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福岡県 志免町

平成17年第5回12月定例会 12月12日−02号




平成17年第5回12月定例会 − 12月12日−02号







平成17年第5回12月定例会



1 議 事 日 程(第2号)

   (平成17年第5回志免町議会定例会)

                               平成17年12月12日

                               午 前 10 時 開議

                               於   議   場

 日程第1 一般質問


番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手
1吉 田 耕 二
1.中学校の部活について

スポーツボランティアの現況について。

 ?現在の志免中、東中のスポーツボランティアの活動状況について。

 ?さらに推進して行くための問題点とその解決策について。

 ?近隣自治体との広域的な取り組みの必要性について。
教育長
2.商工活性について
志免町中小企業振興条例について。

 ?振興条例の意義、目的について。

 ?条例に沿って、現在どの様な施策がなされてあるか。

 ?条例の意義を今後どの様に活かして行くのか。
町長
2大 熊 則 雄
1.竪坑櫓

見守り保存。

 ?見守り保存について。

 ?安全性はどう考えているのか。

 ?地下の安全性。
町長
3牛 房 良 嗣
1.「役場が変わらなければ町は変わらない」

庁内職員の挨拶の励行と窓口サービスの向上について、どの様な指導をされているか。

 ?本件に関する町長の基本的考え方と指導方針についてお尋ねしたい。
町長

 ?本件に関する各課の具体的取り組みについて問う。

 (1)窓口来訪者、架電による照会者の実態と分析は。

  (ア)人数、件数。

  (イ)用件の内容。(事務的用件か又は要望、申請、苦情)

  (ウ)回答は文書か架電か、その他。

  (エ)内容分析に対する対策。(朝礼にて周知徹底をはかる)

 (2)3ヶ月又は6ヶ月を集計。

  (ア)Q&Aを作成、課研修の教材とする。

  (イ) (1)の分析結果について町長へ提出、町づくりの資料とする。

 (3)四半期毎の窓口サービスの自主目標の設定と実践。(窓口応対、電話応対の基本研修の取り組みは。)

  (ア)元気な声で、ゆっくり、分かり易く。

  (イ)鉛筆、メモ用紙、図解。
実施した
課長

 (4)町長への提案。

  (ア)「窓口サービス向上月間」年2回実施。来庁者へのアンケートを実施。町民の視点で窓口サービスを採点して貰い反省の糧ととする。
町長
2.シーメイトのエントランスホールにグランドピアノを

ピアノの音色は幼い心から大人の心まで豊かさと潤いを与えてくれる。

 ?ピアノがないため自分たちで高い運送代を払って持ち込んだり、ピアノの代りにエレクトーンやギターで代用したり、カセットテープを利用したりもしている。

  聴く人、聴かせる人の思いはひとつ。

  「ピアノがあったら」
町長
4丸 山 真智子
1.まちおこし、地域おこし活性化について(食と農3)

地域資源の調査、開発でまちおこしに取り組みたい。

 ?埋もれていたり、未整備の資源を掘り起こし、特産品開発が行なえないのか。これまでどのような取り組みがなされてきたのか。

 ?関係団体等に協力を要請し、行政が支援体制を整備して開発委員会を設置し、効果的に事業を行ったらいいのでは。

 ?ふるさと料理、特産品の開発でまちおこしを行なえば活性化につながるのでは。住民の認知度を高める取り組みに期待する。
町長
2.水循環システム再生プランについて

水循環の健全化が必要。

 ?自然環境を守り、水害防止のためにも水循環型まちづくりを行ないたい。基本構想をたてるべきでは。中・長期的に考えて取り組んでいただきたい。
町長
3.児童虐待防止法および児童福祉法の改正による町の対応について

改正により市町村の役割が重要になった。より充実した対応を求める。

 ?志免町児童虐待の防止等に関する条例が成立。町長の考えを問う。

 ?虐待の原因の一つである子育て不安解消のための支援体制について。育児支援家庭訪問事業等の実施状況は。

 ?児童家庭相談に関する体制の充実は。(指針参考)

 ?虐待防止ネットワークは充分か。

 ?要保護児童対策地域協議会の設置についての考えは。(運営指針参考)。
町長
担当課長
5助 村 千代子
1.竪坑櫓の見守り保存について

見守り保存と決定されるまでのプロセスと今後をいまいちど問いたい。

 ?見守り保存と決められたプロセスは。

 ?土地利用(保存した時、解体した時)を考えられたのか。

 ?安全に見守りできるのか。

 ?いつまで見守られるのか。
町長


2 出席議員は次のとおりである(17名)

  1番  大 熊 則 雄            2番  助 村 千代子

  3番  丸 山 真智子            4番  吉 住 龍太郎

  5番  池 邊 満 男            6番  牛 房 良 嗣

  7番  大 西   勇            8番  西 川 蓉 子

  9番  古 庄 信一郎            10番  吉 田 耕 二

  11番  稲 永 正 昭            12番  大 林 弘 明

  13番  熊 本   廣            14番  二 宮 美津代

  15番  野 上 順 子            16番  稲 永 康 人

  17番  末 藤 省 三

3 欠席議員は次のとおりである(1名)

  18番  佐 藤   哮

4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)

  議会事務局長  長   秀 樹      書記      小 池 邦 弘

5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名)

  町長      南 里 辰 己      助役      吉 原 清 光

  収入役     上 田 博 昭      教育長     中牟田 修 身

  総務課長    脇 田 義 政      企画財政課長  入 江 信 雄

  環境課長    二 宮 克 美      建設課長    権 丈 和 孝

  上下水道課長  石 川 善 弘      地域振興課長  丸 山 孝 雄

  学校教育課長  緒 方   博      税務課長    安河内   勇

  社会教育課長  長 澤 利 信      福祉課長    世 利   章

  子育て課長   堀 内 善 之      健康課長    木 村 俊 次

  住民課長    児 嶋 賢 始      上下水道課参事 入 江 勝 利

  学校教育課参事 田 村 秀 一      宇美川対策室長 世 利 茂 春

  総務課長補佐  安 田 豊 重







            〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜

              開議 午前10時00分



○議長(大林弘明君) これより本日の会議を開きます。

 日程に入る前に報告します。

 佐藤議員より欠席の届けが出ております。

            〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第1 一般質問



○議長(大林弘明君) 日程第1、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 10番吉田議員。質問時間30分です。

 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) 10番吉田でございます。

 通告に従いまして質問の方を進めさせていただきますので、御答弁の方よろしくお願いいたします。

 まず最初に、中学校の部活についてということで、スポーツボランティアの現状についてということで質問を上げさせていただいております。

 生徒の約8割が部活を行っておる現実があります。また、志免町の4月に出されてありました4つの教育目標を支える1つの要素である「豊かな人間性をはぐくむ教育の推進」、これを展開するためのまた方法の一つとして「中学校の部活指導の充実を図ります」との文言もうたってありました。そのために専門性を有する指導者をスポーツボランティアとして登録し、各学校の要請に応じる体制づくりをしていただいたところであります。

 4月から取り組んでいただいているところではありますけれども、志免中、東中におけるこのスポーツボランティアの配置ですとか活動状況、そのことについてまず1点、お伺いをさせていただきます。



○議長(大林弘明君) 緒方学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) お答えいたします。

 志免中学校と東中学校のボランティアの数ということなんですけども、志免中学校では、今柔道部とサッカー部を外部からの委託ということと、あと剣道部、バスケット部につきましては、新しく志免町で補助教諭というのを採用しておりますので、そちらの方に当たってもらっております。それを入れますと合計4名。東中学校につきましては、テニス部、剣道部、バスケット部が外部からの指導者ということと、あとテニス部とバレー部につきましては、またうちの補助職員をことしから充てております。それを加えますと合計5人の、計9人が外部指導者ということで、うちの方は位置づけております。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) 志免中と東中、合わせて今9名の方々が外部指導者として登録をしていただいておるということだと思っております。

 こういった正式な形でスポーツボランティア制度、これに取り組まれまして約9カ月ぐらいのとこだと思うんですけども、現在そのことで各学校の先生方ですとか御父兄の方々、さらには生徒間で、この制度に関して何か反応ですとか要望、そういったものを、例えば教育委員会としてどのように把握をされてありますでしょうか。何かそのあたり、把握されてる部分がありましたら、御答弁の方をよろしくお願いいたします。



○議長(大林弘明君) 緒方学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) 新たに剣道部とバスケット部には外部指導者を入れた関係で、生徒の方では好評だということを承っております。

 しかし、一部技術的な指導が足りないという分については、一部あるということを聞いております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) 技術的な指導が足りないってことは、要するに質的なものなんでしょうか。それとも、量的にまだその指導者の数が足らないという、どういう意味なんでしょうか。お願いします。



○議長(大林弘明君) 学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) 1つ聞いておりますのは、専門性ということです。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) いわゆる、それじゃあ質的にレベルの高い先生がもう少し欲しいということかなというふうには理解をさせていただきます。

 そしたら、量的に、他にも各学校十数ぐらいの部活があるわけなんですけども、そのほかの部活、そういったところで、このようなニーズっていうものは起こっておりませんでしょうか。そのあたりはどのように把握をされてありますでしょうか。



○議長(大林弘明君) 緒方学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) 志免町の方では、学校規模に応じて部活数を設置してるんですけども、何人だから何部というような形ではなくて、現在の指導者っていうんでしょうか、学校の先生の数によって対応ができるか、できないかというような状況があります。

 それで、量的にすべてを賄うということは、なかなか難しい状況でございます。ただ、保護者とか生徒の方が、自分はこういう種目の部活をやりたいと言われても、それが二、三人の形であれば部活動の形態をなさないというふうに認識をしておりますので、すべてを子どもの希望どおりに部を創設するということは、今のところ難しい状況だというふうに認識をしております。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) 課長がおっしゃるとおりで、すべてのニーズとか要望を満足させることは、これはなかなか難しいことだというふうには、私も理解するところであります。

 しかし、そういったことに向かって努力をするということは、とても大切なことであると思うんですけども、今おっしゃったような形で、満足させることはできないでしょうけど、しかしそれに向かって、じゃこれからどういった形でさらなる努力をなされろうとしてあるのでしょうか。そのあたりのことをお伺いさせていただきます。



○議長(大林弘明君) 緒方学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) 部活動をするためには、先ほども申しましたけども、指導者のほかに施設、設備、指導者という三要素が必要だということを聞いております。

 御質問で、指導者不足は量的なものということでお答えをさせていただくとすれば、やはり生徒を預かる学校の立場といたしましては、下校指導を含む生徒指導もその部活の中には重要な要素を占めております。また、大会参加となれば教師が引率をしなければなりません。そのときに1名でいいかといいますと、今顧問制度は各学校では2名体制をしております。大会も土、日というような形で重なってきますので、今現実志免中も東中も教師の数に合った部分で顧問制度を引いておりますけども、それを満たすような内容でこれ以上部活をふやすとなれば、絶対の職員数が足りなくなりますので、今の現状が精いっぱいだということを校長の方から承っております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) 今の部活が精いっぱいであって、これ以上難しいっていうふうな、そういったことの理由といいますか、そういったものをお伺いしているつもりはないんです。今ある中で、まだまだ子どもさんですとか、御父兄の方、そういった方がまだ満足をできてない、そういう状況があるわけですので、またそういったものを補てんするために、そういったボランティア制度みたいなものもつくられたんだと思います。ですので、まだそのボランティア制度自体も、先ほどおっしゃったように数人の先生ぐらいしかまだ登録はできていない。現実問題として、ほかにもやはりそういった、確かにおっしゃったように先生方もお忙しいし、また先生方の数以上に希望される部活動もあるようですので、なかなかうまくいかないっていうのはよくわかるんですが、しかしそういったものを補うための制度でありますし、またそのようなものをまだ要求されてあるような御父兄とか子どもさんたちも多々あるわけなんです。ですので、できないという、そのできないことの説明をお伺いするつもりはないんですけども、そのために何とか今の環境の中で、状況の中でもできるだけのことをやると、そういったものに対してどういうふうな政策ですとか考え方を持って対応していかれるのかっていうことをお伺いしているつもりなので、しつこくなるようですけど、再度その点についてお伺いをさせていただきます。



○議長(大林弘明君) 緒方学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) 先ほど御答弁いたしましたように、ある一部の部活においては、指導者の専門性っていう形が言われておりますので、その辺につきましては、今後社会教育課と打ち合わせながら、その専門性を有する指導者については、また打ち合わせをしていかさせていただきたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) この質問をするに当たりまして、隣接する近隣の自治体、そういったところの状況等もお伺いをしてまいりました。

 例えば、宇美町、須恵町におきましては、同じような制度、こういったものを取り入れて部活の活性化を図ってあるようです。特に、須恵町さんにおきましては、数十年前からこの制度に取り組んでありまして、いろいろな試行錯誤、そういったものを繰り返して、大変きめ細やかなシステム、そういったものもつくり上げられてるようであります。また、福岡市におきましても、年間を通じましてスポーツリーダーバンク、そういったものをつくって、指導者の登録活動、そのようなものも行ってあり、各学校へのアンケートをもとに現在平均約四、五名の指導者を派遣してあるとのことでありました。

 しかし、そのいずれの自治体におきましても、例えばかなり制度が整ってきている須恵町さんにおきましても、やはりその要望の8割ぐらいしか満たせてない、対応できてないというお話をしてありました。他の自治体においては、さらに登録者ですとか指導をしてもよいという人の絶対数が足りないとのことであります。

 どこの自治体でも部活の大切さ、教育的意義、そういうものについては十分に理解をされてあるわけですけども、発展的、継続的に、この部活を運営するというものに関しましては、どこも大なり小なり同じような問題を抱えてあったようであります。

 そこで、提案なんですけども、例えば先ほど申しました質的な、また量的な部分を補うためにも近隣の自治体間で指導者を紹介し合うですとか情報を交換し合う、そういった広域的な協議の場、そういったものを設定することはできませんでしょうか。そのことについて考えをお伺いさせていただきます。



○議長(大林弘明君) 中牟田教育長。



◎教育長(中牟田修身君) お答えいたします。

 先ほど課長の方からお答えいたしましたように、部活動の指導につきましては、技術的な問題だけではなく、中学生としてあるべき姿、精神的なもの、あるいは試合のやはりいろんなアドバイス等も含めて指導できる方ということで、なおかつ中学校の部活の時間帯でいきますと、おおむね午後3時から6時ぐらいまで、そしてなおかつ大会当日ということでいきますと、非常に制限されるわけでございまして、今そのことで御質問の趣旨からいけば、十分にできていないということはあろうかと思います。

 それで、近隣の指導者も含めてということであれば、それは私どもも指導に要する費用、それから交通費等の問題が当然生じてきます。それもあわせてボランティアでということになれば、志免町内で探すよりももっと条件が厳しくなるのではないかというふうに思っております。ただ、御提案いただいておりますことについて、糟屋地区の課長会等で、あるいは教育長会でそのようなことを提案しながらということは可能であろうと思います。ただ、今後生徒数のもっと減少した場合、大会に出場できないというような場合については、2つの中学校、あるいは複数の学校で出場できるという制度もございますけれども、指導者ということであれば、今後、今申しました課長会、教育長会でも提案をしてみたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) 生徒の数が、これは学校の先生がお話ししてあったんですけども、生徒の数が減ったからといって、それに合わせて希望する部活の数が減っていく状況ではないんですよねと。むしろ、多様化してきて、いろいろなニーズがふえてきているということをおっしゃってありました。

 その中で顧問の先生をふやすということは難しいのかもしれませんけども、せめて既存の部活が技術的に向上するような形で外部講師、こういったものを補充する、そういうことはまたできることではないかと思いますので、ぜひ間合いを広げた中で協議をしていただきたいと思います。

 部活というものは、指導要綱にも明記されておらず、その位置づけは大変中途半端なままであろうと思っております。しかし、志免町におきましては、最初述べましたように、学校教育基本施策の中にも部活動、部活の指導の充実もうたってあります。さらに、部活というものの教育的価値が高いっていうことも周知の事実であろうと思っております。現実的にはまだまだ先の話なのかもしれませんけども、国は、将来的には総合型地域スポーツクラブのような社会体育ですとか社会教育の方へ移行したいという考え方もあるようであります。しかし、それにはまだまだ時間がかかることでありますし、そういった政策の過渡期を担う手段としても、さらなる部活の充実っていうことが求められてくると思っております。

 そういう意味からも、先ほど教育長がおっしゃっていただきましたように、ぜひ教育委員会におきましても、部活の位置づけ、活性化、さらにはかかわる顧問の先生の待遇、そういったものまでも広く、またしっかりと議論していただきまして、生徒たちが満足して活動できる、そういう場を提供していただきたいと思っております。

 それから、最も大切なことだと思っておるんですけども、そういった部活の活性化、そのようなもとの、そういったことの議論を通しまして、この地域における将来の少年スポーツのあり方、そういったものも広く議論をしていただきたいと思っております。ぜひ、広域的見地から近隣の自治体、教育委員会、さらには関係団体とも大いにディスカッションしていただきまして、そういうビジョンを描いていただくことをお願いしたいと思います。

 最後に何か教育長ございましたら、よろしくお願いいたします。



○議長(大林弘明君) 中牟田教育長。



◎教育長(中牟田修身君) もう、皆様も御承知かと思いますけれども、やはりすばらしい指導者のもとであの年代の子どもたちが顧問を信頼して努力していけば、相当の技術を身につけることができるというのはもう現実でございます。志免中学校、志免東中学校を見ても、過去の例を見ても、現在の状況を見ても、やはりそのようなことが明確に出てきております。そういう意味で部活の大切さというのは、私ども痛切に感じているところでございますので、これからも部活の運営についての努力をしっかりとしていきたいと思います。

 それから、やはり社会体育面との学校の部活のあり方についても十分に検討していくべきだと思います。それで、私どもでは、先ほど議員がおっしゃいました総合型スポーツクラブの育成に向けて、もう三、四年前ぐらいから取り組んでおります。そういうことで、志免町の体育協会の方のお力添えもいただきながら、スポーツ教室も毎年開設いたしておりますけれども、これを継続するということ。それから、総合型スポーツクラブの育成に向けて、今後も努力していきたいというふうに思っております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) ぜひ、よろしくお願いいたします。

 それでは、次の質問の方に移らさせていただきます。

 商工活性についてということで件名を上げさせていただいております。

 志免町には志免町中小企業振興条例というものがございます。まず、その意義、目的ということで上げさせていただいておりますけれども、志免町におかれましては、行政として商工活性のために補助金ですとかその他いろいろな政策、対策、そういったものをるる展開してあるっていうことは十分に理解をしているとこであります。ですが、中心商店街といわれるところに空き店舗があったり、また空き地が目立つ、そのようになってきておるのも事実であります。地元商工業者も自分たちなりには努力はしているものの、なかなか結果を出すことができていないという状況であろうかと思っております。

