学校だけで取り組まれていると、大体3校程度取り組まれているようです。

 今回、多久の方で導入したいというのは、一つには学校からの情報と、それから警察からの情報、それから防災上、台風とか災害とかの緊急対応と、それらをリンクさせるシステムという形で導入を考えております。この三つの情報についてのリンクというのは、多分全国でも数がないと思います。まず初めてぐらいの取り組みじゃないかと思っております。この申し込みについては、保護者の方の携帯電話の登録というのが当然必要になってきますので、登録が嫌だという方もいらっしゃるかもわかりませんけれども、当面は希望者の方にきちっと配信をしていくような形で申し込みをとっていきたいというふうに考えております。経費につきましては、一応今年度については無料ということになっていますが、来年度以降は月額ひょっとしたら 210円程度の経費が必要になるかもわかりませんけれども、まだそのあたりは今のところはっきりしておりませんけれども、そういうことで、一つは地域での子供のサポートという形と、もう一つは、保護者の方にきちっと情報を早く配信して、迅速な対応なり子供の安全を守っていきたいという形で、実は10月ぐらいから導入を考えております。

 それから、子ども 110番の件ですけれども、武雄市ではタクシー、トラック等にも 110番子供サポーターといいますか、 110番のサポーターの協力があっているということですけれども、昭和タクシーでもやっているんじゃないかと思っております。それで、ブザーの目立つ看板といいますか、そういう十分な効果があるという事例をおっしゃいましたけれども、トラックを含めまして、あるいは看板等については今後検討をしていきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君。



◆4番(中島慶子君)

 御回答ありがとうございました。3回目の質問に入らせていただきます。

 市長の答弁、御回答いただきましたように、本当に明るい兆しが少しちらほら、そこら辺出たんじゃないかと思っております。なかよしクラブが家庭に戻るまでの子供たちの居心地のいい場所、オアシスになりますように、子育てする親が安心して仕事との両立ができるよう支援に力を入れていただき、住民サイドの実情に沿った配慮、子供たちの健全な育成のために放課後児童クラブの4点、改めて要望させていただきます。よろしくお願いいたします。

 病後児保育の件も、今市長御答弁いただきましたように、市立病院の方で開設をしていただければ本当にいい形になるんだなという思いでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。これも要望になります。お願いいたします。

 教育行政の方で、今次長の方から説明をいただきました新しいシステムなど、本当に耳新しい言葉であったと同時に、新しいシステムでした。これが住民の方に知っていただく、親さんに知っていただくことによって、また安全ですね、予防対策というのもいい方に進むんじゃないかと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 以上で質問を終わらせていただきます。



○議長(武冨健一君)

 中島慶子君の質問は終わりました。

 次に、野中保圀君。



◆3番(野中保圀君) (登壇)

 野中保圀でございます。提出しておりました2項目について質問をさせていただきます。

 1、市長の政治姿勢について。

 日本経済はバブル崩壊後長期的な不況に陥り、いまだ出口の見えない状況が続いております。国家財政の方も大変厳しく徹底的な見直しの中で、三位一体の改革が進行中であり、このことは地方財政に大きな影響を及ぼしつつあります。

 多久市の経済事情も全く同じ、否、それ以上の深刻な状況であり、経営不安、雇用不安、将来の生活不安と、多くの市民が安心できない状態が続いております。このような中で、多久市は明年、2004年に市制50年を迎えようとしております。この50年間、決して平たんな50年ではなかったと聞いております。昭和30年代の相次ぐ炭鉱閉山、その後の赤字再建団体からの脱却、常襲的な水害等の災害の克服と、先輩の皆様方のさまざまな努力により市制50年の節目を迎えようとしております。しかし、現在の多久市の状況は、これまでに劣らず厳しい状況にあると認識をしております。財政的にはもちろん、大変憂慮すべき厳しい状況でありますし、市政運営上も、合併問題、ごみ処理場の問題など、本市の将来にかかわる問題が山積しているときだと考えます。

 また、市長自身におかれましても、2期目の折り返し点を迎えられ、このような大変厳しい中で苦慮され、頑張っておられることは十分承知をしておりますが、成果、また展望を市民に示す時期に入っていると考えます。市長の決断力、手腕、リーダーシップが発揮されることを市民は期待をしております。

 そこで、今回は現在の多久市の抱えている大きな問題点について、何回も質問が出ておりますけれども、私は市長の率直な考えを市民の前で述べていただきたいと、以下質問をいたします。

 (1) 多久市は市町村合併をするべきだと考えておられるのか、または、無理はしなくてもよいと考えておられるのか、また、現在の多久市の置かれている立場はどうなのかということでございます。

 (2) 当分、合併の可能性がない場合も、財政的に耐えてやっていける自信をお持ちかどうかということを伺いたいと思います。

 (3) 多久市内での1市5町による広域ごみ処理施設建設計画は中止となり、結果として他の5町にも迷惑をかけることになったのではないか心配をしております。市長の感想と、今後のこの問題についての上記の町との関係をどのように考えておられるのか、市長のお考えを伺いたいと質問いたします。

 (4) 多久まつりについては、市長は名誉会長という立場ではありますが、開催場所も開催日も変わった今年度の多久まつりを成功させるために、どのようなアイデアを持っておられるのか質問いたします。

 多久まつりは、行政、区長会、婦人会、JA、商工会を中心として多久市民すべてが参加する多久市における唯一のイベントであります。本年は33回目となる伝統のある祭りでございます。しかし、近年マンネリ化、それと不景気の影響もあってか盛り上がりに欠けるという反省が毎年聞かれ、本年は釈菜にドッキングをするという形で決定をされ、準備が進められております。イベント場所の問題、駐車場、輸送手段、また、本年は特に10月19日のおくんちと重なるため、問題点も多い開催変更ですが、釈菜との相乗効果も考えられ、期待されるところでございます。

 市長は、名誉会長という立場ではありますが、もともと村おこしイベントには経験豊富な方でございますので、このお祭りをより盛り上げるアイデアをお持ちではないかと質問をさせていただきます。

 大きな2番、学校教育について。

 質問事項は、平成13年度から基礎学力の向上を最重要課題として取り組まれているが、その成果をどのように見ておられるのか、また、今後の取り組みの継続を伺いたいということでございます。

 平成14年度より新学習指導要領の実施により小・中学校教育が大きく変化をいたしました。完全週5日制の実施、総合学習の時間など、学校現場、また家庭では戸惑いながらも新制度を受け入れるべく大きな努力がなされております。

 多久市においては、今まで以上に学校教育に力を注いでいただき、子供たちのためにさまざまなプログラムを組んで努力をいただいていることは時宜を得た取り組みであると評価をいたすものであります。その中でも、基礎学力の向上については、平成13年度より最重要課題として取り組んでこられ、平成13年度は西渓中学校校区において、昨年は中央中学校校区において、また、本年度は東部中学校校区において取り組まれております。毎年度それぞれ研究発表がなされ、学校現場にも大きな刺激となり、かなりの成果があっていると聞いております。もっと早くからこの取り組みがなされていたらなあと思うほどでございます。

 教育委員会では、その成果をどのような尺度ではかっておられるのか、客観的な尺度、基準は何なのか、教えていただきたいと思います。また、教育長としてその成果をどのように見ておられるのか伺います。また、今年度で研究発表は一巡するわけですが、今後の取り組みの継続についてどのように考えておられるのか、お考えを述べていただきたく質問をいたします。

 以上、1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 野中議員の御質問にお答えをしてまいります。

 まず、合併についての御質問等ございましたが、関連いたしておりますので、結びつけながら回答していきたいと思います。

 市町村合併につきましては、合併特例法の趣旨ということについては昨日の答弁の中で申し上げたわけでございますが、法の中には、「市町村行政の広域化の要請に対処し、自主的な市町村の合併を推進し、あわせて合併市町村の建設に資することを目的とする。」とされております。この大きな眼目としては、新しい地方分権時代を担う基礎的な自治体としての足腰をきちっとしていこうというとが大きな課題でもございます。また、多久市は、振り返りますと、昭和29年5月に当時の5カ町村が合併をし、市になりました。当時は、国内で9,500の市町村があったものが、ちょうど同時期に昭和の大合併ということの中で約3,200の現有の市町村の数となったわけであります。今回の平成の大合併という言い方でされています推進の中には、国において現有の 3,200ほどの市町村をできれば約1,000、あるいは1,000台の数にしたいということで政府ももくろんでおられると伺っております。

 昭和の大合併から数えますと、およそ50年、その間道路網の整備等交通アクセスが大変向上し、産業構造的にも大きく変貌し、また、住民の日常生活も拡大をして広域化というのがますます進んできています。また、地方分権の推進や少子・高齢化の進展、国、地方を通じた財政の最近の大変厳しい状況など、市町村行政を取り巻く財政の厳しさ等についても、議員御質問の中であったように、大変厳しさを増しております。その中で、基礎的地方公共団体であります市町村の行政サービスを維持し向上させ、行政としての規模の拡大や効率化を図るという観点から、先ほど言いましたように、自主的、また積極的な合併ということが求められているわけであります。

 さて、御質問でございますが、合併をするべきかどうかということでございますが、国の施策や現有のそのような自治体としての基礎力向上等を考えますと、その一つの策として市町村合併は必要なことだろうと受けとめております。けれども、現状を見ますと、本市のように四方をおよそ山に囲まれたり、あるいは、そういう地形的な条件等があるところ等もありますし、また、県内で7番目に大きな面積を持つ事情、そして、2万 4,000人の相当の人口を要する本市にあっては、いろいろ経過もございましたけれども、かなり強引な、無理やりな合併というものはなかなか難しい面があるんじゃないかなと思います。

 昨日の山本議員の御質問にもお答えしましたように、現状では多久市は佐賀県がお示しになりました県内市町村の合併試案3案のうち、その一つの案、つまり多久市と伊万里市は単独という案がありましたけれども、その方向になっていくというふうに現状受けております。結果として、単独となれば、これを逆に最良の機会ととらえて市勢発展に新たな努力をしていく必要があるとも思います。小さいながらも他の市町村に負けないような活力ある施策を行うとともに、昨日も申し上げましたけど、内部的には行財政改革をさらに徹底していくということが重要であります。

 また、財政についても重ねてお尋ねがありましたが、合併がない場合の財政はどんなふうかということでございますが、自信があってそうするのかというお尋ねもありましたけれども、これは自信があるからしない、やるということではなくて、現状の課題を踏まえながら、ベストを尽くしてこの峠を越えていくということが現状だろうと思っています。

 国においては、地方交付税の見直しや補助金の削減を含む三位一体の改革の話、また、地方制度審議会でも制度そのものの協議等はなさっておりますけれども、それらの変化も踏まえながらきちっとした対応をしていくだろうと思います。

 また、広域の会議の中で、現在の広域消防や広域連合の範囲での合併協議もいかがでしょうかという問題提起もしたことがございますが、当時はそう多くの反応はなかったといいますか、それぞれ郡単位をベースに考えたいというふうな反応がありましたことも申し添えたいというふうに思います。

 また、行革につきましては、昨日もお答えしましたが、第6次の行政改革大綱を1年前倒しで作成いたしておりますので、このことを推進するとともに、経常経費の削減や各種施策の優先性について、選択を行いながら、歳出の見直し、あるいは財政規模の抑制を通じて財政不足の圧縮、そして、借入金の抑制に努めながら財政運営をしてまいりたいというふうに考えております。

