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福岡県 福津市

平成 19年 7月臨時会(第4回) 07月03日−01号




平成 19年 7月臨時会(第4回) − 07月03日−01号







平成 19年 7月臨時会(第4回)


1 議 事 日 程
   (平成19年第4回福津市議会7月臨時会)
平成19年7月3日
午前9時30分開議
於  議  場
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 会期の決定
 日程第3 諸報告
 日程第4 議案第52号 福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例を改正することについて
2 出席議員は次のとおりである(22名)
  議 長  阿 部   巖  副議長  村 上 修 一   1番  中 島 美和子
   2番  江 上 隆 行   3番  山 本   清   4番  岩 城 俊 郎
   5番  井 上   聡   6番  渡 辺 由 美   7番  米 山   信
   8番  永 島 直 行   9番  八 尋 輝 紀   10番  樋 口 幸 雄
   11番  渡 辺 理 恵   12番  椛 村 公 彦   13番  永 山 麗 子
   14番  松 尾 ひとみ   15番  大久保 三喜男   16番  竜 口 雅 博
   17番  大 峰 重 美   18番  山 脇   清   19番  迫   靜 吾
   20番  硴 野 九州男   
3 欠席議員は次のとおりである(なし)
4 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(16名)
  市    長  池 浦 順 文         副 市  長  荒 牧 元比古
  収 入  役  青 ? 喬 彦         教 育  長  白 石 哲 雄
  総合政策部長  吉 田 安 廣         市 民 部長  下り松 英 次
  健康福祉部長  新 海 悦 生         地域生活部長  花 田 徳 茂
  都市整備部長  小 田 達 也         教 育 部長  楠 田 元 明
  総 務 課長  萩 原 利 博         企画政策課長  荻 原 益 美
  財 政 課長  藤   達 也         広報秘書課長  吉 田 哲 春
  行 政 経営         
  推 進 室長  青 谷 郁 夫         水 道 課長  大 音 晴 岐
                 
5 職務のため議場に出席した者の職氏名(2名)
  事 務 局長  恒 任 博 司         議 事 課長  荻 原 哲 夫


          〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜

            開会 午前9時30分



○議長(阿部巖) 皆さん、おはようございます。

 議員定数22名中、ただいまの出席議員は全員であります。定足数に達し、議会は成立いたしましたので、平成19年第4回福津市議会臨時会を開会いたします。

 直ちに会議を開きます。

 なお、TNCテレビ西日本さんより議会放映の申請がありましたので、議長において許可いたしております。お知らせをいたします。

 地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため、池浦市長、荒牧副市長、青?収入役、白石教育長、吉田総合政策部長、下り松市民部長、新海健康福祉部長、花田地域生活部長、小田都市整備部長、楠田教育部長、萩原総務課長、藤財政課長、荻原企画政策課長、吉田広報秘書課長、青谷行政経営推進室長、大音水道課長の出席を求めております。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

          〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(阿部巖) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議規則第120条の規定に基づき、会議録署名議員に、7番、米山議員、8番、永島議員を指名いたします。

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△日程第2会期の決定



○議長(阿部巖) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 お諮りをいたします。会期は、本日1日といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

            〔「異議なし」の声あり〕



○議長(阿部巖) 異議なしと認めます。したがいまして、会期は本日1日と決定いたしました。

          〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第3諸報告



○議長(阿部巖) 日程第3、諸般の報告をいたします。

 市長から第4回福津市議会臨時会招集にあたって、あいさつ並びに報告事項等があれば、お願いをいたします。市長。

市長(池浦順文) おはようございます。

 平成19年第4回福津市議会臨時会の開会にあたりましてごあいさつを申し上げます。

 議員の皆さんにおかれましては、ご多忙のところをご出席をいただき、まことにありがとうございます。

 本日の臨時会にご提案申し上げております案件について説明を申し上げます。

 議案といたしましては、地方自治法第74条の規定に基づく直接請求により福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例を改正することについてを提案申し上げております。

 なお、この条例案に対する私の意見は後ほど提案の際に申し上げたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(阿部巖) 以上で、市長のあいさつ並びに報告事項を終わります。

 議長としての報告事項はございません。

 以上で、諸報告を終わります。

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△日程第4議案第52号福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例を改正する

            ことについて 



○議長(阿部巖) 日程第4、議案第52号福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例を改正することについてを議題といたします。

 本件は、地方自治法第74条に基づく市民からの直接請求に伴い、市長から議会に提出されたものであります。

 市長に提案理由の説明と、本件に対する市長の意見についての説明を求めます。市長。



◎市長(池浦順文) 議案第52号についての提案理由でございます。

 平成19年6月21日、地方自治法(昭和22年法律第67号)第74条第1項の規定により、福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する請求を受理したので、同条第3項の規定により意見をつけて市議会に付議するものでございます。

 続きまして、意見でございます。

 福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案に対する意見書、地方自治法第74条第1項の規定に基づき6,211人の有効署名を添え、本市条例の改廃を求める直接請求が行われ、平成19年6月21日付でこれを受理いたしました。この請求に係る条例案について次のとおり意見を申し上げます。

 福津市議会の議員報酬につきましては、平成18年7月31日付で福津市特別職報酬等審議会に諮問し、4回の慎重審議を経て、平成18年9月27日に答申を受け、平成18年12月定例会に上程し、議員の皆さんの賛否両論にわたる審議により、賛成多数で可決をされております。

 その内容は、議長が、月額「35万4,000円」から「46万4,000円」に、副議長が、月額「29万9,000円」から「41万4,000円」に、委員長が「28万4,000円」から「39万7,000円」に、議員が「27万6,000円」から「38万8,000円」に、それぞれアップさせるもので、その改正時期は、福津市議会議員選挙後における議員の就任日である平成19年1月24日からとしました。

 私としましては、本市条例の改廃を求める直接請求が行われております全国の類似市や県内各市との比較、合併による議員1人あたりの人口の増加及び活動範囲も拡大した現状から判断、職務の対価として妥当な額であると考えております。

 また、議員報酬の総額は、市議会議員選挙に伴い議員定数が36名から22名に減少したため、改正前の「1億6,130万5,380円」から改正後の「1億3,895万7,480円」へと2,234万7,900円の減額となっております。

 4年後の市議会議員選挙では、定数がさらに2名減少して20名となり、議員報酬の総額もさらに減額することから、合併による経費節減効果もこれからあらわれてくるものと考えております。