 そのような中、平成10年に施行されましたこの条例、これは福岡県下では、福岡市と筑後市、そして志免町の3つの自治体だけが制定しているという、非常に貴重な条例であろうかと思っております。それは、とりもなおさず志免町が商工業の発展のために尽力をしているということのあらわれであろうとも思いますけれども、冒頭申しましたように、まずそのような貴重な条例でありますこの中小企業振興条例についてのまず意義、目的、これについてお伺いをさせていただきます。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) まず、意義でございますけれども、この意義につきましては、中小企業振興の基本方針並びに基本的施策を明記することにあると思います。

 したがいまして、目的は志免町の産業に重要な位置を占めます中小企業者等の自主的な努力を助長する、また基本方針及び基本となる施策を定めることにより、町におけます商工業の健全なる発展に寄与することを目的といたしております。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) 意義、目的につきましては、今の御答弁いただいたとおりだと思います。

 また、条例の対象となる中小企業者は、文言の中に中小企業基本法第2条に定める者とありますけども、これを見ますと、資本金の大きさですとか従業員の数等を見ますと、大体町内のほとんどの業者がこの対象になるのかなというふうなことも実感としております。

 条文の中に、その目的を達成するためにということで、基本方針がまたうたってあります。要約しますと、その中小企業者の振興は、町民、自然及び産業の調和したまちづくりの実現を目標とすると、そのために国、県などの協力を得ながら中小企業、町及び町民が連帯のもと一体となって頑張るということが、その基本方針の要約になるのかと思っております。

 そこでまた、改めて御質問しますけども、今現在この条例の趣旨に沿った形で何か行ってあるような政策ですとか考えてあるような政策、そういったものは今行政側にありますでしょうか。改めてお伺いをいたします。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 志免町におきましては、今次のような施策の取り組みを行っております。

 商工祭り、新春異業種交流会、それから16年度から始まっております商品券の発行事業、この商品券の発行事業におきましては、16年度は総額6,050万円の全体の商品活動がなされております。それから、17年度におきましては4,510万円の商品券が動いております。そのほか、街路灯委員会におきましては、今町内設置の街路灯の新設とか維持管理に当たっていただいております。それから、志免町の中小企業の金融貸付制度も行っております。今年度も含めて10件の利用があっております。

 それから、地域雇用創造支援事業という新しい事業を18年度から今ちょっと考えているところなんですけれども、この地域雇用創造事業といいますのは、創業者に新たに何か商売とか進出される場合の創業者に対する創業経費の補助、それからまた雇い入れの経費を助成していこうかというとこなんですけども、今これについては、関係団体、志免町と、それから商工会、さらにはJA粕屋あたりも一緒に取り組んでスタート、18年度にはさせたいなあということを思っております。

 それから、ことしの8月から企画財政課の方で志免町小規模工事等の請負者登録要綱が定めてありますので、町内の中小工の業者の方の登録を今募集しているところなんですけど、今現在10社の登録がありまして、今後活用されていくのかなということを考えております。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) ぜひ、重層的な施策の展開をお願いしたいと思います。

 全国で、この中小企業振興基本条例、これを全国で初めて制定されたのは、東京都の墨田区であります。墨田区におきましては、産業行政のモットーは現場主義っていう精神のもとに、昭和52年から54年の3年間で製造業、商業の全事業の周回調査を行ってあるそうです。ちなみに、当時係長以下クラス180人で約9,000の事業所を訪問したとのことでした。そのような作業を通じまして、昭和54年に全国初の中小企業振興基本条例、これを制定されてあります。その後、産業振興会議、そういったものを設置しまして、この条例に魂を込めるという意味合いから支援施設の整備、産業施策のビジョンやマスタープランづくり、さらには企業台帳のデータベース化など、いろんな政策を行ってあります。

 そこで、これらの政策の中心となったのは、今申しました産業振興会議であります。この産業振興会議は、学識経験者や行政、商工業、その代表者から成り立っているわけなんですけども、特記すべきところは、すべてが30代の若手で構成されてあるというところだと思っております。10年後、それぞれの部署におきましてリーダー的な存在になられる方々だそうです。そして、何よりもそういった方々がスタッフに入られるということに関しまして、継続的、長期的にこの振興基本条例に沿った政策を展開していくための人材育成づくりが行われてきたということだそうです。

 先ほど答弁の中で、この条例に沿ってもいろいろと政策を打っている、これからもいろいろなことを考えているということで御答弁をいただいたわけではあるんですけども、そこでそれはそれとしまして提案なんですけども、例えば志免町の全事業所とは申しませんけども、例えば商工会に入っている会員くらい、800から900ぐらいなのかなっていうふうには思いますけれども、ここの周回調査、そういったものをしっかり行って、ある程度商工業者の考え方や価値観、そして何よりも今現在の危機感、そういったものを共有した中で、商工活性のためのビジョンをつくるため、さらにはまちづくりのためのビジョンをつくるための、そういった若手の行政マン、若手の学識経験者、そして若手の商工業者による、この墨田区のような産業振興会議、こういったものに関する人材育成のための産業振興会議のようなものを設置することについて考えてみられてはどうかなと思いますけども、このことに関しては、町長の方にお考えをお伺いしたいと思います。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 志免町の商工業者の皆さん方は、今の経済の非常な厳しい状況の中、そしてまたダイヤモンドシティがすぐ横に進出をしてきたということから、非常に厳しい状況であるというふうに私どもも認識をいたしております。

 先ほど吉田議員が言われましたように、空き店舗があったり空き地があったり、言うならばくしの歯が欠けたような状況で、商工業者の皆様方に活力がないのじゃないかというような思いもいたしておるところでございます。

 そのようなときに、何か行政としてお手伝いすることはないのかという思いもいたしております。ただ、先ほどからいろいろお話をさせていただいておりますように、言いますならば、商工業者の皆様方が自主的な努力をされることを、それを支援するというような、そういう役割が行政にはあると思いますので、いろんな御提案等をいただきまして、そのことが本当に活性化につながっていくというようなことであれば、しっかりとした私どもも認識をし、対応をしていかなきゃならないというふうに思います。

 特に、産業振興会議ということでしょうか、今の現状を見直すためにもう一度原点に返って、いろんな面を検討してみようじゃないかというような、そういう検討の会議というのは必要であろうかというように思います。これ、ひとり商工業だけではなくて、私は農業の方にも言えるんじゃないかなというように思います。そういう志免町の産業をもう一度総点検をしながら、今の時代に即した、そういうものに何か知恵を出していくという努力をしなければならないというように思います。そういう会議を立ち上げられるかどうか、担当の方とよく協議をいたしまして、また私どもだけで立ち上げるということではなくて、商工業、あるいはほかの企業の皆さん方も、あるいはほかの産業の皆さん方もそのような気持ちになられるような、そういう協調が図れるならば、そういうようなことも有意義なことではないかと考えますので、今後検討させていただきたいというように思います。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) いろいろな政策等々も網羅されて、いろいろ提案されていただいております。なかなかそれが成果としてあらわれにくい部分があるかと思うんですけども、いずれにしましても、やはりそういった政策等々を運営していくのはやっぱり人であろうと思いますので、このような会議を通じまして、ぜひ将来の地域を担うような人材育成をする場として、ぜひこの会議の場を検討していただきたいと思っております。

 墨田区は人口が23万、御存じのとおりに中小零細規模の工場が立ち並ぶ製造業の町であります。しかし、その工場等の数は、昭和45年をピークに約半分ぐらいまでにも減少しているそうであります。しかし、20年以上この条例に基づいて現場主義に徹して行政運営を行ってきた結果、墨田で頑張りゃ何かが起こる、何か周りが応援してくれるっていうような風土ができてきたということを担当の課長さんが話をしてありました。今現在、先ほど申しましたような産業振興会議におきましては、共同受注グループ支援ですとか、産・学・官連携推進事業など多くの事業を計画し、展開をしてあるようですけども、地域のイメージアップ作戦として、スリーM運動というものにも積極的に取り組んであります。

 ちょっと長くなりますが、申しわけありませんけども、スリーMといいますとミュージアムの博物館のM、それからマニュファクチュアリングショップ──工場、工房ショップのM、それとマイスター──職人、親方のM、この3つを連携して墨田の特徴として紹介をしてある、これがスリーM運動だそうです。

 長期低落傾向にありました墨田区の産業や文化、そういったものを再度自分の手で掘り起こしてコレクションし、小さな博物館の数々をつくってあります。また、工房、工場のショップでは、従来の工場の機能にプラスアルファとしてお客の目の前で商品をつくったり、そのお客の要望に沿ったオーダーメードの商品をつくってサービスを行ってあるそうです。そして、最後のMですけども、付加価値の高い製品をつくる技術者、これを墨田マイスターとして認定をして、墨田を支えてきた技術を継承、普及すると同時に、新たな技術の創造、そういったものも目指してあると言ってありました。そして、これら3つのMを1つのガイドブックにして「すみだ新発見、小さな旅」として、そのような小冊子をも広く配布をされてあります。

 そういった努力が実って、最近では一つの観光スポットともなっておって、修学旅行の子どもさんたちですとか、学生がちょこちょこと墨田の中にも来てくれるようになったということも話してありました。

 このように墨田におきましては、昔からあった産業や文化、そういったものに時間と費用をかけて新しい視点から評価を行い、そして新しい付加価値をつけて、昔ながらの古びた工場や昔ながらあった技術、そういったものまでも新たに商品化をして墨田の特徴としてリニューアル紹介をされてあります。

 冒頭申しましたように、志免町の振興条例、この基本方針の中に中小企業者等の振興は町民、自然及び産業の調和したまちづくりの実現を目標とするというふうにうたってあります。例えば、志免町におきましては、竪坑櫓ですとか、そういった産業遺産、そういったものもあります。今回町長におかれましては、見守り保存の形で残すという形で決断をされたわけですけども、大変勇気のある決断だったと敬意を表しておるとこでありますけれども、例えばこういったものを振興条例の精神、こういったものに沿って、これからはどのように生かすかとか、どのように商品化するか、そういったこともこれからは考えていく一つの題材になろうかとも思っております。

 庁舎内の若い職員さんたちの中には、そのような産業遺産を使った工業発展のための、商工発展のための政策、そういったものも考えている方々もたくさんおられます。また、内外の若い方々にもぜひ大いに意見を聴取されまして、この志免町の商工発展、またまちづくりのためのビジョンや政策、そういったものをまたしっかりと議論していただきたいと思っております。繰り返しになりますけども、そういう意味で若い方々が大いに議論をする、そして商工発展、さらには地域のまちづくりを考える、そういう場、人材育成の場をぜひ検討していただきまして設定をしていただきたいと思っております。

 最後に何か町長、御意見等がありましたら、改めてお伺いしまして、質問の方を終わらせていただきたいと思います。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) これ、後ほど出てまいると思いますが、丸山議員の一般質問にも農業の分野での活性化策というのが質問として上がっております。吉田議員の場合は、商工業ということでございますが、商工も農業も含めて、志免町の何か特徴ある方策を見つけて、言うならばそういう活性化を図るということについてのいろんな洗い直し、見直しをすべきではないかなというように私も思います。

 そのようなことから、ふだんは気づかないでいるもの等を含め、そのような小さなことの積み重ねが町の中に活性化を呼び込み、そしてまたいろんな面での、言うならば高齢者の元気さ、あるいは町の元気さにつながっていくような、そのようなことになるようなことについての勉強会をぜひこれは立ち上げたいというように思います。

 そういう意味で、特に若い人たちがどのような意見を持っているのか、あるのか、そういうことも今後の重要なポイントではなかろうかと思いますので、そういう若い人たちの意見がどうなのかについて、そういう意見が引き出せるようなそういう場をつくりたいというふうに思いますので、またその折には皆様方にも御支援を賜りたいというように思います。



○議長(大林弘明君) 吉田議員。



◆10番(吉田耕二君) ぜひ、いろんな方の御意見とか、そういったものを集めて、風通しのいい議論をぜひしていただきたいと思います。

 以上で私の質問を終わります。



○議長(大林弘明君) 吉田議員の一般質問を終わります。

 次に、1番大熊議員。質問時間30分です。

 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 1番大熊です。

 通告どおり一般質問をさせていただきます。

 竪坑櫓について。

 町長は、なぜ保存についてきちっと明確にされたのか、これを1点お答えいただきたいと思います。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 大熊議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。

 いきなりでございますけども、保存について、なぜ町長は今の時点でそれを打ち出したのか、明確にしたのかというお尋ねであろうかというように思います。

 これはもう話せばずっと長いことでございますけれども、今まで私は残せるものなら残したいという思いで今日まで参りました。しかし、私どもの素人では残せるか残せないかの判断がつきにくうございます。できません。そういうことから、専門家の学者に要請をいたしまして、依頼をいたしまして、見守り保存が可能であるかどうかについての検証をしていただいたところでございます。

 まず、条件といたしまして、今非常に厳しい財政状況でありますので、その財政的な負担がかからないで、しかも安全にという非常に難しいことが可能であるかどうか、もしそれが可能でないなら、それは危ないわけですから、あるいは大変な財政投資をして補強しなければならないということであれば、それは判断がそのようになりますけども、許容の範囲内ではないか、つまり35メーターから40メーターの安全地帯、離隔をとれば、地震が来てもその枠内でおさまるであろう、人的な被害がないのではなかろうか。そしてまた、今早急に鋼板で囲ったりしなくても、いましばらくは今のままで手を加えないでもいいのではないか、そのような結果が出たわけですから、残せるものなら残したいという思いの中で財政的な負担がかからず、しかも安全に残せるということだと判断をして、残したいという決断をいたしました。

 しかし、なぜ今かということでございます。もう少し町民の意見を聞けばよかったのにという御指摘であろうかと思います。

 この件につきましては、もうよく皆様方御存じのとおりでございますが、昨年のあの台風のとき以来、NEDOに上から、そういう危険なものが降ってこないように、落ちてこないようにしてほしいという要請をいたしましたところ、即刻、じゃあもうそんな危険なものでしたら私どもがすぐ解体しますと、即刻解体します。言うならば、ことしの台風の時期前までにもう解体をしてしまいたいという意向でございました。そういうことから、私どもはNEDOについてのいろんな論議がございました。解体すべきか保存すべきか、いろんな論議がありましたので、そう急に解体すると言われても、私どももついていけないわけでございますので、1年間の猶予を欲しいということで、その猶予をいただいております。その中で、学者、先生方に10月末までをもって可能性調査をしていただきました。10月末に先ほど申し上げました状況が出てまいりましたので、それでは残したいという方向を示させていただきました。

 なぜ、そんなに拙速にというか、急いでということでございますが、これを今私どもがこの判断をしなければ、この竪坑櫓はNEDOとしては、来年の台風前までには解体をするという方向は、これはもうしっかりと打ち出しておるわけでございまして、その前に判断をしなければならないならば、まずは保存するということが一番ではないかということ。そしてまた、先ほど申し上げました財政的な負担がかからない等々のことを考えますと、早急に判断をしなければならないということでございますので、まずは私が判断をさせていただいたということでございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) それに関して、町の委託を受けた九産大の調査報告によると、当分は崩れないと、やぐらの重みで崩れないということ、これ町長、間違いないんですか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 先ほどから申し上げますように、私どもではそのような判断がつかないので、専門家の方々に大丈夫かどうなのかの判断をお願いしたわけでございますので、責任ある、また権威のある方々が大丈夫であると言われれば大丈夫ではないかというように信頼をしたいというように思います。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 実際依頼したものなら、町長は、これ明確にわからなければ残せないでしょ。それをあいまいな答えで逃げられたら困りますよ。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 今回、保存の可能に向けて、九産大の方に調査を依頼したわけなんですけども、この竪坑櫓そのものは、平成10年時に一度調査しており、コンクリート、それから鉄筋、剥離状況、そういったものを平成10年からどのように現状が推移されていったかということも入っておりまして、現況の剥離状況、その平成10年度と比べまして、そしてなおかつそこでコンクリートの中性化といいますか、コンクリートそのものはアルカリ性でもたれておるんですけども、そういったことで現況のコンクリートの強度試験も行っておりまして、現場では今で言う建築強度が採用されてます210キロから240キロありますけども、そういったこともある程度の、220キロという試験データも出ておりますし、また鉄筋のさび状況も調査しておられます。それで、全体的に総合して当面もつと。この当面の意味が、20年なのか30年なのか、その辺はわかりませんけれども、当面もつと。今の現状はしっかりしてると。そういうふうな報告を受けておりますので、そういう観点から町長も見守り保存の一つの材料として判断されたと、私は思います。よろしくお願いします。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 私が聞いているのはそういう問題ではないでしょ。これは、調査して、その結果ではっきり崩れない、当分やぐらの重さでは崩れないということを明確に学者から報告を受けているんでしょう。それを私ははっきり聞いているんです。崩れないけれども、震度6強以上の地震が来れば崩れるということを報告されたではないですか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) それは、建物ですから、どんな条件かによってそれはもういろいろ変わると思います。それはもう絶対崩れないということは絶対言えません。しかし、崩れてもいいように安全地帯を設けるということでございますので、万が一崩れても35メーターから40メーターの離隔をとる安全地帯を設ければ、それはいいのじゃないでしょうかということでございますので、崩れないとは言ってないんです。今のところ自重に耐え得ると、しかしそれはもう世界中がひっくり返るような地震が来たときには、そりゃあそのときにも建っておるかどうか、それはわかりません。でも、通常考えられる範囲内のことであれば、あるいは学者的にいろいろ予想、推測されることから考えれば、大丈夫ではなかろうか。しかし、それでも万が一予測以上のものが来たときに、そしてまた大きな何かそういう変動が来たときには、もし万が一倒れても、先ほど申します安全地帯を設けておけば大丈夫じゃないかというのが、この安全性と、それから財政的な面とを兼ね備えた見守り保存という方式だろうというように私どもは考えております。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) そうすれば、震度6強以上の地震が来れば崩れることはあり得るということですが、それ以上では崩れないわけですか。風水害が来たときも崩れないわけですか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 地震のことについては先ほど申し上げたとおりでございます。

