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福岡県 筑後市

平成15年12月 定例会(第6回) 12月12日−04号




平成15年12月 定例会(第6回) − 12月12日−04号







平成15年12月 定例会(第6回)


           平成15年12月12日(金曜日)      

                               (午前10時00分開議)

1.出席議員(21名)

    1番  田 中  瑞 広         13番  原 口  英 喜
    2番  矢加部  茂 晴         14番  若 菜  道 明
    3番  緒 方  幸 治         15番  水 町    好
    4番  五十嵐  多喜子         16番  永 松  康 生
    5番  中 富  正 徳         17番  大 藪  健 介
    6番  坂 本  好 教         18番  村 上  知 巳
    7番  田 中  親 彦         19番  北 島  スエ子
    8番  入 部  登喜男         20番  貝 田  義 博
    9番  篠 原  千 三         21番  弥 吉  治一郎
    10番  池 田  光 政         22番  永 田  昌 己
    12番  島    啓 三

2.欠席議員(1名)

    11番  塚 本  辰 吉

3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長     下 川  広 志
    庶務係長     青 木  靖 文
    書記       堤    あ い

4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史  
    助役                 中 村  征 一  
    収入役                菰 原  千 里  
    教育長                城 戸  一 男  
    市立病院院長             薬師寺  道 明  
    総務部長               久 保  満寿男  
    市民生活部長(兼同和対策室長)    角    隆 範  
    建設部長(兼水道局長)        加賀田  慎 一  
    環境経済部長             下 川  雅 晴  
    市立病院事務局長           後 藤  秀 夫  
    教育部長               菰 原    修  
    消防長(兼消防署長)         松 藤    元  
    総務課長               平 野  正 道  
    まちづくり課長            山 口  辰 樹  
    市町村合併担当参事          野 田  広 志  
    市長公室長              徳 永  知英子  
    税務課長               城 戸  秀 穂  
    女性政策課長        
                       平 野  末 子  
    (兼勤労者家庭支援施設館長)
    新幹線整備推進室長          田 中  僚 一  
    会計課長               村 上  春 夫  
    市民課長               冨 久  義 樹  
    かんきょう課長            永 延  喜 男  
    健康づくり課長            坂 本  正 憲  
    福祉事務所長             真 鍋  信 一  
    老人ホーム園長            緒 方  純 子  
    農政課長(兼水路課長)        鬼 丸  則 行  
    道路課長               馬 場  正 利  
    都市対策課長             水 町  良 信  
    商工観光課長             一ノ瀬    諭  
    下水道課長              高 原    巌  
    市立病院総務課長      
                       右 田  喜 俊  
    (兼介護支援センター室長) 
    市立病院医事課長           中 村  正 暢  
    監査事務局長             庄 村  國 義  
    農業委員会事務局長          塚 本  貮 郎  
    教育委員会学校教育課長        宮 原  一 壽  
    教育委員会社会教育課長   
                       松 永  盛四郎  
    (兼中央公民館事務長)   
    教育委員会同和教育課長   
                       徳 永  憲 一  
    (兼同和対策室参事)    
    教育委員会文化振興公社支援室長    黒 田  洋 一  
    消防本部次長(兼総務課長)      堤    秀 信  
    消防本部警防課長           村 上  由 明  
    消防本部予防課長           永 田  耕 作  
    水道課長               大 籠    修  

              議事日程第2号      
                     平成15年12月12日午前10時開議

 第1  一般質問 

        質 問 順 位
   9.貝 田 義 博  議 員
   10.村 上 知 巳  議 員
   11.五十嵐 多喜子  議 員
   12.弥 吉 治一郎  議 員

     ――――――――――――――――――――――――――――




                 午前10時 開議



○議長(永田昌己君)

 本日の出席議員は21名で定足数に達しております。これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は議事日程第2号により行います。きのうに引き続き一般質問を行います。

 まず、貝田義博議員からお願いいたします。



◆20番(貝田義博君)

 おはようございます。日本共産党の貝田です。3項目についてお尋ねをいたします。

 まず最初に、議会ごとに取り上げております市町村合併問題についてお尋ねをいたします。

 合併特例法の期限であります2005年3月が近まるにつれて、合併問題はいよいよ正念場の時期を迎え、全国的にも合併問題をめぐる情勢はますます混沌としてまいりました。国の思惑が成功すれば、明治、昭和に続く平成の大合併となります。ただ、過去2回の合併とは異なり、今回の合併は大義なき合併とも言われています。明治と昭和のそれは、小学校校区と中学校校区編成に基づく合併という、それなりの理由がありました。しかしながら、今回平成の合併と言われる合併は、自治体への国の支出を減らす目的から、行政改革の手法として何の根拠も示さず 3,200の市町村を 1,000にするという、そういうものであります。そこには住民のことなど全く念頭にはありません。ですから、あめとむちを使った半ば強制的とも言える合併手段をとらないと進まないという裏事情があるわけであります。地方分権の推進を言いながら、一方では市町村合併を自治体に迫るやり方は全くこれは矛盾しており、何らの正当性もありません。

 これまでたびたび申し上げておりますように、合併とはそもそも住民の中から自主的にわき起こるものこそが、本来のあるべき姿であります。決して上から言われたからとか、仕方なくなどという理由で行うものではなく、もとよりそうした理念なき合併では新市の新たなまちづくりなどでき得るはずもなく、合併後に混乱を生じさせるだけであります。今月3日、全国町村会は全国会議を開き、合併押しつけ反対、合併を言うなら、まず合併の効果を検証すべきである、こういう決議を行いましたが、まさにそのとおりであります。私は改めて国の合併押しつけには断固反対をするとともに、自治体のことはそこに住む人々自身が決めるという当然のことを改めて肝に銘じたいというふうに思います。

 そこで、2点お尋ねをいたしますが、第1点は法定協を設置し議論をしているところでもなかなかうまくいかず、解散に追い込まれたり途中で脱退する自治体が出るなど、多くの自治体で混乱が生じているようであります。こうした事態を一体どのように考えておられるのか。

 いま一つは、市長はさきの全協で当市は財政的に市単独では今後やっていけなく、合併せざるを得ないと、これまでは合併をしない選択肢もあり得るとされていたときより明らかに後退をされてきておりますが、財政的にどうなるから市単独ではやっていけないのか、明確にお答えを願います。

 2項目め、パナソニック・コミュニケーションズ筑後工場の撤退問題についてお尋ねをいたします。

 同工場は1992年5月に県や市の誘致企業として当市に進出、その際、県と市がおのおの 120,000千円の補助金を交付するなど、格段の優遇措置を講じてきました。また、誘致の際の協定書では、鉄筋3階建ての工場3棟の建設や可能な限り地元雇用を優先するなどの約束もありました。しかしながら、その約束を果たされないまま、旧九州松下は本年1月に現パナソニック・コミュニケーションズへと再編統合されてしまいました。その上、このたびの工場閉鎖と売却計画であります。

 撤退理由として上げられているのは、松下グループが2001年度に 1,400億円の赤字を生んだことや、厳しい経営状況の中で将来的には雇用を守れない、そういう事態が想定される、そのために企業体力のあるうち、経営体質の強化策として工場の整理統合を行うというものであります。しかしこれは、企業の身勝手な都合によるものと言わざるを得ません。さきの議会でも申しましたが、撤退するに当たっては客観的、合理的理由がなければならないはずであります。不況で経営が厳しいから今のうちになどというのは、今日の御時世でそれは理由にはなりません。最初に述べましたように、特段の優遇策まで講じて、いわば至れり尽くせりで進出してきた企業がいとも簡単に撤退するなど認められないのは当然であります。

 そうしたことから、当市議会は9月16日、会社側の一方的な閉鎖売却計画は断じて容認できないとする決議を行うとともに、工場の閉鎖、売却に反対する申し入れを本社に行ったわけでありますが、第1点はこの問題について、その後の経過はどうなっているのか、2点目に、旧九州松下がパナソニックに移行した経緯について、また、事前に報告はなかったものかをお答えを願います。

 3点目は、逸失利益についてはどのように考えておられるものか、もし算定をされておればお答えを願いたいと思います。

 4点目は、今後の対策についてはどうされようとされているのか、お答えを願います。

 3項目め、九州新幹線船小屋駅設置計画についてお尋ねします。

 当市を含む18市町村でつくる九州新幹線船小屋駅設置促進期成会は、国土交通省が今年度末にも予定している事業計画の見直しの際に、新駅設置を盛り込ませたいとして再三にわたり国への陳情を繰り返されています。この間、新駅設置をめぐる動きとしては、どうせつくるのなら、市の玄関口である羽犬塚駅に併設すべきだ、そういう署名運動も起こるなど、途中さまざまな経過をたどりながら今日に至っています。

 そうした中に、去る9月、船小屋駅設置に関する駅周辺整備費を含む総事業費 248億円の整備計画構想案が発表されました。この計画案に対しては全員協議会の場でも80億円にも上る巨額な地元負担が大きな問題となったところであり、市民の間に新たな反対運動も起きるなど、複雑な様相を呈してきています。しかしながら、考えてみれば、当初から船小屋駅設置の必要性については、市民の間にも大きな疑問が出されていました。

 去る3月議会で既に報告をいたしておりますが、日本共産党がことし1月に実施をしました市民アンケート結果では、駅設置について必要であるという回答が24%、必要なしとの回答が51%と設置反対が多数に上っています。桑野市長も一市民の立場で回答を寄せられた旨、3月議会で答弁をされておりますが、結果についてはアンケートに記載されたさまざまな意見も含め、すべて市長に手渡しておりますので御承知のはずであります。

 必要なしと回答された方の主な理由としては、一昨日もきのうも議論になっておりましたが、一つは久留米からの距離が余りにも短いという問題、二つ目には利用者がどれだけ果たして望めるかという問題、三つには、それからして税金のむだ遣いになりかねないかという、そういう指摘でありました。ほかにも在来線が切り捨てられないか心配という声も多数ありました。こうした結果から、私はこれまでも一貫して設置計画そのものについて白紙撤回を求めてまいりました。

 そこでお尋ねするわけでありますが、この間、桑野市長を初めとして、期成会の方々は再三にわたり国土交通省に上られて陳情行動を繰り返されているようでありますが、駅設置の可能性についての感触はどのようにつかんでおられるのか、去る8月に開催をされました古賀誠衆院議員も講演をされた船小屋駅設置促進総決起集会での蔵内県議のあいさつでは、船小屋駅設置はほぼ手中におさめたとの発言もあっていましたが、期成会会長でもあります桑野市長も同じ認識に立たれているのか、立たれているとするならばどういう根拠に基づくものなのか、明確にお答えを願いたいと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。



◎市長(桑野照史君)

 おはようございます。一般質問3日目に入りました。きょうも4人の方からの通告をいただいておりますので、大いに皆さん方との議論を交えながら、市民の皆さん方への御理解を深めていただきたいというふうに思うところでございます。貝田議員からは三つのテーマにつきまして御質問をいただきましたので、私から大きな流れについて、それから各論のお尋ねもあったようでございますので、その点につきましては担当部署からお答えをさせていただきます。

 市町村合併についてでございます。

 まさに今、これは私が就任以来、貝田議員とも各議会ごとに議論を進めてきたところでありまして、私のこの市町村合併に対する気持ちの流れというか、動きというものも率直に話をしてきたところでございました。振り返りますと、一番最初の段階では果たして5万人弱の都市で急いで合併する必要があるのかどうか、単独でやったらどうかなという思いもあるということも披瀝をしたことがございました。

 その後、2市4町2村、県の御指導によりまして、そういう方向での任意協議会の立ち上げという方向についてもお話をいたしましたし、それから後、それが筑後市の要因ではなくよその市町村の要因によって崩れてきたということもお話をいたしました。常に私が言ってまいりましたことは、市町村合併というのは、まさに相手のあることであり、自分たちの考えだけを押しつけて事が進むんであればこんな簡単なことはないけれども、相手があるこの難しさということもこの議場でお話をしてきたところでございました。

 そういう経過の中で、御指摘いただきますように、まさに国の国家のあり方のひずみの中で、今そういう大義なきという言葉を貝田議員からお話がありましたけれども、大義なき合併かどうかの論評は差し控えるといたしましても、確かに中央主導型の合併が進められてきておるということは事実だろうというふうに思います。

 そういう中で、私は就任以来常に自立、市民が主役のまちづくり、これからは中央に首肯しない、自分たちの力で自分たちが立ち上がるまちづくりをしていかなければならないということを一貫して訴えてきたところでございますが、今度の市町村合併もむしろそういう思いで自立型の地域づくりをするためには、大変これをピンチをチャンスにするという思いを持ってきたところでございます。

 時あたかも今三位一体論がけさの新聞紙上もにぎわわせておるところでございますが、大きく中央での動乱というか、改革の途中にある中で、地方自治体の全国知事会、あるいは私どもの市長会、町村会がまさに今中央政府との間に意見のやり合いをやって、引っ張り合いをやって、さまざまやっているところでございまして、大きな歴史の流れからすれば、やはり混乱の中ですけれども、いずれ落ちつくところに落ちついてくるんではないかというふうに私は思っておりますが、その落ちついたときは、まさに紛れもなくもう一度中央集権型ではなく、地方分権型の日本の社会ができてくるというふうに期待を込めているところでございます。

 そういう流れの中で、私どもは地方分権からさらに地域分権に推し進めてやっていかなければならないということを強く思い、今回の八女市と筑後市との2市先行論の中でも、きのうおとといの御答弁をいたしておりますが、まさに私ども筑後市としては地域分権型の新市をつくることができるならば、今回の市町村合併も意味があるんではないかというふうな認識をしておるところでございます。

 そういう中で、ただし冒頭にも言いましたように、まさにこの市町村合併はそれぞれの皆さん方が自分の身勝手なというか、我が田に水を引くというような議論が多いわけでありまして、一番大事なことはそういうものを克服できるお互いの信頼関係が構築できない限り、この市町村合併は前には進まないということを、改めて最近私も痛感をしておるところでございます。

 財政問題につきましては、明らかに私も若い時代から中央の締めつけというものの怖さを痛切に感じてきたところでございますので、振り返りますと、2市4町2村の合併が壊れた時期と、それから東部の方がまた合併をしたいと言ってきた裏には、前の議会でもお話をしたように締めつけがあるわけでございまして、私どもとしてはもし仮に市町村合併を今回やらない、貝田議員のお説のように自立で自分たちのまちづくりを筑後市独自でやっていくという選択をしたときの覚悟は要るだろうというふうに思います。

 財政的に細かいことがなかなか今言える状態ではございませんが、一応財政の方からの認識というものも説明をさせていただきますが、その覚悟なくして現在15年の12月の状態が17年の4月以降、18年、19年、20年にそれが保証されるというふうにやわいものではないというふうに思っておるところでございまして、もし仮に独自の道を歩くというときには、行政、市民の皆さん方もそれなりの覚悟を図って独自単独の道を選択しなければならないということを強く私は訴えたいと思っておるところでございまして、もう早々といいますか、高らかに合併をしないということを宣言した自治体においては、私が今言いましたようなことを町を挙げての、あるいは市を挙げての覚悟としてやっておられるわけでございますので、我が筑後市においても、もし仮にそういうことになれば、それなりの覚悟が要るのではないかというふうに思っておるところでございます。

 2番目のパナソニック・コミュニケーションズの撤退問題について答弁をさせていただきます。

 まさに青天のへきれきという言葉でありまして、私どもにとりましても、過去の私の前の市長のときからいろんな経過を踏まえて我が筑後市に誘致をした、少なくとも全国版の大企業が一方的に撤退をするという宣言をされたということは、まさに今申し上げました青天のへきれきであるし、筑後市にとっては大変困ることであることは間違いございません。と同時に、議会の皆さん方にはそれに対する不当であるという反対決議をいただいたところも、よく私も承知をしておるところでございまして、当然その決議を受けて私自身もこのパナソニック・コミュニケーションズの本社にも抗議、それはどういうことであるかという説明を求めにも参りましたし、その当時福岡県の商工部長ともるるお話をしたところでございました。

 それで、そのときに私がこの議会で答弁をいたしましたが、残念ながら、まことに残念ながら不当であるということは間違いございません。筑後市も困るんだということも間違いありません。願わくばパナソニック・コミュニケーションズは考え方を変えてくれということも間違いありません。しかしながら、日本の国という、今この法治国家において、この企業が撤退をするということに、法的な制裁を受けられるという制度がないという以上は、大きな声で我々の思いは伝えましても、やはり考え方は向こう側が考えざるを得ないという現実の仕組みがあるということを、私は今認識せざるを得ないなというふうに思っておるところでございます。

 そういう思いの中で、去る11月の19日、私は麻生福岡県知事にももう一度再考してもらえないだろうかということを話を、直談判を福岡県知事並びに中島副知事にも直接お会いをしてお話をしたところでございましたが、知事、副知事におかれてもなかなかそのパナソニックの考え方を変えることの難しさを話しておられました。そして、むしろ景気の若干の上向きの中で、福岡県にも大いに他の企業誘致を持ってくると、そういうところも大分できてきておるんで、ぜひ大変地の利もいい、この九松の跡地については、優先的に我々も県と市が共同で誘致をして穴埋めをするという方向がいいんではないかという示唆もいただいているところでございます。

 そういう動きの中で、ぜひ筑後市にとって大変大きな過去においての犠牲を強いられてつくってこられた企業でございますけれども、これをどういう形で補てんをしていくかということを考えていかざるを得ないんではないかというふうに思っておるところでございます。個別的な経過等につきましては、担当の方から答弁をさせていただきます。

 それから、新幹線船小屋駅設置問題でございます。

 これは、当然のことながら私の就任いたします前からの期成会の動きの中で、ぜひこの新幹線の駅をつくるべきだという話がございました。きのうもおとといも答弁をしたところでございますが、この新幹線の有用論、不用論についてはいろいろ議論があるところだろうというふうに私も思うところでございまして、活発な皆さん方の議論をしていただく分は、私は大変筑後市の地域の活性のためにいいことだというふうに思うところでございます。

 ただ、残念ながら今回のこの議論の中に、かなり私どもの説明が不足したという一面もありますけれども、意図的な曲がった情報が筑後市民の皆さん方に流布しているというふうなことは極めて残念でもあるし、フェアではないというふうな私は認識を持っておるところでございまして、冷静な現実的な数字に基づいた議論は大いにしていただければありがたいというふうに思うところですが、なかんずくこの新幹線問題と絡ませて羽犬塚駅がなくなると、なくなってもいいと筑後市長が発言したというような、極めて私にとっては断じて許せない発言も巷間伝わっておるわけでありまして、そのことに対しては強い不快感を私は覚えております。

 改めて申し上げませんけれども、私は羽犬塚駅はまさに筑後市の表玄関だと思っております。そして船小屋に駅ができたときに、羽犬塚駅をどう活性化させるかのために就任すぐ直後から準備会を進め、14年の4月には市民の皆さん方の参加型の中で議論を今展開しているわけでありまして、そういう中で私が羽犬塚駅の廃止などを言うはずがありません。そういうものも含めた、そういう誤った情報が市民の皆さん方を混乱させて、反対論に火をつけておるんではないかという認識をしているところでございます。

 ちなみに、昨日羽犬塚駅駅長さんが私どものところに、この議会の終わったときにお越しいただきまして、新幹線が来年3月13日開通した後のダイヤスケジュール等についてもお話をいただきました。極めて我々にとってはうれしいといいますか、特急のつなぎのときの増便、それから連絡の中で新八代で乗りかえるものも羽犬塚でとまる特急もあるということも聞きましたし、それから快速の増便もありましたし、それから羽犬塚駅始発の電車が6本ほどふえるという報告もいただきました。まさにそういう羽犬塚が大きく駅を周辺にして発展するかというときに、桑野が羽犬塚駅を廃止してもいいという発言を市民の皆さん方に流されたということに対しては、強い憤りを私は持っておるところでございます。

 今後、それと同時によく今先ほど貝田議員からのお話がありました中に、在来線が切り捨てという話がございましたが、船小屋に駅ができなければ、羽犬塚駅はそれじゃ特急がとまっていくかというと、実は新幹線の時代に入ったら、船小屋に駅ができようができまいがダイヤは変わるわけでございまして、それは私の聞いておるところによると新幹線の駅ができて、羽犬塚にも船小屋にも駅がないことを望まれている方もあろうと思いますけれども、そういう状態になったときであれば、在来線の中の特急が保証されるということは全くないわけでありまして、この羽犬塚駅の問題とリンクする必要はなくて、新幹線が船小屋から八代までつながった折には、特急はすべてなくなるという考え方のようでございます。これが決定したわけではありませんので、したがって、その新幹線と羽犬塚駅との絡みでるる話されていることには極めて残念だと言わざるを得ません。

 ただ、当然民主主義の時代でございますので、私どもは常識的な同じ基盤の上での議論は大いに大変結構だというふうに思うところでありまして、そのところにおいてきちっとした情報の提供が私ども行政の中、あるいは私自身の中で若干怠っておった部分が今日の混乱を起こさせているんではなかろうかというふうに思いますときに、深くそのことに対しては反省をしながら、行政の中の体制を整えて、まさに私が言います住民の皆さん方と協働のまちづくりをするときには、情報というものは共有しなければならないということを、今回のこのアクシデントの中で改めて感じているところでございまして、市町村合併問題、再三申し上げますが男女共同参画社会条例の成立に向けてというような大きなことも、あるいはそのほか、これからの市の行政の中で進めていかなければならないことに対しては、きちんとした情報を開示するということを改めて体制をつくりたいというふうに思っておるところでございます。

 具体的な個別の問題については、担当の方から御答弁をいたします。



◎総務部長(久保満寿男君)

 ただいま質問議員の方から財政的にどうなるから単独でいけないのかというふうな御質問をいただきました。

 合併は先ほど市長の方からも申し上げましたとおり、いろんな要因を総合的に検討して判断をすべきというふうに思っております。ただしかし、この財政問題はその判断をする一つの材料として大切なものだというふうなことも認識をいたしております。合併をすればメリットとしましては、やはり合併をしなくていろんな行革あたりをやることよりも、より大きな効果が期待できるんじゃなかろうかというふうには思っております。

 やはり合併をするしないにしても、行政のスリム化というのは今後大切な課題だろうというふうに思っておりますので、これを進めていきたいというふうには思っておりますけれども、合併をすれば、やはりより大きなスリム化ができまして、経費節減効果といいますか、それがやはりしない場合よりも期待ができるというふうには考えております。

