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福岡県 苅田町

平成 16年12月定例会(第6回) 12月15日−05号




平成 16年12月定例会(第6回) − 12月15日−05号







平成 16年12月定例会(第6回)


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平成16年 第6回 (定例)苅田町議会会議録(第10日)
                             平成16年12月15日(水曜日)
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議事日程(第5号)
                         平成16年12月15日 午前10時00分開議
 日程第1 一般質問
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本日の会議に付した事件
 日程第1 一般質問
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出席議員(18名)
1番 小山 信美君        2番 常廣 直行君
3番 白石 壽幸君        4番 冨安 正直君
5番 三原  茂君        6番 林  繁実君
7番 井上  修君        8番 武内幸次郎君
9番 作本 文男君        10番 坂本東二郎君
11番 梶原 弘子君        12番 川上公美子君
13番 長井 孝篤君        14番 野本 正樹君
15番 松蔭日出美君        16番 沖永 春生君
17番 光永 信雄君        18番 珠久 六夫君
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欠席議員(なし)
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欠  員(なし)
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事務局出席職員職氏名
       事務局長           守 中 鎮 人 君
       書記             金 丸 典 光 君
       書記             片 山 巧 君
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説明のため出席した者の職氏名
       町長             伊 塚 工 君
       助役             梅 谷 威 君
       収入役            上 野 義 廣 君
       教育長            有 松 邦 雄 君
       消防次長           高 城 久 雄 君
       町長公室長          後 藤 雅 博 君
       総務部長           花 房 幸 司 君
       民生部長           井 関 寛 之 君
       産業建設部長         各 務 強 志 君
       教育次長           増 田 英 治 君
       総務課長           北 原 正 一 君
       財政課長           作 本 和 男 君
       総合政策課長         伊 塚 弘 君
       健康福祉課長         白 石 正 弘 君
       都市整備課長         星 野 峰 敏 君
       水道局長           上 川 哲 司 君
       農政課長           行 事 道 雄 君


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午前10時00分開議



○議長(珠久六夫君) 皆さんおはようございます。

 ただいまから本日の会議を開会いたします。

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△日程第1.一般質問



○議長(珠久六夫君) 日程に従いまして、昨日に引き続き一般質問を行います。6番、林繁実君。



◆議員(林繁実君) 〔登壇〕おはようございます。

 きょうちょっと聞きにくい点もあると思いますが、今、血圧が非常に、病院行ってきましたけど、下が130ほど上がってますので、ちょっと聞き苦しい点があったらお許しいただきたいと思います。今こうして立っとるのも大変なんでしょうけど。では、今から一般質問を始めます。

 平成16年も残りわずかになりました。師走のこの時期になりますと、ことし1年はどうだったと、ああだったと何かと話題になる季節です。その中で、ことしは近年にない多くの台風が日本列島を縦断し、また、新潟中越地震があり、自然災害の恐ろしさをまざまざと見せつけられた年と言えます。土石流に遭遇したお母さんと3歳のお姉さんが亡くなり、2歳の男の子が救出されたあの映像は私には生涯忘れないものになりました。余震が続く中で身を挺して救出作業に当たった方々には頭が下がる思いです。これから厳しい冬を迎える被災地の方々には、くれぐれもお体を大切に再建の希望を持って頑張っていただきたいと申し上げるほかありません。

 そこで、きょうは災害時の危機管理及び危機意識の考え方について、私の感じたこと、それに対する提案を述べ執行部の回答をいただきたいと存じます。質問するに当たりまして、今回は苅田町の議員として台風と地震による被害をテレビなどで見聞きし、被災された方々そして苅田町の一町民としての立場から、素朴なかつ深刻な質問をしたいと思います。

 まず、私が痛感いたしましたのは、被災した方々のあの不安な表情でした。自然災害はだれの責任という性質のものではありませんが、被災者の不安にはこれからどうなるのか、どうしたらいいのかという危惧があらわれています。被災直後はなおさらで、避難の呼びかけと安全と思える場所への避難、余震のおののき、食料と水の調達、家屋の被災状況、自分と家族の病気と健康、親戚縁者の連絡など、そして数日後には水道、ガス、電気などのライフラインの確保、家屋、事業所などの再建と補償、ストレスからくる体調不良など、さらに日がたつと国や地方自治体の支援と援助、将来の見通しなどの不安などです。

 また、被災した子供たちを初め、大人の被災者も含めた心のケアが教育や医療の問題として上げられています。今、申しましたのは私が思いつくままに列記しただけですが、実際にはもっと多くの不安要因があると思います。中には無人化した家屋に侵入するというとんでもない不届き者もいて、そのためにだれかが集落に残って警備しなければならないという事態に陥ったとも聞きました。まさに火事場泥棒というやつで、実に情けないことですが、こんなことも起こり得るということです。これらの不安の責任は国はもとより、被災した県と市町村の自治体にあると思います。家屋の倒壊や土砂災害といった直接的な被害で、被災で亡くなられた方もおられますが、避難先での苦痛や強いストレスで、特にお年寄りの犠牲者が出ています。たこつぼ型心筋症というそうですが、これなどは自治体の責任だとあえて私は申し上げます。もちろん被災した地域の行政関係者、消防、警察の方々には、最善の努力をされたと思います。そうした中で広域緊急施設も破綻、停電、電話回線の途絶といった不測の事態、道路寸断や二次災害の危険などで、思うようにいかなかったとも聞いております。私が思いますには、台風による風水害は別にして、新潟県中越地震は都市部で起こったあの阪神大震災と違い、比較的小規模な都市と農村、山間地域での直下型地震であったところにこれまでに経験したことのない対応に迫られたと考えられます。

 地震列島の日本、台風の来襲が避けられない日本にあって、苅田町も例外ではありません。これまでの大きな自然災害が比較的少ない苅田といえども、「天災は忘れたころにやってくる」という格言もありますように、油断はできません。阪神大震災も今回の新潟県中越地震もまさかうちにはという油断があったと思います。さきの台風でも苅田町では十数棟の屋根自体が飛ばされたという事実もございます。

 そこで私は、苅田町独自の自然災害に対する危機管理体制をつくることを提案したいと思います。現在も自然災害の対応はなされていると思いますが、私は苅田町独自の苅田方式と呼ばれるまでの徹底した体制を築いてほしい。その理由については後で申し上げますが、まず危機管理の具体策としてこれを実現することにより、行政の幅広い分野でまた町政の根幹としての不可欠な職員の意識改革に応用できるからと考えるからです。

 そのために、まず実施していただきたいのが、苅田町全職員を対象にしたアンケートをとることです。このたびの台風災害、地震災害について、地域自治体の職員としてどのように考えるのか、どう対応すればいいのか、個人的な考えでも結構でございます。忌憚のない意見を求めます。このアンケートはしかるべき担当者が分析して、危機管理の体制づくりの参考とし、また、広報などに発表してもよいのではないでしょうか。しかし、この段階ではまだ机上の空論にすぎません。そこで次の段階として町の職員を、例えば今回の新潟県中越地震などに起こった場合に、何らかの形で派遣するシステムをつくっていただきたい。初めは民間のボランティアに同行する形でも構いません。専門の分野に関係なく、1人でも2人でも希望者は町の経費で派遣して、現地で体験したこと、感じたことをレポートさせます。

 これは一例でございますが、福岡の屋台のラーメン屋さんたちが、トラックを仕立てて現地の被災者に何千人分かのラーメンを提供したというニュースをテレビで見ましたが、了解がとれればこの人たちに同行してもいいとも思いますし、ラーメンはつくれなくても、下ごしらえを手伝ったり、できたラーメンを配ったりして、現地の状況を目の当たりにし、被災者の方々と会話することにより、得るものは大きいと思います。

 また、インターネットでは現地のボランティア情報が掲載され、自治体からの要望もありますので、それに対応してもいいと思います。職員派遣の方策はいろいろあると思いますが、私の考えではできるだけ多くの若い職員が災害地支援を直接的に体験してほしいということです。

 今回のような大きな災害でなくても、人的支援が要請される災害にも積極的に派遣できる土壌をつくり、近い将来には苅田町の職員を中心に消防や警察の関係者、そして町の人たちまで輪を広げた支援派遣ができるようになればと考えます。

 派遣に当たっては、被災地の状況により迷惑にならない配慮をし、また派遣した職員らの安全を考えなければならないことは言うまでもありません。このようにして災害支援を体験した職員を中心に、苅田町における危機管理体制をつくります。それは予算や人事の関係もあるでしょうから、総務や財政、建設といった職種が明確な部署の職員も含めてもいいと思います。被災地の支援派遣を経験した職員、あるいは希望する職員たちで構成して定期的に集まり、苅田町の危機管理を見直し、新しい形にして町民に災害時における支援体制をどのようにするかを検討していただきたいと思います。そうしていく中で、消防や警察、学校の先生、各区の住民、自治会の人たちまでがメンバーがまた広がっていけばいいと願っております。

 ここで危惧されるのは、まず仕事がふえる、今でも忙しいのにそこまでできないという声が多分上がるでしょう。きのうのある議員さんの一般質問でもそういうことを言っておりましたが、しかし、考えてみていただきたい。役場の職員に対して町民がどう思っているのか。あなたたちがリストラがないでいいねと、ほどほどに仕事やれば年金の心配もないし、本当役人は融通がきかないんだからと、町民の声が立場からこんな声が聞かれるのは御存じのとおりでございます。私もそう思います。もし苅田町が新潟中越地方のような地震に見舞われたとき、今の状態ですと町長初め幹部の方々、職員に至るまで何もわからないまま不眠不休の仕事を強いられるでしょう。何もわからないままと言いましたが、まさに統制のとれない、ただ右往左往するだけの集団になることは目に見えています。私はそう確信いたします。

 先ほど、被災した人たちの不安要因を幾つか上げましたが、職員がおたおたしている状況では被災者に的確な回答ができない、それこそ部署が違うから、今検討してますというような答えしか出てこないと思います。そんな職員の対応に被災者はますます不安を募らせるだけで、こんなときに全職員が専門職や部署に関係なく、一つのコンセンサスのもとにある程度明確に答えられるようにしとくのが、これは職員として重要な仕事であると断言します。

 私は被災地に派遣するのは若い職員がいいと申しましたが、それは現場で体が動くということではなく、実際に体験した人たちに責任感や使命感が芽生えてくると期待します。そんな職員がふえてほしい。その経験を生かしてほしい。行政に携わってる人間としての仕事に誇りを持ってほしい。頭ごなしに言葉を尽くして意識改革を迫るより、実体験からの意識は自然と変わっていくと、これも断言いたします。もちろん、若い職員に限らず、中堅幹部の方々、議員の方々も、我と思うわんものは積極的に参加しても構わないでしょう。私自身も機会があれば行ってみたいと思います。

 次に、私がここになぜこの危機管理体制づくりを提案したのか、その論拠を申し上げます。今、小泉内閣は三位一体の改革を進めていますのは皆さん御存じのとおりでございます。その是非についてはここでは申しませんが、政府は補助金削減、地方交付税の見直し、税源移譲を画策しています。また、国民健康保険負担や減額、義務教育費国庫負担の減額、その上に増税といった施策が行われようとしています。これはどういうことか、地方自治体にとってどうなるのか、いろいろな憶測が飛び交うことになるでしょうが、私自身は大歓迎です。本当の地方自治の始まりになるからと思うからです。自分でできることは自分でやれということなんでしょうが、これまでの政府の中央省庁の金を出すからこちらの意向どおりやれといって、数十年にわたる大型プロジェクト、しかも現在では不要となる事業を強行する。膨大な税金のむだ遣いが全国のあちらこちらで横行しています。もっと言えば、族議員の温床になっていると言っても過言ではないでしょう。今回の台風23号、新潟中越地震で、被災者の住宅再建について政府は個人資産にかかわる補助はできないという大前提のもとに、手続程度の支援しかできないという見解をとっています。これについてある経済学者はこうも言ってます。住宅は個人資産ではあるけれども、そこには生活基盤であり、行政を運営する重要な基盤であると。つまり、これは私の解釈ですが、ローンを抱えた人は自助努力しろ、それができない人は援助やったって、ほかの町の出ていくのは仕方がないと、人口が減って町が衰退するのは知らないという政府の見解に対するこれは非難でございます。

 地方公務員法の第30条に、「すべての職員は全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たっては全力を挙げこれを専念しなければならない」と規定しております。地方自治体は公共の利益のためには何をやってもいいということです。それに政府の三位一体改革、これも私の解釈ですが、税源やるから自分でできることは自分でやれと、こう言ってると思います。この改革はどう転ぶかわかりませんが、先ほどの被災者の住宅再建に対する経済学者の言葉、政府の冷たい対応を考えますと、何をやってもいいというなら、もう自分たちでやるしかないという結論に達したわけです。

 では何をやるか、何ができるのか、まず最初にそこで思い当たったのが災害時の危機管理と防犯管理でございます。たまたまことしは台風の当たり年で、そこに来てこの地震です。被災者の皆さんには大変申しわけないんですが、この2つの点、私がかねがね考えていたことでございます。きょう私が提案した災害時の危機管理体制の確立について、全職員のアンケートと災害地の職員派遣は初歩段階でそんなにお金のかかることではありませんが、苅田町が大きな災害に遭遇したことまでを想定しなければなりません。これは次の段階に入ると思いますが、先ほど列記しました被災者の方々の不安を和らげる職員の対応問答とそれに対する裏づけについてまでをぜひ回答いただきたいと思います。

 ついでに、防犯管理について申し上げますと、奈良県で小学1年生の女の子が拉致され殺害されるという痛ましい事件が起こりました。また、拉致未遂の事件も多発しております。防犯の観点から警察や教育関係、PTAなど、対策が練られているとは思いますが、これについても行政がかかわり、抜本的な自衛手段を講じる時期にあると考えます。

 最後に、私はこの2カ月間、きょうの質問のために、いろいろな資料、情報を集め、災害時の危機管理というテーマのもとに草稿を練ってきましたが、その過程でふと気がついたことがございます。それは私たち行政にあるもの、すなわち町長、職員、議員を初め、消防、警察、教育、福祉などに携わっているものすべてが、常に危機意識を持って、つまり将来に向かってどのようなことが起こり得るかという想定のもとに、公僕たる仕事をしなければならないと確信するようになりました。先ほど申し上げました防犯管理は、私はかねてから考えていたことですが、奈良県の痛ましい事件が起こり、また同様の連れ去り未遂事件が頻発する事態に至り、これは将来起こり得る事件であるとの認識が甘かった、あるいは欠けていたからと考えるにほかなりません。

 また、国の三位一体の改革についても、この改革をどうとらえるのか、苅田町としてどのように対応していくか、いろいろなシミュレーションをしてすぐにでも対応策を検討する必要がございます。