 費用弁償につきましては、地方自治法第203条第3項に職務を行うために要する費用の弁償を受けることができると規定されており、町が招集し、指定した日時、場所に参集して、議会活動を行った場合に、議員報酬に含まれない交通費、通信費、その他の雑費として支払われる法的に認められた支出であります。

 しかしながら、そのあり方、水準については、さまざまな議論があることは十分承知しております。他の非常勤特別職の費用弁償や日当とあわせて総合的に研究すべき課題であると認識しているところでございます。

 以上でございます。

 なお、内容につきましては、担当部長の方から説明をさせていただきます。



○議長(阿部巖) 吉田総合政策部長。



◎総合政策部長(吉田安廣) 直接請求がございました条例改正案の内容につきましてご説明を申し上げます。

 議案書の6ぺージをお願いいたします。条例の新旧対照表をもってご説明をさせていただきたいと思います。

 まず、第2条報酬の額でございますが、表の右側、これ現行でございますが、現行の報酬額を表の左側、下線を引いておりますとおり、それぞれに改めるというものでございます。

 それから、続きまして、第4条、費用弁償についてでございますけれども、第4条第2項を削り、第3項を第2項に繰り上げます。第2項の書き出しの部分でございますが、下線を引いております。前項ということで文言を改めるものでございます。

 以上でございます。



○議長(阿部巖) 以上で、市長の提案理由と意見の説明は終わりました。

 次に、地方自治法第74条第4項の規定により、請求代表者である城野久悟氏に、本件に関する意見を述べていただきます。

 意見を述べる時間は、15分以内といたします。

 なお、傍聴の方々に申し上げます。

 福津市議会傍聴規則において、傍聴者は拍手などにより可否を表明すること、発言等をすることを禁止されておりますので、傍聴規則を遵守されますようくれぐれもよろしくご協力のほどお願い申し上げます。

 それでは、城野久悟氏の入場を求めます。事務局に案内いたさせます。

 城野氏、意見陳述をどうぞ。

             〔城野久悟氏 入場〕



◎請求代表者(城野久悟) 皆さん、こんにちは。本日は、私たち市民団体が要望しておりました、この臨時議会が実現することとなりました。大変うれしく思っております。有権者の50分の1をはるかに超える6,000人を超す市民の署名があったことをこの件についての市民の関心の高さが伺えたと思っております。

 きょう本日、こうして私に意見陳述の機会を与えてくださったことに感謝するとともに、私たち市民団体はこういう臨時議会を日曜日とか土曜日の祭日、休日にぜひやってくれという要望書を福津市に提出しておりました。それが、聞き入れられませんでした。市民の多くは、どうして日曜日やらないのか、土曜日やらないのかて言われるんですよ。市民の福津市ではないかちゅうこと。なんで市民の意向を諮らないのか、そう言われました。私も全く同感だと思っております。

 市長も行政の執行にあたって、住民参加型あるいは住民とともにまちづくりをするということは、常々おっしゃっておられます。そういう市長のお考えの中から、なぜ日曜日での検討がなされなかったのか、非常に残念でなりません。

 課長から電話で、総合的に判断して日、祭日の開催はできないという電話での報告がありました。私たち書面をもって正式にお願いしたところ、そういう返答でございました。非常に残念です。福津市が本当に市民のために施策を施行していただけるのか、ちょっと疑わしく思っております。

 それでは、本論に入らせていただきます。

 市長、先ほど意見述べられて、議会寄りの意見だということをおっしゃられました。市長の判断ですから、それはそれで結構なんですけど、私たち市民は、市長に対して、あるいは議員さんたちの市長に対して少し反論をさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

 それでは、五つの項目を具体的に話しながら話を進めていきたいと思いますけれども、まず第1番目に、福津市の住民の生活環境が非常に厳しくなってきているということですね。皆様方もご存じのように、保険、年金、介護、このすべてが先の暗いものになっております。

 さらに、住民税の重圧がかかってきております。こういう現状の中で、今回の議員報酬が引き上げられたことは、とても市民として納得できるものではありません。

 2番目に、福津市の財政事情が非常に厳しいということなんです。現在、160億の負債を抱えております。さらに、今後福津市では公共下水道の整備、駅東区画整理事業の推進、あるいは駅舎の改築、こういう大型事業がメジロ押しでなっております。こういう財源はどこから持ってくるのか。

 国の補助金や合併特例債などを利用されるかと思いますけど、福津市の負債がさらに膨らむのは必至であります。

 こういう財政事情の厳しい折の今回の措置は市民としても納得できるものではないということですね。

 3番目に、近隣市議会との比較対象をされて、福津市の議員報酬は決して高くはないんだということをおっしゃっておられます。確かに、それを見てみますと、そうではあります。5市の中から対比されております。太宰府市、小郡市、前原市、それから、古賀市、宗像市、五つですかね。この平均でされておると思いますけど、ただ一つ問題があります。この5市の中で一番財政力の弱いのはどこかということですよ。福津市なんですよ。自主財源率も低いし、こういう中でおいて、5市のうちで財政基盤の貧弱な福津市が議員報酬だけは他の5市との平均をとって肩を並べる。果たしてこれでいいものかということですね。

 収入が福津市が一番少ないと申しましたけど、そういう少ない収入で行政運営をやっていく。それなりの運営をしていくちゅうことは、これは必至だと思っておりますよ。収入がないのに、無理をするから借金を重ねなきゃならないちゅうことです。結果的には、借金は一体だれが払うのかということなんです。

 次に、報酬審議会のあり方についてです。

 十分な検討がなされて、市民の理解も得てるし正しいんだというようなことが聞こえてきますが、この報酬審議会、私に言わせると、ちょっと問題があるということですよね。審議会7人の委員で構成されておりますけれども、識見を有する人、1人、それから、公共団体の関係の人が1人、それから、事業所の代表の方が2人、そして、市民代表が3人おられますよ。この市民代表の3人が審議会に応募がなかったということですよね。これこういうことを聞いておりますよ。

 さすがに行政も、これじゃいかんちゅうことで、再度募集をかければよかったものを、行政の附属団体に声をかけられて、そういう方を市民代表として審議会を構成されました。

 審議会とはどういうものかと。有識者は結構ですよ。ただ市民代表なんですよ。市民代表がいろんな考えの方がおられます。そういういろんな考え方を調整して、皆さんが納得できる答申を出すことが審議会だと思っておりますよ。

 ところが、行政が市民代表を決められました。その附属団体は、福津市から補助金やら手当をもらってる団体ですよ。これで公平な審議ができるかっていうことなんですよ。もうちょっとやり直さないかんちゃないですか。私はそう思いますよ。