 また、財政規模等が大きくなれば、より弾力的な財政運営ができるというふうに思いますし、より重点的な投資もできるというふうなことが、合併をすれば合併しない場合に比べてそういうふうなメリットがあるというふうに考えておるところでございます。



◎商工観光課長(一ノ瀬諭君)

 パナソニック・コミュニケーションズの撤退問題で、4点にわたって御質問があっておりますのでお答えします。

 まず、第1点の撤回の申し入れ以降の経過ということなんですけれども、親会社であります松下電器産業、それこそことしの1月1日に親会社にきちんとなっておりますけれども、そこがパナソニック・コミュニケーションズほか、関連会社の工場統合による撤退工場、具体的には筑後、それから岱明、湘南、目黒の4工場を3月末で閉鎖し、適宜売却することを決定しております。これにつきましては、パナソニックの筑後からお聞きしております。

 それから、松下グループの閉鎖工場の処分については、松下本社に窓口を設置しております。既に不動産会社等からの問い合わせがあっている模様であります。今後大手の会社とタイアップして閉鎖工場の処分を行う予定ということでお聞きしております。ただし、筑後工場については、松下本社と連携をとりながら、福岡にありますコミュニケーションズの総務チームが窓口になりまして、県と筑後市とタイアップして進めていく方針であると県企業立地課の方からお聞きしております。

 現在、パナソニック・コミュニケーションズ筑後工場の部分ですけれども、ここでは佐賀工場への移転の準備等が進められております。なお、地元採用の12名の方については、本人の希望により佐賀工場に全員行くということで聞いておるところであります。

 それから、2点目であります旧九州松下電器からパナソニック社に移行した経緯について御説明申し上げます。

 平成14年に松下電器産業はグループ会社を完全に子会社化するということをマスコミ等で表明しております。同年の10月に九州松下電器株式会社はその株式が松下電器産業――親会社ですね――にすべて統合され、完全子会社となっております。さらに、本年の1月1日松下グループの固定通信事業を担う会社として―― 固定通信事業と申しますのは、具体的には固定電話機とファクスであります―― 担う会社として九州松下電器を存続会社に松下電送システムと合併、さらに松下通信工業と松下電器産業、これは親会社ですね、の関連部門を統合し、新たにスタートした経緯となっております。資本金については、すべて松下電器産業が 100%所持しております。なお、これらの経過につきましては、事前に当市への報告はあっておりません。

 それから、質問の3番目であります逸失利益の算定ということであります。

 実は、議員の皆様には経過につきまして9月の全協のときに資料配付しておりますけれども、平成3年の3月に提出された九州松下の事業計画によりますと、投下資本は全部で 109億円となっております。当市から九州松下電器へ電話で問い合わせて具体的な投資額を聞いております。それによりますと、平成3年から平成6年の間で 7,356,000千円投資がされております。計画の中での第1期分がほぼ満たしておるということになっているところであります。現実には 3,550,000千円が投資されなかったと、計画からしてですね、そういう結果になっております。

 また、当初計画では質問議員が言われましたように、工場については3棟建てるということになっておりましたけれども、現実には1棟しか建っておりません。面積にして2万 3,279平米が計画とは違う、不足しているという状況になっております。ただし、現実には 3,550,000千円という、先ほどの不足額を申し上げましたけれども、これにつきましては、具体的に実施されて、それが完全に建物に投資されておったのか、設備に投資されておったのかというのは、現在ではわからない状況であります。

 そういう部面を踏まえまして、具体的にその分の固定資産税額や法人税額等の算定ということには不可能だと考えております。しかし、当初計画どおりに九州松下電器が投資しておったら、考えられますことは現在の固定資産税や法人税額がふえておったろうと、ただ、法人税については決算の関係がありますけれども、固定資産についてはふえておっただろうということが想定できます。

 それから、今後の対応についてであります。これにつきましては、先ほど市長の方から申し上げましたけれども、基本的には市独自で進出企業を探すということはもとより、今回の企業立地につきましては基本的には県の開発公社が主体となりまして市と県が共同で行った経緯もあります。そういうことから踏まえまして、パナソニック・コミュニケーションズの福岡本社並びに県、市で協議をしながら、跡地の利用を実現していきたいと考えておるところでございます。(「全部終わったんですか、それで。新幹線の関係はまだ回答されていないでしょう」と呼ぶ者あり)



◎市長(桑野照史君)

 済みません、お尋ねの中で、陳情状況については担当の方から答弁いたしますが、可能性について聞いておったところでございまして、私も数回の上京を経て県及び国土交通省、鉄道局を中心に要請をしてきておるところでございますが、おおむね私どもとしては来年の春、新幹線の駅を御決定いただけるというふうに期待を膨らませておるところでございます。

 ただ、けさの西日本新聞にも出ておりましたが、まさに国においても厳しい財政の中で猛烈な綱引きがあっておるようでございまして、片や北海道でも何とか来年度には新幹線の芽を出したいというところがあるようでございますし、あるいは北陸地方においてはまだ中断している部分を新規事業として立ち上げたい、それから九州においても鳥栖から長崎ルートに対しての猛烈な運動があっておるやに聞いておるところでございまして、そういう極めて流動的な中で、そう簡単に楽観的なことが言えるとは思いませんけれども、私が要請活動をする中では大いに私どもの誘致に対して吉報をいただけるというふうに今思っておるところでございます。



◆20番(貝田義博君)

 再質問に入りますが、ちょっと順番を入れかえさせてもらいたいと思います。

 新幹線の駅の問題から再質問を行いますが、最初に申し上げておきますけれども、一昨日、昨日のこの議論の中で、市長は今問題となっております駅周辺整備計画のこの構想案については、白紙同然のものであるという回答を間違いなく述べられたと思うんですけれども、私はこれはちょっと問題発言だというふうに思っておりますけれども、果たしてそれでいいのかなと、議事録にも載りますし、今、国土交通省に計画を出されております。そのものについて白紙同然のものであるというふうに述べていいのかなというふうに思ったんですけれども、それは間違いないわけですか。お答えを願いたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 実にそこのところが難しいところでありまして、ただし、光の当てぐあいでいろいろな表現ができるんだろうと思いますが、少なくとも私どもは駅設置をしてもらえるならば、こういう構想を持っておりますということを提出しておることは事実でございます。しかし、それは政策決定のときは常に構想段階と、それから下調査段階と、それから実施計画段階と、それから実施に入るという段階があるだろうと、すべてのことにあるだろうと思いまして、まさに構想段階というものとしての提出はしておるわけでございまして、現実に予備調査をしておるわけでありませんし、地元の地権者の皆さん、あるいは地域の皆さん方等々、あるいは筑後市の市民の皆さん方にも何らそれに対する相談、あるいはそういう準備をしているわけではありません。

 それでまた難しいのは、これは私どもの怠慢ではありませんで、つまり駅設置が確定しないとできない相談のところを今から早目にしておいて、準備がすべて進んでしまったけれども駅は残念ながら通過したということになりましたら、どういうことになるかということを考えれば、今の段階ではあくまで構想を出すということ以外にはできないというふうに判断しておるわけでございまして、したがって、少なくとも駅が設置されるということが決まってからがスタートだというふうに私は考えております。そういう意味での白紙であるということを申し上げたところでございます。



◆20番(貝田義博君)

 私は老婆心ながら、後々問題にならないかなというふうに思ってお尋ねをしたところです。議事録が当然国土交通省あたりに行きはせんかなというふうに思いながらお尋ねをしたところです。これ以上については私はこの件は質問しないんですけれども、さて、本題に入りたいと思いますけれども、先ほどもちらっと市長言われたんですけれども、きょう、西日本新聞に現在政府与党、自民党、公明党になるでしょうけれども、座長が久間さん、長崎選出の国会議員ですね、彼が座長で今その今後の整備新幹線をどう進めていくかという議論がされているわけですね。きのうもちらっと市長おっしゃっていましたけれども、まさに青森から先、北海道新幹線をどうするか、それから北陸新幹線、それから長崎新幹線、そういう議論が恐らくこの与党でされておると思うんですね。当然久間さんも自分のところの長崎をぜひ早く工事着工してほしいというふうに、恐らくかんかんがくがくの議論をされて、その結果、結局まだ収拾がつかないという状況で、また次回に持ち越しという状況だと思うんですね。

 こういう議論がまだされている中にあって、船小屋駅設置のそういう話がどの段階でどう進められているのかなというふうに私は思うんですね。私は部長にも、あと準備室長にも言うておりますけれども、11月20日の日に国土交通省の担当者にも会ってきました。大体いつこの見直しがされるのかと、これまで我々としては今年度末にも予定されていると、どこがその見直しをするのか知りませんけれども、それに間に合わせたいということでいろいろな議論もしてきたし、そういう皆さん方も準備を進められてこられたということだけども、一体いつなのかというふうに聞くと明確な回答がないんです。今年度になるかもわからんし、来年になるかもわからんというようなことなんですけれども、一体全体そこら辺はどうなっているんですか、ちょっとお答え願いたいというふうに思います。



◎市長(桑野照史君)

 恐らく、私が一番国土交通省とも接触の数が多いと思いますので、答弁させていただきますが、私にもわかりません。もう期待を持ってとにかくお願いをしますと言う以外にないわけでありまして、そういう中でいつごろに決定をするよという話にはまだなっておりませんし、今おっしゃいましたように、私もさきの答弁で言いましたように、全国のいろんな駆け引きの中であっているわけですから、私たちは熱い思いを込めてかたずをのんで見守るしか、今のところないというふうに思っております。



◆20番(貝田義博君)

 そこでなんですけれども、今、この与党でのプロジェクトチームでの議論というのは、それでも与党内での議論なんですね、これね。これをまた政府に持っていくという話、私が聞いたら、じゃあ国土交通省が動くのはどの段階なのかというふうに聞いたら、鉄建公団、今はもう独立行政法人に変わっていますから、どういう名称になったか知りませんけれども、そこで初めて見直し計画書が出てきた段階でどうするか検討に入ると、それはいつになるかと言っても、さっき言ったように回答がないわけですよ。一体全体どうなっているのかと。

 私はこの間、国土交通省には11月も含めて3回上がってきているんです。大体毎回同じ回答です。どこでどうこの話が進んでいるのか、私わからんから、市長が先ほどすべからく情報は共有したいというふうに言われたもんですから、ぜひそういった情報についてもお持ちでしたら、お答えを願いたいというふうに思います。どういう段階でどういう議論がされているのか、実際のところ。



◎市長(桑野照史君)

 それは、私が行くときと貝田議員が行かれるときは、若干お茶が出るか出らんかぐらいの差はあるんじゃないかというふうに思いますが、残念ながら情報としては丁寧な扱いを私の方が受けているかなとは思いますけれども、情報としては全くあなたが受けられることと私が受けられることはわかりませんが、「よく気持ちはわかっておりますよ、市長さん」というような言葉までぐらいはもらっております。



◆20番(貝田義博君)

 その対応が違うということは、やっぱり一緒にぜひ同行させてもらいたいというふうに私は思いますけれども、そういう差別みたいなことをされては、こちらも11月20日ですから、新しい国会が始まったばかりですので、国会議員も同席してと思ったんですけれども、あいにくちょっと無理だったもんですから、秘書を連れて行ったんですけれども、やっぱりそうなんですかね。やっぱり市長と単なる議員というのは、そこまで違うのかなという気がしてならんのですけれども。ですから、いずれにしても進んでいるということにするならば、水面下での話しかされていないわけですね。担当者は先ほどそういうことしか回答されないもんですから。

 先ほど市長は――ちょっと忘れてしまいましたけれども(発言する者あり)結構です、時間はまだありますから。それで、市長はそいけん今のところは与党での話し合いになっていますから、当然国会議員のところにも要請は行かれているわけですね。その情報については答えられますか。お答え願いたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 それぞれに与党の国会議員の議員会館の事務所にも要請には行っております。先ほどお茶の出る出らんという話は勘違いいたしまして、国土交通省では私もお茶は出ておりません。議員会館でお茶が出たとの混同したようでございますが、それぞれの、例えば、当然のことながら地元の古賀誠代議士にもお会いしておりますし、これの中心的に九州新幹線推進しておられる小里代議士にもお会いをしておりますし、先ほど出ました長崎選出の久間代議士にもお会いをしていく中で、強く私どもの思いを伝えておると、それに対して、確証のあるような話は一切ございませんが、よくあなたたちの思いというのはわかっておりますよと、私どももそれに向かって努力をいたしますという言葉を毎回いただくだけでございます。



◆20番(貝田義博君)

 要するに、そういうことの話しかされていないわけですね。だから、当初申し上げましたように、総決起大会の中ではほぼ手中におさめたという蔵内県議のあいさつ、記憶されていますよね。私もそういうふうに言われたもんですから、え、これはもうすべからく実現される方向で進んでいるんだなというふうに思いながらも、国土交通省に私は上ったわけです。そういう思いはわかったというのは、これはもう恐らく陳情に行かれれば、それなりの回答を私はするというふうに思います。実際、鉄建公団からは見直し書が正式に上がってくるんですよね。それは、じゃあ、いつというふうに準備室長は思っておられるのか、再度お答え願いたいと思います。



◎新幹線整備推進室長(田中僚一君)

 その時期については、きょう先ほどおっしゃった新聞なんかで今プロジェクト会議があっておると、これも当初はもっと早く結論が出るんではないかというような新聞報道を私も見ておりました。しかし、今回はまた17日に延びたというようなことが書いてあります。ですから、当然そういったものを受けて事務作業がなされるであろうと、手続としてはおっしゃるように、今は鉄道・運輸機構という言い方をしますけれども、そこが国土交通省に変更申請をする、それを認可をするというのが公式な段取りでありますので、その時期については私どもの方では掌握していないという段階でございます。



◆20番(貝田義博君)

 その決定をする部分というのは、最終的にはどの機関ですか。明確なお答えを願いたいというふうに思います。というのは、ひょっとしたらその私が毎回出向いているところと市長が出向いているところが違うかもしれませんし、私には先ほど言うような回答しかされてきておりませんのでわからないわけでありますが、再三その陳情に行かれております。それは一体どういう機関に上っておられるのか、そこら辺も具体的にお答えを願いたいというふうに思います。



◎新幹線整備推進室長(田中僚一君)

 まず、最初にどこが最終的には決定をするのかということでございますけれども、前回の変更認可の決定があったのは、平成13年の4月25日にそういう決定があっておるんでありますけれども、これは国土交通省が決定をするという形であったようであります。

 それから、要望に平成13年度末から期成会の二役、会長、副会長、あるいは先日来は全首長で要望に行ったところでございます。この要望先というのはおおむね2カ所といいますか、一つは先ほど言いました与党のプロジェクトチームの国会議員の方々、それからもう一つは(「全員名前ば言わんね」と呼ぶ者あり)まず、座長の久間章生国会議員、それから小里国会議員、それから弘友国会議員、それからちょっと全部は記憶しておりませんけれども、そういう与党のプロジェクトの国会議員の方にすべからくお会いする努力をしながら、本人にお会いしたこともございますし、事務所の方にそういうお願いに行ったこともございます。

 それから、船小屋決定に絡む方々、なるべく多くの方にお願いをしようということで、せっかく東京まで行くわけでありますから、福岡県選出のいろんな議員の方々という、政策決定をするグループの方にまずお願いに行くと。それから、その足で当然国土交通省の方にも鉄道局の方にもお願いをすると、鉄道局のみならず、決定の意思がどこで判断されるのかというのもよくわからないもんですから、可能な限りいろんな方にお願いをしてくるということで、例えば、事務次官にお会いしたこともございますし、鉄道局長にお会いしたこともあると、審議官にお会いしたこともあるということで、熱き思いをこの18市町村で伝えてきたというのが、今までの要望の経緯でございます。



◆20番(貝田義博君)

 国土交通省の鉄道局ということではあて先は同じみたいですね。そこでの話でも、それこそ担当者の話ですから、ありのままに私は述べますけれども、再三陳情はあっておりますと、しかしながら、今の段階ではできるともできないとも言えませんというふうに言ってあるわけですね。それは、さっき言った鉄建公団から見直しの計画書が上がってきた段階で、今出しておられるそういう計画書も含めて本当に全体的に見て必要か必要でないかによって判断するというような大体答弁です。そのとおりだろうというふうに思います。

 その上に立ってなんですけれども、きのうも議論になっておりました98億円という駅周辺計画の話ですが、これはこの間も議論になっておりますように、この計画書を持って市長は上京され、そこで説明をされているわけですね。ですから、私はこの駅建設と直接関係ないとかというふうにはならないと、担当者もそこら辺はそういうふうにしか受けとめていないというように思いますけれども、市長はどういうふうに、じゃあ説明をされているんでしょうか、お答え願いたいというように思います。



◎市長(桑野照史君)

 もちろん数字の入った報告も求められてもおりませんし、こちらからしてもおりません。ただ、私どもが要請のたびに言っていることは、この公園の中に公園と一体となった新幹線の駅をつくりたいと思っておると、それで、私が再三言っていることは、これからの時代はいやしと心の和みを求める地域づくりを私は目指しておるんですというような話、それから周辺18市町村に及ぶそれぞれの町の特徴、こういうことを含めると、この新幹線の駅は極めて21世紀型の、つまり20世紀型の駅前にずっとビルが建ち上がって、こういうものではない駅をつくりたいと思っているんですという話をすると、大変ユニークでおもしろいですねと言いながら、例えば、信州の佐久平の事例の話なんかを向こうがされるという、そういう会話をこれまではやってきておるところでございます。



○議長(永田昌己君)

 10分間休憩いたします。

                午前11時   休憩

                午前11時11分 再開



○議長(永田昌己君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。



◆20番(貝田義博君)

 先ほどの市長の答弁は、何かこの計画書を2冊つくられているうちの、こっちの数字の入っているものについては国土交通省に持っていっていないとか、ともかく説明していないとかという話を今されたみたいなんですけれども、そういうことはないんでしょう。担当者、ちゃんとこれは計画書いただいておりますよというふうに認めていましたよ。そこら辺明確にお答え願います。



◎建設部長(加賀田慎一君)

 お答えいたします。

 おっしゃるように、こっちの構想、これ18市町村の期成会でつくった構想、それから筑後市がつくりましたこの区画整理、これ両方とも陳情要望の際には持っていっております。それは市長の答弁の中でそんなふうなことは、持っていっていないというふうには言っていないと思います。(発言する者あり)(「数字は書いてないて」と呼ぶ者あり)



◎市長(桑野照史君)

 提出していないとは言っておらないわけでして、私が説明の中に数字を裏づけてるる説明をするようなことはなかったということを言っているわけです。



◆20番(貝田義博君)

 要するに、持っていったけれども、しなかったというだけの話ですね。

 そこでお尋ねしますが、その市長は繰り返し何か駅建設とこの周辺整備は別物というふうに言われておりますけれども、それは私は詭弁としか思えないんですね。これはやはり一体のものですよ。だって、一昨日からの論議では、国土交通省なりからの指摘、要するに東側のそういう部分についてはどうなっていますかということで指摘を受けて、これつくってあるわけでしょう。それをその別物なんていう扱いは、私はならないというように思います。そういう経過からしても、明らかにこれは一体のものというふうに私は思いますけれども、そうじゃないんですか。



◎市長(桑野照史君)

 まさにそこが一番の、一体のものと言われるとそうじゃないと、しかし、そんなら別物かと言うと、また別物でもないというところが、この難しいところでありまして、こういう構想を持っておりますよということは話をしておるけど、その構想をきちっと理詰めで積み上げて国土交通省に持っていっているわけじゃないわけですから、しかし、その理詰めで積み上げるときには当然市民参加型の委員会を立ち上げてやらなきゃいかん、ただ、我々としてはこんな構想の夢を持っておりますよということで、プロジェクトというやつには幾つかの段階があると思いますよ。

 それで、一番初期の段階のところで構想として持っていっているという話ですから、向こう様も構想として受けとめておるわけでして、したがって、これから後にどういうふうな詰めていくかというのは、ずっとこれからの時間の経過の中でなされることであって、そういう意味で私はまだそういうことを委員会も立ち上げておりませんし、地元に何も投げかけておりませんし、構想としての話ですよと、構想として承りましょうと、そういう段階であるということで、私、白紙だと言ったのはそういう意味を込めて言っておるわけであります。



◆20番(貝田義博君)

 頭が悪いのか、わかったようなわからんような話ですけれども、しかし、これはそのやはり対行政、国との関係では、それは余り私は通らないというふうにしか思えません。そのことを言い始めるならば、じゃあ、一体この計画書そのものは何なのかとしかならないから、担当者が言っておるのは、そういうことも含めて最終的に必要か必要じゃないかを検討して決定しますよということですから、それが何か土台が崩れるような話じゃ、私はそれはいかんというふうに思います。これ以上言っていてもしようがないでしょうけれども、だから、そこら辺はやっぱりきちっとされないと、後々問題になりますよ。そう私思いますけれども、いいです、もう回答は要りません。

 ちょっと時間が押していますので、先に行って、また時間があればまた戻りたいと思います。

 2点目のパナソニックの問題、よければちょっと資料の配付を願いたいというふうに思いますけれども、固定資産税と法人市民税がどうなっているのか、一覧をお配りを願いたいと思います。とめていただけますか。



○議長(永田昌己君)

 資料、それでは配付申し入れがあっておりますので、配付させますので、しばらくお待ちください。

 暫時休憩いたします。

                午前11時17分 休憩

                午前11時18分 再開



○議長(永田昌己君)

 再開します。



◆20番(貝田義博君)

 お配りをいたしました資料は、議長に資料請求をしてきちんとして出していただいた資料であります。これは、この九州松下がこの間、平成4年から15年までですけれども、固定資産税と法人市民税がどういうふうに入ってきたのかということであります。詳しく説明はいたしませんけれども、法人市民税の方を見てもらえばわかりますように、これは筑後は単なる工場でしかありませんので、そこの売り上げについてはすべて本社である福岡市に行きます。ですから、そういう形で税率14.7%、それをそこそこの従業員数で法人市民税として、住民税としておろしてくるシステムになっているわけですね。

 これを見てみるとわかりますように、平成4年に37,000千円からずっと始まっております。ただ、6年度と7年度は 3,000千円ずつしか入っておりません。これは均等割です。赤字の場合には 3,000千円の均等割しかなされないわけですね。ですから、6年、7年は赤字であったということは私はわかります。ただ、これは一定やっぱり設備投資をしてきた、その後に筑後に進出した後に城島工場もできていますから、そういう関係で一定そういう減価償却費がかさんだために6年度と7年度は赤字決算になって、均等割の 3,000千円しか筑後市には入ってこなかったというのは察しはつくと思います。後、見てもらうとわかりますように、14年度まできちんと税収があります。ということはずっと黒字決算で間違いなく九州松下は来ているわけです。筑後工場は実際どうかというのは、これはもうわかりませんからね、全部本社で吸い上げているわけですから。