 次に、広域を含めたごみ処理施設についてのお尋ねをいただきました。

 多久市、小城郡の中での小城町、三日月町、牛津町、芦刈町、そして佐賀郡の久保田町の1市5町によります広域清掃センター建設計画案につきましては、平成10年春に、多久・天山地区ごみ処理対策協議会を設置し対応してきたところでございますが、再三議会等でも御質問の中で回答いたしましたように、東多久町字堤口の候補地等につきましては断念をし、新たな広域での候補地選定、施設建設、稼働まで相当の時間を要するという時間的な課題や、現有施設のお互いの施設の疲労度等の関係等によりまして、昨年8月に5町の方から広域化計画を一たん白紙に戻したい旨の申し出がございまして、現状のところ広域での対策は白紙の状態となっているところでございます。

 しかしながら、白紙となるまでの経過におきましては、その時々において各首長で構成します協議会、委員会で報告をし、検討を重ね、また、その検討結果を踏まえて対応してきたところでございますので、小城郡4町、久保田町におかれましても、その対応状況については御理解をいただいているものと考えているところでございます。

 また、今後の関係につきましては、資源循環型社会の構築という全国的な課題でもありますこの目標に向けての推進や環境負荷の軽減、あるいは財政状況など総合的に緩和をしていかなければならない面もございますし、また、他の広域行政、一部事務組合等でもともに仕事をしておりますので、今後とも5町との総合的な協力ということには必要であると考えておりますし、努力をしていきたいと思っております。

 次に、4点目で、多久まつりについてのお尋ねをいただきました。

 多久まつりにつきましては、議員お尋ねの中でありましたように、市民が一体となって希望と意欲を結集し、親睦と融和を図り、明るく豊かな多久市の振興を図ることを目的として多久祭り振興会の主催で現在開催をされております。

 会長には市議会議長が当たっておられ、私市長は名誉会長としての立場で役職をいただいているわけであります。

 多久まつりの開催日につきましては、会則で10月最終土曜日、日曜日に開催すると規定をされておりますが、関係者の皆様の要望も多く、また、いろいろ協議をしていただいた上で、平成11年度以降は毎回実行委員会で協議をして日程を決定するという手続をとっていただいております。

 本年度の日程につきましても、2月26日と4月8日の実行委員会で協議がされまして、来る10月18日、19日に秋季の釈菜との同時開催ということで、場所も多久聖廟周辺で開催するということを決定されております。

 今回の多久まつりの運営につきましては、8月28日に実行委員会総会が行われ、事業計画、予算等の承認があったところでありますが、今後各部会を開催され、関係者との十分な協議を重ね、具体的課題については決定をして準備をしていくことになると思っております。

 また、開催日程及び場所が変更になったために駐車場の確保等を初めとした施設面の課題、また、釈菜、孔子祭との連携によりますプログラム等の調整等課題はございますが、新たな工夫もされております。例えば、よさこいグランプリというのがありますけれども、こういったものの導入やスポーツ屋台村の同時開催など創意工夫を凝らして市民の皆様に喜んでいただけるような多久まつりになることを期待しております。

 会長、副会長、ほか役員の皆様、大いに知恵を出して協議いただき、準備をいただいておりまして、議員の皆様初め、関係各位の皆様の御協力を改めてお願い申し上げたいと思います。

 次に、教育に関してのお尋ねをいただいておりますが、これは教育長よりお答えをさせていただきますけれども、実はこの件につきましては、私の方から教育委員会に強く期待を込めた要請をした動きも過去ございます。といいますのは、学力の向上というのが非常に課題になってきているということでございました。当時は市として動きを始めたわけでございますが、実はその後に文部科学省遠山大臣がゆとりを言ってきたけれども、これからもう一度学力や基礎学力に力を入れなければならないという経緯もございまして、先般、ある市内校長会の役員の方とお話をしましたら、若干でございますけれども、多久市が早く取りかかりをして、その分精神的に校長先生方も余裕を持って今取り組みができてよかったというお声もいただいていることを御報告して、バトンを教育委員会に渡したいと思います。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 お答えいたします。

 多久市では、学力の向上、論語に学ぶ教育の充実、多久の先覚者に学ぶ教育の充実、つまり文教の里で学ぶ子供の育成を軸に教育実践に取り組んでいることは御承知のことだと、こう思っております。そのために、平成13年度から児童・生徒一人一人に学ぶ楽しさを感得させるとともに、基礎学力向上の取り組みを行ってまいりました。議員御説明のとおりに、平成13年度から15年にかけてということで、それぞれ発表会も持ってきております。

 それで、その具体的な取り組みにつきまして一、二申し上げますと、児童・生徒の実態を見きわめ、指導と評価の一体を図るということで一つやっております。どういうことかといったら、一つは、標準学力テストとか、それから、学習到達度テスト等を導入して、おっしゃっておりますように、客観的に子供たちの様子をとらえようというのが一つです。それから、児童・生徒の基礎学力の定着向上と、それを支えるものとしての読書、読み、書き、計算の徹底を図るということで、これにつきましては、各学校の実情に応じてスキル育成の時間ということで、本当によく各学校とも時間を工夫しながらやってもらっております。それから、学習指導の内容方法について、教師間の連携を図るという研究会の回数等、ある学校の例をとってみますと、1年間に授業研究会、または全体研究会、または小中の連携という、非常に多い回数が表的に見られます。本当によくやってもらっているということで、私たちも厚くお礼申し上げたいと、こう思っておりますが、そういう中から、これ抽象的ですけれども、その成果と、その成果の中には数値的なものと子供たちの動き的なもの、教師の動き的なものと、いろいろな形があると、こう思っております。その一例として、大まかに申しますと、個に――子供たち一人一人ですね、個に応じた指導の充実が図られるようになってきたと。また、適切な指導と評価の一体化と、例えば、児童・生徒一人一人のそれぞれの評価をきめ細かな指導に生かすことができるようになってきていると。それから、教師のお互いの研修の中で指導力の向上がなされてきていると、また、望ましい小中連携づくりと。今回発表地区に当たっている東部中校区の場合には、これは早くからこの小中連携に取り組んできてもらっております。そういうことが上げられると、こう思います。

 それで、ある小学校の算数を例にとって挙げますと、標準学力テストの分析の結果、これは平成13年、平成14年、平成15年と、この流れを見ますと、ほとんどの学校がかなり上向きという、その中に、一つの算数なら算数で例をとりますと、分野がございまして、例えば、数と計算、量と測定、図形、数量関係、こういう分野別にとって、これでもかなりいい成績をとっていると。多久市全体、そのような形で数値的にも非常に伸びが見られるということで評価をしております。さらに、多久市全体の、今申しましたように、小・中・高校とも基礎学力の向上ということでは非常に成果が上がっていると、こう認識をしております。

 今後どのようにしていくかということでございますけれども、最初に申し上げましたように、文教の里で学ぶ子供の育成ということを念頭に置きながら、これまで学校教育の重点目標というのを三つの柱で構成し、その中の一つに学力向上、基礎学力の向上ということを据えております。そして、そういう展開の中で心と体の教育の充実、それから、3本柱の3番目には、21世紀における教育の創造と。今年度からその中で心と体の教育の充実として、その中にもう一つ、基礎体力、基礎学力を支える基礎体力の向上と、それから、21世紀における教育の創造では、小学校高学年における英語力の向上ということにも取り組んでいきたいと、こう思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 野中保圀君。



◆3番(野中保圀君)

 1回目のお答えをいただきまして、ありがとうございました。

 1番の問題については、いろんな議員が質問されておって、市長も毎回同じような答弁ということで、大変お疲れというか、嫌になったところもございましょうけれども、結構丁寧に答えていただきまして、まずはお礼を申し上げます。

 議会では、6月議会、9月議会と、いろんな議員がそういう質問をされて、答弁を私も聞いておりまして、大体そういう答弁だろうなということを理解しております。しかしながら、私が今回あえて再度質問をさせていただきましたのは、これが市民の中になかなか浸透していないということでございます。市長は折に触れて現況、現在の状況というのはこういう状況だと言っておられますけれども、どういう現状かということはなかなか具体的には市民には浸透がしていない。結果的に厳木町とだめだった、小城町とだめだ、そういう結果だけしか伝わっていないのが現状ではないかと心配をするものでございます。

 それで、市長にはまず第1に、6月議会で真島議員が質問しておりましたように、市民と対話をもうちょっとしていただけないかということ、早速納所の方で実行していただいたということで、これをさらにまずは推し進めていっていただきたいなと思っております。そのことについてどうなのか、お答えをいただきたいと思います。

 それと、もう時期的に、時間的に合併が難しいだろうという結論が恐らく出る、出さんといかん時期ではないだろうかと思っております。そういうことで、市長の方から市民に向かって声明、アピールといいますか、こういう現況だから多久は当面単独でやっていきます。それと、2番の方で、自信があるかどうかということで伺ったのは、そのときに市民にこういうことでやっていったら多久市はやっていけますよということをある程度自信を持って市長から言っていただけたら市民は安心をするんじゃないかと思っております。

 今市民は、多久はどうなるだろうかというのは物すごく不安で、心配をしております。市長さんはどうしんさっつもりやろうかと。市長の顔が見えないということが6月議会からもあっておりましたけれども、これは市長の考えがはっきり表に出ないということだと私は理解をしております。厳木町との合併の際にも、市長の個人的な考えといいますか、個人の魅力から出る市長の考えというのに市民は期待をしておるわけですけれども、市長自身が流れとしてはこうなっております、こうしておりますと、話し合いをしておりますということは言っておられましたけれども、市長自身の考えがあんまり出ていなかったんじゃないか。それから、小城郡といいますか、あちらの方との合併についても、事務レベルでは話し合いをしておりましたということを再三おっしゃっておりますけれども、自分自身はこうした方がいいんじゃないかと思っておりますということも言って、あんまり耳に入ってきませんでしたので、その辺を明確に、市長がリーダーシップをとる形で、その説明の席上でも言っていただけたら、市民は、ああこうなるんだなということで安心するんだと思います。

 今、行財政改革いろいろなされておりますけれども、合併するかせんか、はっきり方向性もわからん中で、節約をする、改革をする、それは合併するせんにかかわらず、せんといかんわけですけれども、当分はしませんよと、できませんというのもちょっと語弊がありますけれども、方針を示した上でそういう改善、改革を検討すれば、心構えも違ってくるだろうし、市民の理解度も違ってくるんではないかと思いますので、その辺のことを再度お尋ねさせていただきます。

 それから、ごみ処理場については、他の町村の人たち、議員さんとか行政の関連の人と何回かお話ししたことがあるんですけれども、やはり困ったなという感想を持たれているところが大部分です。「多久市が引き受けてくれるとおっしゃったから安心しとった。それがだめになって、自分たち大変困っている。今からでも多久市で引き受けてくれるというならすぐ乗りますよ」という答えが大変多かったと思っております。