 審議会を広辞苑で引くとどういうこと書いてあるかというと、有識者と、あと利害関係の対する人々、その人たちの意見を入れなければいけないちゅうことなんですよ。それが、現状の審議会ではなされていないように私は思っております。

 市民の応募がなかったのも原因の一つではあるかと思いますけれども、行政はもっと事情を説明して再募集をかけるべきだったと思っております。

 次に、報酬の引き上げの40%ですね。この40%ちゅう上り幅の不当性についてお話ししたいと思います。

 現在、市民の皆様が勤めている会社で給与のベースアップてどれくらいだと思っておられますか。ほとんどが据え置きなんです。あるいは、上がっても500円、1,000円単位なんですよ。

 また、全国の自治体では、ほとんどの自治体が財政難にあえいでおります。そういう中において、市長の給与のカットや職員の給料の据え置き、あるいは議会の手当の削減、廃止。費用弁償と政務調査費なんですよ。

 これをよその自治体では、財政の厳しいということで削減あるいは廃止に向けて取り組んでおられますよ。

 こういう中で、全国的な流れの中で福津市が40%。約ですよ、月に10万上げるていう。天文学的数字なんですよ。どうして時間をかけて段階的な給与の上げ幅にされなかったのか。非常に残念でなりません。

 今まで五つの項目を言ってまいりました。まとめますと、市民として今回の議員報酬のアップは認められないちゅうことです。もとの条例に戻して、再度審議をし直しなさいちゅう。

 それから、あわせて出しておりました費用弁償、議員が議会に行くたびに2,200円が支払われております。歩く人ももちろんもらえます。近所の人ももらえます。津屋崎から通勤してガソリン代が幾らでしょうか。1Lでいいんじゃないですか。そしたら140円やないですか。こういう実態と合わない費用弁償は、市民団体としてとても認められるもんではありません。即廃止していただきたいと思います。

 以上、私、市民代表として意見陳述をさせていただきました。

 どうもご清聴ありがとうございました。どうも。



○議長(阿部巖) 以上で、直接請求代表者の意見陳述を終わります。

 代表者の城野氏、ご苦労様でございました。退場をお願いいたします。

             〔城野久悟氏 退場〕



○議長(阿部巖) お諮りをいたします。議案第52号については、会議規則第39条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。

            〔「異議なし」の声あり〕



○議長(阿部巖) 異議なしと認めます。したがいまして、議案第52号については、委員会の付託を省略することに決しました。

 本案に対する質疑を受けます。質疑ございませんか。

            〔「なし」の声あり〕



○議長(阿部巖) 質疑ないようです。質疑を終結いたします。

 これより討論を受けます。討論ございますか。

 それでは、まず本案に反対の方の発言を許します。米山議員。



◎7番(米山信) 7番、米山でございます。

 少し項目が多いので、時間が長くなるかと思いますが、最後までご清聴のほどよろしくお願い申し上げます。

 本条例案については、次に述べる理由により反対をいたします。

 審議会は、行政機関が調停、諮問、調査などのために設置する合議制の機関です。行政の民主化を目的として設けられたものであり、執行部や議会に拘束されない独立した機関であります。

 その答申は、行政施策について、将来の方向性を示すものであり、法的拘束力はありませんが、尊重されなければならないこととされています。

 福津市特別職報酬等審議会、以後、報酬審議会と言いますが、平成18年7月31日に合併後初めて改選される議員の報酬について市長より諮問されました。その報酬審議会の委員構成は、学識経験者1名、公共的団体の代表1名、民間企業関係の代表2名、市民の代表3名の計7名であります。

 当審議会は、4回の慎重なる審議を重ねて答申を出されたところであります。その答申内容においては、市議会議員の報酬の見直しについては、次に述べる3点を骨子として議論がなされています。

 一つ、議員報酬が高いか安いかを計数的にあらわすのは難しいとし、基本的には、人口や財政状況が類似している近隣の市と比較しながら、合理性や納得性を満たす額を決めていくこと。

 二つ、合併に伴い、エリアが拡大し、議員の責任が重くなっているのは確かで、今までと同じ報酬というわけにはいかない。ただ、合併の効果として議員報酬全体で合併のメリットが出るようにすること。この節減効果のメリットが年2,234万7,900円になるわけでございます。

 三つ目、議員は、他市の議員と同様な立場で議員活動を行い、同等の権利を持ち、責任を負うことから、他市と同一程度の報酬額であることが望ましい。また、県平均や全国平均の金額から見ても、古賀市並みの報酬額、つまり議員1人月額40万円は法外な金額ではないとした。ただ、議員定数が近隣4市の平均が20人に対し、福津市が22人という状況をどう見るかを検討する必要があることとした。

 以上の点を骨子とし、近隣4市、太宰府市、小郡市、前原市、古賀市の人口、財政状況、議員定数などを比較検討の上、答申が出されたわけです。

 この報酬審議会の考え方は、公平、公正、中立の上に成り立つものであり、客観的に見ても一般社会の常識からしても極めて妥当ではないかというふうに思うところであります。

 福間町、津屋崎町合併協議会は、合併後の新市建設計画策定の中で、議員報酬については、議員数が36名の期間は、福間町の報酬額をもとに試算。合併後の初の設置選挙により選出された議員22名及びそれ以降の選挙により選出される議員20名については、古賀市並みの報酬額を想定して、合併後10年間の長期財政計画を策定、合併による財政削減効果を試算しています。

 このことは、平成15年11月に作成された新市将来構想についての住民説明会、平成15年11月25日から12月16日まで、福津市全域で13回実施の中で具体的に説明されており、決して唐突に出てきた事案でも予想外でもないことを理解すべきであると思います。

 市民の感情論として、議員報酬の上げ幅が大きいことのみが取り上げられる傾向があります。確かに、上げ幅は小さいものではありません。しかしながら、それは従前の報酬額が、市議会議員としては極端に低かったことの裏返しであります。改選後、議員定数が減って、初めて他の近隣4市の市議会議員に見合う報酬額になった次第であります。

 昨今の北海道夕張市の財政破綻によるマスコミ報道等により、福津市の財政状況を心配する声が市民の間で聞かれることも事実であります。国の三位一体の改革により、地方自治体の財政状況は、厳しくなってきていることもまた事実であります。

 しかし、そのような状況にならないために、我々は町村合併を選択したのではなかったのでしょうか。合併特例の財政支援により、福津市の財政状況は、合併後10年間の長期財政計画では比較的安定しており、中長期的に分析しても切迫した財政上の問題はないと判断をいたします。