 風水害では、このことが最初の出発になったわけでございますが、剥離片が風に乗って、台風のときに風に乗って飛んできたということでございます。この状況等をいろいろ私どもも調査をいたしましたところ、直接外壁がはがれて飛んだものもあるかもしれませんが、言うならあの竪坑櫓に登られたらわかると思いますけども、たくさん中に瓦れきが堆積をしておりました。特に、はりの上とかに乗っておるようなもの等は、ちょっとした風でも落ちる、あるいは飛ぶわけでございますので、そういうものを今後整備をしたいと思いますし、また一部は整備もいたしておりますけども、そのようなことを考えれば、台風であのやぐらに大きな異変が来るというようなことは余り考えにくいのじゃないかなと。例えば、そうであっても、先ほど申し上げました地震よりはもっと台風、あるいは風水害と言われましたが、風水害の方が、それも地震の中に許容される範囲内ではないかなというように思いますが、いかがでございましょうか。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 風水害もやっぱり起きておるということを想定として、その安全性をとるということでありましょうが、まずお金をかけずに、見守り保存をすると思っていましたが、何もかもカットした上に、この見守り保存だけに即1,000万円という予算を言われましたが、どういうことでその予算が出たのか。それは年100万円ずつかけるということを全員協議会で言われましたが、これはどういう意味で言われたのか。先に、もうこれは残すために政策ができてたんじゃないですか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 先ほど申し上げます安全対策をとるためには、そういう離隔をフェンスで囲わなければなりません。したがいまして、約1,000万円くらいの費用負担が必要であるということでございます。それから、100万円というのは、年々草を刈ったり、あるいは保険を掛けたりしていかなければなりませんので、何もしないといってもその程度はかかるのであろうというのが100万円でございます。これは、もう最初からできておったということじゃございませんで、これは新しい、新年度の予算にこのように計上させていただかなければならないわけでございますので、御理解をいただきたいと思います。

              (1番大熊則雄君「答え違う、町長」と呼ぶ)

 答弁漏れがあるようでございましたので、追加をさせていただきたいと思いますが、残すといっても、じゃあ幾らかかるのかというように言われるであろう、また当然その説明をしなければなりませんので、フェンスをしたら1,000万円ぐらいかかる。そのフェンスも余り立派なものでもございません。それからもう一つは、ジョギングロードをやりかえなければならないということもありますので、そういうことから1,000万円はぜひお願いをさせていただきたいということでございます。

 もう少し詳しく言わせていただきますならば、1,000万円、本当に皆様方の血税を使わせていただくということで申しわけないと思います。しかし、これをもしNEDOが解体をしたとするならば、そのNEDOは2,200坪、今論議をしてる土地がございますが、それを更地として、言うなら土地の鑑定評価にして、その鑑定評価でもって、志免町さん要られますか、どうですか、要られないなら違う方法で処分しますよと、このようなふうに言うわけでございます。2,200坪更地になったときのことを考えますと……。

 大きなお金でございますので、とりあえず1,000万円でそのフェンスをつくらさせていただくということでぜひお願いをいたしたいというように思っているところでございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 私が町長に聞いているのは、全員協議会のときに見守り保存しますと言われた後に、私がもしかしたら予算を組んでるのではないかと思ったので、大体どのくらい予算を組んでありますかと聞いたら、金額が出たから、その前から見守り保存で残し、予算も立てていたんではないですかということを私は聞いているわけです。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) この1,000万円という言葉が出ましたのは、11月の志鉱跡地委員会のときに、保存する経緯に至ったことをいろいろ町長の方が申されまして、その中で委員から金額について意見が出ております。そのときに見守り保存するならば初期投資として、安全対策とかジョギングロードの迂回をいたしますので、1,000万円ぐらいの費用はかかるということをそのときに言っております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 予算を立てていたのではないかと質問してあるので……。

 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) この1,000万円の内訳については、見守り保存という町長の意向の中で、私どもここを保存とするとしたらどれぐらい予算がかかるのかということで、これは私が算出した金額でございます。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 今の答えでは、課長が勝手に決めたというような答えですが、そうですか。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) お金を決めたのではなくて、概算をはじいたということで御理解いただきたいと思います。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) それは、町長からの指示があってされたわけですか、それとも自分たちで勝手に予算を立てられたということですか。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) この概算につきましては、当然その志鉱跡地委員会で想定質問といいますか、そういうことも当然聞かれるであろうといったところで、見守り保存するならば幾らかかるのかと言われたとき、いやそれじゃわかりませんということじゃだめじゃないかということで、うちの方で見守り保存として安全帯を設けるならばこれぐらいかかりますよというぐらいの資料はやっぱ用意しておくのが当然だと思いまして、概算を出しております。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 大体概算で立てたということですが、それも何もかもずっと今まで聞いていたら、見守り保存にしても何にしても事後報告みたいな、行政が決めて、勝手に議員さんたちに押しつけたようにしか私はとっておりませんがね。

 次に、このウオーキングロードの安全性はどう考えているかという質問に移ります。シーメイトのウオーキングロード、二転三転場所を変えましたね。そして、柵もし直した。あの費用は今まで大体どれぐらいかかったんですかね。その費用の報告も何もされないまま、ジョギングロードの変更がされている。そこのとこちょっと聞かせてもらいたいと思います。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 現在、バリケードでジョギングロードを迂回させております。この範囲につきましては、今33メーターラインで引かせております。この33メーターというのは、竪坑櫓から剥離片が飛散していたエリアを現在囲んでおります。それで、この予算につきましては、17年度の予算で工事費として100万円認めていただいております。それで、施工は吉住組にさせておりまして、細かな数字は覚えておりませんけども、80万円で来年の3月の撤去分まで含めたところの契約で施行しております。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 私が心配しているのは、いつもあのジョギングロードを散歩してある方、それからジョギングみたいに手を大きく振って健康を維持する人たちから、どうにかならないのかとよく言われるんですがね。カラーコーンと棒だけの柵だったら、すぐ中学生が壊すわけですね。何回も折れてます、それこそ。そのたびに私はシーメイトの事務所へ行って、早く修理するように言うて、よく注意してさせてます。それでも、この80万円という金額でできるわけですね。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) ちょっと最後の方よくわからなかったんですけども、もうさせておると。実施しましたということでございますけども。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 平成16年8月29、30日の台風後、半径30メートルとなっとったのが今度は40メートルと、これは人命尊重の思いを込めて円を広げたと思うんですが、これで安全性は保てるということですかね。



○議長(大林弘明君) 地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 現在は33メーターラインで囲っております。これにつきましては、当時落下したところから少し余裕を持って33メーターラインで設置しております。それから、今度大学の方の35メーターから40メーターにつきましては、やぐら自体を全般的に調査されて、倒れるんだったらこの辺から折れる可能性が高いという位置を示されて、それから計算上35メーターに持ってきておられます。そしてなおかつ、どうしてもああいう大学の先生あたりは安全率を高くしますので、倒れてバウンドするおそれがあったらいけないから、さらに5メーターぐらいしとったらどうかというふうな、逆に安全率をしっかり見た計算だろうと私は思いますけども。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) そしたら、これはもう40メーターあれば大体大丈夫ということですね。そういうことでしょう。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) そういうことでございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 3番目に行きたいんですが。

 地下の安全性について。これは私は町長にも何回も言ってましたが、地下の水量、それから地域振興課にも言いましたが、検査してくれたのかと言って、やっと検査報告が出ましたが、2メーター下がったということは、これに関して町長並びに課長たちはどう思ってあるのか、これに関してちょっと説明をお願いしたいんですが。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 大熊議員の御質問ですけれども、水位が下がったということですけれども、この水位につきましては、うちの方で平成13年の新エネビジョンのとき、それから今回の地震後の、ことしの先月やったですかね、で水位が2メーター差があったということで、大熊議員の方に報告をなされておると思いますけども、この水位につきましては、私どもも非常に判断が難しいわけなんですけども、例えば今アネシスで、まだ井戸関係で観測坑を2カ所置いております。それから、南里に、公民館にも1カ所水位計を置いております。これについては、1週間単位で電話回線によって水位が逐次報告されております。それで、どうしても私もこの水位については非常に難しいとこがありまして、地震前と地震後の一応調査をしております。ただ、残念なことに、竪坑櫓については手動ではからなくてはならない結果ですけども、アネシスの場合は1と2の観測坑があって、幅15メーターぐらいの間隔なんですけれども、地震前と地震後と比べまして、やはり2メーターぐらい逆転の現象が起きております。これと竪坑櫓の水位が結びつくのかといったら、私どももわかりませんけれども、今のところ2メーター水位が減っておりますけども、水位そのものは安定してるんじゃなかろうかというふうに感じるところでございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) なぜ、こういうことを聞くかというと、今まで年中水がかれたことのないところが、あの地震後、水が完全にかれまして何一つないということがありますので、竪坑の水位をはかってくださいというのは、水位が動くとどこかが陥没するわけですね。どこかはわかりません。しかし、竪坑櫓の跡はよく陥没してますね。そのたびに、NEDOが業者に頼んで埋めてありました。今度も少しはあの辺が陥没してるのではないかと思って。だけん、そういうこともちゃんと調査されてあるのかなと。竪坑周辺の陥没調査はされたのか。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) この地下の安全性については、今度の大学の検証におきまして小さくコメントが載っておりました。それはどういうことを書いてあるかといいますと、そのままちょっと読ませていただきます。検証報告にて坑道の影響で地盤またはやぐら基礎の破壊については、平成13年及び15年の周辺地盤の陥没が発生しているが、深さ400メーター、厚さ50センチ、直径7メーターのコンクリート井筒型たて坑により、これまで安全に支えられてきているので、さほど問題はないものと思われるとの報告がされております。この13年度と15年度の陥没は、当時の資料を見てみると、写真なんかを状況を見ております。それについて、NEDOとの、埋め戻しはNEDOがやったわけなんですけども、そのコメントの中に、あすこは7メーターほどもとの地盤より埋めておるんですけども、その埋め方が粗雑であったのかなというコメントも載っておりました。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 大熊議員。



◆1番(大熊則雄君) 最後になりますが、もっと地下の方の水位の動きをもう一度調査してもらいたいと思っておりますが、これもなかなか予算の都合でできないだろうと思いますけども、町長が東区竹内会へ来て、あの高台の水が完全になくなったということになれば、どこかにやっぱり影響が出てるわけですね。これは個人の家が陥没するかもわからないですね、実際的に。棒を突っ込めばそこからどんどん沸き出てたんですよ。それがもう完全にとまって、その上には家が建ってるわけです。片一方は駐車場になったんですよ。貸し駐車場ですね。そういう下がもう完全に空洞になってしまって、水が満タンだったので今までもてたけども、水がなくなったら、恐らく沈下するのではないだろうかと思って、私はそればっかり心配してますが。そういうとこを幾ら行政の方に言われても、あすこに砂利が何台入りましたぐらいの調子で、それでも満タンになってませんというぐらいで、それこそそういう危険なとこもあると。そして、昔はあそこは7坑と言ってましたよね、その時代、防空壕は相当掘ってあります。防空壕の方さ行くということは、やっぱりこれは私も経験したことはないんですけども、上から一斉にどっと落ちて、あんな厚い土が、それはもう家なんかすぐ落ち込んでしまいますわね。この前直方の方でもありましたね、何年か前ですね。酒屋さんの家がずぼっとそのまま下さ落ち込んだと。下は坑道やったと。坑道の深さはどんくらいかも、私たちはわからんけども、とにかく安全に帰したことはないということで、私は地下の水が動いたらどっかが陥没するんじゃないかということでやりよりますから、そういうとこをもっと真剣になって考えてもらって検査してもらいたいということです。

 私の一般質問はこれで終わります。



○議長(大林弘明君) 大熊議員の一般質問を終わります。

 ちょっと時間が早いですけど、ただいまから休憩に入ります。再開は13時とします。

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              休憩 午前11時17分

              再開 午後1時00分

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○議長(大林弘明君) 休憩前に引き続き会議を再開します。

 一般質問を続けます。

 6番牛房議員。質問時間30分です。

 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) 6番牛房でございます。

 通告に従い、質問に入ります。

 役場が変わらなければ町は変わらない。これは私の持論でございますが、新しいまちづくりの原点は、まず役場がみずから変わること、変わったことを町民に示すことから始まると私は考えております。役場がみずから変わる方策の一つとして、あいさつの励行あるいは窓口サービスの向上をずっと提言してまいりました。最近の役場は非常に明るくなった、あいさつも応対もよくなった、役場も変わってきたという声の聞かれる半面、昔の応対と全然変わってないぞ、何とかならんかという声があるのも事実でございます。私は、むしろ厳しい声にこそ耳を傾け、改善、向上に尽力をすべきだと、こういうふうに思うものでございます。本論に入ります前に、正面玄関の総合受付の女性の方がおいでになります。この方から聞いた話を、最初に役場の皆さん方に御披露させていただきたいと思います。

 先日のことでございますが、朝一番で老夫婦の方が連れ立って入ってこられたそうでございます。不安げな様子でカウンターの中ですか、書き物をするところで、いろいろと2人で相談されている。それを見た総合受付の女性の方がすぐ飛んでいきまして、おはようございますと、どういう御用件でしょうかと、こういうふうに尋ねましたところ、息子が転勤となりましたと、本人は忙しいのでかわりに手続に来たのですが、ちょっと勝手がわからないもんですからというようなことでございました。早速、住民課の窓口の方に御案内しました。窓口皆さんの親切なお手伝いで無事に手続を済まされました。帰りにわざわざ受付へ来られ、ありがとうございましたと老夫婦の2人が深々と頭を下げて帰られましたが、その帰り際に、お父さん、志免町に住んでよかったねと2人で話しながら帰られたそうでございます。このときほど受付の仕事といいますか、やりがいを感じたことはありませんでしたという話をしてくれました。窓口サービスを含めた行政のサービスというのは、お金をかけて歓心を買う必要もなければ、お世辞を言う必要もありません。真に町民のために奉仕するまことの心こそが一番肝要なことではないかと私は思っております。新しいまちづくりの原点というのは、役場一人一人の職員の足元にあることをひとつ再認識していただいて、そういったサービスの向上に一段と努めていただきたいという思いを込めて、実は私は、今回この質問を選んだようなわけでございます。

 まず、町長にお聞きするのは、町長はもうずっと従来から、あいさつの励行あるいは窓口サービスの向上につきましては日ごろから非常に熱心に指導されてこられておりますが、その取り組みに対する姿勢、あるいは考え方なり、あるいは対策なり、そういったことについて、ひとつまず町長の話をお伺いしたいと、こういうふうに思います。お願いします。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 牛房議員の、役場が変わらなければ町は変わらない、何度もこの件について御提言をいただきました。そしてまた、今評価をいただきましたように、ある面では非常によくなったと言っていただいておる。それも私の方にもメール等、あるいはまた声としてお寄せをいただきます。しかし、まだまだすべてではない、あるいはまだ至らないところがたくさんあるということも、私も認識をいたしております。そのようなことから、できるだけ役場に来ていただいた町民の方々に、本当に心から笑顔でもって、そしてあいさつをしながら、そしてまた相手の方が何を求めに来てあるのかということをできるだけ早く察知をし、それに対する対応をする、そういうサービスに努めていく啓蒙啓発をさらに努めていかなければならないというふうに思っております。おかげさまで、担当課は総務課でございますけども、総務課の課長以下、そういうところもしっかり職員指導していただいてるようでございます。しかし、一部には仕事に一生懸命になっている余りに、だれがおいでになったのかも、だれが通られたのかもわからないで見過ごす、あるいはあいさつしなかったというようなことも、いろんな事例があるんじゃないかとは思いますけども、できるだけ、先ほどほめていただきましたように、ああ、志免に住んでてよかった、あるいは志免の役場に来てよかったと言っていただけるような、そういう応対あるいはサービス、あるいは窓口の対応に努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(大林弘明君) 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) 今、町長から基本的なことにお話しいただきましたが、私はよくこういった窓口サービスというようなことを簡単に申し上げるんですが、これには私は、根っこの部分と、もう一つは目に見える部分と、2つあろうかと思ってるんです。要するに、根っこの部分て一体何なのかというと、これは例えば行政の基本的な姿勢というか、これから今後の問題を抱えたものが当然そこに含まれますが、例えば私は2つ、今、志免町が行政サービスあるいはサービス向上の問題点につきまして2つの問題を抱えているということ、これはもう企画あたり、十分御検討いただいてることでございますが、どういうことかといいますと、1つは、志免町は今成長期にあるということでございます。ちなみに、例えば人口の問題を見ましても、12月1日現在で4万1,266人の人口でございます。5年前、ちょうど国勢調査がありました折には3万7,794名でございますので、約3,400名余の人口の増加になっております。これは転入者もふえておりますし、転入者は大体毎年3,200名、5年前は2,500名ぐらいだったと、調べたらそれぐらいでございます。出生者、子どもの生まれる数も、5年前は大体450名ぐらいだったのが、現在では500名近くまで来ております。小・中学生の生徒数は3,562名、これは糟屋郡内トップでございます。もちろん、高齢者も、5年前から比べると約1,000名ふえて、現在6,500名でございます、65歳以上の高齢者。私がこういう数字を申し上げましたのは、それだけ仕事がふえてるんだということを申し上げたかったんですね。例えば、これは医療関係にしましても、介護保険関係にしましても、転入、転出のそういった仕事にしましても、あるいは子育ての問題にしましても、これだけ人がどんどんどんふえてくるということは、それだけ仕事の量もふえている。ところが、サービスする役場の職員さんたちの数は、ある程度これは横ばい、あるいは限定されております。そうしますと、限られた人数でこれだけの仕事を、毎年毎年ふえてくる仕事を消化していくと、しかもサービスの質を落とさないで、それを消化していくというのはどうすればいいかということを常に私は考えておく必要があるんじゃないかということが1つ。

 それからもう一つは、これはこの前も私は質問のときに申し上げましたけど、団塊の世代というのがあります。これが西暦の9年からですか、これが団塊の世代が始まるわけでございますが、例えば志免町の団塊の世代というか、そういう退職者のあれを調べますと、平成17年、ことしを含めて5年間というのは、まだこれは24名ぐらいだったと思いますが、それから今度後半の平成22年から26年、これは56名ということで、合わせますと、この10年間に約80名の方が退職されるんです。それも非常に能力のある、レベルの高い職員の方たちでございます。しかし、これは定年の退職者であって、途中でやめていかれる方を考えれば、100名の方がこれから10年間に退職されるということは、入れかわるということは、恐らく今の職員の半分が入れかわるということでございます。私はこういうことを、あとその穴埋め、あるいはそのレベルまで持っていくまでの職員の育成、教育、これはどういうことをしていくのかということについて、やっぱりかなりこれは計画的な対策を立てないと、大きな禍根を後で残すことになるであろうと、こういうようなことを考えております。いずれにしましても、目に見えない部分でこういった問題が今の志免町の問題として、これはいい面である。しかし、いいか悪いかはこれからの手の打ちようによって決まる話でございます。そういったことについて、町長あたりいかがお考えか、まずひとつお聞かせを、それから企画あるいは総務あたり、考えてることがあったら教えていただきたいと思います。対策。