 ですから、もう多久ではそういう大型のとは当面考えませんよということは理解いただいているという1回目の答弁でございましたけれども、私は、それも他の5町について理解を十分にしてもらっているのか大変心配でございましたので、再度質問をしたものでございます。将来は佐賀県の指導のもとにしていただきたいという希望があるということを担当者の方、市長からも言われておりますけれども、やっぱり県の指導ばっかり頼りにするんじゃなくて、やはり基本的には1市4町、5町といいますか、受け皿の方でこういう方向にしていこうじゃないかということは日ごろから話し合っていった方がいいんではないかと、どうせ将来は広域の方に、一緒にしたいというお考え、せざるを得ないだろうと思っておりますので、そういう点も、これはもう要望の方で、回答は要らないと思いますけれども、よろしく御配慮をお願いしたいと思っております。

 4点目の多久まつりについてでございます。

 ちょうど通告書を提出したのが金曜日でしたかね、その翌日の佐賀新聞の論説というところで、今度多久まつりについてどんな感じで質問しようかなと考えていたところ、佐賀新聞の論説の方で、これは武雄市のことでございますけれども、載っておりました。私の考えにかなり近いなということでございます。基本的な考えはですね、今多久は困難な時期でありますけれども、これを乗り越えるためにはまず元気が必要だろうと、ここに書いてあるのは、「元気は困難を切り開く最良の糧」ということが書いてあります。それで、多久まつりをぜひ元気な祭りに再生できたらなということを期待して質問をしているわけですけれども、佐賀新聞にも全く同じことが書いてあります。

 時間がありませんので、もう説明、内容は詳しくは言いませんけれども、この最後の方で「ムラ意識を捨てる」、多久まつりを今度釈菜と一緒にするということは、これまでの多久まつりはどっちかというと市民だけのお祭りだというとらえ方が多かったと思いますね。よそからもお客さんももちろん来たりはしておりましたけれども、なかなか来れるようなイベント、そのほかの条件が整わなかったということで、なかなか外部からは来られなかったと、お客さんは少なかったんじゃないかと思っておりますけれども、今回は釈菜とドッキングすることによりまして、よそからも参加者が期待できるんじゃないかと。したがって、多久のアピールをまたできるんではないかという期待を持っております。そこで、ムラ意識を捨てて市民参加型プラス集客型のイベントをしていったらどうかということです。

 今、実行委員会、事務局担当者が中心になってやっておられますけれども、どっちかというと、市役所の観光課の方が一番中心になってされておりますけれども、そこで、市長が市長の経歴を考えてみましたときに、やはりイベントは市長の得意分野じゃなかろうかということで、さらに爆発的な起爆剤的なアイデアをお持ちじゃなかろうかと期待して質問をしているものでございます。そういう観点から再度質問をさせていただきたいと、市長の希望――希望といいますかね、アイデアが、まだ具体的にならんでもいいですから、お持ちでしたら、ぜひ聞かせていただきたいということで、再度質問したいと思います。

 それからもう一つ、ことしの多久まつりについて問題点は、この間出ておりましたけれども、市民パレードが今のところ計画はないですよね。それと保育園の子供みこし――それはできるようになったですか、それは結構でした。私市民パレードの方に子供たちの鼓笛隊、小学校の鼓笛隊が今のところ参加する場所が今年度は考えていないですから、参加を考えられないかと、5・6年生を各学校、釈菜のときには、普通釈菜は地元の子供たちは参加しますけれども、よその学校からは参加しないですから、小学校の5・6年生ぐらい各学校から鼓笛隊の分、釈菜に参加をさせて、それからパレードということになれば、文教の里ということで釈菜にも参加して、そちらの方にも参加できるということで一石二鳥の効果が得られないか、考えられないかということで質問をしたいと思います。

 次に、2番目の質問の方で回答いただきました。大変成果が上がっていること、大変うれしく思いますし、十分にそれも聞いております。今後とも頑張っていただきたいと思います。

 私が今回質問をしたいのは、その成果を具体的な客観的な成果ということで、これを基礎学力の向上の具体的な成果を客観的なデータということで、最終的にはこの客観的なデータ、小・中学校で基礎学力が十分できたかどうかという最終的な判断は、客観的な判断というのは高校入試ではないかと思うんですね。それで、多久市から本年度はどこの高校に何人、これ、なかなか難しい問題も出てくると思うんですけれども、どこどこに何人、13年度はどこどこに何人、14年度はどこどこに何人ということを具体的に何か集計をとって示すことができないか。これは多久市がこれから先人口もふやしていきたいところもありますし、家も建てていただきたい。家を建てる場合に、やはり一番初め参考になるのは住環境、それから経済的な買い物とか交通の便、それと同時に、やはり子供の教育環境というのが大きな判断の材料になると思うんです。多久市の小・中学校に行っとったらちゃんとした教育をやってもらえる、こういうことですよということができたら多久市のアピールになるんではないかと、これちょっとむちゃな考えかもわかりませんけれども、一応お聞きしたいと思っておりますので、その辺を再度お答え願います。

 それから、今到達度テストとかなんとかおっしゃっていますけれども、3学年の点数が毎年上がって、例えば、小学校3年生が毎年上がっているという追跡は、結果は出ていると思いますけれども、ことしの3年は来年は4年生になるわけですね。その3年生が4年生、5年生になる、その追跡、そういうことは考えておられないのか、2点について質問をさせていただきます。

 以上、2回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、合併に関連したことでございましたが、報道等の方が結構訴求力がございまして、新聞の記事等で多くの方々関心も持っておられますし、そこで、例えば、なかなか直面課題山積とか、難しいとなるとそういう受けとめも多いかと思いますが、ぜひ市としても広報等で努力をしてまいりたいと思います。特に、市報、ケーブルテレビ等で努力をしておりますが、市報もほかの資料と一緒に各御自宅に配布がされているかと思いますが、ぜひ読んでいただきたいなというふうに改めて市民の皆さんにお願いしたいなと思っています。それぞれに、月ごとに大切な情報や皆様にお知らせすべく情報を満載しておりますので、ぜひごらんいただきたいと思っています。

 また、市民の皆さんとの会合につきましては、前議会でもお答えいたしましたように、適宜開催できるようにしていきたいと思っております。

 また、首長としてどうかということでございますけど、そのときに話してくれたらいいということですが、今回の特例法の合併の大きな趣旨の一つは、議会、そして市民をかなり前面に出した改正になっているなと受けとめております。仮に首長がノーと言っても議会でイエスと言えばイエスだよというふうなことですとか、市民の問題提起があれば、それを住民発議で付託できるよということは、全くこれまでない改正があっておりますので、その辺の自発的ということは、そういうことも含まれているんではないかと受けとめながら理解をしているところでございます。

 次に、関連いたしまして、祭りについてのお尋ねが再度ございました。

 市民参加型、集客型のイベントをぜひしてほしいということですが、ぜひそうあってまいりたいものだと思います。引用いただきました武雄市についての記事は、論説でございますが、私も拝見をして、大変記者の方が熱心に多分取材をされ、そして、熱心に多分企画発案もなさって幾つかの提案も盛り込まれた、大変何か励ましをいたすような記事だったなと、趣旨だったなと受けとめたところでございます。

 例えば、先ほども言いました、よさこいグランプリというのがありますが、これはうまくやっていきますと大変活況が出る可能性があると思っています。かつて札幌の大学生だった人が高知県に行って、実家が高知で、お母さんが入院されていまして、そこに見舞いに行った通りでよさこい踊りが始まるのを見ていて自分も見に行ったと、そこで何かをひらめいて、要するに北海道の祭りと土佐の祭りを結びつけて何かできないかということで学生時代に始めたのが今札幌市内で行われ、全国から参加者が来るよさこいソーランまつりになっているわけでありまして、これもまだ年的には年数が浅いものでありますが、まさにそういう多くの方々が自己流でもいいから参加をして楽しめるような工夫というのが大事かなと思います。

 以前も参加をしていただいたこの多久まつりの中でもそのような、よそにも動きが出てきたなと、多久市としても考えたらという御意見もいただいておりますから、今回の新しい工夫には期待をしているところでございます。

 また、市民参加型集客のできるようなイベントにつきましては、議員も多分御質問の趣旨にあったと思いますが、市民の熱気といいますか、ある面では労もいとわない、いくぞという祭りに駆けつけるような熱気というものが大変必要、大切なものだなと思います。

 地域おこし、村おこしで見てみますと、3人の「きちがい」が必要だと言われます。「みんきち」「かんきち」「せんきち」といいまして、言葉の不適切、適切という議論はあるかと思いますが、「せんきち」というのは、専門の一生懸命やる人、「みんきち」というのは、民間人で一生懸命熱く燃えてやる人、「かんきち」というのは、行政の立場にあって一生懸命やる人、この3者が力を合わせるのが大事だと言われていますから、ぜひそうなっていくように意を払いながら取り組みたいと思います。

 また、パレードのお尋ねがございましたが、原案では、子供みこしについてもなかなか動員のことですとか、交通のこととか課題も多いというふうに聞きまして、見合わせの話がありましたが、さきの実行委員会の中で私も、それから、ほかの方も期待を込めて、ぜひもう一度お願いができないだろうかというたくさんの御意見がありましたことを恐らく踏まえていただいて、保育園、幼稚園の方で園長会を開いていただいて、もう一回やろうということで新たに御決断いただいたこと、大変ありがたいと思っています。子供さんが多くお父さんお母さん、あるいはおじいちゃんおばあちゃんともども聖廟の近くに集まっていただいて、みこしで元気を出していただき、その同じ親子連れで今度は釈菜なり孔子廟をごらんいただくのも大変意義あることと思っています。

 また、パレードにつきましては、今現状そういうことでございますが、実行委員会会長は議長でありますので、できたら議長か、あるいは実行委員会の方に御提起いただいて、その中での御協議をしていただくのが必要じゃないかと思います。一応名誉会長ということでございますので、独断専行はちょっとなかなか難しい面があるというふうに受けとめております。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 成果が出ていると、激励していただきましてありがとうございました。その成果の最終的なものが高校入試じゃないかと、こうおっしゃいましたけれども、私は必ずしもそうじゃないと、こう受けとめております。それはもうもちろんだと、御存じだと、こう思いますけれども、端的に言ってということで言われたんじゃないかと、こう思っております。

 やっぱり一人一人の持ち味、よさ、素質をいかに磨いていくかということじゃないかと思います。子供たちの中にはいろんな形の子供たちもおりますし、そのそれぞれの子供たちが最高に伸ばしていくと、自分のいいところを伸ばしていくということだと、こう思います。

 それで、文部科学省なんかがよく言っている、生きる力というふうなことで言っておりますが、生きる力の育成についてはということで、その中に文部科学省が言っているのは、確かな学力、それから豊かな人間性、それから健康と体力という、その3本の柱の中で生きる力と。

 市長の方から最初に、この学力向上についてはいろいろ自分たちもと、本当叱咤激励をしてもらっております。私のところでは、その3本の柱の中にもう一つは、21世紀における教育の創造ということで未来を開く力と、それを掲げております。そして、生きる力の育成のためにはということで、そのためには確かな学力というのは不可欠であるというとらえ方をしております。

 もとに戻しますと、高校入試というのは、子供たちが将来自分はこういう職業ないしはこういうことをやりたいと、そのためにどういう進路を選ぶかの中に高校入試の問題が一つ出てくると、こう思います。子供たちがそういう自分たちの夢を、また将来のやりたいことということに対して、私たちが基礎的な学力をつけてやるということが非常に大切じゃないかと、こう思っております。