 特に、財政破綻の問題を考えた場合、借金の返済能力と借入能力を示す実質公債費比率は、平成17年度で全国平均が14.8%であるのに対し、福津市は10%と良好な数字を示しており、全国でも上位グループに属しています。

 また、長期財政計画の中で公債費、つまり年度ごとの借金の返済額がピークとなる平成23年度においても11.8%と予測されおり、当市が財政破綻をする心配はないと考えるところであります。

 ちなみに、この実際、実質公債比率、いわゆる一般会計が公共下水道、それから、土地開発公社、一部事務組合、すべてのいわゆる借金を含めた、これは返す返済額が25%を超えた場合、かなりその自治体は危険な状態にあるということでございます。その現状が現在福津市では一番借金の返済がピークを迎える平成23年度に11.8%であるという現状をご認識いただきたいというふうに思います。

 市民の思想、信条、感情はさまざまであり、この議員報酬の件についても賛否両論、いろいろな意見があります。昨年12月議会において、議員報酬改正案が議会に上程され、賛成多数により可決されました。このことが12月24日に実施された市議会議員選挙の大きな争点になったことは周知のことと存じます。

 現在の議員は、それぞれの立場で、この選挙を戦い、選ばれた22名であります。したがって、この議員報酬の問題につきまして、現議員は、昨年12月実施の市議会議員選挙において、有権者の審判を受け、負託されたものであると理解することが民主主義の原理であるというふうに考えております。

 以上のことから勘案すると、報酬審議会の答申内容を否定しなければならないほどの根拠や経済状況の急激な変化はないものと判断いたします。

 したがいまして、議員報酬に関する本条例案には反対をいたします。

 費用弁償につきましては、報酬とは別に、交通費などかかった経費を弁済する意味から、法的に設けられたものであり、地方自治法203条第3項に議会の議員、各委員会委員、各審議会委員、その他非常勤特別職など17種の職務者について費用弁償を受けることができると規定をされています。

 当市は、本規定に基づき、費用弁償を条例として制定し、支給しています。

 日本国憲法第14条は、法のもとの平等を定めています。すなわち、すべて国民は法のもとに平等であり、人種、信条、性別、社会的身分、または門地により、政治的経済的、または、社会的関係において差別されないと規定をされています。

 議員のみが費用弁償が支給されない条例案については、その判断の裁量権は議会にあるとはいえ、憲法第14条との整合性から議論をされなければならず、特に、立法機関である議会は、このことについては慎重であるべきではないかと考えているところでございます。

 最後に、報酬審議会は、答申書の結びの言葉として、市議会議員の報酬が大幅にベースアップするにもかかわらず、議会の政策形成機能である議員の資質が向上しなければ、市民の納得や理解を得ることはできないと思慮するとしています。

 我々議員は、この言葉を真摯に受けとめ、研さんを積み、切磋琢磨して、市民の負託と期待にこたえられるよう一層の努力をしなければならないことを私の意見として申し上げ、本条例案に反対をいたします。



○議長(阿部巖) 次に、賛成の方の討論を許します。大久保議員。



◎15番(大久保三喜男) 15番、大久保です。日本共産党会派として直接請求に基づく本提案を賛成の立場で討論をしたいと思います。

 昨年12月の議会で福津市特別職報酬審議会の答申に基づく議員の報酬額について条例が改定をされました。この提案に対し、報酬審議会の答申資料を要求したにもかかわらず──報酬審議会の答申資料を要求したにもかかわらず、議会に提出をしなかったこと、ここに大きな問題があります。

 また、いきなり11万円の報酬の引き上げに、市民の理解が得られないことで反対をいたしました。

 ことしの3月議会では、市民の議員報酬見直しの請願に対しても、紹介議員となり見直しを求めました。ご存じのとおり、今、日本の社会は貧困と格差が広がっています。まじめに働いても生活保護水準以下の生活しかできない貧困層が激増しています。

 10世帯に1世帯、全国で400万世帯を超えています。貧困は、若者や女性、高齢者、自営業者や農漁民など国民すべての階層で進行しています。

 それに輪をかけるように、今、消えた年金の問題は大きな社会問題となっています。そして、昨年の6月に続き、ことしの6月、定率減税を廃止したことにより、住民税の増税の形で福津市民にも増税が襲いかかっています。

 サラリーマンの世帯では、現在の2倍に、お年寄りの場合は2倍から4倍にも住民税が増税をされています。

 税金を納めるのが大変だ。医者にもかかれない。生きていくのが大変だ。声を押し殺したうめきのような悲鳴が聞こえます。

 このような状況の中で、市民の皆さんに理解される議員報酬にするために、もう一度もとに戻して、議会に再度報酬審議会の答申を示して見直しをすべきであると考え、この提案に賛成をいたします。

 以上。



○議長(阿部巖) 次に、反対の方の発言を許します。椛村議員。



◎12番(椛村公彦) 反対の立場で討論いたします。

 提出の改正案第2条は、福間町当時の議員報酬額であり、構わないと言えば構わないわけではありますが、合併時の行政人口は福間町4万2,000人、津屋崎町1万4,000人で5万6,000人となりました。議員は、在任特例で残りましたが、本来であれば、任期は4年間あるべきところ、特例を使っても3年9カ月と、3カ月間短くなりました。議員活動が3カ月短くなったことで、私は、投票していただいた有権者の皆様に申しわけない気持ちがいたしました。

 議員は、市民に対し、その責任を在任期間中に、またみずから辞職せずにその職務を果たしていくべきものと信じております。

 合併時、議員の報酬額は、福間町の当時の報酬額を引き継いだものでありますが、福津市は昨年、福津市特別職報酬等審議会に諮問され、その答申に基づいて昨年の12月定例会に現条例を上程されました。

 学識経験者、公共団体の代表、民間法人関係の代表、市民の代表からなる7名で構成され、第1回審議会が、平成18年7月31日、第2回目が、平成18年8月9日、第3回が、平成18年8月25日、第4回が、平成18年9月13日に開催されています。

 報酬等審議会資料の市議会の報酬比較によりますと、太宰府市、人口が約6万6,000人、議員報酬は44万4,000円、小郡市が人口5万8,000人、議員報酬が43万1,200円、前原市が6万8,000人、議員報酬が43万3,380円、ちなみに、お隣の古賀市ですが、これが5万6,000人で40万となっております。お隣の宗像市は、人口が9万5,000人で、議員報酬44万1,000円となっております。