 かつて、日産自動車の座間工場が閉鎖して苅田町が主力工場になったわけですが、将来、生産設備が老朽化すると苅田町も苅田の座間の立場に立たれることは容易に想定できることでございます。多分、伊塚町長の在職期間そのようなことはないとは思いますが、しかし将来に向かっての危機管理の観点から、政府の三位一体改革と考えあわせて、将来の苅田町の産業構造はどうなっているのか、あるいはどうすべきか、農業、林業、水産業、商業などを含めた産業のあり方、町の財政面の影響もあると、今からシミュレーションをして、次の世代に継承する責任と義務があると私は考えます。もちろん、そのときの日本の経済状態、社会状況は、当然のごとく変化してるでしょう。現在のシミュレーションが将来の数十年後に適応できるかどうか、それは疑問でございます。しかし、常に危機感を持って、将来へ向かって、これから対処しようという職員の意識があれば、必ずや克服できるものと信じております。危機管理、危機意識はすべての施策に当てはまると私は考えます。

 今、政府の三位一体改革の関連で、産業と財政について申し上げましたが、それは教育にも福祉にも建設にも、あらゆる行政の中で、将来を見据えるという意味で、この考え方を植えつけていかなければならないと思います。

 私は歴史が好きです。歴史から学ぶことはたくさんあります。あの明治維新を実現した人たちは、実に若い人たちです。明治維新について歴史的な評価はいろいろありますが、日本という国がその後、欧米の列強に対抗していけた事実は、幕藩体制を倒したからできたからできたことで、その原動力となった坂本竜馬や高杉晋作のほか、若い力だったことはだれもが認めるところです。国を憂い危機感を抱いて行動した獅子たち、私は苅田町に坂本竜馬や高杉晋作が育ってほしいと密かに念じている次第です。

 壇上での質問はこれぐらいにして、個々の質問は一般質問席より質問したいと思います。執行部の誠意ある回答をよろしくお願い申し上げます。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 〔登壇〕おはようございます。

 ただいまの林議員の壇上からの御質問あるいは御提案に対しまして答弁申し上げます。災害時の危機管理体制、これを強化するようにという御提案だったと思います。さらにこのことを通じて、職員の意識改革を行うということでございました。お話ございましたように、ことしは日本列島、災害に悩まされました。大雨による水害、その後、たび重なる台風上陸、そして最後は新潟県の中越地震という、かつてない災害に見舞われた年であると言えると思います。

 先日発表されましたことしの漢字もこの災害の「災」、災いという字でございました。余談ですけれども、来年は「福」という字がことしの漢字という形になればと思います。

 苅田町におきましても、台風災害、大変な被害を受けました。1週間置きに襲ってくる台風で、苅田町民あるいは企業、そして町の施設、莫大な被害を受けました。町政報告の冒頭にも申し上げましたけれども、こうした苅田町で災害を受けた方に対するお見舞いを申し上げるとともに、ぜひこの際、こうした自然災害に対する防災体制、強化しなければならないと感じております。

 このように、全国的にあるいは苅田町に照らしてみても、災害に見舞われたことしを見ますと、ただいま林議員の御提案の危機管理体制をこの際強化せよということは、時宜を得た御提案だと受けとめて、しっかりとやっていきたいと思っております。

 この危機管理体制をつくる中で、さらに御提案として、職員、全職員がことし日本を襲った災害について、あるいは苅田町を襲った災害について、どう考えるか、どう対応したらいいのかという提案、アンケートをとるようにというような御提案ございました。これは職員が災害に対する意識をきちんと持つという意味で、大変重要なことだろうと思います。さらに、頭で考えるだけじゃなくて、実体験をしておくようにという御提案もございました。以前、阪神大震災のときに、苅田町も北淡町に職員を派遣して災害支援に当たったこともございますが、今回、新潟の中越地震に際しましても、全国からボランティア、あるいは自治体からの派遣が相次いだようでございます。職員に対して、こうした全国で起きた災害時に、災害支援という形で派遣するようにという御提案をいただきました。実体験することによりまして、災害に際して、あるいは災害予防あるいは災害に際してどうすればいいかということを身をもって体験できる、こうした職員に対するアンケートあるいは災害派遣、支援派遣をすることによって、苅田町のこれからつくろうとする危機管理体制がすばらしいものになっていくだろうという御提案でございます。危機管理体制をつくる参考にさせていただきたいと思います。

 さらにもう1つ御提案がございましたと思います。それは災害時に被災者の方がいろんな不安を感じる。今回、苅田町を襲いました台風に際しても、私どもそれは実感いたしましたけれども、どこに避難したらいいだろうかとか、電気が停電、停電されたどうしたらいいだろうか、どこに連絡すればいいだろうか、水がなくなってきた、どうしたらいいだろうかとか、非常に災害時には被災された方は不安を持つものでございます。そうしたことに対して町の職員が的確に、力づける形での対応をするということが必要でございます。そうしたことを不安に対する問答集的なものをつくっておいて対応したらどうだろうかという御提案もあったかと思います。このあたりも今後の課題として受けとめさせていただきます。

 いずれにいたしましても、昨日の新しいリスクに対する危機管理体制を強化という議員さんのお話とあわせて、苅田町も自然災害に対する危機管理体制、強化していかなければならないと思っておりますし、本日の御提案を参考にさせていただきたいと思います。さらに、職員は常に、私も含めてでございますけれども、危機意識を持って町政に当たるようにという御提案もいただきました。地方分権の時代になりまして、これからは苅田町は苅田町で生きていかなければならない。国も県も頼りにならないという中で、自分たちで町政を行い、自立した町を目指していくというときに、町政全般にわたる危機管理を持つ必要はあると思います。災害に対する危機管理のみならず、財政運営、行政運営、あるいは町民福祉、その他、全般にわたって常に危機管理、危機意識を持つ、そして将来どうなるだろうかというシミュレーションをしながら、それに備えていくということが非常に大切だろうと思います。このことについても真摯に受けとめて、今後の町政運営に生かしていきたいと思います。

 以上、壇上から答弁申し上げますが、重ねて申し上げます。災害に対する危機管理体制、しっかりしたものを今後、役場、消防本部、消防団、あるいは地域、町民を巻き込んだ形の体制をつくっていきたいと思っております。以上、壇上からの答弁をさせていただきました。あとは一般質問者席からの御質問にお答えしたいと思います。



○議長(珠久六夫君) 6番、林君。



◆議員(林繁実君) 私の聞きたいことはほとんど壇上でお答えいただきました。今回の危機管理、危機意識は、私はすべての施策に当てはまると思います。常に職員が危機感を持って将来に向かってこれから対処するとすれば、そういう意識を持てば必ずやいかなることがあっても対処できると私は思っております。これはあなた方に対する提案でございまして、きょう壇上での私の聞きたいことは町長がお答えいただきましたので、今議会の一般質問はこれで終わらせていただきます。



○議長(珠久六夫君) 以上で林繁実君の一般質問を終わります。

                              



○議長(珠久六夫君) ここでテープ入れかえのために50分まで休憩をいたします。

午前10時34分休憩

                              

午前10時50分再開



○副議長(光永信雄君) 議長を交代して引き続き一般質問を行います。

 10番、坂本東二郎君。



◆議員(坂本東二郎君) 〔登壇〕おはようございます。

 10番議員、ニューフォーラムの坂本でございます。ことしもあと残すところ2週間あまりとなり、全く月日のたつのは早いものだというふうに実感しております。激動の1年と言われたことしも、あと2週間で終わりを告げ、来年は2005年、苅田町にとっても合併50周年、そしてきょう私の質問項目にある新たなる苅田の歴史の始まりと言えるような年も予感されてるようでございます。この新しい年に向けて1年をきっちり反省総括し、そしてまたこれから苅田町にとって何が必要なことなのかを、いろんな角度で分析しながら、町政の町民から負託された誤りなき町政を行っていくような、そしてそれをチェックできるような議会人として活動してまいりたいというふうに思ってる次第でございます。

 それでは、まず私の壇上よりの質問項目を述べさせてもらいます。

 最初にトヨタ進出と町づくりについてという面でございます。この問題につきましては、各議員からいろんな角度から質問がされておりますので、なるべく重複しないように質問したいと思いますけれども、一部重複するところは御勘弁願いたいと思います。

 まず最初に、雇用面についての質問でございます。何人程度の雇用があって、そしてまた地元としての優先雇用枠的なものはないのか否かというふうな観点で聞いていきたいというふうに思っております。

 続きまして、関連企業、部品メーカー等の話でございますけれども、自動車産業のすそ野は御承知のようにピラミッド型をなしておりまして、大変広いと、大きいというふうに聞いております。関連企業と言われる企業は大体総数的にどのぐらいあるんだろうか。そしてまたさらに、それにつながる下請けといいますか、いう会社の数ですね、そのようなものも聞いてみたい。それはなぜかといいますと、今回、中部地区から九州地区に自動車産業の生産拠点を一部移していくということは、東海地区では労働力なんかの問題もかなり逼迫しておって、新たに国内に第2、第3の重要な製造拠点を設けていくと、そのために会社として大きく中部一極集中から全国に広がるということで、その中でもトヨタは御承知のように北海道にもあるいは東北にもあるいは静岡県にも、この時期、いろんな形の展開を行っているというふうに聞いております。そしてこの展開が九州地区には、九州工場の増産、そして苅田町のエンジン工場の新設というふうな動きと流れにつながっていったというふうに聞いておりますけれども、そういう中で大きく九州に向けて関連企業もその関心、あるいは進出の動きを見せてるというふうなこともありますので、行政としてそこら辺をどういうふうに察知しながら、これからの政策展開に組み入れていくかという点を聞いてみたいというふうに思っておりますし、その関連で自動車産業は非常にすそ野も広いけれども、また最近の車は御承知のようにITやビジュアルといいますか液晶といいますか、そういうふうな超近代技術の集積、集合体であるというふうなものになっておりますので、そういう産業に対する自動車が苅田町にもあるいは北部九州100万台構想がまさに達成されつつある中で、そういう関連産業等にもアプローチをかけていく必要があるのではないだろうかということでございます。

 続きまして、第3点といたしまして、住宅地の問題です。せっかくの大企業の進出において、工場のみで住宅は他町村に進出を許すというふうなことが過去あったし、またこれからも大いに予想されるところでございます。やはりこの際、苅田町が本当に自主自立の町を目指していくならば、こういう大きなチャンスを行政としてきっちり受け皿を整備しながら、住宅地の整備、そしてまたそれに関連する町づくりですね、そのようなことをしっかりとやってもらいたいし、それに対する私どもの考え方と、また町長以下執行部の考え方をきちっと検証し合いながら、どういう政策が今これから必要なのかということを議論してみたいと思っております。具体的には調整区域、都市計画法の見直し等もあるようでございますので、そこら辺も含めてお尋ねしたいというふうに思っております。

 続きまして、大きく2番目の質問項目でございます。つい先ほど苅田町の観光ビジョンというのが我々に、我々議員に手渡してもらいました。観光ということはまさに21世紀のリーディング産業になるというふうに政府も言っております。その状況の中にあって、苅田町の観光ビジョンということですから、観光像ということなんでしょうね、どういうふうにあるべきなのかというふうなものがレポートにまとめられて、私も読ませてもらって、なるほどなというふうなことがございましたけれども、この問題につきましても、私なりに考えるところがございますので、意見を述べさせてもらいながら、旧来型の観光から新しい形の観光、あるいは他の観光地にないような苅田版観光地づくりをぜひ積極的に進めていってもらいたいし、また私も提言、提案していきたいと。具体的には産業観光と苅田町イコール産業の町というふうに言われておりますので、産業観光との関連性と、それから山や平野部、いろんなものに恵まれておりますけれども、やはり苅田は何といっても海に面した町でございますので、その海を生かした観光政策を考えてもらいたいと。具体的には我々も一度だけ通ったというか、ちょこっと行ってみたような状況でございますけれども、空港島に連絡する新北九州空港連絡橋ですね、あの橋なんかにおける新たなる観光、まさに観光資源と呼んでもいいと思われますけれども、そこら辺をかみ合わせたところの苅田町版の観光施設づくりをこれから大いに手を打っていく必要があるというふうに考えておりますので、そこら辺も含めてお尋ねしたいということでございます。

 以上、大きく2点について今回質問したいと思いますので、執行部の皆さんの誠意ある回答をお待ちして、あとは質問席より行いたいと思います。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 〔登壇〕それではただいまの坂本議員さんの壇上からの御質問に対しまして答弁を申し上げます。

 1点目のトヨタ進出と町づくりについてでございます。一昨日来、既に3人の議員さんより今回のトヨタ進出についての御質問を承っております。この進出を町がどう受けとめるか、どう対応するか、これをどう今後のまちづくりに生かしていくかということにつきましては、その都度答弁申し上げておりますので、ここでは具体的に3点ほどお尋ねいただいたことについて答弁申し上げたいと思います。

 第1点目の雇用でございます。今回トヨタ進出に際しまして私どもが期待いたします効果の一つは、雇用でございます。トヨタのエンジン工場のみならず、関連企業に対する従業員の採用ということでの雇用面で大いに期待いたしております。新聞等で既に報道されておりますので、御承知と思いますけれども、このエンジン工場そのものは第1期工事としては約300人の従業員、そのうち指導的な立場の方が、きょうの新聞かにも出ておりましたけれども、30人か40人、したがって残りは地元での採用ということになってまいります。地元と申し上げましてもすべて苅田町からというわけにはいかないと思いますけれども、町として苅田町の町民を採用してほしいということ、あるいは来年度から始まります学校卒業者、新卒者の採用につきましては、西日本工業大学、苅田工業高校等の新卒者の採用、こうしたことにつきましては当然のことですけれども、トヨタ九州に強く申し入れを行ってまいります。

 関連企業についても同じでございます。で、さらに町の役目として、町民に対する雇用情勢の情報提供という面も大いに必要だろうと思っております。現在でもいろんな問い合わせが来ております。これらは11月中に立ち上げました新産業立地プロジェクト室において受けとめて、そしてトヨタあるいはその関連企業の情報を町民に提供して、少しでも町民の雇用が促進されるようにしていきたいと思っております。

 次に、関連企業の誘致についてでございます。自動車産業というのは非常にすそ野が広い、関連企業あるいはその孫請け企業、非常に数多くございますが、今回はエンジンをつくる工場ということでございますので、数が限られてくるだろうと思います。トヨタ自動車九州は御承知のように、宮田でエンジン組み立てを行っておりまして、失礼しました、車輌、自動車の組み立てを行っておりまして、そちらの方の増産が約倍増されるというような増産計画でございます。これに伴う関連企業というものがもっともっと多いんだろうと思います。エンジン製作にかかわる関連企業、30社とも40社とも言われておりますが、まだ実態がよく把握できておりません。たまたま本日よりプロジェクト室が中部地区へいきまして、関連企業をシラミつぶしに当たって企業誘致してまわるということになっておりますので、もうしばらくすれば全貌がわかってくるかと思います。いずれにいたしましても、この機を逃すことなく、苅田町に対する関連企業の誘致に力を入れていきたいと思います。

