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平成20年決算特別委員会第2分科会 質疑・意見




2008.10.20 : 平成20年決算特別委員会第2分科会 質疑・意見


[質疑・意見]
 19年度決算の一般会計に占める教育費の割合を尋ねる。

[答弁]
 6.33%である。



[質疑・意見]
 過去3年間の推移と政令市での順位を尋ねる。

[答弁]
 17年度5.86%、18年度6.04%、19年度6.33%である。政令市における順位は15位である。



[質疑・意見]
 割合は若干ふえつつあるが、相変わらず低い水準にある。この要因は何か。

[答弁]
 政令市の教育費の割合については、本市の教育費に含まれない大学費、青少年育成費や市民センター経費等を含む政令市もあるので一概に比較はできない。



[質疑・意見]
 議会事務局作成の平成19年度決算資料では本市教育費の構成比は8.0%だが、これは同じ基準で積算した構成比か。

[答弁]
 詳細は分析していない。



[質疑・意見]
 この資料でも政令市中の順位は変わらないか。

[答弁]
 教育費については他都市との比較においても、決して十分ではないと認識しているが、学校規模の違いや予算内容も異なっており、単純に比較するのは難しい。厳しい財政状況の中でも教育費の割合は少しずつ増加しており、限られた予算の中で最大限の効果を上げるよう教育内容の充実に努めたい。



[質疑・意見]
 教育費は全国最低レベルで推移しており、本市の子どもたちにさまざまな負担が押しつけられていると意見を述べておく。



[質疑・意見]
 教育の中での部活動の役割を尋ねる。

[答弁]
 学習指導要領において教育課程には含まれないが、学校の管理期間の中で計画し実施する教育活動と位置づけられている。



[質疑・意見]
 部活動の顧問はどういう人がなるのか。

[答弁]
 学校に所属している教諭を充てている。



[質疑・意見]
 顧問への報償費は幾らか。また、19年度決算額を尋ねる。

[答弁]
 報償費はおおむね2時間につき380円、勤務を要しない日に4時間以上指導した場合は1,500円である。勤務を要しない日または宿泊を伴って中体連等の大会に生徒を引率して8時間以上指導した場合は2,100円である。19年度決算額は5,172万9,000円余である。



[質疑・意見]
 その程度の報償費の中で部活動の指導はどう位置づけられているのか。ボランティアか、勤務か。

[答弁]
 校長の了解を得て自発的に当該業務に従事する学校教育活動の1つであるが、時間外勤務の位置づけではない。



[質疑・意見]
 休日の指導は特殊勤務に当たるか。

[答弁]
 勤務を要しない日の指導は特殊勤務手当の対象になる。



[質疑・意見]
 勤務に位置づけられるのではないのか。

[答弁]
 教員は教育公務員の職務の特殊性にかんがみ、時間外勤務は法定の4項目に限って命令がかけられることとなっており、部活動の指導は入っていない。しかし、部活動は教育活動の一環として行われており、法制度上自発的な職務との位置づけで勤務として扱われ、特殊勤務手当の支給や公務災害の適用がある。



[質疑・意見]
 夜間や休日に生徒指導を要する場合と、休日の部活動は、どちらとも生徒指導に要する特殊勤務との考え方で特殊勤務手当が支給されると考えてよいか。

[答弁]
 夜間または休日にやむを得ず生徒指導上緊急の訪問を要する場合等の勤務については、時間外勤務を命じることができる4項目中の1つ、児童または生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合として時間外勤務に該当する。教職調整額でその給与を支給しているとの考え方になっている。



[質疑・意見]
 夜間や休日に生徒指導を要する場合は特殊勤務に該当しないのか。

[答弁]
 一定の要件を満たせば特殊勤務手当に該当し、例えば生徒の緊急補導業務に従事した場合などには、別途日額3,000円の特殊勤務手当が支給される。



[質疑・意見]
 わかりやすい資料を要求しておく。



[質疑・意見]
 部活動の顧問にならない教員は厳しい目を向けられるのではないか。部活動の指導は大事だが、それぞれ事情があり、顧問を強制できないと思う。顧問業務の考え方を尋ねる。

[答弁]
 教員が高年齢化しているなど諸問題がある中で、学校において指導の専門性等を勘案し、できる範囲内で顧問を決めている。



[質疑・意見]
 部活動の指導を補完する意味で補助指導員を配置しているが、補助指導員の過去3年間の配置人数、1人当たりの報酬額及び年間支給日数を尋ねる。

[答弁]
 17年度214人、18年度217人、19年度220人である。報酬は1日当たり3,800円、年間50日までの支給となっている。



[質疑・意見]
 年間支給日数は変わっていないか。

[答弁]
 過去3年間変更していない。



[質疑・意見]
 技術指導ができないことで部活動が廃止されないよう以前から補助指導員の増員を要望してきたが、過去3年間の増員が6人程度とは少ない。現場の要望に十分こたえられていないと思うがどうか。