 これらからわかるとおり、現報酬額は、決して高いものではありません。どちらかと言えば低い方であります。

 合併に伴って、どこの自治体も議会も同じような経過、手続をたどって議員の定数の見直し、また、報酬の見直しをやっております。

 米山議員も述べられておりましたが、城野久悟氏が言われているように、財政力は決して低い方ではありません。

 また、福津市においては、市長の意見書にもありましたとおり、議員の報酬の経費削減額は2,234万7,900円となっております。また、つけ加えますと、昨年の12月24日に初の福津市議会議員選挙が行われました。報酬に反対された議員は、報酬引き上げ反対をチラシや演説にて述べられましたが、皆と同じように報酬額をもらわれております。これは、議員は寄附行為を禁じられているからだと思います。

 そこで、現条例案の報酬額と改正案の報酬額の差額、つまり引き上げ額を法務局に供託し、公証役場にて公正証書を書いてもらって、議員を辞職されたらその全額を市に返還される方法を検討していただいたらいかがでしょうか。

 こういう方法を検討されることを期待し、本条例案に反対といたします。



○議長(阿部巖) 次に、賛成の方の討論を許します。渡辺理恵議員。



◎11番(渡辺理恵) 11番、渡辺理恵です。会派、ふくおかネットワークとして賛成の立場で意見を述べます。

 まずは、署名活動された市民の皆様の活動と、署名をされた6,211名の方のご意見を重く、また、謙虚に受けとめたいと考えます。

 今回の直接請求の背景には、市民の議会への不信や議会の活動が理解されていないことがあると感じております。

 私たち議員は、市民に議会を知っていただく活動や、それに向け議会を活性化することを含めた議会改革をみずからしていかなければならないと考えます。

 平成7年に設置されました地方分権推進委員会は、平成10年に当時の内閣総理大臣に第二次勧告を提出しております。その中の地方議会の活性化のためにということで、議会活動に対する市民の理解を深めるため、休日、夜間議会の開催や住民と議会とが直接意見を交換する場の設定等に努めなさいというふうに述べております。

 また、議員の参考書でもあります「議員必携」を編集しております全国町村議会議長会が平成16年5月に立ち上げました地方議会活性化研究会の報告書の中にも、議会と住民の接触を深めるための住民懇談会を積極的に展開することとの提言を書いております。

 国も町村議会長会でも、分権時代には、議員の選挙地盤にこだわらず住民の意見をきめ細かく聞くことが議会に期待される政策決定に欠かせなくなってきていると言っています。

 特に、市町村合併により議員数が少なくなった自治体では、つまり福津市のようなところですが、住民との懇談会などの実施が特に重要性を増しているとも述べております。

 議会とは、行政をチェックする場だけではなく、多様な市民の意思を反映するために選ばれた複数の代表が市民の目に届くところで議論をする民主主義政治の場です。

 今回の議案の議員報酬については、市民の理解を広げるためにも、今回は、いったん合併時の議員報酬に戻し、次回の選挙まで公募の市民をもっとふやした審議会を設置し、また、情報公開、説明会、パブリックコメント制度の活用など、時間をかけて審議をするべきだと考えます。

 また、議会みずからも提案をし、議員報酬について市民の声を聞く公聴会、参考人制度を活用することも必要です。

 今回の署名活動は、市民の声を、考えを考慮してもらいたいということのあらわれです。

 費用弁償の支給される根拠を市民は理解することはできません。これは、即刻廃止するべきです。交通費も含まれるということなので、ただ、支給するとすれば、交通費の実費とするべきでしょう。

 また、議員報酬については、行政も議会も市民の声をもっとしっかり聞き、時間をかけて検討することが必要だと考えます。

 以上の理由で、この議案に対しては賛成といたします。



○議長(阿部巖) 次に、反対の方の発言を許します。迫議員。



◎19番(迫靜吾) 第52号議案に対して反対の立場で討論をいたしたいというふうに思います。

 多くの議員さんが反対討論等で具体的なことは申し上げておりますので、私の経験上、反対の立場で討論をしたいというふうに思います。

 皆さん、ご案内のとおり、福岡都市圏を挟んで類団が10市あります。本市を含め、宗像、古賀、前原、太宰府、春日、大野城、筑紫野、朝倉、小郡、この10市で都市圏を形成をいたしておるところでありますが、10万を超えておるのは春日市のみであります。10万に限りなく近いのが、お隣の宗像、あるいは筑紫野市、あとは5、6万の一般自治体でございます。

 代表の方々も言われておりましたように、財政的なものから若干数字で意見を述べたいというふうに思うんですが、経常収支比率等々を見ても、10市の中ではトップであります。これは87.0%、必要経費以外除いて、あとどれだけ住民サービスができるか。仮に100万円であるなら、13万円が住民サービスに振り分けられるという内容になっております。

 一番悪いところで98.6%、太宰府市であります。100万円であったなら、あと1.4万円しか住民サービスに振り分けることはできない。

 そういう観点から言いましても、財政的には全く問題はありませんし、私も昭和62年以降議員をさせていただいて、今21年目になるわけでありますが、当時は私もサラリーマンでした。当時の報酬歳費、非常に低うございました。サラリーマン兼務でないとやっていけないという、こういう現実的な側面もありましたし、もし会社をやめて議員生活一本で生活しろ言ったって、とてもできるような、そういう給与体系、歳費体系ではありませんでした。

 この歳費報酬というのは、全く法的根拠はありません。ですから、先ほどから言われますように、類団との比較あるいは財政事情等々、あるいは政治的にこの行政との議会とのそういった話し合いも一面的にはあったというふうに諸先輩からも聞いておりますが、では、この今格差社会云々と言われておる中で、仮に27万6,000円に戻る。言うならば議会がみずから格差社会を、議会の格差社会をつくっていく一面が出てくるわけであります。

 私は、この20年間、自信と誇りを持って市民の代表として、やはり議会活動をしてまいりました。そういう観点からいっても、何もこの類団と比較して我々議会議員が他の類団と決して劣っているというふうなことはありません。自信を持ってやっておりますし、それなりの報酬歳費は当然であります。そういう観点から、ぜひぜひ市民の皆さんにはご理解をしていただきたいというふうに思います。

 議員もボランティアではできません──ボランティアではできません。やはりしっかり足を地につけて市民の代表として皆さんの意見を行政に反映する、そういう立場にあるわけですから、果たして安かりゃいいというもんではないし、低くかりゃええというもんではありません。それなりの報酬をいただいて、当然、そういった優秀な今度は議員を育てる立場からも、やはり報酬はそこそこに類団と比較して遜色のないところでやっていただきたい。