 なお、先ほど壇上から自動車産業につきましては、ITとか液晶産業の関連企業も考えられるとお話ございました。そのとおりだと思います。ただし今回、エンジン生産工場について、具体的にトヨタ自動車九州に尋ねてみましたところ、今回はちょっと当てはまらないんじゃないだろうかというお話もいただいておるところでございます。

 それから、3番目の住宅用地問題でございます。これも一昨日来申し上げておりますけれども、トヨタ自動車あるいはその関連企業来るその従業員の住宅地ということもさることながら、新しい空港ができたり高速道路のインターチェンジができたり、港湾の整備がなされたりいたします。この機をとらえて、苅田町念願の人口増対策として住宅政策、大きな観点から取り組んでいかねばならないと思っております。今までのことを反省しながら、それから定住化、調査、苅田町に企業があり、その企業に勤めながら苅田に住んでいないその理由等々の調査を参考にしながら、できる限り住宅政策を行って、人口増につなげていく施策を行ってまいりたいと思っております。

 2番目の大きな御質問の観光面でございます。これも新しい空港ができたり、高速道路のインターチェンジができたりする、こういう機会をとらえて、苅田町にたくさん流入してくるであろう人たちに、ぜひ苅田町のいいところを見てもらいたいということから、観光政策、きちんとやる必要があるのは当然でございます。苅田町には観光ビジョンに書かれておりますように、歴史、史跡、資源、それから自然環境資源、そして特に今回御指摘いただきました産業観光資源、研修資源、こうした大きな3つの資源がございます。ただし現在のところ、残念ながらこれらが整備されているとはとても言いがたい状況であります。それぞれいいところがございますので、整備をし有機的にこれらをつなぎ、苅田町の観光施策しっかりやっていかねばと思っております。歴史、史跡、資源につきましては、現在の観光の傾向といたしましてだんだん人気がなくなっているようでございますが、自然環境、資源につきましては、最近の傾向として体験しながら自然環境を楽しむという観光、ふえているようでございます。苅田町としてもその資源、例えば海があり、それから青龍窟、等覚寺あたりの資源もありますので、そういう自然環境資源、体験を通じて楽しめる資源を活用を図っていきたいと思います。

 それから、産業観光資源、産業観光ですけれども、これは苅田町ならではの観光資源だろうと思っております。日産自動車さん、現在でも年に3万人以上の方が研修され、見学されているということでございます。日産自動車さんとも連携しながら、あるいは町の施設として図書館にもたくさんの方が研修来られます。エコプラントにも研修に来られます。そうした町にあります研修資源、観光資源を生かした観光施策に取り組んでまいりたいと思います。

 以上、壇上から答弁申し上げました。あとは具体的に御質問にお答えした形にしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) どうも、御丁寧な答弁ありがとうございました。

 それではまず雇用面についてお尋ねしたいんですけれども。今、町長も壇上から言われましたけれども、エンジン工場で大体300名前後の人員が必要であるというふうなことでございますけれども、ちょうどきょう私は朝日なんですけれども、トヨタ九州の社長さんが記者会見ですかね、今回、増産稼働ということで、宮田工場と苅田を合わせてでしょうけれども、新たに2,300人を採用するというふうに言われてるんですけど、そこら辺の300と2,300の数字の落差というのがちょっとわかりづらいんですけれども、情報開示と今町長もおっしゃいましたけれども、そこら辺今苅田町でわかってるところでいいわけですけど、この数字の乖離はどこら辺からきとるわけでしょうかね。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 今回トヨタ自動車九州として、宮田工場の増産体制をとります。今までが年間23万台、これを一気に倍増に近い形、20万台ふやします。日産さん出身の常廣議員なんかよく御存じと思いますが、完全にワンラインを増設するということだろうと思います。そうしますと今言われていますのが、約2,000人の雇用増につながる。苅田町におきましては、22万基のエンジンを生産していく第1期工事でございます。これには300人の従業員が必要であると、こう言われております。当初300人から500人とこう言われておりましたけれども、そこのところまだはっきりしませんが、大ざっぱに言って2,300人のうち2,000人が宮田工場、300人が苅田のエンジン工場だろうと思っております。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) そういうことなんでしょうかね。私も1部これもらってるんですけど、トヨタ九州の求人状況についてということで、宮田工場の定期採用といいますか、それについては20名とか10名という形なんですね。技術系とか管理職の候補者ということになるんでしょうね。あと、増産分におけるところはすべて人材派遣会社で対応するというふうなことが言われておるわけですね。これ現在製造業に対して人材派遣の会社からの労働者提供ということが非常に多いわけなんですけれども、これは各企業が当然選択されることなんですけれども、幸い苅田のエンジン工場に関しては派遣会社じゃなくて定期で正社員として採用するというふうな形で理解しておいてよろしいわけですね。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 必ずしもそうとは言えないところがあるように思います。もちろん車の中の心臓でありますエンジンですから、エンジンの製作というのは非常に高い技術を要求される。したがって定職の技術者が求められます。恐らく新卒の従業員をどんどんふやしていくんだろうと思いますが、当初は大変苦労されるんだろうと思います。既に築城に人材派遣会社の研修センターが設立をされるというような報道もなされております。普通の派遣会社による従業員採用とは若干違う、入っても研修を相当しなければ追いついていけない部分があろうかと思います。したがってすべてが定職の従業員になるかどうかというのはちょっと疑問ありますけれども、ほぼそれに近い形じゃなかろうかと期待しております。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) わかりました。当然、企業の論理と行政の気持ちという点をかみ合わせてもらいたいということなんでございます。

 まず、地元で安定的な雇用の場が一番今必要とされてるけどなかなか少ないというのが、これがやっぱり苅田もそうなんですから、ほとんどの地域が抱えてる共通の悩みなんですね。これを今度の企業進出の中で、できるだけそういうその安定雇用の場というふうに位置づけて、行政も最大限の努力をしてもらいたいと。ついては、進出企業に対して優遇、税制的な優遇措置を与えるといいますか、積極的にやっていくわけですけれども、それに対する反対行為として地元の人員を優先的に採用してもらえるような地元優先雇用枠みたいな話、あるいは交渉はできないものか、そこら辺をちょっとお尋ねしたい。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 当然ですね、苅田町に立地する企業に対しましては、ぜひ苅田町の人を優先的に採用してほしいという申し入れは行いますし、既に申し入れを行っておりますし、そうしますよという約束はいただいております。ただし具体的に、例えば300人のうち何人を苅田町からというような詰めはまだ行っておりません。トヨタ自動車も採用を始めたばかりでございますし、果たしてどれぐらいのレベルを持った技術者が集まるのか、恐らく今不安であろうと思います。常時接触を保ちながら、できる限り苅田町の人に従業員になってもらうように、今後とも続けてまいります。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) ひとつよろしくお願いしますというより、我々もまたいろんな角度から努力しながら、まさに行政一丸となって雇用の場を少しでも多く確保できるような最大のチャンスであるというふうに考えて、常にアンテナを高く掲げながら、この雇用問題についてしっかりと手を打ってもらいたいと。住民に対する情報も、きょうも私は偶然、朝、やはり住民からこの件で問い合わせがありました。やっぱり行政側にもいろんな形で問い合わせがあろうかと思うので、やっぱり雇用問題一番関心のまとですから、できるだけ丁寧にそして情報として押さえていくというふうなことをお願いしておきまして、とりあえず雇用問題を終わります。

 続きまして、関連企業なんですけども、これからはトヨタということよりは自動車産業、これは県知事の構想なんです。構想というか提唱なんですかね。北部九州100万台構想と、自動車産業のですね。ちょうどトヨタエンジン工場でもって苅田がその中心、中核地帯になったということは、これはもうだれでもわかることだと思うんで、ダイハツもいよいよあしたから操業開始らしいですね。そして宮田工場の方も増産体制に入るということで、100万台がこの地域で、苅田を中心として半径二、三十キロ以内で完成車が製造されるというふうな状況になったわけですね。そうなってくると、今私が壇上から聞いた関連産業イコール部品、そしてトヨタ系というふうな形に、私も当初はそう考えておったんですけれども、実はそうじゃなくて、自動車産業の集積地帯として全国に関連と言われる企業は、まさにIT、液晶まで含めて非常に広いと思うんですね。そこら辺の企業に対する一つの呼びかけといいますか、どうぞ九州苅田へというふうな働きかけといいますかね、そういうのは具体的にどういうふうにお考えでしょうか。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) おっしゃるように、北部九州自動車100万台生産拠点構想というものを福岡県が打ち出しております。それが日産自動車さんの増産、トヨタ自動車の増産、あるいはダイハツ車体の新設、で、現実のものになろうとしております。そういたしますと、車輌、自動車本体の生産のみならず、関連企業の集積というものが求められますし、また、当然そのようになってくると思います。日産さんにゴーンさんがおいでになる前は、御承知のように、それぞれ系列化ということが非常に厳しく求められておりましたけれども、ゴーンさんが来られてから、だんだん系列化というものが外れてくるような情勢にあるようでございます。したがって、現在、トヨタ自動車進出、エンジン工場進出に際して、いろいろ情報を集めている中で、エンジン工場の部品というものは、そんなに大きなものはございませんので、すぐここにきてトヨタの22万基のエンジンの部品をつくり供給するというところよりも、当分は従来のところで生産しながらここに送る、しかし将来日産自動車さん、あるいはダイハツ車体、こうしたところへの部品供給というものもにらみながら進出を考えたいというのが今回の進出に関する関連企業のある考え方のようでございます。それは壇上から言いましたように、きょうから行っておりますので、個々に具体的に当たってもっと確認いたしますけれども、しかしおっしゃるとおり、トヨタ自動車エンジンだけをねらうということじゃなくて、自動車関連企業の集積と、自動車生産100万台拠点の苅田が中心になるというような観点から、企業誘致するべきだと思いますし、一時的にはすぐにはトヨタエンジン関連誘致活動いたしますけれども、その後の構想として具体的にそれじゃ関東地域、あるいは関西地域どうするかというのは、今のところまだ具体的には持っておりませんけれども、当然やっていかなければならないという構想は持っております。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) まさにそうと思います。当然町長も御承知でしょうけど、北九州は12月の6日からですかね、中部地区の330社に対して職員約30名といいましたかね、1週間ほどかかって総訪問をかけてるということでございますし、まさにこれは近隣市町村も全く同じことだと思いますので、スポーツ精神じゃないけど、正々堂々と我が地域に関連なり自動車産業を大いに迎え入れるというふうな努力を、これから血眼になってやっていく必要があると、そのためにもまた我々も議会もまた汗を流していかなければならないというふうに思っておりますので、大いに協力していきたいと思います。

 つきましては、その受け皿ということなんですけれども、臨空産業だけで果たして間に合うのかどうか、そこら辺のところは。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) ちょっと不安になってきましたですね。一つの関連企業でかなりの広さを持つ用地を探しているというような情報に接しますと、果たして大丈夫だろうかという若干不安はあります。しかしまず私どもとしては臨空産業団地の完売というものをきちんとしなければならないということで、それに取り組んでまいります。これももう少し実際に誘致活動をしてみないとはっきり言えませんけれども、情報が先走りますので、情報だけの話で判断をすると誤っていくんじゃなかろうかと思っております。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) そうですね。足らなくなるという状況を一日も早く迎えてもらいたいと思うんですけれども、それで具体的にやっぱりこれ産業構造の転換的なものもありまして、臨空産業、ポスト臨空産業の話をしていきますと、これからが大事なことだと思うんですけれども、苅田町内に存在する既存企業なんかもかなりまた逆に遊休地を抱えてるというふうなところもありますので、まずそこら辺の情報収集に努めながら企業の適正配置を考えてもらうということと同時に、新たなる工業団地というか、産業団地を県あるいは国はちょっと今のところ難しいかもしれないけれども、当然ながら民間企業にも加勢をしてもらって、苅田町の自動車産業というよりは産業都市苅田のまだまだ工業専用区域という用途指定を受けてる中にも、非常に遊休地が数多くあるわけですから、そこら辺のところを、これを機会に本当の地図上の工専ではなくて、名実ともな工専地域につくりかえていくということが大事だというふうに思います。特に私が思うのは、今、与原地区が区画整理の問題でコンサルに委託されてるようでございますけれども、区画整理の先の方は農地として工専が打たれておりますので、そこら辺なんかは、これはもう沖永議員なんかも常日ごろ言われておりますけれども、やっぱり開発道路ですか、行政が町が開発道路を1本通すことによって、あの地域全体が本当の意味での工専地域に衣がえしていくというか、さま変わりしていくというふうに思いますので、こういうのはやはり機動的にこういう機を逃さずに政策として優先課題として打っていくというふうな考え方でやってもらいたいと思います。

 それから、それに関連いたしまして、私は自動車イコール何千、何万人の従業員というふうに考えがちなんですけれども、日本の産業構造は大企業があって、それを支える中小、中堅があって、さらにそれを下支えする家内企業といいますか、中小零細家内企業まである一つのそのそういう形の産業構造になっとるわけですね。だから今北九州が330社回ったといってもそれは全然恐れる必要はないし、また苅田のプロジェクトチームが同じような形で回ってもあんまり効果は出ないんじゃないかなという気もするんで、やはりもっともっとすそ野と視野を広げながら、この際、自動車関連というか、製造業関連と、製造の町ということで、幅広く100人以下、あるいは何十人の工場にも、そういう用地を積極的に提供、提供というか、紹介提供していくような策をぜひ打ってもらいたいと。例えば、苅田で言わせてもらえば、白川地区あたりも今度は平成18年には京都峠の開通をもちまして、苅田とまさに直結するわけですけれども、そういう中で従業員50名、二、三十名内外の企業用地としては、かえって農村、田園工場みたいな位置づけの中で、十分そういう余地あると思うし、また地域の皆さんのいろんな知恵なんかを出してもらえれば、まさに田園工場的なものも夢ではないというふうに思われますので、どうかひとつ関連企業誘致策の中で、そういう視点も忘れることなく、きちっと何というかな、そういう視野というか発想を、私はしとるんですけれども、これについて町長はどう思われますか。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 苅田町は日産自動車さんの九州工場、これが自動車の、日産自動車さんの主力工場であり、また全国的にも一番生産台数のいい工場ということで、自動車産業そのものがかんだまちにおいて大きく目立ちますけれども、先ほどの林議員の質問にも若干触れられておりましたけれども、将来の自動車産業がどうなるんだろうかということも常に頭に置きながら、これからの町の施策を考えていかなければいけないと思っております。そういう意味から幅の広い企業、先ほどもITとか液晶とかいう先端企業のお話も出されておりましたけれども、幅の広い企業をできれば苅田町に誘致しておきたいと、こう思っております。ただ差し当たってはトヨタ自動車進出にかかわるものについて注力していきたいと思います。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) 当然、そういう企業誘致合戦という様相を施しているようでございますので、曲げることなく努力していってもらいたいと思いますし、産業構造が重層的、多元的に集合することによって、また新たなる産業もやってくる、あるいはその中から生まれていくというふうな期待感を持ちまして、関連企業問題について終わりたいと思います。