 高校入試の一覧をちょっとここに持ち合わせておりませんので、それはまた個人的にあると思いますので、表は毎年出してありますので。

 それから、今後の――今後というよりも、一人の子供、例えば、3年生が4年生になり5年生になりと、学校の方でも一人一人を生かすためにどうしたらいいかという工夫がなされていて、それで、全体的に言ったら、例えば、標準学力テストの場合には、これは4月当初に原則的にやりますけれども、そのときのテストというのは、それは前の年度に勉強したのがそこにあらわれてくると。その翌年にあるのがこの年にという、そういう形で見ていって、到達度評価の場合にはその1年間でということで出てきます。それで、一人一人の個人表をつくってずうっと追跡しながら見ていこうかという、そういうことでの工夫されている学校もあるし、それにはいろんな問題点等もあるんじゃないかと、こう思っております。

 今、各学校で本当に子供たち一人一人を伸ばすためにどうしたらいいかということでの方法、または内容等についての検討がなされつつ、3年間の経過をたどってきております。その先につきましては、先ほど述べたように、今後とも子供たちの幸せのために頑張らんといかんということでやっております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 野中保圀君。



◆3番(野中保圀君)

 2回目の答弁をいただきまして、ありがとうございました。市長の合併に対する説明を今からしていくと、折に触れて話していくということを十分に理解したつもりでございます。

 しかしながら、何度も言いますけれども、市報とか情報を市民の皆様見てくださいよと市長は今お願いをされましたけれども、現実はいろんなことで事情がございまして、見ない方もかなり、自分から積極的には情報を取り入れないという方も結構いらっしゃいますので、やはりこちらの方も努力をするべき、もっと努力を、議会の議員としてもいろんな方にそういう説明をしていくつもりでございますけれども、さらに努力を市長の方でもお願いをしたいと思います。

 それと、やはり方向性というのは、17年の4月、もう1年半しかないわけですから、かなりはっきりした方がいいんではないかと思いますので、はっきり述べていただいてもいいんではないかと、そろそろそういう時期ではないかと思っておりますので、単独でいくということですね。しかしながら、合併は話があれば拒みませんよという態度は当然持っておらなくてはいけないと、その辺も近隣の、特に小城郡の町の方には理解をしていただきたいなということも思っておりますので、その辺も考えてこれから多久市の方向を決めていくべきだと、はっきり決めていくべき時期が来ておると思いますので、我々もこれから努力をしていきたいと思っております。これは回答はもう結構でございます。

 教育長に3回目の質問をさせていただきます。

 これは、最後は財政的な問題をちょっと伺いたいと思うんですけれども、東部中学校においては、先ほど1回目の質問にお答えになりましたように、4年ほど前に小中連携ということで研究発表を行いました。学校と教育界が、育友会一丸となって取り組んで大きな成果を上げて高い評価を受けたと思っております。それで、その後も連携は継続をされておりまして、今回の研究発表においても、これまでの連携の成果が大いに発揮されて、研究発表、仕事がかなりやりやすい環境が整ってきた中でのことしの研究発表で、かなり期待ができるんじゃないかと私は思っております。しかしながら、この研究発表の後に各学校、納所小、東部小、東部中と定期的といいますか、年に数回は話し合い、懇談会を持たれて、いろんな検討をされておったわけですけれども、その間、聞くところによりますと、市の方、経費が一切見ていただけないと、会合をする文書をつくるのには若干の費用が、そんなに多くではないですけれども、要りますね。そういうところを全然見ていただけないという声が、不満の声が若干上がっております。それで、これから先は基礎学力の向上についても当然継続をしていかれると思うんで、出費がなかなか厳しい状況ではございますけれども、やはり継続をするためには文書の費用か、極端に言うと紙代といいますか、そういうところぐらいは出していただけるのか、その辺を出していただけないものだろうかと、教育長の最後の答弁をお願いいたします。

 それと、私先ほどちょっと言葉が足りませんで、高校の入試が最後だと申しましたけれども、それが一番最後だとは思っておりません、当然。一つの目安に、判断の材料にも少しはなるんではないかということで、公表をするのはどうかとは思いましたけれども、そういう多久市の浮揚といいますか、多久市に目を向けていただくためにも、公表とまではいかんでも、折に触れて数字を出せるような状況、意識してそういうのをちょっと出していったらアピールにつながるんではないかということで申し上げております。

 以上、3回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 経費の面につきましては、ちょっと調べておりますけれども、幾ら、どうというのがちょっと今わからないでおります。(「出しますと言うてもろうたらよか」と呼ぶ者あり)それはついておると思います。それよりも豊かにということじゃないかと、こう思います。

 それから、後の方の高校入試、どこそこ高校に何名行ったということですか。(「うん、そういう、よろしいですか、発言して」と呼ぶ者あり)

 そういうことにつきましては、毎年5月ぐらいにそれぞれの中学からどこそこの高校、また専門学校、または就職という数字が出されます。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 野中保圀君の質問が終わりました。

 井上慧君の質問は午後行うこととし、暫時休憩します。

                午前11時44分 休憩

                午後1時   再開



○議長(武冨健一君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政一般に対する質問を行います。井上慧君。



◆17番(井上慧君) (登壇)

 17番議員の井上慧でございます。通告書に従って質問をさせていただきます。

 第1には、恵光園の民営化について質問させていただきます。

 先般、第6次多久市行政改革大綱の実施計画書をいただきました。その中の事務事業の見直しの?に、民間委託等の推進7件がありました。恵光園の民営化もその中の一つで、実施要綱の説明の中で、たしか今年度中に民営化するかしないかの検討をすると聞いたと思います。それで私もいろいろ調べてみたわけでございます。

 第1に思ったことは、なぜ今、恵光園の民営化が検討されるのだろうかということです。このことについてお伺いいたします。私のように単純な発想の人間には、市の財政難解消のために、市で行っている事業を削減していくという考え方で検討されるようになったのではないかと思うのですが、それがまず福祉の切り捨て、弱い立場の人たちから切り捨てていくというやり方に憤りを感じます。

 次に、実施計画書の実施内容には、「恵光園の民営化について、計画を策定し、実施に向けて検討する」と書いてあります。これを読み解いてみますと、まず民営化ありきで、どういうふうに実施するかが問題だと読み取れます。以前この問題で、労働組合も承諾しているというふうに聞くが、どうかと尋ねたときも、そんなことはないと笑われたのを記憶しております。だれが恵光園を民営化すると決めるのでしょうか、そこをお願いします。

 また、民営化とはどういう民営化を考えておられるのかをお伺いいたします。例えば、どこかの法人に丸々売却するとか、丸投げで委託するとか、民営化の方式にもいろいろあると思いますので、その辺までお答えいただきたいと思います。

 第2には、恵光園の民営化を検討されていると思うんですが、その現状について、どの辺まで進んでいるかをお答えいただきたいと思います。

 第3には、民営化を検討されている中で、いろいろ問題点も出てきたのではないかと思うのですが、それはどんなことなのかもお知らせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 次には、小・中学校の政治教育について、市長と教育長にお伺いいたします。

 私には小学校5年生になる女の子の孫がおります。大体社会科は不得意な方なのですが、この女の子が、「おじいちゃんの仕事は何ね。どんなお仕事をしているの」とよくずっと聞かれておりました。ことしは選挙がありましたので、もう理解はしているんじゃないかと思います。市長についても、私の仕事の説明を孫にするときに、多久市で一番偉い人だという言葉を使って説明をしておりましたが、市長はこの前選挙がありませんでしたので、市長を選挙で選ぶという発想がなかなか理解できなかったと思います。

 うちではじいちゃんの仕事という言葉で、議員とは何かが理解できる状態にあるわけですが、そうでない子供たちには、なかなか選挙に対する理解ができないのではないかと思います。教科書では、小学校6年生の後期にやっと出てきます。中学校では3年生で詳しく学習するということになるわけです。私が今ここに持っておる社会科の本なんですが、これは昨年の教科書です。この中に「議会を見学しよう」というページもあります。しかし、私の前の1期4年間では、子供たちが傍聴に来ていたという記憶もありません。私の理解では、「私たちの多久市」という副読本を最初につくられたのは、尾形教育長だと思っております。その本にも議会や市長の選挙に関する記述はなかったと思います。教えた記憶がないからです。

 最近は、選挙の投票率の低下がいつも話題になっていますが、私は小学校の低学年から選挙の大切さを考えさせていくということは大切じゃないかと思っております。この点、教育長には政治教育と私が名前を勝手につけたんですが、その私が今しゃべっていることがおわかりじゃないかと思いますが、この政治教育の現状をどうなのかという御答弁をいただきたいと思います。市長と教育長には、政治教育の大切さをどうお考えになっているかをお話しいただければと思います。

 これで第1回目の質問を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 井上議員の御質問にお答えしていきます。

 まず、恵光園に関する御質問をいただきました。恵光園の民営化につきましては、第6次行政改革大綱及び実施計画で議員お尋ねの中でありましたように、事務事業の見直しの項目の中の民間委託等の推進の取り組みとして、新たに検討していく項目の一つでございます。議員お尋ねの中では、今年度中に結論を出すとおっしゃいましたが、実はそう書いてありませんで、今年度中とは明記せず、この数年で検討していきたいと考えておりまして、これが実施計画書ですけど、そのまま読みますと、「恵光園の民営化について、計画を策定し、実施に向け検討する」といたしております。計画年度はこの5年間の間にやりたいということでございます。

 行政改革の視点として、限りある財源、財産を最大限に活用して、いかに市民の皆様の満足度を向上していくかということを基本としながら、行政の関与の必要性と民間との役割分担を見直すことによりまして、積極的な民間活力の活用、導入ということにも取り組んでいく必要があると感じております。

 このことによりまして、現在、多久市が運営しています事業の中で、民間が既に参入され、運営されている事業の一つの中に老人福祉施設関係がございますので、この事業見直しで恵光園の民営化を含めた検討をいたしたいといたしたわけでございます。この民営化につきましては、民間の福祉事業のノウハウ等を活用することなどにより、より一層のサービス充実も見込まれると推測もいたしております。

 次に、恵光園の民営化検討の現状ということでございましたが、事業計画といたしましては、今お話をしましたように、長期計画の中に分類をし、平成19年度までに民営化を行うかどうか、どのように行うか等について、検討してまいりたいと考えています。

 今年度から計画検討を始めておりますので、まだ具体的には定まっているわけではございません。しかし、民営化の検討とあわせながら、恵光園の現状の健全化計画も策定をし、経営の合理化を図り、あわせて民営化についてもその推進に取り組んでいく必要もあると考えております。

 だれがやるかというお尋ねでございましたが、そのような検討の後に、成案を取りまとめ、議会にお諮りをし、議決をもって行うことになっていくと思っております。

 また、民営化についての問題点というお尋ねもいただきましたが、大きな課題の一つとしては、民営化をする際に、議員お尋ねの中にありましたように、事業を引き受けてくださる社会福祉法人等があるかどうかということがあります。このことにつきましては、具体的な計画を検討するとともに、市内または市外の民間事業所等に計画の内容等を説明をしたり、あるいは趣旨を理解していただきながら、賛同いただける事業所を選定していくことも将来的には出てくるかもしれないと考えております。