 これは私20年間一貫して言ってきました。よそに行って、私は非常に福間町時代は、4万以上、この行政があったんですが、人口があったんですが、福岡県下、那珂川町が一番、その次に、福間町時代、その当時は27万6,000でした。那珂川町はその当時34万です。

 どこに行っても、なぜあんたとこはそげん安いとなて。議会活動しよらんちゃない、そういう一般的には言われ方をされました。冗談やないと、やってますよと。しかし、そういった面から行財政改革の一翼を担う議会が、みずからずっと上ったところだけをスポットを当てていってますが、であるならば、過去10年間、1,000円上ったきり10年間上がっておりません。そこの部分をそんならどうするのか。

 それで、私も長いことやってますから、議会改革ということで報酬も以前は1日出ても1カ月もらってました。しかし、それも日割り計算できちっと1日分しか支給しない条例改正もしております。他のいろんな、そういう面についても微力ではありますけれども、改革をして今日に至っておるわけでありますから、この合併という一つの転機を契機に、そこそこやはり中部10市に肩を並べられる、そういった環境整備、それはまた次代を担う新しい議員さんの優秀な登壇を期待をするものであります。

 以上の観点から反対といたします。



○議長(阿部巖) 次に、賛成の方の発言を許します。ございませんか。──それでは、次に、反対の方のご意見を伺います。永山議員。



◎13番(永山麗子) 永山麗子でございます。議案第52号福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例を改正することについて、反対の立場で討論をいたします。

 さきの議員でも述べておりますように、重なるところもありますけれども、よろしくお願いいたします。

 今回、直接請求を求める署名に関しまして、署名をされた方々からお話をいただくことができました。知っている人から言われたので、内容はよくわからなかったけれども署名をしたと言われる方もありましたが、積極的に署名された方々の意見を整理いたしますと、福津市が第2、第3の夕張になるかもしれない財政の厳しいときに、議員だけが勝手に11万円も報酬を上げて生活を楽にしようとしている。とんでもないことだというものでございました。

 まず、福津市が第2、第3の夕張になるかもしれないような財政の厳しいところに置かれているということが1点だと思います。

 また、議員だけが勝手に11万円も報酬を上げているという、そのことが2点目に上げられるのではないかと思います。

 まず、1点目の第2、第3の夕張のようになる財政難にある福津市というのですが、どなたが、どこの、どの数字をもって主張し、住民の不安をあおっておられるのでしょうか。地方公共団体の財政の健全性は、各種の指標から総合的に評価、診断されるものでございます。

 ここに総務省が、各地方公共団体が財政の健全化を推進していくために、他団体と比較可能な指標をもって住民等にわかりやすく情報を開示することによって財政運営上の課題をより明確にするために、類似団体で主要財政指標の比較分析を行い、住民等にわかりやすく開示する方途の一つとして、財政比較分析表を作成、公表しているものを持っております。それが、これでございます。これは、インターネットでどなたでも閲覧することが可能なものでございます。

 これは、各地方公共団体の財政力指数、経常収支比率、起債制限比率、人口1人あたり地方債現在高、ラスパイレス指数及び人口1,000人あたり職員数について、類似団体との比較結果をわかりやすくレーダーチャートなどを用いて図示するとともに、その結果について各団体における要員、指標の改善に向けた取り組みなど分析したものとなっております。

 まず、表を見ていただく前に、財政比較分析表の説明をしたいと思います。

 財政力指数というものがございますが、これは、地方公共団体の財政力を示す指数で、財政力指数が高いほど財源に余裕があると言えます。

 次に、経常収支比率です。地方公共団体の財政構造の弾力性を判断するための指標で、人件費、扶助費、公債費のように、毎年度経常的に支出される経費に充当された一般財源の額が毎年度経常的に収支、収入される合計額に占める割合で、比率が高いほど財政構造の硬直化が進んでいるということをあらわしております。

 起債制限比率というのは、公債費による財源負担の度合いを判断する指標の一つで、起債制限比率が20%以上の団体については、一定の地方債の起債が制限され、30%以上の団体については、さらにその度合いが高まります。

 人口1人あたり、地方債現在高といいますのは、住民基本台帳登録人口、1人あたりの地方債現在高でございます。ラスパイレス指数というのがございます。これは、地方公務員の給与水準を示すものとして、国家公務員、行政職職員の俸給を基準100として地方公務員の一般行政職職員の給与の水準を示すものです。

 レーダーチャートというのは、類似団体の平均値を100としたとき、その団体の指標をあらわしております。指標が良好であればあるほど、高い指数となるように計算されていることから、当該団体の六角形が平均値の正六角形から外に広がれば広がるほど財政状況がよいことを示すものです。

 類似団体と言っておりますけれども、市町村の財政比較分析表におけます類似団体というのは、行政機能の相違を踏まえつつ、人口及び産業構造により、全国の市町村を88の類型に分類した結果、当該団体と同じ類型に属する団体を言います。

 それでは、福津市がどの団体類型に入るのかといいますと、この表によりましたら、人口の5万人未満と5万人から10万人、10万人から15万人、15万人以上というふうに四つに分類しておりますけれども、その5万人から10万人の中の一つの枠に入っております福津市、前原市、宗像市、小郡市、柳川市、この五つが類似団体として一つの枠の中に入っております。隣の枠には、古賀市があります。

 このようなことから、その表を見てみたいと思いますが、これは、宗像市の比較表でございます。比較分析表でございます。宗像市は、行財政改革が進んでいるということで、雑誌等にも掲載され、非常に全国的にも有名になりまして、全国から視察が多く来られている市でございます。

 なるほど今説明いたしましたように、100%というこの正六角形の外の枠にこの赤い線がその宗像のあの状況を示すわけですけれども、この赤い線が100%より外に出ております。なるほど優秀な自治体であるのかなというふうに思います。

 ここの中に、今説明しましたいろんなことが含まれているわけですけれども、将来負担の健全度というところで、類似団体の順位として78分の9──78あるうちの9番目に位置しているということが示されております。

 次に、福津市でございます。福津市は、今、財政が厳しいと言ってはいるんですけれども、その宗像市と何ら変わることのない、そのような表をあらわしております。

 そして、将来負担の健全度、今、宗像市は78分の9──78ある団体の中の9番目でございましたが、78番目の8と書かれております。ということは、全国が注目している宗像よりいいということです。

 それから、お隣の古賀でございます。これは、要するに流通団地ていうんですか、工業団地などを持っておりますので、非常に財政に恵まれているのではないかと思っておりましたけれども、将来の健全度にあたりましては66分の26──66団体ある中の26番目、中央ぐらいですね。ちょっと上っていう感じでおります。