○議長(大林弘明君) 脇田総務課長。



◎総務課長(脇田義政君) 今のお答えしたいと思うんですけど、どういったふうにお答えしたら牛房議員の意にかなうのかということをちょっと考えますと、総体的な答えになろうかと思いますけど、まず、やはり今先ほど1点目におっしゃられましたように、職員は現在、去年から比べますと12名減っているし、また今後10年間で退職が大体80人おる。そういった中で、80名を増員することもできない。職員を減らしながら、一方では地方分権化で権限移譲もあり、業務量がふえる。社会の多様なサービスがふえてくる中で、職員も一生懸命やらなければならないんですけど、ただそういった中で、役場に対する信頼度をいかに獲得しながら、これから先、行政を進めていくかということが非常に大事なことになろうかと思います。もちろん、今牛房議員がおっしゃられたとおり、応対あるいは接遇、こういったことが非常に重要なことになろうかと思います。やはり、役場に対するイメージというんですかね、信頼度の第一歩はやはり役場に来庁された方の職員の応対のぐあいによって信頼度が決まるというふうに言っても過言ではないというふうに考えております。その点、やはり接遇の私どもの研修というんですか、そういったことも大事ですし、またこれから地方分権化のそういった職員を今後対応できるような職員を育成していくというんですか、人材育成、そういったこともこれからの役場の非常に大事な人事あるいは町長の考え方というんですか、その辺をやはり力を入れていくべきではないかなというふうに私どもは考えております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) ありがとうございました。今、根っこの部分について私はお話ししたんですが、根っこの部分というのは、要するにそういうこれから志免町が抱える問題の中でこういう数年来、あるいは先々こういう問題を抱えてますよと。だから、そういう手を打っていって初めて行政というのがいい花を咲かせることができると。だから、言うなれば、今志免町がこれだけ立派な志免町になったということは、過去にやっぱりいい種がまかれてると、これが今結実してると。これからまた、今まいた種を将来どういうふうな実に結びつけるかということ、これをひとつ十分考えて対応していただきたいということを申し上げているわけでございます。

 それで、その次の問題。今、脇田課長の方から、いろいろ町民の信頼を失わないような応対を、今後とも信頼を傷つけないような応対を今後とも続けるような研修をしていきたいというような話がありましたけど、これは私からいえば、目に見える部分のサービスですね。これは非常に大事なことでございます。これは一口で言いますならば、窓口の応対のことでございます。あるいは、マナーのことでございまして、どこでもそうです。だれでもそうですが、例えばある会社へ行って、ドアをあけてこんにちはと、あるいはごめんくださいと、こう言った途端にその空気は、この会社がどういう会社か、あるいはここはどういうところか、あらかたわかるようなものでございます。そういった意味で、私はやっぱり、職員の最初の応対、これがどういうようなことで来た人に受け入れられるかと、こういうことは大事なことではないかと思うんですが、私はスポーツを昔からやってるんですが、スポーツというのは、礼に始まって礼に終わると言われるんですね。いいですか、礼に始まって礼に終わるということは、やっぱりきちっとした礼をする。終わりも、勝っても負けてもきちっとした礼をする、これがスポーツの世界の普通なんです。これは一般の、私は社会通念でも通用することだと思います。そこでまず、職員さんたちがこれどうしてるか、私も時々見ないんですけど、まず私は、カウンターに座ってますね、今。カウンターから立ち上がってまず、そして一礼をする、これどうですか、脇田課長、やってますか、これ。どういうしつけしてるか、ちょっと教えてください。



○議長(大林弘明君) 脇田総務課長。



◎総務課長(脇田義政君) お答えいたします。

 役場も企業と同じように、何というんですか、サービス業というんですかね、企業で言えば商品を売る、そういったことを考えれば、当然住民指向というんですか、顧客指向ということになるんですけど、お客様というんですか、来庁者の方に対するよりも先に、やはり職員の方があいさつをするというんですか、それが通常のことではないかなというふうに私は思っております。



○議長(大林弘明君) 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) はい、わかりました。ありがとう。

 そうなんです。こんなことは当たり前のことですが、まずやっぱり職員が起立して、来た人に一礼をする。それから、おはようございます、あるいはこんにちは、そしてはっきりとどこどこの担当の〇〇でございますと、これがちょっとないような気がするんですね。自分を、私はこういう者でございますということです。要件が済んだら、やっぱり起立して一礼をしてきょうは本当お疲れさまでございました、気をつけてお帰りくださいとかというようなきちっとした最後のあいさつを、そういった最初と最後のけじめをつけたあいさつをしてくださいということが1つ。これは私の言ってることですから、いかがなもんかと思いますが。

 それからもう一つは、皆さん、名前をつけてて、これ名札をつけてますが、これが私はどうもいつも気になることがあるんです。字が小さいんですよ。これは私は目が悪いわけやないですよ。もうちょっと大きな字で、それはどこどこの担当だ、あんたどこのなんていうんじゃない、何課なんて必要ないんですよ。名前と氏名が大事なんです、名前はどうかしらん、氏名はもっと大きくひとつどんと書いたらどうですか。そして、ここへぶら下げて、犬か猫がぶら下げてるみたいなぶら下げ方やなしに、やっぱり僕は、胸にポケットがありゃここへ挟んで、そしてやっぱり相対するときにわかるようにしてくださいと。いかがですか。簡単なことです、これはね。

 それから、電話の応対、これは非常に難しいですよ。これはもうよくあるんです。電話を受けた人は必ず課名、氏名を明確に名乗る。メモをとる、それから役付者の行動予定をきちっとしとく、これがわかってないために、どこへ行ったかわからんというようなことがありますが、これは注意してください。

 3番目、用件の説明に当たっては、役所言葉は使わない。専門語も使わない。ゆっくり丁寧に説明する。最後に、理解の確認をとる。鉛筆とメモ用紙は必ず持参しておく、これはもう礼儀ですよ、こういうことは。

 それから4番目、回答に時間を要するものがあれば、必ず回答する日時を相手に伝える、約束を守る、これが意外にこういうことがなされてないから、私は言ってるんですよ。

 それから最後、5番目、高齢者、それから幼児を抱えた来庁者のたらい回しだけは絶対しないでください。それぞれの担当者に来てくださいと、来てもらう。どうしてもの場合は、次の課の担当のところまで同行して案内してくださいと。これはぜひ守ってください。このあと一つの親切が、相手をどれだけ感動させるか、私はそう思っております。これは私がいろいろ体験したことを書いてるんです。

 これだけで、私の終わりは釈迦に説法みたいなことを申し上げましたが、この5つのことを皆さん方がそれぞれの課で徹底してもらっただけでも、私はかなり変わってくるんじゃないかなというふうな気持ちを持っております。

 それから、これはもう一つつけ足しでございます。この前、私は皆さん方の方に、この課のそれぞれ案内を転入者3,200名、出生者は500名おいでになります。その方たちに志免町の案内、志免町はどういう町かという案内を、あるいはそれぞれの担当課が何をしてるかということよりも、これは例えばごみの出し方とかいろいろ書いてあるんですが、そして私がきょうこれを持って来たのは、住民課の方へ行って、どういうものを、これは転入者に対してどういうあれを渡しておりますかと言ったら、これを渡しておりますということで、担当の方がね。これは悪いことじゃないですよ。私は、ただこれ皆さん方がもらって、ああ、これは志免町は本当にありがたい町だなと思いますかね、これ何かぺらぺらのビニール袋に入れてある、これ。もうちょっと何かね、これはまだスーパーの買い物袋よりも悪いと思うよ。これは、ある方はまだいいんです。出生届なんかないんですよ。そうすると、各課、町長回ってくださいよ、今度。どのぐらい書類があるのか。どことどこへ行ったらどういう書類があって、だれがわかるんです。これは子ども抱えてる、年寄りとかいろいろの人が来ます。そしたらね、やっぱりこういうもの整備していただきたいということを言ってるんです。これは、もう課長の皆さん方じゃなくて、むしろ窓口を担当してる現場の方の方がこういうことについては非常に敏感な感性を持っておいでになると思います。これの発想は、これは大体課長クラスの発想ですね。このよれよれのビニール袋というのは。こんなこと私が一人で話してもあれでございますので、ぜひひとつこれをお願いしたいと。

 次は、課長の皆さんたち、ちょっと質問を振りかえたいと思いますが、役場へ来られる人たちの大体人数というのは、総合受付のあすこへ来られる方が大体100名前後おって、そしてそこでいろいろ聞いて各課に行かれる。それから、直接担当課の方に行かれる方が大体100名ぐらい、合わせますと、やっぱり200名ぐらいの方が毎日役場へ来られております。それから、電話、交換台を通して電話のかかってくるのが1日300本でございます。合わせますと、やっぱり500本、というのは500人の方が役場へ何らかの形で連絡を取られていると、こういうことでございます。私は、これから各課の皆さん、何人かにお聞きするんですが、各課の皆さん方は来訪者とか、あるいは架電者の内容とか件数とか、あるいはそれらのことに対してどういうふうに生かされておるものか、ちょっとその辺をお聞きしたいんですが。



○議長(大林弘明君) 児嶋住民課長。



◎住民課長(児嶋賢始君) 住民課の状況等を御報告させていただきます。

 一応、16年度を参考にさせていただきますと、住民課は、事務手続が主な業務でございまして、16年度は6万8,718件の件数をしております。そして、戸籍関係が6,982件、住民票関係が3万7,661件、印鑑関係が2万3,946件、それと住基ネット関係が129件ということでいたしております。年金関係で申し上げますと、年金につきましては、16年度7,331件、児童扶養手当関係が1,154件、国民年金関係が3,229件、その他が14件ということでございます。国保関係になりますと、国保関係は16年度は9,989件、これ等につきましては、高額医療とか国保転入とか国保転出とか、いろいろございます。大きく転入関係を申し上げますと、国保転入が2,452件、国保の転出等が2,073件というような状況が出ております。それで、医療費を支払われた方、皆様方役場の方に赴かれまして高額医療関係とか老人保健の医療費関係とかという形でお見えになっておられます。それも一応、16年度自体ちょっと申し上げたわけでございますけども、17年度、途中になっておりますので、ちょっと省略させていただきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) もう一つお聞きしますが、去年と比べてどれぐらいの差があるか、その辺をちょっと聞かせてください。去年というのは、平成15年。



○議長(大林弘明君) 児嶋住民課長。



◎住民課長(児嶋賢始君) 15年度は、ちなみに窓口関係では7万4,170件ございました。16年度は、先ほど申し上げました6万8,718件でございますので16年度は減っております。

 ほかに、国民年金関係が、15年度は4,447件、16年度は7,331件でございます。これはふえております。

 国保関係は、15年度は1万984件、16年度は先ほど申しました9,989件、1,000件ぐらい少なくなっているというような状況で、押しなべて言うならば、そうさほど今のとこ増減とはいかないということが言えるんじゃないかなと思っております。



○議長(大林弘明君) 二宮環境課長。



◎環境課長(二宮克美君) ことしからのデータしかないんですが、6月から11月までの件で申し上げますと、6カ月間でございますけども、窓口の来訪者は合計で1,432名、月に平均しますと238名でございます。電話での問い合わせでございますけども、3,703件で、9月が台風が来たという特殊な事情がございましたので、それを除きますと、月平均で572件の問い合わせがあっております。問い合わせの内容の主なものでございますけども、やはりごみの出し方とか、犬とか猫の関係の苦情等が多うございます。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) 私がいろいろあれしたかったのは、もちろん今の件でよくわかりましたけど、もう一つ、例えばこれは役場へ電話されるのは、じゃ今の場合は大体事務的ないわゆる手続の件だとか苦情だとか、そういう問題はあるんですが、今、私が申し上げたかったのは、苦情だとか、あるいは提言だとか、事務手続以外でいろいろなことの声が皆さん方の方に入ってきてるんじゃないかということでございます。だから、そういった声を、事務手続と今話されたようなこととプラスのそういう別な苦情、それから提言、あるいは申請、お願い事、こういったものに対する情報をみんな集めて、それをやっぱり半年に1回なり、あるいはそういうものを集計して、その問題点をひとつ各課ごと出せば、各課の問題点が、私が言うのは、浮き彫りにされるんじゃないかと、この辺だと思うんですね。だから、いろいろな苦情とか何かという問題は、これは毎年同じじゃないと思うんです。いろいろなやっぱりその年度年度によって違ってくると、そういった問題をもうちょっと的確に、せっかくこれだけの大勢の情報が入ってくるんであれば、できないもんかなというのが、私は課長の皆さん方の方に聞きたかった件でございますけど、この辺は総務課長ちょっと聞くけど、どうなのかね。可能なことですか、そうではないことなんですか。今言ったこと。



○議長(大林弘明君) 脇田総務課長。



◎総務課長(脇田義政君) お答えいたします。

 結論からいえば可能であると思います。やはり、こういったいろんな照会とか問い合わせ、あるいは苦情、いろんなパターンがあると思うんですけど、現在はそれを整理して集計して分析して、その原因を探すとか、あるいは改善方法を見つけるとか、そういったことは全体的に行っていない状態でございますけど、今後そういったことについては、一つの方法としてはQ&A集をつくったり、あるいはそういったことを各課連携して作成しながら、ホームページ上でも流していくと、そうすれば、そういった問い合わせ、照会等についても統一して、あるいは情報を共有化して今後は対処はできるというふうに私は考えております。



○議長(大林弘明君) 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) ぜひ、これだけ大量の情報が毎日役場に入ってきていると、それも各担当の皆さん方の課の方に入ってきてるから、これをやっぱり今後は行政の方に吸い上げてもらうというか、吸い上げさせるようなシステムをつくって、これをひとつ今後のまちづくりの一つの糧としていただくようなことを考えてもらったら、今町長がいつも協働のまちづくりという話がありますけど、まさにそういう情報が各課の方に入ってきてるんだということを課長の皆さん方が御理解いただいて、それをひとつ自分のところの課でまとめたものを庁議に諮り、あるいは町長に提出するなりして、あるいはQ&Aみたいな形で今度は社員の研修に使うなり、有効な一つの手段を講じてもらいたいということをお願いしておきたいと、こういうふうに思います。

 この項についての最後でございますが、私は町長にもお願いしたいことは、窓口担当というのは、サービスというのは非常に多岐にわたりいろいろなことをやってるんでございますが、町民と顔を合わせて話をするというのは、町長の代行をしてる、あるいは志免町役場の代表者でもあると、私は非常にそういった面では重要な一つの担い手であると、私はそう考えておるんです。したがって、ぜひひとつ、毎月庁議というのを月曜日やられてますけど、あの庁議に、4回やられるんだったら1回は各課の窓口担当者を呼んで、そしてそこの研修会議あたりをやられると、私はもっと何か事務改善のスピードがアップされていく、あるいはその与えられている使命の重大さというのを皆さん方が感じてもらえるんじゃないかなというような気がするので、その辺をひとつぜひ考えていただいたらいいんじゃないかと。

 それから2番目は、やっぱり年に1回ぐらいは、窓口サービス向上月間的なものを設けて、この中でいろいろやっぱり全庁挙げていろいろ窓口サービスといいますか、そういうものに専心する、そういう月間にする。逆に、今度は町民の方から、それぞれの職員さんたちに対する応対の仕方のマル・ペケ・サンカクじゃないけど、いろいろな評定をしてもらうというようなことも一つの案じゃないかなと、こういうふうに思いますので、この2つの点について、ちょっと町長の最後に御意見をお伺いしたいと思います。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 牛房議員の申されるとおり、それぞれの窓口は町民の皆さんとの接点であるというふうに思います。そのそれぞれの窓口にいろんな情報が寄せられるわけでございますし、またそのいろんな対応の仕方等についても、いろんな御意見等もいただいております。そういうことから、職員の情報の共有という観点からも、そういう事務に携わる人たちを交えた研修会、勉強会等をして、そのことによって職員の資質の向上あるいは意識の向上のため努めていくという、そういうことをしなければ、先ほどいいところはいいように褒めていただきましたが、まだ完全じゃないところがあるわけでございますので、そういう隘路をなくすためにも、そのような取り組みも今後検討する必要があろうかというふうに考えます。



○議長(大林弘明君) 牛房議員、あと5分です。

 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) 一応、この項はこれで終わりますが、やっぱり私は、何かきざな言い方をすれば、何かひとつ感動の伝わるような窓口サービスというか、そういうものを目指してひとつ何とか努力していただきたいなと、こういうふうな気持ちを持っております。そのためには、やっぱり緊張感を持つということが一番大事ですね。ちょっと気が緩むと大きなミスにつながります。したがって、私はやっぱり緊張感を持って真摯な姿、努力と、こういうものがやっぱり私は町民に感動を与えるんじゃないかと、お世辞とかそういうものじゃないと思います。したがって、私は、どうかぜひひとつ緊張感を持って町民の一人一人と会ってもらいたいということを私はぜひお願い申し上げたいと思います。そういったことが、行政と町民の何か一体感につながるんじゃないかと、こういうふうなことを感じております。

 じゃ、最後になりますが、もう一つありましたシーメイトのピアノがないということについて。私は、この資料はもう私は大分前から、これはシーメイトができたときから持ってるんですが、なかなかピアノが来ないもんですから、業を煮やしてこういうときに申し上げて、私もいささか心外だと思ってるんですが。シーメイトホールにピアノがない、なぜだろうと。私は解せないと、この一語に尽きるわけでございます。私は、今ほど人の心が荒れすさんでいるときはないと思います。私も70年近くなるけど、こんなに世の中が荒れてるときというのは、私はかって経験したことがないというような気持ちを持っております。すさんだ、そういった人の心に潤い等もたらしたり、あるいは穏やかな安らぎをもたらすのが、私は音楽であろうと、こういうふうに考えております。特に、ピアノの音色というのは、幼い心から大人の心まで、豊かさと潤いを与えてくれるものです。このシーメイトホールにピアノがないため、自分たちで高い運送代をかけてピアノを運んだり、ピアノのかわりにキーボードを使ったり、エレクトーンを使ったり、カセットテープで代用したり、さまざまな努力をされております。ピアノを弾く人、聞く人、思いは一つなんです。もし、ピアノがあったらと。どうかひとつ町民の夢をぜひかなえていただくようお願いしたいということを思いますが、なぜシーメイトホールにピアノがないのか、この1点をお伺いして、私の話を終わります。



○議長(大林弘明君) 世利福祉課長。



◎福祉課長(世利章君) なぜ、ピアノがシーメイトホールにないのか。まず、費用的なこともさりながら、いろんな備品とか、そういうのをそろえる段階で、シーメイトホールにピアノまでは考えが及ばなかったんじゃないかなと思います。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 町長からも要りますか。

 南里町長。



◎町長(南里辰己君) シーメイトホールになぜピアノがないかということでございますが、実はもう大分なりますけども、そのことに気がつきました。本当にシーメイトホールを利用していただく皆さん方が多ゆうございます。ピアノ関係の演奏会だけでも、たしか49回か50回かあったというふうに聞いております。で、ピアノがないものですから、キーボードとか何かそれにかわるようなもの等をいろいろ持ち込んで演奏なされております。しかし、やっとあのエントランスホールが予想以上の利活用をしていただいてるわけです。あすこを最初からそのような演奏ができるようなところというように、実は思っておりませんでしたら、実は皆さんから、本当にあの場の価値を、言うならばつくり出していただいてるんじゃないかというように私は思っております。そういう中で、自然的にここにピアノがあったらなあというのが実は届いてまいりました。そういうことから、財政的に非常に厳しい時期でございますので、言うならば広報か何かで中古ピアノか何かどこかに眠ってませんでしょうか、言うならば寄附していただけませんでしょうかとかというようなことを言おうか、あるいはどこかに何かないだろうか等々考えました。しかし、新しい施設にそれではいかんであろうというようなことから、ピアノを、言うならばあそこに設置をしなければならない、新しいものをぜひ設置をしたいという思いでございます。それも、あのエントランスホールと、それからシーメイトホールとがございますので、両方に行き来ができるというようなこと等考えますと、いろんなタイプがあるんじゃないかと思いますが、そういうこと等も含めて今検討しておるところでございますので、ぜひこれは実現をさせたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(大林弘明君) 牛房議員。