 また、次の課題といたしましては、基本的課題でございますが、現在、恵光園で勤務をいただいている職員の方が16名おられます。園長、副園長、事務職員が各1名、調理員5名、栄養士1名、寮母さん6名、看護師さん1名となっておりますが、この方々の処遇の問題というものがございます。特に調理に携わっていただいている方の5名と寮母として尽力いただいている方の6名につきましては、仮に民営化をした場合も、民営化後の処遇については、職種変更等の検討も必要になってまいりますので、さまざまな検討の中で職員の一人一人の意向も調査しながら対応していく必要があるということで、今後検討を行いたいと思っております。

 そのほかにも検討を進めていく上で、いろいろな課題も出てくるかと思いますが、関係機関とも協議を行い、民営化実現に向けて協議を行ってまいりたいと考えております。

 大きく2点目に、青少年小・中学校における政治教育ということでお尋ねがございました。

 特に選挙に関することの問題提起で、どういうふうに感じるかということでございましたが、特に選挙に関しましては、市議会議員選挙、統一地方選挙で行われる場合には、候補者が多数おられますので、広報車等が回りますから、多くの方々、特に子供たちにもよく認識をされる部分が高いのかなと思います。ただ首長選挙となりますと、立候補者数が1けた台、しかも前半、数名ということですので、なかなかそう頻繁に目に触れることがなくて、なかなか認知度が低くなる面も否めないと思います。

 ただ、選挙を終わった後の議会等につきましては、各定例会、一般質問がケーブルテレビで放映をされておりますので、必ずしもこの傍聴席に来られなくても、各御家庭で夕方や適当な時間にごらんになっている、御家族とともに見てくださっている小・中学生もおられるんじゃないかと推察をいたしているところでございます。

 また、どういったことを教えるべきかということでございますが、私自身は一番基本的なことの一つは、主権者ということを国民、市民お一人お一人の方に御理解いただくことが教育の上ではとても大事じゃないかなと思います。主権者には権利と義務と責任があると思います。参政権等の権利もありますけれども、片や納税や労働や教育をするという憲法上の義務もありますし、また良識ある社会人として、社会を構成する一員としてのさまざまな責任もあるわけでありますので、そういった主権者であるということをよく御理解いただく教育がまず基本にあって、そして、そのみんなの意思を集めたり表明する形で議会があり、またそこに向かうために選挙という手続がありますよということを青少年の皆さんにわかっていただくことは大切なことだろうというふうに思っております。特に成人式では、必ず私は成人になって、参政権を得られるということがいかに大事なことかを短い時間でありますが、必ず触れるように努力をしております。

 また、もう一つ大事なことは、歴史を教えることだろうと思います。現在、日本を初め先進諸国を中心に、民主主義政治が基本になっていますが、ここに至るまでにはたくさんの長い時間と多くの方の苦労と一部血を流す人類の歴史もあって至っておりますし、民主主義といっても、まだまだ課題も多くて、さまざまな改善が日々されているところもありますので、そういった歴史もきちんと理解いただくような努力も必要ではないかと感じております。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 小・中学校における政治教育について。政治教育の現状についてということでの御質問にお答えしたいと思います。

 最初に、政治教育という言葉の響きそのものが、非常に強いものを持っておりますので、政治に関する教育と、そういうふうな言葉で使っておりますので、そういうことできょうはいきたいと思います。

 今申しました小学校、中学校段階における政治に関する教育の目標というものを調べてみますと、これは指導要領等に述べてある言葉でちょっと私最初申し上げておきたいと思います。自由で公正な社会の形成者として、国家・社会の諸問題の解決に主体的にかかわっていく意識や態度を涵養することが大切だという意味のことが書かれております。具体的に申しますと、日常生活における政治の働きと、我が国の政治の考え方及び我が国との関係に深い国の生活や国際社会における我が国の役割を理解できるようにし、そして平和を願う日本人として、世界の国々の人々とともに生きていくことが大切であるという、そういう自覚ができるようにすることだということだと思います。

 指導は主に議員おっしゃったように、社会科を中心にしながらと。以前は社会科の中で、小学校の3年生、4年生が身近な私たちの暮らしということでの政治に関するものが出てきていたと、こう思っております。本格的に出てきているのは、小学校の6年生で、この段階では、政治の働きや日本国憲法の基本的な考え方の理解を促すということでなされております。それから中学校段階では、住民としての自治意識の育成、民主政治の仕組みの理解及び法に基づく公正な裁判の保障の理解ができるようにすることと。よく使ってある言葉に、公民的資質の育成ということで、よくまとめてあると思います。これは公民分野の学習のところで中心的にやっていく問題、課題であります。そのほかにも私たちは学校生活の中で、自治的活動ということで、自分たちのことは自分たちでという、そういうことでの活動が児童会または生徒会の中で行われていると、こう思います。これは言うまでもありませんけれども、中学校の例で申しますと、生徒会の議事進行や話し合いの仕方、また学級内での役員の選挙や学級会の話し合いのルール決め、こういうものを自治的な活動の実施、または一つの教育だと、こう思っております。

 さらに、政治に関する教育を実施する際にはということで、政治の仕組みや機構を細かく見ていくということよりも、身近な事例を具体的に調べ、みずからの生活に密着した政治の働き、そういうものに関心を持つことができるようにということが大切だろうと思います。議員がおっしゃいましたように、政治に関する興味関心というのは、子供たちにつけていくという中で、この議会とか、または選挙というのは非常に身近なものだと、こう感じております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 それでは、2回目の質問を申し上げたいと思います。

 私がこの前聞いたのが間違っておったようでしたね。まだ5年間でするかせんかを決めると、今市長の方からお話になりましたので、私が間違っていたんだなというふうに思った次第でございます。

 私も恵光園に勤めていらっしゃる方にちょっと聞いてみたんですが、もうみんな民営化になると思って、余りそういうことは皆さん黙っているというふうな話もされておりまして、皆さんもう何か民営化になるものと決めておられるような話でございました。それで、20年ほど前にここができたときに、当時の藤井市長が、絶対民営化しないとおっしゃったというふうに、そのころからおられた恵光園に詳しい方から話を聞いたわけですが、その辺はどうなっているのかなというふうに思います。それで、民営化を論議する前に、もっと何かすることがあるんじゃないかなと私は思っているわけです。例えば、市立病院の事務なんかは、今、市の方がちょっとしかおられないですね。今市長が申されたように、やっぱり16名のうち5名と6名のところが問題になるんじゃないかというふうに市長はお話しになったわけですが、そういう面も含めて、何かもっと対応策があるんじゃないかなと。どうせろということは、私の能力ではちょっと考えられないんですが、何か皆さんの議論の中でできるんじゃないかというふうに考えます。

 それで、高齢者福祉の立場から考えていきますと、今、全国では老人は金持ちだという宣伝がされているようです。しかし、大方、恵光園にかかっていらっしゃる方は、そんな方は余りおられないんじゃないかなと、私は理解をしているわけです。理解が間違っていたらごめんなさい。例えば、身元引受人がいらっしゃらない方とか、扶養能力がない身元引受人であるとか、親子関係が良好でない方であるとか、そういう方もたくさんいらっしゃると聞いております。さらに、今は結婚をされない人もたくさんいるし、そうすると、将来ひとり暮らしになる人というのはたくさんおるんじゃないかと思いますし、それから年金に対する不安も今は新聞や雑誌等でよく出てまいります。

 今、市長の問題点の中にもおっしゃっておりましたが、法人もある程度何の利益もなくて引き受けるということはないのではないかと思うんですが、そういう方たちをひっくるめた中で、果たして引き受けてくれる法人がどうなのかという心配を私は持つわけでございます。介護施設に要支援までは入っていらっしゃると思うんですが、介護施設になると、介護1からになりますので、介護施設に入られない、そういう方たちは後々どうなるもんだろうか。5年間ということでしたので、5年後はどうなるんだろうか。私の心配じゃ、どうしようもないんですが、非常に心配するところでございます。

 私は、多久市は老人福祉が進んでいる市であると理解を今までしておりました。それで、今、多久市というのは、やっぱり住民を守る義務があるんじゃないかというふうに思うわけです。それで、預ける人たちも民間活力の導入というお話をされておりましたが、やっぱり多久市に預かってもらうという、その気持ちですね。多久市から市長さんに預かってもらうというふうになるわけです。これは措置の問題でしょうから、市長がこの人は預かりましょうというと、預かれるわけですね。そういう面で、やっぱり何か預ける人たちからの信頼性の問題というのは、私はあるんじゃないかなというふうに思いますので、そう簡単に民営化をすればいいというものでもないんじゃないかというふうな立場で今私は意見を申し上げておりますので、その点についてどうなのかをお答えいただければと思います。

 それから、今さっき私の言葉でいかんやったということを御注意受けました。政治に関する教育ということでしたが、今は指導要領では6年生で出てくると思います。それで、あれはそれが最低だということですので、今さっき教育長が申されたように、やっぱり4年生から政治に関する教育というのはやっていかなければいけないんじゃないかと私は思うわけですので、今後どういうふうにお考えになるのか、そういう点をひとつ政治に関する教育のところでは御質問申し上げたいと思います。

 それから、今市長が申されたケーブルテレビは、私はテレビ組合の方に入っておりますので、テレビはよく晩あるんですよね。晩あって、それから次の日お昼あるです。子供たちが見ないときが多いんですよ。そういう面からすると、ケーブルテレビを見るから議会が見えるというようなことでもないのじゃないかというふうに私は思うわけでございますが、その点どうなのか。もっと子供たちが見れるような時間にしていただければどうかなと思うわけです。7時からやりますので、例えば、私だったら、もう10時過ぎになりますね、きょう。私の問題であれば。7時から始まるから10時ぐらいになるんですよ、私が今しゃべっていることを子供たちが聞いてもらうのには。そういうことですので、なかなかケーブルテレビであるからいいという問題でもないんじゃないかと思います。そういうことで、どうにかならないかなというふうに思って、2回目の質問を終わらせていただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 2回目の御質問にお答えをいたします。

 恵光園創設のときに民営化しないという発言があったんじゃないかなということですが、ちょっと調べないとわかりませんので、確認を後ほどさせていただきたいと思いますが、公設で最初につくるときから、最初から民営化という話が出るわけがありませんので、それはどういう話の経緯かなと感じたところでございます。

 また、民営化の前にすることがあるんじゃないかということでございましたが、病院の事務につきましては、実は受付、会計等のかなりの部分をもう民営化しておりますので、あのようなことができれば、かなりコストダウンできるだろうと思います。

 また、引き受ける法人があるかどうかということでございますが、このことについて、まさに調べ、検討する必要があるというふうに考えているわけでございます。

 また、福祉施設としては、仮に民営化の道を選んだとしても、廃止をされるわけではございませんので、福祉のサービスの提供がそこで皆無になるというわけではございません。要は運営に関する選択の問題、どのように運営をするかという問題であろうと受けとめております。例えば、民間の場合ですと、ほとんど同じような施設の場合、かつての場合ですと、厚生労働省、かつての厚生省の措置費等で、大体運営費まで賄われて回っているわけですが、公の施設の場合、どうしても人件費を初めとして、若干経費がかかる傾向が、過去ずっとあるわけであります。それらの面をいかに打開をするかということがございます。また、年数を経ていきますと、施設の建てかえや再整備ということになりまして、これにも支出等が要するわけでありますので、民間が医療福祉法人機関等、その制度の措置費の中で運営されている技術的なものや運営面、経営面の努力等も検討していく必要があるという意味での検討と申し上げているところでございます。