[答弁]
 20年度に50数人増員している。



[質疑・意見]
 現場から上がってくる要望数は把握しているか。

[答弁]
 要望数は把握していないが、年度当初に学校から要望が出され精査し、許可している。



[質疑・意見]
 20年度は例年にない増員で評価するが、部活動をしっかり活動させるためにも引き続き充実が求められており、現場の実態を踏まえ必要な措置をお願いしたい。



[質疑・意見]
 (財)日本中学校体育連盟(中体連)が福岡県中学校総合体育大会の県大会の参加費を生徒1人当たり500円徴収している。以前も指摘したが、19年度に市として何らかの補助は行ったか。

[答弁]
 行っていない。



[質疑・意見]
 大事な教育活動の一環である部活動の中で、予選を勝ち抜き県大会に出場した生徒から大会参加費を徴収しているが、生徒に負担を強いるとはいかがなものか。問題意識を持っていないのか。

[答弁]
 中学校の部活動の支援の1つに、旅費や宿泊費の補助はあるが、県大会参加費の支援は行っていない。



[質疑・意見]
 県教育委員会に是正要請したが、県中体連が主体的に決めたことを理由に改めようとしない。公費補助を受けている県中体連が一生懸命頑張った生徒から参加費を徴収するとは大変な過ちである。是正するよう県教育委員会に求められたい。是正しないのであれば本市独自の補助をすべきではないか。

[答弁]
 中学校の部活動には十分な予算をつけていると認識している。参加費の負担は県中体連で平成13年から審議され平成17年から導入されているが、県内各中学校の同意を得たものと考えており、動向を見守りたい。



[質疑・意見]
 大会参加費の徴収はやめるべきである。本市の教育委員会としてこの問題のあり方を検討するよう強く求めておく。



[質疑・意見]
 部活動中の事故の初動対応に関して、顧問及び部活動の補助指導員に対し、各校でマニュアルは作成しているのか。

[答弁]
 部活動時の事故に関する専用のマニュアルは作成していないが、学校全体としての学校危機管理マニュアルの中に部活動中の事故対応を位置づけている。



[質疑・意見]
 補助指導員が事故発生時の初動対応の研修を受ける機会はあるのか。

[答弁]
 年度当初の補助指導員登録終了後、夏期に各学校の部活動代表者を集め、部活動担当指導主事が研修会を開催し、その中で補助指導員との連携を深め、事故発生時の初動対応についても周知を徹底するように指導している。



[質疑・意見]
 全員受講しているか。

[答弁]
 全校に対し開催通知をしており、全員受講にかえ、部活動代表者を通して、登録補助指導員全員に周知を図っている。



[質疑・意見]
 実際の事故では、補助指導員ではなく顧問の初動対応にまずい事例があった。顧問、補助指導員ともに、年1回は各校で初動対応について必ず確認するよう要望しておく。



[質疑・意見]
 特別支援教育支援員は20年度から配置しているのか。

[答弁]
 特別支援教育支援員は20年度からの配置である。



[質疑・意見]
 19年度までは配置していなかったのか。

[答弁]
 特別支援教育支援員は、主に通常学級に在籍する支援が必要な発達障がい児童、生徒に対して配置するものである。これまでも、教育相談、自立活動、巡回相談等の活動を通じ、支援していたのに加え、今年度から支援員を配置し、支援を手厚くしている。



[質疑・意見]
 特別支援教育支援員の人数、配置に不足があると思う。肢体不自由児の場合、就学相談で特別支援学校の判定を受けても地元の学校を希望するケースがある。このような要望は認めていると思うがどうか。

[答弁]
 就学相談では、適切な教育の場として特別支援学校、特別支援学級、通常学級、または通常学級における通級教室を判定している。その後、11月から保護者と話し合いながら適切な教育の場を判断していく中で、適正就学委員会の判断と異なる教育の場を措置するケースがある。



[質疑・意見]
 車いすの児童の場合、地元の学校の受け入れに条件が課されると聞くが、どのような条件か。

[答弁]
 肢体不自由の児童、生徒については、より教育設備が整っている特別支援学校、特別支援学級を勧めている。通常の学級を希望する場合は必要に応じて保護者の介助を依頼している。