◆6番(牛房良嗣君) じゃ、以上で終わらせてもらいます。ありがとうございました。



○議長(大林弘明君) ここで暫時休憩します。

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              休憩 午後1時44分

              再開 午後2時00分

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○議長(大林弘明君) 休憩前に引き続き一般質問を続けます。

 次に、3番丸山議員。質問時間30分です。

 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 3番丸山でございます。

 通告に従いまして一般質問を行います。

 まず、町おこし、地域おこし、活性化についてということですけれども、食と農第3シリーズっていうか、私は基本的に食っていうのがとても大事だというふうに、命につながる、今健康につながるっていうことで、一番大切なことだというふうに考えてるんですけれども、それと農業は密接に結びついているということで、農業を語らずして食は語れないっていうふうに基本的に考えておりますので、それを踏まえた上で質問をしていきたいというふうに思います。

 ところで、新しい年も目前になりました。来年の手帳を購入しようというふうに思っていろいろと探したんですけれども、今回は県民手帳を購入することにしたんです。購入しましたところ、中にデータブックが入ってまして、市町村編っていうのがあるんです。県内の市町村ごとの情報が、いろんな情報が載ってるんですけれども、一番関心があるのは志免町ですよね、だから志免町の欄を開いてみました。そうしましたら、主要特産物が4つ書いてあるんです。

 それで、まず質問ですけれども、どなたがお答えになってもいいんですけれども、この4つの志免町の特産品、4つの品物を答えられる方がいらっしゃいますでしょうか。いらっしゃったら、町長も初めいらっしゃったらちょっとお答え願えますか。まず、質問1です。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 志免町の特産品ということで、今質問があってますけども、自分も県民手帳をしっかり見てないんですけど、まずまだ志免町の農業は一番に米があろうかと思います。それから、あと果実、花、あと一つは少し忘れましたけれども、いずれにしても米以外は規模が小さいものだと思っております。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 規模が小さいというふうにおっしゃいましたけど、でもこれが志免の特産品として堂々と掲載されてるわけです。地域振興課長だから答えて、4品は答えられなかったですね。町長も答えられなかったでしょう。皆様方が知らないのに、住民の私たちっていうのは本当に実感、本当にこの特産品っていうのが自分のものに、自分のものっていうか、町民のものになってないっていうことです。

 そういうことを踏まえた上で質問を進めますけれども、答えが気になるというふうに思いますので、答えを言いますけど、4品、米と花、括弧してランって書いてありますけれども、それとトマトとナスって書いてあるんです。これは、やっぱりデータとして県の方に、県が勝手に書いてるわけじゃないというふうに思うんです。だから、このデータはどなたが提出されて、根拠となるものは何なんでしょうか。教えてください。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 私も4月に異動して、まだそこまで目を通してない部分がありますけれども、5年に1度調査が、農業センサスということで統計調査があっております。それで、何キロ以上とれる、そういったものの掌握はしてませんけれども、農業センサスから県民手帳へ書かれたものだと思っております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 全然住民のものになってないっていうことなんです。それで、私、以前もこの一般質問で申し上げたというふうに思うんですけれども、一方福岡県の市町村要覧っていうのがございますでしょう、あれにまた名産、特産品の欄があるんです。そこも、何と志免町と春日市が空欄なんです。だから、やっぱり何か今までの取り組みがどうなってたのかなっていうふうに思うんです。

 それで、ここの質問に入りますが、地域資源の調査とか開発で町おこしに取り組んだらどうかっていうことなんですけれども、今までいろいろ埋もれている地域の資源とか未整備の資源があるというふうに思うんです。だから、そういうものを掘り起こして、特産品を開発しようとかという、そういう取り組みがなされなかったのか、ちょっとそこら辺の歴史的なことを教えていただきたいなあというふうに思いますけれども、町長、お答えになりますか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 丸山議員の質問にお答えさせていただきますが、先ほど志免の特産物の中にナスとかトマトとか、言うならば今存在しないようなものが上がっておるというのは、先ほど課長が申し上げましたとおり、農業センサス、これは5年に1度でございます。これと同じようなケースが、例えば志免町の人口にしましても、言うならば消防署あたりのいろんな負担金の計算のときにも、これよくある町の首長さんが言われるんですが、なぜうちの方が多いのかというようなことを言われるんですが、ある規準があるものですからそういうことではないかというように思います。

 その点を御理解いただきたいと思いますが、その中で今日まで志免町の特産品が、言うならば育たなかった、あるいはそういうものができなかった理由につきましては、これはもう本当に言いわけになるかもしれませんが、春日市と我が町が空欄になっておるというような御指摘をされましたけども、そのことから思い浮かべますならば、福岡県で人口密度の高い順に空欄かなというように、今一瞬そう思いました。

 実は、それにも関係があると思うんですが、春日市もそうだと思いますけども、やはり福岡都市の周辺にあって、都市化がだんだんだんだん進んでいって、そして農地が宅地化される、そのような中で農業が、言うならば衰弱を、衰退をしていったというところに起因するのじゃないかと思います。

 しかし、まだ我が町はその農地があるわけでございます。また、知恵もあるわけでございます。何とかどうかすれば、何とかどうかなるじゃないかという思いも実はいたしておるところでございますけども、午前中の質問にもそういうことをもう一度よく洗い直して、そして原点に返って、何かないであろうか、そのことに命を吹き込む、あるいは知恵を出す、そういう一歩を踏み出さないことにはいつまでたっても何もないですよと、このようなことになるんじゃないかというように思います。

 これは、今年の3月議会であったかと思いますが、そのような御指摘もいただいた一般質問を受けました。そのようなことから、言うならば地域振興課の役割として商工業を初め、農業もでございますけども、やはり活性化させる何かを生み出さなきゃならない。それには、行政のスタンスとして、言うならば町民の皆さんから、あるいはそういう業界の皆さんから提言を受けたことに対応するというのがそうかもしれないけども、今はそれではもう遅いんだと、言うならば一歩を踏み出して、そして何かお互いに知恵を出し合おう、そしてまたそういうコーディネートをする役割が私どもにあるんじゃないかというようなことを実は今話を進めておるところでございます。

 いろいろまた御提言等あろうかと思いますが、そのようなことで言うなら、私は、都市化が進んで、農業、あるいは商工業についてもこのように横に大きなショッピングセンターが来たために非常に打撃を受けておりますが、その中でも何か生き残れる、あるいは特産品、あるいはらしさが出せる、そういうものを開発することは、私は夢ではないんじゃないか、そういうことに対するチャレンジをしていかなきゃならないという思いでございます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 町長の方から農地の話が出ましたけれども、4月にスタートした新たな食料・農業基本計画がございます。これは、認定農業者とか20ヘクタール以上の集落営農を進めていくっていうような基本計画なんですけれども、認定農業者にしたって、4ヘクタールの耕作してる人が対象になるっていうことだから、志免町には今のところ認定農業者はいらっしゃらないんではないかなあというふうに思いますけれども、そうしましたら志免町みたいに小さな農地しかないところは、もうこういった基本計画からは取り残されるっていうことはないと思うんですけれども、農業生産、食糧生産っていうところからは取り残されるかもわかりませんけれども、私たち住民にとっては、環境保全とかという意味では、とてもやっぱり財産、自然財産だというふうに私は考えますし、住民の多くの方も考えてらっしゃるというふうに思うんです。

 それで、農業委員会の役割の一つの中に、しっかりこれ明記されてるんですけれども、耕作放棄地の発生防止、解消のための措置の強化っていうのが、この基本計画の中にしっかり盛り込まれております。町長、御存じですよね。だから、そのことをやっていかないといけない。吉田議員の方から商工業の活性化の問題も提起されましたけれども、だから私の考えは、商工業、農業、そういうのを分断するんじゃなくて一緒に連携しながら、地域おこし、町おこしをやっていかないといけないっていうふうに私は思うんですけれども。

 それで、2番、関係団体に協力をお願いして、行政が支援体制を整備して、そういった特産品でも名産品でも何でもいいですけれども、委員会、開発委員会というのを立ち上げて、効果的に事業を行ったらどうかなというふうに考えているんです。そのことが、地域の活性化につながっていくというふうに考えます。例えば、商工会、JA、あと帰農塾、農業の後継者の方たちが勉強してらっしゃいますけれども、あと小さな商店、事業者とか、あと住民代表と、もちろん地域振興課が核となるっていうふうに思いますけれども、それとシルバー人材センターの、きょう若い人たちの意見をということだったんですけれども、私、クリーンアップ宇美川のときに、本当にシルバー人材センターの方たちの活躍に本当に驚いたんですけれども、この方たちの力もいただいたらどうかなというふうに思っております。それと、やっぱり専門的な知識というのも必要だというふうに思うんです。それで、コンサルタント、そういうのもあります。あと農業改良普及員と志免町の歴史っていうのは大事にしたいですよね、そういう地域おこしの中には。そうしましたら、郷土史の研究をされている方もいらっしゃるというふうに思うんです。だから、そういう方たちは全部連携して、本当にみんなで知恵を出し合っていく、それが地域の活性化につながっていくんではないかなというふうに思いますけれども、これに対して町長の御意見をお聞かせください。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 町を活性化させるために町おこし、あるいは地域おこしとして、何か特産品を開発をしたらどうであろうかと、そういう中に開発委員会をいろんな関係の機関等に呼びかけて、言うならば地域に眠っておる、あるいは見過ごしておる、あるいは気がつかない、そういうものも含めて何か地域としての特性を表現できるような、そういうものに結びつけることはできないかという御発想であろうかと思います。

 私も先ほども少し申し上げましたけれども、志免町の農業というのは、この22年間で100ヘクタールの農地が減っているんです。今の農地というのは、もう70ヘクタールしかございません。昭和57年が170ヘクタールでしたが、それが22年間で100ヘクタール減ってから70ヘクタールになってるんです。これは、今の割合でなくなってしまうとは思われませんけども、でも確実に減っているんです。それから、農家の経営面積についても、農家戸数が240戸で、30アール、3反を切るというぐらいの耕作面積になっておるわけです。したがいまして、農業で生計を立てるということは難しいわけです。農業で生き残る方法としては、より集約的な農業を行うかということもあるかと思いますが、普通はなかなかそれも難しゅうございますので、言うならば農業に対する期待度が薄くなっておるわけです。しかし、地域として、町としては、農業の持つ多面的な機能の恩恵をいただいておるわけでございまして、そういうことから農業あるいは農地を守っていかなきゃならないわけです。そのような中で、少しでも農業のそういう荒廃、あるいは農地が減ることに対する歯どめがかけることになるならば、そのようなことによって何か活性策を見つける、そしてそのことをみんなで知恵を出し合って、何かに結びつけることができるならば、農業のこの雪崩現象で農地が減っていくのに歯どめをかけることができるのじゃないか。そのことは、町にとっても大きな貢献をしていただくというように私は考えております。

 そのようなことから、何かできないかというもやもやしたものを胸の中に抱きながらでございますけども、そういうことを、何ていうんでしょうか、開発委員会というような形で、いろんな人たちに寄っていただいて何か知恵を出してもらう、出してもらったことを先ほども申し上げましたが、行政の私どもがコーディネートさせていただいて、実際のものに結びつけることができる。

 特に、私は、農業といえば北海道みたいな農地がたくさんあるところが農業がいいのじゃないと、私思うんです。なぜならば、このように農地は少ないけれども農地がある、しかし消費者がたくさんあるんです。農業の環境は、確かに悪いです。悪いけれども、今度は悪い分消費者がたくさんあるわけですから、そのあたりをプラスに置きかえることができないであろうか。それから、ボランティアをしていただくような方々もたくさんおっていただくわけです。それから、2007年問題もあります。それから、まさに今は高齢化がどんどん進んでおります。それから、食育の問題もあります。そのようなこと等考え合わせますと、農業の果たす役割というのは、それをしっかりとリードしさえすれば、すばらしいものに展開できるんではないかというように、私もそのように思いますので、ぜひこのようなことについて研究会といいましょうか、そういうものを立ち上げて、何かないのか等について勉強したいというふうに思います。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 農業とか商業の振興っていうのは、本当に志免町にとって大きな課題だというふうに思うんです。今までは、これまでは、商業も農業もどちらかっていったら補助金依存体質みたいなところが一面ありました。これがすべてとは言いませんけれども、商品券の補助事業、発行事業で補助事業とかもあっておりますけれども、私これに全面的に反対するわけではないんですけれども、これが本当に商工業の振興に抜本的な対策になるのかなって、私自身はちょっと疑問を持ってるんです。商品券を発行してるときはいいですよ、でもこれをやめたときに本当に地元の商店で、またお客さまが残っていただけるんだろうかというちょっと危惧をしてるわけです。

 だから同じ補助金を使うんだったら、もっと違う使い方、自分たち自身で農業も商業もそうですけれども、自分たち自身で未来を描いていかないといけないんじゃないかなというふうに思います。それを行政がサポートしていくと、それと住民もサポートしていくというふうにもっていかないといけないっていうふうに私は考えております。

 それと、今これから団塊の世代の方たちが退職されて地域に戻ってこられます。町民税が今比較的安定に志免町は入っておりますけれども、これからはそういうのも少し少なくなってくるんじゃないかなということになりますと、やっぱり新しい産業を創出するっていう、そういう発想も必要になってくるんじゃないかなというふうに思うんです。だから、それと新しい産業の創出と、先ほどの特産品の開発とが結びつかないのかなっていうふうに思っています。

 そうしますと、町の特産品が誕生すると町の魅力がアップします。それと、知名度が上昇します。志免町を、やり方によっては、私全国版に載せることだってできるというふうに思うんです。それぐらいの大きな夢を持ちたいというふうに思っています。そうしますと、今住民、町民が自信がないとは言いませんけれども、もっと町民としての自信がつながる、もう全国に私は福岡県の志免町の住民なのよと胸を張って言いたいなというふうに思うわけです。

 それで、3つ目の質問になりますけれども、先ほどの特産品の開発っていうのもありますけれども、ここの糟屋地区、志免町だけにとどまらず糟屋地区でとらえた場合、ふるさと料理があるんです。それは何か、どういったものがあるか御存じでしょうか、町長。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 志免あるいは粕屋、この地域で言うふるさと料理といえば、博多雑煮、がめ煮、それからがめしばもち、それから夏ですとお盆に食べるあちゃら漬けぐらいは浮かんでまいります。よろしゅうございましょうか。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) さすが町長、地元の方だからお詳しいなあというふうに思いますけれども、私、久留米の方からこちらの方に嫁いできまして、もう25年過ぎましたけれども、最近そのあちゃら漬けとかだぶとか、地域の方たちに教えていただけるチャンスを得たんですけれども、ことしの夏だったですか、あちゃら漬けを田富の方から教えに来ていただいて、桜丘って新しい住民が多いですよね、だからそれらのつくり方を教えていただいたら、とってもおいしいんです。だから、こういうものをやっぱもうちょっと本当に住民のものにしたいなあというふうに思うんです。それとだぶっていうのも、いろんな、とってもおいしいんです、これ食進会の方たちとかが子どもたちにも教えてあるのかな、ちょっと詳しくはないんですけれども、食進会の方たちもがめ煮を小学生に教えたりとかしてあります。だから、そういうふうなふるさと料理もあるわけだから、それを住民のものに、私たち志免町の住民のものにもっともっと広めていったら、先ほどの住民の自信とかそういうものにつながっていくんじゃないかなというふうに思います。

 それで、私はその特産品とかというのを考えるときに、志免町だけじゃなくて糟屋地区一体となって考えていったらいいなあというふうに思うんです。糟屋ブランドがあったらいいというふうに考えを持っています。先ほどの県民手帳のデータブックをあけますと、糟屋地区の1市7町のいろんなものが載ってるんですけれども、いろいろ御存じですかね。これを読みますと、ほかの地区のはなるほどって思うんです、実は。よく読むと。だから、それだけ結構認知度が高いということなんです。どなたか1市7町言える方いらっしゃいます。1町だけでもいいです。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) それぞれの町の特産品としてまず浮かびますのは、隣の粕屋町ですとブロッコリーです。それから、須恵町では養豚か酪農家の牛乳っていいましょうか、そういうことでしょうか。篠栗はタケノコでしょうか。久山、野菜は何でもあります。それから、新宮は海産品、塩干物です。というように、いろいろあるんじゃないかと思いますが、それから新宮の方では「やまみさか」ネーブルがありました。「やまみさか」といえばもう糟屋ブランドのネーブルだというように思います。それから、粕屋のレンゲ米もつけ加えさせていただきます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 町長、50点というところでしょうか。私は、100点満点の答えを用意しますよ。古賀がネーブルとかデコボン、先ほどのネーブル、篠栗がタケノコとシイタケ、須恵が養生みそ、新宮は海があるということで水産加工品があります。このごろ新聞に水産加工品で全国ずっと10年間表彰されたという商店の記事が載っておりました。それと、久山町はハチみつ、久山町のハチみつって有名なんですよ。私は、お歳暮、お中元によくいただきますけれども。それと、粕屋町はブロッコリーとバラと、宇美がお酒としょうゆ、そういうのがあるわけです。

 だから、私、ダイヤモンドシティができて、何か商工店街が衰退してるというふうに言われますけど、何でも消極的な、何か人のせいにしていってるんじゃないかなというふうに思うんです。私は、逆に逆手をとって、ダイヤモンドシティに打って出ると。つまり、志免町だけだったら何もないけれども、糟屋が一体となるとこんなすばらしい特産品があるわけです。だから、お互いに切磋琢磨して競い合って、いい意味で競い合って、糟屋が一体となってダイヤモンドシティでそういう糟屋ブランドのそういう展示会っていうか特産品、物産展をするとか、そういうことができるんではないかなあっていうふうに思うんですけど、これは筑後市の例なんですけれども、筑後市がそういうふうに特産品を農業者と商工業が一緒になって開発して、今トマトとあまおうと、イチゴですか、そういったものでジャムとかをつくって、久留米の方にいろんなお祭りがあると展示会をされているんです。なかなか好評なみたいで、今はまだ試作品ていうことで、本格的にはやってらっしゃらないそうですけれども、そういうふうな取り組みもなされています。