 これからしても、先ほど市長言われましたけれども、まさに今回の撤退というのは不当だと言われますけれども、これを見てもわかりますよね。ずうっと黒字で来ているわけですから、ましてや14年度、30,000千円、筑後市にも法人市民税入っているわけですよ。相当な利益があったからこそ、こういう状況で来ているわけですから、私は何ら筑後工場が撤退する理由はないというふうに述べているわけです。さきの議会でもその百歩譲って、もう破産寸前とかという状況で筑後工場を外すのならわかると、しかしそうじゃないということで私は言いたいわけです。これはまさにそういうことで私ども理解をしていますけれども、担当者はどういうふうに受けとめておられますか。お答えを願いたいと思います。



◎環境経済部長(下川雅晴君)

 お答えを申し上げます。

 今、九州松下の決算ということでおっしゃるならば、まさに質問議員のおっしゃるとおりだろうというふうに我々も認識をしております。私たちも決してこれをいいこととか、これを会社側に立っていろいろ言っているということではない、私たちもぜひ残っていただきたい、こういう気持ちは当然あるわけでございまして、その点では質問議員と全く一緒の気持ちでございます。ただ、説明を受けておりますのは、松下グループとして 1,400億円の赤字を出したと、それで統廃合をして九州松下も、この松下本社のグループになっておると、こういうことでございますので、私たちが説明を受けているのは、全体的なその九州松下という視点ではなくして、松下グループという視点で赤字が出たから統廃合をやるんだと、このような説明を受けておるところでございます。

 したがいまして、第一義的にはぜひ残っていただきたいと、こういう気持ちは全く同じでございますけれども、先ほど市長が申しましたように、県あたりとの意見の交換の中では、なかなかこれが難しい状況にあると、こういうことでございますので、ベストではなくてもベターなやり方というと、言いますならば次の事業展開と申しましょうか、次の事業者を探した方がいいんではないかと、こういう県の方の指導なり御指摘もあるようでございますので、そういう報告に行かざるを得ないんではないのかなと、今の段階ではそのように考えておるということでございますので、よろしくお願いいたします。



◆20番(貝田義博君)

 何か反論めいたことを言われましたので、あえてもう一つお知らせをいたしておきます。その松下電器産業の 100%下請になったということですけれども、ここに松下電器産業の社長であります中村さんが、「個人投資家の皆様へ」と出しておられる資料がございます。ここでは、電器産業、本体ですけれども、15年度の上半期ですけれども、経常利益で 537億円、当期純利益でも 459億円出されております。

 そして、ふるっているんですけれども、若干の経過がありますが、今そのグローバルブランドをパナソニックに統一をしたということで、すべてパナソニックという名称にこれからしていくんでしょう。そして、怒り心頭なのは、本年、当社は創業85周年を迎えましたと、永年にわたる皆様の御支援にお報いするため、今期末配当株主に対する配当は、普通配当に加えて記念の配当、割増し配当までさせていただきますと、こういう状況ですよ。もうかって仕方ないんですよ、これ。そして言うとが、2010年には名実ともにグローバルナンバーワンのレベル企業に飛躍したいという、世界ナンバーワンですよ。筑後工場はそのための足ががりにされているんじゃないですか。私はそうしか思えませんが、いかがですか。



◎環境経済部長(下川雅晴君)

 気持ちはまさに一緒だというふうに私も思います。我々も会社の代弁者というわけではございませんので、ぜひ残っていただきたいと、この気持ちはまさにそのとおりでございまして、今、松下電器が過去に、2年前だったですかね、13年度の決算だったというふうに記憶しておるんですけれども、かなりの 1,400億円というような赤字を出しておるというのも、これは事実だろうというふうに思います。

 ただ、それがリストラなんかの効果によりまして、かなりの部分この業績に貢献をしておるというふうな話も聞いております。そういう意味から言いますと、まさに今質問議員がおっしゃるのもそのとおりだろうというふうに思います。ただ、先ほども申しましたとおりに、現時点で残すということがなかなか難しいと、こういう状況にあるということもぜひ御理解を願いたいと、このように思います。



◆20番(貝田義博君)

 今後のことについて、論議をされて答弁をされておりますので、もう一つだけ。

 先ほど一ノ瀬課長は逸失利益のことを若干述べられましたけれども、逸失利益というのはこれはもう専門用語ですけれども、当然約束が履行されとったらこれぐらいの利益は生んでいただろうという、そういうものです。それで私考えたんですけれども、先ほど回答されましたように、当初 109億円の設備投資を行うというふうに言われておりました。しかし、実際されたのは73億円ということで、35億円が実際投資されていないと、しかし、これが当然約束を履行されていたとするならば、これからも利益を生んでいたというふうに考えられますよね。

 何か内容はわからないという回答をされていたんですけれども、私は今お手元に資料あります固定資産税、法人市民税、この資料から割り出すならば、当然その約束がされていたならば35億円の投資はされていたで、これから固定資産税や法人市民税も入っていただろうということで、憶測の域を出ないんですけれども、その関係からするならば、少なくともその 287,000千円ぐらいは本来約束が果たされていたならば、私は筑後市に税収として入っていたんではないかなというふうに、私は推計をしたんですけれども、どういうふうにお考えなのかお答えを願いたいというふうに思います。



◎商工観光課長(一ノ瀬諭君)

 逸失利益の関係でお答えします。

 質問議員が言われるように、35億円の不足分ですね、設備投資がなされておらない部分、先ほど説明をしましたけれども、これが建物に設備されるのか、機械にされているのか、後段で申し上げましたけれども、金額はわからないけれども、ふえておったということは認識できますけれども、どれだけと言われても現実に設備がなされておりませんので、その算定は多分できないだろうと。

 それから、パナソニックの現状の部分でお知らせしたいんですけれども、パナソニック筑後は単体としては黒字だと聞いております。これは固定電話とファクシミリを現在中心に生産をしております。(「簡単にお願いします」と呼ぶ者あり)はい。海外工場ですね、筑後工場ではマレーシア工場、中国の上海工場、メキシコ工場、この三つを持っておりまして、筑後工場で出荷する額の95%は海外工場で生産しているという現状になっています。筑後工場では何をしているかと申しますと、海外工場にラインを引くためのラインの設計とか研究、試作品等をやっている模様です。現実的には海外から出てきた分で出荷しているという現状になっております。

 以上です。



◆20番(貝田義博君)

 ですから、それは会社の戦略としてやっているわけです。そうですよね。いずれにしても、黒字であるということは認められましたし、そういう本来約束がきちっと果たされていたならば、そういう逸失利益、当然筑後市にもそれなりの収入があったということはお認めになられたというふうに思います。

 いま一つ、今後どうするかという問題をちらっと言われましたけれども、契約書の中には坪50千円で松下に売却をすると、坪50千円以内というふうになっていますけれども、今の評価だと恐らく10数万するというふうに思います。これは、用途地域がどげなっているかわかりませんけれども、一応工業用地ということで取得をされておりますけれども、これは先々そういう一定の使い道に制限がされるものかどうか、お答えを願いたいというふうに思います。

 なぜこういう質問をしているかと申しますと、そのもしこれが将来的にでも宅地並みで売られるならば、またこれは大変なことになるわけですよね。例えば、坪 100千円で売ったとすれば、坪50千円ですから50千円、それの3万 2,000坪ですから、16億円ですか、またそういう多大な利益を松下側に提供することになりますから、私はこんなことは許せんというふうに思いますから、お尋ねしているんですけれども、いかがですか。



◎商工観光課長(一ノ瀬諭君)

 お答え申し上げます。

 用途につきましては指定があっておりませんので、都市計画上の規制はあっておりません。ただ、あそこの九州松下の土地につきましては、農工法を計画して誘致した経緯があります。その経緯からしたら、簡単には工業用地以外には転用はきかないと、県の方に問い合わせしたんですけれども、農業委員会との協議が要るだろうと、もと農地との関係でですね。

 それから、市としましてももともと農民の方々が雇用をつくるということで農地を手放してありますので、そういう面では雇用の場をつくると、工場を誘致するということでやっていきたいと、そのためにも勝手に松下の方が処分しないように、松下と県と筑後市で協議しながら、その処分については進めていきたいと考えております。



◆20番(貝田義博君)

 ですから、決してそういうことで、泣く泣く農家の方も土地を提供されたという経過もあるわけですから、くれぐれも地権者を踏みにじる、また筑後市民をだしに使って逃げ得を許すようなことは絶対私はしてはならないし、させてはならないというふうに思いますけれども、今後桑野市長は、じゃあどういうふうに、例えば、パナソニックと対応しておられる、また検討協議をされるのかをお答えを願いたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 議会の決議に基づいて、当然行政側の不信、怒りというものはパナソニック側にも伝わっているわけでございまして、今御指摘のような逃げ得みたいなことは絶対許されるべきではないと思うし、それからこの用地が不当に高いものであるということになれば、次の誘致にも支障を来すということになろうと思いますので、私どもは不当は不当として言いながらも、しかし、次の展開を考えていくという責任があろうかというふうに思っておるところでございまして、パナソニックの企業の倫理というものは当然求めていきたいと思っております。



◆20番(貝田義博君)

 私もこの問題については、今後とも全力を挙げて、やはりきちっと市民に納得のできる解決策を求めていきたいというふうに思います。

 最後、合併問題です。

 単独についてなんですけれども、全国的には自立を目指すそういう自治体もふえてきております。それはその市長が先ほど覚悟が要るというふうに言われておりますけれども、市長が先ほど述べられました財政的にきついとかということは、合併してもしなくても私は同じだというふうに思うんですよね。要は身の丈に合ったそういう事業をどう展開をするのかということが私は大事だろうと思います。そのことをきちんと踏まえていかないと、たとえ合併しても財政的に状況がよくなるということは、私はあり得ないというふうに思います。

 市長言われる、将来的にやっていけない、しかしそれはそういうおそれがあるだけの話で、だからそういう状況が予想されるならば、私は単独ででもやれないかという、そういう検討もきちっと私はされてしかるべきだというふうに思いますけれども、まだ私はそういうきちっとした数値的なものは市長は何ら出されていないと思いますけれども、そういうことで、当然その行政当局もこういう身を切るよという案も示しながらされれば、私は活路は見出せるというふうに思いますけれども、市長はそうはお考えにならないのか、お答え願いたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 まさに私の言います、これからの地域づくりというのは、自分たちで自立してやっていく自己責任、自己決定、これは私がちょうど1年近く前、ことしの1月の1日号の広報で私が訴えたところでありまして、そういう精神を合併するにしても、あるいは合併をしないにしても、そういうものを貫いていかなければ、地域のこれからの活性化はできないというふうに思っておりますので、くどいようですけれども、十分に町内、あるいは市民の皆さん方の意見の合意をどうとりつけるかということを最大の目標にこれから努めていきたいと思っております。



◆20番(貝田義博君)

 自立型の地域を目指すということでは、私も全く同感ですし、そうなければならないというふうに思います。私が言いたいのは、国は国あって地方があるというふうな言い方をしていますけれども、私はやはり地域があってこそ国があるんではないかと、地域の発展なくして国がないというふうに私は思っております。当初の回答では、この間の議論の中で我田引水的なそういう議論がされて前に進めなかったということもありましたけれども、私はそういう損得論みたいなところでの論議がされるから、やっぱり右往左往という状況になるというふうに思うんですね。本当に原点に立ち返って、そもそも合併は何なのかという、どういうまちづくりをしていくのかという、そこがきちんと座っていかないと、どこと合併したら損か得かという、そんな話をしよったら、絶対私はうまくいかないというふうに思います。

 平成17年以降も単独でいくことについても、やわいものではないというふうなことを言われましたけれども、私はその市長が言われる地域の本当に活力を生かすならばこそ、合併に頼らない、本当に自前のまちづくり、今市長がされている地域の活性化策云々するならば、小さい方が私はむしろそういう一体感というのができるんじゃないかというふうに思いますけれども、広くなればなるほど、そういう一体的なまちづくりは難しくなるし、住民のそういうエネルギーを十分引き出すということも私はなかなか難しいというふうに思いますけれども、そういうことには思われないのか、お答え願いたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 まちづくりのスタイルはいろいろあろうと思います。合併をするにしても、単独でいくにしても、いずれにしても自立型のそういう取り組みをしていかなければならないという意味で、今共通だとおっしゃっていただきましたので、大変心強く思っているところですが、八女市と筑後市の先行した協議の中の基本理念も、まさに地域のことは地域でやっていくと、特色を求めた地域の自立を最優先にした地域づくりをする、そのことに東部の皆さん方も御賛成になりますか、なりませんかという思いでつくっておるということでございまして、私は形態にこだわらず、まさに地域は自分たちでつくるという、これからの大きな目標を定めて頑張っていかなければならんというふうに思っております。



◆20番(貝田義博君)

 今後、その郡部をどうするかという論議も今されておりますけれども、一つこれは紹介をしておきたいというふうに思います。

 久留米市1市4町ですか今、法定協を立ち上げて論議がされているようなんですけれども、その中での話らしいんですけれども、いつもその法定協の会議を久留米市役所でやっているということで、一度持ち回りで会議をしたらどうかというふうな話が出たそうです。ちなみに城島でやったらというふうに話が出た際に、田主丸の方、どなたかわかりませんけれども、城島というところはようわからんと、庁舎もどこにあるかわからんと、それはもう久留米でよかろうという話になったということで、やはり私はそういうことで本当に一体的な論議ができるのかなというふうに思うんですね。

 だから、地域は大きければいいというもんでもないし、ましてや先ほど申しましたように、本当に市長が目指される、そういうことをやろうとされれば、私はむしろ今の筑後市という本当に相手の顔の見える、そういう行政というのが一番ベストですよ。これを30万都市構想だのいろいろ言われるというのは、私は全く市長が言ってらっしゃることとは違うというふうに思います。何か横に首を振っていらっしゃいますけれども、反論があればお答え願います。



○議長(永田昌己君)

 最後に一つだけ、桑野市長お願いします。



◎市長(桑野照史君)

 それぞれの地域が自立をするという精神を持った30万都市というのが一番強いと、私は思っております。



◆20番(貝田義博君)

 終わります。



○議長(永田昌己君)

 以上をもちまして、貝田義博議員の一般質問を終了いたします。

 次に、18番村上知巳議員にお願いいたします。



◆18番(村上知巳君)

 18番村上でございます。先日通告をいたしておりました4件についてお尋ねをさせていただきます。その中の新幹線問題、それから合併、教育行政関係、多くの議員の質問もあったところでございます。私は私なりに私の観点、視点から質問をさせていただきたいと思います。

 それでは、まず最初に九州新幹線船小屋駅設置の件についてお尋ねをさせていただきます。

 平成10年だったと思いますが、九州新幹線船小屋−八代間実施計画認可が全国的なマスコミで報道されまして、一躍注目を浴びるようになりました。当初の計画では、船小屋から鹿児島まではフル規格、船小屋−博多間はスーパー特急方式ということであったんですが、途中で見直しがなされまして、全線フル規格ということになりました。船小屋駅の設置につきましては、市民の大きな関心と期待がございます。

 この件につきましては、馬場前市長も実現に向けて、国や県にいろいろと陳情、努力をされたところであります。いわゆる陳情駅ではなく、計画駅としての船小屋駅設置であります。議会でも全員協議会において、その経過説明がなされ、願わくば羽犬塚駅に新幹線の駅をという強い意見もありました。しかしながら、事業費の問題や期成会の関係等が主な理由で、船小屋駅の設置で検討がなされ、今日に至っていると思います。船小屋駅の設置については、賛否両論ありますけれども、将来の筑後市の発展、県南地区の活性化、また若い人たちが夢あふれる未来を描けるまちづくりのためにも、市長が言われる30万人以上の中核都市の実現と、その核となる拠点としても、ぜひ駅の設置は必要と考える一人であります。

 しかし、再三これまでの質問でもありましたように、駅設置に対しては事業費に対する市の持ち出し、また筑後市の財政との絡みは、しっかりした対策の上で取り組まなければなりません。駅を設置したことによって、筑後市の財政が破産、倒産ということのないようにはしっかりとした検討が当然ながらなされていると思います。事業費と財政面の関係についてお尋ねをいたしますが、市長は10年間で20億円、また、できるならそれ以下で努力をいたしたいと答弁されていますが、重ねて明確な答弁を再度お願いしたいと思います。

 また、市民の一部からは、船小屋駅の設置によって筑後市の玄関口である羽犬塚駅及び周辺の活性化に大きな支障を来すのではないかという不安の声が広がっております。市はこれまで羽犬塚駅周辺整備には西側さざんか広場の整備事業を初め、自由通路の設置、駅構内エレベーターの設置等、さまざまな取り組みがなされてきたと思います。JR羽犬塚駅周辺開発委員会が助役を会長に発足し、いろいろな検討、取り組みがなされているとお聞きをいたしました。もし、新幹線船小屋駅設置が実現のものとなったときには、この委員会の果たす役割というのが大変重要視されると思います。助役は4本の柱の考えを述べられましたが、詳細にわたって質問席よりお尋ねをさせていただきたいと思います。

 次に、教育行政についてお尋ねをいたします。

 城戸教育長におかれましては、このたびの就任、心からお喜びを申し上げたいと思います。これからの筑後市の教育全般にわたって大きなかなめ、かじ取り役として御活躍を願うこととなったわけでございます。私も大きな期待をいたすところであります。先月の全員協議会においての就任のあいさつの中でも、これまでの一般質問の答弁の中においても、これから教育に対する熱い思いの一端を述べられたところであります。とりわけ桑野市長の市政の4本の柱のトップが、将来を担う青少年の健全育成、子供たちの教育でありますし、なおさらのことであります。

 さて、科学技術の進歩や少子・高齢化、社会情勢の変化等により、物や金を追い求め、豊かになった反面、心の豊かさ、思いやりの心、忍耐力等が失われ、毎日のように青少年の凶悪な事件が続発をいたしております。子供が親や兄弟、友人を平気で殺したり、逆に親が虐待によって我が子を殺すという恐ろしい、痛ましい事件がいつもいつもマスコミによって報道をされております。また、学校現場におきましても学級崩壊、校内暴力、いじめ、不登校と問題が山積をいたしております。改めて家庭教育、学校教育、社会教育の重要性を、またその連携が不可欠であります。中でも子供のしつけは家庭教育が何よりも基本をなすものでありますが、その崩壊も大きな問題であります。学力、体力、道徳、特性などを保つためには、教育の重要性が改めて問われるところであります。また、完全週5日制の実施とともに、学力の低下も問題視されております。

 そこでお尋ねをいたしますが、教育基本法が制定されて半世紀が経過したと思います。以上のような諸問題から、その見直し検討がなされているとお聞きいたしておりますが、その基本法の視点とはどういうことか、お尋ねをいたします。

 また、教育長の使命感について、また、これからの筑後市の教育をどのように推し進められていかれるのか、要点だけでも結構です、お聞かせを願いたいと思います。

 3項目め、病院関係健全経営についてお尋ねをいたします。

 平成11年4月に薬師寺先生を院長にお迎えして早くも4年半が経過をいたしました。その年の6月議会の一般質問で、新病院の健全経営を目指して院長の抱負をお聞きしたことを、つい先日のような思いでいるところでございます。病院のあり方と理念について、院長は市民の方々に信頼される病院づくりを行いたいとの答えを述べられました。すなわち、患者さんが病と心の安らぎを求めて訪れていただける病院を目指したいと答弁をいただいております。

 そして、生涯研修、生涯奉仕を基本理念にさまざまな対応、取り組みをこれまで実施されてこられました。そのことは毎年発行されております「さざんか」に目を通しますと一目瞭然でございます。おにぎり管理論を展開しつつ、職員全員参加型の病院管理が実を結びつつあると述べられているように、年々経営の健全化が図られてきたことは、大変喜ばしい限りであります。平成14年度病院事業会計の決算状況を見ても、3年連続の黒字、改築前の累積赤字解消と報告があったところであります。これもひとえに院長初め、スタッフ一同心を一つにしての努力の結果であり、感謝と敬意を表したいと思います。

 さて、御承知のとおり薬師寺院長の任期が12月いっぱいとのことでございまして、少しでも長くいてほしいという気持ちはだれしもが望むところですが、久留米大学学長就任というこの上もない御栄転でございます。皆さんとともに心から祝福の意を贈らせていただきたいと思います。

 さて、ここでお尋ねをさせていただきますが、後任の院長人事について、市長と薬師寺院長に最大限の努力をお願いしたいと思いますが、久留米大学教育関連病院の関係もありますし、我々が期待する院長後任についての考え方なり、現在の状況についてお話をお聞かせ願いたいと思います。

 次に、事務局長と経営責任者の関係についてお尋ねをいたします。

 この件も何度も議会でお尋ねをいたしました。院長は医療に専念、事務局長は経営管理者としての考えはどうかということでございます。前回の院長の答弁は、非常に難しい問題で両立はしないというのが主流という考え方を示され、一方では久留米大学病院の実情を話されまして、病院全体を見るという立場で現場の医療は把握しながらも、やはり経営的な感覚を持つべきではとお答えを述べられております。当時の馬場市長は、事務局長の定年延長説も検討したい旨の答弁をされておりますが、再度この問題について御見解をお願いいたします。

 最後に、合併問題についてお尋ねをいたします。

 平成17年3月期限切れを目前に控えまして、いよいよ合併問題も大詰めの時期を迎えました。合併したらよいのか、単独でいったがよいのか、さまざまな議論が展開されましたが、将来の筑後市を考えたときには、合併は避けて通れない問題であると思います。これまで筑後市は旧八女郡2市4町2村の任意協立ち上げを始まりに、いろいろな枠組みを検討してまいりましたが、住民発議による筑後市、大木町の合併、筑後市、八女市、立花町、大木町、2市2町の合併は、いずれも相手方の事情が主な理由で実を結びませんでした。ただ、筑後市、八女市、広川町の2市1町の枠組みが議会で継続審査中となっております。

 そんな中、市長は筑後市、八女市、2市による先行合併論を議会へ提示、説明がなされたところであります。44項目から45項目にふえたそうでございますが、そのすり合わせ事項をまとめ上げ、それを2町2村へ提示、それを拒むことなければ合併相手として考えたいとの方針を示されました。もちろん郡部の参加に対しては、筑後市と八女市には思いの格差があるということですが、議会の意見としては2市だけならよいがとか、そういう意見や拒むことはどうかという意見もあったところであります。45項目の合意事項に対する2町2村の答えが12月22日あるということですが、見通しとしてはまだはっきりしない旨の市長の答弁でありました。