[質疑・意見]
 保護者の介助が前提になっている。エレベーターが設置されていない校舎であれば、なるべく低い階に該当の児童のクラスを置く手だてをとっていると思うが、学校内での移動も多い。保護者は1日付き添っているが、移動のとき学校から手を貸しているのか。

[答弁]
 各校で児童、生徒、保護者の状況に応じて必要な支援を工夫している。保護者の付き添いについても、子どもの状況に応じ、部分的な介助等ケース・バイ・ケースである。



[質疑・意見]
 このようなケースは市内でどのくらいあるのか。

[答弁]
 20年度5月の調査における保護者付き添いのケースは7件、そのうち常時付き添いは4件である。



[質疑・意見]
 保護者から、教員たちは車いすの移動に手を貸さないよう指導されている、あるいはそう思われる対応があるとの話を聞いたが、どういうことか。

[答弁]
 保護者の介助に対し、教員に介助をしないよう指導している話は聞いていない。



[質疑・意見]
 特別支援学校判定に従わず通常学級に来た児童に対し、教員業務外であると冷たい対応をしているのではないか。教員からの助力が得られない中、移動介助中に保護者がけがしたケースがあるが、もっと支援員を配置すべきではないか。

[答弁]
 本市では、就学相談を通し、児童、生徒に適切な教育の場を勧めている。しかし、さまざまな理由で通常学級を選択している子どももおり、少しでも通常学級で適切な指導ができるよう支援したい。支援員は各校からの要望に基づき配置しており、今後も児童、生徒の状況や必要性を見ながら配置を工夫していきたい。



[質疑・意見]
 特別支援学校以外の学校には基本的にエレベーターは設置しないということであったが、教育権を保障する観点もあり、数年前から次郎丸中学校に設置するなど改善が図られてきた。エレベーター設置校と未設置校の間で車いすの子どもに不平等が発生している。ハード面での対応が無理ならば支援員を設置すべきだがどうか。

[答弁]
 通常学級における児童、生徒の障がいの状況に応じて適切な支援に努めている。子どもたちの学習状況に必要な支援を今後とも検討していきたい。



[質疑・意見]
 前向きに検討するよう要望しておく。



[質疑・意見]
 学校ウォッチングの際、特別支援学校の職員室の狭さが問題になった。100人を超える体制には職員室が狭く、1つの長机を3人の教員で使用している学校があった。校長室も同様でパソコンも置けない状況である。このような状況を把握しているか。

[答弁]
 100人を超える職員を有する特別支援学校から非常に狭いとの報告を受けている。



[質疑・意見]
 19年度は改善に取り組んだのか。20年度の改善計画はあるのか。

[答弁]
 19、20年度は特に改善計画はないが、職員室は狭いと認識している。



[質疑・意見]
 特別支援学校の職員室は通常学校に比べ、何らかの配慮はしていないのか。

[答弁]
 当初の建設時点では所定の職員数に対する広さが確保されていた。その後、児童、生徒数に対する教員がふえたが、職員室は当時のままであり、一部の学校で職員室が狭い状況になっている。



[質疑・意見]
 改善方策はどのように考えているのか。

[答弁]
 今後、大規模改造等を行うときに可能な限り対応したい。



[質疑・意見]
 30年を超えても大規模改造に着手できない学校がある状況ではいつになるのかわからない。他の学校でも生徒数の増加に伴い隣の教室をつなげ職員室にした例がある。早急に対応すべきではないか。

[答弁]
 今後、よりよい環境で執務ができるよう検討したい。



[質疑・意見]
 特別支援学校スクールバスについて、19、20年度に体制の変更はあったのか。

[答弁]
 20年度は19年度より1台増となっている。



[質疑・意見]
 増加の理由は何か。

[答弁]
 屋形原特別支援学校の知的障がい部門設置に向けてバス3台を配置し、他の特別支援学校2校が児童、生徒数の減に伴い2台減となり、全体で1台増である。



[質疑・意見]
 他の特別支援学校のスクールバス体制が手薄になったのではないか。

[答弁]
 在籍児童、生徒数の座席数は確保できている。



[質疑・意見]
 送迎の範囲及び指定時刻が利用しづらくなったとの報告を受けていないか。

[答弁]
 概ね1時間を前提に各校でバスルートを設定している。



[質疑・意見]
 1時間のバスルートは基本でしかなく、利用する子ども、バス停まで送迎する保護者にとって今までより使いづらくなった、窮屈になったとの声を聞いている。実態に即した改善を図るべきではないか。

[答弁]
 スクールバスについては、卒業、入学する児童、生徒の状況もあわせ座席の確保等を検討したい。