 続きまして、やはり企業誘致の大きなる目的であるところの苅田町におけるところの人口増加策ですね。これについてお尋ねしていきたいと思います。

 苅田町の過去をちょっと振り返ってみたいと思うんですけれども、結局地形的にも海と山、そしてそれを日豊線、10号線、そして県道南原須磨園線ですかね、それが通るということで、海岸線は企業地域と、要するに今言った工専地域ということになっておりまして、なかなか人口がふえにくい地形という点は、これはもう否めないと思います。しかしながら、人為的に逆に我々が努力する中で幾らかでも解消、解決できるという点もクローズアップされてきてると思うんですね。私はこの問題を考えるに当たって、やっぱり苅田町の都市計画ということになろうかと思います。御承知のように、都市計画法は町づくりの憲法というふうに言われておりまして、苅田町都市計画法たしか昭和45年に施行しまして、ことしで34年目になっていると思うんですけれども、この程度の町にしては市街化区域そして調整区域ですね、そしてさらには都市計画区域外ということで、白川地区があるということで、都市計画法を勉強というほどでもないんですけれども、の一つの見本みたいな地域になってるのが苅田町の現代の都市計画の姿なんですね。だから今私がここで都市計画のこれ上位法になるんですけども、苅田都市計画マスタープラン、概要版なんですけれども、平成11年に出されておりますけど持っております。こういうものもすべて45年当時から大きく骨格は決められておって、その骨格に沿ったところのモデルプランになってるわけですね。ここでこれをちょうど今法改正がたびたびあっておりまして、特に2000年の改正においてはかなり大きく見直すことができるというふうにうたわれておりますし、もちろんこれは国がつくり県が施行し、また市町村がそれで動いていくという法律なわけですけれども、かなり計画自体の住民発議なんかも認められておりますし、いろんな意味で都市計画が絵にかいたもちから本当の自分たちの絵がかけるというふうな状態になってきてると思われます。

 よって、これから苅田町がこの都市計画によって、非常によかった面、それから残念ながらやっぱり都市計画によって町づくりで他の町村におくれをとったというふうな面も、要するに功罪両面あると思われますので、これからは功の部分は当然ながら大いにまたふやしていきながら、罪(ざい)というか罪(つみ)といいますか、そこら辺のところはできるだけ小さくしていって、本当に苅田町のこれからのあるべき姿を新たに打ち出していく必要がある。そのためにはこういう外部からの大きなインパクト、日本の国の政策を変えるにも外圧が大事なみたいなこと言われておりますけど、非常に空港開港あるいはそういう自動車産業の集積というふうな非常に大きな苅田町にとってインパクトのあるこの時期に、都市計画マスタープランを含めて都市計画を見直していくということが大事だと思われます。

 まず、具体的にこれ行橋と比べたら非常にわかりやすいんですね。行橋市も全市が都市計画区域内なんです。ただ行橋市においては線引きということで、市街化区域と調整区域を明確に線引きをしなかったということなんですね。苅田町は都市計画の先生みたいなとこですから、昭和45年に線引きをして工専から1種住居まではないんですけど、住居と工専をきれいに分けて、そしてさらには調整区域までつくってしまったということなんですね。それでこの30年の時間の流れを見てみますと、行橋市は当時人口5万切っておりまして、たしかあそこは4万5,000ぐらいな時期もあったと思うんですけれども、この30年間に約3万人の人口増があったと、苅田町はどうかといいますと、5,000人ぐらいなんですね。この30年間の人口増がですね。その中でやはりこの地域にとって非常に大きな出来事であった日産自動車さんの操業開始なんかも含めまして、この地域が農村型から都市型に変わっていく非常に大きなチャンスなんかもあったけれども、苅田町は宅地が少ないと、宅地が少ないと言うことは当然需要と供給なんで、地価が総体的に高いと、そして人口がふえないと、人口がふえないから商業その他も活性化しないというふうな、ちょっと町づくり構造において悪循環的なものになっていったわけですね。

 そこら辺のところが今回の大きな外圧といいますか、インパクトでもって方向転換していくいい時期だと思うんですけど、ちょっと非常にちょっと総論的な話なんですけど、そこら辺は町長どうお考え。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) この都市計画、しかも市街化調整区域を持つという都市計画、議員おっしゃるように、苅田町の人口増あるいは企業誘致等々に功罪があったと思っております。一方、ここに来まして苅田町の情勢も大きく変わろうとしております。それは今もお話ございましたように、新しい空港ができるとか、高速道路のインターチェンジができるとか、交通基盤が整備されて、苅田町の状況が大きく変わろうとしております。したがいまして、苅田町の都市計画、都市計画マスタープラン、ぜひこの際、情勢の変化にあわせた見直しというものが、ぜひ必要だと思います。その中において功罪の罪は改め、功の方を生かす形の見直しの仕方、やっていかなければならないと思っております。平成17年度でこれを見直す形になっておりますので、いろいろと皆さん方の御意見も聞きながら見直してまいりたいと思っております。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) まさにそういうふうに大上段から認識していただくということが大事だと思います。この都市計画マスタープランでは、苅田町を4地区に分けてるわけですね。海岸線の臨海工業地域とそれから市街化地域と、それからそれを取り巻くところの市街地周辺地域、これが主に調整区域になってるわけですね。それから都市計画区域外の白川地区の田園山間地域ということで、苅田町を4つにそれぞれの地域特色を持ったところで分けてるわけですね。それはそれで一つの見識だろうし、結果的にはこれは都市計画の後追いにすぎないわけですけれども、これを私はここでというか、これを考えていく中で、逆提案してみたいと思うんですけどね、これを海から山へ平行で切るんではなくて、逆に苅田町は幸い、今、小学校が6校存在して、苅田、南原、馬場地区ですかね、それから与原、それから片島、白川地区というふうな形で6校が存在してるんですけれども、それはその分け方は山から海まで苅田地区も当然小学校の校区でいえば、そういう横切り、縦切りというのがあってるかどうかわからないんですけれども、このマスタープランに逆に今度、小学校校区ごとに海から山までという形で切ってもらいまして、そこをその地域、地域にまず住宅地からすればまだまだこれから受け入れ可能な住宅適地用地が、非常に多く存在してると思うんですよ、私はね。そこら辺の発想の転換とまでは言わないんですけど、そういう発想の複眼的な見方ですね、そういうものをぜひ取り入れてもらいたいと思います。

 そういう中で見てみますと、苅田町の先人が努力されてきて、苅田町はもうこういう地図を見るとまさに一目瞭然なんですね。日豊線の海側と山側において、まさに住宅地の密集度合いが全然違ってきとるわけです。日豊線の海側に関しては御承知のように、土地区画整理事業がいわば雨窪から与原地区まで施工済みをしておりまして、大変住宅地になって人口の密集度合いも高いと、しかしながら、日豊線から西側、山側ですね、これは一部県道沿いとかあるいは昔からあった道路沿いには、旧集落プラスアルファの住宅が張りついてるわけですけれども、まだまだ非常に空閑地が多いわけですね。だから、この空閑地をどういうふうに市街地、まさに市街地の農地であり市街化区域のど真ん中とも言っていいような地域なんですけれども、ここがもっともっと宅地化されていかないと、苅田の本当の住宅、潜在力はあるにもかかわらず、その潜在力が生かされてないというとこなんですけど、ここら辺についてどういうふうにお考えですかね。



○副議長(光永信雄君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 先ほど、行橋市と苅田町と比べて、ここのところの人口増について数字を上げて御質問されておりました。確かに行橋市は人口がふえました。苅田町はこれだけ産業都市という形で発展していながら、それに比べて人口がふえていない。これにつきまして、その主な理由は何かというと、まさに手ごろな宅地がないと、先日の質問にも答えましたけれども、平成9年に定住化についての調査がなされております。そこでも明らかになっておりまして、行橋、小倉南区には手ごろな住宅地あるいは建物がある、住居がある。したがってそちらの方に住んだ。それに比べて苅田町にはなかったと、この辺が人口が思うほどふえなかった大きな理由です。そのほか環境が悪いとか下水道がないとか、学校がどうのとかありますけれども、それは行橋市であれ苅田町であれそんなに変わらないと思っております。大きな違いはそこであります。したがって、今お話がございました日豊線から山側、一部団地というような形で開発されたところもありますけれども、まだまだ余地がある、一方、農耕地としてはあるけれども、既にもうお米をつくっていないとかいうような土地が見受けられます。今後、人口増対策を考えていく場合、今この地域の日豊線から山側地域の住宅適地の開発というものが必要となってくると思います。町が積極的にみずから区画整理を行いながらという形、あるいは宅地開発を行いながらという形は、今の時代ですからとれないと思いますけれども、誘導策を町が行いながら、民間の方に開発していただくということを考えていかなければならないと思っております。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) まさにそうです。まだまだ、潜在地を生かすべく、これはたしか武内議員もいわれておりましたけれども、県道あたりから開発誘導道路というふうに呼んでもいいと思うんですけれども、これはもちろん地権者を含めた地元の協力が第一だし、いやまだ田園地帯でいいと思われるような地域もこれはあると思うんですね。そこら辺はそれはそれで残していけばいいんであって、ただ、宅地開発可能性のところはまだまだ随分あると思うんで、そこら辺をまずきめの細かい情報をとり、地域の区長さんを初め、だからこういう時期ですから、地域コミュニティー問題なんかもありますけれども、いま一度地域の方々に苅田町がさらにもう一段人口アップといいますか、スケールアップというか、あるいは市になるためには、住宅、はっきり言ってあと1万5,000ふやしたい。そのためには各小学校校区ずつに、500なり1,000区画なりの宅地が出てくれば、これはもう机上ではすぐそれだけの受け皿ができるわけですから、ふえていくわけですね。だから、そういう都市計画マスタープランをより住民次元におろしながら、住民の創意工夫、そして、そういう中でまた民間事業者も活動、活躍できる余地も広がってくるでしょうし、そういう点をこの問題で指摘しておきたいと思います。

 続きまして、やはり苅田の空間地はどうしても調整区域というところに行き着くわけですけれども、調整区域の開発手法が、やはり2000年の法改正等でかなり緩和されてきとるんですね。そこら辺のところは、担当課はどういうふうに認識されとるでしょうかね。



○副議長(光永信雄君) 星野都市整備課長。



◎都市整備課長(星野峰敏君) お答えします。

 今、議員さんがおっしゃいました調整区域の緩和、平成10年度から、法令ですね、施行規則が変わっております。そんな中、一つ、皆さん勘違いするのが、調整区域の中で農地がすぐ宅地になれるんじゃないかちゅう話になりますが、その中で除外区域として、農用地ですね、農業振興地域はだめでございます。農業振興地域ちゅうたらだめな場合、そういう形になっておりますから、その中で皆さん、私たち特に、事務所にこういう形でできないかちゅうふうになっておりますが、その中で農振地域、それと苅田、山口ダムがありますから、その山口ダムの受益地ですね、受益地以外は、その2点がちょっと今のとこ、施行に対して除外されております。

 以上です。



○副議長(光永信雄君) 12時近くになっておりますけれども、傍聴者の方々もいらっしゃいます。10番の坂本君の一般質問をこのまんま続けてまいります。御了承ください。10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) 済みません。どうもありがとうございます。

 今の話ですね、だから、課長、僕が、私が聞いてるのは、できないという、役所の皆さんはそのできないという理由を先に上げるんですね。今私が言ってるのは、それは当然、障害は障害としてあるわけですよ。なけりゃもっと開発進んどるわけですよ。だから、私が今聞いてるのは、町長も含めて聞いてるのは、できないという理由、それは私も、農用地があって、農振地域があって云々なんていうことは、これはもう十分わかってますよ。そうじゃなくて、できるような方向性に都市計画法の改正によってかじが切られたと。切られたから、苅田町としてはそれを受けてどういうふうに、新たに住宅需要があるにもかかわらずそれを見逃してきたわけですよ。だから、自分たちとしてはどういう知恵を絞って、地域のため、あるいは苅田町のため、そして、本当にその住宅地を不足してる人のためにね、自分たちが知恵を絞ってこの地域を宅地化できないかなというふうに考えて、そして、議会なんかにも提案していくというのが僕は行政マンの姿としてね。で、あなたが農政課長なら、農地を守るという立場から今意見なんでしょうけど、あなたの今の役職は都市整備課の課長さんでしょ。だから、そこら辺のところはやっぱり、今、前に進めようという話をしている中で、後ろの話をしても意味ないわけですよ。だから、そこら辺ちょっと指摘しときます。

 ちょっとじゃあ、もうせっかくあなたが出てきたんで、あれはどうなっとんですかね、ちょっと話は戻るんだけど、苅田町の緑地帯の問題。



○副議長(光永信雄君) 星野都市整備課長。



◎都市整備課長(星野峰敏君) 苅田町ですね、緑地は1号緑地から4号緑地までございます。その中で、緑地の機能をしてない箇所が多々あります。それは、もう住宅地が張りついて、もう住宅が密集しております。そういう場合、そういうことがありますから、今都市計画マスタープランの中の研究会の中にも提案しております。その中で1号、2号ですね、その中はそういう形で密集しておりますから、1号は一部残る、機能しておりますから、一部残します。2号はもう全面的に住宅が張りついておりますから、2号はもう除外で考えております。そして、3号は、これは、10ヘクタールを超える場合は県が許可しますから、一応一部分、その中で一部分は除外のとこがあります。そういう形でしてます。4号は、4号緑地の関係は、いろいろ地元の別な関係で地元説明会がありました。その中で、地元の方の理解が得られなかったものを、そこは、4号緑地はもう全部今のままで考えております。

 以上です。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) どうもありがとうございました。今まさに、これ、今の話に都市計画法のすべての内容が凝縮されておると私は思ってる。最終的に緑地指定と、これは苅田の都市計画でよくこういうのをつくったねと言われるぐらい、ある意味で画期的なものなんです、35年前はですね。当時は建設省だったんでしょうけど、建設省の役人も驚いたと言われる、そういう話も私は漏れ聞いておりますけれども、これすごい崇高な精神で、工場地帯に対して60メーター幅なんですね、緑地帯を設けて、住宅地と工業地を分けていくというふうな高い使命感によってできたわけですね。

 しかしながら、時代の流れの中で工場緑地化法等ができまして、その工場みずから緑地化していったんで、その緑地指定する意味がなくなってきて、それを住民と話し合いながら、それでもなおかつ残してくれと、いや、もうこれは既に実質除外といいますか、私も具体的に何件も除外申請をしておりますけれども、住宅地化されてるんで、これはもう撤廃してもらいたいというふうなことがやっていくわけですね。

 これが今まで、この都市計画法がすべてを変更するにしても、もう県ならばともかく、国まで行かないとなかなか、行けばもう二、三年しないと返ってこないというふうな形でもって、一度決めてしまえばもう半永久的に動かせないという状況が続いてきたわけですけれども、昨今の法改正の中で、これは地方分権一括法なんかとも関連してるというふうに言われてますけれども、要するに地方のことは地方に任せるというふうな形になって、ようやく我々みずからが考えて、そしてその時点で最善の策をとっていくということができるようになりました。だから、緑地が指定除外という方向に進んでるということは非常にいいことだし、これからも大いにそういう方向で進めてもらいたいし、具体的にはいつぐらい撤廃できるんですかね。