 継続審査中の筑後市、八女市、広川町との関係、その後の協議の、これを踏まえまして、2市先行論、八女郡との合併を合わせて、今後どのように考えておられるのか、特に継続になっております広川町との協議事項は大変重要な問題ではなかろうかと思いますが、市長の今後の考え方についてお尋ねをさせていただきます。



○議長(永田昌己君)

 1時まで休憩いたします。

                午前11時58分 休憩

                午後1時   再開



○議長(永田昌己君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。



◎市長(桑野照史君)

 午前中の村上議員から4点についての御質問をいただきました。私の方から概略の答弁をして、あとは各担当の方での答弁にさせていただきたいと思います。

 九州新幹線船小屋駅問題についての御質問をいただきました。来年の3月13日、いよいよ、ようやくといいますか、待望久しく九州においても新八代から西鹿児島までの新幹線が開通することになるわけでございまして、以前にも申し上げましたように、昭和39年オリンピックの年に東京−大阪間がスタートして40年が経過するわけでございまして、この時間の経過の中で九州にもようやく新幹線の時代が生まれるということで、私どもは非常に今低迷しておる世相の中で本当に唯一と言っていいぐらい夢といいますか、胸が膨らむ大事業だろうというふうに思うところでございまして、今後は開通の後はこれから後、新八代から博多まで一日も早く開通がなされ、私どもの夢の実現につないでいきたいと思うところでございます。そういう時代に入った中で、私どもは地域の活性化にこの新幹線を活用しない法はないというのが私の思いでございまして、そういうことで、まだ残念ながら駅確定の御決定はいただいておりませんけれども、船小屋に駅をつくってもらいたいということを今後とも周辺市町村とともどもに進めていかなければならないというふうに思っておるところでございますので、議会の皆様方の御理解と御協力を心からお願いをするところでございます。

 その問題でるるいろいろお話が出ておりますけれども、重ねて私が申し上げますならば、この新幹線の駅ができることによって、JR羽犬塚駅が御指摘いただきますように周辺が寂れるんじゃないかという不安があるということでございまして、これはその地域の方々にとってはむべなるかなという思いもするところでございますが、要は、これからの時代は常に地域の人たちと行政が一体となってそういうことが起きないようなまちおこしをしていくかということが最も大事なことだと、常に私は申し上げているところでございますので、ぜひ羽犬塚駅周辺の皆様方と一体となって、行政も一体となって、近々出るでありましょう羽犬塚駅周辺再開発委員会の答申に基づきながら、皆さん方の声を生かしたまちづくりを進めていきたいと思っておるところでございます。

 なお、ちょっと前後いたしましたが、新幹線問題で設置に関する費用のことでいろいろ市民の皆さん方に不安を与えておるところでございますが、再三申し上げておりますように、駅設置についての基本的には最大限20億円という私どもの見積もりでございますが、あえて言いますと、これの積算根拠につきましてもきちっとした裏づけのもとではなく、まだ概略のところでありまして、例えば、水俣駅が今度駅が建設されましたけれども、これを参考にして積み上げた程度のものでございまして、さらに私どもとしては、より地元の負担を少なくするという方向に向かって努力をしていかなければならないというふうに思っておるところでございまして、これは今後、船小屋駅に決定なされたその決定をいただいた後に私どもは市民の皆さん、地元の皆さん、地権者の皆さんともどもにそういうことを検討する会合をつくってきちっとしたものを積み上げていかなければならないと思っております。もとより私は市政を預かる身といたしまして、筑後市が新幹線のことによって財政破綻を起こすというようなことを考えられるはずはございません。そのとき、大変今、財政状況も厳しゅうございますけれども、健全財政を貫くという中での検討の仕方があるもんだというふうに思っておりますので、皆さん方の御協力をよろしくお願いを申し上げるところでございます。

 次に、教育行政について、今まさに城戸新教育長への質問でございますから、これは新教育長の熱い思いを語っていただきたいところでございますが、御指摘いただきましたように、御就任いただいたときのあいさつ、それから、きのうおとといの御答弁等々におきまして、まさに城戸教育長の教育に対する造詣と熱い思いというものを私も間近に接することができて、大変うれしく思っているところでございまして、次代を担う子供たちの健全な育成という大変私どもにとって大事なこの課題について、城戸教育長と一緒にぜひ筑後市方式というものもつくっていかなければならないと改めて考えているところでございます。

 3番目の市立病院の経営について御指摘いただきましたように、きょう御出席いただいておりますけれども、本当に薬師寺院長先生におかれては、平成11年の4月から大変我が筑後市立病院の運営について本当にすばらしい業績を残していただきました。この壇上から改めて厚くお礼を申し上げるところでございます。我々としては、ぜひ今後とも先生には院長のポストに座っていただいて、市立病院の経営に大なたを振るっていただきたいという思いでいっぱいでございますけれども、今、村上議員の御指摘にありますように、久留米大学の学長という大変重い地位に今後おつきになるということが決定をしているわけでございまして、私どもの思いは思いとして、これから薬師寺先生のさらなる御発展に我々は祝福を送らなければならないというふうに思っているところでございます。

 ただ、私といたしましては、先生のこういう久留米大学学長就任ということを受けて、実は薬師寺先生にも幾つかお願いをしております。薬師寺先生にはこれで「さようなら」ということではなく、筑後市立病院に対して高い立場からさらなる御教示をお願いしたいということが1点と、それから後任の人事につきましても、ぜひ先生の識見の中で、広い交際の中でどなたか御推薦をいただきたいということも含めてお願いをしておるところでございます。11月17日には私も久留米大学に出向きまして、三島理事長、それから田中医学部長さんによろしくお願いをしたいということのごあいさつをしておるところでございまして、まだその結果については承っておりませんけれども、そういう過程の中ですばらしい後任の院長先生を迎えることができるんじゃないかというふうに思っておるところでございます。

 市町村合併、今本当に17年の3月を間近に控えて大変難しい問題になっておるところでございまして、中途の経過はもうダブりますのでお話をいたしませんけれども、現在、八女市との先行協議をして、今後この先行協議の内容に基づいて東部の2町2村がどうされるかということを22日に承るということになっておる段階でございますが、私は改めて申し上げるまでもなく、市町村合併というのは、まず地域が自分で立つということが、これは合併をするもせざる場合でも同じことであろうというふうに思っておりまして、地域の皆さん方が自分たちで地域をつくっていくんだということ、これはいろんな 3,200の全国の自治体の中に見事にそういうことで自立をしている町、あるいは市を私どもは見ることができるわけですので、そういうところを見習ってぜひそういう自立のまちづくりをしていきたい。もしこの合併を進めるとしても、あくまで基本になるものはそういうものではなかろうかというふうに考えておるところでございます。

 ただ、その基本的な精神でありながら、どうしてもやっぱり枠組みということにも言及をせざるを得ないわけでございまして、私は当初来、国の大きな財政が破綻している中で地方への移管が今とうとうと議論をされている中でございますから、今後、21世紀の将来はまさに私が言います自立型の地域づくりにどうしてもなっていくわけでありまして、その自立型の市町村合併ということを考えますときには、私の申し上げます中核市、30万都市というのは将来の構想として、17年3月には間に合いませんけれども、そういうことを踏まえながら進めていかなければならないという思いをしておるところでございます。ただ、大変市町村合併は難しゅうございます。それぞれの地域が自分のいわゆる我が田に水を引くようなことが多いわけでありまして、そういう中で最も大事なことはそれぞれの自治体の信頼関係だろうというふうに思います。その信頼に裏づけられて自立するまちづくりを今後進めていかなければならないというふうに思っておるところでございます。

 最後ですが、御指摘のとおり現在、広川町と八女市と筑後市との2市1町のこの合併協議のことは継続審査になっておるばかりでございますので、この問題につきましても私は今後の展開の中できちっとした対応をしていかなければならないし、一つの結論を見出さなければならないというふうに思っておるところでございます。

 大変この市町村合併はいろんな流動的な部分がたくさんございますので、一度否決をした大木町におきましても、きのう私答弁いたしましたように、大木町の動き方いかんによっては、また私はそこもウイングを広げた取り組みができるのではないかということもあわせて可能性として考えておるところでございまして、いずれにいたしましても、御指摘をいただきましたように筑後市を中心とした、中心ということに私余りこだわらないんですけれども、地理的ないろんなことを考えれば当然のことながら筑後市が中心になる30万都市構想ということになるかと思います。しかし、どんな形、どことやったが有利ということでなく、あくまでも市町村合併は自立をして住民の皆さんが自分たちで立ち上がってつくり上げるまちづくりというのが新しい新市の基本であろうということを重ねて私の意見を表明いたしまして、あとは各担当のそれぞれの部門からの答弁にかえさせていただきたいと思います。



◎教育長(城戸一男君)

 それじゃ、まず私の教育の理念ということでございますが、あとの教育基本法の改革と若干連動いたしますので、少しお話をさせていただきたいと思います。

 我が国が戦後奇跡の復興を遂げまして、いわゆる今や世界でも第一頭の経済大国になりましたが、そこに至りますまでは、いかに生きるかという視点の中で技術革新というものがございました。いわゆるこのイノベーションを達成するためには、それぞれの分野で努力がなされ、日本人の国民性、あるいは勤勉性でもって今日の大国になることができました。

 その技術革新を支えたのは、裏には教育というなせるものがあったろうと思っております。そして、いかに生きるかというそういう方法につきましての成り行きに当たりましては、例えば、学校にありましては数学とか、国語とか、物理、化学、英語等々、いわゆるそういった科目等の中心的な充実もございました。とはいえ、世界でも大国にはなりましたものの、いかに生きるかという方法や手段は達成できまして、日本国民いわゆる中流意識を持つようになりました。いわゆる昔から「衣食足りて礼節を知る」と言われておりますが、衣食は十二分に足りたけれども、果たして礼節はどうなったかということになりますと、いささか課題が残っている現状でありまして、その課題が一つには心の問題として今学校では、いじめとか、不登校とか、学級崩壊とか、その他思いも及ばない社会問題を発生するようにも至りました。そこになりまして初めていかに生きるかから、何のために生きるかという視点も求められるようになってまいりました。いわゆる、いかに生きるかの方法論から何のために生きるかという人間としての自己実現に向けての方法論として、例えば、宗教とか、パーソナリティーとか、哲学とか、倫理とか、芸術の分野が求められるようになってまいりました。しかし、我が国は資源が乏しゅうございますので、いかに生きるかという技術革新は続けながらも、今申し上げました何のために生きるかの実現的な発想も一緒に進めていかなくてはならないだろうと思っております。

 そこで、お尋ねの筑後市の教育への取り組みの一端としてでございますが、やはり教育を見ていきます場合に、人と、それから物と、そして内容、いわゆる制度というのがあろうかと思いますが、やはり筑後市にありましても確かに十二分の成果も上がっているところはあると思いますが、また一方では多くの課題もあると思っております。そこで、私が思いますには、やはり教育の課題がたくさん山積したときには、もう一度原点に返ってみるという視点も必要であろうと。

 例えば、人でございますが、言うに及ばず「教育は人なり」と言われるところから見ていきますと、やはり学校は学校長の指導力というのが大きな位置を占めておろうと思いますので、いま一度筑後市の小・中学校の校長の指導力がいかなるものか、果たしてその指導力が今後どれだけ充実していくのかと、そういった視点も見ていきたいと。あわせまして、やはり子供、生徒と接するのは教師でございますので、一人一人の教師の資質能力が果たしていかなるものか、これで十分なのかというやはり点検も必要であろうかと思っております。今言われますところの学力の低下に対しまして、やはり私どもは学習指導要領が3割減という中で教員の資質の向上はやはり避けて通れない現状でございますので、一人一人の教師の力量を向上させるためには、やはり研修とか、研究とか、修養とか、そういった視点からの事業改善等々も必要であろうと思っております。

 なお、やはり制度の面から見ていきますときに、学校教育は学習指導要領がどうしても根幹にございまして、その指導要領が今ぶれておるという一つの見方もございますけれども、やはりこれは仕方あるものとしなくてはならないだろうと。それは教育課程の編成につながってまいりますので、教育課程の編成に当たっては、各学校が持っております歴史、文化、伝統と、地域のそれぞれの思い等を含めたそれに合った教育課程を組んでいかなくてはならいだろうと。ただ漫然と、いわゆる行政が指示したものを受けとめていってそれでよしとするのでは、やはり特色ある学校はできないだろうと思っております。また、よく言われますところの知・徳・体、三位一体と言われますが、私は知・徳・体では個人の個しか育たないと。やはりこれにプラスすることの人間関係とか、社会性とか、こういったものが備わっていく必要があろうと思いますので、やはりカリキュラムの編成、いわゆる教育課程の編成にあっては、そういう知・徳・体プラス人間関係、社会性といったものも組み入れていく必要があろうかと思います。

 また、物として見た場合には、筑後市のいわゆる物の場合には、ある時期において一度に建物をつくったり物を整備した時期がございまして、ちょうどこの時期に至って老朽化が激しくなってまいりました。特に、いろいろと予算とか、あるいはいろんな制度の問題から見ていきますと十二分には一気に解決できない分野もございますけれども、最大公約数を図りながらそうした物に対しての対応も図っていかなくてはならないだろうと考えております。

 なお、筑後市独自のという言葉もございました。しかし、奇策を講じて余り効果がないものを考えるよりも、やはり「大河は細流を集めて成る」と。この矢部川だって、白木川とか、星野川とか、山の井川とか、それぞれの川を集め至って有明海に注ぎますように、一つ一つしっかりと考えながら、取り込みながらいわゆる筑後独自のあり方を検討していくと。それには私一人の浅はかよりも、やはり地域や、あるいはPや保護者の皆さんとか、あるいは子供たちの願いが先生方の願いがいかなるものかという中をあわせ持った中で確たる一つのものを組み立てていきたいと。

 今よく言われますところの2学期制度とか、教育の日とか等々ございますけれども、もちろんそうしたものも検討の余地も入れていきたいとは思っておりますが、基本的には、やはりそれぞれの学校がそれぞれの課題に向けていかにそれを達成していくかという視点の中で特色ある学校づくりをつくっていかねばならないだろうと考えております。

 要は、中国のことわざに、馬に水を飲ませるためにいかに水辺に引っ張っていこうとも、馬にその気がなければと言われますけれども、私は、むしろ馬が飲みたいような水を各学校が幾つも用意することによって馬がみずから水辺に歩んでいくような、そういう学校が必要なもの、求められるものを幾つも用意していく必要がこれからあろうと思いますが、その起点には各学校の発想の転換が求められるところであろうかとも思っております。

 次に、教育基本法の改正の視点ということでございました。先ほど当初申し上げましたように、我が国のこの戦後の復興の中で確かに昭和23年にこの教育基本法はできました。それから半世紀をはるかに経た中で、当時つくられました社会状況と今日との社会状況の中では随分と変化しまして、それが具体的には世界も我が国も大きな変化を遂げてまいりました。とりわけ科学技術や産業構造とか、社会のシステムとか、あるいは国際関係のあり方とか、世界規模の競争という形でよく言われますところのインターナショナルからグローバルになってきましたように、私たちを取り巻くところの環境、社会の様相等は大きく変わってきたと。一方では、それに伴いまして今度はマイナスの、いわゆる負の要因と言われるところのもろもろの問題点が噴出してまいりました。

 それはそれとしまして、教育の方に目を向けますと、いわゆる高度成長期で大変効果があった従来型の教育が今や限界に達しておると。そして、むしろ疲弊さえ起こしておる今日では、まだこれに向けての新しい教育のあり方が確立もしていないのが今であろうと思っております。家庭にあっても、子供の教育を学校に押しつけられたり、あるいは学校教育そのものだってまだまだ受験競争等々に追われ、あるいは先日申し上げました機会の平等がいわゆる結果の平等になってしまっておるとか、画一主義を求めるとか、非常にそういった視点にあってもまだまだ教育の中が十分にしっかりした方向づけがなされておりません。

 また、家庭や地域の教育機能も低下していると言われております。あるいは人と人との人間関係のあり方、それから敬愛の念とか、あるいは感謝する心とか、家族や友人に対する愛情とか、道徳心とか、自立心とか、何かこういった心身の発達にかかわるものも随分と指摘されている面が多くなりました。要は将来に対して夢や目標を描けないと。ましてや、規範意識や学ぶ意欲も低下しておる今日の青少年に対して、新しい教育の根幹にかかわる見方が必要であろうということで、今回、教育基本法の改正が求められていくことになりました。

 そこで、今るる申し上げましたように今日の社会状況の変化の中で、教育全般についてその根幹にかかわる、根本法にかかわるところの法の改正というのが求められるとともに、一方では、やはり我が国がこの社会や教育の危機の中で教育の理念までさかのぼった見直しの必要が迫られておると。そして、一方では、この21世紀の教育が目指すものを踏まえて新しい教育基本法ということが言われるようになりました。

 そこで、内容につきましては御承知かもしれませんが、いわゆる教育基本法は前文と11カ条から成っております。今、見直しの時点ではございますが、前文につきましては、やはりその精神というのは当時にあっても、今にあっても何ら変わるところがないと。いわゆる最高法規と言われる日本国憲法に基づくところの戦後の新しい教育理念を、やはりその前文ではきちんと押さえておるということもありますれば、その教育理念をきちんと引き続き、また今後の改正の方向づけでは残していきたいと。

 一方、その中の11条の中で、その基本法を貫いておりますところの個人の尊厳とか、人格の完成とか、平和的な国家及び社会の形成者などの理念は、やはり憲法の精神にのっておりますし、普遍的なものであるということから今後も大切にしていくと。

 一方では、21世紀を切り開く心豊かでたくましい日本人の育成を目指す観点から、幾つかの新しい視点から取り入れられているところがございます。幾つか申し上げますと、個人の自己実現と個性、能力、創造性の涵養とか、また感性、自然や環境とのかかわり、また公共に対する精神、道徳心、自立心の涵養とか、日本の伝統文化の尊重、郷土や国を愛する心と国家社会の一員としての意識の涵養とか、生涯学習等々、いわゆる新しい視点からの改正が今、中央で検討をされておりまして、また全国幾つかに分けてフォーラムを行い、そのありようを求められているのが今の現在でございます。

 以上述べました。よろしくお願いいたします。



◎市立病院院長(薬師寺道明君)

 まず最初に、先ほどから村上議員並びに市長から身に余るようなお言葉をいただきまして、どうも大変恐縮をしております。私が議員の諸先生方に退任のごあいさつをする機会をどこかで与えていただくやに聞いておりますので、きょうは村上先生の御質問だけにお答えをさせていただきます。

 病院長、すなわち私の後任人事の件でございますが、先ほど市長がおっしゃいましたように大学の方に関連病院という関係ございまして、依頼をしております。先週の水曜日に一応その議題が取り上げられました。複数の教授格、もちろんうちの副院長も含めてですが、推薦があったということでございます。かなりの人数の推薦があったので、大学の方で少し絞り込んでこちらの方にお答えした方が決めやすいんじゃなかろうかというような、今そういうふうな内示的なことがございました。12月で私が退任するということは大学の方はわかっておりますので、近々に返答があるだろうと思っております。

 それから、第2点の病院事務局と経営責任者との関連の問題です。これは私参りました11年の6月の議会のときにちょっと触れさせていただいたと思いますので、この問題は私も全国の国公立病院の院長会議に出たときにいつも議題として取り上げられる問題であります。しかし、やはり国家公務員、それから地方公務員等々の規定があるかどうかわかりませんけれども、なかなか病院の職員の専門化というのは前に進んでおりません。逆に院長職の専任問題、専門化ということが進んでまいりまして、院長になりますと臨床から離れると。マネジメントを徹底するというのが逆の方向で進んでいるということを御理解していただきたいと思います。例えば、あそこの九州医療センターの院長も副院長も一切臨床には関知したらいかんというような形になっているわけなんですね。だから、私のような、ここのような規模が少し小さいところで院長、副院長がそういうふうな立場になってしまいますと途端に診療も麻痺してしまいますので、いつも話題になりながらそういうふうなことがなかなか前に進まないと。しかし、どんどん医療情勢は変わっていきますし、それから急速にいろんな問題が出てきております。だから、私の希望といたしましては、できるだけ専門職的な人、もしそれが不可能ならば、ある一定の期間は置いて、その問題に対して対処が何でもできるような人を要請してもらいたい。また、そういうふうなシステムをとってもらいたいと思っておるわけです。よそでやれないことを筑後市立病院から発信してもいいんじゃないかと、生意気なことを申し上げますけれども、そういうふうな形でもとっていただければ非常に幸いでございます。

 2年間ぐらいのローテーションでは、やっと何か物事がわかる期間なんですね。わかっていただけるとなりますとかわってもらう。また一からということになってまいりますと、私も管理職の一、二名はほとんど両方に頭を走らせにゃいかんということになりますので、我々は診療に専念ができると。事務局の方々の指示に従って経営云々で従事をしたいというのが我々臨床医としての望みの一端でもございます。そういうふうなことを御理解していただければと思って、それで回答にかえさせていただきます。



◆18番(村上知巳君)

 再質問に入らせていただきますが、本当にきょう薬師寺院長には業務多忙な中にわざわざ御出席を賜りましてありがたく思っております。そういった関係も考慮をさせていただきまして、議長にお願いして、再質問を病院関係からということで進めさせていただきたいと思います。

 それでは、先生の大学学長というはえある御栄転になりまして、後任の人事というのが今まで病院が順調な経営のもとに健全化が図られ、累積赤字も解消というすばらしい実績を上げた。本当に中核病院というのは、私が聞くところによりますと7割、8割がほとんど赤字の経営というのが地方自治体関係の病院ではなかろうかというふうに認識をしているところでございます。しかし、余り黒字を出し過ぎるということになりますと、これも一つの問題ではなかろうかと思いますけれども、そういった面を含めても健全経営が達成されたということは大変ありがたいことでございます。ですから、余計に後任の院長の交代というのもこれは市民挙げてのお願いだと思いますし、市長の考え、これまでの久留米大学病院との教授あたりとの折衝も聞きました。しかし、これはあくまでもやはりそういった久留米大学の関連病院ということもありますので、薬師寺院長には大変無理な相談になるかもしれませんけれども、引き続き私どもの市立病院、市民の期待にこたえる病院の院長としてのすばらしい人の後任をぜひ選考をしていただきたいと思います。きょうお話を聞きますと、それくらいの質問までしかできないかなあというふうに思いますので、薬師寺院長の院長の責任において、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。それから、市長の方にも鋭意その努力を院長ともどもお願いをしたいと思います。