 それで、やっぱり全国に打って出るぐらいの勢いでやったらいいなというふうに思うんですけれども、もう何も志免町に今のところ特産品がないっていうことは、今から開発ができるということで、前も同じような意見を申し上げたというふうに思いますけれども。それと、やっぱりそういう特産品とか、粕屋町のこういうものも、もう少し志免町がほかの町の特産品とかをPRしてみんなで利用し合いましょうとか、そういうふうな連携が取れないのかなって、取れてるのかもわかりません、私だけがちょっとそれを感じないのかもわかりませんけれども、だから何かそういうのをやっていったら、本当糟屋地区の発展にもつながっていくんじゃないかなというふうに思います。町の駅とか道の駅とかも糟屋ブランドを売ったりするようなそういうところも、最初はプレハブでもいいじゃないですか、そういうのをつくって、私、どこにつくったらいいかなというのも考えてるんですけれども、あえて申し上げませんけれども、そういうふうに考えておりますけれども、町長のお考えをお聞かせください。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 今の丸山議員が述べられましたことは、これは言いますならばJA粕屋の仕事のような感じもいたします。そのような各地域の、各支所のというか、そういうものを集めた展示即売する、よく行ってあるんじゃないかと思いますが、なのみの里というのが粕屋農協の端にございます。そういうことからすれば、農協の役員の皆さん方がそういうところをさらに掘り下げていただくことが、私はまずは一番、言うならば功を奏するんじゃないかなというように思います。

 ただ、それだけじゃなくて、もし我が町で特産品をつくるならという想定を実はしてみました。質問書の中に食と農のスリーと書いてありましたので、それを私は「ノウサン」と読んだんですが、農3というのは農産加工品の農産と実は読みまして、言うならばこれは転換がまだできてないのかなというふうに実は思ったんですが、そういうようなことを考え合わせますときに、我が町でできることがあるじゃないかと。先ほど申し上げましたように、水田の面積は非常に少なくなりました。そしてまた、そのようないろんな作物がつくれる条件を備えた土地というのも大分制約されると思います。したがいまして、余計な面積が要らないで、できたものを何とか加工して、それをせめて志免町の皆さん方が喜んで買っていただく、そしてそれが健康につながる、安心、安全な食につながるというような、そういうことができないかということを考えてみましたときに、今既にその芽が出てるんです。

 これはもう御存じだと思いますけれども、食進会のOBの皆様方で「にんじんの会」というのがあるというように聞いておりますが、その皆さん方がみそづくりをしてございます。そのみそは、もちろん農協から大豆を調達をされますが、足りない分は志免でできた大豆を使われたという話を聞きました。そのようなことから、もしそのようなみそづくりを本格的にされるということであれば、またそれに対する何か支援ができるのかな、あるいはまた今コショウを瓶詰にしたものがよく道の駅等で売っておりますが、このコショウを栽培するというのはこのあたりでもできるんじゃないかなという思いをいたします。昔から自分のうちの庭の畑にはコショウというのはたくさん植わってましたし、そういうものをつくりまして、ボランティアの皆さんかそれに共鳴していただく皆さん方かにコショウを摘んでもらって、何かユズと混ぜるか何かして瓶詰のコショウをつくるとか、そういう志免町ブランドのものができるんじゃないかなと。それから、ラッキョウとかも私はいいんじゃないかなと思うんですが、そのようなものができるかどうかわかりませんが、そのような知恵を出し合って、じゃそれをみんなで研究開発してみろうや、そして志免の特産品ですよ、じゃあ志免からどこかに行くときにはこの志免のみそを持っていきんしゃい、志免のそういうコショウを持っていきんしゃいというような、そのようなことから、言うならば小さなことで一歩を踏み出せば、いろんな知恵がわいてくるんじゃないかなというような思いをいたしております。

 そのようなことで、そういうことも含めまして、何か地元に眠っておるもの、あるいは見過ごしておるもの、そういうものを発見をして、それを特産品にする、それも皆様方のお力添えをいただいて協働でさせていただくならば、できるんじゃないかなというようなそういう可能性を感ずるわけでございますが、そういうことを訴えながら、そして先ほどから申し上げておりますように、行政の果たす役割として、それをコーディネートする役割を果たしながら、住民の皆さんが生き生きとして、喜々として、そういう事業に取り組んでいただけるようなことにつながっていけばなという思いをいたしております。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 今町長がおっしゃったことは、実は私何回も聞いてるような気がするんです。ですけれども、何か実行に至ってないということです。だから、今度こそ、ぜひ失敗を恐れずにやっていただきたいなというふうに思うんです。

 先ほど、例えばの例でみその例を挙げられましたけど、私はこれから先は糟屋地区で考えていくべきだというふうに思いますので、何も、須恵町でもう養生みそがございますので、できたら違う種類のがいいのかなというふうに私は思っております。これは、もう参考意見ですけれども。

 それで、何度も町長、先ほどの話は聞きましたよっていうふうに言いましたけれども、今度こそ、私が今申し上げた一例ですけれども、取りかかられますか。返事をいただきたいんですけれども。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) これは、幾ら私が理想を述べましても、言うならば役場の体制が、やっぱりそれに呼応してもらわなければできないというように思ってます。そういうことで、私ももう同じ話を3遍も4遍も実はしてます。このことから少しずつそういう機運になっていくのかな、ただこないだもそういう反省をいたしておりましたときに、町長がもう少し前向きにとらえないからそれはできないんじゃないですかというような指摘ももらいましたので、実はもう既にそういう計画書を今いろんな、ほかにもまだございます、ほかにもあるそういう計画書をぜひつくってみて提出をしなさいということまで言ってますので、そういうことを吟味しながら、徐々にまた議会の皆様方にも予算等で御相談させていただくと思いますが、そういう計画を練り上げて、そしてまたいろんな知恵をいただきながらできればいいなというように思ってます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) イエスの返事をいただいたというふうに解釈したいというふうに思います。

 次に進んでよろしいですか。



○議長(大林弘明君) はい、どうぞ。



◆3番(丸山真智子君) 水循環システム再生プランについてということですけれども、7・19水害の後の河川の改修工事が進んでおります。これは、多くの方たちの尽力によって、よくぞここまで来たなというふうに思いますけれども、7・19水害と6・29水害は都市型水害というふうに言われているんです。これは、大きな原因の一つは、山林とか田畑の宅地化による河川流域の保水能力が低下したことにあるというふうに思うんです。それで、これが水循環の問題につながってくるわけなんですけれども、それで水循環の健全化が必要ということで、自然環境を守って水害防止のためにも水循環型のまちづくりを行いたいなというふうに思うんです。それで、私はきちっと基本構想を立てないといけないというふうに思っております。流せば洪水となるような雨水も、浸透とか貯留で天の恵みにもなるというふうにある本で読んだことがありますけれども、それと国土交通省は、多発する都市型水害から住民の生命とか資産を守るために、流域と一体化した総合治水対策を推進しますよというふうに打ち出しています。

 それで、河川改修とともに浸透とか貯留を設けて、雨水、すなわち水資源になろうかというふうに思いますけれども、これをしばらく蓄えるなどの流域対策を行っていかないといけないんではないかなというふうに思いますけれども、それで同僚議員の方から雨水タンクを設置すれば半額補助とかという提案もあっております。福岡市の方は雨水タンク購入に2分の1補助がつくようになりましたけれども、でもこれだけでは少し片手落ちなのかなと、きちっとまちづくりの中にこの水循環の再生っていうのを入れないといけないというふうに考えるんです。それで、今後都市計画のマスタープランとか環境基本計画が策定されますけれども、それの同じまでは行きませんけれども、ちょっと並列ぐらいでそういう水循環システム再生のプランというのを基本構想に据えたらどうかなというふうに考えるんですけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。



○議長(大林弘明君) 世利宇美川対策室長。



◎宇美川対策室長(世利茂春君) 丸山議員の御質問にお答えします。

 たしかに水循環システム、本来自然が行う機能でありまして、ここ近年、都市への集中人口による近隣都市の急速な都市化現象が起こっています。確かに宇美川流域でも宇美町、福岡市のベッドタウンとして宅地化が進んでおります。これによって森林、農地が減少しています。このため水循環にも影響を及ぼしているのが現状と思われます。これは、平常時の河川、水路の流量の減少、渇水の頻発、用水確保の困難化、地下水の低下などほかいろいろ考えられます。これは、言われますように宇美川流域全体の保水力の低下が考えられます。

 これにつきましては、基本構想については、水循環の現況把握、要因分析、目標の設定、流域の特徴を踏まえた基本構想になると思われます。現在、今大もとであります宇美川については、急激な雨に対する河川改修を行っております。これは、短期で行わなければなりませんので、これが第1番目でのことだと思っておりますが、中期構想につきましては、まず開発、住宅等の見直し、透水施設、貯留施設をどのように導入していくかの促進などが考えられます。

 また、公共工事においては、透水性舗装、透水ますなどの設置が考えられます。下水道普及による影響、河川水量への流量の減少も考えられます。今まで直接入ってましたので、この現象によって河川の流量が減ると。それと、これも大事なことなんですが、自然環境の保護、上流域の山林保護、農地の保全、農業用ため池などいろんなことが考えられますが、今後できることから検討したいと思っておりますが、宇美町、福岡市との連携が非常に必要になると思います。特に宇美川流域は、須恵川も含んでおりますので、多々良川水系ということで、71平方メートルありますので、今県も流域対策として取り組んでおりますので、今後いろんな形で動いていくとは思いますが、今後重要な課題だとは思っております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 町長にお答え願いたいんですけれども、昔、江戸時代の例なんですけれども、佐賀平野に城原川というのがあるんです。それは、江戸時代ずっとはんらんの、いつもはんらんしてた川なんだそうですけれども、そこのそういった住民の悩みっていうか、その苦難に成富兵庫茂安という領主が治水対策を行ってあるんです。それが、野越とか受け堤とか水防林とかというふうにあるんですけれども、100年前にその領主の方が行った治水対策のおかげで、昭和28年大水害があのときに集落の庭先にも水が入らなかったというような、そういう治水対策が100年前に行われているんです。

 私は何を申し上げたいかっていったら、首長とか、やっぱりそういう領主ではないが、その長、町長ですよね、そういった方たちは中・長期的な展望に立った上で、やっぱりいろいろ基本構想を立てないといけないんではないかなというふうに私は申し上げたいわけです。だから、先ほど室長の方が話をされましたけれども、確認したいんですけれども、町長のお考えもお聞かせください。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 私も、言いますならば、私の先祖から聞いておりますのは「水を治めずして村を治め得ず」という言葉を聞いてまいりました。それからまた、濱口梧陵だったと思いますが、「住民百世の安堵を図れ」というのもございます。そのようなことを考え合わせますと、やはり百年の大計のもとに抜本的ないろんな先を見越した改善、改革をやっていかないと村は守れないということであろうかというように思います。そういうことで、言うならば今回の災害も忘れたころにやってきたわけです。昭和48年のあの大水害から30年たちました。昭和48年の大水害の後、河川改修になりまして、それまでは護岸、宇美川の堤防というのはずっと竹林の砂の、土の護岸でございましたが、今のようなきれいな石垣になりました。でも、経年によりまして、そのキャパシティーが足りないようになった。それから、いつもこれは論じられておりますけども、上流域の開発が進んで、それだけの有水機能、保水能力が減少したというようなことから、一挙に流れ込んできたということでありまして、それに対応できなかったわけです。

 そのようなことを考えますと、やはり百年の大計ぐらいの気持ちでそのような治山治水を考えていかなきゃならないというように私も思っておるところでございます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 町長のお答えに安心いたしました。

 次に進んでよろしいですか。



○議長(大林弘明君) はい、どうぞ。



◆3番(丸山真智子君) 3番、児童福祉法や児童虐待防止法の改正による町の対応についてでございますけれども、御承知のとおり改正によって市町村の役割が重要になってまいりました。それと、女性議員5人で議員提案して、委員会で継続審査していただいて、志免町の児童虐待の防止等に関する条例がさきの9月議会で成立しております。また、11月は児童虐待防止推進月間ということで、11月の広報にたくさん、いろいろ記事が載っておりましたけれども、これらのことを踏まえて、町長がどのように感じられ、考えているのか、まずお伺いをいたします。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 今まさに児童虐待、幼児虐待というのが、こんなに恐ろしいものかということを、言うならば身をもって体験をいたしておると言っても過言じゃないと思います。昨日でしたでしょうか、京都の事件、その前の栃木の事件、小学校の1年生とか小学生の子ども、そういう子どもすらも、言うなら無防備の子どもがそういう意味のわからないような被害に遭うということも含め、子どもがどこにいれば安全なのかすらわかりません。そしてまた一方、家庭では幼児虐待というのがいろいろ報道もなされております。言うならば子どもの育て方がわからない、これは核家族化の影響ではないかと私は思いますが、そのようなことから一番弱い立場の子どもたちが、いろんなところでそういう虐待を受けておる現実があるわけでございます。

 そういう弱い立場の子どもたちを、それをしっかりと私どもが見守り、保護し、そして安心、安全なそういう環境をつくるというのは、私ども大人の使命であるというふうに考えております。そういうことから、児童虐待防止に関する条例が成立したということには、私は今後これと似たような子どもの権利条例も制定をなされるような運びになるかと思いますが、そういう2つのものが志免町の子どもにとって幸せをもたらすことにつながるように機能していただけるんではないかという期待を持っています。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 国の法律であります児童虐待防止法の施行後も虐待の死亡事例というのは発生しております。本当に悲しいことですけれども、データによりますと1年間に50件のペース、これは週に1人の割合で虐待により子どもが死亡してるってことになるんです。また、虐待により死亡した子どもの約4割は、何とゼロ歳児、一番かわいい盛りのゼロ歳児なんです。この背景には、地域からの孤立とか養育者の情緒の不安定、未熟児とか発育のおくれなどで育児不安が起きてるのではないかというふうに言われておりますけれども、そこで育児支援家庭訪問事業っていうのがございますけれども、これをぜひ実施していただきたいなというふうに思っておりますけれども、それの実施状況についてお聞かせください。



○議長(大林弘明君) 堀内子育て課長。



◎子育て課長(堀内善之君) 御質問でございますが、育児支援家庭支援事業の実態状況ということでございます。

 この趣旨につきましては、あえて申しませんが、これもやっぱり子育て、安心して子育てしやすいような環境づくりをするために虐待をなくそうという趣旨でございます。そのために育児支援家庭訪問事業を取り入れて、そういうふうなものをなくすというような形でございますので、本町の取り組みとしてでございますが、これにつきましては産褥期から幼児期に至るまでの不安の解消、それから支援の取り組みを行っているとこでございます。具体的には、健康課が母子手帳の交付のときに妊産期における教育、出生後については家庭訪問、それから窓口訪問とか、それからそれぞれの年齢に応じた健診等もしているわけでございます。そういうことで、保健師も母親に対して相談を今のところ行っているという状況。それから、またなおかつ子育てについても、同じようにファミリーサポートセンターとかホットライン、にじいろポケットとかというような幼児期に関しての事業については、丸山議員ももう既に御承知かと思っております。あえてここで申しませんが、そういうことで子育て支援によって虐待が減少することは確かでございます。今申しましたとおりでございます。現在、各関係のサークルの方々にも御協力いただいて実施しておるわけでございます。これについても、育児支援家庭訪問事業等についても、そういうような形で今健康課、それからそれに子育て課も含めてでございますが、職員一生懸命になって今現体制の上において精いっぱい頑張っております。不足した分もあるかと思いますが、今後も頑張っていきたいなと思っております。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 私が承知してるっていうふうにおっしゃいましたけどね、私、承知してないんですよね。といいますのは、この育児支援家庭訪問事業っていうのは実施してないでしょう、志免町は。ちょっと答えがずれてるっていうふうに思うんです。

 これは、今課長がおっしゃったのは、保健サイドからのアプローチ、保健師の方が訪問することじゃないですか。育児支援家庭訪問事業というのは、福祉サイドのアプローチなんですよ。



○議長(大林弘明君) 木村健康課長。



◎健康課長(木村俊次君) 今保健師が各家庭に回って、こういう支援事業としては同じようなことを行っていると思うんです。福祉の観点ではなく保健師の目でっていうことで。

 まず、うちの方が妊婦、それから産婦、それから子どもたちが生まれてからどういうことをしているかというのは、今子育て課長の方が申し上げましたけど、母親の顔を見るっていうことです。母親の顔を見ながら、本当にこの人が子どもを大きく育てられるような顔をしてあるのかなというのが、まずそういう第一印象で大体状況がわかるということを言ってるんです。ですから、それを見ながら、この母親は支援にしなければならないのか、それとも十分子育てができるのかというようなことを判断しながら、最終的には家庭訪問とかそういうことを行って、子育て支援を行っているというのが実体です。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 保健師さんが一生懸命やってらっしゃるのは、本当私十分に承知してるんです、その部分におきましては。でも、育児支援家庭訪問事業というのは、志免町は一応されてないんです。保健師さんが行かれて、例えば養育支援とかが行わないといけないなっていうような判断のときに、養育支援をそしたらされてるんですか。



○議長(大林弘明君) 丸山議員、あと4分弱です。

 木村健康課長。



◎健康課長(木村俊次君) 養育支援っていうのが、私はよくわかりませんけど、もしそういう方がおられましたら、カウンセラーとかそういう方々に相談しながら、そういうことは行ってます。

 丸山議員が育児支援家庭訪問事業を行ってないということですけど、実際は行ってるんです。家庭訪問には参っておるわけです。しかし、補助金の対象にしてなかったから、そういうものは今後18年度から考えていきたいとは考えておりますけど、そういうことを行ってないわけではありません。最終的には、そういう方々にも協力をお願いしなければ、この事業は進んでいかないと思っておりますので、協力体制は今少しずつできていると感じております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) ぜひ、18年度以降においては、次世代育成の支援対策の交付金、これは加算対象になるそうですけれども、ぜひこれを活用していただきたいなというふうに思います。

 それと、もう少しこの訪問事業について研究していただけますか。よろしくお願いしておきます。

 時間がありませんので、次に進みますけれども、児童家庭相談についても強化されましたよね。それで、市町村児童家庭相談援助指針っていうのが来てるというふうに思いますけれども、これについてどのように対応される御予定なのかお聞かせください。



○議長(大林弘明君) 堀内子育て課長。



◎子育て課長(堀内善之君) 児童家庭相談に対する体制の充実ということでございます。

 児童家庭相談の援助の基本方針につきましては、児童改正法によりまして平成14年度から行ったわけでございます。そういうことで、家庭その他の相談に応じ、子どもが抱える問題等について家庭訪問を行いながら、そしてその効果を援助をもって福祉の向上に努めるという状況でございます。

 そういうふうな基本的な方針でございますので、それに伴って今申しますような形で児童家庭相談についても、健康課長が申しましたような形で、それからまたなおかつ健康課、それから学校教育課、それから福祉課と、DVといった形、それからまた子育て課についてもホットラインとかそういうことで家庭相談、また悩み事相談も今のところ行っているところでございます。