○副議長(光永信雄君) 星野課長。



◎都市整備課長(星野峰敏君) 全体的、全部、県の関係もありますから、18年度に、これはあくまで関係者の御理解を得た上です。だから、18年度には撤廃できるんじゃないかと思っております。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) ありがとうございます。1年でも早く、1日でも早く撤廃できるように、まあ撤廃と住民が認めたところはですね、特に2号緑地あたりはその必要性があると思うんで。

 続けて、今言う調整区域の開発ですね。課長がそういうふうに言ってくれましたけど、じゃあちょっと具体的には、よく皆さんからお尋ねになってる、片島、岡崎の地区ですね。それは都計法何条でもって開発をしていこうというふうなことなんですかね。



○副議長(光永信雄君) 星野課長。



◎都市整備課長(星野峰敏君) 都市計画法の34条の8です。開発行為です。



○副議長(光永信雄君) 10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) 34の8はさあ、何個もあるんですよね。それもうちょっと。



○副議長(光永信雄君) 星野課長。



◎都市整備課長(星野峰敏君) 38条の4の4です。4の集落活性化タイプで考えております。それと、そこはそれに入らないところが一部ありますから、地区計画も併用したいと思っております。



○副議長(光永信雄君) 坂本君、残り5分です。10番、坂本君。



◆議員(坂本東二郎君) わかりました。そこなんですね。だから、今言った調整区域内が、はっきり言って、あそこは農用地でも農振地域でも全くないでしょ。ないんであるにもかかわらず、そのぐらい大変な状況なんですよね。だから、これがやっぱり法律ということになるんでしょうけれども、だから、ただ、これは非常に都市計画法、私も幾らか関係してるから読むことがあるんですけれども、これやっぱり解釈なんですよね。だから、課長さんがどうのというよりは、やはり町長ねえ、この都市計画、特に苅田の場合は調整区域を、これは県段階が決めるらしいんですけれども、この2000年の法改正でね、調整区域と今までは線引きをしなければならないということだったんです。これがこれからはもうどちらでもいいと、もう線引きしなくてもいいよと。

 だから、はっきりまあ、私がきょうずっと質問の中で取り上げさせてもらっとる行橋の例なんですね。我々は、行橋は都市計画、開発はある程度自由にできるけれども、都市計画面においては線引きもしてない未線引きなんだと。で、結果的にスクロールですね、乱開発状況が進んで、後で行政も大変な目になると。で、一時、今は幾らか緩和されたみたいですけれども、水道なんかにおいて大変なピンチな状態に行橋が追い込まれたような時期もありました。

 そういうふうな形で、私も調整区域が果たしてきた役割を否定するものじゃあないんですね。良好のまちづくりという観点からでは必要だった時期もあるんですけれども、これからは、はっきり言って日本の人口がもう減るんですよね。地価もこういうふうな状態になると、乱開発をして、何というか、悪らつな開発業者が暴利をむさぼるというふうな時代でもなくなってきてるというその時代背景を受けて、受けて法改正が行われてるんですね。ただ、それが一気に調整区域撤廃あるいは線引き撤廃という、本当は法律はそこまで行ってるんだけど、なかなか運用面においては難しいみたいなんですよ。

 だから、とりあえずは今言った34号あたりを多元的に活用しながらまちづくりを進めていくというふうに、いろいろ知恵を出してもらえればいいと思うし、特に小波地区あたりは、それはちょっと農用地との関係もあるかもしれないけど、駅へ歩いて10分ぐらいのところが調整区域よ。しかも、宅地不足というふうなところちゅうのは、いかにも、いかにも不自然ですよ、これはね。だから、やっぱり行政もその地域の皆さんと話し合いをして、そして1日も早く地区計画なりを打って、調整区域内開発ができるという方向を示してやって、これからのまちづくりの一助にしてもらいたいというふうに思います。

 ちょうどちょっと昼にもなりましたので、私の今回の質問はこれで終わりたいと思いますけれども、この機会をぜひ逃すことなく、まちづくりに向けて、町長以下全職員一丸となって頑張ってもらいたいということを期待しまして、終わります。どうもありがとうございました。



○副議長(光永信雄君) 以上で、坂本東二郎君の一般質問を終わります。

                              



○副議長(光永信雄君) 昼食のため13時10分まで休憩いたします。

午後0時05分休憩

                              

午後1時12分再開



○議長(珠久六夫君) それでは、午前中に引き続きまして一般質問を再開いたします。

 9番、作本文男君。



◆議員(作本文男君) 〔登壇〕9番議員の作本文男でございます。12月の一般質問をただいまから行います。本来でありますと、一言日ごろ思っている所信を申し上げるんですけども、事前に4点の質問内容を通告をしております。いつも時間配分が悪くて中途半端になるもんですから、もし時間が余れば、一般質問者席から日ごろの思いを終わりのまとめということで申し述べさせていただきます。そういう意味でも早速質問に入らせていただきたいというふうに思います。どうかよろしくお願いをいたします。



○議長(珠久六夫君) もう即あれしますか、町長、壇上答弁、いいですか。(「いや、もう別に、形式的なあれは」と呼ぶ者あり)わかりました。

 それじゃあ早速質問席からの質問を始めてください。9番、作本君。



◆議員(作本文男君) まず、通告をいたしておりますとおり、シルバー人材センターの使途不明金の処理と今後の対応策ということでございます。

 もう御承知のように、何度もこの席でこの件につきましての質問をさせていただいております。もう御承知のように、この不正流用が発覚をいたしましてもう既に1年以上が経過をしとるわけでございます。町は損害額を確定をし、そして再発防止についての指導をし、そして、新しい体制で1日も早く再スタートをさせなきゃいけないというこの思いは、私どももそうでありますし、執行部もそうでありますし、本来の主役でありますシルバーの会員の皆さん、約170名近くおるらしいですけども、同じ思いであろうというふうに思います。

 それで、中身に入らせていただくんですけども、理事会で、町長、何点か町長名でシルバー人材センターにあてた申し入れがございます。この申し入れにつきまして、ちょっと具体的に申し上げますけども、ETC、横文字なんですけども、これはどういうことかといいますと、私も最近まで知らなかったんですが、高速道路なんかを車が走るときに、なるほどと思いましたけども、ETCで通過する専用のレーンがあります。これはその場で現金を払う必要がない。後からまとめて請求が来るという非常に便利のいいもんでございますけども、これをシルバーの車につけてる。これは町長専用車にもつけてないと思いますし、議長専用車にもつけてないんですけども、シルバー人材センターの事務局長の、いわゆる不正流用した方ですけども、この人の車につけておったと。もう非常に分単位で忙しかったんでしょうからこういうのをつけたんでしょうけども、冗談はさておき、これをつけること自体にも私は大きな問題があると思う。さっきも言いましたように、町長や議長の専用車にもつけてないものをなぜこれだけのものをつけなきゃいけないのか、これただじゃつけられないわけですから、これも大きな問題がある。

 そして、理事会で、前の前の理事会で、このETCの金をどうするんだということの話がありまして、理事会で協議をいたしました。当然これは本人に請求をすべきだと、損害額として改めて請求をすべきだという意見を言ったのは、残念ながら私だけでございました。あとの理事は全員、いや、これはもうしょうがないと、いわゆるわからないと。仕事で使ったのか、個人で使ったのかわからない。だから、これはもう請求すべきじゃないということで理事会で決定をいたしました。要するに払わなくていいということになりました。

 ところが、今回の12月の2日だったですか、1日だったですか、理事会がございましたけども、町からの申し入れで、これは払わなきゃいけないということになりました。なぜ、その前の前の理事会のときに私が1人でなぜこれを請求しないんだと言ったら、いつどう使ったかわからないからということだったんですね。ところが、町が調べたら、土・日にばっかり使ってるんです、このETCを。だから、土・日ばっかり仕事をしとったんかもしれないんですけども、要は個人で使ってるわけなんですよ。それで、町としては、シルバー人材センターに、この金を支払いをさせなさいということを今回の理事会で今度は決定をしました。本来の前の前の理事会ではもう請求をしないと。ところが、町から一言言われたら請求をしますと、こう変わったわけなんですね。この辺につきまして、私は理事会が理事会のいわゆる役目を果たしてないというふうに思うんですけども、その辺は町長、いかがなんでしょうか。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 〔登壇〕理事会に直接私出席したわけでありませんので、詳細ないきさつというものは存じ上げません。しかしながら、このETCの問題につきまして、町というよりも、町の監査委員会、監査委員会が今回の不正流用事件について監査をし、それを精査する中で、このETC使用料金については、果たして業務のために出張をして、そして高速料金をETCにより支払ったという根拠には乏しいというぐあいに監査委員会が認めて、それを請求、本人に請求するように指摘した事項でございます。2回目の理事会においてなぜそのように判断したかということはちょっと聞いておりませんけれども、町がしっかりと精査するように指摘をした、それに対して理事会で判断して、そのようにしたんだろうと推測をいたします。



○議長(珠久六夫君) 作本君。



◆議員(作本文男君) 町長、時系列が違います。監査が監査をして、そして、シルバーにこういうふうにしなさいという指導をしたわけです。その指導を受けて、理事会でこれは請求すべきでないと、ETCについては請求すべきでないと、こういうふうに決定したんです。その後ですね、その後もう一度、12月の1日だったか、2日の理事会で急きょこれはまた請求すべきだと、こうなったわけです。白石課長は私と同じ理事で出とります。それから、井関部長はオブザーバーで出とりますけども、私の今の言ったことに間違いがありませんか。



○議長(珠久六夫君) 井関部長。



◎民生部長(井関寛之君) 当時の理事会のいきさつ、それから経過、議員さんのおっしゃるとおりでした。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 私が、町長、申し上げたいのは、さっきも言いました、理事会が理事会のていをなしてないということなんですよ。ですから私はそういうふうに申し上げてるわけで、もう1点、シルバー人材センターへの申し入れ事項ということで、町長が先ほども言いました、人材センターあてに不正流用の総括として、一つ、本人に対する、これ告訴と書いておりますけど、正式には告発ですね、これはどうするのか。それから、2点目として、当時の役員の責任問題はどうするんだと。それから、3点目の、事件に対するてんまつ及び会員への報告はどうするんだと。これは私も含めて何人かの議員がこの場で指摘をしたことです。そのことを町長は真摯に受けとめていただいて、そして、それをシルバー人材センターに投げかけてるわけです。

 この議題で理事会を10月の1日か2日にやりました。このときの理事会のいわゆる中身ですね、これがまあ見事なもんで、告訴、告発については、お金はもう返してもらってると、損害は回復してるじゃないかというのが1点。それから、警察が受理するかどうかわからんというのが2点。それから、告発状は弁護士が書けないと。なぜならば、損害が回復してるからというようなことの、これは井関部長も一緒についていってるみたいです、弁護士のところに。だから、告発はしないんだと、する必要がないんだと。2点目の役員の責任問題、これは確かに前の役員というのは責任があると、その当時に起きたわけですから。だから責任はありますと。しかし、これからがまた振るってるんです。この前、福岡1区か何かで民主党の議員がやめましたけど、その議員と全く同じことを言うてるんです。やめるのも責任のとり方だと、問題が起きて。しかし、残ってよくしていくのも責任のとり方だと。もうこれは涙が出るようなすばらしい答弁をされてる。だから、やめる必要はないんだと、こういうことです。事件に対するてんまつ及び会員への報告、17年度の定期総会で報告をすると、こういうことで、私が1人でぐだぐだ言いましたけども、すべて却下されました。

 私は改めて、だからもうあそこで言っても何の意味もないから、だから、ここで私は議員というまたその別のものがございますから、ここで発言をする権利がありますから、改めて申し上げているわけですけども、一番問題なのは、この冒頭のときに私は町長に言いました。町長も全くそのとおりだと。少なくとも意見は一致してたんですけども、こういう問題があって、1円たりともこの損害額というのはシビアにチェックをしなきゃいけない。さっきのETCもそうです。調べてないんです、何も、理事会で。わからない、出張命令簿もない、何もないからわからない。しかし、町からチェックされたら、よう、カレンダーは一緒ですから、見てみたら土・日に使ってる。請求書が来るわけですから、いつ使いました、どっからどこまで乗りましたというのが来るわけですから、それを見て、前の、過去のいわゆるカレンダーを見たら、土・日に使ってた。だから、これは仕事で使ってない、個人で使ってないということの認定をしたんでしょうから。要するに、理事会でチェックをしたことというのは、もうほとんど信頼が置けないということなんです。それで、被害は回復をしてると、損害は回復をしてると。そして、出してもいないのに、受理するかどうかも、警察が受理するかどうかわからんと、こういうことの理由で告発はしないと。こういう理事会の、私に言わせればていをなしてない。

 それから、役員の責任問題についてもそうです。事件に対するてんまつ、会員の報告、臨時総会を開いてでも、170人てさっき言いましたように、その文書を全部に送ったっていいと思う。それを17年度の定期総会で報告すりゃ十分だと、こういうことなんです。このいわゆる中身についてあらましを申しましたけども、さっきも言いましたように、町長はその席のことがわからないということでございますので、同じことを井関部長にお聞きをしますが、そういうことでよろしいんでしょうか。



○議長(珠久六夫君) 井関部長。



◎民生部長(井関寛之君) 12月2日の理事会、席に出席をしておりました。議員さんの今言われたことには間違いはないというふうに思っております。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 正確を期さなきゃいけませんから、補てんすることはありませんか、部長。