 それから、私はこれまで自治体病院の経営のあり方の一つとして冒頭申しましたように、院長は医療に専念、それから事務局長は経営、管理者的なことでずうっと見ていく姿が健全経営の一環をなすのではないかという考えを持って今回も質問させていただいたわけでございます。ただいまの薬師寺院長の答弁によりますと、平成11年の6月議会からしますと、かなりやっぱり考え方の微妙な変化というか、もちろん医療センターの現体制もお話をされましたけれども、継続的に経営を見ていく専門的な事務局長という経営管理者としての姿が本当ではなかろうかというはっきりした明確な答弁だったというふうに思っております。

 私がなぜこういったことを言いますと、院長の答弁の中にも過去の市立病院の事務局長は2年、今度の後藤事務局長は終わりますと5年ですかね、3月が退職だそうでございまして、本当に珍しく長かった病院事務局長でございます。そういうことを踏まえまして馬場前市長は定年説を覆してでも延長という話もありましたけれども、ただいまの薬師寺院長の話によりますと、やはり継続的にできるなら長く病院の経営全体を見詰める経営管理者的な方がいいんじゃなかろうかというふうな答弁をいただきました。市長の見解をお願いしたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 大変難しい課題でございまして、今御指摘いただきますように一般の行政職の枠の中で2年ないしは3年程度で交代、交代ということでは、今、院長先生のお話にありますような専門的な確立ができないと。しからば、別途、病院事務局としての採用ということもまた考慮していかなきゃならないと思いますが、これにつきましても当たりがあれば、いい人だったらよかったけれども、外れたときは何年間もというようなこともあるじゃないかという内部での議論も今しておるところでございまして、大変難しい課題でありますが、病院の置かれている立場ということも十分考慮してどうやった形にしていくか、まことに今のところ具体的なものを持っておりませんが、大いに今回の院長先生の御示唆を一つの我々の課題としてこれから研究をしていきたいというふうに思うところでございますし、また市町村合併の問題も控えておりますので、非常にそういう点で今ここでの方針はなかなか出しにくい状態だということでございます。



◆18番(村上知巳君)

 お二人の考え方を聞きまして幾つか難問題もあろうかと思いますが、理想としては院長からお話があったような形で、またこの点でも院長、現在の薬師寺先生とも市長にも相談をしてもらって、やっぱり健全経営に向けての病院体制の確立ということをぜひ大きな課題として取り組んでいただきたいと思います。

 それから、これは質問じゃなくて、薬師寺先生にお願いという形になろうかと思いますけれども、一応12月いっぱいということなんですが、市長が冒頭答弁の中でも申しましたように、しかし何らかの形で私たちの筑後市立病院というのをぷっつりと切れる形じゃなく、久留米大学の教育関連病院でもございますので、温かい目でといいますか、そういう面で筑後市立病院の健全経営のためにも、ひとつ指導助言をぜひお願いしたいというふうに思いますが、よかったら考え方を述べていただきたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。



◎市立病院院長(薬師寺道明君)

 どういうふうにお答えしていいか、正直なところちょっと戸惑っているわけでありますけれども、私も5年近くおりますと、どういいますかね、非常に去りがたいような気持ちも持っております。いろいろと今御依頼がございましたけれども、私自身は、できたらという表現ですけれども、時々大学の方と調整をしながら月に数度ぐらいは顔を出して、そして病院が少し落ちつくまで経過をそばから見詰めさせていただきたいと、そういうふうには考えております。まだ行ってみませんとはっきりしたことはよくわかりませんけれども、その機会は、幸いにして大学は今のところ土曜日は休みでありますので、何かそこのところが調整がつくかなと思って、その辺のところはまた市長とも御相談申し上げたいと思っております。

 以上です。



◎市長(桑野照史君)

 今の村上議員の御質問にお答えする形で、今後ともぜひ病院の高い見地から見守っていただくようにという意味を込めて、ぜひ引き続き市立病院の名誉院長として残っていただきたいという要請をしておるところでございますので、議会の皆さん方の御理解と、むしろバックアップをお願いしたいというふうに思っております。



◆18番(村上知巳君)

 院長から私たち、また市民にとっても大変ありがたい気持ちの一端を述べていただきまして、本当に感激をしているところでございます。市長からも心強い御回答をいただきまして、本当にありがとうございました。先生におかれましては、これからの退任された後、大学での学長としての御活躍と御健勝を心から期待したいと思います。

 ありがとうございました。

 それでは、病院関係を終わらせていただきまして、最初に申し上げておりました九州新幹線船小屋駅設置についての再質問を行わせていただきます。

 まず、この問題の事業費で、先日の原口議員からの質問もありましたように、市民の人たちがこの建設に当たっての税負担、あるいは血税投入ということで 100億円という数字が先走りして市民の混乱を招いているという今の現状だろうというふうに思います。この問題につきましては、22日の全協で20億円を対象とした執行部からの説明があったわけでございますが、もう明日の新聞にはこの記事がにぎわわせていたということで、やはりもちろんそれを目にした市民というのは当然びっくりするというのが本当だろうと思います。このことは議会に資料としては提供がありましたけれども、何ら説明がなかったと。そして、いきなり新聞に出たということで、私ども議会人としても、しっかり目を通せばわかることなんですが、いささか行政の取り組みに慎重さに欠けたというか、対応が悪かったというか、そういう感じで一つは私自身も憤りを感じております。改めてそのことを壇上で説明をせろと言いたいわけですが、今まで市長にもその反省というか、対応の甘さがあったということをお認めいただきましたので、担当の方からもそういうふうな答弁があっておりますので、あえてその答えは要りません。今後こういったことのないように行政の果たす役割ということを、市民の混乱とか誤解を招くようなしっかりしたそういうことじゃなくて、情報の提供ということは今後十分対応して進めていただきたいというふうに、まずこれはお願いをしておきます。

 それから、これまでの質問の過程で、やはり区画整理事業ですか、この金額の、私は事業費の理解の仕方がそれぞれ二つに分かれているというふうに思います。質問を聞いておりますと、これを計画書という扱いのもとに質問をされている経過も私はあったように思います。私はこれは、私の判断でもございますが、九州新幹線船小屋地区駅周辺整備構想と、これは概要報告書なんですね。中身を見てもはっきり明記をしてあります。計画書案なんです、これは。そういったことで私たちは判断をしながらこの事業費に対する議論をすべきだと思います。

 改めて担当に聞きますが、これは計画書ですか。計画書案なんですか。駅周辺整備構想、そういうことでしょう。計画書ですか。計画書案なんですか、お答えを願います。



◎建設部長(加賀田慎一君)

 計画書といいますと、きちっとした積み上げ、測量、それから例えばそこの中にあります 127戸の補償金何ぼという部分につきましても家の中に入って計算をしたわけではございません。したがいまして、まだこれは調査をした段階での一つの報告書であるというふうに私どもとしては考えております。ただ、そこの中に金額を書いておった分がやっぱり先に走ってしまっているというふうに理解をしておるところでございます。



◆18番(村上知巳君)

 ですから、私たち議会人としては、そこいらをしっかり判断をして私は議論をすべきだと思いますよ。ところが、計画書じゃないです、これは。計画案なんですよ。基本構想なんですよ。構想段階でしょう、まだ。そのことは計画書案とも入っておりますし、私はこの区画整理事業というのはまだ地元説明会、了解も何もあってないわけですよ。そういう時期でしょう、今は。だから、計画書的なことで議論したらおかしいんじゃないかと。地元の人は憤慨しますよ、そういったことで勝手に判断してもらったら。地権者の理解も得てない、地元説明会もしてないのに計画書案の数字だけがひとり歩きするというのは私はいかがなものかと思います。

 そして、この計画書を筑後市がつくるに当たっては、九州新幹線船小屋駅周辺開発検討委員会、これは学識を有する人、識見を有する人初めそれぞれ地元の関係者、区長会の代表の方、商工会議所、JAふくおか八女の代表、女性団体の代表、青年会議所、船小屋温泉協会の代表、そういった方たちのいろんな検討がそれを踏襲してこの計画書案ができたわけでしょう。それ間違いないでしょう。部長どうですか。



◎建設部長(加賀田慎一君)

 検討委員会で検討された構想は、18市町村を全体を見た中でのまちづくりの中でどうしても新幹線の新駅が必要であると。その中で、例えばグリーンツーリズムの考え方であるとか、そういったいろんな構想、例えば観光であるとか、そういった構想が構想委員会の中でつくられたと。そこの中の一つの手法として区画整理事業という手法があるので、その手法に基づいた調査をした報告書であるということでございます。



◆18番(村上知巳君)

 あのですね、部長、ちゃんとここに書いてあるわけですよ。この計画書を踏襲してこれをつくり上げたというふうにですね。ですから、区画整理事業の事業費に対する考え方というのは、このスケジュールを見るとわかるわけでしょう。42ページに区画整理に入る前にその取り組みはちゃんと駅が決定してからということに明記をしてあります、ここに。そこいらあたりは私はしっかり自分たちは見ていかにゃいかんだろうというふうに思います。そういったことの数字がひとり踊りして、こういった市税負担 100億円とか、 100億円の血税投入とか、確かでない数字がひとり踊りしているわけですよ。

 私は、この新幹線問題というのは、地元の期待、18市町村の期成会、いろんな人たちの熱い思いの結集なんですよ。市役所の表玄関には「新幹線船小屋駅を実現しましょう」という横断幕もあります。地元には水洗校区のこと、地元のことを話したら失礼ですが、それぞれ行政区ごとに校区民の熱い思いもあります。それから、将来夢を託す子供たち、先日の意見発表会でも熱い思いを子供たちが語ってくれました。そして、この期成会というのは、首長、議会の代表、それから農協、商工会議所、すべての人たちの熱い願いの期成会でございます。そういったことで、私はこういった数字のひとり踊りで、この夢のある市長が言われるように将来の30万都市を目指すなら、当然核となる施設としてこれほどありがたい大事業はないと思いますよ。本当に私たちは賛成の立場で見ますと、原口議員も本当に腹を立てたような質問をされたけれども、私もしかりです。

 この新聞には、議員有志の何名かの方がおられます。建設場所の位置、写真入りで、全くでたらめです、これは。でしょう。矢部川の堤防の上なんか、この構想見てもわかるわけでしょうが。それは何を指さすかというと、筑後市には恩恵は少ないですよと。瀬高町ですよと。その次の2枚目のチラシ、このチラシというのはこれをもとに署名活動をされているチラシ、その象徴がこの 100億円の血税を投入する新幹線船小屋駅の誘致に反対する筑後市民の会、代表者の名前もありませんが、半径 1,000メートルの円内は筑後市域は4分の1にも満たないと。こういったことを市民の人たちが目にしたら、本当と思ったら大変なことなんですよ。

 今の計画段階では、駅の設置というのは八女瀬高線、道路から南側、既存の船小屋駅から 550メートル南ですから、こういった本当に市民を惑わすようなひどい新聞、これは半径見てみますと矢部川の堤防の上あたりになります。そういった確かでない情報というのを反対署名に利用するとか、私は議会としても、議員のモラルとか、品位とか考えた場合に、もう少し慎重に対応しなければいけないというふうに思います。市長もそういう面で怒りの言葉まで述べられましたけれども、そんな中で、一つは弁護士の知り合いもあるし、法的なことも取り組みたいというふうなことを言われました。本当に市長も独断市政、桑野の思うようになるというようなこういったすごい、私は果たしてそういうことが言えるかと。市民の負託にこたえるトップ者に対して、それが事実ならまさしく、市長も本当に腹が立ちませんか。そういったことを踏まえてどう今後、法的なことも考えて、市長の考え方をここでぜひお聞かせ願いたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 今、村上議員の御指摘のことはすべからくごもっともというか、全く同感でございまして、筑後市のそのことで惑わされておるという人があるということは、一つにはやはり謙虚に行政側の私たちがきちっとした市民の皆さん方への情報提供に瑕疵がなかったかということをまず反省しなければならんと思いますが、それを前提としてそのデマゴギーが流れておる、それが真に受けられておるということは大変残念なことですけれども、筑後市の民主主義のレベルの低さということを私は考えざるを得ません。

 ただ、私も59年間人生歩いてまいりました。誇れるものもありませんけれども、自分の歩いてきた道をこれは消しゴムで消すわけにはいきません。一つ一つ私の歩いてきた行程の中でいろんな人との人間の交わりはあってきておりまして、その評価の中で今よしんば誤解があったといたしましても、いずれ私には真実は一つという中でわかってもらえる部分も当然出てくるというふうな私自身に対する自負も持っておるところでございまして、ただ、そう言いながらも、ぜひ民主主義というのは常に私申し上げておりますが、すべからく一人一人の人間には平等の権利がございます。したがって、当然のことながらこれからの行政に対しては一人一人の方が大いに発言をし、そして発言に裏づけられて自分の責任を果たすということのできるレベルアップされた民主主義というものをつくっていかなければならないというふうに思いますし、行政の中にも本当に私が余り言うと担当に対してきついことになるわけですけれども、今回のことを踏まえてきちっと市民の皆さん方への情報の提供と、それから合意をつくる形はどんなものができるかということをこれからの筑後市政の最大のテーマにしなければならない。それが確立しない限り、デマゴギーで踊るようなことでは、とても私の申し上げる市民が主役のまちづくり、行政と市民の皆さん方の信頼をかち取ることはできないというふうに思いますので、改めて行政の中、まず私どもの方から隗より始めよで徹底的な情報を共有できる仕組みをつくっていきたいというふうに思っておるところでございます。



◆18番(村上知巳君)

 ありがとうございました。

 それで、そういう思いで反対の署名も盛んにあっているようでございますけれども、これまでの市長の答弁の中で、7月22日の庁議の決定を見ているというふうなこと、これはもう庁議の決定ということは、職員の方々の意思の疎通というのはどういう関係にありますか。なぜこういったことを聞くかといいますと、やはり署名が聞くところによると職員の皆さんの署名もあっているというふうなことも聞きますし、実際来られましたという話も聞いておりますし、また、残念なことにこういったことで市の指定業者さんというか、公共工事に携わる人、それはその人の勝手でございましょうけれども、果たして行政に対する市職員の考え方なり、業者さんがそういったことで理解をしてあるなら仕方ございませんけれども、そういったことを実態というのを市長は知ってあるか。私はどうせろこうせろとは言いませんよ。しちゃいかんとかですね。それをどうせろこうせろとは言いませんけれども、そういう状況ということは市長は理解をしてありますか。



◎市長(桑野照史君)

 もちろんこの2年、私もさまざまな重要な施策テーマについて庁内で議論をし意思決定をするときには、庁議という機関に諮るということでやってきておるわけでございまして、この新幹線問題も当然のことながらそういうことでやってまいりました。

 それから、今御指摘いただきましたように庁内の職員の中でも反対署名をしておる人がおるということも耳にはしておりますが、ただ、私が聞いておるところによりますと、職員組合としての決議をしてそれに取り組むということはしていないというふうに聞いておるわけでありまして、あくまで署名をしておる人がおるとするならば、個人的な考え方でやっておられるのだろうというふうに思います。個人的な考え方であるならば、そのことに私どもがとやかく申し上げることではなかろうと。と同時に、外において出入りし関係の業者の人もそれなりの考え方でやっておられるとすれば、私はそれもとめることはできないだろうと。ただ、願わくば同じ情報、同じ地域を共有した中での議論であるべきであって、先ほどから再三御指摘いただいておりますように、極めて曲がった数字に裏づけられた、あるいは羽犬塚駅がなくなるというようなデマゴギーに裏づけられた反対署名ということは、くどいようですけれども、民主主義のレベルの低さを感じるところでございます。



○議長(永田昌己君)

 10分間休憩いたします。

              午後2時2分 休憩

              午後2時11分 再開



○議長(永田昌己君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。



◆18番(村上知巳君)

 この船小屋駅の設置に関しては、非常に私は将来筑後市のためにも、県南地区の浮揚のためにも展望を開ける要素がたくさんあると思います。筑後市でただ一つの船小屋温泉観光地、今本当に悲惨という言葉はどうかわかりませんけれども、衰退の一途をたどっておりますし、県南公園とこの新幹線の駅をマッチすることによって、私は確かな手ごたえが出てくるというふうに思いますし、議会では南西部の落ち込んだことを議論されます。私はこれも一気に解決できると思いますよ。そういう夢のあるまちづくりができる核として、私はぜひ執行部は全力投球をしていただきたいと思います。

 それから、このことによって羽犬塚駅周辺整備が、例えば駅がなくなるとか大変不安な話も飛び交っておりますけれども、このためには助役を筆頭に羽犬塚駅周辺の検討委員会なるものができておりますし、私はこれまで羽犬塚駅周辺整備には事業をずっと調べてみました。かなりの投資をいたしております。10年間でおよそ18億円ぐらい私の試算ではなります。むだな投資とは決して言いません。ただ、この投資が今から生かされていくかもしれませんけれども、今後はやっぱりせっかくの財政の投資が実を結ぶように、そのための助役をトップにした会議だというふうに思います。

 中身についてはいろいろ4本の柱を立てていただきました。例えば、そんな中でやはり駅の存在も危ぶまれておりますけれども、羽犬塚駅が改修、あるいは取り壊すということになれば、やはり橋上駅の考えとか、そうすることによって東と西口の扉が大きく開かれた形になろうかと思いますし、南西部の活性化にもつながりましょうし、これがまた東の商店街の活性化にもつながるというふうな考え方を私は持っております。ぜひ助役のこれからのしっかり地元の商店街の方々との協議をよりすばらしい形にまとめ上げて、そして市長に提言をお願いしたいと思います。

 そしてまた、駅前のソフト面でも、事業といたしましても商店街近代化推進協議会の中で平成6年度に策定されたわけでございますけれども、毎年年間 1,000千円ですかね、これを投入しております。そしてまた、中央商店街のイベント補助金も14年度は 1,000千円が15年度は 900千円に、1割カットという形になっておりますけれども、こういったことでやはり地域の人たちの発想の転換、それを助役がうまくリードしながら生きた予算投入になりますように、そして筑後市の表玄関口としての羽犬塚商店街を含めた地域全体の活性化をぜひ行政の指導と責任、そしてまた地元の連携の中にこれからのまちづくりを進めていただきたいというふうに思います。

 それでは、新幹線駅関係を終わりまして、次に教育関係をお尋ねさせていただきます。

 城戸教育長から、本当に教育は幅が広く奥が深いと申しますか、なかなかつかみどころを、ここということが非常に難しい問題と思います。そんな中で、教育長の答弁の中で、教育は私もそのとおりだと思います。これまでも議会の中で言ってきました。「教育は人なり」ということで、その根幹をなすのが校長であったり、また教職員の先生方だというふうに思います。それで、教職員の養成、これがまた一つポイントになろうかと思いますが、その教職員の養成の重要性と今後の教育長の考え方をお尋ねいたします。



◎教育長(城戸一男君)

 教職員の研修に関しましては、いわゆる校長、それから教頭、教務主任等と、いわゆる職務に応じての研修と、それから教科内容、その他特別活動等々の領域外で研修等が用意されておりますが、比較的この筑後市は、俗に言いますところのいわゆる県教育委員会、こういったところがやる研修にはちゃんと参加してありますが、自主的に、いわゆるみずからが研修を求めていくという形になりますと、全県下からしますといささか低うございまして、これにつきましては、やはり学校長に対しての研修の意義等々を求めながら、十二分に研修ができるように指導していきたいと思っております。



◆18番(村上知巳君)

 ありがとうございました。

 それから、各学校の特色ある学校づくりというのがまた一つの大きな課題ではなかろうかと思います。学校のこれから力量が問われる。それにはやはり民間、地域の協力も要りましょうし、特色ある学校づくりというのが教育長の答弁の中であったわけでございます。そのためにも教員の力量というのは問われますけれども、やはり校長、それから教頭、教務主任、研究主任ですか、そういった面で、校長が力量を発揮しやすい、そういった学校の主体性の確立と申しますか、そういう面でがまた大変難しい問題ではなかろうかと思いますが、そういう面で、私の感じでは小学校11校ありまして、中学校3校あります。やはりどういうわけか、私の一つの考えでは、PTAも一つの団体として、小学校の場合は近い関係もありますし、親同士も知り合いということもありまして盛んに学校に行ってもらうわけですが、中学校になりますとそれが結局父兄も学校に遠ざかるというか、行く機会が少ない、そういうこともあろうかと思います。

 そういった面で、やはり校長の力量がちゃんと経営者としてやりやすい状況なら私は問題ないというふうに思いますが、率直なところ、教育長まだ就任後長くありませんけれども、実感として中学校あたりの実態をどういうふうな感じでとらえてありますかね。



◎教育長(城戸一男君)

 3校の中学校がございまして、せんだってある機会がございました。いわゆるこういう言葉がこういった場所で果たしてどうかわかりませんが、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)という言葉かもしれませんが、いわゆる学校から出されました書類等々が学校の教育活動の現実と十二分に一致してないということもございまして、私と指導主事と2人学校に直接行きましてそれを突き合わせますと、やはり食い違いがあると。やはりそこらあたりに学校長の毅然たる指導力が十二分に発揮されていないということは現実としてあると思います。そういった点につきましては、やはり学校長の指導力の向上という形がいかなる形で十二分発揮できるかということについては、今後大いなる検討課題と、また私に課せられました宿題だろうと思っております。



◆18番(村上知巳君)

 それから、もう時間がありませんので、これはお願いになろうかと思いますが、やはりそういった面で学校の経営責任者である校長、あるいは教頭、こういった面で本当に人事というのは私たちが差し挟む問題じゃないかと思いますけれども、やはりいい校長に頑張ってもらいたいというのはその学校の経営力、また直接かかわりの深い子供たちのためにもぜひ努力をしていただきたいと思います。

 それから、教育委員会の点も先日お答えがあっておりましたけれども、今新聞によりますと、その存在意義が問われるという時代になっているというふうに言われております。権限としては学校の組織編成や教育課程のあり方、学習指導要領のあり方、運営全般を決める権限もありますし、私たちが教育委員長初め教育委員さん方は議会で選任をいたしております責任もありますし、そこいらあたりを教育長と教育委員会の関係の中でしっかり教育委員会そのものの生き生きとした活躍というか、その位置づけが十分機能されるように今後取り組んでいただきたいと思います。