 それから、炭鉱が閉山をいたしまして、ちょっと衰退ぎみであると言われております大牟田などは、やはりその正六角形の枠の中に入っているところが非常に多いていう。ですから、外に出ている方がよりいいというとこから、今炭鉱等を閉山して厳しい状況にあるのかなとは思います。

 それから、今言われております、これが夕張市の状況でございます。弾力性が、財力的な弾力性がゼロ、何もない。その正六角形から本当にいびつな形になっております。宗像市や福津市のこの図からすると、余りにも違うのがよくわかると思います。

 一つ抜きん出て示しておりますこの数値ですけれども、人口がどんどん減りました。しかし、公務員だけは残って仕事をし、その人件費が非常に大きな位置を占めているということで、こういうような状況になっているというのが現状でございます。

 これらの表を見ていただいて、今、福津市が財政難で第2、第3の夕張市になるのではないかという不安は的外れのものであるということができるのではないかと思います。

 請求代表者が意見陳述の際に、5市比べたその中で一番貧弱なのが福津市であると言われましたけれども、順番的には福津市が78番目の8、そして、宗像、そして、古賀もちょっと下がったところにある。そのように全国的に比較分析できるその表は示しております。

 もちろん楽観視を求めているものではございません。今後もさらなる緊張感を持っての行財政の運営が求められることは言うまでもございません。

 そこで、第1点の財政難ていう、その非常に一番厳しいていう、弱いていう、そこ辺のところは的外れではないのかなということをまず述べておきたいと思います。

 次に、2点目の議員だけが勝手に11万円も報酬を上げ生活を楽にしようとしているということについてでございます。

 今回提示されております議員報酬改正については、手順というものがございます。まず、市長が、福津市特別職報酬等審議会に諮問をいたします。審議会では、慎重審議をし、そののちに答申を市長に提出いたします。それを市長が議会に議案として上程をし、議員が審判、審議をして判断していくというものでございます。

 このような手順を踏んでからのことになりますので、議員が勝手に自分たちの生活を楽にするために報酬を上げたということ自体、上げるということ自体、でき得ることではないということをまず申し上げておきたいと思います。

 審議会では、識見を有する者1人、公共的団体の代表1人、法人関係の代表2人、市民代表3人の計7人の委員さんたちが公正、中立の立場を貫き、市民の代弁者として広い視野に立ち、自由な発言により問題点を検討されました。審議会において、現下の厳しい行財政事情、雇用情勢等を念頭に置きながら、県内のほかの市の報酬額や近年の改定状況、一般職職員の給与改定の状況を参考にしながら、慎重に検討を行ったとございます。

 また、議員報酬の高いか安いかを計数的にあらわしていくのは難しいとか、議員はほかの市の議員と同様な立場で議員活動を行い、同等の権利を持ち、責任を負うことから他の市の議員と同一程度の報酬であることが望ましいなど、計4回にわたっての慎重審議を重ねた結果を答申されました。

 この改定により、市議会議員の報酬が大幅にベースアップすることで議会に対する市民の期待は大きくなるとともに、議会活動に対する市民の目も厳しいものになることは明らかであると議員に対しての忠告も盛り込まれたものでした。

 ここに、審議会で審議をされました資料に記されていた表を持ってきております。

 これがさきの議員いろいろ言われておりますが、市議会の報酬月額比較表、一般議員の金額でございますが、太宰府市が人口6万6,000人、議員数20人、それに対して報酬月額が44万4,000円でございます。前原市は6万8,000人に対し議員が18人、月額46万6,000円、小郡市は5万8,000人に対し議員数が22人、報酬月額は44万円。古賀市は人口5万8,000人に対し議員数20人、報酬月額が40万円。

 この4市を平均いたしますと、人口6万2,000人に対しまして議員数が20、報酬月額が43万7,500円ということで、福津市が5万6,000人の人口に対し22人の議員数で27万6,000円でございます。宗像市は9万4,000の人口に対し、24人の議員で44万1,000円。

 それは、棒グラフにしてみますと、これは審議会の表でございますが、このような表を棒グラフにしますと、福津市が極めて低かったという、そういうことをあらわしております。

 また、合併後の近隣の報酬の変化を見てみますと、ちょっと表にしておりますけれども、宗像市、合併前には44万1,000円でございました。玄海町は22万6,000円でございました。合併をいたしました、在任特例を使いました。ですから、議員も当然多いそのままの数でございますが、玄海町22万6,000円から44万1,000円になりました。21万5,000円のアップで、改選を迎えてそのままの44万1,000円という状況でございます。

 久留米市は58万2,000円、その他と書いておりますけれども、四つのまちが一緒に合併をしたわけでございますが、そのおのおの約25万円の報酬があっておりました。合併をした時点で38万円に引き上げました。地域が広くなった、行動範囲が、活動範囲が広くなったということとか、会合が多くなったということを理由に上げておられたようでした。

 そして、改選後は58万2,000円ということで上げております。

 福津市の場合とどうかといいますと、福間町の時代は27万6,000円、津屋崎町の場合は23万円、合併をいたしまして27万6,000円の福間町にあわせました。津屋崎町が4万6,000円上りました。

 その後、今回、審議会を経まして38万8,000円ということになりました。38万8,000円の11万が非常に高いというわけでございますが、その基底になるその数字が低かったから、すごくそこのところがもう際立って目立っていると言わざるを得ないと思います。11万も上げるっていうご批判は、もし本当に町の時代の報酬がもう少し高ければ、それほどではなかったのではないのかなというふうに思うこともございます。

 議員報酬の実態をそのままお知らせさせていただきました。今回、報酬が上がって助かると言いながら、こういうときには必ずだめだという政党や、生活には困らなくて、ボランティアでいいのではとお考えのご婦人のおられる政党は別といたしまして、報酬が上ることで次代を担う、意欲ある優秀な男女青年が議会へ入りやすくなること。また、専属で頑張ることができるようになること。将来、なお一層の福津市議会の活性化が図られ、それが住民生活に還元していくことになるということや、現役議員につきましても、活動範囲は倍になっておりますが、さらなる議員活動を責任持って進める必要性を感じながら、報酬が上るということに賛成をした一人でございます。