○議長(珠久六夫君) 井関部長。



◎民生部長(井関寛之君) 日にちを、たしか議員さん10月2日とかいうふうな発言はしておりましたけど、12月2日。(「内容です」と呼ぶ者あり)内容について間違いはないと思います。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 町長、今私が申し上げたとおりなんです。それで、これで町がそのままほっとくのか。私は、これ結論めいた形になるんですけども、補助金を出している町が考えている責任のとり方、少なくともここの場で議論をした中でですよ、とり方と、補助金をもらっているシルバーの責任のとらえ方、とり方、全く違うんじゃないかと思うんです。ここが一番大きな問題なんです。もう過去のこと言ってもしょうがないですよ。しょうがないけども、財務規則もないところに補助金を出してたんですよ、現実に。これはあなたたちの責任ですよ。もちろん半分我々の責任もあります。議会でチェックできなかったんですから。このことを反省をすれば、当然さっきの3点、これは理事会で決まったことちゅうのは、私に言わせれば何の意味もない、ナンセンスなことだというふうに思わざるを得ない。で、それをどうするのか、町として。だから、もう理事会が決まったからいいと、ETCの問題もそうですけども、じゃなくて、ETCの問題と同じように、もう一歩踏み込んで、強烈な町長の地方自治法における総合調整、この権限を振って、ぴしっとした形をとらせないと、さっきも言いました、いつまでもこの問題を続けなきゃいけなくなる。一度ぴしっと締めて、そして終結宣言をして、するべきことをして、それで新たに生まれ変わるという形のものをとらないと、前にも言ったことがあります。すべてのいわゆる為政者、政治をする人にとって、功罪はあります、いいこともたくさんありました。そのこともこの場で申し上げてきました。信賞必罰がないから、私は伊塚町政の一番悪いところ、けじめがつかない、このことだけは自信を持って私は言えるし、今でもそれが成り立ってない。これをどうするのか、もうそろそろ町長、結論を出さなきゃいけない時期に来てるて。私、もうこれが、ことが終われば、もういつでも理事会をやめたいと思ってる。もう来たら困るんですよ、向こうも。私も行きたくない。だから、やめたいと思ってるけども、けじめをつけなきゃいけない。つかないんだったら、私はいつまでもこれやらなきゃいけないということなんですが、いかがでしょうか。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) この場で何度か議論しておりますので、改めて言うまでもないと思いますけれども、シルバー人材センターていうのは、町が補助金を出して、その育成を指導、監督している一団体でございます。その限りにおいて、町の関与するところには当然限界があります。したがいまして、自主的な団体の役員会、理事会がそのように決定したということについて、実は12月2日の理事会で決定された町の、失礼、ああ、そうですね。町が申し入れしたのは11月25日ですから、それに基づいて12月2日に理事会を開いて決定をし、12月6日の日に、その町の問い合わせに対してシルバー人材センターから回答をもらっております。先ほど言いましたように、自主的な団体である役員会が決定したということに対して、町としては、ある程度やっぱり尊重をしなければならないと思っております。もちろん補助金を出している団体に対する監督、指導という面もありますけれども、やはり自主努力で高齢者福祉という時代の要請にこたえようとしている団体の役員が決めたこと、役員会が決めたことを尊重したい、しなければならないと思っております。この12月6日の回答について、正式にまだ町では態度を決めたわけではありませんけれども、私も早く本件については決着をつけて、彼らが町あるいは町民の期待にこたえて、自主的に活発な活動をしていくような運営がされるように願っております。

 以上です。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 町長の発言に、私は細かいことを言うようですが、整合性がない。その理事会を尊重しなきゃいけない、ある程度という言葉を使いました。だから、全面的にということじゃないけども、要するに育てていきたい。そういうふうにすべきだというその思いはわかります。わかりますけども、今言いましたように、そのETCの問題でもそうです。理事会はしなくていいて言ったんです。それだけの判断しかできない理事会なんですよ。それを町が指摘して、指導したじゃないですか。総合調整で指導したじゃないですか。

 それと、改めて申しますけども、その自主性に任せると言ってるけども、町長は、いわゆる監事ですね、今度新しくなった、あなたの同級生か何か知りませんけども、こういう人事にも口出しをしてるじゃないですか。関与してるじゃないですか。だから、片や自主性に任せる、で、方や、そういう形でやってるじゃないですか。

 ですから、私はあなたの考え方次第だと思うんです。だから、理事会のていをなしてませんて。だから、それは補助金を出してる。財務規則もないそのところにつくらせなかったというその責任もあるわけです。ほいで、しかも350万の不正流用の金は返してもらいました。それが正確かどうかは別にして。さらに、出してた補助金に対して260万今回請求をしました。だから、かわいそうなのは会員なんです、まじめにやってる。だから、だからこそ、まともな理事会にするために、中身のある理事会を運営できるような、そういう理事会にするために、だから、こういう資料なんかも、会議の資料を送らせたのも、私が入って送らせたんです。資料も送らないんですから。その場でぽっと見させて、それでする。だから、今の理事会の仕事というのは、新入会員を認めるか認めんかと、その程度の理事会です。あとは具体的に財務規則をつくりましょうとか、就業規則をつくりましょうとか、それから、いろんな仕事に出張行ってるわけですけども、それが固定化してないかとかいうような発言も、申しわけございませんが、自慢するわけじゃありませんが、私がすべて提案をしております。そして、開かれたものにしていかなきゃいけない。どういう仕事があって、会員が何人いて、その会員の仕事をとる順番というのはこういうふうに決まってて、そしてその仕事に私はついた。そして1カ月間仕事をして、これだけのお金をもらえるんだと、そういう一連の流れをつくっていかなきゃいけない。そういうものが全くできてなかったんです。それでまともな理事会て言えるんですか。だから、けじめをつけなさいということを私言ってるんです。一から生まれ直ったらいい、直したらいいと思うんです。

 ですから、もうこれ以上時間をとるわけにはいきませんけども、その結論はまだ出してないという町長、御答弁でありました。ですから、ぜひその辺も踏まえて、だれもが納得できる、そういう回答をシルバーの方に出していただきたい。その結果は少なくとも公表していただかなくても私にはわかるわけですから、もう二度とこの席で質問をしなくて済むような、そういう回答を、御決断をしていただきますことをこの場でお借りをしてお願いをさせていただきたいと思います。

 次に、議長、あっ。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 今、議員が今後の進め方について提案されました。私も12月6日の回答、また最終的に町として結末をつけていないと、こう申し上げました。早急に結末をつけて、一刻も早くこの問題が片づけられて、そして、新生シルバー人材センターとして、苅田町の高齢者福祉に貢献するように育てていく、そのように指導していきたいと思います。

 今、議員の発言の中で、一部私にとって心外だと思ったことがあります。それは、役員に口を出しているじゃないかというお話でございます。この間、実はそのとおりのこともありました。しかし、私が出そうと、口を出した役員については、見事に理事会ではねつけられております。監事については、むしろ私は積極的に反対した方でございます。その辺は御理解いただきたいと思います。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) ぜひ町長、そういうことで御判断をいただきたい。

 それから、監事のことについては、監事がそういうような言い方を、もうしょうがないでなってるんだというふうな言い方もしてることも事実であります。私の間違いかもしれません。間違いであれば、率直におわびを申し上げたいというふうに思いますけども、そういうことの流れになっておるということも事実であります。

 次に移らせていただきます。苅田町が求める教育のまちづくりについてということであります。

 ほかの議員もいろんな質問をなさいました。それから、少子化問題について、これはもうリンクするんですけども、毎月10日に出ます月刊誌幾つかありますけど、その1冊をいつも私は読んでるんですが、夜寝るときに読んでおりましたら、こういうのが出ておりました。統計によるんですけども、2006年、今が2004年ですから、来年、再来年ですけども、人口が1億2,774万人、これがピークらしいですね。で、減少をしていくんだと。そして1世紀後、いわゆる2100年には人口が五、六千万人に、統計学によると半減するだろうと。今を中心に考えると、ちょうど100年前、いわゆる1900年ごろですけども、ちょうど日露戦争のころがちょうど五、六千万人だったらしいです。ですから、今そのピークをもとに考えると、100年後には五、六千万の人口になるわけです。その作家が書いておりましたんですが、人口減少社会ちゅうのは、近代日本ではもちろんあり得なかった初めての経験なんですね。全部右肩上がりで、それでどんどんどんどんふえてきたと。ですから、まさに我々は今から未知の世界に突入するんだと。で、どういうことが起こるのか、もちろん当然予測もつかないし、今までの常識がことごとく通用しなくなるというようなことを書いておりました。なるほどなというふうに思って読んだんですけども、最近の新聞で、外国人を看護師さんなんかを受け入れるというようなことが具体的な形で動いておるようでございますけども、まさにこういうものを見越したものだろうというふうに私は思うんですけども。

 で、教育の問題に入っていきますけども、私はやはり、資源のない日本が世界にこうした冠たる地位を築いてきたというのは、資源はないけども人間があったと。人間イコール人材があったと。人材イコールこれは教育だったということは間違いのない事実でしょうし、これに異論を唱える方もいらっしゃらないんだろうというふうに思います。

 そこで、教育を、苅田町が求める教育というのはどういう形でやっていけばいいのかということで教育委員会の方にお聞きをするんですけども、そのいわゆる大きな話からぽんと具体的な話になって大変申しわけないんですが、これはまあ私も町長にお願いを申し上げたし、また、ほかの議員の方もそういう考え方の方がたくさんおられたんで、議会でもいわゆる通ったんですけども、今年度ですか、指導主事というのを町で採用を、教育長、いたしましたですね。大変優秀な方がお越しをいただいたというふうに聞いております。約1,000万弱の町単独の予算をつけてこの指導主事の方にお越しをいただいたわけです。もちろん1年しかたってませんから、だからということなんですが、いわゆる苅田弁で言うと、1,000万がとのですね、効果が出てきてるのかどうかというところからまずお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(珠久六夫君) 有松教育長。



◎教育長(有松邦雄君) お答えいたします。

 今、議員さんがおっしゃいましたように、苅田町の教育委員会といたしましては、従来まで各学校を訪問してのきめ細かな学校指導、研究や授業の指導まではなかなか行き届かず、大変私としては心を痛めていたところでございます。ところが、本年4月から教育委員会に、すばらしい手腕を持つ人材を学校教育課長補佐として雇用していただきました。

 この課長補佐には主として次のような業務を担当させております。まず、一つといたしまして、小・中学校の学校経営、学校運営、教育活動全般にわたる指導、助言。それから、2つ目といたしまして、各学校の教育研究の推進やその充実に係る指導、助言。3点目といたしまして、町内教職員の資質の向上に係る町独自の教職員研修の体系的な整備と企画推進に係ること。4点目といたしまして、教育問題審議に係る業務を初め、本町教育改革の推進に係ること。5点目といたしまして、県教育委員会や教育事務所との連携や情報収集に関すること。次に、文部科学省研究委嘱の安心かつ安全な給食推進事業、特別支援教育推進モデル事業の推進に係ること。この特別支援教育というのは、もう既に皆さん御存じと思いますけど、知的障害とかいろんな障害を持っている子供たちの教育の支援に当たる教育でございます。その他学校教育課の業務に関すること等でございます。

 本年4月に赴任して以来、実に積極的、精力的に業務に専念いたしており、学校教育課の欠くベからざる存在となって、八面六臂の活躍をして、いたしているところでございます。一例を申しますと、各学校の指導も、理論的にも実践的にも、的確かつ先進的な指導をいたしております。また、校長を初め、教職員からの厚い信頼を一心に集めております。各学校からの授業研究における講師派遣要請が絶えず、全部の要請には完全には応じ切れない状況ですが、今日まで学校訪問による指導は、昨年の教育事務所からの行政指導の2倍以上に当たる45回の多きにわたっております。

 このように、課長補佐雇用の効果は絶大なものがあり、苅田町教育の充実、活性化の強力な活力剤となっております。このことは苅田町の教育の進化、活性化にとりまして特筆すべき出来事であると、大変うれしく、ありがたく思っているところでございます。課長補佐の雇用に当たりまして、御理解、お力添えをいただきました議会の皆様には心から感謝とお礼を申し上げたいと思っております。ありがとうございました。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 教育長、総論の話じゃなくて、私はこういう性格でもあるからでしょうけども、もっと具体的に、例えば学校の先生でも、建設業者にも例えばAランクからDランクまでありますですね、A、B、C、Dとこうあるんです。で、ぴちっとこう決められてるわけですけども、学校の先生にもやっぱりAランクからDランクまであると思うんですよ。いわゆる授業の進め方がうまいとか、それから、いわゆる、これはある先生から聞いたことがあるんですけども、学校の中で校長ちゅうのは学校経営をするんだと。それから、担任の先生は学級経営をするんだと、いわゆる総合的な話ですね。教え方がうまいだけじゃだめだし、子供さんとのいわゆる接し方もあるでしょうし、それから、PTA、父兄の方との接触の仕方もあるんでしょう。

 そういう、私の指導主事のとらえ方というのは、今先生から理論的なお話もいただきましたけども、私のとらえ方というのは、仕事の中身というのは、その苅田町の小・中学校の先生方すべてが私はAランクなのかということなんですよ。Bランクがいるかもしれない。それはAランクに直していかなきゃいけないし、DランクはやっぱりCランクに持っていかなきゃいけない。CはBに持っていかなきゃいけない。そのチェックをするのが、その指導主事の私は一番の仕事なんだろうと。それは今まで教育長がやってたんですよ。しかし、それはできるわけがない、物理的に。だから、専門の先生をお招きをして、そしてそういうチェックをしてもらおうと。そうすると、いわゆる公平な、だから、いい先生に当たったらよかったけども、悪い先生に当たったらさっぱりだったという、そういう不公平がないような、そういう意味だろうと私は理解をしておりましたし、それがこの指導主事の本当の意味での大きな仕事なんだろうというふうにも理解をしてるんですけども、そういう観点から、どういう形の1年間の活動が行われたのかということを私はお聞きをしたつもりだったんですけど、いかがなんでしょうか。



○議長(珠久六夫君) 有松教育長。



◎教育長(有松邦雄君) お答えいたします。

 1年間の活動ということでございますが、それぞれの学校には教育研究の研究主題というのがございまして、それに基づいて研究を進めているわけです。課長補佐はその主として、その研究主題の解明にかかわる学校研究の指導、助言ということに当たっておりました。1人で、小学校6校、中学校は私が主に行っておりますが、中学校に行くこともございますが、まだ十分に手が回らないというのが実情でございます。学校からは訪問の要請がたびたび来るんですが、役所内での仕事もありまして、いろんな仕事が多岐にわたっておりますので、全部の学校が満足するまでには要請にこたえ切っておりません。

 それから、指導力の不足している教員、それから指導力が充実している教員、いろいろいるということは議員さん御指摘のとおりだと私も思っております。ようございますでしょうか。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) ですから、十分な人と十分でない先生がおられると。で、だから、それは現実なんでしょうけども、その十分でない人を十分にしなきゃいけない、これが、だから今から我々に課せられた義務だろうと思うんですよ。責任だろうと思うんですよ。だから、そのためにやはり何をしなきゃいけないかということになってこようと思いますけども、1年でどうだこうだということもなかなか大変でしょうから、またこれは課題として、何かのやっぱりそういう形、十分でないものを十分にしてきたんだというようなことの報告ができるような、そういうやはり観点から頑張っていただきたいということを申し添えまして、いわゆる次に移らせてもらいますけど、教育問題審議会の答申の概要で、これもちょっと不足を言わせてもらうと、厚生文教の方はですねえ、もう報告があったんでしょうけども、私は少なくとも新聞で知ったんですよ、これを。30人学級にするんだとか、小学校での専科指導を入れるんだとか、英語教育をやっていくんだとか、もうこれ重複しますので詳しくは触れませんが、私は別の観点から、そうした場合に、やる場合に、来年の4月からやる場合に、いわゆるプラスアルファの先生方の採用の仕方ですね、それからそれに伴う予算ですね、これはどういうふうに教育委員会として考えているのか、これをまずお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(珠久六夫君) 有松教育長。