 以上でございます。

              (3番丸山真智子君「援助指針のことをちょっと」と呼ぶ)

 児童福祉法においては、児童相談所が対応することをされているが、児童虐待の件数が急増しておることにより緊急かつ高度な専門的なことが求められています。そういうことで、育児不安を背景に身近な子育て相談ニーズの増大に対応するために、児童相談所のみで受けることは必ずしも効率的ではないということで、市町村がこういうふうな児童改正法によって決められたことでございます。こういうことが基本的な方針でございます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) これから市町村が、児童家庭相談に対しては第1次的な窓口になるんです。それで、この指針をもとに、より充実させていただきたいなあというふうに思います。

 次ですけれども、虐待防止ネットワークができております。それで、福岡市の博多区の方で18歳の女性が義務教育も受けられなくて放棄されてたというような事件が起きておりますけれども、志免町は大丈夫なのかなというふうに思っています。

 子育て課がすべての情報を収集してありますけれども、私が不足してるっていうのは、地域からの孤立とかがあると思うんです。それで、住民課が子育て支援情報をどのように提供しているのかとかというのがちょっと気がついたところですけれども、それについていかがですか。



○議長(大林弘明君) 堀内子育て課長。



◎子育て課長(堀内善之君) 児童虐待防止ネットワークということでございます。

 これについても、厚生委員会の方でも児童虐待防止に関する条例ということで、第7条でも児童虐待防止はネットワークを構築しなさいというような形で言われたわけでございます。そういうことを踏まえて、今ネットワーク要綱の草案を決めております。これについても各課の関係によって連携が必要ですので、そういうことも一応踏まえて、この議会が終わりましたら早急に各関係課によって、そしてネットワークの設置要綱を決めさせていただいて、そして虐待のない、防止に努めていきたいというように考えているとこでございます。



○議長(大林弘明君) 児嶋住民課長。

              (3番丸山真智子君「住民課の対応を聞いてるんです」と呼ぶ)



◎住民課長(児嶋賢始君) 住民課の対応ということでの御質問でございます。

 一応関連した形をとらさせていただきますと、関係する課、担当者集まりまして、それの対応をしてるわけですが、住民課といたしましては住民票、これ自体の発行のときに、そのような該当者の方等以外には公表できないようなシステムを端末の中に入れておりまして、そういうふうなものを公開できないような形をとらさせていただいてます。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) ちょっと私の質問が伝わらなかったみたいですけれども、転居して間もない方が地域から孤立して虐待につながっていくというような例もあるわけですよね。それで、住民課の方で子育ての支援情報とかをどのように提供してあるかっていう質問だったんです。



○議長(大林弘明君) 児嶋住民課長。



◎住民課長(児嶋賢始君) 地域からそのような形の方がおられるということ自体は、新しい入ってこられる方に対しては、まだそのようなPR等はいたしておりません。ただ、そういうふうな事件等が出てきた場合は、先ほどちょっと申し上げたような形をとらさせていただいてるということです。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) そうしましたら、庁内虐待防止ネットワークがございますでしょう。この中に住民課を入れるべきではないかと、一番わかりやすいのではないかなというふうに思いますけれども。



○議長(大林弘明君) 堀内子育て課長。



◎子育て課長(堀内善之君) 今、虐待防止ネットワーク要綱を作っているという状況でございます。そういうふうな状況の中で、住民課も入れてはということでございますが、協議しながら、そしてまた全体の各関連の課においてもそういうふうなことも視野に入れながら検討をしていきたいと思うとります。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) これはまた委員会の中でも話をしていきたいというふうに思いますけれども、私はちょっと一つ心配することがあるんですね。

 先ほどの博多区の女性保護の件なんですけれども、福岡県では不登校の児童・生徒さんが2,009人に対して、教員の方たちが一度も会ったことがないっていう方が280人いらっしゃるという、そういうデータが載ってるんですね。志免町はこの中には入ってないですよね。



○議長(大林弘明君) 緒方学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) 今回の事件だけでなくて、以前もこういう事件がありましたので、そのときに、各学校の方に長期不登校の子どもにつきまして調査をさせております。それで、できるだけ会うというような形ですけども、やはり中には保護者の方が子どもの病気とか子どものいろんな原因内容によって会わせないという結果はあっております。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) そういった状況が、この博多区の事件、事故につながってるというふうに思うんですよね。だから、これはちょっと問題じゃないかなというふうに思いますけれども。

 それと、今お答えになったのが、学校教育課長ですけれども、この虐待の窓口っていうか、責任は子育て課ですよね。だから、子育て課長がお答えください。



○議長(大林弘明君) 堀内子育て課長。



◎子育て課長(堀内善之君) 接点が、子育て課で児童虐待は窓口としているので、そこで学校教育課とそれぞれの課についての接点がないのではないかということの御質問かと思います。

 これも、今現在行っている虐待防止に関する要綱を作っております中で学校教育課についても学校教育相談員さんとか学校、それからまた福祉課とか、いろんな形の、健康課も含めてでございますが、そういうことの連絡、連携を取って、そしてまたなおかつその中で虐待を一つでも無くすというような状況で今努めているということでございますので、接点がないという状況ではございません。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 緒方学校教育課長。



◎学校教育課長(緒方博君) それで、今回もこのような事件があっておりますので、再度うちの方からも改めて調査をするような指示をしております。ただ、前回と申しましたのは、やはり親権の問題とかいろいろな問題がありまして、この児童福祉法の改正前というふうな話でございますで、その辺はお含みおきいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 博多区の事件も、学校側は家庭訪問を続けていたんですよ。ですけれども、児童虐待防止法に基づく立入調査に踏み込まなかったのがこんな残念な結果になっておりますので、ぜひ万全の対策をとっていただきたいなというふうに思いますけれども、それと子育て課がすべての情報をやっぱり収集しておかないといけないというふうに考えます。

 時間がないので。要保護児童対策協議会のことですけれども、このことはどうなっておりますか。児童福祉法の改正で設置ができる規定ですけれども、設置してくださいということになっておりますけれども、それについてはどうですか。



○議長(大林弘明君) 堀内子育て課長。



◎子育て課長(堀内善之君) 要保護児童対策地域協議会の設置についてという御質問でございますが、この件については、児童福祉法の一部改正によりまして、こういうふうなことが明記されております。設置については基本的には市町村が設置主体となると考えられますが地域の実情に応じて複数の市町村の共同で設置することが可能であるというような状況でございます。こういうことを踏まえまして、今、虐待防止ネットワーク要綱を設置して、そのネットワークを強化していこうという形でいっておりますので、そういうことも含めて、要保護の児童対策協議会とネットワークというのは大筋的については業務、それから構成等についても、対象者についても同じでございますので、当分の間はネットワークの充実を図って、どうしてもというふうになった場合にはまた要綱も考えていく。そしてまた、なおかつこれについても今申しましたように、国の考え方であります複数の市町村において要保護児童対策協議会をつくっていいということでございますので、糟屋地区の担当者会議においてもそういうことを提案させていただいて、これができるかどうかわかりませんが、そこら辺でまた話を持っていく。まずは志免町児童虐待防止ネットワークの強化を図っていきたいというように考えておるとこでございます。

 以上です。



○議長(大林弘明君) 丸山議員。



◆3番(丸山真智子君) 課長もおっしゃいましたように、広域でやるのもいいのかなあというふうに思っておりますので、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。児童虐待によって子どもが命を落とすことがない社会にしていただきたいということを申し添えて、私の一般質問は終わります。



○議長(大林弘明君) 丸山議員の一般質問を終わります。

 ただいまから休憩に入ります。再開は15時25分とします。

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              休憩 午後3時11分

              再開 午後3時25分

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○議長(大林弘明君) 休憩前に引き続き一般質問を再開します。

 次に、2番助村議員。質問時間15分です。

 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 2番助村でございます。

 竪坑櫓の保存についてということで通告をいたしております。通告に従いまして質問させていただきますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。

 まず、見守り保存を決められたプロセスはということで、町長は竪坑櫓を見守り保存を行うと表明されましたが、調査結果が出て志鉱跡地特別委員会で表明されるまでの期間が余りにも短期間だったように思われますが、決断されるに当たりどのようなことに一番重きを置かれて決断されたのか、お伺いをいたしたいと思います。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 助村議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。

 今般、志免竪坑櫓を見守り保存したいということで決断をさせていただきました。その決断をしたことは何を重点的に考えてのことであるかというお尋ねであろうかと思います。端的に申し上げますならば、まず町益にいかになるかということを主眼として考えました。ここに行きますまでにはずっと説明をしなければなりませんので、その話もさせていただいてよろしゅうございましょうか。

 平成11年から私は町政を担当させていただいておりますが、今日までNEDOと竪坑用地の取得に向けて交渉をしてまいりました。言いますならば、いかに条件よく取得できるか、言いかえますならば、安く取得できるかということの交渉をしてまいったと思っております。

 まず、竪坑用地の取得に関しましては、これ基本的にずっと交渉していきます中で、もしNEDOが解体をするということになれば更地になるわけですが、更地になったときには土地の鑑定評価によって譲渡する、私の方はそれを引き受けるということでございます。土地の鑑定評価等につきましては、もう御存じのとおりであると思いますが、時価等に照らし合わせて近隣の時価等、あるいはいろんな条件を勘案してということでございます。面積等については、もう御存じのとおりでございますが、NEDOの用地は、約2,200坪でございます。そのほかにモータープールの土地が、もうこれは取得をさせていただいてますけども、9,898平米、約1万平米の3,000坪がございます。それから、今のシーメイトの用地と、このようになっておるわけでございますが、その2,200坪を取得をするということになれば、そのような鑑定評価でということになると思います。

 それから、現状のままの竪坑つきの土地とした場合にはどのようなことかというように申し上げますと、土地の鑑定評価したものから竪坑の解体費を差し引いたものが払い下げ価格であるというふうに、交渉の中でございました。最初に申し上げました、更地になった場合の鑑定評価というのは、扇風機坑口を分けていただきました。これは赤坂・ナラガ元線をつくるときに道路の法線上にその扇風機坑口がございましたので、そのときも同じようなことで土地の鑑定評価から解体費用を差し引いた残りの金額をお支払いをいたしております。それから、志免・須恵線の道路建設の際もNEDOから用地を分けていただきました。そのときの価格もございます。そのような価格、あるいは昔のモータープールの取得のときの価格等を大体私ども考え合わせますと、どれくらいではなかろうかなというような、そういう推計ができるわけでございます。

 それから、もう一点の、現状のまま竪坑つきの土地を、2,200坪を引き受けるということになると、解体費が安いか高いかによって、その払い下げ価格が安いか高いか、あるいは言うならば有償か無償かということにもなってくるわけでございます。NEDOはNEDOで竪坑の解体費用を算出をいたしております。私どもも、竪坑の解体費を算出をいたしました。NEDOと私どもの解体費には相当の開きがございまして、言いますならば、土地代から解体費を引いたときに、私どもの解体費用の見積もりはとても土地代から解体費を引けない、言うならマイナス、お金を下さいという、NEDOの方は、土地代から解体費を引くと、NEDOの方もお金を下さいと言うというような、そういう状況でございました。それをずっと、言うならば本当にもうNEDOにも上京するたびに交渉し、そしてまた国会議員の先生に入っていただいて、その秘書の方と、また来られたのですかと言われるぐらいに訪問いたしました。何をしたかといいますと、NEDOのそういう、言うならば解体費を引いて、最初はお金を下さいと、竪坑つきのままでしたらお金をまだ払ってもらわなきゃなりませんというのを、やっとおかげさまでプラス・マイナスのゼロ、土地代から解体費を引いたら無償で差し上げますという、そういう言葉が漏れるまで実は交渉させていただいたところでございます。言うならば、その差を縮めたということでございますが、私はそれでもまだ、引き受けるについてはそういう将来にいろんな禍根を残すかもしれない、将来どんな問題があるかもしれないから何かつけてほしいというような要望もしてきたところでございます。それが平成12、3年だったと思いますが、新エネビジョン策定の調査費というのを約1,000万円ほどいただくことができました。そのことによって、風とか地下水とか、そういうものを調査して、そういうもので何か新しいエネルギーを創出することができないか。もし、そういう施設を付加してもらえるならば、同じ竪坑をいただいても、私は地元によかったなと言ってくれるんではないかという思いで交渉してきたところでございました。しかし、その可能性調査は、皆さんに御支援をいただいて行いましたけれども、可能性がないということでございました。

 そういうことで、実はNEDOのスタンスとしては、そのように解体をするか、あるいは整理をするというものには何らかの付加するといいましょうか、つけ加えるというようなことはしないというのがNEDOのスタンスでございます。そういうことで、いろんな交渉をしながらも、非常に骨折っておったときでございましたそのときに、実はあの台風が参りまして、今までもあの周辺には台風とか風のたびに少しは石が落ちておったんじゃないかと思いますが、シーメイトを整備した関係でそのはっきりとしたものを確認することができた。そのことからNEDOに安全対策についてしっかりしてほしいということを言ったら、NEDOは、そう言われるなら早速にも崩しますということから、今回のこのようなことになってきたわけでございまして、NEDOは、ことしの台風の時期までには解体をしますということを言ったわけでございます。それで、いや、そんなに簡単に、長い歴史があるわけですから、そんなものを簡単に解体をするということを言ってもらっては困るというようなことから、私どもは、最初はもう御存じのとおり3年間ぐらいの調査をする時間が欲しいと言いましたが、いや、うちは急ぐんだ、1年しか猶予はないということで、実は御存じのとおり来年の3月31日まで、NEDOからその期間を猶予してもらったと、言うならば借り受けたという状況でございます。そのようなときに、NEDOは、もう志免町が処理を手に負えないということであれば、NEDOは即刻解体するんです。言うならば、12月にもその指示が欲しいと、言うならば来年度の、新年度の予算に計上しなきゃならない。そして、来年の台風の時期、台風の時期というと8月だと思われますが、ですから6月、7月ぐらいまでには解体撤去してしまいたいんだと、4、5、6、7ぐらいで解体してしまうと。それについては今予算措置をしなきゃならないから、言うならば12月ぐらいまでには何か方向性でも欲しいと言ってるんですが、でも今のところはまだ報告をしてませんが、言うならばぎりぎりの期限までは私どももその方向性は示せないとは思いますけども。でも、今ここでそれは待ったと言わなければ、NEDOは解体をするんです。今のこの時期に解体をさせていいでしょうか。今までいろんな論議をしてまいりました。将来に、あったら禍根を残すのか、なかったら、崩してしまったがゆえに禍根を残すのか、いずれにしても禍根を残すかもしれません。でも、今ここで残して、そしてそれが一番心配されるのは安全性ということでございますので、安全性を確保しながら、しかも、これはそんな都合よくはいかないと思いますが、財政的にも厳しいわけですから、財政的な負担もこれは余りかけないで、1,000万円程度はかけさせていただきたいとお願いをしたいと思いますけども、その程度ぐらいで、今無償でいただくことができるならば、それは今いただく。そして、安全施策をとりながら見守り保存をする。そして、今からの活用の仕方については、今いろいろ言われておりますが、もっともっといろんな知恵があるかもしれません。そういう御意見等も伺いながら、今後の方向性をさらに確たるものにしていけばいいのじゃないかなという思いをいたしております。

 そういう経緯から、私は今回、本当に言いますならば、町民の皆さん方に、いかがいたしましょうか、そしてその結果によって判断をするというのが私の判断するスタンスでなければならなかったかとは思いますが、先ほど申し上げました、時間がないんです。それともう一つは、町民の皆さんに、解体するのか保存するのか、どうもわからないのでいかがいたしましょうか、それで町民の皆さんが、じゃどうしようと思ってるのかということで、町民の皆さんの論議の的にもならないんじゃないか等々考え合わせまして、ここは私の判断をさせていただきまして、本当に申しわけないですが、判断をさせていただいて、このような方向性を決めさせていただき、そのことは私は町益につながるという思いで決断をさせていただいたところでございます。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 今、町長から詳しく説明がありましたけども、私も、志鉱跡地委員会の中で今のようなことは本当に承知をしております。で、一番重点的に考えたことが、町益になるかということを一番に考えて決断をしたということでしたけれども、まずこの保存を決めるに当たって本当にいろいろ慎重に検討されたと思いますが、このような結論を出されるまでにどこか自治体を視察とか行われたんでしょうか。もし、そこの事例を挙げていただくなら、ちょっと挙げていただきたいと思いますが。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 実は、私は視察の件数は少のうございます。唯一、炭鉱の関係で視察をしたといいますならば、万田坑でございます。万田坑につきましては、時間をかけてよく見させていただきました。ほかにも、炭鉱施設という観点からは今のところ万田坑であるというふうに思っております。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 私も、委員会等で幾つか視察をしましたけれども、やはりどこも栄えたようなところはないんじゃないかなというのが自分の感想でもあります。このように早く結論を出されたというのは、NEDOの方が急ぐというようなお返事だったと思いますが、もう少しゆっくりと結論を出されてもよかったんじゃないかなと思います。どちらにしても、保存にしても解体にしても、禍根を残すんじゃないかという町長の思いもお聞きしました。炭鉱は本当に日本を支えてきたことは言うまでもありません。炭鉱には、輝かしい歴史ばかりでなく、やはり悲しい歴史も多くあります。志免町においても、3回のガス爆発、これによって60人くらいの方がお亡くなりになっております。また、火災等も何回か起こり、5坑通り市場の全焼ということも昭和29年ごろにあっております。ここで申し上げていいかどうか迷いましたが、竪坑から飛びおり自殺等もあっております。本当に明るい歴史ばかりではなく、やはり悲しく暗い歴史も現実にあるわけで、いまだに竪坑を見ればそういうことを思い出してしまうということをおっしゃる方々もいらっしゃいます。竪坑イコール炭鉱で、複雑な心境でいらっしゃる方も住民の中にはいらっしゃるということを忘れてはならないと思いますが、その点を町長はどう思われますでしょうか。このようなことも考慮されて、今回の見守り保存ということも決められたのでしょうか。お伺いしたいと思います。