 それから、教育基本法に対しましては立派なお答えをいただきまして、ありがとうございました。国の文部科学省もこの基本法に対する思いが本当に難しい面もあろうかと思いますけれども、そういった面で将来を担う子供たちの健全育成でありますし、教育全般にわたって、冒頭申しましたように最高の責任者としてこれからの教育長の手腕に期待を申し上げます。

 以上で教育委員会終わりまして、合併でございますが、いよいよ差し詰めになりました。今、八女市と筑後市の2市先行論ということであります。そんな中で議会で八女市と二つだけならいいがと、ほかの参加には異議ありという意見も出ましたし、私はそういったこともありましょうけれども、やはり相手の思いやりというですか、そういう面がやっぱりしっかりお互いの共通認識というのが一番肝心なことになろうかと思います。私は旧八女郡で反対ということはいささかどうかなあというふうにも思います。山の恩恵、自然、環境、そういった点で筑後市は水が豊富にあるといいますけれども、その源は矢部川の流域があるからだと思いますし、地下水源があるのも、西野畑を外したら全部矢部川流域です。しかし、その中にも汚染が懸念される井戸もありますし、津島にまた1本試掘があっているようでございましたけれども、やっぱりそういう面を大切にすることもぜひ考慮しながら今後の合併というのは突き進むべきではないかというふうなことを私の考えとして持っている一人として市長に提言という形でさせていただきます。そして、2市1町、八女市、筑後市、広川、この問題が私たちに最終的な議会の決断を迫られる時期になりました。2市先行論からどういうふうな枠組みが決まるかわかりませんけれども、やはり2市1町というのが筑後市民の一番望む合併だそうでございました。それで、広川の町議選の後、その結果も出ておりますし、高鍋町長の考えも新聞で報道されました。あとはそういった首長同士の協議をひとつ議会の意見も十分取り入れながら、そして地域住民の意見を十分取り入れながら市長は慎重かつ積極的に取り組んでいただきたいと思います。

 最後に申し上げますけれども、本当に合併にしろ、新幹線の問題にしろ、行政もですが、私たちも正しい情報を正しく市民に伝える、このことが基本になろうかと思います。そういったことを吸い上げて議決なり市長の施策の方針として突き進んでいただきたいと思います。そういうことをぜひお願いを申し上げます。

 そしてまた、この合併につきましては住民投票という考え方もありましょうけれども、やはり住民主体の合併像というのをしっかり行政も我々もつかみ取って今後の筑後市の将来、また私も、市長が言われますように30万構想を目指した合併づくりにお互い努力しなければいけないということを、ぜひ市長もその点をお含みをいただきたいということを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(永田昌己君)

 以上をもちまして村上知巳議員の一般質問を終了いたします。

 次に、4番五十嵐多喜子議員にお願いいたします。



◆4番(五十嵐多喜子君)

 4番五十嵐多喜子でございます。大先輩の議員に挟まれて、また、さまざまに意見が出尽くしたようで、質問が大変しにくいなあという思いでおりますけれども、さきに通告しておりました大きく3点について、重複する面もあると思いますけれども、お尋ねいたします。

 先日、社会教育課の主催で実施されました文化財ウオークラリーに参加いたしました。参加者は、筑後市民はもちろん、三潴、広川町、八女の方も一緒でした。広川を出発し、筑後市の一条から南へ走る坊ノ津街道を私も途中よりともに歩きました。途中で文化財の説明を聞きながら時代を現代に帰ったり過去に帰ったりと、半日間の歴史探訪は行き交う人の心の温かさを感じたり、小道のわきに咲く小さい草花にほっとしたり、俳句の一つでも出てきそうで、今もここに先人たちの心が残っているようなロマンあふれるものでした。歴史を知ることは、先人たちの知恵を知ることでもあります。かつてこの筑後の地でたくさんの知恵を振り絞りながら未来へ、未来へと今日までつないできたわけですが、最近の余りにも目まぐるしい時の変化に、先人たちが築いた歴史を振り返ることも忘れて恩恵のみを受けるのではなく、未来へどうつなくかを真剣に今議論するのが私たちの責任であると思っています。歴史には逃してはならない時があることを身を持って市長は特に感じておられるのではないでしょうか。

 私も九州新幹線船小屋駅の設置を強く希望する議員の一人ですが、郷土史研究会の冊子を読んでおりましたら、こういう一文が載っておりました。引用させていただきますと、各市町村の地域に限っての振興策ではもう時代に適応できないのではないか。もっと広域に雄大な構想をめぐらす時期が到来しているのではないか。その中で各市町の特色を生かすべきではないかと。

 10日、11日と何人もの議員の質問に対して市長は答えられております。東部の森や山、川、人の和み、追加して言えば、西部を向くと有明海の珍味、柳川のウナギ、川下り、北原白秋の生家、大川の木工があります。矢部川の清流に蛍が飛び交い、船小屋が温泉のまちとして再びにぎわうようになればいいなあと。海の幸も山の幸も実に豊富なところであります。古い歴史、文化もたくさんあります。味のコース、歴史探訪のコース、観光めぐりと、夢は膨らむばかりですが、筑後市に愛着があるゆえにといいましょうか、夢を追うこともできにくい市民の方もいらっしゃるわけです。

 今回お尋ねする将来を見据えての駅構想については何度もお答えいただいたと思っておりますけれども、再度お答えいただきたいと思います。まだ仮の段階ですが、新たな駅を中心としたまちづくりに対して夢を持ち続けることはエネルギーが必要です。城戸教育長の答弁にもありました。生きる力ではなく、生き抜く力にすべきだったと。困難もあると思います。皆が皆夢を持ち続けられる人ばかりではないと思います。十分に体力がある、知力がある、想像力がある人ばかりではないと思います。確固たる確信が持てないから不安が残るのではないでしょうか。質問が重なると思いますけれども、市長の思いを伝える手だてとして、市長はありとあらゆる機会で話す。また、組織立って情報を流すと言われております。そのほかに考えられることがありますでしょうか、お尋ねいたします。

 2点目、図書に関する事業について、まずブックスタートについてお尋ねいたします。

 先輩議員が何度も何度も質問をされ、ようやく明年の2月よりスタートとなりました。平成13年度には3月、9月、12月と3回、その間市長も馬場市長から桑野市長へとバトンタッチされ、その1年後、平成14年度12月には、桑野市長よりブックスタートを明年にはスタートさせたいという答弁を引き出され、そのしつこさは学ばなくちゃいけないなと思っているところです。馬場前市長のとき要望書を提出させていただきましたけれども、私もその席におりましたので、その成り行きには若いお母様同様大変関心を抱いているところです。先輩議員が執念でここまでこぎつけてくださいましたので、明年2月からスタートになりますブックスタートをぜひ成功させたいという思いでお尋ねいたします。

 絵本を手渡すのは手段、目的はメッセージである、また最少の予算で最大の効果がある。健診を受けに来る人は95%くらいあるので、そのときに渡すのに意味があると、再三訴え続けてこられました。平成14年12月、桑野市長の「やります」という答弁からちょうど1年たちます。時間は十分にあったと思います。一つ、事前の徹底はやれてますでしょうか。二つ、健診の際、どのような形、方法で本の大切さを伝えていかれますでしょうか。

 次に、図書館建設について、現在の進捗状況についてお尋ねいたします。

 平成13年12月の議会で、図書館建設に対する一般質問に対して市長は、新年度4月早々にも図書館建設委員会を立ち上げたいという答弁があっています。そして、約束どおり平成14年5月、図書館をつくる大前提のもと、図書館等建設委員会が立ち上げられました。ことし5月にできた報告書には、委員会は当初、平成14年5月から平成16年3月までの期間を目標に研究を終え、市が改めて策定する建設基本計画、実施計画に生かされることを期待して答申書を作成することにした。折からの市町村合併協議が急速に進行してきたため、研究期間を1カ年早めることにし、図書館建設の実施計画が筑後市の存続するうちに策定されるよう平成15年3月に行うことに改めたとあります。

 平成15年2月のこと、市長が突然会議に来られ、合併までにはぜひ着工しますと大変自信のある言葉を言っていかれたと聞いております。そして、その研究報告書が答申が平成15年5月21日、桑野市長に手渡されたわけです。6月の広報紙でも大きく報道されました。私たちも、もうすぐにでも図書館ができるのだと大きな夢を抱いたわけです。先の見えない時代だからこそ学ぶことで自己を見詰め心豊かに暮らしていきたいと思っているわけです。

 ことしの3月議会だったと思いますが、議事録を読んでおりましたら、1番に図書館建設が掲げられ、シンポジウムの予算として 600千円掲げられております。また、ことし6月、田中議員の一般質問では、社会教育課長、教育部長はさらに一歩進んだ答弁をしてくださっております。しかし、聞いてみますと、シンポジウムの開催は明年の3月ということです。市長の気持ちが少し変化されたのか、それとも職員の方が変化されたのか、これまでのテンポに比べると非常にペースがおくれていると感じます。心の変化もあわせて図書館建設の進捗状況をお尋ねいたします。

 最後、3点目、障害を持つ方への安心と安全の対策についてお尋ねいたします。

 ことし9月の議会で、すべての人に優しい社会づくりということで福祉のまちづくり条例が制定されました。その中の一つ、安全性の確保ということでお尋ねいたします。

 14条には、「市は、災害に強いまちづくりに努めるとともに、市民及び事業者と連携して障害者、高齢者等をはじめすべての市民が安心して暮らせるよう安全の確保に努める。」とあります。私は、条例ができたからといってすぐにはそういう社会には決してならず、地道な対話、信頼関係を結びながら優しい社会づくりを築いていかなくてはいけないと感じていますが、行政機関では何か積極的に今取り組もうとされていることがありますでしょうか、お尋ねいたします。

 たまたま手話をされる方との出会いがありまして、御近所でぼやがあり、大変怖い思いをされた聾唖者の話を聞きました。消防署から一刻も早い知らせがほしいという要望を受けました。また、きちんとしたシステムづくりもされたらいいなあということです。実際、聾唖者の方とお話しすると、ほかにも災害のとき、地震のとき、津波のとき、台風、水害のとき避難場所等をファクスやメールで教えてほしいということでした。健常者からすると当たり前のことも、障害を持つ方は周りの人、隣近所の方にも2倍、3倍気を使われている気がいたします。要らない心配もされているわけです。逆に感謝の心、感動する心もたくさん持ってらっしゃいます。特に、署の方と緊急連絡カードを一緒につくったことは本当に喜んでおられました。でも、これはまだ一方通行の形です。私も勉強不足で、もう既にできている制度もあるかもしれませんが、きょうは丁寧に「安心していいですよ」、「守っていますよ」というメッセージを送っていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

 あと再質問は質問席の方でさせていただきます。



◎市長(桑野照史君)

 五十嵐議員からは3点について御質問をいただきました。

 第1番目の新幹線船小屋駅、将来を見据えての駅構想ということでございます。五十嵐議員と私とでは大分世代が違いますが、私は終戦直前にこの世に生まれた人間でございまして、戦後の混乱期から成長過程に入って、バブルがはじけることもすべて体験をしてきておりますが、少なくとも私どもの小さいころ、21世紀というのは、まさにバラ色の社会ができるんではないかと、そういう思いを子供のときから絵本等を通じて見させてもらいましたし、そして青年期においては、そういうことが紛れもなく実現するんではないかという期待を持つことのできた時代もありました。しかし、その21世紀を迎えて3年が終わろうとしておりますけれども、この21世紀の社会の中で日本の国はまさにさまざまの分野で大きな壁にぶち当たっておるわけでありまして、一から出直さなければ日本の国の将来はもうお先真っ暗だというふうに感じざるを得ないというのが私の率直な感想でございます。そういう中にあって、次の時代の子供たちにどういう夢を私たちは与えることができるだろうかということを真摯に考えなければならないというふうに思っておりまして、個人的なことを言って恐縮でございますが、私は20年間のブランクを経て再び政治の場に舞い戻ってきた男でございますけれども、本当に身を捨ててそういうことに対しての強い次の世代に対しての礎をつくっていかなければならないという熱い思いを持っておるところでございます。

 この新幹線問題もこれまでたくさんの議員から質問をいただいたところでございますが、そういうことを見据えて少なくとも次の世代のことをしっかりとらまえながら新幹線問題は語りたいなというふうに思っておるところでございまして、その中で今御指摘をいただきました文化財ウオークラリーで歩きながらという話をいただきましたが、私たちの住むこの筑後市及び県南のこの領域、大変今混乱する21世紀の社会の中で私が目指したいと思っておりますまさに心の潤い、いやしを取り戻すそういう地域として考えるならば、この県南の地域にはたくさんの可能性を持っておるというふうに思うところでございまして、合併問題においても、なるほど東部は一面から見ればお荷物であるかもしれませんけれども、あの山の木、それから流れる小川の水、そういったものも大きなこれからのいやしの財産になると思われますし、それから長い伝統に裏打ちされた柳川、大川の特徴あるまちというものも、私は十分これからの一体となって取り組んでいく我々の共通基盤の一員としてとらまえなければならないと、そういう中での新幹線だというふうに私は考えておるわけでございまして、どうか、非常に残念な議論になっておることを重ねて私は御指摘をするところでございますが、そのことに対する自分たちの反省も踏まえて、今後は本当に市民の皆さん方と一体となって議論をし、まちづくりをしていきたい。それこそ市民が主役のまちづくりにつながるんではなかろうかというふうに考えるところでございまして、筑後市のみならず周辺の市町村とも、まさに今御指摘のように広域的に雄大な夢を持ってそれぞれの地域が特徴を発揮することのできるまちづくりができるような、それの核になるような新幹線船小屋駅をぜひ皆さんと一体となってつくっていきたいというふうに思うところでございます。

 図書に関する御質問が二つございました。ブックスタート、いよいよ来年の6月にスタートいたします。私は率直に物を言うことを、余りかみしもを着たしゃべりはするまいというふうに思っておるわけでございまして、皆さん方に対する答弁も実は原稿は持っておりません。メモに従ってやっているわけでございますので、時々失言と思われることも言いますし、訂正したこともございますが、実はこのブックスタートについては、五十嵐議員の前の野口前議員に「しつこく」ということを言いまして、これは壇上で訂正をさせていただきまして、「粘り強く」というふうに訂正させていただきましたが、そのしつこい熱心な再三再四の情熱あふれる質問の中で、実は私も事の価値というものを認識し、あえて事業計画を立て、来年の2月6日からスタートすることになるわけでございます。

 改めて私が申し上げるまでもなく、幼児教育というものは本当に大事でございまして、今日のいろんな浅ましいといいますか、目を覆いたくなるようないろんな事件が起きておるのも、幼児教育のところでの足りなさの証拠ではないかというふうに思うところでございます。現に私自身が個人の事情でございますけれども、3歳のときから祖父母に育てられて、物心ついたときには、じいさんのひざの上で聞く音楽は浪花節でございまして、その幼児経験に基づいて、相変わらず今となっても現代音楽というものになかなか自分の体に合わないということをつくづく感じておるところでございまして、小さいときからの幼児教育の大事さを改めて考え、2月6日からスタートするこの新しいブックスタートに大きな期待を私たちも持っていきたいと思っておるところでございます。具体的にどういう取り組みにするかは担当の方から御答弁をさせていただきます。

 次に、図書館建設でございます。

 大変今きついところを突かれました。私は、20年ぶりに本当にこの世界に戻ることを決意して、随分久方ぶりに市内の皆さん方のところを回るようになりましたときに、私に期待するというか、私がこうすべきだという市民の声の第一番目は、役所の中の空気を変えろと、意識改革をせろというのが圧倒的に一番目でございました。そのことはもういろんな方々から、おまえに期待するぞという話でございました。と同時に今、図書館がないというのは大変恥ずかしいと、その当時、古賀市と筑後市だけが図書館がなくて、本当にこういう致命的に恥ずかしいというので、ぜひこれをつくりなさいという声も2番目には聞いたところでございました。

 今御指摘いただきましたように、そういう声を受けて私のいつも言います市民参加型の手法の中で検討委員会をつくり、市民の公募の皆さん方からの御意見を中心にことしの5月21日には建設研究委員会の答申をいただいたというところまで来ておるところでございまして、その間におきましては、筑後市の民間団体の方からぜひ建設資金の足しにしてくださいということで寄附金をちょうだいしておるのも二つや三つほどありますし、個人的にも寄附をいただいておるという状況の中で、皆さん方の期待が強いということは十二分に承知をしておるところでございます。

 そこの中で、心の変化でもあったんかということでございますが、私には全く心の変化はございません。ただし、状況の変化が少しあっておるところは率直に認めるところでございまして、私の後ろに座っております総務部の方からの強いプレッシャーの中で財政計画の中で、そう行け行けどんどんではいかんぞという強いくぎを刺されている中で、私はぜひ市民のそういう声を生かしたものをつくっていきたい。そのはざまの中で若干の今やりとりをしておるということでございまして、ぜひ私の所期の思いというものは十分、若干財政的には規模縮小があり得るかもしれませんけれども、一日も早くつくり上げたいという私の思いはあって、心の変化はないところでございますので、財政の方とも十分に今葛藤しておるというところでございまして、決して私自身が行け行けどんどんとやっているわけではないという一つの証左でもあるわけでございますので、御理解をいただければありがたいというふうに思います。

 それから、障害を持つ方への安心と安全対策ということでございました。

 いつも申し上げておりますが、世の中が大変厳しくなってくると真っ先にしわ寄せを味わうことになるのは弱い立場の人、ハンディキャップを持った人だろうというふうに思うところでございまして、まさに弱肉強食の社会というならば、そういう中で、そういうことのあってはならないそういうところに温かい何らかの手を差し伸べるのが行政の役割だろうということを強く認識をしておるところでございまして、せんだってからも手話の会の人との実情もよくお聞きし、私なりに意見交換会の場もさせていただきました。そういう中で、ぜひ皆さん方の思いというものも受けとめて、今後、行政の場で反映していきたいというふうに思っておるところでございます。

 ただ、いかんせん財政的な厳しさというものがどうしてもついて回るわけでございますので、この厳しい環境というものも皆さん方にも御理解いただきたいということは申しておるところでございまして、ぜひ市民参加型で健常者の皆さん方も含めて弱い立場の人たちをどう守っていくかということも考えていかなければならないというふうに思っております。

 そして、御指摘をいただきました消防における聾唖者の皆さん方への対応の問題につきましては、この質問検討会の中で消防長の方からるる説明を受けているところでございますので、現在行われている対応、対策については、そちらの方から答弁をさせていただきたいというふうに思います。

 以上でございます。



◎教育委員会社会教育課長(松永盛四郎君)

 ブックスタートについてお答えいたします。

 ブックスタートは、ゼロ歳児健診の機会にすべての赤ちゃんと保護者にメッセージを伝えながら絵本を手渡す運動であります。対象児としましては、学齢を合わせるために15年の4月以降に生まれた子供から対象としております。2月の実施になりましたのは、筑後市では4カ月健診と10カ月健診になっておりますけど、大体10カ月ぐらいが適当だろうということで10カ月の方を選びましたので、15年の4月以降に生まれた方が10カ月健診を受けますのが2月ということです。2月6日の日から毎月その月の上旬の10カ月健診に順次説明をしながらお渡ししていくということです。

 配布方法のお尋ねですけれども、今、問診と健診の間にちょっと時間があるということで、職員が数グループに分かれて趣旨を説明しながらブックスタートパックを保護者に手渡す。それから、もう一つの方法としましては、保健センター内にコーナーを設けて随時説明をしてパックを渡す。そのどちらをとるかを今詰めております。近隣の市町村の実施状況の視察等も行っておりますし、今後あと2カ月ありますので、もう一度ぐらい行って、どちらがいいかそこを詰めながら行っていきたいと思います。ほかに読み聞かせの実演とか、健診の通知にブックスタートの案内文等も載せながらいきたいと思っておりますし、市の広報でもブックスタートいよいよ開始ですよという広報もしていきたいと思います。今後、継続的にこれができて、より効果がある方向を探っていきたいと思っております。



◎消防長(松藤元君)

 障害を持つ方への安心と安全の対策、その中で聾唖者への緊急時の対応についてという御質問でございますので、お答えを申し上げます。

 我々消防で緊急時と申し上げますのは通常、火災、救急、救助、これを一連として緊急時というふうに位置づけをいたしております。消防本部では通常火災が発生しますと、もちろん緊急時ですから、火災、救急、救助、当然あるわけですが、これがございますと当事者、関係者、あるいは付近の住民から私どもの消防本部に一斉に通報が入ります。この通報内容を私どもの通信指令台、コンピューターで制御しておりますが、この通信指令台に全情報が入ってまいります。通信指令台の通信指令員がこの情報を取捨選択を行います。正式に申し上げますと、情報を受け付けた段階で私どものパソコンに2画面ございまして、地図検索装置というのがございまして、情報を受けた段階で地図が出てまいります。

 私を例に申し上げますと、住所の赤坂というのが通報が入りますと、赤坂が出てまいります。目標が日の出屋赤坂店の東側ということになりますと、そこの画面が出てまいります。その画面に従って行動を起こしてまいります。ですから、先ほどお話がありました聾唖者の方は、その画面の中に御家族17名の方の情報を入力いたしております。したがいまして、赤坂の日の出屋の付近に仮に聾唖者がいらっしゃるというような場合は情報の中に出てまいります。そうすると、出動隊を編成する必要がありますので、その画面を見ながら出動隊の編成を行います。一つはポンプ車、一つはタンク車、一つはレスキュー車――救助工作車、これを一つの隊としております。しかし、中には高層住宅の火災、この場合は編成を変えてはしご車隊を入れてまいります。もしくは救急隊が必要であるというような場合は、これに連動して救急隊を入れてまいります。そのたびに出動隊員の編成を行って出動をさせております。それが通常私どもの方の火災、あるいは緊急時の出動体制でございます。