◎教育長(有松邦雄君) お答えいたします。

 答申の内容、詳しく御説明できてなかったことをまずおわび申し上げます。

 それから、答申の内容は非常に多岐にわたっております。それで、これを具体化するに当たって、学校の教員、それから町民の代表とか、保護者の代表からなる検討委員会というものをつくっております。その中で、まず短期的にできるもの、それから長・中期的な問題、長・中期的に完成させるべきもの、これに分けて、今具体案を作成しつつあります。それで、短期的にできるものと、できるといいますか、やりたいことといたしましては、今議員さんがおっしゃいました、例えば小学校の専科教員だとか、30人規模、これは小学校の低学年になると思いますが、30人規模の学級とか、こういうものは短期的にやりたいと思っております。これにかかる費用ですね、これも綿密に、どの小学校は何人の非常勤講師が要るとかいうことを綿密に今算定中でございます。その折にはまたよろしく御協力とお力添えのほどお願い申し上げます。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 教育のことですから、私を含めてほかの議員も、考えられる協力はするんでしょうけども、例えば私が心配してるのは、非常勤の教師であると、非常に身分が不安定だから、イコールいい人が集まらないんじゃないかというふうに、すぐそういうまあ直線的な心配をするんですね。かといって、今一部の教師の中で問題になってますけども、一度採用されたらもう永遠にということで、どうしようもならんというようなのが何人もおるというようなことの危惧もあるわけですね。

 ですから、町で採用する場合、その採用の仕方なんかちゅうのは、今はもう前もって申し上げておきますけども、その契約を短期間じゃあいい人が集まらない。かといって、長期ではいろんな今起こってる弊害が起きてきやすい。ですから、例えば5年契約であるとか、10年契約で見直しをするとかいうような、いわゆる行政のレベルの話じゃなくて、民間のレベルの話を取り入れた形でのものをやっていきたいと。

 それと、来年の4月からするというのに、教育長、予算、そういうものも決まってない、それから、予算のことも今私はお聞きをしましたが、明確なお答えがなかったんですけど、それでできるんですか。いかがなんでしょう。次長でも結構ですけども。



○議長(珠久六夫君) 増田次長。



◎教育次長(増田英治君) 済みません。予算のことについて私が答えればよかったんですけど、教育長が総まとめで答えさせていただきました。内容的には現在検討委員会で計算しておりますけれども、あくまでも事務局の試算ということで御理解をお願いしたいと思います。

 まず、30人規模の学級編成ということで、現在、定数40人学級でございますけども、30人規模ということになりますと、で、これも全学年にということはなりません。先ほど教育長が申し上げましたように、小学校の1年・2年を対象に始めたらどうだろうかということで、試算いたしますと、新たに5名の非常勤講師の増となります。この場合の経費につきましては、京築事務所の病休等の代替講師の給与を参考にさせていただきますと、5名分で1,038万円。

 それから、専科指導に係る非常勤講師の配置ということで、これは小学校、どの教科を入れるかということはまた論議の要るところでございますけれども、小学校で3教科、中学校で3教科、これは、中学の場合は全体的に数が多いということで、少人数の指導をするという前提でございますけれども、この専科指導にかかる経費につきましては4,982万4,000円。それから、英会話活動の充実ということで、これにつきましては、各学校1名ずつ、小学校、中学校1名ずつで、現在ALT外国語指導助手が1名おりますので、7人分として3,234万円で、今のところ試算といたしましては9,254万4,000円を想定しております。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 単独で1億近い金が要るということですんで、大変な出費になろうというふうに思うんです。これも町長にお聞きをしたいんですけども、やはりまさに財政状況が、町長、厳しいわけですけども、その中でこの教育にやはり力を入れていく。まさに米百俵の精神だろうと思うんです。教育委員会はこういう考え方で、町長の方としてはどういう考え方でおられるのか、この1億も踏まえて、ということの御意見をお聞かせをいただきたいんですが。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 教育改革に関しまして、教育長より、これからの苅田町の50年先を見るような教育改革をすべきであるというようなお話を以前承りました。私も教育というのは大変重要であるということを認識いたしております。それと、また、世の中がすごいスピードで大きく変わっている現在、教育も変わらなければならないと思います。つまり、改革が必要であろうと思います。昨日だったでしょうか、憲法、教育基本法、学校基本法から逸脱してるんじゃないかと、そういう懸念はないのかというお話がありました。私はそれを聞きながら、こうした基本的な法律も現在変えるべき時期に来ているんだろうと、こう思っております。

 したがって、この際、私は苅田町においては、これは大変難しいし、経費、費用もかかる問題ですけれども、これからの50年先の苅田町を見るときに、大胆に思い切った教育改革すべきであろうかと思っております。まだ具体的に平成17年4月からどういう改革をし、その予算がどれぐらいかということは、ただいまちょっと聞きましたけれども、今まで大ざっぱな話しか聞いておりませんでしたが、基本的には苅田町として、この際思い切った教育改革すべきであるという観点から、この教育改革を推し進めていきたいと思っております。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) ありがとうございました。教育委員会、現場がそういう考え方で、しかも、そのお金を出す町長がそういう考え方でということで、この審議会が出した答申の内容、新聞で見たそういう内容に間違いなく来年度からは近づいていくという新たなことがわかったわけなんですけども、教育長ですね、もとは教育の現場の方に戻ってまいりますけども。

 もう今の話は夢の話なんですよ、夢ばっかりの。ところが、現実に言うなら、今の足元を見ていくと、これは町長にもお聞きをしとっていただきたいんですけども、平成13、14、15のこの決算額の教育費の占める割合ですね。これは平成13年度が13.1%、それから14年度が10.2%、15年度、直近は10%を切って9.7なんですね。公債費、借金払いの方が多いということなんですね。もちろんそれは金だけじゃないです。金だけじゃないし、これは、その今のやつは、これは生涯学習も入っているわけです。純粋な教育だけということになると大体6%、いやいや、3%、決算額の。ということで、さっきの1億というのを入れても大きな数字じゃないんですけども、もうとにかくすべてが今の世の中、福祉福祉ていったらいいという時代ですから、当然、もちろん国の施策もありますけども、それが20%以上を超えてる。しかし、教育は3%でしかないということも踏まえながら、現実の話に戻っていかなきゃいけないわけなんですけども。

 そういう夢の話がある中で、現実は、教育長、これは、私は父兄から直接聞いた話なんです。しかも、非常に狭い話で申しわけございません。私は苅田小学校のOBでありますんで、どうしてもそういう流れがあって、ほかのところは知りません。しかし、苅田小学校だけを見ても、6年生がきのうの、おとといですか、話にも若干出てましたですけども、3クラスであるところが4クラスになっていると。それは非常に数が少なくなって、27人ですか、になっていいということなんですけど、実際はこれ学級崩壊なんじゃないかという御意見があります。それから1年生、これは注意欠陥多動性障害であろうと思われる生徒が何人かおられて、全くもって授業にならんと。ですから、1人、2人のそういう子供さんがおられて、あと全体がだから大迷惑しているわけですよ。それで英語教育をしたりしたって私は何の意味もない。これは何の意味もないと言うとまたおしかりを受けますけども、これはこれで絶対やっていかなきゃいけない、すばらしいことなんですけども、あわせて、これともしくは同等以上に、今の問題を解決しないと何の意味もないということを私は申し上げたいんですよ。

 この現実をいわゆる厚生文教常任委員会なんかでそういう話がなされてるのか、実際にですね。それを、私は今の世の中で一番閉鎖的なのは学者の世界だと思います。その次が学校なんだろうと思うんです。それぐらい閉鎖的なんです。だから、隠れてるところには絶対いいものは生まれてこない。これは私の持論でもありますし、私だけじゃない、皆さん方の持論でもあるんだと思いますけどもね。そういう意味で、学級崩壊しててもいい、注意欠陥多動性障害がおったっていいじゃないですか。それは全部明らかにして、そして、教育委員会だけじゃなくて、町全体として取り組んでいかなきゃいけないという本当に大きな問題なんです、教育長。

 それで、こういう問題について、あわせて、だから、今1億ふえますよと言いましたけども、これはこういう場で議論をして、いわゆる最高責任者である町長に、この予算もつけなきゃいけないんやないんですか。それとも、今の予算でこれがやれるのかどうか、その辺の議論をしてみたいと思うんですが、いかがなんでしょうか。



○議長(珠久六夫君) 有松教育長。



◎教育長(有松邦雄君) お答えいたします。

 今、議員さんがおっしゃられたように、学校現場ではそういうような事実があることを私も聞いております。今ですね、昔なら非常に学級経営も上手で、経験も豊かなベテラン教師のクラスが学級崩壊するとか、新米教師ならわかるんだけども、ベテランの教師の組が学級崩壊するとかいうことが、大変、10年ぐらい前からですかね、言われるようになりました。そのころ私は、苅田町は別の話だろうというように思ってたんですが、その波はもう苅田町にも例外なく押し寄せております。

 それから、心の病気で休む、休職になっている教師が過去最高になったということが先日の新聞にも載っておりました。で、この背景の一つには、子供たちの変化、それから家庭や社会状況の変化、そういうものが大きくかかわっていると思います。もちろん教師の指導力も大きな要因ですが、そういう背景も十分考えられると思います。

 そこで、昔はスクールカウンセラーとか、スクールアドバイザーとかいう職種の人は学校にはいませんでした。ところが、今はもう小学校、中学校を問わず、十分でありませんが、そういう職種の人を招いて、いろいろな教師の悩みとか、そういうことに応じてもらっております。もうそういうふうな今は専門家の支援というんですかね、そういうことがなくてはもう成り立たないというふうな時代になっていると思います。

 それで、この答申の概要の中に、個に応じた教育施策の充実という中に特別支援教育の充実(環境整備・専門家との連携)というような答申もございます。それで、これにつきましては、もうぜひ苅田町で進めて、強力に進めていきたいというふうに思っております。それで、もうつい1カ月ぐらい前ですかね、教育事務所の指導室にそういう特別支援教育にかかわる指導主事がいらっしゃいます。で、この答申を見ていただいて、苅田町はぜひこのことにも力を入れて、そういう特別支援教育の環境整備、専門家との連携ということを強力に進めていきたいので、今後よろしくお願いしますということを申し上げました。ただ、これは来年4月からすぐということにはいかないと思います。その教育事務所や県の教育委員会と連携をとりながら、この充実に向けた施策を具体化して、その具体化できた時点で予算等を要求していきたいというふうに思っております。



○議長(珠久六夫君) 教育長、議長として、議事進行上お願いいたしておきます。質問者の質問趣旨に的確な答弁をしていただきたい。質問者は、現状のいろんな諸問題があると。それが今回、小中学校審議会で出たこのものですべてが補完できるのかという質問をされたわけですよ。だから、いろいろるる申し述べましたけども、大事なことは、どこの部分でそれができますよとか、できませんよとか、こうした的確な答弁をお願いしたいと思います。よろしくどうぞ。

 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) ありがとうございました。私、これ町長にお聞きをしたいんです。で、その前に、いわゆる学校教育のあり方ちゅうんですか、いろいろ言えば難しくなるんで、そんなこと私は言う能力もありませんし、ただ、ここで全員がこの場におる、いわゆるまた町民が考えなきゃいけない、また同じ認識を持たなきゃいけないというのは、私は、学校というのは学力を身につけるところだというふうに、非常にシンプルですけども、そういうふうに思っております。よく最近の風潮なんですけども、学力と学歴とをいわゆる混同してるんですね。それは学力、学歴は、それは全く私は必要なものでもない、あったっていいけども、別にそれで格好がいいもんでも何でもない。ただ、学力ちゅうのは、これは絶対に必要なんですね。その学力をつけるのが学校の仕事なんだというふうに私は思うんです。

 それで、先ほども言いました、この審議会が出したこの答申、これは夢の話で、今言った、いわゆる学級崩壊を現実にあるわけです。私が知っているのは苅田小学校だけですけども、もっとひどい小学校やら中学校があるものかもしれない、この苅田にですよ。私は苅田の町会議員ですから、よその学校のことの要らん世話やく必要がないわけですけども、そういった中で、いわゆる苅田方式と言われる未来のこういう審議会の答申が出て、それには早速予算もついて、そして対応していくんだと。

 だから、もう本当にこのことについて何度も言いますように、反対するもんでもないし、すばらしいことなんですけども、それじゃあ、今教育長がおっしゃったように、要するに、豊前の方からそういう指導があったりとか云々という話だったんですけども、じゃあ、なぜこういう学級崩壊についての苅田方式という形のものがとれないのか。だから、もう県のレベル、国のレベルの最低基準のそういう指導じゃなくて、一歩踏み込んだ形での苅田方式、いわゆる学級崩壊をなくしていく、そういう方式。で、さっきも言いました、学校の先生に、その崩壊してるクラスですよ、学校の先生に、さっき言ったDランクの先生で問題があるのかもしれない、例えばの話ですけども。それから、子供に、もうとにかく先生はいいけども、子供に問題があると。だったら、家庭教育の問題になってくる。それで家庭教育の問題だから知らないということにはならない。だったら、家庭に足を踏み込んでいかなきゃいけない。そのためにはどうするのか。当然そのいろんな問題が起きてくる。

 町長ですね、冒頭に町長にお尋ねをしたいというのは、さっきも言いました、このことを見過ごして、私はこれだけするちゅうのは笑われると思うんですよ。このことをどういう形で、国やら県の指導のレベルで抑えてしまうのか。国やら県のレベルとは違うことをこの前向きではやってるわけです。しかし、後ろ向きは、その程度で終わらせていいのかどうかという、そこの辺からまずお聞かせをいただきたいんです。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 教育は大変重要であると申し上げました。重要であるということは大変難しい問題でございます。夢のあることも時代の変化とともに将来を見越してやっていかなければならない。しかし、現実の問題として、学級崩壊だとか、非常に乱暴な生徒がいるとか、あるいはもっと現実な問題として、子供にまつわる不審者対応の問題とか、いろいろとございます。そうしたものも当然のことながらやっぱり苅田方式だろうと思います。つまるところはですね、町、それからもちろん議会の皆様方あるいは学校当局、教育委員会もそうですが、地域、家庭、それぞれが力を合わせて現実の問題を一つ一つ解決していくということが大変重要だと思っております。

 ただ、これ非常に難しい問題ですし、みんなで力を合わせてやっていかなければならないと思うんですね。不審者の問題についても、この議会で議会ごとに話題になっておりますように、役場も公用車に「パトロール中」とかいうようなものを張りながらやっております。また、地域の方も一生懸命やってくれております。保護者はもちろんやってくれております。しかしなおかつ、まだまだ、きょう午前中報告があったように、10数件出ているというような現実でございます。さらにみんなで力を合わせて努力し、現実の問題を地道に解決していく。国や県、どれぐらい頼りになるのかわかりませんけれども、やはり自分たちがやっていかなければならないと思っております。これ教育委員会とも相談しながら片づけていきたいと思います。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) ありがとうございます。町長、本当にこれをあわせてやらないと何の意味もないということだけは御理解をしていただきたい。来年の4月から、で、本当に精力的にこのことについて、おっしゃるとおりです。本当に難しい。世の中のすべてを包括してると言ってもいいぐらいに難しい。だからこそこれに挑戦をしていかなきゃいけない。そのためにも、来年の4月から具体的にスタートができるような、その夢の部分と、それから現実の部分が同時にスタートできるようなものでなければ私は何の意味もないと。本当に一部のこれは父兄なんでしょうけども、学校ちゅうのは勉強するところなんですけども、保育園の延長としてしかとらえてない。そこに預けられると、もう本当に一部だと思います。しかし、そういうものがいかに迷惑な話なのか。そうじゃない、勉強するところなんですよということを、親の教育もこれやっていかなきゃいけないのが行政の仕事なんです。だから、教育部門じゃないかもしれないけども、だから、横のつながり、町長の得意の部長制度を設けたわけですから、だから、横のつながりもあわせて、そういう形のものでやっていかなきゃいけないということだと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 次に移ります。時間、議長、何分ですか。