 また、ケーブルテレビの政治、特に議会放映についてありましたが、傍聴に青少年が来てないからということを私も引用して、ケーブルテレビ申し上げたんですが、確かに議会が3時間、4時間になりますと、その分食い込んで10時、11時になるということはやむを得ない面があるわけでございますが、どうしてもという場合は、できればビデオを撮っていただくかという方法もございますし、また、これから先は議会運営委員会か議会等行財政改革委員会等、議会にございますので、議会放映の新たなやり方等について御検討いただくのも一つの対策ではないかなと感じたところでございます。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 私たちの生活が政治と深く結びついているということで学習をと。そういうことを先ほど少し申し上げたと、こう思っております。今後どうやっていかれるかということにつきましては、それぞれの学校がカリキュラムの中にどう組んでいくかということが一つあると、こう思っております。例えば、政治に関する教育の現状ということでのアンケート等をとってみますと、社会科資料集やインターネットで国会や県や市町村のホームページから、議会について必要な内容等の資料を集め云々ということで答えてもらった部分があったり、また県議会の見学ということで、修学旅行のときに3、4年生は佐賀方面に行ったときに、そのコースの中に入れたいというのがあったり、また、市議会そのものにつきましては、子供議会というのを以前ここでやったことがございます。そして帰っていろいろ勉強に発展させたことがございますけれども、最近はそういう時間的な利用といいますか、または地方議会については、指導要領等では省いているんじゃないかなと、こう思っております。議員おっしゃいましたように、6年生でということで。ただ、前に申しましたように、私たちの生活そのものが政治とかかわり合いを持っているということで、いろいろな学習をしていくということが必要じゃないかと、こう思っております。国会の様子等をビデオ等でもと、そういうものを教室等に持ち込んで学習をしているというところも非常に多いんじゃないかと、こう思っております。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 井上慧君。



◆17番(井上慧君)

 一つだけ3回目の質問をさせていただきたいと思います。

 老人ホームの問題でございますが、今、市町村が持っているのは、佐賀県で五つあると思うんですよ。武雄にある杵島向陽園、それから唐津のやつですね、それから相知、北茂安、呼子と、五つあると思うんですが、聞くところによると、杵島向陽園もやっぱり民営化の方向が出ているというふうに聞くわけでございますが、うちが一番最初にやるわけではないんじゃないかと思っておりましたが、その辺、よその様子はどうなのかなというふうに思うわけですが、その辺はどんなだろうかなということで、最後に御質問申し上げたいと思います。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 3回目の御質問にお答えします。

 杵島向陽園の例を挙げられまして、民営化の動きがあるらしいということでございました。よその施設等はどうなっているだろうかということですが、私どもの恵光園の場合は、ほかにそういう動きがあるからまねてやろうということで始まった行政改革の項目ではございませんで、市内行政にかかわること、市役所にかかわることを総合的に検討する中で、改革の1項目として検討を上げるということで上げたところでございますので、現在、私の手元には他のところがどのようなプランで、どのような変え方をされるのか、運営を変えようとされているのかは、今、資料を持ち合わせておりません。御指摘のあった点は、しかし重要なことでもございますから、今後検討の中で他の動きもしっかり調査をして、検討に加えていきたいというふうに思います。



○議長(武冨健一君)

 井上慧君の質問は終わりました。

 次に、石井順二郎君。



◆18番(石井順二郎君) (登壇)

 18番議員の石井順二郎でございます。通告書に従って、二つの問題についてお尋ねをいたします。

 一つは少子対策について。一つは教育問題についてでございます。

 少子対策につきましては、もう私で3人目でございますので、ほとんどお答えが出たんじゃないかなと思うわけでございますが、国も県も市もいろいろな対策を立てて、なおかつ現状なかなか少子現象がとまらない、上向きにしない、その大きな原因はどこにあるかということをもう少し掘り下げていくべきじゃないかなというふうに思うわけでございます。これは何と申しますか、22世紀の初めには、恐らく日本の人口は 1,000万人切って 500万人ぐらいになりはしないかと。国そのものが滅亡するんじゃないかと、そういうことを言う人さえおるような今現状でございます。この辺でやはり国民の意識改革の方に目を向けて、やはりせめて私たちは両親から生まれた、そしたら恩返しで2人は必ず子供を持たなければいけないと、そういう意識を持たないと、物で金で幾らやっても、いや、産む産まないは私の勝手ですよと、家族の勝手ですよというような風潮になっていけば、これ何やってもだめじゃないかなというふうに思うんです。これはしかし、市が単独でこういう大きな問題に取り組める問題でもございませんので、市長のこの件についてのお考えは、そして多久ではこうですよ、やはり日本で一番子供を育てていくためにはいいところですよというふうなことを市長が先頭になって、何かお考えはないかなということをお尋ねをいたします。

 教育問題につきましては、ことしまた平成15年度の教育委員会要覧というのをいただきまして、ずっと拝見しておりますと、今一番叫ばれているのが、やはり道徳教育の推進じゃないかなということで、その項をずっと読んでおるわけですが、その中で一番私が考えたのが、宗教心がやはり道徳の根本にあるんじゃないかということと、公徳心の欠如ということで、自然に対するいろいろ問題も、確かに生き物や自然を大切にするもの、そういう教育の取り組みをやりますとしてございますが、やはり自然に生かされていると。自然に対して、社会に対して、家族に対して、学校に対して、私を産んでくれた両親に対して感謝という言葉が全くございません。やはり私は教育の根本には感謝の気持ちが始まったら、当然その対象として、生き物や自然に対しては、もう大切なものだというのは言わなくても自然に身に伝わるんじゃないかというふうに思うわけでございます。その辺について、教育長は教育の専門家でございますので、どのようにお考えなのか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。

 それから、生涯学習が非常に叫ばれておりますが、やはり一般町民にとっては、せっかく来ていらっしゃるので、何かせんばいかんと思うても、する場所がないと。私たち自分のまちのことを言っては我田引水になるかもわかりませんが、やはり運動広場をつくってほしい、公民館は雨漏りもするし狭いから、何とか大体いつごろでもよろしいから、これぐらいには何とかなりますよというふうな、そういう明るいニュースだけでも欲しいというふうな希望がございます。ゲートボールとかグラウンドゴルフをやる方は、何とか全天候型の最小限のものを、特にゲートボールは県体でも非常に優秀な成績を上げてくれていますので、これに対しても何とかああわかったということで、今すぐじゃなくても、2年先には、3年先には計画の中にちゃんと上がっていますよということを、特にお年寄りはもう70歳、80歳になる方は、「来年は私は生きておるかもわからんもんのう」と言われると、ちょっと返す言葉がないわけです。「元気かうちにそういうところぜひ欲しかばい」と言われると、「はい、もっともなことです」と言う以外、ちょっとないわけでございますので、非常に財政が厳しいということはよくわかりますが、しかし、べらぼうな金が要るわけでもございませんし、この程度で我慢してほしいということであれば、当然町民はそれを受け入れるんじゃないかと。その辺がやはり血の通った政治じゃないかなというふうにも理解をするわけでございます。

 それから3番目に、同じく教育委員会の要覧の中に、幼、保、小、中、高の連携強化という言葉がございます。それで、この幼、保、小、中、高の連携強化というのは、具体的に何を目的に、どういう目標を掲げて、こういうことを上げていらっしゃるか。具体的に実践なさっている内容はどういうことなのか、お尋ねをしたいと思います。

 1回目の質問は以上です。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 御質問にお答えいたします。大きく2項目、2項目めは教育についてでございますので、教育委員会から答えとさせていただきます。

 まず、最初にいただいた少子対策についてでございますが、通告では、次世代育成支援法の制定に伴う取り組み等についてもお尋ねがありましたので、その辺については、担当課長より回答させていただきたいと思います。

 その前に、福祉、特に少子対策について、市長の考えるところを聞きたいということでございましたので、その部分をお答えをしたいと思います。

 まず、大きく二つ大事なことがあるなと感じております。一つは、報道関係の情報のあり方ということです。未来に希望の持てる情報がもっと流れないと、子供たちはニュースを聞くにつけ、先に希望を持てなくなっていくんではないかと危機感を持っております。主要先進国や韓国、中国、シンガポール等含めたアンケートを見ましても、未来に希望が持てるかというアンケートをとりますと、青少年アンケートの回答では、日本が一番低うございまして、やはりそれだけ殺傷事件だ、残酷な事件だ等があって、雇用不安、経済不安等も増幅した形で伝わっていますので、このままでいいのかなと危機感を持っているところでございます。ですから、例えば、議員お尋ねの少子対策に関して言いますと、子育ての中から出てくる児童虐待等のニュースももちろん事実としてあるかもしれませんけれども、それ以上に、再三議会でも申し上げていますが、子育ての苦労はあるけれども、その先の喜びですとか、家族としてのきずなのとうとさとか喜びとか、そういったものをお伝えしていくのが大事じゃないかなと感じております。またあわせて、青少年の皆さんには、努力したら夢も努力した分、少しでもかなってきますよというふうなことを伝えていけるような環境も必要だろうと感じております。

 もう一つの柱は、制度の面であります。年金の不安等で、やはりこれも過去に言いましたが、きんさんぎんさんですら 100歳を超えていただかれた、たしか講師料か講演料は、老後のために備えると回答されたぐらい、福祉に対してみんなそれぞれ自己努力で備えなさいというふうになりますと、経済的にも資金が回らなくなりますので、困ったりしています。また、一般のアンケートをとりましても、少子化になっている原因の一つに、子供の出産数が少ないというのがあるんですが、アンケート等によりますと、やはり教育に非常に費用がかかるという回答が割合に多いように聞いております。その面からしましても、医療、教育、福祉については、国としてどのような制度に変えて、その際、国民負担がどうなるのか、そしてサービスをどれぐらい改善できるのかを負担とサービスの向上の観点から、国会でももっと公に議論をしていかないと、このままではサービスはふやしますと、負担をふやしませんということでは、やはりもう破綻せざるを得なくなっていくのは目に見えていることだと思いますので、そういった議論をしていく必要があるんじゃないかなと思います。その上で改革改善をぜひ政府にはやっていただきたいなと思います。

 北欧型の福祉を見ましても、友人になった方や詳しい方に聞きますと、若い新婚の家庭も御年配の子供たちが巣立たれた御家庭も、大変日本から見ると、高い社会負担率、税に理解をされています。どうして理解しているんですかと質問しますと、いや、みんなが負担しているので、例えば、病気になればみんな無料で治療を受けられると。あるいは何か要介護になっても、あるいは年配になっても、福祉施設で無料でこれもサービスを受けられると。あるいは望む若者がいれば、望んだ高等機関に努力をすれば、費用はほとんどかからずに進学ができると。だったらみんなで税負担をしていいじゃないかということで、大方の方が理解をされているということでございますが、いきなりそこまで日本はなかなかいかないと思いますが、でも政府なりなんなり機関でそういう方向を目指すですとか、改革をこうしていくということを示さないと、やはり経済的にもなかなかかたく、先行き不安ではやはり、例えば、新たに結婚された世帯でも、議員御懸念のように、男女が結婚して出産しても、その議員が言われました、最低2人は確保してほしいというところがなかなか進んでないのではないのかなと懸念をしているところでございます。そのような感じを持って注目をしております。



○議長(武冨健一君)