◎町長(南里辰己君) 実は、私も小学生のころから竪坑を見て育っております。小学校の写生といえば竪坑か片峰山かぐらいしか、なかったような記憶がございます。そういう中で、実は私の友達はほとんどそういう炭鉱に関係をしておった人が多かったと思います。中学のときは、たしか1組60人で9組までありました。今その人たちは全国各地に散っております。そして、私は、助村議員が言われました炭鉱のそういう殉職をなされた方々に対しては本当に私もその悲しみがわかるわけでございます。実は私の父親は戦死しておりまして、言うならば子どものころに本当に厳しい生活をしてまいりました。私、百姓です。炭鉱に母親が、物はあるんですが、お金がないものですから、トマトを売りに行く、漬物を売りに行く、そのときに炭鉱に行くためにリヤカーを後押ししなきゃならない、色気のついた者がリヤカーの後押しをして、そしてそこで野菜を売る、10円か5円か知りませんが、そういうお金をいただきながら、そして母ちゃんと一緒に帰ってくる、そういうつらさ等を思いますと、そりゃ炭鉱を見ることによって、それぞれにいろんな思いがあると思いますが、今は私なりの思いを言わさせていただきました。でも、私は、それを励みになるようなふうに思えないだろうかという思いをいたしております。地下に眠ってある方があるとすれば、じゃそこを壊してしまって、その上に何か施設を建てられますでしょうか。むしろ、メモリアルパークとしてでも、そういう気持ちを込めた整備の仕方もあるんじゃないかなというふうにも思います。志免町の歴史は、竪坑を見れば、苦しかった、厳しかった、悲しかった思い、たくさんします。でも、それを乗り越えて現在のこの繁栄があるんです。そういうことを子どもたちに伝えるのは、私どもの責任ではないかなというように思います。今の子どもたちは、石炭といっても石炭を知りません。地底にもぐって石炭を掘ってたんだと、そりゃ何かレプリカというか、何かそういうもので感ずるかもしれません。でも、あの迫力には、あの説得力には私はかなうものはないというように思います。そういうことからすれば、これは安全であるかどうであるか、午前中も論議をさせていただきました。安全に、しかもお金がかからないで、しかももっと言いますならば、2,200坪を坪10万円で買って2億2,000万円出すよりは、1,000万円かけてください、ただでいただきますから。どちらが町益につながるでしょうか。そういう思いをして私は、それは地下に眠ってある方には本当に申しわけないと思います。ですから、そういうメモリアルパーク的な考え方もいいんじゃないでしょうか。そういう思いをしながら、みんなでこれを知恵を出して活性化、生かす会の皆さん方もおられます、その皆さんだけじゃなくて、志免町みんなで何かこれを起爆剤にすることはできないだろうか。今これを、もう行政じゃ手に負えないから、もうNEDOがいいようにしなさいと言ったら、NEDOはこれは確実に、来年の台風前までには壊すと言っております。そういうことで、私の思い、これは近くに慰霊碑もございますけども、そういう慰霊碑の慰霊祭にも私も顔を出させていただいておりました。ことしは出ませんでしたが、それまでずっと出ておりました。そういう話の中でも、竪坑を見るたんびに何かというのは、私には聞こえなかったように思います。そういうことで、いろんな御意見等あろうかと思いますが、志免の基盤となる、そして今日まで志免町の基礎となり、そして近代化を支えてきた、そういう竪坑をみんなで何かプラスのものにすることはできないかなという思いがございます。そのためには、まずは取りとめなければならないという思いで、残すという方向を示させていただいたところでございます。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 町長の思いもわかりました。で、私もこの志免町で生まれて、今まで志免町で育ってまいりました。私の友達も今、小学校時代の友達は全国に散らばっております。慰霊祭に行かれた中ではそういう声は聞かれなかったとおっしゃいますが、みんながみんな行かれたわけじゃありません。行かれなかった方の中にもそういう声があるということも、町長、知っておいていただきたいと思います。

 ことしの1月に、東区町内会の住民の方のお尋ねに対して、保存、解体についての調査研究結果を町民、議会に対して広く意見を聞き、判断したいと町長は回答されておりますが、調査結果を持って東区の住民の中に意見を聞きに行かれたのでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(大林弘明君) ここで報告します。本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長します。

 どうぞ、南里町長。



◎町長(南里辰己君) この判断をさせていただきましたのは、つい最近のことでございます。ただ、その前から、残せるものなら残したいという思いでの調査をさせていただきました。で、10月の末にその結果が出ましたので、11月と、今一月とちょっとたっておりますが、実はそういうところが私には本当に申しわけないと思います。町民の皆さんの意見を聞きながら判断をしますと言っておきながら町民の意見を聞いてないじゃないかと。しかし、それはパブリックコメントとして今から聞かさせていただきます。で、今は、今判断をしなければならないことは、私どもの手に負えませんと言えば、もうNEDOは確実に壊すだろうということでございます。1,000万円皆さん方に御理解いただいて、フェンスで囲って、まずあの竪坑を取りとめなければならないという思いでございます。後の生かし方については、みんなで知恵を出していただく、あるいは生かし方によってもいろんな方法があるんじゃないかと思いますが、そのようなことでの今私が独断といいましょうか、決心をさせていただいたところでございます。東区には行っておりませんし、またそのような決断をしなければならない、そういう環境にあるということも御理解を賜りたいと思います。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 時間がないといえばもうそれまでなんですけども、じゃもっと、この時期に結論を出すのではなく、ではもっと早く調査の結果をもらって、住民に聞いて結果を出すという方法もあったのではないかと思いますが、やはり町長は、これ東区の方に公文書で出して、お返事を出してあると思います。これは本当に公的な町長の約束ではないかと思いますが、その辺、今からでも住民の方の意見を聞くことはできないのでしょうか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 先ほどからるる申し上げておりますように、こういう時間的な問題、これは私もそういうスケジュール的にはここまで厳しい状況というのを理解し得なかったところもございます。実は調査が6カ月かかりました。6カ月の調査の結果を待たないことには判断ができないというような状況でございましたので、先ほど申し上げます、言うならば調査の結果が出てこんなふうにしたいから皆さんいかがでしょうかという、言うならばパブリックコメントという形で一応の決定をさせていただいたものを皆さん方にお示しをして御意見をいただく、それもいろんな御意見があるんじゃないかとは思いますが、そういう手法をとらざるを得ないということも御理解を賜りたいというふうに思います。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) パブリックコメントを、委員会のときは広報と、あとインターネットで示すっていうことでしたけれども、もしそのパブリックコメントで、じゃその保存はしないで解体をしてくれという意見が多かった場合、町長は自分の施策を変えられるんでしょうか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 先ほど申し上げましたように、町民の皆さん方にいかがいたしましょうかでは結論も出ません。あるいは、いろんな知恵も出ません。こういうふうにしたいということでの方向を示させていただきましたので、私どもは一番期待をしたいのは、そうするならもっと違う方法がありはしないか、もっと知恵を出したらどうだろうか、あるいはこういう生かし方がありはしないだろうかとかという、そういうところを実は期待をしたいわけでございますけども、そうとばかりはいかないと思います。それはやはり、そういう情報等も集約しながら判断をしていかなきゃならないと思いますが、今はとりあえず残すということで見守り保存も可能性もあるわけです。ただ、皆様方にそういうフェンスを設置をする、安全地帯を設けることについての御理解をいただかなければなりませんが、今拙速にこのことを判断しなければならないのかどうなのか、どうか御理解を賜りたいというふうに思います。

              (「答弁漏れ」と呼ぶ者あり)

 答弁が少し漏れておったようでございますのでお答えをさせていただきますが、本当にそういう何と言うんでしょうか、大きな反響を呼ぶような、そういう御意見等があれば、そういうことはまたその時点で考えなければならないのじゃないかというように思います。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 本当にパブリックコメントも今から住民の中に入って、賛否両論あると思います。見守りにしても、それから解体にしても、町民の声をしっかり受けとめていただきたいと思います。

 大きく反響があるとおっしゃいましたが、ではパブリックコメントはいつ提示をされるんでしょうか、住民の方に。



○議長(大林弘明君) 吉原助役。



◎助役(吉原清光君) この竪坑に関するパブリックコメントについては、志鉱跡地委員会では、基本的には町長の判断として残すということで発表しておりますし、住民の皆さんに対しても、残すことについて、いろんな御意見をいただきたい。これは残すことを前提とした考え方が多分に強いと、町の方針としてこういうふうに案を定めたということでのお示しをし、この保存方法でいかがかというような質問の形態になると思います。しかしながら、今御質問されたように、賛否についてコメントが出てくる、これはもう住民の方のとらえ方によって自由ですので、先ほど町長が申し上げたような対処の方向を示さざるを得ないという考え方でございます。

 そこで、いつパブリックコメントをするのかということでございますが、1月号広報に載せるのとあわせてインターネット、ホームページでも掲載し、意見を募集すると。これは考え方としては、1月の末ぐらいまでを募集期間というふうに定めたいと考えております。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 関連したものはちょっと後でまた質問していきたいと思いますが、次に土地利用に関することでお尋ねをいたします。

 NEDOが保有する土地が2,300坪ぐらいありますが、この土地を本当に有効活用すれば、土地がない志免町で本当にいろんなことに活用できていくんじゃないかと思います。私は、議員の中にもたくさんの方が同じようなことを思われているんじゃないかと思いますが、志免保育園が老朽化しております。そこの移転などもこの跡地に考えられるんじゃないかと思います。私は、そういうところに子どもたちが伸び伸びとそこで保育ができればいいんじゃないかと思いますが、この土地の利用で、竪坑を解体して更地にして利用した場合と、また竪坑を含めて土地を利用した場合の将来図を町長は描いておられますでしょうか。描いて結論も出されましたでしょうか、その辺お聞かせいただきたいと思います。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 昭和63年9月に、当時の町長南里久雄殿ということで、倉石跡地利用協議会の方から倉石跡地の利用についてということで、中間答申というのが出ております。その中に、いろんな施設が考えられるということで書かれておりますけれども、その中には炭鉱記念公園とか町立幼稚園、保育園とか旧炭住の代替用地とか、そのようなことが書かれておるようでございます。ただ、私は、現時点では、言うならば、今モータープールが、先ほども申し上げました9,800平米ほどございます。約3,000坪ほどですね。この関係をうまく利用すれば幼稚園等には問題がないというように思います。それから、2,200坪のNEDOから今回無償で譲り受けることができるならば、そのあたりもうまく使った、言うならモータープールと、それから今回いただけるであろう土地と、それからシーメイトの方とが一体的に何か調和したようなものになるような、そういう計画が立てられるのではないかなというように思っております。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) まだ、はっきりとした絵は描かれていないというような印象を受けたのですが、保存をする場合に、安全確保のために離隔をとられますよね。その離隔をとった分の面積といますか、それはどのぐらいになるのでしょうか。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) お答えします。

 まず、40メーターラインで円を結んだときに、シーメイト側が1,800平米、それから公社が持っております土地が1,000平米ほど、それから譲渡を受けますNEDO用地の面積が2,100ですので、約5,000平米ほどの確保面積になろうかと思います。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) じゃ、これは5,000平米ということは、モータープールの方にも1,000平米かかるということですね。これだけの面積が利用できないとなると、真ん中が利用ができないというような感じになるんじゃないかと思いますが、こういうふうな保存をした場合、こういうことが有効利用のデメリットになるのかなと私は感じますが、その辺はいかがでしょうか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 今、NEDOから今回いただけるであろう土地と、それからモータープールと合わせますと、5,200坪ございます。NEDOからいただく土地が2,200坪、それからモータープールが3,000坪。その中で、先ほど5,000平米と申し上げましたので、単純に計算しますと1,500坪です。

 それと、もう一つございますが、8坑のつづれおろし坑口というのがございますので、それもやはり竪坑と一体としたもので保存か何かしなければならないのではないかなというふうに思います。これは大した面積はとらないというふうに思いますけども、そのようなことを考え合わせますと、例えば、学校を建てようかとか、大きな何か施設をつくろうかということには支障があるかと思いますけれども、今からどのようなものをどう配置していくかということについてもぜひ皆様方のお知恵をおかしをいただきたいと思うわけですが、今あれだけのシーメイトがあり、そして駐車場があり、そして子どもの遊び場があり、そういう中で今度の竪坑とそういうところを一体的に整備をすれば、そういう絵が描けないだろうかなというようなふうには思います。ただ、これはいろいろ皆様方の御希望等もありましょうから、言うならば、あの地一帯が福祉のゾーンになれればいいなという思いはいたします。ただ、保育園の問題とか何かいろんな問題等もあるかと思いますけども、そういうある程度の面積で済むようなものであれば、十分モータープール等の用地もございますので、対応できるのじゃないかなというようには思っております。

 私が余り先走って計画もしてないことを言っては何でございますが、いろんな夢を描きながらそういう利用の仕方、言いますならば、一番の魅力は、先ほどから何度も申し上げておりますが、無償でそういう土地がいただけるということでございます。これを要らないと言って更地になれば、2億円ぐらいは払わなきゃならないのかなという思いもいたしております。そういうことから考えますと、とりあえずはその土地をいただく、そして見守り保存をするということは、お金をかけないで保存をしていくということが可能であり、そしてそれを生かすすべが、いろんな方法があって生かせる、そしてまたそれは町益につながる、また地域のそういう意欲につながるようなことにつながっていくなら、またその時代ではその時代の新しい展開の仕方があるのではないかなというふうに私は思います。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 次に、安全に見守ることができるのかということで挙げておりますが、私は図面上で見ると、40メーターほどの離隔は、安全が確保できるのかなあというような思いでしたけれども、現場に行ってみると、とても危険を感じる、圧倒されるというか、人が集う場所だけに私は恐怖を大きく感じます。本当に大丈夫なのかなということを感じますが、この件に関しては、大熊議員の質問の中で答弁されておりますので、答弁は結構でございます。

 次に、この見守り保存は、いつまで見守り保存で行われていくのかなということを思います。はっきりとはわからないとは思いますが、10年、20年、それ以降、朽ちるまでというお返事しか返ってこないのかなあとは思いますが、けさ、しばらくの間は手をかけないでいいというようなお話でした。それで、いつぐらいまで見守り保存を町長はされるおつもりなのでしょうか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 見守り保存をすると言いながらも、本当にこれは経年劣化をしていくものでございますので、そこがどうなるであろうかという心配をいたします。しかしながら、そういう安全地帯をとり、もし万が一のことがあっても、そこの中で処理をされるということであれば、これは考えてみれば、いろんなところにいろんな遺跡やら遺産がございますが、例えばギリシャの神殿でも、柱1本建っておるだけでいろんな神殿が浮かんでくるわけでございます。いろんなこの生かし方、あるいはそれの価値観というのが皆さん方の理解が得られる方法があるならば、それはずっと生かすことができるでしょうし、財政的なものを含め、それだけの価値を生み出せないときには、それはまたその判断もできるのじゃないかなというように思います。今は、私どもがこの判断をしなければ、ことしの夏までにはあの姿はなくなるわけでございます。そのようなことを考えますと、私は今これを見守り保存する、いつまでかと、できればその生かし方がわかり、そしてまたそれをみんなが関心を持つというような、そういう機運が醸成されてみんなの認知がされるならば、それは未来永劫になるかもしれません、そういう可能性を持ったものではないかというように認識をいたしております。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 町長は、委員会で、見守り保存はお金をかけないとおっしゃいました。今聞いていくと、これは年々お金をかけていかなければいけないようなことかなあというふうに私は推測をいたします。やはり、毎年毎年これは予算を計上していかないといけないと思いますけども、朽ちていくのをそのままでは本当に危ないと思います。やっぱり、そのときそのとき、その朽ちる程度でしょうけども、やはり補修なり何なり、仮説ですけども、このぐらいになればこのぐらいの補修とかで、予算がこれぐらいとかというのは、やはり住民にきちっと示してパブリックコメントもとっていかないと、住民も判断できませんし、私も、議員も判断ができません。だから、やはり毎年毎年の予算と、これぐらいで本当に仮説で予算がこれぐらいかかるというようなことはお示しをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(大林弘明君) 丸山地域振興課長。



◎地域振興課長(丸山孝雄君) 今の助村議員の御質問ですけれども、保存していくに当たって、それはもう毎年毎年計画を持って、あのやぐら自体から剥離とかああいうとは手直しして、できればそういうのが一番理想じゃないかなと私は思いますけれども、今回、地震時に対する安全確保のために40メーターほどの離隔をとりフェンスを置きます。町長の方も、見守り保存と、今の情勢から見て金はやっぱりかけられないというふうなお思いがありますので、現状から見ますと、剥離してる部分は点在してますけども、大部分がまだ強固なものでありますから、当面はそういったところにお金をかけないでいいんじゃなかろうかというふうに、担当の方としては考えております。で、当面の維持管理として、保険代と草刈りの費用ぐらいは維持管理費として最低要るんじゃなかろうかと思っております。これが5年も10年もずっと維持管理が要らないということは、この場では言えないと思いますけれども、当面はそういう方向性でいきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) 今、課長がおっしゃられたとおりだとは思いますが、やはりお金がかかっていくんじゃないかなと私は推測をいたします。見守り保存をするというときには、本当に何もさわらないっていう最初の説明だったと思います。やはり、お金をかけて残すのであれば、それはやるべきことじゃないんじゃないかなと私自身思います。やはり、これからの子どもたちがそういうお金を背負っていくようなことになると思いますので、やはりその辺は本当にお金をかけないで見守りをしていただきたいなというのが私の実感です。

 町長は、竪坑は、今回残すに当たられて、志免町の宝である、またランドマークとよく言われますけども、本当に私はお金をかけないでいただきたいと思いますが、宝ならやはりもっときちっと保存をすべきではないかと思いますが、財政が厳しいので町の宝が自然と朽ちていくのを見守るというような、何か矛盾をするような思いがいたしますが、この辺、町長いかがでしょうか。宝として位置づけをして見守り保存、位置づけをして、またその見守り保存というのは整合性がないような感じがするんですが、町長、その辺はどのようにお考えでしょうか。



○議長(大林弘明君) 南里町長。



◎町長(南里辰己君) 私は、この竪坑というのは志免町の言うならステータスじゃないかというように思うんです。壊せばなくなるんです。で、これを維持していく、それはもちろんお金を使わせていただかなければなりません、それは100万円でも使わさせていただかなければなりません。でも、そういうことを積み上げていくことによって歴史がつくられていくんではないでしょうか。町の中にも、よくモニュメント等がございます。新しいビルが建ったのにその横に昔なりの、言うならば田舎の何かがある、これミスマッチでしょうか。新しいものと古いものが混在し、そういう中で調和を図っていく、そしてそれが歴史的なものがある、それをみんなで守っていく、見ても守りましょう、お金もそれは拠出をいただくわけですから、言うならば草刈りの費用であるとか保険の費用であるとか、そういう最小限度のことはしていかなきゃなりません。でも、そういう努力をすることが志免町の歴史の深さというものをつくっていくのではないかなというように私は思います。



○議長(大林弘明君) 助村議員。



◆2番(助村千代子君) もう、最後になると思いますが、見守り保存を町長が表明されて報道されました。報道されてから、私のところにも電話がかかってきたり、あちこちでいろんな意見を聞くわけですが、さっきからお金お金って言ってますけども、皆さんの一番の意見は、やっぱりその財政……。



○議長(大林弘明君) 時間です。



◆2番(助村千代子君) はい、済みません。じゃ、これで終わります。



○議長(大林弘明君) 助村議員の一般質問を終わります。

 以上で本日の日程は全部終了しました。

 本日はこれで散会します。

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              散会 午後4時22分