 費用弁償につきましては、今後の研究課題であると思いますが、以上のような理由から、本議案に対しましては反対といたします。

 以上でございます。



○議長(阿部巖) 次に、賛成の方の討論を許します。ございませんか。

            〔「なし」の声あり〕



○議長(阿部巖) それでは、次に、反対の方の発言を許します。できるだけ簡潔にお願い申し上げます。



◎20番(硴野九州男) 硴野でございます。条例の改廃について反対意見を申し上げます。

 私は、サラリーマンの一人として、46歳で議員活動に入り、6回の議会議員選挙をくぐり、21年目の議員活動をしていますが、これまで直接請求など経験いたしておりません。なぜでしょうか。

 それは、これまでの市民の皆様や組織の方々は、議会や議員を協力者として相談して事の対処にあたり、地域の方々は、議員を信頼してスクラムを組んで行政に対策を迫っていったものです。

 ところがこのたび議員活動を経験されているはずのオンブズマン代表は、議員活動を軽く見られていたとしか思えない行動を起こされました。議員経験の代表者が議会や議員に対して矛先を向け、重箱の隅をつつくようなマイナス思考の活動に理解しがたいものがあります。

 まして、経費節減をするとの直接請求でありますが、何をどのように福津市を目指そうとしているのかわからない対応であり、ただ単に住民の不安をあおることで注目され、ある組織の選挙運動等に加担されるとしか思えない行動としか理解されません。

 ある組織団体は、市会議員選挙にこのことを掲げ、選挙戦に臨まれました。そのための支援策としかとれない行動に市民の大多数は困惑をしているものです。また、2年後の市長選挙のあおり立てとしか思えません。

 先ほどから申し上げているとおり、経費節減といいながら、プラス思考の対策がない。福津市はこれから10年先を見据えたまちづくりとして総合計画を具体的に明示しています。

 特に、行財政改革をヒットにして、住民参加のまちづくりに向けて進もうと走り出しました。議会も当然ながら、議会改革は私どもの責任で、何をどのように、いつから目途にするか、議会運営委員会を中心にして走り出しています。早速この7月にも研修を予定されています。

 ところで、21年目を迎えた私の体験の議員活動に触れてみますが、朝目が覚めたときから議会活動が始まっています。公私が区別ができないし、家族まで巻き込んでの議員活動です。市役所の帰りに出世するばかりではないはずです。20年前は、議員への相談などは道路の整備など、足元の生活基盤整備が中心でした。また、ハード事業についても一つの目玉として議会でも議論をしてきました。

 ところが、最近は、市民の皆様の多様なニーズと地方分権に対して議会議員の活動領域が変化をし、高度な議会議員の資質が求められています。

 そのためには、議員も変化を求められ、会派制をつくりました。審議も委員会付託にして充実した議論をする委員会制度になりました。議会審議も情報を多く持ち、行政の専門知識を持つ職員と互角に議論することになると若い年齢の議員の登用も大切であります。

 サラリーマンの30代、40代の議会議員の誕生が今後は望まれるものであります。そのためには、ここで後世のためにも若い方が議員に登用できる環境づくりをする必要があります。専門性が問われる時代になりました。議員発議で条例を変える、政策提言能力の強化や執行機関に対しての監視機能をみずから高めるなど、地方議会の役割と責任を十分に高める必要があります。あわせて、市民の皆様との対話や共働を推進し、独自的な調査研究も問われています。

 議員活動の一例を申し上げますが、せんだって地震がありましたが、真っ先に議会議員として地域活動に入り、いろんな活動をさせていただいております。

 あるいは我が町においては放火事件が出てまいりました。行政、消防、区長、警察等のあぜ走りをしながら、そういう対応にも図る自警団の結成をいたしました。障害者や介護の相談、医療についての相談、暴走行為中の指導、お年寄りの交通の相談、地域での子育ての相談、就職、学校への相談などなど、市民の皆様の目に見えないところでも住民の願い達成に向けて走り回っているのが議員活動であります。

 そして、これからの福津市の郷づくりについて、各地区にスタートします。私たち議員も先頭に立って共働でまちづくりに専念しなきゃなりません。幸せな家庭やまちづくりを目指すために、議会議員は、庁舎以外でそれぞれの地域で懸命に精進していることを認識していただきたいと思います。

 議員活動を十分に理解されず、直接選挙に署名された市民の皆様も議員活動にご理解をしていただき、ともに福津市の総合計画達成のために子どもや孫たちのためにもプラス思考でご協力をお願いいたします。

 したがって、この条例の改廃については、反対をいたします。

 以上でございます。



○議長(阿部巖) 他に討論ございますか。竜口議員。



◎16番(竜口雅博) 反対の立場で討論いたします。

 議員報酬は、一般に言われているような給料、給与とは性格的に違います。議員報酬の一部は、確かに生活の保障の部分もありますが、大半は議員としての活動費であると認識しております。

 議員としての活動地域の拡大もそうでございますが、その活動範囲、責任範囲も年々拡大されております。特に、地域分権、地域主権が大きく叫ばれている昨今、今までの議員本来の任務遂行はもちろんでありますが、それに加えて、多様になる住民ニーズを把握して行政に反映させるためには、議員もより一層の自己研さんと資質向上を心がけ、そして、政策提案の拡大に努めなければならないと思います。

 そのためには、将来的にも幅広く人材を求めていかなければならないと思われます。このような状況の中での報酬減額は、活動費の縮小に等しいと思いますので、この条例案に対して反対といたします。

 以上。



○議長(阿部巖) 他に討論ございますか。

            〔「なし」の声あり〕



○議長(阿部巖) 討論ないようです。討論を終結いたします。

 これより採決を行います。議案第52号に賛成の方の起立を求めます。

            〔起  立〕



○議長(阿部巖) 賛成少数であり、したがいまして、日程第4、議案第52号福津市の議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例を改正することについては否決されました。

 ここでお諮りをいたします。本会議中、誤読などによる字句、数字等の整理、訂正につきましては、会議規則第45条により議長に委任いただきたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

            〔「異議なし」の声あり〕



○議長(阿部巖) 異議なしと認めます。よって、字句、数字等の整理、訂正は、議長に委任することに決しました。

 以上をもちまして、本臨時会に提案されましたすべての審議が終了いたしました。

 これをもちまして、第4回福津市議会臨時会を閉会といたします。ご協力ありがとうございました。

          〜〜〜〜〜〜〜〜○〜〜〜〜〜〜〜〜

            閉会 午前11時2分





   上記会議次第は事務局長の記載したものであるが、その内容が正確であることを証するためここに署名します。



                          平成  年  月  日





                      福津市議会議長  阿 部   巖





                      会議録署名議員  米 山   信





                      会議録署名議員  永 島 直 行