 福祉健康課長。



◎福祉健康課長(市丸正文君) (登壇)

 命により石井議員の質問にお答えいたします。

 次世代育成支援法の成立に伴い、市としての具体的な取り組みについてということでございますが、次世代育成支援推進法につきましては、去る7月9日に可決し、7月16日公布されたところであり、全国の市町村及び都道府県にあっては、本法に基づく行動計画を平成16年度末までの間に策定することが義務づけられたところです。

 本市におきましても、行動計画を策定するために、ニーズ調査を実施すべく、今9月議会に予算を計上し、御審議していただくよう提案しております。今後の行動計画策定スケジュールにつきましては、補正予算案、ニーズ調査の議決を受けましたら、10月中にも多久市行動計画策定協議会(仮称)の設置を行い、計画策定のためのニーズ調査を開始し、12月末までには調査結果の集計を完了する予定です。その結果に基づき、必要サービス料を県へ報告し、県の指導等のもと、本市の実情を勘案し、供給サービス料を決定し、多久市行動計画を策定することになります。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 通告質問の順にお答えしたいと思います。

 最初に、道徳教育の目標と。これは何回か申し上げてきたことだと思っておりますけれども、道徳教育そのものにつきましては、道徳の時間と、それから学校教育全体の中でということが常に言われていることでございます。その中で、道徳的な心情、それから判断力、それから実践意欲と態度などの道徳性を培うという形になっております。

 それで、議員御質問の多久市の要覧の中にほとんど書かれていないんじゃないかと、こうおっしゃった部分、父母へ云々ということじゃなかったかと思いますけれども、私の聞き違いですかね。――じゃあ、もう少しあれしていきましょう。

 多久市におきましては、学校教育の重点目標という中に、2点目に、心と体の教育の充実というものを掲げております。その中で、一つは、文教の里にふさわしい教育内容ということで、このあたりで論語に学ぶとかいうことで、そういう中にいろいろな祖先を敬うとか、または父母を敬うとか。道徳の指導要領そのものの中で申しますと、これは大きく分けたら四つと。これ中学校まで同じような形でいきますけれども、主として自分自身に関すること。二つ目には、主として他の人とのかかわりに関すること。3として、主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること。四つ目に、主として集団や社会とのかかわりに関することということで、1・2年、それから3・4年、5・6年、中学校で同じそういうふうな項目でこう言っております。例えば、5・6年の中の主として集団や社会とのかかわりに関することの中に、父母、祖父母を敬愛し、家族の幸せを求めて、進んで役に立つことをするという、そういう項目等も組まれております。それからもう一つ、道徳教育の中で、ボランティア活動とか、それから自然体験活動というような、体験活動を通して、その中から道徳的な価値をさらに具体的に深めていくというやり方、これはよくとられている方法だと思っております。例えば、西渓中学の例で申しますと、釈菜時に全校生徒での地域ごみ拾い、また聖廟へのプランター設置、または生徒会のボランティアサービスを中心とした独居老人宅への暑中見舞い、募金活動、それから学校花壇の世話などを実施し、そしてこのようなさまざまな体験の中から学んだ道徳的な価値を道徳の授業で、補充、深化、統合という言葉よく使いますけれども、子供たちの道徳性の向上を目指してやるということ等が行われております。

 通告質問の中で、さらなる推進についてということでお尋ねになっておりますので、そのさらなる推進ということでは、さらなる充実のためにということでとらえて御返答したいと、こう思います。学校の道徳教育の指導内容が、児童・生徒の日常生活に生かされるように、さらに努めていくということで、例えば、各学校におきましては、授業で習った論語やその意味について振り返り、掲示物等の設置とか、またはそういう掲示物のコーナー等を設けて、さらに道徳性を深めていこうということでやっております。

 それから、最近、文部科学省から出されている「心のノート」というのがございます。それには非常に身近なものから掲げてあって、そして、しかも家庭とのやりとり等まで書かれていて、それで保護者等と一緒に勉強ができるというふうなやり方等の工夫がなされております。

 2点目の学習環境の整備と社会教育の充実とは、具体的に示してほしいと。この御質問につきまして、学習環境の整備と社会教育の充実、これは要覧の方にこのような言葉を使ってあります。そして、その具体的なことということでは、6点ほど掲げてあります。生涯学習の環境づくり、それから2番目に家庭教育の充実、3番目に青少年の体験奉仕活動の充実、4番目に人権同和教育の充実、5番目に公民館活動の充実、6番目に図書館活動の充実。この6点を挙げております。

 生涯学習の環境づくりにつきましては、市民の多様な学習ニーズや現代的課題に対応するために、ハード・ソフト両面の学習環境の整備を推進するとともに、今日の厳しい財政状況の中で、本年度のやっていこうとしているもの、これ9件ほどございますけれども、例えば、公民分館建設費の補助、また市民大学の開設の準備、図書館データベースの構築、社会教育団体の育成、まちづくり出前講座、老人大学、教養講座、英会話教室、パソコン教室等のソフト事業を中心に取り組んでいるところでございます。公民館活動の充実につきましては、これは社会教育法にその目標等が書いてありますけれども、本市の場合では、多様な学習機会の提供と、それから市民の学習活動に対する支援、学習情報の収集、提供、相談、それに地域づくりの拠点と位置づけておりまして、そのための各種講座、教室の開催、学習活動を行う際の企画運営の支援等を行っているところでございます。

 先ほど申されました社会施設の充実のことにつきましては、厳しい財政状況の中でございますけれども、できるだけその充実に努めていきたいと、そう思っているところでございます。

 それから第3番目の幼、保、小、中、高の連携強化の目的目標は何か。

 このことにつきましては、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校の連携の目的としては、お互いに連携を深めることで、生活、学習指導の継続性、連続性を持たせ、一人一人の教育効果を上げるということが言えるんじゃないかと、こう思っております。多久市の場合には、各連携の組織としては、呼び方がちょっと幼、小、保ということで、小学校が中に入っておりますけれども、幼・小・保連絡協議会、それからもう一つが校警連絡協議会、それに小・中の連携協議会等を持っております。先ほど申しました幼・小・保連絡協議会というのは、昭和57年から始めているもので、これにつきましては、幼児並びに小学校低学年の生活、学習面についての連絡提携をすることを目的にしております。もう一つの目的は、幼児教育についての研修ということでございます。これも先ほど申しましたように、幼、小、保のスムーズな接続を目的としながら、具体的には幼稚園、保育園から小学校に就学する児童の園の生活、また授業や保育の様子、学校生活の様子などを情報交換をやっております。定期的に申しますと、年に2回開催をしております。

 それから、校警連絡協議会につきましては、これは生徒指導上の連絡機関ということに位置づけておりますけれども、児童・生徒の非行防止、それから安全指導の目的としながら、小学校、中学校、高校の生徒指導関係の先生たちに来ていただきまして、年4回会議を行っております。また、多久山笠祭といいますか、山笠祭等では街頭補導等を分担しながら行ってもらっております。それから小・中学校の連携につきましては、現在、3中学校区とも実施しており、これは学習面や生活指導面等を中心にしながら、いろいろな連携等を図っていっているものでございます。

 以上です。



○議長(武冨健一君)

 石井順二郎君。



◆18番(石井順二郎君)

 どうも禅問答のごとなって、私もようわからんやったんですが。少子対策について、私は70歳過ぎていますが、子供のころは、子供は国の宝と言われて、隣近所のおばさんたちからお宝お宝という、そういうこと。その人たちは小学校も出ているか出ていないか、そういう方々も、そこに根本にあるのは何かと、やはり宗教心があって、憂い言があればお寺に行く、お祝いがうれしいことがあればお宮に行くとか、それぞれやはりいろいろの宗教をお持ちでしょうが、宗教が生活の中に溶け込んどったから、こういう有史以来、ずっと日本が守れてきたんじゃないかなというふうにも思うわけです。今さらこういうことを言ってもなんでございますが、やっぱり新しい憲法ができて、家族とか家とかというのが完全にもう民主主義が大きな足音を立てて我々の生活に入ってくるとと同時に、高学歴な社会とともに、教育費が大幅に会計を圧迫したということと、また、男女同権の意識が高まって、女性の参加が非常に目覚ましくなって、男性に頼らんでも、女は女として生きていけるよというようなこと。また晩婚型、男に頼らんでもいいと、そういうふうなことで、非常に表現は悪うございますが、独身で優雅な生活を送った方がいいというような、そういう風潮が社会に出てきたじゃないかなというふうにも思えるわけでございます。これも振り返ってみますと、私が現在いるのはやっぱり両親のおかげだと、そういう気持ちを、これは小さいときから、小学校の時分から話をしていかないといけないじゃないかと。

 きょうたまたまお宮に来た人が言っておられたんですが、私、毎日駅の前の掃除をして、たばこの吸い殻を片づけてしていますが、けさ行ったら、たばこの吸い殻は散乱し、持ってきたバケツもぺしゃんこになされてほうられておったと。公徳心の欠如が本当に腹が立ちますと。こういう世界になしたのは、やはり戦後50年、日本の教育をうっかんがしたので、50年かかってもとの世界に戻さんばいかんですよと、私にこう言われたから、ああ、そういう見方もあるかなということで、朝からちょっと非常に大変なことだなというふうに考えたわけでございます。

 やっぱり子供を育てるというのは、私も4人の子供を持っております。特に女性の場合は、妊娠して出産し、育児と。そしてまた子供たちの教育ということになれば、大変な負担だということは十分理解しますが、これはしかし、家族というのは助け合うということになれば、非常に一つの苦労は2人で分ければ半分になるし、私の例を挙げて恐縮なんですが、私は昭和30年代ですから、冷蔵庫も洗濯機もない時代です。そういうときでもやっぱりやろうと思えば何でもできて、今そういうのが苦労だったということを全く感じませんし、自分の子供の方がむしろ今の子供よりも伸び伸びとした生活を送っていたんじゃないかなというふうに、保育園とかなんとかもございませんし、子供はある意味じゃ放任だったかもしれませんが、やはりちゃんと親の目は母親がつくっとったわけですね。今みたいに昼間預かるところとか、夜も5時までとかと、それももちろん大事でございますが、やっぱり少なくとも子供が2歳になる、乳離れするまでは母親がしっかり抱いて育てる、そういうお母さん方の意識改革も必要じゃないかなと。専門家に言わせれば、もうそれは幼児のときからもよろしいですよと。その人に本当にあなたは赤ちゃんの考えを聞きましたかと言いたいわけですね。赤ちゃんというのは、常に母親の顔を見ながら母乳を飲んで、よそから話しかけると、ぐっとするわけですね。ああ物を言うなと。それで今母親とのコミュニケーションをとっているんだと。そういうことまで私はよく自分自身が子育てをしたものですからね。1歳から2歳までぐらいの間の育児教育になるかもわかりませんが、それが後世のその人の人格の形成に私は大きく影響しているんじゃないかなという、金とか物だけではどうしてもはかり切れない親子のものが情というですか、確固たる精神がそこで培われていくんじゃないかなというふうなことを思うわけで、いつかのNHKのテレビ見よったら、ツルが一番最初に見た人が飼育係だった、その人を親と思ってずっとついてくると。そういうことを見たことがあるんですが、同じように、やはり子供というのは、最初に抱っこして乳を飲ませてくれた人が母親という印象を強く持っていると思うわけです。せめておむつが取れるまではしっかり抱き締めてあげるようなお父さん、お母さんであってほしいなと。そのためには少々お金が、給料が減っても、喜びというのは何物にも私はかえられんじゃないかなというふうなことをしみじみ思ったところでございます。