 お尋ねの聾唖者の緊急時の通報システムでございますけれども、これは平成10年11月21日当時の障害を持つ方の自立といいますかね、そういうことに非常に熱心な皆さん方がいらっしゃいまして、そういう人たちの御協力と、それから筑後市身体障害者福祉協会聾唖部会との意見交換等をさせていただきまして、私どもが緊急通報カードを既に皆さん方のお宅に届けております。したがいまして、何か事があったときはそれをこちらに移していただくというようなことですが、ちょっと申しおくれましたが、その時点で聾唖者を対象にファクス装置を入れていただきました。そのファクス装置によってお互いが情報のやりとりをするというようなことでございます。と申しますのは、一つは今までは緊急時には第三者を介しないと私どもに情報が来なかったりというようなことが自分たちの力でいざというとき、火災だとか、救急だとか、救助の出動要件があるときに消防に直接できないかというようなことで当時の方に御協力をいただいたわけでございます。そういうことですので、私どもの方から災害時はファクスを通して書類でもってやりとりをやっておるというようなことです。ですから、一般の火災の場合は加入電話、もしくは 119電話でやりとりを行いますが、それは聾唖者の場合はファクスでやりとりをやる。若干ちょっと時間はかかりますけれども、これでやっておるのが現状でございます。なお、そういう機械がスムーズに運用ができるように聾唖者部会の方とは時々講習会、あるいは協議会等をさせていただいて、その他の災害の場合もスムーズに運用できるように御理解を願っておるところでございます。



○議長(永田昌己君)

 再質問をどうぞ。



◆4番(五十嵐多喜子君)

 じゃ、再質問させていただきます。

 質問というよりも、今回の新幹線の問題に対して、私は新人議員として新幹線の問題を見詰めたときに、どんな政治行動も意識するにせよ、しないにせよ、何らかの人間観に基づいていることを感じました。基本的価値観の違いが政治行動にも大きなぶれが生じ、危険であることも感じることができました。新人であるがゆえに見えない部分もたくさんありました。行政もそうですけれども、私たち議員も正しい情報を市民に知らせる義務があるということを感じます。同じ情報のもとで市民が判断するということが一番大事で、今回の問題は、それ以前の問題があったんじゃないかと思いました。筑後市議会の質を問われたかもしれません。こういうときこそホームページとかで情報を市長の言葉で流す方法もあるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

 それから、ブックスタートの件に関しましては、余り具体的にまだ決まってないということですけれども、ボランティアを活用するという部分はどんなだったでしょうか。また、ボランティアの方との信頼関係というのはどうだったのか、そういう部分もお答え願いたいと思います。

 それから、課長自身は1回でも読み聞かせの実践をやられたことがあるのかなあということもお聞かせください。

 それから、来ない方への手渡し方はどう考えておられますでしょうか、よろしくお願いいたします。

 ちょっと一度に聞いていいですかね。済みません。いいですか。

 それから、図書館に関してはよくわかりましたけれども、また前議員のようにしつこく聞いていきたいと思いますけれども、次の段階で図書館建設委員会が立ち上げられるときに、ぜひ図書館長となる方も入っていって考えてほしいと思っております。図書館長の任命は教育長もかかわられることだと思いますので、特に教育長は年間 150冊ほどの本を読まれると聞いております。どういう方が図書館長にふさわしいと思っていらっしゃるのか、城戸教育長にお尋ねいたします。

 市民はもう限界に来ているということを直接聞いたりしますけれども、職員の方はちゃんと市民の方を向いて行動をしていただきたいなあと思います。お尋ねいたします。よろしくお願いします。



◎市長(桑野照史君)

 今、新幹線に絡んで御指摘をいただきましたように、どうやって共通の情報を共有するかということの大事さを本当にしみじみと感じておりまして、この2年間張り切ってばたばたするだけが能じゃないということもよく身にしみてわかったところでございまして、今後はさまざまな行政課題がございますので、これをぜひ私一人でもできません。ここにそろっております幹部職員も他人事とせず、そして建設部、あるいは推進室だけの問題とせず、今後情報をきちっと伝えない限りこういう混乱に陥るということを身にしみてこの筑後市行政が感じてくれれば、対応が素早くできるんじゃないかというふうに今反省をしているところでございまして、議会の皆さん方のひとつ御協力もいただきながら民主主義のレベルアップを図っていきたいと、反省を込めて申し上げたいと思います。



◎教育委員会社会教育課長(松永盛四郎君)

 ブックスタートについてのボランティアさん等の活用につきましては、このブックスタートをするときにブックスタートパック、その中に絵本2冊が入っております。その選定委員会に既に3人の読書グループの方を入っていただいて選定をしております。今後、手渡す場合もそういった読書グループの方にも参加をいただく、そして一般市民の読み聞かせに興味のある方等に広報で予定では1月15日号で呼びかけようということで考えております。一、二回研修をしながら、実質的にボランティアさん等が入っていただくのは3月の手渡し時期からになるという今スケジュールで考えております。

 それから、私自身読み聞かせをした経験があるかどうかという話ですけれども、私、孫がおりまして、孫にはしたことはあります。他の市民の方に対してはありませんけど、しよるうちにこちらが眠くなってしまうというような状況であります。



◎教育部長(菰原修君)

 図書館建設で、社会教育課長も教育部長も意気込みがあったということで、後退したのではないかということでございますけど、結論は、先ほど市長が答弁されたような状況で、担当部署としましては県内で市としては最後でございますので、市長の方には、よそに負けないぐらい立派なものをこの際つくってほしいということでお願いをしてきたところでございます。そういう中で、先ほど市長も言われましたように財政と協議をしながら、答申のありました要旨でいきますと規模は 6,000平米から 3,000平米というような形でそういうことで進んできておりましたけど、候補地として、用地としては3カ所から7カ所、固定資産の評価なり、あるいは地権者というような人たちを調査しながら今日まで進めてきたところでございます。

 さらには、財政的に非常に厳しいというような中でリース方式という話を聞きましたので、リース方式の方も考えましたけど、ちょっとこれは金利が思った以上に高いということで、説明は受けましたけど、これについては困難かなということでとんざしておりますけど、今後さらに規模、あるいは財源等含めまして、もう少し財政当局等とも協議をしながらさらに精力的に進めていきたいと、その熱意は持っておりますので、それで答弁を終わりたいと思います。



◎教育長(城戸一男君)

 図書館長にふさわしい人ということでございますけれども、私の思うことでお許しいただきたいと思います。基本的にやはり本が好きであるということだろうと思いますが、ただ本が好きだけでなくして、やはり図書館を運営していくだけの資質、能力が必要だろうと思います。その1点としましては、やはり図書館ですから社会教育の一環として、いわゆる業務運営能力がある方、それから市民の方がたくさんお見えになりますから、そうした方とのかかわり合いのできる人間性の非常に豊かな方、そしてまた、どういった本が市民の方が望んでおられるかといったいわゆる情報やいろいろなことに先見性のある方とか、時としては行政手腕のある方、または、いわゆるどちらかといえば情報等々に情報機器等も含めて非常にたけた方とか、最終的にはやはり図書館長ですから、最終的にしっかりした識見と教養のある、しかも責任能力のとれる方だろうと思っております。



○議長(永田昌己君)

 10分間休憩いたします。

                午後3時5分 休憩

                午後3時17分 再開



○議長(永田昌己君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。



◆4番(五十嵐多喜子君)

 ちょっと質問の形を変えたいと思います。

 先ほど社会教育課長の方から一つだけ答えていただいていない部分があると思いますけれども、乳幼児健診に来れない方たちへの手渡し方の部分について、御答弁お願いいたします。



◎教育委員会社会教育課長(松永盛四郎君)

 その件につきましては、その月、ちょうど10カ月目でなくて11カ月目に見えるとか、そういったこともあろうかと思います。そういった方につきましては、翌月、その健診のときに対象となりますけれど、年度を通して来られなかった場合、その後把握しまして、文書等で案内しながら図書室で渡すか、また、そこの健診のコーナー等を設けている場合はそこで受けていただくか、もらっていただくか、ちょっとそこをはっきりとまだ詰めておりません。そういったことに対して対応はしていきたいと思っております。



◆4番(五十嵐多喜子君)

 3月議会の市長の言葉の中に「厳しい財政環境にありますが、「市民が主役」の意識を、まず職員間で共有し、果敢に、意欲的に市民の皆様に投げかけていきたいと念願しています。」という言葉がありますけれども、数少ないかもしれません、来れない方はですね、95%の方が見えるということですので、数少ないかもしれませんけれども、来られない方というのが私は一番の絶好のチャンスじゃないかなと思います。例えば、出前方式でブックスタートというのが神奈川県の厚木市で10月から行われております。ここは新生児家庭に絵本をプレゼントするブックスタートの事業の中で出前方式を採用した子育てに関する相談を受けながら、読み聞かせの方法などをアドバイスするもので、全国でも珍しいというところがあります。

 また、石川県輪島市では、先輩ママのお祝い訪問事業を開始ということで、先輩ママは子育てを経験した女性で、子育てリーダー養成講座を終了した14人で、保健師による新生児訪問の後に絵本などのお祝い品を持って訪問して、育児についてのアドバイスを行うというようなケースがありますけれども、やっぱり数少ないかもしれないけれども、そういう方たちにこそ職員の方が温かい心を示すのが一番市民が、ああ職員の方も頑張っていらっしゃるなと思う絶好のチャンスじゃないかなと思いますので、ぜひお考えの中に入れていただきたいなと思います。

 それから、質問というのではありませんけれども、図書館の建設の中で、やはり市長も何度も言っていらっしゃいますけれども、例えば、地域、また個人が自己判断するときの、自己判断、自己責任を全うするために情報の開示、透明性情報へ、すべての人に公平に与えるという面でも図書館は本当に大切な部分だと思いますので、ぜひそこの部分も文学が好きとか、そういうんじゃなくて、すべての人がそういう公平に資料を検索できたり、調べ物をすることができたりということを考慮に入れていただきながら、今後も毎日、1年単位、3年単位の前進じゃなくて、本当に一日一日微々たる前進でいいですから、図書館建設へ向けて頑張ってほしいなと思います。

 なるべく早く終わりたいと思いますので、最後に、私は一番財政、お金のかからない方法として、ここで本当に日本一優しさあふれるまちづくりですとか、日本一笑顔あふれるまちづくりというものを、市民を主役にしたまちづくりに加えて、ぜひそういう部分も入れていただきたいと思っております。

 そして、筑後市民の隠れたる力、すなわちエンパワーメントを引き出しながら、市長を筆頭に日本一パワーあふれる筑後市に私どももともにしていこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。そこら辺も市長最後、よろしく御答弁をお願いいたします。



◎市長(桑野照史君)

 紛れもなく時代は逆風であります。その逆風にどう立ち向かっていくかは、それぞれの人間の持っておる力を結集する以外にはないというふうに思うところでございまして、ぜひ情報の開示をしながら、皆さん方と思いを一体にして、この逆風に向かっていきたいというふうに思っております。



◆4番(五十嵐多喜子君)

 最後に、さっきも最後と言いましたけれども、福祉のまちづくりの方も、本当に皆様と一緒になって対話をすることが大事な部分じゃないかなと思いますので、今後ともまた署長、消防署の方は聾唖者の皆さんと本当に対話をしながら、システムづくりに頑張っていただけたらと思います。

 以上で私の質問を終わります。



○議長(永田昌己君)

 以上をもちまして五十嵐多喜子議員の一般質問を終了いたします。

 次に、21番弥吉治一郎議員にお願いいたします。



◆21番(弥吉治一郎君)

 3点についてお尋ねをいたします。

 まず、住民投票条例の制定問題についてお尋ねをいたします。

 さきの全員協議会等の中で、これは合併に関してでありますけれども、市長は住民投票の実施をするか、あるいは全世帯を対象としたアンケート調査をするか、いずれかをやりたいと、こういうようなお話がございましたが、私はやはり合併という重大な問題でございますので、ぜひとも住民投票をやるべきだという考えに立つものでございますが、その住民投票を実施するおつもりがあるのかどうか、あるとすればいつごろ実施されるのか。されないということであれば、その理由についてお尋ねをいたしたいと思います。

 次に、事業への投資と効果について、後でも申し上げますが、市長は就任からもう2年たたれるわけですけれども、昨年の12月議会の中でも、いわゆる投資対効果といいますか、バランスシートの関係について、非常に重要視をされるという、また、市政の運営につきましても事業の実施について、その事業を実施したときにどういう効果があるのかという意味で、非常にそういう意味でも重要視する運営をすると、そういうことを言われました。

 去年初めて13年度の決算の審査の中でバランスシートというものが提示をされましたけれども、私はこの演壇で非常に昨年提示されたバランスシートというのは、一般の商売人であります企業で言うバランスシートになっていないじゃないかと。もっとバランスシートというならば、各課といいますか、予算で言うならば款ごとに、いわゆる投資対効果について明らかにすべきだということを申し上げました。

 市長は、その答弁書の中にもありますけれども、まず、初年度であるから去年の今ですけれども、ちょっとお手やわらかにといいますか、こらえてくれと。また、当時の総務部長も、初年度であるからことしはこのくらいでと。来年度、本年でありますが、15年度の12月議会には去年よりかもうちょっとバランスシート的なものを提示するからというような意味での答弁があっております。しかし、これは決算でまた申し上げますけれども、旧態依然としたといいますか、また、提示されておるバランスシートも、去年と見比べてもほとんど変わらないというような状況で失望をいたしておるところでございます。

 なぜそういうことになったのか、私は一つ実例を挙げて申し上げたいと思いますが、市役所に私も30年ぐらい来ておりますけれども、つい先日といいますか、20日、1カ月ぐらい前から本庁舎の前で工事が始まっております。大体、業者さんに聞きますと 600数十万の工事だと、こういうふうに伺っております。内容を、ずっと工事の進捗状況を見ておりますと、まず、点字ブロックが市役所の庁舎の中といいますか、一部にまで敷設をされました。その後側溝が入れられました。そして、今では本庁舎の前の舗装が取り払われまして、恐らく新しい舗装が実施されるというふうに思います。

 その工事費が、もうそれで終わりかどうか知りませんが、 600数十万、その前にはいわゆる身障者用の駐車場というようなことで、これも本庁舎前に立派なカーポートが設置をされました。私はこういうものが投資対効果でどれだけ効果があるのかということで、ちょっと疑問を持つものでありますからお尋ねをするわけであります。

 なぜかといいますと、市長はさきの全員協議会等の中でも、合併は避けて通れない。特に八女市との2市選考論も唱えられましたし、今ではそれを拡大して2村2町も含めた協議会の設置、八女と協議をされたこの内容の中に、本庁舎については、筑後と八女の境界線上に設置をするというふうなことがうたわれておるわけであります。もし筑後と八女の合併が実現をいたしますと、約束どおり本庁舎は筑後と八女の延長線上――私はそれをとやかく言っておるのではありません――移るでありましょう。そうしたときに、今度の今の筑後の本庁舎がどうなるのか。そういうもう1年半か2年後に合併というものがあるとすれば、そういう今言いましたような工事は私は必要あるのかと。どういうふうにやっぱり投資対効果を私は精査をされておるんだろうかと。工事の1件1件についてまで、そういうことを考えられるべきではないか。貝田議員も言われますが、市長が単独で合併せず頑張っていくと、こう言われるなら私も賛成をします。それならば、この点字ブロックでありますから、視力障害者の方々にとっては、それは重要なものだと思います。カーポートもしかりです。雨にぬれてもらわれんように車いすで来られる方等が、健常者はぽっと降りて二、三歩で庁舎に入りますけれども、やはりそういう方々については重要なものだと、こう思います。

 しかし、あの庁舎がどうなるのか。私の記憶では昭和30年から31年ぐらいにあの庁舎は建ったもので、今の筑後市の施設で一番老朽化をしております。八女との合併、あるいは郡との合併の中で、今の本庁舎をそのままお使いになるというようなことであれば、その確約ができれば、私はここで申し上げる必要ありませんけれども、一、二年でこの庁舎がわかりませんが、なくなってしまう可能性も、これは否定できない現実ではなかろうかなと思います。そういうときに工事をするならば、もうちょっとやっぱりそういう意味での効果があるといいますか、そういうものをやっぱり一つ一つ、大切な金を使うわけですから、この精査をやっぱりすべきではなかろうかなと私はそういうふうに思いますから、終わったことは仕方がありませんけれども、今後もそういうことがあるやもしれませんので、ひとつよく注意をしていただいて、この決裁をしてもらいたいと、こういうふうに思います。

 また、あわせまして先ほど言いましたカーポート、これは事実かどうか知りませんが、業者の方が間違って反対につけられたとかというふうなことも、ちまたでは言われておりますが、私は設計図書を見せてもらっていただいておりませんからわかりませんが、それが事実なのかどうか、ひとつお尋ねをいたします。

 学童保育の関係についてお尋ねをいたします。

 これは矢加部議員の方が一般質問の初日に問題提起なりをされておりますから、多くは申し上げないつもりでございます。筑後市も学童保育の重要性等について、いろいろ文書でも明らかにされております。一つには筑後市放課後児童健全育成事業実施要綱というものが制定をされております。この第1条に目的が定められておりますが、放課後等に保育者が不在、または不在になりがちな家庭の児童に対し、学習及び活動の場を提供することにより、放課後児童の保護及び健全育成を図ることを目的とするというような立派なことがうたわれております。

 また、2条には、実施主体は筑後市とするということも、この要綱の中には明記をされております。

 そしてまた、第3条には、第1条、先ほど申し上げました目的を達成するため、運営を小学校区単位とした学童保育所運営委員会に委託するとされておりまして、保育児童数によって運営費が委託料として交付をされると、こういうようなことがうたわれておるところでございます。そういうことで資料も持っておりますけれども、4段階か5段階に分けまして、保育されております学童保育の児童数によって年間の運営費の交付がされておりますけれども、現状でいいというふうに思われておるのかどうか。

 一つには、もう一つ文書がありまして、こういうようなことが書いてあります。学童保育の運営については、父兄のいわゆるバザーでありますとか、寄附でありますとか、そういうようなことによって運営もされるんだと。そのことが筑後市で言う市民が主役の学童保育版だというようなことを書かれておるところでございますが、市長も御承知と思いますけれども、不用品のバザー、あるいはいろいろなことをやりましても、年間に稼げるお金というのは、もうわずかなものだと思います。私たちも商売をしておるからわかるわけですけれども、かすり祭り等のときに食堂みたいなものをやりましても、大した利益が上がるわけではありません。素人の皆さん方がそういうようなことで努力されても、恐らく年間 100千円か、十四、五万稼ぐには、並大抵のことではなかろうと、こう思います。

 一例を申し上げますと、社協で1年間、このバザーをやります。 3,000数百の品物が市民の皆さん方から寄附をされますが、 1,000千円ちょっとの収入を上げておるようでありますが、それを稼ぐ労力たるや、この行政区長さんにお願いする、隣組長さんにお願いする、それを集約する。そして値札をつける。販売する。私たちも理事でありますから、当然出ていってお世話をするわけでありますけれども、これは1人幾らずつかもう寄附した方がましばいというぐらいの労力がかかるわけであります。学童保育もそういうことではなかろうかなと、こう思いますが、今、建設費が 5,000千円、そして、年間の運営費として4段階に分けて交付がされておりますが、これをもうちょっと強化するとかというようなおつもりがあるのかどうか、市長の考えをお尋ねしたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 一般質問も最後のバッターで、弥吉議員から3点について、今御質問がございました。順次答弁をさせていただきます。

 最初の住民投票条例の制定についてでございます。

 これは、さきの議会でも御質問をいただいたところでございまして、私としては当然のことながら、筑後市の将来を決するような重大なこの市町村合併問題について、住民の皆さん方の意思を問うことは当然のことだという話もしておったところでございまして、どういう形態でやるかということについても、今検討中だという答弁をしてきたところでございます。

 その中で、住民投票という問題と全戸住民アンケートという問題と二つがあるわけでございますが、既に私は前の前の議会のときぐらいから担当の方に指示をしておったところでございまして、条例をつくるにしてもきっちりした検討がもう既になされております。そういうものを踏まえて、この市町村合併の問題についても、当然のことながら、どういう形でかの住民の皆さん方の意思を問う機会をつくりたいというふうに思っておりますが、こういうぎりぎりの状況になってきておりますから、時期についても、一つの住民の皆さん方にどういった枠組みが情報として提供できるか、その前の段階として、当然のことながら、皆さんともまた議論をする部分もあろうと思いますけれども、一つの方向性を議論を集約した中で出たところで住民の皆さん方に問いかけるというふうな段取りを考えておるところでございまして、担当の方から今準備しておりますことについては、るる説明をさせていただきたいというふうに思います。

 それから、2番目は大変耳の痛いというか、きついというか、いうところで、事業への投資ということで御質問をいただきました。

 私は選挙に出るに当たっても、もちろん、バランスシートということを踏まえて、大分県の臼杵市が進めてやっておられるということから、ぜひそういうものも取り込んで事業対効果ということが通用する行政を進めていきたいということでお話をしているところでございまして、その方向性においては寸分も狂っておるところではございません。菰原収入役に特命として、この事業の推進についての指示を出してきておるところでございますが、大変申しわけないところでございまして、行政の諸君もよく聞いておいてほしいんですが、おっしゃるように、スピードが速くないという今のお話で、12月の議案書を出しておる中に、そういう改善が見られないという御指摘をいただいているところでございまして、この間についても、何ゆえにどこに障害があるかについては、実務の方からきちっとした答弁をしてもらいながら、私としては一日も早く、その効果の出るような方向性を出していきたいということを考えておるところでございますので、担当からの答弁にかえさせていただきます。

 それから、それに伴いまして、具体的に玄関の模様がえの問題についてお話をいただきました。

 これにつきましては、障害者事業の中で、もう私の就任前からこの計画は進められておることでありまして、私になって改めてやり始めたことではなく、限られた予算の中で年々少しずつ改善をしていくという事業の一環でございます。そういう中で当然のことながら、もっと早くこういう対応はしなければならなかったのではなかろうかというふうに思っておるところでございます。

 なお、合併で、八女市との間に合併が成り立ったときには、本庁舎は境界周辺に行くではないかという話でございますが、八女市との協議の中では、八女市も筑後市も新庁舎をつくるという思いは全く持っていないわけでありまして、ただ、市民の心理的な影響等々を考えれば、例えば、八女市に寄せるわけもいかず、筑後市に寄せるわけもいかず、だとするならば、例えば、市長のマネジメントの部門だけを境界線上に置いて、住民と接する、いわゆる一般の行政窓口はそれぞれに現在の八女市、現在の筑後市、その中で運営を当面していこうではないかと。特例債がもらえるからといって新庁舎をつくるようなことは控えるべきじゃないかという合意を得ておるところでありまして、私はいつも言っておりますが、さらに、その先の30万都市をにらむときには、八女市と筑後市だけで一つの本庁舎を新しくつくるということもいかがかと思っておるところでございまして、当然のことながら、今の筑後市の行政の庁舎というものは、合併をしようとしまいと、今後当分の間はここは市民の皆さん方においでいただく窓口になるだろうというふうに思っておるところでございまして、私は常にいつも、弥吉議員も私も一昨年一緒に行きました藤沢のあの役場、まさにぎこぎこ板張りの役場でありまして、それから中央においても、まさに中央官庁が大きくさま変わりしてきた中で、大蔵省、今の財務省というところはもう全く明治時代からの庁舎を使っておられました。いろんな筑後市の中でやらなきゃいかん施策はたくさんありますけれども、市役所、行政棟の新築というのは最後の最後になることだろうと思いますので、今日の工事は当分これがむだにはならないと。当面、これはハンディキャップを持った人たちに喜ばれるサービスの一環だというふうに考えていただきたいというふうに思うところでございます。