○議長(珠久六夫君) 10分です。



◆議員(作本文男君) えっ。



○議長(珠久六夫君) 10分です。



◆議員(作本文男君) まず、政治倫理条例並びに不当要求行為等の防止の遵守について、議員がかかわってるということで、この町の対応についてお聞かせをいただきます。

 まず、政治倫理条例、不当要求行為等の防止に関する要綱というのがございます。これについて、つくった趣旨を説明をいただきます。



○議長(珠久六夫君) 梅谷助役。



◎助役(梅谷威君) 私の知ってるところで回答を申し上げたいと思います。

 この種のものは以前からもあったんだと思いますけれども、それぞれの立場、例えば議員なら議員、国会議員も含めてですけども、そういう方たちが自分たちの権力、権限、そういうものを行使して、公務員なり一般の人たちに不当な要求を求めたり、おどしたり、そういうことがあるということが過去にありました。そういうことを受けて、国民なり住民が、そういうことあっちゃあならんということからそういうことを制度化したのだというふうに思っておりまして、苅田町におきましても、政治倫理条例でしたか、というのができてると思います。これもそう古くはございませんで、11年か12年ごろにできた制度だと、町ぐらいではですね、それぞれそういうことが聞いております。これいずれにいたしましても、議員が絡んだり、政治家が絡んだり、そういうことを含めて、広い意味での条例なりそういう制度だというふうに理解しておりまして、そういうものを規制するというのが今の考え方だというふうに理解しております。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) いや、助役、不当要求行為は。



○議長(珠久六夫君) 梅谷助役。



◎助役(梅谷威君) 不当要求行為というのは、本来あってはならないことでございますけれども、その人の立場を利用して、そして、その権限を持ってる、例えば許可権とか、指名権とか、そういうことの権限を持ってる人に対して強要することだというふうに理解しております。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 総論的な話を今、そのとおりです。そのとおりなんですけども、目的もありますし、それから責務もあります。それから政治倫理基準もあります。で、責務としては、公私混同を絶ち、やっぱり清廉を持たなきゃいけないと。いや、これはもう私もその含めてですけど、私もこういうすばらしい文章を見ると、思わず下を向いてしまうわけですけども、なかなか大変なことだというふうに思っておりますし、それから、基準としては、品位と名誉を損なうような一切の行為は慎まなきゃいけない。それから、町民全体の奉仕者として、常に人格と倫理の向上に努めなきゃいけない、こういうことを具体的に書かれてるわけですね。そして、不当要求行為の防止に関する要綱についても、やはりこういう、そういう事実があれば、速やかに報告をしなきゃいけないとかいうふうな形の書式まであるんですから、ということでございます。

 このことについて、これは町長にお聞きをいたしますけども、このいわゆる、その今趣旨を助役からも申し上げていただきましたし、私も補足をいたしましたけども、当然これはやはり本気でつくった、政倫は、これは町長がつくったんですから。で、本気でこのことをやはりやっていこうと、守っていこうというふうに思ってるんですか。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) 平成11年に政治倫理条例というものをつくりました。その後、この政治倫理条例について、まだまだ苅田町のものは甘いじゃないかという御指摘を一部の議員さんからもいただいたこともあります。この政治倫理条例というのは、今まあ議員さんの話ありましたけども、町長を含め四役にかかわるものでございます。私ども、厳粛な町民の信託を受けて町政に当たる者としては、ここに、私もこれ読みながら面映ゆく感じるんですけれども、きちんとしなければいけないと思いますし、そのようにやっていくべきだと思っております。

 それで、ところが、この政治倫理条例だけでは職員を守れないんじゃないかという懸念がありまして、平成15年の4月から不当要求行為等の防止に関する要綱というものを定めました。そうした不当要求行為が行われた場合、隠すことなく職員の間でそれを話題にし、委員会がございますけれども、そこに出して、そして、不当要求行為が最終的にはなくなる形をとろうという趣旨でこれをつくりました。もちろん本気でこれをつくり、本気で守っていくつもりでございます。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) いわゆる形式ではなくて、遵守をしていくんだというまあ強い意思表示があったというふうに私は理解をしております。

 議長、ここで、議員の個人にかかわる一身上の関係がございますので、地方自治法117条の規定に基づきまして、16番議員の退席を求めます。



○議長(珠久六夫君) 117条で、議員の退席という、今私の方に要求がございましたけども、非常にこの117条の解釈はいろんな解釈がございます。それで、私に対する退席、除斥の理由、ぜひしてほしいという、それを明確に申し述べてください。それなくて私に判断せえといっても、除斥をさせることが法律に合法かどうかという問題がございます。福岡地裁の昭和29年10月25日の判例によりますと、一般質問中の議員の一身上の事件は述べてはならない、関連的にあり得るその場合の除斥をする必要がないという判例も出ております。したがいまして、議員の名誉失権もございますので、その辺をまず私の方にきちっと説明をしていただきたい。

 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) もう中身に触れることになりますので、お許しをいただきたいというふうに思います。実は、苅田町の与原に町有財産がございます。正式に言いますと、与原字下屋敷951番地、宅地が124.67平米、37.71坪で、これを、いわゆる町有財産を欲しいという町民の方がいらっしゃいます。この方が、まあ名前を言うのも何ですから、Kさんと、こういうふうにしときましょう。このK氏がその町有地を欲しいということなんですけども、それに、の方が、坪2万6,000円ぐらいで欲しいと、こういうふうに希望をしてる。ところが、町の、町有財産ですから、当然不動産鑑定士にかけて、で、この不動産鑑定士の結果が約9万8,000円らしいんです。9万8,000円と2万6,000円、何とこれ3.7倍の差があるんです。これに、もちろんこれはよくある話でしょう、売り手、買い手というのがございますから。

 ところが、これに政倫、それから不当要求行為という、私が申し上げたのは、これに議員が絡んで、そして、何度となく財政のその担当の者に2万6,000円で、平米7,000円ですか、で売却の事例が近くであるので、それで、これで売れというようなことの話をしてるようでございます。これはもう町長も16年の8月の18日に同席をして、そのことを聞いてるようです。であるにもかかわらず、また、これちょうど9月議会のときだったんですけども、9月の8日にその担当の、財政の担当の者がちょうど施設建設課、これは午前中らしいんですけども、にいたときに、この議員から、その農業委員会のところにおったらしいんですが、来るようにということを言われて、そして、もう午前中なんですけども、もちろん勤務時間中で、議員は勤務時間じゃないんでしょうけど、お酒を飲んで、そして、いわゆるさっき言いました、なぜ平米7,000円で売らないんだというようなことを言ってるわけです。そして、なおかつ、四、五分の話をしてるようですけども、立席をするときに、これはもう暴言としか言いようがないんですけども、その課長とおまえとをやめさせるぞというようなことを言ってるわけなんです。このことについて町長も御存じだと思いますけども、それから、同席も8月の18日にしてるわけなんですけども、退席云々は別にして、これはどうなんですか、町長。



○議長(珠久六夫君) 伊塚町長。



◎町長(伊塚工君) この土地を町として売りたいということで入札にかけ、しかし、町が設定している予定価格に購入者が希望する価格が合わないということは聞いております。で、その後、今おっしゃったようなやりとりがあったということにつきましては、私は報告を受けておりません。



○議長(珠久六夫君) 9番議員、一般質問、地方自治法の中の132条でうたっております、議員の身分保障的な部分ですが、こういうものもございます。ただいま、除斥するかどうかというその趣旨説明を私に対して率直にされましたけども、これは事実関係をきちっとしとかないと、もしこの事実関係がそうでないということなると、大変な議員の品位を傷つける結果になります。その辺の確認を一度私の方から9番議員にいたしときたいと思いますが、いかがですか。



◆議員(作本文男君) 子供じゃございませんので、当然私は私の発言については責任を持ちますし、それから、お言葉ですが、132条というふうに言われましたけども、私は無礼な言葉は言っておりません。他人の私生活にわたることは言っておりません。役場の中で、公の席で事実あったことを申し上げてるわけですから、御注意はありがたいんですけども、そういうことでございます。



○議長(珠久六夫君) どうぞ、わかりました。じゃあ、それで私も確認しましたので承りますが、あくまで、今言いました132条もございますので、9番議員対執行部の質問という形で審議を続けていただきたい、このように思います。どうぞ。9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 助役は御存じですか。



○議長(珠久六夫君) 梅谷助役。



◎助役(梅谷威君) かなり後日にその話を耳にいたしました。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 財政課長、私はあなたにこのことを、これちょっと経過を御説明をいたしますけども、9日の日ですか、に私に匿名の手紙が来て、こういう今言ったような事実があったということの話がありました。それで、担当の課長代理を呼びました。そして、そのときに、ついでに上司である課長も呼びました。そのお二人の前で経過の説明を受けました。今るる申し上げたとおりであります。そのときに私は、不当要求行為等の防止に関する要綱に従って、課長にこのことを事務的に上司に報告をしなさいとは言えません、私の部下じゃないんですから。というか、当然すべきでしょということは申しました。なぜ、してないじゃないですか、お二人とも知らないと言ってるじゃないですか。



○議長(珠久六夫君) 作本財政課長。



◎財政課長(作本和男君) 今までの経緯、経緯については町長、助役に文書で差し上げました。ただ、これを、不当要求行為防止に関する要綱の報告でありますけども、まあ穏便に済まそうということでしなかったわけであります。



○議長(珠久六夫君) 9番議員、残り2分、2分ちょっとですから、まとめてください。どうぞ。



◆議員(作本文男君) 発生事件の報告、それで、あなたはあなたの立場として、不当要求行為等が発生した場合は、直ちに別記様式により会長に報告しなければならないということで、この要綱にあるわけです。だから、それをしてくださいって。なぜしないんですか。



○議長(珠久六夫君) 作本財政課長。



◎財政課長(作本和男君) 助役とも相談いたしまして、報告する方向で検討したいと思います。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 事実があるわけですから、助役も後から聞いたわけでしょうから、ですから、もう私はいろいろ言いません。この要綱に従って処分してください、処理してください、ちゃんと。その辺いかがですか。



○議長(珠久六夫君) 梅谷助役。



◎助役(梅谷威君) 所定の様式で報告がありましたら、直ちに検討させていただきたいと思います。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) もう1点あります。済みませんが、農政課長を呼んでください。(「はっ」と呼ぶ者あり)農政課長をちょっと呼んでいただけますか。



○議長(珠久六夫君) 農政課長、農政課長をちょっと呼んで。──9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 済みません。その前に総務部長にお聞きをしますけども、臨時職員であろうと、あなたたちのような正規職員であろうと、一般職の職員であることに変わりはないですね。



○議長(珠久六夫君) 花房部長。



◎総務部長(花房幸司君) 変わりありません。



○議長(珠久六夫君) 9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 農政課長にお聞きをしますけども、11月の下旬に農業委員会の臨時職員の女性が、勤務時間内にですよ、選挙のパンフレットを持って、勤務時間内にですよ、回ってるんです。これだれが指示したんですか。



○議長(珠久六夫君) 行事課長。



◎農政課長(行事道雄君) ことしの11月下旬ですね。私ちょっと存じていません。



◆議員(作本文男君) ちょっと調べてください。



○議長(珠久六夫君) それでは、調査のため暫時休憩します。

午後2時35分休憩

                              

午後3時00分再開



○議長(珠久六夫君) 大変お待たせしました。それでは、会議を再開します。

 結果を報告してください。



◎農政課長(行事道雄君) 今、臨時職員、きょうは朝から休んでおりますんで、家の方に電話しました。家の方、不在です。そして、携帯電話に先ほどしましたところ、ドライブモードですか、あれになっておりましてちょっと出られませんので、まだ事情を聞いてないのが現状であります。



○議長(珠久六夫君) じゃあ、後日その事実を報告するということでよろしいですか。



◎農政課長(行事道雄君) 連絡つき次第、調べまして、後日報告したいと思っております。



○議長(珠久六夫君) 以上です。9番、作本君。



◆議員(作本文男君) 課長ですね、事実なんです。事実であることは間違いないんです。だれから命令されてそういうことをしたかということを、今もう同じことを言ってもしょうがありませんが、正確に私に報告をしてください。

 で、もう時間がありません。演壇で、町長、私は申し上げました、所信を申し上げたいと。で、「しがらみ」という言葉だったんです。で、その「しがらみ」という言葉、私、辞書を引いてみました。まつわりついて離れてないというような意味らしいです。もちろん皆さんが知ってる言葉ですけども、大変きれいな女性から町長もまとわりつかれるのは歓迎するところでしょうけども、そうでない人がたくさんまつわりついてる。これは、私は町長、あなたの責任だと思います。それを排除していかなきゃいけない。で、仕事をするのは職員がします。間違ってりゃ別です。しかし、本当に自分の職務に忠実に頑張ってる職員、その職員が一部の有力者や一部の議員からいろんな圧力をかけられて、そして仕事がやりにくくなると。これは苅田町にとって大きな損失ですし、それを排除するのが、何度も言います、間違ってりゃ別です。しかし、間違ってなければ、正しいことをしてて、それを排除するのがあなたの仕事じゃないですか。それを毅然たる態度をとるのがあなたの仕事じゃないですか。それができてない。私は何度もあなたに対して、面と向かってこうして批判をしてます。それは、とりもなおさず、信賞必罰なんです。当たり前のことなんですよ。それをなぜできないのか。で、たくさんの人がまつわりついてる、これがしがらみなんです。ぜひしがらみを絶ってほしい。

 もう一つだけ申し上げます。三重県知事、北川知事というのがおりました。ぜひ町長、正月のお休みでも1回買って読んでみてください。最近読んだ本ですけど、そのときに当時の大蔵省から出向をしまして、三重県に総務部長で行った村尾信尚という方がおります。この方が『「行政」を変える!』という新書を出しております。ぜひ読んでいただきたい。この人がその中でこの「しがらみ」という言葉を再三にわたって使っております。しがらみを排除しなければ本当の行政はできないということであります。このしがらみを絶つという、このことを申し上げて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(珠久六夫君) 以上で作本文男君の一般質問を終わります。

 以上をもちまして、一般質問のすべてを終了いたしました。

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○議長(珠久六夫君) 本日の議事日程を終了いたしましたので、これにて散会いたします。お疲れさまでした。

午後3時04分散会

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