 先日、私は神職の研修会がございまして、これ泊まりがけで行ったんですが、そこで昼から翌日の昼までだったんですが、昼間はみそぎがあって、夜は古典ということで、万葉集の講義がございました。それで 100首ぐらい、全部で 4,500首ぐらい万葉集あるそうですが、講師の方が読んで、 100首ぐらいずっと出して講義を受けたんですが、その中で一番感動したものを出しなさいということで、巻の5の山上憶良の「銀も金も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも」これはもう訳を言うほどのこともございませんが、やはり子供というのは本当に何物にもかえがたい宝だと。そういう意識を持った子育てをやっていただければ、当然自分の少々の我慢も、子供の寝顔を、成長していく子供の姿を見れば、一番これが人生で充実したときじゃないかなと、そういう精神的な面の教育もやはり必要じゃないかということで、さあ時間延長しましょう、それもちろん必要だと思うんですが、その前に自分自身のこの次の世代を背負っていく子供を私自身が育てているんだという、そういう少し高度な意識を持った子育てが今後は必要じゃないかと。そういうことをどこでやるかということ。やはり最終的には教育の場じゃないだろうか。社会教育ももちろんですが、小さい幼児教育の中からそういうことも生まれてくるんじゃないかなということで、そういうことを通じて、昔は「女は弱い。しかし、母親は非常に強い」という例えの言葉もあったわけでございまして、今はそういう精神復興の時代じゃないかなというふうなことをちょっと感じたところでございます。これについてのもし御感想があればお聞きしたいと思います。

 それから、教育の問題については、やはりちょっと通告をせんで要らんことを言うなと言われればそれまでですが、教育の基本方針というのが、この8ページに書いてございますが、「文教の里にふさわしい人づくりを進め、一人一人が個性豊かに生きる教育の充実に努める」と。非常にいい言葉と思うんですが、私よく見て、文教の里というものはどういう、文教の里という定義は何だろうかなと、改めて、それは孔子の教えなのか。その教えの内容が何がこうだから、文教の里というものかなということと、それと一人一人が個性豊かというのが、やはり裏返せば、私はわがままじゃないかと思うんですよ。個性というのはですね、だれでも個性を持っていますが、個性をそのままほったらかせば、もううんとわがままになってしまうんじゃないか。むしろここは社会性をしっかり身につけた教育をやるんだと。今、フリーターというのが非常に問題になっていますが、社会性が身についていないから、やはり教育の場で小学校のときに、中学校のときに、世の中はあなた一人で生きていけない世界ですよ。しっかり社会的にも皆さんと協働した生活を、協業した生活を送らなければいけない。それが一番大事ですよというふうなことが一番世の中に出ていくときに大事なことじゃないかなというふうに思うんですが、そして文教の里、文教というものは釈菜もすぐまた始まるわけですが、あれは釈菜はやはり私は一つの大きな宗教じゃないかと思うわけです。教育基本法の第9条には、「宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。」という条項があるわけです。これですべてを解決して釈菜が行われていると私は理解をしているところでございます。やはり絶えてずっと聖廟ができてから、中国の祭式にのっとった祭司に市長がなって、祭官には教育長がなって、議長がなってということが連綿とされているというのは、ここの教育基本法の中の伝統ということを非常に重んじてやっていらっしゃるんだろうというふうに私は理解するわけでございますが、そうなれば、やはり教育の中に宗教心というのを、どういう宗教ももっと前面に、例えば、キリスト教の信者もおると思います。仏教の信者が大部分でしょうが、しかし、どういう宗教であれ、その中にはやはり先祖があって、親があって、今自分があるんだと。そういうことを中心にした教育をすれば、やはり親殺し、子殺しというような問題も減ってくるんじゃないかなというふうなことをとめどなく考えておるところでございますが、それについて教育長のお考えがございましたら、お聞かせをいただきたいと思います。

 それと、幼、保、小、中、高という、この連絡でございますが、これは幼稚園、保育園というのは私立です。そして小学校、中学校、高校となれば公立でございますが、その辺のところは、どこで線引きをなさっているのか。ただ、私は保育園にもちょっとかかわっているんですが、非常に厳格な教育をして、あいさつなんかもおじぎも、感謝の言葉なんて、非常に厳格にやっている風潮もあるわけです。それが小学校、中学校に行ったら、ぷっつん切れて、なかなかつながっていけない。あのまま保育園の園児がそのまま小学校、中学校に進んでいけば、すばらしい子供たちになるんだがなと、そういう思いをするわけでございますが、その辺まで連絡会議の中で御協議いただいているのか。しかし、そこは私立で公教育が及ばないところだから、これはここで切れてもしようがないなというお考えなのか、その辺ちょっとお聞かせいただきたいと思います。

 以上で2回目を終わります。



○議長(武冨健一君)

 市長。



◎市長(横尾俊彦君) (登壇)

 子は国の宝という言葉から始まって、幼児教育の大切さ等にわたるまで、大変広範な問題提起をいただいたと思います。中でも公徳心の欠如について指摘がありまして、それらについての感じるところがあったら述べよということでございますので、若干述べさせていただきたいと思います。

 山上憶良の和歌の御披露がありましたけれども、まさに子を思う親の気持ちというのは、恐らく何物にもかえがたいものでしょうし、言葉で言いますと、命をかけてでも守りたいというか、見守りたいというのが親子の愛情の深いところじゃないかなと思います。片方、小さい子供の方は、そんな深い親のことは最初はわからず、わかるころには年を重ねているということになっているかもしれません。その歩みの中で、私が存じ上げている先輩方やうちの両親の世代や、あるいは学校等の先輩の世代等の方と話をすると、かつては教育の中で、恐らく何が正しいかを優先しなさいというふうな教えがあったんじゃないかなということを感じております。例えて言うと、目先の利益を考えるよりも、まず何が正しいか、そして自分の都合だけではなくて、みんなのために何ができるのか。そしてみんなでもっとよくするには、どうしたらいいのかということを考えたり学んだりする場があったんじゃないかなと思います。バブルに至って大崩壊し、その後、偽装事件や詐欺まがいのことが起こっているのは、やや目先の話が行き過ぎたのかなという反省を社会全体に投げているような事象が起こっていると感じてもいるところであります。

 また、素朴なところでは、小さい子供たちに、ぜひ議員の言葉ですと、2歳あるいは小学校低学年のうちまでにということですが、まさに身につけてほしいなと、一親としても希望することがございますが、それは一つは、人に会ったらちゃんとあいさつをすること。名前を呼ばれたら「はい」と返事をすること。できたら建物等に出入りしますけれども、履物はそろえること。そして目の前に散らかっているものがあったら、小ざっぱりと片づけたり、あるいは余分なごみを自分が散らかさないということ等をしながら、みんなでどういうふうにやっていこうかなということを考えたりする。その中に、まさに公徳心というものが育っていくことが大事だと思います。

 また教育というのは、「教」の字と「育」の字が書いてありますけど、教えることも重要でありますが、片方でその本人が育つことを待つことと、はぐくんでいくということもニュアンスの違いかもしれませんが、私は大事なことだろうと思いますので、相まって、次の時代を担う青少年の育成ということに行政としても重点課題の一つとして今後とも念頭に置き、取り組んでまいりたいと感じたところでございます。



○議長(武冨健一君)

 教育長。



◎教育長(尾形善次郎君) (登壇)

 何点か御質問があったかと思います。

 まず最初に、宗教のことに関しては、おっしゃいましたとおりに、宗教的心情というのはこれは非常に大切にしなければならないということで受けとめております。

 それから、文教の里ということにつきましては、実はこの議会が開かれた9月3日に、全国市町村教育委員会の研修会がございました。そこのところで、多久の基礎学力等についての発表をしてくれということでしたので、そこでやりました。そのときの一番最初に、孔子の里のビデオがございます。もっと市民に見てもらいたいなと思っておりますけれども、17分のビデオ。そのビデオを流して、そして多久というのは、こういうところですよという、まず前提を出すために、そして文教の里としての教育はこうこうというふうなことを述べてきました。

 その中で、多久の歴史の中の例えば、3500年前には、ペンギンモドキの胸骨等があったり、また1万3000年前には石器というものが全国的に非常に豊富に出てきていると。そこで、例えば、弥生時代がよく言いますけれども、吉野ケ里だとすれば、その前の縄文時代というのは、青森県の三内丸山だと。そしたら、その前の先土器時代、打製石器の時代というのは多久だというふうなことを、そこの中に映像として後でつけ加えて述べておりますけれども。そして聖廟または東原庠舎に関することを述べてきました。東原庠舎というのは、よく言われている武士のみでなく、庶民へも門戸を開いたと。そういうことで領民の人材教育に努めてきたと。そこで言われるのは、「多久のすずめは論語をさえずる」とか、または「百姓に道を問えば、鍬を置いて道を説く」とか、そういう言葉が実は残っているんだと。そういうことの中から文教の里、孔子の里という言葉等を我々は使っていると。

 もっと言ったら、今、幕末から明治にかけての日本の政治の方向づけをしたのは、薩長土肥である。「肥」の肥前というのは佐賀県。その肥前の中で今七賢人ということで、大隈重信とか江藤新平とか島義勇ですか、そういう方々がずっと並んで出てきますけれども、それらの方々の本藩の弘道館での実は指導した中に草場佩川がいるんだというふうな話をし、そういう中で文教の里と。私もどなたが文教の里と言われたのかよくわかりませんけれども、そういう風土を実はかつて持っていた。そのかつて持っていた風土を今日もルネサンス多久ではありませんけれども、ぜひ再現できたらというふうなことで、市長の方も午前中申しておりましたが、多久は教育でもっと特色を出していくべきじゃないかということで、まさにそうじゃないかと、こう思っております。

 それから、個性というのは、今議員おっしゃっていたように、本当の学力等、自分等と磨いた中で本当の個性があらわれてくると。ただ単にこれが好きだとか、またはこれに関心があるというふうな、そういうことだけじゃなくして、鍛える中で本当の個性があらわれてくるんじゃないかと、そういうふうな気がしております。そういうこともよく申しているところでございます。

 それから、小、中、幼、小、保ということにつきましては、園児のときには本当に素直に行動その他やっていた。小学校に行ってだんだんとその辺がそがれてきたんじゃないかというふうな見方も一つあるかもわかりません。しかし、もう一つは、やっぱり発達段階によって、それぞれの行動またはその意欲的なもの、いろんなものが変わってくると。実は例えば、南多久等、これはほかのところもですけれども、保育園から小学校の見学に実際連れていってもらってなされ、また小学校から保育園、また幼稚園の方に実際行って、見て、そしてまた研修会等もなされています。小学生が保育園に行って、いろいろな指導もしていると、またはかかわりを持ってやっているということを聞いております。それ非常にいい効果があるということも聞いております。

 以上です。何か取りとめのなかったと思いますけれども、済みません、よろしくお願いしておきます。



○議長(武冨健一君)

 石井順二郎君の質問は終わりました。

 残された市政一般に対する質問は、あす行うこととして、本日はこれにて散会いたします。

                午後2時28分 散会