 最後に、学童保育についてお尋ねをいただきました。

 御存じのとおり、羽犬塚の小学校のひまわり共和国に始まったこの学童保育事業も、今、古川が終わって、次年度に西牟田ということになろうということでございまして、当然のことながら、大変初期の段階から父母の会の皆さん方には随分自力で、行政に頼らず、この学童保育の必要性ということをお感じいただいて、自力の立ち上げをされてきた経過があることは御存じのとおりでございまして、私がこの基本精神というところで、今御指摘ありましたが、寄附金、会費、バザー収益などの収入面の苦労をされたということですが、今御指摘のように、なかなかそういうことで十分な金額を集めることの難しさということは私もよくわかるところであります。

 しかし、だからこそ行政頼みますよという姿勢こそ、私はやっぱり問題ありとは言いませんけれども、そういうことの連続の中で、いやわかりました、それにはサービスをいたしますよという、これまでの行政のパターンが行き詰まりを来しておるというふうに私なりに感じておるところでありまして、初期の羽犬塚小学校における橋本さんたちの御尽力、あの精神はまさに筑後市の学童保育においても、今後とも十二分に生かされていかなければいかんというふうに思うところでございます。

 先日の11月25日、西牟田の父母の会の皆さん方ともお話をしまして、皆さん方からも強い、新幹線に何億も使うごたるなら、これに何百万使うとは安かろもんというような残念な発言がございました。しかし、私の話の中で、それは考え方の違いじゃないかということを説明いたしましたし、その中で、若いお母さんの1人が、いや、初めてそれぞれの家に大変苦労して寄附金を集めてお願いをして回る中で、いろんな今勉強をしておりますという発言もございまして、まさにその勉強しておられることが地域は自分たちでつくるという思いに私はつながるんではなかろうかと思って、ぜひ頑張ってくださいという話をしたところでございます。

 さはさりながら、財政的に厳しいという一面から言いますと、できる限りのバックアップを行政がしなければならないことは当然でありまして、そういう意味で私は就任して以来、委託料につきましても乏しい財政の中でアップをしてきましたし、建設につきましても今回15年度からは 5,000千円という金額に上げておるところでございまして、そういう行政のバックアップということも必要ではないかと思いますが、一面ではバックアップをすることによって、それはもう役所がすることじゃないかというふうな話にすべてがなってしまうときには、市民が主役のまちづくりが私はもろくも壊れることになるというふうに思うところでございまして、当然のことながら、市民の皆さん方と行政の共同のあかしとして私はこの学童保育事業も進めていきたいというふうに思うところでございます。

 ただ、大変寄附金もこういう御時世の中で集まりにくいという実情も訴えられているところでございますので、今、不足分について、当面お母さんたちが自分たちで銀行から借りてというようなこともなかなか難しいという中でございますから、11月25日の意見交換会の後、即座に我が行政の方として融資制度を何か考えられないかと。それで、それは当面大ざっぱに言って、利子補給ぐらいは行政でしたらどうだというようなことを投げかけておりましたところ、担当の福祉事務所の方でそのことに対する準備に入っておるようでございまして、そうなりますと、西牟田だけの問題じゃなく、これまでの六つの保育事業をやっておられるところも、当然お父さん、お母さんたちが借金をしてやっておられるところもあるというふうに聞いておりますので、そういうものに対しても融資という形で補うことができればいいんじゃないかというふうに感じておるところでございました。そういうつまり、行政のやらなければならない役割とお父さん、お母さんたちに頑張っていただいてもらいたいというものが融合した形で学童保育の事業が進んでいくことを強く期待するところでございます。



◎まちづくり課長(山口辰樹君)

 お答えをいたします。

 住民投票条例の制定についてということで御質問いただきましたけれども、先ほど市長の方から答弁をいたしましたように、その目的は住民の意思を問うことにあるということで同様でございますけれども、住民投票と、それから全住民アンケート、この二つに絞りまして比較検討をし、現在その詰めを行っておるところでございます。

 住民投票条例につきましては、さきの議員の任期になりますけれども、特別委員会が設置をされておりましたので、その合併に関する特別委員会の場で、中村助役をトップといたします私どもの行政側と一定の意見の交換をさせていただきまして、そのときにちょうだいいたしました意見をもとに、今、詳細な詰めをやっておるところでございます。その中で住民投票条例と、それからいわゆるアンケートというところでの大きな差異というのは、正確な住民の意思の把握と、その経費にあるということで、現在どちらがより合理的な方法なのかということで詰めをやっておるところでございます。

 なお、市長の方から述べました住民投票条例案については、持ち合わせておりますが、説明をすると長くなりますので、御要望であれば主なところをまた後で御説明をしたいと思います。

 あわせまして、実施の時期でございますけれども、市長の方から方向性が出たところで問いかけるという、このことを基本に今取り組んでおるところでございます。したがいまして、現在の状況でまいりますと、さきの全員協議会で御説明いたしましたように、来年、平成16年の夏ぐらいには何らかの形で新市建設計画を市民の皆様方に提示できるんじゃないかということでございますので、それが終わった後がやや現時点では一番適当な時期ではないかと、16年の夏の終わりから秋ぐらいにかけてがどうだろうかというふうに現時点では考えておるところでございます。市長も申し上げましたように、枠組みの決定なる一定の方向性が出た時点ということを中心に考えますと、現時点ではこのように考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎総務課長(平野正道君)

 バランスシートについてお答えをさせていただきます。

 このバランスシートは市長の公約でもございましたけれども、昨年度から作成をさせていただいておるところでございます。この作成に当たりましては、総務省方式の様式を用いまして作成をしておるところでございます。

 先ほど、臼杵市の話が出ましたけれども、臼杵市みたいに単独での作成の方法もありましたけれども、大変内容が難しくて、かなり人的投資をしなければ作成できませんでしたので、その投資をするよりも総務省方式の方がよいという判断をしましたし、この判断に当たっては全国的には総務省方式がほとんどでございますので、他市との比較ということもこのバランスシートでは大変重要な効果の面もあります。そういったこともありまして、総務省方式で作成をしたところでございます。このバランスシートは資産の状況を示すものということでございますので、大体、形としてはこういった形になるかなというふうに思っておるところでございます。

 昨年度との比較ということでございますけれども、今年度は1人当たりの金額に直してみたりして、少し、わずかではありますけれども、内容は若干充実をさせていただいておるところでございます。

 投資効果等の関係ですけれども、これは今、行政評価システムの試行中でございますが、来年度からまた本格試行というふうになる予定でございますけれども、むしろこちらの方がそういった面では活用度から言ったら高いと。したがいまして、バランスシートもこの行政評価システムとのリンクで、もっと効果のある活用にするような形にはならないかというふうなことを今、検討中というところでございます。



◎会計課長(村上春夫君)

 お答えいたします。

 玄関前の事業の件でございますけれども、先ほど市長が言いましたように、市庁舎の整備、設備等の改善工事につきましては、平成10年3月に策定しました筑後市障害者基本計画に沿って、高齢者、身体障害者等が円滑に利用できることを目的に13年度より年次計画で整備してきておるところでございます。したがいまして、現在施工しております本庁舎前駐車場と改修整備工事につきましては、視覚障害者等のための点字ブロックの敷設工事と玄関前の車の流れをスムーズにするための誘導線と駐車場のラインを引く工事でありまして、年次的に進めてきた工事であります。

 それから、先ほど御指摘がございました平成14年度に屋根つき身障者駐車場を整備したところでございますが、これは大変申しわけありませんが、設計のミスで工事がしかかった時点で、私どもも駐車場が車の長さに足らないということがわかりまして、途中で急遽やり直したということでございます。(「学童保育はよかですよ」と呼ぶ者あり)



◆21番(弥吉治一郎君)

 住民投票条例の関係について、課長にお尋ねをいたしたいと思います。

 16年度の夏ごろに新市の建設計画ができた暁に、それを是とするか非とするかという意味で住民投票条例をやると、そういうようなことのようですが、住民投票条例、他市のものも勉強させていただきますと、あるそういう一つの枠組みが決まって、それの是非を問うというやり方と、枠組みそのものを問うというやり方もあるわけですね。筑後市の場合は、今で言いますと、もう来年の夏というわけですから、筑後、八女、あるいは今聞くところによりますと、2町2村もこれに大体12月の22日に返事をもらうということのようですが、うわさではもうオーケーと、お願いしますというふうになっておるというようなことも、それは本当かどうか知りませんが、聞くわけですね。それに今度は広川がどうなるかわかりませんが、そこで、もしその法定協議会が立ち上がって新市建設計画ができた。それでは筑後市はそのことでのみ住民投票条例を行うというようなことでとられますが、私はもっと、例えば、そういうとり方もあるでしょう。今言いましたのは、上陽が除いただけで旧八女郡ですね、今私が言っておりますようなことになりますと、それも一つあろう。しかし、ある人によりますと、アンケートのパーセンテージが上と言われますけれども、私は 7,500名の署名の方が上と思いますが、例えば、筑後と大木町、相手がこれもどうなるかわかりませんが、そういうことでどうですか、旧八女郡でどうですか、あるいは久留米と合併したらどうですか、あるいは貝田議員が言うように、単独ではどうですかというような幾つかの選択肢を問いかけるという住民投票のやり方、二つあると、こう私も勉強して思います。

 あとはいろいろ定住しておる外国人を入れるのか、年齢を幾らまでにするのか、あるいは50%の投票率を切ったら開票するのかせんのかというようなことで、若干の違いはあるようですけれども、おおむねその二つの聞き方があるというふうに私は理解しておりますが、今の話ですと、初めの市長のあれでは、枠組みが決まってというようなことですから、私は枠組みというのは幾つかあるのかなと、こう思っておりましたら、課長の答弁でいきますと、新市建設計画ということでありますから、一つの枠組みを問うというのが住民投票だと、そういうふうなことで理解をしておっていいですか。私は幾つか、独立といいますか、合併しない方向も市民に問いただすのも住民投票だと、こう思っております。

 そうすると、なぜ詰めた話、詰めた話とこんな簡単なことができないのか。ただ、枠組みがまだ定かでない、新市建設計画が明らかでないからできないというだけなのか。住民投票でいくのか、全世帯アンケートでいくのかというのは、もう今の時点で決められておったって一つもおかしいことじゃないわけでしょう。そして、枠組みが例えば、今執行部が言われるような一つのことをマルかカケかで問うというようなことであれば、それが決まったときに条例を、まだ条例筑後市ないわけですから、臨時議会等を招集されて議決を受ければ、すぐその条例が成立するわけでありますから、そのことで住民投票になるわけです。そいけん、私はやっぱり住民投票でいくのか、アンケートでいくのか、もうアンケートはやりません、住民投票でいくならいくと言われた方が私はいいんじゃなかろうかな。問い方も一つのことに対してやられるのか、幾つか、単独で残るということも含めてやられるか、そのことぐらいは早く私は決められるべきじゃなかろうかなと。

 何でこういうことを言うかといいますと、実際その執行部がやられないならば、議員提案ということもあるわけですから、私どもの方で臨時議会をお願いして、議員提案という形でやらにゃいかんのかなと、執行部のまちづくり課がそういうことでふらふらといいますか、ずっと先送りするならということもありますから、私は今度も質問させていただいておるわけです。ひとつその点についてお答えをいただきたいと思います。



◎市長(桑野照史君)

 御指摘のように、この問題に対しては二つの問題があるなというふうに思っております。確かに住民投票で市民の皆さん方の意思を問うのか、全戸アンケートにするのかについて早く決めろということでございますので、率直に十分に、今度の新幹線問題も含めた私の強い反省の中で十分に内部討議、議会の皆さん方の討議もしていただいて、その中でなるべく早目にどちらの方式をとるかということの結論を出させていただきたいというふうに思っております。

 それから、今、御指摘の方式、問う方式につきましても、これもあわせてさまざまな皆さん方の御意見を聞くことが前提でありますが、それが前提でありますけれども、市町村合併の17年3月という問題が迫っておりますだけに、ぎりぎりのところまで情報を開示する中で一つの枠組みづくり、一つの筑後市の方向性がどこにいくかということを集約して、その集約の結果、それに対して皆さんどうでしょうかというやり方しか時間的に、例えば、三つか四つから選んで、またその中から、じゃあ任協をつくってという時期は、もう残念ながらできないんではなかろうかというふうに感じておりまして、当然のことながら、皆さん方との意見集約の中で筑後市の方向性を出して、その方向性に住民の皆さん方の意思を問うたときに、その方向性と違う住民の皆さん方の結論が出れば、市長である私の政治責任につながるということもあわせて承知の上で、そういう方向性でいかなければ、時間が足りないんじゃないかなというふうに思っているところでございます。



◆21番(弥吉治一郎君)

 私は市長も言われた、課長が言いますように枠組みが決まる、新市建設計画がある一定決まった中で住民の意思を問うということになれば、来年の夏ぐらいまでかかるでしょう、恐らく法定協議会を立ち上がって云々しなきゃいかんわけですから。だから、あとの再来年度の3月という限られた時間まで時間がないということになろうかと思います。

 しかし、例えば、年明けてでもすぐやられれば、まず枠組みを問うという、さっき言いますように、上陽を除いた全部の旧八女郡の枠組みがいいのか、それとも単独がいいのか、あるいは大木町とか、そういうところがいいのかという問い方ならば、新建設計画はできなくともやられるわけで、まず、私はやっぱりそういうことをされるのも一つの市長が住民の意思を問う手段ではなかろうかなというふうに思います。

 旧八女郡どうなるかわかりませんが、そこで問うというようなことになりますと、何回も言いますけれども、かなりずっとおくれてくるわけですから、私は早く問うならば、問題は新市の建設計画ができるかできんかということですから、枠組みはどうするかというのは別に考えて私はやられるのも一つの住民の意思を聞く手段じゃなかろうか、問題提起だけしております。もうちょっと話が進む中で私たちも考えがまとまれば、そういう言いました複数の選択肢のあるような住民投票条例等も提出するというようなことも考えていきたいと思いますので、この点については問題提起をしておきたいと思います。

 それから、事業の投資と効果について総務省方式、後で決算の審議がありますから、その中で全体的なバランスシートの関係については言いますけれども、先ほど演壇でも言いましたが、市長はですね――市長はと、市長の責任ばっかり追及するわけではありません。当時の総務部長は、いやそう言われても来年までできるかできんかわからんという答弁もされておりますから、それは承知の上ですが、各課、あるいは各予算の款ごとに、いわゆる行政評価システムみたいなことで投資対効果はやっぱりしていくというようなことを言われておるわけですから、私はそういうことをやられにゃいかんのじゃなかろうかなと思います。

 ただ、役所の前の工事について、いろいろ聞きました。平成10年度からの計画だと。しかし、この庁舎がずっと使われるならいいわけでしょうけれども、いずれにしても、八女と合併するということになれば、職員の皆さん方も全部ここにおるわけではなかろうし、私はどうなるかわからんのじゃなかろうかなと、こう思います。

 裏の庁舎だけで事足りるのか足りないか知りませんけれども、10年、20年ここを使うということであれば私はいいし、図書館もそういうことであれば、ここの本庁舎を使って間仕切りをやり直してでも私はできると思いますから、そういう有効利用はしていかなくちゃならんと思います。

 市長の答弁で私も同感ですけれども、新庁舎というのの建設は、お互い八女市との話で見送っていくのが賢明なことだろうと。古くても、雨が漏ってのという言い方は語弊があるかもしれませんが、金を余り使わんようなことでひとつやっていただきたいと。

 それにしても、点字ブロック、それから舗装は傷んでおるならいたし方ないかもしれませんが、私が30年来る中で、かなり側溝整備されておりますが、梅雨どきでも、あるいは台風が来ても長靴履いてしかあそこの駐車場に行けんという状況を私は30年経験したことがございません。それまで私はする必要はなかったのじゃないかと。皆さん方はやられておるわけでしょうから、する必要があったという答弁しかされないと思いますが、そういうようなことも含めて、今後ひとついろいろな事業をされる場合は、十分検討をしてやっていただきたいということでこの2項めは終わりたいと思います。

 学童保育の関係、私も今、市長の方から融資制度、あるいは利子補給の制度というふうなことを聞きました。そういう話を聞いておりませんでしたもんですから、質問をしたわけでありますが、私も西牟田の学童保育が立ち上がる中で、案内を受けまして行きました。 5,000千円の限度額についてどうとかしてほしいと。それはだめですと私は御父兄の皆さん方に言いました。今回上がったものをまた私たちが上げてくれという話は、それは難しいと。それは上げなければ、 5,000千円以上もらわなければ立ち上げられないとするならば、それはいたし方のないことで、もう 5,000千円ということで決まっておるから、今言われてもそれは無理なことだということは言いました。その後に行政区長さんでありますとか、いろいろな方にお願いして、今カンパというような形でいろいろなことがされております。

 それで、私がそのとき言いましたのは、足らない分については、その代表者か、あるいはPTAの会長さんか金をどこからか借りて、そして、年次払いでバザーとかなんとかをしてやる以外に今のところありませんよと。年間運営費も今上げてくれと私たちに言われたって、この御時世に、私たちがそう市長にやれやれとできる話じゃないということは言っておるところです。その後、市長の話によりますと、何か陳情があったようで、融資制度といいますか、どちらの方を検討されておるのか、融資制度といいますと、私たちも零細店を営んでおりますが、そういうようなときに商工観光課を通した 5,000千円とか 7,000千円の融資がありますが、そういうようなことなのか、あるいはどこ金融機関から代表者の方が借りられるお金に対して、これは農業者とか、そういう団体に利子補給制度、こういうものもありますが、そういうようなことで今検討をされておるのか、この点についてどういう検討がなされておるのかひとつお答えをいただきたいと思います。



○議長(永田昌己君)

 よかですか。時間が過ぎておるけん、10分間……(「よかですよ、終わるけん、もうすぐ」と呼ぶ者あり)終わるですか。



◎福祉事務所長(真鍋信一君)

 お答え申し上げます。

 現在、補助制度としては上限が 5,000千円までございますが、やはり、今までの学童保育所というのはほとんどが 6,000千円程度でのプレハブでということで建設が行われておりました。(「いやいやどっちをとるかでよか」と呼ぶ者あり)ああそれだけですね。(「いいです」と呼ぶ者あり)現在、指定金融機関の方と協議をしておりますが、一応融資制度の方向で検討を進めております。



◆21番(弥吉治一郎君)

 融資制度というと、融資をすれば、ただ金融機関を、どこからか融資ということになりますと、私は何ですかね、メリットがですよ、立ち上げる方々のメリットというのはほとんどないと、こう思うわけです。それはどういうことで融資制度でしょうか。

 私は、例えば、何百万か不足分を借りられると。そうすると利子の補給というふうなことで、今金利がどのくらいか知りません。例えば、4%で 3,000千円借ったとすると年間 120千円じゃないですか。そのうちの何%分かを補給するというようなことじゃないと、借りるところだけ世話する融資ということならば、金利はその借りた人が負担するわけでしょう、融資制度というのは。そのことでは余り私はメリットがないと、こう思いますが、その付近どうですか。ただ、融資をする融資をすると、金利を払わんでいい融資ならいいわけですたいね。農協からいいですよ、借ってやりましょうと 3,000千円。金利も筑後市で農協に払いましょうという融資ならいいわけですけれども、一般的に私たちが受ける融資というのはそういうことじゃないわけでしょう。上限 5,000千円なら 5,000千円、いろいろな条件がついて、金利はこちらで払うわけですね。そして、完済したときにどれだけかが戻ってくるとかというふうなこともあるようですが、私はメリットという関係で余り意味がないと、こう思いますが、どのくらいの年間支援ができるわけでしょうか、その融資制度ということになれ

ば。



◎総務部長(久保満寿男君)

 財政の方も福祉事務所の方から相談を受けまして、どういった制度にしようかということを検討しておるわけですけれども、一つにはですね、筑後市の原資をそのまま筑後市が貸してしまおうかと。低利――金利は幾らにするかはちょっとまだ決めておりませんけれども、その金利と、それから償還年限、ここら辺もやはり学童保育を運営される方が余り重荷にならんような使い勝手のやすいような制度にはしたいというふうに思っています。

 一つは直接市の原資を使って融資をするのか、あるいは銀行に預託をして銀行を窓口として貸し出すのか、この二つの方法どちらかをとりたいということで福祉事務所の方とは協議をやっております。



◆21番(弥吉治一郎君)

 いやいや、融資というのはその二つしかないと思うわけですよね。金融機関に預託をしてされる。しかし、これがその何ですかね、毎年商売人、私たちが借っておるように、1年に何十件も出ることじゃないじゃないですか。もうあなた六つか七つ、八つ目ぐらいでしょうが。そういうことですから、年間幾つもあるとかというなら私は融資というようなこともあろうかと思いますが、これは何年に一遍あることじゃなくて、これは全部終われば終わるとかというふうなことでしょうが。それで、その市の原資をそのままお借していただいて、それに金利をかけんというなら、それも一つの方法だろうと、こう思いますが、銀行とか金融機関に預託をして、それを協調融資させるとかというような、一般に言う商工観光課が持っておるような融資では私は意味がないと、こう思います。

 これは私が今言ってもなんでしょうから、ひとつ私はそういう意味では、市長が言われる住民の方の努力もと言われるならば、金融機関に自分たちが交渉をされて借りられることも必要じゃなかろうかなと、責任というようなことにおいてですね。その中で金利が4%なら、4%以内は市が見るとか、5%でしか借り切らんときは、借った人が1%見らにゃいかんわけでしょうが。そういうようなこともひとつ私は検討をされるべきではなかろうかなと、こういうふうに思います。毎年5件も10件もあることじゃありませんもんですから、ひとつそういう検討をお願いしまして、終わりたいと思います。



○議長(永田昌己君)

 以上をもちまして弥吉治一郎議員の一般質問を終了いたします。

 これですべて一般質問が終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

                午後4時20分 散会